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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:33:04.83 ID:dxYfJFeGO
- 忙しそうだな
- 764 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:24:20.16 ID:qtM7INDZO
- 続きを始めていきますー。
今回は>>754を採用ですがモンスターのエロは正直あっても無くても大丈夫です。
何となくピンと来たものを選んでるだけですし無いなら無いで色々と考えるので…。(>>756とかも根を使った触手プレイとかと迷ってましたし)
あと今回の戦闘ですが取り返しのつかない要素(キャラクターの処女など)が含まれますので初手ゾロ目で一発敗北だと理不尽過ぎるかなと思ったのでゾロ目判定は敵味方問わず最後の最後の一発逆転の手段にしてみます。
- 765 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:33:52.33 ID:xFhhM/Uao
-
アカゲサライザルa「ウキャキャキャッ」
アカゲサライザルb「ケキャキャ?」
アカゲサライザルc「ウキィー!!キャッキャッ!」
リトア「さ、猿…!?」
リトアの目の前には3匹の猿……いや、猿型の魔物がいた。
3匹は獲物の来訪を待ちわびていたと言わんばかりに興奮を隠してはいなかった。
アカゲサライザルa「キャキャッ!キャキャッ!」
リトア(コイツら……本で見た事あるかも、サライザルの亜種だったはず)
リトア(繁殖期になると哺乳類のメスを拐って……ってまさかコイツら!?)
アカゲサライザルb「ウキィーキッキッ!!」
アカゲサライザルc「ウキウキ!ケキャケキャ!!」
リトア「や、やめなさい…!近づかないで!!」
アカゲサライザルa「ウキッキィーーー!!!」バッ
一匹の猿がリトアに飛びかかってくる。
しかしその瞬間、一筋の矢が猿の肩に突き刺さりじめんに転がり倒れていった。
- 766 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:39:39.18 ID:xFhhM/Uao
-
アカゲサライザルa「イギャッ!?」
レビュオス「よっと…無事かい、リトア嬢」ザッ
リトア「あ…ありがとうございます」
ルル「レビュオスさん、私も助太刀するよー!」
レビュオス「いや…こんな狭いとこで嬢ちゃんが魔法で暴れたら崩落する危険があるだろ、それに上に誰かいなかったら脱出の時に手間がかかる」
ルル「むー…でも」
レビュオス「ここは俺に任せてくれよ、さて…」キンッ
弓の弦が淡く発光しながら消えていく。
そしてレビュオスの武器が一張の弓から二振りの剣へと姿を変える。
アカゲサライザル雌「キキキ…」
レビュオス「そこのボス猿、お前が尻に敷いてるその草は俺たちにとって必要な薬草なんだ」
レビュオス「その汚いケツをどいてもらうぞ」
- 767 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:46:04.83 ID:xFhhM/Uao
-
────戦闘開始────
【Act.1】
レビュオス「リトア嬢もいるし…さて、どうするか」
レビュオスの行動選択
@双剣による華麗な捌き(チャージ系◯、テクニック系×)
Aバックステップで下がり弓矢の連射(テクニック系◯、アタック系×)
B双剣と弓のコンビネーション(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【亡き娘への誓い】(2回目の負け判定を無かったことにして判定をやり直す、この戦闘のみ有効)
アカゲサライザル達の行動パターン
00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)
↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 21:54:44.77 ID:A7eaSwZF0
- 3
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 21:56:29.25 ID:mRf4rqkDO
- はい
- 770 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 22:26:34.36 ID:xFhhM/Uao
-
先に動いたのは猿たちの方だった。
三匹同時にレビュオスの周りをぐるぐると回りながら攻撃を仕掛けてくる。
レビュオスは双剣を巧みに操り猿たちを寄せ付けないが、闇に紛れて一匹……猿の親玉が気配を消してレビュオスに迫った。
アカゲサライザル雌「ウキキッ」グルグル
レビュオス「うおっ!?」ドンッ
雌猿のローリングアタックにレビュオスはよろめくが直ぐに反撃の体勢に入る。
しかし雌猿はまた直ぐに後ろの方へと引っ込んでしまった。
レビュオス「そーいう事してくるのね……魔物が連携とか生意気だな」
───サライザルの勝ち───
1 2 3
レビュオス ✕
サライザル◯
- 771 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 22:28:14.92 ID:xFhhM/Uao
-
────戦闘開始────
【Act.2】
レビュオス「ちっ…面倒くさいことになるか?」
レビュオスの行動選択
@(チャージ系◯、テクニック系×)
A(テクニック系◯、アタック系×)
B(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【亡き娘への誓い】(2回目の負け判定を無かったことにして判定をやり直す、この戦闘のみ有効)
アカゲサライザル達の行動パターン
00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)
↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:28:41.25 ID:MHhlDFyn0
- 2
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:28:58.23 ID:+I9ehr9gO
- 3
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:30:28.92 ID:RFcKtggvo
- 猿つええ
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:36:41.52 ID:rvk3iSTrO
- ルル以外一度も勝ててないという
現在進行形で負けかけてるレビュオスさんどうなる
- 776 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 23:16:44.09 ID:xFhhM/Uao
-
レビュオスは想定以上の苦戦を強いられていた。
彼自身も腕の立つ戦士ではあるが一対四の数の不利を押し付けられ、好機を見出だせずにいる状態だった。
レビュオス「はぁ…はぁ…」
アカゲサライザル雌「ウキッウキッウキッ!!!」
リトア「レビュオスさん…!」
ルル「もう…こうなったら私も下に降りるしか…!」
アカゲサライザルd「ウキキッ」ガササッ
ルル「えっ?」
アカゲサライザルe「キィーッ、ウキッキ」
アカゲサライザルf「ウキウキィー!」
アカゲサライザルg「キッキッキ!」
ルル「……ひょっとしてこっちもヤバい感じ?」
- 777 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 23:23:49.56 ID:xFhhM/Uao
-
レビュオス(くそ……こんな所で負けてられるかよ)
レビュオス(もう同じことは繰り返させない……!!死んじまった娘にカッコ悪いところは見せないって決めたんだ…!!)
