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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/09(月) 11:08:18.36 ID:QLJXPpP5O
-
クロウス「姫様、また図書館から本をお借りしていたのですか?お持ち致します」
フローリア「これぐらいは平気よ? それよりクロウスは何をしていたの?」
クロウス「私は訓練所を使わせて頂いておりました、剣は毎日振らないと勘が鈍るものでして」
クロウスの身体には確かに訓練の後と思われる汗がじんわりと滲み出ていた。
汗臭いのがフローリアに移るのを気にしてか普段よりも2、3歩ほど下がってついて来ている。
そんなに気にしなくても良いのにな。とフローリアは思いつつも彼の生真面目さからくる心遣いにくすりと笑みを浮かべた。
しかしある教室の前を通りすぎた時、聞き覚えのある話し声が耳に入り二人は思わず脚を止めた。
フローリア「この声……ルル?」
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/09(月) 11:12:25.37 ID:QLJXPpP5O
-
教師「何度言えば分かるのですかルル!もう提出の期間はとうに過ぎているのですよ!?」
ルル「はうっ…ごめんなさい」
教師「天然の魔力を帯びた素材に人力で魔力を流す実験のレポートを提出していないのはもう貴女だけですよ!」
教師「貴女の魔法使いとしての実力は確かに認めています、しかし幾ら実技が優秀だからといって提示された課題をこなす事のできない者を周りがどう見るのでしょう?」
教師「ただでさえ貴女は突拍子もなく訳のわからない魔法を使ったり…!」クドクド
生徒A「先生、ルルさんは自分の実験の方が忙しくて手が回らないのですよー」
生徒B「そうですねぇ、平民でありながら首席の座に座る天才様は学院の課題よりも優先するべき事があるので仕方がないですわ、うふふ!」
ルル「そ、そんなことは無いよ!!ただ素材を集めに行っても…、その…!!」
どうやらルルは学院からの課題の件でなにやら怒られているようであったが、周りを取り囲む生徒は託つけるようにルルに対して嫌みのような言葉を浴びせていた。
クロウス「なんだアイツら、寄って集ってこれ見よがしに…」
フローリア「ルル…」
ジェニファー「ちょっと貴女たち、いい加減になされたらどうですの? 怒られているのはルルですが貴女たちは関係無いでしょう!」
生徒A「あらやだ、没落貴族の娘が何かおっしゃってますわね?」
生徒B「仕方ありませんわ、学院首席の天才様の金魚の糞ですからねぇ……本体が悪く言われて庇うのも無理はありませんわぁ」
ジェニファー「その金魚の糞以下の成績の貴女達に何を言われてもピンと来ませんわね……私が糞なら、さしずめ貴女達はクソに群がる微生物と言ったところかしら?」
生徒A「んなっ!?没落貴族が汚ならしい言葉を…!」
ルル「じ、ジェニー!?私なら大丈夫だから落ち着いて…!」
- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/09(月) 11:23:37.04 ID:QLJXPpP5O
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正に一触即発といった状況であったが、一人の女学生が席を立ち静かに声を上げた。
????「お止めなさい、二人とも」
生徒B「し、しかしですねディアナ様…!この没落貴族はワタクシたちを…!!」
ディアナ「没落していようがしていまいが彼女は貴女達と同じ貴族階級の人間……友人のために立ち上がる彼女の誇り高き振る舞いには敬意を表するわ」
ディアナ「むしろ貴女達のような振る舞いこそが貴族の品位を陥れているということを理解しなさい、ひいてはそれが我が魔導帝国の品位に繋がるのです」
ディアナの発言と視線の鋭さにルルとジェニファーを貶めていた貴族生徒たちは気圧され、顔を青ざめさせた。
生徒A「ひっ…!?」ビクッ
生徒B「す、すみませんでした…!!」
ディアナ「分かればよろしいのです……さて、先生」
教師「何かしらディアナ?」
ディアナ「ルルは確かにたまに滅茶苦茶な事をしでかしたりします、しかし魔法というナールの根幹をなす技術に真摯に取り組んでいるということを私は知っております」
ディアナ「ですのでここはルルに今一度のチャンスを与えては頂けないでしょうか?」
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/09(月) 11:24:56.03 ID:QLJXPpP5O
-
ルル「ディアナ…!」
ルルの表情がぱぁっと明るくなるのが遠目からでも分かる。
どうやらルルも彼女には信頼を寄せているようで、聡明かつ淑やかな雰囲気を漂わせるディアナという女生徒は学院生徒にとって中核とも呼べる存在のようだ。
教師「ふむ…ならばルルよ、こちら側が出した条件を呑むのであればレポートの期限を先伸ばしにしても構いませんよ」
ルル「ほ、ほんとに!?」
ディアナ「落ち着いてルル、まずは条件の確認をすべきよ」
教師「何も複雑な条件ではないわ、ただ素材採取の場所をこちらから指定させてもらうだけよ…しかしハッキリ言って難易度は高めな所を指定させて貰うわ」
そう言うと学院の教師は空中に魔力で作った地図のようなものを広げ、あるポイントを指し示した。
ルルが指定された素材採取の地
↓1から先に2票入ったダンジョンに向かいます
@オークの住む自然の迷路 無網の谷
A魔導ゴーレムの墓場 腕(かいな)の遺跡
B亡霊のさまよう古城 血霧の古城
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/09(月) 11:25:53.00 ID:rEGGWxl0O
- 1
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/09(月) 11:28:19.10 ID:Z0JomrpvO
- 2
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/09(月) 11:43:46.36 ID:jnbOWS1t0
- 2
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/09(月) 16:21:55.40 ID:oQwtQFUdO
- ディアナとルル(もしくはジェニファー)の両方と関係を持って醜い女の争いしてほしみあるな、
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 22:37:24.79 ID:PpuAQSAfO
- そういえばこの物語って別に帝国に復讐するとかじゃなかったんだな
- 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 23:23:28.98 ID:Zy6bb1IRO
- そういう展開になるかは安価次第なんでしょうね
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 23:36:58.30 ID:2+uqrkJb0
- ナールの人達と仲良くなって、王国の悲劇を繰り返したくないからと立ち向かう展開がいいな
- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 13:10:46.54 ID:BWXKVUDhO
- エロはNTR凌辱が基本って書いてあるから穏やかじゃなさそうだぁ……
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/13(金) 10:31:58.73 ID:EPsX/OI6O
-
A腕(かいな)の遺跡ルート
教師「貴女には腕の遺跡にて実験の素材を採取してもらいましょう」
教師が言い終えると教室が内ざわつき始めていた。
どうやらその腕の遺跡とやらは相当危険な場所のようでジェニファーは思わず抗議を申し立てた。
ジェニファー「ちょっと待ってください!腕の遺跡って…あそこは100年前から野良ゴーレムがうろついている場所ですわ!そんなとこに行かせるのは危険ではなくて!?」
教師「もちろん普通の生徒になら私も止めていたでしょう、しかし彼女の実力なら問題は無いはずです」
