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【安価】楓「リリウム魔法学校へ! 6人で試合しよう!」【百合】
- 275 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:10:12.20 ID:W1h3ZjKKo
- >>273
>>274
ありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです!!
- 276 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:10:39.31 ID:W1h3ZjKKo
- 部室ーー
クロエ「さてラクリマ。相手は決まったかしら?」
ラクリマ「はい! ノルンさんにお願いします!」
ノルン「!!」
ざわざわ やっぱりか〜 仲良しだもんねー
クロエ「はいはい喋らない。それじゃあこれからの練習は二人を中心にやっていくわね」
はいっ!
ラクリマ「えへへ、相談もせずに決めてごめんね? 迷惑だったかな……」
ノルン「め、迷惑なんてそんな〜! ノルンもやりたかったから嬉しいよ!」
ラクリマ「そっか、よかった!」ニコッ
ノルン(これでステージの上で誰かと手をつなぐラクリマさんを見なくて済む……)ホッ
ノルン(って、あああ〜もう……! これじゃあ嫉妬する彼女みたいじゃないかあ〜……! ノルンとラクリマさんはカップルでもなんでもないのに……!)ワシャワシャ
ラクリマ「ど、どうしたの!?」
ノルン「はっ……。な、なんでもないよ! だいじょうぶ〜!」
ラクリマ「そう? あ、早速練習みたい。いこっ!」スッ
ノルン(あ、手……)
ノルン「……うんっ!」ギュッ
ーーーーー
ーーー
ー
- 277 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:11:06.91 ID:W1h3ZjKKo
- 部活終了後ーー
ラクリマ(向こうも返事をもらうのは早い方がいいだろうし、受けるにせよ断るにせよ春休み中に返事したいけど……)
ラクリマ「あ、舞せんぱーい!」トテトテ
舞「はい?」クルッ
ラクリマ「ちょっと聞きたいことがあって……。お時間大丈夫ですか?」
舞「大丈夫ですよ。なんでしょうか」
ラクリマ「その……芸能事務所のプロデューサーって人からスカウトされて、受けるかどうか迷ってるんです」
舞「すごいじゃないですか!」
舞「迷ってるというのは何にでしょうか。やることが分からないから怖い……とか?」
ラクリマ「やるのは多分アイドルです。一応女優やモデルの排出もしてるって言ってましたけど、ダンスもできると見込んでアイドルで売りたいって言われました」
舞(身長やルックスがモデルというよりアイドル向き……)ウンウン
舞「では、今の生活がどうなるか分からないから迷ってるんでしょうか。あるいは、声かけられたのは嬉しいけど興味が湧かない?」
ラクリマ「興味が湧かない……そうかもしれません」
舞「……私はそれでもやってみるべきだと思います」
ラクリマ「え……」
- 278 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:11:42.36 ID:W1h3ZjKKo
- 舞「あなたはこれまでずっと姉の後を追ってきた。姉の真似をし、姉のいる学校に入学し、姉にくっついてきた」
舞「そんなあなたが初めて姉と違う道を歩んだものが一つだけあります」
ラクリマ「ぶ……たい……?」
舞「そうです。あなたは演劇部の舞台を見て、自分がそこに立つことを望んだ」
舞「……きっとあなたは、ステージの上で歓声を浴びることに喜びを感じる人間なんです。あなたの姉のようにおとなしい人にはとても考えつかないことですが、そういう人は確かに存在する」
舞「あなたと姉は違う人間だと断言します。……ここで一歩踏み出してみませんか?」
ラクリマ「……っ」ゴクリ
舞「初めて出会ったのが演劇だっただけで、他の光輝く舞台に出会っていればそこに立ちたいと願っていたはずです。演劇、バンド、アイドル……」
舞「他者からの注目を一身に浴び、拍手はあなたにのみ注がれる。あなたはそういう世界に生きたがってるはずです」
ラクリマ「すごいな……舞先輩は。お見通しなんですね」
舞「私も舞台人の端くれですからね。同じ匂いを持つ人くらいは分かります」
- 279 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:12:10.68 ID:W1h3ZjKKo
- 舞「さて、その上でお伝えしましょう。基本的に学生の芸能人は学生生活が優先されます。事務所に所属している若い人を平日も朝も夜も関係なく働かせるのは、どう取り繕ってもいい話題にはできませんからね。事務所的にも悪い噂が立つのは避けたいでしょう」
舞「現に私は学校と宝坂に半分ずつ出るよう調整してもらってます。宝坂は平日も毎日のように舞台がありますが、私が出るのは基本的に週に一度」
舞「その事務所とどういう契約になるかは分かりませんが、校長先生にも契約書は確認してもらうことになります。なので、極端に悪い契約には絶対になりません」
ラクリマ「なるほど……」
舞「ひとまずこんなところでどうでしょう。分からないことがあればまた聞いてくれていいですからね」
ラクリマ「は、はい! すごく助かりました!」
舞「それはよかった。では、失礼しますね」
ラクリマ「はい!」
ラクリマ(そうだ……。確かに私はお姉ちゃんの真似じゃなく、初めて自分の意志で演劇部に入ったんだ)
ラクリマ「……」ギュッ…
ーーーーー
ーーー
ー
- 280 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:12:39.52 ID:W1h3ZjKKo
- アルシェの実家ーー
アルシェ「ただいま」
アルシェ母「ようこそ、皆さん。どうぞあがってください」
アルシェママ「…………」
ティア「た、たたたたのもうっ」
アルシェママ「!」
アルシェママ「君がアルシェの彼女か」
ティア「は、はいっ。お付き合いさせてもらってますっ!」
アルシェママ「うちのアルシェのこと、よろしく頼むよ」
ティア「は、はいっ!」
クロエ「挨拶はもういいかしら?」
ティア「ううう……仕方ないとはいえ皆さんと一緒にアルシェの家に行くことになるなんて……」
アルシェ「密集地で魔力強化の魔法を受けた」
アルシェママ「ああ。連絡はもらった。つまり……」
ゼーレ「魔王が復活したと考えて間違いありません」
アルシェママ「私でよければ修行もつける。伝聞も伝える。いや、そうしなければこの世界が危ない以上そうする他ないというべきか」
楓「修行、お願いします!」
ゼーレ「今の世界にどうやって話が伝わってるのか興味があります。ぜひ聞かせてください」
アルシェ「ん、分かった」コクン
ーーーーー
ーーー
ー
- 281 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:14:16.50 ID:W1h3ZjKKo
- 別館ーー
クロエ「ん……?」ゾクッ
アルシェママ「この館はブランカ家が創り上げた特殊な建物で、中の空間は魔力が霧散しやすくなっている」
デン「試してみても?」
アルシェママ「ん」
デン「魔弾【シュート】!」フワッ…
デン「……!」
クロエ「へえ……」
レナ「盾系もダメかしら。魔障壁【ガーディアン】!」フシュッ…
レナ「……だめね。魔力が上手く固まらないわ」
アルシェママ「ここで魔法を撃つには、魔力を固めて圧縮しなくちゃいけない。ブランカに生まれた人間はずっとここで魔法の練習をするから、キャノンやレーザーのような圧縮型魔法が撃てる」
アルシェママ「ただ、数日でそこまではできない。それでも圧縮のコツを掴めば魔法の大幅な強化が見込める。その手助けをする」
晶「なるほどな。密集地では推力を鍛えて、今度は圧縮の方法か」
アルシェママ「時間が惜しい。始めよう」
はいっ!
