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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録

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457 :修正 [sage]:2021/09/11(土) 00:31:22.62 ID:y5E5GfKOO
伏せる→捻じ伏せる
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/11(土) 00:53:03.03 ID:+NXOzd3EO
【名前】リュート
【性別】男
【年齢】13
【見た目】人畜無害そうな赤毛のショタ
【性格】無邪気そうに振る舞っているが子供特有の残酷さも持つ。年上のお姉さんが好き。
【その他】様々な策を瞬時に思い付く天才的な軍師。戦闘では銃や魔法などの遠距離戦で相手を寄せ付けずに戦う。
捕虜の年上の女性に度々手を出して相手を夜通し泣かせている
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/11(土) 00:59:27.39 ID:GJ78GjRb0
【名前】レナード
【性別】男
【年齢】23
【見た目】切れ目のキツネ顔、青黒い髪に黄色のメッシュ、ベストを着こんでいる
【性格】常に飄々とした態度を崩さない優男だが冷徹な一面もある
【その他】ナイフと銃を愛用しており、身軽な動きで戦場を制圧していく。アマティアスの命令で情報収集なども行っており元諜報部所属でもある
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/11(土) 01:04:52.10 ID:sdfiZc/bO
全部で9案か、どれになるやら
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/12(日) 01:28:11.12 ID:qq+iLlOz0
あれ?そういえばフローリアが覚えられる魔法の数は未判明なままになるのか?ナール滅んじゃったけど
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/12(日) 11:52:46.32 ID:s1JbjMWmO
そろそろくるかな
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/12(日) 13:17:18.70 ID:NWagpKA1O
>>431
フローリアかクロウスのフラグ3つ目取ってルルと関係持った後に寝取ってもらうとか良さそう
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/12(日) 23:01:07.37 ID:4FOOk9XlO
悩ましいが1-Bかなぁ
可能ならネーロの力で転移札みたいなのが作れないのかを試してから
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/12(日) 23:01:40.86 ID:4FOOk9XlO
ごめん誤爆した
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/14(火) 00:00:08.67 ID:4ke7c7NzO
>>452みたいな身内設定は別の役どころの方が使いやすそう
467 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:04:50.49 ID:8xb34bZZO
お待たせしました。
ひとまず帝国パート(兼四獅星紹介パート)を投下します、安価は無いです。

安価有りの姫&従者パートは今日の夜辺りに投下します。
468 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:06:35.07 ID:8xb34bZZO


ここはミクトラム王国の地下牢の一室。
牢屋の中には一人の男性が鎖で繋ぎ止められていた。

名をセブロ・レアン・ミクトラム。
ミクトラム王国の現国王……だった男である。


帝国に王国を陥落された彼は大々的に処刑などをされる事もなく何故か生かされていた。

既に牢屋に監禁されてから何日も経っているため、服も髪もボロボロになっており、身体には拷問の痕が刻まれている。

しかしその精神力で彼は正気を失うことなく、王としての気高き心までは落ちてはいなかった。


国王(……娘たちは逃げられているだろうか、妻は無事なのか?)

国王(拷問で聞かれるのは娘達の行方ばかり……王国を我がものにしたいのならワシを殺せば良いだけだろう)


国王が娘のフローリア達の安否を気にしていると牢の扉から一人の男性が入ってきた。


男の名はアマティアス。


ラジル帝国の第一皇子、いま時期皇帝の座に最も近い男とされている。
469 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:08:24.91 ID:8xb34bZZO

アマティアス「ご機嫌ようミクトラム王、調子の程は如何かな?」

国王「……これが絶好調に見えるなら余程頭のネジが吹き飛んでると見受けるが?」

アマティアス「いいね、まだ元気たっぷりそうで何よりだ……今日は貴方に聞きたいことがある」

国王「……娘達の居場所か?そんなもの拷問官にでも吐かせれば良いだろう」

アマティアス「貴方はそんな事では吐いたりしないだろう?そもそも僕が聞きたいのはそんな事じゃあない」スッ



アマティアス「【時戻しの神器】……いったい何処に在るのか教えてもらえないかな?」

国王「!?」

国王(馬鹿な……なぜこやつが神器を欲しがるのだ?)

国王「……なんの事だか分からんな」

アマティアス「とぼけるんだ? まぁいいや、おおかた二人の姫のどちらかには渡してるだろうし」

国王「本当に知らん、神器だのなんだの……第一皇子殿はお伽噺か何かでも信じているのか?」


吐き捨てるようにセブロはシラを切った。
470 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:11:10.67 ID:8xb34bZZO

【時戻しの神器】


それはミクトラム王家に代々受け継がれし秘宝であり、歴代の王女に継承されていくものである。

しかし時戻しとは名ばかりで、その実態はただの水晶の飾りが付いたペンダントとされている。
しかし時を戻すという神器の力は本当に実在し、歴代の王家の人間にも一部しか知られておらずフローリア達はまだ知らされてはいなかった。


とにもかくにも、外部の人間からすれば神器の話は眉唾の噂程度のもので国王は帝国の皇子ともあろう人間がそんな話を信じているとは思っていなかった。

しかし……。


アマティアス「ええ……勿論、信じておりますよ」ニコッ

国王「なに…?」

アマティアス「時を戻す古代時代の遺物……とてもロマンがあって素敵じゃないですか」

国王「正気か貴様…?あんなものにいったい何の価値があるというのだ」

アマティアス「あぁ……勘違いしないでもらいたい。あくまで僕の本当の目的は神器そのものじゃあない、それはあくまで目的を達するための手段でしかない」

国王「手段? 話が見えないな……貴様達の目的はいったい何だというのだ」


その時、アマティアスはとても冷徹な笑みを浮かべていた。
そして国王の眼前までしゃがみこみ、耳元で己の目的を静かに語る。







アマティアス「僕の目的はね………………かつての【カミ】の復活ですよ、ミクトラム国王」


471 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:13:19.88 ID:8xb34bZZO

国王「……カミ…だと…?」

国王(カミ……神のことか? コイツ…いったい何の事を言って…)

国王「……………っ!!?」

国王「き、キサマ……!?いったい何処でアレの事を知った!!!?」ギチィッ

アマティアス「……くくっ、あからさまに狼狽えるじゃあないか。その様子だと神器の事も、カミの事も知っているみたいだね」

アマティアス「今日はその反応が見たかっただけさ……ああ、それと君たちの娘だけどね」スッ

アマティアス「片割れはナールの方に居たとの報告が入ったよ。直ぐに逃げられたから今の所在は不明だけど、もう片方は上手いこと隠れているようだ……けどそれも時間の問題か」

