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【安価】ティア「リリウム魔法学校へ! 5回もおかわりしてる……」【百合】

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708 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 16:10:07.74 ID:j+gWt1l+O
セレニテやその闇に関する件についてソフィアに報告しに行く
冬休みで暇を持て余したエルクが来ており、クロエも闇魔法使いだと察知して気に入られてしまう
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 16:16:23.17 ID:MZf6RGVxO
サリアと茜がプロなりたてだった頃を思い出しつつヴィーネについて「あの人いつまで現役なんだろう……」と話をしている
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/10(土) 16:35:46.83 ID:SpEpUjJyO
この前ナミネとリリィ先生がシてたのとは別の部屋か
711 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:44:13.24 ID:HPRM4uDro
町中、コーヒーショップーー


クロエ(ここのお店、少し路地に入るけどいいお店なのよね……。そうそう、この豆カーラ先生お気に入りだったわよね。買って帰りましょう)

クロエ「すみません。これを……そうね、200gちょうだい」


「かしこまりました」ザラーッ


クロエ「うん……いい匂い」


「ありがとうございます。ぜひ美味しく頂いてください」


クロエ「お代はこれね。いつも美味しいコーヒーをありがとう」


カランカラン


御桜「……」テクテク


クロエ(あれは……茜さんの妹の、御桜?)


ホームレス「……」


クロエ(おっと……来たときは気づかなかったけどホームレスがうなだれてるわね……)


御桜「……あの」


クロエ(ちょ、話しかけるの!? こんな路地で危ないわよ……!?)バッ


ホームレス「あ……?」


御桜「俯いていましたが……大丈夫ですか? 体調が悪いなら救急車でも……」


ホームレス「あ、あんた……紅林だ! いいとこのお嬢様だろ! なあ、金持ってるだろ! 貸してくれよ!」


御桜「はあ?」


ホームレス「パチンコでスってよ……でも次は勝てるんだ! 明日またここに来てくれたら倍にして返すから……!」


御桜「なんの話か分かりませんが、体調に問題はなさそうですね。……それと、お金が倍になるなら明日私にその分だけください。では」テクテク


ホームレス「な、あ……! ちが……!」カアアッ

ホームレス「……くっ、もういい!」ダッ
712 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:44:45.20 ID:HPRM4uDro
御桜「あ、クロエ先輩。ごきげんよう」ペコリ


クロエ「え、ええ……。なんともなくてよかったわ」


御桜「なんとも……? ああ、先程の方ですか。思ってることを素直に言ってくれるのは対処しやすいですよ。社交界にいると腹に一物抱えてる人が多くて多くて……」


クロエ「……」ボーゼン


御桜「どうしました?」


クロエ「いや……なんかマイペースでぽやんとした人のイメージだったから、ちょっと驚いてるわ」


御桜「ふふっ、クロエ先輩も素直ですね。そういう人は好きですよ」


クロエ「そう?」


御桜「はい。腹の探り合いをしなくてすむので気楽なんですよ。ラクリマさんみたいな友達がもっと欲しいものです」ハア


クロエ「お嬢様っていうのも大変なのね……。ローラに百合江さん……いろいろ知ってたつもりだけど、知らないことばかりだわ」


御桜「ローラ様のこと、たまには労ってあげてくださいね。きっと喜びますよ」


クロエ「ええ、そうするわ」


御桜「あ、今様付けで呼んだことは内密に。学校の方にそう呼ばれるのお嫌いなそうですので」


クロエ「分かったわ」フフッ


ーーーーー

ーーー

713 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:45:37.49 ID:HPRM4uDro
ソフィアの住む城ーー


ソフィア「あけましておめでとうございます、クロエ」


クロエ「ええ、あけましておめでとう」


ソフィア「報告があると伺いましたが」


クロエ「実はね、闇魔法使いじゃない人が闇魔法を使ってたのよ。その問題は解決したんだけど、話しておこうと思って」


ソフィア「興味がありますね」


クロエ「その人は奥さんが闇魔法使いだったらしいんだけど、好きな人が闇魔法に悩むのがいやだったのか魔力を全部吸い取ったらしくてね」

クロエ「奥さんは後天的な魔力欠乏症になったんだけど、その魔力がお嫁さんの方の体に残ってたみたい」


ソフィア「なるほど……」


エルク「興味深いですねー」ヒョコッ


クロエ「うわっ!?」ガタッ


エルク「ああ、驚かせてすみません。エルク・メルトルといいます。はじめましてですよね」


クロエ「え、ええ……」


ソフィア「エルク・メルトルはミリア・メルトルの娘です」


クロエ「ああ、あのプロの……。確かに面影があるわね」
714 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:46:47.06 ID:HPRM4uDro
エルク「愛する奥様のために我が身すら犠牲に助けてしまう……。人間、いい……♡」ゾクゾク


クロエ「……」ポカーン


ソフィア「エルク・メルトルはよくこうなります」


クロエ「母親もぐいぐい来る人だったけど娘もすごいわね……」


エルク「……ここでソフィアさんと談笑しているということは、あなたもまさか闇魔法使いですか?」


クロエ「ええ、そうだけど」


エルク「もし闇に襲われることがあればぜひご相談ください。そんなことをする闇は、愛する人間のために消えていただくので」ニコッ


クロエ「も、もう終わってるから大丈夫よ……」


エルク「そうですか、よかったです」


ソフィア「闇のことでなくても、もし困ったことがあればここに来てください。手伝えることはします」


エルク「そうそう、実はソフィアさんと私達親子は闇魔法ズとして人助けをしてるの! よかったらクロエさんも……」


ソフィア「私はこの辺りで問題が起きるのが嫌なだけです。闇魔法ズとやらには入った覚えはありません」


エルク「あら、そうでしたっけ?」ウフフ


クロエ(なんか……したたかそうな人ね)


ーーーーー

ーーー

715 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:47:19.16 ID:HPRM4uDro
学校ーー


ゼレス「♪」テクテク


ステラ「楽しそうですね?」


ゼレス「はい。こんなに好き勝手に歩き回ることってそうそうありませんでしたから、楽しいです」

ゼレス(ステラさんもいますし♪)


ギイ……


ステラ「図書室ですか……。いつも静かですが、なんだかもっと静かですね。神秘的です」


ゼレス「普段見ない書架でも見てみましょうか。すごい魔法が封じられた本があるかも」


ステラ「はいっ」


ーーーーー

ーーー




ステラ(……?)

ステラ「あの、ゼレスさん……。ここの壁変じゃないですか? 色が違うというか……」


ゼレス「そうですね……。確かに違います」ペタペタ


ガコッ


ゼレス「!!」グラッ


ステラ「ゼレスさん!」バッ


ぎゅっ!


