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【安価】ウィン「リリウム魔法学校へ! 7……ナナ?」【百合】

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435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 23:28:40.54 ID:kFimPlki0
悪魔化によって人格が蝕まれることはなかったソフィアだが、ゼーレとスキア、そして人間界と魔界の認識が入れ替わってしまう(イメージとしてはスキアがゼーレを人間界から取り戻そうとしてるのに近い感じ)
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 00:12:50.94 ID:67l0RPNM0
エルクと共にソフィアの古城へ行方不明の手がかりを探しに行く(心配してローラとヒカリも付いてくる。なおこういう事態に強そうなゼーレは取材やTV出演にエキシビジョンマッチ等いろいろ立て込んでいて忙しいらしく、流石に気が引けてお手伝いを頼めなかった)
探索中、同じことを考えて古城に来ていたミリアと出会う。協力して手がかりを探すことに
また、何かと闇に効く星光の羅針盤も一応懐に忍ばせておく(探しものにも役立つかも?)
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 00:56:26.03 ID:cIOkGdrkO
[田島「チ○コ破裂するっ!」]したところで根本的な解決には至らず悶々とした日々が続くノルン。このままだと授業の真っ最中に自慰を始めそうで流石にやばいと感じ保健室に行こうとしたが、心配したラクリマが一緒に行きますと言ったもんだからさあ大変

肩を貸してもらって密着した事により性的欲求は更に加速、保健室のベッドでついにラクリマを押し倒しておっぱじめてしまう

このレスのコンマが低い程ノルン優位
ゾロ目ならカームが隣のベッドで休んでいて行為中の声を聞いてしまい顔真っ赤
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 01:25:58.58 ID:x5kGvyZi0
偶々隣のベッドで休んでいた所為で>>437を聞く羽目になったカーム
部活中、自分達に対する気まずそうな反応から全てを察したラクリマがノルンと二人で必死に口止めにかかる。(元々周りに言いふらすつもりはなかったようだが)暫くの間専属の演技コーチになるという約束で手を打つ事に
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 09:56:04.31 ID:a3rdbXqTO
サキュバスさんにも名前あった方が良さそう
440 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/05(金) 12:42:00.89 ID:jvPWDduJo
確かに名前あったほうがいいですね
ここまで出番の多いキャラになるとは思ってませんでした

↓〜↓3でサキュバスの名前の案を募集します
最高コンマのものを採用
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:18:30.19 ID:x5kGvyZi0
メア
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:24:07.10 ID:x162McFDO
ヘカテリーナ
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:28:06.58 ID:jmFZMX3XO
名前を呼びたがるソフィアが無いなら付けちゃおと名付け親になるとか良いんじゃない

安価下
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 13:29:56.90 ID:PUNZEHaMO
リーリア
445 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:10:55.19 ID:LX1JclPbo
ひとまず>>434>>435だけ投下します
続きは土日に書きます
>>437は地の文ありのセックスシーンになると思います
446 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:13:10.38 ID:LX1JclPbo
♡幕間
  ソフィアとサキュバスの……♡


魔界の一角。サキュバスが住む、人型悪魔が多くいる街。
そこの一頭地の館にサキュバスは居を構えていた。
そしてさらにその一室、そこに至る扉をサキュバスは無遠慮に開く。
上質な造りの扉は軋む音もなく開き、その隙間からはむせ返るような雌臭が放たれている。
その臭いを顔面に浴び、サキュバスは口角をニヤリと持ち上げた。

「ソ、フィ、ア、ちゃ、ん♡」

「フー……ッ♡ フー……ッ♡」

ぼたぼたと股間から愛液を垂れ流し膝をガクガクと震わせているのは、人間界からさらってきた魔法使い、ソフィア・ルナールだ。
全裸のまま天井から垂らした紐に両腕をくくられ、陰部には女性の舌を模した性具が魔法で固定化されている。
私が散歩に出かける前に固定化したので、かれこれ3時間はこの状態だ。

「どう? 悪魔になる?」

「なり、ません……ッ!♡」

「もう、強情だなあ」

私の悪魔化の魔法は人間相手には効きが悪かったのか、魔界に来てから正気を取り戻してしまった。
そこで精神的に追い詰め、さらに魔王様に悪魔化の魔法をしてもらうことに決まった。ここまでやれば間違いなく悪魔になるだろうとのことだ。
だが思いのほか意志が強く、中々手こずっている。

「ぎりぎりイけないように設定してるから、切なくてたまらないはずなんだけどなあ……」

つつつ、と背中に指を走らせる。

「んっ、ぐっ……!♡」

それだけでぶしゅっと愛液を噴き出し、ぱたぱたと床に水たまりを広げていく。

「ほらー、限界なんじゃん。悪魔になるなら思いっきりイかせてあげるよ?」

「……ッ♡」

お、いい目になった♡
期待で内ももをもじもじと擦り合わせ、目尻にはたっぷりと涙が溜まっている。
447 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:13:56.10 ID:LX1JclPbo
「じゃあサービス。一回だけイかせてあげるね」

魔法具を外し、愛液溜まりにぺしょりと膝をついて座る。
そして眼前には待ち焦がれるようによだれを垂らす綺麗な桃色の縦筋が。
そこに引き寄せられるように口を付けて。

「じゅるるるるるるっ♡♡♡」

「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!♡♡」

勢いよくすすると同時に、クリトリスを押し潰す。
足先までピンと張り詰め、背中はこれでもかと反らされていて、絶頂の大きさを物語っている。

「うーわ、すっごい……。膣内ギュンギュン締め付けてきたわよ」

お尻を撫でながら労いの言葉をかける。
しかし、未だに快感が引かないようでピクピクと腰が跳ねている。
面白がってぺちぺちと叩いていると、しばらくしてから反応が返ってきた。

「お、気がついた?」

「は、い……っ♡」

どうやらこの人間は少し真面目すぎるようだ。
敵であるサキュバスにもしっかり返事をする。無視なり蹴飛ばすなりのこともできたはずだが、それをする素振りもないのだ。

「じゃあ私、また散歩行ってくるから。今度はさっきより長く時間空けようかなー」

外した魔法具の設定をいじり、もう一度秘所に取り付ける。
先程よりも数段階弱く、あの絶頂の後ではもどかしいことこの上ないだろう。

「え、あ……っ♡」

彼女もそのことに気づいたらしい。弱々しい快感に悶え、なんとか気持ちよくなろうとしている。

「んー、どうしたのかなー?♡」

キスできるほど顔を近づけ、頬を抑えて聞く。

「そ、その……」

潤んだ瞳で見つめられ、熱い息が唇にかかる。

「も、もっと……してください……!」

堕ちた。
ゾクゾクとした快感が背中をチリチリと焼く。
448 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:14:42.99 ID:LX1JclPbo
「違うでしょ? 『悪魔になるので、どうか気持ちよくしてください』……ね?」

「あ、あ……!」

快感と理性がぶつかり、言葉を詰まらせる。
震える声を絞り出して告げたのは……。

「悪魔になる、ので……どうか、気持ちよくしてください……!」

「よくできました♡」

性具に魔力を込めて威力を最大まで引き上げる。
反応して跳ね上がろうとした顔を抑え、口内に舌をねじ込む。

「んんんんんんんうっ!!♡♡」

ガクンガクンと腰が跳ねるというより大きく上下し、蛇口をひねったかのように潮を噴いている。
目はぐるりと上を向き、下まぶたがぴくぴくと痙攣している。
そして息を吸おうにも口は塞がれ、それだけでなく舌で口内を擦られており、正常な判断を阻害される。

「んぶぅ、んぇ゛、え、おお゛ぉぉ……ッッ!♡♡♡」

呼吸をしようと口を離しても、サキュバスがそれを許さない。
徐々に息は浅くなり、ソフィア自身の汗とヨダレと鼻水に溺れるような感覚に襲われる。

「魔王様、お願いします」

「悪魔化【デビライズ】」

バチバチと視界が弾け、脳みそが焼き切れてしまったかと錯覚するような快感の中、ぼんやりと声を聞きながらソフィアは意識を手放した。
449 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/06(土) 00:15:26.46 ID:LX1JclPbo
魔王の間ーー


