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【安価】ウィン「リリウム魔法学校へ! 7……ナナ?」【百合】

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435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 23:28:40.54 ID:kFimPlki0
悪魔化によって人格が蝕まれることはなかったソフィアだが、ゼーレとスキア、そして人間界と魔界の認識が入れ替わってしまう(イメージとしてはスキアがゼーレを人間界から取り戻そうとしてるのに近い感じ)
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 00:12:50.94 ID:67l0RPNM0
エルクと共にソフィアの古城へ行方不明の手がかりを探しに行く(心配してローラとヒカリも付いてくる。なおこういう事態に強そうなゼーレは取材やTV出演にエキシビジョンマッチ等いろいろ立て込んでいて忙しいらしく、流石に気が引けてお手伝いを頼めなかった)
探索中、同じことを考えて古城に来ていたミリアと出会う。協力して手がかりを探すことに
また、何かと闇に効く星光の羅針盤も一応懐に忍ばせておく(探しものにも役立つかも?)
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 00:56:26.03 ID:cIOkGdrkO
[田島「チ○コ破裂するっ!」]したところで根本的な解決には至らず悶々とした日々が続くノルン。このままだと授業の真っ最中に自慰を始めそうで流石にやばいと感じ保健室に行こうとしたが、心配したラクリマが一緒に行きますと言ったもんだからさあ大変

肩を貸してもらって密着した事により性的欲求は更に加速、保健室のベッドでついにラクリマを押し倒しておっぱじめてしまう

このレスのコンマが低い程ノルン優位
ゾロ目ならカームが隣のベッドで休んでいて行為中の声を聞いてしまい顔真っ赤
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 01:25:58.58 ID:x5kGvyZi0
偶々隣のベッドで休んでいた所為で>>437を聞く羽目になったカーム
部活中、自分達に対する気まずそうな反応から全てを察したラクリマがノルンと二人で必死に口止めにかかる。(元々周りに言いふらすつもりはなかったようだが)暫くの間専属の演技コーチになるという約束で手を打つ事に
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 09:56:04.31 ID:a3rdbXqTO
サキュバスさんにも名前あった方が良さそう
440 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/05(金) 12:42:00.89 ID:jvPWDduJo
確かに名前あったほうがいいですね
ここまで出番の多いキャラになるとは思ってませんでした

↓〜↓3でサキュバスの名前の案を募集します
最高コンマのものを採用
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:18:30.19 ID:x5kGvyZi0
メア
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:24:07.10 ID:x162McFDO
ヘカテリーナ
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:28:06.58 ID:jmFZMX3XO
名前を呼びたがるソフィアが無いなら付けちゃおと名付け親になるとか良いんじゃない

安価下
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:29:56.90 ID:PUNZEHaMO
リーリア
445 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:10:55.19 ID:LX1JclPbo
ひとまず>>434>>435だけ投下します
続きは土日に書きます
>>437は地の文ありのセックスシーンになると思います
446 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:13:10.38 ID:LX1JclPbo
♡幕間
  ソフィアとサキュバスの……♡


魔界の一角。サキュバスが住む、人型悪魔が多くいる街。
そこの一頭地の館にサキュバスは居を構えていた。
そしてさらにその一室、そこに至る扉をサキュバスは無遠慮に開く。
上質な造りの扉は軋む音もなく開き、その隙間からはむせ返るような雌臭が放たれている。
その臭いを顔面に浴び、サキュバスは口角をニヤリと持ち上げた。

「ソ、フィ、ア、ちゃ、ん♡」

「フー……ッ♡ フー……ッ♡」

ぼたぼたと股間から愛液を垂れ流し膝をガクガクと震わせているのは、人間界からさらってきた魔法使い、ソフィア・ルナールだ。
全裸のまま天井から垂らした紐に両腕をくくられ、陰部には女性の舌を模した性具が魔法で固定化されている。
私が散歩に出かける前に固定化したので、かれこれ3時間はこの状態だ。

「どう? 悪魔になる?」

「なり、ません……ッ!♡」

「もう、強情だなあ」

私の悪魔化の魔法は人間相手には効きが悪かったのか、魔界に来てから正気を取り戻してしまった。
そこで精神的に追い詰め、さらに魔王様に悪魔化の魔法をしてもらうことに決まった。ここまでやれば間違いなく悪魔になるだろうとのことだ。
だが思いのほか意志が強く、中々手こずっている。

「ぎりぎりイけないように設定してるから、切なくてたまらないはずなんだけどなあ……」

つつつ、と背中に指を走らせる。

「んっ、ぐっ……!♡」

それだけでぶしゅっと愛液を噴き出し、ぱたぱたと床に水たまりを広げていく。

「ほらー、限界なんじゃん。悪魔になるなら思いっきりイかせてあげるよ?」

「……ッ♡」

お、いい目になった♡
期待で内ももをもじもじと擦り合わせ、目尻にはたっぷりと涙が溜まっている。
447 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:13:56.10 ID:LX1JclPbo
「じゃあサービス。一回だけイかせてあげるね」

魔法具を外し、愛液溜まりにぺしょりと膝をついて座る。
そして眼前には待ち焦がれるようによだれを垂らす綺麗な桃色の縦筋が。
そこに引き寄せられるように口を付けて。

「じゅるるるるるるっ♡♡♡」

「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!♡♡」

勢いよくすすると同時に、クリトリスを押し潰す。
足先までピンと張り詰め、背中はこれでもかと反らされていて、絶頂の大きさを物語っている。

「うーわ、すっごい……。膣内ギュンギュン締め付けてきたわよ」

お尻を撫でながら労いの言葉をかける。
しかし、未だに快感が引かないようでピクピクと腰が跳ねている。
面白がってぺちぺちと叩いていると、しばらくしてから反応が返ってきた。

「お、気がついた?」

「は、い……っ♡」

どうやらこの人間は少し真面目すぎるようだ。
敵であるサキュバスにもしっかり返事をする。無視なり蹴飛ばすなりのこともできたはずだが、それをする素振りもないのだ。

「じゃあ私、また散歩行ってくるから。今度はさっきより長く時間空けようかなー」

外した魔法具の設定をいじり、もう一度秘所に取り付ける。
先程よりも数段階弱く、あの絶頂の後ではもどかしいことこの上ないだろう。

「え、あ……っ♡」

彼女もそのことに気づいたらしい。弱々しい快感に悶え、なんとか気持ちよくなろうとしている。

「んー、どうしたのかなー?♡」

キスできるほど顔を近づけ、頬を抑えて聞く。

「そ、その……」

潤んだ瞳で見つめられ、熱い息が唇にかかる。

「も、もっと……してください……!」

堕ちた。
ゾクゾクとした快感が背中をチリチリと焼く。
448 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:14:42.99 ID:LX1JclPbo
「違うでしょ? 『悪魔になるので、どうか気持ちよくしてください』……ね?」

「あ、あ……!」

快感と理性がぶつかり、言葉を詰まらせる。
震える声を絞り出して告げたのは……。

「悪魔になる、ので……どうか、気持ちよくしてください……!」

「よくできました♡」

性具に魔力を込めて威力を最大まで引き上げる。
反応して跳ね上がろうとした顔を抑え、口内に舌をねじ込む。

「んんんんんんんうっ!!♡♡」

ガクンガクンと腰が跳ねるというより大きく上下し、蛇口をひねったかのように潮を噴いている。
目はぐるりと上を向き、下まぶたがぴくぴくと痙攣している。
そして息を吸おうにも口は塞がれ、それだけでなく舌で口内を擦られており、正常な判断を阻害される。

「んぶぅ、んぇ゛、え、おお゛ぉぉ……ッッ!♡♡♡」

呼吸をしようと口を離しても、サキュバスがそれを許さない。
徐々に息は浅くなり、ソフィア自身の汗とヨダレと鼻水に溺れるような感覚に襲われる。

「魔王様、お願いします」

「悪魔化【デビライズ】」

バチバチと視界が弾け、脳みそが焼き切れてしまったかと錯覚するような快感の中、ぼんやりと声を聞きながらソフィアは意識を手放した。
449 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:15:26.46 ID:LX1JclPbo
魔王の間ーー


ソフィア「スキア・レジェンダリア・アートルム様」ヒタヒタ


スキア「ああ、起きたの。気分はどう?」


ソフィア「少しだるいですが……動けます」


サキュバス(魔王様の悪魔化はやっぱり効き目がすごいわね……)


ソフィア「それと、あなた……。えっと、お名前は」


サキュバス「私? 名前なんかないわよ。ただのサキュバスだもの」


ソフィア「……名前がないのは不便ですね」


スキア「呼びたいように呼んであげなさい。あなたは魔姫としてこれから君臨するんだから。悪魔に名付けたって誰にも文句は言わせないわ」


ソフィア「では……リーリア様」


サキュバス→リーリア「リーリアかあ。可愛い名前ね」


ソフィア「リーリア様、どうか今後とも私を可愛がってください。あなたのご褒美があれば、人間界を取り戻す力が湧いてくるんです」


リーリア「取り戻すって……」


スキア「認識障害かな。自分は悪魔で、人間界は私達悪魔が取り戻すべき領土だと思ってる」


リーリア「そうですか……。あー……分かったわ。あなたの力は大事だもの。特別に可愛がってあげるわ」ニコッ


ソフィア「……ありがとうございます」ゾクッ


スキア「じゃ、リーリア、ソフィア、しばらくは魔界で好きに過ごしてていいよ」


リーリア「はーい」


ソフィア「分かりました。スキア・レジェンダリア・アートルム様」


スキア「……フルネームじゃなくていいよ」


ソフィア「分かりました、魔王様」


ーーーーー

ーーー

450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 00:18:09.22 ID:N6d55WIP0
語感的には悪魔儀式(デモナイズ)の方が好きだけど何か効果に違いはあるのかしら
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 00:31:31.84 ID:jj6ljXz1O
悪魔ソフィアの外見はどう変わったのかとか気になる
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 14:08:55.30 ID:c5NZwaOAO
エッチ二本立ていいぞ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 01:03:57.43 ID:ddm++7w8O
いっそソフィアとリーリアがくっつくのもアリではないかと思った
スキア救出して悪魔化が解けたらリーリアもサキュバスから人間になったりして、名付け親でもあるソフィアになんやかんや惹かれて一緒に古城で暮らす展開とか
使い魔的には『魔女様がお嫁さん連れて帰って来た!』とかなりそうだ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 21:51:18.61 ID:tKfY+W1m0
わくわく
455 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:21:48.77 ID:kqx+DLYLo
>>450
悪魔化の魔法書いたよなーと思いつつ過去レスざっと流し見して、見つけられなかったのでデビライズを使いました
デモナイズは6スレ目で使ってましたね…

効果に違いはありません、次からはデモナイズで統一しようと思います

>>451
外見の変化は考慮してませんでした…
悪落ちとか、悪魔化っていう作品とかを見ないので、どういう変化が一般的なのか分からないです
案を貰えればそれをイメージして今後の展開を書くかもしれません
456 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:22:54.93 ID:kqx+DLYLo
「はあ、はあ……」

濡れた指を眺めて息を吐く。
想い人の指の動きを想像し、自分の体を慰める。
相部屋の住人が部屋を空けがちなのをいいことに、最近は夕方になると毎日のようにしている。

「ううぅ〜……」

後処理をして、布団に潜り込む。
普段のノルンならすぐに寝られるけど、最近はそうもいかない。
悶々とした気持ちを抱えたままだんだんと眠くなってきて……。

「う……ん……」

そしてやっと眠れるのだ。

ーーーーー

ーーー



授業中。
斜め前に座るラクリマさんを眺める。
かわいい。
授業内容について悩んでいるのか、下唇をうーっとしている。
かわいい。

「……んっ」

はっ。
気づくとスカートの中にペンを滑り込ませていた。
いろいろと限界かもしれない。

「あの、先生。具合悪いので保健室に行ってもいいですか」

限界を悟ったノルンは、先生に一言断って保健室に行くことにした。
どうにかして心を落ち着けて、次の授業からは集中しよう。
そう思っていたら。

「あ、私付いていきます! ノルンさんほんとに体調悪そうだから……」

「そうね。ラクリマさんついていってあげてくれる?」

「はい!」

一緒に保健室へ行くことになってしまった。
457 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:23:21.24 ID:kqx+DLYLo
「大丈夫? ノルンさん……」

肩を支えてくれているラクリマさんが優しく労ってくれる。
柔らかい感触といい匂いが刺激になって襲いかかる。

「ん、大丈夫……っ」

「でも顔赤いよ……。あ、ついた! ほら、熱測って!」

不運にも保険医の先生はいなかった。されるがままにラクリマさんの看病を受けることになる。
差し出された体温計を受け取り、それを脇に挟む。
少しして電子音が鳴り、体温が表示された。

「うーん、微熱だね。ここで休んだら?」

ベッドをポンポンと整えて声をかけてくれる。
それに誘われるように、ノルンはラクリマさんを押し倒していた。

「……えっと、ノルンさん?」

「〜〜〜っ! ちゅっ……!」

「んっ……!」

眼前で大きな瞳をパチクリとさせるラクリマさん。
その仕草がたまらなく可愛くて、とうとうキスをしてしまった。

「ノルンさん……もしかして、ずっと我慢してたの?」

ラクリマさんはやっぱり鋭い。これだけの行為で見抜いてしまう。
教室ではない、二人きりの空間。
もう我慢はできそうになかった。
458 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:24:13.26 ID:kqx+DLYLo
「そ、そりゃいろいろしたいけど、ラクリマさんは忙しいし〜……、負担になるようなことはしたくなかったんだよ〜……」

「ノルンさん……そうだったんだね」

ノルンの弱々しい告白も真正面から受け止めてくれる。

「私、ノルンさんの彼女だよ? 何されたっていいに決まってるじゃん!」

ぎゅっと下から抱きつかれる。
体温と匂いがノルンを包む。

「えへへ、ちょっと恥ずかしいけど……しよっか?」

ドクンと、緊張と興奮で体温がさらに上がる。
しゅるりと制服の上着を脱ぎ、ワイシャツのボタンも外していく。
滑らかな白磁のような肌にクラっとくるが、ラクリマさんにだけ脱いでもらう訳にはいかない。
焦りながらもノルンも制服を脱ぎ、互いに下着姿になる。

「あはは、ノルンさんみたいに大きくないから恥ずかしいな……」

自身の胸を隠すように肩を抱くラクリマさん。
仕草の一つ一つが扇情的に映る。

「そ、そんなことない。ノルンはラクリマさんの体、その……きれいだと思う」

「えへへ、ありがと」

改めて押し倒して、下着の上から胸を触る。
ジュニアブラに抑えられた、ほぼ絶壁と言って差し支えない体だが、確かにぷにぷにとした柔らかさがある。

「んっ……ふ……っ」

気持ちいいのか、ラクリマさんも小さく声を漏らす。
するりと上にずらすと、ぴこんっと小さな乳首が現れた。

「ひゃ……っ」
459 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:24:44.21 ID:kqx+DLYLo
恥ずかしがって隠そうとする腕を押さえて、顔をそこに寄せる。

「れろ……っ」

「んくっ……!」

舌にコリッとした固さを感じつつ、何度か上下する。
乳首を弾く度に、ラクリマさんがぷるぷると反応するのが可愛らしい。

「はあ、はあ……ノルンさん……」

濡れた弱々しい声。
甘く鼓膜を揺さぶるその声を聞くと、背中に得も言われぬ感覚が走り抜ける。

「んむっ」

「ひきゅっ!!」

可愛らしいその乳首を甘噛みしてみると、びくんと体を跳ねさせて反応してくれる。
くたりとして肩で息をしているところを見るに、だいぶ感じてくれているらしい。

「のるんさ……あっ、だめっ、だめだめっ!」

下に目をやると、そこには縦に濡れ跡が広がるショーツがあった。
人差し指でなぞってみると確かに濡れている。

「ううぅ……はずかしい……」

指を引っ掛けて引き抜くと、抵抗もなく裸にすることができた。
ぴったりと閉じたそこは濡れており、つやつやといやらしくぬめっている。

「の、ノルンさんも脱いでよぉ……」

そう言われて、自分が未だ下着をつけていたことを思い出す。
ブラジャーのホックを外すと、ラクリマさんの視線を感じる。見せつけるように揺さぶりながらブラジャーを腕から抜き去ると、面白いほどじっと見つめてきていた。

「ふっふっふ〜。触ってみる〜?」

こうなると余裕が出てくるのも面白い。
たぷんと揺すってみると、こくりと頷きが返ってきた。
460 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:25:46.09 ID:kqx+DLYLo
「う、わ……すごい……」

下からもにゅんと持ち上げられ、たぷたぷと弄ばれる。
大きくて邪魔な脂肪ではあるけど、彼女に楽しんでもらえるなら悪くないと思える。我ながら単純だ。

「それじゃあそろそろ……」

再びラクリマさんの下半身へと顔をずらし、濡れそぼったそこに顔を近づける。

「ぺろ……」

「ふにゃあっ!」

ぷにゅりとした柔肉は熱を持ち、舐めとった後からさらに愛液を分泌する。

「じゅぷっ」

「あああうっ!」

舌を突き刺せば、舌そのものを吸い取るかのような動きで奥へと誘(いざな)おうとしてくる。

「じゅぷ、れろ、じゅるるっ!」

「ひぎゅ、にゃ、うやぁぁああっ!」

こぷこぷと奥から奥から愛液が溢れてくる。
それはやがて勢いを増し、ぷしゅぷしゅと噴き出すようにすらなってしまった。

「ぐぽ、じゅるる、れるれるれる……じゅぷぷぷぷっ!」

「あっ、ふにゃっ、にゃあああああああああっっ!」

ぷしゅううっ! ぷしゃっ! しゃあああ……。

「あっ、ふあああ……ごめ、のるんさん、ごめぇん……」

ぶるぶると体を震わせて、恍惚とした顔で謝るラクリマさん。
ラクリマさんと触れ合えたノルンの心はここに来る前よりもずっとずっと落ち着いていて、きっと今日はよく眠れるだろうな、なんてことを考えていた。
461 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:26:43.17 ID:kqx+DLYLo
ラクリマ「ほ、保健室ですごいことしちゃったね……///」


ノルン「う、うん。誰もいなくてよかった……」


キイ…… パタン……


ラクリマノルン「!!?」バッ!


ラクリマ「い、いいい今ドア閉まったよね!?」


ノルン「だ、誰かいたのかも〜……!」


ガチャッ!


ノルン「廊下には誰もいない……」キョロキョロ


ラクリマ「う、うわわ……どうしよー……」


ーーーーー

ーーー




放課後、部室ーー


カーム「……」モジモジ

カーム「……」チラッ

カーム「っ///」カアアッ


ラクリマノルン「あっ」


ラクリマ「か、カームさあん、ちょっといいかなあ」コイコイ


カーム「は、は、はい」ドキッ


ノルン「えっと、今日保健室にいた〜?」


カーム「……っ///」コクリ


ラクリマ「うわわ! だ、誰にも言わないでね!」


カーム「い、言いません! 約束します!」


ノルン「う〜、でもなあ〜……」


カーム「あ、なら……お二人のコーチで演技の練習を見てくれませんか? それを対価に黙ってると約束します!」


ラクリマ「そうだね、対価があればこっちも安心かも……」


ノルン「じゃあ今日から早速練習見てあげるね〜」


カーム「はい!」


ーーーーー

ーーー

462 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:31:40.21 ID:kqx+DLYLo
ソフィアの住む城ーー


クロエ「ほんとにいないわね……」


エルク「ですね……」


ヒカリ「気をつけてね。闇魔法使いをさらう罠とかあるかも……」


ローラ「シンクロ。ユーニ」キンッ

ローラ「何か気づいたことがあれば教えますね」


エルク「ゼーレさんがいれば心強かったのですが……」


クロエ「さすがに有名になりすぎたわね。おいそれと手伝ってもらう時間はなさそうだったわ」


ギイイ……


ヒカリ「!」バッ


ミリア「あ! エルク! それにクロエさんも!」


エルク「お、お母さん!」


クロエ「ミリアプロ! なんでここに……」


ミリア「いやー、ソフィアがいなくなっちゃったから、どこにいったか分からないか痕跡を探しにね」


クロエ「私達と一緒ね」


ミリア「どう? 何か見つかった?」


ヒカリ「まだ探し始めたばかりで何も……」


ミリア「そっかー……」


クロエ「星光の羅針盤も持ってきたけど……使いみちあるかしら」チャリッ


キイイ……


ローラ「……光ってますね」


クロエ「外を指してるわね……」
463 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:32:08.57 ID:kqx+DLYLo
ヒョコヒョコ


ミリア「あ、ソフィアの小人だ」


「……! ……!」


ミリア「ふんふん。『あっち、飛んだ。闇に、呼ばれた』……だって」


ヒカリ「羅針盤の指してる方角と同じだね」


クロエ「神樹とは真逆の方角ね。神樹から離れたところに闇が集まってる……とか?」


エルク「そうですね……。神樹はすごく魔力も多いし、神聖な空気が渦巻いていますから……」


ミリア「ナイスクロエさん! あとソフィアの小人もナイス!」ナデナデ


「///」テレテレ


ミリア「この子、闇の魔法使いがいないと出てこないんだよね。私が遊びに来るときはよく出てくるけど、他の魔力を感じると引っ込んじゃうの」


エルク「ご主人のピンチと、闇の魔力の多さで出てきてくれんでしょうか。可愛いですね」ナデナデ


クロエ「手がかりは見つけたわ。あとはソフィアさんを探しに行くだけね!」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・10月末の文化祭の準備をする
・10月末の学外対抗戦に向けて練習する
・ソフィアの行方について調べてみる
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第2週
6/16回目の行動です
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:50:18.74 ID:IrsC4/qOO
暗黒樹の芽に知らず知らずの内に引かれたこともあり、羅針盤を頼りに暗黒樹の芽に集まったクロエ(+ローラヒカリ)・ラミー・ミリア・エルクの闇魔法使いズ
そこにリーリアが現れ、クロエ達がソフィアの行方を問い質すとリーリアが召喚ゲートを展開し悪魔化したソフィアも現れる

悪堕ちでよく見かけるのだと
身体の変化:悪堕ちさせた存在(この場合はリーリア)と同じような肌・眼・髪色になる。もしくは種族的な外見(角や羽、尻尾など)が同じものになる。
服装の変化:悪の女幹部みたいな感じでやたら刺々しかったり露出が激しくなる。もしくは元の服を闇に染め上げたようなカラーリングの服になる。
みたいな感じかな?その辺でしっくりくるもので決めるとかよさそう
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 01:29:13.36 ID:w0KXrrK+0
今年の出し物はアートルムに決めてもらおうという流れになったので、かつてリーケアイリスと3人で住んでいた、地底に眠る館を使ってお化け屋敷はどうかと提案するゼーレ
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 08:50:06.19 ID:FW3WJsZqO
悪魔化したことで魔翌力がより強大になったソフィアをどう救うべくか悩んでいたクロエ達だったが、人類ガチ勢かつ親の親友を歪められたことで奪還に燃えているエルクの特訓を目撃
それに刺激されて学外対抗戦の対策も兼ねて自分達も特訓
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 11:03:55.30 ID:VrmGaXBQO
リズが二回りくらい大きくなる
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 14:21:29.23 ID:GZj3wiuZO
混乱こそ防いだものの根本的な解決には至っていない爆弾をどうしよっかという話
469 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/08(月) 21:15:34.65 ID:dBMO1UuDo
今日は更新なしです

また大変なミスなのですが、文化祭は10月末ではなく11月末でした
8回目の行動終了後、学外対抗戦、その後収穫祭(ハロウィン)
12回目の行動終了後、文化祭
となります
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 11:36:09.74 ID:3KJ3ZtYN0
そういやそうだったね
471 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:01:41.81 ID:HmjSZ8Rxo
中庭ーー


クロエ「……」


ヒカリ「クロエ、空なんか見上げてどうしたの?」


クロエ「爆弾のことを考えてたのよ。ゼーレさんやヴィーネさんのおかげで魔王にも負けないんじゃないかって空気になってるけど、実際のところあの爆弾のことは何も解決してないわ」


ローラ「確かに……。当日になったら爆発しちゃうんだよね」


クロエ「ええ。それに色んな街にあるからどこか一つを防げばいいって話でもないし……」


ヒカリ「当日はみんな安全な場所に逃げると思うけど、街がめちゃくちゃになっちゃうのは嫌だよね……」


クロエ「マホリオの防御組とか、スタジアムの防衛魔法の使い手とか、そういう人が集まって各地に拠点をつくるみたい。だから戦闘中は安全だと思うわ」


ローラ「魔力の爆弾……。爆発したらものすごい勢いで魔力がばら撒かれるんだよね?」


クロエ「多分ね。ばら撒かれるというより、それこそ爆発的な勢いで四方八方に叩きつけられると思うわ」


イオ「あ、あのっ!」


クロエ「イオ。どうしたの?」


イオ「爆発するものなら他の人より詳しいかもって……。そ、それでその……魔力の爆弾なら私の魔法と同じかもしれません」


クロエ「確かに……。話を聞かせてくれる?」
472 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:02:11.00 ID:HmjSZ8Rxo
イオ「魔力を勢いをつけて拡散させる、というのが爆発魔法の原理です。そのためには、範囲内の魔力を一度固める必要があります」


ヒカリ「うんうん」


イオ「おそらく今も、爆弾内部の魔力は中心に寄り集まっています。だから下手に衝撃を与えると……」


ローラ「ドカン……だね」


イオ「でも、もし魔力の動きを止められる、あるいは固められるなら……」


クロエ「爆発は広がらない……?」


イオ「はい」コクリ


クロエ「ナイスよ、イオ。もしかしたらゼーレさんはすでに手を打ってるかもしれないけど、校長先生に相談して世界中に周知してもらえば、世界中の人に安心してもらうことはできる」


イオ「お役に立てたなら嬉しいです」


クロエ「役に立つどころじゃないわ! あなたの知識のおかげで世界中の人に安心を与えられるんだから!」


イオ「そ、そうですか。もし違ったらと考えると緊張してしまいますね」


クロエ「そこはちゃんと調べてもらうわ。イオの言うとおり、構造が違う可能性はあるものね」


ーーーーー

ーーー

473 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:02:49.56 ID:HmjSZ8Rxo
教室ーー


クロエ「そろそろ出し物決めたいわね……。ゼーレさんはどう? 何か案とか……」


ゼーレ「うーん……私達が少しの間住んでいた館があるのですが、そこを見てみたところ廃墟になってまして……。そこの家具を使えば雰囲気のあるお化け屋敷ができるかもしれません」


楓「おお!」


アルシェ「おばけやしき……ごはん食べれない……」


晶「ご飯は他のクラスのを楽しみにしたらいいさ」


嵐「お化け屋敷はうちのクラスまだやってないもんな。いいかもしれない」


クロエ「それじゃあうちのクラスはお化け屋敷ね! それも雰囲気満点の! 頼んだわよ、ゼーレさん!」


ゼーレ「は、はいっ!」


ーーーーー

ーーー

474 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:03:15.20 ID:HmjSZ8Rxo
空き教室ーー


リズ「うう〜……」ムズムズ


ローラ「無理はしないでね。ゆっくり脱皮していいよ」ナデナデ


クロエ「リズの脱皮も久しぶりね。だいぶ大きくなったからもうしないものだと思ってたわ」


ローラ「大人のバジリスクはこんな大きさじゃないよ! もーっと大きいんだから!」


リズ「!」ピリッ


ずるるるる……!


リズ「できたー!」ワーイ


クリア「リズおっきー!」ワー!


クロエ「二周りくらい大きくなったわね……!」


ローラ「かわいい〜!」ギュー


リズ「きゃ〜♪」


クリア「クリアもー!」ギュー!


ローラ「きゃー♪」


クロエ「かわいい……」キュンッ


ーーーーー

ーーー

475 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:03:42.17 ID:HmjSZ8Rxo
暗黒樹の芽ーー


クロエ「星光の羅針盤に導かれて来てみたら……」


エルク「なんですかこれ……」


ラミー「なんか、闇の力が反応してる感じ……」ゾワワ


ミリア「引っこ抜いちゃう?」


リーリア「だ、め、よ」ストッ


ローラ「サ……サキュバス! 魔界に帰ったんじゃ……」


リーリア「もちろん帰ったわよ。向こうからゲートを開けてやってきただけ」


ヒカリ「なんでここに……」


リーリア「この芽、私が管理してるの。魔王様の仰せでね。これに惹かれてやってくる闇魔法使いがいたら、捕えて悪魔にしろって」


ミリア「まさか……ソフィアはお前が!」


リーリア「せいかーい♡」ズオッ


ソフィア「リーリア様、お呼びですか」


ミリア「ソフィア!!!」


クロエ「な、なんでサキュバスの格好を……」


リーリア「あたしの趣味かなー。あたしに名前をくれた子だから、あたしもお気に入りなの。自分の服あげるくらい当然じゃない?」


エルク「魔弾【シュート】!!」ギュオオ!


リーリア「防御魔法【シールド】!」ギィッ!

リーリア「うーん、いい絶望の空気。あたし達満腹になっちゃったし帰ろっか」


ソフィア「はい」
476 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:04:08.73 ID:HmjSZ8Rxo
リーリア「ちなみに、その芽は何しても抜けないから。その忠告にも来たのよ。あたしってば優しい♡」ズオッ


ミリア「ま、待て!」


リーリア「待たない。じゃあね、非力な闇魔法使いさん達。時が来たらソフィアと一緒にめちゃくちゃにしてあげるわ」シュンッ


ソフィア「私達悪魔を追いやって、のうのうと生きている人間を……私は許さない」シュンッ


ミリア「な……ソフィア……!」


エルク「……ッ」ギリッ


クロエ「悪魔にされてたなんて……」


ラミー「ソフィアさん……」


ーーーーー

ーーー

477 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:05:05.92 ID:HmjSZ8Rxo
修練場ーー


ゴガァアッ! ドオオオオッ!


クロエ「あら、誰か使ってるわね……」


エルク「はあ、はあ……」ポタポタ

エルク「魔弾【シュート】!!」


ギュゴオオオオッ!


クロエ「さ、さすがプロの娘ね……。すごい威力だわ」


エルク「人間を……人間さんを悪魔にするなんて……! 許さない、許さない! 許さない!!」

エルク「神弾【ネオ】!!!」


ゴゴゴオオオオオオッッ!!


クロエ「……負けてられないわね」


ーーーーー

ーーー

478 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:05:41.27 ID:HmjSZ8Rxo
中庭ーー


樹「これは……」


楓「風斬魔法【かまいたち】!」


ナミネ「巨大水弾【アクアマリン】!」


ティア「浮遊魔法【フロート】!」


樹「みんな一生懸命練習してる……」


リリィ「皆さん無理はダメですよー! ドリンクは用意してますからねー!」


橘花「不調を感じたらこっちに来い! 簡単な検査と治療の用意もある!」


はーい!


クロエ「いくわよ、凜華、モミジ!」


凜華「ああ!」


モミジ「うん!」


クロエ「疑似宇宙魔法【アストロ】!!」


樹「……みんな、頑張ってるのね」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・10月末の学外対抗戦に向けて練習する
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィアの行方について調べてみる
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第3週
7/16回目の行動です
8回目の行動終了後、学外対抗戦
学外対抗戦終了後、収穫祭に移ります
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:32:26.98 ID:3KJ3ZtYN0
ゼーレ達の館の掃除を手伝うクロエ達
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:49:59.86 ID:b93POxYrO
悪魔化を治す方法に心当たりは無いかをゼーレ達に聞く
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:55:55.55 ID:Kvkrzw+BO
久々に積もる話でもしようとウィンの元を訪れた時雨
鍵が閉まっていなかったので中に入ったところ運悪くちょうどウィンがナナから対アンモビウムの特訓(意味深)を受けさせられており、ガッツリ見てしまい混乱して顔を真っ赤にしながら脱兎のごとく逃げた
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 00:20:56.62 ID:2BgR5Nj50
館の掃除中、倉庫に転移する魔法陣を踏んでしまい真っ暗な空間で一人きりになってしまうノワール。20分程してからその事に気付いたゼーレらによって発見されたが、普段からは考えられないほど弱々しく震えており一緒に駆けつけたイリスに泣きながらしがみ付く
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 01:09:40.31 ID:HVOJ0hGiO
魔界による人間界への過干渉を見かねた天界の神々がヴィーネやゼレス、カーム等の神聖魔法使いに対して貸し与える力を増大させる
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 23:22:57.15 ID:2BgR5Nj50
天界の描写は初かあ
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 23:27:40.70 ID:OGIpR1kTO
神と悪魔の対立となるとメガテン感が出てくるな
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:02:50.34 ID:hmFHMCqEO
天界からもネームドキャラ出て来るのかな(仮に出ても終盤だからチョイ役かもしれないけど)
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:17:28.47 ID:CyXVMWqFO
既に風呂敷広げ過ぎてるしキャラも多過ぎるから出さんでいいと思うわ
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:24:56.80 ID:xpU6PmOo0
天界への干渉を不可能にしたのはその辺り配慮しての事なんじゃないかなと勝手に思ってる

フェリスやシェリルなんか募集時に登場したきり一度も出番ないからな……マホリオ大会で必然的に出番があるシェリルはまだマシかもしれんけど……
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:40:03.00 ID:4BGArU9bO
竜族にしきたりがある設定上どうしても出番が少なくなるからそこはレイア共々仕方ないかも。文化祭で出してあげられるといいね
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 02:50:15.17 ID:Lf3IlJztO
とはいえキャラ全く増やさずに3年間続けてもそれはそれでマンネリ化するからな…
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 17:51:51.95 ID:xX8a/xQU0
このスレの安価形式で出番がないってつまり作成者含めて出そうとしてる人がいないというだけでは
競争率激しくて安価取れないとかでもないし問題ない希ガス
492 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:40:07.49 ID:1SCD0cU/o
地底の館ーー


クロエ「おおお……すごいわね」


ゼーレ「有名になりすぎて、どこに居を構えても人がひっきりなしに来るようになってしまって……。地底に丁度いい洞窟があったので、そこに館を建てたんです」


アイリス「日の光が入らなくてすぐ使わなくなったけどねー」


リーケ「……暗いと、魔獣も元気なくなっちゃう」


楓「ホコリすごいなー。ホコリっていうか砂か、これ」


晶「使えそうな家具は汚れを落として運ぼう。えーっと、リストによれば……」


嵐「シャンデリアと、軋む机と、折れた椅子……まずはそんなところか」


ゼーレ「シャンデリアはこの玄関のとかどうでしょうか。机と椅子は色んな部屋を見てもらえれば多分丁度いいのが見つかるかと」


イリス「それでは手分けして掃除しましょう!」


おー!


ーーーーー

ーーー

493 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:40:41.89 ID:1SCD0cU/o
ノワール「お、ここは寝室かな」

ノワール「大きいベッドが一つ……三人で寝てたのか」


カチッ


ノワール「へ?」


しゅんっ!


ノワール「あ、あれ……」ストッ

ノワール「何ここ、暗い……」ガツッ

ノワール「いたっ! な、何? 壁……?」ペタペタ…

ノワール「ど、どうしよう……出れなくなっちゃった……」


ーーーーー

ーーー




クロエ「……ねえゼーレさん」パタパタ


ゼーレ「はい?」フキフキ


クロエ「悪魔化を治す方法に心当たりないかしら」


ゼーレ「悪魔化ですか……」


クロエ「実は私を助けてくれた闇の魔法使いが、サキュバスの魔法で悪魔にされたの。……どうにかして助けたいわ」


ゼーレ「いくつかありますが、どれにも共通するのは『体内を巡る毒素を全て抜く』ということです」


クロエ「毒素って、魔界にある魔力みたいなものよね」


ゼーレ「そうです。それに体が順応していると悪魔になり、その全てがなくなれば再び元の体に戻れます。これは人、魔獣関係ありません」
494 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:41:11.08 ID:1SCD0cU/o
ゼーレ「そしてその毒素を抜く方法ですが……。魔法陣を描いて、その上にいる者の毒素を抜く方法。魔法によって一息に毒素を吐き出させる方法。この二つがよく用いられます」


クロエ「魔法陣の方は見たことがあるわ。ローラがスフィアさんにやってたから」


ゼーレ「魔法陣は、相手がその上にじっと留まってくれる必要があります。なのであまり使う機会はないでしょう」


クロエ「もう一つの方は?」


ゼーレ「クロエさんもテネリタスさんとシンクロすることで、毒素だけを食べ尽くすことができるはずです。あとは神聖な魔力を送り込むことで毒素を抜くこともできます」


クロエ「なるほど……」


ゼーレ「毒素を抜く果物を食べさせるとか、そういった方法もありますが……。現実的なのは魔法による解除でしょう」


クロエ「ありがとう、参考になったわ」


ゼーレ「いえいえ。私もスキアを悪魔から元に戻すためにいろいろ考えてたので、お役に立てたなら何よりです」

ゼーレ「……あ」


クロエ「?」


ゼーレ「……寝室の罠に作動した形跡があります」


クロエ「罠って……誰か引っかかったの!?」


ゼーレ「倉庫に送り込んで無力化するだけですが……。見に行きましょう」
495 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:41:44.98 ID:1SCD0cU/o
倉庫ーー


ガコオオンッ


ノワール「……!」


ゼーレ「あ……!」


ノワール「あ、あ……」フラフラ


イリス「ノワールさん!」ギュッ!

イリス「姿が見えないと思ったらこんなところにいたんですね……」


ノワール「いりす……こわかったよお……」グスッ


イリス「ノワールさん、怖いところ苦手でしたもんね。よしよし、もう大丈夫ですよ」ナデナデ


ノワール「ううう……」グスグス


ゼーレ「すみません……。寝室に仕掛けた侵入者用の罠がまだ生きていたとは……。先程全ての罠の解除を確認しました。不安にさせて本当にすみません」ペコリ


ノワール「だいじょうぶ、です……っ」


イリス「……」ナデナデ


クロエ「ノワールとイリスはどこか落ち着けるところで休んでる方がいいわね。歩ける?」


ノワール「ん……」


ーーーーー

ーーー

496 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:42:16.72 ID:1SCD0cU/o
スタジアムーー


ヴィーネ「うーん……」


茜「どうしましたー?」


ヴィーネ「なんか最近、力が湧いてくる感覚があるのよ」


サリア「まだ強くなるんですか……」


ヴィーネ「私の力が強くなったんじゃなくて、神聖魔法の魔力の質が変わったというか……」


茜「天界からの魔力が強まったんですかねー」


ヴィーネ「かしらね。最近は魔界の勢力が好き放題してるし、それに対抗して力を授けてくれたのかも。感謝しないとね」


サリア「……」


ヴィーネ「? どうしたの?」


サリア「いえ……。自身の力だと慢心せず、素直に力を受け入れているのが、その……かっこいいと思って」


ヴィーネ「うわー! サリアかわいい! ちょっと茜、聞いた!?」


茜「テンション上がりすぎてうるさいですよー」スッパリ


ーーーーー

ーーー

497 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:43:01.50 ID:1SCD0cU/o
中庭ーー


ゼレス「聖弾【ホーリーボール】!」ゴアアッ!


ステラ「やっぱり威力が上がってますね……」


ゼレス「……おそらくは天界からの力かと。強い力を手に入れたとはいえ、使いこなすためにはもっと訓練をしないといけませんね」


ステラ「ふふっ、かっこいいですよ、ゼレスさん」


ゼレス「ママならそう言うはずです。であれば、その娘が油断していてはお話になりませんからね」


カーム「あ、あの! 私もコントロールのトレーニングをご一緒してもよろしいでしょうか!」


ゼレス「カームさん。もちろんいいですよ」


カーム「ありがとうございます!」


ステラ「神聖魔法使いの皆さん、頑張ってますね……! 私もお手伝いしますよ!」


ーーーーー

ーーー

498 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:43:30.06 ID:1SCD0cU/o
ウィンの実家ーー


時雨「……」ピンポーン

時雨(……出ない。今日は家にいると言っていたが……)グッ


ガチャッ


時雨「あ、開いた……」

時雨(まったく不用心な……)

時雨「失礼する。ウィンの部屋は……ここか」


キイイ……


時雨「ウィン、インターホンを鳴らしたのに出ないとはなにご……と……」


ウィン「あっ、んんっ……!」ビクッ(目隠し状態)


ナナ「あ……」ピタッ


時雨「え、あ、な……!///」

時雨「なあああああああああっ!///」ダッ!


ウィン「んえ、なに、なにぃ!?」


ナナ「えーっと、し、時雨さんに見られてしまいました……」


ウィン「え、ええっ!?」バッ


ナナ「もう走って行っちゃいました……」


ウィン「な、なあ……!///」カアアッ


ーーーーー

ーーー




時雨「な、なんだあれは……裸になって何を……///」

時雨「そ、それにウィンの声……あんな……!///」

時雨「ううぅ〜……///」プシュウウ…
499 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:44:11.28 ID:1SCD0cU/o
ーーーーー

ーーー




クロエ「もう今週末は対抗戦ね……。気合い入れて練習しましょう!」


現在の目標
・10月末の学外対抗戦に向けて練習する
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィアの行方について調べてみる
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第4週
8/16回目の行動です
8回目の行動終了後、学外対抗戦
学外対抗戦終了後、収穫祭に移ります
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:58:25.63 ID:NJIb7Gw0O
大きくなったリズを羨ましがっていたクリアだったが、突然人間大ほどの水晶になってしまう
ラピス以外の全員が驚きリズに至っては泣きそうになっていたが、ラピス曰く水晶龍が大きくなるときに起こる現象と聞かされ安堵する(ローラも話は知っていたが実際に見るのは初めて)
それからしばらくして水晶が割れ大きくなったクリアが出てきた(無駄に全裸で)

なお偶然にも同時刻、フェリスも黒鋼の玉石になり同じく成長していた
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:04:14.63 ID:xpU6PmOo0
学外対抗戦とソフィア戦の両方に向けてテネリタスとのダークシンクロを練習しておく
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:49:32.06 ID:s/mR5Nt/O
レティスの寝言で抱きつくように指示をされてしまったシエラがそのままの状態で身動きがとれずに1時間ほど拘束される
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:50:39.58 ID:6U/NXW5L0
激しい怒りを伴う修練によってエルクの固有魔法が暴走気味に拡散し、学内で悪夢や突然のフラッシュバックに襲われる生徒が多数発生する
クロエも一年時のような悪夢を見るが難なく退け(闇の試練を乗り越えた闇魔法使いは伊達ではなかった)、悪魔化解除の方法を知らせてエルクのメンタルケアを図る
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 01:14:01.30 ID:BzscfQChO
マホリオ特訓していたポメだったが魔翌力配分をミスしたためか翌日までビーストが解けなくなってしまう
幸い害は無いので普通にやよいと部屋で過ごすが、やよいにもふもふを堪能させたり毛繕いをしてもらう際に獣耳や尻尾などなど敏感だったり際どいところを触られてしまう
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:24:19.95 ID:X8tswY/m0
マホリオパートコンマが荒ぶるから楽しみ
506 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:50:10.29 ID:42vUC1Uto
空き教室ーー


クリア「いいなあー。リズ大きいのうらやましいよー」


リズ「えへへー」


ラピス「焦らなくても、クリアもちゃんと大きくなりますよ」


クリア「そうかなー。最近成長止まってるし、体ムズムズするし……」


ラピス「ムズムズですか。ではいよいよですね」


クロエ「いよいよ?」


クリア「んー……んー!」ピカアッ!


ローラ「きゃっ!」


キィンッ……


クリア「……」ピキン…


ローラ「く、クリア!? 水晶になっちゃった……!」


リズ「クリア!? 大丈夫!?」


クロエ「ちょっと、ラピスさん! 大丈夫なの!?」


リズ「クリア……しんじゃったの?」グスッ


ラピス「まさか。これは成長の途中ですよ」

ラピス「私達ドラゴンはある程度体が大きくなると、一度体を硬質化させてさらなる成長を迎えます。私達の場合はこのように、水晶に閉じこもるわけですね」コンコン


ローラ「は、話には聞いたことがあったけど本当だったんだ……」


クロエ「サナギみたいなもの?」


ラピス「そうですね。クリアが体に見合わない量の食事を摂っていたのも、この成長期があるためです」


リズ「し、しなないんだ……よかったあ……」ホッ
507 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:50:36.61 ID:42vUC1Uto
ラピス「そしてこの水晶は、親が不可視の光で包むことで完成します」ピカアッ!


ローラ「見えなくなった……」


クロエ「レイアさんの方は?」


ラピス「レイアは硬い岩盤を掘って、そこに鋼で身を包んだ娘を隠します。敵から姿を隠すと同時に、地下の圧力でさらに鱗を鍛えるという目的も兼ねてるんですよ」


ローラ「そうなんだ……」


クロエ「成長したクリアに会うのが楽しみね」


ローラ「うん!」


ーーーーー

ーーー

508 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:51:16.15 ID:42vUC1Uto
修練場ーー


クロエ「テネリタス、ダークシンクロの練習するわよ」


テネリタス「えー、めんどくさいなあ」


クロエ「あなたに私自身を食べられるなんてもうまっぴら。コントロールできるようにならないと」


テネリタス「んー……どうしたらいいんだろう」


クロエ「ローラいわく、シンクロで大切なのは心を一つにすることらしいわ」


テネリタス「心を一つに……。ワタシは主ほど本気で勝ちたいわけじゃないからなあ」


クロエ「何か別の……例えば誰かを守りたいとか」


テネリタス「ワタシは美味しいものが食べられたらそれでいいなー」


クロエ「う……そうね」


ティト「テネリタス!」キンッ


テネリタス「うわ、なに!?」


ティト「貴様はいつまでご主人を困らせるんだ! 力を貸せ!」


テネリタス「めんどいよ〜……」


ティト「グルル……ッ」


テネリタス「なんだ、やるのか? フシャーッ!」
509 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:52:03.87 ID:42vUC1Uto
クロエ「ストップストップ! 二人とも落ち着きなさい!」


ティト「! すまない……」


テネリタス「……ふんっ」


クロエ「ティトともシンクロできたらいいんだけど……。私はローラみたいなことはできないし、やっぱりテネリタスとのダークシンクロを使いこなせるようになりたいわ」


テネリタス「……分かったよ、練習すればいいんでしょ。いちいちティトに突っかかられてたら疲れちゃうし、付き合ってあげる」


ティト「貴様、ご主人になんたる物言い……! そもそも我らはご主人がいなければあのまま消えていたかもしれないんだぞ!」


クロエ「ティト、ストップ。テネリタスがやる気になってくれるんならなんでもいいわ。早速練習しましょう!」


ーーーーー

ーーー

510 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:52:38.93 ID:42vUC1Uto
エルク「はあっ、はあっ……」

エルク「……おおおおおおおっ!」ゴオッ!


御桜「エルクさん」


エルク「御桜さん……」


御桜「そんなに疲れるほど魔法を撃っていては大会で実力を出せませんよ」


エルク「……そう、ですね……」


シェリル「エルク、御桜、今日はこの辺にしとこう。もう大会も近いし、無理だけはだめだ」


ーーーーー

ーーー




ラミー「ひっ」


樹「ラミー?」


ラミー「い、今そこの影から闇が呼んでるような気がして……。でも気のせいだったみたい」


ーーーーー


パアン!!