国王「ぐぐっ…!!」

アマティアス「それじゃあねミクトラム王、次に会うときはもっと面白い余興を用意しよう」キィッ

国王「ま、待て…!!」


バタンッ



アマティアス「そこの君、彼が僕に口答えした数の倍の分の鞭を打っといて」

拷問官「はっ!」

アマティアス「それと女王婦人の方はどうなっている?」

拷問官「そちらは調教師の者がじっくりと事を進めているようで…」

アマティアス「舌を噛まれて殺させるようなヘマだけはするなと伝えろ」

帝国間者「皇子殿、ナールの一件…確かに伝えました」

アマティアス「ご苦労、オモチャ(知識喰らいの書物庫)を貸し与えたとはいえ彼女はよくやってくれた……いつか褒美をあげないとね」
472 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:14:16.05 ID:8xb34bZZO

帝国間者「はい、それと四獅星の方々は既に広間へと…」

アマティアス「全員いるかい?」

帝国間者「ええ、四人全員確かに」

アマティアス「そうか、好き勝手に動くヤツらが多いから集結させるのも一苦労だ」

アマティアス「君ももう行っていいよ、自分の仕事をしてくるといい」

帝国間者「はい、失礼します」

アマティアス「………さて」


ギィッ…

アマティアス「待たせたかな、四獅星のみんな?」
473 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:18:28.25 ID:8xb34bZZO

扉を開くと四人の男女がそこには居た。

全員がただ者では無い佇まいをしており、一端の戦士なら一目で強者と分かるほどだ。


セヴェル「ヒヒヒ……待ってなどございませんよ、時の流れに身を任せるのも真理に近づくひとつの手段…ヒヒ!」


───【狂乱】セヴェル>>450

かつてナール魔導帝国で大罪を犯し、国を追われその先の帝国でも危険視され続けていた魔法使い。


ネルミェス「また訳の分からない事をボソボソと、可愛くないを通り越してキモいわねこの男」


───【惑業】ネルミェス>>451

禁呪に手を出した結果、自身の髪の毛が異形の生物と化してしまった異端の魔女。


アムヌグ「ワレは闘争さえ楽しめれば何でもよい…次の戦はまだか?」


───【紅血】アムヌグ>>456

漆黒の鎧を身に纏い、身の丈ほどあろう真紅の大剣を振り回し戦場に鮮血の雨を降らせる凶戦士。


レナード「まぁまぁ皆さん落ち着いて、まずは大将の話を聞きましょうや」


───【残影】レナード>>459

優れた戦闘技術と諜報能力を合わせ持ち、自身の居た痕跡を一切残さない影の者。



彼らは【四獅星】と呼ばれており、アマティアス第一皇子により集められた精鋭である。

それぞれ出自も集められた経緯も違うが全員が戦場の局面を変える切り札とも言える存在である。
474 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:20:01.76 ID:8xb34bZZO

アマティアス「まずは再確認しよう、僕らの目的はミクトラム王国に秘匿されていた時戻しの神器を手に入れることだが……今は二人の姫君のどちらかが持ち逃げしている状態だ」


アマティアス「ナールの協力者から片割れが魔導帝国に居たことは分かっているが転移魔法で高跳びされてまた行方が分からなくなっている」


アマティアス「君たちの任務は二手に別れた姫君達を見つけ、神器を奪い取ってくることだ」


ネルミェス「でも皇子様ぁ〜? それぐらいは軍隊を動してしらみ潰しに探せば良いんじゃないの?」

アマティアス「今はミクトラム王国とナール魔導帝国、この二つの国の管理をしている上に本国の守りを手薄にするわけにもいかない……こう見えて今は隊を動かせるギリギリの人数なんだ」

アムヌグ「いま自由に動けるのは我々ぐらいということか」

アマティアス「ああ、正直ナールとミクトラム以外は正直どうでもいい国ばかりだ……たとえ姫君が他国に逃げ込んでようとも構わない、やり方は君たちに任せる」

475 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:21:20.47 ID:8xb34bZZO

レナード「ならせめて何人か兵士を借りても良いですか?情報を集めるにはやはり人手は必要なものでしてね」

ネルミェス「あー!?ずるいわレナードちゃん!むさ苦しいのは勘弁だけど私も手下は欲しいわぁ!」

アマティアス「ふっ…いいだろう、必要な人材なら持っていけ」

レナード「いやぁ助かりました、さすがに国を跨いでとなると色々大変なので」

ネルミェス「そこのガリガリとムキムキは要らないの? それともコミュ障拗らせて人と接するのが怖いたいぷぅ?」

セヴェル「ヒッヒッヒッ…お気持ちはありがたいですがワタシには優秀なペット達が沢山おりますので……」
 
レナード「アムヌグの旦那は…」

アムヌグ「いらぬ、有象無象など……吹けば飛ぶような塵芥はワレには必要ない」

レナード「まぁそう言うと思ってましたよ」


アマティアス「では頼むぞ、僕の優秀な剣達よ。全てはラジル帝国の繁栄のために」

四獅星「「「「はっ!」」」」


四獅星たちはそれぞれの思惑を抱えて広間から出ていく。

アマティアスはそれを見送るとその端正な顔立ちからは想像も付かぬほどの邪悪な笑みを浮かべていた。
476 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:24:12.57 ID:8xb34bZZO

アマティアス「……くくっ。帝国の繁栄、ね…」

アマティアス「本心ではそうとも思わぬ愚脳供め…だからこそ扱いやすくもあるがな」

アマティアス「くっくっく……!!あっはっは!!……ぐぅっ!?」ビクンッ


高笑いを上げていたアマティアスであったが、突然胸や頭を抑え始めた。

何かにもがき苦しむような素振りであったが汗を滴しながらも静かに呼吸を整える。



アマティアス「はぁ…!はぁ……くくっ、存外中々折れないではないか…っ!」

アマティアス「キサマが私に屈服する日が楽しみだよ……………第一皇子殿」
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/15(水) 14:25:07.98 ID:+KcuAL5/O
埼玉と群馬で草
478 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/15(水) 14:27:06.56 ID:8xb34bZZO
レス返等も込みで夜に続きます。

勢い余って付ける予定でも無かったのに二つ名付けてしまった…こういうのは本当はキャラシと一緒に募集すべきでしたね、反省。
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/15(水) 18:12:38.67 ID:jQ/6gFWxO
セヴェルの案出したけど、ピッタリな二つ名だし良いと思ったよ
ところでこのぶんだと女王の設定募集やエロシーンも進行に応じて入る感じかな?
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/15(水) 19:45:42.93 ID:6fY2b62S0
こういうの好き
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/15(水) 21:43:38.75 ID:27jECMuoO
とりあえずフローリアかクロウスのどっちかでルルのフラグ取って純愛えっちがどんな感じか見てみたい
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 00:34:20.61 ID:izOLlFOP0
待機
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 01:56:03.41 ID:n8vQYxnkO
夜(今夜とは言ってない)
484 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 10:21:06.18 ID:8ZNUXoEuo
寝オチしましたぁーーー!!!
本当にごめんなさい、今日のお昼頃からちまちまと再開いたします…。

