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【安価】ティア「リリウム魔法学校へ! 5回もおかわりしてる……」【百合】

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893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:31:59.81 ID:6j54Q0y2O
お風呂上がりにティアとアルシェがお互いの髪を乾かし合う
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:34:32.53 ID:3G7kDgvRO
今回はもう一個か

今朝や>>892のこともあって
イオモミジ イリスノワール
の形で寝る

イオモミは以前の旅行で抱き合って寝ていたこと、イリノワは最近のやり取りから意識しすぎてドキドキして中々寝付けなかった
895 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:35:43.79 ID:K3ZyYXtxo
精神修行の神社ーー


ノワール「あわわあわわわわ……」


イリス(そうでした、ノワールさんは怖いのが苦手なんでした……)


イオ(お化け屋敷で二人にくっついてもらおう作戦!)


モミジ(だ、だよね!? 精神修行っていうかお化け屋敷だよねここ!?)


「精神修行の神社へようこそ。どうぞお入りください」


ギギイ……イ……


ノワール「なんで建付け悪いの……」ガタガタ


イリス「の、ノワールさん。怖かったら腕掴んでもいいですからね」


ノワール「う、うん……」


ぼわっ


ノワール「ひっ!?」シュッ!


「た、ただの火魔法ですよ! パンチでかき消さないでください!」


ノワール「す、すみません……」


「こほん。……この明かりを持って最後まで進んでください」


イリス「は、はい」ギュッ


てくてく……


カランカランッ!


イリス「!」ビクッ


ノワール「!」サッ

ノワール「……空き缶か」


イオ(なんだかんだ言って、イリスさんを守るためにさっと前に……かっこいいですよ、ノワールさん!)


「あなた達もこの明かりを持って進んでください。幸運を祈っております」


モミジ「は、はいい……!」


ーーーーー

ーーー

896 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:36:12.24 ID:K3ZyYXtxo
出口ーー


ふっ


ノワール「火、消えっ!? はしっ、走ってイリス!」


イリス「は、はいい!!」


「おいていかないでええええ」


ノワール「いやあああああ!」ダーッ!


イリス「ひ、光です! やっと終わり……!」


ドタドタドタッ!


「お疲れ様です……ここで精神修行は終了となります」


イリス「お、終わりました……」


ノワール「怖かったよう……」クスンクスン


ダダダッ


イオ「お、終わりですか……」ハアハア


モミジ「うう、怖かった……」


イリス「イオさん達も終わったんですね。お疲れ様です」


イオ「はい。そっちはどうでしたか?」


イリス「す、すごく怖かったです。精神修行になったのかは怪しいですが……」


イオ「まあ精神修行は建前で、お化け屋敷を楽しんでもらうってコンセプトの神社みたいだし……」


ノワール「い、いいから帰ろうよ。ここにいたら怖いの思いだしちゃう……!」


モミジ「そ、そうだよ。あの赤い服を来てこっちを睨んでた目が……」ゾクッ


ノワール「な、なにそれ。そんなのいたっけ?」


モミジ「え」


ノワール「こ、怖い怖い! 早く帰ろう!」


ーーーーー

ーーー

897 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:36:59.22 ID:K3ZyYXtxo
ホテルーー


「そっち行った!」


わーわー! きゃーきゃー!


ノワール「……えーっと?」


クロエ「あ、いいところに! ホテルの用意してた食材が逃げ出したの! ノワールなら捕まえられるんじゃない?」


ノワール「ああ、あの足が生えてる野菜か。珍味なんだっけ」


野菜「ピギー」スタタタ


晶「このっ!」スカッ


アルシェ「ん!」スカッ


クロエ「見てのとおりみんなで捕まえてるの。あなた達も手伝って!」


イオ「は、はい!」


モミジ「うん!」


ローラ「ミトラ、融合【シンクロ】!」キンッ


楓「風で浮かす! 風弾【エアロボール】!」スカッ


ティア「浮遊魔法【フロート】!」スカッ


嵐「すばしっこすぎるだろ……!」


ローラ「ふっ!」ドプンッ


クロエ「あれなら近寄って捕まえられる!」


ローラ「そこっ!」スカッ


野菜「ピギー」スタタタ


クロエ「ああもう!」


ノワール「せいっ!」ドッ!


野菜「ピギっ!?」ジタバタ


ノワール「……なんとか一個捕まえたけど」


クロエ「ナイスよ! このままみんなで捕まえちゃいましょう!」


おーーっ!


ーーーーー

ーーー

898 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:37:29.80 ID:K3ZyYXtxo
アルシェ「ふう……」ポンポン


ティア「満腹ですか?」


アルシェ「ん」コクン


クロエ「美味しかったわ、あの野菜……ごちそうさま」


ノワール「ね、ねえ。みんなさえよかったらなんだけど、この後私達の部屋に来ない?」


楓「おー! 行く行く! 皆と案外行く場所被らなかったし、明日からのための情報交換したいな」


クロエ「そうね。お菓子でも持ち寄ってお話しましょうか」


ノワール「う、うん!」


イリス(さっきまでの精神修行が怖かったんでしょうか。人を集めようとしてますね……)クスッ


ーーーーー


四人部屋ーー


かんぱーい!


ヒカリ「このジュース美味しいね」クピクピ


ナミネ「密集地で作られているフルーツを使っているらしいですよ」


舞「なんでもありますねえ、ここ……」


楓「調べてみたら案外なんでもあるよねえ」


イリス「神社かと思ったらお化け屋敷っていうのもありました」


ラミー「恋愛運の上がる石像もあったよ」


レナ(あのデートスポットは黙っててもいいかしら……)チラッ


デン「しー……」


レナ「……」コクリ

レナ(……あー、「しー」ってするデンにキュンときちゃったわ……)ドキドキ


ーーーーー

ーーー

899 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:38:02.65 ID:K3ZyYXtxo
先生「はーい、順番にお風呂入ってくださいねー。上がった人はちゃんとお部屋に戻るんですよー」


ティア「ふう……」ホカホカ


アルシェ「ティア、お部屋に戻ろう」ホカホカ


ティア「はい」


ティアとアルシェの部屋ーー


アルシェ「!」バフッ


ティア「あ、髪乾かしてないんですからお布団に入らないでください!」


アルシェ「ん……」ノソノソ


ティア「はい、ここ座ってください。髪乾かしてあげます」


アルシェ「ん!」ストン


ごおおおおお……


ティア「……熱くないですか?」サラサラ


アルシェ「ん、気持ちいい」


ティア「よかったです」フワフワ


アルシェ「なでなで好き……」


ティア「私もアルシェのことなでなでするの好きですよ」フワフワ

ティア「……はい、乾きました」


アルシェ「アルシェもティアの髪乾かす」


ティア「お願いします」ストン


ごおおおおお……


アルシェ「ふわふわ」ナデナデ


ティア「あ、ありがとうございます」


アルシェ「……なでなで嫌い?」


ティア「いえ……気持ちいいですし、好きですよ。でも撫でられ慣れてないのでちょっと戸惑ってしまって……」
900 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:38:46.06 ID:K3ZyYXtxo
アルシェ「じゃあアルシェがたくさん撫でてあげる」ナデナデ


