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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その16
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84 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/07(日) 22:58:25.80 ID:lRflSWdX0
――
……
「あっ、あぅ、はひぃ……ひぁ……! 奥に、奥にきてますぅ……!」
今の時刻のことなど、二人は忘れ果てていた。
灯りを消すことも忘れ、そこには二人の獣がいた。
アベルが軽快な音と共に一突きすれば、その度にロウルの口からは嬌声が漏れた。
「まだだ。まだ、足りないだろうロウル?」
「っあぁ!? だめっ、それだめですってばあああぁぁぁあああああぅあぁ!?」
アベルはロウルを突きながら、揺れ動く彼女の尻尾を握りしめ、扱きあげる。
繋がる二人の今の格好は後背位……獣の交尾のような格好であった。
本来のロウルであれば、あまり好ましいとは言えない体位。
だが彼女は、性器を用いずに幾つもの絶頂を経験し……
彼女自身が危惧していた通り、心の中の何かが崩れ去っていた。
「どうだ……っ、俺だって、こうやって獣みたいな本性を持っているんだ……!」
「はいっ、はいっ……! わた、しも……アベルさんからこんなに、あ、ああぁぁ……ッ♪」
口ではどう取り繕っても、心の奥底には自分に混じる獣の部分が気になっていた。
不安で、匂いを嗅いで逃げていた。
だがそれも、愛しい人が蕩ける程に愛してくれた。
常人には味わうことの出来ない、多重絶頂。
敵の警戒で役立つ以外にも、こんな利便性があるとは思わなかった。
耳も尻尾も、本当の意味で全身を愛して貰える自分は、誰よりも恵まれているのではないか……
そんな気分になれるほどの、文字通りの幸せの絶頂。
「もっと、もっとぐりぐりしてくださいよぉ……♪」
自分が『獣』でもいいのだと。
自分で自分を受け入れることができた彼女は、自らこの獣の体位を望んだ。
勿論、恥ずかしいという気持ちも相当に強く残っている。
それでも、それに見合うものが得られるのであれば、やらない手もない。
普段の軽口のように、挑発気味に尻と尻尾を揺らせばアベルはそれに応えてくれる。
背後からの衝撃は、以前のものよりより深く彼と繋がれているような気がする。
それだけでも十分だが、その衝撃にくわえて追撃もやってくるのだ。
「その前に、こっちからだな……っ!」
「ん゛ぁっ!? ま、まひゃわたひのしっぽぉぉっ!? ひゃひぃぃッ!?」
穴を蹂躙されるだけでなく、尻を揉みくちゃにされ、大切な尻尾を握りしめられる。
あまりの刺激の強さに思わず抗議の声をあげてしまうが、本当は嬉しくて仕方がない。
アベルもそれを察しているからこそ、尻尾を掴みつつ丁寧に扱っている。
「ひゅ……、ふぅ……っ! みみぃ、みみもぉ……っ!」
「当たり前だっ!」
「んひ、ひゅいぃぃぃぃ――――ッ♪」
そして、背後から押し潰すかのように覆い被さりながら、耳までも。
傍から見れば、凌辱されているようにも見えることだろう。
だが当の少女は、堪らなく幸せであった。
85 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/07(日) 22:59:11.17 ID:lRflSWdX0
自分で勝手にコートを拝借して抱かれた気分になるのとは、訳が違う。
この獣染みた体位も、聖女もしていたというのならそう忌み嫌うものでもない筈だ。
何よりも、これこそが自分の望んでいたことなのだと、ロウルは確信していた。
確かに身体のあちこちで絶頂を迎える度に跳ねあがり、潮に愛液を撒き散らし、
きっと明日には自分も動けなくなっている程に身体への負担は大きいだろう。
そしてそれはアベルも同じこと。真面目な彼は、どこの愛撫にも一切の手間を惜しまない。
通常の行為よりも、体力も気力も使ってしまう筈だ。
申し訳ない気持ちもあるが、だからこそ彼から本当に愛されているのだという実感が持てる。
獣の身体でも問題ない、獣の身体だからこそできることもあるのだと安心できる。
自分の抱いていた不安が、ちっぽけなものであったのだと教えてくれる。
「っ、ロウル、そろそろ……ッ!」
そして、ようやく待ち望んでいた瞬間が訪れる。
自分が幾度も達しているというのに、ずるい人だという言葉は呑みこんで。
代わりに彼の言葉よりも早く、自分の本当の願いを口にするのだ。
「な、なかに……っ! なかに、アベルさんのください……っ」
「――私も、アベルさんの赤ちゃん、欲しいの……っ♪」
蓋をし続けてきた本心を、ようやく解き放つ。
ほんの少し前までは怖かったそれも、今やこの人のおかげで何も怖くない。
もし子供にこの耳と尻尾が継がれたとして、きっと自分と同じように愛してくれるのだから。
勿論、自分も思いきり愛そう。
「ロウルッ! く、おぉ……っ!!!」
「きて、きて、きてくださいぃぃ―――――――ッ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♪」
ごぷりと、体内に吐き出された精を感じ取れる。
全身だけじゃない。内側からも、愛されているのがわかると、ロウルは何度目かもわからぬ絶頂と共に噛みしめる。
冷静な副官の部分は頭の片隅で明日の仕事をどうするんだと考えていた。
しかし、抑圧した反動の幸福はそれをあっさりと呑みこんでしまう。
「アベルさ……も、っとぉ……♪」
「ああ、ロウル……!」
寂しい思いをさせたな……
口には出さずとも、それを埋め合わせるかのように再び腰が打ちつけられる。
精液が溢れてしまうなら、また新たに刻みこんでしまえばいい。
愛に満ちた獣の交わいは、まだまだ続く。
(赤ちゃんの名前、どうしようかなぁ……♪)
獣人の少女は、顔を埋めた枕を再び涙で濡らしていた。
今度は、溢れた幸せの涙で……
……
――
86 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/07(日) 23:06:05.32 ID:lRflSWdX0
――――
―――
――
―
……
ロウル「んひぃ……♪」スヤァ…
アベル「……」ナデナデ
アベル「本当に、愛らしい耳と尻尾だと思うぞ?」クニ…
ロウル「んぅ///」ビクン!
アベル「……」ナデ…
アベル「まさかロウルが、あそこまで悩んでいたとはな……」
アベル「エリス達から報告は受けていたが……気付いてやれなかった俺の落ち度だ」
アベル「やはり、アドルラン兄様との密談はいい機会だったかもしれん」
アベル「……」
アベル「俺も……」
アベル「……」
アベル「……まずは、みんなの説得も必要かな」
ガシ…
ロウル「……あべる、ひゃん……///」
アベル「だが、今はもう少し……」ナデ…
……
――
87 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/07(日) 23:08:26.54 ID:lRflSWdX0
ということでロウルパートでした
最終盤だというのに更新ガッタガタで本当に申し訳ないです……
ようやく少しは時間が戻ってきましたので、亀速度でも更新頻度を戻せたらなと思います
次はエリスの出産の前に、アドルランゾロ目で生まれた追加イベントからになります
本日もありがとうございました!
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/07(日) 23:37:31.22 ID:HNwq5GTtO
おつおつ
これでアベルの娘は全員仕込めたわけか……そして皇帝の性癖暴露という異常事態に帝国民の反応はどうなるのか
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/07(日) 23:47:18.01 ID:gL700gmM0
乙です
本当キャラに感情移入できるレベルの丁寧な描写には恐れ入る
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 00:03:02.69 ID:CfJfV61gO
おつおつ!待ってたよ!
まだ産まれてないけどロウルの子も他のヒロインの子もきっと仲良し姉妹になるんだろうなあ
次期皇帝がケモミミスキーだしロウルもさらに救われそう
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 19:00:08.88 ID:VAL4Vy960
コンマの荒ぶりもあるけどやっぱしっかりした描写があるからキャラに愛着湧くんだよなぁ…
どんどんハッピーエンドに向かってるのにもうすぐエンドなのかと思うと悲しい
92 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 22:38:35.02 ID:x3EpUZ+h0
こんばんはー
昨日うっかり追加イベントのコンマ↓1を拾い忘れていましたが、
予定通り私のレスの↓1のコンマを拾いつつ追加小イベントをゆったり進めて行きたいと思います
93 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 22:39:29.94 ID:x3EpUZ+h0
嘘だろおい(白目)
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 22:41:47.86 ID:PFKvXPN9O
何があったと思ったらまた開幕ゾロってたのか……
95 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 22:42:57.01 ID:x3EpUZ+h0
――
……
【帝国・ノワールの私室】
ネスト「――報告は以上になります」
ノワール「ありがとう。王国のお手伝いも大変でしょうに、ごめんなさいね?」
ネスト「いえいえなんのなんの。このくらいは朝飯前ですよ」
ネスト「王国の方もだいぶ部隊の再編成が進んでいますからね。ご心配には及びません」
ネスト「それにノワール様からの頼みとあれば、俺達には断れませんよ」
ノワール「本当は、私自身が動いてもいいんだけれど……」
ノワール「……流石に、我が子の性事情を探るのはちょっと///」カアァ…
ネスト「殿下なら、気にしないと思いますよー?」
ノワール「あの子は妙なところで繊細だったりしますから……」
ノワール「あなた達も本当に、こんな調査を引き受けてくれて感謝しかありません」
ノワール「せめてローズに頼もうかと思ったのだけど……」
ネスト「あー……あれは俺もびっくりでしたよ」
ネスト「流石に部屋の中に踏み込む勇気はなかったんで、音声だけですけど……」
ネスト「その、なんて言うんです? 女の子二人の喘ぎに混じって『男』の声が、ね」
ノワール「あの子にも、長いこと随分と苦労をかけましたからね……幸せを掴めたなら、何よりです」
ネスト「しかし、改めて情報を整理すると凄いものですねぇ」
ネスト「殿下は手が早いとは思っていましたけど、あの様子だとエリスちゃん以外も妊娠しているんじゃ?」
ノワール「険悪な気配は見られなかったのですよね?」
ネスト「ええ。殿下は勿論、エリスちゃん達はいつも通りの様子でした」
ノワール「私も後押しをしてしまったけど、アベルも大変な道を選んだものです……」
96 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 22:46:58.83 ID:x3EpUZ+h0
ネスト「でも、殿下なら大丈夫ですって」
ネスト「変な意味でなく、燻っていた俺達にまで優しくして居場所をくれた方ですよ?」
ネスト「あんな可愛いお嫁さん達なら、絶対に大事にしますって!」
ノワール「そうなることを、願っています」
ネスト「あ、あとカイン様も意外とですね」
ネスト「なんかこの前は部屋の中からとんでもない音が聞こえてきましたけど……」
ノワール「それはカインの為にも忘れてあげて?」
ネスト「承知しました。とにかく、普段は別人のようによく笑うようになったんですよ」
ノワール「ふふ、あれが本来のあの子の姿ですよ?」
ネスト「やっぱりちょっと、自信家の面も見え隠れしてますけど」
ノワール「それも昔からですよ」クスクス
ネスト「それにアドルラン様とキアラ様も……気がつけば、あちこちでおめでたいことばかりですよ」
ノワール「ええ、私も驚いています……」
ネスト「フィーア様だけは、調査してもそういった話は一切無かったですけどね」
ノワール「あの子はまだそれで良いのです。むしろ、あったら色々大変でしょう?」
ネスト「確かに……ですが、今の状況も大変ではありますよね?」
ノワール「あら、どうして?」
ネスト「皇子達がご結婚なさったのは、親しい女性達であると同時に帝国の最上位の戦力でもあります」
ネスト「身重になれば流石の彼女達も戦えませんし……」
ノワール「大丈夫ですよ」
ネスト「?」
97 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 22:49:54.90 ID:x3EpUZ+h0
ノワール「あなた達の報告を聞く限り、近いうちに沢山の孫が産まれるのです」
ノワール「――それを守る為なら、おばあちゃんももっと強くなってみんなを守りますよ?」ヒュオオオォォ…
ノワール「――多少理由は違うでしょうけど、きっとギルバートも動いてくれるでしょうしね」
ネスト「」カタカタ
ノワール「あ、ごめんなさいね?」スッ…
ネスト「い、いえ。俺達も勿論、不審者が近寄らないように警戒致しますので!」ビシ!
