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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その15

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84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 00:43:06.68 ID:/6p2drDNO
おつおつ
なるほど、クラウスが死んだらこの大臣が実権を握って裏ボスが出てくるって流れだったのね

あとなんかさらっと見えたんだけどこの口ぶりだとアイナはこれローズさんとは一線越えた感じか
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 09:40:26.20 ID:QS0Nzhoy0
当初60%の確率クリアして助けた王国の名無し新米兵士が
色々あって主人公の義理の弟になった件
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 13:28:18.15 ID:mPxc2BMhO
だってこのスレ0.25%の奇跡すら複数回起こしてんだよ?色々ラッキーボーイなマックスが義弟になるのも決まった運命だったのかも(白目)
しかしマックスは順風満帆、ヘリング司教もさりげに更生したりエリスも性知識の吸収に積極的になったりと本当にいい流れだし、この大臣も被害なく倒したいな
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 22:57:31.63 ID:Az9L94hGO
順調かなと想った直後に王国が火の海だったりもしたし
あくまで油断は禁物やで

隠しボスが弱いのはサクが健在で五竜の魂が揃わないとかかな
安易な先読みは良くないかもだけど
88 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:37:50.51 ID:fqptme1k0
こんばんはー
今日も今日とて少しづつ再開です
89 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:38:39.85 ID:fqptme1k0
――


スカーレット「さあ、もう逃げ場はありませんわよ!」ヒュパン!



腐敗貴族兵達「「」」ドサドサ…

腐敗貴族「ひええぇぇ! い、命だけはお助けおぉぉぉぉ……!」ガタガタ


スカーレット「ええ、この場では殺しません。全てを吐き出させるまではね」

スカーレット「――悪事のことも、精液も、何もかもを出しきりなさい!」ギュパン!


腐敗貴族「ンギイイイィィィィィィィィン!?///」ドピュピュピュピュピュ!

腐敗貴族「」ドサ…


スカーレット「陛下、一団を全員屈服させて捕縛いたしましたわ」ビシ!

クラウス「すまないなスカーレット将軍」

クラウス「こちらも、館に囚われていた奴隷は全て解放したのだが……」


奴隷少女1「クラウス様……///」ギュ…

奴隷少女2「ん……///」ギュ…


クラウス「どうしたものか、私から離れようとしないんだ」

クラウス「辛い思いをしてきただろうし、怯えているのはわかるのだが……」


スカーレット「ふふ、陛下の人望ですわね?」

クラウス「?」


――


三国で、少なからず闇の芽はあった。

被害が拡大する前に、それを摘み取ってしまう。奮戦する者達は迅速だ。

白帝竜の悪用を企てた者も、信徒を洗脳していた司教も、影で蠢いていた暗将も。

その野望を砕かれてきた。

中には、変わった運命を辿った者もいるが……


――

……
90 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:39:19.26 ID:fqptme1k0
――


【帝国・白帝領域】


サク「キュルルーン!」モシャモシャ



マックス「……改めて、すごい光景だよなぁこれ」

フィーア「サクちゃんは大きいですけど、本当は大人しくていい子なんですよ!」ピョンピョン!

キアラ「ところでフィーアちゃん、今日はどうして私達をここに?」

カイン「なんか嫌な予感がするんだよねぇ……」

フィーア「こほん、それはですね……」

フィーア「先日、マックスさんのおかげで事なきを得ましたけど、キアラ姉様を狙う悪い人がいましたよね?」

カイン「ああ、あの餓鬼ね。今頃は死ぬよりきつい地獄をみているだろうさ」ククク…

マックス「まさかあんな子供が、実は帝国将だったなんて驚きですよ……」

カイン「僕はお前がキアラと付き合っていたことがやっぱり驚きだけどねぇ……」

マックス「そ、それを言ったらカイン皇子こそ、いつもエメリナちゃんにべったりじゃないですか!」

マックス「俺黙ってましたけど、それも結構驚きなんですからね?」

マックス「しかもあのダボダボメイド服がカイン皇子のしゅ――」

カイン「よーしマックス、八つ裂きにされたくなければ少し黙ろうなぁ?」ググググ!

マックス「むぐぐぐ!」

キアラ「ふ、二人とも落ち着いて、ね?」アセアセ

フィーア「仲良しさんですね!」ピョン!

カイン「誰がだよ……! で、話を戻そうか」

マックス(あ、ずるっ!)

フィーア「そうでした! マックスさんもローズさんも、いつでも姉様のお傍にはいられません」

フィーア「もしかしたら、まだ姉様を狙う悪い人がいるかもしれません!」

フィーア「ですので、私考えました! 私も姉様や兄様をお守りするために……」


フィーア「――サクちゃんに乗って、上空から帝国に悪い人がいないか探るんです!」

フィーア「――カイン兄様にはサクちゃんだけひっかからない特別な結界を用意してもらうので大丈夫です!」フンス!


カイン「流石の僕でも無理なものは無理だからな!?」

キアラ「フィーアちゃん、危ないことはやめて!?」

マックス「まずこの竜が帝国中を日頃から飛び回るのは一般人生きた心地しないんじゃないかな!?」

フィーア「あれれ?」

サク「キュル?」


91 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:40:32.60 ID:fqptme1k0
カイン「まったく……前の我儘通り、この領域周辺だけ結界に穴を用意してやっただろう?」

カイン「散歩は自由にできるんだからそれで我慢しなよ」

カイン「フィーアがそんな危ない真似しなくても、僕や兄さんにアベル達も警戒は強めているんだ」

キアラ「そうだよフィーアちゃん。もし警戒するにしても、今まで通りでいいんじゃないかな?」

マックス「キアラちゃんは、今度こそ俺がきっちり守ってみせるからさ!」

フィーア「うーん……姉様達にそう言われてしまうと、お流れにするしかないです」

サク「キュルン?」

カイン「……まあ確かに、こいつがいつ空から襲ってくるかと思うと悪事を働く連中も気が気じゃないだろうけどね」

キアラ「本当に大人しい子だけど、戦うとすごく強いんだもんね……」

マックス「前の様子からするに、キアラちゃん達のお母さん……魔女フローレンでもきっつい相手なんだろ?」

サク「キュルー!」ドヤ!

カイン「だろうねぇ。まあ正面からやって勝てるのは父さんと義母さん……」

カイン「あとはアベルとエリスくらいかな? ……結構いるのがすごいな」

サク「キュルーン…」ショボン…

サク「キュ……キュキュキュー!」パタパタ!

マックス「うおっ!? 急にどうしたんだ?」

キアラ「小さく羽ばたいてるけど、何か伝えたいのかな?」

サク「キュ、キュキューン!」ミテミテ!

カイン「ん、これは……?」

フィーア「あ、わかりました!」ポン!

フィーア「どれだけ強い相手がいても、私にはこの翼があるもん! ですね!」ピョン!

サク「キュキューン!///」ホクホク

マックス「フィーアちゃんすげぇ……」

カイン「こいつの反応からして、多分正解だね……」

キアラ「でも、確かに流石のお父様達でも空は飛べないもんね」

サク「キュルン!」ノッテノッテ

フィーア「これは、それを見せてあげよう! だと思います!」

フィーア「折角ですから、キアラ姉様もカイン兄様も、マックスさんもお散歩を体験してみましょう!」ピョンピョン!


一同「「え!?」」


……


――
92 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:42:19.25 ID:fqptme1k0
……



サク「キュッキュー」バサァ!バサァ!


マックス「うおおぉぉ……低めって言っても結構高いぞ!?」ギュ…

キアラ「凄い景色だけど、ちょっと怖いかも……?」ギュ…

カイン「……普通に手を握り合うんだねぇ」

マックス「あ、これは……///」

キアラ「……///」

カイン「落ちる心配はないよ。流石は風を操る竜と言ったところかな」

カイン「こいつ、飛びながら独特の気流を生み出している。落ちそうになったら勝手にこっちに身体が押し戻されるよ」

フィーア「そうだったんですか!? 流石サクちゃんです!」

サク「キュルル!」ドヤ!


バサァ! バサァ!


フィーア「やっぱり、風が気持ちいいですね!」

カイン「ああ、確かに普段じゃなかなか味わえない風だね」


ズ……


サク「……キュ?」

フィーア「あれ、どうしたんですかサクちゃん?」

サク「キュ……キュ?」キョロキョロ…

サク「キュルー……?」カシゲ

マックス「い、一体どうしたんだ?」

キアラ「何か探している……いや、警戒しているのかな?」

カイン「……気流を突き破る程の大きな攻撃が来たら、僕達も落ちるだろう」

カイン「しかしそれこそ、お前達の連携でもなければここまでそんな攻撃は飛んでこない」

カイン「キアラ、魔力は感じたか?」

キアラ「い、いえ全く。見晴らしもいいですし、穏やかな天気だとしか……」

マックス「うん、地上の方にも怪しい奴はいないですよ」ジー…

マックス「こいつの勘違いじゃないですか?」

サク「キュ……」

フィーア「……サクちゃんは、変装状態でもアーシャ姉様の正体に気がつく程に鋭い感覚を持っているんです」

カイン「そいつが思わず警戒して……でも伏兵も魔力も無い。そうなると考えられるのは……」

カイン「……」


……


――
93 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/01(水) 23:53:32.17 ID:fqptme1k0
――


【帝国・アベルの城塞】



アベル「サクが警戒を……?」

カイン「ああ。僕らじゃ感じ取れない何かを感じ取ったんだと思う」

カイン「あれが警戒する程となれば、危険性はあのクソ餓鬼の比じゃないだろうと思ってさ」

カイン「この僕がまた後手に回るのは癪に障るし、一応アベル達にも警戒して貰おうと思ったんだ」

アベル「……竜にのみ感じ取れた、警戒すべき気配か」

アベル「まさかとは思うが……」

カイン「――同種の存在」

マックス「ど、同種って……また竜がってことですか!?」

カイン「ああ。野生の魔物程度は一薙ぎにできる以上、警戒するならそれくらいの域だろう」

マックス「で、でも王国のドラゴンは全部で五体……」

マックス「赤帝と蒼帝はアベル皇子達が、黒帝は俺やパトラ将軍達で、白帝はこうして今ではフィーアちゃんに懐いている」

カイン「そしてあの後バーンズに確認を取ったけど、金真竜は父さんが切り刻んで山に埋めたってさ」

アベル「確かに、五体の内四体は葬った。王国の竜は全て倒したと言えるが……」



カイン「――そもそも、どうして王国の竜は五体ってわかったんだ?」

カイン「――元々が実験生物、他にもいた可能性はないのか?」

マックス「そ、それはないと思います。あの日、聖国は宝物庫からほぼ根こそぎ奪って行ったって話でしたし」

マックス「スカーレット将軍も多くの腐敗貴族を尋問したそうですけど、どの貴族も竜は5体しか存在しないと口にしたそうですし」

カイン「むむ……それじゃあ一体?」

アベル「……竜は五体。しかし、竜の『力を持つ』者なら、スミレがいる」

カイン&マックス「「!!」」

アベル「あの子は優しい子だ。何があっても、あの力を悪用することはないだろう」

アベル「だがもし、スミレと同じように竜の力を埋め込まれ、悪用するような者がいるとすれば……」

マックス「っ!」ゾクッ!