ーーーーー
- 282 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:14:49.14 ID:W1h3ZjKKo
- ゼーレ「では今の世界ではどう伝わってるのかお聞かせください」
アルシェ母「はい。といっても私も嫁から聞いただけですが……」
アルシェ母「曰く、かつてこの世が危機に陥ったとき、アートルムがその身をなげうって世界を救ったと。その際にアートルムが言い残した言葉が「いつかまた奴が来るはずだ」という内容のものでした」
アルシェ母「ブランカ家はかつて、人里離れた山間に住んでいました。普通なら気づかれることなく、魔王とアートルムの戦いの余波で潰れるはずだったんです。でもアートルムはその家すらも守り通した。かわすことも容易だった技を正面から受け止めて、ブランカの家を守ったんです」
アルシェ母「だからこそブランカ家は“奴”の復活に備えて修行を続けてきたんです。今度はアートルムを助けられるようにと。……なにも住む場所も先祖に倣って町外れにしなくてもいいと思うんですけどね」クスッ
ゼーレ「いえ、それもブランカの者の優しさでしょう。あの別館に間違って子供が入れば、体調を崩してしまう。万が一にもそんことがないように配慮した結果だと思います」
アルシェ母「そうかもしれません。あの人は恥ずかしがってあまり喋ってくれませんから、聞いてもはぐらかすかもしれませんけどね」
- 283 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 00:15:24.65 ID:W1h3ZjKKo
- ゼーレ「お話聞かせていただきありがとうございます」
アルシェ母「いえいえ。ところであなたは修行に行かなくてもいいんですか?」
ゼーレ「ああ、まだ名前を名乗ってませんでしたね」
ゼーレ「ゼーレ・レジェンダリア・アートルム。それが私の名前です」
アルシェ母「あなたが……!」
アルシェ母「ご、ごめんなさい。復活したとは娘から聞いていたのですが、まさかあなたがそうだとは思わなくて……!」アワアワ
ゼーレ「いえ、いいんです。名乗らなかった私の方こそ配慮が足りませんでした」
アルシェ母「あ、あの……お仲間の二人は?」
ゼーレ「?」
アルシェ母「アートルムには二人の仲の良い魔法使いがいたと伝説に残っています。もしかしたら別館に修行に行った方の中にいたのかな……と。もしそうなら今度こそ粗相のないようにしないと……!」
ゼーレ「……二人は……」
安価↓から投票。3票先取。
1.ゼーレと同じく睡眠状態。おそらく起きて活動している。
2.封印状態。探して封印を解けば活動できる。
3.睡眠も封印もしていないため、おそらく既に亡くなっている。
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:17:21.90 ID:IssBkGBZ0
- 3
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:18:29.67 ID:PrZNdv6LO
- 1
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:21:58.39 ID:zfSOdh1bO
- 3
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:38:49.46 ID:kLBPaXsiO
- 2
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage sage]:2020/11/14(土) 00:40:49.98 ID:BJ3MEXYvo
- 1で
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 00:44:31.60 ID:ahULfPWaO
- 悩ましいが1
- 290 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/14(土) 23:33:18.77 ID:W1h3ZjKKo
- ゼーレ「魔王を封印をした後、私達は最も自分の魔力が馴染む場所に結界を張り、そこで回復の時を待つことにしました。おそらくは二人とも目覚めて活動を再開しているはずです」
アルシェ母「魔力が馴染む場所……?」
ゼーレ「一人は魔獣の好む地に。もう一人は様々な魔力が渦巻く地に。だから今ここにはいません」
アルシェ母「そうでしたか。では迎えに行くんですか?」
ゼーレ「おそらくはもう思い思いに活動しているはずです。私が迎えに行かなくても大丈夫ですよ」
アルシェ母「言い切れちゃうんですね。すごい信頼関係です」
ゼーレ「あなたもお嫁さんが一週間の出張に行ったとして、三日目で不安になったりはしないでしょう?」
アルシェ母「は、はい。あの人なら言った通りの日に帰ってきますから」
ゼーレ「それと同じです。私はあの二人のすることに不安はありません」
アルシェ母「ふふっ。そんなに信頼されている二人ならぜひ会ってみたいですね」
ゼーレ「ええ、いつかご紹介しますよ」
現在の目標
・春休みを過ごす
安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください
16/16回目の行動です
16回目の行動終了後、魔王迎撃戦が始まります
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/14(土) 23:47:24.61 ID:IssBkGBZ0
- ステラ、ゼレスとの愛の力で隕石を飛ばせる数が増えるが6発目以降の隕石がハートの形になってしまう模様
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 00:15:13.94 ID:/TJOjX1e0
- ラクリマの演技力が向上したせいで久々のティアの物真似を見破れずぐぬぬとなるアルシェ
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 00:51:48.98 ID:7SKIN3uXO
- ゼーレにローラとヒカリの魔法を見せて仲間二人のそれと似ているところや違いを聞く。
また仲間達がどんな人だったのかも聞いてみる。
- 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:12:43.15 ID:ipf9iCvrO
- ゼレスもステラ同様に魔法が強くなっていた
性格が反映されたのかステラを守ろうとする時限定でめちゃくちゃな強さに
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:15:00.22 ID:4NHX9+zD0
- >>292にてまた見分けられなかったことにより本気で落ち込んでいるアルシェを見かける。見分けられないなら見分けられるようになれば良いとアドバイスする
結果、四六時中ティアを観察し続け、ほんの僅かな仕草や癖、声質などから完全に見分けられるようになる
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:16:53.25 ID:ipf9iCvrO
- たまたま不意打ちで見分けられなかったってだけじゃないの?固有魔法を使わせて見分ける事には成功してたような
- 297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:18:07.72 ID:ipf9iCvrO
- 物真似云々はいたちごっこが延々と続いてるようでもやもやする
- 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:25:06.97 ID:/TJOjX1e0
- 申し訳ない>>292無効にして下さい
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:36:53.26 ID:R4tN20URO
- ラクリマは二人の妹ポジみたいな位置で落ち着いたんだしこれ以上続けるのは不毛だと思うけどなぁ……夏旅行の一件で懲りて過度にからかうことは無くなっただろうし……
もし安価ズレるならレナデンの決戦前夜見たいです
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:41:04.68 ID:4NHX9+zD0
- すまん、>>295は魔法に頼らなくとも見分けられるようになるってニュアンスだった
まあ>>292が無効になるならそれも無効でお願いします
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 01:53:40.67 ID:/TJOjX1e0
- 自分の配慮不足だった本当に申し訳ない
- 302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 02:06:23.71 ID:8RT8JMgDO
- >>292と>>295が無効ってことは>>291、>>293、>>294、>>299であと一個かな?
魔王迎撃に部外者や卒業生を可能な限り巻き込まない、という樹の考えからエミールに事情を隠しつつしばらく来ないように伝える橘花
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/15(日) 08:33:24.16 ID:gFUQZ6K7O
- 今更にも程があるんだけど魔獣島で見つけた宝箱って開けたっけ
- 304 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:11:07.13 ID:R4kuAzV9o
- >>303
まだ開けてませんね
- 305 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:11:37.41 ID:R4kuAzV9o
- 中庭ーー
ゴガアッ! ドオオオオッ!
クロエ「おーおー、ゼレステペアとレナデンペアの組手、中々白熱してるわね」
楓「レナさんすっごいよ。盾めちゃくちゃ硬くなってる」
ステラ「隕石魔法【メテオ】!」ゴオオッ!
レナ「魔障壁【ガーディアン】!」ギイッ!
デン「すごい盾だね……」
レナ「あの霧散する空間でさえ盾を創れるようになったのよ。普通の空間なら今まで以上に硬めて盾にできるわ」
ステラ「くうう……!」
デン「来るよ!」
レナ「ええ。次が5発目。凌げばおしまいよ!」
ステラ「隕石魔法【メテオ】!」ゴオオッ!
レナ「魔障壁【ガーディアン】!」ギィッ!
ステラ「まだまだ! 隕石魔法【メテオ】!」ゴオオッ!
レナ「な!?」
バキンッ!
デン「危ない!」バッ!
レナ「た、助かったわ。まさか6発目があるなんて……」
デン「ハート型だったね……」
ステラ「今の私の弾数制限は倍ですよ!」
レナ「2発くらうとガーディアンでもダメなのね。なら見せてあげる」
ステラ「双隕石魔法【ツインメテオ】!」ゴオオッ!!