ソフィア「スキア・レジェンダリア・アートルム様」ヒタヒタ


スキア「ああ、起きたの。気分はどう?」


ソフィア「少しだるいですが……動けます」


サキュバス(魔王様の悪魔化はやっぱり効き目がすごいわね……)


ソフィア「それと、あなた……。えっと、お名前は」


サキュバス「私? 名前なんかないわよ。ただのサキュバスだもの」


ソフィア「……名前がないのは不便ですね」


スキア「呼びたいように呼んであげなさい。あなたは魔姫としてこれから君臨するんだから。悪魔に名付けたって誰にも文句は言わせないわ」


ソフィア「では……リーリア様」


サキュバス→リーリア「リーリアかあ。可愛い名前ね」


ソフィア「リーリア様、どうか今後とも私を可愛がってください。あなたのご褒美があれば、人間界を取り戻す力が湧いてくるんです」


リーリア「取り戻すって……」


スキア「認識障害かな。自分は悪魔で、人間界は私達悪魔が取り戻すべき領土だと思ってる」


リーリア「そうですか……。あー……分かったわ。あなたの力は大事だもの。特別に可愛がってあげるわ」ニコッ


ソフィア「……ありがとうございます」ゾクッ


スキア「じゃ、リーリア、ソフィア、しばらくは魔界で好きに過ごしてていいよ」


リーリア「はーい」


ソフィア「分かりました。スキア・レジェンダリア・アートルム様」


スキア「……フルネームじゃなくていいよ」


ソフィア「分かりました、魔王様」


ーーーーー

ーーー

450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 00:18:09.22 ID:N6d55WIP0
語感的には悪魔儀式(デモナイズ)の方が好きだけど何か効果に違いはあるのかしら
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 00:31:31.84 ID:jj6ljXz1O
悪魔ソフィアの外見はどう変わったのかとか気になる
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 14:08:55.30 ID:c5NZwaOAO
エッチ二本立ていいぞ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 01:03:57.43 ID:ddm++7w8O
いっそソフィアとリーリアがくっつくのもアリではないかと思った
スキア救出して悪魔化が解けたらリーリアもサキュバスから人間になったりして、名付け親でもあるソフィアになんやかんや惹かれて一緒に古城で暮らす展開とか
使い魔的には『魔女様がお嫁さん連れて帰って来た!』とかなりそうだ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 21:51:18.61 ID:tKfY+W1m0
わくわく
455 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:21:48.77 ID:kqx+DLYLo
>>450
悪魔化の魔法書いたよなーと思いつつ過去レスざっと流し見して、見つけられなかったのでデビライズを使いました
デモナイズは6スレ目で使ってましたね…

効果に違いはありません、次からはデモナイズで統一しようと思います

>>451
外見の変化は考慮してませんでした…
悪落ちとか、悪魔化っていう作品とかを見ないので、どういう変化が一般的なのか分からないです
案を貰えればそれをイメージして今後の展開を書くかもしれません
456 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:22:54.93 ID:kqx+DLYLo
「はあ、はあ……」

濡れた指を眺めて息を吐く。
想い人の指の動きを想像し、自分の体を慰める。
相部屋の住人が部屋を空けがちなのをいいことに、最近は夕方になると毎日のようにしている。

「ううぅ〜……」

後処理をして、布団に潜り込む。
普段のノルンならすぐに寝られるけど、最近はそうもいかない。
悶々とした気持ちを抱えたままだんだんと眠くなってきて……。

「う……ん……」

そしてやっと眠れるのだ。

ーーーーー

ーーー



授業中。
斜め前に座るラクリマさんを眺める。
かわいい。
授業内容について悩んでいるのか、下唇をうーっとしている。
かわいい。

「……んっ」

はっ。
気づくとスカートの中にペンを滑り込ませていた。
いろいろと限界かもしれない。

「あの、先生。具合悪いので保健室に行ってもいいですか」

限界を悟ったノルンは、先生に一言断って保健室に行くことにした。
どうにかして心を落ち着けて、次の授業からは集中しよう。
そう思っていたら。

「あ、私付いていきます! ノルンさんほんとに体調悪そうだから……」

「そうね。ラクリマさんついていってあげてくれる?」

「はい!」

一緒に保健室へ行くことになってしまった。
457 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:23:21.24 ID:kqx+DLYLo
「大丈夫? ノルンさん……」

肩を支えてくれているラクリマさんが優しく労ってくれる。
柔らかい感触といい匂いが刺激になって襲いかかる。

「ん、大丈夫……っ」

「でも顔赤いよ……。あ、ついた! ほら、熱測って!」

不運にも保険医の先生はいなかった。されるがままにラクリマさんの看病を受けることになる。
差し出された体温計を受け取り、それを脇に挟む。
少しして電子音が鳴り、体温が表示された。

「うーん、微熱だね。ここで休んだら?」

ベッドをポンポンと整えて声をかけてくれる。
それに誘われるように、ノルンはラクリマさんを押し倒していた。

「……えっと、ノルンさん?」

「〜〜〜っ! ちゅっ……!」

「んっ……!」

眼前で大きな瞳をパチクリとさせるラクリマさん。
その仕草がたまらなく可愛くて、とうとうキスをしてしまった。

「ノルンさん……もしかして、ずっと我慢してたの?」

ラクリマさんはやっぱり鋭い。これだけの行為で見抜いてしまう。
教室ではない、二人きりの空間。
もう我慢はできそうになかった。
458 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:24:13.26 ID:kqx+DLYLo
「そ、そりゃいろいろしたいけど、ラクリマさんは忙しいし〜……、負担になるようなことはしたくなかったんだよ〜……」

「ノルンさん……そうだったんだね」

ノルンの弱々しい告白も真正面から受け止めてくれる。

「私、ノルンさんの彼女だよ? 何されたっていいに決まってるじゃん!」

ぎゅっと下から抱きつかれる。
体温と匂いがノルンを包む。

「えへへ、ちょっと恥ずかしいけど……しよっか?」

ドクンと、緊張と興奮で体温がさらに上がる。
しゅるりと制服の上着を脱ぎ、ワイシャツのボタンも外していく。
滑らかな白磁のような肌にクラっとくるが、ラクリマさんにだけ脱いでもらう訳にはいかない。
焦りながらもノルンも制服を脱ぎ、互いに下着姿になる。

「あはは、ノルンさんみたいに大きくないから恥ずかしいな……」

自身の胸を隠すように肩を抱くラクリマさん。
仕草の一つ一つが扇情的に映る。

「そ、そんなことない。ノルンはラクリマさんの体、その……きれいだと思う」

「えへへ、ありがと」

改めて押し倒して、下着の上から胸を触る。
ジュニアブラに抑えられた、ほぼ絶壁と言って差し支えない体だが、確かにぷにぷにとした柔らかさがある。

「んっ……ふ……っ」

気持ちいいのか、ラクリマさんも小さく声を漏らす。
するりと上にずらすと、ぴこんっと小さな乳首が現れた。

「ひゃ……っ」
459 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:24:44.21 ID:kqx+DLYLo
恥ずかしがって隠そうとする腕を押さえて、顔をそこに寄せる。

「れろ……っ」

「んくっ……!」

舌にコリッとした固さを感じつつ、何度か上下する。
乳首を弾く度に、ラクリマさんがぷるぷると反応するのが可愛らしい。

「はあ、はあ……ノルンさん……」

濡れた弱々しい声。
甘く鼓膜を揺さぶるその声を聞くと、背中に得も言われぬ感覚が走り抜ける。

「んむっ」

「ひきゅっ!!」

可愛らしいその乳首を甘噛みしてみると、びくんと体を跳ねさせて反応してくれる。
くたりとして肩で息をしているところを見るに、だいぶ感じてくれているらしい。

「のるんさ……あっ、だめっ、だめだめっ!」

下に目をやると、そこには縦に濡れ跡が広がるショーツがあった。
人差し指でなぞってみると確かに濡れている。

「ううぅ……はずかしい……」

指を引っ掛けて引き抜くと、抵抗もなく裸にすることができた。
ぴったりと閉じたそこは濡れており、つやつやといやらしくぬめっている。

「の、ノルンさんも脱いでよぉ……」

そう言われて、自分が未だ下着をつけていたことを思い出す。
ブラジャーのホックを外すと、ラクリマさんの視線を感じる。見せつけるように揺さぶりながらブラジャーを腕から抜き去ると、面白いほどじっと見つめてきていた。

