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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その15
- 2 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:04:08.49 ID:c7mHX2Cf0
- 〜簡単な当スレの解説〜
※ストーリーそのものは1〜10スレ目で完結済です
※キャラクター詳細や歩んだ道のり等は、過去スレをご参照ください
※1000ボーナスや残ったゾロ目チケットを消費してのおまけのイベントがメインのスレとなります
※多分、これが最後の筈?
※これまでのおまけは以下の通り
EX1【戦いを終えて〜〜深紅の令嬢との約束〜〜】
EX2【戦いを終えて〜〜帝国皇女姉妹の冒険〜〜】
EX3【戦いを終えて〜〜聖国新米衛生兵の奮闘〜〜】
小イベ『綺麗綺麗しましょ』
EX4【戦いを終えて〜〜帝国皇女と王国騎士の触れ合い〜〜】
EX5【戦いを終えて〜〜帝国恋愛模様〜〜】
EX6【戦いを終えて〜〜帝国第二皇子の初体験〜〜】
小イベ『歌うことは心の豊かさ?』
EX7【戦いを終えて〜〜帝国恋愛模様・今と過去〜〜】
EX8【戦いを終えて〜〜帝国メイド長と可愛いコ達〜〜】
EX9【戦いを終えて〜〜帝国兄妹の旅行〜〜】
EX10【戦いを終えて〜〜聖国・愛の祭り〜〜】
EX11【戦いを終えて〜〜かつての帝国皇女姉妹〜〜】
EX12【戦いを終えて〜〜三国教育事情〜〜】
EX13【戦いを終えて〜〜帝国第三皇子と大切な人達〜〜】
EX14【戦いを終えて〜〜帝国第一皇女に迫る闇と王国騎士〜〜】
- 3 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:04:37.50 ID:c7mHX2Cf0
- ・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立っています
・行動選択、多数決以外でのゾロ目は基本的になんらかのボーナスがつくと思います(状況的に奇数より偶数ゾロの方がいい結果が多いです)
・判定は通常判定と特殊判定がありますが、基本的に差はありません。特殊判定はゾロ目チケットが使えないだけです
・ゾロ目の中でも00はハイパークリティカル。確実にプラス傾向のイベントになります
・頻繁に安価とコンマ判定が飛びます
・質問には答えられる範囲で答えます
・特殊判定は判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう。ある意味ここが一番大事です
・おまけのイベント等は、その都度安価募集。多数決とコンマを用いて採用します
・処理している情報量が増えた&想定外なこと乱舞の為、数値を間違えることが多々あります。お許しください
・抜けている判定などがあれば、ご指摘をお願いします
- 4 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/25(木) 23:09:19.61 ID:c7mHX2Cf0
- こんばんはー
また誘導前に前スレが埋まってしまい、書きあがり次第次スレを建ててそのまま投下しようと思いましたが、
予定よりも時間が作れず、もう少しだけかかりそうなので先に生存報告をしておきます……
うまくいけば明日の夜か明後日の夜には投下できると思います
そして前スレの一夜傾向コンマ判定結果は以下の通り
特殊判定結果
(前スレ>>993、>>994)
マックスとキアラの一線越え、どんな具合?
(基準値以下でゆったりソフト。基準値以上でしっかりしっぽり。ゾロ目で……?)
1マックス
50>27(好きだからこそ、ちゃんと接したい!)
※基準値を下回った為、マックスは一線後はまた節度を保ちたいようです
2キアラ
50>39(わ、私にも呪術がかかっていたのかな……///)
※基準値を下回った為、キアラは一線後はまた節度を保ちたいようです
※キアラの値がマックスを上回った為、キアラがほんの少し押していくようです
※二人とも基準値を下回った為、一夜の後にまたプラトニック思考に戻りそうです
……ある意味らしいと言えばらしいのですが、なかなか塩梅に苦労したかも
ちょっと数値以上にキアラが攻めちゃっているかもしれないけど、ご了承ください
- 5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:35:56.39 ID:krwE3+Ph0
- 乙です!
スレを無駄に埋めるやつはほんとなんなんだ…
ゆっくりでいいので楽しみにしてます!
- 6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:39:14.68 ID:6SkMt7oDO
- 建て乙です
待ってます
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:40:38.72 ID:MU6XDa5F0
- 楽しみにしてます
- 8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:43:36.40 ID:SbXurfsO0
- >>5
お前みたいな奴がムカつくんだよ
- 9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/25(木) 23:50:57.47 ID:Xhk8uuGmO
- おつおつ!
アベルは相手ドロドロに蕩してからのガン責めだけどマックスどうなるか楽しみ
- 10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 07:03:35.80 ID:UjVlTYFu0
- 乙
- 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 12:24:27.69 ID:TCLjcT8WO
- おつおつ
そういえば夜最強クラスのアベルだったから終始ヒロインズにはガン攻めだった(※ただしティアは除く)けど、キアラとマックスって夜レベルどれぐらいだったっけ?
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/26(金) 12:44:51.21 ID:w6zCY58HO
- キアラは夜レベル53
一通りの知識はあるけどオナったことすらないピュアっぷり
マックスは夜レベル85
かなり大きい。童貞だけど部屋にエロ本複数隠してた
- 13 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:45:29.73 ID:Asj1s7yb0
- こんばんはー
凄まじくぎりぎりだけどなんとか間に合ったかな?
前スレの続きから、マックスとキアラの一夜を投下していきます
- 14 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:46:23.20 ID:Asj1s7yb0
- 「失礼、します……」
控えめなその言葉とともに、皇女の手がゆっくりと伸ばされる。
しかし目指されるのは硬くそそり立つ肉棒。
以前とある事件から兄のモノを目にしてしまったことはあるが、その一度きり。
こうして改めて男の象徴を目にすることは初めての経験だ。
それもここまで雄々しいものなど……
(キ、キアラちゃんが俺のものを……!?)
そして顔を紅潮させているのは皇女だけではない。
触られる側の騎士も負けず劣らず、顔を染め上げていた。
無理もない。色々とあり、皇女と恋仲になったはいいが……
彼女の清純さは筋金入りだった。ふしだらな行為には、絶対に溺れない確信があった。
そんな皇女が、自分を助ける為とはいえ。
顔を真っ赤にしながら、触れてくれている。
この悦びは、何と例えればよいのか?
「ふぁ……!?」
「ふぉぉ……!?」
竿の中心部に、そっと癒しの魔力を帯びた皇女の手が触れる。
それだけのことで、双方からは短い悲鳴があがった。
互いに何もかもが未経験なのだから、当然と言えば当然ではあるのだが。
(熱い、大きい……)
第一皇女として……ではなく、キアラ自身の趣味である読書によりある程度の性知識はある。
しかしあくまでそれは文面的なもの。挿絵と目の前のこれは全くもって似つかない。
彼女は知る由も無いが、コレの大きさは相当なものなのだ。
当のマックスもマックスでそれを知らない。
数多くの少女達を屈させてきた第三皇子のそれを目の当たりにしてしまった為なのだが、
とにもかくにも、男としては非常に恵まれたものであるのは間違いない。
「う……おぉ……」
そんなものに、皇女の小さな手が触れている。
王国騎士マックスは、皇女キアラの手が大好きであった。
すべすべと柔らかく、穏やかな温もりを与えてくれる優しい手。
繋いだ手を、いつまでも離したくないと思ったのも一度や二度ではない。
その手を、今自分が独占している。彼女とは縁遠いけがらわしい場所に触れさせてしまっている。
なんという背徳感だろうか。
なんという昂揚感だろうか。
自分の意思とは無関係に脈打ち、血液はより集まっていく。
- 15 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:47:09.77 ID:Asj1s7yb0
- (えっと、確かこうして……)
皇女も硬さを増していく肉棒の変化を感じ取る。
しかしこれはいやらしいことではなく、治療のためなのだ。
呪術に関しては深い知識を持たないが、そのほとんどは相手をじわじわと苦しめていくものが多い。
これもその類ならば、おそらくは局部を呪い性欲を増大させるもの。
発散しようと思えばしばらくまともな行動はとれなくなるし、我慢をすればこの騎士のように苦しみ続ける。
素早く治すには魔力で呪術を払いつつ、同時に増大した分の性欲を吐き出させることが近道だろう。
襲おうと思えば、マックスはキアラを押し倒せた。
純粋な腕力と体格では圧倒的な差があるのだから当然だ。
それでも彼は、自分が苦しむことを理解して欲望を押さえつけた。
その意思の強さと優しさに、キアラは小さく笑みを浮かべる。
真面目で真っ直ぐな、そんな彼だからこそ……
「キ、キアラちゃ……んぉっ!?」
「大丈夫、です。こうすると、良いのですよね……?」
細い指が、ゆっくりと曲げられていく。
そのまま少しだけ力を加え……そしてまた弱め。
幾度かその感触を確かめるような動きをした後に、掴み切れない大きさのそれを掌全体で包み込む。
そしてやがてそれは、上下へとゆっくり動いていく。
(う、嘘だろこれって……!?)
男としてあまり情けない姿は晒したくない。
その意地はあったものの、マックスは目の前の光景に興奮せずにはいられなかった。
知識はあるが経験はない。それ故のたどたどしい手つき。
羞恥に染まった表情。
可憐で無垢な皇女に、自分のブツを扱かせているという背徳感。
そして絡められた指の滑らかさと温かさ。
いけないことだと頭で理解していても、男の性からは逃れることはできない。
どれだけ声を噛み殺し、思考を無にしようと思ってもそれは叶わない。
「あっ……」
小さく漏れる皇女の声。
先端部から零れだした、透明な先走りがぬちゃりと絡み付いたのだ。
隠しようのない、快楽を得ているという証。
その状態でなおも優しく扱かれ続ければ、それはいやらしく粘つく音をたてる。
上げては下げて。根元から天辺まで指が移動する度に、どんどんと先走りは溢れ出てきた。
それは潤滑油ともなり、上下運動をより効率の良いものへと変えていく。
「ふぅ、……はっ……マックスさん、これ……」
粘つく音に指を覆うそれは、未だ男を知らない筈の皇女の身体にも徐々に熱を持たせていく。
自分が今、何をしているのか。
相手がこの後、どうなるのか。
それが、わかるからこそ。
- 16 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:48:09.01 ID:Asj1s7yb0
- 「ま、まずいって、それは……!」
「もうすぐ、なのですね……?」
焦ったような呻き声。
彼の限界が近い。そして、呪術の方も。
暗将ルーシオの呪術は確かに強力ではあるが、基礎魔力ではキアラが上だ。
そして心優しい彼女の癒しは、聖国の血を持たずともそれに匹敵する程の力を発揮する。
(これで……!)
指先から迸る魔力が、闇の呪術を浄化していく。
奥底までより強く確実に。呪術が再構築されないように迅速に。
――溜まったものを、吐き出せるように。
終の一撃と言わんばかりに、扱く勢いは増すばかり。
そして……
「お、お!? おおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!?」
「ひゃっ!?」
騎士の叫び声と共に、その欲望はあっけなく放出される。
溜まっていたのか、それとも呪術の影響か。
濃密で量の多い精液は皇女の小さな手の中には収まりきらずに辺りへと飛び散った。
手に、床に、自分に。
「あっ……!?」
――愛しい皇女の顔と、服にまで。
「……っ!!!」
――穢した。自分が。あの天使のような子を。
ぞわり、と身体の奥底から何かが噴き出てくる。
自分の汚らわしい欲望を皇女にぶちまけてしまったという強烈な罪悪感……
それに混じり、抑えつけられない感情が渦巻いている。
城塞暮らしの中、こっそりと読んでいた騎士と姫の官能小説の一節。
今まさに自分は、それと同じことをしたのだ。
「こ、これが……男の人の?」
当の皇女は驚いた表情こそ浮かべているが、そこまでの嫌悪の感情は感じない。
不思議そうに顔に飛び散った精液を指で掬い上げ、しげしげと見つめているだけだ。
騎士にはその光景が、酷く淫猥なものに見えた。
目の前の全てが、何もかもがどす黒い欲望を際限なく呼び寄せる。
- 17 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:48:54.63 ID:Asj1s7yb0
- 「はぁ……はぁ……キアラちゃん、ありがとう」
「もう、大丈夫だからさ……」
息を荒げ、なけなしの理性を働かせて騎士は距離を取ろうとする。
今ならまだ、ギリギリ引き返すことができる。
小説の中の騎士も、そうしていたではないか。
結局あの騎士と姫はどうなったのだろうか。読み終わる前に炭にした今となっては知る術もない。
「マックスさん、でも……まだ、そんなに苦しそうにしているじゃないですか!」
「こ、これは……!」
しかしこれは夢のような現実であり、空想の小説ではない。
皇女に詰め寄られた騎士は、逃げ場を失う。
彼女の指摘通り、一度吐き出しただけでは治まらないとその硬度は失われていない。
(違う、違うんだキアラちゃん! これはもう、呪術なんかじゃなくて……!)
