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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録
- 327 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/01(水) 22:07:30.39 ID:vitvKYSuO
- >>326
ありがとうございます
学院内の食堂は実は意外とご飯が美味しいことで市民には有名である。
働いてる料理人は一般市民の出身だが、貴族御用達のレストランで働いていたこともあり様々なメニューにも精通している。
中でも異国のメニューをぶち込んでくる事もある日替わりランチは色んな意味で度胸を試される事もあるのだとか…。
ルル「いただきまーす!」
ジェニファー「今日も料理人の腕は変わらず良好みたいですわね」
フローリアは鶏肉のソテーに色彩豊かなサラダ。ジェニファーは卵とチーズによる風味が豊かなパスタを頼んでいる。
一方のルルはというと…。
フローリア「あの、ルル…?」
ルル「はふはふ…うん?なになに?」モッチャモッチャ
フローリア「ルルが食べているその茶色くて丸いものはなんですか…?」
ルル「これ?これはたこ焼きだよー」モッチャモッチャ
フローリア「た、たこ焼き…!?」
ジェニファー「こらルル、食べながら喋るのは行儀がよろしく無いですわよ」
ルル「んぐっ!……ごっくん!! あはは、日替わりランチ頼んだらこれとご飯が出てきたよ!」
フローリア「え、えっと……いったいどういう食べ物何でしょうか?」
ルル「えっとね、小麦粉で作った生地にぶつ切りにした蛸の足を入れて丸く焼いた食べ物みたいだよ?」
ジェニファー「東の島国で作られた料理みたいですわね、庶民にも慕われる味みたいですが…私は到底食べる気にはなりませんわね」
ルル「ええ〜、意外と美味しいよ?リアもジェニーも食べてみたらいいよ!いっぱいあるし!」
ジェニファー「遠慮しますわ、私は自分の料理がありますので」
フローリア「……えっと、でしたら一個貰ってみても良いですか?」
ジェニファー「ちょっ!フローリア様、正気ですの!?」
フローリア「はい、異国の料理は食べたことが無いので興味があります」
ルル「えへへ、そしたら……はい、あーん!」
フローリア「あ、あーん……もぐっ」
フローリア「っ!!はふっ!あひゅっ!!」
ジェニファー「こ、こら!熱々のまま渡したりしないの!!大丈夫ですの!?フローリア様!!」
フローリア「へ、へいひでひゅ…ん、もぐっ、ごくんっ」
ルル「どう?感想は?」ワクワク
フローリア「い、今まで食べたことのない食感でした……けど、とても美味しかったです!」
ジェニファー「え!?ほ、本当ですか?」
フローリア「はい!特に蛸のこりこり感は今まで味わったことのない食感でした……このような味わいが存在していたなんて…」
ルル「気に入ってくれて何よりだよー、今度はハッシュドポテトとか用意してあげよっか!」
フローリア「はい、ぜひ!」
ジェニファー「うぬぬ…わ、わたくしも……いや、しかしあまり食べ過ぎると太りそう…!」
- 328 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/01(水) 22:08:25.51 ID:vitvKYSuO
-
ルル「はぁ、食べた食べた」
ジェニファー「ルル、口元にソースが付いてますわよ」フキフキ
ルル「えへへ〜、ありがとジェニー」
フローリア「ふふ、やはりお二人は仲が良いんですね」
ルル「うん!ジェニーは私の親友だもん!」
ジェニファー「私は貴女を友だなんて……しいて言うなら私とルルは良きライバル関係と言ったとこですわ!」
ジェニファー「扱える魔法の数では……そりゃ、劣りますけど…!座学や実技、魔法実験などの成績では負けませんもの!!」
ルル「でもジェニー……この前のテストで私に負けてデザート奢ってもらった記憶が」
ジェニファー「しっ!お黙りなさい!」
仲睦まじい二人の姿にほんわかした気分になるフローリアであったがここで一つの疑問が浮かんだ。
フローリア「そういえばお二人はどんな魔法を使えるのですか?ルルのは何個か見たことあるんですけど」
ルル「んー、私は結構いっぱいあるんだよね。炎に岩、風、雷……それに補助的なもので言ったら投影魔法なんかもあるし、とりあえず10個ぐらいはあるんじゃないかな」
フローリア「そんなにあるんですか!?」
ルル「まぁ実戦で使えないものとかも結構あるんだけどね」
ジェニファー「ルルは考えナシに思い付きで覚えすぎですのよ」
フローリア「じゃあジェニファーさんもそれぐらいえるんですか?」
ジェニファー「私はルルのように大雑把ではないので、覚える魔法はしっかり吟味しておりますの」
ルル「今で3個だったっけ?ジェニーの魔法って」
ジェニファー「ま、まぁその通りですわね…」
ジェニファーが習得している魔法(ジェニファーの魔法は一つは水魔法で固定)
↓1から↓4の間で2個募集
【名前】(炎魔法、浮遊魔法、結界魔法、強化魔法…といった感じの名前)
【効果】
- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/01(水) 22:17:32.39 ID:77GAJlFl0
- 重力魔法
敵味方、自分を軽くしたり重くしたりする
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/01(水) 22:20:46.42 ID:rq9KdSD6O
- 透視魔法
その名の通り透視ができる
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/01(水) 22:26:39.58 ID:ucyZ6C2oO
- 【名前】分身魔法
【効果】実体のない分身を作る。実体はないが魔翌力は本体と分身とで半々に分かれるので使い所は見極める必要がある
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/01(水) 23:05:34.36 ID:qGQZcDtG0
- 【名前】結界魔法
【効果】強度や形が自在に変えられるシールドや、自身の魔法を強化したり、侵入した者にバフデバフをかけたりするフィールドを張れる
- 333 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 20:51:57.47 ID:qix+uJIlO
-
>>329と>>331でいきます
ジェニファー「私が使えるのは主に水魔法と重力魔法、そして分身魔法ですわ」
ジェニファー「水魔法は攻撃はもちろん色々と融通が効きますし、重力や分身魔法も色々と便利ですのよ」
フローリア「分身!そんな魔法もあるんですか!?」
ジェニファー「とは言っても、実体が無いうえに分身魔法は燃費が悪いので使い時は見極めないといけないのが欠点ですが」
ルル「私は投影魔法があるからな〜、こっちは魔力消費も少ないからガンガン使ってけるしリアもどう?」
ジェニファー「馬鹿おっしゃい、貴女のそれは魔力で作った残像をその場に残すだけでしょう。その点分身魔法はこちらで操作することも可能ですわよ」
ルル「戦いで咄嗟に使うならこっちのが便利なんだもん!前の遺跡での戦いでも大活躍だったし!」
ルル(まぁクロウスさんにはあっさり見抜かれてたけど…)
- 334 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:00:11.50 ID:qix+uJIlO
-
ルル「それにディアナだって分身より投影魔法の方を使ってるからねぇ〜♪」
ルルの口から出たディアナという名前に聞き覚えがあり、フローリアはルルに聞いてみた。
フローリア「ディアナさんって前にルルを庇っていた方でしょうか?」
ルル「あれ?なんで知って…ってそっか、あの時聞いてたんだもんね」
ジェニファー「ディアナは魔導帝国の貴族の中でも有数の家柄出身の才女ですわ、学院生でありながら既に国属の魔導士として認められている方ですね」
ルル「まさにエリートって感じだよね〜。でも身分で人を差別したりしないし私とも仲良くしてくれるから良い人だよ!」
フローリア「あの人…やっぱり凄い人だったんですね」
ルル「うん、座学とかも完璧で分け隔てなく優しいからみんなの人気も高いんだ。正直なんでディアナが首席じゃないんだろって自分でも思うときがあるし……」
フローリア「ルル…」
ルルはディアナの事を本気で尊敬しているようで、今の自分の座は本当はディアナの方が相応しいのでは無いかと思っている。
周囲の人間に慕われているディアナと自分を比較して落ち込んでいるみたいだ。
フローリアがなんて声をかけようか迷っているとジェニファーがテーブルから身を乗り出しルルに指を指しながら大きな声で話しかける。
ジェニファー「全く、私のライバルがそんか元気の無いこと言わないの!」
ジェニファー「座学だの何だのは別として、貴女は実技ではぶっちぎりのトップでしょう!それを見込まれて女帝様から首席の座を与えられたのですから堂々と胸を張るべきですわ!」ビシッ
ルル「ジェニー………あはは、確かにそうかも。珍しくらしくない事ぼやいちゃったかな!」
ジェニファー「全く…貴女にしょげられたら私の立場がありませんもの」
ジェニファー「まぁそんな無い胸張ったところでワタクシには勝てませんけど!!おほほほ!!」ポインッ
ルル「言ったなー!!これでも少しはあるし!ていうかジェニーは私より一つ上なだけなのに大きすぎだし!!!」ムキーッ
- 335 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:02:36.04 ID:qix+uJIlO
-
フローリア(……ジェニファーさん凄いなぁ、ルルの事を本当によく分かってるんだ)