「ふっふっふ〜。触ってみる〜?」

こうなると余裕が出てくるのも面白い。
たぷんと揺すってみると、こくりと頷きが返ってきた。
460 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:25:46.09 ID:kqx+DLYLo
「う、わ……すごい……」

下からもにゅんと持ち上げられ、たぷたぷと弄ばれる。
大きくて邪魔な脂肪ではあるけど、彼女に楽しんでもらえるなら悪くないと思える。我ながら単純だ。

「それじゃあそろそろ……」

再びラクリマさんの下半身へと顔をずらし、濡れそぼったそこに顔を近づける。

「ぺろ……」

「ふにゃあっ!」

ぷにゅりとした柔肉は熱を持ち、舐めとった後からさらに愛液を分泌する。

「じゅぷっ」

「あああうっ!」

舌を突き刺せば、舌そのものを吸い取るかのような動きで奥へと誘(いざな)おうとしてくる。

「じゅぷ、れろ、じゅるるっ!」

「ひぎゅ、にゃ、うやぁぁああっ!」

こぷこぷと奥から奥から愛液が溢れてくる。
それはやがて勢いを増し、ぷしゅぷしゅと噴き出すようにすらなってしまった。

「ぐぽ、じゅるる、れるれるれる……じゅぷぷぷぷっ!」

「あっ、ふにゃっ、にゃあああああああああっっ!」

ぷしゅううっ! ぷしゃっ! しゃあああ……。

「あっ、ふあああ……ごめ、のるんさん、ごめぇん……」

ぶるぶると体を震わせて、恍惚とした顔で謝るラクリマさん。
ラクリマさんと触れ合えたノルンの心はここに来る前よりもずっとずっと落ち着いていて、きっと今日はよく眠れるだろうな、なんてことを考えていた。
461 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:26:43.17 ID:kqx+DLYLo
ラクリマ「ほ、保健室ですごいことしちゃったね……///」


ノルン「う、うん。誰もいなくてよかった……」


キイ…… パタン……


ラクリマノルン「!!?」バッ!


ラクリマ「い、いいい今ドア閉まったよね!?」


ノルン「だ、誰かいたのかも〜……!」


ガチャッ!


ノルン「廊下には誰もいない……」キョロキョロ


ラクリマ「う、うわわ……どうしよー……」


ーーーーー

ーーー




放課後、部室ーー


カーム「……」モジモジ

カーム「……」チラッ

カーム「っ///」カアアッ


ラクリマノルン「あっ」


ラクリマ「か、カームさあん、ちょっといいかなあ」コイコイ


カーム「は、は、はい」ドキッ


ノルン「えっと、今日保健室にいた〜?」


カーム「……っ///」コクリ


ラクリマ「うわわ! だ、誰にも言わないでね!」


カーム「い、言いません! 約束します!」


ノルン「う〜、でもなあ〜……」


カーム「あ、なら……お二人のコーチで演技の練習を見てくれませんか? それを対価に黙ってると約束します!」


ラクリマ「そうだね、対価があればこっちも安心かも……」


ノルン「じゃあ今日から早速練習見てあげるね〜」


カーム「はい!」


ーーーーー

ーーー

462 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:31:40.21 ID:kqx+DLYLo
ソフィアの住む城ーー


クロエ「ほんとにいないわね……」


エルク「ですね……」


ヒカリ「気をつけてね。闇魔法使いをさらう罠とかあるかも……」


ローラ「シンクロ。ユーニ」キンッ

ローラ「何か気づいたことがあれば教えますね」


エルク「ゼーレさんがいれば心強かったのですが……」


クロエ「さすがに有名になりすぎたわね。おいそれと手伝ってもらう時間はなさそうだったわ」


ギイイ……


ヒカリ「!」バッ


ミリア「あ! エルク! それにクロエさんも!」


エルク「お、お母さん!」


クロエ「ミリアプロ! なんでここに……」


ミリア「いやー、ソフィアがいなくなっちゃったから、どこにいったか分からないか痕跡を探しにね」


クロエ「私達と一緒ね」


ミリア「どう? 何か見つかった?」


ヒカリ「まだ探し始めたばかりで何も……」


ミリア「そっかー……」


クロエ「星光の羅針盤も持ってきたけど……使いみちあるかしら」チャリッ


キイイ……


ローラ「……光ってますね」


クロエ「外を指してるわね……」
463 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/07(日) 23:32:08.57 ID:kqx+DLYLo
ヒョコヒョコ


ミリア「あ、ソフィアの小人だ」


「……! ……!」


ミリア「ふんふん。『あっち、飛んだ。闇に、呼ばれた』……だって」


ヒカリ「羅針盤の指してる方角と同じだね」


クロエ「神樹とは真逆の方角ね。神樹から離れたところに闇が集まってる……とか?」


エルク「そうですね……。神樹はすごく魔力も多いし、神聖な空気が渦巻いていますから……」


ミリア「ナイスクロエさん! あとソフィアの小人もナイス!」ナデナデ


「///」テレテレ


ミリア「この子、闇の魔法使いがいないと出てこないんだよね。私が遊びに来るときはよく出てくるけど、他の魔力を感じると引っ込んじゃうの」


エルク「ご主人のピンチと、闇の魔力の多さで出てきてくれんでしょうか。可愛いですね」ナデナデ


クロエ「手がかりは見つけたわ。あとはソフィアさんを探しに行くだけね!」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・10月末の文化祭の準備をする
・10月末の学外対抗戦に向けて練習する
・ソフィアの行方について調べてみる
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第2週
6/16回目の行動です
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:50:18.74 ID:IrsC4/qOO
暗黒樹の芽に知らず知らずの内に引かれたこともあり、羅針盤を頼りに暗黒樹の芽に集まったクロエ(+ローラヒカリ)・ラミー・ミリア・エルクの闇魔法使いズ
そこにリーリアが現れ、クロエ達がソフィアの行方を問い質すとリーリアが召喚ゲートを展開し悪魔化したソフィアも現れる

悪堕ちでよく見かけるのだと
身体の変化:悪堕ちさせた存在(この場合はリーリア)と同じような肌・眼・髪色になる。もしくは種族的な外見(角や羽、尻尾など)が同じものになる。
服装の変化:悪の女幹部みたいな感じでやたら刺々しかったり露出が激しくなる。もしくは元の服を闇に染め上げたようなカラーリングの服になる。
みたいな感じかな?その辺でしっくりくるもので決めるとかよさそう
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 01:29:13.36 ID:w0KXrrK+0
今年の出し物はアートルムに決めてもらおうという流れになったので、かつてリーケアイリスと3人で住んでいた、地底に眠る館を使ってお化け屋敷はどうかと提案するゼーレ
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 08:50:06.19 ID:FW3WJsZqO
悪魔化したことで魔翌力がより強大になったソフィアをどう救うべくか悩んでいたクロエ達だったが、人類ガチ勢かつ親の親友を歪められたことで奪還に燃えているエルクの特訓を目撃
それに刺激されて学外対抗戦の対策も兼ねて自分達も特訓
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 11:03:55.30 ID:VrmGaXBQO
リズが二回りくらい大きくなる
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 14:21:29.23 ID:GZj3wiuZO
混乱こそ防いだものの根本的な解決には至っていない爆弾をどうしよっかという話
469 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/08(月) 21:15:34.65 ID:dBMO1UuDo
今日は更新なしです

また大変なミスなのですが、文化祭は10月末ではなく11月末でした
8回目の行動終了後、学外対抗戦、その後収穫祭(ハロウィン)
12回目の行動終了後、文化祭
となります
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 11:36:09.74 ID:3KJ3ZtYN0
そういやそうだったね
471 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:01:41.81 ID:HmjSZ8Rxo
中庭ーー


