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【安価】ウィン「リリウム魔法学校へ! 7……ナナ?」【百合】

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101 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/01(金) 00:00:49.10 ID:PPJyweXjo
樹「……ふう〜……」ホッ


ラミー「お、お疲れ様。急にすごいことになったね……」


樹「まあ校長やってればこれくらいはね……」


クロエ「それより御桜、あなたなんでここに?」


御桜「姉の友人が視た未来について電話が来たんです。なので防御のために来ました」ニコリ


クロエ「そうだったの……。防御組凄かったわね」


レナ「私の新魔法も使えたみたいでよかったわ。まだまだ頂魔法には及ばないけどね」


クロエ「でも神魔法クラスの堅さだったんじゃない?」


レナ「それは否定しないけど、そこで満足してたらよくないわ。私達はあの魔王と戦わないといけないんだから」


クロエ「ええ、そのとおりね」ニッ


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・最後の演劇部の大会に向けて練習する
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後3日程度の行動を指定してください

4/10回目の行動です
7回目の行動後演劇部の全国大会となります
102 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/01(金) 00:01:41.68 ID:PPJyweXjo
というわけであけましておめでとうございます!
スレは現在夏休みで季節感めちゃくちゃですが、今後ともどうぞよろしくお願いします!
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 01:06:13.58 ID:Bk632tkh0
あけましておめでとうございます!
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 03:46:39.02 ID:LZONxCHTO
あけおめちゃん
流石にこのタイミングは人がいないか

スキアが世界全体に未来視を妨害する結界を展開
その影響でサリアの魔法の精度が落ちてしまうが、茜とヴィーネのフォローによってチームとしての圧倒的な強さは健在な模様
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 04:01:11.25 ID:PfIC21GAO
初めはカームとやよいの2人だけででカラオケに行こうという話だったのだが、最終的にカームチームとシエラチームを合わせた6人で行こうという話に
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 07:51:50.19 ID:lRY46K2GO
そろそろ演劇大会の練習をしよう

衣装合わせ中に小一時間ほど行方不明になるレナデンと何かを察する舞
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 08:11:21.26 ID:8s91ggo5O
あけおめ、今年も良い百合期待してる

リリィ先生の実家にお邪魔したナミネ
そこでリリィ先生の弟妹達に囲まれて質問責めされあたふた
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 09:56:11.57 ID:uZ+2f27ZO
プロ入り後、ウィンと同じく期待のルーキーとして快進撃を続ける時雨へのインタビュー
その際に恋愛方面など疎すぎる話題を振られ、その回答のギャップに歓声がより黄色くなる
109 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/01(金) 22:48:02.72 ID:PPJyweXjo
今日は更新なしです、すみません!
110 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:28:58.95 ID:T+ppsRoto
リリィ家ーー


ナミネ「お、お邪魔します……」


「お姉ちゃんおかえりー!」 「わ、だれ!? きれいなひと!」


わらわら


ナミネ「あわわ……!」


リリィ「学校の生徒よ。ちょっと顔見せついでに、みんなのお世話してもらおうかなって思って」


「別にお姉ちゃんいなくても大丈夫だったけどねー」


リリィ「確かに……。ちゃんとお部屋の掃除もしてるのね、えらいえらい」


ナミネ「あ、あの、私来てよかったんでしょうか……。校長先生に何か言われたりとか……」


リリィ「大丈夫です。ナミネさんの品行方正さは学校中みんな知ってますし、何も言われませんよ」


ナミネ「そ、そうですか」ホッ


「おねえちゃんおなまえは?」クイクイ


ナミネ「あ、自己紹介がまだでしたね。ナミネ・スフィアードといいます。よろしくお願いしますね」


「なみねおねえちゃん!」


ナミネ「はい!」


「なみねおねえちゃんはおねえちゃんのこいびと?」


ナミネ「へっ!?///」


「あ、それあたしも気になる」 「彼女なのー?」


リリィ「もう、ナミネさんを困らせないでください。ほらほら、せっかくのお姉ちゃんですよ? 一緒に料理でもしましょう!」


「するー!」 「今日はハンバーグなんだよ! 材料はちゃんと買ってある!」


リリィ「ハンバーグ! ほら、ナミネさん。こっちがキッチンです、一緒にお料理しましょう?」


ナミネ「は、はい!」


ーーーーー

ーーー

111 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:29:44.61 ID:T+ppsRoto
魔界ーー


スキア「……」


花「人間界からの帰参から何か思案なされていますが、いかがなさいましたか」


スキア「うーん……未来視されるのはまだしも、私とお姉ちゃんを間違えられるのはなあ……」

スキア「あ、そうだ!」


ヴォン


スキア「未来視妨害の結界を世界中に貼ろう!」ゴオッ!


ぐら…… ぐらぐらぐら……っ


サキュバス「ちょちょちょ……!」ガシッ


花「世界を対象に結界を……。さすがのお力です」


ーーーーー

ーーー




スタジアムーー


わあああああああっ!!


敵アタッカー「獄風魔法【ヘルウィンド】!」ゴオッ!


ヴィーネ「防御魔法【シールド】!」


サリア「ナイスです! 未来視【トキ】!」キィン

サリア「ーーっ!?」ガクッ


ヴィーネ「次の攻撃は!?」


サリア「み……見えません! 未来視がモヤがかかったように……!」


茜「!」


敵サポーター「縄魔法【ロープ】!」ビッ!


ガシッ!


敵サポーター「茜さんの片腕封じたよ!」


敵大将「オッケー! そのまま茜さんから狙っていこう!」
112 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:30:20.20 ID:T+ppsRoto
茜(これは……動きだけじゃなく魔力の流れまで抑制されるのか……)ギシッ


ヴィーネ「未来が見えないなら……茜! サリアのサポートするよ!」


茜「……」コクッ


敵サポーター「その状態で? 無理よ! 縄魔法【ロープ】!」ビッ


茜「脚進化魔法【エヴォ・レッグ】」バッ!


敵サポーター「消え……!?」


敵アタッカー「後ろ!」


ヴィーネ「後ろを取られたのはあなたも。聖弾【ホーリーボール】!」


敵アタッカー「ぐあっ!!」


敵大将「く……!」

敵大将(隙は大きいけどこれしか……!)

敵大将「要塞砲【フォートレスカノン】!!」ガコォン!


ヴィーネ「おおっ!? 防御系の超上級“攻撃”魔法! 魔力の装填に時間がかかるけど威力はすごいよ!」


サリア「解説はいいですから! 狙いをつけられないようとにかくバラバラに!」


ヴィーネ「オッケー!」


敵大将(狙いは……あんたよ! 大将!)ジャキッ!

敵大将「発射ァ!!」ギュゴオオオオオッ!!


サリア「!!!」


ヴィーネ「神聖・匣【ザ・キューブ】!」ガチンッ!


敵大将「止められた!?」


茜「脚神化魔法【ネオ・レッグ】、腕深化魔法【ヘビー・アーム】」ブワッ

茜「すぅ……破ッ!」ゴッ!!


ごしゃああああああ……っ


ヴィーネ「さて、一人欠けて強力な魔法も打ち消されて……まだやる?」


敵大将「……降参です」


わああああああああっ! パチパチパチパチ!!
113 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:30:53.61 ID:T+ppsRoto
サリア「す、すみません。助かりました……」


ヴィーネ「……」ジ…ッ


サリア「な、なにか?」


ヴィーネ「いや……目に異常はないみたいだし……。なんだろ、なんか薄い結界の中にいる感覚はあるんだよね……。ま、気のせいか」


茜「そういうのは後でいいですよ〜。ほら、挨拶しましょ〜」


審判「両チーム礼!」


ありがとうございました!


ーーーーー

ーーー

114 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:31:20.93 ID:T+ppsRoto
他のスタジアムーー


レポーター「本日のヒロインは、一瞬の隙を突き試合を決めた! ルーキーの時雨選手ですー!」


パチパチパチパチ!


レポーター「大活躍でしたね! この歓声、どうですか?」


時雨「ありがとうございます。すごく嬉しいです」


わああああああっ!


