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【安価・コンマ】ハーレムシミュレーター

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347 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/06(月) 22:02:48.21 ID:WaRkKcXh0


「散々外の奴らに脅されたんだろうが、本当にヤバい奴らはそもそもここには来れない。それこそ、シーヴァにぶっ殺された精霊の娘とか、直属の部下とか…特に、この森にいる連中はシーヴァに味方したり、多少なりとも恩義がある連中だ。だからこそ、領の境目で緩衝の役割を担ってる」

「ぼくの父親って、そんなに凄い人だったの?」

「まあな。腕っぷしはそれなりだったが、何より度量…エルフも、人も、それ以外も、皆一つに纏めちまうだけの器があった」

 しみじみと言いながら、ラーラは森を歩く。長い脚を前に出すたび、短い前垂れがひらひらと揺れて、中身がちらちらと見えそうになる。

「…ら、ラーラも一緒に戦ったって?」

「ああ。何度か、な。…さて」

 ラーラが足を止めた。
 木々がにわかに途切れて、目の前に空き地が広がった。

「わあ…」

 そこには、大勢のエルフや小人、獣人たちが、アスラを待っていた。
 彼女らが控える空き地の真ん中には、小さな木造の建物が、ぽつんと建っている。その、尖った屋根の上には、見慣れた十字架が掲げられていた。

「ようこそ、シーヴァ様の子、勇者アスラ!」

 入り口の前で、一人の女が言った。茶色のショートヘアに、翠色の瞳。黒い修道服をきっちりと着こなすその姿は、ぎょっとするほど大きい胸とお尻に目を瞑れば、一般的なシスターのそれであった。
 …彼女の額から伸びる、一対の角を除けば。

「ここは、バルバスの教会だ」

 ラーラが言った。

「基本的にここに来るのは、クリストラの価値観に従う連中だ。バルバスにいる間、ここに寝泊まりすれば襲われることはまず無い。ま、『街』から先に行くなら止めなしないがな」

「長旅でお疲れでしょう。さ、中へどうぞ」

 角の生えたシスターが、馬から降りたアスラを教会へと誘う。
 内装も、多少質素ではあるが、城の聖堂とそう変わりはない。シスターは丁寧に頭を下げると、自己紹介した。

「ミーアと申します。この教会で、修道女を務めております。ここは男性がおりませんので、神父の役目も務めます」

「肩の力を抜けよ」

「っ!」

 いきなり、ラーラがアスラの背中を掌で叩いた。

「ここはクリストラ風だが、あくまで『風』だ。堅苦しいことは忘れて、自由にやろうぜ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@教会で休む

A森を案内してもらう

Bバルバスの領について説明してもらう

Cその他、要記述
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