クロエ「……」


ヒカリ「クロエ、空なんか見上げてどうしたの?」


クロエ「爆弾のことを考えてたのよ。ゼーレさんやヴィーネさんのおかげで魔王にも負けないんじゃないかって空気になってるけど、実際のところあの爆弾のことは何も解決してないわ」


ローラ「確かに……。当日になったら爆発しちゃうんだよね」


クロエ「ええ。それに色んな街にあるからどこか一つを防げばいいって話でもないし……」


ヒカリ「当日はみんな安全な場所に逃げると思うけど、街がめちゃくちゃになっちゃうのは嫌だよね……」


クロエ「マホリオの防御組とか、スタジアムの防衛魔法の使い手とか、そういう人が集まって各地に拠点をつくるみたい。だから戦闘中は安全だと思うわ」


ローラ「魔力の爆弾……。爆発したらものすごい勢いで魔力がばら撒かれるんだよね?」


クロエ「多分ね。ばら撒かれるというより、それこそ爆発的な勢いで四方八方に叩きつけられると思うわ」


イオ「あ、あのっ!」


クロエ「イオ。どうしたの?」


イオ「爆発するものなら他の人より詳しいかもって……。そ、それでその……魔力の爆弾なら私の魔法と同じかもしれません」


クロエ「確かに……。話を聞かせてくれる?」
472 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:02:11.00 ID:HmjSZ8Rxo
イオ「魔力を勢いをつけて拡散させる、というのが爆発魔法の原理です。そのためには、範囲内の魔力を一度固める必要があります」


ヒカリ「うんうん」


イオ「おそらく今も、爆弾内部の魔力は中心に寄り集まっています。だから下手に衝撃を与えると……」


ローラ「ドカン……だね」


イオ「でも、もし魔力の動きを止められる、あるいは固められるなら……」


クロエ「爆発は広がらない……?」


イオ「はい」コクリ


クロエ「ナイスよ、イオ。もしかしたらゼーレさんはすでに手を打ってるかもしれないけど、校長先生に相談して世界中に周知してもらえば、世界中の人に安心してもらうことはできる」


イオ「お役に立てたなら嬉しいです」


クロエ「役に立つどころじゃないわ! あなたの知識のおかげで世界中の人に安心を与えられるんだから!」


イオ「そ、そうですか。もし違ったらと考えると緊張してしまいますね」


クロエ「そこはちゃんと調べてもらうわ。イオの言うとおり、構造が違う可能性はあるものね」


ーーーーー

ーーー

473 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:02:49.56 ID:HmjSZ8Rxo
教室ーー


クロエ「そろそろ出し物決めたいわね……。ゼーレさんはどう? 何か案とか……」


ゼーレ「うーん……私達が少しの間住んでいた館があるのですが、そこを見てみたところ廃墟になってまして……。そこの家具を使えば雰囲気のあるお化け屋敷ができるかもしれません」


楓「おお!」


アルシェ「おばけやしき……ごはん食べれない……」


晶「ご飯は他のクラスのを楽しみにしたらいいさ」


嵐「お化け屋敷はうちのクラスまだやってないもんな。いいかもしれない」


クロエ「それじゃあうちのクラスはお化け屋敷ね! それも雰囲気満点の! 頼んだわよ、ゼーレさん!」


ゼーレ「は、はいっ!」


ーーーーー

ーーー

474 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:03:15.20 ID:HmjSZ8Rxo
空き教室ーー


リズ「うう〜……」ムズムズ


ローラ「無理はしないでね。ゆっくり脱皮していいよ」ナデナデ


クロエ「リズの脱皮も久しぶりね。だいぶ大きくなったからもうしないものだと思ってたわ」


ローラ「大人のバジリスクはこんな大きさじゃないよ! もーっと大きいんだから!」


リズ「!」ピリッ


ずるるるる……!


リズ「できたー!」ワーイ


クリア「リズおっきー!」ワー!


クロエ「二周りくらい大きくなったわね……!」


ローラ「かわいい〜!」ギュー


リズ「きゃ〜♪」


クリア「クリアもー!」ギュー!


ローラ「きゃー♪」


クロエ「かわいい……」キュンッ


ーーーーー

ーーー

475 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:03:42.17 ID:HmjSZ8Rxo
暗黒樹の芽ーー


クロエ「星光の羅針盤に導かれて来てみたら……」


エルク「なんですかこれ……」


ラミー「なんか、闇の力が反応してる感じ……」ゾワワ


ミリア「引っこ抜いちゃう?」


リーリア「だ、め、よ」ストッ


ローラ「サ……サキュバス! 魔界に帰ったんじゃ……」


リーリア「もちろん帰ったわよ。向こうからゲートを開けてやってきただけ」


ヒカリ「なんでここに……」


リーリア「この芽、私が管理してるの。魔王様の仰せでね。これに惹かれてやってくる闇魔法使いがいたら、捕えて悪魔にしろって」


ミリア「まさか……ソフィアはお前が!」


リーリア「せいかーい♡」ズオッ


ソフィア「リーリア様、お呼びですか」


ミリア「ソフィア!!!」


クロエ「な、なんでサキュバスの格好を……」


リーリア「あたしの趣味かなー。あたしに名前をくれた子だから、あたしもお気に入りなの。自分の服あげるくらい当然じゃない?」


エルク「魔弾【シュート】!!」ギュオオ!


リーリア「防御魔法【シールド】!」ギィッ!

リーリア「うーん、いい絶望の空気。あたし達満腹になっちゃったし帰ろっか」


ソフィア「はい」
476 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:04:08.73 ID:HmjSZ8Rxo
リーリア「ちなみに、その芽は何しても抜けないから。その忠告にも来たのよ。あたしってば優しい♡」ズオッ


ミリア「ま、待て!」


リーリア「待たない。じゃあね、非力な闇魔法使いさん達。時が来たらソフィアと一緒にめちゃくちゃにしてあげるわ」シュンッ


ソフィア「私達悪魔を追いやって、のうのうと生きている人間を……私は許さない」シュンッ


ミリア「な……ソフィア……!」


エルク「……ッ」ギリッ


クロエ「悪魔にされてたなんて……」


ラミー「ソフィアさん……」


ーーーーー

ーーー

477 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:05:05.92 ID:HmjSZ8Rxo
修練場ーー


ゴガァアッ! ドオオオオッ!


クロエ「あら、誰か使ってるわね……」


エルク「はあ、はあ……」ポタポタ

エルク「魔弾【シュート】!!」


ギュゴオオオオッ!


クロエ「さ、さすがプロの娘ね……。すごい威力だわ」


エルク「人間を……人間さんを悪魔にするなんて……! 許さない、許さない! 許さない!!」

エルク「神弾【ネオ】!!!」


ゴゴゴオオオオオオッッ!!


クロエ「……負けてられないわね」


ーーーーー

ーーー

478 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/09(火) 23:05:41.27 ID:HmjSZ8Rxo
中庭ーー


樹「これは……」


楓「風斬魔法【かまいたち】!」


ナミネ「巨大水弾【アクアマリン】!」


ティア「浮遊魔法【フロート】!」


樹「みんな一生懸命練習してる……」


リリィ「皆さん無理はダメですよー! ドリンクは用意してますからねー!」


橘花「不調を感じたらこっちに来い! 簡単な検査と治療の用意もある!」


はーい!


