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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
- 674 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/05(木) 22:37:43.12 ID:+AIoWnCbo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/05(木) 22:45:42.00 ID:gsPJ4q9rO
- 乙
戻ってくるのは同じでも監禁か寄宿舎生活ならできれば後者がいいけど…
それにしても千景の殺意が高過ぎてどうしたらいいのか
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/06(金) 01:51:10.25 ID:NcKU0/wcO
- 乙
千景と仲直りしたいなあ
- 677 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/06(金) 22:49:32.12 ID:41C1j8zUo
-
遅くなりましたが少しだけ
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/06(金) 22:53:57.25 ID:OlvYWh2XO
- やったぜ
- 679 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/06(金) 23:42:15.16 ID:41C1j8zUo
-
陽乃「そうねぇ……」
勇者達はともかく、
大社は気絶させてでも連れ戻してきて欲しいと思っていることだろう。
そうしなければ、街中に爆弾が仕込まれているようなもの……だろうか。
陽乃は少しだけ考えて
それは言い過ぎかもしれないと、苦笑する
陽乃「今まで通り寄宿舎で過ごしていいなら良いわ。そうじゃなければ、お断り」
今までも不自由は多かった。
けれど、お風呂に入れるのが良い
ご飯だって普通に食べられる。
千景「あな――」
若葉「分かりました。交渉します」
何かを言いかけた千景を制して、
若葉が答える
交渉しなければ、その希望が叶わない
そう言った若葉に、陽乃の隣にいる友奈が目を細める
陽乃「仕方がないわ」
- 680 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 00:36:02.07 ID:UOdowrQAo
-
大社としては、陽乃を管理下に置いておきたいはずだ
何かやらかさないように、
勇者達を傷つけないように
ちゃんと管理しておきたいだろうし、
陽乃の力を解析したいと思っていることだろう。
寄宿舎に戻せば、陽乃はまた勇者達に危害を加える可能性がある。
陽乃がそんなことをしないと言って、信じるだろうか
答えは否だ。
しかし、陽乃が寄宿舎に戻ることを拒めば、
脅威は街の中へと消えることになる
大社は必ず、陽乃が戻ることを許可してくれる
けれど……絶対にいい顔しないだろう
杏「交渉するにあたって、久遠さんにはもう一日だけ街にいて頂く方が良いですね」
陽乃「戻ったらだめなの?」
若葉「大社の方に連れて行って良ければ」
陽乃「あー……」
- 681 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 01:18:24.40 ID:UOdowrQAo
-
陽乃の要望通りに寄宿舎に戻してしまうと、
連れ戻してきたにも関わらず
大社から勇者への信頼に影響がある。
特に、一番友好的である若葉とひなたに迷惑がかかることになる。
今までの関係と同様にそこまでの関係でなかったならそれでよかったけれど
九尾も気に入っているひなたに迷惑をかけてしまうと、
九尾は恐らく……止まってはくれない
そうなったら、終わりだ。
隣にいる友奈の方に目を向けてみると
拳を握りしめているのが見えた。
九尾は九尾でも、今は友奈である以上……感情の出し方は友奈のようだ
友奈「久遠さん」
陽乃「分かってる……上里さんが大変だものね」
赤い瞳の友奈
その目が細まっていくのを一瞥し、陽乃は頷く
陽乃「それで? 私はまたここにいたらいいのかしら?」
杏「いえ……久遠さんさえよければですけど……私の家に来ませんか?」
- 682 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 01:20:03.11 ID:UOdowrQAo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であれば早い時間から
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 01:22:37.04 ID:KOKrT+ROO
- 乙
まさかのお泊まり
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 02:02:20.59 ID:lkRl4jTko
- 乙
これからは千景攻略が鍵になりそう
- 685 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/11/07(土) 02:41:52.23 ID:0Z6ZEXQt0
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- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 05:34:34.03 ID:b8LPK0ODO
- 乙
そういえばここまで杏本人とはあまり交流してなかったから丁度いいかも
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 09:56:14.80 ID:F3lw1VXs0
- タマともそこそこ交流できそう
- 688 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 19:24:40.89 ID:UOdowrQAo
-
では少しだけ
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 19:30:32.10 ID:rmvWWRq7O
- おk
- 690 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 19:40:11.10 ID:UOdowrQAo
-
陽乃「伊予島さんの……?」
杏「はい」
陽乃「大丈夫、なの?」
陽乃の噂はこの四国全土に広まっている
全人口ではないかもしれないが、
老若男女問わず、多くの人がが知っていることだ
それは、杏の両親であっても例外ではない。
いくら杏からの紹介とは言え、周囲の人々から嫌われている人間を連れ込むのは良く思わないはずだ
