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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2
- 520 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/08(火) 22:53:13.66 ID:fimXwK1d0
- 【少し遅れましたが再開】
『さて、どうする。マスター』
『戦って勝てる相手だとは思っていません』
『むう』
アサシンは不満そうですが、こればっかりは二対一、ただでさえ不利な中にステータスだけでも十分に強い。
勝てるかどうかの目を掴む以前の問題。相手の賽の目すら分からないならそれは既に博打ですらありません。
……しかし。
「チッ、私でも気付けんか」
「そりゃ仕方がねえと思うぜ、俺だってあっちがムンムンと戦う気出してなきゃあ気付けてねえ」
「ならば敵はアサシンとみて間違いないか」
「だな、どっちが首を取るか、勝負するか?」
「……そういう無為な賭けは苦手でな。だが、実力を見せておくのも悪くはない」
……なんというか、こう。
『舐められてるな』
『ええ、ベロベロに』
それはムカつきますし、それ以上に。
「うーし、ならいっちょやるかい」
「私の速度に付いてこれるか?」
逃がす気は、なさそう、ですね……!
22:55から多数決。先に二票
1:戦闘開始 (勝利した場合相手陣営の令呪削れるが、敗北の可能性高し)
2:普通に逃げる (逃走成功した場合令呪消費はないが、失敗した場合の消費大)
3:令呪一画を消費し逃げる
- 521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 22:54:41.47 ID:eQxyMpZlo
- 2
三十六計逃げるに如かずですわ
- 522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 22:56:19.23 ID:fyhXO4AS0
- 2
- 523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:01:01.53 ID:KdS0SU/Eo
- 2
- 524 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/08(火) 23:03:22.76 ID:fimXwK1d0
- 2:逃げます!
ですが、ここは。
『逃げなさい! アサシン!』
『……仕方あるまい』
自らに狙いを付ける四つの目、それを少し心残りにしながら、宝具を限定的に開放しアサシンはその場を離脱するべく飛び出した。
「……思ったより速いじゃねえか」
「フン、だが所詮は獣に過ぎん。それとも何か? お前はあの程度の獣も飼ったことがないか?」
「さてどうだかなあ、俺の主戦場は平原じゃねえんで」
「ならば私に任せていろ」
直下、逃走判定
12:ライダー、宝具開帳
3456:セイバー、宝具開帳
789:逃走成功
- 525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:04:34.34 ID:4EKamsH1o
- 厳しいね
- 526 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/08(火) 23:20:55.73 ID:fimXwK1d0
- 【少々動きが悪く再起動かけてました。ご容赦を】
4:セイバー、宝具開帳
逃走するアサシンの背をセイバーが指す。目は闇の中にあって炯々と、羽音すら響かせず忍び寄る。
その背から、影から、ぬるりと異形の影が出る。いや、隠れていたものが露わになったというべきか。
「さて、中原に駆ける雷を御覧じろ! これは城をすら壊す駿馬! 跳ねろ! 【霹靂車】!」
セイバーの声に、絡繰りの馬が軋んだ嘶きを。
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◆『霹靂車(いかずち、ちをかける)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:2〜20 最大捕捉:30人
???との決戦のため、???自らが開発した中華ガジェット。
その正体は幻想種の因子を掛け合わせたサイボーグ軍馬である。
高い踏破能力と跳躍力を持ち、三次元方向の機動性を有する他
常に周囲に放出している微弱な電磁波からの反射波を感知することで周囲の空間を把握するなどレーダーのような機能も有している。
近接戦では足を用いた蹴りと投げ技。中距離では電撃弾を使用する。
ただし脚部は柔軟性確保のため装甲が薄くなっており、大きなダメージを受けると一時的に歩けなくなる。
霹靂の名の通り、その巨体は異常な高度まで飛び跳ね、天を割るようにアサシンへ接近していく。
「ぬ!」
駆けるアサシンの背後を取ると、巨大な脚が鞭のようにしなり、その横面へ叩きつけられる───!
直下
123:直撃
4567:回避
89:回避したうえで逃走成功
- 527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:21:28.31 ID:fyhXO4AS0
- ほい
- 528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:22:14.02 ID:l2aPWCGgo
- 中国か
- 529 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/08(火) 23:34:18.39 ID:fimXwK1d0
- 1:直撃
振り切られた脚は的確にアサシンを捉える。しなった脚から放たれる弩級の一撃はアサシンの身体を跳ね飛ばすには十分すぎる。
「グ……、ガ……ッ!」
全力で踏みとどまるもその脚力ごときが雷の衝撃をいなせるわけもなく。
激しく吹き飛ばされ、周囲の木を数本なぎ倒しながら吹き飛ばされる。
『アサシン!』
『……無事だ、だが、大分中をやられた』
『それは無事とは言いません!』
濛々と立ち込める土煙、その中で不気味に軋む駆動音。
異形のシルエットが、煙の向こうで輝いた。
『……光っている?』
『救世主の奇跡か』
『……いえ、違います、あれはおそらくエネルギーの充填。ならば次に来るのは』
異音を立てながら、その光は収束する。煙が晴れ、周囲の空気がどこかヒリつき。
光の正体が、集められた電撃であると気付くには時間がかからない。
『雷撃!』
『雷より速くか。臨むところだ、救世主は海をも割ったのだから』
直下
12:令呪二画で撤退
345:令呪一画で撤退
678:雷より速く
9:獣として食い破る
- 530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:35:20.39 ID:4EKamsH1o
- 優秀なんだが…
- 531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:35:23.71 ID:tXzIqxhEo
- ぬん
- 532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 23:35:51.99 ID:fyhXO4AS0
- いけるか
- 533 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/09(水) 00:06:27.84 ID:TU1+g80U0
- 9:食い破る
雷の速さはおおよそ200km/s、射角も見た限りでは完璧、アサシンが宝具を完全に開放してもそこまで敵うとは思えません。
ならば令呪で撤退するか? ええ、それがもっとも正しい選択! 私は念話を通しその意思を伝えようとして。
『マスター、お前は生き残らねば示せないと言った』
『ええ、当然です』
『では生き残るよう手伝ってくれ』
『は?』
『逆に考える。示したうえで生き残る』
……は? そんなことできるはずがありません。ここにいたということは生き残らなければ示せません。
そもそも、こんなとこで死んで何になる、こんなとこで敗れて夢を諦める? そんなもの、許せるわけがありません。
『私は』
『勝ちたくないのか、示したくないのか、俺は示したい』
『ですから』
『俺がここにいることは救世主の証明である。俺を許した愛の証明である』
淡々と、そう、淡々とアサシンは話します。下手糞な話、これでは伝道もろくにできなかったでしょう。
『だから、俺は勝って、生き残って、示すのだ』
ですが、その言葉には確信がありました。……勝って? 生き残って? 示す? そんな贅沢が許されるでしょうか?