ノワール「ふふ、頼もしいですね」
ネスト(はりあって多分あのフローレン様も動くんだろうし、俺達の出番ないだろうなー……)
ネスト(まあ、ようやく帝国が掴んだ未来だ。そんな輩もまず出てこないだろうけど)
ノワール「アドルランの政策では軍縮を進めているようですけれど……」
ノワール「やはり最低限の守り、外敵への迅速な対応ができる構えは残しておきたいですね」
ネスト「そこはアドルラン様も抜かりないようですね」
ネスト「王城の警護を減らしてはいますけど、それを各地に均等に送ったり……」
ネスト「あ、そういえばまだ小耳に挟んだ程度の話なんですけど」
ノワール「?」
ネスト「なんでもアドルラン様が、新たな政策を用意したとかなんとか――」
……
――
98 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 22:57:22.56 ID:x3EpUZ+h0
――
【帝国・アベルの城塞】
ロウル「あ……あぅ……」プルプル…
アベル「……すまんロウル」
ロウル「い、いえ。こうなる覚悟は、決めていましたから」プルプル
アベル「いや、俺も少し耳と尻尾を虐めすぎた。本当に大丈夫か?」
ロウル「少しへたっている感覚はありますけど、大丈夫ですってば!」
ロウル「……むしろ、足腰に力が入りません」プルプル…
アベル「本当にすまない。自分の服に嫉妬したのも不味かったな……」
ロウル「……」
ロウル「……だっこ///」
アベル「!?」
ロウル「だっこ、してください///」スッ…
ロウル「歩くの、大変ですし、道具に頼ったらアベルさん嫉妬しちゃいますし……///」
アベル「いや、それはだな……」アセアセ
ロウル「……」ジー…
アベル「うっ……」
アベル「……」ハァ…
アベル「流石に、背の高いロウルを子供のようには抱けないぞ」
アベル「これでいいか?」ヒョイ
ロウル「わひゃ!? は、はい///」
ロウル(じょ、冗談だったのに本当に抱き抱えてくれるなんて……///)
ロウル(あ、駄目だこれ。昨日の今日で我慢が……アベルさんの本体の匂いがぁ……!)
ロウル「……///」クンカクンカパタパタ!
アベル「ふっ……」ナデナデ
アーシャ「アベル―? そろそろ朝ごはんが――」
アベル&ロウル「「あ」」
アーシャ「あ」
……
――
99 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 23:08:59.48 ID:x3EpUZ+h0
――
……
ロウル「うおあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!///」ビクンビクン!
アーシャ「よかった、ロウルちゃんもようやく素直になれたみたいで」ニコニコ
エリス「このところロウルさん悩まれていて心配だったのですけど、よかったです!」ニコニコ
シア「うんうん、アベルさんって甘えたくなる時もありますよね〜」ポヤポヤ
パトラ「私が至らぬせいでロウルさんにも余計な心労をかけてしまいましたが……」
パトラ「流石、アベルさんですね。ロウルさんを労わりつつしっかりと愛されたようで……///」カアァ…
ティア「わ、私ももう一度……あ、でもアリアンナが……///」モジモジ…
ロウル「消して! さっきの光景を記憶から消してください皆さん!///」
アーシャ「どうしますエリスちゃん?」ニコニコ
エリス「世の中には不可能なことも存在します」ニコニコ
ロウル「うわあああぁぁぁぁぁぁぁ///」ビクンビクン!
シア「恥ずかしい時は転がると少し気が紛れますよ〜?」
ロウル「今尻尾が敏感で擦れると怖いんで却下ですっ!///」
パトラ「な、なるほど。やはり尻尾が弱点なのですね」フムフム
ティア「ということは、アベル様からああやって尻尾をこしゅこしゅと……///」
ロウル「やめてえええぇぇぇぇ! 思い出しちゃいますからあぁぁぁぁ!///」
ロウル「と言うか皆さん、何もう普通に出歩いているんですかっ!」
ロウル「特にエリスさんは安静に!」ビシ!
エリス「はい、勿論色々と控えていますよ?」
エリス「でも全く動かないというのも、身体にも赤ちゃんにもよくありませんからね」
アーシャ「別に重傷を負ったわけでもないですからね。体力は十分に戻りましたよ」
パトラ「今度はロウルさんが休まれる番です。そして今度こそ、私は私の職務を遂行します!」
ロウル「うわあああぁぁぁぁん! 昨日と今日で、私の索敵耳が機能してませんんんんんんっ!」
ロウル「大元は多分ティアさんのせいですよこれぇぇ……!」
ティア「えぇっ!?」ガーン!
100 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 23:17:15.66 ID:x3EpUZ+h0
……
ロウル「つーん!」プイ!
アーシャ「もう、機嫌を直してロウルちゃん?」
ティア「よくわからないけど、とにかくごめんなさい!?」ペコ!
ロウル「……いえ、いいんですよ」
ロウル「ただ、どんな時も施錠、大事。これは間違いないです……」
ティア「は、はい!」
ロウル(……でも、鍵をかけていたらアベルさん入ってこれない?)
ロウル(そう考えると鍵をかけてなくてよかったのかも……?)
アベル「……」
アベル「ロウル、もし俺の部屋に鍵をかけていたとして中からお前の――」
ロウル「あー! あー、あー! アベルさん、乙女の秘密をばらしたら後が怖いですからねっ!」クワッ!
アベル「す、すまない」タジ…
エリス「ふふ、もうすっかりいつも通りのロウルさんですね」
シア「元気が一番ですよ〜」
パトラ「ええ。私自身も、そして皆さんも元気で、幸せで……」
エリス「はい。本当に幸せです……///」
エリス「きっとこれから、もっともっと幸せになれる。そんな気がするんです」
アベル「ああ、約束しよう」グッ…
アベル(俺の大切な者達。絶対に……)
アベル「……ところでロウル」
ロウル「な、なんです?」ピク!
アベル「昨日も言ったが――」
ロウル「あー駄目駄目!? 昨日の話は全部無しですってばぁ!?」ワタワタ
一同((気になる……))
101 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 23:25:11.00 ID:x3EpUZ+h0
アベル「いや……」
アベル「……」
アベル「その耳も尻尾も、俺もみんなも大好きだと言っただろう?」
ロウル「あ、は、はい」
エリス「はい! 昔からロウルさんの耳と尻尾は可愛いなって思いますよ?」
シア「うんうん。それに、この前の装束ともすごく合っている気がしましたよ〜」
パトラ「そうですね。まるでロウルさんの為にあつらえたかのような……」
ティア「わ、私は可愛いさだけじゃなくて、ロウルさんに似合った凛々しさも感じます……!」
アーシャ「フィーアちゃんも気に入っていますし、私達の周りでは嫌いな人はいないと思いますよ?」
アベル「……だそうだぞロウル?」
ロウル「あぅ……///」
アベル「そして、忘れているかもしれないが……おそらく、俺達以上の存在もいる」
ロウル「え? ……あ!」
アベル「そう、アドルラン兄様だ」
アーシャ「凄く、意外ではあるんですよね」
ロウル「確かにあれは、私も慌てたもんですよ……」
アベル「そんなアドルラン兄様が、近々それを含む諸々を民に公表するらしい」
一同「「!?」」ガタン!
アベル「ちなみにヒバリとルーシェも既に巻き込まれている」
パトラ「ま、待ってください。民に公表というのは……」
アーシャ「あの二人が巻き込まれているという言い方からして……」タラリ…
アベル「おそらく、相当赤裸々なことになるのは間違いない」
アベル「だが兄様も、色々と考えての行動だ。そこは汲んで欲しい」
一同「……」
アベル「そこで俺も改めて考えたんだが……」
102 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 23:40:28.93 ID:x3EpUZ+h0
聖域なき帝国性癖、アベルの感化具合(
>>88
)
コンマ22
2 2
偶数ゾロ目:兄に倣い正直に+???
――
アベル「――俺もアドルラン兄様を見習おうと思うんだ」
一同「「!!??」」ガシャーン!
アベル「うおっ!?」ビク!
アーシャ「ま、待って待ってアベル!? はやまらないで!?」ユサユサ!
シア「駄目ですよ〜!? もう私、街を歩けなくなっちゃいますよぅ〜!?」ユサユサ!
エリス「ア、アベル様が望まれるのならば……でも……///」モジモジ…
パトラ「み、皆さんどうしたんです? 確かに恥ずかしいですけれど、食器を落とさずとも……」オロオロ
ティア「は、恥ずかしいという域じゃありませんよ!? 神から裁きの雷を何万と浴びせられます!?」ガタガタ!
ロウル「アベルさん、アドルラン様はかなり特殊な方ですからね!? わかってます!?」ガシ!