レナ「要塞魔法【フォートレス】」ガコォンッ!
ゴッ ゴオッ!
ステラ「な……か、硬い!」
- 306 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:12:06.98 ID:R4kuAzV9o
- デン「ナイス、レナ。これだけ隙ができれば……」ビュッ!
デン「直接叩ける!」
ステラ「!」
ゼレス「ステラさん! 聖弾【ホーリーボール】!」バウッ!
デン(早い!?)バッ
ゼレス「今の……」
ゼレス「ステラさん。私の後ろにいてください」ザッ…
デン「どうやら……守る人の前だと強くなれるみたいだね」
ゼレス「そのようです」
デン「奇遇だね、私もだよ。神弾【ネオ】!」カッ!
ゼレス「神聖魔法【ホーリー】!」バウッ!
ドオオオウッ!!
ステラ「きゃっ!」
レナ「要塞魔法【フォートレス】」
ステラ「れ、レナさん?」
レナ「あの二人、もう互いの魔法のことしか目に入ってないわ。このまま落ち着くまでこの中にいるわよ」
ステラ「は、はい!」
ドオオオオオンッ……
ーーーーー
ーーー
ー
- 307 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:12:36.19 ID:R4kuAzV9o
- 橘花の研究室ーー
エミール「なんか、みんなピリピリしてますね……?」
橘花「ん、ああ。ちょっとな……」
橘花「それよりエミール。ここに来るのはしばらく止めだ」
エミール「え?」
橘花「ここは危ない。だから私から連絡するまでは……」
エミール「なんでですか! 何が危ないんですか!?」
橘花「……教えられない。とにかく、エミールが不安になることだけは避けたいんだ」
エミール「……女ですか」ボソッ
橘花「は?」
エミール「私以外に実験と称して女を連れ込む気ですか! 私には橘花先生だけなのに橘花先生はそうやって……っ!」
橘花「ま、待て! なんか勘違いしてるぞ!」
エミール「私は橘花先生のことが大好きなのに!」
橘花「エミー……ル……?」
エミール「……!」ハッ
橘花「いや、その……照れるな」ポリポリ
エミール「あ、あのあのあの……!」
橘花「エミール、信じてくれ。私はエミール以外の者とここまで仲良くしないよ」
橘花「それと約束だ。次ここにエミールを呼んだ時、今の返事をする」
エミール「!」
橘花「それまで、私を信じてここには近寄らないでほしい。不安にはさせたくないが……少し危険なことが起こるらしい」
エミール「……分かりました。信じます」
橘花「ああ、ありがとう」
ーーーーー
ーーー
ー
- 308 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:13:10.27 ID:R4kuAzV9o
- 食堂ーー
クロエ「そういえば私達の魔力が似てるらしいけど、アートルムの昔の仲間ってどんな魔法使いなの?」
ローラ「私のはこういう……ミトラ、お願い」キンッ
ローラ「魔獣とシンクロできる魔法だ」
ヒカリ「ボクのは魔力の性質を変えて他人に譲渡できる魅了魔法です」
ゼーレ「私には二人の妻がいました。その二人がちょうど魔獣を従える力と、様々な魔力を持つ者でした。すごい偶然です」
クロエ「同じ魔法なの?」
ゼーレ「それは……まあいずれ会うはずですから、その時に本人に見せてもらうのが早いですね」
クロエ「それもそうね。早く会ってみたいわ」
クロエ「そうそう、他に仲間っていたの?」
ゼーレ「仲間……いえ、友達はたくさんいたと自負してますが、仲間とはあまり呼びませんでしたね」
ゼーレ「クロエさんも私から見ればたくさんの仲間がいますが、本人にとっては友達でしょう?」
クロエ「ええ。大切な友達よ」
ゼーレ「私にも大切な友達がたくさんいました。その彼女達が愛したこの世界を私は護りたい。……手伝ってくれますね?」
クロエ「当然」ニッ
ーーーーー
ーーー
ー
- 309 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:13:44.49 ID:R4kuAzV9o
- デンの部屋ーー
デン「……」
こんこんっ
デン「はいはーい」ガチャッ
レナ「……入っていいかしら」
デン「レナ。もちろんだよ、どうぞ」
レナ「失礼するわ」
デン「どうかした?」
レナ「明日よ。対魔王は」
デン「うん」
レナ「何があろうと、絶対に私があなたを護る。だから防御は考えなくていい。……全力全開で、本気出しなさい」
デン「当然!」ニッ
レナ「……何よ。不安なんかないみたいな顔しちゃって」
デン「ないよ、不安なんて。全部の不安はあの夜に置いてきた」
デン「今はレナがいる。レナが護ってくれるから、レナを護るために本気になれる」
レナ「クサすぎよ、デン」
デン「えへへっ。でもちょっとキュンときたでしょ?」
レナ「……」ペチッ
デン「あいたっ」
レナ「ふふっ」
デン「あははっ」
レナ「デン、やるわよ!」
デン「うん!」
ーーーーー
ーーー
ー
- 310 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:14:21.83 ID:R4kuAzV9o
- 中庭ーー
ノワール「私が魔界との扉を開かなかったらそもそも魔王ってこっちにこれないんじゃ……」
クロエ「どうかしらね。向こうからこじ開ける方法でもあるんじゃないかしら」
樹「少なくともサリアさんは戦ってる未来を見てるわ」
ヂリッ……!
ノワール「!」
ゼーレ「来ましたか……!」
ズバアッッ!
クロエ「な……! 空間が裂けた……!?」
???「ああ、開いた」ズ…ッ
???「ふふふ……久しぶり」
???「お姉ちゃん」ニコッ
樹「い……妹!?」
魔王、???のプロフィールを作ります
テンプレート↓
【名前】○○・レジェンダリア・アートルム
【容姿】
【性格】
【得意魔法】
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムの妹にして、魔界の頂点に立つ魔王。(その他付け足したいことがあれば。口調が違っても大丈夫です)
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 00:24:41.44 ID:h6llbl5n0
- これは血のつながりがある妹オンリーです?
- 312 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 00:42:23.98 ID:R4kuAzV9o
- 血の繋がりなくても大丈夫です!