すっかり元気を取り戻したルルであったが、フローリアはルルとジェニファーの間に結ばれている硬い絆の強さに少し寂しさを覚えるが同時に羨ましくも感じたようだ。
フローリア(……こういう時は臆せず自分から、だよね)
フローリア「あの、ジェニファーさん!今度から私もジェニーって呼んでも良いですか!?」
ジェニファー「ぶふっ!?えっ!!ふ、フローリアさまっ!?それはいったいどういう…!?」
フローリア「私もジェニファーさんとお友達になりたくて……駄目、ですか?」
ジェニファー「え、いや、駄目だとかでは無いですが、むしろ光栄なことなんですが、さすがに心の準備がと言いますか…!!!」アタフタ
他国のとはいえ王族であるフローリアの突然の提案にジェニファーは慌てふためく。
それを見てルルは可笑しそうに笑っていた。
ルル「ぷっ!あはははは!ジェニーがそんなにキョドってるところ初めて見たかも!!」
ジェニファー「笑ってる場合ですか!なんでそんなに可笑しそうにしているのですか!!」
ルル「だってさ…こうやって一緒にご飯を食べたり、危機を乗り越えてきたんだもん」
ルル「もう私たち三人とも友達みたいなものじゃん!」
- 336 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:06:28.80 ID:qix+uJIlO
-
ルルの一声にフローリアとジェニファーは目を合わせる。
すると二人も可笑しそうに笑っていき、三人の間に和やかな空気が訪れた。
ジェニファー「全くこの子ったら……ん、こほん」
ジェニファー「その、私でよろしければ……お友達になってくださいまし。フローリア様…!」
フローリア「ふふ…様も要らないですよ、お友達ですもんね?」
ジェニファー「そ、そうですか…?それでは……ふ、フローリア…?」
フローリア「はい!ジェニー!」
ルル「えへへ♪」
三人の少女は共に笑い合いながら友情を結んでいく。
フローリアにとって、この思い出は先の見えない不安を照らす希望の光になるのだろうか。
ルルとジェニファーのフラグ判定(ゾロ目は61~98の判定になります)
↓2のコンマのフラグを入手
01~30 ジェニファーのフラグ@
31~60 ルルのフラグA
61~98 両方同時ゲット
- 337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/03(金) 21:08:35.07 ID:2mapTTCZ0
- よ
- 338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/03(金) 21:09:09.45 ID:zh5eR925O
- ふみます
- 339 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:26:07.14 ID:qix+uJIlO
-
ルルとのフラグA(フローリア)を手に入れた。
……………。
………。
…。
- 340 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:28:12.86 ID:qix+uJIlO
-
明け方…。
その日は朝の静けさと共に鳥の鳴き声が唄う心地よい朝であった。
モルガンヌ「………ふぅ」
モルガンヌ(少し早く起きすぎた……)
モルガンヌ(起きてる人も少ないでしょう、しかし……これぐらいの静寂が、ワタシにとって最も心地のよい時間なのかもしれません)
ふと、朝焼けの空を眺めているとなぜか彼女の脳裏に一人の男性の姿が浮かんだ。
なぜあの赤髪の騎士のことが出てきたのか、その理由は分からないが不思議と嫌な気分では無いことは確かだった。
モルガンヌ(……もし、ミクトラムのより詳細な情勢が分かれば…あの騎士は喜んでくれるのでしょうか?)
モルガンヌは両手をかざすと魔方陣を形成する。
それは眼の紋様を施してあり、込められている魔力量も相当なものだった。
千里眼魔法。
それは彼女が産まれ持った比類なき天賦の才能。
文字通り山を抜け、谷も通り越し俯仰天地全てを視抜くと言われている彼女だけのオリジナル。
精神を研ぎ澄まし、周囲に陣を展開し、彼女が開眼した時。
千里眼はモルガンヌの瞳に全てを映した。
モルガンヌ(………………………)
モルガンヌ(…………っ?)
モルガンヌ(……これは…)
- 341 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:30:44.06 ID:qix+uJIlO
-
モルガンヌ「……」カツカツ
兵士「おはようございます!!女帝様!!」
兵士「このような早いお時間にお目覚めは珍しいですね、何か御用でしたでしょうか」
モルガンヌ「…伝令に全ての兵及び学院生、一般市民に伝達せねばないない事がある」
兵士「はっ…はぁ?いったい何を…?」
モルガンヌ「数刻後に……」
モルガンヌ「戦が始まる」
同時刻……ナール魔導帝国から少し離れた監視塔
兵士a「おつかれ、交代の時間だ」
兵士b「やっとかぁ、夜勤の見張りは退屈すぎて眠くなっちまうよ……ふわぁ…」
兵士a「明日は休みだろ、家に帰る前に仮眠でも取ったらどうだ?」
兵士b「やだよ、仮眠室の固いベッドより嫁が待ってる家で寝た方が疲れとれるしな!」
兵士a「ったく惚気かよ、このこの!」
兵士b「へへへ!それじゃあ後は任せ………あっ?」
兵士a「どうかしたか?」
兵士b「ちょっと待て…何か見えないか…?」
兵士a「ん…?どれどれ……っておい!?」
兵士b「やべぇなおい、すぐに女帝様に伝えろ!!」
兵士b「ラジル帝国からの侵攻あり!至急各部隊に通達しろ!!」
- 342 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/03(金) 21:51:34.58 ID:qix+uJIlO
-
帝国隊長「諸君、我々はこれからナール魔導帝国へと侵攻する!」
帝国隊長「知っての通り、敵国は魔法防壁によって囲まれており見た目以上に堅牢な守りを誇っている」
帝国隊長「それを踏まえた上で、皇帝閣下から降された勅命はただ一つだ、心して聞け!」
帝国隊長「帝は一人でよい!!以上だ!!!」
帝国兵「「「うおおおおおおお!!!!!!」」」
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/03(金) 22:23:30.96 ID:r3dCzTFkO
- 大きく話が動くな
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/03(金) 23:20:56.43 ID:DeTOuqKv0
- 火薬と魔法、一体どうなるんだろう
- 345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/04(土) 01:15:43.16 ID:oGsYPf9/0
- 重要な選択は戦うか逃げるかの二択かな?
留まって応戦すれば負けてもコンテニュー、逃げた場合フローリアとクロウスは安全だけど最悪ナールが滅亡、みたいな
- 346 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 11:23:57.21 ID:aXPrDNdno
- 更新の報告です。
本日13時からナール動乱編前編を投下します。
安価のない長い話になってしまいましたがお付き合いして頂ければ幸いです。
選択安価込みの後編は今日の夜に投下予定です。
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 11:39:58.73 ID:JSuJfTsGO
- わくわくしてきた
- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 12:14:35.48 ID:hmGlqeej0
- 待ってます
- 349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 12:26:48.79 ID:TpbUlfWEO
- たいき
- 350 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 12:54:27.92 ID:aXPrDNdno
- ちょっと早いけど始めます
- 351 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 12:55:31.21 ID:aXPrDNdno
-
学院に監視塔からラジル帝国の侵攻通告が届いてから2時間後…
フローリア「クロウス!」
クロウス「姫様!!」
フローリア「ラジル帝国がナールに攻めてきたというのは本当なの…?」
クロウス「ええ、間違いなく」
フローリア「そんな…ひょっとして、私たちが来たから…?」
クロウス「それは分かりません、しかし何の目的もなく戦争を始めるわけもないでしょう………何かしらの目的はあるはずです」
フローリア「それで戦況は?今はどのような状況なんですか?」
クロウス「……………率直に申し上げますと」
クロウス「ナール側の方が優勢です」
- 352 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 12:57:32.65 ID:aXPrDNdno
-
クロウス「ラジル帝国の発明した大砲は驚異なのですが、魔導帝国の魔法結界は越えられないようです」
クロウス「ラジルは白兵戦に持ち込もうとしていますが結界内部からの遠距離魔法や遠隔攻撃の圧でペースが取れていない状況です」
クロウス「このまま耐久戦が続けば、先に弾切れになるのは向こうの方かと…」
フローリア「良かった…それなら安心ですね」
クロウスからの報告にフローリアは安堵の表情を見せるが、クロウスは何やら解せぬといった顔をしている。
クロウス(しかし……ラジル帝国も砲撃戦では勝ち目が無いということは最初から分かっているだろうに、なぜこんな勝ち目の薄い戦いを仕掛けた?)
