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アスカ「暇だから遊んでみる」

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25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 20:00:22.97 ID:UwtoobCu0

5
一緒にシンジの所に行ってみようと誘う



アスカ「あんたさぁ、お礼がしたいってんなら、
    今からケンケンの家に来てよ」

黒アヤナミ「今から?」

アスカ「そ。アンタが楽しく農村生活している間、ずーーーーーーーーーぅぅぅぅっとふさぎこんでるバカシンジに、
    ちょっと会って話してやってよ」

黒アヤナミ「……シンジ……碇君」

アスカ「そ。ずーっとあのまんまだから、そろそろ私も気が滅入ってきてんの。

    ……あんたの言うことなら、効くかもしれないしさ」

黒アヤナミ「……そう」

アスカ「で、どうするの? 来るの 来ないの?」



1 黒アヤナミ「行く」
2 黒アヤナミ「行かない」
3 黒アヤナミ「よくわからない……」(会話継続
4 その他

>>直下
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 20:06:02.80 ID:bDTC/J6IO
1
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/17(水) 20:07:00.68 ID:CzXHIBsV0
1
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 20:31:59.80 ID:UwtoobCu0
1 

黒アヤナミ「行く」

アスカ「オッケー。じゃ、行きましょ」

黒アヤナミ「……ちょっとまって、連絡」

アスカ「あん?」

黒アヤナミ「ヒカリに、今日お泊りするって言ってくる」

アスカ「あー、はいはい。いってらっしゃい」

黒アヤナミ「うん」

スタスタ



アスカ「……親子かっつーの」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」

アスカ「……」





アスカ(親子、かぁ……)







アスカ(私には親なんていない。家族も家も無い。
    しいて言うなら試験管だかなんだかよくわからないモノが私の『故郷』って奴なんだと思う。

    黒いアヤナミは、私の事を『同じ』だっていうけど、
    今のあいつには試験管じゃない故郷がある。

    居場所が、あるんだ)


アスカ「同じなんかじゃない……」ギリ


アスカ(遊ぶだけのつもりだったのに、なんか、変な事になっちゃった。
    ……勝手に帰ろうかな?)

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 20:32:47.81 ID:UwtoobCu0


タッタッタッタ

黒アヤナミ「お待たせっ……」ハァハァ

アスカ「っ、は、早かったわね」

黒アヤナミ「ええっ……ちょっと、ん、急いだから」フゥ


アスカ「……そうね。もうちょっとで勝手に帰るところだった」

黒アヤナミ「……」

アスカ「冗談よ。ジョーダン」

黒アヤナミ「……」

アスカ「な、なによ? 怒ったの?」

黒アヤナミ「そうじゃない、けど……
      ……もし、ここにきてアスカがいなかったらって考えたら、

      心が、キュゥっって、なった……」

アスカ「あんたはもー……ポカポカとかキューとか、オノマトペでなんでも通じるわけじゃないのよ?」

黒アヤナミ「言葉に表せない。
      知らない気持ち」




アスカ「そりゃ、『一人で寂しい』って気持ちよ」




黒アヤナミ「寂しい?」

アスカ「そう、寂しい」

黒アヤナミ「寂しい……コレが、寂しい」

アスカ「あんたは寂しいなんてこたないでしょ。
    帰ればヒカリもいるし、あの五月蠅いトウジもいるし、ヒカリのパパだっている。
    何より一番うるさいのはあのツバメよ、ツバメ。
    寂しいなんて思う事はないんじゃない?」

黒アヤナミ「……」

アスカ「なによ?」







黒アヤナミ「アスカは寂しくないの?」









1 アスカ「寂しいわけ、ないじゃない」
2 アスカ「そっか、私、寂しかったんだ……」
3 アスカ「私が? 寂しい? 私はそんな事全っ然思ってなんかないわ!」
4 アスカ「寂しいわよ」
5 その他
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 20:38:25.51 ID:nidZVP+so
1
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 21:13:38.66 ID:UwtoobCu0
アスカ「寂しいわけ、ないじゃない」

黒アヤナミ「そう」

アスカ「くだらないこと言ってないで行くわよ」

スタスタ……

アスカ(私が、寂しい?)

スタスタ……

アスカ(そんなわけないじゃない。
    ガキじゃあるまいし……それに)

スタスタ……

アスカ(私は最初から1人だった。
    今更、寂しいなんて思うわけない)

スタスタ……

アスカ(そうよ。黒いアヤナミは違う。
    どこにで居場所を作れるアヤナミレイと私は違う)

アスカ(シキナミシリーズは孤独でいいの。
    一人でも頑張るのがエリートよ)

アスカ「あんたとは、違う」

黒アヤナミ「何か言った?」

アスカ「別に? 何にも言ってない」

黒アヤナミ「そう」



ケンスケの家の状況

1 ケンスケ在宅 シンジ在宅
2 ケンスケ不在 シンジ在宅
3 ケンスケ在宅 シンジ不在
4 誰もいない
5 その他

>>直下
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 21:16:33.95 ID:LvQkhHUd0
3
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 22:35:32.78 ID:UwtoobCu0

移動→ケンスケの家

ケンスケ「お帰りアスカ。
     ―――おや、珍しいね。お客さんかい?」

黒アヤナミ「こんばんは」

アスカ「あれ、ケンケンだけ? あのウジ虫は?」

ケンスケ「……大丈夫。その辺、近くに居るよ。
     位置情報だけは確認できてる。生命反応もね」

アスカ「そこまで聞いてないし、心配なんてしてないわよ」

ケンスケ「そうかい。でも、残念だったね。
     その様子だとそっちの『そっくりさん』はシンジに会いに来たみたいだけど」

黒アヤナミ「ええ、そのつもりだったわ」

ケンスケ「もし行きたいのであれば場所を教えよう。
     って言っても、大した道のりじゃない。
     不安ならついていくけどどうだい?」

アスカ「……まぁ、今日一日くらい放っておいてもまだ死なないでしょ」




1 黒アヤナミ「ここで待つわ」(ケンスケと対談
2 黒アヤナミ「碇君の所へ二人で行く」(三者面談
3 黒アヤナミ「三人で行きましょう」(四者面談
4 黒アヤナミ「私だけ行って見る」(アスカとケンスケ残る
5 黒アヤナミ「ケンスケが連れて来て」(アスカとアヤナミだけ残る
6 その他

>>直下
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:41:49.32 ID:8sH12CqSO
2
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 22:44:20.74 ID:UwtoobCu0
>>34
ごめん誰と行くか書いてなかった。
一応アスカのつもりだったけど良いかな?
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:49:40.67 ID:8sH12CqSO
はい。レイとアスカ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 23:00:37.65 ID:UwtoobCu0


黒アヤナミ「碇君の所へ二人で行く」

アスカ「そうね。そのつもりだったし」

ケンスケ「ん、そうか。場所は〜〜〜〜だよ」

アスカ「なんも無いの極みじゃん。
    ただただ水が見えるだけの場所。
    ぼうっとするのにはうってつけよね」

ケンスケ「……今のシンジには、それが必要なんだよ」

黒アヤナミ「……ぼうっとするのが、必要?」

ケンスケ「そうさ。でも、まぁ、それだけじゃないとも、思うよ」

黒アヤナミ「……」

ケンスケ「まぁ、行って見るといい。
     思ったような答えが聞こえなくてもあんまり怒るなよ? アスカ」

アスカ「フン、どうかしらね」

ケンスケ「と、こんな感じだからソックリサンも、何かあったらフォローしてやってくれよな」

黒アヤナミ「フォロー?」

ケンスケ「……荷が重いか」


…………

移動→劇場版でシンジが呆けていたあそこ





シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「ずっとこんな感じよ。
    でも、聞こえてないんじゃない」

ゲシ

アスカ「聞こえてるけど塞ぎ込んでるだけ。
    こんな状態なんだけどアンタどうにかできそう?」

黒アヤナミ「……わからない」

アスカ「ま、そうよね」



黒アヤナミの行動 一回目

1 黒アヤナミ「でも話をしてみたい」(話内容指定可
2 寄り添ってみる
3 抱きしめる
4 撫でる
5 アスカに任せる(指定可
6 その他


>>直下
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:05:30.04 ID:Vh48mNzp0
4
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 23:12:50.96 ID:UwtoobCu0


撫でる

黒アヤナミ「……」ソッ

ナデ

シンジ「っ……」ビクッ

黒アヤナミ「……」

ナデナデ

シンジ「……」

アスカ「……」

黒アヤナミ「……」ナデナデ ナデナデ

シンジ「……」

アスカ「……」ジーッ




アスカ(何を見せられてるのかしら?)