クロエ「いくわよ、凜華、モミジ!」


凜華「ああ!」


モミジ「うん!」


クロエ「疑似宇宙魔法【アストロ】!!」


樹「……みんな、頑張ってるのね」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・10月末の学外対抗戦に向けて練習する
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィアの行方について調べてみる
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第3週
7/16回目の行動です
8回目の行動終了後、学外対抗戦
学外対抗戦終了後、収穫祭に移ります
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:32:26.98 ID:3KJ3ZtYN0
ゼーレ達の館の掃除を手伝うクロエ達
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:49:59.86 ID:b93POxYrO
悪魔化を治す方法に心当たりは無いかをゼーレ達に聞く
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:55:55.55 ID:Kvkrzw+BO
久々に積もる話でもしようとウィンの元を訪れた時雨
鍵が閉まっていなかったので中に入ったところ運悪くちょうどウィンがナナから対アンモビウムの特訓(意味深)を受けさせられており、ガッツリ見てしまい混乱して顔を真っ赤にしながら脱兎のごとく逃げた
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 00:20:56.62 ID:2BgR5Nj50
館の掃除中、倉庫に転移する魔法陣を踏んでしまい真っ暗な空間で一人きりになってしまうノワール。20分程してからその事に気付いたゼーレらによって発見されたが、普段からは考えられないほど弱々しく震えており一緒に駆けつけたイリスに泣きながらしがみ付く
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 01:09:40.31 ID:HVOJ0hGiO
魔界による人間界への過干渉を見かねた天界の神々がヴィーネやゼレス、カーム等の神聖魔法使いに対して貸し与える力を増大させる
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 23:22:57.15 ID:2BgR5Nj50
天界の描写は初かあ
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 23:27:40.70 ID:OGIpR1kTO
神と悪魔の対立となるとメガテン感が出てくるな
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:02:50.34 ID:hmFHMCqEO
天界からもネームドキャラ出て来るのかな(仮に出ても終盤だからチョイ役かもしれないけど)
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:17:28.47 ID:CyXVMWqFO
既に風呂敷広げ過ぎてるしキャラも多過ぎるから出さんでいいと思うわ
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:24:56.80 ID:xpU6PmOo0
天界への干渉を不可能にしたのはその辺り配慮しての事なんじゃないかなと勝手に思ってる

フェリスやシェリルなんか募集時に登場したきり一度も出番ないからな……マホリオ大会で必然的に出番があるシェリルはまだマシかもしれんけど……
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:40:03.00 ID:4BGArU9bO
竜族にしきたりがある設定上どうしても出番が少なくなるからそこはレイア共々仕方ないかも。文化祭で出してあげられるといいね
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 02:50:15.17 ID:Lf3IlJztO
とはいえキャラ全く増やさずに3年間続けてもそれはそれでマンネリ化するからな…
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 17:51:51.95 ID:xX8a/xQU0
このスレの安価形式で出番がないってつまり作成者含めて出そうとしてる人がいないというだけでは
競争率激しくて安価取れないとかでもないし問題ない希ガス
492 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:40:07.49 ID:1SCD0cU/o
地底の館ーー


クロエ「おおお……すごいわね」


ゼーレ「有名になりすぎて、どこに居を構えても人がひっきりなしに来るようになってしまって……。地底に丁度いい洞窟があったので、そこに館を建てたんです」


アイリス「日の光が入らなくてすぐ使わなくなったけどねー」


リーケ「……暗いと、魔獣も元気なくなっちゃう」


楓「ホコリすごいなー。ホコリっていうか砂か、これ」


晶「使えそうな家具は汚れを落として運ぼう。えーっと、リストによれば……」


嵐「シャンデリアと、軋む机と、折れた椅子……まずはそんなところか」


ゼーレ「シャンデリアはこの玄関のとかどうでしょうか。机と椅子は色んな部屋を見てもらえれば多分丁度いいのが見つかるかと」


イリス「それでは手分けして掃除しましょう!」


おー!


ーーーーー

ーーー

493 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:40:41.89 ID:1SCD0cU/o
ノワール「お、ここは寝室かな」

ノワール「大きいベッドが一つ……三人で寝てたのか」


カチッ


ノワール「へ?」


しゅんっ!


ノワール「あ、あれ……」ストッ

ノワール「何ここ、暗い……」ガツッ

ノワール「いたっ! な、何? 壁……?」ペタペタ…

ノワール「ど、どうしよう……出れなくなっちゃった……」


ーーーーー

ーーー




クロエ「……ねえゼーレさん」パタパタ


ゼーレ「はい?」フキフキ


クロエ「悪魔化を治す方法に心当たりないかしら」


ゼーレ「悪魔化ですか……」


クロエ「実は私を助けてくれた闇の魔法使いが、サキュバスの魔法で悪魔にされたの。……どうにかして助けたいわ」


ゼーレ「いくつかありますが、どれにも共通するのは『体内を巡る毒素を全て抜く』ということです」


クロエ「毒素って、魔界にある魔力みたいなものよね」


ゼーレ「そうです。それに体が順応していると悪魔になり、その全てがなくなれば再び元の体に戻れます。これは人、魔獣関係ありません」
494 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:41:11.08 ID:1SCD0cU/o
ゼーレ「そしてその毒素を抜く方法ですが……。魔法陣を描いて、その上にいる者の毒素を抜く方法。魔法によって一息に毒素を吐き出させる方法。この二つがよく用いられます」


クロエ「魔法陣の方は見たことがあるわ。ローラがスフィアさんにやってたから」


ゼーレ「魔法陣は、相手がその上にじっと留まってくれる必要があります。なのであまり使う機会はないでしょう」


クロエ「もう一つの方は?」


ゼーレ「クロエさんもテネリタスさんとシンクロすることで、毒素だけを食べ尽くすことができるはずです。あとは神聖な魔力を送り込むことで毒素を抜くこともできます」


クロエ「なるほど……」


ゼーレ「毒素を抜く果物を食べさせるとか、そういった方法もありますが……。現実的なのは魔法による解除でしょう」


クロエ「ありがとう、参考になったわ」


ゼーレ「いえいえ。私もスキアを悪魔から元に戻すためにいろいろ考えてたので、お役に立てたなら何よりです」

ゼーレ「……あ」


クロエ「?」


ゼーレ「……寝室の罠に作動した形跡があります」


クロエ「罠って……誰か引っかかったの!?」


ゼーレ「倉庫に送り込んで無力化するだけですが……。見に行きましょう」
495 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:41:44.98 ID:1SCD0cU/o
倉庫ーー


ガコオオンッ


ノワール「……!」


ゼーレ「あ……!」


ノワール「あ、あ……」フラフラ


イリス「ノワールさん!」ギュッ!

イリス「姿が見えないと思ったらこんなところにいたんですね……」


ノワール「いりす……こわかったよお……」グスッ


イリス「ノワールさん、怖いところ苦手でしたもんね。よしよし、もう大丈夫ですよ」ナデナデ


ノワール「ううう……」グスグス


ゼーレ「すみません……。寝室に仕掛けた侵入者用の罠がまだ生きていたとは……。先程全ての罠の解除を確認しました。不安にさせて本当にすみません」ペコリ


ノワール「だいじょうぶ、です……っ」


イリス「……」ナデナデ


クロエ「ノワールとイリスはどこか落ち着けるところで休んでる方がいいわね。歩ける?」


ノワール「ん……」


ーーーーー

ーーー

496 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:42:16.72 ID:1SCD0cU/o
スタジアムーー


ヴィーネ「うーん……」


茜「どうしましたー?」


ヴィーネ「なんか最近、力が湧いてくる感覚があるのよ」


サリア「まだ強くなるんですか……」


ヴィーネ「私の力が強くなったんじゃなくて、神聖魔法の魔力の質が変わったというか……」


茜「天界からの魔力が強まったんですかねー」


ヴィーネ「かしらね。最近は魔界の勢力が好き放題してるし、それに対抗して力を授けてくれたのかも。感謝しないとね」


サリア「……」


ヴィーネ「? どうしたの?」


サリア「いえ……。自身の力だと慢心せず、素直に力を受け入れているのが、その……かっこいいと思って」


ヴィーネ「うわー! サリアかわいい! ちょっと茜、聞いた!?」


茜「テンション上がりすぎてうるさいですよー」スッパリ


ーーーーー

ーーー

497 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:43:01.50 ID:1SCD0cU/o
中庭ーー


ゼレス「聖弾【ホーリーボール】!」ゴアアッ!


