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【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】
- 817 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/21(月) 22:05:35.03 ID:6WVN3aF10
- 安価だけ投げて今夜はここまで
安価下
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:06:44.51 ID:VC6Y/GJV0
- 質問いいですか?
夜に島国側へ移ることって可能でしたっけ?
- 819 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/21(月) 22:07:49.39 ID:6WVN3aF10
- 自由安価の範囲で可能
というか書き忘れてたけど3日目の朝です
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:12:59.99 ID:VC6Y/GJV0
- ありがとうございます
安価はオリエズマの術(魔術系)を学ぶ
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:42:23.16 ID:80aAOXQqO
- おつ
ユィーキに会いに行く
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 22:50:00.31 ID:aklLm059O
- 島国側へ
- 823 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 10:38:30.68 ID:g2BMd/sr0
- …
「魔術? 道術ではなく?」
…
「前回と違う、術…存じませんね」
…
「あー、多分ね、オリエズマにそれは無いと思うな」
…
「それで、儂を頼ってきたというわけか」
石灯籠の上に胡座をかいて、フォンリンが鼻を鳴らした。
「フォンリンなら、何か知ってるかなって」
「おう、知っておるぞ。ここに、貴様の望むものなど無いということがな」
「でも、フォンリンは長生きなんでしょう? 魔術を使ってるんじゃないの?」
「オリエズマとクリストラでは、思想からして違う」
瓢箪から酒を一口飲むと、フォンリンはすっと目を細めた。視線の先にあるのは、庭園に植えられた松の木。
「例えば、あれなる松の植木を切り倒すのに、ぬしは何を使う?」
「えっ? …斧とか、ノコギリとか」
「うむ。それ自体はここでも変わらぬ。それを、そこらを漂う魔力で以て叶えんとするのが、クリストラの魔術じゃ。しかし、儂らの術は違う」
片手を差し上げると、松を指差す。軽く指先を動かすと、ざわざわと枝が揺れた。
「!」
「あれなるは、我が身の一部。手足を動かすように、枝を揺すり、地より抜く」
次の瞬間、大人の背丈ほどある松が、根本から抜けて宙に浮かび上がった。
「!!」
「魔力を手元に引き寄せ、己が外にて用いるのが西洋の術。東洋は違う。漂う魔力に己が魂を溶かし、以て世界と同一となる…さすれば、あらゆる物質、現象は、全て思いのまま。我が身の一部なれば」
指を動かすと、抜けた松の木が再び地面に戻り、元通りに植わっていく。
「す…凄い! ぼくもやりたい!」
「たわけ。儂が何千年かけて会得したと思っとる。地を這う豚が、その脚で空を飛ぶようなものじゃ。諦めろ」
「…」
「そんなことより」
フォンリンはすっくと立ち上がると、やおら着ている道着の裾をたくし上げた。つるつるの割れ目を見せつけながら、彼女が誘う。
「珍しく興が乗っておるのじゃ。遊べ」
安価下 どうする?
@諦めてフォンリンと遊ぶ
A諦めない
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 10:39:07.15 ID:YeWMuNU6o
- 2
- 825 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 10:44:37.30 ID:g2BMd/sr0
- 「…やってみなきゃ分からないじゃないか」
「…」
道着の裾を戻しながらフォンリンは再び胡座をかいた。拗ねたように頬を膨らませる。
「…たわけ。己が何を抜かしておるか、分かっておるのか」
「だから、やる前から諦めることはないじゃないか」
「やらずとも、叶わぬと分かることがあろうて。例えば」
空を指差す。
「あの太陽を、今ここで掴んで、一口に喰らうことができるか?」
「…それは無理」
「同じことじゃ。同じくらい、無理なことじゃ」
「でも、フォンリンは出来たじゃないか」
「ううむ、きかん坊め…」
腕組して唸る。が、諦めたように溜め息を吐いた。
「…では、試してみるが良い。そして、己がいかに愚かなことを抜かしておったか知れ」
安価下1〜5コンマ 全て00で会得
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 10:47:59.71 ID:rD8mRAj3o
- あい
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 10:49:18.15 ID:hXDOLkI2O
- さっさとおせっせするぞ
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 10:49:44.40 ID:O5RQ3+hp0
- 無理
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 10:49:57.71 ID:tRuyhCZUO
- あ
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 10:49:58.56 ID:YeWMuNU6o
- どうあっても無理だろうけどキャラ付けは大事かなと思って2を選んだ。特に反省はしないけど進めますごめん
- 831 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 10:56:27.17 ID:g2BMd/sr0
- …
「…で、どうじゃった」
「無理でした…」
真っ暗な庭に、ぐったりと倒れるアスラ。仰向けになった彼の顔を跨いで、フォンリンが鼻を鳴らす。