陽乃「私のこと、知っているんでしょう?」
杏「知っています」
陽乃「だったら――」
杏「大丈夫です。あの日、久遠さんを見たのは私だけではありません」
陽乃「………」
杏はもう一度大丈夫です。というと、
久遠さんさえよければですから。と、続ける
- 691 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 20:04:43.46 ID:UOdowrQAo
-
友奈「久遠さんをここにもう一日いさせるのは、不安です」
陽乃の隣にいる友奈はそう言うと、陽乃へと目を向ける
心配している瞳
ここよりは、杏のところに厄介になったほうが良いという考えを感じる
この友奈からしてみれば、伊予島毛にどんな災難が降りかかろうとも、
陽乃が無事ならそれでいいのだ
球子「でも杏はどうするんだ?」
杏「わたしも久遠さんと家に残るつもりだよ」
球子「だったらタマも残るぞ!」
若葉「土居さん!」
球子「杏一人残していけっていうのか?」
杏「タマっち先輩……」
球子「杏が残るならタマも残る」
陽乃「そこは伊予島さん次第になるわね」
杏「……久遠さんは、私と一緒に来てくれるんですか?」
1、ええ、その方が良いわ
2、一緒に野宿しましょ
3、悪いけれど……やめておくわ
↓2
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 20:10:49.73 ID:MRt0j+hJO
- 1
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 20:11:27.79 ID:Aqw+yUZP0
- 1
- 694 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 20:28:08.70 ID:UOdowrQAo
-
↓1コンマ判定
1,3,9 杏
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 20:29:24.60 ID:MRt0j+hJO
- あ
- 696 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 21:19:35.33 ID:UOdowrQAo
-
陽乃「ええ、その方が良いわ」
杏「良かった……」
安堵したように零した杏は、
ほっと胸を撫で下ろすと、球子へと目を向ける
球子の視線を感じて笑うと
僅かに視線を逸らし、目を閉じて……開く
杏「タマっち先輩と私と久遠さんの三人で外泊許可をください」
若葉「分かった」
友奈「大社が認めてくれるかな……」
若葉「事後承諾で押し通す。久遠さんを寄宿舎に連れ込むよりはマシだろう」
やや強硬手段だが、
陽乃が条件を飲まなければ戻らないと言っている以上
そうするのが最善だった。
なんなら寄宿舎に連れ帰っても良かったのか。とでも言えば良いと、若葉は答える
陽乃「上里さんを連れて行かれて、気が立ってるわね」
友奈「……大丈夫。ひなちゃんは問題ないよ。私が付いてる」
陽乃にしか聞こえないように傍らの友奈は囁く
- 697 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 21:41:29.31 ID:UOdowrQAo
-
千景「……私」
友奈「ぐんちゃんは私達一緒に戻ろう?」
千景の隣にいる、本物の友奈の言葉に千景は眉を顰める
本物か偽物か。
まだわかっていない千景の敵意を感じても友奈は笑みを浮かべる
弾かれる可能性を考えながら、それでも手を差し伸べた
友奈「あんちゃん達を信じよう。久遠さんを……信じよう?」
千景「……高嶋さん」
若葉「私と友奈、郡さんは戻る。土居と伊予島は久遠さんと……」
陽乃「?」
若葉「お願いしますよ。久遠さん」
問題を起こさないでくださいと言いたげな視線を受けて、
陽乃は肩をすくめて笑って見せる
専守防衛
陽乃はそれを主に置いているつもりではある。
九尾も、害があると判断さえしなければ、
人間自体を有象無象として関わることさえしない。
陽乃「大丈夫よ。大丈夫」
球子は不安だが、杏がいれば問題はない
あるとすれば……杏の両親とその周囲だ
- 698 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 21:59:52.68 ID:UOdowrQAo
-
若葉「それで、どちらが本物の友奈なんです?」
友奈「どちらも何も、最初から動いてないですよ」
陽乃の隣の友奈、九尾はその姿を消し去って、答えとする。
千景はそれを見送ってから大鎌を畳み、収納すると
陽乃を睨んで……目を背ける
千景「せいぜい……大人しくしておくことね」
陽乃「この神社で寝泊まりしなくていいなら、蝶が止まれるくらい大人しくなれるわ」
『虫が入り込むではないかや?』
陽乃「うるさいやめて、あれトラウマになりそうなんだから」
千景「……何言っているの?」
陽乃「こっちの話。とにかく承知したわ。伊予島さんの厚意、仇で返さないと誓うわ」
そう千景に微笑んでみたものの、
千景はそれを全く信じていないようで、目もくれない
そんな千景を見て、友奈は困ったように肩をすくめて陽乃に笑みを見せる
友奈「あんちゃん、タマちゃん。宜しくね」
球子「あぁ、任せとけ」
友奈の突き出した拳に、球子もこつんっとぶつけて頷く
そうして杏、球子、陽乃を残し、
若葉、千景、友奈は神社を後にした
- 699 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 22:15:13.32 ID:UOdowrQAo
-
√ 2018年 8月2日目 夕:
0 00 最悪
1〜3 良い
4〜6 普通
7〜9 悪い
ぞろ目 最良
↓1
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 22:17:34.91 ID:Aqw+yUZP0
- あ
- 701 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 22:58:35.04 ID:UOdowrQAo
-
√ 2018年 8月2日目 夕: 伊予島家
杏と球子と共に杏の実家へと向かった陽乃は、
親友に忌避されたと言うこともあって、
いくら杏の両親でも……と、あまり期待はしていなかった
杏が言うから受け入れてはくれるが、嫌悪感を感じるだろうと。
しかし、それが杞憂であるかのように、伊予島夫妻は迎え入れてくれた
「いらっしゃい、話は聞いているわ。久遠……陽乃さんね?」
陽乃「は、はい……すみませんが――」
「大丈夫。そんなに気にしなくていいの」
杏「久遠さん、大丈夫ですよ」
陽乃「でも……」
「まず上がりなさい。込み入った話はそれからでもできる」
渋る陽乃に杏の父はそう声をかけて、招く
球子「お邪魔しまーす!」
杏「あっ、タマっち先輩手を洗ってください!」
上がっていく二人
残った陽乃を杏の母親は見つめて、微笑む