マックス「ちょ、ちょっとクラウス様とスカーレット将軍に報告に行ってきます!」ダダダダ!

カイン「だがアベル、金真竜と適合性の高かったスミレは確かに強いが……」

カイン「本人も言っていたが、どう足掻いても本体程の力は持てない」

カイン「金よりは格下とはいえ、白帝が紛い物を警戒するかな?」

アベル「……何事も起こらなければいいんだが」


……


――
94 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:00:18.13 ID:s+JJVhY40
――


……


【王国・王城】



クラウス「――そうか。ありがとう」

クラウス「しかし、今のところそのような報告は挙がっていないな」

アベル「そうでしたか。お騒がせして申し訳ありません」

マックス「す、すみませんアベル皇子。一人で突っ走っちゃって……」ゼェゼェ…

パトラ「まったく、全速力で城塞内を走っているから何事かと思ったじゃない……」

アベル「いや、マックスの気持ちはわかる。白帝竜が異例なだけで……」

アベル「竜の力が人に向けられた場合、その脅威は計り知れんからな」

アベル「パトラもそう思ったからこそ、こうしてついてきたんだろう?」

パトラ「え、ええ……」

スカーレット「ふふ、しかし……」

スカーレット「また腕を上げましたわね、お二人とも?」

スカーレット「あなた達がいれば、王国騎士団も安泰ですわ」

クラウス「うむ。我々も鍛錬は重ねているが、だからこそ差を痛感するよ」

スカーレット「ちょうど腐敗貴族の取り締まりや強襲も増やして、兵共々実戦経験を積んではいるのですが……」

スカーレット「ほぼ全員、ワタクシの一撃で沈んでしまいますの」

スカーレット「この点からしても、現時点で王国に竜の力を宿した兵士はいませんわ」

スカーレット「先日も、結構な腐敗貴族を躾……尋問したのですけど」グイッ!


調教貴族「ぶひぃん!?」ドサ…


一同「「!?」」

スカーレット「ほら、アベル皇子達もお越しになっているのですよ?」グリグリ

スカーレット「あなたの持つ情報を、全て吐きだしなさいな? 吐かないと踏むのを止めますわよ?グリグリ

調教貴族「ぶひっ! ほ、ほんとうに私めごときでは、もう知っていることがないのでございます!」

調教貴族「役に立たないこの豚を、どうか踏んで躾けてくださいませぇ!」

スカーレット「……」グリッ!

調教貴族「ぶひょっ!?」ビクン!

クラウス「……スカーレット将軍、自室待機」ハァ…

スカーレット「そんな、陛下!?」


パトラ「……この光景も少し王国の闇の気がしてきました」ガクリ

マックス「し、仕方がないですよ。スカーレット将軍ですし……」

アベル「クラウス王、だいぶお疲れだな……」

95 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:14:08.64 ID:s+JJVhY40
スカーレット「くぅ……あなた、本当に隠し事はないのですね?」

スカーレット「アベル皇子がこうしてお越しになっている以上、可能性は0ではない筈……」グリグリ

調教貴族「ふぉっ! ……そ、そもそも五竜などという危ない物に手を出すものが、少ないのです……!」

調教貴族「あんなもの、宝玉に封印している状態で砕いてしまえばよかったものを……!」

アベル「……そういえば、ふと気になったのですが」

アベル「王国の五竜。これはいつ頃から封印されていたのですか?」

クラウス「何時から……それは少し難しいな」

スカーレット「……少なくとも、私が陛下に忠誠を誓う前」

スカーレット「愚かな前王の時代から、竜の存在は耳にしたことはありましたわ」

クラウス「私が国王となったのも、急な話だったな。前王は突然崩御したのだ」

クラウス「その頃には既に宝物庫に封印されていた筈だが……」

クラウス「……もしかすると、大臣であれば詳しいことを知っていたかも知れないな」


調教貴族「おお、そうです!!」


一同「「!?」」

調教貴族「大臣様は、竜を封印して保管することを特に推しておられました!」

調教貴族「反対する貴族も多かったのですが、流石に大臣殿に逆らうわけにも……」


アベル「王国の大臣……」

アベル「今はどこに?」

クラウス「それが……あの日、天使の襲撃があってから行方がわかっていない」

クラウス「おそらくはもう……」

アベル「……」

アベル「……嫌な胸騒ぎがする」

マックス「え?」

アベル「パトラ、マックス」



アベル「――念の為、戦いの準備を整えておいてくれ」



……


――

96 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:24:19.74 ID:s+JJVhY40
――

【聖国・教会付近】


キメラ1「ガアアアア!」

キメラ2「グルアアア!」

聖国民「ひっ!? な、なぜ神の御加護がある我が国にこのような!?」



――『断罪の一閃』発動――



アルフ「はあっ!」ズバア!



キメラ1「」ドサ…

キメラ2「」ドサ…



キメラ3「ギ、ギィ!?」ダッ!


ダァン…!


キメラ「」グシャ…


リーナ「ふぅ……」


聖国民「おお……アルフォンス様、エカチェリーナ様……!」

リーナ「ご無事ですの!? はやく避難なさって!」

アルフ「魔道隊! 周囲の警戒をしつつ結界を展開せよ!」

リーナ「私と兄上の護衛は不要です! 民の安全を最優先にお願いしますの!」

アルフ隊&リーナ隊「「はっ!」」バッ!



アルフ「まさか、魔物の襲撃を許すとはな……」

リーナ「……兄上、この襲撃をどう思います?」

アルフ「この程度の魔物が、聖国を覆う結界を破れるとは思えぬ」

アルフ「――これは、聖国内から湧き出していると見るべきだろう」

リーナ「ですわね。そして、この姿には見覚えがありますの……」

リーナ「これは――王国が生み出した魔物ですわ」

アルフ「そうなると、考えられるのは……」


……

――

【聖国・???】


元王国大臣「クククク……!」

元王国大臣「いよいよですぞ……!」


ゴポポポポポ!


……

――
97 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 00:28:02.99 ID:s+JJVhY40
隠しボス1戦前まで進んだ辺りで今日はここまで
明日か明後日には戦闘開始となると思いますが、まあこちらは気楽に構えて大丈夫です
なおクリティカル補填はやはり思いつかなかったので、ゾロ目チケット1枚にしようかと思います
戦闘の保険に持つもよし、短い話ならこのスレ内で追加のおまけで挟むこともできるかな?

本日もありがとうございました!
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 00:40:42.14 ID:ISmQQmUX0
乙です!
元大臣はどんな目にあうんだろうか…
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 00:48:02.95 ID:+lZj2EG2O
おつおつ。ゾロチケやったー!でも悩んじゃう!
これは密かに大臣が自分の身体にも龍の力を取り込んでたってことかな
アベル隊だけでもレベルぶっ飛んでるし、マラートさんみたく大臣も木っ端微塵にされそう
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 10:26:04.29 ID:kUr3FmCy0
王国が突然の天使の襲撃で半壊した仕返しにも見えるな>>聖国内にキメラを放つ
しかし今更だけどマラートさんも出番は短かったけど印象深いな。偶ゾロでテンションマックス直後のまた偶ゾロで消し飛ぶとか狙ってもできないし
コンマが特に荒ぶる聖国内に潜伏してるっぽいし、大臣も即死する可能性が……?
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 13:11:31.83 ID:MRsuQVlRO
マラートさんのおかげで嫁が増えたからね
それもとんでもない素質持ちの
102 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 23:10:24.48 ID:s+JJVhY40
こんばんはー
それでは今日も少しだけですが再開です
ちょっとだけコンマ判定ありです
103 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 23:11:02.47 ID:s+JJVhY40
――

……

【帝国・アベルの城塞】


アーシャ「聖国に、王国の脅威の可能性が残っている?」

アベル「ああ。俺の取り越し苦労であるならそれが一番ではあるんだが」

パトラ「しかし、あの大臣は地位と富への執着心が相当でしたからね……」

パトラ「以前アーシャさん達が捕縛した腐敗貴族、あれも聖国に攫われてから白帝を捕まえています」

アーシャ「なるほど……改心したと見せかけ、聖国の方で同様のことをしている可能性もあるわけですね」

マックス「王国にそれらしい奴がいないんじゃ、残るは帝国か聖国だ」

パトラ「そして二国を比較した場合、聖王シュタイナーを失った聖国は大幅な弱体化をしています」

パトラ「帝国は皆さんご承知の通り、ギルバートさんがある意味で健在ですからね……」

ロウル「消去法で聖国しか潜伏できる場所もないわけですね」

マックス「あの国の人達……過激な人もいたけど、やっぱり優しい人たちも多いんだ」

マックス「大臣の嘘を見抜けないでいる可能性はあるかもな……」

ティア「それに、アルフォンス様もエカチェリーナ様も普段はお忙しい身です……」

ティア「聖国の復興、結界の再作成に時間を割けば……攫ってきた人の一人を深く追求はできないかも……」

シア「は、はやく確認しに行きましょう〜!?」ワタワタ

ロウル「やれやれ、念の為すぐに装備は整えられるようにしてはありましたけど!」ザッ!

エリス「相手が誰であれ、ようやく落ち着いた世界を乱させることは許せません!」チャキン!