ゼレス「び、びっくりしました……。レンガを触ったら壁が動く仕掛けの魔法だったんですね」


ステラ「怪我はありませんか?」ヨイショ


ゼレス「はい。ステラさんが抱き止めてくれましたから」

ゼレス「さて、この部屋は……」


ガコッ


ステラ「えっ?」
716 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:48:31.19 ID:HPRM4uDro
ゼレス「壁が……!」


ステラ「閉まっちゃいました……」ペタペタ

ステラ「ダメです、反応しません」


ゼレス「侵入者用のトラップでしたか……。ん?」


『キスをすると出られる部屋』


ステラ「そ、それ……!///」


ゼレス「なんなんですかこの部屋!///」

ゼレス「壁を壊します! 聖弾【ホーリーボール】!」バウッ!


シュウウウウ……


ゼレス「結界!? ヒビ一つ入ってない……」


ステラ「ぜ、ゼレスさん! 他に何かないか探しましょう!」


ゼレス「はい!」

ゼレス「まずはこの問題の看板。入ってきた所の壁に掛けられてますね」


ステラ「あとはベッドと、デスクに水差しと、お手洗いも一応……」


ゼレス「部屋の中はガチガチの結界……どうしたものですかね」


ステラ「水差しのところに何かメモがありますよ!」


『匂いが気になるなら口をゆすぐこと』


ステラ「もー!///」
717 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:49:23.82 ID:HPRM4uDro
ゼレス「ご、ごめんなさい……私が不用意に壁を触ったからこんなことに……。このまま冬休みが終わるまで出られないかも……」フルフル


ステラ(ゼレスさんが泣きそうに……! ええい!)

ステラ「お、お手洗いいきますね!」

ステラ(あった、洗面台!)

ステラ「くちゅくちゅくちゅ……ぺっ」


ゼレス「す、ステラさん……?」


ステラ「う、うがいしてきました。……い、いいですよ」


ゼレス「へ……」


ステラ「や、やるだけやってみましょう。もしダメなら……その時考えます」

ステラ「い、嫌なら無理強いはしません。ゼレスさんが嫌じゃなかったら……その……」


ゼレス「い、嫌じゃないです!」


ステラ「……目、つぶってください」


ゼレス「……っ」キュッ


ステラ「……」ドキドキ


ちゅっ


ゼレステラ「!!」パッ


キ マ シ タ ワ ー


ガコンッ


ゼレス「あ、開いた……開きました……!」


ステラ「よ、よかったあ……」ヘタッ


ゼレス「また閉じ込められる前に出ましょう。立てますか?」スッ


ステラ「は、はい」ギュッ


ゼレス(うう……まだドキドキします……///)カアア


ステラ(や、柔らかかった……///)ドキドキ


ーーーーー

ーーー

718 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:50:04.39 ID:HPRM4uDro
スタジアムーー


ヴィーネ「神聖魔法【ホーリー】!」バウッ!!


実況『決まったああああ! ヴィーネ選手のホーリーが一閃! 既に展開されていたシールド2つを避けて大将を狙い撃ちましたー!』


ワアアアアアア!


茜「固い防御魔法なら当たらなきゃいいって……そりゃそうだけど、あそこまで精密にコントロールするかな〜」


サリア「あの歳で衰えないのが恐ろしい。いや……衰えてもまた何度でも復活してきたというか」


茜「私がプロになったのは5年くらい前だけど、その頃ちょっとランク落としてたんだよね〜。その時はアタッカー専門だったみたいなんだけど、あえてサポーターとか大将とかいろいろなポジションで試合をこなして、戦況判断のスピードを実践で磨いてたんだってさ〜」


サリア「私が一昨年プロになった時もランクが少し落ち込んでいたな。地道なトレーニングで防御魔法を張りながら攻撃できるようになって強くなったと言っていたが、いったいどれだけの鍛錬を積んだのやら……」


茜「いつまでトッププロでいるんだろ、あの人〜」


サリア「私が“視た”限りはまだまだ現役なようだ」フフッ


ヴィーネ「みんな応援ありがと〜!」


ワアアアアアアッ!


ーーーーー

ーーー

719 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/11(日) 23:50:52.20 ID:HPRM4uDro
始業式ーー


樹「今日はみんなの元気な顔が見れて嬉しく思います。三年生はあと少しの学園生活、悔いなく過ごすように」


先生「校長先生、ありがとうございました。各自教室に戻ってください」


教室ーー


クロエ「3学期ね……。百合江元部長に会えるのもあと少しだし、ウィンさんチームとも……」


先生「さて、早速ですが話し合ってもらうことがあります。2月にある修学旅行での行動についてです!」


楓「修学旅行!」


嵐「はしゃいで体調崩すなよ」


楓「善処します!」グッ


現在の目標
・3学期を過ごす
・2月にある修学旅行の計画を立てる

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください
1月10日に3学期がスタートするので
1月4回行動(20日)
2月6回行動(28日)
3月6回行動(31日)
とします

1/16回目の行動です
5回目の行動終了後、修学旅行となります
6回目の行動は修学旅行に振替となります
修学旅行は3泊4日で、それぞれ朝昼夜の3回行動安価を取ります
ただし、初日の朝、最終日の夜は安価を取りません
1、昼夜
2、朝昼夜
3、朝昼夜
4、朝昼
となる予定です(数字は日数)
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:08:45.65 ID:qYlhht1i0
ステラチームがいつもの様にマホリオ練習をしているが、ステラとラクリマだけで話をしているとゼレスがずいと割り込む様になる
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:19:24.71 ID:JDh+wNgw0
修学旅行の行き先確認や、班の組み合わせなどの話し合いを行う
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:25:11.59 ID:qu+8a7AKO
3年生に向けて1、2年生だけで劇をやろうという事でその作戦会議
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:39:07.78 ID:fXKt4Ax1O
食堂にて真剣な面持ちで声を潜めて相談しているローラとヒカリ
傍に寄ると「どうせめるか」「二人で両サイドから……」など聞こえたのでマホリオの秘密会議と感心したレナが参戦、二人は大変驚いたもののそのまま三人で作戦会議に

……実はレナに対してはどうにか秘密にして誤魔化したものの、実は二人の会議はマホリオではなく『クロエをいかに愛するか』の相談だったという
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:41:51.67 ID:wGlY+U9WO
記録的な大雪が観測される
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:44:21.38 ID:tDEWSyFyO
ノワールへロザリオのお礼も兼ねてサプライズでプレゼントを渡すイリス
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 00:50:45.23 ID:wGlY+U9WO
天気だけで1枠食うのも悪い気がしてきたので出来ればずらして欲しいです
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/12(月) 17:40:08.95 ID:YD1xFrib0
ゼレステはそろそろくっつくかな
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:02:44.95 ID:7UZZLniPO
ラクリマが演劇部に入ってからは完全にその2人のルートまっしぐらって感じだよな。ステラがラクリマのスカートに頭突っ込んだりもしたんだけど
729 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:31:16.85 ID:JuYjiLXQo
部室ーー