「あの人、表情はあれだけど……貴女のこと嫌っているとかではないから安心して良いからね」
陽乃「あ……はい。ありがとうございます」
靴を脱いで、
片足跳んでいる球子の分も一緒に揃えて上がると、
杏の母親は「しっかりしているのね」と、笑みを見せた
- 702 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/07(土) 23:02:28.82 ID:UOdowrQAo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 23:18:48.29 ID:MRt0j+hJO
- 乙
散々酷い仕打ち受けてきた分、杏の周りが暖かい…
そしてやっと運も向いてきていい感じだな
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/07(土) 23:32:22.26 ID:lkRl4jTko
- 乙
杏は陽乃さんのこと結構好意的に見ているけど、タマは未知数だよな
ちょっと心配
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 02:31:55.81 ID:/bBqSP3WO
- 乙
判定はご両親の受け入れ度だったのかな
なんにせよよかった
- 706 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 17:13:01.71 ID:FmzRiwS4o
-
では少しずつ
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/11/08(日) 17:28:10.67 ID:5zS6Mu/nO
- 来てたか
- 708 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 18:14:05.54 ID:FmzRiwS4o
-
リビングへと上がると杏の父、杏、球子がすでにいて、
予め連絡を貰っていたからか、お菓子と飲み物が用意されていた
杏「久遠さん、どうぞ」
球子「まだ手を洗ってないだろーっ」
杏「久遠さんはちゃんと洗ってから来るから良いの」
球子「あんずーっ」
茶番……ではないだろう。
杏と球子の関係が垣間見えるのを横目に、
陽乃は手洗い場へと向かって、手を洗う
『ふむ……入浴しておいて良かったのう』
陽乃「ほんと……あんな状態で人様の家に上がるなんて出来ないわ」
リビングへと戻って、球子の隣に座る
杏の隣は、球子が許さない
「改めて、いらっしゃい。久遠陽乃さん。土居球子さん」
陽乃「今日はすみません、急に」
「良いのよ。驚きはしたけれど……友達が家に来るなんて、初めてで、嬉しい限りだわ」
杏「お母さんっ」
球子「寄宿舎では、いっつも仲良くさせて貰ってる……ます」
球子のちょっぴり詰まった物言いに、
杏の母親はにこやかに笑って「ありがとう」と答えた
- 709 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 18:30:00.01 ID:FmzRiwS4o
-
杏は小学生の頃病弱で一度、原級留置となっている
そのため、1年、2年と仲良くなった友人達からは一つ遅れ、
年下のクラスメイトと同じ学年となってしまった。
それがきっかけで、だんだんと疎遠になり、独りになることが増えた。
杏はそう言った経験もあって、家に友人を呼んだことはないのだ。
いや、呼べなかったのだ。
陽乃「私は……その、とてもと言うほどではありませんが、良くして頂いています」
杏「……あ、えっと、久遠さんはね。伊予市の方なんだって」
「知っているよ。話も噂も、色々と耳にするからね」
杏「お父さん、久遠さんは――」
「分かっている。見ればわかる……噂ほどの極悪人なら、こんな顔つきはしていない」
陽乃を見つめ、
そう言い切った杏の父は、自分の前に置かれているティーカップに口をつけたが、
杏の母親はそれを一瞥して「何言ってるんだか」と苦笑する
「あなたの人相判断なんて、映画で見たマフィアが参考じゃないの」
「ぶふっ」
球子「うわっ」
「も、申し訳ない――お前が余計なことを言うから」
「あなたが下手なこと言うからでしょ。もう、球子さん大丈夫?」
球子「あ、はい……大丈夫です」
杏「顔にかかってるよ、タマっち先輩」
- 710 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 18:52:23.25 ID:FmzRiwS4o
-
伊予島家は、父も母も、杏自身も
みんながみんな、優しく仲の良い……温かい家庭だったのだろう
陽乃の家だって、悪くなかった
仲が良くて、温かくて
神社の神主や巫女というのもあって、週末に家族でお出かけ……なんていうのは滅多になかったけれど
それでも、仲は良かった。
陽乃「………」
『主様』
陽乃「……大丈夫」
杏の家族に魅せられたからと言って
自分のそれを奪った人たちを殺そうとは思わない
死んでも良いとは思うけれど、殺す気はない。
動悸が強くなるのを感じて深呼吸をすると、球子が気付く
球子「なんだ?」
陽乃「大したことじゃないわ」
杏「具合が悪いなら、休まれますか?」
「もしあれなら、夕飯の時間になったら起こすから休んでいて良いのよ?」
1、休む
2、休まない
↓2
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 18:57:03.80 ID:uEukC087O
- 1
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 18:59:06.37 ID:AzX5E85g0
- 1
- 713 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 19:42:21.94 ID:FmzRiwS4o
-
陽乃「そう……ですね、休ませてください」
「布団は――」
杏「大丈夫、私のベッドを使って貰う」
「そう? なら、杏と球子さんの分も用意してあるからね」
球子「タマのベッドは?」
杏「タマっち先輩は私とお布団」
球子「……抱き枕付き?」
杏「何言ってるのタマっち先輩」
球子は杏を抱き枕にするつもりなのだろう
困った様子の杏に「抱き枕」と言ってぎゅっと抱き着く
陽乃「邪魔ものが行くお部屋はどこかしら?」
杏「タマっち先輩離れてっ」
球子「ベッドはあげても杏はあげないからなっ」
陽乃「ええ、肝に銘じておくわ」
杏「タマっち先輩っ」
杏に押し離されて、球子はようやく離れたものの
その目は陽乃を見ている
九尾の幻惑の力を見せられて、
いつすり替えられるかもわからず……警戒しているのだろう
- 714 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 19:55:25.21 ID:FmzRiwS4o
-
案内された杏の部屋は、綺麗にされてはいたが……8割が本だった