「豚が空を飛べぬのは、豚が四足の畜生だからではない。生まれてから死ぬまで、大地を離れること無く生き、空を飛ぶなど夢にも思わぬからじゃ。ヒトはヒトの殻に、ヒトの魂を持つという、その前提をまず捨て去らねば、儂らの境地に至ることはできぬ。早い話が」
アスラの顔にしゃがみ、股間を彼の鼻に押し付ける。
「ぶぇ」
「ふぅっ♥ …時間の無駄じゃ。諦めて、儂と遊べ」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 夜)
@フォンリンと遊ぶ
Aその他要記述(成否判定あり)
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 11:01:22.10 ID:rD8mRAj3o
- 1
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 11:04:54.20 ID:6Qs46ZhFO
- 1
- 834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 11:07:34.65 ID:PUZgIPVKO
- 1
- 835 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 14:38:01.83 ID:g2BMd/sr0
- …
「…で、何して遊ぶの?」
「んー…」
思案しながら、フォンリンはやおら道着を脱ぎ、素っ裸になった。
「…ほれ、貴様も脱がんか」
「ええ? …」
渋々、アスラも服を脱いで裸になる。寒々しい秋の空気に、彼は思わず身震いした。
「…よし、では相撲でも取るか」
「相撲? …うおっ!」
フォンリンは有無を言わさず突進すると、アスラを地面に投げ倒した。
「のこった! …儂の勝ちじゃな」
「ずるいよ、もう一回!」
今度は向かい合い、にらみ合う。
「はっけよい…のこった!」
「ふんっ!」
お互いに組み合い、押し合う。小さな背中に腕を回し、細い身体を抱き、右へ左へ揺する。
「ほれほれどうした、こんなものか」
「んんーっ、ぐぅーっ…」
柔らかい肌が触れ合う。冷たい空気の中で、彼女の身体が温かい。
- 836 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 14:50:47.50 ID:g2BMd/sr0
- だんだん、おかしな気分になってきた。
「はぁーっ…んっ…はあっ」
「ふぅ、押せ、押せっ…あぁっ」
とうとう、アスラはフォンリンの身体を地面にひっくり返した。その上にのしかかり、ぐいぐいお腹を押し付ける。
「んっ、ふっ♥ …何をしておる、もう勝負はついたろ…」
「はぁ、はぁっ」
柔らかいお腹に、硬くなったペニスを擦り付ける。フォンリンは窘めながらも押しのけようとはせず、悪戯っぽく笑う。
腰をずらすと、裏筋にぷにっとしたものが触れた。
「ぁんっ♥」
「はぁっ、はぁっ…」
ぷるんと弾力のある、フォンリンの割れ目に、夢中で腰を擦り付ける。びくびくと跳ね、絶頂が近くなると、おもむろにフォンリンが肉棒を掴んだ。
「たわけ、無駄撃ちするでない。…んぁっ♥」
「はあぁっ…」
熱く濡れて、きゅうきゅう締まる幼女まんこに、ペニスが埋まる。奥まで入る前に、アスラは達した。
「あ、は、あっ…」
「んんぅ…っ♥」
恍惚の声を上げながら、2人は抱き合い、肌を擦り付けあった。
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
- 837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 14:53:03.85 ID:gGhWzTkK0
- アヘアヘ
- 838 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 15:05:08.43 ID:g2BMd/sr0
- …
「…ふぁ」
おんぼろのあばら家の中で、アスラは目を覚ました。薄っぺらい布団の隣では、まだ裸のフォンリンが瓢箪を抱いて、いびきを掻いて寝ている。
「ぐごご…んごっ…ふぐぅ…」
「…」
布団から起き上がる。オリエズマでの週も、後半だ。今日は何をしよう。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:06:41.75 ID:O5RQ3+hp0
- 島国側へ渡る
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:08:46.07 ID:xQtqJEN6O
- 最近の噂(>>597と>>733、>>780)について調べる。
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:10:23.14 ID:xHdo2dmOO
- >>839
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:11:19.69 ID:gGhWzTkK0
- 新しい女の子達と乱交DA
- 843 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 15:14:43.13 ID:g2BMd/sr0
- …
「やあ、いらっしゃい」
シェンウェンの漕ぐ舟が南岸に着くと、釣りをしていたワタリが顔を上げ、片手を振った。
「皆、待ってるよ」
「うん」
目の前には、神社と屋敷。どちらへ行こう?
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(4/5日目 日中)
@武術の修行
A音楽の稽古
B島国グルメを味わう
Cその他要記述
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:18:19.52 ID:9jU8Y77w0
- 2
- 845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:20:16.50 ID:0wAAET0DO
- 2
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:20:29.25 ID:0Q6GqLKg0
- 3
- 847 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 15:35:15.06 ID:g2BMd/sr0
