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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2

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825 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/07/25(日) 21:03:46.17 ID:bVLEqhGd0
【今日やるはずでしたが、まだ帰れてないのでお休み。明日やります】
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/25(日) 22:09:11.15 ID:KUsXKx640
今日帰れてないってなにごと
827 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:24:44.14 ID:JSJMIu/l0
【22:30ごろに再開しますね】
828 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:33:43.35 ID:JSJMIu/l0
【これまでのかんたんなあらすじ】

アサシン、レギオンを従えた貴女はフェイカー陣営と同盟を結ぶが、襲撃してきた剣騎同盟に敗北するのでした。

【再開】

頭骨がカタカタと歯を鳴らしました。この音は常に私へ不幸の訪れを告げます。

ライダーの遥かに背後、そこから現れたのは巨大な砲門。おそらくは西洋のバルカン砲ではなく、アジアの火砲に近い形状。
それは私たちが策を練る間もなく、アサシンに狙いを定めました。凝縮されるのはまるで銀河の煌きのよう。
原初の記憶。噴火する大山、降り注ぐ灰、凍えながら死んでいったヒトを僅かに外れた私の起源。
距離があろうと感じられる、圧倒的な暴力のそれ。悩んでいる暇はありません。

いつだってそうです、私は逃げる側、私たちは滅びる側。……まあ、そうなのです。

「令呪を以って命じます! 【アサシン、撤退を!】」

私たちの逃走を確実にするため、二画を消費します。デコイとしてとっておきの複製兵を出しておき、それを囮に……。
後先を考えている場合ではないですね、とりあえず、一旦はここを抜け出さないと。
……ライダーとセイバーの顔をもう一度視界の端に捉え。ああ、勝者とは何ともまあ、憎たらしく、堂々としているモノ、なのですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ふはっ、悪いなライダー。お前に任せると言ったが、ここはこうするのが最善だと判断した」
「あー、まあ、そうだろ。合理的ってのはそういうことだ。最小の一手で、最大の一撃をかます、道理だよ、お前のやったことは」

ギラギラと笑うセイバーに、やれやれと撫子を抱え、ライダーはすれ違う。

「悪いが俺のマスターが腹ぶち抜かれたからな、しばらくは手伝えんぞ」
「分かっているとも、次は私が受け持つさ」

それだけを答え、二人の君は互いに背を向け。夜の闇が深さを増す。



【昼の他陣営行動でしたが、一ターンと同程度として扱います】


直下、他陣営行動

123:狂
456:槍
789:弓
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 22:38:10.79 ID:T7pPhFUb0
830 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:41:00.38 ID:JSJMIu/l0
9:弓

直下、アーチャーこの状況把握しているかどうか。5以上で把握している
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 22:43:51.06 ID:X3pmEUrbo
832 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:54:02.90 ID:JSJMIu/l0
6:把握したうえでバーサーカー陣営と接触を図ってる

ドゴンと鳴り響くは砲撃の音。おおよそ現代の日常では聞くはずのないその音に、土塊とアーチャーは一瞬だけ目を向ける。

「かなりの火力と見えますわね。私の時代にアレくらいの兵器があればまた戦争も変わっていたのでしょうけど」
「死ぬ人間が増えるか減るかだけのことだと思うけど」
「ま、酷い話。それで? どうしますの、マスター」

口の端だけで笑うアーチャーの問いに、土塊はざらりと砂を落としながら首を振る。

「どうするもこうするも、おそらく戦闘は既に終わってる。そこに飛び込むにはアンタの火力じゃ厳しいでしょう」
「それはそうですわね。宝具を使えば別ですけども、私の本分は用兵ですので」
「だから今はバーサーカーとの接触を優先する。もっとも……」


直下、バーサーカーは

123:臨戦態勢
456:見つからず
789:横にいる
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 22:58:43.50 ID:J6xYjFZE0
ほい
834 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:01:50.35 ID:JSJMIu/l0
0:特殊判定

      /:: :: :: :: :: ::ヽ
      , :: :: /|:: :: ハ:: |
     从:: 〈´0`´0`::,
     、:: :: i  rュ l::|
      )=f´>--</
     ´:: f ̄ ̄|::〔
     |::./ | |リヽ   f^i
     |::'| __) __ヽr- .ノ
     | , / ̄  (ヽヽつ
      |:|、 ヽ_ー一/⌒
      |:|ノ | | | .(
    /::ヽ〕 | | | ノ
    ,:: ::|____|::|
    |:: ::、三三三:| ,
    人:: :: ,三三三|./
  /三 ̄三三三ン

直下

123:ランサーと戦闘中
456:謎の建造物へ
789:背後を取ってるよ、ライダー
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:12:44.13 ID:KZdxl07co
ぬん
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:18:51.68 ID:iA5LYSu0o
みんなバトルしてんな
837 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:30:00.64 ID:JSJMIu/l0
3:ランサーと戦闘中

眼前に立ち塞がる細身の女を前に、じりと二人は構えを取った。
針金のように強くそれでいてしなやかなシルエット。叡智の象徴か眼鏡をかけて女は笑う。

「初めまして〜、ランサーのお姉さんでーす!」
「まずは、彼女を倒す必要がありますわね」

行き会うたが最後、戦わずにその壁を乗り越えることは許されない。
そういう性分の相手であり、それを良しとする戦闘民族。アーチャーが弓を引き絞る。

「お、やる気満々じゃない。イイよイイよ? 殺し合うなら本気でやりたいもんね!」
「生憎、私血腥いことは嫌いなのですが、そうもいきませんわね」
「そうそう、悪いけどここはワンコ君でいう四枝の浅瀬、正々堂々一騎討といこっか!」

影がゾワリと蠢き、アーチャーの目も引き絞られる。
勇将と猛者、二騎の戦いがここにもまた口火を切った。


直下、戦況

12:【死棘の影】
345:ランサー、有利
67:アーチャー、有利
89:アーチャー、宝具限定解放
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:30:38.35 ID:gpNZNrcfO
839 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:47:11.69 ID:JSJMIu/l0
5:ランサー有利

分裂した影の槍が宙を浮き、放物線を描いてアーチャーに向かう。

「投槍、原始的ではありますがこれだけの数があれば一個の軍隊にも匹敵するでしょうか」

弓を引くまでもなく、一方的な回避を強いられるアーチャー。
自らの手に兵が握られていないことを苦々しく思いながら、まず一波を避けその隙に矢を番える。
しかし、その波が過ぎた先にランサーの姿は無く。一瞬の思考の空隙、上空からの影に気付き飛び退く。
先ほどまで立っていた場所を槍が砕く。

「うんうん、一発でやられるわけはないよね」
「……投げた槍の一本に乗るなんて芸当、軽業師か何かでして?」
「アハハ、悪くないかもね。でもまあ、これで距離は詰まった、でしょ?」

