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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい5

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20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 07:45:19.89 ID:6qJbTyVJ0


アルテミシアのキャラシート見るとセレスティアが呪術を使えるようになった理由にアルテミシアも関わってくるのかな
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 08:47:34.47 ID:wkPX+I33O
時系列がよー分からんのよな
伝承の銀龍がシャリオと同一個体なのかどうかとか
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 08:53:22.19 ID:NI7i1l12O
シャリオの年齢的に伝承とは種族は同じの別個体でしょ
というかこれジークの持論である意味セレスティアも縛られてる感じか
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/12(水) 09:05:53.55 ID:jHJhnaAIO
そういえばもしもジークの好みが野菜だったら
サラダと邂逅

ユージーンからセレスティアのサラダと知る

食べ物、それも好物を無惨な物体にされジーク激おこ
みたいなブーストかかったりしたのかな?

いやぶっちゃけセレスティアの呪術料理なら魚使えばクトゥルフ的な冒涜的なナニか、甘いものならポケモンのマホイップを名状し難いナニかに変容させたような化け物産まれそうだけど
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 09:06:17.38 ID:F9VoGz6N0
龍がいること自体異常なんだってクリスの話から時間超えてきた可能性あるかもとかそういう事を言いたいんじゃない?
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 11:54:51.32 ID:1yibJ3QMO
>>19
カタリナは龍を初めて見たようなリアクションを炎龍に対してしてたから違うんじゃないかな。ソニアはソニアでシャリオになす術なしって言われてるし消去法で黒幕な気がする(大穴でエルクラッド)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 12:41:32.84 ID:Izn526Lz0
知性の備わった怪物ほんとすき
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 17:21:12.26 ID:K7tye5ZWO
質問なんですが呪術ってこの世界だとどのくらいの扱い何ですか
転移や磁力より珍しい扱いなんですか?
28 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/12(水) 23:20:49.70 ID:EHKairmj0
こんばんはー

>>21
帝龍含めて全て別個体となります

>>23
サラダと遭遇時、ジークに判定はあります

>>27
魔法は大体こんな具合です。

・魔法を使うには体内の魔力が一定量必要。生まれ持ったこの量が足りないと魔法は使えない
・基本は一人あたり一属性。複数使える存在は希少
・魔力は上手く行けば譲渡可能。

レア度的な

★5光魔法(神の祝福か。操るだけで周りからは羨望されます。系統は攻撃防御回復と幅広い)

★4氷、雷魔法(かなり珍しい。雷は連撃、氷は敵の阻害に秀でている)

★4回復魔法(生まれ持っての使い手が希少。熟練の魔法使いが勉強すれば後天的に使うことはできる)

★3火水土風魔法(基本の四属性。それぞれ攻撃、弱体、防御、回避に秀でる)
※リュノとカタリナの樹木魔法は土の分類

★4磁力操作魔法等
世の中には高名な賢者でも知らない魔法は沢山存在する
突然変異、閃きなど理由は様様であるが、どれも周囲からは珍しい魔法だと評価されるだろう
これをさらに鍛え、誰にも到達できない個人の絶対魔法とするか、簡易式を生み出して多くの者に広めるかは
完全に術者の自由である

★5複合破壊魔法
複数の属性を組み合わせた特殊魔法。相反する属性を含むこともあり迂闊には扱えない
暴発の危険性もあるが、使いこなせれば相手の防御を貫く強力な攻撃手段となる
魔力がぶつかりあう時の影響で煌めく習性がある

★3〜6転移魔法
どの属性の使い手でも、魔法に精通していれば猛勉強すれば使えないことはない
しかし移動距離、人数の増加などでその難易度は跳ね上がる
自分自身を何か所かに転移移動可能であれば、立派な転移魔法使いを名乗れる
基本は大型の魔法陣を描き、細やかな座標指定などの式も組み込んだ固定式が基本(拠点A←→拠点B間の移動限定等)
また転移先は基本的に訪れたことのある場所にしか設定できない
これを小さな護符に込めるのは大変な労力を伴う為、転移の護符は希少品となっている
六将・ネーロの転移魔法はこの常識を覆しており、座標指定命令が異様に精密かつ高速で発動も速い
その分消耗もしやすいが、彼女が予め陣を形成して行う転移の恐ろしさは計り知れない

★1〜3闇魔法(呪術)の道具
魔法を使えないものであっても、何かを日々呪い続けていれば成功するかもしれない
魔力があった方が勿論強力なものとなるが、込められる想いに影響を受けやすい
武具に長い年月をかけて仕込むことで、装備したら外せない、斬りつけた相手の視力を奪うなどが可能になる
解呪には回復魔法が必要であり、通常の傷の回復とは異なり対象に直接触れて治療する必要がある

★6闇魔法(呪術)
呪術は基本、物に込めて発動する
しかし極稀に、生まれながらにこの力を宿す存在が出てくる
元より忌み嫌われる呪術だが、身体にその才を宿して生まれてきた者は禍を呼ぶ存在として畏れられる
迫害を受け続けた呪術師はやがて自らも他者も呪い、その矛先がどこに向くかはわからない
その威力はやはり想いにより左右されるが、いずれにせよ呪術道具の比ではない

遅くなりましたが少しづつ進めて行きます
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 23:21:04.63 ID:F9VoGz6N0
回想楽しみ
30 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/12(水) 23:23:02.21 ID:EHKairmj0
――

……???年前……

【???・???】




シャリオ「……」


セレスティア「大きい……なんて生き物なのかしら?」


シャリオ「……」


セレスティア「これは、血なの……?」


シャリオ「……」


セレスティア「動けないの? 苦しいの?」



シャリオ『――ダマレ、ニンゲン』



セレスティア「!?」ビクッ!

セレスティア「え……今の……あなた?」

シャリオ『――ソウダ』

シャリオ『――ワレハリュウナリ」

シャリオ『――オマエタチニンゲンヨリモハルカニスグレタ、ゼッタイノソンザイ』

シャリオ『――ワガキバノエジキニナリタクナケレバ、コノバヲサレ……』

セレスティア「……」

シャリオ「……」

シャリオ『ナゼサラヌ……?』

セレスティア「……私がここからいなくなったら、きっとあなたは死んでしまう」

セレスティア「私も適当にふらついて来た場所だから、ここの正確な場所は覚えていない……」

シャリオ『ナラバ、ナンダトイウノダ……』

セレスティア「え?」



31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/12(水) 23:23:21.30 ID:Ps7rN2eiO
転移に頼る頼るキャラ、自分の足で目的地に向かうと方向音痴みたいな設定あると好き
32 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/12(水) 23:24:53.51 ID:EHKairmj0
シャリオ『――コノセカイハ、チカラコソガスベテ』

