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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
- 371 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 22:54:21.17 ID:8uNZaOkx0
- こんばんはー
遅くなりましたが、過去ゼルガーの話からちびちび再開です
- 372 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 22:55:49.03 ID:8uNZaOkx0
- ――
アルテミシア「……ごめんなさい。私ではその人達のことはわかりません」
アルテミシア「お力になれず、申し訳ありません」
ジーク「いえ、こちらももし情報があればと思っただけです」
ネーロ「……」
ネーロ「ゼルガー将軍のことでしたら、私が少しお話できます」
アルテミシア「ネーロ?」
ネーロ「……とはいえ、その強さや用いる策はお話できませんが」
イアン「公国への忠義の為か。素晴らしい心がけではあるが……」
マリリン「ううん……違うよ。多分、ネーロちゃんが言いたいのは……」
マリリン「あっ、もう大丈夫そうならリアローズ様達の耳栓も取っていいかな?」
リアローズ「ひゃ……!?」スポッ!
リーチェ「んぅ……!?」スポッ!
ユリーカ「わっ、びっくりしました!?」スポッ!
ジーク「……聞かせて大丈夫な内容なのか?」
マリリン「あ、ごめんごめん。ネーロちゃんは喋りたくても、喋れないんだと思うよ」
ジーク「何?」
ネーロ「……ゼルガー将軍は公国六将の筆頭。最も智略と戦闘に秀でた人です」
ネーロ「この道を私が選んだ以上、お話すべきだということはわかっています」
ネーロ「ですが……」
クリス「――あの男は、味方にすら正確な情報を伝えないことがある、でしょう?」
ネーロ「……その通りです」
クリス「私もゼルガーの策に嵌り、結果としてフリーデシルト様達にお詫びしきれない事態を招いてしまった……」
クリス「ここでゼルガーの詳細な能力を聞けたとしても、それが正しい……本当の力かは判断できません」
ジーク「情報に踊らされ、俺達が手痛い損害を被る可能性があるということか」
クリス「はい。ネーロ将軍は信頼されていたようですが……」
ネーロ「それも、絶対ではありません」
ネーロ「現にゼルガー将軍の扱う特殊な魔法の一つは……私以外の六将にも明かしていないそうですから」
ネーロ「さらに強力な魔法はエルクラッド様にしか明かしていない可能性も、十分にあるということです」
ネーロ「ですから、私でもお話できることは……かつてのエルクラッド様とゼルガー将軍の関係くらいになります」
マリリン「え? なんでネーロちゃんあいつの過去知ってるの?」
ネーロ「ゼルガー将軍のエルクラッド様への忠誠心には、私も驚かされますから……」
ネーロ「以前、招かれた時に聞いてみたのですよ」
ネーロ「ゼルガー将軍は……」
……
- 373 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 22:56:24.06 ID:8uNZaOkx0
- ――――
―――
――
―
ゼルガー「さてさて、紅茶の用意もできましたし……」
ゼルガー「チェスの用意もできました。ああネーロさんはそちらの椅子にどうぞ?」
ネーロ「ありがとうございます」スト…
ネーロ「……」キョロキョロ…
ゼルガー「つまらない部屋で申し訳ありません」
ゼルガー「エルクラッド様の為に色々と策を記して残してはいるのですが……」
ゼルガー「使えそうなものから、我ながら愚策と思うものまで、様々です」
ネーロ「こ、この貼ってある紙全てが……?」
ゼルガー「全て、ではありませんね。大部分を占めてしまっていますが」
ゼルガー「そちらの壁のものは、魔導研究の成果を記したものですよ」
ネーロ「こんな研究まで……」
ゼルガー「いやはや、こちらは上手くいくことの方が稀ですがねぇ……」
ネーロ「……ゼルガー将軍程の使い手でも、さらに上を目指されているのですか?」
ゼルガー「当然です。あなたも、エルクラッド様の為に練磨し今の力を得たのでしょう?」
ネーロ「は、はい。ですが私は転移魔法以外にまるで取り柄がなく当然のことで……」
ゼルガー「くっ……ははははははは!」
ネーロ「ゼ、ゼルガー将軍?」
ゼルガー「いや、失礼……」ククク…
ゼルガー「取り柄が無いから、練磨を続ける……その考えを万人が持てるわけでもありません」
ゼルガー「転移魔法のみ……大変素晴らしいと思いますよ?」
ゼルガー「――私など、火炎系統の魔法しか使えませんからねぇ。あなたの転移魔法に比べたら圧倒的に汎用性に劣ります」
ネーロ「え……?」
- 374 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 22:58:54.74 ID:8uNZaOkx0
- ゼルガー「そう、私が扱える魔法は一系統だけです。それも氷や雷、光といった上位の属性でもない」
ゼルガー「ただの火。基本の属性のうちの一つです。湯を沸かしたりごみを焼くのには便利ですけどねぇ」
ネーロ「ほ、本当に……?」
ゼルガー「ええ。私は別に恵まれた素質を持っているわけではありません」
ゼルガー「ジラワーク殿のような特殊な魔法や、あなたの転移魔法には少し羨望の感情すらありますよ?」
ゼルガー「まあ、森国の民でないのに魔法を扱えるという時点で、恵まれてはいるのかもしれませんが……」
ゼルガー「……それに胡坐をかいた連中が、私は嫌いなのですよ。虫唾が走って、どいつもこいつも消し炭にしたくなる……」メラ…
ネーロ「……!」ゾクッ!