軽口を飛ばしあいながら互いに一瞬の隙を狙う。距離としては確かにアーチャーの不利。
だがその千里眼はこの状況においても起死回生の一矢を探っている。


直下、戦況

12:【???】
345:ランサー、有利
678:アーチャー、有利
9:アーチャー、宝具限定解放
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:48:39.25 ID:u6JlGhf1o
N
841 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:58:08.04 ID:JSJMIu/l0
5:ランサー、有利

だが、その隙は訪れない。大雑把に槍を振り回しているように見えてその実、一つ一つの所作に隙がない。
振られる槍が一瞬にして軌道を変え、突きを叩き込まれかける。ぴたりと止まった動きから予想もしない大上段へと振り上げられる。

(……まったく、洒落になりませんわね。そもそもこのランサー、神代に近い英雄。私は武力で勝てるはずもなく)

冷や汗を流しながら槍の穂先を見定めるのが限界。
複合弓は背に負うて盾の代わりとし、手に投矢を握るも放つ瞬間が訪れない。

「そらそらそら! 守ってばっかじゃあ勝てないよ!?」
「ええ、百も承知ですわ。ならば攻め入る隙を与えていただいても? 清らかな乙女より少し隙のある方がそそられますわ」
「そういうわけにはいかないよね! この間それやって怒られたところなんで!」
「残念。貴女もそれなりにタイプなのですけど」

いなす、かわす、避ける、それしかできない自らの不足に苛立ちながら、アーチャーはただひたすらに一瞬を狙っている。


直下、戦況

123:アーチャー、敗北
4567:ランサー、有利
89:アーチャー、起死回生
842 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/27(火) 00:08:35.12 ID:rgso6wBE0
【十分経過したのでこのレスで】
843 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/27(火) 00:09:28.19 ID:rgso6wBE0
2:アーチャー、敗北

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はちょっと間が空きますが、土曜日の同じくらいに】
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 03:38:48.54 ID:XgA8e/J4o

ランサー強いなぁ
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 08:02:24.95 ID:p3JxbCCGo
おつ
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 08:04:26.46 ID:BQteBUjWo
847 : ◆v.By3fESrTsY :2021/07/31(土) 21:31:24.61 ID:CLkscQWw0
【ご連絡。ちょっと今日はできそうにないので、明日早めに20:00くらいからやりますね】

【水着ダ・ヴィンチちゃん小さい方かー】
848 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 19:52:18.80 ID:umTejr9W0
【20:00くらいから再開しますね】
849 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:01:21.71 ID:umTejr9W0
【再開】

(まったく、これほどまでに英雄というのは強いものなのでしょうか)

アーチャーは自嘲する。アーチャーとて弓矢の腕は同じ軍の中でも五本の指に入ると自認していた。
投げ矢はもちろん、複合弓でも兵士の首を狙えるほどの精度を保ち、ただの指揮官ではないと考えていた。
しかし、眼前に立つ女は強い。いや、それはヒトへの形容ではなくもはや大波を相手にしているような徒労感を覚える。

隙を狙うという話ではない、面と化した力が迫ってくるような錯覚。たった一本の槍と影、それだけなのにとうてい戦える予感がしない。
そして何よりアーチャーが辟易しているのは知ってか知らずか、ランサーの浮かべる笑み。戦場において突貫する兵士共が浮かべるそれとも異なる狂奔の笑み。

(美人ですのにねえ。もっとも、そういった野趣を楽しむのも一つですが)

頭の中に余裕を作り、淡々と繰り返される絶望的な防戦に対抗する。戦時であれ、余裕を失わずうっすらと笑っている。
アーチャーもまた一種、ランサーとは違う狂人ではある。だが、やはりその本質は指揮官であり。

「ッ!」

弓の弦を槍が跳ね上げ、影の槍が投げ矢を弾く。アーチャー個人の戦いとしてはここが既に限界。
汗を滴らせながら死合いの間を離れ、一瞬思考する。

(宝具を使えば少なくとも個人に対しては圧倒できます。ですが、これは剣騎同盟への手として残しておきたい。ならば結論は)

ため息を吐き、両手をあげ手の平を見せる。

「負けですわ、マスター、撤退を」
「……そ。じゃあ逃げるから」
「えー! こっからいいとこじゃん!」
「申し訳ありませんわ、ランサー。まだ色々やりたいことがありますので。続きを閨で行いたいのであれば大歓迎ですけど」


直下、アーチャー逃走判定。5以上で令呪一画、4以下で令呪二画使用し逃走
850 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:11:29.61 ID:umTejr9W0
【10分経過なのでこのレスで】
851 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:19:07.24 ID:umTejr9W0
1:令呪二画で逃走

【他陣営の描写を終了します……】


【五日目・夜(二ターン目)】

……私たちの間には沈黙が満ちていました。
それはそうです、セイバーとライダーの同盟に大敗したのですから。

体の痛みよりもやはりこう、メンタルがかなり削られてしまいました。
ええ、ええ、ええ、慣れていることではあります。怒りもありますが、何よりも。

「また、ですね」
「また?」

アサシンには話していませんでしたね。

「ええ、私は常にこちらがわです。負ける側、追われる側、そして最後には滅ぼされる側」
「……そうなのか」

……余計に暗くさせてしまいましたか。
とりあえず、どうにかこの状況を変えるように考えなくてはいけませんね。


直下、何をしますか? 【五日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー陣営/七瀬/ライダー陣営/セイバー陣営)
5:自由安価
852 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:30:00.08 ID:umTejr9W0
【人がいないようなので一旦ここまで、続きはいつもの時間くらいに】
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 20:43:14.91 ID:bHZp0Qw1o
おいがメシ食ってたばっかりに……
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 20:43:43.01 ID:JzwLKpSi0
たん乙
2
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 20:56:07.08 ID:18waBpMPo
お出かけしてた、申し訳ない…
856 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:14:26.54 ID:umTejr9W0
【間隔空いてたし、いつもと違う時間だったので仕方がない仕方がない】

【22:30くらいから再開。一応安価からもう一度】
857 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:31:19.60 ID:umTejr9W0
【再開】

直下、何をしますか? 【五日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー陣営/七瀬/ライダー陣営/セイバー陣営)
5:自由安価
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:36:41.70 ID:bHZp0Qw1o
3かなあ
859 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:40:15.56 ID:umTejr9W0
3:アサシンと一緒に偵察

さて、できることをやるしかないのです。
フェイカーたちは新しい拠点を探すらしいですし、こちらもできる限り動くべきでしょう。

「アサシン、とりあえず一緒に行動をお願いします」
「……」
「アサシン?」
「ああ、そうだな。そうすることにした」

……いつものアレですかね。


直下、偵察結果

123:何もなし
456:どこかの陣営を発見
789:ランサーVSアーチャーを発見
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:42:44.41 ID:JzwLKpSi0
ほい
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:48:20.03 ID:l+CTZfNRO
うーむ
862 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:48:46.40 ID:umTejr9W0
1:何もなし