イオ「きゃああ!」


モミジ「イオちゃん!? どうしたの!」


イオ「あ、あれ……。今私の魔法が暴発して、モミジちゃんが……」


モミジ「? 何もなってないけど……」


ーーーーー


ノワール「ひっ……! ごめ、ごめんなさい、ごめんなさい!」


イリス「ノワールさん、どうしました? 大丈夫ですか?」ナデナデ


ノワール「あ、あれ……今……血だらけのお母さんとママがそこに……」


イリス「……」ギュッ

イリス「大丈夫ですよ。そんなのは来てません。それに、ご両親はあなたを恨んでなんかいやしませんから」


ノワール「でも、私のせいで二人は……」


イリス「私があなたの記憶を見たかぎり、ご両親は明確にあなたを守るために動いていました。そしてあなたが無事なのを確認して、笑顔さえ見せていた。そんな二人が今さら恨んで出てきたりしませんよ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー

511 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:53:09.11 ID:42vUC1Uto
中庭ーー


ポメ「いやー、今日も疲れたー」


やよい「お疲れ様。はいタオル」


ポメ「ありがとー!」フキフキ

ポメ「ふー。よし、ビーストを解除……」

ポメ「解除……」

ポメ「かい……じょ……」

ポメ「できない!?」


やよい「えっ!?」


ポメ「あれー? なんか上手く引っ込まないよ」ピコピコ


やよい(耳ぴこぴこしてる……)


橘花の研究室ーー


橘花「魔力の使いすぎだな。魔力を流しすぎて、体がその状態に慣れきってしまったんだ。寝て回復すれば解除もできるし、特に害はなさそうだ」


ポメ「そうなんですか。よかったー」ホッ


やよい「よかったね。じゃあ今日はこのまま?」


ポメ「そうみたい。それじゃあ先生! 失礼します!」


橘花「ああ。そうだ、よかったらこれを飲むといい。魔力の流れを安定させる栄養ドリンクだ。苦いが効果はあるぞ」


ポメ「苦いのかー……。とりあえずいただきますね」


橘花「お大事にな」


ーーーーー

ーーー

512 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:53:39.85 ID:42vUC1Uto
やよいとポメの部屋ーー


ポメ「さっぱりー♪」ホカホカ


やよい「……」ジー…


ポメ「ん? やっぱりしっぽ気になる?」フリフリ


やよい「う、うん。……触ってみてもいい?」


ポメ「いいよー。明日までこのまんまだし、せっかくだから触って!」


やよい「じゃあ失礼して……」


もふっ


やよい「ふおお……!」


ポメ「えへへ、どうかな」モフモフ


やよい「すごいもふもふ! 気持ちいいよ!」


ポメ「そっか! あ、せっかくだから毛づくろいお願いしてもいい?」


やよい「うん! 毛並みを整えたらいいの?」


ポメ「そうそう。専門的な道具とかないから、手ぐしでさささーっとお願い!」


やよい「じゃあしっぽの根本から……」


ポメ「あ、根本は……」


ふみゅっ


ポメ「きゃうんっ!///」ビクッ


やよい「わっ、だ、大丈夫?」


ポメ「へ、へーきへーき。でも根本は敏感だから優しくね?」


やよい「う、うん。優しく……」


さわさわ……


ポメ「んっ、ひうっ……!」ピクンッ


ーーーーー

ーーー

513 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:54:47.08 ID:42vUC1Uto
レティスとシエラの部屋ーー


レティス「ん……」スウスウ


シエラ(よかった……お嬢様は悪夢にうなされたりしてないみたい)ホッ


レティス「シエ、ラ……」ポソリ


シエラ(寝言……?)


レティス「わたしを……だっこ……する……」


シエラ「!」ピキッ

シエラ(か、体が……!)


ぎゅっ


シエラ「お、お嬢様……!」


レティス「んぅ……」


シエラ(く……! こんな安らかな睡眠、邪魔するわけには……!)


ーーーーー

ーーー

514 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:55:47.81 ID:42vUC1Uto
寮の自室ーー


クロエ「なんだか学校中で怖い思いをしてる人が多いみたいね。怖い夢なんか見なきゃいいけど」


ヒカリ「原因とか分かってるのかな」


クロエ「そういう話は聞かないわね」


ヒカリ「うーん……。早く解決するといいなあ」


クロエ「じたばたしてもどうしようもないわ。今日はもう寝ましょう」


ヒカリ「うん。おやすみ、クロエ」


クロエ「おやすみなさい……」


ーーーーー


クロエ「……」ピクッ

クロエ(まさか……ここは)


『クロエ・アートルム! 貴様を喰らう!』


クロエ「やっぱり闇ね。でも残念」キンッ

クロエ「テネリタス!!」


テネリタス「おー!」


クロエ「闇融合【ダークシンクロ】!」

クロエ「んでもって、悪食【アクジキ】!」バクゥ!


『な……に……!』


クロエ「もう私は闇なんか怖くない。みんながいるし、テネリタスやティトもいる。何度襲ってきたって無駄よ!」


『くそ……!』


ーーーーー

ーーー

515 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:56:14.59 ID:42vUC1Uto
翌日、校長室ーー


コンコン


クロエ「失礼するわ」


樹「来てくれたわね。どうぞ座って」


クロエ「話があるって聞いてきたけど……」


樹「昨日発生した多数の生徒への悪夢やフラッシュバックについて、原因が分かったわ」


クロエ「!」


樹「エルク・メルトルさん。橘花の調査と手元の資料から考えるに、彼女の固有魔法が暴走したと考えられるわ」


クロエ「エルクが……」


樹「今は橘花先生やナミネ先生がケアに当たってるけど、あなたにも生徒代表として、解決できそうならしてあげてほしいの」


クロエ「分かったわ。今から話を聞きに行ってみる」


樹「ええ、お願い」


ーーーーー

ーーー




クロエ「エルク!」


エルク「クロエ先輩」


クロエ「昨日たくさん練習してたみたいたけど、大丈夫? 体に異常とか……」


エルク「異常なんてありませんよ。さっきもナミネ先生に聞かれましたが……。まあ、異常があったとしても私は練習します。人間さんを助けるためには体の不調なんか気にしてる場合じゃありませんからね」


クロエ「もしかしてソフィアさんのこと?」


エルク「はい。私には助ける方法が思いつきません。だから自分の力をできる限り高めておかないと気が済まなくて……」
516 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:56:47.74 ID:42vUC1Uto
クロエ「エルク、そのことなら大丈夫よ」


エルク「え?」


クロエ「悪魔化を解除する方法はあるわ。ゼーレさんから聞いたの」


エルク「本当ですか!」


クロエ「ええ。体内の毒素を抜ければいいみたいだから、手遅れなんてことはないわ。だから……」


エルク「だから?」


クロエ「固有魔法を止めてくれないかしら。みんな悪夢を見てるのよ」


エルク「!!!」ピタアッ!

エルク「す、すみません! 自分の魔力が流れ出てることにも気づかないなんて……!」


クロエ「やっぱり少し練習しすぎたわね。たまにはゆっくり休みなさい?」


エルク「はい!」

エルク(ああ……クロエ先輩……! 素敵な人間さん……!!)ハアハア


クロエ「せっかくだし食堂で一緒に食事でもどう? 目を離してまた練習に行かれたら困るし……」


エルク「ぜひご一緒させてください!」


クロエ「そう。じゃあ行きましょう」ニコッ


ーーーーー

ーーー

517 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:57:16.16 ID:42vUC1Uto
空き教室ーー


ピキ……ッ


ローラ「あ……!」


ピキピキピキッ


リズ「おー……!」


バキンッ!


クリア「とーっ!」スッポンポーン!


クロエヒカリローラリズ「!!?///」


ラピス「はい、タオル羽織ってください」パサッ


クリア「はーい」


ローラ(びっくりした……裸だった……///)


クロエ「大きくなったわねえ。私達と同じくらい?」


ラピス「そうですね。肉体年齢的には15才前後といったところでしょうか」


ヒカリ「前までは小学生くらいだったから、すごく大きくなった感じ」


ラピス「このあとも数ヶ月から数年ごとにあの状態を経て、最終的に私と同じくらいの大人の姿になるわけです」


ローラ「そうなんですね……」


クリア「ローラ、どう? どう?」クルクル


ローラ「一気に大人っぽくなってびっくりしちゃった。これからも元気に育ってね?」ナデナデ


クリア「うん!」


ーーーーー

ーーー

518 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:58:15.95 ID:42vUC1Uto
学外対抗戦当日、スタジアムーー


『出場選手はフィールドにお集まりください。繰り返しますーー』


クロエ「ふー……」


凜華「いこう、クロエさん、モミジさん」


モミジ「うん!」


クロエ「ええ!」


ーーーーー

ーーー




『これより、学外対抗戦の開催を宣言します! 選手宣誓!』


クロエ「はい!」


ナミネ「あれ、今年はクロエさんチームなんですね」


樹「昨年優勝校から選手宣誓の代表チームを出すのよ。今まではウィンさんチームが優勝してたからそのままやってもらったけど、今は彼女達がふさわしいと思ってね」


クロエ「我々選手一堂は、正々堂々戦うことを誓います!」


パチパチパチパチ!!


『それでは各ブロック第一試合から行います。呼ばれたチームは各フィールドに移動してください』


〜参戦チーム〜
クロエ 凜華 モミジ
レナ ローラ ヒカリ
ティア アルシェ ナミネ
楓 晶 嵐
ステラ ゼレス ラクリマ
シェリル エルク 御桜


コンマ1桁が勝ち数(0は9勝)
9か0で決勝トーナメント進出

クロエチーム、レナチーム、楓チームは、昨年勝ち上がりのため突破確定

ティアチームの結果↓コンマ(昨年2勝のため、+2ボーナス、学内トーナメント優勝のため、さらに+5ボーナス)
ステラチームの結果↓↓コンマ(昨年5勝のため、+5ボーナス)
シェリルチームの結果↓3コンマ(学内トーナメント準優勝のため、+3ボーナス)
519 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 12:12:22.98 ID:42vUC1Uto
>>518の前にこれを貼るのを忘れてました


ビキッ!


レイア「!」


フェリス「ぷはあっ!」


レイア「フェリス、おめでとう。ちゃんと成長できたわね」ナデナデ


フェリス「ふふんっ」


レイア「鱗もしっかり硬くなってる。これならクリアにも負けないわ」


フェリス「とーぜん! 私はクリアのお姉さんなんだから! クリアはきっとまだ成長の繭にも入れてないはずだわ!」


レイア「さあ、どうかしらね?」


フェリス「きっとそうよ! 会うのが楽しみだわ……!」フフフ


ーーーーー

ーーー

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 12:49:33.65 ID:39TsEoF9O
いけっぺ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 13:00:50.13 ID:GEpDlBp9O
ゼレスちゃんファイト
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 13:48:14.50 ID:X1sbyaVo0
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 19:35:14.61 ID:2gzVGVDN0
そういえばイオチームは入れなかったの?一応学内対抗ベスト4だよね?
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:45:22.37 ID:2gzVGVDN0
地震大丈夫かな
525 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 19:55:53.69 ID:tw4NNjAko
>>523
失念しておりました…
イオ ノワール イリスチームは学内トーナメントでベスト4のため、ランキング10位以内の可能性は大いにあります
よって、↓コンマで勝数の判定をします

イリスチームの結果↓コンマ(学内トーナメントベスト4のため、+2ボーナス)

>>524
すごい揺れでしたね
また地震が起こるかもしれません、皆さんも十分お気をつけください!
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:57:09.06 ID:zZbrnUrFO
はい
527 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 21:08:20.47 ID:tw4NNjAko
決勝トーナメントーー


樹「すごい……」


橘花「各ブロック上位2チームが決勝トーナメント行きだから……」


ナミネ「7チームが勝ち残ってますね。すごいです!」


樹「ゼレスさんのチームと、イオさんのチームが一回戦から。他はみんな二回戦からね」


橘花「表彰台をうちの生徒が独占というのもありえるんじゃないのか?」


樹「ええ! 全力で応援するわよー!」


ーーーーー

ーーー




一回戦ーー


ゼレス「さ、ここから勝ち上がって行きますよ!」


イオ「け、決勝トーナメント……!」


ノワール「ここまで来たら行けるとこまで行こう!」


一回戦はブロック上位2位の20チームのうち、2位の10チームの中から8チームが選ばれ試合をします
その後は16チームで二回戦、8チームで三回戦、4チームで準決勝、最後に決勝となります

ゼレスチーム一回戦結果↓コンマ
イオチーム一回戦結果↓↓コンマ
偶数で勝利
奇数で敗退
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:14:11.25 ID:PRxNdP9QO
8だったけど1戦増える代わりに進めるのか
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:15:32.32 ID:PRxNdP9QO
530 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 23:17:57.93 ID:tw4NNjAko
ゼレスチームの試合ーー


ギュオッ! ゴオッ!


ラクリマ「転板【チェンジボード】!」


バキンッ!


ラクリマ(くっそー。相殺で精一杯か……)


ステラ「ここは私が! 隕石魔法【メテオ】!」


ゴオオオオッ!


「傀儡魔法【パペット】!」シュオッ!


ぐいんっ!


ステラ「な……!」ググ…!

ステラ(見えない力で引っ張られてる……!?)


「人の魔法に魔法の糸を通して、その魔法の主導権を握る! それが傀儡魔法!」グイッ!


ゼレス「二人ともこっちに! 聖域【サンクチュアリ】!!」


ギギギギギィッ!!


ゼレス「く……!」


ゴシャアアアアッ!


審判「試合終了! 勝者ーー」


ーーーーー

ーーー

531 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 23:18:46.16 ID:tw4NNjAko
ゼレス「……本戦まで来たのに……」


ステラ「すみません、私の魔法が……」


ラクリマ「そんなこと言ったら、私の魔法なんて全然通じなかったよ」


クロエ「お疲れ様、3人とも」

クロエ「2年生で決勝トーナメント行き……。そうそうできることじゃないわ。きっと来年はブロック一位で本戦にいける。それどころか表彰台入りも夢じゃないわ」


ゼレス「でも、もう……」


クロエ「あら、まさか世界が終わるとでも?」

クロエ「あなた達みたいな未来ある後輩がいるのに、私達先輩がむざむざやられるわけないじゃない!」


ステラ「クロエお姉ちゃん……」


クロエ「いい、約束よ。私達はこれから本戦で力の限り戦う。そして来年はあなた達がさらに上を目指すこと。だから落ち込まないで。暗いことばかり考えてちゃ楽しくないわ」ナデナデ


ラクリマ「は、はいっ」


クロエ「よし。じゃあまず応援ね。先輩が勝てるように応援をお願い!」


はいっ!


ーーーーー

ーーー

532 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 23:19:20.43 ID:tw4NNjAko
モミジ「イオちゃん……」


凜華「勝ち上がってるね……」


クロエ「当たるときは本気で、ね」


モミジ「うん、もちろんだよ!」


クロエ「いい返事。そろそろ二回戦開始の時間ね。行きましょうか」


凜華「ああ!」


モミジ「うん!」


二回戦結果
クロエチーム↓コンマ
レナチーム↓↓コンマ
楓チーム↓3コンマ
ティアチーム↓4コンマ
上記4チームは
偶数で勝利
奇数で敗退

イオチーム↓5コンマ
シェリルチーム↓6コンマ
上記2チームは
3の倍数で勝利
それ以外で敗退

全チーム共通でゾロ目の場合は勝利
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:19:52.77 ID:LakP07jA0
はいな
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:21:39.26 ID:PRxNdP9QO
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:22:43.76 ID:6cBR4SMnO
ここのゾロ目は流石主人公
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:22:54.34 ID:LakP07jA0
もう一回だけ
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:24:39.98 ID:svAbila3O
みんなつおい
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:25:16.35 ID:INEFuwK+O
よい
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/02/14(日) 23:27:29.33 ID:svAbila3O
8チームで3回戦、4チーム生き残ったならトーナメントの組み合わせコンマ判定?
540 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/15(月) 21:24:39.52 ID:6B9QmrWao
ティアチームvsシェリルチームーー


ピピーッ!


審判「勝者、ティアチーム!」


シェリル「あ、ありがとうございました……」


御桜「リベンジならず……でしたか」


アルシェ「強かった。鏡も、あそこまで硬いとは思わなかった」


シェリル「破られちゃいましたけどね」


アルシェ「アルシェの魔法とは相性が悪いだけ。すごく強いから、自信持って」


シェリル「ありがとうございます。来年は俺達が優勝しますから、今年はアルシェ先輩達が優勝しちゃってください!」


アルシェ「ん!」コクン!


ーーーーー

ーーー

541 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/15(月) 21:25:14.37 ID:6B9QmrWao
クロエチームvsイオチームーー


モミジ「イオちゃん……」


イオ「モミジちゃん、手加減はなしですよ!」


モミジ「……うん!」


審判「クロエチーム、大将モミジ。イオチーム、大将イリス。確認しましたね? では……試合開始!」


イリス「魔弾【シュート】!」ドオッ!


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイン!


凜華「氷弾【アイスボール】!」パキイッ!


ノワール「はっ!」ゴシャア!


クロエ「闇弾【ダークボール】!」ボウッ!


イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」バウン!


クロエ(私の魔法そのものを爆発させた! 防御にも使えるのね……!)


イオ「破裂魔法【クラップ】!」


パンッ!!


モミジ「!」ビクッ


ノワール「魔弾【シュート】!」ドオッ!


凜華「氷晶壁【アイスウォール】!」パキンッ!


クロエ(破裂音で怯ませてその隙に大将を攻撃……連携も取れてる)

クロエ「ならこっちも! 疑似宇宙魔法【アストロ】!」ズオッ!


イリス「時止魔法【ストップ】」カチッ


凜華「クロエさん! イリスさんが抜けてる!」


クロエ「か、解除!」フシュッ

クロエ(いつの間にあんなところに……!)
542 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/15(月) 21:25:54.74 ID:6B9QmrWao
クロエ「……あれ、やるわよ。凜華は大変だけど……お願い」


凜華「うん、分かった」


クロエ「闇よ! ばら撒かれろ!」ボボボボボッ!


ノワール「何を……」


イリス「私達の周りに闇の球が……」


凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」ゴギィッ


凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ


イオ「!」

イオ(闇の中に入ったアイスボールが別の闇から出てきた!?)


ノワール「はっ!」ゴシャッ!


凜華「ここからが本番……! 氷連弾【アイスガトリング】!!」キキキキキンッ!


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」


クロエ「包囲型の新魔法! 闇と氷の檻【ダークアイスケージ】!」


イリス「や、闇から弾が出たり消えたり……! ど、どこから狙って……」


ゴオッ!


イリス「きゃあああ!」ドオッ!


審判「そこまで! 勝者、クロエチーム!」


わあああああああっ!


イオ「す、すごいです。見たこともない魔法でした!」


クロエ「まだまだコンビネーションは磨いてるからね。ちなみに今のは、凜華の弾を私の闇の中でモミジが潰して、そして別の闇の中から凜華が弾を発射したの。凜華の負担が大きいけど、強力な包囲型の魔法よ」


凜華「あれくらいなら頑張らせてよ。今までクロエさんが頑張ってたんだからさ」


審判「両チーム礼!」


ありがとうございました!


三回戦結果
クロエチーム↓コンマ
レナチーム↓↓コンマ
楓チーム↓3コンマ
ティアチーム↓4コンマ
3の倍数で勝利
それ以外で敗退

ゾロ目の場合は勝利
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 21:28:17.18 ID:uQp/drE70
はい
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage sage]:2021/02/15(月) 21:28:37.18 ID:7r7/Afrco
よしクロエチーム勝利!
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 21:29:02.80 ID:dsvodKV3O
あい
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 21:33:31.04 ID:cM3cSAu/O
てぃあ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 22:08:01.49 ID:fKGkGuOrO
お互いの見せ場を作るためとはいえ敗北チーム出ると必ず身内との潰し合いになるのはどうなんだろう
548 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/15(月) 23:34:56.13 ID:6B9QmrWao
身内で戦わせてるのは、魔法の設定を考えてない名無しのモブを使って話を考えるよりかは、すでにあるチームで試合を考えた方が書きやすいためですね
でも確かに考えようによっては身内で潰し合わせてばっかりでひどいですね
次回からはモブ、ネームド混ぜていこうと思います
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 02:46:00.56 ID:cAbsxUZI0
没になったキャラの魔法設定流用するとかどうでしょ
550 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/16(火) 20:37:16.71 ID:a7mF2ppyo
>>549
なるほど!
新キャラ作成のときにリサイクルする可能性もあるのであれもこれもとはいきませんが、少し皆さんのアイデアをお借りしようと思います
551 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/16(火) 20:44:16.30 ID:a7mF2ppyo
個人的な理由で申し訳ないのですが、ここのところ忙しく少し体力的にキツい状態なので、今日と明日は更新をおやすみしたいと思います
明日で忙しいのは一段落すると思いますので、明後日からまた毎日更新できるようにしていきます!
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/16(火) 20:54:42.06 ID:IGQFbMK9o
おつおつ
こちらは読ませていただいている身ですしちょっと待つくらいなんともないせま!
>>1さんの健康が一番大事ですから、どうかご自愛ください
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:47:27.28 ID:69GT/mIk0

義務ってわけでもないんだし無理のないペースで進めてくれたら良いと思います
554 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/18(木) 21:56:26.88 ID:uEV4GLcNo
ティアチームの試合ーー


審判「試合開始!」


ナミネ「いきます! 巨大水弾【アクアマリン】!」バッ!


相手大将「最初から強力な魔法ですね。三芒星!」


バチイッ!


ティア「か、紙で防いだ……?」


アルシェ「あれは……」


相手大将「ふっ!」ゴオッ!


アルシェ「それに当たらないで!」


ティア「は、はい!」ギュン!


相手大将「避けられましたか」


アルシェ「あれ、すごく遠い国の巫術だと思う」


ナミネ「フジュツ?」


アルシェ「魔法を放出するんじゃなくて、お札に込めて飛ばす。速さはあるけど、衝撃には弱い」


ティア「お札……つまり紙が相手なら私の出番ですね」


相手大将「まだまだ! 十枚護摩札!」ボボボッ!


ナミネ「燃えた!?」


ティア「浮遊魔法【フロート】!」ブワッ!


ひゅーーーーん……


相手大将「と、飛んでっちゃった……」


ティア「紙を浮かすくらいなら、魔力の消費はほとんどゼロです」フンス


ナミネ「すごいですティアさん!」


アルシェ「それじゃあこっちも攻撃……!」コオオ…

アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!」ドオオオッ!


相手大将「!! 二重六芒星!」


ギュイイイイイイイッ! バチイッ!


相手大将「あ、危ない……!」
555 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/18(木) 21:57:04.66 ID:uEV4GLcNo
相手サポーター「すごい威力ッスね……」


相手大将「次の魔法は多分もっと強い。……お願いできますか?」


相手サポーター「もちろんッス!」


アルシェ「決める! 神槍魔法・貫【ブリューナク】!!」


ギュゴオオオオオオッ!


相手アタッカー「光弾【ライトボール】!」パッ!


相手サポーター「転移魔法【チェーンジ】! ッス!」ポッポッ


パッ!


相手大将「三芒星」パッ


ナミネ「な、ななな……!」


アルシェ(相殺する魔力が……!)


ティア「浮いて! 浮遊魔法【フロート】!!」


グ……グ……!


ナミネ(アクアカーテンは貫通力のある魔法には効き目が……!)

ナミネ「獄水魔法【ヘルアクア】!」バシュウウウウッ!


ティア「だ、だめ……!」


ドオオオオオオオオッ!


ティア「きゃああああああ!」


審判「そこまで! 勝者、リリアン魔法学校チーム!」


相手サポーター「やったッスー!」ガバーッ


相手大将「もう、はしゃがないでください」


審判「両チーム礼!」


ありがとうございました!


ーーーーー

ーーー

556 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/18(木) 21:57:47.69 ID:uEV4GLcNo
アルシェ「負けた……」


ティア「……っ」グシグシ

ティア「アルシェ、ナミネさん、ありがとうございます。二人のおかげでここまで戦ってこられました」ペコッ


ナミネ「ティアさん……」


ティア「こんなにマホリオに本気になれて、学内トーナメントで優勝できたり、全国でベスト8のチームになれたのは、二人とチームを組めたからです」

ティア「私と組んでくれて……ありがとうございます……っ」


ぎゅっ


アルシェ「……ん」ギュー


ナミネ「それは私達も同じ気持ちですよ。チームを組んでくれてありがとうございます」ギュッ


ーーーーー

ーーー

557 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/18(木) 21:58:15.19 ID:uEV4GLcNo
クロエチームvs楓チームーー


楓「ここでクロエとか……」


クロエ「あら、試合を前に泣き言かしら?」


楓「まさか!」


晶「もう何度目か分からないな」


凜華「全力で勝ちにいかせてもらうよ」


嵐「こっちこそ負ける気はない。正々堂々戦おう!」


モミジ「う、うん!」


審判「両チーム、大将の確認はよろしいですね。では……試合開始!」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


凜華「氷晶壁【アイスウォール】!」ギイッ!


楓晶「火焔砲射【フレイムスロワー】!」ゴオオッ!


クロエモミジ「黒洞魔法【ブラックホール】!」ギュウウ!


楓「やるな、クロエ!」


クロエ「そっちこそ!」


楓「いろいろやられる前に、力技! 極風魔法【イダテン】!」ビュオオオ!


凜華「させない! 極氷魔法【ヨトゥン】!」キンッ!!


楓「嘘、極魔法!? いつの間に!」


凜華「この大会の少し前だよ。ギリギリだけど到達したんだ」


晶「だったら……!」


嵐「ああ!」


楓晶嵐「三神一体【トリムールティ】!!!」
558 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/18(木) 21:58:59.33 ID:uEV4GLcNo
クロエ「闇よ! 悉く天を覆い尽くせ!!」ズオッ!!


凜華「氷よ! 空に舞いて総てを凍て尽くせ!!」キィンッ!!


モミジ「星よ! その力にて万物を引き寄せろ!!」ズッ!!


クロエ凜華モミジ「絶対零度【アブソリュート・ゼロ】!!!」


ゴジュウウウウウウウウウッッ!!!


楓「うわっは! すごい蒸発してる!」グググ…!


クロエ「笑う余裕もないわよ……!」グググ…!


ビキンッ! ピシッ……!


晶「くそ……! 止まるなあああ!」


パキン……ッ!


楓「あー……ここまでか……」


嵐「……審判、棄権します」


審判「よ、よろしいのですか?」


晶「あれが止められたんじゃな……。悔しいけど、今はクロエ達の方が上みたいだ」


楓「あたし達に勝ったんだ。負けたら承知しないぞ」


クロエ「ええ! このまま優勝するわ!」


審判「両チーム礼!」


ありがとうございましたっ!


ーーーーー

ーーー

559 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/18(木) 21:59:28.21 ID:uEV4GLcNo
レナ「ふう……」


ローラ「ま、まさか準決勝までこれるなんて……」


レナ「当然でしょ。私達にかかれば当然の結果だわ」


ヒカリ「レナさんの自信のおかげで引っ張ってもらってるよ……。ボクは緊張でもう……!」


ローラ「そろそろ試合時間だね……!」


レナ「いくわよ、二人とも!」


ローラヒカリ「うん!」


準決勝結果
クロエチーム↓コンマ
レナチーム↓↓コンマ
5の倍数で勝利
それ以外で敗退
ゾロ目の場合は勝利
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 21:59:56.26 ID:NAzc9x/2O
わいの
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 22:00:23.14 ID:K5N6Te++0
ハイ
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 22:42:16.29 ID:Wb6i1G6H0
採用されなかったキャラや魔法が敵専用NPCみたいな感じに登場するのは良いね
563 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/19(金) 20:43:37.94 ID:iDN9wSVoo
クロエチームの試合ーー


クロエ(このチームは……さっきティアのところを倒したチームね)


凜華(巫術、転移魔法、光魔法……。巫術の魔法使いはお札を燃やしてたし、相性が悪いかもしれないな……)


審判「両チーム大将の確認はよろしいですね。では、試合開始!」


相手アタッカー「光弾【ライトボール】!」パッ!


クロエ「暗幕【ダークカーテン】!」ジュウッ!


相手大将「闇魔法……!」


凜華「攻める! 獄氷魔法【ヘルアイス】!」ギイッ!


相手大将「護摩札三芒星!」ボッ!


ジュオオオオッ!


凜華「く……っ!」


クロエ「凜華、モミジと防御に回って! 私が攻めるわ!」

クロエ「闇獄魔法【ヘル】!!」


相手アタッカー「光弾【ライトボール】!」


相手サポーター「転移魔法【チェンジ】ッス!」


パッ!


凜華(魔法が入れ替わった……! これが転移魔法か……!)

凜華「氷晶壁【アイスウォール】!」


モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」


グイイ……! バシュッ!


相手サポーター「うそっ!? ッス!?」


相手大将「怯まないで! 二重六芒星!」バチイッ!
564 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/19(金) 20:44:24.76 ID:iDN9wSVoo
テネリタス『手こずってるね、ご主人』


クロエ「黙ってなさい、テネリタス」


テネリタス『はーい』


クロエ「凜華、ダークアイスケージをお願い。あれならチェンジさせられる危険はほとんどないから……」


凜華「分かった。いつでもいけるよ」


クロエ「闇と氷の檻【ダークアイスケージ】!」ボボボッ!


相手サポーター「氷の弾が出たり消えたりしてるッスよ! これじゃチェンジできないッス!」


相手大将「八極防御陣!」ギンッ!


モミジ「ほ、包囲型の防御魔法!?」


凜華「あれじゃあどこから撃っても止められる……!」


クロエ「……くっ! テネリタス!」キンッ

クロエ「闇融合【ダークシンクロ】!」


凜華「クロエさん!」


クロエ「悪食【アクジキ】!」ガブウッ!


相手大将「!!」


相手アタッカー「防御陣が消された!? 光連弾【ライトガトリング】!」キュドドド!


クロエ「無駄無駄!」バクッガブッ!


相手サポーター「なんなんスか!? 雰囲気変わりすぎッスよ!」


モミジ「クロエさん、ごめん! 重力魔法【グラビティ】!」グイッ!


テネリタス『うわ、なんだこの魔力!? でもこれも美味しそうだな!』バクバク


モミジ「わ、私の魔法も食べてる……!」
565 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/19(金) 20:44:52.19 ID:iDN9wSVoo
凜華「審判、棄権します!」


審判「そこまで! 支援班!」


「睡眠魔法【スリープ】!」


クロエ「う……っ?」カクンッ


審判「……勝者、リリアン魔法学校チーム」


凜華「……ここまでか」


審判「両チーム礼!」


ありがとうございました!


ーーーーー

ーーー

566 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/19(金) 20:45:28.85 ID:iDN9wSVoo
レナチームの試合ーー


相手大将「もふもふ……」モフモフ


ヒカリ(ぬいぐるみ持ってる……)


審判「両チーム大将の確認はよろしいですね。では……試合開始!」


相手大将「わんちゃん、おねがい」モフモフ


むくむくっ ぽわんっ!


相手大将「ご〜ご〜!」


「わお〜ん!」


ローラ「か、かわいい! 魔獣ぬいぐるみが動いてる!」


レナ「油断しない! 魔障壁【ガーディアン】!」


ごっ!!


レナ「いっ……!?」ピシッ

レナ(ただの頭突きでガーディアンにヒビが入った!? ぬいぐるみのくせにイヤに固い……!)


相手大将「この子と〜、この子も〜」ポンッポポンッ


ローラ「増えた……。きゅーちゃん!」キンッ

ローラ「融合【シンクロ】! 炎弾【ファイアボール】!」ボッ!


「もふぅ〜!」ジタバタ


ローラ「やっぱり火が効きますね。ヒカリさん」


ヒカリ「うん! 炎送【ファイアライン】!」


ローラ「極炎魔法【カグツチ】!」ゴオオオッ!


相手ブロッカー「滝壁【ウォーターフォール】!」ドオオオオッ!


ジュウウウウウウウッ!


ローラ「!!」


相手ブロッカー「弱点対策は基礎の基礎!」


相手大将「ありがと〜! いっくよお〜!」


レナ「こうなったら……全部受けきる! 城塞魔法【シタデル】!」ゴゴゥン!
567 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/19(金) 20:46:03.40 ID:iDN9wSVoo
ゴッ! ゴオッ!!


レナ「く……!」


ヒカリ「レナさん! 魔送【ライン】!」


ローラ「ミトラ! 融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「ふっ!」トプンッ


相手ブロッカー「影から出てきた!?」


ローラ「もらった!」


「がるるうっ!」バシッ!


ローラ「なに……!」


相手大将「この子たちはわたしが操ってるんじゃないんだ〜。みんなに命を与えてるの〜。だから不意打ちも意味ないよ〜」


レナ「う……そ……!」


「がおおおおお!!」


ゴシャアアアアッ!


レナ「きゃあああああ!」


審判「そこまで! 勝負あり! 勝者ーー」


ーーーーー

ーーー

568 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/19(金) 20:46:31.48 ID:iDN9wSVoo
閉会式ーー


「ーー以上を持ちまして、今大会の終了を宣言します」


パチパチパチパチ!


樹「クロエさんチーム、レナさんチームがベスト4。ティアさんチーム、楓さんチームがベスト8。イオさんチーム、シェリルさんチームがベスト16。ゼレスさんチームがベスト20……」


橘花「これだけのチームが決勝トーナメント入りしたのは初めてじゃないか?」


樹「そうね。上位20チームの内、3分の1にあたる7チームがリリウムの生徒……みんなよく頑張ってくれたわ」


ーーーーー

ーーー




樹「今日はこのまま収穫祭への参加を許可します! 一般の方には迷惑をかけないよう行動すること、時間までには寮に帰ること。その二つだけは守ってくださいね」


はいっ!


クロエ「……」


ローラ「クロエちゃん、またテネリタスとシンクロしたって聞いたけど……大丈夫?」


クロエ「ええ。今回は凜華の判断が早かったし、スリープもすぐかけてもらったから。体への影響はないみたい」


ヒカリ「なんか怖い顔してたけど……」


クロエ「テネリタスの力は魔王との戦いに使えると思うの。きっとソフィアさんの体に流れる毒素も、テネリタスなら食べてしまえるはず」

クロエ「でも、全然力を使いこなせない。今日だってまた暴走しかけたし……」


ヒカリ「そっか。それで悩んでたんだね」


ローラ「クロエちゃん、魔獣との信頼関係はじっくりゆっくりが基本だよ。力を使いこなすなんて考えるより、力を貸してもらうって考えないと」


クロエ「う……そ、そうね」


ローラ「お説教みたいになっちゃったね……。でもほら、せっかくの収穫祭だよ! 楽しもう!」


クロエ「ええ!」


現在の目標
・収穫祭を楽しむ(現代でいうハロウィンに該当します)

安価↓〜↓5自由行動安価
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:49:35.34 ID:5/QX+po1O
収穫祭を知らないゼーレ達に説明
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:03:17.48 ID:sdo4ZJUpO
ビーストポメの仮装が大人気
一方やよいは「お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ」のセリフを聞いていかにもRな悪戯を妄想してしまう
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:18:26.08 ID:E/ybTlu20
各チームの上位入りを祝し、収穫祭の料理やお菓子を用いた宴会をする
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/20(土) 01:32:59.96 ID:jxzEV7OIO
収穫祭の終わり際、各カップル同士で恋人分補給を兼ねてトリックオアトリートする
なお何故かお菓子を持っておらず『いたずら』を行うカップルが多かったという
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/20(土) 09:39:11.25 ID:aky9Hn6v0
昨年度大人気だったソレル小悪魔姉妹が今年も登場、誰かがそれをSNSにあげたところ万バズしてしまいティアラクリマ共にフォロワーが爆増、おまけにテレビ局に取材される事に
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/20(土) 12:09:46.57 ID:f2v5cdPKO
何となく一年生はやよポメ、レティシエの組み合わせになってきたかな

カームは演劇部や、ゼレス先輩との絡みがあるね
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/20(土) 23:50:29.27 ID:ND/ZN6vgO
ソレル姉妹好き
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 02:27:29.50 ID:V51YHqYxO
確かラクリマの事務所のプロデューサーが双子アイドル(厳密には双子じゃないけど)の構想もしてたしワンチャン有り得そうな流れかも?
577 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/21(日) 12:20:00.62 ID:ZOP8UtLUo
ゼーレ「あの、クロエさん。収穫祭というのは……?」


クロエ「あら、昔にはなかったのかしら。一年の豊穣を願って、魔獣や人外のコスプレをした子どもたちにお菓子を配るイベントよ。お菓子を魔獣に与えられるほど来年も豊かになりますようにってね」


アイリス「お菓子貰えるの!?」


クロエ「多分ゼーレさんたちも貰えるわよ。『お菓子をくれなきゃイタズラするぞ』とか『トリックオアトリート』って言えばいいからやってみて」


リーケ「やって……みる」


ーーーーー


アイリス「おねーさん、お菓子くれなきゃイタズラするぞーっ!」


「きゃー! はい、チョコ詰め合わせ!」

「ペロペロキャンディーあげる!」


アイリス「やったー!」ワーイ


ゼーレ「トリックオアトリートです!」


「わ、美人さん……! こ、これ食べて!」

「ずるい! 私の作ったケーキどうぞ!」


ゼーレ「ありがとうございます!」ニコッ


リーケ「と、トリックオアトリート……」


「あら、誰かの娘さん? お母さんは? お姉さんが一緒に探そっか」


リーケ「……私なんかがこういう人間のイベントに馴染めるわけないよね、知ってた……」ブツブツ


ーーーーー

ーーー

578 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/21(日) 12:20:41.42 ID:ZOP8UtLUo
ポメ「がーおーっ!」モフッ


かわいーっ!


ポメ「えへへー、狼女だよ♪」

ポメ「こほん。……お菓子くれなきゃイタズラするぞ♡」


きゃあああああ!


「はい飴あげる!」 「これ、駄菓子の詰め合わせ!」
   「手作りの菓子パンあげるー!」


ポメ「わーい♪」


やよい「はあはあ……!」

やよい(お菓子くれなきゃイタズラするぞ、そういった彼女はペロリと赤い舌を覗かせると私の首筋にその舌を這わせ……!)

やよい「うっ……!」トロリ

やよい「は、鼻血が……ティッシュティッシュ……」


ポメ「やよいー、こんなにお菓子もらっちゃった!」テコテコ


やよい「よ、よかったねポメちゃん」


ポメ「鼻血? 大丈夫?」ペロッ


やよい「ブッ!!」ドパッ!


ポメ「わーー!!?」


ーーーーー

ーーー

579 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/21(日) 12:21:13.44 ID:ZOP8UtLUo
ティア「……///」モジモジ


ラクリマ「いえーい♪」


アルシェ「去年と同じ服……」


ラクリマ「大人気だったからね! ほら、アルシェおねえちゃんの分もお菓子貰いに行こう!」


ティア「は、はいい……っ」


カシャッ


アルシェ(……シャッター音? まああれだけかわいかったら写真も撮りたくなる)ウンウン


ーーーーー

ーーー




わらわら わらわら


ラクリマ「う、うーん……ちょっと人すごいね……」


ティア「ら、らららラクリマ……」プルプル


ラクリマ「?」


ティア「わ、私達のことを載せた呟きが……」


ラクリマ「と、トレンド入り!?」プルルッ

ラクリマ「わわわ、事務所からだ……! はいもしもし!」

ラクリマ「えっと、あの呟きは街で誰かに撮られたみたいで……。えっ、バズってフォロワー増えたから良し!? 緩いですねうちの事務所!」

ラクリマ「テレビ局の取材!? えっと、お姉ちゃんそういうの苦手なんですけど……! ま、前向きに検討します!」


「ラクリマちゃん! これ食べてー!」
   「お姉ちゃんなの? そっくりー!」
 「私のパンプキンパイもどうぞ!」


ティア「あ、ありがとうございます……!」


きゃああああああああ!


「天使のささやき声だわ……!」
   「耳が幸せ……」 「癒やされる〜……」


ーーーーー

ーーー

580 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/21(日) 12:21:41.36 ID:ZOP8UtLUo
学校、食堂ーー


リリィ「あ、皆さん戻ってきましたね。では……」


上位入賞、おめでとー!!


パンッ パパンッ!


楓「お、おおおー! パーティ会場だ!」


クロエ「これは……」


リリィ「試合後すぐには戻らないだろうと踏んで、生徒皆で準備してたんです! さあ、どんと祝われてください!」


晶「これ、ビュッフェみたいになってるんだな」


「好きなの食べていいよ!」


イオ「モミジちゃん、よかったら一緒に座りませんか?」


モミジ「う、うん!」


舞「凜華さん、お疲れ様でした。全国ベスト4……誇るべき成績です。どうか労わせてください」


凜華「ありがとう、舞さん。それじゃあ一緒に乾杯でもどうかな」


舞(く……かっこいいです……)キュンッ


ナミネ「リリィ先生……」


リリィ「ナミネさん、お疲れさま。よく頑張りましたね」ナデナデ


ナミネ「はい……!」


レナ「あなたは結局全国大会には出られなかったけど……いいの?」


デン「うん。これでも中学の頃は凄かったから、その名残で何人かのスカウトさんが学内大会を見に来てくれたよ。連絡は来てないけど……悪いことにはならないと思う」


レナ「そう」


デン「自分のお祝いより先に私のことなんて、ほんとにレナは優しいよね」ニコッ


レナ「……ふんっ///」プイッ


デン「あ、照れてる」


レナ「……っ」ベシッ


デン「あはは、かわいい」


ーーーーー

ーーー

581 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/21(日) 12:22:34.45 ID:ZOP8UtLUo
ロロナ「あれ、だいぶ人少なくなったね……」


シエラ「先輩達はたくさん試合したもの。疲れて部屋に戻ったんじゃないかしら」


ロロナ「そっか。じゃあそろそろお開きになるのかな」


自室ーー


クロエ「ふ、二人とも?」


ローラ「ふふふ……」


ヒカリ「クロエ……」


ローラヒカリ「トリックオアトリート♡」


クロエ「あー……。お菓子、ないわね」


ローラ「じゃあ仕方ないね」


ヒカリ「『イタズラ』しないとね」


あんっ♡


ーーーーー


楓「い、イタズラって……んっ♡ こんな無い胸触って楽しいかよ〜……」


晶「まあな」コリコリ


嵐「イタズラだしなあ」キュッ


楓「んんんっ!♡」ビクンッ


ーーーーー


リリィ「イタズラって……髪型いじるだけでいいんですか?」


ナミネ「はい♪」アミアミ


ーーーーー


アルシェ「ティア、トリックオアトリート」


ティア「はい、たくさん用意してますよ」ゴッソリ


アルシェ「……むぅ」アムアム


ティア(あ、あれ、なんか不機嫌……?)


ーーーーー


いちゃいちゃ いちゃいちゃ……


ーーーーー

ーーー

582 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/21(日) 12:24:07.74 ID:ZOP8UtLUo
クロエ「……」ジンジン

クロエ(好き勝手させすぎて腰が痛いわ……)


現在の目標
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィア・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第1週
9/16回目の行動です

12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 14:23:34.98 ID:OhFJeEOPO
ウィンチームと時雨チームによるマホリオ試合
つい先日情事を見られた・見てしまった者同士でそのことが気になってしまい集中が乱れまくって番狂わせが頻発する試合に

このレスのコンマの桁の数字が大きい方のチームの勝利(十の位はウィン、一の位が時雨 差が大きければ大きいほど結果的に圧勝、ゾロ目はプロでは非常に珍しい引き分け)
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 14:30:16.46 ID:eXmokq2tO
世界中の爆弾について、ロゼの力で対処できるかどうか相談。このレスがゾロ目なら現実的な代償で処理可能
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 17:16:51.59 ID:K3AXXc+0O
ソレル姉妹のインタビュー
なおテレビでの放送時はリリウムちっちゃいものクラブやラクリマのファン、ソレル母ソレルママがしっかりとチェックした模様(両親に至っては録画した)
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 17:31:54.51 ID:9L8+XU2E0
ラクリマが有名になるにつれ自分の中の独占欲が強まっていく事を自覚するノルン。今回の騒動の中でも殆ど動じていないアルシェにどうしてそんなに平然としていられるのか聞いてみる
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 19:53:17.80 ID:K4qzCmq0O
ゼーレの館の一部のエリアが勝手に自己増築していたらしく、現在の構造がどうなっているか探索
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/22(月) 10:05:52.59 ID:BS1m4EWKO
ティアの声ってこの反応だと大本眞基子や花澤香菜と同じように1/fゆらぎ持ってそう
589 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 14:50:36.88 ID:AX60KlBOo
寮、デンの部屋ーー


デン「もしもし、お母さん?」


ロゼ『デンから電話なんて珍しいわね。どうしたの?』


デン「あのさ……お母さんの魔法、人の願いを叶える願望器って言ったよね?」


ロゼ『ええ、そうよ』


デン「その魔法で世界中の爆弾を取り除くことってできないの?」


ロゼ『……難しいわね。不可能ではないけれど』


デン「そうなの!?」


ロゼ『願望器は、願った者に対して願いに見合った代償が必ず降りかかるの。デンの場合は、私とママが一緒にループして、デンが死ぬたびに多大な苦痛が体を襲うという代償だったわ』


デン「な……っ!」


ロゼ『何も言わないで。私達が望んでしたことだし、結果あなたは自ら前に進んだわ』


デン「……うん」


ロゼ『でね、あの爆弾全部が爆発すると主要な街は全て壊滅するわ。それを止めるほどの願いとなると、全人類が同じ気持ちにならないと願いが叶えられない。無理して願いを叶えようとしたら、その時願っていた人だけの生命エネルギーを食らい付くしてしまうことになる』


デン「そんな……。皆が一斉に同じことを同じタイミングで願わなくちゃならないなんて……」


ロゼ『自ら死にたいと思う人間は多くない。けれど、全ての人間が同じことを思い浮かべるのは……ちょっと現実的じゃないわね』


デン「……そっか、分かった。教えてくれてありがとうね」


ロゼ『ううん。こっちでも何かできないか考えておくわ。じゃあね、デン』


デン「うん」プチッ

デン「そっか……。お母さんの力でも現実的じゃないんだ……」


ーーーーー

ーーー

590 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 14:51:09.84 ID:AX60KlBOo
食堂ーー


『今日の特集は収穫祭のコスプレです! なんとあの二人が登場するとか……?』


ローラ「きた!」


ティア「ううぅ……」


レティス【ティアさんのインタビュー楽しみです】


『まずはこちら! 狼女のコスプレです♪』

ポメ『がーおー!』

『元気いっぱいの可愛らしい狼女さん。お菓子もたくさんもらえてご機嫌でした!』


やよい「ぽ、ポメちゃん!?」


ポメ「実はインタビューされてたんだー♪」


『そして、マホッターで大人気だったあの二人にもインタビューに成功しました!』


ノルン「……む〜」


ティア『ティア・ソレル……です』


ラクリマ『ラクリマ・ソレルです!』


『本日は学校の制服で来ていただきました。早速質問ですが、お二人は双子ですか?』


ラクリマ『違います! お姉ちゃんとは年子で、私が妹です!』


『すごくそっくりですが、双子ではないんですね。では、なぜ悪魔のコスプレを?』


ラクリマ『普段はああいう格好はしないのですが、お菓子が欲しかったので……』


『というと、ラクリマさんは意外と大食いなのですね!』


ティア『わ、私はそんなに……。彼女が去年空腹で倒れそうだったのでコスプレをして、その場を凌いだんです。……あれ、それなら今年はコスプレする必要なかったですか……?』


『ふふふ、可愛らしいお姉さんですね』


ラクリマ『はい! 大好きなお姉ちゃんです!』


ティア「あああ……///」プシュウウ…
591 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 14:51:45.04 ID:AX60KlBOo
ノルンの部屋ーー


ノルン「むう〜……!」ポスポスポスッ

ノルン(そりゃラクリマさんは可愛いけどさ、ああやってみんなの注目集めたらノルンなんかより可愛い子に言い寄られたり……)ブルッ

ノルン「やだよお〜……」ポス…ッ


こんこんっ


ノルン「は、は〜い?」ガチャッ


アルシェ「いた」


ノルン「あ、アルシェ先輩……?」


アルシェ「テレビ見てムッてしてた。もしかしてラクリマのことで何か悩んでる?」


ノルン「あ、あの……アルシェ先輩はティア先輩が人気になるのが怖くないんですか?」


アルシェ「ん?」


ノルン「自分の彼女なのに〜、とか、みんなから言い寄られたら別れちゃうんじゃ〜、とか……」


アルシェ「んー、大丈夫。いろいろあったけど、アルシェはティアが好き。ティアもちゃんとアルシェに好きって言ってくれる」


ノルン「いいなあ……」


アルシェ「ティアは恥ずかしがり屋だから、好きって言ってもらうのは大変。でもアルシェから好きって言ったら、ちゃんと言ってくれる」


ノルン「自分から……」


アルシェ「言葉にして確かめるのは大事。ラクリマもきっと恥ずかしがり屋」


ノルン「アルシェ先輩……ありがとうございます!」


アルシェ「ん。頑張って」


ーーーーー

ーーー

592 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 14:52:15.47 ID:AX60KlBOo
スタジアムーー


審判「両チーム大将の確認はよろしいですね」


ウィン「うう……」


時雨「く……っ///」


審判「では……試合開始!」


ウィン「しゅ、魔弾【シュート】!」ドオッ!


時雨チームサポーター「減速魔法【ブレーキ】!」キイイッ!


時雨「け、剣戟・飛燕!」ジャッ!


ウィンチームブロッカー「鉄壁【バリケード】!」ギンッ!


実況『おっと! 前回試合ではずば抜けた実力を見せた二人ですが、互いに攻めあぐねております!』


時雨チームサポーター「時雨、加速魔法【ソニック】!」


時雨「うわっ、わっ、わっ!?」ギュンッ!


ウィンチーム大将「ウィン、神弾【ネオ】!」


ウィン「神弾【ネオ】!」ギュワッ!