本棚はみっちりと本が納められ机の上も、本の山だ
球子「寄宿舎以上だな」
杏「あはは……だ、大丈夫。寝る場所はあるから」
『寄宿舎は寝台の上にも書物があったぞ』
陽乃「貴女ね……」
九尾がどこまで侵入しているのか気になるものの、
聞いたら何が出てくるかは分からない
杏の招きに応じて、ベッドを借りる
杏「熱とかはありませんか?」
陽乃「大丈夫」
球子「あんな場所で寝るからだぞ。横にすらならなかっただろ」
陽乃「分かるの?」
球子「どう寝たのかくらい分かる。虫よけも何もない。本物のサバイバル。タマでもやらない」
陽乃「虫が服の中を這いずってる感触はトラウマになるわ」
杏「えぇ……」
球子「そこでタマを見るなっ! 流石にタマも引く!」
- 715 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 20:24:41.60 ID:FmzRiwS4o
-
陽乃「あら、もしあれなら一緒にガチバルやろうと思ったのに」
球子「ガチバル?」
杏「タマっち先輩……?」
陽乃「二日間食事と風呂無し、廃墟で座って寝るの」
球子「良いな――ってぇなるか!」
球子は声を張り上げてベッドを叩く
大声を出さないでと諫める杏をよそに、
陽乃は薄い掛布団を引き上げて体を覆う
ぼふんっと空気の抜けたベッドは、埃を感じない
杏「でも、久遠さん全然いい匂いですよ」
球子「確かに臭くないな」
陽乃「ちょ……嗅がないで! 朝温泉入ってきたのよ」
布団をめくろうとする球子を押し返して、布団を死守する
昨日の朝まではベッドの上だったが、拘束具の有無でまるで感触が違うし
杏のベッドは、
寄宿舎で使っているものよりも、陽乃が家で使っていた物よりも、良質に感じる
陽乃「……良いご両親ね」
杏「はい……でもきっと、久遠さんがいなければ今はもういなかったと思います」
- 716 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 20:41:04.27 ID:FmzRiwS4o
-
陽乃「買い被り過ぎだわ」
杏「いえ……だって、久遠さんはあの当時からバーテックスと戦っていたじゃないですか」
車で逃げる道中、飛来する白い化け物に突っ込んでいく人を杏は見ている
両親だって……避難所に現れた化け物を片っ端から殴り飛ばしていく人を見た。
襲い来る異形――バッテックスを打倒していく少女
車を吹き飛ばし、建物を崩壊させ、人間を喰らいつくす化け物に対抗し得る
それは確かに、言いようによっては化け物だったかもしれないけれど、
間違いなく……勇者だった
杏「久遠さんは多くの命を救いました。誰が何と言おうと……久遠さんを恩人だと思っている人はいます」
球子「杏……」
杏「今生きている人々には希望がありません。だから、あんな酷い噂であろうと希望と掲げて縋ってしまうんです」
陽乃「なら、どうすると?」
杏「私達が勇者として、希望になればいいんです。いつか襲撃があっても、確実に勝利して、守り抜くんです」
勇者がいれば、大丈夫だと
いつか、失ったあの日を取り戻すことが出来るのだと
そう思わせられるような活躍をして見せるべきだと……杏は言う
杏「そのために、力を貸して貰えませんか? 私達と……仲良くなっては貰えませんか?」
1、私と仲良くなると死ぬわよ
2、考えさせて
3、気持ちは嬉しいけれど……問題が解決するまでは駄目よ。大社が煩いわ
4、その言葉は重いわよ。責任とらないからね?
↓2
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 20:44:28.74 ID:7XZXt0BS0
- 4
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 20:47:38.38 ID:zulLhKmiO
- 4
- 719 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 21:31:38.43 ID:FmzRiwS4o
-
陽乃「言っておくけれど……その言葉は重いわよ。責任とらないからね?」
杏「……承知の上です」
球子「杏、本気か?」
杏「うん。私は久遠さんの力になりたい」
足手纏いなのは分かっている
力不足なのも分かっている
けれど、杏は陽乃を一人にはしたくないと思う
誰も寄り添ってくれない英雄の物語など、杏は好みではない
たとえその英雄が望んでいるのだとしてもだ
陽乃「噂を知っているのに?」
杏「関係ありません」
陽乃「周りの人から、色々言われるのよ?」
杏「周りから浮くのは慣れています」
球子「待て杏」
一人先行していく杏の肩を叩いて、球子が止める
- 720 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 22:33:59.27 ID:FmzRiwS4o
-
杏「タマっち先輩」
球子「杏が本気なのは分かった……正直、そんな無理はして欲しくない」
でも、と球子は言う
球子「どう言ったって無理そうだからタマも一緒だ」
陽乃「本気なの?」
球子「本気だ。悪いか?」
グッと距離を詰めてきた球子は、
ベッドに横になっている陽乃の目線に合うよう屈んで、杏の肩を掴む
杏がどうしてもと言うのなら付き合う
そして、杏を護る
球子「杏がこんな様子なんだ。久遠さんだって断り切れないだろ?」
陽乃「………」
球子「だから、タマもだ。どうせ友奈も若葉もだろうし……仕方がない。付き合ってやる」
杏「そんな嫌々は駄目だよタマっち先輩」
球子「……杏が杏だって証拠も、久遠さんが久遠さんだって証拠もないんだ。仕方がないだろ」
九尾の力ゆえに信用は出来ない
自作自演の可能性だってある
それでも、杏が杏だと信じて球子は言う
球子「でも、杏が偽物だったとしたら……久遠さんは一人が寂しいから誘ってることになる。だったら付き合うしかない」
だろ? と、球子は苦笑した
- 721 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/08(日) 22:36:58.53 ID:FmzRiwS4o
- では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/08(日) 22:50:34.38 ID:9m1bzpwbO
- 乙
両親が救われたのもあってか杏の陽乃さんへの思い入れが若葉たち以上だな
今回は杏が陽乃さんのヒロイン候補になりそう
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/09(月) 00:28:20.63 ID:Z/Wlh1zaO
- 乙
頼れる仲間みたいなのが増えるのは嬉しいな
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/09(月) 00:34:55.67 ID:dtltR1cR0
- 伊豫稲荷の話はデータ2の頃から出てたけど、
伊予市の名前が出たのは初めてか?