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/16(月) 01:22:44.53 ID:PU3LR9MvO
- 【名前】イース・レジェンダリア・アートルム
【容姿】ゼーレと同じプラチナブロンドのツインテール(姉と同じくアホ毛あり)に紺色の瞳を持つ。しかしゼーレのそれのような宇宙の如き煌めきではなく深淵のような闇が渦巻いている。
体型はティアルシェや嵐とどっこいどっこいのつるぺたロリで、まるでR-18ゲームの悪の女幹部のような非常に際どく露出度の高い鎧を纏っている。
【性格】無邪気で子供っぽいがそれ故の残酷さを併せ持つ。世界の誰よりも姉であるゼーレを愛しているがその想いは酷くいびつで歪んでいる。
【得意魔法】
『万魔殿』パンデモニウム
ノワールの魔法と同じ名前だがイースのものは自身の魔力を流し込むことで対象の生物を『魔』へと変える力を持つ。
太古の時代の不死鳥の悪魔化は彼女が意図的に人間に分け与えたこの魔法が原因。
『魔文殿』アーカイブ
現存する全ての魔法を使用できる
『頂点』アルティマ
使用魔法を最高位のものに変換する
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムの妹にして、魔界の頂点に立つ魔王。血の繋がった正真正銘の妹であるがそれ故に決してゼーレと結ばれないことからいつしか狂っていき、自身に『万魔殿』を行使することで魔王と化した(『魔文殿』『頂点』の二つの魔法は元から持っていたものではなく、魔王化で人の枠組みから外れたことで修得した)。
ゼーレに愛と絶望を与えることで自身のものに堕とそうとするヤンデレ。スフィアを悪魔化させ幹部として据えていたのもゼーレの精神を抉ろうとする目論見があった。
なおゼーレの妻二人には姉と結ばれた存在ということで嫉妬と憎しみを抱いており、同時に姉最大の弱点として狙いを付けている。
- 314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 01:48:40.00 ID:Ql4w6dik0
- 【名前】リーベ・レジェンダリア・アートルム
【容姿】ゼーレを幼くしたかのような姿の幼女。瞳の奥には紅い混沌が渦巻く
【性格】天真爛漫。善も悪もなく、自身の思うままに振る舞う
【得意魔法】
『消去』(キャンセル)
魔翌力、魔法、その他魔法的な効果を全て消去する。この魔法は『魔文殿』で使用することができない
『魔文殿』アーカイブ
現存する全ての魔法を使用できる
『頂点』アルティマ
使用魔法を最高位のものに変換する
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムの妹にして、魔界の頂点に立つ魔王。
ゼーレが世界で初めて魔法を創造した際、宇宙の理が書き換わったことによって生じた世界の歪み。本人は妹を自称しているが、どちらかと言うと娘の方が近い。リーベ・レジェンダリア・アートルムという名前も勝手に名乗っているだけで、本来彼女に名前という概念は存在しない。自我を持った災害とでも言うべき存在
自身が生じる切っ掛けとなったゼーレに並々ならぬ感情を抱いており、暇さえあればゼーレを付け狙う。本質的には親にかまってもらおうとする子供のようなものなのだが、規模が桁違い過ぎるせいで周囲にとっては傍迷惑どころではない
人間や悪魔に対してはあまり興味がないが、ゼーレに近しい者に対しては例外的に興味を示すことがある
- 315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 02:05:26.45 ID:xF9iv5IL0
- 【名前】ローズ・レジェンダリア・アートルム
【容姿】朽ちかけの喪服に片眼鏡の美女。光の無い金眼とまばらに伸びたプラチナ・ブロンドの髪、姉より背が高く胸は巨乳を通り越し奇形の域。
【性格】お姉ちゃん大好きメンヘラ女、ゼーレが自分を愛してくれれば世界の全てがどうなってもいい。ゼーレが他の女に走ったもんだから元々歪んでいた性格が更に歪んでいる。
【得意魔法】暗黒魔法
歴史上初の闇魔法であり、また闇魔法の上位魔法でもある。当然現代の闇魔法使いにできる事は大概できる。
不安や恐怖を増幅させ発狂させたり悪感情を増幅させ個々の仲を引き裂いたりもできるが存在しない悪感情を直接植え付ける事は出来ない。
他にも強い憎悪を持った者を悪魔に変えたり欲望を元に魔物を作り出す事もでき、人や魔獣の憎悪を煽り強力な悪魔にすることもできる。
何より自分の魔翌力が届く範囲内にある悪感情が高まれば高まるほどローズの魔翌力が強化される。
そのため人々を虐げ憎しみを生み、魔法で更に憎悪を増幅させる事で増した力で更に絶望を振り撒くという魔王らしい無限ループを作れる。
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムの妹にして、魔界の頂点に立つ魔王。
かつてお姉ちゃんを誑かした悪女を排除するため世界中の人々の心の闇を元に魔物を生み出す魔法を世界に刻み実質無限の軍勢を手にした(この魔法が誤作動して起きるのが闇の試練)
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 03:37:20.03 ID:558r/odiO
- ゼーレ甲斐性なし説が出て来たな……
- 317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 08:02:02.78 ID:8zsX36v4O
- >>316
ゼーレ「近親ヤンレズ相手にソレはひどくない?」
- 318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 09:58:57.44 ID:y/t4kaFsO
- 【名前】スキア・レジェンダリア・アートルム(自称)
【容姿】ゼーレと完全に一致した容姿。瞳だけはゼーレと違い虚無を思わせる漆黒の色をしている。
【性格】ゼーレ本体と悪魔達の事を第一に考えて行動する
【得意魔法】ゼーレと完全に同一であるが、彼女が人道に反するとして使用を躊躇うような魔法も平然と使う。例としては『黙示録』(隕石魔法+頂点)、『魔界顕現』(パンデモニウム+頂点)など
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムが影分身に頂点を発動させることで生まれた実体のある分身。本体の意のままに動く分身としての性質を持っていたが、のちにゼーレの妹として振る舞う自我が生まれた(魔王を倒して休眠に入ったタイミング)
自身が新たな魔王となり魔界を統率する事で人間界への侵攻を防ごうと考え実行したが、不安定な自我が魔界の瘴気に蝕まれたことによって本来の魔王同様人類に敵対するようになる。本体への回帰欲求からかゼーレだけは対象外(人類側から奪還したいと考えている)
- 319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/16(月) 10:03:31.32 ID:rJXQ621eO
- 【名前】クーパー・レジェンダリア・アートルム
【容姿】瞳の中に宇宙が存在しているかの如く暗い紺色の両眼と、足元近くまで伸び放題にしたプラチナ・ブロンドにアホ毛。背はやや高めで胸はクロエ並に平坦
【性格】嫉妬心と自尊心だけが強い我欲の塊、他人を認められない狭量。規格外でありながら他者を尊ぶ姉には憎しみしか無い
【得意魔法】
『簒奪』ローブ
他者が持つ魔法を奪い自分のモノにする魔法、複製や模倣ではなく強奪なので魔力量次第で抵抗可能だが根刮ぎ全て奪うため奪われた人間は一切の魔法を使えない魔力欠乏症にされる
『戦利品』ロート
強奪した全ての魔法を使用できる
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムの妹にして、魔界の頂点に立つ魔王。
姉と比べ全てが劣ると言われ続け、歪んだ自尊心と劣等感からゼーレへの憎悪を募らせ続けた
魔王になったのは自分を見下す世界ごとその元凶たるゼーレを滅ぼすため
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 13:32:37.68 ID:h6llbl5n0
- ヤンデレキャラ魅力的ではあるけど>>1が扱いきれなそうな感じがあるから悩むなあ
- 321 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 14:22:16.60 ID:R4kuAzV9o
- 1.イース
2.リーベ
3.ローズ
4.スキア
5.クーパー
↓から投票
投票レスのコンマの1桁目の合計が最初に【20】を超えたキャラが???となります
本日中に誰も【20】に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが???となります
- 322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 14:24:45.23 ID:T0+QRohsO
- 2
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 14:27:31.96 ID:h6llbl5n0
- 4
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 14:32:06.00 ID:tn+Y8yXDO
- 4
- 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 14:32:31.59 ID:bPQdcPb4O
- 4
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 14:34:41.26 ID:5jPlvk2p0
- 4
- 327 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/16(月) 15:49:48.59 ID:R4kuAzV9o
- 魔王はスキア・レジェンダリア・アートルムとなりました
設定は>>318を参照
- 328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 17:59:15.82 ID:GGSB8OH20
- お姉ちゃんスキーどころかお姉ちゃんそのものだった
- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 23:45:54.91 ID:8q9e7DJJO
- 自分と同じ容姿の相手からこれまた自分と同じ声で「お姉ちゃん」だなんて言われたら頭がおかしくなりそう
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/16(月) 23:53:13.37 ID:OZF/5ZgQO
- ティア&ラクリマ『え?』
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 01:29:12.79 ID:QfFkAuNQ0
- 流石に時間かかるか
- 332 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 21:58:25.77 ID:6/IVnupxo
- すみません、昨日また寝落ちしておりました…
- 333 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 21:58:53.11 ID:6/IVnupxo
- ゼーレ「やっぱりあなたが……!」
スキア「“やっぱり”?」
ゼーレ「あれだけの致命傷を与えたんです。いかに魔王といえど、復活する可能性は限りなく低いと思っていました。でも私は念を入れて私の分身にその後のことを任せました。それがスキア、あなたです」
スキア「うんうん」
ゼーレ「その魔力が私が睡眠に入った直後に感じ取れなくなりました。私の分身を倒せる者はあの時点ではいないはずなので、魔界に行ったのだと予想は付きました。でも……」
スキア「なんで魔界に行ったのかは分からない。だよね?」
ゼーレ「……はい。あなたは私の半身です。人を護ることはあっても敵対することはないと……」
スキア「あながち間違ってないよ。私はあなたを護りたいの。……人間からね」
ゼーレ「!」
スキア「隕石魔法【メテオ】。頂点【アルティマ】」
スキア「黙示録【アポカリプス】」
ゴオオオオオオオオオッ!!!