ウィンチーム大将「ちょ、魔力ぶれぶれ! 増殖魔法【インクリース】!」


実況『ぞ、増殖したネオがゆらゆらとあちらこちらに飛んでいます! そしてフラフラ飛んでいる時雨選手が奇跡的に避けております! まさか二人とも今日は調子が最悪なのかー!?』


ウィンチームブロッカー「ああもう、攻撃は得意じゃないんだけど……! 要塞砲【フォートレスカノン】!」ガコオオンッ!
593 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 14:52:47.28 ID:AX60KlBOo
時雨チーム大将「まずい! かき消せ、渦潮魔法【ワールプール】!」ゴアアッ!


ウィンチームブロッカー「発射ァ!!」ドオンッ!!


ゴオオオオオオオオッ!!


時雨チーム大将「く……っ! きゃああああああああ!」ゴオオッ!


審判「勝負あり! 勝者ウィンチーム!」


わああああああああ!


実況『決着ー! 決め手はブロッカーによる攻撃魔法! 渦潮魔法でも対抗できませんでしたー!』


ウィン(お、終わった……)


時雨(は、早く控室に戻りたい……)


ーーーーー

ーーー

594 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 14:53:24.20 ID:AX60KlBOo
図書室ーー


クロエ「あら、また魔法陣?」


ゼーレ「はい。実は館の一部が自己増築していたようで、全容を把握しきれていない箇所があることが判明したんです。なので今から行って確かめてみようかと」


ヒカリ「自己増築……」


アイリス「闇魔法使いのための本も自己執筆なんだよ。魔力を与えてそういう風に動かしてるんだって」


ローラ「す、すごいですね……」


リーケ「……ゼーレは昔から規格外」


クロエ「それ、私達もついていっていいかしら。面白そうだわ」


ゼーレ「構いませんよ。では……」コンッ


ぽわわ……


ゼーレ「魔法陣のセット完了です。どうぞ」


クロエ「よっ」パッ


地下館ーー


クロエ「……っと」ストッ

クロエ「増築してたのはどこなのかしら」


ゼーレ「地下のようです」


ヒカリ「そもそもここが地下ですけど……」


ゼーレ「館の床下……まあ地下階ということで。倉庫などに使っていましたが、いったい何が起きてるのやら……」


安価↓
増えてたのはどんな部屋か
1.入ってきた魔獣の家族の住処
2.とにかく広い空間
3.その他(自由安価)
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/23(火) 15:31:52.91 ID:P35FxXiO0
1+2+3(地底湖のように広大な温泉が湧いており、住み着いた魔獣の家族が入浴していた)
596 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/23(火) 18:39:51.42 ID:AX60KlBOo
リーケ「おおお……!」


ローラ「シャドウベアの家族だあ……!」


シャドウベア「ぐるる……」


ヒカリ「それにこれ……温泉?」


アイリス「浸かってるねー」


リーケ「それにフヨンもいる……」


フヨン「ほわ〜……」プカプカ


クロエ「人がいなくて、日の光が入らない場所で、温かい温泉もある……。日の光がいらない魔獣にとってはすごくいい環境なんじゃない?」


ゼーレ「ではこのままにしておきましょうか。魔獣さんの邪魔にならないところでなら私達も温泉に入れるかもしれませんしね」


リーケ「魔獣と温泉……!」


アイリス「ま、それは今度だね。お風呂に入る準備もできてないし」


リーケ「うん……」ションボリ


現在の目標
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィア・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第2週
10/16回目の行動です

12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/23(火) 19:52:17.68 ID:MReV8i1jO
茜が誕生日なのでヴィーネが誕生日会を開く(サリアやミリア等の同じチームのメンバーやその身内が招かれる)。その際、誕プレ扱いでヴィーネに決闘を申し込む茜
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/23(火) 21:44:53.48 ID:IwVj86E2O
ノルンがラクリマを好きに思っていることや、人気になったら自分から離れていってしまうのではないかという不安をしっかり言葉にしてラクリマに伝える
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/23(火) 23:54:01.49 ID:N0jnTx/0O
お化け屋敷の準備して、終わったら皆で温泉入って疲れをとる
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 00:21:04.51 ID:gfOAkH6kO
お化け屋敷の仕掛けとか仮装とかの確認で試しに楓が嵐を脅かしてみる
が、想定外の怖さを発揮してしまい嵐がガチ泣きするレベルに
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 07:54:00.20 ID:I2e5/Zdo0
ラクリマとノルンによるカームへの演技指導

初めは順調に進んでいたが少しえっちなシーンでノルンが暴走しかけたので慌てて止めに入るカーム
602 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:13:05.14 ID:WiJtVSgto
教室ーー


クロエ「各ゾーンの仕掛けは大分完成したわね。ちゃんと怖いか確かめたいところだけど……」


嵐「完成前に他のクラスのやつに見せるわけにもいかないし、かといってうちのクラスのやつだと仕掛けが分かってるからなあ」


楓「嵐に見てもらうのはどう?」


嵐「だから、俺は仕掛けが分かってるんだって……」クルッ


楓「ワアアアアアアアーーーー!!!」


嵐「キャアアアアアアアアアアアアアッッ!!!?」


晶「……白塗りの顔で、目の部分はクロエの闇で真っ黒。血の涙を流して口の中まで血に染まってる……。やっぱ怖いよな、これ」


嵐「あ、ああ……」ジワッ

嵐「うわあああああああんっ! ああああああん!」ビャー


楓「やばいやりすぎた!」ゴシゴシ

楓「嵐、ごめんな! ほら、メイク落としたから!」


嵐「こ゛わ゛い゛い゛いいいいい」ビャー


晶「テキトーに拭くな! 血の部分が伸びて余計に不気味だぞそれ!」


楓「ごめーん!」


ーーーーー

ーーー

603 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:13:39.21 ID:WiJtVSgto
地下温泉ーー


かぽーん……


楓「らんー、機嫌直してよー……」


嵐「別に怒ってない。……またあの顔になってる気がしてそっち見れないだけ」フイッ


晶「メイクを知ってる嵐でもこうなるってことは、仕掛けは上々みたいだな」


楓「それを知るために嵐がこっち向かなくなるなんて……」


クロエ「ふう〜……」


ゼーレ「気持ちいいですねえ〜……」


クロエ「他のクラスのみんなにも周知したからか、何人か来てる人がいるわね」


ゼーレ「学生専用の秘湯として、ささやかながら流行り始めているようです。使っていなかった館に人が来てくれるのは嬉しいですね」


クロエ「魔獣も人に慣れはじめたし……」ポヨン


フヨン「ほわ〜」ポヨポヨ


クロエ「もう撫でられに来るような子もいるしね」ナデナデ


フヨン「ほわ〜♪」


ローラ「温泉に浸かりながら、魔獣とも触れ合える……。最高だよお……♪」ナデナデ


シャドウベア「ぐるるう♪」


ーーーーー

ーーー

604 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:14:18.39 ID:WiJtVSgto
部室ーー


ラクリマ「はい、じゃあ今日の部活はここまで! みんなクールダウンしっかりねー!」


はいっ!


カーム「すみません、先輩方。練習の前に飲み物を補充してきます」


ノルン「うん、いってらっしゃ〜い」


ラクリマ「ふー。スポドリっと……」ゴクゴク


ノルン(ふ、二人っきりになっちゃった……)

ノルン「ら、ラクリマさん。ちょっといい〜?」


ラクリマ「ん?」


ノルン「あの……」

ノルン「その……ね、ノルン、ラクリマさんのこと、大好きなの」


ラクリマ「ん、えへへ。急になに?」


ノルン「だから……ラクリマさんがテレビに出たり、みんなの人気者になってるところを見ると、このままノルンから離れちゃうんじゃって思って、すごく怖いの」


ラクリマ「……」


ノルン「ほんとに、ほんとに大好きだから……。ちゃんと言おうと思って……」


ラクリマ「ノルンさんっ!」ギュッ!

ラクリマ「私が好きなのはノルンさんだけ! 離れたりしないよ!」

ラクリマ「でも、不安にさせちゃってごめん! ノルンさんが悩んでるなんて全然知らなかった。ノルンさんのことちゃんと見てない証拠だよね……」


ノルン「そ、それはノルンが勝手に悩んでただけだから〜……」
605 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:14:46.81 ID:WiJtVSgto
ラクリマ「ううん。これからはちゃんと私も言葉にして言うよ」

ラクリマ「ノルンさん、好き。大好き!」


ノルン「!!」


ラクリマ「今まで何回も言いたくてたまらなかったけど、みんなの前だし、恥ずかしいしで我慢してた。でも、二人きりのときくらいはもっと正直になるね」


ノルン「う、うん!」


ラクリマ「えへへ。こうしてぎゅってするのも久しぶりだー」ギュー


ノルン「ラクリマさん〜」ギュー


カーム「あ、あの……」


ラクリマノルン「ぴゃっ!!」ビクーッ


カーム「すみません……。部室に入ろうとしてたのですがタイミングがなくて……」


ラクリマ「れ、練習だよね! しよっか!」


ノルン「また見られた……///」


ラクリマ「そうだなー。じゃあ今日はキスシーンの動きでもやってみよっか」

ラクリマ「まず前提として、本当にキスはしないよ。唇の横にする、口本を隠す、観客から体で隠す……。いろいろあるけど、キスはしない」


カーム「ふむふむ」


ラクリマ「たとえば……ノルンさん、いい?」


ノルン「うん」


ラクリマ「観客から見て横に並んでる状態から……こう」クルッ

ラクリマ「私が観客に背中を向けて、ノルンさんの顔を覆う。するとキスしてるように見える」


カーム「おおー……」
606 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:15:14.91 ID:WiJtVSgto
ラクリマ「ま、ほんとにキスしてもこれなら分からないけどね」チュッ


ノルン「んっ……!」


ラクリマ「……」ゾクッ

ラクリマ「ちゅ、ん……」


ノルン「ふや、んむ……っ」


カーム「あ、あの……?」


ノルン「んーっ!」ガバッ


ラクリマ(やば、やりすぎた……)


ノルン「ん、んう……!」チュッチュッ


カーム「す、ストップ! ストップしてください!」


ノルン「はっ!」


ラクリマ「た、助かったー……。ありがとう、カームさん」


カーム「い、いえ……」ドキドキ…


ラクリマ「それじゃ、もう少し他の練習をしていこっか」


ーーーーー

ーーー

607 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:15:42.34 ID:WiJtVSgto
紅林家ーー


ヴィーネ「誕生日おめでとー!」


サリア「おめでとうございます」


茜「ありがと〜」


ヴィーネ「さて、奥さんとの時間を邪魔しちゃ悪いから、プレゼントだけ置いたら帰ろうかな」


茜「プレゼントなんですけど〜、ヴィーネさんからのは遠慮していいですか〜?」


ヴィーネ「え、なんで!?」


茜「他のお願いがありまして〜。ま、一騎打ちで戦いたいってものなんですけど、どうですか〜?」


ヴィーネ「なるほどー。いいよ! 誕生日プレゼントも持ってけドロボー!」


ゼレス「や、やるんですか?」


ヴィーネ「うん。奥さんには申し訳ないけど、本人がご所望だしね」


ヴィーネ「では早速外でやりましょうか〜」


御桜「姉がすみません……」


ヴィーネ「いいのいいの。私もやりたいしね」


サリア「この試合は……いや、視るのはやめておこう。私も楽しみだ」


ーーーーー

ーーー

608 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:16:09.34 ID:WiJtVSgto
サリア「では審判は私が。降参か、試合続行不可能と私が判断した場合はそこで終了とする」


茜「……」


ヴィーネ(もうゾーンに入ってる……。ほんと暗殺者みたいな気配してるわ)


サリア「では、勝負開始!」


ヴィーネ「聖弾【ホーリーボール】!」ゴッ!


茜「腕進化魔法【レヴォ・アーム】」ブワッ


ゴッ!!


ゼレス「殴って消した……。何度見てもひやひやします」


茜「脚深化魔法【ヘビー・レッグ】」ブワッ


ヴィーネ「聖域【サンクチュアリ】!」


ギインッ!


御桜「見えないほど早かったのに防いでる……」


茜「腕深化魔法【ヘビー・アーム】」ブワッ


ゴシャアアアアッ!


ヴィーネ「!」バッ

ヴィーネ「ほんと、小細工は全部力でねじ伏せられちゃうわね」


茜「……アマテラス、出してください」


ヴィーネ「オーケー。言っとくけど、これでも天界からの力もらって強くなってるからね。神化でも多分防げないよ」


茜「……」スッ


ヴィーネ「天聖魔法【アマテラス】!!!」ゴオッ!!


茜「真化魔法【ヒーロー】」ブワッ!!


ギュゴオオオオオオオッ!!!


ヴィーネ「うっそ……」


茜「……だめだあ〜。長持ちしない〜……」プシュウ…


サリア「……あ、し、勝負あり!」
609 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:16:45.76 ID:WiJtVSgto
ヴィーネ「びっくりしたー……新しい魔法?」


茜「はい。それでどこまでやれるか試したかったのもありまして〜」

茜「でもさすがにあれだけのブーストは長持ちしませんね〜」


サリア「いえ、アマテラスを正面から打ち砕いたんです。すごい魔法ですよ」


茜「ありがと〜」


ゼレス「す、すごいものを見てしまいました……」


御桜「ですね……」


ーーーーー

ーーー

610 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/24(水) 22:17:13.18 ID:WiJtVSgto
寮、自室ーー


かたんっ


クロエ「郵便? 個人の寮に届くなんて珍しいわね」

クロエ「っと、ヒカリのもあったわ。はい」


ヒカリ「ありがとう。なんだろ……」ピリッ


クロエ「えーっと……」


『クロエ・アートルム様
 貴殿のマホリオの実力・成績を鑑みて、マホリオプロ協会への参加を要請したく思います。
 期日までにこの魔法紙にサインをいただければ協会への登録が完了いたします。』


クロエ「……!?」


『クロエ・アートルム様
 全国演劇大会にて優秀賞を収めた実力を評価し、我が校への推薦状をお送りいたします。
 ぜひ我が校でその才能を研鑽していただければと思います。』


クロエ「なな……なあ……!」


ヒカリ「ま、マホリオ協会と大学から……案内状が……!」


クロエ「……そりゃそうよね。もう進路を決めないと……」


ヒカリ「みんなのところにも届いてるのかな……」


クロエ「幸い期日はまだまだね。テストや審査結果は学校が共有してるし、私達が意思表明すればすぐにでも受理されるはず」


ヒカリ「早めに考えるに越したことはないけどね」


クロエ「ええ、その通りね」


現在の目標
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィア・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第3週
11/16回目の行動です

12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 22:30:58.14 ID:VfO+c77cO
>>602って字面見た感じだとまんまSIRENの屍人みたいな感じか、そりゃ急に至近距離で見たら泣くわ

とりあえずみんなに「どこから案内状が来たか」みたいに軽く進路云々聞いてみよう
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 22:38:33.37 ID:QMVrpsWK0
ゼーレ達に何故不老の魔法で生き長らえているのかと問うステラ(とゼレス)。答えは「魔法を人間に広めた事に責任を感じているから(他二人はゼーレを孤独にさせたくないから)」との事

それを聞いたステラ、一人で全てを背負う必要は無いのだから、今からでも不老の魔法を解いて普通の女の子として生きてみてはどうかと提案
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/24(水) 23:21:00.63 ID:o26cwNKv0
不老状態を解除した影響で停止していた数百年分の生殖欲求が一気に爆発して大いに乱れる3人
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 09:03:50.30 ID:+M+fYQj1O
実は>>606を偶然覗いてしまっていたやよい
ラクリマノルンだけでなく凜華舞ならクロエヒカリローラやら他の演劇部カップルのキスも妄想してしまうが、ふと自分とポメのキスシーンも妄想してしまう

内容はコンマ偶数ならやよい、奇数ならポメが攻めだった模様
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 11:11:00.15 ID:g4pMPzsTO
お化け屋敷が出来上がったので誰か二人に体験してもらう(クラスの人でもそれ以外でも)

↓二人お願いします
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 11:48:42.10 ID:Tv9VcMNt0
くじ引きで当たった人という体で

ノワールと嵐
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 12:23:25.62 ID:fi687uiFO
「オイオイオイ」「泣くわあの娘ら」
618 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/25(木) 21:41:59.21 ID:ihztbvFxo
今日は更新なしです、すみません!
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/25(木) 23:48:44.63 ID:CxFXHNwCO
ゼーレ達のえちパートかな、期待
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 00:42:22.22 ID:xBhfhTi3O
数百年溜めた欲望開放されるわけだししゃーない
てかR板的に悪魔の毒素もワンチャンいちゃらぶちゅっちゅさせれば発散させられないかな
621 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/27(土) 02:26:28.38 ID:WOy3shiHo
まだ時間かかります、すみません!

書けば書くほどえちパートは手こずりますね…
前戯、行為、絶頂と、どうしても同じような流れになってしまうので困ってしまいます
世の中の官能小説家さんのすごさが身にしみます…
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 13:15:45.41 ID:fFD4sbXaO
地の文で差別化するしかないのかな、期待してる
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 21:57:25.06 ID:B4nlnPHbO
>>1の地の文好きだから期待
624 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:04:44.99 ID:YyJZGSuno
寮、談話室ーー


クロエ「みんな案内状は来たのかしら」


モミジ「うん。大体の人はもらったみたい」


クロエ「みんなの進路とか聞いてもいい? 個人的な話だけど、気になるわ」


凜華「私は演劇科のある大学から連絡がきたよ。学生でしかできないこともあるし、進学かな」


モミジ「私も演劇科のある大学から連絡が……。たぶん、進学すると思う」


ローラ「私は魔獣についてお勉強したいから……専門の大学かなあ」


ヒカリ「ボクはマホリオ協会からサポーターとして声をかけられたよ。あとは演劇系の大学からも。少し悩み中かな」


レナ「私もマホリオ協会と演劇科のある大学から連絡が来たわ。ブロッカーとしてと、演者として……どっちか悩んでるところ」


楓「あたし達は3人ともマホリオのプロになる! みんなアタッカーとしての案内状だったから、別々のチームになるかもしれないけど……」


嵐「それでもやっぱりプロになれるならなりたいからな」


晶「プロになって嵐や楓と戦うのも面白そうだ」


アルシェ「アルシェもプロになる」


ティア【私は進学します マホリオのバッグアップチームを目指します】


ナミネ「私は教育科のある大学に進学します。リリィ先生のような立派な教師になります!」
625 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:05:17.13 ID:YyJZGSuno
デン「私はありがたいことにプロになれそうだから、そっちに進もうと思ってるよ」


イオ「私は看護の学校に進学して、みんなの役に立てたらなあって思ってます」


ラミー「わ、私は教育科に進学する。教師になってリリウムに戻ってきたい……」


ノワール「私はその、格闘家? ……かも。でも大学からも案内状来てたから悩んでるよ」


イリス「私は歌手にならないかと案内状が……。正直、少し興味があります」


クロエ「なるほどねえ……。みんなのところにちゃんと届いてるみたいね」


ローラ「クロエちゃんはどこから来たの?」


クロエ「私はヒカリと同じ感じね。マホリオ協会と演劇科のある大学から来たわ。悩んでるところよ」


楓「クロエ一緒にプロになろうよ! あたしまだまだ戦いたりない!」


凜華「クロエさんは脚本家になれる素質があるよ。個人的には演劇に携わってほしいな」


クロエ「う、ううん……二人ともありがとう。誘ってもらえるのは嬉しいわね」


ヒカリ「でもさらに悩むことになっちゃったね」


クロエ「そうね」フフッ


ーーーーー

ーーー

626 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:06:07.97 ID:YyJZGSuno
寮、やよいとポメの部屋ーー


やよい「うーん……」モンモン

やよい(すごかったなあ……先輩達……)

やよい(あんなに情熱的にキスして……キャー!)パタパタ

やよい(凜華先輩と舞先輩なら……)


凜華『舞さん』クイッ


舞『あ……』


ちゅっ……


やよい(なんてしっとりした感じかな)ハアハア

やよい(クロエ部長とヒカリ先輩、ローラ先輩なら……)


クロエ『ヒカリ、んっ』チュッ


ヒカリ『んっ……』


ローラ『私も……』


クロエ『ふふ、もちろんよ。ローラ……』チュッ


ローラ『んぅ……!』


やよい(なんて取り合いっこしたりして!?)ハアハア

やよい(レナ先輩とデン先輩なら……)


レナ『デン、こっち向きなさい』グイッ


デン『え、んっ……!?』チュッ


やよい(なんて無理やり唇を奪ったり!? いや、まさかのデン先輩からという可能性も……!)ハアハア

やよい(私とポメちゃんだったら……)


やよい『ふふ、ポメちゃんかわいい』


ポメ『んぅ、ちゅ、んんー……!』


やよい(ってなんで私とポメちゃん!?///)カアッ


ポメ「お風呂上がったよー」ホカホカ


やよい「ひゃああああああ!」


ポメ「?」


ーーーーー

ーーー

627 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:06:54.65 ID:YyJZGSuno
教室ーー


クロエ「よし、これで完成ね」パンパン


晶「すっごい雰囲気出てるな……」


嵐「隣の教室が中庭で食べ物系を出すからって、隣の教室まで使わせてもらえるとはな……」


楓「本番まで片付けちゃうんだよね? なら一回二人ぐらいに試してもらわない?」


嵐「……」


楓「いや、嵐に試してもらうとは言ってないよ。だからそんなに睨まないで……」シュン


イリス「くじ引きではどうでしょうか。機会は均等になると思います」


晶「それだな。じゃあさっそく……」チョキチョキ

晶「よし、この箱の中からくじを引いて、赤い丸が書いてあるのが当たりだ」


嵐「どっちかというとハズレじゃないか?」ゴソゴソ


アルシェ「書いてない、残念」ピラッ


クロエ「私も書いてないわね」


嵐ノワール「……」


楓「嵐? まさか……」


イリス「の、ノワールさん……」


嵐ノワール「……当たり……」


ーーーーー

ーーー

628 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:07:22.95 ID:YyJZGSuno
嵐「やだ! やだやだやだきゃあああああああ!」


ノワール「なに、うわ、わ、あああああああああああああ!!」


嵐「こっち! 通路こっひゃああああああああ!」


ノワール「足掴まれた! ここ仕掛けないよね!? なんで、なんでええええええ!」


嵐「ひっ……! なに、さむ、あつい……!? わかんない、こわい、こわいぃぃい……!」


ノワール「わあああああああああ! なんか踏んだああああああ!」


嵐ノワール「もういやああああああああああ!」


ーーーーー

ーーー




嵐ノワール「   」


楓「だめだ……反応がない……」ユサユサ


イリス「私がくじ引きなどと言わずに立候補制にしていれば……!」クッ


晶「仕掛け知ってるからってちょっと順番変えたのがよくなかったな。すごい驚いてたぞ」


クロエ「お化け屋敷としては大成功だけど……すぐに途中退室できるようにした方がいいわね」


ーーーーー

ーーー

629 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:07:57.58 ID:YyJZGSuno
図書室ーー


ステラ「あの……」


ゼーレ「? ステラさん」


ステラ「ずっと気になってたことがあって……。お聞きしてもいいでしょうか」


ゼーレ「私が答えられることなら」


ステラ「……どうして、不老の魔法を使っているんですか? なぜそんなに長生きを……」


ゼーレ「そうですねえ……。魔法を広めてしまったのは私ですから、最後まで見届けないと」


アイリス「あたし達はゼーレが大好きだから魔法をかけてもらったの! ずっと一人なんて悲しいからね」


ゼレス「伝説といえど、思い上がりは恥ずかしいですね」ハンッ


リーケ「……?」


ゼレス「私達魔法使いは、みんな自分の魔法に誇りをもっています。例えアートルムが全ての魔法使いの始祖だとしても、その使い道まで監視されるのは納得いきません」


ゼーレ「!」


ステラ「一人で全て背負う必要なんてないんですよ。……今からでも不老の魔法を解いて、普通の女の子として生きてみませんか?」


ゼーレ「……確かに、魔法の使い道を私が決めるのは驕りですね」


アイリス「ゼーレ……」


ゼーレ「二人とも、いいですね?」


リーケ「ゼーレがいいなら」


アイリス「もちろんだよ」


キンッ!


ゼーレ「……これで、魔法は解けました。複雑な術式ですし、悪用されないよう術式を記録した用紙も焼却してあります。……つまり、再び不老になるにはまた複雑な手順を……」


アイリス「もう、また不老になろうとしてる! みんなのこと信じるんでしょ?」


リーケ「大丈夫。魔獣も昔と変わらず幸せそうだった。魔法は悪用されないよ」


ゼーレ「二人とも……」


ステラ「お邪魔虫ですかね……」コソコソ


ゼレス「そうですね……」コソコソ


ーーーーー

ーーー

630 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:08:28.90 ID:YyJZGSuno
気づけば先程の二人は席を外しており、図書室の一角には私達三人だけになっていた。

「あの、さ……ちょっと暑いね……?」

胸元をぱたぱたとはたきながら、アイリスが話しかけてくる。
それだけの動きは今まで幾度となく見てきたはずなのに、なぜかツバを飲み込んでしまった。

「アイリス、リーケ、こっちに……」

今まで存在だけは知っていた、キスをするまで出られない部屋へと向かう。
リーケの従者であるトワは、空気を読んだのかその場で寝たふりをしてくれていた。
三人だと入れないかと不安だったが、扉は難なく開いた。
噂通り、扉に「キスをしないと出られない部屋」という文字が浮かんでいる。

「ゼーレ、ここ、なに……?」

リーケが不安そうに聞いてくる。

「キスをしないと出られない部屋みたい。でもその……邪魔が入らない場所がほしくて」

不老の魔法を解いた時から感じている感覚。
生殖本能に基づく発情……。と小難しく言ってみるが、要はムラムラしているのだ。不老によって時が止まっていた分の反動だと思うが、確かなところは分からない。

「あのね……二人のこと、抱きたいの」

「あたしもそのぅ……したい」

「こ、これ……二人とも感じてるの?」

どうやら私だけではなく、二人とも同じ感覚のようだ。
ならば今さらやめる理由はないだろう。

「じゃあ……脱ごっか?」

今はリリウムの生徒として、三人とも制服を着ている。
制服を着たままというのも興味があったが、久しぶりの二人との触れ合いはやはり素肌がよかった。
するりと脱がせると、二人の平坦な体が顕になる。
スポーツブラにジュニアブラという文明の利器を手にした二人はしっかりとそれを着けていた。
アイリスのものは飾り気のない、シンプルなグレーのもの。ショーツもグレーで揃えられているが、そちらはお尻が大きく出るビキニタイプのものだった。
一方のリーケのものは、「piyo!」と小鳥の魔獣が鳴いているプリントがされたお子様向けの黄色いものだった。ショーツもキッズショーツというべき可愛らしいもので、各部のゴムが少しだれているところを見るに、どうやらお気に入りのものらしい。
631 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:08:56.51 ID:YyJZGSuno
私も二人に制服を脱がせてもらい、下着姿になる。
私は二人のようにお気に入りの下着があるわけでも、自分にフィットするものを選別したわけでもない。誰に見られるものでもないと割り切り、最もシンプルで飾りもない白い下着をいくつか着回しているだけだ。
だがそれを今は後悔していた。二人の前でこの格好になるのなら、もっと可愛いものを着けていたかった。

「……ゼーレらしいね、それ」

「うんうん。自分のファッションなんか気にしてないって感じ。ゼーレらしくて好きだなあ」

だが二人はそれも含めて好きだと言ってくれる。そのせいで愛しさが膨れ上がり、またさらに二人に触れたくなるのだ。

「触るね」

二人の膨らみに手を伸ばす。
どちらも大きいとは言えないが、手のひらには確かに柔らかさを感じる。
ぷにゅぷにゅと二人の膨らみを触り続けていると、どうしても直接触りたい気持ちが出てくる。
するりと下から手を忍び込ませると、右手の指先と左手の水かきにそれぞれこりっとした固さを感じた。
それをこりこりと弄んでいると、徐々に二人の熱が昂ぶるのが見て取れる。
ぐいっと下着を持ち上げて見てみれば、桜色の突起が4つ並んで、ツンと痛々しいほどに膨らんでいた。

「ふふ、アイリスもリーケもかわいいなあ」

きゅっとつねってみると、それにもまた気持ちよさそうに目を細める。

「う〜……リーケ、こっち向いて……」

「ん……」

すると二人も辛抱たまらずといった様子で、ちゅっちゅとキスを始めてしまった。
愛しの妻二人のキスを目の前で見ることができて、幸せな気持ちが体を駆け巡る。

「んふっ、ちゅ、んぅ……!」

「んむ、ん、ちゅう……!」

きゅうっと乳首をつねれば、二人がびくっと反応を見せてくれる。
ふと下を見ると、興奮からか自身のショーツの中心にしっとりとしたシミが広がっていた。それは二人も同じで、十分に解れているのではと期待させる。
632 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:09:25.40 ID:YyJZGSuno
だが久しぶりの触れ合い。焦って痛い思いをさせるのは嫌だ。
二人から体を離してベッドへと寝かせる。そしてリーケからショーツを脱がせていく。
くっと指を引っ掛けて脱がせれば、なんの抵抗もなく足から抜き去ることができた。
つるりとしたそこは産毛もなく、ピッタリ閉じた一筋に透明な汁が滲むように光っている。
続いてアイリスのショーツも難なく脱がしていく。
整えられたピンクのアンダーヘアも湿るほど濡れており、この先を期待するかのようにひくついている。

「んー……ちゅっ」

「ひうっ!」

「あー、いいなリーケ……。いっつも先にしてもらってる……」

秘所に滑り込ませた舌は熱い肉壁に包まれている。
昔と変わらずとにかく感じやすく、舌を動かすほどに奥からとぷりと愛液が漏れ出してくる。
じゅうっとそれを啜ってみると、少し甘酸っぱいような気がした。

「ぁっ、あっ、んぅっ……!」

リーケは元から大きい声を出すタイプではないが、行為中はより口を閉ざしてしまう。
その仕草を見れば、アイリスがそっとキスをして声を我慢するお手伝いをするのだ。

「んっ……」

「ちゅ……! ふー、ふー……! んく、んふぅ……!」

アイリスにキスをされる度に、膣内がぎゅっと締まる。その間隔が段々と狭まり、ぽっこりしたイカ腹も忙しなく上下している。

「イきひょう? いいよ、イっひゃえ……!」

ぐぐっと舌をできるだけ押し込み、小さなクリトリスも指でつまむ。
それに合わせるようにアイリスがリーケの口を塞いで。

「ひ、んきゅっ、んんうーーーーーーーっっ!!♡♡♡」

ぴーんと爪先が伸ばされ、ぎちぎちと膣内が締め付けられる。
ぶる、ぶる、と大きく体を震わせて、その後に糸が切れたかのようにぽてりと力が抜けてしまった。

「んー……っぱ」

名残惜しそうに舌を引っ張る肉壁から、なんとか顔を引き剥がす。
舌先が抜けた瞬間、じょぱっと後を追うように一度潮を吹いた。

「リーケ久しぶりだけどちゃんとイけたねー♡」

アイリスがよしよしと頭を撫でている。まだ少しぽーっとしており、リーケは返事ができないようだった。
633 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:09:52.29 ID:YyJZGSuno
仰向けで息を吐くリーケ。その上にアイリスが覆いかぶさるように四つん這いになっている。
つまり私の眼前にはアイリスの秘所も広がっている。

「……ちゅっ」

「ひゃあっ!?」

びくんとアイリスのきれいな背中が反る。
ハリのあるお尻を掴み、さらに舌を進ませる。
体格の差か、リーケほどキツくはない。だが反応は劣らず敏感で、面白いように愛液が溢れてくる。

「ま、って……! ぜーれ……!」

不意をつかれ、強い快感に耐えられないのだろう。
なんとか振り返りこちらを見る目元には涙が浮かび、頬は真っ赤になっている。

「……えい」

だがその甘えを許さなかったのはリーケだった。
器用に下から足をアイリスの腰の後ろまで回し、逃げられないようにと固定したのだ。

「ちょ、ちょっとリーケ!? んあっ!」

「ナイスよ、リーケ」

「そこで喋らないでぇ……! ひあああっ!」

アイリスは、私が舌を伸ばしきったところに敏感なポイントがある。
ぽこりとしたヒダだ。そこをツンツンとつつく。

「あああっ! そこだめっ! だめえっ!」

ガクンと大きく腰が跳ねる。だがリーケに抑えられているせいで快感を逃がすことができない。
挙げ句に、リーケに首に腕を回される。そして顔を引き寄せられ、先程よりも深いキスをする。

「ひっ、んじゅる……! れぉ、れる……!」

上はリーケに、下は私に。まんべんなく攻め立てられ、とうとうアイリスも限界に達した。

「んぐ、んむぅうううううううっっ!!♡♡♡」

ぎゅううっと舌が強く包まれる。
リーケが足を離したことでガクガクと大きく腰が震え、最後は上に大きく腰を突き上げた体勢にまでなった。

「ふーっ♡ ふーっ♡」

「アイリス……かわいい……♡」

ちゅっとリーケがキスをする。
それを見て、やはり私の妻は二人とも最高に可愛いなと再認識した。
634 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:10:41.27 ID:YyJZGSuno
「さてと……」

「……次はゼーレの番」

その二人がくるりとこちらを見る。
アイリスが横にずれ、リーケと一人分の隙間を空けて横になる。
当然のように、私はその隙間に体を滑り込ませた。

「わ、すごい濡れてるよ」

「んっ、なぞられるとゾワゾワする……っ」

濡れた感触が布地を通して伝わってくる。
身をよじって抵抗していると、二人が両サイドからそれぞれ指を引っ掛けてきた。そして一糸乱れぬ動きで足先までショーツを降ろされてしまった。

「……くぱー」

「ていっ」

「んんっ!」

リーケが二本指で割り開き、そこにアイリスがゆっくりと中指を挿し込んでくる。
ゆっくりとした動きは膣内のヒダ一つ一つをかき分けてきて、中指の根本が入口にくっつくまで侵入してきた。

「あー、あったかい。ゼーレの中気持ちいい……」

「ずるい。私も……」

そこに今度はリーケの指も入ってくる。
進むほどにアイリスの指と押し合い、左右の壁にこりこりと関節が引っかかる。

「あっ、だめ……! もっとゆっくりぃ……!」

「こんなに気持ちよさそうなのに?」

「……もうちょっと奥までいれる」

ぬぷっと水音が一つ響いて、やっと二人の動きが止まる。
二人はそれぞれ私の腕を抱きしめながら、伸ばした腕で私の中を堪能していた。

「どう? 久しぶりのゼーレの中気持ちいいよね?」

「うん……気持ちいい……」

すごく恥ずかしい話を耳元でされる。
よく分からないが、二人にとっては気持ちいい感触らしい。
そんな話をしながら、再び二人は指を動かしはじめた。

「あうっ、ふたり、べつべつっ!? だめ、だめだめっ、んううっ!」

アイリスが引けばリーケが押し、リーケが引けばアイリスが押す。さらにこともあろうか単純な前後運動だけではなく、小刻みに動かす動きや左右に擦る動き、手首をひねった回転など、とても耐えられない動きが加わっていく。

「りゃめっ、あいりしゅ、りーけっ、やらあっ、とめ、とめてえええっ」

ぶじゃっ、じょぱっ!
指と性器の間に隙間ができる度に、強い勢いで噴き出してしまう。
視界は涙でぐしゃぐしゃだが、この感覚では二人の指どころか手のひらまでびしゃびしゃだろう。

「うううううっ、いってる、いってるかりゃあああ♡」

バチバチと視界が明滅する。

「まだまだ♡」

「もっと……♡」

呼吸さえしているのか分からなくなる。

「かひゅっ、い゛っ、んうう゛っ!! くりゅ、しゅごいのくりゅっ!」

「いいよ♡」

「きもちよくなっちゃえ……♡」

二人の指が同時に突き刺さる。

「あっ、いく、いくいくいくっ、ひっ、あっ、あああああああああああああああああっっっ!!!!♡♡♡♡♡」

意識は快感に埋め尽くされ、私はかつてない絶頂に体を支配された。
635 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:11:16.78 ID:YyJZGSuno
それでも意識を失っていたのは数分だったらしい。
目覚めたところで二人にくすくすと笑われる。

「あれ見て?」

「? 床が濡れてるけど……」

「……あそこまで潮吹いた」

ボンと顔が熱くなる。
ベッドを濡らすのはまだしもーーそれでも恥ずかしいがーー床にまで届くほどの潮吹きをしたというのは恥ずかしい。
それも二メートル近く飛んでいるように見える。

「そ、掃除して出ないとね」

「「え?」」

二人の声が重なる。

「何百年してないと思ってるのさ」

「まだまだ……したりない……」

再び二人が両サイドからくっついてくる。
……どうやら、しばらく私達はここから出られなさそうだ。
636 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/01(月) 00:12:05.30 ID:YyJZGSuno
クロエ「さて、いよいよ文化祭ね」


ローラ「楽しみだなあ」


ヒカリ「ローラさんは結局、厩舎のお手伝いする代わりにふれあいコーナーを作ってもらったんだもんね」


ローラ「うん! クラスの方も手伝わないとだから大変だけど、みんなに魔獣の可愛さを知ってもらいたいから頑張るよ!」


現在の目標
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィア・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

11月第4週
12/16回目の行動です

12回目の行動終了後、文化祭へと移ります
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 01:02:08.37 ID:MJnS6Z+aO
研究室デートにて、パルプンテを使った瞬間エミールの目の前でリリウムや生徒、そして最愛の人である橘花など全てが砕け散ってしまう。

……そこまで目の当たりにしたところで橘花の必死の呼びかけで目を覚ましたエミール。どうやら今回は『使用者が想像を絶する悪夢を見る』という内容だったらしい。
悪夢のショックが大きすぎたために『これも夢かもしれない』と怯えるエミール、夢でない証が欲しいと一心不乱に橘花を求める。
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 01:56:05.22 ID:6Evv8HUeO
秋刀魚の魔獣が再び襲来。去年同様に排除しようとするクロエ達だったが、それを制止してリーケが手懐けてしまう
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 07:22:25.49 ID:it6WxqDsO
お化け屋敷体験以降、怖さから楓晶・イリスに四六時中べったりになってしまった嵐&ノワール
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 15:09:51.34 ID:kdvf981xO
初めての文化祭ということで楽しみが隠しきれていないレティス
筆談とボディランゲージに嬉しさが滲み出まくっておりシエラややよい、カームはほっこり、ポメは同調してテンションが上がりロロナも影響されて少し元気になった
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 16:32:24.31 ID:y/8dyk9SO
ヤりすぎで大ダウンして授業を休むゼーレアイリスリーケ

心配したクロエ達が見舞いに来るが理由が理由なので恥ずかしくて仕方がない
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 22:54:53.57 ID:XDEWG/BfO
クロエ達の物語も後4ヶ月で終わりかぁ
643 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:07:45.32 ID:Z/TZqF8vo
寮、三人部屋ーー


こんこんっ


クロエ「大丈夫? 入るわよ?」キイ…


ゼーレ「く、クロエさんでしたか……どうしました?」


クロエ「三人とも授業に出てなかったし、図書室で本を読んでたわけでもないし……何か悪い病気じゃないかと心配でね」


アイリス「あ、あはは、大丈夫大丈夫!」


クロエ「そう? まあ確かに風邪引いてるようには見えないわね……」


ゼーレ(理由が理由だし、さすがに言えない……///)


クロエ「ひとまずは安心したわ。食堂から栄養のあるフルーツを貰ってきたから、よかったら食べて」


ゼーレ「ありがとうございます」


トワ「……じきに良くなる。大丈夫だ」


ティト『トワ様が仰るのなら大丈夫だろう。あまりここにいて回復の妨げになってもよくない。失礼しよう』


クロエ「そうね。それじゃあ失礼するわ。お大事にね」


ーーーーー

ーーー

644 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:08:14.17 ID:Z/TZqF8vo
食堂ーー


レティス「♪」カキカキカキ


やよい「最近レティスちゃん嬉しそうだね。何かあったのかな」


シエラ「ずっとお城にいたから、こういうお祭りに客や店員として参加できるのが嬉しいみたい」


レティス【そのとおりです!( ̄ー ̄)b】


やよい「顔文字まで書いてる……」ホッコリ


シエラ「あんな姫様は初めて見たわ」ホッコリ


カーム「楽しみな出店とかあるの?」


レティス「……」ユビオリカゾエ…

レティス「……!」ゼンブ!


カーム「かわいい……」ホッコリ


ポメ「うー……! うちもわくわくしてきたー!」


ロロナ「い、今のレティスさん見てると元気になる……ね」


きゃいきゃい


クロエ「テンション上がってるわねえ」


楓「それだけ楽しみってことでしょー」


嵐「……」ピトッ


イリス「私達のお化け屋敷も楽しんでくれるといいですね」


ノワール「!」ビクッ


イリス「あ、今のお二人の前で「お化け屋敷」はNGワードでした……!」


嵐「ま、まだ時々怖い夢見るんだからな……!」


ノワール「なんで思い出させるの……!」


クロエ「こっちは大変ね。しばらくすれば忘れられると思うけど……」


ーーーーー

ーーー

645 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:09:07.01 ID:Z/TZqF8vo
数日後のある日ーー


きゃああああああ! 中庭に秋刀魚の化け物がー!


クロエ「!」


テネリタス『去年もこんなことあったよね。行くかい?』


クロエ「もちろん!」


中庭ーー


秋刀魚「怖いか人間よ! 己の非力を嘆くがいい!」


クロエ「……」


テネリタス『なんか盛り上がってるねー』


リーケ「……」テクテク


クロエ(あら、リーケさん……回復したのね)


リーケ「君は……お腹が空いてるんだね」


秋刀魚「!!」


リーケ「少し待ってて。ご飯を持ってくる」タタタッ


クロエ「リーケさんが走るところなんて初めて見たかも……」


ローラ「ま、また秋刀魚の魔獣が出たって……!」ハアハア


クロエ「今リーケさんがご飯を取りに行ったわ。お腹が空いてるみたい」


ローラ「え……」


クロエ「ローラも走ってきたのね。リーケさんも走ってたし……ほんと、二人って似てるわよね」


ローラ「そうかな。そうなら……嬉しいかも」


タッタッタッ


リーケ「も……持ってきた。食べて」ハアハア


秋刀魚「あ……ありがとう……」パクッ


ローラ「手懐けちゃった……。すごい……」


ーーーーー

ーーー

646 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:09:48.72 ID:Z/TZqF8vo
♡幕間
  エミールと橘花の……♡


翌日に文化祭を控えているというのに、橘花先生はいつもどおり私を実験に誘った。
私は文化祭に参加するために、前日である今日は午後から講義を休んでいる。その時間を使って実験をしようとのことだった。
いつものように魔法を唱える。
そこにはたまたま研究室に来ていたクロエさんがいて、もちろん橘花先生もいて。
その空間に突然ヒビが入り、叫び声を上げる間もなく全てが砕け散ってしまった。

「エミール! おい、エミール!」

体を大きく揺さぶられる感覚で現実に引き戻される。
そこはいつもの研究室で、何一つ砕けた形跡はない。
私はソファーの上に寝かされ、大量の脂汗をかいていた。

「あ……れ……? わたし、なんで……」

「魔法を唱えた途端気絶したんだ。そしてすぐに叫ぶようにうなされ始めて……。今回は『使用者に想像を絶するような悪夢を見せる』魔法になったのかもしれないな……」

橘花先生の冷たい手が髪をすいてくれる。
少しずつ息が整っていき、段々と状況が飲み込めてきた。

「先生が……ここに来たクロエさんも一緒に空間ごと砕けて……怖かった……っ。怖かったです……」

「そんな夢を……。すまなかった。今まで人に心理的や肉体的に苦痛を与える魔法にはなっていなかったから油断していた。今回もそうならないとは限らないのに……」

「夢……」

その単語を口にして背筋が凍る。

「もしかしてこれが夢で……さっきのはげんじつで……わたしのまほうのせいでみんな……」

「エミール、しっかりしろ! 大丈夫だ。これは現実だから……」

「夢じゃないって……どうやったら分かるんですか? 夢じゃない証が欲しい……です」

「それって……」

「だ……抱いてください……!」
647 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:10:29.86 ID:Z/TZqF8vo
白衣を脱ぎながら、橘花先生がソファーに乗り上がる。

「私はその……こういうことをしたことがない。痛かったりしたらちゃんと言ってくれ」

私は背が低いほうだ。だが橘花先生はそれ以上に小さい。
覆いかぶさってきたけれど、そこに圧迫感はない。
そっと胸に手を添えられてゆっくりと揉まれる。

「ん……」

ぴくんと腰が反応してしまう。
小さな手が弱々しく動いているだけなのに、それが橘花先生の手だと思うと体が熱を持ってしまうのだ。

「は、あ……っ」

「ど、どうだ……? 気持ちいいか……?」

こくりと頷く。
怖い夢の記憶が上から塗りつぶされていく。
橘花先生の手を取り、お腹側から服の下へと滑り込ませる。

「え、エミール……っ」

軽く浮き出たアバラの上を滑り、下着の縁に指が触れる。
そのまま上に下着がずらされ、橘花先生の手のひらが頂点をこする。

「んっ!」

びくんと跳ねると、びっくりしたのか手が離れてしまう。

「だ、大丈夫か?」

「続けてください……。大丈夫ですから……」

「あ、ああ」

またそっと胸に触れられる。
優しくて、じわりと快感が広がる。

「んう……っ、ひうっ!」

きゅっと摘まれる。痛くはなく、それどころか気持ちよささえ感じる。

「エミール、その……よだれが出てるぞ。えーっと……」

きょろきょろと辺りを見渡す。
だが拭くものが無かったのか、観念して向き直った。
そして。

「んむぅ……!」

「ぺろ……ん……」

あろうことか、自分の舌で舐め取るという行動に出た。
不意をつかれ、背筋にビリビリと快感の波が走る。
手は止まらず、さらに小さな舌が口内にまで侵入してくる。

「ん、ふ、ぅーーーーーーっ!♡」

きゅうううと太ももに力が入る。
下腹部で爆発した快感は全身に広がり、とくんとくんと幸せの余韻を残した。

「ぷぁ……。エミール、イッたのか……?」

こくり。
その頷きを見て先生が笑顔になる。

「そうか。ちゃんとイけたんならよかった。……どうだ、まだ夢だと思うか?」

「いえ……もう大丈夫です……けど」

「けど?」

「その……下も触ってほしい……です」
648 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:11:07.54 ID:Z/TZqF8vo
ふわりとスカートを捲る。
先生と会うときは、いつ見られてもいいように可愛いものを穿いている。
今日のものは、前面にリボンと刺繍の入った水色のものだ。
それを見た先生が一つツバを飲み込むのが見えた。

「いいん……だな?」

「はい……っ」

ゆっくりと下着が降ろされ、すでに濡れた秘裂が外気に晒される。
細い愛液の糸をショーツとの間に架け、今か今かと待ちわびているようだ。

「これがエミールの……」

両の手で割り開かれ、内側までもが冷たい空気に触れる。

「エミール、ちょっと待っててくれ」

ふと立ち上がったかと思うと、机の上から手持ちの虫眼鏡を持って戻ってきた。

「待っ、えっ……!?」

「ふむ……」

今度は片手で開かれる。そしてその入口に虫眼鏡をかざし観察を始めてしまった。

「だ、だめ! それはだめです!」

「動かないでくれ。観察ができない」

にゅぱにゅぱと開いたり閉じたりを繰り返し、その度に「ふむ」だの「ほう」だのという呟きを漏らす。
熱中した先生を止める術を私は持たず、顔を赤くして耐えることしかできない。

「お……透明な汁が出てきたぞ。これが分泌液か」

「ひぃうっ!♡」

さっきまでおっかなびっくり触っていたのはなんだったのか。
容赦なく指を挿れてきて、その様子すらも観察されてしまう。

「どんどん出てくるな……。見られると分泌が早まるのか?」

無知故の発言だろうか。その言葉は私をハッとさせた。

(私、見られて興奮してるんだ……!)