以下、レス返答タイム

>>449
特に追加で指定とかも無かったので各自の想像でお願いするかたちになりますね、でもたぶんイケメンなのは間違いなさそう。

>>461
スロット数を調べる方法は魔方陣を使用した本格的な儀式と魔力コントロールに長けた人間による触診の二つがあります。
フローリアのスロットはルルに調べてもらうつもりですが今は新しい魔法を覚える余裕なども無いので次の国に落ち着いたら挿入する予定です。

>>479
そうですね、ミクトラム王女(フローリアの母親)のキャラクター作りはいずれ別の機会で行う予定です。
エロシーンは……たぶん当面先です。
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 10:32:26.75 ID:3rHG0dOKO
触診……?ふむ
486 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 12:36:42.60 ID:8ZNUXoEuo
お待たせしました、続きをはじめていきます。
487 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 12:38:26.17 ID:8ZNUXoEuo



───とある地にて、城壁の跡地


焚き火の炎がぱちぱちと音を立てて燃え盛っている。

周りは既に夜の暗闇に包まれていて、炎と星空だけが彼らを照らしていた。


ジェニファー「ぷくーーーっ」

クロウス「おいおい、まだ腹を立ててるのか……いい加減機嫌を直してくれ」

ジェニファー「腹なんて立ってません、ええ立ってませんとも!」

クロウス(いや露骨に怒ってるだろ)


あの後、クロウス達が転移した先は放棄されてから何百年も経っている城の残骸が残されている場所だった。

かつてのナールの友好国は既にその場には無く、四人は仕方なくその場でキャンプを張り周囲の状況確認を行っていた。


ルル「ジェニーもそれぐらいにしときなよ、というか怒ってるのは私も同じなんだからね!相談もなしに自分が囮になろうなんて許さないんだから」

ジェニファー「貴女に言ったら真っ先に否定されるでしょうが!だからこっそりクロウス様に相談したのに…むぐぐ」

フローリア「あの……ごめんなさい、さすがに私もルル達と同意見です」

フローリア「もしジェニーが居なくなって、帝国の方たちに捕まったりしていたら……きっと凄く悲しくなると思うんです」

クロウス「女帝殿は俺たちのために身体を張ってくれたんだ、いつまでもウジウジ引っ張るのはその覚悟を踏みにじる行為に等しいぞ」

ジェニファー「……そんなの分かってますわよ」
488 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 12:44:05.95 ID:8ZNUXoEuo

ルル「クロウスさんの言い方はキツいけど、託され私たちにできる事はできるだけフローリアを安全なとこに連れてく事だよ」

ジェニファー「けれどここはいったいどの辺りになるのでしょうか?少なくともナールよりずっと離れたとこなのは分かりますけど…」

フローリア「そもそも昔の友好国って…もう滅んでしまっているのではないですか?」

ルル「まぁこんな廃墟みたいな場所に飛ばされたらね…」

クロウス「いや…まだ滅んでいると言うには早いかもしれない」


先の見通しの無い状況に暗い雰囲気になりかける一同であったが、クロウスの一言に女性陣は顔を上げる。


クロウス「明るいうちに周辺を見てきたが少し離れた先に街道のような道を見つけてきた。国の場所自体が今はズレているだけかもしれない」

ルル「そうでなくても人里に辿り着ける可能性は全然有るってことだね?」

クロウス「ああ、ただ馬を置いてきたからな……どれだけ歩けば人里に着けるかは何とも言えないな」

ジェニファー「であれば夜が明けたら出発いたしましょう!こんなとこに長く止まっていたら青カビがはえてきそうですわ!」

ルル「なんで青カビ限定?」

クロウス「姫様もそれでよろしいでしょうか?」

フローリア「ええ、クロウスにお任せします」
489 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 12:47:31.02 ID:8ZNUXoEuo

ぐーー〜っ………


フローリア「あ、あう…///」


とりあえずの目標が決まったところでフローリアのお腹の虫が鳴き声を上げる。
当の本人は熟したトマトのように真っ赤になり両手を顔で隠した。


フローリア「うう……はしたなくてごめんなさぃ…///」

クロウス「無理もありません、今朝から何も食べてませんでしたし…」

ルル「ふっふふーん、ならここは私が獲ってきた魚でも焼いて食べよっか!」

クロウス「おお……お前いつの間に」


ジェニファー(……………)


それぞれが明日の旅路に想いを馳せながら、夜は少しずつ更けていった。


フローリア(……みんな少しずつ元気が出てきたみたい)

フローリア(どうしよう、話しかけてみようかな?)


フローリア視点にて誰か一人と話すことができます。
↓2にて誰と話すか決めてください。(クロウス、ルル、ジェニファー)
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 12:48:24.19 ID:K2VJT3piO
ジェニファー
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 12:49:01.30 ID:B6HBAO3LO
ルル
492 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 12:58:05.01 ID:8ZNUXoEuo

ルル「ふぅ、食べた食べた…」

フローリア「ルル」

ルル「ん?どうしたの、リア」

フローリア「いえ……ルルと少しお話がしたくなりまして」

ルル「ん……そだね、色々あったから私でよければ話し相手になるよ」


ルルとどんな事について話す?
↓2の内容について話し合います
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 13:00:28.75 ID:19l3mw3HO
ルルって料理出来たんですね
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 13:12:55.59 ID:qirqImgiO
>>493
495 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 14:08:51.25 ID:8ZNUXoEuo

フローリア「ルルって料理できたんですね…」

ルル「いやいやリア……こんなのただの焼き魚だよ?そりゃちょっと内臓とかは取ったけど、こんなのただのサバイバル飯だよ」

フローリア「でも、私……思い返せば自分で料理とかしたこと無かったなと思いまして…」

ルル「まぁお姫様だから環境がそうはさせてくれないだろうからね」

ルル(そもそもクロウスさんもリアの親御さんもかなり過保護説が私の中で出てるし……こりゃ普通の家庭に産まれてても包丁すら持たせなさそうだよねぇ)チラッ


クロウス「ん……なんだ?」

ルル「いや別に!何でもないよ!!」ブンブン

ルル「ならさ、今度また落ち着いて暮らせるようになったら一緒に料理しようよ……クロウスさんに見つからないようにこっそりと」ヒソヒソ

フローリア「ホントですか!?あっ…でも何でクロウスには内緒なんです?」

ルル「そりゃ……クロウスさんにサプライズで私たちの料理を食べて審査してもらうためだよ!」

フローリア「な、なるほど…!!分かりました、私もその時が来たら一生懸命頑張ります!」

ルル「えへへ、約束だよリア!」
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 16:28:14.79 ID:57wveR18O
こういうやり取り一つ一つがフラグみたいで怖い
497 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 19:38:18.68 ID:8ZNUXoEuo