レビュオス「天国にいるあいつに…これ以上醜態は見せたくねぇな…!!」グググッ
スキル【亡き娘への誓い】によりこの判定をやり直します。
レビュオスの行動選択
@(チャージ系◯、テクニック系×)
A(テクニック系◯、アタック系×)
B(アタック系◯、チャージ系×)
アカゲサライザル達の行動パターン
00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)
↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:24:13.22 ID:lpiasuRW0
- 3
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:24:21.68 ID:rvk3iSTrO
- 3
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:34:32.88 ID:w8mBO8/zO
- 何で皆3ばかり選ぶんだと思ったけど、少しだけ勝率が高くなってるのか
- 781 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 00:00:54.21 ID:bSNtGL2eo
-
アカゲサライザルa「ウキキッ!」ブンッ
レビュオス「ふっ!」キンッ
アカゲサライザルb「キィーッ」グルンッ
レビュオス「くっ…せい!!」キンッ…ブンッ
アカゲサライザルb「ウギッ!!」
アカゲサライザルc「ウキャキャッ!!」グオンッ
レビュオス「よっ…はぁ!!」ドカッ、ビシュッ
アカゲサライザルc「キィーッ!?」ドスッ
一匹目の攻撃を片手で払い、二匹目の攻撃をもう片方で受け止め空いた剣で切り裂く。
三匹目は蹴っ飛ばして距離を開けた後に双剣を合体し、即座に射撃による追撃を放つ。
アカゲサライザル雌「ウキ…!」ジリッ
レビュオス「おい、動くなアホ」ビシュッ
アカゲサライザル雌「ウキキッ!?」ヒョイッ
雌猿の動きにも警戒を解かず、動き出しに常に牽制を入れている為雌も姿を消しづらくなっていた。
───レビュオスの勝ち───
1 2 3
レビュオス ✕ ◯
サライザル◯ ✕
- 782 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 00:12:13.91 ID:bSNtGL2eo
-
【Act.3】
火山地帯ということもあり、洞窟内の温度は決して涼しいわけではない。
鎧を着ているレビュオスにとってはスタミナを奪われる一因にもなっている。
レビュオス(長期戦は俺に不利だ、短期決戦!ここで仕留める!)
レビュオスの行動選択
@双剣による華麗な捌き(チャージ系◯、テクニック系×)
Aバックステップで下がり弓矢の連射(テクニック系◯、アタック系×)
B双剣と弓のコンビネーション(アタック系◯、チャージ系×)
アカゲサライザル達の行動パターン
00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)
↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:12:36.89 ID:CLU+X9uB0
- 3
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:12:45.94 ID:renCMeaOO
- ふぁ
- 785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:12:48.46 ID:QIQG7jNIo
- たのむたのむたのむ
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:19:13.50 ID:C08QrgC10
- 何とか勝てた
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:36:55.55 ID:renCMeaOO
- まだ猿側のゾロ目判定がある
- 788 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 01:10:55.46 ID:bSNtGL2eo
-
レビュオス「はっ!!そらっ!!」
アカゲサライザルa「ウキッ…ギィッ!?」
アカゲサライザルb「キャウッ!?」
本来のペースを取り戻したレビュオスは双剣による連撃で巧みに相手を追い詰めていく。
焦れた雌猿は三度、奇襲を狙っていこうと天井まで登り飛び降りた。
しかしレビュオスはその行動を既に読んでいた。
レビュオス「三回も同じ攻撃を喰らうかよ…」
レビュオスは即座に弓に戻し魔力で形成された弦を引く、狙いは雌猿の脳天。
アカゲサライザル雌「アギッ!?」ドスッ
空中にいる雌猿は身動きが取れなかった。
頭を魔力の矢が貫き、雌猿は即座に息絶えた。
アカゲサライザル雌「」ドサッ
アカゲサライザルb「ウキッ!?キ、キィー…!!」ビクビク
アカゲサライザルc「キャウ……ウキウキィ!!」ダッ
ボス猿が殺られた事により先ほどまで強気だった他の猿たちは直ぐに怯えた態度を見せ、一目散に洞窟の奥へと逃げ去っていった。
レビュオス「はぁ…はぁ……あー、少し実戦から離れすぎてたのかな」ヘトッ
リトア「レビュオスさん…!?」
レビュオス「苦戦したぁ…!!」ゴロン
しかしどこかやりきった表情のレビュオスは大の字になって地面に寝転んだ。
- 789 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 01:15:13.32 ID:bSNtGL2eo
- 今回はここまでで。
腐る可能性もあるかなーと思ってた戦闘スキルがまさかの活躍をするとは…。
次はなるべく早めに更新でけるように頑張ります。
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 01:45:26.18 ID:aL+1bngto
- おつおつ
ひいいなんとかなったな……
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 01:47:40.77 ID:C08QrgC10
- おつ
ルルの時はフローリアの魔法獲得というボーナスがあった(?)けど今回は何があるんだろう
リトア×レビュオスでフラグ発生する?
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 10:21:13.85 ID:zegHOWgFO
- やっぱ巻き戻せないなら陵辱はNGって人が多いんだな
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 17:07:36.41 ID:fX80M1vpO
- この後はまた自由行動かな?
- 794 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 00:50:15.11 ID:1beGODmUo
- 昼前ぐらいからまた再開していきます。
その前に少しレス返タイムと報告を。
>>791
今回は特に何もボーナスは予定してませんでしたがそれぐらいなら有りかな…?
>>793
この後の予定としましては通常通りクロウスとフローリアの自由行動→ストーリー進行→銀黎祭(ちょっとしたデートイベ)→ストーリー進行(シルヴェロギア編終了)
その後は妹姫編を挟んでからまた新国といった流れを予定しております。(我ながら先が長い)
それと魔導帝国編ではフラグの数で仲間入りするキャラがある程度決まりましたが今回はフラグの数で決まる形式にはなりませんので好きなキャラと交流をして大丈夫です。
ただし別の形で重要なルート分岐はありますが…それはその時になってから説明入れます。
それでは皆さまおやすみなさい…。
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 01:17:40.58 ID:PFsBsgMVo
- おつおやすみ
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 08:16:54.68 ID:ZBqzVJGj0
- 乙です&楽しみ
- 797 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 11:50:46.93 ID:1beGODmUo
- それではゆったーりと始めていきます。
- 798 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 11:53:38.89 ID:1beGODmUo
-
リトア「レビュオスさん大丈夫ですか!?」
レビュオス「ああ、何とかな」
リトア「ごめんなさい……私がアイツらの巣に引きずり込まれたからこんな事に…!」
レビュオス「君が気にすることではないよ、それに君が無事で本当に良かった」
リトア(こんな傷だらけになってまで……ちょっとだけカッコよかったかも…)
レビュオス「それにそのお陰で目的のブツが見つかったんだからな」
リトア「あ…そうだ、あの猿の魔物……食い荒らしてたりしてなきゃいいんだけど」
レビュオス「俺のことはいいから、君は火無き草の採取を頼む」
リトア「分かりました!………レビュオスさん、ありがとうございます」ペコリッ
リトアはレビュオスにお辞儀をすると直ぐに火無き草の採取に取りかかった。
苦戦を強いられたレビュオスは一息つきながら天井の外で待機しているルルに声をかける。
レビュオス「終わったぞルー坊、リュックにロープが有るから引っ掻けて垂らしてくれー」
レビュオス「………ルル?」
- 799 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 11:56:28.44 ID:1beGODmUo
-
返ってこぬ返事にレビュオスは一つの不安を抱いた。
それは自分達が戦っている間にルルもまた魔物に襲われたのではないかと…。
レビュオス(くそしまった…自分の事だけに集中し過ぎたか!?)