ぞくりと背筋が震える。

「先生……私がイくところ、観察してください……!」

自覚すると興奮はひとしおだった。
自身の指で割り開き、観察しやすいようにする。そしていつもするように陰核を重点的に擦っていく。

「あっ、あっ……! せんせ……せんせぇ……!」

「ヒダの収縮が早くなっているな。これも興奮による現象か……」

冷静に観察を続ける橘花先生。あまりの近さに、橘花先生の吐息がかかる。
その実況と微風がさらに興奮を加速させる。

「ぅあっ、イく、イきますっ!♡」

「お、おお……っ」

入口を擦りそのまま陰核をきゅうとつまみ上げる。

「あっ、ぅーーーーー〜〜〜〜〜っっ!!!♡♡♡」

びぐんと腰が震える。その絶頂に呼応するように、体の芯から水分が抜け出る感覚がした。

「うあっ!?」

びしゃっと音がして、吹き出した潮が先生のかざした虫眼鏡のガラスを叩く。
じゃぼっ、ぶしゃあああ!
いつになく快感の波が引いていかない。もちろんそれは彼女の目の前で自慰をしたからに他ならないと思うが、眼前で潮吹きを見せたことさえも私にとっては興奮の一つであった。
649 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:11:34.68 ID:Z/TZqF8vo
「な、なんだその……。すごく出たな」

「はぁ……、はぁ……っ。す、すみません……♡」

未だに腰が震える。
虫眼鏡だけではとても防ぐことはできず、先生の顔や髪も濡らしてしまった。

「いや、これは洗えばいいからいいんだが……。その……せっかくの触れ合いがこんなことで……」

ことんと床に虫眼鏡を置く。
熱中から引き戻され、先生なりに思うところがあったらしい。

「いいんです。私もその……見られると興奮することが分かりましたから。観察したい先生と相性がいいのかもしれませんね」

「そ、そうか? 本当に私はこういうことに興味がなかったから……。普通は観察とかしないんだろ?」

「二人の行為です。普通だろうと普通じゃなかろうと、誰にも分かりませんよ」

身だしなみを整えつつ先生を諭す。

「それとも、見られて興奮するような人は嫌いですか?」

ぶんぶんと首をふる先生。

「私も観察するからって嫌いになんかなりません。だから私達はこれでいいんだと思います」

「うぅむ……かつての教え子にこんなに学ぶことになるとは。人生分からないものだな」

くすりと笑ってキスをする。
いつの間にか怖い夢の余韻は全くなくなっていた。

ーーーーー

ーーー

650 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:12:01.79 ID:Z/TZqF8vo
文化祭当日ーー


クロエ「さあ、お化け屋敷開場よ!」


ゼーレ「どうぞお楽しみください♪」


嵐「ほ、ほんとに怖いからな! き、気をつけてな!」


ノワール「無理だったらすぐ係の生徒呼んでね!」


「はーい!」


嵐「ああ、あんな小学生くらいの子が……。大丈夫かなあ……」ハラハラ


ーーーーー

ーーー




ローラ「……え!?」


ーーーーー


ヒカリ「あれって……!」


ーーーーー


ローラヒカリ「あ、あの!」


???「?」


ローラ(ヒカリさんも見つけたんだ……!)


ヒカリ「あの……あなた達は……」

ヒカリ「クロエ・アートルムのご両親ですか……?」


???「……うん、そう」

???2「よく分かったね」
651 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/02(火) 23:12:33.31 ID:Z/TZqF8vo
ローラ「どうしてここに……」


???「娘の元気な姿が見たくて……。今日は人も多いからバレないと思ったんだけど」


ヒカリ「お二人ともクロエの面影があります。見る人が見たら分かりますよ」


???2「あの子本人には内緒にしてくれる? 私達はあの子を捨てた親だから……」


ローラ「それは……」


ヒカリ「……ボクは会うべきだと思います。クロエだって、きっと会いたがってる」


???「……明日も文化祭はあるのよね。少し考えておくわ」


???2「あ、勝手に連れて行ったりとか変なことはしないよ。安心してね」


ローラ「行っちゃった……」


ヒカリ「……まさかご両親が来るなんて」


ーーーーー

ーーー




クロエ「ばああああああ!」


きゃあああああああ!


クロエ(フッフッフッ……。いい感じに楽しんでもらえてるわね……!)


現在の目標
・文化祭を成功させる!

安価↓〜↓5自由行動安価
初日午前に起きたこと

文化祭は初日午前・午後、二日目午前・午後、後夜祭の日程となります。

なお、他クラス、他部活の出し物は決めていません
ありそうなものであれば安価で好きに指定していただいて結構です
矛盾する出し物になった場合(ローラのクラスの出し物がお化け屋敷とメイド喫茶など別のものになった場合)、混ぜて採用することが不可能なものは高コンマのものを優先して採用します

文化祭中にクロエの両親に関する安価を取っていただいても構いません
その場合は両親の設定を安価で募集します
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:24:56.83 ID:qEKKmfS/O
クロエ母とクロエママがとうとうここで来るか……

レイア・フェリス母娘が文化祭を楽しみに来ていたが、慣れない人混みでフェリスがはぐれてしまう
いつの間にかお化け屋敷に迷い混んでいたフェリスだったがフェリスの魔翌力を感じ取ったクリアが見つけて声をかけたので安堵した

……が、フェリスに会うことだけ考えていたために脅かし役だったことをすっかり忘れてしまい
クリアがお化けの仮装(>>602の楓の状態)で無邪気な様子で思いっきり抱き着いたために屋敷全体に響き渡るほどのフェリスの悲鳴が上がったという
(防音魔法がかかっていたので学校には響かなくて済んだ)
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 23:58:50.73 ID:loZZcLzuO
アートルム在学中の学校という情報が知れ渡った事に加え、ティアラクリマがバズった件もありいつにも増して参加者が多い模様

お化け屋敷も予想以上の売れ行きで、行列がとんでもない事になったのでゼーレが館内の時の流れを速める(+速めた時間だけの老化防止措置)事で強引に回転率を上げていく
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 11:01:22.32 ID:GF88RzwtO
樹が忙しいので一人で回っていたラミーがナンパに遭う。
そこへ大人化+校長とバレにくいように少し変装した樹が颯爽と現れ、ラミーだけでなくナンパしたお姉さんを含めた周りの女性もキュンキュンさせつつラミーを連れていく。
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 12:27:42.99 ID:nGVJaWEw0
魔法の使いすぎでゼーレがバテてしまい、自分の魔翌力を使ってくださいと譲渡系魔法使いの行列が別に出来てしまう
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 16:56:19.62 ID:zC/WFfvyO
今年はミスコンがあるらしいので参加者の確認
657 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:49:35.00 ID:jt6OH6G0o
お化け屋敷ーー


クロエ「ちょっと人が多いわね……」


楓「さっき噂で聞いたんだけど、ゼーレさんとかティアラクリマの顔を見たいって人が多くて、過去最高のお客さんの数らしいよ」


クロエ「ううん、嬉しいけどこのままだと時間内に捌ききれないわよね……」


ゼーレ「私が原因の一端ということならお任せください。学校敷地内の時間を緩やかにします」


クロエ「そ、そんなことできるの!?」


ゼーレ「魔力はかなり消費しますが……。時間魔法【クロック】、頂点【アルティマ】!」

ゼーレ「湾曲時空間【スロウフィールド】!」


楓「特別変わった感じはしないけど……」


ゼーレ「知覚は難しいですね。ただこの空間の外から中を見ると、中の人達がすごい勢いで動いて見えてるはずです」


楓「それはそれで見てみたい!」


クロエ「だめよ。せっかく捌ける余裕が出来たんだから、ここで一気に案内しないと」


楓「はーい……」


ーーーーー

ーーー

658 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:50:03.16 ID:jt6OH6G0o
フェリス(久しぶりにママとクリアに会える♪)


レイア「嬉しそうね。お祭り楽しみ?」


フェリス「え、ええ! く、クリアとママなんて、その……お祭りのついでなんだから!」


レイア「ふふっ」クスッ

レイア「あ、ここがお化け屋敷ね。ママ達はここのお手伝いを……」


どんっ


フェリス「ふえ……?」


「あ、すみません! 大丈夫ですか?」


レイア「わ、私は大丈夫だ。それより貴女は怪我をしてないか?」


「大丈夫です! ほんとすみませーん!」テクテク


レイア「ふう……人が多いと大変ね……。……レティス?」


ーーーーー


フェリス「く、暗い……ここどこ……?」


きい……きい……


フェリス「こっち出口かな……」


ゴトン!


フェリス「きゃあ!」ビクッ

フェリス(た、棚のビンが倒れただけか……びっくりした……)ドキドキ


クリア(フェリスみたいな魔力を感じたんだけど……)キョロキョロ
 
クリア(あ、あれは……!)

クリア「フェリスー!」ガバッ


フェリス「ひっ……!」


きゃああああああああああああああああああっっ!!!!


ーーーーー

ーーー

659 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:50:33.21 ID:jt6OH6G0o
食堂ーー


フェリス「ぐすっ、ぐすん……」


クリア「ごめんねフェリス……。脅かし役なの忘れてた……」


フェリス「おどろいてないもん……」ヒックヒック


ラピス「レイアとフェリスも来てくれたんですね。嬉しいです!」


レイア「これだけ人が多かったらバレないと思ってね。実際今のところ大丈夫みたいだし」


ラピス「フェリス、よかったらママと屋台巡りしませんか? 美味しいものたくさんありますよ」


フェリス「……いく……」


レイア「それじゃあクリアはお母さんとアトラクション見て回ろっか」


クリア「うん!」


ーーーーー

ーーー

660 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:51:00.65 ID:jt6OH6G0o
ラミー「……」テクテク

ラミー(樹と一緒に回りたかったけど、今日の様子を映像に残す必要があるみたいだからなあ……)シュン


「ちょっと、あの子に声かけてみようよ」

「わー……美人さんだ……」

「ねえねえ、そこの君!」


ラミー「は、はい?」


「私達と一緒に回らない? ここの生徒がいた方が道に迷わなさそうだし!」


ラミー「え、えっと……」


「ねね、行こうよ! あ、ほらタピオカドリンクのお店! おごるよー?」


樹「ちょっとごめんなさいね」ガシッ

樹「この子、私の彼女なの。ごめんだけど他を当たってくれる?」


「すっご……リリウムレベルたか……」


樹「ありがと♪ それじゃ、リリウムの文化祭楽しんでね?」パチンッ


「うっ……!///」キュンッ

「ウィンクされただけなのに……」ドキドキ


樹「さ、ラミー行きましょ」テクテク


ラミー「う、うん……!」


ーーーーー


ラミー「あ、あの……映像はいいの……?」


樹「これはゼーレさんの魔法だと思うんだけど……。学校内の時間がゆっくりになってるのよ。だから必要な映像は撮れたんだけど、今度は時間が余っちゃって。それでラミーを探してたらナンパされてたから助けちゃった」


ラミー「ナンパ……。私ナンパされるほど可愛くないよ?」


樹「……はあー」


ラミー「た、ため息ついたっ!」


樹「ラミーは可愛い。あの人達完全にラミーのこと狙ってた。……もう、自分に自信持っていいのに」


ラミー「……樹に可愛いって思われてるだけで十分だもん……」


樹(か! わ! い! い!)キューン


ーーーーー

ーーー

661 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:51:34.89 ID:jt6OH6G0o
食堂ーー


ゼーレ「ふうー……」


アイリス「さすがのアートルムもキツい?」


ゼーレ「こんなに長く時空間魔法をかけるのは初めてだから、さすがにね……」

ゼーレ「それに教室の防音魔法と、空冷魔法と……」


アイリス「あはは、頑張り過ぎだよ。よし、たまにはアイリスさんが魔力を分けて……」


「あ、あのっ! ゼーレ・レジェンダリア・アートルムさんですよね!?」


ゼーレ「は、はい。そうですけど……」


「私達魔力譲渡の魔法が使えるんです! 疲れてるみたいなので、よかったら私達の魔力を受け取ってください!」


ゼーレ「そ、そうなのですか? 確かに助かります。では……」チラッ

ゼーレ「……す、すごい列ですね。移動しましょうか」


アイリス「ぬー……!」


休憩室ーー


ゼーレ「ではここでお願いします。これだけ人がいるみたいですし、少しずつで大丈夫ですからね」


「はい! では……魔送【ライン】!」


ーーーーー

ーーー

662 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:52:08.32 ID:jt6OH6G0o
ゼーレ「だいぶ回復してきましたね……。これだけあれば今日の分は大丈夫かも」


ヒカリ「ゼーレさんが魔力枯渇で倒れてるって聞いて来たんですけど……」ヒョコッ


ゼーレ「あはは、ヒカリさん、それは尾ひれ付きすぎですよ。少し魔力が減っていただけですから」


ヒカリ「そうですか、安心しました。……でもせっかく来ましたし、ボクも……魔送【ライン】!」


ゼーレ「!!」


ヒカリ「よし、こんなところでいいですかね……。それじゃあ失礼しますね」


ゼーレ「は、はい」


アイリス「ゼーレー……!」メラメラ


ゼーレ「今度はアイリスの番?」


アイリス「魔力ならあたしがあげるのに! なんでみんなから貰うかなー!」


ゼーレ「あら、ヤキモチ? 魔力譲渡系ならではの悩みね」


アイリス「そーだよ、ヤキモチ! でもいいもん。今からゼーレにめっちゃ魔力あげるから! 魔送【ライン】!」


ゼーレ「……」


アイリス「あ、あれ……。もしかしていらなかった……?」


ゼーレ「あ、ううん。嬉しいわよ。でもその……さっきヒカリさんからも魔力を貰ったんだけど、不思議な感じがして……」


アイリス「?」
663 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:52:51.51 ID:jt6OH6G0o
ゼーレ「アイリスは色んな人に一気に魔力をあげることもできるじゃない? それこそチャームの範囲はピカイチだし」

ゼーレ「でもヒカリさんの魔力は、私の必要な魔力にピッタリ合致したの。一個人に魔力を送るだけなら、もしかしたらアイリスより上かも」


アイリス「あー、あの子ね。魔法が似てるからよく話すんだけどさ、数年前までは自分の魔法も分からなかったんだって。で、調べたら無意識に魅了魔法を垂れ流してたらしいの。しかも恋させちゃうくらいの!」


ゼーレ「無意識で人の本能に訴えかけちゃう……。すごい才能ね」


アイリス「そうそう! さっき言われたけど、一気に多人数に魔力を渡すならあたしの方が上手いと思う。でも本当に必要な魔力を渡すってことなら、ヒカリの方が上だね!」


ゼーレ「自分より実力が上の人をちゃんと認められるところ、大好きよ」


アイリス「えっへへ〜」


ゼーレ「現代の魔法使いはみんないろんな魔法を持ってて、素敵に使いこなしてるのね」


アイリス「そうだねー。昔の人ならもしかしたら「魔力をあげるなんて力を吸い取られてしまうだけだ!」みたいなこと言って、魔力の少ないゼーレのこと無視してたかも」


ゼーレ「みんないい子ね」


アイリス「ねー」


ーーーーー

ーーー

664 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:53:44.88 ID:jt6OH6G0o
教室ーー


楓「そういえばさー」


クロエ「?」


楓「今年は体育館でミスコンやるんだって。順にステージに上がって、最後に投票するみたい」


クロエ「へえ。見に行っても面白いかもね」


楓「あ、きたきた」


クロエ「わあああーっ!」


きゃあああああああ!


楓「ふふふ、ふふふふふ……」コキコキ


いやあああああああ!


楓「いやー、脅かす側楽しいねえ」


クロエ「そうね。ちょっとドッキリとかに目覚めそうだわ」


ーーーーー

ーーー

665 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/03(水) 20:54:20.48 ID:jt6OH6G0o
体育館ーー


クロエ「交代できてよかったわ。二人と回れないところだったわよ」


ヒカリ「時間が遅くなった分、店番の時間も長くなっちゃったもんね」


ローラ「ミスコンの参加者を確認するんだっけ?」


クロエ「ええ。気になるわ」

クロエ「えっと……」


『ミスコン参加者一覧
 ヒカリ・ロゥレス
 水津凜華
 真壁晶
 紅林御桜
 ………
 ……
 …』


クロエ「なんとなく漢字名が多いわね。というかヒカリも参加するなら教えてくれればよかったのに」


ヒカリ「演劇部の後輩に頼まれて……。卒業する前にお願いしますって言われたら断れないよ」


ローラ「でもやっぱり参加するのは恥ずかしくて言ってなかったの?」


ヒカリ「う、うん。今でもちょっと恥ずかしいし……」


クロエ「何言ってるの! ヒカリが優勝するに決まってるわ!」


ヒカリ「ううー、クロエならそう言ってくれると思ってたけど、やっぱり恥ずかしいのは恥ずかしいよー!」


現在の目標
・文化祭を成功させる!

安価↓〜↓5自由行動安価
初日午後に起きたこと

二日目午後終了後、ミスコンの結果発表(コンマ判定)となります
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 21:41:50.37 ID:S6GBbZXmO
ミスコンに向けて文化祭の合間の時間に衣装やら動きやら確認するも、恋人の勝利のためについついヒートアップしてしまうクロエローラ
なお舞や楓嵐も凜華や晶に対して同じようなことになっていたらしい

一方、御桜はこっそり来ていた茜により特訓されていた
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 22:57:22.17 ID:PbE5uE3s0
銀髪のウィッグで変装しているゼレス。母が自分を見つけた瞬間に正体がバレて騒ぎになるので対策をしてきたらしい

なお匂い(!?)でバレる模様
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 00:07:36.08 ID:itHXl3gkO
デンのクラスではデンの魔法による変身が出し物として行われていた
子供が大きくなったり逆に大人が幼くなってみたりと色々出来るため人気な様子
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 01:34:02.25 ID:wQKOILJBO
厄介ファンに絡まれて対応に困っているティアの元にアルシェ(オバケコス)が割り込み、威圧(オバケコスとの相乗効果あり)して追い払う
その後話題の少女と腹ペコ守護霊の二人がいちゃつきながら食べ歩く姿が文化祭の各地で目撃された模様
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 11:59:05.02 ID:ZSMmALaaO
ゲストで来るはずのウィンとサリアが一向に来ないと思ったらサリアだけカサブランカに行ってしまっていた
671 :ミス [sage]:2021/03/04(木) 12:00:21.33 ID:ZSMmALaaO
OGとして呼ばれていたウィンとサリア。サリアだけ一向に来ないと思ったらカサブランカに行ってしまっていた
672 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 20:58:04.84 ID:7HHBi9V3o
デンの教室ーー


ぼわんっ


「目線が高い……!」


デン「10年後くらいをイメージしてみました」


「すごーい! ありがとう!」


受付「次の方どうぞ!」


「あの、高校生くらいまで若返りたいんだけど……」


デン「高校生くらいですね。よっ!」


ぼわんっ


「……! ゆ、夢のようだわ……!」フルフル


受付「次の方どうぞ!」


クロエ「大盛況ね」


デン「あ、クロエさん。「いろんな魔法を体験しよう」がコンセプトなんだけど、私のところが一番人気みたい。クロエさんはどうしたい?」


クロエ「もちろん大きく、よ」


デン「ふふっ、最近やってなかったもんね。えい!」


ぼいんっ


クロエ「ああ……重たいわ……」ウンウン

クロエ「それじゃ、お客さんはさっさと退散しないとね。頑張って」


デン「うん、ありがとうね。ちなみにそれは今日一日で切れるから」


クロエ「……ええ」ションボリ


ーーーーー

ーーー

673 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 20:58:34.48 ID:7HHBi9V3o
廊下ーー


ティア「……」アセアセ


「きゃーかわいい! ね、ね、あのコスプレはしないの?」


「見たいなー、あの悪魔のコスプレ。私達あれ見てファンになっちゃったもん!」


ティア「あ、あの……」


「きゃー! 声もかわいい!」


「ほらほら、寮にコスプレしまってたりするんでしょ? 取りに行こうよー」


アルシェ「なにしてるの」ヒタッ…


「ティアちゃんのコスプレ見せてもらおうと思ってー」クルッ


アルシェ「ティアを困らせるな〜……!」


「ひいいいいいっ!?」ダーッ


アルシェ「……逃げた」


ティア「あ、アルシェ……ありがとうございます」


アルシェ「ん。追い払えてよかった」


ティア「アルシェのこと待ってただけなんですけど、ナンパ待ちに思われたんでしょうか……」


アルシェ「んー……。ティアのファンっぽかった。困らせる人をファンって呼んでいいのか分からないけど」


ティア「うう、有名になりたい訳ではないんですけど……」


アルシェ「ティアはかわいいから仕方ない。これからはアルシェがついてるから安心して」


ティア「はいっ」


ーーーーー

ーーー

674 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 20:59:00.91 ID:7HHBi9V3o
アルシェ「ベビーカステラ……もぐもぐ」


ティア「食べカスついてますよ」フキフキ


アルシェ「んむむ……」


ーーーーー


アルシェ「タピオカドリンク……ちゅー」


ティア「うまく吸えないです……」モタモタ


アルシェ「こうやって飲む」スポポポ


ティア「す、すごい……!」


ーーーーー


アルシェ「わたあめ……ふわふわ」


ティア「美味しいです」


アルシェ「ん、美味しい」


ーーーーー

ーーー

675 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 20:59:29.63 ID:7HHBi9V3o
ゼレス「……」コソコソ


ステラ「ゼレスさん、どうしたんですか? 髪まで変えて……」


ゼレス「多分ママがまたお忍びで来ていると思うんですが、見つかって騒がれると間違いなくめんどくさいことになるので……」


ヴィーネ「あなたゼレスちゃんの匂いがするわね」ヒョコッ


ゼレス「!!!?」ビクウッ!


ヴィーネ「ってゼレスちゃんじゃない! きゃー! 銀のウィッグもいいわね!」


ゼレス「に、匂い、匂いって……!」


ステラ「ゼレスさんが匂う訳ではないと思いますよ。嗅いだことある匂いを外で嗅ぐと気になるじゃないですか」


ヴィーネ「そうそう、そんな感じよ。すれ違ったのは偶然」


ゼレス「……まあ思ったより騒がなかったので良しとしますか」


ヴィーネ「わ、私だってわざと目立つことはしないわよ。ゼレスちゃんだからブレーキが効かなくなるだけで」


ゼレス「はいはい。ほら、今年は私達魔法縁日をやってるんですよ。よかったら遊んでみてください」


ヴィーネ「シュートで的あて、魔力糸に魔力を流してヨーヨー釣り、魔花火……懐かしいわねえ」


ステラ「ヴィーネさんの魔花火ってどうなるんですか?」


ヴィーネ「確かこの棒に魔力込めればいいのよね。そしたらその人の魔力が花火みたいな形で先端からパチパチ飛び出すんだったかしら」


ゼレス「そうです。もう何年もやってないから私達も準備中に盛り上がっちゃいました」


ステラ「実際の火ではないから火事の心配がないのもいいですよね。夏の風物詩ですが、中々やる機会もなくて……」
676 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 20:59:56.97 ID:7HHBi9V3o
ヴィーネ「よし、じゃあやってみましょうか。えーっと……」


ゼレス「教室はすぐそこです。魔花火のコーナーはあの角ですね」


ヴィーネ「どうも、魔花火一回お願いするわ」


受付「はーい、どうぞ!」


ヴィーネ「よっ!」プシッ!


パチパチパチッ シャアアアアアアア!


ステラ「うわわ、真っ白! ゼレスさんと一緒ですね!」


ゼレス「勢いは段違いですね……」


ヴィーネ「あははっ、楽しい楽しい! 懐かしいな〜」クルクル


プシュウウウ……


ヴィーネ「あ、終わっちゃった。楽しかったです、ありがとうね」ニコッ


受付「は、はいっ」ドキッ


ステラ「今年はチームのお二人は来ていないんですか?」


ヴィーネ「来てるわよ。茜は妹がミスコンに出るだかでそっちに行ってて、サリアはOGで招待されてて、同じく招待されたウィンさんと駅で待ち合わせしてから来るみたい」


プルルルル プルルルル


ヴィーネ「サリアからだわ。もしもし?」


サリア『すみません、カサブランカに来てしまいました』


ヴィーネゼレスステラ「えっ!?」


ヴィーネ「ウィンさんと来るんじゃなかったの!?」


サリア『迷うことを加味して家を出たら、駅までは迷わず来れたのですごく早くついてしまって。で、今日は迷わず行ける気がしたので一足先に駅を出発したんです』


ヴィーネ「その自信はどこから……」
677 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 21:00:24.38 ID:7HHBi9V3o
ウィン「あ、ヴィーネさん〜」テクテク


ヴィーネ「……ウィンさんついたわよ」


ウィン「?」


サリア『すまないウィンさん。カサブランカに来てしまった』


ウィン「えっ!?」

ウィン「いやでも、駅に早くつき過ぎて暇だから、先に行ってるってメッセージが……」


ヴィーネ「ウィンさん、サリアは一人になるとほぼ必ず迷子になるの……。まさかカサブランカに行くとは思わなかったけど」


ウィン「OGインタビューの時間まではまだあるから大丈夫だと思いますけど、こっち来れますか〜?」


サリア『ああ、今度こそ大丈夫だ』


ヴィーネ「だからその自信はどこから出てくるのよ。いい、そこからタクシーで来なさい。絶対公共の乗り物とか、自分のホウキでなんて考えないこと。いいわね!」


サリア『は、はいっ』


ヴィーネ「じゃあね。気をつけてくるのよ」ピッ


ステラ「サリアさんってすごい方向音痴なんですね……」


ヴィーネ「ええ。毎度のことながら手を焼くわ……」


ーーーーー

ーーー

678 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 21:00:53.37 ID:7HHBi9V3o
空き教室ーー


ヒカリ「あ、あの二人とも……」


クロエ「ヒカリはじっとしてて」


ローラ「やっぱりヒカリさんの大きい胸を活かす服装で……」


クロエ「せっかく背が高いんだから、そこも活用したいわよね」


ローラ「じゃあこういうスポーティな服で……」


クロエ「うんうん、いいわね」


ヒカリ「あのー……」


クロエ「髪型もポニテにして、運動向きな感じにしてみたり」


ローラ「あ、でもミスコンだもんね……綺麗目な方が勝てるかな?」


クロエ「とするとスポーティ路線はなしね。ドレスとか着てみる?」


ローラ「ドレス! 演劇部の衣装でなかったっけ……」


クロエ「確かあるわ。ヒカリでも着れたはず」


ヒカリ(ふたりが止まらない……)


ーーーーー


舞「はい、歩き方から確認しましょう。目線は真っ直ぐ、足元は見ない」


凜華「……」カッカッ


舞「うん、心配無用でしたね。ではターン!」


凜華「……」クルッ


舞「いいですね。……審査員側に流し目とかしてみましょうか」


凜華(舞さんの指示がすごい……)


ーーーーー


晶「おーい……」


楓「ミスコンだけどやっぱり晶はかっこよく決めたいよね」


嵐「着物はどうだ? 和を前面に押し出す感じで……」


楓「和だと御桜さんが強いよ。せっかく筋肉もあるんだから、腹筋見えるスタイルでさ!」


嵐「いいなそれ!」


晶(アタシをさしおいて決まってく……)


ーーーーー
679 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 21:01:30.19 ID:7HHBi9V3o
茜「やっほ〜」


御桜「お姉ちゃん!」


茜「はい、これ。着物持ってきたよ〜」


御桜「ありがとう。これでミスコンの準備はバッチリ」


茜「一回着付けしてみる? 手伝うよ〜」


御桜「せっかくだしお願いしようかな……」


ーーーーー

ーーー




体育館ーー


「と言うわけで、本日はOGであるお二人に来ていただきました! ウィン・フォルクスさんにサリア・マグノリアさんです!」


ウィン「どうも〜」


サリア「よろしくお願いする」


ウィン(サリアさん間に合ってよかった〜……)ホッ


「では早速、募集しておいた質問コーナーに参りましょう」

「『学生大会とプロの試合、何が一番の違いですか?』との質問です。どうでしょうか、サリアさん」


サリア「そうだな……やはりまず、同じ相手と何度も戦うというのは学生では中々ないことだな。しかしプロになると年間を通して何度も同じチームと戦うし、その中で同じトリオを相手にすることもある。そういう相手にどう対応していくかが大事になるな」


「なるほど、ではウィンさんはどうですか?」


ウィン「うーん……ボクの場合は、だけど……ボクはリリウムの三年間ずっと同じトリオでやってたんだ〜。だけどプロになると成績や魔法の相性を見て、年ごとに組む相手が変わるんだよね〜。珍しいケースだけど、怪我とかでシーズン途中に組む人が変わるって場合もあるし……。だから、チームワークの築き方が一番の違いかな〜」


「お二人ともありがとうございます。では次の質問をーー」


ーーーーー

ーーー

680 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/04(木) 21:01:57.14 ID:7HHBi9V3o
クロエ「んー……!」ノビー

クロエ「一日長かったわ……」フウ


楓「大盛況だったもんなー」


アルシェ「明日はミスコンもある。もっと大変かも」


嵐「確かに。それ目当てで来る人もいるだろうし、お客さんもっと増えるかもな」


ノワール「ミスコンは昼までで終わるんだっけ。で、閉会式で表彰と」


イリス「ですね。どんな結果になるか楽しみです♪」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・文化祭を成功させる!

安価↓〜↓5自由行動安価
二日目午前に起きたこと

二日目午後終了後、ミスコンの結果発表(コンマ判定)となります
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 21:07:10.97 ID:oKIXyBwa0
お化け屋敷に本物の幽霊が出たと噂に?
確認してみたらフィッシュの上で肝試しをしたときに出くわした幽霊が島の魔獣達と一緒に避難していたことが判明
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 21:17:24.02 ID:tD/G4q1GO
前回の一件からエミールにべったりくっつかれた橘花が文化祭を回ってデート
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:01:53.19 ID:sa3v8w2K0
御桜の応援をするシェリルチームの面々
シェリルはミスコンに関してもマホリオ同様一切手を抜かずコーディネートの手伝いをし、エルクは人間外見よりも中身の方が大事などとズレたアドバイスを送った
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 00:14:14.46 ID:41xH6D0VO
演劇部のミニ公演が行われる少し前、やよい・カームの準備にトラブル発生
そこにたまたま文化祭に来ていたくるくまとアルトが通って助けてくれる
ちなみに面識が無かったのでやよいカームはかつての部長とは気付かず単純に親切な人と思った
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 14:10:18.01 ID:2+/jbScq0
テネリタスが猫好き達に囲まれて餌付けされてる
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 20:21:41.24 ID:dtrWZTcK0
次でご両親出すか
687 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/05(金) 23:19:17.71 ID:yObHvgH9o
橘花「……エミール。昨日もそうだったが、そんなにくっついて歩きにくくないか?」


エミール「大丈夫です」ギュッ


橘花「そうか、それならいいが……」


エミール「♪」スリスリ


橘花「お、昨日はこのお化け屋敷入らなかったな。行ってみるか?」


エミール「はいっ♪」


受付「2名様、ごあんな〜い!」


エミール(驚いたふりして、もっとぎゅってしちゃおう♪)


ごろん……


エミール「? 足になにか……」チラッ

エミール「な、生首いいいぃぃっ!!」


橘花「ほう、よくできたマネキンだな。血の質感も上手くできてる」ヨイショ


エミール「も、ももも持たないでくださいよお! その絵面すごく怖いです!」


橘花「む、すまない」パッ


ごとんっ!


エミール「ひっ! 落とさないでくださいよ! 気持ち悪いじゃないですか!」


橘花「む……難しいな……」


幽霊「くすくす……」


エミール「……!」


橘花「どうした?」


エミール「せ、先生の後ろにお、おばけが……!」


橘花「?」クルッ

橘花「何もいないが……」


エミール「あ、足が透けてたんです! 後ろ向く前に消えて! おばけが! おばけがああ!」


橘花「は、早く出よう! 思ったより本格的だ……!」


ーーーーー

ーーー

688 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/05(金) 23:19:48.28 ID:yObHvgH9o
クロエ「お化けなんていないけど……」


晶「噂になってるみたいだぞ?」


クロエ「うーん、怖すぎて噂が先行しちゃってるのかしら」


幽霊「こんにちは!」スウッ


クロエ「きゃっ!」


嵐「あ、確か魔獣島にいた……」


幽霊「そうそう。彼女が悪魔にされたとき、あのままだと巻き添えを食らいそうだったから、近くにいた人に憑いて来たの」


クロエ「漢字が……」


幽霊「で、お化け屋敷があるっていうからちょっと参加を」


クロエ「お茶目ね。……めちゃくちゃにしないんだったらいいんじゃないかしら」


幽霊「ありがとう! 精一杯頑張るね!」


嵐「ほ、ほどほどにな。マジの幽霊の本気はすごいことになりそうだ」


ーーーーー

ーーー

689 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/05(金) 23:20:16.91 ID:yObHvgH9o
厩舎ーー


ローラ「魔獣用のおやつはこちらで販売してまーす!」


テネリタス「にゃ〜♪」スリスリ


「なにこの子、すっごい人懐っこいー!」ナデナデ


テネリタス(ちょろいぜ)


「見たことない品種……!」


「さ、触らせてください!」


「私もー!」


わらわらわら


テネリタス「にゃっ!?」

テネリタス(うぶぶ……こんなに圧迫されるとは思わなかった……!)


ローラ(あらら、猫好きさん達に捕まっちゃったのかな)


テネリタス(あ、でもこのおやつ美味しい)モグモグ


ーーーーー

ーーー

690 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/05(金) 23:21:00.49 ID:yObHvgH9o
ミスコン開催前ーー


カーム「あわわわ……」


やよい「こ、このままやるしかないよね……」


くるくま「すみません、ちょっとよろしいですか?」


カーム「は、はい?」


くるくま「服がほつれてるみたいですけど……大丈夫ですか?」


やよい「だ、大丈夫じゃないかも……」


カーム「演劇部なんですけど、これが衣装で……」


くるくま「そういうことなら……アルト」


アルト「うん、任せて。これくらいならすぐに……」チクチク


カーム「すごい……どんどん穴が塞がってく……」


くるくま「アルトは昔からコスプレ用の服とか作ってたもんね」


アルト「うん。その技術で人助けができるなら嬉しいよ……っと」


やよい「す、すごいです! 分からないくらいキレイに穴が塞がってます!」


くるくま「おせっかいかと思ったけど、喜んでくれてよかった。演劇楽しみにしてるね」


カーム「午後一番で体育館でやります! ぜひ見に来てくださいねー!」


アルト「うん、絶対に見に行くよ」


ーーーーー

ーーー




カーム「で、とても親切な方に直してもらえたんです!」


ノルン「これなら演技に支障はないね〜。よし、午後に向けてできるだけ準備しよ〜!」


はいっ!


ーーーーー

ーーー

691 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/05(金) 23:21:30.23 ID:yObHvgH9o
ミスコン控室ーー


シェリル「よし。これでいいな」キュッ


御桜「ありがとうございます。着付けのバランスを見てもらうにはやっぱり人の目が一番ですね」


シェリル「うん、最高に美人さんだ。チームの一員として、優勝かっさらってきちゃえ!」


御桜「はい!」


エルク「御桜さん」


御桜「はい、なんですか?」


エルク「人間の素晴らしさは外見だけでは測れません。私はどんな人間さんも好きですが、それは見た目ではなく内面のこと。人間の美しさ、素晴らしさとは内面にこそ宿るのです!」


御桜「は、はい」

御桜(ミスコンは身なりや身だしなみを見てもらう場のはずだけど……)


シェリル「エルク、ミスコンはそういう人間性はメインじゃないよ。見た目の綺麗さでどれだけ人目を引けるかの勝負だからさ」


エルク「そ、そんな……! 見た目だけで人間さんが勝負するなんておかしい……!」


シェリル(ミスコンそのものの存在意義が揺らぐ発言だな……)


スタッフ「出場者の皆さん! エントリーナンバー順にこちらに並んでください!」


御桜「では、行ってまいります」


シェリル「おう!」


ーーーーー
692 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/05(金) 23:21:58.41 ID:yObHvgH9o
ステージーー


わっ!!


司会「どうも皆さん! お待ちかね、リリウムミスコンの開催です!」


わーーーっ! パチパチパチパチ!


司会「早速始めていきましょう!」


ドゥン♪ ドゥン♪


司会「エントリーナンバー1番! ヒカリ・ロゥレス!」


ヒカリ「ふふっ」ニコリ


司会「綺麗なドレスをまとって登場だー! 続いて2番! 水津凜華!」


凜華「……」チラッ


司会「はうっ! タキシードを着こなして華麗に流し目を決めました! さらに3番手! 真壁晶!」


晶「にっ!」ニコッ


司会「白い歯が眩しい! 大胆にお腹を見せたスポーティスタイルで出場です! どんどん行きましょう、続いて4番! 紅林御桜!」


御桜「……」フワリ


司会「完璧に着物を着こなして来ました! まだまだ出場者は続きます! 5番手は……」


ーーーーー

ーーー




司会「以上でミスコン、ステージの部は終了です! 結果発表は今日の閉会式! お楽しみにー!」


パチパチパチパチ!


クロエ「盛り上がったわねー。さて、残り半日頑張るわよー!」


現在の目標
・文化祭を成功させる!

安価↓〜↓5自由行動安価
二日目午後に起きたこと

二日目午後終了後、ミスコンの結果発表(コンマ判定)となります
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 23:24:43.35 ID:+OyT98uJO
宣言通りに文化祭を満喫しているレティス
そんなレティスを甲斐甲斐しくお世話するシエラ
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 23:55:07.60 ID:MaBVJKHFO
クロエ、両親と再会
預けられた経緯はキャラ募集の時に決めるかもだから詳細には書かないでおくかな?
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 09:10:55.79 ID:3P6UugxVO
演劇部の公演で主演の都合上ラクリマノルンの百合空間が発生する。
その百合っぷりとラクリマの演技力に惹かれた中学生の観客もいるらしく、リリウム演劇部の未来は明るめなようだ。

なお観客席から『ラクノル堪りませんわぁ……』というどこかで聞いたような声も聞こえたとかなんとか。
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 11:16:46.39 ID:Tn7jheWKO
すっかり人間の世界に馴染んじゃったよなぁとこれまでを振り返るルクとスフィア
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 15:09:50.48 ID:+8Df99NBO
イオモミが文化祭を廻りながらイチャイチャ
来場客や他のクラスでは「すごくちっちゃいけどすごくおっきいカップルがいる」と話題になったそうな。
698 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 22:04:38.76 ID:IkH+4R6to
体育館、ステージーー


ラクリマ「私っ、やっぱりあなたが大好き! だから一緒にステージに登りたい!」


クロエ(アイドルであるラクリマと、その彼女であるノルンを主軸にしたアイドルのサクセスストーリーね)


ヒカリ(もう最終盤……。二人は決意を新たにステージに登ることを決意する……)


ノルン「『ゆめちゃん……』んっ」


ちゅっ……


ざわっ!


ローラ(え、え!? 今、ホントにしたよね……!)


ラクリマ「えへへ……。じゃ、行こっか!」


凜華(最後は二人のデュエットステージで終わる……)


舞(ダンスの完成度が高い……。ラクリマさんが引っ張って完成度を高めてますね)


くるくま(まさかミュージカル系で攻めてくるとは……! いいものを見させてもらったよ……!)


アルト(くるくま楽しそう……)クスッ


イオ(私もモミジちゃんと……)チラッ


モミジ「……?」チラッ


イオ(! うう、やっぱり自分からキスは難しいです……!///)


レティス「!」パチパチ!


シエラ(お嬢様元気だなあ……。よっぽど客として参加できて嬉しいのね。こういう舞台も主賓席で見てばかりだし……)


ラクリマノルン「ありがとうございましたー!」


パチパチパチパチ!!


百合江「ラクノル尊いですわあ……」ボタボタ


ーーーーー

ーーー

699 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 22:05:27.50 ID:IkH+4R6to
「すごかったね……!」


「うん! 主役の子の演技すごかった!」


クロエ(あの子達中学生かしら? 演劇部の未来は安泰ね)

クロエ「それより……百合江先輩!」


百合江「ふふふ……ラクノルがあんなことになってるとは……。あら、クロエさん」


クロエ「お久しぶりです。お元気そうですね」


百合江「もちろんですわ。私、百合さえあればいつでも元気ですわよ」


くるくま「やっほ、お二人さん」


クロエ百合江「「くるくま先輩!」」


くるくま「久しぶり。まさか百合江くんも来てるとは」


百合江「かわいい後輩の舞台ですわ。見に来るに決まってます」


くるくま「それもそうか」


ラクリマ「百合江先輩! 見に来てくれてたんですね!」


百合江「はい。見に来なくては損だと本能が訴えかけて来まして」


カーム「あ、先程の親切な方! あの時はありがとうございました!」


くるくま「いやいや、私は何もしてないよ。やったのはアルトだからね」


ノルン「もしかして衣装を直してくれたのって〜……」


アルト「う、うん。私だよ」


やよい「もしかして有名な方だったり……!? す、すみません!」


くるくま「そんな高尚な者じゃないよ。安心して」


クロエ「やよい達と入れ違いに卒業したリリウムの先輩よ。アルトさんはアニ研、くるくまさんは演劇部の元部長」


くるくま「演劇部4世代が集合したね。いやー、見にきてよかった」


わいわい がやがや


ーーーーー

ーーー

700 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 22:05:59.03 ID:IkH+4R6to
レティス【シエラこっち!】


シエラ「今度はクレープ屋ですか……」


レティス【次は縁日!】


シエラ「はいはい」クスッ


レティス【なにかおかしい?】


シエラ「いえ、レティスお嬢様が元気で嬉しいんです。さあ、どんどん楽しみましょう!」


レティス【おー!】グッ


ーーーーー


イオ「ちゅー……」スポポ


モミジ「これがタピオカ……」スポポポ


ブーッ ブーッ


モミジ「わ、電話だ。えっと……よいしょ」タプンッ


イオ「わわ、私も通知が……よいしょ」ユサッ


「あ、あの子達……ちっちゃいのに大きい……」


「リアルタピオカチャレンジ初めて見た……」


モミジ「これから厩舎でローラさんの魔獣と触れ合える時間が始まるんだって! 行ってみよう!」


イオ「はいっ!」


きゅっ


「おてて繋いでる……かわいい……」


ーーーーー

ーーー

701 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 22:06:42.70 ID:IkH+4R6to
厩舎ーー


わいわい がやがや


ローラ「皆さん集まってくださりありがとうございます! では私の魔獣を召喚しますね! えいっ!」キキキキキンッ!


きゅーちゃん「こんっ!」


エアロ「かうー!」


ユーニ「ヒヒーンッ!」


ミトラ「わんっ!」


ローラ「特別ふれあいタイムスタートです!」


クリア「うー……クリアも撫でられたい……」ウズウズ


ラピス「だめですよ。ドラゴンはおいそれと人前に姿を現してはいけないのです。リズも教室で我慢してますから、お姉さんであるクリアも我慢ですよ」


クリア「はーい……」


ルク「ローラさんの手にかかると、魔獣がとても幸せな気持ちになっちゃいますね」


スフィア「……そうね。それは認めるわ」

スフィア「あの子の周りの魔獣は幸せだし、それと触れ合ってる人間も幸せそう。すごいわね」


ルク「しかし人の形をしてるとはいえ、わたし達もすっかり馴染んでしまいましたね」


スフィア「そうねえ。悪魔から解呪してもらってすぐの頃は、不死鳥の勢力を大きくしようって考えてたはずだけど」


ルク「私も無人島でずっと寝ていたのですが、こんなに一緒にいることになるとは思ってませんでした」


スフィア「……はあ。なんかさ、ああまで無邪気に魔獣を愛でてるのを見てると……」


ルク「人間と魔獣の確執にこだわってたのがくだらなく感じる、ですか?」


スフィア「ええ。ルクもそうなの?」


ルク「私の時代も、不死鳥が乱獲されていました。それで人間から距離を取ったのですが、今は幸せですよ」


スフィア「仕方ない。ローラのためにも人間界を守ってあげますか」


ルク「はい!」


ーーーーー

ーーー

702 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 22:07:10.72 ID:IkH+4R6to
クロエ「少しずつ人も減ってきたわね」


ローラ「閉会も近いもんね」


ヒカリ「濃い二日間だったなあ……」ノビー


???「あ……く、クロエ」


クロエ「?」


ローラ「あ……!」


クロエ「……」


???2「さ、さすがに分からないよね。えっと……」


クロエ「お母さんと、ママ……?」


???&???2「!!」


ヒカリ「よ、よく分かったね」


クロエ「なんとなく、だけど……。そんな気がしたの」


???「ごめんね、クロエ。こんな時に会いに来て……」


クロエ「……そっか、そういうことね」


???「?」


クロエ「……悪魔なのね。私の親は」


???「そっか。变化してても分かっちゃうんだね」


ぎゅっ


クロエ「ま、そんなこと関係ないわ」ギュー

クロエ「……会いに来てくれて、ありがとう……」


???「クロエ……」


???と???2のプロフィールをつくります
まずは???から

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします。アートルム以外の名字でOKです)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】魔界に住む悪魔。(その他付け足したいことがあれば)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/06(土) 23:02:06.95 ID:+pLR8UOmO
悪魔!?って驚いて少し整理中…
704 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 23:14:47.08 ID:IkH+4R6to
少しぶっこみすぎましたね…
明日昼くらいには案が出揃うかと思いますが、時間がかかりそうとレスをいただければお待ちしますので、ぜひ気軽にレスしてください
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/06(土) 23:16:14.65 ID:XVqrW4n4O
【名前】クローネ・キリエ
【容姿】金のロングヘアーに白目部分が真っ黒の蒼眼 童顔でややクロエに似た顔立ちだが胸だけは大きい
普段は変化の魔法で白目部分を人間と同じにし、髪も黒く染めている
【性格】臆病だが心優しく芯は強い
【得意魔法】相手の心の闇を具現化する その闇の力を増幅させればトラウマから行動不能に出来、逆にその闇を破壊することでトラウマから解き放つことも出来る
【備考】魔界に住む悪魔でありクロエの母親。その魔法から人間達の絶望を増大させる役目を担わされていたが、悪魔らしからぬ心優しい性格から任務と自己の板挟みに苦しんでいた。
人間界でクロエのママに出会い交流を重ね、魔界よりも人間界を選び結婚しクロエを授かった。
しかし魔界からすれば任務を放棄した裏切り者として追われる身であり、愛する娘を守るための苦肉の策として生まれて間もないクロエをマクベス・エクスルードハウスへ預けた。
クロエの闇の魔力は彼女が同じく闇に関わる魔力を持っていたことに由来している。
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/06(土) 23:35:26.85 ID:wkx7j5FDo
質問です
???だけでなく???2も悪魔設定ですか?
???2は人間想定で考えてるんですけど、どちらも悪魔となるとちょっと設定考え直さないといけないので…
あるいは???2を幻獣などの非人間種族にすることもできますか?
707 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/06(土) 23:48:58.08 ID:IkH+4R6to
???2は人間で考えていました
幻獣は面白いですね!もちろんありです!
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 00:29:43.69 ID:pVC/ivy3O
難しいな
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/07(日) 01:03:47.84 ID:QMIedEZAO
これまでの状況(幼いクロエを残して蒸発など)を踏まえつつ
実質クロエを捨てる形になった件を単なるクズではなく同情できるようにしたいしね
悪魔設定なのも、イコールしてなんらかの形で良心を持たせるようにする必要があるし
どうしてもベタな感じになってしまうというかあまり突飛な設定にはしたくないというか
今日の昼までにまとまるといいんだけどなぁ
710 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/07(日) 12:37:10.82 ID:ztQdzLNIo
案が出てくるまでは募集続行します
難しいキャラになってしまいますが、ご協力ください!
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 12:42:09.84 ID:hOD3WZjHO
どれくらい出番があるかにもよるかなあ。そこまでなのであれば文量少なめでポンと出せる気もする
712 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/07(日) 14:03:50.72 ID:ztQdzLNIo
クロエの根底に関わるキャラなので、比較的重要なキャラだとは思います
登場頻度は安価にもよりますが、常にそばにいたり、学校に常駐することはないと思います
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 14:05:23.77 ID:hOD3WZjHO
なるほど。それなら少し考えるか
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 17:59:59.94 ID:sgET6GpzO
【名前】アーレア・ヴェール
【容姿】褐色の肌に白の長髪で、後ろで二つの束に分かれている。真っ赤な瞳を持ち、背は高いが胸は平坦。角が生えてるが任意で隠せる
【性格】過保護な性格
【得意魔法】周囲を恐怖で動けなくさせるオーラを出せるが本人はあまり出したくない
【備考】魔界に住む悪魔。クロエの母親。人間(?)と恋に落ち結ばれた事で魔界から追放された悪魔。悪魔という事で迫害の対象であり、娘であるクロエも例外ではなくなるかもしれないと考えてカーラに預ける事にした。なお悪魔故に人間界に居続けると衰弱して死んでしまうのだが、魔界に帰還する権利をアンモビウムによって奪われているので余命幾ばくである(ラグナロククラスの魔法でないと帰還させることはできない)
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 21:17:36.72 ID:sgET6GpzO
時間制限設けた方が良いんじゃないか.
716 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/07(日) 22:01:01.17 ID:ztQdzLNIo
そうですね…
投票のことも考えて、23時を締め切りとします
もし現在出てる以外の案が出なかった場合は、クローネかアーレアで投票とします
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 22:18:57.31 ID:sgET6GpzO
了解です
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 22:59:22.77 ID:h77J4h6/O
【名前】エリクシール
【容姿】白髪の少女。黒を基調とした服を好む
【性格】優しさに満ち溢れている
【得意魔法】蘇生魔法(息絶えた対象を文字通り生き返らせる。ただし一生のうちに使える回数が限られている)
【備考】魔界に住む悪魔。人間の子供を産んだ罪により他の悪魔達に命を狙われている。幼いクロエを庇いながら逃げる生活を送っていたが、悪魔達によって何度も娘であるクロエを殺され、その度に生き返らせる事に耐えられなくなり手放す事に決めた。蘇生魔法は後数回しか使えない模様
719 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/07(日) 23:02:49.03 ID:ztQdzLNIo
1.クローネ
2.アーレア
3.エリクシール

↓から投票
たくさんの設定ありがとうございます!
投票レスのコンマの1桁目の合計が最初に【20】を超えたキャラが新キャラとなります
本日中に誰も【20】に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:03:40.04 ID:h77J4h6/O
滑り込みセーフだった

1
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:04:48.01 ID:vCSvxzil0
1
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:05:00.08 ID:U1bu9Ffz0
3
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:06:03.92 ID:GeHvinVDO
1
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 23:16:32.97 ID:zGq+hdUbO
2
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 00:04:19.80 ID:WLQlERSyO
1
726 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 00:14:20.65 ID:oczOCme5o
新キャラはクローネ・キリエとなりました
設定は>>705を参照
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 00:19:47.81 ID:kvkpOSCxO
あれ、>>725は日付跨いでるけど有効なの?
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 00:21:20.94 ID:RYu+qK9jO
ほんとだ
729 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 00:23:20.11 ID:oczOCme5o
気づいてませんでした!ありがとうございます!
投票は日付が変わるまでを有効としたいと思います
>>725さん、>>705さんには本当に申し訳ありませんが、訂正させていただきます!
730 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 00:23:46.37 ID:oczOCme5o
新キャラはエリクシールとなりました
設定は>>718を参照
731 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 00:24:56.07 ID:oczOCme5o
また、続いて???2のプロフィールを作成していきます

展開のマンネリ化、ストーリーの盛り上がりが遠いなどでスレの勢いが落ちているのは実感しております
ですが、クロエ達の学園生活も残り4ヶ月のところまで来ました
どうか最後まで安価で協力していただきたいです!

