ロリババア狐「お前にこの神社を守れる力はあるのか?」巫女「守る?」

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200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 04:19:09.99 ID:HDmVYU0Y0
犬巫女「くっ…」サッ

巫女「ぐぬぬ…素早い…」

犬神「……」

犬巫女(持久戦になると不利…。さっさとケリをつけなきゃ…)

犬神「つまらん…」

ロ狐「おん?」

犬神「グダグダとした試合はつまらんな」

ロ狐「むう?そうか?戦闘とはこんなものじゃと思うが」

犬神「…ふぅ」スッ

犬神「おい!!」

犬巫女「っ!?」

巫女「??」

犬神「何時までやっておる?『そろそろケリをつけろ』分かったな?」

犬巫女「は、はいっ…」

ロ狐「なんじゃ。何をそんなに急いでおる?」

犬神「………」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 04:32:57.95 ID:HDmVYU0Y0
犬巫女(犬神様も…これ以上試合が長引けば妖力が少ない私の不利になると思って…)

犬巫女(『あの技』を使えと…言うんですね…)

巫女(犬神様も怖いなぁ…)

犬巫女「…では、お遊びもここまでにしましょう」

巫女「えっ…お遊び!?」

犬巫女「行け…水龍!」バンッ

巫女「えっ……どええぇっ!?」

犬神「ふっ…」

ロ狐「な、なんじゃとっ!?あやつ…あんな技を使えたのか…。というか、使いこなせるのか!?」

犬神「さあ、どうじゃろうな」

ロ狐「なに!?下手をしたら人を殺めかねんぞ!?使いこなせないならば使用すべきでない技じゃ!お前も最初にルールとして言っておったではないか!危険な技は使ってはならんと!」

犬神「言ったな。確かに」

ロ狐「ならば…」

犬神「大丈夫じゃ。死にはせん。使いこなせば死にはせん。あの巫女もそう思ったから水龍を出したのじゃろう」

ロ狐「……。汚いことを…」

犬神「汚い…?」

ロ狐「お前が使わせたんじゃろう!」

犬神「わしは水龍を使えなどとは言っておらんが?」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 04:39:23.14 ID:HDmVYU0Y0
ロ狐「決めておったんじゃろう…?ケリをつけろとお前が言ったら水龍を使うという事を…」

犬神「証拠もないのに適当なことを言うな」

ロ狐「くっ…。のらりくらりと…」

犬神「まあ、お前のとこの巫女が死にそうになっておったらそこで試合を止めれば良い」

ロ狐「そういう問題ではないじゃろ!」

犬神「水龍自体は殺傷能力はさほど高いものでは無い。最強である巫女であればなおのこと死ぬなんて事は無いはずじゃが?」

ロ狐「ぬぬぬぬ…」

ロ狐「…場合によっては試合にわって入るぞ…」

犬神「好きにせい。言っておくが当然そんな事をしたらそちらの負けじゃぞ」

ロ狐「………」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/20(木) 04:21:33.10 ID:P3Co4M6L0
犬巫女「終わりにしましょう…!」

巫女「素人目に見てもやばそうなのが出てきたっ…」

犬巫女「切り裂け…水龍!」

水龍「グゥアアア!!!」ビュン

巫女「早いっ…!」サッ

水龍「グゥアア!」ザシュ

巫女「地面が酷いえぐれ方を…こんなの当たったら死んじゃうんじゃ…」

犬巫女「はぁ…はぁ…」

ロ狐(犬神の巫女は完全に妖力を使い切ったな…。あの水龍を召喚するのが最後の手段だったんじゃろう…)

ロ狐(巫女よ…とにかく水龍の攻撃を避けて本体に一発入れて気絶させろ…。そうすれば水龍も消滅する!)

犬巫女(やっぱり…私には使いこなせない…。こんな事して本当に良かったのかな…)
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 03:41:04.06 ID:r0YW1m4K0
巫女(通じるかな…神様に教えてもらったあの技…鎌鼬!)

巫女(でも、神様みたいにサッとは出せないし…)

水龍「グゥアアア!」ビュン

巫女(このスピード…!これを避けながら鎌鼬は出せないよ…!)

犬神「ふっ…。防戦一方のようじゃが…これは勝負ありか?」

ロ狐「…最後の手段なんじゃろ?もしこの窮地をうちの巫女が脱したら…」

犬神「はっ。どうやってじゃ?この状態から勝ちに持っていくなど…無理だと思うが」

ロ狐「わしの教育をなめるなよ」

巫女(水龍の攻撃を避けながら相手からの攻撃も避けるのは厳しい…ってあれ?座り込んでる…?)

犬巫女「はぁ…」

巫女(となれば…本体を殴りにいくしかない…!)

水龍「アブルル!」ビュン

巫女「ってそれが出来たら苦労しないよね…!」サッ
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 04:05:51.79 ID:r0YW1m4K0
巫女「直接殴るのが無理なら…!この箒!ぶん投げてぶつける!」ブォン

犬巫女「…くっ」

水龍「ウウウ!」バシッ

犬神「そんな単純な攻撃、水龍が守るに決まって」

巫女「まあ本体を守りに行くよね…。でもそれは予想通り!」グルグルグル

巫女「一瞬の隙が欲しかった!くらえ!鎌鼬!」ブォン!

