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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その15

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418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 07:52:01.17 ID:qCD9pnf7O
常時変身できるようになったのは良いね
口調は変な訛りとかでも良さそう
竜だけになんちゃって名古屋弁とか
体型は元々フィーアと友達のリーナ含めて
3人で桃園の誓いおっ始めそうやなこれ
将来フィーアだけ裏切るかもしれんけど
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 08:18:25.67 ID:SeyxkL9NO
乙!
これは残念美人の香りがする子が生まれそうだぞ……?

>>417
このスレの0は10じゃなくてそのまま0扱いでレベルアップ判定の時とか計算式の時は最低保証の1扱いになってる
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 10:09:26.26 ID:GQnjSz6UO
白髪ロング・青目・高身長・白龍ということで、俺の中では擬人化サクの外見イメージが完全に遊戯王のキサラで固まった感ある
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 19:22:38.31 ID:bsT1IlR6O
そういやサクちゃん腐敗貴族への報復にブレス吐きそうだったしバーストストリームワンチャン?
あれ一応疾風弾だから風属性なんだよな……
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 20:02:00.16 ID:M7paOECj0
見方によっては女神様が頑張って自分倒したご褒美で
サクに人型になれるよう便宜図ってくれたみたいなもんやね
女神様超グッジョブだわ
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:30:23.21 ID:VpkTrKB70
ここで00使ったら勿体ないなら使わないけど、一応、胸の判定に
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:33:51.44 ID:b5kn3UyN0
ここで00使うのは勿体ないような
いやこの後に使うべき判定があるのか分からないけど
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:40:00.30 ID:zMObRoj5O
ないなら断崖絶壁にしたいとは自分も
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:43:01.84 ID:snKR8LUH0
別に断崖絶壁にする必要無いと思うけどな
この後なんか使うかもしれないし保留しときたいかな個人的には
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:43:23.05 ID:VpkTrKB70
00は絶壁だったか。他だと100だから忘れてた
てか、なんだ胸だけ00は外れなんだろう……
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:49:06.69 ID:6H4AdM6R0
ネタ気味だけど胸に使いたい人はいるだろうなと思った
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:50:29.68 ID:VpkTrKB70
>>428
胸判定だけは00は外れって言うことを忘れていただけ。
430 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/16(木) 23:55:21.63 ID:yqKRK6hA0
こんばんはー
遅くなってしまいましたが、ほんの少しだけ投下します
まさかの絶壁派の祝福。後ほど使用判定を多数決で行います
胸だけ00が絶壁なのは、ある意味で奇跡の産物だからです
なお他のタイミングでの00の例をあげますと

エリスお尻判定→00:妊娠しててもお尻なら……///
ヒロイン達の子供判定→00:双子確定
フィーアの成長判定→00:誰もが振り返るダイナマイトレディ!

などです。他にもいくつか判定はあるかもしれません
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 23:55:37.02 ID:UwPQZwUDO
仮に最高だからと言っても胸に使うメリット無いような
432 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/16(木) 23:56:34.73 ID:yqKRK6hA0
――小イベント『平穏を願う白帝竜の奇跡』――



【帝国・白帝領】



サク「キュルル……」フワァ…


白帝竜サクは、探して貰った住処で陽の光を浴びていた。

先日は妙な風を感じたが、今はそれも感じない。

世話になっている第二皇女達が急遽飛び出していったとなると、また彼女の兄達が何かを解決したのだろう。

つくづく、人間離れした人間達だと思う。

まあ、そのおかげでこうして惰眠を貪れているとも言えるわけで、感謝はするが。


サク「キュル……」


ああ、しかし。

仮にも帝竜筆頭の自分がこんな体たらくでいいのだろうか?

ここでの暮らしは快適だ。

穏やかな風が吹き、草も沢山生えている。

陽の光はこうして心地が良いし、その気になればいつだって大空に飛び立つことができる。


サク「……」


今の生活に満足していないわけがない。

だというのに、この感情はなんなのか。

……わかっている。それが何なのか。


サク「キューン……」


今の自分は、自由ではあるが牙を抜かれてしまった。

今更どこかの国を襲うつもりは毛頭ないが、それでも帝竜の誇りが鈍っている自覚はある。

自分が金真竜を除けば最強の竜であるという誇り。それを日に日に失っている。

かわりに芽生え続けるのは、おかしな感情だ




――あの子と、もっと一緒にいたい。遊びたい……




433 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/17(金) 00:00:48.61 ID:qEd184rm0
帝竜にあるまじき感情だ。どころか、段々と思考が人間に寄って行っているかもしれない。

それもこれも、あの子が自分に楽しげに色々なことを報告してくるからだ。

本当に嬉しそうで、楽しそうで……



人間なんて、王国の貴族達のような連中ばかりだと……羽虫程度の認識だった筈なのに。

その認識を、彼女達は覆してみせた。

蒼帝を打ち倒すどころか、食用としてしまう強さと大胆さ。

不覚にも捕えられてしまったあの大量の縛鎖の魔法陣を一瞬で理解し、破壊してみせた博識さ。

そして危険を顧みず自分を助けて、無垢な笑顔で受け入れてくれた優しさ……

何か、何か自分にできることはないのか?

背に乗せ飛ぶ程度、造作もない。いつでも出来てしまうことでは、礼にはならない。

先日は何故か城塞の鍛錬場を吹き飛ばして欲しいと頼まれたが、ほとんどあの姉妹の奥義で破壊されていた。


サク「キュー……」


今もそうだ。きっと、あの兄妹はまたせわしなく働いているのだろう。

また何か手伝えないのか?

だけれど自分は帝竜。圧倒的な力で、敵を蹂躙する存在。

それしか、知らない。何かを壊すことしか、できない……

あれだけ誇っていたこの身体が、疎ましい。

建物の中に入れないから、この前みんながはしゃいで集合していた時も、窓をがりがりするしかできなかった。



――ああ、もしも願いが叶うならば……


――落ち着いた時間が過ごせるなら、最強の力なんていらない


――平和に、そして私も楽しくみんなと過ごしてみたい……


――もっと、もっと自由に生きたい……!



――あの子達と、同じ姿で……!





ピカッ!





サク「――キュッ!?」ガバ!


434 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/17(金) 00:04:31.19 ID:qEd184rm0
女神「はぁ……はぁ……」ボロボロ…

女神「なんとかあの人の記憶も消せた筈ですし……」

女神「もう、帰りましょうみんな……」


ファラー「……」ズーン…

エリュウ「」

リーヴ「……」マックラ…

カミラ「……」コクコク!


女神「でも、やはり確信できました……私達のような存在がいなくても大丈夫」

女神「人の子達は、強く逞しく立派に生きていくでしょう……」

女神「つ、疲れましたし、しばらくまた聖国のすみっこで眠りましょうね……」フラフラ…

カミラ「……」コクコク

カミラ「……?」

女神「え、気配の違う風を感じる……?」

女神「真下?」



バッ!




サク「キュルルーン!」ガブゥ!








女神「あああああああああっ!!!?」ブチッ!

カミラ「!?」オロオロ




サク「キュ? キュー?」キョロキョロ…

サク「キューン……?」キノセイ?


435 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/17(金) 00:10:22.03 ID:qEd184rm0
女神(あ、危ない危ない……気を抜いて少し実体化していたのですね……)スゥ…

女神(本能的に巣に見知らぬ外敵の気配を感じたのでしょうか、この子は……)

女神(……ん? もしかしなくてもこの子は、シュタイナーが操っていた王国の?)

女神(何故、帝国領で……もしかして、これもアベル皇子達が……?)

女神(ふふ、みんな仲良く平和に……彼らなら、本当に実現してくれそうですね)

女神(様子が気になりますけど……正直、一刻も早く帝国領から飛び立ちたいです……)

女神(あなたも、もう自由なのです。あなたのこれからにも、幸あらんことを……)フゥ…



サク「キュ……?」ウトウト…



女神(良し、これで私のことは忘れている筈……今のうちです!)ピューン!

カミラ「……」チラ…



サク「……」ムニャムニャ…



カミラ「……」ピューン!



サク「……キュ……?」モシャ…



サクの口の中in女神の羽「……」キラキラ…



サク「キュ……」モシャモシャ…




ゴクン…




ピカアアアアアアアァァァァァァァ!!!




……


――
436 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/17(金) 00:18:56.26 ID:qEd184rm0
――――
―――
――






???「キュピー……キュピー……」


サアアァァァ…


???「んっ……きゅ……?」


???「きゅ〜〜〜〜っ……!」ノビー!


???「きゅぅ……」フゥ…

???「……」

???「……?」キョロキョロ

???「……??」

???「……きゅ?」グッ…

???「……」チラ…


人間の手「……」


???「……」

???「…………」

???「…………」パタパタ

???「…………」ブンブン!


ダダダダ!


大きな池「……」


???「……!」バッ!




白髪の少女「……」


白髪の少女「きゅーーーーーーーーーーーーーん!?」




――その日、私はこれまでの竜生の中で一番の叫び声を出したと思う――


――いや、いつのまにか人になっていたのだから、人生一番の叫び声?――


――賢い私の頭は、この夢のような状況でも下らないことを考える余裕はあったらしい――



……


――
437 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/17(金) 00:25:07.82 ID:qEd184rm0
サク人間化に驚いたあたりで今日はここまで
人間になれた理由的に、女神の力を得やすいおまけ戦闘からそのままの流れで持ってくることにしました
なお、余談ですが白帝竜のスキルに実はあったりしたこんなもの↓

★『バーストストリーム』★
戦闘時、自身に貫通能力を付与する
優勢取得時、初撃のみ与える劣勢を3にする
以後優勢取得時のコンマが0、4、8の時、与える劣勢を3にする

そもそも00以外ではアベル達はぶちぎれ白帝竜と戦闘確定→肉を食うか装備品化でしたし、
その後のフィーアイベで再登場した時もアーシャが偶数ゾロ速攻封印破壊成功していなかったらお別れもあり得たこの子が
まさか最終的に人にまで至るなんて全く想定していませんです(白目)
そしてそんなサクの胸を14→00(絶壁)にするのに祝福の羽飾りを使いますか?