シャリオ『――ソシテワレラコソガチカラノチョウテン』

シャリオ『――ソノナカデモチカラアルモノガシハイシ、チカラナキモノハシンデイク……』

シャリオ『――ワレハワレノチカラヲシンジテイタ』

シャリオ『ダガコウシテ、ヤブレタ……』

シャリオ『ホコリアルコノチカラガ、ヤブレタジテンデ……ワレニハ、カチガナクナッタ……』

シャリオ『コノスガタモブザマダガ、キョウシャニシッポヲフルナドサラナルブザマ……』

シャリオ『オナジブザマナスガタナラバ、セメテマシナスガタデ……』


セレスティア「あなた、死にたいの?」


シャリオ『……アア』

セレスティア「じゃあ、どうして私とお話してくれているの?」

シャリオ『……』

セレスティア「死んだら、もうお話しできないんだよ……?」

シャリオ『ニンゲンフゼイガ、ナニヲ……』

セレスティア「よくわからないけど、負けたから死んじゃうの……?」

シャリオ『……ソウダ。ヤブレタリュウニカチハナイ』

セレスティア「……私、宮殿の模擬戦で色々な人を倒したよ?」

シャリオ『……?」

セレスティア「倒したの。勝ったの。でも負けた人は死んでいないよ?」

シャリオ『……ニンゲンダカラダロウ』

セレスティア「勝った私が、怒られたよ?」

シャリオ『……ナゼダ。ショウシャハタタエラレルダロウ?』

セレスティア「……」フルフル…


セレスティア「――お前は呪われた子だから、汚い手を使ったんだろうって」

セレスティア「――みんな、負けた子の方ばっかり心配するの」

セレスティア「――向こうから、戦いを挑んできたのに」


シャリオ『……ノロワレタ、コ?』


33 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/12(水) 23:31:22.47 ID:EHKairmj0
セレスティア「うん。昔から、そう呼ばれてる」

セレスティア「私にはそれがどういうことなのか、わからないけど」

セレスティア「お父様の周りの人は、私が生まれた時からずっとそう言い続けているって」

シャリオ『……』

セレスティア「お父様も、最初は優しかったのに……」

セレスティア「今じゃ、私と話してくれるのはお母様とお兄様、それに小さなユリーカくらい……」

セレスティア「こうして、家族以外と長く話したのは本当に久しぶり……」

セレスティア「――あの方は、すぐに去ってしまったし……」

シャリオ『……』

セレスティア「……なんだろう。あなたも、前の私と同じ気配を感じるの」

シャリオ『……ナニ?』

セレスティア「――孤独で、やりたいことも見つからない、死にたがり」

セレスティア「だからこうして、お話してみたくなったのかも?」

シャリオ『……ワカラヌ。オマエガ、ナニヲカンガエテイルノカ』

セレスティア「……」

セレスティア「……私、ずっと頑張ってきたの」

セレスティア「でも、誰も褒めてくれない」

セレスティア「頑張っても頑張っても……何も変わらない」

セレスティア「それで……流石に、疲れちゃって」

セレスティア「――死のうとしたの」

シャリオ『……ダガ、オマエハコウシテ……」






セレスティア「――そうなの♪」パン!





シャリオ『!?』
34 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/12(水) 23:46:34.50 ID:EHKairmj0
セレスティア「私が死のうとした時、どこからともなく現れた白髪の方が助けてくださったのよ……?」

セレスティア「夜中で、灯りも無くて、私なんて普通にしていれば気にもとまらなかった筈なのに」

セレスティア「最初はてっきり、心にもないお世辞を言う貴族かと思ったのだけれど」

セレスティア「あの方は、違った。私の機嫌を窺うような媚びた声色なんかじゃなかった」



――『自分で死のうとするな! 生きろ!!!』



セレスティア「初めて会った人に、あんな大声で怒られたのは初めてだったわ」

セレスティア「涙なんて枯れたと思っていたけど、ちょっと泣いちゃった」

セレスティア「――でも、嬉しかったの。とっても……///」

セレスティア「私が生まれて初めて、『私』を見て怒ってくれた方だったから……」

セレスティア「私を道具じゃなくて、人として見てくれていた……」

セレスティア「あの方は、私の光なの……///」

セレスティア「暗い暗い闇の中に射した、白い光……///」クルクル…

セレスティア「お顔がよく見えなかったのが残念だけど……」

セレスティア「それでも、あの方は『私』に短いけれど言葉を続けてくれた」

セレスティア「その言葉に支えられて、もう少しだけ頑張ってみようとして……」



セレスティア「――そして今、私はここにいるの」



セレスティア「あそこで死んでいたら、私と似たあなたとも出会うこともなかった……」


シャリオ『……』
35 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/12(水) 23:59:37.37 ID:EHKairmj0
シャリオ(……フンイキガ、カワッタ)

シャリオ(……コノムスメハ、イッタイ……)


セレスティア「――だから、あなたももう少しだけ生きてみない?」


シャリオ『……ワレガ?』


セレスティア「ええ♪」



セレスティア「生きていれば、いつかいいことがある……私を助けてくれた光の言葉よ」



シャリオ『イキテ、イレバ……』

セレスティア「そうよ。私にとって一番のいいことはあの方ともう一度お会いすることだけれど……」

セレスティア「私と似た、普通の人じゃないお友達と出会えたのだから、これもいいことよね♪」クルン

シャリオ『……ワレハ、シノキワデヨクワカラヌムスメトハナシタダケダ』

シャリオ『イイコト、デハナイ』

セレスティア「すぐにとは言っていないわ。いつか、よ」

シャリオ『……』

セレスティア「だからそれを知る為にも、あなたも生きていなくちゃね?」

シャリオ『……ワレニトッテ、イイコトトハナンナノダロウナ……」

セレスティア「うーん、それじゃあこれから私がお話相手になってあげるとか?」

シャリオ『……』

セレスティア「……それじゃあ、えっと……えっと……」

セレスティア「……あなた、身体が大きいから沢山食べるのよね?」

セレスティア「だったら、生きていればいつか美味しい物を沢山食べることができるかもしれないわ!」

シャリオ『ビミナ、モノ……』

シャリオ『……』

シャリオ『……ドウセシヌノナラバ、サイゴニタベルノモワルクナイ、カ……』

セレスティア「!!」

セレスティア「何か食べたいものがあるのね? 取ってきてあげる!」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 00:09:19.77 ID:Ncy2AW5GO
北斗七星モチーフならそれぞれの星に因んだ技とか使えるんだろうか(貪狼、破軍みたいなの)
37 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 00:18:09.35 ID:MxCXW/fq0
シャリオ『……コノモリノカジツ、オマエニトレルノカ?」

セレスティア「あの方を探すついでになっちゃうかもしれないけれど、許してね」グッ、グッ…


シャリオ『……ナンダト?』


セレスティア「元々この森には、あの方を探して入ったから……///」

シャリオ『……カオモミテイナイノダロウ?』

セレスティア「傷んだコートを着ていた。険しいところを通る人だと思うから」

シャリオ『……ニンゲンハ、カズガオオイ。ミツカルワケガナイ』

セレスティア「見つけるのっ!!!」クワッ!