この場を借りてお礼を申し上げますが、安価スレは参加してくださる皆さんがいてこそ成り立っています
いつも参加してくださりありがとうございます!

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします。アートルム以外の名字でOKです)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】(その他付け足したいことがあれば)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 00:51:38.29 ID:9FPNuU/KO
応援してるし参加してるよ。あと少しで……だね。めでたいね
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 01:13:34.64 ID:4TLN9g+60
【名前】クローディア・スターライト
【容姿】金髪碧眼ロングヘア。クロエに似た顔立ち、スタイルだが胸はそこそこある
【性格】穏やかで落ち着いており、面倒見が良い
【得意魔法】星魔法。星の並びや月の満ち欠け、太陽の位置、天候の状態などによって扱える魔法の種類や出力が変化する。占星術のようなこともできる。なお、隕石魔法のように物理的に星を呼び寄せることはできない
【備考】エリクシールの伴侶にしてクロエの母親。学生時代にエリクシールと出逢い恋に落ちた。学校を卒業後エリクシールとの間にクロエを授かるも、襲い来る悪魔たちからクロエの命もエリクシールの心も守り抜くことができず、失意の中クロエを手放す。現在はエリクシールと共に悪魔の目の届かぬ場所で静かに暮らしている
学生時代は高飛車でやんちゃだったらしい
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 02:19:14.45 ID:haK9cdxuO
【名前】クロナ・アルナ
【容姿】金髪碧眼のショートヘアーでクロエが大人びた感じの容姿 胸はクロエと同じく平坦
【性格】優しく困っている人を放っておけないお人好し
【得意魔法】癒しの魔法
対象の身体と心を癒すことが出来る
ただし死んでしまった生物を生き返らせたりは出来ない
【備考】クロエの母親でありエリクシールの妻
エリクシールは幼なじみであり、恋人になった際に悪魔と打ち明けられても彼女を受け入れた
やがてエリクシールとの間に娘であるクロエを授かったが悪魔からの逃避行で何度も殺される愛娘と癒しの魔法でも追い付かないほどに憔悴したエリクシールのためにクロエをマクベス・エクスルードハウスに預けた
一応クロエの様子は随時調べていたが、魔界からの宣戦布告を機にクロエに会うことを決心した

なお子供の頃はクロエの比にならないほどに厨二病を拗らせていた黒歴史があったりする
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 02:38:38.72 ID:9FPNuU/KO
【名前】ラウラ・コーネリア
【容姿】暗めの金髪(エリクシールと足して2で割るとクロエの髪色になる)を三つ編みにしている。背はかなり高い方で所謂モデル体型。瞳の色はクロエと同じ。泣きぼくろがある
【性格】芯の強い女性。常にポジティブシンキング
【得意魔法】
『崩壊魔法』:対象を崩壊させる。魔法に対しても使用可能。神魔法クラスになると人体にも作用するのでかなり危険
【備考】
クロエの母その2。元プロマホリオ選手だったがエリクシールとクロエを悪魔から守る為に引退している。引退したとはいえ相変わらずのマホリオ好きなので、高校の学外対抗戦でクロエの名前を見つけたときには密かに喜んでいた。
常に前を向きながら生きているが、エリクシールの心が壊れかけ、やむを得ずクロエを預ける事になった際には流石に凹んだらしい。クロエに会いにいくのはエリクシールの決心がついてからにしようと決めていたようだ
736 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 06:09:44.68 ID:oczOCme5o
1.クローディア
2.クロナ
3.ラウラ

↓から投票
投票レスのコンマの1桁目の合計が最初に【20】を超えたキャラが新キャラとなります
本日中に誰も【20】に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 06:22:47.33 ID:u1p6nk3F0
1
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saje]:2021/03/08(月) 07:25:02.41 ID:tA73ekzvO
1
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 07:31:32.43 ID:Los6niVDO
1
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 09:02:52.42 ID:haK9cdxuO
3
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/08(月) 10:58:34.43 ID:vXi8nHRBo
2
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 11:01:26.04 ID:F0JzG8TLO
2
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 12:18:18.04 ID:hz5sJcMp0
迷うけど1で
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 14:04:14.37 ID:NleJV8DiO
1
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 17:11:19.33 ID:Titj0WW1O
数字が低過ぎて決着が付いていないな……
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 18:18:33.05 ID:WSTrq6Zt0
2
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 19:15:12.97 ID:P7cef0yDO
2
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 19:24:47.50 ID:j9idffhHO
では2で
749 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 20:52:34.03 ID:oczOCme5o
新キャラはクロナ・アルナとなりました
設定は>>734を参照
750 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 20:53:02.76 ID:oczOCme5o
空き教室ーー


エリクシール「私がエリクシールで」


クロナ「私がクロナ」


クロエ「エリクシールお母さんとクロナママ……」


エリクシール「私は人間界への斥候として魔界から来たの。人間界に馴染むように、子供の内から何年もかけて調べるようにってことだったわ」


クロナ「で、私達は小さい頃から一緒に育ったの。告白した時に悪魔なんだって言われたときはびっくりしたけど、それでも嫌いになんかなれなかったなあ」


エリクシール「それで、私達は愛し合うようになって……あなたが産まれたの」


クロナ「でもね、悪魔からしてみればエリクシールは裏切り者なの。だから何回も襲われた」


エリクシール「その度にあなたは命を落として……」


クロエ「その度にって……私、何回も死んでるの?」


エリクシール「……ええ。私の魔法は蘇生魔法って言ってね。あなたを守りきれずに何度も使ってしまったの」


クロエ「そうだったの……。闇の魔法が使えるのはお母さんが悪魔だから?」


エリクシール「多分そう。そもそも魔界に存在する毒素は、人間界で言う闇そのものなの。だから私の子であるあなたが闇魔法を使えるのかもしれないわ」


クロナ「もちろん純正の人間にも闇魔法の使い手はいるけどね」
751 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 20:53:43.75 ID:oczOCme5o
クロナ「そうそう、あなたの名前は私達がつけたの。クロナのクロと……」


エリクシール「エリクシールの頭を取ってクロエ」


クロナ「悪魔から逃げ続けて、結局たまたま立ち寄った孤児院にあなたを預けていくことになっちゃった。その時にクロエの名前を書いたメモを残したの」


エリクシール「本当はずっとあなたと生きていたかった。だけど、私達もいつ殺されるか分からない状況の中、あなたを道連れにはしたくなかった」


クロナ「エリクシールの魔法で生き返らせることができても、何回も自分の娘の死に直面するのはキツいからね……。私も治癒が得意だけど、それでもエリクシールの追い詰められた心は癒やしきれなくて……」


クロエ「……ううん、いいの。私は親に捨てられたんじゃなくて、預けられただけ。ママとお母さんが名前を考えてくれて、カーム先生が名付けてくれた。それを知れただけで十分」


エリクシール「クロエ……」ウルウル
752 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 20:54:22.26 ID:oczOCme5o
クロエ「二人は今ここにいて大丈夫なの? 悪魔に狙われたりとか……」


クロナ「変化の魔法を強くかけてるから大丈夫。特に悪魔には感知されにくいようにしてる」


エリクシール「文化祭中は一般人も学校に入れるから、怪しまれずにクロエの顔を見れるかと思って」


クロナ「まさか友達や本人に親だとバレるとは思ってなかったけどね」


クロエ「そ、それなら二人とも学校に残ってよ! 寮の部屋もあるし、校長先生に言えば……!」


クロナ「それはだめ。この変化の魔法は長持ちしないから、今夜には解けちゃう。それにもし残って悪魔に居場所がバレたら、ここにいるみんなに迷惑をかけちゃうことになる」


エリクシール「今は神樹のそばの街に探知されない結界を張って住んでるの。悪魔に見つからないようにね」


クロナ「場所は教えておくから、会いたくなったら来てよ。今度はもっとゆっくりお話ししようね」ナデナデ


クロエ「……うん」


クロナ「クロエ」ギュッ


エリクシール「クロエ……」ギュッ


クロナ「ほんとに元気でよかった。……またね」


エリクシール「クロエ、大好きよ。また元気な顔を見せてね」


クロエ「……うんっ!」


ーーーーー

ーーー




『以上を持ちまして、文化祭の終了を宣言します』
753 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/08(月) 20:54:53.84 ID:oczOCme5o
後夜祭ーー


わいわい がやがや


クロエ「♪」


ローラ「クロエちゃん、嬉しそう」


ヒカリ「いないと思ってた両親に会えたんだもん。そりゃ幸せだよ」


クロエ「エリクシールお母さん、クロナママ……♪」


凜華「クロエさーん、早くしないとご飯なくなっちゃうよー」


アルシェ「もぐもぐ」モグモグ


ラピス「おいひいですねえ」パクパク


クロエ「今行くわー!」


現在の目標
・後夜祭を満喫する

安価↓〜↓5自由行動安価
後夜祭中に起きたこと

後夜祭では余り物がタダで飲み食いでき、また体育館や講堂などでは盛り上がった生徒らが歌ったり騒いだりしています。
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:09:49.19 ID:Titj0WW1O
沢山の人の温もりに触れた神樹が完全体になる
やったね
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:42:12.03 ID:d9PYDUmW0
ポメがはしゃぎ過ぎて寝てしまったのでおんぶで部屋まで連れていくやよい。二人きりに
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:48:37.59 ID:4TLN9g+60
三年生(+先生方や水晶竜親子など、一年時からの関係者たち)で集合写真を撮る
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 03:54:42.97 ID:DmJAZyAXO
ミスコンは後夜祭発表かな?

クロエがヒカリローラに両親のことを話す
魔界をどうにかすれば両親が隠れる必要も無くなるので、改めて解決のために意気込む
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 08:23:32.79 ID:4bjc/3S70
後夜祭も後半になり、人気の無い静かな場所で静かに余韻を過ごすクロエとローラとヒカリの3人
しかし実は告白の穴場や恋人たちの秘密スポットで色々と昂ってしまう
759 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:45:00.45 ID:9KhLNJf/o
>>757
ミスコンの判定を忘れておりました…
後夜祭最後に判定をします
760 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:45:32.92 ID:9KhLNJf/o
クロエ「ヒカリ、ローラ、今大丈夫かしら」


ローラ「うん。どうかした?」


クロエ「私の両親のこと話しておこうと思って。空き教室に移ったとき、気を利かせて席を外してくれたでしょ?」


ヒカリ「せっかくの親子の再会だし、邪魔しちゃいけないと思ってさ」


クロエ「だから、空き教室で何を話してたのか二人には話しておきたいの。聞いてくれる?」


ローラ「分かった。クロエちゃん、聞かせてくれる?」


クロエ「まず、エリクシールお母さんとクロナママっていう名前を教えてもらったわ。そして、エリクシールお母さんは悪魔だった」


ヒカリ「!」


クロエ「ママと出会って私を産んだことで、魔界から裏切り者として命を狙われてるみたいなの。今は神樹の近くに結界を張って隠れてるって言ってたわ」


ローラ「そっか……」


クロエ「でも暗い話ばかりじゃないわ。このクロエって名前はママとお母さんからとった名前だったの! それをカーム先生が私に付けてくれたってこと」


ヒカリ「クロナさんとエリクシールさん……それでクロエか」


クロエ「私はママとお母さんに愛されてた。その二人が魔界に怯えながら暮らすなんて許せない。魔界をどうにかできれば、怯える必要だってなくなる! だからお願い、二人の力を貸して!」


ローラヒカリ「うん!」


ローラ「もちろんだよ、クロエちゃん!」


ヒカリ「絶対になんとかしようね!」


クロエ「ありがとう。ローラ、ヒカリ……。大好きよ」ギュッ


レナ「三人とも、こっち来て。三年生で集まって写真撮るみたいだから」


クロエローラヒカリ「はーい!」
761 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:46:36.01 ID:9KhLNJf/o
樹「まず、クロエさんを真ん中にしましょう」


クロエ「え?」


楓「賛成! 三年生の中心人物といえばクロエだもんね!」


ローラ「そしたら……えいっ」ギュッ


ヒカリ「ボクも、えいっ」ギュッ


クロエ(二人に両サイドから抱きしめられてしまったわ……)


レナ「デン、こっち」


デン「うん」


凜華「私達はこの辺かな」


舞「はい♪」


モミジ「私達は前の方で……」


イオ「後ろだと写らないですもんね……」


アルシェ「ん、アルシェ達も前で写る」


ティア「そうですね」


晶「アタシ達も固まるか」


嵐「俺だけ小さいから、二人の前に入れてくれ」


楓「はいよー。ここら辺かな」


ナミネ「リリィ先生も写りましょう。私達の大切な先生ですから♪」


リリィ「い、いいんでしょうか……」


ノワール「私達はこの辺かな」


イリス「ですね」
762 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:47:57.25 ID:9KhLNJf/o
ラミー「樹も写るんだよ」グイグイ


樹「わ、分かってるわよ」


橘花「アートルムさん達もどうぞ。この辺りに」


ゼーレ「ありがとうございます」


クリア「クリアもー! ママも、お母さんも、フェリスも! あと、ルクもリズもスフィアも、みんなで!」


クロエ「……」


ローラ「クロエちゃん?」


クロエ「私……たくさん友達ができたなあって思って……」グスッ


ヒカリ「泣かない泣かない! ほら、写真撮るんだから笑顔で、ね?」


クロエ「……っ」グシグシ

クロエ「ええ!」ニコッ!


「では撮りまーす! はい、チーズ!」


パシャッ!


ーーーーー

ーーー

763 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:48:24.56 ID:9KhLNJf/o
ポメ「くう……くう……」


やよい「あらら、寝ちゃった……」


シエラ「すごいはしゃいでたもの。疲れたんでしょうね」


ロロナ「お、お部屋で寝かせてあげた方がいいんじゃないかな……。このまま寝たら風邪引いちゃいそう……」


やよい「そうだね。私もお部屋に戻るところだったし、一緒に連れて行くよ」


カーム「お願いします。あ、おんぶさせるなら手伝いますよ」ヨイショ


ポメ「わぅんわぅん……」ユラユラ


やよい「ありがとう、カームちゃん。よいしょ……。それじゃあみんな、おやすみなさい」


ーーーーー

ーーー




やよいとポメの部屋ーー


やよい「よっ」


ぎしいっ


ポメ「むにゃ……」


やよい「熟睡してるなあ……」ナデナデ

やよい「ポメちゃーん、着替えないんですかー?」コショコショ


ポメ「んんぅ……」ゴロン


やよい「あらら。くすぐったかな」


ポメ「……っ」モゾ…

ポメ「あれ……ここどこぉ……?」


やよい「あ、起きた? ポメちゃんお外で寝ちゃったから連れてきたんだよ」


ポメ「そっかぁ……」ノビー

ポメ「じゃあいま、ふたりっきりなんだねえ」


やよい「!!///」ドキッ

やよい(な、な、な……! ポメちゃんが色っぽい……!?)ドキドキ


ポメ「いっしょにねよ……?」クイクイ


やよい「き、着替えてからね!」ドキドキ

やよい(ううー! ドキドキする……!)


ーーーーー

ーーー

764 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:48:58.70 ID:9KhLNJf/o
クロエ「ふう……」


ヒカリ「この辺は人も少ないね」


ローラ「休憩するにはいいかも。ここに座ろっか」


ちゅっちゅっ……


クロエ「ちょ……! あ、あれ……!」


ローラ「わ、わー……///」


ヒカリ「こ、ここってもしかして、隠れてイチャイチャする場所なのかな……」ドキドキ


クロエ「……///」クイクイ


ヒカリ「?」


クロエ「んっ……」チュッ


ヒカリ「んっ」


ローラ「あ、ずるい! 私も……んっ」


クロエ「ちゅっ……」


ヒカリ「急にどうしたの? したくなっちゃった?」


クロエ「み、見てたら私もしたくなっちゃって……///」テレテレ


ローラ「か、かわいい……」キューン


ヒカリ「じゃあもっとしよっか。……ちゅ、ちゅう……」


ローラ「一日動いたあとのクロエちゃんの匂い……すんすん」


クロエ「ろ、ローラ、それは恥ずかしいわよ……!」


ローラ「……ぺろっ」


クロエ「ひんっ!」


ヒカリ「あはは、かわいい。ほら、舌出して……」


いちゃいちゃ いちゃいちゃ……


ーーーーー

ーーー

765 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:49:32.76 ID:9KhLNJf/o
神樹ーー


クロナ「校長先生にいろいろ聞かせてもらえてよかったね。どんな学校生活を送ってるのか知れたし」


エリクシール「この樹をクロエが植えたっていうのも聞けてよかったわ」


そっ……


クロナ「私達を悪魔から退けてくれる神樹が、クロエのおかげで生えてたなんてなんだか嬉しいな」


むくっ


エリクシール「クロナ! 樹が……!」


ずずずず……!!


クロナ「これ……神話にある挿絵みたいな大きさに……!」


エリクシール「もしかして私達のおかげで神樹の成長が進んだのかしら……」


クロナ「神樹は夢や希望や愛があるほど大きくなるって聞いたことがあるよ。クロエに会えた私達の幸せと、クロエの幸せが伝播して大きくなったのかもね」


エリクシール「クロエやアートルムさん、あとは樹校長先生にも教えてあげないとね」


クロナ「うん! みんなのおかげで神樹は大きくなりましたよー! ってね!」


ーーーーー

ーーー

766 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 20:50:05.07 ID:9KhLNJf/o
中庭ーー


司会『あーあー、それでは皆さんお待ちかね! ミスコンの結果発表を行いますよー!』


パチパチパチパチ!


凜華「あれ、ヒカリさんは? 参加者なのに……」


晶「クロエとローラと校舎裏の方に行ったよ。そっとしておいてやろう」


司会『投票結果は……ご覧の通りです!!』


ミスコンの結果
ヒカリ↓コンマ
凜華↓↓コンマ
晶↓3コンマ
御桜↓4コンマ
その他の参加者↓5コンマ
コンマが最も大きい人がミス・リリウムに
その他のコンマが最大の場合はネームドキャラはミス・リリウムにはなれません
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 20:50:58.82 ID:SAM7HYGqO
ひかりりうむ
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 20:53:15.64 ID:DCTWdvmco
ほいさ
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 20:53:38.94 ID:4bjc/3S70
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 20:54:04.14 ID:q+qg6snDO
はい
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 20:54:43.55 ID:SAM7HYGqO
そのた
772 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 22:11:31.90 ID:9KhLNJf/o
司会『ミス・リリウムは〜〜〜〜〜……!』

司会『真壁晶ーーーーー!!!』


晶「え、あ、アタシ!?」


楓「みんな見る目あるなあ」ウンウン


嵐(後方彼女面……)


司会『ではでは表彰しますのでこちらへ!』


晶「なんか照れるなあ……」


司会『ミス・リリウム、おめでとうございます! ミス・リリウムの証であるティアラの贈呈です!』


晶「よいしょ……」チョコン


司会『ミス・リリウムに拍手を!』


パチパチパチパチ!


ーーーーー

ーーー

773 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/09(火) 22:12:07.68 ID:9KhLNJf/o
翌日ーー


クロエ「ふあ……」

クロエ「……よしっ。今日からまた頑張るわよ。見ててね、ママ、お母さん!」


現在の目標
・ソフィア、スキア救出の用意をする
・期末試験に備える

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

12月第1週
13/16回目の行動です
16回目の行動終了後、期末テストになります
期末テスト終了後、冬休みに入ります
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 23:20:14.59 ID:ZPU1w/fhO
クロエローラヒカリの三人でデート
人気のパンケーキ専門店に朝から並ぶ
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 01:07:57.54 ID:Yhb4bq+jO
ティト母から話を聞いたトワ母がならば自分もとトワの様子を見にやってくる。やはりというか出鱈目なサイズで、地上から見れば無数の巨大な目玉が空一面を覆い尽くす形となりまたしても大パニックに
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 10:11:20.29 ID:rz8Cqsb2O
ミスリリウムに選ばれたことからか後輩からの晶人気がすごいことになる
最初は彼女として得意げな楓だったが段々周囲への嫉妬でちょっとカリカリしてきた
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 15:54:17.79 ID:hp05SOnuO
1年あたりざっくりと60ターン?を×5で300、それを3年分で900……過疎というよりは読者側のネタ切れ的な限界が来てるんじゃないかね……
コンマ判定自体はすぐ埋まってる辺り見てる人はまだいると思うけど……
ダイジェスト気味に流すか募集範囲を1〜3に減らしてみるとか提案してみる

安価は

ウィンチームの3人が久々に再開して休日を満喫
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 17:39:52.06 ID:PdtHSzm30
仮にルール上の必要最低人数の10人で回してるとして一人あたり100回近く取ることになるのか
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 18:54:43.62 ID:CoI4OHseO
カーラ先生に両親と再会したことを連絡
また改めて自分を育ててくれたことのお礼を言う
780 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/10(水) 20:23:28.25 ID:tx6jwRkFo
>>777
>>778
4〜7月が月4回行動で4×4の16回
夏休みが3日行動を10回
9〜12月が月4回行動で4×4の16回
冬休みが3日行動を8回
1月が冬休み明けで1回だけ行動、2、3月が月4回行動で4×2の8回

これで59回行動
ここからさらに夏休み中の旅行や文化祭など、プラスアルファの行動
そう考えると一年でおよそ70回の安価で、1回につき5個、それを3年分なので総数は1000個を超えてるかもしれません

おそらくすでに取っていただいた安価総数も900は超えているかと思います
本当にありがとうございます!

ここからは最終決戦に向けての行動ばかりになっていくので、安価1回ごとの期間を1週間から伸ばし、テンポ重視で進めていこうと思います
クリスマスや冬休みなど、イベントまでの行動を募集する、という形式になるかと思います

今回の安価を書いた後から形式を変更してみますので、よろしくおねがいします
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 01:27:07.96 ID:o/agt2GfO
はーい
主要イベント時のみ安価を取る形式はテンポも改善できて良さげですね
782 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:01:59.71 ID:xyy13634o
ティト母「あ、お久しぶりです」


トワ母「おお、久しぶりじゃのう」


ティト母「1000年ほど見ませんでしたけど、どこか遠出を?」


トワ母「うむ。中々遠いところで質量の大きい星が亡くなっておってな。食い尽くすまで時間がかかってしまった」


ティト母「それで……。ああそうそう、あの星に私達の娘どちらも落ちたみたいですよ。戻ってきたのなら顔を見せてあげてはいかがですか?」


トワ母「そうじゃな。しばらくは食事もいらんし、暇つぶしがてら会いに行くか」


ティト母「いってらしゃいですー」

ティト母「……ふう、私もそろそろ食事をしないとですね」グウウ…


ーーーーー

ーーー




トワ「!」


リーケ「どうしたの、トワ」ナデナデ


トワ「この感覚……母上か。ご主人、少し外に出ても?」


リーケ「うん。一緒に行こっか」


中庭ーー


トワ母「おお、ここにおったか」ギョロリ


トワ「母上!」


トワ母「隣にいるのはリーケか? 相変わらずこまいのお」


リーケ「そちらは相変わらず大きいですね……」


トワ母「くっくっく、トワよ。多少大きくなったようじゃが、まだまだじゃの」


トワ「母上ほど大きい掃除者が何人もいたら、星がいくつあっても足りませんよ。母上の食が細くなる頃に私も宇宙へ飛び立ちます」


トワ母「いったい何万年後かのう。ま、元気そうで何よりじゃ。儂はまたしばらく遊泳して腹を空かす。達者でな」


トワ「ええ、お達者で」
783 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:02:34.16 ID:xyy13634o
リーケ「そっか……トワはいつか宇宙に行っちゃうんだよね……」


トワ「ご主人がこの星にいる限りは共に生きるさ。我ら掃除者の寿命は永いからな」


リーケ「うん……」モフッ


トワ(この星に突然落ちてきた、得体のしれない私のことを救ってくれた。それだけでなく、暴走しそうになった私を止めてくれたこともある。……私の一生を捧げてもあまりある大恩だ)


すりすり


リーケ「トワ……?」


トワ「ご主人のためならばこのトワ、いかなるものにも牙を突き立てましょう」


リーケ「……えへへ、頼もしいな」ナデナデ


ーーーーー

ーーー

784 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:03:03.90 ID:xyy13634o
食堂ーー


きゃいきゃい


「あ、晶先輩! これ、よかったら食べてください!」


晶「クッキーか? ありがとな」


楓「いやー、晶ミス・リリウムに選ばれてからモテモテだなあ」


嵐「得意げだなあ。そんなに油断してると知らないぞー」


楓「なにがさ?」


嵐「いや、楓って昔から嫉妬深いところあるからさあ」


「晶さん、私とお付き合いしてください!」

「あ、抜け駆けはだめ!」


晶「あー……気持ちは嬉しいけど、ごめんな? アタシ付き合ってる人がいるからさ……」


「それでもいいんです! 二番目でも三番目でも!」


楓「……」ムカッ


晶「そんな不誠実なことはできないよ。でも告白してくれてありがとね」


楓「……」フーッ


「あのっ、壁ドンしてくれませんか!?」


晶「壁ドン? 壁ドンって……」


どんっ!


晶「こういうことがしてほしいんだ……?」ボソッ


「は、はいぃ……っ!」


楓「……」ムカムカッ


嵐(やっぱこうなると思ったよ……)

嵐「おーい、晶ー。そろそろ移動しようぜー」


晶「ん、ああ。みんな、ごめんな。アタシ行かないと」タタタッ


「はああ……かっこいい……っ」
785 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:03:37.63 ID:xyy13634o
寮、楓と嵐の部屋ーー


楓「……」ムスー


嵐「晶がモテすぎて不機嫌になっちゃった」


晶「う……」


楓「別に? いいんじゃないですか? モテるのは止められませんし?」


晶「アタシが好きなのは二人だけだよ」


楓「……」


嵐「もっと言ってほしいってさ」


晶「楓の扱いは嵐に敵わないな……」

晶「ほら、楓。アタシの膝の上座って」ポンポン


楓「……」ストン


ぎゅっ


晶「楓、好きだよ。……大好き」


楓「はぁ……っ!///」ゾクッ


嵐(すぐそういうことできちゃうんだもんな。敵わないなあ……)


晶「不安になったらすぐ言ってほしいな。楓に言われたらできる限りのことはしてあげたいから」ナデナデ


楓「うん……っ」


いちゃいちゃ……いちゃいちゃ……


ーーーーー

ーーー

786 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:04:05.82 ID:xyy13634o
休日、早朝ーー


クロエ「うう……朝は冷えるわね……」ブルルッ


ヒカリ「クロエ、これ羽織りなよ」


クロエ「ヒカリは寒くないの?」


ヒカリ「うん、大丈夫。それよりほら」ファサッ


クロエ「ありがと」ギュッ


ローラ「そろそろ開店時間だね」


「お待たせいたしました! ただいまより開店いたします!」


クロエ「楽しみね。専門店のパンケーキなんて初めてよ」 


「3名様ですね。こちらのお席へどうぞ」


ヒカリ「甘い匂いがする……!」


クロエ「メニューはこれね。えーっと……」


ウィン「あれ、クロエさん〜?」


クロエ「! ウィンさん!」


時雨「奇遇だな。こんなところで会うとは」


ローラ「時雨さんにナナさんも……!」


ヒカリ「お、お久しぶりです!」


ナナ「デート中でしたか。声かけないほうがよかったですかね?」


クロエ「まさか! 先輩達に会えて嬉しいわ!」


時雨「私達も会えて嬉しいよ。ナナのたっての願いで食べに来たが、思わぬサプライズだ」


ウィン「ちょっと眠たいけどね〜」フワアー


クロエ「今日はオフなのかしら?」


ウィン「そうだよ〜。時雨もオフっていうから、久しぶりに三人で会おうって話になってね〜」
787 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:04:33.67 ID:xyy13634o
ナナ「あ、先に注文しちゃいましょうか。注文せずに長居する訳にはいきませんからね」


ローラ「そうですね。うーん、どれも美味しそう……」


ヒカリ「ボクはこのイチゴのにしようかな」


クロエ「私はそうね……。チョコシロップのやつがダークな感じでかっこいいからこれね!」


ウィン「ボクはシンプルにメープルシロップかな〜」


時雨「抹茶というのもあるのか……。食べてみよう」


ナナ「私はフルーツミックスにします♪」


ローラ「ふ、フヨンのパンケーキ……!? 『魔獣であるフヨンをイメージした、ふわふわ感MAXなパンケーキです♪』……。これにします!」


ナナ「それでは注文しましょうか」


ーーーーー

ーーー




「お、美味しいー!」


クロエ「ふ、ふわふわ……! チョコシロップも絡めて……あむっ! んー……!」


ヒカリ「イチゴも大きくて甘い……。幸せだなあ……♪」


ローラ「ふ、フヨンを崩さないと……」プルプル


ナナ「ウィン、あとで交換しましょうね」


ウィン「うん、もちろんだよ〜」


時雨「抹茶、なかなかいけるな……!」


ヒカリ「あ、クロエチョコついてるよ」フキフキ


クロエ「あら。ありがとう、ヒカリ」


ローラ「く、クロエちゃん掬って食べさせて〜!」


クロエ「もう、仕方ないわね。ほら、あーん」


ぱくぱく いちゃいちゃ もぐもぐ いちゃいちゃ……


ーーーーー

ーーー

788 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:05:02.36 ID:xyy13634o
クロエ「美味しかったわ……」ケプッ


ローラ「それじゃあ私達はこれで失礼しますね」


ウィン「え〜、せっかくだから一緒に遊ぼうよ〜」


ヒカリ「ありがたい申し出ですけど、この後用事があるので……。すみません」


ナナ「それなら仕方ないですね。さ、席を立ちましょうか」


クロエ「三人とも、良い休日をね」


時雨「ああ、そちらもな」


ーーーーー

ーーー




マホリオ練習場ーー


ウィン「本気ではやらないからね〜」


時雨「当然だ。休日に怪我をするわけにはいかないからな」


ナナ「運動後のストレッチは任せてくださいねー!」


時雨「頼もしいな。では……! 剣戟・飛燕!」


ウィン「魔弾【シュート】!」


ゴオッ!


ーーーーー

ーーー

789 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:05:33.89 ID:xyy13634o
マクベス・エクスルードハウスーー


カーラ「おかえりなさい、クロエ。それにローラさんにヒカリさんも」


クロエ「ただいま、カーラ先生。報告したいことがあって帰ってきたの」


カーラ「ぜひ聞かせてください。さ、中へどうぞ」


ーーーーー


カーラ「外は冷えたでしょう。温かい紅茶を淹れますね」トポポ…

カーラ「それで、報告とは……」カチャッ


クロエ「……私の両親に会ったわ」


カーラ「!」


クロエ「全部聞いたわ。エリクシールママが悪魔なのも知ってる」


カーラ「そうですか……」


クロエ「この名前をくれたのがママとお母さんなのも、魔界から追われて逃げる中で、私をここに預けたのも……」


カーラ「あ、あの二人は本当にあなたのことを想って……! こんな汚い孤児院ですけど、信頼して預けてくれたんです……! 二人のことを恨まないであげてください……!」


クロエ「ちょ、ちょっと! 勘違いしてない? 私は一言も恨むなんて言ってないわよ」


カーラ「え……」


クロエ「それに、あなたの大好きな孤児院を汚いなんて言わないで。そんなことを言われたら私が悲しいわ」


カーラ「クロエ……」


クロエ「私はママにもお母さんにも愛されてた。そして……カーラ先生」


カーラ「は、はい」


クロエ「私をここまで育ててくれてありがとう」


カーラ「うう……」グスッ
790 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:06:05.73 ID:xyy13634o
クロエ「ちょっと、泣くことないでしょう」


カーラ「だっで……そんな……うええぇ……!」

カーラ「クロエ゛〜……!」ギュー!


ヒカリ「まあ、手塩にかけて育てた娘同然の存在に、育ててくれてありがとうなんて言われたらね……」


ローラ「ううう……」グスッ


ヒカリ「ローラさんまで泣くことないじゃない」ナデナデ


ローラ「昔から私もお世話になってたから、なんだか感動しちゃって……!」グスグス


ーーーーー

ーーー




カーラ「お、お見苦しいところを……///」テレテレ


クロエ「カーラ先生、私はママやお母さんも大好きだけど、それと同じくらいカーラ先生のことも大好き。だから……絶対にこの世界を守るわ」


カーラ「……うう」グスッ


クロエ「また泣くー」


カーラ「わ、私も頑張りますからっ。クロエにだけいいかっこはさせません!」


クロエ「ええ。一緒に……みんなでこの世界を守りましょう」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・ソフィア、スキア救出の用意をする
・期末試験に備える

安価↓〜↓5自由行動安価
今後の行動を指定してください

今回の行動終了後、期末テストになります
期末テスト終了後、クリスマスパーティーを経て冬休みに入ります
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 21:44:37.38 ID:u4fxFhbzO
演劇部でクリスマスパーティーをしようという事になる
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 23:54:47.39 ID:DQ7HdOaw0
勉強会を開き、各々の得意分野を教え合う
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 01:26:19.14 ID:H1YbSBwWO
クリスマスに向けて、みんな彼女に内緒でプレゼントを買いに行く
それによって色々な組が出来て一緒に相談しながら買う
(クロエ・レナ・ティアの組や楓・ヒカリ・舞など、様々なカップルが入り乱れるイメージ)
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 02:19:20.98 ID:D2vKo4lsO
闇の樹を撤去しようとしに行くが、暗い場所を好む魔獣たちの安らぎの場となっていたのでそのまま残すことに
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 16:47:57.10 ID:MwxGJuf5O
闇魔法ズでソフィアの城を掃除
796 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:13:35.93 ID:UW4CWPE2o
暗黒樹の根本ーー


ローラ母「大きいわね……」


ローラママ「神樹に劣らないんじゃない? すごい大きさだよ」


ローラ母「……切り倒すつもりだったけど、やめましょうか」


ローラママ「そうだね。まさか魔獣の住処にまでなってるとは思ってなかったなあ」


シャドウベア「グルルオ!」


ローラ母「安心して。私達は敵じゃないわ」ニコッ


シャドウベア「グオ……」ピタッ


ローラママ「おー、お見事。じゃ、魔獣を刺激しないように帰ろうか」


ローラ母「はい」


ーーーーー

ーーー




ローラ「……で、魔獣のためにも樹は残すことにしたみたい」


ヒカリ「そっか。住んでる魔獣がいるんなら邪魔はできないよね」


クロエ「そうね。あの樹に安心感を覚えるっていうのが恐ろしいけど……」


ローラ「世の中いろんな魔獣がいるからね」


クロエ「そうねえ……。わざわざちょっかい出したら可愛そうね」


ーーーーー

ーーー

797 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:14:02.93 ID:UW4CWPE2o
空き教室ーー


ナミネ「さ、勉強会ですよ。いつもどおり、自分の得意なところをお互いに教え合いましょう」


はーい!


クロエ「レナ、いいかしら」


レナ「なに?」


クロエ「その……ローラとヒカリとチームじゃない。それを見込んでクリスマスプレゼントを選ぶの手伝ってほしいんだけど……」コソコソ


レナ「ヒカリさんはともかく、ローラさんはあなたの方が知ってそうだけどね……。ま、いいわよ」

レナ「さ、勉強しましょう。テストで悪い点取るようじゃかっこつかないわよ」


クロエ「ええ!」


ーーーーー


ヒカリ「ということでチームの凜華さんに選ぶ手伝いをしてほしくて……」


ーーーーー


ローラ「モミジちゃん、どうかな……?」


ーーーーー

ーーー

798 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:14:49.73 ID:UW4CWPE2o
街中ーー


ピロリン♪


クロエ「『演劇部でクリスマスパーティーやります! よければ参加してください』……だって」


レナ「私のところにも来たわ。楽しそうだし行ってもいいんじゃない?」


クロエ「そうね。せっかくだし参加してみましょうか」


レナ「あ、ヒカリさんが好きそうなお店あったわよ。あそこの紅茶が好きだって言ってたわ」


クロエ「じゃあ……詰め合わせセットと、美味しそうなのをいくつか選ぶわね。少し時間をちょうだい」


ーーーーー


クロエ「デンはこういう魔法具が好きね。二人の時はもっぱらプロが使ってる魔法具の話をしてるし……」


レナ「……どういうのがいいか分からないから、選ぶの手伝って」


クロエ「もちろん。レプリカユニとかレプリカ杖よりは、こういう消耗系の方が喜ばれるかも。ほら、この杖の手入れワックスとか普通は買わないけど、プロ御用達なのよ」


レナ「へー……」


ーーーーー


クロエ「ローラはまあ、ここよね」


レナ「魔獣のぬいぐるみ……ね。やっぱりこれしか思いつかないわ」


クロエ「でもどれがいいのかしら……」


レナ「うーん……バジリスクのぬいぐるみとか中々みないわよね」モフモフ


クロエ「それよ! 凶暴な魔獣はぬいぐるみの数が多くないけど、これなら……!」モフモフ


ーーーーー

ーーー

799 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:15:32.66 ID:UW4CWPE2o
ヒカリ「舞さんはこういう、舞台の本が好きみたい。役者さんのコラムとか、脚本家の手記とか……」


凜華「どれが持ってないやつなんだろう……」


ヒカリ「この間は……そうそう、この役者さんの本を買おうと思ってるって言ってたよ」


凜華「ヒカリさんありがとう……! ほんとに助かったよ!」


「あの二人すごいきれいかっこいい……! モデルさんかなあ……」


ーーーーー


凜華「クロエさんは……自分より他人の話が多いからなあ」


ヒカリ「分かるよ! クロエってそういうところある……!」


凜華「でも前言ってたのはコーヒーかなあ。ハマってるって言ってたよ」


ヒカリ「確かに最近よく飲んでる……」


凜華「豆にこだわりはないかもだけど、いろいろ買ってみてもいいかもね」


ヒカリ「ありがとう、そうしてみるよ!」


ーーーーー


ローラ「ではでは、みんなのプレゼント買い出しに行きます!」


アルシェ「おー」パチパチ


モミジ「おー!」パチパチ


ローラ「ティアちゃんはね、寝るとき抱きしめるものがほしいみたいなの。よく布団を抱きしめたり、毛布をぎゅっとしたりしてるよ。だから抱き枕とかあると嬉しいかも」


アルシェ「ん!」


モミジ「クロエさんは演劇部に顔を出したとき脚本の本買わないとって漏らしてたから、いくつか買ってあげると喜ぶかも」


ローラ「演劇の本か……。モミジちゃん、私そういうの分からないから、選ぶの手伝ってくれる?」


モミジ「もちろん!」


アルシェ「イオは食堂で紅茶よく飲んでる。茶葉とか買うといいかもしれない」


モミジ「そうだったんだ……。お部屋だとテキトーなお茶出してたけどよくなかったかなあ……」


アルシェ「んーん。そういう時に飲むお茶も好きって言ってた。たまにこだわって飲むのが面白いんだって」


モミジ「そ、そっか。よかったあ……」ホッ


ーーーーー
800 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:16:00.74 ID:UW4CWPE2o
楓「すみません、無理言って来てもらって……」


時雨「いや、構わないよ。ちょうどこっちで試合があったからな」


ウィン「そうそう、ナイスタイミング〜」


楓「相談なんですけど、晶と嵐のクリスマスプレゼントにいつもと違うものを贈りたくて」


ウィン「ボクらはマホリオでしか接して来なかったけど〜……」


時雨「あの二人は魔法具がいいかもしれないな。オシャレよりも実用性を重視したものを買うといいかもしれない」


ウィン「ホウキを掴む用のグローブにも、魔力活性のツボを押してくれるのとかあるしね〜」


楓「おお……! さっそく見てみます!」


時雨「ついでだ、私達もついていこう」


ウィン「ホウキ用の毛を整えるクシを新調したくてね〜」


ーーーーー


ナミネ「やはり大人の方は高いアクセサリーがいいんでしょうか……」


ラミー「そんなことないよ。仮に年齢が逆だとして、年下からあまりに高いものもらったらどう?」


ナミネ「……困りますね」


ラミー「でしょ? それよりは身の丈にあったものの方がいいよ」


ーーーーー


ティア【今日はついてきてくれてありがとうございます】


ラピス「いえいえ。ここまで蓄えた食の知識を披露するときです!」


クリア「アルシェが好きそうなのはねー。あ、あれ!」ピョンピョン!


ティア(かわいい……)


ーーーーー

ーーー

801 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:16:34.62 ID:UW4CWPE2o
ソフィアの住んでいた城ーー


クロエ「すこしホコリっぽいわね……」


ミリア「闇魔法ズ、掃除バージョン!」


エルク「早速やっていきましょうか。いつソフィアさんが帰ってきても大丈夫なようにしておきましょう」


ミリア「おうとも!」


ーーーーー


エルク「そういえば先輩、テスト近いですけど大丈夫ですか? 追い込みとか……」フキフキ


クロエ「まあ今までたくさん勉強してきたしね。これでも結構努力家なのよ」フフン


エルク「では安心ですね。しっかりキレイにして帰りましょう」


ーーーーー


ミリア「クロエさん、この椅子少し浮かせてくれる?」


クロエ「ええ。よっ」フワッ


ミリア「ありがとー」フキフキ


ーーーーー


こつん


ミリア「! お前は……」


クロエ「何かいた?」


小人「……!」


ミリア「ソフィアの小人だ……。まだ残ってたんだ」


エルク「ずっと一人でいたんでしょうか……」


ミリア「……お前、私と来るか?」


小人「……」コクリ


ミリア「よし、決まり!」


クロエ「来てよかったわ。ずっと一人きりじゃ寂しいものね」ナデナデ


小人「♪」


ーーーーー

ーーー

802 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:17:24.12 ID:UW4CWPE2o
テスト当日ーー


クロエ(クリスマスパーティーがあるけど、浮かれないようにしないと……)


先生「テストは行き通りましたね。では、テスト開始です!」


クロエの座学平均点↓コンマ
クロエの実技平均点↓↓コンマ

これまでの勉強により、どちらも最低値75保証
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 00:17:43.13 ID:sElTvZLA0
いけい
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 00:20:39.04 ID:uamXDIy8o
ほいさ
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 00:23:16.40 ID:sElTvZLA0
サンキュー最低保証
806 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:46:49.20 ID:UW4CWPE2o
クロエ「ほっ……。まあ目も当てられないほどじゃなかったわね」


ヒカリ「テネリタスに食べられてもいないから、魔法の使い方を忘れたりとかもしてないもんね」


クロエ「ええ。安心してクリスマスパーティーに行けるわ」


演劇部ーー


ラクリマ「わー! 先輩達来てくれたんですね!」


クロエ「もちろん。さあ、楽しむわよー!」


現在の目標
・クリスマスを楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
クリスマスの日の行動を指定してください
安価内容は演劇部・演劇部員に限らず、他の場所や人でも大丈夫です
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 01:09:49.43 ID:LxeUOrwZO
今年は家族+ステラだけの少人数でゼレスの誕生会。ケルキオン家に泊まらせてもらうことになったステラだが、クリスマスである事も後押しし、ゼレスと夜通しヤってしまう
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 08:40:00.17 ID:Zk9JPt3mO
クリスマスという催しを知らず『くりすます?』と揃って頭上に?マークを浮かべるゼーレアイリスリーケ
教えてあげるとクリスマスを満喫したり部屋で恋人同士しっぽりと過ごす
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 12:27:36.65 ID:Fxc9QTo7O
何だかんだでソフィアを気に入っているリーリア
『魔界化したら見納めになるだろうから』と既に勝った気でいつつ、魔法で人間に扮してソフィアと人間界でデート
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 12:29:19.46 ID:sElTvZLA0
くるくまや百合江などのOGがパーティーに集結
現役生達が準備していた劇を披露
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 17:36:35.31 ID:9jJrY5X4O
子供達は今どうしてるかとか考えながら和やかに会話する各家庭のママ&母
……が、クリスマスの雰囲気に当てられてひさびさに昂ってしまい娘に新しい妹が出来てしまいそうな勢いで燃え上がったとか(比喩表現)

既にゼレステ入ってて負担大きくなりそうなんで簡単な感じで大丈夫です
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/15(月) 19:15:12.43 ID:pjXW6gFU0
2周年おめでとうございます
813 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/15(月) 23:39:12.87 ID:SsepHVdqo
>>812
言われて最初のスレ見て驚きました!2019年の今日にスレ立てしたんですね…
一時期書かない時期もありこんなに長くかかってしまいましたが、ここまで続けてこられたのはひとえに皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!
814 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/15(月) 23:40:02.02 ID:SsepHVdqo
なお今日は更新はなしです、すみません!
また明日も書く時間が取れなさそうなので更新は厳しいです
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/15(月) 23:42:07.75 ID:pjXW6gFU0
待ってるぜい
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 18:30:05.11 ID:ftlP7NjmO
忙しいのかな
817 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:49:57.58 ID:2gY7NZWio
すみません、セックスシーンでやはり時間がかかってしまいました!
投下します
818 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:50:25.21 ID:2gY7NZWio
演劇部に向かう少し前ーー


クロエ「さて、クリスマスパーティーの準備があるらしいし、私は演劇部に行くわね。三人もクリスマス楽しんで」


ゼーレ「……あの」


クロエ「?」


アイリス「くりすますって……」


リーケ「……なに?」


クロエ「もしかして、クリスマス知らない?」


ゼーレアイリスリーケ「……」コクコク


クロエ「クリスマスっていうのは、まあ一年間お世話になった人に感謝を伝える一週間の始まりの日よ」

クロエ「まずは恋人、次に友達、そして年越しは家族と……っていうのが大体の流れかしら。恋人がいない人もクリスマスパーティーで楽しむけどね」


ゼーレ「なるほど、恋人の日……」


クロエ「あとは、この時期限定のお菓子とかも多いからそれを食べたりね。クリスマスディナーっていうのもあるし、リリウムでも食堂でパーティーするはずだから行ってみたら?」


アイリス「おー! ありがと、クロエ!」


クロエ「これくらいなんでもないわ。じゃあ改めて、クリスマス楽しんでね」


リーケ「そ、そっちもね……」


ーーーーー

ーーー

819 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:51:25.20 ID:2gY7NZWio
食堂ーー


アイリス「どうりで最近装飾が豪華だったんだね」


ゼーレ「クリスマスパーティー仕様だったのね」


リーケ「ご飯食べよう。美味しそう……」


ゼーレ「ケーキもたくさん用意してある!」


アイリス「ティラミス食べよー♪」


ゼーレ「もんぶらん……これ美味しそうね」


リーケ「私はショートケーキにする」


「メリークリスマース! 家庭科部手作りのクリスマスクッキーのプレゼントだよー!」


「待ってましたー!」
    「よっ! お菓子作り大会金賞!」


アイリス「おおお! 貰いに行こう!」


ゼーレ「ふふっ、そうね」


ーーーーー

ーーー

820 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:52:04.45 ID:2gY7NZWio
寮、三人部屋ーー


ゼーレ「ふう……」


リーケ「ちょっと食べ過ぎたかも……」ケフッ


アイリス「肉付きのいいリーケも好きだよー」ギュー


リーケ「……っ」ペシペシ


ゼーレ「二人とも、いい?」


リーケ「?」


アイリス「なーに?」


ゼーレ「その、今日は恋人の日だから改めて伝えようと思って……こほん」

ゼーレ「……二人とも、大好きよ」


アイリスリーケ「!!」


ゼーレ「私の分身が魔王になってしまって、二人も巻き込んで遠い未来にやってくることになっちゃって……そのことは本当に申し訳なく思ってるの。でも、あなた達と生きてこれて良かった」


アイリス「そんなの今さらだよ! もう覚悟はずっと昔に決まってる!」


リーケ「私も、ゼーレと一緒に最後まで生きたいもん」


ゼーレ「アイリス……リーケ……っ」


アイリス「えへへ。それ、ぎゅー!」ギュー!


