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トルカトラレルカ戦記〜ナチュラルクズ英雄の従者〜

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839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 15:50:39.04 ID:h3o2tvjhO
一応って惰性でやると痛い目見る典型じゃないか
最初の注意書きで言ってるから大丈夫と思ってるんだろうけど、キャラのロストやNTRへの思慮が足りないように感じるわ
840 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 15:58:40.75 ID:kYMhpiDW0
再開して人が集まるか分からなかったので、では改めてメイナの安価を単発無効で仕切り直したいと思います。

再安価は16:30頃、単発無効です。あとで単発回避は無効です。今日安価とるか分かりませんが以後も単発無効で。
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:00:11.70 ID:JTqDrQfRO
>>838
私もそう思う

メイナNTRにそれはないと声を挙げるなら、ほぼNTR確定同然のコンマ条件出され、更に救済反対されたレインはいったい……ってなるしなあ

そもそも>>1さんが趣味でやってるのに参加させてもらってる形なんだから、ある程度>>1さんが決めたからでいいと思うけど
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:01:29.21 ID:cXpXBrkr0
了解ー
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:03:32.61 ID:JTqDrQfRO
ってもう再安価の通知あった
了解です
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:12:52.13 ID:onKPyCrO0
なんだろうなこの荒れそうでギリギリ荒れない絶妙な空気、>>1さんこうやってバッサリ仕切り直したりと、基本的な作者スキルはかなり高いんだが……
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:20:01.02 ID:58jchYQ00
単発回避
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:24:48.65 ID:s2h5+YWJO
回避
これで結果変わったら>>826-830の2を入れた人は納得できるんかね
847 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 16:31:35.77 ID:kYMhpiDW0
<ゼファーとメイナが恋人になったと知ったシャルクスの行動>

➫1⃣ 「地味同士な組み合わせだな」(シャルクス、特にイベント起こさない)
➫2⃣ (メイナねぇ・・・、へぇ〜〜ゼファーの彼女かぁ・・・・♡) ※確定NTR発生。その後メイナ妊娠させられ村に戻りレギュラーから外れる。

↓〜今から15分 単発無効 同票だった場合はコンマの合計が高い方
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:32:02.92 ID:cXpXBrkr0
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:32:17.36 ID:s2h5+YWJO
1
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:33:17.43 ID:58jchYQ00
2
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:42:11.29 ID:JTqDrQfRO
1
852 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 16:53:12.71 ID:kYMhpiDW0

シャルクス
 「地味同士な組み合わせだな・・・・、いやお似合いかw」

ゼファー
 「仕事に影響はないから・・・」

シャルクス
 「あっちゃ困るぜ。
  へんっ、俺の目標はもっと高いからな〜♪
  じゃあな〜田舎者カップル!」クルッ


 ――――ノッシノッシノッシ………





メイナ
 「あの、私・・・恋人でいいんですか?」

ゼファー
 「関係を持ったのに友達同士じゃおかしいよ。
  メイナの事、好きだよ」

メイナ
 「わ、私も大好きです! ゼファーさんが大好きです!」

ゼファー
 「もし他の人と僕が関係を持ちたくなってもその人にはメイナの事言うよ。
  彼女がいるけどいいですかって」

メイナ
 「うっ・・・嬉しいです・・・!! ゼファーさんっっ」ダキ

ゼファー
 「僕もだよ・・・」ギュ













シャルクス
 「ありゃ本気だな。馬鹿な奴だ。
  俺について来きたなら貴族とかとヤれるってのに。
  へへへ、俺は絶対ティアと・・・・!!」


 ――――ノッシノッシノッシ………
853 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 16:59:53.74 ID:kYMhpiDW0

▽王城
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



第2王女 エルフィール
 「私はお姉様に玉座を座って頂きたいのです、お母様」




第2王妃
 「なりません! 貴女こそ時期女王になるのです!
  そのような考え、こちら側の貴族に言ってはないでしょうね」

第2王女 エルフィール
 「私はお姉様側の方たちとも仲良くしています」

第2王妃
 「エルフィール・・・!」

第2王女 エルフィール
 「お母様こそユリアお姉様を邪険にするのをお止めください!
  サリアやティアも公でお姉様と仲良くできない事に苦しんでいるのですよ!?」

第2王妃
 「その気苦労も貴女が女王になる事でなくなります」

第2王女 エルフィール
 「いいえ・・・・!」

第2王妃
 「まぁ、貴女がどう思っても向こうにもその気がなくてはいけないでしょう?
  ウフフ・・・今では世捨て人の様に王城の事には関わらず、
  訓練場などに通いうつつを抜かしているそうで・・・」

第2王女 エルフィール
 「お母様がお姉様の居場所を無くすから・・・!
  お可哀そうなユリアお姉様・・・っ」

第2王妃
 「王も以前以上に間抜けな事を言う様になり・・・・・、
  先が短いのかもしれません」

第2王女 エルフィール
 「まさかお母様・・・!?」

第2王妃
 「何もしてはいませんよ。王の天寿です。
  悲しいとは思いませんが」

第2王女 エルフィール
 「酷い人・・・っ」

第2王妃
 「エルフィールにも私と同じ血が流れているのですよ。
  ユリアーナにはそれがない。
  今後この国を背負う者にはこの血を受け継いだ人間なのです!
  この! 私の! 血が!」

第2王女 エルフィール
 「私は諦めません・・・・っ」

第2王妃
 「貴族や軍のユリアーナ派は縮小気味ですし、
  いよいよ我儘も言えなくなってきています。
  大人になりなさいエルフィール」

第2王女 エルフィール
 「イヤです!!」


 ――――コツコツコツコツコツ………!!


第2王妃
 「エルフィール・・・・」
854 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:01:05.76 ID:kYMhpiDW0

▽王城・王女達が使う書庫
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


第2王女 エルフィール
 「自分の子じゃないだけで母親ってああなるものなの・・・?
  お姉様も最近は本当に外へ行っている時間が長くなっているし・・・」

第2王女 エルフィール
 「はぁ・・・・」




 ――――エルフィールは本を手に取り机にむかう。

 ――――特に内容を読む気もなく、ただ考えを巡らせ本をめくりだす。



 ――――そうして時間が過ぎていくと彼女はただただ大好きな姉を思う少女になっていった。




第2王女 エルフィール
 「とっても素敵なお姉様ー・・・才色兼備なお姉様ー・・・・」ボソボソ

ゼファー
 「・・・!」

第2王女 エルフィール
 「ケーキが大好きお姉様ー・・・・、・・・・・」

ゼファー
 「あ・・・」

第2王女 エルフィール
 「!?!?」

ゼファー
 「失礼しました、エルフィール王女っっ!!
  いらっしゃるとは思わず入室してしまいました!!」

第2王女 エルフィール
 「ききっ、聞いていましたか!?」

ゼファー
 「えッッ?」


 ――――エルフィールは顔を手で覆う。


第2王女 エルフィール
 「私が口ずさんでいた事・・・・・っっっ」
855 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:02:10.61 ID:kYMhpiDW0

ゼファー
 「きっ、聞きました・・・!
  お美しい歌声でっ」

第2王女 エルフィール
 「あっわぁーーーっっっ、忘れて下さいっっっ、
  聞かなかった事に・・・っっっ、
  あぁっどうしてっ、ここは私達姉妹しかほとんど使わえない場所なのにっ」

ゼファー
 (そんな場所なのか!?)
 「ユリアーナ様のご紹介で参り、扉の前にいるフィアナ殿にも許可は貰っておりましてッ、一応ッ」

第2王女 エルフィール
 「お姉様から・・・?」


 ――――コツコツコツ


フィアナ
 「エルフィール様、この者が何か致しましたか?
  彼は英雄シャルクスに随伴して王都に参った若者ですが」

第2王女 エルフィール
 「ああ、英雄殿の・・・・」

ゼファー
 「大変失礼しましたっ、すぐ退出致します!!」

第2王女 エルフィール
 「あっ、お待ちになって・・・!
  構いません、ど、どうぞご一緒に」

ゼファー
 「は、ははぁ!」

フィアナ
 「では私はまた外におります」


 ――――コツコツ


フィアナ
 「ゼファー、またな」サワ

ゼファー
 「あ、はい」

第2王女 エルフィール
 「・・・・・///」モジモジ
856 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:03:58.78 ID:kYMhpiDW0












 ――――ゼファーはエルフィールの向かいの席に座った。



ゼファー
 「恐縮であります、エルフィール様・・・」

第2王女 エルフィール
 「/////」カァァァァァ

ゼファー
 「エルフィール様・・・?」

第2王女 エルフィール
 「さっきの歌を聞かせてしまった事の恥ずかしさがまだあるのです・・・っ」

ゼファー
 「申し訳ありませんでした・・・っ」

第2王女 エルフィール
 「なにか、なにかゼファー殿もありませんかっ、ああッごめんなさいっ、恥ずかしくてっ」

ゼファー
 「え??」

第2王女 エルフィール
 「釣り合いが取れず面と向かって話す事が出来ませんっっ」カァァァァァァ

ゼファー
 「釣り合いっ? そんな気にしなくても・・・っ」

第2王女 エルフィール
 「はうううぅぅっっ///
  策を、策を張っておくべきでしたっ、
  なんと迂闊だったのでしょうっ」カァァァァァァ

ゼファー
 「大丈夫ですっっ、僕は音痴であのような音程取れませんしッ!」

第2王女 エルフィール
 「そこまでお聞きに!? ふああああッッッッ///!!」

ゼファー
 「あぅえっ〜ッとっ、・・・・えぇとっ、えぇぇとっ」

第2王女 エルフィール
 「お忘れください、どうか、どうかぁ・・・っ」
857 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:05:23.71 ID:kYMhpiDW0