スキア「ここを中心に半径10kmの範囲は吹き飛ぶ。お姉ちゃんは魔界に来たくないだろうから、こっちの世界を魔界にしてあげるね?」
- 334 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 21:59:19.72 ID:6/IVnupxo
- クロエ「勝手に話進めてんじゃないわよ! ティト!」キンッ!
クロエ「食べ放題よ! 行きなさい!!」
ティト「ああ!」バッ!
ステラ「隕石がまだ宇宙空間にある内にぶつけて砕きます! 隕石魔法【メテオ】!」
ティア「浮遊魔法【フロート】!」
モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」
スキア「な……!?」
スキア「な ん て 無 駄 な こ と を !」
スキア「この辺を守ったところで手の届かないところに落ちる隕石は止められない。周りが焼け野原になったらあなた達のこと倒してあげるから、それまで待ってなさい」
ゼーレ「……スキア、あまり人間を舐めない方がいいですよ」
ローラ「すぅ……ピュイイイイイイイイイッ!!」
ーーーーー
スフィア「ギャオオオオオオオオオオオッ!!」バキキキキッ!
ルク「フシャアアアアアアアアアッ!!」ゴオオオッ!
ーーーーー
ラピス「ゴガアアアアアアアアアッ!」ピカアアアッ!
レイラ「ゴギャアアアアアアアアアアアアアッ!!」ゴシャアアアッ!
ーーーーー
ソフィア「闇凝結【ダークコンデンス】。闇の龍よ。お願いします」ギュララッ!
闇龍「キシャアアアアアアアアアアアッ!」ズバアッ!
ーーーーー
- 335 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 21:59:46.84 ID:6/IVnupxo
- パラパラパラ……
クロエ「どうやら隕石は一つも落ちなかったみたいだけど?」
スキア「…………」
ゼーレ「スキア、諦めなさい。魔界に行ったあなたに何があったか分からないけれど、この世界に手出しはさせない」
スキア「……神弾【ネオ】」ゴッ!
レナ「要塞魔法【フォートレス】」ガキィッ!
スキア「……この中で一番魔力が強い奴を殺せば諦めるかと思ったけど、それも簡単じゃなさそうだね」
レナ「はんっ。デンがあんたなんかに負けるわけないでしょ」
スキア「その割には反応もできてなったみたいだけど? あなたが防御してなかったら死んでたよ、その子」
デン「違うよ。反応できなかったから防御しなかったんじゃない。する必要がなかったからしなかっただけ」
デン「私のことはレナが護ってくれる。だから私はあなたを倒すことに全力を注げる! 腕巨大化魔法【ビッグフィスト】!」ゴオッ!
スキア「ぐっ!!」ミキッ!
スキア「あー……痛いなあー……。治癒魔法【ライブ】。頂点【アルティマ】」
スキア「蘇生魔法【リザレクション】」ゴキンッ!
デン「な……治った……!?」
スキア「はー……。凝縮魔法【ビーム】。頂点【アルティマ】」
スキア「貫ノ頂・魔槍【グングニル】」
ボッ!
レナ「要塞魔法【フォートレス】!」
アルシェ「! 避けて!」
ジュオッ!
デン「!!」ドッ!
デン「がっ……!! ぐ……!」
デン(速すぎて避けられなかった……! 右肩に穴が空いてる……!)ドクッドクッ
- 336 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:01:34.12 ID:6/IVnupxo
- スキア「あー、痛そう。いい顔してる……」
アルシェ「神槍魔法・貫【ブリューナク】!」ギュゴオオッ!
スキア「防御魔法【シールド】。頂点【アルティマ】」ギンッ!
スキア「盾ノ頂・不撓不屈【イージス】」ガギィ!
アルシェ「!!」
アルシェ(強化した神槍なのに……!)
スキア「魔弾【シュート】」ゴオッ!
ゼーレ「防御魔法【シールド】!」ギィッ!
スキア「……なんだ、結局お姉ちゃんが守るんじゃん。もういいや。今のあなた達を殺しても大して美味しくないし。他の悪魔も引き上げてあげる」
ゼーレ「他の悪魔……!?」
スキア「私がここに来るときに開けた穴さあ。魔界顕現【ラグナロク】って魔法なんだよ。魔界と人間界の任意の場所に任意の大きさの穴を開けて自在に行き来するって魔法なんたけどさ」
スキア「それ、他にも3つほど開けてあったんだよね」
ゼーレ「!!」
スキア「ま、一年後にまた来るよ。それまでにちゃんと強くなってね」
スキア「その上で徹底的に痛めつけてあげる。一年あればもしかしたら、なんて希望を粉々に打ち砕いて絶望のどん底に突き落としてあげるよ」
スキア「今度は世界中の人間みんな絶望させてあげる。そして絶望した人間の美味しい肉で元気になった悪魔と一緒に暮らそうね、お姉ちゃん」
- 337 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:02:21.41 ID:6/IVnupxo
- ズ……ッ!
ゼーレ「待ちなさい! 神弾【ネオ】!」
スキア「防御魔法【シールド】」ギンッ!
スキア「お姉ちゃんが怖がってちゃだめじゃん。魔力がぶれぶれだよ。ま、一年後にまた来るから、それまでにちゃんと心の準備しておいてね〜」
パッ
楓「消えた……」
レナ「デン、大丈夫!?」
デン「うん……。なんとか肉体変化で元には戻したから……。でも血が抜けて……」フラ…
クロエ「と、とにかく一度中に戻るわよ! デンとレナは保健室!」
ーーーーー
スタジアムーー
サリア「そろそろだな。もう魔法を引いて大丈夫だ」
ヴィーネ「はいはーい♪」スウウ…
ズ……ッ
「帰還命令……」
パッ
ヴィーネ「おー、ほんとに帰った。サリアの視た未来視だと割とすぐに帰るから、観客を守ることに専念しろって言うのは正しかったのね」
サリア「ああ。同じく時雨さんやウィンさん、他のプロにも伝えてある。魔王本人のものも含めて4つの穴が空いたようだが、どこもひとまずは帰ったようだ」
ヴィーネ「りょーかい。ゼレスちゃんに連絡しておくねー」
ーーーーー
- 338 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:02:53.71 ID:6/IVnupxo
- ティロリン♪
ゼレス「!」
ゼレス「悪魔の穴の方の心配はいらなさそうてす。今母から連絡が入りました」
ゼレス「『スタジアムに穴が開いて悪魔っぽい奴が来たからみんなのこと守っておいたよ〜』……だそうです」
晶「……こっちも時雨さんから。『サリアプロに言われたとおり、悪魔が来たので観客を守っておいた』」
嵐「ウィンさんもだ。『いえ〜い』の一言と綺麗なスタジアムの写真だけ送られてきた」
ヒカリ「さ、さすがに皆強いね……」
イオ「これ、一年後に攻められても大丈夫なんじゃ……」
ジリリリリリリッ!
クロエ「な、なに? みんなのス魔ホが鳴ってるの?」
『速報です。突如空に穴が開き、悪魔と見られる魔獣が各地に出現しました。しばらくして魔獣は穴から消えましたが、穴の跡から黒い煙があがり、『一年後に悪魔の軍団がこの世を支配する』というメッセージを残した模様です。なお、マホリオプロやスタジアムスタッフの防衛により、死傷者や大きな被害は現在確認されておりません』
樹「これじゃあ世界中の人みんな怖がるじゃないの……!」
ゼーレ「魔王というのはそういうものです。相手を恐怖させ、絶望させることに最も長けた存在。おそらく今回の狙いは顔見せと、絶望の種を世界中に蒔くことです」
クロエ「私達の知り合いのところに悪魔が来たのはわざとってことね。一年後に攻めてきたとき、今回は勝てたはずの人達が負けるようなことがあればより絶望するから。それが知り合いならなおさら……」
- 339 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:03:21.44 ID:6/IVnupxo
- ゼーレ「……これから一年で、できる限りのことはします。でも、スキアは私が寝ていた間も力を蓄えていました。……復活して一年の私で勝てるかどうか……」
クロエ「何一人で勝つ気になってるのよ!」バシッ!
