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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その15

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1 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:02:44.97 ID:c7mHX2Cf0
このスレは安価やコンマで、剣と魔法な世界を生き延びていくスレでした
無事に本編を終え、おまけイベントまで行えるのもご参加くださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございます
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を

1スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540304018/
2スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1542121865/
3スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1543929376/
4スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1545921848/
5スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1548681923/
6スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1551797151/
7スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1554041371/
8スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1556032998/
9スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1559569280/
10スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1562509135/
11スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1567088566/
12スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571062469/
13スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1580309195/
14スレ目:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1586528819/

2 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:04:08.49 ID:c7mHX2Cf0
〜簡単な当スレの解説〜

※ストーリーそのものは1〜10スレ目で完結済です
※キャラクター詳細や歩んだ道のり等は、過去スレをご参照ください
※1000ボーナスや残ったゾロ目チケットを消費してのおまけのイベントがメインのスレとなります
※多分、これが最後の筈?
※これまでのおまけは以下の通り

EX1【戦いを終えて〜〜深紅の令嬢との約束〜〜】
EX2【戦いを終えて〜〜帝国皇女姉妹の冒険〜〜】
EX3【戦いを終えて〜〜聖国新米衛生兵の奮闘〜〜】
小イベ『綺麗綺麗しましょ』
EX4【戦いを終えて〜〜帝国皇女と王国騎士の触れ合い〜〜】
EX5【戦いを終えて〜〜帝国恋愛模様〜〜】
EX6【戦いを終えて〜〜帝国第二皇子の初体験〜〜】
小イベ『歌うことは心の豊かさ?』
EX7【戦いを終えて〜〜帝国恋愛模様・今と過去〜〜】
EX8【戦いを終えて〜〜帝国メイド長と可愛いコ達〜〜】
EX9【戦いを終えて〜〜帝国兄妹の旅行〜〜】
EX10【戦いを終えて〜〜聖国・愛の祭り〜〜】
EX11【戦いを終えて〜〜かつての帝国皇女姉妹〜〜】
EX12【戦いを終えて〜〜三国教育事情〜〜】
EX13【戦いを終えて〜〜帝国第三皇子と大切な人達〜〜】
EX14【戦いを終えて〜〜帝国第一皇女に迫る闇と王国騎士〜〜】
3 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:04:37.50 ID:c7mHX2Cf0
・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立っています
・行動選択、多数決以外でのゾロ目は基本的になんらかのボーナスがつくと思います(状況的に奇数より偶数ゾロの方がいい結果が多いです)
・判定は通常判定と特殊判定がありますが、基本的に差はありません。特殊判定はゾロ目チケットが使えないだけです
・ゾロ目の中でも00はハイパークリティカル。確実にプラス傾向のイベントになります
・頻繁に安価とコンマ判定が飛びます
・質問には答えられる範囲で答えます
・特殊判定は判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう。ある意味ここが一番大事です
・おまけのイベント等は、その都度安価募集。多数決とコンマを用いて採用します
・処理している情報量が増えた&想定外なこと乱舞の為、数値を間違えることが多々あります。お許しください
・抜けている判定などがあれば、ご指摘をお願いします
4 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:09:19.61 ID:c7mHX2Cf0
こんばんはー
また誘導前に前スレが埋まってしまい、書きあがり次第次スレを建ててそのまま投下しようと思いましたが、
予定よりも時間が作れず、もう少しだけかかりそうなので先に生存報告をしておきます……
うまくいけば明日の夜か明後日の夜には投下できると思います
そして前スレの一夜傾向コンマ判定結果は以下の通り

特殊判定結果    
(前スレ>>993、>>994)

マックスとキアラの一線越え、どんな具合?
(基準値以下でゆったりソフト。基準値以上でしっかりしっぽり。ゾロ目で……?)


1マックス

50>27(好きだからこそ、ちゃんと接したい!)