フィーア「その通りです!」

キアラ「わ、私達も用意をしてきます……!」

ノワール「……待ちなさい二人とも」

フィーア「え?」

ノワール「現時点で、聖国に脅威が存在することは確定していません」

ノワール「そう思わせておいて……帝国か、王国が狙われる可能性も無いとはいいきれませんよ」

キアラ「う……確かに」

アベル「はい。ですので……」

ノワール「ふふ、わかっていますよアベル」

ノワール「――私とこの子達。アドルランやカイン、ローズ達もいます。こちらのことは心配しないで?」チャキ…

アベル「すみません母上。何事もなければ、すぐに戻りますので」

ノワール「そうなることを祈っていますが……万一の時はみんな、気をつけるのですよ?」

一同「「はい!!」」

ティア「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 23:11:51.35 ID:zZjo6NuR0
105 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 23:20:45.58 ID:s+JJVhY40
――

ティア(レベル15)の勇気

75>35

※基準値を下回った為、アベル隊の一員ですがお留守番

※戦闘経験は積めませんが、むしろ今回はそっちの方が安全かも

――


ティア(わ、私もアベル様の部隊の一員……)

ティア(頑張って、アベル様をお助けしないと!)

ティア(でも、でももし、本当に恐ろしい敵が現れたら……)

ティア「……っ」ブル…

ノワール「……ティアちゃん?」

ティア「は、はい!?」

ノワール「いつでも危険な場所に赴くことが、全てではありませんよ」

ティア「え?」

アベル「その通りだ。ティア」

ティア「アベル様……」

アベル「戦って敵を倒すことが全てじゃない」

アベル「何かあった時の備え、そして帰るべき場所を守る者も必要だ」

ティア「あ……」

アベル「頼めるか、ティア?」

ティア「は、はい!」グッ!


……

――
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/02(木) 23:26:46.51 ID:Rp+OFoUhO
コンマさん『守護らねば』
107 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 23:31:45.41 ID:s+JJVhY40
――


【聖国・転移地点】



シュイン!


アベル「っ! これは……!?」



魔物の残骸「」



マークス「ぬおおおぉぉぉ!」ドゴォ!

マークス隊「「神から授かりし肉体の力を見よっ!」」ムキィ!


魔物達「「ピギャアアア!?」」グシャア!


アベル「マークス神父!?」

マークス「ん? おお、アベル君達ではないか!?」

マークス「なんという幸運! 神よ、感謝致します!」グッ!

ロウル「マークスさんマークスさん、今はそれよりも状況を教えてくださいよ!」

エリス「とはいえ、この状況をみれば……」


魔物「シャー!」バッ!


エリス「ふっ!」ズバン!

魔物「」パカッ…

エリス「嫌でもわかってしまいますけど……」

マークス「うむ。実は少し前から、聖国内に魔物が沸き始めていてね」

マークス「幸い、強さはそれほどでもないのだが……出処と正体に問題があるのだよ」

アーシャ「……王国の魔物が、聖国内部から出現しているのですね」

マークス「うむ……。嘆かわしいが、この騒動を起こしているのは人間であろう」

パトラ「ますます大臣が怪しいわね……」

マックス「くそ、どこにいやがるんだ……!?」


フワ…


ロウル「……?」

108 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 23:41:24.92 ID:s+JJVhY40
ロウル「……」クンクン…

ロウル「この魔物の臭い、かなり独特で嫌なものですね」

ロウル「ですが、この魔物が人為的に拡散させられているなら……」

ロウル「一番臭う場所が、諸悪の根源ではないでしょうか?」

アベル「なるほど。すまないロウル、嫌な臭いらしいが探れるか?」

ロウル「ふふん! まっかせてくださいよ!」パタパタ!

ロウル「とりあえずまずは、あっちの方角ですよ!」クンクン!

シア「ちゅ、中央の方です〜……」

アベル「よし、行くぞみんな!」

アベル隊「「はい!」」

マークス「我々も向かいたいところではあるのだが……」


魔物「シャー!」バッ!


マークス「ふん!」ズドォ!

魔物「」ボギィ!

マークス「弱めとはいえ、戦えない民を襲う可能性があるこの者達を野放しにはできぬのだ……!」

アベル「いえ、民を守ることこそが本来一番に為すべきことです。こちらこそ申し訳ないのですが、お任せしても?」

マークス「うむ、任せてくれたまえ!」ムキッ!

マークス「アルフ様とリーナ様も部隊を率いて戦っておられる」

マークス「この程度の相手には、遅れはとらないよ!」

マークス隊「「落ち着いたら、自分達もそちらに向かいますので!!」」ムキムキムキ!

アベル「こ、心強いな……」

アベル(彼らは闘士なのか、衛生兵なのか……どっちなんだろうなぁ……)


……

――

109 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/02(木) 23:55:00.65 ID:s+JJVhY40
――

……

【聖国・聖都中央】


アルフ「リーナ、状況は!?」ズバ!

リーナ「部隊の皆さん頑張って魔物を倒してくださっていますの!」ダァン!

リーナ「各居住区の結界も生きていますから、この程度の魔物なら通すこともありませんわ……!」ダァン!

アルフ「やれやれ……ヘリング司教の一件があってから兵や自分自身を鍛え直さなければ、危ないところだったかもしれぬ」ズシャ!

アルフ「どうやら魔物は散開し、全てを討ち取るには時間がかかるかもしれぬが……」

リーナ「逆に、一度に襲ってくる数は大したことありませんの!」ダァンダァン!

リーナ「問題なのは……」


バババ!


魔物の群れ「「グオオオオオオ!」」


――『断罪の一閃』発動――


アルフ「ふん!」ズガァ!

アルフ「どう見ても、その魔物がここから湧き出ていることだな……!」




アベル「アルフ! リーナ! 無事か!?」



アルフ「ア、アベル皇子!?」

リーナ「どうしてここに!? と言いたいところですけど、助かりましたわ!」

ロウル「うっわ、ここですよここ! すっごい臭います!」

シア「お、お怪我はありませんか〜!?」

アルフ「ああ、問題ない。どうやら、既に事情は把握してくれているようだな」

リーナ「武装状態のアベルの隊が来たなら、もう勝ったも同然ですの!」

アルフ「……」

リーナ「兄上?」

アルフ「……この奥に、おそらく今回の騒動の首魁がいるだろう」

アルフ「魔物ごと、この手で断罪してやりたい」

アルフ「だが……何故か、嫌な気配を感じるのだ……」タラリ…

パトラ「……私達は、ある程度敵の正体を掴んでいます」

パトラ「そしてそれは、王国の負の遺産……竜の力を宿している可能性もあるのです」

リーナ「なっ……!?」

アルフ「なるほど、あれが相手では、私が竦んでしまうのも道理か……」

アルフ「……アベル皇子」

アベル「わかっている。俺達も、それを討ちにここまで飛んできたのだ」

アルフ「君達には、幾度となく助けられるな……」

アルフ「……武運を祈る」スッ

アベル「ああ……」

……

――
110 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/03(金) 00:03:14.49 ID:qxaMmkXA0
――


【聖国・地下空洞】


ズガガガガ!


魔物の屍山「「」」ドッサリ


エリス「……」チャキン…

パトラ「……次は誰が刺されたいですか?」チャキン


魔物達「「グゥゥ……!?」」ブルブル…

魔物達「「キャインキャイン!」」ダッ!


マックス「こわぁ……魔物達もそりゃ逃げるよ」

アーシャ「本当に一体一体の力量はそれほどでもありませんからね」

ロウル「でも、逃げ出したところで……」チラ…



<ダンザイノイッセンー!

<キャイィィン…



シア「ご冥福をお祈りします〜……」

アベル「雑兵は気にする必要もないな」

アベル「さて……」ジャリ…



アベル「――姿を現して貰おうか」

アベル「――王国の大臣よ?」






王国元大臣「く、くぅ……!?」



アベル「お前が使役している王国の魔物は、聖王達の監視から逃れたものなのだろう」

アベル「それ故、白き魔力による強化もされていない」

アベル「この程度では、聖国を陥落させることはできないぞ?」

王国元大臣「ぐ……まさか……」
111 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/03(金) 00:14:16.85 ID:qxaMmkXA0
パトラ「……観念しなさい、大臣」チャキ…

マックス「王国は聖国の奇襲を受けた……」

マックス「だからって、似たような手を使っていいってわけでもないぞ!」チャキ!

元王国大臣「き、貴様らは……!」

パトラ「たとえあなたが、竜の力をその身に宿していたとしても」

パトラ「勝ち目はないと思った方がいいですよ?」


アベル隊「「……」」チャキン…


元王国大臣「……」

パトラ「何か弁明したいことがあれば、それは陛下の前でお願いします」

パトラ「……聖国でも偽りの償いをしていた貴方に、酌量の余地があるとは思えませんが」

元王国大臣「……くく」

パトラ「何がおかしいの?」

元王国大臣「相変わらず……クラウスも、その臣下も馬鹿ばかり……!」ククク!

元王国大臣「何故、私が五竜の研究をしていたと思うかね?」

元王国大臣「何故、私が嘘とはいえ聖国に謙ってまで生き永らえたと思うかね?」





元王国大臣「――全ては、この時のためだっ!!!」バッ!





巨大魔法陣「……」キィィィィィン!

巨大な宝玉「……」ゴポポポポポ!



アベル「なっ……あれは!?」




元王国大臣「さあ、ちょうど良い『生贄』も現れましたぞ!」

元王国大臣「今こそ――復活の時でございます!」




元王国大臣「――我が主君! コーネリアス様っ!!!」



パリィン!



112 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/03(金) 00:24:16.38 ID:qxaMmkXA0
ゴゴゴゴゴゴゴ!


???「グオオオオオオオオオオオオ!」ズルルルルル!




ロウル「うっぷ……!?」

パトラ「コ、コーネリアスですって……!?」

マックス「そんな、馬鹿な!? だって……!」

アベル「まさか……!?」

パトラ「――暗愚王コーネリアス……前国王です!!」




元王国大臣「ふはははははは! 暗愚なのはクラウスの方ではないか!」

元王国大臣「コーネリアス様の望みは、永遠の命! 永遠の王になられるべきはあのお方しかいないのだ!」

元王国大臣「生物をより強靭に作り変え続け、五竜は生まれた……!」

元王国大臣「そしてその五竜から吸い取った力を取り込んだコーネリアス様はまさに、究極の存在に――」




腐竜コーネリアス「グオォォォォ……」ボタ…ボタ…

元王国大臣「ひぇっ!? な、何故……!?」

腐竜コーネリアス「わしは……死なぬ……滅びぬ……」ボタボタ…

腐竜コーネリアス「だと、言うのに……何故だ……癒えぬ……渇きが……!」

腐竜コーネリアス「もっと、金を! 物を! 女を……!」




腐竜コーネリアス「――生命をよこすのだあああぁぁぁぁぁぁぁ!」ギュパッ!