……しばらくアサシンと周囲を探ってみましたが。

「アレだけの戦闘が起こったあとですものね……」

どこにもサーヴァントの気配は無く、完全な徒労に終わってしまったのでした。

「仕方がありません、もう夜が明けますし、少しは休息を取っておきたい。帰りましょうか」
「ああ」
「どこか上の空ですが、負けたことを気にしていますか?」
「いや、そうではない」

話をそれ以上続けることもなく、私たちはなんだかどっと疲れたまま。
朝日の最初の一片が降りかかる中、ふらふらと帰路に就くのでした。

【夜行動を終了します……】


直下、他陣営行動

123:狂
45:剣騎
67:槍
89:弓
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:51:40.88 ID:bHZp0Qw1o
kobo
864 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:07:26.14 ID:umTejr9W0
8:アーチャー

「ふふっ、大変でしたわね、まさか逃走しようとした瞬間にこっちの心臓を寸分違わず狙ってくるとは」

胸に空いた孔を指しながら笑うアーチャーに、土塊が鋭く返す。

「それに一画、逃走に一画、後がないのは分かってる?」
「ええ、もちろん」

しばらくアーチャーを睨みつけ、ぷいと窓の外へ目を向ける。

「分かってるならいい。でもやっぱり行動を考えるべきだ」
「許されるなら暗殺の真似事くらいはできますわよ?」
「アサシンでもないアンタに許すはずがないでしょ。そもそも、ランサー相手に一撃も通らなかった口で言うことじゃない」
「ええ、そうですわね。例え狙撃をしてもあのランサー相手では分が悪い。殺すならマスターですけれども」

すっと目を細め、慇懃な笑みがアーチャーの口元から消える。土塊はガラス越しにその表情を見て手を振った。

「ダメ、殺すのは結果であって目的であるべきじゃない。血を流さないに越したことはない。甘いと笑う?」
「それはもう、処女の睦言の様でしてよ。……しかし、それを主が望むのであればそれはつまり私の望みでもあるということ」

アーチャーの手がゆっくりと土塊の肩に置かれる。
リュコに触れたそれとは違う、敬意と忠誠を込めた力強い肯定。

「ズルい女ですわね、マスター」
「アンタが真面目過ぎるだけでしょうに。……とにかく、このままだとセイバーとライダーに磨り潰されるだけ。策を練る」


直下、アーチャー陣営昼にどう動くか

123:バーサーカー陣営捜索
456:セイバー/ライダーの分断
789:アサシン陣営に合流
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:11:35.30 ID:g3hC9rgxo
ぬん
866 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:17:42.48 ID:umTejr9W0
0:特殊判定

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                        f    ム<´             \ヘ`ヽ
                   丿    {  i .λ            `}  ヘ
                、  ク  i  ト、トλf-∨λ i   , ,イ .ィ  i } ィ }
             r‐- ‐ヽミ¨/  ヽ、ヘ{了衍心x. ヽ!  /レ__!/从ノ ノ / リ
        _   /     `ヽ、  /介-ゝ 乂::ノ   } ノ ィ衍心メノ/.ノ{
       (_ >イ   ___    } ./,イ '    ̄      乂::ノ イイ .人
         `ヽx    {  >、 ! / λ,ィ                ̄  /! ゝ、 >、
          / `ヽ_λ__ノ ノ {  {  ∧       ,       /人  ヘヽ` ゝ
          /  ̄ /    `>x _≧rz!ヽ、  ー-  _,   ノ ´ ヽ  } ヘ
         /    / /    `ヽ \.jート-iヘ       ィ      )ノ  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

直下

123:いっぺん剣騎に取り入ってみる
456:【千里眼】
789:贋「話は聞かせてもらった!」
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:20:03.60 ID:1LR+8dgho
868 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:23:33.08 ID:umTejr9W0
0:特殊判定

             /ニニ|
           ― |ニニ/――ァ
         /r====ヽニニニ/
        ´::/::/:: :: :: :: ヽ´
         |::,从乂ヽ乂:: :: ヽ
        从| ´○`´○` |:: |
        ヽ从   ー   ノ::ソ
         /::〕-人_人〔::.〈
        ,/ - ´ ̄ ̄`-ヽ
        /:i:i:iヘ Υrv:i:iヽ:: |
       .人:i:i:i,ニニVニン:i:i:人:
       /ニ≧―ニニ―≦ニニ|
        /ニ/:i:i:i:i|ニ|:i:i:i\ニニ
    r/:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニヽ:i:i:i:i:〕ニニ
   /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ニニニ|:i:i:i:i:iネン≧
   fニニニニz===´――´ニニニニ/
   `〜〜ニニニニニニrュ― r ̄
          |  .| |  |
          |  .| |  |

直下

123:暗殺をしないって話
456:???「話は聞かせてもらった!」
789:【千里眼】
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:24:43.93 ID:c3K4EAcM0
つまりどういうことだってばよ
870 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:30:36.68 ID:umTejr9W0
3:暗殺を選ぶ奴もいるということです

思考を巡らせているのだろう、心ここにあらずといった様子の土塊。
アーチャーは静かに近くから離れ、すっかり癖づいた目くばせを行い。

「────ッ!!!」

.      |  \三三三三三三三三三三三/                  _   --―==¬冖    ̄
    |  | ` =ニ三三三三三三三ニ= ´ _   --―==¬冖    ̄    _   --―==¬冖    ̄
     |  | |_ `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´   ̄   _   --―==¬冖    ̄
--―==¬冖  \_   --―==¬冖    ̄                          _   --―==¬
      | |    |                     _    --―==¬冖   ̄           _
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:::::::::_::::::ァ T' ||  ||           |      |∨ |  ` ー- ニー ′              |  .Γ、
::::::::::::::/   |  ||  ||           |      | ∨  、                       |  |  \
_::::::::::{   |  ||  ||           |      |  \  \         __     --- ′ |  Γ ̄
::::`::‐::._   |  ||  |l          └―====¬¬冖冖    ̄ ̄        __     --- ′   |
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そして、視た。遠距離から放たれる、それを。

「マスター! 頭を下げて!」


直下、奇襲判定

1:ファンブル
234:重傷
567:負傷
89:回避
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:31:07.61 ID:9jnu7+EJO
よほ
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:31:38.93 ID:3ToVGWqN0
873 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:39:07.98 ID:umTejr9W0
1:ファンブル

