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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.

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608 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:00:24.29 ID:bjq0OtbV0
【ここまで】
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:01:29.10 ID:c3T7sFUXo
アイスキュロス?(出遅れ)
610 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:10:22.14 ID:bjq0OtbV0
>>607 申し訳ない。前回 >>575 こんなこと言ってましたが、一応たまにこういう感じで考察系の選択すると真名当てやったりもします】

【フォーリナーはクラスの性質上、今回参戦連中の中でもトップクラスに分からないとは思いますが。セイバーと同じくらい】


……ダメだ、分かんねえ。

「仕方がないさ。おそらく俺たちが持ってるイメージとはかなり違ってるだろうしな」
「……そういうもんかよ、お前もそうなのか? セイバー」

何気ない質問に、セイバーは真剣な顔をして考え込んだ。

「う、うーん……、まあ、名前のイメージとは違う、と思う。いや、そもそも俺の名前はあくまで屋号みたいなもんで、俺個人の名前はないようなもんだし」
「そりゃ可哀想な奴だな」
「いや、いいんだよ。まあ、だから、俺の名前はともかく、俺のやったことも目立たないしな……。まだご先祖みたいに神剣も打ててないしな」
「普段打ってるのは違うのかよ?」
「ああ、アレはあくまで神剣の属性を持ってるだけで、俺が望んでるのは唯一無二の剣なんだ。千本打ってもできなかったから、時代が変われば何か変わるかとは思ったんだが……」

そしてそのままブツブツ言い始めた。こうなると話しかけても上の空なのでスマホの電源を切って寝っ転がる。
……そんな夢中でやれるってことがあんのは、少しだけ、いいかもなあ、とか思って見たりする。

【昼行動を終了します】


直下、他陣営描写

12:槍
34:騎魔
56:狂
7:降
89:弓
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:11:59.18 ID:4z7xn1d3O
ぬあ
612 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:16:41.40 ID:bjq0OtbV0
8:弓

                  /州州州州州州州州州州州州州i:.
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                  州州 、   ヽ、   ヽ               州州i:.     ,圭≦`   _////////
                   }マ州lif`ト、    Y                州州ili:.    }圭圭<       \/////
                  ノ .マ州ヽ   ヽ                  州州州:.   弌圭少       ∨///
             /{  マ州il_                    州州州i:.                  ∨//
            _/圭}li:.  マ州州il.ヽ                     州州州ili:.              ∨/
          /圭圭圭圭  マ州州州`ト、               州州州州:.              :.\
            /圭圭圭圭圭:.>'ヽ州州州州ム_            ヘ州州州州                  :.
         /圭圭圭圭圭/   \州州州ili:. \           ヽi州州州:.                 :.
        /圭圭圭圭ili/      _州州ili:.  .\           ヽ州州li:.              :.
.        /圭圭圭>イ          州州州:.   \              ヽ州州:.

直下、どうしてんのさ 【単独行動】+1

123:消滅寸前
456:鵺退治の英雄らしく怪物退治
789:忠義の武士らしく反撃準備
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:16:48.43 ID:B8xgi6Bt0
デメテルでギリシャ作家で宝具名が悲劇(トラゴエディア)だからアイスキュロスだと思う
セイバーは日本の鍛冶師っぽいけど誰かはわからん
614 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:27:31.04 ID:bjq0OtbV0
4:怪物退治だ

アーチャーは主を失い考えた。

「新しい主は断られた。では私は何をすべきか、私を私たらしめるために何をすべきか」

アーチャーは生前より多くの人々に称された。天晴、天晴、と。だからこそ悔やんではいた。

「此度の戦、主を守る忠義の士として戦うことはできなかった。一生の不覚」

自分がこの戦争において、いまだ何も為せていない、今回の主は外道だったが、それに対して何かを行う前に主は死んでしまった。
それは非常に惜しく悔やまれる。自分がここにいる意味がない。だからこそアーチャーは1つの場所へ向かう。
【単独行動】のスキルを活かし、霊基の消滅まで時間を稼ぎながら、自らの霊基を消すに値する仕事の場へと。

「音に聞こえた鵺退治、ふ、その再現となろうとはな」

ここ数日、森深くの湖に現れるという怪物、それを倒してみせんと、アーチャーは向かう。
自らを輝かすことのできる花道へと。


直下、ライダーマスターの【未来視】による捕捉。5以上でアーチャーの襲撃を把握、4以下で把握できず。 【慢心】−1

615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:28:12.07 ID:OUFSN8zVo
そら
616 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:37:15.47 ID:bjq0OtbV0
【ライダーマスターじゃなくてキャスターマスターでしたね】

6:アーチャーの襲撃を把握

色眼鏡の男が高らかに笑いを上げていた。

「フハハハハハ! 見たかね! これが私の未来視!」
「はー、僕がセイバーにやられたときにそれが決まっていれば非常にありがたかったんですがね」

やれやれと肩をすくめるキャスターを意にも介さず、男は笑い続けて咳き込んだ。

「……まあ、私の演算も多少ありますが、多くを省けたという面では称賛に値しますね」
「攻めてくるってことは戦わなくちゃいけませんよね。……あまり好きじゃないですが、頑張ってみます」
「ええ、無理をしてはいけませんよ、ライダー。貴女が戦いを好まないことは知っています。こちらも戦わずして勝てるよう、工夫してみましょう」

【今夜の他陣営行動が弓VS騎魔に決定しました】

【他陣営行動の描写を終了します……】



【三日目・夜】

……うとうとしてるともう日が暮れてたらしい。
さて、聖杯戦争は夜が本番、俺の願いを叶えるためにも動き出すとするか!


直下、何をしますか? 【三日目・夜】

1:コミュ (対象:セイバー/ランサー陣営)
2:偵察/情報収集
3:自由安価
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:46:33.20 ID:B8xgi6Bt0
2
618 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:47:43.34 ID:bjq0OtbV0
2:情報収集

直下、偵察/情報収集方法

1:直接動く
2:使い魔礼装
3:交友のある陣営を調査
4:戦闘痕を調査(ランサー/キャスター)
5:自由安価
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:48:33.47 ID:CGHQEXlno
ぬえ
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:49:10.08 ID:CGHQEXlno
ごめんなさいコンマと勘違いしてました
安価下
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:52:10.07 ID:B8xgi6Bt0
4ランサー
622 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/03(水) 23:59:08.26 ID:bjq0OtbV0
4:ランサーの戦闘痕調査

っつーわけで。

「来ました、燃えた廃ビル」
「燃えたから廃ビルになったんであって、最初から廃ビルだったわけじゃないだろ?」
「うるせえ、細かいことツッコむんじゃねえよ」

何でここに来たかってーと、単純な話で。

「アイツには隠し事をしてるんでマジで怖い!」
「仮想敵が仮にも友人ってのが本当にダメだよな、マスター」
「いや、そもそも隠し事じゃなくて、話してねえだけだし、勘違いしたアイツが馬鹿なんだよ!」

たぶん軽蔑の視線を向けられてるだろうからセイバーのことは無視する。
……実際、アイツらのことほとんど分かってねえしな。何か気づくことがあればいいんだが。


直下、何かあったか

1:放火犯は現場に戻るという
23:何もなし
456:チンピラ仲間
789:ランサーの秘密
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 00:02:07.02 ID:S5ejcUkKo
624 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/04(木) 00:05:16.32 ID:49n6KmKu0
2:何もなし

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく金曜日の同じくらいに】
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 00:15:23.10 ID:S5ejcUkKo
おつでした
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 00:17:17.42 ID:g9g+cFuLO
627 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 22:26:11.91 ID:t9nMXF8Y0
【22:40くらいから再開しますね】
628 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 22:40:10.66 ID:t9nMXF8Y0
【再開】

しばらく廃ビルの中を探ってはみたが、あまり収穫がねえ。

「これってアレか? 証拠隠滅されてんのか?」
「マスターの言が本当なら、ここはあそこで殺された犬耳のマスターが所有してたんだろ?」
「なるほど、普通の人間よりはよっぽど上手か」

この前のは起こったばっかりで運が良かったってことかね。無駄足踏んじまったな。


【夜行動を終了します……】


夜の闇に紛れ、影が突き進んでいく。縅がはためき軽く音を鳴らす。
解けそうな霊基に活を入れ、影はその場所に歩み出た。月明かりが煌々と青白い肌をさらに蒼く照らす。

やつれた様子も見せず、ふう、とアーチャーは息を吐く。湖畔は月を反射し、涼やかな冷気が足元へ忍び寄る。
波紋一つ起きない湖面に映るのは対岸に建つ洋館。

「怪物がサーヴァントの手勢であるならば、まず間違いなく首魁はあの館。さて、如何に攻めたものか」


直下、アーチャーへの攻撃

1〜6:怪物+爆発する機械兵
7〜9:怪物+吸血鬼
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:43:09.21 ID:YS1reozro
630 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 22:56:09.41 ID:t9nMXF8Y0
1:博打は打たない健全経営

思案するアーチャーの耳がかすかな駆動音を捉えた。
ジリジリと唸る駆動系の音。怪物の出す音ではない、しかし、このような場にはふさわしくない。

考えるまでもなく音の方向へ矢を飛ばす。ガチリという金属質な音に駆動音が止まる。
だが、同時に激しい衝撃と熱風がアーチャーへ向かい降り注いだ。

「……! 砲筒の類か」

最低限の動きでかわし、かわし切れない分は魔力放出で弾く。蛍の光が僅かに散り、降りかかった破片に砕けて消える。
だが、その足元へ影が現れた。

「GAaaaaaaaaaaaaa!!!」
「現れたか、化生」

姿なき咢がアーチャーへ振り下ろされるが、神懸った動きで太刀を振り抜き、弾き返す。

「GAaaaaaaaa!」
「声はすれども姿は見えず。鵺も似たようなものであったが、さて」

一跳びに後退し、怪物の牙から距離を取る。その着地点へ現れた小さな機械を壊さないよう弾き飛ばし、湖面へ叩き落す。
ショートし発生した火花が湖へ波紋を散らす。揺れが僅かに怪物の位置を指し示す。しかし、そこへ向かうには周囲の機兵を倒さねばならない。
困難な闘い、一騎当千の兵に向かうは百の既製品。銃口は英雄の胸へ狙いを定め、その胸は。

「成程、狩るにはいい獲物よ」

僅かに高鳴っていた。


直下、アーチャー行動

123:馬鹿正直に攻撃再開
456:宝具準備
789:隙を見て館へ突撃
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:59:12.87 ID:YS1reozro
単独だしなあ
632 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 23:19:12.65 ID:t9nMXF8Y0
7:源氏進軍

「ハッ!」

高鳴る胸のままアーチャーは跳び、怪物の咆哮へ二本の矢を飛ばす。

「【水破】、【兵破】、雑兵を片付けよ」

声に応え、生き物のように矢が機兵へ殺到する。鋼鉄に覆われた外装を紙の如く貫き、小規模な爆発が起こっていく。
完全な排除こそできないが、既に捉えた怪物の居場所への道はそれなりに開けた。

「我が弓は千変万化の怪物をも墜とす!」

そこへ宝具にも劣らず、いや、その速さすら超える速度でアーチャーの強弓が叩き込まれる。
下草ごと地を削り、湖面を叩き割らんと突き進むそれは一筋挿し込む光のように精錬としていて、神々しさすら覚えてしまう。

怪物の声が響くもその程度では光の道を止めることはできない。霊核に叩き込まれるであろうという核心。
だが、それが届くはずの空間を、血が汚すはずのその空間を、光はただすり抜けていき、湖の波紋のみが残る。

「何?」

一瞬の困惑は足元の違和感により払拭される。先ほどまで踏みしめていた地面は泥濘み、今にも湖に飲み込まれようとしていた。

「水の規模が広がっている……、なるほど、湖を広げ、その中に逃げ込んだか。理すらも塗り替える、まさしく化生といえるな」

湖の規模が広がった、正確には怪物により環境が改造された。
誰にも見られることはない、"湖の怪物"としての概念を最大限環境へ押し付けた結果、怪物のいる場所は"湖"へと変化する。
633 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 23:33:28.32 ID:t9nMXF8Y0
適応の遅れた機兵がショートし、爆ぜる音が響く。徐々に足元の湖化は進行し、このままでは怪物の独壇場。
アーチャーはふう、と息を整え、目を閉じる。足元が沈みゆくその中で、蛍の光が一点に集中する。

静かに、澄み渡るような声が響く。べきりという何か折るような音が聞こえる。

「うき草を雲とやいとふ夏の池の───」

どぷん、とついに全身が沈む。湖中のアサシンは舌なめずりをし、湖面の獲物へその咢をトラバサミのように開き迫る。

「底なる魚も月をながめば」

だが、その咢は空を掻いた。怪物は混乱する。獲物の姿はなく、自らの体は既に水中にない。
空中の月を噛み砕く。空中? 怪物の瞳は煌々と輝く青白い月を見た。そして、自らの位置が転換していることを悟った。

「GAaaaaaaaaaaーーーー!?」

望んだものを得る、アーチャーの歌。しかし、これほどのものはないはずだ。
怪物の目が捉えたのは、アーチャーのへし折った一本の矢。宝具である【兵破】、それを破壊し、【壊れた幻想】として推進力の押し上げに使ったのか。
そこまで怪物が理解したかは定かではない、だが、確実なことは、その怪物、優に数トンを超えるだろうその質量が湖面へ叩きつけられる。

その事実だけだった。

  /  /    ./   ./  .// i" / ././  .i′   ! |     l゙   .| l. 'i .!  ! l .'i .l l  .L   '、 く   .ヽ
./  ./    ./    /  .// / /  l /  !    .l .!     l    .| .l  | .!  ! .! l . l l  l   .ヽ .ヽ
  ,i′  ./    /  // / /  / l  /    .l .!    │    | .l  l  !  l  ! l .l . !  l   ヽ .ヽ
../    /    ./   // ./ /  / l   !      !     l .!    l .| │ .l  .l .l. ..l .l . l  l,   ヽ .ヽ
゙    ,i′  /   //  / /  / /  /   l  l     | l゙   │ !  l  !  .l .ヽ l  l, l  ...l   .ヽ .ヽ
   /    ./   .//  / /  ./ /  /   .l  |    │|    .! .! │ .}  .../ "、.l.  ! . l  ...l    ヽ .ヽ
  /    /   .//  / ./  / ./  /    l !.l     .l゙ !    .|  l  ! ー,ィゞ , .l .l ..l. l   l    ヽ
 ,i′   /  ./." ./ ./  .l゙ /   l゙    l !.l     !│    | │ .l .〃ンll│ l .l  .l .l   l    .ヽ
            / ./  ./ /   /i、   .! .l l゙    │.!      l │ r|ン'゙./   l  .l .l  .l .l  ..l
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   ヽヽ、   ,,,   l    /   / | .|   .! !     .l゙│l゙    .| /   /  l   l  l . !  .′ l   .l.
    ヽ.゙'l、   .゙.l-、    /   / .,! |   "l゙     .|   !     /  ./    l   .!    l    .l.  ..l,
゙'x.   ヽ ヽ   ヽ\  ."     ! |   l     ,!  .!    ./  ./     "   l    .l    .l,   .l.
、 .ヽ   .ヽ ヽ   ヽ.ヽ      l′ti   |     l .| .″   ./  ./            ′   `        .ゝ
..ヽ. \    ヽ.ヽ   ヽ .ヽ.    .|  .|.l  !     l .|    ./   /  .,,            _..y='"
  `'、 .ヽ   ヾ>   .ヽ .ヽ    |  ."l  |     : l .l゙ ,  / . ,ノ´../i!,、        ,..-'彡'´
   ヽ ヽ   .ヽ     l'、 ヽ  .从  .l、l゙     l .l゙│ .i/ . / ヾ  " ー._,,、 ._.. -'" /
    .\ \  .ヽ  . __./ ヽ ヽ''゙′ .l .l゙i,!     l !│  .,i゙ゞ    , ‐''" .''"゛ ./゛    .,,, ‐''"゛
      .゙'、 `x、   l゙    .l, .'k  │ .「     l .,! ',i, /     /       /     .-'"      ._,,_ii
. 、,     .\ ゙'!i、 │    .l .l,   | 、     _   ,i"" ./  ._,,、._..  −  ._,i|ゝ      ._,,.. -ニニ! ̄゛
  .`''''゙Ni、   l‐..\      l, . l, .| .!  .,. 、 .ll′/  //´ ‘゛     `゛   ゙゙゙'ー''''''''゙,゙ン-'''"  ー'"
 `''ー ,,,  `''‐ ゙ヽ. .\      .l  l   ′.'" `゙゙' /                  _iyrij⊇  _,,,.. -‐''二二-―
. ,,. .. --'┴.  v-ミi、 `''‐`‐   l            l゙     .,..;;彡'ツ         _.. -''゙´ ;;ニニ―'''''"´
  `、       \. ..`''-,,,,,,,,,,..、 ″        ‘   . / . ~./     ,,-'"゙.,,, ー'"ニ....、=@    .''¬、
ー ..,,,゙゙'''ー 、″   ゛       .゛            /           ,..;;彡‐''"      .'!―<゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄
     `゙>-''''    .,..-'"     、       /            `                   `''ー..、
 xrニ./ ''"       ゙ア'"__   `ー  ,,+    ...       : ー‐ー.---.__________;;<,゙_、
-―     _,,....、 --―''''''゛^`,            /                    ´^"''''''―-- 、....,,_ ̄ ̄ ゙̄“`


水しぶきが濛々と浮かび上がる。霧のように視界を覆い隠し、何も映ることはない。

「【水破】」

ただ一言と、その霧を切り裂くように湖畔の館へ放たれた一射を除けば。


直下、アーチャー奇襲判定【未来視】−1

123:機兵ガード
45:怪物ガード
67:キャスターガード
89:誰か負傷
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 23:35:24.79 ID:ulDM7vf2o
かなり真名に近づいてる
635 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 23:37:56.57 ID:t9nMXF8Y0
8:アーチャーやりますね

直下、負傷者

123:騎
45:魔
67:魔鱒
89:騎鱒
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 23:38:22.47 ID:JasAc9Df0
湖中のアサシン?確か今回は暗抜きだったはず…一気に怪しくなったな
637 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 23:42:12.04 ID:t9nMXF8Y0
7:孔明ショック

!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!ノ     ヽi!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!ノ` ` ヽi!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!ノ       ヽi!i!i!!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!ノ       ` ´ ´   ∧  彡Ξ=__ヽi!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i              ノ 丶彡_______  }\
i!i!i!i!i!i!i!i!/  ν二三Ξ二匕=ーーノ   ∠_●_∠} \
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ノ ソ iiiiiiiiiii ノソ                    ゝ  }
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  ⌒ iiiノ                           ソヽ
    ノ                               ヽ

直下、容体 【超軍師】−1

123:軽傷
456:重傷
789:死亡判定
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 23:43:30.55 ID:YS1reozro
どうか
639 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/05(金) 23:56:48.51 ID:t9nMXF8Y0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「マスター!」

強張った悲鳴が響く。ショーに駆け寄ったライダーは血の気のない顔で、溢れ出す血液を必死に押しとどめていた。

「だ、ダメです、血が!」
「落ち着いてください、ライダー。かすり傷、とは言いませんが直接死に至る傷ではありません」
「ですが! このまま放置しているわけには! とりあえず聖骸布で包みます! それだけでもかなり違いますから!」

 ◆聖人:C
 聖人として認定された者であることを表す。
 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に"秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、
 "カリスマを1ランクアップ"、"聖骸布の作成が可能"から、ひとつ選択される。

深紅の聖骸布が患部を包み、血液の流出がようやく止まる。
呼吸も落ち着いたが、血まみれのライダーは悲痛な表情を緩めない。

「ごめんなさい、マスター、まさか、まさか、あの子がここまでやられるなんて」
「……それはその通りですね。私としても油断が無かったとは言えません。まさか、消滅寸前のサーヴァントがここまでの痛手を加えてくるとは」

痛みに表情を顰めるショーへ、色眼鏡のマスターから念話が入る。


直下、アーチャー状態

123:割と満足して消滅しそう
456789:最後にもう一花咲かせそう
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 23:59:38.03 ID:JasAc9Df0
それ
641 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/06(土) 00:11:57.16 ID:boE9vTmC0
3:割と満足して消えそう

『無事かね』
「……なんとか繋がっているところだね、まあ、この血の染みはそれなりのデザインだとは思うが」
『軽口を叩けているなら問題あるまい、こっちは今、使い魔に状況を探らせているが、ライダーの宝具はそろそろ稼働が限界に近い』

やはりそうだろうな、と頷き、ライダーへ指示を出す。

「ライダー、貴女の友人はかなり危険な状況のようだ。一旦休ませてあげるといい」
「いえ、ですが、このままアーチャーを放置するわけにはいきません。私は守るためにいるんですし、あの子もきっと、それをわかってくれて」

ライダーの口の端が震えだす。その選択の意味を知っているからだろうと思いながら、僅かにショーは仄暗い喜びを覚える。
あれほどの質量がこのまま戦い、爆散したならば……。この傷も、吹き上がる水蒸気に目を僅かに奪われた結果だというのに懲りないものだと自嘲する。
そんな感傷を塞ぐように声が響いた。

『また、アーチャーだが、動く様子はない。宝具を一つ破壊したのが確認できていたわけだし、あるいは霊基が限界の可能性もある』
「……そうか、ならばこれ以上戦う必要は、ないのかも、しれないね」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

叩き墜ちる怪物の姿を見たとき、アーチャーは胸の中に満足が溢れたことを悟った。
"怪物を叩き墜とした"。それはかつての再演に過ぎないため少々芸はないが、少なくとも自らが活躍出来た場面ではあった。

物足りなさは感じたが、そろそろ霊基も限界、これ以上の戦いはむしろ生き汚く、美しくはない。
敵が自ら攻め込みでもしてこない限り、このまま降りしきる雨の如き湖水を浴びながら消えるもまた一興。

雨中に消える貴人など、如何にも、如何にもではあるまいか。


直下、騎魔の動き

123456:放置
789:止めを刺しに来る
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 00:16:14.73 ID:FADj8yjso
643 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/06(土) 00:21:46.33 ID:boE9vTmC0
3:放置

【アーチャー、消滅】


直下、結局のところライダー陣営の損傷

12:マスターの重症のみ
3456:宝具しばらく使用不可
789:令呪一画
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 00:25:51.44 ID:YmdkN7ZOo
アーチャー乙
645 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/06(土) 00:30:19.57 ID:boE9vTmC0
4:ライダー、宝具しばらく使用不可能

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は日曜日の同じくらいに再開しましょう】


【雑談】

『アーチャー、第二宝具使わずに消滅してしまったんですよね』

『どっかでもう一回出しましょうかね。出すとしたら特異点になるかな、それっぽい舞台の構想はありますので』

『特異点は最初に言った通り、安価全くなしのお話になりますし、今回みたいな突発的自体は起こらないでしょうしね』

【雑談終わり】
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 15:44:54.97 ID:6jo+6l/FO
647 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/07(日) 22:29:03.89 ID:EpeNxle20
【よく考えれば、明日月曜日ですし、夢判定成功したら今夜は夢描写だけにしておきましょうか】

直下、夢判定。5以上で夢を見る。【4日目】+1
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 22:30:44.74 ID:/3JTTP/d0
649 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/07(日) 22:32:54.41 ID:EpeNxle20
5:レムレム

【というわけで今夜は夢描写だけなので、気が向いたときに見ていただければ幸いです】
650 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/07(日) 23:32:59.87 ID:EpeNxle20
【夢描写】

カーン、カーンと、高い音が響く。鐘のような音だ。小さいころ、まだこんなんじゃなかったガキの頃。
誰にも多分大事にされてた頃、まだ、何かが変わるのだと思っていたころ。同じ鐘の音を聞いた。

───いや、違う。これは鐘の音じゃない。金属と金属をぶつける音。
熱された鉄を伸ばし、鋼の層を作り、鍛え上げるその音。鍛冶の音。ここ数日聞きなれたセイバーの音。

ぼんやりと周りが見えてくる。その時点でこれは夢だと気づいた。それも俺の夢じゃない、これはセイバーの夢だ。
カンカンと金属を叩く誰かの背中が見える。セイバーかと思ったが微妙に違う。

                 __
              _ /:i:i:i:i:i:i:i\
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      ._/:i{/:i/:i:i/:i:i/>‐=ニ:i_:_寸:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\:i:\:i:ハ
       /:i:i{:i/:i:i/:i/:i/:i:i:}:i:\:i:i:i:i:\:i\<:i:i:i:i:i:i:i\ハ:寸
       }:i:∧_:i/:i/:i/:i:i:i/:i:i:|:ハ:i:i:i:i:i:\:i\i:i\:i:i:i:i:i:ム从{
       .从:i八寸V寸:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:|:i:/ \:i:\:\:\:i:\:i:i:i:iム
      /  }:i:i:} |ノ  `⌒V乂i乂ハ.   ∨ハ:ハ:iハ:iV\:i:iハ
         ノ:i:iノ _|_     /二二二二∨:i:i:i}:i:i:}:i:i:八∨ハ:i:i:}
        (ハ{ |Q|\_}//: : : : : _ニ厶:i‖:i‖:/:i:i}:i:∨:i|:‖
           .|l l|   //_:_-─ /才:i:i:i/:i:i:i:i/:i:i/:i:i:i:|:i:|/
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         __/: : : : : : : : : : :{/:i:/: 乂:i:/:i/:i:i:i:i//:i:i:i:i/:i:i:i|
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寸 厶  /:.|: : : : : : :\{:i:{:i:i{:i:i{:i/:i/{:i:i:/: : :.:|: : : : : : : : :ハ
  寸厶/: : 八: : : : : : :.:人:i:i:i:{:i:{/:/: : :{:i:il: : : : : :|: : : : : : : : :.:.乂
   寸: : : : : \: : : : ∧:i{:i:i:i{:i:{:八: : :乂{: : : : :.:.|: : : : : : : : : : : :.\
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  : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_/\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : :
  : : : : : : : : : : : : : : : : : :/寸ニニ寸: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:\: : : : :
  : : : : : : : : : : : : : 厂 ̄: : : : 寸ニニ寸: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ノ ̄

真っ暗な中で、俺が貰ったような鏡を鍛えている。あるいは、視線を向けただけで斬られるのではないかと思うほど輝く剣を。
単調な音が響き続ける。だが、その手元から、その背中から、目を離すことはできない。

造られた鏡は暗闇を照らす。光に満ちた世界にその背中はしっかりとあった。その手から落ちた剣は巨大な流れを断ち切った。
まるで、その姿自らが光を放っているように。このまま見ていると、目が潰れてしまうのではないかと思うほど。

だが、その光は遠くなる、俺は思わず追いかける。……違う、追いかけているのは、俺じゃない。

追いかけているのはきっと、セイバーに連なるこの名前の一族だ。
651 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/07(日) 23:34:15.26 ID:EpeNxle20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

鉄を打つ音が響く、焼けるような熱が伝わってくる。目を潰した誰かがいる、足を失った誰かがいる。
その全員が、自分の打っているモノにひたすら何かを追いかけている。

きっとそれは最初に見たあの背中の光だ。暗闇を照らすことになった光だ。
そして俺の見ているどの背中も、それを生み出すことはできていなかった。
狂ったように打ち続け、鬼のようになってしまった奴がいる。
打つのを止めて、ボケた老人のようになった奴がいる。
泣き叫んで、放り投げた奴がいる。

けれど、誰かがまた打ち続ける。徐々に光は弱くなっているけれども、逆にそいつらの背中はハッキリ見える。


そして、見慣れた背中があった。

           __/::::::::::::::::::::: \/
           >:::::::::::::::::::::ヽ::::::::}ノ}
          -‐ァ::::::‐-::、:::::: }::::::::::/
          /7:::::::::::ヽ:::::::/::::::::::::ァ
         /ニニーrヘ::::::::::::ヽ:::::/´
.        /ニニニ`iアィ-‐ァ/=「{
.         √ニニニ【】=≧=くニ={/
          {ニニニ}ニニ}Oニfニ7={
         <ニニ二}ニ=/oニニr'^´
.         Vニニニ}ニニニニニ>
        {ニニ=∨{oニイ´
          >二ニニL[=]:]」ヘ
.        xくニ/ニニ∧ニニニ`ーヘ
        {ニ=\ニニ=∧ニニニニニーへ,
.       」_,/ニ\=ニニ∧ニニニニニニヽ、
        {ニニニニヽ_〈,/ `¨`,ハ,ィニニニニニl
      }/ニニニニ=込 (V 、(二二ニニニ}
.      {ニニニニニニニヽ乂\\ニニニニ=}
.      {二ニニニニニニ=「 {ニニ\\ニニ=/
        ヽニニニニ二二/  `'<こ\,>,/

目の前に何本もの刀を並べている。俺の知らない男へ捧げものをするようにその刀を渡す。
その刀が向かう先を、多くの兵士が進む東を、セイバーは見ることがない。
ただひたすらに、打ち続けている、ほとんど見えない光を追っている。

頭を掻きむしり、一切諦めず、何かがあると信じている。光が見えるはずだと。
楽しそうに、それ以上に苦しそうに、憧れている、追い求めている、信じている。

それは駄目だと思った、そんな場所には何もないと思った。
俺の目にはもうほとんど光は見えない。周りは真っ暗で、火の粉だけが見える。
でも、確かに、俺にはその真っ暗な中でセイバーの背中が見える。

あの目でひたすらに鉄を打ち続けているんだろうと分かる。
だから俺にとっては、あの光より、はっきりと、その背中が。

あのとき、アーチャーのマスターに立ち向かったその背中が、俺には、見えている。

消えそうな光が、セイバーと重なるように映って、───鐘の音が、聞こえる。鉄を打つ、ずっと続いてきた、音が。

【夢描写を終了します……】

【次回は火曜日の同じくらいに、朝行動後対ランサーですね】
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 00:06:21.10 ID:6uGXAN5r0

日本の神話で鏡というと玉藻のアレだけど…セイバーは鍛冶師だしわからん
653 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 22:29:25.52 ID:cO32eq2H0
【22:45ごろから再開しますね】

ついでに判定、直下、アーチャーの消滅に気付けたか。5以上で気づいている【パンピー】−1
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:32:06.32 ID:+Xal9z5Vo
そい
655 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 22:46:07.68 ID:cO32eq2H0
【再開】

【四日目・朝】

1:気づいていない

……なんか妙な夢を見たな。たぶん、セイバーの夢なんだとは思うんだが。
で、あの夢の中の鐘みたいな音、どっかで聞いたような気がするんだよな。

「目が覚めたか、マスター」
「おう、ばっちりだ」
「俺が呼ばれてからもう四日目だが、まだ大きな動きはないみたいだな」

確かにそれはそうだ、もっとドンパチ来るかと思って、初日はビビっちまってたが、すっかり眠れるくらいにはなってる。

「こんなもんなのか?」
「いや、俺の記憶は連続しないからな」
「そんなもんか」

……確かに、そういや他の陣営のステータスとかは分かってるが、どこがどう繋がってるとかは、あんまり。

「どうすりゃいい?」
「動き回るしかないだろうな。そう言いつつ、俺たちにとってあの森は重要だから、アーチャーのときみたいなことも避けないといけない」
「他の陣営に、あの場所を獲られない様にしながら、相手の情報を探る、か?」

ムリじゃね? 俺、探偵でも何でもないし?



直下、何をしますか? 【四日目・朝】

1:コミュ (対象:セイバー/ランサー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:4:戦闘痕を調査 (キャスター)
4:拠点へ帰還
5:自由安価
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:47:15.40 ID:cAFU7hYi0
4
657 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 22:51:08.05 ID:cO32eq2H0
4:拠点へ帰還

そんなこと言われると怖くなってきた。帰ろ帰ろ……。

「俺としてもあそこの方がなんとなく刀を打ちやすくってな」

お前の行動原理はよく分かってるよ。……そう言いつつ、割と目の前の奴を見過ごせないってのもな。


直下、拠点何か起こってる? 

123:何か起こってる
45678:何もなし
9:道中でイベント
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:53:02.87 ID:1WTRK7Y20
659 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 23:07:03.63 ID:cO32eq2H0
7:何もなし

【朝行動を終了します】

【槍陣営突撃イベント発生】

なーんもなく森に帰ってきたわけだが、前回みたいに誰かがいるわけでもなく、静かなままだ。
ボロボロの祠はちょっと修理したから雨風くらいはしのげるし、すっかり馴染んじまった。

ちょっと仮眠はしたが夜じゅう歩き回って疲れが出た。オッサンみてえに唸りながら座ろうとしたら。

「マスター、来るぞ!」

突然セイバーが霊体化を解いて祠から飛び出した。
えっ、来る? 何が? 集金? 疲れと安堵でゆっくりした頭がまた急に回り出す。

ちげえ、こんな場所で来るったら一つだ!?

「敵襲かよ!?」

慌てて飛び出した先にいたのは小柄な影、全身から熱気を出して笑っている。
その手に握られてるのは、槍。間違いねえ、でも、何でだ、俺はあの時うまく乗り切ったはず!

