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【安価】ティア「リリウム魔法学校へ! 5回もおかわりしてる……」【百合】

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22 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:43:16.16 ID:pbxaSoPXo
再び部室ーー


ヒカリ「次はボクが」


ラクリマ「じゃあ私がお相手しますね」


ガサガサ


ヒカリ「『真面目』か」


ラクリマ「『不良』かあ……」


しん……


ラクリマ「なに見てんだテメェ」


舞「……ッ」ゾクッ


ヒカリ「『あなたが宿題のプリントを出さないと先生に提出できないんです。早く出してください』」


ラクリマ「チッ……めんどくせえなーおい」


ヒカリ「『大体あなたはいつもいつも……』」


ラクリマ「わーったよ。おら」クシャッ


ヒカリ「『ああもうクシャクシャにして……!』」


ラクリマ「出したんだから文句言うな。おら、行くぞ」


ヒカリ「『行くって……』」


ラクリマ「お前プリント以外にもノートもまとめて出すんだろ?」


ヒカリ「『そうですけど……ラクリマさんには関係ないじゃないですか』」


ラクリマ「半分持つつってんだ。早くしろヒカリ」ガシッ


ヒカリ「『は、はい……っ!』」


ラクリマ「……ま、こんな感じで」


ヒカリ「……」ポカン


クロエ「いいわね。この調子でみんなも続いてちょうだい」


はいっ!


ーーーーー

ーーー

23 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:44:12.02 ID:pbxaSoPXo
舞「ラクリマさん」


ラクリマ「はい?」


舞「あなた、どこで演技の練習を?」


ラクリマ「え……したことないですけど」


舞「ホントですか?」


ラクリマ「はい……」


舞「初めに見たときより格段に上手くなってたので、誰か名のあるコーチでもついてるのかと」


ラクリマ「上手くなってますか!? やったあ!」


舞(上手くなってるというより……役への入り込み方が尋常ではないのですが)

舞「このまま練習しつづければどんな役でもこなせるようになると思います。頑張ってください」


ラクリマ「舞先輩にそう言ってもらえるなんて……! 頑張りますっ!」キャー


舞「いい返事です。それでは」テクテク


ラクリマ「うおお……やるぞー!」


ーーーーー


舞(セリフではなく自分の言葉にしてしまう……それでいて一切の違和感はない。驚きました、あんな逸材がいたなんて)


ーーーーー

ーーー

24 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:44:47.89 ID:pbxaSoPXo
休日、町中ーー


ラクリマ「ふんふふふーん♪」


ティア【ごきげんですね】


ラクリマ「舞先輩に褒められて嬉しくってさー」


ティア【部活の話ですか?】


ラクリマ「そうそう。すっごい演技が上手い先輩なんだけど、その人に褒められたの! 嬉しかったなあ……」


ティア【昔から私のマネをして遊んでたから、えんぎがうまくなったのかもしれないですね】


ラクリマ「あ……確かにそれはあるかも」

ラクリマ「どうしたらお姉ちゃんになりきれるか考えると、ほんとにお姉ちゃんになった気がするんだ」


ティア【あのイタズラも無意味ではなかったんですね…】


ラクリマ「何が役に立つか分からないもんだねえ」

ラクリマ「でも、お姉ちゃんがいたからお姉ちゃんのフリをしようって思ったんだよ。町中を歩く他人じゃなくて、私のお姉ちゃんだから」

ラクリマ「だから……私のお姉ちゃんでいてくれてありがとうね」


ティア【〜】グスッ


ラクリマ「お、お姉ちゃん!?」ギョッ


ティア「ら、ラクリマが嬉しいことを言うから、涙腺が緩んで……」グスグス


ラクリマ「な、なんだ、どこか痛めたのかと思ったよ」ホッ

ラクリマ「さー、お姉ちゃん! あのビルに行くよ!」


ティア「はいっ!」


ラピス(食べ歩きに来てみれば……あの姉妹は本当に仲良しですね)ホッコリ


クリア「ママ、つぎあれ食べたい!」


ラピス「はいはい。……30分でジャンボオムレツ食べきれば無料……よし行きましょう」


クリア「わーい!」
25 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:46:18.15 ID:pbxaSoPXo
寮ーー


ゼレス「ごめんなさい、ステラさん……せっかくお休みなのに……げほっ、げほっ」


ステラ「いいんですよ。風邪を引いた時くらい甘えてください」


ゼレス「でも、ほんとはラクリマさんとお出かけの予定が……」


ステラ「お姉さんが代わってくださいましたから。なんでも建物のワンフロアを貸し切ったお化け屋敷に行くんですって」


ゼレス「ラクリマさんお化け苦手なんじゃ……こほっ」


ステラ「そこはやっぱり怖いもの見たさですよ。それより、何か必要な物はありますか?」


ゼレス「お水……」


ステラ「はい。飲めますか?」


ゼレス「ん。こく……こく……」


ステラ「お昼ですし、食堂でお粥を作ってもらいますね。あとは果物と……」


ゼレス「す、ステラさん……」


ステラ「?」


ゼレス「行ってもいいけど……はやく戻ってきてください……」

ゼレス「少し……心細いので」ボソッ


ステラ「は、はいっ。すぐ戻りますね!」キュン

ステラ「では行ってきます!」ピューン


ゼレス「……行っちゃいました……」シュン


ーーーーー

ーーー

26 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:47:09.65 ID:pbxaSoPXo
ステラ「ゼレスさんっ!」バンッ!


ゼレス「!?」ビクッ


ステラ「お、お粥とフルーツ……お持ちしました」ゼエゼエ


ゼレス「息が切れるほど走らなくても……」


ステラ「これくらいなんともありません! ささ、お粥をどうぞ」


ゼレス「いただきます……」


ステラ「食べれますか?」


ゼレス「あつっ……」


ステラ「あ、貸してください。ふー……ふー……はい、どうぞ」


ゼレス「あーん……」


ステラ(か、かわいい……!)