もし、王国騎士マックスが根っこから欲に塗れた青年であったならば……
まだ呪術が残っていると。もっと強く搾りだして欲しいなどと口走って。
口で咥えて貰ったり大きな胸で挟んで貰うなど、思いつく限りの夢想を叶えようとしたことだろう。
彼自身、性欲旺盛な若者だ。今も心のどこかでその願望は持っている。
しかし彼はそれができない性分だった。
咎められることも多い、自分でも煩悩は強めだという自覚はある。
それでも、本当に真剣な場では……彼は、欲を捨てて真っ直ぐに突き進む。
聞く人が聞けば、損な性格と言われるかもしれない。
或いは色々な意味で馬鹿正直か、愚直か。
「……マックスさん」
そして帝国皇女キアラは、そんな彼の真っ直ぐなところに惹かれていた。
落ち込むことはあれど、常に明るく前向きに困難に立ち向かう姿を見てきた。
初めて出会った時は、その外見を少しだけ格好いいかもと思ったりもした。
しかし今は、彼の内面に惹かれているのだと。そう断言ができた。
騎士の誓いの剣を受け取り、皇女としての返事をした。
公にはしていない、秘密の恋人。
果たして自分は、しっかりと恋人をこなせているのだろうか。
培ってきた己の価値観。正式な契りを結ぶまでは清い関係であるべき。
……本当に?
恋人とは、伴侶とは、お互いを尊重し支え合うものではないのか?
彼は果たして、自分が望む男女の在り方を全て受け入れてくれているのか?
――違う。
――ならばどうして、彼は今もこんなに苦しそうなのか。
- 18 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:49:31.98 ID:Asj1s7yb0
- 「――まだ、呪術が解けていないようですね」
「――もっと、もっと。一杯出して、楽になってください……♪」
気がつけば、キアラは自分でも信じられない声色で、普段の自分ならありえない言葉を口にしていた。
きっと自分の顔は今までで一番赤いのだろうと、どこか他人事のような考えも浮かんでしまう。
そんな皇女が前を見れば、やはり同じく顔を染め上げた騎士が絶句している。
無理もないだろう。淑女たらんとしていた皇女には、あまりに似つかわしくない甘さを含んだ声。
理性を働かせねばと思えど、既に限界間近であった彼にはあまりにも刺激が強すぎた。
「……っ」
騎士の喉が音を鳴らす。
この距離では、きっと聞かれてしまったことだろう。
厳しい鍛錬の果てに、魔導騎士に至りこそすれまだ未熟。
そんな自分でも、既に股間部分の呪術が払われているということは魔力を察知すればすぐにわかる。
天賦の才を持つ皇女が、これに気がついていないわけがない。
そうなると、今の発言の真意は……
「ほ、本当なのかい……?」
「……えぇ。まだ、残っています……」
改めて聞いてみても、応えは変わらず。
竿が軽く一撫でされただけで、全身が震えそうになる。
きっとこの誰よりも優しい少女は、自分の為に逃げ道を用意してくれている。
いや、自惚れでなければ彼女自身の逃げ道でもあるのかもしれない。
これは、呪術を治す為の行為なのだから仕方がない、と。
(俺は……)
感情がごちゃまぜになる。
本当のことを言ってしまえば、今すぐにでもキアラを抱きたくて仕方がない。
しかし彼女の性分を少なからず知っているからこそ、自分の欲望で穢したくない。
ああ、しかしもうその顔も服も手遅れなことになっている。
用意された逃げ道は、本当にただの逃げ道なのか。
控えめな皇女の、精一杯の合図なのではないか。
憧れの女の子に、恋人に、こんな真似をさせてまだ怖気づくのか。
騎士として、男として。正しい行為とはなんなのか。
わからない。わからない……
唯一、確かなことは。
――自分は、この少女を大切にしたい。
この感情だけだ。
- 19 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:50:10.12 ID:Asj1s7yb0
- 「キアラちゃん……」
「マックスさん……」
二人の顔が近づく。
朱色は隠せない。息が荒くなっていることも隠せない。
煩い心臓の音も、聞かれてしまっているのではないか。
お互いに、身体を蝕む呪術などもう残っていないことは理解している。
あえて身体を何かに蝕まれているというのなら、それはきっと情欲。
それも理解して、二つの影はたどたどしく近づいていく。
そしてたっぷりと時間をかけて、マックスは触れる程度にキアラを抱きしめる。
「あっ……」
キアラの口から、小さな声が漏れる。
拒絶されるかもしれない。そう覚悟を決めての騎士の抱擁に対する反応は、彼の想像以上に穏やかなものだった。
そして皇女の細い腕もゆっくりと背中へと回されていく。
愛しい皇女を見下ろせば、潤んだ瞳に何かを期待するような口元。
自分の騎士を見上げれば、熱意の宿る瞳に再び鳴らした男らしい喉元。
――やがてどちらからともなく顔は寄せられていき、初めての口付けが交わされる。
「ん……」
「ふ……」
――ついに、してしまった。
初心な二人の脳内では、同じ言葉が思考を埋め尽くす。
しかしそれも一瞬の事。人の欲望は、不意に大きく燃え上がる。
「ちゅっ……んっ……!」
軽く触れあっただけの唇。まだ足りない。
少しだけ啄んでみる。まだ足りない。
この感情をどう発散すればいいのか、方法がわからない。
「んぁ……」
頭の奥底が痺れるような感覚。
本の知識だけでは、わからないこと。
足りない。もっと知りたい。
気がつけば互いの唇を求めて撫で合い、吸い合っている。
どうしたらいいのか、わからない。
只々、この想いだけは伝えたい。
もどかしく、未熟。されど求めずにはいられない不思議な口づけ。
それは二人の口まわりが唾液まみれになるまで、止まることはなかった。
……
- 20 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:51:13.88 ID:Asj1s7yb0
- 「キアラちゃん、俺は……」
ようやく唇を離し、息を荒げながらもマックスは理性の稼働に必死だった。
ずるずると、ずるずると深い沼に引きずり込まれているような錯覚。
穢れを知らない皇女の身体はしかし、男を惑わし吸い寄せる魅惑の存在。
これだけ唇を貪った。本来であれば許されないことだ。
だというのに、もっともっと触れたいと思わずにはいられない。
「……マックスさん。我慢はしないで?」
「え?」
「……然るべき時まで清くあれ。これは確かに淑女の心構えの一つだけれど」
「――相手のことを考えられないのも、淑女としてはいけないことですから……」
そんな極限状態で。
皇女は顔を赤らめながら、消え入りそうな声でそう呟いた。
そしてそのまま、自ら寝台へと倒れ込む。
「っ……」
これは、そういうことなのか。
何度目になるかわからない程に喉を鳴らしたマックスは、自分の理性が崩れ去っていくような音を聞いた。
あの誰よりも貞淑なキアラ皇女が、自分の目の前でこれ以上ない程に無防備な姿で寝ている。
きっと彼女も恥ずかしいのだろう。顔の朱はこのまま抜けないのではないかと思う程。
キスの影響か、少しだけ荒くなった息に合わせるように上下に動く豊かな丘。
なにもかもが、暴力的過ぎた。
呪術などなくても、痛いくらいに股間の肉棒は脈打ちそして硬さを更に増していく。
「キアラちゃん……っ!」
ここまでされては、我慢にも限界がある。
たまらず彼女に覆い被さりその顔を見れば、上気した中にもやはりまだ不安の色が見て取れた。
「い、いいんだな? さ、触っちゃうからな……!?」
我ながらなんとも情けない声だと思いつつも、マックスは再度確認を取る。
くどいと思われてしまうかもしれないが、どうしてもここは確かめなければならない。
彼女は優しい。その優しさに甘えて、嫌がるようなことはしたくないのだから。
「――や、優しくお願いしますね……?」
羞恥に染まった顔。しかしそこに拒絶の意思は無く……
柔らかな天使のような笑みと共に、騎士の腕を引き寄せた。
……
- 21 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:51:51.00 ID:Asj1s7yb0
- 「んっ……!」
服の上から、おそるおそると掌で皇女の身体がなぞられる。
たったそれだけのことでも、キアラの身体は小さく跳ねた。
兄や頼りになる保護者には、抱きしめられたこともある。
全くもって男性に触れられたことはないとは、言えない。
「だ、大丈夫キアラちゃん?」
「はい、平気で、すぅ……!」
だというのに、これはどういうことなのか。
恥ずかしさとむず痒さの混ざった感覚。
年齢不相応な修羅場を潜ってきた騎士の大きな掌が、自分の身体に触れている。
それを服越しに感じるだけで、こんなにも身体が反応してしまうなんて。
(お、大きい……やっぱり、キアラちゃんの大きいよぉ!?)
そして触れる騎士もまた、未知の感覚に思考を掻き乱されていた。
知ってはいた。だがこうして直接触れることは当然初めての事。
普段は本人の性格からかあるいはメイド長の指示か……
ドレスを着ていても、そこまで激しい主張はされていない。上から被さるフリルショールの影響もあったかもしれない。
しかしこうして寝そべり、触れていると改めて彼女が豊かなものを持っていることがわかる。
服を内側からしっかりと突き上げ主張してくる魅惑の果実。
触らずには、いられない。
「あっ、はぁぁ……!」
少し強さを増して、掌全体で胸を揉んでみる。
それでも掴み切れない大きさ、そして柔らかさに騎士の思考はさらに熱せられていく。
そしてそれは皇女も同じこと。
経験したことのない感覚に身体を震わせ、思わず漏れてしまった声を隠すように手で口元を隠す。
そんな仕草すらが愛おしくて。
「キアラちゃん、顔見せて……声も、聞かせてくれ……!」
「や、恥ずかしい……!」
どんどんと箍が外れていくのがわかる。
胸に触れゆっくりと指を動かせば、その度にキアラは反応を示す。
必死に声を堪えつつも、どうしても身体はよじれてしまう。
ぎしりと軋む寝台の音に合わせて、その着衣が少しづつ乱れていく。
ちらりと見える透き通るような肌の色を見れば、もう抑えられない。
「ん、んぅっ!?」
隙間から侵入してきた手に、より一層強い反応が示される。
がっつき過ぎたかとは思うが、もうマックスにも余裕はなかった。
「ま、待ってマックスさん……!」
「あっ! ご、ごめんよ。俺……」
「――灯り、消してください……」
その言葉を聞いた瞬間、マックスは男から獣となる。
燭台で揺らめいていた炎は、荒い息にかき消され……
それは次に、彼を受け入れんとする皇女へと向けられた。
……
- 22 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:52:46.17 ID:Asj1s7yb0
- 灯りを失った部屋に、小さく衣擦れの音が響く。
元々薄暗い作りになっている館であり闇は濃いが、完全なものではない。
マックスはただただ、薄らと見えるその光景に興奮していた。
「ん……」
確かに今、自分は抑えきれない欲望の前に大切な少女の服を脱がそうとしている。
だがその彼女が、こちらが何かを言う前に背中を浮かせてくれた。
その意図は、経験の無い騎士でもわかる。
――脱がせやすいように
言葉も無く行われた行為だが、ますます感情が昂ぶるのがわかった。
自らはしたなく脱ぎ捨てるでもなく、身を固くしてこちらを苦戦させるでもなく。
淑やかに密やかに相手をたてる。その心遣いが実にキアラらしいと、嬉しくもなった。
「そんなに、見ないでマックスさん……暗くても恥ずかしい……」
「む、無理だよキアラちゃん。だって……!」
薄暗いからこそ、そこに見える色はより強烈だ。
元々部屋に籠りがちだった影響だろうか、本当に白く美しい柔肌。
彼女の衣服をゆっくりと剥ぎ取り、その肌の色が増えていく背徳的な興奮。
恥ずかしいと口にし身体を震わせながらも、決して隠そうとはしないでその肢体を晒してくれる愛しい皇女。
これに抗える男などいるのだろうか?