「なんでだ、ランサー!」
「黙れ嘘つき野郎!」
「バレてるぞマスター!」
「お前誤解を加速させるようなこと言うんじゃねえよ!?」

僅か数秒の間に俺が嘘つき野郎だということだけは確定してしまった。
マズい、他の連中が相手ならまだ上手いことゴマでも擦ってかわしもできるが、ランサーのマスターは。

「よお、三日ぶりだなあ。なんかな? 俺、気づいちまったんだわ」

ねっとりとした、それでいてタマが縮み上がるような、地獄から這ってくるような声。
ヤバい、ヤバい、ヤバい。目が合った。殺される。

「お前、俺の兄貴の話のときさあ」
「ピぃッ!!!」
「嘘吐いたよなあ? 嘘は駄目だよなあ? 嘘つきは」

ランサーが飛び上がった。槍の先が炎に包まれている。全身からドッと滝のような汗が流れ始めた。
でも俺の目はどっか諦めたような冷静さで、その影を見ていた。……何かが、違う。

「槍千本で指切っただよなあ!!! やれ、ランサー!!!」
「おうよっ!」

セイバーも何かに気が付いているようで目を丸め、背後の俺に表情で伝えてきた。ランサーが

「成長、してる!?」

                             r----| /  X    / __
                             | 斗  / --`           >
                             彡 斗,             ̄ ̄ ̄ ------- ァ
                         、__ ./                  \ ⌒ミ /
                        ー=ニ                            \ ミ'
                           /                    \   ≧=- _
                       ー=≦ __   /   ∧  ト  l  l        、 l――
                          /  / ' | 、,  V .| ´ 、 、    、     \\
                        ー≦  | '  | , 入 \ V |   , l 、   l    |   \ _
                              |/ | , i V J弍 、 ゝ  -====一 ,   |  、 \
                              | .、 X V弋佗ノ  ,  ´ィ矛斧lヾ |   |  .|  l  \
                    -y--y---> ---V   、 ¨¨       l巧::ノ 〉X '   |  |\  \
                 ィ==/ /  / //     /∧ \ 、  、    ゝシ ,  |  | V V   、
               /= i ̄ ̄ ̄イ i    |/ V V〉         ー≦r  〉 \ 〈
             r-------Y __ マ 、     V/::::\ 辷  ヲ   /|  , \ll.\ 、
          -=     -< 」      ´  、     /':::::::::::::\  --  </::,:Y/ ̄ ̄
       -=     -=             \  '/::::::::::::::::::/// ̄ ̄ ̄:::::/ /       \
   -=      -=                       \/}:::::::::::::::::'//::::::::::::::::::::::' i           、
-=      -=                      マ::::::::::::::::::, ,:::::::::::::::::::::::::|
    -=                          マ::::::::::::::, ,:::::::::::::::::::::::::::| L

直下

123:【筋】
456:【耐】
789:【敏】
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:08:36.54 ID:1WTRK7Y20
にゃ
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:11:08.88 ID:e5KWnBbJo
662 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 23:17:37.42 ID:cO32eq2H0
4:【耐】ワンランクアップ

【ランサーのステータスを更新します】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ランサー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:混沌・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:D     【耐久】:C     【敏捷】:D      【魔力】:A      【幸運】:C      【宝具】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

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     |        |                         {廴_   -‐  ―‐=ミ/^x
     |        i                  >―            \ァ}
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 AA:ガウル・ガレット・デ・ロワ(DOD DAYS)
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ちょっとガタイが良くなって、筋肉質になってやがる!?

「おそらくは耐久のランクも上昇していると見たが、どういうことだランサー!? サーヴァントは」
「成長しねえ、だろ? そりゃまあそうかもしれねえが、俺はな」

炎を纏った槍が振るわれる。雑なようで隙が無い。

「デカくなる前の子どもとしてサーヴァントになった! だから俺は戦って成長する!」
「そんなのアリか!?」

 ◆成長速度:A++
  サーヴァントは基本的に肉体的な成長は殆どないと言われている。
  しかしランサーは、「嬰児」とも呼ばれる子供ゆえの高い成長性を持つ。
  Aクラス以上となると、戦いを通じて筋力、耐久、敏捷が軒並み成長し、相手の行動をラーニングしていき
  最終的には手を付けられない程の強力なサーヴァントへと変貌を遂げていく。


直下、展開

1:ラーニング
23:【三昧真火】
4567:拮抗
89:炎ならば見慣れている
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:19:21.36 ID:UlybVpPiO
664 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 23:26:16.62 ID:cO32eq2H0
6:拮抗

ツッコミながらセイバーはなんとかランサーの速度に付いていく。
セイバーの動き方はキレがあるようにはお世辞にも見えない。アーチャーとの戦いだって相手の虚を突いたのがデカかった。
だが、まだ、付いていけている。で、ランサーはまだ成長過程のサーヴァント、ってことは……。

「まだ成長しきってねえってことか! やれるぞ、いけいけセイバー! ぶっ飛ばせ!」
「か、簡単に言ってくれるなよ!? 俺はあくまで鍛冶師で、こうやっていなすのがやっとなんだからな!?」

息を切って叫んではいるが、いいんだよンなことは! やれ! 勝っちまえ! この前のアーチャーよりはまだいけるぞ!

「畜生! あんまりここまで戦ってきてねえからな!」
「それはホントにゴメン! ランサー!」
「仕方がねえよ! 俺にビビって逃げてる輩が悪いんだ。それに、そろそろ身体もあったまってきたしな!!!」


直下、展開

12:アーチャー戦の成果
345:【三昧真火】
678:【赫砂の鞴】
9:炎を味方に付けてこそ
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:26:58.89 ID:1WTRK7Y20
にゅー
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:28:09.53 ID:e5KWnBbJo
なんだかんだ戦う判定は良いのなあ
667 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 23:40:16.72 ID:cO32eq2H0
9:炎を味方に付ける

「いくぜ、【三昧真火】! さあ、俺の火焔槍が唸る! 叫ぶ! 熱して燃やす!」
「!? この感覚、仙術か!?

突如、ランサーの槍だけじゃなく、全身から炎が吹きあがった。そしてその炎が舐めるように槍に伝わり、動きが変わる。
炎のように滑らかに、揺らめくように、さっきまでの力任せの動きじゃない。そして、それ以上に、その動きが熱を発していた。
こっちにまで熱気が伝わってきて、焦げた匂いが鼻に来る。セイバーが辛くもその熱をかわす。

「セイバー!」
「アッハッハ! 逃げられねえぜ! この炎はかつて叔父上ですら消すことのできなかった炎! 勝ちたいなら、お釈迦様でも連れてきな!」

オラオラオラッ! と揺らめく怒涛の連撃。陽炎がちらつき、ランサーの姿が二重にも映る。
……だが、セイバーの背中は揺るぐことなく、最小限の動きでそれをいなし、かわしていた。
ようやくそれに気づいたのか、ランサーの表情に少し焦りが見え始める。

「な、何でお前、俺の槍が」
「……さっきも言った通り、俺は鍛冶師だ。鍛冶師ってのはな、職業柄ずっと火を見つめてる」

こんな状況にもかかわらず、クソ真面目にセイバーはランサーの疑問へ応えていく。その刀がランサーの槍を弾くたびに朱く染まっていく。

「そのせいで目をやる奴も多くってな、一眼一足なんてのは有名な話だ。俺のご先祖も何人かはそうだったとか聞くしな」
「な、なんだお前クソ真面目に! 俺はな、そういう、真面目な話は、苦手なんだよ!」
「ああ、すまん。要するに俺の言いたいことは」

朱い切っ先がランサーの槍を大きく弾いた。まるで炎を炎で切り裂くように。

「炎を味方につけずに何が鍛冶師だってことだ! これくらいの火花! 毎日浴びてきているんだよ!」


直下、展開

12:ランサー、宝具開帳
345:拮抗
6789:セイバーの一撃命中
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:44:55.68 ID:cAFU7hYi0
はい
669 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 23:51:09.44 ID:cO32eq2H0
8:ホントに負けないな、この最優鯖

その刀が、朱く燃える切っ先が、弾いたランサーの胸元へ滑り込む。

「ゲッ!? これ、マズ」
「まだまだ火遊びには速かったかもな! 寝小便垂れないようにしておけよ、ランサー!」

ランサーの火焔槍と同じく、いや、それ以上に滑らかに。
炎が迸る、鍛えられた鉄が、朱く、朱く、朱く!!!


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直下、ランサー陣営逃走判定。5以上で令呪2画使用、4以下で1画使用し撤退
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:53:20.53 ID:e5KWnBbJo
優秀
671 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/09(火) 23:59:08.89 ID:cO32eq2H0
3:詰めが甘い

だが、その刀は、空を切る。気が付けば周囲にランサーの姿はなく、伝次の姿もまた同様になかった。
セイバーが呼吸を整え刀を箱にしまい込む。

「逃げられたな、おそらく令呪による疑似的な空間転移だ」
「いや、お前、マジで、マジでもう、弱いとかいうのやめろや」
「……実際、俺は強くないんだよ、信仰の問題で少なくともこの国では最善の力を出せるってだけで」

い、いっちょまえにへりくだりやがって〜! ヘッドロックをかけて脇腹を小突いてやる。

「や、止めてくれマスター」
「うるせえ、お前なら、お前なら、俺、マジで勝てちゃうんじゃね?」
「いや、ほんとに止めてくれマスター、汗が、汗が気持ち悪い!」

妙なテンションでセイバーを弄りまわした俺が、ランサー陣営に拠点を把握されたんじゃね? と気づいて泣きそうになるのは、一時間後の話だ。


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく金曜日の同じくらいになります】
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 00:03:19.33 ID:KewfXW5w0
乙。確かに知名度補正メチャクチャありそうな姿してるしな!
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 00:20:40.70 ID:NA2wrF6aO
674 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/02/12(金) 22:13:42.97 ID:NcIpxjWZ0
【帰るのが遅くなるため今夜はお休み】

【日曜日に再開しますね】
675 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 22:26:50.25 ID:IG5MCc1E0
【22:45ごろから再開します】
676 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 22:46:28.92 ID:IG5MCc1E0
【再開】

「うおお……、マジでヤバいじゃねえか、マジでよお……、何てことしてくれんだよセイバー……」
「いや、最初に誤魔化したマスターが悪いんだろ……」

悪くねえよ、俺は悪くねえよ、だってそうしなきゃあのときはヤバかったじゃんよお!


直下、何をしますか? 【四日目・昼】

1:コミュ (対象:セイバー)
2:偵察 (拠点から移動せず)
3:情報収集 (拠点から移動)
4:自由安価
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 22:49:08.18 ID:yGFhxAsro
3
678 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 22:53:27.84 ID:IG5MCc1E0
3:拠点から移動し情報収集

嫌だ! こんなとこにずっといられるか! 俺は街へ出るぞ!

「……敵方に居場所を気取られないという観点からは、まあ、悪くないか」

そろそろ日も暮れるしな! 夜は割とマジで怖いんだよ、あの場所……。


直下、情報収集判定

123:何もなし
456:首切り死体の話
789:アーチャー消滅場所の噂
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 22:57:39.44 ID:yGFhxAsro
仲間がいない
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 22:57:48.41 ID:fyYtjEef0
はっ
681 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 23:08:42.24 ID:IG5MCc1E0
4:首切り死体の話

しばらく街ん中を動き回った。こう何日もやってると、話の聞き方も上手くなってきたのか、実のある話も聞けるようになってきた。

「本当ならこんな地道な聞き込みなんてしなくてもいいんだがな……」
「しゃあねえだろ、俺は魔術師じゃねえんだから、これしかないんだよ」
「別に責めてはないよ、俺も嫌いじゃない」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ああ、それでなあ、最近見ねえ奴がいてよ」
「そりゃ物騒な話だな、話聞かせてくれてありがとよ」
「別に構いやしねえが……、なんか面倒ごとに首つっ込んでんじゃねえだろうな? 最近きなくせえしよ、こっちまで巻き込まれんのは嫌だぜ」

適当に話を濁して手を振る。安心しろよ、旨い汁を吸うのは俺だけだ、誰が他の奴に譲ってやるもんか。

「にしても」
「ああ、首を斬られた死体が目撃されてる、か」
「首を斬られたってなー、アレだよな、アレ」
「ああ、ほぼ間違いなく、バーサーカーだ」

あのときアーチャーのマスターの首をギロチンで落とした張本人。フォーリナーと協力している厄介なサーヴァント。
とりあえず普通の人間でも容赦なく襲ってるってのは分かった。こっちも襲われることは考えといたほうがいいだろう。

「……アイツの宝具ってアレだろ? ギロチン? なあ、お前も首切られたら」
「そりゃあ死ぬ、というより消滅するだろうな。正直奇襲をかけられたらかなりヤバい。話が通じる相手でもないしな」

思わず自分の首に手をやる。……もし、首が切られたら、まあ、俺は死ぬ、よな?

「そりゃあ死ななかったら人じゃないだろ。……あのドラキュラなら生き残るかもだが」


直下、死体の情報から派生情報

123:真名指摘タイム
456:出現地域
789:↑+拠点情報
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:15:11.90 ID:yGFhxAsro
街にも被害がねえ
683 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 23:19:10.98 ID:IG5MCc1E0
0:特殊判定

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 /     /〈     /二二ニ| 匚}       \
./    /二ニ\  イ二二二ニ|         #|

直下

123:ここが裁判所だ!
456:なんかでっかいのがいる
789:同様に探ってる別陣営と遭遇
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:20:19.06 ID:fyYtjEef0
裁判所に来てもらいます!
685 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 23:32:18.62 ID:IG5MCc1E0
6:フォーリナーマスターと遭遇

そんなことを話しながらさらに情報収集を進めていたわけだが。
突然、目の前に、デカい影が現れた。街の、道の、ど真ん中に、立ち塞がるように。

                                     r┬┬┬┐
                                   「¨|_.|__」__|¨ !
                                    \     /`、
                                          --く   `、
           __                                  v--彡ヘ
        /¨¨ 、 、 、\                              v    ∧
.     ヘ .   〉_〉_〉_〉_〉                 ̄|                |--彡 ∧
   /\ \______/          /  _∧                |---彡 ∧
. /\   \/  .}  _\          //   _>、            .|----彡 ∧
. \   〕iトv   ∧ v//\      .|\ノ { \  ┌rュ┬       - 、 |-----彡 ∧
_  〕iト _|   | .v v///\_    .|  ./    \__,/∧    /   ─V-----彡 ∧
_二ニ=/ ̄ ̄\__V v//////>--|  ./|`、    彡//__/// r-く  ------   }
    /  -- 、  `、 v \//// /〕iト/ v \  ..彡// / / .//  /   } /       ./
   \   / ̄  } 〕iト  _  /    〕iト}   >- ./ /__/_./ 7     /       ./
.      \     /L/□   ¨〕iト   / ̄_   .{___/    /      /
\ >--- 〕iト-く ./ /      ./.三三/    〕iト  く   / }   / ̄   /
.  \       v //□       ./.三三/      □ = _ / . }      / /
    \     / // 〕iト    ./.三三/        -==- く \       /
      〕iト- L ' / \  .〕iト .三三 〕iト    □=- く   -=- }     ./
          L/   / L >--  く >    〕iト   -=-  -=- r‐
          `、  /    L _   /、  \__      -=-  =-/
            Y     /     く> _   }   --- `、     =- ./
            /\  / \  ./{   \/   --- . `、    /
.           /  .\_   -=7\. \__/    ---     /
         _/      三三  `、-- く      ---  /
         / \      三三   `、 /       、丶
.      /    .\  .三三      ────

何かよく分からんが威圧感がある。そのくせ、目がなんか、鈍い。端的に言えば、バカの目をしている。
そしてそのバカはじっと、俺を見ている。デカいので微妙に怖い、だが、こういう奴ほどビビってもダメだ。あえてガンを返してねめつける。

「アァ? 何か用かよ」
「おう、お前に用があって来た。セイバーのマスターだな?」
「ぴぇ」

全身から嫌な汗が噴き出る。逃走経路を横目で確認する。というかこんな街の往来でそれを口に出すか!?

「ななななな、なんのようだてめー、ととと、というか、テメー、誰だ!」

精いっぱいビビらせるように胸を張るが、いかんせん相手がデカい。泣きそうだ。
デカい奴はじっと俺を見たままで、妙な沈黙が流れる。何を言おうか考えているようで、しばらくしてから、ようやく口を開いた。

「俺の用件はだな」


直下、フォーリナーマスター用件

123:決闘の申し出
456:ちょっとよくわかりませんね
789:騎魔同盟討伐協力の依頼
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:33:49.34 ID:tI5WYgcuO
ぬっ
687 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 23:52:17.65 ID:IG5MCc1E0
4:要領を得ないフォーリナーマスター

「俺の用件はだな、なんというか、フォーリナーがよく分からんくなってきたんだよな」
「は?」
「だから、フォーリナーがよく分からんから、お前とかに会おうと思ったんだ」

分からんのはこっちの方だ、話が飛んでて意味が通じねえんだよ。

「タンマ、ちょい待ち、マジで分からん。何の話だ?」
「うーん、俺もよく分かんねえんだが、俺はフォーリナーのマスターだ」
「それを先に言え!? なんだよ、新手の敵襲か!? 詐欺か!?」
「落ち着け!」
「落ち着きてえよ!」

わけが分からん! マジでわけが分からん! このデカいのはあのフォーリナーのマスターで、フォーリナーがよく分からんつって俺のとこへ来た?
俺もあんま頭が良くねえからさ! 分かりやすいように話してくれよ!?

「と、とりあえず、お前はフォーリナーから何か言われて来たのか?」
「いや、違う。俺は俺の意思できた。……上手く説明はできんが、俺は最初、フォーリナーがいい奴だと思ってたんだな」
「そ、そうか」

良い奴とはお世辞にも呼べねえと思うんだけどな。

「それが、どうも違うんじゃねえかと思ってきてな、もしフォーリナーが悪い奴なら俺はそれを止めんといかんなア、と思ったわけだ」
「……えー、つまり、お前はフォーリナーの行動に納得してないってことか?」
「そうなんかな?」
「いや、知らねえんだけど」
「……よく考えたらそれが一番近いか? そうだな、俺は納得してねえんだ」

なんとか話が繋がってきた。こいつはフォーリナーのマスターでありながら、フォーリナーの行動が腑に落ちてない。
話を聞くに、多分こいつはいい奴だ。だから、フォーリナーが殺したりすることに納得がいってない、そういうことなんだろう。

「で、いっぺん会った俺たちに会いに来たのか?」
「そうだ、フォーリナーからこんな奴がいるって聞いてな。それで、セイバーは目がいいって話だし」
「……ちょっと待て、お前、ここに来ることフォーリナーに言ってんのか?」
「おう、そしたら、「お前、中々すごい奴だな」って言われてな」

……マジか?

『セイバー』
『周囲に気配はしない、おそらく、大丈夫だとは思うが』

……マスターとサーヴァントって似るのかね?

「そういうわけで、ここじゃ俺デカいから邪魔になるし、連絡先を教えとくからさ」
「……何かあったら連絡してくれって?」
「おう、俺からも連絡すっからよ」

そしてよく分からんまま俺はフォーリナーのマスターと連絡先を交換した。
混乱しているうちにデカい影はどっか行っちまって、あとには呆然とした俺だけが残されていた。

「何だったんだ、いったい……」


【昼行動を終了します】

【フォーリナー陣営とのコミュニケーションが可能になりました】


直下、他陣営描写

1:槍
23:魔
45:狂
67:騎
89:降
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:54:58.01 ID:fyYtjEef0
えい
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:55:14.96 ID:zguBXO3vO
690 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/14(日) 23:59:15.55 ID:IG5MCc1E0
1:ブチ切れ槍陣営

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回は火曜日の同じくらいに】
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 00:31:41.52 ID:U3z/0qrFo

低ステータス同士だから会話もあまり内容をなさないような気が……?w
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 00:39:18.38 ID:K18SM9D+O
693 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 22:26:34.06 ID:cKVqbCnx0
【22:45ごろから再開します】
694 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 22:45:19.38 ID:cKVqbCnx0
【再開】

「あ〜! ムカつく! 滅茶苦茶ムカつく! 何でムカつくか分かるかマスター!」
「ああ、よ〜く分かるぜ、なぜなら俺もムカついているからだ!」

青筋をこめかみに浮かび上がらせ叫ぶランサーと伝次。
怒りに任せ、槍を振り回すランサーの周囲に漏れた熱気は、怒りの度合いを示すように上がっていく。

「あんな戦いのたの字も知らねえような生ちょろぴんに、俺の槍が、いなされた!」
「あの反応は絶対に黒だぜ、もしかすると兄貴を殺したのはアイツかもしれねえ!」

同様に苛立ちをぶつけ、地面を踏み鳴らす伝次。
荒れ狂うという表現がそのまま映像になったような二人の姿に、空すら見て見ぬふりをしたような曇天。

「なあ! とっとと戻って今度こそ完膚なくぶっ飛ばそうぜ!」
「おう、そうだな、ランサー!」


直下、槍陣営行動

123:いや、ちょっと待てよ?
456:突撃突撃
789:いや、ちょっと待てよ?
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 22:46:07.27 ID:PiOI/o2U0
せい
696 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 22:59:15.67 ID:cKVqbCnx0
7:バカはバカなりに考えるんだぜ

今にも駆け出しかけた伝次の脚が急ブレーキをかける。フライング気味に飛び出したランサーがつんのめった。

「何だよ伝次! まさかお前、戦わねえってのかよ!」
「いや、俺はオトシマエはキッチリ付ける男だ。だがな、ランサー、よく考えてみろよ」

伝次が指を一本立てる。

「まず、今回は負けたな? それは正直なところ、お前が育ってないからだ」
「……確かに、それは認めなくちゃな。間違いは認めることで強くなるらしいって言ってた」
「だろ? だからだ」

指が二本目になる。

「まずは、お前を強くしよう」
「……どうやって?」

指が三本目になり、伝次がニヤリと不敵に笑う。

「他の奴らをぶっ飛ばすんだよ! そうすりゃあ、お前は強くなる! 強くなればぶっ飛ばせる! これをずっと繰り返せばどうなる!」

伝次の言葉にしばらくランサーは目をつぶり、そして慄くように口をぽかんと開ける。

「他の奴をぶっ飛ばすと、俺は強くなる。強くなるともっとぶっ飛ばせる。そうすると……! うおお! マジか! 天才だな!」

ガシッと拳を突き合わせる2人。双方の瞳に炎が映る。

「だろ! これでお前はずっと強くなれるし、あんなセイバーなんて楽勝だろ! 完璧な作戦じゃねえか!」
「マジですげえな! そうすりゃ俺はもっと戦えるし、いいことしかねえ! 完璧だぜ!」

まるで蜃気楼のようにあやふやな論理。どこかで完璧にロジックを間違えた数式の出した結論。
しかし、この二人は気づかない。そしてそれはある意味では、何よりも強い推進力であり、何者も止められない砲弾のようで。



直下、では早速カチコミ相手、5以上でなんか気味の悪い洋館、4以下で炎の匂いに誘われる
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:01:39.33 ID:VhMfOWvuO
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:01:55.33 ID:i7Kbswsyo
スカッとする単純さ
699 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 23:06:47.03 ID:cKVqbCnx0
3:炎の匂い誘われて

【夜行動時、フォーリナー陣営へ突撃します】

【他陣営の行動描写を終了します】


【四日目・夜】

……日が暮れた
なんか夕方あたりにデカいのと会った記憶があるんだが、夢じゃねえよな?

「夢じゃないが……、なんだったんだろうな」

なんだったんだろうな……? 連絡先貰っちまってんだけど……。
アイコンが磁石なのはどういう意味なんだろうな……?



直下、何をしますか? 【四日目・夜】

1:コミュ (対象:セイバー/ランサー陣営/フォーリナー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:戦闘痕を調査 (キャスター)
4:首なし死体を継続調査(バーサーカー)
5:拠点へ帰還
6:自由安価
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:11:12.97 ID:MFhnzFeoo
2
701 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 23:14:48.81 ID:cKVqbCnx0
2:ランダム

……連絡すんの怖いしなあ。とりあえず情報収集といこう。


直下、情報収集判定

12:遭遇
34:何もなし
567:続・首切り死体の話
89:アーチャー消滅場所の噂
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:15:49.63 ID:AsuVkO5GO
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:15:56.32 ID:q0x2e85jo
ぬっ
704 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 23:19:34.64 ID:cKVqbCnx0
3:スカ

しばらく歩いて回ったが……。

「収穫は無しだな。俺ら今んとこ会ってないのはどの陣営だ?」
「通常の七騎ならライダー、騎兵のクラスだな。機動力のことを考えれば考えれば一番最初に会ってもおかしくないクラスだが……?」

逆に引きこもりがちなキャスターが街をうろついてんだろ? なんかあべこべだな。
……そうなると、ライダーは逆にどっかで引きこもってんのか?


【夜行動を終了します……】


直下、フォーリナー陣営はバーサーカー陣営と

1234:一緒にいる
56789:一緒にいない
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:19:51.23 ID:i7Kbswsyo
悲しい
706 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 23:33:31.26 ID:cKVqbCnx0
3:一緒にいる

蒼い篝火の下、いくつかの影がゆらゆらとその形を変えている。

「フングルイ ムグルウナフ───」

その火の中心にはフォーリナーの姿がある。
口元からは完璧に聞き取ることのできない、蠕動する器官が偶然空気を振るわせたかのような声が漏れ。目は深い水の底に沈んだように光がない。
踊るように演じ、歌うように朗ずる。そこは舞台であり、同時に神への祈りを捧げる神殿でもある。

「……これは、長時間見るものではないな」

揺らめく陰のような舞台からジュノは視線を逸らし、頭の中の違和感を取り除く。
おそらくは既存の術式等々では判別できないのであろうその舞台。改造されている自分ですらもどこか、呑まれてしまいそうな危うさと怪しさがある。

今は霊体化しているバーサーカーに至っては、動き始めたのを見たと同時に何も言わず姿を消し、それ以降この密議を見ようともしない。
思ったよりも厄介な爆弾と手を組んでしまったやもしれん。柄にもなく目を閉じ、ため息を吐いたその直後。

義手に仕込まれたセンサーが、異常なまでの、"熱"を感じ取った。


                          }i  }i     j| 丿
                             }i  }i     jl}/
                               _)  }i    ノ:(
                             `ヽ, }i  }i )
                            }i {  _}し′
                                `} /  j}
                           |   /イ   j}
                         jl}  〃  jl} )_
                             ノ:{  {! __j} し′
                       j} {i   `ヽ、
                          j} j{´   j} }
                           ) ノ|   j}し′                               て
                           〃 jl   _)                                 ¨´そ
                             ノ:{   j}                               ,ィ´`¨´⌒
                       j}   ) {!  j}                                 / iレ/ ノ¨´
                        ノiしイ j} 廴  )                             廴ノ ノ∠a"
                       /  j{ j}  しイ                              ,ィ劣a"¨
                   }i  /iし′                                て_
                   )  / }i                               ,ィ劣a´    ,イ
                  jl}     `Yj{ `Y                              て⌒`   ,ィ´ソ
              |レ' }!   j  iソ  j{ }_                             ,ィ才´,ィ     /  j{
       ノ!      ノ   {i   ノし,   / し′                        そ⌒`,ィa´   ノ  ノ
     /イ´   Y´   j} j}  しッ イ                         ,イ紗'",ィ劣´   ,ィ才´ て
    j}' 彡'    j{    ,イ j}  s彡'                          ィ廴,才a´    ,ィ才a⌒`
  j}   ソ´     マ    しイリ                                ,ィa´    〃´
 /j}   j}  _}! 丿                                   ,ィ才,ィa´  ル
.ノ /   / {i   }:し′                                  ,ィ劣,ィa´  / j{
}:イ  ル' / /                                      ィ廴,才a¨´ ,才´  iしィ
}i' /  才´                                   ,ィ劣,ィaて     /      て



「いくぜいくぜいくぜッ!!! 【三昧真火】ッ!!!」
「! バーサーカー! フォーリナー!」


直下、戦況

123456:狂降有利
789:槍有利
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:33:52.81 ID:VhMfOWvuO
ぬあ
708 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/16(火) 23:51:08.48 ID:cKVqbCnx0
1:まあ、2対1だもんね

炎が竜巻のように吹き荒れ、ジュノとフォーリナーに迫り来る。
奇襲は奇襲だが、叫んでしまっている上に、正面からぶつけてきたとしても避けるのは難しい一撃。
どういうつもりだ、と考えながらも霊体化を解いたバーサーカーへ指示を飛ばす。

「バーサーカー、断罪は可能か?」
「無論、炎は破壊するもの、失わせるもの、故に悪です。【徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である】」

バーサーカーが迫りくる火焔旋風へ指を向ける。光のないその目が、確かに炎を捉えた。同時に、背後で何かが飛び出した気配を感じる。

「【粛清せよ正義の柱】」

空間に召喚されたギロチンが横薙ぎに火焔旋風へと飛び込み、それを、"斬り落とす"。


                                                          `、\N\
────────────────────────────────────────→    >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7 /7/
                                                           //


「ハアッ!?」

空間ごと斬り落とされた炎は、一瞬にして死んだように掻き消え、その背後にあった小柄な少年の混乱した顔を明らかにした。
バーサーカーが裁くのは人だけではない。炎、風、水、その全てをバーサーカーのギロチンは、いや、"執行"は裁く。

そして、炎の消えた空間に、新しい炎が燃える。
蒼く揺らめく狂気の炎。それを刀身に宿し、神憑りのようにぬらめいた軌跡が撒き散らされる。

「【赫奕たる秋宵の剣(ブレード・オブ・コルヴァズ)】!」


直下、戦況

1:槍KO
2345:槍不利
678:何とか拮抗
9:【三昧真火 火炎槍】
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:52:43.93 ID:MFhnzFeoo
710 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/17(水) 00:17:05.69 ID:frTypAlN0
3:槍不利

蒼い炎の剣が首を掻っ捌く直前で、槍から炎を放出し、無理やり引きはがした。

「ほう、まるでロケット花火じゃねえの」
「うっせえ! そんな玩具に例えんじゃねえよ! この槍はなあ!」

啖呵を切ろうとしたランサーの背をひやりと冷たいものが這う。直感的に噴射の方向を変え、ほぼ直角に軌道を変える。
そして、本来首があった場所へ、無数のギロチンが襲い掛かった。

「……失敗か」
「さっき炎を切った刃だな!? なんだその武器!?」
「これは武器に非ず、可能な限り苦痛を与えぬよう調整された慈悲の刃。お前の罪はこの刃によって裁かれる」
「はぁ〜? 悪いことなんてしてねえんだけどな!」

噴射の方向を変えながら、縦横無尽に飛び回るランサー。その表情には僅かな焦りと、それ以上の喜色が宿る。

「そこの顔色悪いバーサーカー! テメエはあんまり好きじゃねえけど! その刃はおもしれえな! それと」

ランサーがフォーリナーの剣を指差した。

「その剣、その炎、俺のものとは違うけど、俺のものによく似てんな」
「……よく見てるじゃねえの、まあ、この剣は私のものじゃないが。なに、アウトリュコスの真似をしたわけじゃない」

刀身をゆっくりと撫でるが、フォーリナーの体には傷一つ突かない。その一方で、ランサーは思わず胸元を抑える。
先ほどの回避で僅かにつけられた傷、その傷がまるで、焼きごてを当てられたように鈍く刺すような痛みを与えてくる。
蒼い炎が、フォーリナーの瞳と同じく揺らめいた。

「その炎は神の炎、この剣でしか切ることはできず、この剣でしか癒すことはできない」
「……なるほどな、俺の炎も似たようなもんだが、お前のはもっとねちっこい。性格悪いだろ、お前?」
「心外だな、私は運命を愛するだけだ」

剣身が持つ蒼い炎へ呑まれるように揺らめく瞳が徐々に焦点を失っていき、会話の前後が繋がらなくなっていく。

「私は炎なんだよ、炎になりてえんだよ、生まれ、燃え盛り、そして消えていく、これが私の信仰だ」

それに呼応するように剣身からの炎は勢いを増し、燃え盛る蒼色の炎は悪夢のように形を変える。
直感的にランサーは目を閉じた。この炎を見てはならない。この炎は、かつて火焔山にあったそれとはそもそもが違う。
ランサーの炎は焼却の概念だ。例え天上老君の雨であろうと消えることはないその炎。

だが、この目の前にある炎は、消えるものではない、そもそもが、燃え始めたものではない。
始まりも終わりもない、ただそこにあるだけの炎。これをもって流転を語る目の前の女は、間違いなく狂っている。

ランサーがそこまでを思考できたかは定かではない。だが、それほどの狂気がランサーの瞳を閉じさせ。
それは戦場の一瞬において、あまりにも大きい隙となる。

「【粛清せよ正義の柱】」


直下、戦況

1234:ランサー、KO
567:ランサー不利
89:【三昧真火 火炎槍】
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:22:12.95 ID:LdaiWoapO
712 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/17(水) 00:24:35.66 ID:frTypAlN0
5:ランサー不利

【というわけで今夜はここまでで中断。ランサーは突撃傾向のため、不利な戦いばっかやってますね】

【再開は多分木曜日の同じくらいに、お疲れさまでした】
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 00:44:39.73 ID:DeXmloAdO
714 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/02/18(木) 21:06:23.87 ID:VdS4zHD20
【22:40ごろから再開します】
715 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 22:40:11.84 ID:VdS4zHD20
【再開】

定められた照準。落とされる拘束具を辛くも避けたランサーに迫るのは頭上からの死。

執行されるは慈悲の刃。貴賤問わず多くの首をその名の下に落としたギヨティーヌ。
そして理性が故に発狂したバーサーカーの前においては、どのようなものであろうと執行の対象である。
動物裁判の例を挙げるまでもなく、いや、動物ですらないにもかかわらず。

炎はまたも寸断され、断末魔を上げることなく掻き消える。
それはあるいは命の種火か。それとも罪の砲火か。

「プロメテウスは縛られた! か!」

嗤うような声が谺する。生木が爆ぜる音に乗り、蒼い炎が生きているかのように艶めかしく揺れ動く。
理性の刃と狂気の炎。それらが織り成す即興劇は、今まさに、クライマックスを。


直下、戦況

1234567:ランサー、KO
89:プロメテウスは縛られてなお
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 22:41:42.38 ID:X2/AxAsy0
へい
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 22:44:50.51 ID:rkEk3f9bo
しぶとい
718 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 23:04:51.80 ID:VdS4zHD20
8:プロメテウスは動じない

英雄の死によって叙事詩は完結する。大いなる運命に揉まれ、英雄は無残な死を遂げる。
それがこの場において与えられた結末、変えられない運命。そう、英雄が英雄である以上、その瞬間からは逃れられない。

振り落ちる刃に炎は割かれ、首へ到達する。もはやその炎は使い果たされたとばかりに。

───しかし、炎は再び燃え上がる。

                             r----| /  X    / __
                             | 斗  / --`           >
                             彡 斗,             ̄ ̄ ̄ ------- ァ
                         、__ ./                  \ ⌒ミ /
                        ー=ニ                            \ ミ'
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                              | .、 X V弋佗ノ  ,  ´ィ矛斧lヾ |   |  .|  l  \
                    -y--y---> ---V   、 ¨¨       l巧::ノ 〉X '   |  |\  \
                 ィ==/ /  / //     /∧ \ 、  、    ゝシ ,  |  | V V   、
               /= i ̄ ̄ ̄イ i    |/ V V〉         ー≦r  〉 \ 〈
             r-------Y __ マ 、     V/::::\ 辷  ヲ   /|  , \ll.\ 、
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    -=                          マ::::::::::::::, ,:::::::::::::::::::::::::::| L


「……何度も同じ手を、食らうかよッ!!!」

ランサーが目を開く。狂気の瞳に映る蒼い炎を直視する。
恐怖など今はない、思考している暇もない。今やるべきことは、この首に迫る刃を、砕くことだけだ。

先ほどまで対応できなかった速度に目が追いつく。刃の弱点は自然落下を模した直線的な移動。
手の中に炎を灯し、潤滑剤のように滑らせる。速度を増した槍は、首を落とす直前の薄皮一枚で刃の側面を貫き、そのまま突き壊す。
鍛えられた鋼を、まるで紙のように突き破り、勢いを殺さぬままフォーリナーの攻撃範囲からも大きく離脱する。