レポーター「あの判断、ベテランの選手でもそうはできません。どのように身に着けた技術なのでしょうか」


時雨「私は昔から剣道とマホリオだけに情熱を注いできましたから。もしかしたら剣道の経験が活きたのかもしれません」


パチパチパチパチ!


レポーター「というと、彼女にいいプレーを見せるぞー! みたいなのはないんですね」アハハ


時雨「え、あ、ああ……。そう、ですね。その……彼女というのができたことがないし、恋愛というのもよく分からないので……そういうことはない、です」モジモジ


きゃあああああああああっ!!


レポーター「おおっと、会場の女性たちからとてつもない黄色い声が! ではその会場の皆さんに最後に一言お願いします!」


時雨「明日の試合も応援よろしくお願いします!」


わあああああああああっ!


レポーター「ということで、本日のヒロイン、時雨選手にお越しいただきました! 時雨選手、ありがとうございましたー!」


ーーーーー

ーーー

115 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:31:48.09 ID:T+ppsRoto
食堂ーー


テレビ『あの試合のあと、時雨選手のグッズが大売れだったらしいですよ! 皆さんもこの新人、要チェックです!』


カーム「あの人……ウィン選手とリリウムでチームを組んでた人だよね。すごいなあ……」


やよい「そうそう。私達とは入れ違いに卒業しちゃったけど……。1チームから2人もプロってすごいよね。それにどっちも大活躍!」


カーム「私達も頑張らないと!」


やよい「でも学生たるもの息抜きもしないとね。えっと、学校近くのカラオケは……」ポチポチ


ポメ「やよいー!」ダキッ


やよい「ポメちゃん? どうかしたの?」


ポメ「なにもないよ! でもやよい見つけたから!」ニコー


やよい「そっか」ナデナデ


カーム「あ、ポメ暇? よかったら一緒にカラオケ行かない?」


ポメ「! いく!」


カーム「となると……。みんな誘おっか」


やよい「うん!」


ーーーーー

ーーー

116 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:32:17.20 ID:T+ppsRoto
カラオケ屋ーー


ポメ「いえーい!♪」キイイイイイン!


シエラ「ちょっと! ハウリングしてる!」

シエラ「……」チラッ


レティス「…………♪」


ロロナ「れ、レティスさん魔法大丈夫なの……?」


カーム「歌わないけど来てみたかったんだって。マラカスとタンバリンで盛り上げるみたい」


レティス「♪」シャンシャン


やよい「よーし、歌おー!」


ーーーーー

ーーー

117 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/02(土) 19:33:06.73 ID:T+ppsRoto
部室ーー


クロエ「今日は役ありと衣装係で衣装合わせをするわ。しっかり体型に合わせてね。最近太ったとか、胸のサイズが大きくなったとか、そういうのはある程度はデンの魔法でなんとかするけど、まずは素直に申告すること」

クロエ「じゃあ各自で衣装合わせ開始よ!」


はいっ!


ヒカリ「衣装合わせも最後か……」


凜華「そう考えると感慨深いね……」


モミジ「……その、胸の大きさが……」ゴニョゴニョ


衣装係「えっ! さらに大きく!?」


モミジ「……///」コクリ


凜華「そういうのを感じる暇がない人もいるみたい」クスッ


舞「あれ、レナさんとデンさんは……」


ーーーーー

ーーー




クロエ「衣装合わせ終わったわね。それじゃあ調整はこれでおしまい。明日からまた練習になるから、しっかり体は休めること」


はいっ!


レナ「あ、あら、終わったの?」ハアハア


デン「そ、そうみたい……」フウフウ


舞「……」

舞(……そういうことですか)フム


クロエ「ああ、二人とも。衣装合わせは終わったわよね? 今日はもうおしまいよ」


レナ「わ、分かったわ。じゃあまた明日ね」


クロエ「ええ、また明日」


デン(うう、下着の濡れた感覚が……)モジモジ


現在の目標
・最後の演劇部の大会に向けて練習する
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後3日程度の行動を指定してください

5/10回目の行動です
7回目の行動後演劇部の全国大会となります

また、一年生のカラオケスキルをコンマで判定します
高いほど上手
カーム ↓コンマ
ポメ  ↓↓コンマ
やよい ↓3コンマ
シエラ ↓4コンマ
ロロナ ↓5コンマ
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/02(土) 21:10:20.48 ID:b6fvwerDO
端役ではあるが声優の仕事が回ってきたラクリマ、声だけでの演技のコツを掴むためにティアとアルシェに協力してもらう
アルシェに目隠しをして左右から声を聞かせてどちらがティアかを当てさせるというものだが、卓越した演技力のラクリマと恋人への想いで演技力をブーストしたティアでどっこいどっこいに
実質ティア二人によるASMRを聴かされる形になってしまったラクリマ、辛抱堪らなくなってティアを押し倒す
(※なおラクリマはお邪魔虫にならないように退散した模様)
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 21:11:33.30 ID:b6fvwerDO
>>118
ミス、最後ティアを押し倒すのはラクリマではなくアルシェです
安価下
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 21:18:05.73 ID:oU7pd0eSO
カームは芸術方面は凡才って感じだなぁ。コンマはこのレスがポメになるかな

レティスについて知ったティア、筆談を勧めてみる。ついでにオススメの紙とペンも教えてあげる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 21:43:24.18 ID:kZDJ/o2EO
イリスの家で久しぶりに家族の温かみを感じ、両親が恋しくなってしまったノワール
夜、無性に寂しさを感じいつも以上にイリスに甘え、求めてしまう
それに応じて、優しく慰めるイリス
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 21:54:07.04 ID:wpjfSzW60
>>118の話をしたところ、自分にもやってほしいと頼むノルン。ティア同様に恋人ブーストがかかるので……(察し)
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 22:02:37.07 ID:DWU8O58LO
魔翌力を洗い流す雨が降りレティスの髪の染料が落ちてしまう。慌てて隠そうとするも、たまたま通りかかったシエラに気付かれお姫様ということがバレてしまう
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 00:30:58.78 ID:IkemA/bvO
下3人が音痴すぎる
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/04(月) 00:26:53.81 ID:IfqutmGDO
おやすみかな
126 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 02:18:14.08 ID:LLi68uZao
すみません、久々のセックスシーンのため時間がかかっています
本日中に書き上げて投稿予定です、お待たせして申し訳ありません
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/01/05(火) 11:11:14.16 ID:CBf/HqwoO
1組くらい卒業まで健全なままでいるカップルいてもいいのよ?
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 15:19:31.46 ID:CG3zf6V1O
学生妊娠しなければセーフ
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 15:55:05.46 ID:yzQ/9iqyO
イオモミはそこら辺奥手そうだけど、一線越えたら抑圧されてたぶんもあってすごいことになりそう
130 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:02:29.90 ID:LLi68uZao
やよい「らー♪」


シエラ「らぁー」


ロロナ「らー……」


レティス「……♪」シャンシャン


カーム(やよいはまあ聞けるレベルだけど、あとの二人ともあんまり……)


ポメ「あんまり上手じゃないねー?」


カーム「!!」ギョッ


ロロナ「や、やっぱり私なんか来ないほうがよかったよね、ああ、誘われたからって来なきゃよかった……」ブツブツ


シエラ「ふ、ふん。私はマホリオの練習ばかりだったからです。才能がないわけては……」ブツブツ


ポメ「でも楽しそうだからもっと歌ってほしいなー。ね、ね、誰かデュエットしよう!」


やよい「あ、はいはーい! 一緒に歌おうポメちゃん!」


ポメ「いえーい♪ らぁ〜♪」


やよい「わ、ポメちゃんうまい! らー♪」


ーーーーー

ーーー

131 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:03:24.22 ID:LLi68uZao
中庭ーー


さああああああ……


シエラ(雨か……)


レティス「……っ、……!」バシャバシャ


シエラ「!!」


レティス「……ふー……」

レティス(ここで雨やどりしよう……)