ステラ「やっぱり威力が上がってますね……」


ゼレス「……おそらくは天界からの力かと。強い力を手に入れたとはいえ、使いこなすためにはもっと訓練をしないといけませんね」


ステラ「ふふっ、かっこいいですよ、ゼレスさん」


ゼレス「ママならそう言うはずです。であれば、その娘が油断していてはお話になりませんからね」


カーム「あ、あの! 私もコントロールのトレーニングをご一緒してもよろしいでしょうか!」


ゼレス「カームさん。もちろんいいですよ」


カーム「ありがとうございます!」


ステラ「神聖魔法使いの皆さん、頑張ってますね……! 私もお手伝いしますよ!」


ーーーーー

ーーー

498 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:43:30.06 ID:1SCD0cU/o
ウィンの実家ーー


時雨「……」ピンポーン

時雨(……出ない。今日は家にいると言っていたが……)グッ


ガチャッ


時雨「あ、開いた……」

時雨(まったく不用心な……)

時雨「失礼する。ウィンの部屋は……ここか」


キイイ……


時雨「ウィン、インターホンを鳴らしたのに出ないとはなにご……と……」


ウィン「あっ、んんっ……!」ビクッ(目隠し状態)


ナナ「あ……」ピタッ


時雨「え、あ、な……!///」

時雨「なあああああああああっ!///」ダッ!


ウィン「んえ、なに、なにぃ!?」


ナナ「えーっと、し、時雨さんに見られてしまいました……」


ウィン「え、ええっ!?」バッ


ナナ「もう走って行っちゃいました……」


ウィン「な、なあ……!///」カアアッ


ーーーーー

ーーー




時雨「な、なんだあれは……裸になって何を……///」

時雨「そ、それにウィンの声……あんな……!///」

時雨「ううぅ〜……///」プシュウウ…
499 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/11(木) 21:44:11.28 ID:1SCD0cU/o
ーーーーー

ーーー




クロエ「もう今週末は対抗戦ね……。気合い入れて練習しましょう!」


現在の目標
・10月末の学外対抗戦に向けて練習する
・11月末の文化祭の準備をする
・ソフィアの行方について調べてみる
・スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください

10月第4週
8/16回目の行動です
8回目の行動終了後、学外対抗戦
学外対抗戦終了後、収穫祭に移ります
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:58:25.63 ID:NJIb7Gw0O
大きくなったリズを羨ましがっていたクリアだったが、突然人間大ほどの水晶になってしまう
ラピス以外の全員が驚きリズに至っては泣きそうになっていたが、ラピス曰く水晶龍が大きくなるときに起こる現象と聞かされ安堵する(ローラも話は知っていたが実際に見るのは初めて)
それからしばらくして水晶が割れ大きくなったクリアが出てきた(無駄に全裸で)

なお偶然にも同時刻、フェリスも黒鋼の玉石になり同じく成長していた
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:04:14.63 ID:xpU6PmOo0
学外対抗戦とソフィア戦の両方に向けてテネリタスとのダークシンクロを練習しておく
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:49:32.06 ID:s/mR5Nt/O
レティスの寝言で抱きつくように指示をされてしまったシエラがそのままの状態で身動きがとれずに1時間ほど拘束される
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:50:39.58 ID:6U/NXW5L0
激しい怒りを伴う修練によってエルクの固有魔法が暴走気味に拡散し、学内で悪夢や突然のフラッシュバックに襲われる生徒が多数発生する
クロエも一年時のような悪夢を見るが難なく退け(闇の試練を乗り越えた闇魔法使いは伊達ではなかった)、悪魔化解除の方法を知らせてエルクのメンタルケアを図る
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 01:14:01.30 ID:BzscfQChO
マホリオ特訓していたポメだったが魔翌力配分をミスしたためか翌日までビーストが解けなくなってしまう
幸い害は無いので普通にやよいと部屋で過ごすが、やよいにもふもふを堪能させたり毛繕いをしてもらう際に獣耳や尻尾などなど敏感だったり際どいところを触られてしまう
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:24:19.95 ID:X8tswY/m0
マホリオパートコンマが荒ぶるから楽しみ
506 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:50:10.29 ID:42vUC1Uto
空き教室ーー


クリア「いいなあー。リズ大きいのうらやましいよー」


リズ「えへへー」


ラピス「焦らなくても、クリアもちゃんと大きくなりますよ」


クリア「そうかなー。最近成長止まってるし、体ムズムズするし……」


ラピス「ムズムズですか。ではいよいよですね」


クロエ「いよいよ?」


クリア「んー……んー!」ピカアッ!


ローラ「きゃっ!」


キィンッ……


クリア「……」ピキン…


ローラ「く、クリア!? 水晶になっちゃった……!」


リズ「クリア!? 大丈夫!?」


クロエ「ちょっと、ラピスさん! 大丈夫なの!?」


リズ「クリア……しんじゃったの?」グスッ


ラピス「まさか。これは成長の途中ですよ」

ラピス「私達ドラゴンはある程度体が大きくなると、一度体を硬質化させてさらなる成長を迎えます。私達の場合はこのように、水晶に閉じこもるわけですね」コンコン


ローラ「は、話には聞いたことがあったけど本当だったんだ……」


クロエ「サナギみたいなもの?」


ラピス「そうですね。クリアが体に見合わない量の食事を摂っていたのも、この成長期があるためです」


リズ「し、しなないんだ……よかったあ……」ホッ
507 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:50:36.61 ID:42vUC1Uto
ラピス「そしてこの水晶は、親が不可視の光で包むことで完成します」ピカアッ!


ローラ「見えなくなった……」


クロエ「レイアさんの方は?」


ラピス「レイアは硬い岩盤を掘って、そこに鋼で身を包んだ娘を隠します。敵から姿を隠すと同時に、地下の圧力でさらに鱗を鍛えるという目的も兼ねてるんですよ」


ローラ「そうなんだ……」


クロエ「成長したクリアに会うのが楽しみね」


ローラ「うん!」


ーーーーー

ーーー

508 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:51:16.15 ID:42vUC1Uto
修練場ーー


クロエ「テネリタス、ダークシンクロの練習するわよ」


テネリタス「えー、めんどくさいなあ」


クロエ「あなたに私自身を食べられるなんてもうまっぴら。コントロールできるようにならないと」


テネリタス「んー……どうしたらいいんだろう」


クロエ「ローラいわく、シンクロで大切なのは心を一つにすることらしいわ」


テネリタス「心を一つに……。ワタシは主ほど本気で勝ちたいわけじゃないからなあ」


クロエ「何か別の……例えば誰かを守りたいとか」


テネリタス「ワタシは美味しいものが食べられたらそれでいいなー」


クロエ「う……そうね」


ティト「テネリタス!」キンッ


テネリタス「うわ、なに!?」


ティト「貴様はいつまでご主人を困らせるんだ! 力を貸せ!」


テネリタス「めんどいよ〜……」


ティト「グルル……ッ」


テネリタス「なんだ、やるのか? フシャーッ!」
509 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:52:03.87 ID:42vUC1Uto
クロエ「ストップストップ! 二人とも落ち着きなさい!」


ティト「! すまない……」


テネリタス「……ふんっ」


クロエ「ティトともシンクロできたらいいんだけど……。私はローラみたいなことはできないし、やっぱりテネリタスとのダークシンクロを使いこなせるようになりたいわ」


テネリタス「……分かったよ、練習すればいいんでしょ。いちいちティトに突っかかられてたら疲れちゃうし、付き合ってあげる」


ティト「貴様、ご主人になんたる物言い……! そもそも我らはご主人がいなければあのまま消えていたかもしれないんだぞ!」


クロエ「ティト、ストップ。テネリタスがやる気になってくれるんならなんでもいいわ。早速練習しましょう!」


ーーーーー

ーーー

510 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:52:38.93 ID:42vUC1Uto
エルク「はあっ、はあっ……」

エルク「……おおおおおおおっ!」ゴオッ!