元王国大臣「ひ、ひえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」ガタガタ!


113 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/03(金) 00:34:34.22 ID:qxaMmkXA0
――『暴食・満たされぬ者』発動――


★★『暴食・満たされぬ者』★★
生物と遭遇する度に発動。対象者によりその効果は変わる
ネームレス敵兵
確定捕食。そのレベルの半分を自身に加算する
ネームド敵兵
戦闘を行い、勝利後の逃走を阻止できた場合捕食。そのレベルの半分を自身に加算する
魔物
確定捕食。そのレベルの半分を自身に加算し、コンマ判定で一部スキルを奪取する
五竜
コンマ捕食判定。成功時にそのレベルの半分を自身に加算し、コンマ判定で一部スキルと耐久値を奪取する
既に討伐されていた場合は確定捕食し、そのレベルの1/3を自身に加算し、コンマ判定で一部スキルと耐久値を奪取する


元王国大臣:レベル10

※確定捕食・腐竜コーネリアスのレベルが10×1/2=5上昇





腐竜コーネリアス「グルオオオオオオオオオ!」

元王国大臣「ひっ、ぎゃっ……!?」グチャア!


ガリボリ…ガリボリ…



アーシャ「な、なんてこと……」

パトラ「これが、前王の成れの果てだというのですか……」

マックス「うっぷ……だ、大丈夫かロウルちゃん!?」

ロウル「え、ええなんとか……」ヨロ…

ロウル「今まで嗅いだこともない腐敗臭……風に乗って、サクさんがこれを感じ取ったんですかねぇ……?」

エリス「っ……身体のあちこちから、ぬるぬるとした気持ち悪いものが生えています……」

パトラ「骨格だけは五竜に近しいのかもしれませんが、どうしてこんな醜悪な姿に……」

シア「……」

シア「雷火隊と、同じです……」

シア「一人の人間に、過剰な力を与えてしまえば身体は崩れ去ります……」

シア「ましてや、自然の摂理に反する行いをすれば……」

アベル「絶えず腐敗し崩れる身体。しかし五竜が持つ強靭な生命力で易々と死ぬことも許されないのか……」

アベル「あるいは……この世への未練なのか……」



腐竜コーネリアス「足りぬ……足りぬぞおおおぉぉぉぉぉぉ……!」グパァ…



アベル「理由はわからんが――こいつを世に放つわけにはいかない!」バッ!




――戦闘開始!!!
114 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/03(金) 00:37:00.32 ID:qxaMmkXA0
隠しボス1・腐敗王国の腐敗竜が現れたあたりで今日はここまで
本来の条件下で戦う場合は少し手ごわかったかもしれませんが、これは不完全な状態です
何よりアベル達が異次元な強さに到達しちゃってるのが……

本日もありがとうございました!
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 08:29:24.80 ID:5tRtXXWF0
おつです
ひぇっ、なるほど不完全体ってこういう…
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 09:30:03.41 ID:LQAf8N+hO
おつおつ
地味に最終手段の一つの姉妹連携使えないのは惜しいが、多分そこまで行ったらオーバーキルレベルな戦力差なのかな
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 14:46:27.85 ID:kvTJiQZqO
どっかで見た名前だと思ったら1スレ目のクラウスの上にいたこいつか!

【名前】コーネリアス
【年齢】60
【性別】男
【所属】王国
【外見】白髪と長い白髭が特徴的な男性。老いてきてはいるが、それでもなお怪力巨躯を誇る
【性格】執着心が強い
【情報】現在の王国の王。近年の腐敗の原因でもある
かつては王国を発展させようと奮戦してきた名君であったが、国が豊かになるにつれて彼は欲の毒に蝕まれた
ひたすらに豊かになることに執着してしまい、しかもそれは国民ではなく己に向けられることとなった
自分に富をもたらす存在や金を流してくる貴族を重視し、国民を優先すべきとする臣下や兵を戦地へと送り込むその姿に、もはや過去の面影はない
【その他備考など】
己の富が無意味になる「死」を極端に恐れており、内心では帝国と聖国に怯えている。王国に重装兵が多いのも保身の表れ


こいつが死んでクラウスが新王になったって設定になってたのね。性格の執着心がそのまま生への執着になってのゾンビ化か
最初からこっちが選ばれてたらアベル達相当なハードモードだっただろうな……
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/03(金) 19:25:43.44 ID:m8/nY4r+O
ドラゴンゾンビ…炎弱点…開幕ブッパしたら誘爆全滅…うっ頭が!?
ここの>>1が世界樹ユーザーだし、もしかしたら本当に炎カウンター仕込んでるかもしれないし、天使達は来ない方が安全やね
ここに来てまさかのゾンビ見せるわけにもいかんし
119 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 00:02:37.16 ID:lm0QUDy50
こんばんはー
遅くなってしまった為、今日の更新はお休みです……
あと>>118さん、当てないでおいてください(白目)
とりあえず先に、↓1コンマ二桁であれば次が少し楽になるかもしれないアーシャ判定を

それとさらに↓1〜5辺りでゾロ目チケットの使用方法を自由安価で
隠しボス2に備えてストック、このスレ内で収まる小イベントに使うなどどちらも可能です
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 00:06:23.95 ID:/yvmKVJU0

ストック
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 00:11:37.77 ID:rXOzJ/jkO
とりあえず今はストックかな

ドラゴンゾンビは初回同行者のソロルがイメージに反して死振じゃなくて死遠リーパーだったり贖いの血がかなり強かったのに驚いてたな
そういえばこのスレってオレっ娘キャラっていなかったよね(ボクっ娘はスミレがいる)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 00:24:20.25 ID:AJPhTF1A0
乙です!
俺も今はストックするのがいいと思います!
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 00:28:21.12 ID:BXEV2WvXO
乙です。とりあえず今はストックしてボスに使わずに勝てたらイベント用に使いたいな
そしてほんとに瘴気爆発すんのかいwあの姉妹なら爆発前に一撃粉砕してくれそうだけど
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 02:58:46.23 ID:3fvWcg/w0
ストックで
瘴気のこと考えると、敢えて劣勢取った方が結果的に被害少なくて済む状況になったりするのかな
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 15:05:49.74 ID:xWjOX6wHO
ボクっ娘オレっ娘って見てふと浮かんだんだけど、何となくアベルとロウルの子供は活発な男子orボクっ娘ってイメージがある
126 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:05:20.00 ID:lm0QUDy50
こんばんはー
ここで高コンマをさらりと持って行けるアーシャの胆力よ(白目)
それではチケットストック状態で、コーネリアス戦をゆるゆる始めて行きます
下手をしなくてもすぐ決着つくかもです。何しろこの状態だと大ボス勢の中では脆いので……
127 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:06:12.14 ID:lm0QUDy50
未知の敵に対するアーシャの観察眼

95(どんな敵であれ、みんなを守る為に戦術を考えるのが私の役目です!)>85

60>

※第一基準、第二基準を超えた為、アーシャが強敵に怯まず冷静に完璧な対処!

※隠しボスとの戦闘時、敵の動きを見抜いてスキル発動を最良のタイミングで自動で指示してくれます

※第二基準を超えたため、隠しボス2軍にも適応+有利な状態から開戦

――


腐竜コーネリアス「おおおぉぉぉぉぉぉ……!」



フシュウゥゥゥゥ…



アベル「五竜が、まだまともな生き物に思えるな……」

アーシャ「アベル、少しいいですか?」

アベル「どうしたアーシャ?」

アーシャ「これまで以上の異形の怪物。迂闊に攻め込めば何が起きるかわかりません」

アーシャ「まだ少し距離がある今の内に、できる限りの戦い方を考えましょう」

アベル「そうだな……アーシャ、君の目から見てあれはどう映る?」

アーシャ「そうですね……」

アーシャ「敵は腐敗した竜。おそらく『身を守る術を持たない』でしょう」

アーシャ「しかしアベルの先程の言葉通り『竜の生命力でしぶとい』可能性はあります」

アーシャ「そしてこの強烈な臭いは『私達への複数の弱体』となりそうですけど……」

ロウル「むぐぐ……! こんなこともあろうかと、用意しておいてよかったですよ……!」ゴソゴソ…


――『勇躍する黒騎士団の証』発動――


ロウル「はい、皆さんお揃いの口元を覆えるマスクです! ノワールさんのものを参考に、私が改良を加えてみました!」

ロウル「通気性はいいですけど、珍しい薬草を配合してあるのでこれで毒だろうがあの嫌な臭いだろうがもう聞きませんよ!」パタパタ!

アーシャ「ふふ、ありがとうロウルちゃん。これでだいぶ楽に動けますね」シュルリ

アーシャ「後は……」


128 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:07:12.01 ID:lm0QUDy50
フシュウゥゥゥゥ…


アーシャ「この嫌な空気……」

アーシャ「安全の為に『炎系統の技は使わない方がいい』かもしれませんね」

アーシャ「引火してボン!ということになるかも……」

マックス「ひええぇぇ!? お、俺大人しくしておきますぅ!?」


※カウンター事前察知。マックス『フレアミラージュ』封印


アーシャ「本質が竜ならば『激しい攻撃を繰り返す』可能性があります」

アーシャ「敵がしぶといのであれば『出し惜しみ無く最初から全力で短期決戦』に持ち込むべきでしょう」

アーシャ「特にアベル。 『あなたの一撃が一番鍵を握っていると思いますよ?」

アベル「ああ。みんなも、わかったな?」

アベル隊一同「「はい!」」




腐竜コーネリアス「ふしゅううぅぅぅぅ……!」ズルズル…!




シア「き、来ましたよ〜!?」

パトラ「……この手で、王国の闇を完全に絶ち切ってみせます!」ジャキ!

アベル「よし! 行くぞ!」



――戦闘開始!!!
129 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:08:38.12 ID:lm0QUDy50
エリス「アベル様の行く手を遮る者は、全て切り崩してみせます!」チャキンチャキン!


――『終剣・五煌』発動――


エリス「はああぁぁぁぁぁ!」タタタタ!

マックス(そ、そうかエリスちゃんの剣は複合属性だから引火の危険性もないのか)

マックス(いいなぁ、俺も……)

マックス(……ん? そういえば俺の剣って……炎の剣なのか??)