クロウス(ヤツらにも、何か作戦があるというのか…?)
- 353 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 12:59:11.15 ID:aXPrDNdno
-
ディアナ「障壁部隊!そのまま維持し続けよ!!前線を突破させるな!!」
ディアナ「炎撃、雷撃部隊は各隊交互に放て!!休ませる暇を与えず攻め立てろ!」
炎撃隊員「オーライ!!」
雷撃隊員「魔力が切れそうなヤツは後続の兵隊と交代しろよ!!」
障壁隊員「こちら障壁部隊、前線の維持は任せろ!!」
ディアナ「街の方には結界がある!!敵の砲撃は気にせず敵を押し返せ!!」
戦況は明らかにナール側に傾いていた。
ラジルの兵士達は障壁部隊の魔法防壁を突破するのに手を焼いており、その隙に炎と雷の魔法が空から降り注ぐ。
シンプルだが防御に絶対の自信がある魔導帝国ならではの堅牢っぷりだ。
故にナールの魔導兵たちの戦いには迷いがない。
帝国兵「隊長!前線部隊に被害が拡がりつつあります、このまま攻め続けても良いのでしょうか…?」
帝国隊長「うろたえるな、ここまでは全て予定通りだ」
帝国隊長「今はヤツらに気持ちよぉ〜く撃たせ続けろ、それにそろそろ…」
- 354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 13:00:35.88 ID:W+EB57cS0
- 交流少なかったキャラが脱落とかありそうで怖い、大丈夫かな
- 355 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:00:36.25 ID:aXPrDNdno
-
障壁隊員a「いいぞ、敵軍はこちらの守りを崩しきれていない!このまま凌ぎきるんだ!」
障壁隊員b「はい!…………えっ?」
障壁隊員a「よそ見するな!今は目の前の敵に集中しろ!」
障壁隊員b「し、しかし…あ、あれは」
障壁隊員a「なん……だ…っ!?」
一人の魔導兵が何かに注意を取られていた。
もう一人の兵が叱りつけるが茫然とした反応に思わず振り向いてしまう。
やがて魔導兵たちの視界には、ナールの街や学院を守る結界が溶け消えゆく光景を目にするのであった。
ディアナ「け、結界が………」
障壁隊員a「そ…そんな馬鹿な!?なぜ結界が消える!!!」
帝国隊長「ここだ!!!前線は守りが緩んだとこから一気に攻め崩し白兵戦に持ち込め!砲撃隊、打ち方よーい!!」
障壁隊員a「ぐっ…しまっ!!?」
帝国兵「うっしゃあぁぁ!!!」
障壁隊員b「きゃああっ!!」パリィン
障壁隊員a(こ、こいつら…!?さっきと攻め方を変えてきた!!さっきまでのは手を抜いていたとでも言うのか!?)
ディアナ「障壁部隊、なるべく持ちこたえろ!白兵戦の用意!!」
国を守る結界の消失、次々と街に撃ち込まれる砲撃、上がる火の手の数々に動揺を隠し切れずにいる魔導兵たち。
その混乱の隙を突くようにラジル帝国軍は攻めの手をより激化させ、前線の突破には時間がかからぬ状況になってきた。
- 356 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:05:54.11 ID:aXPrDNdno
-
ドオオォンン…!!!
フローリア「きゃあっ!?」
クロウス「ぐぅっ!この揺れは…!」
クロウス(結界が消えている……街に砲撃が撃ち込まれた衝撃か!!)
フローリア「そんな…!どうして結界が無くなったの…!!」
ルル「お願いします…!私も連れていってください!!」
クロウス「……? この声はルルか?」
院内の曲がり角の先はホールになっておりそこにはルルとジェニファー、そして女帝モルガンヌの姿もあった。
ジェニファー「お、落ち着きなさいルル!私たちが行ったところでどうにもならないでしょう!!」
ルル「あそこではディアナも戦ってるんだ!私たちも一緒に戦うべきだよ!」
モルガンヌ「なりません、彼女は国属の魔導士として認められた人間。既に戦場に立つ準備と覚悟を備えております」
モルガンヌ「しかし貴女はいかに首席の立場にいれど、まだ正式に国属ではありません。貴女たちには一般市民の避難の手伝いを…これは命令です。」
ジェニファー「ほ、ほら!!女帝様の手を煩わせないの!早く行きますわよ…!!」
ルル「け、けど…!」
モルガンヌ「結界が破られた以上は戦場には混沌が渦巻いているでしょう……我が出陣しよう。この戦いを終結してくれる」
- 357 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:10:41.56 ID:aXPrDNdno
-
ルルはモルガンヌに共に戦場に連れていってくれないかと懇願していたようだが、モルガンヌはそれを断る。
確かにルルは戦場に立つには腕も申し分はないがまだ子どもだ。苛烈な戦場の様を見るのにはまだ早すぎる気がするのには同意である。
クロウス「ならば自分が戦場にお供いたしましょうか」
モルガンヌ「貴方は…」
ルル「クロウスさん…?」
クロウス「女帝様には返しきれぬ恩義があります、今ここでそれを返させてはくれませんか?」
クロウスはモルガンヌに同行を申し出た。
自分たちを匿わせてくれ、頼んでもいなかったのに王国の様子を魔法で調べてくれていた恩を返したくての申し入れであった。
しかしそれでもモルガンヌは首を縦には振らなかった。
モルガンヌ「必要ありません、ワタシが出れば……この戦争はすぐに終わります」
モルガンヌ「それに貴方は………そこのフローリア姫の護衛でしょう、貴方は貴方の使命を果たすべきです」
クロウス「むっ…」
フローリア「クロウス…」ギュッ
ジェニファー「ほらお三方…!早く行きますわよ!」
ルル「ぐぬぬぬぬ…!!」
女帝は一瞥することなく、転移魔法を発動して戦場へと赴いていった。
ジェニファー「今から避難所に案内します!フローリアも一緒に来てください!!」
フローリア「ジェニー!私にも、何かできることはありますか!」
ジェニファー「……避難所には怪我をした一般市民も来るかもしれませんわ、その人たちの介抱をお願いしていただいてもいいですか?」
フローリア「はい!!頑張ります!」
クロウス「…行くぞルル」
ルル「うん…」
- 358 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:14:01.67 ID:aXPrDNdno
-
戦場はナール優勢から一転、ラジル帝国が一気に押せ押せの状況になっていた。
障壁部隊は陣を崩され、勝負は白兵戦へともつれ込んでいく。
しかしラジルは文明武器を手に入れる以前から武力国家として知られていた国。
白兵戦に於いての兵の練度は高く、ナールの兵達も魔法を駆使していて弱くは無いのだがそれでも圧倒されていた。
魔導兵「ぐあっ…!」
帝国兵「へへへ、そらよっと!」
ディアナ「氷刃よ!!」キィンッ
帝国兵「うぐぅっ!?」
魔導兵「た、助かりました……ディアナ様!」
ディアナ「もう少し……もう少し耐えるのよ!いま女帝様がこちらに向かっている!それまで耐え」
モルガンヌ「もう来ています」
ディアナ「えっ…!?」
転移魔法により直接戦場に到着したモルガンヌにどよめく兵たち。
そしてモルガンヌは暫し精神を集中させた後に、一気に三種類の魔方陣を展開し始める。
モルガンヌ「前に出ている兵は退きなさい、加減はしません」
モルガンヌが詠唱を終える。
それは戦場において地獄を与えるに等しき行いであった。
- 359 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:26:42.89 ID:aXPrDNdno
-
───竜巻魔法。
戦場の両サイドから巨大な台風が前線の兵士たちを天高くへと蹴散らし始める。
───氷河魔法。
地面を走る氷が氷山の様に鋭く大きく、地面を隆起しながら戦場をこじ開けていく。
───炎獄魔法。
空から複数の灼熱の竜が敵軍目掛けて降り注いでいく。逃げ惑うラジル帝国兵たちを更に蹂躙していった。
先程までの劣勢を一気に覆していくその様は味方からは勝利の女神、敵からすれば地獄からの使いの様にも見えるだろう。
モルガンヌ「次は相手の砲撃を沈めましょう、貴方達に強化魔法をかけます…少し時間をください」
ディアナ「高等魔法の魔方陣を三つ同時に……しかも詠唱を破棄しての高速発動…!!」
ディアナ(しかも既に次の魔法の準備も終えている、そんな事はルルにだってできない…!)
