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アスカ「暇だから遊んでみる」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/17(水) 15:23:56.73 ID:CzXHIBsV0
2
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 15:32:48.75 ID:UwtoobCu0


アスカ(あの黒いアヤナミ……今何してるのかしら?)

移動→第三村

アスカ「……居た居た。
    あんた、相も変わらず泥まみれね」

黒アヤナミ「……仕事、だから」

アスカ「仏頂面は相変わらずね。
    白いのも黒いのも……」

黒アヤナミ「あ」

アスカ「あ?」



黒アヤナミ「おはよう アスカ」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 15:33:47.12 ID:UwtoobCu0

アスカ「は、はぁ?」

黒アヤナミ「……違った?」

アスカ「違いやしないけど、アンタが、名前呼んで挨拶するようになるなんてね」

黒アヤナミ「教えて貰ったから」

アスカ「……」



1 好意的に思う
2 無視する
3 罵倒する(内容指定可
4 最近あったことを聞く(内容指定可
5 ヒカリの居場所を聞く
6 シンジの事を相談する
7 その他

>>直下

※内容指定がなくても大丈夫です。適当に言葉選びします。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 15:37:15.58 ID:Lk73FT7JO
1好意的に思う
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 16:09:48.38 ID:UwtoobCu0


アスカ(こんな奴でも、変われるんだ……)

黒アヤナミ「やっぱり、変?」

アスカ「変ってこたないわよ。良いんじゃない?
    無表情で二三文字しかしゃべらない人形よりは全然マシよ」

黒アヤナミ「そう、よかった」ニコ

アスカ「……っ」ドキッ

アスカ(よかった、てなによ……コレがホントにあのアヤナミシリーズなわけ?)

黒アヤナミ「……ところで、どうかしたの?」

アスカ「ん、まぁ、暇だったから」


1 アスカ「なんか楽しそうな事ない?」
2 レイ「よかったら、一緒にお風呂行く?」
3 アスカ「ちょっと話さない?」
4 その他
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 16:10:50.90 ID:UwtoobCu0
付け足し

5 話をそれとなく切り上げて別な行動に移る。

>>直下
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 16:23:45.27 ID:LvQkhHUd0
2
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:03:02.44 ID:UwtoobCu0
訂正
『2 レイ「よかったら、一緒にお風呂行く?」』↓
『2黒アヤナミ「よかったら、一緒にお風呂行く?」』だった。



黒アヤナミ「よかったら、一緒にお風呂行く?」

アスカ「はぁ?」

黒アヤナミ「お風呂……」

アスカ「他人と入浴とか、ありえないわよ」

黒アヤナミ「……でも、私はみんなと入ってる」

アスカ「いやいや、だからその『みんなと入る』っていうのに、抵抗があるワケ。
    第一、なんであんたは私とお風呂に入りたいのよ?」

黒アヤナミ「……ポカポカする」

アスカ「そりゃ風呂だものね」

黒アヤナミ「ううん、心が」

アスカ「……」

黒アヤナミ「アスカは、私と同じ。
      だから、一緒に行動できると、嬉しい」

アスカ「っ〜〜、ま、まぁ、
    百歩譲って?
    アンタが、私と仲良くするために、風呂に入りたいと言う気持ちは分かったわ」

黒アヤナミ「……!」フンス

アスカ「でも!! 不特定多数が入ってる風呂に入るなんて絶対無理!!」

黒アヤナミ「……そう」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:03:38.83 ID:UwtoobCu0


おばちゃんA「あら『ソックリサン』あんたまだ風呂入ってなかったのかい?」

黒アヤナミ「ちょっとお話してて」

おばちゃんB「あーらあら! じゃあお湯貼り直してあげるよ!
       男共が入りに来るのにまだ時間あるから、そっちの子とゆっくり入ってきな!」

アスカ「え」

おばちゃんC「遠慮すんなってー! 若い娘同士で話したいこともあるだろうに!
       じゃ、男どもには私から『遅れて来い』って連絡するから」

おばちゃんB「あたしは風呂掃除だね!」

おばちゃんA「あたしはお湯の準備だ!!」

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「え」




十分後 第三村の風呂


黒アヤナミ「ふぅ……」カポーン

アスカ「……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:05:38.47 ID:UwtoobCu0
アスカ(まさか、こんな急にこいつと裸の付き合いをすることになるとは……っ!!)

黒アヤナミ「……」

アスカ(どうしよう)



1 アスカ 黒アヤナミをじっと見る。
2 黒アヤナミ アスカをじっと見る。
3 アスカ 沈黙に耐えきれず何か言う。(指定可
4 黒アヤナミ 真面目な話をする(指定可
5 黒アヤナミ「背中、流してあげる」
6 その他

>>直下
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/17(水) 17:09:17.18 ID:CzXHIBsV0
5
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:18:01.41 ID:UwtoobCu0


黒アヤナミ「背中、流してあげる」

アスカ「は? い、いいわよ、そんなの。
    なんであんたに背中洗ってもらわないとイケないワケ?」

黒アヤナミ「? 一緒にお風呂に入ったら、こうするものだって、おばさん達が」

アスカ「……」

アスカ(まぁ、こいつにご奉仕させてみるってのも、面白いかもね)

アスカ「ふーん、まぁ、そう言うなら、流させてやっても良いわよ。
    ただし、痛くしたら承知しないから」

黒アヤナミ「ええ、分かったわ」

アスカ「っと……」

黒アヤナミ(アスカの背中……白い)



1 黒アヤナミ(おばさんたちと同じように洗おう)→グッドコミュニケーション
2 黒アヤナミ(アスカの肌はおばさんたちと違うみたい…優しく洗おう)→パーフェクトコミュニケーション
3 黒アヤナミ(……)ムラッ
4 くすぐり倒す。
5 その他

>>直下
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 17:35:52.85 ID:BWGFykltO
2
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:55:26.24 ID:UwtoobCu0


黒アヤナミ(アスカの肌はおばさんたちと違うみたい…優しく洗おう)

コシコシ

アスカ「ん……」モジ

アスカ(……)

黒アヤナミ「痛くない?」コシコシ

アスカ「別に、痛くないわよ。
    ……上手、なんじゃないの?」

黒アヤナミ「そう、良かった」コシコシ

アスカ「ええ、てっきりそこに転がってる
      ゴリゴリの垢すり用のスポンジの進化版みたいなので
                    擦られるかと思ってひやひやしたわ」

黒アヤナミ「それは上級者用」コシコシ

アスカ「……ホントに使ってる人いるんだ」



16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:55:55.93 ID:UwtoobCu0

コシコシ コシコシ

アスカ(少しくすぐったい。けど、気持ちいい。
    けど、本当にくすぐったいのは肌だけじゃなくて……

    なんだろ、今、私、『女の子』してるって感じがする)

コシコシ キュッ

アスカ「イヤに丁寧な洗い方ね。首筋くらい、自分でも届くわよ」

黒アヤナミ「そうかもしれないけど、おばさんたちは気持ちいいって」

グリグリ

アスカ「んっ なぁに? あんた、マッサージまでやらされてるの?」

黒アヤナミ「ええ。でもおばさんたちもよくしてくれる」グリグリ

アスカ「良く他人の身体、んっ、ベタベタ触れるわね」

黒アヤナミ「他人……?」

アスカ「所詮他人でしょ?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:56:47.63 ID:UwtoobCu0
黒アヤナミ「でも一緒に仕事をしている、仲間」

アスカ「ふーん? じゃ、一緒に仕事してない私の方が他人かもね」

黒アヤナミ「違う」

アスカ「……っ、じゃ、なによ?」

黒アヤナミ「……」

アスカ「答えられないんじゃない」

黒アヤナミ「私は、アスカを、他人とは思っていない。
      でも、それがなんていえばいいものなのか、わからない」

アスカ「……」

黒アヤナミ「だからもう少しまって。
      ちゃんと、伝えるから」コシコシ

アスカ「……」



黒アヤナミ「お湯……流すわ」

アスカ(イチイチ言わなくても良いのに……でも)

ザパー……





アスカ「……こういうのも悪くない、かも」ボソッ

黒アヤナミ「何か言った?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 17:57:37.69 ID:UwtoobCu0