教師「確かにあの遺跡は危険ですが、裏を返せば貴重な素材が多く眠っている土地でもあります…おそらく貴重な結果が得られるはずでしょう」
ジェニファー「だ、だったら私も同行させてください!幾らなんでも一人ではさすがに…」
教師「それでは彼女の罰にならないでしょう、この件に関しては他の学院生の助力を得ることは禁止とします!」
ジェニファー「ぐぬぬ…!」
ルル「ダイジョーブだよジェニー!これぐらいはへっちゃらだって!!」
ディアナ「本当にいいのね? あそこは腕利きの魔法使いでも数人で探索に当たるのが基本の場所よ?」
ルル「もち!わかってるよ、けど何とかディアナが掬ってくれたチャンスだよ?これを棒に振るわけにはいかないよね!」
ジェニファー「…はぁ、私のライバルながらとんだ能天気ですわね……ちゃんと無事に帰ってきなさいよ?」
ルル「へへ、任せてよ!」
グッとガッツポーズをしながら笑うルルであったが、周りの反応から察するに相当厳しい試練を与えられた事が分かる。
中にはルルを憐れんだり嘲笑する者もいたが意にも介さず彼女は準備を進めるために教室を後にした。
- 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/13(金) 11:20:46.83 ID:EPsX/OI6O
-
そして時間は少し経ち……クロウスとフローリアはルルの部屋を訪ねていた。
コンコン
ルル「はいはいごめんねー、ちょっと今出発の準備で忙しいからさ…また後で来て欲しいなー」
フローリア「あの、私です…フローリアです…」
クロウス「ついでに俺もいるぞ」
ルル「えっ!?お姫さま!?ちょ、ちょっと待ってね、今開けますから!」
ルル「いやはやまたしても汚い部屋に上げてしまって申し訳ないです…!」
フローリア「いえ…もう慣れたので平気ですよ?」
ルル「ところで今日はどういった用事で?いま少し忙しくて魔法のアドバイスに関してはまた今度に…」
フローリア「あの、ごめんなさい……実はルルが怒られていた時のお話を聞いてしまっていて、それで気になって…」
ルル「あ、あー…ひょっとしてアレ、聞かれてました?」
クロウス「まぁ、な……おまえさんがあの岩洞にいたのは実験のための素材集めだと思ってな」
クロウス「だとすれば俺たちにも責任がある、と姫様がおっしゃっているわけだ」
フローリア「私達を助けたからルルの目的が達成されてなかったのですよね…?本当に申し訳ございません…!」
ルル「いやいや、お姫さまが謝ることはないですよ!あんなの見たら助けたくなりますし、何よりレポートが遅れてるのは私が悪いだけですから…!」
- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/08/13(金) 11:23:15.09 ID:EPsX/OI6O
-
クロウス「それにしてもやけにイビられていたな、あんな露骨なイジメが許容されるほど学院は腐っているのか?」
ルル「うーん、それはある意味仕方の無い事というか…そもそもナールって昔から貴族階級が幅を効かせていた国だから、平民出身の私はどうにも気にくわないらしいんですよね」
ルル「あの先生も貴族出身だから余計当たりが強いというか……でも全員が全員そうではないよ!? ディアナは貴族だけど贔屓はしないしジェニーは親友だもん!」
ルル「それに今の女帝になってからはマシになってる方だよ?平民出身の私でも、力さえ示せば首席の位置にいられるぐらいにはね」
クロウス「……まぁ、あの女帝なら階級など気にするようなタマではなさそうだな」
フローリア「それでルルさんはどうするのですか? 危ないところに行くんですよね?」
ルル「んー、もちろん行きますよ? 明日の早朝には出ようかと思ってる……って、ひょっとして心配して来てくれたんですか?」
フローリア「当たり前です!ルルさんは私たちの恩人ですし…」
ルル「そっか、へへ! ありがとうございますお姫さま! でも私は平気ですよ!! 危ない橋なんて既に二本も三本も歩いてるんでどうってことないです!」
フローリア「ルルさん…」
クロウス「………」
ルル「ささ、私は準備を進めますんで!! お二人はもう帰ってください!!もうじき日も落ちますので!」
ルルに催促されて部屋から出る二人。
見送りをしてくれたルルの表情は最後まで笑顔を絶やすことは無かった。
フローリア「クロウス…ルルは大丈夫なんでしょうか?」
クロウス「見たところ緊張や強ばりといったモノは感じられませんでした、おそらく彼女なりに勝算は有るのでしょう」
フローリア「そうですか、ルルはお強いんですね」
クロウス(……とはいえ、あの能天気そうなヤツがあそこまで下準備を進めているんだ。 そう簡単にはいかない作業になりそうだが)
フローリア「……その、クロウス…」
クロウス「なんでしょう、フローリア様?」
フローリアは何かを言い悩んでいるようだが…。
↓1から先に2票入ったルートに進みます
@私たちにできる事はあるのでしょうか?
(ルルの課題にクロウスが同行、戦闘で有利を取れるが負けた場合はルルが取り返しのつかない事態になります)
A……ううん、何でもないの
(ルルの課題にフローリアが同行、戦闘に負けても強制コンティニューで話が進みます)
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 11:25:55.09 ID:m3G74Mv/O
- 2
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 11:31:51.14 ID:j8xA0lndO
- このレスのコンマが奇数なら1偶数なら2
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 11:34:07.24 ID:dT1IyKma0
- もう決まってるけど2
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 11:44:50.17 ID:ezpb4KUjO
- 最初の頃のカエルに犯されてた時とずいぶん内容変わったなー
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 12:00:24.24 ID:j8xA0lndO
- 初めはエロ一辺倒なスレだと思ってた
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 12:20:24.42 ID:rhUw8KsPO
- 1だったら安価次第でキャラロストとかあったんだろうか
- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 13:35:27.29 ID:n+LAyzDQO
- あっさり殺されてた前例を見るにクロウスの方が心配でならない
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 13:42:44.56 ID:TXEyB6jy0
- 確か50-50で勝敗決めて3本先取だったっけ
奇数だか偶数だかのゾロ目で強制敗北だし何度か敗北する前提なとこある
- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 17:47:20.51 ID:KBa7dZruO
- ぶっちゃけ女性陣の安否以上にクロウスが最後まで生き延びられるかの方が気になって仕方がない
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 19:13:05.18 ID:HGoNKgDM0
- コンティニューも回数制限あるっぽいし基本的にはバッド寄りの結末になりそう
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 17:10:37.32 ID:ZdyGD1uy0
- 1ルートならともかく2だと普通に生命の危機って感じでこわい
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 22:45:01.38 ID:ZdyGD1uy0
- 探索場所の話
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/15(日) 21:10:13.84 ID:69WW/2XY0
- 残りのコンティニュー回数は分からないようにしてる感じですか?