- …
「おや、西洋琵琶は辞めたんでありんすか」
「辞めてないよ。ただ、こっちも練習するようにしただけ」
フルートを取り上げると、アスラはアズサを見た。
「ちょいと、失礼」
アスラからフルートを受け取り、様々な角度から眺める。
「…ん、龍笛と大体一緒でありんすな。ただ、指穴が多い…吹いてみても良ござんすか?」
「うん」
「では、失礼」
唇に当て、息を吹き込む。数回試すと、ソフィーと遜色ない音が出た。キーを様々に押し、音階を把握する。
「…ん、大体分かりんした。音は出せるのでありんすか」
「どうにか。…」
楽器を返してもらい、息を吹き込む。やや掠れているが、どうにか音が出る。
「よく考えたら、音階自体がクリストラとは違いんす。ここは、笛の舌使いを学んだほうが良いでありんしょ。では、あちきは龍笛を失礼…」
竹でできた横笛を手に取ると、吹き鳴らした。まずはロングトーン。それを2分割し、更に4分割。
「…と、このように、音を区切るのでありんす。ではやってみまひょ…」
…
「お疲れ様でありんした」
笛を置き、頭を下げる。
「今夜は、ゆっくりと休んでおくんなまし。誰でも、望みの女を付けんすよ」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@遊女と寝る(https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E5%B3%B6%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%8A%B1%E9%AD%81%E3%81%9F%E3%81%A1 から一人併記)
Aその他要記述
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:37:46.44 ID:xHdo2dmOO
- レイの姉に会う
- 849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:41:25.74 ID:gGhWzTkK0
- >>842
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 15:42:00.39 ID:PUZgIPVKO
- レイの姉に会って同じ事を聞いてみる
- 851 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 15:57:56.03 ID:g2BMd/sr0
- 「まだ抱いたことのない女を、できるだけ多く、でありんすか」
アスラの要望に、アズサは頬に指を当てて考えた。
「ふむ…廓の芸者は、皆一度はお相手をしておりんすから…ああ」
ここで、ぽんと手を叩く。
「…こちらでご用意しても、良ござんすか?」
「うん。誰がいるか分からないから」
「では、任せておくんなまし」
…
数分後。座敷の襖が開くと、一人の少女が入ってきた。いつもの質素な着物でなく、綺羅びやかな衣装に身を包み、白い化粧を施された彼女は、三指を突いて頭を下げると、少し緊張した声で自己紹介した。
「…アカツキ、でありんす。9つまで取っておいた操を、殿様に捧げ奉れて、た、大変嬉しゅうありんす」
「アカツキは、数え5つの頃から廓でしっかと『教育』されてありんす。何でも、申し付けておくんなまし。…アカツキ、粗相の無いように」
「はい、姐さま」
アズサが座敷を離れる。取り残されたアスラは、目の前の、着飾った幼い少女を見た。
安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 16:05:32.99 ID:O5RQ3+hp0
- 背面座位で優しく抱く
- 853 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 16:57:40.05 ID:g2BMd/sr0
- 「…初めて、なの?」
「初めてでも、心配しないであり、お、おくんなまし」
慣れない手付きで帯を解くアカツキ。その手を取ると、アスラは彼女の背中から、自分の胸に抱き寄せた。
「あ…」
「触るね」
着物の前を掻き広げ、膨らみ初めてすらいない乳房に掌を置く。
「あっ♥」
身動ぎするアカツキ。小さな乳首が、ぷくりと膨らんだ。この年頃にして乳首が勃つのは、廓での指導によるものか。膝を広げ、脚の間に手を遣ると、つるつるの割れ目が指に触れた。そっとなぞると、膨らんだ陰核に当たる。
「あぁっ♥」
「…」
ぷにぷにの割れ目を、指でくぱくぱと開く。時折クリトリスをつつきながら、もう片方の手では乳首をくすぐる。
「あ…ぁ…ん、ぁ…♥」
小さな身体はアスラの胸にすっぽりと抱かれ、両手で幼い性感を存分にくすぐられる。熱い蜜は白いお尻まで垂れて、下に敷く彼のペニスを刺激する。
やがて、彼はアカツキの腰を掴んで持ち上げると、幼い入り口に亀頭をあてがった。
「じゃあ、挿れるよ」
「は、はひ……っ、いっ!」
つぷ。つぷ。…つるん。小さな9歳の膣に、アスラの10歳のペニスが突き刺さった。アカツキは唇を噛み、目に涙を浮かべて痛みに耐える。
「くぅっ…ふぐっ…うぅ…」
「大丈夫…?」
「だ、大丈夫で、ありっ、あっ、痛いっ!」
とうとう、アカツキは声を上げて泣き出した。身をよじる彼女を強く抱き、アスラは頬に何度もキスをした。キスしながら、乳首を指で擦った。
「ううぅ…ひっ…んぁっ♥」
「痛いね、ごめんね、痛いね…」
囁きながら、乳首とクリトリスを優しくくすぐる。
だんだん、泣き声に甘い吐息が混じってきた。
「あ、あっ…っ♥ ふ、んぅ…っ♥」
「アカツキ、そろそろ、出すよ…」
「! …だ、だして、たんと、出しておっ、おくんなっ、あっ♥」
「あぁっ」
肉棒が跳ね、子種が溢れた瞬間、アカツキの小さな膣が、縋り付くようにきゅっと竦んだ。
安価下コンマ 00 or 99で妊娠
残り体力 200ー99=101
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 16:58:50.22 ID:jVPojfHBo
- ぬ
- 855 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 17:24:43.23 ID:g2BMd/sr0
- 襖が、細く開いた。
「…えーっと、アズサ様に言われて来たんですけど…」