クロエ「勇者一人で魔王に勝つなんて思わなくていいの。今は魔法体系だって進化した。コンビネーションだって洗練されてる。これだけの魔法使いがいるんだから頼ってよね!」
ゼーレ「クロエさん……」
樹「今日のところはひとまずなんとかなったみたいだし、話し合いは後。デンさんの治療に当たるわ」
デン「おねがいします……」
■
■■■
■■■■■
- 340 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:03:53.98 ID:6/IVnupxo
- スタジアム、通路ーー
監督「今日はお客様に顔見せだ。これから声援をいただく大切な味方だから、笑顔でな」
ウィン「はいっ!」
ズ……ッ!
ざわざわ ざわざわ
ウィン(あ、来た……。サリアプロから言われてた悪魔ってやつかな)
ウィン「すみません、監督。先に行きます」タッ
監督「あ、おい!」
フィールドーー
ウィン「……」ザッ
きゃああああ! ウィンちゃーん!
花「……来たか」
ウィン「お前は……」
花「ふふふ……ふははははははっ!」
ウィン「!」バッ
花「いい土だなあ人間界!」ズボオッ!
ウィン「は?」
花「あ、いい……暖かみを感じる……」
ウィン「ちょ、襲いに来たんじゃないの?」
花「襲ってほしいのか?」
ウィン「いや、襲わないならいいんだけど……」
花「ふむ……」ユラ…
ウィン「! 時間魔法【クロック】!」ユラ…
花「ハッ!」ゴオッ!
ウィン「防御魔法【シールド】!」ギィッ!
花「貴様、やはり時間に干渉しているな。あの部屋の中での動きもそうだった。というより私に触る方法が時間の流れを変えるしかないと言うべきか」
ウィン「お前も時間を歪められるんだな。あの時アルシェさんの魔法が当たらなかった理由がやっと分かった」
- 341 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:04:21.89 ID:6/IVnupxo
- 花「ま、これで襲った口実もできた。魔王様に怒られることもないだろう」
ウィン「それでいいの?」
花「ふん、そもそも今日は顔見せだけだ。大した問題ではない」
ウィン「今日は……か」
花「ああ。魔王様は深い絶望を望んでおられる。そのためには時間が必要なのだ。必ず一年後に世界が終わると知って絶望しない人間などいないからな」
ウィン「どうだか」
花「なに?」
ウィン「必ず世界が終わるなんて大それたこと言わないほうがいいよ。それに、何かを守るために本気になる人をボクは何人も知ってる。あまり人間を舐めるなよ」
花「くっくっく……大層な口を利くな。一年後が楽しみだ。……っと」
花「帰還命令だ。さらばだ、時に干渉する少女よ」
ウィン「次来たときは観客を守る必要もないだろうし、本気で倒してやるから覚悟しておいてね。……ああ、これ」バサッ
花「土?」
ウィン「気に入ったんでしょ。魔界に持ち帰って根でも張って、力でも蓄えてなよ」
花「ふっ、感謝しよう。だが次来たときに手を抜いたりはしない。本気でお前と戦おう」
ウィン「楽しみにしてるよ」
花「悪魔との戦いを楽しみにするとは異な奴だ。さらば!」
パッ
■■■■■
■■■
■
- 342 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 22:05:08.11 ID:6/IVnupxo
- 翌日ーー
クロエ「リリウム魔法学校演劇部様へ……?」カサッ
ヒカリ「手紙?」
クロエ「ええ。演劇部宛の封筒が届いてたの」ペラッ
『一年間の精査の結果、リリウム魔法学校演劇部の演目が審査を通過いたしました。よって、リリウム魔法学校演劇部を全国演劇部大会へご招待します』
クロエヒカリ「!!」
クロエ「やったわヒカリ! 私達の演技が認められたのよ!」
ヒカリ「すごいよ! 全国大会!」
クロエ「……となると、勉強は当然、演劇もマホリオもこれまで以上に本気で取り組まないとね」
ヒカリ「うん。もう一年後には全部の決着をつけないといけないんだもんね」
クロエ「ええ。なんとしてでも魔王からこの世界を守るわよ」
クロエ「さて、新年度が始まるまでちょうど一週間……。どう過ごそうかしら」
安価↓〜↓5自由行動安価
残りの春休みをどう過ごすか
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 22:19:41.91 ID:4QS/OC8iO
- いつの間にかウィンのライバルポジに収まった花さん
新学期前にエミールを呼んで橘花が返事
返事が終わった途端、エミールから相談を受けていた元黒魔術部メンバーや二人の動向を気にしていた樹・リリィ達がドアから部屋に雪崩れ込んで来た
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 22:31:26.60 ID:JugGfDBw0
- 個々の魔法能力を再評価して以前からの成長度合や成長傾向の把握
今後の訓練方針や戦術構築を決めてイク
- 345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 22:34:07.60 ID:LeAXIw1NO
- 新入生に向けた劇の練習
- 346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 22:55:32.73 ID:KjSfzcGB0
- ソフィアに魔王襲撃時の助力のお礼を言いにいく
ミリアとエルクもおり、闇魔法ズが対魔王について協力してくれることに
また、来年度からエルクがリリウムに転校してくるらしいことを知る(作劇上無理そうなら無視してOKです)
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 22:57:32.97 ID:9ggdbato0
- 花見
- 348 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 23:02:18.37 ID:6/IVnupxo
- >>346
一番自然なのはエルクが新入生で入学する場合かな?と思うのですが、クロエと同学年への転校でよろしいでしょうか?
2年生で入学も可能です。希望の学年があれば指定をお願いします
- 349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/17(火) 23:09:08.22 ID:oIlmFffnO
- エルクが去年の時点で高校一年生という設定だから必然的に二年生にならない?
- 350 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/17(火) 23:15:40.10 ID:6/IVnupxo
- ミリアの設定のところに書いてありましたね、すみません…
2年生への転入で書かせていただきます
- 351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 01:43:02.31 ID:ry2GS70v0
- 大体のゼーレのせいじゃないか……
- 352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 15:41:15.07 ID:KoP8E2tKO
- 基本的な命名法則は〇ノ頂・□□か
- 353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 18:30:23.49 ID:JJldhQGJO
- 絶ノ頂
- 354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 21:24:16.17 ID:+00s1uru0
- 対象の感度を3000倍にしそう
- 355 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:41:47.28 ID:XcWsY1Vzo
- 元黒魔術部室ーー
ガチャッ……
橘花「……来たか」
エミール「はい」
橘花「なんだ、その……。まず座ってくれ」
エミール「は、はい」ストン
橘花「……」ポリポリ
エミール「……あの?」
橘花「いろいろ考えたんだが……」
エミール「は、はい」
エミール(“だが”……か)ズキン
橘花「よく分からなかった。すまない」キッパリ
エミール「……え?」
橘花「私はその……魔法の研究しかしてこなかったから、エミールのことも研究対象としてしか見ていなかったんだと思う。だから恋愛というのがよく分からないんだ」
エミール「そ、そうですか……」
橘花「……ただな。エミールが喜ぶことはしたいし、他の人に笑顔を見せるのは……なんというか、もやもやする」
エミール「それって……」
橘花「……これって、好きってことでいいのか……?」
エミール「は、はい……多分……///」
橘花「そうか、これはそういうことだったのか……」
ガチャッ バタバタバタバタ!