許されません、私たちは常に何かを選んで諦めて捨てるのです。生き残るために手段を択ばず。
……ええ、ええ、ええ、ですから、そんなこと、そんなこと望むべきでないのです。だから、これは。
『……策はあります』
頭骨がカタカタと笑うような音を立てて、私の精神を昂らせたが故の間違いなのです。
『乗ろう』
- 534 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/09(水) 00:07:14.54 ID:TU1+g80U0
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
霹靂車越しにふらりと立ち上がったアサシンを見つめ、セイバーが口の端まで広がるような満面の笑みを見せる。
悪辣、苛烈、傲岸、その全てを合わせたような笑み。すなわち詰みを確信した者の笑み。
「フン、あの一撃を食らえばそう簡単には動けん。電撃弾で消し炭か、令呪で撤退かの二択だろうよ」
「はあ、なるほど。ここまで完璧に叩き潰せば相手の心も折れるし一石二鳥だわな」
「ハハハ、そうだろうそうだろう! だが獅子は兎を殺すにも全力だ。電撃弾、最大出力!」
セイバーの檄に霹靂車は震え、限界と言わんばかりに光が収束する。
全身の毛が逆立つようなその光景に、ライダーが目を細める。
「セイバーよお、一つ聞くが、相手は折れてるか?」
「折れているんじゃない、折るのだよ! 放て! 霹靂車!!!」
臨界点に達した雷撃が拡散する寸前で空気を割る雷へ姿を変える。だが、その一瞬。
『……原始の叫び(ウォークライ)!!!』
アサシンの持つ使い魔から、震えるような雄叫びが放たれた。音は光より早く霹靂車に当たる。
機械化されていようがその本体は獣のそれ。本能を揺さぶらせる先史の叫びが僅かにその脚を怯ませ、完璧に設定された射角が僅かに狂う。
雷撃に発生したズレは微々たるもの。しかし、完全に開放された獣の直感がそこをすり抜けるには十分。
「完全開放!【我ら軍勢、餓獣の群なり(ガダラ・ベヘモート)】!!!」
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:\ : : | l; : /{ メ 、 : :゚: : : : |: : :/: :
: :i : : : ヽ`,:: |/i ∨/\ : : :/: : ; イ: :
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: ヽ; : . : : : { : ,、∨/∧ ∨/∧、 : /: : : : i: |: : : : : .
: : ヾ; : . : : i: : /彡ヽ∨∧ W//∧ : { : : . . : : !: : . : :! .
. : : i : . : :ヾ i ミ=λ_,}'////∧ :/ : : . : : : | : : . /: .
: :\: . . : : : Y'viァィ,_ ィa7ーx∨∧; : : . . : / : i .
: ヽ; : . `^^};;iイ≧=x. ∨/∧ : : . . :/: : : ! : . /
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ヾ; . , イvvノ-Y⌒Y、::::::::::::::::>'_; : . : : :||: : . : /: .
: :\ . l^レ'ゞ゙Y¨¨⌒ イ: : : : ヘ==-‐´ ヾ=-' . : /': : : : , ' : .
: :ヽ. /  ̄' : : : : :_ _,ャキメ゙ ゞ ゙ .ミ=ー:' : : . : : : : ; '
`∠==v-v'¨¨⌒ナ' ヾ'トイ}_ ゞ ミー- 、 . : : , ‐:、 : : .
. : : : : :. ` : : : : . ,イ ,∧ ヾ ヾ 丶, . : : :弋_丿: : .
: : ○: : : :ゝ、 : : / マ / Y ヽ 、 ゞ ヾー'ゝ-, ' : : : : : : : '
: : : : : . : / : : \,Y ヽ__/ X Y ヾ ヽ / : : / / : : : : .
/ i{: :∨ / Z ゞ ヘ / : : /ー-- 、_
ヽ {ヾ; : ∨ヽ , イ X ヾ : ; / : : / `ヽ、
! i マ : :∨  ̄ / [ 丶 ; / : : / }、
: : l: / マ : :マミ=x x=≦ Y ;ヾ / : : / , i ヽ.