ティア「……はい、お願いします」


アルシェ「ふわふわー」ナデナデ


ティア「……」ナデラレ


アルシェ「ん、髪乾いた」ナデナデ


ティア「アルシェ、髪乾いたならもう髪を整えなくても……」


アルシェ「ふわふわで気持ちいい。なでなでするのも好き」ナデナデ


ティア「……もう、仕方ないですね」


なでなで なでなで……


ーーーーー

ーーー

901 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:39:16.38 ID:K3ZyYXtxo
真夜中ーー


クロエ「ぐう……」


ヒカリ「んぅ……」


ローラ「くう、くう……」


テネリタス「……」ムクッ

テネリタス(さすがに嫌な気配がするから、ちょっと勝手に調べさせてもらうよ、ご主人)スッ


ばくっ!


ーーーーー

ーーー




テネリタス(闇はここから……って、ここ……)

テネリタス(アートルム神社……!)

テネリタス(しかし異質な闇だ……。闇が生まれたり広がったりしてる訳じゃなく、漂っているだけ……)

テネリタス(あるいはこの神社、ありとあらゆる魔力が漂っているのかもしれないが……ワタシには闇しか感知できないし……)

テネリタス(……今日のところは引き返そう。何か問題が起きる様子もないしな)クルッ


ばくっ!


ーーーーー

ーーー

902 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:39:48.09 ID:K3ZyYXtxo
イリス、ノワール、イオ、モミジの部屋ーー


ノワール「……っ」ブルッ

ノワール(ま、まずい……トイレ行きたくて目覚めちゃった……)

ノワール「……い、イリス」ユサユサ


イリス「んん……?」ムクッ


ノワール「お、起こしてごめん……。その……と、トイレ、付いてきてくれない? 怖くて……」


イリス「ん……いいですよお……」ノソリ


ガチャッ


ノワール「ちゃ、ちゃんとそこにいてね。勝手に戻ったらやだからね」


イリス「はいはい」


バタン……


イリス(ほんと怖がりなんですから……)クスッ

イリス(カッコよかったり、可愛かったり……最近はいろんなノワールさんが見れますね)

イリス(……いや、私が思考が読めなくなって、よりノワールさんを見るようになったからそう感じてるだけ……?)

イリス(……力を失うのも考えよう、ですか)


ガチャッ


ノワール「あ、ちゃんといた。よかった……」


イリス「いましたよ。大丈夫です。ほら、早いところお布団に戻りましょう」


ノワール「うん、ありがとうね、イリス」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
三日目朝の行動を指定してください

6/10回目の行動です
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:10:29.13 ID:wC9kSu4+O
各グループがどこに行くかの段取りを決める
クロエ達は昼頃にアートルム神社へ行く予定とのこと
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:33:23.08 ID:nZ9XUwKqO
さすがに密集地だけじゃきついか……?

密集地から少し離れたところにも行ってみようかなという流れになる
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:35:21.93 ID:AwHwiO8aO
イリノワとイオモミがバスを乗り違えて離れ離れになる。
不測の事態だったが逆にそれを仲直りに生かそうと思いつき、ス魔ホで連絡を取って今日はイリノワ・イオモミでそれぞれ回ることに。

なおモミジもこの機会でイオと接近してみたいと心に決める。
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:42:31.86 ID:B5PQrMyg0
10年に一度、霧の濃い早朝に1組のカップルだけが不思議と迷い込み魔法の強化を施してもらえるという、摩訶不思議な寺院に迷い込む

このレスのコンマが

01〜33ならクロエ達
34〜66なら楓達
67〜99ならティア達
00なら大盤振る舞いでリリウム生全員が飛ばされる
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:46:47.68 ID:EaOAkZjAO
ノワールが朝の鍛錬中、たまたまホテルが同じだった茜と出くわす。茜がノワールに興味を持ち魔法禁止で手合わせする事に
908 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:01:43.35 ID:wejQi1ISo
早朝ーー


ノワール(今日は霧が濃いな……ランニングは早めに切り上げてホテルに戻ろう)タッタッタ…


茜「はっはっはっ……」タッタッタ…


ノワール茜「ふう、到着……」タッ…

ノワール茜「ん?」クルッ


ノワール「あ、茜プロ……!?」


茜「お、わたしのこと知ってるの〜? 光栄だなー」


ノワール「この国ナンバーワンのトリオの一人を知らない人はいませんよ」


茜「ふむふむ……」ジロジロ

茜「いいねえ、君。ナチュラルだ」


ノワール「?」


茜「なんの格闘技か知らないけど、戦いに必要な筋肉が重点的についてる。総合か立ち技か……」


ノワール「あ、ええと……格闘技はやってないんです。しいて言えば喧嘩……? ノールールで……」


茜「へえ、そんな人がいるんだねー。ちょっと手合わせしてみたいなー」


ノワール「……」ゴクリ

ノワール「究極の総合格闘家に誘ってもらえるなんて、光栄ですね……。不肖リリウム生、ノワール・ヴァーミリオン、手合わせ願います」


茜「リリウムの子のホテルここだったのかー。縁があるなあ。……ま、それは今はいいか。ホテルの裏庭でやろうか」ザッ
909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:02:19.00 ID:wejQi1ISo
裏庭ーー


茜「ルールは君準拠でノールール。噛みつき、目潰し、顔面……何してもいい」


ノワール「……怪我しますよ」


茜「君みたいな子とは二度と戦うチャンスがないかもしれないから……本気でやりたいんだ」


ノワール「分かりました。……本気で」グッ


茜「審判がいない……この意味分かるよね」ザッ


ノワール「勝敗は私達が決める……」


茜「そういうこと」バッ!


ゴッ!


ノワール「くっ……!」ミキッ

ノワール(重……! これがジャブ……!?)


茜(……いい。教えられた型じゃなく、生き残るための自然発生的な型……)

茜「……きれいだ」


ゴッ ゴオッ!


ノワール「ぐ……」グッ…


バウッ!


茜「!」


ノワール(外れた……。2発目のジャブは打ち込むために若干前傾になってたのに……。なんて速度)


茜(ほんの少し前のめりになったのを見逃さないカウンターフック……。この子……)


ノワール(分かってたけど、やっぱりこの人……)


ノワール茜(強い……!)
910 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:03:00.92 ID:wejQi1ISo
茜「……」スウ…


ノワール(手を開いた! 掴まれ


ドッ!


ノワール(ーー速い!)グッ


茜(意識外のタックルを受けてから踏みとどまった! でも……)


ふわっ…… ドンッ!