ゼレス「ん……熱くないです。ありがとうございます」


ステラ「いえいえ。ふー、ふー……」


ーーーーー

ーーー




ステラ「完食ですね。お薬も飲んだし……」


ゼレス「すー……すー……」


ステラ(あら、いつの間にか寝てますね。顔色も良くなったみたいでなによりです)スクッ


くいっ


ステラ「? 何か引っかかって……あら」


ゼレス「んー……」


ステラ(ゼレスさんにスカートを引っ張られたんですね。手でも繋いであげたら安心しますかね)ギュッ

ステラ(手、あったかい……。熱のせいでしょうか……。はやく良くなりますように……)ウトウト

ステラ「すう……」


ーーーーー

ーーー

27 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:48:05.42 ID:pbxaSoPXo
ゼレス「……」ムクッ

ゼレス(……なんでステラさんが私の手を握ってるんですか。しかも私のベッドに突っ伏して寝てるし……)

ゼレス「ステラさん」ユサユサ


ステラ「んぁ……?」ムクリ

ステラ「あ、ゼレスさん起きたんですね。風邪の方はどうですか?」


ゼレス「ああ、良くなったみたいです。だいぶ体も軽いですし」

ゼレス「やっぱりよく寝たのがよかったんでしょうね。特に何もせずに治りました」


ステラ「……あの、ご飯とかは」


ゼレス「ご飯……? さあ、特に食べてませんけど」


ステラ「覚えてないんですか!?」ガバッ


ゼレス「な、なんですか急に」


ステラ「お粥を食べさせてあげたじゃないですか……!」


ゼレス「なんの話ですか!? そんな訳ありませんよ! 仮にお粥を食べたとしても自分で食べたはずです!」


ステラ「うぬぬ……!」


ゼレス「それより、手」


ステラ「?」


ゼレス「いつまで握ってるんですか」


ステラ「ああ、すみません。暖かくて気持ちよかったので……」パッ


ゼレス「あっ……」


ステラ「さてゼレスさん、もう立てますか?」


ゼレス「は、はい」


ステラ「では浴場で汗を流しましょう。寝汗もかいてますし……」


ゼレス「そうですね。さっぱりしたいですし」テクテク


ステラ(覚えてなかったですか……)シュン


ゼレス(手、離されたとき少し寂しかったですね……なんででしょうか)


ーーーーー

ーーー

28 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 00:55:48.41 ID:pbxaSoPXo
クロエ「部活も調子いいし、マホリオのランキングも連戦のおかげで10位に入り込めたし、いい感じじゃないかしら」

現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第1週
5/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:01:37.55 ID:s3OOkuFYO
立て乙です

樹・リリィ・橘花の教師三人で談話
その際に二人がさりげなく『恋愛に興味はあるのか』『エミールのことはどう思っているのか』を聞く
(エミールが橘花を好き、ということは悟らせないように)
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:15:02.75 ID:cf4s19OaO
お帰り!そしてスレ立ておつおつ。
ウィンチームと楓チームが集まって楓チームの修行。
嵐&ウィン:大会中に更に上位の魔法を使えそうな感覚があったとウィンに報告、そこを重点的に修行。
晶&時雨:二人の魔法に追い付きたい晶が時雨と共に研鑽。
楓&ナナ:二組の修行を眺めながらお互いのチームメイトについて談笑。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:24:34.94 ID:p5DG4DGtO
クロエが世界一のマホリオチームに所属している闇魔法使い(茜が言及していた人)と偶然エンカウント
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:37:41.60 ID:kOr5iM19O
ゼレスの風邪がステラにうつってしまったので役割交代で再び看病イベント
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:42:06.09 ID:l6XzMsTe0
ティア、イタズラ魔獣に筆談用の紙を盗まれてパニクる
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 17:12:44.48 ID:ZMFci0OUO
ラクリマだけ二重鉤付いてないのはそういうことか
35 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:10:03.29 ID:pbxaSoPXo
校長室ーー


橘花「ん、このクッキー美味いな」サクサク


リリィ「私が作ったんですよ。お気に召したようで嬉しいです」


樹「これくらい私も作れるわよ」


橘花「どうだかな。魔法馬鹿で生徒馬鹿な樹のことだし、料理なんてしてこなかっただろ」モグモグ


樹「……あなたの今食べたパイ、私が作ったのよ」


橘花「なに!?」


樹「ラミーに作るついでだけどね。好きな人に喜んでもらうためなら料理の一つや二つできるものよ」


リリィ「ふふ、甘酸っぱいセリフですね」


樹「橘花こそ誰かのために料理なんかしたことないんじゃなくて?」


橘花「む……。そ、そんなことはない。私だってエミールにミルクをあげたことがある」


樹「それは料理とは言わないでしょ」


リリィ「エミールさんに手作りのお菓子でもあげたらどうですか? よく来てもらってるお礼もできるし、校長先生に料理もできるところも見せられるし、一石二鳥ですよ!」


橘花「え、エミールのためのお菓子作りか……」


樹「別に気負わなくていいわよ。『彼女』に作るんじゃないんだし」


リリィ「そうですよ。『橘花先生がエミールさんを想う気持ち』があれば大丈夫ですっ」


橘花「なんだ急に……変に声を張るな」

橘花「まあいい。私だってエミールのことを考えてない訳じゃない。お菓子くらい作ってみせようじゃないか!」


樹(お、これは……)


リリィ(脈アリ……でしょうか。ほんのうっすらですが)
36 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:10:30.01 ID:pbxaSoPXo
寮、ゼレスとステラの部屋ーー


ステラ「こほ、けふ……っ」


ゼレス「咳、抑えなくていいですよ。喉が変な感じするでしょう」トントン


ステラ「うう、でも……」


ゼレス「……じゃあ私少し部屋を出てますから、咳でも鼻かみでもなんでもしててください。ついでに飲み物持ってきますから」


ステラ「うう、すみません……」


ゼレス「全く……咳も鼻水も恥ずかしいものじゃないんですけどね……」バタン


ステラ「……げほっ、げほげほっ! はあ、はあ……ズビーーーッ」


廊下ーー


タタタタタッ!


ゼレス「おっと」ヒョイ


ティア「ご、ごめんなさい……!」タタタッ


ゼレス「お急ぎのようですけど、何かあったんですか?」


ティア「わ、私の大事な紙が魔獣に取られちゃって……」


ゼレス「そうでしたか。魔獣はこの建物の中に?」


ティア「う、うん」


ゼレス「では他の生徒に声を掛けたほうが早いですね。さっさと取り返しましょう」


ティア「声を……掛ける……」


ゼレス「魔獣の特徴を分かる範囲で教えて下さい。私も探しますから」


ティア「えっと、お猿さんみたいな……毛は赤くて、大きさはこれくらいで……」


ゼレス「ふむふむ……」


ーーーーー

ーーー

37 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:11:00.65 ID:pbxaSoPXo
「キキー、キーッ?」ペチペチ


ティア「いた!」


「キ?」


ドドドドド……!!!