リーケ「ぎゅーっ」


ゼーレ「ん、ふふっ……! もうっ! ぎゅー!」ギュー!


ーーーーー

ーーー

821 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:52:31.66 ID:2gY7NZWio
街中ーー


ソフィア「ここは……」


リーリア「懐かしい? 魔界化したら見れなくなっちゃうわけだし、見納めにと思ったんだけど」


ソフィア「そうですね。リーリア様に正気にしてもらうまではこの辺りで住んでいましたから……」


リーリア「じゃ、クリスマスだしお出かけと行きましょ。いろいろ美味しいものがあるって聞いたわ」


ソフィア「私は館にこもってばかりでしたから、よく分かりません。リーリア様が行きたいところに行きましょう」


リーリア「うーん、じゃあまずあそこ!」


ソフィア「あれは……バイキングレストラン、ですね」


リーリア「ばい……?」


ソフィア「好きな料理を持っていって食べるんです。気にいると思いますよ」


リーリア「へー! いこいこ!」


ーーーーー

ーーー

822 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:53:03.05 ID:2gY7NZWio
演劇部ーー


くるくま「や。お呼ばれしたから来たよ」


百合江「皆様お久しぶりですわ」ペコリ


クロエ「先輩達がこんなに……!」


ラクリマ「私が呼びました! 先輩達に劇を見てもらいたくて……」


クロエ「劇?」


ノルン「ふっふっふ〜。先輩達に捧げる劇ですよ〜。題目は『バトンタッチ』です〜」


ビーーーーーッ!


ラクリマ「さあ……光輝く夢の舞台へ!」


くるくま「!」ゾクッ

くるくま(声の出し方がさっきまでとまるで違う……。こんなにすぐに役に入れるのか……!)


カーム「『私達は何も知らぬ赤子。先達(せんだつ)の姿を見て成長するサナギ』」


やよい「『手を差し伸べてくれたのは……』」


クロエ(私達演劇部員をテーマにした、世代交代の物語……。私達に捧げられた劇は完成度が高く、見入ってしまう。そして気づけばあっという間に終わってしまっていた)


パチパチパチパチ!


百合江「素敵でしたわ……」ウルウル


くるくま「サナギをモチーフに世代交代を表したのか。面白い発想だ」


ヒカリ「衣装も素敵だったね。文化祭から時間なかったはずなのにすごい……」


ラクリマ「みんなで頑張りました!」


クロエ「ラクリマの求心力は見事ね。しっかり皆を引っ張ってるみたいで感心したわ」


ラクリマ「えへへ……」


「お料理の準備できましたー!」


ノルン「おお〜。来たね〜」


ラクリマ「ここからは皆で好きに飲み食いしましょう! 自由時間だよー!」


はーい!


ーーーーー

ーーー

823 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:53:37.28 ID:2gY7NZWio
ケルキオン家ーー


ステラ「今年はお客様は……」


ヴィーネ「今年はなし。なんたってゼレスちゃんの彼女がいるからね!」


ゼレス「ま、ママ!」


ヴィーネ「知らない100人に祝われるより、大好きな一人に祝われる方がいいでしょ?」


ゼレス「それは……はい」


ヴィーネ「という理由を得たので、面倒くさい社交の場をなくせたのでしたー」


ステラ「え?」


ヴィーネ「ゼレスちゃんが産まれた時にさ、色んな人が祝辞とか言って寄ってきたの。それから毎年集まってさあ……。だからどうにかしてやめたかったんだよ」


ゼレス「そうだったんですか……。ママが集めてるとばっかり」


ヴィーネ「まさか! 毎年家族だけで祝いたいのにあいつらと来たらさあ……! だからチームメンバーとか呼んで問題が起きないよう見張っててもらってたんだけど、今年からはその必要もないわ」


ステラ「では、今日は精一杯お祝いしますね!」


ヴィーネ「おう! ステラちゃんなら大丈夫だ! ゼレスちゃんのことお願いね!」


ーーーーー

ーーー




ゼレス「満足です……」ポンポン


ヴィーネ「お腹ぽっこりしたゼレスちゃんもかわいい……!」


ゼレス「……!///」ササッ


ヴィーネ「あ、そうそう。ステラちゃん泊まっていっていいからね。というか夜遅くなっちゃったし、こんな中帰らせるのも忍びないしね」


ステラ「ありがとうございます」


ヴィーネ「お部屋はゼレスちゃんと一緒でいい? なんなら別々のお部屋用意できるけど……」


ステラ「え……っと……」
824 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:54:30.15 ID:2gY7NZWio
♡幕間
  ステラとゼレスのクリスマス♡

しんとした広い屋敷。
その中の一室に、ゼレスさんと一緒に入ります。

「ほんとに別の部屋じゃなくてよかったんですか?」

「は、はいっ」

ベッドは一つなので新しい枕をいただき、それをゼレスさんがポンとベッドの上に並べました。
寮では同室とは言え毎日同衾しているわけではなく、そして今日がクリスマスということも相まってか非常にドキドキしてしまいます。

「では早めに寝ましょうか。冬休みに入るとはいえ、ダラダラとしているわけにはいきませんからね」

そう言うやいなや、着ている洋服に手をかけするりと脱いでいきます。
薄く脂の乗った鎖骨がシャツから覗き、それが引き金となりました。

「……っ!」

「す、ステラさんっ?」

おもむろに背中から抱きしめます。
ぎゅうと全身でゼレスさんの体温を感じ、そのままベッドへと倒れ込みました。

「ぜ、ゼレスさん……したい、です……」

不意に、自分でも驚くほど甘い声が出ました。
その言葉にゼレスさんは顔を赤くし、小さくこくりと頷きます。
下から腕を伸ばして私の首を抱え込み、ちゅっと小さなリップ音を一つ。
食後のケーキの余韻か一際甘く、とろけそうな感触です。

「ちゅ、んう……っ!」

耐えきれず舌を伸ばせば、ゼレスさんも小さな舌を絡めてきました。
ぬるりとした感覚が口の中を這い回り、下腹部に快感が溜まっていきます。
シャツの下へ手を差し入れ、お腹を触りながらまくりあげます。

「ぁ……っ」

シャツとは違う布地、ブラジャーに指先が触れました。
目線を落として見てみれば、そこには普段は目にしない真っ赤な下着。

「珍しいですね……ゼレスさんがこんな下着なんて」

小さな胸を覆うそれは普段のジュニアブラではなく、フルカップブラでした。それも全面に刺繍が施された豪華なものです。

「……く、クリスマス、なので……」

真っ赤な下着にも劣らないほど顔を赤くしたゼレスさん。
クリスマスだから勝負下着を身に着けていた……。期待していたのが私だけではないと分かると、燃えるような情欲が体の奥底から湧き上がります。
825 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:55:25.43 ID:2gY7NZWio
ブラジャーをずり上げ、ぷくりと勃起した小さな乳首に吸い付くと、ゼレスさんが小さな体を大きく震わせて反応します。

「ひぁあっ! すてら、さっ! んううっ!」

体が震えると、もう片方の小さな胸がふるりと揺れました。
その先端に手を這わせて、親指と人差し指の腹で思い切り潰します。

「ふやあああああああっっ!」

一際大きく体を震わせて、腰をガクガクとさせました。おそらく軽い絶頂に達したのでしょう。
腰の痙攣が治まると、ゼレスさんはゆっくり自身のスカートをたくし上げました。
白い太ももが中ほどまで見え、さらに太ももの付け根が露わになります。
ふわりと持ち上げられたスカートは蒸れた汗の匂いを広げ、とうとうショーツの上まではだけました。

「ーーっ」

ごくりとツバを飲んだのは、私なのかゼレスさんなのか。
ブラジャーとお揃いの真っ赤なショーツの中央は濡れ、一際濃い色を見せていました。
ゆっくりとその上から擦るとふるりと反応します。

「あっ……!」

濡れた感触を楽しみつつくにくにと弄んでいると、不意にびくんと大きく体を震わせました。
痛くしてしまったかと心配になり顔を見ると、顔を背けて恥ずかしがっていました。どうも痛みで驚いた訳ではないようです。

「どうしました? 大丈夫ですか?」

「な……なんだか、今日すごくイきやすいみたいで……。気持ちよくて……」

ぼそぼそとした言葉でしたが、私の耳にしっかりと届きました。
照れて呟いた告白はあまりにも可愛らしく、心臓に魔法を直接くらったような衝撃が走りました。

「ゼレスさんかわいすぎますっ!」

「えっ、ひゃあっ!?」

しゅるりとショーツを引き抜き、濡れそぼったそこに口をつけます。
そんなはずはないのに、とても甘い気がします。

「じゅるっ、じゅるるるるっ!」

「あっ! あああああう! ひゃああああああ!!」

とぷとぷと次から次へ愛液が溢れてきます。その一滴も零さないようにとさらにピッタリと口をつければ、唇だけでなくその周りまでもが濡れていきます。
826 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:56:05.91 ID:2gY7NZWio
「いくっ、イくっ……! いっ……ああああああああっ!!」

「んむうぅっ!」

きゅううと私の舌が締め付けられます。
うねる膣肉は奥へ奥へと誘うようで、ぬめりも相まってさらなる刺激をゼレスさんに与えてしまいます。

「うごかしゃないれ……! ふぁ、んんんんんっっ!」

ゆっくり舌を引き抜くと、入口の膣肉が引っ張られるように吸い付いて、舌が抜けるとひくんと戻りました。

「はっ……はっ……!」

ゼレスさんは息を荒くしこちらを見つめていました。
何かしてほしいことがあるのかと思って聞いてみれば、私にも服を脱いでほしいとのこと。
なるほど確かに私は未だ服を着たままでした。
するすると服を脱いでいると、ゼレスさんはその動きを見逃すまいとしっかりと見つめてきます。
もったいぶってブラジャーをゆっくりと外すと、ふるんと揺れた胸に合わせてゼレスさんの視線が動いたのが見えました。

「ふふっ、触ってもいいんですよ」

「え、あ……」

そっと触れてきたゼレスさんの手は暖かく、ふにょふにょと遠慮がちに揉んできます。

「ん、ふ……」

それでもゼレスさんに触られているという事実が興奮を加速させ、徐々に私の息も荒くなっていきました。
しかしこのままでは私だけが気持ちよくなってしまい、ゼレスさんを満足させられません。
少し考えて、体勢を変えてみることにしました。

「……えいっ!」

ゼレスさんを押し倒し、その上に覆いかぶさります。
そして、私の乳首とゼレスさんの乳首が触れ合うように位置を整えました。
ゆっくりと体を上下に揺すってみます。

「んっ、んっ……!」

「はっ、んううっ……!」

ぴん、ぴん、と互いの乳首が擦れあいます。
左右に揺さぶってみたり、潰すように体を落としてみたり。
その度に微妙に異なる快感が産まれ、熱が蓄えられていきます。

「すてらさん、あっ……! ちゅー……!」

ぷるぷると震えながらゼレスさんが唇を寄せてきました。
それを優しく受け入れながら、私の太ももがゼレスさんの脚の間に来るように体を動かしました。
唇はキスで塞がれ、胸と秘部も互いの体で覆われています。
827 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:56:33.94 ID:2gY7NZWio
「んっ、ふぅっ……! や、あ……! あぁんっ!」

ゆっくりと体を揺さぶれば、触れ合った全身がゼレスさんからの熱を伝えてきました。
すでにとろとろと私の太ももは濡れ、代わりにゼレスさんの太ももも私の愛液で濡れていきます。
両の胸はゼレスさんの胸を押し潰し、角度が変わる度にぷにゅぷにゅと可愛らしい感触を返してきます。

「んっんっんぅっ……! すてらしゃ、しゅき、大好きれしゅ……! んんうぅ!」

汗と涙でぐしゃぐしゃになりながらも愛の言葉を漏らすゼレスさん。
愛おしさが際限なくこみ上げてきて、私のことを一気に高みへと持ち上げます。

「ん、くぅぅ……っ! ぜれすさん、それは反則ですよぉ……!♡」

腰がぶるぶると震えて言うことを聞きません。
でも、ゼレスさんにもっと気持ちよくなってほしい。ただそれだけの思いで太ももで秘所をこすり、胸をすり寄せます。
二人の秘部から響く水音がどんどんと大きくなり、ぴちゃぴちゃという音からぬちゃぬちゃとした粘り気の強い音に変わっていきます。

「ゼレスさん、ゼレスさんっ、すき♡ だいすきですっ、すき、すきすきすきっ……!♡」

「すてらしゃ、だめっ、そんなにいわれたらあたまぱちぱちしてぇ……っ!!♡♡」

がくがくと震える互いの体をさらに強く抱きしめた瞬間、これまでにない快感が脳みそを白く塗りつぶしました。

「イっ……!! あ、ぅあああああああああああっっ!!!♡♡♡」

「ひぅ、く、んうううううううううううううっっ!!♡♡♡」

バチバチと視界が白くなり、息をしていることすら忘れ永劫とも思える快感に体を震わせます。

「んぅ、はぁ……っ♡♡」

「ひぅっ、しゅてら……しゃん……♡♡」

私の秘部から流れた本気の白濁した愛液がゼレスさんの太ももを滑り落ち、ゼレスさんのそれと混ざりあってシーツにぼとりと落ちます。
それほどまで強く達したにも関わらず、私は再び体を動かし始めました。
まだまだ熱は収まらず、次の交わりを今か今かと待ちわびている。
自分の体を慰めるように体を動かせば、ゼレスさんも呼応するように体を揺すり始めました。
ーー私達の聖夜は、まだまだ終わりそうにありません。
828 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:57:28.99 ID:2gY7NZWio
アルシェママ「メリークリスマス」コトッ


アルシェ母「これ……クリスマスプレゼント!?」


アルシェママ「ん。頑張って選んだ」


アルシェ母「これ、服? ママが着てほしいなって思ったやつかしら」


アルシェママ「ん。似合いそうだなって思って」


アルシェ母「もうっ、こんなおばさんに服なんて買わなくていいのに……。でも嬉しい。さっそく着てくるわね」


アルシェママ「ん」


ーーーーー


アルシェ母「ど、どう……かしら。ミニスカートなんて冒険しすぎじゃない?」


アルシェママ「……かわいい。すき」


アルシェ母「も、もうっ!」


アルシェママ「……アルシェに妹作ろう」ムラッ


アルシェ母「え、うそっ、こんな格好で……!」


ーーーーー

ーーー

829 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:58:45.13 ID:2gY7NZWio
ローラ母「ふう……」コトッ


ローラママ「またこんな時間まで書類とにらめっこしてー。だめだよ?」


ローラ母「片付けないといけない書類が溜まってるの。もうちょっとで終わるから……」


ローラママ「無理してやることないよ。ほれっ!」ヒョイッ


ローラ母「きゃっ!」ギシッ


ローラママ「ふっふっふっ。ベッドで強制寝かしつけの形だー!」ギュー!


ローラ母「ふぁっ!」ビクッ!


ローラママ「あ、ごめん……思いっきりおっぱい触っちゃった」


ローラ母「ううぅ……」ムラムラ

ローラ母「せっかく我慢して仕事を終わらせようとしてたのに! こうなったら責任とって気持ちよくして!」


ローラママ「うええっ!? わ、わかった……!」ゴクリッ


ーーーーー

ーーー

830 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:59:28.34 ID:2gY7NZWio
エリクシール「クロエ……」


クロナ「まーたクロエの写真見てる」


エリクシール「ふふっ、だって可愛いんだもの」


クロナ「ねー。校長先生に言って写真もらってよかったね」


エリクシール「マホリオの試合中も楽しそう……。幸せそうだとこっちが嬉しくなっちゃうわね」


クロナ「エーリ♡」ギュッ


エリクシール「んっ、どうしたの?」


クロナ「なんかさ、むらむらしてきちゃった。クロエの写真見てたらまた子供欲しいなーなんて……」


エリクシール「クロエの写真でそんなこと考えるなんて、もう……変態♡」


クロナ「えっへへ……。ね、いいでしょ?」


エリクシール「……ええ。久しぶりにしましょうか」


ーーーーー

ーーー

831 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:59:55.61 ID:2gY7NZWio
翌朝、寮の自室ーー


クロエ「ふあぁ……」

クロエ(今日から冬休みね……。何して過ごそうかしら)


現在の目標
・冬休みを過ごす

安価↓〜↓5自由行動安価
冬休み中の行動を指定してください
この安価募集のみで冬休みは全ての日程を消化します
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 01:07:28.14 ID:ywo61laR0
進学組、受験勉強ラストスパート
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 02:05:10.27 ID:K0bE5MXxO
時期的に年末年始含まれるよね?

年末年始をそれぞれの家で過ごして初詣
進路だけでなく魔界との決戦など色々あるが、全てひっくるめて明るい未来を祈願する

年末年始含まれない場合は
『マホリオ組がプロへ向けて各々の実力や弱点再確認のために変則的に1人1チームのバトルロイヤル形式で練習試合
強豪揃いに加えて変則的な方式ということもあって多くの生徒が集まりそれぞれのファンからの歓声があがる大舞台に』
に変更で
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 11:59:59.15 ID:Nq11XES0O
魔王襲来に向け、学校やその周囲に防衛術式を準備し始める教師陣
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 17:31:05.73 ID:S/2d3PRxO
学校が休みなこともあってか年末は何かとアイドル業が忙しいらしいラクリマ、オフの1日にたっぷりとノルン分を充電する(逆にノルンも会えなかった分のラクリマ分を充電した)
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 18:27:33.80 ID:bIhv0R/pO
孤児院に帰省すると何人かの子供が魔王襲来を不安がっていた
ローラヒカリやゼーレアイリスリーケも来ていたのでみんなで勇気づける
837 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:34:54.68 ID:h+RjkxfDo
中庭ーー


樹「9時側、もう少し魔力量をあげられる?」


「いけます!」


樹「6時側、用意はいい?」


「はい!」


樹「準備いいみたい。橘花、こんな感じでいいかしら」


橘花「ああ、文句なしだ。魔法陣は昨日の時点で完成していたし、術式の発動準備もいい。これだけの防御魔法なら頂クラスの魔法でもヒビも入らないだろう」


樹「橘花のお墨付きがあると安心感が段違いね。みんな、魔法の用意を!」


橘花「3カウントで行くぞ。3……2……1……今だ!」


「防御魔法【シールド】!!」


ガギュオオオオオッ!!


樹「……!! すごい……」


リリィ「こんな防御魔法見たことないです……」


橘花「まさか私もこんな魔法を使うことになるとは思ってなかったよ。かつての人魔大戦の時の遺産だし、生きてる間に拝むことはないと思ってた」


樹「橘花の魔法好きも捨てたものじゃないわね」


橘花「とにかく、これでリリウムは一安心だ。あとは近隣の区画にも同じ魔法陣を用意しよう」


ーーーーー

ーーー

838 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:35:35.06 ID:h+RjkxfDo
寮、ラクリマの部屋ーー


ラクリマ「ふへえ……つかれた……」ドサッ


ノルン「おつかれさま〜」カチャカチャ

ノルン「はい、紅茶だよ〜」


ラクリマ「ありがと〜」


ノルン「年始の特番を撮ったんだっけ? 大変だね〜」


ラクリマ「うん。ハロウィンのコスプレのおかげで私のこと推してくれる人が増えて、テレビにも出られるようになってきたんだ」


ノルン「ノルン、ラクリマさんのファンに刺されたりしないかな〜……」


ラクリマ「それはないよ! ほらこれ『#ラクノル尊い』ってタグ見て! 私がラジオとかテレビで話したノルンさんとの話大人気なんだから!」


ノルン「うわわ、すごいシェア数……」


ラクリマ「ずずっ……ふう、紅茶あったかくて美味しい……」


ノルン「そう? 用意しておいてよかった〜」


ラクリマ「ノルンさん、隣座って?」ポンポン


ノルン「?」ポフッ


ラクリマ「えいっ!」ギュー!


ノルン「ひゃっ!」


ラクリマ「うぅ〜、久しぶりのノルンさんだぁ〜……」ヌクヌク


ノルン「も〜……」ギュー


ラクリマ「んー、好きぃ……」


ノルン「ノルンも好き〜……」


ーーーーー

ーーー

839 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:36:02.46 ID:h+RjkxfDo
マクベス・エクスルードハウスーー


カーラ「おかえりなさい、クロエ」


クロエ「ただいま、先生」


カーラ「皆さんも遠路はるばるようこそ。おもてなしさせていただきますね」


ゼーレ「あ、ありがとうございます。失礼しますね」


「わー! お姉さんがいっぱい!」


アイリス「おー、かわいい! ちびっこがたくさんいるんだな!」


「お姉さん一緒にあそぼー!」


アイリス「おー!」


カーラ「あ、あら。行ってしまいましたね」


ゼーレ「彼女はああいう人なんです。すみません……」


「お姉さんの魔獣、撫でてもいい……?」


リーケ「お、お姉さん……っ」キュン


トワ「うむ、構わない」スッ


「もふもふだあ……!」ナデナデ


カーラ「ふふっ、みんな仲良くなれそうですね」


クロエ「そうね。マクベスの子は物怖じしない子が多いし、きっといい友達になれるわ」


カーラ「ローラさんとヒカリさんは今年こちらで年越しされますか?」


ローラ「いえ、私達も実家で。こちらにはクロエちゃんが帰省するということで、ご挨拶に伺いました」


カーラ「そうでしたか。ではぜひごゆっくりしていってください」


ヒカリ「……クロエ、あの子……」


「ぐすっ……ひくっ……」


クロエ「どうしたの? 喧嘩した?」
840 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:36:37.24 ID:h+RjkxfDo
「ううん……」


カーラ「最近、爆弾のことを考えて怖くなってしまうみたいで……」


クロエ「あー。なんか死ぬとかどうのってこと考えるとすごい怖いわよね。分かるわよ」


ヒカリ「そっかそっか」ナデナデ


「まおうとか来たら、ここもなくなっちゃう……っ」


クロエ「大丈夫よ、絶対にそんなことさせないわ」


ローラ「そうそう、今はみんなで世界を守るために頑張ってるから!」


ヒカリ「安心して。ボク達のこと信じてほしいな」


「……クロエお姉ちゃん達が言うなら、信じる」


クロエ「いい子ね。でも怖くなったらちゃんとカーラ先生に言うこと。怖いことを我慢する必要はないからね」ナデナデ


「うん……」


ゼーレ「よかったら私と遊びませんか? こう見えても私いろいろできるので、きっと元気も出せますよ!」


「うん!」


カーラ「ありがとうございます、皆さん。ああまで見事に励ましてしまうとは……」


クロエ「励ますもなにも事実を言っただけよ。みんな世界を守るために頑張ってるんだから、不安になるだけ無駄じゃない」


カーラ「……クロエは本当に立派になりましたね」


クロエ「な、なによもう! 照れるじゃない……」


ーーーーー

ーーー

841 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:37:22.69 ID:h+RjkxfDo
年の瀬ーー


カーラ「そろそろ今年も終わりですね……」


クロエ「そうね……」


ーーーーー


ローラ「みんな、一年間ありがとう。来年もよろしくね」ナデナデ


ミトラ「わんっ!」


エアロ「きゅー!」


ーーーーー


ヒカリ「あと3ヶ月かあ……」


ーーーーー


チッ……チッ……チッ……カチッ


楓「あけましておめでとー!」


嵐「いきなり大声出すなバカ!」


ーーーーー


ラミー「樹、今年もよろしくね」


樹「こちらこそよろしくね、ラミー」


ーーーーー


デン「もしもしレナ? あけましておめでとう」


ロゼ「デン、お電話? お汁粉用意したけど……」


デン「ごめん、もうちょっと後で食べるねっ」


ロゼ「ええ、ごゆっくり」フフッ


ーーーーー


レナ「デン、今年もよろしくね」


デン『うん、よろしくねレナ』


ーーーーー


ティア「あけましておめでとうございます」


ラクリマ「おめでとー! さあ、アルシェお姉ちゃんとノルンさんと初詣行かないとだから、もったいないけど早く寝よう!」


ーーーーー

ーーー

842 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:37:52.19 ID:h+RjkxfDo
神社ーー


クロエ「あけましておめでとう、二人とも」


ローラ「おめでとう、クロエちゃん、ヒカリさん」


ヒカリ「うん、あけましておめでとう」


クロエ「さっそく参拝に行きましょうか。二人はお願い事決まってる?」


ローラ「うん。進路とか魔王のこととかいろいろあるけど、全部ひっくるめていい未来が来たらいいなあって」


ヒカリ「同じだ。ボクも全部いい方向にってお願いしようと思ってたよ」


クロエ「私も。贅沢だけど、願うだけならタダだしね」


ーーーーー


ティア【いい未来が来るように】


ラクリマ「みんな同じ願い事かなあ」


ノルン「漠然としてますけど、いい未来が来たらいいですよね〜」


アルシェ「ん」コクリ


ーーーーー


晶「あけましておめでとう!」


楓「あけおめ晶ー」


嵐「あけましておめでとう、晶。今年もよろしくな」


晶「っと、ここで止まってたら邪魔だな。さっそく行くか」


楓「おー! 甘酒どこかで配ってないかなー♪」


ーーーーー

ーーー

843 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:38:34.47 ID:h+RjkxfDo
リリウム、図書室ーー


キイィ……


ナミネ「あ……」


ラミー「あ、ナミネさん。今は私だけだよ」


ナミネ「勉強しようと思って戻ってきたのですが……よかったらご一緒しても?」


ラミー「うん、大歓迎だよ。私も勉強してたところだし、一人じゃ寂しかったから」


ナミネ「凜華さんとモミジさんもお勉強をするみたいです。宝坂の控室を借りるとか……」


ラミー「す、すごいね……」


ーーーーー

ーーー

844 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:39:11.17 ID:h+RjkxfDo
寮、自室ーー


クロエ「……最後の学期ね」


ヒカリ「うん。……後悔なく過ごしたいね」


現在の目標
・ソフィア、スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
1月最終集からバレンタイン前日までの行動を指定してください
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 01:01:48.20 ID:VYqEdiFzO
そういやクロエの進路まだ決まってないんだっけ

進路の最終決定をする
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 01:04:06.62 ID:yC0zloUOO
クロエっていつだかの安価で進学すること決めてなかったっけ……

安価は、『雪が降り、初めて見たレティスが嬉しそう。シエラも少しだけ楽しそう』
847 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/21(日) 10:57:14.65 ID:QvlE7OjOo
まだクロエの進路は確定させていませんね

なお残りの行動予定は
1月最終週〜バレンタイン前日
バレンタイン当日
バレンタイン翌日〜学期末テスト
(進路確定)
春休み
最終決戦
の5回となる予定です

この世界での進路決定はかなりギリギリまで融通が利きます
各魔法学校と各大学、各企業は強く連携しており、魔法の成績をかなり正確に把握しているためです
ほぼ全ての学校や仕事が魔法に関連するものであるため、3月の中頃くらいまで変更を受け付けてくれている、という感じです
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 11:06:41.42 ID:OD27gD/KO
ID変わってますが>>845です
それだけ猶予あるのであれば>>845を『進路で悩んでいる者同士で色々相談する』に変更でお願いします
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 13:07:08.25 ID:4ZI3Wkm50
プロ入り後はずっと同じチームというわけにはいかなくなる為、プロ入り組(進路迷い中の生徒も含む)をシャッフルしたチームで練習試合が行われる
なお3チーム作るには1人足りなかったが、丁度その時魔王襲来に向けて修練場で鍛錬していた樹(本気モード)の急遽参戦により事なきを得た模様
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 16:25:05.81 ID:KyPeBHF6O
バレンタインに向けて先輩や友人への義理・友チョコ作りに取りかかるやよい
作りながらいつもの妄想癖が暴走して各カップルの様々な渡し方(オーソドックスなものから口移しや全身に塗って舐めさせるといった過激なものまで)を妄想してしまう
妄想から帰ってくると、妄想ブーストで無意識の内に作っていたのかポメ用のチョコ(一応友チョコの予定だった)だけ他よりも数段出来のいいものが完成していた
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 16:33:04.89 ID:BQgJRkk0O
(世界が危ない中やるかはわからないけど)2年生たちの修学旅行風景
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 16:44:31.32 ID:bNEJRQljO
終わりが近づいてきたなぁ
853 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/23(火) 23:50:58.53 ID:rBukFueLo
すみません、今日も更新なしです!
854 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/24(水) 03:22:18.97 ID:C8fuHvRc0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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855 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:10:44.55 ID:JRi2RlY0o
寮、自室ーー


クロエ「うう〜〜ん……」


ヒカリ「進路で悩み中?」


クロエ「ええ……。どうしようかしら」


ヒカリ「かくいうボクも悩んでるんだよね……。そうだ、イリスさんとノワールさんも悩んでたし、話聞きに行ってみない?」


ーーーーー


ノワール「私達の進路?」


クロエ「ええ。二人とも悩んでたから、どうやって進路を決めるのか興味があって」


イリス「私は歌手、ノワールさんは格闘家としてスカウトが来てますが……」


ノワール「私もイリスも基礎ができてないから、大学に進学して勉強と平行しながら団体に所属することになると思う」

ノワール「で、卒業したら改めてプロ契約……かな?」


ヒカリ「勉強しながら……」


クロエ「それよ!」

クロエ「マホリオの大学リーグもあるし、大学進学ですぐにマホリオの道が閉ざされる訳じゃないわ。私は演劇のことも勉強したいし、マホリオだってやりたい。わがままに両取りよ!」


ヒカリ「クロエらしいな」クスッ

ヒカリ「うん、ボクも覚悟が決まったよ。演劇科のある大学に進学して、マホリオの練習もする」


クロエ「ありがとう、二人とも!」


ノワール「クロエの役に立てたならよかったよ」


イリス「他の方よりやることが多くなって大変かと思いますが、応援してます!」


ーーーーー

ーーー

856 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:11:38.81 ID:JRi2RlY0o
中庭ーー


クロエ「マホリオのプロを目指す仲間として、プロ形式でチームメンバーをシャッフルして戦ってみたいんだけどいいかしら?」


楓「おー、面白そう! やろう!」


晶「でもそれだと一人足りないよな」


ヒカリ「誰か一緒にやってくれる人……」


樹(本気モード)「ふう……」フキフキ


クロエ「校長先生!」


樹「あら、みんなどうかした?」


クロエ「実は今マホリオをチームメンバーシャッフルでやろうとしてたんだけど、メンバーが足りなくて。よかったら参加してくれない?」


樹「いいわよ。修練場でトレーニングしてたけど、対人の方が練習になるしね」


嵐「だ、大丈夫なのか? パワーバランスとか……」


樹「そこは手加減するわよ。さ、やりましょ」


デン「チーム分けはどうしよっか」


アルシェ「ぐっちっぱ」


レナ「9人でグッチッパーできるかしら……」


グッチッパーで分かれましょ!


ーーーーー


クロエ、楓、レナチーム
アルシェ、嵐、ヒカリチーム
デン、晶、樹チーム


樹「うまく分かれたわね」


クロエ「それじゃあ早速試合をやってみましょうか!」
857 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:12:07.30 ID:JRi2RlY0o
クロエチームvsアルシェチームーー


クロエ「よろしくね、二人とも」


レナ「足は引っ張らないでよ」


楓「大丈夫! 攻撃は任せて!」


ヒカリ「二人とも、よろしく」


アルシェ「ん」


嵐「よろしくな、大将」


樹「それじゃあ審判は私が。クロエさんチーム、大将はレナさん。アルシェさんチーム、大将はヒカリさん。……では、試合開始!」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


楓「風弾【エアロボール】!」ゴオッ!


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ドオオオッ!


レナ「要塞魔法【ランパート】!!」ガキイイイッ!


アルシェ「もう一発……!」


クロエ「闇よ! 彼の者を包め!」ズオッ!


アルシェ「! 闇で見えなくなった……」


楓「ナイスクロエ! 風斬魔法【かまいたち】!」


嵐「させるか! ヒカリ!」


ヒカリ「うん! 電送【サンダーライン】!」バチッ


嵐「極電磁盾【ギガボルトシールド】!!」バチイッ!


ジュオオオオオ!!
858 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:12:39.37 ID:JRi2RlY0o
楓「やるね!」


レナ「気は抜かない!」


嵐「静電気魔法【ミニサンダー】!」パチッ!


クロエ「静電気で闇だけ弾いた!?」


ヒカリ「魔送【ライン】!」


アルシェ「ん! 穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】!!!」


ゴギュオオオオオオオッ!!


レナ「今度こそ防ぐ……! 神殿魔法【ヴァルハラ】!!」ガキイイイッ!


楓「後押しするよ! 旋風魔法【つむじかぜ】!」ゴオオッ!


ギギイ……! ゴシャアアアアアアアアアッ!!


クロエ「レナ!」


レナ「きゃああああああ!」


樹「そこまで! 勝者アルシェさんチーム!」


クロエ「くうう……アルシェのパワーとんでもないわね……」


アルシェ「ヒカリの魔力のおかげ。ブリューナクだったら防がれてた」


晶「それじゃあ次はアタシらとやろうか!」


デン「疲れてるところ悪いけど、クロエさん審判できる?」


クロエ「ええ、任せて」
859 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:13:18.20 ID:JRi2RlY0o
アルシェチームvsデンチームーー


クロエ「アルシェチーム、大将ヒカリ。デンチーム、大将樹先生。それじゃあ……試合開始!」


デン「身体軽量化魔法【ライトボディ】!」フワッ


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


デン「ふっ!」シュッ!


嵐「かわされた……!」


デン「もらった!」


ヒカリ「防御魔法【シールド】!」ギイッ!


ガキンッ!


デン「くっ! 腕巨大化魔法【ビッグフィスト】!」ゴオッ!


嵐「それだけ大きければ狙える! 雷弾【サンダーボール】!」バチイッ!


デン「くあっ!」バチンッ!


アルシェ「ん、魔力充填完了! 破壊魔砲【キャノン】!」ギュオオオ!


樹「模倣・要塞魔法【ランパート】!」ガキンッ!


アルシェ「……固い。ずるい」


樹「あら、プロになってからもそんな不満を言うのかしら?」


アルシェ「んー……!」ムムム

アルシェ「神槍魔法・貫【ブリューナク】!!」ゴギュウウウ!


樹「模倣・城塞魔法【シタデル】!!」ガキイッ!

樹「ふふ、残念ーー」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチイッ!


樹(い、いつの間に後ろに……!)


晶「炎障壁【フレイムウォール】!」ゴオオッ!


嵐「ちっ。やっぱり晶はそう簡単に出し抜けないか」


樹「助かったわ晶さん!」
860 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:14:05.35 ID:JRi2RlY0o
晶「デン、行くぞ!」ギュン!


デン「うん!」ゴオッ!


ヒカリ「えっ……」


晶「うらああああ!」ブン!


デン「でやあああああ!」ブオッ!


ヒカリ「えええええええ!?」サッ!


嵐「ふ、二人がかりで接近戦!? サンダーボールで撃ち落として……」ジイ…ッ

嵐「……だめだ! ヒカリに当てたら元も子もない!」


アルシェ「アルシェの魔法じゃ先生の盾を破れない……」


嵐「強化しようにもヒカリは逃げるので精一杯か……。詰みだな」


アルシェ「ん、降参する」


クロエ「はい、そこまで。勝者、デンチーム!」


ヒカリ「はあっ、はあっ……あんなに本気で逃げたことないよ……」ゼエゼエ


晶「やったな、デン!」


デン「うん、ナイスコンビネーション!」


クロエ「それじゃあ次は私達の番ね。そのままいけるかしら?」


樹「大丈夫よ。審判は……」


嵐「俺がやります」
861 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:14:37.73 ID:JRi2RlY0o
クロエチームvsデンチームーー


嵐「クロエチーム、大将はレナ。デンチーム、大将は樹先生。では……勝負開始!」


楓「先手必勝! 風加速魔法【マッハ】!」ギュパッ!


樹「見えてるわよ! 魔弾【シュート】!」ゴオオオッ!


晶「違う! 楓は囮です!」


クロエ「巨大闇弾【ダークネスボール】!」ゴオオッ!


晶「炎障壁【フレイムウォール】!」ゴウッ!

晶(くそ、気づくのが遅れたから魔力を練りきれてない……!)


デン「拳硬化魔法【アイアンナックル】!」ギンッ

デン「せやあっ!」シュッ!


ボシュウウウウウッ


レナ「ぱ、パンチで魔法をかき消した……!?」


クロエ「茜プロみたいなことするわね……!」


楓「クロエー! 準備完了!」


クロエ「オッケー! 闇よ、幾百も解き放たれよ!」ドドドドドッ!!


晶「なっ……!?」


デン「落ち着いて! これは魔力のこもってない闇だけの塊! 当たっても大丈夫!」


楓「風弾【エアロボール】! 風弾【エアロボール】!」ブワッ!

楓「はーはっは! 闇の中から紛れて飛んでくるエアロボールだよ! 魔法の中でも視認が難しい風魔法を探し出して避けられるかな!」


樹「く……!」
862 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:15:11.91 ID:JRi2RlY0o
晶「そこだ! 炎弾【ファイアボール】!」ゴオッ!


デン「魔弾【シュート】!」ギュワッ!


ぼふっ ぼふんっ!


クロエ「ハズレよ、二人とも」


樹(とにかく前面の防御を……!)

樹「防御魔法【シールド】!」ガキイッ!


楓「後ろですよ、先生。風弾【エアロボール】!」ドオッ!


樹「きゃあああああ!」


嵐「そこまで! 勝者クロエチーム!」


クロエ「やったわね!」


楓「さすがクロエだよ! 闇に紛れたあたしの攻撃も囮にして、あたしの移動に合わせて闇で覆い隠してくれるなんて!」


クロエ「闇の中の魔力は感じられるからね。楓が真っ直ぐに移動してくれたから、私も合わせて動かしやすかったわ」


晶「クロエのペースにハメられると厳しいな……。次から次に手を打ってくるから、挽回するタイミングが掴みにくいよ」


アルシェ「みんな一勝一敗。楽しかった」


樹「私も楽しめたわ。マホリオをやるなんて久しぶりだったし、昔に戻った気分」


楓「プロになるとこんな感じで色んなメンバーとやることになるのか……。楽しみだなあ」


嵐「だな。ま、違うチームになっても手は抜かないからな」


楓「こっちこそ!」


ーーーーー

ーーー

863 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:15:42.55 ID:JRi2RlY0o
しんしん……


レティス「……!!」ガバッ!


カーム「どうかした?」


レティス【雪!!】


ロロナ「ほ、ほんとだ。降ってるね……」


ポメ「わ〜! 早く積もらないかなあ……!」ソワソワ


やよい「雪遊びしたいの?」


ポメ「うん!」


シエラ「雪遊びだなんて子供ですねえ」チラッチラッ


レティス【シエラも雪は初めてだからあそびたいって】


シエラ「そ、そんなこと……!」


カーム「いいね! 明日には積もってそうだし皆で遊ぼうよ!」


おー!


シエラ(ゆ、雪遊び……!)ソワソワ


翌日ーー


シエラ「遅いわよ!」


ポメ「あ、シエラ完全装備だー!」


シエラ「雪だるま作りと雪合戦とかまくら作り! 全部やるわよ!」


カーム「そ、そんなに!? 結構大変だよ?」


レティス「……やるっ」


ポメ「さんせー!」


ロロナ「か、風邪引かない程度にね」


やよい「それじゃあまずは雪だるま作りからだー!」


ーーーーー

ーーー

864 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:16:09.51 ID:JRi2RlY0o
神社仏閣の密集地ーー


ラクリマ「おおおー! 和って感じ!」


御桜「私は幼い頃に来ているのであまり新鮮味はありませんが……」


シェリル「野暮なことは言いっこなし! 楽しもうぜ!」


エルク「ぜひとも修行ができるお寺に……!」


ノルン「お布団で寝てみたいな〜」


ーーーーー

ーーー




隠れ喫茶ーー


ラクリマ「ここがレナ先輩に教えてもらった、人目につかない場所!」


ノルン「お〜」


ラクリマ「さておき、ここのお団子も美味しいらしいよ! 食べてみよう! すみません、お団子くださーい!」


「はあい。ちょっとお待ちくださいね」


ラクリマ「はーい! あ、表の椅子に座って待ってよっか」


ノルン「お〜」


ラクリマ「……もしかしなくても眠たいでしょ。お〜、しか言ってないもんね」


ノルン「う、うん。実は修学旅行が楽しみであんまり寝れなくて〜」


ラクリマ「じゃあお膝においで。ノルンさん専用膝枕だよー♪」


ノルン「ありがと〜……」コテン


ーーーーー

ーーー

865 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:16:46.64 ID:JRi2RlY0o
エルク「ここが修行体験のできるお寺ですか……」


「はい。では最初に、この薄く張られたシールドを何枚撃ち抜けるかお試しください」


エルク「はい! 魔弾【シュート】!」


ーーーーー

ーーー




御桜「せっかくの旅行ですが、エルクさんとは別行動でよかったのですか?」


シェリル「うん。エルクはさ、俺達以上に戦いに本気なんだ。……もちろん俺達だって魔王に負けるつもりはない。だけど、エルクの執念をなだめて仲良しごっこをするほどのパワーもない」


御桜「そうですね……。エルクさんの知り合いの方が悪魔にされてしまったとか……」


シェリル「そんな人にさ、今だけは魔王のことは忘れて遊ぼうなんて言えないよ」


御桜「……」


シェリル「ほら、俺達が暗くなってどうすんの! せっかくこの土地を知ってるんだから、案内頼むよ!」


御桜「……はいっ!」


ーーーーー

ーーー

866 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:17:22.57 ID:JRi2RlY0o
リリウム魔法学校、家庭科室ーー


やよい「♪ 帰ってきた先輩達にもーチョコレートをー♪」トントントン

やよい(チョコを砕いて、溶かして……。生クリームと混ぜる。ふむふむ)

やよい(……先輩達は彼女同士でチョコの交換したりするのかなあ……)


ほわんほわんほわ〜ん……


レナ『はい、デン。……あげる』


デン『ありがとー! 私からも、はい!』


ーーーーー


クロエ『普通に渡すだけじゃつまらないから……。あむっ』


ローラ『く、口移し……!』ドキドキ


ヒカリ『あ、あーん……』ドキドキ


ーーーーー


ラクリマ『チョコレートは……わ、た、し♡』トロオ


ノルン『あ、あわわわわ……///』


ほわんほわんほわ〜ん……


やよい「きゃー! な、なんてえっちな……!」

やよい「はっ!?」

やよい「こ、これはポメちゃんにあげる用の箱……」カパッ

やよい「あ、あれえ……? なんでこんなに気合の入ったチョコレートが……」

やよい(私……なんかポメちゃんのこと考えてると変になるなあ……)


ーーーーー

ーーー

867 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:17:59.57 ID:JRi2RlY0o
自室ーー


クロエ(明日はバレンタインね……)


現在の目標
・バレンタインを楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
バレンタイン当日の行動を指定してください
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 20:37:16.75 ID:C4s1xVbxO
今年のティアルシェ
いっぱい食べる君が好き理論で貰いまくるアルシェだがそれぐらいでは最早動じない正妻ぶりを見せつけるティア
アルシェもティアとチョコを渡し合いながら『みんなのも嬉しいけどティアのが一番嬉しい』と真っ正面からぶちかます

なお余波でリリウムちっちゃいものクラブは萌え尽きた
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:07:08.78 ID:u07kprhl0
全身チョコで私を食べて♡をするラクリマ。ノルンに美味しく頂かれる
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:09:54.02 ID:0Jx2nqymO
修練を頑張っているエルクに、シェリルと御桜が疲労回復効果のあるチョコレート(友チョコ)を送る
エルクは普段感じることのない温かい感情を覚えて戸惑うが、不思議とモチベーションも上がり修練にさらなる熱が入った
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:54:42.79 ID:tJVJFV5oO
やよい、例のポメチョコを渡すべきか代替品で誤魔化すかと一日中悶々していたが、意を決して夜に部屋でポメに渡す
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 02:09:48.19 ID:ZzHsKqiw0
イオモミイリノワ、当日に4人でチョコを作ってそれぞれ贈り合おうという流れ
873 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:45:21.75 ID:34Ud5/THo
食堂ーー


イオ「今日はバレンタインだからか、厨房の一部を開放してるんですね」


モミジ「家庭科室だけだと足りないんだって」


イリス「お菓子作り楽しそうですねえ」


ノワール「私達もやってみる?」


イリス「やってみたいです!」


モミジ「それじゃあ厨房借りてやってみよっか」


ーーーーー


イリス「ゆせん……お湯をここに入れるんですか?」


ノワール「ストップ! お湯を入れたボウルの上に、チョコを入れたボウルを乗せるの!」


イオ「よいしょ、よいしょっ」グニグニ


モミジ「イオちゃんはチョコクッキー?」


イオ「はい。比較的簡単にできますし、型を使えばいろいろな形にできて楽しいですから」


イリス「ノワールさんは手際いいですね……」


ノワール「昔から料理とかしてたからね。簡単なお菓子ならできるよ」


イオ「モミジちゃんのそれは……マフィンですか?」


モミジ「うん。料理本見ながらだけど、作れそうだったから」


イオ「美味しくできるといいね」


ーーーーー

ーーー

874 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:45:50.59 ID:34Ud5/THo
イリス「できました! 生チョコレートです! チョコを溶かして生クリームと混ぜただけですが……」


ノワール「最初はそれで十分だよ。私も簡単なカップショコラだしね」


イオ「チョコクッキー完成です!」


モミジ「私もチョコマフィン完成!」


イリス「ではイオさんモミジさん。どうぞ」ササッ


ノワール「私にはー?」


イリス「もちろんありますよ。どうぞ」


ノワール「ありがと。はい、お返し! イオさんとモミジさんにも、はい」


イオ「ありがとうございます! 私からもこれを」


モミジ「私からもお返し。ありがたくいただくね」


ーーーーー


ノワール(あ、これハートの形だ……。こっそりくり抜いてくれたのかなあ……)キュン


イリス(ハートの砂糖菓子が乗ってる……。乗っけてくれたんですね)キュン


モミジ(ハート形だあ……! 嬉しい……)キュン


イオ(チョコペンでハートマークが……可愛いことしますね)キュン


ーーーーー

ーーー

875 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:46:22.34 ID:34Ud5/THo
修練場ーー


シェリル「おーい、エルク」ポイッ


エルク「っと」パシッ

エルク「これは……?」


御桜「私達からチョコレートの差し入れです。バレンタインですからね」


エルク「バレンタイン……そういえばそうでしたね」


シェリル「俺も御桜もお菓子作りはできそうにないから、エルクが好きそうなの買ってきたんだ。なんとかって栄養素が入ってて疲労回復と魔力回復にいいらしいぜ」


エルク「……」


御桜「エルクさんの修行、陰ながら応援していますね」


エルク「……ありがとうございます」


シェリル「じゃ、それ渡しに来ただけだから。邪魔したな」


ギイイ…… バタンッ


エルク「……なんでしょうか、この感覚は」

エルク(普段人間さんに感じるものより暖かくて、胸の奥がじんとするような……)

エルク「魔弾【シュート】!!」ギュゴオオオッ!

エルク(これなら……もっともっと頑張れそうです!)