クロエ「三年生のための劇……と」キュキュッ

クロエ「準備期間は短いけど、お話しはもう考えてきてあるから早速目を通してみて」パサッ


レナ(……文化祭の時も思ったけど、クロエって舞台作家としての才能あるわよね。あの時は自分の身に起こったことをアレンジして舞台に仕上げたし、今回もしっかり作品を書き上げてきてる……)


ヒカリ「小さな火の魔法しか使えない魔法使いの話か……」


クロエ「そう。火の魔法とポジティブさがとりえの少女が創意工夫を凝らしていくお話よ」


凜華「火の魔法使いが主人公となると、役ができる人が限られそうだけど……」


クロエ「そこはヒカリのファイアラインを使うつもり。誰でも主人公はやれるようになってるわ」


モミジ「ふむふむ……」


ーーーーー

ーーー

730 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:31:58.09 ID:JuYjiLXQo
食堂ーー


ヒカリ「今度はどうやってせめようか……」ヒソヒソ


ローラ「二人で両サイドから……」コショコショ


レナ(あら、二人でマホリオの話し合いかしら)


ヒカリ「じっくりいくのもいいと思うんだけど……」ヒソヒソ


レナ「二人で内緒話? 私も混ぜてよ」


ヒカリ「うわっ!?」ガタッ


ローラ「れ、れれれレナさん!?」ビクッ


レナ「何よそんなに驚いて……。マホリオの話でしょ? 私抜きで話すなんて酷いじゃない」


ヒカリ「マホリオ……?」


レナ「ごまかさなくていいわよ。どう攻めるかとか、両サイドからどうのって話してたじゃない」


ローラ「あ、あー! うん! そうそう、そうなの!」


ヒカリ「あっ! そういうことか……!」


ローラ「攻め方の話をしてたんたけど、守備専門の大将とはいえレナさん抜きで話すべきじゃなかったね。ごめんなさい」


レナ「まあ、守備専門は否定しないわ。ただどう攻めるかは共有しておかないと逆にスキができちゃうかもしれないでしょ?」


ヒカリ「その通りだね。じゃあ改めて3人で話そうか」


ローラヒカリ(あ……危なかったー……!)ドキドキ


ーーーーー

ーーー

731 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:32:37.75 ID:JuYjiLXQo
レナ「こうして整理してみると、二人とも魔力が多くなったからやれることが増えたわね」


ヒカリ「うん。ボクがレナさんに魔力を送れば、さらに硬い盾にもできるし……」


ローラ「私もシンクロした時に、さらに強い魔法が撃てるようになったし」


レナ「次のマホリオが楽しみだわ。クロエにもデンにも負けないんだから……!」


ローラ「うん、頑張ろうね!」


ヒカリ「今日のところはそろそろ解散しようか? 結構話したし……」


レナ「そうね。そろそろ食堂も混むし……それじゃあ失礼するわ」テクテク


ローラ「……はー……!」


ヒカリ「びっくりしたね……」


ローラ「うん……まさか「どうクロエちゃんを攻めるか」話してたらレナさんが来るなんて……」


ヒカリ「まあ、建設的なマホリオの話し合いもできたし、結果オーライかな?」


ローラ「そうだね」


ーーーーー

ーーー

732 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:33:19.20 ID:JuYjiLXQo
寮ーー


イリス「あの……」


ノワール「?」


イリス「これ、差し上げます」


ノワール「これ……ネックレス?」


イリス「似合うかなと思いまして。町で見かけて買ってしまいました」


ノワール「そ、そんな。受け取れないよこんなキレイなもの」


イリス「ダメです、受け取ってください。このロザリオ貰ったとき、すごく嬉しかったんですから。このロザリオのおかげでサキュバスとも戦えました」チャリッ


ノワール「悪魔に強いとか……迷信だし……」


イリス「それでもです。これがあったから私は気持ちがすごく楽になったんですから」

イリス「……このネックレスには、ペリドットの石が付いてます。魔除けにいいと聞きました。これから先危ないことがないように……どうか、貰ってくれませんか」


ノワール「〜〜っ! 分かった、貰うよ!」

ノワール「……あ、ありがとう。イリス」ボソッ


イリス「はいっ」ニコッ


ーーーーー

ーーー

733 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:33:46.69 ID:JuYjiLXQo
中庭ーー


ラクリマ「うひー、寒いー」


ゼレス「これも訓練ですよ。さ、飛んでください」


ラクリマ「はいよー」フヨー


ゼレス「スピーディーに属性を切り替えてくださいね。属性はステラさんが指示します」


ラクリマ「了解!」


ステラ「まずは……炎!」


ラクリマ「転板【チェンジボード】!」


ゼレス「聖弾【ホーリーボール】!」バッ


ボウッ!


ステラ「風と土!」


ラクリマ「うりゃっ!」


フオンッ! ボコオッ!


ステラ「水と氷!」


ラクリマ「せいっ!」


ビシャッ! ビキイッ!


ゼレス「うん、いい感じじゃないですか」フワー


ラクリマ「そう? 褒められると嬉しいねえ」


ゼレス「切り替えのテンポもいいし、ミスもありません。これなら戦略的にももっと高度なことができそうです」


ラクリマ「ずっと水魔法に変えてたのに、急に炎魔法にするとか!」


ゼレス「ええ。今まで以上に連携は必要になりますが、今のラクリマさんなら……」


ステラ「……」ムー
734 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:35:48.00 ID:JuYjiLXQo
ステラ「ゼレスさん、少しよろしいですか」ズイッ


ゼレス「はい?」

ゼレス(ち、近い……)ドキッ


ステラ「私の魔法も見ていただきたいのですが」


ゼレス「す、ステラさんの魔法は訓練が難しいんですよ。回数が増えるようにトレーニングしてるみたいですけど……」


ステラ「むー……!」


ラクリマ(おやおやあ……?)ニヒヒ

ラクリマ「スーテラさん! 魔法の確認も終わったしみんなで食堂行こうよ!」


ゼレス「そうですね……。このまま外にいても風邪を引いてしまいますし、中に戻りましょう」


ステラ「は、はいっ」


食堂ーー


ゼレス「ココア美味しいです……」ホウ…


ラクリマ「ゼレスさん、これ暖まるよ〜。火魔法であつあつのホットケーキ! はいあーん」


ゼレス「え、あ、あーん」パクッ

ゼレス「はふっ、はふっ……あふいでふけど、おいひいでふね……」モグモグ


ステラ「!」ワタワタ

ステラ「ゼ、ゼレスさん、これ! 電気魔法を使ったぱちぱちヨーグルト、美味しいですよ! あーんしてください!」


ゼレス「へっ!? あ、あーん……」パクッ

ゼレス「んんっ……ぱちぱちしますね……! でもこれ、美味しいです」


ステラ「……」ホッ


ゼレス(うう……ステラさんと間接キス……///)