シエラ「れ、レティス様……っ!」キョロキョロ


レティス「……シエラ」シー


シエラ「いや「しー」じゃなくて! お嬢様髪が……!」


レティス「……髪……?」チラリ

レティス「……!!」


シエラ「は、早くお部屋で染め直しましょう!」


ローラ「あ、いたいたー」


ティア「……」トコトコ


シエラ「!」サッ


ローラ「あ、あれ。レティスちゃんに用があったんだけど……」


シエラ「なんですか、私が聞きます」


ティア【なぜシエラさんが?】


ローラ「えっと……アウローラのお姫様だから、かな……?」


ティア「?」


シエラ「な、なぜそれを……!」


ローラ「私、これでも社交界に顔が利くんだ。そのパーティーで見たことがあるんだよ。公にしてないみたいだから、隠したいのかなと思って言って回ったりはしてないけど……」


レティス「……お久しぶりです、ローラ様」ペコリ


ローラ「あ、ここでは様付けはなし! 同じ学生だからね」


レティス「……はい」
132 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:03:58.19 ID:LLi68uZao
ローラ「で、あなたはアウローラの子かな? お姫様一人じゃ危険だもんね」


レティス「……」コクリ

レティス「……シエラ、天才。……アウローラで一番強い」


シエラ「お、お嬢様……!///」テレッ


ローラ「それで同学年だし、警護も兼ねて一緒に入学したんだね。やっぱり秘密にしてた方がいいのかな?」


シエラ「お願いします。騒ぎにはしたくないので」


ローラ「うん、分かったよ」


ティア【あの】


ローラ「あ、そうそう。ティアちゃんがレティスちゃんに用があるんだった」


ティア【しゃべるのが苦手なら、この紙とペンをプレゼントします】スッ


レティス「?」


ティア【筆談です 私もしゃべるの苦手なので、こうしてます】


レティス「……なるほど」カキカキ

レティス【ありがとうございます】スッ


シエラ「おおお……」


ローラ「これならなにか伝えたい時に書けば大丈夫だよ」


ティア【筆談仲間が増えるのは大歓迎です】


レティス【〜〜〜〜〜〜】カキカキカキカキ


シエラ「とにかく筆を走らせるのが楽しいみたいですね……」


ーーーーー

ーーー

133 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:04:32.22 ID:LLi68uZao
空き教室ーー


アルシェ「それじゃあ目隠しをする」キュッ


ノルン「の、ノルンも」キュッ


ラクリマ「二人に見分けられないようにお姉ちゃんの声真似か〜。声優の端役とはいえ、ちゃんと練習しないとだもんね」


ティア「……こほん」


ーーここから目隠しした二人視点ーー


「ノルンさん、アルシェ、ちゃんと目隠ししてますか?」

「私の声だけ聞こえますか?」

「ふふ。私の声が両方から聞こえてくる感じでしょうか」

「そわそわしちゃだめです。じっとして……そうです」

「えらいえらい……♡」ボソッ

「せっかく顔が見えなくて恥ずかしくないので、二人にいつも思ってることをささやきますね」

「アルシェ、小さい体で強力な魔法を使うカッコいい魔法使いさん。……大好きです」

「ノルンさん、いつもはおっとりしてるけど、決めるときは決める、カッコいい魔法使いさん。……大好きだよ」


ーーーーー


アルシェ「……っ!」バッ


ノルン「〜〜っ!」バッ


ティア「あ……」


ラクリマ「目隠し外しちゃった」
134 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:04:58.97 ID:LLi68uZao
アルシェ「ティア」ズイッ


ティア「は、はい」


ちゅっ


ティア「!!///」


ラクリマ「!」キャー


ノルン「……ラクリマさん」グイッ


ラクリマ「おわ、なになに? お姉ちゃん達のこともっと見てたいよー」ズルズル


アルシェ「そんなこと言われたら我慢できない」ジリ…


ティア「ま、待ってくださいっ、さっきのはラクリマかも……」


アルシェ「ティアだった」キッパリ


ティア「あ、ぅう……!///」


アルシェ「ティア、アルシェのこと好き?」


ティア「好き、です……」


アルシェ「ん、アルシェもティアのこと大好き」ギュッ


どさっ……


ティア「……っ」


アルシェ「ティア……」


ちゅっ ちゅ……


ーーーーー

ーーー

135 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:05:25.89 ID:LLi68uZao
別の空き教室ーー


バタン ガチャリ


ラクリマ「え、なんで鍵まで閉めて……」


ノルン「ラクリマさん」ギュッ


ラクリマ「!」


ノルン「さっきの……すごくドキドキした。最後、ちゃんとラクリマさんの声だった」


ラクリマ「あはは。真似とはいえ、さすがにお姉ちゃんの声でノルンさんに好きって言うのは違うもんね」


ノルン「……ノルンも、ラクリマさんのこと大好き」


ラクリマ「!!///」カアッ


ノルン「さっきの聞いてから、胸の奥がきゅううってなって、もう、ずっとずっとドキドキしっぱなしなんだよ。……ほら」


むにぅ……っ


ノルン「ラクリマさんっ、ラクリマさん大好き……っ」ギュウウウッ


ラクリマ「あ、あわわ……///」


ちゅっちゅっ ちゅうう……


ーーーーー

ーーー

136 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:05:54.11 ID:LLi68uZao
♡幕間
  ノワールとイリスの……♡

寮のベッドに横になって、ひんやりとした感触の中で思考を滑らせる。
イリスの実家に行ってから、少し寂しがり屋になってしまったらしい。
温かいご飯、笑いの絶えない緩やかな時間、成長を記録したアルバム……。
悪魔に両親を殺された私には、もう二度と感じることのできないものだと思っていた。
でも、オーレリアの家にはそれがあった。
そこから戻ってきた今、心に穴が空いたように無性に寂しさを感じる。

「ノワールさん?」

思案に耽っていると、部屋の逆側から声がかけられる。
可愛らしい声で、でも起こさないようにとちょっとささやき声。

「なあに、イリス」

「あ、やっぱり起きてましたか……。目が開いてるように見えたので、眠れないのかなと」

どうやら心配して声をかけてくれたらしい。
その気づかいに胸が暖かくなる。

「寝れないわけじゃないんだけど……。ねえ、そっちで一緒に寝てもいい?」

暗闇の中でぱちくりと目を見開くのが分かる。それでも目を優しく細めて。

「いいですよ、来てください」

そう甘く誘ってくれた。
137 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:06:21.17 ID:LLi68uZao
ゆっくりとベッドに上がると、スプリングの軋む音もゆっくりと響く。
ふわりとブランケットに包まれて、イリスの匂いと暖かさが全身に行き渡る。

「イリス……」

「はい?」

ぎゅっと抱きついてみると、優しく抱きしめ返してくれた。
さらに強くイリスの匂いが鼻孔をくすぐる。
ぐりぐりと鎖骨のあたりに頭をこすりつけて、さらに強く抱きしめる。

「どうしたんですか? なんだか今日は甘えんぼさんですね」

よしよし、なんて言いながら背中をとんとんと叩いてくれる。
それがさらに胸の奥底の感情を揺さぶって……。

「あ、あれ、ノワールさん泣いてるんですかっ? えっと、えっと……!」

気づけば涙が溢れていた。
きゅううと胸が締め付けられる、切なさに近い心地良い感覚。
多分、幸せすぎて涙が出ているのだろう。
決して嫌な涙ではなく、その涙は温かい。

「ノワールさん、どうしたんですか……?」

親指の腹で優しく涙を拭ってくれる。
その間も背中をとんとんと叩くのもやめない。

「……あのね、イリスのママに会って、家族っていいなぁって……っ」

ずび、と鼻水まで出てくる。
これはまずいと、ベッド脇のテーブルにあるティッシュを取るために起き上がろうとする。
すると、後ろから抱きしめられる感覚。

「イリス……?」

「ノワールさん……ママも、お母さんもいないんですもんね……」

「……うん」

「……私が、家族になりますから。どうか悲しまないでください」
138 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:06:49.11 ID:LLi68uZao
イリスの吐息が首筋にかかる。
押し付けられた胸の感触をありありと感じてしまう。