バーサーカーの指も捉えることができない速度、それだけではない、先ほどまでは行動に組まれていない挙動。
フォーリナーの表情に初めての焦り、いや、怒りが滲み出た。

「お前、この瞬間にも、成長してんのか!?」

対照的にランサーは笑う。死の一歩手前だったにもかかわらず、楽しくて仕方がないというように笑う。

「おうよ! 俺は枯松澗火雲洞の主! 消しても消えぬ炎の遣い手! 何度だろうと燃え上がり! 戦いの薪をくべてデカくなる!」
「……チッ、プロメテウスに例えた私のミスか! 運命すらも超えてくるか!」

呵々と笑い、ランサーの全身に魔力が回る。躰の中の炉を燃やし、自らの霊基をすら燃料にくべ。

「まだまだ行くぜ! 【三昧真火 火炎槍(さんまいしんか かえんそう)】!!!」

巨大な炎の塊が、夜空を明々と照らす。



直下、最終戦況

123:ランサー燃料切れ
45678:痛み分け
9:狂降陣営撤退
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:10:45.80 ID:xIbqaqM+0
720 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 23:13:07.45 ID:VdS4zHD20
0:特殊判定

                /{
              __  ( 廴 -――-  __ __
            {__ > ⌒        ⌒ヽ/ァ{
          < _              ‘,__>
          // ′〃/  }Vハ } |    ‘,V^
         ∠ ィ /  || { /   }} | | ‘,,∨
             / / }  |WV    }W|И、 i{   \
          / /|{ハ .,ir 芳ぅ    芳ぅ^>vハ i}\_>
           |/ l{ {/i{ 弋り    弋り ./ ∧} } \
              { { 卞、   r    厶ィ /Y\_ >
             Vハ 圦   r  v   / / ハ!
              Vr }〕ト  __  イ}/}/
                | |⌒V} ┐  }{  \
            ___{ {jI く/ ̄ \{   /_
          /「    ` 〉 / : : : : : : \< _ > 、
         /___ /^ {: : : : : : : : : : .   /   \
      厂 「 ̄ ̄ ̄ }′ \: : : : : : : : :}  /    _j__
   /^\  人    人  / .\: : : r―‐ 、    ̄ ̄ \
    }>、   、 / ̄ \"〃  /  / ≧ {_}ア_,  \   / ̄ ̄_\
.  /  \  i{  ― } {{  /  /    {//   \/   /\ }

直下

123:一方その頃マスター達は
456:痛み分け(被害甚大)
789:降の霊核が!
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:13:14.14 ID:NaJpLGEKO
722 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 23:30:31.95 ID:VdS4zHD20
4:その日、街は魔力の炎に包まれた

巨大な炎の塊と化したランサー。直撃すれば骨どころか魂の存在までも焼き尽くされそうなその炎。
赤々と迫る脅威を前に、フォーリナーの持つ剣からも同様に炎が噴き出した。そして、その舌は滑らかに回り、肌は青白く血の気が失せていく。

「トロイア人よ、燃料を都城に運べ――アカイアの埋伏あるを恐るるな、アキルリュウスが、水師よりわれの帰るを送る時───」

語る言葉は既に状況を見てはいない。炎が正気を失わせるように、蒼く、蒼く、刀身にて煌めく。

 ◆正気喪失 B
  邪神より滲み出た狂気は、人間の脆い常識と道徳心をいとも容易く崩壊させる。

「衆人高く積み上ぐる薪にのせて火をかけぬ! 【赫奕たる秋宵の剣】!」

蒼い炎が迫る火球と激突し、周囲一帯に一瞬の静寂と、膨大な質量の熱が降り注いだ。

                      !L
                      l l
                 、    l ..l
                  リ、   l  l  |.l
                  }ヽ. i、.!  . l ! l
                   ! ヽ.|゙i}  .l│ !
                   |  .゙'! ″  ...ll .l _
                   !       ″ .l ,!|
       _ィ'⌒゙''ー-、,,_      l            l,! .l
_,,. r‐'''"~         ̄`''ヽ、,│        ″ .!
:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :. :. :. :. :. :. : :、      !           l ..:    . ...  ...
:.:.::::::.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:. :. _,,.ィ〜゙lヽ,  、  .!              !  .!l   ..:        . ..
´~ ̄~~"^´ ̄~゙^´   _,,,.l,.\ 'ト、 .l              l l .l            _,,. -ー'''
 .... . .. :...  -─-= 二、..,,_l. ..ヽ l'、 .l              l ! !..     -='、'゙´:.::.:.:.:.:.:.:..:.:
...  ...         l、   l.  ヽ l.ヽ|           ネ .!./|        ~`"゙''ー- 、
. :;:;'r-=´へ  .. ... .. .゙ぐ、,  .ヽ  .゙'レ'l|                |" l
/ / '::... `:.\、    ヽ \ ヽ  ゛               l .、. .. ..   ..:    . .
.::"/::..`._ ;'".へ'´`yヽ√´ヽ \ ヽ                / /lゝ . : .:,ハ. .. ..   .. : :
 "`''''''ー――-´--------ヽ  \'、    .. /⌒i           |./ l  ,iリ,フ;:,'ゝ------‐―
   . : ..: .:. 、,、w..:、,、、,、wヽ,  .\、_,,..、 .|  / ,..-、     ″ ! ,i'゙/ フ.:;ilゞ,ハ.:.....:.,ヘ..::::
,、,、,、wリ゙W゛jリwj从リj"W゙リwリ゙W\  .゙ l   l | /´ l,、_ノ ,        l゙./ ./ヘ;;ハバゝ;>.:,ハ';'ヽ、
 从;: `:、リ゙W゛jリw''、`'.、,:`:,,‐'゛\ヽ,  |  i' '´_,,、           ド  !ノハil;:ヽゝ ノハil;:ヽゝ
`wリ゙W゛jリwj从リj`'.、-='´  _,ywj\' !、 .|  し''´ 」           !  ,, ノノ ノ'ノ,'ハハゝ
.wj从リj`'.、 ,:,-‐'゛,,vw-‐W゛w从 Wヾ'!l|  ,,.-''´  .         l .,/ !ハ';'ヽ..::...,ヘ、ハ.:;>
 ̄~^ ̄^ ̄ ̄~`^゙'、,゛jリw :;.:".:;.:'、,,,_ `'、| .|      ,、 r‐'l .r、、'"  ^フヽハil;:ヽハ,ハ';'ヽ、
'' ゚   ;~ ,;    ww:,、v、从リjw`'-,`"".l、_ノ     i ゙l.| ゙l / l゙    ,i′ハl; ノハil;:ヽゝフ
           `゙''、::wj,、,、,、从リj`'-、      │ ゙l | |/ l゙    /l;:.'ilハil;: ノ'ノ,'ハハ,ゝ
  ~' ',;   ''"'     、,,'.、゛jリwj__ミッ      ゙l,,ノ '"│ /    ,,,,,ニ=-ハl;:.'ilゞヾベ .:;
~              ``'‐;.:".:;.:'"゙:`'''ー┐ .___´  .l゙ l゙__z-⊥';'ヽ、 .:;>ヘ:..::ハ::
     ~' '  ,;''        ~'ー:;.:;;wリ゙、从リj"::.:;.:'lilベ: \,l゙ツノノ;:'ハ;;:.ノハil;:ヽゝ li>ノハハ
           ~'   '      ``リ゙ jリwj从jr、'^  シハノシ;:,';:, ノノハハl;:.'ilゞヾノvノ;:,l'
~         '゚   ;  ~' ',;''       `゙''、:w从jリ 彡ハハノ;;:, フノ;:,'ハノハハレ;;:ノノハハ
   ~' ',;''                     `゙'':::..wj 彡ヾ;:ノハハレ;:,.'ilヾ ノノハハノノ;:'ヘ;;ハハ


直下、各陣営の損傷

123:槍2画、降狂1画
456:両陣営1画
789:槍1画、降狂2画


↓2、この爆発への反応

123:ちょっと拠点にも被害
456:騎魔陣営の槍狂降に対する警戒度上昇
789:討伐令
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:32:35.87 ID:X2/AxAsy0
そうれ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:40:38.43 ID:Qlg9IvKzo
ぬん
725 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 23:47:03.08 ID:VdS4zHD20
7:槍1画、降狂2画

3:拠点にも被害

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


突然、目が覚めるような爆発音がした。しばらくビビり倒した後、スマホで確認すると、どうも市内で謎の爆発が発生したらしい。
状況的にほぼ間違いなく、聖杯戦争がらみだが、問題なのはそこじゃねえ。

「……これ、俺たちの拠点に割と近くね?」
「……近いな」
「……俺とお前、どっちが足速い?」
「……多分、俺」

セイバーの宝具に放り込んでもらって拠点へ駆け付ける。そこで見た光景は。


直下、拠点の被害。9ほどマシで1ほど酷い
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:48:00.67 ID:rkEk3f9bo
あちゃ
727 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 23:53:37.00 ID:VdS4zHD20
7:ボヤ程度

炎の付いたままの燃えカスが飛び散っている光景だった。

「うおお!!! これほっとくとヤバいよな!?」
「そうだな、それだけでも山火事になりかねないと思う」

……くそ、しゃあねえ、放っておいてここが燃えたら、俺たちの状況に何か影響がねえとも限らねえし。
徹夜でとりあえず、見回りながら消していくしかねえか!

結局、火の気がないかを見回って一晩中歩いた結果、大丈夫だと判断したころには夜が明けて、俺は疲労のあまりぶっ倒れたのだった。

【五日目の朝行動がスキップされます】


直下、他陣営描写

1:槍
234:魔
5:狂
678:騎
9:降
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:57:02.92 ID:rkEk3f9bo
729 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/18(木) 23:59:52.59 ID:VdS4zHD20
2:キャスター

【というわけで本日ここまで、お疲れさまでした】

【ランサーがかなり削ってくれましたね。次回は日曜日の同じくらいに】


【現在令呪状況】

剣:3
槍:1
騎:3
魔:1
狂:1
降:1
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 00:00:12.31 ID:wZcwXDVsO
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 00:11:34.67 ID:ypZfY4A40
乙。引きこもってるせいかライダーが全然削れてないな
732 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 22:26:40.26 ID:9YAZkdY90
【22:40ごろから再開します】
733 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 22:40:33.22 ID:9YAZkdY90
【再開】

朝の光を浴びて湖面が強く輝く。幾たびの戦闘の中にあって、それだけは変わらないと歌うように。
しかし、そんな光を浴びることなく湖畔の館、その地下にて低い声が反響する。

「さて、キャスター。意見を聞きたい」
「僕ではなく貴方の方がそういうことに向いているのでは?」
「私の未来視はかなり脳に負担をかける、それ故そうそう頻繁に使えるものではないのだよ」
「そういうものでしたね。じゃあ、聞いておきましょうか。意見とは?」

黒眼鏡の男は勿体ぶって書き物を続ける優男、キャスターに答えた。

「無論、今、ライダー陣営を裏切るか、という話だ」
「論外ですね。ライダーのマスターは切れ者ですし、そんな魂胆見抜かれますよ」
「確かにそうだとも、だが、お前のスキルを使えば」

畳みかけた男に、キャスターは目も向けず。

「そうなればあっちが強化されるだけですよ。宝具に関しても同様です、ネタは割れてますからね」
「……やはりそうか。ライダーのマスター、ショーとも長い付き合いだからな」
「裏切るのは悪くないですが、相手が悪いですね」

ガシガシと頭をかき、足元の部品を爪先でもてあそぶ。
焦りが読み取れるのは、彼等の同盟が先刻のアーチャー強襲によりバランスを崩したゆえか。

「頼みの綱のライダーも宝具は今使えん、キャスター、お前はどうだ?」
「そうですね、少なくともセイバーと正面から戦うことは止めるべきでしょう。あとの陣営は……」



直下、キャスター陣営取得情報量

123:ほとんど剣のみ
456:全陣営を粗方把握
789:派手な活動してる槍降は
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 22:49:31.25 ID:Z/3BsdLCO
735 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 23:09:10.97 ID:9YAZkdY90
5:全陣営を粗方把握

「まあ、【ストーキング】の成果でもお見せしましょうか」

キャスターがようやく手を止め、壁一面にまとめられた大量の資料へ貼り付くような視線を向けた。
それらの資料は明らかに隠し撮りや、非合法な手段に頼っていると思わしいものがほとんどだが、几帳面に整理され、正確に分類されている。
成し遂げるためにどれほどの時間、あるいは執念を以って動いたか。キャスターのマスターが思わず、というように生唾を飲み込んだ。

 ◆ストーキング:C
  自身の興味が赴くモノを追い求め続けるためのスキル。
  綿密な情報収集と驚異的な執念によって、調査対象を追い求め続ける。

「まず御しやすいのはランサー陣営、これは個人的に僕らへの復讐を狙っています。ランサーは火焔を操り、サーヴァントとしては例外的に成長するとか」
「まったく、復讐とはまたバカなことをするものだな」
「マスターと似てますね。で、次に個人的に非常に興味深いフォーリナー陣営」

じっとりと湿った好機の目線がフォーリナーの調書へ向けられる。

「何が興味深いかと言いますと、やはりあの炎ですね。魔術師としても気になりますが、オカルティズム的には非常に興味をそそられます」
「フォーリナー、降臨者、という提議が私にはまだ理解ができんがね」
「理解しない方がいいモノでしょう。SPRの連中ならトリックと揶揄するかもしれませんが、アレはそういうものとはまた別の場所にある」

涎を垂らさんばかりに話し続けようとする気配を察したのか、男が咳払いで話を戻す。

「話を戻して、だ。お前のスキルとも相性がいいのではないか?」
「……いえ、フォーリナーはどうでしょうね? むしろそのマスターの相性がいいかもしれません。可能な限りの調査では、あの男、巨人種の末裔の可能性がある」
「何!? そんなものがいていいのか?」
「かなり薄まってますがね、まあ、僕の力を使えば疑似的な先祖返りくらいは可能かもしれません」

喋りながらキャスターの指は次の陣営へ向けられる。

「あとはバーサーカーですね、特徴的な武器ですし真名はほとんど確定でしょう。ただ、宝具は厄介です。僕とは相性がいいですが」
「……宝具を使ってさえいれば、お前は心臓を貫かれん限りは大丈夫だものな」
「実際のところは近年の諸々もありますし確実ではありませんが。加えてバーサーカーの狂気を加速してしまえば、仲間割れを狙えるかもしれません」
「成程、となるとやはりバーサーカー、フォーリナーの陣営から詰めていきたい、といったところか?」
「そうですね、そこから崩してあとはセイバー、ランサーを個別撃破する。これが理想ではないでしょうか?」

キャスターはそれだけ応え、視線を手元の書き物へ戻す。そんな様子に肩をすくめながら、男は最後に問うた。

「ところで、セイバー陣営が拠点にしているあの場所。何か分かったか?」
「……ああ、そう言えばそれも頼まれてましたね。結構苦労するんですよ、あの場所。セイバーはかなり目がいいですしね」


直下、鎮守の森って結局何かあるの?

123:ないよ!
456:わかんないよ!
789:どうもあるっぽいよ!
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 23:10:39.22 ID:dP+Bgtfwo
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 23:13:08.55 ID:lxTZBfEJo
残念
利用される可能性も減ったけど
738 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 23:20:32.46 ID:9YAZkdY90
2:ないので、今後土地に絡んだ覚醒イベントとかもない

「結論としてはなんもないですね、あそこ」
「そうなのか?」
「ええ、ちょっと前までは神主なんかもいたみたいですが、後継者がおらず、そのまま潰れたみたいです」

拍子抜けたような表情を浮かべたマスターに、キャスターはやれやれと手元の資料を放り投げた。

「そこに全部集めてます。セイバーが呼ばれたのはおそらく土地の縁だってのが分かったくらいですね。あそこに祀られてるのは____です」
「……私は極東の神話体系にはあまり詳しくなくてな、鍛冶の神でいいのだろうか?」
「んー……、神と呼んでいいのかは分かりませんがね、その関連で鋼の塊を御神体にしたりとかはあったみたいですが」
「そうか、いや、いい、お前の情報収集能力は信頼しているからな」
「貴方の未来視くらい?」

皮肉気に口元を上げるキャスターの表情に気付かなかったのか、色眼鏡の奥で目が光る。

「無論だとも!」
「……そりゃまた、アテになりませんねえ」


【他陣営の行動描写を終了します……】


【五日目・昼】

……目が覚めたら空は夕焼けだった。
山登りで慣れちゃあいるが、不眠不休は流石にマズったか……。


直下、何をしますか? 【五日目・昼】

1:コミュ (対象:セイバー/フォーリナー陣営)
2:偵察 (拠点から移動せず)
3:情報収集 (拠点から移動)
4:自由安価
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 23:28:52.07 ID:lxTZBfEJo
1降
740 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 23:33:43.16 ID:9YAZkdY90
1:フォーリナー陣営とコミュ

……手元のスマホを見る。適当に繋げたSNSでは昨日の大爆発のことをやってて。
とりあえず被害はないらしいが、何人かは青い炎が見えただの何だの書いている。

「青い炎かぁ……」

心当たりは1つしかない。ものすごく抵抗感はあるが、情報の収集先だと割り切っちまう。
数分のコールの後、あのバカみたいな声が聞こえてきた。

「おお、セイバーのマスターか!」
「声でかくね!?」


直下、コミュ内容

1:昨日の爆発のこと
2:フォーリナーのこと
3:バーサーカー陣営のこと
4:自由安価
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 23:39:41.32 ID:iQs2X6N3o
1
742 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 23:45:41.50 ID:9YAZkdY90
1:昨日の爆発

とりあえずスマホの音量を下げて、何を話すかを考えることにする。
マジなことを言えば、フォーリナーの正体について聞きたい。だけど、それを教えてもらえる保証はないし、昨日のやり取りからして理解できてるかも怪しい。
だったらバーサーカーかとも思ったが、同様の理由でキャンセル。っつーわけで無難なところで。

「おう、昨日の爆発凄かったな」
「ああ、あれはフォーリナーがランサーと戦ってなあ!」
「いきなり核心!?」

バカか!? コイツ、バカなのか!? なんでそんなストレートに話せるんだ!?

「……なるほど、ってことはかなりの被害なんだよな」
「そういうことになるなあ、だからよ」


直下、フォーリナーマスターのぽろっと

123:フォーリナーキャンセル
456:令呪状況
789:↑+【???】について
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 23:47:31.57 ID:qmzEMZjXO
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 23:47:32.82 ID:jcKOkvgC0
そら
745 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/21(日) 23:51:33.75 ID:9YAZkdY90
7:運はいいよね、貴方

【というわけで今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回はフォーリナーについてのお話。おそらく火曜日の同じくらいになるかと】

【花粉症が酷くなってきたので、ちょっと急なお休みが増えるかもです、ご勘弁のほどを】
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/22(月) 00:17:35.50 ID:2g66FqGuO
747 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/02/23(火) 22:27:22.60 ID:73JJ+7vv0
【申し訳ない、ちょっと帰りが遅くなりそうなので今夜はお休み。明日再開します】
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/23(火) 22:37:59.45 ID:W29kLP1S0
了解です
749 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 22:26:09.89 ID:Wdpm+V4s0
【22:40分ごろに再開しますね】
750 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 22:40:11.68 ID:Wdpm+V4s0
【再開】

「俺も令呪二画使っちまってよお」
「そうかい、そりゃ、……ん? 何か俺聞き違えたか?」
「俺も令呪二画使っちまってよお」
「ほわ? ……あ、アアッ!? それは言っていいことなのか!?」

すっと出されたから思わず聞き逃すとこだったが、その情報って結構デカいんじゃねえかと俺は思うんだなあ!

「そこで黙って弱みに付け込まないのがマスターだよな」
「うおっ、音もなく出てくんじゃねえ!?」

いや、今のはこの反応しかねえだろうが!?

「……そうだな、そういやこれは言っちゃいけねえよな。まあ、でも大丈夫だ、フォーリナー、一回くらい死んでも大丈夫らしいからよ」
「……俺の耳がおかしいのか?」
「いや、俺も聞こえたぞ。フォーリナーは」

"一回くらい死んでも大丈夫"……? それってどういうことだ?

「それってよお」
「俺もよく知らねえんだけどな、なんかやり終えたら一回くらいは大丈夫なんだってよ」
「……何が大丈夫なんだよ」
「いや、分かんねえんだよな。フォーリナーは説明してくれんだけど、例えがややっこしくて」

そういやコイツ、異常なくらいに要領を得ねえんだよな。……まあ、でもこれで一つ分かったことがある。

「とりあえず、フォーリナーには奥の手があるんだな?」
「んー、そういうことだろうな」

そしてそれはおそらく、消滅とかに関係してるわけだ。そうなりゃこっちとしても警戒できる。
……これはかなりデカい情報だ。もし、これを知らなかったらカチコミに行ってその奥の手でやられたかもしんねえ。
マジでコイツが馬鹿で助かった……。

「お、おう、とりあえずありがとうな」
「おう、いいってことよ」


直下、フォーリナーマスターから何かあるか

123:どうも剣陣営狙われてんじゃないかって話
456:特になし
789:ついでに……
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 22:41:04.81 ID:Cy5EBEtJo
ぬん
752 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 22:54:28.12 ID:Wdpm+V4s0
1:おたく大分ヘイト稼いでますよって話

「じゃあまた何かあったら電話しろよ」
「おう」

……何なんだろうな、俺はなんで敵陣営の本丸に電話かけて敵陣営の情報得てるんだろうな。

「まあ、がんばれよ。お前んとこほとんど全部の陣営が狙ってるっぽいから、じゃあn」
「待て待て待て!? 何だ今のブッコみ情報!?」
「? ああ、がんばれよ! 俺も力になれることがあったら」
「そこじゃねえよ!? そもそもお前は敵だろ!?」

頼むから論点を勝手にずらすな!?

「ほとんど全部の陣営が狙ってるってどういうことだよ!?」
「いや、お前らがどうもそこの森に居着いてるってことはほとんど全部の陣営が知ってるっぽくってな」
「拠点が限られてる弱点がここに来たか」
「で、令呪もまだ温存してるっぽい、マスターも俺と同じ素人。ってことでよ」
「そこまでバレてんのか!?」

いや、よく考えりゃ残った陣営、ライダー以外とは全部遭遇してるし、そのライダーもまさか一切情報交換してないってのはありえないわけで。
つまりはアレだな? ゲームで言う、ヘイト稼いでる状態だな!?

「まあ、気いつけろよ」
「どう気をつけろってんだよ!? それ!?」

だが俺の言葉に応えることなく電話は無情に切れる。
……? 俺が、俺たちが? 全員に? 狙われてる?



「ヤダーーーーーーーーッ!!!」




俺の叫びは無情にも森の中に吸い込まれていくのだった。

「割と響くなあ」

【昼行動を終了します】


【【拠点】に滞在している限り、他陣営の行動に【強襲】が追加されます】


直下、他陣営描写

12:【強襲】
3:槍
4:魔
56:狂
78:騎
9:降
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 22:56:58.70 ID:2kbZkMzio
笑うしかない
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 22:59:40.28 ID:LMLfpXaw0
どうすればいいんだ
755 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:02:42.56 ID:Wdpm+V4s0
0:特殊判定

   /! /    //    /!     \   、    r、_`ヽ、
   / レ    _,.:' /  _,.- './ `ヽ 、  ヽ ヽ-、\   \ー '    _
ヾ:、! /  - '´, :' _,.-- ./    ヽ_ヽ  ヽ`ヽ`ヽヽ、_    ̄ ̄ ̄ ̄/
__! !     ,..-‐'/  ∠.-‐ ' \_ ヽヽ、-、':、 ヾ:、ヽ_ゝー--──'´
ミ、         <_      ':\ゝ\ヽミ  ヽ.!`ヽ、ミミヽ
-'        ー--`ヽ     \`  ヽ!   `  ->、ミ';
         、 _`ヽ、    r‐-`:、;;;; ̄ヽ, ,.-‐,,;イヾ /
 i  /   ! ! ':、`ヽ ヽ  ト、\_/;; ノ:::::!__ /  |  i
.ノ / |  ,ィ ヽヽ. \  \! 、ヽ`ー--‐ :::''''''::::::::) ヽ、 !  !、
/  |  / !  `ヽ! f ヽ 、ト、 ! ノ '''  ...::::::::::ヽ ヽ'  :...\
 / .| / .|  i、  |  i ト、ヽ、!  .....:::::''''....:::::'/、    :: _`ー.、
./  /' / .! | |ヽ ./|  ! 、ヽ\!、 ''''' ..:::::::::''..::::::::)     : (_--,ノ
,ィ   /!   ! ! ヽ/ ! .| ヽ ヽ `   - '''...:::::::::::''   ,..ィ─t‐-,/
. !  / .|   ': !  !   ':、 ヽヽ   、_ ::::::::::'''''  ,. ヘ_!<_ー'
 ! /  ! |  |  ヽ  ヽ ヽ ヽゝ      ;;;;;;;;;;/_Y二rコ-'-' ̄)
 |/ | ! |  | i  `ト、_!_ ヽ--、、  i / ;;;; ./ィ;;;;;''' ;;;; --イ、
 |  |∧|  |/!  | |  ヽ`   `  /! ,,;;;;;;//;;  ;;''     i
 !  |  '  / | | |';  ヾヽ、   / |;'';;; ;;'  ,;;;;,,,,;;;;,,      ノ
 ィ  !   ./ | / r |  |  _ミー------────┬─── '´

直下

123:対セイバー大同盟
456:湖の怪物に異変
789:ランサー陣営、気づく
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:03:43.97 ID:1zcDWrOdo
サーヴァントゆるして
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:04:24.55 ID:LMLfpXaw0
本当に何故か運がいいな…
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:05:01.49 ID:2kbZkMzio
123だったらひどかったw
759 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:20:43.94 ID:Wdpm+V4s0
【誤爆しちゃった、思ったより恥ずかしいですね】


7:ランサー陣営は気付いた

一方その頃、ランサー陣営は気付いていた。

「ランサー、俺はよお、昨日の負けでよく考えることの大事さを知ったんだよ」
「おう、奇遇じゃねえかマスター。俺も考えるのは大事だと思ったんだ。これも成長の結果かもな」

大人びたことを言いつつ、口元に付いたファストフードのソースに気付かないランサー。
それをナプキンで拭ってやりながら、伝次は話を続けていく。

「俺はセイバー陣営が悪い奴だと思ってカチコミに行ったよな」
「おう! で、負けた! 今なら勝てるぜ!」
「ああ、そうかもしれねえ。だがな、ここで考えるんだよ、ランサー。ここでな、賢さが分かるってもんだよ」
「そうなのか、じゃあ考えるぜ」

むくむくと頬を膨らませるランサーに伝次は頷いた。

「俺はな、よく考えたんだ。で、よく考えて気付いたんだが」
「気付いたんだが?」

ランサーの視線にたっぷり間をおいて伝次はバッチリ目線をキめ。

「そういやアイツが兄貴殺したわけじゃねえじゃん」

沈黙が二人の間に流れ。しばらくしてようやく口の中から食べ物が無くなったのか、ランサーが叫んだ。

「そうじゃん!」
「そうなんだよランサー、確かにアイツは嘘を吐いてたぜ? だけどその嘘は、俺の兄貴を殺したって話じゃねえんだ」
「あー、確かにそう言う話だった! 畜生! すっかり勘違いしてたな!」
「そうなんだよ、まあ、逃げたのはダメだとは思うが、アイツはよく考えりゃ昔っからそうだった」
「俺の義理の叔父上もそんな感じだったけど、最後はお釈迦様に許されたからな。まあ、俺たちが許してやってもいいよな」

うんうんとユニゾンのように頷く二人。

「だから、とりあえずアイツらは俺の仇じゃねえ。これはデカいと思わねえか?」
「おう、ぶっ飛ばせねえのはもったいねえけどよ。でもな、マスター、そうなると、結局マスターの兄貴の仇ってのは誰なんだ?」
「そこだよなあ、振り出しに戻っちまったんだよなあ。まあ、もうちょっと考えてみようぜ、今日から俺はちゃんと考えて動く男だ」
「分かった! マスターが考え、俺がカチ込む! ……これはひょっとして最強じゃねえか!?」

ワッハッハと高らかに笑う二人。ついさっきまで敵だと判断していた相手への怒りなどどこかへ吹き飛んだようで。
夕焼けの赤い光が、その影を長く長く伸ばしている。

【他陣営の描写を終了します……】
760 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:29:06.69 ID:Wdpm+V4s0
【五日目・夜】

……なんかどっかで噂されている気がする。

「……うー、あー」
「マスター、唸ってても仕方がない。どうにか方法を取らなくちゃな」

方法ってもよお……。

「こっから動いてもここを吹っ飛ばされたりしたらダメなんだろ? でも此処にいればいるで狙われんだろ? 詰じゃね?」
「ならまあ、教会で敗退宣言するなり、俺を自害させるなりすれば」
「そ、それも、嫌だなあ」

後半、蚊の鳴くような声になった俺に、セイバーは露骨な軽蔑の目を

「ならまあ、頑張ろう。俺はあなたのサーヴァントだからな」

向けてこなかった。……あれ?

「どういう風の吹きまわしだよ、いつもならバカにするのによ」
「そういう風の吹きまわしだっただけだよ」

……露骨に誤魔化しやがった。……少しは認めてくれたってことなのかね? 違う? 違う気がしてきたなあ。


直下、何をしますか? 【五日目・夜】

1:コミュ (対象:セイバー/フォーリナー陣営)
2:偵察 (拠点から移動せず)
3:情報収集 (拠点から移動)
4:自由安価
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:29:37.40 ID:xw/32cL/O
1
762 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:32:19.22 ID:Wdpm+V4s0
【対象の指定が無かったのでランダムで行きます】

1:コミュ

直下

1234:フォーリナー陣営
5678:セイバー
9:ランサー陣営
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:32:57.43 ID:CKJDlYmtO
764 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:37:31.91 ID:Wdpm+V4s0
3:フォーリナー陣営

……一応ちょっと冷静になったし真偽確かめてみるか。

「またフォーリナー陣営に連絡するのか?」
「いいじゃねえか、お前はアレか、彼女できたのって気にするオカンか」

……そういやうちのババアにもしばらく会ってねえな。オヤジもどうしてんだろうな。
……ケッ、どうせ出来の悪いのがいなくなってせいせいしてるだろうな。


直下、フォーリナー陣営への電話は

123:「あれ? 何か着信音近くで聞こえね?」
456:繋がらず
789:繋がる
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:38:25.02 ID:LMLfpXaw0
はい
766 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:42:01.83 ID:Wdpm+V4s0
2:着信音が近くで聞こえるってことはだね

……繋がらねえな。なんかプルプル言ってんのは聞こえんだけどな。

ん? プルプル言ってる? あれ、おかしいな? 繋げようとしてるトゥルトゥルって音じゃねえな?
これは要するに、相手側の電話に繋がろうとしてる音で、それが聞こえるってことは相手が近くにいるってことで。
俺が電話しようとしてる相手は、フォーリナーの、マスターで……!!!

「セイバー!」
「だから言ったんだ!!!」

何かが、夜の闇を切り裂いて、飛んでくるッ!!!