: : / : : /i ヽ; : Z.  ̄ ヾ、 / : : / /;; |: : }、
: : (: : ,': { ヾ: :ヽ トイ : : / /;; }: ; : :ヽ
「ハァッ!? 自分から突っ込んでくるだと!? バカなのか!? 理解不能、理解不能!!! まったくもって合理的じゃない!」
「ダハハ!!! バカだバカだ! アレは真正のバカだぞ! 折るとかそういう話じゃねえわ!」
雷を抜け、いや、それすら纏い、獣が獲物へ殺到する。そしてその咢を振るい。
『相手のデザインはかなり歪、弱点はおそらく脚部! 噛み千切れ、アサシン!!!』
ウォークライにより対応が僅かに遅れた霹靂車の脚に食らいつき、そのまま力任せに引きちぎった。
空気が振動する。それは機械の神獣が放つ断末魔。血を噴き出し藻掻くその姿は狼に襲われた羊の如く。
「見よ! ここに不可能は果たされた! すなわちこれ救世主の偉業なり!!!」
直下、この後の展開
12:ライダーの宝具
3456789:流石に逃走
- 535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/09(水) 00:10:57.05 ID:xm35l45Bo
- あ
- 536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/09(水) 00:10:59.25 ID:n0TE0hoEO
- ぬん
- 537 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/09(水) 00:12:29.70 ID:TU1+g80U0
- 5:消費なしで逃走
【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】
【エディタの不調でペースが著しく遅く申し訳ない。次回はおそらく木曜日の同じくらいに】
- 538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/09(水) 00:13:37.34 ID:Hoj9Nn6Do
- おつ
- 539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/09(水) 00:23:21.84 ID:2J8maihAo
- 宝具が出ればランクも違うし強い強い
- 540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/09(水) 00:55:50.49 ID:A64cdJo+0
- 乙
- 541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/09(水) 01:13:40.88 ID:XMc9uc7So
- 乙
霹靂車でググったけどセイバー曹操なのこれ?
- 542 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 22:32:13.71 ID:WJIzv+/L0
- 【22:45くらいから再開します】
- 543 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 22:48:11.71 ID:WJIzv+/L0
- 【再開】
勝利、いえ、勝利とまでは言えませんが、これが相手への痛手であることには変わりありません。
胸が高鳴り、喉が渇く。これまで得ることができなかった勝利の甘美はまるで麻薬のようで。
ずっと浸っていたいとも思いましたが、アサシンはまだ戦場です。あくまで私たちは相手の脚を奪ったにすぎません。
……このまま勢い任せの攻撃も考えましたが、今回の策は相手がこっちの手札を知らないからこその起死回生。
相手の札がこちらより弱い可能性など可能性の低い賭けにこれ以上乗る必要はありません。
『アサシン、今のうちに撤退を』
『そうだな、俺の目的はまず達成されている。ここから先はマスターの生き延びよという命令に従おう』
『ええ、そうです。機動力が回復しないうちに早く!』
アサシンは倒れ伏した異形の馬をもう一度踏み潰し、セイバーとライダーの方向へ雄叫びを一つ上げると逃げ出します。
幸い、それ以上の追っ手は無く、なんとか逃げることは成功しました。
……しかし、こっちの宝具を見せる結果になりましたし、令呪を使った方が無難だったのやもしれません。
そう思う一方で、この胸の高鳴りはどこか、恐ろしいほどに、喜びに満ちていました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「してやられたな、セイバー」
「あんなもんやってくるほうがおかしいのだ。……いつだって私はそういう輩と戦う運命の様だな」
「はっ、予想外のことが起こるのが戦いってもんだろ」
「私としてはお前が宝具を使えば逃がすことはなかったと思うがな」
「わざわざ手を見せる必要はねえだろ。同盟の約款にそんなものは含まれてねえしな」
セイバーとライダーの目線が交錯する。互いにその虹彩に映る感情を見ようとし。
「それもそうだな、私が少々焦りすぎた。忠言感謝しよう」
「なんの、次は俺が見せてやるよ」
噛み付きあうように笑いながら、夜が更けていく。
【夜行動1ターン目を終了します……】
直下、他陣営行動
12:魔
34:狂
56:槍
789:弓
- 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 22:52:31.76 ID:+knu6ToRo
- ぬん
- 545 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 22:54:49.12 ID:WJIzv+/L0
- 6:ランサー
【と、その前にランサー陣営のマスターだけ決めときましょうか】
直下、奇数で送られてきた最後の一人、偶数で作ろうマスター
- 546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 22:55:11.32 ID:b6OGMUrYo
- おいっすー
- 547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 22:55:38.27 ID:a61c8+Cgo
- メイクの時間だぁ
- 548 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:00:10.83 ID:WJIzv+/L0
- 2:作成の時間
『では、↓1の十の位で体力、一の位で知力、↓2の十の位で精神、一の位で素質』
『↓3の十の位で家系、一の位で幸運を決定します。人がいないようなら連投可能です』
- 549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:01:52.17 ID:aEl3h7Kwo
- あ
- 550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:02:08.89 ID:+knu6ToRo
- ぬ
- 551 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:02:33.19 ID:E0fhCuge0
- よいしょ
- 552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:06:03.99 ID:dnSeo/L2o
- 体力と家系がドベだがそれ以外が最高クラスと
- 553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:06:37.49 ID:a61c8+Cgo
- そういえば性別は女固定か
- 554 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:07:58.09 ID:WJIzv+/L0
- 【体】1:貧弱貧弱ゥ
【知】9:天才ですから
【心】8:メンタルばっちり
【質】9:ロード級では
【家】1:一般!?
【運】9:豪運
『世界のバグですね、何だよコイツ。呪術廻戦にいそうなピーキーステータス』
『とりあえず、性別は女性で固定して、属性とキーワード行きましょう。今回もあまり長い文章の場合、弾く可能性があります。あしからず』
直下、一の位でどちらも判定 0は安価↓
123:秩序
456:中立
789:混沌
147:善
258:中庸
369:悪
23:12より↓1から3で来歴、及びスキル決定。
好きな単語を一つ書き込んでください。人がいないようであれば連投可。
- 555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:08:02.93 ID:+knu6ToRo
- 車椅子とか病弱系かな?