ナデナデ

黒アヤナミ「……ヒカリが、こうしてたから」

シンジ「……」

アスカ「え?」

黒アヤナミ「言葉が通じなくても、想いは伝わってると思う……って、
      ツバメの頭を撫でながら……言ってた」

アスカ「……はぁ」

アスカ(ついに赤子と同列扱いか……)



黒アヤナミの行動 二回目

1 黒アヤナミ「話をしてみたい」
2 寄り添ってみる
3 抱きしめる
4 もっと優しく撫でる
5 アスカに任せる(指定可
6 その他

>>直下
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:15:32.02 ID:nidZVP+so
2
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/17(水) 23:27:29.39 ID:UwtoobCu0



寄り添ってみる

黒アヤナミ→シンジの隣に座る

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

ピトッ

シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……」



アスカ「なんか、喋らないの?」

黒アヤナミ「……良くわからない。
      でも、辛そうだったから」

アスカ「それで、どうしてそんなピットリくっつく必要があるのよ」

黒アヤナミ「……ヒカリが、辛そうな人は誰かが近くで支えてあげないといけないって。
      無理をしている人は、誰かがみてあげてないといけないって……

      だから隣にいるの。

      碇君が、辛そうだから」

アスカ「……」

黒アヤナミ「でも、ここからどうすればいいのか分からない。
      ……アヤナミレイなら、こういう時どうするの?」

アスカ「さぁね。あんたはどうしたいのよ?」

シンジ「……っ」





黒アヤナミの行動 三回目

1 黒アヤナミ「話をしてみたい」
2 顔を近づける(距離指定可
3 抱きしめる
4 このままずっと隣に居る(時間指定可
5 アスカに任せる(指定可
6 その他

>>直下
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:52:01.71 ID:/UfYLhrlO
3
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 00:17:40.59 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「……」ソ

ギュッ

シンジ「っ……」ピクッ

黒アヤナミ「……」

ギュゥ……

シンジ「……」



アスカ「……」

アスカ「どうしてそんな事が出来るのよ」

黒アヤナミ「……」



アスカ「あんたにとっては、シンジも他人でしょ?
     いくらアヤナミシリーズがサードチルドレンに好意を抱くようにプログラミングされてるとは言え、
      ベタベタしすぎじゃない?」

黒アヤナミ「……どうしてかは、わからない」

アスカ「そんなので人が救われるだなんて、本気で思ってるの!?
     他人からのスキンシップくらいで、どうにかなるわけ……」





黒アヤナミ「貴方は……

      アスカは、碇君を誰かに救って欲しいの?」

アスカ「っ―――」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 00:18:56.34 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「それとも碇君を、救ってあげたいの?」

アスカ「そっ……ちが、わたしは……っ」





黒アヤナミ「……私は、碇君をあまりよく知らない。
      アヤナミレイの友人で、多分、きっと、特別な人だった。と言う事しか、知らない。
      彼の事を考えるとポカポカするのは、これは作られた意思。

      ……でも、それでもいいと思った。
      小さく、今にも消えそうな背中に、寄り添いたいと思った。
      抱きしめて、許しを与えたいと思った。

      その気持ちは事実、この胸にあって、
      その行動を選んだのは私。

      ……そこに間違いなんてないし、嘘でもない。
      選んだのは私。だから、これは私の意思……」

シンジ「……やめ、てよ」

黒アヤナミ「……でも、多分、本当に彼が一番求めているのは、
      世界からの『許し』で……そのなかでも、本当に一番欲しい『許し』は」



シンジ「やめてよ!!」バッ









アスカ「……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「誰からも許されない。

    許されちゃだめだって、分かってる。
    だから、ほっといてよ。
    
    僕なんかに、優しくしないでよ……」

アスカ「っ……」


アスカの反応

1 冷静
2 激昂
3 逃走
4 暴力
5 慈愛
6 その他
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 00:35:12.63 ID:iru/BGJYO
5
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 00:35:13.40 ID:unDNNMvd0
そろそろ寝堕ちするかもしれないので一時間更新なかったら察してください。
逆に眠れるまでは書きます。

あとつけ忘れた安価についてはほぼ常に>>直下でいいです。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 01:56:49.81 ID:r6OsZTQGo
おつおつおつ
ぽかぽかすぅ〜
48 :ねてた [sage saga]:2021/03/18(木) 02:11:10.20 ID:unDNNMvd0

アスカ(ガキの戯言……
     だけど、ようやく何を考えてるか、少しわかった。

    こいつは、バカシンジはずっと自分を責め続けていた。
     世界をこんなにしたのは自分で、ファーストチルドレンの『綾波レイ』を失ってしまった事の責任で、
      ずっと自分を責め続けていた。

    許されちゃいけないと、ずっと思っていた。

    自分は許されちゃだめなんだってずっと自分を責め続けて、
    だから、一番欲しい物を遠くへ追いやって、見ないようにして聞こえないようにしていたんだ。



    だから、
    私の言葉は届かなかったんだ。

    シンジが一番許しが欲しかったのは、
    ……一番最初に手にかけてしまった私だから、

    私もシンジを真向からは許せなかったから、
    ずっとすれ違い続けていた)



アスカ(でもだからと言って、
     こいつを許せるの? アスカ)

アスカ(14年前、弐号機が使徒に乗っ取られたあの時、
     何も選ばなかったこいつを)

アスカ(先日、目が醒めても、『生きててよかったー』ってあっけらかんと話しかけてきたこいつを)

アスカ(勝手にネルフに行って、勝手に13号機に乗って……そして……)





黒アヤナミ「ネコは」

アスカ「え?」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:11:45.94 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「ネコは、自分の居場所がないと居なくなってしまう」

アスカ「……」

黒アヤナミ「トウジが言っていた。
      だから、居なくならないように、居場所はここにあると教えてあげるのがいいんだって」

アスカ「……赤子の次はネコ?」

黒アヤナミ「私は同じだと思う。
      人も、そこに自分の居場所がないって思ったら、去るしかないと思う。

      だって、それが一番楽だもの。

      だからそばにいて欲しいと思ったら、居場所を用意してあげないとその人はどこかへ行ってしまう」

アスカ「……」




アスカ(同じだ。私も、

    行き場がなくて、どこにも居場所がなくて、

    たまたま、ケンスケの隣が空いてたから、

    答えを出さなくても良い、楽な場所が開いてたから、今そこに居るだけ。

    自分の居場所を探して、でもどこが本当に私の居場所なのか分からなくなってた。


    ……ケンスケは確かに、私の居場所をくれたとても優しい人だ。
     今は大人で、社会的地位も信用もある。
      イイ男、だと思う。

    今はほとんど相手にされてないけど……    
    このままここに居てもいいって、思ってた。
    居場所を見つけたって、思ってた。
    


    けど、シンジは、本当は私の隣を求めているの?
    私の『許し』で、シンジは救われるの?

    私が『誰かの居場所』になってあげることができるの?)


黒アヤナミ「私はトウジとヒカリの家に、居場所を与えられた。
      そのおかげで今、とてもポカポカしてる。

      『とりあえず』で与えられたその居場所でも、私は凄く救われている、とおもう。
      だから上手く言えないけど……」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:12:32.85 ID:unDNNMvd0

アスカ「………………」

アスカ(でも、私はどうなるの?
    シンジを許して、シンジの居場所になれたとして、

    私のことは、誰が救ってくれるの?

    私の怒りや、苦しみは、どうするの?)

アスカ(この気持ちは……誰に、受け止めて欲しいの?)









































アスカ 移動→シンジの隣

アスカ「……」

ソッ

シンジ「……っ アスカ……」

ギュ

シンジ「アスカ……ぁ、ぅぐ……」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:13:26.57 ID:unDNNMvd0

アスカ「言っとくけど、コレで、全部許したわけじゃないから……
    て言うか、ホントは許せるわけないから……
    これは、ただ……少しだけ、あんたの気持ちもわかったってだけで」

シンジ「アスカ、ごめ゙ん……グスッ あのとき、なにも、できなくて、ごめん……」ボロボロ

アスカ「……っ……謝って済むわけないでしょ。
    アンタがなんにもしなかったせいで、私は……」

アスカ「でもそっか、それがわかるくらいには考えたんだ……」

シンジ「うっ、グスッ、ヒグ……」




アスカ「……私に、許してほしいの?」

シンジ「わからない……許されちゃいけない、と思う……」

アスカ「そうね。そう簡単には許せないわ。
    かといって、どうしたらあんたを許せるようになるのか私にもわかんない」

シンジ「……」

アスカ「ニアサードインパクトもフォースインパクトの事も、
    あんたは許されないかもしれない」

シンジ「……」

アスカ「でも、トウジもケンケンもヒカリもあんたの事を許してる。
    ここで生きていくにはそれで十分だし……」

黒アヤナミ「……」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:14:00.78 ID:unDNNMvd0


アスカ(シンジが本当に欲しかったのは『アスカの許し』だった。
    でもそれを求めてはいけない事を分かっていた。
     ……自分が、許されていい人間ではないと分かっていた。

    私の言葉は届いていないんじゃなかった。
     言葉だけの許しも、こいつは望んではいなかった。

    でも、ガキだから、わかってほしかったんだ。
     『本当は、許しが欲しい』ってことを)




アスカ「……少なくとも、私達は。あんたが死んでいいなんて思ってない。
    それくらいには、あんたの存在は許されてると思っていいわよ。
    だから、
   
    ここに居なさい。
    
    私の近くで良ければ……って、今は、ケンケンの家だけど、
    居ても、いいから……」

シンジ「……っ ほん、とうに。いいの、かなぁ……」グスッ



アスカ「……そういう顔してる間はダメね」

シンジ「っ、ご、めん」

アスカ「私の近くに置いてやるっつってんだからもう少ししっかりしてないとダメだわ。
    それが条件」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:14:30.42 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「……」クスッ

アスカ「ほら、こいつにまで笑われてるわよ。
    シャキッとしなさい!」バシッ

シンジ「う、うん……ごめん」

フラッ

アスカ「え」

シンジ「あ」クテン



黒アヤナミ「そういえば、碇君、しばらく何も食べてないんじゃ……?」

アスカ「ったく、肩貸してあげるから、ケンケンの家まで行くわよ。限られてるけど食料はちゃんとあるから。
    っていうか最初からアンタが食べてればこんなことにならなかったのよ!」