ロ狐「おぉ!鎌鼬!練習の成果が出ておる…!」

水龍「グゥアアア!」ガガガ

巫女「どうだっ!」

水龍「グゥア!!」バシッ

巫女「うぇぇ…ふ、防がれた…」

犬神「ふははは!頼みの鎌鼬?も防がれたな。狐、お前の教育1歩及ばずのようじゃ」

ロ狐「ぬ、ぬぬぬ…。確かに…確かにこの展開は想定外じゃ。だがな…あいつなら…あいつならここから何とか出来るとわしは信じておる」

犬神「感じるだ信じるだと…。少年漫画の読みすぎじゃないのか?大事なのは結果と数字じゃ」

ロ狐「お前は椅子に腰かけて物を見るようになってから落ちぶれたな」

犬神「なに…?」

ロ狐「まあ良いわ。結果でも見せてやる」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 04:27:44.55 ID:r0YW1m4K0
水龍「グゥアアア!」ビュン

巫女「ヒェッ…」サッ

巫女「バトルフィールドが抉れていく…」

犬巫女(意識が朦朧と…。だめ…ここで倒れたら負けになる…)

犬巫女(少しでも…相手の動きを止められたら…)

巫女「うぉっと…ひぃっ…」サッサッ

犬神「ふん。しぶとく逃げ回りおって」

巫女「よっ…。よしっ!!!箒回収完了!!」パシッ

巫女「さあここから…」

犬巫女(今だ…!!)

犬巫女「一瞬でいい…動きさえ止められれば…!ハァッ!!」シュッ

巫女「…うぐっ…これはっ…水の弾丸…」

犬巫女「いけ…!水龍…!」

水龍「グゥアアア!!!」ビュン

巫女「マズイ…!」ブォン

犬神「ほお…器用な。風の力で空に飛んだか…。だが空は悪手じゃろ。敵は龍じゃぞ」

犬巫女「いけ!切り裂け…!」

水龍「グゥアアア!」ビュン

巫女「くっ…風で対抗するしかない…!」ブォン

水龍「グゥアア!!」ザシュッ

巫女「ぐはっ…」

犬神「切り裂いた…!!!」

ロ狐「ぐっ…」

犬巫女「…!」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 04:53:40.41 ID:r0YW1m4K0
犬神「おうおう。高く吹き飛ばされたのう。どうじゃー?抉れたか?」

ロ狐「巫女…!!」

巫女「…まだだ…」

巫女(まだ…負けてない…負けられない…!)

ロ狐「傷は浅い…!鎌鼬を受けきったが故に、水龍の力は弱まっておる…!」

犬神「ふむ。だがこちらが有利なことに変わりはない」

巫女「どぉりゃぁああ…!!」グルグルグル

犬神「なんじゃ…あやつ…空中で回転しながら落ちて…」

犬巫女(…!まさか…さっきの鎌鼬を…!?)

巫女「全力全開…!落下鎌鼬だぁああ!」

犬神「しぶといな…」

犬巫女「くっ…いけ…水龍!」

水龍「グゥゥゥアア!」ビュン

巫女「この一撃に全てを…賭ける!くらえ水龍…!」ブォォォン!!

犬神「ふん…もう一撃くらい…耐えることなら…」

ロ狐「それはどうじゃろうな…」

犬神「な、なに…?」

水龍「グゥゥゥ…アアアゥゥ…!」ガガガガ

犬巫女「…だ、だめだ…水龍が…」

巫女「貫けぇぇ!」

水龍「グゥアアッッッ」シュー

犬神「…!!水龍が…消えた…」

ロ狐「ふっ…今回の鎌鼬は…箒付きじゃからな!箒ぶん投げ鎌鼬の方が威力が高いんじゃよ」

犬巫女「くっっ…ぐぁっっ…!」ビュオン

ロ狐「……勝負あったな」


208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 05:00:12.62 ID:r0YW1m4K0
巫女「はぁ…はぁ…。うぅ…いててて…」

犬神「………」

ロ狐「犬神の巫女は…うむ。気絶しておるな…」

巫女「大丈夫ですかね…?」

ロ狐「大丈夫じゃろ。多分」

巫女「た、多分って」

ロ狐「で、犬神よ。お前の負けでよいな?」

犬神「…くっ…」

ロ狐「おい。はっきりと答えろ!お前の負けでよいな?」

犬神「ぬぐぐぐ…。わしの…負けで…よい…」

ロ狐「よし!!!!よくやったぞ巫女!!」

巫女「やったー!」

犬神「…出来損ないめ…」

犬神「この出来損ないめ!!何時まで寝ておる…!」バシッ

巫女「ちょ、ちょっと!」

犬巫女「……はっ…。い、犬神様…」

犬神「お前に任せたわしが馬鹿じゃったわ…。巫女になって1ヶ月の素人に負けおって…」

犬巫女「も、申し訳ございません…」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 05:05:49.89 ID:r0YW1m4K0
犬神「お前のせいで恥をかいたぞ…」