「……ママ」

「ふふっ。いいですよ、今だけはノワールさんの……ノワールのママです」

液体まみれの顔を袖でごしごしと拭って、イリスママに抱きつく。
おっぱいをパジャマの上から探し当てて、躊躇なく吸い付く。

「ひゃんっ! もう、えっちな子ですね……♡」

そう口では言うものの、背中をさするのはやめない。
とろとろに甘やかされて、幸せすぎてどうにかなってしまいそうだ。

「ママ、おっぱい……」

パジャマをくいくいと引っ張ると、恥ずかしそうにしながらもボタンを外していく。
そしてすべてのボタンを外し、ぷりんと小ぶりなおっぱいをさらけ出した。

「はい、どうぞ♡」

「はぷっ!」

「きゃんっ!」

巨乳ではないが、確かにある胸。
その中心の突起をコロコロと口の中で転がして、たまに甘噛みをしてみたりする。

「ぁあっ、あっ! んっ、ふやぁ……っ!」

ぴくぴくと耐えるイリスを見ていると、こちらまで切なくなってしまう。
イリスの胸に舌を這わせながら自分でも下腹部へと手を伸ばし、そしてパジャマの中へと手を侵入させる。
うっすらと濡れているのか、指で優しくクロッチを押し込むとひんやりとした感触がした。
139 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:07:24.24 ID:LLi68uZao
「あんっ、も、もお……っ! えっち、ですね……!」

ぐいっと肩を押されて口を離す。ふるんと胸が揺れて、その先に付いた唾液もぽたりと落ちる。
口寂しくなったかと思えば、今度はキスをされる。

「ふ、んぅ……っ」

その感触にうっとりとしていると、いつの間にかイリスの右手が下まで降りてきていた。

「んぅっ!?」

濡れた秘所をパジャマの上からなぞられる。ただそれだけで肌がぞわりと粟立ち、びりびりとした快感が背中を駆け抜ける。

「大丈夫ですよ。身構えないで、そのまま気持ちよくなってください」

こしゅっ。こしゅっ。
決して激しくはないその動きに、私の熱は徐々に上がっていく。
優しくゆっくりとなぞられているだけなのに、イリスの優しさが快感となってそこから全身を駆け巡っているかのようだ。

「ぁっ……あぅっ……!」

気づけばイリスの手は下着の中にまで侵入し、直接そこをかき乱していた。
粘ついた液体がイリスの手によってかき混ぜられ、くちゅくちゅと控えめな水音を響かせる。
140 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:08:01.94 ID:LLi68uZao
「ふふっ、きゅうきゅうって締め付けてきてますよ。イきそうですか?」

もはや声は出せず、イリスの肩口にこくこくと額をこすりつけることでしか意思表示できない。

「あぅっ、ぁあっ、ひぁああっ!」

こちゅっこちゅっこちゅっ。
少しずつイリスの指の動きが早くなり、それに合わせて私の喉も声を漏らす。
まるでイリスに弾かれている楽器のように、イリスの手の中でいいようにされていた。

「イくところしっかり見せてくださいね。ほら、イっていいですよっ」

イリスの動きがさらに早くなり、水音も比例して大きくなる。
全身に電撃魔法を浴びたような衝撃が広がってーー。

「あっあっあっ、あっ、や、ふやぁぁああああああっっ!!」

目の前のイリスにしがみついて、とてつもない浮遊感に耐える。
体が浮いてどこまでも飛んでいってしまいそうな絶頂。
ゆっくりとその感覚から戻ってくると、未だに背中を優しくさすってくれていることに気がついた。

「えらいえらい、ちゃんとイけたね……♡」

ちゅっと軽いキスが1つ落ちてくる。
すべてを肯定するような、どこまでも甘い言葉。
それを聞きながら、ゆっくりと眠りに落ちていった。
141 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/05(火) 20:08:29.63 ID:LLi68uZao
ーーーーー

ーーー




クロエ「もうちょっとで演劇部の全国大会ね……。気合入れないと」パンパンッ


現在の目標
・最後の演劇部の大会に向けて練習する
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後3日程度の行動を指定してください

6/10回目の行動です
7回目の行動後演劇部の全国大会となります
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 20:23:48.64 ID:v8hNqBf3O
カームポメ
カームレティス
カームやよい
やよいポメ
シエラカーム
シエラやよい
シエラロロナ
シエラレティス

1年生は組み合わせ候補が多いな

安価は、『時雨とウィンのチームが試合をすることになる』
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 20:25:36.81 ID:8gha04crO
大会に向けて他の参加校の情報収集
舞がいなくなった後のカサブランカが結局どうなったのかも知っておきたい
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 00:37:40.50 ID:xBz53O1UO
大会に向けて稽古
なんだかんだで効果はあったらしく声の演技が更に向上していたが、トレーニング方法を聞かれてしどろもどろになりながら誤魔化すラクリマ(+人知れず真っ赤になっているノルン)
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 02:36:35.40 ID:uZmWcV1LO
レティスの髪をセットするシエラ。レティスもこの毎朝の日課を気に入ってるようで心なしか楽しそう。
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 05:34:14.19 ID:76donwIf0
イリスがノワールの事をさんを付けずに呼んでいる事に気付くイオモミ
軽い気持ちで何があったのか尋ねる
顔を赤らめて慌てる二人を見て、何かを察するイオモミ
147 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/06(水) 20:29:06.53 ID:h638iAx1o
朝、シエラとレティスの部屋ーー


すっ…… すっ……


レティス「♪」


シエラ「楽しそうですね?」スッスッ


レティス【この時間好きなんだ シエラの手付きが優しくて、また寝ちゃいそう】


シエラ「そ、そうですか……。私も本来の付き人の代わりとはいえ、毎朝お嬢様の御髪に触れられるのは幸せです。さらさらと流れて、まるで水を梳いているようで……」


レティス【そっか】


シエラ「はい」キュッキュッ

シエラ「……できました。今日は三つ編みにしてみましたよ」


レティス「……!」

レティス「……シエラ、ありがとう。素敵な髪型……♪」


シエラ「『普通の学生らしく、色々な髪型を試したい』と言われた時は驚きましたが、今ではセットしてるこちらも楽しいですよ」


レティス「♪」


ーーーーー

ーーー

148 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/06(水) 20:29:32.95 ID:h638iAx1o
食堂ーー


ノワール「演劇部は夏休み中ほとんど部活なんだ。このあとも部活?」パクパク


モミジ「うん。全国大会も近いから、みんな集中してる」


イオ「今年は演劇部の大会、見に行きますね!」


モミジ「うん! といっても主役じゃないけどね……」


イオ「名前のある役は十分すごいですよ! リリウムに入ってから演技を学んでそれだけの実力をつけたんです。胸を張ってください」


モミジ「う、うん……!」


イリス「ふふ、仲良しですね。あ、ノワール、お醤油取ってください」


ノワール「はいはい。どうぞ」


イオ「あれ、今呼び捨てでした? 前までさん付けだったような……」


モミジ「うん、呼び捨てだった。何かあったの?」


イリス「え、あ、つい……!」オロオロ


ノワール「な、何かってそんな、ねえ?」キョドキョド


モミジ(あれ、この空気まさか……)


イオ(そ、そういうことでしょうか……)ドキドキ


ーーーーー

ーーー

149 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/06(水) 20:30:02.76 ID:h638iAx1o
部室ーー