シャリオ(……ナンダ? コノムスメノ、キハク……イヤ、シュウネンカ……?)

シャリオ(イビツデ、フアンテイデ、モロク……ダガ、ツヨクモアル……)


シャリオ『……』

シャリオ『……ワレガ』

セレスティア「え?」


シャリオ『ワレガイキツヅケレバ、オマエノユクスエモワカルノカ……?』

セレスティア「……私が生きてて、いいことが本当にあるかを見たいの?」

シャリオ『……オマエガ、ススメテキタ。ソノシンギヲシルタメニ、スコシハイキテミテモイイ……』

シャリオ『タダノ、タワムレダ……』

セレスティア「や、やった……!」

セレスティア(私も、あの方に少し近づけた気もする……///)

セレスティア「それじゃあ、沢山食べて怪我を治さないと。えっと……」

シャリオ『……ナマエ、カ?』

セレスティア「そ、そう! 名前!」

シャリオ『……ワガナハ、シャリ――

セレスティア「――ジーク!」ポン!

セレスティア「『勝利』を意味する名前よ! これであなたは、もう誰にも負けないの!」

セレスティア「ずっと生きて、いいことを見つけることができるわ♪」

シャリオ『……』

セレスティア「待っててね、『ジーク』!」タタタ!

シャリオ『……』

シャリオ(……マズハ、ムスメノナヲキクマデハイキノビヨウ……)


……

――
38 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 00:27:16.32 ID:MxCXW/fq0
――――
―――
――




――ク!

――ーク!

――ジーク!


シャリオ「……!」

セレスティア「もう、どうしましたの?」

セレスティア「アネットの分まで食べてしまうだなんて……」

シャリオ「……」


シャリオ(……ワレガ、イシキヲワズカトハイエトバシタトイウノカ?)

シャリオ(……)

シャリオ(ノロワレタコ、セレスティア……)

シャリオ(ワレラスラモチアワセヌ、ノロイ……ヤミノチカラ……)

シャリオ(トキノナガレトトモニ、ヨリツヨク……ヨリイビツニ……)ジッ…

セレスティア「……どうしましたの『ジーク』? そんなに私を見つめて」

シャリオ(……ミツケナケレバナラナイ。スベテガ、ユガンデシマウマエニ……)

セレスティア「!」ハッ!




セレスティア「――おかわりが欲しいというのですね!?」



シャリオ「!?」ガーン!

アネット「!?」ガーン!


セレスティア「そんなに気に入ってくれるなんて、練習した甲斐がありましたね……♪」


シャリオ「……」


シャリオ(ワレニハホントウニ、イイコトガオトズレルノダロウカ……?)



ゴポゴポ…



シャリオ(……イマハ、オオクハノゾマナイ)

シャリオ(セレスティアガイキルコト……)

シャリオ(……ソシテビミトイエルモノガ、タベタイ……)



……

――
39 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 00:30:04.36 ID:MxCXW/fq0
セレスティア判定まで行けませんでしたが、今日はここまで
色々伏せていますが、セレスティアとシャリオの出会いはこんな感じということに
明日こそ判定を取り、次の寝返り公国陣営の二人の料理に入れればと思います

本日もありがとうございました!
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 00:30:31.03 ID:qihvJv2M0

シャリオが思ったよりも人格者なもんで応援したくなってくる
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 00:36:27.50 ID:ZGa0Pkn/0
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 00:42:04.62 ID:Qkt3r06e0
おつおつ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 00:43:15.27 ID:Ux0nehMxO
おつおつ
セレスティアもシャリオもヤバい奴の印象しかなかったけど、これは結構印象変わるなぁ……
いやレベルやサラダ的に間違いなくヤバい奴に変わりはないんだけど
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 00:48:08.43 ID:jnDRmxsxo
おつ
あーいけませんいけませんこんなのシャリオに心揺らされるとクるじゃぁないか…
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 01:33:51.40 ID:Ncy2AW5GO
セレスティアはある意味で呪術のエキスパートなんだな
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 12:08:44.79 ID:pJ3zDZjdO
セレスティア呪術使いで忌み嫌われてるけど、力は珍しくて強力だから殺されることもなく道具として生かされ続けたって感じか
そして良くも悪くも男の尻を追いかけ始めてシャリオか護衛について今の放任状態と
リアローズとリーチェに危害加えないなら会って話してみたいけど…
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 12:22:44.42 ID:qihvJv2M0
死ぬことは無くなったみたいだし(加えてお守りがロストしないことも確定)ジークの誘拐イベントは見てみたい。直接対峙して当時の話をされればジークも思い出す可能性あるだろうし
48 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 22:12:57.97 ID:MxCXW/fq0
こんばんはー

>>47
お守り効果で死なないのはジークとリアローズのみ、他は全員死亡の可能性ある為ご注意ください
(現状だとセレスティアは姫への殺意高。シャリオも目的達成の為の攻撃は行う為、負傷判定次第で死亡はありえます)

セレスティア判定から再開していきます


49 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 22:13:58.44 ID:MxCXW/fq0
……


シャリオ「……」ゴフ…


アネット(姫様のアレを鍋二つ分も食べるとは……)

アネット(つくづく、規格外の魔物だ。一体姫様はどうやって……)


セレスティア「……なるほど」

アネット「姫様?」

セレスティア「……あの方に食べて頂くのが一番幸せではありますが」

セレスティア「それでも、あなた達が私の作った料理を食べてくれる……」

セレスティア「上手く行って、喜んで貰える……」

セレスティア「これが、ユリーカの言う嬉しいという気持ちなのかしら……?」

アネット「姫様……」

シャリオ「……」

アネット「……ええ。勿体ないお言葉でございます」

アネット「今日は『ジーク』が全て食べてしまいましたが……」

アネット「もしまた姫様が腕を振るわれたなら、その時は是非お恵みをいただけますか?」

セレスティア「ええ、もちろん」

セレスティア「……ありがとう、アネット」

アネット「!?」

セレスティア「以前、あなたが引き留めてくれなければ……私は『芯』を失くしていたかもしれません」

セレスティア「私は生き続けて、そしてあの人と出会う。『ジーク』との約束でもありますし……」

アネット(約束……?)

セレスティア「フリーデシルトの話を聞いてしまってから、感情が抑えられなくて……」

セレスティア「アネットがお料理や作法の本を持ってきてくれてから、少し落ち着けたのです。だから、ありがとう」

アネット「ん゛っ……! ありがたき幸せぇ!」ビクン!