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 01:40:11.02 ID:lNF7VU8Q0
- まだかなー
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 16:59:51.58 ID:J4Iwgta6O
- 一週間経っても音沙汰無しのままなら終わりだろうな
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 17:48:59.98 ID:ErBwPvZdO
- ざっくりでいいから次の更新いつ頃になりますとか教えてくれると助かるけどなぁ。不定期でも続く人と続かない人との差ってそういうところにある気がするし
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 23:55:54.55 ID:KwGXEpP10
- アナウンス出す人もエタる人は普通にエタらせるけど、予告の日を過ぎた時に読者側が諦めつくのは大きいよな
- 218 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 21:57:25.37 ID:7H07LuTZO
- >>1です、今さらながら酉を付けて戻ってきました
やはり更新報告はあった方が良いんですかね…?もし予定通りにできなかったら申し訳なさすぎて濁してたんですが生存報告とかぐらいはした方が良かったのかも
ひとまず今から再開していきます、戦闘の終わりまでは突き進んでいきたいな
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 21:58:00.26 ID:/JhZxBVmo
- はいよー
- 220 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 21:59:08.73 ID:7H07LuTZO
-
フローリア「……ううん、何でもないの」
クロウス「…そうですか」
フローリアは喉から出かけた言葉を飲み込んだ。
きっとクロウスに相談すれば彼はちゃんと話を聞いてくれるだろう。
しかし彼女はその言葉を口にはしなかった。
変わりにフローリアの瞳にはある種の覚悟のようなモノが宿っていた。
フローリア「ここまでで良いわ、ありがとうクロウス」
クロウス「いえ、姫様もお早めにお眠りください」
フローリア「分かったわ……そうだクロウス、明日はゆっくりしていたいから朝起こしに来るのは少し遅くして欲しいの」
クロウス「畏まりました、それではおやすみなさいませ…姫様」
フローリア「……ごめんなさい、クロウス」
- 221 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 22:00:47.66 ID:7H07LuTZO
-
早朝、ルルは支度を終えて遺跡周辺の辺りまで転移できる転移魔方陣の前に居た。
昨日から行っていた準備は転移魔法で遺跡までのショートカットを創るためであった。
ルル(遺跡の前までは行ったことがあるけど最後に行ったのだいぶ前だったし準備にわりと時間かかっちゃったかな?)
ルル(まぁサクッと行って終わらせてすぐ帰るのがベストかなー、あまり長居するような場所ではない……し?)
フローリア「あの……おはようございます」
部屋を出るとそこにはフローリアの姿があった。
なぜか学院の制服を着ていてどこか緊張した面持ちをしている。
ルル「あれ?姫さまどうしたんですか、こんな朝早くに…」
ルル「あっ、さては見送りに来てくれたんですか!わざわざありがとうございますー!…あれ?クロウスさんは居ないんですか?ひょっとしてお寝坊とかなんですかね!あっはっは…」
フローリア「クロウスは来ません、ここには個人的な事情で来てしまいました」
緊張をほぐすように一息ついた後、フローリアはここに来た意図を高らかに伝えた。
フローリア「ルルさん、私を一緒に連れて行ってください!!」
ルル「……へ?」
クロウス「おはようございます姫様、朝のお時間です。お迎えに上がりました」コンコン
シーン…
クロウス「…? 姫様?」コンコン
フローリア?「ご、ごめんなさいクロウス……今日は体調が優れなくて、また後で出直してくださる?」
クロウス「そうですか、畏まりました」
フローリア?「……ほっ」
クロウス「……なんて言うと思ってたか!!」
ジェニファー「びゃっ!?は、入ってこないでと言ったじゃないですか!?」
クロウス「俺が何年姫様の護衛をしていると思っている、似せた所で声でバレバレだ!姫様はどこだ!!」
ジェニファー「な、なんのコトデスカネ。ワタクシさっぱりデスワ…」
- 222 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 22:08:25.80 ID:7H07LuTZO
-
腕(かいな)の遺跡 初層
ルル「ぷふふ!てことはその制服ジェニーから借りたんだ!!」
フローリア「はい、少しでも衛兵に怪しまれないように済むには学院生に成り済ますのが一番かと思いましてご協力をお願いしちゃいました」
ルル「それにしても姫さまも結構ワルだねぇ、ひょっとして前科持ち?」ニヤニヤ
フローリア「そ、そんなことないですよ!こんな事はこれが初めてです…!衛兵さんと擦れ違う度に心臓がバクバクしてたんですよ…!!」
ルルとフローリアは遺跡の入り口辺りまで足を進めていた。
あの後、一応止めはしたもののフローリアのどこか必死な態度にルルは押されてしまい了承してしまったらしい。
フローリア「あの教師の人は学院生の助力は禁止してましたけど、私のような部外者の助力は禁止していませんでしたので……」
ルル「あー、確かに言ってなかった!」
ルル「けどそれなら姫さまが直接出向くよりクロウスさんに頼んだ方が良かったんじゃない? 足手まといとは思わないけどそこそこ危ない場所だとは思うよ?」
フローリア「それは…そうだったんですけど………私は今まで何も知らなすぎたなって最近そう考えるようになって…」
フローリア「今まで危険な事からは遠ざけられて生きていて、その結果今の何もできない自分が凄く嫌になっているんです…」
フローリア「ルルさんの助けになりたかったというのも有るんですけど、半分は私のエゴみたいなものなんです」
- 223 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 22:17:29.48 ID:7H07LuTZO
-
ルル「ふんふんなるほどね、つまり姫さまは今の自分よりもっと強くなりたいわけなんだね」
フローリア「はい、魔法を習いたかったのもそのつもりで……あの、結果的にルルさんに迷惑をかけてしまいましたよね…? ほんとにごめんなさい…」
ルル「謝らないでくださいよ、私だってこんな陰鬱な所になんて一人で行きたくは無かったんですもん! まぁ後でクロウスさんにはしこたま怒られそうだけど…姫さまの気持ちは私もよぉ〜〜〜っく分かるんで!!」
オーバーなリアクションをとったかに思えばどこかばつの悪そうな表情を見せるルル。
宙を眺めながら彼女は寂しげに語りだす。
ルル「私も、さ……子供の頃は平民だのなんだので色々苛められてて。悔しくて強くなって見返してやるー!!っていうのが魔法使いを志すようになった動機なんだ」
ルル「まぁ強くなった今でも見返せてるかどうかは怪しいんだけどね、採ってきた素材はどっかに隠されるわ荒らされるわで大忙しだよ」
フローリア「……ルルさん、それは…」
ルル「まっ!今回はさすがに手を出したりはしてこないでしょ!場所も場所だし今回は見つけ次第、即現地で即実験する予定だからね!」
ルル「だから姫さまも気にしないで元気出しなよ、少なくとも私は姫さまの事は応援してるから……さぁあああっっっ!?」
フローリア「ど、どうしましたルルさん!?何か見つかったんですか!?」
ルル「ごごごめんなさーい!調子に乗って姫さまにタメ口使っちゃった!?ゆ、許してください何でもしますからァ!?」
- 224 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 22:19:44.76 ID:7H07LuTZO
-
普段は明るくお転婆で元気な女の子だが変なところで線引きをしっかりしようとするルルにフローリアは思わず呆気にとられてしまった。
フローリア(そんな事気にしなくてもいいのに……あ、そうだ)
フローリア「ルルさん、今何でもって言いましたよね?」
ルル「は、はい…私にできることなら…!」
フローリア「それなら、もう堅苦しい敬語とかは全部抜きにしませんか?」
フローリア「その……私も、ルルとはお友達に、なりたいですし…」モジモジ