ディアナ「やはりこの御方はモノが違い過ぎますね…女帝様の守りを固めよ!!決してこちら側に敵兵を入れさせるな!」
モルガンヌは敵の砲撃隊を壊滅させるための魔法を発動するために、魔導兵に強化魔法をかけていく。
無尽蔵とも言える魔力量だからこそできる芸当であり、決して他の魔法使いにはできない事だ。
ナール軍はこれにより息を吹き替えし、一気にラジル帝国軍を抑えにかかった。
帝国隊長「やはり出陣したか……ここが正念場だ!!臆せず前に出続けろ!!」
- 360 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:28:00.58 ID:aXPrDNdno
-
────学院内の避難所
クロウス「………」
フローリア「クロウス…怖い顔をしているわ」
クロウス「あ…すみません、少々考え事を…」
クロウス(……やはりおかしい)
クロウス(なぜ魔導帝国の結界が消えた……? 結界の魔方陣は魔導帝国内にそれぞれバラバラの場所に厳重に隠されてたはず)
クロウス(帝国の斥候が侵入していたとしても全てを把握するのは難しいはず……)
フローリア「……ねぇクロウス、私に構わず行ってきてください」
クロウス「ひ、姫様…?なにを仰っているのですか。私は姫様の護衛騎士ですよ!」
フローリア「でもクロウスは戦場に行きたいのでしょう?兵士さんたちも居ますし私の方は大丈夫だから…」
本音を言うと、先ほどクロウスがモルガンヌに言っていた事は本当でもあるが建前でもあった。
クロウスは王国から逃げる際に、王に自分も戦場に出ることを申し出ていたのだが王には断られていた。
フローリアを守るためとはいえ、自らの安息の地ともいえる国を見捨てて出ていく事を繰り返したくなかったクロウスにとって咄嗟に出てきた言葉だったのだろう。
長年の付き合いが成せた事なのだろうか、フローリアはそんなクロウスの考えを察していたようだ。
クロウス「……すみません姫様、必ず戻ってきます」
フローリア「はい、どうかご武運を」
───魔導帝国の市街地
ジェニファーたち学院生は砲撃を受けた地域に出向き、一般市民の避難誘導を行っていた。
この非常事態にさすがに平民とルルを罵っていた貴族の学院生たちも協力し合っており、想定よりもスムーズに事が進んでいた。
ジェニファー「……これでこの辺りの避難は終わりましたわね」
ジェニファー「ルル!!次に向かいますわよ……ってあら!?」
ジェニファーが振り替えるとルルの姿が無かった。
またしても独断行動をとったルルにジェニファーは頭を抱えそうになるが今は彼女を探すよりも自分の使命を優先した。
ジェニファー「あの子ったら……後でお説教ですわ!!」
ルル「はぁ…!はぁ…!!はぁ…!!!」タッタッタ
ルル(なんで……どうして…!!)
ルル(あの魔力の痕跡は…!)
- 361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 13:28:15.41 ID:JSuJfTsGO
- 先出しの強キャラはそれ自体が負けフラグみたいなところあるねんな……
- 362 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:30:21.11 ID:aXPrDNdno
-
帝国兵「でぇりやあああ!」ガッ
魔導兵「くっ、この…!」キィンッ
ナール側は先のモルガンヌの援護魔法によりだいぶ余裕を取り戻しつつあった。
時おり飛んでくる女帝および後続部隊の援護射撃により前線の膠着状態はだいぶ解かれつつある。
しかし帝国兵たちも開き直ったかのように前に出続けている。
被害は決して少なくないはずだがそれでも攻めの姿勢を崩さないのはある種の凶器のようにも思えた。
やがて一人の帝国兵が前線を抜け出して来て、女帝の前までたどり着いた。
帝国兵「ようやく辿りつけた……!敵将討ち取ったりぃぃぃ!!!」
ディアナ「させぬ!!!」
しかし立ちはだかるディアナの氷魔法により、帝国兵は串刺しとなりその刃はモルガンヌに届くことは無かった。
帝国兵「ごふっ!!…ら、ラジル帝国に、栄光あれ…!!」ガクッ
ディアナ「ご無事ですか!女帝様!?」ザッ
モルガンヌ「ええ、よくやりました」
ディアナ「女帝様を御守りするのが私の役目です、今は魔法の発動に集中を」
モルガンヌ「ええ、ですが心配は無用です」
モルガンヌ「全ての準備が整いました、これにてこの戦いの幕を引きましょう」バチバチバチバチ
大気が震え上がる。
モルガンヌは今から放つ魔法にてこの戦争に終止符を打とうとした。
ディアナ「そうですね、では…」
ドスッ!!!
モルガンヌ「………っ、かは…!?」
それは完全に意識の外であった。
斜め後ろからの魔力を帯びた短剣による刺突。
それはモルガンヌの脇腹に深く刺し込まれ、異様な魔力が灯っている。
そして短剣の持ち主は静かにモルガンヌに告げた。
ディアナ「幕を引きましょうか、ラジルの勝利にて…」
ディアナ「ふふ…♪」
- 363 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 13:36:42.23 ID:aXPrDNdno
- 後編に続きます。
続きは19時以降になりそうです。
まぁバレバレでしたがそういうことです、はい。
ディアナさんが今章のヒール役です。
>>361
物語を綺麗に進ませる為の様式美みたいなとこありますね。
- 364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 13:53:26.51 ID:W+EB57cS0
- 乙
- 365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 14:00:25.81 ID:43Hf4QI70
- やっぱりいいい陵辱しなきゃ(使命感)
おつ
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 14:03:17.64 ID:JSuJfTsGO
- おつおつ
ナール編だけの使い捨てになるのか、それとも全編通しての因縁の相手になるのかはてさて
- 367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 15:06:11.44 ID:j1V3uaEXO
- 個人的にはラジル側から『売国奴など信用出来ない』とか色々理由を並べ立てられて凌辱ルート行ってもらいたくもある
- 368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 18:26:46.16 ID:UZLTHZPt0
- モルガンヌ様にもルルちゃんにも死んで欲しくねぇよぉ
- 369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 18:53:31.65 ID:TiGN39wxO
- 二人とも『女』だから少なくとも殺される危険性自体は低いとは思うが……スレの内容考えるとむしろその方が危なかったりするんよな
- 370 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 19:34:23.19 ID:4K0EBEclO
- 再開いたします
- 371 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 19:35:07.87 ID:4K0EBEclO
-
それは余りにも予想を越えた出来事であった。
ディアナという少女は幼い頃から魔法の才に溢れるだけでなく、温和勤勉でナール魔導帝国に忠誠を誓っていた人物であった。
故に誰しもが想像したことが無かった。
そんな彼女が、女帝モルガンヌを裏切ることなどと。
ディアナ「貴女の敗因は……周りの部下に対して余りにも関心が無かったことかしら?」
モルガンヌ「ぐっ…!!」
魔導兵「そ、そんな……ディアナ様!?なぜこのような真似を!!」
ディアナ「……邪魔ですね、今は女帝様とお喋りしたい気分なの」
魔導兵「ぐあっ……じょ、女帝さま…!!」
ディアナは周囲に氷魔法と結界魔法を合わせた二重結界を張り周囲の兵士達を吹き飛ばしていった。
出来上がった氷のドーム内にはモルガンヌとディアナの二人だけが残されていた。
- 372 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 19:42:06.89 ID:4K0EBEclO
-
モルガンヌ「貴女が謀反するとは……正直思いませんでした……、はぁ…しかし…!この程度で我を止められるとでも思っているのか…!!」
いくら不意の一撃を喰らわせたとはいえモルガンヌとディアナ、両者の間に存在する圧倒的な実力差はそう容易く埋められるものでは無い。
しかしディアナは余裕の表情を崩すことなく、気にせずモルガンヌに語り続けた。
ディアナ「ええその通りです。この程度で貴女は止められるのですよ」
モルガンヌ「なにを…ぐっ、うああああああああっっっ!!!?」
ディアナが短剣の束をなぞると、周囲には強大な力が溢れ出る魔方陣が展開された。
そして刺された箇所……モルガンヌの身体から夥しい量の魔力と文字列のようなモノが放出され続け、その全てを魔方陣が呑み込んでいった。
ディアナ「【知識喰らいの書物庫】、かつて古代文明において対魔法使い用の武器として使われていた暗黒の遺物」
ディアナ「その効果は刺した魔法使いの魔力と魔法そのものを奪い取るというものです」
ディアナ「見えますか……?貴女様の叡知の結晶、そして血反吐を吐いた上で無理やり手に入れさせられた力の塊が…」
ディアナ「その全てが!今や私の手中に収まろうとしている様を!!」
モルガンヌ「うあああああああああっ!!!!!」
ルル「何をやってるのさディアナ!!!」
- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 19:49:31.28 ID:qWea5bofO
- 思ったよりちゃんと話作ってるんだなというか、ハラマセガエルさんの存在がここにきて浮いてきてるの草
- 374 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 19:54:17.98 ID:4K0EBEclO
-
結界の外からルルが声をかける。
ディアナはまるで来ると思っていたかのようにルルに冷静に声をかけた。
ディアナ「ルル…案外早いお着きね」
ルル「……避難誘導ついでに、結界の魔方陣を見てきたんだよ…場所は、幾つかのは知ってたから」
ルル「そこには時間差で魔方陣が壊れるように魔法で巧妙に細工してあったよ、けどそこに残ってる魔力の残滓はディアナのものだったよ」
ルル「ディアナどうして!?なんでナールを裏切っちゃったのさ!!」ドンッドンッ
ディアナ「……それを貴女に聞かれるなんてね。答えてあげてもいいけど今は女帝様の全てを頂く……?」
モルガンヌ「はぁ…!!はぁ…ぐっ!!」
モルガンヌ「言った……はずだ……この程度で…我を……ワタシを、止められるとでも…!!はぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」
モルガンヌは逆に自ら魔力を放出し始めた。
すると吸収するスピードよりも早く魔力が出始めたことにより結界内が魔力の圧によりヒビが入り、更に魔方陣にも亀裂が入り始めた。
ディアナ(マズい……いま遺物が壊れるのだけは避けたい!!)