シャリオ(……ツヨスギルチカラハ、トキニモチヌシヲノミコム)

シャリオ(セレスティアハ……)


セレスティア「ふふ、これであの方も……♪」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:14:19.43 ID:ZGa0Pkn/0
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:14:31.02 ID:IO+kI8nDO
はい
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:17:07.13 ID:Ncy2AW5GO
02か……
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:21:18.21 ID:Ncy2AW5GO
心の中では名前で呼んでるのなんか好き
54 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 22:29:56.50 ID:MxCXW/fq0
1セレスティアの執着心強化

コンマ43

132+4+3

=139

※サラダのレベルが139に上昇。更にスキルを習得


2セレスティア通常時レベル(1/2撤廃+キャラシート文武両道+15、呪術使い+10)

コンマ02

2+15+10

=レベル27

※呪術の影響かベースは魔力枯渇状態のミナと同じレベルだったようです……

――


セレスティア「ああ、早くあの方にも……♪」ソワソワ…

セレスティア「……ねえアネット?」

セレスティア「戦局は然程大きく動いていないのでしょう?」

セレスティア「ならば久々に、私自らあの方を探しても……」

アネット「なりません!」クワッ!

アネット「確かにフリーデシルト軍は退きましたが、カタリナ軍は残っております」

アネット「そもそも敵軍に限らず、下賤な兵士が姫様を狙わないとも限りません……」

アネット「『ジーク』を引き連れての散策は、民達に恐怖を与えかねません」

セレスティア「だ、大丈夫です! これでも私、戦えますもの……!」

セレスティア「こうや、って……?」ヨロ…

アネット「姫様!」ガシッ!

セレスティア「あ、あれ……?」

アネット(……姫様は、この公国で認められる為にあらゆることに励まれてきたと聞く)

アネット(しかしその時の無茶が祟り、加えて一時期の栄養失調や睡眠不足……)

アネット(身体が衰えてしまうのも、無理はない……)

シャリオ『姫……マズハ、タイリョクヲモドセ』

シャリオ『カツテノワレトオナジク、ナ』

セレスティア「『ジーク』まで……」

アネット「その通りでございます。殿方の捜索は引き続き、私共が!」

セレスティア「大丈夫、本当に大丈夫なのに……」


セレスティア「……」


おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:30:38.09 ID:ZGa0Pkn/0
56 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 22:44:05.72 ID:MxCXW/fq0
セレスティアの呪術

50>09

※基準値を下回った為、一つだけ開示


ゴゴゴゴ…


セレスティア「――ほら、立てるでしょう?」ユラリ…

シャリオ「……!」

アネット「これは……!」

アネット(聞いた事がある。呪術は、相手にかけるだけではない……)

アネット(自分自身にかけることで、無理矢理に身体を動かすことも……っ!)


セレスティア「――私は、あの方とお会いするまでは死なない。生き続ける……」

セレスティア「――そして、あの方にずっと一緒に、愛を育むの……♪」

セレスティア「――邪魔者は、消してね……」ゴゴゴゴ…


――

★★『譲れぬ求愛』★★
戦闘開始時、ジークに対する好感度が100を超えている者を強制的に自身の結界に引き摺り込む
以後、敵味方の増援を封じて結界内の者のみで戦闘を行う
その後続けて『煌光を求む昏き闇』を発動させる

――


アネット「っ……!」

アネット(空気が、重く……! これ以上、姫様の身体に負担をかけるわけにはいかない!)

シャリオ「……!」グッ!


シャリオ『……姫、マダタリヌ』


セレスティア「……へ?」フシュゥ…

シャリオ『……ワレハ、クウフクダ』

アネット「!!」

アネット「わ、私もでございます! ああ、やはり横取りされた胃袋が泣いております!」

セレスティア「そ、そうなのですか? ですがもう材料が……」

アネット「宮殿の厨房に行きましょう! この距離であれば私もお供できます!」

アネット「ささ、急ぎましょう姫様!」

セレスティア「ちょ、ちょっと……!?」

セレスティア(もう……私、魚介料理には才があったのかしら……♪)

セレスティア(あの方も、好きだといいなぁ……♪)


パタン…


シャリオ「……」


シャリオ(セレスティア……)



――

幕間・おしまい

――
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:45:52.98 ID:qihvJv2M0
四つ星スキルかあ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:48:04.95 ID:Qkt3r06e0
ある意味シャリオとアネットがセレスティアのストッパーしててくれて本当に良かった…
59 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 22:55:24.41 ID:MxCXW/fq0
――

……

【鉄国領・街道】


ザッ…


ジーク「……ついに、戻ってきたか」

シェリル「……」コクリ

イアン「……ジーク。このまま王都へ向かうのか?」

ミナ「私達は鉄国の民。ここは辺境の方ですが、王都までのご案内はできるかと」

ジーク「そうしたいところだが……」

マリリン「まずは、どこかで情報収集した方がいいと思うな」

ユージーン「同感だ。辺境の様子を見て、今の鉄国がどうなっているかを見た方がいい」

ノエル「お母さんの用意した転移の護符もまだ残っているんですよね?」

ノエル「それなら、状況次第で『一気に王都に奇襲をかける』のも手だとは思いますけど」

ルーチュ「ですが、これから先も何が起こるかわかりません」

ルーチュ「多少時間がかかるとしても『転移の護符を温存する』のも手だと思います」

ジーク「そうだな……」

ジーク「とりあえずはまず、近くの町に行こう」

ジーク「そして先に宿を取り、町や鉄国の様子を探りつつ今後の方針を決める」

ジーク「これでどうだ?」

マリリン「私は異存ないかな」

イアン「私もだ。しかしここから近くとなると……」

ミナ「現在位置がこの辺りですから、そうなると……」パラパラ…

イアン「……ここだな。ある程度の設備、そして酒場があった筈だ」

ルーチュ「お酒ですか!?」ソワ…

シェリル「お酒!?」ビクッ!

ノエル「……なんか、随分反応違いません?」

ジーク「……酒場に行くかどうかは別として、とにかくそこへ向かおう」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 22:58:24.65 ID:qihvJv2M0
お酒判定もついでで取れるのかな
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:02:06.14 ID:Ncy2AW5GO
賑やかになったよなあ
62 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 23:07:40.12 ID:MxCXW/fq0
酒場に寄ったらついでに酔いやすさ取った方がいいかな?
というかこの後の料理も残っている人まとめてとってしまおうか

――

……

【鉄国・労働の町】


ジーク「……ここが」

イアン「ああ。炭鉱からは少し離れているが、労働者の多い町だ」

イアン「それもあってか、酒場も繁盛するというわけだ」

ユージーン「うんうん、わかるわぁ、それ。一仕事したあとの一杯って最高だもんなぁ」

ノエル「お酒、ですか……興味はありますね」

マリリン「公国だと果実酒飲む人多いよねー」

ミナ「私も、果実のお酒でしたらイアン様と共に窘めますね」

イアン「……」ソワソワ

ルーチュ「……」ソワ…

ルーチュ「い、いけません! 誘惑に負けたりしては!」キッ!

