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【安価】ウィン「リリウム魔法学校へ! 7……ナナ?」【百合】

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779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 18:54:43.62 ID:CoI4OHseO
カーラ先生に両親と再会したことを連絡
また改めて自分を育ててくれたことのお礼を言う
780 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/10(水) 20:23:28.25 ID:tx6jwRkFo
>>777
>>778
4〜7月が月4回行動で4×4の16回
夏休みが3日行動を10回
9〜12月が月4回行動で4×4の16回
冬休みが3日行動を8回
1月が冬休み明けで1回だけ行動、2、3月が月4回行動で4×2の8回

これで59回行動
ここからさらに夏休み中の旅行や文化祭など、プラスアルファの行動
そう考えると一年でおよそ70回の安価で、1回につき5個、それを3年分なので総数は1000個を超えてるかもしれません

おそらくすでに取っていただいた安価総数も900は超えているかと思います
本当にありがとうございます!

ここからは最終決戦に向けての行動ばかりになっていくので、安価1回ごとの期間を1週間から伸ばし、テンポ重視で進めていこうと思います
クリスマスや冬休みなど、イベントまでの行動を募集する、という形式になるかと思います

今回の安価を書いた後から形式を変更してみますので、よろしくおねがいします
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 01:27:07.96 ID:o/agt2GfO
はーい
主要イベント時のみ安価を取る形式はテンポも改善できて良さげですね
782 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:01:59.71 ID:xyy13634o
ティト母「あ、お久しぶりです」


トワ母「おお、久しぶりじゃのう」


ティト母「1000年ほど見ませんでしたけど、どこか遠出を?」


トワ母「うむ。中々遠いところで質量の大きい星が亡くなっておってな。食い尽くすまで時間がかかってしまった」


ティト母「それで……。ああそうそう、あの星に私達の娘どちらも落ちたみたいですよ。戻ってきたのなら顔を見せてあげてはいかがですか?」


トワ母「そうじゃな。しばらくは食事もいらんし、暇つぶしがてら会いに行くか」


ティト母「いってらしゃいですー」

ティト母「……ふう、私もそろそろ食事をしないとですね」グウウ…


ーーーーー

ーーー




トワ「!」


リーケ「どうしたの、トワ」ナデナデ


トワ「この感覚……母上か。ご主人、少し外に出ても?」


リーケ「うん。一緒に行こっか」


中庭ーー


トワ母「おお、ここにおったか」ギョロリ


トワ「母上!」


トワ母「隣にいるのはリーケか? 相変わらずこまいのお」


リーケ「そちらは相変わらず大きいですね……」


トワ母「くっくっく、トワよ。多少大きくなったようじゃが、まだまだじゃの」


トワ「母上ほど大きい掃除者が何人もいたら、星がいくつあっても足りませんよ。母上の食が細くなる頃に私も宇宙へ飛び立ちます」


トワ母「いったい何万年後かのう。ま、元気そうで何よりじゃ。儂はまたしばらく遊泳して腹を空かす。達者でな」


トワ「ええ、お達者で」
783 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:02:34.16 ID:xyy13634o
リーケ「そっか……トワはいつか宇宙に行っちゃうんだよね……」


トワ「ご主人がこの星にいる限りは共に生きるさ。我ら掃除者の寿命は永いからな」


リーケ「うん……」モフッ


トワ(この星に突然落ちてきた、得体のしれない私のことを救ってくれた。それだけでなく、暴走しそうになった私を止めてくれたこともある。……私の一生を捧げてもあまりある大恩だ)


すりすり


リーケ「トワ……?」


トワ「ご主人のためならばこのトワ、いかなるものにも牙を突き立てましょう」


リーケ「……えへへ、頼もしいな」ナデナデ


ーーーーー

ーーー

784 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:03:03.90 ID:xyy13634o
食堂ーー


きゃいきゃい


「あ、晶先輩! これ、よかったら食べてください!」


晶「クッキーか? ありがとな」


楓「いやー、晶ミス・リリウムに選ばれてからモテモテだなあ」


嵐「得意げだなあ。そんなに油断してると知らないぞー」


楓「なにがさ?」


嵐「いや、楓って昔から嫉妬深いところあるからさあ」


「晶さん、私とお付き合いしてください!」

「あ、抜け駆けはだめ!」


晶「あー……気持ちは嬉しいけど、ごめんな? アタシ付き合ってる人がいるからさ……」


「それでもいいんです! 二番目でも三番目でも!」


楓「……」ムカッ


晶「そんな不誠実なことはできないよ。でも告白してくれてありがとね」


楓「……」フーッ


「あのっ、壁ドンしてくれませんか!?」


晶「壁ドン? 壁ドンって……」


どんっ!


晶「こういうことがしてほしいんだ……?」ボソッ


「は、はいぃ……っ!」


楓「……」ムカムカッ


嵐(やっぱこうなると思ったよ……)

嵐「おーい、晶ー。そろそろ移動しようぜー」


晶「ん、ああ。みんな、ごめんな。アタシ行かないと」タタタッ


「はああ……かっこいい……っ」
785 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:03:37.63 ID:xyy13634o
寮、楓と嵐の部屋ーー


楓「……」ムスー


嵐「晶がモテすぎて不機嫌になっちゃった」


晶「う……」


楓「別に? いいんじゃないですか? モテるのは止められませんし?」


晶「アタシが好きなのは二人だけだよ」


楓「……」


嵐「もっと言ってほしいってさ」


晶「楓の扱いは嵐に敵わないな……」

晶「ほら、楓。アタシの膝の上座って」ポンポン


楓「……」ストン


ぎゅっ


晶「楓、好きだよ。……大好き」


楓「はぁ……っ!///」ゾクッ


嵐(すぐそういうことできちゃうんだもんな。敵わないなあ……)


晶「不安になったらすぐ言ってほしいな。楓に言われたらできる限りのことはしてあげたいから」ナデナデ


楓「うん……っ」


いちゃいちゃ……いちゃいちゃ……


ーーーーー

ーーー

786 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:04:05.82 ID:xyy13634o
休日、早朝ーー


クロエ「うう……朝は冷えるわね……」ブルルッ


ヒカリ「クロエ、これ羽織りなよ」


クロエ「ヒカリは寒くないの?」


ヒカリ「うん、大丈夫。それよりほら」ファサッ


クロエ「ありがと」ギュッ


ローラ「そろそろ開店時間だね」


「お待たせいたしました! ただいまより開店いたします!」


クロエ「楽しみね。専門店のパンケーキなんて初めてよ」 


「3名様ですね。こちらのお席へどうぞ」


ヒカリ「甘い匂いがする……!」


クロエ「メニューはこれね。えーっと……」


ウィン「あれ、クロエさん〜?」


クロエ「! ウィンさん!」


時雨「奇遇だな。こんなところで会うとは」


ローラ「時雨さんにナナさんも……!」


ヒカリ「お、お久しぶりです!」


ナナ「デート中でしたか。声かけないほうがよかったですかね?」


クロエ「まさか! 先輩達に会えて嬉しいわ!」


時雨「私達も会えて嬉しいよ。ナナのたっての願いで食べに来たが、思わぬサプライズだ」


ウィン「ちょっと眠たいけどね〜」フワアー


クロエ「今日はオフなのかしら?」


ウィン「そうだよ〜。時雨もオフっていうから、久しぶりに三人で会おうって話になってね〜」
787 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:04:33.67 ID:xyy13634o
ナナ「あ、先に注文しちゃいましょうか。注文せずに長居する訳にはいきませんからね」


ローラ「そうですね。うーん、どれも美味しそう……」


ヒカリ「ボクはこのイチゴのにしようかな」


クロエ「私はそうね……。チョコシロップのやつがダークな感じでかっこいいからこれね!」


ウィン「ボクはシンプルにメープルシロップかな〜」


時雨「抹茶というのもあるのか……。食べてみよう」


ナナ「私はフルーツミックスにします♪」


ローラ「ふ、フヨンのパンケーキ……!? 『魔獣であるフヨンをイメージした、ふわふわ感MAXなパンケーキです♪』……。これにします!」


ナナ「それでは注文しましょうか」


ーーーーー

ーーー




「お、美味しいー!」


クロエ「ふ、ふわふわ……! チョコシロップも絡めて……あむっ! んー……!」


ヒカリ「イチゴも大きくて甘い……。幸せだなあ……♪」


ローラ「ふ、フヨンを崩さないと……」プルプル


ナナ「ウィン、あとで交換しましょうね」


ウィン「うん、もちろんだよ〜」


時雨「抹茶、なかなかいけるな……!」


ヒカリ「あ、クロエチョコついてるよ」フキフキ


クロエ「あら。ありがとう、ヒカリ」


ローラ「く、クロエちゃん掬って食べさせて〜!」


クロエ「もう、仕方ないわね。ほら、あーん」


ぱくぱく いちゃいちゃ もぐもぐ いちゃいちゃ……


ーーーーー

ーーー

788 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:05:02.36 ID:xyy13634o
クロエ「美味しかったわ……」ケプッ


ローラ「それじゃあ私達はこれで失礼しますね」


ウィン「え〜、せっかくだから一緒に遊ぼうよ〜」


ヒカリ「ありがたい申し出ですけど、この後用事があるので……。すみません」


ナナ「それなら仕方ないですね。さ、席を立ちましょうか」


クロエ「三人とも、良い休日をね」


時雨「ああ、そちらもな」


ーーーーー

ーーー




マホリオ練習場ーー


ウィン「本気ではやらないからね〜」


時雨「当然だ。休日に怪我をするわけにはいかないからな」


ナナ「運動後のストレッチは任せてくださいねー!」


時雨「頼もしいな。では……! 剣戟・飛燕!」


ウィン「魔弾【シュート】!」


ゴオッ!


ーーーーー

ーーー

789 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:05:33.89 ID:xyy13634o
マクベス・エクスルードハウスーー


カーラ「おかえりなさい、クロエ。それにローラさんにヒカリさんも」


クロエ「ただいま、カーラ先生。報告したいことがあって帰ってきたの」


カーラ「ぜひ聞かせてください。さ、中へどうぞ」


ーーーーー


カーラ「外は冷えたでしょう。温かい紅茶を淹れますね」トポポ…

カーラ「それで、報告とは……」カチャッ


クロエ「……私の両親に会ったわ」


カーラ「!」


クロエ「全部聞いたわ。エリクシールママが悪魔なのも知ってる」


カーラ「そうですか……」


クロエ「この名前をくれたのがママとお母さんなのも、魔界から追われて逃げる中で、私をここに預けたのも……」


カーラ「あ、あの二人は本当にあなたのことを想って……! こんな汚い孤児院ですけど、信頼して預けてくれたんです……! 二人のことを恨まないであげてください……!」


クロエ「ちょ、ちょっと! 勘違いしてない? 私は一言も恨むなんて言ってないわよ」


カーラ「え……」


クロエ「それに、あなたの大好きな孤児院を汚いなんて言わないで。そんなことを言われたら私が悲しいわ」


カーラ「クロエ……」


クロエ「私はママにもお母さんにも愛されてた。そして……カーラ先生」


カーラ「は、はい」


クロエ「私をここまで育ててくれてありがとう」


カーラ「うう……」グスッ
790 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/11(木) 21:06:05.73 ID:xyy13634o
クロエ「ちょっと、泣くことないでしょう」


カーラ「だっで……そんな……うええぇ……!」

カーラ「クロエ゛〜……!」ギュー!


ヒカリ「まあ、手塩にかけて育てた娘同然の存在に、育ててくれてありがとうなんて言われたらね……」


ローラ「ううう……」グスッ


ヒカリ「ローラさんまで泣くことないじゃない」ナデナデ


ローラ「昔から私もお世話になってたから、なんだか感動しちゃって……!」グスグス


ーーーーー

ーーー




カーラ「お、お見苦しいところを……///」テレテレ


クロエ「カーラ先生、私はママやお母さんも大好きだけど、それと同じくらいカーラ先生のことも大好き。だから……絶対にこの世界を守るわ」


カーラ「……うう」グスッ


クロエ「また泣くー」


カーラ「わ、私も頑張りますからっ。クロエにだけいいかっこはさせません!」


クロエ「ええ。一緒に……みんなでこの世界を守りましょう」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・ソフィア、スキア救出の用意をする
・期末試験に備える

安価↓〜↓5自由行動安価
今後の行動を指定してください

今回の行動終了後、期末テストになります
期末テスト終了後、クリスマスパーティーを経て冬休みに入ります
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 21:44:37.38 ID:u4fxFhbzO
演劇部でクリスマスパーティーをしようという事になる
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 23:54:47.39 ID:DQ7HdOaw0
勉強会を開き、各々の得意分野を教え合う
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 01:26:19.14 ID:H1YbSBwWO
クリスマスに向けて、みんな彼女に内緒でプレゼントを買いに行く
それによって色々な組が出来て一緒に相談しながら買う
(クロエ・レナ・ティアの組や楓・ヒカリ・舞など、様々なカップルが入り乱れるイメージ)
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 02:19:20.98 ID:D2vKo4lsO
闇の樹を撤去しようとしに行くが、暗い場所を好む魔獣たちの安らぎの場となっていたのでそのまま残すことに
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 16:47:57.10 ID:MwxGJuf5O
闇魔法ズでソフィアの城を掃除
796 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:13:35.93 ID:UW4CWPE2o
暗黒樹の根本ーー


ローラ母「大きいわね……」


ローラママ「神樹に劣らないんじゃない? すごい大きさだよ」


ローラ母「……切り倒すつもりだったけど、やめましょうか」


ローラママ「そうだね。まさか魔獣の住処にまでなってるとは思ってなかったなあ」


シャドウベア「グルルオ!」


ローラ母「安心して。私達は敵じゃないわ」ニコッ


シャドウベア「グオ……」ピタッ


ローラママ「おー、お見事。じゃ、魔獣を刺激しないように帰ろうか」


ローラ母「はい」


ーーーーー

ーーー




ローラ「……で、魔獣のためにも樹は残すことにしたみたい」


ヒカリ「そっか。住んでる魔獣がいるんなら邪魔はできないよね」


クロエ「そうね。あの樹に安心感を覚えるっていうのが恐ろしいけど……」


ローラ「世の中いろんな魔獣がいるからね」


クロエ「そうねえ……。わざわざちょっかい出したら可愛そうね」


ーーーーー

ーーー

797 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:14:02.93 ID:UW4CWPE2o
空き教室ーー


ナミネ「さ、勉強会ですよ。いつもどおり、自分の得意なところをお互いに教え合いましょう」


はーい!


クロエ「レナ、いいかしら」


レナ「なに?」


クロエ「その……ローラとヒカリとチームじゃない。それを見込んでクリスマスプレゼントを選ぶの手伝ってほしいんだけど……」コソコソ


レナ「ヒカリさんはともかく、ローラさんはあなたの方が知ってそうだけどね……。ま、いいわよ」

レナ「さ、勉強しましょう。テストで悪い点取るようじゃかっこつかないわよ」


クロエ「ええ!」


ーーーーー


ヒカリ「ということでチームの凜華さんに選ぶ手伝いをしてほしくて……」


ーーーーー


ローラ「モミジちゃん、どうかな……?」


ーーーーー

ーーー

798 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:14:49.73 ID:UW4CWPE2o
街中ーー


ピロリン♪


クロエ「『演劇部でクリスマスパーティーやります! よければ参加してください』……だって」


レナ「私のところにも来たわ。楽しそうだし行ってもいいんじゃない?」


クロエ「そうね。せっかくだし参加してみましょうか」


レナ「あ、ヒカリさんが好きそうなお店あったわよ。あそこの紅茶が好きだって言ってたわ」


クロエ「じゃあ……詰め合わせセットと、美味しそうなのをいくつか選ぶわね。少し時間をちょうだい」


ーーーーー


クロエ「デンはこういう魔法具が好きね。二人の時はもっぱらプロが使ってる魔法具の話をしてるし……」


レナ「……どういうのがいいか分からないから、選ぶの手伝って」


クロエ「もちろん。レプリカユニとかレプリカ杖よりは、こういう消耗系の方が喜ばれるかも。ほら、この杖の手入れワックスとか普通は買わないけど、プロ御用達なのよ」


レナ「へー……」


ーーーーー


クロエ「ローラはまあ、ここよね」


レナ「魔獣のぬいぐるみ……ね。やっぱりこれしか思いつかないわ」


クロエ「でもどれがいいのかしら……」


レナ「うーん……バジリスクのぬいぐるみとか中々みないわよね」モフモフ


クロエ「それよ! 凶暴な魔獣はぬいぐるみの数が多くないけど、これなら……!」モフモフ


ーーーーー

ーーー

799 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:15:32.66 ID:UW4CWPE2o
ヒカリ「舞さんはこういう、舞台の本が好きみたい。役者さんのコラムとか、脚本家の手記とか……」


凜華「どれが持ってないやつなんだろう……」


ヒカリ「この間は……そうそう、この役者さんの本を買おうと思ってるって言ってたよ」


凜華「ヒカリさんありがとう……! ほんとに助かったよ!」


「あの二人すごいきれいかっこいい……! モデルさんかなあ……」


ーーーーー


凜華「クロエさんは……自分より他人の話が多いからなあ」


ヒカリ「分かるよ! クロエってそういうところある……!」


凜華「でも前言ってたのはコーヒーかなあ。ハマってるって言ってたよ」


ヒカリ「確かに最近よく飲んでる……」


凜華「豆にこだわりはないかもだけど、いろいろ買ってみてもいいかもね」


ヒカリ「ありがとう、そうしてみるよ!」


ーーーーー


ローラ「ではでは、みんなのプレゼント買い出しに行きます!」


アルシェ「おー」パチパチ


モミジ「おー!」パチパチ


ローラ「ティアちゃんはね、寝るとき抱きしめるものがほしいみたいなの。よく布団を抱きしめたり、毛布をぎゅっとしたりしてるよ。だから抱き枕とかあると嬉しいかも」


アルシェ「ん!」


モミジ「クロエさんは演劇部に顔を出したとき脚本の本買わないとって漏らしてたから、いくつか買ってあげると喜ぶかも」


ローラ「演劇の本か……。モミジちゃん、私そういうの分からないから、選ぶの手伝ってくれる?」


モミジ「もちろん!」


アルシェ「イオは食堂で紅茶よく飲んでる。茶葉とか買うといいかもしれない」


モミジ「そうだったんだ……。お部屋だとテキトーなお茶出してたけどよくなかったかなあ……」


アルシェ「んーん。そういう時に飲むお茶も好きって言ってた。たまにこだわって飲むのが面白いんだって」


モミジ「そ、そっか。よかったあ……」ホッ


ーーーーー
800 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:16:00.74 ID:UW4CWPE2o
楓「すみません、無理言って来てもらって……」


時雨「いや、構わないよ。ちょうどこっちで試合があったからな」


ウィン「そうそう、ナイスタイミング〜」


楓「相談なんですけど、晶と嵐のクリスマスプレゼントにいつもと違うものを贈りたくて」


ウィン「ボクらはマホリオでしか接して来なかったけど〜……」


時雨「あの二人は魔法具がいいかもしれないな。オシャレよりも実用性を重視したものを買うといいかもしれない」


ウィン「ホウキを掴む用のグローブにも、魔力活性のツボを押してくれるのとかあるしね〜」


楓「おお……! さっそく見てみます!」


時雨「ついでだ、私達もついていこう」


ウィン「ホウキ用の毛を整えるクシを新調したくてね〜」


ーーーーー


ナミネ「やはり大人の方は高いアクセサリーがいいんでしょうか……」


ラミー「そんなことないよ。仮に年齢が逆だとして、年下からあまりに高いものもらったらどう?」


ナミネ「……困りますね」


ラミー「でしょ? それよりは身の丈にあったものの方がいいよ」


ーーーーー


ティア【今日はついてきてくれてありがとうございます】


ラピス「いえいえ。ここまで蓄えた食の知識を披露するときです!」


クリア「アルシェが好きそうなのはねー。あ、あれ!」ピョンピョン!