↓1〜3コンマ多数決

本日もありがとうございました!
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:26:45.56 ID:h18R5SKy0
使わない
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:27:05.34 ID:Y5gjuM0e0
まぁ使わないでいいと思うw
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:27:26.29 ID:fe7Z9SYDO

まだ使わない
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:29:45.65 ID:Jijw9cDKO
おつおつ
ここは使わない方向で
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:36:15.58 ID:RXzx+Po4O
乙!今でもまな板だし使わなくても大丈夫かな
しかし葛藤するサクが可愛い中で女神様やっぱこれポンコツ臭が凄まじいw
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 00:44:11.36 ID:43emXDOL0
乙です!
まあここで使いたくは無いよねやっぱり
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 04:28:45.70 ID:UoMsuxJM0
おつです
いやなに食べてるんですかサクさん?w?w?w
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 07:13:13.70 ID:ocawrxDiO
ふと思ったけどフィーアの成長判定で00(偶数ゾロ)ならダイナマイトレディってことは、奇数ゾロなら逆に時が止まっているかのような合法ロリになるということだろうか
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 15:05:55.13 ID:5g6I9JWFO
細かいが一つ重要なことがある

今のサクは全裸ではないか、ということだ
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/17(金) 19:01:38.86 ID:lcszPjWo0
とりあえず本人以上に関係者のリアクションが凄く楽しみ
特に王国関係は全員ポルナレフ不可避やろな

何だかんだ一番親密なフィーアが喜ぶだろうから
それに伴い全員「まあフィーアが嬉しそうだし良いか」ってなるのは大きいかも
448 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/18(土) 23:36:00.55 ID:6qdbBaWy0
こんばんはー
間が空いてしまいましたが、サク人型化イベントの続きから始めて行きます
449 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/18(土) 23:36:46.36 ID:6qdbBaWy0
――

……


フィーア「ふぅ、聖国の修繕が早く終わって良かったですねキアラ姉様!」

キアラ「そうだね。でも、何か忘れているような気もするんだよね……」

キアラ「ティアさんも何故か、あの技を使った後のフィーアちゃんみたいに腕を痛めちゃってるって話だったし」

フィーア「確かに痺れは残りますけど、私は転がりませんよ?」

キアラ「何があったんだろう……?」

フィーア「う〜ん? とにかく、大事がないならば何よりです!」

フィーア「王国の悪い竜も倒されて、サクちゃんにもいい報告が出来そうです!」ホクホク

キアラ「いい報告……なのかな? ん、誰かいる……?」




白髪の少女「……」




キアラ「ティアさん……じゃ、ない?」

フィーア「背が高くてロウル姉様みたいだけど……だ、誰でしょう?」


白髪の少女「ん……?」






白髪の少女(葉っぱ三枚)「おぉ、フィーアにキアラ! 待ってたんだきゅ!」





キアラ「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?///」

フィーア「あわわわわわ……!///」

白髪の少女「きゅっ!?」オロオロ

フィーア「って、あれ……? その鳴き方に眼の色……もしかしてサクちゃんなのですか!?」

キアラ「ええっ!?」

サク「そうそう! 起きたらこんな姿になってたんだきゅ!」コクコク

キアラ&フィーア「「!!??」」

キアラ「……は、葉っぱ付きで!?///」

サク「とりあえず、人間は服を着ないと捕まるということを賢い私は知ってるっきゅ」

サク「伊達に貴族見てないっきゅ。さすが私!」ムフー!

キアラ(その格好も捕まっちゃうよ……? この辺りに服はないから仕方がないんだけど……)

フィーア「と、と、とりあえずどうするべきでしょう!?」グルグル

キアラ「ま、まずはちゃんとした服を着よう!?///」



……


――
450 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/18(土) 23:38:48.78 ID:6qdbBaWy0
――


そして……


サク「動きやすくていい感じだ。ロウル礼を言うっきゅ」

ロウル「私のお古で申し訳ないですが……」

ロウル「……で、お二人とも? 本当のところ誰なんですこの人?」

フィーア「だから、サクちゃんですよ!」ピョンピョン!

キアラ「私も信じられないんですけど……」


――『エアプレッシャー』発動――


グシャアア!


ロウル「おうっ!? って、この力は確かに……」

サク「私も驚いている。まさかこんなことになろうとは……」

サク「だが、しかし。これからの世界を穏やかに暮らすなら、こちらの方が都合がいいかもしれないな」

ロウル「……まあ、私も種族的には謎が多いですし、竜種なんてもっと謎だらけですから何でも否定はできませんけど」

ロウル「サクさん、賢いとは思っていましたけど結構流暢に、そして思ったより硬い喋り方ですねぇ?」

サク「姿が変われど私は白帝。威厳は保ちつつけなければならないだろう」

サク「王国貴族共の会話、それにキアラとフィーアが持ってきてくれた本で、人間の言語はもう完璧に学習した」ドヤァ

ロウル「ほぇ〜……さ、流石は白帝竜と言うべきですか。とんでもない学習能力です」

サク「ふふ、もっと褒めてもいいきゅ……あ」

ロウル「……さっきも気づいていたんですけど、びみょ〜に元の鳴き声が漏れていません?」プルプル…

サク「わ、笑うな! 仕方がないだろう、私でもこんなことは想定外っきゅ!」

サク「慣れない人間の、それも威厳のある喋り方をするなんて息が詰まるっきゅ! これは自由を求めるが故の心の叫びっきゅ!」プンプン!

ロウル「……大前提として、本当になんで白帝だけ鳴き声が可愛い感じなんでしょうね?」

サク「知らないっきゅ……///」

フィーア「サクちゃん、私達の前では楽にしてていいんですよ!」ピョン!

サク「うぅ、ありがとうフィーア……でも、これからどうするっきゅ?」

キアラ「そうですね……まず、白帝竜という存在が謎な上にこれが起きたら人間になっていた……これをどう説明するべきなのか?」ウーン…

ロウル「アベルさん達は元より、関係ありそうな方々も交えた方がよさそうですねぇ……」



……

――
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:40:34.79 ID:7HSU3zZ5O
やべえかわいい(やべえかわいい)
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:42:18.09 ID:8Xk5iVGJO
なんだこの可愛い生き物!?
453 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/18(土) 23:43:09.60 ID:6qdbBaWy0
――

……



フィーア「――というわけで、サクちゃんがこんな姿になってしまったのです!」


サク「お久しぶりです陛下。それに深紅の令嬢」ペコリ


クラウス「」

スカーレット「」

ロウル「私達じゃこのとんでもない現象が説明できないので、王国のご協力を頂きたく……」

クラウス「いや……すまないが、これは我々でもどうしようもないぞ???」コンラン

スカーレット「じゅ、順を追って考えましょう陛下……」アタマオサエ

スカーレット「まず、王国の五竜は腐敗した貴族連中の産物……」

クラウス「そして先日の聖国での一件を鑑みるに、前国王コーネリアスも絡んでいた……」

クラウス「そのコーネリアスは第六の竜として生き永らえており、それを討った数日後に白帝竜が人間に……?」

キアラ「つ、つまり……!?」

クラウス「……さっぱりわからない」ガクーン…

スカーレット「戻って貴族連中を再度締め上げてはみますけども……」

スカーレット「あまり、望む回答は得られないと思った方がいいですわね」ハァ…

フィーア「そう、ですか……」

クラウス「すまない。こうも立て続けに迷惑をかけたばかりか、なんの役にも立てないとは……」

フィーア「いえいえそんな!?」ワタワタ

クラウス「……白帝竜、今はサクでよかったかな?」

サク「ん……その通り」

クラウス「サク……君にも本当に、すまないことをした。前国王も絡んでいるとなれば、言い逃れの出来ぬ王国全体の由々しき問題だ」

クラウス「元の姿がわからぬ程の実験をされ白帝となり、そして今更にまたその姿を変え……」

クラウス「この世の生命の理を捻じ曲げ、それを正すこともできない無力な我々を許してくれ……」フカブカ

サク「……」フルフル

サク「私はこれでも、色々な人間の貴族を見てきた」

サク「自分の欲求を叶えたい人間。死にたくないから詫びをいれる人間。身の程を弁えぬ野心を持つ人間……」

サク「けれどあなたは、そうではない。私を竜であると理解しながら、そうして接してくれている」

サク「以前、不覚にも私は囚われた。それをこの子達に救われたが……あなたも、私が帝国に住まうことを許してくれたではないか」

サク「そのおかげで、私はこうしてフィーア達とのんびり暮らせている。感謝こそすれ、恨みは無い」

クラウス「……! そう、か……」

スカーレット「……驚きましたわ。まさか、ここまでの知性を持っているだなんて」

サク「それから、私は今の姿を気に入っている。無理に原因を探す必要もない」

スカーレット「そう……ですが、あなたの様な存在をこれ以上生み出さない為にも、私達は動き続けますわ」

クラウス「ああ、それだけは誓おう。時間はかかるだろうが、誰にも誇れるような王国にしてみせる」

サク「……その時は、いずれまたお邪魔しよう」フッ…


……


――
454 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/18(土) 23:45:59.63 ID:6qdbBaWy0
――

……

サク「きゅーーーーーーーーっ! 疲れたっきゅ!!!」ゴロン…

キアラ「お、お疲れ様。えっと、ただのお水だけど飲む?」サッ

サク「いただくっきゅ……」ゴクゴク…

サク「きゅぷ……王様と大貴族を前に変な声出さないようにするのは本当に一苦労だっきゅ」

フィーア「あはは、でもサクちゃん凄かったです! 本当に雰囲気というものがありました!」

ロウル「んー、でもあのお二人は本来のサクさん知ってますよ? 無理しなくてもよかったのでは?」

サク「さっきも言ったけど、あの二人は権限で私を王国で飼い殺すこともできた筈っきゅ」

サク「世話になったのは間違いないし、そういうのは大切にするべきだと私は思うきゅ」

ロウル「り、律儀ですねぇ……」

ロウル「でもやっぱり王国上層部の人でも原因がわからないとなると、お手上げですかね?」

フィーア「サクちゃんが今の姿を嫌がっていないというのは、嬉しいですけど……」

キアラ「どうしてこうなっちゃったかは、やっぱり気になるよね?」

サク「きゅー……それは、確かに」

サク「もしまた元に戻っちゃうなら、今の内にフィーア達とどこかに遊びに行きたいっきゅ」ソワソワ

サク「あ、あとこの前みんなが楽しそうに集まって何かしていたのにも混ざりたい!」ソワソワ!

フィーア「え、いいんですか!? わーいわーい!」ピョンピョン!

フィーア「それじゃあ早速、おでかけしましょう!」キラキラ!