「! ちょっと待って」
「あっ♥」
アカツキの身体を持ち上げ、脇に寝かせる。それからアスラは、襖に向かって手招きした。
入ってきたのは、一人のエルフだった。
「…え? バルバスの」
「あ、いえ、確かにエルフとのハーフですが。れっきとした島国の者です」
銀髪を切り揃え、尖った耳にかなり大きな乳房を晒すような、胸元の開いた着物の女は、恭しく頭を下げた。
「ユリコ、と申します。本当はただの下働きなんですけど、『廓の女に変わりはないから、抱かれ申し上げなさい』とのことで…」
言いながらユリコは、ぐったりと横たわるアカツキをちらちらと見ている。幼い肢体をあられもなく曝け出す、齢9つの幼女に…そっと、舌なめずりした。
安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:28:56.76 ID:+paTgsPMO
- 上に乗って腰を振ってもらう
- 857 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 17:46:28.63 ID:g2BMd/sr0
- 「じゃあ、よろしく」
そう言うとアスラは、その場にごろんと仰向けになった。ユリコは立ち上がると、彼のもとへ歩み寄った。彼女の着物は、裾に大きな切れ込みが入っていて、むっちりとした太腿が露わだ。
アスラの腰を跨ぎ、しゃがみ込む。萎えかけのペニスに、ふさふさしたユリコの茂みが触れる。
「ん…んっ♥」
前後に、ゆっくりと腰を揺らす。茂みが少しずつ湿り、温かい粘膜が裏筋や亀頭に貼り付く。
「ん…ん…んっ、あ…あっ♥」
ずりずりと裏筋を這っていた感触が、にわかにペニスを包み込んだ。
濡れた膣穴にペニスを咥えながら、ユリコは上下に腰を振り始めた。
「あ♥ あ♥ あ♥ …」
身体が上下に揺れ、着物の胸元がずり落ちる。豊満な乳房が放り出され、ダイナミックに上下する。
揺れる乳房に、アスラは手を伸ばした。
「あっ♥」
頭ほどもある爆乳は、アスラの手が見えなくなるほど沈み込む。ぼってりと膨れ上がった乳首を指でつまむと、ユリコは肩を揺すった。
「んふふっ…あんっ♥」
腰の動きが早くなる。
「あっ♥ あ♥ あ♥ あっ♥」
「あ、はっ、はあっ」
「…んぁあんっ♥」
とんと、亀頭が膣の奥に当たる。きゅっと締まった女の穴に、アスラは2度目の射精を果たした。
安価下コンマ ゾロ目で妊娠
残り体力 101−76=25
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:47:07.05 ID:sTNrygLL0
- あ
- 859 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 17:53:03.45 ID:g2BMd/sr0
- 「…失礼します」
襖が開き、するりと入ってきた人物を見て、アスラはあっと声を上げた。
「もしかして…レイのお姉さん」
すると、女ははっと目を見開いた。幾分険しく、大人びた顔つきをしているが、顔立ちはレイとそっくりであった。
「妹をご存知ですか。…いかにも、レイの双子の姉、ファン・セイにございます」
遊女と違い、セイは黒い質素な着物を纏い、白い頭巾を被っている。頭巾を脱ぐと、妹と同じ黒い髪が零れ落ちた。
「尼僧の身で、何故このような場に呼ばれたのか、疑問でしたが…このような所以がありましたか」
納得した様子のセイ。アスラは、申し訳無さそうに言った。
「…あの、でも、ここはそれとは別っていうか、その」
「アスラ様とまぐわい、子を成せと。承っております」
そう言うとセイは、するすると着物を脱いだ。
「…分かってるなら良いや」
呟きながら、ユリコを腰から下ろした。
安価下 プレイ内容 コンマ分体力消費
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:54:21.36 ID:YeWMuNU6o
- ん
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 17:56:01.76 ID:O5RQ3+hp0
- 対面座位でキスしあいながら
- 862 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 20:28:03.06 ID:g2BMd/sr0
- 帯を解き、襟に手を掛け…
「…っ」
ぎゅっと目を閉じると、一気に前をはだけた。全体的に細身で、胸もレイと違って控えめだ。
深呼吸しながら、セイは言った。
「い、妹と違い、貧相な身体で申し訳ありません」
「こっち来て」
アスラは布団の上に胡座をかくと、自分の前を指した。一糸纏わぬ姿のセイは、遠慮がちに彼の前に正座すると、そっと胸から手を離した。
彼は、意外に筋肉のある彼女の肩を掴んで引き寄せると、唇を重ねた。
「っ!!? …ん、ぁ…」
セイが、目を見開く。が、すぐに彼に委ねるように、身体を預けた。
「んっ♥ ん…ちゅ…んっ!?」
唇を吸いながら、アスラは濃い茂みの中に手を伸ばした。陰毛を掻き分け、膣穴に指を這わせる。思わず引けた彼女の腰を、もう片方の手で押さえる。
「ん、はっ…そ、そこは、汚うござい、あっ♥ んん…っ♥」
構わず、指でセイの秘部を刺激するアスラ。手に温かい液体が垂れてくると彼は彼女の身体を引き寄せ、自分の膝の上に座らせた。
「挿れるよ」
「は、はい、お願いしま…あ、くっ」
ペニスが膣に入る瞬間、セイが歯を食いしばった。
「…もしかして、初めて?」
「…この身を、求めた殿方は…貴方様が、初めてで、くぅっ」
どうにか腰を上げ、そして下ろす。アスラは、そんな彼女の肩に腕を回すと、頭を引き寄せた。
「ああ、アスラさ、んっ♥」
唇を重ねると、震える膣穴が僅かに和らいだ。
ゆっくりと、引き締まった腰を上下させる。
「んっ♥ んっ♥ っ♥ ふっ♥ …」
何度も唇を合わせ、腰を上下に揺する。セイは背中を曲げ、必死に彼の唇を求める。アスラは片手を、控えめな彼女の胸に伸ばす。
「んっ♥ …あ、はっ♥ あ、あっ…♥」
「ん…はぁっ」
抱き合って一つになって、お互いに果てた。
安価下コンマゾロ目で妊娠
残り体力 25−36=−11
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:29:36.95 ID:QDEt2Cm+O
- はい
- 864 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 20:39:58.25 ID:g2BMd/sr0