ロ狐「恥をかいた…??」

犬神「な、なんじゃ…」

ロ狐「まてまてまて。犬神よ。恥をかくのは……これからじゃろ??」

犬神「なっ…」

ロ狐「来い犬神。あっちの物陰で話そう」

犬神「ぬ、ぐぐ…」

巫女「何を話に行ったんだろう…」

犬巫女「………」

〜物陰〜

ロ狐「忘れたわけではあるまいな…?」

ロ狐「全裸土下座…♪」

犬神「くぅっ…」

ロ狐「折角じゃし恋人にも見てもらおうではないか」

犬神「ぐぬぬぬぬ…」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 05:15:39.06 ID:r0YW1m4K0
ロ狐「ほれ、ケツに刺すキュウリも買ってきてあるんじゃ」

犬神「うううぅ…」

ロ狐「唸ってばかりおらんとさっさと服を脱がんか」

犬神「………な、なぁ」

ロ狐「ん?」

犬神「………まさか本当にやる訳では…ないよな?」

ロ狐「はぁ?」

犬神「そ、そんなはしたないこと…本当にやらせたりはせんよな?」

ロ狐「この期に及んで往生際の悪い…。やるに決まっておるじゃろ」

犬神「た、頼む…なぁ…やるなら別の事にしよう?」

ロ狐「お前…。わしが負けておったら裸踊りさせると言っておいて…自分が負けたら罰は受けたくないなどと…」

犬神「う、受けないとは言っておらん!そ、それにじゃな…わしも本当に裸踊りさせるつもりはなかったんじゃ!!」

ロ狐「ガタガタ抜かすな!キュウリをケツではなく前の穴に刺すぞ!」グイッ

犬神「や、やめんかっ…///」

ロ狐「恋人のより太くて長いからクセになるかもしれんぞ」

犬神「え、ええい!下品なことを言うな!!」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/22(土) 05:25:10.51 ID:r0YW1m4K0
ロ狐「さあさあ脱げ脱げ」

犬神「う、うぐぐぐ…」

ロ狐(………ふっ。やはりこうなるか。分かっておったわ。わしの本当の狙いは全裸土下座などでは無い!今となっては謝罪などどうでも良い!)

ロ狐(真の狙いは……金じゃ!!!巫女の給料分…金を要求する!!もう少し揺さぶってから…金を要求するぞ…)

ロ狐「脱げぬなら 脱がしてやろう 神様が」

犬神「一句読みながら脱がそうとするな!」

ロ狐「お前が脱がんからじゃぞ」

犬神「な、なあ頼む!他の事ならなんでもする!恋人の前で…そんなはしたない事は出来ぬ…」

ロ狐(おお!なんでも!きたぞ…ここで金を…!)

犬神「あの人…あの人に嫌われたらわしは……終わりじゃ…」ウルウル

ロ狐「ほう…そんなにか?」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 06:04:17.35 ID:IMLFMwodo
おつー
犬神様とロ狐様の神レズはいくら御布施すれば見れますか????
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/27(木) 03:35:58.78 ID:2Tlzx4gE0
犬神「初めての…恋人じゃから…」

ロ狐「ほぉん」

犬神「…わしが今までお主に嫌がらせをしてきたのは認める…。悪かった…。でも…!わしだって初めからこうだった訳じゃない…」

ロ狐「…まあ、そうじゃったな。昔は皆…どうすれば神社が大きくなるかお互い話し合っていた」

犬神「…地位がなければ…欲するものは手に入らぬのじゃ!」

ロ狐「……」

犬神「初恋も…次の恋もその次も…。ボロ神社の神だからといって相手にされんかった…。だからわしは地位、名誉、富に固執するようになった…」

犬神「何度も何度も…想い人を他の女にとられ…悔しい思いをしてきた。だからわしは必死に神社を大きくした。そしてやっと出来た恋人なんじゃ…」

ロ狐「……」

犬神「…お主をいびって遊んだことは本当に悪かった…。じゃが…恋人の前でだけは…格好の悪い姿は見せられぬ…」

ロ狐「………もう良いわ」

犬神「……えっ」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/27(木) 03:44:46.84 ID:2Tlzx4gE0
ロ狐「……興が冷めた。もう土下座なんぞどうでも良くなったわ」

犬神「よ、よいのか…?」

ロ狐「なんじゃ。やりたいのか?」

犬神「い、いやいや…!」

ロ狐「ふんっ。恋人恋人と。うるさいヤツじゃ」

犬神「…案外…優しいところがあるんじゃな…」

ロ狐「勘違いするなよ!不憫に思った訳では無いわ!」

犬神「う、うむ…」

犬神「まあその…あれじゃ。次からは…その…純粋に神社の運営について相談に乗るぞ。もういびったりはせん…」

ロ狐「うむ…。それは助かる」

犬神「では…そろそろ戻るか…」

ロ狐「ちょっと待て!!」

犬神「な、なんじゃ?」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/27(木) 03:52:52.69 ID:2Tlzx4gE0
ロ狐「土下座はもう良い。じゃが!他に頼みたいことがある」

犬神「な、なんじゃ?」

ロ狐「……金をくれ」

犬神「な、なんじゃと!?」

ロ狐「金じゃ…。金」

犬神「ぐぬぬぬ…優しいところもあるかと思ったが…土下座が出来ないとなったら金か!!ゆするつもりか!」

ロ狐「な、なんじゃ!!失礼なやつじゃな!!」

犬神「いくらじゃ…いくら払えと言うんじゃ」

ロ狐「40…万じゃ」

犬神「なかなかの大金じゃな…。しかしもっとふっかけてくると思ったが…」

ロ狐「必要な分だけ貰えればそれでいいんじゃ」

犬神「必要な分…?使う先が決まっておるのか?」

ロ狐「うぐっ…」

犬神「まさかお主……巫女の給料を…」

ロ狐「ぬぬぬ…そ、それがどうした!!何に使うかはわしの自由じゃろ!」

犬神「給料は払えると言っておったでは無いか!しかもお主、40万も渡すのか!?」

ロ狐「い、いや…40万まるまる渡すわけではない…」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/27(木) 03:58:18.97 ID:2Tlzx4gE0
犬神「じゃあなぜ40万なんじゃ」