- 556 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:12:54.08 ID:a61c8+Cgo
- 身体改悪
- 557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:12:59.11 ID:7+8zcuXIo
- 仲間意識
- 558 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:13:25.68 ID:+knu6ToRo
- 努力家
- 559 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:20:48.99 ID:WJIzv+/L0
- 3:秩序・悪
>>556-558
『キーワードに精神的かつ近いベクトルなものが多いので、ちょっと組み合わせが難しい』
『なので、少し追加募集します、ご容赦いただきたい。なんかこう魔術的なのがほしいところ』
23:23より↓1から3になんか得意技とか魔術とかそういうの。募集後ランダムで決めます。人がいないようであれば連投可。
- 560 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:23:20.36 ID:Yz1W5jP5O
- チェンジリング
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:23:50.52 ID:JT4C3UqI0
- 倫理観の崩壊
- 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:24:01.66 ID:a61c8+Cgo
- 人体混和
- 563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:24:28.16 ID:a61c8+Cgo
- 連投NGなの見逃してたので下で(申し訳ない)
- 564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:27:23.66 ID:E0fhCuge0
- それ連投じゃなくて連取や
一応安価なら、リサイクル魔術
- 565 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:29:12.49 ID:WJIzv+/L0
- 『>>562 まあ、前回も取ってましたし本人の申請もありますから今回は除外で』
直下
147:チェンジリング
258:倫理/zero
369:リサイクル
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:30:08.57 ID:hju8nouCo
- ぬ
- 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:30:10.25 ID:a61c8+Cgo
- ややこしくして申し訳ない
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:32:09.87 ID:hju8nouCo
- 体が弱くて死にそうなところを取り替えられた子……か?
- 569 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:55:49.83 ID:WJIzv+/L0
- 【空の境界探し回って遅くなりました】
【名前】ナゼ・ナノカ
【属性】秩序・悪
【体】1:自ら拘束している
【知】9:天才ですから
【心】8:メンタルばっちり
【質】9:ロード級では
【家】1:一般!?
【運】9:豪運
__ { | { \ 、
八__,ノ.、 丶 八 丶 ヽ\ ヽ }
∨^∧\{::::\{\:::\ } }ヽ ト、 、 }/|
∨^∧:: ヽ:::::::\::\::\ノ ,ノ:::} !:::}ハ /::/
{ r仁 ∨^_,〉 ̄_,ノ<  ̄` <⌒' く/::/::::}/::/:}
丶`二ニ弌 ¨〈仁 二>、 \ ヽ ヽ::::/:::/:/
\  ̄`ア::〉,_∨//:::/〃:ヽ 丶 \, ∨::/:/
` ー=≠イ::/ ///厶イ:/i|ヘ::∧ ∨\Y〈、
'⌒7}/.//, / ̄i/ 工..Y:', / |/|:::::',! } ヽ
/,ノ|/// /_ ̄`/<巧 从::Y/|::ハ:::乂
-‐ ´//::l// ∧  ̄` <`丶 〉| イ{::人辷≧=ァ
//〃Y /r― 、 ∨i∨ | :lハ::lトミー=≠
. / /′ ∨ `こ ^ヽ |/// }::|八ー=彡
「`iト { ∧ イ / ノ介トミー
V∧ > 、 / 介ー==≦ -< >ァi´:ハ| |八
_,∠..._:V∧ ∧ /^|-―< 丶\//l/ l|/ | | \
, ´ `\l\ { ヽ. ノ `ヽ / l/{ { | l|
. ′ .\\| ̄ ̄\ .{ハ|八
| . . . : : : :><,__\ 乂
人 . : : : : : : :, < / |` <  ̄ ̄ ̄ 二ニ==- ミ
_,>-=ニ二..{ / :| ` ー<: : : :/ , 丶
{ \_____! ∨ // / ハ
` <⌒ 、 \::.{ ' / |
` ー\ \ . : : : }――< ,′
丶 \: : : : : : : : .: .: .:厶==ミ \ /
> 丶 丶: :_:_:_ : : . イ/ 丶 \/
≧…―-- 、 丶:::::::::::::::/ /ヘ. /
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代理AA:名瀬夭歌
- 570 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:56:42.27 ID:WJIzv+/L0
- 【スキル】
【身体改悪】
悪魔の使役や呪術の行使に限らず、古今東西の霊的な素質を持つ人間は欠損や先天的な不倶を抱えていることが多い。
それを応用し、対価を払うことで呪術を行使する方法が、自らの体を拘束することにより前払いに近い形で利用されている。
あえて身体を傷つける、拘束することで魔術的な要素を付与し、ただでさえ高い自らの資質にバフをかけている。
正確には、自らの体が壊れる前に先に壊している、という形であり因果は逆である。
【努力家】
常に研鑽を惜しまぬ努力家。高い才能に加え惜しまない努力で何処までも高みに向かおうとしている。
それは人と少しずれた自分への防衛本能であり、自らに与えられた瑕の払拭でもある。
【チェンジリング】
かつて彼女は妖精に攫われた。妖精から気まぐれに与えられたものは人の身に余りある力。
先史の魔術師にも匹敵する能力を有するが、彼女の場合自らを拘束する、自傷することをトリガーにすることで抑え込んでいる。
【来歴】
一般的な家系に生まれ、育った少女。ただし、若年時に妖精に攫われ、その異常な資質を強化された過去を持つ。
自らの体が与えられた力の前に崩壊することを理解し、先に壊すことで、「先天的な不具者が魔術の素養を持つ」という類型に当てはめ防いでいる。
その特性故に一般的な社会には馴染めなかったが、持ち前のがむしゃらさと強いメンタルでなんとか持ちこたえ
尼慈女学院に入学し、戦争に参加することで自らの異常性を払拭しようと試みている。
来歴からか、迫害されたり不慮の不幸に遭遇した相手には強い仲間意識を持つ傾向にある。
【聖杯への願い】
自分から魔術の素養を失くしてしまいたい
- 571 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:04:44.59 ID:BXTROvmh0
- 「つまりランサー、お前勝手にアサシンと再戦の約束して見逃したってことか?」
夜の帳の中で包帯にまみれた女が一人。魔術師、ナゼが前に立つランサーへ言葉を飛ばす。
詰問にも近いその口調に対し、舌を出しながらランサーはぐるぐると槍を回す。
「だって楽しい戦いをしなきゃ、戦う意味はないでしょ?」
「お前のスタンスは理解しているが」
「それに、アサシンはなんというか、後ろで首輪引っ張ってる子がまだ使い方を分かってない、って感じだし?」
「マスターの方が? 臆病、……というよりは魔術師の典型で穴蔵に籠ってるタイプってことか?」
ナゼの疑問にランサーはうーん、と少し視線を飛ばし首を振った。
「確かにそういうとこはあるんだけどね、なんというか、視野狭窄? そういう感じ」
「ふーん、魔術師ってのは多かれ少なかれそういうとこはあるけどな。まあいい、覚えといてやる」
「それは感謝感激、ちょっとがんばって働いちゃおっかな!」
「ならさっさと今夜の結果を教えろ、どう動いた?」
直下、ランサーの情報
123:どこかの陣営を捕捉
456:特になし
789:剣騎同盟を察知
- 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:10:19.50 ID:QUeiqkIYo
- す
- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:10:30.44 ID:DPtFRhsQo
- 戦いたくない感じ
- 574 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:13:13.63 ID:BXTROvmh0
- 0:特殊判定
___
/------ 、`ヽ
..-':.´:. ̄:. ̄:.:\\:.:\
/:.:/:.:.:.rx…\:、:.:.:.:.ヾ>、ハ
ノ:.:/:.:.:.:./_ /__ヾト、:.:.:}__!:!