ティア(かわいい……)


ーーーーー

ーーー

801 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:16:34.62 ID:UW4CWPE2o
ソフィアの住んでいた城ーー


クロエ「すこしホコリっぽいわね……」


ミリア「闇魔法ズ、掃除バージョン!」


エルク「早速やっていきましょうか。いつソフィアさんが帰ってきても大丈夫なようにしておきましょう」


ミリア「おうとも!」


ーーーーー


エルク「そういえば先輩、テスト近いですけど大丈夫ですか? 追い込みとか……」フキフキ


クロエ「まあ今までたくさん勉強してきたしね。これでも結構努力家なのよ」フフン


エルク「では安心ですね。しっかりキレイにして帰りましょう」


ーーーーー


ミリア「クロエさん、この椅子少し浮かせてくれる?」


クロエ「ええ。よっ」フワッ


ミリア「ありがとー」フキフキ


ーーーーー


こつん


ミリア「! お前は……」


クロエ「何かいた?」


小人「……!」


ミリア「ソフィアの小人だ……。まだ残ってたんだ」


エルク「ずっと一人でいたんでしょうか……」


ミリア「……お前、私と来るか?」


小人「……」コクリ


ミリア「よし、決まり!」


クロエ「来てよかったわ。ずっと一人きりじゃ寂しいものね」ナデナデ


小人「♪」


ーーーーー

ーーー

802 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:17:24.12 ID:UW4CWPE2o
テスト当日ーー


クロエ(クリスマスパーティーがあるけど、浮かれないようにしないと……)


先生「テストは行き通りましたね。では、テスト開始です!」


クロエの座学平均点↓コンマ
クロエの実技平均点↓↓コンマ

これまでの勉強により、どちらも最低値75保証
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 00:17:43.13 ID:sElTvZLA0
いけい
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 00:20:39.04 ID:uamXDIy8o
ほいさ
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 00:23:16.40 ID:sElTvZLA0
サンキュー最低保証
806 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/14(日) 00:46:49.20 ID:UW4CWPE2o
クロエ「ほっ……。まあ目も当てられないほどじゃなかったわね」


ヒカリ「テネリタスに食べられてもいないから、魔法の使い方を忘れたりとかもしてないもんね」


クロエ「ええ。安心してクリスマスパーティーに行けるわ」


演劇部ーー


ラクリマ「わー! 先輩達来てくれたんですね!」


クロエ「もちろん。さあ、楽しむわよー!」


現在の目標
・クリスマスを楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
クリスマスの日の行動を指定してください
安価内容は演劇部・演劇部員に限らず、他の場所や人でも大丈夫です
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 01:09:49.43 ID:LxeUOrwZO
今年は家族+ステラだけの少人数でゼレスの誕生会。ケルキオン家に泊まらせてもらうことになったステラだが、クリスマスである事も後押しし、ゼレスと夜通しヤってしまう
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 08:40:00.17 ID:Zk9JPt3mO
クリスマスという催しを知らず『くりすます?』と揃って頭上に?マークを浮かべるゼーレアイリスリーケ
教えてあげるとクリスマスを満喫したり部屋で恋人同士しっぽりと過ごす
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 12:27:36.65 ID:Fxc9QTo7O
何だかんだでソフィアを気に入っているリーリア
『魔界化したら見納めになるだろうから』と既に勝った気でいつつ、魔法で人間に扮してソフィアと人間界でデート
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 12:29:19.46 ID:sElTvZLA0
くるくまや百合江などのOGがパーティーに集結
現役生達が準備していた劇を披露
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 17:36:35.31 ID:9jJrY5X4O
子供達は今どうしてるかとか考えながら和やかに会話する各家庭のママ&母
……が、クリスマスの雰囲気に当てられてひさびさに昂ってしまい娘に新しい妹が出来てしまいそうな勢いで燃え上がったとか(比喩表現)

既にゼレステ入ってて負担大きくなりそうなんで簡単な感じで大丈夫です
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/15(月) 19:15:12.43 ID:pjXW6gFU0
2周年おめでとうございます
813 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/15(月) 23:39:12.87 ID:SsepHVdqo
>>812
言われて最初のスレ見て驚きました!2019年の今日にスレ立てしたんですね…
一時期書かない時期もありこんなに長くかかってしまいましたが、ここまで続けてこられたのはひとえに皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!
814 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/15(月) 23:40:02.02 ID:SsepHVdqo
なお今日は更新はなしです、すみません!
また明日も書く時間が取れなさそうなので更新は厳しいです
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/15(月) 23:42:07.75 ID:pjXW6gFU0
待ってるぜい
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 18:30:05.11 ID:ftlP7NjmO
忙しいのかな
817 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:49:57.58 ID:2gY7NZWio
すみません、セックスシーンでやはり時間がかかってしまいました!
投下します
818 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:50:25.21 ID:2gY7NZWio
演劇部に向かう少し前ーー


クロエ「さて、クリスマスパーティーの準備があるらしいし、私は演劇部に行くわね。三人もクリスマス楽しんで」


ゼーレ「……あの」


クロエ「?」


アイリス「くりすますって……」


リーケ「……なに?」


クロエ「もしかして、クリスマス知らない?」


ゼーレアイリスリーケ「……」コクコク


クロエ「クリスマスっていうのは、まあ一年間お世話になった人に感謝を伝える一週間の始まりの日よ」

クロエ「まずは恋人、次に友達、そして年越しは家族と……っていうのが大体の流れかしら。恋人がいない人もクリスマスパーティーで楽しむけどね」


ゼーレ「なるほど、恋人の日……」


クロエ「あとは、この時期限定のお菓子とかも多いからそれを食べたりね。クリスマスディナーっていうのもあるし、リリウムでも食堂でパーティーするはずだから行ってみたら?」


アイリス「おー! ありがと、クロエ!」


クロエ「これくらいなんでもないわ。じゃあ改めて、クリスマス楽しんでね」


リーケ「そ、そっちもね……」


ーーーーー

ーーー

819 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:51:25.20 ID:2gY7NZWio
食堂ーー


アイリス「どうりで最近装飾が豪華だったんだね」


ゼーレ「クリスマスパーティー仕様だったのね」


リーケ「ご飯食べよう。美味しそう……」


ゼーレ「ケーキもたくさん用意してある!」


アイリス「ティラミス食べよー♪」


ゼーレ「もんぶらん……これ美味しそうね」


リーケ「私はショートケーキにする」


「メリークリスマース! 家庭科部手作りのクリスマスクッキーのプレゼントだよー!」


「待ってましたー!」
    「よっ! お菓子作り大会金賞!」


アイリス「おおお! 貰いに行こう!」


ゼーレ「ふふっ、そうね」


ーーーーー

ーーー

820 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:52:04.45 ID:2gY7NZWio
寮、三人部屋ーー


ゼーレ「ふう……」


リーケ「ちょっと食べ過ぎたかも……」ケフッ


アイリス「肉付きのいいリーケも好きだよー」ギュー


リーケ「……っ」ペシペシ


ゼーレ「二人とも、いい?」


リーケ「?」


アイリス「なーに?」


ゼーレ「その、今日は恋人の日だから改めて伝えようと思って……こほん」

ゼーレ「……二人とも、大好きよ」


アイリスリーケ「!!」


ゼーレ「私の分身が魔王になってしまって、二人も巻き込んで遠い未来にやってくることになっちゃって……そのことは本当に申し訳なく思ってるの。でも、あなた達と生きてこれて良かった」


アイリス「そんなの今さらだよ! もう覚悟はずっと昔に決まってる!」


リーケ「私も、ゼーレと一緒に最後まで生きたいもん」


ゼーレ「アイリス……リーケ……っ」


アイリス「えへへ。それ、ぎゅー!」ギュー!


リーケ「ぎゅーっ」


ゼーレ「ん、ふふっ……! もうっ! ぎゅー!」ギュー!


ーーーーー

ーーー

821 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:52:31.66 ID:2gY7NZWio
街中ーー


ソフィア「ここは……」


リーリア「懐かしい? 魔界化したら見れなくなっちゃうわけだし、見納めにと思ったんだけど」


ソフィア「そうですね。リーリア様に正気にしてもらうまではこの辺りで住んでいましたから……」


リーリア「じゃ、クリスマスだしお出かけと行きましょ。いろいろ美味しいものがあるって聞いたわ」


ソフィア「私は館にこもってばかりでしたから、よく分かりません。リーリア様が行きたいところに行きましょう」


リーリア「うーん、じゃあまずあそこ!」


ソフィア「あれは……バイキングレストラン、ですね」


リーリア「ばい……?」


ソフィア「好きな料理を持っていって食べるんです。気にいると思いますよ」


リーリア「へー! いこいこ!」


ーーーーー

ーーー

822 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:53:03.05 ID:2gY7NZWio
演劇部ーー


くるくま「や。お呼ばれしたから来たよ」


百合江「皆様お久しぶりですわ」ペコリ


クロエ「先輩達がこんなに……!」


ラクリマ「私が呼びました! 先輩達に劇を見てもらいたくて……」


クロエ「劇?」


ノルン「ふっふっふ〜。先輩達に捧げる劇ですよ〜。題目は『バトンタッチ』です〜」


ビーーーーーッ!


ラクリマ「さあ……光輝く夢の舞台へ!」


くるくま「!」ゾクッ

くるくま(声の出し方がさっきまでとまるで違う……。こんなにすぐに役に入れるのか……!)


カーム「『私達は何も知らぬ赤子。先達(せんだつ)の姿を見て成長するサナギ』」


やよい「『手を差し伸べてくれたのは……』」


クロエ(私達演劇部員をテーマにした、世代交代の物語……。私達に捧げられた劇は完成度が高く、見入ってしまう。そして気づけばあっという間に終わってしまっていた)


パチパチパチパチ!


百合江「素敵でしたわ……」ウルウル


くるくま「サナギをモチーフに世代交代を表したのか。面白い発想だ」


ヒカリ「衣装も素敵だったね。文化祭から時間なかったはずなのにすごい……」


ラクリマ「みんなで頑張りました!」


クロエ「ラクリマの求心力は見事ね。しっかり皆を引っ張ってるみたいで感心したわ」


ラクリマ「えへへ……」


「お料理の準備できましたー!」


ノルン「おお〜。来たね〜」


ラクリマ「ここからは皆で好きに飲み食いしましょう! 自由時間だよー!」


はーい!


ーーーーー

ーーー

823 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:53:37.28 ID:2gY7NZWio
ケルキオン家ーー


ステラ「今年はお客様は……」


ヴィーネ「今年はなし。なんたってゼレスちゃんの彼女がいるからね!」


ゼレス「ま、ママ!」


ヴィーネ「知らない100人に祝われるより、大好きな一人に祝われる方がいいでしょ?」


ゼレス「それは……はい」


ヴィーネ「という理由を得たので、面倒くさい社交の場をなくせたのでしたー」


ステラ「え?」


ヴィーネ「ゼレスちゃんが産まれた時にさ、色んな人が祝辞とか言って寄ってきたの。それから毎年集まってさあ……。だからどうにかしてやめたかったんだよ」


ゼレス「そうだったんですか……。ママが集めてるとばっかり」


ヴィーネ「まさか! 毎年家族だけで祝いたいのにあいつらと来たらさあ……! だからチームメンバーとか呼んで問題が起きないよう見張っててもらってたんだけど、今年からはその必要もないわ」


ステラ「では、今日は精一杯お祝いしますね!」


ヴィーネ「おう! ステラちゃんなら大丈夫だ! ゼレスちゃんのことお願いね!」


ーーーーー

ーーー




ゼレス「満足です……」ポンポン


ヴィーネ「お腹ぽっこりしたゼレスちゃんもかわいい……!」


ゼレス「……!///」ササッ


ヴィーネ「あ、そうそう。ステラちゃん泊まっていっていいからね。というか夜遅くなっちゃったし、こんな中帰らせるのも忍びないしね」


ステラ「ありがとうございます」


ヴィーネ「お部屋はゼレスちゃんと一緒でいい? なんなら別々のお部屋用意できるけど……」


ステラ「え……っと……」
824 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:54:30.15 ID:2gY7NZWio
♡幕間
  ステラとゼレスのクリスマス♡

しんとした広い屋敷。
その中の一室に、ゼレスさんと一緒に入ります。

「ほんとに別の部屋じゃなくてよかったんですか?」

「は、はいっ」

ベッドは一つなので新しい枕をいただき、それをゼレスさんがポンとベッドの上に並べました。
寮では同室とは言え毎日同衾しているわけではなく、そして今日がクリスマスということも相まってか非常にドキドキしてしまいます。

「では早めに寝ましょうか。冬休みに入るとはいえ、ダラダラとしているわけにはいきませんからね」

そう言うやいなや、着ている洋服に手をかけするりと脱いでいきます。
薄く脂の乗った鎖骨がシャツから覗き、それが引き金となりました。

「……っ!」

「す、ステラさんっ?」

おもむろに背中から抱きしめます。
ぎゅうと全身でゼレスさんの体温を感じ、そのままベッドへと倒れ込みました。

「ぜ、ゼレスさん……したい、です……」

不意に、自分でも驚くほど甘い声が出ました。
その言葉にゼレスさんは顔を赤くし、小さくこくりと頷きます。
下から腕を伸ばして私の首を抱え込み、ちゅっと小さなリップ音を一つ。
食後のケーキの余韻か一際甘く、とろけそうな感触です。

「ちゅ、んう……っ!」

耐えきれず舌を伸ばせば、ゼレスさんも小さな舌を絡めてきました。
ぬるりとした感覚が口の中を這い回り、下腹部に快感が溜まっていきます。
シャツの下へ手を差し入れ、お腹を触りながらまくりあげます。

「ぁ……っ」

シャツとは違う布地、ブラジャーに指先が触れました。
目線を落として見てみれば、そこには普段は目にしない真っ赤な下着。

「珍しいですね……ゼレスさんがこんな下着なんて」

小さな胸を覆うそれは普段のジュニアブラではなく、フルカップブラでした。それも全面に刺繍が施された豪華なものです。

「……く、クリスマス、なので……」

真っ赤な下着にも劣らないほど顔を赤くしたゼレスさん。
クリスマスだから勝負下着を身に着けていた……。期待していたのが私だけではないと分かると、燃えるような情欲が体の奥底から湧き上がります。
825 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:55:25.43 ID:2gY7NZWio
ブラジャーをずり上げ、ぷくりと勃起した小さな乳首に吸い付くと、ゼレスさんが小さな体を大きく震わせて反応します。

「ひぁあっ! すてら、さっ! んううっ!」

体が震えると、もう片方の小さな胸がふるりと揺れました。
その先端に手を這わせて、親指と人差し指の腹で思い切り潰します。

「ふやあああああああっっ!」

一際大きく体を震わせて、腰をガクガクとさせました。おそらく軽い絶頂に達したのでしょう。
腰の痙攣が治まると、ゼレスさんはゆっくり自身のスカートをたくし上げました。
白い太ももが中ほどまで見え、さらに太ももの付け根が露わになります。
ふわりと持ち上げられたスカートは蒸れた汗の匂いを広げ、とうとうショーツの上まではだけました。

「ーーっ」

ごくりとツバを飲んだのは、私なのかゼレスさんなのか。
ブラジャーとお揃いの真っ赤なショーツの中央は濡れ、一際濃い色を見せていました。
ゆっくりとその上から擦るとふるりと反応します。

「あっ……!」

濡れた感触を楽しみつつくにくにと弄んでいると、不意にびくんと大きく体を震わせました。
痛くしてしまったかと心配になり顔を見ると、顔を背けて恥ずかしがっていました。どうも痛みで驚いた訳ではないようです。

「どうしました? 大丈夫ですか?」

「な……なんだか、今日すごくイきやすいみたいで……。気持ちよくて……」

ぼそぼそとした言葉でしたが、私の耳にしっかりと届きました。
照れて呟いた告白はあまりにも可愛らしく、心臓に魔法を直接くらったような衝撃が走りました。

「ゼレスさんかわいすぎますっ!」

「えっ、ひゃあっ!?」

しゅるりとショーツを引き抜き、濡れそぼったそこに口をつけます。
そんなはずはないのに、とても甘い気がします。

「じゅるっ、じゅるるるるっ!」

「あっ! あああああう! ひゃああああああ!!」

とぷとぷと次から次へ愛液が溢れてきます。その一滴も零さないようにとさらにピッタリと口をつければ、唇だけでなくその周りまでもが濡れていきます。
826 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:56:05.91 ID:2gY7NZWio
「いくっ、イくっ……! いっ……ああああああああっ!!」

「んむうぅっ!」

きゅううと私の舌が締め付けられます。
うねる膣肉は奥へ奥へと誘うようで、ぬめりも相まってさらなる刺激をゼレスさんに与えてしまいます。

「うごかしゃないれ……! ふぁ、んんんんんっっ!」

ゆっくり舌を引き抜くと、入口の膣肉が引っ張られるように吸い付いて、舌が抜けるとひくんと戻りました。

「はっ……はっ……!」

ゼレスさんは息を荒くしこちらを見つめていました。
何かしてほしいことがあるのかと思って聞いてみれば、私にも服を脱いでほしいとのこと。
なるほど確かに私は未だ服を着たままでした。
するすると服を脱いでいると、ゼレスさんはその動きを見逃すまいとしっかりと見つめてきます。
もったいぶってブラジャーをゆっくりと外すと、ふるんと揺れた胸に合わせてゼレスさんの視線が動いたのが見えました。

「ふふっ、触ってもいいんですよ」

「え、あ……」

そっと触れてきたゼレスさんの手は暖かく、ふにょふにょと遠慮がちに揉んできます。

「ん、ふ……」

それでもゼレスさんに触られているという事実が興奮を加速させ、徐々に私の息も荒くなっていきました。
しかしこのままでは私だけが気持ちよくなってしまい、ゼレスさんを満足させられません。
少し考えて、体勢を変えてみることにしました。

「……えいっ!」

ゼレスさんを押し倒し、その上に覆いかぶさります。
そして、私の乳首とゼレスさんの乳首が触れ合うように位置を整えました。
ゆっくりと体を上下に揺すってみます。

「んっ、んっ……!」

「はっ、んううっ……!」

ぴん、ぴん、と互いの乳首が擦れあいます。
左右に揺さぶってみたり、潰すように体を落としてみたり。
その度に微妙に異なる快感が産まれ、熱が蓄えられていきます。

「すてらさん、あっ……! ちゅー……!」

ぷるぷると震えながらゼレスさんが唇を寄せてきました。
それを優しく受け入れながら、私の太ももがゼレスさんの脚の間に来るように体を動かしました。
唇はキスで塞がれ、胸と秘部も互いの体で覆われています。
827 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:56:33.94 ID:2gY7NZWio
「んっ、ふぅっ……! や、あ……! あぁんっ!」

ゆっくりと体を揺さぶれば、触れ合った全身がゼレスさんからの熱を伝えてきました。
すでにとろとろと私の太ももは濡れ、代わりにゼレスさんの太ももも私の愛液で濡れていきます。
両の胸はゼレスさんの胸を押し潰し、角度が変わる度にぷにゅぷにゅと可愛らしい感触を返してきます。

「んっんっんぅっ……! すてらしゃ、しゅき、大好きれしゅ……! んんうぅ!」

汗と涙でぐしゃぐしゃになりながらも愛の言葉を漏らすゼレスさん。
愛おしさが際限なくこみ上げてきて、私のことを一気に高みへと持ち上げます。

「ん、くぅぅ……っ! ぜれすさん、それは反則ですよぉ……!♡」

腰がぶるぶると震えて言うことを聞きません。
でも、ゼレスさんにもっと気持ちよくなってほしい。ただそれだけの思いで太ももで秘所をこすり、胸をすり寄せます。
二人の秘部から響く水音がどんどんと大きくなり、ぴちゃぴちゃという音からぬちゃぬちゃとした粘り気の強い音に変わっていきます。

「ゼレスさん、ゼレスさんっ、すき♡ だいすきですっ、すき、すきすきすきっ……!♡」

「すてらしゃ、だめっ、そんなにいわれたらあたまぱちぱちしてぇ……っ!!♡♡」

がくがくと震える互いの体をさらに強く抱きしめた瞬間、これまでにない快感が脳みそを白く塗りつぶしました。

「イっ……!! あ、ぅあああああああああああっっ!!!♡♡♡」

「ひぅ、く、んうううううううううううううっっ!!♡♡♡」

バチバチと視界が白くなり、息をしていることすら忘れ永劫とも思える快感に体を震わせます。

「んぅ、はぁ……っ♡♡」

「ひぅっ、しゅてら……しゃん……♡♡」

私の秘部から流れた本気の白濁した愛液がゼレスさんの太ももを滑り落ち、ゼレスさんのそれと混ざりあってシーツにぼとりと落ちます。
それほどまで強く達したにも関わらず、私は再び体を動かし始めました。
まだまだ熱は収まらず、次の交わりを今か今かと待ちわびている。
自分の体を慰めるように体を動かせば、ゼレスさんも呼応するように体を揺すり始めました。
ーー私達の聖夜は、まだまだ終わりそうにありません。
828 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:57:28.99 ID:2gY7NZWio
アルシェママ「メリークリスマス」コトッ


アルシェ母「これ……クリスマスプレゼント!?」


アルシェママ「ん。頑張って選んだ」


アルシェ母「これ、服? ママが着てほしいなって思ったやつかしら」


アルシェママ「ん。似合いそうだなって思って」


アルシェ母「もうっ、こんなおばさんに服なんて買わなくていいのに……。でも嬉しい。さっそく着てくるわね」


アルシェママ「ん」


ーーーーー


アルシェ母「ど、どう……かしら。ミニスカートなんて冒険しすぎじゃない?」


アルシェママ「……かわいい。すき」


アルシェ母「も、もうっ!」


アルシェママ「……アルシェに妹作ろう」ムラッ


アルシェ母「え、うそっ、こんな格好で……!」


ーーーーー

ーーー

829 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:58:45.13 ID:2gY7NZWio
ローラ母「ふう……」コトッ


ローラママ「またこんな時間まで書類とにらめっこしてー。だめだよ?」


ローラ母「片付けないといけない書類が溜まってるの。もうちょっとで終わるから……」


ローラママ「無理してやることないよ。ほれっ!」ヒョイッ


ローラ母「きゃっ!」ギシッ


ローラママ「ふっふっふっ。ベッドで強制寝かしつけの形だー!」ギュー!


ローラ母「ふぁっ!」ビクッ!


ローラママ「あ、ごめん……思いっきりおっぱい触っちゃった」


ローラ母「ううぅ……」ムラムラ

ローラ母「せっかく我慢して仕事を終わらせようとしてたのに! こうなったら責任とって気持ちよくして!」


ローラママ「うええっ!? わ、わかった……!」ゴクリッ


ーーーーー

ーーー

830 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:59:28.34 ID:2gY7NZWio
エリクシール「クロエ……」


クロナ「まーたクロエの写真見てる」


エリクシール「ふふっ、だって可愛いんだもの」


クロナ「ねー。校長先生に言って写真もらってよかったね」


エリクシール「マホリオの試合中も楽しそう……。幸せそうだとこっちが嬉しくなっちゃうわね」


クロナ「エーリ♡」ギュッ


エリクシール「んっ、どうしたの?」


クロナ「なんかさ、むらむらしてきちゃった。クロエの写真見てたらまた子供欲しいなーなんて……」


エリクシール「クロエの写真でそんなこと考えるなんて、もう……変態♡」


クロナ「えっへへ……。ね、いいでしょ?」


エリクシール「……ええ。久しぶりにしましょうか」


ーーーーー

ーーー

831 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/19(金) 00:59:55.61 ID:2gY7NZWio
翌朝、寮の自室ーー


クロエ「ふあぁ……」

クロエ(今日から冬休みね……。何して過ごそうかしら)


現在の目標
・冬休みを過ごす

安価↓〜↓5自由行動安価
冬休み中の行動を指定してください
この安価募集のみで冬休みは全ての日程を消化します
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 01:07:28.14 ID:ywo61laR0
進学組、受験勉強ラストスパート
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 02:05:10.27 ID:K0bE5MXxO
時期的に年末年始含まれるよね?