- …
「昨夜はお楽しみいただけたでありんすか?」
「うん。…」
朝食の膳にぼんやりと向かいながら、頷く。
「それは良うありんした。オリエズマでの週も本日で最後。最後まで、どうぞごゆるりと」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 日中)
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:40:49.04 ID:O5RQ3+hp0
- セイに会ってレイと同じ事を尋ねる
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:41:33.52 ID:KgbNYhnNO
- >>850
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:42:31.99 ID:rHetwymEO
- >>840
- 868 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 21:17:32.33 ID:g2BMd/sr0
- 「…」
焼き魚に箸を付け…ふと、口を開いた。
「…シーヴァ…ぼくの父は…死にそうなの?」
「!」
アズサが、さっとアスラに目を向ける。
「皆が、噂してるんだ。勇者シーヴァの容態が危ない…それに、『魔王が出た』って」
「今の所、ここに話は来ておりんせん。然るべきときが来たら…クリストラから迎えが来るでありんしょ」
「…」
安価下
@ここで止める(代わりに日中の行動を併記)
A調べ続ける(どこへ行く、誰に聞くか併記)
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:18:27.51 ID:O5RQ3+hp0
- 1 >>865
- 870 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 21:38:21.20 ID:g2BMd/sr0
- …
それ以上は尋ねず、アスラは島国領の隅にある小さな庵にやってきた。
「…どうぞ、粗茶ですが」
そう言って湯呑を差し出したのは、ファン・セイ。彼女の前に座ると、彼は切り出した。
「大陸のこと、どう思ってる?」
「…レイが幸せに暮らしているのなら、そこは良いところなのでしょう」
「レイのことは、どう思ってるの?」
「…」
セイは、すっと目を細めた。
「…レイは素晴らしい子です。文も武もよく修め、あらゆる才知に秀でています。私が一月かけて覚えた技を、あの娘は一晩で身につけ、かつ私を上回る」
「…羨ましい?」
「…」
膝の上で、セイは拳を握った。
「…オリエズマの誰もがファン姉妹を指して、『蜥蜴のセイ、龍のレイ』と呼びます。レイとて蒙昧な姉を、嘲笑ってもおかしくないのでしょうが…あの娘の魂は澄んでいますから。寧ろ、魂の清らかさでさえ、私はレイには及ばない。…ええ、あの娘が羨ましい。あの娘が、父の両親から沢山の愛を受けて育った間に、私は母と二人、ひたすら祖父母や周囲からの侮蔑と冷笑に耐え続けた。母が病で没した後は、厄介払いとばかりに寺に棄てられた…!」
「…」
拳を震わせるセイ。アスラは、小さく口を開いて…やがて、ぽつりと言った。
「…島国が、嫌い?」
「好きか、嫌いかではありません。例え、冷や飯を食わされ罵詈を子守唄に育てられようと…故郷は、故郷。命を尽くして奉公せねばなりません」
「どうして」
「それがオリエズマの…島国の生き方です」
「…」
諦め切った顔で、きっぱりと言うセイ。そんな彼女を見て、彼は、一つの結論に至った。
「…そんな国は、無くなればいい」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする? 自由安価(5/5日目 夜)
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:41:05.49 ID:PUZgIPVKO
- 島国側の高貴な出の人に会う
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:42:18.04 ID:gGhWzTkK0
- 何も考えず遊ぼう
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 21:45:06.05 ID:rHetwymEO
- 遊女と乱交しつつ女性の責め方を習う。
- 874 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 22:03:49.89 ID:g2BMd/sr0
- 一つの決心を固めたアスラは、島国の高貴な出の者に会うことにした。
セイが引き合わせたのは、ツクヨミという名の女であった。
「…へえ、ファン姉妹と仲良くなったの」
「有難き幸せにございます」
島国らしくない、クリストラ風の安楽椅子に座る女に、セイは平伏して言った。
ツクヨミは、美しい黒髪を腰まで伸ばし、満月を染め抜いた着物を無造作に羽織っていた。切れ長の目でアスラを見ると、ぱちぱちと瞬きしながら言った。
「…はじめまして。ツクヨミです」
「アスラだよ。…王族の生まれって聞いたけど」
「王族ではなく、皇族です」
「どっちでも良いわよ。どうせ、うちには関係ないことだし。…それで、勇者様がうちに、何のご用ですか。子作りでしたら、少々お時間を頂きますけど」
「ツクヨミにも、お姉さんがいるって聞いた」
「! …セイ」
じろりと、セイを睨む。
「…申し訳ありません。私の出自について、少々」
「あーあ…」
ツクヨミは溜息をつくと、背もたれに深く背中を預けた。
「…そう。うちも双子。うちは妹の方だけど。でも、皇族に双子は縁起が悪いからって姉だけ残されて、うちは生まれてすぐに国を追い出された」
「! そんな」
「これ、綺麗でしょ」
おもむろに、着物の胸元に手を入れると、金色のペンダントを取り出した。三日月を象った、美しいペンダントだった。
「友達のエルフに作ってもらったの。趣味はサトンで使えるような石集めに、ハマムでマッサージ。クリストラの剣術も修めたわ。それから、好きな食べ物は麻婆豆腐。うんと辛いの!」
そこまで言って、ふっと顔を曇らせる。
「…島国のものは、嫌い」
「だったら…」
アスラは、ぐいと身を乗り出した。
「…滅ぼしちゃおう」
「!?」