 ̄i:.:./:./_`__/伝じ`ネ:.:}ヽ:!
∨:.:{、.じリj¨ゝ弋ソ.ノ!:.:iノ:.l
∨:圦一" `  ̄ ./:.:.l:.:ィ\
}:人:ゝ. _‐ __ イ、:.:.:\ヾ:.:`ー―― 、
" ゞ=彡イ」K./  ̄´}、 \:.`====≦
f⌒fヽ__ ノ、 ! }:〈 、__//`ヽ.\:.:.:.:.:.:.:.>
{ .} _____ヽ〉-ヘ ゞミー‐゙---ミ、 \  ̄ ̄
. ` ̄ ´ j 、` >―‐<.〉 ヽ
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///////////ノ
`ーォ―一ァニ´
/:::::::::/ 三}
_/::::::::::::人三シ
,仁三ヽ::::/  ̄
{ニ三三:シ
゙ ー一 "
直下
123:「頼まれた通り同盟組んできたよー」
456:「とりあえず仕掛けておいたけど?」
789:「知ってる癖に聞くの? 戦ったジャーン」
- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:13:33.58 ID:DPtFRhsQo
- そい
- 576 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:15:53.32 ID:BXTROvmh0
- 8:どっかと戦ったみたいです
直下、戦った陣営
123:弓
456:魔
789:狂
- 577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:18:56.06 ID:zN3y7aCfo
- ま
- 578 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:21:14.83 ID:BXTROvmh0
- 6:キャスターボッコボコ
【というわけで今夜はここまで。やっぱメイクは時間かかりますね】
【次回は槍VS魔から。再開は明日6章が出たらほぼ確実に火曜日以降。出なかったら日曜日の同じくらいに】
- 579 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:21:34.43 ID:QUeiqkIYo
- おつ
- 580 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:23:16.10 ID:DPtFRhsQo
- 乙でした
- 581 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/06/12(土) 23:01:07.42 ID:ivAINJ3i0
- 【頑張ったら終わったので、月曜日の同じくらいに再開しますね】
- 582 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/06/14(月) 21:37:18.72 ID:XSidtusY0
- 【せっかくシナリオ早めに突破したのですが、今夜は帰りが日付変わりそうなのでお休みです。明日の同じくらいにやりますね。申し訳ない】
- 583 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 22:39:44.56 ID:3gZwVNfJ0
- 【22:45くらいから再開します】
- 584 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 22:45:37.87 ID:3gZwVNfJ0
- 【再開】
詰問を緩めないふうのナゼにランサーはころころと笑う。
「えー、知ってるくせに聞くのは良くないと思うなー、モテないゾ!」
「いやいや案外私みたいなのはウケるんだよ。で、そうじゃなく動いた過程は知ってる」
「うん、昨日の使い魔見てヤバそうだったから元締め辿ってみたんだけど……、正直びっくりしたよね」
目を細め、ランサーの口元から笑いがふっと消える。
「あのサーヴァント、とんでもない運と偶然を掴んでる。そしてこのまま置いておくのは少し危ないかも」
「お前がそこまで言うのか。……で、戦った結果がどうなったかを確認しておきたいんだが」
「それがねえ……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「と、いうわけで君たちがあの使い魔の元締めだよね?」
「キャスターぁ! 完璧に探られてますよぉ!」
「うーん、僕の宝石が美しいから惹きつけてしまうということかな、レディ」
キャスターの本拠地に乗り込み、獣がごとき笑みを浮かべるランサー。
その手に握られた霊装、使い魔の核たる宝石をかざす。
「まあそういうことだよね。この宝石、正直ヤバいものだと思ってるんだけど、どこで手に入れたの?」
「手に入れた? ああ、勘違いしてもらっちゃあ困るが、それは僕の作ったものだ」
堂々としたキャスターの言葉にランサーが一瞬固まった。
「……は? これを?」
「そうとも! フフン、やはり僕の仕事は完璧だったということかな。君のような英霊でも気付けないとは」
「いや、ちょっと待ちなよ、これだけのものを、アレだけの数?」
「ああ、本来ならもっと時間はかかるが、幸いこの姿になってから時間を短縮できた。そしてこれがその」
硬直したランサーの背後へ、翠玉の影が蠢く。
「最高傑作さ! 不意を突いて悪いね! 【深緑なるは叡智の織】!」
直下、槍魔戦戦況
12:逆にぶっ飛ばす
345:普通に撥ね退ける
67:ランサーダメージ
89:ダメージに加えラーニング!