年末年始をそれぞれの家で過ごして初詣
進路だけでなく魔界との決戦など色々あるが、全てひっくるめて明るい未来を祈願する

年末年始含まれない場合は
『マホリオ組がプロへ向けて各々の実力や弱点再確認のために変則的に1人1チームのバトルロイヤル形式で練習試合
強豪揃いに加えて変則的な方式ということもあって多くの生徒が集まりそれぞれのファンからの歓声があがる大舞台に』
に変更で
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 11:59:59.15 ID:Nq11XES0O
魔王襲来に向け、学校やその周囲に防衛術式を準備し始める教師陣
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 17:31:05.73 ID:S/2d3PRxO
学校が休みなこともあってか年末は何かとアイドル業が忙しいらしいラクリマ、オフの1日にたっぷりとノルン分を充電する(逆にノルンも会えなかった分のラクリマ分を充電した)
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 18:27:33.80 ID:bIhv0R/pO
孤児院に帰省すると何人かの子供が魔王襲来を不安がっていた
ローラヒカリやゼーレアイリスリーケも来ていたのでみんなで勇気づける
837 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:34:54.68 ID:h+RjkxfDo
中庭ーー


樹「9時側、もう少し魔力量をあげられる?」


「いけます!」


樹「6時側、用意はいい?」


「はい!」


樹「準備いいみたい。橘花、こんな感じでいいかしら」


橘花「ああ、文句なしだ。魔法陣は昨日の時点で完成していたし、術式の発動準備もいい。これだけの防御魔法なら頂クラスの魔法でもヒビも入らないだろう」


樹「橘花のお墨付きがあると安心感が段違いね。みんな、魔法の用意を!」


橘花「3カウントで行くぞ。3……2……1……今だ!」


「防御魔法【シールド】!!」


ガギュオオオオオッ!!


樹「……!! すごい……」


リリィ「こんな防御魔法見たことないです……」


橘花「まさか私もこんな魔法を使うことになるとは思ってなかったよ。かつての人魔大戦の時の遺産だし、生きてる間に拝むことはないと思ってた」


樹「橘花の魔法好きも捨てたものじゃないわね」


橘花「とにかく、これでリリウムは一安心だ。あとは近隣の区画にも同じ魔法陣を用意しよう」


ーーーーー

ーーー

838 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:35:35.06 ID:h+RjkxfDo
寮、ラクリマの部屋ーー


ラクリマ「ふへえ……つかれた……」ドサッ


ノルン「おつかれさま〜」カチャカチャ

ノルン「はい、紅茶だよ〜」


ラクリマ「ありがと〜」


ノルン「年始の特番を撮ったんだっけ? 大変だね〜」


ラクリマ「うん。ハロウィンのコスプレのおかげで私のこと推してくれる人が増えて、テレビにも出られるようになってきたんだ」


ノルン「ノルン、ラクリマさんのファンに刺されたりしないかな〜……」


ラクリマ「それはないよ! ほらこれ『#ラクノル尊い』ってタグ見て! 私がラジオとかテレビで話したノルンさんとの話大人気なんだから!」


ノルン「うわわ、すごいシェア数……」


ラクリマ「ずずっ……ふう、紅茶あったかくて美味しい……」


ノルン「そう? 用意しておいてよかった〜」


ラクリマ「ノルンさん、隣座って?」ポンポン


ノルン「?」ポフッ


ラクリマ「えいっ!」ギュー!


ノルン「ひゃっ!」


ラクリマ「うぅ〜、久しぶりのノルンさんだぁ〜……」ヌクヌク


ノルン「も〜……」ギュー


ラクリマ「んー、好きぃ……」


ノルン「ノルンも好き〜……」


ーーーーー

ーーー

839 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:36:02.46 ID:h+RjkxfDo
マクベス・エクスルードハウスーー


カーラ「おかえりなさい、クロエ」


クロエ「ただいま、先生」


カーラ「皆さんも遠路はるばるようこそ。おもてなしさせていただきますね」


ゼーレ「あ、ありがとうございます。失礼しますね」


「わー! お姉さんがいっぱい!」


アイリス「おー、かわいい! ちびっこがたくさんいるんだな!」


「お姉さん一緒にあそぼー!」


アイリス「おー!」


カーラ「あ、あら。行ってしまいましたね」


ゼーレ「彼女はああいう人なんです。すみません……」


「お姉さんの魔獣、撫でてもいい……?」


リーケ「お、お姉さん……っ」キュン


トワ「うむ、構わない」スッ


「もふもふだあ……!」ナデナデ


カーラ「ふふっ、みんな仲良くなれそうですね」


クロエ「そうね。マクベスの子は物怖じしない子が多いし、きっといい友達になれるわ」


カーラ「ローラさんとヒカリさんは今年こちらで年越しされますか?」


ローラ「いえ、私達も実家で。こちらにはクロエちゃんが帰省するということで、ご挨拶に伺いました」


カーラ「そうでしたか。ではぜひごゆっくりしていってください」


ヒカリ「……クロエ、あの子……」


「ぐすっ……ひくっ……」


クロエ「どうしたの? 喧嘩した?」
840 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:36:37.24 ID:h+RjkxfDo
「ううん……」


カーラ「最近、爆弾のことを考えて怖くなってしまうみたいで……」


クロエ「あー。なんか死ぬとかどうのってこと考えるとすごい怖いわよね。分かるわよ」


ヒカリ「そっかそっか」ナデナデ


「まおうとか来たら、ここもなくなっちゃう……っ」


クロエ「大丈夫よ、絶対にそんなことさせないわ」


ローラ「そうそう、今はみんなで世界を守るために頑張ってるから!」


ヒカリ「安心して。ボク達のこと信じてほしいな」


「……クロエお姉ちゃん達が言うなら、信じる」


クロエ「いい子ね。でも怖くなったらちゃんとカーラ先生に言うこと。怖いことを我慢する必要はないからね」ナデナデ


「うん……」


ゼーレ「よかったら私と遊びませんか? こう見えても私いろいろできるので、きっと元気も出せますよ!」


「うん!」


カーラ「ありがとうございます、皆さん。ああまで見事に励ましてしまうとは……」


クロエ「励ますもなにも事実を言っただけよ。みんな世界を守るために頑張ってるんだから、不安になるだけ無駄じゃない」


カーラ「……クロエは本当に立派になりましたね」


クロエ「な、なによもう! 照れるじゃない……」


ーーーーー

ーーー

841 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:37:22.69 ID:h+RjkxfDo
年の瀬ーー


カーラ「そろそろ今年も終わりですね……」


クロエ「そうね……」


ーーーーー


ローラ「みんな、一年間ありがとう。来年もよろしくね」ナデナデ


ミトラ「わんっ!」


エアロ「きゅー!」


ーーーーー


ヒカリ「あと3ヶ月かあ……」


ーーーーー


チッ……チッ……チッ……カチッ


楓「あけましておめでとー!」


嵐「いきなり大声出すなバカ!」


ーーーーー


ラミー「樹、今年もよろしくね」


樹「こちらこそよろしくね、ラミー」


ーーーーー


デン「もしもしレナ? あけましておめでとう」


ロゼ「デン、お電話? お汁粉用意したけど……」


デン「ごめん、もうちょっと後で食べるねっ」


ロゼ「ええ、ごゆっくり」フフッ


ーーーーー


レナ「デン、今年もよろしくね」


デン『うん、よろしくねレナ』


ーーーーー


ティア「あけましておめでとうございます」


ラクリマ「おめでとー! さあ、アルシェお姉ちゃんとノルンさんと初詣行かないとだから、もったいないけど早く寝よう!」


ーーーーー

ーーー

842 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:37:52.19 ID:h+RjkxfDo
神社ーー


クロエ「あけましておめでとう、二人とも」


ローラ「おめでとう、クロエちゃん、ヒカリさん」


ヒカリ「うん、あけましておめでとう」


クロエ「さっそく参拝に行きましょうか。二人はお願い事決まってる?」


ローラ「うん。進路とか魔王のこととかいろいろあるけど、全部ひっくるめていい未来が来たらいいなあって」


ヒカリ「同じだ。ボクも全部いい方向にってお願いしようと思ってたよ」


クロエ「私も。贅沢だけど、願うだけならタダだしね」


ーーーーー


ティア【いい未来が来るように】


ラクリマ「みんな同じ願い事かなあ」


ノルン「漠然としてますけど、いい未来が来たらいいですよね〜」


アルシェ「ん」コクリ


ーーーーー


晶「あけましておめでとう!」


楓「あけおめ晶ー」


嵐「あけましておめでとう、晶。今年もよろしくな」


晶「っと、ここで止まってたら邪魔だな。さっそく行くか」


楓「おー! 甘酒どこかで配ってないかなー♪」


ーーーーー

ーーー

843 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:38:34.47 ID:h+RjkxfDo
リリウム、図書室ーー


キイィ……


ナミネ「あ……」


ラミー「あ、ナミネさん。今は私だけだよ」


ナミネ「勉強しようと思って戻ってきたのですが……よかったらご一緒しても?」


ラミー「うん、大歓迎だよ。私も勉強してたところだし、一人じゃ寂しかったから」


ナミネ「凜華さんとモミジさんもお勉強をするみたいです。宝坂の控室を借りるとか……」


ラミー「す、すごいね……」


ーーーーー

ーーー

844 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/20(土) 22:39:11.17 ID:h+RjkxfDo
寮、自室ーー


クロエ「……最後の学期ね」


ヒカリ「うん。……後悔なく過ごしたいね」


現在の目標
・ソフィア、スキア救出の用意をする

安価↓〜↓5自由行動安価
1月最終集からバレンタイン前日までの行動を指定してください
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 01:01:48.20 ID:VYqEdiFzO
そういやクロエの進路まだ決まってないんだっけ

進路の最終決定をする
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 01:04:06.62 ID:yC0zloUOO
クロエっていつだかの安価で進学すること決めてなかったっけ……

安価は、『雪が降り、初めて見たレティスが嬉しそう。シエラも少しだけ楽しそう』
847 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/21(日) 10:57:14.65 ID:QvlE7OjOo
まだクロエの進路は確定させていませんね

なお残りの行動予定は
1月最終週〜バレンタイン前日
バレンタイン当日
バレンタイン翌日〜学期末テスト
(進路確定)
春休み
最終決戦
の5回となる予定です

この世界での進路決定はかなりギリギリまで融通が利きます
各魔法学校と各大学、各企業は強く連携しており、魔法の成績をかなり正確に把握しているためです
ほぼ全ての学校や仕事が魔法に関連するものであるため、3月の中頃くらいまで変更を受け付けてくれている、という感じです
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 11:06:41.42 ID:OD27gD/KO
ID変わってますが>>845です
それだけ猶予あるのであれば>>845を『進路で悩んでいる者同士で色々相談する』に変更でお願いします
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 13:07:08.25 ID:4ZI3Wkm50
プロ入り後はずっと同じチームというわけにはいかなくなる為、プロ入り組(進路迷い中の生徒も含む)をシャッフルしたチームで練習試合が行われる
なお3チーム作るには1人足りなかったが、丁度その時魔王襲来に向けて修練場で鍛錬していた樹(本気モード)の急遽参戦により事なきを得た模様
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 16:25:05.81 ID:KyPeBHF6O
バレンタインに向けて先輩や友人への義理・友チョコ作りに取りかかるやよい
作りながらいつもの妄想癖が暴走して各カップルの様々な渡し方(オーソドックスなものから口移しや全身に塗って舐めさせるといった過激なものまで)を妄想してしまう
妄想から帰ってくると、妄想ブーストで無意識の内に作っていたのかポメ用のチョコ(一応友チョコの予定だった)だけ他よりも数段出来のいいものが完成していた
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 16:33:04.89 ID:BQgJRkk0O
(世界が危ない中やるかはわからないけど)2年生たちの修学旅行風景
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 16:44:31.32 ID:bNEJRQljO
終わりが近づいてきたなぁ
853 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/23(火) 23:50:58.53 ID:rBukFueLo
すみません、今日も更新なしです!
854 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/24(水) 03:22:18.97 ID:C8fuHvRc0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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855 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:10:44.55 ID:JRi2RlY0o
寮、自室ーー


クロエ「うう〜〜ん……」


ヒカリ「進路で悩み中?」


クロエ「ええ……。どうしようかしら」


ヒカリ「かくいうボクも悩んでるんだよね……。そうだ、イリスさんとノワールさんも悩んでたし、話聞きに行ってみない?」


ーーーーー


ノワール「私達の進路?」


クロエ「ええ。二人とも悩んでたから、どうやって進路を決めるのか興味があって」


イリス「私は歌手、ノワールさんは格闘家としてスカウトが来てますが……」


ノワール「私もイリスも基礎ができてないから、大学に進学して勉強と平行しながら団体に所属することになると思う」

ノワール「で、卒業したら改めてプロ契約……かな?」


ヒカリ「勉強しながら……」


クロエ「それよ!」

クロエ「マホリオの大学リーグもあるし、大学進学ですぐにマホリオの道が閉ざされる訳じゃないわ。私は演劇のことも勉強したいし、マホリオだってやりたい。わがままに両取りよ!」


ヒカリ「クロエらしいな」クスッ

ヒカリ「うん、ボクも覚悟が決まったよ。演劇科のある大学に進学して、マホリオの練習もする」


クロエ「ありがとう、二人とも!」


ノワール「クロエの役に立てたならよかったよ」


イリス「他の方よりやることが多くなって大変かと思いますが、応援してます!」


ーーーーー

ーーー

856 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:11:38.81 ID:JRi2RlY0o
中庭ーー


クロエ「マホリオのプロを目指す仲間として、プロ形式でチームメンバーをシャッフルして戦ってみたいんだけどいいかしら?」


楓「おー、面白そう! やろう!」


晶「でもそれだと一人足りないよな」


ヒカリ「誰か一緒にやってくれる人……」


樹(本気モード)「ふう……」フキフキ


クロエ「校長先生!」


樹「あら、みんなどうかした?」


クロエ「実は今マホリオをチームメンバーシャッフルでやろうとしてたんだけど、メンバーが足りなくて。よかったら参加してくれない?」


樹「いいわよ。修練場でトレーニングしてたけど、対人の方が練習になるしね」


嵐「だ、大丈夫なのか? パワーバランスとか……」


樹「そこは手加減するわよ。さ、やりましょ」


デン「チーム分けはどうしよっか」


アルシェ「ぐっちっぱ」


レナ「9人でグッチッパーできるかしら……」


グッチッパーで分かれましょ!


ーーーーー


クロエ、楓、レナチーム
アルシェ、嵐、ヒカリチーム
デン、晶、樹チーム


樹「うまく分かれたわね」


クロエ「それじゃあ早速試合をやってみましょうか!」
857 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:12:07.30 ID:JRi2RlY0o
クロエチームvsアルシェチームーー


クロエ「よろしくね、二人とも」


レナ「足は引っ張らないでよ」


楓「大丈夫! 攻撃は任せて!」


ヒカリ「二人とも、よろしく」


アルシェ「ん」


嵐「よろしくな、大将」


樹「それじゃあ審判は私が。クロエさんチーム、大将はレナさん。アルシェさんチーム、大将はヒカリさん。……では、試合開始!」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


楓「風弾【エアロボール】!」ゴオッ!


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ドオオオッ!


レナ「要塞魔法【ランパート】!!」ガキイイイッ!


アルシェ「もう一発……!」


クロエ「闇よ! 彼の者を包め!」ズオッ!


アルシェ「! 闇で見えなくなった……」


楓「ナイスクロエ! 風斬魔法【かまいたち】!」


嵐「させるか! ヒカリ!」


ヒカリ「うん! 電送【サンダーライン】!」バチッ


嵐「極電磁盾【ギガボルトシールド】!!」バチイッ!


ジュオオオオオ!!
858 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:12:39.37 ID:JRi2RlY0o
楓「やるね!」


レナ「気は抜かない!」


嵐「静電気魔法【ミニサンダー】!」パチッ!


クロエ「静電気で闇だけ弾いた!?」


ヒカリ「魔送【ライン】!」


アルシェ「ん! 穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】!!!」


ゴギュオオオオオオオッ!!


レナ「今度こそ防ぐ……! 神殿魔法【ヴァルハラ】!!」ガキイイイッ!


楓「後押しするよ! 旋風魔法【つむじかぜ】!」ゴオオッ!


ギギイ……! ゴシャアアアアアアアアアッ!!


クロエ「レナ!」


レナ「きゃああああああ!」


樹「そこまで! 勝者アルシェさんチーム!」


クロエ「くうう……アルシェのパワーとんでもないわね……」


アルシェ「ヒカリの魔力のおかげ。ブリューナクだったら防がれてた」


晶「それじゃあ次はアタシらとやろうか!」


デン「疲れてるところ悪いけど、クロエさん審判できる?」


クロエ「ええ、任せて」
859 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:13:18.20 ID:JRi2RlY0o
アルシェチームvsデンチームーー


クロエ「アルシェチーム、大将ヒカリ。デンチーム、大将樹先生。それじゃあ……試合開始!」


デン「身体軽量化魔法【ライトボディ】!」フワッ


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


デン「ふっ!」シュッ!


嵐「かわされた……!」


デン「もらった!」


ヒカリ「防御魔法【シールド】!」ギイッ!


ガキンッ!


デン「くっ! 腕巨大化魔法【ビッグフィスト】!」ゴオッ!


嵐「それだけ大きければ狙える! 雷弾【サンダーボール】!」バチイッ!


デン「くあっ!」バチンッ!


アルシェ「ん、魔力充填完了! 破壊魔砲【キャノン】!」ギュオオオ!


樹「模倣・要塞魔法【ランパート】!」ガキンッ!


アルシェ「……固い。ずるい」


樹「あら、プロになってからもそんな不満を言うのかしら?」


アルシェ「んー……!」ムムム

アルシェ「神槍魔法・貫【ブリューナク】!!」ゴギュウウウ!


樹「模倣・城塞魔法【シタデル】!!」ガキイッ!

樹「ふふ、残念ーー」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチイッ!


樹(い、いつの間に後ろに……!)


晶「炎障壁【フレイムウォール】!」ゴオオッ!


嵐「ちっ。やっぱり晶はそう簡単に出し抜けないか」


樹「助かったわ晶さん!」
860 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:14:05.35 ID:JRi2RlY0o
晶「デン、行くぞ!」ギュン!


デン「うん!」ゴオッ!


ヒカリ「えっ……」


晶「うらああああ!」ブン!


デン「でやあああああ!」ブオッ!


ヒカリ「えええええええ!?」サッ!


嵐「ふ、二人がかりで接近戦!? サンダーボールで撃ち落として……」ジイ…ッ

嵐「……だめだ! ヒカリに当てたら元も子もない!」


アルシェ「アルシェの魔法じゃ先生の盾を破れない……」


嵐「強化しようにもヒカリは逃げるので精一杯か……。詰みだな」


アルシェ「ん、降参する」


クロエ「はい、そこまで。勝者、デンチーム!」


ヒカリ「はあっ、はあっ……あんなに本気で逃げたことないよ……」ゼエゼエ


晶「やったな、デン!」


デン「うん、ナイスコンビネーション!」


クロエ「それじゃあ次は私達の番ね。そのままいけるかしら?」


樹「大丈夫よ。審判は……」


嵐「俺がやります」
861 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:14:37.73 ID:JRi2RlY0o
クロエチームvsデンチームーー


嵐「クロエチーム、大将はレナ。デンチーム、大将は樹先生。では……勝負開始!」


楓「先手必勝! 風加速魔法【マッハ】!」ギュパッ!


樹「見えてるわよ! 魔弾【シュート】!」ゴオオオッ!


晶「違う! 楓は囮です!」


クロエ「巨大闇弾【ダークネスボール】!」ゴオオッ!


晶「炎障壁【フレイムウォール】!」ゴウッ!

晶(くそ、気づくのが遅れたから魔力を練りきれてない……!)


デン「拳硬化魔法【アイアンナックル】!」ギンッ

デン「せやあっ!」シュッ!


ボシュウウウウウッ


レナ「ぱ、パンチで魔法をかき消した……!?」


クロエ「茜プロみたいなことするわね……!」


楓「クロエー! 準備完了!」


クロエ「オッケー! 闇よ、幾百も解き放たれよ!」ドドドドドッ!!


晶「なっ……!?」


デン「落ち着いて! これは魔力のこもってない闇だけの塊! 当たっても大丈夫!」


楓「風弾【エアロボール】! 風弾【エアロボール】!」ブワッ!

楓「はーはっは! 闇の中から紛れて飛んでくるエアロボールだよ! 魔法の中でも視認が難しい風魔法を探し出して避けられるかな!」


樹「く……!」
862 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:15:11.91 ID:JRi2RlY0o
晶「そこだ! 炎弾【ファイアボール】!」ゴオッ!


デン「魔弾【シュート】!」ギュワッ!


ぼふっ ぼふんっ!