ラクリマ(あーおもしろい♪)ニヤニヤ
735 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 00:36:15.51 ID:JuYjiLXQo
別の日、教室ーー


クロエ「修学旅行は班で行動したりはしないのね」


ヒカリ「自主性を重んじる、だからね」


楓「ツアーも用意されてるけど、自分たちでルートを決めて観光してもいいんだって。監視の魔獣とかがいるから、悪さをしたらすぐ見つかるけどね」


晶「ってことは修学旅行中ずっと自由時間ってのもありなのか」


イリス「そうなりますね。3泊4日、クラスも関係なく好きな人と行動していいようです」


ノワール「へー……行き先はどこなんだろ?」


修学旅行の行き先安価↓〜↓3 コンマが最も大きいものを採用します
【名前】(固有名詞でも、〇〇の地のようなアバウトなものでも可)
【観光名所】
【特徴】
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:36:48.21 ID:zRMpBzjL0
安価、ステラとゼレス逆かな
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:40:46.23 ID:zRMpBzjL0
これ以降はコンマ一桁の事でいいのかね?

【名前】聖地ラグナシア
【観光名所】神聖教会
【特徴】神聖魔翌力がそこら中に漂っている文字通りの聖地。天界に最も近い地と言われる
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:44:10.09 ID:7UZZLniPO
【名前】プニモーチ島
【観光名所】モチモチの木の森
【特徴】魔獣や植物がプニプニモチモチだらけの癒される島。原始的な生物に構造が似ているとかで重要な地である
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:44:17.86 ID:EldlAVXm0
【名前】神社仏閣の密集地
【観光名所】山ほどある神社仏閣の全てが観光名所といえば観光名所
 神社仏閣の数が多すぎて個々の特徴がぼやけてる感もある
 なんならお土産屋さんの方が観光地としての集客力が高いまである
【特徴】ある宗教の本拠地で熱心な信徒が集う地でもあり、修行場としても有名
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:47:11.85 ID:6oQ2nnM8O
【名前】アートリアナ
【観光名所】魔導神殿
【特徴】アートルムが生まれ育ったと言われる町。それにあやかってかその地に集まる魔法使い達もレベルの高い者が多い。
魔導神殿はアートルムが伴侶である二人の魔法使いと共に魔導を広め遺すために作られた巨大な施設であり現在は一般開放されつつも多くの魔法使いによって様々な研究や解明が行われている。しかし未だに未解明の箇所が多々あるとのこと。
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:49:28.53 ID:1OrgcmPl0
金運祈願の神社とか恋愛祈願の神社とか色々ありそうだな
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:52:24.55 ID:kGyGyvhNO
参照コンマが二桁か一桁かで変わるんじゃない?
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 00:53:20.29 ID:1OrgcmPl0
なるほど確かに
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 01:07:06.57 ID:jAb0DhZmo
京都で草
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 01:09:10.24 ID:L6VKMlfyO
1月に修学旅行行くのか。こういうのって地域差あるのかな。うちは5〜6月とかだったが
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 01:35:37.46 ID:UYKA/m9nO
このスレ的には『来増塔の神社』とかあってもおかしくない
747 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/13(火) 06:01:10.71 ID:JuYjiLXQo
>>737
>>742
桁書いておくべきでした
今回は投票ではなくレスのコンマを参照するので、被りが起きにくい二桁を参照します
よって>>739が修学旅行先となります

>>736
逆ですね…
今日中に書き直して投下させていただきます
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 06:53:45.23 ID:zRMpBzjL0
書き直して一度書いた時間無駄にするくらいなら、新しい場面として書いちゃうのもアリではないか?
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 10:28:50.51 ID:8MgAlt+0O
木刀買おうぜ木刀
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 13:49:32.57 ID:IhldxiYDO
この世界に、金閣寺のメッキのプラモ的なのはあるかな
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/13(火) 14:13:21.18 ID:MmEgzJdWO
あとは『朝まで起きてよう!』→言い出しっぺが最初に寝落ち
ただこれ一番言いそうなのって楓なんだけど種族的に夜に強そうなんよな
752 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 00:02:24.27 ID:XSffXGLvo
>>748
まるっと書き直しは混乱しそうなので、>>733->>734もあったものとして続きを投下します
753 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 00:02:58.30 ID:XSffXGLvo
クロエ「東の国の、神社仏閣の密集地……らしいわ」


楓「パンフ持ってきたー」バサッ


ヒカリ「『絶対行きたい神社100選』……100!?」


イリス「恋愛成就、金運上昇、家内安全……多いですね」


ノワール「こんなに密集したらありがたみも無くなりそう……」


アルシェ(ご飯屋さん……あんまりない……)ショボン


嵐「晶は東の方出身だったよな? ここ知ってるか?」


晶「あー……うん。ほんとに神社とかお寺ばっかりだよ。お土産屋さんの方が珍しいから、そっちの方が人集まってるくらい」


楓「あはは、なんだそれ」


クロエ「まあこれだけ行く場所があれば、見る場所には困らなさそうね」


ーーーーー

ーーー

754 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 00:03:34.67 ID:XSffXGLvo
一年生教室ーー


ステラ「あの、ラクリマさん……」


ラクリマ「ん?」


ステラ「この間はその……張り合うような真似をしてすみませんでした」


ラクリマ「あー、あれ? いいよいいよ、からかったのは私だし」


ステラ「からかった……?」


ラクリマ「わざと煽ってみたの。ステラさん、ゼレスさん取られたくない〜みたいな顔してたから」


ステラ「そ、そんな顔してましたか!?」


ラクリマ「うん。あれは完全にヤキモチだね。もしかして私が知らないだけで付き合ってたりする?」


ステラ「ななな! ないない! ないです!///」


ラクリマ「そっかー。もし告白するなら協力するからね!」


ステラ「あ、ああぅ……!」


ゼレス(二人で何か話してますね……)テクテク


ラクリマ「わ、顔真っ赤。かわいー」


ステラ「や、やめてくださいよ、もう……!///」


きゃっきゃ


ゼレス「……」ムカッ
755 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 00:04:03.79 ID:XSffXGLvo
ゼレス「ラクリマさん」ズイッ


ラクリマ「ありゃ、ゼレスさん?」


ゼレス「ステラさん嫌がってるじゃないですか。やめてあげてください」


ラクリマ「……あー」ピコーン

ラクリマ「ごめんごめん。やりすぎちゃったね」


ステラ「あ、いえ……」


ゼレス「分かればいいんです」


ラクリマ「にしてもステラさんと話してただけでずいぶんグイグイ来るね? ヤキモチ?」


ゼレス「なっ……! なんで話してるだけでヤキモチなんか妬かなくちゃ……!」

ゼレス「こ……これは、そう! ラクリマさんがステラさんをいじめてたからです!」


ラクリマ「ふーん、ほー」ニヤニヤ


ゼレス「その顔やめてください!」


ステラ「ぜ、ゼレスさん……ヤキモチ妬いてたんですか……?」


ゼレス「ち、ちが……!」


ステラ「もしそうなら……嬉しい……です」キュッ


ゼレス「!?///」


ラクリマ「邪魔者は退散するよ! じゃあね!」ダッ!