レビュオス「ルル、返事をしろ!!ルル!!」
ルル「もぉー…そんなに大声出さなくても分かるって」ヒョコッ
レビュオス「……って、へ?」
ルル「ごめんごめん、ちょっとこっちの方でも色々あってさ……今ロープ降ろすから待ってて!」
レビュオス「お、驚かせないでくれ……おっちゃんの心臓もたんから…」ヘナヘナ
ルル「へへへー」
ルルが垂らしたロープを伝い、なんとか洞窟から出てきた二人だったがそこで色んな意味で意外な光景を目の当たりすることになる。
アカゲサライザルd「う、うきぃ〜…」ビクビク
アカゲサライザルe「ウキ…」オドオド
リトア「な、なにこれ…」
- 800 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:03:36.90 ID:1beGODmUo
-
外に出るとそこには先ほどまで戦っていた猿型の魔物たちが怯えていたり正座してたり、土下座してる者までいた。
レビュオス「おい……何したんだルー坊」
ルル「あはは……まぁちょっと、弱肉強食の順位を教え込ませたというか」
アカゲサライザルf「ウキーーーッ!?」ビクビク
アカゲサライザルg「うきき、うき…!!」オドオド
如何に数で有利をとろうと遮蔽物の少ない地形で親玉による統率の無い烏合……いや、猿合の衆では広範囲をカバーできるルルの敵では無かったようだ。
クロウスの言う通り、彼女には天性の戦闘センスが有るのだろう……。
しかし、
ルル「ほら二人とも!火無き草が見つかったんならとっとと街に戻ろう!!」
アカゲサライザル達「ウキキッ!!」ザッ
ルルが通ろうとする道の脇に猿達は素早く整列した。
もはや猿達に戦意など無くむしろルルに対して畏敬の念を抱いているようにも見えた。
リトア(さ、さっきの雌猿よりよっぽど親玉してるわ)
レビュオス(まさに猿山の大将…)
わりと失礼な事を考えながらも二人は決して口には出さず、猿の魔物に見送られながら静かに下山していった。
レビュオスとリトアにフラグ@が建ちました。
- 801 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:13:25.31 ID:1beGODmUo
-
フローリア「はぁ…はぁ…」
クロウス「姫様…お気を確かに」
ジェニファー「クロウス様…タオルを取り替えに来ましたわ」
クロウス「すまない、助かる…」
あれからクロウスはずっとフローリアの側にいた。
熱と痛みに浮かされていたが彼女はずっとクロウスの手を握り続けていて離さないでいる。
クロウスもまたそんな彼女を勇気づけるように握り返していて手のひらが汗ばむのも気にせずに献身的に声をかけ続けている。
クロウス「きっとルル達が薬の材料を採ってきてくれる、だから姫様も負けないでください…」ギュッ
フローリア「はぁ…はぁ……ごめんなさい…くろうす、たくさん迷惑かけて…」
クロウス「謝らないでください、そんな事は気にしてませんしむしろ何もできない俺が…」
フローリア「ごめんなさい…いっぱいくろうすが守ってくれてるのに……汚されちゃって…ごめんなさい……!」
クロウス「……? フローリア様…?」
熱のせいで悪夢でも見ているのだろうと思いたかったが、なぜかフローリアの発したその譫言は気になってしまった。
だがその懸念は待ちわびた吉報によりすぐに頭から消えることになった。
- 802 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:16:13.20 ID:1beGODmUo
-
リトア「お待たせしました…!!」ガチャッ
ルル「ただいま!!」
クロウス「っ!! リトアさん、ルル…!それに……!」
レビュオス「よっ…友人。約束、ちゃんと果たしたぞ」
クロウス「はは…!かたじけない!」
レビュオス「喜ぶのはまだ早いぞ、すぐに医者先生に薬を調合して貰わなくちゃいけないしな」
ジェニファー「そうですわね!なら早くお医者様をお呼びしなくては!」
クロウス「ああ!そうだな!!」
部屋に活気が戻り皆がそれぞれ動き出していく中、レビュオスだけがなぜか部屋の隅の方をジッと見ていた。
リトア「……? レビュオスさん、どうかしたんですか?」
レビュオス「えっ……あぁ、何でもない」
どこか唖然としていたレビュオスだったがそそくさと部屋を出ていった、その横顔はどこか嬉しそうな表情をしていた。
その真意を知る者はきっと本人だけだろう。
- 803 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:18:23.68 ID:1beGODmUo
-
そして1週間後………。
フローリア「この度は本当に申し訳ございませんでした…!」
体調が回復したフローリアは竜遇宮にてアンリエッタとレビュオスに会いに来ていた。
理由は公務中であったレビュオスがわざわざ自分の治療のために動いてくれていた事に対しての謝罪だった。
アンリエッタ「そんなにかしこまらないでください、私たちは自分に出来ることをしようとしただけですから…」
レビュオス「そうそう、それに祭りの前に湿っぽくなるのはごめんだしな。だから姫さんもあまり気にしなさんな」
フローリア「うう…ですが」
レビュオス「それに…病み上がりのお姫様を責め立てるような事をしちゃあそこの騎士様に怒られちまう」
クロウス「姫様…大丈夫ですか?お体に障られますしもうそろそろお部屋に戻られては…!」オロオロ
フローリア「もう平気よクロウス……ごめんなさい、なんだか体調が戻ってからずっとこの調子で…」
アンリエッタ「ふふ、愛されてる証拠じゃないですか♪」
レビュオス「はは、違いない!」
フローリア「あ、あい…///…こほんっ」
フローリア「しかし……私たちの事はもう知っていると聞きました、帝国から逃げている身の私たちがこのままここに居てはやはりマズイのでは」
- 804 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:21:16.15 ID:1beGODmUo
-
アンリエッタ「ふむ…どう思いますかレビュオス」
レビュオス「そうですね……とりあえず祭りが終わるまではここに居て良いんじゃないですか?その後の事は後で考えましょう」
アンリエッタ「そうですね、私もそう思ってました」
フローリア「え……そんなあっさりと…!」
アンリエッタ「迷える恩人を放っておくなど銀竜様の名に恥じる行為はできません」
レビュオス「右に同じく、だからとりあえず明後日の銀黎祭を楽しみにしておいてくれよ!」
クロウス「姫様、ここは竜巫女様と兵士長殿の言う通りにしましょう」
フローリア「クロウスまで……分かりました、ではまた暫くご厚意に甘えさせて頂きます」ペコリッ
- 805 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:22:13.93 ID:1beGODmUo
-
───クロウス視点───
クロウス「はぁ……」
クロウス(フローリア様が元気になられたのは良いことだが…まさかあんな事を言われるとは)
フローリア『ごめんなさいクロウス……今は一人で考えたい事があるの…』
クロウス(今思えば熱に浮かされていたと思っていたが……それ以前にフローリア様の様子は少しおかしかった)
クロウス(従者として側に居て気づくのが遅すぎだ……しかしどうする?いったいどこまで踏み込めば良いんだろうか?)モヤモヤ
クロウス(……駄目だ!一人で考えてても答えが見つからん!!)