「こんなキアラちゃん、俺、もう……!」
「あっ……やぁ、んっ……!」
ついに服を全て剥ぎ取れば、そこには幾度も夢想した立派な胸が姿を現す。
薔薇の意匠がこらされた純白の下着に包まれたそれは、この世の何よりも美しいと思えてしまう。
以前、事故で見てしまった時の赤い下着もそそられるものがあったのは認めるが……
この優しい少女にはこちらの方が似合っていると、素直に思えた。
「こんな、服だけじゃなくて下着まで、こんな……!」
「へ、変でしたか……?」
「似合ってるよ! ああ、俺なに言ってるんだろう……もう、もう……!」
「ふふ……」
素直に思ったあまり、思わず口にまで出してしまう。
もっと気の利いたことを言いたい。落ち着いてしっかりと彼女をリードしたい。
そうは思っても、それができない。ただ欲の強い童貞と思われてしまっただろうか。
ただただ、彼女が少しだけ嬉しそうな顔をしてくれたのには救われた。
(マックスさん、白薔薇の花言葉は知らないかな……?)
身体に触れられる恥ずかしさとは別の意味で頬を染める皇女の真意に、騎士は気がつく余裕も無い。
下着越しに愛撫し、上質な生地の感触にさえ指がぴくりと反応してしまっている。
言葉通り、本当に余裕が無くなっているのだろう。
(私も、こんな感覚初めて……)
誰かの真似では無く、自分の想いを密やかに伝えたい。
白薔薇を選んだ皇女は、後ろ手で静かに下着の留め具を外してみせた。
- 23 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:53:33.39 ID:Asj1s7yb0
- 「う、おおおぉぉぉ!?」
抑えつける拘束具を失った瞬間、騎士の眼前に双乳が飛び出してくる。
記憶の大部分を失ったが、この奇跡のような産物は頭の奥底に焼き付いていた。
圧倒的な大きさに、慎ましく可愛らしい桜色の先端。
あの日見てしまった果実が、今こうして目の前でふるりと揺れている。
自他共に巨乳好きを認めるマックスにとっては、完全な止めの一撃だ。
「キアラちゃん、キアラちゃんっ!」
「んあっ!? あふぅっ!?」
たまらず両の掌で鷲づかみにされる皇女の乳房。
零れ落ちるその大きさもさることながら、たっぷりとした柔らかさは並ぶものなどない感触。
手の動きに合わせるようにその形はいくらでも形を変えてしまう。
しかし指を押し返すような弾力も併せ持ち、名残惜しくも手を離せば元の形へと戻る。
そして再び揺れ動き、漏れ出る嬌声と共に男を誘うのだ。
「ごめ、ん……! 俺、止まれない……!」
「キアラちゃん、やっぱり最高だよ……! 何もかも……!」
「はぁっ……! んっ、マックス、さん……!」
むしゃぶりつき、捏ねまわし、先端を激しく吸いたてる。
言葉に嘘は無い。本当に自分には勿体ない子だとマックスは思う。
それでも、止まらない。止められない。
「あっ!? やっ、ふあぁん!? ま、待って……! 変な、声がっ……はぅっ!?」
「キアラちゃん、もっとキアラちゃんの声聞きたい……!」
「だめぇ……! んくっ! こ、こんな……はしたない……嫌わない、で……!」
「なるかよ! こんな可愛いキアラちゃん、ますます好きになっちまう……!」
飽くことの無い胸は、いつまでも揉んでいられる。
しかし胸だけじゃない。全てが愛おしいという想いを伝える為に、マックスの片手はするりと下へとおりていく。
「はぁ、はぁ……ここも、ここも……!」
「やぁ、おなか……!?」
王国のどんな高級な生地でさえも、この素晴らしい肌の触り心地には敵うまい。
胸とはまた違う柔らかさと触り心地。綺麗な下腹部を優しくさすりながら、さらに下へ下へ。
瞳を潤ませ真っ赤な顔で息を荒げる愛しい彼女に、再び慣れないキスをすることも忘れない。
全身が自分を惑わしてくる。それでも、それに負けて肉欲のままにだけは動きたくない。
どれだけ理性が砕け散っても、譲らない騎士の誓いが根底にあった。
「んむ……マックスさん……!」
真っ直ぐに揺るがないその想いは、しっかりと皇女にも届いている。
激しい中にも、確かに感じられる優しさ。
(身体が、熱い……溶けちゃいそう……)
貴族連中の求愛に一切靡かず、色事は溺れてはならないものとして育ってきた皇女の価値観。
勿論今も羞恥の感情は強いが、それだけではない。
自分がこんなにも真っ直ぐに愛され、求められている。
なんと、幸せなことだろう。
- 24 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:54:19.73 ID:Asj1s7yb0
- 男女の知識は、最低限あればいいと思っていた。
自分には、まだ早い。誰か素敵な人が現れたら、ゆっくりと時間をかけて関係を深めて行けばいい。
キアラは生まれて初めて、その選択を少しだけ後悔した。
こんなにも愛されて。こんなにも身体が熱くなって――彼を求めてしまっている。
自分だけが、この愛を甘受してしまっている。
お互いを支え合うべき男女が、これではいけない。
自分ももっと彼に、愛を伝えたいのに。
深い知識を拒んでしまった故に、手での処理しか知らない。
この育ち過ぎた胸を擦り付けるという手もあるかもしれないが……
今や完全に主張している自分の乳首が、彼の鍛えられた胸板で押し潰されようものなら、どうなってしまうかわからない。
わからないが、きっと自分の方がより強い快楽を得てしまうだろうと、キアラは結論付けた。
せめて今の自分ができる、騎士への想いを伝える手段は何かないのか?
(あ……)
そう考えた時に、かつて見てしまった淫夢の記憶が蘇る。
思い返してもあまりにも恥ずかしい、普段の自分であれば絶対に真似できないような内容だ。
しかし、それでも――あの夢で自分を優しく抱いてくれたのは、黒髪の青年ではなかったか?
こうして、目の前で自分に愛を注いでくれている騎士と、同じ……
(マックスさん……)
淑女らしからぬと。
皇女らしからぬと。
そんなことはわかっている。一体自分の顔はどこまで熱くなるのだろうか。
(でも――私も、ちゃんと伝えたい。この想いを……!)
既にここまでで、恥ずかしい姿も見られて声も聞かれている。
恋人ならば、いつかは見せねばならないもの。それが少しだけ早まった程度なのだと。
芯は強い第一皇女は、覚悟を決めてみせる。
「んっ、は……ごめん、ごめんキアラちゃん……! 俺……!」
「ふ、ぁ……い、いいんですよマックスさん?」
「私……こんなに激しく誰かに求められたの……初めてです」
「それにマックスさんは何も悪くありません。だって……」
「え?」
ゆっくりと、キアラは身体を起こす。
そして徐に自らのスカートに手をかけると、一気におろして端の方へと追いやってしまった。
「キ、キアラちゃ……!?」
「――だって。あなたに触れられているだけで、こんなに私の身体は悦んじゃっているんですよ……?」
童貞のマックスには、刺激の強すぎる光景が飛び込んでくる。
上下共に服を脱ぎ捨てた華奢な第一皇女の肢体。
下着は揃えてあったのか、やはり上品な白薔薇の意匠が彼女の魅力をより引き立てる。
しかしそれ以上に、皇女のどこか艶めいた言葉と……
何よりも純白の下着からつぅっと垂れる蜜が、あまりにも衝撃的過ぎた。
- 25 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:54:58.46 ID:Asj1s7yb0
- 「見て、マックスさん……」
顔は暗がりでもはっきりとわかる程に紅潮している。
わかりきっている。あの皇女が、こんな真似をして恥ずかしくないわけがない。
それでも、おそらく彼女からの勇気を振り絞った『お誘い』は破壊力がありすぎた。
「キアラ、ちゃん……」
「さっきマックスさん、言ってくれましたよね……?」
「はしたない私でも、嫌いにならないって」
「も、もちろ……っ!?」
頷こうとして、マックスは鼻奥すらが強烈に熱を持ったことを自覚した。
お誘いはまだ終わっていない。下着に皇女の細い指がかかる。
そしてそれはするりと脱げたかと思えば、スカートの横に投げ出されてしまった。
「わ、私も……! 私もマックスさんと同じ……! あ、あなたが……っ!」
次の句は中々告げられることはなかったが、マックスには全てが理解できた。
理解できたと同時に、この光景を脳に焼き付けて生涯忘れまいとも決意していた。
完全に生まれたままの姿になったキアラ。
彼女は両脚を抱き寄せたかと思えば、ゆっくりとその脚を左右に開いてみせたのだ。
そんなことをすればどうなるか、誰でもわかるだろう。
貞淑なキアラらしからぬ、あまりにも大胆過ぎる誘惑。
彼女の脚の付け根から、目が離せない。
――まさに彼女を体現しているかのような、慎ましい僅かばかりの金毛
――下着から溢れる程の、男を惑わす淫猥な蜜
――皇女の指で少しだけ拡げられた、蜜を生み出す穢れ無き桃園
全てが、目から脳へと襲いかかる。
心の奥底で、やはりどこかまだ勇気が持てなかった――最後の一線。
それをまさか……
「――あなたが、大好きです! だから、だから……!」
「い……挿れ……て、くださ……い! あなたの、ものを……!」
「我慢、しないで……! 私も、もうしないから……!」
「お願い、します……! ――マックスさん!!!」
キアラは強く、強くその名を呼んだ。
今度は夢とは違う。絶対に忘れない為にも。
そしてマックスは、皇女の覚悟と気持ちを受け取る。
これは、独りよがりの想いのではないのだと。
互いが互いを求めているのだと、改めて教えてくれたその想いに報いる為にも。
しっかりとした動きで、皇女の細い腰を掴んでみせる。
- 26 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:56:02.82 ID:Asj1s7yb0
- 「い、挿れるよ、キアラちゃん……!」
「うん。来て、マックスさん……」
ゆっくりと、ゆっくりと騎士の腰が押し進められる。
とっくに一度吐き出した自分の精液と新たな先走りで滑ったそれは、十分な程の滑りを持っていた。
加えて溢れ出た蜜もまた動きの手助けとなっている。
「う……ぁ……!?」
つぷりと先端が秘裂に飲み込まれ、未知の快感が肉棒から全身へと駆け巡る。
このまますぐに押し込み、貫いてしまいたい衝動に駆られてしまう程の圧倒的なものだ。
しかしそれは、お互いの顔を見つめ合うことでギリギリ踏み止まる。
愛しいこの子に、苦痛は与えたくない。いつもと同じく、柔らかい笑顔を浮かべていて欲しい。
騎士の実直さは、最初から変わらない。何よりも大切な子だからこそ、優しく扱いたい。
「んっ……!」
背中に細い腕が回される。
膣口がきゅうきゅうと締め付けるが、先端を呑みこみ……幹も通過し、やがて根本までに達した。
強烈な締め付けだが、膣内は温かいうねりで違う心地よさが押し寄せてくる。
「なん、だ……これ……これが、キアラちゃんのなか……気持ち、良すぎる……!」
「っはぁ……はぁ……! わ、私も……私も、気持ちいいかも……」
「マックスさんが、優しくしてくれたから……」
今にでも果ててしまいそうな快感の中で、マックスはキアラとの接合部に目をやる。
そこには蜜とは異なるもの……彼女の純潔を奪った証である一筋の赤い血が垂れていた。
「ああ、俺……本当にキアラちゃんと……夢みたいだ……っ!」
「ふふ……今度は、夢じゃありません。 現実に、マックスさんと一つになっています……」
少し気になる口ぶりではあったが、柔らかな微笑みを見せられてはそれも吹き飛んだ。
もう、一線を越えてしまったのだ。ならば後にやるべきことは唯一つ。
「マックスさん……私、今……とっても幸せな気分です……」
「ああ、俺もだキアラちゃん! 絶対に、絶対にこれからも、幸せにしてみせるからな……!」
新たな誓いを刻み込むように、腰が突き入れられる。
「んああああぁぁぁ!」
あくまで、ゆっくりと。お互いが今日という日を思い出せるように。
先端近くまで引き抜き、また静かに根元まで。
騎士の突き進む性格らしからぬ、実に丁寧な抽送だ。
キアラはその優しさに笑みを浮かべながら、より強くマックスの身体を抱きしめる。
「だい、じょうぶ……マックスさんの、動きたいように動いて、いいんですよ……?」
耳元で、そう囁きながら。
……
- 27 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/27(土) 23:58:36.32 ID:Asj1s7yb0
- 「キアラちゃん……! く、ああぁぁ……!」
「あっ、あぁっ……! マックスさん、マックスさん……!」
騎士は誓いを立てていたが、もう腰の動きを抑えられなくなっていた。
自分の一物は、小柄な彼女の膣中には負担になるだろうと、わかってはいても。
囁かれた言葉。そして自分の欲望さえ優しく受け止めて慰めてくれる彼女。
膣内もまさにそれを体現するかのように、全てを包み込んで時折きゅうと締め付けて快楽を与えてくれる。
自慰などとは比較にならない、あまりにも甘美な刺激。
マックスは夢中で腰を動かしてしまう。
「ごめん、ごめん……! 俺、俺……!」
「いいのっ! 私、うれし……ふあぁ!」
憧れの皇女と自分は、今一つになっている。
彼女を犯して、自分と言う存在を奥底に刻み付けている。
そしてキアラは、これを受け入れてくれている。