直下、飛んできたもの。5以上で炎、4以下でギロチン
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:43:54.91 ID:CKJDlYmtO
768 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/24(水) 23:51:50.89 ID:Wdpm+V4s0
1:ギロチン

【というわけで、対狂降戦開始しますというところで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【続きは明日の同じくらいに】


【雑談】


『いやあ、誤爆って思ったより肝が冷えますね。全身の血の気がザっと引くのはああいう感じなんですね、参考になりました』

『申し訳ないついでに宣伝しておきましょう。今夜の誤爆先です。ワイバーンさんのスレですね ttp://yarufox.sakura.ne.jp/test/read.cgi/FOX/1611133269/

『AAの使い方がお上手で動きがあり、物語全体を盛り上げています。今回で全陣営揃って物語がドンドン動き出しそうな予感ですね、応援しましょう』

『まあ、実は>>1 が過去に作ったデータがいたりするのですがね。誤爆の恥ずかしさが消えたら私も応援しに行きます』


【雑談終わり】
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:54:57.87 ID:LMLfpXaw0

向こうのセイバーも鬼滅の刃なのはなんか面白い
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:56:40.83 ID:CKJDlYmtO
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 05:35:38.35 ID:Wjfzuc4Co
向こうのアサシンもたぶんここで候補だったやつかな?
772 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 22:29:27.21 ID:ladACOC90
【22:40頃から再開しますね】
773 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 22:40:59.67 ID:ladACOC90
【再開】

音すら切り裂いてんのか、というスピードで飛んでくる鉄の塊。狙いは俺の首。セイバーが刀で弾き飛ばす。
こんな戦いになってから嫌というほど感じてきた死の恐怖に全身から汗が出る。
木陰に隠れるが、俺に向けられる指を、どこかで感じていた。

「【徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である】」

沈むような声と共に、俺の頭上へ拘束具が現れ、ギロチンがまるで俺を見つけたかのように木をすり抜けてやってくる。
セイバーが力任せに叩きつけ、なんとか拘束具が外れ、寸でのとこで身をよじる。
俺の首があった場所をギロチンが通り抜けていき、息が詰まった。

ギロチンが放たれた方向で蒼い炎が、嗤っている。

「"哀れ、哀れ、と言うものは言え、だが、良きほうが勝ちまさりますよう"」

歌うように、踊るように、前に会った時よりもよりその目は蒼く燃え。

「見るな、マスター。アイツ、さらに深く堕ちている」

セイバーの背中の向こうで、その蒼い炎の残像が揺らめいている。


直下、戦況

1:セイバー拘束
23456:蒼い炎、優勢
78:なんとか防ぐ
9:バーサーカーへ
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 22:43:36.69 ID:NzTqrhVb0
勝てるかバカ!
775 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 23:04:57.54 ID:ladACOC90
9:最優は伊達じゃない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

マスターを背の箱へ隠し、先ほど"視た"ものを思い出す。
ギロチンの連打と蒼い炎に紛れてはいたが、拘束されたマスターの頭上に浮かんだ"印"。

それはバーサーカーの指が向けられたときに起こった。考え事の苦手なセイバーだが、ことこの戦場において何故か頭は異様に冴えている。
蒼い炎に対する無意識の抵抗、あるいは今背に負うマスターに、若干の同族意識を覚え始めた故か。

何者でもない自分だが、剣は作れた。だが、それだけだった。俺は、ずっと、何かを作りたかった。
だが、それはどうにも遠く、求めれば求めるほど去っていき。言葉にできないもどかしさを抱えたまま俺は果てた。
誰だってそうなのかもしれない。ただ何者かになりたくて、俺の場合はそれが剣だっただけで。

例え千の剣を作り、東征に役立てようと、かつて大蛇を斬り落とした神剣を作り、天を照らした鏡には及ばない。
俺は、どう足掻いても、その神剣を作ったモノには届かない。

だから、呼ばれてこの方ずっと目の前で阿呆面を晒している自分の主が、届かぬものを何と気づかぬまま追おうとしているあの馬鹿が。
どうにも、見捨てられないのかもしれない。
776 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 23:05:23.67 ID:ladACOC90
「……そうか!」

蒼い炎の影に隠れた痩身のバーサーカー。その指は、自分へ向けられている。
フォーリナーの剣から放たれる炎は、その艶めかしい体の動きと、絶えず呟かれる言葉は、思考を蝕む。
だが、視る。一心に、視る。炎を見つめ、鉄を見つめて鍛えられたその目で、バーサーカーの指を。

バーサーカーの口元が動いた。

「【徳なき恐怖は忌まわしく──
「そこだッ!!!」

言い終えるまでの一瞬。蒼い炎の隙を突き、セイバーがバーサーカーへ殺到する。
その首を刃が狙うことはない。

「バーサーカー! お前の宝具はあの刃じゃない! お前の宝具は」

            |\_____         \ ______| .:.:.:.:.:.:.: \|\::::::::::::::::::::::::::/::
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 /:::乂__> >:〈 __|/  |_√ニニニニニ___彡 vツ      乂rツ ___彡  。 /=-  __/:
.:::::/ /__乂(::〈  )    └―――=./〇//:, ノ           ,;;;, /_/__ /ニニ|ニ\::
/ /\ ∨⌒ J (  〈(___'⌒   /  /-〈/込 `            /〇/ //二=|ニニ
 /   ⌒∨ ̄\__フ    , .: ⌒: :. ⌒ r――=一\ ` - /⌒=-  /_/_//ニニ |ニニ
       , , ;' ;/   /⌒\';'; ';';';';ノ⌒) ';'; ( ∧   |:\___  -=/_/ニニニ=|ニニ
   _, ; ; ; , ; (__,/ , ; ; ;; ,, , , ;; , ,, .. : : : ::, ) ∧ .|::::::::::::::| ̄'〈 ̄ ̄ ̄ニニニニ.八ニニ
       /⌒\ , , ,. : :. :, ,,; , ;;⌒ニ=一, ,/ /..∧/:::::::/ ̄,,;( ̄ ̄(, ,; ; ; ;, , ; ;⌒\__
    _/, ,; , ; ;; ; ;――=, ; ;; , . :: :: : .: :: : :./_.八:::::::乂, ,; ;; ,\__\, , ;; ; , ; ; ; ; ;,\
    (, ,; ;; ノ⌒\. ..: : : ,, ; ;; ; , ,; ; , ,, , ,, ; , , ;;, ,___彡, ,,; ; ;; ;, ,;\, ,; ;; ;; , ; , , ;; ,, , ; ;,
          /⌒\. .. : :: : : :.. : : .. : :: :: :ノ    ∧ニニニニニニ:\/ ̄三二ニ=---

「その指だなッ!!!」


【徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である(ルソー・オブ・ブラッディハンド)】

ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:? 最大捕捉:1人

 史上初にして史上最悪といわれる「恐怖政治」の具現。
 この宝具は、バーサーカーを“正義の執行者”、攻撃対象を“断罪されるべき者”と定義する。
 反撃や防御、逃亡は可能だが、バーサーカーの攻撃――正義の執行を拒否する事は許されない。
 狂化の影響と相まって、水や音、有形・無形に関わらずあらゆる物をギロチンの対象として
 『粛清せよ正義の柱(ボワ・ド・ジャスティス/ラ=モール)』による処断の施行が可能となる。


直下、戦況

12:バーサーカウンター
345:フォーリナーの妨害
678:バーサーカー、一時宝具封印
9:バーサーカー、消滅判定
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:08:33.43 ID:NzTqrhVb0
えい
778 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 23:26:10.08 ID:ladACOC90
3:フォーリナー妨害

しかし、その剣閃は蒼い炎に絡め取られた。
剣を通じてすら感じる異形の魔力と熱。燃えているのに酷く冷たく、湿った腕で触られたような嫌悪感が全身を包む。
思わず軌道を変え、矢鱈滅法に蒼い炎を振り落とす。バーサーカーはその隙に距離を取り、冷たい目でその攻防を見つめていた。

セイバーが息を整え、改めて蒼い炎を"視る"

「フォーリナー」
「なんだ? セイバー」
「お前のその炎、それは一体なんだ?」

セイバーの問いにフォーリナーは少し考え、そして答えた。

「私だな。そして運命であり命だ。炎は流転し、命も同様に揺らめく」
「運命?」
「そうだ、運命だ。私はデメーテルにより、それを知った。人は運命に翻弄されるものであり、私はそれを寿ぐもの」

笑いながらフォーリナーは炎を射出していく。怖気のするそれをいなし、その本質を捕えようと視続ける。
揺らめくその炎は、かつて自分が鉄火場で見たそれとは違う。その違和感に、セイバーはようやく思い至った。

「いつかは消えるもの、いつかは呑まれるもの、だが、それ故にそれは素晴らしい。だから私はそれを書く、それが私の信仰!」
「ならお前は、その終わりがどれほど苦痛に満ちていても、どれほど空虚に消えていても、喜ぶのか?」
「勿論! それが至ったものだからな! だから、それを否定することは許さない! 悲劇を慰めることは! 喜劇を嘲弄することは!」

そこまでを聞き届け、セイバーは頷いた。

「分かった、お前と俺は相容れない」                    ギア
「……だろうな、理解できるとは端から思ってもねえよ。じゃあ、一段、狂気をあげていく、【赫奕たる秋宵の剣(ブレード・オブ・コルヴァズ)】!」


 ◆『赫奕たる秋宵の剣(ブレード・オブ・コルヴァズ)』
  ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1〜10

  炎の精の炎で鍛え、刃の中に炎の精を封じ込めた片刃の剣。及びそれを利用した炎の武器。
  触れるもの全てを燃やし、燃えないものであろうともダメージを与えることが可能。
  この炎は世界の理に従わないものであるためこの世界の道具、方法での消失は不可能であり
  一度着火すればこの宝具による切断、断絶、あるいはこの宝具と同じ理による消火のみを以て可能。

  【以下、秘匿情報アリ】


「さあ、"人間どもを、虚しい勇気に駆りたてるもとは───、なりふり構わぬ狂乱の心"!」


直下、戦況

1:セイバー、致命
2345:蒼い狂気が降り注ぐ
678:セイバーのマジレス
9:何かに至りそうな
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:28:53.13 ID:IIO5UA5yO
たのむ
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:29:19.48 ID:NzTqrhVb0
すっげえヤバそうなやつじゃ〜ん!
781 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 23:40:44.15 ID:ladACOC90
3:蒼い炎が降り注ぎ、ついでにギロチンも降ってくる

剣を中心に、炎は蒼く揺らめく。月光に照らされた火柱は処女の柔らかな髪のように、あるいは醜悪な海生生物の触腕のように。
清廉でありながらあまりにも冒涜的。その動き自体が一種の魔術志向とでも思わせるようなパターンを描き、セイバーに降り掛かる。

「ッ!」

なんとか直撃こそ免れているが、セイバーの動きは炎を防ぐだけで精一杯。そしてその炎は触れると同時に先ほどと同様、尋常ではない狂気を流し込まれていく。
サーヴァントの身であっても、一撃、一撃ごとに精神の摩耗を強いられる。

「……それだけじゃないな、この領域そのものが、かなりの被害を、受けている」
「よそ見してる場合じゃねえぞ! さあ、足掻け! 足掻け! そうしたって海神が味方しなきゃ海の藻屑だが!」

炎は延焼することこそないが、一度着火した場所では消えることもなくただ揺らめいている。
最初からそこに存在したというように、揺らめくセイバーの姿を鑑賞し、嗤うように。セイバーとフォーリナーの戦いは炎に彩られた闘技場の様相を。

いや、それどころではない。

「【徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である】」
「上かッ!」

バーサーカーが援護するように放つギロチンの雨。宝具の発動を阻もうとすればフォーリナーの炎が迫る。
今はもはや、可能な限り足を動かし続け、この処刑場で踊る以外には許されない。


直下、戦況

12:セイバー、敗北
3456:蒼い炎
78:炎を切る刀
9:問答
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:41:34.20 ID:Te2MKQQ2o
小生やだ!
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:42:50.18 ID:NzTqrhVb0
終わった……
784 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/25(木) 23:44:51.16 ID:ladACOC90
0:特殊判定

               ___
                ´......................≧ 、
            /...........................((::::::))
           /.......≦  ̄ ̄ ̄ ̄   丶
         ...........<             ∨/
        〃............./  ̄\         ∨/
          ................/  -  ∨/   l   _ lV
       l............./丶―‐ ミ V// ノ l / ̄`|..∨
       |............l   \ O \"  r  __ l.../
       l........../      ̄ "ノ   K оノ |/
       r ⌒ヽ      ̄      l丶 ̄´ l、
       l /≧          丶 ノ       l
      ∧丶 ∧        __    ‖
      /∧   ∧    (  (/////) l ‖/
           ―∧        ニニ    ′
            _l              イ
      __/丶|  丶         /l丶
___/--∧  \       ――   |--\
=====------∧   \         l\--丶―‐ 、
=========---∧    \       / /---- l====\____
===========--∧     \   /   /-----|============== 7
========------∧       /    /======|==============/

直下

123:セイバー負けるし領地も燃える
456:おっと怪物出現
789:助っ人参上
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:45:41.85 ID:cTMxcXEKo
どうなる
786 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/26(金) 00:04:21.38 ID:ACqz9+AZ0
5:怪物出現

炎と恐怖が徐々にセイバーを追い詰めていく。
熱と刃、自らが得意としたもので構築された監獄の中で、徐々に視界が滲んでいく。

「……かなり、マズいか? これは」
「ははは、仕方がないさセイバー! お前はそもそも戦士じゃない、それもまた仕方のないことさ!」

ついに、脚が止まる。死ぬその一瞬まで演じ続け、踊り続けたとある役者のように。
セイバーの足がもつれ、そこへ裁きの刃が降り落ちる。その罪は何とするべきか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……セイバーが完全にやられちまってる。
今までもかなり厳しい戦いだったが、今回は別格にヤベえってことが俺にも分かる。
セイバーの剣を伝わって、俺にもあの炎のヤバさは伝わっている。むしろ、よくやった方だと思う。

だから、倒れたとき、思わず、もういいんじゃねえか、と言いそうになった。
俺みたいなクズをよくここまで戦わせてくれたよ、とか、もう十分戦ったぜ、とか。
そういうことを言いそうになった。……でも、俺はやっぱりクズで、どうしようもないらしい。

まだ、俺はやってねえ、すげえ奴になれてねえ。
聖杯で叶えるんじゃねえ、もし、もしこんな俺と、セイバーが勝ち残れたら。
それだけで俺は、すげえ奴なんだ。他の誰が知ってなくても、それでいいんだ。

俺は、すげえ奴になりてえんだ。俺は、このままでいたくねえんだ。

だから。脚はぶるぶる震えてるけど。セイバーが、俺より先に折れるのは、ダメだろ。

「セイバー! ふざけてんじゃねえぞッ! 立てよッ! この鍛冶バカ!」

まあ、そんな声は届くわけもない。気合だけで変わるなら、俺の人生、もうちょっといいことがあってもよかった。
でも、でも、例えセイバーが立ち上がらなくても、ここで声を上げたことは、いいんじゃねえかな。
787 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/26(金) 00:05:45.42 ID:ACqz9+AZ0

半分諦めた俺の目に、倒れそうになってるセイバーと。

「……は?」

                          __ ,‐、
                         ヾ、 \ \、        _
                           \ \ \-、    くヽヽ 、_
                             i ̄ ̄/゙゙゙゙゙゙゙ヽ  `ヽ、ヽ、 ` ヽ 、__
       ,,-‐‐‐‐‐、,,-ー'''''''''ヾ-、_       ,,,7 ̄7''''''ヽ/_____j__ `ヽ/  o o、
      /i    i ̄ ̄ヽ、 \   /_,,-‐、‐‐‐、--、ー 、  i─ヽ'ヽ''''ヽ'''ヽ ヽヽゝ'__ヾヽ ゙\、__
     / .i   j     __── /、 ヽ ヽ ヽ_ヽ_ヽ__ヽ i   ゝ‐.j─j─i─i''''i  \ヽヽ-、、二/
     i  i   i    /ヽ\ /、ヽ/iヽ j ̄ヽ  ヽ ヽ i ̄ヽ  i  i  i  i l lヽ  l  i i ヽヽ\__  ,,,,
     i  i   i    / .j /   / j  j  j j j j j i--/   i_i__i_i_i_i/  i  i i i i .i ヽ\ヾヽ、
     i   i   i   /  / /  /ヽ j  .i   i i i i i iーーi  i         i   i_i i .i i i  i i\ヽ j
     ヽ  二二j--く_/ / /  i  i二二i二i ̄i ̄j-/  /ヽ_/ ̄ ̄ ̄/  //‐‐‐''''''\j  j j j \ゝ
     / ̄ ̄    /    / /ヽ__/  \  ヽ i  i  i   / \     / / /  /ヽーー、,,,i  i i .i .i iヽ
    /      /   / /   /    \ j j  j j''''''''‐‐' ̄''二二iニニニj-- 、__/  ヽ i   //ヽj j i .i
    i      /   / /──/   /二二二'''''''''二j   oニoニ二,,,,,,,-'''    j二二二/ / ヽ  ヽi .i
    i    /   / /   /i'''''''''''´ ,,‐'/,,,,i_/__j              oニoニ二/、 \   ヽ  / /
    i__/  / /   // j   ∠∠/                            `ヽ_,,,,-‐j__
    /i   ヽ‐'´ /   /ヾゞ j'                                    oニoニ/  /
   i i  _ゝ''´  /ゞ  i二il                                      ̄ヽ  ̄ヽ
   ヽi ̄´  _ゝ/ゞ   i二.jl                                        \ ヽ/
     `'''''' ̄   iゞ    i二.jl                                          ヽニニ
           jゞ   ゝi二jl                                           ヽ‐
           ヽゞ二二ゝ</                                            ゙
            ヽ-ーーー''´

「GAaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

デカい影。あれ、このフォルム、何か見たことあるぞ? というか脳味噌が混乱してよく分かんねえ。説明は?

その影は炎から隠れるように姿を消して、セイバーを思いっきり、跳ね上げて。

『は?』
「は?」

俺とセイバーが、思わずユニゾンした。
今何がいたの? 俺が分かる限りではさ? 今いたのって。

「怪獣?」

どうなってんの? これ?


直下、状況

123:普通にセイバー倒しに来てます
456:漁夫の利狙おうとしたら怪物が勝手に動いた
789:隙をついて降狂倒す作戦ですよ勿論
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 00:07:18.81 ID:+INSTlnKO
ぬっ
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 00:07:45.39 ID:IK9LYT/F0
これは
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 00:07:53.59 ID:ye9AKSVqo
オワタ
791 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/02/26(金) 00:09:58.01 ID:ACqz9+AZ0
1:ふっつーにセイバーを倒しに来てますよ

【というわけで今夜はここまで、次回は多分撤退判定かな。ついにボコボコにされましたね】

【次回は日曜日の同じくらいに、お疲れさまでした】
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 00:10:11.74 ID:IK9LYT/F0
最低値出した後に最高値が続いてて駄目だわ
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 00:11:41.87 ID:IK9LYT/F0
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 18:49:04.48 ID:R8ibeq/sO

まあボコられたって言っても実質1VS3だしシステム戦闘だとしても負けてたと思うよ
795 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/02/28(日) 16:09:19.31 ID:DNKDZdwxO
【早めのご連絡:今日は遅くなるのでお休みです。再開はちょっと長くなりますが、火曜日に】
796 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 22:28:23.33 ID:LBSG8MmT0
【22:45分ごろに再開しますね】
797 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 22:46:56.12 ID:LBSG8MmT0
【再開】

突然現れた怪獣にその場の全員が固まっている。
そのパニックの中で閃いた、もしかして援軍かな? という期待は。

「マスター、こいつ、俺を食う気だ!」

というセイバーの叫びで露に消えた。少なくともこの怪物は俺たちを狙ってきている。
つまりは漁夫の利狙いの第三陣営だ。で、セイバーは空中に跳ね上げられて、流石に飛ぶことはできないから……。

「あれ!? 詰みか!? どうにかできねえのかセイバー!」
「無茶を言うな! できるとしたら、令呪を使って逃走か、あとは……」
「あとは!?」
「俺の宝具、マスターの入ってるそれを展開して、この怪物ごと内部に放り込む!」

そんなことができんのか!? あの箱大分小さかったが!?

「どっちみち令呪を切ることにはなるだろう! だから!」

……! わーた、わーたよ!

「俺が決めろってんだろッ!!!」
「そうだ! 頼む!」


戦法安価、22:52まで先に二票。22:57までに集まらなかった場合は集まった分、もしくはランダムで

1:令呪を切って逃走(使用数:ランダム)
2:令呪を切って宝具で隔離(使用数:一画)
3:自由安価
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 22:48:01.41 ID:9GopgF5fo
1
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 22:49:00.66 ID:l7jqhHZho
1
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 22:49:53.11 ID:fkvkZHxK0
1
まともにやったら絶対に死ぬし
801 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 22:54:57.66 ID:LBSG8MmT0
1:令呪を切って逃走

「早く!」
「急かすんじゃねえよ!」

……もし仮にこっちに引き込んだとしてだ。もしそれで勝てたとしてだ。
そのあとにまだあのフォーリナーとバーサーカーを切り抜ける必要がある。

それはかなり不利だ。というかセイバーじゃ絶対にスタミナ切れで負ける。

それに、だ。こっちに引き込んだ場合、まず真っ先に俺が狙われる。今までの奴らならセイバーでなんとか守れたかもだが、今回は図体が違いすぎる。
ならまあ、選択は1つしかねえ、なあに、慣れた手だ。俺はそうやってきたからな、いつだって躊躇わずに逃げたから生き残ってきたんだ。

「逃げるぞ! セイバー!」
「……了解! それをお前が決めたのならな、マスター!」

……だけど、少しだけ、ほんの少しだけ。

「悔しいなあ」
「……ああ」

直下、令呪使用判定。5以上で一画消費し逃走、4以下で二画消費
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 22:57:52.76 ID:Dyjyivbdo
803 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 23:02:43.09 ID:LBSG8MmT0
6:一画消費

で。

「どうすりゃいいんだ!?」
「……あっ! そこからか! ホントにそういうとこだな! とりあえず念じろ!」
「よく分からんが! こんな感じか! 【どっかに逃げるぞ!】」

全身が熱くなる。というかいてえ! 小さい棘が突き刺さるような感覚。
血管の中に新しい管を通されるような違和感。それが全身に回り、手の甲の痣が光った。

瞬間、世界がぐるりと回る。


【戦闘から逃走しました】


直下、このあと残った陣営どうするの。

123:解散するし一部は居座る
456:解散
789:戦闘開始
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:03:41.05 ID:9GopgF5fo
争え…もっと争え
805 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 23:07:25.23 ID:LBSG8MmT0
5:解散です解散

【夜行動を終了します……】


直下、他陣営判定の前に、ライダー宝具使えないはずでは問題

123:普通に回復しました
456:キャスターのスキルで無理やり動かしました
789:令呪一画消費して動かしてました
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:08:16.78 ID:a/W2LhszO
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:08:24.07 ID:fkvkZHxK0
現地解散するな
808 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 23:11:32.98 ID:LBSG8MmT0
8:令呪一画消費し復活させてました

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「必要な対価でした」
「ありがとうございます! きっとあの子も喜んでいます!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


直下、他陣営描写

123:魔
456:騎
789:槍
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:12:49.19 ID:XurMXI5uo
ウェ
810 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 23:20:59.26 ID:LBSG8MmT0
9:槍

鎮守の森にて戦闘が行われていたのとタイミングを前後して。

「マスター、とりあえずセイバー陣営がマスターの敵じゃねえのはいいとしてさあ」
「あー、そのあとは分かるぜランサー。俺は考えるようになったからな。「誰が敵か分かんねえじゃん」だろ?」
「おお! その通りだ! 今んとこよお、戦っちゃいるけどそこは全く分かんねえもんな」

ランサーの指摘に伝次が唇を曲げる。

「それなんだよなあ、何でか話が出てこねえ。どうもこのあたりで人殺しが起こってるってのは確実なんだが」
「どいつが犯人か分かんねえんだもんな」
「まあ、全員ぶっ飛ばせば確実にその内誰かは犯人だからそれが一番面倒くさくなくていいんだけどよ」
「俺もその方が楽だけど、それじゃあ頭使わねえもんな!」
「……うーむ、どうすっか」

直下

123:まあいいや、ぶつかった奴ぶっ飛ばそう
456:今んとこ戦ってないヤツを探すか
789:とりあえずセイバー陣営を頼ってみるか
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:21:35.51 ID:Dyjyivbdo
ひょ
812 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 23:38:08.23 ID:LBSG8MmT0
1:バカ!

「……まあいいか、とりあえず出会った奴ぶっ飛ばせば誰かが犯人だろ」
「……そうだな!」
「ランサーも強くなるしな」
「そうだな!」

ワッハッハと何も考えていない二人が夜の街を行く。
目の前にあるものは、とりあえずぶっ飛ばそうと、そんな物騒なことを言いながら。

【他陣営の描写を終了します……】



【六日目・朝】

……昨日の夜は中々ハードだったな。

「セイバー、大丈夫か?」
「ああ、だがフォーリナーの傷は厄介だな。完全に治すことは難しそうだ」

あの蒼い炎に付けられた火傷の跡は確かに残ったままだ。

「とりあえずバーサーカーの宝具が分かっただけでもそれなりの収穫と考えていいんじゃないだろうか」
「そうか? 俺としてはかなりアレだったな、って感じだけどよ」
「仕方がない、流石に三騎にも攻められたらな。改めて考えると他の陣営から敵意を向けられてるのはかなり厳しいな」

そこなんだよな……。少なくともフォーリナーとバーサーカーは組んでるし、キャスターもこっちが倒した手前味方になるとは思えねえ。
昨日のあの怪物は分からんけど、消去法で言えばライダーだし、ランサーは完璧に敵視されてる。
完璧に囲まれてる状態だ。どうしようもなさすぎて、ついついどうにもならねえことを愚痴っちまう。

「あのときアーチャー味方にしときゃ良かったか?」
「終わった話を蒸し返すのはあんまり良くないと思うぞ。俺も刀を打つときはなるべくそういうことを考えないようにしてる。今目の前にあるものに向き合うべきだ」
「……まあ、そりゃそうだけどなあ。……今やれることか」

できることって言えばまあ、他の陣営の場所を探ったり、あとは昨日のことを整理してなんか情報がねえかを考えたり、くらいか?
……あの森にまだいるんじゃねえだろうな? 有り得はするだろうけど。


直下、何をしますか? 【六日目・朝】

1:コミュ (対象:セイバー/フォーリナー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:情報整理
4:拠点へ帰還
5:自由安価
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:45:06.67 ID:fkvkZHxK0
3
814 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/02(火) 23:54:40.01 ID:LBSG8MmT0
3:情報整理

……とりあえず、昨日会った奴を整理していくか?

「一番厄介だと思うのは誰だ?」
「俺の意見なら間違いなくフォーリナーだ。上手く説明はできないが、あの宝具はかなりヤバく見える」
「やっぱ、そんなにヤバいか」
「間違いなく。……フォーリナー自体があの炎に呑まれていっている気もするんだよ」

そりゃあなあ、俺が見ても何か、俺が俺じゃなくなるような、そんななんっつうのか、ズレた感じがした。

「バーサーカーはどうだ? 俺としてはアイツに首を吹っ飛ばされる方がヤバいと思うんだが」
「うーん、宝具の特性は分かったが、確かにアーチャーのマスターみたいな虚を突かれた行動を取られるとマズいよな」
「だよなあ」
「ただ、そこまで神秘を持った相手じゃない。宝具から考えてもおそらく近代の英霊だ。だから、懐に入りさえすれば俺でもイケるとは思う」

なるほどな、名前が分かれば対処のしようがあるかもしれねえが。

「あとはあの怪物だな」
「消去法で言えばライダーなんだろうが……、キャスターの可能性もあると俺は考えてる」
「理由を聞いてもいいか?」
「キャスターはドラキュラに変化する宝具を持っていた、つまりはそういった怪物の類を操ることもあるかと思ったんだ」

確かにそれもそうか。だけど、あの怪物はそういう怪物っていうよりもどっちかっつうと……。


直下、どの情報について整理するか

1:フォーリナーの宝具
2:バーサーカーの真名(判定有)
3:怪物の正体(判定有)
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 00:01:40.56 ID:kch6RiBgo
1
816 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/03(水) 00:03:11.13 ID:BScWokB10
1:フォーリナーの宝具秘匿部分について

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【全陣営令呪が削れましたね。次回は木曜日の同じくらいに】
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 00:43:56.83 ID:J0RqJgd70
おつ
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 00:12:55.24 ID:n1dmXfTB0
819 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 22:29:16.21 ID:hZRWPpGJ0
【22:40ごろから再開しますね】

【たまには時世に乗るかとウマ、始めました】
820 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 22:42:03.06 ID:hZRWPpGJ0
【再開】

1:フォーリナーの宝具

一番安牌から確認しとくか。セイバーの見立てなら間違っちゃいねえだろ。

「フォーリナーの宝具、お前にはどう見えたんだよ」
「……さっきは炎に呑まれていく、と表現したが、何というんだろうな、霊基が徐々に浸食されている印象があった」
「ってーと、アレか、乗っ取られてるってことか?」
「それが近いのかな。おそらくフォーリナーはかなり強い自我で抑え込んでいるんだが……」

分からねえが、ストレス溜め込んで爆発寸前みたいな奴か? いや、ちょっと違うな?

「そうだな、爆発寸前ってのは間違いないと思うけど」
「……は?」
「フォーリナーは徐々に炎へ霊基を奪われている。自分を薪にしているようなものだ。おそらくはあの宝具だろうが。一番最初に会った時よりそれは加速していた」

 ◆正気喪失 A
  邪神より滲み出た狂気は、人間の脆い常識と道徳心をいとも容易く崩壊させる。

「……燃料をボンボン放り込んでるわけか」
「そういうことだな、そして最終的に全部を燃やして現れる炎が、フォーリナーの接続した何か、あの因果を超えた蒼い火の本体なんじゃないかと」
「……あの蒼い炎って、やっぱヤバいもんなの?」
「俺の勘が正しければ、世界の法則が崩れる。……もっとも、その前にフォーリナーの霊基が耐えられそうにないから、おそらくは」

そこでセイバーは言葉を止める。俺をじっと見て、震え始めた肩に目線を向ける。
要するに、これ以上話すと、俺のビビりが酷くなりそうってわけだ。クソ真面目な奴め。今更じゃねえか。

「言えよ」
「……この街が吹き飛ぶ」


 ◆『赫奕たる秋宵の剣(ブレード・オブ・コルヴァズ)』

          . :./( : : . . /: :                                      : :乂: : \:\
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    . :/:i:i' : /: :                                                          : :ゞ⌒ヽi: : :
   . :.':i:i:{: /: :                                                        ゞ': : : i:. : :
   . :|:i:i:i:/: :                            _                             : :: |i: :
   : :i:i:i/: :                            .: : : : : :.                             : : :||: :
   : :|:i:iし): :                              : : :○.: : :                                 : :||: :
   : :ヽ/: :  : :                         、: : : : ノ                            .:(: :||: :
    : : : : : : 人: :                          `¨¨´                           : ノ:iN|: :
      : : : :/:i:i:i:i\ : :.                                                   : : {:i:i:i:i|: :
    : :}j: :.:しイ:i:i:i:i:i:;. : :.                                                  : : ヽ:i:i:i,: :
      : :   :|:i:i:i:ハ:i:i:. : :                                               : :    : : : }:i:/: :
      。 : :|:i:i:i{:i:V : : :                                            : :/(: :.  : : : /: :
       : : :ノ:i:i: |: : : : :.ノ                                             . :./:i:i(: : :.  : :./: :
      : :(:i:i:i:i:i:i:i 、: : : :                                           . : /イ:i:i:i}: : o: : /: :
      : : 、:i:i:i:i:i:i:i\: : : _                                         : :.ノ': |:i:i:i,: : /: : : :
        : :.\:i:i:i:i:i:i:i\(:(: : .                                      . : :.o: /:i:i/: : : : :/: : :
        : : :\:i:i:i:i:i:i:i\): : .                                     . :⌒7:i:i:i:しヘ: :': : : : /

  ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1〜10

  炎の精の炎で鍛え、刃の中に炎の精を封じ込めた片刃の剣。及びそれを利用した炎の武器。
  触れるもの全てを燃やし、燃えないものであろうともダメージを与えることが可能。
  この炎は世界の理に従わないものであるためこの世界の道具、方法での消失は不可能であり
  一度着火すればこの宝具による切断、断絶、あるいはこの宝具と同じ理による消火のみを以て可能。

  ただし、使用すれば使用するほど前述の正気喪失スキルが進行する。
  スキルが最終段階まで進んだ場合、フォーリナーは炎に包まれ周囲数百mを巻き込んで消失する。
  それは抗えない運命であり、どのような方法であっても回避は不可能。
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:47:27.65 ID:6Az/7oh90
えええどないすんねんこんな奴
822 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 22:53:36.41 ID:hZRWPpGJ0
「こここここここここここここここここここここここここここここここここここここここ」
「……だから話さないでおこうかと思ったんだが」

……ほら、全身が震え始めた。

「こここここここここここここここここここここここここここここここここここここここ」
「落ち着け、マスター、まだ、まだ多分大丈夫だ」
「この街が、吹き飛ぶ!?」
「ああ」

それは解決できる奴いるのか!? なあ、セイバーよお!?

「分からん。少なくとも、今の俺じゃムリだ」
「ならいつのお前なら出来んだ!?」
「分からん。……俺がもっと優れた鍛冶師なら、十束剣を造った先祖なら、あるいは……」
「何で先祖なんだよ! お前ができねえと意味ねえだろうが!」
「……すまない」

うなだれるセイバー。あの夢を思い出す、ちげえだろうよ、お前はバカでクソ真面目だけどよ。
……何にせよ、ど、どうにかしねえと、とりあえず、考えられる方法は。

「ば、爆発する前に潰すしかねえよな」
「ああ、今の戦力で考えるとそれ以外にはない。残った陣営が対抗できるかもしれないが……」

……他の陣営と協力するしかねえのか? でも、今の俺らの状況はハッキリ言って周り全員が敵。
この状況で話し合いに持ち込んで、普通に協力してくれる奴なんて、いんのか……!?

頭を抱えた俺とセイバーを、うざってえほど爽やかな朝日が照らしていた。

【朝行動を終了します】


直下、他陣営行動判定

12:降
34:魔
56:狂
78:騎
9:槍
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:57:10.03 ID:YJUwNtPEo
どうにかしたいいしはある
824 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 23:10:07.84 ID:hZRWPpGJ0
3:魔

洋館の地下にて、今朝もまた貧血のような顔のキャスターが資料を整理している。
色眼鏡の男が静かにその様子を眺め、やや勿体ぶって聞く。

「さて、ライダーの宝具を差し向けた結果はどうだったのかね?」
「確認できた限りではセイバーは令呪を使用し撤退、その後、流石にフォーリナー、バーサーカーとの戦闘は避けたいのでこちらも撤退、という判断のようですね」
「よろしい。これでセイバー陣営の手を一つ奪ったわけだ。まったく、あんなところにいつまでも居座られると困るからな」

にこにこと笑いながらコーヒーのカップを口元へ運ぶ。

「しかし、あの場所を占拠するには至りませんでしたね」
「確かに。だが、ライダーの宝具はいわば獣だ。一度敗北した相手を前に怯えんとも限らん。悪手ではなかったと私も考えるが?」
「……ま、僕も同意見ですよ」
「人を試すような真似は良くないぞ、キャスター」

余裕ありげに鼻を鳴らす自らのマスターに、キャスターは些細な違和感を覚える。
ついこの間まではすっかり苛立っていたというのに、この期に及んで余裕が生まれたのは一体どういうわけか。
さりげなく全身を観察し、違和感の理由を探ろうとして、それに行き当たった。

「……マスター、今朝の眼鏡は魔眼封じのそれではないのですね?」
「ああ、気付いたか。そうだとも、この2日ほど未来視の結果が現れなくてな」
「……現れない?」
「そうだ、行おうとしても何もないことが見えるのみ。だから唐突に発生する視覚異常も知れたものでね。今朝は思い切って気に入ったブランドのものを付けてみたわけだ」
「成程……?」

何かがキャスターの中で引っかかる。男の持つ未来視の魔眼は、気にも留めていない情報から多くのことを類察し、一つの結論を映像として投影するもの。
すなわち幻にも近い未来演算能力。それが出した結論が、"何もない"……? そのずれがたまらなくもどかしい。恐怖を専門とするキャスターにとって、その未知は、十分な蛍光色を見せていた。


直下、キャスター思考

123:辿り着けない
456:突然の敵襲で中断
789:フォーリナーの性質に気付く
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:11:56.40 ID:YJUwNtPEo
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:12:25.44 ID:6Az/7oh90
えい
827 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 23:16:45.63 ID:hZRWPpGJ0
0:44じゃなくてよかったね!

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 ヽ         ̄ ̄     \i  ` ̄ヽ::::::::::∧i
 ノ::丶 ノ        Y´ `イ        }:::::/
` −=::::::\      ヽ ノ       /i:/
   <::::/::::`丶、           , ::´(
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  ./:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::○::::::::::::::}:::ヽ ̄
  >、:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::
..{_ヽ、:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::ヽ

直下

123:マスター作成のとき、爆発を要素に入れてましたよね
456:突然の未来視!
789:超軍師パワーが加わり
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:21:25.21 ID:6Az/7oh90
そーれ
829 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 23:44:52.28 ID:hZRWPpGJ0
1:今です

壁に貼られた資料を見つめ、キャスターの思考が進んでいく。

(……何も見えないということは視点の主が存在していないということか? ならば、考えたくはないが、マスターの死というのは有り得る)

コーヒーを啜り、ゆっくりと息を吐く色眼鏡の男を横目に、少しだけ首を振った。

(いや、マスターの未来視は自分だけではなく、他者のものさえも把握する。情報があれば行動は推測できるからな。だが、それが全て何もない、ということになると……)

それが起こる理由に気づいたのか、キャスターの白い顔がさらに白くなる。改めて収集した資料を確認しながら可能性を考え続ける。

「マスター、その未来視の状況はいつからだ!」
「む? それは昨夜からだ。お前とショーの奴にライダーを差し向ける計画を聞き、そこでフォーリナー陣営とバーサーカー陣営がいるのを視ただろう」
「その後か?」
「……そういえばそうかもしれんな。だがキャスター、どうしてそんなことを?」

ようやくキャスターの顔色に気付いたのか、色眼鏡の男が怪訝な視線を向ける。
それに対する皮肉を言うこともできず、キャスターはさらに資料を読み込み、その異常な、這い寄るような恐怖の正体を探っていく。

(可能性としてはフォーリナーとバーサーカーを見たとき。そこで違和感があるならば、フォーリナーの狂気が加速していたことだ。……加速?)