ゼファー
 「僕もゼファーなどと名乗っていますが本名はダンですし、
  田舎者の様な名を変え、格好つけた名前にしていますし・・・っ」

第2王女 エルフィール
 「だ、ダンさんとおっしゃるのですか!?
  ゼファーというのは通名みたいなものと・・・!?」

ゼファー
 「えーと、そんな感じ、でしょうか」

第2王女 エルフィール
 「ダンさんっていい名前じゃないですか! 私は好きと思えるのに、そんな事、そんな事っ、
  はぅあああああ〜〜〜〜〜!!!」

ゼファー
 (そんな事初めて言われた・・・)
 「も、申し訳ありませんッ!!」


 ――――暫くエルフィールの恥ずかしがった状態は続いた。














第2王女 エルフィール
 「・・・・・・・・だいぶ落ち着いてきました・・・みっともない所を見せて申し訳ありません・・・」

ゼファー
 「いえ・・・」

第2王女 エルフィール
 「はうぅぅ・・・・」
858 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:08:30.95 ID:kYMhpiDW0


ゼファー
 「エルフィール様はユリアーナ様を好いていらっしゃるのですね」

第2王女 エルフィール
 「・・・・英雄殿のお仲間の方ならば本音を言っても構いませんね。
  はい、私はユリアお姉様が大好きです。
  王位継承で王都では揉めていると思われていますが・・・・、
  いえ、実際揉めています・・・」

ゼファー
 「ユリアーナ様と妹姫君達で派閥が出来ていると聞いています」

第2王女 エルフィール
 「くだらない事です・・・。お母様が周囲をそそのかし、怪しい者達がそれを――――あっ、いえ・・・」

ゼファー
 「怪しい者達・・・?」

第2王女 エルフィール
 「・・・・・・ダンさんはお姉様の味方ですか?」

ゼファー
 「それは・・・・・、・・・・そうかもしれません。
  交流を持ってあの方の人となりに触れましたから、そうしたい自分がいます」

第2王女 エルフィール
 「私もそうです」

ゼファー
 「・・・・」

第2王女 エルフィール
 「お姉様にこそ女王になってもらいたいと思ってます・・・・」

ゼファー
 「だけど立場がそれを許さないのですね・・・」

第2王女 エルフィール
 「ダンさん、協力していただけませんか」

ゼファー
 「僕にできる事などがあるのですか?」

第2王女 エルフィール
 「分かりません。ですが本音を言える人が傍に居てほしいのです・・・・」

 ――――ジッ

ゼファー
 「シャルクス様はどちらかというと妹姫君派にいきそうなのです」

第2王女 エルフィール
 「それに逆らえはしませんか?」

ゼファー
 「・・・いいえ」

第2王女 エルフィール
 「・・・・・・・フフ・・・ダンさん。
  私、良い出会いをしました」

ゼファー
 「恐縮です」



第2王女 エルフィール
 「顔はまだ火照っているけれど、お姉様を想う歌をダンさんに聞かれて良かったと思います・・・・。
  改めまして私はエルフィール=ヴァン=フィナガルムス、
  二人きりの時はどうぞフィーとお呼びください、私も・・・ダンさんとお呼びしちゃいます」



859 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:10:36.62 ID:kYMhpiDW0


 ――――それからゼファーは王女達が使う書庫でエルフィールと話すようになった。



ゼファー
 「うーん・・・・」

第2王女 エルフィール
 「また本で読めない文字や分からない所がありましたか?
  いつでもお教えしますよっ」(教師気分)

ゼファー
 「あ、いえッ。
  ここの軍に兵を貰えなかったので各地へ英雄軍としての人員を募集したんですけど
  人が何百人と来てまして・・・。
  僕達が抱えられるの範囲としてはまだ数人程度しか採用できないのですがわざわざ集まってくれた
  人達を帰すのは忍びないなと」

第2王女 エルフィール
 「なるほど。なるほどー。そうですねー」

ゼファー
 「ここまでの人数が集まってくれるなんて正直シャルクスの名声を舐めていました・・・」

第2王女 エルフィール
 「王都に義勇軍として留まらせてはいかがですか?」

ゼファー
 「義勇軍?」

第2王女 エルフィール
 「彼らを養っていけるまで彼等自身で王都で生活してもらうんです。
  特にやる気のある者が残ると思いますしその時が来れば正式に英雄軍になると伝えておけば
  後々そのまま戦力になってくれます」

ゼファー
 「それまでの生活費や義勇軍としての活動資金は・・・?」

第2王女 エルフィール
 「彼らの活動の為にもダンさん達が頑張らければなりません」

ゼファー
 「・・・・・・な、なるほど。
  さすがフィーさまです・・・、覚悟が甘い僕には思いつかない事でした」

第2王女 エルフィール
 「無理して義勇軍に参加する人もいらっしゃると思います。
  それも、覚悟して下さい」

ゼファー
 「はい・・・!」

第2王女 エルフィール
 「・・・すみません、私も直接的な協力はまだできていないのに」




 ――――こうして新たな仲間を求めたゼファー達はいよいよ募集でやってきた

 ――――数百人の中から数名を絞る段階へ移る。

 ――――それにあぶれた者達はエルフィールの提案通り義勇軍への参加を促した。

860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:12:11.81 ID:cXpXBrkr0
いやぁ、長かった。解放軍結成か
861 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:12:39.20 ID:kYMhpiDW0



________________________
⚔ 新たなる仲間達                  ⚑
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄







▽王都・王城/面接部屋
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

同行者1
 「兵は貸さなくても部屋は貸してくれるんだな」

ゼファー
 「これから力を見せていけばもっと協力的になってくれますよ」

同行者2
 「だといいが」

シャルクス
 「おい! 一次審査ってやつやったんだろ!?
  なのになんで今日の面接に何百人も来る予定になってんだ!?」

フィアナ
 「一次審査は本当にどうしようもないおかしな奴を落としたものだ。
  志を持った者を我々は真摯に精査する」

シャルクス
 「テメーッマジで俺等の一味みたいな面してきたな!?」

ゼファー
 「シャルクス様、机とか椅子並べるの手伝って下さい」

メイナ
 「えいしょ、えいしょ」

同行者3
 「どっこいしょっ」

シャルクス
 「かわい子ちゃんこいこいこいこい・・・!!」

フィアナ
 「ゼファー。
  お前は私の隣の椅子だ」

ゼファー
 「あ、はい。・・・あれ、僕の椅子とフィアナさんの近くないですか?」

フィアナ
 「近くないぞ」



 ――――面接、始まる。


862 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:15:07.71 ID:1GoyI0q4O
すまん人物多すぎて誰だかわからん
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:17:02.08 ID:/jPpJ8Wj0
色々良くない点はあったがこの投下速度には尊敬するわ、普通の作者ならここまで荒れかけたらエタるだろうにしっかり続けてる
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:21:34.48 ID:cXpXBrkr0
人物多すぎるのは長編安価スレの常だから…
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:23:23.64 ID:BG4LfzouO
安価内容気に入らなかったら駄々をこねれば再安価してくれるんだね
いいシステムだ
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:23:39.93 ID:JTqDrQfRO
エルフィールかわいい

荒れると意欲削がれるだろうしねえ……これからも期待
867 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:31:02.13 ID:kYMhpiDW0
ストック開放終了。セルフ支援絵で多少はキャラ掘り下げできるかもですが確実に更新スピード落ちてしまいます。




 ――――ゾロゾロゾロ


ゼファー
 「次の方、どうぞ」



若者戦士
 「おなっしゃーーーーっす!!!
  俺マジ頑張るんでぇ!! おなっしゃーーーーーっす!!!!」



同行者1
 (声でかっ!)

シャルクス
 「うるせーな! 不採用だ!」

若者戦士
 「えぇ!?」

ゼファー
 「シャルクス様落ち着いてくださいっ。
  えぇとでは――――――――」


 ――――採用、いまだゼロ。









ゼファー
 「では次の方ー」




 ――――スチャ、スチャ、スチャ


オズワルド >>165
 「失礼します」



メイナ
 (わっ、古びてるけど絶対良いモノの甲冑着てる)

同行者1
 「おぉ、なんか漂う雰囲気が今までの者と違う・・・」





シャルクス
 「不採用ぉーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」




オズワルド
 「は!?」

ゼファー
 「シャルクス様いかがされた!?」
868 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 17:48:21.07 ID:kYMhpiDW0

シャルクス
 「なんだコイツぁ!! 美形とか舐めとんのかコラぁ!!
  あぁん、提出資料によると元貴族だとぉ!? 苦労を知らぬおぼっちゃまが!!
  英雄舐めとんのか!!」

フィアナ
 「・・・」ハァ

ゼファー
 「シャルクス様、黙って。公平に評価しましょう」

オズワルド
 「・・・・・・・・・・・」
 (悪評通りだった・・・、チッ・・・・来て損したか・・・)

シャルクス
 「プンスカ」

ゼファー
 「シャルクス様、彼は戦乱で領土を失った後、傭兵稼業で生き延びてきた実績がありますよ」

シャルクス
 「捏造だな」

オズワルド
 「そんな事はありません!」(イラァ!)