フローリア「お、お城の中で暮らしてるとどうしてもそういう友達ができなくて…ルルとジェニファーさんの関係は見ていてずっと憧れてたんです…だからルルがよろしければで良いんですけど…///」
ルル「わ、私は良いんだけど…むしろ私なんかで良いの?」
フローリア「はい!ぜひルルとお友達になりたいです!」
ルル「はは…!私も正直同じぐらいの歳の人に敬語使うの息が詰まりそうだったし、フローリアとも普通にお喋りしたかったんだ!」
ルル「うん決まり!今日から私たちは友達だね♪」
フローリア「友達………ふふ♪」
- 225 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 22:20:52.38 ID:7H07LuTZO
-
腕(かいな)の遺跡 中層
遺跡の内部は少し湿気った空気と今は動かなくなったゴーレムの残骸、そしてなにやら腕を象った石像が多く立ち並んでいた。
なぜこのように奇妙な空間になっているのか、多くの研究者が真相の解明に挑んでいたが古代文明の遺産でもある守衛ゴーレムの妨害もあり思うように調査が進んでいないのが現状である。
今となっては魔導帝国が正式な手続きを行った者以外の立ち入りを禁止している程であり、今もゴーレムが遺跡内部をさ迷っているようだ。
フローリア「そういえばこんな所で素材採取って…いったい何を採取するつもりなんですか?」
ルル「ゴーレムのコアの部分だよ、魔導ゴーレムには核の部分に魔力を貯める鉱石を使っていてそれを狙ってるんだけど…」
ルル「正直そこら辺をうろついているゴーレムはもうコアが壊れかかっているものばかりで使えそうには無いんだー」
ルル「だからなるべくなら保存状態の良いゴーレムを狙いたいとこなんだけど……あれ?」
フローリア「どうかしましたか?」
ルル「いや、なんかこっちの方から風が吹いたような…」
ルルは壁の方へ向かうとぺたぺたとあちこちを探り回す。
するとルルが触れた部分が光り始め、壁が消え道が出てきた。
フローリア「か、隠し通路…?」
ルル「うーん、どうやら魔力に反応する仕掛けだったみたい……上手くカモフラージュしてあったみたいだけど、経年劣化からは逃れられなかったみたいだね」
ルル「それよりも!私は今からワクワクが止まらないよー!!ねぇねぇ、早く行こうよ!!ひょっとしたらお宝が隠されてるかもしれないよ!!」キラキラ
フローリア「……ルル、課題忘れてませんよね?」
隠し通路を奥に進んでいくと小ホールぐらいの大きさの広間へと繋がっていた。
室内は相変わらず不気味なオブジェが配置されているが、それよりも中央の台座に鎮座している正方形の箱のようなものに目が行ってしまう。
ルル「んー…と、ひょっとしてハズレ?」
フローリア「行き止まりみたいですしそうかもしれませんね」
ルル「ええ〜結構歩いたのにぃ」
そうルルが肩を落とした瞬間、突然部屋全体が振動し通ってきた通路が障壁により閉じられてしまった。
やがて中央の台座に奉られている箱がゆっくりと開き、中にいる物体が静かに動き出した。
箱の中に封印されていた魔物or魔導ゴーレム
↓1から↓3の間で募集
【名前】
【生態】
【攻撃方法】
【弱点】
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 22:25:35.61 ID:0YP1lwgw0
- 【名前】アシュラー
【生態】複数の腕を持つ人型ゴーレム 股間からは立派なイチモツの形状をした物体が生えている
【攻撃方法】素早い動きと複数の腕を生かしたパンチや関節技
【弱点】頭を破壊されると動きが止まる
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 22:26:05.58 ID:IjO14MWBO
- 【名前】コードネーム【Co-44】
【生態】大気の魔翌力を吸収する魔導核によって半永久的に動き続ける
【攻撃方法】純粋な破壊のみをもたらす存在
【弱点】良くも悪くも物理一辺倒な為そこが攻略の鍵?
- 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 22:28:07.22 ID:LHO1UNI/O
- 【名前】ゴーレムネクロマンサー
【生態】死神のような容貌の魔導ゴーレム
【攻撃方法】機能停止した他のゴーレムを蘇らせ従える。同時に3台まで使役可能
【弱点】本体の動きはとても遅い、というか棒立ち
- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 22:29:45.40 ID:/JhZxBVmo
- 【名前】ミミック
【生態】宝箱に寄生する触手生物。獲物を取り込んでゆっくり消化する。その際快楽を与えた方が肉が柔らかくなるので媚薬粘液を分泌する。
【攻撃方法】触手による打撃と絡め取り
【弱点】蓋を閉じられるとしばらく開かなくなる。
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 22:32:21.62 ID:ZRLh5lkd0
- 名前 バイオゴーレム
生態 半壊したゴーレムに触手状の魔物が取り憑いた敵
攻撃方法 触手を伸ばして攻撃、構成物質を利用した質量攻撃
弱点 鉱石の隙間から覗ける魔物本体
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:01:21.23 ID:60ctOKEM0
- >>1が生きていて非常に嬉しい
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:32:00.95 ID:hMFtyE790
- 無事で何より
生存報告に関しては普段以上に間が開くと少し心配になるからあると嬉しいかも?もちろん強制はしない
- 233 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 23:37:16.74 ID:OMbsJdMdO
-
>>226でいきます
アシュラー「………」ズシン、ズシン…
箱から出てきたのは人のカタチをしたゴーレムだった。
縦の長さは2メートルを優に越えており両肩から三本ずつ腕が生えていた。
フローリア「あ、あれも……ゴーレムなんですか?」
ルル「下がってフローリア」
ルルはフローリアを自身の後ろに下がらせる。
そこら辺の野良ゴーレムならフローリアを連れていても余裕で倒せる自信があった。
しかし彼女の本能がいま目の前に相対している敵の厄介さを悟らせ、普段のハイテンションが鳴りを潜ませる。
ルル(これはフローリアを守りながらはちょっとしんどいかなぁ、けどコイツを倒さなきゃここから脱出できそうにないみたいだね)
アシュラー「………」ギギギ
ルル「仕方ないかぁ…ちょっとばかし頑張りますか!」
- 234 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/19(木) 23:50:15.64 ID:OMbsJdMdO
-
────戦闘開始────
【Act.1】
ルル(リーチの差は魔法で埋められるから問題無いとして、相手のスピード次第ってとこかな…どうしようか)
ルルの行動選択
@風魔法で宙に浮き、雷撃魔法を叩き込む(チャージ系◯、テクニック系×)
A遠距離から炎魔法乱れ撃ち(テクニック系◯、アタック系×)
B投影魔法による幻影から岩魔法のカウンター(アタック系◯、チャージ系×)
アシュラーの行動パターン
01~30 6本の腕を叩きつけ衝撃波(チャージ系)
31~60 腕を鞭のように振るってくる(テクニック系)
61~98 素早い動きで横撃を叩き込む(アタック系)
奇数ゾロ目 結果に関係なくルルの勝ち
偶数ゾロ目 結果に関係なく敵の勝ち
↓1でルルの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:53:55.89 ID:dIJaVyAUO
- 3
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:54:16.95 ID:hMFtyE790
- 2
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:54:26.37 ID:0YP1lwgw0
- む
- 238 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/20(金) 00:18:29.92 ID:/Dv4Ox54O
-
ジリジリと付かず離れずの距離をキープする両者。
しかし口火を切ったのはゴーレムの方であった。
両膝を曲げた瞬間に前傾姿勢から一気にルルの方へダッシュしてきた。
そのスピードは一瞬でルルとの距離を詰め、ルルは迎撃の準備を整えている真っ最中であった。
ルル「はやっ…!?」
アシュラー「……!」ダッダッダッダ……タンッ!!