クロエ「ハズレよ、二人とも」


樹(とにかく前面の防御を……!)

樹「防御魔法【シールド】!」ガキイッ!


楓「後ろですよ、先生。風弾【エアロボール】!」ドオッ!


樹「きゃあああああ!」


嵐「そこまで! 勝者クロエチーム!」


クロエ「やったわね!」


楓「さすがクロエだよ! 闇に紛れたあたしの攻撃も囮にして、あたしの移動に合わせて闇で覆い隠してくれるなんて!」


クロエ「闇の中の魔力は感じられるからね。楓が真っ直ぐに移動してくれたから、私も合わせて動かしやすかったわ」


晶「クロエのペースにハメられると厳しいな……。次から次に手を打ってくるから、挽回するタイミングが掴みにくいよ」


アルシェ「みんな一勝一敗。楽しかった」


樹「私も楽しめたわ。マホリオをやるなんて久しぶりだったし、昔に戻った気分」


楓「プロになるとこんな感じで色んなメンバーとやることになるのか……。楽しみだなあ」


嵐「だな。ま、違うチームになっても手は抜かないからな」


楓「こっちこそ!」


ーーーーー

ーーー

863 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:15:42.55 ID:JRi2RlY0o
しんしん……


レティス「……!!」ガバッ!


カーム「どうかした?」


レティス【雪!!】


ロロナ「ほ、ほんとだ。降ってるね……」


ポメ「わ〜! 早く積もらないかなあ……!」ソワソワ


やよい「雪遊びしたいの?」


ポメ「うん!」


シエラ「雪遊びだなんて子供ですねえ」チラッチラッ


レティス【シエラも雪は初めてだからあそびたいって】


シエラ「そ、そんなこと……!」


カーム「いいね! 明日には積もってそうだし皆で遊ぼうよ!」


おー!


シエラ(ゆ、雪遊び……!)ソワソワ


翌日ーー


シエラ「遅いわよ!」


ポメ「あ、シエラ完全装備だー!」


シエラ「雪だるま作りと雪合戦とかまくら作り! 全部やるわよ!」


カーム「そ、そんなに!? 結構大変だよ?」


レティス「……やるっ」


ポメ「さんせー!」


ロロナ「か、風邪引かない程度にね」


やよい「それじゃあまずは雪だるま作りからだー!」


ーーーーー

ーーー

864 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:16:09.51 ID:JRi2RlY0o
神社仏閣の密集地ーー


ラクリマ「おおおー! 和って感じ!」


御桜「私は幼い頃に来ているのであまり新鮮味はありませんが……」


シェリル「野暮なことは言いっこなし! 楽しもうぜ!」


エルク「ぜひとも修行ができるお寺に……!」


ノルン「お布団で寝てみたいな〜」


ーーーーー

ーーー




隠れ喫茶ーー


ラクリマ「ここがレナ先輩に教えてもらった、人目につかない場所!」


ノルン「お〜」


ラクリマ「さておき、ここのお団子も美味しいらしいよ! 食べてみよう! すみません、お団子くださーい!」


「はあい。ちょっとお待ちくださいね」


ラクリマ「はーい! あ、表の椅子に座って待ってよっか」


ノルン「お〜」


ラクリマ「……もしかしなくても眠たいでしょ。お〜、しか言ってないもんね」


ノルン「う、うん。実は修学旅行が楽しみであんまり寝れなくて〜」


ラクリマ「じゃあお膝においで。ノルンさん専用膝枕だよー♪」


ノルン「ありがと〜……」コテン


ーーーーー

ーーー

865 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:16:46.64 ID:JRi2RlY0o
エルク「ここが修行体験のできるお寺ですか……」


「はい。では最初に、この薄く張られたシールドを何枚撃ち抜けるかお試しください」


エルク「はい! 魔弾【シュート】!」


ーーーーー

ーーー




御桜「せっかくの旅行ですが、エルクさんとは別行動でよかったのですか?」


シェリル「うん。エルクはさ、俺達以上に戦いに本気なんだ。……もちろん俺達だって魔王に負けるつもりはない。だけど、エルクの執念をなだめて仲良しごっこをするほどのパワーもない」


御桜「そうですね……。エルクさんの知り合いの方が悪魔にされてしまったとか……」


シェリル「そんな人にさ、今だけは魔王のことは忘れて遊ぼうなんて言えないよ」


御桜「……」


シェリル「ほら、俺達が暗くなってどうすんの! せっかくこの土地を知ってるんだから、案内頼むよ!」


御桜「……はいっ!」


ーーーーー

ーーー

866 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:17:22.57 ID:JRi2RlY0o
リリウム魔法学校、家庭科室ーー


やよい「♪ 帰ってきた先輩達にもーチョコレートをー♪」トントントン

やよい(チョコを砕いて、溶かして……。生クリームと混ぜる。ふむふむ)

やよい(……先輩達は彼女同士でチョコの交換したりするのかなあ……)


ほわんほわんほわ〜ん……


レナ『はい、デン。……あげる』


デン『ありがとー! 私からも、はい!』


ーーーーー


クロエ『普通に渡すだけじゃつまらないから……。あむっ』


ローラ『く、口移し……!』ドキドキ


ヒカリ『あ、あーん……』ドキドキ


ーーーーー


ラクリマ『チョコレートは……わ、た、し♡』トロオ


ノルン『あ、あわわわわ……///』


ほわんほわんほわ〜ん……


やよい「きゃー! な、なんてえっちな……!」

やよい「はっ!?」

やよい「こ、これはポメちゃんにあげる用の箱……」カパッ

やよい「あ、あれえ……? なんでこんなに気合の入ったチョコレートが……」

やよい(私……なんかポメちゃんのこと考えてると変になるなあ……)


ーーーーー

ーーー

867 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/24(水) 20:17:59.57 ID:JRi2RlY0o
自室ーー


クロエ(明日はバレンタインね……)


現在の目標
・バレンタインを楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
バレンタイン当日の行動を指定してください
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 20:37:16.75 ID:C4s1xVbxO
今年のティアルシェ
いっぱい食べる君が好き理論で貰いまくるアルシェだがそれぐらいでは最早動じない正妻ぶりを見せつけるティア
アルシェもティアとチョコを渡し合いながら『みんなのも嬉しいけどティアのが一番嬉しい』と真っ正面からぶちかます

なお余波でリリウムちっちゃいものクラブは萌え尽きた
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:07:08.78 ID:u07kprhl0
全身チョコで私を食べて♡をするラクリマ。ノルンに美味しく頂かれる
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:09:54.02 ID:0Jx2nqymO
修練を頑張っているエルクに、シェリルと御桜が疲労回復効果のあるチョコレート(友チョコ)を送る
エルクは普段感じることのない温かい感情を覚えて戸惑うが、不思議とモチベーションも上がり修練にさらなる熱が入った
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:54:42.79 ID:tJVJFV5oO
やよい、例のポメチョコを渡すべきか代替品で誤魔化すかと一日中悶々していたが、意を決して夜に部屋でポメに渡す
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 02:09:48.19 ID:ZzHsKqiw0
イオモミイリノワ、当日に4人でチョコを作ってそれぞれ贈り合おうという流れ
873 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:45:21.75 ID:34Ud5/THo
食堂ーー


イオ「今日はバレンタインだからか、厨房の一部を開放してるんですね」


モミジ「家庭科室だけだと足りないんだって」


イリス「お菓子作り楽しそうですねえ」


ノワール「私達もやってみる?」


イリス「やってみたいです!」


モミジ「それじゃあ厨房借りてやってみよっか」


ーーーーー


イリス「ゆせん……お湯をここに入れるんですか?」


ノワール「ストップ! お湯を入れたボウルの上に、チョコを入れたボウルを乗せるの!」


イオ「よいしょ、よいしょっ」グニグニ


モミジ「イオちゃんはチョコクッキー?」


イオ「はい。比較的簡単にできますし、型を使えばいろいろな形にできて楽しいですから」


イリス「ノワールさんは手際いいですね……」


ノワール「昔から料理とかしてたからね。簡単なお菓子ならできるよ」


イオ「モミジちゃんのそれは……マフィンですか?」


モミジ「うん。料理本見ながらだけど、作れそうだったから」


イオ「美味しくできるといいね」


ーーーーー

ーーー

874 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:45:50.59 ID:34Ud5/THo
イリス「できました! 生チョコレートです! チョコを溶かして生クリームと混ぜただけですが……」


ノワール「最初はそれで十分だよ。私も簡単なカップショコラだしね」


イオ「チョコクッキー完成です!」


モミジ「私もチョコマフィン完成!」


イリス「ではイオさんモミジさん。どうぞ」ササッ


ノワール「私にはー?」


イリス「もちろんありますよ。どうぞ」


ノワール「ありがと。はい、お返し! イオさんとモミジさんにも、はい」


イオ「ありがとうございます! 私からもこれを」


モミジ「私からもお返し。ありがたくいただくね」


ーーーーー


ノワール(あ、これハートの形だ……。こっそりくり抜いてくれたのかなあ……)キュン


イリス(ハートの砂糖菓子が乗ってる……。乗っけてくれたんですね)キュン


モミジ(ハート形だあ……! 嬉しい……)キュン


イオ(チョコペンでハートマークが……可愛いことしますね)キュン


ーーーーー

ーーー

875 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:46:22.34 ID:34Ud5/THo
修練場ーー


シェリル「おーい、エルク」ポイッ


エルク「っと」パシッ

エルク「これは……?」


御桜「私達からチョコレートの差し入れです。バレンタインですからね」


エルク「バレンタイン……そういえばそうでしたね」


シェリル「俺も御桜もお菓子作りはできそうにないから、エルクが好きそうなの買ってきたんだ。なんとかって栄養素が入ってて疲労回復と魔力回復にいいらしいぜ」


エルク「……」


御桜「エルクさんの修行、陰ながら応援していますね」


エルク「……ありがとうございます」


シェリル「じゃ、それ渡しに来ただけだから。邪魔したな」


ギイイ…… バタンッ


エルク「……なんでしょうか、この感覚は」

エルク(普段人間さんに感じるものより暖かくて、胸の奥がじんとするような……)

エルク「魔弾【シュート】!!」ギュゴオオオッ!

エルク(これなら……もっともっと頑張れそうです!)


ーーーーー

ーーー

876 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:46:50.48 ID:34Ud5/THo
食堂ーー


「アルシェちゃんこれ食べてー!」

「これもあげる!」


アルシェ「ん、ありがとう」


「かわいいー!♡」


アルシェ「袋がいっぱいになっちゃった……」ヨタヨタ


ティア【お部屋まで運びましょう 半分持ちます】


アルシェ「ありがと、ティア」


「なんだか今年のティアちゃんは余裕があるね……」

「正妻の余裕だよ」


ティア「……アルシェ、これ。私からのバレンタインチョコです」


アルシェ「ん! みんなからのチョコも嬉しいけど、ティアからのチョコが一番嬉しい」


ティア「……///」


アルシェ「ティア、大好き。アルシェからもバレンタインチョコあげる」


ティア「あ、ありがとうございます……。私も……大好き、です」


ちっちゃいものクラブ隊長「ァッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

隊員「隊長ー!!!」


ーーーーー

ーーー

877 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:47:19.13 ID:34Ud5/THo
ラクリマの部屋ーー


ノルン(メールで「お部屋に来て」って言われたけど、なんなんだろう……)


こんこんっ


ラクリマ「あ、開けていいよー!」


がちゃっ


ノルン「失礼しま……!!!?」


ラクリマ「んっふふ……」トロオ


ノルン「な、ななな……!!」


ラクリマ「バレンタインのチョコだよー」


ノルン「は、裸にチョコって……!」


ラクリマ「こういうのは嫌い?」フルン♡


ノルン「う……」ゴクリ


ラクリマ「ほら……来て?♡」トサッ


ノルン「……い、いただきます」ペロッ


ラクリマ「あっ……♡」


ノルン「ぺろ、ぺろ……」


ラクリマ「んふふ、気持ちいいよ、ノルンさん」


ノルン「ん……甘くて美味しい……」レロ…


ぺろぺろ ぺろぺろ……


ーーーーー

ーーー

878 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/25(木) 22:48:06.66 ID:34Ud5/THo
やよいとポメの部屋ーー


やよい「うーん……」グルグル

やよい(なぜかできていたポメちゃんへのチョコレート……渡すべきか……)


ポメ「ただいまー!」


やよい「あ、おかえりポメちゃん。宿題出しに行ってたんだっけ」


ポメ「うんっ。今日までなのすっかり忘れてて、すごい怒られちゃった」アハハ


やよい(怒られたのに笑顔……かわいいなあ……)

やよい「ポメちゃん」ガサッ


ポメ「んー?」


やよい「ハッピーバレンタイン。チョコレートのプレゼントだよ!」


ポメ「わー! いいのー!?」キラキラ


やよい「うん!」

やよい(私……ポメちゃんのこと好きだなあ……)


ポメ「ありがとー! やよい大好き!!」ガバッ!


やよい「うん、私もポメちゃんのこと大好きだよ」ナデナデ


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・最後の期末テストの準備をする
・最終決戦に備える

安価↓〜↓5自由行動安価
バレンタイン翌日〜期末テストまで(3月初週を想定)の行動を指定してください
879 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/26(金) 03:47:09.53 ID:DsopwsC60
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 12:58:13.10 ID:c/rlSosj0
卒業に向け、部屋の整理を始める3年生達
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 13:02:38.75 ID:dpQ3mNmlO
教員として来年度以降もリリウムに残って欲しいと樹に依頼されそれを了承するゼーレ

これにより再来年度以降の合格倍率がとんでもない事になるのだがそれはまた別の話
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 17:42:39.88 ID:Y+baQX8aO
期末テスト前のいつもの講師役としてリリィ先生と個人授業のナミネ、『こうして個人授業をするのも最後』と少ししんみり
しかし同時に『教師になったらリリウムのリリィ先生の元に戻ってくる』と決心
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 19:31:33.00 ID:3zj0Lnj/O
魔王襲来に合わせてアウローラに行く事にしたレティスとシエラ含む一年生6人が日程の確認
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 19:53:41.99 ID:96eL9WOwO
魔王襲来に備えてナナ同伴で鍛練するウィンと時雨
緊急事態ではあるものの力を存分に発揮出来るとして楽しみな面も僅かながらにあるようだ(特にウィン)

なおその日の夜は対アンモビウムの鍛練としてナナによるウィンへのもう1つの鍛練も行われた模様
885 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:07:33.22 ID:mYgwRVVzo
校長室ーー


ゼーレ「あの、お話というのは……」


樹「単刀直入に言うわ。ゼーレさん、あなたのその知識を活かしてうちで教鞭をとってくれないかしら?」


ゼーレ「おお、ヘッドハンティングですね」

ゼーレ「……分かりました。無事に来年度を迎えられた暁には、ここで教鞭をとらせていただきます」


樹「ほんと!?」ガバッ!


ゼーレ「は、はい。そんなに驚くことでしたか?」


樹「いや……ゼーレさんって魔法省とかマホリオ協会から声かけられてるのかと……」


ゼーレ「協力要請はありましたが、今の私が参加しても役に立てることはないと判断しました。現代の魔法使いは、私が思っていた以上に魔法を愛してくれています。魔法省にもマホリオ協会にも、私が口出しをする必要はないでしょう」

ゼーレ「ですが、ここではもう一年過ごさせていただきました。図書室を始めとして、食堂や修練場などいろいろな施設を使わせていただきました。その恩に報いたいのです」


樹「ゼーレさん……」

樹「ありがとう、正式な手続きはまた今度するわ。……まずは、魔王との決着をつけてからね」


ゼーレ「はい」


ーーーーー

ーーー

886 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:08:01.82 ID:mYgwRVVzo
空き教室ーー


リリィ「ここは先程の公式を使って……」


ナミネ「こうですね!」カリカリ


リリィ「そうです! うんうん、ナミネさんほどの成績なら、どこの大学にも行けますよ」


ナミネ「大学……」ポツリ


リリィ「こうして個人授業をするのも最後……ですね」


ナミネ「そうですね……」


リリィ「あ、あはは。しんみりしちゃいましたね。さあ、切り替えてお勉強の続きを……」


ナミネ「リリさん」キュッ


リリィ「は、はい」


ナミネ「私、教師になります。教師になって、リリウムに戻ってきます!」

ナミネ「だから……それまで待っていてください」


リリィ「……はいっ」


ぎゅっ


リリィ「えへへ、ナーちゃん……」


ナミネ「だ、だめです! 今は勉強に集中しないと……!///」グイグイ


リリィ「うう、あんなかわいいこと言われてそんなご無体な……。せめて一回だけキスしましょう?」


ナミネ「い……一回だけ……なら」


リリィ「!」パアッ


ナミネ「……んっ」


リリィ「ちゅ……」


ーーーーー

ーーー

887 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:08:37.07 ID:mYgwRVVzo
やよいとポメの部屋ーー


レティス【私達はアウローラに戻りますが、皆さんも本当についてきてくれるんですか?】


ポメ「もちろんだよ! そりゃあレティスもシエラも強いけど、マホリオで組んだ三人チームの連携があるもん!」


カーム「その通り。それに、ここにはもっと強い先輩達がいてくれる。ここの守りに関しては心配ないと思うよ」


シエラ「……ふん。ついてきたいなら勝手にしたらいいんじゃない?」


レティス「シエラ」ジトッ


シエラ「うっ……。あ、ありがとう……みんな。心強いわ」


レティス「……」ウムウム


ロロナ「そ、そうと決まったら日程を立てないと」


やよい「春休み入ったらすぐでもいいかも? アウローラの方でも準備はしてると思うし、その確認とかも必要だと思うから」


カーム「そうね。早いに越したことはないし、それでいいと思う」


ポメ「じゃあそれで決まり! 頑張るぞー!」


ーーーーー

ーーー

888 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:09:18.49 ID:mYgwRVVzo
自室ーー


クロエ「よいしょ……っと」ゴトッ


ヒカリ「片付けしてると、ほんとに卒業が近いんだなって思っちゃうね……」


クロエ「そうね。寂しいけどずっといる訳にもいかないし……」


ヒカリ「大学への願書は出したんだよね? マクベスから通うの?」


クロエ「うーん……ちょっと遠いし、近くにお部屋を借りるのもいいかも」


ヒカリ「そしたら通い詰めちゃうかもなあ……」


クロエ「嬉しいけど程々にね。部屋から離れられなくなっちゃうわ」

クロエ「よし……今日の片付けはこんなところね」


ーーーーー

ーーー

889 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:09:46.31 ID:mYgwRVVzo
マホリオ練習スペースーー


ウィン「よーし、じゃあタイマンで練習しようか〜」


時雨「ナナ、試合後の治療は頼む」


ナナ「はい!」

ナナ「こほん……試合開始!」


ウィン「魔弾【シュート】」ギュゴオオオオッ!


時雨「剣戟・飛燕!」ジャオッ!

時雨「流石だな。前よりさらに威力が上がっている」


ウィン「……そっちこそ。切れ味がさらにあがってる」


時雨「お褒めに預かり光栄だ。剣戟・双飛燕!」ジャジャッ!


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…

ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオッ!


時雨「見えてるぞ! 剣戟・斑鳩!」ズオオオッ!


ウィン「神弾【ネオ】」ギュバアアアアッ!!


時雨「剣戟・八咫烏!!」ジュオオオオ!

時雨(防戦一方だな……こちらからも攻めるか)

時雨「……」チャキ…ッ


ウィン「っ!」ゾクッ


時雨「剣戟・不死之鳥!!」ゴアッ!!!


ウィン「時神魔法【クロノス】!!」ゴオウッ!!


ゴシャアアアアアアアアア!!!


ウィン「……っ」ズキン

ウィン「まいった〜」ヒラヒラ


ナナ「ウィンさん!?」


ウィン「庇って前に出した腕に、もろに魔法が当たっちゃった。いてて……」


時雨「す、すまない! 大丈夫か!?」


ナナ「腫れは酷くないので、冷やせばすぐ良くなります。……それより驚きました」


ウィン「ね〜。時雨がこんなに強くなってるなんて〜」


時雨「まあ、私も世界の危機に何もしないわけにはいかないからな。つい先日たどり着いた技だ」


ウィン「……」


ナナ「……ウィンさん?」
890 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:10:15.47 ID:mYgwRVVzo
ウィン「うん、決めた〜。今日は魔法の感覚を鈍らせないために時雨と戦おうと思ってたけど、やめるね〜」

ウィン「時雨の今の魔法を防げるくらいの防御魔法を身に着けるよー!」オー!


時雨「へこたれないな、ウィンは」クスッ


ウィン「ナナ、治療をお願い。時雨、動けるようになったらもう一試合だよ〜」


時雨「ああ!」


ーーーーー

ーーー




その日の夜、ホテルーー


ナナ「まさかウィンさんと泊まれるとは思いませんでした」


ウィン「せっかくこっち来たしね〜。ふう、今日は疲れたなあ〜」ボフン


ナナ「では、魔力の回復を……んっ」チュッ


ウィン「ん〜」チュッ


ナナ「さてと」シュルシュル


ウィン「ん〜!?」ビクッ!


ナナ「アンモビウムにまた変なことをされるかもしれないので、今日はそっちの特訓もしますからね?」ペロリ


ウィン「は……はぃ」


ーーーーー

ーーー

891 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 20:10:44.85 ID:mYgwRVVzo
教室ーー


先生「今日で最後のテストになります」

先生「では……開始!」


クロエ(大丈夫……今まで勉強してきたことを思い出して……)


クロエの座学平均点↓コンマ
クロエの実技平均点↓↓コンマ

これまでの勉強により、どちらもコンマ+80
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 20:59:06.93 ID:1SrDuYOpO
ほい
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 21:03:56.50 ID:deuawCyNO
894 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/27(土) 21:33:40.43 ID:mYgwRVVzo
クロエ「……!!!」


先生「クロエさん、頑張りましたね」


クロエ(ぜ、全教科100点……!!)グッ!