御桜「エルクさん」


エルク「御桜さん……」


御桜「そんなに疲れるほど魔法を撃っていては大会で実力を出せませんよ」


エルク「……そう、ですね……」


シェリル「エルク、御桜、今日はこの辺にしとこう。もう大会も近いし、無理だけはだめだ」


ーーーーー

ーーー




ラミー「ひっ」


樹「ラミー?」


ラミー「い、今そこの影から闇が呼んでるような気がして……。でも気のせいだったみたい」


ーーーーー


パアン!!


イオ「きゃああ!」


モミジ「イオちゃん!? どうしたの!」


イオ「あ、あれ……。今私の魔法が暴発して、モミジちゃんが……」


モミジ「? 何もなってないけど……」


ーーーーー


ノワール「ひっ……! ごめ、ごめんなさい、ごめんなさい!」


イリス「ノワールさん、どうしました? 大丈夫ですか?」ナデナデ


ノワール「あ、あれ……今……血だらけのお母さんとママがそこに……」


イリス「……」ギュッ

イリス「大丈夫ですよ。そんなのは来てません。それに、ご両親はあなたを恨んでなんかいやしませんから」


ノワール「でも、私のせいで二人は……」


イリス「私があなたの記憶を見たかぎり、ご両親は明確にあなたを守るために動いていました。そしてあなたが無事なのを確認して、笑顔さえ見せていた。そんな二人が今さら恨んで出てきたりしませんよ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー

511 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:53:09.11 ID:42vUC1Uto
中庭ーー


ポメ「いやー、今日も疲れたー」


やよい「お疲れ様。はいタオル」


ポメ「ありがとー!」フキフキ

ポメ「ふー。よし、ビーストを解除……」

ポメ「解除……」

ポメ「かい……じょ……」

ポメ「できない!?」


やよい「えっ!?」


ポメ「あれー? なんか上手く引っ込まないよ」ピコピコ


やよい(耳ぴこぴこしてる……)


橘花の研究室ーー


橘花「魔力の使いすぎだな。魔力を流しすぎて、体がその状態に慣れきってしまったんだ。寝て回復すれば解除もできるし、特に害はなさそうだ」


ポメ「そうなんですか。よかったー」ホッ


やよい「よかったね。じゃあ今日はこのまま?」


ポメ「そうみたい。それじゃあ先生! 失礼します!」


橘花「ああ。そうだ、よかったらこれを飲むといい。魔力の流れを安定させる栄養ドリンクだ。苦いが効果はあるぞ」


ポメ「苦いのかー……。とりあえずいただきますね」


橘花「お大事にな」


ーーーーー

ーーー

512 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:53:39.85 ID:42vUC1Uto
やよいとポメの部屋ーー


ポメ「さっぱりー♪」ホカホカ


やよい「……」ジー…


ポメ「ん? やっぱりしっぽ気になる?」フリフリ


やよい「う、うん。……触ってみてもいい?」


ポメ「いいよー。明日までこのまんまだし、せっかくだから触って!」


やよい「じゃあ失礼して……」


もふっ


やよい「ふおお……!」


ポメ「えへへ、どうかな」モフモフ


やよい「すごいもふもふ! 気持ちいいよ!」


ポメ「そっか! あ、せっかくだから毛づくろいお願いしてもいい?」


やよい「うん! 毛並みを整えたらいいの?」


ポメ「そうそう。専門的な道具とかないから、手ぐしでさささーっとお願い!」


やよい「じゃあしっぽの根本から……」


ポメ「あ、根本は……」


ふみゅっ


ポメ「きゃうんっ!///」ビクッ


やよい「わっ、だ、大丈夫?」


ポメ「へ、へーきへーき。でも根本は敏感だから優しくね?」


やよい「う、うん。優しく……」


さわさわ……


ポメ「んっ、ひうっ……!」ピクンッ


ーーーーー

ーーー

513 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:54:47.08 ID:42vUC1Uto
レティスとシエラの部屋ーー


レティス「ん……」スウスウ


シエラ(よかった……お嬢様は悪夢にうなされたりしてないみたい)ホッ


レティス「シエ、ラ……」ポソリ


シエラ(寝言……?)


レティス「わたしを……だっこ……する……」


シエラ「!」ピキッ

シエラ(か、体が……!)


ぎゅっ


シエラ「お、お嬢様……!」


レティス「んぅ……」


シエラ(く……! こんな安らかな睡眠、邪魔するわけには……!)


ーーーーー

ーーー

514 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:55:47.81 ID:42vUC1Uto
寮の自室ーー


クロエ「なんだか学校中で怖い思いをしてる人が多いみたいね。怖い夢なんか見なきゃいいけど」


ヒカリ「原因とか分かってるのかな」


クロエ「そういう話は聞かないわね」


ヒカリ「うーん……。早く解決するといいなあ」


クロエ「じたばたしてもどうしようもないわ。今日はもう寝ましょう」


ヒカリ「うん。おやすみ、クロエ」


クロエ「おやすみなさい……」


ーーーーー


クロエ「……」ピクッ

クロエ(まさか……ここは)


『クロエ・アートルム! 貴様を喰らう!』


クロエ「やっぱり闇ね。でも残念」キンッ

クロエ「テネリタス!!」


テネリタス「おー!」


クロエ「闇融合【ダークシンクロ】!」

クロエ「んでもって、悪食【アクジキ】!」バクゥ!


『な……に……!』


クロエ「もう私は闇なんか怖くない。みんながいるし、テネリタスやティトもいる。何度襲ってきたって無駄よ!」


『くそ……!』


ーーーーー

ーーー

515 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:56:14.59 ID:42vUC1Uto
翌日、校長室ーー


コンコン


クロエ「失礼するわ」


樹「来てくれたわね。どうぞ座って」


クロエ「話があるって聞いてきたけど……」


樹「昨日発生した多数の生徒への悪夢やフラッシュバックについて、原因が分かったわ」


クロエ「!」


樹「エルク・メルトルさん。橘花の調査と手元の資料から考えるに、彼女の固有魔法が暴走したと考えられるわ」


クロエ「エルクが……」


樹「今は橘花先生やナミネ先生がケアに当たってるけど、あなたにも生徒代表として、解決できそうならしてあげてほしいの」


クロエ「分かったわ。今から話を聞きに行ってみる」


樹「ええ、お願い」


ーーーーー

ーーー




クロエ「エルク!」


エルク「クロエ先輩」


クロエ「昨日たくさん練習してたみたいたけど、大丈夫? 体に異常とか……」


エルク「異常なんてありませんよ。さっきもナミネ先生に聞かれましたが……。まあ、異常があったとしても私は練習します。人間さんを助けるためには体の不調なんか気にしてる場合じゃありませんからね」


クロエ「もしかしてソフィアさんのこと?」


エルク「はい。私には助ける方法が思いつきません。だから自分の力をできる限り高めておかないと気が済まなくて……」
516 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:56:47.74 ID:42vUC1Uto
クロエ「エルク、そのことなら大丈夫よ」


エルク「え?」


クロエ「悪魔化を解除する方法はあるわ。ゼーレさんから聞いたの」


エルク「本当ですか!」


クロエ「ええ。体内の毒素を抜ければいいみたいだから、手遅れなんてことはないわ。だから……」


エルク「だから?」


クロエ「固有魔法を止めてくれないかしら。みんな悪夢を見てるのよ」


エルク「!!!」ピタアッ!

エルク「す、すみません! 自分の魔力が流れ出てることにも気づかないなんて……!」


クロエ「やっぱり少し練習しすぎたわね。たまにはゆっくり休みなさい?」


エルク「はい!」

エルク(ああ……クロエ先輩……! 素敵な人間さん……!!)ハアハア


クロエ「せっかくだし食堂で一緒に食事でもどう? 目を離してまた練習に行かれたら困るし……」


エルク「ぜひご一緒させてください!」


クロエ「そう。じゃあ行きましょう」ニコッ


ーーーーー

ーーー

517 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:57:16.16 ID:42vUC1Uto
空き教室ーー


ピキ……ッ


ローラ「あ……!」


ピキピキピキッ


リズ「おー……!」


バキンッ!


クリア「とーっ!」スッポンポーン!