ロ狐「そ、それはあれじゃ!給料と…色々と頑張った巫女になにか美味いものを食わしてやりたいと思って…奢ってやる分の金じゃ」

犬神「あのなぁ…そういうのは自分の財布から出すから格好がつくんじゃぞ…??」

ロ狐「え、ええい!分かっておるわ!次からはそうする…が、今は…金がないから無理なんじゃ!」

犬神「はぁ……まあ良いわ。負けたのはわしじゃし…最初に言っておった土下座も出来ぬと言ってしまったしな…」

ロ狐「そ、そうじゃそうじゃ!」

犬神「じゃが来月分はどうするんじゃ。本当に払えるのか?」

ロ狐「……」

犬神「…本格的に神社の運営頑張るんじゃぞ」

ロ狐「む、むう…」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/27(木) 07:40:00.70 ID:dvZx2LTLo
かわいい(かわいい)
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 02:03:31.44 ID:16vP8LMb0
ロ狐「いやぁ、すまんな皆の者待たせた」

巫女「あ、帰ってきた」

ロ狐「まあ、犬神と色々話しておってな。あれじゃ、仲直りしてきた」

巫女「えぇー!?!?な、何があったんですか!?」

ロ狐「昨日の敵は今日の友ということじゃ!気にするな!」

巫女「えぇ…(そんな軽い感じで仲直りできるなら私たち戦わなくても良かったんじゃ…)」

犬巫女「…犬神様…申し訳ございません…」

犬神「起きたか…。全く…こんな成り立ての巫女に負けおって」

犬巫女「……」

犬神「出来損ないと言われても仕方ないな?」

犬巫女「はい…」

巫女「……で、でも!すごく強かったです!!これが試合じゃなくて、本当に殺し合いだったら…私負けてました。最初に殺さないように手加減されたから勝てただけです」

犬神「勝たねば意味が無い。勝たねばな。あーだったら勝てた、こーだったら勝てた…等と言い訳は意味が無いのじゃ」

犬巫女「…その通りです」

巫女「うぅ……」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 02:09:23.73 ID:16vP8LMb0
犬巫女の姉1「前々から出来損ないだとは思っていたけど…まさかこんな巫女に負けるなんて…」

犬巫女の姉2「恥さらしね。あなた巫女はむかないのよ。辞めたら?」

犬巫女「…姉さん…」

巫女「そんな…酷い…」

ロ狐「……」

巫女「確かに試合には負けちゃったかもですけど…一生懸命頑張ってました!そんな風に言うのは」

犬巫女の姉1「うるさい」

巫女「えぇっ…」

犬巫女の姉2「出来損ないに勝ったからって調子に乗らないで。私達に意見出来るような立場じゃないでしょ?」

巫女「……」

ロ狐「なんじゃ?その巫女いらんのか?なら、うちが引き取ってやるぞ?その出来損ないを」

犬巫女の姉1「えっ!?」

220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 02:17:24.37 ID:16vP8LMb0
ロ狐「確かに出来損ないじゃ。じゃが…そうじゃな。うちで修行すれば…1年で姉2人を超えられるくらい強くなれるぞ」

犬巫女の姉1「な、何を…」

ロ狐「試しにやってみようではないか。どうじゃ?犬神」

犬神「む、むむむ…」

犬巫女の姉2「犬神様!まさか提案を受けるおつもりですか!?」

ロ狐「別に誰も損はせんじゃろ?いらない巫女を引き取って育ててやると言っておるだけじゃ」

犬神「…本人に任せよう…」

犬巫女「わ、私は…」

ロ狐「どうする?はっきり言ってここにおっても強くなれんぞ。うちに来たら今よりも何倍も強くなれる。出来損ない出来損ないと罵倒もされん」

犬巫女の姉1「まさか行くつもりではないだろうな!?犬神様を裏切るつもりか!?」

ロ狐「辞めろと言っておいて引き止めるとはどういう事じゃ?」

犬巫女「私は…。申し訳ございません…狐神様。私は犬神様の元で修行を続けます…。犬神様のお役にたてるように頑張りたいんです」

ロ狐「…振られたか。残念じゃ…」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 02:24:29.37 ID:16vP8LMb0
ロ狐「ふっ…。だが、見たか?姉二人の焦りよう。出来損ない等と言っておるが、お主が強くなることを恐れておった」

犬巫女「……」

ロ狐「口ではあー言っておるが、才能があることは認めておるんじゃ。頑張れよ。もし嫌になったらいつでもうちの神社に来て良いからな」

犬巫女「はい…!ありがとうございます」

ロ狐「さて、帰るとするか!巫女よ」

巫女「はい!」

ロ狐「今日はなにか美味いものでも食べるとしよう!」

巫女「いいですね!お酒も飲みましょう!」

ロ狐「うむ!勝って飲む酒は最高じゃぞ!」

巫女「わーい!!楽しみ楽しみ!」

ロ狐「犬神!約束忘れるでないぞ!」

犬神「わ、分かっておるわ…」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 02:30:36.56 ID:16vP8LMb0
ロ狐「いやぁ気持ちが良い」