アスカ「なんでもないっ!
     そんな事より、私だってこの後どうするかくらい知ってるんだからね?」

黒アヤナミ「どうするの?」

アスカ「決まってんでしょ、今度は、私があんたの背中流してあげるっつってんの。
    背中向けなさい」

黒アヤナミ「……うん。お願い」

アスカ「……フンッ」






1 お礼に目いっぱい擦ってやる → グッドコミュニケーション
2 見よう見まねで同じようにやる → パーフェクトコミュニケーション
3 アスカ(……)ムラッ
4 くすぐり倒す。
5 その他

>>直下
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 18:07:22.96 ID:jzSDgl1Yo
2
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 19:26:11.14 ID:UwtoobCu0



アスカ「い、いくわよ」ゴクリ

黒アヤナミ「……」

アスカ(なんでか緊張するわね……)アワアワ



ソワ……



黒アヤナミ「んっ……ふ……」

アスカ「っ、な、何よ、痛かったの?」

黒アヤナミ「ううん。くすぐったかった」

アスカ「あ、っそう……
    私とした事が、変な臆病風に吹かれてたわ。
    普通に、やればいいのよね、普通に」

コシコシ

黒アヤナミ「ん、気持ちいい」

アスカ「そりゃ、よかったわね」

コシコシ コシコシ

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 19:26:45.88 ID:UwtoobCu0


アスカ「……あんた、よくしゃべる様になったわね」コシコシ

黒アヤナミ「ええ。おばさんたちのお陰」

アスカ「私は、調子狂うわ。
    前のあんたはもっと無口で……」コシコシ

黒アヤナミ「……」

アスカ「……違う」コシコシ

黒アヤナミ「?」

アスカ「あいつも別に人形なんかじゃなかった。
    笑うときもあったって言うし、怒って、ポカポカしてて、

    ……あんたとは、別人、なのよね」

黒アヤナミ「どう、かしら」

アスカ「別人よ。調子が狂うんじゃない。
    あんたはあんたで、ファースト、あの綾波レイとは違うんだもの」

黒アヤナミ「……私は綾波レイじゃない?」

アスカ「そうよ。『そっくりさん』
    アンタがどう思おうと、あんたを見ている私たちからすればあんたは綾波レイじゃない……

    あんたは……あんたよね」

黒アヤナミ「……私は、私」



アスカ「……」キュッ

ザパー

黒アヤナミ「っ!?」ビクンッ

アスカ「ほら、おしまいっ」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 19:27:28.10 ID:UwtoobCu0
黒アヤナミ「……」

アスカ「な、なによ? 何か不満?」



黒アヤナミ「……マッサージ」ジー



アスカ「なっ……いい度胸ね、あんた」

黒アヤナミ「ん」

アスカ「わーったわよ! 背中向けなさいコラァっ!」

グリグリ

黒アヤナミ「んっ、ぁ」

アスカ「どーせっ 慣れないっ土仕事して、疲れたまってるんでしょ!?」グリグリ

黒アヤナミ「ぁ、っぁ、アスカ、そこ」

アスカ「一日の、最後に、
    風呂と、マッサージて、
    おっさんかっつーの!」グリグリ

黒アヤナミ「んぐっ、ぁっぁぁっ は、ぁぁぁ……」トロン

アスカ「……ふぅー……」




黒アヤナミ「気持ち、よかった」




アスカ(なんかイケない事してるみたいになっちゃった……)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 19:34:57.46 ID:UwtoobCu0
・・・・・・・・・・


風呂上り

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「は? ナニが?」

黒アヤナミ「一緒に、お風呂入ってくれて」

アスカ「別にいいわよ、それくらいでお礼なんて」

黒アヤナミ「でも、貴方のお陰で楽しかった。
      だから、ありがとう」

アスカ「はぁ、まぁ、
    それであんたが満足ならいいけど……

    あ」

黒アヤナミ「何?」




1 アスカ「お礼がしたいって言うんなら、今度遊びに来なさいよ」
2 アスカ「お礼がしたいって言うんなら、今度どこかいかない?」
3 アスカ「ていうかあんた、生命維持装置大丈夫?」
4 アスカ「今からバカシンジの顔でも拝みに来たら?」
5 その他

>>直下
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 19:39:18.64 ID:7gSHkGzjO
5
一緒にシンジの所に行ってみようと誘う
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 20:00:22.97 ID:UwtoobCu0

5
一緒にシンジの所に行ってみようと誘う



アスカ「あんたさぁ、お礼がしたいってんなら、
    今からケンケンの家に来てよ」

黒アヤナミ「今から?」

アスカ「そ。アンタが楽しく農村生活している間、ずーーーーーーーーーぅぅぅぅっとふさぎこんでるバカシンジに、
    ちょっと会って話してやってよ」

黒アヤナミ「……シンジ……碇君」

アスカ「そ。ずーっとあのまんまだから、そろそろ私も気が滅入ってきてんの。

    ……あんたの言うことなら、効くかもしれないしさ」

黒アヤナミ「……そう」

アスカ「で、どうするの? 来るの 来ないの?」



1 黒アヤナミ「行く」
2 黒アヤナミ「行かない」
3 黒アヤナミ「よくわからない……」(会話継続
4 その他

>>直下
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 20:06:02.80 ID:bDTC/J6IO
1
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/17(水) 20:07:00.68 ID:CzXHIBsV0
1
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 20:31:59.80 ID:UwtoobCu0
1 

黒アヤナミ「行く」

アスカ「オッケー。じゃ、行きましょ」

黒アヤナミ「……ちょっとまって、連絡」

アスカ「あん?」

黒アヤナミ「ヒカリに、今日お泊りするって言ってくる」

アスカ「あー、はいはい。いってらっしゃい」

黒アヤナミ「うん」

スタスタ



アスカ「……親子かっつーの」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」





アスカ(親子、かぁ……)







アスカ(私には親なんていない。家族も家も無い。
    しいて言うなら試験管だかなんだかよくわからないモノが私の『故郷』って奴なんだと思う。

    黒いアヤナミは、私の事を『同じ』だっていうけど、
    今のあいつには試験管じゃない故郷がある。

    居場所が、あるんだ)


アスカ「同じなんかじゃない……」ギリ


アスカ(遊ぶだけのつもりだったのに、なんか、変な事になっちゃった。
    ……勝手に帰ろうかな?)

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 20:32:47.81 ID:UwtoobCu0


タッタッタッタ

黒アヤナミ「お待たせっ……」ハァハァ

アスカ「っ、は、早かったわね」

黒アヤナミ「ええっ……ちょっと、ん、急いだから」フゥ


アスカ「……そうね。もうちょっとで勝手に帰るところだった」

黒アヤナミ「……」

アスカ「冗談よ。ジョーダン」

黒アヤナミ「……」

アスカ「な、なによ? 怒ったの?」

黒アヤナミ「そうじゃない、けど……
      ……もし、ここにきてアスカがいなかったらって考えたら、

      心が、キュゥっって、なった……」

アスカ「あんたはもー……ポカポカとかキューとか、オノマトペでなんでも通じるわけじゃないのよ?」

黒アヤナミ「言葉に表せない。
      知らない気持ち」




アスカ「そりゃ、『一人で寂しい』って気持ちよ」




黒アヤナミ「寂しい?」

アスカ「そう、寂しい」

黒アヤナミ「寂しい……コレが、寂しい」

アスカ「あんたは寂しいなんてこたないでしょ。
    帰ればヒカリもいるし、あの五月蠅いトウジもいるし、ヒカリのパパだっている。
    何より一番うるさいのはあのツバメよ、ツバメ。
    寂しいなんて思う事はないんじゃない?」

黒アヤナミ「……」

アスカ「なによ?」







黒アヤナミ「アスカは寂しくないの?」









1 アスカ「寂しいわけ、ないじゃない」
2 アスカ「そっか、私、寂しかったんだ……」
3 アスカ「私が? 寂しい? 私はそんな事全っ然思ってなんかないわ!」
4 アスカ「寂しいわよ」
5 その他
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 20:38:25.51 ID:nidZVP+so
1
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 21:13:38.66 ID:UwtoobCu0
アスカ「寂しいわけ、ないじゃない」

黒アヤナミ「そう」

アスカ「くだらないこと言ってないで行くわよ」

スタスタ……

アスカ(私が、寂しい?)