キャスターの指が震えだし、いくつかの資料を引っ張り出す。緻密に描き込まれたそれらを繋げ、筋書きを考察していく。

(狂気と共にあの炎の動きが加速していた。ならば考えられるのは、サーヴァントの正常性を失うことで強化されていくということ)

(……古代ギリシアの神降しや東欧の人狼変化と似たようなものか? いや、神を降ろすにはサーヴァント一騎の霊基では足りない。……待て、待て、待て)

「……足りなくて、いいのか? マスター! フォーリナー、降臨者の定義は!?」
「く、詳しくはないが、少なくとも我々とは異なった大系を持つ者。それはおそらくこの世界の外の」
「……! つまり、フォーリナーの霊基を崩壊させることによる顕現! いや、それほどの規模にはならないか!? それはフォーリナーの意思か、いや、待て」
「ど、どうしたんだ、キャスター! 何に気付いた!?」

キャスターのプロットは、ストーリーの流れは、それらの要素を足し、最悪の展開へ転がり始める。
登場人物の過去を読み込み、起こったイベントを確認し、そのときどうなるかが読むように分かってしまう。
同時刻にセイバーが辿り着いた結論に、キャスターも同時に到達した。

「つまり、それは、巨大な爆発……!」

隠していた資料を引きずり出す。いざというとき、この同盟が破綻する可能性を考えマスターにも秘匿し制作していたプロファイリング。
すなわち、過去の戦争によって受けた疵により、"爆発、大規模な破壊に悦楽を覚える"、その精神性の情報。

それは、"狂気"と呼ぶにふさわしく。そして、狂気は──

『今です』
『逃げ、て、ください──!!!』


      `χλ  ◎(  ヽ         /.:. !   《       ./ ノ │
      .(   `ヾ λ  │         ゝ.::.┏___┓ イ┘::│
       /ヽ ノ刀 . ゝ ├−−→¬ ̄// ト  二   /│ <
      ..丶  `ヽ/´_ゝ  }         //  「 ヽ    / .│ V \_
       ノヽ       )/      .//   │\`┳´ . /│  V   ̄丶
       ヽ \__....ノ }      /./   │.  \_ノ  │ ヘ V
      γ( ヽ__ノ ノ      ノ..ノ__ │  ∧..:::::..∧ │ 》  >
     /  !゚\__ノ}      └−ー  >! .∨ ゝ::ノ ∨ //
   ノ  ( ヾ ..(    )        //  i   ノ::::::ヽ │\\
  ノ  (    ゞ.⌒Ψ⌒ /ヘ    //    i  !::::::::│ │ :.\\
  }         ̄ ̄イ/ }    く く      ゝ !:::::::::│/   / /
  ヽ         丿   ∧     \ \     ソ:::::::/   //
   ヽ       /      ヽ     \ \     ∨  //
    `ヽ── イ           \       丶 丶  ノ   //
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        ━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
   :ヽ::\: : : : : :'''\:\ /::.;イ/|::.l| xwx      弋:乏っ|::.:|::.::.:|
   : : :\:\: : : : : : :ヽ;,:\///|::八      `′ xwx /」::.:l::.::.:|
   :、: : : \:\: : : : : : :''': :`しYヽト\  (二ヽ   /ア::.::ハ::.::.|
   : \: : : : \:〉 : : : : : : : : : : し'| }┐ト、__,. x≦-‐´::.::/∧::.:|
   : : : \: : : : : .、: : : : : : : : : : :└'J/    /ア:// ̄`ヽ、::}::i|
   :、: : : :\: : : :}:_: : : : : : : :\: : :\__  -/::.// }    l:∧八
   : :\: : : : ⌒Y: : : > 、: : : : : : Y : :と> 、l::.::l |/    |:/∧::.\
   : : : :〉: : : : : : \/: : : : \: : : :〈;: : :`ーと^ヽ::|/─- 、 /://∧:::.::.\
   : : :∧: : : : : : : 〈\ : : : : : : : : : \: : : : : \:| ̄`ヽ ∨////∧:.::.::.::.\
   : :/ : : : : : : : : : : : : Y^ー: : : : : : : :\ : \ ヾ    Y//////∧:.::.::.::.::.\
830 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/04(木) 23:48:42.65 ID:hZRWPpGJ0
どこかで誰かの声がするのをキャスターは聞いた気がした。
直後、地下室に水が満ちる。そして、その下に沈んだ気配、怪物の咢が迫る。

「な!? ライダーの、魔獣!?」
「逃げるぞ、マスター! ライダー陣営は既に僕たちを裏切った!」
「何だと!? な、何故だ!? 何故なのだ!?」
「情報交換を怠った僕のミスだ! いや、僕がここまでの情報を得ると知って動いた相手の勝ちか!?」

一瞬で沈む地下室の中で、キャスターは起死回生の策を模索する。だが、そう簡単に見つかることはなく。

「マスター、とにかく令呪でもなんでもいい! この場を逃げないと、伝えることすらできない!」


直下、キャスター陣営行動

12:絶望の水中戦開始
345678:令呪で脱出
9:キャスターのスキル使用
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:50:05.16 ID:6Az/7oh90
えい
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:50:14.71 ID:K19XoAPmo
そい
833 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/05(金) 00:01:58.64 ID:mPudsfPr0
6:令呪使用で脱出

「ええい、この状況、仕方あるまい! 令呪を用いて命じる! 『脱出せよ、キャスター』!」
「オーライ!」

怪物の咢が水中を掻く。獲物が消えたことを知り、沈黙した"それ"はどこか寂し気に高い唸り声を上げた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「何故、何故ですか、マスター! 何故、こんな、キャスターさんたちを……」
「……さすがに高い対魔力、一瞬言葉を通すので限界でしたか」
「答えてください!!!」

小さな体躯に怒り、いや、哀しみを讃え、ライダーはショーに問うた。
だが、その目は彼女を見ず、答えることもない。

「貴女は戦いを否定します、その一方で、教義から自害することもないでしょう。ですから、ここで大人しく貴女の友達と共に見ているといい」
「何を……」
「この街が爆ぜるところを」

ライダーの相貌が驚愕に見開かれる。ただ一心に、自らの主の顔を見る。
その虚ろな目に燃える蒼い光。朝日に照らされているその表情は暗い影に沈み。
蒼い炎だけが瞳孔の奥で怪しく、姦しく、蠢いていた。

「ライダー、私はね、異常者なんですよ」

【他陣営の描写を終了します……】


【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は多分日曜日の同じくらいに】
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 23:03:23.48 ID:hdW6R9470

ライダーは令呪使われて命令を聞かされたの?
835 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/07(日) 21:37:21.97 ID:l6CqC6H90
【早めに連絡。今日はお休み、明日やりますね】

>>834 そうですね。描写不足でした、申し訳ない】
836 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 22:12:59.77 ID:SjuK5iIZ0
【22:45ごろに再開します】
837 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 22:45:12.43 ID:SjuK5iIZ0
【再開】

……結局、何も思いつかないまま夕方になっちまった。
こんなことなら勉強しときゃ良かった。いや、違うような気もするが。

セイバーも辛気臭え面で鍛冶場に籠ったきりだしよ。……あんなんじゃマトモに打ててねえだろうに。


直下、何をしますか? 【六日目・昼】

1:コミュ (対象:セイバー/フォーリナー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:情報整理
4:拠点へ帰還
5:自由安価
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:46:20.77 ID:SCx+yeLEO
1 セイバー
839 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 22:52:24.32 ID:SjuK5iIZ0
1:セイバー

……チッ、しょぼくれてても仕方ねえ。
あの夢のこともある。……とにもかくにも、何か話しとく必要はあるだろ。
大体終わるくらいの時間を狙って声をかける。念話にも慣れたもんだ。

「おい、セイバー」
『……なんだ?』
「ちょっと面貸せ、話す必要があるんじゃねえかと思ってな、今は」
『……分かった』

素直、じゃねえな。純粋に俺の言うことが気にならねえくらい何か考えてんだろ。
姿を見せたセイバーは、予想通り何か難しい顔をしている。……ホント、分かりやすい奴だと思うよ。


直下、会話内容

1:夢の話
2:いい加減真名の話
3:対フォーリナーの作戦会議
4:自由安価
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:54:33.72 ID:BBoIQ0DRo
1
841 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:20:43.53 ID:SjuK5iIZ0
1:夢の話

何か言ってやろうと思ったが、ごちゃごちゃ言うのは俺のキャラじゃねえし、上手いこと話せる自信もねえ。
なんで、とりあえず最初っから話してみる。

「実はな、夢を見た。お前の夢だ」
「……マスターはサーヴァントと繋がっている関係で夢が重なるという話はあるが、その類か?」
「理屈は分かんねえよ、でな、お前の夢っつったが、お前だけじゃねえ、お前と同じ名前を持ってるらしい全員の夢だ」

セイバーが露骨に驚いた。

「俺の、俺の名前の夢……」
「一番最初の奴は凄かったな、鏡と、剣か? 俺はよく知らねえけど、アレはヤバいと思ったね」
「……それはそうだ、その鏡はこの世界を照らす神の顔を写すために作られた。その剣は山をも崩す大蛇を斬り落とした」

そして、その表情が沈んでいる。……だーっ! クソがっ! そういう顔すんのは、俺の役目だ!

「だが、俺はまだそんなものを打てていない。あの御方が東征の際に打った剣も、それに届くようなものでは到底ない」
「別にいいじゃねえかよ! お前の剣、すげえぞ!」
「お前に何が分かる、マスター!!!」

セイバーが突然胸ぐらを掴んできた。あまりの剣幕に漏らしそうになる。
目の前に突きつけられた怒りに、ビビって、涙が滲んできて、心臓が破裂しそうになって。

思わず口がごめんなさいを言いそうになる。そうすればセイバーのことだ、俺を許すだろう。馬鹿真面目に謝ってくるかもしれねえ。
そうだ、いつもどおり、そうすりゃいいんだよ。わざわざこんな逆ギレ野郎構うことはねえんだ。

……でもよお。


「テメエが落ち込んでるのに、俺がはいそうですかって言えるかよお!」
「は」


言っちまった。もうダメだ、こうなりゃ自棄だ。この戦争に巻き込まれてから、ずっと俺はこんなんだ。

「俺はな、あの夢ん中でな、テメエの祖先のすげえのを見たさ! でもよお、確かにその光はすげえんだよ、でもよお!」

もう何を言ってるのかは分かんねえ、何か泣いててクソダセえ。

「俺はお前の背中の方が覚えてるぜ! 一番最初にあの鍛冶場で剣を打って、アーチャーに立ち向かったお前の背中!」
「それが」
「それがどうした!? ふざけんじゃねえや! 俺はどうしようもない人生だったから言わせてもらうけどよお!」

クソ、クソ、言いたかねえ、こんなこと。俺は何かすげえ奴になるのに、こんなことは言いたかねえんだが。

「お前の人生ってのはよお! お前の意地ってのはよお! お前だけのもんじゃねえのかよ! それがどんなにクソダサくってもよおッ!!!」


沈黙。

セイバーの顔から表情が消えた。殴られるか、それとももしかしたら真っ二つに切られるかもしれねえ。
言いたいことは言ったから満足だなんて思わねえ。俺はまだ死にたくねえ、なんで俺こんなこと言っちまったんだという焦りがまず来た。
今更になって全身が震える。涙が両目から溢れ出てくる。あんまりにもセイバーが真顔で俺を見てるんで、どうしようもない。

土下座か、それしかねえか。そろそろと中腰に移行しようとしたところで。


直下、セイバーの反応

123:沈黙したまま霊体化
456:真名判明
789:↑+無念無想へ至る
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:22:07.31 ID:P+Wci0RVo
なかなか良い展開!
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:23:17.64 ID:OkX4WkXo0
コンマで台無しに至る
844 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:24:44.40 ID:SjuK5iIZ0
1:しかし霊体化である

セイバーの姿が消えた。……霊体化しやがった!?

その後、呼びかけてもセイバーは答えずに。夜が来るまで何も反応は返ってくることはなかった。
……ま、まあ、箱は置いてるからまさか自害したってことはねえと思うけど。……ねえよな?

【昼行動を終了します】


直下、他陣営行動判定

12:降
3:魔
45:狂
67:騎
89:槍
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:24:53.21 ID:rRPbqiSfO
ほい
846 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:38:53.57 ID:SjuK5iIZ0
1:ふぉるふぉるふぉーりなー

薄暮の中で蒼い炎が舞う。
ゆらりゆらりと揺れる炎に、ライダーのマスター、ショーは恍惚として魅入っている。
いや、正確には炎を通じ何かを見ている。それが彼にしか見えない幻想であろうとも、恍惚としたその表情にはもはや一切の悩みはない。

蒼い炎に心を奪われているショーの表情を、痛々しくライダーが見つめ、哀し気に目を逸らす。
その肩に分厚い手が置かれた。

「つれえんなら、ちょっと離れとくか。フォーリナーの炎はあんまりよくねえからな」
「……フォーリナーのマスターさん、……ええ、ありがとうございます」
「まったく、こんなちっこいのに見せるもんじゃねえよ、フォーリナーも、お前んとこのマスターも」
「いえ、気にしないでください。……マスターの苦しみを理解できていなかった、私が、悪いんですから」

部屋を出たライダーの肩が僅かに震えているのを見て、巨漢がおたおたと狼狽する。

「いや、そんなことはねえよ、多分。その、上手く言えねえけど、まわりが悪かったんじゃねえかな」
「……そう思えれば楽なのでしょうけど」

ライダーのか細い声に合わせて、外から怪物の甲高い鳴き声が響く。

「……んまあ、どうしたもんかね。フォーリナーも、ライダーのマスターも、罪作りな奴だ」


直下、そういや降狂同盟は騎魔が崩れるまででしたけど…… 【状況的に】−1

1234:そのまま
56789:既に分かれてるよ
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:40:17.73 ID:OkX4WkXo0
そうれ
848 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:48:04.59 ID:SjuK5iIZ0
2:仲良くいるよ

「仕方があるまい、フォーリナーはもう止められん」

その声に影からもう一人が応じる。

「おう、ジュノさん。やっぱりそうか? ……俺が早いとこ止めときゃ良かったんかなあ?」
「それも一つの可能性だが、起こったことを話しても仕方がない。かといって、この状況で協力が切れないもの確かだ」

表情を変えずに淡々と呟くジュノに、ライダーが反応した。

「止められない、……それはもしかして、フォーリナー自身も、でしょうか?」
「……それは何とも言えん。俺としては今フォーリナーと離れてバーサーカーを制御できるかと言えばどうだろう、ということだ」
「それは……、どういうことだい?」


直下、バーサーカー陣営が離れてない理由

123:バーサーカーがかなりフォーリナーの影響受けてるヤツ
456:ライダーが必要
789:純粋に戦力差
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:51:11.12 ID:OkX4WkXo0
ぬんっ
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:51:33.56 ID:vJGCHLtjO
851 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/09(火) 00:02:13.14 ID:upBqnKws0
2:バーサーカーがかなり依存しちゃってる

巨漢の問いにジュノが表情一つ変えずため息を吐く。

「バーサーカーは理性的であるがゆえにバーサーカーのクラスを選んでいる。それは説明したか?」
「おう、良くは分かんねえが、あんまり真面目過ぎておかしくなっちまったってことだよな?」
「大体はその解釈でいい。そう言った理性で支配された部分にフォーリナーの狂気が這入り込んだ」

ライダーと巨漢が同時に表情を歪める。

「……あんまり真面目過ぎてカルトに嵌っちまうやつか。たまにあるんだよな」
「逆に、フォーリナーの狂気を受けることでバーサーカーが安定してしまっているのでしょうか?」
「そうなる。……だから、今フォーリナーと離れることでバーサーカーの狂気がどうなるか、俺にも予想ができない。かといって俺も仕事だ、自害させるわけにもいかん」
「制御するためには現状のママが安全。……そちらにもそちらの事情があるでしょうしね」

無理やり自分を納得させるようにライダーは頷き。夜の闇が徐々に館の中に忍び寄ってくる。
蒼い炎の光だけが薄暗い邸内の中で反射し、夕焼けに対抗するかのように輝いている。
狂気が徐々に彼等を侵食するかのように。

【他陣営の行動描写を終了します……】



【というわけで今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回はおそらく水曜日の同じくらいに】
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 09:54:08.88 ID:a1SR9NKzO
おつん
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 10:22:29.70 ID:VBYteCLDo
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 10:29:50.71 ID:lIuFKq450

セイバーの言ってるのは八尺鏡と草薙剣かな?
855 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 22:15:22.91 ID:B/Cbzgq+0
【22:45ごろに再開しますね】
856 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 22:45:07.56 ID:B/Cbzgq+0
【再開】

【六日目・夜】

結局あの後セイバーは姿を見せなかった。何となくいる感覚はあるから、霊体化してるか、宝具の中で剣を鍛えているんだろう。
馬鹿正直が裏目に出たって感じだな。俺も人のことは言えねえが、いい加減この癖を止めても

……止めても? ……そんなこと、考えたことはあったっけかな?


直下、何をしますか? 【六日目・夜】

1:コミュ (対象:セイバー(判定有)/フォーリナー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:情報整理
4:拠点へ帰還
5:自由安価
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:49:09.81 ID:yGoC+Uhno
3……いや2だな
858 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 22:53:48.25 ID:B/Cbzgq+0
2:街で情報収集

「とりあえず動くぞ、何かあったらさすがに出て来てくれよ」

セイバーの残した箱を肩にかけてとりあえず今どういう状況になっているのかを確認する。
上手く捕まるといいが……。


直下、情報収集判定

1:遭遇
234:不穏な噂
5678:不穏な噂
9:遭遇
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:55:45.57 ID:813r1izho
860 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:04:35.00 ID:B/Cbzgq+0
7:不穏な噂・良

街を歩き回ってると、なんとなく雰囲気が違うのが分かる。
ビビり故の本能みたいなもんだが、なんというのか、空気が違う。

今にも厄介ごとが起きそうな、それでいて逃げることは考えられねえ、みたいな。

そんな状況だからか、気になる噂が聞こえてきた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「……湖の洋館、そういやそんな場所あったな」

この街の湖の端、そこにでけえ家があるのは知っていた。
そこには昔かっらの偉いさん一族が住んでるらしく、俺には縁のねえ話だと思っていたが。

「よく考えりゃ、魔術師ってのは長い家が多いらしいし考えられるよな」

そして、それに加えて気になるのが。

「最近、よく知らねえ奴が出入りしてたが、今朝くらいから見かけなくなったとか聞いたな……」

その家に知らねえ奴がいて、加えてそっから出てった。この状況だから気になるっちゃなる。
何にせよ、その湖の館、見に行くだけ見に行ってもいいかもしれねえな……。

直下、5以上で追加情報
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:05:44.76 ID:HCBnV2o/O
そい
862 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:16:55.02 ID:B/Cbzgq+0
6:追加情報

……湖はそういやこの近くだったな、ちょっと寄ってみるか。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


そんわけでしばらく人目を避けながら湖に近づく。なんか妙なくらい静かで気味が悪い。
そろそろそのデカい家が見えるか、といったところで。

『マスター、それ以上近づくな』

セイバーの声が頭の中に響いた。思わず足を止める。水の嫌な生臭さが鼻の中に流れ込んできた。
何がダメかは分からんが、セイバーの言うことだ、間違いはねえだろ。
つまりは、やっぱりここはなんかあるってことだよな。

しゃあねえ、とりあえずそれが分かっただけでも儲けもんだ。そう思って背中を向けようとした一瞬。

「……は?」

それが視界に入った。ほんの一瞬だが間違いはない。家の窓越しに見えたのは、あの、蒼い炎。
全身が震えた。思わず涙が出て来て全力で逃げ帰る。……間違いねえ、あの家には、フォーリナーがいやがる!

……そして、そうなら、その家から出ていった奴ってのは。

「……もしかして、フォーリナーとウマが合わねえ奴、か?」


【夜行動を終了します……】

直下、他陣営行動判定

1:降
23:魔
45:狂
67:騎
89:槍
863 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:31:36.10 ID:B/Cbzgq+0
【15分経ちましたし、このコンマで判定】
864 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:36:00.14 ID:B/Cbzgq+0
0:自作自演感!

                 __________________
                |l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l|
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                |l  乂ヽj::〈/ー-、_:::::::::::(⌒ア:::::::::ノ、:::::(  r ' ´
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            /rァ'^~'` ^^^ヾrx \=========/ /_  - ‐ ‐ -. _   \
       /rf~,、r'^^       ,ヾ \             ./ , ' . : : :/ \: : : :.\  ∨
.       /fr'^r ー  .:...    r ^rへ  ‘,         ./ / : : : : :|_______|: : : : :. ‘, ∨
      ‖ノ'`  ,、,、r'^^^ ry'~^ っ  ^',}l         { ,':「 ̄〕/ }\::く ̄\_::::.‘,}l
.       l{(:::^r      '"´       ‖        { .{:.:|/く_/:\〔\::::::::::::\ } }l
.       l{r':::(   '      、       /,           ト_{: :|/ :::::::::| ̄〕 | ̄ ̄〉: /‖
.       ∧\:::`^r ,、         //          ‘,=\ 「 ̄〉:| く \|〉___/::://
.      ∧ \fr'::::::~(r、,、゙    / /               \ニ\ ̄         _、-/
.        \ ` ー-====-‐ ´ /             \ニ`ニ=====ニ´/
            `丶、       >'"                ` ー====‐ ´
              `¨¨¨¨¨¨´

直下

123:キャスター、捕捉される
456:複数戦闘発生
789:ライダー、密通
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:39:08.03 ID:6NcOoC6yo
866 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:41:46.56 ID:B/Cbzgq+0
3:キャスター、捕捉される

【そういやキャスター狙いは二陣営いましたね】


直下、どっちよ。5以上でランサー、4以下で騎狂降
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:47:03.29 ID:MFKxm4EzO
868 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/11(木) 00:00:59.70 ID:dKuG/gdL0
9:ランサー

夜の闇は街の灯によりその力を多く弱められた。しかし、光りあるところに影ができるように、光りある限り闇は消えず、その中で息づくものもまた同様に。

「キャスター、ど、どうだ? これで十分に撒けているか?」
「フン、少なくともこの夜というアドバンテージ。私にとっては慣れた舞台」

吸血鬼の姿に変化したキャスターは周囲をくまなく警戒しながら逃避行を続けていた。

「まったく、何故ライダー陣営は我々を裏切った!?」
「心理の面は分からんが、現時点で私たちが一番他陣営の情報を握っているのは確かであろう。故に、私たちをこの舞台から降ろさせ、その後にとって変わろうとした……」

クックックと喉の奥でキャスターが嗤う。青白い喉が不気味に蠕動し、口元の血が伝う。
周囲には血を吸われたのであろういくつかの死体。キャスターが手を払うと、その死体は無数の小動物に貪られ骨すら残らない。

「しかし、魂喰いというのはいささか味気ないモノよな」
「仕方あるまい。お前の宝具はかなりのリソースを食う。宝具を解いたときのお前の表情はなんというかもの悲しくはあるが」
「無論、理解しているとも。ここではこれより取る戦法はない。それに」

キャスターの目が遠くへ向けられる。遠く、そう、星を引きずり落とされた闇の夜空へ。

「ソドムに炎が墜ちる頃合だ」

キャスターの言葉と同時に、暗闇へ真っ赤な流星が走る。その流星は炎。まっすぐにキャスター目掛け、その火球は墜ちた。
衝撃から外套でマスターと自分の身を守り、墜ちてきたそれへ真っ赤な唇がぬらりと蠢いた。

「さて、ようこそ。ランサー」
「見たぜ見たぜ、テメエが人を食っているところ! テメエがマスターの言っていた、真犯人って奴だなッ!!!」

轟々と燃え上がる炎の前に、透けるような肌を火照らせてキャスターは嗤う。
光と闇の対決がここにて幕を開けた。


【というわけで今夜はここまで、次回、槍魔戦、おつかれさまでした】

【次回はおそらく金曜日の同じくらいに】
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 00:11:48.68 ID:uCaWnfxeo
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 00:28:25.33 ID:YycVUtW2o
乙、光ん力だぁ!!
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 08:45:38.46 ID:E2Op8vImO
872 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 22:28:07.47 ID:OavLCq080
【22:40ごろに再開します】
873 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 22:42:28.99 ID:OavLCq080
【再開】

夜闇を照らす赤い炎。眩しげにそれを見つめキャスターは嗤う。

「ようこそ、私の舞台へ、炎の申し子よ」
「よく分かってんじゃねえか、そうとも! 俺が火焔山にて修行せし……」

名乗り口上をあげるランサーをキャスターが手で制する。

「貴様の真名も、貴様のマスターが私を狙う理由も既に把握している。効率的に行こうではないか」
「……なら話が速えな、最初っから全速力で行くぜッ!!!」
「っと、待て、待て、話を」
「うるせえっ! 問答無用!!!」

火焔を利用した強力なジェット噴射、音すら超えんかという勢いで迫るランサーにキャスターはその身を霧へ変え対抗する。
キャスターの霧を突き抜け、ランサーは苛立たしげにその霧を闇雲に散らしていく。

「アァッ!? うざってえなあ!!!」
「話を聞かんか。仕方があるまい、まずはこの手で躾といこう」


直下、戦況

1:ランサー、圧倒
234:データにない成長率
5678:情報的優位
9:お前のスキルを知っている
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 22:43:38.66 ID:DzjMb11Ro
875 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 22:53:47.45 ID:OavLCq080
6:情報的優位

ランサーは戦闘を通じ成長する。故に、一回勝利しと次の戦いにおいて同じ手段で勝利することは困難である。
サーヴァントとは固定された側面。その例外性には多くのサーヴァントが翻弄される。

ましてや、情報のみで知るだけのキャスターなら。そう、本来であればそのはずだった。

「チッ、ちょこまかちょこまかと! うっとうしいことこの上ないッ!!!」
「正面切って戦ったところで、私が膂力に負けることは認めざるを得んからな」

ランサーの言葉通り、燃え上がる三昧真火をひらりひらりとかわしていく。
予想の外に至った攻撃には自らの一部を切り離すことで対応し、ときには吸血種に変異したことで得た魅了の魔眼を用いて足止めを行う。
一挙一投足の間に変化していくランサーの攻撃へ、寸前で合わせていくその戦い方は、優れた即興劇にも似ていた。

「チッ、どこまでたっても掴めねえ! この煙野郎が! だが、俺はもうすぐ、お前より!」

その言葉通り、キャスターの頬をついに炎が焦がした。実力伯仲。既にキャスターの力をもっても、ランサーの攻撃に追いつかなくなっていく。

「強くなるぜ、人殺し野郎ッ!」
「……ふむ、そうか」


直下、戦況

1:宝具開帳
234:ランサー、速い
567:マスター援護
89:真名看破
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:02:40.31 ID:ikjaAFID0
どうなる
877 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:17:11.38 ID:OavLCq080
1:宝具開帳

キャスターは思考する。

(……ランサーは直情的。煽れば煽る程、精彩を欠くと考えていたが予想よりも対応が速いな)

振り回される槍が徐々に自らの体へダメージを蓄積させていっている。
本来の自分の霊基からは遥かに掛け離れた、自らの創作による優れた霊基ではあるが、元々この宝具は自らに与えるものではない。
根本にある自分がため息を吐くような感覚を覚え、仮初の霊基はクククと笑う。

(では、そろそろあの方法を使うとしようか。そして、こちらの要求を聞かせる優位を作り出そう……!)

キャスターの狙いはそれだった。
自らを化物として演出することで自身の陣営を敵視しているランサーを釣り、得た情報により弱体化させ交渉せざるを得なくする。
ライダー、バーサーカー、フォーリナーを敵に回した現在の状況において、キャスターが導き出した解がそれだった。
確かに、圧倒的情報優位に立つキャスターの出した解は間違っていない。最初に戦闘を行うことで自らの力を見せるというのも手段としては正解だ。

だから、ただ一つキャスターが見誤っていたとすれば。

「何テメエ笑ってんだッ!!! ええい、面倒だ! マスター! いいか!?」
(……宝具開帳の許可を取ろうとしているのか? ランサーの宝具はあまりにも目立つし周囲に影響を及ぼしすぎる。いくらマスターが素人とはいえ)
「よっしゃ、じゃあ行くぜ!!!」
「何!?」

ランサーと、そのマスターの単純さ。いいや、狂奔にも似た愚劣なまでの直情的性分。すなわち。

「【三昧真火】……」
「そこまでお前たちはバカだっただと!? くッ、間に合」

全身に炎を漲らせ、ランサーがニヤリと笑う。

「おうよ! バカで結構ッ!!!【火炎槍(さんまいしんか かえんそう)】ッ!!!」


直下、戦況

123:キャスター、消滅判定
4567:間に合う(宝具使用不可)
89:間に合う(ランサー弱体)
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:18:19.70 ID:DzjMb11Ro
ぬん
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:21:31.91 ID:ikjaAFID0
急展開やなあ
880 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:22:23.61 ID:OavLCq080
0:特殊判定

    j: : :|: : : : : : :{: : : :/ _ r‐-ミミi: : | \: : : : : :i: : : : : : : :|: : : : : : : : ∧
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   .j: : :.|: :/: : : : レ': {  ̄ ̄  '´      o   oヽ:i ∨: : : i: : : : : : : : : :i
   i: : : |:∧: : : : : : ::i         ___   `  ∨: :ハ: : : : : : : }: : i
  i: : :/}:i´`∨: : : : : i U    / .,r――  _` ヽ、  ∨ ヽ: : : : ::ハ: :j
  j: : / {i/  ∧: : : :iヽi    /`ヽ_/       `ヽ、`ヽ    ∨:イ:/ }:/
 レ'´ ヘ    ヽ}ヽ: :|      i    ―ミ、 _____   `'´ }    .}:人{  i}
     ヽ `ー、 i ヽi    i    r‐‐っ r‐、       .|     レ'   j
        i:\ `i  u   .i   /   {___j   \    i    レ'´,ィ'
     /: : : ` 圦       |  {          `i  |   ∪j ,.く: i
      /: :>'´j: ∧      .|  У´ ̄≧=‐‐‐‐ 、/  i     j'´:i `ヽ
    //   j: : :∧    |__i´          ∧  i    /: : :|
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         /イ: : : :>:ヽ、 ヘ  `ヽ` ー―‐  '´ ノ /  /: | ヽ!
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         r'‐、 レ'´ヽ   `ヽ、      , '´  / `   r'´ }

直下

123:キャスター消滅するし集めた情報も燃えるし
456:キャスター、宝具をランサーへ
789:セイバー陣営、乱入
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:23:28.54 ID:ikjaAFID0
882 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:33:02.65 ID:OavLCq080
4:宝具をランサーへ

ランサーの体が火焔に包まれ、キャスターへ迫りくる。

(……ええい、真言は間に合わんッ!!! ならば一か八かの賭けだが)

炎に包まれたランサーの手がキャスターに延ばされるその一瞬。捕まりかけたその手がするりとほどけ。

「やりたくはなかったが……! 【鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)】!」
「な、なんだぁ!?」

キャスターの容姿が先ほどまでの貴族然とした怪物から細身の優男へと変わり。
その手に握られた羽ペンから逆にランサーへその伝承が流れ込む。
混乱するランサーから炎が消え、徐々にその肉体が変化していく。そう、先ほどまで戦っていた怪物の姿へと。

「……これで少なくとも宝具は停止できた。あとの問題は」
「何だこの身体はッ!!! この慣れぬ感覚はッ!!! ……だが、これをどう使えばいいかは分かるぞッ!!!」
「僕の作った物語と戦う羽目になった、ということだな。いささかアドリブに過ぎるぞ、これは……!」


直下、戦況

12:吸血鬼ランサーは最強
345:流石に身体能力が違いすぎる
67:デバフぶっこんで逃走
89:作者がキャラクターに負けるものかよ
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:34:12.09 ID:ikjaAFID0
面白い宝具だ
884 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:55:50.75 ID:OavLCq080
9:作者だぞ!