巫女「神様、優しいんですね」

ロ狐「何がじゃ」

巫女「犬巫女さんのことを誘ったのって、断られること分かってて誘ったんですよね?」

ロ狐「いや、来ると言ったら本当に迎え入れてたぞ。そして修行もつけてやるつもりだった」

ロ狐「まあ、断られるだろうとは思っておったがな」

巫女「やっぱりー!出来損ない出来損ないって酷いなぁって思ってたんですよ。あのお姉さんたちが焦る姿が見れてスッキリしました」

ロ狐「弱いくせに偉そうにしておったからな。少し懲らしめてやったんじゃ」

巫女「よ、弱そうには見えませんでしたけどね…」

ロ狐「まあ、そんなことより。お疲れ様じゃな巫女よ。明日から2連休、ゆっくり休むがよい」

巫女「ありがとうございます!何しようかなーって思ったんですけど…やっぱりお家でゆっくりする事にします!」

ロ狐「お主ならそう言うと思ったわ」

巫女「だってここ一週間めーちゃくちゃ運動したんですもん!疲れましたよ」

ロ狐「まあ、じゃろうな」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 02:34:51.94 ID:16vP8LMb0
ロ狐「連休明けに狼神に会いに行く」

巫女「えっ!」

ロ狐「色々世話になったからな。礼をしに行く」

巫女「だったら休むより先に会いに行った方が良いのでは…?」

ロ狐「いや、狼神がしっかり巫女を休ませてやってくれと言っておったからな」

巫女「な、なるほど…」

ロ狐「まあそれに、わしにとっては友人みたいなもんじゃ。そんなに気を使うことも無いわ」

巫女「わ、分かりました。では、ゆっくりさせてもらいます」

ロ狐「うむ。では酒を買って帰るぞ!」

巫女「はーい!」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 23:13:56.28 ID:16vP8LMb0
〜2日後〜

巫女「おはようございます〜。今日もちゃんと遅刻せずに…」

ロ狐「おお。おはよう」

巫女「…何してるんですか?」

ロ狐「見てわからんか?おみくじを作っておるのじゃ」

巫女「え、おみくじ?おみくじ作って…遊ぶんですか?」

ロ狐「遊ぶわけではない!作って売るんじゃ」

巫女「う、売るんですか…!?」

巫女「って言うか…今更ですけど、神社的には買うとか売るって言葉は良くないとか何とか聞きましたけど」

ロ狐「まあ、そうじゃな。巫女、お前は売るではなくお授けという言葉を使うんじゃ。じゃがな、わしは神じゃ。神が人間におみくじを売る。別にこれはおかしな言葉遣いではあるまい?」

巫女「ん、んんー。んー??んー…そ、そうです…ね?」

ロ狐「あくまで人間が神聖な場所や物に対してそういった言葉遣いをする必要があるというだけじゃ。わしからしたら販売であり、売って得た金は売り上げじゃ」

巫女「ん、んん…なんだか納得していいのか分からないですけど…その通り?ですね」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 23:21:59.01 ID:16vP8LMb0
ロ狐「よーし、出来たぞ。巫女よ、今日からこのおみくじを売るぞ!」

巫女「は、はぁ。おみくじですね。分かりました」

ロ狐「ちゃんと神が作ったおみくじと言うのじゃぞ」

巫女「えぇ!?いやそんなの詐欺じゃないですか!」

ロ狐「どこがじゃ!?実際に神が作ったんじゃから詐欺ではないじゃろうが!」

巫女「た、確かに…確かにそうなんですけども!皆には神様の姿が見えてないわけですし!神が作ったとか言ったら逆に買ってもらえなさそうなんですけど!」

ロ狐「むむむ…面倒じゃのう」

巫女「1回100円とかですか?」

ロ狐「神が直々に作ったんじゃから1回1万くらいでいいじゃろ。それでも安い方じゃ」

巫女「商売下手すぎません?」

ロ狐「なんじゃと!?」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 23:29:17.41 ID:16vP8LMb0
巫女「誰が1回1万でおみくじ引くんですか!?100円ですよ100円!」

ロ狐「1枚1枚妖力をこめて全部手書きで作ったんじゃぞ!?それを100円で売れというのか!?」

巫女「うぅー…値上げできたとしても200円ですよ!それ以上は絶対売れません!」

ロ狐「ぐぬぬぬ…そんな額では10枚売れてやっとお前の1時間分の給料じゃぞ!?そうなったら最低でも1日80枚は売らねばならん…」

巫女「い、いやなにもおみくじ1本で儲けを出そうとしなくてもいいのでは…」

ロ狐「他には何で儲けられるんじゃ?」

巫女「なんか神社で儲け儲けって罰当たりな…いや、その罰を当てる神がこの神様なのか…」

巫女「あれですよ、お守りとか」

ロ狐「お守り…なるほどのぅ!それはいくらで売れるんじゃ?」

巫女「んー…500円とか?」

ロ狐「おおぉー!よし、おみくじは止めてお守りにするぞ!」

巫女「いやそれはまたそれで違うと思いますよ!?」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 23:33:51.60 ID:16vP8LMb0
巫女「って言うか、狼神様の所に行かなくていいんですか?」