スタスタ……

アスカ(そんなわけないじゃない。
    ガキじゃあるまいし……それに)

スタスタ……

アスカ(私は最初から1人だった。
    今更、寂しいなんて思うわけない)

スタスタ……

アスカ(そうよ。黒いアヤナミは違う。
    どこにで居場所を作れるアヤナミレイと私は違う)

アスカ(シキナミシリーズは孤独でいいの。
    一人でも頑張るのがエリートよ)

アスカ「あんたとは、違う」

黒アヤナミ「何か言った?」

アスカ「別に? 何にも言ってない」

黒アヤナミ「そう」



ケンスケの家の状況

1 ケンスケ在宅 シンジ在宅
2 ケンスケ不在 シンジ在宅
3 ケンスケ在宅 シンジ不在
4 誰もいない
5 その他

>>直下
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 21:16:33.95 ID:LvQkhHUd0
3
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 22:35:32.78 ID:UwtoobCu0

移動→ケンスケの家

ケンスケ「お帰りアスカ。
     ―――おや、珍しいね。お客さんかい?」

黒アヤナミ「こんばんは」

アスカ「あれ、ケンケンだけ? あのウジ虫は?」

ケンスケ「……大丈夫。その辺、近くに居るよ。
     位置情報だけは確認できてる。生命反応もね」

アスカ「そこまで聞いてないし、心配なんてしてないわよ」

ケンスケ「そうかい。でも、残念だったね。
     その様子だとそっちの『そっくりさん』はシンジに会いに来たみたいだけど」

黒アヤナミ「ええ、そのつもりだったわ」

ケンスケ「もし行きたいのであれば場所を教えよう。
     って言っても、大した道のりじゃない。
     不安ならついていくけどどうだい?」

アスカ「……まぁ、今日一日くらい放っておいてもまだ死なないでしょ」




1 黒アヤナミ「ここで待つわ」(ケンスケと対談
2 黒アヤナミ「碇君の所へ二人で行く」(三者面談
3 黒アヤナミ「三人で行きましょう」(四者面談
4 黒アヤナミ「私だけ行って見る」(アスカとケンスケ残る
5 黒アヤナミ「ケンスケが連れて来て」(アスカとアヤナミだけ残る
6 その他

>>直下
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:41:49.32 ID:8sH12CqSO
2
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 22:44:20.74 ID:UwtoobCu0
>>34
ごめん誰と行くか書いてなかった。
一応アスカのつもりだったけど良いかな?
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:49:40.67 ID:8sH12CqSO
はい。レイとアスカ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 23:00:37.65 ID:UwtoobCu0


黒アヤナミ「碇君の所へ二人で行く」

アスカ「そうね。そのつもりだったし」

ケンスケ「ん、そうか。場所は〜〜〜〜だよ」

アスカ「なんも無いの極みじゃん。
    ただただ水が見えるだけの場所。
    ぼうっとするのにはうってつけよね」

ケンスケ「……今のシンジには、それが必要なんだよ」

黒アヤナミ「……ぼうっとするのが、必要?」

ケンスケ「そうさ。でも、まぁ、それだけじゃないとも、思うよ」

黒アヤナミ「……」

ケンスケ「まぁ、行って見るといい。
     思ったような答えが聞こえなくてもあんまり怒るなよ? アスカ」

アスカ「フン、どうかしらね」

ケンスケ「と、こんな感じだからソックリサンも、何かあったらフォローしてやってくれよな」

黒アヤナミ「フォロー?」

ケンスケ「……荷が重いか」


…………

移動→劇場版でシンジが呆けていたあそこ





シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「ずっとこんな感じよ。
    でも、聞こえてないんじゃない」

ゲシ

アスカ「聞こえてるけど塞ぎ込んでるだけ。
    こんな状態なんだけどアンタどうにかできそう?」

黒アヤナミ「……わからない」

アスカ「ま、そうよね」



黒アヤナミの行動 一回目

1 黒アヤナミ「でも話をしてみたい」(話内容指定可
2 寄り添ってみる
3 抱きしめる
4 撫でる
5 アスカに任せる(指定可
6 その他


>>直下
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:05:30.04 ID:Vh48mNzp0
4
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 23:12:50.96 ID:UwtoobCu0


撫でる

黒アヤナミ「……」ソッ

ナデ

シンジ「っ……」ビクッ

黒アヤナミ「……」

ナデナデ

シンジ「……」

アスカ「……」

黒アヤナミ「……」ナデナデ ナデナデ

シンジ「……」

アスカ「……」ジーッ




アスカ(何を見せられてるのかしら?)




ナデナデ

黒アヤナミ「……ヒカリが、こうしてたから」

シンジ「……」

アスカ「え?」

黒アヤナミ「言葉が通じなくても、想いは伝わってると思う……って、
      ツバメの頭を撫でながら……言ってた」

アスカ「……はぁ」

アスカ(ついに赤子と同列扱いか……)



黒アヤナミの行動 二回目

1 黒アヤナミ「話をしてみたい」
2 寄り添ってみる
3 抱きしめる
4 もっと優しく撫でる
5 アスカに任せる(指定可
6 その他

>>直下
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:15:32.02 ID:nidZVP+so
2
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 23:27:29.39 ID:UwtoobCu0



寄り添ってみる

黒アヤナミ→シンジの隣に座る

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

ピトッ

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……」



アスカ「なんか、喋らないの?」

黒アヤナミ「……良くわからない。
      でも、辛そうだったから」

アスカ「それで、どうしてそんなピットリくっつく必要があるのよ」

黒アヤナミ「……ヒカリが、辛そうな人は誰かが近くで支えてあげないといけないって。
      無理をしている人は、誰かがみてあげてないといけないって……

      だから隣にいるの。

      碇君が、辛そうだから」

アスカ「……」

黒アヤナミ「でも、ここからどうすればいいのか分からない。
      ……アヤナミレイなら、こういう時どうするの?」

アスカ「さぁね。あんたはどうしたいのよ?」

シンジ「……っ」





黒アヤナミの行動 三回目

1 黒アヤナミ「話をしてみたい」
2 顔を近づける(距離指定可
3 抱きしめる
4 このままずっと隣に居る(時間指定可
5 アスカに任せる(指定可
6 その他

>>直下
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:52:01.71 ID:/UfYLhrlO
3
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 00:17:40.59 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「……」ソ

ギュッ

シンジ「っ……」ピクッ

黒アヤナミ「……」

ギュゥ……

シンジ「……」



アスカ「……」

アスカ「どうしてそんな事が出来るのよ」

黒アヤナミ「……」



アスカ「あんたにとっては、シンジも他人でしょ?
     いくらアヤナミシリーズがサードチルドレンに好意を抱くようにプログラミングされてるとは言え、
      ベタベタしすぎじゃない?」

黒アヤナミ「……どうしてかは、わからない」

アスカ「そんなので人が救われるだなんて、本気で思ってるの!?
     他人からのスキンシップくらいで、どうにかなるわけ……」





黒アヤナミ「貴方は……

      アスカは、碇君を誰かに救って欲しいの?」

アスカ「っ―――」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 00:18:56.34 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「それとも碇君を、救ってあげたいの?」

アスカ「そっ……ちが、わたしは……っ」





黒アヤナミ「……私は、碇君をあまりよく知らない。
      アヤナミレイの友人で、多分、きっと、特別な人だった。と言う事しか、知らない。
      彼の事を考えるとポカポカするのは、これは作られた意思。

      ……でも、それでもいいと思った。
      小さく、今にも消えそうな背中に、寄り添いたいと思った。
      抱きしめて、許しを与えたいと思った。

      その気持ちは事実、この胸にあって、
      その行動を選んだのは私。

      ……そこに間違いなんてないし、嘘でもない。
      選んだのは私。だから、これは私の意思……」

シンジ「……やめ、てよ」

黒アヤナミ「……でも、多分、本当に彼が一番求めているのは、
      世界からの『許し』で……そのなかでも、本当に一番欲しい『許し』は」



シンジ「やめてよ!!」バッ









アスカ「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「誰からも許されない。

    許されちゃだめだって、分かってる。
    だから、ほっといてよ。
    
    僕なんかに、優しくしないでよ……」

アスカ「っ……」


アスカの反応

1 冷静
2 激昂
3 逃走
4 暴力
5 慈愛
6 その他
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 00:35:12.63 ID:iru/BGJYO
5
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 00:35:13.40 ID:unDNNMvd0
そろそろ寝堕ちするかもしれないので一時間更新なかったら察してください。
逆に眠れるまでは書きます。