アベル「ま、待てみんな、一回落ち着こう、な?」
アベル「別に皆の性癖を帝国民全員に公表しようって話ではない……」
一同「「ほっ……」」
アベル(色々な意味で言うわけがないだろう……)
アベル「俺が倣いたいのは、兄様の清廉さだよ」
ティア「清廉さ……」
アベル「ああ。兄様は、人の上に立つ者として、どんな些細な隠し事でもしてはならないと考えている」
アベル「それはとても素晴らしい考え方だと、俺は思う」
アベル「開かれた帝国……そんな未来が見えるんだ」
アベル「だから俺も……」
――
※偶数ゾロ目の為、範囲拡大
1:嫁全員をアドルランの演説の後に公開
2:自分の嫁公開+もう流れでキアラとマックスも公開
3:その他自由安価
↓1〜3コンマ多数決
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 23:43:19.01 ID:rDhM2vEEO
そう来たか()
ではいっそ2で
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 23:50:09.71 ID:ymuifSEmO
2かな
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 23:50:09.84 ID:BMmrzywDO
2
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 23:52:11.48 ID:E6RupFTOO
2
国民の驚き半端なさそう
107 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/08(月) 23:55:15.67 ID:x3EpUZ+h0
妹を巻き込んだあたりで今日はここまで
アベルもなんだかんだでこの奇跡のような状態を自慢したいのかもしれません
そして先に↓1コンマ二桁も判定しておきます
本日もありがとうございました!
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 00:00:26.80 ID:+8nrcLaJO
おつおつ
頑張れ帝国民
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 00:00:35.63 ID:3wMBoLn20
乙
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 08:26:34.81 ID:m0y3lltX0
アドルラン兄様はまだ猫耳コスプレいいよね!で済むけど
アベルやヒロイン達の性癖は暴露したらパトラさん以外漏れなく大惨事になるもんなぁ……
フィーアは果たして将来いい相手が見つかるんだろうか
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 14:22:54.44 ID:8ejS4bwVO
以前も言われてたけど、フィーアの場合は本人達にその気があるのかは別として、帝国民側からはサクがその候補として勘違いされそうなんよね
・高身長貧乳でスミレ以上に男装執事が似合う(+スミレが長い間男だと思われてたせいでローズさんに男色疑惑が出ていた実績付き)
・兄三人が軒並み従者を娶るという前例が出来た
・フィーアがアベル並みにサクに対してなついている
・3年後フィーアは見た目の犯罪臭が凄まじいので相対的に手を出すためのハードルが上がる
112 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:21:44.31 ID:/v6XeF0C0
こんばんはー
判定結果までも進めていませんが、ちょっとだけ更新です
フィーアはある意味キアラ以上のガードなのでなんとも……
113 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:22:16.20 ID:/v6XeF0C0
2:自分の嫁公開+もう流れでキアラとマックスも公開
――
アベル「――お前達との関係を、今のうちから明かしておこうと思うんだ」
一同「「!?」」ガタッ!
アベル「いずれは全員と正式な式を挙げるつもりだが、式後に報告するよりはいいと思わないか?」
アベル「そもそも俺の都合で民を集めるわけにもいくまい」
アベル「兄様の発表に合わせて……皇子達からの通達という形にすれば問題ないだろう」
アーシャ「ま、待ってアベル。問題はあると思いますよ?」
アーシャ「まずあなたは、エリスちゃんとの関係は報告済なのですよ?」
アベル「ああ」
アーシャ「そしてそれから、まだ然程時間は経っていません」
アーシャ「ここで私達との関係まで明かしたら……」
ロウル「事情を知らない人からすれば、速攻でエリスさんを裏切った外道ですよ?」
パトラ「えぇ。その、私達も原因の一端である以上強くは言えないのですが……」
パトラ「まともな女性が見れば、女の敵と認識されても不思議ではないですよ」
シア「聖国なら、そこに愛があればいいという手で逃げれないこともないんですけど〜……」
ティア「せ、聖国でもこの人数はどうなんでしょう?」
エリス「私はまだ増えても大丈夫ですよ?」
アーシャ「うーん……エリスちゃんの懐が広すぎるのも考えものかも」
ロウル「でもそのお蔭で、私達の今もあるんですよねぇ……」
パトラ「あまり貴族としては相応しくありませんが、関係性を隠すという手は?」
アベル「無いな。それではお前達や子供達も堂々と帝都を歩けないだろう?」
アベル「さらに言えば、妾として扱うのも論外だ」
ロウル「心遣いはありがたいですけど、なんだか恥ずかしいですね……///」
114 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:23:47.76 ID:/v6XeF0C0
アベル「帝国も、まだ完全に安定しているとは言い難い」
アベル「皇帝となるアドルラン兄様は元より民からの支持も大きいが……」
アベル「それの補佐をする俺の信頼も、勝ち得なければならない」
アベル「兄様の言葉通り、民に疑心を持たせない為に自ら進んで晒すことに意味がある筈だ」
アーシャ「エリスちゃんとの結婚報告の様子を見る限り、あなたも信頼は十分ですよ?」
ロウル「むしろその信頼下げることになりそうで怖いですよ……」
ティア「で、でも、後からばれるのも確かにいけないような?」
シア「帝国の皆さん、後でも先でも驚くのは間違いないですね〜」
ロウル「ん〜、でもそう言えばアベルさんの手が早いってのはもう広まっていますからねぇ」
ロウル「何しろ年齢で言えばキアラ様より年下のエリスさんとすぐに赤ちゃんを作っているんですよ?」
アベル「それはだな……///」
エリス「アベル様は悪くないんです。私がすぐに欲しいなって……///」
パトラ「いえ、お二人とも悪くないですよ?」
パトラ「その……たまたま、結婚初夜と重なっただけで手順はしっかりしていますし///」
パトラ「むしろ、マックスの方が……」
アベル「!」ハッ!
アベル「そうか、いっそのことキアラとマックスも呼んで報告をしてもらおう!」
パトラ「!?」
ロウル「な、なるほど! 木を隠すなら森の中というやつですね!?」
アベル「ああ。これは妙手かもしれん」
アベル「確かにマックスの行為も反感を抱かれるかもしれないが……」
アベル「聖国でも例の無い俺が前にでることで、それも緩和されるだろう」
シア「な、なんという挺身でしょう〜!?」
エリス「マックスさんとキアラ様をお守りする意味合いもあるとなると……」
アーシャ「私達も、覚悟を決めた方がよさそうですね」
ティア「き、緊張するけど、頑張ります!」グッ!
パトラ「」
パトラ(ごめんなさいマックス、思わぬ飛び火を……)ダラダラ…
……
――
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:27:05.68 ID:2uOqhjpn0
フィーアは色々とスペックおかしい一方で
保護者のガードがミルクレープ並の層と
オリハルコンじみた硬さを併せ持つからねえ……
116 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:27:40.62 ID:/v6XeF0C0
――
【城塞・皇女の私室】
マックス「――っくしゅ!?」
キアラ「だ、大丈夫マックスさん?」
マックス「だ、大丈夫だよ。変だな、別に寒くないのに?」
サク「人間は脆いっきゅからね。些細なことが命取りになるから気をつけるっきゅ」
マックス「俺、昔から身体は丈夫なんだぜ?」
マックス「ああ、でも確かに万が一風邪でキアラちゃんに移したりってのは不味いか」ブル…
マックス「どんなことからもキアラちゃんを守るって、誓ったしな!」
キアラ「ふふ、ありがとうマックスさん。私も今まで以上に体調には気をつけているから大丈夫」
フィーア「ローズさんの教え、レディーは自己管理も完璧に! です!」ピョーン!
マックス「はは、フィーアちゃんも風邪とは無縁そうだよなぁ」
フィーア「はい! でもくしゃみは、風邪だけが原因でもないですから、本当に油断は駄目ですよ?」
マックス「え?」
フィーア「人に噂をされるときとかにも、出てしまうそうです!」
サク「それは迷信というやつなんじゃないっきゅか?」
サク「……でも、私も似たようなものは経験あるっきゅ。嫌な予感がする時に身震いが……」
マックス「ああ、それはわかるな」
キアラ「噂や予感、かぁ……」
キアラ「アベル兄様達、今は大事な話をしているらしいけど……」
フィーア「もしかして、マックスさんのお話なのかもしれません!」
マックス「はは、まさかぁ」
マックス(まさか、なぁ……?)
……
――
117 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:28:52.37 ID:/v6XeF0C0
――
……そして後日……
アドルラン「アベル! 早速だが例の作戦を決行しようと思う!」ドバーン!
アドルラン「昨日お前に相談された件も、いいと思うぞ! 共に民に打ち明けよう!」
アベル「今からですか!?」ガーン!
ヒロインズ「「まだ心の準備が!?」」ガーン!
ヒバリ「ごめんねみんな。アドルランって一度決めたら行動が早いから……」ハァ…
ルーシェ「ドキドキします……///」
〜〜その頃〜〜
【王城・執務室】
カイン「さて……これで急ぎの書類は片付いたか。こっちはどけておこう」ザザ…
エメリナ「カイン様? 急に執務室の整理をされてどうされたんですか?」
カイン「……兄さんが妙なことを企んで、アベルまでそれに乗ったのを知っているだろう?」
エメリナ「は、はい。詳細は知りませんが、アドルラン様からそれらしいお話は……」
カイン「本来なら止めるのが一番なんだけどねぇ……」ハァ…
カイン「兄さんは昔から突き進むと止まりやしない。アベルも加われば尚のことだ」
カイン「僕ら兄弟で新たに大がかりな法は制定していない。でも兄さんは民を集めている」
カイン「おそらくは、僕に話せない……でも兄さんとしては絶対に広めたいような何かだ」
エメリナ「つ、つまり?」
カイン「……僕だったら、馬鹿馬鹿しいって一蹴するような案件を、大真面目にやる気だよ兄さん……」ハァー…
カイン「兄さんは人望凄いけど、時々ずれているからねぇ……」ヤレヤレ
カイン「事と次第じゃ、抗議の投書が次々にやってくる可能性も0じゃない」
カイン「今のうちからそれを処理する為の準備ってわけさ……」
エメリナ「お、お手伝いいたします!」ビシ!
カイン「何事もなければ一番なんだけどねぇ……」
……
――
118 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:33:40.09 ID:/v6XeF0C0
――
【帝都・コロセウム】
ザワザワ…
帝都民1「い、一体何が始まるんだ?」
帝都民2「わからん。だがアドルラン様からの重要な報せだぞ?」
帝都民3「きっと重要なことに違いない……」ゴクリ…
貧民1「俺達でも、こんなところに来れるようになったんだなあ……」シミジミ…
貧民2「今日は決闘とかじゃなくて、皇子様からの大切なお話ってことらしいけど……」
貧民3「アベル様もいらっしゃるらしい。しっかり聞いておこうぜ」
帝国兵1「全員、警戒を怠るな! アドルラン様達を狙う輩が現れんとも限らん!」
帝国兵2「カイン様の結界あるし、アドルラン様達強いし、俺達の存在意義怪しいけどなー」ハハハ
帝国兵3「警戒はちゃんとするつもりだけど、アドルラン様の報告内容気になるな……」ソワソワ
ザワザワ…
……
アベル「……」
ヒロインズ「「……」」
全員((想定をさらに上回る規模だ……!?))ガーン!