夜が明け、一同は廃墟を後にして街道がある方へと歩を進める。

四人は慣れぬ道をひたすらに歩いていくがやはり野外の行動に慣れている者とそうでない者では亜美の差が出始めていた


クロウス「ふむ、天気のも良し…視界が開けているから誰かが付けて来てもすぐに分かるな」

ルル「そうだねー、できればこのまま晴れたままでいてほしいとこだよ」


フローリア「ふぅ…ふぅ…!」

ジェニファー「はぁ…全く……いつまで歩けば良いのかしら…!!」


クロウス(……少しペースを落とした方が良いな)

クロウス「ルル、あそこの木陰で少し休憩するぞ」

ルル「ん?……あー、分かったよ」

ジェニファー「な、なにおう…まだまだ行けますわよ!急がないと日が暮れる前に休めそうな場所までいけないかもしれませんわ!」

フローリア「そうですよ、私たちの事はあまり気にしないでください…!」

クロウス「そうもいきません、それにいざという時に体力が無くなっていてはそちらの方が危ないです」

ルル「そうそう、優れた冒険者はペース管理を怠らないものだって何かで読んだ気がするよ!」

ジェニファー「むむむ…!」

フローリア「ジェニー……ここは二人の意見を受け入れましょう…」

ジェニファー「ですがフローリア…!」

フローリア「確かにここで急いで私たちが怪我でもしたら逆にもっと進むペースが落ちるかもしれませんし……ちょっと悔しいですけどね」


四人は街道沿いに生えている木の根元で少し休むことにした。
天気事態は悪くないが逆に照り指す日射しが体力をじわじわと奪い取ってくる訳でもある。

幸いにも追っ手が差し迫るような兆候は見られないので焦らずじっくり進んでいく方が正解なのかもしれない。


クロウス(それでもどれぐらい歩くかは分からないんだ……メンタル管理も含めて気をつけていかないとな)


クロウス視点にて誰かと話すことができます。
↓2にて誰と話すか決めてください。(フローリア、ルル、ジェニファー)
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 19:38:59.64 ID:57wveR18O
ジェニー
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 19:48:26.38 ID:fzdbLkug0
ジェニファー
500 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 20:00:19.61 ID:8ZNUXoEuo

クロウス「大丈夫か、ジェニファー」

ジェニファー「私は全ッ然平気です!むしろこれからマラソンしたっていいぐらいですわよ!」

クロウス「そうか、強がりを叩けるぐらいには元気そうで良かったよ」

ジェニファー「むぐぐ…!」

クロウス「……悪かったな、あの時お前の意見を尊重しなくて」

ジェニファー「…別に、いいですわよ。もう今さらですし…その事に関してはもうそんなに怒ってませんし」

クロウス「そ、そうか…」


ジェニファーとどんな事について話す?
↓2の内容について話します
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 20:07:02.87 ID:57wveR18O
あまり色んなこと背負いすぎずにたまには弱音吐いてもいいんだぞ、なんなら俺相手でも

とかそんな感じの
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 20:08:05.82 ID:S39pQvX10
俺は帝国と、逃げることしか出来なかった自分が憎い
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 20:08:51.41 ID:vn3YDHaYo
>>501
504 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 20:42:22.57 ID:8ZNUXoEuo

クロウス「……俺は帝国と、逃げることしか出来なかった自分が憎い」

ジェニファー「え?」

クロウス「姫様を護るのが俺の役目だが、だからといって国や王を見棄てて逃げたことには変わりは無い」

クロウス「あの日からずっと………自分の弱さを恨み続けているんだ、俺は」

ジェニファー「クロウス様…」

クロウス「だから……なんというか、お前の気持ちは何となくだが分かるよ」

クロウス「だがなジェニファー、己の弱さを恨み続けて努力の方向を見失うな。それはひょっとしたら間違った道へと続いているかもしれないからな」

ジェニファー「………努力の方向…」

クロウス「無理や無茶は時に必要だが、必ずしもお前を成長させてくれるかは分からないということだ」


ジェニファー「……全く、まさか貴方に説教される日が来るとは思いませんでしたわよ」フッ

クロウス「いや前にもしてただろ、俺は姫様の無茶に荷担してた事は忘れてないからな」シレッ

ジェニファー「貴方こそめちゃくちゃ引きずってるじゃありませんの!?」




ルル「ふふ、ちょっと元気出てきたみたいじゃんジェニー」

フローリア「ええ、そうみたいですね…」

ルル(親友を立ち直らせるのは私の役目だと思ってたけど……やるじゃんクロウスさん♪)
505 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 21:04:11.40 ID:8ZNUXoEuo

クロウス「……ん?」

フローリア「クロウス!あれは人ではありません!?」

クロウス「ええ、どうやら行商のキャラバンのようですね」


クロウス達が歩みを再開してから一時間が経った。

目の前には積み荷を運んでいる馬車と数人の行商人と思わしき人たちが困ったように何かを話し込んでいた。


行商人A「ううむ、まいったな…」

行商人B「ええ、これでは街に到着する予定が大幅に遅れそうですね」

クロウス「話しの途中にすまない、ちょっと聞きたいことがあるんだが…」

行商人A「うん?君たちはいったい…」

フローリア「ええっと…私たちは……」

ルル「冒険者!!私たち冒険者をやってるんですよ!」

行商人B「ぼ、冒険者ぁ…!?君たちが…?」ジーッ


行商人の一人が奇異の目でフローリア達を見る。
クロウスは分からなくもないが後の女性三人はどう見ても未成年の、しかも到底冒険に向いているような服装をしていなかった。


行商人B「冒険者っていうより奴隷娼婦の商人とかじゃ……あいた!?」ボカッ

行商人A「やめんか!見ず知らずの人に失礼だぞ!」

行商人B「す、すみませんでした…」
506 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 21:10:59.07 ID:8ZNUXoEuo
クロウス「いや、構わない……それよりもこんな所で立ち止まっていてどうしたんですか?」

行商人A「実は……この先の街に商売の予定で移動していたんですが、この先の橋がどうやら壊れてしまったようでして先に進めなくなってしまったのです…」

ルル「は、橋が壊れた…って」

ジェニファー「それじゃあ先に進めないじゃありませんの!?」

クロウス(裏を返せば……この先に大きめの街がある事は確定か)