- 585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 22:46:26.57 ID:b7/BWvEVo
- ぬ
- 586 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 22:58:13.95 ID:3gZwVNfJ0
- 7:ダメージ一発目
振るわれるのは緑の軌跡。激しくしなったその一撃がランサーの身体をぐらりと揺らす。
「ッ〜〜〜! 効いた〜〜〜ッ!!!」
突然の攻撃に砕けるような感触を覚えつつ、若干喜悦交じりの呻きをランサーがあげる。
自律する翠玉はそれに対しまだ始まったばかりだとでも言わんばかりのジェスチャーを見せ。そのマスターは。
「キャスターぁっ!? なんで、戦っても勝てないからって話じゃ」
「まあそうなんだが、昨日バーサーカーを見て、少し魅せ方を考えたんだ。ほら、宝石は美しくディスプレイしてこそだろ?」
「いや、そ、そ、そーいうことじゃあ、なくってぇ! そもそもぉ、なんでキャスターの宝具は」
「あれは自律式なんだよ。折角の最高傑作をしまい込むのはバカのやることだ。美しいものは見せびらかせなきゃいけない!」
キャスターの笑い声に悲鳴をあげ。その兎耳を抱えてへたり込む。
「もうだめだぁ……、やっぱり私なんかが参加してもダメだったんだぁ……」
「おいおい何だその言い草は。そもそもマスターは願いなんぞないんだろ? それは願いのある人間のセリフだぜ」
「そ、それはそうなんですけどぉ……」
「それに、だ。僕だって昨日今日と好き好んで連戦してるわけじゃあないんだぜ。ここは宝具に任せてとっとと逃げちまおう」
言いながらマスターの手を引くキャスター。引きずられるように歩き始めた馨の目がランサーとバッチリ交わる。
「おっと、逃げられるかなぁ? 一応鹿追とか猪退治とか、狩りは得意なんだよね!」
「狩りって言ってるぅ〜〜〜!!!」
「まあ、マスターは半分兎みたいなもんだろ。そら、魔獣がうまいことトンネルを作ってるんだからさっさと逃げるぞ」
直下、戦況
12:容赦なく宝具展開
34:ラーニング!
567:足止め
89:戦場脱出!
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 22:59:47.12 ID:3ZjGMDP2o
- ぬん
- 588 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:21:57.93 ID:3gZwVNfJ0
- 2:宝具展開
逃げる馨の涙、あるいは擦り傷によって生まれた血の香り。
魔術の影響で兎の、カイウサギの性質を強く持つ馨のそれは、嗅いだものに歪な影響を与える。
すなわち、この獲物を捕えたい、捕らえて食ってしまいたい。
本来人ならば十分に制御できるその感情は、馨の血肉によって緩められる。
そしてこの状況においてなお悪いことは、相手は戦士であり、領主であり、狩人である、ということ。
「……なるほど〜、そっちのマスター、なかなか大変そうだね。うんうん」
目元は月の逆光によって隠されている。拘束しようとする翠玉を振りほどき、ランサーは投擲の体勢に。
握られているのは赤黒い捻じれた槍。その影は一つの光源から複数に割れ、その全てが獲物へ向けられる。
「……おっと、マズいな、あれは。よく分からないけど多分呪いとかそういうのだと思うんだが。マスター、意見は?」
「ちょ、ちょっと、ホントに、ホントに死んじゃう、死んじゃうぅ!」
「この状況でマスターに求めたのが間違いだったか。……いざとなったら令呪を使えよ、できる限りはやるけどさ」
ランサーが笑う。獣の血の香りに酔い、目を輝かせ。
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「だから、私が殺す、私が返す、突き殺せ、憑き返せ、【憑き報う(ゲイ)───」
振り絞られた槍が。無数の先端を以って一つの影に収束する。一にして無限、分裂する影、それら全てが応報の呪いによりカタチを成す。
与えられた傷を返す応報の槍。返すまでは逃さない執着の追跡者。
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「─── 死翔の槍 (ボルク)】!!!」
降り注ぐ死の槍が、時雨のようにキャスター陣営へ襲い掛かる───!
直下、戦況
123:粉砕! 玉砕! 令呪二画使用!
45678:何とか軽減するも令呪使用脱出
9:宝具最大解放でなんとか逃げのびる
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:23:33.42 ID:PF4BxMpko
- 生きれ
- 590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:35:16.42 ID:DOzQjfRv0
- キャスターがボコボコにされる回(予告回収)
- 591 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:38:52.91 ID:3gZwVNfJ0
- 2:令呪二画使用で逃走
降り注ぐ槍は地形すら変えるほど。しかしその先端は敵に刺さるまで消えることはない。
何度となく降り注ぎ、致命傷を与えるまでその応報が終わることはない。
「ダメだこれは! エメラルドの癒しが間に合わない! マスター! 癪だが令呪だ、令呪を使え!」
「言われなくともそうしますぅ〜〜〜っ!!!」
赤い魔力が走り、キャスター陣営の姿が消える。残ったのは高揚を未だ宿して荒い息を吐くランサーと、完全に陥没した学園の敷地のみ。
しばらく周囲を観察しながら、ランサーはゆっくりと息を吸い込み。槍を背負うと。
「やっちまったな☆」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「というわけなんだよね」
ランサーからの報告を受け、ナギは拳を振り上げ、その拳をどこへ降ろしたものかと悩み。
「……がぁー、まあ、やっちゃったものは仕方ないんだが」
最終的にぽんっと包帯にまみれた自分の脚へ着地させた。
「いよっ、太っ腹。でもホントにゴメンねえ、まさかあんなそそられるというか我を失うようなのがいるとは思ってなくって」
「得た情報はそんだけなんだよなあ。キャスターのマスターが兎耳の女、何人か心当たりはあるけど」
「一応キャスターがアレを作れるってのは収穫でしょ。で、それを踏まえてキャスターって名乗ってるあのサーヴァントなんだけどね」
ランサーの言葉に良からぬものを感じ取ったのか、ナゼの眉が動く。
「多分、違うクラスじゃないかな」
【キャスター陣営、令呪二画消費。残り0】
【他陣営の描写を終了します……】
【三日目・夜(二ターン目)】
アサシンが部屋に帰還したので労をねぎらうことにします。
「お疲れさまでした、アサシン」
「興奮している」
……まあ、興奮もするでしょう。私もまだ動悸が少し治まりません。
「そのまま続けようと思う」
「……興奮しているので、その興奮を残したまま次の行動に移りたい、ということですね?」
「そうだな」
悪くない提案です。ただ、流石にライダーやセイバーの下へ再度向かうのは危険でしょう。
明日のランサーの一件もありますし、連戦になる可能性もありますから、少し慎重になってもいいのかもしれません。
直下、何をしますか? 【三日目・夜(二ターン目)】
1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー/七瀬)
5:襲撃 (対象:ライダー)
6:自由安価
- 592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:42:37.68 ID:poCUxe4Ho
- 4ランサー
多分大丈夫だよね?