ロウル「わー! 待って待って! 街中で突然白帝に戻ったらどうするんです!?」

サク「きゅ!?」ガーン!

キアラ「おでかけしたい気持ちはわかるけど、もう少し調べないと……」

キアラ「とりあえず、次を考えてみよう?」

キアラ「サクちゃんは王国で造られて、宝玉に封印された状態で力を吸われていたんだよね?」

サク「うんうん」コクコク

キアラ「そしてその後、天使の襲撃で聖国に。ここであのシュタイナーさんに操られちゃう……」

サク「思い返しても、とんでもない男だったきゅ」

サク「単純な力量差で赤と黒と蒼は大人しく負けを認めてすぐ従ったのがいけないっきゅ!」

サク「私達が全員で挑めば、聖王にも勝てた筈っきゅ!」プンプン!

ロウル「んー、でもあのとんでも聖王様のこと。最初に赤を従えて、次にその赤を横に置いて黒を……って順番に行ったのでは?」

サク「……その通りだきゅ。おかげで私も真竜も押し負ける形で渋々と……」グムム…

サク「私以外の帝竜が、ちょっと知性に欠けていたのもまずかったっきゅね」

フィーア「え?」

サク「あいつら、血の気が多くて優雅さにも欠けていて……力が増したのは確かだったから、余計調子に乗ったんきゅよ」

サク「私達全員にあんな強力な術をかけ続けるなんて無理なんきゅから、機を窺えばよかったのに……」

ロウル「まあまあ、そこら辺がサクさんが知性ある白帝の所以なんじゃないですか?」

サク「え、そう? 照れちゃうっきゅ///」ムフー!

ロウル(……その残る帝竜を食べちゃった私達からすると、できれば知性低かった方がありがたいんですよねぇ……)

キアラ「うん。私が考えたのは、その術が残っていてこの姿になったんじゃないかなって」

キアラ「強力な戦力、だけど人とは異なる姿。聖国の人を安心させるために、いつか姿も人になるような術をかけていたとか、どうかな?」

ロウル「おおっ!? なるほど、そうなると……」

……

――
455 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/18(土) 23:51:15.08 ID:6qdbBaWy0
――

……


フィーア「――というわけで、お二人にもご相談したいのです!」


サク「久しぶりだな聖王家の者よ」


リーナ「」

アルフ「」


キアラ「やっぱり、そういう反応になっちゃうよね……」

ロウル「私もまだ驚いてますしねぇ……」

サク「知っているとは思うが、私は以前聖王シュタイナーより得体のしれない術をかけられた」

サク「もしそれが原因でこの姿になったのであれば、この術の効力の時間がわかるのではないか?」

アルフ「い、いや……私はそんな術を使ったとは聞いていない」

アルフ「そもそもいくら兄さんでも、竜を人に変えるなどという魔法が使えるとは思えないが……」

サク「……ふむ、聖国が誇る智将でもわからないか」

サク「……あ」




サク「――すまないアルフォンス、お前の試験結果は私以下だったものな……」




アルフ「うぐおはああああっ!!??」ゴッパァ!

リーナ「兄上―――――!?」ユサユサ!

ロウル「なんでわざわざこの人の一番の傷口を抉るんですかサクさん!?」

リーナ「私も抉られてますの……そして、残念ながら揺るがぬ事実なので反論もできないんですの……」ガクリ…

リーナ「……こほん、とにかく。驚きましたけれど、私から回答しますわ」

リーナ「世の中には私達の知らない魔法も沢山ありますから、一概に聖国が無関係とは言い切れませんけど……」

リーナ「少なくとも、いくら兄上といえどあれだけの天使を使役している状態で、竜を人に変える未知の魔法を使う余裕はない筈ですの」

リーナ「ですから術の後遺症という線は薄いですわね。それこそ、神のごとき魔法でなければ姿を丸ごと作り変えるなんて無理ですの」

サク「そうか……」

リーナ「……ところでサクさん? 見たところ原因究明はしたいようですが、嫌がっているわけでもありませんのね?」

サク「ああ。私の望む平穏な暮らしにはこちらの方が都合がいい。フィーアと外に遊びにいけるかもしれないしな」ソワソワ

リーナ「……その、人間の姿はあなたが望んだ姿なのですか?」

サク「……確かに、人間の姿ならばと願ったことはある。そして……おぼろげだが、こういった姿になりたいとも///」

リーナ「つ、つまり……」ゴク…

サク「まず、白帝たる私である以上、優雅に流れる白い髪は欠かせないだろう? それに知的な青い瞳もだな」

リーナ「そ、そうじゃなくて……」ソワソワ…

サク「?」

456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/18(土) 23:58:02.45 ID:6UQ/R3mDO
三国のトップよりも頭良いからなぁサク(38点)
457 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 00:02:13.74 ID:3fj30Xs20
リーナ「その……」




リーナ「――む、胸の大きさも望んで……?」チラ…





サク「ん?」ペタン…


サク「……ああ、これか? そうか、人間は大きいものを好むのだったな?」




サク「――私に言わせれば、胸など戦いの邪魔になるだけだ。なにより風の流れを邪魔するなど論外!!!」クワッ!

サク「できるならこの僅かな膨らみさえちぎって投げ捨てていたかもしれないっ!!!」



リーナ「サクさんっ! 私達これからいいお友達になれそうですの!!!」ガシィ!

ロウル「うんうん! ですよね! 被弾面積だって小さくなりますもんね!」ガシィ!

リーナ「原因はわかりませんけど、聖国はあなたに協力は惜しみませんわ!」グッ!

フィーア「わーい! リーナさんのご協力があれば、これで聖国にも遊びに行けるかもしれません!」ピョンピョン!

リーナ「ふふ、謝罪の意味もありますけれど……私、友達への協力は惜しまない主義ですの!」エヘン!





キアラ「」カタカタカタ…




一同「「あ」」

サク「ご、ごめんきゅ!? キアラは特別大丈夫っきゅ!?」アセアセ

サク「ちぎらないっきゅ!? そんなに怖がらないで欲しいっきゅ!?」アセアセ

リーナ「……きゅ?」

サク「……あ」

リーナ「ふふふ、そちらが本来のあなたなんですのね? 無理をしなくてもいいんですのよ?」

リーナ「友達の前でくらい、もっと砕けて楽にするべきですの!」

サク「リーナ……」

リーナ「……あと、兄上とも仲良くしてくれると嬉しいんですの」

アルフ「」ブクブク…

サク「わかったきゅ。弟の方からは別に何かされたわけでもないし……」


サク「――いつか私が勉強教えてやるのも吝かじゃないっきゅ!」


アルフ「」ゴボォ!

リーナ「友達でも時には遠慮というものも必要なんですの!?」アセアセ

サク「きゅ? 人間は難しいっきゅ……」


……


――
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:07:03.13 ID:UndwPIf1O
こうしてみると人間化サクのキャラ付け4連コンマの結果が完璧すぎる
459 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 00:09:41.30 ID:3fj30Xs20
――

……


フィーア「原因はわからないままですけど、サクちゃんが受け入れてもらえて嬉しいです!」ピョンピョン!

サク「人間も捨てたものじゃないっきゅね。どうなることかと思ったけど、なんとかなりそうな気がするきゅ」

ロウル「皆さん、若干思考放棄してる気もしましたけどねぇ……」

ロウル「まあ、サクさんが強烈な殺意を出すわけでもなく、フィーア様がこれだけ親しげにしているのも大きいとは思いますけど」

フィーア「えへへ///」





キアラ「……」コソコソ…





サク「ああ、だからごめんきゅキアラ……」アセアセ

サク「あれはあくまで私個人の、竜的な立場での意見だっきゅ……」アセアセ

キアラ「う、うん。私もごめんね?」スッ…

キアラ「……」

キアラ「い、一応確認しておくけど、私以外の人のちぎっちゃ駄目だからね……!?」

サク「こ、心得ているきゅ!」ビシ!

サク「それにしても、やっぱり人間は不思議な生き物だと思うきゅ」

サク「王国で封印されていた頃は、視界に入る奴全部薙ぎ払おうと思っていたのに……」

サク「今は、全然そんな気にならないっきゅ。それどころか、一緒におでかけしたくてたまらないっきゅ……!」ソワソワ

サク「キアラの考えも違ったみたいだし、そろそろいいっきゅか!?」ソワソワ!

キアラ「う、うーん……どうしよう?」

ロウル「王国のお二人でも、聖国のお二人でもわからずじまい……」ムムム…

ロウル「……」

ロウル「切り札は残しつつ、もしかしたらな人を当たって見て駄目ならいいんじゃないですかね?」

フィーア「それって、もしかして……」

ロウル「ええ、多分ご想像の通りですよ」


……

――
460 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 00:19:01.72 ID:3fj30Xs20
――


……


フィーア「――なのでお母様、何かわかりますかっ!?」


サク「これでもう蜥蜴呼ばわりはできないな!」ドヤア!


フローレン「天才にも限界があるって知ってるかしらぁ!?」ビターン!

フローレン「な、何よこれぇ……まず、竜っていう存在が常識外れなのよぉ……?」

フローレン「それが挙句、前触れも無く人になったですってぇ……!?」


キアラ「やっぱり、お母様でもわからないか……」

ロウル「提案しておいてなんですけど、この世に分かる人がいるわけないですよねぇ……」


フローレン「ま、まぁ? この私を頼ると言う選択は褒めてあげるけどぉ……」

フローレン「……」ジー…

フローレン「一応、姿を変えるという魔法はあることはあるのだけれど」

フィーア「えっ!? そんな魔法まであるのですか!?」

フローレン「ええ。でもあれは幻影魔法の一種で、自分の周りを薄い魔力で覆って姿を偽る仕組みなのよぉ」

フローレン「だからある程度魔法の知識がある者なら、気配で察することができる」

フローレン「魔法に疎くても、流石に直接触れれば気がつく。そんなつまらない魔法でねぇ……」

フローレン「見たところ白帝からはそんな魔力は感じないし……」

フローレン「ほんっと、どうやったのかしらねぇ? 小細工無しに、あの巨体を作り変える魔法なんてありえるのぉ……?」

フローレン「……」

フローレン「…………」

フローレン「いや、それよりも……」




特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:19:42.96 ID:nusx+4/0O
ほれ
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:20:33.13 ID:dQw/AfK+O
そぉい!
463 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 00:29:20.25 ID:3fj30Xs20
1これでハンデ無し! サクの真の学力は如何に?(最低保証38)

サク(人型):96
=96点(人間よ、これが人の及ばぬ竜の叡智だ……きゅ!)