吸血鬼と化したランサーへ、キャスターが対峙する。
その手に握られているのは羽ペンが一本。体格差を踏まえても、その戦いは絶望的に映る。

「貴様、その矮躯でこの私に勝てると?」
「いや、正直言えば逃げ出したいところだが。今良い筋を思いついた」
「ほう? その筆、見たところ貴様は作家のようだが、そんな細腕で、血色の悪い顔で、この私を?」

吸血鬼はカッカと笑う。冷たい汗を流しながら、キャスターはそれを見つめ、羽ペンを、僅かに、動かした。

「遅いわッ!!!」

その行動を見逃さず、吸血鬼が矢の如く飛び掛かる。獣の如き膂力にキャスターの身は切り裂かれるはずだった。
だが、キャスターは羽ペンではなく、その手に握りしめていた何かを放り投げる。その小さい粒に、何故か吸血鬼は引き付けられるように軌道を変えた。
投げられたのはただの豆。だが、何故か吸血鬼はそれを目で追ってしまう。キャスターの言葉がその背へ向けられる。

「【風評改竄】、『吸血鬼は豆を撒くとその数を数えざるを得ない』」


 ◆風評改竄:A+
  悪評を更に捻じ曲げ、短所を更なる短所にするエンチャントの一種。
  凶暴な者はより凶暴に、臆病な者はより臆病に、病弱な者はより病弱に書き換えてしまう。
  長所を膨大な短所で塗り潰し、人間を矮小で醜悪な怪物へと貶める事も可能。


【風評改竄】、相手の正体をつぶさに観察し、それでいてその本性を見抜く目を持ったキャスターに与えられたスキル。
生い立ち、好み、癖、性癖に至るまで調べ上げ、僅かな弱点をアキレスの踵へと変えるキャスターの言葉。

通常であればそのようなものが簡単に効くわけはない。しかし、キャスターは度重なる【ストーキング】で周囲の情報を完全に集めている。
そして、何よりもまた、【吸血鬼】相手であればキャスターにとってこれ以上の武器はない。何故ならば。

「言葉を許したのが間違いだった。君は僕を何よりも早く倒すべきだった。『吸血鬼の弱点は十字架である』、『吸血鬼の弱点は鉄の武器である』『吸血鬼の弱点は強い匂いである』。……彼の武将には少々申し訳ないが」

一言ごとに吸血鬼の姿が歪んでいく。豆の数を数え始めていた身体は縮み、苦悶するかのようにもがき始める。
胸元から鉄の十字架を取り出し、マスターから臭いの強い油を受け取って退治するキャスターの姿はまるでヴァンパイアハンター。

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              I/////`ゞ‐‐X///////i///////////////\
               ////     V { \///ト、/////////// 丶 ̄`  _-==-_
              }///∧      Y j \∧ \'////ト、///// \≦ニ三三三ニ=―===- _
                  ノ/////>          \  \//|∧ ̄-=ニ ̄  )三三三三三三三三三≧=_、
              |//// i   `ー‐-  __,,   /ィ////>     /ニ三三三三三三三三三三三‘,
              レ^V/∧                /`7////ゝ―'´ ̄-=ニ三三三三三三ニ=<-=ニ三三 ゙,
                Y//ヽ          イ//( ̄/-=ニ三三三三三ニ>'´ ̄     `ー=三三 {
                  X、/| >     <i、//ト'、 /-=ニ三三三三ニ >'´           ⌒)三ニ_、
                  /=ニY    `    {:i:\! /-=ニ三三三ニ= '´                )三ニ=ヽ
                  __Ξ三ニ/)        厂/ _,/-=ニ三三ニ=/ァ                    /ニ三ニ=- '.
             ノ-=ニ三ニ〉  }      ,イ_=三三三ニ=-_ノ`ヽZ                ヽニ三ニ=- ,
            /-=ニ三ニ/――、 _/三三≦-=ニ三三ニィ´     \ハ                ヽ三ニ=-‘,
             __,\-=三ニ=l__,  /三三三三≧x -=ニ三ア     /ニー‐ァ              ヽニニ=-'.
         /-=ニ三ニ三ニ=-/  !三三≧-=ニ三三ニ= /    /-=ニ三く_                丶ニ=-乂
           /-= i-=ニ三ニ=/   /-=三三三三三三三//i  /-=ニ三三三ニヽ. _                ⌒三ニ=-
          '-=ニl'=ニ三ニ={   /-=ニ三三ニ メ -=ニ三三三ニく-=ニ三三三三三ニ=-ヽ                 ⌒三ニ
        {-=ニノニ三ニ=- }  |-=ニ三三三/-=ニ三三三三三三三三三三三三ニ= 人                 ⌒Ξ
        ,ノ=ニ/ニ三三ニ= {  |-=ニ三三三三三三三三三三三ニ=- -=ニ三三三ニ/-=ニ>
       ノ-=ニ'ニ三三ニ=- ヽ/-=ニ三三三三三三三三三ニ=-/ \ニ三三ニ=-/-=ニ/ \

「そこまで貶めたこの僕、ブラム・ストーカーが改竄する。『吸血鬼ドラキュラは、作者である僕には勝てない』!」

その言葉は何よりも強く、もがき苦しんでいた吸血鬼はぴたりと止まり。キャスターがその胸に鉄の十字架を振り上げた。


直下、キャスターの行動。5以上で対話を行う。4以下でそのまま攻撃【対抗勢力の必要性】+1
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:59:43.00 ID:Igy5LzmCo
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:00:29.72 ID:a8o29Ghlo
887 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/13(土) 00:03:02.73 ID:+BzNBbaC0
00:無難にゃ終わらせんぞという意思

:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./    \:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \  \:.:\_,::.:.::::::::::::::::::::::::|
:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::/  し'    \、_:.:.:.:.:.:.:.:.\   ,ィ示, \::ヽ::::::::::::::::|
. . .:.:::::::::::::::::::::::::::ト、ー-、,__   ヾ、\.::.:.:.:.:.:.:\/!辷:ツ   》、ト、 ::!:::::∧
:.,: : :.::::::::::::::::::::::::.| \,ィ==ミxー-、\\:.::.:.:.:.:.:.\、_ /.//∨::: /:::::\
:.:∧::.:.::::::::::::::::::::::| 〃/爪ハ   \. ヾ\> 、:.:.:.:. \ー     /:::/:::::::::::::\
/  {: :.ト、:::::::::::::::::ヾ《 弋辷ソ     ノ,/  \ ` ー──ヽ.    /:::/::::::::
   \! \::::::::::::::::ヾ、_      //′              /,.ィ′::::
.、\ ::::: .  \: :.::!\|  ̄                      ゚  ´ /:::::
:. \ 、___   \:|                    {     /:::::
| . : :\__,    `     ゚         ,イ.  、   }     /:::::
|: : ハノ\.  \                 `ー-、 ,.ノ     /:::::
l/: : \ \  \   ∪                .ノ  /:::::
: : : : :::::::\ \  \              _,.. --,‐"   /}::::::
:、::::::::::::::::::::\. \  `> ,     /ー‐´`ー─ '´   / .|::::::
::::\::::::::::::::::::::\  \    `> ,        ̄      /  |::::::
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::::::::::::::::\.::::::::::: ::::::\  ` <      ` ー --‐"´._/::::::::

直下

123:吸血鬼化で抑え込んでいた"だけ"
456:おっとここで対抗同盟のどれかだ
789:ちゃんと対話の場になるし自陣営も参加できるし
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:04:03.47 ID:a8o29Ghlo
889 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/13(土) 00:07:33.26 ID:+BzNBbaC0
7:考えられる限り最高の状況

【というわけでどうやら3VS3になれそうなとこで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はちょっと飛んで火曜日の同じくらい。おつかれさまでした】


【キャスターの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:キャスター
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:ブラム・ストーカー       【属性】:秩序・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E     【耐久】:D     【敏捷】:E      【魔力】:B      【幸運】:C       【宝具】:A
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

             ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 丶
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         /::::;;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        イ/::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
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     /::::::::::::::::::::::/::::;ィ::::::::::::::::; ノ:::::::::::::::::::::::::::::::; ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::|
     /;::::/::::::::::::::::/:::::/:::::::::::::;/イ::::::::::::::::/:::::::;ノ |:::::::::::;;::::::::::::::::::::::::::|::::::|
    /::/l::::::::::::::::::/:::;/:::::::;;;/ /:::::::::::::::;ィ'::::::::;/   ∨::::::: ;;::::::::::::::::::::::/:::::|
    // /:::::::::::::::::/::;;;|:::;ィ"シミッ/:::::::::::::;r'/:::;/     ヘ:::::::::::;;:::::::::::::::::/::::::ハ
   / /::::::::::::::::::|,'ヤ"|/゙ぅa、_`|::::::::;/ ,/;ンィヒチヲエ==ー-、V:::::::::ヘ、::::::::∨:::::::|:|
     /::::::::::::::|:::::|ヾ、弋_::::ノ`i.|::::,;イ  /イ  rー'''      }\::::∧\::::∨::::|::|
    /:::::;ハ:::::::ゝ::|  `   ´レ'       ,ア'"丁うぅa、_ |::::ヘ::::::}::::::|\:ヽ:|:::|
    /::/ ゝ、ヘ``                  弋_:::_ノ ノ゙ゝ:::::ヘ:::|::::::|::::::i``:::|
   /'     |::\ヽ、       /          ´~ ´ |:::::::::::`::::/|:::::|::::::::|
  .      |::::i ` `       //              /::::;∧::::::/i|:::/::::::::|
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       /:::/ |ヘ     `丶   _           ,イ:::::|::::::::::::::::∧::/. `
     /ィ'´  |::∧         ゛`~       /::::::::::{:::::::::::::/.:_∧
     ´      ヘ:::::へ、             , イ:::::::::::/{::::/、 /.:/: : ∨
           V |. ヽ          , ィ'´ /:::;__;;;;イイ´:V: : `.:/: : : : 〉
             |  ` 、__ _,  -‐ ´ / ̄ ̄: : : : : : : |: : : />: : : ∧
           . __|    ゝ‐-、   /: : : : : ∠____: : : :/: : : ::|: :|
           / ハ      ノ /: : __: ;∠: : : : : : : : :  ̄`ヽ: : : :| ハ
          Y´: :.l: : i     //: : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ: : \
          {: : 、ヽ: :.ヘ、    /: : :./ _,r‐‐' ̄: : : : `ヽ、___: : : : |: ヽ: : : }

 代理AA:阿良々木暦(化物語)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:08:08.20 ID:SVA+nvBs0
俺らやん!
乙です
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:40:56.73 ID:Ld+O6ID90
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:59:40.98 ID:GmKa9MrLO
893 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/16(火) 21:55:29.47 ID:JxJRJFs10
【申し訳ない、明日が急に早くなったので今夜はお休み。明日やります】
894 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 22:24:28.20 ID:VenAbaBD0
【22:45ごろから再開します】
895 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 22:47:26.61 ID:VenAbaBD0
【再開】

キャスターが弱った吸血鬼と化したランサーへ十字架を振り下ろそうとしたその瞬間。

「……間に合ったかあ」

その手は十字架を放り投げ、その先に隠れていた男の頭上に落ちる。

「ッ痛!?」

その期を逃さず飛び掛かろうとする吸血鬼に両手を挙げ、背後のマスターに頷きながら。

「降参だ、だがまだここで消えるわけにはいかない。少し話がしたいんだ、そこにいる君もそうだろう? セイバーのマスター?」

頭を押さえた影へ声をかけた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


キャスターとランサーの戦闘を陰からこっそり見てたら実はバレててランサーとの交渉材料に使われたらしい。
そういうわけで今、なんというか妙なメンツが顔を突き合わせているわけだが……。

「しかし辛気臭い顔ぶれだな。華が欲しい」
「うるせえぞキャスター、テメエが俺の兄貴殺したんだろ?」
「まあ、確かにそれはそうだ。マスターの指示があったり、吸血衝動に負けたとして、僕が魂喰いを行ったのはその通り。なるべく表に出れない輩を相手にしていたが……」

臆面もなく言い放ったキャスターに、ランサーの目がギラリと光り、それ以上に伝次の拳が先に飛んだ。
キャスターはよろけるが、流石にサーヴァントなのか、案外弱っちいわけでもねえ。

「気は済んだか?」
「……いいや、まだやりたりねえけどよ、無抵抗の奴ぶん殴んのは性に合わねえからな、そっちが防がねえ理由だけは冥途の土産に聞いてやらあ」
「そうか、まあ、これが終わったら嫌でも戦ってやるさ。マスターが」
「私!?」

うさんくせえ黒眼鏡のオッサンが驚いてるが、もうそんなこと気にしてもいられねえ。

「わざわざ目立つような真似をしてセイバー陣営を引き寄せた理由。分かるか? セイバーのマスター」
「……フォーリナーがかなりヤベえんだろ?」
「ああ、そうだ。現在フォーリナーにはバーサーカー、そしてライダーが与している。ライダーは無理やり協力させられている形だが」

キャスターが若干目を伏せたが、すぐにその陰気な面に戻り、全員を見回す。

「ひいては、彼等に対抗する陣営としてこの三陣営で協力したい。……そのためにも、フォーリナーの宝具についてランサー陣営に説明しておかねばね」

しばらく怒りを抑えたような顔でキャスターの話を聞いていた伝次とランサーだが、フォーリナーの宝具に至って表情が変わる。

「街全部ふっとぶだあ!?」
「そりゃまた、すげえなあ!」
「ああ、だから僕としては事前に彼女達を止めたい。既に話し合いで解決する段階じゃないから、こっちから向かうしかない」
「……まあ、戦力としてはそれなりに見劣りはしねえが」

……協力するってのは悪い手段じゃねえわな。

「見返りは用意できない。陳腐なセリフだが、街の平和、人命を守るためだと解釈してもらって構わない。無論、敵対する陣営の全情報は公開しよう」
「全情報!? マジかよ!?」


直下、マジかどうか。5以上でマジ、4以下で一つだけ漏れ【ストーキング】+2
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:52:00.20 ID:aNrnE3yE0
せい
897 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 22:55:51.42 ID:VenAbaBD0
0:特殊判定

      `ヽ::::`::.i_,. - ‐ ´::::::::::::::::::` ‐ 、_
        ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iヽ:::::::::::::::::::::::::i
    .!:::::::::::::::::::::::::::/\:::::::ヽ\::::::::::::::ヽ\:::::::::::∧::i
   |:::::::::::::::::::::::::/   ヽ_.>‐‐ - 、 ζ´ ~,`ヽ、丿.∨
.   |::::::::::::::::::::::イ    / ・   ノ, ..-ヽ _ _ ノ_ _
   |:::::::::::::::::::::::|   /_  _ , .イ ( _ _ ,イ          ``フ
   'i:::::::::::::::::::::::i          ハ             /
    y:::::::::::::::::::::i             ‖             /        _
   (  V   \| ──.     ||          /       _/´  ヽ
     ト       ──.       |.|       /        │  >  乙|
      `丶 __     /.       | |     /             ̄ヽ   ノ
          \         | |    /               ` ̄
           \        U   \∩
             `丶 _           \つ
                `  ー───- イ

直下

123:襲撃!
456:全部知っているさ、ただし条件が
789:勿論知っているさ、この聖杯に関しても
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:59:46.57 ID:aNrnE3yE0
もう一度
899 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 23:07:46.54 ID:VenAbaBD0
7:何か聖杯に生えた

【聖杯に何らかの設定が生えました。あとで決めます】

「もちろんだ、というよりそっちの剣槍二陣営があまりにも情報を集めなさすぎだと言えるね」
「うぐ」

それに関しては、言い返すことはできねえけど、さあ……!

「……俺はとりあえず協力する、それでいいか? ランサー。なんつーか、ちょっとカッコわりい話だけどよ」
「ああ、俺は強い奴とやりあいたいだけだ、この街一つぶっ飛ばせる相手なんざ願ったり叶ったりって奴だな!」
「うし、ならキャスター、その話乗るぜ。お前をぶっ飛ばすのはその後だ」
「分かった、それなら正々堂々受けるしかなさそうだな。諦めは付いたか、マスター」
「……当座の問題を回避するためだからな、仕方あるまい。だが、私はお前の宝具で戦いはせんぞ、アレはなんというか全身の毛穴を突き刺されたような気持ち悪さがある」

ランサーはキャスターとの協力を決めたらしい。キャスターが俺に向かい直る。

「そちらはどうする? セイバーの姿は見えないから君に全権が委任されていると判断するが」
「俺たちは……」


23:10より多数決、先に二票。23:20まで集まらなかった場合入った方を

1:協力する
2:協力しない
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:12:53.81 ID:aNrnE3yE0
1
セイバーも止める為に何とかしようって言ってたし
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:17:26.45 ID:nCI8WhqYo
1
902 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 23:33:55.86 ID:VenAbaBD0
1:協力する

俺だけならここで偉そうなこと言って悪ぶるんだろうが……。

「分かった、力を貸す」
「……再度確認する。それはセイバー陣営としての意思、ということで構わないか?」
「おう」

セイバーならこう言うだろ。ならたまには俺の方が選ばせてやってもイイだろ。
俺の言葉にキャスターは頷いた。

「ではここに、同盟を締結する。目的はフォーリナーの打倒だ」


【剣槍魔同盟が成立しました】


俺たちが頷いたのを見届け、キャスターのマスターがよく分からん契約書みたいなのを持ち出し、俺たちに記入させる。
どうやらこれがその同盟って奴が成り立ったってことらしい。それを確認して、ようやくというようにキャスターが息を大きく吐いた。

「はぁ……、とりあえず一段落か。まったく、ここまでこぎつけるのにどれほどの苦労をしたか」
「まったくもってその通りだ! 八割方私が駆けずり回った気はするが!?」
「いやいや、あなたは僕のプロットに従っただけでしょう。でもまあ、ランサー引き付けた後は半分博打だったから、僕はあんまりそういうの強くないんでね」

本当に疲れ果てた、というようにくたくた倒れ込むキャスターの肩を引き戻す。

「ま、待て待て、倒れるより先に情報は話しとけよ」
「ああ、そうだったな、少なくとも敵陣営の宝具、スキル、真名は把握している。……まあ、ついでに言えば君たち、セイバーとランサーの情報も持っているが」

……セイバーの情報? 俺の顔にそれが一瞬よぎったのに気付いたのかキャスターが乗ってきた。

「ああ、セイバーの情報もね。ただ、情報から察するにおそらくセイバーの真名は集団の棟梁の名前だと判断している。歴史に残らなかった名前だとね」
「……」
「だから、正直に言えば確定ではない。しかし、僕の推測はあながち間違いでないだろう、そうなればセイバーは神と同じ名を持つわけだが……」

そこでわざとらしくキャスターは両手で口をふさいだ。

「これ以上僕の口から話すのは無粋という奴か? それよりも先に敵陣営の話を聞くべきだと思うね」
「……そりゃまあ、それが筋だな」
「ああ、……聞きたいなら聞いてくれれば答えるが。それに、この戦争のシステムにもちょっと気になることがあるわけだし」

戦争のシステム? それもまた、気になるな。

「聖杯、それがどういったものか。願いを叶える願望器ということだが……、僕の調査では、少し気になることがある」
「……そういえば召喚されたときからそんなことを言っていたな」
「ああ、だが今は目下の問題を考えるべきかもしれない。今にもフォーリナーが襲ってくるかもしれないわけだし」

……どこから聞くべきだ?


23:35より多数決、先に二票。23:45まで集まらなかった場合入った方を

1:敵同盟の情報
2:セイバーの真名
3:聖杯の違和感
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:35:11.73 ID:sige6DaJo
3
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:36:14.78 ID:aNrnE3yE0
1
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:43:50.51 ID:nCI8WhqYo
1
906 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 23:49:02.65 ID:VenAbaBD0
1:敵陣営の情報について

【というわけで三陣営分の情報公開タイムになるので今夜はここまで】

【明日、早い段階で情報公開シーンを書いて投稿しておきます。次回は明日の同じくらいに。おつかれさまでした】
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:50:13.85 ID:aNrnE3yE0
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 00:03:21.01 ID:pZWM594Bo
909 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:08:38.67 ID:EKC3XLt30
【情報開示】

「とりあえず敵の情報だけ聞いとくわ。あんまり大量に情報入れると混乱するからな」
「確かにそれもそうだ、では他の情報はタイミングを見て話そう。さて、集めた資料は全て置いてきてしまったから、簡易的なものになるが」

そう言うとキャスターはグラサンのオッサンに目くばせをした。オッサンが頷いて手元で何かを弄ると。
ブオン、という音と共にマンガみたいな透明の画面が映し出された。

「うおっ、なんだこりゃ?」
「スゲー、マンガみたいじゃん!」
「なんだこりゃ、宝貝か?」
「ふん、これこそ第三帝国の遺産の一つ、私が継承したその名も」
「マスターに話させると長くなってしまいますので割愛」

盛大にズッコケるオッサンをほっといて、キャスターが話し始める。まず画面に映されたのは神経質そうな男、バーサーカーだ。

「まずはバーサーカーからだな。両陣営とも交戦しているから知っているとは思うが、奴の武器はギロチンだ」
「首切りの奴だよな、かなりの速度で来るぜ、しかもそれだけじゃねえ、炎とか空気とか、そういったもんまでぶった切ってくる」
「そうだ、……というよりも、そういった事象の断絶はあのギロチンではなくバーサーカーの指名、つまりは死刑の宣告によるものだが」

バーサーカーの宝具はギロチンじゃなくて、その指、というよりは指で行う宣言、ロックオンだ、って話だったな。
キャスターがそれをランサーたちに説明する。分かってるのか分かってねえのかよく分かんねえ顔をしてるが大丈夫か?

「ってことはあれだな、指をさされなきゃいいんだな?」
「んー、その理解でいいだろう。タネが割れてしまえばそこまでの脅威でもないんだが、フォーリナーの速度による攪乱と合わせられるとかなり厄介になるな」
「一番弱いのは弱いわけだよな、ステータス的にも」
「そうだな、僕と同じ近代の人間だし、攻撃も基本的には宝具頼りだ。真名もこれだけ情報が出ていれば簡単だろう」

キャスターはやれやれとでも言いたそうだったが、俺とランサー陣営が全員顔に「?」マークを浮かべていることに気が付くと。

「……ま、まさか、君たち。ギロチンを用いて、その刑を指し示す、しかも宝具に"ルソー"の名を用いている。ここまで来ても」
「わかんねえな」
「すいませんねえ、俺ら学がねえもんで」

しばらくはドン引いた顔をしていたが、ゆっくりと息を吸い。

「じゃあ、まずは中学生のお勉強から」
「「バカにしてんのかテメエッ!!!」」
「……バカにされても仕方がないことくらいは分かっていた方がいいぞ。仕方がない、マスター」
「私か? ……ルソーの哲学に影響を受けたフランス革命における独裁者、世界最初のテロリストとも呼ばれる男。すなわち」

「マクシミリアン・ロベスピエールだな」
910 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:09:43.20 ID:EKC3XLt30

【バーサーカーの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:マクシミリアン・ロベスピエール  【属性】:秩序・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E     【耐久】:E      【敏捷】:E      【魔力】:E      【幸運】:D      【宝具】:E
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        {    ///⌒   \
                     / ̄ 丶  ノ=ニ三 ミ、   、 \
                   / /__〉'′       ^ミ、 \ {
                     〈//  ア⌒             <    {
                    //  ク ─=ミ、   ィfにニ=‐ ヾ   {
                 jノ 〈/ ィf''⌒ヾv 冖vr ⌒`ヽト、 〉ト、 `、
                〈/ /| / 弋 _ソノ⌒v乂_ ノ ハ.jハ \〉
                     〈 ノ/! ー ⌒ ̄ /  丶 ̄ ̄ ⌒{ア⌒ト<
                  Y⌒|!       〈f::i:}         (ハ |
                  V〈:. ',      V/       / { リ
                  Vハ  ',    _ ‐=‐ _    ′f/
                _  ‐rぅィ⌒)}  ̄ こ  ̄   /  /
                /⌒ /( ア^)           イ
              ィ(   /  /ー/_         / {
            //  /{  ノ   /こ)        //  {
           / /  ノ   /^  /  /≧=‐   イ/  _j{
             {   /    ,   /  /冖=‐- -─  ⌒ j〕ト 、
             |           /  /   / ⌒ハ      /ハ  \
        _  -‐|  ′          Λ   ,_‐_‐_‐_',   ,′       `丶、
    _ -‐     |          /  ', Λ_‐_‐_‐Λ  /    \    `丶、

 代理AA:七海健人(呪術廻戦)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 ◆狂化:E-
  凶暴化する事で能力をアップさせるスキルだが、
  ロベスピエールは理性を残しているのでその恩恵をほとんど受けていない。
  しかし、筋力と耐久が“痛みを知らない”状態となっている。
  また、精神もより理性主義に侵されており、生前以上に高潔過ぎる仕上がりになっている。


……し、知らねえ。

「フランス革命にかかわった人間であることだけ知っておけばいいさ。とりあえず宝具にさえ気を付けていればさほど脅威ではない」
「ただ、あの宝具ならマスターは出てこねえほうがいいよな」
「ああ、アーチャーのマスターもその油断でやられたからな」

そこまで知ってんのかよコイツ? マジで今は味方で良かったな……。

「それに、一つ明確な弱点もある」

 ◆病弱:A
  サルコイドーシス。
  内蔵に肉芽腫と呼ばれるシコリを形成させる病気を患っていたバーサーカーは
  毎時行われる耐久判定に失敗すると行動不能に陥る。また、この装備(スキル)は外せない。

「だから、僕のスキルで上手いことこれを強制発動できれば問題じゃないと考えている」
「なるほど、分かった」
911 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:10:18.60 ID:EKC3XLt30
「ホントに分かってるのかこの連中……」
「その疑問は僕も持っていますが、今は黙っていることにしましょう。で、次にライダーですが……」

画面に華奢なちいせえガキが映る。……これがライダー!?

「初めて見るでしょうね。それもそのはずです、基本的にライダーはこの戦争において前に出ていなかった」
「ライダー自体には戦闘力、というよりは攻撃力が無かったからな。ステータスを見れば分かるだろう」


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???            【属性】:秩序・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:C     【耐久】:C     【敏捷】:C     【魔力】:A       【幸運】:E    【宝具】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        -─………-  、
                      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                     /:::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::::、:::::\
                  .::::::::/::/:::::::@::::::::::::::::::!::::::::::':::::::::::.
                     /::::::/:::::/:::/ |::i:::::::::i::::::|:::::::::: i::::::i:::::.
                 /::::::/::::://-- 、|::|:::::::::|::::::|:::::::::: |::::::| :::::
                .:::::::/:::::〃     |::|:::::::::|:::斗 :::::::::|::::::| :::::i
               .:::::::,':::://       |人:::::::|人l|{::::::::::|::::::| :::::|
                ;:::::::i::::Wx==ミ    \|  | \:/八 :i| :::::|
                 |:::::::|::::::lxwx        x==ミi/.:::::lリ :::::|
                 l:::::::|::::::|        '       |′:::|:::::::::|
                .:::::::::|::::i:|    r ==-  、 xwxi:!::::::l:::i:::::|
                 /::::::/:|:::从   、    `ヽ/    八:::::|:::|:::::|
              /::::::/::::l::::::Yo。   ー─ ′ ..イ刈 :::::|:::|:::::|
                /::::::/:::::∧:::::∨::i|>  ̄  -=≦i::l::i:|l.:.:.::|:::l:::::|
            /::::::/::::::/:∧::::::Yl     ̄  i::::刈リ/リ:::::::八|:::::|
              /::::::/::::::/::/:∧::::::X≧=--=≦癶{_{{{:W:::::∧:::|:::::|
          /::::::/ ::::/¨¨¨¨Y::ハ /   ∨/∧,:¨〃:::/くY:::八
            /::::::/:::::/    /∨:::i      ∨//\i:::::;′ ヽ::::::::\
        /::::::/:::::::iァ   /   Y|   癶、   、   |:::::i    i:::::::::::::\
          /::::::/:::::: ::|::_ {/   /}!l /: : : :\  \ l:i:::|     |i:\:::::::::::\
       /::::::/::::::::/::liノ /  /  リ: : : ∧: : : :\  ヽ}l:::|   八\\:::::::::::\
.      /::::::/::::::::/:::::}ー/ /  /( : : //∧ : : : : .、 リ:::|ー─{:::::\\\:::::::::::\

 AA:ウェンディ・マーベル(FAIRY TAIL)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆対魔力:A
 Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
 事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

 ◆騎乗:A++
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
 ライダーは、例外的に竜すらも乗りこなすことができる。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【保有スキル】
 ◆動物会話:A
 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
 その際に、一時的に動物の知能を高め、高度な会話を行うことも可能。
 竜であろうと蛇であろうと猪であろうと、ライダーは宣教の対象とし、そして実際に教えを広げてきた。

 ◆聖人:C
 聖人として認定された者であることを表す。
 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に"秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、
 "カリスマを1ランクアップ"、"聖骸布の作成が可能"から、ひとつ選択される。

 ◆信仰の加護:A
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
912 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:11:01.37 ID:EKC3XLt30
「はー、確かにこれじゃあやりあっても面白くねえな。つうか、そもそも戦うって面じゃねえだろ、これ」
「それは僕も大いに同意するね。彼女はあくまでも専守防衛を行いたい、といった印象だった。今も令呪で従わされている状態だしね」
「結局戦う気はねえのかよ、つまんねえな」
「ああ、だが、彼女の友達は別だ。君たちも何度か遭遇したはずだ、巨大な怪物、周囲を湖に変えて出現するそれを」

……あのとき襲い掛かってきた奴か。首の長い、恐竜みたいな、というか。

「ネッシーみたいな奴か」
「ああ、そしてその通りだ」
「? 何がだ?」
「彼女の宝具であるあの怪物は、君たちの知るネス湖の怪物、ネッシーだ」
「……は?」

【ライダーの宝具が判明しました】

 ◆『愛知りたる気高き竜よ(ネッシー)』

                          __ ,‐、
                         ヾ、 \ \、        _
                           \ \ \-、    くヽヽ 、_
                             i ̄ ̄/゙゙゙゙゙゙゙ヽ  `ヽ、ヽ、 ` ヽ 、__
       ,,-‐‐‐‐‐、,,-ー'''''''''ヾ-、_       ,,,7 ̄7''''''ヽ/_____j__ `ヽ/  o o、
      /i    i ̄ ̄ヽ、 \   /_,,-‐、‐‐‐、--、ー 、  i─ヽ'ヽ''''ヽ'''ヽ ヽヽゝ'__ヾヽ ゙\、__
     / .i   j     __── /、 ヽ ヽ ヽ_ヽ_ヽ__ヽ i   ゝ‐.j─j─i─i''''i  \ヽヽ-、、二/
     i  i   i    /ヽ\ /、ヽ/iヽ j ̄ヽ  ヽ ヽ i ̄ヽ  i  i  i  i l lヽ  l  i i ヽヽ\__  ,,,,
     i  i   i    / .j /   / j  j  j j j j j i--/   i_i__i_i_i_i/  i  i i i i .i ヽ\ヾヽ、
     i   i   i   /  / /  /ヽ j  .i   i i i i i iーーi  i         i   i_i i .i i i  i i\ヽ j
     ヽ  二二j--く_/ / /  i  i二二i二i ̄i ̄j-/  /ヽ_/ ̄ ̄ ̄/  //‐‐‐''''''\j  j j j \ゝ
     / ̄ ̄    /    / /ヽ__/  \  ヽ i  i  i   / \     / / /  /ヽーー、,,,i  i i .i .i iヽ
    /      /   / /   /    \ j j  j j''''''''‐‐' ̄''二二iニニニj-- 、__/  ヽ i   //ヽj j i .i
    i      /   / /──/   /二二二'''''''''二j   oニoニ二,,,,,,,-'''    j二二二/ / ヽ  ヽi .i
    i    /   / /   /i'''''''''''´ ,,‐'/,,,,i_/__j              oニoニ二/、 \   ヽ  / /
    i__/  / /   // j   ∠∠/                            `ヽ_,,,,-‐j__
    /i   ヽ‐'´ /   /ヾゞ j'                                    oニoニ/  /
   i i  _ゝ''´  /ゞ  i二il                                      ̄ヽ  ̄ヽ
   ヽi ̄´  _ゝ/ゞ   i二.jl                                        \ ヽ/
     `'''''' ̄   iゞ    i二.jl                                          ヽニニ
           jゞ   ゝi二jl                                           ヽ‐
           ヽゞ二二ゝ</                                            ゙
            ヽ-ーーー''´

  ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:0-99 最大捕捉:1匹
  かつて流浪の旅を送ったライダーが、旅の途中で遭遇し調伏した湖の怪物を召喚し、使役する。
  怪物は、俗にネッシーと呼ばれるネス湖の首長竜であり、竜種の一種である。
  通常時は凶暴性を抑えられ、制圧力においては決して高いとは言えないのだが、
  ライダーが凶暴性の禁を解いた場合、幻想種の頂点として相応しい戦闘能力を発揮する。

  本来の宝具名は別にあるのだが、
  ライダーは敢えて人々に愛されるUMAと化した後に彼に与えられたその名でこの宝具を起動するし、
  ネッシーもまた、ライダーのそんな呼びかけに律儀に応える。

  ちなみに、『ネッシーさーん!』って感じで呼ぶ。
913 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:11:30.11 ID:EKC3XLt30
「ハァッ!? ネッシー!? なんでそんなもん呼べるんだよ!? っつーか、なんだそれ!?」
「……ネッシーというのは君たち後世の人間が付けた名前だ。彼女はそれよりも早くその怪物に遭遇し調伏した」
「いやいや、あんなもんが昔にもいたってのかよ!?」
「ああ、スコットランドにおいてかの怪物は古くから存在していた。そして、それに出会った聖者の伝説も確かに残る。その話では男性だったが……」

「その聖人の名は、聖コルンバ。スコットランドにおける第一ともいえる宣教師だ」


【ライダーの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:聖コルンバ           【属性】:秩序・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:C     【耐久】:C     【敏捷】:C     【魔力】:A       【幸運】:E    【宝具】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        -────-
                      ..::::´::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::\
                     /:::::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                  /:::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
                    /::::.:::::::::::::.:::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::.::::'.::::.:.:.
               .:::::/::::::::::::/::.::::::::::::::::::: |:::::::i:::::..::::. :i:::.:.:.l
                 l:.:.:i:::::::::::/i:::i.:::::::::::::::::::i|:::::::|::::: ::::: :|::::.:.:|
                 |:.:.:|:::::::/ |:::|.:::::::::i:::::::ハ::::::|i:::::::::::::|::::::::ト.
                 |:::::|::::/_」厶.::::::::l::::::廴」__ハ:::::::::::|::::::::|:l
                 |:::::|::::l   _」N::::::::{:::::/__ }/  ': ::::::::|::::::::|:|
                 |:::::l::::|rf戈抔 \:::::Vイ泛下ミ l:::::::::|::::::::|:|
                    八::|::::ト、.:.: ̄.:.:  \{ .:.: ̄.:.: 八::::::|::::::::|:|
                ,:::::::::i:::::.、ヽ r 、 `__   /:::,.::::::|:::::::从
                  /::::.:::八::::::\_Y¨/ヽ─ ┘ ィ斗イ/::::::::ト、:/:ハ
              /:.:./::/ハ ':,::::::::/ / /`ヽ ̄ / ヽV:::::::::/ l:::/::∧
               /::,:/:::{ ゚*)メ、:::〈    ^⌒} -─‐/::::::::/  |:::::::::::::,
            /:://:::::::|__,,)乂\ヽ   マJ ___ /:::::::,イ  |:::::::::::::、
              /:://:::::::::::Y´ ̄ ̄`7へ、 〉/  ∨::::::/|  ノ}::::::::::::::::ヽ、
          /:://:::::::::::::::∨´ ̄ /    /´  /::::::/ ノ ̄ イ:::::::::::::::::::::::\

 AA:ウェンディ・マーベル(FAIRY TAIL)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫


【情報開示一旦ここまで。夜にフォーリナーとかの続きをやりますね】
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 19:16:41.18 ID:0Q1j/auo0
乙ー
ロベスピエールか、デオンの幕間で無茶苦茶なHPで突撃してきたのは懐かしい思い出
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 19:26:05.63 ID:dlGx38TY0
ねっしーさーん!
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 21:42:15.78 ID:GNPU0mIv0
乙ッシーさーん!
これで全部の陣営の真名が出たか
917 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 22:25:40.47 ID:EKC3XLt30
【22:45ごろに再開しますね】
918 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:45:40.30 ID:EKC3XLt30
【再開】

……ネッシーを操るってなんだそりゃ、アリか?