ロ狐「ん?おお、そうじゃったの」

巫女「忘れてたんですか!?」

ロ狐「神社の経営について考えておったからのぅ!」ドヤッ

巫女「いやドヤ顔されても…」

ロ狐「よし、では行くか」

巫女「はい!狼神様の神社はどこにあるんですか?」

ロ狐「普通に歩いていけば遠いが、妖力を使って行けばすぐじゃ。少し離れた山の上にある」

巫女「はえぇ…。了解です」

ロ狐「遅れず着いてこいよ」シュンッ

巫女「え、あ、ちょ!待ってください!」シュッ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 23:47:26.44 ID:16vP8LMb0
〜狼神の神社〜

ロ狐「ここじゃ」

巫女「うわぁ…立派な神社…」

ロ狐「お主、狼神に会うのは初めてか」

巫女「そうですねぇ〜。って言うか、今更ですけどどういうお礼をしに来たんです?」

ロ狐「言っておらんかったか?狼神がすき焼きを作って帰って行ったわしの友じゃ」

巫女「あぁー!なるほど!!それはお礼しなきゃですね!」

ロ狐「さあ、行くぞ」

巫女「はーい」

229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/02(水) 23:56:53.39 ID:16vP8LMb0
巫女「いやぁホントに立派な神社ですねぇ…」

ロ狐「わしの神社もいつかこれくらい大きくしたいのう」

巫女(私が生きてる間に少しでも大きくなるといいけど…)

巫女「んー。でも全然人がいませんね」

ロ狐「まあ、山の上じゃからな。それにそれほど有名ではないしのう」

巫女「ほえぇ…。あっ!あそこに一人参拝者さんが」

ロ狐「あいつが狼神じゃ」

巫女「えっ…」

狼神「やあ。そろそろ来る頃じゃないかと思って、外に出てきたんだ。待ってたよ、コンちゃん」

巫女「ふぉぉ…。綺麗…大人の女…着物美人…」

巫女「って…コンちゃん…?」

ロ狐「ぐ、ぐぬぬ…その呼び方は二人の時だけにしろと…」

狼神「まあまあ、いいじゃないか。それと…初めまして、巫女君」

巫女「え、あ!はい!初めまして!!」

狼神「コンちゃんから聞いてると思うけど、ボクは狼神。よろしくね」

巫女「よ、よろしくお願いします!」

巫女(ひえぇ…超絶美人…結婚してくれないかな…)
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/03(木) 00:02:17.11 ID:UaUleldd0
〜神社内〜

狼神「はい、コンちゃん。コンちゃんの大好きな羊羹だよ」

ロ狐「うむ。すまんな」

巫女(なんか娘とお母さんみたい…)

狼神「巫女君もどうだい?羊羹は好き?」

巫女「は、はい!好きです!」

狼神「ははは。そんなに緊張しなくても大丈夫だよ」

巫女「は、はは…いや、美人すぎてつい…」

狼神「それはどうも。おっと、お茶が出てないね。うちの巫女にいれさせるよ」

ロ狐「うむ。頼む」

巫女「ちょ、ちょっと神様!頼むって…言い方!」

狼神「いいよいいよ。コンちゃんとは友達だからね」

ロ狐「そうじゃそうじゃ。と言うか、わしは神じゃぞ!お主忘れておらんか!?」

巫女「ん、んんー…なんか感覚が狂うんですよねぇ…」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/03(木) 00:09:21.57 ID:UaUleldd0
狼神「『おいち』にお茶をいれるように言ってくるよ」

巫女「『おいち』?」

狼神「ああ。うちの巫女のことだよ。おいちって呼んでるんだ」

巫女「なるほど!おいちさんって名前なんですね」

狼神「いや、名前じゃないよ。愛称…と言うのかな」

巫女「え、愛称…ですか?」

狼神「ああ。すごくお淑やかな子なんだ。だから、お淑やか1号と呼んでいてね。お淑やか1号を略しておいちなんだ」

巫女「えっ…お淑やか…1号…?えっ??」

ロ狐「巫女よ。こいつはな、こういう奴なんじゃ。ちょっと変わっとるんじゃ」

巫女「え、あー…。なるほどぉ…」

232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/03(木) 03:08:34.05 ID:UaUleldd0
狼神「さあ、コンちゃん。こっちにおいで」

ロ狐「なっ…」

狼神「お礼をしに来てくれたんだろう?」

ロ狐「ぬ、ぐぐ…分かった…」

巫女「えっ」

狼神「よーしよし」ナデナデ

ロ狐「ぐぬぬ…」

狼神「いやぁ。料理を作っただけでなでなで出来るなら毎日でも作るけどね」

ロ狐「毎日お主に撫でられるなど…絶対に嫌じゃ」

巫女「なんだか微笑ましい光景です…」

狼神「そうかい?」

巫女「いやぁ…神様にもちゃんと友達がいたんだなぁって…」

狼神「あはは。コンちゃんは一匹狼…いや一匹狐だと思われていたんだね」

狼神「コンちゃんは口調が荒々しくて、誤解されやすいけどいい子なんだよ」

ロ狐「子供扱いするでないわ!」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/03(木) 07:05:22.87 ID:5g007bD1o
コンちゃんきゃわわ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/04(金) 02:12:49.31 ID:B82h8kBG0
巫女「ってそうだそうだ。お料理とっても美味しかったです!!ありがとうございました!」