ルルが魔力で陣を描き終えると同時にルルの目の前でゴーレムはステップを踏み、ルルの真横から拳を叩きつけようとする。
フローリア「…る、ルル!!」
アシュラー「……#5$\##%6@!!」
ゴーレムの拳がルルの身体を粉砕……することは無かった。
拳がルルを捉えた瞬間、蜃気楼のようにルルの姿は消え……代わりにゴーレムのみぞおちに岩の柱が何本も叩き込まれていた。
アシュラー「……!?!?」ズシン…!
ルル「こっち(投影魔法)の準備は出来てたんだよねー、引っ掛かったでしょ?」
してやったりな表情を浮かべ、ルルはゴーレムの背後を悠々と取っていた。
ルルはほんの僅かな時間の間に二つの魔法の詠唱を終えていた。
それは彼女の努力による発動までの高速化、異なる魔法のほぼ同時発動という離れ業である。
───ルルの勝ち───
1 2 3
ルル ◯
ゴーレム ー
- 239 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/20(金) 00:20:53.76 ID:/Dv4Ox54O
-
【Act.2】
ルル(やっぱりスピードで押してくるタイプかぁ…こういうのとはまともにやり合いたくは無いなー)
ルルの行動選択
@風魔法で宙に浮き、雷撃魔法を叩き込む(チャージ系◯、テクニック系×)
A遠距離から炎魔法乱れ撃ち(テクニック系◯、アタック系×)
B投影魔法による幻影から岩魔法のカウンター(アタック系◯、チャージ系×)
アシュラーの行動パターン
01~30 6本の腕を叩きつけ衝撃波(チャージ系)
31~60 腕を鞭のように振るってくる(テクニック系)
61~98 素早い動きで横撃を叩き込む(アタック系)
奇数ゾロ目 結果に関係なくルルの勝ち
偶数ゾロ目 結果に関係なく敵の勝ち
↓1でルルの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 00:22:25.17 ID:ABUnbGDio
- 3
- 241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 00:22:30.87 ID:hk0TcknBO
- ぐうぞろ
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 01:11:54.23 ID:ZGug2TL00
- 惜しい
- 243 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/20(金) 01:37:32.31 ID:vqQTz28ao
-
ゴーレムは何度もその素早さを活かした動きでルルを攻撃しようとするがルルの幻影を捉えきれないままであった。
何本もの石柱をくらい、強固な装甲を纏っているゴーレムの体にも段々とヒビが入ってきている。
ルル「よいしょっと!」
フローリア(すごい……あんなに大きい相手を圧倒している…!)
ルル「大体パターン読めてきたよ、次はこっちでしょ!?」
アシュラー「……##@2☆9><%#…」バチバチ…
息もつかせぬ怒濤の攻撃にゴーレムから火花が散り始める。
戦いのクライマックスは近いようだ。
───ルルの勝ち───
1 2 3
ルル ◯ ◯
ゴーレム × ×
下1のコンマが偶数ゾロ目以外でルルの勝利
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 01:46:10.91 ID:XkaJbbshO
- 偶ゾロこい
- 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 01:49:26.97 ID:ZGug2TL00
- ルルつおい
- 246 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/20(金) 01:52:11.08 ID:vqQTz28ao
- ルルがアシュラーを圧殺した所で一旦寝ます
一応この後は自由行動を挟んだ後、メインストーリー(重大な選択肢あり)を進めてナール編終了予定になります
たぶん夕方から夜あたりに再開します
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 02:04:19.80 ID:hk0TcknBO
- たんおつおやすみ
普通に勝ったね
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 02:55:38.01 ID:NMTNkumAO
- 皆偶数ゾロ目出したがってるけど序盤でコンティニュー使い果たして話の続き見れなくなるのは勿体無い気がする
- 249 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/21(土) 00:00:50.10 ID:OSzw5NEiO
-
ルル「これでおわり!」
アシュラー「#€2……」
ルルの怒濤の攻撃によりボロボロとなった装甲に石柱が突き刺さる。
そのままゴーレムは静かに沈黙し、終わってみればルルの圧勝という結果になった。
ルル「ふー、終わった終わった」
フローリア「凄いですルル!あんなに怖そうな敵を一人で…!!」
ルル「あっはは!今のはちょっと出来すぎだけどね、まぁこれで師匠としての面目躍如はできたかなー…」
アシュラー「……ggggg…!」
ルル「えっ!?わっひゃあ!?」
しかしルルがゴーレムに背を向けた時であった。
ゴーレムは串刺しのまま腕を伸ばしルルの足首を掴み上げてしまった。
ルル「あわわわわ!こ、これはさすがにマズイって…!? あっ、ひうぅっ!?」
フローリア「る、ルル!?」
そこからは一瞬だった
ゴーレムがルルを振り回し
壁に叩き付けようとして
ルル「フローリア!逃げて…!!!」
フローリア(あ、れ…なんだろ、なんか前も同じような事があった気がする)
フローリア(あの時わたしはクロウスが死ぬのを目の前で見ていて…)
フローリア(今回も、また…今度はルルが死ぬの……?)
フローリア(だめ……ダメ!そんなの絶対にダメだよ!!!)