クロウス「……他のみんなは祭りの手伝いやらなんやらをしてるみたいだな、どうしたもんかな…」
クロウス自由行動1回目(残り3回)
↓2でクロウスの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
フローリア>>4、★ルル>>79(ボーナスハッセイチュウ)、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×2
他キャラ同士のフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×1(二人の関係を踏まえ、初期から1本持ってる事にします)
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 12:26:39.96 ID:yicYex8vO
- 1ルル
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 12:26:55.45 ID:tt1RxtfqO
- 1 ルル
- 808 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:56:32.26 ID:1beGODmUo
-
クロウス「はぁ〜…」
クロウスは悩んでいた。
最近のフローリアの様子のおかしさや己の不甲斐なさに胸の内のモヤモヤが全然晴れない事に。
無論フローリアの事に関しては本人に直接聞けば済む話なのだが……真面目なクロウスは姫が自分に隠している以上は聞かない方が良いのかという考えも有りどうしたもんかと手を込まねいていた。
そこに見知った顔が一人、クロウスに近づいていた。
ルル「あれ?どうしたのクロウスさん、こんなとこで」
クロウス「ルルか……いや特に何をしてるわけでも無いんだが…」
ルル「なんか辛気くさい顔してるねー、また何か悩みでも抱えちゃってるの?なんなら私が聞いてあげよっか!!」
クロウス「俺は何も…!」
クロウス「……いや、一人で悩んでるよりはマシか」
ルル「ふふーん、そういう事!クロウスさんはもっと周りを頼った方がいいよ!」
ルルとの交流内容(聞きたい事、話したい事、一緒にやりたい事など内容)
下1から下3の間で募集
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 13:01:39.99 ID:JBwMgdKX0
- ルルの目から見てフローリアに何か変わったことは無いか
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 13:02:58.33 ID:ZBqzVJGj0
- 改めて感謝の意を伝える
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 13:16:27.19 ID:0UULjTBNO
- なんとなくルルの頭を撫でちゃう
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 14:55:44.97 ID:23LkAHRFO
- クロウスにしろレビュオスにしろヒロイン達との歳の差やべえな()
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 16:00:08.56 ID:d91pZzoh0
- フロルル間が仲良しなクロウスはともかくレビュオスの方はどうなってしまうのか
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 20:14:35.58 ID:V8s+CebjO
- 新米とかならまだしも、キャラがベテランだったり地位があると年齢が離れやすくなるのはしゃあない
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 20:30:06.08 ID:OPVGvSnsO
- そこに愛があれば年齢なんて問題ないさ
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 22:11:39.47 ID:QfpMcLpkO
- 終了宣言されてないけど今日の更新まだあるのかな
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 22:16:12.26 ID:fmrd0vIHo
- 別にフラグが三つ貯まったからって恋愛関係になるとは限らないだろ!(クロウス一途派)
- 818 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 23:40:08.83 ID:bbn56KUTO
-
クロウス「なら聞きたいんだが……お前から見て最近姫様に変わったことは無かったか?」
ルル「え、リアに変わったこと?」
ルル「うーん……特には無いと思うけど、まぁ元気は無さそうだしまだ病み上がりで疲れてるだけだと思うんだけどなぁ」
クロウス「そうか……」
ルル「なんだ、深刻そうな顔してたけどリアの事で悩んでたのかぁ…いつものクロウスさんで何よりだよ」
クロウス「姫様のことになれば深刻にもなるだろ…俺は従者であり護衛の騎士だ、姫様に何かあれば心配するのは当然だろ」
ルル「うーん……でもクロウスさんって結構過保護なとこあるからなぁ、意外とリアにうざがられてたりして…」
クロウス「う、うざっ!?」ガーン
ルル「リアだって思春期の女の子なんだから、四六時中付きまとわれるのを嫌がってる可能性だってあるかもよー?」ニヤニヤ
ルル(まぁリアに関してはそんな事は無さそうだけどねー、本人もクロウスさんを一番慕ってそうだ、し……?)