あとつけ忘れた安価についてはほぼ常に>>直下でいいです。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 01:56:49.81 ID:r6OsZTQGo
おつおつおつ
ぽかぽかすぅ〜
48 :ねてた [sage saga]:2021/03/18(木) 02:11:10.20 ID:unDNNMvd0

アスカ(ガキの戯言……
     だけど、ようやく何を考えてるか、少しわかった。

    こいつは、バカシンジはずっと自分を責め続けていた。
     世界をこんなにしたのは自分で、ファーストチルドレンの『綾波レイ』を失ってしまった事の責任で、
      ずっと自分を責め続けていた。

    許されちゃいけないと、ずっと思っていた。

    自分は許されちゃだめなんだってずっと自分を責め続けて、
    だから、一番欲しい物を遠くへ追いやって、見ないようにして聞こえないようにしていたんだ。



    だから、
    私の言葉は届かなかったんだ。

    シンジが一番許しが欲しかったのは、
    ……一番最初に手にかけてしまった私だから、

    私もシンジを真向からは許せなかったから、
    ずっとすれ違い続けていた)



アスカ(でもだからと言って、
     こいつを許せるの? アスカ)

アスカ(14年前、弐号機が使徒に乗っ取られたあの時、
     何も選ばなかったこいつを)

アスカ(先日、目が醒めても、『生きててよかったー』ってあっけらかんと話しかけてきたこいつを)

アスカ(勝手にネルフに行って、勝手に13号機に乗って……そして……)





黒アヤナミ「ネコは」

アスカ「え?」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:11:45.94 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「ネコは、自分の居場所がないと居なくなってしまう」

アスカ「……」

黒アヤナミ「トウジが言っていた。
      だから、居なくならないように、居場所はここにあると教えてあげるのがいいんだって」

アスカ「……赤子の次はネコ?」

黒アヤナミ「私は同じだと思う。
      人も、そこに自分の居場所がないって思ったら、去るしかないと思う。

      だって、それが一番楽だもの。

      だからそばにいて欲しいと思ったら、居場所を用意してあげないとその人はどこかへ行ってしまう」

アスカ「……」




アスカ(同じだ。私も、

    行き場がなくて、どこにも居場所がなくて、

    たまたま、ケンスケの隣が空いてたから、

    答えを出さなくても良い、楽な場所が開いてたから、今そこに居るだけ。

    自分の居場所を探して、でもどこが本当に私の居場所なのか分からなくなってた。


    ……ケンスケは確かに、私の居場所をくれたとても優しい人だ。
     今は大人で、社会的地位も信用もある。
      イイ男、だと思う。

    今はほとんど相手にされてないけど……    
    このままここに居てもいいって、思ってた。
    居場所を見つけたって、思ってた。
    


    けど、シンジは、本当は私の隣を求めているの?
    私の『許し』で、シンジは救われるの?

    私が『誰かの居場所』になってあげることができるの?)


黒アヤナミ「私はトウジとヒカリの家に、居場所を与えられた。
      そのおかげで今、とてもポカポカしてる。

      『とりあえず』で与えられたその居場所でも、私は凄く救われている、とおもう。
      だから上手く言えないけど……」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:12:32.85 ID:unDNNMvd0

アスカ「………………」

アスカ(でも、私はどうなるの?
    シンジを許して、シンジの居場所になれたとして、

    私のことは、誰が救ってくれるの?

    私の怒りや、苦しみは、どうするの?)

アスカ(この気持ちは……誰に、受け止めて欲しいの?)









































アスカ 移動→シンジの隣

アスカ「……」

ソッ

シンジ「……っ アスカ……」

ギュ

シンジ「アスカ……ぁ、ぅぐ……」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:13:26.57 ID:unDNNMvd0

アスカ「言っとくけど、コレで、全部許したわけじゃないから……
    て言うか、ホントは許せるわけないから……
    これは、ただ……少しだけ、あんたの気持ちもわかったってだけで」

シンジ「アスカ、ごめ゙ん……グスッ あのとき、なにも、できなくて、ごめん……」ボロボロ

アスカ「……っ……謝って済むわけないでしょ。
    アンタがなんにもしなかったせいで、私は……」

アスカ「でもそっか、それがわかるくらいには考えたんだ……」

シンジ「うっ、グスッ、ヒグ……」




アスカ「……私に、許してほしいの?」

シンジ「わからない……許されちゃいけない、と思う……」

アスカ「そうね。そう簡単には許せないわ。
    かといって、どうしたらあんたを許せるようになるのか私にもわかんない」

シンジ「……」

アスカ「ニアサードインパクトもフォースインパクトの事も、
    あんたは許されないかもしれない」

シンジ「……」

アスカ「でも、トウジもケンケンもヒカリもあんたの事を許してる。
    ここで生きていくにはそれで十分だし……」

黒アヤナミ「……」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:14:00.78 ID:unDNNMvd0


アスカ(シンジが本当に欲しかったのは『アスカの許し』だった。
    でもそれを求めてはいけない事を分かっていた。
     ……自分が、許されていい人間ではないと分かっていた。

    私の言葉は届いていないんじゃなかった。
     言葉だけの許しも、こいつは望んではいなかった。

    でも、ガキだから、わかってほしかったんだ。
     『本当は、許しが欲しい』ってことを)




アスカ「……少なくとも、私達は。あんたが死んでいいなんて思ってない。
    それくらいには、あんたの存在は許されてると思っていいわよ。
    だから、
   
    ここに居なさい。
    
    私の近くで良ければ……って、今は、ケンケンの家だけど、
    居ても、いいから……」

シンジ「……っ ほん、とうに。いいの、かなぁ……」グスッ



アスカ「……そういう顔してる間はダメね」

シンジ「っ、ご、めん」

アスカ「私の近くに置いてやるっつってんだからもう少ししっかりしてないとダメだわ。
    それが条件」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:14:30.42 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「……」クスッ

アスカ「ほら、こいつにまで笑われてるわよ。
    シャキッとしなさい!」バシッ

シンジ「う、うん……ごめん」

フラッ

アスカ「え」

シンジ「あ」クテン



黒アヤナミ「そういえば、碇君、しばらく何も食べてないんじゃ……?」

アスカ「ったく、肩貸してあげるから、ケンケンの家まで行くわよ。限られてるけど食料はちゃんとあるから。
    っていうか最初からアンタが食べてればこんなことにならなかったのよ!」

シンジ「それは……」

アスカ「……今日は、食べて寝なさい。
    しっかりするのは明日からでいいから……」

シンジ「うん、ごめん」






……………………
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:18:56.79 ID:unDNNMvd0



……………………

一日目 終了



成果

黒アヤナミ→アスカ 感情度上昇
アスカ→黒アヤナミ 感情度上昇

シンジが大分前向きになった。

シンジ→黒アヤナミ 感情度上昇

シンジ→アスカ 感情度正常化
アスカ→シンジ 感情度正常化


大三村の雰囲気が少し良くなった。




……………………
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 02:40:54.74 ID:unDNNMvd0

次の話


1 アスカ「暇だから遊んでみる」二日目
2 シンジ「第三村でちょっとだけ前向きに生きて見た」二日目
3 黒アヤナミ「休みをもらったから何かする」二日目
4 マリ「クッソ暇だから第三村に来てみたけど……」二日目
6 アスカ「暇を拗らせてたら槍二つ入手したので世界描き変えてみた」
7 その他

次に書こうと思った時までに得票数が多い奴で描き始めます。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 06:08:27.00 ID:8IjqBZS+0
3
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 07:44:30.06 ID:+TGPl4FzO
3
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 07:59:05.11 ID:Mm8nN+gM0
3
これはこれで楽しい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 09:11:07.77 ID:fqZ6kiaUO
2
いい雰囲気
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 10:05:11.75 ID:iru/BGJYO
2
1、2、3ならどれかなら満足
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 13:23:54.80 ID:unDNNMvd0