先生「さて、皆さんに答案を返したところで……。これで皆さんの登校はおしまいになります。あとは卒業式だけ……ですね」

先生「寂しいですけど、皆さんの門出を精一杯お祝いさせてください」


現在の目標
・卒業式に出る

安価↓〜↓5自由行動安価
卒業式での行動を指定してください
リリウムの卒業式では、卒業生が在校生とマホリオ対決をすることが伝統となっています
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 22:37:58.69 ID:Ss8uNe1dO
ノルンがデンとラミーにチームを組んでくれた事への感謝の言葉を伝える
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:26:06.53 ID:deuawCyNO
クロエVSステラのマクベス・エクスルードハウス対決
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 00:33:41.19 ID:2orZzNd4O
卒業式にてやはりと言うべきか、感極まって涙を流す卒業生多数
なお一番泣いていたのはほぼほぼボロ泣きレベルだった嵐
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 00:58:48.06 ID:NPIYfKT20
神樹が卒業生達を祝福するかのように黄金の花を開かせ、桜の花弁のようにリリウム中に舞い散る。その光景が前代の神樹の姿と重なりリーケもボロ泣き
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 01:06:49.66 ID:91fmrERpO
ゼーレとマホリオ対決したがる人が殺到
ゼーレとのじゃんけん勝負の結果最後まで残ったシェリルチームが戦う事に
900 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:35:34.62 ID:3jqG1PNbo
講堂ーー


先生「送辞、ゼレス・ケルキオン」


ゼレス「はい」

ゼレス「先輩方、ご卒業おめでとうございます。この学校で先輩達から学んだこと、過ごした日々、私達は絶対に忘れません……っ。わ……私は……先輩達と出会えて、本当に幸せでした……っ!」


パチパチパチパチ……


先生「……答辞、クロエ・アートルム」


クロエ「はい」

クロエ「……ゼレス、泣かない!」


ゼレス「!」ビクッ


ざわざわ……


クロエ「私達三年生はこの学校を卒業するわ。あなた達後輩から学んだことだってたくさんある。それを誇りに思うわ」

クロエ「教師のみんなにも、同級生のみんなにも……感謝してもし足りない。本当にここで三年間を過ごせてよかった」

クロエ「……リリウムの次代はここにいる一年生ニ年生のもの。次の年度を迎えて、私達卒業生も、在校生も、新たな一歩を踏み出しましょう」


パチパチパチパチ!


先生「では……卒業生、退場です」


ーーーーー

ーーー

901 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:36:03.12 ID:3jqG1PNbo
中庭ーー


嵐「う゛あ゛ああああああ……」ボロボロ


晶「ボロ泣きだなあ、嵐」グシッ


楓「嵐は昔からそうだよ。多分一番泣き虫」グスッ


きらっ……


クロエ「これ……神樹の花びら……?」


ヒカリ「すごい……! 黄金の花吹雪だよ!」


ローラ「わああ……! きれい……!」


リーケ「あ……」ポロッ


ゼーレ「昔見た神樹のままだね……」


リーケ「ううう〜……っ!」グスッ


アイリス「おーよしよし。いっぱい泣けー」ナデナデ


「あ、あのっ! 私達とマホリオで戦ってくれませんか!?」


ゼーレ「え、えっと……」


「リリウムでは卒業記念にマホリオで戦うんです! なので私達と……」


「ずるい! 私達とやってください!」


わらわら わらわら


ゼーレ「こ、こんなには無理ですよおー!」


アイリス「よし、じゃあじゃんけんだ! 最後まで勝ってたところとやるよー! じゃーんけん!」


ぽんっ!


ーーーーー

ーーー

902 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:36:34.08 ID:3jqG1PNbo
クロエチームvsステラチームーー


クロエ「さ、ゼレスやるわよ!」


ゼレス「はい!」


凜華「ステラさん、よろしく」


ステラ「はい。よろしくおねがいします」


モミジ「ラクリマさんもよろしくね」


ラクリマ「はい! 演劇部の三人と最後に戦えるなんて……!」


「クロエ先輩チーム、大将はモミジさん。ステラさんチーム、大将はラクリマさん。では……試合開始!」


クロエ「闇弾【ダークボール】!」ゴオッ!


ゼレス「聖弾【ホーリーボール】!」カッ!


ゴオオオッ!


凜華(二人とも基本魔法でこの威力……。ほんとに強くなった)


ステラ「隕石魔法【メテオ】!」ゴオオオッ!


凜華「巨大氷晶壁【アイスランパート】!」ガキッ!


モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」グイイ…


ぐいいー…… ドシュッ!!


ラクリマ「転板【チェンジボード】! 威力減衰、威力低減!」バッバッ!


ゴシャアアアアッ!


モミジ(瞬時の判断も早い。互いに指示を出し合わずに各自の判断が同一の答えにたどり着いてる……)
903 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:37:07.89 ID:3jqG1PNbo
クロエ「極闇魔法【タナトス】!!」ズオッ!!!


ゼレス「出ましたね……! 極級魔法に勝つために私も特訓はしてたんです!」

ゼレス「極聖魔法【アフロディーテ】!!」ギュワアアッ!!


クロエ「!!」


ギュゴオオオオオオオオッッ!!


凜華「うわ!? 氷晶盾【アイスシールド】!」


モミジ「あ、ありがとう凜華さん」


ステラ「す、すごい威力……」


ラクリマ「死神みたいなのと女神様みたいなのがぶつかったねえ」


クロエ「ふふふ……いいわ、ゼレス。それでこそリリウムの生徒よ」


ゼレス「どうも。でもこんなものじゃありませんよね、クロエ先輩は」


クロエ「ええ……凜華! モミジ!」


凜華「ああ!」


モミジ「うん!」


クロエ「エターナルダークフォース……ブリザード!!」ズオッ!


ゼレス(クロエ先輩が闇で全員を包み、凜華先輩の氷晶をモミジ先輩が重力で叩きつけ続ける合体魔法……!)

ゼレス「内側から照らしてみせる! 神聖魔法【ホーリー】ーーー!!!」カアアッ!!


クロエ「ぐ……う……!!」グググ…!


モミジ(闇の中が明るくなったら普通に避けられちゃう……! 頑張って……!)


凜華(頑張れ、クロエさん……!)


ラクリマ(全方位から来る魔法はチェンジボード5枚じゃ防げないよ……! ゼレスさん頑張れ……!)
904 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:37:34.68 ID:3jqG1PNbo
ステラ「ゼレスさんっ、頑張ってー!」


ゼレス「おおおおおおおおっ!!」カアッ!


クロエ「はああああああああ!」ズオッ!


凜華「氷礫魔法【アイスシャード】!」バキキッ!


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グンッ!


ドオオオオオオッ!


ラクリマ「きゃああああああ!」


「そこまで! 勝者、クロエ先輩チーム!」


クロエ「はあ、はあ……」フシュッ


ゼレス「……ありがとうございました。お見事です」


クロエ「あんなに真正面から打ち砕こうとしたの、あなたが初めてよ。……強くなったわね」


ゼレス「いえ。結局最初の試合と同じです。私はあなたの魔法を貫けなかった」


クロエ「……大人になったわね。きっとママさんに似て、立派なマホリオプレイヤーになれるわ。……リリウムをよろしくね」


ゼレス「はい!」


「両チーム礼!」


ありがとうございました!!


ーーーーー

ーーー

905 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:38:16.96 ID:3jqG1PNbo
ゼーレチームvsシェリルチームーー


ゼーレ「在校生最強のチームとですか……。気は抜けませんね」


シェリル「胸を借りるつもりでぶつからせていただきます! よろしくお願いします」


ゼーレ「こちらこそよろしくお願いします」


「ゼーレさんチーム、大将アイリスさん。シェリルさんチーム、大将シェリルさん。では……試合開始!」


ゼーレ「魔弾【シュート】!」ゴアアッ!


御桜「桜吹雪【サクラフブキ】。桜壁【サクラノカベ】!」ゴオッ!


アイリス「おお、かっこいい!」


御桜「恐縮です」ニコリ


リーケ「魔獣領域【ビーストガーデン】!」


トワ「オオオッ!!」グンッ!


シェリル「な……っ!」バクンッ!


トワ「ふん、他愛のない」


シェリル「何か言った?」


トワ「なっ……! 貴様は今噛まれたハズ……!」


シェリル「俺の魔法、ミラーって言ってさ。実体のない分身を生み出すこともできるんだ」パッ

シェリル「「「さあ、しっかり狙ってこい!」」」


トワ「……!!」
906 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:38:53.93 ID:3jqG1PNbo
ゼーレ「これまた不思議な……! 魔弾【シュート】!」ゴオオ!


シェリル「ハズレです」ボンッ

シェリル「魔弾【シュート】!」ゴッ!


アイリス「うわ!?」ヒョイッ

アイリス「さ、3対3じゃないのかー! 不公平だー!」


シェリル「そういう魔法ですから」


御桜「桜滝【サクラノタキ】!」ゴオオッ!


トワ「攻撃にもなるのか……!」サッ!


御桜「ふっ!」グイッ!


トワ(後ろから……!)

トワ「キャウン!」ドオッ!


御桜「花吹雪は私の意志で動かせるんですよ」クイクイッ


トワ「くっ……。だが威力はないようだな」スクッ

トワ「グルルォ!」ガバッ!


御桜「その体にくっついた花弁も、もちろん私の支配下です」グンッ!


トワ「!?」フワッ


御桜「これで狼さんの行動は封じました。さあ、あとはゼーレさんです」フワ…ッ


エルク「ゼーレさんは私にやらせてください」


シェリル「おう。任せた」
907 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:39:21.30 ID:3jqG1PNbo
エルク「いきます……!」ゴオオッ!


ゼーレ「!!」


エルク「闇奔流【ダークトレント】!!」ズオオオオオッ!!


ゼーレ「防御魔法【シールド】! 増殖魔法【インクリース】!」ズズズッ!

ゼーレ(闇が次から次に私の盾を飲み込み続けてる……! こんなに魔法を放出し続けられるなんて、どんな特訓を……!)


アイリス「ぜ、ゼーレ頑張れ!」


ゼーレ「くうう……!」


エルク「はああああああ!」ズオッ!


ゼーレ(さ、さらに勢いが強く!?)


ズオオオオオオオオッ!!


アイリス「うわああああああっ!?」


「し、試合終了! しょ、勝者……シェリルさんチーム!!」


わああああああああっ!


アイリス「いてて……」


ゼーレ「お、お見事です」


エルク「不意打ち気味でしたけどね。最初から強い防御魔法を張られてたら、私の魔法では飲み込みきれなかったと思います」


ゼーレ「不意打ちでもなんでもです。見事な役割分担、あれほど魔法を使いこなすまでの練習量、称賛に値します」


シェリル「やったな、エルク!」


エルク「は、はいっ!」ニコッ


ーーーーー

ーーー

908 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:39:53.67 ID:3jqG1PNbo
ノルン「デン先輩、ラミー先輩、卒業おめでとうございます」


デン「ノルンさん!」


ラミー「来てくれたの? ありがとう」


ノルン「お礼を言うのはこっちですよ〜。……こほん」

ノルン「デン先輩、ラミー先輩、ノルンとチームを組んでくれてありがとうございました」ペコリ

ノルン「ノルンの魔法はマホリオに向かないのに、二人のおかげで楽しくマホリオができました。最後の学内トーナメントはベスト8。こんなに勝ち上がれたなんて夢みたいです!」


ラミー「こっちこそ組んでくれてありがとうだよ。私、ニ年生からリリウムの生徒で、マホリオで組める人がいなかったから……」


デン「私も。一年生の頃は決まったメンバーがいなかったんだ。だから組んでくれて嬉しかったよ」


ノルン「理由はなんでもいいんです。ノルンはお二人と組めて幸せでした! 本当に……本当に、卒業おめでとうございます!」


ーーーーー

ーーー




クロエ・アートルム
ローラ・リーケ
ヒカリ・ロゥレス
水津凜華
モミジ・クレナイ
ティア・ソレル
アルシェ・ブランカ
ナミネ・スフィアード
雨宮楓
真壁晶
七峯嵐
レナ・フォールン
デン・ハザード
イオ・ローライト
ノワール・ヴァーミリオン
イリス・オーレリア
音無舞
ラミー・アルファウス
ゼーレ・レジェンダリア・アートルム
アイリス・スノードロップ
リーケ・エターニア
が卒業しました
909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/29(月) 20:40:21.66 ID:3jqG1PNbo
クロエ「今月一杯は寮にいてもいいのよね……。一応春休みってことだけど、どうしようかしら……」

クロエ「おそらく魔王はこのリリウムに来る。ゼーレさんがいるのがここだから、他の所に行くのは考えにくいわ。そして各都市にも腕利きの魔法使いが備えてる……」

クロエ「マクベスは襲撃の予定地にはなってないけど、戻るべきか……」


現在の目標
・最後の準備をする

安価↓〜↓5自由行動安価
春休み中の行動を指定してください
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 21:57:36.76 ID:VAZ7HyDHO
イリスがスフィア(悪魔)を吹き飛ばした時の空き教室が長い事散らかったままだったので二人で掃除。思えば色々な事があったなぁと過去を振り返る
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 10:18:26.24 ID:OUhbqdqv0
ローラとリーケの二人で魔獣島から避難してきた魔獣達のお世話を続ける
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 14:48:13.78 ID:8O6wkV3eO
スフィアがフィッシュが元々いた場所に飛んでいったのでルク(+引っ付いてきたリズ)が追いかけ合流
必ず救うと改めて決心
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 14:55:04.78 ID:bhYqp2LsO
誰がどの悪魔と対峙するのか、事前情報とサリアの未来視(頂点併用)から予測をした上で大まかに決めておく
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 15:00:56.98 ID:bhYqp2LsO
よく考えたらわざわざサリアに使わせる必要なかったかな?普段から使い慣れてるとビジョンが鮮明になるから〜とかなんかそういうアレでお願いします

安価下
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 16:13:17.83 ID:g2F4paim0
戦いに向けて最終調整したり、家族や友人や恋人と過ごしたり、普段通りだったり、各々それぞれの決戦前夜を過ごす
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 15:57:17.72 ID:UljA9pdfO
クロエ達の卒業が現実時間とも一致して、結果的に良いタイミングで終われそう
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 16:28:03.13 ID:MnvL6jYQo
ちょっとどころでなく気が早い話だけど…
次回作はどんな話になるかしらん
>>1のお話ほんと好きだからまた何かやってほしいな
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 18:57:04.69 ID:DGOujv5oO
個人的に今回は『ノンケ(と思い込んでいる無自覚レズ)を百合堕ちさせる』ってのが出来なかったから次はそれ目指したいな
919 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:17:08.61 ID:xyfN87FLo
黒魔術部室ーー


キイ……


ノワール「ここ、懐かしいね」


イリス「思えば、初めてノワールさんが悪魔を召喚したのもここでしたね」


ノワール「エミールさんが来るから橘花先生が綺麗にしてるみたいだけど、最近は掃除されてないみたいだね」


イリス「せっかくです、私達でお掃除しましょう!」


ノワール「そうだね」


ーーーーー

ーーー




ノワール「……」フキフキ


イリス「ノワールさん」パタパタ


ノワール「ん?」


イリス「ここで……その……人殺しなんて言って……本当に申し訳ありませんでした」


ノワール「あー、うん。いいよもう。気にしてない」


イリス「気にしてないん……ですか?」


ノワール「あの時は私を怒らせて悪魔を召喚させようとしたんでしょ。結果としてあの悪魔は解呪に成功してスフィアさんになったし、あれがあったからイリスと何度も顔を合わせることになったし……悪いことばっかじゃないよ」


イリス「……ノワールさん、優しすぎますよ」


ノワール「イリスにだけだよ」チュッ


イリス「んぅ……っ」


ノワール「あの時はまさか付き合うことになるとは思ってなかったけどね。……いろいろあったなあ」
920 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:17:51.44 ID:xyfN87FLo
イリス「ここに来たとき、同じ転校生ということで知り合ったんですよね」


ノワール「そうそう。で、ここで初めて怒って悪魔を召喚しちゃったんだ」


イリス「ママの研究のためとはいえ、あの時の私はどうかしてました……」


ノワール「魔力欠乏症だったよね。それもゼーレさんが解決しちゃったけど」


イリス「それから色々な悪魔を召喚しましたね。騎士のようなものや、あとはサキュバス……」


ノワール「サキュバスがあんなに強くなっちゃうなんて驚いたよね。でも、私達には一緒に戦ってくれる友達がいた」


イリス「はい。何とか撃退して……でも、今度は魔王が」


ノワール「あのサキュバスもきっと戦いに参加すると思う。元はと言えば私が召喚した悪魔だし、私が止めないと……」


イリス「私が、じゃありません。これはノワールさんや私達二人だけの問題じゃないんです。クロエさんと、リリウムの皆さんと一緒に立ち向かうんです!」


ノワール「……そっか。そうだよね。皆で一緒に……!」


イリス「世界を救いましょう!」


ーーーーー

ーーー

921 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:18:22.77 ID:xyfN87FLo
魔獣島のいた海近くの浜辺ーー


スフィア「……」バサッバサッ

スフィア「……」ストッ

スフィア(フィッシュ……)


ルク「ああ、やっぱりこちらでしたか」バサッバサッ


スフィア「ルク……ついてきたの?」


リズ「リズもいるよ!」ヒョコッ


ルク「神妙な面持ちで飛んでいったので、大暴れでもする気かと」


スフィア「そんなことしないわよ。ローラに怒られるわ」


ルク「ふふっ、伝説の不死鳥が二羽も揃って一人の人間に頭が上がらないなんて……昔なら考えられませんね」


リズ「ローラのこと悲しませたくないもんねー」


ルク「そうそう、あのフィッシュさんの背中に住んでいた魔獣はローラさんとリーケさんがお世話をしているようですよ」


スフィア「そう。なら安心ね」


リズ「フィッシュのこと取り戻して、また背中で暮らせるといいねー」


ルク「そのためには、私達もこの戦いに尽力しましょう」


リズ「うん!」


スフィア「もちろんよ」


ーーーーー

ーーー

922 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:18:52.28 ID:xyfN87FLo
魔獣保護施設ーー


ローラ「よしよし……」ナデナデ


ハマーナ「んなああぁぁ……」


リーケ「はい、ご飯だよ」ザララッ


ヤンパ「チッチッ!」


ローラ「ハマーナはともかく、ヤンパまでついてきちゃうなんて」


リーケ「渡り鳥だからもう飛んでいってもおかしくないんだけど……」


ローラ「ここをお家って思ってるのかな?」


リーケ「そうなの?」


ヤンパ「チチッ!」


リーケ「そっかー……」


ローラ「そう思ってたんだねえ」


クロエ「……いや何も分からないわよ!?」


ローラ「あ、クロエちゃん!」


クロエ「魔獣のお世話してるって聞いて見に来てみれば……」


リーケ「……してほしいことを聞かせてもらうのが一番手っ取り早いから」


クロエ「まったく……この二人にお世話してもらえるなんて幸せものねえ」ナデナデ


ハマーナ「なあぁぁぁ……♪」


ーーーーー

ーーー

923 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:19:58.30 ID:xyfN87FLo
マホリオ協会本部、会議室ーー


「こちらの戦力も無限ではない。よって未来視で戦況を見た上で戦力を分配しようと思うのだが……」


樹「魔王の力によって、未来視ができない状態なんですよね」


ヴィーネ「うちのサリア以外はね!」


樹「サリアさんは視えるんですか?」


サリア「はい。私にはこれしかありませんから、未来が視えなくなった日から調整をしてまいりました。あまり遠い未来は視えませんが、来週……それこそ、戦いの日ぐらいなら視えます」


ゼーレ「それでは私が魔法を強化します。その上で未来視をしてもらえれば、さらに明瞭に視えるはずですから」


サリア「では……未来視【トキ】!」


ゼーレ「頂点【アルティマ】、千里眼【センリガン】!」


サリア「!! すごいです、これなら……」


「よ、よし。地図は用意してある。戦力の分析を頼む」


サリア「はい!」


ーーーーー

ーーー

924 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:20:35.11 ID:xyfN87FLo
サリア「……以上が、私の視た未来です」


茜「おつかれ〜。はい、お水飲んで〜」


ヴィーネ「やはり最重要拠点はリリウム魔法学校……」


樹「ゼーレさんもここにいるという前提でしょうね。もちろん迎撃の用意は出来てます」


「生徒には避難してもらう……と言いたいところだが、守りながら戦って勝てる戦いではない。戦いに参加できる生徒は一人でも防衛に……」


樹「もちろん避難のアナウンスはしました。……まあ、ほとんど残ってしまいましたけどね。うちの生徒は皆覚悟できています」


「頼もしい限りだ」フッ


ヴィーネ「あとは各都市と連携して、マホリオのプロや戦闘に参加できる魔法使いにできるだけ悪魔の情報を教えましょう。サリア、負担をかけることになるけどもう一度未来視をお願い」


サリア「任せてください。私の魔法はこういう時に未来を視てこそですから」


ーーーーー

ーーー




マホリオ協会の指示により、戦力を分配しました。
925 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:21:20.84 ID:xyfN87FLo
3月30日ーー


テレビ『空中爆弾の爆発予告は明日の正午です。各都市に通達された避難地図を頼りに、明日の朝に避難を開始してください』


クロエ「いよいよ慌ただしくなってきたわね……」


ヒカリ「リリウムの防衛を成功させて、世界を守るんだ」


ローラ「魔獣のためにも絶対に成功させるよ……!」


ーーーーー


レナ「デン、明日は勝つわよ」


デン「うん。絶対に」


ーーーーー


楓「薬の準備オッケー。じゃ、おやすみ!」


嵐「襲撃は正午予定だもんな。日差しが弱いといいけど……」


晶「おやすみ、楓」


ーーーーー


ノルン「ぐぅ……」スヤスヤ


ラクリマ「……」モゾモゾ


ぴとっ


ラクリマ「……えへへ、ノルンさんあったかい」ギュッ


ーーーーー


ティア「く、くっつくだけでいいんですか?」ギュッ


アルシェ「ん。ティア成分の補給」


ーーーーー


修練場ーー


エルク「ふう、ふう……」ポタポタ


シェリル「その辺にしとけよー? 明日体動かなくなるぞー」


エルク「は、はい。今出ますね」フキフキ


ーーーーー


御桜「お姉ちゃん、ヴィーネさん達は大丈夫?」


茜『トッププロを舐めちゃいけないな〜。コンディションはバッチリだよ〜』


御桜「そっか。さすがだね」
926 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:21:54.36 ID:xyfN87FLo
ーーーーー


チーム練習場ーー


ヴィーネ「聖弾【ホーリーボール】!」ドギュウッ!