クロウス「そ、そうか……俺は姫様にウザいと思われてたのか……」ズーン
ルル「ちょっ!?クロウスさん、今のはちょっとした冗談だから!リアがクロウスさんを嫌うなんてこと無いでしょたぶん!!」
クロウス「そ、そうか…?いやしかし…」
ルル「もぉ……戦ってるときはカッコいいのに、変なところで打たれ弱いんだから…」ボソッ
口に出してから自分の言ったことを自覚したのか、ルルはぶんぶんと頭を振り自分よりも二回りも大きい男を慰めにかかる。
- 819 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 23:43:31.90 ID:bbn56KUTO
-
ルル「と、とにかく!そんなに気になるならやっぱりリアに直接聞いた方がいいよ、ひょっとしたら私たちにも話せない悩みを抱えてるかもしれないし……それを聞き出せるのはクロウスさんしかいないと思うんだ」
クロウス「ルル……」
ルル「元気だしてよ、クロウスさんがそんな調子だとこっちも調子狂っちゃうよ!」
クロウス「……まったく、我ながら女々しすぎて泣けてくるな」
クロウス「すまない…少しだけだか吹っ切れた。ありがとうな、ルル」ナデナデ
感謝の言葉を述べ、クロウスはルルの頭を撫でた。
前に遺跡の時にも撫でた事はあったがルルは頭を撫でられるのが好きなようで大人しくクロウスの豆が潰れて堅くなった手のひらを受け入れていった。
ルル「ん…!」
クロウス「それと、姫様を助けるのにも協力してくれてありがとう。本当に助かったぞ」
ルル「リアは私の友達だもん、友達を助けるのは当然だよ」
クロウス「しかし俺からすれば幾ら礼を言っても足りんぐらいだ」
ルル「そう…? なら少しだけお願いがあるんだけど…」
クロウス「なんだ?」
ルル「……もう少しだけ、なでなでしてもらいたいなぁ〜…なんて///」
クロウス「……あぁ、そんな事なら幾らでもしてやるさ」ナデナデ
ルル「にしし…♪ ありがと、クロウスさん」
ルルとのフラグB、Cを手に入れました。
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:03:16.08 ID:8m/7HJdh0
- かわええのー
- 821 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 00:30:39.19 ID:zoB4Vrg4O
-
クロウス自由行動2回目(残り2回)
↓2でクロウスの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
フローリア>>4、ルル>>79、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
Bフラグを消費してえっちシーンを見る
ルル【興味と本音と建前と】
シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×4
他キャラ同士のフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×1(二人の関係を踏まえ、初期から1本持ってる事にします)
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:32:07.45 ID:aZHdbI2po
- おお!?
3
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:35:23.58 ID:8m/7HJdh0
- 3!
- 824 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 00:54:41.63 ID:zoB4Vrg4O
- ひとまず今回はここまで。
スレ立てて3ヶ月目でようやく純愛(?)えっちシーンです。
いやほんと毎度毎度時間かかってすみません…、それでは次の更新で。
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:56:41.85 ID:aZHdbI2po
- おつおつ
純愛初か
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:59:56.24 ID:7ZhL+tpTO
- 乙です
初の純愛描写たのしみ
- 827 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 16:56:35.87 ID:Bntiwe5xO
-
筆が乗ったので今日の夜に再開します。
先に言ってしまうと今回、本番シーンは無いです。
いきなり生ハメ本番シーンに持っていける構成力の無さを恨んでおくれ…。
それではまた夜にー。
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 17:00:06.96 ID:8m/7HJdh0
- 待ってるぜ
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 19:31:55.75 ID:yR9cfxtFO
- またフラグ溜め直さないといけないのか……
本番に辿り着くまでルルが無事だといいが
- 830 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:19:35.17 ID:Z+R4hUMRo
-
21時半ぐらいから投下いたします。
今日はたぶん自由行動の選択まで進めて終わりになりそう。
- 831 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:43:42.14 ID:Z+R4hUMRo
-
クロウス「はぁ…」ギシッ
クロウスはホテルの自分の部屋に戻っていた。
フローリアの事、祭りの事、帝国の事、今後の事……今の考えをまとめる為だ。
彼の部屋は旅の中で唯一の男性と言うこともあって一人部屋を宛がわれている為、落ち着いて考えるには丁度良かった。
だがクロウス自身も心労が祟っているようで、ベットに腰かけて考えていると睡魔が襲ってくる。
クロウス(くぁ……眠いな…)
クロウス(ここのところ姫様の看病やら何やらで忙しかったからな……)
クロウス(…たまには昼寝というのも悪くはないか?)
腰かけたままクロウスは背中を倒してベットシーツの上に柔らかに沈んでいく。
窓から差し込む暖かな光がクロウスの眠気を余計に掻き立てる。
クロウス(少しだけ仮眠を取る、か………)
コンコン
…ガチャッ
ルル「クロウスさんいるー?」
- 832 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:47:09.19 ID:Z+R4hUMRo
-
クロウスの部屋に入ってきたのはルルだった。
先の一件で話そびれていた事があってそれを伝えるためにクロウスを探していたらしい。
しかし当のクロウス本人は睡眠を取っていて丁度深めの眠りに入ってしまっているみたいだ。
ルル「ありゃ、タイミング悪かったかなー」
ルル(クロウスさんも最近は……というかナールから逃げてからずっと忙しかったし、仕方ないよね)
ルル(まぁ私は優しいし!無理に起こすような真似はしないもんね!話は後でも出来るし今はゆっくり寝かせ………えっ?)
改めてルルがクロウスを見るとある違和感に気づく。
なんとクロウスのズボン……もっと言うと男性の局部のある部分に立派なテントが張られていたのだ。
ルル(ぇ、え、うえええええぇぇぇーーーーーっ!!?)
- 833 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:53:53.03 ID:Z+R4hUMRo
-
ルル(ちょっ、何してるのクロウスさんっ!?こ、ここここれって…!!ぼ、ぼぼっ勃起ってやつじゃない!?///)
過保護に育てられ、ろくに性知識を教えられてこなかったフローリアと違いルルは普通(?)の女の子だ。
人体と魔力の関係性を知るために人体の構造を書した本などを読み漁っていた時期があり、その過程で男性の生理現象なども知っていたらしい。
しかし実際に見たことなどは勿論無く、ただただルルは狼狽している。
ルル(く、く、クロウスさんそれは最低だよ!///乙女の前でお、おちんちん勃たせるなんて…!!)
クロウス「う、うーん…」
ルル「っ!?」ビクッ
クロウス「…………すー…すー…」zzZ
ルル「あっ……そうだ、寝てるんだった…!」
ルル(そういえば男の人って…本当に疲れてる時とか寝てる時でもぼ、勃起しちゃう事があるって書いてあったっけ…)
ルル「………」ジッ
ルルはクロウスの下半身をジッと見ている。
クロウスはちょっとやそっとの事では起きそうには無い。
ゴクリ、と…生唾を飲む音が部屋に響く。
- 834 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:56:11.13 ID:Z+R4hUMRo
-
ルルはクロウスのズボンのベルトをカチャカチャと外していく。
耳まで真っ赤になりながらも手を止めるつもりは更々無いようだ。
ルル(こ、これは学術的なこーき心ってやつだよ…!男性の勃起時と魔力の因果関係を確かめるための貴重な実験って訳で…!!)