あんな真似をしてまで、受け入れてくれている。
幸せで幸せで、仕方がない。
自分などがここまで幸せになってよいのだろうか。
そんな疑念も、すぐさま吹き飛んでしまう。
腰を動かすたびに淫猥な水音が響き、目の前で誘惑の果実が誘ってくる。
たまらず吸い寄せ、腰の動きはどんどんと早まってしまう。
「キアラちゃん、俺と、俺とこれからも……!」
「はい……! マックスさん……!」
指と指を絡め合う。他の場所でも繋がっていたい。
離したくない、離れたくない。
二人の気持ちは同じだった。
そして……
「ぐ……! やば、もう……っ!」
「あ、ああっ……! 私も、きちゃ、う……!」
「「うあああああああああぁぁぁぁぁっ!!!」」
二人の一際大きな声は、ほぼ同時にあがった。
しかし騎士は、寸でのところで快楽の奔流を放つ前に引き抜いていた。
圧倒的な解放感と共に吐き出された大量の白濁液が、皇女の身体を穢しつくす。
体力に自信はあった筈の騎士はそれだけで寝台に沈みこんだ。
無論、生まれて初めての絶頂を経験した皇女も同じく。
しかしその手は繋ぎ合わされたまま。
荒い息を吐きだし続けながらも、見つめあうことだけはやめない。
精根尽き果て……それでもその場には、館に似つかわしくない甘い空気が流れ続けるのであった。
……
――
- 28 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 00:09:41.18 ID:L5NliuQn0
- ――
……
キアラ「ん、んぅ……///」フルッ…
マックス「ご、ごめんキアラちゃん……大丈夫?」ヨロ…
キアラ「ん……大丈夫、ですよ?」ニコリ
キアラ「マックスさんこそ、大丈夫ですか……?」
マックス「え?」
キアラ「……呪術」ボソリ
マックス「え? あ、勿論大丈夫さ! キアラちゃんのおかげで……」
ポス…
マックス「え?」
キアラ「……ごめんなさい。いくらなんでも、これを呪術のせいにしてはいけないですよね」
キアラ「その……わ、私もちょっとだけ呪術にかかったのか、途中で変なことを言ったりしちゃったりしたかもしれませんけど!///」ワタワタ
マックス「わ、わかってるよ! 俺も呪術のせいであれだったかもしれないけど……///」
キアラ「――マックスさんが大好きというのは、私の本当の気持ちです」
マックス「キ、キアラちゃん……///」ギュ…
キアラ「……マックスさん」
マックス「な、なに?」
キアラ「私を何度も助けてくれて、ありがとうございます」
キアラ「でも、私も帝国の第一皇女……戦わねばならない時もあるということを、知りました」
キアラ「だから……あまり私の為に無茶をしないで?」
キアラ「私も、頑張るから。二人で、一緒に……ね?」ニコリ
マックス「あ、ああ……!」ギュゥゥ!
キアラ「……///」
キアラ「で、でも、やっぱり今日のことは秘密にしてくれませんか……?」
マックス「ええ!?」
キアラ「や、やっぱり恥ずかしいよぅ……! ローズさんに怒られちゃうぅぅぅ……///」プルプル
マックス(枕に顔埋めるキアラちゃんも可愛い……///)
マックス(夢みたいだけど、現実なんだよなこれ……)
キアラ「……」
マックス「……」
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 00:11:57.65 ID:PBjyiBaJ0
- あ
- 30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 00:12:30.04 ID:x2lgPrki0
- あ
- 31 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 00:15:01.88 ID:L5NliuQn0
- 奥手同士がゆっくり染まってだんだん箍が外れる感じって難しい……
判定をとったあたりで今日はここまで
一線を越えた二人ですが、もう少しだけイベントが続きます
本日もありがとうございました!
- 32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 00:41:34.64 ID:JDXxGlsa0
- 乙です!
最高過ぎて昇天するかと思った…!
- 33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 07:13:11.84 ID:JQDR76G50
- おつです!尊いよお…!!
マックス煩悩は多いけど理性は鉄壁
- 34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 07:17:56.83 ID:1ZYmJ9iDO
- 乙です
互いに相手を思いやる二人が最高でした
- 35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 10:40:06.36 ID:chOS77rbO
- おつおつ!
白薔薇の花言葉は純潔や互いの愛…まさにキアラらしいな
初々しいながらもエロくて最高だったけど、マックスこれからが地獄になりそう。保護者や両親へのご挨拶的に
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 18:36:03.84 ID:sAQVlBFT0
- 甘エロ良きかな
数年後のエピローグでキアラも妊娠or子供生まれてたりするのかな
- 37 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 23:36:06.96 ID:L5NliuQn0
- こんばんはー
少しだけですが、マックスとキアラのその後のイベントを進めて行きます
- 38 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 23:37:15.62 ID:L5NliuQn0
- ――
特殊判定結果
1皇女との関係、報告どうする?
65>50
※基準値を超えたため、報告決定!
2マックスの恐怖
70>04
※基準値を下回った為、マックスは堂々とするようです
※正面からの報告決定!
――
マックス「……」
マックス「やっぱり、男としても騎士としても……いい加減はっきりしないとな」
キアラ「え?」
マックス「俺は、キアラちゃんが好きだ」
キアラ「///」
マックス「この想いを、そろそろちゃんと周りの人にも伝えないといけないなって……」
マックス「そりゃあ、確かにローズさんは怖いけどさ……」
マックス「でも、それぐらいで俺はキアラちゃんを諦めたりなんかしない!」ギュッ!
キアラ「マックスさん……」
マックス「本当は、ちゃんと報告してからその……こういうこともすべきだったとは思うんだけどさ」ポリポリ…
キアラ「ううん、私も、その……///」カアァ…
マックス「だ、だけどさ、キアラちゃんの膣内が気持ち良すぎて、危うく中で出しかけたりもして……///」
キアラ「あうぅぅ……/// た、確かに赤ちゃんまでいくと本当に大変だったかもしれないけど……!」
キアラ「は、恥ずかしいから、あまりそういうことは言わないでくださいっ……!」ボフン!
マックス「ご、ごめんよぉ!?」ワタワタ
マックス(今日が本当に、奇跡みたいな日なんだ……)
マックス(流石に今度こそ、色々済んでからじゃないとまずいよなぁ……)
キアラ(ああ、言えない……初めてで、あんなに……///)
キアラ(これ以上はしたない子って思われたくないし、今度こそ色々済ませてからがいいよね……?)
マックス「……///」
キアラ「……///」
マックス「と、とにかく! 俺は決めた! 俺はやるぞ……!」
……
――
- 39 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 23:38:06.42 ID:L5NliuQn0
- ――
……
……後日
【帝国・アベルの城塞】
アベル「マックス、調子はどうだ?」
マックス「ご心配をおかけしました! ですが、もう大丈夫ですよ!」
アベル「そうか。ならばいいが、お前も全く無茶をする……」ハァ…
アドルラン「しかし、妹を守ってくれたのだろう? 本当にありがとうマックス君!」
カイン「あいつらが影でこそこそしていたのに対応が遅れたのは、完全に僕らの落ち度だからね」
カイン「まさかお前に助けられるとは思わなかったけどなぁ……礼を言うよ」
マックス「あはは、俺も不意をつかれちまったんで、皇子達が駆けつけてくれなきゃ危なかったかもしれません」
アベル「しかし部隊はほぼ壊滅、将のルーシオもしぶとくはあったが傷を負っていた」
アベル「あれだけの人数を相手に、キアラを守りながら立ち回るとは……本当に強くなったなマックス」
マックス「へへへ、まだまだですけど……少しはキアラちゃんを守れる力が身についたならよかったです!」
キアラ「……///」
カイン「しかし強くなったといえばキアラ、お前も随分と腕を上げたんだな?」
キアラ「え?」
カイン「あいつの呪術は得体が知れなかったからね。どこにどんな影響を及ぼすのか把握するのも苦労する筈なのに」
カイン「まさかたった一日で完治させるとは恐れ入ったよ」
アドルラン「カインの目のように、局所的なものならばそこに触れ続けなければ治せないものもあると言うしなぁ……」
キアラ「そ、それは……う、運が良かったんですよ///」アセアセ
マックス「そ、そうそう!///」アセアセ
アベル「?」
- 40 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 23:38:43.82 ID:L5NliuQn0
- アベル「ところで、快復の報告はありがたいんだが……」
アベル「マックス、妙に緊張していないか?」
マックス「!!」
マックス「……」
マックス「その、実はですね……皇子達に、ご報告したいことがあるんです」
カイン「ん? ルーシオ達ならもう全員教会に送り込んで後始末もしておいたぞ?」
アドルラン「暗将以外の案件ということだろうか?」
マックス「……」スゥー…
マックス「――不束者ではありますが」
マックス「騎士マックス、第一皇女キアラ様とお付き合いをさせていただくことになりましたっ!」
皇子ズ「「!?」」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 23:41:34.40 ID:IK51pySl0
- あ
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/28(日) 23:54:05.61 ID:B12ywuzIO
- 自分のとこの兵が二人も他国の王族と結ばれた(&義姉弟関係になった)と知ったらクラウスもさぞ仰天するだろうなぁ
- 43 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/28(日) 23:55:20.93 ID:L5NliuQn0
- マックスの試練その1
妹を可愛がるアベルの不満
75>40−10(部隊の一員)−10(キアラ守り抜き)
※基準値を下回った為、関門突破!
――
アドルラン「おお、おめでとう二人とも!」パチパチ!
カイン「へぇ……ちょっと驚いたけど、まあわからないでもないかな」
マックス「あ、あれ?」
アドルラン「マックス君、妹をよろしく頼むぞ!」バシバシ!
マックス「あてて!? い、いいんですかそんなあっさりと!? もっとこう……」
アドルラン「うん? 惹かれあったのならば、なにも問題はないだろう?」
カイン「前の温泉での様子や会話内容からして、確かにキアラはお前の好みに全部当てはまってるしな」
カイン「あのキアラが受け入れたってのは少し驚いたけど、昨日の件を考えれば仕方がないかもね」
カイン「別に身分も気にする必要はないだろうよ。僕らだって、一般的な皇族のそれとはずれているんだからさ」
マックス「あ、ありがとうございます!?」バッ!
マックス「……」チラ…
アベル「……そう警戒するなマックス」
キアラ「……」ドキドキ
アベル「確かに、俺はキアラとフィーアに下らぬ縁談を持ち寄ってくる貴族は嫌いだ」
アベル「強行策で来たら、この手で切り捨ててやろうとも思っていた」
マックス「……」ブルッ…
アベル「……だが、お前なら信じられるよ」フッ…
マックス「!!!」
アベル「ルーシオの件だけじゃない。聖国でも、お前は身を挺してキアラを救ってくれた」
アベル「お前には卑しい心も欲もない。ひたすらに真面目で真っ直ぐな、信頼できる騎士だ」
アベル「……妹を、キアラを頼んだぞ?」ポン
マックス「は、はい!」ビシ!
マックス(よ、欲はかなりあったけど、折角認めてくれたから黙っておこう……)ダラダラ…
- 44 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 00:07:44.81 ID:KOvHKbM70
- アドルラン「いやぁ、嫌な事件の後にこんなめでたい報せを聞けるとはな!」
アドルラン「キアラはとても優しい子だし、マックス君も真っ直ぐな男だからな」
アドルラン「これはこのまま、結婚まですぐに突き進んでしまうかもしれないな!」ハハハハ!