「待てー!」 「ティアちゃんの大切なもの返せー!」 「うおおおーー!!」


「キ!?」


ティア「あ、あんまり脅かさないであげて……」


「「「はーい♡」」」


ティア「えっと……それ、返してくれる?」


「キ、キキィ……」オズ…


ティア「わ、ありがとう……。いい子だね」ナデナデ


「いいなあ……」 「わたしも撫でられたい……」


ティア「よかった……これで」カキカキ

ティア【これで筆談に戻れます。手伝ってくれてありがとうございました】ペコリ


ゼレス「はー……無事解決ですね」


ローラ「魔獣が寮に逃げ込んだって……まさかアレ?」


ゼレス「そうです。大人しくティアさんの陰に隠れてますね」


ローラ「よかったぁ……いきなり呼び出されてビックリしちゃった」

ローラ「……それよりこの集団はなんなのかな」


ゼレス「ティア先輩が声を掛けた結果、その声と仕草の可愛さにやられたティア・ソレル親衛隊だそうです」


ローラ「ティアちゃん声すっごくかわいいもんね……」アハハ


ゼレス「さて、後はローラ先輩に任せても?」


ローラ「うん。責任を持ってあの子は厩舎に戻すよ」


ゼレス「では私はこれで失礼します」ペコリ


ーーーーー

ーーー

38 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:11:31.58 ID:pbxaSoPXo
寮ーー


ゼレス「ただいま戻りましたよー……」ソーッ


ステラ「あ、ゼレスさん。おかえりなさい」


ゼレス「寝てなかったんですか」


ステラ「喉が乾いちゃって……」


ゼレス「それは失礼しました。スポドリ貰ってきました」キュポッ


ステラ「んく、んく……」


ゼレス「しかし、まさか自分の風邪が伝染るとは……」


ステラ「あはは、風邪は引くときは引くものですから。気にしないでください」


ゼレス「せめて看病だけはさせてください」


ステラ「はい、お願いしますね」


ゼレス「何か必要な物はありますか? 果物とか……」


ステラ「いえ……それより、手を握ってくれると嬉しいです」


ゼレス「手ですか?」ギュッ


ステラ「ふふ、ゼレスさんの手あったかいです」


ゼレス「そうですか? 自分ではよく分かりませんが……」サスサス


ステラ「ん……それ、気持ちいいです……」ウト…


ゼレス「このまま寝ちゃってください。寝るのが一番です」


ステラ「……すぅ……」


ゼレス「寝ましたか……」

ゼレス(……もう少しだけ手握っといてあげますか。別に手を繋いでた時の感覚が恋しいからとかそういうのではなく、ステラさんのためですが)

ゼレス(……何に言い訳してるんでしょうか、私は)


ーーーーー

ーーー

39 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:12:44.38 ID:pbxaSoPXo
修練場ーー


嵐「もっと強い魔法を撃ちたいんだ。どうしたらいい?」


ウィン「今撃てる一番強いのが〜」


嵐「雷極魔法のナルカミが限界で……」


ナナ「魔法、大魔法、獄魔法、極魔法、神魔法……となると、次は雷神魔法でしょうか」


ウィン「それじゃあシンプルに魔力を増やすトレーニングをしよっか。ボクがシールドを張るから、そこに向かって撃ってごらん」


嵐「お、おうっ!」


ウィン「防御魔法【シールド】」ギンッ


嵐「極雷魔法【ナルカミ】!!」バチッ


バチチチチチチィッ!!


ウィン「ッ……!」


時雨「あっちは凄いことになってるな……」


晶「アタシだって……!」


時雨「なら今日も立ち会おう。行くぞ」グッ…


晶(竹刀なのにこの迫力……やっぱ怖い……けど!)ドッ!


ギンッ!


時雨「くっ……! 疾いな。受けるので精一杯だ」


晶「止める間もなく殴ったつもりなんだけどな……!」


楓「……」


ナナ「隣失礼しますね」ストン


楓「ああ、どうぞどうぞ」
40 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:13:18.51 ID:pbxaSoPXo
ナナ「皆さん凄いですねえ……」


楓「ですね。そんなに強くなってどうするんだか」


ナナ「やっぱりプロになりたいんでしょうか」


楓「ウィンさんなんかは今すぐにでもプロになれますよ」


ナナ「在学中はなる気ないみたいですけどね……」


楓「やっぱりナナさんと離れることになっちゃうからですか?」


ナナ「そ、そうみたいです。えへへ、照れますね……///」


楓(かわいい人だな……)


ナナ「嵐さんと晶さんはどうなんですか? プロになるとかは……」


楓「そういうのは考えてないと思います。体の弱いあたしを守るために強くなるって……はは、自分で言って照れくさいですねっ」


ナナ「ふふ、幸せ者かもしれませんね、私達」


楓「かも、ですね」


ーーーーー

ーーー

41 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/25(火) 23:13:50.23 ID:pbxaSoPXo
週末、スタジアムーー


クロエ(今日はマホリオのナイトデーだから、部活終わりに見にこれたわ♪)

クロエ(休日って大概日中に試合するから中々見に行けないのよね……)


きゃあきゃあ


クロエ「あら、人だかりが……」

クロエ(あ、あれプロの人じゃない!? 一般通路にいるなんてファンサービスかしら)


???「…………!」


ツカツカ


クロエ(こ、こっちに来た!?)


プロの闇魔法使い、???のプロフィールを作ります

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】闇魔法
【備考】(その他付け足したいことがあれば)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 23:41:16.33 ID:zkJvIHmMO
【名前】アリア・クーランジュ
【容姿】黒髪ツインテールのモデル体型。つり目の黒の瞳で目付きが鋭い。
【性格】物静かで冷静沈着。一人称は『私』。根っからの戦闘狂気質でありマホリオの試合や闘いなどでは振る舞いこそ変わらないものの闘志を燃やす。
【得意魔法】闇魔法 彼女の闇は物理的な質量を持っておりシュートや身体に纏うことでの攻撃翌力増強・周囲に展開して障壁・相手を闇で包み込むことで拘束などに使うことが出来る。
【備考】マホリオのプロ選手。23歳。ヴィーネのチームには及ばないがトップクラスの強さを誇るチームに所属している。
元来の戦闘狂気質で闇の試練すらも真っ向から捩じ伏せてしまい、その『強さが欲しい』という思いから現在の闇魔法として発現した。
普段の印象から冷たいと思われがちでファンにも塩対応なこともたまにあるが彼女のファン曰く『むしろそれがいい』とのこと。
実を言うと割かしドSだったりする。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 06:33:17.29 ID:t3DZy+IH0
【名前】ミリア・メルトル
【容姿】銀髪ショートで赤と青のオッドアイ。見た目は完全に幼女だが歴とした成人女性
【性格】困っている人は放って置けないとても優しい性格。常軌を逸した自己犠牲精神の持ち主
【得意魔法】闇化(闇と化す。試練の魔物に姿を変えたり色々出来る)
【備考】マホリオのプロ選手。実年齢は不明。元は魔法が使えず闇使いの素質があるというだけで闇の試練と向き合う羽目になったが、力を行使せずに闇を受け入れ一体化するという形で試練を乗り越えてしまった(この時に肉体の成長が止まった)。闇に一方的に支配されることも無く、それどころか割と仲良くやれている。しかも闇との間に子供まで生まれてしまい今年で高校一年生になる。ご飯はたくさん食べる。もりもり食べる
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 07:09:58.70 ID:rhls/Z6RO
【名前】里中天古 さとなかてんこ
【容姿】茶髪で癖っ毛。美人というよりは可愛らしいと表現すべき顔立ち
【性格】天真爛漫
【得意魔法】闇魔法 闇破壊光線(アルシェの闇版?)
【備考】プロのマホリオ選手。名前の漢字が全て左右対象である(どうでもいい)。試練はクロエのように皆で力を合わせてクリアした人でその内の二人は今もチームメンバーとして交流がある。趣味は食べ歩き
45 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/26(水) 14:48:02.46 ID:6lh2047ro
1.アリア
2.ミリア
3.天古