- 593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:43:15.68 ID:b7/BWvEVo
- 3
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:45:31.50 ID:PF4BxMpko
- キャスター達と接触できれば情報聴いたり、弱ってるところで組んだりできそうだがな
- 595 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:47:46.19 ID:3gZwVNfJ0
- 4:ランサーの偵察
やはり目下の問題はランサー。その情報を集めないことにはにっちもさっちもいきません。
「アサシン、ランサーに絞っての偵察は可能ですか?」
「やってみないと分からないが……」
確かにそうですが、先日戦ったときに霊基のパターンはある程度把握できています。
何も対象がない状態でやるよりはよほどマシな結果があるでしょう。ここはアサシンの動きにも期待しましょう。
「やってから考えるとしませんか?」
「確かにそれはそうだ。ランサーの捜索だな、了解した」
直下、ランサー発見判定【ランサー大暴れ】+1
123:見つからず
456:見つけた
789:さっきの戦闘から見てた
- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:49:22.15 ID:aOE5eWc7o
- うーむ
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:49:32.68 ID:PF4BxMpko
- ちょっと足りん…
- 598 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:59:14.13 ID:3gZwVNfJ0
- 6:見つけたぞ
しばらくしてからアサシンの報告が飛んできました。
『確認できた。おそらくどこかの陣営と戦闘を終えたらしくマスターと会話している』
「マスターと? そして戦闘を終えた?」
『ああ』
戦闘、ですか。その跡を探ってもいいですが、このまま監視させるのも一つですね。
その前に確認しておきたいことですが。
「マスターの容姿等は分かりますか?」
『怪我をしているな、包帯を巻いている』
なるほど……、先ほど言っていた戦闘に巻き込まれたのでしょうか。
『あと、自分をナイフで傷つけている』
「それはマスターじゃなくて生贄か何かでは?」
……いえ、黒魔術、ウィッチクラフト等なら有り得ますか、ね?
『包帯で拘束を始めた』
「アブノーマルなプレイでなくて!?」
『そうなのか?』
傷まみれで自傷行為しつつ拘束を始めると、その単語だけ聞けば大体誰でも同じ反応すると思いますよ!?
『苦行とかあるだろう、魔術師ならそういう可能性もあるのでは』
「ぬ」
……アサシンにまともなことを言われてしまいましたね。……しかし、包帯にまみれて自らを傷つける生徒?
直下、5以上でナゼを知っている。4以下で心当たりなし
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:00:13.41 ID:gVM2CSsko
- むん
- 600 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:09:21.53 ID:eIjS4tbD0
- 1:知らねえ
……知りません。私は曲がりなりにも知られてる方だという自覚はあるのですが。
それもこれも友人や知人というのを作ってこなかったからで、……正直なところこの学園に来るので精一杯でしたし。
……まあ、知らないのは仕方がありません。今はどう動くかです。
「……奇襲をかけることは」
『できるとは思う。だが』
「言いたいことは分かっています。再戦の契約を結んでいる以上、ここで戦闘を行った場合なんらかのペナルティがある可能性がある」
契約に規定はされていませんでしたが、"再戦"という約束である以上、これ以外の場で行うのは危険でしょう。
『直接姿を見せようか?』
「それは……、ああ、アリなのかもしれませんね」
一瞬バカげたことを、と思いましたが。先ほどの契約は相手側にも向けられる。となると、ここで姿を見せても戦闘にはならないでしょう。
むしろ、ランサーが戦った、という相手の情報を得られるかもしれません。
「あとはそのまま気配遮断で情報を漏らすのを待つか」
『あるいはランサーの戦った跡地くらいなら今から向かえるだろう』
それもアリですね。……さて、どうしましょうか。
00:12より多数決。先に二票。00:20までに集まらなかった場合は集まった分からランダム
1:奇襲をかける (ペナルティ可能性高)
2:姿を見せ直接コミュ
3:そのまま情報を抜く
4:戦闘跡地へ向かう
- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:15:21.85 ID:MvNxH393o
- 2
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:15:46.63 ID:7eCCM99/o
- 4
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:17:05.68 ID:ihCC6Fu40
- 4
- 604 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:17:34.24 ID:eIjS4tbD0
- 4:戦闘跡地へ向かう
【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】
- 605 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:18:22.15 ID:eIjS4tbD0
- 【再開はおそらく金曜日の同じくらいになると思います】
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:21:19.72 ID:MvNxH393o
- 乙です
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:26:02.20 ID:+GvTglPGo
- おつ
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:57:52.40 ID:ihCC6Fu40
- 乙
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 01:36:45.39 ID:T1ap0ueJo
- 乙
ランサーの槍ゲイボルグかぁ……そりゃ見てわかんない?って言うわな
- 610 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:26:35.59 ID:aY94mYmQ0
- 【22:35くらいから再開できれば】
- 611 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:35:29.20 ID:aY94mYmQ0
- 【再開】
アサシンの気配遮断は高いレベルです。獣の因子と亡霊の要素を持ち合わせているからでしょう。
しかし、それを以っても出るかどうか分からない情報をただ待つというのもそれはそれで。
時間があれば許される策かもしれませんが、正直なところ今は時間が惜しい。ならば、手がかりを得られる可能性が高い場所へ。
「アサシン、戦闘痕の調査をお願いします」
『ああ、さっき通ったところだが』
「……ええ、もう一度。何かあなたの直感でも構いませんので気付くことがあれば」