しかし、その呼びかけは遅い。あまりにも遅い。
放たれた凶弾は止まることなく、ただ真っ直ぐに、土塊の頭蓋を。

         ,,..、._,ii、 -,,..-'';,i'   |;;;;;;;;;;;;;.;v―ーi;;,,v-ー'"          ,,-- 、
         ヽ./   `゙ヽ,;;;;__ゝ,, ..,,l゙;;;;;;;;;;./              _,,iiiニソ一'" : ii、
、             _,,ミ/゛  ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;゙‐'―― .... r;;;;ッr‐'''''"゛  .y、_
;ヽ、  .,ノ7       ヽ‐゛   ,r''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'"         ヽ;.|
'''-、゙゙ア'"             {,゙二、,,-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lニ;;.         ゛
  ...l′   :l";二゙''''┐       ,l´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-'''''-、           ['l、
._...   _.  ´ ,〉;;;;;;゙'ー、,  . _,._..ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7            `゙"
;;;l゙   .ヽ;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;.!  .l、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!                     _,,
.、!、   .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ^'''"   ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;>ー'゙゙゙゙゙ヽ             ゙‐' |.l
..l;;;;゙ゝy レ;;;;广'L;;_..コ    l;;;;ン'ッ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./  `''、_;;;;;;;;|        .,,,     . l、;゙¬.
. ゙'''''″ .ミ、;;;;゙''''l:゙'"  ` .、  `''" : l.;;;;;;;;;;l゙ ゙'<;,v、;;;;;;;;;;/'    .`''''"        !;;゙''┐    .゙'ー'"
    ,-シ、;;_ノ   . _, `    .tナ‐' ̄″ ‖ .`'―ー!llt;;. .'          !、;;;丿
;/  ,r./  l;/    '!┘            リ'i                       ´   ,,、   ,、
,! ./  ,i";;{_                  =!.!.l               ,i''';     .|;;;;゙゙''''''";;.l、
!     ゙L;;;;;゙>                    マ , 、,,,           `''".ィ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.l..、/゙    i'゙゙~゙゙゙'-|!!ゝ         i'''j  .!、,,;l,゙,,r‐ー、        `''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ
: };;;;;;;;;;;'\_ ゛   .〈;;i ゝ、;;;;;;;;;.ア   ,......、   ,iミ;;/  ,r'''";;;;;;;;;;;;;} ._.. ;;i       .};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
.l゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!    .,ン-. : '!''L,l゙    l.;;;;;;゙ゝ、,i''";;;;; ! !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l!´二..,,,_,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l゙;l ,!;;;;/   .|'ヘ,    `''''''i_;;;;;;;;;i;;,゙  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ゙'―'''''''^゙゙゙゙゙゙'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..!、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙!-゙;|,`''″  .,/;;;;;ゝ..r‐┐   i";;;;;;;;i┘  ゝ、;____,,/´        : ,ii;;,゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 .ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,、;;;;;.! ---'''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !   .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lニ二'゙'';;.    .,.. -ニ=''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
.ー'゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/    l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,  ヽ!      "'"     ..   . l-x,;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v ..,,,,、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'―- -ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'---、                "  .'|゙゙''、
.l´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ン- /     ゝ-..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¬';;ナ'             l7   l
;;;;;;.,,_.;;;;;;;;;;;;;/             |;;;;;;;;;;i¬ー-,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{´                    !

撃ち砕いた───。

「マスターッ!!!」


   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─


直下、主犯は?

123:剣騎
456:ライダー
789:セイバー
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:42:17.47 ID:g3hC9rgxo
ぬっ
875 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 00:00:00.75 ID:PtRGtiiV0
7:セイバー

夜闇の中で小柄な女、セイバーが頭蓋を打ち砕かれた土塊の姿を確認している。
崩れ落ちるシルエットに駆け寄るサーヴァントの姿を見届け、襲撃を受けないようにすぐさまその場を去る。

セイバーの表情に憐憫は無い。それは多くの民や将を屠った為政者としては当然の仕草だろう。
むしろ高揚していてもおかしくない。だが、セイバーの表情にはそのいずれもない。

「さて、マスターとライダーの目を掻い潜って一人殺したはいいが、これをどの陣営の仕業にするかが問題だな」

指を折り、ライダーの宝具で出したのであろう銃器を片手間に破壊する。

「マスターはこういう卑怯な手を望まんし、ライダーもあのていで実際は腑抜けだ。汚れ仕事は私がやるしかないのが難儀だな」

ブツブツと数式を解くようにセイバーは思考をまとめていく。
合理的、セイバーの愛するその観念の下、どうすれば敵を害せるか、どうすれば自分を利せるか、それを詰将棋のように考えていく。

「おそらく攻撃の瞬間をアーチャーには見られている。だがたった一騎ならライダーと私で対処可能だ」

そこに悪意の介在する余地はない、事実、セイバーに悪を成そうという気は一切ない。
セイバーの言う殺したくない、は全くの真実である。殺せば恨みを買うしその恨みによって破滅することなど史書を解くまでもない。
ただ、状況が整い、殺すことで利を得ることができると判断したから殺したのだ。殺す利が殺さない利を上回ったから殺したのだ。
例えば、もし一歩でもアーチャーの動きが違っていれば、セイバーが攻撃することは有り得なかった。それだけのことだ。

「ではとりあえず情報を錯綜させておくべきだな。……はぁ、頭痛がする、まったく、なんでもって私はこんな役回りなんだ」

心の底からセイバーは嘆息している。自分の運の悪さに、他人の行動の曖昧さに。

「戦況は既に傾いている、戦うまでもなく分かるだろうに」

余裕でも驕りでもなく、現在の状況をセイバーはそう判断する。ただ単に事実として。夜が暗いのは自明であるように。


【他陣営の行動描写を終了します……】


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく明日の22:30前後からやっていきます】
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 00:03:27.52 ID:I4nsWofco
おつ
877 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:21:09.72 ID:PtRGtiiV0
【22:30くらいから再開しますね】
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 22:22:42.89 ID:9K7V0UAbo
879 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:30:27.38 ID:PtRGtiiV0
【再開】

【六日目・昼】

早めに先生へ連絡を取り、今日は自主休講。
流石に体力を回復させないとまずいと判断したのもありますが、あの精神状況で授業に精を出せるはずもありません。

……しかし、あまり休んだ気がしないもの事実。とにかくセイバーとライダー、この二騎をどうにかしなくては。

そういえば、先夜戦ったときにアサシンがライダーのマスターに一撃を加えていましたが。

「アレはそう簡単に倒せるものではない」
「正中線に大穴が空いていましたが?」
「アレは多分俺と似て非なるものだからな」

禅問答のような会話でしたね。……顔はちらりと見ましたし。誰でしたっけ。


直下、5以上でライダーのマスターに思い至る
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 22:33:13.34 ID:DiMZ5QoI0
そい
881 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:35:34.82 ID:PtRGtiiV0
4:貴女はほんと学校内の他人に興味がない

しばらく考えましたが……、ダメですね、思い至りません。
こんなことならもっとちゃんと学校に打ち解ける努力もしておくべきだったでしょうか……。


直下、何をしますか? 【五日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:セイバー/ランサー/ライダー/バーサーカーのマスター捜索
5:隠された建造物の調査
6:生徒会へ向かう
7:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
8:自由安価
882 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:48:44.53 ID:PtRGtiiV0
【十分以上経過したのでこのレスでコンマ。9は1、0は2として判断】
883 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:52:31.32 ID:PtRGtiiV0
3:土塊七瀬に接触

セイバーとライダーに対抗するにあたって、まず必要なのは戦力です。
加えて私が所在を知っていて、なおかつある程度有効に接してくれている人物となると。

「七瀬さんに会いに行きましょう」

アーチャーは正直不安ですが四の五の言っている場合ではありません。
彼女の協力を得て、対抗できる勢力になっておかねば。ではいざ行かん!