アドルラン「おお! 急な召集だというのにそれでもこれだけ多くの民が!」ホクホク
アドルラン「私もしっかりと民の期待に応えねばなるまい!」
ヒバリ「せめて王城前の集会とかにしてよ……///」
ルーシェ「コロセウム、円形……あちこちから見られます……///」
119 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:36:35.91 ID:/v6XeF0C0
アドルラン「よし!」グッ!
アベル「……アドルラン兄様」
アドルラン「む、どうしたアベル?」
アベル「この規模、コロセウムの構造上……俺達の声を広めるには、その……」
アドルラン「安心しろ! アルフとリーナ君から拡声魔法の宝珠を借りてきているからなっ!」バーン!
アベル「で、ですよね……」
アベル「……」
アベル「…………」
アベル(拡声という名の大音響で彼女達のことを明かすのは、流石に羞恥心出てくるな///)
アベル(だが……)チラ…
マックス「」ガタガタガタガタガタガタガタ…
キアラ「マックスさん、しっかり……!?」ブルブル…
アベル(巻き込んだ罪悪感が……)
アベル(だが、お前達ならきっと大丈夫だ)
アベル(俺は人の心配の前に、まずは自分がやり遂げられるように頑張らねばな)フゥ…
……
――
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:37:24.84 ID:aUveP04t0
マックスの運、真面目にスゲーからな
心配ないだろう(フラグ)
121 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/09(火) 23:41:59.66 ID:/v6XeF0C0
中途半端な位置ですが、今日はここまで
そして昨日の判定結果まで行けていませんが再び判定を↓1から拾っていこうと思います
先に言ってしまうとエピローグの子供たちのちょっとした判定などです
判定無しで書き溜めてもよかったのですが、皆さんの安価とコンマに支えられたスレなので
そしてこれがこのスレ最後の判定ともなります
数がやはり多いため(間違えてなければ18)、明日以降の私のレスのコンマも使用させていただきます
本日もありがとうございました!
↓1より、最後の特殊判定コンマ二桁
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:42:35.71 ID:3wMBoLn20
乙乙どうなるか
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:43:27.29 ID:2G6BCQ+c0
乙
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:44:20.09 ID:2uOqhjpn0
乙です
そういや結構こうやって判定とってましたねえ
今となっては懐かしい
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:46:18.35 ID:b93POxYrO
おつおつ
ギリギリ判定外の
>>121
でイッチ自らゾロ目出しててヒヤヒヤしてる
そして恐らくエリスは最後までコンマさんが荒ぶらせるはず(確信)
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:49:31.43 ID:+VwJ6k2cO
おつです
これはアドルラン兄様の心臓もオリハルコンですわ……
そして判定も最後と聞くと寂しいが新スレも建つと信じている
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 00:02:53.54 ID:m2Tdnn6DO
乙です
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 00:12:14.21 ID:13rx095B0
乙
取り合えずマックス&キアラ頑張れ
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 00:15:00.65 ID:t2se2fxFO
おつです
ここまでの判定コンマがニアピン連発しててコンマさんすごい遊んでるのが分かる
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 00:17:02.06 ID:BQj23GaaO
三連続でゾロ目なりかけとかある意味すげぇ……コンマ神も最後は平和を持ってくるのか?
しかし判定数見ると子供の人数以上だし子供以外もなんかあんのかな?
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 08:54:41.17 ID:0l/0bzgfO
子供の数がアドルラン2・カイン1・アベル6・キアラ1・ローズ2の計12人だからあと6個か
三年後で考えられそうかつ判定してないのだと
・各国の王族の後継ぎ問題
・アドルラン兄様の治世の評価
・サクの使用人技能成長判定(ローズさんポジションに無事就けてるか否か)
・フィーアの中身成長判定(成長してレディらしく落ち着いたのかそれとも変わらずか)
辺りが浮かぶかなぁ
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 10:49:57.21 ID:aY2WdBHaO
>>126-129
のニアピン四連発とかはあったけど最後だけあって流石にコンマ神が自重してきたかな
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 11:03:42.24 ID:9RKE04Qt0
>>132
あなたもね
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 12:27:41.16 ID:/UXdDw92O
ここまで高コンマが一つも無いのもすごいな
平穏か波乱かわからんけど仮に荒ぶっても両親が頑張ってくれる筈
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 12:42:46.92 ID:8//rlDTyO
シンプルに子どもたちの外見や性格がどちら寄りか、辺りかねえ
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 12:46:28.69 ID:m2Tdnn6DO
判定内容気になってたけど、前のバレンタインイベントの時と同じ形式で外見性格確かにありそう
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 13:02:53.90 ID:6nqDgpozO
確か外見確定してるのはロウルの娘だけで、それも耳尻尾あるか無いかの判定ぐらいだったね
仮に子供の外見性格でゾロ目出てたらどうなるんだろ
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 17:16:20.18 ID:9BpNn2KLO
前スレの
>>1
の発言に
(当初の予定では、女の子は髪色は母親譲り、瞳の色が父親譲り。男の子はその逆の予定でした)
ってあったから見た目判定じゃないのかも。そうなると性格とかかな?
139 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/10(水) 23:21:10.50 ID:yn1/XkbD0
こんばんはー
遅くなったため本日の更新は難しそうです。明日の夜は更新できるかと
そして混乱させてしまったかもしれませんが、判定内容は主に
『3年後の未婚上層部の状況』+『各子供達の性格や技能の寄り方』+αになっています
外見は女の子は母親似、男の子は父親似です(主に髪色ですが)
そして見事に数え間違いしていたので判定数19ですね。もう埋まっていそうですけど
この後コンマを回収していきたいと思いますが、ざっと見3番以外は平和になってくれそうでよかったです
それではまた明日、よろしくお願いします
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 23:26:54.30 ID:HlgKEmZrO
おつおつ
表記的に未婚上層部のが先に来てるから最後の最後までエリス、ってのは避けられそうだな
なんとなくだがアルフォートがやらかしたと予想
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 23:27:37.66 ID:13rx095B0
了解
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 00:03:33.01 ID:D3obD2LuO
>>140
アルフって見返すとコンマで荒ぶり
シュタイナーと一緒に暴走
その後振り切って単騎突撃
ダブル66で即捕縛+エリスに狙われる
その後の追撃ゾロで情報全部ゲロる
学力テストで0点+人になる前のサクに負ける
って色々やらかしてるから本当に最後の判定でもやらかしてそう
143 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:08:58.65 ID:MTpqLrJ50
こんばんはー
3と14以外が平和な中、自分もまさかなコンマ出していてびっくりです
遅くなりましたが、アドルラン達の暴露から再開です
144 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:09:50.12 ID:MTpqLrJ50
――
……
アドルラン「……」スゥー…
アドルラン「本日は私の急な発案にも関わらずお集まり頂き、誠に感謝する!」キィーン!
ヒバリ「アドルランアドルラン、もうちょっと声量落として大丈夫だって……!」クイクイ!
アドルラン「これは失礼! まだ色々と不慣れな身故に、ご容赦願いたい!」
アドルラン「これほど多くの帝国の民……」グルリ…
アドルラン「そしてどうやら王国と聖国からの来客もおられるようだ」
アドルラン「緊張はするが、お集まり頂いたからには私もそれに応えたい」
ザワザワ…
アドルラン「……」スゥ…
アドルラン「……この場所で、我が父ギルバートが敗れ……」
アドルラン「皇帝の座を降りると宣言したことは、まだ記憶に新しいことと思われる」
アドルラン「……あれから、皇帝の椅子は空席のままだ」
ザワザワ…
アドルラン「私には、父ほどの強さは無い」
アドルラン「弟達のように、魔法が使えるわけでもない」
アドルラン「妹達のように、生まれ持った才能があるわけでもない」
アドルラン「私は……かつての帝国において、最たる弱者と言われてきた存在だ」
アドルラン「蔑まれ、虐げられ……苦しんできた者は、私以外にも大勢いる」
貧民達「……」
アドルラン「私は……そんな帝国を変えたいと、願っていた」
145 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:10:46.03 ID:MTpqLrJ50
アドルラン「私が今も生きて、この想いを口に出来ているのは……」
アドルラン「弱者と切り捨てられ、淘汰されるだけの存在だった私に手を差し伸べてくれた人……」
ガシ!
アドルラン「我が妻、ヒバリのおかげに他ならない!」ガシ!
ヒバリ「ちょ、アドルラン!?///」カアァァ!
ワアアァァァァ!
アドルラン「ヒバリは才ある大貴族。片や私は出来損ないの名ばかりの皇子……」
アドルラン「それでも彼女は、私を見捨てなかった。私も、彼女に応えたくより一層の努力をした」
アドルラン「未だ不完全、されどあの頃よりは成長できて、今の私が在る」
アドルラン「この世は一人の強さだけが全てではない。友と支え合うことの大切さを学んだ」
アドルラン「そして……」
ガシ!
アドルラン「我がもう一人の妻、ルーシェも私の考えを変えてくれた!」
ルーシェ「ふえぇ……!?///」カアァァ!
ワアアァァァァ!
アドルラン「……貴族のヒバリとは違い、彼女の出自を知らない者は多いことだろう」
アドルラン「それ故に、未だ私と彼女の関係を認めていない者がいることも、知っている」
反対派「……!」ピク!
アドルラン「……あえて、この場で聞こう。彼女の何がいけないというのか?」
アドルラン「髪の色か? 聖国であれば、そこまで珍しいものではないと友人から聞いたぞ」
アドルラン「あるいは……」チラ…
ルーシェ「……」コクリ
ルーシェ「……」ファサ…
ザワザワ…
アドルラン「左右で色の異なる瞳か? 私にはとても美しいものにしか見えないな」
アドルラン「髪や瞳の色など、この場に集まっている者だけでも相当な差異があるだろう」
146 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:11:45.82 ID:MTpqLrJ50
アドルラン「彼女の淹れてくれる紅茶を知っているだろうか?」
アドルラン「暇を見つけては私の部屋だけでなく、帝都の清掃活動をする彼女の姿を見た者は?」
アドルラン「見た目がなんだというのか。そんなものを気にしていれば、本当の彼女には触れられない」
アドルラン「そしてそれは、私達だけに限った話ではない」
アドルラン「帝国、王国、聖国……戦争の歴史もあり、文化も色々と違う三国だ」
アドルラン「受け入れ難いという者がいるのも、わかる」
アドルラン「だがしかし、今の私には両国に親友とも呼べる存在が出来ている」
アドルラン「共に同じ問題で悩み、共に鍛錬に励んでいる」
ザワザワ…
アドルラン「……まだ若輩者だが、それでも私のこれまでの人生で学んだ大切なこと」
アドルラン「それは、強弱の差があるから、見た目が違うから、国や文化が違うから……」
アドルラン「そんな些細なことで、壁を作ってはいけないということだ」
アドルラン「……民達よ!」
ザワ!