クロウス「ちなみにだが……この辺りはどこの国になっているか分かりますか?」

行商人A「ん?君たちも知っててこの先に進もうとしてたのでは無いのかね?」

クロウス「それは…」

クロウス(参ったな…ここでスムーズに答えなきゃ怪しまれそうだ、どう答えるべきか)

フローリア「すみません……私たち、冒険者としては駆け出しの者でして」

フローリア「右も左も分からないまま田舎から飛び出てきたんですが地図も無しに出てきてしまった為にここがどこか分からない状態なんです…」

行商人B「ほ、ほんとうに……ちょっと怪しいんだけど…う、うわ!?」

フローリア「お願いです…信じてください…!」ウルウル


フローリアは涙を浮かべ行商人の手を掴みながら上目使いに視線を合わせる。

計算してやっている訳では無いのだがどうしても泣き落とししている様にしか見えてないが、フローリアの懸命な態度に行商人も信じざるおえなくなってくる。

行商人B「い、いや…ごめんなさい、信じますよ。ええ…!///」


クロウス(姫様ナイスです…!ナイスですが近すぎですぞ!!)
ルル(うわ……天然小悪魔)
ジェニファー(純粋過ぎるのも時には毒ですわね…)
507 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/16(木) 21:13:59.67 ID:8ZNUXoEuo

キャラバン隊が向かおうとしていた国名や街の特徴
↓1から↓3まで募集


以下、一例
【名前】ミクトラム王国
【特徴】一年を通じて気候が安定しており、友好国も多く穏やかな風土の国。精霊信仰や魔法技術など他国の特徴や文化を受け入れることにも寛容的で国民は豊かな生活を生きている。
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 21:16:01.42 ID:14WIkN3Ko
【名前】ケモミーミオーコク
【特徴】深い森に囲まれた住民のほとんどが獣人の国。大自然と調和した暮らしを国是としている。国名は古い獣人の言葉で「全ての獣人が心穏やかにある地」の意味
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 21:17:06.88 ID:8fOAwauOO
【名前】シルヴェロギア
【特徴】外交をほとんどしていない小国。国民の殆どが不自由のない生活を送れている。『銀竜信仰』という独特な宗教文化が根付いている
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/16(木) 21:20:01.76 ID:mKIo7HsqO
【名前】フォッテル
【特徴】近隣国との外交が盛んな国。雰囲気はミクトラムに近いが、大気の魔翌力の流れが乱れており魔法使いの居住にはあまり向かない
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 00:42:39.24 ID:pBQbW0PVO
媚薬設定の為だけに名前が出てきたマーラ国めっちゃ気になるw
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 06:31:02.10 ID:vZOTDOy/O
どの国も良さげだな
513 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 10:56:21.11 ID:v2gCl5Mxo
>>509で行きます。


行商人A「シルヴェロギアと呼ばれている小国だよ、よその国とはあまり外交してないみたいだから儲けるチャンスかなって思ってたんだ」

クロウス「シルヴェロギア…!」

ルル「あー…本で読んだことあるかも、確か【銀竜信仰】っていう文化があるとこだっけ」

ジェニファー「位置的にはナールともだいぶ離れてますわね……そこがかつての友好国なのでしょうか?」

クロウス(……現状だと何もわからないな、とりあえずそこを目指すのが良さそうだが)

クロウス「しかしこの先が通れないのは困るな……修理にはどれぐらいかかるんだ?」

行商人B「対岸の修理工いわく3日はかかるらしいですよ」

フローリア「さすがに三日間も野宿はつらそうですね…」


ジェニファー「他に道とかはありませんの?」

行商人B「有るには有るんですが……そっちは魔物や盗賊が潜んでいたりで危険なんですよ」

行商人A「うむ、行けなくも無いんだが俺たちだけだと少々不安でな…」

ルル「なら私たちがおじさん達の護衛をしてあげれば良いんじゃないかな?」

ジェニファー「ちょっとルル…貴女また勝手に」

クロウス「……いや、俺も同じことを考えてた」

クロウス「俺達があなた方の護衛をして、貴方たちはシルヴェロギアまでの道案内をする……こういうのはどうだろうか?」

行商人A「ううむ……それはありがたい申し出だが、しかしあなた達に払う報酬が…」

フローリア「報酬なんて要りませんよ、困ったときはお互い様ですし……私たちはシルヴェロギアにさえ到着できればそれで良いんです」ニコッ

行商人B「て、天使かこの人は…///」ボーッ

行商人A「うむ、ではお願いしても良いだろうか?」

クロウス「助かる、それで…迂回の道はどういう所なんだ?」


シルヴェロギアまでの迂回路
↓1から先に2票入ったルートに進みます。


@盗賊達の縄張り 廃棄された巡礼路
A水棲生物の住処 霧雨の湿原
B戦慄く大森林  蠱惑の森 
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 10:57:52.35 ID:kSGE5Zuc0
1
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 10:58:27.47 ID:Lq7rQ+DFO
2
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 10:59:13.50 ID:2BuCtZMDO
2
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 11:39:40.73 ID:3liI2BZE0
またハラマセカエルが出てきそうですね……
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 11:41:10.48 ID:kSGE5Zuc0
ハラマセカエルにセカンドレイプされるフローリア姫は抜ける
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 12:15:45.96 ID:rFgPSpVO0
ルルとジェニファーもいいぞ
520 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 12:33:07.96 ID:v2gCl5Mxo