直下、アーチャー陣営

123:いない
456:痕跡
789:アーチャーのみ
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 22:59:35.69 ID:DiMZ5QoI0
さっ
885 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 23:10:39.07 ID:PtRGtiiV0
9:アーチャーのみ

アーチャーを警戒し、引き戸を恐る恐る開けた私の目に飛び込んできたのは。

「おや、貴女でしたか」
「うっ」

夕陽を浴びるアーチャーの姿。部屋を見回しますが七瀬さんの姿は見えません。
とりあえず間違いがないよう、アサシンにこっそり付いてもらい、話しかけてみます。

「こんにちはアーチャー、土塊さんは何処に?」

何気ない質問のつもりでしたが、アーチャーは表情に憂いを浮かべます。
? どうしたというのでしょうか。困惑する私にアーチャーが悲しげに微笑んで。

「マスターは昨夜頭を撃ち抜かれました」
「!?」

頭を撃ち抜かれた!? それはつまり、土塊さんは。

「死んでしまった、ということですか?」

アーチャーの悲し気な微笑みが言葉にするまでもなくそれを教えてくれます。

思わず膝から力が抜けました。アサシンに支えられなければそのまま倒れていたでしょう。
態度はキツイ人でしたが、あの日私に手を振ってくれた七瀬さんが。……ええ、ええ、ええ、これは仕方のないことです。
私たちは自ら戦争に飛び込んだのです。この花園の中で、時を過ごすことも選べたはずなのに。願いを叶えるため。
でも、心のどこかでそんなことはないと思っていたのです。誰かが死ぬことはないと、自分が死ぬことはない、と。

手段を択ばないと言っておきながら、自分でもそんなことをする気はなかったのだと。

「誰が、一体誰が!」

アーチャーに縋り付きます、まだ現界を保てているのは単独行動スキルの影響でしょう。
ならば、アーチャーも消える、時間はありません。今のうちに、聞けることを聞いて……。

聞いて……、私は、どうしたいのでしょうか? 私は、私が生き残るために戦っているのに……?


直下、アーチャーは犯人を見たか【千里眼】+2【急襲】−1

123:ハッキリとは
456:得物は
789:セイバーですわ
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:14:55.98 ID:DiMZ5QoI0
ほれ
887 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 23:27:02.52 ID:PtRGtiiV0
9:セイバーであることを確認済み

縋り付く私をゆっくりと離し、アーチャーは窓の外に目をやります。
よく見るとその窓は壊れ、片付け切れなかったのかガラスの欠片が床に飛び散っています。

「相手は小柄な女、おそらくはセイバーですわね。ただし、武器はライダーの有しているらしき銃火器でした」
「セイバー……!」

昨夜もセイバーの攻撃で私たちは痛い目を見たのです。どこまでもこの戦争を掻きまわして……!

「アーチャー、貴女はどうするのですか? なんなら」

私と契約して、そう言おうとした私をアーチャーは視線だけで留めました。

「私はこの戦争に臣下として呼ばれることを望んだのですわ。主がいないからとてそれは変わりませんの」
「アーチャー……、ですが、それでは」

私がなおも食い下がろうとするのを次はアサシンが留めました。

「マスター、その必要はない。そういうことだな? アーチャー」
「……ええ、ありがとうございます、アサシン。しかし、私もやられっぱなしというのは趣味ではありません。リュコ様」

アーチャーがどうしていいか分からない私の手を取りました。
以前の情欲に塗れた手つきとは全く違うその手。強い決意のような熱を感じます。

「セイバーとライダーの打倒に協力していただけませんか?」


アーチャーに協力するか、23:30から多数決、先に二票。23:40まで集まらなかった場合はランダム

1:協力する
2:協力しない
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:30:31.21 ID:I4nsWofco
1
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:30:41.33 ID:V8OcdUcQo
1
890 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 23:59:05.74 ID:PtRGtiiV0
1:協力する

突然の申し出に、私はしばし躊躇います。確かに、アーチャー一騎、それも消滅間近の霊基では困難でしょう。
ですがかといって、私の陣営が協力して何となるでしょうか。昨日のような暴虐を思い出し僅かに震えます。
先夜や今朝の決意はその記憶によって容易に揺るがされます。

……ですが、ええ、ええ、ええ。頭骨が震えます。笑っているのですか?

アーチャーの目を見て答えます、真摯などとは程遠い私ですが。

「私は生き延びることが目的です。生き延び、家を再興させることが。そんないつ逃げ出すか分からない人間を頼れますか?」
「まず将としてお答えしますわ。現在私たちには共同の敵があります。それに対しての行動は離反、逃走などがありますけれども」

アーチャーもまた、私の目をしっかりと見て答えてくれます。

「これは国と国の戦いに非ず、限定された環境での殺し合い、離反したとてそれを抱え込む領土は無く、逃走したとて虱潰しに磨り潰されるが道理」
「目的は相手の消滅だからな」
「ええ、ですのでそもそも離反、逃走するメリットが薄いのですわ。一騎で相手取れるならこんな話はいたしませんし」

ええ、確かにそうでしょう。私も既に逃げる場所は失いました。ここから先は逃げることすらできないのです。

「と、ここまでは道理の話。ここからは本能、というよりも私の経験則」

アーチャーが私の目をまたしっかりと。……ちょっと視線がねっとりしてきてません?

「私がタイプだと思った相手は、何だかんだ言って戦うことを選ぶ人間だからです。その方法に違いこそあれど、ね」
「ああ、そうだと俺も思う」

……少し警戒しましたが、真面目に私を評価してくれているようです。
性的対象として見られているというのは少々不安ですが、私が最後には戦うことを選ぶ人間とは。
思わず笑ってしまいそうになります。逃げて、逃げて、逃げて、それで逃げきれず最後に消えたくないと悪あがきをしているだけだというのに。

それを、戦いと呼んでくれるのですか。あなたたちは。

「……ええ、ええ、ええ、分かりました、そこまで言われては。アーチャー」

アサシンと共に、アーチャーへ真っ直ぐに向き直ります。


「協力しましょう、あのムカつく強者気取りを叩き潰しましょう」

……ちょっと言い過ぎた感はありますね。……まあ、これも精神がついつい昂ってしまったということで。


【アーチャーとの協力体制が成立しました】


直下、で、アーチャーこれ以外に対抗手段とか考えてます?