黒アヤナミ「休み?」

ヒカリ「ええ、そう。昨日お泊りだって言って出てったから教えられてなかったのよね。
    貴方は今日と明日はお仕事お休み」

黒アヤナミ「……でも、さっき出勤するおばさんたちとすれ違った」

ヒカリ「毎日やらなくちゃいけないお仕事だってあるでしょ?
    みんなが一緒に休むんじゃなくて、交代で休むの。
    今日と明日は貴方の番なのよ」

黒アヤナミ「そう」

ヒカリ「……アスカと、話せたんでしょ?
    碇君とも、少し打ちとけたって聞いたけど」

黒アヤナミ「打ち解けたかどうかは分からない。
      でも、アスカと碇君は、話せてた」

ヒカリ「そっか。よかったわね」

黒アヤナミ「……ええ」

ヒカリ「今のアスカを分かってあげられるのは、多分貴方や碇君だと思うの。
    相田君は、ほら……ね?」

黒アヤナミ「?」

ヒカリ「休みの間、アスカにかかりきりでなくても良いの。
    貴方が嫌ならいいんだけど、たまにアスカとお話してあげて?」

黒アヤナミ「……ヒカリは、離さないの?
      アスカとは友達だって……」

ヒカリ「ちょっと、ね」

黒アヤナミ「……」

ヒカリ「とにかく、今日はお休みだから、自由にしていいのよ。
    危ない事はしないようにね」

黒アヤナミ「自由……」





現在地 
トウジの家


黒アヤナミの行動


1 自宅待機
2 移動→ケンスケの家(在宅状況指定可
3 移動→農場
4 移動→シンジのところ
5 移動→L結界の管理施設(加持リョウジ接触
6 その他

>>直下
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 13:25:07.36 ID:JHLfN2/cO
4
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 13:43:03.39 ID:unDNNMvd0
シンジ「……あ、キミは……」

黒アヤナミ(本当に居た)

黒アヤナミ「おはよう」

シンジ「うん。おはよう」

黒アヤナミ「……」



シンジ「あの、昨日は、ありがとう」

黒アヤナミ「何が?」

シンジ「え!? いや、その、ここまで、来てくれて……
    そして、その……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「嬉しかったんだ。
    キミにああしてもらえて、でも、昨日の僕はまだ受け入れられなくて」

黒アヤナミ「私はそうしたくてしただけ。
      多分、一番努力したのはアスカよ」

シンジ「……そう、だね。
    『許してない』っては言ってるけど、
    それでもなんだか前より優しく接してくれてる。
    アスカは、ちょっと大人になったんだね」


黒アヤナミ「……優しいのが大人?」


シンジ「そうじゃなくて、その、人を許せるって、凄い事だと思うんだ。
    前のアスカじゃ考えられない……なんて言ったら怒るだろうけど」

黒アヤナミ「そう」

シンジ「ところで、どうかしたの?」

黒アヤナミ「……お休みを貰った。だから……」



1 黒アヤナミ「碇君とおしゃべり、したい」
2 黒アヤナミ「自分探しの旅の途中」
3 シンジ「実は今日、ケンスケと要点観察に行くって話になってて、
       キミも、一緒に行かない?」
4 黒アヤナミ「……何をしていいのか全く分からない」
5 その他
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 13:44:20.71 ID:fqZ6kiaUO
3
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 13:55:44.80 ID:unDNNMvd0


シンジ「実は今日、ケンスケと要点観察に行くって話になってて、キミも、一緒に行かない?」

黒アヤナミ「……いいの?」

シンジ「ケンスケが『暇そうだからアスカも誘ってやってくれ』って言ってたし、
    いい、と、思うよ」

黒アヤナミ「そう、なら、行きたい」

シンジ「そっか、それじゃあケンスケに話しに行こうよ」

黒アヤナミ「ええ」



移動→ケンスケの家




アスカ「……へぇ、あんた達、こんな日中からデート?」

シンジ「で、デートとかじゃないよ。
    さっきそこで会ったんだ。それで」



黒アヤナミ→アスカの感情度分岐

黒アヤナミ「ケンスケの要点観察?についていくって話。
      アスカも行かない?」

シンジ「!」

アスカ「……」

ケンスケ「お、賑やかになったなぁ。
     いいんじゃないか? アスカもたまには一緒にさ」


1 アスカ「お二人でドーゾ。私は興味ない」ワンダースワン『ピュイーン』 同行せず
2 アスカ「アヤナミが行くなら行こうかな……」 普通に同行
3 アスカ(なんか、二人並んでるとモヤモヤする)何らかの対抗心で同行
4 その他
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 14:00:53.05 ID:joA/C/igo
2
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 14:33:43.10 ID:unDNNMvd0
2 

アスカ「アヤナミが行くなら行こうかな……」

ケンスケ「っ……!」

シンジ「あ、ケンスケごめん、
    三人一緒に行っても、大丈夫?」

ケンスケ「ああ。全然構わないよ。寧ろ歓迎さっ!
     いやぁ、こんな大勢で回るの久々だなぁ」ニコニコ

アスカ「……」チラ



黒アヤナミ「ところで、要点観察って何?」

ケンスケ「早い話がちょっと真面目なドライブってところだ。
     使えるインフラや設備を探したり、L結界中和装置の観察、及び点検。
     あとは、研究施設に顔を出したりもする」

シンジ「へぇ……」

アスカ「バカシンジがグースカ寝てる間にも、ケンケンはたくさん仕事してたわけよ。
    あんたも友達として尊敬しときなさいよね」

シンジ「わ、わかってるよ」

ケンスケ「そう言ってやるなよ。
     同じ時を歩んでるわけじゃないんだ。シンジだって戸惑うさ。
     それに、前と変わらず接してくれた方が俺も嬉しいよ」

シンジ「……う、うん」

ケンスケ「じゃ、行こうか」



ブロロロロロ……


移動 → 山奥のネルフ関係施設跡地

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 14:34:21.71 ID:unDNNMvd0


ケンスケ「地図だと、ここから歩きで30分だ」

アスカ「歩きぃぃ? ドライブだって言ってたじゃない?
    もうちょっと奥まで行きなさいよ!」

ケンスケ「いやいや、無理だよ。
     これ以上行ったら藪で方向転換できなくなるって」

アスカ「そんな藪、チェーンソーでぶった切りなさいよ。
    インフラ整備だわ」

ケンスケ「悪戯に自然破壊を推奨しないでほしいなぁ……
     限られた自然なんだぞ?」



シンジ「……」

黒アヤナミ「……」ジーッ

シンジ「っ、どうかした?」

黒アヤナミ「なんでもない」



一同車から降りる

ケンスケ「とはいえ、全員で行くってのも大変だ。
     俺一人で行くからシンジ達はその辺の川で釣りでもしててよ」

シンジ「釣り?
    えと、でも、したことないし」

ケンスケ「道具はある。
     それに、見よう見まねでも結構できるもんだぞ?
     まぁやってみるこった」

アスカ「前時代的ぃ〜……」

黒アヤナミ「……釣り……?」



パーティ分岐可能

1 シンジ「……僕は、ケンスケと行こうかな。
      ネルフ施設の跡地って興味あるし……」アスカと黒アヤナミが釣り?

2 アスカ「私はパス、ネルフ跡地を見に行く方が楽しそうだわ」シンジと黒アヤナミが釣り

3 黒アヤナミ「私は、ネルフ跡地に興味がある……」シンジとアスカが釣り

4 ケンスケ「あんまり遠くへ行くなよ。じゃ、言ってくる」三人で釣り

5 その他

>>直下
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 14:40:57.27 ID:Mm8nN+gM0
4
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:05:53.77 ID:unDNNMvd0



ケンスケ「あんまり遠くへ行くなよ。じゃ、行ってくる」

アスカ「早く戻ってきてよねー」



シンジ「……ところでアスカ、釣りってやったことある?」

アスカ「一応あるわよ。
    一応軍隊に居たわけだし、サバイバル術の一環として……

    ……ていうか、アンタ釣りもしたことないの?」

黒アヤナミ「……」 釣竿「ミョンミョン」

シンジ「えっと、ない、けど」

アスカ「ミサトめ、基本中の基本でしょぉ……?

    いい? エヴァのパイロットたるもの、どんな状況で戦闘が発生するかわからない。
    緊急脱出装置でエントリープラグが山奥に、落下して三日遭難、なんて事があるかもしれない。
    そういう事態に備えて最低限のサバイバル知識は与えられるものなのよ」

シンジ「え」

アスカ「アンタは甘やかされてんのよ!
    仮にも従軍するんだからそれくらいは本来履修するはずの事なのよ!」

黒アヤナミ「アヤナミレイも?」

アスカ「ファーストチルドレンはもーーーぉぉぉぉっと甘やかされてるに決まってんじゃない。
    更に言えばあいつの場合変わりも居るし、生存術なんて必要ないと思われてたんじゃない?」

黒アヤナミ「確かにそうね」

シンジ(そんな淡々と……)

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:06:34.52 ID:unDNNMvd0


アスカ「とにかくもうエヴァに乗らないとしても、あんたにはもう少ししっかりしてもらわないと困るわよ。
    特に、第三村で生きていくならなおさらのこと!」ビシィ!