ラクリマ「あー、あー、あー!」


クロエ「ラクリマ、ここ最近でぐっといろいろな声を出せるようになったわね。何か特別な練習でもしたの?」


ラクリマ「え、いや、特別なことはその、してないですよ? お姉ちゃんの真似をしてただけで……」トギマギ


クロエ「ほー……やっぱりラクリマは人真似が演技の基礎になってるのね」


舞「声の出し方は一朝一夕では身に付きませんし、今からそれだけの声が出せるのは強い武器ですね」


ノルン「……///」


カーム「あれ、先輩顔赤いですよ。大丈夫ですか?」


ノルン「だ、大丈夫大丈夫〜! あはは……///」


クロエ「そうそう、カサブランカは今年も全国大会に来てるわよ」


舞「……そうですか」


クロエ「なんでも、舞がいなくなったことに奮起した生徒が少数だけどいて、その子達が主導して演劇部をまとめてるらしいわ」


凜華「どうやら舞さんの発破は効果てきめんだったみたいだね」


舞「ええ。……ふふ、それは安心しました」


ヒカリ「二連覇する学校だもん。舞さん以外の生徒だって粒ぞろいに決まってるよね」


デン「出場校の一覧は出てるし、いろいろ調べてみてもいいかもね。男装して演技するところもあるし、ミュージカルをやるところもあるみたい」


レナ「いろんな学校があってこそ優勝のしがいがあるわ。さあクロエ、練習しましょう!」


クロエ「ええ!」


ーーーーー

ーーー

150 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/06(水) 20:30:36.24 ID:h638iAx1o
食堂ーー


テレビ『今日の注目カードはこちら。勢いのある新人達の戦いです! なんと中でもこの二人、学生時代は同じチームで戦っていたそうで、それがプロとなって別のチームに! この戦い……大・注・目・です!』


クロエ「あ、今日いよいよウィンさんと時雨さんの戦いなのね」


ヒカリ「どっちもすごいみたい。新人だけどすごく強いって話題だよ」


クロエ「どっちが勝つかしらね」


スタジアムーー


ウィン「いよいよ時雨のチームと対戦かー」


時雨「今日は勝たせてもらうぞ」ニッ


審判「試合開始!」


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオッ!


時雨「剣戟・飛燕!」ザウッ!


ゴオオオオオオッ!!


時雨チーム大将「時雨、右だ!」


ウィン「魔弾【シュート】」


時雨「!」ガキィッ!


ウィン「……いい目だ」


時雨チームサポーター「加速魔法【ソニック】! 時雨、いけ!」


時雨「はい!」


ウィンチームブロッカー「鋼鉄壁【アイアンウォール】!」ゴギイイイッ!

ウィンチームブロッカー「これは斬れないぞ! 鉄の壁だからな!」


ウィン「……いや、斬るよ」


ウィンチームブロッカー「は?」


ザン……ッ!


時雨「衝撃には強いだろうが、私にとっては大した壁ではないな」


ウィンチームブロッカー「な……!」
151 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/06(水) 20:33:39.63 ID:h638iAx1o
ウィンチーム大将「ウィン、大将狙って!」


時雨チーム大将「時雨、大将を狙え!」


ウィン「魔弾【シュート】」ゴォウッ!


時雨「剣戟・群飛燕!」ジャッ!


時雨チーム大将「渦魔法【ボルテックス】!」ズオオッ!

時雨チーム大将(魔力の渦で相手の魔法を飲み込む!)


ぎゅうううううっ


ウィンチームブロッカー「鉄壁【バリケード】!」


ウィンチーム大将「増殖魔法【インクリース】!」ズラッ!

ウィンチーム大将(触れた魔法を増やす! これで壁を増やせば……!)


ガキンガキンガキンッ!


時雨チーム大将(飲み込みきれない……!? 魔力が多すぎる!)


ウィンチーム大将(壁を増やすスピードが間に合わない! 加速した剣の迅さについていけない……!)


どおおおおおおおっ!


審判「し、試合終了! モニター班!」


ーーーーー


クロエ「同時に見えたけど……」


デン「やっぱりあの二人すごいね……。プロの中でも大活躍だ」


テレビ『判定が出ました! 非常に珍しいことですが、同時に大将が戦闘不能になったため引き分けとのことです!』


ーーーーー


審判「両チーム、礼!」


ありがとうございました


時雨「いいチームだな。攻守ともに優れたチームだ」


ウィン「そっちこそ。サポーターのおかげで時雨の速さに磨きがかかってるね〜」


時雨「ふふ、彼女の魔法は加速だけではないとだね言っておこう」


ウィン「それはそれは……次が楽しみだなー」フフッ


ーーーーー

ーーー

152 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/06(水) 20:34:14.57 ID:h638iAx1o
クロエ「大会まであと3日……。緊張するわね」


現在の目標
・最後の演劇部の大会に向けて練習する
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後3日程度の行動を指定してください

7/10回目の行動です
7回目の行動後演劇部の全国大会となります
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 20:49:08.81 ID:jjYbjQzWO
初めて公式の試合でヴィーネチームと対戦する事になったウィン。ハンデありの手合わせや、ゼーレの分身を利用した模擬戦こそ経験した事があるものの、いざ本気の彼女達と戦ってみるとゼーレには再現できない3人のチームワークや個々の判断力といった点で圧倒される
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 21:20:21.49 ID:yvyEPu/a0
昔の時代よりも気温が高いのか、盛大にバテてしまうリーケアイリス。ゼーレの清涼魔法やリーケの氷魔獣、スフィアの氷などを使って涼む。そのついでで演劇部の練習場所を涼しくしてもらう
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 21:23:45.87 ID:Cz7t3Fd+O
大会前夜、最後の大会やカサブランカと競い合うことなどから緊張している舞を、舞台の上でも私生活においても『パートナー』という立場から励まして緊張を解す凜華
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 21:36:57.71 ID:pzmPBPkD0
南国のゼレステ、脚が攣って溺れたゼレスにステラの人工呼吸イベント
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/06(水) 21:53:13.62 ID:Ry7/Wi0RO
ついついセレニテのことをママと呼んでしまうノワール。それに対して優しく抱きしめてあげるセレニテ

生粋のママっ子なイリスはその光景を目の当たりにして少しやきもちなご様子
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 00:36:28.03 ID:BMEkJwfQO
イリノワ家族尊い
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 01:17:47.51 ID:nV3wRA0F0
普段敬語の子が特定の相手にだけ口調が崩れるの好き
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 02:28:04.39 ID:BMEkJwfQO
自分もどこかでそれ言ったけど、とてもわかるマン
161 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:44:41.83 ID:FzR/QnP3o
スタジアムーー


ウィン「……いよいよ」


ヴィーネ「ここまで来たわね」


茜「ふっふっふ〜、学生ナンバーワンに、プロナンバーワンの本当の実力を見せてあげよ〜」


ウィン「楽しみです」


審判「試合開始!」


ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオオッ!


サリア「防御魔法【シールド】!」ギイッ!


ウィン「……珍しいですね、サリア選手がシールドなんて」


サリア「喋ってる暇はないぞ」


茜「拳強化魔法【ザ・ナックル】」フワッ


ウィンチームブロッカー「鉄壁【バリケード】!」ガキイッ!


ゴオオオォォンッ!!


ウィンチームブロッカー(やっぱりだ! この魔法は打撃には相性がいい! 茜さんでも凹ませるのが精いっぱいだ!)


ウィンチーム大将「ウィンさん! ネオ!」


ウィン「神弾【ネオ】」ギュコオオオッ!


ウィンチーム大将「増殖魔法【インクリース】!」


ゴゴゴゴゴゴオオオオオッ!!


サリア「未来視【トキ】!!」


ウィン「なっ……!」

ウィン(未来視ができなくなったわけじゃないのか? なんで温存を……いや、考えてる場合じゃない!)


サリア「茜さん、左のネオを!」


茜「腕深化魔法【ヘビー・アーム】」フワアッ

茜「フッ!」バチイッ!
162 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:48:29.62 ID:FzR/QnP3o
サリア「ヴィーネさん、動かないで」


ヴィーネ「おっけー」


ドオオオオオオオッ!!


ウィンチームブロッカー「当たった! あたし達の勝……ち……!?」


ヴィーネ「いやー、ネオの雨はすごいね。それもウィンさんほどの使い手ならなおさらだ」


ウィン(ネオ一発を分散させて、他のネオにぶつけて誘爆させた……)

ウィン「面白い……!!」ゾクゾクゾクッ

ウィン「時神魔法【クロノス】!!」ゴッ!