「どこかの聖杯戦争でも同様に竜を操った聖人がいるということだしアリなんじゃないかな」
「だったらまあ、いいか」
「いいのか? ……いいや、で、どうすんだよ。あの怪物、倒せんのか?」

キャスターがまた少し目を伏せてから頷いた。

「さっきも言ったが、ライダーは基本的に専守防衛だ。令呪を使用でもしない限りおそらく攻撃はない」
「おそらく、というのはライダーの宝具はあくまで一個の生物として扱うべきだ、ということだな」
「そう、だからマスターの言う通り、宝具が宝具自身の意思で攻撃してくることは考えられる」
「じゃあダメじゃん!」
「慌てるな、だから僕の策としては、ライダー、正確にはライダーの宝具だけを隔離する」

隔離? ってもあのデカブツを動かすなんざできんのか?

「できるか? という顔だな。安心しろ、一回はやってみた。……僕のもう一つの宝具を教えておこう」

そう言うとキャスターは胸元から一冊の薄っぺらい本を取り出した。
ページをぺらぺらとめくるが中には何も書いてない。……そういや、フォーリナーと戦ってた時やってたな。

「【烏合の恐怖(スクール・オブ・テラー)】、これを応用してライダーの宝具を隔離する」

 ◆『烏合の恐怖(スクール・オブ・テラー)』

                             _____
                            /    `‐-、_
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  li:i:i:il                       ..:.__,-‐−'´ ̄=_/ ̄ヽ、三三-'´
  .li:i:i:il               _,-‐'´ ̄三三三三三,-'´___,-'´
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   .li:i:i:il        _,-‐'´三三三三三-‐'´ ̄
   li:i:i:il     _,-‐'´三三三三-‐'´ ̄
   .li:i:i:il _,-‐'´三三三三-‐'´
    li:i:l/三三三三-‐'´
    .li:/三_,-‐'´ ̄
    .`´ ̄

  ランク:C 種別:対衆宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:300人
   白紙のホラー小説。周囲一帯の空間を不可思議な怪奇小説の舞台へと書き換える。
   この空間内では何者かの視線や説明不能な怪奇現象などが次々と発生し人々の恐怖を煽り立てる。
   恐怖は人々の精神に多大な負荷を与え、理性に守られた本質を曝け出させる。
   精神攻撃に耐性があれば防げるが、長時間の恐怖に蝕まれれば耐性は揺さぶられる。


「……ただ、この宝具は本来理性のあるものに対してしか効果が出せない。だからあくまで隔離に過ぎないってことだ」
「フォーリナーの方を隔離しちまうことはできねえのかよ?」
「試算してみたが、アイツの宝具を最大出力で食らうと間違いなく押し負ける。少しくらい規模を弱めることはできるかも……、程度だな」
「付け加えるなら現在のフォーリナーは理性を大幅に喪失している。この宝具の影響力自体も低いだろう」

オッサンの捕捉に頷かざるを得ない。確かに、マトモな人間に効くってんならフォーリナーは一番離れてるだろ。

「だから、基本的にはライダーの宝具、令呪による命令を警戒し、それを使用してなお怪物が戦うなら僕が隔離する」
「その場合、フォーリナーとバーサーカーは俺とセイバーが受け持つってことだな?」
「そうなるな。なるべく辿り着きたくはない選択肢だが」

まったくだ。バーサーカーはともかく、フォーリナーなんざ正直何度も相手してえもんじゃねえ。
919 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:48:29.21 ID:EKC3XLt30

「では、最後にそのフォーリナーだな。まずはステータスと、把握しているスキルを教えておこう」

【フォーリナーの情報が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:フォーリナー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:中立・中庸
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  【筋力】:D     【耐久】:EX     【敏捷】:A      【魔力】:A      【幸運】:B      【宝具】:EX
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                            /⌒ヽ __  _ /^\
                              rく   ⌒ヽ:r<   _/
                             ⌒>/ア ̄-=ニ <\ミ=-_
                               /^/ハ~"''〜 ,, \~"''〜<⌒
                                 / /{(: \  _ .>\ 丶  : ._.
                          // /..{ 〕iト ニ=- ⌒ヽ}ハミ=-\ ⌒
                        // /{.八 ぅ芯ぃ -=≦)} ノしノ(_:\
                           -=ニ  ./八(: ミ=- , __/ ̄. :.ノ\. \
             rヘ  _ -=ニ   . . : // }ハ 込/ r ヽ Y}:> /⌒:   \. \
               V//     . . . . / -=ニ>ヘ/ .ノイ/<>⌒\ : . 丶 \. \
          -=ニ )rヘニ==─ -=ニ/ /: . _/⌒/\_/< ̄/{~"''〜┐v : . .\ 丶. \
        /  . ./)}ノ ̄ ̄/ . . / / /⌒ヽへ ノ、\V/~"''〜 . ./. ', . . . \   丶
      . :  . ./.)/    ./ . . / /./: . .    )}\\. V// ̄ ̄~"'' 、.',丶. . \   ',
      /  ./〉    -=彡// /-ニ    /.     \\v/   : . .   } :',: \ ̄ニ==─
      / ./ ./    ⌒>./ / ̄: . . .   /./     : .)ノ \   v/ .八 }\. \  ) ノ  ``〜、、
      /.// /   ー==彡/./: : : . . . // .{i : . .  . . /o   丶 . . }i / . :}八. \ ``〜、、      \
.    //{ ./ /        / 八: : . . .  ./ .ハ: : . . .丶./: . .     . . :八  . ..}  \  \    ̄ニ==─  )}
   〈/ .{/ /     ./// /⌒',ニ=- ´ //.:.}丶: : . ./丶   . : /{: . .  .〉、  \  丶``〜、、
      / /   .// ./     /  / ./}.:./: : .\⌒ : : . -=≦/ / ̄ : . .{. \  \      ``〜、、
.    //^   ⌒¨¨7  .// . . /  /  ./..}/{: : . .  {io   : . ./{ .{  . . : }:``〜、、  \    ─==ニ ̄
.     〈/      {( /./ ./  .//  ./ ./ } : . .  {i     ./ }..{  . . : }\   ``〜、、  丶\
.               ⌒7 // / /  / ノ{  } : . . .{io  . : / / .ハ  . . :}.  \ ',   ``〜、 \丶
              ー==彡 // //  //:⌒', v : . . {i  . . : / /ハ  }  . . }:⌒ヽ \V/ ``〜、  ̄ニ==─
.         ─==ニ ̄ ./ / /  ./{. . .     .八o    /⌒〉.}  . . ..}  ∧  )V/ \  ``〜、、
            ア / // /  ./八_ ニ==─ ⌒\__ ニ=-ハ/  . . :.}ハ. /∧  .}i  /ハ}   ̄ ̄ \
            //   ./ /  ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.: /  . . ://ハ   }  .}i  {          )}
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          {  .{ // .{  . . :/ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:./ //}   八 /  / / .}
            八.   v/ .{   / /ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧=-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./L// ' /⌒)/ / ./  }

 AA:藤原妹紅(東方Project)
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 【クラススキル】
 ◆領域外の生命 EX
  この世界の理に囚われず、この世界の理を逸脱する存在。
  異なる世界の体系にありて生きるもの。

 ◆神性 B
  その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。
  ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
  フォーリナーの場合は外なる神々の依代であるためこのスキルを持つ。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【保有スキル】
 ◆魔力放出(熱) A
  武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
  フォーリナーの場合、「生ける炎」の持つ熱の概念を付与させることが可能。
  これは熱の顕現たる炎にも変更可能。その最大出力は森一つを焦土に変える。

 ◆高速詠唱 D
  魔術の詠唱を高速化するスキル。一人前の魔術師でも一分は必要とする大魔術の詠唱を半分の三十秒で成せる。
  ギリシア悲劇の完成者ともされるフォーリナーは劇詩の応用によりこのスキルを使用可能。
  もちろん呪文も唱えられる。

 ◆正気喪失 A+
  邪神より滲み出た狂気は、人間の脆い常識と道徳心をいとも容易く崩壊させる。


正気喪失が進んでるな……。アレよりまだ狂ってんのかよ?

「と、こんなところだ。そして宝具は君たちの知っている剣ともう一つ、……こっちもかなり厄介な宝具なんだが」
920 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:59:01.04 ID:EKC3XLt30
 ◆『抗えぬ悲哀の劇詩(トラゴーイディアー)』
  ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000人

  フォーリナーが作成した悲劇三部作を中心とした悲劇作品群。あるいはフォーリナーが打ち立てたギリシア悲劇の再現。
  自分の心象風景を具現した異界を一時的に世界に上書きして作り出す、固有結界とは似て非なる大魔術。

  内部では取り込まれた人物の悲劇を再現する為、それを追体験させる心理攻撃を行うことが可能。
  この攻撃は運命に抗おうとしながらも流されざるを得ない人々の再現であり脱出しようとすればするほどダメージを受ける。

  悲劇を体験しえなかった相手には『アガメムノーン』、『コエーポロイ』、『エウメニデス』三部作(オレステイア)を模した悲劇が再現される。

  また、異界の神の影響を受ける為、取り込まれるだけでも精神判定により大きな精神的ダメージを与える。


「キャスターの宝具と似た宝具だな、ハッキリ言って上位互換といえる」
「……まあ、認めざるをえんでしょうな。大先輩にあたる人物なわけですし」
「つまり、フォーリナーもこっちを分断する方法があるってことか」
「そういうわけになる。ただ、かなり正気を失っている状態だから、その状態でこの宝具が使えるかどうか、といった部分はあるが」
「そこまでは調べてねえのかよ?」

ランサーの率直な質問をキャスターはさらっと受け流した。

「僕が集めるのはあくまで情報だ、精神分析は医者の仕事だよ」
「……それもそうだな!」
「……納得が速くて助かる。とりあえず警戒すべきだというのは分かってもらえたと思うが、……もっと厄介なのがもう一つある」
「まだあんのかよ!?」

キャスターは深く頷いた。

「それはフォーリナーの真名にも関係する。まあ、この宝具が出ればそれだけで分かるとは思うが」
「?」
「はいはい、バカで悪かったな」
「指摘する前に答えられるのは優秀な生徒だよ。冗談はさておき、ギリシア劇の完成者にしてオレステイアの作者といえば一人だけだ」


「その名前は、アイスキュロス。古代ギリシアの天才的劇作家。僕の大先輩にあたる人物だね」
921 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:59:41.69 ID:EKC3XLt30
【フォーリナーの真名が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:フォーリナー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:アイスキュロス        【属性】:中立・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:D     【耐久】:EX     【敏捷】:A      【魔力】:A      【幸運】:B      【宝具】:EX
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                                /:::::\    , ――――
                    ――    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ` ‐、∠ - 、:::::::::::::::::::::::` ヽ
             ィ   ´ ̄                           \:::::::::::::::::/
           /::::レ´     _ ―   ̄   /    l  |i           \::::::/
        -∠__lフ`ー= ̄ ̄           /    / / / l   i       \
      /     _ノ|::::/          //  ,イ ,イ_∠___l   |         \
   ト、 /  _ -‐ ´  `'             '´'ー‐' }∧ 彳(:i;レ'  l´ 〉  .l     ヘ
   l:::::ム-=ニ                            〉 /   l ン    l        ヘ
  /  ト、/              > ´    __ ,イ ̄\   / ミ    |   l    ヘ
 /   /                イ     l´        \ / ミ    |    l    ヘ
./   /            > ´ /   r―┴ャ、、       |_ lヘ   l     l     ヘ
   /           >´   /  /     l::ヽヽ     ∧`ヽ }  l     |      ヘ
  /          /  _ ∠ -- ´       l::::l      /::/\ \ l      l        }
. /         /  /             l:::/       l::::l  ヽ 〉       l       /
        _∠_∠_             /-'   ノ  l::::l   ∨ ̄`\  /    /
      r ´             /_ -―= ┬' `ー‐ ´   l:::l   |::l    ∨     /
     l             /イ   /レ' l        /::/   .|::|     ヘ― ´
      l   , ‐-、      /  l  /    ,ヘ_ -‐    //    l::l       }
     ∧_∠- 、  ヽ   ./ l\ゝ∠    ,/        //      |::|     /::〉 ヘ
    ./ /   、ヽ/   /  }::::{〈::::/   //     .//     /l::ト   //   \       ,、
    / /     ヽ__/ /´/ .∨ ./ /       イ:{      / // ー‐´<      \   / /
   〃     i  \  /  /   /   l      l:::l    /  l::l       ∨      `ー〈  ユ__
  〈 y'´〉   \  ヽ/   l   /    .l      /:::〉   /   l::l      ∨        l  ヘ '
    ' / ,イ,ヘ ,ィ ハ  /|   l ./       .l      // _ ./   l:::l       ∨           l  ヘ >
   V l / l l l l l 〈 / l   l/        l   //   ̄`\   |::::|       ∨       l/マ〉
      ー' l l lノ ヘ{  \_{       |   l::l    __〈__」::::|           ∨     /
        ー'    |    |        」   l⊥...:::´:::_::::::ヘ ̄ ̄           └――

 AA:藤原妹紅(東方Project)
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922 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:13:55.66 ID:EKC3XLt30
……し、知らねー。

「古代ギリシアの作家である彼女、……本来の歴史では"彼"なわけだが。実は話が逸れるが禿げていたという話もあって」
「有名な話だな、それを岩に間違えた鷹に亀をぶつけられて死んだとか」
「マジかよ!? 禿げてて亀ぶつけられて死んだの!? 爆笑じゃん!?」
「……ギャグなのか?」

シュールすぎるだろ!? 笑ってんのランサーんとこの二人だけだぞ!?

「まあ、その話は後にして、だ。それが何故異界の神に繋がったのかという話だが。僕の予想ではフォーマルハウトが関連している」
「ふぉーまるはうと?」

何か聞いたような気もするな。

「みなみうお座の近くにある一等星でね。フォーリナーの炎の揺らぎが近いのではないかと推測したのさ」
「で、そのフォーマルハウトがどうしたんだよ」
「ああ、その星は古代ギリシアではデーメーテルとして信仰されていた」
「……そういやそんな話、セイバーがしてたっけか?」
「そのデーメーテルだが、ギリシア神話の女神であり、彼女に関する有名な祀りが古代ギリシアにはあった」

……なんか、話それてねえか?

「話はそれていないさ。その儀式の名前は"エレウシスの密儀"。正確な内容は不明だがおそらくは人間の一生を模したものだと推測される」
「……人間の一生、フォーリナーって確か人間の運命が好きとかそういう話してなかったか?」
「記憶力は悪くないようだな。……その祭りは本来外部に漏れてはいけない。だからこそ密儀なんだが、……それを漏らしたと糾弾された人物がいる」

……何か繋がってきたぞ? もしかしてそれってよ。

「それが、アイスキュロス、フォーリナーなのか?」
「ああ、そうだ。おそらくその密儀のどこかでフォーリナーは異界の神と繋がった。そして僕の知る限り」

キャスターがそこでいったん言葉を止める。まるでそこにあるはずのない炎に聞かれてるんじゃないかと言うように周囲を見回しながら。
そうだ、そういや、フォーリナーのマスターのデカブツが言ってた。"一回くらい死んでも大丈夫"ってよ……!

「その密儀を、フォーリナーはスキルとして持ち合わせている。その効果はおそらく」

「リザレクション、霊基の蘇生だ」



 ◆エレウシスの密儀 EX
  フォーリナーの信仰するデメテル、ひいてはフォーマルハウトに連なる秘儀。
  生命の流転、燃え盛る炎のごとく繰り返される生命の終わりと誕生を経験させる秘儀。

  このスキルを行い続ける限りフォーリナーは異常なまでの回復、再生能力を持つ。

  また、この密議を終えた場合、一回限りのリレイズを可能とする。

  密議は約一カ月必要だが高速詠唱を応用することによりフォーリナーは約半分で終えることが可能。
  令呪のブーストや他者の協力によってもある程度縮めることが可能。
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:15:04.23 ID:GNPU0mIv0
つまり完全復活ガッツを剥がさないと攻略出来ないのか
924 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:18:53.80 ID:EKC3XLt30
「それって要するに一回倒しても復活するってことか?」
「簡単に言えばそうなるだろうな」
「ならぶっ倒しがいがあるじゃねえか! 2回もぶっ飛ばせるんだろ?」

ランサー……、お前は幸せそうでいいな。俺はもうなんか、何を相手にしてるのか分かんなくなって少し泣きそうだぞ?

「……い、いや、キャスター。でもまだその儀式は終わってないんだろ? 戦争が始まってまだ1週間も経ってねえもんな!」
「それなんだが……」


直下、【エレウシスの密儀】状態

12:できてる
3456:令呪消費して完了してる
789:まだ大丈夫
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:19:29.79 ID:pZWM594Bo
926 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:37:47.35 ID:EKC3XLt30
9:まだ大丈夫

「僕が知っている範囲ではまだ完遂してはいない。といっても、時間を与えられないのは事実だろうが」
「……そうかよ」
「なら早いとこぶっ飛ばしにいけばいいんじゃねえの?」
「だよな! こういうとき何て言うんだったか? 急がば走れ?」

流石に俺でも急がば回れくらいは分かるぞ。

「回れ、だ。元は近江商人から発した言葉だからランサーが知らなくても仕方はないが、合ってたとしても意味は逆だ」
「マスターも中々博識ですよね。もちろん、急ぎたいのは山々だ。だがそろそろ夜も空ける」

キャスターの言葉に空を見上げると、確かに明るくなり始めていた。

「別に突撃しても構わないんだが、日中は僕の宝具、【鮮血の伝承】が効果を出せない」
「? お前はライダーの隔離じゃなかったのか?」
「それは最悪の場合だ、攻撃手段は幾つ用意していてもいい。一応僕も自分を戦力であるとは考えている。わざわざ減らす必要はないだろう」
「加えて、フォーリナーのスキルだが、私とキャスターの試算では明日の夜までくらいならまだ間に合う。無論、令呪を使う可能性もあるだろうが」
「現在フォーリナーの令呪は一画、マスターが正常な判断を保っていれば温存しておくだろうし、現在のフォーリナーが強制することはないと考えた」

……あのデカブツ、そこまで頭回るかねえ?

「そういうわけで決戦は次の夜を考えている。どうだろうか、何か異論はあるか?」

キャスターの問いにランサー陣営は頷いた。

「俺はバカだからな、そういう頭使うのは任せる。マスターは?」
「別にいいんじゃねえのか? ただまあ、お前の顔見たらいつぶん殴っちまうか分かんねえから、そのときまで少し抜けるぜ」
「……それは仕方ないな。くれぐれも勝手に突っ込んだりしないでくれよ」
「おう! 任せろ!」
「で、セイバー陣営はどうだ?」

……まあ、異論はねえわな。

「それでいいぜ」
「よし、では次の夜湖の畔に集まってほしい。そこが決戦の場所となる」


【【七日目・夜】に対騎狂降戦が行われます】

【それまでにコミュニティターンを2ターン分行います】


【七日目:1ターン】

とりあえず、夜までは自由にしていいってことだが。

「オッサン、何してんだ?」
「オッサンとは失礼だな!? ふん、魔術の何たるかもわからん凡夫め」
「おうおう、ポンプで悪うございましたね」
「……流石に不憫だから勉強くらいは見てやろうか?」

とりあえずはキャスターの隠れ家で休ませてもらってるわけだが、どうすっかね。


直下、コミュ相手

1:セイバー
2:キャスター陣営
3:ランサー陣営
4:スキップ(夜の決戦まで飛ばします)
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:38:16.64 ID:dlGx38TY0
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:43:14.86 ID:GNPU0mIv0
1
929 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:50:19.41 ID:EKC3XLt30
1:セイバー

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。情報の開示回でしたね】

【次回はおそらく日曜日になります】


【閑話休題】


【今気づいたんですがフォーリナースキルの"リレイズ"って多分"リザレクション"ですね】

【実は過去に>>1 を通して投稿されたデータなので、もし投稿された方いたら修正可能かどうか教えていただけると幸いです】

【メールが生きてればいいんですが。そういやよく考えれば吹っ飛んだデータもメール辿れば見つかりますね。リスト化が面倒ですが】


【閑話休題終わり】
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:54:04.94 ID:t21vFmVcO

リレイズだから復活ストックが貯まるって解釈すればおかしくはないんじゃないかな
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 00:39:14.28 ID:maHEyfUqo
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 07:50:32.14 ID:Kh/gK3EzO
933 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/21(日) 21:47:29.50 ID:44lAHVb80
【今夜も遅くなりそうなのでお休み。明日やります】
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 22:25:18.23 ID:NG1qNmK0O
大丈夫かな?
935 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/22(月) 22:27:30.68 ID:GTaPj8OZ0
【ガラテアですか……、ウマに魂を売り渡しかけてるんですよね……】

【22:45ごろに再開しますね】
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 22:38:08.01 ID:HMTrE4a7o
ウマ…赤兎馬かな?(すっとぼけ)
937 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 22:47:38.22 ID:GTaPj8OZ0
【再開】

金床に鉄を置き、熱しながら叩く。カン、カンと音は響き、頭の中にその律動だけがこびりつく。
炭素を抜く工程だということだが、正直なところ俺にとってはもはや周期的に肉体へ刻まれた律動だ。
こちらに来てから様々な鍛冶の手法を知ったが、今の俺にはやはり昔からの慣れたこれが合う。

無心に、ただひたすらに、鉄を叩き、伸ばし、清めていく。
目に火の粉が入り、髪が焦げる臭いも僅かにする。目の前の炎は直視するだけでどこかが灼かれたようにすら思えてくる。
俺にはこれしかなかった。生まれたときよりこれを行うものであり、これこそが意味だと受け止めていた。

そしてそのまま、何も為すことはできず、先細りゆく一族と同じようにあっけなく消えていった。
遠く昔、天照の顔を映し出した先祖、大蛇の首を斬り落とした剣を鍛えた先祖。
その名を抱えてもろともに消えていった。ああ、何も為せなかったな、という哀しみもなく。

だが、この数日、ほんの数日、俺は、初めてこれ以外のことをする羽目になった。
慣れない手で剣を持ち、どうしようもなくダメで間抜けな主を守る羽目になった。

何の意味もない、俺はただ、剣を作って、それだけでいいのに。
そのはずなのに、俺の中に何かが混ざっている。ずっとそこにあったのに気付かずにいたような気がする。

思えば、俺は何も話していなかった、何も考えていなかった。
あのとき、東征に向かうあの男に。この秋津洲を平定せんとするあの男に褒められたとき、もし付き従っていたなら。

そんなもしもを思い、手元がブレる。零に至るにはあまりにも余分な要素。
だが、完全な鉄が脆いように、あまりにも求めすぎていたのか?

俺は、俺たちは、─────は。

『おい、セイバー!』

馬鹿な男の声が聞こえた。……本当に騒がしい。


直下、セイバー反応。5以上で【???】、4以下で反応
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 22:49:22.17 ID:mn2qRrIc0
せい
939 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:08:21.51 ID:GTaPj8OZ0
7:【???】獲得

『おい、セイバー、聞こえてんだろ! あのなあ、今夜ブッコみに行くってよ!』

聞こえてるわ、もう少し音量を下ろせ。ずっと思ってたんだが泣き声が耳障りなんだよ。大の男だろ。

『だからさあ! 俺としてはお前がいねえとヤバいんだよ! デカい面ができねえんだよ!』

最初っからそうだっただろうが、最初っから腰抜かして、俺が出てこなかったら死んでただろうが。

『なあ、セイバー! セイバー! セイバー、聞こえてんだろ、意地はってんじゃねえよ!』

ああ、もう、邪魔だ、邪魔だ、邪魔だ。心が落ち着かない、ずっと馬鹿だと思ってたがホントに馬鹿なんだよこのマスター。
すぐに泣くし、すぐに逃げるし隠れるし、そのくせ態度だけはデカいし。何の未来も見えてないし。
ただぼんやりと良いことが起こればいいって思ってて、そのくせ自分では何もしなくって。

しかも勝手に人の夢を見て、勝手に思い込んで、勝手に俺が後悔してるなんて言って。
俺は確かに憧れてはいた、でもどっかでは届かないって分かってた。
それでも試すくらいはいいだろうって、鍛えてたんだよ。

それを勝手に知った顔しやがって、何にも知らないくせに、何でこんなバカが、情けないビビりが。


───何でこいつが俺のマスターなんだよ、って思ってたんだよ。


『俺はな、お前のことは真面目なだけのクソ馬鹿だと思ってるけどよ! お前の剣は、すげえって知ってんだよ!』


───だから、そんなこと言うなよ。


手を止める。それなのに頭の中に響いている音が冴え渡る。
誰とも話したことはなかった、誰とも認め合うことはなかった、誰とも馬鹿にしあうことはなかった。
それがあの馬鹿な男じゃなくてもよかった。誰でもよかったんだ、少しでもお互いに話すことができたなら。

俺の人生はただの鉄じゃなく、混じりあった鋼になったはずなんだ。そう、誰でもよかったんだ。だから。
940 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:26:05.62 ID:GTaPj8OZ0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

散々呼びかけると反応があった。セイバーの箱が少し揺れ、セイバーが姿を見せた。
表情はあいかわらず暗くて陰気くせえ。まだ怒ってるのか落ち込んでるのか分かんねえが、ここは俺の出番だ。

もう一回ビビりながらでも、コイツの強さを言ってやらなきゃいけねえ。

「おい、セイバー、何度でも言うが」

そこで俺の言葉は止められた。セイバーは手をかざし、顔を上げる。

                     (________
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            ̄ ̄ ̄| {   \      ^ `       |  | ̄ ̄
                 人 \)    ┌────┐   |  |
                 /⌒゙\_〕    \ ̄ ̄ ̄~゛     人_,ノ
                      } |\     \__/    /⌒{\
                  | ̄| Lノ|\    ―   /  | ̄|
                  |旦|  |      ____/{___|旦|
.               / ̄ ̄|_|―┴────┬─┐   /|_|
     / ̄ ̄\/      '⌒\_      │〇│ /\___
.   /        ̄ ̄ ̄\      \     │  │     \   \
  /               |               |  |     \   \

「……あのな、マスター、いや、もういい。お前」

にこやかな笑顔だった。もう、ホントに、心の底からの、なんっつーか、ずっと我慢してたトイレに行けたみたいな。
いや、ちょっと待て、これまでずっとセイバーは仮にも俺のことをマスターって呼んでた。俺もそれが当たり前だと思ってた。
何かめっちゃ嫌な予感がする。よく見れば拳を思いっきり握りしめてる。これはアレだ。
941 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:28:43.57 ID:GTaPj8OZ0
「ヤバい奴d」
「お前な」

          /⌒¨ ̄`` 、___/\                                  / ̄/     _
.           /     \,   `\  \ \_                              / /    _\\
.         /  丶  /     \  \   `\、                       __/ /___\\\\
        |     \_|   ,ノ    |  |     `\、               .     /___  ___  /  \\ ̄
       /  \   !   |  / ./   ノ         ` ー―‐- 、          .       / /  / /.      ̄
.         ヽ   ー―ヽ_,ノノ/  /  /       ,.  -‐=ニ二三 ̄ ̄ ̄          ./ /  ./ /
          |  ____,.ノ 厂 / /       /                       / /  / /_
        \      )イ´ ̄ ̄          /       /                  ̄    ̄//./ _
            ̄ ̄  \______ .′             /                    ̄//
                           \  |/  /     /                    //
                           Y´  /     /      /                ̄
                         /        /      /::::::
                         .′               /::::::::::::
                           ′/            /::::::::::::::::::
                        ′     /      /:::::::::::::::::::::::
                        i      /       /::::::::::::::::::::::::::
                        |       /       /::::::::::::::::::::::::::::


言い切る前に、飛び退く前に、セイバー渾身の右ストレートが、ドストレートに俺の腹目掛け放たれた。
胃液がせり上げ、受け身を取る間もなく吹っ飛ばされた。壁に当たり、背骨が折れてるんじゃねえかというほどの音が脳味噌に反響する。

「うるさいんだよ! ホントに!!!」

クラクラする俺の耳にセイバーの声が聞こえた。え、なんで俺殴られたの?

「泣くな! 逃げるな! 勝手に俺をこうだと思い込むな!」

何かよく分からんが、セイバーはキレている。というか今まで完璧に俺へ思ってたことをぶちまけてる。
……もしかして引きこもってた理由って、俺の言ったことが図星だったとかそういうんじゃなくて。

「ブチ切れてただけ?」
「そうだ、だからこの一発で水に流そう、マスター。お前じゃなくてもよかったが、俺にはお前だったみたいだ。それだけのことだ」

いつの間にか近づいたセイバーが俺の手を引っ張って立たせてくれる。……よく分からんけど。

「ありがとう、ございます……?」
「礼はいらない。だから約束だ、俺が戦っている間は逃げるな」
「は、はい……」

なんかよく分からん約束をほとんど脅されるカタチで納得させられる。なんだこれこええよ。

「よし、じゃあ俺はフォーリナーと戦うためにもう少しだけ引っ込むから話しかけるな。夜までには間に合わせるさ」
「いや、どういうことか」
「お前の声は邪魔なんだよ、マスター。大丈夫だ、俺を、俺の名を、『アマツマラ』を信じろ」

俺の返事を待たずにセイバーはまた姿を消す。消える瞬間の表情は、これまでに見たどの表情よりも真剣で。
何か、ずっと遠くのものを見ているような、そんなカッコいい横顔だった。

「……あれ? 今、アイツ名乗ってたか?」
942 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:32:29.33 ID:GTaPj8OZ0

【セイバーの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:セイバー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:アマツマラ            【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:B     【耐久】:D      【敏捷】:B      【魔力】:C      【幸運】:C      【宝具】:A
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

             ハ   __   /|
            /:i:i|≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
         ..:i/:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー- __
       /:i:/:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i>──--:i:i:i:i:i:i:i:/
       {:i:i:i:i{:i:i:i:i:i{:i:i:i:ii/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<
       乂:i:i:i>─ー 7三≧≦ー-<:i:i:i:i:i:i:i寸才
      ./:i:i:i>      )三/7イハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iイ
     厶イ/       イ7⌒/ニ==圦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iiハ
  ー‐=彡:i:i:| _      イ三艾三ム:i:i:i:i}:i:i:i:i:i人_
   .`¨¨Ti:i:i|´ ̄       ̄ ̄ \ /ハ:i:i:从:i:i:i:i彡´
     {:i:八 _       _     }:i:i:}=寸:i:iハ
     /:i:iムイ艾_    才::_  从/厶 V\}
    才≧{l ム乂ツ      乂ツ  /イ )Y/ 人
      人iハ  ̄ く _    ̄ /彡 ⌒/¨¨ヽ
        人       ,     ^T^乂
        「| \  ` ̄     / |※|__-=ニ二三三三三三三三三三三ニ=─
        |i|        <   |个| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄l ̄ ̄| ̄| ̄| ̄.|  |  ̄||
        |i|     ≧≦-=≦ニニ |⌒|ー-. |    |   ̄l_|_|   |  .|  |    |
        |」   Vムニニニニニ .|_|  \   .|      .|.   |  .|  | __|
           /Vムニニニニニ/__./⌒\二二丁. |.   |.斗|≦ |ニニ.|
         イニ/ /ニ/ニニニニニ/:i:i:i:i:/     \::ニ|ニ..|.ー=ニlニニ|ニニ|ニニニ|
       ./ニ7 /ニ| ◯ニニニニ./:i:i:i:i:/     /:iムニ艾ニニ|ニニニ|ニニ|ニニ|ニニニ|
        ./ニ7 /二|ニニニニニ/:i:i:i:ii:/    /V:i:i:i:ムニ|ニニ|ニニニ|ニニ|ニニ|斗 ´|
       .─/ /ニ/ニニニニ/:i:i:i:i:i/    /  ∨:i:i:iム .lニニ|ニニ=‐l ̄ |.  |.    |
      | l /ニ/ニニニニ/ ̄ ̄/  /.___|:i:i:i:i:ム|  .|.    |   |.  |.    |
      | |./ニ/ニニニニ/   ./ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| ̄ ̄ ∨ .|.    |   |.  |.  _|
      |__/ニ/ ◯ニニニ/   /./l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|     V .|.    | 斗|.≦|ニニニ|
     ニ/ニ/ニニニニ./   {/  |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|     V .|斗:≦|ニニ|ニニ|ニニニ|


 代理AA:竈門炭治郎(鬼滅の刃)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ああ、俺が、アマツマラが打つべきは己のために非ず」

「あの蒼き炎すら包む剣。ようやく気付いた、それが俺の、【天羽々斬】───」



直下、コミュ相手

1:キャスター陣営
2:ランサー陣営
3:スキップ(夜の決戦まで飛ばします)
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 23:33:22.62 ID:HMTrE4a7o
2
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 23:35:52.58 ID:mn2qRrIc0
アマツマラって天津麻羅?
945 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:43:20.41 ID:GTaPj8OZ0
2:ランサー陣営

なんかよく分かんねえけど、冷静になったらアレ、戦場に俺も来いって言ってんのか?
それはヤバくねえか? なあ、もしバーサーカーのアレが飛んで来たら俺の首。

「死ぬじゃん!!!」
「何が?」
「ヒョエッ……!」

突然独り言に割り込んでくるんじゃねえよ!? 誰だよ!?

「俺だ!」
「俺だ!」

……伝次とランサーのアホ二人だ。こいつら異常にウマが合ってるよな。
馬鹿同士だから話が通じやすいんだろうな。……というよりもだ! コイツ、この前俺のこと襲って来たじゃねえか!?

「ななななな、何の用だよ」
「? 何で震えてんだ?」
「……あー、マスター、いつだったかセイバーのマスター襲ったじゃん。それだよ」
「……ああ! そういやそんなこともあったな! 悪い! お前が糞野郎だったのは昔からだったからな!」

とりあえず殺意はねえらしいが、滅茶苦茶ナチュラルに悪口を言われた。これは喜ぶべきとこか?

「ま、まあいいや。で、何だよ」
「いや、暇でよお。ホントなら今すぐにでもブッコみてえが、まあ、俺はあんま考えんの上手じゃねえからな」
「俺も同じだ!」

そうか、そういう奴だな。俺もセイバーから面会謝絶食らってるし、うさんくせえキャスターと話すよりはマシか。
ならなんか話しとくか。何か話題あったか……?