ゼレス「あ、ちょっ!」


ステラ「ゼレスさん!」グイッ


ゼレス「ぐえっ」
756 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 00:04:36.27 ID:XSffXGLvo
ステラ「ゼレスさん」ジッ


ゼレス「!」ドキッ


ステラ「私……ゼレスさんがラクリマさんと仲良く喋っていて、ヤキモチを妬いてしまいました」


ゼレス「それって……」


ステラ「もし、ゼレスさんが私と同じ感情を抱いてくれたのなら……はしたないかもしれませんが、嬉しいです」


ゼレス「……っ」タジ…


ステラ「ゼレスさん」ドンッ


ゼレス(か、壁ドンっ!?)


ステラ「私はゼレスさんが好きです……ゼレスさんはどうですか?」


ゼレス「す、ステラさんって大人しく見えて強気ですよね……」


ステラ「……答えてください」


ゼレス「う、うう〜……!」

ゼレス「好きです! 大好きですっ!」


ステラ「……よかった」ヘニャ


ぎゅう……


ゼレス「す、ステラさん……」


ステラ「はい」


ゼレス「私、わがままで、高飛車で、嫌な奴です。……私なんかでいいんですか?」


ステラ「そのどれも可愛いと思ってますよ」ナデナデ


ゼレス「あう……///」


ステラ「ふふっ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・3学期を過ごす
・2月にある修学旅行の計画を立てる

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

2/16回目の行動です
5回目の行動終了後、修学旅行となります
6回目の行動は修学旅行に振替となります
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:09:33.01 ID:XhDJLXHi0
ナナやデン、クロエに恋人ができたことを報告するステラ
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:12:46.39 ID:NQgjgubdO
>>729の劇の稽古においてあらかじめ火の魔法の使い方を学ぶため、何かと役立つと考えて属性魔法の使い手である楓チームにレクチャーに来てもらう

その中で、三人が付き合っていることを知らない生徒が晶のイケメンぶりや嵐の可愛さに虜になっているのを見て楓がむくれてヤキモチ
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:16:24.12 ID:COU/7f0dO
ステラ、恋人になった途端にべったり甘えてくるゼレスの可愛さにきゅんきゅんしちゃう
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:39:18.42 ID:/ep+1CcDO
ノワールとイリス、図書室で修学旅行の予定を立てている途中、>>707の部屋に入ってしまう
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 00:49:40.09 ID:GEx5F7N8O
演劇部の練習中にくるくまがOGとして遊びにくる
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 01:32:44.05 ID:XhDJLXHi0
>>760
(ムードを大切にしたいとかで)片方がキスを拒絶しちゃって少しの間拗れて欲しい……的な
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 01:41:25.22 ID:z98syfOrO
>>762
修学旅行で美味しい展開になるやつやん、天才か
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 15:46:22.23 ID:qaX9GPGsO
ところでステラとナナデンってどこかで絡みあったっけ?
765 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:32:49.40 ID:XSffXGLvo
その日の夜、寮ーー


ゼレス「あの、ステラさん……」


ステラ「はい?」


ゼレス「い、一緒に寝てもいいですか?」


ステラ「……」キュン…

ステラ「あ、ど、どうぞ! お入りください!」ボフボフ


ゼレス「そんなに叩いたらホコリが舞っちゃいますよ」クスッ

ゼレス「……失礼しますね」スッ


ステラ「……この間までは逆でしたね。安心するからと私が一緒に寝てもらって……」


ゼレス「そうでしたね。……ああ、暖かいです」ギュッ


ステラ「おやすみなさい、ゼレスさん」


ゼレス「はい、おやすみなさい」


ーーーーー

ーーー

766 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:33:18.30 ID:XSffXGLvo
朝ーー


ステラ(朝……)モゾ…


ゼレス「んぅ……」スリ…


ステラ「か、かわ……!」

ステラ(起きようとしたら体を擦り寄せてくるとか、可愛すぎませんか!?)

ステラ「こ、こほんっ」


ゼレス「ん……?」ピクッ


ステラ「お、起きましたかゼレスさん。朝ですよ」


ゼレス「……もうちょっと一緒に寝ましょう……?」ムギュ…


ステラ「っ!」ドキィッ!

ステラ(寝起きのゼレスさん、可愛すぎます……!)

ステラ「も、もうっ。あとちょっとだけですよ」イソイソ


ゼレス「えへへ……やったぁ……」ヘニャ


ステラ「〜〜〜っ!///」ドキドキドキドキ


ーーーーー

ーーー

767 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:33:45.67 ID:XSffXGLvo
食堂ーー


デン「おぉ……」


ナナ「ほほー」


クロエ「これはこれは……」


ゼレス「……」チョコン


ステラ「ぜ、ゼレスさん。もう皆さん来ちゃいましたから。膝から降りてください」


ゼレス「……わかりました」イソイソ


ステラ「……えーと、なんとなくお気づきかと思いますが、私達お付き合いすることになりました」


クロエ「やるわねー、ステラ」


ステラ「相談に乗ってもらった皆さんには報告しないとと思って……」


ナナ「10月頃でしたね。あれから3ヶ月ですか……」


デン「あの時は好きな人は分からないって言ってたよね。夏休みの旅行のときも顔真っ赤にしてたし……」


ステラ「あの時は……はい。この間偶然に変な部屋に入ってしまったのですが、そこで自分の気持ちに気づきました」

ステラ「……まあ、以前から可愛らしいとは思ってたのですが///」テレテレ


ゼレス「……///」


クロエ「あーもう、甘酸っぱいわねー」
768 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:34:18.87 ID:XSffXGLvo
ナナ「ラクリマさんには伝えるのですか?」


ステラ「そのつもりです」


デン「まあそのくっつきっぷりだと隠し切れなさそうだしね」


ステラ「あはは……」


クロエ「今も手はしっかり繋いでるものね。ステラも満更じゃないんじゃない?」


ステラ「それは……まあ」テレッ


ゼレス「……」キュン…


クロエ「甘々ねー。私もローラとヒカリに会いたくなっちゃったわ」


ステラ「あ、ほ、報告はこれだけなので、どうぞ彼女さんのところへ行ってあげてください」


ナナ「私もウィンさんに会いに行きますね」ガタッ


デン「レナもこれくらい甘えてくれたらいいのに……」


ステラ「……皆さんラブラブですよね」


ゼレス「わ、私達も負けないくらい仲良くしましょうね」


ステラ「はいっ♪」


ーーーーー

ーーー

769 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:34:46.03 ID:XSffXGLvo
部室ーー


クロエ「今日は属性魔法の撃ち方の演技を学ぶために、楓チームの3人に来てもらったわ」


楓「よろしくー」


クロエ「特に晶は炎魔法の使い手だし、学ぶものも多いと思うわ。しっかり見て覚えること」


はいっ!