2元はレベル510。魔力とか殺気とか抑えられるの?

13(ほぼほぼ遮断可能。歴戦の戦士には感づかれるかもしれないけど、一般人には絶対にばれない)

――


判定をとったあたりで今日はここまで
……なにこの白帝すごい(白目)
この後はアベル隊+???とのやりとりを経て小イベント終了
アドルラン達のイベントになる予定です

本日もありがとうございました!
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:30:43.94 ID:TPhh/YGl0

サクが頭よすぎてヤバい!
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:39:08.50 ID:UndwPIf1O
乙です
何かコンマの荒ぶりによる完璧度合いとか
ノワールさんが被るなこれは
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:47:43.47 ID:3fvznIx50
乙です!
もはやサク完璧超人になってない?
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 00:52:48.86 ID:cbDaOVEo0
乙です
考えてみれば妹ズが絡むコンマって当初からやたらと好結果出しまくってきたし
フィーアと仲良しなサクがそうした系譜を継いでるのも必然なのかも
468 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:39:15.56 ID:3fj30Xs20
こんばんはー
遅くなりましたが、サクイベント最後まで投下していきたいと思います
469 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:40:42.87 ID:3fj30Xs20
――

……



フローレン「嘘……でしょぉ……!?」ワナワナ…


96点答案「……」ジャジャーン!


フィーア「す、すごい!? サクちゃん凄いです!?」

サク「おぉ、前の時に正解した場所は全部覚えていたけど、今度は他も出来たみたいだな」

サク「これもキアラの教本のおかげかな」

キアラ「私が持っていったのは普通の本だよ!?」

ロウル「本当にとんでもない学習能力なのだと、改めて見せつける結果になりましたねぇ……」

フローレン「い、いくら教本を読ませたからって、一度やった試験だからってこんな!?」

フローレン「ちょっと気になってやってみたらとんでもない結果にんってしまったわぁ……」

フローレン「あなた、本当にこの世界支配したりしないでしょうねぇ?」ジトー…

サク「そんな面倒なことはしない。支配など、自由の対極ではないか」

サク「しかし、見たか私の賢さを! ただの蜥蜴にこんな真似はできまい!」ムフー!

サク「ただの獣ではない、知恵を持つ白帝竜の――」

フローレン「……」イラッ

フローレン「ふぅん、でもぉ? こことここ、ああそれとここも間違えているわよねぇ……?」ニヤリ

サク「ぐ……!?」

フローレン「一度やった試験で、知恵を自慢する白帝が満点を取れないのねぇ?」ニヤニヤ


フローレン「――キアラとアーシャは初回満点だったのにねぇ?」ニヤニヤ!


サク「ぎゅぅ……!?」ガーン!

フィーア「お母様! アベル兄様もほぼ満点でした!」ピョンピョン!

フローレン「1点の差はとてつもなく大きいのよぉフィーア? むしろ99点こそ一番詰めが甘いお馬鹿さんの称号がぴったりよぉ」

フローレン「ま、それはさておき。上には上がいることをよぉくその蜥蜴頭に叩きこんでおきなさぁい?」

サク「あ!? また蜥蜴呼ばわりしたな!?」プンプン!

フローレン「おっと、ここで暴れることは許さないわよぉ?」

フローレン「第一……」

フローレン「……」

キアラ「お母様?」


470 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:41:27.98 ID:3fj30Xs20
フローレン「あなた、そのなりで強さはどうなっているのかしら……?」

フローレン「前に見た時の、竜の威圧感というものは感じなくなったけれどぉ……」

サク「……ふんっ!」ブン!


机「」バキャア!


フローレン「」

サク「この姿になってから少し試してみたが、別に力が衰えたということはないらしい」

サク「ご覧の通り、この程度ならば片手で捻り潰せる」

フローレン「……いいこと教えてあげるわぁ」

フローレン「人間はこういう時、弁償するのよぉ……?」ピキピキ!

サク「!?」ガーン!

フローレン「まったく、知性があっても常識は完璧じゃないみたいねぇ……」ハァ…

ロウル「そりゃあ人間の常識は人間にしか通用しませんし」

フローレン「まあ机は置いておくとして、これは本来結構由々しき事態よぉ……?」

フローレン「人のなりをした竜。でも力はそのままどころか抑えられるようになっているってこれ……」

フローレン「ギルバートがいる限り安泰だけど、他国なら要人の暗殺も容易にできちゃうんじゃないのぉ?」

フローレン「ほんとどうなっているのかしらこの竜?」ジー…

サク「力を見せびらかさず、抑えるということは私も最近覚えたことだ」

サク「普段は凪。有事に際に一陣の風となり薙ぎ払う。これで余計な力も使わずに済む」

サク「これはフィーアの立ち回りを参考にしただけだが」

フローレン「なぁんでそんなところまで学習しちゃうのよぉ……」ゾク…

ロウル「接する機会の多かった皇女お二人の影響を見事なまでに受けていますねぇ……」

フィーア「えへへ、サクちゃんも私とお揃いなんですね!///」ピョン!

キアラ「わ、私は特に何もしていないけど……///」

フローレン「頭痛くなってきたわぁ……」ハァ…

フローレン「とりあえずフィーアにキアラ、ペットの面倒はちゃんと見ること。わかったわねぇ?」

フィーア「サクちゃんはペットじゃなくてお友達です!」フンス!

サク「きゅん……///」ジーン…

フローレン「……ん?」

サク「何か?」シレッ



……


――
471 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:42:50.74 ID:3fj30Xs20
――


……


サク「きゅーっきゅっきゅっきゅっきゅ! あいつの悔しそうな顔は収獲だったきゅ!」ホクホク

ロウル「そりゃあ悔しいというか、色々な意味で愕然とすると思いますよ」

ロウル「今でこそ大丈夫でしょうけど、操られている時からこの知能と隠密性があったらたまったものじゃなかったですね」

サク「深く考えたことはなかったけど、これでフィーアやキアラを守りやすくなったきゅ?」

フィーア「え?」

サク「賢い私は知ってるきゅ。貴族はフィーアやキアラみたいな子を特に狙うっきゅ!」

サク「フィーア達に助けて貰ったこの命だきゅ。今度は、私が守るばんだっきゅ!」フンス!







ローズ「――その言葉に、偽りはないわネ!!??」バッ!






サク「きゅ!?」


ドォン!


ローズ「この子が……言われてみると、確かに白帝竜の面影がどことなくあるわネ」

サク「ロ、ローズさんだっきゅ……」ジリ…

ロウル「私が呼んでおいたんですよ。これからを考えたら、避けては通れない人ですしねぇ」

ローズ「そう怯えなくて大丈夫ヨ?」

ローズ「あなたの正体や、変化した理由なんて細かいことはどうでもいいのヨ」

サク「え?」


スタ!


アイナ「そうそう! ちょっとわけありな程度、帝国じゃ普通なんだから!」

スミレ「既に、ボクという似た存在がいるわけですからね」

スミレ「最初聞いた時は驚きましたけど、金真竜の一部を組み込まれた人間のボクは、一部の姿形を変えられる」シャキン!

アイナ「逆に考えれば竜の一部じゃなくて本体なら、その全身を逆に人間に変えることもできても不思議じゃない……」

スミレ「そういうことですよねローズさん?」

ローズ「ええ。スミレちゃんみたいな子が増えたと思えばなんの問題はないワ!」



472 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:43:51.37 ID:3fj30Xs20
ローズ「しかも天使達を守ろうと考えるだなんて、ますます同じだし、ほうっておけないわネ!」

サク「あ、ありがたいっきゅけど、そんなに軽くて大丈夫っきゅ?」

スミレ「大丈夫ですよ、サクさん」

スミレ「こんなボクでも、温かく迎えてくれる人達がここには沢山いるんですから」

アイナ「私はスミレちゃんが大好きだからね。きっとサクちゃんのことも好きになると思うよ!」

ローズ「うんうん、アタシもそんな気がするワ!」

ローズ「それじゃあサクちゃん? 天使達を守る心づもりがあるのならば、当然直属メイドか執事を目指すのよネ!?」

サク「え?」

ローズ「さあ、どっちを着たいかしら!?」

サク「い、いや。私はロウルの服――」

ポン…

ロウル「……」フルフル…

サク(えぇー……もう二択で決定なんきゅか!?)



アイナ「サクちゃん! 一緒にローズさんみたいになれるよう頑張ろう……!」ゴスロリー!

スミレ「白帝の細身の身体が人になっても反映されているみたいですね。ボクの服の方が動きやすいのでは?」シツジー!



サク「……そ、それじゃあスミレの方でお願いするっきゅ。まだ動きやすそうだし……」

ローズ「わかったワ。やったわねスミレちゃん! ますますお友達が増えた感じネ!」

スミレ「はい。まさか白帝竜とこんな関係になるとは思いませんでしたけど……少し、嬉しいかもしれません///」

アイナ「あー、また選ばれなかったかぁ……。ローズさんのこの服、可愛いのになぁ」ヒラヒラ




ロウル「さ、流石ローズさん。気にすることなくあっという間に新しい執事を生み出してしまいました……」

キアラ「でも、サクちゃんに執事の服は似合いそうかも……?」

フィーア「これで、サクちゃんともっと一緒にいられる時間が増えるんですね!」ワーイ!




ローズ「――さて、役職も決まったし次ネ。さっきの言葉に偽りが無いか、試してみるワ!」パチン!



サク「!?」ゾクッ!


473 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:45:09.02 ID:3fj30Xs20
ザッ!




アベル「あ、あれがあの白帝竜なのか……?」

アーシャ「ロウルちゃんから報せは聞いたけど、やっぱり驚きね……」

エリス「ティアさんとロウルさんを足して割ったような方になっていますね?」

ティア「うぅ、なんて羨ましい身体……!? あ、でもご奉仕を考えると……」ゴニョゴニョ…

パトラ「…………王国騎士は、うろたえません」クラクラ…

マックス「し、しっかりパトラ将軍! これ現実ですよ! 抓っても痛いですもん!?」ギュゥ…!

シア「もしかしたら、フィーアちゃんと仲良くしていたから〜……」

シア「もっと仲良くなれるようにって、神様が奇跡を起こしてくれたのかもしれませんね〜」ポヤポヤ

アベル「そんな馬鹿なと言いたいところだが、確かに神の奇跡でもなければ説明できない域だな……」



サク「ぎゅっ!? アベル達だっきゅ!?」ズザザ!