シンジ「それは……」

アスカ「……今日は、食べて寝なさい。
    しっかりするのは明日からでいいから……」

シンジ「うん、ごめん」






……………………
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 02:18:56.79 ID:unDNNMvd0



……………………

一日目 終了



成果

黒アヤナミ→アスカ 感情度上昇
アスカ→黒アヤナミ 感情度上昇

シンジが大分前向きになった。

シンジ→黒アヤナミ 感情度上昇

シンジ→アスカ 感情度正常化
アスカ→シンジ 感情度正常化


大三村の雰囲気が少し良くなった。




……………………
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 02:40:54.74 ID:unDNNMvd0

次の話


1 アスカ「暇だから遊んでみる」二日目
2 シンジ「第三村でちょっとだけ前向きに生きて見た」二日目
3 黒アヤナミ「休みをもらったから何かする」二日目
4 マリ「クッソ暇だから第三村に来てみたけど……」二日目
6 アスカ「暇を拗らせてたら槍二つ入手したので世界描き変えてみた」
7 その他

次に書こうと思った時までに得票数が多い奴で描き始めます。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 06:08:27.00 ID:8IjqBZS+0
3
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 07:44:30.06 ID:+TGPl4FzO
3
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 07:59:05.11 ID:Mm8nN+gM0
3
これはこれで楽しい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 09:11:07.77 ID:fqZ6kiaUO
2
いい雰囲気
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 10:05:11.75 ID:iru/BGJYO
2
1、2、3ならどれかなら満足
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 13:23:54.80 ID:unDNNMvd0


黒アヤナミ「休み?」

ヒカリ「ええ、そう。昨日お泊りだって言って出てったから教えられてなかったのよね。
    貴方は今日と明日はお仕事お休み」

黒アヤナミ「……でも、さっき出勤するおばさんたちとすれ違った」

ヒカリ「毎日やらなくちゃいけないお仕事だってあるでしょ?
    みんなが一緒に休むんじゃなくて、交代で休むの。
    今日と明日は貴方の番なのよ」

黒アヤナミ「そう」

ヒカリ「……アスカと、話せたんでしょ?
    碇君とも、少し打ちとけたって聞いたけど」

黒アヤナミ「打ち解けたかどうかは分からない。
      でも、アスカと碇君は、話せてた」

ヒカリ「そっか。よかったわね」

黒アヤナミ「……ええ」

ヒカリ「今のアスカを分かってあげられるのは、多分貴方や碇君だと思うの。
    相田君は、ほら……ね?」

黒アヤナミ「?」

ヒカリ「休みの間、アスカにかかりきりでなくても良いの。
    貴方が嫌ならいいんだけど、たまにアスカとお話してあげて?」

黒アヤナミ「……ヒカリは、離さないの?
      アスカとは友達だって……」

ヒカリ「ちょっと、ね」

黒アヤナミ「……」

ヒカリ「とにかく、今日はお休みだから、自由にしていいのよ。
    危ない事はしないようにね」

黒アヤナミ「自由……」





現在地 
トウジの家


黒アヤナミの行動


1 自宅待機
2 移動→ケンスケの家(在宅状況指定可
3 移動→農場
4 移動→シンジのところ
5 移動→L結界の管理施設(加持リョウジ接触
6 その他

>>直下
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 13:25:07.36 ID:JHLfN2/cO
4
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 13:43:03.39 ID:unDNNMvd0
シンジ「……あ、キミは……」

黒アヤナミ(本当に居た)

黒アヤナミ「おはよう」

シンジ「うん。おはよう」

黒アヤナミ「……」



シンジ「あの、昨日は、ありがとう」

黒アヤナミ「何が?」

シンジ「え!? いや、その、ここまで、来てくれて……
    そして、その……」

黒アヤナミ「……」

シンジ「嬉しかったんだ。
    キミにああしてもらえて、でも、昨日の僕はまだ受け入れられなくて」

黒アヤナミ「私はそうしたくてしただけ。
      多分、一番努力したのはアスカよ」

シンジ「……そう、だね。
    『許してない』っては言ってるけど、
    それでもなんだか前より優しく接してくれてる。
    アスカは、ちょっと大人になったんだね」


黒アヤナミ「……優しいのが大人?」


シンジ「そうじゃなくて、その、人を許せるって、凄い事だと思うんだ。
    前のアスカじゃ考えられない……なんて言ったら怒るだろうけど」

黒アヤナミ「そう」

シンジ「ところで、どうかしたの?」

黒アヤナミ「……お休みを貰った。だから……」



1 黒アヤナミ「碇君とおしゃべり、したい」
2 黒アヤナミ「自分探しの旅の途中」
3 シンジ「実は今日、ケンスケと要点観察に行くって話になってて、
       キミも、一緒に行かない?」
4 黒アヤナミ「……何をしていいのか全く分からない」
5 その他
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 13:44:20.71 ID:fqZ6kiaUO
3
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 13:55:44.80 ID:unDNNMvd0


シンジ「実は今日、ケンスケと要点観察に行くって話になってて、キミも、一緒に行かない?」

黒アヤナミ「……いいの?」

シンジ「ケンスケが『暇そうだからアスカも誘ってやってくれ』って言ってたし、
    いい、と、思うよ」

黒アヤナミ「そう、なら、行きたい」

シンジ「そっか、それじゃあケンスケに話しに行こうよ」

黒アヤナミ「ええ」



移動→ケンスケの家




アスカ「……へぇ、あんた達、こんな日中からデート?」

シンジ「で、デートとかじゃないよ。
    さっきそこで会ったんだ。それで」



黒アヤナミ→アスカの感情度分岐

黒アヤナミ「ケンスケの要点観察?についていくって話。
      アスカも行かない?」

シンジ「!」

アスカ「……」

ケンスケ「お、賑やかになったなぁ。
     いいんじゃないか? アスカもたまには一緒にさ」


1 アスカ「お二人でドーゾ。私は興味ない」ワンダースワン『ピュイーン』 同行せず
2 アスカ「アヤナミが行くなら行こうかな……」 普通に同行
3 アスカ(なんか、二人並んでるとモヤモヤする)何らかの対抗心で同行
4 その他
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 14:00:53.05 ID:joA/C/igo
2
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 14:33:43.10 ID:unDNNMvd0
2 

アスカ「アヤナミが行くなら行こうかな……」

ケンスケ「っ……!」

シンジ「あ、ケンスケごめん、
    三人一緒に行っても、大丈夫?」

ケンスケ「ああ。全然構わないよ。寧ろ歓迎さっ!
     いやぁ、こんな大勢で回るの久々だなぁ」ニコニコ

アスカ「……」チラ



黒アヤナミ「ところで、要点観察って何?」

ケンスケ「早い話がちょっと真面目なドライブってところだ。
     使えるインフラや設備を探したり、L結界中和装置の観察、及び点検。
     あとは、研究施設に顔を出したりもする」

シンジ「へぇ……」

アスカ「バカシンジがグースカ寝てる間にも、ケンケンはたくさん仕事してたわけよ。
    あんたも友達として尊敬しときなさいよね」

シンジ「わ、わかってるよ」

ケンスケ「そう言ってやるなよ。
     同じ時を歩んでるわけじゃないんだ。シンジだって戸惑うさ。
     それに、前と変わらず接してくれた方が俺も嬉しいよ」

シンジ「……う、うん」

ケンスケ「じゃ、行こうか」



ブロロロロロ……


移動 → 山奥のネルフ関係施設跡地

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 14:34:21.71 ID:unDNNMvd0


ケンスケ「地図だと、ここから歩きで30分だ」

アスカ「歩きぃぃ? ドライブだって言ってたじゃない?
    もうちょっと奥まで行きなさいよ!」

ケンスケ「いやいや、無理だよ。
     これ以上行ったら藪で方向転換できなくなるって」

アスカ「そんな藪、チェーンソーでぶった切りなさいよ。
    インフラ整備だわ」

ケンスケ「悪戯に自然破壊を推奨しないでほしいなぁ……
     限られた自然なんだぞ?」



シンジ「……」

黒アヤナミ「……」ジーッ

シンジ「っ、どうかした?」

黒アヤナミ「なんでもない」



一同車から降りる

ケンスケ「とはいえ、全員で行くってのも大変だ。
     俺一人で行くからシンジ達はその辺の川で釣りでもしててよ」

シンジ「釣り?
    えと、でも、したことないし」

ケンスケ「道具はある。
     それに、見よう見まねでも結構できるもんだぞ?
     まぁやってみるこった」

アスカ「前時代的ぃ〜……」

黒アヤナミ「……釣り……?」



パーティ分岐可能

1 シンジ「……僕は、ケンスケと行こうかな。
      ネルフ施設の跡地って興味あるし……」アスカと黒アヤナミが釣り?

2 アスカ「私はパス、ネルフ跡地を見に行く方が楽しそうだわ」シンジと黒アヤナミが釣り

3 黒アヤナミ「私は、ネルフ跡地に興味がある……」シンジとアスカが釣り

4 ケンスケ「あんまり遠くへ行くなよ。じゃ、言ってくる」三人で釣り

5 その他

>>直下
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 14:40:57.27 ID:Mm8nN+gM0
4
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:05:53.77 ID:unDNNMvd0



ケンスケ「あんまり遠くへ行くなよ。じゃ、行ってくる」

アスカ「早く戻ってきてよねー」



シンジ「……ところでアスカ、釣りってやったことある?」

アスカ「一応あるわよ。
    一応軍隊に居たわけだし、サバイバル術の一環として……

    ……ていうか、アンタ釣りもしたことないの?」

黒アヤナミ「……」 釣竿「ミョンミョン」

シンジ「えっと、ない、けど」

アスカ「ミサトめ、基本中の基本でしょぉ……?