ゼルガー「ん? ああ違いますよ!?」アセアセ
ゼルガー「私が嫌いなのは中途半端な才で満足して鍛錬もろくにしないような連中です」
ゼルガー「あなたは自信の力をもっと世間に広めても許される程に才に溢れている」
ゼルガー「それでいて謙虚で常に練磨を欠かさない。消し炭になんてしませんよ」フッ…
ネーロ「あ、ありがとうございます」
ネーロ「で、ではゼルガー将軍は、他の属性も操る為にこのような研究を?」
ゼルガー「いいえ、違います」
ネーロ「ん……?」
ゼルガー「確かに、相手が使ってきた場合に備えて他属性の知識もそれなりにはありますが……」
ゼルガー「私がより練り上げているのは、生まれ持ったこの力のみ」
ゼルガー「我が真紅の炎をより高みに……!」メラメラ!
ネーロ「ゼルガー将軍! 漏れています!?」
ゼルガー「おっと、これは失礼」プシュゥ…
- 375 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 22:59:30.66 ID:8uNZaOkx0
- ゼルガー「とにかく、私はこの属性一つを集中的に鍛えている」
ゼルガー「系統や希少さこそ違いますが、あなたとは似た状況かもしれませんねぇ……」
ネーロ「炎、一筋……」
ゼルガー「そうですとも……」ククク…
ゼルガー「炎は素晴らしい。日々の暮らしには欠かせませんし……」
ゼルガー「敵を骨も残さぬほどに焼き尽くせば何も証拠は残りません」
ゼルガー「夜遅くの読書にも困りませんし……」
ネーロ「本が燃えてしまいませんか……?」
ゼルガー「ちゃんと蝋燭に灯していますよ流石に……」
ゼルガー「そうそう、激しく燃え盛る炎もいいですが、静かな炎も素晴らしいものです」
ゼルガー「いつ消えるかもわからない、蝋燭の儚げに揺らめく炎……これも美しい」
ネーロ「本当に、炎への拘りがお強いのですね……」
ゼルガー「ええ。あ、暖を取る時もにも便利ですよねぇ」
ネーロ「あの、もしかして……」
――
フレーバー判定
↓1コンマ二桁
- 376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 23:01:51.24 ID:BkB9/AI10
- う
- 377 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 23:11:31.74 ID:8uNZaOkx0
- ゼルガーお洒落レベル
24(マリリンの見立ては正しかった。色彩の暴力のNOTお洒落さん)
――
ネーロ「もしかして、そのマントや髪型もより炎に近づく為にあえて……?」
ゼルガー「え? これは普通にいいデザインだと思ったから着ているだけですが」
ネーロ「」
ゼルガー「ああ、でも言われてみれば確かに揺らめく炎のように見えなくもないですねぇ……」
ゼルガー「そう思うと、ますます愛着がわいてきてしまいますよ」
ゼルガー「あ、ちなみにマントだけでなくその下の服もなかなかいいデザインでしょう?」バサ…
ネーロ(赤っ……! め、目が痛いぃ……!?)ジワァ…
ゼルガー「いやぁ、炎のおかげだとは思うのですが、私は赤い色のものも大好きでしてねぇ……」
ネーロ(よ、よかった……部屋の中まで真っ赤だったらと思うと……)
ゼルガー「実は、部屋の内装も真っ赤に模様替えしたのですよ」
ゼルガー「残念ながら、この大量の紙を貼りつけたらほとんど見えなくなってしまいましたが……」ペリペリ…
ゼルガー「剥せばご覧の通り、ほら!」
赤い壁「……」ギラァ!
ネーロ(うぐぅ……!)プルプル…
- 378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 23:15:20.76 ID:jIPJj17pO
- ガチクソダサ軍師だったか……
- 379 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 23:25:06.44 ID:8uNZaOkx0
- ネーロ「な、なるほど……」ゴシゴシ…
ネーロ「ですが、炎魔法一つだけでゼルガー将軍は六将になられたのですか?」
ゼルガー「単純な戦闘ではそうですねぇ。一応、接近戦もできるよう鍛えてはありますが……」
ゼルガー「あとは……少し気恥ずかしいですが、智略といったところでしょうか」
ネーロ「……感服致します。それで今の地位にまで登りつめるなど、容易なことではなかったでしょう?」
ゼルガー「……そうですねぇ」
ゼルガー「――あの日、エルクラッド様にお会いできていなければ……」
ゼルガー「――私は今頃はどこかで落ちぶれるか、野垂れ死んでいたことでしょうし」
ネーロ「エルクラッド様と、ゼルガー将軍の過去……」
ゼルガー「何、私のことなど大したものではありませんよ」
ネーロ「ですが、気になります。もしかして、ゼルガー将軍もエルクラッド様に命を?」
ゼルガー「あなたほど危機的状況ではありませんでしたが……」
ゼルガー「そうですね。ある意味で、命を救われたのかもしれません」
ゼルガー「私の人生観を、変えてくださったのですからねぇ……」
ネーロ「……」ジー…
ゼルガー「……別に、面白い話ではありませんよ?