マックス「あ、鳴き声に随分と面影が」

パトラ「信じられませんが、本当に白帝竜なのですね……でも、それにしては?」

ティア「アベル様を、怖がっている? だ、大丈夫ですよ。アベル様はとても優しくて……」



サク「こ、この姿になったんだから、もう絶対に私のことを食べたりはしなっいっきゅよね!?」プルプル…



一同「「」」


サク「な、なんで黙っちゃうきゅ!?」ガーン!

サク「食べないっきゅよね、アーシャ!?」

アーシャ「な、なんで私に念入りに聞くんですか!?」

サク「だってアーシャ、助けてはくれたけど私の食べないでって懇願には無反応だったきゅ!」プルプル

アーシャ(……ああ、あの時のあの怯え方はそういう……)ポン

アーシャ「ええ、大丈夫ですよ。もし元の姿に戻っても、食べたりはしませんよ」ニコリ

サク「助かったきゅ……。本当に、アベル達が蒼帝を食用に解体しているあの光景はまだしっかり記憶に残っているっきゅ……」

アベル「その、なんだ……すまなかったな」ペコリ

サク「もういいっきゅよ。とにかく、見ての通り私は賢い白帝竜サクだっきゅ」

サク「これから――」



ローズ「――天使達を守り切れるか、アベル様の部隊と模擬戦をしてもらうワ!」



サク「」


……

――
474 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/19(日) 23:53:45.05 ID:3fj30Xs20
――

サク「きゅーんきゅーん……!」タンコブ

フィーア「ああっ!? サクちゃんの頭が大変なことに!?」ガーン!

キアラ「痛そう……今、回復するからね」パアア…

サク「ひどいっきゅ! 私はただ今後ともよろしくって締めようと思ったのに!」

サク「模擬武器でも、白帝でも、痛いものは痛いっきゅよ!?」ヒリヒリ…

サク「特にパトラ! これ絶対たんこぶできてるっきゅよ!?」

パトラ「ご、ごめんなさい。私もちょっとまだ混乱していて、竜相手なら全力をと……」

ローズ「うーん、竜は多数を相手にする時に手強くなるって聞いたんだけど……」

スミレ「ええ。単純に、皆さんの力が竜のその力を上回ったんだと思います」

アイナ「本当に、みんな凄く強いよねぇ……マックス君もいつのまにかすっかり歴戦の戦士って感じだし」

マックス「へへへ……///目標の為なら、俺は努力は惜しまないんで!」

サク「前も思ったけど、本当にとんでもない強さの部隊っきゅ……」

スミレ「ふふ、でもサクさん? いい経験ができたとは思いませんか?」

サク「きゅ?」

スミレ「金真竜だとか、白帝竜だとか……王国の戦争兵器として扱われた存在も、こうして人間に負けてしまうんです」

スミレ「兵器なんかじゃない。そして、この人達はそんなボク達を受け入れてくれる……それはとっても嬉しくありませんか?」

サク「……そ、それは確かにそうっきゅけど……///」

サク「……」



バサァ!



サク竜人形態「――私はスミレほど踏ん切りはつかないっきゅ! 白帝の誇りは失っていないっきゅ!」ジャキン!

アベル「っ! 白帝の翼と爪!?」

アーシャ「スミレちゃんと同じように、部分変化が可能なのね……!」

サク「受け入れてくれるのは、本当に嬉しいっきゅ。これからはみんなとも一緒に遊べると思うと、すごく嬉しいきゅ!」

サク「……だけど! よってたかって虐められて負けたままは、白帝の誇りが黙ってないきゅ!」

サク「フィーア達を守る力の証明の為にも、今度は王国騎士道精神でいくっきゅ! 一対一を所望するっきゅ!」ゴゴゴゴ!

ロウル「う、確かに私達では厳しいかもしれませんけど、それは……」チラ…


スッ…


ノワール「――もう、みんな酷いですよ? お母さんも楽しい話題には混ぜて欲しいわ」

アベル「母上!?」

ノワール「今の話の流れから察するに、何故だか人の姿になってしまった白帝竜を一人で打ち倒せばいいのかしら?」

ノワール「私も最近運動不足だったかもしれないし、たまには動かないとね……!」シャキン!

サク「」

エリス「強者との一対一の真剣勝負……これ以上ない鍛錬ですね!」

エリス「ノワール様との模擬戦の次はぜひ私とも!」ジャキンジャキン!

サク「」



キュウウウウゥゥゥゥゥゥゥン……!


――
475 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 00:03:03.41 ID:o7lgizRQ0
【王城・メイド研修室】


サク「きゅーんきゅーん……」サンレンタンコブ

エリス「ご、ごめんなさいサクさん。つい、熱が入ってしまって……」アセアセ

サク「人間怖いっきゅ……」プルプル…

アイナ「いやぁ本当に一人でも戦えるノワール様とエリスちゃんって凄いね……」

スミレ「ええ。ボクも竜の力に頼らずとも戦えるようになりたいです」

スミレ「とはいえ、アベル様達が王国と聖国の厄介ごとを片づけてくださったことにより、より平和は近づいた筈です」

アイナ「うんうん。これからは、もっと平和的な力でフィーア様達を支えられるようにならないとね……!」グッ!

サク「平和的な力?」

アイナ「うん。……実はローズさん、近いうちにメイド長の辞職も考えているの」

スミレ「ボク達も理由の一端ではあるのですが、最近は優秀なコが多いから後進に道を譲りたいとも仰っています」

アイナ「サクちゃんがフィーア様達を守るって言ってくれて、多分ローズさんも嬉しかったんじゃないかな?」

サク「きゅ? ……それはもしかすると私が次のメイド長になって二人を守る立場に抜擢されたということっきゅか?」

サク「きゅる……/// ちょ、ちょっと照れちゃうっきゅけど――」


スミレ「――メイド長の座はそう甘くはありませんよ?」パン!


サク「!?」ビクゥ!

スミレ「まず、ボクもかつて苦労しましたけどテーブルマナー」スッ…

スミレ「これを、どう食べます?」

サク「え? こうやって普通に――」ヒョイ

スミレ「ああやっぱり! 手で掴んで食べちゃ駄目です! ちゃんとこのナイフとフォークを使って!」

サク「きゅ……きゅ!?」グルグル

アイナ「あはは……やっぱり。ローズさんも、多分知識はあっても絶対苦手だから指導よろしくって言われてたの」

アイナ「――先輩として、私も頑張らないとね!」ゴゴゴゴ…!

スミレ「そして、先輩はボク達だけではありません」

ルーシェ「ん……、あれが、白帝竜……? ちょっと、私に似ているかも……?」

エメリナ「い、いいなぁ……! あんなに背が高くて綺麗で……!」

ヒバリ「……ねぇルーシェ? 何度目かわからないんだけど、なんで私は定期的にこのメイド服を着させられてるのかな!?」

サク「!?」ビクゥ!

スミレ「彼女達もそれぞれの分野で優れた力を持つ方達です」

スミレ「最低限の作法を覚えたら、炊事に洗濯は勿論のこと書類の整理に警邏その他諸々をですね……」

サク「」



サク「フィーア! キアラ! 助けてきゅーーーーーーーん!?」

キューン!

キューン…

キューン…



――
小イベント
『平穏を願う白帝竜の奇跡』


おしまい

――
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:03:29.82 ID:qdhMKogdO
ドラゴンタイプはこおりタイプに弱いからな……
477 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 00:03:59.85 ID:o7lgizRQ0
――



小イベント

『次期皇帝と二人の妃の奮闘』



先に特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:04:46.59 ID:vpNd/Lum0
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:05:04.93 ID:F59izbUDO
はい
480 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 00:11:31.57 ID:o7lgizRQ0
1ヒバリの頑張り

85>59

※基準値を下回った為、真面目な妃としての勉強中

2ルーシェの頑張り

85<93

※基準値を上回った為……?

※軽くですが、少しだけ描写追加

――


アドルラン組の判定を取った辺りで今日はここまで……ルーシェェェ!?
ま、まあ今までの判定結果的にヒバリもだいぶルーシェのお世話になってたし、
たまにはということなのかもしれませんね(白目)

本日もありがとうございました!
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:18:23.68 ID:vpNd/Lum0
乙乙
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 00:40:52.55 ID:n8YkBOkEO
乙です
またルーシェが荒ぶってる……いいぞもっとやれ
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 08:43:06.87 ID:H53/+PAqO
おつおつ
サクの加入により帝国メイド軍がさらに精強に……
そして荒ぶルーシェ再びとなるとまたビタンビタンするのかな?
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 10:12:01.92 ID:BZ7CCLH9O
このシリーズでトップクラスのコンマ安定度を誇るヒバリと、色々なところで頑張ルーシェして荒ぶルーシェするルーシェ

あとサクは執事ルート入ったけど
・妹組、特にフィーアと仲良しでべったり
・胸が無いことからきゅーきゅー鳴いてない時なら男装執事に見えそう
・キアラにはマックスがいるがフィーアには特に相手無し
とかから、事情を知らない人間には『三兄弟みんなメイドを娶ったしまさかフィーアも……』みたいな噂が広がりそうな気もする
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/20(月) 12:51:54.59 ID:o7bCMC43O
サクがたんこぶ作った戦い×3も
できればdieジェスト仕立てで見てみたい
486 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 23:37:04.86 ID:o7lgizRQ0
こんばんはー
遅くなりましたが、おまけのおまけでサクダイジェストとアドルラン組の話を少し投下していきます
487 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 23:39:09.29 ID:o7lgizRQ0
『サクのローズ試験・ダイジェスト』
〜〜第一試合・アベル隊〜〜

サク「や、やるしかないっきゅ! 白帝竜の誇りぃ!」ゴゴゴゴゴ!

★『顕現する筆頭』
三すくみ不利、敵の王国指定スキルを無効化
さらに戦闘時、攻撃状態を解除されない
またこのスキルを持つ限り、受けられる劣勢回数を5にし、
補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う

★『最強種の意地』★
最後の一体となった時、発動
戦闘時、自身に常時補正100を加える
さらに自身に対する弱体補正を無効化する

★『真・蹂躙する者』
戦闘時常時補正+30
敵対象が複数の場合、自身の基礎レベルを(敵人数−1)×180上昇させる


サク「アベル達はティアを含めて8人! 私の力はその分増大するっきゅ!」ゴゴゴゴ!