ディアナは知識喰らいの書物庫をモルガンヌの身体から抜き、魔力と魔法の剥奪を中止する。
その余波でディアナの氷の結界は破壊された。
- 375 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:03:16.99 ID:4K0EBEclO
-
ルル「女帝さま!」
モルガンヌ「はぁ……はぁ…!っは…はぁ……!」
ルル(これは…傷が深いというよりも前のリアと一緒だ、一気に魔力を失って体力を消耗しているんだ!)
ディアナ「残念です、まだそんな力が残っていたなんて…」
ルル「…っ!」キッ
ディアナ「強がりを見せてる場合? 周りの状況をよく見てみたら?」
モルガンヌ「……っ」
モルガンヌがディアナの結界を破る前に、周囲の状況は一変していた。
モルガンヌの支援を失った魔導兵たちは、帝国兵たちの圧力に飲まれ前線は崩壊。
そして今、モルガンヌとルルの回りには帝国の兵士達が集結しようとしていた。
ディアナ「大丈夫ですよ女帝様、貴女から受け継いだ力はとても有効に扱わせていただきますので」ニッコリ
ルル「こっのぉ…!!」
今にも迫り来る帝国の兵士たち。
しかしそこにディアナでさえ予想していなかった者が飛び出てくる。
- 376 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:07:43.74 ID:4K0EBEclO
-
クロウス「どけどけどけぇぇぇ!!!」パカラッパカラッ
ディアナ「なにっ!?……くっ!!」ズザッ
ルル「く、クロウスさん!?」
モルガンヌ「貴方は…」
クロウス「乗れ!!今すぐこの場を離脱するぞ!!」
馬に乗り、戦場に突っ込んできたクロウスはディアナ目掛けて斬りかかっていく。
なんとか避けることしかできなかったディアナを尻目にクロウス達は馬に乗って一気に学院の方へと駆け抜けていった。
クロウス「何とか間に合ったか…!?」
ルル「クロウスさんどうしてここに…!」
クロウス「話は後だ、喋るな舌を噛むぞ!」
モルガンヌ「はぁ…はぁ……ま、待ってください……」
モルガンヌ「行くのなら…学院の地下へと行ってください……!」
クロウス「学院の地下…?」
モルガンヌ「ええ……そこに行けば…少なくとも、貴方たちは逃がせる事が、できるかも…はぁ…!!」
クロウス(酷く衰弱している…いったいモルガンヌ殿にいったいなにが…)
ルル「よく分かんないけど、ポケットワープくんを使えば学院までならショートカットできるよ!!」
クロウス「助かる!姫様と合流して学院の地下を目指すぞ!!」
- 377 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:10:57.13 ID:4K0EBEclO
-
───学院前
心配して外に出ていたフローリアとルルを探していたジェニファーが合流を果たしていた。
ジェニファー「そう…避難所にもルルは来てませんのね」
フローリア「はい……ルル、大丈夫なんでしょうか?」
ルル「よっし到着ぅー!!」シュパッ
二人がルルの心配をしていると当の本人が馬ごと瞬間転移してきて二人とも驚きの表情を浮かべた。
ジェニファー「ルル!!貴方いったいどこに……えっ!?じょ、女帝様!?」
フローリア「クロウス!!無事だったんですね…!」
クロウス「はい、ですが女帝殿が酷く衰弱しています…!ですが余り時間に猶予はありません!事の経緯は歩きながら説明します!」
学院の階段をゆっくりと下の方に降っていく。
そこから先はまるで遺跡のようになっており、普段から学院生もこの先への立ち入りは禁止されていた。
衰弱しているモルガンヌを気づかい、肩を貸しているがその様子は弱々しく……威厳に満ちたあの女帝の姿は見る影も無くなっていた。
モルガンヌ「はぁ…はぁ、この先です……この扉の先に…今は使われなくなった転移魔方陣があります…」
モルガンヌ「かつてナールがまだ建国されたばかりの頃、数少なかった友好国との行き来をするために……使われていたと、聞いております……はぁ…っ」
モルガンヌ「今となってはその友好国がどこなのか…そもそもまだ存在してるかも分かりませんが……魔力さえ流し込めれば、まだ起動するはずです……」
クロウス「それを使って逃げろと…!?」
- 378 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:20:32.61 ID:4K0EBEclO
-
モルガンヌ「ええ……ですが、逃げるのは貴方たちだけです…」
フローリア「え……女帝様…?」
モルガンヌ「この戦争は……ナールとラジルの間での問題です、貴方たちを巻き込む理由など無いのです…っ」
モルガンヌ「ルルとジェニファー……といったかしら?」
ジェニファー「は、はい!」ビクッ
ルル「なんでしょう女帝さま!?」
モルガンヌ「貴女達は魔方陣に魔力供給後は供に転移してお逃げなさい……できる限り、この二人を助けてあげるのです…」
モルガンヌ「ワタシは………ここで追っ手を食い止めましょう」
- 379 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:22:11.07 ID:4K0EBEclO
-
ジェニファー「じ、女帝様!?なぜそんな事を貴女様が!?」
モルガンヌ「裏切ったナールの魔導士は学院を熟知している者です……ここの存在にも気づいているはずです。追っ手と供に既に学院に転移して来ていてもおかしくありません…」
モルガンヌ「ワタシは………魔力を抜かれ過ぎました……魔法も…ほんの僅かにしか使えません…しかし足止め程度ならまだできる筈です……」
モルガンヌ「女帝として……未来あるナールの若者を、少しでも守るのが……魔導帝国の頭たるワタシの…責務なのです、わかってください……ごほっ!ごほっ!!」
ルル「そんな……そんなことって…!!」
足音が聞こえ始める。
何人かが階段を降っているようだ、その速度は明らかに自分たちに追い付こうとしているようだ。
モルガンヌ「さぁ……いきなさい………! ミクトラムの騎士よ…!!」
クロウス「は、はっ…!!」
モルガンヌ「二人を……………任せました」ニコッ
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:23:10.24 ID:W+EB57cS0
- これって心情的には留まりたくなるけどその選択をしたらBADまっしぐら的なやつか……?
- 381 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:24:44.47 ID:4K0EBEclO
-
扉の先の魔方陣は確かに古こけていてぼろぼろであったが、魔力を流し込めば使えるというのは本当であった。
行く先はギャンブルだが……今はこれにすがるしか道はなかった。
フローリア「女帝さま……こんなことって…」
クロウス「帝としての責務……」
クロウス(だとしても……なんであんな安らかな笑顔を浮かべられるんだ…国王も、モルガンヌ殿も…)
ルル「……復旧作業を始めるね!」
ジェニファー「ええ、ルル!時間差で魔方陣を壊せるようにしとくのですよ!!」
ルル「もちだよジェニー!!追われてきたらなんの意味も無いからね!」
ジェニファー「フローリアも手伝ってくださいまし!今は人手が欲しいのです!!」
フローリア「は、はい!」
クロウス(本当にこれでいいのか? あの人を見捨てることが正しいことなのか…?)