コーネリアス「おぉ……?」ググ…


コーネリアス「――女、女じゃっ! 若い――極上の女じゃああぁぁぁぁぁぁ!」ジュルジュルジュル!

エリス「えっ!?」ゾク!


――『色欲・柔肉求める触手』発動――

★★『色欲・柔肉求める触手』★★
敵に女性がいる場合、奇襲とは異なる先制1劣勢を仕掛けその人数×50自身のレベルを上昇させる
さらに相手に人数×50の常時−補正をかける
女性が防御行動を取った場合、そのスキルの耐久値を倍削る
このスキルは嫉妬・生者への猛襲よりも優先されて発動する

※腐竜コーネリアスのレベルが5×50=250上昇し先制攻撃



ゴパァ!



エリス(っ!? 腐肉の中からも気持ち悪いものが……!?)

アベル「エリスッ!?」

エリス「さ、触らないでくださいっ……!?」キィィィン!


――『聖衣・双煌』発動――


聖衣カウンター判定
↓1コンマ二桁
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:10:37.42 ID:Cs2yAucA0
131 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:20:35.66 ID:lm0QUDy50
コンマ42<50

※カウンター失敗、劣勢判定のみ無効化。

※色欲の効果により聖衣倍増破壊2→0

――


エリス「はあっ!」ズバ!

触手「」ボシュウゥゥ…

コーネリアス「おおおお……!?」

アベル「エリス、大丈夫か!?」

エリス「は、はい……!」

エリス(こ、怖かった……)ブル…

エリス(焦って魔力量を間違えてしまうなんて……これじゃあもう、回復に回す魔力は……)

パトラ「なんとおぞましい……元々堕落した王とはいえ、ここまで堕ちるものですか……!」


コーネリアス「おぉ……おぉ……!?」

コーネリアス「わしを、拒んだというのか……娘よ……?」

コーネリアス「――王の中の王! 王国の支配者たるわしを、受け入れぬというのか!?」

コーネリアス「許せぬ……憎い……!」ゴゴゴゴ…

コーネリアス「――若い身体がっ! 肉がっ! 妬ましいっ……!」

コーネリアス「この世のものは全てわしのもの……その生命も、寄越すのだあああぁぁぁぁ!」グオオオォォ!


――『嫉妬・生者への猛襲』発動――

★★『嫉妬・生者への猛襲』★★
戦闘開始時、敵にカウンター不可の1劣勢を5連続で与える
さらに優勢取得時、判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は1ターンに一度のみ
真竜の剛爪を奪取していた場合、そちらの発動が優先される


シア「こ、これは……! 皆さん、防御の構えを〜!」

アーシャ「ええ! アベル、お願い!」

アベル「どこまで防げるか……!」キイィィィン!


防御判定
↓1〜5コンマ一桁(連取あり)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:21:42.90 ID:Cs2yAucA0
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:22:07.91 ID:jRu6mMBDO
はい
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:22:15.41 ID:eodujmfD0
やあ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:22:45.88 ID:mNljj9miO
ほい
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:24:03.28 ID:xWjOX6wHO
なにこの淫獣
137 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:35:28.50 ID:lm0QUDy50
1撃目:0→劣勢!アベル黒氷装でガード! 以後劣勢コンマ一桁0で追加防御!
2撃目:1→劣勢!アーシャ霧氷影陣でガード! 以後劣勢コンマ一桁3、6、9で3回まで回避!
3撃目:1→劣勢!アーシャ流麗なる剣技でガード!
4撃目:偶数ゾロ目による完全ガード!
5撃目:8→劣勢!ロウル弓兵の隠し刃でガード!(カウンターは不発)

――

ズガガガガガガガ!


アベル「くっ!?」

――黒氷装・霧氷影陣!!!――


アベル「なんだ、この竜の攻撃は……!?」パキパキ…

アーシャ「竜というよりも、本当にただの怪物ですね……!」ヒラリ


コーネリアス「妬ましい……軽やかに動く、その身体ああぁぁぁぁぁ!」グオン!

アーシャ「っ! しつこいですよ!」ギャリィン!

コーネリアス「おおおぉぉぉ……!」ビュオン!

ロウル「っとぉ!? うわぁ、動いている相手なら見境なく襲うみたいですねぇ……」

コーネリアス「おぉ……!?」



コーネリアス「――わしが、造らせた……実験生物の、余りか……?」




ロウル「っ……知りませんね! 私はアベルさんの副官のロウル! ただ、それだけですよ!」シャキン!

触手「」ズパ!

コーネリアス「おおおぉぉぉ……!?」

ロウル(あの気持ち悪いのは、いくら斬っても意味が無さそうですね……)


138 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:44:33.82 ID:lm0QUDy50
コーネリアス「おおおぉぉぉぉ……!」ボタボタ…!

アベル「よし、動きが緩くなった!」



【アベル隊】
1アベル:レベル609
2エリス:レベル704
3アーシャ:レベル370
4ロウル:レベル342
5シア:レベル379
6パトラ:レベル322
7マックス:レベル274

『勇躍する黒騎士団の証』によりさらに10×7=+70
『王国槍将の鼓舞』によりさらに10×7=+70


アベル隊合計レベル:3140

――『変幻自在の指揮』発動――
――『勇躍する黒騎士団の証』発動――

※攻撃状態→無双状態へ
※敵の攻防指定補正無効化
※敵全体攻撃及びそれによる補正無効化
※弱体補正無効化

【アベル隊:耐久】基礎2+5=7
『真麟の双剣』:耐久1
『誓いの指輪』:耐久1
『エタニティツリー』:耐久1
『誓いの指輪』:耐久1
『王国の未来を担う者』:耐久1

【アベル隊:防御】残:3

『黒氷装』:防御0(劣勢コンマ一桁0で追加防御)
『聖衣・双煌』:回復防御0(敵カウンター無効)
『セイクリッドヴェイル』:回復防御2(一度だけ確定カウンター優勢後、敵に−30&防御強化無効)
『流麗なる剣技』:回避0
『霧氷影陣』:回避0(以後コンマ一桁3の倍数で3回まで回避)
『弓兵の隠し刃』:防御0
『グングニルドライヴ』:回避1(使用後、スキルを無視し敵耐久値1減)

【状況:??】
【無双状態】
アベル隊レベル総計:3140
総残耐久:7
総防御:3

VS

【王国の闇】
【攻撃状態固定】
腐竜コーネリアス:レベル1255
★★『腐敗の暗愚王』★★
三すくみ不利、敵の王国指定スキル、奇襲及び罠を無効化
このスキルを持つ限り、受けられる劣勢回数を9とし、永続攻撃状態を維持する
さらに敵を常時防御状態にし、常時−50の補正をかける
また補正差が50以上であったとしても25まで軽減し戦闘を行う

※レベル差極大、弱体無効化、五竜のいずれも捕食不可、弱体も無効化の為数値逆転不可

※『腐敗の暗愚王』の効果により補正25の状態で戦闘を続行

コンマ25以上で優勢
コンマ24以下で劣勢

↓1コンマ二桁
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/04(土) 23:45:00.97 ID:eodujmfD0
140 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/04(土) 23:56:36.32 ID:lm0QUDy50
コンマ97

――アベル隊優勢!



コーネリアス「もっと、もっとだ……!」ズルズル!

コーネリアス「わしを、癒せ……! 捧げよ……!」


パトラ「……ええ、捧げましょう」チャキン…



ズドォ!!!



コーネリアス「があああああぁぁぁぁぁ!?」ビチャッ!

パトラ「あなたを、眠らせる一撃を!」

コーネリアス「はあぁぁぁぁ……!? わ、わしを……!?」

コーネリアス「ゆ、許さぬ……このわしの命を奪おうなどという者は……」

コーネリアス「この世に、あってはならぬのだぁぁぁぁ……!」グオン!

パトラ「っ!」

――『憤怒・異形の鉄槌』発動――

★★『憤怒・異形の鉄槌』★★
戦闘時、常時補正+150
自身が劣勢判定を受けた時、相手にも劣勢を返す
さらにコンマ一桁が1か9の場合、威力を倍増させる


エリス「させませんっ!」バッ!

コーネリアス「うっ……!?」

――憤怒のカウンターを無効化――



タン…!


アベル「――貴様こそ、この世にあってはならぬ存在だろう!」キィィィン!

パトラ「あなたは既に死した身です。しっかりと眠らせることこそが、騎士としての敬意です!」グオングオン!

マックス「俺は、覚えているからな! あんたの、数々の横暴っ!」


三人「「くらえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」ブオン!



コーネリアス「!!??」
141 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 00:07:19.38 ID:pXM1KrMT0
――『黒氷葬』発動――
――『無双三段』発動――
――『ファイナルストライク』発動――


アベル(アーシャの見立てでは、この腐った身体は再生をしているようだ……)

アベル(ならば、凍らせてそれを阻害するっ!)


アベル「であああああ!」ガキィィィン!


コーネリアス「があああ!? わ、わしの身体……おおぉぉぉぉ!?」パキパキ…


パトラ「ありがとうございますアベルさん! 凍って固まった肉なら、貫きやすいですっ!」ガオン!

コーネリアス「ぐあっ!?」

パトラ「……王国の民の怒りも受け取って、眠りなさいっ!」ズドン! ドガァ!

コーネリアス「ぐぼぉぉぉぉ……!?」ボタボタ…!



マックス「――あんたじゃ、絶対にクラウス様は越えられないっ!」ゴォォォォ!

マックス「俺の怒りも、くらいやがれえええぇぇぇぇぇ!」ブオン!




ドガアアアアアアア!



マックス「や、やった……! 綺麗に頭に打ちこんでやった……!」

マックス(……爆発するかと思ったけど、アーシャさんが間違えたのかな?)

エリス(マックスさんの剣、よく見てみるとあれは……?)


マックス剣「」ボキン

マックス「あ」

ロウル「だーかーらー! マックスさんは少し加減を知ってくださいよ! ほら、予備の剣です!」シュッ!

マックス「ご、ごめんよぉ!?」パシ!