アドルラン「少しづつでも構わない! どうか、今までに築いてきた壁を壊して欲しい!」
アドルラン「壁の無い国――それが今の私が望む、変えたいと願う帝国の姿だ!」
アドルラン「――私は未熟者だっ!」
アドルラン「――だが、愛する者と! 家族と共に! 諸君らと共にっ!」
アドルラン「必ずや、この国をより良きものにすると!」
アドルラン「ここに、誓おうッ!!!」グッ!
ワアアアアァァァァァァァァァァ!
ヒバリ「……///」
ルーシェ「……///」
147 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:14:00.91 ID:MTpqLrJ50
アドルラン「――そして!」
ザワ!
アドルラン「もう一つ……この望みを果たすにあたって、どうしても伝えなければならないことがある」
ザワザワ…
アドルラン「先程も言った通り、外見の問題は些細なことだ」
アドルラン「しかし私は……気がついてしまったのだ」
ヒバリ(つ、ついに来たか……! ルーシェ、覚悟はできてる!?)ゴソゴソ…
ルーシェ(アドルラン様の、為! 羞恥心、投げ捨て、ます!)スッ!
スチャ!
黒猫ヒバリwith尻尾「ニャー♪///」
白猫ルーシェwith尻尾「にゃんにゃん♪///」
アドルラン「――むしろ違う方が、興奮してしまうこともあるのだとっ!!!///」グッ!
ガタガタ!
ザワザワザワ!
ガシャーン!
ドタンバタン!
アドルラン「どうか! 落ち着いて! 聞いて頂きたいっ!!!」キィィン!
アベル(いや、流石に無理かと……)
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 23:14:50.95 ID:uqtJDiW6O
イイハナシダッタノニナー
149 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:17:18.44 ID:MTpqLrJ50
アドルラン「混乱させてしまったことは、謝罪させて貰おう」
アドルラン「しかし、これから私は皇帝となり……歴代の皇帝の誰も為さなかったことをやろうとしている」
アドルラン「それが茨の道だということはわかっているが、皆の協力があれば決して不可能だとは思わない」
アドルラン「民からの信頼を得るにはどうするべきか」
アドルラン「形はどうあれ、父の様な絶対的な存在ではない私にできること……それは、隠し事をしないことだ」
アドルラン「全てを包み隠さず打ち明けることで、私は諸君らの信頼を勝ち得たい……」
アドルラン「故にこうして、私の性癖も隠さずに明かすことにした次第だ」
ザワザワザワ!
アドルラン「勿論、これが一般的なものではないという自覚はあるが……」チラ…
アドルラン「――正直、この二人に反応してしまった者は心の中で挙手をして欲しい」
反応者1(俺だけじゃ、なかったんだ……!///)
反応者2(アドルラン様がまさか!? ああ、叶うならば語りたい!)
アドルラン(先程の様子を見る限り、思った以上に同じ嗜好の持ち主がいそうだ。これはいい傾向だな)
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 23:18:33.89 ID:CdbHp4cd0
大丈夫?この国
151 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:19:40.94 ID:MTpqLrJ50
アドルラン「そして、これを打ち明けた理由はもう一つある」
アドルラン「私はいずれこのつけ耳をもっと帝国に広めるつもりだが……」
ヒバリ(うまい! 大事な話の合間にさらりと言い切った!)
アドルラン「世の中には、つけ耳ではない……本当にこういった耳や尻尾を持つ者達もいる」
アドルラン「帝国全土を変えるには、まだ時間がかかるかもしれないが……」
アドルラン「――私の嗜好は見ての通りだ! 少し違う耳や尻尾など気にしない!」
アドルラン「いや、むしろ来てくれと言ってしまおう!」
隠れ獣人「!?///」
アドルラン「我が名を持って、帝国は正式に獣人の受け入れを表明する!」
アドルラン「もう怯え隠れる必要もない!」
アドルラン「今後も迫害されたり、その身を狙われそうな時はすぐに相談をして欲しい!」
アドルラン「私自ら、駆けつけよう!」
アドルラン「壁の無い帝国実現の為に、君達もどうか力を貸してくれ!」
ワアアアアァァァァ!
帝都民1「す、凄いな。流石アドルラン様と言ったところか……」
帝都民2「確かにあの黒猫と白猫はこう、何か揺さぶられたけど……実際にいるものなのかね?」
パサ…
猫耳娘「わーい! アドルラン様ばんざーい!」
帝都民達「「すぐ横にいたぁ!?」
152 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:21:14.33 ID:MTpqLrJ50
ザワザワザワ!
アドルラン「至らぬところは出てくるだろう」
アドルラン「だからこそ、あらゆる者の協力が必要不可欠だ」
アドルラン「どうか、力を貸して頂きたい」ペコリ
パチパチパチ!
アドルラン「詳細な政策などについては、またいずれ報告させて貰おう」
アドルラン「今日は私の決意表明だけだが、どうしても伝えたかったのだ」
アドルラン「それから、私だけでなく弟と妹からも大切な話がある」
ザワザワザワ!
アドルラン「もし時間が許すか……或いは少しでもアベルとキアラに興味があれば、聞いて欲しい」
アベル(いよいよ回ってきたか……)
アベル(未だ混乱と熱気が冷めやらぬ中で、俺の行いは火薬同然に思えるが……)チラ…
ヒロインズ「「……」」コクリ…
アベル(俺も、正直でありたい。後の彼女達の為にも)
マックス「あ、あの……!」
アベル「まずは、俺が行く。俺の方が、人道的に踏み外しているからな」
アベル「だからマックス、それにキアラ。心を落ち着かせるんだ」
アベル「何も気負うことはない。お前達はただ、お互いを愛し合っただけだ」
マックス「……///」
キアラ「……///」
アベル「兄様の様に、帝国の行く末を宣言するわけじゃない。俺の様に、投石されかねんことを言うでもない」
アベル「俺達にしたように、たった一言を堂々と口にするだけでいい」
アベル「……できるな?」
マックス「は、はい!」
アベル「よし。それでは……俺も覚悟を決めるとしようか!」ザッ!
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 23:23:58.90 ID:D3obD2LuO
既に十分な信頼が無いとこんな堂々とは振舞えないし、受け入れても貰えないよな
積み重ねって大事
154 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:24:33.10 ID:MTpqLrJ50
――
……
アベル「……」
ザワザワ…
アベル「……私のような者の為に民達の時間を頂戴してしまい、申し訳ない」
アベル「我が兄、アドルランの決意表明の前には霞んでしまうが……」
アベル「帝国を変えたいと願っていたのは、私も同じこと」
アベル「私の行いで、兄の願いを急かしてしまった面もあるだろう」
アベル「だからこそ、私もここに誓おう」
アベル「――兄アドルランを支え、この帝国のより良き未来の為にこの身を捧げると!」
ワアァァァァァァ!
アドルラン「うむ! 今も世話になっているが、今後ともよろしく頼むぞアベル!」
アベル「ええ、勿論です」
アベル「……」
アベル「しかし、私……いや、俺は第三皇子」
アベル「かつての皇帝の妾、敗者の子として棄てられた存在だ」
アベル「それを受け入れ支え評価してくれた民達には、感謝の念しかない」
アベル「……それと同時に、まだ受け入れられない者がいることも、わかっているつもりだ」
ザワザワ…
アベル「だから、俺も信頼を勝ち得る為に……兄に倣い、正直に打ち明けたいと思う」
帝国兵1「な、なんだ? アベル様もネコミミが好きなのか!?」
帝国兵2「あのアドルラン様の衝撃を知った以上、俺はどんな趣味でも驚かないぞ……」
155 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:28:50.67 ID:MTpqLrJ50
アベル「……」スッ…
エリス「……」ペコリ
ザワザワ…
アベル「彼女はエリス。先日正式に式を挙げた……俺の愛する妻だ」
エリス「ふ、不束者ですが! 私もアベル様を支え、帝国の為に力を尽くします!///」
帝国兵1「……エリスちゃんもネコミミ似合いそうな気がする」
帝国兵2「何馬鹿言っているんだお前は。そもそもアベル様とご結婚なされたなら、エリス様と――」
アベル「そして……」クイ!
アーシャ「……///」
ロウル「……///」
シア「……///」
パトラ「……///」
ティア「……///」
ザワザワ…!
アベル「――ゆくゆくは、この五人も俺の妻にするつもりでいる」
ガタガタガッタン!!
ザワザワザワザワ!
バサバサバサ!
グシャア!
アベル「む……覚悟はしていたが、やはり騒動が起きるか」
アドルラン(それは私でもわかっていたことだぞ、アベル!)
156 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:30:35.45 ID:MTpqLrJ50
ザワザワザワ!
アベル「……混乱はわかる。罵声も甘んじて受け入れよう」
アベル「一夫多妻は、既に兄アドルランが実現しているとはいえ……」
アベル「第三皇子の俺が、兄を差し置いて6人もの妻を娶るということは、差し出がましいことだろう」
アベル「だが……」
アベル「俺には、誰か一人だけを選ぶことは、どうしても出来なかった」
アベル「兄を支えたのがヒバリとルーシェの二人であるならば、俺にとってはこの6人がそうだ」
アベル「彼女達がいなければ……俺は自分の願いを、この帝国を変える夢を果たすことなく、とっくに死んでいる」
アベル「それだけは断言できる」
ザワザワ…
アベル「エリス」
エリス「はい!」
アベル「彼女はかつて幼い身ながら、一人で何でもできると思いあがっていた俺の命と心を救ってくれた」
アベル「それから時が経った今も、ひたすらに俺を支え救ってくれる大切な人だ」
アベル「アーシャ」
アーシャ「ここに」スッ…
アベル「彼女は俺の学友で……唯一俺の話に耳を傾け、協力してくれた」
アベル「彼女の協力に策が無ければ、俺はここまで来ることは出来なかっただろう」
アベル「ロウル」
ロウル「はい……」フードカブリ
アベル「……ロウル、ローブとフードを」
ロウル「うぅ、もうどうとでもなれぇー!」バサァ!
ロウル「……///」ミコフクー!
ザワザワ!
アベル「見ての通り、彼女も耳付きだが……彼女の助けが無ければやはり命を落としていただろう」
アベル「あと、兄に合わせるわけではなく、俺も彼女の耳と尻尾が大好きだ」
カワイイー!