カイン「どうだろうねぇ? こいつ、童貞の臭いがするしキアラはそういったこと嫌ってるし……」
キアラ「カ、カイン兄様っ!///」ワタワタ
カイン「おっと、すまなかったね。まあ見ての通りだ。お前の煩悩が暴発しないことを祈るよ」ククク…
マックス「…………」ダラダラ
キアラ「だ、大丈夫です! マックスさんなら!」アセアセ
アベル「しかし、いくら昨日の件があったからと言ってもキアラが即座に受け入れるとは考えにくい」
アベル「かなり前から、お互いに気にはなっていたのか?」
キアラ「は、はい。ですので、その……前から一緒におでかけをしたりは、していました///」
マックス「他にも、料理を習ったりとか……///」
カイン「はっ、これが青春ってやつなのかな?」
カイン「……エメリナがいなかったら、僕は君を切り刻んでいたかもねぇ」
マックス「ひぃっ!?」
カイン「冗談だ。だが流石にキアラにまで先を越されていたら、僕の精神が持たなかった可能性はある」
アドルラン「はははは! そんなところで張り合おうとするなカイン!」
アドルラン「大切な人からの想いに気付くのにかかった時間なら、私が突き抜けて負けているぞ!」
アベル「兄様、それは誇ってはいけないことですよ……」
アベル「ところでマックス、俺や兄様達は見ての通りお前とキアラの仲にとやかく言うつもりはないんだが……」
マックス「……ええ。わかっていますよアベル皇子」コクリ
アベル「……お前なら大丈夫とは思うが、健闘を祈る」
……
――
- 45 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 00:11:38.91 ID:KOvHKbM70
- ――
……
【帝国・メイド長の私室】
マックス「……」ドキドキ
キアラ「……」ドキドキ
ローズ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
アイナ「……」オロオロ
スミレ「……」オロオロ
マックス「……ローズさん。俺は、本気です」
ローズ「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 00:12:19.27 ID:hC/Vud7DO
- はい
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 00:14:48.98 ID:xWIBqWAZO
- 低い方が良い感じできてるがさあどうなる
- 48 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 00:15:00.39 ID:KOvHKbM70
- 短いですが判定を取ったあたりで今日はここまで
改めて思うと、マックスもアベル達の義弟になるんですね
城塞メンバーの関係図が凄いことに……
本日もありがとうございました!
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 07:20:43.86 ID:QXZ5NiypO
- おつおつ
ローズさんの後はパパンとフローレンのとこ行くのかね?
以前のフローレンならキアラの結婚とか一切興味無さげだったけど今は認めてるんよね
その一方でパパンは確か決戦時にマックスのことを強者(正確には弱者から強者になった者)として気に入ったような描写あったし、補正の方は果たして
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 07:27:48.97 ID:X7dRmM+h0
- 乙
頑張れマックス
- 51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 08:23:57.19 ID:VURKJHw70
- 乙
キアラ達に限った話じゃないけどただくっついてエロエロしましたーじゃなくて到るまでの下地があると説得力あるよね
頑張れマックス
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 10:10:29.36 ID:652qQfdzO
- 渦中のマックスの視点だと
義兄:アドルラン・カイン・アベル(加えてアドルランは現皇帝でアベルは上司)
義姉:ヒバリ・ルーシェ・エメリナ・エリス・アーシャ・ロウル・シア・パトラ・ティア(+パトラは上司)
義妹:フィーア
義父:ギルバート
義母:フローレン(+ノワール)
だいたいアベルのせいだけど義姉が多すぎる()
ところで、アドルラン兄様ってヒバリルーシェと一線越えた描写あったっけ?
- 53 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 23:31:20.65 ID:KOvHKbM70
- こんばんはー
それでは今日も少しだけですがゆったり再開です
>>52
アドルラン達はまだ一線を越えてないです
元々の性格と状況もあり、変わらぬ日常を過ごしつつゆっくり接近していくでしょう
自由安価で飛んでこなかった影響ですが、指定されていたら結構難産だったかもです
- 54 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 23:32:08.22 ID:KOvHKbM70
- マックスの試練その2
滾る保護者ローズの選定
40>27−10(キアラ守り抜き)
※基準値を下回った為、関門突破!
――
ローズ「……」ゴゴゴゴ…
ローズ「……ふー」フッ…
一同「「!!」」
ローズ「ついに、この日が来てしまったのネ……」
ローズ「マックスちゃんも、そしてキアラちゃんも……一時の気の迷いではないわネ?」
マックス「……」コクリ
キアラ「……」コクリ
ローズ「そう……」
ローズ「本当に、いつの間にか大人になっちゃってもう……」
ローズ「……」ゴシ…
ローズ「二人が覚悟を持って決めたことなら、アタシは何も言うことはないワ」
ローズ「子の成長を見守るのが保護者の役目」
ローズ「でも、子がいつか親離れをするように……親も子離れをしないといけないの」
キアラ「ローズさん……」
ローズ「マックスちゃん?」
マックス「は、はい!」
ローズ「昨日の件は聞いているワ。この子を守ってくれたことにはお礼を言うけど……」
ローズ「これから先、もっと大変なことがあるかもしれない。それでも、変わらずこの子を守ってくれる?」
マックス「勿論です!」
ローズ「――いい返事ヨ!」ニッ!
- 55 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 23:33:08.46 ID:KOvHKbM70
- ローズ「キアラちゃんとフィーアちゃんが、アタシの天使なのは生涯変わらないワ」
ローズ「だから、二人を傷つけるような輩がいれば容赦はしない」
ローズ「でも、アタシも一人の人間。いつでもどこでも、この子達を守ることはできないの」
ローズ「あなたは、まだまだ強くなれる。唯一無二の、この子の騎士としての成長を楽しみにしているワ!」
マックス「はい……!」グッ!
キアラ「私も、もっともっとローズさんみたいになれるように頑張ります!」グッ!
ローズ「ふふ……」
ローズ「アベル様達に、アタシ……後に残るのは、あの人かしら?」
マックス「……」ブル…
ローズ「無理に行く必要もないとは思うけど……その目は、行く気ネ?」
マックス「はい。ちゃんと、男としての筋は通したいので」
ローズ「……頑張りなさいヨ!」バン!
……
ローズ「……争いの日々の中で出会った若い男女が恋人同士になる……」
ローズ「青春ねぇ……」
アイナ「で、でも驚いちゃったなぁ……」
スミレ「ええ。まさかキアラ様とマックスさんがお付き合いなされるとは」
アイナ「キアラ様もフィーア様も、あまり興味がない様子だったのに……」
スミレ「やはり、マックスさんの真っ直ぐなところに惹かれたのでしょうか?」
アイナ「ああ、確かにこの前の城塞の修復の時も頑張ってくれてたもんね」
スミレ「鍛錬をご一緒したこともありますが、ボクの爪にも怯まない勇敢さもありましたね」
アイナ「ふむふむ、キアラ様はそういう人が好きだったんだねぇ……」
ポロポロ…
アイナ&スミレ「「!?」」
- 56 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 23:33:48.01 ID:KOvHKbM70
- ローズ「おう゛っ……おう゛う゛う゛う゛……」ポロポロ…
スミレ「ロ、ローズさん!?」アセアセ
アイナ「あぁ、やっぱり無理してたんだ……」ホロリ…
ローズ「し、仕方がないでしょぉぉ……アタシは、あの子の保護者だもの……」ポロポロ…
ローズ「あの控えめなキアラちゃんが、自分で決めたことなのヨ……?」
ローズ「あの子の選んだ道を、祝福、して、あげなきゃ……」ポロポロ…
ローズ「――でもやっばり予定より゛も早ずぎだっておも゛っぢゃう゛のよお゛お゛お゛ぉぉぉぉ!」ボロボロボロボロ!
アイナ「ああ、ローズさんのお化粧が崩れちゃう……!」ワタワタ
スミレ(……願わくば、フィーア様に相応しいお相手は遅れて現れて欲しいです)
ローズ(雄)「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉん……!」ダバダバ!
アイナ「ああ、完全にお化粧が……ほぼローゼンさんになっちゃった」
スミレ「……しばらくお仕事は、ボクとアイナさんで頑張りましょう」
アイナ「そうだね……ローズさんも一頻り泣いたら、落ち着いてくれるだろうし」
スミレ「ええ。でも、皇子様達とローズさんを説得したとなると残りは……」ブル…
アイナ「キアラ様とマックス君、大丈夫かなぁ……」
……
――
- 57 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 23:34:49.26 ID:KOvHKbM70
- ――
……
【帝国・ギルバートハウス】
フローレン「ちょ、ちょっと聞こえなかったわぁ……」
フローレン「キアラ、もう一度言ってみなさいな?」
キアラ「で、ですから。このマックスさんと、お付き合いをさせていただくことになりました///」
マックス「……」ドキドキ
フローレン「お付き合いってあなた……流石の天才の私もこればかりは読めなかったわぁ……」ビックリ
フローレン「ふぅん……」ジロジロ…
マックス「……」ドキドキ
フローレン「まあ、ギルバートというこの世で一番の男を私が手に入れてしまっている以上?」
フローレン「他の女は誰であれこの人よりも下の男で妥協するしかない運命だけどぉ……」チラ…
フローレン「まぁ……その辺のつまらない貴族よりはずっといい妥協ラインじゃないのぉ?」
マックス(貶されているのか、褒められているのか、どっちなんだろう……)
マックス(いや、この人もだけど本当に問題なのは……)
ギルバート「……」
マックス(さ、流石に帯剣してないからすぐにばっさりやられたりは……)
マックス(ああ、駄目だ! この人素手でも人間じゃない強さだもん!?)ブル…
マックス(だ、だけどそれがなんだ! 俺……達は一度この人を越えているんだ!)
マックス(堂々と……もし、殴られるとしても正面から受けるっ!)グッ!
キアラ(マックスさん……!)
ギルバート「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 23:35:12.40 ID:tfDFSf3B0
- ん
- 59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 23:35:32.20 ID:hC/Vud7DO
- はい
- 60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 23:37:33.70 ID:zXoF/ebjO
- フィアンセの加護なのか
パターン通りであればマックス相当なラッキー発揮してるな
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 23:38:51.93 ID:RkQqzfzHO
- >>マックス(堂々と……もし、殴られるとしても正面から受けるっ!)グッ!
「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」
- 62 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/29(月) 23:52:03.27 ID:KOvHKbM70
- マックスの試練その3
強者を求める皇帝の期待
40+15(最終戦での一撃)>50
※基準値を上回った為、関門突破!
――
ギルバート「――ふん!」ボッ!
キアラ&フローレン「「!?」」
マックス「うおぁっ!?」
マックス(が、顔面は流石にまずいってぇ……!? そこは腹辺りにしてぇ!?)
――『フレアミラージュ』発動――
ユラ…
マックス「あ、あぶねえええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」バクバクバクバク!
ギルバート「クク……やはり、やりおるな王国騎士よ」ニヤリ
ギルバート「覚悟を決めておらねば、その動きはできぬ」
キアラ「だ、大丈夫マックスさん!? お、お父様何を!?」
ギルバート「なに、そやつを試したまでよ」
ギルバート「たとえ帝国が実力主義で無くなったとしても、我は変わらぬ」
ギルバート「腑抜けた輩や、我を主張せぬお前につけ入り甘い汁を吸おうなどという輩なら殺すつもりだったが……」
ギルバート「以前も感じた通り、この騎士は見た目に反してなかなかやりおる」
ギルバート「あの緑髪の将同様、粗削りだが……砥ぐに値する牙持つ強者よ」
ギルバート「ふふふ……アベル達といい、なかなかどうしていい相手を見つけてきおるわ……」
キアラ「お、お父様……それじゃあ……!」
ギルバート「うむ――我が名において、認めよう」
マックス「よ、よかったぁぁぁぁ……」ヘナヘナ…
- 63 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/30(火) 00:08:57.40 ID:RspoiOJI0
- ギルバート「……む、気を抜くと死ぬぞ?」
マックス「え?」
ギルバート「流石に試す相手に追撃まではしかけぬが……」
ギルバート「――忘れたか? 我が拳の力を」
――『覇道拳』――
優勢取得時、与える劣勢を常時3にする←
――『皇龍の構え』――
優勢判定を得た時、敵が防御行動を取った場合は攻撃を分散し、1×3に変えることができる←
ギルバート「幻影を突き抜けた闘気はまだ二つ残っているぞ」
ドゴォ!
マックス「ぐほぉ!?」
ズドォ!