123:後始末とかで忙しくって考えてないよ
456:当てはあるよ
789:話は付けてるよ
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/03(火) 00:01:11.08 ID:aOYQz3E70
はい
892 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/03(火) 00:07:21.32 ID:Jw0fli9c0
8:話は付けてます

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は未定、六章終わり次第ご連絡します。ホントに終わるんだろうなきのこ】
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/03(火) 00:17:34.45 ID:Ib9TFU9ro
おつ
894 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/10(火) 22:31:00.43 ID:+Vq+IXVR0
【戴冠式から帰りました。妖精はつみぶかい生き物でしたね】

【というわけで、明日の22:30くらいから再開します】
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 13:35:38.41 ID:bTlIgTs+O
待ってました
896 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 22:31:28.10 ID:S314EVWn0
【前回までの簡単なあらすじ】

                   ___
                    // ___\``〜、、
                      / /二二二二-_ \ \                     ネアンデルタール人の伝承保菌者であるリュコ・コンティノアールは
                  / /二  ̄ ̄ ヽ-|
                    / |||  l| l   | l| | |  |                     アサシンを召喚し女学園での聖杯戦争に参加する。
               |||\|  l|_l/ | l| | |  | |
               |||、从  |ハ /|/| | |  | |
               |||ミ==\|ー==彳| | |  | |
               ||:.        | | | ∧ \
                  \ \ ー ′ .イ / / /   |                 セイバーの宝具、バーサーカー、ランサーなど強力な敵を倒したのも束の間
                  \ヽ>‐r< ≦イイ}/.!   |  |
                 | |´ /,| _/  人 |  |  |                  同盟を結んだキャスター改めフェイカーの救出戦において大敗
                 |__-</ニニ\__/:::::≧=-  _|
                    /  |::::二r「「「 ̄\::::::::/    ≧=- __            セイバー&ライダー同盟に対抗する味方を得るためアーチャー陣営に向かうも
                   〉  /:::-/ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ::|          ≧=- _
               /  /:::::-|=赤牛=.{    }\ /} ̄ ̄ ̄\       \
              /  {::::::ニハ_____乂__ノ   `'|       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /    八:::ニ{..{-└―――`ー―_|__________}
            /丶 ./  }::ニ{..{ニ_::::::::::::::::::::::::::|      \               アーチャーのマスター、土塊七瀬はセイバーの狙撃を受けていた
           / /⌒\ rく {..{ ̄\::::::::::::::::::::|         |
          / /「   \)|   ̄ ̄ | ::::::::::::::::::|    || |               その弔いも含め、アーチャーは協力を快諾。そしてまだ手を打っているということだが……
            / ´ |、__つ\)\__/::::::::::::::::::::|    || |
         {___/       |::::::` ̄´:::::::::::::::::::::::::|    || |

【22:40くらいから再開しましょう】
897 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 22:40:58.11 ID:S314EVWn0
【再開】

アーチャーの協力を得られたのは喜ばしいことです。ですが、まだ戦力としては厳しいような気も。
フェイカーの宝具がどれほど学習しているか、という話でもあるのですが。

「心配そうな顔をしていますわね、大丈夫ですわ。既に一つ手は打っています」
「どのような手を?」

直下、手

123:ランサー
456:ライダー
789:バーサーカー
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 22:41:21.84 ID:/93PAQJbO
ぬん
899 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:00:05.93 ID:S314EVWn0
4:ライダー

アーチャーは不敵に笑う。……いや、笑うというよりも表情の形を保つために笑顔にしているというか。
笑っているのに笑っていないようで、そのくせ大声で笑い声をあげたいような、そんな顔。……要するに、薄気味の悪い顔!

「ドブカスヴァンダル人のライダーにこっそりと矢文を送りましたわ。脳味噌に塩を塗されたカルタゴの蟲でも分かるように」
「……アーチャーさん?」
「おっと、私としたことが汚い言葉遣いを。お許しあそばせ」

言葉遣い云々以前に、ものすごい私怨が混ざっていませんでしたか?

「矢文ではセイバーの行動について送っています。おそらく先夜の攻撃はセイバーの独断専行、ライダーとしても好ましくはないでしょう」
「仲違いをさせるわけか。悪い手ではないが好みではないな」
「そうですわね、ですが勝つには必要な手順です。こちらはただでさえ寡兵、ならば寡兵でも戦える策を練るが道理ですわ」

確かにそれはそうです。勝つためには手段を選ぶべきではありませんし、私としても異論はありません。

「ですが、ライダーとセイバーが仲違いしない場合は?」
「それも十分あるでしょう。しかし、私の直感として、あの二騎は相性が悪い。おそらくそれなりの効果を見せると思いますわ」

ふむ、優秀な将であるというアーチャーがそういうのであれば、そうなのかもしれませんね。

「では私の現界の都合もありますし、決戦は今夜になるでしょう。今のうちに策を練っておきたいですわね」
「ええ、それはそうですね。私の側の協力者も紹介しておきたいですし」

……そう言ってアーチャーを案内します。扉を閉めるとき、ふと昨日の七瀬さんを思い出します。
扉越しに振っていた手はもう動かない。もう、見ることもできないのです。悲しいとは思いません。
でも、それで終わりになるのは少しあんまりかもしれないと、ええ、ええ、ええ、そう、過っただけなのです。


直下、アーチャーの作戦の効き具合、9ほど強力、1ほどそこそこ 【アーチャーの見立て】+1
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 23:03:27.36 ID:MJ3bgkquo
901 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:15:44.27 ID:S314EVWn0
7:効いてる効いてるゥ

同刻。腹に大穴の開いた撫子の口元へ肉を運びながら、油まみれの手でライダーは送られたそれを読んでいた。

「ライダーのオッサン、何読んでんだよ?」
「アン? セイバーと仲間割れさせようって目論みの密書」
「マジかよ」
「マジもマジ、大マジよ。しっかし腹立つ文章だなコレ。絶対ローマの成金が書いてんな」

ゲラゲラと笑いながらライダーは手紙を原形の分からないくらいに破り捨てた。

「相手の目的分かってんのにどうすんだよ」
「どうするもこうするもねえわな、どのみちセイバーってのは倒さにゃならん相手だからにゃあ。まあ食え」

肉を撫子の口に放り込む。一目で高級だと分かるシーツに泥まみれの足を投げ出し、その顔に影がかかる。

「それがちょーっと早くなるってだけよ。セイバーの側も馬鹿真面目に最後まで組もうなんざ思ってねえだろうしなあ」
「うむうむ、……裏切るんならアタシにも言えよ! いっぺんあの虎道とはやり合って見たかったしよ」
「落ち着け落ち着け、とりあえず今は細工を仕込む時期だわ。お前は早く肉食って身体治せ。オマケに野菜も食え」
「野菜かー、サラダなら食えるけどなー、どっちかってーと血の方がいいらしいんだけど」