ヴィーネ「……こんなところでいいかしら」


サリア「お疲れ様です」


ヴィーネ「サリアも練習?」


サリア「はい。未来視の安定性を高めるために、ギリギリまで調整しようと思いまして」


ヴィーネ「そっか。明日に支障でないようにねー」


サリア「もちろんです」


ーーーーー


時雨「……」


「御免!!」


ズダァン!!


「ま、参りました!」


時雨「ふう。私の修行に付き合わせて済まなかった。だが、おかげでいい感覚で明日を迎えられそうだよ」


ーーーーー


ウィン「あぁっ!♡ ひゃ、あああああっ!!♡」


ナナ「ふふ、うぃんかわいいれふよ」モゴモゴ


ウィン「なめながらしゃべらな……ひゃああっ!♡」


ナナ「魔力補充のためれふから」モゴモゴ


ウィン「ひっ、あっ、うううぅぅぅぅっっ!!♡♡♡」ビクンッ!


ーーーーー

ーーー

927 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:22:53.75 ID:xyfN87FLo
3月31日、正午ーー


チッ……チッ……チッ……カチッ


スキア「あーあ。やっぱり爆発しなかったか」

スキア「魔界顕現【ラグナロク】」


ズオッ!!


リリウム魔法学校ーー


「やった! 爆発を止めたぞ!」

「さすがうちの先生達!」


わああああああああっ!!


スキア「楽しそうだね。混ぜてくれる?」


クロエ「闇弾【ダークボール】!」ズオッ!


スキア「おっと」ヒョイッ


樹「……」ジリ…


クロエ「……」ザッ


アルシェ「……」スッ


スキア「うんうん、いい感じで警戒してくれてるね」

スキア「拡声魔法【スピーカー】、頂点【アルティマ】。全世界拡声魔法【ストリーム】」


スキア『あーあー。聞こえるー? スキア・レジェンダリア・アートルム。魔王だよ』

スキア『君たちに良いニュースと悪いニュースを一つずつ教えてあげる。まず良いニュースから』

スキア『おめでとう、私が世界中にばら撒いた魔力爆弾は氷魔法の使い手に一つ残らず氷結されて、何一つとして爆発しなかったよ』

スキア『褒美として爆弾を消しておいてあげる。後で魔界になった時に景観の邪魔になっちゃうしね』


クロエ「言ってくれるじゃないの……」


すう……


楓「あ……でも爆弾は本当に消えたよ」


スキア『そしてここから悪いニュース』

スキア『私はそもそも、魔力爆弾による人類への攻撃なんか狙ってないよ』


樹「な……!?」
928 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:23:46.18 ID:xyfN87FLo
スキア『おかしいと思わない? 頭上に爆弾が浮いているのに、極めて普通に日常生活が送れるなんてさ』

スキア『言うなら、魔力のこもった杖を喉元に突きつけられた状態。私のほんの気まぐれで次の瞬間には殺されていたかもしれない。そんな環境であなた達は一年間過ごしてきた』

スキア『恐怖と緊張で狂ったっておかしくない。そうならなかったのは、私達悪魔があるものを植えたおかげ』


クロエ「植えたって……まさか、暗黒樹!?」


スキア『こっちは知らない人もたくさんいるみたいだけど、こっちの世界に暗黒樹と呼ばれるものの種を植えたの。人の悪の感情を栄養として吸収し続けて、巨大になり続けていく樹の種をね』


エルク「そんなことをするメリットがお前達にあるのか……?」グッ…


シェリル「落ち着け、エルク。冷静になるんだ」


スキア『そんなことをして悪魔側に何かメリットがあるのか……。その疑問は当然湧くよね』

スキア『答えはもちろんイエス、だよ』

スキア『ここからが悪いニュースの本番。その樹はこれから動く。最強の魔獣として、君たち人間を滅ぼすためにね。バレないように特に濃い認識阻害をかけてたから、未来視ができてもこれの存在は知らなかったんじゃないかなー』


ローラ「う……うそ……」


スキア『イッツ……ショーターイム!!』
929 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:24:28.96 ID:xyfN87FLo
ズズゥン……ッ!


暗黒樹「オ゛……」ミキッ…

暗黒樹「オオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオオッッッッッ!!!!!」ブチブチブチイッ!


スキア『魔界顕現【ラグナロク】』


ズオオオオオッ!!


鬼「ゴオオオアアア!!!」ズシン!


ドクロ「荵?@縺カ繧」ガサガサガサ


ヘビ「キシャアアアアアア!!」ズルズル


クモ「ヴヴヴウウウゥゥゥウウウヴヴ」カサカサカサ


クロエ「闇の試練の……」


ラミー「魔物達……!?」


スキア『見たことある人もいるかなー。闇の魔法使いの敵だった子たちだね。そもそも魔界の毒素って言うのは、君たち人間が言う『闇』そのものなんだよ』

スキア『闇には魔力を退ける力がある。だから魔界に人間がいると四方八方から押される感覚で苦しくなるわけ』

スキア『ま、こんな説明はどうでもいいや。魔界顕現【ラグナロク】!』


ズオオオッ!


黒い騎士「ゴ……オ……」ガシャン


フィッシュ「ゴオオオオオオオオオオッ!!」


アンモビウム「待っていろ、ウィン・フォルクス」


サキュバス「さ、行きましょうか」


ソフィア「……はい」


ーーーーー

ーーー

930 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 21:25:05.55 ID:xyfN87FLo
「緊急連絡! こちらマホリオ協会! 暗黒樹と称される魔物の存在を確認! バックアップチームにより周囲の街への避難勧告は通達済み! 幸い周辺に町はないが、早ければ1時間程度で最も近い町に到着するものと思われる! 各都市余裕ができた者から対暗黒樹の作戦に協力せよ!」


樹「とんでもないもの用意してくれたわね……」


クロエ「校長先生、黒い魔物への対処方法として『明るい気持ちを持つこと』を通達して。それだけでかなり楽に戦えるはず」


樹「ええ、伝えるわ」


クロエ「さて……」


スキア「あとは徹底的に蹂躪してー、暗黒樹の力を使って人間界を魔界に変える、と」

スキア「じゃ、始めようか。世界を変えるための戦いだよ」


現在の目標
・最終決戦に勝利する

安価↓〜↓10自由行動安価
最後の行動を指定してください
最大10個の安価を受け付けますが、明日一杯までに埋まりきらなければそれまでに出てきた安価で最終決戦を書いていきます

リリウムの生徒は、基本的にリリウム魔法学校の防衛
ゼーレ、アイリスもリリウムの防衛
リーケは魔獣の豊かな土地の防衛(リーケ財閥の戦闘員も多数参戦)
一年生組はアウローラの防衛
マホリオのプロは、各都市に戦力を分配し各都市の防衛
スフィア、ルクは海上でフィッシュの出現待ち
ウィンはスタジアムでアンモビウムの出現待ち

暗黒樹はバックアップチームの時空間魔法によりしばらく食い止められています

他にも戦闘に関して質問があれば受け付けます
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 21:36:14.50 ID:DGOujv5oO
いよいよか……

スタジアムからウィンの魔翌力を察知したアンモビウムがウィンと邂逅
双方互角の戦いを繰り広げ、以前と同じように触手で魔翌力を吸収しようとするもナナとの特訓で『ナナ以外では感じられない身体』に開発されていたので完全に無効化(ただしナナ相手には輪をかけてクソザコになった模様)

形勢不利と見たアンモビウムは物陰からウィンを見守っていたナナを発見しそちらをターゲットとして手を出すが、それがウィンの逆鱗に触れたことでウィンのリミッターが完全に外れる
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 22:00:41.82 ID:fhXAfozK0
名前がサキュバスに戻ってる

リーリア・ソフィアと対峙するヴィーネチーム。リーリアの策略によってヴィーネ対ソフィア、サリア&茜対リーリアに分断されてしまう

……が分断される事はサリアの未来視によって想定済みだったらしく、事前の情報を武器に戦闘を継続
933 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/03/31(水) 22:37:46.99 ID:xyfN87FLo
サキュバスではなくリーリアでした!
申し訳ありません!
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/31(水) 22:49:43.62 ID:jX8V5/sT0
強力な頂防御魔法を常時展開しあらゆる攻撃を寄せ付けない鉄壁要塞と化したスキアと、その配下たちに押されるリリウム防衛チーム
スキアは前回と同じくデンを集中的に狙うが、一年間鍛え上げた盾魔法を手にレナが立ち塞がり、スキアを抑える
そしてその隙にアルシェがスキアへと貫通魔法を放つ。しかしスキアは紙一重で回避――したかに見えたが、ティアの浮翌遊魔法により貫通魔法がUターン、スキアに直撃し、防御魔法を破壊して突破口を作る
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 00:42:40.53 ID:faB0Y99dO
悪魔化したフィッシュを迎え撃つスフィア・ルク・リズ・ラピス・レイア・クリア・フェリス
満身創痍になりながらもどうにか追い詰めるが悪魔化を解くことが出来ない
その時フィッシュと共にいた幽霊が現れる
スフィアは彼女を背に乗せてフィッシュに特攻し、フィッシュのコアと言うべき場所でフィッシュの魂と対話し悪魔化を解く
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 01:12:09.11 ID:3MMdW8aMO
時雨と黒騎士の剣による一騎討ち
間に誰も入れないほどの壮絶な戦いが繰り広げられ、ウィンとはまた違う好敵手の存在に高翌揚感を覚える時雨だったが、一方黒騎士もまた敵意以外の感情を時雨に対して覚え始めた
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 10:06:21.61 ID:UHJbAQdeO
悪魔達との戦いで仲間、特に恋人の嵐と晶を傷つけられたことをトリガーに楓の吸血鬼の力が覚醒
魔翌力と身体能力が一気に跳ね上がる(覚醒はこの闘いの間限定の一回きり)
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/01(木) 10:38:45.82 ID:htMW4i5HO
窮地に陥ったシエラを、レティスが自身の魔法で普段なら絶対に無理であろうレベルの事象を発生させ助ける(自身への負担も幸い殆どなし)
どうやら彼女を助けたい!という強い想いが火事場の馬鹿力的に働いたようだ
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 11:38:42.62 ID:O5Fa1MCR0
息のあったコンビネーションで魔物を倒すイリノワ
ノワールを狙う遠距離からの攻撃はイリスが、イリスの死角からの攻撃はノワールが対処し、お互いがお互いをサポートし合い戦う
(パートナーを狙われた事に対する怒りで2人とも攻撃の火力が上昇している)
その途中、魔王の召喚に巻き込まれてしまい、瓦礫の影に隠れて怯えていた低級悪魔(いつもノワールの話し相手になってくれていた個体)を発見、保護する。
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:08:18.09 ID:tsv8Zt6kO
両者の火力が均衡しているが故に純粋な力のぶつかり合いとなるソフィアとヴィーネの対決。闇の龍を後衛として大量に呼び出し短期決戦を狙うソフィアだが、悪魔討伐も含めた長年の戦闘経験によって培われた判断力でそれを冷静にいなしていくヴィーネ。最後は最大級の技(茜の真化魔法には負けられないと密かに作り上げたらしい)を放って龍もろともソフィアの胸を貫き浄化、解放され気絶したソフィアを抱き抱える
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:23:32.78 ID:NPqUpJ+vO
中核として迎え撃つも苦戦を強いられるクロエローラヒカリ
クロエにトドメを刺そうとスキアの一撃が飛んでくるがクロナ・エリクシール婦妻が救援に現れ間一髪助かる
そこでローラヒカリに加えて両親からも魔翌力を受け取りハイパークロエ開放、ゼーレもそれを模倣しアイリス・リーケから魔翌力を受け取りスキアと最後の決戦に臨む
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:27:10.19 ID:iSszRBZPO
カームの福音、ロロナの揺動、レティスの言霊、やよいの意識操作、が上手い具合に噛み合った結果、ポメの獣化が最早格付けも烏滸がましい領域の魔法に

アウローラ一帯の悪魔をまとめて薙ぎ払う大活躍を見せるが中身は変わらずポメのままなのでどこか締まらない
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/01(木) 12:27:44.57 ID:iSszRBZPO
あら、間に合わなかったか
944 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/01(木) 21:55:21.75 ID:ctCIkcG2o
数分の差ですし、混ぜて書けそうなので採用させていただきます!
945 : ◆ZOSRNJGVq. [saga sage]:2021/04/03(土) 23:16:06.75 ID:iflqmFA/o
書くのに時間がかかっております
もしかしたら明日も投下できないかもしれません
もう少々お待ちください
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/03(土) 23:24:21.32 ID:kAxPV5J8O
最終決戦だからね、じっくり行こう
947 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:54:27.67 ID:no207U8fo
ひとまずリリウム外の戦闘を投下します
948 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:55:03.83 ID:no207U8fo
神社仏閣の密集地ーー


黒騎士「ギゴ……オ……」ガシャン


「止まりなさい! 魔弾【シュート】!」ゴオオッ!


黒騎士「ゴオア!」バチン!


「な、なんなのあの剣……。魔力を飲み込んでる……!?」


時雨「闇の塊のようなものだな。闇には「魔力を飲み込む力」があると聞いた。それを凝縮させ剣の形をとっているんだろう」


黒騎士「ホロ……ボス……」ガシャン


「そ、そんな……そんな奴とどうやって戦えば……」


時雨「そのための近接戦闘部隊員である私がいる」チャキ…ッ


ズバアッ!


黒騎士「ゴ……?」シュウウ…


時雨「貴殿のお相手、この早川時雨が務める!」ゴッ!


ギリイッ!


時雨「見た目より素早いな。今の斬撃についてくるとは……」


黒騎士「ケンシ……キケン……!」ゴオッ!


ズバアッ!!


時雨「っ!」ハラッ…

時雨(なんとか前髪だけで済んだか……)

時雨(……ウィンとは違う、剣という土俵で戦えるこの喜び……! 不謹慎だが……少し燃え上がってしまうな……!)ゾクゾクッ


ガッ ギイッ!


「す、すごい……悪魔と剣で戦ってる……」


黒騎士(コイツ……ツヨい……!)


時雨「ここまで全力で剣を振れたのは初めて……だっ!」ブンッ!


黒騎士「ハアっ!!」ガキイッ!


時雨「人間らしい声も出せるじゃないかっ」バッ


黒騎士「ヒサシくコエを出シテイナカッタからな……」


時雨「化け物味が薄れて、こちらとしてはやりやすいがな」チャキッ


黒騎士「ヤリヤすかろうが、ヤリニくかろうが……我ラは剣を交エルのみだ」


時雨「その通りだ……な!」ゴオッ!
949 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:55:30.08 ID:no207U8fo
ギイッ ズバッ!


黒騎士「感覚が研ぎ澄まされていく……。貴様と戦えて我は幸運だ」


時雨「こっちこそ。身に着けた技術をどれだけ使ってもいい機会をくれて感謝するよ」


黒騎士「だがそう長くは戦っていられない」


時雨「うん」


黒騎士「次の一撃で決めさせてもらおう。見えたなら避けてみせろ」スウ…


時雨「突き、か」


黒騎士「…………………」


時雨「………………」


黒騎士「………………」


時雨「……」


「どっちも止まっちゃいましたよ……?」


時雨「…………」


黒騎士「………フッ!」ゴオッ!!


時雨「はあ!」


ギイン……ッ!


時雨「……」キンッ


黒騎士「……見事」ガシャンッ!


「か、甲冑が砕けた……!」


時雨「……そんな顔をしていたんだな。綺麗な顔だ」


黒騎士「戦争で身に着けた技術が、終わってみれば危険なものと言われ……人間に絶望し悪魔へと身を墜としたが……」

黒騎士「貴様のような手練と戦えてスッキリしたよ。……もう思い残すことはない」

黒騎士「……魔王様、無様に負けることをお許しください」


さああああ……


時雨「……黒い騎士よ。あなたは最後まで立派に戦い抜いた。その姿、私は忘れない」


ーーーーー

ーーー

950 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:56:00.86 ID:no207U8fo
スタジアムーー


アンモビウム「ここに奴が……」ザッ


ウィン「お、来たね〜」


アンモビウム「貴様との決着をつけるためにな。さあ、やろうか」


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…


アンモビウム「遅い」パッ


ナナ(き、消え……あっち? あ、あれ!? また消えました!)


ウィン「魔弾【シュート】」ゴギュオオオッ!


アンモビウム「ふん」ズルオオオ!


ウィン「その根っこ邪魔。神弾【ネオ】」カッ!


アンモビウム「無駄だ。貴様程度の魔法では私の根の成長速度を上回れん。そして……」ズルウッ!


ギチィッ……!


ウィン「……」


アンモビウム「こうなってしまえば貴様もただの小娘だ」


うぞうぞっ


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオオウッ!


アンモビウム「な……っ!」


ウィン「もうそれは効かないよ。ボクの体はナナにしか反応しない。神弾【ネオ】」ゴッ!!


アンモビウム「く……!」パッ


ナナ「え……」


アンモビウム「ナナというのはこの娘か! こいつを殺せば……!」


ウィン「魔弾【シュート】」ゴウッ!


アンモビウム「どうした! 大切な娘が狙われて臆したか! 魔法にいつもの威力が……」


ウィン「ナナに手を出すな」コオオ…!!


アンモビウム「ひっ……!」


ナナ(あーあ……。敵に言うことではありませんが……ご愁傷様です)ナムナム
951 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:56:27.50 ID:no207U8fo
アンモビウム(お、落ち着け……。奴の魔法は私の力と同種の時間湾曲系だ。そして私の能力は奴の魔法より強い!)


ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオオオッ!


アンモビウム「ぐおおおおおおっ!!?」ジュウウ!

アンモビウム(な、なんだ!? 奴が突然背後に……!)


ウィン「遅い。神弾【ネオ】」カッ!!


アンモビウム「がっ……!!」ゴシャアアア!

アンモビウム「く……くそ……!」フラフラ

アンモビウム(時間を引き伸ばして逃げるしか……!)ユラ…


ウィン「逃さない」ユラ…


アンモビウム「く、来るな! 来るなあああああ!」


ウィン「時神魔法【クロノス】」カチッ


ゴギャアアアアアアアアアアアッッッ!!!


アンモビウム「うぐおおおおおおおおお!!!」

アンモビウム「……ハッ……ハッ……!」プシュウウ…


ウィン「まだ息があるのか」


アンモビウム「ぐ……貴様一人に使うには過ぎたものだが仕方ない……! 我が闇の力を……」


ウィン「……」キュオオオ…


アンモビウム「あ」


ウィン「時ノ頂・玉響【タマユラ】」ユラ…


ゴ ッ ! ! !


アンモビウム「あがあああああああああああっっ!!!」ジュッ!

アンモビウム(私が感知できない程の速さで時間を捻じ曲げた……だと……)


さらさらさら……


ナナ「消えちゃいましたね……」


ウィン「よーし、急いで暗黒樹の討伐のお手伝いに行こー!」


ナナ「き、切り替え早いですね」


ウィン「今はまだ振り返る時間じゃないよ〜。とにもかくにもこの戦いを終わらせなきゃ〜」


ナナ「そうですね! ではウィンさんのホウキの後ろに乗ります。ハグでできるだけ魔力を回復させつつ暗黒樹のもとに向かいましょう!」


ーーーーー

ーーー

952 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:56:53.46 ID:no207U8fo
街中ーー


リーリア「なーんだ、みんな避難しちゃってるじゃない」


ソフィア「ではできるだけ建物を壊しておきましょう。遠くから見ても絶望できるよう、燃やして煙を上げるのもいいかもしれません」


リーリア「そうね。それじゃあ早速……炎弾【ファイアボール】!」ボッ!


ヴィーネ「聖盾【ホーリーシールド】!」ギィン!


茜「……」ザッ


サリア「この街は壊させない」スッ


リーリア「あら、逃げてない人間もいたのね」


スフィア「……トッププロですね。魔王様が特に注意するようにと言っていました」


リーリア「へえ。それは警戒しないとね」ズ…ッ


ズオオッ!!