茜(投げ技への対策は甘い!)


ノワール「え……」

ノワール(マウントポジション……!?)


茜「ふっ!」ゴッ!


ノワール「ちっ!」ゴッ!


茜「ぐっ……!?」ビリッ

茜(額で受けた!? 喧嘩慣れなんてもんじゃ……)


ノワール「ふっ!」ブワッ!


茜「!」

茜(……力の抜けた一瞬でマウントを返された……)


ノワール「シッ!」ヒュッ


バチッ!


茜(防御が空いた顎を的確に狙ってくる……)ゾクッ


ノワール(防御が空いたところを狙ったのにいなされた……)ゾクッ


茜「ふっ!」ゴッ!


ノワール「ハッ!」ゴッ!


チリッ……!


茜(あと半歩踏み込んでたら顎が揺れてたな……)


ノワール(こんなギリギリのクロスカウンター……この人とじゃなきゃできない……!)
911 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:03:58.02 ID:wejQi1ISo
茜「長引かせても皆が起きてくるだけだし……次で決めようか」ザッ


ノワール「……」ゴクリ


茜「試合じゃ使えない技……目潰しだよ」


たんっ


茜「ハアッ!」ゴウッ!


ノワール(さっきよりもっと……もっとギリギリで……!)


ヂッ!


ノワール「オオォッ!!」ゴッ!


バキィッ!


茜「お……」フラ…


ドサッ……


茜「……あ〜、負けました〜」


ノワール「……いえ、私の負けです」

ノワール「組み技投げ技でこられてたら確実に負けてました。それに最後の技も、目潰しで来ると分かってなかったら躱せない速さでした。……完敗です」


茜「あー、そうだねー。組んでたら勝ててたと思うよ〜」キッパリ

茜「ま、勝ちたいんじゃなくて本気の君とやりたかっただけだし、その点では大成功かな〜」


ノワール「はい、本気でした」


茜「んー……結局君は誰と戦ってあんなに強くなったのー?」


ノワール「えっと……」

ノワール(茜プロになら言っても……)

ノワール「……悪魔です。魔界の門を開ける魔法が使えるんですが、そこから召喚してしまった悪魔と戦ってる内に……」
912 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:04:58.64 ID:wejQi1ISo
茜「悪魔かあ……そりゃ命がけだねえ」


ノワール「はい」


茜「悪魔と殴り合い……だから投げられると弱いんだね」


ノワール「……おっしゃるとおりです。悪魔は組んだり投げたりっていうのはしてきませんから」


茜「でもその分、生き残るための防御姿勢と、一瞬のスキを見つけるのがすごく上手い」

茜「うんうん、鍛えればいい格闘家になりそうだな〜」


ノワール「そ、そうですか?」


茜「うむ、この久遠茜が太鼓判を押そう〜! きっといいカウンターパンチャーになれるよ〜」


ノワール「あ、ありがとうございます!」


茜「精進するんだよ〜」


ーーーーー

ーーー

913 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:05:38.37 ID:wejQi1ISo
アルシェ「……すごい」


ティア「すごい霧ですね……」ブルッ


アルシェ「寒い?」ピトッ


ティア「はい、少し……」


アルシェ「歩けば暖まるかも」


ティア「そうですね。少し散歩に行きましょうか」


てくてく……


ーーーーー

ーーー




ティア「……お寺?」


アルシェ「あ……」


「ようこそ、迷える恋人達よ」


ティア「えっ……誰、ですか?」


「私はここの坊主です。あなた達が来るのを心待ちにしておりました」


アルシェ「……」


ティア「アルシェ……顔が怖いですよ?」


アルシェ「ご、ごめんティア」ハッ


「ふふ……ブランカ様はここがどこかお分かりでしょう」


ティア「ブランカ様って……知り合いですか?」


アルシェ「……知り合いじゃない。けど、ここは知ってる」

アルシェ「ここは……魔法を強くしてもらえる場所」


「ご名答です」
914 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:06:11.14 ID:wejQi1ISo
アルシェ「ここは10年に一度、選ばれた人だけが入れるお寺」


「そうです。ここは脈々と受け継がれてきた、魔法強化の寺院」


アルシェ「そしてアルシェ・ブランカが来た」


「そこまで知っていましたか。さすがブランカ様です」


ティア「え……」


「我々とブランカ家が邂逅するということは、この世にただならぬ危機が迫っている証です」


アルシェ「……」


「かつてブランカ家の者は私達魔法強化の開祖と修行していたと聞きます。そしてその古い魔術家系はそれぞれの地で密かに受け継がれてきた……」


アルシェ「いつかアルシェがこの寺院に出会ったら覚悟しろって、ずっとママに言われてた」


「私達もいつブランカ様が来てもいいように、魔法強化の術を受け継いできました。……術を受けていただけますね?」


アルシェ「……ん」コクン


ティア「だ、大丈夫なんですか?」


「もちろんです。魔力の質・量・流れ、それぞれを整えることで大幅に強化する術ですから、マッサージ等と同じものと考えてもらえれば」


アルシェ「危ないものじゃない。アルシェが終わったらティアもやってもらうといい」


ティア「は、はい……」
915 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:07:28.48 ID:wejQi1ISo
「では本堂の方へどうぞ」スッ


ガゴオオオン……


「中央にお座りください」


アルシェ「ん」ストン


ぼう……っ


「精神集中から入ります。深呼吸してください」


アルシェ「すぅ……はぁ……」


「いきます……。ふっ!」


アルシェ「!」ビクッ


「はい、完了です」


ティア「あ、アルシェ」オソルオソル


アルシェ「……すごい」


ティア「大丈夫ですか……?」


アルシェ「ん!」コクン!


「やることは単純ですが、私も消耗が激しいのです。なのでこの術をかけることができるのは生涯に5人か6人か……」


ティア「だから10年に一度なんですね」


「そのとおりです。では彼女様もどうぞ」


ティア「お、お願いします」


「ふっ!」


ティア「こ、これは……体の中に力がみなぎってます」


「ふう……これにて術は終了です。……私は疲れました、奥に引かせてもらいますね」


ティア「は、はいっ。ありがとうございました!」ペコリ


アルシェ「かえろ、ティア」


ティア「はい!」


ティア、アルシェの魔法が強化されました。


ーーーーー

ーーー

916 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:08:06.56 ID:wejQi1ISo
食堂ーー