著しい身体変化で人間を超えた不死者はまた生肉を口に放り込む。その様子にライダーはニヤリと笑い。

「難儀な体質だな、お前も」

それだけ言って、頭をワシワシと掴むのだった。

【昼行動を終了します……】



直下、他陣営行動

123:剣
456:槍
789:狂
902 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:26:03.19 ID:S314EVWn0
【十分経過したのでこのレスのコンマで】
903 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:36:57.71 ID:S314EVWn0
9:バーサーカー

尼慈女学園の奥の奥。生徒はおろか教師や用務員でも知らないような学園の底。
生徒会室の裏口から、体育館の地下から、森の奥の転移地点から。偶然といくつかの奇跡を掴んで辿り着けるその場所に、叶星は眠っている。

「…………」

傍らには微動だにしない大鎧。眠る少女を守る護衛のように静かな唸り声だけをあげている。
叶星の瞼がピクリと動いた。ゆっくりと柔らかな山羊を思わせる睫が揺れ、大きな目が開かれる。
気配に気づいたのか、鎧を軋ませるバーサーカーを手だけで制し、叶星は目を擦る。

「よく寝たわ、守ってくれてありがとう、バーサーカー」
「…………」
「視たのか? って? ええ、視たわ。でもどうしようかしら、ライダーはともかくセイバーは純粋に競争に身を投じているだけ」
「…………ァ」
「そうね。確かにキャスター以上にライダーの破壊行動は困るわ。私にとってはもちろんだけど、この学園にとっても」

ゆっくりと伸びをしながら、軽やかな足取りでぐるぐると叶星は彷徨する。
その姿にバーサーカーは手を差し伸べ、その肩へと導いた。

「分かっているわ、私はあなたのお姫様じゃないけど。私の愚かさを愛してくれているのよね」
「────」
「うふふ、嬉しいわ。そんな風に囁かれるのももちろん、私を守ってくれるだなんて。ええ、そうね、貴方が守ってくれるのなら」


直下、バーサーカー陣営【ライダーに悪印象】+1【フェイカーに悪印象】−1

123:剣騎同盟に有利な動き
456:傍観
789:弓暗贋に有利な動き
904 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:48:20.41 ID:S314EVWn0
【10分経過したのでこのレスのコンマで】



【とまあ、ド平日の夜ですし、人もいないので今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次は金曜日の同じくらいからかな、と思います。よしなに】
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 23:51:37.62 ID:0dTX4VuMo
おつ
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 05:23:19.10 ID:Ybv084Pfo
おつ
すまん…
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 06:55:43.94 ID:Bxq54lBaO
金曜夜なら参加できそうだ
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 11:12:01.46 ID:lhvSu4vQo
おつ
909 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/13(金) 22:35:02.95 ID:jyaOT/Rp0
【ご連絡:PCの機動が異様に不安定なので少し遅くなりそうです。よしなに】
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 22:42:08.59 ID:rT3kc9lJo
了解
911 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:06:57.73 ID:jyaOT/Rp0
【ちょっとどころのアレではなかったですが、やれるだけやります】

【23:10くらいから再開】
912 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:13:10.75 ID:jyaOT/Rp0
1:剣騎に有利

一拍、呼吸を止める。ほんの数秒の空白が、彼女にかかれば久遠にも思える。

「みんな戦っているのだもの、私だって戦うべきよね」
「─────」
「それに、あの子たちだけが悪者だなんてかわいそうじゃない」

にこりと微笑み、叶星は胸の前で手を重ねる。

「私は、この学園の全ての子たちが幸せになることを願っているのだから」
「────────」
「ありがとう、それじゃあ、行きましょうか」

叶星を肩に、バーサーカーは動き出す。隆々としたその影が、新たな動乱を予期させる。


【他陣営の行動描写を終了します】
913 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:21:33.15 ID:jyaOT/Rp0
【五日目・夜(一ターン)】

アーチャーの都合もあり、今夜には攻撃を仕掛けねばなりません。
準備に全ての時間をかけるとして、大きく行動できそうなのは二回くらいでしょうか。

「あの、バーサーカーのマスターさん、アーチャーがなんか舐めるように見てくるんですけどぉ……」
「ごめんなさいな、かなり変わった容姿の方だと思いまして」
「おや、アーチャー。キミはこんな珍獣が好みかい?」
「タイプか否かで言えば選外ですわね。比較するならあなたの方が好みですわ、キャスター」
「ハハハ、そうだろうそうだろう、ところでこのエメラルドはどうだい? キミのような見る目のある婦人には悪くないと思うが」

アーチャーとフェイカー陣営も打ち解けているようで何よりです。

「コレハウチトケテンノカ?」
「これは泣いてもいいんでしょうかぁ……」


【二ターン後に剣騎同盟との交戦が確定しています】

直下、何をしますか? 【五日目・夜(一ターン目)】

1:情報整理(セイバー/アーチャー/ライダー/フェイカーの情報を整理します)
2:戦闘準備(罠を仕掛ける、策を練るなどを行います)
3:コミュ(アーチャー/アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
4:自由安価
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 23:28:54.61 ID:4K3ZKOVV0
1
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 23:29:13.25 ID:rT3kc9lJo
2
916 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:44:56.54 ID:jyaOT/Rp0
1:情報整理

現在集まっている陣営はアーチャー、アサシン、フェイカー。
敵対している陣営はセイバー、ライダー。それぞれの情報をより多く集めておきたいところではありますね。

「そうですわね、敵の手の内は見えてきましたし、そろそろ真名にも行きあたるころでしょう」

真名、サーヴァントの正体とも言えるそれ。それが分かれば確かに対抗もできるわけです。

「……ふむ、しかしアーチャー。話を聞いていると、キミはライダーの真名に心当たりがありそうだが」

そうですね、どうにもライダーを相手にするとかなり雰囲気が変わるのもありますし。

「それは俺も感じていた、もしかしなくても、知り合いなのではないか?」

アサシンがズバリ切り込みます。それをアーチャーは涼しい顔で受け。

「隠し立てする必要もありませんものね。ええ、知っています。といっても面識はなく、私の生まれたころには死んでいたはずですわ」
「……ならば、何故あんなにも、その、怒っていたのですか?」

恐る恐るの問いにアーチャーは表情を変えないまま。

「それはもちろん、私たちのローマを蹂躙した蛮族の王ですもの。もっとも、その国は私が皇帝の名の下に滅ぼしましたが」
「……成程、最盛期の王とその国を滅ぼした将というわけか。んー、なんとなくキミの真名に見当がついたな。そしてライダーの真名は」
「私がお答えしましょう。ライダーの名はガイセリック。ヴァンダル国の建国者です」