サクレベル:510+180×7=『1770』テテーン!

サク「これで――」

アベル隊レベル:609+704+370+342+379+322+274+15=『3015』テテテテテテーン!

サク「……あれ? い、いやまだっきゅ!?」アセアセ


★『エアプレッシャー』
戦闘時、敵を常時防御状態にし、常時−50の補正をかける
さらにネームレス敵兵を全て封殺する

★『フェザースコール』
戦闘時、敵に常時−30の補正をかける
また優勢を取得する度、追加で常時−15の補正をかける
さらに劣勢判定時、コンマが0、4、8の時、劣勢判定を回避する


サク「この風と私の飛び交う羽の前に、満足に戦えるかっきゅ!?」


アーシャ「おっと……! これはみんな、位置取りに気をつけて!」バッ!

ロウル「羽による目くらましですか。でもこれくらい……!」バッ!

――『変幻自在の指揮』発動!――
――『勇躍する黒騎士団の証』発動!――
無双状態&弱体無効!


サク「きゅーん!?」ガーン!

サク「で、でもまだこれがあるきゅ! 風は時に癒しの力を持つっきゅよ!」

★『ホワイトウインド』
劣勢判定を任意の時に2回まで無効化し、その際に自身の体力を残体力分回復させる

アベル「悪いな。戦いとあれば本気を出させて貰う。――黒氷葬!」ガキィィィン!

サク「さ、寒いっきゅー!?」ガタガタ

サク「はっ!?」ゾク…!

パトラ「でりゃあああああああ! 帝竜最強であろうと、私は退きません!」グオングオン!


パトラ「 無 双 三 段 ! ! ! 」

ガン! ゴン! ドゴオ!


サク残耐久:5−3−3= 0



サク「きゅーーーーーーんっ!?」プクゥ…


フィーア「ああっ!? サクちゃん!?」ガーン!
488 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 23:40:12.96 ID:o7lgizRQ0
〜〜第二試合・黒妃ノワール〜〜


サク「キアラのおかげでたんこぶも治ったし、今度こそ勝つっきゅ!」

ノワール「お手やらかにね?」


ノワール「――私もあれから少し修行をし直して、少しは強くなったつもりだけれど……」←レベル590

ノワール「――もうおばさんですからね。あまり期待はしないでね?」チャキ…


サク(さ、寒気がするっきゅ……でも、一人相手なら私にもまだ分が――)


★★『氷影の暗殺者』★★
三すくみ不利、敵の敵国指定スキル、奇襲及び罠、自身へのマイナス補正を無効化
このスキルを持つ限り、劣勢を受けられる回数を3にする
さらに補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行い、
敗北時は負傷判定を一段緩和し確定逃走を行う

自身が一人で戦闘を行う時、敵の戦闘時の補正及びレベル増加を全て無効化する←
また敵の基礎レベルが自身より150以上下の場合、戦闘に自動勝利する



サク(あ、これほんとに冷気を感じるっきゅ……)ブルブル…

サク(でも、軽装で守りは薄そうだきゅ。それなら……!)スウウウウゥゥゥ!


★『バーストストリーム』★
戦闘時、自身に貫通能力を付与する
優勢取得時、初撃のみ与える劣勢を3にする
以後優勢取得時のコンマが0、4、8の時、与える劣勢を3にする


サク「私の必殺の疾風弾、受けてみるっきゅよ!」ビュゴオオオオオォォォォォ!

ノワール「っ!」


★『絶零装』★
戦闘時、常時補正+10。劣勢判定を二回無効化
発動後の劣勢判定時、コンマ一桁が8か0の時、劣勢を無効化する
また★を含む敵のカウンターを無効化する

★『霧氷幻影』★
戦闘時、常時補正+10
劣勢判定時、コンマが奇数の時劣勢判定を4回まで回避する
全ての回避行動後、初回の劣勢を確定防御


ノワール「……! 零装を破りますか。流石ですね」

ノワール「――でも、次からはそう易々と当たるつもりはありませんよ?」ヒュオオオオ…

サク「あ、当たらないっきゅ!? どういうことっきゅか!?」アセアセ


★『黒死の氷刃』★
戦闘時、自身に常時補正+30.敵に常時−30の補正を与える
優勢判定を得た時、敵の回復行動と回避行動を無効化する
さらに判定値が奇数の場合、与える劣勢値を2にする


ノワール「――そこです!」ズガッ!

サク「痛いっきゅーーーーー!?」タンコブ…


……


489 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 23:41:02.11 ID:o7lgizRQ0
〜〜第三試合・メイドエリス〜〜


サク「アーシャがいない今なら、私の風圧で思うように立てない筈っきゅ! これで……」


エリス「くっ……! 確かにこれでは上手く攻撃体勢が……!」グググ…←レベル704(現人類2)


サク(……小細工も力づくで捻じ伏せてきそうなんできゅけどこの子?)

サク「で、でも私だって――」


エリス「はああああぁぁぁぁぁ! 風ごと切り裂きます! ――終剣・五煌!」カンツウコウゲキ!


ズガン!


サク「痛いっきゅー!? 私の風を強引に突破するなんてそんな……」タンコブ2



エリス「 追 撃 の 絶 煌 閃 ! ! ! 」ズガガガガガガ!



サク残耐久:5−1−4= 0


サク「キュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!??」タンコブ3

サク「」


パタ…


フィーア「サクちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」ガーン!



『ダイジェスト終了』
490 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 23:41:56.36 ID:o7lgizRQ0
『次期皇帝と二人の妃の奮闘』

――


【帝国・王城執務室】


アドルラン「そうか、サク君は馴染めているのか」

ヒバリ「うん。アーシャ曰く、最初からどことなくこっち寄りだったらしいからね」

ヒバリ「なんで人間の姿になったかは結局わからなかったみたいだけど……」

ヒバリ「当の本人や、フィーア様達が嬉しそうだし、あれでいいんじゃないかな?」

アドルラン「はははは! 時間が出来たら、是非私も会いに行きたいな!」

ルーシェ「見た目、は……私を、もっと、大人にした感じ……?」

ルーシェ「でも、サクさん……、お片付け、下手です!」プンプン!

ルーシェ「とりあえず隅っこに追いやるのは片づけじゃありません!」

ルーシェ「むしろ余計に散らかっているまであります!」

ヒバリ「ルーシェの指導に半泣きの声出してたねあの子……」

アドルラン「ううむ、その気持ちはよくわかる……」ウンウン…

ルーシェ「アドルラン様?」

アドルラン「なんでもないぞルーシェ?」アセアセ

ヒバリ「あ、あとあの子さ、頭はすっごくいいみたいなんだけどね?」

ヒバリ「だからといって、書類のしまう場所の効率化とか利便性をかはまだなかなか考え付かないみたい」

ヒバリ「なんでか私もメイドに混じって指導することになっちゃたのは驚いたけど……」

ヒバリ「これはこれで新鮮かもね。私も基礎からやり直している感じがするし、自分の糧にもなっている気がするの」

アドルラン「流石、ヒバリは真面目だな」

ヒバリ「そりゃそうよ。私は他の子達みたいに、突出した何かを持っているわけじゃないしね」


ヒバリ「――いずれアドルランの……皇帝の奥さんになるなら、私にはまだ足りないことだらけだもの」グッ…


アドルラン「ヒバリ……」

ルーシェ「ヒバリさん……」

ヒバリ「ルーシェもいてくれるから、ものすごい安心感はあるよ?」

ヒバリ「でも、ルーシェに甘えっぱなしってもの嫌だしさ。私も色々と頑張りたいんだ」

ヒバリ「アドルランを支えられる……帝国の人から見ても、アドルランに相応しいって思われるような、そんな女になりたいの」

ヒバリ「ま、大変だってのは重々承知だけど……期待しててよねアドルラン!」

アドルラン「ああ、勿論だとも! 私こそ、次期皇帝として相応しい存在になれるよう努力せねばな……!」グッ!

ルーシェ「……」


……

――
491 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/20(月) 23:54:12.98 ID:o7lgizRQ0
――


【帝国・ヒバリの自室】


カリカリ…


ヒバリ「ふぅ。よし、これでこの辺の知識も定着したかな?」

ヒバリ「後でアーシャの時間が空いてたら、手伝って貰うのもいいかなー」

ヒバリ「他に必要そうなことといえば、やっぱり法絡みだよねぇ……」パラパラ…

ヒバリ「今までの帝国の法なんかじゃ駄目。かといって完全な自由も駄目……」

ヒバリ「アドルランやみんなが望む帝国を作るためにも、法律はしっかりと考えないとね」

ヒバリ「しかし本当に、ギルバート様時代の法律全書薄いなぁ……」パラ…

ヒバリ「実力主義一辺倒だったから仕方がないんだろうけど、ほぼ0から考え直さないと……」

ヒバリ「アドルランが頭を悩ませているのは、やっぱり旧時代を望む自称強者達の存在と略奪……」

ヒバリ「無闇な暴力、窃盗はやっぱり重めの刑にした方が……」

ヒバリ「……」

ヒバリ「そもそも法を定めるのが、皇族とその周囲の者達っていうこの前提も不味いかもなぁ……」

ヒバリ「アドルランなら大丈夫だけど、いつか酷い皇帝が生まれた時に法律を好き勝手に変えられたら困るし」

ヒバリ「もっと根本的に考えないと駄目だね。一気に全部解決しようと思っても無理なんだし……」カリカリ…

ヒバリ「何事も基盤は大事だから、焦らずしっかり考えて……」カリカリ…

ヒバリ「……法律以外にも、覚えることやること沢山あるけど、アドルランの帝国のために頑張らないと……!」グッ!


コンコン…


ヒバリ「ん、開いてるよー?」


ガチャ…


ルーシェ「失礼、します……」

ヒバリ「あれ、どうしたのルーシェ?」



492 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 00:00:00.55 ID:seC6OdXL0
ルーシェ「ヒバリさん、最近ずっと忙しい、です……」

ルーシェ「普段のお仕事だけじゃなくて、休みの時も、ずっとお勉強ばかり……」

ルーシェ「無理しすぎ、よくない、です」

ルーシェ「紅茶淹れましたから、少し休憩、しましょう?」

ヒバリ「お、悪いねルーシェ! ちょうどそろそろ一休みしようと思ってたところなのよ」パタン



……


ヒバリ「うん、ルーシェの紅茶はやっぱり美味しいね。ちょっとお砂糖多めなのも嬉しい」

ルーシェ「私は、まだまだです……。でも、ありがとうヒバリさん」

ヒバリ「これでまだまだって、メイドの道も険しいわよねぇ……」

ヒバリ「ルーシェすら苦労するんじゃ、私なんかどうなっちゃうのかしら?」

ルーシェ「ヒバリさんなら、大丈夫、です!」グッ!