※基準値を下回った為、マックスは一線後はまた節度を保ちたいようです

2キアラ

50>39(わ、私にも呪術がかかっていたのかな……///)

※基準値を下回った為、キアラは一線後はまた節度を保ちたいようです


※キアラの値がマックスを上回った為、キアラがほんの少し押していくようです
※二人とも基準値を下回った為、一夜の後にまたプラトニック思考に戻りそうです

……ある意味らしいと言えばらしいのですが、なかなか塩梅に苦労したかも
ちょっと数値以上にキアラが攻めちゃっているかもしれないけど、ご了承ください
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:35:56.39 ID:krwE3+Ph0
乙です!
スレを無駄に埋めるやつはほんとなんなんだ…
ゆっくりでいいので楽しみにしてます!
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:39:14.68 ID:6SkMt7oDO
建て乙です
待ってます
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:40:38.72 ID:MU6XDa5F0
楽しみにしてます
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:43:36.40 ID:SbXurfsO0
>>5
お前みたいな奴がムカつくんだよ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:50:57.47 ID:Xhk8uuGmO
おつおつ!
アベルは相手ドロドロに蕩してからのガン責めだけどマックスどうなるか楽しみ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 07:03:35.80 ID:UjVlTYFu0
乙
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 12:24:27.69 ID:TCLjcT8WO
おつおつ
そういえば夜最強クラスのアベルだったから終始ヒロインズにはガン攻めだった(※ただしティアは除く)けど、キアラとマックスって夜レベルどれぐらいだったっけ?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 12:44:51.21 ID:w6zCY58HO
キアラは夜レベル53
一通りの知識はあるけどオナったことすらないピュアっぷり
マックスは夜レベル85
かなり大きい。童貞だけど部屋にエロ本複数隠してた
13 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:45:29.73 ID:Asj1s7yb0
こんばんはー
凄まじくぎりぎりだけどなんとか間に合ったかな?
前スレの続きから、マックスとキアラの一夜を投下していきます
14 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:46:23.20 ID:Asj1s7yb0
「失礼、します……」


控えめなその言葉とともに、皇女の手がゆっくりと伸ばされる。
しかし目指されるのは硬くそそり立つ肉棒。

以前とある事件から兄のモノを目にしてしまったことはあるが、その一度きり。
こうして改めて男の象徴を目にすることは初めての経験だ。
それもここまで雄々しいものなど……


(キ、キアラちゃんが俺のものを……!?)


そして顔を紅潮させているのは皇女だけではない。
触られる側の騎士も負けず劣らず、顔を染め上げていた。
無理もない。色々とあり、皇女と恋仲になったはいいが……
彼女の清純さは筋金入りだった。ふしだらな行為には、絶対に溺れない確信があった。

そんな皇女が、自分を助ける為とはいえ。
顔を真っ赤にしながら、触れてくれている。
この悦びは、何と例えればよいのか?


「ふぁ……!?」

「ふぉぉ……!?」


竿の中心部に、そっと癒しの魔力を帯びた皇女の手が触れる。
それだけのことで、双方からは短い悲鳴があがった。
互いに何もかもが未経験なのだから、当然と言えば当然ではあるのだが。


(熱い、大きい……)


第一皇女として……ではなく、キアラ自身の趣味である読書によりある程度の性知識はある。
しかしあくまでそれは文面的なもの。挿絵と目の前のこれは全くもって似つかない。
彼女は知る由も無いが、コレの大きさは相当なものなのだ。
当のマックスもマックスでそれを知らない。
数多くの少女達を屈させてきた第三皇子のそれを目の当たりにしてしまった為なのだが、
とにもかくにも、男としては非常に恵まれたものであるのは間違いない。


「う……おぉ……」

そんなものに、皇女の小さな手が触れている。

王国騎士マックスは、皇女キアラの手が大好きであった。
すべすべと柔らかく、穏やかな温もりを与えてくれる優しい手。
繋いだ手を、いつまでも離したくないと思ったのも一度や二度ではない。
その手を、今自分が独占している。彼女とは縁遠いけがらわしい場所に触れさせてしまっている。