ルーチュ「ますは、拠点の確保です。もし、公国兵があちこちに蔓延っていたら……」ブル…

シェリル「……マリリンさんとユージーンさんも、変装しておいたほうがよかったかも……?」

ユージーン「……もしもの時は上手く隠れるわ」

マリリン「マリリンちゃんも、魅力を控えておかなきゃ……」コソコソ…

ミナ「ああ、神よ。どうか町の人々の暮らしが守られていますよう……」ギュッ…

イアン「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:07:51.94 ID:LFwtMBC9O
てや
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:08:10.80 ID:vc+U70KdO
>>1にリレイズ
65 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 23:19:05.52 ID:MxCXW/fq0
鉄国町の制圧レベル

94(ほぼほぼ公国軍。残された鉄国民は地獄)>75

※基準値を超えてしまった為、鉄国の内情はかなり悲惨だったようです

※自由行動時、調査でのマイナス率上昇。酒場選択時のイベント内容が変化します

――

……

【町の宿屋】


主人「お、お泊りですか……?」ビクビク…

ジーク「……ああ」

主人「かしこまりました。すぐに、お部屋にご案内致しますので……」ビクビク…

ジーク「待て、まだ金も……」

主人「め、滅相もございません! 公国の方からお金を頂くなど……!」

ジーク「っ……」

ジーク「……俺達は、どこの国にも属していない傭兵団だ」

ジーク「だから金はしっかり払う」ジャラ…

ジーク「そして……」

ジーク「――望むなら、横暴を働いている公国兵を全員叩きのめしてもいい」ボソリ…

主人「……!」

主人「な、なりません、そんな危ないこと……!」

主人「公国に逆らえば、どうなってしまうか……」

ジーク「……安心しろ」

主人「え?」

ジーク「――風の噂で聞いたが、鉄国王フリーデシルトと鉄国姫リアローズは生きている」

ジーク「――そして兵を率い、鉄国を取り戻そうとしているらしい」

ジーク「――もう少しの辛抱だ。すぐに、連中を恐れる必要などなくなる」

主人「……!」


……

――
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:33:06.96 ID:LFwtMBC9O
壊滅的であればあるほど取り返した時の偉業度が上がっちゃうんだよな。良くも悪くも
67 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 23:36:21.44 ID:MxCXW/fq0
――

……


ジーク「……結局金を受け取らず、一番いい部屋を用意されるとはな」

イアン「あの者も、不安で押し潰されそうだったのだろう」

イアン「あの場で名乗り出て安心させてやりたかったが……」

シェリル「今は、まだ……駄目……」フルフル…

ミナ「ええ。もう少し、情報が必要です……」ウツムキ…

ミナ「神よ、どうか彼らに御加護を……」

ノエル「……私はやっぱり、早く乗り込んでぶん殴りに行きたいです」

ルーチュ「お、落ち着いてお姉様……! 我慢、我慢です……!」

ジーク「……状況は思った以上に深刻だ。公国兵の数も多いようだな」

ジーク「マリリンとユージーンは念の為ここで待機」

ジーク「他は俺と一団となって、公国軍に志願したい傭兵団を偽る」

ジーク「……虫唾がはしると思うが、耐えてくれ」

シェリル「……民達が耐えてきた苦しみに比べれば、なんでもありません」

イアン「うむ。姫様のおっしゃる通りだ。すぐに調査を始めよう!」


バタン…


ユージーン「……あーあ、留守番か。ちょいと退屈だねぇ」

マリリン「……ユージーン。それ、本気で言ってる?」

ユージーン「……いんや。正直……さっきの店主の顔見てさ、俺も思うところがないわけじゃない」

ユージーン「俺は、俺の為だけに金が欲しくて……汚いこともいっぱいしてきたし、仲間を見捨ててもきた」

マリリン「……最低だね」

ユージーン「……返す言葉がねえな。俺が加担してた国の連中が、他国にしている仕打ち……」

ユージーン「これまでもいくつかみてきたけど、ここは特に酷く見える」

マリリン「多分、あの馬鹿犬がちゃんと兵士を管理していないのも大きな原因だね」

ユージーン「あいつに人を管理できると思うか?」

マリリン「あははは、無理だね♪」

ユージーン「……ここの主人だけじゃなくて、他もきっと似たような感じなんだろうな」

ユージーン「いくら酒場があっても、こんな生活続けてたらなぁ……」

ユージーン「あーあ……柄にもねぇ」ボリボリ…

ユージーン「なんで、こんなこと考えちまうかなぁ……」

マリリン「……ねぇ、ユージーン?」

ユージーン「ん、なんだ?」

マリリン「――どんな些細な事でも、コツコツすることは大切だよ?」

ユージーン「……?」


……
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:45:28.58 ID:JP2M2m+7O
マリリンちゃん、容姿思い浮かべると普通に可愛いと思う
69 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 23:47:21.14 ID:MxCXW/fq0
――


……


ガチャ…


ジーク「戻った……ぞ?」


主人「おお、お帰りなさいませ!」


ユージーン「おー大将、早かったな」E:作業着

マリリン「どう? 似合う?」E:作業着


ジーク「お前達、その格好は……?」

ユージーン「いつもビクビクしてておっさんも疲れてるだろうと思ってな」

マリリン「やったことないから完全にはできないけど、ちょっとお手伝いをね♪」

ユージーン「タダでこんだけの人数泊めてもらってんだ。少しはこっちも報いないと駄目だろ大将?」

マリリン「信頼関係って大事だよね♪」

ジーク「……申し訳ない。部下が、勝手に動いたようで……」ペコリ

主人「いえそんな! あなた方のような傭兵団は初めてでございます……!」

主人「仕事を手伝って頂けただけでなく、私の溜め込んだ愚痴まで……!」

マリリン「溜まったものは出さないとお肌に悪いからねー♪」

主人「……本当に、久々に心が軽くなりました。ありがとうございます……!」

ジーク「……役に立てたなら、幸いだ」

ユージーン「ま、俺は昔から仕事は選ばない主義だからな。こんな仕事もお手の物ってことよ」

ユージーン「そして驚くなよ大将。実はな……?」

ジーク「……?」

……

――
70 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 23:54:55.60 ID:MxCXW/fq0
――

……


デデン!


豪華な食卓「……」キラキラ!