ゼファー
 「貴族時代から付き従っている人達もこの面接に参加しているとか。
  馬もお持ちだそうで」

オズワルド
 「必ずや英雄殿のお役に立ちましょう!」

シャルクス
 「なーにが元貴族だ。土台がしっかりしてたから馬なんて持ってられんだよ。
  貧乏平民にはまずいらねぇ!」

フィアナ
 「実績に違わぬ優れた傭兵なのだろう」

ゼファー
 「フィアナさん、彼を基軸に軍の馬小屋を利用できるようになりませんか」

フィアナ
 「軍のは無理だろう。だが王都や近くの街には私設の厩舎があるのでそこに掛け合ってみる事は出来る」

ゼファー
 「シャルクス様っ、かなり良き人材ですよっ」

シャルクス
 「ええ〜??? まぁ〜美形を足で従わせるのは気持ちよさそうだけどナ〜」

ゼファー
 「とりあえずオズワルドさんの面接はこれにて終了です。
  合否はまた後程」

オズワルド
 「は! よろしくお願いします! 失礼します!」


 ――――スチャ、スチャ、スチャ…………








オズワルド
 (あんな男の元で働けるか! あの感じでは不採用だな! 不採用になれ!)



 ――――後にオズワルドの元に合格の連絡が入り彼は青ざめる。

 ――――昔から付き従ってきたオズワルドの仲間は義勇軍に行く事となった・・・。
869 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 18:03:17.44 ID:kYMhpiDW0


シャルクス
 「あー男ばっか。あー」

ゼファー
 「次の方、どうぞ」







クリムリンデ >>176
 「は、はい!」


 ――――スタッ、スタッ、スタッ






シャルクス
 「!?」ガタッ

メイナ
 「あれ、この人資料では性別おと――――」






シャルクス
 「採用だぁあああああああっっっっ!!!!!!!」






ゼファー
 「え!? 即決!?」

メイナ
 「早い!?」
870 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 18:05:24.10 ID:kYMhpiDW0


シャルクス
 「うむうむ、いいねぇ君ぃ♡ あぁごめんねぇ、自己紹介、して♡?」

クリムリンデ
 「はっ、はじめまして、クリムリンデと申します!
  愛馬のペガサスに乗ってシャルクス様の軍で戦いたいです!」

シャルクス
 「おぉぉ〜う、君みたいな娘が武器を手にするというのかね。
  悲しい世だぁ〜♡」

フィアナ
 「○○伯爵の子だな・・・・こちらが緊張してしまう身分だぞ」

ゼファー
 「そ、そうですね・・・。けれどペガサスは唯一無二の戦力ですね。
  管理の問題がありますが・・・」

クリムリンデ
 「ペガサスは僕の家が全面協力で生活させていくので、しっ資金面の心配はまったくないです!」

シャルクス
 「そうだぞ! 落とす理由を考えるんじゃないバカ者どもめ」

フィアナ
 「・・・・」フン

ゼファー
 「ま、まぁ貴重な人材なのは確かですしクリムリンデ君は前向きに・・・」

シャルクス
 「クリムリンデ君!? 失礼な!! ちゃんだ!!」

ゼファー
 「は、えっ?」

クリムリンデ
 「あ、あうぅ、そんな恥ずかしい・・・」テレテレ



 ――――クリムリンデの面接はこれで終わった。

 ――――だがこの夜、事件が起こる。
871 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 18:26:09.13 ID:kYMhpiDW0


 ――――事件先取り。




▽王都・ホテル/シャルクスの部屋
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


クリムリンデ
 「はわーーっ、すっごい広い部屋ぁ!」

シャルクス
 「フッ、俺の部屋さ・・・・」
 (すまねぇティアっ、すまねぇーっ♡)

クリムリンデ
 「いいんですか、僕まだ採用か分からないのにこんな所に招かれてっ」

シャルクス
 「採用だ、俺がいうんだから間違いない」ジリジリジリ
 「クリムリンデちゃん、ベッドも見てごらん。でっかいだろう???」モッコリ

クリムリンデ
 「はいっ! こんな大きなベッドにお一人で寝てらっしゃるんですか!?」



 ――――トン!



クリムリンデ
 「え・・・・」ボフッ

シャルクス
 「今日は君と一緒なんだよぉおっっっ♡」ヌギヌギ

クリムリンデ
 「しゃ、シャルクス、様っ?」

シャルクス
 「君も脱ぎなサァァァイ」


 ――――ビリリ!!


クリムリンデ
 「なっ、なにをぉっっっ」

シャルクス
 「英雄の子種を君に注ぐんだよぉ♡ 
  おほぉっちっちゃなおっぱいだぁ、だがふくらみを感じぬ事もないっムッヘヘ」サワサワ

クリムリンデ
 「えっ、えっ、えっっ」

シャルクス
 (戸惑ってる内に俺のデカラマぶち込んでやらぁ!!)
 「おまんまんも晒しちゃおうねェ〜〜〜〜〜、クリムリンデちゅわぁぁぁあああん!!!」



 
 ――――ビリリリィ!!!




クリムリンデ
 「ひあああああ!?!?!?」



 ――――チョコン



シャルクス
 「へ????????」
872 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 18:28:12.43 ID:kYMhpiDW0


クリムリンデ
 「なんっ、なっんでっ、こんなっ、あぅぅッッ」

シャルクス
 「チンチン???????
  なんでついてんの?」

クリムリンデ
 「えっっえっっ、だって僕、男の子だからっ」








 ――――ドンガラガッシャーーーーーーーーン!!!!!!!!!











▽王都・ホテル/ゼファーの部屋
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


シャルクス
 「ゼファーぁぁゴラァ!!!!」ドンドンドン!!

 
 ――――ガチャ!!


ゼファー
 「シャルクスッ、どうかしたの!?
  って、え!?!?!!?
  クリムリンデ君、なんで半裸なんだッ!?」

クリムリンデ
 「ひぅ、ぅぅ」

シャルクス
 「テメェ!! コイツが女みてぇな面なのに男だって事知ってたなぁ!?!?!?」

873 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 18:31:10.57 ID:kYMhpiDW0


ゼファー
 「そりゃぁ、資料に性別書いてあったし・・・・・・・、
  ハッ!? シャルクスまさか!!」

シャルクス
 「あ゛ーーーーーーー!!! 男押し倒しちまった!!! ありえん!!
  キモい!! 鳥肌立つ!!!」

ゼファー
 「クリムリンデ君こっちへ!!」

クリムリンデ
 「はうぅ・・・」

ゼファー
 「シャルクス、君は!!!」

シャルクス
 「うがーーーーー!!!!!!!!!」



 ――――この騒動の結果はクリムリンデが英雄一行に加わる事で落ち着いた。

 ――――何よりもクリムリンデ本人の意向が尊重されたのだ。









ゼファー
 「本当に来てくれるの?
  こちらとしてはむしろ歓迎だけど・・・」

クリムリンデ
 「は、はいっ、シャルクス様のお力になりたいから・・・」チラ

シャルクス
 「チッ!!!!」

ゼファー
 「決して無理はしなくていいからねクリムリンデ君」

クリムリンデ
 「はいっ!」






シャルクス
 「あの顔で男・・・、釣りにも程がある・・・、嘘だろ・・・・、
  男の胸触っちまった・・・・ああ・・・・ああ・・・・やはり俺にはティアだけだよぉ・・・」

クリムリンデ
 「しゃ、シャルクス様ぁ……エヘヘ……」

シャルクス
 「・・・・!?」ゾクッ

クリムリンデ
 (僕・・・・僕・・・・・・、
  男性に押し倒されて・・・・・されてぇ・・・・っ♡)

シャルクス
 「寒気が・・・、ゼファーっ、く、薬・・・・っ!!
  俺、風邪ひいたぁ・・・っ」ブルブル



 ――――ペガサスを駆る男の娘クリムリンデ、採用。
874 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 18:47:38.14 ID:kYMhpiDW0




 ――――時は戻り再び面接中・・・。





フィアナ
 「次は私の推薦人だ」

ゼファー
 「どうぞー」




ゼロット >>694
 「失礼する」



フィアナ
 「元騎士で現在は士官学校特別教官を務めている方だ。
  私は勿論、軍のエリート騎士で世話になってない者はいない」

ゼファー
 「そんな方が来てくれるなんて・・・」

ゼロット
 「よろしく、ゼファー君」

ゼファー
 「あ、はいっ」

シャルクス
 「ジジいじゃん。元ってことは騎士出来なくなって引退したんだろ。
  そんなの役に立つのかよ」

フィアナ
 「軍との間に立ってくれる事もできよう」

ゼロット
 「御眼鏡には敵わぬかな?」

ゼファー
 「率直に言いますと即戦力を求めています」

メイナ
 「ゼファーさん・・・っ」
シャルクス
 「フューっ♪ 言うねェ」

フィアナ
 「・・・・」

ゼファー
 「すみません・・・」

ゼロット
 「いや、こうしてゼファー君と知己となれただけでも良かった」

ゼファー
 「え・・・?」

ゼロット
 「良い目をしているな」




 ――――ゼロットは不採用となった。

 ――――だが彼とゼファーは今後私的に交流してゆく仲となった。
875 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 19:05:00.85 ID:kYMhpiDW0


 ――――その後も面接は続き・・・・・。





リト >>56
 「私もシャルクス様達にご協力したいかなって思って・・・。
  ヒーラーで傷の手当てができます!」




ミラ >>169
 「ミラでっす! 情報収集や隠密が得意なアサシン的人材でっす!
  一行に加えて頂けるなら嬉しいっすー!」




リアス >>698
 「リアス、よっ! ふッ、ふふーんっ、私を採用すれば大活躍間違いナシなんだから!」
 (こんな言い方でいいのかしらっ?)







