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[人外娘]男「魔物娘な師匠と過ごす日々」[安価]
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645 :
ハーピーラミア単眼娘は俺の嫁
◆bCs0r4M9IE
[saga]:2021/02/22(月) 01:04:49.75 ID:xVBoj4RF0
―――――
―――
―
少し時は遡り
森の最奥、老齢樹の広場
百眼梟「突然呼び出して悪かったのう、ラヴィニア。ほほ」
師匠「ま、貴方に呼び出されたら来ないわけにもいかないさ」
私は今森の奥深くにある広場に来ていた。再樹齢の木々が立ち並び、その前に広い空間が開けられているこの場は、度々森の長たちが集まって話し合いをするために使われている
しかし今回は他の長たちはいない。私だけが呼び出され、百眼梟の爺さんだけが待っていた
序列第二位。この森で二番目の地位を持ち、一番の発言権を持つこの魔物は一見少し大きいだけのフクロウだ
だがその体にはびっしりと"眼"が着いていた、不揃いに大小様々、形も色も、種類さえも様々な瞳がギョロギョロと忙しなく蠢いている
それは千里先をも見通し、障害物を透かしてその先を見、過去も未来も別世界さえも視えるのだと噂され、事実様々な"予言"をしてはこの森を災いから遠ざけ、秩序を守っていた
百眼梟「ではさっそくじゃが少し頼みごとをしたい」
師匠「頼みごと、ね。今度はいったい何が見えたやら」
百眼梟「ほほ、話が早くて助かるわい。そうじゃな、実は近いうちにこの森に魔王軍の幹部がやってくる」
師匠「…へぇ」
なるほど、厄介事だ
百眼梟「ちょっとした視察というわけじゃな、それでお主にはそやつを家に迎え入れてもてなしてもらいたい」
師匠「もてなす?」
百眼梟「そのままの意味じゃ。この森は一応魔物の統治下という認識じゃからな。魔王軍直属の管理者がいなくてもしっかり統治出来ているか見に来るようでの」
なるほど。確かに実態は統治しているとは言えない。人間はこの森を恐れて入っては来ないがそれでも入ってくる者はいる。なんなら住んでいる物すらいる、周辺の村や町を支配しているわけでも無い
そして適当に言いくるめるなら私が適任というわけか
師匠「いいだろう。ではその幹部とやらがいつ来るか教えてほしい。その間ウチに住んでいる人間には町かなんかに行っててもらわなければならないからね」
百眼梟「いや、その人間には一緒にいてもらう」
師匠「…は?」
百眼梟「聞こえなかったかのう?その人間と一緒に幹部を出迎えろ。と言ったのじゃ」
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