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが???となります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが???となります
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 14:58:03.22 ID:MC+yHLuDO
2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 15:00:12.74 ID:jXN2sSaI0
2
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 15:05:47.32 ID:rhls/Z6RO
2
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 15:07:18.46 ID:io67AzX3O
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 15:07:38.97 ID:t3DZy+IH0
1
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 15:09:30.36 ID:r229Miex0
2
52 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/26(水) 21:28:52.32 ID:6lh2047ro
???はミリアとなりました。
設定は>>43を参照。
53 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/26(水) 21:29:21.28 ID:6lh2047ro
ミリア「ねえ」


クロエ「な、なに」タジッ


ミリア「闇の魔法使いでしょ。それにとっても若い」


ざわざわ……


クロエ「ちょ……ここじゃないところで話せない? プロがファンを選んで話してるのはよくないわ」アセアセ


ミリア「それもそうだね。じゃこっち来て」テクテク


クロエ「え、ええ……」テクテク


「なんだったんだろあの子……」

     「知り合いなのかな?」


関係者通路ーー


ミリア「ここなら大丈夫かな」


クロエ「そうね。で、さっきの……」


ミリア「あなた、闇の魔法使いだよね?」


クロエ「そうだけど。それがどうかしたの?」


ミリア「もし蜘蛛とか鬼とかに襲われたらすぐにわたしに連絡して! 助けに行くから!」


クロエ「え……」


ミリア「闇の魔法使いってね、闇が心の中で成長するの。それで……」


クロエ「待って待って! 私はもうそれ終わってるわ!」


ミリア「そうなの?」


クロエ「友達に助けてもらって……ってそれより、なんで無関係のあなたが『助ける』なんて……」


ミリア「同じ境遇の子を放っておけなくて……」


クロエ「へえ、優しいのね」


ミリア「優しい……? そんなこと言われたの久しぶりかも。いつもはお節介だとかありがた迷惑とか言われてたから……」
54 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/26(水) 21:30:06.51 ID:6lh2047ro
ミリア「ま、杞憂で良かった」


クロエ「ちなみにあなたはどうやって……」


ミリア「受け入れたの」


クロエ「受け入れたって、あの鬼を?」


ミリア「だって可哀想だったんだもん」


クロエ「呆れた……。自分が死ぬかもしれない瀬戸際で相手のことを思いやるなんて」


ミリア「でもそのおかげで、わたしそのものを闇にすることができるようになったから」ズズ…


クロエ「わ、何これ……すごいわね」


ミリア「他の魔法使いにはそうそうできない芸当だよ。同業の闇の魔法使いに会ったから、サービスですごいの見せてあげる」


「あ、いた。ミリアさん!」


ミリア「スタッフさん。どうかした?」


「どうもしてませんけど、時間です。アップをお願いします」


ミリア「時間か。惜しいけど、じゃあね、若い魔法使いさん」


クロエ「クロエよ。クロエ・アートルム」


ミリア「クロエさん、ぜひ試合楽しんでってねー!」タタタッ


クロエ「行っちゃったわ……」ポツン

クロエ「私も客席に向かわないとね」テクテク


ーーーーー

ーーー

55 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/26(水) 21:31:45.40 ID:6lh2047ro
スタジアムーー


ワアアアアアアアッ!


実況「今日も熱気は最高潮です! そして今試合開始の合図がーー」


審判「試合開始!」


ミリア「今日は出し惜しみなしで……!」ズズズ…!

ミリア「変化・ブラックオーガ!」ズォッ!


実況「な、なんだ!? ミリア選手が鬼になったぞ!?」


ミリア「ふははー! いくぞー!」ゴオッ!


ドオオオオオオン!


審判「し、試合終了ー!」


実況「今までもその体を魔獣の爪や牙に変えて戦ってきたミリア選手! 今回はなんと巨大な鬼となって圧勝したー!」


ミリア「大きいと疲れるからあんまりしないんだけどねー」ハアハア


クロエ「す、凄いわね、ミリア選手……」

クロエ(私も試合頑張らないと……!)


ーーーーー

ーーー

56 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/26(水) 21:32:12.59 ID:6lh2047ro
クロエ「さて、今週はどうしようかしら」


現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第2週
6/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:41:27.47 ID:Zr37IgN+0
学外対抗戦に向けて連携訓練DA
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:44:15.07 ID:io67AzX3O
学外大会に向けて、今年の要対策なチームについて調査
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:47:11.56 ID:LZpH4OsbO
イオとモミジのロリ巨乳コンビが服の新調のために一緒に買い物
お互いに似合う服を選んだりするがそのうちどうしても旅行のことを思い出してしまい、その影響か『これはもしや世間一般的にはデートなのでは?』と付き合ってもいないのに変に意識してしまう
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:48:41.95 ID:U9iUqc8JO
学外対抗戦に向けて合同練習をするティアチームとステラチームを目撃する
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:53:17.66 ID:8+uNiENgO
ステラがゼレス看病の時のことを思い出しながら自慰しちゃう