クロエヒカリローラリズ「!!?///」


ラピス「はい、タオル羽織ってください」パサッ


クリア「はーい」


ローラ(びっくりした……裸だった……///)


クロエ「大きくなったわねえ。私達と同じくらい?」


ラピス「そうですね。肉体年齢的には15才前後といったところでしょうか」


ヒカリ「前までは小学生くらいだったから、すごく大きくなった感じ」


ラピス「このあとも数ヶ月から数年ごとにあの状態を経て、最終的に私と同じくらいの大人の姿になるわけです」


ローラ「そうなんですね……」


クリア「ローラ、どう? どう?」クルクル


ローラ「一気に大人っぽくなってびっくりしちゃった。これからも元気に育ってね?」ナデナデ


クリア「うん!」


ーーーーー

ーーー

518 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 11:58:15.95 ID:42vUC1Uto
学外対抗戦当日、スタジアムーー


『出場選手はフィールドにお集まりください。繰り返しますーー』


クロエ「ふー……」


凜華「いこう、クロエさん、モミジさん」


モミジ「うん!」


クロエ「ええ!」


ーーーーー

ーーー




『これより、学外対抗戦の開催を宣言します! 選手宣誓!』


クロエ「はい!」


ナミネ「あれ、今年はクロエさんチームなんですね」


樹「昨年優勝校から選手宣誓の代表チームを出すのよ。今まではウィンさんチームが優勝してたからそのままやってもらったけど、今は彼女達がふさわしいと思ってね」


クロエ「我々選手一堂は、正々堂々戦うことを誓います!」


パチパチパチパチ!!


『それでは各ブロック第一試合から行います。呼ばれたチームは各フィールドに移動してください』


〜参戦チーム〜
クロエ 凜華 モミジ
レナ ローラ ヒカリ
ティア アルシェ ナミネ
楓 晶 嵐
ステラ ゼレス ラクリマ
シェリル エルク 御桜


コンマ1桁が勝ち数(0は9勝)
9か0で決勝トーナメント進出

クロエチーム、レナチーム、楓チームは、昨年勝ち上がりのため突破確定

ティアチームの結果↓コンマ(昨年2勝のため、+2ボーナス、学内トーナメント優勝のため、さらに+5ボーナス)
ステラチームの結果↓↓コンマ(昨年5勝のため、+5ボーナス)
シェリルチームの結果↓3コンマ(学内トーナメント準優勝のため、+3ボーナス)
519 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/13(土) 12:12:22.98 ID:42vUC1Uto
>>518の前にこれを貼るのを忘れてました


ビキッ!


レイア「!」


フェリス「ぷはあっ!」


レイア「フェリス、おめでとう。ちゃんと成長できたわね」ナデナデ


フェリス「ふふんっ」


レイア「鱗もしっかり硬くなってる。これならクリアにも負けないわ」


フェリス「とーぜん! 私はクリアのお姉さんなんだから! クリアはきっとまだ成長の繭にも入れてないはずだわ!」


レイア「さあ、どうかしらね?」


フェリス「きっとそうよ! 会うのが楽しみだわ……!」フフフ


ーーーーー

ーーー

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 12:49:33.65 ID:39TsEoF9O
いけっぺ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 13:00:50.13 ID:GEpDlBp9O
ゼレスちゃんファイト
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 13:48:14.50 ID:X1sbyaVo0
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 19:35:14.61 ID:2gzVGVDN0
そういえばイオチームは入れなかったの?一応学内対抗ベスト4だよね?
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:45:22.37 ID:2gzVGVDN0
地震大丈夫かな
525 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 19:55:53.69 ID:tw4NNjAko
>>523
失念しておりました…
イオ ノワール イリスチームは学内トーナメントでベスト4のため、ランキング10位以内の可能性は大いにあります
よって、↓コンマで勝数の判定をします

イリスチームの結果↓コンマ(学内トーナメントベスト4のため、+2ボーナス)

>>524
すごい揺れでしたね
また地震が起こるかもしれません、皆さんも十分お気をつけください!
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:57:09.06 ID:zZbrnUrFO
はい
527 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 21:08:20.47 ID:tw4NNjAko
決勝トーナメントーー


樹「すごい……」


橘花「各ブロック上位2チームが決勝トーナメント行きだから……」


ナミネ「7チームが勝ち残ってますね。すごいです!」


樹「ゼレスさんのチームと、イオさんのチームが一回戦から。他はみんな二回戦からね」


橘花「表彰台をうちの生徒が独占というのもありえるんじゃないのか?」


樹「ええ! 全力で応援するわよー!」


ーーーーー

ーーー




一回戦ーー


ゼレス「さ、ここから勝ち上がって行きますよ!」


イオ「け、決勝トーナメント……!」


ノワール「ここまで来たら行けるとこまで行こう!」


一回戦はブロック上位2位の20チームのうち、2位の10チームの中から8チームが選ばれ試合をします
その後は16チームで二回戦、8チームで三回戦、4チームで準決勝、最後に決勝となります

ゼレスチーム一回戦結果↓コンマ
イオチーム一回戦結果↓↓コンマ
偶数で勝利
奇数で敗退
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:14:11.25 ID:PRxNdP9QO
8だったけど1戦増える代わりに進めるのか
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:15:32.32 ID:PRxNdP9QO
530 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 23:17:57.93 ID:tw4NNjAko
ゼレスチームの試合ーー


ギュオッ! ゴオッ!


ラクリマ「転板【チェンジボード】!」


バキンッ!


ラクリマ(くっそー。相殺で精一杯か……)


ステラ「ここは私が! 隕石魔法【メテオ】!」


ゴオオオオッ!


「傀儡魔法【パペット】!」シュオッ!


ぐいんっ!


ステラ「な……!」ググ…!

ステラ(見えない力で引っ張られてる……!?)


「人の魔法に魔法の糸を通して、その魔法の主導権を握る! それが傀儡魔法!」グイッ!


ゼレス「二人ともこっちに! 聖域【サンクチュアリ】!!」


ギギギギギィッ!!


ゼレス「く……!」


ゴシャアアアアッ!


審判「試合終了! 勝者ーー」


ーーーーー

ーーー

531 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 23:18:46.16 ID:tw4NNjAko
ゼレス「……本戦まで来たのに……」


ステラ「すみません、私の魔法が……」


ラクリマ「そんなこと言ったら、私の魔法なんて全然通じなかったよ」


クロエ「お疲れ様、3人とも」

クロエ「2年生で決勝トーナメント行き……。そうそうできることじゃないわ。きっと来年はブロック一位で本戦にいける。それどころか表彰台入りも夢じゃないわ」


ゼレス「でも、もう……」


クロエ「あら、まさか世界が終わるとでも?」

クロエ「あなた達みたいな未来ある後輩がいるのに、私達先輩がむざむざやられるわけないじゃない!」


ステラ「クロエお姉ちゃん……」


クロエ「いい、約束よ。私達はこれから本戦で力の限り戦う。そして来年はあなた達がさらに上を目指すこと。だから落ち込まないで。暗いことばかり考えてちゃ楽しくないわ」ナデナデ


ラクリマ「は、はいっ」


クロエ「よし。じゃあまず応援ね。先輩が勝てるように応援をお願い!」


はいっ!


ーーーーー

ーーー

532 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/02/14(日) 23:19:20.43 ID:tw4NNjAko
モミジ「イオちゃん……」


凜華「勝ち上がってるね……」


クロエ「当たるときは本気で、ね」


モミジ「うん、もちろんだよ!」


クロエ「いい返事。そろそろ二回戦開始の時間ね。行きましょうか」


凜華「ああ!」


モミジ「うん!」


二回戦結果
クロエチーム↓コンマ
レナチーム↓↓コンマ
楓チーム↓3コンマ
ティアチーム↓4コンマ
上記4チームは
偶数で勝利
奇数で敗退

イオチーム↓5コンマ
シェリルチーム↓6コンマ
上記2チームは
3の倍数で勝利
それ以外で敗退

全チーム共通でゾロ目の場合は勝利
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:19:52.77 ID:LakP07jA0
はいな
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:21:39.26 ID:PRxNdP9QO
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