ジーク「おおっ!?」

イアン「これはまさか……」

ミナ「お二人が、作られたのですか!?」

ユージーン「おう。ただこいつと一緒に部屋でじっとしてるのもあれだったしな」

ユージーン「どうせおっさん休ませるなら、夕飯も自分達で用意しちまえと思ってよ」

シェリル「……そういえば、初めてかも……?」

ルーチュ「野営ではお料理の勉強もかねて、私達が作ることが多かったですし……」

ノエル「お二人は公国出身……公国料理ということですね?」ワクワク

マリリン「公国は色々取り込んでいて、どれが原型かわからないもの多いんだけどねー」

マリリン「それでも頑張って作ってみたから、是非食べてみて♪」


パカッ!



特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:55:07.11 ID:JP2M2m+7O
ザラキ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:55:11.47 ID:qihvJv2M0
にょ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:55:18.40 ID:eyTFPjTMO
漢飯の気配…
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:55:44.12 ID:plO2Do8jO
あっ……
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:56:05.39 ID:IO+kI8nDO
奇数ゾロが最低だっけ?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:56:26.26 ID:plO2Do8jO
せやな……
77 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/13(木) 23:57:27.15 ID:MxCXW/fq0
oh…
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:57:49.48 ID:vc+U70KdO
ザラキと唱えつつ的確に奇数ゾロとはすごい
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:58:46.60 ID:3nzXbwSpO
どっちかがザラキ(料理)唱えたか
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/13(木) 23:59:13.19 ID:qihvJv2M0
>>1が今までにみたことのない反応の仕方しちゃってるじゃない
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:05:13.40 ID:1Sw+INea0
呪術関係なしに最低値って作中最凶なのでは?
82 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 00:07:47.63 ID:VBHrzg6S0
公国組料理技能レベル(50で並。70以上でかなりの腕前。偶数ゾロ最強奇数ゾロ壊滅)


1ユージーン

コンマ11

1 1


奇数ゾロ目:壊滅(???)

※一発でセレスティアに並びました(白目)

※多分セレスティアの料理を目の当たりにして何かが破壊されたのでしょう

2マリリン

47(色々なことをやってきたから料理はちょっと経験不足かも。これから頑張るよ!)


――


ポトフ「……」ホカホカ…


ノエル「おや、これはポトフですね。森国でもよく食べられますけど……公国でも?」

マリリン「えへへ、実はマリリンちゃん、あんまり料理はしてなくてね……///」

マリリン「変な意地を張って失敗するわけにもいかないから、前に作ってくれた味を思い出しながら作ったんだよ♪」

マリリン「……多分、食べられると思うから。つ、次に期待してくれると嬉しいなっ!」

ルーチュ「あ、お野菜が可愛い♪」

シェリル「ハートの、形……?」

マリリン「あ、味が駄目なら見た目だけでもちょっとって思ってね……///」

ジーク「料理の基本は、まさにそのまま基本に忠実に作ることだ」

ジーク「何度も練習を重ね、そこから腕を上げて行けばいい」

マリリン「うんうん。頑張るのは得意だから任せてね♪」キュルン!


ユージーン「くく、流石のあいつも料理までは女の子ってわけじゃなかったようだな……」

ミナ「ユージーンさん? 女の子は誰でも料理が得意というわけでもないんですよ?」

イアン「ああ。そうなると、ソニア殿がな……」

ユージーン「あー、そっか。そういやそうだった」

ユージーン「それにセレスティア姫も、相当なもんだったしなー」


パカ…
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:10:35.92 ID:FMkVUzgi0
セレスティアに並んだというか、奇数の最低値でカンストしてる節があったりするんじゃ…
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:12:54.68 ID:pGNUrMCdO
酒で誤魔化せー!
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:16:23.46 ID:1Sw+INea0
マリリンちゃんかわいい
男なのが悔やまれる
86 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 00:23:23.23 ID:VBHrzg6S0
――蓋が外された瞬間、事件は起きた


イアン「ごふぅ!?」バタ…

最初の犠牲者はイアンだった。
彼は刹那の間に、蓋と皿の隙間から漏れ出る危険な気配を察知。
本能的にミナを庇い彼女の前に立ち……

『ソレ』を一身に浴びた

ミナ「イアンさま――!?」


倒れたイアンを介抱しようとするミナ。
しかしそれよりも早く、目にしてはいけないものを見てしまう



――コポコポと何故か泡立つ液体

――でろりとはみ出た何かは触手か何かなのか?

――いや、あの色はなんなのだろう?

――蒼?

――紫?

――黒?

――違う、どれでもない

――何か別のことを考えないと、何か大切なものを失ってしまいそうな気がする



ジーク「――全員口を布で覆え!」



――ジークの叫び声が響く


ユージーン「……え?」


――ここで、ようやくユージーンは事態の異常性に気が付いた


ジーク「く……!?」


――団長ソニアにある意味で鍛えられたジークはこの重い空気の中でも動ける。

――しかし、姫達はどうなってしまう? それを思うと身体は嫌でも焦りを覚える


ルーチュ「――光よ!」パアアァァァ!


――『妖精光壁』発動――

★『妖精光壁』★
★を含む森国対象スキルと状態異常を全て無効化し、戦闘時、常時補正+20を加える
また光属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる

※毒、衰弱の異常を無効化


キィィィン!


ルーチュ「はぁ、はぁ……み、皆さん、ご無事ですか!?」


――悪いとは、思いつつも。

――ブツの危険性を判断した妖精姫のとっさの光の壁が、傭兵団の壊滅を防いでみせた


……

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:24:26.38 ID:pGNUrMCdO
呪いが伝播してそう
88 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 00:26:44.43 ID:VBHrzg6S0
イベント途中ですが、今日はここまで
セレスティアとソニアの料理をディスっていたユージーンが、まさかの最下層入りとは……
なおセレスティアは呪術込で初期値1だったことを考えると厳密には

ユージーン>セレスティア

ってことになりますね(白目)
なおユージーンは呪術は使えないため、サラダ化はしません
そして混沌としていますが先に↓1〜2コンマ二桁も拾っておきましょう

本日もありがとうございました!
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:27:15.71 ID:Or6mh3+s0
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:27:23.18 ID:1B1TrMKDO
はい
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:27:24.71 ID:pGNUrMCdO
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:27:33.21 ID:FMkVUzgi0
おつおつ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:28:09.14 ID:Or6mh3+s0
改めて乙
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:30:20.21 ID:pGNUrMCdO