なんという背徳感だろうか。
なんという昂揚感だろうか。


自分の意思とは無関係に脈打ち、血液はより集まっていく。


15 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:47:09.77 ID:Asj1s7yb0
(えっと、確かこうして……)


皇女も硬さを増していく肉棒の変化を感じ取る。
しかしこれはいやらしいことではなく、治療のためなのだ。
呪術に関しては深い知識を持たないが、そのほとんどは相手をじわじわと苦しめていくものが多い。
これもその類ならば、おそらくは局部を呪い性欲を増大させるもの。
発散しようと思えばしばらくまともな行動はとれなくなるし、我慢をすればこの騎士のように苦しみ続ける。
素早く治すには魔力で呪術を払いつつ、同時に増大した分の性欲を吐き出させることが近道だろう。

襲おうと思えば、マックスはキアラを押し倒せた。
純粋な腕力と体格では圧倒的な差があるのだから当然だ。
それでも彼は、自分が苦しむことを理解して欲望を押さえつけた。
その意思の強さと優しさに、キアラは小さく笑みを浮かべる。
真面目で真っ直ぐな、そんな彼だからこそ……


「キ、キアラちゃ……んぉっ!?」

「大丈夫、です。こうすると、良いのですよね……?」


細い指が、ゆっくりと曲げられていく。
そのまま少しだけ力を加え……そしてまた弱め。
幾度かその感触を確かめるような動きをした後に、掴み切れない大きさのそれを掌全体で包み込む。
そしてやがてそれは、上下へとゆっくり動いていく。


(う、嘘だろこれって……!?)


男としてあまり情けない姿は晒したくない。
その意地はあったものの、マックスは目の前の光景に興奮せずにはいられなかった。

知識はあるが経験はない。それ故のたどたどしい手つき。
羞恥に染まった表情。
可憐で無垢な皇女に、自分のブツを扱かせているという背徳感。
そして絡められた指の滑らかさと温かさ。

いけないことだと頭で理解していても、男の性からは逃れることはできない。
どれだけ声を噛み殺し、思考を無にしようと思ってもそれは叶わない。


「あっ……」


小さく漏れる皇女の声。
先端部から零れだした、透明な先走りがぬちゃりと絡み付いたのだ。
隠しようのない、快楽を得ているという証。
その状態でなおも優しく扱かれ続ければ、それはいやらしく粘つく音をたてる。
上げては下げて。根元から天辺まで指が移動する度に、どんどんと先走りは溢れ出てきた。
それは潤滑油ともなり、上下運動をより効率の良いものへと変えていく。


「ふぅ、……はっ……マックスさん、これ……」


粘つく音に指を覆うそれは、未だ男を知らない筈の皇女の身体にも徐々に熱を持たせていく。
自分が今、何をしているのか。
相手がこの後、どうなるのか。
それが、わかるからこそ。



16 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:48:09.01 ID:Asj1s7yb0
「ま、まずいって、それは……!」

「もうすぐ、なのですね……?」


焦ったような呻き声。
彼の限界が近い。そして、呪術の方も。
暗将ルーシオの呪術は確かに強力ではあるが、基礎魔力ではキアラが上だ。
そして心優しい彼女の癒しは、聖国の血を持たずともそれに匹敵する程の力を発揮する。


(これで……!)


指先から迸る魔力が、闇の呪術を浄化していく。
奥底までより強く確実に。呪術が再構築されないように迅速に。
――溜まったものを、吐き出せるように。
終の一撃と言わんばかりに、扱く勢いは増すばかり。
そして……


「お、お!? おおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!?」

「ひゃっ!?」


騎士の叫び声と共に、その欲望はあっけなく放出される。
溜まっていたのか、それとも呪術の影響か。
濃密で量の多い精液は皇女の小さな手の中には収まりきらずに辺りへと飛び散った。
手に、床に、自分に。


「あっ……!?」


――愛しい皇女の顔と、服にまで。


「……っ!!!」


――穢した。自分が。あの天使のような子を。


ぞわり、と身体の奥底から何かが噴き出てくる。
自分の汚らわしい欲望を皇女にぶちまけてしまったという強烈な罪悪感……
それに混じり、抑えつけられない感情が渦巻いている。
城塞暮らしの中、こっそりと読んでいた騎士と姫の官能小説の一節。
今まさに自分は、それと同じことをしたのだ。