- 725 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/09(月) 22:30:25.26 ID:L8DQrONTo
-
すみませんが本日は所用のためお休みとさせていただきます
明日は可能であれば通常時間から
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/09(月) 22:32:36.45 ID:Utrm9dO0O
- 乙です
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/10(火) 22:31:07.06 ID:i20nADzlO
- 今日も休載?
- 728 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 00:43:18.06 ID:FHIW4ULNo
-
遅くなりましたが、少しだけ
時間も時間のため、安価は無しです
- 729 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 00:58:11.13 ID:FHIW4ULNo
-
陽乃「……何よ。それ」
もちろん、今ここにいる杏は本物だ。
九尾の作り出した……あるいは、九尾が化けた偽物などではない。
しかし、球子はそれを知らない
そして――きっと、昼間に陽乃が友人として接触したことがきっかけで
杏の今の押しの強さに抗えないとみているのだろう
陽乃「私は別に……」
『寂しいのかや?』
陽乃「そうじゃない」
球子「違うのか?」
陽乃「貴女には言っていないわ」
九尾に言ったのよと取り繕うが、球子は訝しそうな表情を見せる
杏「久遠さんには、聞こえるんですか?」
陽乃「信じるの?」
杏「ひなたさんから話は聞いてますし、神社でも見せて頂いたので」
陽乃「……なるほど」
ひなたがどこまで話しているのかは知らないが、
九尾が陽乃のみに言葉を聞かせるというのを、信じるつもりのようだ
普通なら、独り言を言う変な人となりそうなものだが。
- 730 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 01:42:29.29 ID:FHIW4ULNo
-
杏「そのひなたさんですが――」
陽乃「大社の施設なんでしょう?」
杏「はい。ただ……問題は大社がひなたさんを久遠さん寄りの人だって考えていることです」
球子「杏……?」
杏「タマっち先輩もひなたさんと若葉さんが久遠さん寄りの人だっていうのは分かってるよね?」
球子「ん〜……まぁ、何となくは」
あやふやな答えを返す球子に苦笑いを浮かべた杏は、
陽乃の方へと向き直って、真剣な表情を見せる
杏「前回……若葉さんは久遠さんを倒しましたが、本当に斬ったわけではありません」
友奈や千景が大怪我とまではいかなかったにせよ
治療が必要な状態にされたことには変わりがない
それにもかかわらず、陽乃はほぼ無傷だった。
それはもちろん、九尾の力があってこそなのだが
大社はそう考えずに、若葉が仲間よりも陽乃を優先したと考えている
そう考えていない人もいるが、そうではないか……という疑いがかかっていることが重要なのだ
杏「大社は若葉さんの抑止力として、あえてひなたさんを組織下に置いておくつもりの可能性があります」
- 731 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 02:02:04.01 ID:FHIW4ULNo
-
それは言い換えれば、
陽乃を寄宿舎に戻す代わりに、ひなたが大社預かりになる可能性があるということだ
それも、非常に高く。
巫女としての能力が高いがゆえに、害されるわけにはいかないと言う建前で。
それに対して抗議することは出来る
使える文句もいくつか考えられるが、果たして……それが通じるかどうか。
陽乃「やっぱり私、逃げたほうが良いかしら」
杏「今更どうにもなりませんよ」
球子「若葉が直訴に行ったんだ。ここから逃げるってなったら余計ややこしくなるだろ」
陽乃「そう、よね……」
自分の境遇を優先するのは、人として必然と言えなくもない
しかし、今の酷い環境の中で良くしてくれた人を道連れにするのは少し違う。と、思わなくもない
陽乃がそう思い悩むような少女だからこそ、九尾は悪態をつく
『……気にすることはなかろう』
陽乃「まぁ」
心配をすべきはひなたよりも大社だ
ひなたに何かがあれば、この妖狐が影を伸ばすだろう
そうなった場合は、あまり考えるべきではない
- 732 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 02:02:57.46 ID:FHIW4ULNo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/11(水) 02:04:26.85 ID:uHn1gfZfO
- 乙
なんか申し訳ないな
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/11(水) 06:48:06.04 ID:hPmlZVy9O
- 乙
事実上ひなたが人質にされるわけか…
助けたら助けたでもっと拗れそうだしどうしたものか
- 735 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/11/11(水) 14:16:44.13 ID:jm95pkoQ0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 736 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 22:04:38.00 ID:FHIW4ULNo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/11(水) 22:13:51.79 ID:6KmQdN4qO
- よしきた
- 738 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 22:54:10.37 ID:FHIW4ULNo
-
杏「久遠さんはやっぱり、優しい人ですね」
陽乃「上里さんが相手だからよ……みんなのことを考えられるわけじゃないわ」
杏「それが普通だと思いますよ」
誰も彼もに手を差し伸べ気を回せるのは、普通とは言えない
自分の友人知人にそうできるのが……良い所だろう
人々に嫌われ、大社に敵視されながら、
勇者とも敵対に近い関係にあってなお、ひなたのことを考えられるのなら
それは優しいと言えると、杏は思う
杏「ひなたさんなら大丈夫です。巫女の適正があるある以上、どうにかできるとは思えませんから」
陽乃「そうなんだけどね」
ひなたは若葉の傍に居たいだろうし、若葉はひなたが傍に居てくれた方が良いだろう
ひなたが大社預かりになったからといって若葉が千景のようにならないとは思うけれど。
千景はきっと……貴女のせいよ。とでもいうはずだが、
それに関してはひなたがどうなっていようが変わらないので、関係はない
- 739 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 23:24:28.88 ID:FHIW4ULNo
-
陽乃「……乃木さんの説得次第、かしら」
球子「でも、あの大社が説得を受け付けるか?」
杏「ひなたさん連れて行くの……一方的だったからね」
事情の説明はしてくれたものの、だから連れて行く。という一点張りで
一緒に行動したほうが安全だと言う若葉の言葉は受け入れて貰うことが出来なかった。