茜「腕神化魔法【ネオ・アーム】、脚神化魔法【ネオ・レッグ】」ブワッ!


ゴシャアアアアアアアアッ!!


ウィン「な……!」


ヴィーネ「大将さんがら空き!」スッ


ウィンチームブロッカー「鋼鉄壁【スチールウォール】!!」


ウィンチーム大将「増殖魔法【インクリース】!」


ガギガギガギィィィンッ!!


ヴィーネ「神聖矢【フェイルノート】!」フォッ


ウィンチームブロッカー「そんなただの矢でスチールウォールは崩せないよ!」


ウィン「違う、避けて!」


ズオオオオオオオオッ!!


ウィンチーム大将「!!」


ドオオオッ!


審判「そこまで! 勝者ヴィーネチーム!」


わあああああああああっ!!


ーーーーー

ーーー

163 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:49:01.58 ID:FzR/QnP3o
ウィン(ボクが接近戦に弱いことは知ってて、斥候を茜さんにした。茜さんの攻撃が相性悪いと見れば即座に防御役に徹し、ヴィーネさん主体の攻めに変える……)

ウィン「コンビネーションすごかったなあ……。それにあの魔法も……」


ヴィーネ『神聖矢【フェイルノート】!』フォッ


ズオオオオオオオオッ!!


ウィン「“当たったものを貫く”んじゃなく、“狙った場所に到着するまでの障害物を無視する”魔法なんて、どうやって防げばいいんだろう」


ウィンチームブロッカー「ウィン……なんで笑ってるんだ?」


ウィン「え、ボク笑ってた? 無意識だったな〜」

ウィン(あんなに面白い魔法見せられて笑うなって言う方が無理だけどね〜)ゾク…ッ


ーーーーー

ーーー

164 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:49:28.88 ID:FzR/QnP3o
南国ーー


ドオッ ドオッ ドオオオオッ!


ステラ「はあっ、はあっ……。連発はキツイですね……」ポタポタ


ぜレス「今日の練習はこんなところでいいでしょう。海で一緒に泳ぎませんか?」パシャパシャ


ステラ「はい、泳ぎます!」チャポチャポ


ぜレス「こうして平和だと、魔王が攻めてくるなんて嘘みたいですね……」


ステラ「ですねえ……」


ぜレス「っ!」ビクンッ


ざぼんっ


ステラ「ぜレスさん!?」


ぜレス(そんな、足が攣った……! 助けて、助けてステラさん!)ゴボッ


ステラ「ぜレスさん!」ザブンッ!


ぜレス(ステラ、さ……ん……)コポ…


ぐいっ ざばあっ!


ステラ「ぜレスさん、ぜレスさんしっかりしてください!」

ステラ「そ、そうだ人工呼吸……! 浜に寝かせて……」ソッ

ステラ(ぜレスさん……!)チュッ


ふううーっ ふううーっ


ぜレス「ーーっげぼっ!」ガボッ


ステラ「……!」グブッ

ステラ「ぺっ! すぅ……」チュッ


ふううーっ ふううーっ


ぜレス「…………っ」ピクッ


ステラ(反応が……!)

ステラ「ぜレスさん、ぜレスさん大丈夫ですか!?」


ぜレス「……」コクン
165 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:50:06.12 ID:FzR/QnP3o
すとっ


ヴィーネ「よっと。ちょっと試合激しかったから癒やされに来たよ〜」


ステラ「ヴィーネさん! 助けてください!」


ヴィーネ「え、なになに!?」


ステラ「ぜレスさんが溺れて……!」


ヴィーネ「!」バッ


ぜレス「…………」


ヴィーネ「神癒【ディバインヒーリング】!」ポワ…

ヴィーネ「偶然だけど来てよかった……。これでもう大丈夫」


ステラ「よ、よかったあ〜……」


ヴィーネ「でも病院には連れてかないと。すぐ手配するから、ステラちゃんも手伝って!」


ステラ「はい!」


ーーーーー

ーーー

166 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:51:01.55 ID:FzR/QnP3o
オーレリア家ーー


セレニテ「おかえり、二人とも」


イリス「もうすっかり馴染みましたね」


ノワール「うん、そうかも」フフッ


セレニテ「今日は冷やし中華を用意したから、涼んでいってね」


ノワール「わあ、ありがとうございます、ママ」


セレニテ「……」ポカーン


イリス「ママ……?」


ノワール「はっ!? 違っ、セレニテさんありがとうございます!///」アワアワ


セレニテ「ふふっ」クスッ


ぎゅっ


セレニテ「私のこと、ママって呼んでもいいのよ?」


ノワール「……!」


ぎゅっ……


セレニテ「ふふ、娘がもう一人増えたみたいね」ナデナデ


イリス「……むー……」プクーッ


むぎゅっ


セレニテ「イリス?」


イリス「ママは私のママだもん……」ギュー


セレニテ(かわいいいい……!!)


むぎゅうー……


ーーーーー

ーーー

167 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:52:09.33 ID:FzR/QnP3o
図書室ーー


リーケ「…………」クタッ


アイリス「……」グター


クロエ「ちょっと、どうしたのよこれ」


ゼーレ「暑いみたいです。……よし、できましたよ」カンッ


キュインッ!


アイリス「おお……! 涼しい……!」


クロエ「清涼魔法の入ったエアコンもついてるけど、それじゃだめなの?」


リーケ「……自然な風じゃないから、ぞわぞわする」


ゼーレ「今回は自然な風を作る魔法を用意してみたの。あとはスフィアの氷の魔力も混ぜてるから、しっかり涼しいわよ」ナデナデ


リーケ「……うん、涼しい」ニコッ

リーケ「……あ、そうだ」キンッ


アイスキャット「ふにゃ?」


リーケ「……つめたい」ムギュー


ゼーレ「うーん……せっかく用意したし、演劇部でも使ってみますか?」


クロエ「いいの? 体育館前のステージを借りてるけど、あそこエアコンの風が届きにくいのよね」


ゼーレ「では魔法陣を用意しましょうか。体育館に行きましょう!」


ーーーーー

ーーー

168 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:52:51.75 ID:FzR/QnP3o
大会前日ーー


パチパチパチパチ!


クロエ「リハーサルは大成功ね。あとは各自明日に向けて準備してちょうだい!」


はいっ!


ーーーーー

ーーー




部室ーー


舞「……ふう」キュッ


凜華「やっぱりここにいた」


舞「凜華さん」


凜華「舞台少女だもん。体動かしてないと落ち着かないよね」


舞「はい。やっぱり緊張してしまって……」


凜華「今から緊張してたら寝れないよ? そうだ、ここ座って」ポンポン


舞「?」ストッ


凜華「深呼吸の手伝いをするよ。リラックスして、目を閉じて。私の言うタイミングで深呼吸してね」

凜華「まず肺の中の空気をゆっくり全部出すところから。吐いてー……」


舞「はー……」


凜華「吸ってー……」


舞「すー……」


凜華「吐いて……」


舞「はあー……」


凜華「そう、その調子。大丈夫、明日観客は私達の演技に夢中になる。浴びせられる歓声、鳴り止まない拍手……」

凜華「……はい、こんな感じかな。いいイメージはできた?」


舞「……はい、すごく落ち着きました」


凜華「よし、それじゃあ明日に備えて寝よっか」


舞「はい!」


ーーーーー

ーーー

169 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:53:23.83 ID:FzR/QnP3o
翌日、会場ーー


がやがや がやがや


クロエ「さあ皆、準備するわよ。今までやってきたことを思い出して、最高の舞台にしましょう!」


はいっ!!