「こ、これが……男の人の?」


当の皇女は驚いた表情こそ浮かべているが、そこまでの嫌悪の感情は感じない。
不思議そうに顔に飛び散った精液を指で掬い上げ、しげしげと見つめているだけだ。

騎士にはその光景が、酷く淫猥なものに見えた。
目の前の全てが、何もかもがどす黒い欲望を際限なく呼び寄せる。


17 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:48:54.63 ID:Asj1s7yb0
「はぁ……はぁ……キアラちゃん、ありがとう」

「もう、大丈夫だからさ……」


息を荒げ、なけなしの理性を働かせて騎士は距離を取ろうとする。
今ならまだ、ギリギリ引き返すことができる。
小説の中の騎士も、そうしていたではないか。
結局あの騎士と姫はどうなったのだろうか。読み終わる前に炭にした今となっては知る術もない。


「マックスさん、でも……まだ、そんなに苦しそうにしているじゃないですか!」

「こ、これは……!」


しかしこれは夢のような現実であり、空想の小説ではない。
皇女に詰め寄られた騎士は、逃げ場を失う。
彼女の指摘通り、一度吐き出しただけでは治まらないとその硬度は失われていない。


(違う、違うんだキアラちゃん! これはもう、呪術なんかじゃなくて……!)


もし、王国騎士マックスが根っこから欲に塗れた青年であったならば……
まだ呪術が残っていると。もっと強く搾りだして欲しいなどと口走って。
口で咥えて貰ったり大きな胸で挟んで貰うなど、思いつく限りの夢想を叶えようとしたことだろう。
彼自身、性欲旺盛な若者だ。今も心のどこかでその願望は持っている。

しかし彼はそれができない性分だった。
咎められることも多い、自分でも煩悩は強めだという自覚はある。
それでも、本当に真剣な場では……彼は、欲を捨てて真っ直ぐに突き進む。
聞く人が聞けば、損な性格と言われるかもしれない。
或いは色々な意味で馬鹿正直か、愚直か。


「……マックスさん」


そして帝国皇女キアラは、そんな彼の真っ直ぐなところに惹かれていた。
落ち込むことはあれど、常に明るく前向きに困難に立ち向かう姿を見てきた。
初めて出会った時は、その外見を少しだけ格好いいかもと思ったりもした。
しかし今は、彼の内面に惹かれているのだと。そう断言ができた。

騎士の誓いの剣を受け取り、皇女としての返事をした。
公にはしていない、秘密の恋人。
果たして自分は、しっかりと恋人をこなせているのだろうか。
培ってきた己の価値観。正式な契りを結ぶまでは清い関係であるべき。


……本当に?


恋人とは、伴侶とは、お互いを尊重し支え合うものではないのか?
彼は果たして、自分が望む男女の在り方を全て受け入れてくれているのか?


――違う。

――ならばどうして、彼は今もこんなに苦しそうなのか。



18 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:49:31.98 ID:Asj1s7yb0
「――まだ、呪術が解けていないようですね」

「――もっと、もっと。一杯出して、楽になってください……♪」


気がつけば、キアラは自分でも信じられない声色で、普段の自分ならありえない言葉を口にしていた。
きっと自分の顔は今までで一番赤いのだろうと、どこか他人事のような考えも浮かんでしまう。
そんな皇女が前を見れば、やはり同じく顔を染め上げた騎士が絶句している。
無理もないだろう。淑女たらんとしていた皇女には、あまりに似つかわしくない甘さを含んだ声。
理性を働かせねばと思えど、既に限界間近であった彼にはあまりにも刺激が強すぎた。


「……っ」


騎士の喉が音を鳴らす。
この距離では、きっと聞かれてしまったことだろう。

厳しい鍛錬の果てに、魔導騎士に至りこそすれまだ未熟。
そんな自分でも、既に股間部分の呪術が払われているということは魔力を察知すればすぐにわかる。
天賦の才を持つ皇女が、これに気がついていないわけがない。
そうなると、今の発言の真意は……