アベル「同調、感謝する」
ロウル「〜〜っ!///」プシュー…
157 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:36:48.21 ID:MTpqLrJ50
アベル「シア」
シア「はい〜」ポヤポヤ
アベル「彼女は元は聖国の者だ。戦場で刃を交えたこともあるが……俺の話を戯言と流さず聞いてくれた」
アベル「そして……俺が戦場で瀕死の傷を負った時。幾度も彼女の癒しの力に救われてきた」
アベル「パトラ」
パトラ「はっ!」
アベル「彼女は今も王国に使える誇り高き将だ。彼女の力添えがなければ、王国との同盟も結べなかっただろう」
アベル「彼女の忠誠心、死地にも臆さず挑む勇ましさに救われたのは、俺だけではない筈だ」
アベル「ティア」
ティア「は、はい……!」
アベル「彼女も聖国の者だが聖国を憂い、俺を信じてくれた。彼女の協力が無ければ聖王は止められなかった」
アベル「彼女に関しては……兵士の多くは、助けられた経験があるのではないだろうか?」
ザワザワ…
帝国兵1「ティ、ティアちゃんが……俺達の、天使があぁぁぁぁぁぁぁ!?」
帝国兵2「おっ……おうぉぉぉ……!」ダバダバ…
帝国兵3「ま、前向きに考えろお前達! 帝国にいればいつでもティアちゃんに会えるぞ……!」
アベル「……俺は、彼女達や多くの者に支えられて、ようやく今この場に立っている」
アベル「誰か一人でも欠けていれば、俺はここにいない」
アベル「戦いの最中での彼女との交遊は……俺の背負っているものの大きさを自覚させた」
アベル「成し遂げなければならない。……彼女達を、守りたいと。そう誓わせた」
アベル「――俺はこの選択に、後悔していない」
アベル「――彼女達を愛し続けることも、ここに誓おう!」
ワアアアアァァァァァ!
アベル「女の敵だ、けしからんと思う者は、この後に俺を殴りに来てくれて構わない」
アベル「揺るがずに、全てを受け入れよう」グッ!
エリス「だ、駄目ですよアベル様!?」ワタワタ!
エリス「アベル様を傷つけようとする方は誰であれ、私達全員でお相手させていただきますからねっ!」フンフン!
アベル「こらエリス!?」
ザワザワ…
158 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:41:48.89 ID:MTpqLrJ50
……
アベル「……殴られる覚悟はしていたのだがな」ムキズ
アベル「これは、あなた達からの信頼の証なのだと受け取らせてもらう」
アベル「その信頼に恥じぬように。ただ女性にだらしないだけの皇子であると歴史に名を刻まぬように」
アベル「今後も、より一層帝国の未来の為に尽力させて頂きたい」ペコリ
パチパチパチパチ!
アベル「そして、もし街中で俺や彼女の姿を見かけたときは……」
アベル「遠慮なく声をかけて欲しい。壁を作らず、多くの者にも彼女達の魅力を知って貰いたい」
アベル「……不埒な行為は、流石に見逃せないが」ボソリ
帝都民1「6人も嫁さんいたら、きっと毎日幸せなんだろうな〜///」デヘヘ…
帝都民2「でも、奥さんにそれから子供全員分ってなったら……地獄じゃないか?」
帝都民3「まず夜が持たないぜ……軽く言ってる風で、アベル様は死を背負う覚悟なんだ……」ゴクリ…
アベルサマー! サラニオシアワセニー!
アベル「……ああ、ありがとう」
アベル(俺だけでなく、みんながそうなれるように、な……)
……
アベル「……ふぅ」スタスタ
アドルラン「お疲れ様だな、アベル」
アベル「いえ、俺は何も。衆目に晒された彼女達の方が、余程疲れたでしょう」
エリス「いえいえ!」ブンブン!
アーシャ「大丈夫ですよアベル。あ、エリスちゃんは早くこっちの椅子で休んでね?」
ロウル「私はちょーっと恥ずかしかったですよ。誰ですか、可愛いなんて大声で叫んでたの///」
ティア「わ、私も兵士さん達からの声、聞こえました……///」
シア「思ったよりも受け入れて貰えたみたいで、嬉しいですね〜」ポヤポヤ
パトラ「アベルさんは、私達のことを評価してくださいましたけど……」
パトラ「帝国、王国、聖国……三国を駆けて奮戦したアベルさんのことを、民達が信じているんですよ」
アベル「そうだと、嬉しいがな。それでもさっき言った俺の言葉に偽りはない」
アベル「その信頼を裏切らないように。これからが本番と言えるだろう」
アベル「お前達との関係も、な……///」
ヒロインズ「「……///」」
ヒバリ「わぁー……見てるこっちも熱くなっちゃうよ///」
ルーシェ「これで、最後に……」
アベル「ああ、俺の山場は越えた。後は……」
159 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:46:09.17 ID:MTpqLrJ50
……
――次期皇帝アドルランの性癖暴露
――それに伴い宣言された、壁無き帝国の実現と獣人の受け入れ
――間髪入れずに告げられる、第三皇子アベルの一夫六妻宣言
――三国の美しい女性、そして獣人をも含むその混成具合は既に帝国の未来を示しているようであった
――突拍子も無い、しかし確かに明るい話題に会場は沸き立つ
――混乱が収まらぬ者も、これ以上は何が来ても驚くまいと謎の自信を得ていた
マックス「王国騎士マックス、この度帝国第一皇女キアラ様と……け、結婚させて頂くこととなりましたぁ!」
キアラ「正式な式はまだですが、それも近いうちにすぐに……/// 今日はご報告だけですが……///」
――初々しく、しかし兄達のそれと比べたら実に簡潔に告げられたその言葉
――ロウルの見立てでは、木を隠すなら森の中……皇子の報告を先に済ませることで衝撃を和らげる
――そういう計画であり、兄達も問題は無いと判断していた
――性癖暴露と多重妻と比べれば、婚前妊娠を伏せた結婚報告など可愛いもの
――そう聞かされたマックスも、その言葉に支えられこうして公衆の面前で宣言ができた
――だが、読みが外れることもある
帝国兵団「「うおおおおぉぉぉぉぉぉ! アベル様は殴れねえがこの餓鬼は一発殴らせろおおぉぉぉぉぉ!」」
マックス「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」
――帝国兵団の一部が立ち上がり、会場は更なる混沌の渦に巻き込まれたのだ
――
160 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:52:11.73 ID:MTpqLrJ50
――
……
マックス「はぁーっ、はぁーっ……!」
帝国兵の山「「」」
――そして混沌は、程なくして収まることとなった
――帝国兵団の沈黙
――何もできずに傍観するしかなかった多くの帝国民は、唖然とする
マックス「キアラちゃんは、俺が守るっ!!!」
――最初は青年騎士は予想外の事態に慌てるばかり
――しかし、兵士の一人が口にした言葉を聞いた瞬間に、その顔つきは変わった
――『そんな奴に奪われるくらいなら、今この場で……!』
――兵士が何をしようとしていたか。それを察せない程青年も馬鹿ではない
――武器を持たぬ素手で、元より接近戦を得意とする兵士達を相手取るに僅かな躊躇いも無く
――皇女を後ろ手に庇いながら、彼は獅子のごとく奮迅し……
――そして今、最後の一人をも打ち倒してみせたのだ
――息を荒げ、それでもはっきりと告げた言葉
――彼はそれを見事に実行し、多くの帝国民に見せつけた
パチパチパチ…
アドルラン「……見事だ、マックス君」
マックス「え?」
――静かな拍手の音と共に、会場は再び音を取り戻す
161 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/11(木) 23:56:51.09 ID:MTpqLrJ50
ザワザワ…
アドルラン「すまないな。彼らが飛びだすことを私は知っていた」
アドルラン「彼らの方から、相談を受けていたからな」
マックス「えええぇっ!?」
アベル「俺はアドルラン兄様が動かないから、何かあるとは思っていた」
アーシャ「ええ、キアラ様も落ち着いていたし、知っていたのかしら?」
マックス「!?」ガーン!
キアラ「ご、ごめんなさいマックスさん!」ペコリ
キアラ「マックスさんなら大丈夫って、信じていたから……///」
マックス「ど、どういうことなんだ一体?」
帝国兵1「……俺達は、昔のキアラ様を知っている古参の兵士だよ」ムクリ
帝国兵2「キアラ様には、いつか幸せになって貰いたいって……願ってたよ」ムクリ
帝国兵3「でも俺達は、無力で……何もできなくて」ムクリ
帝国兵4「結局出来たのは、ノワール様に助けを求めることぐらいだった」ムクリ
帝国兵5「キアラ様が、突然こんな若造と結婚するってんだ。心配して当たり前だろう……!」ムクリ
帝国兵6「だけど……強いな、お前! 本当に、キアラ様を守ろうって気迫を拳に感じたぜ!」ムクリ
キアラ「皆さん……」
帝国兵1「腑抜けだったら本当にのしちまおうって、俺達本気だったからな?」
帝国兵2「でもお前は、言葉通りにキアラ様を守って見せた」
帝国兵3「実力も、言葉に嘘がないことも、これだけの人間が見ている」
マックス「あ……」
帝国兵達「「……キアラ様を、頼む!」」バッ!
マックス「……はいっ!」バッ!
ワアアアァァァァァァ!
162 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/12(金) 00:03:57.03 ID:GQ/oxdzv0
帝国兵「さあ、キアラ様。最後の仕上げです」
キアラ「は、はい! 今、回復を……」
帝国兵「いえいえ俺達は大丈夫です! 鍛えていますし覚悟はしていたので!?」ブンブン!
帝国兵「……こいつは、その想いを示してみせたんです。ですから、キアラ様からも」
キアラ「あっ」
帝国兵「それで俺達もみんな、安心できます」
キアラ「……」コクリ…
キアラ「……」スッ…
――公の場にあまり姿を現さない、大人しい第一皇女
――そんな彼女が、堂々としてこの観衆の中で口を開く
――
特殊判定結果(
>>108
)
皇族の衝撃報告に対する帝国民の理解(人数増加で判定激化)
アドルラン基準値25+アベル25+キアラ+25=75
80>75
※基準値を上回った為、帝国民は受け入れてくれたようです!
――
――衝撃は大きかった。それでも多くの帝国民は心のどこかで安堵していた
――あまりにも型破り、しかし宣言通りに真っ直ぐな皇子が皇帝となる
――かつて疎まれていた存在は、一足先に各国の架け橋となっていた
キアラ「その、何からご報告すべきなのでしょう……///」モジ…
キアラ「申し訳、ありません。あまりこのような場になれていなくて」
キアラ「マックスさんは、見ての通りとても勇敢な方で、私も何度も助けられて……///」
――そして何より、普通の少女のように顔を赤らめながらも嬉しそうに騎士を称賛する皇女の姿を見て
――帝国も、変わるのだと
――誰もがその姿に、想いを馳せることとなった
……
――
163 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/12(金) 00:07:24.82 ID:GQ/oxdzv0
と今日はここまで
この後はこの日の後日談+少しだけイベントがありますが、その後エピローグの投下となります
先にコンマ判定を取っているため、エピローグは書き溜めてからのまとめて投下になるかと(大仰ではなく、簡素なものですが)
あともう少し、お付き合いをお願いします
本日もありがとうございました!