イリス「ちょっと! なんで怪我してるんですか!」


ノワール「ちょっとこめかみ切っただけだよ。大丈夫」


イリス「額も赤いし……ああもう!」


アルシェ「あむあむあむっ」


クロエ「今日はよく食うわねえ」


アルシェ「お腹空いた」パクパク


楓「結局みんなは今日どうするの?」


クロエ「そうねえ、アートルム神社には昼頃行こうと思ってるけど……」


ヒカリ「さすがに密集地だけっていうのもね。列車も出てるし、隣町とか行くのもいいかも」


ローラ「この辺りだとお茶の畑とか、あとはマホリオスタジアムもあるし……都市も近いから、密集地以外の和のお土産も買えると思うよ」


嵐「ローラはいろいろ知ってるなあ」


ナミネ「今日と明日でおしまいですし、できるだけ楽しみたいですね」


凜華「うん、同感だよ」


クロエ「朝ごはんを食べたらまた解散ね。さ、しっかり食べるわよー」


ーーーーー

ーーー

917 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:12:40.38 ID:wejQi1ISo
バス停ーー


イリス「急いでください!」


ノワール「ま、待って待って」タタタッ


イリス「怪我の手当てしてたらバスの時間来ちゃったじゃないですか。もう……!」


ノワール「手当てなんかしなくてもこれくらい治るし……」


イリス「そういう訳にはいきません!」


プシューッ


イリス「あ、あのバスです!」


ノワール「ま、間に合った……」ホッ


「バス発車します。ご注意ください」


ブブーッ ブブーッ


イリス「? 通知……」


イオ『6番乗り場で待ってるね!』


イリス「ろく……?」チラッ


ノワール「さっきのところ、9番乗り場って書いてたけど……」


イリス「の、乗るバス間違えました……!」サアア


ノワール「えっ。……うーん……」


イリス「ど、どうしましょう。バスを止めてもらってホウキで……」


ノワール「……イリス、今日はこのまま二人で観光しようよ。イオさんならきっと分かってくれると思う」


イリス「二人で……」


ノワール(仲直りのきっかけになるかもしれないし……)

ノワール「だめかな……?」


イリス「わ、分かりました。メッセージ送っておきます」
918 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:13:20.61 ID:wejQi1ISo
イリス『乗るバスを間違えてしまいました! 戻ることもできないので、今日はそれぞれ別で回りませんか?』


イオ「なかなか来ないと思ったら違うバス乗っちゃったんですね……」


モミジ「どうしよう、追いかける?」


イオ「うーん……だいぶ仲直りも進んでるみたいですし、今日はあの二人だけで大丈夫だと思います。私達も二人でどこか行きましょうか」


モミジ「うん、分かった」


イオ『分かりました。今日は別々で行動しましょう! ホテルの時間だけは忘れないでくださいね!』


イリス『はい!』


プシューッ


イオ「あ、ちょうど乗ろうと思ってたバスが来ましたね」


モミジ「乗ろっか。足元気をつけてね」


イオ「はい」


モミジ(……あれ、これ……デート……?)

モミジ(そ、そうだよ。二人きりで……。よ、よし! 私もイオさんともっと仲良く……!)


イオ「モミジちゃん? 乗らないんですか?」


モミジ「あ、乗る乗る!」タタッ


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
三日目昼の行動を指定してください

7/10回目の行動です
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:23:17.34 ID:Pcvh9Qx7O
アートルム神社を訪れたクロエ達三人
不思議な感覚を覚えながら境内を歩いていると建立以来開かれたことが無いと紹介されている『開かずの扉』を発見
扉の前に立つと、三人の魔翌力に反応しなんと扉が開いてしまった
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:33:34.90 ID:1dB9+RhxO
見張り役で修学旅行に同行してたスフィアがアートルムの魔翌力を感知してクロエたちのところにやってくる
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:42:16.03 ID:KQKENOciO
魔翌力修行の出来る神社(ティアルシェが行ったのとは別)で修行する楓チーム、女性は巫女として参加するのが慣わしらしく巫女服に着替える。
リリウムの生徒と名乗ると"去年凄い生徒がリリウムから来た"と言われ話を聞いてみたら案の定ウィンと時雨のことで、師匠越えを目指して気合いを入れる弟子二人。
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:45:44.20 ID:DqTR9qVV0
今回は恋愛にまつわる神社を周るイオモミとイリノワ
なんだかんだで結構いい雰囲気になる
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 00:13:32.61 ID:sVx9lnCZ0
久々に本気で戦えてすっきりしたのか、ノワールの表情が普段より柔らかくなっている気がする
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 03:21:42.06 ID:KecsCw72O
ルール無用の殺し合いになるとノワールはかなり上位なのか。逞しすぎなこの子
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 08:32:35.33 ID:Z5ri/lbcO
ここに来てアルシェの出自に意味が出てくるとは
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 01:08:03.52 ID:Kl3MLuUm0
久々におやすみかな
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 11:56:15.40 ID:MXnXF9X5O
スフィアやテネリタスが出張ってくるレベルの重要イベントっぽいししゃーないさ
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 18:26:22.74 ID:LSguUx21O
過去のお話が見たいって話がちょろっと出てたけどノワールの過去が一番気になる
929 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:33:00.26 ID:MG0FE+Y5o
すみません、昨日久しぶりに寝落ちをかましてしまいました…
930 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:33:32.00 ID:MG0FE+Y5o
魔力修行の神社ーー


楓「おお、ここが……」


「お待ちしておりました。お電話いただいた雨宮様ですね」


楓「はい、そうです」


「では早速修行を始めていきましょうか。皆様、こちらにお着替えください」


晶「これ、巫女服か?」


「魔力を強化する魔道具やローブなど、私達が把握しきれないほど存在していますから。装飾品による強化をなくし、一律体のみで修行してもらうための着替えでございます」


嵐「なるほどな。俺のサイズもあるのか?」


「ご用意してございます」


ーーーーー


晶「よしっ」キュッ


楓「うーん、見た目かわいいのに動きにくいなあ」


「それも修行の一環でございます」


嵐「そういえば修行って何をするんだ?」


「さしあたり、この10枚等間隔で並べられた魔力の薄い壁をどれだけ撃ち抜けるか試していただきます」


晶「子供の防御魔法くらい薄いなあ。これなら10枚割れるんじゃないか?」


「どうぞお試しください」


晶「よーし! 炎弾【ファイアボール】!」ゴオウッ!


バキバキバキバキッ!


晶「……ありゃ」


「4枚でございますね」
931 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:34:32.94 ID:MG0FE+Y5o
楓「見た目以上に硬いのかなあ」


「いえ、見た目相応です。子供の防御魔法のレベルしかありません」

「ただ、このように隙間を開けて重ねがけすると……強力な魔法でさえ空気と防御魔法にぶつかって推力を失ってしまう。お二人も試してみてください」


楓「風弾【エアロボール】!」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」


「お二人も4枚……。仲がよろしいんですね」クスッ


嵐「くそー、これでもリリウムならそれなりに強いんだけどなあ。半分も割れないのか」


「リリウム……。昨年いらした方はとても強かったですよ」


楓「それって……」


「ウィン・フォルクス様と早川時雨様と言う名でした。確か学生のマホリオ大会も連覇されたとか……」


嵐「やっぱり師匠達か〜」


「お弟子さんなのですか?」


晶「ええ、そんなところです」


「参考程度ですが……早川様は最初に5枚、フォルクス様は6枚割っておりました。学生で最初からあそこまで割れるのはなかなか……」


嵐「おお……負けてられないな!」


「では修行に入りましょう。目指すのはシンプルに、魔法を真っ直ぐに飛ばせるようになることです」
932 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:36:42.26 ID:MG0FE+Y5o
楓「真っ直ぐにって……それだけ?」


「はい、それだけです。ですが、真っ直ぐに撃たれた魔法はそれだけで強い。魔弾【シュート】!」ゴッ!