コンマが偶数ならゼレスに聞かれる
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 21:54:12.20 ID:NIDPRI+A0
ティアチームも対抗戦に向けて練習しているとティア親衛隊が見物にきていつの間にか大声援で照れるティアと何だかおもしろくないアルシェ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 22:18:55.78 ID:t3DZy+IH0
最近イリスの出番が無いね……
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 23:26:52.19 ID:8+uNiENgO
イリスはノワール以外との繋がりを作らないと出番増えん気がする
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 00:23:13.52 ID:578lcVRrO
イリスはセレニテがやらかしたからどう出せばいいかみんなちょっと悩んでる感じな気がする
……なんかこう書くとモンペのせいで却って学校で孤立していく生徒みたいな表現になるな
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 00:27:26.50 ID:qNiUzW+J0
出身同じステラ、マホリオ関連でゼレス、演劇でラクリマ、ノルンとクロエと絡ませやすい後輩たちに出番が偏っちゃうのはあるかなって。イリスというかこれはノワールも含めてだけど
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 00:59:14.31 ID:dG1jDJJn0
果たしてイリスに春は来るのか
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 01:00:31.28 ID:ycdswVAKo
出番が少ないなら安価を取れば良いと思うぞ。すぐ埋まるから難しいけどな!
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 11:18:23.28 ID:WvHWYqaH0
三年生になったらイリスを追って入学してくるストーカーが出るから大丈夫だよ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/08/27(木) 19:38:09.95 ID:SjcFIXjxO
正直ゼレスの方が噛ませ空気になると思ってた
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 20:51:36.65 ID:SjcFIXjxO
すまんsage外れてた
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 22:04:01.59 ID:9ctHAmKnO
初期ゼレスはまさしく噛ませだったけど、どんどん設定が盛られていっていつの間にか噛ませっぽくなくなっちゃったんだよね
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 22:23:15.01 ID:gJcxYLjnO
まぁイリスは2年目のキーパーソンみたいだし>>1側で動かしてくれるんじゃないかな?

それよりも演劇関連をこれから先どうするのか気になる。主力引き抜かれて弱体化したカサブランカに勝ったところで……みたいなところある
74 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:22:42.84 ID:2+Dhu6Rdo
ショッピングモールーー


イオ「モミジさーん」


モミジ「あ、イオさん。こっちこっち」


イオ「このお店がそうなんですか?」


モミジ「うん。ゆったりした服が多いから、胸が目立たないコーディネートがしやすいんだ」


イオ「それはそれは……」


モミジ「ほら、これとか可愛いし、イオさんに似合いそうだよ」


イオ「そうですか? 試着してみますね」


シャーッ


モミジ(きっと似合うだろうなあ……♪ イオさんかわいいし、ゆるふわな感じで……)ハッ

モミジ(こ、これ彼女の洋服を見立てて外で待ってる……みたいな……///)カアア


イオ(うう、モミジさんに選んでもらった服似合わなかったらどうしよう……)ハラハラ

イオ(……な、なんで私モミジさんの評価気にしてるんだろう?)ドキドキ

イオ「え、えいっ」


シャーッ


モミジ「あ……///」


イオ「ど、どう……ですか」モジ…


モミジ「可愛い……です。似合ってます」


イオ「あ、ありがとうございます……」


モミジ(初デートのカップルですか!? なんですかこの空気!)


イオ(あう……なんか恥ずかしいよお……)
75 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:23:10.05 ID:2+Dhu6Rdo
モミジ(……ええい!)

モミジ「あのっ! ずっと思ってたんですけど!」


イオ「な、なんでしょうか。やっぱり似合ってませんか……?」シュン


モミジ「いえ、似合ってます! その話ではなくて……」


イオ「はい……」


モミジ「いっ、イオちゃんって呼んでもいいですか!?」


イオ「はいっ!?」


モミジ「す、すっごく仲良くなれたのに、ずっとお互いさん付けで……でも呼び方を変えるタイミングもなくて……」


イオ「いい……ですよ? モミジちゃん」


モミジ「!!」

モミジ「イオちゃん!」ガバッ


むぎゅむぎゅ


イオ「く、苦しいですよお」


モミジ「敬語もやめてほしいけど……それは飛ばし過ぎかな」


イオ「んー……頑張ってみる」


モミジ「嬉しいな、イオちゃんとほんとに仲良くなれたみたいで……」


イオ「えへへ、これからも仲良くしてくださいね?」


モミジ「う、うん!」


ーーーーー

ーーー

76 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:23:39.58 ID:2+Dhu6Rdo
中庭ーー


クロエ「おー、やってるわね」


ナミネ「水弾【アクアボール】!」


ゼレス「聖弾【ホーリーボール】!」


ドウッ!


ステラ「隕石魔法【メテオ】!」


ティア「アルシェ、私がホウキを浮かせます! やっちゃってください! 浮遊魔法【フロート】!」


アルシェ「ん! 貫通魔法【スピア】!」


ズオッ!


ステラ「隕石に穴が!?」


ラクリマ「転板【チェンジボード】! 反転5枚重ねぇ!!」


バキバキバキバキバキンッ!


ラクリマ「きゃあああああ!」ドシュッ!


ナミネ「試合終了、ですね」


ラクリマ「アルシェおねえちゃん強すぎだよお……」


アルシェ「毎日鍛えてる」フンス


モミジ「すごいねえ……」


凜華「私達も負けてられないよ」


クロエ「そうね。私達も連携の確認をしましょう」

クロエ「まず、私が闇を展開して、そこを貫通するように凜華が弾を放つ」


凜華「私が盾にした氷に、モミジさんが反射できるよう魔法をかける」


モミジ「3人で宇宙空間を再現する……」


クロエ「となると私とモミジのコンビネーションがないのね。ちょっと考えてみましょう」


モミジ「重力魔法と闇魔法だから……ちっちゃいブラックホールとか?」


クロエ「反重力で逆に逸らすのも面白いわね」


凜華「それじゃあ2対1でそれぞれの動きをやってみよう」


クロエ「ええ!」


ーーーーー

ーーー

77 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:24:07.12 ID:2+Dhu6Rdo
クロエ「ふう……」


凜華「いい感じだったんじゃないかな」


モミジ「うん、私もそう思う」


イオ「おつかれさまモミジちゃん。タオルとスポドリ持ってきたよ」


モミジ「わ、ありがとー」


クロエ「私達の分も持ってきてくれたの? ありがとう」


凜華「イオさん達仲良くなったみたいだね」


モミジ「うん、この間一緒にお買い物に行ってその時に……」


クロエ「仲が良いのはいいことだわ」


イオ「あ、あんまりお邪魔しちゃ悪いから行きますね///」テテテ


凜華「照れちゃった」


クロエ「うーん……しかしイオのチームも強いのよね。組んだばかりだからランキングにはいないけど、練習相手にはもってこいと思うわ」


モミジ「学外対抗戦は同じくらい強い人がたくさん集まるんだよね……」


クロエ「そうね。10校がそれぞれ最高の10チームを用意してくる……簡単には勝てないわよ」


凜華「流石に他の90チーム分対策する訳にもいかないし、地力をあげるのが最優先かな」


クロエ「そうね。学校ごとで特色のあるのが何校かあるから、そこぐらいは対策してもいいかもだけど」


モミジ「学校ごとの特色?」
78 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:24:33.70 ID:2+Dhu6Rdo
クロエ「例えば、カサブランカはうちと同じね。それぞれが好きなようにチームを組んで、その中から強いのを選抜してる」

クロエ「でもある学校は、攻撃を重視したチーム、防御を重視したチーム、スピードを重視したチームみたいに区分けをして、そこで勝ち上がったチームが選抜になるの。つまり得意な土俵での戦いに強いって訳ね。チーム……虎女? とかいうのが強いらしいわ」