狼神「いやいや、気にしなくていいよ」

巫女「あのすき焼きのおかげで勝てましたよ!」

狼神「あっはは。あれは巫女君の努力の結果だよ。いい試合だったね」

巫女「ありがとうございます!試合とか初めてで緊張しましたけど、なんとか勝てました」

狼神「コンちゃんの言う通り、かなり素質のある巫女君みたいだね」

ロ狐「わしが見込んだ巫女じゃからな!」

狼神「はい、あーんして」

ロ狐「あーー…って何をしとるんじゃ!」

狼神「お菓子を食べさせてあげようと思って」

ロ狐「自分で食えるわ!」

狼神「ボクが食べさせたいんだよ」

ロ狐「撫でるのは許すがあーんは…」

狼神「毎月食費を送ってあげてるじゃないか…」コソコソ

ロ狐「ぐ、ぐぬぬ…」

巫女「…?」

ロ狐「し、仕方ないのぅ…」

狼神「よーしよし。はい、あーん」

ロ狐「ぬぅぅ…。あーーん…」

狼神「いい子だね」

巫女「ええぇ!あの神様が…。ホントに仲良いんですね」

狼神「まあね」

ロ狐「くぅぅ…」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/04(金) 02:22:23.55 ID:B82h8kBG0
おいち「失礼します」

狼神「ああ、おいち。お茶を持ってきてくれたんだね。ありがとう」

巫女「ありがとうございます」

おいち「お出しするのが遅れてしまい申し訳ありません」

巫女「いえいえそんな!あ、えっと初めまして!狐神様の巫女です。よろしくお願いします」

おいち「狼神様の巫女のお淑やか一号です。よろしくお願いします」

巫女「あ、ああ…よろしくお願いします」

狼神「彼女もお淑やか一号という愛称が気に入っているんだ」

おいち「気に入ってます」

巫女(ホントかな…)

ロ狐「おいち。修行中の神社警備、ご苦労じゃった」

おいち「とんでもございません」

巫女「え?神社警備?」

ロ狐「ああ、修行中にわしの神社の警備を頼んでおいたんじゃ。さすがに疲れ果てたお前を深夜に叩き起こすことは出来んからな」

巫女「そうだったんですか!?すみません!ありがとうございます!」

おいち「雑魚妖怪が2.3体来ただけだったので、大した仕事はしていませんよ」

巫女(雑魚妖怪…お淑やかとは…?)
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/04(金) 02:30:37.42 ID:B82h8kBG0
狼神「そうだ。コンちゃん、巫女君。この後ボクとお風呂に入らないかい?」

ロ狐「急になんじゃ!?」

狼神「いやいや、実はね、この神社の裏に温泉があることが分かったんだ」

ロ狐「お、温泉じゃと!?」

狼神「ああ。おいちが修行で地面を殴って掘り進んでいたら発見したらしい」

巫女(お淑やかとは!?)

狼神「せっかくだし入っていきなよ」

ロ狐「む、むぅ…それは入りたいが…」

狼神「入りたいが…?」

ロ狐(こやつとは入りたくない…)

巫女「えー別にいいじゃないですか。皆で入りましょうよ」

狼神「ほら、巫女君も言っていることだし」

ロ狐(余計なことを!!)

狼神「コンちゃんの神社の電気代、水道代、ガス代…誰が払っているか知ってるかい?」コソコソ

ロ狐「っっっ…ま、まさか…お主が!?」コソコソ

狼神「ああ、そうだよ」コソコソ

ロ狐「……そ、そうじゃのう。温泉は…やはり皆で浸かるものじゃよなぁ〜」

狼神「だよねぇ」

巫女(たまに二人でコソコソ話してるのは何なんだろう…)
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 02:25:03.74 ID:OE1xiHbJ0
巫女「いやぁでも、温泉っていいですねぇ…。毎日入れるじゃないですか!うちの神社にも欲しいなぁ」

狼神「ホントにありがたいよ。おいちが見つけてくれて良かった。まだ、参拝者さんには秘密にしてるけど、いつか参拝者さん達も入れるようにしたいね」

巫女「その時は私も入りに来ます!!」

狼神「いやいや、巫女君ならいつでも入りに来てくれていいよ」

巫女「ホントですか!?ありがとうございます!!」

ロ狐「よし、巫女よ。帰ったら庭を掘って温泉を掘り当てるぞ」

巫女「えぇ!い、いやぁそれはちょっと…。そんな都合よく見つからないと思いますよ」

狼神「コンちゃんも入りたいならいつでも入りに来ていいんだよ?毎日でも大丈夫さ」

ロ狐「ん、んん…」

狼神「気になって仕方ないみたいだし、そろそろ行こうか?」

巫女「はいっ!」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 02:40:14.93 ID:OE1xiHbJ0
狼神「コンちゃんとお風呂…楽しみだなぁ」