バキキキキキキキキキキンッ!


「ね?」


晶「とんでもない巫女さんだな……」


「さしあたってまずは、この距離からできるだけ遠くの的を狙う練習からです。遠くに魔法を届けるためには、それこそ真っ直ぐに狙う必要がありますからね」


嵐「……ちなみに、師匠達は最後何枚防御魔法を割ったんですか?」


「早川様は8枚を、フォルクス様は10枚全てを撃ち抜きました。大体修行を終える頃には1.5倍程度は破れるはずです」


楓「てことはあたし達は6枚が目標か……」


晶「いや……目標は師匠超えだよ」


嵐「晶にそう言われると俺は11枚割らなくちゃいけなくなるんだけど」


晶「ははっ、まあやれるだけやろう」


「では、修行開始です!」


ーーーーー

ーーー

933 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:37:16.42 ID:MG0FE+Y5o
とある恋愛成就の神社近くーー


イリス「……なんかノワールさん、いい顔してますね」


ノワール「そう?」


イリス「スッキリしたというか……憑き物の落ちた顔をしてます」


ノワール「今朝さ、久々に本気を出せる相手に会えて……」


イリス「それで怪我したんですか?」


ノワール「う……でも茜プロだよ? まさか同じホテルに泊まってるなんて思わないじゃん」


イリス「な……!」

イリス「ほ、ほんとですか……?」ヒソヒソ


ノワール「う、うん……。なんでひそひそ話?」


イリス「他の人に聞かれたら大問題ですよ! トップ中のトップがいるなんて分かったら、一目見ようとホテルに押しかけちゃうかもしれないじゃないですか……!」


ノワール「あ、そっか……。じゃあ内緒にしておかないと」


イリス「……呆れました。まさかプロと殴り合ってたなんて」ハア


ノワール「あの人ほんとにすごいよ……。私が殴り合いしかできないって分かってて、それで殴り合いを仕掛けてくるんだもん」


イリス「……怪我の理由も分かりましたし、回復祈願の神社でも探しますか。えーっとス魔ホス魔ホ……」ポチポチ
934 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:37:53.67 ID:MG0FE+Y5o
ノワール「イリス、それならあそこの神社に行こう」テクテク


イリス「え、この神社なんの神社か知ってるんですか?」テクテク


ノワール「うん、看板に書いてあったからね」


イリス「そうですか。じゃあここで回復祈願を……」


ノワール「ここで告白するよ」


イリス「……?」


ノワール「ここ、恋愛成就の神社なんだってさ」


イリス「え……」


ノワール「確かに茜プロとやってスッキリしたのかもしれない。今なら思ったことをちゃんとイリスに伝えられそうなんだ」


イリス「……」


ノワール「……好きです」


イリス「……昨日と言われてることは同じなのに……なんで……」


ノワール「イリス……?」


イリス「分かるんです、ノワールさんが本気なんだって……。まだ思考が読めないのに……」


ノワール「……まだ、怖い?」


イリス「今のノワールさんは……怖くありません。私を本当に好きなのが伝わってきますから」


ノワール「うん、大好きだよ」
935 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:38:27.03 ID:MG0FE+Y5o
イリス「……私、あなたの悪魔が召喚できる魔法を利用しようと、いろいろひどいことを言いました。……それなのに、なんで私が好きなんですか?」


ノワール「え、うーん……」

ノワール「最初に声をかけてくれた。心が読めるって教えてくれた。色々理由はあるけど……なんだかんだずっと一緒にいてくれて、それが嫌じゃなかったから……かな」


イリス「……っ///」


ノワール「照れた顔も可愛くて好きだよ」


イリス「や、やめてくださいっ。もう、それ以上言われたら心臓が爆発しそうです……!」


ノワール「どうかな、イリス。まだ言葉がいる?」


イリス「……」フルフル

イリス「私も……ノワールさんのことが……好き、です」


ノワール「そっか」ニコッ

ノワール「じゃあ……手でも繋ぎながら境内の散歩しよっか」


イリス「……はいっ!」ギュッ


ーーーーー

ーーー

936 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:38:55.61 ID:MG0FE+Y5o
また別の恋愛成就の神社ーー


イオ「本当はこの神社、イリスさんとノワールさんに来てほしかったんですが……」


モミジ「ここ、恋愛成就の神社だよね?」


イオ「あの二人は両思いですから……くっついたらいいなあって思ったんですけど」


モミジ「まさかバス乗り間違えちゃうなんてね」


イオ「でもこの神社、参拝する以外にもいろいろできるみたいなんです。和菓子屋さんもあるし、お茶屋さんもあるし……なので、せっかくですからここを見ていきませんか?」


モミジ「うん、賛成」


てくてく……


イオ「モミジちゃんは好きな人とかいるんですか?」


モミジ「……いる、よ?」


イオ「へ、へえ……」ズキッ


モミジ「……///」チラッ


イオ「お、応援しますよっ。上手くいくといいですね!」


モミジ(……さすがに視線だけじゃ伝わらないかあ……)


イオ(うう……喜ばしいことのはずなのに……)モヤモヤ
937 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:40:41.06 ID:MG0FE+Y5o
イオ「あ、お祈りしていきましょうか! 効果あるかも……」


モミジ「い、イオちゃん!」


イオ「はい?」


モミジ「私が好きな人、鈍感みたいなの!」


イオ「それは困った人ですね……」


モミジ「最近ずっと一緒にいるのに……もしかしたら恋愛対象として見られてないのかも」


イオ「そんな! モミジちゃんほど素敵な人に好かれてるのになんて人ですか……!」ムカムカ


モミジ「……私が好きなのはイオちゃんだよ!!」


イオ「えっ!?」


モミジ「はあ……はあ……鈍感……!」


イオ「え……え……!?」


モミジ「ほんとに気づいてなかったんだね……」


イオ「う、嬉しいですけど、でも、私なんか……!」


モミジ「『なんか』じゃないよ! 私、イオちゃんのこと大好きだもん! 可愛くて、一生懸命で……」


イオ「も、モミジちゃん……」


モミジ「……お返事聞かせて?」


イオ「……はいっ、よろしくおねがいします……!」


モミジ「……恋愛成就、したね」


イオ「そうですね……ふふっ」


ーーーーー

ーーー

938 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:41:09.37 ID:MG0FE+Y5o
アートルム神社ーー