フィアナ
 「だいぶ面接をしてきたがどうだ?
  これまでのメンツは」

ゼファー
 「うーん・・・」

シャルクス
 「そーだなァー」





<上の3人のうちメインに昇格する人物。しなくても義勇軍には在籍するのでイベントには登場可能。>
➫1⃣ リト
➫2⃣ ミラ
➫3⃣ リアス
➫4⃣ キャラ増えすぎてもあれなので誰もいない

↓1〜3コンマが一番大きい安価で決定
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 19:05:58.59 ID:g8PFEc+CO
1
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 19:06:41.25 ID:cXpXBrkr0
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 19:07:16.62 ID:uZgaxUsco
1
って言いたいけどごめんこれも単発NGとかある?
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 19:16:37.23 ID:F2VzX7LP0
ゼロットさん不採用なのね
フィーさんの負担半端なさそう、けどメイン以外にはちゃんと大局的な視点持ってる人いるか
880 : ◆QwZTpZcwPAgY [sage saga]:2021/07/11(日) 19:38:53.55 ID:kYMhpiDW0
リトになります。今日はもうそろそろおわるか安価はないです。
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 19:43:32.64 ID:cXpXBrkr0
882 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 19:46:17.43 ID:kYMhpiDW0

ゼファー
 「贔屓目になりますがリトの能力は良く知ってますし彼女は良いんじゃないでしょうか」

シャルクス
 「ま、そーだなぁ」

メイナ
 「じゃあリトちゃんも採用ですね」

ゼファー
 「うん、良いと思う」

シャルクス
 (クリムリンデちゅわん・・・♡)

ゼファー
 「他の人達も義勇軍に加わってくれるとありがたいね」









ミラ
 「英雄は大した事ないにしても周りも馬鹿じゃないか。
  けど近づけたら取り入るの簡単そう。
  まだ諦めるつもりはない」



リアス
 「うう、手応えなさそう・・・・。
  こんな素肌見せた鎧着ていったのに・・・、ティアーナ様の従者の人に怒られるかな・・・」




 ――――リトは英雄一行へ正式に参加する事となった。

 ――――のちに義勇軍にミラトリアスの姿もあった・・・。

883 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 20:18:33.40 ID:kYMhpiDW0

メイナ
 「そろそろ最後になりますね」

シャルクス
 「はー長かったぁー。
  数の割に正式採用はあんまいなさそうだなぁ」

ゼファー
 「次の方、どうぞ」




 ――――コツ、コツ、コツ




シャルクス
 「!!!!」

ゼファー
 「あ・・・」





ルーシー
 「南の森より参りました、エルフ族のルーシーです」





フィアナ
 「エルフか・・・。珍しい事もあるものだ。
  人間に良い感情を持っていないものが多いはずだが・・・」

シャルクス
 「・・・・・っっっ」ダラダラ

ルーシー
 「南の森も暗黒邪教の手が伸びてきた今、籠っている場合ではないと考えました。
  部下も引き連れての参戦ですのでご期待ください」

ゼファー
 「お久しぶりですルーシーさん」

ルーシー
 「はい」


 ――――チラ


シャルクス
 「っっ!!」ビクゥ!!!
884 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/11(日) 20:19:40.68 ID:kYMhpiDW0

フィアナ
 「知り合いか」

メイナ
 「ああ、森に行ったときにお会いを?」

ゼファー
 「うん。信頼できる人だよ」



ルーシー
 「シャルクス殿」



シャルクス
 「(ビク!)な・・・なんだよ」

ルーシー
 「よろしくお願いします」ペコリ

シャルクス
 「ぅぐッ・・・・!?」

ルーシー
 「・・・・・」キリ

シャルクス
 「さ、採用で良いだろ・・・・・俺も、知ってるし・・・」ダラダラ

ルーシー
 「部下ともどもなんなりとお使いください。
  気心の知れたゼファー殿とご協力し英雄殿のお力となりましょう」

シャルクス
 「そ、そうだな・・・・ゼファー、しかっかり面倒見ろよ・・・・」

ゼファー
 「え? うん。
  ルーシーさんどうぞよろしくお願いします」

ルーシー
 「はい・・・」



 ――――ルーシーも英雄一行に加わる事となった。

 ――――彼女の思いは純粋に暗黒邪教集団を打倒す事。シャルクスとは必要以上の接触はするつもりはない。

 ――――友人が強姦された事をネタに強請るのも嫌だったし、他人に言いふらしたくもなかったからだ。




ルーシー
 「よろしくお願いします、ゼファー殿」


885 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 23:49:28.33 ID:F2VzX7LP0
乙でした
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 23:52:09.71 ID:QHdpzjeg0
文句言いたい部分は色々あったけど対応はしてるし、作品は普通に面白いし、もうこりゃエターだなーって思ってたのに投下再開したのはマジで凄い
全肯定にはなりたくないが、なんだろう、感情に困る
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 00:29:40.02 ID:Y6/ednGh0
小難しく考える必要などない
続いたのが嬉しいかどうかで判断すればよいのだ
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 01:50:19.92 ID:WXkEUeqdO
昼過ぎまではNTRルートだったのに不満がある人がいたから展開変えたの?
もう安価スレの意味ねーじゃん。今後も不満言う人でたら展開変えるんだろ?
というか変えなかったら何でこの場面だけ変えたの?ってなるからもちろん変えるんだよな?
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 02:02:56.98 ID:WXkEUeqdO
>>840で以後単発禁止って言ってんのに>>875で普通に単発のやつ採用してんのはなぜ?
こんなの荒らしが湧くに決まってんじゃん
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 02:05:50.32 ID:WXkEUeqdO
てなわけで>>875からの単発禁止の安価の再募集を要求する
やってくれるよね?
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 03:09:58.09 ID:g4yCVR6t0
………普通に筋の通った要求だな
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 08:00:40.67 ID:1FvMALA0O
>>878で止まって後続がなかったから、単に人がいないと判断されたのでは?
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 08:21:42.16 ID:ODv2qqe60
もういいじゃん……単発回避宣言と多数決だけで話が進まなくなる
どうせ誰が選ばれても男ならゼファーの引き立て役にされて、女なら頭も股も緩くなってアヘるんだから
今大事なのは勢いに乗って止まってるストーリー進めることだよ
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 12:34:25.20 ID:y4AhNMzY0
その勢いも結局再開初日から粘着が削いでしまった感あるけどね。
人の足を引っ張る選択をよくもまあここまでできるものだと呆れるよ…。
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 14:57:58.46 ID:cQ1O/QnCO
ストーリー進めるのがメインなら安価じゃなくてイッチが書きたいこと書いていけばいいんじゃね?それかあんこにするか。
896 : ◆QwZTpZcwPAgY [sage saga]:2021/07/12(月) 23:28:35.35 ID:0XK4bD9+0
あんこというのを知らなかったのでちょっと調べたのですがダイス機能というのはこの板にあるのでしょうか?
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 23:34:47.32 ID:J1lCYmXG0
ないよ、やってる人はコンマでやってる
ぶっちゃけあんこってのはやる夫スレ界隈の文化で、(近しい界隈とはいえ)ss速報で「あんこスレ」って名称でスレ立てすんのは間違ってると個人的には思うんだが
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 23:44:03.09 ID:6woT7Ous0
イベントを募集する形式を見るに、読者からアイデアを募って取捨選択してストーリーを描く形式は>>1さんには得意そうだから、選択の主導権が>>1さんにあるあんこ形式は悪くないかもね
あんこはあんこで悪い部分もあるから、何も知らない状態で手を出すのは危険だと思うけど
899 : ◆QwZTpZcwPAgY [sage saga]:2021/07/13(火) 00:01:18.11 ID:LJrPh2rZ0
再開後は安価アイデアを参考に特に書きたい事書いてくつもりなので試験的にあんこをやってみるかもしれませんがなんだかなと思えばやらなくなるかもです。
900 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:02:49.90 ID:LJrPh2rZ0