ロ狐「お、おぉ…」

おいち「狐神様の巫女さんとお風呂…楽しみです」

巫女「え?」

狼神「さあ、こっちだよ。着いてきて」

巫女「え、あ、はい」

〜温泉〜

巫女「うわ…すごい…」

狼神「山の上とはいえ、とりあえず周りからは見えないように壁は作っておいたよ」

巫女「助かります」

狼神「まだ脱衣所とかは出来てないから、とりあえず濡れないところに服は置いておいて」

巫女「はーい!」

狼神「さあコンちゃん、服をぬがせてあげよう」

ロ狐「自分で脱げるわ!」

狼神「そうかい?ならいいけど」

巫女「仲良しですね〜」

おいち「ですね」

巫女「じゃあ私達は私達で、仲良く入りましょうか」

おいち「はい…?」

巫女(…な、なんだろう…なんか怖い…)
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 02:46:03.14 ID:OE1xiHbJ0
狼神「ふ、ふふふ…。コンちゃん…可愛いね」

ロ狐「う、うう…じろじろ見るな!」

おいち「ふふ…巫女さん…可愛いですね」

巫女「そ、そうですか?ありがとうございます…」

狼神「ボクが背中を流してあげるよ」

ロ狐「うむぅ…いや自分で洗うが…」

狼神「まあまあ。遠慮せずにさ」

ロ狐「むぅ…」

おいち「巫女さん。お背中流しますよ」

巫女「そんな!大丈夫ですよ!」

おいち「いえいえ。私がやりたいだけですので」

巫女「そ、そうですか?じゃあ…お願いします」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 02:52:24.12 ID:OE1xiHbJ0
狼神「はぁ…。相変わらず触り心地がいい背中だね」

ロ狐「いちいち触るな!普通に洗ってくれれば良いのじゃ!」

狼神「ちょっとしたスキンシップじゃないか」

ロ狐「お前は触り方がいやらしいんじゃ!」

狼神「そんなつもりは無いんだけどなぁ」

ロ狐「さっさと背中を洗ってくれ…。わしはその間に前を洗うから」

狼神「そんな!!コンちゃんは座ってるだけでいいんだよ!前は後でボクが洗うから!」

ロ狐「あ、アホを言うな!前は自分で洗う!何がなんでもじゃ!」

狼神「…いくら必要なんだい?」

ロ狐「おい…もうそれは色々違うじゃろ…。わしの体は金では売らん!」

狼神「くぅ…!」

ロ狐「そんなことで悔しがるな…」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 02:58:10.62 ID:OE1xiHbJ0
おいち「せっかくの可愛らしいお体が…傷だらけですね。この前の試合のせいですか」?

巫女「そうですね…って言うか、知ってるんですか?」

おいち「はい。見ていましたので」

巫女「あはは…なんだか恥ずかしいですね」

おいち「恥ずかしいだなんて。とても素晴らしい戦いでした。お二人共可愛くて…」

巫女「ありがとうございます……?」

おいち「近くで見ると…やはり大きいですね」

巫女「大きい…?そんなに身長は高くないですけど」

おいち「いえ…胸が」

巫女「あ、ああ!胸ですか!よく言われます」

おいち「素敵です…」

巫女「あ、はは…」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 03:04:07.93 ID:OE1xiHbJ0
おいち「お揉みしましょうか?」

巫女「えぇ!?」

おいち「肩を」

巫女「あ、ああ!いやいやいや!そんな!」

おいち「でも、やっぱりそんなに大きいと肩こりませんか?」

巫女「まあ、そうですねぇ」

おいち「ですよね。では、せっかくですし肩もみしますよ」

巫女「ではお言葉に甘えて…」

おいち「私マッサージ得意なんですよ」

巫女「そうなんですねぇ」

おいち「はい。狼神様のマッサージをさせていただいてますので」

巫女「はえぇ。私も神様のマッサージとかした方がいいのかなぁ」

おいち「狐神様が望まれるなら、した方が良いかと」

巫女「んー。一回聞いてみます」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 03:11:03.64 ID:OE1xiHbJ0
おいち「ああ、やっぱりこってますねぇ」モミモミ

巫女「あーー気持ちいい…。なんだかおばさんみたいなこと言っちゃった」

おいち「おばさんだなんて。まだまだお若いじゃないですか」

巫女「若くありたいですよ…」

おいち「じゃあこのまま全身マッサージして、心も体も若く…なんてのはどうですか?」

巫女「全身マッサージですか…?」

おいち「例えば太ももとか」

巫女「太ももですか?」

おいち「太ももは老廃物がたまってぷよぷよしてきちゃいますからね。マッサージして老廃物を出すのは大事ですよ」

巫女「なるほどなるほど」

おいち「じゃあ試しにちょっとだけ…」ムニッ

巫女「うぇっ…ちょっ…」

244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/06/11(金) 03:16:02.88 ID:OE1xiHbJ0
おいち「あっ…すみません。胸当たっちゃってますね。でも近づかないと太もものマッサージできないので」

巫女「い、いやいやいや!そんな!今からじゃなくても!」

おいち「試しにちょっとやるだけですよー」モミモミ

巫女「うっやっぱり他の人に太もも触られるのはっ…くすぐったいので…後で服きてからで」

おいち「はぁ…はぁ…素敵ですね…」

巫女「えぇっ…」

おいち「分かりました…。後でたっぷりじっくりマッサージ致しますね」

巫女「は、はぃ…」

巫女(いい人そうなんだけど…なんか怖いな…おいちさん…)
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 08:09:12.89 ID:nleILZ/Co
おつおつ
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