ヒバリ「あはは、ありがとねルーシェ。でも、私もいつの間にか料理の腕が錆びついちゃっててさぁ」

ヒバリ「せめて勉強なら―って思ってたけど、この前の試験は思ったよりも間違えちゃ……」

ルーシェ「」カタカタ…

ヒバリ「もう、そんな泣きそうな顔しないの! あれから頑張って、少しはできるようになったんでしょ?」

ヒバリ「ルーシェが人一倍頑張り屋さんなのは知ってるからね? 大丈夫、ルーシェならいつかきっとできるよ」ナデナデ

ルーシェ「ヒバリさん……」

ヒバリ「……風の噂で聞いたんだけど、あのサクが96点取ったっていうし」ボソ…

ルーシェ「!?」ガーン!

ヒバリ「ね、負けてられないでしょ? 二人揃って頑張ろうよ!」

ルーシェ「は、はい!」

ヒバリ「アーシャも100点だったしねー。同じ貴族の娘としては、こっちにも負けてられないや」

ヒバリ「これが一段落ついたら、今度はあっちにも手をつけた方がいいかなぁ……」

ルーシェ「……」

ルーシェ「ねぇ、ヒバリさん?」

ヒバリ「ん?」


493 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 00:05:11.22 ID:seC6OdXL0
ルーシェ「ヒバリさんは、凄い人です」

ヒバリ「や、やめてよルーシェ! そんないきなり言われたら恥ずかしいって!///」

ルーシェ「今もこうして、アドルラン様をお助けしながら、色々なお勉強を頑張っています」

ヒバリ「これくらいは、そんな凄いものでもないと思うよ? 単純に私が足りていないってところが多いせいだしね」

ルーシェ「それなら、私も、同じです……」

ヒバリ「いやいや、ルーシェこそ色々なこと卒なくこなしてるじゃない?」

ルーシェ「……上には、上がいます」

ヒバリ「んー、それはそうかもしれないけどさ。少なくとも私から見れば羨ましいところ沢山あるんだけど?」

ルーシェ「……私も、ヒバリさんが羨ましいです」

ヒバリ「え?」

ルーシェ「アドルラン様の為に……それも、子供の頃からずぅっと思い続けて……」

ルーシェ「当時のアドルラン様は、誰もが見捨ててしまうような子だったって……」

ヒバリ「……うん。アドルランも、辛かったと思う」

ヒバリ「でもね、アドルランはどんな逆境でも絶対に諦めなかったの」

ヒバリ「本当に無茶ばかりして、怪我も一杯して……」

ヒバリ「でも、あのひたすらにまっすぐな姿に……あの頃から、私は惹かれていたんだと思う」

ヒバリ「私は、アドルランもやればいつか出来る子だって信じてたしね!」エヘン!

ヒバリ「まあ、私達の想いにここまで気がつかないってのは、流石に想定外だったけどさ」アハハ!

ルーシェ「……ヒバリさんは、優しすぎます」

ルーシェ「昔からずっとアドルラン様を見て支え続けてきて、私が割り込んでも文句の一つも言わないで……」

ヒバリ「え? だってルーシェもアドルランが好きなんでしょう?」

ヒバリ「確かにアドルランは大切だし、私も何度もアピールはしてきたけどなかなか通用しなかった」

ヒバリ「だから別にアドルランはあの時点で誰のものでもなかったんだし、ルーシェが来てもなんの問題もなかったでしょ?」

ルーシェ「……ヒバリさん、アドルラン様のこと大好きなんですよね?」

ヒバリ「そ、そりゃもちろん///」カアア…

ヒバリ「――でも、今は同じくらいルーシェも大切よ?」ギュッ…

ルーシェ「あ……///」

ヒバリ「……アドルランと同じ頑張り屋さんで真っ直ぐなあなたを、嫌いになるわけないじゃない」ナデナデ

ヒバリ「とにかく、私に遠慮なんかしなくていいのよ? これから一緒にアドルランを支える仲なんだしさ!」

ヒバリ「むしろ、これからも迷惑かけかねないけど、ルーシェこそ許してね?///」

ルーシェ「……ヒバリさん///」



494 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 00:13:21.69 ID:seC6OdXL0
ルーシェ「でも……」

ヒバリ「もう、ルーシェは心配性ねぇ。悩みは全部吐き出しちゃいなさい?」

ヒバリ「お姉さんがどーんと受け止めてあげるからさ!」

ルーシェ「……」

ルーシェ「ヒバリさんは……」

ヒバリ「うんうん」






ルーシェ「――アドルラン様との時間がなかなか作れない今に、満足しているのですか?」




ヒバリ「ん?」

ヒバリ「……」

ヒバリ「あ、ああー、そうか。言われてみれば確かにそうなのか」ポン

ルーシェ「え?」

ヒバリ「いや、長年アドルランと一緒にいたせいなのかな……?」

ヒバリ「あまり今の状況に違和感が無いと言うか、いつも通りだなぁって」

ヒバリ「仕事は大変だけど、アドルランの元気な姿や声は毎日目に出来るし、特に不満はないかなぁ」

ヒバリ「でもそうだね。今度なんとか時間作って、三人でお出かけできるようにしようか?」

ルーシェ「あ……」

ヒバリ「ごめんねルーシェ。ルーシェはもっともっとアドルランと一緒の時間を堪能したかったんだね」

ルーシェ「あの、その……!」ワタワタ

ヒバリ「大丈夫! 私もちょっと本気出して、アドルランの書類ぱっぱと片づけるからさ!」

ヒバリ「それじゃ、期待しててねルーシェ!」ダッ!

ルーシェ「あ……!」



ルーシェ「……」



……

――
495 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 00:17:36.55 ID:seC6OdXL0
――


【王城・ルーシェの私室】


――違うんです、ヒバリさん――


ルーシェ「っ……!」



――私は、ヒバリさんが羨ましい――



ルーシェ「ふぅっ……!」



――本当に、アドルラン様のことを考えて、頑張れるあなたのことが――



クチュ…


クチュ…


――アドルラン様の為なら、どんなことも耐えられるあなたのことが――


ルーシェ「ん、はぁ……っ///」



――私は、あなたみたいに立派じゃない。今の時間に、どこか不満を覚えてしまっている――


ルーシェ「ごめん、なさい……!」クチュ、ジュクゥ…!


――あなたが頑張っている間に、私はこんなことに時間を費やしてしまっている――

――本当に、ごめんなさい――



ルーシェ「あ、ああ……///」グチュグチュ!

ルーシェ「アドルラン様、いつか、子供……必要だから……んうぅ!」キュッ!

ルーシェ「はぁっ……はぁっ……! その、準備も、大切な、こと……!」クリクリ…

ルーシェ「これは、必要なこ、と……あっ、イッ――っ!!!」プシャアアア…!



ビクンビクン…



ルーシェ「はぁー……はぁー……///」クテ…

ルーシェ「また、こんなに……///」

ルーシェ「――アドルラン様……ヒバリさん……ごめんなさい……///」


……


――
496 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 00:19:19.53 ID:seC6OdXL0
途中ですが今日はここまで
なんとなくルーシェはこれまでの判定結果から考えるに、
頑張って頑張ってひっそり溜め込んで時々それが爆発するような子に思えます

本日もありがとうございました!
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 00:27:50.49 ID:AazOHzQr0
乙です!
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 07:45:31.32 ID:+AKa76hR0
おつです
これは据え膳
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 07:58:13.86 ID:m1WACgii0
乙!
そういやルーシェって何故か夜レベルが極低か極高のどっちかに振り切るこのスレで数少ない程よく夜レベル高い子なんだよな……
控えめな子が部屋で悶々してるシチュ大好き
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 08:15:30.15 ID:ugAQbbjG0

自分も>>499のシチュ大好き
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 12:41:12.64 ID:U9mTs5AUO
パトラさんも捨てがたいけど、やっぱりヒバリさんが一番何かあった時に頼れそうなお姉さんな感じがするなぁ
ところで前々から思ってたけどヒバリさんとルーシェの百合の可能性は(ry
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 15:08:29.16 ID:LSwVlqlzO
ガチ百合じゃなくても、男1女2の3Pとかで男側に責められながら女の子同士がちゅっちゅしてるのすごくイイと思う
流れ的にルーシェの方が先に一線越える場合は、後にヒバリが一線越える時に経験者としてルーシェがヒバリへの愛撫を手伝うとか

というかアベル・アドルラン兄様・ローゼンさん(あえてこっち表記)と複数の女性を相手にしてる男キャラ多いけど、揃いも揃って女性側みんな仲が良いから修羅場ほぼ全く起きてないのがすごい
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 15:47:02.37 ID:mJOSANKlO
アベルに関してはエリスが完全に許容するスタンスをコンマで引いたのがデカすぎる
504 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:00:25.31 ID:seC6OdXL0
こんばんはー
今日もゆったり再開です

修羅場が無いのはやはり、大元のキャラシートでいい子が多いのが最大の要因かと思います
エリスはアベルへの忠誠心から修羅場補正−30かけていましたが、補正を飛び越えていれば嫉妬深くなっていた可能性も
……まあその大事な判定が偶数ゾロ目だったんですけどね!(白目)
505 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:01:02.95 ID:seC6OdXL0
――


……後日……


アドルラン「では、すまないがアルフ達との会談に行ってくるよ」

アドルラン「いつもすまないが、留守を頼む」

ヒバリ「ええ、任せておいて!」

ルーシェ「行ってらっしゃい、ませ……!」



パタン…



ヒバリ「やっぱり、聖国は大変な状態みたいだね」

ルーシェ「王国の前王が、竜化して潜んでいた……誰でも、驚きます……」

ヒバリ「それをあっさり蹴散らしたアベル様達は本当に凄いよね……」

ヒバリ「私ももう少し鍛えなきゃとは思うんだけど、なかなか時間がね」

ヒバリ「元々がアドルランの補佐前提で考えてたせいもあるんだろうけど」

ルーシェ「アドルラン様、も……まだまだ、鍛錬、足りないって頑張ってます……」

ヒバリ「その時間分の書類が主にこっちに回ってくるんだけどねー」

ヒバリ「ま、今に始まったことじゃないし、別にいいんだけどね」

ヒバリ「――さて!」パン!