コンコンッ


クロエ「おっと……みんな、練習してていいわよ。……誰かしら?」ガチャッ


くるくま「やあ、クロエくん」


クロエ「くるくまさん!」


レナ「えっ、くるくまさん!?」


モミジ「ぶ、部長……!」


くるくま「あはは、もう部長じゃないよ。たまたま近くに寄ってね。懐かしくなって来てみたんだけど……」


クロエ「くるくまさんならいつでも大歓迎よ。入って」

クロエ「一年生は知らないわよね。私達が一年生の時に部長だった、白夢くるくまさんよ」


くるくま「はじめまして。よろしくね」


クロエ「今、三年生のための舞台練習をしているの。よかったら少し指導してもらえないかしら」


くるくま「もちろん。私でよければ喜んで」
770 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:35:24.83 ID:XSffXGLvo
「あ、晶さん、魔法見せてもらってもいいですか?」


晶「もちろん。よっ」ボウッ

晶「こんな感じなんだけど……口で説明するのは難しいな。お腹に力入れて立ってくれるか?」


「は、はい」グッ


晶「お腹の底から熱が湧いてくるのをイメージして、それを手のひらで放出するんだ」サスサス


「は、はあぁ……っ♡」


楓「……」イラッ


嵐「属性魔法は感覚だからなあ。こう、ぐっと力を入れてばーんって感じだよ」セイッ


「きゃー♡ 今の動きかわいー!♡」


嵐「ちょ、撫でるなー!」


きゃーきゃー!


楓「……」ムカムカ


晶「いやー、レクチャーって大変だな。言語化が難しいというか……」


楓「ふーん」ツンッ


嵐「くそ……みんなして髪の毛ぐちゃぐちゃにしてえ……」フラフラ


楓「ふーん」ワシャワシャ


嵐「わっ!? やめろよ! 余計髪の毛ぐちゃぐちゃになるだろ!」


楓「知らんし。もてはやされたいなら演劇部入ればー?」ツーン
771 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:36:15.19 ID:XSffXGLvo
晶「楓お前……」


嵐「ヤキモチ妬いてるのか?」


楓「はー!? 違いますー! ただ私の彼女なのに目の前でイチャつかれてムカついてるだけですー!」


晶「それヤキモチだろ」チュッ


嵐「でも、ちょっとだけ我慢な?」チュッ


楓「!!///」


晶「悪い悪い。レクチャー再開しようか」


はーいっ


クロエ(ちょうど二人で陰になるように立ってキス……部室で見せつけてくれるわね)


くるくま「やったことのない魔法の演技をしてるのか……。まずはやっぱり晶くんの動きの真似から入るのが一番かな」


晶「緊張するな……ふっ」ボウッ


くるくま「なるほど……」

くるくま「手のひらというよりは指先に力を入れて、手がブレないように。足はリラックスして肩幅に開いて立つ。腹筋を意識して……」ザッ

くるくま「ふっ!」ゴウッ


「!!」


くるくま「……まあ火の魔法は出ないけどこんな感じかな」


パチパチパチパチ!


くるくま「おっと、照れるな……」

くるくま「演技は説得力が大事だ。炎そのものはヒカリくんの魔法のおかげで誰でも出せるだろう。だがその先、炎の魔法使い「らしい」動きを意識して練習してみてくれ」


はいっ!


ーーーーー

ーーー

772 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:36:43.53 ID:XSffXGLvo
図書室ーー


イリス「神社、神社、神社! 楽しみです……!」


ノワール「わ、分かったから静かに……! ここ図書室だよ……!」


イリス「はっ、すみません……」


ノワール「まあ、楽しみなのは同感。いろんな神社とかお寺があるから、どこ回るのか決めとかないとね」


イリス「……ノワールさん、あそこの壁なにか変じゃありません?」


ノワール「ん? ……確かに、色が微妙に違うね」ペタペタ


ガコッ


ノワール「へ……」


イリス「ノワールさん!!」バッ


ノワール「っと」ザッ


イリス「あ……助けなくて大丈夫でしたか」


ノワール「ああ、うん。運動神経には自信あるから……」


ガコッ


イリス「え……あれ、壁が閉まっちゃいました……」ペタペタ


ノワール「ん……?」


『キスをすると出られる部屋』


ノワール「な、なにこれ!?」
773 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:37:11.93 ID:XSffXGLvo
イリス「変な部屋ですね……何が目的なんでしょう」


ノワール「そんなのどうでもいいよ。出口探してさっさと出よう」


イリス「出口らしいところはさっき入った入口だけですが……」


ノワール「……じゃあもう壁壊そう。理由を話せば先生も分かってくれるよ」


イリス「そうですね……。では、魔弾【シュート】!」ゴオウッ!


シュウウウウ……


ノワール「あ、あれ? イリスのシュートでも壊れないなんて……」


イリス「これは強力な結界ですね……」


ノワール「ほんとにキスするしかない……とか?」


イリス「!」

イリス「い、いえ。ただのイタズラの可能性もあります。もう少し部屋の中を探してみましょう」


ーーーーー

ーーー

774 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:37:40.82 ID:XSffXGLvo
イリス「ダメです……外に出るヒントが何もない……」


ノワール「……や、やっぱりキスしかないのかな」


イリス「の、ノワールさんは嫌じゃないんですか」


ノワール「イリスなら分かるでしょ。考えてること分かるんだから……」グイ…


イリス「っ!」ドキッ


ノワール「……外に出るためだから……」


イリス「い……いやっ!」ドンッ!