シンジ「は、はいっ」

アスカ「決めたわ。あんた、今日一匹も釣れなかったらご飯抜きね」

シンジ「え!? そ、そんなぁ」

アスカ「いや、まてよ?
    普通に昨日まで断食してた奴にそれは軽いか……

    んじゃ罰ゲームね、罰ゲーム」

黒アヤナミ「罰ゲーム、ってなに?」

アスカ「楽しい事よ?
    とぉぉおおおおーーーーーってもね」

黒アヤナミ「楽しい事、なら、いい」

シンジ「ちょっとアスカ……?」

アスカ「そうねぇ。この釣りで一番釣果が良かった人が命令権を得る。
    他二人に命令できるのよ。
    
    時間制限はケンスケが戻ってくるまで」

シンジ「それアスカに有利過ぎない?」

アスカ「そうね。流石にこのままじゃエリートの名がすたるってもんだわ。
    最初に最低限の知識は与えてあげるから、後は運で頑張りなさい」

シンジ「運、かぁ……」

黒アヤナミ「質問があるのだけど」

アスカ「何よ、アヤナミ」

黒アヤナミ「……なんで、お魚を釣るの?」



アスカ シンジ「……そこからかぁ……」



72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:18:30.38 ID:unDNNMvd0




少年少女説明中



黒アヤナミ「川魚のお味噌汁 焼き魚」ポカポカ

シンジ「まさか倫理の勉強から始まって家庭科の授業になるとは思わなかったよ」

アスカ「さ、時間はそうないわよ」釣竿『チャポン』

シンジ「え、いつの間に餌つけたの!?」

アスカ「お勉強中でも手は動かせるってワケよ」

シンジ「ずるいよぉ」モタモタ

黒アヤナミ「魚は待ってくれないわよ」キリッ 釣竿『ユラァー』

シンジ「アヤナミまで……二人とも手際いいね」

アスカ「アンタがどんくさいのよ。
    まぁ、釣りなんて運よ、運」

シンジ「ようやく準備ができた……」釣竿『チャポン』



三人「……………………」




三人「……………………」




三人「……………………」




三人「……………………」




1 黒アヤナミ「……ねえ、アスカ」(話題指定可
2 黒アヤナミ「……ねえ、碇君」(話題指定可
3 黒アヤナミ「絶対釣る」フンス(アヤナミ勝利確定
4 その他


>>直下
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 15:20:46.51 ID:udSdMZqPO

2 黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 15:22:10.11 ID:+nnG+bkxO
4 二人に今後どうするか聞く
仕事はするのか、するとしたら農場の手伝いのか彼(ケンスケ)の手伝いをするのか
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:56:00.49 ID:unDNNMvd0
2 

黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」

シンジ「え?」

アスカ「……」




シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……いや、答えなさいよ」

シンジ「ご、ごめん。でも、僕この村に来て、良かったよ」

黒アヤナミ「どうして?」

シンジ「……トウジもケンスケも、委員長……洞木さんも生きてて、
    それがわかって、嬉しかった。

    最初は、顔を見るのも怖かった。
    その顔の裏で、本当は僕の事を責めてそうで……」

アスカ「……」

シンジ「もしかしたら本当は、少しは僕の事を恨んでいるのかもしれない。
    って言ったら、トウジは絶対怒りそうだけど、
    でも、世界がこんなになったのは僕のせいだし……」

黒アヤナミ「みんなの事、苦手なの?」

シンジ「……苦手、だった。
    でもそれは向きあえてなかったから。

    だけど昨日ちゃんと考えたんだ。
    せっかくアスカが僕に向きあってくれたんだから、僕もちゃんと、みんなと向き合おうって。
    せっかくみんながくれた居場所なんだから、ここで、精一杯生きようって思った」

アスカ「うじうじ考えて答えがパッとでない辺り、まだガキね」

黒アヤナミ「大人だって、すぐ答えが出せるわけじゃないわ。
      ヒカリも、トウジも、悩んで答えを導き出している。

      碇君にも、時間をかけても良いから、自分の答えを見つけてほしい」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:56:30.97 ID:unDNNMvd0
2 

黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」

シンジ「え?」

アスカ「……」




シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……いや、答えなさいよ」

シンジ「ご、ごめん。でも、僕この村に来て、良かったよ」

黒アヤナミ「どうして?」

シンジ「……トウジもケンスケも、委員長……洞木さんも生きてて、
    それがわかって、嬉しかった。

    最初は、顔を見るのも怖かった。
    その顔の裏で、本当は僕の事を責めてそうで……」

アスカ「……」

シンジ「もしかしたら本当は、少しは僕の事を恨んでいるのかもしれない。
    って言ったら、トウジは絶対怒りそうだけど、
    でも、世界がこんなになったのは僕のせいだし……」

黒アヤナミ「みんなの事、苦手なの?」

シンジ「……苦手、だった。
    でもそれは向きあえてなかったから。

    だけど昨日ちゃんと考えたんだ。
    せっかくアスカが僕に向きあってくれたんだから、僕もちゃんと、みんなと向き合おうって。
    せっかくみんながくれた居場所なんだから、ここで、精一杯生きようって思った」

アスカ「うじうじ考えて答えがパッとでない辺り、まだガキね」

黒アヤナミ「大人だって、すぐ答えが出せるわけじゃないわ。
      ヒカリも、トウジも、悩んで答えを導き出している。

      碇君にも、時間をかけても良いから、自分の答えを見つけてほしい」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:58:09.80 ID:unDNNMvd0

シンジ「ありがとう。でも、今話しててわかったよ。
    こんなに、僕の事を気にかけてくれる人がいる。

    アスカも、その、キミも……だから僕、この村が好きになったよ。今」

アスカ「単純ねぇ。
    アンタが住んでた東京と違って、ここには何もないわよ。
    それがわかっても同じ事が言えるかしら」

シンジ「どうかなぁ。でも、前ほど生き辛いとは感じてないよ」

アスカ「ガキの癖に都会に疲れたような事言ってんじゃないわよ。
    ほんと、生意気ね」



黒アヤナミ「じゃあ、碇君はここに居る事にするのね」

シンジ「……それが、許されるなら、ね」チラ

アスカ「……あんたに関してどうしろっていう指示は来てない。
    だから、それはアンタが決めなさい」


黒アヤナミ「アスカ、碇君

      二人は、これからどうするの?」

アスカ「とりあえず今は魚を釣る」

シンジ「そう言う事じゃないよ、アスカ。
    つまり、将来の話、だよね?」

黒アヤナミ「そう」

アスカ「遠い将来を考えるより今生きるので精いっぱいなのよ、この世界は。
    だから私は目先の魚のことだけ考える。
    食べるとかはさておき、勝負には勝つからね」

黒アヤナミ「……もし、エヴァに乗らなくて良くなったり、
      戦いが終わったら、アスカはどうするの?」

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 15:59:52.68 ID:Mm8nN+gM0
大事なことなので二回(以下略)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:59:56.25 ID:unDNNMvd0
アスカ「エヴァが無くなったら私もあんたも生きてる意味ないでしょ。
    ……悪くて、処分されるんじゃないの?」

シンジ「え!?」

アスカ「……悪くて、よ。ま、流石に処分はないにしても、
    
    戦いが終わると言う事は功労者たる私には当然、それなりの恩賞が与えられるべきよね?
    少なくとも、エヴァに乗る以外の仕事はしたくないわ」

黒アヤナミ「……アスカは、仕事をしない」

アスカ「人聞きの悪い言い方すんなっ!
    私は、今も体調管理っていう仕事をしてるわよ! こちとら戦時中よ!?」

黒アヤナミ「碇君は?」

シンジ「僕は、働くよ。
    エヴァに乗る事はもういないだろうし。ケンスケの手伝いでも農作業でも、出来る事をやりたい」

アスカ「つっても、あんたはこの第三村がどういう状況なのか理解するために、
    しばらくケンスケの手伝いを通して状況把握が優先だけどね」

シンジ「そうだね。
    まるでタイムスリップしたみたいだし、僕のわからないことだらけだ。

    でも、それを分からないままにしておくのは、良くない事だと思う。
    僕は僕のしたことをちゃんと理解しないと……」

黒アヤナミ「……碇くんは、ケンスケの手伝い。私は、農作業、アスカはパイロット」




釣果

1 全員0匹
2 アスカ勝利
3 シンジ勝利
4 黒アヤナミ勝利
5 その他(二人同着一位も可

>>直下
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 16:09:19.15 ID:8IjqBZS+0
1
みんな釣れなくって笑おう
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 16:23:48.83 ID:unDNNMvd0

1 全員0匹


アスカ「そうね、みんな、違う仕事をして生きて行くのよ」

シンジ「うん」

アスカ「でも、私達、みんな一緒よ」

シンジ「そうだね、アスカ」

黒アヤナミ「……ええ」コクン

シンジ(仕事はばらばらでも、僕たちは同じ共通点がある。
    だから、何も怖くなんてないさ……!