「なっ!?」
その言葉に、セイも、ツクヨミさえも仰天した。
「だって…島国のせいで、酷い目に会ったんでしょう? 仕返ししてやろうよ」
「だ、駄目よ、そんな軽々しく。一応、姉様のことはそんなに嫌いじゃないし…」
「まずは、オリエズマ領を全部大陸のものにしよう。そうしたら、セイはレイと一緒に暮らせるし、ツクヨミも好きな食べ物がいつでも食べられる!」
「国とは!」
突然、セイが声を張り上げた。
「…そのような、身勝手な理由で滅ぼされて良いものではありません」
「身勝手じゃない。2人の人生を台無しにした。…ぼくは、やるから」
そう言うとアスラは、2人に背を向け、部屋を出て行った。
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:09:21.88 ID:gV4Zi04Ao
- 流れ変わったな
- 876 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 22:13:16.77 ID:g2BMd/sr0
- 噂話が聞こえる…
___聞いたか。シーヴァ様が、危篤と
___後宮の門が開くぞ! 遣いの者が入っていくのが見えた。
___アスラ様を迎えに来たのだわ。父親のお見舞いに…
…
…
「…アスラ様!!」
寝室に、マリアが駆け込んできた。すっかり大きくなったお腹を庇いながら深呼吸すると、彼女は言った。
「勇者シーヴァが…お父上が、いよいよ危篤とのことです」
「!!」
心臓が早鐘を打つ。背中を、冷たい汗が伝う。
「今すぐご準備を。お父上に、会いに行きます」
「…うん、分かった」
頷いた瞬間、数人の女達が一斉に寝室に入ってきた。彼女らは櫛やブラシ、着替えや装飾品を持ち、一斉に彼の身なりを整えに掛かった。
詰め襟の白い軍服に、金の刺繍の付いた白いマントを羽織り、腰に細い長剣を帯び…
「ねえ、急いでるんだけど…」
「間もなく出来上がります」
髪を整え、薄く化粧を施す。大きな羽根付き帽子を被せられ、ようやくアスラは城を出た。
外には、豪奢な馬車が待っていた。
「中にお入りを」
一人の騎士が促す。白塗りの馬車に乗り込むと、4頭の白馬が一斉に進み始めた。
クリストラ領を、西へ。タルスムの平原を抜け、宮殿の横を通り…
「!!」
開け放たれた、巨大な門。サーラや多くの女達が見守る中…アスラは、生まれて初めて、後宮を出た。
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:14:08.13 ID:gGhWzTkK0
- たかが国民一人幸せにできずして何が国か
- 878 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/22(火) 22:14:34.17 ID:g2BMd/sr0
- 今日はこのへんで。
次回は第一部のエピローグ、並びに清算
それが終わったら、そのまま第二部か、ロリコンの続きでもするかな…? いずれにせよ新スレ建てます
- 879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 22:29:40.44 ID:gV4Zi04Ao
- おつおつ
さらに楽しみになってきた
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 16:11:44.81 ID:TNamfKY10
- 各領の料理人交流会とかやってみたいな
- 881 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/23(水) 21:42:38.08 ID:6lVcjFNM0
- …
磨かれた石や木で出来た建物が整然と並んでいる。生まれて初めて見る景色を抜け、馬車は寂しげな空き地に来た。今にも崩れ落ちそうな、小さなあばら家の前で停まる。
「ここに、父が…?」
「こちらへ」
従者に手を引かれ、馬車を降りる。
変色した木の扉を開け、中に入る。薄暗い室内に目を凝らすと、汚いベッドに一人の男が横たわっているのが見えた。傍らには、医者と思しき男が立っていて、入ってきたアスラに気付くと、慌てて脇にどいた。
従者に促され、ベッドに近寄った。
「…」
ベッドに横たわる、枯れ木のような男。髪は殆ど抜け落ち、逆に耳や鼻から下は白い髭に覆われている。男は、近寄ってきた少年に気付くと、薄く目を開けた。
「…お前が…おれの、息子…か」
「あなたが、ぼくの父…なの?」
「貴方様の子、若き勇者、アスラ様にございます。シーヴァ様」
従者が頷く。シーヴァと呼ばれた老人は、震える息を吐いた。
「そうか…お前が…」
「…シーヴァ…父、さん…?」
「もっと…もっと、早くに会いに行くべきだった…今となっては…」
「…」
安価下1〜3でコンマ最大 何と声をかける?
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:49:56.35 ID:bd5xS2YW0
- 父さん、僕は何なの?この理不尽の多い世界で何を為すべきなの?
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:52:12.60 ID:xGlOg4Ij0
- 今こうして会えたよ。これからはずっと一緒にいるよ。だから…だから…
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 21:55:54.26 ID:RE97nQNDO
- 嫌だよ……父さん死なないで……
- 885 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/23(水) 22:14:20.62 ID:6lVcjFNM0
- 「まだ、遅くないよ」
アスラは思わず、枯れ枝のような父の手を握った。
「これから…一緒にいれば良い。だから…」
「…」
従者や護衛の騎士たちが、親子を見守っている。やり取りを書き残す者や、涙ぐみものもいる。
シーヴァは、首を横に振った。
「おれは…約束をしたんだ。この生命が果てる時…最後に、捧げる約束を…」
「シーヴァ様は、既に世界のために、御身を尽くされたのです!」
従者が声を張り上げた。
「もう…良いではありませんか。最期くらいは、父として…」
「そうだよ! …」
言いながらアスラは、一つの違和感を覚えた。
こんな事態だというのに、彼の妻は……アスラの母親は、一体何をしている…?