>>517
カエルさんは岩洞がマイホームなのでもう出てくる予定は無いですね…

A霧雨の湿原ルート


行商人B「霧雨の湿原と呼ばれる湿地帯です、川沿いを降って行った先にあります」

行商人A「あそこはスライムだのサハギンだの厄介な魔物が多いからな……本当に大丈夫なのかい?」

クロウス「魚相手なら俺が三枚におろしてやる」

ルル「スライムとかなら私が魔法で燃やしちゃうよ!」

行商人A「君たち魔法が使えるのか……ん、そういえばその制服…」

ジェニファー「あまり詮索はしないで欲しいですわ、今はとりあえずお互いにシルヴェロギアに着ければそれで良いでしょう?」

行商人A「それもそうか…、とりあえず他の商人たちにも君たちを紹介するよ」


クロウス達はキャラバン隊の面々に挨拶に回る。

やはり多少の警戒はされるが元々気のいい人間ばかりなのとルルやフローリアの人徳のお陰かすんなりと周りに馴染んでいった。


行商人A「こちらは私の妻だ、一緒に各地を旅しながら商売をやっているんだ」

行商人妻「こんにちは、うちの人がお世話になります」ペコリッ

クロウス「いえいえ、こちらこそお世話にならせて頂きます」ペコリッ

フローリア「夫婦で旅をしながらご商売ですか……本に書いてあるようなシチュエーションで素敵ですね」

行商人妻「ふふっ、どうもありがとう」


クロウス達が行商人夫妻と話に華を咲かせていると、荷台の上から誰かが降りてきた。


???「お父さん?その人たちは?」

行商人A「ああちょうどいい。こちらは私たちの娘です、名前は…」


行商人夫妻の娘(戦闘が出来ても出来なくても可)
13時から↓1〜3までで募集


【名前】
【性別】女性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ちなどがあれば
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 12:55:05.90 ID:oWJmQ0DD0
【名前】フィリーナ
【性別】女性で固定
【年齢】12
【見た目】年相応の幼さを見せる落ち着いた雰囲気の銀髪の女の子。母お手製のワンピースがお気に入り
【性格】雰囲気こそ落ち着いているが実際は色んなことに興味津々。クロウス達の中から一人選んでついていくとしたら間違いなくルルを選ぶだろう
【その他】父と母のことが大好き。実は魔法のスロットを2つ所有しているが父母も彼女自身もまだ知らない。本をよく読むので意外と物知りだったりする(このレスのコンマ値二桁が夜の知識)
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 12:58:02.76 ID:oWJmQ0DD0
13時からか失敬
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 13:00:00.50 ID:oWJmQ0DD0
【名前】フィリーナ
【性別】女性で固定
【年齢】12
【見た目】年相応の幼さを見せる落ち着いた雰囲気の銀髪の女の子。母お手製のワンピースがお気に入り
【性格】雰囲気こそ落ち着いているが実際は色んなことに興味津々。クロウス達の中から一人選んでついていくとしたら間違いなくルルを選ぶだろう
【その他】父と母のことが大好き。実は魔法のスロットを2つ所有しているが父母も彼女自身もまだ知らない。本をよく読むので意外と物知りだったりする(このレスのコンマ値二桁が夜の知識)
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 13:00:17.54 ID:U3XUyHEGO
【名前】リトア
【性別】女性で固定
【年齢】16
【見た目】夫妻の同じ茶色髪を三つ編みでまとめている。身長は小柄だが大変発育がよろしい
【性格】色々な事に興味を持ち何でも知りたがる。穏やかそうな印象だが初対面の相手にも物怖じしない
【その他】行商グループの会計担当。お金には厳しめ
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 13:00:19.60 ID:Q8xY2nb+O
【名前】リルリラ
【性別】女性
【年齢】16
【見た目】オレンジ髪のもこもこセミロング 低身長ロリ巨乳 下半身もややむちむち
【性格】明るく好奇心旺盛 背伸びしたいお年頃
【その他】商人の娘なので読み書きも達者で計算も早い。
注意深くめざとい。お金の匂いには特に敏感。
将来親から独立するため貯金中。戦闘は出来ない。
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 13:02:49.39 ID:OYWhBV5rO
【名前】ティセ
【性別】女性で固定
【年齢】12
【見た目】身長150cm弱。健康的に日焼けした肌、赤い瞳、一本のお下げにした赤髪、活発で生意気そうな雰囲気など。小柄で幼い顔立ち気だが一般的な男性のモノなら挟めるほどに豊かなロリ巨乳。
【性格】元気いっぱいで生意気盛りだけど両親大好きな孝行娘。耳年増なところがあるおませさん。
【その他】
行商夫婦の娘で幼いながらも家業の手伝いをしている自称看板娘。
頭の回転が速く機転も利き恵まれた容姿ゆえにちやほやされることが多いが、両親によって強い悪意からは遠ざけられて育てられたためか危機管理に甘いところがある。
戦闘能力に関しては見た目相応非力な一般人にすぎない。
527 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 18:39:35.19 ID:r6WO6GFbO

>>524で行きます。


リトア「リトアと申します、父と母の商隊で会計を担当しています」

クロウス「俺はクロウスだ、シルヴェロギアに到着するまであなた方のキャラバンの護衛をすることになった」

リトア「護衛…? まさかお父さん、湿原を抜けるつもりなの?」

行商人A「渡りに船だと思ってね、先も急がねばならんしお言葉に甘えようかと」

リトア「はー…少しは私に相談してほしかったんだけど……それで、幾らでこの人たちを雇ったの?」

行商人「いやぁそれがなんとタダで良いと言ってくれたんだ」

リトア「た、タダ…?」

クロウス「まぁそういうことだ、金の事に関しては心配しないでくれ」

リトア「……貴方たち、何が目的で私たちに近づいたの?まさか人気の少ないところで強盗しようって算段じゃ…」

クロウス「そんなつもりならとっくに襲ってる……というか俺たちは純粋にシルヴェロギアに行きたいだけだ」

行商人B「まぁまぁリトアちゃん、悪い人では無さそうだから!ここはお父さんの顔をたてるつもりでね?」

リトア「分かっています……すみません、旅の冒険者を装ってキャラバンに近づく強盗も多いので警戒してました」

クロウス「いや、君の言うことも最もだ。だが俺たちは決して君たちに危害を加えるつもりで近づいたわけでは無いんだ……そこだけは信じて欲しい」

リトア「ええ、失礼をしました。少しの間ですがよろしくお願いします」
528 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 18:49:05.41 ID:r6WO6GFbO


───霧雨の湿原


そこは年中止むこと無く霧のような小雨が降り注ぎ続けている不思議な湿原である。

一種の説によればその地に流れる魔力の流れが乱れている結果らしいが、真相は未だに明らかにされていない。

分かる事といえば止まない雨のせいで視界が悪い、ぬかるみが酷いせいで馬の足がとられやすいということぐらいか。


フローリア「それじゃあリトアさんは子どもの時からずっと両親のお手伝いをしていたんですね」

リトア「ええそうよ、子どもの頃からずっと街から街への移動しながらの暮らしだったから他にやることが無かったの」

ルル「うっわー偉いなぁ、私なんてちっちゃい頃なんて親の手伝いなんかしないで遊びまくってたのに…」

ジェニファー「ルルはもう少し落ち着きを持った方が良いですわ、いつも振り回される身にもなりましてよ」

リトア「ふふ、そういうあなた方も色んな経験を積んできてるんじゃないかしら?」

ルル「おっ?分かっちゃう?いやーそういうオーラが出ちゃってるかぁ〜!私ってばもう!!」

ジェニファー「何をおっしゃっているのやらこの子は…」

リトア「ぷ、ふふっ…あなた達やっぱり興味深いわ、もっとあなた達の旅の話を聞かせてくれない?」

フローリア「あ、はは……それはえーっと」

行商人妻「全くこの子ったら、一度興味を示すとすぐにこれなんだから」

フローリア「あっ…お騒がせしているみたいですみませんでした…!」

行商人妻「いいのよ、あの子が同年代の子達と楽しそうにお喋りしてるなんて久しぶりなんだから」

行商人妻「あの子には私たちのせいで色々と苦労かけさせっぱなしだったから……良ければもっとあの子の話し相手になってくれないかしら?」

フローリア「はい、私でよければぜひ!」
529 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 18:58:18.66 ID:r6WO6GFbO