ーーーーー

ーーー

876 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:46:50.48 ID:34Ud5/THo
食堂ーー


「アルシェちゃんこれ食べてー!」

「これもあげる!」


アルシェ「ん、ありがとう」


「かわいいー!♡」


アルシェ「袋がいっぱいになっちゃった……」ヨタヨタ


ティア【お部屋まで運びましょう 半分持ちます】


アルシェ「ありがと、ティア」


「なんだか今年のティアちゃんは余裕があるね……」

「正妻の余裕だよ」


ティア「……アルシェ、これ。私からのバレンタインチョコです」


アルシェ「ん! みんなからのチョコも嬉しいけど、ティアからのチョコが一番嬉しい」


ティア「……///」


アルシェ「ティア、大好き。アルシェからもバレンタインチョコあげる」


ティア「あ、ありがとうございます……。私も……大好き、です」


ちっちゃいものクラブ隊長「ァッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

隊員「隊長ー!!!」


ーーーーー

ーーー

877 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:47:19.13 ID:34Ud5/THo
ラクリマの部屋ーー


ノルン(メールで「お部屋に来て」って言われたけど、なんなんだろう……)


こんこんっ


ラクリマ「あ、開けていいよー!」


がちゃっ


ノルン「失礼しま……!!!?」


ラクリマ「んっふふ……」トロオ


ノルン「な、ななな……!!」


ラクリマ「バレンタインのチョコだよー」


ノルン「は、裸にチョコって……!」


ラクリマ「こういうのは嫌い?」フルン♡


ノルン「う……」ゴクリ


ラクリマ「ほら……来て?♡」トサッ


ノルン「……い、いただきます」ペロッ


ラクリマ「あっ……♡」


ノルン「ぺろ、ぺろ……」


ラクリマ「んふふ、気持ちいいよ、ノルンさん」


ノルン「ん……甘くて美味しい……」レロ…


ぺろぺろ ぺろぺろ……


ーーーーー

ーーー

878 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:48:06.66 ID:34Ud5/THo
やよいとポメの部屋ーー


やよい「うーん……」グルグル

やよい(なぜかできていたポメちゃんへのチョコレート……渡すべきか……)


ポメ「ただいまー!」


やよい「あ、おかえりポメちゃん。宿題出しに行ってたんだっけ」


ポメ「うんっ。今日までなのすっかり忘れてて、すごい怒られちゃった」アハハ


やよい(怒られたのに笑顔……かわいいなあ……)

やよい「ポメちゃん」ガサッ


ポメ「んー?」


やよい「ハッピーバレンタイン。チョコレートのプレゼントだよ!」


ポメ「わー! いいのー!?」キラキラ


やよい「うん!」

やよい(私……ポメちゃんのこと好きだなあ……)


ポメ「ありがとー! やよい大好き!!」ガバッ!


やよい「うん、私もポメちゃんのこと大好きだよ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・最後の期末テストの準備をする
・最終決戦に備える

安価↓〜↓5自由行動安価
バレンタイン翌日〜期末テストまで(3月初週を想定)の行動を指定してください
879 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/26(金) 03:47:09.53 ID:DsopwsC60
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 12:58:13.10 ID:c/rlSosj0
卒業に向け、部屋の整理を始める3年生達
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 13:02:38.75 ID:dpQ3mNmlO
教員として来年度以降もリリウムに残って欲しいと樹に依頼されそれを了承するゼーレ

これにより再来年度以降の合格倍率がとんでもない事になるのだがそれはまた別の話
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 17:42:39.88 ID:Y+baQX8aO
期末テスト前のいつもの講師役としてリリィ先生と個人授業のナミネ、『こうして個人授業をするのも最後』と少ししんみり
しかし同時に『教師になったらリリウムのリリィ先生の元に戻ってくる』と決心
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 19:31:33.00 ID:3zj0Lnj/O
魔王襲来に合わせてアウローラに行く事にしたレティスとシエラ含む一年生6人が日程の確認
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 19:53:41.99 ID:96eL9WOwO
魔王襲来に備えてナナ同伴で鍛練するウィンと時雨
緊急事態ではあるものの力を存分に発揮出来るとして楽しみな面も僅かながらにあるようだ(特にウィン)

なおその日の夜は対アンモビウムの鍛練としてナナによるウィンへのもう1つの鍛練も行われた模様
885 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:07:33.22 ID:mYgwRVVzo
校長室ーー


ゼーレ「あの、お話というのは……」


樹「単刀直入に言うわ。ゼーレさん、あなたのその知識を活かしてうちで教鞭をとってくれないかしら?」


ゼーレ「おお、ヘッドハンティングですね」

ゼーレ「……分かりました。無事に来年度を迎えられた暁には、ここで教鞭をとらせていただきます」


樹「ほんと!?」ガバッ!


ゼーレ「は、はい。そんなに驚くことでしたか?」


樹「いや……ゼーレさんって魔法省とかマホリオ協会から声かけられてるのかと……」


ゼーレ「協力要請はありましたが、今の私が参加しても役に立てることはないと判断しました。現代の魔法使いは、私が思っていた以上に魔法を愛してくれています。魔法省にもマホリオ協会にも、私が口出しをする必要はないでしょう」

ゼーレ「ですが、ここではもう一年過ごさせていただきました。図書室を始めとして、食堂や修練場などいろいろな施設を使わせていただきました。その恩に報いたいのです」


樹「ゼーレさん……」

樹「ありがとう、正式な手続きはまた今度するわ。……まずは、魔王との決着をつけてからね」


ゼーレ「はい」


ーーーーー

ーーー

886 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:08:01.82 ID:mYgwRVVzo
空き教室ーー


リリィ「ここは先程の公式を使って……」


ナミネ「こうですね!」カリカリ


リリィ「そうです! うんうん、ナミネさんほどの成績なら、どこの大学にも行けますよ」


ナミネ「大学……」ポツリ


リリィ「こうして個人授業をするのも最後……ですね」


ナミネ「そうですね……」


リリィ「あ、あはは。しんみりしちゃいましたね。さあ、切り替えてお勉強の続きを……」


ナミネ「リリさん」キュッ


リリィ「は、はい」


ナミネ「私、教師になります。教師になって、リリウムに戻ってきます!」

ナミネ「だから……それまで待っていてください」


リリィ「……はいっ」


ぎゅっ


リリィ「えへへ、ナーちゃん……」


ナミネ「だ、だめです! 今は勉強に集中しないと……!///」グイグイ


リリィ「うう、あんなかわいいこと言われてそんなご無体な……。せめて一回だけキスしましょう?」


ナミネ「い……一回だけ……なら」


リリィ「!」パアッ


ナミネ「……んっ」


リリィ「ちゅ……」


ーーーーー

ーーー

887 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:08:37.07 ID:mYgwRVVzo
やよいとポメの部屋ーー


レティス【私達はアウローラに戻りますが、皆さんも本当についてきてくれるんですか?】


ポメ「もちろんだよ! そりゃあレティスもシエラも強いけど、マホリオで組んだ三人チームの連携があるもん!」


カーム「その通り。それに、ここにはもっと強い先輩達がいてくれる。ここの守りに関しては心配ないと思うよ」


シエラ「……ふん。ついてきたいなら勝手にしたらいいんじゃない?」


レティス「シエラ」ジトッ


シエラ「うっ……。あ、ありがとう……みんな。心強いわ」


レティス「……」ウムウム


ロロナ「そ、そうと決まったら日程を立てないと」


やよい「春休み入ったらすぐでもいいかも? アウローラの方でも準備はしてると思うし、その確認とかも必要だと思うから」


カーム「そうね。早いに越したことはないし、それでいいと思う」


ポメ「じゃあそれで決まり! 頑張るぞー!」


ーーーーー

ーーー

888 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:09:18.49 ID:mYgwRVVzo
自室ーー


クロエ「よいしょ……っと」ゴトッ


ヒカリ「片付けしてると、ほんとに卒業が近いんだなって思っちゃうね……」


クロエ「そうね。寂しいけどずっといる訳にもいかないし……」


ヒカリ「大学への願書は出したんだよね? マクベスから通うの?」


クロエ「うーん……ちょっと遠いし、近くにお部屋を借りるのもいいかも」


ヒカリ「そしたら通い詰めちゃうかもなあ……」


クロエ「嬉しいけど程々にね。部屋から離れられなくなっちゃうわ」

クロエ「よし……今日の片付けはこんなところね」


ーーーーー

ーーー

889 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:09:46.31 ID:mYgwRVVzo
マホリオ練習スペースーー


ウィン「よーし、じゃあタイマンで練習しようか〜」


時雨「ナナ、試合後の治療は頼む」


ナナ「はい!」

ナナ「こほん……試合開始!」


ウィン「魔弾【シュート】」ギュゴオオオオッ!


時雨「剣戟・飛燕!」ジャオッ!

時雨「流石だな。前よりさらに威力が上がっている」


ウィン「……そっちこそ。切れ味がさらにあがってる」


時雨「お褒めに預かり光栄だ。剣戟・双飛燕!」ジャジャッ!


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…

ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオッ!


時雨「見えてるぞ! 剣戟・斑鳩!」ズオオオッ!


ウィン「神弾【ネオ】」ギュバアアアアッ!!


時雨「剣戟・八咫烏!!」ジュオオオオ!

時雨(防戦一方だな……こちらからも攻めるか)

時雨「……」チャキ…ッ


ウィン「っ!」ゾクッ


時雨「剣戟・不死之鳥!!」ゴアッ!!!


ウィン「時神魔法【クロノス】!!」ゴオウッ!!


ゴシャアアアアアアアアア!!!


ウィン「……っ」ズキン

ウィン「まいった〜」ヒラヒラ


ナナ「ウィンさん!?」


ウィン「庇って前に出した腕に、もろに魔法が当たっちゃった。いてて……」


時雨「す、すまない! 大丈夫か!?」


ナナ「腫れは酷くないので、冷やせばすぐ良くなります。……それより驚きました」


ウィン「ね〜。時雨がこんなに強くなってるなんて〜」


時雨「まあ、私も世界の危機に何もしないわけにはいかないからな。つい先日たどり着いた技だ」


ウィン「……」


ナナ「……ウィンさん?」
890 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:10:15.47 ID:mYgwRVVzo
ウィン「うん、決めた〜。今日は魔法の感覚を鈍らせないために時雨と戦おうと思ってたけど、やめるね〜」

ウィン「時雨の今の魔法を防げるくらいの防御魔法を身に着けるよー!」オー!


時雨「へこたれないな、ウィンは」クスッ


ウィン「ナナ、治療をお願い。時雨、動けるようになったらもう一試合だよ〜」


時雨「ああ!」


ーーーーー

ーーー




その日の夜、ホテルーー


ナナ「まさかウィンさんと泊まれるとは思いませんでした」


ウィン「せっかくこっち来たしね〜。ふう、今日は疲れたなあ〜」ボフン


ナナ「では、魔力の回復を……んっ」チュッ


ウィン「ん〜」チュッ


ナナ「さてと」シュルシュル


ウィン「ん〜!?」ビクッ!


ナナ「アンモビウムにまた変なことをされるかもしれないので、今日はそっちの特訓もしますからね?」ペロリ


ウィン「は……はぃ」


ーーーーー

ーーー

891 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:10:44.85 ID:mYgwRVVzo
教室ーー


先生「今日で最後のテストになります」

先生「では……開始!」


クロエ(大丈夫……今まで勉強してきたことを思い出して……)


クロエの座学平均点↓コンマ
クロエの実技平均点↓↓コンマ

これまでの勉強により、どちらもコンマ+80
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 20:59:06.93 ID:1SrDuYOpO
ほい
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 21:03:56.50 ID:deuawCyNO
894 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 21:33:40.43 ID:mYgwRVVzo
クロエ「……!!!」


先生「クロエさん、頑張りましたね」


クロエ(ぜ、全教科100点……!!)グッ!


先生「さて、皆さんに答案を返したところで……。これで皆さんの登校はおしまいになります。あとは卒業式だけ……ですね」

先生「寂しいですけど、皆さんの門出を精一杯お祝いさせてください」


現在の目標
・卒業式に出る

安価↓〜↓5自由行動安価
卒業式での行動を指定してください
リリウムの卒業式では、卒業生が在校生とマホリオ対決をすることが伝統となっています
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 22:37:58.69 ID:Ss8uNe1dO
ノルンがデンとラミーにチームを組んでくれた事への感謝の言葉を伝える
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:26:06.53 ID:deuawCyNO
クロエVSステラのマクベス・エクスルードハウス対決
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 00:33:41.19 ID:2orZzNd4O
卒業式にてやはりと言うべきか、感極まって涙を流す卒業生多数
なお一番泣いていたのはほぼほぼボロ泣きレベルだった嵐
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 00:58:48.06 ID:NPIYfKT20
神樹が卒業生達を祝福するかのように黄金の花を開かせ、桜の花弁のようにリリウム中に舞い散る。その光景が前代の神樹の姿と重なりリーケもボロ泣き
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 01:06:49.66 ID:91fmrERpO
ゼーレとマホリオ対決したがる人が殺到
ゼーレとのじゃんけん勝負の結果最後まで残ったシェリルチームが戦う事に
900 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:35:34.62 ID:3jqG1PNbo
講堂ーー


先生「送辞、ゼレス・ケルキオン」


ゼレス「はい」

ゼレス「先輩方、ご卒業おめでとうございます。この学校で先輩達から学んだこと、過ごした日々、私達は絶対に忘れません……っ。わ……私は……先輩達と出会えて、本当に幸せでした……っ!」


パチパチパチパチ……


先生「……答辞、クロエ・アートルム」


クロエ「はい」

クロエ「……ゼレス、泣かない!」


ゼレス「!」ビクッ


ざわざわ……


クロエ「私達三年生はこの学校を卒業するわ。あなた達後輩から学んだことだってたくさんある。それを誇りに思うわ」

クロエ「教師のみんなにも、同級生のみんなにも……感謝してもし足りない。本当にここで三年間を過ごせてよかった」

クロエ「……リリウムの次代はここにいる一年生ニ年生のもの。次の年度を迎えて、私達卒業生も、在校生も、新たな一歩を踏み出しましょう」


パチパチパチパチ!


先生「では……卒業生、退場です」


ーーーーー

ーーー

901 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:36:03.12 ID:3jqG1PNbo
中庭ーー


嵐「う゛あ゛ああああああ……」ボロボロ


晶「ボロ泣きだなあ、嵐」グシッ


楓「嵐は昔からそうだよ。多分一番泣き虫」グスッ


きらっ……


クロエ「これ……神樹の花びら……?」


ヒカリ「すごい……! 黄金の花吹雪だよ!」


ローラ「わああ……! きれい……!」


リーケ「あ……」ポロッ


ゼーレ「昔見た神樹のままだね……」


リーケ「ううう〜……っ!」グスッ


アイリス「おーよしよし。いっぱい泣けー」ナデナデ


「あ、あのっ! 私達とマホリオで戦ってくれませんか!?」


ゼーレ「え、えっと……」


「リリウムでは卒業記念にマホリオで戦うんです! なので私達と……」


「ずるい! 私達とやってください!」


わらわら わらわら


ゼーレ「こ、こんなには無理ですよおー!」


アイリス「よし、じゃあじゃんけんだ! 最後まで勝ってたところとやるよー! じゃーんけん!」


ぽんっ!


ーーーーー

ーーー

902 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:36:34.08 ID:3jqG1PNbo
クロエチームvsステラチームーー


クロエ「さ、ゼレスやるわよ!」


ゼレス「はい!」


凜華「ステラさん、よろしく」


ステラ「はい。よろしくおねがいします」


モミジ「ラクリマさんもよろしくね」


ラクリマ「はい! 演劇部の三人と最後に戦えるなんて……!」


「クロエ先輩チーム、大将はモミジさん。ステラさんチーム、大将はラクリマさん。では……試合開始!」


クロエ「闇弾【ダークボール】!」ゴオッ!


ゼレス「聖弾【ホーリーボール】!」カッ!


ゴオオオッ!


凜華(二人とも基本魔法でこの威力……。ほんとに強くなった)


ステラ「隕石魔法【メテオ】!」ゴオオオッ!


凜華「巨大氷晶壁【アイスランパート】!」ガキッ!


モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」グイイ…


ぐいいー…… ドシュッ!!


ラクリマ「転板【チェンジボード】! 威力減衰、威力低減!」バッバッ!


ゴシャアアアアッ!


モミジ(瞬時の判断も早い。互いに指示を出し合わずに各自の判断が同一の答えにたどり着いてる……)
903 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:37:07.89 ID:3jqG1PNbo
クロエ「極闇魔法【タナトス】!!」ズオッ!!!


ゼレス「出ましたね……! 極級魔法に勝つために私も特訓はしてたんです!」

ゼレス「極聖魔法【アフロディーテ】!!」ギュワアアッ!!


クロエ「!!」


ギュゴオオオオオオオオッッ!!


凜華「うわ!? 氷晶盾【アイスシールド】!」


モミジ「あ、ありがとう凜華さん」


ステラ「す、すごい威力……」


ラクリマ「死神みたいなのと女神様みたいなのがぶつかったねえ」


クロエ「ふふふ……いいわ、ゼレス。それでこそリリウムの生徒よ」


ゼレス「どうも。でもこんなものじゃありませんよね、クロエ先輩は」


クロエ「ええ……凜華! モミジ!」


凜華「ああ!」


モミジ「うん!」


クロエ「エターナルダークフォース……ブリザード!!」ズオッ!


ゼレス(クロエ先輩が闇で全員を包み、凜華先輩の氷晶をモミジ先輩が重力で叩きつけ続ける合体魔法……!)

ゼレス「内側から照らしてみせる! 神聖魔法【ホーリー】ーーー!!!」カアアッ!!


クロエ「ぐ……う……!!」グググ…!


モミジ(闇の中が明るくなったら普通に避けられちゃう……! 頑張って……!)


凜華(頑張れ、クロエさん……!)


ラクリマ(全方位から来る魔法はチェンジボード5枚じゃ防げないよ……! ゼレスさん頑張れ……!)
904 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:37:34.68 ID:3jqG1PNbo
ステラ「ゼレスさんっ、頑張ってー!」


ゼレス「おおおおおおおおっ!!」カアッ!


クロエ「はああああああああ!」ズオッ!


凜華「氷礫魔法【アイスシャード】!」バキキッ!


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グンッ!


ドオオオオオオッ!


ラクリマ「きゃああああああ!」


「そこまで! 勝者、クロエ先輩チーム!」


クロエ「はあ、はあ……」フシュッ


ゼレス「……ありがとうございました。お見事です」


クロエ「あんなに真正面から打ち砕こうとしたの、あなたが初めてよ。……強くなったわね」


ゼレス「いえ。結局最初の試合と同じです。私はあなたの魔法を貫けなかった」


クロエ「……大人になったわね。きっとママさんに似て、立派なマホリオプレイヤーになれるわ。……リリウムをよろしくね」


ゼレス「はい!」


「両チーム礼!」


ありがとうございました!!


ーーーーー

ーーー

905 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:38:16.96 ID:3jqG1PNbo
ゼーレチームvsシェリルチームーー


ゼーレ「在校生最強のチームとですか……。気は抜けませんね」


シェリル「胸を借りるつもりでぶつからせていただきます! よろしくお願いします」


ゼーレ「こちらこそよろしくお願いします」


「ゼーレさんチーム、大将アイリスさん。シェリルさんチーム、大将シェリルさん。では……試合開始!」


ゼーレ「魔弾【シュート】!」ゴアアッ!


御桜「桜吹雪【サクラフブキ】。桜壁【サクラノカベ】!」ゴオッ!


アイリス「おお、かっこいい!」


御桜「恐縮です」ニコリ


リーケ「魔獣領域【ビーストガーデン】!」


トワ「オオオッ!!」グンッ!


シェリル「な……っ!」バクンッ!


トワ「ふん、他愛のない」


シェリル「何か言った?」


トワ「なっ……! 貴様は今噛まれたハズ……!」


シェリル「俺の魔法、ミラーって言ってさ。実体のない分身を生み出すこともできるんだ」パッ

シェリル「「「さあ、しっかり狙ってこい!」」」


トワ「……!!」
906 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:38:53.93 ID:3jqG1PNbo
ゼーレ「これまた不思議な……! 魔弾【シュート】!」ゴオオ!


シェリル「ハズレです」ボンッ

シェリル「魔弾【シュート】!」ゴッ!


アイリス「うわ!?」ヒョイッ

アイリス「さ、3対3じゃないのかー! 不公平だー!」


シェリル「そういう魔法ですから」


御桜「桜滝【サクラノタキ】!」ゴオオッ!


トワ「攻撃にもなるのか……!」サッ!


御桜「ふっ!」グイッ!


トワ(後ろから……!)

トワ「キャウン!」ドオッ!


御桜「花吹雪は私の意志で動かせるんですよ」クイクイッ


トワ「くっ……。だが威力はないようだな」スクッ

トワ「グルルォ!」ガバッ!


御桜「その体にくっついた花弁も、もちろん私の支配下です」グンッ!


トワ「!?」フワッ


御桜「これで狼さんの行動は封じました。さあ、あとはゼーレさんです」フワ…ッ


エルク「ゼーレさんは私にやらせてください」


シェリル「おう。任せた」
907 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:39:21.30 ID:3jqG1PNbo
エルク「いきます……!」ゴオオッ!


ゼーレ「!!」


エルク「闇奔流【ダークトレント】!!」ズオオオオオッ!!


ゼーレ「防御魔法【シールド】! 増殖魔法【インクリース】!」ズズズッ!

ゼーレ(闇が次から次に私の盾を飲み込み続けてる……! こんなに魔法を放出し続けられるなんて、どんな特訓を……!)


アイリス「ぜ、ゼーレ頑張れ!」


ゼーレ「くうう……!」


エルク「はああああああ!」ズオッ!


ゼーレ(さ、さらに勢いが強く!?)


ズオオオオオオオオッ!!


アイリス「うわああああああっ!?」


「し、試合終了! しょ、勝者……シェリルさんチーム!!」


わああああああああっ!


アイリス「いてて……」


ゼーレ「お、お見事です」


エルク「不意打ち気味でしたけどね。最初から強い防御魔法を張られてたら、私の魔法では飲み込みきれなかったと思います」


ゼーレ「不意打ちでもなんでもです。見事な役割分担、あれほど魔法を使いこなすまでの練習量、称賛に値します」


シェリル「やったな、エルク!」


エルク「は、はいっ!」ニコッ


ーーーーー

ーーー

908 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:39:53.67 ID:3jqG1PNbo
ノルン「デン先輩、ラミー先輩、卒業おめでとうございます」


デン「ノルンさん!」


ラミー「来てくれたの? ありがとう」


ノルン「お礼を言うのはこっちですよ〜。……こほん」

ノルン「デン先輩、ラミー先輩、ノルンとチームを組んでくれてありがとうございました」ペコリ

ノルン「ノルンの魔法はマホリオに向かないのに、二人のおかげで楽しくマホリオができました。最後の学内トーナメントはベスト8。こんなに勝ち上がれたなんて夢みたいです!」


ラミー「こっちこそ組んでくれてありがとうだよ。私、ニ年生からリリウムの生徒で、マホリオで組める人がいなかったから……」


デン「私も。一年生の頃は決まったメンバーがいなかったんだ。だから組んでくれて嬉しかったよ」


ノルン「理由はなんでもいいんです。ノルンはお二人と組めて幸せでした! 本当に……本当に、卒業おめでとうございます!」


ーーーーー

ーーー




クロエ・アートルム
ローラ・リーケ
ヒカリ・ロゥレス
水津凜華
モミジ・クレナイ
ティア・ソレル
アルシェ・ブランカ
ナミネ・スフィアード
雨宮楓
真壁晶
七峯嵐
レナ・フォールン
デン・ハザード
イオ・ローライト
ノワール・ヴァーミリオン
イリス・オーレリア
音無舞
ラミー・アルファウス
ゼーレ・レジェンダリア・アートルム
アイリス・スノードロップ
リーケ・エターニア
が卒業しました
909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:40:21.66 ID:3jqG1PNbo
クロエ「今月一杯は寮にいてもいいのよね……。一応春休みってことだけど、どうしようかしら……」

クロエ「おそらく魔王はこのリリウムに来る。ゼーレさんがいるのがここだから、他の所に行くのは考えにくいわ。そして各都市にも腕利きの魔法使いが備えてる……」

クロエ「マクベスは襲撃の予定地にはなってないけど、戻るべきか……」


現在の目標
・最後の準備をする

安価↓〜↓5自由行動安価
春休み中の行動を指定してください
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 21:57:36.76 ID:VAZ7HyDHO
イリスがスフィア(悪魔)を吹き飛ばした時の空き教室が長い事散らかったままだったので二人で掃除。思えば色々な事があったなぁと過去を振り返る
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 10:18:26.24 ID:OUhbqdqv0
ローラとリーケの二人で魔獣島から避難してきた魔獣達のお世話を続ける
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 14:48:13.78 ID:8O6wkV3eO
スフィアがフィッシュが元々いた場所に飛んでいったのでルク(+引っ付いてきたリズ)が追いかけ合流
必ず救うと改めて決心
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 14:55:04.78 ID:bhYqp2LsO
誰がどの悪魔と対峙するのか、事前情報とサリアの未来視(頂点併用)から予測をした上で大まかに決めておく
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 15:00:56.98 ID:bhYqp2LsO
よく考えたらわざわざサリアに使わせる必要なかったかな?普段から使い慣れてるとビジョンが鮮明になるから〜とかなんかそういうアレでお願いします

安価下
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 16:13:17.83 ID:g2F4paim0
戦いに向けて最終調整したり、家族や友人や恋人と過ごしたり、普段通りだったり、各々それぞれの決戦前夜を過ごす
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 15:57:17.72 ID:UljA9pdfO
クロエ達の卒業が現実時間とも一致して、結果的に良いタイミングで終われそう
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 16:28:03.13 ID:MnvL6jYQo
ちょっとどころでなく気が早い話だけど…
次回作はどんな話になるかしらん
>>1のお話ほんと好きだからまた何かやってほしいな
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 18:57:04.69 ID:DGOujv5oO
個人的に今回は『ノンケ(と思い込んでいる無自覚レズ)を百合堕ちさせる』ってのが出来なかったから次はそれ目指したいな
919 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:17:08.61 ID:xyfN87FLo
黒魔術部室ーー


キイ……


ノワール「ここ、懐かしいね」


イリス「思えば、初めてノワールさんが悪魔を召喚したのもここでしたね」


ノワール「エミールさんが来るから橘花先生が綺麗にしてるみたいだけど、最近は掃除されてないみたいだね」


イリス「せっかくです、私達でお掃除しましょう!」


ノワール「そうだね」


ーーーーー

ーーー




ノワール「……」フキフキ


イリス「ノワールさん」パタパタ


ノワール「ん?」


イリス「ここで……その……人殺しなんて言って……本当に申し訳ありませんでした」


ノワール「あー、うん。いいよもう。気にしてない」


イリス「気にしてないん……ですか?」


ノワール「あの時は私を怒らせて悪魔を召喚させようとしたんでしょ。結果としてあの悪魔は解呪に成功してスフィアさんになったし、あれがあったからイリスと何度も顔を合わせることになったし……悪いことばっかじゃないよ」


イリス「……ノワールさん、優しすぎますよ」


ノワール「イリスにだけだよ」チュッ


イリス「んぅ……っ」


ノワール「あの時はまさか付き合うことになるとは思ってなかったけどね。……いろいろあったなあ」
920 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:17:51.44 ID:xyfN87FLo
イリス「ここに来たとき、同じ転校生ということで知り合ったんですよね」


ノワール「そうそう。で、ここで初めて怒って悪魔を召喚しちゃったんだ」


イリス「ママの研究のためとはいえ、あの時の私はどうかしてました……」


ノワール「魔力欠乏症だったよね。それもゼーレさんが解決しちゃったけど」


イリス「それから色々な悪魔を召喚しましたね。騎士のようなものや、あとはサキュバス……」


ノワール「サキュバスがあんなに強くなっちゃうなんて驚いたよね。でも、私達には一緒に戦ってくれる友達がいた」


イリス「はい。何とか撃退して……でも、今度は魔王が」


ノワール「あのサキュバスもきっと戦いに参加すると思う。元はと言えば私が召喚した悪魔だし、私が止めないと……」


イリス「私が、じゃありません。これはノワールさんや私達二人だけの問題じゃないんです。クロエさんと、リリウムの皆さんと一緒に立ち向かうんです!」


ノワール「……そっか。そうだよね。皆で一緒に……!」


イリス「世界を救いましょう!」


ーーーーー

ーーー

921 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:18:22.77 ID:xyfN87FLo
魔獣島のいた海近くの浜辺ーー


スフィア「……」バサッバサッ

スフィア「……」ストッ

スフィア(フィッシュ……)


ルク「ああ、やっぱりこちらでしたか」バサッバサッ


スフィア「ルク……ついてきたの?」


リズ「リズもいるよ!」ヒョコッ


ルク「神妙な面持ちで飛んでいったので、大暴れでもする気かと」


スフィア「そんなことしないわよ。ローラに怒られるわ」


ルク「ふふっ、伝説の不死鳥が二羽も揃って一人の人間に頭が上がらないなんて……昔なら考えられませんね」


リズ「ローラのこと悲しませたくないもんねー」


ルク「そうそう、あのフィッシュさんの背中に住んでいた魔獣はローラさんとリーケさんがお世話をしているようですよ」


スフィア「そう。なら安心ね」


リズ「フィッシュのこと取り戻して、また背中で暮らせるといいねー」


ルク「そのためには、私達もこの戦いに尽力しましょう」


リズ「うん!」


スフィア「もちろんよ」


ーーーーー

ーーー

922 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:18:52.28 ID:xyfN87FLo
魔獣保護施設ーー


ローラ「よしよし……」ナデナデ


ハマーナ「んなああぁぁ……」


リーケ「はい、ご飯だよ」ザララッ


ヤンパ「チッチッ!」


ローラ「ハマーナはともかく、ヤンパまでついてきちゃうなんて」


リーケ「渡り鳥だからもう飛んでいってもおかしくないんだけど……」


ローラ「ここをお家って思ってるのかな?」


リーケ「そうなの?」


ヤンパ「チチッ!」


リーケ「そっかー……」


ローラ「そう思ってたんだねえ」


クロエ「……いや何も分からないわよ!?」


ローラ「あ、クロエちゃん!」


クロエ「魔獣のお世話してるって聞いて見に来てみれば……」


リーケ「……してほしいことを聞かせてもらうのが一番手っ取り早いから」


クロエ「まったく……この二人にお世話してもらえるなんて幸せものねえ」ナデナデ


ハマーナ「なあぁぁぁ……♪」


ーーーーー

ーーー

923 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:19:58.30 ID:xyfN87FLo
マホリオ協会本部、会議室ーー


「こちらの戦力も無限ではない。よって未来視で戦況を見た上で戦力を分配しようと思うのだが……」


樹「魔王の力によって、未来視ができない状態なんですよね」


ヴィーネ「うちのサリア以外はね!」


樹「サリアさんは視えるんですか?」


サリア「はい。私にはこれしかありませんから、未来が視えなくなった日から調整をしてまいりました。あまり遠い未来は視えませんが、来週……それこそ、戦いの日ぐらいなら視えます」


ゼーレ「それでは私が魔法を強化します。その上で未来視をしてもらえれば、さらに明瞭に視えるはずですから」


サリア「では……未来視【トキ】!」


ゼーレ「頂点【アルティマ】、千里眼【センリガン】!」


サリア「!! すごいです、これなら……」


「よ、よし。地図は用意してある。戦力の分析を頼む」


サリア「はい!」


ーーーーー

ーーー

924 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:20:35.11 ID:xyfN87FLo
サリア「……以上が、私の視た未来です」


茜「おつかれ〜。はい、お水飲んで〜」


ヴィーネ「やはり最重要拠点はリリウム魔法学校……」


樹「ゼーレさんもここにいるという前提でしょうね。もちろん迎撃の用意は出来てます」


「生徒には避難してもらう……と言いたいところだが、守りながら戦って勝てる戦いではない。戦いに参加できる生徒は一人でも防衛に……」


樹「もちろん避難のアナウンスはしました。……まあ、ほとんど残ってしまいましたけどね。うちの生徒は皆覚悟できています」


「頼もしい限りだ」フッ


ヴィーネ「あとは各都市と連携して、マホリオのプロや戦闘に参加できる魔法使いにできるだけ悪魔の情報を教えましょう。サリア、負担をかけることになるけどもう一度未来視をお願い」


サリア「任せてください。私の魔法はこういう時に未来を視てこそですから」


ーーーーー

ーーー




マホリオ協会の指示により、戦力を分配しました。
925 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:21:20.84 ID:xyfN87FLo
3月30日ーー


テレビ『空中爆弾の爆発予告は明日の正午です。各都市に通達された避難地図を頼りに、明日の朝に避難を開始してください』


クロエ「いよいよ慌ただしくなってきたわね……」


ヒカリ「リリウムの防衛を成功させて、世界を守るんだ」


ローラ「魔獣のためにも絶対に成功させるよ……!」


ーーーーー


レナ「デン、明日は勝つわよ」


デン「うん。絶対に」


ーーーーー


楓「薬の準備オッケー。じゃ、おやすみ!」


嵐「襲撃は正午予定だもんな。日差しが弱いといいけど……」


晶「おやすみ、楓」


ーーーーー


ノルン「ぐぅ……」スヤスヤ


ラクリマ「……」モゾモゾ


ぴとっ


ラクリマ「……えへへ、ノルンさんあったかい」ギュッ


ーーーーー


ティア「く、くっつくだけでいいんですか?」ギュッ


アルシェ「ん。ティア成分の補給」


ーーーーー


修練場ーー


エルク「ふう、ふう……」ポタポタ


シェリル「その辺にしとけよー? 明日体動かなくなるぞー」


エルク「は、はい。今出ますね」フキフキ


ーーーーー


御桜「お姉ちゃん、ヴィーネさん達は大丈夫?」


茜『トッププロを舐めちゃいけないな〜。コンディションはバッチリだよ〜』


御桜「そっか。さすがだね」
926 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:21:54.36 ID:xyfN87FLo
ーーーーー


チーム練習場ーー


ヴィーネ「聖弾【ホーリーボール】!」ドギュウッ!

ヴィーネ「……こんなところでいいかしら」


サリア「お疲れ様です」


ヴィーネ「サリアも練習?」


サリア「はい。未来視の安定性を高めるために、ギリギリまで調整しようと思いまして」


ヴィーネ「そっか。明日に支障でないようにねー」


サリア「もちろんです」


ーーーーー


時雨「……」


「御免!!」


ズダァン!!


「ま、参りました!」


時雨「ふう。私の修行に付き合わせて済まなかった。だが、おかげでいい感覚で明日を迎えられそうだよ」


ーーーーー


ウィン「あぁっ!♡ ひゃ、あああああっ!!♡」


ナナ「ふふ、うぃんかわいいれふよ」モゴモゴ


ウィン「なめながらしゃべらな……ひゃああっ!♡」


ナナ「魔力補充のためれふから」モゴモゴ


ウィン「ひっ、あっ、うううぅぅぅぅっっ!!♡♡♡」ビクンッ!


ーーーーー

ーーー

927 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:22:53.75 ID:xyfN87FLo
3月31日、正午ーー


チッ……チッ……チッ……カチッ


スキア「あーあ。やっぱり爆発しなかったか」

スキア「魔界顕現【ラグナロク】」


ズオッ!!


リリウム魔法学校ーー


「やった! 爆発を止めたぞ!」

「さすがうちの先生達!」


わああああああああっ!!


スキア「楽しそうだね。混ぜてくれる?」


クロエ「闇弾【ダークボール】!」ズオッ!


スキア「おっと」ヒョイッ


樹「……」ジリ…


クロエ「……」ザッ


アルシェ「……」スッ


スキア「うんうん、いい感じで警戒してくれてるね」

スキア「拡声魔法【スピーカー】、頂点【アルティマ】。全世界拡声魔法【ストリーム】」


スキア『あーあー。聞こえるー? スキア・レジェンダリア・アートルム。魔王だよ』

スキア『君たちに良いニュースと悪いニュースを一つずつ教えてあげる。まず良いニュースから』

スキア『おめでとう、私が世界中にばら撒いた魔力爆弾は氷魔法の使い手に一つ残らず氷結されて、何一つとして爆発しなかったよ』

スキア『褒美として爆弾を消しておいてあげる。後で魔界になった時に景観の邪魔になっちゃうしね』


クロエ「言ってくれるじゃないの……」


すう……


楓「あ……でも爆弾は本当に消えたよ」


スキア『そしてここから悪いニュース』

スキア『私はそもそも、魔力爆弾による人類への攻撃なんか狙ってないよ』


樹「な……!?」
928 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:23:46.18 ID:xyfN87FLo
スキア『おかしいと思わない? 頭上に爆弾が浮いているのに、極めて普通に日常生活が送れるなんてさ』

スキア『言うなら、魔力のこもった杖を喉元に突きつけられた状態。私のほんの気まぐれで次の瞬間には殺されていたかもしれない。そんな環境であなた達は一年間過ごしてきた』

スキア『恐怖と緊張で狂ったっておかしくない。そうならなかったのは、私達悪魔があるものを植えたおかげ』


クロエ「植えたって……まさか、暗黒樹!?」


スキア『こっちは知らない人もたくさんいるみたいだけど、こっちの世界に暗黒樹と呼ばれるものの種を植えたの。人の悪の感情を栄養として吸収し続けて、巨大になり続けていく樹の種をね』


エルク「そんなことをするメリットがお前達にあるのか……?」グッ…


シェリル「落ち着け、エルク。冷静になるんだ」


スキア『そんなことをして悪魔側に何かメリットがあるのか……。その疑問は当然湧くよね』

スキア『答えはもちろんイエス、だよ』

スキア『ここからが悪いニュースの本番。その樹はこれから動く。最強の魔獣として、君たち人間を滅ぼすためにね。バレないように特に濃い認識阻害をかけてたから、未来視ができてもこれの存在は知らなかったんじゃないかなー』


ローラ「う……うそ……」


スキア『イッツ……ショーターイム!!』
929 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:24:28.96 ID:xyfN87FLo
ズズゥン……ッ!


暗黒樹「オ゛……」ミキッ…

暗黒樹「オオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオオッッッッッ!!!!!」ブチブチブチイッ!


スキア『魔界顕現【ラグナロク】』


ズオオオオオッ!!


鬼「ゴオオオアアア!!!」ズシン!


ドクロ「荵?@縺カ繧」ガサガサガサ


ヘビ「キシャアアアアアア!!」ズルズル


クモ「ヴヴヴウウウゥゥゥウウウヴヴ」カサカサカサ


クロエ「闇の試練の……」


ラミー「魔物達……!?」


スキア『見たことある人もいるかなー。闇の魔法使いの敵だった子たちだね。そもそも魔界の毒素って言うのは、君たち人間が言う『闇』そのものなんだよ』

スキア『闇には魔力を退ける力がある。だから魔界に人間がいると四方八方から押される感覚で苦しくなるわけ』

スキア『ま、こんな説明はどうでもいいや。魔界顕現【ラグナロク】!』


ズオオオッ!


黒い騎士「ゴ……オ……」ガシャン


フィッシュ「ゴオオオオオオオオオオッ!!」


アンモビウム「待っていろ、ウィン・フォルクス」


サキュバス「さ、行きましょうか」


ソフィア「……はい」


ーーーーー

ーーー

930 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:25:05.55 ID:xyfN87FLo
「緊急連絡! こちらマホリオ協会! 暗黒樹と称される魔物の存在を確認! バックアップチームにより周囲の街への避難勧告は通達済み! 幸い周辺に町はないが、早ければ1時間程度で最も近い町に到着するものと思われる! 各都市余裕ができた者から対暗黒樹の作戦に協力せよ!」


樹「とんでもないもの用意してくれたわね……」


クロエ「校長先生、黒い魔物への対処方法として『明るい気持ちを持つこと』を通達して。それだけでかなり楽に戦えるはず」


樹「ええ、伝えるわ」


クロエ「さて……」


スキア「あとは徹底的に蹂躪してー、暗黒樹の力を使って人間界を魔界に変える、と」

スキア「じゃ、始めようか。世界を変えるための戦いだよ」


現在の目標
・最終決戦に勝利する

安価↓〜↓10自由行動安価
最後の行動を指定してください
最大10個の安価を受け付けますが、明日一杯までに埋まりきらなければそれまでに出てきた安価で最終決戦を書いていきます

リリウムの生徒は、基本的にリリウム魔法学校の防衛
ゼーレ、アイリスもリリウムの防衛
リーケは魔獣の豊かな土地の防衛(リーケ財閥の戦闘員も多数参戦)
一年生組はアウローラの防衛
マホリオのプロは、各都市に戦力を分配し各都市の防衛
スフィア、ルクは海上でフィッシュの出現待ち
ウィンはスタジアムでアンモビウムの出現待ち

暗黒樹はバックアップチームの時空間魔法によりしばらく食い止められています

他にも戦闘に関して質問があれば受け付けます
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 21:36:14.50 ID:DGOujv5oO
いよいよか……

スタジアムからウィンの魔翌力を察知したアンモビウムがウィンと邂逅
双方互角の戦いを繰り広げ、以前と同じように触手で魔翌力を吸収しようとするもナナとの特訓で『ナナ以外では感じられない身体』に開発されていたので完全に無効化(ただしナナ相手には輪をかけてクソザコになった模様)

形勢不利と見たアンモビウムは物陰からウィンを見守っていたナナを発見しそちらをターゲットとして手を出すが、それがウィンの逆鱗に触れたことでウィンのリミッターが完全に外れる
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 22:00:41.82 ID:fhXAfozK0
名前がサキュバスに戻ってる

リーリア・ソフィアと対峙するヴィーネチーム。リーリアの策略によってヴィーネ対ソフィア、サリア&茜対リーリアに分断されてしまう

……が分断される事はサリアの未来視によって想定済みだったらしく、事前の情報を武器に戦闘を継続
933 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 22:37:46.99 ID:xyfN87FLo
サキュバスではなくリーリアでした!
申し訳ありません!
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 22:49:43.62 ID:jX8V5/sT0
強力な頂防御魔法を常時展開しあらゆる攻撃を寄せ付けない鉄壁要塞と化したスキアと、その配下たちに押されるリリウム防衛チーム
スキアは前回と同じくデンを集中的に狙うが、一年間鍛え上げた盾魔法を手にレナが立ち塞がり、スキアを抑える
そしてその隙にアルシェがスキアへと貫通魔法を放つ。しかしスキアは紙一重で回避――したかに見えたが、ティアの浮翌遊魔法により貫通魔法がUターン、スキアに直撃し、防御魔法を破壊して突破口を作る
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 00:42:40.53 ID:faB0Y99dO
悪魔化したフィッシュを迎え撃つスフィア・ルク・リズ・ラピス・レイア・クリア・フェリス
満身創痍になりながらもどうにか追い詰めるが悪魔化を解くことが出来ない
その時フィッシュと共にいた幽霊が現れる
スフィアは彼女を背に乗せてフィッシュに特攻し、フィッシュのコアと言うべき場所でフィッシュの魂と対話し悪魔化を解く
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 01:12:09.11 ID:3MMdW8aMO
時雨と黒騎士の剣による一騎討ち
間に誰も入れないほどの壮絶な戦いが繰り広げられ、ウィンとはまた違う好敵手の存在に高翌揚感を覚える時雨だったが、一方黒騎士もまた敵意以外の感情を時雨に対して覚え始めた
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 10:06:21.61 ID:UHJbAQdeO
悪魔達との戦いで仲間、特に恋人の嵐と晶を傷つけられたことをトリガーに楓の吸血鬼の力が覚醒
魔翌力と身体能力が一気に跳ね上がる(覚醒はこの闘いの間限定の一回きり)
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/01(木) 10:38:45.82 ID:htMW4i5HO
窮地に陥ったシエラを、レティスが自身の魔法で普段なら絶対に無理であろうレベルの事象を発生させ助ける(自身への負担も幸い殆どなし)
どうやら彼女を助けたい!という強い想いが火事場の馬鹿力的に働いたようだ
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 11:38:42.62 ID:O5Fa1MCR0
息のあったコンビネーションで魔物を倒すイリノワ
ノワールを狙う遠距離からの攻撃はイリスが、イリスの死角からの攻撃はノワールが対処し、お互いがお互いをサポートし合い戦う
(パートナーを狙われた事に対する怒りで2人とも攻撃の火力が上昇している)
その途中、魔王の召喚に巻き込まれてしまい、瓦礫の影に隠れて怯えていた低級悪魔(いつもノワールの話し相手になってくれていた個体)を発見、保護する。
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:08:18.09 ID:tsv8Zt6kO
両者の火力が均衡しているが故に純粋な力のぶつかり合いとなるソフィアとヴィーネの対決。闇の龍を後衛として大量に呼び出し短期決戦を狙うソフィアだが、悪魔討伐も含めた長年の戦闘経験によって培われた判断力でそれを冷静にいなしていくヴィーネ。最後は最大級の技(茜の真化魔法には負けられないと密かに作り上げたらしい)を放って龍もろともソフィアの胸を貫き浄化、解放され気絶したソフィアを抱き抱える
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:23:32.78 ID:NPqUpJ+vO
中核として迎え撃つも苦戦を強いられるクロエローラヒカリ
クロエにトドメを刺そうとスキアの一撃が飛んでくるがクロナ・エリクシール婦妻が救援に現れ間一髪助かる
そこでローラヒカリに加えて両親からも魔翌力を受け取りハイパークロエ開放、ゼーレもそれを模倣しアイリス・リーケから魔翌力を受け取りスキアと最後の決戦に臨む
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:27:10.19 ID:iSszRBZPO
カームの福音、ロロナの揺動、レティスの言霊、やよいの意識操作、が上手い具合に噛み合った結果、ポメの獣化が最早格付けも烏滸がましい領域の魔法に

アウローラ一帯の悪魔をまとめて薙ぎ払う大活躍を見せるが中身は変わらずポメのままなのでどこか締まらない
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:27:44.57 ID:iSszRBZPO
あら、間に合わなかったか
944 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/01(木) 21:55:21.75 ID:ctCIkcG2o
数分の差ですし、混ぜて書けそうなので採用させていただきます!
945 : ◆ZOSRNJGVq. [saga sage]:2021/04/03(土) 23:16:06.75 ID:iflqmFA/o
書くのに時間がかかっております
もしかしたら明日も投下できないかもしれません
もう少々お待ちください
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/03(土) 23:24:21.32 ID:kAxPV5J8O
最終決戦だからね、じっくり行こう
947 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:54:27.67 ID:no207U8fo
ひとまずリリウム外の戦闘を投下します
948 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:55:03.83 ID:no207U8fo
神社仏閣の密集地ーー


黒騎士「ギゴ……オ……」ガシャン


「止まりなさい! 魔弾【シュート】!」ゴオオッ!


黒騎士「ゴオア!」バチン!


「な、なんなのあの剣……。魔力を飲み込んでる……!?」


時雨「闇の塊のようなものだな。闇には「魔力を飲み込む力」があると聞いた。それを凝縮させ剣の形をとっているんだろう」


黒騎士「ホロ……ボス……」ガシャン


「そ、そんな……そんな奴とどうやって戦えば……」


時雨「そのための近接戦闘部隊員である私がいる」チャキ…ッ


ズバアッ!


黒騎士「ゴ……?」シュウウ…


時雨「貴殿のお相手、この早川時雨が務める!」ゴッ!


ギリイッ!


時雨「見た目より素早いな。今の斬撃についてくるとは……」


黒騎士「ケンシ……キケン……!」ゴオッ!


ズバアッ!!


時雨「っ!」ハラッ…

時雨(なんとか前髪だけで済んだか……)

時雨(……ウィンとは違う、剣という土俵で戦えるこの喜び……! 不謹慎だが……少し燃え上がってしまうな……!)ゾクゾクッ


ガッ ギイッ!


「す、すごい……悪魔と剣で戦ってる……」


黒騎士(コイツ……ツヨい……!)


時雨「ここまで全力で剣を振れたのは初めて……だっ!」ブンッ!


黒騎士「ハアっ!!」ガキイッ!


時雨「人間らしい声も出せるじゃないかっ」バッ


黒騎士「ヒサシくコエを出シテイナカッタからな……」


時雨「化け物味が薄れて、こちらとしてはやりやすいがな」チャキッ


黒騎士「ヤリヤすかろうが、ヤリニくかろうが……我ラは剣を交エルのみだ」


時雨「その通りだ……な!」ゴオッ!
949 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:55:30.08 ID:no207U8fo
ギイッ ズバッ!


黒騎士「感覚が研ぎ澄まされていく……。貴様と戦えて我は幸運だ」


時雨「こっちこそ。身に着けた技術をどれだけ使ってもいい機会をくれて感謝するよ」


黒騎士「だがそう長くは戦っていられない」


時雨「うん」


黒騎士「次の一撃で決めさせてもらおう。見えたなら避けてみせろ」スウ…


時雨「突き、か」


黒騎士「…………………」


時雨「………………」


黒騎士「………………」


時雨「……」


「どっちも止まっちゃいましたよ……?」


時雨「…………」


黒騎士「………フッ!」ゴオッ!!