シャルクス
 「ふい〜〜〜〜、終わったぁ〜〜〜、超疲れたわー」

ゼファー
 「お疲れ様」

シャルクス
 「へん・・・」
 (ルーシーにはビビったがゼファーを割り当てておけばいい雰囲気だったろ・・・。
  あーヤダヤダ、今夜はクリムリンデちゃんをこっそり部屋に呼んでんだ。
  それをとことん楽しめ俺!)
 「採用する奴はだいたい絞ってアンだろ?
  帰っていいか?」

ゼファー
 「これから最終決定があるからダメだよ」

シャルクス
 「お前ら決めとけよ、出来んだろそれくらい」

ゼファー
 「任せてくれるならしておきくけど・・・良いの?」

シャルクス
 「変なやつはいれんな。
  はいお疲れ」


 ――――スタッ


同行者1,2,3
 「「「お疲れです」」」

メイナ
 「あ、お疲れ様です」

シャルクス
 「ふぃ〜〜〜〜〜」ウキウキ


 ――――テクテクテクテク………


フィアナ
 「では私達で決めていくか、ゼファー」ピト

ゼファー
 「は、はい」タジタジ

メイナ
 (く、くっついていらっしゃる・・・っ)



 ――――面接はこれにて終了した。

 ――――数日後、新たに仲間に加わったオズワルド、クリムリンデ、リト、ルーシーと共に
 ――――彼らは本格的な解放運動を始めてゆく。

901 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:05:06.33 ID:LJrPh2rZ0



________________________
⚔ 初陣                  ⚑
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄








 ▽王都・王城に隣接する訓練場
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



 ――――パカラッ、パカラッ、パカラッ!



ゼファー
 「おととっ、おっっ、落ちるっ」

 「ヒヒ〜ン!」

シャルクス
 「おわわわっっ!!」

 「ブルル!!」



ゼロット
 「なんだ、あの二人馬に乗れぬのか」

メイナ
 「村では畑仕事をしていらっしゃったので・・・」

オズワルド
 「ですから訓練中です」





クリムリンデ
 「シャルクス様、頑張って下さ〜いっ」
ペガサス
 「ヒヒン!」バサバサ




ルーシー
 「ゼファー殿、私が後ろに乗っているから落ち着いて操馬して」

ゼファー
 「はっはい・・・っ」ニギ


 ――――パカラッ、パカラッ
902 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:08:43.58 ID:LJrPh2rZ0

シャルクス
 「おのれゼファ〜っ、この状況でも女を侍らすとは不届き千万・・・ッ」 バカラッ、バカラッ

クリムリンデ
 「あのっやっぱり僕もシャルクス様の後ろに乗った方が良いのではっ?」バサバサ!

シャルクス
 「いい! いい! マジでいいっ!! (ヒヒン!!) のわわあああああああああ!?!?」








 ▽王都・王城に隣接する訓練場/更衣室
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ――――ゴソゴソ


第3王女 サリアーヴ
 「・・・・・」


 ――――ゴソゴソ


第3王女 サリアーヴ
 「これ、いいかも・・・。
  使い終わったタオル・・・・。
  ゼファーのかいた汗、いっぱい吸ったのよね・・・、・・・・」


 ――――ギュ


第3王女 サリアーヴ
 「ふがっ、ふががっっ♡」


 ――――スゥゥゥゥゥゥゥ♡


第3王女 サリアーヴ
 「ンっふ〜〜〜〜〜〜〜っっっ」
 (ゼファーの匂い、強烈っっ、たまらないっっ)

第3王女 サリアーヴ
 「すごい、す、ごぉいっっっ♡、
  ごめんなさいゼファーぁぁっ、で・・・もぉっ♡」クンクンッ



 ――――以前の触れ合いによって、

 ――――サリアーヴはたまにゼファーの体臭が染みついたものをこうして嗅ぐようになっていたのであった。

903 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:10:24.87 ID:LJrPh2rZ0

 ▽王都・王城に隣接する訓練場
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ゼロット
 「もっと強く打ち込んできなさい!
  まだ君程度に傷をつけられるほど衰えてはいないぞ!」

ゼファー
 「はい・・・・! でやぁあ!!!」


 ――――ガキン!! ガン!!







シャルクス
 「うっひゃぁ〜、ゼファーあのおっさんに目を付けられてやがる。
  気の毒にぃ」

フィアナ
 「光栄なことなのだが?」

シャルクス
 「おっさんも無償で良くやるぜ。
  俺は必要以上の訓練なんかごめんだね。
  あ〜リトちゃん、もっと強く太もも揉んでくれ〜」

リト
 「はい、シャルクス様」

 ――――チラッ

シャルクス
 (おぉ〜〜、リトちゃんのちっぱいの先が服の隙間から見えそう〜っ)

オズワルド
 「シャルクス様、そろそろ我らも休憩を終えて訓練を再開しましょう」

シャルクス
 「うるせぃ! まだ休むんだ!」

オズワルド
 「・・・は!」
 (チッ・・・なんで採用されてしまったんだ・・・!
  応募なんかするんじゃなかった・・・ッ)
904 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:11:39.62 ID:LJrPh2rZ0


 ▽王城
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ゼファー
 「(キョロキョロ)」


第1王女 ユリアーナ
 「こちらです ゼファー」

ゼファー
 「あ、おはようございますユリア様!」タッタッタ

第1王女 ユリアーナ
 「おはようございます。
  今日はお誘い頂き有難うございます」

ゼファー
 「僕の勉強に付き合って頂くのにそんなっ。
  こちらこそです」

第1王女 ユリアーナ
 「では行きましょうか。
  侍女達は書庫の前までですのでどうぞ緊張なさいませぬよう・・・」

侍女達
 「「「(ペコリ)」」」

ゼファー
 「はいっよろしくお願いします!」
905 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:16:51.78 ID:LJrPh2rZ0

▽王城・王女達が使う書庫
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ――――ガタ


ゼファー
 「お座りください、ユリア様」

第1王女 ユリアーナ
 「ありがとう」ストン
 「ゼファー、勉強の前に私からの依頼を聞いて下さい」

ゼファー
 「依頼、ですか?」ストン

第1王女 ユリアーナ
 「英雄殿が本格的に解放運動を始めたと聞きました。
  私も以前から自分が出来る範囲で暗黒邪教によって苦しめられている人々を救う活動を続けています」

ゼファー
 「そうだったんですか・・・!」

第1王女 ユリアーナ
 「はい。ユノと共に。
  その中でも今まで手に負えなかったものを英雄殿の解放軍のお力を借り、解決していきたいのです。
  お恥ずかしい話ですが王女を名乗っていてもその実、私個人でできる事は限られています・・・」

ゼファー
 「ユリア様の依頼なら喜んでご協力致します」
 (僕らはまだまだ小さな組織だ。
  シャルクスは何か言いそうだけど選りすぐりなんかできない)

第1王女 ユリアーナ
 「ありがとうゼファー・・・っ」



 ――――ユリアーナの依頼とは
 ――――山賊が暗黒邪教に売り飛ばす用にとある村でさらった女子供の救出及び当該山賊の壊滅だった。



 ――――これがシャルクス率いる解放軍の初陣となるのである。

906 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:18:19.66 ID:LJrPh2rZ0









▽王城・フィーの仕事部屋
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



第2王女 エルフィール
 「お姉様は解放軍と密接な関係を築いていらっしゃるのですね」

ゼロット
 「はい」

第2王女 エルフィール
 「解放軍はお姉様を確かに支えられますか?」

ゼロット
 「必ず」

第2王女 エルフィール
 「良かった・・・・・・。
  サリアも良く解放軍の面々と交流して、ティアも英雄殿となにやら仲が良いそうで・・・。
  妹達への心配も無くなりつつありますね」

ゼロット
 「・・・はい」

第2王女 エルフィール
 「今現在、王城はお姉様派と私達の派閥でこの国の後継者争いをしていますがそれは私の手で終わらせてみせる・・・。
  大きくなった私達の派閥もお母様が怪しげな者の手を借りて成っていったもの。
  水面下で進めてきた調査でその正体をようやく暴けつつあるのです・・・!」

ゼロット
 「もし調査がまことならこちらの派閥の弱体化は確実でしょうな」

第2王女 エルフィール
 「念願です。
  その時こそお姉様にこの城での幸せをお返しできます」

ゼロット
 「そうですな・・・」



 ――――エルフィールは覚悟を決めた顔で空を見上げた。







907 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/13(火) 00:19:42.39 ID:LJrPh2rZ0



 ▽???
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


暗黒邪教徒
 「近頃王城の者が我らを嗅ぎまわっている!
  それもユリアーナ派ではなく妹姫君派、我らの身内の者が!」

バンダム
 「うぐぐぐぐぐ! 射精、したい!!
  もう10年出してないんだぞ・・・!!」

暗黒邪教徒
 「バンダム、大魔法を使うのだ! 今こそ!」

バンダム
 「まだぁ・・・! ユリアーナにも通ずる大魔法にはまだ成っていないぃ!!」

暗黒邪教徒
 「そんな事言っている場合か!
  あの女只一人正気であっても問題はない!」

バンダム
 「いや、いや、いやぁあるッ!! 直感がそう言っている・・・!
  それにユリアーナ以外にも耐性が大きい奴にはまだ効かぬしィ!!」

暗黒邪教徒
 「欲をかいてフィアナとかいう女騎士も操る術を続けているからだ!
  バンダム! このままでは近いうちに捕まってしまうのだぞ!?」

バンダム
 「まだ、まだぁ! まだぁぁぁああああ!!!!!!!!
  私の射精をトリガーにして発動する大魔法は・・・・・・・・・、
  まだ使わぬぅーーーーーーーー!!!
  もっと強力にするのだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 00:20:59.85 ID:27YVXQut0
邪教団にせよシャルクスにせよギャグとゲスエロの振れ幅がデカすぎんだよ!
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 00:22:58.07 ID:TePVQGuI0
第一王女が孤立してるのね
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 00:28:35.95 ID:iCIt0iHFO
これ次スレいく?
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 08:24:15.03 ID:735zMk7X0
結局単発無効云々については判定内容で変わるってことでいいのかな?
まあいちいちやってたらキリないもんな
912 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:33:46.87 ID:RBebIiuI0


 ▽王都 〜 依頼の村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



 ――――ガララララッ!!!