茜「これは……」


リーリア「三人まとめて来られると面倒だから、闇の壁で街を区切らせてもらったわ。ソフィア、そっちの人はお願いね」


ソフィア「はい、リーリア様」


ヴィーネ(要救護対象……ソフィア・ルナールさん。悪魔化された人間よね)

ヴィーネ「あなた一人で私と戦うの? 大丈夫?」


ソフィア「一人くらいなら私だけでもやってみせます。リーリア様が信頼して任せてくださった以上、負けません」


ヴィーネ「オッケー。覚悟できてるならいいよ」


茜「お前は一人でいいのか?」


リーリア「癪だけど、私の体は魔法使いに改造されてるの。それこそ並のプロくらいなら制圧できるくらいの強さにね」

リーリア「……というか驚かないのね。チームが分断されたっていうのに」


サリア「こうなることは視えていたからな」


リーリア「……ああ、未来視。魔王様が妨害してたはずだけど」


サリア「私をそこらの未来視使いと一緒にされては困るな」


リーリア「ふーん……ま、いいや。結局殺すことに変わりはないしね! 四大魔法【アルケー】!」


茜「腕神化魔法【ネオ・アーム】」ブワッ


ゴッ!!


リーリア「……へえ」ゾクッ
953 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:57:22.74 ID:no207U8fo
ソフィア「……向こうは戦い始めたようですね」


ヴィーネ「じゃ、こっちもやろうか! 聖弾【ホーリーボール】!」キュパッ!


ソフィア「暗幕【ダークカーテン】!」ズオッ!


ヴィーネ「うぬう……やっぱり相性悪いか……」


ソフィア「闇凝結【ダークコンデンス】」


ズズズ……ッ!


ヴィーネ「うおお……!?」


ソフィア「お願いします、闇の龍さん」


闇龍「…………」ゴオッ!


ヴィーネ「神聖魔法【ホーリー】!」ギュワッ!


ズオッ! バシュウッ!


ソフィア(やはりトッププロ……この大群にも臆さず向かってくる……)


ヴィーネ「この程度……レイアさんの速さには及ばない! 神聖・球【ザ・スフィア】!」ゴオウッ!


グググ……!


闇龍「…………!!!」ジュオオオオッ!!


ソフィア「な……!」

ソフィア(あの大群を貫いた……!?)


ヴィーネ「あとはあなただけだよ!」バッ

ヴィーネ「天聖魔法【アマテラス】!!」


カッ!!!


ソフィア「闇凝結【ダークコンデンス】、五重防御壁【フィフスダークカーテン】!!!」


ゴオッ!!!


ヴィーネ「うっそ、あれ止める!? プロになってれば良かったのに!」


ソフィア「御冗談を……! 闇凝結【ダークコンデンス】、大槍【ダークジャベリン】!」ギュオッ!


ヴィーネ「神聖・匣【ザ・キューブ】!」ガチンッ!


ソフィア「く……硬いですね……!」


ヴィーネ「プロとやってるみたいにヒリヒリしてるよ……!」

ヴィーネ「これなら対魔王用に用意してた魔法を使っても大丈夫そうだ」ニッ
954 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:57:51.35 ID:no207U8fo
ソフィア「な、なに……?」タジ…

ソフィア(と、とにかく防がないとまずい!)

ソフィア「五重防御壁【フィフスダークカーテン】!!」ズオッ!


ヴィーネ「茜の真化魔法に負けられないと思って特訓したんだ。それでも防げないと思うよ!」

ヴィーネ「神々聖霊魔法【セレスティアルサークレット】!!!」


コオ……!!


ソフィア「空が……」


リーリア「な、なに!? 急に明るく……!」


ヴィーネ「いっけえええええええええ!!!!」


カアアアアアアアアアアアアッッッ!!


ソフィア(の、残りの龍も防御に……!)ズオッ!


バシュン! バシュン!


闇龍「……!!」ジュオッ!


ソフィア「あ……!!」


ドオオオオオッ!!


ヴィーネ「ソフィアさん!」ガシッ!


ソフィア「う……ん……」シュウウ…


ヴィーネ「ほっ……」

ヴィーネ(神聖魔法で体を貫いて、魔界の毒素を浄化……。成功する可能性が高いとは言え、実際に成功すると安心するわ)

ヴィーネ「茜ー! こっちはもう大丈夫ー! そっちも終わらせちゃってー!」


リーリア「大丈夫って……まさか!」

リーリア(ソフィアの闇の力を感じない……。そんな……悪魔化を解かれた……!?)


茜「うん、心置きなくやらせてもらうよ」


リーリア「……ッ!」ギリッ

リーリア「ソフィアを……! 返せえええええええ!!!」ゴオオッ!
955 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:58:20.32 ID:no207U8fo
茜「!!」


リーリア「はあ……はあ……!」


サリア「様子が変です。落ち着いて対処を……」


リーリア「どうやら……闇の力が強ければ強いほど……未来視もできないみたいね……!」ググ…!


ズズズ……!


リーリア「ふう……」


茜「……なんだその姿は」


リーリア「気持ち悪くてやりたくないけど、私の闇の力を全開放した姿よ」


サリア「闇が触手みたいにサキュバスにまとわりついてますね……」


リーリア「闇弾【ダークボール】!」ズオッ!


茜「サリア!」バチイッ!


リーリア「いい判断力ね」スッ


茜(後ろを取られた……!)


リーリア「雷弾【サンダーボール】!」バチッ!


茜「がっ……!」ビリイッ!


サリア「と、未来視【トキ】……」ズキンッ

サリア「ぐっ……! 未来が視えない……!」


リーリア「私の闇の力が強すぎるからかしら? あなた程度の魔法ではこの闇は見通せないわよ」


茜「未来視とか、作戦とか……一旦置いておくよ」チリ…ッ

茜「真化魔法【ヒーロー】」ゴオッ!


ギュパアッ!


リーリア「見えてるわよ! 獄炎魔法【ヘルフレイム】!」ゴウッ!


茜「ふっ!」フォッ!


リーリア「風斬魔法【かまいたち】! 火焔放射【フレイムスロワー】!」ゴオオオッ!


茜「くっ……!」バッ!


リーリア「逃げるだけえ? 速さは確かにすごいけど、それだけじゃあたしは倒せないわよ!」ジュオ…!
956 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:58:47.98 ID:no207U8fo
サリア「触手が魔力を一箇所に固めてる……」


茜「サリア、あの魔力の塊に一回だけ攻撃して。揺らいだ瞬間に突っ込む」


サリア「そんな……私のシュートじゃほんの一瞬魔力がブレるかどうかですよ?」


茜「一瞬でいい」


サリア「っ」ゾッ

サリア(久しぶりに試合中の茜さんの表情を見ましたが……ここまで気迫ある顔は初めてですね)


リーリア「この全魔力開放で、この街ごとあなた達を殺してあげる……!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!


サリア「魔弾【シュート】!」


茜「っ」ギュン!


リーリア「!」バチン!

リーリア(今更そんなカスみたいな攻撃……?)


茜「ーー見えた」


ゴッ!!


リーリア「はあっ!!? あんた、この中に手突っ込むなんて何考えてるのよ!!」


茜「お……オオオォォォォォオオオ!!!」ジュオオオオオッ!!


リーリア「!?」ガクンッ!

リーリア「う、嘘、バランスが……」グラ…


茜「そんな莫大な量の魔力、誰も器用に扱えないよ。無理やり魔力の流れをずらせば……」パッ


リーリア「やめ、止まって……! あ、嘘、うそうそうそ……っ!」ズルウッ!


サリア「……あれだけの強さの闇です。「飲み込む力」も途方もないはず」


リーリア「いやあああああああああ! 出して! 出してええええええ!!」


茜「自分の闇の中に囚われちゃったね。これでこのサキュバスは無力化成功ー」ノビー


サリア「悪魔である彼女自身は闇で死ぬことはないはずです。この上なく理想的な無力化ですね」
957 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:59:16.75 ID:no207U8fo
さらさらさら……


ヴィーネ「お、闇の壁が消えた」


茜「お疲れ様ー」


ヴィーネ「お疲れ! ……その黒い球体は?」


リーリア「ううう……」


サリア「中にサキュバスが入ってます。自分の魔力に飲み込まれて、出ることもできないみたいです」


ヴィーネ「おお!」


茜「ソフィアさんの救出も成功ですかー?」


ヴィーネ「うん。近くの医療基地に預けて、私達も暗黒樹のところに急ごう!」


サリア「はい!」


茜「はーい!」


ーーーーー

ーーー




医療基地ーー


スフィア「……リーリア……」


リーリア「……」


スフィア「私は……人間でした。悪魔じゃなかった……」


リーリア「……そうよ。あなたは人間。私があなたを洗脳したの」


スフィア「……人間である私がこんなことを言ってはいけませんけど……あなたと過ごした日々、とても楽しかったです」


リーリア「……」


スフィア「もし……もし、あなたがこの世界にいることを許されるなら……また、あなたと……」コテン


リーリア「……バカね。言い終わる前に寝るんじゃないわよ」

リーリア「魔王様が勝つにしても、あたしはこの戦いの間はこの闇の中だし……。同じ病室であなたの話相手くらいにはなってあげるわ」


ーーーーー

ーーー

958 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/04(日) 23:59:43.45 ID:no207U8fo
海上ーー


フィッシュ「ゴオオオオオアアア!!!」


ザバアアアアアアン!!


リズ「ひいい……!」


ルク「リズ、魔獣化のタイミングは覚えてますね?」


リズ「う、うん! 目線が合う一瞬だけ!」


ルク「タイミングを外すと重みであなたごと海に落ちますからね……。リズが視線で痺らせて、スフィアさんが聖なる炎で悪魔化して体内に巡っている毒素を浄化させる……それが作戦です」


スフィア「しくじるんじゃないわよ! ドラゴン達もかく乱を!」


レイアラピス「はい!」


クリア「うん!」


フェリス「は、はい……!」


ゴオオオッ!


ラピス「ギャオオオオオオオ!」ゴオオオッ!


フィッシュ「ゴアアアアアアアアアア!!」バシュウウウッ!


ラピス(く……攻撃の規模が大きすぎます……!)


レイア「遠くからの炎でだめなら……接近戦!」ゴウッ!


ゴッ!


レイア「固っ……!」


フィッシュ「ゴオオオオオオオッ!!」ブンッ!


バシイッ!!


レイア「がっ……!!」


フェリス「お母さん!」


レイア「だ、大丈夫よ……」

レイア(とは言っても、私が固めた鱗でさえこれだけのダメージ……。他のみんなが食らったらひとたまりもないわね)


スフィア「遠心力で叩きつけただけであの攻撃力……ちょっとまずいんじゃない?」


ルク「私達が前に出て盾になりますか?」


スフィア「私はともかく、あなたは本当の意味での不死じゃないんだからだめよ」
959 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:00:20.77 ID:ieIswIzSo
スフィア「ひとまず……氷!」バキバキバキッ!


フィッシュ「ゴオアッ!!?」


レイア「ナイスです! フェリス!」


フェリス「う、うん!」


レイアフェリス「黒鋼親子連撃!!!」


メゴオオオッ!!


フィッシュ「ギャオオオオオオオオオッッ!!」バキバキッ


ラピス「レイア! 屈折!」ピカァッ!


クリア「フェリスも!」ピカーッ!


ブオンッ!!


フィッシュ「ゴ……オ……?」ジロリ


ルク「黒鋼親子が攻撃し、水晶親子が離脱の手伝い……素晴らしいコンビネーションですね」


リズ「……ルク! あれリズ達にもかけてもらおうよ!」


ルク「ですね。ラピスさん!」


ラピス「はい! 聞こえてました! 屈折!」ピカッ!


ルク「リズ……行きますよ!」


リズ「うん!」


ゴオオオッ!


ラピス「解除!」パッ


リズ「ジュラアアアアアアアア!」ギロッ!


フィッシュ「ガ……ッ!」ビクウッ!


リズ「人化!」ポンッ


スフィア「よくやったわ! あとは私が……」


フィッシュ「ガアアアアアアアアア!!!」


ブオン! ブオン!!


レイア「そんな……。バジリスクの視線を受けても数秒しか止まらないの……!?」
960 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:00:47.06 ID:ieIswIzSo
幽霊「あのー」ヒョコッ


スフィア「な、なに!?」ビクッ


幽霊「あ、驚かせてすみません。私、かつてのフィッシュの友達です。もう幽霊ですが……」

幽霊「もし可能なら、フィッシュの背中にできるだけ近づけませんか? 地縛霊なので、一度フィッシュに憑ければ振り落とされないはずです」


スフィア「……ああ、確かにあなたのこと見た覚えがあるわ。……フィッシュそのものに対する地縛霊なのね」


幽霊「はい。背中にたどり着いたら、フィッシュの大切な洞窟に入ります。そこでなら精神そのものと対話ができるはずですから」


スフィア「分かったわ。振り落とされないでね!」ゴオッ!


幽霊「幽霊なので大丈夫です!」


スフィア「ルク、リズ! もう一回だけあいつを痺れさせて!」


ルク「は、はい!」


リズ「うん!」


フィッシュ「ゴガアアアアアアアアア!!!」バシャアアアアッ!


ルク(波しぶきに隠れて……!)

ルク「今です!」


リズ「ジュラアアアアアアア!」ギロッ!


フィッシュ「!」ビリッ!


リズ「人化!」ポンッ


スフィア「間に合え……っ!」


ズザアアアアア!


幽霊「の、乗れました! フィッシュの背中ですよ!」


スフィア「よ、よし! 早く洞窟に行くわよ!」
961 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:01:42.92 ID:ieIswIzSo
背中の洞窟ーー


スフィア「こんなところがあったのね……」


幽霊「外が嵐の時は、ここでフィッシュとお話してたんですよ」


スフィア「へえ……」


ぼわあ……


幽霊「あ、あったあった。これがフィッシュの核って言ってました」

幽霊「これに手をついて精神を集中させると、フィッシュとお話できるんです」ピトッ


スフィア「こう?」ピトッ


◆◆◆◆◆

◆◆◆




フィッシュ「おお……君は……」


幽霊「えへへ。久しぶりだね、フィッシュ」


フィッシュ「ああ、本当に久しぶりだ。それにスフィアも……」


スフィア「ちょっと、この空間黒いんだけど」


フィッシュ「悪魔化の弊害だな。奥底の自意識は保っていられたが、それ以外全ての精神を乗っ取られてしまったよ」アッハッハ


スフィア「呑気ねえ……」


フィッシュ「スフィアがここに来てくれたのなら、もう恐れることはない。スフィアの炎でこの空間を焼ききってくれ!」


スフィア「そのつもりよ。幽霊の子、黒いのがフィッシュから剥がれたらフィッシュを思いっきり引っ張ってね」


幽霊「はい!」


スフィア「せえ……の!」メラッ!


ゴオオオオオオオオッ!!


幽霊「フィッシュー! うぬおーー!!」グイイッ!




◆◆◆

◆◆◆◆◆
962 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:02:10.58 ID:ieIswIzSo
フィッシュ「ガ……オ……」ピタッ


リズ「止まった……?」


レイア「中のスフィアさんが何かしたんでしょうか……」


ルク「恐らくは……。この魔力の流れはスフィアさんの聖なる炎だと思います」


フィッシュ「グ……」ユラ…


バシャアアアアアアアンッ!


フィッシュ「グー……グー……」


ラピス「寝てます……ね」


スフィア「おーい」バサッバサッ


幽霊「悪魔化の阻止、成功しましたよー!」


ラピス「ほんと!? わーい!」


フェリス「よ、よかったあ……」


ルク「ここですべき事は終わりました。休みたいところですが、暗黒樹を止めないと」


ラピス「その通りですね。急ぎましょう!」


ーーーーー

ーーー

963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 00:03:03.56 ID:WkSiPg/aO
スフィアになっちゃってる。ソフィアに脳内修正
964 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:03:08.80 ID:ieIswIzSo
アウローラーー


王女「東側に戦力増やせない!? ちょっと押され気味!」


皇女「北地区が優勢だから、第5、第6分隊を東側に。できるだけ迅速に移動して!」


「はっ!」


ーーーーー


「レティス様! シエラ様! 東側へ移動の伝令です!」


レティス「……」コクン


シエラ「一年生組移動するわよ!」


カーム「は、はい!」


やよい「カームちゃん、移動の間は喋らなくていいよ。歌う時のために喉を休めないと」


カーム「!」コクン


ロロナ「東側って……」キョロキョロ


シエラ「こっち!」


悪魔「ギャオオオ!」バッ


シエラ「邪魔! 光爆弾【ライトニングボム】!」カッ!


ドドドドオッ!


悪魔「ヒギャアアアア!」バタバタ


シエラ「ポメ、しんがりは任せるわよ!」ダッ


ポメ「りょうかい!」


東地区ーー


鬼「ゴオオオオウッ!!」


ロロナ「な、なにあれ……!」


やよい「クロエ先輩が戦ったっていう鬼かな……」


シエラ「カーム、バフをお願い! 光爆弾【ライトニングボム】!」


カーム「うん! 福音魔法【ゴスペル】!」ラァー♪


ドドドオッ!


鬼「ゴアアアアアアッ!!」グラ…

鬼「ブフゥー!!!」ズシン!


ポメ「倒れない……!」
965 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:04:16.49 ID:ieIswIzSo
鬼「……」ギロリ


レティス(シエラが睨まれてる……? まさか狙いをシエラ一人に……)


鬼「ゴアアアアアアアアアアッッ!!」ブン!


シエラ「!」


レティス「だめ! シエラは私が護る!!」ゴオッ!!

レティス「防御魔法【シールド】!!」


ガキインッ!!


鬼「ゴ……!」ビリビリ…!


ポメ「え……! すごいすごい! あんな固いシールド見たことないよ!」


レティス「シエラ! シエラのことは絶対に私が護るから!」


シエラ「お嬢様……」


ポメ「よーし! うちもやるぞー!」


シエラ「……ポメ、皆からの魔法の支援を受けて」


ポメ「? 分かった!」


シエラ「お嬢様。今の心持ちならなんだって叶えられるはずです。ポメに全力の支援を!」


レティス「うん!」ギュッ


やよい「意識操作魔法【フォーカス】! ポメちゃんの魔力の流れを鮮明に!」


カーム「福音魔法【ゴスペル】!」ラァー♪


ロロナ「揺動魔法【シェイク】!」


レティス「ポメは……最強!」


ポメ「おおおおおおおお!」ゴオオオオッ!


鬼「!!」


ドオオオオオオオッッッ!!


鬼「グゴアアアアアアアアアア……ッッ!」サラサラサラ…


ポメ「よっし! 倒した!」
966 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:04:46.96 ID:ieIswIzSo
ギュン!


やよい「あ、あれ、ポメちゃん?」


ーーーーー


「か、各防衛拠点から悪魔消滅の報告!」


王女「な、なにあの魔力の塊……!」


皇女「神魔法とか、頂魔法とか……そういう次元じゃない……!」


ーーーーー


東地区ーー


ゴギャアアアアアアアアッッ!!!


シエラ「あ、悪魔全消滅……」


ポメ「アウローラをひとっ飛びしてきたよー!」アッハッハー!


王女『アウローラ全国民に告ぐ! リリウムに行った我らが姫君とその友達5名! 彼女達のおかげでアウローラ周辺の悪魔は全て消滅した!』


オオオオオオオオッ!!


やよい「ポメちゃん! やったよ!」ギュー!


ポメ「……」


カーム「で、でもまだ苦々しい顔を……。まさかまだ敵が……?」


ポメ「……動いたらお腹空いた」グウウウ…


ロロナ「……ふふっ」


レティス「ポメにありったけのご飯を! アウローラ外の戦況を見て、それから再出撃をかける! 皆のもの、しばしの休息をとれ!」


ハッ!!!


ーーーーー

ーーー

967 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:05:47.62 ID:ieIswIzSo
>>963
>>957のスフィアは全部ソフィアですね…
大事なところミスってしまいました…
968 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 00:11:52.06 ID:ieIswIzSo
リリウム戦は明日以降投下します
書き途中ですが、長くなりそうな気配があります
このスレの残りでは投下しきれないかもしれないので、8スレ目を立ててそちらに投下する可能性があります
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 00:14:48.46 ID:WkSiPg/aO
完結後は何か予定ある?小ネタとか新スレとか
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 01:10:37.91 ID:GfIDD9AK0
乙です。最終決戦特有のインフレがすき
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 10:34:54.46 ID:c5lSD2njO
乙乙
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/05(月) 12:04:50.92 ID:Dix56R2nO
スフィアの世代の不死鳥が全部悪魔になったって話は回収されるのかね
973 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/05(月) 23:19:10.66 ID:ieIswIzSo
>>969
完結後はできる限りの小ネタやアフター話を書こうと思っています!
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/13(火) 11:37:06.63 ID:eN2qiO7zO
書き溜め終わってるかな?期待
975 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/04/13(火) 14:58:43.42 ID:dC9gmJE70
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/14(水) 14:36:57.97 ID:fbuwqqmnO
復旧したの気付いてるかなぁ
977 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:32:40.84 ID:j2OzgBd4o
新スレ立てました!
【安価】クロエ「リリウム魔法学校へ! これで最後!」【百合】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1618398982/

このスレの残りはウィンの過去話、時雨の過去話を投下したいと思います
978 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:07:39.06 ID:j2OzgBd4o
エピソードゼロ ウィン・フォルクス

〜〜〜〜〜

ボクは、昔からマホリオが大好きだった。
ド派手な魔法! 意表を突く攻撃! 考えられた作戦!
どんな試合でも喜んで見ていたし、再放送だろうと構わずテレビにずっと釘付けになっていた。

『プロも絶賛! のびーるマジックチョコ!』

マホリオ選手が出ていれば、どんなに長いCMだって気にならない。それほどボクはマホリオが大好きだった。

「ウィンー。収穫祭に行くわよー」

「あ、はーい!」

しかしこの日は収穫祭だった。後ろ髪をひかれる思いでテレビを消し、お母さんの後について家を出ていく。

街中に近づくほど祭りは賑わいを見せ、魔獣の格好をした人ともたくさんすれ違う。
今日のボクは憧れのトッププロのレプリカユニフォームを着ている。魔獣化の魔法を使う、変身魔法がかっこいいトッププロ。ポーチに杖も入れて準備万端だ。
魔獣や悪魔の格好をした人にもお菓子を分け与えることで、人間だけでは消費できないほどの作物の豊穣を祈願する。それが豊穣祭。
だから、ボクは魔獣化プロの格好をしている。
格好だけだけれど、とても強くなった気がする!