女性人が馬車の中で話に華を咲かせている頃、クロウスは馬車を引いている行商人達と周囲の警戒をしながら前進していく。


クロウス「どうどう……落ち着け、落ち着け…」

行商人A「ふむ、クロウスくんは馬の扱いにも長けているようだね」

クロウス「ええ、一応馬術をかじっていた時もありまして…」

行商人A「うむ、ここはぬかるみも酷いがたまに地面に深い穴簿のような凹凸があってな…転んだりしないように気を付けねばならんからなぁ」

行商人B「っとと、どわっ!?」ズルッ

行商人A「……こうならんように注意せねばならんな、はっはっは」

クロウス「肝に命じておきます」

行商人B「笑い事じゃないですよー!」

クロウス「はは……むっ?」ピリッ


こちらもこちらでのんびりとした空気になりつつあったが、クロウスだけは騎士としての勘が戦闘前のひりつく気配を察していた。
530 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:04:11.82 ID:r6WO6GFbO

クロウス「……ご主人、どうやら囲まれているようです」

行商人A「なに…?しかし私にはさっぱり分からんが…」

クロウス「来ます!戦闘用意!!」

行商人B「お、おう!!」


そうクロウスが叫ぶと湿地の水溜まりから魚型の魔物やスライムなどが飛び出てきた。

何人かのキャラバンの商人たちは戦えるよう槍などの武器を持っていて応戦する。

魔物自体は小柄なものが多く一匹の力は弱かったがいかんせん数が多かった。


クロウス「むんっ!!せいっ!!」ブンッ

魚魔物「ギシャーッ!?」ザシュッ

行商人A「むむっ、言うだけあってあの男かなりやりおる!!皆のもの負けるなよ!商人の意地を見せるのだ!」


この中で一番戦闘になれているクロウスは誰よりも多くの魔物を切り伏せているがそれでも数が一向に減らない。

まるで徒党を組んでるかのような動きにクロウスもやりにくさを感じている。


クロウス「ちっ…魚群はともかくスライムが厄介だ、剣が通りにくい」

ルル「なら私の出番じゃない?」

クロウス「ルル!?」
531 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:07:33.68 ID:r6WO6GFbO

ルルは魔方陣を展開すると即座に風と雷撃の魔法による狙い撃ちで物理が効きにくいスライムを沈めていく。


ルル「こっちは任せてよ、クロウスさんは魚をよろしく!」

クロウス「まったく……頼もしいもんだな!!」


クロウスは魚型の魔物に集中することにし、二人の活躍で少しずつ巻き返していった。



リトア「すごい…あの子本当に戦えたんだ」

ジェニファー「こうしてはいられませんわ!私も出ますわね!!」バッ

フローリア「ま、待ってくださいジェニー!」

リトア「あっ…二人とも!?」



ジェニファー「ルルにだけ活躍させてたまるもんですか!そこの魚肉ソーセージ、覚悟しなさいまし!!」

ジェニファー「水弾魔法!!」ドパーンッ!!

ルル「ジェニー…!?」


テントから飛び出たジェニファーは魚型の群れに向かって得意の水魔法を浴びせるが、効果は薄いようだった。


魚魔物「キッシャー!!」


逆に文字通り水を得た魚のように勢いをつけて突進してくる魔物の攻撃を避けきれずにジェニファーは吹き飛ばされる。
532 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:09:28.42 ID:r6WO6GFbO

ジェニファー「んぎっ!?しまった…!!」

ジェニファー(冷静に考えたら魚に水はまずかった…!)

ルル「ジェニー!?危ないっ!」

フローリア「ま、任せてください…!!」


続いて迫る敵の突進はフローリアの軟化魔法により柔らかくなった木片の防御により直撃は避けることはできたが、勢いを殺しきれずに二人ともより霧雨の濃い方へと飛ばされていった。

フローリア「きゃあっ!?」
ジェニファー「くうっ!!」



クロウス「姫様っ!? くっそどけぇっ!!!」

行商人A「クロウスくん!前も来てるぞ!!」

クロウス「くっ…ルル、この場は任せた!!」

ルル「うえっ!?この数一人で捌けって!?」

クロウス「他の商人もいるだろ、何とかしろ!!」


クロウス(霧が濃い…!どっちに二人は飛ばされた!?)

クロウス(フローリア様、ジェニファー……無事でいてくれ!)
533 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:12:29.93 ID:r6WO6GFbO

ジェニファー「うっ…」

フローリア「あっ、ジェニー!大丈夫ですか!?」

ジェニファー「え、ええ……わたくしは平気ですわ…」

フローリア「はぁ〜…良かった、ジェニーを守ることが出来て…」ヘナヘナ

ジェニファー「……その、ごめんなさい……フローリアに守っていただくなんて…!」

フローリア「き、気にしないでください!私も体が勝手に動いてしまったのでつい…!」

ジェニファー(……最悪ですわ、本当ならわたくしがフローリアを守るべき立場なのに…)

ジェニファー(ルルへのライバル心を先走らせて、少し考えれば分かる判断を間違えて凡ミスして……!!)グググッ


ジェニファーは先ほどクロウスに言われていた事を今更ながらに理解した。

先ほどの自分は努力の方向を完全に間違えていた、その事を理解していれば自分の不得意なシチュエーションでの戦闘になんて踏み切らなかったのに。


ジェニファー(悔しい…!なんでわたくしは弱いままなんですの!!)

ジェニファー(こんなんじゃ、ライバルとして…ルルの隣に立っている資格なんて……わたくしには…)