気になってたんだけど★スキル同士の効果がぶつかりあったらどうなるの?単にレベル高い方の処理が優先されるの?
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:37:24.86 ID:LPymJAaCo
おつ
料呪は伝染する!
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:41:00.05 ID:1B1TrMKDO
乙です
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 00:45:36.98 ID:nzmGi0Q9O
おつおつ
今のところ料理上手トップ3がジーク、リアローズ、リーチェかな?
そしてふと思ったがセレスティアの妹のユリーカの料理は大丈夫なのだろうか
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 08:49:03.82 ID:gK12TunqO
ゆーて奇数ゾロ目って5%で出るし01引いたセレスティアの方が確率的にはすごいことしてるはずなんだけどなー
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 13:32:06.49 ID:/gqrMxf9O
>>56でセレスティアスキル判明したけど、これってつまりセレスティアと戦いになったら
セレスティア一人(シャリオ無し)VSリアローズ&リーチェ(この後上がればリュノも)
な展開になってジークは助けに入れないってことでいいのかな?
うまくレベル判定で低コンマ出てくれたこともあって思ったより楽に勝てそうだけど
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 14:43:18.51 ID:A7A4v9DhO
自身にも呪術をかけられる=執着心をレベルに上乗せできそうで怖い
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 17:45:30.63 ID:18C8eGFWO
セレスティアが呪術使いって分かって個人的に一番怖いのって
死に際に自身に呪術行使→魂だけになってジークの背後霊になる
とか普通にやって来そうなところなんよな
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 17:58:03.20 ID:Or6mh3+s0
セレスティア死亡したら、将来ジークの子どもとして記憶を持ったまま生まれ変わる怪談展開してきそうで怖い

後本筋とは関係ないけどセレスティアの家族(エルクラッド・アルテミシア・クリス・ユリーカ)の料理技能はどうなるのかも地味に気になる
家系的な遺伝で全員料理下手でも、以前のエルクラッドからの評価のようにセレスティア以外は全員料理上手とかもあり得そう
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 19:36:47.58 ID:vs+MfztJO
エルクラッドが料理上手だったりしたら噴きそう

ところでまた自由行動ターン来るとは思うけど、交流で
「寝ぼけたリーチェにまた抱き枕にされて、どうしたものかと男性陣に相談するジーク」
とか連続した感じの安価ってありです?
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 21:14:20.16 ID:1B1TrMKDO
いつかリアローズにも抱き枕させてあげたいかな
鉄国奪還の後のご褒美とかで
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 22:17:41.35 ID:cENHxszEO
友好度としてリュノも好感度100超えることできるのかな(別に恋愛感情でもいいけど)
106 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 22:48:02.82 ID:VBHrzg6S0
こんばんはー

>>94
基本★スキル同士がぶつかった場合、防御側の★スキルが優先されます
ただし上位スキルになると★貫通能力を付与したものもあり、それは如何なる手段でも防げない必中攻撃となります
しかしそれは極一握りですし、基本状態異常に関しては必中が無いためリーチェがフルガードしてくれます

>>99
その通りです
姫同士の戦い→セレスティアが勝利した場合、残るジーク傭兵団との戦いとなることもありえます

>>102
どこかでまとめて判定とれればいいんですけどね
いかんせん国際情勢がアレ過ぎて……
回想と言う形でまとめてやるとか?

>>103
それぐらいでしたら可能ですね

>>105
ジークと交流すれば可能です

遅くなりましたが、傷心ユージーンからちょっと再開です
107 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 22:48:58.84 ID:VBHrzg6S0
――


……


危険物「」カキン…


シェリル「イアン、大丈夫……?」

ミナ「イアン様、なんて無茶を……!」

イアン「こ、このくらいなんとも……」

マリリン「久しぶりだよ、この感覚。新しい世界を開いちゃう感覚って言えばいいかな……?」

ルーチュ「風魔法で、換気しておきますね……」ヒュオオォォ…

ノエル「いやぁ、お料理って奥深いですねぇ。食べるのはともかく、原因にはすごく興味があります」ワクワク

ユージーン「はは、そりゃどーも……」

ユージーン「一応弁明しておくと、あれはブイヤベースでな……?」

ユージーン「サフランって知ってるか? 公国でも結構貴重な香辛料で……」

ユージーン「ちょいと独特な香りと色を持っててな? それが原因なんじゃないかなー?」ハハハ…

ノエル「いや、それ以外にも不気味な触手も見えたんですけど?」

ジーク「……おそらく、あれはイカだ」

ジーク「ブイヤベースは好みの魚介と香味野菜を煮るものだから、イカが入っていても不思議ではない」

ジーク「ただ、あの得体の知れない色合いのスープを吸った結果、あの色に変色したんだろう……」

ノエル「ぱっと見、魔物の類ですよねぇ……」

ユージーン「やめろっ!? あれは魔物じゃない! セレスティア姫と俺は違うんだよぉ……!?」


ジーク「……」ジー…


ユージーン「その冷たい目やめてくんねぇ!?」ガーン!

ユージーン「俺、これでも傷ついてるからね!?」

ジーク「……」

ノエル「……」

ユージーン「まじだってぇ!?」

108 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 22:50:38.78 ID:VBHrzg6S0
――

1ユージーンのメンタルダメージ

71>50

※基準値を超えた為、ユージーンガチ凹み


2ジークの料理指導

50>18

※基準値を下回った為、残念ながらジークもすぐには無理

――


ジーク「……いや、本当にある意味凄いと思うぞユージーン?」

ジーク「多分、団長でもこんな恐ろしい色には変えられない」

ユージーン「ぐは!?」グサァ!

ノエル「ええ。一週回ってこれはもう才能ですよ」

ノエル「世界の不思議の一つに数えられてもおかしくありません」

ユージーン「ごはっ!?」グサァ!





ユージーン「」チーン…





ミナ「ああっ!? ユージーンさんが真っ白に!?」

ユージーン「はは、やべーわ、これ……」ハハ…

ユージーン「――なんか、本気で凹む」ガクーン…

ユージーン「自分でも嘘だろって思うよ……いや、なんでこんなことになってんの?」

ユージーン「あれか、セレスティア姫の料理で俺の目に何か植え付けられたのか?」

ユージーン「やっべ……今なら大金払ってでも料理の腕買いたい気分だわ……」

ユージーン「誰か売ってくれねーかなー……無理だよなー……」

ユージーン「あー……金で買えないものにこんな風にぶち当たるなんてなぁ……」

ユージーン「あー……」イジイジ…


ジーク「しまった、思ったことを口にし過ぎたか……」

ノエル「本気で落ち込んじゃいましたね……」


109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 22:51:28.90 ID:LPymJAaCo
うわああ!!急に可愛くなるな!
110 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 22:51:46.08 ID:VBHrzg6S0
ミナ「……」

ミナ「…………」

ミナ「落ち込んでしまった時は、ご飯をお腹いっぱい食べましょう!」グッ!