ネーロ「構いません。エルクラッド様の素晴らしい行いに興味があるのです」ワクワク
ゼルガー「クク、私の過去ではなくエルクラッド様目当て……相変わらずあなたは正直で気持ちがいい」
ゼルガー「まあ実際に私の過去などなんでもないものですから、当然と言えば当然の言葉ですが」
ゼルガー「……そう、あれはまだ私が、学生だった頃ですねぇ……」
- 380 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 23:40:55.93 ID:8uNZaOkx0
- ――
【公国・魔導学院】
若ゼルガー「……」カリカリ…
学生1「おい見ろよ、またあの落ちこぼれ勉強してやがるぜ?」
学生2「使える魔法一種類だけで、なんでここに通れたんだあいつ?」
学生3「親の力だろ? ここは公国でも魔法を扱える者が集まる、選ばれた者の中のさらに一握りがこれる場所だぜ?」
学生1「入学は誤魔化せても、試験結果は誤魔化せないってか?」
学生2「今の試験は簡単なのになぁ。あんな必死に勉強しちまって可哀相に」
学生3「俺らは合格を貰えてる。これから優雅にティータイムにしようぜ」
ハハハハハ!
若ゼルガー(ふん……)
若ゼルガー(確かに私は火を操るぐらいしかできないさ)
若ゼルガー(だがそれでも、他属性の知識がないわけじゃない)
若ゼルガー(試験だってお前らと同じように合格している。立場は同じだ)
若ゼルガー(だが、確かに才はお前達に劣っているだろう。ならば追いつくには、授業以外にも学ばねばならない)
若ゼルガー(お前達は才能の上に胡坐をかき、怠惰な生活をしている。ならば、私でもいつか追いつける筈だ)
若ゼルガー(人生は有限。されど学ぶべき知識は無限。有限のこの時を生かさないでどうするというのだ……?)
他属性魔法書「……」
若ゼルガー(……理解はできるが、詠唱し上手く操れない)
若ゼルガー(それに上手くいったとしても、魔力消耗が大きすぎる。無駄な魔力を流してしまっているということだ)
若ゼルガー(くそ、やはり私の血は、素質はないということなのか……)
若ゼルガー(……いや、諦めては駄目だ。いつか私もあらゆる魔法を操ってみせるぞ……!)
???「ん? あの青年は……?」
教師「ああ、彼はなんといいましょうか……」
教師「我が学院の下層といいますか、その……」
???「……」
???「……」コツコツ…
教師「あ、どちらへ!?」
- 381 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/11(月) 23:57:22.49 ID:8uNZaOkx0
- 若ゼルガー「……ここを……こうして……」ブツブツ…
???「随分と熱心だな」
若ゼルガー「っ!? だ、誰だお前は!?」バッ!
若エルクラッド「おっと、失礼。私の名はエルクラッド・ルミニス・フラウス」
若エルクラッド「この学院には兄に代わりちょっと視察に来たんだ」
若エルクラッド「勉強の邪魔をしてしまって悪かったな」
若ゼルガー(……! 公国でも最大の力をもつ大貴族……!?)
若ゼルガー「も、申し訳ありません! ご無礼を!」
若エルクラッド「はは、構わないよ。私は兄達と比べれば大した力も無いからね」
若ゼルガー「いえ、そういうわけには……」
若ゼルガー「ましてや私のような者に……」
若エルクラッド「ん? 随分と熱心に勉強していたようだが自信が無いのか?」
若ゼルガー「……私の才が、他の者より劣っているのは事実です。それならば、彼ら以上の努力をしなければ」
若エルクラッド「なるほど……」
若ゼルガー「そうすれば、いつかは越えられる。あらゆる魔法を操ることも、きっと可能な筈なのです!」
若エルクラッド「……それが、君の夢であり、努力を欠かさない理由か?」
若ゼルガー「はい!」
若エルクラッド「――では、そうして手に入れた力で、君は何を為したいのかな?」
若ゼルガー「……え?」
若エルクラッド「あらゆる魔法を操り、君を馬鹿にした学生たちより優越感を得たいのか?」
若エルクラッド「それともその魔法で彼らを葬り去りたいのか?」
若ゼルガー「そ、それは……」
若エルクラッド「……私も人の事を言えないそうだが、今の君は少し焦っているように見えるな」
若ゼルガー「っ……! 私は、火炎の魔法しか扱えないのです! 焦るのも当然でしょう!?」
若エルクラッド「魔力は、生まれた瞬間からその量と司る属性が定められてしまっている」
若エルクラッド「中には例外も存在するようだが、人はその理からは逃げられない」
- 382 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/12(火) 00:11:12.74 ID:R+38FcRV0
-
若ゼルガー「……!」ギリ…!
若エルクラッド「無理に身体に合わない魔法を使おうとすれば、余計な魔力を消耗する」
若エルクラッド「それでもなお無理に使っても、大した効力は得られないばかりか……」
若エルクラッド「酷い時には、暴発して自分が吹き飛ばされるぞ?」
若ゼルガー「そ、そこまでは……」
若エルクラッド「それがあるんだ。私も通った道だからな……」ウンウン
若ゼルガー「え……?」
若エルクラッド「いやな、私も兄を支えるには色々な魔法が使えればいいと単純に考えた時期があった」
若エルクラッド「そして無理に無理を重ねて、四属性まで同時に発動させようとして……大爆発を引き起こしてことがある」
若エルクラッド「宮殿の一部が吹っ飛んでしまったね。いやぁ、あの時は酷く怒られたものだよ」
若ゼルガー「」
若エルクラッド「……無茶は駄目だ。君の魔力の性質は、複数の属性を扱うには向いていない」
若エルクラッド「――だが、これだけ長時間唱え続けることができる、魔力の最大量は凄まじい」
若エルクラッド「――間違いなく、私よりも優れているよ。断言しよう」
若ゼルガー「ほ、本当ですか!?」
若エルクラッド「ああ。羨ましいくらいだ」
若ゼルガー「でも、もしそれが本当でも……一つしか使えなければ……」
若エルクラッド「……」
若エルクラッド「君の勤勉さは目を見張るものがある」
若エルクラッド「だが、大切なのはその学んだ力を何に活かすかだ」
若ゼルガー「私の知識を、活かす……」
若エルクラッド「それに、一つのことしかできないことも悲観することじゃない」
若エルクラッド「――ただ一つの道を極めれば、それだけでも立派な力になるんだ」
若ゼルガー「……!!!」
若エルクラッド「私も、昔から公国と世の中の豊かな生活のこと以外考えられないからな!」
若エルクラッド「私の道も一つ。君とは似た物同士かもしれんな」ハハハ!