クロエ「他には、上級生が下級生と姉妹の契りを結んで、義理の三姉妹でチームを組む学校もあるのよ」


凜華「三年生が二年生を妹にして、二年生が一年生を妹にして、その三人がチームになるってことかい?」


クロエ「そ。普段の生活から姉妹の関係になるから、並々ならない連携ができるらしいわ。ちなみに校名はうちと似てるのよね」


モミジ「いろんな学校があるんだねえ……」


クロエ「出てくるのがどのチームか分からないから、どこかの三人を想定して対策って言うのは難しいかもしれないわね」


モミジ「それじゃあやっぱり、たくさん練習するしかないね」


凜華「うん。それに尽きると思う」


クロエ「ま、今日のところはここまでね。根詰めすぎてもよくないわ」


モミジ「うん、それじゃあまた明日」


凜華「お疲れ様」


ーーーーー

ーーー

79 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:25:12.46 ID:2+Dhu6Rdo
夜、寮ステラとゼレスの部屋ーー


ステラ「…………」ムラムラ

ステラ(……なんで)

ステラ(……なんでえっちな気分の時にゼレスさんの顔が思い浮かぶんでしょう)


すりすり


ステラ「んっ……♡」ピクン

ステラ(ゼレスさんの手……あったかくて柔らかくて……)


くにくに


ステラ「あ……ぁ……っ♡」

ステラ(だめ……っ♡ こえ、おさえないと……)


ゼレス「ん……」モゾ…

ゼレス(ステラさん……モゾモゾしてる……?)


ステラ(でも、手、止まんな……っ)クチクチ

ステラ「はあ、あぅ……っ」

ステラ「あ、ああ……っ!」クチュクチュ


ゼレス「……?」

ゼレス(さっきから何を……。まさか!?)ハッ


ステラ「ん、んぅう……!」ビクビクッ

ステラ「はあ……はあ……」

ステラ(……下着替えないと……)ムクリ


ゼレス(これは……見なかったことにした方がいいですよね……)

ゼレス(寝たフリ寝たフリ……)ゴロン


ステラ(うう……寮でこんなことしちゃうなんて……)モンモン


ーーーーー

ーーー

80 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/28(金) 07:25:40.73 ID:2+Dhu6Rdo
『セレニテ、次は学外対抗戦だ。娘さんのためにもしっかり魔力を集めておけよ』


セレニテ「ふふ、強力な魔力が一箇所に集まるんですもの……当然ちゃんと頂かないとね」


ーーーーー


クロエ「さ、今週も頑張っていくわよ!」


現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第3週
7/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
マホリオ学外対抗戦の後、収穫祭へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 07:43:16.57 ID:cmqwWm0NO
ティアとステラのチームの6人でホラー映画観賞会をすることになる
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 07:49:44.11 ID:wlh9Q8gk0
ステラ、旅行の際に部屋が同じだったデンとナナの二人に恋愛相談
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 08:11:24.98 ID:poZye3D40
クロエローラヒカリの三人で気晴らしのデート
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 08:34:56.73 ID:5TnXc/E2O
こっそりラクリマの物真似をしていたティアを目撃するアルシェ
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 08:44:48.02 ID:JshEATIWO
もっと仲良くなろうということで、イオイリスノワールがカラオケに行く
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 12:09:00.10 ID:wlh9Q8gk0
カラオケってどちらかというと仲良くなってからするものじゃないかなあ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 16:40:55.77 ID:rhJezox60
上司主催で行ったカラオケは信じられない位地獄だった

歳も趣味も常識も違う老人が無理した結果仕事場の空気がクッソ悪くなったぞ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 16:47:01.25 ID:KiYn5imnO
この三人なら上下関係も歳の差も無いからそんなにギスらないと思うけどなぁ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 21:14:13.90 ID:VyUWsljiO
カラオケは歌うのがメインだから喋る時間が少なくなりがち
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 21:39:11.99 ID:lVJ86guCO
歌唱力はコンマで決めよう(惨劇の予感)
91 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 06:04:29.90 ID:YEaK9yRZo
寮、ローラとティアの部屋ーー


ローラ「それじゃあティアちゃん、行ってくるね


ティア【はい】

ティア【お部屋使わせてもらいます】


ローラ「どうぞどうぞ。それじゃあね」バタン


ティア(ローラさんはクロエさんとヒカリさんとデート……。この部屋では二チームが集まって映画鑑賞)

ティア「……んんっ」コホン

ティア「アルシェおねえちゃん♡」

ティア「違いますね。こんな媚びた声ではないはずです……」ブツブツ


アルシェ「……」ジー…


ティア「ってアルシェ!?」ビクッ


アルシェ「ご、ごめん。聞くつもりはなかった」


ティア「いつの間に入ってきたんですか……」


アルシェ「ローラさんと入れ替わりで」


ティア「そうですか。みんな集まるまですこしゆっくりしましょう」


アルシェ「……さっきおねえちゃんって言ったよね?」


ティア「うっ」ギクッ

ティア「……聞かれてたんですか」


アルシェ「うん。もう一回言ってほしい」


ティア「う……」

ティア「お、おねえちゃん……?」


アルシェ「!!」キュンッ


ティア「は、恥ずかしいですね……///」テレテレ


アルシェ(かわいい……)ドキドキ


ーーーーー

ーーー

92 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 06:04:58.38 ID:YEaK9yRZo
その頃、食堂ーー


ローラ「はい、あーん♡」


クロエ「あー……」パクッ


ヒカリ「こっちのクレープも。あーんして」


クロエ「あーん」パクッ

クロエ「……美味しい」


ローラ「美味しいねえ」


クロエ「美味しいけど甘やかされすぎじゃないかしら!?」


ヒカリ「でも気を張りすぎても疲れちゃうし……」


クロエ「そうだけど……」


ローラ「この後は私の魔獣ともふもふ癒やされツアーだよ!」


クロエ「うう……ダメになる……甘やかされちゃう……!」


ヒカリ「甘えてくれる方がボクは嬉しいけどな」


クロエ「ううう……!」キュンキュン


ーーーーー

ーーー

93 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 06:05:26.47 ID:YEaK9yRZo
寮、ローラとティアの部屋ーー