ノワール「……」パチクリ


イリス「あ……ご、ごめんなさ……」


ガコンッ


『嫌がらせてごめんなさい』


ノワール「……なんだ、キスしなくても開くのか……」スクッ


イリス「の、ノワールさん……」


ノワール「一緒に戦って、ネックレスプレゼントされて……同じ気持ちかと思ってたけど、思い過ごしだったんだね。ごめん、もう近づかないよ」


イリス「待って、違う……違うんです……」


ノワール「……ごめん、イリス」タッ


ーーーーー

ーーー

775 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/14(水) 21:38:09.62 ID:XSffXGLvo
現在の目標
・3学期を過ごす
・2月にある修学旅行の計画を立てる

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

3/16回目の行動です
5回目の行動終了後、修学旅行となります
6回目の行動は修学旅行に振替となります
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 21:48:37.11 ID:FZPmPmoVO
ステラとゼレスに触発されたデンがレナとイチャイチャしようとグイグイ行く
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 21:58:43.24 ID:XhDJLXHi0
ゼレスから恋人ができたと聞いたヴィーネ、びっくり仰天
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 21:59:19.78 ID:XhDJLXHi0
ごめん、連取になるので下で
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 22:03:30.55 ID:AJFmx7VhO
サイトのセキュリティ証明が切れたとかで不安定になってるな……早く復旧してくれると良いが

ステラがカーラ先生にゼレスと付き合うことになったと報告
クロエに続いてステラと喜ぶカーラ先生だが、冷静に考えるとステラの恋人のゼレスはマホリオトッププレイヤーの娘、そしてクロエの恋人の一人はかのリーケ財閥の娘と、気づいたらとんでもない相手とくっついててある意味末恐ろしく感じる
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 22:06:27.91 ID:3WQP+4SHO
てなことがあったんだよねーとゼレステやきもち事件について御桜に語るラクリマ
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 22:27:17.80 ID:nuHGSsqnO
ノワール(イリス)から嫌われたかもしれないとイリス(ノワール)が別々のタイミングでチームメンバーのイオに相談しに来る。ノワールに嫌われているかもしれないという恐怖心で一時的に読心が使えなくなったみたいな感じで。
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 22:55:00.93 ID:HVNtkx5TO
一応安価投げておこう
思考が読めなくなり人間不信になりかけるイリス
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 23:01:19.80 ID:XhDJLXHi0
出番少なめのキャラを登場させてくれる人がちらほらいていいね
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 23:07:11.84 ID:nuHGSsqnO
ノワールはデレるまで大分時間かかりそうだよなあ。
修学旅行でも良い雰囲気にこそなるけどカップル成立とまではいかなそうな気がする。
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/14(水) 23:42:22.81 ID:50TtlDh9O
というかデレる以前にノワール→イリスってまだ恋愛感情ですらなくない?
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 00:23:20.95 ID:eKO51BQm0
イリノワの二人はとことん面倒くさくなって欲しい
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 01:09:20.93 ID:eKO51BQm0
>>764
夏休み旅行の時に部屋が一緒だった
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 01:20:46.40 ID:DVrLVtytO
>>766
普段ですます口調で話す子が砕けた感じになる瞬間いいよね……
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 10:17:15.45 ID:JC+rPDBmO
>>779
時々そうなる事あるけど専ブラからなら問題なく見れるからオススメ
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:02:30.40 ID:Cjoi5eVW0
イリスの魔翌力欠乏症問題って解決したん?お医者様曰く定期的に魔翌力を与えないといけないとかそんなだったように記憶してるんだけど
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:18:43.91 ID:PjK+L+f9O
セレニテは闇の影響で一時的狂気入ってたから誤った手段を取ってたわけだし、今は適切な対策出来てるとかかな?
792 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:24:41.33 ID:f6zhZFfEo
>>790
描写していませんが、今はセレニテがみんなから許可を得た上で少量の魔力を回収し、それをイリスに与えています
イメージとしては献血が近いですね
一気に大量に体から抜くと危険ですが、健康に影響のない範囲で他人に渡している、という感じです
793 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:27:50.59 ID:f6zhZFfEo
マクベス・エクスルードハウスーー


カーラ「もしもし? ステラ?」


ステラ『カーラ先生、あの……ご報告があります』


カーラ「はい、なんでしょう」


ステラ『えっと、えっと……その……ぜ、ゼレス・ケルキオンさんと……お、お付き合いすることになりました……!』


カーラ「まあ! 冬休みに寂しがっていた子ですよね。写真もその時見させていただきましたが、可愛らしい、いい子だと思いますよ」


ステラ『そ、そう! そうなんです! 付き合うようになってからすごく甘えてきて、それがすごく可愛くて……!』


カーラ「ふふっ、聞いてるこっちが胸焼けしちゃいそう」


ステラ『あ、ごめんなさい……』


カーラ「いいんですよ。今度機会があれば、直接お話させてくださいね」


ステラ『はい! 先生には必ず挨拶に行きます!』


カーラ「お待ちしてます」


ステラ『報告はそれだけなので……失礼しますね』


カーラ「はい。連絡楽しみにしてますね」


プツッ


カーラ「クロエに続いてステラもですか……」

カーラ「幸せそうで何よりです」フフッ

カーラ「……はっ!」

カーラ(クロエはお二人とお付き合いしていて、片方はリーケ財閥の娘さん……そしてステラはあのマホリオトッププロの娘さんと……)

カーラ「も、もしかしてとんでもないお相手とお付き合いしてるのでは……」ガタガタ


「先生、どうしたの?」


カーラ「な、なんでもありませんよ。大丈夫です」

カーラ(うちの子ながら……末恐ろしく育ったものです)ゴクリ


ーーーーー

ーーー

794 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:28:23.75 ID:f6zhZFfEo
お昼、一年生教室ーー


ラクリマ「最初はさ、ステラさんが割り込んで来たんだよ。私とゼレスさんがマホリオの話し合いをしてたら「私の魔法も見てください」って」


御桜「ふむふむ」


ラクリマ「それで面白くなっちゃって、食堂でゼレスさんにあーんしてみたら、ステラさんも慌てて自分の食べてたヨーグルトあーんしてさ!」


御桜「あら、微笑ましい」


ラクリマ「その時のホッとした顔ったらないよ! ほんとに可愛かったんだから!」

ラクリマ「でね、今度はゼレスさんだよ。私がステラさんのこと「ヤキモチ妬いて可愛かった」ってからかってたら、ゼレスさんが怒って割り込んで来てね」


御桜「今度はゼレスさんですか。相思相愛ですね」


ラクリマ「うんうん! ゼレスさんにも「ヤキモチ妬いた?」って言ってみたらいい雰囲気になってさ。そこで私は退散したんだけど……」


御桜「今もベタベタにくっついてますよ」


ゼレス「ステラさん、あーんしてください」イチャイチャ


ステラ「あ、あーん」イチャイチャ


ラクリマ「この間しれっと「お付き合いすることになりました」って言われたかと思ったらこうだよ……」
795 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:28:57.24 ID:f6zhZFfEo
御桜「事の顛末は見届けなかったようですが、あれを見る限り非常に喜ばしい結果になったみたいですね」


ラクリマ「だねー。甘々で微笑ましいよ」


御桜「ラクリマさんはこれから大変ですね。あのカップルに挟まれてマホリオをしなくちゃいけないんですもの」


ラクリマ「う……それはまあ、あの二人ならそこはしっかりしてくれるでしょ」


御桜「だといいですね」クスッ

御桜「ところでラクリマさんはいいお相手はいないんですか?」


ラクリマ「うーん、いないかなー」


御桜「……そうですか」

御桜(ノルンさんと仲がいいと聞きましたが……)


ラクリマ「あーあ、私も素敵な恋愛がしたいなー」


ーーーーー

ーーー

796 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:29:34.14 ID:f6zhZFfEo
演劇部ーー