ジェニファー「……クロウス様、少しお話が…」コソッ
クロウス「…?どうしたんだ、ジェニファー…?」
ジェニファー「……私は、やはり女帝様を見捨てる事などできません…あの人はナールの象徴なのです」
ジェニファー「私たちが生き延びた所で、あの方が生きてくださらなければ魔導帝国の再興は厳しいものになります」
クロウス「ああ、しかし……既に追手は迫ってきている。悔しいが女帝殿の言うことの方が合理的だろう」
ジェニファー「それは私もわかっています……ですから、これは提案ですわ」
ジェニファー「わたくしが………代わりに追っ手の注意を引き付けます」
- 382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:26:46.33 ID:RYLA3rbdO
- (そうきたかァ〜〜〜〜ッッッ)
- 383 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:27:21.21 ID:4K0EBEclO
-
ジェニファーの発言に思わずクロウスは感情が昂るところだった。
済んでの所で抑えたクロウスは低い声色ながらもジェニファーに冷静に問いただす
クロウス「……自分が何を言ってるのかわかってるのか」
ジェニファー「分かっていますわよ、その結果がどうなるのかも全部…」
クロウス「ふざけんな…!そんな事をさせるぐらいなら俺が!」
ジェニファー「駄目です!!貴方まで居なくなったら……フローリアが壊れてしまいますわ」
クロウスにとって、それはあまりにも卑怯な飛び道具であった。
それを言われては何も言い返せなくなるとわかっていてジェニファーは言ったのだ。
ジェニファー「悔しいですけど……ルルは本当に天才ですの。魔導帝国の将来を背負って立つことができるほどの逸材だと確信しています」
ジェニファー(私のような凡人と違って…)
ジェニファー「ルルには言わないでください…あの子が知ったら全力で止められますでしょうし……自分がーとか言い出しかねませんし」
ジェニファー「この先ルルの力は絶対に役に立つでしょう。だからクロウス様…お願いします、私が出た後に女帝様を連れ戻してくださいまし…!」
- 384 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 20:33:38.91 ID:4K0EBEclO
-
ジェニファーの覚悟と決意は本物であった。
それは瞳の光を見れば一目瞭然だ、だからと言って本当にジェニファーの提案を飲んでいいのか?
それは女帝の覚悟を踏みにじるのでは?
ジェニファーが居なくなればルルは悲しむ、その事をジェニファー自身が分かっていないはずがない。
しかしジェニファーの言うことにも一理あるのだ。
女帝さえ無事ならば、帝国さえ取り戻せば再興事態は難しくは無くなるだろう。
何より今さっきまで、モルガンヌが犠牲になることに疑問を抱いている自分がいたのだ。
クロウス(くそ…くそ!クソ!!!なんだよこの二択!!ふざけんな!俺に二人の女の未来を選択しろと!?片方を奈落へと突き落とせと言うのか!!!)
──────[非情なる決断]──────
クロウスはジェニファーとモルガンヌ、二人のどちらかの思いしか汲むことができません。
選ばれなかった方は旅に同行せず、長い期間の間登場することは無くなるでしょう。
そして………選ばれなかった方には確定で陵辱イベントが発生することになります。
どちらを犠牲にするか、クロウスの決断を決めます。
今から15分間の間にモルガンヌとジェニファー、囮になってもらう方を選んで頂きます。
どちらか片方の名前を書いていただいて多い方に犠牲になって頂きます。
それではよくお考え頂くよう、お願い致します。
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:34:53.99 ID:IEVqcAm00
- これは非情
モルガンヌさま
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:35:27.62 ID:W+EB57cS0
- モルガンヌで
ジェニファー選んだら多分ルルが……
- 387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:38:03.83 ID:/nIe7WeOo
- ジェニファー
- 388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:39:00.77 ID:qWea5bofO
- ミクトラムは国王が生かされているみたいだからワンチャン救出にかけてモルガンヌ
ジェニファーは生かす価値ないから犯された後処分されそうで怖い
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:44:41.45 ID:ElWpodchO
- モルガンヌ
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:45:30.27 ID:piz/Y/aV0
- 選べねえええ このレスのコンマ下1桁が偶数だったらジェニー奇数だったらモルガンヌ
- 391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:49:38.75 ID:qWea5bofO
- モルガンヌ5票ジェニファー1票でモルガンヌか
- 392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 20:56:09.48 ID:W+EB57cS0
- 心苦しい……
- 393 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 21:12:09.27 ID:4K0EBEclO
-
まるで永遠とでも言えるかのような永い時間を過ごしたような。
それほどクロウスにとって悩みに悩んで、彼が出した答えは……。
クロウス「……分かった、頼めるかジェニファー」
ジェニファー「ええ…後はお願いいたします…!」
クロウス「ああ、それじゃあ……後免っ!」シュトンッ
ジェニファー「はぐっ!?」ドサッ
クロウスはジェニファーが背を向けた瞬間に首筋に手刀を叩き込んだ。
無防備な状態で喰らった為ジェニファーは綺麗に昏倒したようであった。
ルル「えっ!?クロウスさん、ジェニーに何してるの!?」
クロウス「コイツが自分が囮になるとか言い出したから実力行使で止めさせてもらった」
ルル「嘘…ジェニーがそんな事を……?」
フローリア「ジェニー……そんなの、ルルが悲しむだけなのに…!」
クロウス「ああ、それよりもルル。転移の準備は出来たのか?」
ルル「う、うん!時間差で魔方陣をがぶっ壊れるようにもしたから大丈夫なはず!」
クロウス「よし、時間がない……すぐに移動しよう!!」
フローリア「……ごめんなさい、ナールの皆さん………ごめんなさい……女帝様…!!」
魔方陣の内部を光が包み込む。
やがて光の粒子に飲まれていく四人の姿が溶け消えようとしていった。
フローリア(ああ……またです、また…私は……)
クロウス(あの日と一緒だ……また俺は…)
((背を向けて逃げなければいけないんだ))
- 394 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 21:16:13.43 ID:4K0EBEclO
- 今日はもう更新しません。
モルガンヌさんの陵辱シーンをこれから書いていくのでまた少し投稿感覚空くと思います。
短い期間でしたがモルガンヌとジェニファー、二人のどちらかで悩めるほど二人を魅力的に書けたでしょうか?
ひとまず一旦終わります…。
- 395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 21:20:57.57 ID:Z6CdsSmoO
- 乙でした
ううモルガンヌさまの凌辱なんて…
ウッ
- 396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 21:23:04.07 ID:W+EB57cS0
- 凌辱は平気だけどNTRもあるんだよな……衝撃に備えなければ
乙です
- 397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 21:27:39.27 ID:qWea5bofO
- モルガンヌというキャラに魅力を感じたが故に今回の選択をしたところもある
- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 21:32:44.11 ID:/nIe7WeOo
- (鬱勃起が捗るのはどちらかと考えた場合ルルをより曇らせられるジェニファーに票入れたがモルガンヌ様も女王を這いつくばらせる暗い喜びがマシマシになるので)とても悩んだ
おつおつこの先も楽しみです!
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 21:34:10.50 ID:j8Ap4CLBO
- 実質的にモルガンヌが敵になったようなものか……
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 21:46:31.99 ID:1/r0icV40
- 悲しいけど興奮してきた
- 401 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 22:44:03.07 ID:VGj+UDs1O
-
更新しない、とは言いましたがたぶんこのタイミングじゃないと載っけれそうに無いから>>1のモルガンヌの全体イメージ画像を置いておきます。
https://i.imgur.com/I1SvAzb.jpg
※個々のイメージもあると思うので閲覧は自己責任でお願い致します
- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 22:46:43.82 ID:W+EB57cS0
- いいね!
質問なんだけど>>1はディアナの髪型ってイメージ固まってる?まだ謎だよねこの人
- 403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 22:49:29.98 ID:FNj/lh3m0
- 美しい
- 404 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/07(火) 22:58:21.76 ID:VGj+UDs1O
- >>402
個人的にはミディアム〜ミディアムロングぐらいの長さで髪飾りで前髪止めてるイメージでした。
裏切り後は髪飾り取って前髪下ろしたりするのも考えてましたねー。
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 23:02:29.27 ID:tSLikUqRo
- 本性現したら髪型変わるのいいよね…
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/08(水) 00:20:35.75 ID:TpM+bZDkO
- ディアナが思った以上にゲスだった
こいつに限ってはお仕置きックスとかそういう余地なしに止め刺しそうクロウス
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/08(水) 01:00:42.08 ID:NNaPKVqa0
- 敵国のトップを陵辱しちゃうような軍紀のなってない帝国兵はしまっちゃおうねー
うあーーーモルガンヌさまどうかご無事でありますようお祈り申し上げます
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/08(水) 01:05:00.32 ID:t5NrSLvcO
- どんなシチュかな
魔法キャラだと拘束して生きた魔翌力タンクとして魔翌力を吸収するために昼夜問わずイカせまくるってのが浮かんだ
てかこれならモルガンヌの魔翌力吸ったディアナも巻き込めそうだなぁ
帝国的にはディアナの「モルガンヌの魔翌力を手中に納める」って目的は果たせてあげたわけだし(※ディアナが自由に魔翌力を使えるとは言ってない)
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/08(水) 01:13:33.54 ID:ODevCCaR0
- ナール編終了じゃなくてナール終了編だったか〜……
ところで今回の選択肢はジェニファーとモルガンヌだった訳だけど、ルルが含まれなかったのは理由あるのかな?2人合わせてのフラグ取得数がもっとも多かったから除外された的なのある?