マックス「でも、これで……」


コーネリアス残耐久:9
ガードスキル:無

黒氷葬威力3+無双三段威力1×3+ファイナルストライク威力3

9−3−3−3=…





コーネリアス「」ボロボロ…


ドスゥゥゥゥン…


――勝利
142 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 00:15:32.15 ID:pXM1KrMT0
――『傲慢・永遠の渇望』発動――


★★『傲慢・永遠の渇望』★★
自身の耐久値が0になった時、発動
追撃中の場合はそれを確定停止させ、耐久値1の状態で復活する
この効果は4回まで発動し、発動する度に自身に常時+30補正を加える




アーシャ「っ! 気をつけて!」バッ!

シア「まだ、嫌な気配が残っていますよ〜!」

マックス「うぇっ!?」バッ!



コーネリアス「お、オオォォ……」ズルルルル…

コーネリアス「ワシは、死なぬ……わしは……不滅ノ…王……!」ズルズル!




パトラ「な、なんて執念……」

アベル「永遠の命を求めていたと言っていたが……」

アベル「欲に取りつかれてしまった王の姿か……」

ロウル「死にかけ……いや、もう死んでいるんですよね? ちょっと面倒ですねぇ」チャキ!

エリス「気を抜かず、何度でも打ち倒しましょう!」


――戦闘続行!!!
143 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 00:19:47.95 ID:pXM1KrMT0
コーネリアスが蘇生を繰り返し始めた辺りで今日はここまで
大体五竜が全員帝国で死亡するか住み着いたのが悪いんです(白目)
なおアーシャによって回避された瘴気はこちら

★★『充満する瘴気』★★
戦闘時、敵に常時−50の補正をかける
王城内での戦闘時、2ターンに一度魔物の補充を行い捕食に移行できる
さらに敵が火炎属性の行動を取った場合、それを無効化し敵に劣勢を与える

元々は完全に王国内での対スカーレット将軍スキルな辺り、本来コーネリアスが戦う状況を察してあげてください
正直五竜捕食しててもアベル達が強すぎるんだけど(白目)

本日もありがとうございました!
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 06:29:09.88 ID:+CnqrrFc0
おつです
淫獣は土に還って、どうぞ
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 08:31:06.52 ID:SKV7IQBeO
おつー。
暴食、色欲、嫉妬、憤怒、傲慢ってことは後は強欲怠惰の七罪か。クラウス採用でほんとよかった
普段ならヒロイン触手ピンチとか好物だけど、こいつはとっととズタズタにしてやろう
146 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 23:20:49.83 ID:pXM1KrMT0
こんばんはー
それでは再生コーネリアス戦の続きから再開です
147 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 23:22:02.71 ID:pXM1KrMT0
コーネリアス「許さぬ……ワシを滅ぼそうナド、許されない……!」ボタボタ…

コーネリアス「わしはフメツ……王国そのものであるワシガ滅びてはナラヌのだ……!」


――『怠惰・動かぬ王』発動――

★★『怠惰・動かぬ王』★★
2ターンに一度、自身の耐久値を1回復させる(基準値以上にはならない)
また捕食に成功した時は、自身の耐久値を2回復させる


コーネリアス「……!?」グググ…

――『黒氷葬』発動!――

※『怠惰・動かぬ王』を無効化


黒氷「」パキパキ…


ロウル「お? アベルさんの氷が上手い具合に傷口が塞がるのを防いでいますね!」

アーシャ「やっぱり、アベルの攻撃が有効だったようですね」

エリス「これなら、まだまだ斬りこめそうです!」

パトラ「ええ。大きな体躯ですから、すぐには難しいかもしれませんけど……」チャキ!

マックス「回復できないってんなら、勝ち目はありますよね!」

シア「み、皆さん油断は駄目ですからね〜?」


アベル「……眠れ、異形の王!」キィィィン!

コーネリアス「おの、れ……! わしを、誰だと思っておるノダ……!」

コーネリアス「わしは、絶対の王……! 全てを得るべき王ナノダ……!」グオォォォ!


コンマ25以上で優勢
コンマ24以下で劣勢


↓1コンマ二桁
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:24:58.13 ID:efQzr1ot0
149 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 23:34:22.72 ID:pXM1KrMT0
コンマ13

――アベル隊劣勢!


コーネリアス「グオオオオオオオォォォォ!」ドパァ!

アベル「むっ!?」

ロウル「き、気持ち悪い奴ですね本当に……!」

エリス「ア、アベル様! そのぬるぬるしたものにはお気をつけください!」

アーシャ「アベル!」

アベル「……ああ、大丈夫だ!」スゥ…


――『霧氷影陣』発動――

※劣勢を回避


ユラリ…


コーネリアス「ぬぅ……!?」


アーシャ「それは幻影ですよ」

アベル「よし、攻撃後の隙が――」


触手「」ドパァ!


アベル「っ!? 連続して……!?」


――『嫉妬・生者への猛襲』発動――

※優勢取得による追撃


エリス「アベル様っ!」ダッ!


――『ツバメ返し』発動――
★『ツバメ返し』★
戦闘時、常時補正+20
敵から追撃を受けた時、3回まで反撃を行う
1回目は確定、2回目以降は判定成功で追撃劣勢を回避し、相手に劣勢を返す


※初回確定追撃カウンター


ギィィン!


エリス「こんな、もの……!」グググ!

エリス「お返しですっ!」ギャリィン!


コーネリアス「グアアアアアア!?」ブシャアア!


コーネリアス残耐久

1−1= 0
150 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 23:38:37.23 ID:pXM1KrMT0
――『傲慢・永遠の渇望』発動――



コーネリアス「ウゴオオオォォォォ……!」ズルズル…!


エリス「そ、そんな! 確かに返せたのに……!」

アベル「すまないエリス、助かった!」

マックス「あ、でもさっきより身体が一層崩れてませんか……?」

アーシャ「再生を凍らされていますし、もはや執念で立ち上がっているのでしょう」

ロウル「それなら、立ち上がる気力が無くなるまでやるしかないってことですね……!」



コーネリアス「ムダダ……! わしは、不滅の王なのダカラ……!」

コーネリアス「滅びることなど、ナイ……!」



コンマ25以上で優勢
コンマ24以下で劣勢


↓1コンマ二桁
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:39:43.25 ID:q2y2GLMm0
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:39:43.56 ID:V3RANnHY0
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:40:03.33 ID:82LRH/HyO
しぶてぇ!
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:40:22.86 ID:jBjXvaWmO
丁度優勢ギリギリってのも珍しいな
155 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 23:47:09.41 ID:pXM1KrMT0
コンマ25

――アベル隊優勢!


コーネリアス「ワシハ、滅びることのない命ヲ手に入れタ……!」

コーネリアス「これまでも、コレカラも、金を物を女ヲスベテワシが……!」

コーネリアス「全て、スベテ永遠にワシのもの……!」グオン!



ドシュ!


コーネリアス「があああぁぁぁぁぁ!?」ブシャアアア!


ロウル「おー、やっぱそんな姿でも目を射られるのは痛いんですねぇ」チャキ


コーネリアス「」ドスゥゥン…


ロウル「そのまま眠って欲しいところではあるんですけど……」


――『傲慢・永遠の渇望』発動――


コーネリアス「オ、おおォォォォ……!?」グジュグジュ…

コーネリアス「み、ミエヌ……ミギガ見えぬ……!?」

コーネリアス「ナゼナオラナイ? 誰か、ワシを癒せ……!?」グジュジュ…

コーネリアス「王が……ヨンデオルノダぞ……!?」


ロウル「し、しぶとすぎませんか……?」

パトラ「いえ。効いてはいる筈です」

パトラ「どんどんと、元々歪な姿がさらに崩れていますからね……」

パトラ「……」チャキ…



コンマ25以上で優勢
コンマ24以下で劣勢


↓1コンマ二桁
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:47:46.23 ID:V3RANnHY0
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/07/05(日) 23:52:43.68 ID:pXM1KrMT0
コンマ23

――アベル隊劣勢!


コーネリアス「ウボオオォォォォ!」グジュグジュ!

コーネリアス「タリヌ……そうだ……イノチ……!」

コーネリアス「もっと、もっと命をヲヲヲヲヲヲヲ……!」ジュズズズズズズ!


マックス「うっげ……!? なんでこいつ、こんな姿でそんな速く突進できんだよ……!?」

マックス「アベル皇子、気をつけ……」


――『霧氷影陣』発動――


コーネリアス「オオオォォ!?」スカッ…

アーシャ「……こうも同じ手にかかってくれるとは」

アベル「限界が近い、ということだろうな」

コーネリアス「オオオオォォ!」ジュルルルル!

エリス「さっきと同じ、それなら……!」チャキ!


ツバメ返し判定
↓1コンマ二桁
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:52:57.04 ID:mlrAVZLn0
低空飛行なコンマァ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:56:07.12 ID:jBjXvaWmO
今日に限って初期のアベルに戻ってないですかねこれ
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/05(日) 23:56:45.91 ID:EVMiepo80
>>158
そういうこと言うからまた低コンマに…
161 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/05(日) 23:59:34.11 ID:pXM1KrMT0
コンマ04

――ツバメ返し不発!


コーネリアス「オ……」ゾク…

コーネリアス「オオオオォォォ!」ジュズズズ!


エリス「っ、私から攻撃対象を変えた……!?」

アーシャ「エリスちゃんの反撃を警戒する知能は残っていたようですね……!」

アーシャ「でも……狙った相手が悪いです」


パトラ「ふううぅぅぅ……」チャキン…


――『グングニルドライヴ』発動――



パトラ「 つ ら ぬ け え え え ぇ ぇ ぇ ぇ ! ! ! 」ガオォォォン!



コーネリアス「グギャバアアアアアア!?」グジャアアア…!


ビチャビチャ!

ビチャ!


マックス「おぅぅぅ……すっげえ飛び散った……」ブルブル



――『傲慢・永遠の渇望』発動――


コーネリアス「オ……オ……」ズゾゾゾゾ…



マックス「なのになんでまだ動けるんだよ……!?」
162 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/06(月) 00:08:23.70 ID:axGjTn1k0
アベル「いや、次で終わりだろう」

マックス「え?」

ロウル「見てください……」



コーネリアス「イ、イヤジャ……シニタク……ナイ……」ズル…

コーネリアス「ワシ……ハ……オウ……オウコクノ……」ズル…

コーネリアス「クニニ、タミノタメニ……ツクシテ……キタ……」ズル…

コーネリアス「ワシハ、ツクシタノダ……ミアウモノ……エルベキ……」ズル…

コーネリアス「カネモ……オンナモ……」ズ…

コーネリアス「タリヌ……ミタサレ、ヌ……」グチャ…


エリス「もう、私達が何をしなくても……」

アーシャ「ええ。もう自重も支え切れていない。このままでも彼は……」

シア「苦しみの中で死んでしまいますね〜……」

パトラ「……あなたは、道を違えてしまった」

パトラ「あなたにも、寄り添ってくれる人がいれば、何かが変わっていたのでしょうか?」

コーネリアス「オオォォ……」グジュ…


パトラ「……」

シア「……」


最終判定(アベル隊勝利確定)

コンマ25以上で???
コンマ24以下で???