若ゼルガー「エルクラッド……様……」
――
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/10/12(火) 00:13:35.43 ID:R+38FcRV0
- イベント途中ですが今日はここまで
以前挙がっていた実はゼルガー本当はお洒落なんじゃないか、ということはありませんでしたね……
明日か明後日には自由行動安価に移りたいところです
本日もありがとうございました!
- 384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 00:41:27.90 ID:l5VPuIMMO
- おつおつ
ゼルガーのセンスェ……そして地味にエルクラッドや三兄妹の名字判明したな
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 00:44:33.63 ID:7trIx7Sro
- おつおつ
ぜルガーさん雑学も得意では?
- 386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 00:54:04.38 ID:U5eHgmehO
- 乙ー
ゼルガーがカタリナに一定の敬意持ってたのは複数属性扱えるけど鍛錬も怠らない好ましい部類の人だから、ネーロは特化型で忠誠心強くてシンパシー感じるからか
結構努力の人というか苦労人だけど、今の公国もネーロが寝返るわベルゲに狙われるわでやっぱり苦労人な気がする
- 387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 09:31:10.80 ID:LnA6fvhVO
- 一応ネーロはゼルガーと同じく『エルクラッドのため』の志の上での寝返りだから(震え声)
そういえばカタリナ奪還に成功したけど森国兵メンタルどうなるんだろ
・カタリナ奪還出来たけど戦いは出来ない→カタリナを守るために今こそ奮起する
・カタリナ奪還出来たけど戦いは出来ない→『もう駄目だ……』と更に意気消沈
のどちらかだと思うけど、これまでのメンタル面での体たらくを見ると後者になりそうなのが怖い
- 388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 10:46:30.55 ID:JvTwLjkE0
- やっぱ敵でも芯がある奴は好きだな
しかしゼルガーこれもしかして顔以外全身真っ赤コーデなのか?
- 389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 19:17:23.24 ID:rRasjKGy0
- 決戦近づいてるぽいけど自由行動で単に姫達とのスキンシップとかでも大丈夫?
- 390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 09:09:28.73 ID:03Ue6vjcO
- 公国道中でも交流とかは入れられそうだけど、安心出来る状況の自由安価だと今回が最後かもだから純愛系の交流はここで入れたいね
幸い全体スキル獲得のための鍛練(マリリンの未修得スキル1とミナの未修得スキル2)は確定で入るし
- 391 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:14:59.42 ID:ZuO50GGx0
- こんばんはー
>>387
実はもう後者確定していたりします(白目)
>>388
赤い手袋やブーツを想定しているので、顔面以外本当に赤一色です
>>389、>>390
大丈夫です。公国内での交流も可能……というか先に明かしてしまいますと
★★『転移滅葬』★★
戦闘開始時、最速起動
敵対象が一人かネームレス敵兵だった場合、敵のあらゆるスキルの発動を許さず
自動的に勝利する。さらに対象を任意の場所に転移させることができる
このスキルは自身の耐久値が1以上減っている場合、成否判定を行うようになる
↑ネーロが完全にこちら側(ベルゲに捕われずカタリナ救出)についたため、
公国内の戦闘はボス戦以外完封可能になっています(白目)
(ネーロの弱点である奇襲もジークが防げてしまうため)
ただそれでも森国内での交流をしたいという方もいらっしゃるかもしれませんので、
最後の自由行動を自由安価交流×3にしておこうと思います
遅くなりましたが自由行動決定まではいけるかな?