マックス「おふぉ!?」
ドシャァ…
キアラ「マ、マックスさん!?」
フローレン「あなた、容赦無さすぎよぉ……」
――『王国の未来を担う者』――
戦闘時、敵のレベルが自身より高い場合、常時補正+30
このスキルを持つ限り、劣勢を受けられる回数を3にする
さらに補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う
マックス残耐久3−2 = 1
マックス「うぐぐ……じ、実戦だったら死んでいますね、確かに……」グググ…
フローレン「っ! 驚いたわぁ。よく立てるわねぇあなた……」
マックス「キ、キアラちゃんを守る為にも、このくらいじゃへこたれてられませんから……!」
ギルバート「ク、クク……!」
ギルバート「――ますます気に入ったぞ。アベル達以外にも、まだまだ楽しめそうな者は多い……」
ギルバート「――マックスよ。我が娘キアラと共に、今後も励むがよい」
マックス「は、はい! ありがとうございます!」
キアラ「マックスさん! まずは回復回復……!」パアアァァ!
マックス「あ、ありがとうキアラちゃん。実は結構無理してるんだよね……」フラフラ…
ギルバート「ククク……」
フローレン「手加減してたけど、この人の拳を受け止めきるなんて……」
フローレン「ふぅん……」
フローレン「ま、やっぱりギルバートには敵わないけど、キアラ……あなたには、お似合いかもねぇ……」
……
――
- 64 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/30(火) 00:19:26.53 ID:RspoiOJI0
- マックスが全ての関門をクリアしたあたりで、今日はここまで
補正があったとはいえ、マックスはやはり運がいいかも
この後もう少しだけやりとりがあった後、おまけ14終了となります
そして次のおまけ15は、まさかの隠しボス2体との戦闘
2体ともストーリー展開で出番を失った存在ですが、多少理由をつけての戦闘となります
まあ本来の出現条件が『クラウスの死亡+王国健在』と『シュタイナーとの和解成立』だったんでそりゃ出てこれないです
(片方はおそらくほぼ負けず、片方は勝っても負けても無問題)
戦闘は、万が一戦っていた場合の状況を再現して戦います
隠しボス1(弱)→純粋なアベル隊のみ(皇族支援無し)
隠しボス2(最大徒党)→最終決戦仕様(アベルの覚醒スキル+皇族支援有り)
おおまかな流れは考えていますが、先に戦ってみたい方を挙げていただけると助かります
本日もありがとうございました!
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 00:29:30.28 ID:KCs3eJtiO
- おつおつ
片方は王国、もう片方は聖国関連だが誰なんだ……?
とりあえずまずは弱い方で
強い方→弱い方で行くとドラクエ7みたいに拍子抜けになりそうだし
- 66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 00:31:09.58 ID:NGB1DKCJ0
- 乙です!
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 00:33:07.66 ID:oNyidHBDO
- 乙
最初は隠しボス1の方で
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 05:41:22.70 ID:7H97DqYe0
- おつです
最初は1を希望します
- 69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 06:27:15.68 ID:jLEe8/F60
- 乙です
隠しボス1(弱)をお願いします
- 70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 07:50:36.44 ID:zUdiDnpsO
- 乙
国単位でみるとやはり聖国の方が相手やボスとしての格が上だし
王国→聖国で見たいです
王国の隠しボスはクラウスロスト後にスカーレットさん差し置いてトップ台頭しようとする奴っぽいのかな
何より魔物が奪われてない世界観だろうからその辺フル活用してきそう
元々サクちゃん含む5竜って王国のものだったしあれがフュージョンプラスアルファとかなったら
弱いとは書かれてるけど何だかんだで結構ヤバい代物出てきそうやねえ
- 71 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/30(火) 23:57:20.11 ID:RspoiOJI0
- こんばんはー
遅くなりましたが、おまけ14終了まで投下したいと思います
そして隠しボスは王国側となりました
(弱)で固定になってしまうのも実はストーリー展開が理由かつ、絶対に覆せない結果があるためだったりします
- 72 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/30(火) 23:58:21.46 ID:RspoiOJI0
- ――
【帝国・街道】
マックス「いてて……」サスサス…
キアラ「もう、お父様もだけどマックスさんもあんな無茶を……」
マックス「いや、覚悟は決めてたつもりなんだけどさ」
マックス「いきなり顔面に加えて3回分の打撃は完全に想定外だよ……」
マックス「……でも、へへへ……」
キアラ「?」
マックス「――これで、俺とキアラちゃん……ちゃんと、恋人になれたってことだよな///」
キアラ「……はい///」
マックス「みんなの言う通り、俺はまだまだ未熟だけどさ」
マックス「もっともっと、色々と成長して……絶対にキアラちゃんに相応しい男になって見せるよ」
マックス「絶対にな……!」グッ!
キアラ「私も、色々未熟者ですよ?」
キアラ「だから……慌てないで。二人で、一緒に頑張りましょう?」
マックス「ああ、そうだな。二人で一緒に……」
ギュ…
マックス「……///」
キアラ「……///」
マックス(どうしよう。あんなことをしちゃったのに、やっぱりこうしておてて握るだけで幸せすぎる///)
キアラ(ああ、マックスさんの温もりを感じると記憶が蘇って……///)
マックス「ゆ、ゆっくり行こうな! ゆっくり!///」
キアラ「は、はい! ゆっくりと行きましょう!///」
マックス(掴んだ幸せ……)
キアラ(この手は……)
二人((絶対に、離さない……///))
……
――
- 73 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/30(火) 23:58:56.98 ID:RspoiOJI0
- ――
【帝国・アベルの城塞】
マックス「ただいまもどりまし――」
ロウル「ニヤニヤ」ニヤニヤ
マックス「うおぅ!?」ビク
キアラ「ロ、ロウルさん? 口で言わなくても……///」
ロウル「いやはや、アベルさんから聞いた時には驚きましたよぉ」ニヤニヤ
ロウル「まさか、お二人がねぇ」ニヤニヤ
キアラ「あぅ……///」
マックス「くぅ、俺だって身分とか実力とか、色々足りてないとは思うけどさぁ……!」
ロウル「いやいや、何を仰りますかマックスさん」
ロウル「マックスさんの性格は知っていますし、実力だってもう将軍級でしょう?」
ロウル「むしろどんどん見せつけて、しつこい貴族連中の心圧し折っちゃってくださいよぉ」ニヤニヤ
マックス「み、見せつけるって……///」
キアラ「恥ずかしい……///」
ロウル「おぅおぅ、初々しいことで」ニヤニヤ
ロウル「……でも、おめでとうございます」
ロウル「キアラ様も、ずっと苦労してきたんです。そろそろ幸せを掴まないといけませんからね」
ロウル「責任重大ですよぉ、マックスさん?」ポン
マックス「わ、わかってるって! この先何があろうと、俺はキアラちゃんの為に生きる!」
ロウル「この先、何があろうともですか……」ニヤリ…
ロウル「それじゃあ、お熱いお二人は早速中に入ってもらいましょー!」バッ!
二人「「?」」
ガチャ…
- 74 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/30(火) 23:59:29.20 ID:RspoiOJI0
- パトラ「マーックスッ!!!」ズドドド!
マックス「うぎゃああああぁぁぁぁ!?」ポーン!
キアラ「マックスさーん!?」
パトラ「全くこの子ったら……! いつの間にキアラさんに手を出したの!?」
パトラ「いいですか? 確かに私はあなたに騎士としての心得を説いてきたつもりです」
パトラ「でもっ! 私がアベルさんに手を出してしまったことまでは、真似なくていいのっ!///」
パトラ「あなたはもっと、節度ある行動をですね……!」
マックス「ち、違いますパトラ将軍!」ムクリ
マックス「俺だって、軽い気持ちじゃありません! 誓いの儀もした、本気なんです!」
キアラ「は、はい! 実は、以前からマックスさんとは、その……///」
パトラ「……ふふ」
マックス「え?」
パトラ「あなたの口からそれが聞けて満足だわ」
パトラ「あなたは確かに、ちょっと煩悩が多いところはあるけれど……」
パトラ「根は誰よりも真面目。私の誇れる部下よ」ナデナデ
マックス「あ、パトラ将軍……///」
パトラ「……キアラ皇女。至らぬところも多い部下とは思いますが」
パトラ「彼は決して、あなたを裏切ることはありません。王国将の名にかけて、約束致します」ザッ
キアラ「ええ。私もマックスさんを信じています……///」
パトラ「ありがとうございます。……よかったわねマックス?」ニコリ
マックス「は、はい!」
パトラ「ただ……ちょっと問題もあるのよね……」
二人「「えっ!?」」
パトラ「だって、考えてみて? キアラさんとお付き合いしてそのまま結婚となると……」
パトラ「――マックスが私の義弟になっちゃうでしょう?」
二人「「」」
- 75 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:00:16.14 ID:fqptme1k0
- キアラ「あ、そうです。パトラさんはアベル兄様と……」
パトラ「え、ええ。今はまだですが……行く行くはそうなれたら……///」テレテレ
マックス「パ、パトラ将軍が、俺のお義姉さん……!?」
〜〜〜
マックス「パトラお義姉ちゃん、ここ教えてー!」
パトラ「もう、仕方がない子ね。ここはこうして……」ムギュ!
マックス「
パトラ「――なに変な想像をしているのマックス!」ギリギリ!
マックス「いてててて!? ほんの一瞬だけ頭を掠めただけですよぉ!?」
パトラ「はぁ……キアラさん、本当にこの子でよかったの……?」
キアラ「え、ええ。マックスさんもその、男性ですし。仕方がないですよ」
マックス「キアラちゃぁん……」ジーン…
パトラ「マックスの場合、普通の子よりも特に煩悩が強いと思うのだけれど」ヤレヤレ
パトラ「……まぁ、義理兄妹の問題で色々考えてしまう気持ちはわからないでもありません」
マックス「で、ですよね!?」
パトラ「……マックス、その頭を落ち着かせてよーく『お義姉さん』の言うことを聞きなさい?」
マックス「は、はい!?」ビシ!
パトラ「このままだと、私はあなたの義姉になります」
マックス「はい!」
パトラ「そして私にとってキアラさんは義妹になります」
マックス「はい!」
パトラ「……あなたがキアラさんと別れても、キアラさんは私の義妹です」
マックス「あ、あれ?」
パトラ「……」
パトラ「……やれやれ。こういうことよマックス?」
ガチャ!
- 76 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:02:48.67 ID:fqptme1k0
- アベル「ん、おお戻ったか――義弟よ」ニヤリ
カイン「遅いぞ、義弟」
アドルラン「はははは! 『家族』の食事の用意はできているぞ!」
マックス「」
アーシャ「おかえりなさい。お義姉さんに今日の出来事を教えてくれますか?」ニコリ
シア「お義姉ちゃんも聞きたいな〜」ポヤポヤ
ティア「お、義弟の懺悔を聞くのも、義姉の務めなんですよね……!?」ワタワタ
エリス「マ、マックス! ご飯の後は、お、お義姉さんと鍛錬をしましょう!?」ワタワタ
マックス「」
エメリナ「お、お義姉ちゃんが二人の為に夜のご奉仕を教え――」モガモガ!
ルーシェ「駄目です、絶対……! 悪影響……!」ググググ!
ヒバリ「あははは……ま、私はみんなのお姉さんっていうのはあまり変わらないかなー」
ヒバリ「ちょっと残念だけど、今まで通り頼ってくれていいからねー?」
マックス「」
フィーア「家族が一杯って、幸せですよね!」ピョン!
フィーア「――マックス義兄様!」キラキラ
マックス「」ファー…
キアラ「マックスさん!? しっかり!?」ユサユサ!
- 77 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:04:34.08 ID:fqptme1k0
- パトラ「あら、思ったよりショックが大きかったみたいですね?」
ロウル「わざわざ私が匂わせて、パトラさんからしっかり教えてあげたのにですかー?」
ティア「ロ、ロウルさん! やっぱりこの悪戯はちょっと過ぎたのでは……!?」オロオロ
エリス「なんだか、凄く恥ずかしかったです……/// マックスさんの方が年上なのに……」
ロウル「えー? でも本当にそうなるかもしれないんですよぉ?」ニヤニヤ
ロウル「今の内から慣れて貰おうという、私なりの思いやりだったのにぃ」
アベル「まぁ、誰であれ衝撃は受けるだろうな……」
カイン「改めると、僕らの関係がとてつもなくややこしいことになっているからねぇ……」
アドルラン「はははは! だが私は嬉しいぞ! 本当の家族とは昔の関係に戻れ……」
アドルラン「今、友たちとも家族になれているのだからな!」ハハハハ!