だからこそ、
若葉は事後承諾で杏たちの外泊を押し切ってやろうと言うのだが。
ひなたを取られて腑抜けるのではなく
やり返してやろうと言うのは……少し、感心する
杏「久遠さん、眠くありませんか?」
陽乃「まさか、今までのが寝物語だったわけじゃないでしょう?」
杏「そうですね」
小さく笑った杏は、少し休んでください。と、球子を引っ張る
- 740 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 23:44:21.10 ID:FHIW4ULNo
-
球子「あんずっ……久遠さんを一人にしたら――」
杏「そんなこと言ったら、私達寝れなくなっちゃうよ」
球子「……交代で見張るか?」
陽乃「私の寝込みを襲おうとしたら、殺されちゃうわよ」
茶化すように言う陽乃だが、それは冗談ではない
陽乃は眠っている間に起きていることを制止することは出来ないため
寝込みを襲おうとした何者かがいた場合、
九尾がそれをどうにかしてしまうのを止めることが出来ない
陽乃「絶対、やったらだめだからね」
球子「そう言われると――」
杏「駄目だよタマっち先輩」
球子「分かってるって」
冗談だってといった球子は、後で少し……とちょっぴり思ったものの、
しかし、神社でのことを思えばやはり委縮せざるを得ない
球子「まぁ、ゆっくり休むんだぞ」
陽乃「ええ……二人もね」
陽乃は頷いて微笑み、目を閉じる
質の良いベッドに、陽乃は緩やかに眠りへと誘われるのを感じた
- 741 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 23:56:11.48 ID:FHIW4ULNo
-
√ 2018年 8月2日目 夜:伊予島家
01〜10 九尾
30〜39 友奈
51〜60 杏
61〜70 若葉
86〜95 球子
↓1のコンマ
※それ以外は通常
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/11(水) 23:56:56.58 ID:C+JPwFzB0
- あ
- 743 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/11(水) 23:58:12.74 ID:FHIW4ULNo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 00:10:30.74 ID:hnZLLAMaO
- 乙
タマっち先輩は九尾の力を見てるのと杏の心配で警戒心がちょっと強めだな…千景と違って話せば分かってくれそうだけど
一方で積極的に味方する杏のターン継続か
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 07:47:50.21 ID:h1ghYy600
- 乙
心を開ける人間が必要な状況だから助かるな
- 746 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/12(木) 21:33:58.82 ID:TU5bEY/+o
-
では少しだけ
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 21:39:25.66 ID:wTVojQppO
- かもーん
- 748 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/12(木) 22:07:59.95 ID:TU5bEY/+o
-
√ 2018年 8月2日目 夜:伊予島家
夕食と入浴を終えて、
寝間着がないと言うことで……陽乃は杏の母の寝間着の予備を借りることとなった。
球子は杏の予備を借りた。
杏「久遠さん、ゆっくり休んで良いんですよ?」
陽乃「無理言っているんだから、少しくらいはね」
食事後の洗い物、風呂の準備
それを陽乃は自主的に手伝っていて、
母親も杏もそんなことしなくても良いのにと、ちょっぴり申し訳なかった
陽乃は杏の友人で、客で、そして何よりも勇者である。
一宿一飯の恩義という言葉はあるものの、
そうしなければならないと言うものではない。
杏「ほんと、噂と違いすぎていて困っちゃいます」
陽乃「噂だと、私は傍若無人……暴虐無人の方が良いかしら? そんな人なのかしら」
杏「殆どそんなものです」
陽乃「伊予島さんがそうして欲しいならするけれど」
陽乃が茶化すように言うと、
杏はお願いですから止めてくださいね。と、苦笑する
- 749 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/12(木) 22:42:46.03 ID:TU5bEY/+o
-
杏「久遠さんって、読書もお好きでしたよね」
陽乃「ええ、だから正直……伊予島さんの部屋は私にとって魅力的だわ」
至る所に文庫本が置かれている部屋
ちらりと見て覚えのあるタイトルも散見されるが、
そうではないものも多い。
文庫本の総量としては、杏の方が上のようにも思えた
陽乃「私が読書好きだなんて、誇張も良い所ね」
杏「いえ、そんな……」
陽乃「小学生の頃、色々あったんでしょう? 今は大丈夫なんだったかしら」
杏「勇者の力を授かってからは体調を崩すことも無くなって、落ち着いています」
陽乃「勇者の力……ね。貴方は私と伊予島さん達の力の違いをどう見てる?」
杏「どう……と言われても困りますけど」
そうですね。と、杏は呟く
杏「少なくとも同質ではないと思います」
- 750 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/12(木) 23:09:07.57 ID:TU5bEY/+o
-
細かく言うのならば、
勇者達が神樹様から供給される力を利用しているのに対し、
陽乃は、九尾もそうだが神樹様を一切介さずに力を利用している
そのため、大社が解析することは出来ないし
それを実現させるためには
陽乃に力を貸している九尾の全面的な協力が必要になってくる
勇者の力が水であるのなら、
陽乃の力は油だと言っても良いのかもしれない
杏「神様の性質自体が違う……大社の考えや噂の言葉を借りるのであれば、天の神と地の神。それくらいの違いはあると思います」
陽乃「そう」
『妥当な理解であろうな』
九尾や陽乃の協力がなければ、そこまでが限界だろう
陽乃の力が九尾以外にもあるとか
陽乃の力が人体にも悪影響を及ぼしたり、本当に神様も殺せるというところにまで到達はしない
- 751 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/12(木) 23:32:23.27 ID:TU5bEY/+o
-
陽乃「そう言う、神様が云々って小説はあったりする?」
杏「えっと……そう言うのは、無いですね」
陽乃「そう……」
陽乃の神社が無事ならば、多少の文献が残されていたはずだが、
残念なが焼失している
一般の神社やお寺、資料館にも神様に関するものはあるが、
陽乃……久遠家のことに関しての物は存在していないだろう
せめて神様を扱った物語が読めれば……と思ったけれど、今は難しい
杏「あの、久遠さん」
陽乃「なに?」
杏「タマっち先輩、悪気はないんです。ただ、私のことを心配してくれているだけで」
陽乃「大丈夫よ。そのくらい分かってる」
球子の反応くらいで敵対しているだなんて思うつもりはない
陽乃「せめて、郡さんくらい敵意むき出しじゃないと」
杏「冗談になりませんよ」
陽乃「ふふっ、ごめんなさい」
1、どうしたらいいのかしらね、ほんと
2、ありがとうね。助かるわ
3、本当に大丈夫? 怖くないの?