フローリアがルルを救うために目覚めた魔法の種類
↓1から↓3の間で募集
【名前】(炎魔法、浮遊魔法、結界魔法、強化魔法…といった感じの名前)
【効果】(強すぎる効果はフローリアがまだ未熟な為、書いてもナーフされる可能性があります)
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 00:03:34.16 ID:hyzYSKyO0
- 【名前】奇跡魔法
【効果】都合よく幸運が訪れる。力量が低いと消費魔翌力も大きかったり後から術者に不幸が襲ったりする
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 00:05:32.27 ID:f9yCmDQQO
- 【名前】軟化魔法
【効果】硬いものを柔らかくする
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 00:11:19.58 ID:bfbo+BaUO
- 【名前】虚無魔法
【効果】
尽くを無に帰す消滅の力
この属性の魔法才能は非常に稀有である上に、たとえ会得したとしてもそこから術を磨き上げるのも難しいという難儀な代物
- 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 13:05:29.57 ID:1Ca17Kd1O
- 運命操作は扱いに困りそう
- 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 00:24:38.61 ID:nGNxQQVR0
- まだかな
- 255 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/22(日) 16:32:32.65 ID:0Jy4hA+xO
-
>>251で行かせていただきます
フローリアが地面に魔方陣を描くと同時に部屋全体に魔力の波が走る。
ルルは勢いよく壁に叩きつけられ……ることは無く、まるで柔らかい何かに衝撃を吸収されるように感じ、思いっきり身体ごと跳ね返った。
ルル「お、よよよ!?わたし…生きてるゥーー…っべし!!!」ズザーッ
フローリア「る、ルル…!ご無事ですか…!!」ハァハァ
ルル「じ、地面に頭擦ったけどダイジョーブ……けど今のは、ひょっとしてフローリアの魔法?」
フローリア「は、はい……無我夢中でやったので何をしたのか自分でも分からなかったですけど…!」ハァハァ
ルル「壁を柔らかくしたから私の身体が無事だったんだね、フローリアは軟化魔法に素養があるみたいだね!」
フローリア(軟化魔法………私にも、誰かを助けることが出来たんだ…!)
アシュラー「5j@86€*#k#}!!!!」
二人が魔法の顕現に喜んでいる間にゴーレムはボロボロになりながらも石柱から抜け出している。
そして二人にたいしてしつこく攻撃を再開しようとしていた、しかしそこに思わぬ乱入者が訪れる。
- 256 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/22(日) 16:41:14.83 ID:0Jy4hA+xO
-
クロウス「まったく…探しましたよ、姫様」ザッ
フローリア「クロウス…!?」
クロウス「お説教はまた後で、今はひとまず……このデカブツを仕留めれば良いんですね?」
クロウスは剣を抜き勢いよくゴーレムに向かっていく。
ゴーレムはボロボロになった6本の腕を振り回すが既にダメージの入った状態で速度も精細も欠いている攻撃はクロウスに当たるはずも無く、意図も容易く懐に潜り込まれる。
そのままクロウスは頭部に剣を横に一閃し、ゴーレムはようやく完全に機能を停止した。
ルル「おおお…お見事」
クロウス「あれだけダメージの入ってる手負いの獣ごとき一撃で仕留められない訳には行かないのでな……そ、れ、よ、り、もだ!!!」
ルル「や、やっぱりそうなる!?」ヒエーッ
クロウスは般若のごとき様相でルルに詰め寄る、ルルはただあわあわとしっぱなしだったがフローリアがルルを庇うように前に出る。
フローリア「違うのクロウス、私のが我が儘を言ってルルに無理やり付いて来たの!叱るのならば私だけを叱ってください!!」
クロウス「むっ、姫様…」
ルル「あのー……私も何だかんだでフローリアには助けられちゃったんで、私はともかくフローリアにはできれば温情をかけていただければなーって思いまして…」
クロウス「…………はぁ、まったく」
ポンッ
クロウス「俺がいない間によく姫様を守ってくれた、感謝するぞ……ルル」
ルル「えっ……へへ♪」
言いたい事は山ほどあったが、それはこの場には似つかわしくないと判断してクロウスはルルの頭をくしゃっと撫でて感謝の意を示し、ルルは少し照れ臭そうに笑ってみせた。
- 257 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/22(日) 16:42:33.47 ID:0Jy4hA+xO
-
ルル「さてさて〜、危険も無くなった所でさっそくコアの部分をいただきましょーっと!」
フローリア「あの…そういえばクロウス、私たちこの部屋から出られなかったんですが今は大丈夫なんでしょうか?」
クロウス「恐らく問題は無いかと、隠し通路の外でジェニファーを待機させてますので何かあればそちらからも開けることができる筈です」
フローリア「そう、ですか……結局、またクロウスに助けられてしまいましたね」
クロウス「私は今回は何もしておりませんよ、頑張ったのはルルのやつですから……それに何があったのかは分かりませんがフローリア様も頑張りになられたのでしょう」
クロウス「今はゆっくりお休みになられてください」
フローリア「あっ…」
緊張の糸が切れたのと余力無しの全力で魔法を行使した為、フローリアは力無くクロウスの方に身体を預ける。
クロウスはそんなフローリアを支えつつも、眼を輝かせながらゴーレムからコアを抜き取っているルルを見守っていた。
- 258 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/22(日) 16:47:00.60 ID:0Jy4hA+xO
-
後日……
あのゴーレムは宗教のシンボルとして奉られていたモノらしく大変貴重な魔力鉱石を使用していたようで、それらを用いたルルの実験結果は上々だったらしい。
結果を纏めたレポートは魔導技術に革命をもたらす程の発見が成され、ルルの学院首席としての地位はさらに磐石のモノになったようだ。
フローリアは一気に魔力を使い切った消耗で寝込んでしまったが3日後には回復し、ルル共々無事にクロウスのお説教を半日もくらった。
ジェニファーはジェニファーで今回の騒動の証拠隠滅に奔走していたがその手際の良さに普段どれだけルルに苦労を掛けさせられているかがよく分かった。(それでも本人は愚痴りながらも活き活きとしてるように見える)
そして……。
????「ご苦労様、今回の報酬は予定通りいつもの場所に…」
教師「ありがとうございます、しかし残念な結果に終わりましたね」
????「仕方ないわ、イレギュラーもあったとはいえ彼女の実力ならこうなる事も予測はできていたわ」
教師「かの遺跡からほぼ無傷で帰ってくるとは、上手いこと排除できていたらあなた様の地位も…」
????「滅多なことは言わないで、誰が聞いてるか分からないもの」
教師「失礼しました、では私はこれで…」
????「……地位、ね」
????「問題ないわ、全てが予定通りなら……地位も、名声も、力も、全てが手に入る」
????「……ふふ、うふふ」
- 259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 17:19:04.94 ID:z0m6Iq/2O
- 一体何ィアナなんだ
- 260 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/22(日) 18:33:08.28 ID:Somoc6Reo
-
───クロウス視点───
クロウス(……あれから数日が経った)
クロウス(フローリア様は完全に回復なされ、今は魔法の訓練に勤しんでおられる)
クロウス(あれだけ何かに打ち込めるフローリア様は始めて見るかもな…)
クロウス「俺も待つのは止めて、そろそろ動くべきだろう」
クロウス自由行動1回目
↓2でクロウスの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで、ただしモルガンヌのみ単独)
フローリア>>4、ルル>>79、ジェニファー>>96、★モルガンヌ>>103(ボーナス発生中)
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
ナール魔導帝国SPOT
【魔導図書館】【学院の空中バルコニー】【訓練所】【学院の中庭】【魔導商店】【酒場】【居住区】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(クロウス)
ルル×1
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 18:33:41.24 ID:8MInY9l40
- 1モルガンヌ
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 18:34:47.71 ID:vvhd7H2NO
- 1で
もるがんぬ
- 263 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/22(日) 19:26:41.80 ID:Somoc6Reo
-
学院は国としての城の役割も果たしている為、とても広く広大な作りになっている。
その中でも生徒たちに最も人気があるのがこの空中バルコニーに違いない。
ここから見える景色は壮観な景色は学院生にとって憩いの場であることは間違いないだろう。
最も、授業中の今はあまり人の寄り付かない時間帯ではあるのだが…。
クロウス(考え事がしたくなる時はこの時間、ここが一番落ち着くからな……ん?)