 ――――シャルクス率いる解放軍は馬車2台で依頼のあった村に向かっていた。

 ――――フィアナとオズワルドがそれぞれ御者を務め、

 ――――解放軍主要メンバーはフィアナの方の馬車に集まっている。





フィアナ
 「まもなく村に着きます」バカラッバカラッ





第1王女 ユリアーナ
 「分かりました」

ゼファー
 「・・・・・」

シャルクス
 「ふ〜〜〜・・・・・」

第1王女 ユリアーナ
 「皆さん、成功をお祈りします」

第4王女 ティアーナ
 「村の方々を救ってください・・・」

シャルクス
 「なぁ・・・ティアまで来る必要あったのかよ。
  まじで危ねーんだぞ」

ゼロット
 「・・・・」

第4王女 ティアーナ
 「私もお城に閉じこもってばかりじゃ駄目だと思ったんです・・・、
  神聖魔法の心得もあります・・・、だから・・・」フルフル

第2王女 エルフィール
 「大丈夫、ティアは私が守る。だから震えないで、作戦に直接参加するわけじゃないんだし」
913 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:35:21.16 ID:RBebIiuI0


シャルクス
 「ユリアーナ様よぉ、俺があんたに肩入れしまくらないようにティアが遣わされたって聞いたぜェ・・・!
  王族の問題を依頼と一緒に持ってくるのは実に面倒なんだけどぉ」

ゼファー
 「・・・ユリアーナ様、わざわざ貴女まで僕達についてくる必要はやはりなかった気がします」

第1王女 ユリアーナ
 「自分に価値がないと思えばそうでもないと事が動くのはひどく滑稽ではあります・・・」





第2王女 エルフィール
 『お姉様は私達の為に世捨て人になってしまわれているのです・・・っ』





ゼファー
 「・・・・・・」
 (エルフィール様・・・妹姫君様を遣わせたのは貴女なのでしょう・・・、
  そこまで解放軍をユリア様側に行かせたくないのですか・・・?)

シャルクス
 「今からでも姫達は帰した方が良いんじゃねぇのかぁ?」


 ――――バ!


第3王女 サリアーヴ
 「もうッ、さっきからウジウジなにを言っているの!?
  そんなに初陣が怖いのですか!」

ゼファー
 「!」

シャルクス
 「そっ、そんなワケッ」

第3王女 サリアーヴ
 「だったらお姉様もティアも自分達が守るくらい言いなさい!
  もう決めたわ、私も闘う人員に加わる!
  二人よりも山賊を仕留めてみせるから!」


 ――――サリアーヴは両手に着けた特製のガントレットを掲げる。

914 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:36:46.87 ID:RBebIiuI0


ゼファー
 「サリアーヴ様っ、それはなりません!
  闘うのは僕達の役目です!
  姫様方はメイナやリトと共に村の人達をどうかお願い致します!」

リト
 「そうですね・・・」
メイナ
 「サリアーヴ様、ど、どうか落ち着いて・・・」

第3王女 サリアーヴ
 「・・・・・」フンス

ゼロット
 「シャルクス殿、ゼファー君。
  エルフィール様は妹姫君様達を解放軍に託されたのだ。
  王城内のごたごたを持ち込んだりせず、
  ユリアーナ様と共に邪教から領民を救う道を示す担い手となるように」

ゼファー
 「託した・・・」

シャルクス
 「おっさんは姫さん達の護衛だから気が楽かもしれねぇけどよぉ・・・ッ」

ゼロット
 「作戦通りいけば山賊はフィアナだけでも一掃できよう。
  むしろこの楽な初陣、戦功を求めた方が良いぞ若者たち」

シャルクス
 「何言ってんだ。そんな程度なら騎士団がちょちょっと動きゃ良いレベルじゃねーか。
  そうじゃねーから今までのさばってきたんだろその山賊どもっ」

ゼロット
 「騎士団も融通が利かぬのでな。
  個々人で勝手に動けはしない」

ゼファー
 「えっと・・・フィアナさんは結構自由な人な印象ですけど・・・」


 ――――馬車の先にいるフィアナがそれに対して返答する。


フィアナ
 「私も最近世捨て人になっている」


 ――――ユリアーナに当てつけるようなその言葉に当の本人は少し微笑んだ。


第4王女 ティアーナ
 「みんなが色々自分の事をしていられるのはフィー姉様が頑張ってくれているからなんです・・・」
915 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:38:13.21 ID:RBebIiuI0


 ▽王城
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


宮廷従騎士(老)
 「エルフィール様っ! 今聞きましたぞ!
  かっ、解放軍が山賊の被害に遭った○○村に向かったとか・・・!」

第2王女 エルフィール
 「ええ、そのようで」

宮廷従騎士(老)
 「いけませんぞ、勝手をされては余計に被害が出てしまう!
  一応あれでも賊共とは我が上手く付き合ってきたのです!
  今からでも解放軍を呼び戻しましょう!」
 (一番胸の大きいのメス奴隷を貰う約束をしていたのにこれでは・・・!!)

第2王女 エルフィール
 「良いではないですか。うまくいけばその賊は勝手にいなくなるという事でしょう?」

宮廷従騎士(老)
 「いけませぬ、いけませぬ!
  奴等は100人を超える規模の山賊! 拠点も森を利用した自然要塞!!
  解放軍程度の人数では全滅させられるのは目に見えて明らかです!」

第2王女 エルフィール
 「作戦はこうらしいです」ピッ

宮廷従騎士(老)
 「なぬ?」

第2王女 エルフィール
 「まずはお姉様たちが○○村に入った事を貴方の名前を使い山賊たちに知らせる―――――」









916 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:40:10.02 ID:RBebIiuI0








 
 ▽○○村/少し離れた場所
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



下っ端山賊1 
 「げはは・・・っ、マジだぜ。
  ありゃ第一王女だ・・・! その妹達もいやがる!」 

ミラ
 「でしょ? 宮廷従騎士(老)殿は王女も好きにして良いから更に奴隷を追加で一人くれと言っている」シコシコ

下っ端山賊2
 「とんだエロジジイだ。使者に娼婦の真似させて俺達の縄張りに来させるしよ。
  よし、ボスに伝えに戻るか。
  おい、お前も来い。アジトで俺のも抜いてくれや♡」

ミラ
 「うん、いーよ」キュッ

下っ端山賊1
 「うっ♡」ビュルルル!!




917 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:41:53.92 ID:RBebIiuI0


 ▽山賊のアジト
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


山賊のボス・ガルザモ
 「そうか! 王女があの村にいるか!
  護衛の規模はどうだ!」

下っ端山賊1
 「ざっと10人って感じです。
  馬車は物資を届けにきたみたいですぜ」


山賊のボス・ガルザモ
 「ふん。おままごとでやってきたってわけか。
  あのオンボロ村なら取り囲んじまえばこっちのもんだな。
  よーーーーし行くかぁ!!!
  人さらい、2回目の収穫だァ!!!」

山賊たち
 「「「うおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」」」









 ――――アジトの牢屋


女子供
 「ひっく・・・ひっくぅ」
 「グス・・・」
 「・・・・」
 「助けて、誰か助けて」


牢屋番山賊
 「じゃーほとんどの奴等はまた村に向かうんですねぇ。
  俺も行きてーっ」

下っ端山賊3
 「ボスがいねぇからって攫ってきた奴等に悪戯すんなよぉw」

牢屋番山賊
 「ヤリてェ〜〜〜っ」

下っ端山賊1
 「おい、下っ端山賊2知らねーか?」

牢屋番山賊
 「知らねっす」

下っ端山賊1
 「ったく、アイツ。抜け出してあの使者の女とヤッてんなぁ?」
918 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:43:26.35 ID:RBebIiuI0
 ▽山賊のアジト
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


下っ端山賊2の死体
 「――――――――――」

ミラ
 「・・・・・・・」グサ、グサ、グサ


 ――――……スクッ


ミラ
 「アジト発見・・・」
919 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:44:57.14 ID:RBebIiuI0

 ▽○○村・夜
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 ――――リンリンリンリン………



山賊のボス・ガルザモ
 「この村の宿泊施設は限られてる、
  前みたいに十数人で村を囲み、残りは一斉になだれ込んでお姫さんを攫うぞ」

下っ端山賊80人
 「「「「「 ニヤニヤニヤ………… 」」」」」

山賊のボス・ガルザモ
 「うーし、それじゃ行―――――」





ペガサス
 「ヒヒーーーーーーーーーーーーン・・・・・・・・・・・・っっっっっ」






下っ端山賊
 「・・・・・?
  空から馬の声?」

山賊のボス・ガルザモ
 「まさかペガサスか?
  いたらそれも捕まえてぇな」



 ――――スタッ!!