4、バーテックスが来る頃には、長野……どうなっちゃうのかしらね
↓1
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 23:34:24.09 ID:smuW1OoqO
- 4
- 753 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/12(木) 23:40:24.52 ID:TU5bEY/+o
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みをいただくことになると思います
再開は明後日、可能であれば早い時間から
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/12(木) 23:45:32.89 ID:smuW1OoqO
- 乙
そういえば四国での初戦闘は一ヶ月後だったっけ
うたのん達と接触できる機会あるかな
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/13(金) 00:48:27.31 ID:8/0AduRrO
- 乙
さすがに長野までは手回らないかもねえ
今自分のことすら精一杯だし
- 756 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/14(土) 21:17:00.24 ID:84spaLMfo
- 遅くなりましたが、少しだけ
- 757 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/14(土) 21:17:30.08 ID:84spaLMfo
-
陽乃「バーテックスが来る頃には、長野……どうなっちゃうのかしらね」
杏「長野……白鳥さんの件ですよね」
陽乃「ええ……」
現状では定期連絡も行えており、
向こうでの戦闘は行われているものの、問題はないという話だ
だが、それがいつまで持つのか。
長野はここと違って、たった一人の勇者が守っている
物量作戦で押し込まれる可能性はあるし、
一日ではなく、連日の襲撃で疲弊させることも可能だ
今日は無事でも、明日は?
明日は無事でも、来週、来月……
長野が無事であると言う保証はない
杏「久遠さんは長野の方に行きたいと?」
陽乃「ここで時間を潰しているくらいなら、行くべきとは思うわ」
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/14(土) 21:18:15.87 ID:boY+Hn+t0
- なるべく諦めないし
- 759 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/14(土) 22:08:17.64 ID:84spaLMfo
-
杏「ですが、戦装束がまだ万全ではありませんし……四国の守りを無くすわけにはいきません」
陽乃「それは分かってるけれど、じゃぁ……長野は捨て駒なの?」
杏「………」
杏も陽乃も、
長野が大局的に考えれば、必要な犠牲として考えられているとみている。
勇者の力があるとはいえ、
ここおから長野までの道のりは決して楽ではない
救出に行くのは簡単ではなく、
行けたとして、救出できるとは限らない
ましてや、長野の勇者だけならば可能性もあるが……一般の人たちは連れ帰ることは不可能といっても良い
そうなったら、長野の勇者は出てくることを望まないかもしれない
陽乃「必要な犠牲があるって考えには一理ある。けれど、それを認めるかどうかはまた別の話だわ」
杏「久遠さんは、関係ない県の人たちも救いたいと?」
陽乃「仮に……仮によ?」
陽乃はあえてそう前置きして、咳払いする
この言葉で勘違いされては困るからだ
陽乃「仮にも勇者であるのなら、そこに生存者がいると知りながらただ手を拱いているだけなんて……許せると思う?」
- 760 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/14(土) 22:25:33.91 ID:84spaLMfo
-
杏「それは……」
それは、きっと勇者と呼ばれるもの考えなのだろう
しかしながら、もし……それを成し遂げられるのだとすれば
それはもはや勇者などではなく。
陽乃「思う?」
杏「あ……い、いえ。思いません」
勇者ならば捨て置けない
なんとしてでも救おうとするだろう。
だが、陽乃はそれを成し遂げたとて……認められるだろうか?
いや、陽乃はそもそも誰かに認められたいなどと思っているのだろうか
ただ単純に、そうあるべきではない。と、思っているだけなのではないかと、杏は思う
だとしたら、やはり陽乃は……ただただ、優しい人でしかない
それ以上に、優しすぎる人でしかない
杏「あの……久遠さん」
陽乃「なに?」
杏「もし、長野に行けるのなら行きたいって思いますか?」
- 761 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/14(土) 22:55:13.65 ID:84spaLMfo
-
陽乃「あら。良い回答したら長野旅行プレゼントして貰えるの?」
杏「そういうわけではないですけど……」
陽乃「ふふふっ、冗談よ」
長野に行けるのなら長野に行きたいのか
救えるのなら救いたいのか。と、、杏は聞きたいのだろうと陽乃は苦笑する
濁したわけではないが
ついさっきはちゃんと答えなかったからだろう
陽乃は、自分が生き残ることを主としているけれど
だからといって、周りを見捨てられるわけではない。
長野に行くことが出来て、
そこで戦っている勇者を救えるのならば……と、考えないことはない。
陽乃「大社に、伝える?」
杏「伝えたところで、久遠さんのことは良く考えて貰えないと思います」
陽乃「そうよねぇ……」
1、バーテックス、叩きのめしたいかな?
2、行けるのなら行きたいわ。ここにいたって、ね?
3、勘違いされると困るのだけど……私、別に人助けしたいわけじゃないからね?