「ほ、本当なのかい……?」

「……えぇ。まだ、残っています……」


改めて聞いてみても、応えは変わらず。
竿が軽く一撫でされただけで、全身が震えそうになる。

きっとこの誰よりも優しい少女は、自分の為に逃げ道を用意してくれている。
いや、自惚れでなければ彼女自身の逃げ道でもあるのかもしれない。
これは、呪術を治す為の行為なのだから仕方がない、と。


(俺は……)


感情がごちゃまぜになる。
本当のことを言ってしまえば、今すぐにでもキアラを抱きたくて仕方がない。
しかし彼女の性分を少なからず知っているからこそ、自分の欲望で穢したくない。
ああ、しかしもうその顔も服も手遅れなことになっている。
用意された逃げ道は、本当にただの逃げ道なのか。
控えめな皇女の、精一杯の合図なのではないか。

憧れの女の子に、恋人に、こんな真似をさせてまだ怖気づくのか。

騎士として、男として。正しい行為とはなんなのか。

わからない。わからない……


唯一、確かなことは。


――自分は、この少女を大切にしたい。


この感情だけだ。


19 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:50:10.12 ID:Asj1s7yb0
「キアラちゃん……」

「マックスさん……」


二人の顔が近づく。
朱色は隠せない。息が荒くなっていることも隠せない。
煩い心臓の音も、聞かれてしまっているのではないか。

お互いに、身体を蝕む呪術などもう残っていないことは理解している。
あえて身体を何かに蝕まれているというのなら、それはきっと情欲。
それも理解して、二つの影はたどたどしく近づいていく。


そしてたっぷりと時間をかけて、マックスは触れる程度にキアラを抱きしめる。


「あっ……」


キアラの口から、小さな声が漏れる。
拒絶されるかもしれない。そう覚悟を決めての騎士の抱擁に対する反応は、彼の想像以上に穏やかなものだった。
そして皇女の細い腕もゆっくりと背中へと回されていく。

愛しい皇女を見下ろせば、潤んだ瞳に何かを期待するような口元。
自分の騎士を見上げれば、熱意の宿る瞳に再び鳴らした男らしい喉元。



――やがてどちらからともなく顔は寄せられていき、初めての口付けが交わされる。



「ん……」

「ふ……」



――ついに、してしまった。
初心な二人の脳内では、同じ言葉が思考を埋め尽くす。
しかしそれも一瞬の事。人の欲望は、不意に大きく燃え上がる。


「ちゅっ……んっ……!」


軽く触れあっただけの唇。まだ足りない。
少しだけ啄んでみる。まだ足りない。
この感情をどう発散すればいいのか、方法がわからない。


「んぁ……」


頭の奥底が痺れるような感覚。
本の知識だけでは、わからないこと。
足りない。もっと知りたい。
気がつけば互いの唇を求めて撫で合い、吸い合っている。
どうしたらいいのか、わからない。
只々、この想いだけは伝えたい。
もどかしく、未熟。されど求めずにはいられない不思議な口づけ。
それは二人の口まわりが唾液まみれになるまで、止まることはなかった。


……
20 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:51:13.88 ID:Asj1s7yb0
「キアラちゃん、俺は……」


ようやく唇を離し、息を荒げながらもマックスは理性の稼働に必死だった。
ずるずると、ずるずると深い沼に引きずり込まれているような錯覚。
穢れを知らない皇女の身体はしかし、男を惑わし吸い寄せる魅惑の存在。
これだけ唇を貪った。本来であれば許されないことだ。
だというのに、もっともっと触れたいと思わずにはいられない。