クロエ「ここがアートルム神社ねえ……」


ローラ「話に聞いた通り、豪華とはいえない感じだね……」


ヒカリ「そうだね……。鳥居と本殿だけだ」


クロエ「でもなんか……変な感じするわね。ぞわぞわするというか……」


ローラ「クロエちゃんも? 私も……」


ヒカリ「実はボクも……。やっぱりここには神秘的な何かがあるのかな」


クロエ「本殿には入れるのかしら? 管理者は……」


「ようこそ、アートルム神社へ」


クロエ「あら、巫女さんがいたのね。ここの管理はあなたが?」


「はい。かのアートルムの神社ということでそれなりの方がいらっしゃいますから、掃除をしたりなど私が管理をしています」


クロエ「本殿には入れるのかしら」


「入れます。どうぞ」ガチャッ


ギギイイ……


「灯りをつけますね」ポワ…


ヒカリ「あれは……?」


「奥の扉は建立以来開いたことがないと聞いています。開かずの扉なので、中になにがあるかは私も……」


クロエ「開かずの扉ねえ……面白いものもあるじゃない」


ギイ……


「あ、開いた!?」
939 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:41:39.53 ID:MG0FE+Y5o
クロエ「あ、開いちゃった……」


ローラ「わ、私達扉の前に立っただけだよ?」


ヒカリ「ど、どうしよう……」


「わ、私が一度奥の確認をしてきます。皆様はこちらでお待ちを……」


スフィアテネリタス「待って!」


ローラ「スフィアさん? 姿が見えないってことは……ラピスさんの力?」


クロエ「ふ、二人してどうしたのよ」


スフィア「その奥からすごい力を感じて飛んできたの」


テネリタス「扉が開いた瞬間、すごい闇の力を感じたよ。中にあるのはきっととんでもない代物だ」


スフィア「……この中に御神体か何かが納められてるとでも?」


テネリタス「違うの?」


スフィア「違うわ。ここにいるのはアートルム本人」


クロエ「は!!?」


スフィア「この魔力、間違いないわ」


「ま、まさかそんな……」


スフィア「時を止めたか、時空間を繋げたか……なんにせよ、ここにはアートルムがいる」


クロエ「……会えるの?」


スフィア「会えるもなにも、扉は開いちゃったんでしょ。きっとすぐに出てくるわよ。私はアートルムが傷つかないように来ただけ」


クロエ「……っ」ゴクッ


ヒタ……ヒタ……


???「……」ヒョコッ


クロエ(この人がアートルム……!)
940 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:55:32.24 ID:MG0FE+Y5o
少しスレ終了までありますが、このスレは一旦ここまでになります
アートルムのプロフィールを募集しようと思ってますが、それはひとまず明日の予定です

それと同時に、見てみたい過去話やサイドストーリーなどあれば、書き込んでいただきたいです
このスレの中で1つか2つくらい短い話を投下してみたいと思います
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 23:59:50.19 ID:gmdzIBYDO
>>931
> 「ただ、このように隙間を開けて重ねがけすると……強力な魔法でさえ空気と防御魔法にぶつかって推力を失ってしまう。お二人も試してみてください」

空間装甲みたいなもん?
現在、APFSDSの存在で無いものと同じ扱いされてるから、この二人は貫通力に欠けるんだね
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 00:27:07.37 ID:uj9xwXGnO
ソレル姉妹の幼少期とか、クロエとステラの出会いとか、その辺が見たい
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 00:42:45.30 ID:daQtee+XO
おつおつ
サイドストーリーか……幼少期のウィンとかデン辺り気になるなぁ
いつ頃からあんな規格外レベルだったのか
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 01:20:02.61 ID:EAa4WN4rO
イリノワがお互いの過去を深く知った上で愛を深めるサイドストーリーとか見てみたいかも
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage sage]:2020/10/25(日) 12:26:16.23 ID:HMCmKvD/o
・ウィンとナナ(と時雨)の出会いからチーム結成まで

・ループに囚われた当初のやる気に満ち溢れた状態から周回を繰り返す度にどんどん磨耗していくデン

この辺が見たいですね
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 12:30:22.99 ID:Hiwe9PaeO
結成したて(サリア加入後)のヴィーネチームがどんな感じだったのかみたい
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 14:59:39.11 ID:nDS8Hs1PO
これはいくつか案を出して、その中から>>1が好きなのを選ぶor投票で決める感じかな?

個人的には吸血鬼の病と他の病気を併発して死にかけた楓を必死に励ます嵐の幼女百合とか見てみたい
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 15:59:56.19 ID:O6ihvmAZO
あくまで小ネタとしてだし、>>1が書きたいの選んでくれればいいかなと思う
949 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 18:38:13.57 ID:NaTBx3yjo
過去話は1が書きたいものを書いていく形になります
深く設定があるわけではないので、話を考えるのに少し時間がかかるかと思いますが、お待ちいただけると嬉しいです
今のところはソレル姉妹の過去話と、ヴィーネチーム結成の話がなんとなく書けそうかなといったところです
950 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 19:03:35.21 ID:NaTBx3yjo
20時頃にアートルムの設定を募集しようとおもいます
魔王と並んで3年目の重要キャラになる予定です(登場のしやすさを考えると魔王より重要かも?)
ぜひご参加ください

テンプレート↓
【名前】〇〇・アートルム(和名でも洋名でも可、〇〇に名前をお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】
【備考】(その他付け足したいことがあれば)
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 19:23:47.75 ID:nA/jPrfSO
20時から安価で募集始めるってことでいい?
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 19:26:36.67 ID:t63T6MlOO
既に出てる設定との食い違いがあったら申し訳ないので、現時点で出ているアートルムの設定を教えていただきたいです
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 19:29:58.49 ID:t63T6MlOO
時系列的にどの辺りにいる人物なのかは特に知りたいです(スフィアや悪魔との関係など)
954 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 19:55:09.25 ID:NaTBx3yjo
>>951
そうですね、20時から募集開始です

>>952
アートルムは伝説の魔法使いとして語り継がれています
具体的な偉業はあえて描写していないので、どんな人物なのか想像してもらって大丈夫です

さまざまな魔力を使えたらしい、魔獣とも仲がよかったらしいといった断片的な情報はありますが、それはアートルムと常に一緒にいた二人の魔法使いの力かもしれません
数百年前の人物なのか、数千年前の人物なのかも情報はないです
ただし、ルクはアートルムに出会ったことがあるみたいです
スフィアも会ったことがあるのか、存在を知っていて神社まで飛んできたのかは不明です
悪魔との関係も同じく不明です