    いい? エヴァのパイロットたるもの、どんな状況で戦闘が発生するかわからない。
    緊急脱出装置でエントリープラグが山奥に、落下して三日遭難、なんて事があるかもしれない。
    そういう事態に備えて最低限のサバイバル知識は与えられるものなのよ」

シンジ「え」

アスカ「アンタは甘やかされてんのよ!
    仮にも従軍するんだからそれくらいは本来履修するはずの事なのよ!」

黒アヤナミ「アヤナミレイも?」

アスカ「ファーストチルドレンはもーーーぉぉぉぉっと甘やかされてるに決まってんじゃない。
    更に言えばあいつの場合変わりも居るし、生存術なんて必要ないと思われてたんじゃない?」

黒アヤナミ「確かにそうね」

シンジ(そんな淡々と……)

71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:06:34.52 ID:unDNNMvd0


アスカ「とにかくもうエヴァに乗らないとしても、あんたにはもう少ししっかりしてもらわないと困るわよ。
    特に、第三村で生きていくならなおさらのこと!」ビシィ!

シンジ「は、はいっ」

アスカ「決めたわ。あんた、今日一匹も釣れなかったらご飯抜きね」

シンジ「え!? そ、そんなぁ」

アスカ「いや、まてよ?
    普通に昨日まで断食してた奴にそれは軽いか……

    んじゃ罰ゲームね、罰ゲーム」

黒アヤナミ「罰ゲーム、ってなに?」

アスカ「楽しい事よ?
    とぉぉおおおおーーーーーってもね」

黒アヤナミ「楽しい事、なら、いい」

シンジ「ちょっとアスカ……?」

アスカ「そうねぇ。この釣りで一番釣果が良かった人が命令権を得る。
    他二人に命令できるのよ。
    
    時間制限はケンスケが戻ってくるまで」

シンジ「それアスカに有利過ぎない?」

アスカ「そうね。流石にこのままじゃエリートの名がすたるってもんだわ。
    最初に最低限の知識は与えてあげるから、後は運で頑張りなさい」

シンジ「運、かぁ……」

黒アヤナミ「質問があるのだけど」

アスカ「何よ、アヤナミ」

黒アヤナミ「……なんで、お魚を釣るの?」



アスカ シンジ「……そこからかぁ……」



72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:18:30.38 ID:unDNNMvd0




少年少女説明中



黒アヤナミ「川魚のお味噌汁 焼き魚」ポカポカ

シンジ「まさか倫理の勉強から始まって家庭科の授業になるとは思わなかったよ」

アスカ「さ、時間はそうないわよ」釣竿『チャポン』

シンジ「え、いつの間に餌つけたの!?」

アスカ「お勉強中でも手は動かせるってワケよ」

シンジ「ずるいよぉ」モタモタ

黒アヤナミ「魚は待ってくれないわよ」キリッ 釣竿『ユラァー』

シンジ「アヤナミまで……二人とも手際いいね」

アスカ「アンタがどんくさいのよ。
    まぁ、釣りなんて運よ、運」

シンジ「ようやく準備ができた……」釣竿『チャポン』



三人「……………………」




三人「……………………」




三人「……………………」




三人「……………………」




1 黒アヤナミ「……ねえ、アスカ」(話題指定可
2 黒アヤナミ「……ねえ、碇君」(話題指定可
3 黒アヤナミ「絶対釣る」フンス(アヤナミ勝利確定
4 その他


>>直下
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 15:20:46.51 ID:udSdMZqPO

2 黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 15:22:10.11 ID:+nnG+bkxO
4 二人に今後どうするか聞く
仕事はするのか、するとしたら農場の手伝いのか彼(ケンスケ)の手伝いをするのか
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:56:00.49 ID:unDNNMvd0
2 

黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」

シンジ「え?」

アスカ「……」




シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……いや、答えなさいよ」

シンジ「ご、ごめん。でも、僕この村に来て、良かったよ」

黒アヤナミ「どうして?」

シンジ「……トウジもケンスケも、委員長……洞木さんも生きてて、
    それがわかって、嬉しかった。

    最初は、顔を見るのも怖かった。
    その顔の裏で、本当は僕の事を責めてそうで……」

アスカ「……」

シンジ「もしかしたら本当は、少しは僕の事を恨んでいるのかもしれない。
    って言ったら、トウジは絶対怒りそうだけど、
    でも、世界がこんなになったのは僕のせいだし……」

黒アヤナミ「みんなの事、苦手なの?」

シンジ「……苦手、だった。
    でもそれは向きあえてなかったから。

    だけど昨日ちゃんと考えたんだ。
    せっかくアスカが僕に向きあってくれたんだから、僕もちゃんと、みんなと向き合おうって。
    せっかくみんながくれた居場所なんだから、ここで、精一杯生きようって思った」

アスカ「うじうじ考えて答えがパッとでない辺り、まだガキね」

黒アヤナミ「大人だって、すぐ答えが出せるわけじゃないわ。
      ヒカリも、トウジも、悩んで答えを導き出している。

      碇君にも、時間をかけても良いから、自分の答えを見つけてほしい」

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:56:30.97 ID:unDNNMvd0
2 

黒アヤナミ「……ねえ、碇君。この村の事、好き?」

シンジ「え?」

アスカ「……」




シンジ「……」

黒アヤナミ「……」

アスカ「……いや、答えなさいよ」

シンジ「ご、ごめん。でも、僕この村に来て、良かったよ」

黒アヤナミ「どうして?」

シンジ「……トウジもケンスケも、委員長……洞木さんも生きてて、
    それがわかって、嬉しかった。

    最初は、顔を見るのも怖かった。
    その顔の裏で、本当は僕の事を責めてそうで……」

アスカ「……」

シンジ「もしかしたら本当は、少しは僕の事を恨んでいるのかもしれない。
    って言ったら、トウジは絶対怒りそうだけど、
    でも、世界がこんなになったのは僕のせいだし……」

黒アヤナミ「みんなの事、苦手なの?」

シンジ「……苦手、だった。
    でもそれは向きあえてなかったから。

    だけど昨日ちゃんと考えたんだ。
    せっかくアスカが僕に向きあってくれたんだから、僕もちゃんと、みんなと向き合おうって。
    せっかくみんながくれた居場所なんだから、ここで、精一杯生きようって思った」

アスカ「うじうじ考えて答えがパッとでない辺り、まだガキね」

黒アヤナミ「大人だって、すぐ答えが出せるわけじゃないわ。
      ヒカリも、トウジも、悩んで答えを導き出している。

      碇君にも、時間をかけても良いから、自分の答えを見つけてほしい」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:58:09.80 ID:unDNNMvd0

シンジ「ありがとう。でも、今話しててわかったよ。
    こんなに、僕の事を気にかけてくれる人がいる。

    アスカも、その、キミも……だから僕、この村が好きになったよ。今」

アスカ「単純ねぇ。
    アンタが住んでた東京と違って、ここには何もないわよ。
    それがわかっても同じ事が言えるかしら」

シンジ「どうかなぁ。でも、前ほど生き辛いとは感じてないよ」

アスカ「ガキの癖に都会に疲れたような事言ってんじゃないわよ。
    ほんと、生意気ね」



黒アヤナミ「じゃあ、碇君はここに居る事にするのね」

シンジ「……それが、許されるなら、ね」チラ

アスカ「……あんたに関してどうしろっていう指示は来てない。
    だから、それはアンタが決めなさい」


黒アヤナミ「アスカ、碇君

      二人は、これからどうするの?」

アスカ「とりあえず今は魚を釣る」

シンジ「そう言う事じゃないよ、アスカ。
    つまり、将来の話、だよね?」

黒アヤナミ「そう」

アスカ「遠い将来を考えるより今生きるので精いっぱいなのよ、この世界は。
    だから私は目先の魚のことだけ考える。
    食べるとかはさておき、勝負には勝つからね」

黒アヤナミ「……もし、エヴァに乗らなくて良くなったり、
      戦いが終わったら、アスカはどうするの?」

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 15:59:52.68 ID:Mm8nN+gM0
大事なことなので二回(以下略)
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 15:59:56.25 ID:unDNNMvd0
アスカ「エヴァが無くなったら私もあんたも生きてる意味ないでしょ。
    ……悪くて、処分されるんじゃないの?」

シンジ「え!?」

アスカ「……悪くて、よ。ま、流石に処分はないにしても、
    
    戦いが終わると言う事は功労者たる私には当然、それなりの恩賞が与えられるべきよね?
    少なくとも、エヴァに乗る以外の仕事はしたくないわ」

黒アヤナミ「……アスカは、仕事をしない」

アスカ「人聞きの悪い言い方すんなっ!
    私は、今も体調管理っていう仕事をしてるわよ! こちとら戦時中よ!?」

黒アヤナミ「碇君は?」

シンジ「僕は、働くよ。
    エヴァに乗る事はもういないだろうし。ケンスケの手伝いでも農作業でも、出来る事をやりたい」

アスカ「つっても、あんたはこの第三村がどういう状況なのか理解するために、
    しばらくケンスケの手伝いを通して状況把握が優先だけどね」

シンジ「そうだね。
    まるでタイムスリップしたみたいだし、僕のわからないことだらけだ。

    でも、それを分からないままにしておくのは、良くない事だと思う。
    僕は僕のしたことをちゃんと理解しないと……」

黒アヤナミ「……碇くんは、ケンスケの手伝い。私は、農作業、アスカはパイロット」




釣果

1 全員0匹
2 アスカ勝利
3 シンジ勝利
4 黒アヤナミ勝利
5 その他(二人同着一位も可

>>直下
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 16:09:19.15 ID:8IjqBZS+0
1
みんな釣れなくって笑おう
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 16:23:48.83 ID:unDNNMvd0

1 全員0匹


アスカ「そうね、みんな、違う仕事をして生きて行くのよ」

シンジ「うん」

アスカ「でも、私達、みんな一緒よ」

シンジ「そうだね、アスカ」

黒アヤナミ「……ええ」コクン

シンジ(仕事はばらばらでも、僕たちは同じ共通点がある。
    だから、何も怖くなんてないさ……!