ルーシェ「!?」

ヒバリ「こうなることを見越して、実は今日の分の仕事は昨夜終わらせておいた!」エヘン!

ルーシェ「す、すごい……!?」

ヒバリ「ねえルーシェ。今日はゆっくり、アドルランとどこに出かけるか計画を練らない?」

ルーシェ「ヒバリさん、もしかして、そのために……?」

ヒバリ「まぁね。ルーシェもだいぶ悩んでるみたいだったしさ!」

ルーシェ(うぅぅ、ヒバリさん本当にごめんなさい……!)




506 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:01:42.04 ID:seC6OdXL0
ヒバリ「ほら、パトラ達から色々本も借りてきたんだ」ドサ!

ヒバリ「後はなんでかローズさんが新品なのに捨てちゃってた本とか!」ドサ!

ヒバリ「勿体ないよね。不良品だったのかな?」

ルーシェ「箱詰めにして、捨てる……?」

ルーシェ「……っ!」

ルーシェ「ヒ、ヒバリさん! こっちの本は、私が整理しておきます……!」

ヒバリ「あ、そう? ふふ、本当にルーシェは整理整頓好きだよねぇ」

ヒバリ「……わ、私ももう少し頑張ろうとは思ってるからね?///」アセアセ

ヒバリ「ただアドルランと一緒にいると、ついつい一緒になって色々見ちゃうというか……」

ルーシェ「むぅ。片づけてから、ゆっくり思い出の品を眺めるべきです……!」プク…

ヒバリ「たはは、面目ない。そ、それじゃあ私はこっちの本を後で見やすいように分けておくね」

ルーシェ「お願い、します」ペコリ…


タタタ…



ルーシェ(ローズさんが、箱詰めにして捨てる新品の、本……)ゴクリ…

ルーシェ(エリスさんの話なら、前はこの箱の中に……え、えっちな本が……///)

ルーシェ(そしてアベル様をぺろぺろして、アベル様にぺろぺろされた……///)カアァァ!

ルーシェ(わ、私はそんな大胆なことはまだできないけど……)

ルーシェ(も、もう少し軽くて、私でもできそうな本があれば……///)

ルーシェ「……」






ルーシェ(――で、できればアドルラン様とヒバリさんから、あまりえっちな子って思われないような……程よいのが欲しい///)




パカッ!




特殊判定
↓1コンマ二桁
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:03:06.26 ID:tWRvKIgj0
508 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:18:55.19 ID:seC6OdXL0
ローズが廃棄したスカーレット将軍からの贈り物

←刺激弱 50 刺激強→
(コンマ50最良)

コンマ26(−24)

※軽めの品物を発見!

――


箱「……」ゴチャ…


ルーシェ(……ローズさんでも、捨てる時は、雑です……)ムス…

ルーシェ「……」ドキドキ…

ルーシェ「あ……」


ヒョイ…


『清楚な淑女下着〜〜裏に潜ませる妖艶さ〜〜』

『思春期青年との接し方。初級編』

『露出をしなくても殿方を落とす10の方法』


ルーシェ「……」ゴクリ…

ルーシェ「……」パラパラ…

ルーシェ(あれ? 思ってたより、平気かも……?)

ルーシェ(これくらいなら、私でもできそう……)パラパラ…

ルーシェ(ふむ、ふむ……)

ルーシェ(……! この本、正しいです……!)

ルーシェ(前に海で、学んだけど、アドルラン様は過度な露出は、お嫌いです……!)

ルーシェ(……服はそのまま、下着姿でゆっくりと誘惑……?///)パラパラ…

ルーシェ(自分に、合った下着を選ぶ……背伸びは駄目……)フムフム…

ルーシェ(白い下着で、清廉さを演出……)

ルーシェ(でも、刺繍に紛れ込むように生地の薄い部分も……///)カアァァ!

ルーシェ「……」ピラ…

ルーシェ(白い下着なら、普段の、私だけど……)

ルーシェ(た、多分、これじゃ駄目なんだ……!)グッ!

ルーシェ(ちょ、ちょっとだけ、冒険をしないと……!)



509 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:30:02.71 ID:seC6OdXL0
ルーシェ(他にも、色々載ってる……)ペラペラ…

ルーシェ(……ん、でも、これはメイドとして普段から……)

ルーシェ(……そうか、私、普通の人とはちょっと立ち位置が違うんだ……)ガクリ…

ルーシェ(ほ、他にあまり恥ずかしくないような……)ペラペラ…

ルーシェ(ん……? し、新婚さんに必需品……!?)ガタ!

ルーシェ(ま、まだ結婚、してないけど……///)

ルーシェ(あ、赤ちゃんと、一緒……/// 今の内から、準備、大切です……///)

ルーシェ(いざ……!)


ペラ…



『口下手なあなたも大丈夫! 黙ってお誘い 『是/非』枕!!!』



ルーシェ(く、口下手でも大丈夫……!?)キラキラ!

ルーシェ(ど、どんな枕なのかな?)ドキドキ


『夜の営みをしたいときは是であるという面を向けるだけ!』

『口では言っていないので、周りからも気づかれにくい!』



ルーシェ「……」

ルーシェ「…………」


ルーシェ「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?///」パタパタ!



ヒバリ「ルーシェ? どうしたの?」ヒョコ!


ルーシェ「ぴいいっ!?」ビクーン!


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:32:15.63 ID:lIhjy3iFO
この世界にも存在したのかイエスノー枕
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:34:37.51 ID:mJOSANKlO
ルーシェ自身が抱き枕になることだ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:35:08.62 ID:Hm+XDRK0O
ルーシェがYES向けて待ってたら俺ならダイブする自信あるわ
513 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:46:31.96 ID:seC6OdXL0
1ヒバリの察知

63>ヒバリ夜レベル34

※基準値を上回った為、ヒバリ理解できず!

2ルーシェの決行

01〜50:やっぱり誘ってることには変わりないじゃない……!///
51〜00:こ、これなら……!

コンマ51

51〜00:こ、これなら……!

※ルーシェ作戦決行!

※決行した為、後ほどアベル達にも少し影響が出るかも……?

――


ヒバリ「ん、何読んでるの?」

ルーシェ「ひゃわ……こ、これは……!?」

ヒバリ「なになに? 枕の本? えーと、生地の色は桃色で……」

ヒバリ「あー、もしかしてルーシェもお裁縫とかに興味あるの?」

ルーシェ「!?」

ヒバリ「私もそこそこはできるつもりなんだけどねー」

ヒバリ「やっぱり周りだとキアラ様とロウルが飛び抜けちゃってるから霞んじゃうんだよね」アハハ

ルーシェ(……ヒバリさん、この本の内容に気がついていない……?)

ルーシェ(――い、今のうち!)シュパン!


ヒバリ「あれ? もういいの?」

ルーシェ「は、はい。やっぱり、おでかけの本、気になります……!」アセアセ

ルーシェ「こっちは、あまりいい本はなかったです……!」アセアセ

ヒバリ「そう? こっちはパトラ達から借りたものだから、王国の名所とか一杯書かれてるから――」



ルーシェ(口に出さずとも、意思表示ができる……)

ルーシェ(――控えめに、アドルラン様に想いを伝えられる……!)



ルーシェ(―― こ れ で す っ ! ! ! )ゴゴゴゴゴゴゴ!




……


――
514 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/21(火) 23:59:28.81 ID:seC6OdXL0
――

……



ルーシェ「――ので、こんな枕を作りたいんです……!」バン!


ロウル「……ルーシェさん、お疲れなんですか?」


ルーシェ「ロ、ロウルさんなら色々な生地も、お裁縫道具も持ってるって……!」

ロウル「まあ、アベルさんの為に色々と用意はありますけどね?」

ロウル「でも、その……なんですって?」

ロウル「よ、夜のお誘いの是非を枕に刺繍するって……///」

ロウル「どこでそんな知識手に入れちゃったんですか///」

ルーシェ「あぅ……///」

ロウル「大方、王国というかスカーレットさんなんでしょうけど……」

ロウル「そんなにその……アドルラン様をお誘いしたいんですか?///」

ルーシェ「は、はい……///」

ルーシェ「その、最近は特に、もう、我慢が……///」モジモジ…

ロウル「おぉぅ、あのルーシェさんがこんな真っ赤に……」

ロウル「でも、私も少しその気持ちはわかります」

ロウル「な、なんか面と向かって自分の想いをぶつけるって色々な意味で恥ずかしいですものね///」

ルーシェ「……///」コクコク!

ロウル「特に私達……というかアベルさんなら大丈夫なんですけど、アドルラン様は真面目過ぎるところもありますからね」

ロウル「こっちから攻勢に出るというのも、悪くないでしょう」

ロウル「よし! ルーシェさんの頼みとあらば、私も一肌脱ぎましょう!」

ロウル「可愛くて寝心地もいい最高の枕をご用意しますよ!」グッ!

ルーシェ「あ、ありがとうございます……!」ペコリ!

ルーシェ(あ、あとは下着を買いに行って……///)



ロウル「さてさて、どの生地にしましょうかね……」ゴソゴソ…

ロウル(しかし、枕で想いを伝えるという発想はありませんでしたね)

ロウル(……)


追加特殊判定
↓1コンマ二桁
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 00:03:02.93 ID:a4DJRXft0
516 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/22(水) 00:10:26.60 ID:Nrh3rR5s0
お誘い枕、アベル隊にも導入する?

85<93(わ、私も使ってみたいですね……///)パタパタ

※エピローグ、アベル隊ヒロインズの子供誕生率に追加補正

――

短いですが、判定を取った辺りで今日はここまで
……帝国の未来は皇子皇女が沢山いるかもしれませんね(白目)
(ルーシェが綺麗に51以上のため、ヒバリ共々こちらにも補正入るので)

この後はアドルランサイド→本番はない筈だけど三人ベッドイン→とある判定で終了
その後エピローグに向かっていく流れになるかと思います

本日もありがとうございました!
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 00:28:32.21 ID:XgRZzck6O
おつおつ
各カップリングに最低一人生まれたとしてもアドルラン兄様2・お兄ちゃん1・アベル6・キアラ1で10人の皇子皇女が誕生するんだよな……
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