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/08(水) 09:41:11.07 ID:A1T6I0R4O
- ディアナは対ルルで使えそうだしまだ生かして欲しい
- 411 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 13:27:41.95 ID:xnMQkb3CO
- 久しぶりのレス返タイムです
>>213
最初はコンティニューの回数に制限を付けるつもりだったんですが、最近は別の案の方にするか悩んでいる状態ですね…。
方針固まったら再度お知らせします。
>>285
次の国からの自由行動では試してみたいと思います。
>>409
はい、その通りです。元々クロウスとフローリアの両方の合計本数が一番多かったキャラは確定で旅に同行は決めてました。
初めなんでフラグの動きはどんな感じに動くのかなと気になってあえて隠してました。(個人的にはルルは比較的動かしやすいキャラだったので嬉しい誤算ではありました)
今日の夕方頃からモルガンヌさんの陵辱シーン投下します。
その後はラジル帝国サイドのお話をやったあとにフローリア達の目指す次の国を決める予定です。
- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/10(金) 13:49:20.97 ID:laOxFuFw0
- いよいよか
俺たちのモルガンヌ様が帝国のちんぽに負けるはずないだろ…
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/10(金) 14:02:17.86 ID:p8GWfxN5O
- このなんとも言えない気持ち、ゾクゾクする
- 414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/10(金) 14:41:29.21 ID:fOMlihxvO
- こういうのってキャラを酷い目に合わせ過ぎても今度は読者の人の心がなくなってくるから、愛着湧かせつつ非常な決断を迫らせるって中々匙加減が絶妙よな
- 415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/10(金) 14:53:00.93 ID:fmapA+ikO
- 下手すりゃルルジェニの二人からどっちか選ぶことになってたのか……そっちのがしんどかったかも
- 416 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:30:26.24 ID:gNIcsEDhO
- お待たせしました、それでは再開します。
- 417 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:37:14.35 ID:gNIcsEDhO
-
ナール魔導帝国はラジル帝国に制圧された。
市街地に残っていた魔導兵たちの奮戦も虚しく、学院を含めた全ての場所を帝国兵たちが占領するようになった。
障壁隊員b「きゃああっ!!」ビリビリィ
帝国兵「へっへっへ、魔導兵士って言うもんだからどんなゴツいヤツかと思ったら案外いい女じゃねぇの!!」
障壁隊員a「や、やめろー!!俺の部下に手を出すな!!」
帝国兵「うっせぇな、良いとこなんだから黙っとけ!」ザシュッ
障壁隊員a「ごふっ…!」ドサッ
障壁隊員b「せ、先輩…!?いやぁぁぁ!!」
敗者は人としての尊厳を奪われ、そして勝者は勝利の馳走を味わう。
女子生徒a「うっ…いやぁ!痛いっ!やめて…許してよぉ…!」ぱんっぱんっ
帝国兵a「うひょ〜、やっぱ若い女のマンコは締まりが最高だな!」
女子生徒b「うう、れろ、じゅぽっ、んぐっ!んんっ!」モゴモゴ
帝国兵b「そうだ、死にたくなかったらもっと上手くしゃぶれ」
帝国兵a「そういや聞いたか?隊長たちお気に入りのヤツら連れてって奥の部屋で上物とお楽しみ中らしいぜ?」
帝国兵b「マジかよ!?俺もそっち混ざりてぇ〜」
帝国兵a「だよな、向こうが落ち着いたら俺たちにも恵んでもらえるか頼んでみよーぜ」
- 418 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:38:50.46 ID:gNIcsEDhO
-
室内には二人の女性と五人の男性がいた。
女性の方は服を切り刻まれ、ボロボロになって横たわっているモルガンヌと五体満足で笑みを浮かべるディアナ。
男性五人は帝国部隊を率いていた帝国隊長と側近の帝国兵四人だ。
帝国隊長「もうやることは済ませたのか?」
ディアナ「ええ、残りカスだった魔力も魔法も……全て吸収を終えました」
モルガンヌ「う………くっ……」
帝国隊長「思わぬ抵抗をくらっちまったが、敵将であるこのバケモノみてーな女を無力化しちまったんだ」
帝国隊長「あんたの協力に感謝するぜ嬢ちゃん」
ディアナ「ええこちらこそ、これで私の目的も半分は達成することができました」
帝国隊長「しかしアンタみてーな将来有望なべっぴんさんが何で国を裏切ったりしたんだい?」
ディアナ「…………」
帝国隊長「答えるつもりは無いってか……まぁいい!この女は好きにしちまって構わないんだろ?」
ディアナ「ええ…ですが一応の使い道は考えてあるので、なるべく壊さないようにお願いしますよ?」
冷徹な笑みを浮かべ、倒れているモルガンヌを見降ろした後にディアナは部屋から去っていった。
- 419 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:42:05.01 ID:gNIcsEDhO
-
帝国兵1「いやぁ今の女もめちゃくちゃ美人でしたねぇ、あの女は犯しちゃ駄目なんですかい?」
帝国隊長「馬鹿を言うな、皇子殿下直々の取引相手なんだぞ? 何かあったら俺らの首がブッ飛びかねないからな…!?」
帝国兵2「マジかこえぇ〜……でもこっちの女は好きにしちゃっても良いんですよね?」ニヤリ
帝国兵3「傷だらけとはいえこんな美人を犯したい放題なんて俺らぁラッキーだぜ!」
帝国兵4「隊長……オレらもう我慢できませんって!!」
帝国隊長「慌てるな、最初の1発は俺のものだ」
モルガンヌ「はぁ…はぁ……っ!」
モルガンヌの身体は魔力を根こそぎ奪われた障害により動かせなくなっていた。
それでも抵抗の意思を示そうと眼で威嚇するがそれすらもこの屈強な男たちにはスパイスのようなモノにしかならなかった。
衣服や下着を引きちぎられ、傷だらけの肢体を晒すモルガンヌ。
帝国隊長は動けない彼女の両足を開き、彼女の秘裂を丸裸にする。
雪のように白く美しい恥丘に男たちは思わず唾を飲み込む。
帝国隊長「ごくっ……すげぇ…」
モルガンヌ「…………っ…」
帝国隊長「へへ、見えるかい女帝さまよぉ……今から俺のちんぽをあんたのここにぶち込んでやるよ!」ズリッ
- 420 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:48:35.16 ID:gNIcsEDhO
-
帝国隊長はズボンから自慢のイチモツを取り出し、まだ濡れてもいないモルガンヌの秘裂に勢いよく挿入した。
ズブッ…ぐにゅっ!ずりゅっ…ぐぐぐっ!!
モルガンヌ「ぐっ!?ああっ…!!はああ、ああああっ…!!?」
帝国兵2「隊長うらやましー!ひょっとして女帝さま処女まんこだったんじゃないんですか?」
帝国隊長「締め付けはそのものだな…!!だが肝心の破瓜の血が流れちゃいねーな」
帝国兵3「なんだ中古だったのか?まぁ美人さんだからいいけど」
モルガンヌ「………ぐっ…!!」
実のところ、これがモルガンヌの初めてであるのは間違い無い。
幼き頃、反貴族派の切り札として育てられてきたモルガンヌであったが、過去に受けてきた拷問とも言えるような過酷な訓練や実験の最中で彼女の処女膜は失われてしまっていた。
それゆえに男性経験が今まで全く無かったのだが、この男たちにそれを気づかれなかったのだけが唯一の心の救いであった。
- 421 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:52:16.28 ID:gNIcsEDhO
-
帝国隊長「そぉら…!!動くぞ!!」
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
モルガンヌ「かっ…!!はぁっ!……う、うう!!」
モルガンヌ(これが……戦争に負けた代償か…っ、こんな下衆共の慰みものになることが……)
濡れていないモルガンヌの膣内を容赦なく突き立てる帝国隊長。
それは最早男女の営みなどでは無く、ただの性欲処理の為の道具のような扱いであった。
帝国隊長「ぐはは、喜べ女帝!!俺が中に射精してやるぞ!!」
モルガンヌ「くっ…!う、うあ…!あ"っあっ………!!」
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
…びゅるっ!!びゅくっ!びゅくっ!!びゅるっ!