    そう、例え……)



アスカ シンジ 黒アヤナミ「「「全然釣れませんでした」」」




シンジ(例え釣果ゼロでも………………)

ケンスケ「……三人いてみんな一緒にボウズか。
     よっぽど運が悪かったんだなぁ……」

アスカ「ヌギギギ……この勝負は、お預けね……っ」

シンジ「アスカがうるさかったから釣れなかったんじゃないの?」

アスカ「何よ!? アンタがアヤナミとくっちゃべってるから、仕方なく会話に混ざってあげてたんじゃないの!」ビシ

シンジ「うわっ、釣竿こっち向けないでよっ!」



シンジの足元の岩「スッゴイスベルヨ!!」



シンジ「あ」ズルッ

黒アヤナミ「あ」

アスカ「あ」



バッシャーン!!









ケンスケ「……イヤーんな感じぃ〜」




………………
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 16:45:02.62 ID:c/nRrIhTO
どうにかして黒波生存フラグを建てないとな
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 16:58:09.26 ID:unDNNMvd0

………………



移動→ハイカイ観測用の丘



シンジ「コレが……ハイカイ……」

ケンスケ「そう、インフィニティのなり損ないが意思もなく徘徊している。
     ……もし意思があるにしろ、俺達には到底わからないことだ。
     今の状態では、ね」

シンジ「……」

ケンスケ「L結界中和装置には彼らを遠ざける役割もある。
     中和されたこの空間に彼らが入ってきた事はまだないよ」

シンジ「……うん」

ケンスケ「ここでは、いつもと様子が違わないかを見るだけだ。
     ゾッとする時もあるが、一人の時はよくここで昼飯を食べてるな。
     一応、景色はいいからな」

シンジ「景色が、良いような、悪いような……」

ケンスケ「ここはこれくらいでいいだろ。
     周辺の装置も異常ないみたいだ。
     計測器の見方は、もうわかったよな?」

シンジ「うん。針が左右にブレてなければ良いんだよね?」

ケンスケ「そのとおり」


84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 16:58:52.57 ID:unDNNMvd0

アスカ「……」チューズゾゾ

黒アヤナミ「……」

アスカ「ねぇ、バカシンジ」

シンジ「何? アスカ」

アスカ「……いつまでそのパーカー着てるのよ」

シンジ「アスカのせいで濡れちゃったからだろ?
            もう少し服が乾くまで待ってよ」

アスカ「あんたにパーカー貸したせいでこちとら見ての通りプラグスーツ姿なのよ。
    なんか落ち着かないから早く返しなさいよね」

シンジ「せめてジャージが乾くまで待ってよ……」

黒アヤナミ「……」ジー

シンジ「どうしたの?」

黒アヤナミ「……」ズズイ (ローアングルから覗き込む

シンジ「わっ、ちょっちょっと、なに!?」(////)

黒アヤナミ「……穿いてた」

シンジ「見ないでよ!?」

アスカ「何履いてた?」ニヤニヤ

シンジ「聞かないでよ!?」

黒アヤナミ「ボクサーパンツ」

シンジ「言わないでよ!?」

ケンスケ「大丈夫、基本支給品のパンツはブリーフかボクサーパンツだから。
     因みに言えば迷彩柄も用意できるぞ!」

シンジ「見た目がこれだけ違っても、同級生に下着の世話されるのはなんか気まずいよ……」




……………………


次のイベント

1 昼飯(雑談込み
2 L結界中和装置研究施設(加持リョウジ
3 今日の要点観察は終了 第三村へ
4 一方ヴィレの面々は
5 その他



ちょっと時間空くかもしれないので、
以下5レスで多数決。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/18(木) 17:03:49.98 ID:Mm8nN+gM0
迷うけど、1かな
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 17:04:16.27 ID:f2kSeCbeO
4
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 17:05:12.68 ID:8IjqBZS+0
1
マリだしたいからヴィレのあとにマリを選択したいわ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 17:13:08.67 ID:iru/BGJYO
1
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 18:49:35.54 ID:iM7HaVNmo
1
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 22:25:45.20 ID:unDNNMvd0

1>4


付近の平原 レジャーシートの上


ケンスケ「おし、飯にしよう。
     と言っても、今日も今日とてレーションだ」

黒アヤナミ「れーしょん……?」

アスカ「レーションてのは、配給される食糧の事。
    この土のかたまりみたいなのがそれよ」

黒アヤナミ「これが、ご飯……?」

アスカ「別に、私達は食べなくてもいいんだけど」

黒アヤナミ「……」スンスン

アスカ「匂いをかぐと食欲が減るわよ。
    ヒカリの家じゃ、ちゃんとご飯作ってるんでしょ。
    それに比べたら残念な味だから無理して食べなくて良いわよ」

ケンスケ「ヒカリの飯に比べられたらこいつが可哀そうだよ」モグモグ

シンジ「あはは、確かに……
    あの時、ちゃんと食べればよかったなぁ……」

アスカ「頭下げて食べさせてください、って言えば食べさしてくれるわよ」

黒アヤナミ「そうね。
      トウジがヒカリと喧嘩した時、そうだったわ」

アスカ「ブフッ! ナニあいつ、やっぱり尻に敷かれまくってんじゃないの!」

ケンスケ「あいつら、ケンカの回数はめっきり減ったけど、
     ケンカの質は全然変わらないっていうか……

     ただ、当時の方から謝るのが多くなったのは、あいつもあいつなりに勉強してるってことだね」

シンジ「勉強?」

ケンスケ「女の勉強さ。
     俺は知らないけど、どうやらさっさと謝ったほうが得らしいよ」

アスカ「そう言う事を女の前で言うところがデリカシーがないっていうのよ」

シンジ「ふーん」モグモグ……
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 22:26:39.43 ID:unDNNMvd0

黒アヤナミ「……」ジー

アスカ「……何? あんた、それ〜レーション〜食べてみたいの?」

黒アヤナミ「……」コクン

アスカ「食べたいなら食べれば?
    私は要らないってだけで、あんたは興味津々みたいだし」

黒アヤナミ「いただきます」モグ

アスカ「躊躇なく行くわね……」

黒アヤナミ「……」モグモグ




シンジ(……無表情だけど、わかる)

ケンスケ(ああ、確かに、この顔は)

アスカ(不味いって顔してるわね)



黒アヤナミ「人工的な、ビタミン味……」

ケンスケ「まさにその通り。味より栄養重視。その質実剛健さがたまらないんだよ。
     男ならその魅力が分かるはずさ。なぁ、シンジ」

シンジ「ケンスケ、養ってもらっておいて凄く言いにくいけど、
    美味しくはないよ、コレ」

ケンスケ「……美味しくないのは、わかってるよ」




1 黒アヤナミ「碇君がご飯を作ればいいんじゃない?」
2 黒アヤナミ「アスカは料理しないの?」
3 黒アヤナミ「今度、私がお弁当作ってみる」
4 その他
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 22:46:57.48 ID:r6OsZTQGo
1
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:20:16.94 ID:unDNNMvd0


黒アヤナミ「碇君がご飯を作ればいいんじゃない?」

アスカ「……」ピクッ

シンジ「え?」

黒アヤナミ「……できない?」

シンジ「えっと、それこそ前はお弁当は僕の役割だったけど……」

ケンスケ「ナイスだ、ソックリサン。
     本当は、もうちょっとシンジが仕事に慣れてから頼むつもりだったんだけど、
     俺としてもシンジがご飯作ってくれるなら助かるよ。
     いつもこんな飯じゃあんまりだもんな。

     ……俺は、まぁ、いいんだけど、ほら、アスカがさ?」

アスカ「別に、私は食べなくていいから食べてないだけよ」

黒アヤナミ「ヒカリが言ってた。
      料理は作る人によって全然味が違うって」

シンジ「そう、なのかな?
    僕はあんまりいろんな人の料理って食べたことないから、わからないけど」

黒アヤナミ「実際、どうなの? アスカ」

シンジ「っ」ドキッ

アスカ「え」

黒アヤナミ「碇君の料理、美味しいの?」

アスカ「……そんな、昔の事忘れたわよ。
    こちとらずっと不味いご飯を見て来て『食べる』事の意味が分からなくなってきてるくらいなの」

ケンスケ「そう言うわけだ、シンジ」

ガシッ

シンジ「え」

ケンスケ「アスカに食の楽しみを思い出させてやれるのは、キミだけだ!!
     是非、うちの食事当番を引き受けてくれないか!」

シンジ「っ! え、えっと」(////)