↓2
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 22:56:48.30 ID:eApRcRd40
- 2
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 22:57:06.06 ID:Bg+aW/L00
- 2
- 764 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/14(土) 23:09:17.38 ID:84spaLMfo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 23:35:17.50 ID:Mzmr8n5XO
- 乙
うたのん達だけを助けるならまだしも諏訪の人達全員となるとなぁ…
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 03:17:58.34 ID:9fEMO8NxO
- 乙
陽乃長野へ行くのか
- 767 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/15(日) 19:31:34.06 ID:Isg1Is6Go
- 遅くなりましたが、少しだけ
- 768 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/15(日) 19:32:01.45 ID:Isg1Is6Go
-
陽乃「行けるのなら行きたいわ。ここにいたって……ねぇ?」
杏「それは、そうかもしれません」
長野までの道のりは決して楽なものではない
辿り着いたとしても、そこでの生活は辛く苦しいものであることだろう
しかし、それがどのようなものであろうと、
ここで民衆に恨まれ、憎まれ、疎まれ
大社から敵視され、勇者と一触即発の状態でいるよりは
陽乃のことを知る人のいないであろう長野にいる方が、ずっといいはずだ
杏「久遠さん、長野に行かれるんですか?」
陽乃「ちょっと、考えたけど……」
陽乃はそう言って、苦笑する
陽乃「そうしたら、私絶対に見つからないじゃない? 大変な事になるわよね?」
杏「なりますね……でも、大社なら困らせても良かったと思います」
自分たちが困ることも分かってはいる
しかし、それを望むのならそうしてくれても良かったと……杏は思う
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 19:34:41.30 ID:I7yD0N6kO
- きてたか
- 770 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/15(日) 20:28:38.36 ID:Isg1Is6Go
-
杏「捜索は大変になると思いますけど、仕方がありません」
陽乃「捜索だけじゃないでしょ……乃木さん達が手引きしたのかもしれないって話にまでなると思うわ」
杏「ひなたさんは大社預かり、若葉さんがリーダーから外されて拘束……でしょうか?」
それでも軽い方だろうか
最悪、指名手配されていたっておかしくはない。
もちろん、指名手配された場合、
陽乃が街に解き放たれたと言うことになるので、
民衆は激高するか血眼で陽乃を探し出そうとするか。
とにかく、良いことにはならない
杏「でも、久遠さんは自分のためを考えたほうが良かったと思います……」
陽乃「そう?」
杏「寄宿舎に戻る許可が出されたとしても、以前よりも厳しい監視が付くと思います」
勇者が行うのか
巫女が行うのか
もっと別の誰かが行うのかは分からないが
少なくとも、一人でいさせては貰えなくなるだろう
- 771 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/15(日) 21:11:31.46 ID:Isg1Is6Go
-
陽乃「私って、考えてみれば劇物指定の――」
杏「そんなことないです」
陽乃「そんなことあるでしょう? 私や貴女が思いたくないとしても」
少なくとも大社や、民意ではそうなっている
それは陽乃や杏がどう言おうと関係ない
杏の両親は快く迎え入れてくれているが、
その近隣の人々が快く思ってくれているとは限らない
杏「久遠さん、長野遠征、提案してみますか?」
陽乃「どうせ却下されるわ」
杏「それはあくまで、全員で良くという話だと思います」
杏はそう言うと、少しだけ考えて……眉を顰める
杏「久遠さん一人……あるいは二人、三人なら許可されるかもしれません」
陽乃「でもねぇ……」
杏「不安ですか?」
陽乃「長野に行くこと自体は問題ないけれど……」
陽乃は、母親の保護を頼んでいる
陽乃が遠征に行ったことで
母親の安全が保障されなくなる可能性が0とは言えない
- 772 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/15(日) 21:22:14.85 ID:Isg1Is6Go
-
陽乃「私、母がいるのよ……神社で想像はつくだろうけど……」
杏「巫女……ですか?」
杏の窺うような声に、陽乃は頷く
陽乃の母は巫女として大赦に与している
だとしても、久遠の人間であることに変わりはなく、
大社内でその名は伏せられて入るものの、
いつ、なにがあるのかは分かったものではない
杏「お母さんが心配で、ここを離れられないんですか?」
陽乃「ええ、そうなるわね」
杏「……大社が、いえ、大社は信じられない。ですよね」
大社に全幅の信頼を置くことができるのであれば、
何の躊躇もいらないだろうが、そうではない
大社もそれを抑止力としたいはず
であれば、下手なことをしないという信頼は置いても良いかもしれないけれど。
杏「でも、久遠さんの力は証明できていますよね?」
陽乃「乃木さん達には悪いことをしたと思ってるわ」
杏「でも、そのおかげで勇者でさえ止められない可能性が出てきました……それが自分たちに向くことを、大社は恐れているはずです」
- 773 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/15(日) 21:42:43.09 ID:Isg1Is6Go
-
陽乃の力が、かなり危険なものであることが証明された以上、
大社は陽乃の機嫌を大きく損ねるようなことは絶対に出来ないはず。と、杏は思う
それをしてしまったら、世界が崩壊する可能性さえあるからだ
杏「きっと、お母さんは大丈夫ですよ」
陽乃「……だと、良いけれど」
杏「人は、信じられませんか?」
陽乃「そんなこと……」
杏「助けても、助けても……悪魔だなんだって、石を投げられる。そんな相手を信じるなんて、神様でもしたくないと思います」
寧ろ神様だからこそ、
そんな人間は救うどころか、神罰を与えて処刑するのではないだろうか
そうしない陽乃は、神ではない
もちろん、悪魔でもない
杏「これから、頑張りますね」
陽乃「伊予島さん……」
杏「いつか、久遠さんに信頼して貰えるように……なんて」
口にしていたら怪しいですね。と、
杏は照れくさそうに笑みを浮かべた
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