ルル(わ、私が変態って訳じゃないんだからね…!!そこんとこ誤解してもらっちゃあ困るよ!!///)
いったい誰に対して向けてるのかも分からない言い訳を心の中でぶちまけながらばれない程度にゆっくりとズボンを降ろす。
後は薄布一枚……下着を捲れば目的の物は目の前である。
ルル(あ、後はこれを脱がせば……え、えーい!!!)ガバッ
ルルは勢いに任せてクロウスの下着を脱がす。
ブルンッとクロウスの雄々しく反り立ったイチモツが外気に晒される。
ルル「あっ……」
ルル(で、でっかーーーっ!?昔お風呂で見たお父さんのとは比較にならないんだけど!?)
- 835 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:59:38.38 ID:Z+R4hUMRo
-
無論、ルルが見た父親のイチモツは勃起などしてなかったので大きさに関しては比較にはならないだろう。
むしろ男の本性を現したような、グロテスクな見た目をした肉棒を初めて見たことによるショックの方がルルにとっては大きかった。
しかしそんな事で止まるような性格では無いのも確かであり、ルルの中で徐々に好奇心の方が恐怖を勝っていった。
ルル「えっと…長さと横幅はこれぐらいで…か、硬さは…うわ、血行が巡ってるから熱い…!わっ!わっ…!ぴくんって動いてる!!」ツンツン
ルル(それに……うぅ、なんかすっぱい臭いがする…!)
ルル(けどなんだろ……そんなに嫌じゃない感じもする…、これってクロウスさんのおちんちんだから、かな…?)
顔を肉棒に近づけ、すんすんと匂いを確かめる。
どこか臭い気もするが何故だか頭がくらくらするような気もしてもっと確かめたくなる。
ルルの吐息が熱を帯びて漏れていく、今の彼女の脳内に『ここで止める』の文字など無かった。
ルル(あ、味も見ておかないと……ね?)
ルル(これは魔法の進歩に必要な事だよ…!だから大丈夫、大丈夫…!!)ドキドキ
ルル「い、いただきま〜す…///」
- 836 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:02:20.08 ID:Z+R4hUMRo
-
クロウス「……ん」
下半身が寒く感じる。
しかし一部だけ熱く感じる部分もあった。
生暖かく粘液を纏った何かが身体を這っている感覚にクロウスの意識は少しずつ覚醒していく……。
ルル「ん///ちゅぷ、れろ…んじゅ///」
クロウス「は…? なっ!?」
ルル「あ…クロウスさんおはよー……れろ、れろ///んちゅ…んはぁ…!」
クロウス「る、ルル!? 待て! お前はいったい何を……うおっ!?」ビクンッ
目を開けて最初に見た光景が、父と娘のように年の離れた仲間が自分のイチモツにしゃぶりついている姿という衝撃に一気に目が覚める。
ルル「んちゅ、ちゅ…クロウスさんがいけないんだよ?」
ルル「部屋に入ったらおちんちん、ぼっきしてるし……物凄く溜まってたんだよね…?」
ルル「こんなに性欲溜め込んでたら、いつかジェニーやリアを襲っちゃうかもしれないじゃん……だから///」アーン
クロウス「そんなことする訳ないだろ…!!というか止め…くおっ!?」
- 837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:21:24.35 ID:8m/7HJdh0
- えっちですね
- 838 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:22:55.58 ID:Z+R4hUMRo
-
女性にフェラチオをされるのは初めてでは無かった。
クロウスとて男なので当然性欲などは日々の生活のなかで溜まっていく。
だが普段から仕事命なクロウスにとって性欲の発散などは常日頃からやっている訳ではなく、溜まったら自慰で抜くか、我慢できない時は王国にあった夜のお店で吐き出したりしていた。
クロウスにとって性欲の発散は健康管理のような感覚で意識して女性で抜くような事は意外と少なかったのだ。
しかし年端も行かない女の子にいちもつを舐め回され、口に含まれるなどクロウスにとっては未曾有の経験であった。
ルル「んちゅ、ちゅぱ…はむっ、ちゅっ…ぺろっ……だからわらひが処理しないとね…///じゅる、ちゅっ///」
娼婦の手馴れたフェラチオテクニックとは違い、どこかたどたどしく竿を舐めたり亀頭を含んでみたり、時には歯が当たりそうになることもあったがそれら全て含めてクロウスのいちもつに刺激を与えていく。
王国を抜け出してから性処理を怠っていた為、不馴れなルルの舌使いでも今のクロウスにとっては充分であった。
クロウス「は…!本当にやめろ……!これ以上は本当に怒るぞ…!」
ルル「ちゅぱっ、ぷはっ…だったら力ずくで止めればいいじゃん…!本当はクロウスさんも気持ちいいんでしょ…?」
クロウス「それ、は…」
気持ちよくないわけがない、しかし嘘をついて否定するほどクロウスは器用ではなく実直な性格が否定をするのを躊躇ってしまう。
- 839 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:28:05.05 ID:Z+R4hUMRo
-
無言は肯定と捉えたルルはその幼い顔立ちに似合わない妖しげな笑みを浮かべるとクロウスに囁いた。
ルル「だいじょーぶだよ…誰にも言ったりしないから……これは頑張ってるクロウスさんへのご褒美だから」
ルル「だからここで……一回すっきりしよ?」ニコッ
クロウス「る、ルル……!」
ルル「ん、ぺろ…ちゅるっ!じゅぷっ、んぷっ!ぷは…///はっ…んじゅ!くちゅ、ちゅる!んちゅるっ///」
ルル(あああ……どうしよう…!本当はここまでするつもりなんて全然無かったのに!!)