デン「……」ジリ…


レナ「な、なによ……」


デン「レナってさ、あんまり好きって言ってくれないよね」ジー


レナ「き、急になによ!?」


デン「私、ステラさんとゼレスさんを見て思ったんだ。彼女とはもっとくっついていいんだって」


レナ「そ、それは人によるでしょ。私達が無理して真似する必要なんて……」


ちゅっ


レナ「んう……!」


デン「レナが本当に嫌がるならやめるけど……私はもっとレナに触れたいよ」


レナ「な、夏休みの時は私から逃げた癖に……!」


デン「あれは……追いかけられるのが嬉しくってつい」アハハ


レナ「な……! わ、私は結構本気で傷ついたんだからね! 嫌われたのかと……」


デン「それは……ごめん。謝って許されるレベルじゃないね……」


レナ「……ああもう!」チュッ


デン「んっ……!」


レナ「こ、これからはもっとくっついてやるんだから……! 覚悟しなさい!」


デン「……うん!」ギュウッ!
797 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:30:33.42 ID:f6zhZFfEo
レナ「デン、顔あげて……んっ」チュッ


デン「ん……えへへ、柔らかい」


モミジ「今日はなんの練習かなあ」ガチャッ


凜華「晶さん達に声かけてたから、また観察か……な……?」


デン「レナ……ん、レナぁ……」チュッチュッ


レナ「はぷ、ん……デン、好き……!」チュウ…


モミジ「あわわわわ!///」


凜華「ご、ごめん! ごゆっくり!」バタン!


デン「……あれ、今誰かいた?」


レナ「さあ……? ね、デン、もっと……」キュッ


デン「ちゅう……ふふ、かわいい」


ーーーーー

ーーー

798 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:31:17.59 ID:f6zhZFfEo
食堂ーー


ノワール「あの、イオさん」


イオ「はい?」


ノワール「その……すこし相談したいことが」


イオ「なんでしょうか」


ノワール「……イリスに、嫌われたかもしれないんです」


イオ「え? ノワールさんとイリスさん、すごく仲良いじゃないですか」


ノワール「この間、その……キスをしようとして、拒絶されて……」


イオ「えっ……」

イオ(の、ノワールさん、イリスさんのこと好きだったんだ……)


ノワール「なんか、顔も合わせづらくて……」


イオ「イリスさんがノワールさんのこと嫌うなんてことないと思ってましたけど……」


ノワール「そうかなあ……」


イオ「でも、原因が分かってるなら謝ったらいいと思います。今のイリスさん達なら、話し合えば分かるはずですよ」


ノワール「うう……私のせいとは言え気が重い……」


イオ「頑張ってください。きっと大丈夫ですよ」


ーーーーー

ーーー

799 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:31:50.44 ID:f6zhZFfEo
イリス「……」


ノワール『イリスなら分かるでしょ。考えてること分かるんだから……』


イリス「……っ」ゾクッ

イリス(だめ……あれから怖くて人の考えてることが分からない……)フルフル


イオ「イリスさん? 震えてるけどどうかした?」


イリス「い、イオさん……」


イオ「か、顔色悪いですよ? 大丈夫ですか……?」


イリス「わ、私、わたし……!」


イオ「わわわ、えっと……まず落ち着いてください。何があったか話せますか?」


イリス「人の考えてることが……分からなくて……! 怖いんです……!」


イオ「……確かイリスさんは人の考えてることが分かるんでしたね」


イリス「ノワールさんに迫られて、怖くて……! それで突き放してしまったんです……」


イオ「ノワールさんに?」


イリス「図書室に隠し部屋があって……キスをしないと出られないと書いてあって、それで……」


イオ「そうでしたか……」
800 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:32:17.60 ID:f6zhZFfEo
イリス「その時は何もせず出れましたが、それから人が考えてることを知るのが怖くなってしまって……」


イオ「ノワールさんはキスしたくないのにキスしようとしたんですか?」


イリス「あの時……『これを言い訳にキスできる』って……あんなこと考えてるなんて思ってなくて……」


イオ(それってやっぱり、ノワールさんはイリスさんが好きってことかな……)


イリス「ど、どうしましょう……私、ノワールさんに嫌われたかも……」


イオ「へ……」


イリス「わたし、嫌じゃなかったのに……」


イオ「嫌じゃなかったんですか……?」


イリス「……」コクリ

イリス「でも……あ、あんな誰かに強制されるようなのじゃなくて、もっと普通に……したくて……」ボソボソ


イオ「……ふふっ」


イリス「わ、笑わないでくださいっ。本気で悩んでるんです!」


イオ「人の考えてることが分からないって大変ですよね。だから皆、言葉で頑張って伝えるんですよ」


イリス「……」


イオ「怖くても、話し合わないと何も始まりませんから」
801 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/15(木) 23:32:55.11 ID:f6zhZFfEo
イリス「そう……かもしれません。……ありがとうございます。少しすっきりしました」


イオ「人間不信気味かもしれないけど、それを解決するのはきっとノワールさんとお話しする必要があるから……大変だと思うけど、頑張ってください」


イリス「……はいっ」


イオ(どっちも相手に嫌われたかもって……。なんだか微笑ましいなあ)フフッ

イオ(もし上手くいかないようなら、私も協力しよう……!)フンス


現在の目標
・3学期を過ごす
・2月にある修学旅行の計画を立てる

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

4/16回目の行動です
5回目の行動終了後、修学旅行となります
6回目の行動は修学旅行に振替となります
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:37:12.28 ID:hP3tagGsO
レナとデンのキスを目撃してからどうしてもそれを思い出してしまうモミジ
悶々としているところにイオが話しかけてきてかなりオーバーなリアクションでびっくり
(なお奇遇にも同じ頃、凜華も舞と似たようなことになっていた)
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:40:48.86 ID:eKO51BQm0
何となく例の隠し部屋に再び立ち寄ったゼレステ。イリノワの件で部屋さんが落ち込んでいたので慰めた所感謝される

が、それはそれとして部屋を出る為のキスは要求してくる部屋さん
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:46:42.00 ID:wrgZu8oaO
いつもの場所で久々に昼寝中のノルンを呼びに来たラクリマ
起こそうとしたが寝ながら漏れていた睡眠魔法でラクリマもぐっすり

目を覚ましたノルンのすぐ目の前には可愛らしいラクリマの寝顔が
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:47:56.25 ID:JaQOcqRIO
ステラから受け取る星の力が最近やけに甘ったるくて胸焼けしそうだとティトがクロエのもとに逃げてくる
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 00:02:30.60 ID:hdp6OGEh0
ひとまず現状のイリノワの様子を影で観察するイオ
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 00:25:49.77 ID:UDd11YDn0
ノワールはあからさまに照れる事がないだけで恋愛感情に近いものは抱いてるのか
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