フローリア「あの…ジェニー、何かおかしくありませんか?」

ジェニファー「え……何がですの?」

フローリア「私たち、少し飛ばされただけな筈なのに……もう周りに誰もいませんよ?」

フローリア「それどころか、なんか……これって霧雨って言うより…もう霧深くなりすぎて視界が全く…」


フローリアの言う通りであった。

先ほどまでは少し先の景色ぐらいなら見通せていた雨だったのに、今となっては周りは殆ど霧で囲まれているようで自分達以外の人影はまったく見えない状態である。


ジェニファー「……嫌な予感、しますわね」


そう呟くと霧のカーテンの中から黒い影のようなものが近づいてくる。

それは明らかに人の姿をしていなくて……。


霧の中から出てきた魔物
↓1から↓3の間で募集

【名前】
【生態】
【攻撃方法】
【弱点】
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 19:13:23.16 ID:Q8xY2nb+O
【名前】エロガッパ
【生態】カッパ。緑色の滑りのある生臭い肌。クチバシがあり手足には水掻き、背中には硬い甲羅を持つ。沼や池に潜んでいる。他の動物のメスを犯して子供を産ませようとするがオスは用が無いので[ピーーー]か無力化させて放置したりする
カッパ一族に伝わる薬を使って傷を癒したりメスを強烈に発情させることができる。
辿々しいが人語を解する。
【攻撃方法】相撲の達人。素早い動きで相手の体勢を崩して投げ飛ばしたり沼に沈めたりする。
また「尻子玉」を抜くことで相手の身体から自由を奪ってしまう。
【弱点】乾燥 頭の皿を割られる
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/17(金) 19:26:22.41 ID:FUvNV+teo
【名前】霧霊
【生態】近くで死んだ人の怨念が淀んだ魔力によって霧を媒介に半実態を持つ
【攻撃方法】まとわりついて動きを止め、薄く憑依して対象に自慰をさせる。これは感情の高まりが霊体の維持に繋がるから
【弱点】乾燥、強風、その他霧を晴らされる事
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 19:35:15.90 ID:3azl0354O
【名前】マッドスキュラ
【生態】
上半身は人間の女性だが、粘液に包まれた無数の触手で構成された下半身をもつ湿原の魔物。
粘液には人の精神を狂わせる作用があり媚薬や麻薬になりうる。
片言ながら人の言葉を解し人質などをとることもある。
基本的にメスしかいない種族で男性を繁殖のため巣に持ち帰ることもある。
【攻撃方法】
粘液を気化させてRPGでいうところの混乱状態にしてくる(乱交に発展することも)。まれに水と土の魔法を使う個体も存在する。
【弱点】
熱や乾燥に弱く、また物理的な防御力は人間と大差無い。
537 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 20:59:06.74 ID:r6WO6GFbO

戦う魔物は>>536で行きたいと思います。
今日は用事ができてしまったのでここで打ち止めにします。
次回は戦闘シーンからになります。



以下、ちょっとした小話

>>233のアシュラー戦で負けた場合。
4本の腕でルルが両手足を拘束され、後ろから持ち上げられるように犯され処女喪失&謎の体液を膣出しされてました。

クロウスが同行していた場合は行為後になんとか助け出す事に成功してそのまま物語は進行。(代わりにナール編終了までルルとの交流不可に)

フローリアが同行していた場合はフローリアも首を捕まれながらアシュラーの巨大な指マンで再び処女喪失。
その後、行為後に四肢をもがれて絶命するルルの姿にショックを受けて時戻しが発動し強制コンティニュー。

……といった流れになってました。
今となってはお蔵なのでここで紹介させて頂きました。
今後もお流れになった敗北えっちはこんな感じのシチュ紹介はするかもしれません。
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 21:15:59.12 ID:Q8xY2nb+O
乙でした

フフフ それにしてもいい趣味をお持ちでおられる
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 22:37:41.45 ID:XAxUNEyiO
よく考えたらクロウスやディアナのように実戦経験がないのに普通に戦ってるルルすごい
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 11:16:09.14 ID:Kdo4U2FWO
妹姫そろそろ来るか?
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 12:05:03.52 ID:eT2asAmZO
アシュラー戦で負けたらナールは滅ぼなかったのだろうか?
542 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 19:08:26.02 ID:EV73USsGo
もう少ししたら戦闘安価を初めていこうと思います。
今回は戦う…というよりは相手の凌ぎ切る感じの内容になってきます。
543 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 19:10:07.59 ID:EV73USsGo
>>542相手の"攻撃を"凌ぎ切る、が正しかったですね。
抜け落ちてました、失礼。
544 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 20:18:52.27 ID:EV73USsGo

霧の中から出てきたのは上半身こそ女性のものだったが、腰から下の下半身は粘液にまみれた触手が無数に生えていた。

その目付きは人のそれではなく、血を走らせて獲物を狙う魔物の眼。
スキュラと呼ばれる魔物は妖しい笑い声を上げながらフローリア達に近づいていく。


マッドスキュラ「ウフ、ウフフフ、フフフ…」

フローリア「ひっ…!? あ、あれは人……なんですか?」

ジェニファー「そんなわけありませんわ……、恐らくはスキュラの上位種…!!」

ジェニファー(こいつがこの辺り一帯の魔物の親玉だとしたら先ほどの魔物の襲撃もこいつが…!?)

マッドスキュラ「フフフ、モチ…カエル……ウフフフフ」

ジェニファー(……っ!!気後れしない!!) 

ジェニファー「フローリアは下がりなさい!今度は……私が貴女を守る番です!!」
545 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 20:20:13.89 ID:EV73USsGo

────戦闘開始────

【Act.1】


ジェニファー(落ち着いて…!!落ち着きますのよわたくし!こんなピンチ…切りぬけられないようじゃルルの側になんていてられませんわ!)

ジェニファーの行動選択
@分身魔法による陽動(チャージ系◯、テクニック系×)
A相手の攻撃に水魔法を合わせる(テクニック系◯、アタック系×)
B重力魔法による対象の行動制限(アタック系◯、チャージ系×)



マッドスキュラの行動パターン

01~20 土魔法による泥弾(チャージ系)
21~30 高笑いをしている…(無条件で攻撃が通る)
31~50 水魔法による粘液混じりの雨を降らす(テクニック系)
51~60 高笑いをしている…(無条件で攻撃が通る)
61~98 触手によるぶん回し(アタック系)

奇数ゾロ目 結果に関係なくジェニファーの勝ち
偶数ゾロ目 結果に関係なく敵の勝ち


↓1でジェニファーの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:20:37.78 ID:cfWrvxpwO
1だ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:26:26.44 ID:zVxIcOsV0
さて、どうなる?
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:27:14.56 ID:zVxIcOsV0
おっと、マジか……
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:28:36.75 ID:x14+LGBWO
ぐへへ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:28:37.65 ID:JNW1qVfxO
即堕ち2コンマw
551 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 20:29:47.62 ID:EV73USsGo
ジェニファーさん……
書き溜めしてきます。
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 21:04:37.00 ID:KULYouxDo
待ってこの子美味しすぎるw
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 22:34:56.07 ID:OK0PAJUyo
天才のライバルだと思ってる一般人かわいい
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 22:39:11.75 ID:PS2aOF7kO
やっぱり戦闘経験もなしに普通に殴り合ってるルルがおかしいだけなんだなって
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 21:08:21.58 ID:u3fWMFDZO
設定的にお持ち帰りされるのはクロウスみたいだけどジェニファーはどんな目に遭うのやら
556 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 22:56:51.53 ID:+auqzx7QO
>>555
残念ながらクロウスはこの場にいないので逆レはまたの機会で!

11時からジェニファーとフローリアの敗北陵辱投下します。
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