モルガンヌ「あ"っ…か、はぁ……ふぅ、うっ…!」
モルガンヌの抵抗も虚しく、帝国隊長はモルガンヌの膣内に容赦なく中出し射精をした。
- 422 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:55:01.86 ID:gNIcsEDhO
-
モルガンヌ(なに……これ………きもちわるい…これが、せっくす……というものなの…?)
モルガンヌ(汚らわしい……けど、身体が動かない…)
卑裂から隊長の陰茎が引き抜かれた、どろりとした白濁液が垂れてくる感触が股から伝わってくる。
帝国隊長「ふう、久しぶりに女を抱いちまったから直ぐに出しちまった…!」ズリュンッ
帝国兵3「隊長なかだしズルいっすよ!」
帝国隊長「俺が出さんくてもオメーらが出しちまうだろうが!!こういうのは出したもん勝ちだ!!」
帝国兵1「なら次は俺が行かせてもらいますよっと」
モルガンヌ「……っ………好きにすればいい…」
今度は帝国兵の一人がモルガンヌの卑裂に陰茎を突き立てる。
どうせ身体は全く動かない、なら大人しく犯されるのに耐え続ければ飽きて早く終わるかもしれない方にモルガンヌは望みを賭けた。
帝国兵1「おおおっ、キッツ……!!こりゃ確かに処女マンみてぇな締め付けだわ…!」ズププッ
モルガンヌ「ふうぅ……うっ、ぐっ…!!」
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
帝国兵1「はっ!はっ…!ちょっとずつ濡れてきたか…?ちんこの出し入れがスムーズになってきたな」
モルガンヌ(何とでも言えばいい……これは身体の防衛反応に過ぎない…)
モルガンヌ(大丈夫………痛みには慣れてる…これぐらい、昔のあの大人たちの教育に比べれば…っ)
- 423 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 17:57:06.63 ID:gNIcsEDhO
-
帝国兵1「へへっ、隊長が膣出しなら…俺はあんたの真っ白いお腹にぶっかけてやるよ…!うっ!」ズリュンッ
モルガンヌ「ふぅっ!んっ!……ん!んぐっ…!?」
…びゅるっ!!びゅくっ!びゅくっ!!びゅるっ!
帝国兵の男はモルガンヌの白い柔肌の上に少し黄ばんだ精液をぶちまける。
腹の上から感じる熱い液体の奔流に不快感を感じる。
モルガンヌ(あっ……つい…!お腹が焼けそう……!!)
帝国兵2「休ませねぇぞ?さぁ次のちんぽだ!!」ズププッ
モルガンヌ「うあ…っ……くっ…ぅ…!」
歯を食い縛り、男たちの乱暴なピストンに耐え続けるモルガンヌ。
その精神力と忍耐力は普通の女性とは一線を画すほどに見事なものだが、それが帝国兵たちの不満を掻き立てる。
帝国兵4「なぁ、コイツちょっとマグロ過ぎねぇ?」
帝国兵1「確かに、幾ら顔や身体が良くてもこうも反応が鈍いとつまんねぇな」
帝国兵3「ならオレ、良いもん持ってるぜ」キュルキュル
- 424 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 18:04:41.42 ID:gNIcsEDhO
-
兵士の一人がおもむろに懐から桃色の液体が入った瓶を取り出す。
そして蓋を開けると中の液体をモルガンヌの全身に少しずつ振りかけていった。
モルガンヌ(……っ? 冷たい……いったいなにを……)
じゅくんっ♥
モルガンヌ「っあぁ!?!?」ビクンッ
モルガンヌ(う、うそ……!?これ、なに…?今まで、感じたことのない感覚が……あっ、はぁ…!?)キュンキュンッ
帝国兵2「う、おおっ!?いきなり締め付けが…絡み付くように…!?」
帝国隊長「お前それ何を使ったんだ?」
帝国兵3「マーラ国製の媚薬ですよぉ、今回の獲物に使おうと取り寄せてたんでさぁ」
帝国兵1「あの色狂いのヤリチンやヤリマンしかいねぇアングラかよ、てことはそれだいぶヤベェ薬なんじゃねぇの?」
帝国兵3「大丈夫だよ、水で少し薄めてるし……簡単に壊れられても面白くないからな」
帝国兵2「お、おおお!や、べぇ…!腰が止まらねぇ!!」
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
ぶちゅ…!じゅぷっ!
じゅぷっ!じゅぷっ!じゅぷっ!じゅぷっ!!
モルガンヌ「お"っ!?ひ、ひぐっ!?やっ!あっ♥ はぁっ!?あ、あっあんっ♥ あひっ!!ひ、ひぃ…!?」びくんっびくんっ
媚薬が垂らされたところから熱が拡がり、モルガンヌ自身にも止めようの無い初めての快楽に気が狂いそうになる。
もはや自身の口から漏れ出てしまっている喘ぎ声にすら気づかぬぐらいにモルガンヌは乱れていた。
- 425 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 18:06:51.56 ID:gNIcsEDhO
-
モルガンヌ「あっ!あぁ♥ はっ、はぁあ♥ これ、だめぇっ…!!! これ、頭の中、まっしろに…ひぁぁああっ!?」
帝国兵2「う、おおおおおおお!!!!」
どぷっ!!!どぷっ、どぷぅっ!!!
びゅるっ!!びゅくっ!びゅくっ!!びゅるるっ!!
モルガンヌ「アアアアアッッッ♥♥♥」
膣内に吐き出された精液の衝撃がそのまま快楽信号に置き換わる。
初めて味わう快楽、その先の絶頂をモルガンヌはただ流されるがままに膣からダイレクトに味わっていった。
モルガンヌ「はぁ…はぁ…あ、うぁ…♥」ドロォ…
帝国兵2「コイツやべぇ……最初は気づかなかったけど、中の方もすげぇ名器だわ」
帝国兵4「〜〜っあー!もう我慢できねぇ!!」ズブプッ!
モルガンヌ「あひぃ♥ う、うぐぅぅぅうっ!??」
帝国兵の一人がもはや待てぬと言わんばかりにモルガンヌの卑裂に陰茎をぶちこんでいく。
始めの時と違いモルガンヌの膣内は精液以外にも既に愛液でとろとろに解されていて、男の陰茎をなんの抵抗もなく受け入れていった。
- 426 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/10(金) 18:08:51.32 ID:gNIcsEDhO
-
帝国兵3「あっずりぃ!!次は俺の番だったのに!」
帝国兵4「入れたもん勝ちだって隊長も言ってたろ!お前は大人しく手コキで我慢してろって!」
帝国兵1「俺も…その白くて細い指でシコシコよろしく頼むわ」
帝国兵2「俺はお掃除フェラでもお願いしようかな!隊長はどうします?」
帝国隊長「若ぇもんは元気が良いな……俺は髪コキでも嗜むとするかぁ」
「「「「ひゅー!マニアック!!」」」」
ぱんっ!!ぱんっ!!ぱんっ!!ぱんっ!!
モルガンヌ「や、やめて…!んあっ♥ ん、んぐぅっ!?」
モルガンヌ(く……っさいぃ…っ、でも…なんで…こんなに、からだが、身体が熱いのぉ♥)キュンッ
膣内は男の陰茎が激しく動き、両手は汚ならしいモノを握らされ、口の中は先ほど自分を蹂躙したソレを口内にねじ込まれる。
激しい動きにモルガンヌも無意識に腰を動かし始める。
大きめで形の整った乳房もだらしなく前後に揺れていく。
そして女性ならば見る者を羨む美しい白髪でさえ欲望のネタにしかされておらず、激しい男たちの攻め口にとうとうモルガンヌは拒絶の言葉を口に出していた。
モルガンヌ「んぐっ♥ じゅぽっ♥ んんっ♥ もごっ♥ じゅっぽ♥ じゅっぽ♥ んぐふううううっ♥」
そんな事など知らぬと言わんばかりに男たちの腰の動きが激しくなっていき、モルガンヌの意識が薄れていく……。
ふと、一人の騎士の姿が脳裏に浮かんだ。
ほんの僅かの間しか喋ったことは無かったが、それはモルガンヌの人生において出会ったことが無いほどの真っ直ぐな人だった。
永らく動くことの無かった氷のような感情をほんの僅かだが溶かしてくれたような……そんな不思議な暖かさを感じさせてくれた、ただ一人の男。
もし、彼らに付いて行っていたら……ワタシは。
モルガンヌ(…………あっ)
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