    そう、例え……)



アスカ シンジ 黒アヤナミ「「「全然釣れませんでした」」」




シンジ(例え釣果ゼロでも………………)

ケンスケ「……三人いてみんな一緒にボウズか。
     よっぽど運が悪かったんだなぁ……」

アスカ「ヌギギギ……この勝負は、お預けね……っ」

シンジ「アスカがうるさかったから釣れなかったんじゃないの?」

アスカ「何よ!? アンタがアヤナミとくっちゃべってるから、仕方なく会話に混ざってあげてたんじゃないの!」ビシ

シンジ「うわっ、釣竿こっち向けないでよっ!」



シンジの足元の岩「スッゴイスベルヨ!!」



シンジ「あ」ズルッ

黒アヤナミ「あ」

アスカ「あ」



バッシャーン!!









ケンスケ「……イヤーんな感じぃ〜」




………………
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 16:45:02.62 ID:c/nRrIhTO
どうにかして黒波生存フラグを建てないとな
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 16:58:09.26 ID:unDNNMvd0

………………



移動→ハイカイ観測用の丘



シンジ「コレが……ハイカイ……」

ケンスケ「そう、インフィニティのなり損ないが意思もなく徘徊している。
     ……もし意思があるにしろ、俺達には到底わからないことだ。
     今の状態では、ね」

シンジ「……」

ケンスケ「L結界中和装置には彼らを遠ざける役割もある。
     中和されたこの空間に彼らが入ってきた事はまだないよ」

シンジ「……うん」

ケンスケ「ここでは、いつもと様子が違わないかを見るだけだ。
     ゾッとする時もあるが、一人の時はよくここで昼飯を食べてるな。
     一応、景色はいいからな」

シンジ「景色が、良いような、悪いような……」

ケンスケ「ここはこれくらいでいいだろ。
     周辺の装置も異常ないみたいだ。
     計測器の見方は、もうわかったよな?」

シンジ「うん。針が左右にブレてなければ良いんだよね?」

ケンスケ「そのとおり」


84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 16:58:52.57 ID:unDNNMvd0

アスカ「……」チューズゾゾ

黒アヤナミ「……」

アスカ「ねぇ、バカシンジ」

シンジ「何? アスカ」

アスカ「……いつまでそのパーカー着てるのよ」

シンジ「アスカのせいで濡れちゃったからだろ?
            もう少し服が乾くまで待ってよ」

アスカ「あんたにパーカー貸したせいでこちとら見ての通りプラグスーツ姿なのよ。
    なんか落ち着かないから早く返しなさいよね」

シンジ「せめてジャージが乾くまで待ってよ……」

黒アヤナミ「……」ジー

シンジ「どうしたの?」

黒アヤナミ「……」ズズイ (ローアングルから覗き込む

シンジ「わっ、ちょっちょっと、なに!?」(////)

黒アヤナミ「……穿いてた」

シンジ「見ないでよ!?」

アスカ「何履いてた?」ニヤニヤ

シンジ「聞かないでよ!?」

黒アヤナミ「ボクサーパンツ」

シンジ「言わないでよ!?」

ケンスケ「大丈夫、基本支給品のパンツはブリーフかボクサーパンツだから。
     因みに言えば迷彩柄も用意できるぞ!」

シンジ「見た目がこれだけ違っても、同級生に下着の世話されるのはなんか気まずいよ……」




……………………


次のイベント

1 昼飯(雑談込み
2 L結界中和装置研究施設(加持リョウジ
3 今日の要点観察は終了 第三村へ
4 一方ヴィレの面々は
5 その他



ちょっと時間空くかもしれないので、
以下5レスで多数決。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 17:03:49.98 ID:Mm8nN+gM0
迷うけど、1かな
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 17:04:16.27 ID:f2kSeCbeO
4
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 17:05:12.68 ID:8IjqBZS+0
1
マリだしたいからヴィレのあとにマリを選択したいわ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 17:13:08.67 ID:iru/BGJYO
1
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 18:49:35.54 ID:iM7HaVNmo
1
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 22:25:45.20 ID:unDNNMvd0

1>4


付近の平原 レジャーシートの上


ケンスケ「おし、飯にしよう。
     と言っても、今日も今日とてレーションだ」

黒アヤナミ「れーしょん……?」

アスカ「レーションてのは、配給される食糧の事。
    この土のかたまりみたいなのがそれよ」

黒アヤナミ「これが、ご飯……?」

アスカ「別に、私達は食べなくてもいいんだけど」

黒アヤナミ「……」スンスン

アスカ「匂いをかぐと食欲が減るわよ。
    ヒカリの家じゃ、ちゃんとご飯作ってるんでしょ。
    それに比べたら残念な味だから無理して食べなくて良いわよ」

ケンスケ「ヒカリの飯に比べられたらこいつが可哀そうだよ」モグモグ

シンジ「あはは、確かに……
    あの時、ちゃんと食べればよかったなぁ……」

アスカ「頭下げて食べさせてください、って言えば食べさしてくれるわよ」

黒アヤナミ「そうね。
      トウジがヒカリと喧嘩した時、そうだったわ」

アスカ「ブフッ! ナニあいつ、やっぱり尻に敷かれまくってんじゃないの!」

ケンスケ「あいつら、ケンカの回数はめっきり減ったけど、
     ケンカの質は全然変わらないっていうか……

     ただ、当時の方から謝るのが多くなったのは、あいつもあいつなりに勉強してるってことだね」

シンジ「勉強?」

ケンスケ「女の勉強さ。
     俺は知らないけど、どうやらさっさと謝ったほうが得らしいよ」

アスカ「そう言う事を女の前で言うところがデリカシーがないっていうのよ」

シンジ「ふーん」モグモグ……
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 22:26:39.43 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「……」ジー

アスカ「……何? あんた、それ〜レーション〜食べてみたいの?」

黒アヤナミ「……」コクン

アスカ「食べたいなら食べれば?
    私は要らないってだけで、あんたは興味津々みたいだし」

黒アヤナミ「いただきます」モグ

アスカ「躊躇なく行くわね……」

黒アヤナミ「……」モグモグ




シンジ(……無表情だけど、わかる)

ケンスケ(ああ、確かに、この顔は)

アスカ(不味いって顔してるわね)



黒アヤナミ「人工的な、ビタミン味……」

ケンスケ「まさにその通り。味より栄養重視。その質実剛健さがたまらないんだよ。
     男ならその魅力が分かるはずさ。なぁ、シンジ」

シンジ「ケンスケ、養ってもらっておいて凄く言いにくいけど、
    美味しくはないよ、コレ」

ケンスケ「……美味しくないのは、わかってるよ」




1 黒アヤナミ「碇君がご飯を作ればいいんじゃない?」
2 黒アヤナミ「アスカは料理しないの?」
3 黒アヤナミ「今度、私がお弁当作ってみる」
4 その他
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 22:46:57.48 ID:r6OsZTQGo
1
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:20:16.94 ID:unDNNMvd0


黒アヤナミ「碇君がご飯を作ればいいんじゃない?」

アスカ「……」ピクッ

シンジ「え?」

黒アヤナミ「……できない?」

シンジ「えっと、それこそ前はお弁当は僕の役割だったけど……」

ケンスケ「ナイスだ、ソックリサン。
     本当は、もうちょっとシンジが仕事に慣れてから頼むつもりだったんだけど、
     俺としてもシンジがご飯作ってくれるなら助かるよ。
     いつもこんな飯じゃあんまりだもんな。