自分用にも簡単に整理してみましたが、おそらくどのような設定でも矛盾は出ないかと思います
固有魔法も闇魔法というわけではありません
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 20:01:22.18 ID:UiwMV76l0
重要ポジなら23時くらいまで時間範囲で募集かけて多めに案を集めても良さそう?
956 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 20:06:18.14 ID:NaTBx3yjo
>>955
たしかに重要キャラの予定ではあるので、いろんなキャラ案が見てみたいですね

明日は平日ですので投票の時間も考えて、22:30までに案を募集、それ以降で投票としようと思います
957 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 20:07:47.10 ID:NaTBx3yjo
では、↓から22:30まで伝説の魔法使い、???のプロフィールを募集します
22:30を過ぎたら、コンマを使用しての投票になります
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/25(日) 20:19:12.30 ID:poVc6aKHO
【名前】シロナ・アートルム
【容姿】金の長髪に碧眼、髪型さえ合わせれば成長したクロエと言っても過言ではないほど似ている
クロエと同じく平坦である
【性格】落ち着き払った礼儀と威厳溢れる性格で一人称は『私』
しかしそれは自らの立場を鑑みた対外的なものであり、素の性格はお茶目で結構色々なところが抜けている
【得意魔法】魔力や感覚、意識や記憶など様々なものを他者と繋ぎ共有することが出来る?
【備考】千年前に活躍していたとされる偉大な魔法使いである『アートルム』その人
ルクとはかつて種族を越えた友人同士であり、いずれ後世で彼女の力が必要になると考え双方納得の上で遺跡に卵の状態に還元して封印した
魔王も一目置くほどであり魔界とも幾度も戦いを繰り広げていた
その中で魔皇帝時代のスフィアとも戦ったが戦いの中でスフィアの正体を知り見逃している
魅了魔法の使い手・魔獣の使い手の二人の妻にベタボレであり私生活は二人におんぶにだっこ状態だったらしい
そのため実は家事など色々なことがだらしないポンコツなところが多々ある
なおその二人はシロナ曰く(外見なのかそれとも別のところなのかは不明だが)『ヒカリとローラに似ている』とのことらしい
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 20:39:31.50 ID:06ITNolTO
【名前】ゼーレ・レジェンダリア・アートルム

【容姿】絶世の美少女。瞳の中に宇宙が存在しているかの如く煌く紺色の両眼と、肩から背にかけて流れるプラチナ・ブロンドの髪が印象的(普段は髪飾りで抑え付けられているがアホ毛がある)。背はやや高めで胸は巨乳というより美乳。

【性格】おとなしい性格で、自分の事より仲間の事を優先して考える。この世で最も非常識な存在であるのに反し、本人自体は常識を重んじるまともな性格。丁寧な口調で話すが親しい仲間に対しては砕けた口調になる。

【得意魔法】

『創造』クリエイション
アートルムの固有魔法を除いた全ての魔法の起源となった原初の魔法。新たな魔法をランダムで生み出す。現代で言う魔翌力欠乏症の人間がこれにより生み出された魔法の使用者(記録媒体)となる(当時は魔法を使えないのが当たり前だった)

『魔文殿』アーカイブ
現存する全ての魔法を使用できる

『頂点』アルティマ
使用魔法を最高位のものに変換する

【備考】
全ての魔法の始祖とされる伝説の魔法使い。というよりこの世界においては彼女の「レジェンダリア」から伝説という意味が生まれた、まさに生ける伝説。

『創造』を用いて人々に魔法をもたらすとちう偉業を成し遂げた。ちなみに最初に魔法を与えたのが仲間の魔法使い二人。当時の人々からの尊敬はもはや崇拝の域に達しており神そのものであるとして神聖視する者さえいた。

固有魔法を3つも持つ生物としてみても規格外な人物。魔法法則を完全に無視したバグのような存在らしい。

彼女の『創造』が生み出した魔法の一つに悪魔化の儀式があり、それにより不死鳥達は魔界に追放された為、起源を不死鳥とする悪魔達からは憎悪の対象になっているが彼女自身は望まぬ結果であった(ゼーレ自身は悪魔化の魔法を一度も使っていない)。

時を超えてやってきたのではなく、不老の魔法を用いて現代に至るまで空かずの空間で生き続けてきた。これは魔王との戦いで負傷し、その傷を癒すことが目的。

スフィアとは親友であり、彼女だけは守ろうとしたが、自分はともかく仲間の魔法使い二人まで迫害を受けそうになった為、最終的には見捨てる形になってしまったことをずっと悔いている。

ルクが時代が違うにも関わらずスフィアについて知っていたのはアートルムがかつての不死鳥達について昔話として話していた事による。
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 21:24:01.63 ID:UiwMV76l0
(22:30までに作り終わる気がしないって人自分以外にいる……?)
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 21:54:35.63 ID:06ITNolTO
あまり集まらなそうだね
自分はアートルムの設定募集するよって言われた時からなんとなく組み立てたからすんなり出せたけど他の人達はそうでないかもしれないね
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 22:08:44.80 ID:aFvRgv2bO
【名前】ノミア・アートルム
【容姿】薄い金髪を一本の三つ編みに結わえている。淡い碧眼。身長はやや高めだが胸はなだらか
【性格】理知的かつ破天荒。困っている人は決して見捨てない
【得意魔法】天象魔法。宇宙の法則に干渉して様々な現象を引き起こしたと言い伝えられているが、真相は定かではない
近年の研究によると、暗黒物質やダークエネルギーを操作する魔法だったとする説が有力とされている
【備考】詩的な言い回しを好み、近い感性の持ち主でなければ意志疎通が困難になることがある(クロエは意志疎通可能)
偉人としての自覚は全くなく、詩的スイッチさえ入らなけらば気さくで親しみやすい
長期間の睡眠によりところどころ記憶が抜け落ちているが、かつて愛し合った二人の伴侶のことははっきりと覚えている。そのせいかクロエたち三人を見る視線は妙に温かい
963 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 22:21:04.81 ID:NaTBx3yjo
>>960
せっかく考えていただいてるので、少し時間を延長させていただきます
23時ちょうどまで案を募集、それ以降を投票とします
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/25(日) 22:28:09.82 ID:SaI11HfK0
【名前】マルタ・アートルム
【容姿】金の長髪に碧眼、顔だけなら成長したクロエと言っても過言ではないほど似ている
クロエと違い高身長で豊満なおっぱいを持っている
【性格】傲岸不遜を演じているが貫禄が足りず結構色々抜けている
素の姿はどこにでもいるような普通の女で三大欲求や物欲に正直、権勢欲だけは満たされ過ぎて枯れた
【得意魔法】概念創生
マルタが「こういうモノ」と規定したモノがそのまま魔法の形になるチートオブチート
永遠に燃え続けると決めれば消えない火を作れるし世界中から情報を集める本を求めれば世界中から情報を集める本を作れる
【備考】千年前に活躍していたとされる偉大な魔法使いである『アートルム』その人
世界にいくつかの新たな概念を植え付け現代まで残るような世界改変を起こしている
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 22:29:26.27 ID:UiwMV76l0
多分終わらないので自分の事はスルーしてもらって大丈夫です……
966 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 22:36:08.74 ID:NaTBx3yjo
最初に宣言した22:30を超えてしまったので、ひとまず23時をボーダーとします
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 22:36:45.64 ID:bi/ULvH9O
重要キャラの投票なら純粋な多数決にして一票の重み同じにしてほしいな。加えて単発防止で投票前に単発回避したIDだけで投票する形式とかにして
968 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 23:05:07.60 ID:NaTBx3yjo
>>967
23時となると単発回避の時間を取る時間がないのと、これより遅い時間になると人がいなくなってしまうこと、日付が変わると自分の作成したキャラに投票できるなどいろいろ問題がでてきてしまうので、今回はこのままいきたいと思います
969 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/25(日) 23:07:54.95 ID:NaTBx3yjo
1.シロナ
2.ゼーレ
3.ノミア
4.マルタ