↓1コンマ二桁
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:09:07.97 ID:1wYP46ja0
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:09:12.79 ID:guc0jF5DO
はい
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:15:20.75 ID:p5wb0gAUO
介錯か自滅かってところかな?
166 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/06(月) 00:22:11.87 ID:axGjTn1k0
コンマ97

――アベル隊優勢


パトラ「……これで、最後です」チャキ

シア「神よ。どうかこの人を……お救いください……!」ギュ…


コーネリアス「ワ、ワシハ……ワシハ……!」ドロリ…


シア「安らかに……!」キィィィィン!


???「……」キィン…


シア「……え?」



ズドオォォォォォォォォン!



コーネリアス「オ、オォォォォォォォォォ……!?」ジュワアアア…






コーネリアス「オ……ォ……」ジュワワ…



コーネリアス(なんと、癒される光……ああ、これで、眠れるのか……)




ボシュウゥゥゥゥ…



パトラ「っと……す、凄いじゃないですかシアさん!?」

シア「え、え?」

ロウル「いやぁ、さっきから魔力を溜めている様子でしたから何かしそうとは思いましたけど!」

アーシャ「まさかあんな凄い光魔法を使うだなんて、驚きました」

エリス「シアさんも、鍛錬でさらにお強くなられたんですね!」キラキラ!

マックス「くぅぅ、最後は俺が決めたかったけど……」

マックス「……なんだかあの前王も最後にちょっとだけ……救われた顔してたように見えました」

マックス「流石、聖国のシスターですねシアさん!」

アベル「ああ、止めを任せてしまってすまないな」

シア「え、え〜っと……確かに、用意はしていたんですけど〜……」

シア(でもそれは……カウンター用だった筈なのに……???)

シア「で、でも。これで勝てたことは間違いないんですよね〜?」

アベル「ああ」

パトラ「王国の闇を晒すようで心苦しいですが、急いでアルフさん達の報告に向かいましょう!」


――勝利!!!
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:23:33.48 ID:VjirhzcUO
無事に勝てたがこれ改めて考えると
ティアは連れてきたらちょっとヤバいことになってたかもなあ
168 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/06(月) 00:26:12.92 ID:axGjTn1k0
隠しボス1コーネリアスがボコボコにされて消滅したあたりで今日はここまで
珍しくアベル隊のコンマ運が悪めでなおこの結果とは……(白目)

この後は少しやりとりを挟んだ後、そのまま隠しボス2軍との戦闘になります
こちらはコーネリアスとは真逆に、本編で出現した場合でも奇数ゾロを3連打くらいしない限りは揃わない最大徒党状態での戦闘になります。
コンマの出目次第では、アベル達が負ける可能性も……ある、かな?

本日もありがとうございました!
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:28:51.08 ID:jburYZ3v0
ゴミ運を楽な方に回せたと考えるんだ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:29:34.13 ID:p5wb0gAUO
おつおつ
次は総力戦だから要所で姉妹連携とか的確にぶちこんでいくか
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:32:25.44 ID:1wYP46ja0
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:40:47.62 ID:pKY8omYXO
おつおつ
劣勢食らってもアーシャの幻影機能したりして実質無効だったし、低コンマでもなんだかんだ被害出てないのが凄い
しかしこれシアさんがトドメさそうとした時に誰からか介入されたっぽいな
そうなるとやっぱりシュタイナーだろうし、次は四天合体シュタイナーとかなのかな?
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 00:44:46.73 ID:VjirhzcUO
そういや炎天とか復活できなかったんだよな
それでもあれだけギリギリだったんだよな今思えば
奇数ゾロがとにかくピンポイントでヤバかったっけ
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:29:20.49 ID:Q9IkWZFwO
両腕粉砕して本体も楽勝かと思えば、両腕壁になって救援不可
それでも高レベルアベル達が本体ボコボコにしてたら突然奇数ゾロ連発で耐えて波動ぶっぱでアベルは一度オーバーキルでエリスも指輪使用
やっぱ思い返してもシュタイナーの執念がやばすぎたな。もし次が真シュタイナーなら嫌な予感しかない
175 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:30:09.89 ID:Kk7fF6Jg0
こんばんはー
……寝堕ちてしまい申し訳ありません
とりあえず次のパートの表題までを投下しておきます
176 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:31:00.35 ID:Kk7fF6Jg0
――


〜〜



元王国大臣の暗躍、そして前王コーネリアス討伐の報せは瞬く間に広まった。

聖国の地下深くで恐ろしい怪物が目覚めようとしていたことに、聖国の民は驚きを隠せない。

それを討ったのが、かつて聖王シュタイナーの命を奪ったアベル皇子一行であることも含めて。

僅かながらに残っていた聖王の仇を討つべきという一団も、この一件で気勢を削がれる。

王女エカチェリーナが誇らしげに友であると改めて語り……

聖国軍を纏め上げる総帥であるアルフォンスまでもがその武勲を讃えれば、当然の結果だろう。

そして王国への風当たりが強くなるかと思えば、それもなく。

報せを受けすぐさま飛んできた現国王クラウス自らが、聖国民に深い謝罪の意を示したのだ。

聖王が王国を一度壊滅に追いやった事実は今や民も知るところであり、後ろめたさを感じている者も多い。

そんな中での国王の自らの謝罪。そしてアベル皇子達と共に真っ先に脅威を穿った将軍パトラの功績。

その真摯な姿は聖国民の心にも響き、必要以上の波風を立てることもなかった。

王国と違い、今回は被害が出る前に討伐されたという事実も大きいのだろう。



元々は王国を襲い五竜を奪った我々が悪い、いや管理や大臣への警戒が不十分だった我々が悪い……

聖国と王国の長が互いに譲らずに謝罪を繰り広げる姿は中々に珍しいものとして映る。

しかしそれは同時に、今度こそ……聖王シュタイナーも死の際で願った三国の本当の平和に近づいているように見えた。

その架け橋となったのは、帝国の皇子なのだから。


神もきっと、お喜びになられているだろう。


生来の気質を失ってない聖国の民は、次々にそう口にした。

聖国を想いすぎたが故に行き過ぎてしまった聖国の光は倒れ。

力こそが全てであると人の身を超越した帝国の武も倒れ。

そして王国のかつての闇も倒れ、次なる王は光に満ち溢れているのだから。



討ち取った魔物の処理や結界の修復、家屋の修繕なども全て三国が協力して行うことに、反対する者は誰も現れなかった。


……

――


177 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:31:31.67 ID:Kk7fF6Jg0
――


【聖国・民家】


カイン「まったく。アベルの奴なんで僕まで駆り出すかなぁ」キイィィン!

カイン「しかし王国の前王が第六の竜になっているなんて……」

カイン「それをあっさり倒すあいつらも、大概だけどねぇ……ほら、これで結界は前より丈夫だよ」

聖国少女「ありがとう、お兄ちゃん!」

カイン「別に、この程度……」

カイン「……僕は、王国や聖国の人間に礼を言われる立場の人間じゃないんだよ」

聖国少女「……帝国の人だから?」

カイン「ああ……ちょっと前までは、この国の兵士だって沢山殺しているんだよ?」

カイン「だから――」

聖国少女「……でも、今はこうして私達のお家を直してくれてる」

聖国少女「お兄ちゃんも、後悔しているんでしょ?」

カイン「っ……」

聖国少女「大丈夫。悪いことをしても、それを悔いる気持ちがあれば神様が……」

カイン「ふん、子供が偉そうに僕に神を説くな……」スタスタ

聖国少女「あっ……! また来てね、お兄ちゃん! 今度はお礼にお茶を淹れてあげるから!」フリフリ

カイン「……機会があればね」スタスタ




カイン「まったく、調子が狂うな……」

クラウス「カイン皇子。こちらだったか」

カイン「クラウス王……何か僕に御用ですか?」

クラウス「……カイン皇子の眼の話はアベル皇子達から伺っている」

クラウス「王国の暗部、それは今回の前王コーネリアスの――」

カイン「昔のことです。今はこうして視えるようになった」

カイン「それに繋がりを持っていたのは母さんだし、あなたに落ち度はないしその前王も今度こそ死んだ」

カイン「そんな顔をされるくらいなら、前を向かれた方がいいと思いますが?」

カイン「なにしろ今回の件で、どうあれ王国の大きな負の遺産は無くなったわけですからね」

クラウス「そうだな……その通りだ」

クラウス「――先程の少女も、カイン皇子に前を向いて欲しかったのだと思うよ」

カイン「っ! これはなかなかどうして、嫌らしい国王様だ」クク…

カイン「ええ、僕もわかってはいるんです。時間はかかっても、あの子に相応しい男になるつもりですよ」

クラウス「これは申し訳ない。お詫びはどうすればいいかな?」

カイン「それじゃあ、王国製の魔法薬を一本貰いたいですね。結構こき使われているので」

クラウス「お安い御用だ。私も、作業を手伝おう」ポン


……

――
178 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:32:04.58 ID:Kk7fF6Jg0
――


【聖国・火葬場】


スカーレット「ああ、嘆かわしい!」シュボッ!

魔物の山「「」」メラメラ…

スカーレット「あの愚かな王に大臣が、ここまで腐っているとは思いませんでしたわ……!」

マックス「いやー、実際に腐ってましたし……あれは多分しばらく忘れられませんね……」

キアラ「帝国にまで被害が無かったのは良かったですけど、大丈夫だったんですかマックスさん?」

マックス「え? ああ大丈夫大丈夫。俺も結構大きな一撃与えられたんだぜ! こうやって、どーんって!」

キアラ「もう……マックスさんが無茶をした姿が目に浮かびます」

フィーア「でも、アベル兄様達も一緒ですから大丈夫だった筈です!」

フィーア「もし剣が折れちゃっても、きっとロウル姉様がすぐに渡してくれますもの!」ピョン!

マックス「フィーアちゃん見てたの!?」ガーン!