アスカ「……え、何照れてんの? キモッ」

黒アヤナミ「照れてるの?」

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:21:08.01 ID:unDNNMvd0


シンジ「い、いや、だってっ……
    こんなにまっ正面から、必要とされた事あまりないから……
    言葉のアヤだとしても照れちゃうよ」

ケンスケ「はははっ、そこまでまともに照れられるとこっちも困るってもんだぜ。
     まぁ、出来たらで良いよ。一応うちには調理器具も揃ってるしね」

シンジ「はぁ、まぁ、良いよ。僕に出来ることはやりたいと思うし」

ケンスケ「やったっ。コレで俺もまともな食生活を送れるかもしれない!」

アスカ「自分で覚えようとは思わなかったわけ?」

ケンスケ「こう見えて、忙しいものでね」

シンジ「あはは」



一方その頃………………

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:22:16.23 ID:unDNNMvd0

ヴンダー内

エヴァパイロット屯所(アスカとマリの部屋)

マリ「………………」ネコロビ……

謎の端末「………………ヂ」

マリ「………………………………お?」ピクン

謎の端末「ヂヂ………………」

マリ「おぉーっとぉ!?」ガバッ

謎の端末「ヂヂ   『レーションてのは、配給される食糧の事。
    この土のかたまりみたいなのがそれよ』」

マリ「キタァァアアアアアアアアアアアア!!!!」ピョイーン

謎の端末「ヂヂ『これが、ご飯……?』」

マリ「ぉん? この声は、アダムスの器・・・
   じゃない、あの『黒いの』の声か一緒に居るんだ?フーン
   それにしても」

マリ(姫の身を案じて、という名目でプラグスーツに仕込んでおいた盗聴器兼GPSがようやく電波の届く範囲まで来た!!
   コレでようやく姫が今何してるのか詳細が聞こえるってものよ〜!)



1 雄叫びを聞きつけて誰か来る(人物指定可
2 誰も来ないうちに行動に移る
3 寧ろ誰かと一緒に盗み聞きを堪能する(人物指定可
4 その他
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:28:09.10 ID:OOVw+IPqo
2
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:56:54.70 ID:unDNNMvd0

マリ「……」キョロキョロ

マリ(この盗聴がバレたら誰かに咎められるかもしれない……
   それにコレがあれば、いざとなれば一足先に姫と合流……なんてこともできる。
   騒ぎ立てるのはやっぱりやめておこうっと)

マリ「……」ジーッ

盗聴器「『あはは、確かに……
     あの時、ちゃんと食べればよかったなぁ……』」

マリ「お、この声は」
マリ(ワンコ君じゃないかぁ〜 報告では完全に心閉ざしてるって聞いたけど、少しは立ち直ったみたいだね)



盗聴器「
『アスカ「頭下げて食べさせてください、って言えば食べさしてくれるわよ」

 黒アヤナミ「そうね。
       トウジがヒカリと喧嘩した時、そうだったわ」

 アスカ「ブフッ! ナニあいつ、やっぱり尻に敷かれまくってんじゃないの!」

 ケンスケ「あいつら、ケンカの回数はめっきり減ったけど、
      ケンカの質は全然変わらないっていうか……

      ただ、トウジの方から謝るのが多くなったのは、あいつもあいつなりに勉強してるってことだね」

 シンジ「勉強?」

 ケンスケ「女の勉強さ。
      俺は知らないけど、どうやらさっさと謝ったほうが得らしいよ」

 アスカ「そう言う事を女の前で言うところがデリカシーがないっていうのよ」

 シンジ「ふーん」モグモグ……』」 



マリ「……」アゼーン

マリ(報告では、ワンコ君は通夜と葬式のトーテムポールみたいな顔してるって言ってたのに……
   今は普通に相槌打ってるし、そう言えばさっき愛想笑いみたいなのもしてたな)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/18(木) 23:57:33.18 ID:unDNNMvd0

マリ「……」

盗聴器「〜〜〜〜〜」ワイワイキャッキャ

マリ(……ていうか、何? この、和気あいあいとした感じ……
   第三村ってこんななの?)

盗聴器「『アスカに食の楽しみを思い出させてやれるのは、キミだけだ!!
     是非、うちの食事当番を引き受けてくれないか!』」

マリ「……」ピクッ

マリ(わんこ君の手料理、だと?)ゴクリ……

盗聴器「〜〜〜〜」ワイワイキャッキャ

マリ「……ふーん」

マリ(なんか、良ーい雰囲気じゃん?)



1 マリ「よかったじゃん、姫」シンミリ マリフェードアウト
2 マリ「……なんか、羨ましいなぁ。私もこの輪に入りたい。ワイワイキャッキャしたい……」
3 マリ「エロい事にはならないのかなぁ。発破かけに行こうかな」
4 マリ「よし、姫にアドバイスを送ろう。こんなこともあろうかと姫のプラグスーツには受信機もつけておいたのだ!」
5 マリ「姫は無事だってわかったし、こっちも暇つぶしに何かして遊ぼうかな」(マリ編開始
6 その他
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 00:02:21.82 ID:/bASQt84o
2
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 00:37:28.10 ID:1G9qNy0/0


マリ「……なんか、羨ましいなぁ。私もこの輪に入りたい。ワイワイキャッキャしたい……」










マリ(え?)









マリ(……今、私、なんて言った?)











マリ(いや、嘘でしょ。コレ本心なの?
    思わず口を突いて出た言葉が、それ?)

マリ「……オホン」

マリ(自分でもびっくりしてる。まるで子供みたいだって……
   でも、なんだろうなぁー……)

マリ「な、なーんちゃって……あはは、は」





マリ(だめだ、やっぱり羨ましい。
   自分をもうごまかす事が出来ない……っ!!!)ズーン





マリ「はぁぁ……」

マリ(……どうしようかなぁ)

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 00:41:37.01 ID:1G9qNy0/0


ミサト「マリ。話せるかしら」

マリ「っ!? っと、ミサトちゃんじゃーん?
   どうしたの?」

ミサト「……パイロットの部屋が騒がしいと報告があったのと、所用よ」

マリ「なんだ。寂しくておしゃべりしに来ちゃったのかと思ったのに……?」



ミサト「寂しくておしゃべりしたかったのは、貴方の方ではなくて?」



マリ「っ へぇ〜? あ、そう言う……覗き見、してたんだぁ?
   それとも監視カメラ?」

ミサト「……部屋の内部を移すカメラはないわ。
    ただ、覗き見をした事は謝る。ごめんなさい」

マリ「いいよぉ。別に。戦時中だしねぇ……
   ピリピリするよねぇー……」

ミサト「……マリ、貴方に、


    第三村の報告書の輸送をお願いしても良いかしら?」


マリ「……はぁ?」

ミサト「……」

マリ「……ナニが、目的なのかにゃー?
   とか、聞いてみたりして……」

ミサト「状況の把握。
    特に、アスカと碇シンジ、
    及び黒いプラグスーツのアヤナミレイの状況を詳細まで把握することが目的」

マリ「それは、ヴィレの責任者としての命令?
   それとも、元保護者としてのお節介?」

ミサト「……」

マリ「……」

102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 00:42:03.65 ID:1G9qNy0/0
ミサト「最後にアスカから受け取った報告。貴方聞いた?」

マリ「私が知ってるのは、『第三村で待つ。葬式顔の碇シンジと仏頂面の黒アヤナミも一緒』
   ってことだけだけど?」

ミサト「その後に、報告があったの。
    その時のアスカ……すこし、嬉しそうだった」

マリ「……」

ミサト「第三村で何か良い事があったのかもしれない。
    アスカのメンタル面のケアは、貴方も望むところでしょう?」

マリ「ま、確かにねぇ」

ミサト「……そういうことよ。
    ヴィレの責任者として命令、アスカの元保護者としてお願いするわ。
    第三村の報告書の輸送、を理由に、アスカならびにその周辺の人物との接触を図りなさい。

    出来るだけ穏便に、ね」

マリ「ふーぅん?」

ミサト「……」

マリ「いーよ。行ってあげる。
   命令じゃあ仕方ないよねぇ?」

ミサト「ええ、そうね」

マリ「優しい所あんじゃーん? ミサトちゃんのそういう意外と分かりやすい所、好きだよぉ?」

ミサト「留意しておくわ。
    飛行ポッドは手配しておくから、日が暮れる前に移動しなさい」

マリ「はーいはいっと」スタタタッ

マリ(ラッキー、抜けだす手間が省けた!)