フィーア「私も驚いちゃったけど、マックスさんなら信じられます!」ピョン!
フィーア「ここのところ、ずぅっとキアラ姉様を守ってくださっていたようですし!」
キアラ「あはは、やっぱりフィーアちゃんには色々気がつかれてたかな……?///」
アベル「確かに言われてみると、結構前から一緒に行動していたものな……」
アベル「やれやれ、マックスが真面目な男でよかったとつくづく思う」
アベル「――妙な男だったら氷結粉砕していただろうからなぁ」ヒュオオォォ…
マックス「」ガタガタ
マックス「はっ!?」
キアラ「あ、よかったマックスさん帰ってきた!」
アベル「ふふ……すまなかったな。文句があればロウルに言ってやってくれ」
マックス「い、いえもう大丈夫です! 確かに言われてみるとそういえばって驚きましたけど……」
マックス「俺はキアラちゃんを絶対に幸せにしてみせると、きょうだいの皆さんの前で宣言するっ!」バッ!
一同「「おぉー!!!」」パチパチ!
キアラ「///」
マックス「そして……皆さん、これからもどうかこのマックスをよろしくお願いします!」ペコリ
チョンチョン
マックス「ん?」
ノワール「――ええ、よろしくね? 私のこともお義母さんって呼んでくれるのかしら?」ニコリ
マックス「」ファー…
キアラ「マックスさーん!?」ユサユサ
アベル「ふふ、頑張れよマックス?」
――
EX14
戦いを終えて〜〜帝国第一皇女に迫る闇と王国騎士〜〜
おしまい
――
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 00:05:33.06 ID:9dqG0yHOO
- そういえばマックスとキアラから見たらエリスとティアって年下の義姉とかいう背徳感溢れる存在になっちゃってるのか
- 79 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:10:47.79 ID:fqptme1k0
- ――
EXイベント15-1
【戦いを終えて〜〜王国の深淵・五竜の研究理由〜〜】
――
- 80 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:16:28.99 ID:fqptme1k0
- 帝国・聖国・王国……
かつて争いを繰り広げた三国は、激しい争いの果てに和平を結ぶに至る。
各地で新たに台頭しようとする者、暗躍しようとする者……
そういった者も決して少なくはない。
だがしかし、戦争を生き抜いてきた者達はこれらも鎮め、平和の為に尽力してきた。
――
ルーシオ「うわあああああああ! マークス『新婦』っていったじゃないかあああぁぁぁ!?」ジタバタ!
留学帝国兵「はははー、どこかで見た顔だと思ったらルーシオ将軍じゃないですかー」ムキッ!
留学帝国兵「聞きましたよー? 聖国の、ティアちゃんみたいな衛生兵の子に酷いことしてたんですってー?」
留学帝国兵「――マークスさんと一緒に叩き直してやるから覚悟しろ」ボソリ
ルーシオ「嫌だー! 離せ―!?」ジタバタ!
ガシ!
ヘリング「案ずることは無い……」ムキィ!
ヘリング「マークスシンプノオシエハスバラシイカラナ」
ルーシオ「」ガタガタ
リーナ「……確かに、被害者はでていますが」
アルフ「元々は、我が国の者が呪術を過剰に排したことが原因だ。彼も、そういった意味では犠牲者だ」
マークス「お任せください! 必ずやあの少年を光の道に連れ戻して見せましょう!」ムッキィ!
――
全てが全て上手く行くわけではない。
しかし、それでも彼らは日々を生き抜いていく。
再び、争いに満ちた世に戻さないために。
- 81 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:26:53.11 ID:fqptme1k0
- それは険しい道のりだ。
だが諦めることも、投げ出すことも無い。
かつてない苦難を乗り越え、育まれた絆があるのだから。
そして……かけがえのない愛も。
――
アイナ「珍しいね、エリスちゃんが私達に相談だなんて」
エリス「その……エメリナさんだと、私が耐えきれない可能性が高いので……///」
エリス「エメリナさんから、エメリナさん以外にその……『夜』のご相談で適した人を伺ったんです///」
アイナ「え、夜って……アベル様と何かあったの!?」ガタ!
スミレ「……アベル様は優しい方です。エリスさんを手酷く扱うとは思えませんけど」
エリス「は、はい/// その……もう……///」モジモジ
アイナ「わあぁぁ///こっちも恥ずかしくなっちゃうね……」
アイナ「で、でも、ローズさんだって負けてないんだから!」フンス!
スミレ「ええ。ですが今は、エリスさんのご相談から。何があったんです?」
エリス「その……先日お出かけした際にわかったんですけれど///」
エリス「アベル様……わ、私のお尻に……///」カアァァ!
アイナ「あ、お尻ならスペシャリストのスミレちゃんがいるから安心してエリスちゃん!」グッ!
スミレ「ちょ、ちょっとその言い方はやめてくださいよアイナさんっ!?」ガターン!
――
愛する者と結ばれたい。
愛を育み、子を持ちたいという者が現れ始める。
戦時中では、思っても口に出せないことを今は誰でもできるようになった。
戦争は終わった。
平和な世は、確かに訪れているのだ。
しかし……
- 82 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:32:34.45 ID:fqptme1k0
- ――
【???・???】
ゴポポポ…
元王国大臣「くく……」
元王国大臣「くくくく……!」
元王国大臣「ああ、もうすぐだ。もうすぐこの耐え難い生活から解放される……!」
元王国大臣「もうすぐ、もうすぐですぞ……」
元王国大臣「――もうすぐ、夢が現実のものに……!」
元王国大臣「くくくくくくく……!」
元王国大臣「三国和平とやらに浮かれた馬鹿共には、もう止められん……!」
ゴポ…
ゴポポポ…
――
深い、深い闇は……
深淵の闇は、まだ潜んでいた……
……
――
- 83 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 00:35:31.20 ID:fqptme1k0
- おまけ15導入部が済んだあたりで、今日はここまで
正直真体ギルバートすら余裕持って倒せた上にさらにレベル上がったアベル達なんで、苦戦はしないでしょう(白目)
まだ前回のダメ押しクリティカルの補填に悩んでいますが、そろそろ考えないと……
本日もありがとうございました!
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 00:43:06.68 ID:/6p2drDNO
- おつおつ
なるほど、クラウスが死んだらこの大臣が実権を握って裏ボスが出てくるって流れだったのね
あとなんかさらっと見えたんだけどこの口ぶりだとアイナはこれローズさんとは一線越えた感じか
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 09:40:26.20 ID:QS0Nzhoy0
- 当初60%の確率クリアして助けた王国の名無し新米兵士が
色々あって主人公の義理の弟になった件
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 13:28:18.15 ID:mPxc2BMhO
- だってこのスレ0.25%の奇跡すら複数回起こしてんだよ?色々ラッキーボーイなマックスが義弟になるのも決まった運命だったのかも(白目)
しかしマックスは順風満帆、ヘリング司教もさりげに更生したりエリスも性知識の吸収に積極的になったりと本当にいい流れだし、この大臣も被害なく倒したいな
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 22:57:31.63 ID:Az9L94hGO
- 順調かなと想った直後に王国が火の海だったりもしたし
あくまで油断は禁物やで
隠しボスが弱いのはサクが健在で五竜の魂が揃わないとかかな
安易な先読みは良くないかもだけど
- 88 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:37:50.51 ID:fqptme1k0
- こんばんはー
今日も今日とて少しづつ再開です
- 89 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:38:39.85 ID:fqptme1k0
- ――
スカーレット「さあ、もう逃げ場はありませんわよ!」ヒュパン!
腐敗貴族兵達「「」」ドサドサ…
腐敗貴族「ひええぇぇ! い、命だけはお助けおぉぉぉぉ……!」ガタガタ
スカーレット「ええ、この場では殺しません。全てを吐き出させるまではね」
スカーレット「――悪事のことも、精液も、何もかもを出しきりなさい!」ギュパン!
腐敗貴族「ンギイイイィィィィィィィィン!?///」ドピュピュピュピュピュ!
腐敗貴族「」ドサ…
スカーレット「陛下、一団を全員屈服させて捕縛いたしましたわ」ビシ!
クラウス「すまないなスカーレット将軍」
クラウス「こちらも、館に囚われていた奴隷は全て解放したのだが……」
奴隷少女1「クラウス様……///」ギュ…
奴隷少女2「ん……///」ギュ…
クラウス「どうしたものか、私から離れようとしないんだ」
クラウス「辛い思いをしてきただろうし、怯えているのはわかるのだが……」
スカーレット「ふふ、陛下の人望ですわね?」
クラウス「?」
――
三国で、少なからず闇の芽はあった。
被害が拡大する前に、それを摘み取ってしまう。奮戦する者達は迅速だ。
白帝竜の悪用を企てた者も、信徒を洗脳していた司教も、影で蠢いていた暗将も。
その野望を砕かれてきた。
中には、変わった運命を辿った者もいるが……
――
……
- 90 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:39:19.26 ID:fqptme1k0
- ――
【帝国・白帝領域】
サク「キュルルーン!」モシャモシャ
マックス「……改めて、すごい光景だよなぁこれ」
フィーア「サクちゃんは大きいですけど、本当は大人しくていい子なんですよ!」ピョンピョン!
キアラ「ところでフィーアちゃん、今日はどうして私達をここに?」
カイン「なんか嫌な予感がするんだよねぇ……」
フィーア「こほん、それはですね……」
フィーア「先日、マックスさんのおかげで事なきを得ましたけど、キアラ姉様を狙う悪い人がいましたよね?」
カイン「ああ、あの餓鬼ね。今頃は死ぬよりきつい地獄をみているだろうさ」ククク…
マックス「まさかあんな子供が、実は帝国将だったなんて驚きですよ……」
カイン「僕はお前がキアラと付き合っていたことがやっぱり驚きだけどねぇ……」
マックス「そ、それを言ったらカイン皇子こそ、いつもエメリナちゃんにべったりじゃないですか!」
マックス「俺黙ってましたけど、それも結構驚きなんですからね?」
マックス「しかもあのダボダボメイド服がカイン皇子のしゅ――」
カイン「よーしマックス、八つ裂きにされたくなければ少し黙ろうなぁ?」ググググ!
マックス「むぐぐぐ!」
キアラ「ふ、二人とも落ち着いて、ね?」アセアセ
フィーア「仲良しさんですね!」ピョン!
カイン「誰がだよ……! で、話を戻そうか」
マックス(あ、ずるっ!)
フィーア「そうでした! マックスさんもローズさんも、いつでも姉様のお傍にはいられません」
フィーア「もしかしたら、まだ姉様を狙う悪い人がいるかもしれません!」
フィーア「ですので、私考えました! 私も姉様や兄様をお守りするために……」
フィーア「――サクちゃんに乗って、上空から帝国に悪い人がいないか探るんです!」
フィーア「――カイン兄様にはサクちゃんだけひっかからない特別な結界を用意してもらうので大丈夫です!」フンス!
カイン「流石の僕でも無理なものは無理だからな!?」
キアラ「フィーアちゃん、危ないことはやめて!?」
マックス「まずこの竜が帝国中を日頃から飛び回るのは一般人生きた心地しないんじゃないかな!?」
フィーア「あれれ?」
サク「キュル?」
- 91 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:40:32.60 ID:fqptme1k0
- カイン「まったく……前の我儘通り、この領域周辺だけ結界に穴を用意してやっただろう?」
カイン「散歩は自由にできるんだからそれで我慢しなよ」
カイン「フィーアがそんな危ない真似しなくても、僕や兄さんにアベル達も警戒は強めているんだ」
キアラ「そうだよフィーアちゃん。もし警戒するにしても、今まで通りでいいんじゃないかな?」
マックス「キアラちゃんは、今度こそ俺がきっちり守ってみせるからさ!」
フィーア「うーん……姉様達にそう言われてしまうと、お流れにするしかないです」
サク「キュルン?」
カイン「……まあ確かに、こいつがいつ空から襲ってくるかと思うと悪事を働く連中も気が気じゃないだろうけどね」
キアラ「本当に大人しい子だけど、戦うとすごく強いんだもんね……」
マックス「前の様子からするに、キアラちゃん達のお母さん……魔女フローレンでもきっつい相手なんだろ?」
サク「キュルー!」ドヤ!