ーーーーー

審査員『ーー学校の皆さんありがとうございました。1時間のセットタイムの後はリリウム魔法学校の発表となります』


クロエ「よし、舞台の準備! セットは素早くね!」


ばたばた ばたばた


ーーーーー

ーーー




ビーーーーーーッ


クロエ(今年の舞台は、昨年文化祭でやった「闇の試練」を元にしたシナリオの発展版。魔王との戦いに臨む、諦めない魔法使いの話)


ラクリマ「人の絶望を影から啜る存在……それが私達悪魔だ」


クロエ(物語は、悪魔が学校にやってくることから始まる)


ラクリマ「人は必ず来る恐怖にこそ絶望する。……一年だ、一年後に全ての人間を絶望に染めよう」


モミジ「帰りましょう、魔王様。今回為すことは終わりましたわ」


ラクリマ「ああ、さらばだ人間ども」


凜華「魔王が……一年後に……」


クロエ(でも凜華は諦めない。友達と手をとって、恋人を守るために強くなって……)
170 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:53:52.90 ID:FzR/QnP3o
クロエ(そして最大の見せ場。くるくま先輩から教わった殺陣。敵味方が入り乱れて激しいアクションを繰り広げる)


凜華「ふっ、はあっ!」


ヒカリ「人間ごときがボクたちに敵うと思うなァ!」ブオッ!


舞「人間は絶望には決して負けない。……ね?」


凜華「ああ!」ブンッ!


ヒカリ「ぐおっ!?」ガキンッ!


ラクリマ「……絶望せよ、人間」ズオッ


クロエ(私の闇を使った、絶望の演出。その中でスポットライトから浮かび上がるシルエット)


凜華「人は希望があれば、どんな絶望にだって屈しない!」


クロエ(そして、魔王は打ち倒される……。最後は、百合江先輩のようなラブロマンス)


舞「ユウキちゃん……」


凜華「アイ……。これからも、平和な世界を一緒に生きよう」


舞「……はいっ!」


ビーーーーーーッ


パチパチパチパチ!!


クロエ(……そして幕は降ろされた)


ーーーーー

ーーー

171 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/07(木) 21:54:19.90 ID:FzR/QnP3o
クロエ「みんな、おつかれさま。いい劇だったわ。結果が出るまでは自由時間。好きに過ごしていいわよ」


自由時間ができました
何をして過ごしますか?
1.他の学校の演劇を鑑賞(カサブランカ魔法学校の舞台を見に行きます。誰かと見ることも可能)
2.誰かと談話(誰と何を話すかも指定。人数制限なし)
3.その他(自由安価)
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 22:00:51.83 ID:xTOStHH7O
1でヒカリ&ローラ(ローラはこの場に来ていたらの話で)
可能なら他の演劇部カップリングも見てる描写欲しいです。特に舞
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 12:52:11.56 ID:OrfOvD2vO
神聖魔法、回復もできるのか
174 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/08(金) 13:07:43.39 ID:9j5Gj2/2o
ステージーー


クロエ(カサブランカの舞台……『春姫と冬将軍』……)


ローラ「あ、はじまるみたい」


ヒカリ「どんな舞台だろうね……」


ーーーーー


レナ(温和な春姫、冷徹な冬将軍……。姉妹だけれど、跡目争いのために互いに仲良くするわけにはいかない……)


デン(うわ、すごい。衣装から春姫と冬将軍が一目瞭然だ……)


ーーーーー


モミジ(冬将軍がツンと顔を背ける動きだけでクールな性格だって分かる……。春姫は歩き方が温和な感じ……)


イオ(お話にぐいぐい惹き込まれる……)


ーーーーー


ラクリマ(おお、ああやって体を動かすのか……)フムフム


ノルン(春姫が冬将軍を刺した……! あああ……)グスン


ーーーーー


凜華(舞さんは、この才能達が埋もれることを危惧してリリウムに転校してきたのかな)


舞(皆さん……すごい……。よくここまでの舞台を……)


ーーーーー

ーーー

175 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/08(金) 13:08:10.69 ID:9j5Gj2/2o
閉会式ーー


審査員『全ての発表が終了しました。これより閉会式に移ります』

審査員『まずは、特別審査員を勤めていただいた水津真凛様よりご挨拶です』


真凛『今年はすごくレベルが高かったね。どの学校もいい演技だった。ま、挨拶はそこそこにしておこう。結果発表しないとだもんね』


審査員『では、発表お願いします』


真凛『では発表します……まずは優秀賞3校から』


リリウム演劇部の結果
コンマ↓1〜3の合計
1〜100 優秀賞
101〜200 特別賞
201〜300 最優秀賞
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 13:19:12.89 ID:OrfOvD2vO
にょ
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 13:21:32.80 ID:jAUgVvC5O
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 13:51:43.15 ID:9uSZ9PGOO
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 15:33:58.26 ID:jAUgVvC5O
惜しかった
180 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/10(日) 01:18:51.65 ID:njVfD0j9o
真凛『ーー続いて、特別賞。リリウム魔法学校』


クロエ「!!」


真凛『並びに、カサブランカ魔法学校。そして最優秀賞はーー学校です』


舞「…………」


パチパチパチパチ!


ーーーーー

ーーー




クロエ「……みんな、お疲れ様。とりあえず学校に戻るわよ」


はいっ!


ーーーーー

ーーー




部室ーー


クロエ「みんな、改めてお疲れ様。……特別賞だったわね」


ヒカリ「クロエ……」


クロエ「なんでかしら。最優秀賞じゃなかったのに、すごく嬉しいの」

クロエ「皆で作り上げたものがちゃんと評価されてよかった……。最優秀賞じゃなかったのはもちろん残念だけど、それ以上に嬉しいわ」

クロエ「みんな、ありがとう。私から言えるのは感謝の言葉だけだけど、みんなと演劇部で出会えてよかった……っ」グスッ

クロエ「だから……ありがとう……!」
181 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/10(日) 01:19:37.91 ID:njVfD0j9o
レナ「私も……この演劇部に入れてよかったわ。クロエ、今までありがとう」


モミジ「私も入ってよかった。自分を変えるために入って、いろいろな経験ができたから……」


ヒカリ「ボクは演劇に興味があったわけじゃないけど、入ってよかったって心から言えるよ。今は演劇が大好きになれたから」


凜華「私は演技力を向上させようと入って……でも、みんなと演技をするのがすごく楽しくって……。だから、入ってよかった。みんなに会えてよかった」


舞「私は昨年までカサブランカの生徒でした。正直いい顔はされないと思っていたのですが……。リリウムの方は全員優しくて、転校してよかったと思っています。ここで最後の大会を迎えられてよかったです」


クロエ「……」ポロポロ


ヒカリ「あーもう、泣かないの」ナデナデ


クロエ「ぐすっ……。みんな、ほんとにありがとう……っ」


ーーーーー

ーーー




クロエ「ごめんなさいね、落ち着いたわ」ゴシゴシ

クロエ「さあ、私達三年はこれで部活はおしまい。これからは二年生に跡をついでもらうわ。さしあたって部長を決めないとね」

クロエ「部長は、ラクリマ。あなたよ」


ラクリマ「え、は、はい!」


クロエ「ただ、ラクリマは皆知ってのとおりアイドルとして活動をしているわ。演技力はずば抜けてるし二年生の中で中心的な存在ではあるけど、常に部活に気を配る訳にはいかない。そこで、副部長を立てることにしたわ」

クロエ「副部長はノルン。この二人でこれからの演劇部を引っ張っていってちょうだい」


ラクリマノルン「はいっ!」
182 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/10(日) 01:20:18.17 ID:njVfD0j9o
クロエ「それじゃあ私達はここまでね。これからはラクリマの指示にしたがうように!」


はいっ!