山賊のボス・ガルザモ
 「ん?」

下っ端山賊
 「あれ・・・? 村の入り口ンとこに人が立ってるぞ、
  さっきまでアソコに人いたか?」
920 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:47:19.61 ID:RBebIiuI0

下っ端山賊
 「おい、あの髪の色・・・・白っぽくねぇか? ハッキリとは見えねーけど・・・」

山賊のボス・ガルザモ
 「!!! まさか王女!!
  あの髪色は王女だ!!!」




クリムリンデちゃん???
 「・・・・・あ!」


 ――――ダダ………!!!




下っ端山賊
 「逃げた!」

山賊のボス・ガルザモ
 「気付かれたんだ!!
  追え、追えーーーー!!! 王女だ!
  野郎共、行くぞぉおおおおおお!!!!!!!!!」

下っ端山賊たち
 「「「「 おおぉぉぉおおおおおおーーーーーーーッッッ!!!!!!!! 」」」」






 ――――ドドドドドドドドドドドドド





クリムリンデちゃん???
 「(タタタタタタタタタ!!!!)」



921 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:48:57.81 ID:RBebIiuI0

山賊のボス・ガルザモ
 「足の一つくらい無くなってても良い!
  斧投げて転ばせろ!」

下っ端山賊
 「俺がやらぁッッッ!!」
 ――――スチャ!
 「おッらぁッ!!」
 ――――ブンッッッッッ!!!!





 ――――ヒュルルルルッッ!!!!!





クリムリンデちゃん???
 「!!」

ペガサス
 「ヒヒーーーンッ!!」


 ――――ガキン!!!


クリムリンデちゃん???
 「ペガちゃんっありがとう!」
922 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:51:06.83 ID:RBebIiuI0

山賊のボス・ガルザモ
 「ペガサス!? クソが、邪魔しやがって!!」

 ――――ヒュン!!!

山賊のボス・ガルザモ
 「!」ガキン!!



  ルーシー
   「防いだ・・・っ」




山賊のボス・ガルザモ
 「・・・・・」

下っ端山賊
 「なんだぁ? 屋根の上にエルフ・・・?」



――――ババ!!


  ルーシー
   「放てェ!!」

  ルーシーの部下1・2・3・4
   「ハッ!」

  メイナ
   「・・・!」



 ――――ヒュン!!!
 ――――ヒュン!!!
 ――――ヒュン!!!
 ――――ヒュン!!!
 ――――ヒュン!!!
 ――――ヒュン!!!



山賊のボス・ガルザモ
 「罠かぁ! 下っ端1あとでぶっ殺す!」ガキン! キン!

下っ端山賊1
 「さーせーーーん!」ガキン!キン!
923 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:53:56.45 ID:RBebIiuI0

下っ端山賊たち
 「いってぇ!!」
 「おい、弓撃ってるの全部女だぜ!」
 「おおぉ! エルフちゃ〜ん! 俺にも矢を撃ってェん!」
 「ひゃはははは! オっ!? あいつ矢に当たって死んでるぜオイ!!」



  ルーシー
   「奴等、雑魚じゃない・・・!」ヒュン! ヒュン!



山賊のボス・ガルザモ
 「たった5人の弓兵で俺達を全滅させられると思ったのか!!
  貴様等、村の奴等に依頼されてきたのかぁ!?」ガキン!!

下っ端山賊たち
 「登れ! 登れるところ探してあの女どもをひっ捕らえろ!」
 「おおおおおおお!!!」






 ――――バサッバサッ


クリムリンデ
 「ルーシーさん、みなさん! 追加の矢です!」

ルーシー
 「ああッ、だけど思ったより仕留められない・・・っ、
  メイナはもう下がってて!
  後は私達で引き付けるから!」

メイナ
 「えッ!? でも・・・!」

クリムリンデ
 「メイナさん、ペガサスに乗って!」

メイナ
 「私もまだッ」ヒュン!






下っ端山賊たち
 「待ってろ女ぁぁぁ!! 今触れ合いに行くからよぉオオオ!!!」

 ――――ドドドドドドドドド

山賊のボス・ガルザモ
 「ひゃッはああーーーーーーーー!!!!!」

924 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:56:53.86 ID:RBebIiuI0

ルーシー
 「メイナッ!」ヒュンッ!ヒュンッ!

メイナ
 「うぅっ・・・! すみません!!」

 ――――バッ!!

クリムリンデ
 「みなさんっ、もう少し頑張ってて・・・!」

ルーシー
 「ええ・・・っ」ヒュンッ!!!

ルーシーの部下1・2・3・4
 「お早く!!」

クリムリンデ
 「ペガちゃん!! あっちへ!」


ペガサス
 「ヒヒ〜〜〜〜ン!!!」


 ――――バサッバサッ!!!!








下っ端山賊
 「おッ!? 姫がのったペガサスがどっか行くぜボス!」

山賊のボス・ガルザモ
 「馬鹿! ありゃ偽物だろ!
  こんな真似されて何もなしで帰るのは癪だ、女弓兵を捕まえてからアジトへ戻るぞぉ!」

下っ端山賊
 「まっかせろぉ!!!」



 ――――ドドドドドドドドドド!!


925 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 21:58:56.36 ID:RBebIiuI0

ルーシー
 「コイツ等、恐怖を知らないの!?
  くっ・・・十人も減らせてない・・・!!」

 ――――ドドドドドドドドドド!!

ルーシーの部下1・2・3・4
 「登られる・・・!!!」


 ――――ドドドドドドドドドド!!




山賊のボス・ガルザモ
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
下っ端山賊たち
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」
 「ひゃッはああーーーーーーーーっっ!!!!!」






ゼファー
 「そこまでだッッッッ!!!」




 ――――ピタ




山賊のボス・ガルザモ
 「・・・・本命か」
下っ端山賊たち
 「・・・・」
 「・・・・」
 「・・・・」
 「・・・・」



 ――――屋根の上にいるルーシー達とは真逆の方向、
 
 ――――山賊たちを挟むように彼らの後ろからゼファー、シャルクス、フィアナ、それと同行者1,2,3が現れる。
926 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 22:00:13.65 ID:RBebIiuI0



シャルクス
 「おッ、俺の名はシャルクス! かの地より参った現代の英雄なり!
  山賊ども!! 大人しくとっ捕まれぃ!!!」



 ――――シャルクスの声が上がったのと同じ頃合いで
 ――――村の外を馬が駆ける音が聞こえ始めた。

 ――――馬の足音の行く先で人間の断末魔が響いてゆく。



山賊のボス・ガルザモ
 「外の奴等を殺ったか」

下っ端山賊たち
 「「「「・・・・・・・・・・」」」」

シャルクス
 「観念しろやッ!!」

ゼファー
 「(チャキ)」

同行者1,2,3
 「(ゴ、ゴクリ)」

山賊のボス・ガルザモ
 「こいつぁ腕が鳴るなぁ」ブンブン

下っ端山賊たち
 「へへへへへ・・・」
 「ニタニタニタ」
 「うっしゃぁ・・・!」

シャルクス
 「お、おいッ、武器を捨てろ! 山賊ども!
  罠に嵌まったんだぞ!」

山賊のボス・ガルザモ
 「ゲヘヘ、あれが噂の英雄の末裔か・・・、腰が引けてるぜェ」

下っ端山賊たち
 「げっははははは!」
 「ひゃははははは!」
 「がはははははは!」
 「ぐひゃはははは!」


 ――――50を超える数の山賊たちはまだまだ戦意に満ちていた。

 ――――むしろ昂っている。
927 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 22:01:43.29 ID:RBebIiuI0

山賊のボス・ガルザモ
 「全員ぶっ殺してやるぜぇぇッ!!
  やるぞお前らぁああッ!!!」

下っ端山賊たち
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」
 「オオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!」

山賊のボス・ガルザモ
 「うわっはッははーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!
  まずは英雄からぶっ殺そうかぁあああーーー!!!」



 ――――ドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!
 


ゼファー
 「く、来るッ・・・!」

シャルクス
 「クソエルフ共ッ、
  まだめっちゃ残ってんじゃねぇかァッ!!」

同行者1,2,3
 「や、やるしかっないっ」

シャルクス
 「おい、フィアナぁ!
  ホントにやれんのかぁ!!!?」

フィアナ
 「任せろゼファー」


 ――――フィアナは2mはあるかという細長い騎士剣を片手で持ち上げる。

 ――――するとその刀身が青い光を纏い闇夜に照らす。




フィアナ
 「一切合切、斬り伏せる」




 ――――ドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!
928 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 22:04:22.74 ID:RBebIiuI0

山賊のボス・ガルザモ
 「光の刃! 騎士剣、あいつ本物の騎士か!!」

下っ端山賊59
 「だが女が男に勝てるかァァァ!!」
下っ端山賊62
 「死ねェあああああ!!!!」
下っ端山賊13
 「オラッイッた!!!!」ブン!!