橘花「な、何だ!?」
- 356 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:42:24.05 ID:XcWsY1Vzo
- 「いたたたた……押さないでくださいよ、もー!」
リリィ「ご、ごめんなさい!」
橘花「な……お前たち、何でここに!」
樹「橘花の告白なんて見逃せるわけないでしょ! というかあの返事はなんなのよ!」
橘花「し、しょうがないだろ! ほんとに恋愛は初めてなんだ! これが恋愛感情なのか分からないんだよ!」
「いやー、これだけ一緒にいてヤキモチ焼くほどなのに、恋愛感情じゃないって言う方が無理ありますけどねー」
リリィ「というかエミールさんこんなにいじらしいのに、橘花先生は待たせ過ぎなんですよ!」プンプン
橘花「な、なに!?」
樹「そうよそうよ! エミールさんはあなたのこと大好きだってあんなに分かりやすかったのになんで気づいてあげられないのかしら!」
エミール「あ、あの……その辺で勘弁してください……///」プシュウウ…
「かわいいいい!///」
橘花「や、やめろ! エミールが嫌がってるだろ!」
やんや やんや
ーーーーー
ーーー
ー
- 357 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:42:49.86 ID:XcWsY1Vzo
- 部室ーー
ラクリマ「舞台上で学校の施設を一通り案内して、挨拶して終わり」
ノルン「新入生相手の劇だし、明るく楽しくしないとね〜」
ラクリマ「そうだよ、私達もう2年生なんだ! 後輩ができるんだよ!」キャー
クロエ(微笑ましいわね……)ホッコリ
クロエ「さ、新入生にがっかりされないためにもしっかり練習するわよ!」
はいっ!
ーーーーー
ーーー
ー
- 358 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:43:22.16 ID:XcWsY1Vzo
- 校長室ーー
樹「さて、今現状の戦力を確認しましょう。ゼーレさんも把握しておいて損はないし聞いてね」
ゼーレ「はい」
クロエ「私は入学した時は闇と魔力を別々に使うことしかできなかったけど、今は獄闇魔法【ヘル】や極闇魔法【タナトス】まで使えるようになったわ」
ローラ「私自身はあまり強くなってないけど、リズやクリアとシンクロできるようになりました」
ヒカリ「ボクは魅了魔法で、いろんな属性の魔力を人に与えられるようになりました」
ティア【密集地での魔法のおかげで、フロートの浮遊力が格段に上がりました】
アルシェ「アルシェも密集地で強くなった。最上級貫通魔法の神槍魔法・貫【ブリューナク】も撃てるし、それを範囲魔法にした殲滅魔法【デストロイ】も撃てる」
ナミネ「私は獄水魔法【ヘルアクア】まではなんとか……。水を操るのは上手くなったと思うのですが」
時雨「私は巨大氷弾【フロスト】が最大かな……。わりと補助も兼ねた使い方をしてるし、マホリオでは力不足は感じてないけど……」
モミジ「私は魔法の強化っていうのは実感してなくて……。しっかり自分の役割を果たすために相手の弾をよく見るようにはなったとは思いますけど」
- 359 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:43:55.03 ID:XcWsY1Vzo
- 楓「あたし達は三人とも神クラスの魔法まで使えるようになったよ! 去年の全国大会はそれでも力負けすることあったけど、今は負けるつもりなし!」
晶「あー、楓に言われたけどその通りだ。炎神魔法【アグニ】、風神魔法【ルドラ】、雷神魔法【インドラ】だな」
嵐「神クラスが最強かと思ってたけど、ゼーレさんとか見てると頂魔法なんてのを使ってて驚いたよ。もっと精進しないとな」
レナ「私はアルシェさんのご実家で鍛えてもらったおかげで、要塞魔法っていう防御魔法のかなり上位のものを使えるようになったわ。……まあ、貫通されちゃったけどね」
デン「私は今なら神弾【ネオ】も使えますし、何より防御で頼もしい人がそばにいてくれるので安心してます」
イオ「私は超新星爆発【スーパーノヴァ】が使えますけど、マホリオでは怖くて使えません。でも、人を守るために悪魔と戦う時には覚悟を決めるつもりです」
ラミー「私はあまり前に出るのには向いてないかも……。ソフィアさんには人を護るための力があるって言われたから、もしかしたらレナさんみたいに防御に徹した方がいいのかも」
ノワール「私は固有魔法は使いません。ただ悪魔との殴り合いならそこそこの奴とも戦えるつもりです」
イリス「私はゼーレさんに貰った固有魔法で時を止められるようになりました。連発はできませんが、強力な武器です」
- 360 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:44:20.72 ID:XcWsY1Vzo
- ステラ「私は最近になって隕石魔法【メテオ】の段数制限が5発から10発に倍増しました。ただ6つ目以降は隕石がハート型になってしまいますが……」
ゼレス「私は少しずつですが、神聖魔法【ホーリー】のコントロールができるようになってきました。まあ、まだまだ母には遠く及びませんが」
ラクリマ「私は変化なしだなー。転板【チェンジボード】は5枚のままだし、相変わらず正面には貼れないし」
ノルン「ノルンも変わりなしです〜。睡眠魔法【スリープ】だけですね〜」
樹「ふむふむ……」
樹「大きく分けてアタッカーと補助役で強化の方針を決められそうね。一年しかない以上、あれもこれも手を出すよりは長所を伸ばすのがいいと思うわ」
樹「で、肝心の練習法だけど……みんなに任せるわ」
ゼーレ「えっ!? ほ、放任でいいんですか?」
樹「ええ。自分のことは自分が一番分かってるでしょうし、私が変に口を出すよりよっぽど効率的な練習ができるはずよ」
クロエ「リリウムの方針が自主性を重んじてるからね。みんな自由に練習してるわよ」
ゼーレ「それであれだけの魔法を……現代の方すごいですねえ……」
クロエ「ま、当然授業も受けて、だけどね。その上で好き勝手に魔法の練習をしてるのよ」
樹「とりあえず把握はこんなところでいいわね。じゃ、解散していいわよ」
ーーーーー
ーーー
ー
- 361 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:45:16.47 ID:XcWsY1Vzo
- ソフィアの住む城ーー
クロエ「この間は助かったわ。これ、お礼のお菓子よ」
ソフィア「ありがとうございます」
ミリア「おー! まんぷく屋のおまんじゅう!」
クロエ「あら、ミリアプロもいたのね」
ミリア「で、これなんのお礼?」
クロエ「この間悪魔がこの世界に攻めてきたのよ。その時の防衛を頼んでたの」
ミリア「ああ、あれ……」
エルク「人間に手を出すとは不届きな……」ゴゴゴ
ミリア「あれやっぱり本物の悪魔だったんだね。変な宗教団体が大掛かりな宣伝でもしたんだろうって世間じゃ話題だけど、力のある人はあれが本物って気づいてるよ」
クロエ「混乱が生まれてないならいいんだけど……。次は一年後に来るらしいし、その時にちゃんと理解して逃げてくれるかどうか」
ミリア「なら私達闇魔法ズが手伝うよ! ていうかソフィアも水臭いなー。言ってくれたら一緒に戦ったのに」
ソフィア「ミリア・メルトル様はアウェーに遠征に行ってる日でしたから」
ミリア「呼び捨てでいいって言ってるじゃん、もう。……って私の日程把握してくれてたんだ。やっさしいなー」
- 362 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:46:10.02 ID:XcWsY1Vzo
- エルク「ともかく!」ダン!