ルル(これじゃあ私が本当に淫乱みたいに見られるじゃん………うう、でも…!)チラッ
クロウス「くぅ…はぁ…!ルル…!」
ルル(クロウスさんの気持ち良さそうな顔を見てたら……もっと気持ちよくしてあげたくなってくる…!///)
ルルも最早ブレーキの効くような状態ではなかった。
目の前の男に奉仕することに興奮を覚え本能のままに雄の精子を吐き出す肉棒にしゃぶりつく。
ルル「じゅぽ!じゅぽっ、ちゅっじゅぴっ♥ ちゅっ、ちゅっ…ん、んぷ…はむっ…♥」
クロウス「はぁ!駄目だルル…口を離せ……もう限界だ…!!」
ルル「じゅるじゅぷっ♥ んはぁ…/// いいよ…くろうすさん…受け止めるから…いっぱいわたしのお口にちょーらい…?」
ルル「んじゅ、ちゅぱっ♥ れろ、じゅるる♥ はぁ、らひて、いっぱいすっきりして♥ じゅぱっちゅぱっ♥」
クロウス「ぐ、うう……ルル!出る!!」
びゅくっびゅぐっ!!びゅるる!!
びゅぷっ!びゅる、びゅーっ!びゅくんっ!!
ルル「んぶぷぅっ!?ん"っ!んぐっ…!!ん、んふぅうう…!」
クロウスは溜め込んでいた精液をルルの口腔内に射精してしまった。
ルルも射精の勢いに驚いてしまうがいちもつからは口を離さず、一滴も残さずクロウスの精液を受け止めた。
ルル「ん、んく…ん……ぷはっ…///」
クロウス「はぁ…!!くそ…言わんこっちゃない…!!ルル…汚いからとっとと吐き出せ…!!」
ルル「ん…、…ごくんっ♥」
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:30:14.63 ID:m0jPpiG/O
- エッッッッッッッ
- 841 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:30:49.42 ID:Z+R4hUMRo
-
クロウス「お、おい馬鹿!なに飲んでんだ!?」
ルル「…………に、にっがぁ……」オエッ
クロウス「だから言っただろ!?ああほら、顔を向けろ…!口元から垂れてるぞ!!」
情欲の熱が灯った空間はあっさりと日常の空気に戻ろうとしていた。
そして……。
クロウス「………それで?何か申し開きはあるか」ゴゴゴゴ
ルル「え、えっと……好奇心に負けて、ついおちんちん見たくなってヤっちゃいました………スンマセン」
ルルは清々しいまでの土下座を自発的に披露していた。
クロウス自身は自分が力ずくでもルルを退かせれば良かったものを性欲に負けてされるがままだったのでそこまで怒る気は無かったのだが。
クロウス「はぁ……顔をあげろ、俺も悪いし怒ってはいない」
クロウス「だがな、お前みたいな大人になってない女の子が興味本意だけでこういう事に手を出すなよ……俺以外の男だったらこれだけじゃ済まなくなるかもしれないんだぞ?」
ルル「……ていうかクロウスさん以外とこんな事なんてしないもん」ボソッ
- 842 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:32:59.32 ID:Z+R4hUMRo
-
クロウス「なんか言ったか?」
ルル「いやいや!何も!!」
クロウス「というかお前、俺になにか用事があって来たんじゃないのか?」
ルル「え?……ああ!そうだった!!」
ルル「えっと…あの後ジェニーにもリアの事で気になったことはないか聞いてみたんだけどさ、なんか顔を合わせた瞬間に一瞬だけ目を剃らされたって言ってた」
クロウス「ジェニファーを見て……?」
ルル「うん、その後はごめんって謝られてその後は普通みたいだったけど…」
クロウス「そうか……」
ルル「と、とりあえず私はもう行くね!!変なことしちゃってほんとごめんなさい!」
クロウス「もう気にするな、俺も……忘れるようにはする」
ルル「あはは!そうして!それじゃあね!!」ガチャッ
バタンッ
クロウス「………本当に何がしたかったんだ、アイツは…」
ルル「………はぁ」
ルル「………別に私は忘れてほしくは無いんだけどなー………なんて、言えないよね…そんなの」
ルル・純愛えっちしーん@ おわり
- 843 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:44:43.84 ID:Z+R4hUMRo
-
クロウス自由行動3回目(残り1回)
↓2でクロウスの行動を選んでください
@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
フローリア>>4、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613
A一人で行動する
(どこで何をするか、自由安価)
シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。
手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×1
他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×1
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:49:28.25 ID:ta0Abg+XO
- 1フローリア
- 845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:49:31.11 ID:YPxIy2CgO
- 1 レビュオスと↓2のキャラとで竜泉境
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:54:13.58 ID:aZHdbI2po
- リトア
一応
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:19:26.51 ID:WAe4JOG1O
- 直下のコンマが01〜50ならリトア、51〜00ならアンリエッタ
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:30:39.54 ID:8m/7HJdh0
- 踏み
- 849 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/23(土) 00:03:12.90 ID:2yIMcd47o
- 次回、友人と巫女と一緒に温泉に行こうな回です。
初の凌辱以外のえっちシーンだったのですが大丈夫だったかな…本番シーンはたぶん次回になるかも。
それではまた次の更新で。
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/23(土) 06:12:59.74 ID:Z/AXrVn40
- 最高の和姦でしたありがとうございます
これでまた凌辱が引き立つ
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/23(土) 10:54:50.71 ID:tjBDcSctO
- ディアナにクロウス寝とらせてえ〜
- 852 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 19:27:36.32 ID:1ovclE52o
- ロリ娘のふぇらえっちを書いた後に男同士のむさ苦しい入浴シーンを書くこの落差。
やる事色々済ませてから今宵更新します。
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 19:36:14.54 ID:/S1BCSJbO
- 野郎同士の掛け合いが好き
- 854 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 22:49:57.18 ID:nb+b3lzBO
-
クロウス「……ああ、なんか余計に疲れた気がする」ゲッソリ
体の疲れを取るための仮眠だったのにルルの来訪のお陰で更に疲れが溜まってしまう。
そこにまたしても別の客人が来ることになる。
レビュオス「いよっ、なんかゲッソリしてないか親友!」
クロウス「レビュオス…仕事しなくて大丈夫なのか」
レビュオス「今日は嬉しいことに午前上がりなのさ、それよりも…あんたを良いところに連れていきたくてな。どうだ、この後時間は?」
クロウス「とくに問題はないが……いったいどこに連れてく気だ?」