 ――――ブォン!! 



下っ端山賊59(死)
 「―――」
下っ端山賊62(死)
 「―――」
下っ端山賊13(死)
 「―――」


 ――――フィアナの騎士剣の一振りで山賊が3人斬り殺された。


山賊のボス・ガルザモ
 「俺がァァァァァァァァ!!!!」ダダダダダダダ!!!!
 「オオォラァッ!!!」ブン!!


 ――――ブォン!! 


山賊のボス・ガルザモ
 「ぐあ―――――」


 ――――斧を握っていたガルザモの手が斬り飛ばされる。

 ――――彼はフィアナに駆けた勢いそのまま転がり倒れて民家に突っ込んだ。


下っ端山賊たち
 「ボスがやられたァ!!」
 「あの騎士倒せ!」

フィアナ
 「(ブォン!! ブォン!! ブォン!!)」
 
下っ端山賊
 「がぁッ!!?」(死)
 「ぬぉあ!!」(半死)
 「ぎゃ―――」(死)



 ――――フィアナの振るう騎士剣の前に山賊たちは次々と倒されてゆく。

 ――――ルーシー達弓兵もすかさず矢を彼等に放っていく。

 ――――そして、

929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:06:29.14 ID:McT9OtAb0
やけに練度高いな
930 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 22:24:04.30 ID:RBebIiuI0

下っ端山賊
 「俺は騎士はやめだ! 無理無理!
  あのガキ共をぶっ殺して突破してやるわ!!」


 ――――ダダダダ!!


ゼファー
 「ハァ、ハァッ、ハァッ!!!」ダラダラ

シャルクス
 「やるぞっ、やるぞゼファー! 俺を援護しろぉ!!」

ゼファー
 「ああ・・・!!!」

シャルクス
 「くたばれ山賊どもぉーーーー!!
  うおわああああああーーーっっっ!!!」

ゼファー
 「あああアーーーーーっっっっ!!!」






【ゼファー&シャルクスの初陣の結果】
(このレスのコンマ十の位で決定↓ ゾロ目はポイントストックのみ)

 0 シャルクス活躍、ゼファー活躍できず(この初陣イベントの後、シャルクスエロイベント)
 1 シャルクスとゼファーが協力し合って山賊を一人倒す。[以下空白はコレ]
 2
 3
 4 フィアナがわざとゼファーの足を引っ張る事をする。(この初陣イベントの後、フィアナとのエロイベント)
 5
 6
 7 シャルクス活躍できず、ゼファー活躍(この初陣イベントの後、姫キャラとのエロイベント)
 8
 9
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:24:40.23 ID:McT9OtAb0
a
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:25:56.74 ID:McT9OtAb0
ん?ああ安価じゃなくて>>930のコンマか、↓をみてついうっかり
933 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 22:41:47.80 ID:RBebIiuI0

 ――――ガキン!!!

ゼファー
 「ぅクッ、くッ!」

 
 ――――ゼファーは山賊と鍔迫り合いをする。


下っ端山賊
 「ガキがッ、震えてやがる! 初陣か!
  遠慮せず死ねェ〜〜!!」

ゼファー
 「力負けする・・・・っっっっっ」

シャルクス
 「のおあああ!!!」ブンブンブン!!

下っ端山賊
 「おおっとぉ!! あぶねぇ!
  ヒヒ! 英雄様もへっぴり腰で剣振るなよ! 当たったら切れちまうだろうがぁ、ヒヒ!」

ゼファー
 「助かった・・・!!
  ありがとうシャルクスっ」

シャルクス
 「うぬぅ〜〜! お前が引きつけてる敵なら殺せると思ったのにィィ・・・!」ブルブル

下っ端山賊
 「仲良く喋ってンなよ!!
  死ね、英雄くぅん!!」


 ――――ブン!!


ゼファー
 「シャルクスは皆の希望なんだっ、絶対に殺させないっ!!」ガキィン!!

下っ端山賊
 「ちっ!!」

シャルクス
 「オフェンスは俺だァァァ!!」

下っ端山賊
 「食らわねぇよ!!」

 ――――ブン!!

シャルクス
 「ひょわああ!?!?」

下っ端山賊
 「この程度――――」
ゼファー
 「であァッッ!!」

 ――――ガキン!!

下っ端山賊
 「ぬぐぅ!?」

シャルクス
 「てめっ、コイツは俺の得物だ! オラ! オラ!」ガキン!ガキン!

ゼファー
 「はああアア!!」ガキン!

シャルクス
 「オラ! 死ね! オラ!」ガキン!

下っ端山賊
 「おっ、ちょ、待っ、おおお!?!?」ガキン!!ガキン!!ガキン!!

ゼファー
 「だあああ!!!」
シャルクス
 「ふぬああ!!!」

 ――――ザシュ!!!!!
934 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 22:53:53.89 ID:RBebIiuI0

下っ端山賊
 「ぎゃブ!!!」


 ――――ゼファーとシャルクスの剣がそれぞれ山賊の身体を切り裂いた。


ゼファー
 「ハァハァッ!」

シャルクス
 「フゥ、フゥ!!」

下っ端山賊
 「ぶ・・・・が、が・・・・」グラ


 ――――バタン


ゼファー
 「し、死んだ・・・?」

シャルクス
 「殺ったか・・・!?」

下っ端山賊
 「――――」

ゼファー
 「・・・」
シャルクス
 「・・・」

ゼファー&シャルクス
 「「よし、次―――――――」」


 ――――彼らは振り返って残りの敵に視線を向ける。

 ――――だが敵たちは全員地面に伏せっていた。

 ――――そのほとんどは絶命している。


フィアナ
 「初陣おめでとう、ゼファー」


 ――――長い騎士剣を地面に突き立てたフィアナは笑って拍手をする。


 ――――彼女は斬り殺した人数に反して返り血をあまり浴びていなかったが、

 ――――ちょっと顔についた血液がゼファーとシャルクスを恐慌とさせた・・・・。
935 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 23:15:49.84 ID:RBebIiuI0

 ▽山賊のアジト
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 
 ――――村に来た山賊を一掃した後、100人を超す義勇軍が○○村に到着した。

 ――――ゼファーは彼らのアジトを攻める義勇軍にも混じり戦闘を行った。



義勇軍の人
 「解放軍であるッッッッッ!!
  我ら世界から暗黒邪教を駆逐する解放軍であるッッッッ!!」

義勇軍の人達
 「おオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

ゼファー
 「捕らわれた人達を救出するんだ!!
  オオオオオオオオッッッッ!!!!」






 ▽○○村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

シャルクス
 「ゼファーも元気だなァしかし。
  あとは消化試合だってのに」ノホホン





 ▽山賊のアジト
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ミラ
 「牢屋は多分あっちすよ!」

ゼファー
 「分かりましたッ!」

リアス
 「て、敵はっ、」
義勇軍の人たち
 「解放ーーー! 解放ーーーー!」
リアス
 「あわわわわわ!!!」





【ゼファーのアジトでのイベント結果】
(このレスのコンマ十の位で決定 ゾロ目はポイントストックのみ)

 0 重傷を負う(誰かの看病イベント)
 1 サリアーヴが参加していて彼女を必死に守った。だが彼女は強かった。[以下空白はコレ]
 2
 3
 4
 5
 6 ミラに覚えられる。
 7 リアスに覚えられる。
 8 もう一人前に戦力になっている。(このイベントの後、姫キャラとのエロイベント)
 9 同上
936 : ◆QwZTpZcwPAgY :2021/07/14(水) 23:25:23.12 ID:RBebIiuI0

 ――――┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


アジトにいた山賊
 「なんだコイツ等ァァっーーー!!!!」

ゼファー
 「シャルクスの助けになるんだッ、僕は!!」


 ――――ザン!!!
 

アジトにいた山賊
 「ぐは・・・・!!!」バタン

ゼファー
 「オオオオオオオオーーーーー!!!!!!」

義勇軍の人達
 「おおおおおおおおーーーーー!!!!!!」

ミラ
 「勢いすご・・・」


 ――――┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨




 ――――アジトに捕らわれていた村の女子供たちも救出され、

 ――――シャルクスたち解放軍の仕事は大成功に終わった。


 




 ――――これを機に解放軍には王都以外にも各地から助けを求める声が届く。
 
 ――――この初陣の様な派手な働きこそないものの、

 ――――小さな悩み事もコツコツ解決していく彼らの評判は日に日に増している。

937 : ◆QwZTpZcwPAgY [saga]:2021/07/14(水) 23:29:53.87 ID:RBebIiuI0

 初陣を成功させた後ゼファー達は祝勝会的なものを開いたか開いてもらいました。

>>938 その場所は?(姫キャラとのエロイベントもそこで行われます)
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 23:35:50.02 ID:McT9OtAb0
シャルクス達の泊まってたホテル
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