- 392 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:16:27.22 ID:ZuO50GGx0
- ――
ゼルガー「――それから、私は無理に他属性にまで手を出すことをしなくなりました」
ゼルガー「ひたすらに己が持っているこの火の力を高め続けた」
ゼルガー「そして、その力の行く先はエルクラッド様……あのお方の為だけに使おうと心に決めたのです」
ネーロ「そんなことが……」
ゼルガー「エルクラッド様のお言葉は間違っていなかった。現にネーロさんは転移の道を極め、六将となっている」
ゼルガー「この私もね……」ククク…
ゼルガー「それが魔法であれ武術であれ想いであれ……一つの何かを真っ直ぐに突き進むことは大変ですが、だからこそ素晴らしい」
ネーロ「ゼルガー将軍はエルクラッド様にお会いしてから道を極めるようになられたようですが……」
ネーロ「その学院内では、やはり肩身の狭い思いを?」
ゼルガー「いいえ? 私は勉強する内容を絞って、エルクラッド様という目標を持っただけですからねぇ」
ゼルガー「外部の者からすれば、然程変化は無かったでしょう。胡坐をかいた連中も変わることはありませんでしたから」
ネーロ「ゼルガー将軍と、エルクラッド様にしかわからない変化……」
ゼルガー「そう言われるとなんだか気恥ずかしいですが……」
ゼルガー「少し変化が現れたのは……もう私が卒業するくらいの頃ですかねぇ?」
ゼルガー「魔導の扱いに慣れた……加減を知っただろうということで、生徒同士の実戦試験がありました」
ゼルガー「クク、これがまたなんの因果か、私を一番見下してきた男が対戦相手でしてねぇ……」
ゼルガー「『お前が火炎魔法しか使えない落ちこぼれなのは知っている。私の水魔法の前に勝ち目はないぞ?』などとほざいたので……」
ネーロ「ので……?」
ゼルガー「周囲に見せびらかす様に放たれた彼の上級水魔法……大波を私の下級火炎魔法、火球一発で貫いてやりましたよ」ククク…
ネーロ「そ、そこまで圧倒的に……」ゾクリ…
ゼルガー「誰もが驚いていましたねぇ。ただ一方的になったのも、彼が戦術を間違えたからです」
ネーロ「間違えた?」
- 393 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:23:30.28 ID:ZuO50GGx0
-
ゼルガー「はい。確かにあの大波に相対すれば威圧感から竦んで動けなくなる者もいるでしょう」
ゼルガー「ですが同時に、彼は自身の魔法で私の姿を目視できなくなっている」
ゼルガー「それに加えて無駄に高く広く波を広げたものだから、一か所あたりの波の層が薄くなっていた」
ゼルガー「私の炎を警戒するのであれば、同じ上級水魔法でも雨を降らせるべきでした」
ゼルガー「互いの目視は可能ですが、水魔法を使えない私は雨で動きを制限されていたかもしれない」
ゼルガー「服や燃えやすいものも濡れれば上手く燃えない……私は不利になっていたということですよ」
ゼルガー「ま、彼では何年経っても見た目の派手さに囚われて地味な雨は選ばなかったでしょうけど」ククク…
ネーロ「戦いに派手さは不要ですものね。味方の鼓舞にはなるかもしれませんが」
ゼルガー「その通りです。さて、私の昔話はこれで終わるとして……」コト…
ゼルガー「そろそろ、一局お相手願いましょうかネーロさん?」
ネーロ「は、はい!」
ゼルガー「先手はお譲りしましょう。そちらの白い駒がネーロさんのものです」コト、コト
ゼルガー「……ところで、なんで白と黒なんでしょうね? 私なら赤く――」
ネーロ「準備できました!」
ゼルガー「おや、やる気十分のようですね。それでは見せて頂きましょうか、ネーロさんの一手目を」
ネーロ「……」ゴクリ…
ゼルガー(ふふ、さあどのように攻めて来ますか? 私でも思いつかない一手があれば、それは頂きたいところですねぇ)
白兵駒「……」
ネーロ「……」グッ!
ゼルガー「……ん?」
シュイン!
カツーン!
黒王駒「」コロン…
ネーロ「――ポーンをゼルガー将軍のキングの位置に転移」ドヤ
ゼルガー「駄目ですよネーロさぁん!? これは反則です!」ガタァン!
ネーロ「ですがゼルガー将軍、戦は勝たねば意味が無いと」
ゼルガー「これは駒遊びだからいいんですよ! 転移魔法は禁止です!」
ネーロ「……真っ向勝負では相手にならないと思いますが」
ゼルガー「あー、では私の初期駒を減らしましょう。ポーンを半分にし、ビショップとルークも一体ずつ……」
ネーロ「……ただ使わない駒をどけているだけなのでは?」ジー…
ゼルガー「うーん……私の普段のものいいのせいなんでしょうけど、用心深いですねぇネーロさん……」
―
――
―――
――――
- 394 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:26:41.30 ID:ZuO50GGx0
- ――
ネーロ「……ということがありました」
マリリン「ふーん、あいつがねぇ……」
ユージーン「あいつ熱い奴なのか冷たい奴なのかわっかんねーな……」
ネーロ「エルクラッド様の為に動かれていることだけは確かです」
ネーロ「自身の道も、忠誠も、ひたすら一筋に貫き通す……」
ネーロ「エルクラッド様の為であればどんな冷酷なことでもできる。それがゼルガー将軍です」
ジーク「公国の発展の為に。ただこれだけを貫くエルクラッドの道にも従わない道理はないということか」
ユリーカ「で、でもそれじゃあおかしいです!」
ユリーカ「昔のお父様はまだ、他国の方のことも考えておられたのですよね!?」
ユリーカ「それなら、その道を貫いてくれても……」ショボン…
クリス「……父の豹変はあった。だが、最終的な目標は公国の為……何も変わっていないんだ」
アルテミシア「あの人のことを評価してくれるのは嬉しいけれど……」
アルテミシア「ゼルガー将軍もいつの間にか、エルクラッドの思想ではなくエルクラッド自身に酔ってしまったのでしょう……」
ネーロ「……耳が痛いです」
クリス「しかし……なるほど」
ネーロ「?」
クリス「ゼルガーはつまり、道を貫く者には少しは心を許すということなのでしょう」
クリス「だから……セレスティアにも、秘密裏に協力をしていたりした」
セレスティア「う……私の貫く道と言いますと……」チラ…
リアローズ「……」コクリ
リーチェ「……」コクリ