「そういう意味では、ない…ないのだ…っ」
咳き込むシーヴァ。痩せこけた身体が震え、ベッドが軋む。一緒に、あばら家の柱が揺れ、屋根が…剥がれた。
「…えっ?」
「!!」
屋根に空いた穴から、一人の女が降りてきた。その姿を見た瞬間、従者が呟いた。
「え…アナベル、様…?」
「…」
ボロ布を纏った、みすぼらしい姿の女。歳は40くらいだろうか。シーヴァに負けず劣らず痩せた身体で、虚ろな目で彼を見ている。
シーヴァは、髭に覆われた口元で笑んだ。
「待っていたぞ。…『ウラノ』」
「…ウラナエアルス!!」
突然、騎士の一人が叫んだ。次の瞬間、騎士たちが一斉に剣を抜いた。しかし、その手は一様に震え、足は今にも逃げ出さんと、そわそわ足踏みしていた。
「シーヴァ。我が仇」
ウラノと呼ばれた女が、低い声で言った。
「約束通り、汝を迎えに来た」
「ああ」
乱れた銀髪をなびかせ、ウラノがシーヴァに歩み寄る。
その前に、アスラが立ちはだかった。
「ま…ま、て…」
震える手で剣を抜き、女に向ける。
「お、おまえが…魔王…」
「シーヴァ。我が骸と、子を成したな。それが、これか」
ウラノが、骨ばった片手を上げる。
「よせ! おれの息子に手を出すな!!」
- 886 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/23(水) 22:41:14.12 ID:6lVcjFNM0
- 「おおお…ああああああっっっ!!!!」
絶叫しながら…アスラは、剣を女の左目に突き出した。明らかに、手には何かの力が集まっている。それよりも明らかな弱点を狙ったのだ。
ところが、切っ先は彼女の鼻先で止まった。
「汝は人を殺めたことがない。その切っ先を止めたのは、汝自身」
「あ…あ…」
剣が、先端からゆっくり崩れていく。
「かつ、その剣は竹で出来た飾り。我を貫くには…」
「…っ」
ところが、アスラは退かず、代わりに剣の鞘を外して握った。
「もういい…やめるんだ!」
シーヴァが、咳き込みながら言う。
「おれが、彼女に従えば、それで全て…」
「はああああっっ!!!」
最後まで聞かず、アスラは踏み込み、今度は喉元めがけて鞘を突き出した。ウラノは、差し上げた手を軽く振ると
「…蛮勇」
「ぐああああっっ!!?」
アスラの身体が、木っ端のように吹き飛んだ。あばら家の壁を軽く突き破り、遠く離れた民家の、石の壁に激突し、落ちる。
「アスラっっ!!! …っ、ぐっ」
「確かに、汝の子」
ウラノはシーヴァの首を掴むと、ひょいと持ち上げた。その身体が、旋風と共に宙へ浮かんでいく。
騎士の一人が、思い出したように叫んだ。
「…っ、若き勇者が、武勇を示したぞ! 遅れるな!!」
「おおーっ!!」
騎士たちが、一斉にウラノに殺到する。それを軽く振り切ると、ウラノは空高く舞い上がった。
屋根の穴を通った瞬間、突然、一本の槍が彼女を掠めた。と思うや、無数の鋭い槍が、何本も飛来し彼女を襲った。
「!」
いつの間にかあばら家の周囲には、黒い肌の屈強な男たちが陣形を組んで、槍を投げかけていた。
その中に、真っ白な肌の少女が一人。動かなくなったアスラを抱いて、涙を流していた。
「起きて…起きて、アスラ! まだ、死んでないよ…!」
「…っ」
「!!」
アスラが、ゆっくりと目を開ける。頭から血を流し、白い軍服はぼろぼろだが、何とか生きている。
「…ルールゥ?」
「アスラ!」
ルールゥが、彼を抱き締める。
そこへ、エルデがやって来た。彼女はアスラを見て、それから上空を飛び去っていくウラノ、そしてその腕に捕らわれたシーヴァを見て、祈るように両手を組んだ。
「どうして…サトンの人たちが、ここに…?」
「勇者アスラ」
エルデが、彼の前に膝を突く。
「貴方は一度、死にました」
「えっ」
「ですが、サトンの呪術によって…一命を取り留めました」
「呪術……!!」
- 887 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/23(水) 22:47:42.96 ID:6lVcjFNM0
- はっとなった。以前、エルデに促されて交わった、ナワナイと言う少女。彼女が用いるのは、身代わりの呪術…
「あの娘がさっき、死んだ。それで、アスラに何かあったって知った」
「クリストラに常駐させていた戦士を集め、向かわせたのです。しかし」
「…」
アスラは、地面を拳で打った。
従者や医師、騎士たちが、アスラを取り囲む。
「アスラ様、ご無事で」「城へ運べ!」「傷の手当を」
「よくやったよ、こんな子供が」「宮廷画家を呼ぼう」「英雄譚だ。吟遊詩人が黙ってないぞ」
「父さん…」
無責任なざわめきの中で、アスラはぽつりと呟いた。
- 888 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/23(水) 22:50:45.56 ID:6lVcjFNM0
-
『Harem Simulator』 第一部 完
お疲れ様でした。今日はここまで。次回は第一部の清算になります。
第一部の間の行動を元に、第二部までにどこで何人の子供が生まれるか決定します。
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 22:55:17.54 ID:bd5xS2YW0
- おつ
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:00:41.53 ID:xKc7Bl2n0
- 乙乙
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:02:05.90 ID:pBdZnjEao
- 乙です
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:04:52.41 ID:xGlOg4Ij0
- 乙
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:19:50.36 ID:VmHmIaTio
- おつおつ
どのシリーズでも思うけど場面が動くときの描写好き
- 894 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 21:32:46.85 ID:xF3NE88w0
- では清算を始めます。
以下の数値を合計したものに、最後に取ったコンマ1桁を乗算して得られた数を、第二部までにそれぞれの領に生まれた子供の人数とします。
@訪問頻度:15週間の内、それぞれの領を訪れた回数
A教育:それぞれの領で学習を選択した頻度に応じて、10の数値を配分。×0.3で使用
B娯楽:それぞれの領で娯楽を選択した頻度に応じて、10の数値を配分。×0.5で使用
C食:それぞれの領で食を選択した頻度に応じて、5の数値を配分。×0.1で使用
D女:それぞれの領での性行為の頻度に応じて、20の数値を配分。×1.5で使用
- 895 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 21:48:13.38 ID:xF3NE88w0
- @訪問頻度
・クリストラ 4回