直下、会話内容

1:ランサーの真名について
2:夜の戦闘について
3:夜の戦闘が終わったあとのキャスター戦について
4:自由安価
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 23:48:24.94 ID:mn2qRrIc0
1
947 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:59:52.06 ID:GTaPj8OZ0
>>944 そうですね。wiki表記のまま使用しています。おそらくは一族としてであり、個人名ではない、ということでしょう】

1:真名を聞く

……聞かれても言うわけねえと思うが知らねえのこいつらだけだし聞いとくか。

「ランサーの真名って何てんだ?」
「ああ、紅孩児だ」
「おう! 火焔山において修業を積んだかの牛魔王の息子、紅孩児とは俺のことだ!」
「ふーん、まあ、聞いても答えるわけは」

……は?

「は?」

【ランサーの真名が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ランサー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:紅孩児             【属性】:混沌・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:D     【耐久】:D     【敏捷】:D      【魔力】:A       【幸運】:C      【宝具】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

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             { ヽ _  ──   ___-‐ ス
           ト、 /\´       ´ ̄ \/く|
         _⊥イ              \N`
         ヽ__/      ヘ ∧ヽヽ  l  ヽ ヽゝ
.          //  ! | | !´^^´ヽl ト L   ',  ヽ
        / !   |_|_l |    リ/ヽ|ヽ l    \
.         ̄/ ! |  V !ハト    ァr示Vヽ} ト  |\ ヽ
         l | |  | 代心    irしリ ∧! ヽ| ハ ̄
         |ハ ハ  ト Vzリ    `¨´ / /  N /、 !
         {' V ヽ | \´  '  _  /イ  / |/ | `
            | Nヽヽ   マ  ノ   / / / N
            レ  \ト      イ7 /l ハ!
                「:トV`T ´  !ノ': : :`l
                |: |: : ノ ヽ─⊥: : : : |
                  __|: :}‐ Y´;;;;;;;;;;;;;;ヽ:<三三ニ>- 、
            イニ‐ : : : :ゝ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ: : : : : /: : : : ヽ
          / : |: : : : : : : |ーヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}: : : :/: : : : : :⊥.-、
         /┌───┐ !  ゝ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ_:_: :|: : : : :´: : : : : >--、
        /: : `l    l´: :|    \;;;;;;;;;r ニ  \: : : : : : :/: : : : : : >
     /ヽ: : : : : ゝ  ノ: : : !    | : `ー∪´/  \: : : /: : : : : /\:/
    <: : : : :\: : : :>‐ヽn: : |    |: : : : : :し' /    V: : : : : :/   \
    /\: : : : :ヽ: |  ー{ j : |    ノ: : : : : : : `ゝT´ヽ   ))¨ ‐V        \

 AA:ガウル・ガレット・デ・ロワ(DOD DAYS)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

え? なんで? なんでばらすの? 馬鹿なの? 何かの罠?

「何で!?」
「何がだ?」
「……ああ、多分俺が平気で真名バラしたからじゃねえの?」
「成程、いや、ランサーが『大体宝具見せればバレるだろ、俺有名だし』って」
「そうなんだよなー! 思ったより俺の名前が知られてなかったのはあれだな、誤算ってヤツだな!」

ガハハとランサー陣営は笑いあっている。……なんかどっと疲れが来たような気がする。

「俺の真名バレたら弱点もバレちまうしな! 簡単に使えねえというか知らねえとは思うけどさ!」
「それはもうしゃあねえな! バレちまったもんは!」

……ア? 今なんか聞き捨てならねえセリフを聞いたような。

【ランサー陣営とのコミュを終了します……】



【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。次回はおそらく明日】

【3VS3が終わればいいなー、というところですね】
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 00:03:25.92 ID:Bg9yehaN0
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 00:05:21.79 ID:+3ndl2l2o
950 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/23(火) 22:29:15.65 ID:7eZ80Zje0
【間に合うかと思ってましたがちょっと長引き間に合いそうにないので、今夜はお休み】

【たびたびお休みで申し訳ない。明日やります】
951 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/24(水) 03:22:50.25 ID:C8fuHvRc0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:14:59.79 ID:NnC7zG0fO
今日イベントだけど、来れるかな?
953 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/24(水) 22:23:41.79 ID:HaNmta1H0
【22:40ごろから再開しますね】
954 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 22:42:32.86 ID:HaNmta1H0
【アキバでお買い物たのしー! 個人的には上野の方が好きですが】


【再開】

【七日目・夜】

しんと静まり、人の気配よりも濃密な生の気配が漂う湖畔。
正面に広大な邸宅を臨み、三つの影が目を凝らす。

「さて、これ以上進めばライダーの主によって察知される。最後になるが、確認の必要はあるか?」

蒼褪めた顔で、吸血鬼となったキャスターが残る二騎に問いかける。

「ないね! むしろワクワクしてきてるってもんよ!」
「問題はないが、キャスター、お前はその姿でいいんだな?」
「仕方があるまい、弱点は多数把握されていようが、頭の冴える相手、打てるだけの手は打つべきだろう」

どこか悔し気な笑いを浮かべるキャスターの横で、使い魔と化した蝙蝠が舞う。
その蝙蝠を通じ、キャスターとランサーは主の存在を把握していた。

「貴様こそ、大丈夫なのか? マスターは」
「問題ない、俺の宝具なら俺が消滅しない限りほぼ確実に守れるし、何よりいい機会だ」
「……フン、まるで自分は消滅しないとでもいうような言葉だな」
「なるべくそうありたいとは思うさ」

セイバーの言葉にキャスターはそれ以上無用と外套をたなびかせる。
風をはらんで膨らんだその音が、開戦のラッパとなる。

「ではこれより、フォーリナー討伐戦を開始する。先触れは任せたぞ、ランサー!」
「よっしゃあっ!!! 出番だな! 行くぜ!!!」

叫び、ランサーの槍に炎が灯る。そしてその炎が徐々に量を増し。

「オラオラオラッ!!! お釈迦様の指も届かねえぜッ!!!」

湖面を割らんばかりに、邸宅へ向かい、一文字の軌跡を描く。


直下、【愛知りたる気高き竜よ】反応。5以上で飛び出さず、4以下で出現
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:43:41.10 ID:W6siCb1Fo
956 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 22:47:44.44 ID:HaNmta1H0
0:もう少しスピード下げてくださいよ

         ==ミ                         /|
       イ      l                     八 、    ̄ ̄ ̄  < <l
        、 ┐  〈                   >´⌒`        \ .\{
        f イ 、.∧                ´ /      、∧      ヽ  ヽ
         Y 〜 )   ,                / / / || |/`^^Y l | |  ,   ,
            | / ̄ 〕、 ,                 ー= ァ ,  ||/   .リ/ 六| |   、
          〈 ノ´ ミ   _              / |  V二ミ   ´匕ハ '.|X l l ≧
         (    )     -           |/X ハ〈 七   辷ソ .从 V.| ,
           ̄ ̄   、      -        '   从 人 、´ ’  _  /,  ハ  、 、
                  、      - ハ 、    | | , 、  f  ̄リ  , ,  〈 |  ̄
                    、        |ニニト _  、'  、l . ゝ -  -/ イ 叫 ネ
                      _     |ニニ|:::::::V::--.._  、/l - ´ ' |/:::::::::〉
                           |> ノニニ,、::::::::::::::/:::::≧|::|X|     ':::::::::::|
                           |ニ/ニニニ,ニ\:::::::::'::::::::::::::::::::|、   〈::::::≦三三三≧、
                           |,:'ニニ/ニニニ ≧」、:::::::::::::::::, 、  〈::::::::::::::::::::::::/:::::::::\
                        ¨¨¨¨ ̄ -=ニニ |ニニニlニニ斗  ー .〈::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::`乂
                                 ⌒ニニ |ニニニ  __  |ニニニニニニニ.|、_:::::::::::::::/ニ\
                                  |ニニ|ニニニ ノ レ:;:;:;:;:;:;:;ヽ ̄〉ニニ \:::::/ニ/ニ斗
                                  |ニニ|ニニニ しイ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ̄`ヽニニУニ/ニ/ \
                                  |ニニ|ニニニ  ':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/^ ヽくニ/   -- 、
                                  |ニニ|ニニニ   \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;イ / /  \ ィニヽ     \

直下

123:マスター戦発生
456:ネッシーごとランサー取り込まれる
789:フォーリナー直参!
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:51:35.16 ID:WpsBUInu0
オワタ
958 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 23:06:43.16 ID:HaNmta1H0
6:【抗えぬ悲哀の劇詩】によって取り込み

炎の奇跡で描かれる一文字。湖を真っ二つに割るその軌跡。
それに応えるように湖が割れた。いや、そう見えただけであり、実際に発生したのは大質量の浮上。つまりは。

「来たか、竜よ! しばらく遊んでもらおうか!」
「GAaaaaaaaaaaaaaa!!!」

怒り猛る巨大にして獰猛の牙、すなわちネッシーとも呼ばれる原始の巨獣の咢だった。
ランサーはにっと笑い器用に槍を操ってその歯の間をすり抜けた。獲物を取り逃がしたことに激高したのか、またも竜が吼える。
その様子を見ながらキャスターとセイバーは移動を開始した。

「第一段階は成功だな。あとの問題はバーサーカーか。奴にマスターを奇襲されれば危険だ」
「然り、バーサーカーの存在が確認出来次第、私はランサーと代わりライダーを隔離する」

湖畔の外周を急ぐ二つの影に複数の攻撃が乱れ飛ぶ。いくつかの機械兵の存在をキャスターの鋭敏な感覚が捉え指示を出す。

「セイバー、十字方向に一体、残りは私が壊す。……あの男の霊装を再現しているな、やはり優れた魔術師と褒めるべきだろう」
「しかし材料自体は荒いもんだ、これだけなら館までは辿り着けるだろう」
「そうだな。流石に準備の時間が足りなかったか……」

そこまで答えたキャスターの背にぞわりと悪寒が走る。本能に訴える違和感、その正体をキャスターが即時に理解した。

「ランサーの気配が消えた? いや、違う、あまりにも、静かすぎる……!」

湖畔に二騎が目を向ける。その湖面は静まり返り、水面には波の一つなく。
まるで、何もなかったかのように静まり返り。ただ一つ、蒼い鬼火のみがぽうと飛んでいた。


直下、先に描写するのは

1234:セイバー/キャスター
56789:ランサー
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:07:25.86 ID:W+BgywjGo
960 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 23:25:05.51 ID:HaNmta1H0
6:ランサーVS竜 in 互いの悲劇にて

「オラオラオラッ!!! デカブツが! トロいんだよ!」

鞭のように首を振るう竜の攻撃をランサーは器用にかわす。
打点こそ大きいが攻撃は単調で、獣のそれに過ぎない。そう判断し、まず初撃を加えようと槍を振りかぶった瞬間。

その目に蒼い炎が映る。

「フォーリナー!? 待て、これ、ヤベッ……」

炎へ向かおうとしたランサーを竜の尻尾が阻む。その数瞬の遅れのうちに、言葉が耳に届いてしまった。

「【抗えぬ悲哀の劇詩】」

意識が渦のように飛ばされる───。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

塗り替えられた世界は遥か太古、かつて怪物の闊歩した大地。
降りしきる星屑で地表は砕け、跳ね上がった土砂で空は覆われる。

「な、なんだこりゃ……!?」

吹き上がる黒煙にランサーは聞きなれた遠吠えを聞く。

「GAaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

背後の水源にも炎が降り注ぐ。熱されたそれは沸騰し、中の竜は藻掻き苦しんでいる。
死の恐怖、本能に刻まれた二度目の恐怖で竜の瞳に怯えが映る。

「……フォーリナーの野郎、竜ごと俺を取り込みやがったか!?」

降り注ぐ塊を打ち砕き、突き砕きながらランサーは考える。

「……確か、フォーリナーの宝具ってのは悲劇を再現する、これがあの竜の悲劇だとするなら」

突然の状況変化に混乱しつつ、何度目かの隕石を破壊して頭を冷やしていく。
そして、何かに思い当たったように槍を大きく振るい、複数の隕石を粉々にしたランサーの表情はこれまでになく蒼褪めていた。

「俺の悲劇ってのは、まさか───」


直下、戦況

12:【???】クリティカル!
345:巨大な蓮台の出現
678:竜、大抵抗
9:やられる前にやるんだぜ!
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:30:20.84 ID:WpsBUInu0
それ
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:30:23.44 ID:/zlbYkupo
963 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 23:40:12.72 ID:HaNmta1H0
4:蓮華座

それを言い切るよりも早く、突き崩された隕石の中にランサーの目が止まる。
あまりにも不釣り合い、あまりにも異様なものがそこにはあった。

                     ,/ヽ
      !ヽ.    .|'、     ,  .,i'゛   .ヽ      , t
      l .\   ! .゙'l \  / l |     !    . /  !
      l,  ゙ゝ、 .|  ヽ .゙'│ .l!     |  ,,/゛   .,! /!
      i,.l    `l゙   .ヽ .ヽ./ー'゛゙‐''、,, |.r'"     !/ |
      !`ヽ   i′   .゙'ィ"゛-''''''....、 ゙゙ll,゙.    ,..‐"  .!
      .ヽ .ヽ、 l      .\ .-=@ヽ  \ . /     .!
       ..l. .゙'-,|       `'、. ´ヽ   .,/       .| ._,,,,,,,,,____,,y
  .,,,,,,___、 .l.   |         \  .,r'´         !´      /
  ヽ   `'''-ミ、. ..l           ゙ /             /     ../
   .\     `ゝ l,              ゙l、           /     ,/
    ゙'、          \             !       /   _..‐´
      \        ゙'-、        !      ,,r―--`----........
       `'-..,,、./'" ̄ ゙̄''-,,,     l     /         .,/
         ,/        `'― ....〃ー''''''''"゛        /
       ,..ヾ             ,..〈,,,_           __,, ‐'’
      ''“''―- ..,,,,、      _..-'"    ´゙'''''マ''"゙゙´
             ´"'''''''''''''']          ヽ,
                     i゙x           l
                     ! ヽ             `'-..、
                  !  !`''ー-----――ー'''''''''"゛
                 !  ./
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                   ! .,l゙
                ,l゙ /
                 ,./ /
                 ″ ./

「蓮華座……!」

蓮を模したそれは神々しいばかりに輝いており、周囲で起こる絶滅の嵐の中で唯一静寂を保っていた。
その中であれば安全であると、その中に入れば無事に逃れることができると、蜜を垂らして虫を待つように。
ダラダラと嫌な汗をランサーが垂らす。だが、何故か脚は意思に反しその蓮華座へと向かっていく。

「い、いや、嫌だ、行きたくねえ、あの蓮華座の上に座ったが最後、俺の脚を刃が貫いて」

背後で聞こえる竜の声すらもう届かない。かつて、そう、かつて孫悟空を倒し、調子に乗ったあのときの恐怖を思い出す。

「嫌だーーーーッ!!! アレだけは、【金箍児】だけはもう嫌だーッ!!!」


直下、戦況

123:抵抗虚しく
45678:竜の抵抗
9:やけくそぶっ飛ばし
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:42:18.79 ID:W6siCb1Fo
965 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/25(木) 00:02:22.18 ID:bRI6XV3W0
9:ランサー、怒りの宝具開帳

ランサーの叫びも空しく、その足はじりじりと蓮華座へ向かっていく。
運命の、物語の筋を変えることは不可能だと、見えない手が押していくように。

「嫌だッ、嫌だッ、嫌だぞッ!!! 俺はもっと戦いたかったし、もっと戦えたじゃねえか! 悟空の義叔父上だって倒したんだぞ!」

もはや泣き声にも近いその叫びが聞こえないかのように脚が近づいていく。
蓮華座は既に目の前で、一歩踏み出せばその中に潜んだ刃がランサーの脚を固定し。
そして、ランサーの体にまたあの呪物が埋め込まれる。それはランサーにとっては屈辱以外の何物でもない。

「嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だッ!!! 俺は、俺は、俺は……!」

───ランサーの叫びが変わっていく。怯え、哀しみから、練り上げられたそれへと。
目には降り注ぐ炎が見える。涙の代わりに炎が湧き出てくる。叫びの代わりに怒りが噴き出していく。

「俺は、紅孩児ッ!!! 火焔山にて三昧真火を会得した! 三千世界に轟く大妖怪!」

その怒りに、何かが呼応した。丹田で練られた丹が全身に駆け巡る。
サーヴァントは同じものの現身であるがゆえに、【抗えぬ悲哀の劇詩】の内部では同じ運命を辿る。

しかし、ランサーは成長する。成長する可能性があると刻まれたサーヴァント。
全身から、あのときできなかった力が迸る。悲劇の修正力はそれを抑えようと巨大な負荷を与え始める。

渦のように襲い掛かる精神への直接的な圧迫。心臓を握られるようなひやりとした感覚。
冷たき蒼い炎は、最初からそこにあるがゆえに、その成長を認めない。全身を刃で突き立てられ、目玉に真鍮を押し入れられるような圧迫感。

だがしかし、それらをすら成長したランサーの炎は超えようとしていた。

「俺は俺は俺は俺はッ!!!」

全身から迸る灼熱の炎。消えることなき火焔山の三昧真火! 今ここに燃え上がるッ!!!

「俺は、童子じゃねえッ!!! 俺は、紅孩児だッ!!! 宝具、最大開帳ッ!!! 【三昧真火 火炎槍 怒髪天(さんまいしんか かえんそう どはつてん)】!!!」
966 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/25(木) 00:04:49.18 ID:bRI6XV3W0
 ◆『三昧真火 火炎槍(さんまいしんか かえんそう)』

                        __   /     (乂
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                   へ/{_,/ i{  `¨¨¨¨¨¨¨¨⌒≧=---...、
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     }V.:./ハ:V:.:.:.:,ハ⌒7´ ̄ ̄`ヽノ}!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.;ィi〔⌒\:.:.:.:.:, ∧:.:.`:.:.):.「⌒V       }\  ,. :{
   }し.:ノ.:.}「:.:.}:.!:.:./.:.:.:.:.:′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V乂(⌒¨¨¨¨⌒ゝ:.:.:`ヽ:.:ヽイイ  ゝ./ィ            /l  V ハ
 ノし.:.(⌒.:,八://{:.:′:.:.:.:.j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}「⌒\:.:.:.:.:.:./⌒.:.:./⌒)イ   ⌒).:.:/    }ヽ _,/ /    V.ハ:.l
/.:/⌒      レ{.:.:.:.:.:.:八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j:{:.:.:.:.:.:.ヽーく:.:.:.:.:/.:.:.;/  /{/.:.//{ ィ,/ ハ⌒/ :j{    }!/}/
イ          ≧=≦⌒≧=--=≦^ヽ:.::.:.:.:.:.:}!/⌒v.:/{   {  〉:.:.:/   〉 j{   .V⌒ゝハ    ;/


  ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:3-10 最大捕捉:1人
  ランサーの肉体と火炎槍が融合したことによる宝具。
  火炎槍に封じられた三昧真火の炎を全身に纏い、相手に突撃。
  敵を殴りつけると同時に、自身の肉体ごと大爆発を起こし相手を焼き殺す。
  宝具発動時は炎と完全に同化している為、自爆後は炎と共に自分の姿を再生することが出来る。
  宝具の発動手順や攻撃方法からナタの『地飛爽霊 火尖槍』や孫悟空の『斉天大聖』を彷彿とさせる


全てが燃え上がる、蓮華座も、隕石も、世界をすら燃やさんとランサーの炎は天にも昇り星を衝く。
怒り、怒り、怒り、怒り、怒り! 全ての悲劇を否定せん! 運命などは燃やし尽くさん!
ランサーの声もすら既に炎と化している。そしてその熱は際限なく膨張し。蒼き炎の世界にピキリと罅が入る───。


直下、戦況結果

1:ランサー、消滅判定
234:ランサー、一時戦闘不能
567:ランサー、一時戦闘不能、ライダー宝具使用停止
89:ランサー、戦闘続行、ライダー宝具使用停止
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 00:06:31.94 ID:EcybmJ3Lo
968 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/25(木) 00:09:19.79 ID:bRI6XV3W0
4:ランサー、一時戦闘不能

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【ライダー宝具に関しては完全に無事ではなく、どっかで判定できるくらいの余地があるよってことです】

【次回はできれば明日やりたいですが、可能性は低めだと思ってください。できなければまたアナウンスします】
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 00:57:19.40 ID:LRA/HV59o
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:47:20.80 ID:uQbn7u4ao
971 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/25(木) 21:07:18.42 ID:bRI6XV3W0
【やはり今夜はできそうにないので早めに】

【おそらく土曜日の再開になります。ちょっと早めの時間になるかもです】
972 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/27(土) 21:58:03.32 ID:TzZoOK/70
【いつも通りになりそうです。22:40分頃再開】
973 : ◆v.By3fESrTsY :2021/03/27(土) 22:40:40.10 ID:TzZoOK/70
【再開】

【ランサーの戦闘から少し時間を遡り……】

蒼い鬼火が湖面から消えたとき、本当の静寂が耳の中で反響する。
最初に口を開いたのはセイバー。

「……フォーリナーの宝具か」
「おそらくはな。怪物ごとランサーを取り込んだと考える。……確かに、悪い手ではあるまい」
「俺たちの中でも火力だけならランサーはトップクラス。ライダーの宝具は制御が難しい」

両陣営、強力な攻撃翌力を失ったことになるが、若干自分たちの方が痛いだろうとキャスターも同意する。

「だが、止まるわけにはいくまい。これで少なくともライダーの宝具による脅威は考えなくてもいい」
「そうだな、とにかく館へと進み、フォーリナーを倒していこう」

頷きあい歩を進めていく。足元の地面が水気を孕みぐずりと滑った。


直下、無事に館内部へ迎えたか。5以上で可能、4以下で妨害
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 22:45:28.59 ID:0TDKoZkGo
975 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:00:22.11 ID:TzZoOK/70
9:問題なく侵入可能

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

……しばらく俺はセイバーの背中の箱、つまりはセイバーの宝具内に放り込まれてたんだが。

「ヤケに静かじゃね?」
『……ああ、ランサーの消失から攻撃もぴたりと止んだ。今も順調に館の前だ』

あ、怪しい。すげえ罠の匂いがしねえか、これ?

『うーん、難しいとこだな。フォーリナーの狂気に当てられて自棄になってる可能性もあるし』
『こうやって悩ませることが1つの作戦、何らかの時間稼ぎであることも考えられる』

……? どういうことだ、と思ったが、フォーリナーのスキル的にそれもあるのか。

『もしフォーリナーがスキルの達成に注力してるなら急ぐべきだし、罠なら探るべきだろう』
『探るならば私の使い魔やセイバーの目もあるわけだが……、いっそ、私の宝具でこの館を巻き込むというのもアリか』
「そんなことできんのか?」
『私の宝具は、つまりが相手をホラー小説に引きずり込むことにある。夜の湖畔、歴史のある洋館、私の得意とするゴシックホラーの舞台にはうってつけだ』
『だが、その場合キャスターは今の吸血鬼化を解く必要がある。宝具にはそれなりの魔力を使うだろうし察知されやすく、隙ができるわけだな』

そこをバーサーカーやフォーリナーに奇襲されると危ないってことか。

……さて、どうする?


23:05より多数決、先に二票。23:15まで集まらなかった場合入った方を

1:突撃!            (メリット:【エレウシスの密儀】確定で発動せず。デメリット:罠を仕掛けられている可能性あり)
2:周囲を探る         (メリット:奇襲を仕掛けたり、罠の判定がなくなる。デメリット:【エレウシスの密儀】発動可能性あり)
3:キャスター宝具       (メリット:戦闘開始、有利な状況から戦闘可能。デメリット:奇襲を仕掛けられる可能性あり)
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:05:11.42 ID:eC0TP1Kfo
3で
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:08:07.34 ID:Gh/wUj4M0
3
どれも悪い可能性はあるけど、罠と確定復活と奇襲なら対応できそうなのは3かな
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:08:40.59 ID:x4CHe2YSo
3でいいか
979 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:16:48.04 ID:TzZoOK/70
3:キャスター宝具使用

……よし、キャスターに宝具を使ってもらおう。

『その真意は?』
「直接戦うよりお前らが危険な目に遭わないだろ?」
『その真意は?』
「はい、俺が怖い目に遭いたくないだけです」

圧がヤベえんだよ! 引きこもりから戻ってから遠慮ってもんが消えてんだよな俺のサーヴァント!!!

『だそうだが、そちらのマスターは?』
『問題はないという判断だ、信頼されているのか、あるいはいざとなれば逃げ出す準備を整えているのかは分からんが』

やれやれと肩を上げ、この格好もそれなりには気に入っているが、と言いながらキャスターはその身から宝具を切り離す。
全身が一瞬真っ黒になったかと思うと、黒が流れるように落ち、ひょろっとしたもやし男の姿が現れた。

「では、早速行こう。セイバー、宝具使用の間周囲の警戒を頼む」
「任された」
「──これは白紙の怪奇譚。緞帳の幕は上がり血みどろの惨劇は演じられる。さて、席をお立ちにならないよう!」

キャスターが手元に出した白紙の台本をペラペラとまくり始める。……さて、仕掛けてくるか?


直下、仕掛けてくるか。5以上で来ず、4以下で奇襲発生【隙】-1
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:17:43.99 ID:eC0TP1Kfo
よっす
981 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:23:07.91 ID:TzZoOK/70
>>139

99:ファンブル

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        ''''''llll||||,,,,,,   ||||   ,,,,,|||||llll''''
           '''''''''llllllllllll|||||llllllllllll'''''''

直下

123:キャスターに着火
456:マスターが攻め込まれる
789:竜、復活
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:24:19.59 ID:Gh/wUj4M0
聖杯戦争、完
983 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:33:27.22 ID:TzZoOK/70
9:ライダーの宝具復活

その瞬間、俺の背中に何かが走った。悪寒なんて生易しいモノじゃねえ、これは───。

「セイバーッ!!!」
『聞こえている!』

背後の湖面が割れる音、いや、違う、周囲がどんどん湖へと変わっていく。
つまりはそれの先触れ、夜空を揺らす大音声轟かす吼声。

                          __ ,‐、
                         ヾ、 \ \、        _
                           \ \ \-、    くヽヽ 、_
                             i ̄ ̄/゙゙゙゙゙゙゙ヽ  `ヽ、ヽ、 ` ヽ 、__
       ,,-‐‐‐‐‐、,,-ー'''''''''ヾ-、_       ,,,7 ̄7''''''ヽ/_____j__ `ヽ/  o o、
      /i    i ̄ ̄ヽ、 \   /_,,-‐、‐‐‐、--、ー 、  i─ヽ'ヽ''''ヽ'''ヽ ヽヽゝ'__ヾヽ ゙\、__
     / .i   j     __── /、 ヽ ヽ ヽ_ヽ_ヽ__ヽ i   ゝ‐.j─j─i─i''''i  \ヽヽ-、、二/
     i  i   i    /ヽ\ /、ヽ/iヽ j ̄ヽ  ヽ ヽ i ̄ヽ  i  i  i  i l lヽ  l  i i ヽヽ\__  ,,,,
     i  i   i    / .j /   / j  j  j j j j j i--/   i_i__i_i_i_i/  i  i i i i .i ヽ\ヾヽ、
     i   i   i   /  / /  /ヽ j  .i   i i i i i iーーi  i         i   i_i i .i i i  i i\ヽ j
     ヽ  二二j--く_/ / /  i  i二二i二i ̄i ̄j-/  /ヽ_/ ̄ ̄ ̄/  //‐‐‐''''''\j  j j j \ゝ
     / ̄ ̄    /    / /ヽ__/  \  ヽ i  i  i   / \     / / /  /ヽーー、,,,i  i i .i .i iヽ
    /      /   / /   /    \ j j  j j''''''''‐‐' ̄''二二iニニニj-- 、__/  ヽ i   //ヽj j i .i
    i      /   / /──/   /二二二'''''''''二j   oニoニ二,,,,,,,-'''    j二二二/ / ヽ  ヽi .i
    i    /   / /   /i'''''''''''´ ,,‐'/,,,,i_/__j              oニoニ二/、 \   ヽ  / /
    i__/  / /   // j   ∠∠/                            `ヽ_,,,,-‐j__
    /i   ヽ‐'´ /   /ヾゞ j'                                    oニoニ/  /
   i i  _ゝ''´  /ゞ  i二il                                      ̄ヽ  ̄ヽ
   ヽi ̄´  _ゝ/ゞ   i二.jl                                        \ ヽ/
     `'''''' ̄   iゞ    i二.jl                                          ヽニニ
           jゞ   ゝi二jl                                           ヽ‐
           ヽゞ二二ゝ</                                            ゙
            ヽ-ーーー''´


「GAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

ライダーの宝具が鎌首をもたげ、俺たちを睨みつけていた。

「まさか!? もう復活したのか!? どんなトリックだ!?」


直下、どんなトリックですか

123:ライダーも既に狂気に取り込まれてました
456:令呪を使っております
789:フォーリナーマスターのスキルを応用しました
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:33:57.96 ID:0TDKoZkGo
985 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:38:39.96 ID:TzZoOK/70
6:令呪の消費で何とか

【というわけでちょっと早いですが今夜はここまで、この展開を考えてなかったのでちょっと時間がかかりすぎそう】

【加えて久々ですっかり忘れてましたが次スレの時間ですね】

【明日同じ時間くらいに次スレ立てて、続きやっていきます。さて、勝てるかな】


【現在令呪状況】

剣:2
槍:1
騎:0
魔:0
狂:1
降:1
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:43:19.70 ID:x4CHe2YSo
うーむ負けそうじゃ
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:43:54.41 ID:eC0TP1Kfo
おつ
すまんの…
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:45:58.66 ID:Gh/wUj4M0

一応、一番令呪あるのはセイバーなんだな
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 01:03:25.93 ID:JTG/JLVSo
990 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/28(日) 22:28:17.29 ID:WKhCs3O40
【申し訳ない、年度末のドタバタで急にリアル用事が入りました。今夜はお休みで明日に延期します】

【日付変わるくらいに新しいスレだけは立てておくので、何卒ご容赦を】
991 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/29(月) 00:25:27.11 ID:B7SlsPIC0
次スレ : ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1616944965/
992 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 22:25:21.69 ID:B7SlsPIC0
【昨夜は失礼をば。22:40ごろから再開します】
993 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 22:40:55.07 ID:B7SlsPIC0
【再開】

「ライダーのマスターさんよお、それで令呪は全部使っちまったんだな」
「ええ、必要な消費です。ランサーを退場させ、キャスターの不意を突く。十分な結果でしょう」
「そっか。んで、ライダーのことはどうすんだよ」

巨漢が陰ですすり泣く少女に目をやる。ショーも同様に一瞥し、すぐに視線を青い炎へ戻した。

「必要な犠牲でした」

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

夜を劈く怪物の声。ずぐりと足元が湖へ変わっていく。

「くそっ、おそらく令呪を消費してきた! ここで僕らを倒す公算だ!」
「何にせよ戦うしかないってわけだな!」

体勢を崩された二騎に怪物の攻撃がまず一撃、叩き墜とされる。


直下、初撃判定。5以上で回避、4以下でダメージ【奇襲】−1
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 22:42:38.57 ID:b2sK3kq40
はーい
995 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 22:54:42.31 ID:B7SlsPIC0
6:回避

大振りな一撃は湖面を叩き、巨大な水柱で二騎を跳ね上げる。
何とか体勢を戻し、着地するも徐々に周囲は湖へと変わっていく。選択の時間は少ない。

「セイバー! 時間がない! 考えられる方法は二つ!」

キャスターが叫び、セイバーが頷いた。追ってくる眼光を見据え距離を取る。

「一つ、僕かお前がこの場に残りこの怪物を倒す! リスクは大きいがフォーリナーへの時間は稼げるだろう!」
「俺はともかくお前はできるのか、キャスター!」
「宝具を発動している間はないだろうが、幸い敵はフォークロアでもある! 僕の【風評改竄】を叩き込めばチャンスはある!」

湖面を突き破り、怪物が空気を振るわす雄叫びを。まるで泣いているかのようで。

「二つ、このまま僕とお前で確実にこの怪物を倒す! 倒せる可能性は高いが、フォーリナーに時間を与えることになる!」
「一長一短か、どちらとしてもリスクは高いな!」
「当然だ、リスクを負わずして成功などない! 正直言って僕はそういうの良くないと思うが! 準備とリサーチが大事だからな!」

冷や汗をにじませ軽口を飛ばす。それが余計に余裕のなさを感じさせた。


22:57より多数決、先に二票。23:07まで集まらなかった場合入った方を

1:キャスターに任せフォーリナーへ
2:自分で対応しキャスターを向かわせる
3:二騎で撃破を試みる
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 22:58:35.91 ID:b2sK3kq40
1
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 23:00:38.24 ID:/R3qq3xb0
998 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 23:08:29.47 ID:B7SlsPIC0
【ここまで、同票なのでランダムで】

このレスのコンマが

奇数:キャスターに
偶数:セイバーで

【次レスに進みますね。適当に埋めてください】
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 23:45:40.53 ID:zjoWAtMHO
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 10:51:44.98 ID:anRym9HqO
1000ならハッピーエンド
1001 :1001 :Over 1000 Thread
     ,.ィ'",ィ    `' 、                 
 .  /_ / __,,,     ',                 
   //..、 ̄.,、、ゝ     .',                 
   i.F‐'゙  `'ー‐',.     l      
   !|       `‐、  ,.、 ',        
   ||,,,,_ ,  _,,,,,,  | |7}. ',     久々にわろうた  
   ||. ̄ ,'  ´ ̄   リ!|/  ',       げにいみじきすれのたつのも今はむかし 
   !.',  i,_っ     l!|   ヽ       
 . l ',  _,,_      | l    \   あたらしき人まいりこれりども 
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【モバマス】たぬまゆ魅力 @ 2021/03/30(火) 00:31:57.27 ID:mEaIcRMU0
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海防艦について @ 2021/03/29(月) 17:41:29.15 ID:LI4n0Vn7o
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雨 明日は降らなければいい @ 2021/03/28(日) 23:31:06.12 ID:KW4WW1Pk0
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佐々木「これがシュタインズ・ゲートの選択だよ」 @ 2021/03/28(日) 20:57:24.15 ID:gYxSR/SRO
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もしもエヴァTV版第23話で綾波レイのつぶやきが皆に聞こえていたら @ 2021/03/28(日) 17:07:52.20 ID:yIJlieeC0
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避難所時代の思い出語ろうぜ @ 2021/03/28(日) 05:31:49.93 ID:n/jkyx9s0
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【ダンガンロンパ】苗木「パニックホラーの世界へ」【安価進行】 @ 2021/03/28(日) 04:27:41.98 ID:C/b0h9TD0
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【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 @ 2021/03/27(土) 20:58:17.12 ID:wsdCZq+f0
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