カイン「だろうねぇ。まあ正面からやって勝てるのは父さんと義母さん……」
カイン「あとはアベルとエリスくらいかな? ……結構いるのがすごいな」
サク「キュルーン…」ショボン…
サク「キュ……キュキュキュー!」パタパタ!
マックス「うおっ!? 急にどうしたんだ?」
キアラ「小さく羽ばたいてるけど、何か伝えたいのかな?」
サク「キュ、キュキューン!」ミテミテ!
カイン「ん、これは……?」
フィーア「あ、わかりました!」ポン!
フィーア「どれだけ強い相手がいても、私にはこの翼があるもん! ですね!」ピョン!
サク「キュキューン!///」ホクホク
マックス「フィーアちゃんすげぇ……」
カイン「こいつの反応からして、多分正解だね……」
キアラ「でも、確かに流石のお父様達でも空は飛べないもんね」
サク「キュルン!」ノッテノッテ
フィーア「これは、それを見せてあげよう! だと思います!」
フィーア「折角ですから、キアラ姉様もカイン兄様も、マックスさんもお散歩を体験してみましょう!」ピョンピョン!
一同「「え!?」」
……
――
- 92 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:42:19.25 ID:fqptme1k0
- ……
サク「キュッキュー」バサァ!バサァ!
マックス「うおおぉぉ……低めって言っても結構高いぞ!?」ギュ…
キアラ「凄い景色だけど、ちょっと怖いかも……?」ギュ…
カイン「……普通に手を握り合うんだねぇ」
マックス「あ、これは……///」
キアラ「……///」
カイン「落ちる心配はないよ。流石は風を操る竜と言ったところかな」
カイン「こいつ、飛びながら独特の気流を生み出している。落ちそうになったら勝手にこっちに身体が押し戻されるよ」
フィーア「そうだったんですか!? 流石サクちゃんです!」
サク「キュルル!」ドヤ!
バサァ! バサァ!
フィーア「やっぱり、風が気持ちいいですね!」
カイン「ああ、確かに普段じゃなかなか味わえない風だね」
ズ……
サク「……キュ?」
フィーア「あれ、どうしたんですかサクちゃん?」
サク「キュ……キュ?」キョロキョロ…
サク「キュルー……?」カシゲ
マックス「い、一体どうしたんだ?」
キアラ「何か探している……いや、警戒しているのかな?」
カイン「……気流を突き破る程の大きな攻撃が来たら、僕達も落ちるだろう」
カイン「しかしそれこそ、お前達の連携でもなければここまでそんな攻撃は飛んでこない」
カイン「キアラ、魔力は感じたか?」
キアラ「い、いえ全く。見晴らしもいいですし、穏やかな天気だとしか……」
マックス「うん、地上の方にも怪しい奴はいないですよ」ジー…
マックス「こいつの勘違いじゃないですか?」
サク「キュ……」
フィーア「……サクちゃんは、変装状態でもアーシャ姉様の正体に気がつく程に鋭い感覚を持っているんです」
カイン「そいつが思わず警戒して……でも伏兵も魔力も無い。そうなると考えられるのは……」
カイン「……」
……
――
- 93 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:53:32.17 ID:fqptme1k0
- ――
【帝国・アベルの城塞】
アベル「サクが警戒を……?」
カイン「ああ。僕らじゃ感じ取れない何かを感じ取ったんだと思う」
カイン「あれが警戒する程となれば、危険性はあのクソ餓鬼の比じゃないだろうと思ってさ」
カイン「この僕がまた後手に回るのは癪に障るし、一応アベル達にも警戒して貰おうと思ったんだ」
アベル「……竜にのみ感じ取れた、警戒すべき気配か」
アベル「まさかとは思うが……」
カイン「――同種の存在」
マックス「ど、同種って……また竜がってことですか!?」
カイン「ああ。野生の魔物程度は一薙ぎにできる以上、警戒するならそれくらいの域だろう」
マックス「で、でも王国のドラゴンは全部で五体……」
マックス「赤帝と蒼帝はアベル皇子達が、黒帝は俺やパトラ将軍達で、白帝はこうして今ではフィーアちゃんに懐いている」
カイン「そしてあの後バーンズに確認を取ったけど、金真竜は父さんが切り刻んで山に埋めたってさ」
アベル「確かに、五体の内四体は葬った。王国の竜は全て倒したと言えるが……」
カイン「――そもそも、どうして王国の竜は五体ってわかったんだ?」
カイン「――元々が実験生物、他にもいた可能性はないのか?」
マックス「そ、それはないと思います。あの日、聖国は宝物庫からほぼ根こそぎ奪って行ったって話でしたし」
マックス「スカーレット将軍も多くの腐敗貴族を尋問したそうですけど、どの貴族も竜は5体しか存在しないと口にしたそうですし」
カイン「むむ……それじゃあ一体?」
アベル「……竜は五体。しかし、竜の『力を持つ』者なら、スミレがいる」
カイン&マックス「「!!」」
アベル「あの子は優しい子だ。何があっても、あの力を悪用することはないだろう」
アベル「だがもし、スミレと同じように竜の力を埋め込まれ、悪用するような者がいるとすれば……」
マックス「っ!」ゾクッ!
マックス「ちょ、ちょっとクラウス様とスカーレット将軍に報告に行ってきます!」ダダダダ!
カイン「だがアベル、金真竜と適合性の高かったスミレは確かに強いが……」
カイン「本人も言っていたが、どう足掻いても本体程の力は持てない」
カイン「金よりは格下とはいえ、白帝が紛い物を警戒するかな?」
アベル「……何事も起こらなければいいんだが」
……
――
- 94 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:00:18.13 ID:s+JJVhY40
- ――
……
【王国・王城】
クラウス「――そうか。ありがとう」
クラウス「しかし、今のところそのような報告は挙がっていないな」
アベル「そうでしたか。お騒がせして申し訳ありません」
マックス「す、すみませんアベル皇子。一人で突っ走っちゃって……」ゼェゼェ…
パトラ「まったく、全速力で城塞内を走っているから何事かと思ったじゃない……」
アベル「いや、マックスの気持ちはわかる。白帝竜が異例なだけで……」
アベル「竜の力が人に向けられた場合、その脅威は計り知れんからな」
アベル「パトラもそう思ったからこそ、こうしてついてきたんだろう?」
パトラ「え、ええ……」
スカーレット「ふふ、しかし……」
スカーレット「また腕を上げましたわね、お二人とも?」
スカーレット「あなた達がいれば、王国騎士団も安泰ですわ」
クラウス「うむ。我々も鍛錬は重ねているが、だからこそ差を痛感するよ」
スカーレット「ちょうど腐敗貴族の取り締まりや強襲も増やして、兵共々実戦経験を積んではいるのですが……」
スカーレット「ほぼ全員、ワタクシの一撃で沈んでしまいますの」
スカーレット「この点からしても、現時点で王国に竜の力を宿した兵士はいませんわ」
スカーレット「先日も、結構な腐敗貴族を躾……尋問したのですけど」グイッ!
調教貴族「ぶひぃん!?」ドサ…
一同「「!?」」
スカーレット「ほら、アベル皇子達もお越しになっているのですよ?」グリグリ
スカーレット「あなたの持つ情報を、全て吐きだしなさいな? 吐かないと踏むのを止めますわよ?グリグリ
調教貴族「ぶひっ! ほ、ほんとうに私めごときでは、もう知っていることがないのでございます!」
調教貴族「役に立たないこの豚を、どうか踏んで躾けてくださいませぇ!」
スカーレット「……」グリッ!
調教貴族「ぶひょっ!?」ビクン!
クラウス「……スカーレット将軍、自室待機」ハァ…
スカーレット「そんな、陛下!?」
パトラ「……この光景も少し王国の闇の気がしてきました」ガクリ
マックス「し、仕方がないですよ。スカーレット将軍ですし……」
アベル「クラウス王、だいぶお疲れだな……」
- 95 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:14:08.64 ID:s+JJVhY40
- スカーレット「くぅ……あなた、本当に隠し事はないのですね?」
スカーレット「アベル皇子がこうしてお越しになっている以上、可能性は0ではない筈……」グリグリ
調教貴族「ふぉっ! ……そ、そもそも五竜などという危ない物に手を出すものが、少ないのです……!」
調教貴族「あんなもの、宝玉に封印している状態で砕いてしまえばよかったものを……!」
アベル「……そういえば、ふと気になったのですが」
アベル「王国の五竜。これはいつ頃から封印されていたのですか?」
クラウス「何時から……それは少し難しいな」
スカーレット「……少なくとも、私が陛下に忠誠を誓う前」
スカーレット「愚かな前王の時代から、竜の存在は耳にしたことはありましたわ」
クラウス「私が国王となったのも、急な話だったな。前王は突然崩御したのだ」
クラウス「その頃には既に宝物庫に封印されていた筈だが……」
クラウス「……もしかすると、大臣であれば詳しいことを知っていたかも知れないな」
調教貴族「おお、そうです!!」
一同「「!?」」
調教貴族「大臣様は、竜を封印して保管することを特に推しておられました!」
調教貴族「反対する貴族も多かったのですが、流石に大臣殿に逆らうわけにも……」
アベル「王国の大臣……」
アベル「今はどこに?」
クラウス「それが……あの日、天使の襲撃があってから行方がわかっていない」
クラウス「おそらくはもう……」
アベル「……」
アベル「……嫌な胸騒ぎがする」
マックス「え?」
アベル「パトラ、マックス」
アベル「――念の為、戦いの準備を整えておいてくれ」
……
――
- 96 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:24:19.74 ID:s+JJVhY40
- ――
【聖国・教会付近】
キメラ1「ガアアアア!」
キメラ2「グルアアア!」
聖国民「ひっ!? な、なぜ神の御加護がある我が国にこのような!?」
――『断罪の一閃』発動――
アルフ「はあっ!」ズバア!
キメラ1「」ドサ…
キメラ2「」ドサ…
キメラ3「ギ、ギィ!?」ダッ!
ダァン…!
キメラ「」グシャ…
リーナ「ふぅ……」
聖国民「おお……アルフォンス様、エカチェリーナ様……!」
リーナ「ご無事ですの!? はやく避難なさって!」
アルフ「魔道隊! 周囲の警戒をしつつ結界を展開せよ!」
リーナ「私と兄上の護衛は不要です! 民の安全を最優先にお願いしますの!」
アルフ隊&リーナ隊「「はっ!」」バッ!
アルフ「まさか、魔物の襲撃を許すとはな……」
リーナ「……兄上、この襲撃をどう思います?」
アルフ「この程度の魔物が、聖国を覆う結界を破れるとは思えぬ」
アルフ「――これは、聖国内から湧き出していると見るべきだろう」
リーナ「ですわね。そして、この姿には見覚えがありますの……」
リーナ「これは――王国が生み出した魔物ですわ」
アルフ「そうなると、考えられるのは……」
……
――
【聖国・???】
元王国大臣「クククク……!」
元王国大臣「いよいよですぞ……!」
ゴポポポポポ!
……
――
- 97 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:28:02.99 ID:s+JJVhY40
- 隠しボス1戦前まで進んだ辺りで今日はここまで
明日か明後日には戦闘開始となると思いますが、まあこちらは気楽に構えて大丈夫です
なおクリティカル補填はやはり思いつかなかったので、ゾロ目チケット1枚にしようかと思います
戦闘の保険に持つもよし、短い話ならこのスレ内で追加のおまけで挟むこともできるかな?
本日もありがとうございました!
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 00:40:42.14 ID:ISmQQmUX0
- 乙です!
元大臣はどんな目にあうんだろうか…
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 00:48:02.95 ID:+lZj2EG2O
- おつおつ。ゾロチケやったー!でも悩んじゃう!
これは密かに大臣が自分の身体にも龍の力を取り込んでたってことかな
アベル隊だけでもレベルぶっ飛んでるし、マラートさんみたく大臣も木っ端微塵にされそう
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 10:26:04.29 ID:kUr3FmCy0
- 王国が突然の天使の襲撃で半壊した仕返しにも見えるな>>聖国内にキメラを放つ
しかし今更だけどマラートさんも出番は短かったけど印象深いな。偶ゾロでテンションマックス直後のまた偶ゾロで消し飛ぶとか狙ってもできないし
コンマが特に荒ぶる聖国内に潜伏してるっぽいし、大臣も即死する可能性が……?
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 13:11:31.83 ID:MRsuQVlRO
- マラートさんのおかげで嫁が増えたからね
それもとんでもない素質持ちの
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