「了解した」
……さて、何かヒントの一つでもあればいいのですが。
直下、戦闘痕での調査
12:何も発見できず
345:遭遇
6789:何らかのヒントを
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:38:59.45 ID:gxGlwaC90
- ん
- 613 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:40:16.04 ID:aY94mYmQ0
- 5:流石にどっかの陣営が気付いた模様
直下、そこにいた陣営は
1:剣
2:騎
345:狂
678:弓
9:魔
- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:43:36.04 ID:/UnQ5nUDo
- ぬん
- 615 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:51:42.61 ID:aY94mYmQ0
- 4:バーサーカー
アサシンが風のように駆け、辿り着いたその場所は爆心地さながらに荒れています。
あちこちに巨大な穴が開き、まるで爆撃機の通過跡。これをランサーが? そう思ったのも束の間、むしろそこにあった巨大な影に目を奪われました。
【バーサーカーのステータスを公開します……】
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
【真名】:??? 【属性】:混沌・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
【筋】:B+ 【耐】:A+ 【敏】:A 【魔】:B 【幸運】:D 【宝】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
┌‐┐ _ ─==ニ==─ ̄ ̄
_rヘ┐ |i:i:i:| _ ─==ニ==─ ̄ ̄
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/ 〈\_)-]∧〈 ̄\. |i:i:i:|/ _ ─==ニ==─ ̄ ̄
', ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄ /i:i:i/
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「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
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AA:レッドフレーム(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
レッドフレーム+ガーベラ・ストレート(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
一本の刀を腰に佩き、佇む巨大な鎧武者。そこにあることが異質であるのに、それ以上にその肩に乗る女の姿はさらに異質。
目を奪われるように揺れる金髪、穏やかな笑みの中にはまるで深い穴のごとく吸い込まれそうな危うさを。
この陣営は、一体……!?
直下、バーサーカー陣営気付いているかどうか【気配遮断】+2【???】−1
123:待ち構えてますよ
456:気付いてるよ
789:気付いてないよ
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:52:41.81 ID:AqxOK/Tto
- 案
- 617 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:03:54.03 ID:aY94mYmQ0
- 2:待たれてました
そしてその女の目が、アサシンに向けられたのが分かります。
『見られた、ぞ?』
「ええ、見られましたね」
つまりそれは気付いているということだ。そしてこんな場所でただ単に仁王立ちをしているわけではないでしょう。
その証拠に鎧武者は腰の刀をすらりと引き抜き、その反った刀身を月明かりに輝かせた。
「────────…………」
「ええ、バーサーカー、来たわね。多分アサシンだと思うけども。間違いないかしら?」
「いかにも、俺はアサシンだ」
咎めるまでもありません。この状況でバレていないと考える方がバカ。しかし、同時にこの圧倒的なステータスを前にすると。
『逃げません?』
『俺としては戦いたい』
『私としてはリソースを削りたくないのですが……』
『そうか……、そうか……? んむ……? 何か、その前提は、おかしい気が……』
先ほどのセイバーから逃げるだけでこっちは必死だったのです。そこでこのバーサーカー。連戦で勝てると思いか?
そんな風に私たちがやり取りしているうちに女の方が小首をかしげ、目を丸めます。
「来ないのかしら? それならこっちから行くしかないのだけど……」
「────────…………!」
声も発さず鎧武者がブンと一つ刀を振りました。それだけで風が撒きあがり、アサシンの全身が僅かに揺らされます。
……どう動くにしても、時間は無いということのようですね!
23:05から直下、対バーサーカー陣営対応
1:戦闘開始
2:逃走
3:交渉
4:自由安価
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:11:16.45 ID:4xtEv6Jco
- 1
- 619 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:26:18.84 ID:aY94mYmQ0
- 1:戦闘開始!
先ほどまでと違い策はありません。ここは三十六計逃げるに如かず、当然です。
……しかしその一方で、このタイミングを逃すとこの先ランサーに迫れる可能性は非常に少ない。
それはつまり、次の夜に決定づけられている戦闘で情報的な不利を負うことになります。
ただでさえアサシンは一度ランサーに敗北している身。そう簡単に勝てる相手ではありません。
もちろん、眼前の鎧武者、先ほどの言が確かならばバーサーカー、これも十分に強い。
悩みます、あまり頭がいい方ではありませんが、むしろ胸が締め付けられるような感触ですが。
『悩むか、マスター』
「しかし時間はありません」
『なら立ち向かうしかないのだろう』
「あなたは戦いたいだけでしょう?」
『知らなかったのか!?』
知っているから言っているんです!
『もちろん、戦いたい。だがそれ以上に』
アサシンの目がバーサーカーへ向けられます。……感情のない、眼光すらも見えないその顔が、何かを察したように上がりました。
『この戦いは逃げることができない戦いだという予感がする』
……逃げることができない戦い。
「勝算は」
『俺は苦手だ』
「……私も苦手です」
『それはよかった』
「最悪というんです。……許可しましょう、ここは逃げるべき場でないとしたあなたに乗ります」
私の指示を受け取り、アサシンが笑います。
「感謝する、マスター。今ここに、再度我が救世主の威光を知らしめることができる!」
獣の因子を徐々に解放させ、アサシンの姿が獣のそれへと変わっていきます。
「来るのね。……お願い、バーサーカー」
「…………!」
鎧武者の全身から使い魔越しにも分かる程の気迫が流れ込んできます。
矢のようなそれを浴びながらも、アサシンは笑い続け。今、一歩目を踏み出しました。
【戦闘開始】
直下、戦況
12:連戦は流石に
345:ステータスの暴力
67:叫びで停止
89:素早さで翻弄
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