クロウスはここ最近はこの人気の少ない時間を縫ってここで考え事をするのが一つの日課になりつつあった。
遠くの故郷、王国の事に想いを馳せるのにここが一番適していたのだろう。
しかし、今日のところは思わぬ先客が居たようで…。
モルガンヌ「…………」
クロウス「……なっ」
クロウス(女帝……モルガンヌ!? なぜこんな所に…!?)
まるで雪のように白い髪を風に靡かせる女性はこの国を治める魔導女帝、モルガンヌであった。
国のトップであろう存在がなぜこんな所にいるのか、クロウスは驚くも目の前の光景に思わず目を奪われてしまった。
見た目も美人ではあるが、彼女のどこか儚げに学院の外を見下ろす風貌は幻想的な空気すら感じさせてしまう。
女っ気の薄いクロウスでさえ、思わず見惚れてしまっていた。
クロウス(………綺麗だな、しかし…)
クロウス(どこか、寂しくも見えるのは何故なんだ…)
モルガンヌ「……? 貴方は…?」
クロウス「し、失礼致しました…!まさか女帝殿が居るとは思わず、ついジロジロと…!!」
モルガンヌ「……貴方はミクトラムの騎士…構いません、貴方もワタシも……ここに用があっているに過ぎませんから」
クロウス「用……差し支えが無ければ、どのような後用事でここに居るのでしょうか、聞かせてもらっても構いませんか?」
そう言うと表情の変化の薄いモルガンヌは珍しく目を丸くしてこちらの方を見てきた……ような気がした。
モルガンヌ「……休暇、かしら」
クロウス「休暇、ですか」
モルガンヌ「そう、休暇……」
そう言うとモルガンヌはまたナールの街の風景に視線を戻していった。
以前にお目にかかった時は王として、威風堂々とした佇まいをしていたが今は口数も少なく…しかし威圧的な空気などどこにも感じさせない。
どこか感情の薄い女性としか感じられなく、クロウスはその二面性にどこか興味をそそられた。
モルガンヌとの対話、どんな事を話し、どんな事を聞く?またはモルガンヌにしたい事など。
↓1から↓3で募集
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 19:35:59.73 ID:d+rEcarMO
- ミクトラム王国が現在どうなっているか千里眼で見てもらう
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 19:40:06.32 ID:8IPREAFYO
- 何か憂いているのではないですか
- 266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 19:48:26.07 ID:SrSEoc0No
- よろしければお茶でも…
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 01:14:39.92 ID:fnFVxHJmO
- ディアナって髪の長さ書いてないけどどんな髪型なんだろう
何となく自分の中でロングヘアになりつつあるんだけど
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/26(木) 08:06:34.95 ID:lA6ybOgkO
- まだかな
- 269 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 19:07:57.50 ID:lmw5aymAo
- 出番の少なかったモルガンヌさんの魅力をここで出さねば……と四苦八苦してたら遅くなりました。
21時ぐらいから再開しますね。
- 270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 19:12:55.64 ID:nsFG05U10
- りょ
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 20:32:56.69 ID:2piDbDHH0
- 待ってました
- 272 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 21:00:18.44 ID:lmw5aymAo
-
クロウス(護衛の影は無し、か……むしろ彼女には護衛の存在すら不要なのか)
己の城とはいえ護衛ひとり付けず院内を歩き回っているのは複雑な事情があるのか、それとも彼女の実力を考えればそもそも護衛はいらないのか。
クロウス(いずれにせよ、頼み事をするのには好都合か?)
クロウス「女帝殿、無礼は承知の上なのですが…ご一緒にお茶でもいかがでしょうか?」
モルガンヌ「……」
クロウス(……さすがに厳しいか?)
モルガンヌ「……貴方は変わった人ね、一国の帝にそんなに気安く誘いをかける騎士なんて初めて見たわ」
クロウス「失礼致しました、しかし一人の騎士として貴女の事をもっと詳しくなりたくなったのです」
モルガンヌ「そう、なら構わないわ」
クロウス「…!」
モルガンヌ「積もる話もあるのでしょう、ワタシの私室でよろしければ付き合いましょう」
クロウス「…ありがとうございます!」
- 273 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 21:04:24.14 ID:lmw5aymAo
-
魔導女帝モルガンヌ。
10年前に帝の座に着いたばかりの若き君主ではあるが、その電撃的采配は他国にも轟く程有名であった。
貴族階級の人間に支配されていた旧ナール魔導帝国をたった一人の学院生が変えてしまったのだ。
貴族出身である魔導帝王を魔法を扱った決闘にて圧勝、さらに半貴族派の後ろ楯も在りあっという間に帝王の座を奪い取ってしまうという伝説を残している。
その他にも反発する貴族階級の人間を押さえ付けようとせずに自身の派閥として取り込み、魔導研究の促進と一般市民に対しての魔法使用の普及政策に取り組む。
更にミクトラムを始めとした諸外国との友好関係を継続していく等、臣民からの信頼も厚いナール歴代の中でもきっての名君になりつつあった。
その反面、自身に逆らい続ける人間には慈悲も無い冷徹な一面を持ち合わせており、それが彼女のカリスマ性を高めている一因にもなっている。
クロウス(そんな女帝殿とこうして一対一で茶を飲み交わしている男など世界で俺だけなのかもしれないな…)
日の光が差し込む穏やかでとても静かな空間。
女帝モルガンヌの私室に誘われ挙げ句に茶を飲んでいる男は比喩でも何でもなく、クロウスが初めてであった。
モルガンヌ「貴方から誘っておいて何故そんなにそわそわしてるのかしら…」
クロウス「いえ、年頃の女性のお部屋など今まで縁もありませんでしたので…」
モルガンヌ「そう……貴方からすれば、何もなくてつまらない部屋なのかもしれないわね」
クロウス「そんな事は無いです、良く言えば機能的な空間になっていてゴチャゴチャしてるよりはとても落ち着きます」
実際モルガンヌの部屋は帝の一室とは思えないほどに簡素なものになっていた。
部屋の中にはシンプルな一人用ベッドに客人用のテーブルセット、後は装飾も何もない木製の本棚にクローゼットと必要最低限の物だけが集められた内装になっている。
クロウス「その、何を憂いておられたのですか?」
モルガンヌ「えっ…?」
クロウス「先ほどバルコニーに居られた際に、何かも物鬱気にされていたようなので…」
モルガンヌ「……別に、ワタシは何も憂いてなどおりません」
クロウス「そうでしたか、いや失礼しました」
何となくだがクロウスはこのモルガンヌの発言を嘘だと思った。
しかし当の本人が何も語りたくなさそうであったので今はこれ以上の詮索は止めることにした。
- 274 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 21:07:39.18 ID:lmw5aymAo
-
モルガンヌ「……それで、結局貴方の用件は何かしら」
クロウス「それは、貴女の事を知りたくて」
モルガンヌ「……貴方は嘘が下手、それだけが理由でワタシをお茶に誘うなんてありえない」
モルガンヌ「無駄話は嫌いなの、単刀直入に用件を言いなさい」ピリッ
クロウス(……この威圧感、先程までとは別人のようだな。これはもう素直に言った方が良さそうだ)