セレスティア「……」ハァ…
アルテミシア「……大丈夫ですよ、セレスティア」
セレスティア「お母様……」
アルテミシア「あなたには、これからがあるのですから……」
アルテミシア「さっきの件も含めて、いつかユリーカとも一緒に……」
セレスティア「はい……!」
- 395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:29:30.45 ID:0JgLrT+DO
- ネーロ、>>391でえげつないスキル判明したと思ったら>>393で天然ぶりを爆発させていくスタイル
そして森国兵ェ……ソウキエーテルミリアも頑張ってたとはいえ本当にカタリナにおんぶに抱っこで保ってたんだなぁ
- 396 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:29:45.51 ID:ZuO50GGx0
- セレスティア「……お母様、私達はジーク様達と共にもう一度公国に向かいます」
セレスティア「そして、お父様を……エルクラッドを、止めてみせます」
セレスティア「大切な人達の為に、私自身の意志で」
クリス「私も、微力ながら」
クリス「全ての公国の民が現状に納得しているわけではないことも、知ることができました」
クリス「この子の、ユリーカの考えを支持してくれる者もいるのです」
ユリーカ「……嬉しかったです。笑われることの方が、多かったから……」
ユリーカ「……笑う人の気持ちも、わかっちゃうんです。本当の戦争は、こんなに残酷なんだって……」
ユリーカ「薬じゃ治せない傷を負って亡くなってしまう人も多くて……でも、だからこそ……!」
アルテミシア「……本当に、立派になって」
アルテミシア「あの人が今もあの頃のままだったら、きっと喜んでくれたでしょう」
アルテミシア「……何もできない無力な母は、ただ祈ることしかできません」
アルテミシア「教会はここにはないようですが、それでも……」
ミナ「神は、いつも私達を見守ってくださっています」
ミナ「アルテミシア様の祈りも、きっと……」
アルテミシア「……ありがとうございます」
アルテミシア「……皆様、どうか子供達のこと……よろしくお願い致します……!」フカブカ…
ジーク「……傭兵の誇りにかけて、必ず」
……
――
- 397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:32:18.73 ID:sIibGn4sO
- ネーロちゃん可愛い
リアルだと確実に最強の一手だけどチェスでそれはあかん
- 398 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:35:05.63 ID:ZuO50GGx0
- ――
……
【森国・地下拠点】
ジーク(現状、俺達は大公エルクラッドについて得られる情報は手に入れ終えた)
ジーク(大公の身に、何があったのかはわからない)
ジーク(だが、過去は過去。今現在戦争を引き起こしている男なのは間違いない)
ジーク(今回の戦争で実質的な被害の原因ともなっている六将筆頭ゼルガー)
ジーク(自身の命さえ駒として扱える、敵ながらに確かな忠誠心を持つ難敵)
ジーク(そして……私情は挟むべきではないが、この手で叩き斬りたい六将ベルゲ)
ジーク(奴が扱うのは薬毒にメイスによる打撃と回復魔法。そして……捕虜への非道の数々)
ジーク(可能であれば、奴の収容所の捕虜も助け出したいが……)
ジーク(考えることは、山ほどある)
ジーク(戦いの日は近い。今はどう動くべきだ……?)
ジーク(カタリナはなんとか、ベッドから起き上がる程度までは回復できたらしいが……)
※森国最終交流1/3
※ジーク傭兵団の面々、クリス、ユリーカ、ネーロ、アルテミシア、マリリン親衛隊
カタリナ、ソウキ、エーテル、アッシュとの交流が可能です
自由行動多数決コンマ
↓1〜5コンマ二桁(日付変更まで埋まらなかった場合その時点で受付終了)
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:37:46.08 ID:sIibGn4sO
- 無事だったカタリナに甘えようとするもまだ本調子じゃないから自重するエーテル
安心感欲しさで代わりにジークに抱きつくがそれを姫が見ていて…?
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:37:58.08 ID:W8oRfT9g0
- リアローズ(+キュイ)と交流
夜空で星を見ながら、全てが終わった後何をしたいか語り合う
- 401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:38:45.47 ID:XB95gFODO
- 姫たちとエーテルと一緒にカタリナの見舞い
- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:39:23.59 ID:0JgLrT+DO
- 公国との決戦前にイアンとミナの関係進展に関するイベント発生
イメージ的には樽の件もあってつい描いてしまったミナの絵(イアン作)をミナが、同じく描いてしまったイアンの絵(ミナ作)をイアンが見てしまう感じ
- 403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:46:18.33 ID:avbkaj74O
- 姫達やエーテル、ネーロと一緒にカタリナのお見舞い
森国兵どん底確定してるしせめてここで守りの要のエーテルに奮起してもらいたい
カタリナの体調的にソウキとのいちゃラブ及び性教育はまだ難しいかな
- 404 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/13(水) 23:52:46.41 ID:ZuO50GGx0
- コンマゾロ目により
姫達やエーテル、ネーロと一緒にカタリナのお見舞い
ですね
短いですが次の行動が決まったあたりで今日はここまで
なお森国兵の士気に関してですが、カタリナ様帰ってきたうおー!からの
カタリナ様魔力ほとんど奪われてるもう駄目だおしまいだぁ……な流れです
カタリナの力を知っているからこそ、その力まで奪われたことに対する絶望のような
本日もありがとうございました!