↓から投票
投票レスのコンマの1桁目の合計が最初に【30】を超えたキャラが???となります
本日中に誰も【30】に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが???となります
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:08:28.84 ID:kKQqtBTYO
4
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:08:31.62 ID:UiwMV76l0
2
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:09:15.35 ID:SaI11HfK0
2
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:09:24.14 ID:h5kNX0D8O
2
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:09:32.22 ID:bi/ULvH9O
2
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:10:07.51 ID:C5elbfko0
4
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:10:36.35 ID:nKmj8x1tO
1
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:11:58.74 ID:wIgjk99CO
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:12:45.75 ID:aFvRgv2bO
1
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:14:06.57 ID:3sTDCL5co
3
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:17:42.65 ID:C18Fw7Qb0
2
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:18:37.43 ID:/I464cPKO
2
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:30:58.62 ID:bi/ULvH9O
いつもの人数的に出揃ったか?
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:35:45.42 ID:UiwMV76l0
小ネタのスペースなくなっちゃったかな……
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 23:58:28.75 ID:BcEBAhNrO
不定期更新の小ネタ用スレ作っちゃっても良いんじゃないかな
985 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/26(月) 00:16:55.13 ID:vgqzXm0Io
???はゼーレ・レジェンディア・アートルムとなりした
設定は>>959を参照
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 00:41:56.21 ID:Ywqn5Dw00
アートルムのパートナー2人もここで同時に出せないと何らかの要因で既に亡くなってる事になっちゃわないか???
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 18:02:11.49 ID:girLVBXoO

クロエに対してシロナとかマシロは自分も考えたな
ブランシェも思いついたけどそれだとノワールの対になっちゃいそうだった
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage sage]:2020/10/26(月) 18:53:03.35 ID:96MFZRZmo
>>986
太古の人だしゼーレが規格外なだけで
流石にその二人は普通に亡くなってるんじゃない?

しかしこのスレだとローラとヒカリがその転生体だとか
人間やめて普通にピンピンしてそうとか普通にありそうだし容易に想像できるから困る(誉め言葉)
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 19:03:00.93 ID:Ywqn5Dw00
ぶっ飛んだ設定にする事自体は構わないけど他ヒロインの設定と噛み合わせやすいように取る側でも配慮してあげたほうがいいような気がする
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/26(月) 19:03:35.72 ID:Ywqn5Dw00
残りレス少ないのに誤爆しちゃったごめん
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/27(火) 12:19:40.96 ID:7OJOIrwyO
パンデモニウムや神聖魔法、闇魔法の辺りはゼーレとは別に起源がありそうだな
992 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/27(火) 21:37:15.84 ID:jZpyEt4ao
エピソードゼロ ソレル姉妹


私には、大好きなお姉ちゃんがいます。
優しくて、かっこよくて、大好きなお姉ちゃんです。
 ーー小学3年生 ラクリマ・ソレル


〜〜〜〜〜


ある日、アラームの音で目を覚ますと、未だに布団の中で安らかな寝息を立てているお姉ちゃんを見つけた。
ゆさゆさと体を揺らして声をかけると、小さなお口を広げて、くああと可愛らしいあくびをしながら体を起こす。

「おはようございます、ラクリマ」

「うん、おはようお姉ちゃん!」

ぴょこんと跳ねた寝癖、起きても眠そうな瞳。いつもどおりのお姉ちゃんだ。
一緒にお布団から出て、一緒に顔を洗って、一緒にお洋服に着替える。
お姉ちゃんが青い服を選んだのを見て、私も青い服を選ぶ。おそろいは仲良しの証!

「ティアー、ラクリマー、ご飯食べちゃってー」

そうこうしていると、ママが朝ごはんの準備を終わらせていた。二人でわーっとリビングに駆け込む。
ベーコンエッグと、耳を落として焼かれたトースト。
前にパンの耳が固くて苦手と言ったら、それから耳を落としてから出してくれるようになった。優しいママだ。
それに、耳はまた別のお菓子として再利用されて時々おやつになって出てくる。すごいママだ。

「ティア、学校が終わったらラクリマとお買い物に行ってくれる? 晩ごはんカレーにしようと思ったのにカレールーを忘れてね。でもママ達お仕事で……」

美味しい朝ごはんを食べている最中、ママから頼みごとをされた。
ママもお母さんも働きものだ。それでも毎日どっちかは早く帰ってきて、一緒に晩ごはんを食べてくれる。
でも材料がないとご飯もつくれない。ママ達の職場はいつもお買い物に行く商店街とは逆側だから、ときどきこうしておつかいを頼まれる。

「お姉ちゃんとお買い物! 行く!」

お姉ちゃんも頷く。お姉ちゃんは喋るのが苦手なので、返事には頷いたり首を振ったりすることが多い。
でも、おしゃべりする時は敬語でお話をする。なんで敬語なのって聞くと、記憶もないくらい小さい頃に、まわりの人達から「お姉ちゃんだからしっかりしないとね」って言われて、言葉づかいを丁寧にしていたら直らなくなっちゃったらしい。
学校の友達にも敬語で、たまに変なのーって言われるけど、敬語のお姉ちゃんも私は大好きなのだ。

「お願いね。じゃ、時間だからママ行ってくるわね」

「いってらっしゃい!」

「いってらっしゃいです」

ママ達が家を出たのを見届けて、私達も朝ごはんを食べ終える。
歯を磨いて、ランドセルをしょって、玄関へ。

「行きましょう、ラクリマ」

「うん!」

ぎゅっと手を繋いで外へ出る。
転ばないようにと手を繋いでくれるけど、実は私はもうあんまり転ばない。それでも素直に従うのは、お姉ちゃんと手を繋いで歩けるのが嬉しいからだ。
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