フィーア「いえ?」キョトン

キアラ「……また剣、折っちゃったんですね」

マックス「はい……」ショボーン…

スカーレット「魔力を宿す必殺の一撃は、技の威力が大きすぎると武器が耐えきれないのです」

スカーレット「それはつまりマックス、あなたにもワタクシを越える大きな才能が眠っている証拠でもあるのですよ?」

マックス「え、そうなんですか?///」テレテレ

スカーレット「……あなたの良い点でも悪い点でもある、常に全力の癖を制御できれば、ですが」

マックス「難しいなぁ……あ、そういえばスカーレット将軍。一つ質問をしてもよろしいですか?」

スカーレット「なんですか?」

マックス「俺、スカーレット将軍に鍛えられて炎の魔法が少し使えるようになったんですけど……」

マックス「その、コーネリアスの奴は火に対して誘爆する状態で、危なくて使えないかなーって思ってたんです」

マックス「でも実際は誘爆することも無く、あいつの頭に必殺の一撃を撃ちこめたんですけど、俺の剣の属性ってなんなんですかね?」

スカーレット「ふむ……引火性の瘴気を纏っていたのですか。つくづく嫌らしい点…」

スカーレット「しかし、あなたの制御不能な全力を出しても引火しなかったということは……おそらく、複合属性ですわね」ピシ!

マックス「え!? お、俺もしかして複数の魔法を操れる才能までっ!?」

スカーレット「事実ならかなり稀有な事例です。聖国の者以外で複数の魔法を操る才に恵まれる者はほとんどいませんからね」

マックス「おぉ……! でも、出そうと思ってもこうして火しか出せないんだけどなぁ」ボッ!

スカーレット「……考えられるとすれば火の素質を持つあなたに、誰か強大な魔力を持つ者が気がつかずに魔力を分け与えた可能性かしら?」

スカーレット「親族以外でも、波長が合えば手を握り合うことで魔力の譲渡が成立することも――あ」チラ


マックス「〜〜っ!?///」ボッ!

キアラ「〜〜っ!?///」ボッ!


フィーア「だ、大丈夫ですか!? 一気にお顔が真っ赤に!?」ワタワタ


スカーレット「あらあら……」

スカーレット「最悪な報せの後に、これは嬉しい報せかもしれませんわね……?」ペロリ…


……


――
179 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:32:59.23 ID:Kk7fF6Jg0
――


【聖国・王宮】


アドルラン「アルフ、これはここに置いておけばいいのかな?」

アルフ「ああ、頼む。本当にすまないな、何から何まで……」

ネスト「いやはや、俺達も王国内には派遣されてあちこち探ってましたけど……」

ネスト「流石に王国のやばいやつが聖国に隠されてるってのは見抜けませんでしたねー」ヨイショ

リーナ「元はと言えば、王国の方々を攫った兄上のせいですの……!」ドン!

アルフ「我々も彼らが以後も聖国に住みたいと言い出したことに、さほど疑念を持たなかったからな……」

リーナ「国王様はああは言っていましたけど、王国だってまだまだ大変な筈ですの」

リーナ「というより聖国王女としては、どうしても天使の件を引きずります……復興は進んでいますの?」

ネスト「完全に、とは言えませんけどねー。でもかなり進んでいますよ」

ネスト「クラウス様は武力こそそこそこって感じですけど、本当に民のことを考えていらっしゃいますからねぇ……」

ネスト「正直、帝国にも欲しいなーなんて思っちゃうくらいですよー」

アドルラン「はははは、私もクラウス王に追いつけるよう、もっと精進せねばな!」

ネスト「あ、いえ、アドルラン様に不服があるわけじゃないんですけどー!?」アセアセ

リーナ「ええ。わかっていますの。国王様も、そしてアドルランもその手腕は確かですわ」

アルフ「今や国を統べる者として一番未熟なのは、我ら兄妹だからな」

アルフ「兄さんや神に頼りすぎた、自業自得ではあるとは思う」

アドルラン「アルフ……」

アルフ「――しかし、私は神や民に贖罪せねばならぬ身だ」

アルフ「たとえ時間がかかり、お前達に至らぬまでも……最後の時まで、尽力することを誓おう!」

アドルラン「うむ、その意気だ! 共に国の為民の為に頑張ろうじゃないか!」ガシ!

アルフ「ああ!」ガシ!


ネスト「なんていうか、俺の勝手な想像なんですけどねー?」

リーナ「なんですの?」

ネスト「多分、三国は平和になりそうな気がするんですよねー」

ネスト「……クラウス様もアドルラン様も、そしてアルフォンス様も、なんか似た匂いがするんですもん」

リーナ「……わかりますの」


……

――
180 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:35:48.68 ID:Kk7fF6Jg0
――

【聖国・教会】


子供1「王国の悪い竜を倒してくれた騎士様だって!」

子供2「マークス神父も認める、凄い人だって!」

子供3「ほんとだ! マークス神父よりも大胸筋があるみたい!?」

ワーワー!

パトラ「ちょ、ちょっとみんな落ち着いて……!?」モミクチャ

マークス「うむ、パトラ君は子供達に大人気だな!」

ロウル「どの国でも子供に懐かれるっていうのは、本当に才能だと思いますよ」

ロウル「それにしてもマークスさん達もお疲れ様でした。かなり動き回ったんですよね?」

マークス「はっはっはっ! あのくらい、日課の運動量にもならないよ」

マークス「今回は本当に君達が来てくれて助かったよ」

マークス「だがやはり、君達に頼りすぎは良くないからね」ムキ!

マークス「今度は、私一人でもその悪しき竜を倒せるまで鍛えねばならないなっ!」ムッキィ!

ロウル「いや……倒せはしましたけど、あんな生き物一人で戦える人なんて……」

ロウル「……ギルバートさんくらいですよ」

マークス「そうか。ならばそこを目標に――」

ロウル「駄目ですって! 聖国が第二の帝国になりかねませんよ!?」

ワーワー!


エリス「一時はどうなることかと思いましたけど……」

アーシャ「終わってみれば、より一層三国の繋がりが増した気がしますね」

アーシャ「王国の大きな脅威もなくなり、聖国もこれからより穏やかな国になる筈です」

アーシャ「……こうなると、帝国が遅れている気がしますね。私の家に限らず駄目な貴族は多いですし」

コソコソ…

アーシャ父(な、なぜここにアーシャが……!?)ガタガタ…

アーシャ母(折角聖国に亡命してきたのに……!?)ガタガタ…

シャナ(いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ! は、はやく逃げないと!)ガクブルガクブル…

シャナ(アルフォンス様と懇意になれば、アーシャも今度こそ手出しは……)ジャリ…


エリス「っ! 敵襲!?」ヒュパン!

柱「」ガス!

三人「「「」」」ピタァ!


エリス「ち、違いましたか。どうにも嫌な気配を感じたのですが……」

アーシャ「エリスちゃん、流石に教会内で投剣は危ないと思いますよ?」

子供4「わあ、こっちのお姉ちゃんも凄いや! 今のもう一回やって!」キラキラ!

アーシャ「ほら、よからぬ異文化交流が……」ヤレヤレ…

アーシャ「……」チラ…

ヒビ柱「」

アーシャ「……平和が、一番ですよね」スッ…


……

――
181 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:37:13.57 ID:Kk7fF6Jg0
――


【聖国・聖都】


アベル「ふぅ……」

ティア「お、お疲れ様ですアベル様……!」

ティア「これ、聖国の湧水です。どうぞ……!」スッ…

アベル「ああ、ありがとうティア」ゴクゴク…

アベル「すまない。やはり地理に疎い分、どうしても手助けが欲しくてな」

ティア「い、いえ私にできるのはこれくらいですから……!」ブンブン!

ティア「アベル様達が恐ろしい敵と戦っているのに、私は何もできず……」

アベル「いいんだ、ティア」ナデナデ

アベル「むしろ、今回はティアは来なくて正解だったかもしれないしな……」

ティア「えぇっ!?」ガーン!

アベル「なんというか……あの姿を見たら、ティアは多分大泣きをしていたと思う」

ティア「……」ゾクリ…

ティア「で、でも他の皆さんは戦われたのですよね!?」

ティア「私だって、アベル様の部隊の一員です。き、きっと耐えてみせます……!」

アベル「……」

アベル「……ティア、耳を」

ティア「え?///」

アベル「……」ゴニョゴニョ…

ティア「――ひやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 怖いよおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」ガタガタガタ!

アベル「だ、だから言っただろう……俺も今後、あれを上回る怪物には遭遇しないだろうと断言できるぞ」

ティア「うぅぅぅ……」ギュウウゥゥゥ…

アベル「あー……すまない。やはり容姿を教えるのも止めておくべきだったな」ナデナデ

ティア「くすん……」


シア「あ〜! アベルさんがティアさんを泣かせています〜!?」

シア「駄目ですよアベルさん〜、そういうことをしちゃあ〜!」

シア「だ、誰かを虐めたいなら……わ、わた……///」プシュー…

ティア「シ、シアさん! 教えてください! どうやったら怖い生き物が怖くなくなるのですか!?」

シア「え、ええ〜!? な、なんで私に聞くんですか〜!?」

ティア「だって、怖い竜にシアさんが凄い一撃を放って跡形も無く蒸発させたって……」

ティア「……あ、どうしよう……なんだかシアさんまで怖く思えてきた……!?」ガタガタ!

シア「ぬ、濡れ衣です〜!?」ワタワタ!

182 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:37:52.42 ID:Kk7fF6Jg0
アベル「ははは。まあ、シアの方がティアよりも胆力はあるかもな」ナデナデ

ティア「うぅ、私も頑張らないと……」ショボン…

シア「うぅ、私だって怖かったんですよ〜?」

シア「でも、何とか救われて欲しいっていう気持ちもあって〜……」

アベル「それで光の柱でずどん! か」

シア「もぉ〜! アベルさんがいぢわるです〜!」プンプン!










シア(……あの時、確かに光の魔力であの人は蒸発した)

シア(その直前、私は確かに感じたんです……)




シア(――私とは異なる、もっと大きな光の力を……)








――



EXイベント15-1


【戦いを終えて〜〜王国の深淵・五竜の研究理由〜〜】


おしまい


――
183 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/07/07(火) 00:39:19.97 ID:Kk7fF6Jg0
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EXイベント15-2


【戦いを終えて〜〜聖国の光・極光降臨〜〜】




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