エルク「悪魔だか枕だか知りませんが、人間に手を出すなら私も容赦しませんよ!」
ミリア「よく言ったエルク! 闇魔法ズで頑張るぞー!」
ソフィア「……」ズズズ…
ミリア「はいソフィア、おー!」グイッ
クロエ(仲良しね……)
ミリア「あ、そうそう。クロエさんってリリウムの生徒だったよね?」
クロエ「ええ、そうだけど」
ミリア「実はエルクがリリウムに転校することになったんだ。こっちのチームと複数年契約結んだから、エルクにもこっち来てもらおうと思って。寮もあるし、いい学校だよほんと」
クロエ「そうなのね。学年は……」
エルク「二年生です。よろしくお願いしますね、クロエ先輩」ペコリ
クロエ「ええ。同じ闇魔法使いとして歓迎するわ」ニッ
ーーーーー
ーーー
ー
- 363 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:46:47.22 ID:XcWsY1Vzo
- ガーデンーー
クロエ「ふう……」ズズ…
ローラ「いい天気で良かったねえ」ポカポカ
ヒカリ「うん。久しぶりのデートだし、ゆっくりできていい感じ……」
クロエ「桜も綺麗に咲いてるわ。新入生がいい気分で入学してきてくれるといいわね……」
はらはら……
ローラ「あ、クロエちゃんの頭に桜の花びら乗っかったよ」
ヒカリ「ふふ、かわいい」
クロエ「ちょっと、やめてよもう……///」パッパッ
ローラ「ああ、写真撮りたかったな」
ヒカリ「確かに。あれは残す価値のある桜クロエだった」
クロエ「写真……」
クロエ「三人で一緒に写った写真って少ないわよね。せっかくだから今撮りましょうか」
ローラ「賛成! クロエちゃん真ん中にして……」ギュッ
ヒカリ「ス魔ホ浮かせてっと……」ムギュッ
パシャッ!
クロエ(……一年後もこうして平和でありますように……)
ーーーーー
ーーー
ー
- 364 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 22:47:15.07 ID:XcWsY1Vzo
- 入学式ーー
樹「ーーでは、演劇部による紹介劇『ようこそリリウム魔法学校へ』をどうぞ」
ビーーーーーーッ
クロエ(ラクリマが親友であるノルンを連れ回して、各施設の説明をしていく劇。どんな場所があるのか掴んでもらう大事な劇だけど、ラクリマ達二年生はしっかりとこなしてくれた)
ーーーーー
ーーー
ー
入学式が終わり、レクリエーションーー
クロエ「今年もレクリエーションの日は上級生は休みと。どこに行こうかしら」
安価↓以下から選んでください
コンマゾロ目で新キャラ
食堂
図書室
部室(演劇部室)
寮
- 365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 22:47:47.99 ID:ry2GS70v0
- 部室ー
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 22:48:20.22 ID:ry2GS70v0
- およよ、入部希望者???
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 22:48:59.76 ID:LdNzzBVpO
- ナイスゾロ目
- 368 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/18(水) 23:09:04.26 ID:XcWsY1Vzo
- 部室ーー
ガチャッ……
クロエ「っと……見かけない顔ね」
???「は、はじめまして」ペコリ
クロエ「一年生かしら?」
???「はい! 今はレクリエーション中で、部室を見て回ってました」
クロエ「そう。ここは演劇部よ。さっきステージでやってた劇もうちの部員がやったの。三年生抜きでね」
???「へええ……!」
クロエ「隣の準備室も開けてあげるわ。今までの舞台で使った小道具とかしまってあるから、見るだけでも面白いと思うわよ」
???「ありがとうございます!」
クロエ「あ、そうそう。私は部長のクロエ・アートルムよ。あなたの名前を聞いても?」
???「あ、私は……」
新入生、???のプロフィールをつくります。
テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】(その他付け足したいことがあれば。口調が違っても大丈夫です)
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 23:29:02.72 ID:Sb1EAeLRO
- 【名前】相葉 夜魅
【容姿】黒髪の長髪である以外は身長体重体型の全てが平均値で特徴が無いのが特徴
【性格】好意と悪意、害意と善意を両立させる狂人、愛しているから殺したいと愛しているから尽くしたいが両立し、自分の中では如何なる理屈も矛盾しない。そのため何をしてもおかしくない
【得意魔法】感情操作
自分の感情や発想を強制的に一方向に向かせる自己制御手段、本来的には洗脳魔法と言うべきモノ
今のところ前科は無いが自分以外に向けることもでき、その場合洗脳以外の何物でもない
【備考】性格と思考回路が破綻しているだけで常識が無い訳ではない(良心は無いし納得もする訳が無い)ので自分自身を洗脳して常識人に矯正している
洗脳魔法は意思の力で抵抗できるのできっかけさえあれば自分にかけた洗脳を振り払う可能性もある
- 370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 23:44:51.27 ID:LdNzzBVpO
- 【名前】カーム・セレスティア
【容姿】銀髪ツインドリル、赤の瞳。身長、スタイル共に年相応
【性格】落ち着いた性格。何かに熱中すると徹底的に極めていくタイプ。好きな事に関しては負けず嫌い
【得意魔法】
福音魔法:神聖魔法の亜種。敵による解除が不可能なバフを味方にばら撒く。発動中はカームの魔翌力が徐々に減っていくがその気になれば重ね掛けも可能
【備考】
前年度の中学生マホリオ全国大会の優勝チームの一人。優勝したのは三年次のみだが圧倒的な実力とチームワークで幾度も上位まで昇り詰め、彼女が在学していた三年間は「福音時代」とまで呼ばれていた。
昨年度のリリウムの学園祭に来ており、その際に鑑賞した演劇部の作品に感動して入部を決めた(特に舞とラクリマの演技)
マホリオ面に関しては強力無比なバッファーだが本人はバフに徹する必要がある性質上、高校でも結果を出せるかはチームメイト次第といえる
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/18(水) 23:58:57.14 ID:vLHokue5O
- 【名前】ネイロス・ドーリア
【容姿】翡翠色の垂れ目が特徴的な、ゆるふわ茶髪の女の子。ロリ巨乳。
【性格】しゃきっとしているが、エネルギーを使い果たすとノルンみたくなる。
【得意魔法?】『最果てを覗く目』
夢の中で魔界を旅する能力。彼女はその世界が魔界であることを知らない。
【備考】
得意魔法?によって魔界の夢を見てきた。それを題材とした小説を書いていて劇の脚本に活かせたらいいなと思っている。夢の中でゼーレによく似た少女に出会ったことがある?
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/19(木) 00:00:22.30 ID:yXq5jGkj0
- 【名前】エメラ・果奈
【容姿】黒髪の短髪に蒼と黒のオッドアイ、身長142cm、B:98 W:62 H:72のアンバランスボディー
【性格】イタズラ大好き問題児、ルールやマナーが示されると破りたくなるタイプ
【得意魔法】仮面人格
自分のイメージした人格を作り出し自分や他人の人格に上乗せする魔法
普段より少し自信気にと言うレベルの小さな変化からローラの人格を百合江っぽくするレベルの改竄まで幅広くできる
人格を書き換えるのではなくイメージした人格を上乗せするだけなので多少なりとも対象者の性質が残るし対象者がその気になればすぐに元通りになる
またモデルになる人格があると再現度は高くなる、なおどのレベルの変化であっても記憶はバッチリ残る
【備考】常識や良心が無い訳ではないのだが魂が他人の困った顔を求めるせいで欲求に逆らえない
前の学校では懲罰数歴代トップをたたき出している
- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/19(木) 00:01:58.06 ID:ChOt9Tz4O
- 【名前】白峰 やよい
【容姿】黒のおかっぱに眼鏡 身長体型共に平均的
【性格】大人しくて読書が好きだが妄想癖があり一度考え込むと止まらない面も
【得意魔法】意識魔法 集中力を操ることで注意を散漫にさせたり逆に何でもないものに集中させることで隙を生むことが出来る
実は妄想癖はこの魔法の影響もあるとか
【備考】リリウムの新一年生
幼い頃から夢見がちな面があり色々な本を読んではその世界に浸るのが好き
役者や脚本の表現など演劇部と自分の趣味が繋がるのではと思って演劇部の見学に来た
- 374 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/11/19(木) 00:13:26.34 ID:abze44sao
- 1.夜魅
2.カーム
3.ネイロス
4.エメラ
5.やよい
↓から投票
投票レスのコンマの1桁目の合計が最初に【20】を超えたキャラが???となります
本日中に誰も【20】に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが???となります
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