レビュオス「それは着いてからのお楽しみだ、さぁ行こうか!」
レビュオスに連れられるがままに暫く山を登っていくとどこか風情のある木造の建屋に着いた。
周りにはちらほらと住民の姿も見られるので立ち入りが厳しい所といったわけではなさそうだ。
看板には竜泉境と書かれている。
クロウス「ここは……何の施設なんだ?」
レビュオス「んー、疲れが取れる所ってとこかな……それよりも」キョロキョロ
アンリエッタ「あっ!ようやく来たぁ…!」
- 855 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 22:53:32.56 ID:nb+b3lzBO
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クロウス「え…?り、竜巫女殿…?」
こちらに駆け寄ってくる影を見ればそれは数時間前に竜遇宮にて謁見していた竜巫女アンリエッタであった。
最も、今の彼女は竜巫女としての正装はしておらず白がメインの質素な服を着ていた。
レビュオス「お待たせ巫女様、待たせてしまってすみませんね」
アンリエッタ「あ…誘いたかった人ってクロウスさんだったんですね…!」
クロウス「ちょ、ちょ…!ちょっと待ってくれレビュオス!!なんで竜巫女殿がいるんだ…?そもそもこれから何をしようって言うんだ…!!」
アンリエッタ「レビュオス…クロウスさんに道中説明していなかったんですか?」
レビュオス「サプライズにしておこうかなっと思ってね……まぁなにも言わずに連れてきたのは謝るよ」
クロウス「なら教えてくれ…ここでいったい何をするつもりなんだ」
レビュオス「風呂」
クロウス「……は?」
レビュオス「だから風呂だよ風呂、温泉って言った方が良いか?」
クロウス「いやそれは分かるが…なぜいきなり」
レビュオス「いいから行くぞ!ほれ!」グイッ
クロウス「ぬおっ!?」
- 856 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 23:05:59.23 ID:nb+b3lzBO
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かぽォーー〜ん…
クロウス「………はぁーー…」クテーン
湯気の立った温泉に肩までゆっくり浸かっていると体の芯から疲れが溶けて無くなっていくような感覚になっていく。
王国にも風呂屋は存在していたが、源泉かけ流しの露天風呂はさすがに無いので外で入る風呂というのも新鮮な気分になる。
レビュオス「はは、どうだ?中々悪くは無いだろう?」ザブーン
クロウス「ああ…!これは良いものだな……姫様にも教えたいものだ」
レビュオス「是非そうしてくれ、シルヴェロギアに来て露天風呂に入らないのは損ってもんだからな」
レビュオス「巫女さまー!湯加減どうですかー!!」
アンリエッタ『とても心地よいですよー、はぁー……わたしも疲れが取れちゃいます…♪』
レビュオス「はっは、そいつは重畳だな」
- 857 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 23:06:50.35 ID:nb+b3lzBO
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竹で出来た策の奥からアンリエッタの声が聞こえてくる。
とてもリラックスしているようか声色で、クロウス達と謁見していた竜巫女の時とは振る舞いも変えているらしい。
クロウス「竜巫女様は普段はああいう感じなのか…?」
レビュオス「ああ、オフの時はあんなもんだよ。年相応に子供っぽくて笑えるだろ?」
アンリエッタ『聞こえてますよレビュオス?それに私はもう19歳です、もう子ども扱いは止めて欲しいかな』
レビュオス「おっとそいつは失礼!」
クロウス(……公私で振る舞いを切り替えるのはお前を見習ったからじゃないのか?)
レビュオスとアンリエッタのやり取りを聞いている内に内心そう思ってしまったクロウスであったが言わないでおくことにした。
レビュオスとの交流内容(クロウスやレビュオスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1と↓2で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:17:17.75 ID:+vZa8yTZ0
- どうしてげっそりしてたのか
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:26:36.78 ID:/S1BCSJbO
- リトア嬢やルー坊も今度誘いたいなと
- 860 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 11:12:57.43 ID:Db4kdkpNO
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レビュオス「そういえばホテルで話してたときやけにゲッソリしてたけど何かあったのか?」
クロウス「……ベツニナニモナイガ?」
レビュオス「なんでそんなに固くなってんだ…?」
レビュオス「しかし姫様は勿論ルー坊やジェニファーちゃん、リトア嬢も連れてくれば良かったかな」
レビュオス「その方が巫女様も同年代の友人との会話を楽しめただろうし…」
クロウス「」ザッパンッ!!
レビュオス「うわっ、どうした!?」
ルルの名前が出た途端、あの時の光景が思い出されてクロウスは顔を思い切り温泉の水面に叩きつけた。
クロウス(あれは忘れろあれは忘れろあれは忘れろ…)ブクブクブク
レビュオス「おいおい大丈夫か…?」
クロウス「……大丈夫だ」ザバッ
レビュオス「お、おう…なら良いんだが」
その後、キンキンに冷たい水風呂で頭と股間を冷やしたクロウスであった。
- 861 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 11:43:57.04 ID:Db4kdkpNO
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レビュオス「いやぁ、良いお湯だったな…うん!」
アンリエッタ「うん、私も久しぶりにすっきりしたかも!」
レビュオス「巫女様は普段から頑張ってますからねぇ、ご褒美にふるぅつ牛乳を買ってあげますよ」
アンリエッタ「もう…すぐにそうやって子ども扱いして」
レビュオス「なら要らない?」
アンリエッタ「う………ほ、ほしいです…」モジモジ
レビュオス「なら今買ってくるんでクロウスと待っててくださいよ」
アンリエッタ「うん!」
クロウス「……」ボケーッ
アンリエッタ「クロウスさん、クロウスさん」ユサユサ
クロウス「……はっ!?な、何でしょうか竜巫女殿…!」
アンリエッタ「あそこの東屋でレビュオスを待ちましょう!」
クロウス「わ、分かりました…」
クロウスはアンリエッタと外にある休憩所で椅子に腰かけてレビュオスを待つことにした。
今のアンリエッタはお風呂上がりという事もあり、普段のお団子ヘアを解いていて頭には竜の角らしきものが生えているようだ。
クロウス(髪飾り……という訳ではないよな)
アンリエッタ「あっ……これ、気になりますか?」
クロウス「すみません、ジロジロと見るような真似をして…」
アンリエッタ「いえいえ、外の人から見れば珍しいと思うのは間違いでは無いので…」
アンリエッタ「私たち竜巫女の一族は遥か昔に龍神と契りを交わし、偉大なる竜の力を受け継いだと伝えられています」
アンリエッタ「私はどうやら古き一族の血が強く出た見たいで先祖返りが起きたんです」
クロウス「そうだったのですか…」
クロウス(……これを機に竜巫女殿と色々お話してみるか?)
アンリエッタとの交流内容(クロウスやアンリエッタに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1から↓2で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 11:46:50.49 ID:ql7VCDZG0
- いいところですね、シルヴェロギアは
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