「ふふーん♪」

「嬉しそうねえ」

お母さんが笑いかけてくる。

「だってプロの格好ができるんだもん、嬉しいよ!」

もふもふと犬耳帽子を揺らしながら答える。
お母さんは笑みを深めて、頭を撫でてくれた。

「それじゃあ出店を見て周りましょうか」

「うん!」

ーーーーー

ーーー

979 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:08:19.59 ID:j2OzgBd4o
綿あめ、缶ジュース、パンプキンケーキ。
いろいろなお菓子を食べて飲んで公園で一息。
ふとぶるりと体を震わせて、お母さんの裾を引っ張る。

「おしっこ……」

「あら……ジュースたくさん飲んだものね。この公園は確か公衆トイレが……」

キョロキョロと見回せば、確かに公園の角にトイレがあった。

「ひとりで行ってくる!」

子供ながらの見栄を張り、一人でトイレへ。
何事もなくトイレから出た時、トイレの裏……ちょっとした林の方へ向かう女の子が見えた。

「そっち行くと危ないよ!」

「!」

後ろから声をかけるとその子は青いショートヘアーをふわりと跳ねさせ驚いて振り返った。
暗い中でも目立つ紅い瞳がパチクリとしている。

「こんなに暗いのに森の中に入ったら怪我しちゃうよ」

「で、でもお母さんがいなくなって……さっきはあっちにいたから……」

どうやら迷子らしい。となるとボクのとる手段は一つだった。

「ならボクも君のお母さんを探すよ! まずはボクのお母さんのところに行こう!」

「いいの……?」

「うん!」

ちょっとしたお姉さん気分で林から出ようとした時、背中に冷たい感覚が走り抜けた。
女の子の手を引っ張って一気にしゃがみ込む。

「ホォー!」

直後しゃがんだボクらの真上を何かが通り抜ける。
暗くてよく見えないが、どうやら鳥の魔獣がいるらしい。
木々の中で一際甘い匂いを漂わせているボクらを餌だと思っているのか、ひりひりとした視線を感じる。
980 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:09:54.99 ID:j2OzgBd4o
「ボクの後ろにいて」

「あ、危ないよ……!」

女の子を背中に隠し、ポーチから杖を取り出す。
魔獣化はできなくていい。でも今は、今この時だけはあのプロのように……!

「へん……しん!」

「ホォーー!」

自分に喝を入れると同時に鳥が飛んでくる。
避ければ女の子が襲われるだけだ。それはできない。
ならば。

「魔弾【シュート】」

「ギャオーッ!」

努めて冷静に、杖から魔法を放出する。
バチリと魔法が当たった感覚。次いでどうっと地面に何かがぶつかった音。

「たお……した?」

ぷしゅうと自分の中から力が抜ける感覚があった。
集中しすぎて、緊張の糸が切れたようだ。

「おーい、ウィンー?」

待ちかねたのか、お母さんがベンチからこちらにやって来た。
そして腰が抜けたボクと倒れた魔獣を見つける。

「……こら、ウィン! 魔獣と戦ったの!?」

「うっ、だ、だって急に襲われたから……!」

「近くに私がいたんだから走って逃げていいのよ! もう! ケガはない!?」

怒りつつも心配してくれるお母さん。
その光景を見ていた女の子が口を開く。

「あ、あの……その子は私を守ろうとして……」

「……ウィン、そうなの?」

「うん。だってこんな暗い中でこの森を走り抜けようとしたから、危ないと思って声かけたんだよ」

「そしたら魔獣さんに見つかったみたいで……ごめんなさい!」

事実を伝えると、お母さんはしばらく呆然としていた。
そして少しして。

「……そっか。ウィン、よくやったね」

今度は褒めてくれた。それがすごく嬉しくて、ついついぎゅっと抱きついてしまう。
981 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:12:13.25 ID:j2OzgBd4o
「あなたはどうしてこの中を通ろうとしてたの?」

「ま、迷子になっちゃって……さっきまでお母さんとあっちにいたから戻ろうと……」

「ね、お母さん。一緒にこの子のお母さん探してあげようよ!」

「そうね。無視はできないもの」

お母さんはとっても優しい。迷子の子を見捨てるなんてことはしない。
左手でボク、右手で女の子と手を繋いで、女の子のお母さんを探し続けた。
街の案内センターでスピーカー魔法を使って呼びかけて、やっとお母さんと会えた女の子は大泣きだった。

「この度はうちの娘がとんだご迷惑を……!」

「いえいえ、探してる最中は泣きもせずにご立派でしたよ」

「ほら、謝りなさい」

「ごめんなさい……! ありがとうございました……!」

ぺっこりと頭をさげて謝り続ける女の子。
それを見てボクは、自分のポーチからお菓子を取り出した。

「これあげる!」

「え……」

「豊穣祭、全然お菓子もらえてないでしょ? ボクのお気に入りあげるから元気だして!」

女の子の手にそれを握らせる。
のびーるマジックチョコ。
CMでもやっている、大人気のお菓子。

「あ……ありがとう……」

「ん!」

申し訳ないという表情から笑顔に。
女の子のその花が咲いたような笑顔はとても素敵で、綺麗だなって思った。
女の子と別れて背中を向ける。せっかくだからお名前くらい聞いとけばよかったかな。また会えたらいいな、そう願わずにいられない。

「ナナ。私達も帰りましょうか」

「うんっ」

それが、歩き始めていたボクが聞きとれた最後の会話だった。

ーーーーー

ーーー

982 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:13:26.62 ID:j2OzgBd4o
「へーんしん!」

ボクはそれから、魔法を使うときには必ず「変身」をするようになっていた。
あの時の集中力が呼び戻されるようで、学校でも魔法の成績が上がっていった。
そうなると魔法を撃つのが楽しくて、毎日魔力が空っぽになるまでマホリオの練習をしていた。
ある日は同級生と。ある時は上級生と。あるいは大人に混じってマホリオをすることもあった。
小学校を卒業する頃には、同級生では誰もボクに魔力の量でも質でも敵わなくなっていた。
中学校でもそれは変わらず。
ボク自身も変わることはなく、マホリオが大好きで、毎日マホリオの練習と称して近所のスタジアムや練習用フィールドに出かけていった。

「へへ〜、今日もボクの勝ち〜」

「いやー! ウィンちゃん最高! プロになれるわ!」

時々お母さんが見に来て、そのたびに熱烈な応援をしてくれた。
中学校大会でも勝ち続けて、でも中にはボクみたいに強い子もいて。やっぱりマホリオは楽しくてやめられそうになかった。
そしてボクは魔法の名門、リリウム魔法学校に入学することになる。

「よいしょ。君が同室の子かな? よろしくね〜?」

「はい、よろしくお願いします!」

寮に引っ越した日には、すでに同室の子は準備を完了させていた。どうやらしっかりした子らしい。
その子は青いショートヘアーをふわりとさせて、紅い瞳を細めて笑う。

「ウィン・フォルクスって言うんだ〜。将来の夢はマホリオのプロになること〜」

「私はナナ。ナナ・ヴァーミリオンです。将来の夢は……まだ分かりません。けど、ここでたっくさん魔法の勉強がしたいです!」

これがボクの今までのお話。
マホリオが好きで、それは今でも変わっていない。
マホリオが強くなったのは、あの女の子がいてくれたおかげ。
今でも強くなれるのは、最愛の人がいるからこそ。
今までも、これからも、好きなもののために戦い続ける。
それがボク、ウィン・フォルクスの人生だ。
983 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:17:19.97 ID:j2OzgBd4o
ウィン編はここまで

なお数年後、ナナと「昔豊穣祭で出会った女の子の話」をして、お互いに「あの時の女の子!」ってなります。
984 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:25:59.22 ID:j2OzgBd4o
エピソードゼロ 早川時雨

〜〜〜〜〜

私にはリリウム入学当初、気に食わない奴がいた。
いつものほほんと眠たそうな目をしていて、まとった空気もマイペースそのもの。
なのに周りの人は皆羨望の眼差しで見つめ、あげく「天才」やら「神童」やらと崇めている。
それがどうも面白くなかった。

「ナナ〜、食堂どっちだっけ〜」

「こっちですよ。一緒に行きましょうか、ウィンさん」

今だって目の前であくびを噛み殺しながら迷子になっている。
こんなゆるい奴が尊敬される理由が分からない。

「……」

ふとその眠たげな眼差しがこちらを向いて止まった。

「……ねえ君。ボクとマホリオで戦わない?」

「な……」

すう、と細められる目。まとった気配がにわかに、かつて剣道の大会で味わったような鋭いものに変わっている。

「ダメですよ、もう。寝起きでふらふらなんですから、まずは朝ごはんです。あなたも汗をかいてるところを見るに、朝練かなにかをしてきたんですよね? そんなところを呼び止めてすみません。早く汗を流したいですよね」

隣の少女がぺこぺこと頭を下げながら謝る。
どう答えるか迷っているうちに、ほら、食堂はこっちですよと背中をぐいぐい押して歩いていってしまった。

「……なんだったんだ……あの気配は」

呑気な彼女からは想像もつかない、ひりつくような気配。
……ぞくりとした寒気が体を震わせた。
985 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:26:27.65 ID:j2OzgBd4o
その後もことあるごとにそいつの姿は見ていた。だが、あの時感じた鋭い気配は見ることがなかった。
気のせいかとも思ったが、私にはどうもあの時の視線を忘れることができなかった。
そして、その日は訪れた。

「今日は合同体育か〜」

「レクリエーションみたいですよ。いろんな人と魔法を撃ち合って、同級生がどんな魔法を持ってるか確かめながら交流を深めるらしいです」

クラスをまたいだ、一年生同士での体育の授業。
その最中も私は彼女のことを見ていた。

「それじゃあいきますよ。魔弾【シュート】!」

この間も隣にいた少女がシュートを放つ。
ぽひゅうと飛び出たそれはものの数秒で空気に溶けて消えてしまった。

「じゃあ今度はボクの番だね〜」

にこにこと笑っていたそいつの顔から笑顔が消えた。
やった動作は杖を構える、それだけだ。
たったそれだけでまとった空気が一変し、あの時の鋭い気配がやってくる。

「魔弾【シュート】」

少女に当たらないようにと放たれたそれは、私が今まで見たどのシュートよりも力強く、そして綺麗だった。

「こんな感じ〜」

「す、すごいですウィンさん!」

次の瞬間にはケロッと元の雰囲気に戻っていた。
だが、あの一瞬だけ見せた気配。
あれは間違いなくあの朝感じたものと同じだった。

「ウィン・フォルクス……か」

「時雨さーん、魔法撃ってよー」

観察に夢中になっていた私に、組んでいた同級生から声がかけられる。
一言謝ってから私も魔法を撃つ。

「剣戟・飛燕!」

剣に光を集め、己の前面を斬る。
斬撃がごうっと飛び、燕のような形で突き進む。
光魔法を応用した自己流の魔法、剣戟と名付けたそれが私の得意魔法だった。

「時雨さんの魔法かっこいいー!」

「そ、そうか」

褒められ慣れていない私は、頬が赤くなるのを隠すためにそっぽを向く。

「……」

その時、あの目をしたウィン・フォルクスと目があった。
……だがその授業中は声をかけることもなく、何も起こることはなかった。

ーーーーー

ーーー

986 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:27:07.72 ID:j2OzgBd4o
ある朝、私は寮の外で剣道の素振りをしていた。
毎朝の日課だ。

「198……199……200!」

心を落ち着かせ、200本。汗をかいた体で、そのまま軽く走り込みに向かう。

「はっはっはっ……」

朝の澄んだ空気が肺いっぱいに入る。
温まる体は朝冷えの空気で冷まされ、とても気持ちがいい。

「……ふう」

寮の入口まで戻ってきて一息。
これで私の毎朝の鍛錬は終わる。シャワーを浴びようと寮に戻ったところで、彼女の姿を発見した。

「ウィン・フォルクス……」

「ん〜……?」

眠そうなまぶたをさらに眠たげにこすりながらこちらを振り向く。

「……私と仕合え、ウィン・フォルクス」

「……へえ?」

すう、とあの目つきに変わる。
やはりだ。こいつはマホリオが絡むとあの気配を見せる。
どれだけ強いかは知らないが、その魔法への自信を打ち砕いてやりたいと思った。

「今から修練場でだ。構わないか?」

「いいよ、行こう」

私は中学生時代、剣道に集中するということでマホリオの大会には出場してこなかった。
だから向こうは私の実力を知らない。
よっぽどマホリオには自信があるようだが、それはこちらも同じことだ。
鍛錬の日々を積み、リリウムではマホリオでも結果を残すつもりだった。
ならば一番手っ取り早いのは、この持て囃されている神童とやらを倒すこと。
987 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:27:35.37 ID:j2OzgBd4o
修練場につき、扉を開ける。
互いに無言で浮き、剣と杖を構える。

「ーーいくぞ! 剣戟・飛燕!」

「魔弾【シュート】」

衝突、轟音。
飛燕がただの光となって拡散する。
それを利用し、息をつく暇も与えず別角度へと移動する。

「剣戟・飛燕!」

「魔弾【シュート】」

再び轟音。
相殺されるが、今度は一気に真後ろまで移動することができた。

「もらった……! 剣戟・朱雀!」

「魔弾【シュート】」

轟音。
そして「こちらを見ているウィン」と目が合った。
危険と判断し、一気に距離を取る。

(なんだ……!? 今私は奴の背後を……)

「試合中に考え事? 魔弾【シュート】」

「くっ!」

なんとか剣で弾く。
そうだ、戦いの最中に考え事などしている暇はない。
剣道と同じだ。一瞬の気の緩みが敗北に繋がる。

「剣戟・朱雀!」

「魔弾【シュート】」

朱雀は飛燕よりも範囲が大きい。故に拡散する光量も多く、今度はさらに簡単に背後に回ることができた。

「剣戟・双飛燕!」

より素早く、より避けにくく!
二羽の燕が飛んでいく。

「……時間魔法【クロック】」

当たったと確信した。奴が振り向いた時にはもう眼前にまで迫っていたはずだった。
だが「消えた」。頬に風を感じて背後を斬る。

「……っと」

確かに背後にはいたが避けられた。
だが収穫はあった。消えたあとに風を感じるということは、空間を接続するような瞬間移動ではなく、目にも止まらない程の高速移動だと推察できる。
ならばもっと速くーー。

「遅い」

剣の柄を抑え込まれ、胸には杖の感触。

「……負けたのか」

負けた。完敗だった。
そう認識するや否や、目の前から鋭い気配が消える。

「楽しかった〜」

んー、と伸びをしながら、本当に楽しそうにそうこぼす。
その姿を見ていると、目の敵のようにしていたのがバカらしく思えて、ついふっと吹き出してしまった。
988 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:28:04.48 ID:j2OzgBd4o
「ウィン・フォルクス。私の完敗だよ。こちらこそ楽しかった」

「こっちこそ戦ってくれてありがとうね〜、時雨さん」

名前を知っていたとは驚きだった。一方的に知っていただけかと思い尋ねる。

「結構前の話だけど、朝すれ違った時にすごい魔力だーって思ってさ〜。それからいろんな人に聞いて調べたんだよ〜。「かっこよくて強い」とか「文武両道で素敵」とか〜、みんな褒めてたな〜」

「そ、そうか……」

ニコニコと話されると、顔が赤くなっていくのを抑えられない。

「な、なあ……ウィン・フォルクス。よかったら、その……私と友達になってくれないか?」

「いいよ〜」

あっさりと承諾してくれた。この呑気さには頬が緩んでしまう。

「そうか、よろしくな。えっと……ウィン」

「よろしくね、時雨〜」

呼び捨てで呼んでみると、向こうも呼び捨てで返してくれる。

「しかし驚いたよ。まさか同じ学校に時間魔法の使い手がいるとは」

「……!!」

そう、あれは時間魔法だった。気づいたのは最後の最後だったが、あの空間の揺らぎと移動の仕方。そこから察するに周囲の時間の流れを極端に遅くするものだったのだろう。

「時雨〜! 友達だけど、時雨はライバルだよ〜!」

「な、なに!? 突然なんだ!?」

「今まで初見でボクの魔法見破った人いないのに〜……!」

「そうなのか?」

いや、あれだけの実力者だ。使い所を誤らなければ瞬間移動系や高速移動系の魔法だと思わせることもできるだろう。
現に私も最初は高速移動魔法としか思えなかったし、一対一という本来ならありえない状況だ。互いの魔力の流れにだけ集中できたからこそ見破れた可能性も高い。

「……汗かいちゃったねえ、時雨。寮に戻ろっか〜」

「ああ、そうだな」

コツンと拳同士をぶつける。
「お疲れ様」と言葉にせずとも分かり合える。
扉を開くと、朝日が私達を包み込んでくれた。
989 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:28:31.14 ID:j2OzgBd4o
寮への帰り道、ある提案をする。

「なあ、ウィン。よかったらマホリオのチームを組まないか? 正直、ウィンの実力には感服した。一番近くで戦いぶりを見て、その強さを学びたい」

「時雨とチーム……面白そうだね〜。いいよ、組もっか〜」

またもあっけらかんと答えてくれる。

「あ、でもボクもう一人と組んでるから、その子にも聞かないとね〜」

その後は他愛もない雑談をしながら寮にたどり着いた。
寮の玄関扉を開けてみれば、奥の廊下からキョロキョロと辺りを見渡している一人の少女がいた。
確かウィンと同室の女の子だ。

「ウィンさん! こんな早くからどこに行ってたんですか?」

「時雨と修練場に行ってたんだ〜。強かったよ〜」

「ま、まさか戦ったんですか? 二人ともケガは……」

「してないよ。心配させてしまってすまない」

ほっと胸を撫で下ろす少女。どうやらとても心優しい女の子のようだ。

「ナナ、こちら早川時雨さんだよ。時雨、こっちは同室のナナ・ヴァーミリオン」

「ナナさんか、よろしく頼む」

「同級生なんだし呼び捨てでいいですよ。時雨さん」

自分こそさん付けしてるじゃないかと言おうと思ったが、ウィンにもさん付けをしているところを見るにこの子の癖みたいなものなのだろう。

「そうか、じゃあ……ナナ、よろしく」

「はい!」

にこりと微笑む。

「それでナナ、相談なんだけど〜。ボク達のマホリオチームに時雨を入れてもいいかな〜?」

「修練場で戦ってるんですもんね。そのお二人が互いの実力を見て決めたことなら私は構いません!」

「そっか、よかった〜。じゃ、時雨。これからよろしくね〜?」

「ああ、よろしく頼む!」

ウィン、ナナ、私。
リリウムの新一年生トリオはこうしてチームを結成することとなった。
ナナは最初魔法の扱いが上手くなかったが、寮も同じということで毎日のようにウィンと練習を続けていた。
結果としてチームは一年目から全国大会優勝という成績を残し、世代を代表するトリオへと成長していくことができた。
まさかウィンとナナが一年後に付き合うようになるとは思わなかったが、今思えば最初からとてもお似合いだったように思う。

「198……199……200!」

そしてプロとなった今も毎朝の日課は欠かさない。
汗を拭き、練習場へと向かう。

「早川時雨入ります!」

私は今日も鍛錬をする。
大切な友達のナナ。
そして友達でありライバルでもあるウィン。
この二人に恥ずかしい戦いは見せられない。
さあ、今日も気を抜かず。

「よろしくお願いします!」

頑張ろうじゃないか!
990 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 22:29:37.65 ID:j2OzgBd4o
これにて時雨編も投下終了です

本編は次スレにて、明日から更新していきます
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/04/15(木) 01:39:03.17 ID:KF5kmUMW0
読者の書き込みがなければあと1つくらい小ネタ投げる余裕ありそうだけどどうする?
992 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 19:07:28.22 ID:vDuTv4Nbo
書き溜めもありませんので、このスレは埋めてもらってかまいません!
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 19:48:18.59 ID:KF5kmUMW0
折角だし完結後に見てみたい小ネタの案でも書いてみようかな

ゼーレ先生の授業風景とか
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 19:55:39.21 ID:C3mKM8pY0
些細な事で大喧嘩するイリノワとかイオモミが見たいかも
ちゃんと仲直りするところまで
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 01:49:20.09 ID:/fRWrulS0
ソフィアの後日談は見たいかも
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:44:49.21 ID:/fRWrulS0
埋めちゃうか
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/04/16(金) 07:45:41.94 ID:/fRWrulS0
うめ
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:46:14.70 ID:/fRWrulS0
うめ
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:47:07.32 ID:/fRWrulS0
うめ
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:47:47.96 ID:/fRWrulS0
うめ
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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ロビン「ひどい事するわ…」 @ 2021/04/16(金) 00:08:58.12 ID:EU88+DF40
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【ハイスクール・フリート】明乃「もしも現代兵装だったら……」 @ 2021/04/15(木) 22:15:50.87 ID:D7afbdg+0
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【モバマス】留美「『後輩くんと一緒〜ワンコ系男子に懐かれました〜』……?」 @ 2021/04/15(木) 22:01:33.58 ID:1NTx0QrN0
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めぐみん「やっぱり気になりますよね」ダクネス「気にならないと言えば嘘になるな」 @ 2021/04/15(木) 20:36:41.79 ID:ww8ofml6O
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