ティア【それでは電気を消します】


パチンッ


ゼレス「雰囲気出ますね……」


ラクリマ(あうあうあう……)プルプル


ティア「ラクリマ、怖かったら私の後ろに隠れてていいですよ」コショコショ


ラクリマ「お姉ちゃん……!」ヒシッ


ナミネ「では、再生しますね」ピッ


『ヒタ……ヒタ……』


ラクリマ「ひいっ」


ーーーーー


『グシャッ! グチャッ!』


ラクリマ「あわわわ……」


ーーーーー


『そして、悪夢は繰り返す……』


ラクリマ「えぐっえぐっ……」グスグス


ティア「よしよし」ナデナデ


ゼレス「中々怖かったですね……」


ナミネ「ですね。急に暗闇から出てきて引きずられるシーンなんてもう……!」


ラクリマ「言わないでぇ……!」ブルブル


アルシェ「大丈夫。あんなのは作り物」ナデナデ


ラクリマ「おねえちゃん……」グスグス


ステラ(……あまり怖くはありませんでしたね)


ーーーーー

ーーー

94 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 06:05:54.36 ID:YEaK9yRZo
空き教室ーー


ナナ「珍しいですね、ステラさんが私達を呼ぶなんて」


デン「何かあった?」


ステラ「えっと……お二人はお付き合いしてる方がいるんですよね?」


ナナ「はい」


デン「う、うん」


ステラ「その……恋ってどんな感じなんですか?」


ナナ「あら」ウフフ

ナナ「そうですねえ……その人のことばかり考えちゃって、その人の笑顔が見られるだけで一日幸せになっちゃうような……そんな感じです」


デン「私の場合は向こうがアプローチしてくれて、自分の気持ちに気づけたから……」

デン「でも、いいものだよ。なんていうか、どんなことをしてても可愛いって思えちゃうんだ」


ステラ「そ、そういうものですか……///」


ナナ「顔が赤いですが……」


ステラ「幸せそうなお二人を見てたらなんだかこっちが照れちゃって……えへへ///」


デン「もし好きな人ができたらアタックしてみるといいよ。私みたいに自分の気持ちに気づいてない人とか、消極的な人っているから」


ステラ「そ、そうですねっ。好きな人はまだ分かりませんけど……頑張ってみます! ありがとうございました!」タタタッ


ナナ「可愛いですねえ」


デン「ウィンさんに聞かれたらヤキモチ妬かれちゃいますよ」


ナナ「大丈夫です、ウィンはこれくらいでは怒りません」


デン「すごい信頼感……」


ーーーーー

ーーー

95 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 06:06:35.61 ID:YEaK9yRZo
カラオケーー


イオ(モミジちゃんと仲良くなったみたいに二人とも仲良くなりたいからって、急にカラオケは変だったかな……)


イリス「これがカラオケですか……!」キラキラ


ノワール「こ、これで曲を入れるんだよね? やってみていい?」キラキラ


イオ(あ、大丈夫っぽい)ホッ


ノワール「イオさんは色んなこと知ってるね」


イオ「いやいや、私なんか家族カラオケくらいでしか来たことないですよ。遊び慣れてる訳ではないです」


ノワール(家族カラオケ……)


イリス(こんな遊び知らなかった……)


イオ「とにかく、好きな歌を歌いましょう。きっと楽しいですよ」


ノワール「じゃ、じゃあこの曲!」ピッ


♪♪♪♪♪♪


♪♪♪





ノワールの歌唱力↓コンマ
イリスの歌唱力↓↓コンマ
イオの歌唱力↓3コンマ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 07:22:12.58 ID:ZGRzxpdDO
はい
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 07:51:12.00 ID:oygmKHTGO
ぽい
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 07:52:18.45 ID:jr/+obGm0
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 10:28:41.04 ID:nCgOc+770
イリスすげぇ!
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 15:20:34.49 ID:+izEL4EzO
演劇のお歌の助っ人とか……?
101 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 18:06:07.27 ID:YEaK9yRZo
イオ「〜♪ ……ふぅ」


パチパチ


ノワール「さっき私も歌ったけど、大声出すと気持ちいいね」


イオ「そうですね。プロの方のようには歌えませんけど、それでも楽しいです」


イリス「あ、次は私ですね。すぅ……」

イリス「ら〜♪」


イオノワール「!?」


イリス「ららら〜♪」


イオ(う……)


ノワール(うまい!)


イリス「ふう、どうでしょうか」


イオ「す、すごいですイリスさん! あんなに歌が上手いなんて!」


ノワール「上手いなんてもんじゃないよ! プロだよプロ!」


イリス「え、ええっ?」


ノワール「どこかで習ってた?」


イリス「いえ……」


イオ「すごくお上手でした。惚れ惚れしちゃうくらいです」


ノワール「うんうん」コクコク


イリス(二人とも本心から言ってますね……。なんだかこそばゆい感じです)テレテレ

イリス「ど、どんどん歌っちゃいましょー!」


イオノワール「おーっ!」


きゃっきゃ わいわい


ーーーーー

ーーー

102 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/29(土) 18:06:34.83 ID:YEaK9yRZo
クロエ「さて、いよいよ学外対抗戦ね……」


現在の目標
・集団体調不良について調べる
・部活に精を出す

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第4週
8/16回目の行動です

8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦へと移ります
マホリオ学外対抗戦の後、収穫祭へと移ります
12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 18:14:22.29 ID:i0IjtE6RO
校庭にて秋刀魚に翼と手足が生えたような姿の魔獣が発見される
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 18:16:18.52 ID:puYvS/tzO
ステラ達がヴィーネにマホリオの指導をしてもらう
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 18:17:03.79 ID:6aa4iuwoO
橘花がエミールに手作りのお菓子を食べさせる
>>35で大口を叩いた割には結局上手く作れなかったせいか珍しく自信無さげだったがエミールは嬉しかったようだ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 18:20:29.05 ID:ebrEu01po
試合前日にちゅっちゅして連携を深めるティアルシェと、リリィ先生に激励ちゅっちゅしてもらうナミネ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 18:58:27.56 ID:9T06unR8O
テネリタスと戯れるクロエ。ついでにマホリオの時力になってくれないかとお願いしてみる
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 01:52:47.77 ID:WFS0UptsO
>>103がなんか意味不明過ぎてずらされそうな気がするから一応代案