クロエ達が引退しました。
ラクリマが部長に、ノルンが副部長になりました。


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・夏休みを過ごす
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後3日程度の行動を指定してください

8/10回目の行動です
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 06:36:56.97 ID:rMUcLok6O
スキア、事前告知とばかりに世界中の主要都市上空に時限式の超高威力魔翌力爆弾を設置。襲撃日丁度に爆発するとの事。アウローラも対象であるらしく気が気でないレティスとシエラ
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 07:29:24.63 ID:IhgPXzPMO
以前のエミールとの件から研究にも身が入らない橘花、エミールにされたことを思い出しながら見よう見まねで自慰に耽る
エミールを何度も求めるような言葉を紡ぐが、一通り終わって我に帰るといつの間にか樹が研究室に来てガッツリ見られていたことに気付き、顔を真っ赤にしながら追い返した
余談だがその夜、樹の部屋からも悩ましい声が響いていたという
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 11:13:58.30 ID:PtuI2gjYO
ゼーレは未知の文化への興味から、アイリスはお腹が減ってたから、リーケは他2人がやると言ったからとそれぞれの理由で大食いにチャレンジ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 11:19:18.78 ID:DijN0A9DO
大会も一段落ついたので皆で海に遊びに行く(例年の旅行イベントではなく日帰りな感じ)
その中で以前新調していた水着を披露する形になるイオモミ
(ちなみに際どい水着も一応買いはしたが、流石に皆に見られるのは恥ずかしすぎて着られないらしい)
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 11:35:48.83 ID:SzgjWJk90
様子見がてら夏の旅行は皆でアウローラに行こうって流れになる
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 15:24:35.69 ID:ggh6KhstO
そろそろ自暴自棄になった人が暴動起こし始めそう
189 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/11(月) 16:43:03.31 ID:AiOkl4nto
食堂ーー


ゼーレ「おお……」


アイリス「これが大盛り……」


リーケ「…………」


クロエ「なんで大食いチャレンジを?」


ティア「アルシェやラピスさんの大食いを見てやってみたくなったそうです」


アイリス「私はお腹空いたから!」


リーケ「……二人がやるって言ったから」


ゼーレ「よし、食べよう! いただきます!」


ーーーーー

ーーー




リーケ「……けぷっ。ごちそうさまでした……」


ーーーーー


ゼーレ「うう、お腹いっぱい……」


ーーーーー


アイリス「ごちそうさまでした……」ケプッ


アルシェ「残すのはもったいない。余らせたなら食べる」


クロエ「とか言って途中からおこぼれもらう気満々だったわよね」


アルシェ「ん。いただきます」パクパク


ゼーレ「気安く手を出すものではありませんでした……」


リーケ「……でも楽しかった。ご飯わけっこしたり、あーんしてもらったり……」


アイリス「ねー。一緒にご飯食べるのっていいねー」


ゼーレ「ですね」フフッ


アルシェ「もぐもぐ」


ーーーーー

ーーー

190 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/11(月) 16:43:35.77 ID:AiOkl4nto
橘花の研究室ーー


橘花「……」モンモン


ガタッ ぼふっ……


橘花「ん……」

橘花(あの時はこう、ベッドに寝かされて……)スリッ

橘花「んっ……」

橘花「ぁ……えみーる……えみーる……っ」コシュッコシュッ

橘花「ん、く、ぅ……!」フニフニ

橘花「ひぁ、ぁあっ! えみー、るっ……!」ビクンッ!


樹「///」ジー


橘花「はあ、はあ……。……えっ!?///」ガバッ!

橘花「お、おい樹何見てるんだ! で、でてけ!///」ベシベシ


樹「ご、ごめんなさい! 声かけたけど返事がなかったから……! で、出るわ、出るから叩かないで!」


ーーーーー

ーーー




その夜、樹の寮室ーー


樹「橘花、気持ち良さそうだった……///」

樹「……んっ」プニッ

樹「ん、く……っ、らみい、ラミー……!」クニクニ

樹「ひ、ん、あああっ!」ビクンッ


あん、あっ、ああっ!


ーーーーー

ーーー

191 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/11(月) 16:44:19.74 ID:AiOkl4nto
海ーー


楓「ひゃっほーい!」


嵐「こら楓! まずは日焼け止め塗る!」


楓「ちぇー」


クロエ「さ、今日はたっぷり遊ぶわよー!」


おー!


モミジ「……」モジモジ


イオ「……」テレテレ


晶「おー、二人とも水着新調したのか。似合ってるな」


楓「水着……新調……!?」


クロエ「まさかさらに大きくなったというの……!?」


レナ「はいはい妬まない妬まない。ほら、二人とも待ってるわよ」


ローラ「クロエちゃん、ここに寝て?」


ヒカリ「背中の方日焼け止め塗ってあげるね」


クロエ「ええ、お願いするわ」


ずおっ!


デン「……? あれ何だろ……」


凜華「黒い球体……? 街の上に浮かんでるみたいだけど……」


ジリリリリ!


ス魔ホ『速報です! 各都市の上空に魔界からの高威力爆弾が設置された模様です! 声明によりますと、来年の3月31日までは爆発しないとのことで、各国の代表は触れるべきではないとの見解で一致している模様です。繰り返します、速報ですーー』


クロエ「……やってくれるじゃない」


ーーーーー

ーーー

192 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/11(月) 16:44:51.30 ID:AiOkl4nto
リリウム魔法学校ーー


レティス「……」ソワソワ


シエラ(お嬢様……)


クロエ「レティス、シエラ、ちょっといいかしら?」


ローラ「あの爆弾がアウローラにも仕掛けられてるって聞いて……」


クロエ「ローラに聞いたけど、二人ともアウローラゆかりの生徒だったのね。爆弾を探るついでにアウローラに旅行に行くことにしたけど、一年生達もついてくる?」


レティス「……!」コクコク!


シエラ「もちろん行きます!」


クロエ「分かったわ。夏休みの最後の3日間で行くつもりだから、用意しておいてね」


シエラ「はい!」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・夏休みを過ごす
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後3日程度の行動を指定してください

9/10回目の行動です
10回目の行動はアウローラへの旅行に振り替えられます
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 17:17:30.45 ID:VZgZKj+rO
アウローラへ行くための準備
ついでにアウローラがどんな国なのかの描写とかも
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 17:37:03.52 ID:lcCzmWltO
ラクリマがアイドルを始めた影響で、リリウムちっちゃいものファンクラブのメンバーが急増しているらしい
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 18:34:27.06 ID:2xo9Gd3YO
不安と恐怖に潰れかけた生徒による暴動発生
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 18:35:39.45 ID:1dg5DVqrO
人類、悪魔側の言う事鵜呑みにしすぎてて大丈夫かって少し心配しちゃう

安価下
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 19:32:28.12 ID:W9FuDzuw0
世界中でも暴動が起き始めているので、対策を立てる事に(アートルムの存在とその実力を世界中に知らせて落ち着かせるとか?)
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 20:22:58.54 ID:Lj8KA0kEO
行く人がどれくらいいるか確認
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/12(火) 18:26:50.22 ID:uWkk3WxdO
なんとなくアウローラ=オーロラで寒冷地イメージしてた
200 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/01/12(火) 20:39:59.44 ID:YZ7Sta4wo
樹「うーん……」


ラミー「どうしたの?」


樹「あの爆弾、リリウムの上空にもあるじゃない。それで夏休み中も学校に残ってる生徒が不安になっちゃって……」


ラミー「ああ、確かに怖がってる人は多いかも」


樹「どうにかしたいけど、つっついて爆発しても困るし、放置して生徒が不安になるのも嫌だし……」


わああああああああ!


樹ラミー「!?」


中庭ーー


「う、撃ち落としてやる! あんなのがあるから怖いんだ! 落としてやるッ!!」


クロエ「ちょっと、落ち着きなさいよ!」


「やれ! 落とせ!」

「壊せー!!」


リリィ「あわわ、リラックス魔法が効かない……!」


ゼーレ「く……っ。アイリス、お願いしていい? やりたくないかもしれないけど……」


アイリス「ううん、これは仕方ないよ。魅了魔法【チャーム】!」キイッ!

アイリス「はいみんな聞いてー! みんなの親友アイリスだよー! 爆弾触るのは一旦中止ー!」


ざわざわ ざわざわ


「まあアイリスが言うなら……」

「うん、やめとくよ」


クロエ「え、なに? 急に……」


ゼーレ「アイリスの魅了魔法です。言うことを聞いてもらうにはこうするしか……」


ヒカリ「魅了魔法ってこんなにすごいんだ……」


ゼーレ「解析魔法で見てみたところ、確かにあれは期日までは動かないようです。ですが、それを私一人が言ったところでどうにもなりませんし……」
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