時雨「はあ!」


ギイン……ッ!


時雨「……」キンッ


黒騎士「……見事」ガシャンッ!


「か、甲冑が砕けた……!」


時雨「……そんな顔をしていたんだな。綺麗な顔だ」


黒騎士「戦争で身に着けた技術が、終わってみれば危険なものと言われ……人間に絶望し悪魔へと身を墜としたが……」

黒騎士「貴様のような手練と戦えてスッキリしたよ。……もう思い残すことはない」

黒騎士「……魔王様、無様に負けることをお許しください」


さああああ……


時雨「……黒い騎士よ。あなたは最後まで立派に戦い抜いた。その姿、私は忘れない」


ーーーーー

ーーー

950 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:56:00.86 ID:no207U8fo
スタジアムーー


アンモビウム「ここに奴が……」ザッ


ウィン「お、来たね〜」


アンモビウム「貴様との決着をつけるためにな。さあ、やろうか」


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…


アンモビウム「遅い」パッ


ナナ(き、消え……あっち? あ、あれ!? また消えました!)


ウィン「魔弾【シュート】」ゴギュオオオッ!


アンモビウム「ふん」ズルオオオ!


ウィン「その根っこ邪魔。神弾【ネオ】」カッ!


アンモビウム「無駄だ。貴様程度の魔法では私の根の成長速度を上回れん。そして……」ズルウッ!


ギチィッ……!


ウィン「……」


アンモビウム「こうなってしまえば貴様もただの小娘だ」


うぞうぞっ


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオオウッ!


アンモビウム「な……っ!」


ウィン「もうそれは効かないよ。ボクの体はナナにしか反応しない。神弾【ネオ】」ゴッ!!


アンモビウム「く……!」パッ


ナナ「え……」


アンモビウム「ナナというのはこの娘か! こいつを殺せば……!」


ウィン「魔弾【シュート】」ゴウッ!


アンモビウム「どうした! 大切な娘が狙われて臆したか! 魔法にいつもの威力が……」


ウィン「ナナに手を出すな」コオオ…!!


アンモビウム「ひっ……!」


ナナ(あーあ……。敵に言うことではありませんが……ご愁傷様です)ナムナム
951 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:56:27.50 ID:no207U8fo
アンモビウム(お、落ち着け……。奴の魔法は私の力と同種の時間湾曲系だ。そして私の能力は奴の魔法より強い!)


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオオッ!


アンモビウム「ぐおおおおおおっ!!?」ジュウウ!

アンモビウム(な、なんだ!? 奴が突然背後に……!)


ウィン「遅い。神弾【ネオ】」カッ!!


アンモビウム「がっ……!!」ゴシャアアア!

アンモビウム「く……くそ……!」フラフラ

アンモビウム(時間を引き伸ばして逃げるしか……!)ユラ…


ウィン「逃さない」ユラ…


アンモビウム「く、来るな! 来るなあああああ!」


ウィン「時神魔法【クロノス】」カチッ


ゴギャアアアアアアアアアアアッッッ!!!


アンモビウム「うぐおおおおおおおおお!!!」

アンモビウム「……ハッ……ハッ……!」プシュウウ…


ウィン「まだ息があるのか」


アンモビウム「ぐ……貴様一人に使うには過ぎたものだが仕方ない……! 我が闇の力を……」


ウィン「……」キュオオオ…


アンモビウム「あ」


ウィン「時ノ頂・玉響【タマユラ】」ユラ…


ゴ ッ ! ! !


アンモビウム「あがあああああああああああっっ!!!」ジュッ!

アンモビウム(私が感知できない程の速さで時間を捻じ曲げた……だと……)


さらさらさら……


ナナ「消えちゃいましたね……」


ウィン「よーし、急いで暗黒樹の討伐のお手伝いに行こー!」


ナナ「き、切り替え早いですね」


ウィン「今はまだ振り返る時間じゃないよ〜。とにもかくにもこの戦いを終わらせなきゃ〜」


ナナ「そうですね! ではウィンさんのホウキの後ろに乗ります。ハグでできるだけ魔力を回復させつつ暗黒樹のもとに向かいましょう!」


ーーーーー

ーーー

952 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:56:53.46 ID:no207U8fo
街中ーー


リーリア「なーんだ、みんな避難しちゃってるじゃない」


ソフィア「ではできるだけ建物を壊しておきましょう。遠くから見ても絶望できるよう、燃やして煙を上げるのもいいかもしれません」


リーリア「そうね。それじゃあ早速……炎弾【ファイアボール】!」ボッ!


ヴィーネ「聖盾【ホーリーシールド】!」ギィン!


茜「……」ザッ


サリア「この街は壊させない」スッ


リーリア「あら、逃げてない人間もいたのね」


スフィア「……トッププロですね。魔王様が特に注意するようにと言っていました」


リーリア「へえ。それは警戒しないとね」ズ…ッ


ズオオッ!!


茜「これは……」


リーリア「三人まとめて来られると面倒だから、闇の壁で街を区切らせてもらったわ。ソフィア、そっちの人はお願いね」


ソフィア「はい、リーリア様」


ヴィーネ(要救護対象……ソフィア・ルナールさん。悪魔化された人間よね)

ヴィーネ「あなた一人で私と戦うの? 大丈夫?」


ソフィア「一人くらいなら私だけでもやってみせます。リーリア様が信頼して任せてくださった以上、負けません」


ヴィーネ「オッケー。覚悟できてるならいいよ」


茜「お前は一人でいいのか?」


リーリア「癪だけど、私の体は魔法使いに改造されてるの。それこそ並のプロくらいなら制圧できるくらいの強さにね」

リーリア「……というか驚かないのね。チームが分断されたっていうのに」


サリア「こうなることは視えていたからな」


リーリア「……ああ、未来視。魔王様が妨害してたはずだけど」


サリア「私をそこらの未来視使いと一緒にされては困るな」


リーリア「ふーん……ま、いいや。結局殺すことに変わりはないしね! 四大魔法【アルケー】!」


茜「腕神化魔法【ネオ・アーム】」ブワッ


ゴッ!!


リーリア「……へえ」ゾクッ
953 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:57:22.74 ID:no207U8fo
ソフィア「……向こうは戦い始めたようですね」


ヴィーネ「じゃ、こっちもやろうか! 聖弾【ホーリーボール】!」キュパッ!


ソフィア「暗幕【ダークカーテン】!」ズオッ!


ヴィーネ「うぬう……やっぱり相性悪いか……」


ソフィア「闇凝結【ダークコンデンス】」


ズズズ……ッ!


ヴィーネ「うおお……!?」


ソフィア「お願いします、闇の龍さん」


闇龍「…………」ゴオッ!


ヴィーネ「神聖魔法【ホーリー】!」ギュワッ!


ズオッ! バシュウッ!


ソフィア(やはりトッププロ……この大群にも臆さず向かってくる……)


ヴィーネ「この程度……レイアさんの速さには及ばない! 神聖・球【ザ・スフィア】!」ゴオウッ!


グググ……!


闇龍「…………!!!」ジュオオオオッ!!


ソフィア「な……!」

ソフィア(あの大群を貫いた……!?)


ヴィーネ「あとはあなただけだよ!」バッ

ヴィーネ「天聖魔法【アマテラス】!!」


カッ!!!


ソフィア「闇凝結【ダークコンデンス】、五重防御壁【フィフスダークカーテン】!!!」


ゴオッ!!!


ヴィーネ「うっそ、あれ止める!? プロになってれば良かったのに!」


ソフィア「御冗談を……! 闇凝結【ダークコンデンス】、大槍【ダークジャベリン】!」ギュオッ!


ヴィーネ「神聖・匣【ザ・キューブ】!」ガチンッ!


ソフィア「く……硬いですね……!」


ヴィーネ「プロとやってるみたいにヒリヒリしてるよ……!」

ヴィーネ「これなら対魔王用に用意してた魔法を使っても大丈夫そうだ」ニッ
954 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:57:51.35 ID:no207U8fo
ソフィア「な、なに……?」タジ…

ソフィア(と、とにかく防がないとまずい!)

ソフィア「五重防御壁【フィフスダークカーテン】!!」ズオッ!


ヴィーネ「茜の真化魔法に負けられないと思って特訓したんだ。それでも防げないと思うよ!」

ヴィーネ「神々聖霊魔法【セレスティアルサークレット】!!!」


コオ……!!


ソフィア「空が……」


リーリア「な、なに!? 急に明るく……!」


ヴィーネ「いっけえええええええええ!!!!」


カアアアアアアアアアアアアッッッ!!


ソフィア(の、残りの龍も防御に……!)ズオッ!


バシュン! バシュン!


闇龍「……!!」ジュオッ!


ソフィア「あ……!!」


ドオオオオオッ!!


ヴィーネ「ソフィアさん!」ガシッ!


ソフィア「う……ん……」シュウウ…


ヴィーネ「ほっ……」

ヴィーネ(神聖魔法で体を貫いて、魔界の毒素を浄化……。成功する可能性が高いとは言え、実際に成功すると安心するわ)

ヴィーネ「茜ー! こっちはもう大丈夫ー! そっちも終わらせちゃってー!」


リーリア「大丈夫って……まさか!」

リーリア(ソフィアの闇の力を感じない……。そんな……悪魔化を解かれた……!?)


茜「うん、心置きなくやらせてもらうよ」


リーリア「……ッ!」ギリッ

リーリア「ソフィアを……! 返せえええええええ!!!」ゴオオッ!
955 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:58:20.32 ID:no207U8fo
茜「!!」


リーリア「はあ……はあ……!」


サリア「様子が変です。落ち着いて対処を……」


リーリア「どうやら……闇の力が強ければ強いほど……未来視もできないみたいね……!」ググ…!


ズズズ……!


リーリア「ふう……」


茜「……なんだその姿は」


リーリア「気持ち悪くてやりたくないけど、私の闇の力を全開放した姿よ」


サリア「闇が触手みたいにサキュバスにまとわりついてますね……」


リーリア「闇弾【ダークボール】!」ズオッ!


茜「サリア!」バチイッ!


リーリア「いい判断力ね」スッ


茜(後ろを取られた……!)


リーリア「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


茜「がっ……!」ビリイッ!


サリア「と、未来視【トキ】……」ズキンッ

サリア「ぐっ……! 未来が視えない……!」


リーリア「私の闇の力が強すぎるからかしら? あなた程度の魔法ではこの闇は見通せないわよ」


茜「未来視とか、作戦とか……一旦置いておくよ」チリ…ッ

茜「真化魔法【ヒーロー】」ゴオッ!


ギュパアッ!


リーリア「見えてるわよ! 獄炎魔法【ヘルフレイム】!」ゴウッ!


茜「ふっ!」フォッ!


リーリア「風斬魔法【かまいたち】! 火焔放射【フレイムスロワー】!」ゴオオオッ!


茜「くっ……!」バッ!


リーリア「逃げるだけえ? 速さは確かにすごいけど、それだけじゃあたしは倒せないわよ!」ジュオ…!
956 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:58:47.98 ID:no207U8fo
サリア「触手が魔力を一箇所に固めてる……」


茜「サリア、あの魔力の塊に一回だけ攻撃して。揺らいだ瞬間に突っ込む」


サリア「そんな……私のシュートじゃほんの一瞬魔力がブレるかどうかですよ?」


茜「一瞬でいい」


サリア「っ」ゾッ

サリア(久しぶりに試合中の茜さんの表情を見ましたが……ここまで気迫ある顔は初めてですね)


リーリア「この全魔力開放で、この街ごとあなた達を殺してあげる……!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!


サリア「魔弾【シュート】!」


茜「っ」ギュン!


リーリア「!」バチン!

リーリア(今更そんなカスみたいな攻撃……?)


茜「ーー見えた」


ゴッ!!


リーリア「はあっ!!? あんた、この中に手突っ込むなんて何考えてるのよ!!」


茜「お……オオオォォォォォオオオ!!!」ジュオオオオオッ!!


リーリア「!?」ガクンッ!

リーリア「う、嘘、バランスが……」グラ…


茜「そんな莫大な量の魔力、誰も器用に扱えないよ。無理やり魔力の流れをずらせば……」パッ


リーリア「やめ、止まって……! あ、嘘、うそうそうそ……っ!」ズルウッ!


サリア「……あれだけの強さの闇です。「飲み込む力」も途方もないはず」


リーリア「いやあああああああああ! 出して! 出してええええええ!!」


茜「自分の闇の中に囚われちゃったね。これでこのサキュバスは無力化成功ー」ノビー


サリア「悪魔である彼女自身は闇で死ぬことはないはずです。この上なく理想的な無力化ですね」
957 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:59:16.75 ID:no207U8fo
さらさらさら……


ヴィーネ「お、闇の壁が消えた」


茜「お疲れ様ー」


ヴィーネ「お疲れ! ……その黒い球体は?」


リーリア「ううう……」


サリア「中にサキュバスが入ってます。自分の魔力に飲み込まれて、出ることもできないみたいです」


ヴィーネ「おお!」


茜「ソフィアさんの救出も成功ですかー?」


ヴィーネ「うん。近くの医療基地に預けて、私達も暗黒樹のところに急ごう!」


サリア「はい!」


茜「はーい!」


ーーーーー

ーーー




医療基地ーー


スフィア「……リーリア……」


リーリア「……」


スフィア「私は……人間でした。悪魔じゃなかった……」


リーリア「……そうよ。あなたは人間。私があなたを洗脳したの」


スフィア「……人間である私がこんなことを言ってはいけませんけど……あなたと過ごした日々、とても楽しかったです」


リーリア「……」


スフィア「もし……もし、あなたがこの世界にいることを許されるなら……また、あなたと……」コテン


リーリア「……バカね。言い終わる前に寝るんじゃないわよ」

リーリア「魔王様が勝つにしても、あたしはこの戦いの間はこの闇の中だし……。同じ病室であなたの話相手くらいにはなってあげるわ」


ーーーーー

ーーー

958 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:59:43.45 ID:no207U8fo
海上ーー


フィッシュ「ゴオオオオオアアア!!!」


ザバアアアアアアン!!


リズ「ひいい……!」


ルク「リズ、魔獣化のタイミングは覚えてますね?」


リズ「う、うん! 目線が合う一瞬だけ!」


ルク「タイミングを外すと重みであなたごと海に落ちますからね……。リズが視線で痺らせて、スフィアさんが聖なる炎で悪魔化して体内に巡っている毒素を浄化させる……それが作戦です」


スフィア「しくじるんじゃないわよ! ドラゴン達もかく乱を!」


レイアラピス「はい!」


クリア「うん!」


フェリス「は、はい……!」


ゴオオオッ!


ラピス「ギャオオオオオオオ!」ゴオオオッ!


フィッシュ「ゴアアアアアアアアアア!!」バシュウウウッ!


ラピス(く……攻撃の規模が大きすぎます……!)


レイア「遠くからの炎でだめなら……接近戦!」ゴウッ!


ゴッ!


レイア「固っ……!」


フィッシュ「ゴオオオオオオオッ!!」ブンッ!


バシイッ!!


レイア「がっ……!!」


フェリス「お母さん!」


レイア「だ、大丈夫よ……」

レイア(とは言っても、私が固めた鱗でさえこれだけのダメージ……。他のみんなが食らったらひとたまりもないわね)


スフィア「遠心力で叩きつけただけであの攻撃力……ちょっとまずいんじゃない?」


ルク「私達が前に出て盾になりますか?」


スフィア「私はともかく、あなたは本当の意味での不死じゃないんだからだめよ」
959 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:00:20.77 ID:ieIswIzSo
スフィア「ひとまず……氷!」バキバキバキッ!


フィッシュ「ゴオアッ!!?」


レイア「ナイスです! フェリス!」


フェリス「う、うん!」


レイアフェリス「黒鋼親子連撃!!!」


メゴオオオッ!!


フィッシュ「ギャオオオオオオオオオッッ!!」バキバキッ


ラピス「レイア! 屈折!」ピカァッ!


クリア「フェリスも!」ピカーッ!


ブオンッ!!


フィッシュ「ゴ……オ……?」ジロリ


ルク「黒鋼親子が攻撃し、水晶親子が離脱の手伝い……素晴らしいコンビネーションですね」


リズ「……ルク! あれリズ達にもかけてもらおうよ!」


ルク「ですね。ラピスさん!」


ラピス「はい! 聞こえてました! 屈折!」ピカッ!


ルク「リズ……行きますよ!」


リズ「うん!」


ゴオオオッ!


ラピス「解除!」パッ


リズ「ジュラアアアアアアアア!」ギロッ!


フィッシュ「ガ……ッ!」ビクウッ!


リズ「人化!」ポンッ


スフィア「よくやったわ! あとは私が……」


フィッシュ「ガアアアアアアアアア!!!」


ブオン! ブオン!!


レイア「そんな……。バジリスクの視線を受けても数秒しか止まらないの……!?」
960 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:00:47.06 ID:ieIswIzSo
幽霊「あのー」ヒョコッ


スフィア「な、なに!?」ビクッ


幽霊「あ、驚かせてすみません。私、かつてのフィッシュの友達です。もう幽霊ですが……」

幽霊「もし可能なら、フィッシュの背中にできるだけ近づけませんか? 地縛霊なので、一度フィッシュに憑ければ振り落とされないはずです」


スフィア「……ああ、確かにあなたのこと見た覚えがあるわ。……フィッシュそのものに対する地縛霊なのね」


幽霊「はい。背中にたどり着いたら、フィッシュの大切な洞窟に入ります。そこでなら精神そのものと対話ができるはずですから」


スフィア「分かったわ。振り落とされないでね!」ゴオッ!


幽霊「幽霊なので大丈夫です!」


スフィア「ルク、リズ! もう一回だけあいつを痺れさせて!」


ルク「は、はい!」


リズ「うん!」


フィッシュ「ゴガアアアアアアアアア!!!」バシャアアアアッ!


ルク(波しぶきに隠れて……!)

ルク「今です!」


リズ「ジュラアアアアアアア!」ギロッ!


フィッシュ「!」ビリッ!


リズ「人化!」ポンッ


スフィア「間に合え……っ!」


ズザアアアアア!


幽霊「の、乗れました! フィッシュの背中ですよ!」


スフィア「よ、よし! 早く洞窟に行くわよ!」
961 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:01:42.92 ID:ieIswIzSo
背中の洞窟ーー


スフィア「こんなところがあったのね……」


幽霊「外が嵐の時は、ここでフィッシュとお話してたんですよ」


スフィア「へえ……」


ぼわあ……


幽霊「あ、あったあった。これがフィッシュの核って言ってました」

幽霊「これに手をついて精神を集中させると、フィッシュとお話できるんです」ピトッ


スフィア「こう?」ピトッ


◆◆◆◆◆

◆◆◆




フィッシュ「おお……君は……」


幽霊「えへへ。久しぶりだね、フィッシュ」


フィッシュ「ああ、本当に久しぶりだ。それにスフィアも……」


スフィア「ちょっと、この空間黒いんだけど」


フィッシュ「悪魔化の弊害だな。奥底の自意識は保っていられたが、それ以外全ての精神を乗っ取られてしまったよ」アッハッハ


スフィア「呑気ねえ……」


フィッシュ「スフィアがここに来てくれたのなら、もう恐れることはない。スフィアの炎でこの空間を焼ききってくれ!」


スフィア「そのつもりよ。幽霊の子、黒いのがフィッシュから剥がれたらフィッシュを思いっきり引っ張ってね」


幽霊「はい!」


スフィア「せえ……の!」メラッ!


ゴオオオオオオオオッ!!


幽霊「フィッシュー! うぬおーー!!」グイイッ!




◆◆◆

◆◆◆◆◆
962 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:02:10.58 ID:ieIswIzSo
フィッシュ「ガ……オ……」ピタッ


リズ「止まった……?」


レイア「中のスフィアさんが何かしたんでしょうか……」


ルク「恐らくは……。この魔力の流れはスフィアさんの聖なる炎だと思います」


フィッシュ「グ……」ユラ…


バシャアアアアアアアンッ!


フィッシュ「グー……グー……」


ラピス「寝てます……ね」


スフィア「おーい」バサッバサッ


幽霊「悪魔化の阻止、成功しましたよー!」


ラピス「ほんと!? わーい!」


フェリス「よ、よかったあ……」


ルク「ここですべき事は終わりました。休みたいところですが、暗黒樹を止めないと」


ラピス「その通りですね。急ぎましょう!」


ーーーーー

ーーー

963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 00:03:03.56 ID:WkSiPg/aO
スフィアになっちゃってる。ソフィアに脳内修正
964 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:03:08.80 ID:ieIswIzSo
アウローラーー


王女「東側に戦力増やせない!? ちょっと押され気味!」


皇女「北地区が優勢だから、第5、第6分隊を東側に。できるだけ迅速に移動して!」


「はっ!」


ーーーーー


「レティス様! シエラ様! 東側へ移動の伝令です!」


レティス「……」コクン


シエラ「一年生組移動するわよ!」


カーム「は、はい!」


やよい「カームちゃん、移動の間は喋らなくていいよ。歌う時のために喉を休めないと」


カーム「!」コクン


ロロナ「東側って……」キョロキョロ


シエラ「こっち!」


悪魔「ギャオオオ!」バッ


シエラ「邪魔! 光爆弾【ライトニングボム】!」カッ!


ドドドドオッ!


悪魔「ヒギャアアアア!」バタバタ


シエラ「ポメ、しんがりは任せるわよ!」ダッ


ポメ「りょうかい!」


東地区ーー


鬼「ゴオオオオウッ!!」


ロロナ「な、なにあれ……!」


やよい「クロエ先輩が戦ったっていう鬼かな……」


シエラ「カーム、バフをお願い! 光爆弾【ライトニングボム】!」


カーム「うん! 福音魔法【ゴスペル】!」ラァー♪


ドドドオッ!


鬼「ゴアアアアアアッ!!」グラ…

鬼「ブフゥー!!!」ズシン!


ポメ「倒れない……!」
965 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:04:16.49 ID:ieIswIzSo
鬼「……」ギロリ


レティス(シエラが睨まれてる……? まさか狙いをシエラ一人に……)


鬼「ゴアアアアアアアアアアッッ!!」ブン!


シエラ「!」


レティス「だめ! シエラは私が護る!!」ゴオッ!!

レティス「防御魔法【シールド】!!」


ガキインッ!!


鬼「ゴ……!」ビリビリ…!


ポメ「え……! すごいすごい! あんな固いシールド見たことないよ!」


レティス「シエラ! シエラのことは絶対に私が護るから!」


シエラ「お嬢様……」


ポメ「よーし! うちもやるぞー!」


シエラ「……ポメ、皆からの魔法の支援を受けて」


ポメ「? 分かった!」


シエラ「お嬢様。今の心持ちならなんだって叶えられるはずです。ポメに全力の支援を!」


レティス「うん!」ギュッ


やよい「意識操作魔法【フォーカス】! ポメちゃんの魔力の流れを鮮明に!」


カーム「福音魔法【ゴスペル】!」ラァー♪


ロロナ「揺動魔法【シェイク】!」


レティス「ポメは……最強!」


ポメ「おおおおおおおお!」ゴオオオオッ!


鬼「!!」


ドオオオオオオオッッッ!!


鬼「グゴアアアアアアアアアア……ッッ!」サラサラサラ…


ポメ「よっし! 倒した!」
966 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:04:46.96 ID:ieIswIzSo
ギュン!


やよい「あ、あれ、ポメちゃん?」


ーーーーー


「か、各防衛拠点から悪魔消滅の報告!」


王女「な、なにあの魔力の塊……!」


皇女「神魔法とか、頂魔法とか……そういう次元じゃない……!」


ーーーーー


東地区ーー


ゴギャアアアアアアアアッッ!!!


シエラ「あ、悪魔全消滅……」


ポメ「アウローラをひとっ飛びしてきたよー!」アッハッハー!


王女『アウローラ全国民に告ぐ! リリウムに行った我らが姫君とその友達5名! 彼女達のおかげでアウローラ周辺の悪魔は全て消滅した!』


オオオオオオオオッ!!


やよい「ポメちゃん! やったよ!」ギュー!


ポメ「……」


カーム「で、でもまだ苦々しい顔を……。まさかまだ敵が……?」


ポメ「……動いたらお腹空いた」グウウウ…


ロロナ「……ふふっ」


レティス「ポメにありったけのご飯を! アウローラ外の戦況を見て、それから再出撃をかける! 皆のもの、しばしの休息をとれ!」


ハッ!!!


ーーーーー

ーーー

967 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:05:47.62 ID:ieIswIzSo
>>963
>>957のスフィアは全部ソフィアですね…
大事なところミスってしまいました…
968 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:11:52.06 ID:ieIswIzSo
リリウム戦は明日以降投下します
書き途中ですが、長くなりそうな気配があります
このスレの残りでは投下しきれないかもしれないので、8スレ目を立ててそちらに投下する可能性があります
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 00:14:48.46 ID:WkSiPg/aO
完結後は何か予定ある?小ネタとか新スレとか
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 01:10:37.91 ID:GfIDD9AK0
乙です。最終決戦特有のインフレがすき
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 10:34:54.46 ID:c5lSD2njO
乙乙
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 12:04:50.92 ID:Dix56R2nO
スフィアの世代の不死鳥が全部悪魔になったって話は回収されるのかね
973 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 23:19:10.66 ID:ieIswIzSo
>>969
完結後はできる限りの小ネタやアフター話を書こうと思っています!
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/13(火) 11:37:06.63 ID:eN2qiO7zO
書き溜め終わってるかな?期待
975 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/04/13(火) 14:58:43.42 ID:dC9gmJE70
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/14(水) 14:36:57.97 ID:fbuwqqmnO
復旧したの気付いてるかなぁ
977 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:32:40.84 ID:j2OzgBd4o
新スレ立てました!
【安価】クロエ「リリウム魔法学校へ! これで最後!」【百合】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1618398982/

このスレの残りはウィンの過去話、時雨の過去話を投下したいと思います
978 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:07:39.06 ID:j2OzgBd4o
エピソードゼロ ウィン・フォルクス

〜〜〜〜〜

ボクは、昔からマホリオが大好きだった。
ド派手な魔法! 意表を突く攻撃! 考えられた作戦!
どんな試合でも喜んで見ていたし、再放送だろうと構わずテレビにずっと釘付けになっていた。

『プロも絶賛! のびーるマジックチョコ!』

マホリオ選手が出ていれば、どんなに長いCMだって気にならない。それほどボクはマホリオが大好きだった。

「ウィンー。収穫祭に行くわよー」

「あ、はーい!」

しかしこの日は収穫祭だった。後ろ髪をひかれる思いでテレビを消し、お母さんの後について家を出ていく。

街中に近づくほど祭りは賑わいを見せ、魔獣の格好をした人ともたくさんすれ違う。
今日のボクは憧れのトッププロのレプリカユニフォームを着ている。魔獣化の魔法を使う、変身魔法がかっこいいトッププロ。ポーチに杖も入れて準備万端だ。
魔獣や悪魔の格好をした人にもお菓子を分け与えることで、人間だけでは消費できないほどの作物の豊穣を祈願する。それが豊穣祭。
だから、ボクは魔獣化プロの格好をしている。
格好だけだけれど、とても強くなった気がする!

「ふふーん♪」

「嬉しそうねえ」

お母さんが笑いかけてくる。

「だってプロの格好ができるんだもん、嬉しいよ!」

もふもふと犬耳帽子を揺らしながら答える。
お母さんは笑みを深めて、頭を撫でてくれた。

「それじゃあ出店を見て周りましょうか」

「うん!」

ーーーーー

ーーー

979 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:08:19.59 ID:j2OzgBd4o
綿あめ、缶ジュース、パンプキンケーキ。
いろいろなお菓子を食べて飲んで公園で一息。
ふとぶるりと体を震わせて、お母さんの裾を引っ張る。

「おしっこ……」

「あら……ジュースたくさん飲んだものね。この公園は確か公衆トイレが……」

キョロキョロと見回せば、確かに公園の角にトイレがあった。

「ひとりで行ってくる!」

子供ながらの見栄を張り、一人でトイレへ。
何事もなくトイレから出た時、トイレの裏……ちょっとした林の方へ向かう女の子が見えた。

「そっち行くと危ないよ!」

「!」

後ろから声をかけるとその子は青いショートヘアーをふわりと跳ねさせ驚いて振り返った。
暗い中でも目立つ紅い瞳がパチクリとしている。

「こんなに暗いのに森の中に入ったら怪我しちゃうよ」

「で、でもお母さんがいなくなって……さっきはあっちにいたから……」

どうやら迷子らしい。となるとボクのとる手段は一つだった。

「ならボクも君のお母さんを探すよ! まずはボクのお母さんのところに行こう!」

「いいの……?」

「うん!」

ちょっとしたお姉さん気分で林から出ようとした時、背中に冷たい感覚が走り抜けた。
女の子の手を引っ張って一気にしゃがみ込む。

「ホォー!」

直後しゃがんだボクらの真上を何かが通り抜ける。
暗くてよく見えないが、どうやら鳥の魔獣がいるらしい。
木々の中で一際甘い匂いを漂わせているボクらを餌だと思っているのか、ひりひりとした視線を感じる。
980 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:09:54.99 ID:j2OzgBd4o
「ボクの後ろにいて」

「あ、危ないよ……!」

女の子を背中に隠し、ポーチから杖を取り出す。
魔獣化はできなくていい。でも今は、今この時だけはあのプロのように……!

「へん……しん!」

「ホォーー!」

自分に喝を入れると同時に鳥が飛んでくる。
避ければ女の子が襲われるだけだ。それはできない。
ならば。

「魔弾【シュート】」

「ギャオーッ!」

努めて冷静に、杖から魔法を放出する。
バチリと魔法が当たった感覚。次いでどうっと地面に何かがぶつかった音。

「たお……した?」

ぷしゅうと自分の中から力が抜ける感覚があった。
集中しすぎて、緊張の糸が切れたようだ。

「おーい、ウィンー?」

待ちかねたのか、お母さんがベンチからこちらにやって来た。
そして腰が抜けたボクと倒れた魔獣を見つける。

「……こら、ウィン! 魔獣と戦ったの!?」

「うっ、だ、だって急に襲われたから……!」

「近くに私がいたんだから走って逃げていいのよ! もう! ケガはない!?」

怒りつつも心配してくれるお母さん。
その光景を見ていた女の子が口を開く。

「あ、あの……その子は私を守ろうとして……」

「……ウィン、そうなの?」

「うん。だってこんな暗い中でこの森を走り抜けようとしたから、危ないと思って声かけたんだよ」

「そしたら魔獣さんに見つかったみたいで……ごめんなさい!」

事実を伝えると、お母さんはしばらく呆然としていた。
そして少しして。

「……そっか。ウィン、よくやったね」

今度は褒めてくれた。それがすごく嬉しくて、ついついぎゅっと抱きついてしまう。
981 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:12:13.25 ID:j2OzgBd4o
「あなたはどうしてこの中を通ろうとしてたの?」

「ま、迷子になっちゃって……さっきまでお母さんとあっちにいたから戻ろうと……」

「ね、お母さん。一緒にこの子のお母さん探してあげようよ!」

「そうね。無視はできないもの」

お母さんはとっても優しい。迷子の子を見捨てるなんてことはしない。
左手でボク、右手で女の子と手を繋いで、女の子のお母さんを探し続けた。
街の案内センターでスピーカー魔法を使って呼びかけて、やっとお母さんと会えた女の子は大泣きだった。

「この度はうちの娘がとんだご迷惑を……!」

「いえいえ、探してる最中は泣きもせずにご立派でしたよ」

「ほら、謝りなさい」

「ごめんなさい……! ありがとうございました……!」

ぺっこりと頭をさげて謝り続ける女の子。
それを見てボクは、自分のポーチからお菓子を取り出した。

「これあげる!」

「え……」

「豊穣祭、全然お菓子もらえてないでしょ? ボクのお気に入りあげるから元気だして!」

女の子の手にそれを握らせる。
のびーるマジックチョコ。
CMでもやっている、大人気のお菓子。

「あ……ありがとう……」

「ん!」

申し訳ないという表情から笑顔に。
女の子のその花が咲いたような笑顔はとても素敵で、綺麗だなって思った。
女の子と別れて背中を向ける。せっかくだからお名前くらい聞いとけばよかったかな。また会えたらいいな、そう願わずにいられない。

「ナナ。私達も帰りましょうか」

「うんっ」

それが、歩き始めていたボクが聞きとれた最後の会話だった。

ーーーーー

ーーー

982 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:13:26.62 ID:j2OzgBd4o
「へーんしん!」

ボクはそれから、魔法を使うときには必ず「変身」をするようになっていた。
あの時の集中力が呼び戻されるようで、学校でも魔法の成績が上がっていった。
そうなると魔法を撃つのが楽しくて、毎日魔力が空っぽになるまでマホリオの練習をしていた。
ある日は同級生と。ある時は上級生と。あるいは大人に混じってマホリオをすることもあった。
小学校を卒業する頃には、同級生では誰もボクに魔力の量でも質でも敵わなくなっていた。
中学校でもそれは変わらず。
ボク自身も変わることはなく、マホリオが大好きで、毎日マホリオの練習と称して近所のスタジアムや練習用フィールドに出かけていった。

「へへ〜、今日もボクの勝ち〜」

「いやー! ウィンちゃん最高! プロになれるわ!」

時々お母さんが見に来て、そのたびに熱烈な応援をしてくれた。
中学校大会でも勝ち続けて、でも中にはボクみたいに強い子もいて。やっぱりマホリオは楽しくてやめられそうになかった。
そしてボクは魔法の名門、リリウム魔法学校に入学することになる。

「よいしょ。君が同室の子かな? よろしくね〜?」

「はい、よろしくお願いします!」

寮に引っ越した日には、すでに同室の子は準備を完了させていた。どうやらしっかりした子らしい。
その子は青いショートヘアーをふわりとさせて、紅い瞳を細めて笑う。

「ウィン・フォルクスって言うんだ〜。将来の夢はマホリオのプロになること〜」

「私はナナ。ナナ・ヴァーミリオンです。将来の夢は……まだ分かりません。けど、ここでたっくさん魔法の勉強がしたいです!」

これがボクの今までのお話。
マホリオが好きで、それは今でも変わっていない。
マホリオが強くなったのは、あの女の子がいてくれたおかげ。
今でも強くなれるのは、最愛の人がいるからこそ。
今までも、これからも、好きなもののために戦い続ける。
それがボク、ウィン・フォルクスの人生だ。
983 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:17:19.97 ID:j2OzgBd4o
ウィン編はここまで

なお数年後、ナナと「昔豊穣祭で出会った女の子の話」をして、お互いに「あの時の女の子!」ってなります。
984 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:25:59.22 ID:j2OzgBd4o
エピソードゼロ 早川時雨

〜〜〜〜〜

私にはリリウム入学当初、気に食わない奴がいた。
いつものほほんと眠たそうな目をしていて、まとった空気もマイペースそのもの。
なのに周りの人は皆羨望の眼差しで見つめ、あげく「天才」やら「神童」やらと崇めている。
それがどうも面白くなかった。

「ナナ〜、食堂どっちだっけ〜」

「こっちですよ。一緒に行きましょうか、ウィンさん」

今だって目の前であくびを噛み殺しながら迷子になっている。
こんなゆるい奴が尊敬される理由が分からない。

「……」

ふとその眠たげな眼差しがこちらを向いて止まった。

「……ねえ君。ボクとマホリオで戦わない?」

「な……」

すう、と細められる目。まとった気配がにわかに、かつて剣道の大会で味わったような鋭いものに変わっている。

「ダメですよ、もう。寝起きでふらふらなんですから、まずは朝ごはんです。あなたも汗をかいてるところを見るに、朝練かなにかをしてきたんですよね? そんなところを呼び止めてすみません。早く汗を流したいですよね」

隣の少女がぺこぺこと頭を下げながら謝る。
どう答えるか迷っているうちに、ほら、食堂はこっちですよと背中をぐいぐい押して歩いていってしまった。

「……なんだったんだ……あの気配は」

呑気な彼女からは想像もつかない、ひりつくような気配。
……ぞくりとした寒気が体を震わせた。
985 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:26:27.65 ID:j2OzgBd4o
その後もことあるごとにそいつの姿は見ていた。だが、あの時感じた鋭い気配は見ることがなかった。
気のせいかとも思ったが、私にはどうもあの時の視線を忘れることができなかった。
そして、その日は訪れた。

「今日は合同体育か〜」

「レクリエーションみたいですよ。いろんな人と魔法を撃ち合って、同級生がどんな魔法を持ってるか確かめながら交流を深めるらしいです」

クラスをまたいだ、一年生同士での体育の授業。
その最中も私は彼女のことを見ていた。

「それじゃあいきますよ。魔弾【シュート】!」

この間も隣にいた少女がシュートを放つ。
ぽひゅうと飛び出たそれはものの数秒で空気に溶けて消えてしまった。

「じゃあ今度はボクの番だね〜」

にこにこと笑っていたそいつの顔から笑顔が消えた。
やった動作は杖を構える、それだけだ。
たったそれだけでまとった空気が一変し、あの時の鋭い気配がやってくる。

「魔弾【シュート】」

少女に当たらないようにと放たれたそれは、私が今まで見たどのシュートよりも力強く、そして綺麗だった。

「こんな感じ〜」

「す、すごいですウィンさん!」

次の瞬間にはケロッと元の雰囲気に戻っていた。
だが、あの一瞬だけ見せた気配。
あれは間違いなくあの朝感じたものと同じだった。

「ウィン・フォルクス……か」

「時雨さーん、魔法撃ってよー」

観察に夢中になっていた私に、組んでいた同級生から声がかけられる。
一言謝ってから私も魔法を撃つ。

「剣戟・飛燕!」

剣に光を集め、己の前面を斬る。
斬撃がごうっと飛び、燕のような形で突き進む。
光魔法を応用した自己流の魔法、剣戟と名付けたそれが私の得意魔法だった。

「時雨さんの魔法かっこいいー!」

「そ、そうか」

褒められ慣れていない私は、頬が赤くなるのを隠すためにそっぽを向く。

「……」

その時、あの目をしたウィン・フォルクスと目があった。
……だがその授業中は声をかけることもなく、何も起こることはなかった。

ーーーーー

ーーー

986 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:27:07.72 ID:j2OzgBd4o
ある朝、私は寮の外で剣道の素振りをしていた。
毎朝の日課だ。

「198……199……200!」

心を落ち着かせ、200本。汗をかいた体で、そのまま軽く走り込みに向かう。

「はっはっはっ……」

朝の澄んだ空気が肺いっぱいに入る。
温まる体は朝冷えの空気で冷まされ、とても気持ちがいい。

「……ふう」

寮の入口まで戻ってきて一息。
これで私の毎朝の鍛錬は終わる。シャワーを浴びようと寮に戻ったところで、彼女の姿を発見した。

「ウィン・フォルクス……」

「ん〜……?」

眠そうなまぶたをさらに眠たげにこすりながらこちらを振り向く。

「……私と仕合え、ウィン・フォルクス」

「……へえ?」

すう、とあの目つきに変わる。
やはりだ。こいつはマホリオが絡むとあの気配を見せる。
どれだけ強いかは知らないが、その魔法への自信を打ち砕いてやりたいと思った。

「今から修練場でだ。構わないか?」

「いいよ、行こう」

私は中学生時代、剣道に集中するということでマホリオの大会には出場してこなかった。
だから向こうは私の実力を知らない。
よっぽどマホリオには自信があるようだが、それはこちらも同じことだ。
鍛錬の日々を積み、リリウムではマホリオでも結果を残すつもりだった。
ならば一番手っ取り早いのは、この持て囃されている神童とやらを倒すこと。
987 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:27:35.37 ID:j2OzgBd4o
修練場につき、扉を開ける。
互いに無言で浮き、剣と杖を構える。

「ーーいくぞ! 剣戟・飛燕!」

「魔弾【シュート】」

衝突、轟音。
飛燕がただの光となって拡散する。
それを利用し、息をつく暇も与えず別角度へと移動する。

「剣戟・飛燕!」

「魔弾【シュート】」

再び轟音。
相殺されるが、今度は一気に真後ろまで移動することができた。

「もらった……! 剣戟・朱雀!」

「魔弾【シュート】」

轟音。
そして「こちらを見ているウィン」と目が合った。
危険と判断し、一気に距離を取る。

(なんだ……!? 今私は奴の背後を……)

「試合中に考え事? 魔弾【シュート】」

「くっ!」

なんとか剣で弾く。
そうだ、戦いの最中に考え事などしている暇はない。
剣道と同じだ。一瞬の気の緩みが敗北に繋がる。

「剣戟・朱雀!」

「魔弾【シュート】」

朱雀は飛燕よりも範囲が大きい。故に拡散する光量も多く、今度はさらに簡単に背後に回ることができた。

「剣戟・双飛燕!」

より素早く、より避けにくく!
二羽の燕が飛んでいく。

「……時間魔法【クロック】」

当たったと確信した。奴が振り向いた時にはもう眼前にまで迫っていたはずだった。
だが「消えた」。頬に風を感じて背後を斬る。

「……っと」

確かに背後にはいたが避けられた。
だが収穫はあった。消えたあとに風を感じるということは、空間を接続するような瞬間移動ではなく、目にも止まらない程の高速移動だと推察できる。
ならばもっと速くーー。

「遅い」

剣の柄を抑え込まれ、胸には杖の感触。

「……負けたのか」

負けた。完敗だった。
そう認識するや否や、目の前から鋭い気配が消える。

「楽しかった〜」

んー、と伸びをしながら、本当に楽しそうにそうこぼす。
その姿を見ていると、目の敵のようにしていたのがバカらしく思えて、ついふっと吹き出してしまった。
988 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:28:04.48 ID:j2OzgBd4o
「ウィン・フォルクス。私の完敗だよ。こちらこそ楽しかった」

「こっちこそ戦ってくれてありがとうね〜、時雨さん」

名前を知っていたとは驚きだった。一方的に知っていただけかと思い尋ねる。

「結構前の話だけど、朝すれ違った時にすごい魔力だーって思ってさ〜。それからいろんな人に聞いて調べたんだよ〜。「かっこよくて強い」とか「文武両道で素敵」とか〜、みんな褒めてたな〜」

「そ、そうか……」

ニコニコと話されると、顔が赤くなっていくのを抑えられない。

「な、なあ……ウィン・フォルクス。よかったら、その……私と友達になってくれないか?」

「いいよ〜」

あっさりと承諾してくれた。この呑気さには頬が緩んでしまう。

「そうか、よろしくな。えっと……ウィン」

「よろしくね、時雨〜」

呼び捨てで呼んでみると、向こうも呼び捨てで返してくれる。

「しかし驚いたよ。まさか同じ学校に時間魔法の使い手がいるとは」

「……!!」

そう、あれは時間魔法だった。気づいたのは最後の最後だったが、あの空間の揺らぎと移動の仕方。そこから察するに周囲の時間の流れを極端に遅くするものだったのだろう。

「時雨〜! 友達だけど、時雨はライバルだよ〜!」

「な、なに!? 突然なんだ!?」

「今まで初見でボクの魔法見破った人いないのに〜……!」

「そうなのか?」

いや、あれだけの実力者だ。使い所を誤らなければ瞬間移動系や高速移動系の魔法だと思わせることもできるだろう。
現に私も最初は高速移動魔法としか思えなかったし、一対一という本来ならありえない状況だ。互いの魔力の流れにだけ集中できたからこそ見破れた可能性も高い。

「……汗かいちゃったねえ、時雨。寮に戻ろっか〜」

「ああ、そうだな」

コツンと拳同士をぶつける。
「お疲れ様」と言葉にせずとも分かり合える。
扉を開くと、朝日が私達を包み込んでくれた。
989 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:28:31.14 ID:j2OzgBd4o
寮への帰り道、ある提案をする。

「なあ、ウィン。よかったらマホリオのチームを組まないか? 正直、ウィンの実力には感服した。一番近くで戦いぶりを見て、その強さを学びたい」

「時雨とチーム……面白そうだね〜。いいよ、組もっか〜」

またもあっけらかんと答えてくれる。

「あ、でもボクもう一人と組んでるから、その子にも聞かないとね〜」

その後は他愛もない雑談をしながら寮にたどり着いた。
寮の玄関扉を開けてみれば、奥の廊下からキョロキョロと辺りを見渡している一人の少女がいた。
確かウィンと同室の女の子だ。

「ウィンさん! こんな早くからどこに行ってたんですか?」

「時雨と修練場に行ってたんだ〜。強かったよ〜」

「ま、まさか戦ったんですか? 二人ともケガは……」

「してないよ。心配させてしまってすまない」

ほっと胸を撫で下ろす少女。どうやらとても心優しい女の子のようだ。

「ナナ、こちら早川時雨さんだよ。時雨、こっちは同室のナナ・ヴァーミリオン」

「ナナさんか、よろしく頼む」

「同級生なんだし呼び捨てでいいですよ。時雨さん」

自分こそさん付けしてるじゃないかと言おうと思ったが、ウィンにもさん付けをしているところを見るにこの子の癖みたいなものなのだろう。

「そうか、じゃあ……ナナ、よろしく」

「はい!」

にこりと微笑む。

「それでナナ、相談なんだけど〜。ボク達のマホリオチームに時雨を入れてもいいかな〜?」

「修練場で戦ってるんですもんね。そのお二人が互いの実力を見て決めたことなら私は構いません!」

「そっか、よかった〜。じゃ、時雨。これからよろしくね〜?」

「ああ、よろしく頼む!」

ウィン、ナナ、私。
リリウムの新一年生トリオはこうしてチームを結成することとなった。
ナナは最初魔法の扱いが上手くなかったが、寮も同じということで毎日のようにウィンと練習を続けていた。
結果としてチームは一年目から全国大会優勝という成績を残し、世代を代表するトリオへと成長していくことができた。
まさかウィンとナナが一年後に付き合うようになるとは思わなかったが、今思えば最初からとてもお似合いだったように思う。

「198……199……200!」

そしてプロとなった今も毎朝の日課は欠かさない。
汗を拭き、練習場へと向かう。

「早川時雨入ります!」

私は今日も鍛錬をする。
大切な友達のナナ。
そして友達でありライバルでもあるウィン。
この二人に恥ずかしい戦いは見せられない。
さあ、今日も気を抜かず。

「よろしくお願いします!」

頑張ろうじゃないか!
990 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:29:37.65 ID:j2OzgBd4o
これにて時雨編も投下終了です

本編は次スレにて、明日から更新していきます
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/04/15(木) 01:39:03.17 ID:KF5kmUMW0
読者の書き込みがなければあと1つくらい小ネタ投げる余裕ありそうだけどどうする?
992 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 19:07:28.22 ID:vDuTv4Nbo
書き溜めもありませんので、このスレは埋めてもらってかまいません!
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 19:48:18.59 ID:KF5kmUMW0
折角だし完結後に見てみたい小ネタの案でも書いてみようかな

ゼーレ先生の授業風景とか
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 19:55:39.21 ID:C3mKM8pY0
些細な事で大喧嘩するイリノワとかイオモミが見たいかも
ちゃんと仲直りするところまで
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 01:49:20.09 ID:/fRWrulS0
ソフィアの後日談は見たいかも
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:44:49.21 ID:/fRWrulS0
埋めちゃうか
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/04/16(金) 07:45:41.94 ID:/fRWrulS0
うめ
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:46:14.70 ID:/fRWrulS0
うめ
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:47:07.32 ID:/fRWrulS0
うめ
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:47:47.96 ID:/fRWrulS0
うめ
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
ロビン「ひどい事するわ…」 @ 2021/04/16(金) 00:08:58.12 ID:EU88+DF40
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梨子「暇だわ…」 @ 2021/04/16(金) 00:03:33.41 ID:xXIGCqc50
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トレーナー「よし、テイオー! 座薬を挿(い)れるぞ!!!」 @ 2021/04/15(木) 22:58:32.85 ID:aHmvw7CpO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1618495112/

【ハイスクール・フリート】明乃「もしも現代兵装だったら……」 @ 2021/04/15(木) 22:15:50.87 ID:D7afbdg+0
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【モバマス】留美「『後輩くんと一緒〜ワンコ系男子に懐かれました〜』……?」 @ 2021/04/15(木) 22:01:33.58 ID:1NTx0QrN0
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めぐみん「やっぱり気になりますよね」ダクネス「気にならないと言えば嘘になるな」 @ 2021/04/15(木) 20:36:41.79 ID:ww8ofml6O
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衝動 @ 2021/04/15(木) 01:04:58.31 ID:joD1cyNP0
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■ 萌竜会 ■ @ 2021/04/14(水) 21:53:24.37 ID:E2wP4xsQ0
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