     ……俺は、まぁ、いいんだけど、ほら、アスカがさ?」

アスカ「別に、私は食べなくていいから食べてないだけよ」

黒アヤナミ「ヒカリが言ってた。
      料理は作る人によって全然味が違うって」

シンジ「そう、なのかな?
    僕はあんまりいろんな人の料理って食べたことないから、わからないけど」

黒アヤナミ「実際、どうなの? アスカ」

シンジ「っ」ドキッ

アスカ「え」

黒アヤナミ「碇君の料理、美味しいの?」

アスカ「……そんな、昔の事忘れたわよ。
    こちとらずっと不味いご飯を見て来て『食べる』事の意味が分からなくなってきてるくらいなの」

ケンスケ「そう言うわけだ、シンジ」

ガシッ

シンジ「え」

ケンスケ「アスカに食の楽しみを思い出させてやれるのは、キミだけだ!!
     是非、うちの食事当番を引き受けてくれないか!」

シンジ「っ! え、えっと」(////)

アスカ「……え、何照れてんの? キモッ」

黒アヤナミ「照れてるの?」

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:21:08.01 ID:unDNNMvd0


シンジ「い、いや、だってっ……
    こんなにまっ正面から、必要とされた事あまりないから……
    言葉のアヤだとしても照れちゃうよ」

ケンスケ「はははっ、そこまでまともに照れられるとこっちも困るってもんだぜ。
     まぁ、出来たらで良いよ。一応うちには調理器具も揃ってるしね」

シンジ「はぁ、まぁ、良いよ。僕に出来ることはやりたいと思うし」

ケンスケ「やったっ。コレで俺もまともな食生活を送れるかもしれない!」

アスカ「自分で覚えようとは思わなかったわけ?」

ケンスケ「こう見えて、忙しいものでね」

シンジ「あはは」



一方その頃………………

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:22:16.23 ID:unDNNMvd0

ヴンダー内

エヴァパイロット屯所(アスカとマリの部屋)

マリ「………………」ネコロビ……

謎の端末「………………ヂ」

マリ「………………………………お?」ピクン

謎の端末「ヂヂ………………」

マリ「おぉーっとぉ!?」ガバッ

謎の端末「ヂヂ   『レーションてのは、配給される食糧の事。
    この土のかたまりみたいなのがそれよ』」

マリ「キタァァアアアアアアアアアアアア!!!!」ピョイーン

謎の端末「ヂヂ『これが、ご飯……?』」

マリ「ぉん? この声は、アダムスの器・・・
   じゃない、あの『黒いの』の声か一緒に居るんだ?フーン
   それにしても」

マリ(姫の身を案じて、という名目でプラグスーツに仕込んでおいた盗聴器兼GPSがようやく電波の届く範囲まで来た!!
   コレでようやく姫が今何してるのか詳細が聞こえるってものよ〜!)



1 雄叫びを聞きつけて誰か来る(人物指定可
2 誰も来ないうちに行動に移る
3 寧ろ誰かと一緒に盗み聞きを堪能する(人物指定可
4 その他
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:28:09.10 ID:OOVw+IPqo
2
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:56:54.70 ID:unDNNMvd0

マリ「……」キョロキョロ

マリ(この盗聴がバレたら誰かに咎められるかもしれない……
   それにコレがあれば、いざとなれば一足先に姫と合流……なんてこともできる。
   騒ぎ立てるのはやっぱりやめておこうっと)

マリ「……」ジーッ

盗聴器「『あはは、確かに……
     あの時、ちゃんと食べればよかったなぁ……』」

マリ「お、この声は」
マリ(ワンコ君じゃないかぁ〜 報告では完全に心閉ざしてるって聞いたけど、少しは立ち直ったみたいだね)



盗聴器「
『アスカ「頭下げて食べさせてください、って言えば食べさしてくれるわよ」

 黒アヤナミ「そうね。
       トウジがヒカリと喧嘩した時、そうだったわ」

 アスカ「ブフッ! ナニあいつ、やっぱり尻に敷かれまくってんじゃないの!」

 ケンスケ「あいつら、ケンカの回数はめっきり減ったけど、
      ケンカの質は全然変わらないっていうか……

      ただ、トウジの方から謝るのが多くなったのは、あいつもあいつなりに勉強してるってことだね」

 シンジ「勉強?」

 ケンスケ「女の勉強さ。
      俺は知らないけど、どうやらさっさと謝ったほうが得らしいよ」

 アスカ「そう言う事を女の前で言うところがデリカシーがないっていうのよ」

 シンジ「ふーん」モグモグ……』」 



マリ「……」アゼーン

マリ(報告では、ワンコ君は通夜と葬式のトーテムポールみたいな顔してるって言ってたのに……
   今は普通に相槌打ってるし、そう言えばさっき愛想笑いみたいなのもしてたな)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:57:33.18 ID:unDNNMvd0

マリ「……」

盗聴器「〜〜〜〜〜」ワイワイキャッキャ

マリ(……ていうか、何? この、和気あいあいとした感じ……
   第三村ってこんななの?)

盗聴器「『アスカに食の楽しみを思い出させてやれるのは、キミだけだ!!
     是非、うちの食事当番を引き受けてくれないか!』」

マリ「……」ピクッ

マリ(わんこ君の手料理、だと?)ゴクリ……

盗聴器「〜〜〜〜」ワイワイキャッキャ

マリ「……ふーん」

マリ(なんか、良ーい雰囲気じゃん?)



1 マリ「よかったじゃん、姫」シンミリ マリフェードアウト
2 マリ「……なんか、羨ましいなぁ。私もこの輪に入りたい。ワイワイキャッキャしたい……」
3 マリ「エロい事にはならないのかなぁ。発破かけに行こうかな」
4 マリ「よし、姫にアドバイスを送ろう。こんなこともあろうかと姫のプラグスーツには受信機もつけておいたのだ!」
5 マリ「姫は無事だってわかったし、こっちも暇つぶしに何かして遊ぼうかな」(マリ編開始
6 その他
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 00:02:21.82 ID:/bASQt84o
2
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 00:37:28.10 ID:1G9qNy0/0


マリ「……なんか、羨ましいなぁ。私もこの輪に入りたい。ワイワイキャッキャしたい……」










マリ(え?)









マリ(……今、私、なんて言った?)











マリ(いや、嘘でしょ。コレ本心なの?
    思わず口を突いて出た言葉が、それ?)

マリ「……オホン」

マリ(自分でもびっくりしてる。まるで子供みたいだって……
   でも、なんだろうなぁー……)

マリ「な、なーんちゃって……あはは、は」





マリ(だめだ、やっぱり羨ましい。
   自分をもうごまかす事が出来ない……っ!!!)ズーン





マリ「はぁぁ……」

マリ(……どうしようかなぁ)

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 00:41:37.01 ID:1G9qNy0/0


ミサト「マリ。話せるかしら」

マリ「っ!? っと、ミサトちゃんじゃーん?
   どうしたの?」

ミサト「……パイロットの部屋が騒がしいと報告があったのと、所用よ」

マリ「なんだ。寂しくておしゃべりしに来ちゃったのかと思ったのに……?」



ミサト「寂しくておしゃべりしたかったのは、貴方の方ではなくて?」



マリ「っ へぇ〜? あ、そう言う……覗き見、してたんだぁ?
   それとも監視カメラ?」

ミサト「……部屋の内部を移すカメラはないわ。
    ただ、覗き見をした事は謝る。ごめんなさい」

マリ「いいよぉ。別に。戦時中だしねぇ……
   ピリピリするよねぇー……」

ミサト「……マリ、貴方に、


    第三村の報告書の輸送をお願いしても良いかしら?」


マリ「……はぁ?」

ミサト「……」

マリ「……ナニが、目的なのかにゃー?
   とか、聞いてみたりして……」

ミサト「状況の把握。
    特に、アスカと碇シンジ、
    及び黒いプラグスーツのアヤナミレイの状況を詳細まで把握することが目的」

マリ「それは、ヴィレの責任者としての命令?
   それとも、元保護者としてのお節介?」

ミサト「……」

マリ「……」

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