【ライダーの真名が判明しました】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:ガイセリック          【属性】:混沌・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋】:C      【耐】:E       【敏】:C        【魔】:E       【運】:EX      【宝】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \
                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:‖  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
                   .// 从i:i:i  //:i:i:i:::\__ー─--- \:i:\|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ニ:i:ヽ
                  |i:|  V:i:iム./ /:i:i:i:i:i:i:i|: | //// ,,,,,vww,,ィ \:i:i≧彡:i:i:i:i:i:\    }ノ\:i乂__ノ
                  |i:| / ∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il  | ///,w''/ ̄ヽ. |V \:i:i:i:i:i:i:i\ ̄ヽ    _ノ_ー=≦
                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸
                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
                  /{    /:i个s。_:::::::....:v<___\__/ / ヾ \}\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    |:i乂__/:i:i:i:i:i:i:i:i(_(<wwーニ二二. /  \\∨:.. \ー=ニ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
                    ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |  <{ {  {  l ∨∨∨/|:::::.V  ヽ  \\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
    /     ___      ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/  |  V: :.` <{  {∨∨V/. |::::::::V/  V.  ハ マ<:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
    .i{     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒  乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/  .|::.  ∨///// ̄ 77777l ::::::::::}//  }// ∧ マ   ̄\⌒寸
   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___
 /    \:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂   |::::::::.. ∨八   |/  :/ .:::::::::|///. |///     マ
..i{       ̄/:i:i:i:i:i:i:i:i:/  {:i|  ̄ ̄}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\|:::::::::::.. ∨/\     :/ .:::::::::∧// {///
八\    /:i:i:i:/ ̄ /  乂 ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::... ∨//ム   /    /∧///|///    /{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/   /     \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}. |::::::::::::::::::... ∨//{ /    //  V/..|///    /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/          ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ ∨::::::::::::::::::.. ∨/}/    //    }/ |///   ///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/          /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}   ∨: : : : : : : :.∨乂   //     .|/////   .///:{

代理AA:織田信長(ドリフターズ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  【クラススキル】
  ◆対魔力:D
   一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
   魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

  ◆騎乗:B 
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
917 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:54:14.18 ID:jyaOT/Rp0
アーチャーの言葉にキャスターが頷きました。

「やっぱりそうか」
「よ、よく知ってましたね……」
「バカにするなよ。ガイセリックはともかくヴァンダルの悪名はヴァンダリズム、芸術への破壊行為の名でよく知られるからな、僕の敵だ」

なるほど、ヴァンダル国の王。スペインにもアンダルシアの名前で残っていましたね。
となるとやはり宝具はそれの再現ができるものでしょうが、あの銃火器は……。

「おそらく"破壊"の概念を束ねたものだろう。その名前が持つ暴力性には相応しい」
「同意見ですわ。……さて、ここまで言ってしまえば私の名前も分かるでしょうが、一旦おいてセイバーの方に移りましょう」

セイバー、傍から見れば小柄な女性でしたが……。

「セイバーに関してだが、俺としてはアーチャーの見立てを聞きたいところだ」
「確認できているのは幻獣種にも匹敵する宝具、そして空間を割って出された砲門でしたわね」
「ああ」
「そうですわね……」

直下、アーチャーのセイバー看破度合い。9ほどバッチリ、1ほど今ある情報程度 【千里眼】+1【面識薄い】−1
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 23:54:53.14 ID:rT3kc9lJo
はい
919 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 00:05:28.86 ID:Y0Ivpgi30
4:宝具の性質までは看破できず

しばらく顎に手を当て、ゆっくりとそれを振ります。

「申し訳ありませんわ、今回の一件があるまでそれほど注視していたわけではありませんので」
「……むう、そうか」
「しかし、少ない情報から推測できることとしては、おそらく何処かに何らかの魔力炉を隠しているのではないかと」

魔力炉? ……なるほど、宝具を連発するためになにかしら魔力を充填、もしくは貯蔵できる場所を持っている、と?

「ええ、というのもセイバーの宝具はどれもかなりの消費を必要とします。それらを使ったうえで私のマスターの暗殺に動く」
「ソリャタシカニムズカシイナ」
「私に狙撃される可能性も十分にありました。ならばそれを防げる公算がある、可能性が高いのは宝具、つまり宝具は連発できる」
「そう考えると何かしら外付けの貯蔵庫ってのは有り得そうだな。おい、マスター、犬みたいにトンネル掘ってるんだから心当たりはないか?」
「犬じゃなくて兎ですぅ〜〜〜!」

半泣きになりながらも、思い当たる節は無いようです。それはまあ、簡単に分かるように置いていることなんてないでしょうけど。
ふと、頭骨が震えたような気がしました。……私も、何かが引っ掛かっているような気が。

直下、思い出すか。5以上で思い出す
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:07:18.20 ID:kXM/7kR/o
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:07:36.98 ID:+ClSSKx+o
ハッ!
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:11:24.21 ID:dk1D1fMGO
おいおいとんでもないの見たかも知れねえな
923 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 00:11:44.65 ID:Y0Ivpgi30
0:特殊判定

|l|l|l  / /  ,イ  /  从:Y 八   \ ヽヽl|l||l|l|l|l|l|l|l|l|ll!
   / /  .イ/  ,イ / l }ノ }!.    ヽ }ノ l||l|l|l|l|||l|l|l
.  /≦―''" ∠ イノイ    |/ノ人 }',   l   l||ll  l|l|l|l
 /!   、、|__|___.ム斗 "从x. }l}  从  从   |l   l|l|
'、ハ ハ  /|/,ィzzzx/ / ,イ ハ マlリノ. ノ},イ    |   ll|
   'ハ.  ィア"⌒ヾ_l|l|l|l、 {リ l{¨''<          |!
. {.  ヘ 《 (@) }l|ll|l/\l|l|l|l|l:ヾ ヽ           U
  l  ',. マl|l>、_/l|l|/ ヽ  u. }:::: ::ハ         !
.  ヽ  \\ u ̄ ̄´    ′、_/::≦彳ハ
h、.  \  `'爻 -、,__/ ,イゝ- ノ、_ノ
==彳 `''<―`.     - .心、爻彳
_ .イ乂`'―=ニ≧ ̄/ニニ゙
V乂弋 { {==≫ `''尖l―‐、‐ 、
..乂   ∧.{====||  lOl|l===》 ヽ
`'''‐/  )h、==|| |l只ハ ̄/. ', ',
x<   /  `''<_┛┗ /   ', ',
  ヽ_ イ   __ ┓┏.    _l  l
         c ,―ヘ    / |!. l
   ',  ,斗‐v ヽ イ ',  / 0  }ヽ
   l ', |ヾ--^ヽ }.   ',O |―}! ,' }
.    | ', /   __ヘ! '´气 ', |  }l /  ',
.   |  }!   |   o/} }.└彳}!   ',
    | |i|.   }¨¨¨¨l.  | }  ,ィ|l|l   ',
     |i|{    ト、  |/ /イ=}}八l|l   V
|l|l   l|i|iハ、、、、,,__斗<={ {==‖ ヽl|l|l|l|l∨


直下

123:思い当たらんし、そういえばフェイカーの宝具は?
456:的外れだけど別の方向に
789:思い当たるし、さらになんか閃く
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:12:47.04 ID:+ClSSKx+o
閃け
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