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/12(金) 00:12:23.43 ID:dw6PM3t4O
おつおつ
そういえばティアにはファン付いてたけどどんな反応かなと思ったら案の定だった
あと反応者1・2、帝都民2辺りはこれを機に獣耳娘を嫁に迎えられたらいいね
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/12(金) 00:25:41.39 ID:TVx8iaM/O
乙!地味に判定値シビアだったけど三連爆弾ともなりゃ厳しくても当然か
そういやノワールママンの脱出インパクトで忘れてたけど大元キアラの為に動いてくれたのってモブ兵だったんだよなぁ
本当に明るいエンディングになりそうだけどいよいよかと思うと…
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/12(金) 01:05:35.12 ID:/5Vk/Xx/0
乙です!
ここ数日見れてなかったから最後のコンマ参加できなかった…!
無念…!
167 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:44:05.91 ID:R+eSWSwk0
こんばんはー
それではエピローグ前まで投下していきたいと思います
168 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:45:11.38 ID:R+eSWSwk0
――
帝国のさらなる変革……
第一皇子達が発した衝撃の内容は、瞬く間に帝国中に広まることとなった。
それに対する反応は実に様々。
帝国兵隊長「アドルラン様が、あれだけ堂々しておられるのだ!」
帝国兵隊長「我々もアドルラン様の兵として恥じぬよう、より精進するのだ!」
帝国兵達「「はっ!」」
帝国兵隊長「この中に、隠し事がある者がいれば言え! 今が好機やもしれんぞ!」
……
???「あのー……」ビクビク…
門番「ん、どうした? ここは王城だが……」
パサ…
兎耳娘「皇子様が、私達でも受け入れてくれるというお話を聞いたのですが……」ビクビク
門番「っ!……少し待っていろ。今、担当の者を連れてくる」
兎耳娘「は、はい!」パァ!
門番「……」スタスタ
門番(……やはり、アドルラン様は間違えておいでだ!)
門番(猫より兎の方がいいじゃないか……っ!)
……
169 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:46:05.23 ID:R+eSWSwk0
帝都民1「しかし凄いなアベル様……6人も侍らせるとかそうそうできねーよ」
帝都民2「しかも全員すげえ美人だもんなぁ……」
帝都民3「俺、桃色の髪の子とは話したことあんだけどさ、とっても優しい雰囲気なんだよ」
帝都民1「いいなぁ。俺んとこの鬼嫁とは大違い――」
帝都民妻「誰のことを話しているのかしらねぇ?」
帝都民1「げっ!? ま、待て! これは冗談――」
ギャアアアアァァァァ!
帝都民2「……本当に凄いよな。普通、一人と結婚するだけでもあんなになりかねないってのに」ブルブル…
帝都民3「俺もアベル様の女運にあやかりたいなぁ……」
商人「……アベル様にちなんだ商品……恋愛運の向上……これは新商品が作れるか……!?」コソコソ…
……
貧民1「アベル様とあの方達全員が、まさかご結婚なさるとは……」
貧民2「俺は会場で見ましたけど、間違いなく全員ここにも足を運んでくれている人でした」
少年「エリス姉ちゃんもパトラ姉ちゃんも、みんなアベル様のお嫁さんになっちまうのか?」
少女「お嫁さんが一人じゃないって、どんな感じなんだろう」
貧民1「うーん、お前達にはまだちょっとはやいかな?」
貧民2「まあ、アベル様だからこそって面もありますよね。幸せそうではありましたけど」
貧民3「……よし決めた! 俺も将来立派になったら嫁さん7人は貰うぜ!」グッ!
少年「立派になる程お嫁さんが増えるのか!? だったら俺は8人だ!」
少女「じゃ、じゃあ私は旦那様を9人!」ワタワタ!
貧民2「立派になれば誰でも好きに結婚できるわけじゃないぞ!?」アセアセ
……
170 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:47:05.44 ID:R+eSWSwk0
帝国兵1「はぁ〜……キアラ様が結婚……」
帝国兵2「そう落ち込むなよ。見ただろキアラ様のあの嬉しそうな顔」
帝国兵1「まあ、な……だから文句はないんだよ。でもなぁ……」
帝国兵3「はは、お前結構キアラ様のこと気にしてたしな」
帝国兵1「俺ももっと強くなって、近衛騎士とかになってりゃ可能性あったのかなぁ……」
帝国兵2「今更だけどな。それにあの王国騎士、ギルバート様も一目置いてるって噂だぜ?」
帝国兵3「あのアベル様の隊で鍛えられたんだろ? そりゃ納得だわ……」
帝国兵2「まあもし俺達が強くてキアラ様のお付きになってても、メイド長もいるし無理だろうな」
帝国兵1「そういや、あのメイド長もよく結婚許したもんだと思うよ」
帝国兵3「キアラ様の意思を汲んだんだろうな。しかしいつの間にか皇族の方で残るはフィーア様だけかー」
帝国兵1「フィーア様は流石にまだ早いだろ? 見た目通りまだ子供だし……」
帝国兵2「っても、お貴族様はどうするかねぇ。キアラ様の突然の結婚であいつら焦りそうだけど」
帝国兵1「……変な貴族と嫌々結婚するよりは、キアラ様もずっと幸せだよな。ああ、でもなぁ……!」
帝国兵3「いつまで言ってるんだお前は! おら、そろそろ仕事に戻るぞ!」
……
貴族1「ああ、一体どうすればいいんじゃ! 儂の計画が丸つぶれじゃあ!」
貴族2「第一皇女に深い付き合いの者はいないのではなかったのか!? 使えん部下共め!」
貴族3「下賤な騎士を選ぶなど、考えてもおらんわ!」
貴族1「皇族の趣味嗜好がまるでわからぬ……第一皇子を見る限り、貴族にも可能性はあるのだ」
貴族2「第二皇子は小間使い、そしてあの色欲の第三皇子も貴族の者を選んでおったが……」
貴族3「ふむ……第一が貴族と小間使い。第二が小間使い。第三が貴族と小間使いとその他」
貴族1「そして第一皇女が愚民と……この流れで行くと、第二皇女は貴族を選ぶのではないか?」
貴族2「あのなりはそそられぬ、余りものではあるが……皇族には違いないか」
貴族3「第三皇子もあれだけ女を囲っておれば、一人や二人平気で増やすやもしれぬな……」
貴族1「仕方がない。計画を変更し、この二人を重点的に……」
ガサ…
ローズ「サクちゃん、次の執事訓練はアレを黙らせることヨ」
サク「任せるっきゅ」
……
171 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:47:53.21 ID:R+eSWSwk0
――
【王城・カインの私室】
カイン「……」
エメリナ「……」
カイン「……もっと投書か直訴が来るものだと身構えていたんだけど」
エメリナ「……来ませんね?」
カイン「嘘だろ、伝聞だが兄さん達の話を聞いたけどさぁ……」
カイン「普通、頭がどうかしたと思うんじゃないのか? 僕がおかしいのか?」アタマオサエ
エメリナ「そ、そんなことないですよ!」アセアセ
カイン「兄さんが馬鹿正直なのは今に始まったことじゃないけど、ほんと驚きだよ」
カイン「僕の立場に置き換えれば、エメリナに貝殻3枚貼り付けて公衆の面前に立たせてこれが僕の趣味だ!」
カイン「……って言ったようなもんだよ?」
エメリナ「カ、カイン様が望まれるのでしたら……///」モゾモゾ…
カイン「違う違うっ! 貝殻は別に趣味じゃないし、誰かに見せる気もない!」ブンブン!
カイン「エメリナは、いつも通りそのメイド服で頑張っている姿が一番だよ」
エメリナ「うう、身長が伸びないこの身体が恨めしいです。ずっとダボダボなんですぅ……」
カイン「……それがいいんだよ。転ばないようにでも一生懸命僕の後ろをついてきてくれるし……」ボソ…
エメリナ「カイン様?」キョトン
カイン「なんでもないよ。これからも君は君のままでいてくれ」
エメリナ「はい! で、でも……」モジ…
カイン「ん?」
エメリナ「……お、奥さんになってからも、このメイド服のままが……?///」
カイン「……エメリナが着たいなら、着ればいい。脱ぎたいなら、そうだな」
カイン「あまり人に肌を見せて欲しくないし、足下まですっぽり覆える大きめな服がいいなぁ」
エメリナ「やっぱりダボダボなんです!?」ガーン!
カイン「ははは! まあ僕は君の意思を尊重するよ」
172 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:49:58.62 ID:R+eSWSwk0
エメリナ「……そう言えば、ルーシェさんとエリスさんはどうなんでしょう?」
カイン「うーん……二人とも流石に脱ぐと思うよ」
カイン「皇帝の妻がメイド服ってのも妙だし、エリスも最近は私服を着ることも出てきたっていうし」
エメリナ「あの、それは多分妊娠したから……」
カイン「ああ、なるほど。しかしアベルの奴も随分と思い切ったものだよねぇ」
エメリナ「え?」
カイン「だって、正式に結婚して妊娠しているメイドに並べて5人との結婚の発表だよ?」
カイン「僕にはとても真似できないよ。愛する人も、君だけでいい……」クイ
エメリナ「カイン様……///」
カイン「兄さんはともかく、アベルは何かしら言われると思ったのになぁ」
カイン「ちゃっかりとマックスの奴もキアラとの結婚を公に認めさせているし……」
カイン「なんでこんなうまく行ってるんだろうね。あれか、これが人望ってやつなのかなぁ……」
エメリナ「それは……」
カイン「……僕には無いなら無いで、今から作ればいい。どれだけ時間がかかってもね」
カイン「さ、予定変更だ。この感じなら、今回の件の投書とかは気にする必要はない」
カイン「いつも通り、地道に働いて……僕も真っ直ぐに生きて、民達から信頼を勝ち取るしかない」
カイン「エメリナ、手伝ってくれるかい?」
エメリナ「は、はい! 勿論です!」
カイン「ありがとう。ああ、そうだ。一段落したら買い物に出よう」
エメリナ「お買いものですか?」
カイン「ああ。――さっき言った君の服を、見に行こうじゃないか」
……
――
173 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:50:44.01 ID:R+eSWSwk0
――
かつて強者が全てを支配した国、帝国
絶対的な皇帝を退けたのは、その子供達であった
しかし、皇帝は今も生きている
腑抜けた姿を見せれば、返り咲かんと目を光らせている
それでも、子供達は動く
かつての皇帝に、見せつけるように
新しい風を取り入れ、手を伸ばし、帝国を変えていく
その全てが良いものかは、誰にもわからない
それでも、子供達は動く
あの日抱いた想いを、現実のものとするために
困難は多いが、止まることは無い
より良い帝国のために、立ち止まることはできない
皇帝も、子供達も、知っている
かつて世界の覇者であった帝国が衰退した、その理由を
国は、一人の王の力だけでは動かせない
次代を考えていかねばならないということを、知っている
同じ過ちを、苦しみを、繰り返さないように
皇帝の子供達は、今日も動く
今を生きる人の為に
手に入れた幸せの為に
そして、時代の為に……
――
174 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:52:42.13 ID:R+eSWSwk0
――――
―――
――
―
……
【帝国・アベルの城塞】
アーシャ「ふぅ、これでこっちは片付きましたね」ドサ!