マリ「あ、そうそう、ミサトちゃん」

ミサト「なにかしら?」




マリ「監視、つけるなら出来ればオッサン以外にしてよね?
   一応女子多めの現場に行くわけだから、さ?」

ミサト「当然よ」





…………………………
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 01:02:29.32 ID:1G9qNy0/0
…………………………


夕方
第三村

アスカ「!?」ビクン

シンジ「どうしたの? アスカ」

アスカ「いやな予感が、する……とてつもなく、
    なんか、めんどくさそうな予感が……」ゴクリ

黒アヤナミ「悪寒?」

アスカ「……まぁ、いいわ。
    今日は久々に外に出て騒いだわー」ノビー

ケンスケ「俺も久しぶりに楽しかったよ。
     さて、最後に報告書を事務局に出してくるから、キミらはもう帰って良いよ。ごくろうさん」

シンジ「あ、僕も行くよケンスケ」

ケンスケ「いや、実は事務局の連中と用事があってね。今日は帰れないんだ。
     だからソックリサンを家まで送っていってくれよ。
     ついでに、トウジ達にも挨拶してくるといいかもな」

シンジ「そっか、うん。じゃあ、そうするよ」


スタスタスタ 『ケンスケがパーティから外れました』


黒アヤナミ「行きましょう」

アスカ「……」

シンジ「アスカ?」

アスカ「ん? うん。  ま、いっか。行くわよ」

シンジ「どうかしたの?」

アスカ「別に……後で話す」

シンジ「うん……?」





1 特に何事もなく送っていく
2 おばちゃん「あ! ソックリサン達! お風呂今なら空いてるよ!!」(風呂イベント開始
3 黒アヤナミ「……今日も泊まりに行っても良い?」(お泊りイベント開始
4 その他

>>直下
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 01:03:54.94 ID:/bASQt84o
3
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 01:18:51.57 ID:1G9qNy0/0


黒アヤナミ「……今日も泊まりに行っても良い?」

アスカ「ん?」

黒アヤナミ「私、明日も仕事休みだから」

シンジ「えっと」チラ

アスカ「私に権利があるんだとすれば、断然ウェルカムって感じだけど。
    バカシンジと二人きりッて言うのもなんか気まずいしね」

シンジ「あー、うん……」

まだ到着しないマリ(そこは否定するところだろバカワンコ君!!!!!)

アスカ「……?」ポリポリ



アスカ「まぁ、特別に私が許してあげるわ。
    そうと決まればさっさとお泊り報告でも何でもして来なさい」

黒アヤナミ「ええ。そうする」

タッタッタ



アスカ「……」

シンジ「……」



1 特に何事もなく沈黙して黒アヤナミを待つ
2 沈黙に耐えきれずアスカが何か言う
3 沈黙に耐えきれずシンジが何か言う
4 移動中のマリ(三分以上沈黙してる……仕方ない、ここは姫に小粋なトークの助言でもしてやるか)
5 その他
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 01:29:50.66 ID:PhXNyM34o
2
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 12:29:00.66 ID:5UqhWI0UO
アスカ「……」

シンジ「……」

アスカ(気まずい……)

アスカ(そういえば、今までこいつは黙ってるだけだったから良かったけど、
    話せるようになってからまともに二人きりなの初めてじゃん……)

シンジ「……」

アスカ(あれ? こういう時って会話、してたっけ?
    私とシンジの距離感って、どんなだっけ?)

シンジ「……」

アスカ(……てか、なんで私が、
    こいつなんかのために言葉選びしなくちゃならないのよ。
    だんだんむかついてきたわ……)

アスカ「バカシンジ」

シンジ「何? アスカ」

アスカ「あんたってさ、学校休みの日とかいつも何してんの?」

シンジ「え」

シンジ(アスカが、普段使わないような気をつかってくれている……?

    ……!! 違う、コレは、
    なんとなく僕をいじって時間を潰すタイプの質問だ。

    この質問は何を答えても罵倒にしかつながらない。
    答えるだけ損な質問だ)

アスカ「どうせあんたのことだから一日中音楽聞いてるとかそんなでしょ?」

シンジ(ほらきた……)

シンジ「そんなことないよ。僕だってそれだけが趣味なわけじゃないし……」

アスカ「じゃ他になんかしてるの?」

シンジ「料理のレシピ調べたりだとか、
      後は、動画見て、学校の復習して」

アスカ「典型的ネクラの一日ね。
     言っとくけど、第三村じゃ端末は数えるほどしかないし、
     料理の材料だって数えるほどだし、
     今まで通りの生活ができるとは思わないことね」

シンジ「そっか、そうだよね」

アスカ「言っとくけど、
    ケンケンの端末はよほどのことがない限り見せてもらえないからね?
    機密情報だとか諸々で、見せられないことになってるらしいから」

シンジ「え、うん」



1 回話継続 内容 アスカとケンスケの関係について
2 回話継続 内容 逆に、アスカは普段何してるのかについて
3 回話継続 内容 アスカと黒アヤナミの関係について
4 会話継続 内容 性的な話題
5 人物到着 黒アヤナミ
6 人物到着 マリ
7 その他

>>直下
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 12:38:12.19 ID:2S9LwV7NO
2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 12:38:22.56 ID:WNnIA6nGO
6
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 13:59:25.19 ID:5UqhWI0UO
シンジ「逆に聞くけどさ。
    アスカは普段何して……」

アスカ「……」

シンジ(しまった。コレは、効果的な反撃ができてしまう質問返しだ。

    僕の知る限りではアスカの趣味はもうアレしかない。
    ゲームだ。
    しかも前時代的で、起動音だけが異様にカッコいいゲームをひたすら遊んでいる。

    ネクラなのはアスカの方じゃないか。という反撃が成立してしまう!!)

アスカ「ゲームですけど、何か?」ヒクヒク

シンジ(墓穴を掘ったことには気づいているっぽい……)

シンジ「ゲーム、かぁ」

アスカ「言っとくけどやらせないわよ。
    数少ない娯楽なんだから」

アスカ(娯楽……我ながらコレに縋ってるという事実に泣けてくるわね)

シンジ「いいよ。別に……」

シンジ(でも、ちょっと安心したかも。
    アスカは14年経っても、あんまり変わってないのかもしれない)

シンジ「……」

シンジ(エヴァの呪縛 アスカの姿は変わってないけど、
    もしかして、精神も成長できない、ってこともあるのかな?
    経験だけ大人?になって、心はあの時のアスカのまま、だとしたら)

シンジ「……」シュン

アスカ(そんなにゲームやってみたかったのかしら……?)



???「お待たせ」



アスカ「遅いわよ、アヤナミ……て、ゑ゛っ!?」

シンジ「あれ?」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 14:00:15.99 ID:5UqhWI0UO
マリ「呼ばれてないけどじゃじゃじゃーん!
   覚えてるかにゃ?」

シンジ「……」キョトン

アスカ「コネメガネ、なんでアンタがここにいるのよ」

シンジ(小根さん?)

マリ「やだなぁ〜、姫とヴンダーがランデブーする前に、
   私の方からランデブーしにきたに決まってんじゃん?
   ああ、安心して、許可は取ってる」

アスカ「じゃ今はヴィレのパイロット不在なんじゃないの!?
     なに考えてるのよ!? ミサトもあんたも!?」

マリ「落ち着いて姫、ワンコ君が引いてる
   戦闘的な事に関しては憂慮することはないよん。
   一触即発て状態じゃないし、こっちも、あっちも」

アスカ「いいのかしらねぇ、こんな事で……」



シンジ「……」ポカーン

アスカ「……面識は」

シンジ「ない、と、思うけど」

マリ「あ、ひどいにゃー
   忘れちゃったのかい?」

シンジ「え?」

マリ「ほぉらぁ? 学校の屋上でぇ?」

シンジ「あ、ああ!あの時の」

マリ「そうそう、あの日、学校の屋上で激しくも優しいベーゼを交わし」

シンジ「パラシュートで落ちてきたんだよね」

マリ「私の体に顔をうずめながら、誓いをたてたんだよね」

シンジ「乗っかられて動けなかっただけだし、誓いっていっても君が他言無用って言っただけじゃないか」

マリ「……」

シンジ「……」

アスカ「……」

マリ「でも私おっぱい揉まれたよ」

シンジ「人聞きの悪い事言わないでくれる!?」

黒アヤナミ「揉んだの? 碇くん」

シンジ「揉んでないけどおかえり」

アスカ「はぁ、行くわよ。
    こいつと話してると疲れてしょうがないわ」スタスタ

シンジ「えっとそれじゃ、さよなら、小根さん……?」スタスタ

マリ「え、ちょ」

黒アヤナミ「さよなら 八号機のコネさん」スタスタ

マリ「ちょま、まってよぉー!!名前違うしー!!」



次は夜に書くと思うので今後の展開多数決


1 碇君のお料理教室 (普通に親睦を深める)
2 マリが持ってきた酒を…… (一歩進んだ親睦の深め方を)
3 エロ展開
4 シンジいじり
5 その他
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/19(金) 14:03:34.06 ID:qJMsUR3d0
2
エロでも笑いでもいろんなハプニングに繋げられそう
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 14:29:47.37 ID:r4sV0ZGXO
2からの3
ダメなら2
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 14:42:16.44 ID:WNnIA6nGO
2
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 22:39:04.70 ID:1G9qNy0/0