「……マックスさん。我慢はしないで?」

「え?」

「……然るべき時まで清くあれ。これは確かに淑女の心構えの一つだけれど」

「――相手のことを考えられないのも、淑女としてはいけないことですから……」



そんな極限状態で。
皇女は顔を赤らめながら、消え入りそうな声でそう呟いた。
そしてそのまま、自ら寝台へと倒れ込む。


「っ……」


これは、そういうことなのか。
何度目になるかわからない程に喉を鳴らしたマックスは、自分の理性が崩れ去っていくような音を聞いた。
あの誰よりも貞淑なキアラ皇女が、自分の目の前でこれ以上ない程に無防備な姿で寝ている。
きっと彼女も恥ずかしいのだろう。顔の朱はこのまま抜けないのではないかと思う程。
キスの影響か、少しだけ荒くなった息に合わせるように上下に動く豊かな丘。
なにもかもが、暴力的過ぎた。
呪術などなくても、痛いくらいに股間の肉棒は脈打ちそして硬さを更に増していく。


「キアラちゃん……っ!」


ここまでされては、我慢にも限界がある。
たまらず彼女に覆い被さりその顔を見れば、上気した中にもやはりまだ不安の色が見て取れた。


「い、いいんだな? さ、触っちゃうからな……!?」


我ながらなんとも情けない声だと思いつつも、マックスは再度確認を取る。
くどいと思われてしまうかもしれないが、どうしてもここは確かめなければならない。
彼女は優しい。その優しさに甘えて、嫌がるようなことはしたくないのだから。





「――や、優しくお願いしますね……?」




羞恥に染まった顔。しかしそこに拒絶の意思は無く……
柔らかな天使のような笑みと共に、騎士の腕を引き寄せた。





……
21 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:51:51.00 ID:Asj1s7yb0
「んっ……!」


服の上から、おそるおそると掌で皇女の身体がなぞられる。
たったそれだけのことでも、キアラの身体は小さく跳ねた。
兄や頼りになる保護者には、抱きしめられたこともある。
全くもって男性に触れられたことはないとは、言えない。


「だ、大丈夫キアラちゃん?」

「はい、平気で、すぅ……!」


だというのに、これはどういうことなのか。
恥ずかしさとむず痒さの混ざった感覚。
年齢不相応な修羅場を潜ってきた騎士の大きな掌が、自分の身体に触れている。
それを服越しに感じるだけで、こんなにも身体が反応してしまうなんて。


(お、大きい……やっぱり、キアラちゃんの大きいよぉ!?)


そして触れる騎士もまた、未知の感覚に思考を掻き乱されていた。
知ってはいた。だがこうして直接触れることは当然初めての事。
普段は本人の性格からかあるいはメイド長の指示か……
ドレスを着ていても、そこまで激しい主張はされていない。上から被さるフリルショールの影響もあったかもしれない。
しかしこうして寝そべり、触れていると改めて彼女が豊かなものを持っていることがわかる。
服を内側からしっかりと突き上げ主張してくる魅惑の果実。
触らずには、いられない。


「あっ、はぁぁ……!」


少し強さを増して、掌全体で胸を揉んでみる。
それでも掴み切れない大きさ、そして柔らかさに騎士の思考はさらに熱せられていく。
そしてそれは皇女も同じこと。
経験したことのない感覚に身体を震わせ、思わず漏れてしまった声を隠すように手で口元を隠す。

そんな仕草すらが愛おしくて。


「キアラちゃん、顔見せて……声も、聞かせてくれ……!」

「や、恥ずかしい……!」


どんどんと箍が外れていくのがわかる。
胸に触れゆっくりと指を動かせば、その度にキアラは反応を示す。
必死に声を堪えつつも、どうしても身体はよじれてしまう。
ぎしりと軋む寝台の音に合わせて、その着衣が少しづつ乱れていく。
ちらりと見える透き通るような肌の色を見れば、もう抑えられない。


「ん、んぅっ!?」


隙間から侵入してきた手に、より一層強い反応が示される。
がっつき過ぎたかとは思うが、もうマックスにも余裕はなかった。


「ま、待ってマックスさん……!」

「あっ! ご、ごめんよ。俺……」




「――灯り、消してください……」



その言葉を聞いた瞬間、マックスは男から獣となる。
燭台で揺らめいていた炎は、荒い息にかき消され……
それは次に、彼を受け入れんとする皇女へと向けられた。


……
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