アベル「すまない、みんな。今日は随分と処理するものが多い……」カリカリ…
ロウル「少し日にちをずらしてくれれば、助かったんですけどねぇ……!」タタタ
パトラ「陛下からの書状と、聖国からの書状も同時でしたからね……」トサ
シア「聖国もマークスさんが正式に聖王補佐になられてから、大忙しですからね〜」パタパタ
ティア「でも、帝国だけじゃなくて、王国も聖国も良い方向に向かっていると実感できます……!」ヨロ…
ネスト「おっと危ない。それは俺が王城の方へ運んでおくよ」
アーシャ「だけど久々ですね。こうしてみんな総動員で処理に動く仕事は……」
アベル「アドルラン兄様とカイン兄様も似たような状況だろうな……」カリカリ…
ロウル「アドルラン様のは若干自爆もありますけどねぇ。あの日以来、王国からの移民が増えたんですから」
ロウル「思っていた以上に同族が多かったことにびっくりですよ。よいしょっと!」
パトラ「ん、これはその獣人に対する政策の書類ですね。アベルさんの署名が必要なものです」サッ
エリス「あの……私もお手伝いを……」フラ…
ティア「だ、駄目ですよ! 安静にしていないと……!」アセアセ
シア「もうすぐ産まれそうなんですから、無茶は駄目です〜!?」ワタワタ
エリス「で、でも、皆さんが大変な時に、私だけ……」ズキ…
エリス「ッ―――!? あっ……ぐぅ……!?」ガクッ…
一同「「!?」」ガタッ!
エリス「あっ……ぅ……お、お腹が……っ!」ズキズキ…
シア「っ! いけない、これは……! 誰か、すぐに部屋の用意を!」
シア「それと、清潔な柔らかいタオルに、お湯もですよ〜! ティアさんもお手伝いお願いします〜!」
ティア「わ、わかりました!」
パトラ「すぐに用意します!」バッ!
ネスト「あなたももう妊婦なんだから大人しくする! おいお前達、急ぐぞ!」バッ!
斥候部隊「「はっ!」」シュバッ!
175 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:55:17.71 ID:R+eSWSwk0
エリス「だ、大丈夫、です……から、皆さんの邪魔は……っ!」ダラダラ…
ロウル「何言ってるんですか! そんな辛そうな顔をして!」
パトラ「エリスさん、意識をしっかり持って!」
アーシャ「私達じゃ、何もできないのが歯がゆいけれど……」
アベル「ど、どうすれば……!?」オロオロ
アーシャ「アベル、あなたはエリスちゃんの傍に。ずっとですよ!」
ロウル「ちゃんと手、握ってあげるんですよアベルさん!」
アベル「あ、ああ!」
エリス「ふぅ……ぐっ……!」
パトラ「でもまずは、準備を整えてからですね……!」
シア「そこはお任せあれですよ〜!」
ティア「エリスさん、沈痛魔法をかけますからもうしばらくの辛抱ですよ……!」
タタタ!
斥候部隊「「用意、できましたぁ……!」」ゼェゼェ
シア「よし、急ぎますよ〜!」スタタタタ!
アーシャ「大丈夫かしらエリスちゃん……」ハラハラ…
ロウル「シアさん達もついていますから、大丈夫ですよ!」
ロウル「それにしても、いきなり来るものなんですね。流石に焦りました……」ドキドキ…
パトラ「……私達も、近いうちにこれを経験するんですね」ゴクリ…
三人「「……///」」
アーシャ「後で、もう専用の部屋を用意しておきましょう」
パトラ「必要な物も全て揃えて、部屋に置いておきましょう」
ロウル「それがいいですね……毎回この慌て方をしたら、身が持ちません」ハァ…
ネスト「……深く詮索しないけど、殿下ももうちょっと考えて子供を……」ポツリ…
三人「「……っ///」」プシュー…
ネスト(あ、これ彼女達も我慢できなかったってやつかな?)ダラダラ…
ネスト(やれやれ、本当に罪なお方だよ殿下は。エリスちゃん、大丈夫かなぁ……)ハラハラ…
……
――
176 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 22:56:53.47 ID:R+eSWSwk0
……
エリス「ふっ……くぅぅ……っ!?」ズキィ!
エリス「か、ふ……! んうぅぅぅ……!」ズキズキ…
ティア「アベル様、エリスさんの手を……!」
アベル「エリス、頑張れ……!」ギュゥ…!
エリス「アベル、さま……っ、ぐぅぅ……ぁっ……!」ビクン!
シア「エリスさん、辛いと思いますけど息を整えて。もうすぐですよ〜!」
エリス「は、い……っ! ふぅー……っ、ふぅぅっ……!」グッ…
エリス「アベルさまっ……もっと……離さない、でぇ……!」ググ…!
アベル「ああ、ああ! 俺はここにいるぞ! ずっと、お前の隣にいる!」ギュゥ!
アベル「だから、エリス……!」ギュゥゥ!
エリス「ふぅぅ、んんんっ……くうぅぅ……っ!」グググ…!
シア「あっ! 見えました! 見えましたよ〜!」
ティア「もう一息です、頑張ってください……!」
アベル「エリス……!!!」
エリス「ふ、く、んぅ……ん゛ぅぅ………っ!!! ん゛ん゛ん゛んんんんぅ……っ!!!」グググ!
エリス「ん゛っ、ぁ……ぁ、ぁ……!!! あ、ああううああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ギュッ!
……オギャア……!
エリス「あ……っ」ポロ…
アベル「あ……っ」ポロ…
シア「ふうぅぅ……よく、頑張りましたね〜」
赤ん坊「おぎゃあ……!」
ティア「元気な、女の子です……!」
エリス「あ、ああ……!」ポロポロ…
アベル「よく頑張ったな……!」ポロポロ…
アベル「そして、ありがとう……っ!」ポロポロ…
エリス「私の……赤ちゃん……」ソッ…
赤ん坊「おぎゃ……おぎゃあ……!」
……
――
177 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 23:00:26.10 ID:R+eSWSwk0
――
……
シア「それじゃあ、しばらくごゆっくりですよ〜」
アベル「すまない。二人ともありがとう」
ティア「いえ! それよりはやく皆さんにもお知らせしないと……!」
パタン…
アベル「……改めてエリス、よく頑張ってくれたな」ナデ…
エリス「いえ、突然にあんな痛みに襲われるとは思っていませんでした……」
エリス「アベル様や皆さんにもご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ありません」
アベル「そんなことはない。本当にありがとうエリス……」チラ…
赤ん坊「……」スヤァ…
アベル「ふふ、泣き疲れてしまったのかな?」
エリス「この子が、私とアベルさんの赤ちゃん……」
エリス「まだ、実感がありませんけど……私、お母さんになったんですね」
アベル「俺は、父親か……」
エリス「家族が、増えたんですね……」シミジミ…
アベル「ああ……女の子だったな。俺達の、可愛い子供……」ソッ…
赤ん坊「……」スヤァ…
アベル「……エリスの魔導書でこの姿を記録したいところだが、まだ難しいか」
エリス「そう、ですね。一瞬とはいえ強烈な発光がありますし……」
エリス「この子に負担がかかるようなことは、したくありません」
アベル「ああ、俺も同じだ」
二人「「……凄く、記録したいけれど」」
アベル「……ははっ!」
エリス「ふふ……!」
アベル「今のこの子の様子は、俺達の目に焼き付けておこう」
エリス「ええ、そうしましょう」
178 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 23:04:37.71 ID:R+eSWSwk0
エリス「……ねぇ、アベルさん?」
アベル「なんだ?」
エリス「この子の、名前なんですけれど……」
アベル「ああ、そうだ。我が子に、はやく名前をつけてやらないとな」
エリス「実は、私……いつかアベル様との子供が出来たらつけたいなって名前があったんです」
アベル「そうだったのか? 実は俺も考えてはいたんだが……」
エリス「まあ、それでしたらアベルさんの案を!」
アベル「待て待て、聞く前から折角のエリスの案を却下するなどありえん」
アベル「俺の案はその……だな、なんというか……な、なんだこの気恥ずかしさは///」カアァ!
エリス「じ、実は私も、その……///」カアァ!
アベル「……では、もう同時に言ってしまおう」
エリス「は、はい!
アベル「この子の」
エリス「名前は……」
アベル&エリス「「――アリス」」
アベル「!?」
エリス「!?」
アベル「……ま、まさか同じ名前を考えていたとはな///」
エリス「びっくりしちゃいました/// でも、これで……」
アベル「ああ、決まりだな」
アベル「――産まれてきてくれて、ありがとうアリス」
アリス「……」スヤスヤ…
アベル「……俺は、子供には絶対に俺と同じ道を歩ませない」
エリス「私も。アリス、あなたには寂しい思いをさせないからね?」
アベル「お前達が将来、誇れるような……そんな国にしてみせる」
アベル「絶対にな……!」
エリス「私も、微力ながらお手伝いさせて頂きます」
エリス「だって私は、アベルさんの剣であり……つ、妻であり……///」
エリス「――アリスの、お母さんですもの!」
アベル「ああ、これからもよろしく頼むよエリス」ナデ…
エリス「はい! あなた……///」
――みんなで、幸せな未来を――
――
EX16
戦いを終えて〜〜君に永遠の誓いを〜〜
おしまい
――
179 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 23:06:23.62 ID:R+eSWSwk0
――――
―――
――
―
……それから、時は流れ……
――【エピローグ】――
―
――
―――
――――
180 :
◆gEU9La026k
[saga]:2021/02/13(土) 23:12:44.38 ID:R+eSWSwk0
エピローグ手前まで行った辺りで、今日はここまで
次の投下で、最後の投下となります
私自身、キャラクターに愛着が沸いてしまっていますが、比較的あっさりとしたエンドを予定しています
(その後を色々想像できる余地を残したいので)
本日もありがとうございました!
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/13(土) 23:44:22.22 ID:vx6+CbZh0
乙です
作者自身が敢えて自らその後を書きすぎずに
想像の余地を残すようにするって何かめっちゃ分かりますわ
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/14(日) 00:33:04.79 ID:tnKG60T7O
おつおつ
この後アリスに続々妹ができるんだよな……
あっさりとなるとFEの後日談的な感じになるのかな
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/02/14(日) 00:50:34.92 ID:vC+MB2tr0
乙です!
とうとう最後かあ…!
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