クロウス「…女帝殿、貴女様の千里眼魔法にて今、王国がどのようになっているか視ては頂けませんか!」
クロウス「我が姫は必死にここまで逃げてきた故に御自身の国がどうなっているのか未だに知ることが出来ておりません!」
クロウス「恐らくは心中で休まることも無く、祖国をご心配なされていると思います……どうか女帝殿のお力でミクトラムの現状を視ていただけませんか」
クロウスはテーブルに頭を着け、必死に懇願する。
一国の王に他国の騎士が頼み事など無礼も承知であったが今のクロウスにはこのようにする他無かったのだ。
モルガンヌ「そう、それが貴方の用件だったのね……」
モルガンヌ「千里眼魔法は使用するのに多大な魔力を消費する。ワタシとて容易く使用することはできぬというのを…………知ってのことか?」
クロウス「…!!」ゾワッ
そう言い終えティーカップをテーブルに置いた途端、クロウスは言い様の無い殺意の感触に襲われる。
モルガンヌから発せられる魔力の圧によるものか、貴様など茶を飲みながらでも余裕で殺せるのだぞというメッセージとクロウスは受け取った。
しかしクロウスにも引けぬ事情がある。
クロウス「お気に障られたのであれば非礼を御詫びします、しかし私にも引けぬ意地があるのです」
クロウス「私ひとりの命で替えられるのであればそれで構いません、姫様さえ無事ならば……国はまた立て直せれます。私が居なくなった後に姫様にお伝えしていただければ…」
モルガンヌ「…………」
モルガンヌ「……やはり貴方は変わったお方です、普通こうしてれば大概の人間は青冷めて引くか命乞いの二択しかしなかったのですが…」
- 275 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 21:09:45.69 ID:lmw5aymAo
-
モルガンヌ「楽にしなさい異国の騎士よ、少し貴方を試しただけです」
クロウス「試す……とは?」
モルガンヌ「実のところ、私は数日前から既に千里眼にてミクトラムの現状を把握しているのです」
クロウス「…!? ならばなぜ直ぐに私たちに…」
モルガンヌ「……伝えればこの国を飛び出して行くのではないかと思っていたのです」
モルガンヌ「いまみだりにナールの国外に出るのは危険を伴います、ワタシには貴方たちが事実を知っても冷静な判断を下せる人どうか確認しなくてはいけなかった」
クロウス「……私は、そのお眼鏡にかなったと?」
モルガンヌ「………話しましょう、私が観た事の全てを」
そこからモルガンヌは己が魔法で垣間見た事を淡々と告げた。
まずミクトラム城、及び城下町の全てはラジル帝国軍が掌握しており帝国兵が常駐していること。
帝国は王国の一般市民への暴力行為などを禁止しているが、一部の兵などは隠れて暴行、脅迫、果ては強姦などの犯罪行為とも云える行いをして好き勝手しているヤツらが多いという。
そして………王家の血筋に繋がる者や帝国のやり方に反発する者は親類縁者問わず、処刑されてしまってるらしい。
僅かに生き残った兵士や臣下、メイド達もほぼ奴隷のような扱いをされているようで惨憺たる有り様を描いている。
……救いな話は二つ、一つは一緒に逃げた妹姫はまだ捕まっている様子は無さそうだという事。
そして真っ先に処刑対象にされる筈の国王、及び王妃様の処刑が何故か行われておらず殺されてはいない事であった。
クロウス「国王陛下が……ご無事であるのですか…!」
クロウス(喜ばしい!喜ばしい事だが………王国の象徴たる国王陛下をなぜ生かしたままにしているんだ?)
- 276 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 21:11:17.36 ID:lmw5aymAo
-
モルガンヌ「……ワタシが観たものはこれで全てです、後はどうするかは貴方たちに任せましょう」
モルガンヌ「ワタシは執務に戻ります、それを飲んだら出ていきなさい」
クロウス「…女帝殿!!」ザッ
クロウス「此度はこのような不躾な願いをお聞きくださり感謝致します!!この恩は必ず、いつか返させて頂きます!!」
モルガンヌ「………そう、それと一つ」
モルガンヌ「無闇に自分の命を差し出そうとするなどお辞めなさい、貴方には守るべき主君がいるのでしょう」
そう言い残すとモルガンヌは自室の扉から出ていった。
クロウスは目の前に置かれた茶を飲み干し、深く息を吐いた。
クロウス(………恐ろしいプレッシャーだった)
クロウス(国の騎士やこれまで相対してきた強者たちとは別格の存在感!まさにこの国の最強の魔法使いに相応しい貫禄…!!)
クロウス(しかし……何に関しても無関心の冷徹な女帝、俺が聞いていたのはそんな人となりだったんだがな)
クロウス(俺の眼には……言いたいことをずっと我慢している幼子のように見えてしまうのは気のせい、なのだろうか)
モルガンヌ(…………)
モルガンヌ(……あの人、今まで周りにはいなかった)
モルガンヌ(折れず曲がらず、けれどひたすらに自分ではなく他人の心配ばかりしていた)
モルガンヌ(………もし、もっと早くあんな人がワタシの傍にいてくれてたのなら…)
その後、モルガンヌとすれ違った兵士は「女帝様が口角を少し上に上げておられたぞ!?!?」と目を白黒させていたのは別のお話。
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 21:16:07.84 ID:CZlVf2dfo
- いいね……!
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 21:23:47.20 ID:QV+fC+zV0
- よき......
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 21:24:21.06 ID:2piDbDHH0
- この後陵辱展開もあると思うと胸が
- 280 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/08/27(金) 21:27:51.67 ID:lmw5aymAo
-
モルガンヌとのフラグ@、Aを手に入れました。(コンマで2本手に入れれるか決めるつもりでしたが今後もボーナス中は確定2本で取れるようにします)
クロウス自由行動2回目
↓2でクロウスの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで選べる)
フローリア>>4、ルル>>79、ジェニファー>>96
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
ナール魔導帝国SPOT
【魔導図書館】【学院の空中バルコニー】【訓練所】【学院の中庭】【魔導商店】【酒場】【居住区】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(クロウス)
ルル×1
モルガンヌ×2
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 21:28:59.14 ID:GU+RNLnFO
- 1ジェニファーがいいのう
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 21:29:01.62 ID:3NyxccxEO
- 1
ルルとフローリア
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/27(金) 21:37:21.98 ID:2piDbDHH0
- 交流対象にない辺りディアナは完全に敵対ポジみたいだね
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/28(土) 00:30:30.37 ID:lj76ylKW0
- これってフローリアルル間でもフラグチャンス発生したりするん?
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/28(土) 00:48:47.14 ID:iKOHLNceO
- 固定イベントの時以外は1でも場所指定してみたいかも?
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