・タルスム 2回
・オリエズマ 4回(大陸:島国=3:2)
・サトン 2回
・バルバス 3回
- 896 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 21:54:36.49 ID:xF3NE88w0
- A教育
学習の頻度に応じて、10ポイントを以下のように分配します
・クリストラ 3ポイント
・タルスム 0.5ポイント
・オリエズマ大陸 1.5ポイント
・オリエズマ島国 2ポイント
・サトン 1.5ポイント
・バルバス 1.5ポイント
- 897 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 21:59:37.00 ID:xF3NE88w0
- B娯楽
娯楽の頻度に応じて、10ポイントを以下のように分配します
・クリストラ 0ポイント
・タルスム 3ポイント
・オリエズマ大陸 1ポイント
・オリエズマ島国 2ポイント
・サトン 3ポイント
・バルバス 1ポイント
- 898 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 22:02:01.80 ID:xF3NE88w0
- C食
食の頻度に応じて、5ポイントを以下のように分配します
・クリストラ 0ポイント
・タルスム 0ポイント
・オリエズマ大陸 3ポイント
・オリエズマ島国 1ポイント
・サトン 2ポイント
・バルバス 0ポイント
- 899 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 22:07:48.65 ID:xF3NE88w0
- D女
性行為の頻度に応じて、20ポイントを以下のように分配します
・クリストラ 3ポイント
・タルスム 3.5ポイント
・オリエズマ大陸 3ポイント
・オリエズマ島国 3.5ポイント
・サトン 4ポイント
・バルバス 3ポイント
- 900 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 22:16:19.42 ID:xF3NE88w0
- 最後に、特定の領に対しては以下の補正をかけます
・クリストラ
『故郷』計算の最後に×1.1する
・タルスム
『奸臣への反骨』訪問頻度に×0.5する
・オリエズマ
『討滅の誓い』島国の訪問頻度に×0.1し、大陸の訪問頻度に×2する
- 901 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 22:17:48.60 ID:xF3NE88w0
- では、コンマ判定を行います。0が出た場合は2桁を参照します
安価下コンマ クリストラ
安価下2 タルスム
安価下3 オリエズマ大陸
安価下4 オリエズマ島国
安価下5 サトン
安価下6 バルバス
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:18:02.31 ID:vGo2uZaDO
- はい
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:18:22.12 ID:srFk9+DD0
- ん
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:18:24.56 ID:y6iwkDM5o
- てー
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:18:40.77 ID:0qyT1gdN0
- a
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:19:13.80 ID:sNJ/GJVWO
- あ
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:20:02.69 ID:JRTsh++J0
- あ
- 908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:23:43.92 ID:y6iwkDM5o
- 故郷……
- 909 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 22:43:38.08 ID:xF3NE88w0
- あ、小数点以下は四捨五入で
以上より、アスラ10歳〜18歳までに生まれる子供の人数は、以下の通りとなります
・クリストラ
1×4×(3×0.3+0×0.5+0×0.1+3×1.5)×1.1=23.8
24人
・タルスム
2×2×0.5×(0.5×0.3+3×0.5+0×0.1+3.5×1.5)=13.8
14人
・オリエズマ大陸
6×4×3/5×2×(1.5×0.3+1×0.5+3×0.1+3×1.5)=165.6
166人
・オリエズマ島国
7×4×2/5×0.1×(2×0.3+2×0.5+1×0.1+3.5×1.5)=7.8
8人
・サトン
8×2×(1.5×0.3+3×0.5+2×0.1+4×1.5)=130.4
130人
・バルバス
9×3×(1.5×0.3+1×0.5+0×0.1+3×1.5)=147.2
147人
- 910 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/09/24(木) 22:45:40.13 ID:xF3NE88w0
- これにて第一部は終了となります。お疲れ様でした。
次は
@このまま第二部突入
A寄り道してロリコンシミュレーター
のどちらかを考えてます。スレが埋まるまでご意見をお聞かせください
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:45:40.71 ID:knU5uIZvo
- オリエズマ島国さん!?
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:46:07.12 ID:knU5uIZvo
- あ、1で
おつおつ
- 913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:50:03.05 ID:0qyT1gdN0
- 1で
まさかこんなに子を産むとは思わんかった
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 22:51:29.75 ID:sNJ/GJVWO
- 1 クリストラ大焦りだろうなこれ
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:00:23.48 ID:fAo2WfV5O
- 1
- 916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:00:43.75 ID:y6iwkDM5o
- 一応2で
他二つはともかくサトンの伏兵っぷり
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