ヒカリの魔翌力譲渡時、以前ローラと共にクロエと一線を越えたためかローラに対する譲渡の効率が上がっていることに気付く
(クロエ>ローラ>その他な感じ)
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 06:21:54.84 ID:uej7Zvpn0
己の物差しで他人の安価にケチつけると荒れかねないぞ……それを言っていいのはGMの>>1だけなのじゃ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 09:15:18.89 ID:HQN1d6TiO
秋刀魚に翼と手足で真っ先に浮かんだのが彼岸島(及びそれとコラボしたMHF)の『怖いか人間よ!!己の非力を嘆くがいい!!』のあれに翼が生えた姿だった
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 09:51:14.38 ID:uej7Zvpn0
翼生えてないけどアジのAA久々に思い出した
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 13:11:59.96 ID:SSabuO+MO
高級魚と化した秋刀魚くん
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 13:30:11.40 ID:r46hO1YL0
>>108
他の人が>>1の判断を待つ中で一人だけ抜け駆けで安価取ろうとしてるみたいでこれはこれで印象悪い気がするから気をつけた方がいいと思うよ。それで荒れたスレがあるので
114 :103 [sage]:2020/08/30(日) 13:45:45.27 ID:NvA0exTTO
10月だと秋刀魚が旬かなって理由だけでとった、ごめん。ずらしてください
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:50:13.04 ID:uej7Zvpn0
そういえばクロエの学校生活も折り返し地点じゃの
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:57:49.30 ID:FnwpAPeyO
ラクリマはティアルシェの共通の妹みたいなポジションに落ち着いたなー。二人の恋人関係に混ざるよりはこういう関係性の方が好きかも
117 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/31(月) 18:09:12.91 ID:rIrnMT95o
町中、マホリオ練習場ーー


ヴィーネ「ゼレスちゃんから声をかけられるなんて……!」


ゼレス「この手は使いたくありませんでしたが……勝つためです」


ステラ「よ、よろしくお願いします!」


ラクリマ「お願いします!」ペコリ


ヴィーネ「もちろん訓練のお手伝いはさせてもらうわ。ただ甘くはないわよ」


ステラ「そのつもりで来ました」


ヴィーネ「よろしい」

ヴィーネ「それじゃあまず、基本のフォーメーションから確認するわ。地面の上でいいから、いつもの立ってみてくれる?」


ラクリマ(フォーメーションなんか確認して意味あるかなあ……)テクテク


ヴィーネ「ふむふむ……。縦に一直線で、ゼレスちゃん、ラクリマさん、ステラさん……」

ヴィーネ「ラクリマさんはもう少しステラさんに近づいた方がいいわね。で、ステラさんは右に一歩ズレて」


ステラ「?」


ヴィーネ「基本のフォーメーションはこっちの方がいいわ。ラクリマさんの板はある程度離れてても使えるから、大将の防御ができるよう大将に近めの方がいいわね。で、ステラさんは右利きとみた。一歩右にズレるだけで味方に被弾する確率はぐっと減るから、意識してみて」


ステラ「あ……確かにいつもと見え方が違います」


ラクリマ(確かにこっちの方がステラのこと守りやすいかも……)


ヴィーネ「で、基本的には大将を狙うこと。それぞれが別々の人を狙うと効果的に攻撃できないからね」


ステラ「ふむふむ……」


ゼレス(悔しいですけど、やっぱり参考になりますね……)


ーーーーー

ーーー

118 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/31(月) 18:09:40.50 ID:rIrnMT95o
寮、自室ーー


テネリタス「ゴロゴロ……♪」


クロエ「最近簡単に撫でさせてくれるわよね」


テネリタス「気持ちいいからね」


クロエ「ならあなたを私の仲間と見込んで頼みたいのだけど、私と一緒に戦ってくれない?」


テネリタス「戦う? 敵でもいるのかい?」


クロエ「マホリオって言ってね、互いの魔法で戦って勝負するスポーツがあるの。それでテネリタスの力を借りたくて」


テネリタス「ふーん。ま、いいよ。面白そうだし」


クロエ「ほんと!?」


テネリタス「それに……」


「キャーーー! 校庭に手足と翼が生えた秋刀魚みたいな魔獣がーー!」


クロエ「なっ……! いくわよテネリタス!」


テネリタス(それに、主の傍だと面白いことに事欠かないしね♪)
119 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/31(月) 18:10:16.11 ID:rIrnMT95o
校庭ーー


秋刀魚「サンマタカイ……デモタベタイ……」


クロエ「あなた、シンクロできる?」


テネリタス「シンクロ? よく分かんないけどやってみよう」


クロエ「確か気持ちを一つにするってローラが……ええい!」

クロエ「闇融合【ダークシンクロ】!」カッ


テネリタス『おお、主の中に入った感覚だ』


クロエ「これが……」

クロエ「いくよ秋刀魚。食べ尽くしてやる」グワアッ

クロエ「悪食【アクジキ】」


バクンッ!


秋刀魚「オイシクタベテ……」サラサラサラ…


ローラ「クロエちゃん!」タタタッ


クロエ「あ、ローラ」


ローラ「た、倒したの?」


クロエ「うん。……まずかったかな」


ローラ「ううん! 見た目は変な魚だけど、凶暴で危ない魔獣だから倒して正解。でも一人で勝っちゃうなんて……」


クロエ「そっか、それなら良かった」


ローラ「……クロエちゃん、なんか雰囲気変わった?」


クロエ「今テネリタスとシンクロしてるからね。それでかも」


ローラ「……」パチクリ


クロエ「どうかした?」


ローラ「あ、ううん。まさかクロエちゃんがシンクロしてるなんて思わなくてびっくりしちゃって……」


クロエ「テネリタスとは波長が合うのかもね」ニッ


ローラ「はうっ……」キュンッ

ローラ(歯を見せて笑うクロエちゃん新鮮でときめきが……)
120 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/31(月) 18:10:43.39 ID:rIrnMT95o
学外対抗戦前日、橘花の研究室ーー


橘花「よく来たな、エミール」


エミール「交流のあった子が対抗戦に出るって聞いて、応援に来たんです」


橘花「クロエか。確かに何度か来ていたな」


エミール(応援はほんとだけど、橘花先生に会いたかったからここまで来たんだけどな)


橘花「そうそう、お前が来ると聞いてちょっと作ったものがあるんだ」


エミール「今度はなんですか? また胡散臭い魔力コントロールのグッズでも……」


橘花「いや、クッキーなんだが」コトッ


エミール「えっ!?」


橘花「いやな、樹と言い争ってる内に作る流れになってしまって。ただ上手くは作れなかったんだが……」


エミール(びっくりした……わざわざ私に作ってくれたのかと思った)


橘花「エミールに喜んでもらえるよう考えて作ったんだ。嫌じゃなかったら食べてみてほしい」


エミール「っ!?///」カアッ

エミール(こ、この人はほんと急にそういうこと言うんだから……)

エミール「い、いただきます」サクッ


橘花「ど、どうだ……?」
121 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/08/31(月) 18:11:20.93 ID:rIrnMT95o
エミール「……美味しい」


橘花「ほ、ほんとか!?」


エミール「はい。ちゃんとクッキーになってますよ」


橘花「よかったぁ……」ヘニャ

橘花「エミールに嫌がられたらどうしようかと……。ああ、安心したよ」


エミール(ああもう、この人はなんで期待するような反応しちゃうのかな……)モグモグ


橘花「菓子作りなど初めてやったが、喜んでもらえるならやった甲斐があったな」


エミール(……これで喜んじゃう私も私か)


ーーーーー

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