ケンスケの家



マリ「というわけでぇっ!
   第一回、チルドレン親睦会を始めようと思います」

黒アヤナミ「ドンドンパフパフ(棒」パチパチ

アスカ「…………チルドレンて」

シンジ「…………」パチパチパチ

マリ「いやー、すまないね。
   急に混ぜて貰うことになっちゃって……で・も・ね?
   ちゃんとお土産もあるから期待していいよー」

シンジ「あのさ、アスカ……出来れば紹介して欲しいんだけど」

アスカ「ん? あんた達ホントに面識ないの?」

マリ「真面目な話、わんこ君は私の素性も名前も何もかも知らないと思う」

アスカ「じゃあさっきのワケ知りな感じはなんなのさ」

マリ「ノリとからかいと、ほんの少しの性欲です」

黒アヤナミ「性欲って、なに?」

シンジ「んっんー!!」セキバライ

シンジ「あぁ、とりあえず、今日の分の食糧は出してるから、この中なら好きに食べて良いってよ。
    アスカは、どう? 食べる?」

アスカ「……気が向いたら食べる」ゴロン

マリ「んじゃあ、私が持ってきた飲み物と、
   食糧庫からくすねてきたなけなしの食糧を足して、と」

アスカ「……飲み物?
    なんか、甘そうな匂い」スンスン

マリ「いやぁ、みんなで集まるならこれ持ってけってさー
   優しいおじ様からいただいちゃったんだよ〜。
   あ、注ぐからコップちょーだい」

トクトクトクトク

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 22:41:09.53 ID:1G9qNy0/0

シンジ「……甘いってことは、ジュースかな」

黒アヤナミ「甘い 飲み物」ジュルリ

アスカ「何よ、誰かの秘蔵の品ってワケ?
    それじゃあ寝ころんでいただくのは失礼かしらね」ムクッ

マリ「うんうん、そうだねぇ。
   一杯目はグイッと、二杯目からはゆっくり味わって、って話だからねぇ。

   はい、じゃあ、皆さん行きわたったところで」

黒アヤナミ「……美味しそう」スンスン

マリ「じゃ、かんぱーい!!!」



ゴクゴクゴク








シンジ「……かっ!」

黒アヤナミ「ほぁ……」

アスカ「……コネメガネ、これ、誰の、なに?」



マリ「これは、コウジジ君の秘蔵のドリンク、その名も『セイシュ シトゴロシ』

   まぁ、所謂  『日本酒』   です!!」




シンジ「…………こ、こう言うの良くないと思うんだけどなぁ」

アスカ「いやいや、何言ってんのよ『戸籍上28歳』
    アンタこれ、飲まないと損よ」

マリ「そうそう、だからさ、飲んで飲んで」

シンジのコップ「トクトクトク」

シンジ「そ、そりゃ戸籍はそうかもしれないけど、僕も、いや、アスカだって身体は……」



1 アスカ「あぁん? 注がれた酒も飲めない社会人が居るかぁ!?」 (アスカは絡み酒だった。
2 アスカ「ひどい……シンジ、あたしのお酒が飲めないっていうのね」グスングスン (アスカは泣き上戸だった。
3 アスカ「身体は、ねぇ、なに? 私の身体が、どうかしたの?」トロン (アスカは飲むとエッチになるタイプだった。
4 アスカ「……ぁにょ? なにがぃぃたいのょ?」 (アスカは飲むと大人しくなるタイプだった。
5 アスカ「……」ドシャァァァァァン↓↓↓ (アスカは下戸中の下戸だった
6 アスカ「いや、だって私全然酔ったことないし、全然大丈夫よ」 (アスカはザルだった
7 その他
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 22:44:21.57 ID:fdDfDcWMo
4
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 23:01:50.90 ID:1G9qNy0/0

ヒック

アスカ「……ぁにょ? なにがぃぃたいのょ?」ボソボソ

シンジ「え? 何? 声、ちっさ」

アスカ「身体ぁ? ぅん、そうね、身体はまるで未成年だけどねぇ。
    んっと? いや、もう心は三十路って言うか、まぁ、気にすることないわよ。うん」

シンジ「あのアスカが、こんなに大人しく……?」

アスカ「シンジ」

シンジ「な、何?」

アスカ「ん」コップ

シンジ「……あ、うん」(注いで欲しいのかな)

アスカのコップ「トクトクトク」

アスカ「ん、あんがと」クピクピ

シンジ「あのアスカが、素直にお礼を言っている……!
    なんか、凄く嬉しい」

マリ「わんこ君、既に調教されつつあるのお姉さん見てて悲しくなるよ」

アスカ「ん」

シンジ「え? 何か食べたいの? じゃこっちのつまみになりそうな味の濃い目の奴を……」

マリ(あ、てっきり姫に奉仕するのが板についてるかと思ったら……
   コレさてはミサトちゃんのお世話で酔っ払いの扱いに手慣れてるだけだな?)



黒アヤナミ「アルコールは、人を変える。
      聞いた事はあるわ」

シンジ(はっ、まさか!?)

黒アヤナミ「……」

シンジ「キミも、酔っているのかい?」



1 黒アヤナミ「わらひ、べふによっへなんはいないはよ」(黒アヤナミは必死に酔いをごまかしている
2 黒アヤナミ「酔ってるわ。だから人肌恋しいの。隣に行っても良い?」 (黒アヤナミは底知れないポテンシャルを引き出してきた
3 黒アヤナミ「……………………」 (黒アヤナミは無言で擦り寄ってきた
4 黒アヤナミ「で、性欲って何?」 (黒アヤナミはわかっていて聞いているようだ
5 黒アヤナミ「…………ヒック」ドシャァァァァァァン↓↓ (黒アヤナミは下戸だった
6 黒アヤナミ「これを飲むことで何か変わるような感じにはならないわ」 (黒アヤナミはザルだった
7 その他
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 23:04:39.15 ID:7vGjDAx4O
2
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 23:26:43.70 ID:1G9qNy0/0


黒アヤナミ「酔ってるわ。だから人肌恋しいの。隣に行っても良い?」 

シンジ「え?」

スタスタスタ

黒アヤナミ「お隣、失礼するわ」ストン

シンジ「え」

マリ「……絵に描いたような『両手に花』だね」

シンジ「……花は、否定しないけど」モジモジ

黒アヤナミ「そう言ってもらえると悪い気はしないわ」ズイ

シンジ「う、うん?」

黒アヤナミ「貴方の事は好ましく思っている。
      故に、貴方から花、と比喩されると言う事で
      間接的に容姿を褒められた事で私は今照れているわ」ズズイ

マリ「お、おぉ」

黒アヤナミ「顔に出ているかしら?」

シンジ「……出ていません」フイ

黒アヤナミ「目をそらさないで」

シンジ「ど、どうして?」

黒アヤナミ「貴方の目が好きだから」

シンジ「……ぇう。うん」

黒アヤナミ「私は今嬉しさと照れで複雑な心情を抱いているわ。
      頬も紅潮している。でも肝心な表情に関しては良くわからない。
      こんなときどういう顔をすればいいのかしら?」ズイ

シンジ「…………」(顔、近っ!!)

マリ「……」



1 マリ「笑えば、良いと思うよ」キリッ (マリはあんまり変わってなかった
2 マリ「あひゃひゃひゃ! わんこ君! そこはさっ! 『笑えば良いと思うよ』ってカッコよく言ったれよ!!」(マリは三倍うるさくなった
3 マリ「ねぇ、そんだけ顔近いんだからキスしちゃいなよぉー。いやならお姉さんは後ろ向いてるからさぁ」(マリは面倒な女子みたいになった
4 マリ「……積極的だね―、黒い子は……」(マリは酒の力でおとなしくなってしまった
5 マリ「ねぇ、ちょっとさ。そんな目の前でいちゃいちゃされると、こっちも興奮しちゃうんだけど……」(マリはより性欲に素直になった
6 マリ「わんこ君、後は、任せた……」ドシャアアアアァァァァァァン↓↓↓ (マリは下戸だった
7 マリ(みんな酔ってるなー。持ってきたかいがあったにゃ〜♪) (マリはザルだった
8 その他
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 23:29:51.78 ID:WAkJzxiK0
3
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/19(金) 23:57:54.45 ID:1G9qNy0/0

マリ「ねぇ、そんだけ顔近いんだからキスしちゃいなよぉー。いやならお姉さんは後ろ向いてるからさぁ」

シンジ「え、き、きすぅ!?」

黒アヤナミ「キス 接吻のことね」

アスカ「……そこは、『キスって何』じゃないんだ」

黒アヤナミ「本で読んだわ」

マリ「そうそう、そのキス、だよぉ。
   男とぉ、女がぁ? パーソナルスペースぶち破ってそんな近くに居るんだよ?
   する事は一つ、じゃなぁいぃ?」ケタケタ

アスカ「……へー」

シンジ「え、いや、でも、ほら、キスって軽々しくするものじゃない、と」

黒アヤナミ「確かに綾波シリーズの感情はプログラミングされている。
      貴方への好意も設定されたものだけど、だからってこの気持ちが嘘ではない。
      決して軽い気持ちでキスしたいと考えているわけではないの。わかって」ズイ

シンジ「っ、わかった、けど。なんか、変だよ、キミ」ドキドキドキ

マリ「……あ、いやなら、私が代わりにしても良いよぉ?」

アスカ「……」ジー グビグビ

黒アヤナミ「…………碇君」

シンジ「ぁ」




1 シンジ「ちょっとまって、されるのは好きじゃない」(酔ったら『シンジさん』
2 シンジ「いやだよ。こんなところでキスなんて、恥ずかしいよ」(抵抗するも力が入らない シンジいじりルート
3 シンジ(顔、近……唇……)「んっ」 (しちゃう 酔いは普通

4 黒アヤナミ「……碇君、お腹に、何かあたってるわ」
5 アスカ「………………ちょっと、悪ふざけが過ぎるわよ」
6 マリ「ねぇ、先に私で練習しない?」

7 シンジ「こういうの、良くないよ。ね、アヤナミも一回座ってさ」(一旦キスは回避
8 シンジ「き、緊張、しすぎて、うっ」ドシャァァァァァン(シンジ撃沈
9 その他

安価
>>125
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/20(土) 00:01:00.36 ID:jfols61Ao
5
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/20(土) 00:01:10.16 ID:t/REmgk20
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