ユージーン「……無理。マジ無理。俺もびっくりしてるけど、これ相当きてんのよ……」

シェリル「だ、誰にでも失敗はあるから……!」

ミナ「ええ。次はきっと神も見守ってくださる筈です」

ミナ(こんなに落ち込んでしまったユージーンさん、見捨てることはできません……!)

ミナ「それに、マリリンさんとユージーンさんがご飯を作ってくださった……」

ミナ「この行為そのものが、とてもありがたいことです。そうですよねジークさん?」

ジーク「そうだな。驚いたが、嬉しかったのも違いない」

マリリン「ふふ、聞いたユージーン? マリリンちゃんもまだまだだし、これから練習していけばいいんだよ?」

ユージーン「……」

ミナ「……今日が無理ならば、また後日頑張りましょう」

ミナ「ですがこのままでは皆さんもお腹が空いたまま……」



ミナ「――なので、今度はお二人を見習って私が作ってみようと思います!」



一同「「!?」」



ミナ「いざ!」タタタタタタ!

イアン「ま、待つんだミナ! 一人は危ない……!」ダッ!



ミナ(……私の料理が酷ければユージーンさん達と一緒に練習する!)

ミナ(……私の料理が美味しければ、皆さんも少しは元気になれる筈!)

ミナ(神よ、どうか私に力を……!)


イアン「ミナアアアァァァァァ!?」


……

――
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 22:52:30.61 ID:cENHxszEO
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 22:52:40.41 ID:Or6mh3+s0
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 22:54:34.27 ID:L6JY+g2S0
114 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 23:05:10.34 ID:VBHrzg6S0
鉄国組料理技能レベル(50で並。70以上でかなりの腕前。偶数ゾロ最強奇数ゾロ壊滅)


1イアン

61(結婚したい! ……つまり独り身です。自炊できないと……)

2ミナ

41(元々は質素な食事が主。あまり手の込んだものは作れない)

――


……


ミナ「――お待たせしました!」タン!



パンとスープ「……」ホカホカ…



ユージーン「いや、思わせぶりで普通なのかよシスター!?」ビシッ!


ミナ「す、すみません!? たくさんのご飯は大好きですけど、私自身はそういう経験が……///」

ジーク「いいじゃないか。基本の食事だと思うぞ」モグモグ

ジーク「少し塩が薄い気もするが、シスターならばそれも仕方がないだろう」

マリリン「お肌と健康を考えたら、薄味の方がいいもんねぇ」

ユージーン「くぅぅ……! でもわかってたさ、ミナちゃん見た目的に酷い物は作りそうにないって……」イジ…

ユージーン(……でも待てよ? 神様だって慈悲ってもんがあるだろ)

ユージーン(こんな敬虔なシスターが俺の為に祈ってくれたんなら、奇跡だって起こるはずだ)

ユージーン(つまり――おっさんがすごいものを持ってくる!!!)





鳥の丸焼き「……」デデーン!




イアン「ミナが控えめに作っていたからな……」

イアン「体力のつくものも食べさせねばと、私も慌てて厨房に立たせて貰った」



ユージーン「すごいものだけどさぁちくしょぉ!」ビターン!

イアン「!?」ビクゥ!
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 23:17:24.59 ID:FKHKaJAdO
酒飲んで忘れよう、な、ユージーン
116 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 23:18:44.54 ID:VBHrzg6S0
ユージーン「え? なんで? なんで俺を裏切ったのおっさん?」

イアン「意味がわからんぞ……」

ユージーン「だって、おっさん堅物を絵に描いた感じだろ!? なんでちょっと美味そうですらあるもん作れるの!?」

イアン「わ、私とて人間だぞ? 何かを食べねば生きていけない」

イアン「……良い相手も見つからず、自炊を続けていればこれくらいにはなる……」ズーン…

イアン「だから、大丈夫だぞユージーン……」ポン…

ユージーン「お、おう……」

ユージーン(おっさんが俺とは違う方面で落ち込んじまった……)


ジーク「……とにかく、色々揃ったのは違いない。そろそろしっかり食べるとしよう」

ミナ「そ、そうですね!」アセアセ

ユージーン「……くそぉ……」

シェリル「ふふ……」

ユージーン「あ、シェリルちゃん酷くねーか? 確かに笑われるようなもの作ったかもしんねーけどさ……」

シェリル「ご、ごめんなさい。そうじゃなくて……」




シェリル「……みんなで、お料理を出し合ったりはしゃいだりって、やっぱり楽しいものなんだなって……」




一同「「……」」

シェリル「鉄国から逃げ出して、森国に逃げ込んで……ジークさんにご飯を作ることになって……」

シェリル「その時も、楽しかったけど……」

シェリル「あれから、人も増えて……」

シェリル「ちょっと、緊張はしちゃうけど。それでも……みんなでこうするの、楽しい……♪」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 23:18:58.25 ID:FMkVUzgi0
ユージーンなんて不憫な…
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/14(金) 23:22:03.28 ID:/FbPmgS+O
ミナって確かイアンへの一目惚れ好感度半端無かったし、ある程度落ち着いたらチャンスとばかりにアピール入りそうかも
119 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/05/14(金) 23:30:52.96 ID:VBHrzg6S0
ジーク「……なら、また近いうちにこういう場を設けようじゃないか」

シェリル「え?」

ジーク「……鉄国を取り戻せば、使える場所も食材も増える」

ジーク「いっそ奪還記念で、国民に振る舞うのもいいかもしれないな」

シェリル「えええぇぇ!?」

イアン「なかなか面白いが、それでは姫様が休まる暇がないな」

ミナ「ええ。とってもお上手ですもの。神父様も教会を投げ捨ててやってきますね」クスクス

ルーチュ「私達の中では、ジークさんに次ぐ腕前ですからね。きっと大賑わいです!」

ノエル「……しかし、思い返してもジークさんが一番上手いという事実の衝撃ですよ」

ユージーン「本当にな……いや、俺を寝返らせるんだからほんと凄い腕前だよな大将」

マリリン「……ユージーン美味しいって味覚はみんなと同じなのに、アレができちゃったんだねぇ……」

ユージーン「ぐほぉ!? こいつ、まだ抉りやがるか……!?」

ユージーン「ちくしょう、俺だってそんな大々的な日にはもう少しマシに……」


ジーク「――無理だな」サラリ


ユージーン「俺の繊細な心に塩もみ込むのやめてくんないかな大将!?」ガーン!

ジーク「流石にお前の今の腕は……俺でも少し考えるからな。だから無理だと言った」

ユージーン「どういう意味――」



ジーク「――鉄国は、もう間もなく奪還する。そう遠くない日にな」



一同「「!!」」


ジーク「……その為にも。次の料理を振る舞う為にも」

ジーク「総員、今日はしっかりたべてしっかり寝て、明日に備えろ」

一同「「……はい!」」


……

――
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