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:57:23.73 ID:W8oRfT9g0
- 乙でした
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 23:58:26.11 ID:/xqBtFkho
- おつおつ
そこで姫達が鼓舞するってわけですよね?ね?
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 00:01:45.87 ID:gQ35eKJVO
- おつおつ
個人的にはカタリナに助けられたアッシュ君が奮起したら熱い
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 00:05:00.22 ID:XVASzQfOO
- おつおつ
ネーロちゃんスキルエグいけど端々でどこか抜けてるというかポンコツ成分あると思う
やっぱお見合いは欠かせないけど次は>>402のシチュ狙ってみたいな
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 00:06:54.77 ID:XVASzQfOO
- お見合いじゃないよお見舞いだよ!
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 07:19:27.70 ID:ag/34yQ9O
- 海の外には>>391のスキルで海中に送られても平然と生きてる剣士がいるわけだし本当に世界は広いよな(震え声)
- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 18:52:09.95 ID:zad3hO090
- >>410
そんな怪物を一応戦闘不能というか強制離脱できるだけでもやばいけどな……
てかこれでベルゲやエルクラッドもワンパンできるのでは
あと流れ的に>>399もお見舞いに混ぜれませんかね?森国いるうちにできるだけエーテルちゃんとも交流したい
- 412 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/14(木) 23:16:24.80 ID:jvW/gi/s0
- こんばんはー
>>406、>>407
出発前に鼓舞する流れになっています
流石にどうにかしないとエーテルとマリリン親衛隊はお通夜ムードの国を
防衛し続ける苦行になりますからね……
>>411
★『絶対忠誠』
大公エルクラッドと共に戦闘を行う時、自身に+200の補正を加える
このスキルを持つ者は大公エルクラッド及び六将の名を持つ者とは戦えない
↑ゼルガー及びネーロは上記スキルを持つため、転移攻撃が不可
帝龍及びポラリスとシャリオは体躯の関係で即時転移ができない
のでワンキルはできない仕様になっています
(なお特殊状況により、ゼルガーはベルゲに対して攻撃可能とします)
それと確かに>>399も混ぜられそうなので混ぜてみましょうか
遅くなりましたがゆったり再開です
- 413 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/14(木) 23:17:17.96 ID:jvW/gi/s0
- 姫達やエーテル、ネーロと一緒にカタリナのお見舞い
――
ジーク(……やはり、カタリナの容態が気になる)
ジーク(なんとか心は砕かれてはいなかったが、あの惨状は……)ギリ…
ジーク(……)
ジーク(……公国に向かう前に、やはりもう一度顔を見ておきたい)
ジーク(傭兵団の仲間を連れて、見舞いに向かおう)
ジーク(とりあえず見舞いの品は林檎や果物でいいのか……?)
ジーク(俺の時もそうだったし……後はリュノが用意してくれた花か)
ジーク(勝手な印象だが、カタリナはどちらも好きそうだしな)
ジーク「よし……」
……
ユージーン「女王様の見舞いに?」
ジーク「ああ、やはり気になってな……」
ユージーン「なんだ大将、姫様達だけじゃなくて年上も好みってか?」ヘラヘラ
クリス「ユージーン、あまりジーク殿をからかうな」
クリス「私としても、その考えには賛成します」
クリス「ですが……」
ジーク「?」
クリス「……私も、そこまで無知ではありませんし、楽観視をすることもできません」
クリス「あのベルゲの管轄下で囚われていたとなれば……尊厳を踏み躙る行為をされたことは想像に容易いです」
ユージーン「……ま、実際クリス様の考える通りだったよ」
ユージーン「大将も気をきかせて、なんとか姫様達には現場は見せていないけどな」
クリス「ああ、なんと取り返しのつかない真似を……」キリキリ…
クリス「これでは私はカタリナ様に詫びようにもどのように詫びれば……」
ユージーン「……大将は信頼を得ているようだが、俺達はまだ遠慮しておくぜ」
ユージーン「あんまり大勢過ぎても騒がしいだろうし、男って存在そのものに怯えちまう可能性あるもんな……」
ジーク「……わかった」
……
――
- 414 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/14(木) 23:18:10.72 ID:jvW/gi/s0
- ――
【地下拠点・カタリナの部屋前】
リュノ「お母さんが回復できたっていうのは本当ですか?」ソワソワ
ジーク「ああ、まだ安静にはしている必要があるようだが……」
リアローズ「う、うん。あまり騒がないで静かにしておかないと……」
リーチェ「そうですね。お母様が無事であることがわかればそれだけでも嬉しいです」パタパタ
セレスティア「し、しかし私達も向かって大丈夫なのでしょうか……?」
ネーロ「セレスティア様はまだ姫の位があるからまだしも、私は……」
ジーク「気にするなネーロ。お前の力が無ければ公国に迅速に乗り込むことはできなかった」
ジーク「それにネーロ自身、カタリナのことは気になっているんだろう?」
ネーロ「それは……」
ネーロ「……あの時、私がベルゲ将軍に捕まってさえいなければ」
ネーロ「ジークさんとカタリナ様の力であれば、あの場でベルゲ将軍達に敗れることも……」
ジーク「……俺もカタリナも消耗していた。あの場では、どうあれ誰かが残らなければ逃げることはできなかった」
リュノ「ネーロさん、あまり落ち込まないでください」
リーチェ「そうですよ。そもそもネーロさんが最初に転移していなければ、お母様は知られることなく命を落としていたかも……」
ネーロ「……ありがとうございます」
ジーク「……部屋の入り口を塞ぐのも邪魔になる。そろそろ入ろう」
コンコン…
カタリナ「あいてますよぉ〜」
ガチャ…
- 415 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/14(木) 23:19:29.25 ID:jvW/gi/s0
- ジーク「カタリナ、身体の調子は……!?」
エーテル「……」ジワァ…
エーテル「……」オロオロ…
ジーク(部屋に入って真っ先に目には入ったのはカタリナの姿ではなく)
ジーク(相変わらず泣きそうな表情のまま、何かに躊躇った様子で狼狽えるエーテルの姿だった)
ジーク(なるほど、カタリナの家族を除けば最もカタリナを心配していたのはエーテルだ)
ジーク(いても立ってもいられず、俺達より先にカタリナの見舞いに来ていたといったところだろう)
エーテル「……!」ハッ!
エーテル「……」トテトテ…
ジーク「ん?」
エーテル「――ジークさんも、無事……よかった」ダキッ!
ジーク「!?///」
一同「「!?」」
カタリナ「あらあら〜、エーテルがそんなに懐くだなんて……」
カタリナ「やっぱりジークはすごいですねぇ〜」ホッコリ
???「……」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 23:19:37.18 ID:BxDYEINf0
- あ
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 23:20:16.37 ID:eDe2SJTGO
- ネーロもベルゲには攻撃出来そうな気がする
てかベルゲこれ持ってないってことはやっぱ完全には忠誠誓って無いんやな
- 418 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/14(木) 23:35:25.72 ID:jvW/gi/s0
- >>417
ネーロも特殊状況で攻撃は可能になりますが、元々ベルゲは自身+配下の混成部隊編成
なので転移滅葬が発動できなかったりします
そもそもこちら側についた今はボス戦での戦闘参加をさせずに下がらせて守る形になります
そして森国終了後の公国判定次第でベルゲの前にゼルガーが立ち塞がるわけで……
姫判定
01〜25:リアローズ
26〜50:リュノ
51〜75:リーチェ
76〜00:セレスティア
コンマ18
01〜25:リアローズ
――
リーチェ「……エーテルさん、いいなぁ……」ボソ…
リュノ「だ、大胆ですエーテルさん……!?」
セレスティア「わ、私も……///」クネ…
タッ…
三姫「「え?」」
ダキ…
リアローズ「……わ、私もジークさんに怪我がなくてよかったなぁって……///」ギュ…
エーテル「うん……!」コクコク!
ジーク「リ、リアローズまで……!?///」
ジーク(せ、背中に柔らかな感触が……)
リアローズ(ど、どうしよう……///)
リアローズ(エーテルさんを見てたら、つい……///)
カタリナ「あら〜♪」
ジーク「ふ、二人ともそろそろ離れてくれ……!///」
ジーク「カタリナの部屋で騒ぐのは駄目だろう……!」
エーテル「……むぅ……」パッ…
リアローズ「ご、ごめんなさいジークさん!///」スッ…
三姫((……))ゴクリ…
ジーク(くそ、自分の心臓が煩い……)ドキドキ…
――
※リアローズに追加補正(小)が加算されます
- 419 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/14(木) 23:48:57.25 ID:jvW/gi/s0
- ――
……
ジーク「……申し訳ない。カタリナの見舞いに来たつもりだったんだが」
カタリナ「いいんですよぉ? なんだか温かい気持ちになれたし……」
カタリナ「エーテルもきっと、私に抱きつきたいけど遠慮しちゃったんだと思います」
エーテル「……カタリナ様、まだ安静……だから……」
カタリナ「それでも不安で……安心したくて、あなたに抱きついたんだと思うの」
ジーク「そ、そうなのかエーテル?」
エーテル「……」コクリ
エーテル「……ジークさん、怖くない。ご飯美味しい。安心する人……///」
ジーク「そ、そうか。ありがとう」
カタリナ「ふふふ……」ニコニコ
カタリナ「ソウキから、大体の話は聞きました」
カタリナ「……ごめんなさい。本来であれば、私があなた達を助けなければいけなかったのに」
カタリナ「こうして起き上がれるくらいには回復できたけど、戦いでの援護はちょっと難しそうなの……」
リュノ「お母さんが無事なら、それでいいんです……!」
リーチェ「微力ながら、私がお母様に代わりジークさん達をお助けするつもりです……!」
カタリナ「ふふ、すっかり頼もしい顔つきになって……」
カタリナ「……今まで、本当によく頑張りましたね。撫でてあげるからこちらに――」スッ…
ズキィ…!
カタリナ「っ……!」
リュノ「ああ、駄目ですよお母さん!?」ワタワタ
リーチェ「まだ安静にしていないと!」ワタワタ
カタリナ「ご、ごめんねぇ〜……」モゾ…
カタリナ(……回復魔法でも、身体の内側の治りは表面よりも遅くなる……)
カタリナ(この子達には、あんな怖い思いをしてほしくないし、知ってほしくもない。我慢我慢……)
- 420 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 00:05:42.16 ID:8xdWke8D0
- カタリナ「それにしても、驚きました」
カタリナ「まさか公国の人まで沢山ジークに協力してくれているだなんて……」
カタリナ「今はまだ、全員揃っていないのかしら?」キョロキョロ…
ジーク「ああ。あまり大人数で押しかけるのもまずいと思ってな。また後日見舞いにいくとのことだ」
カタリナ「そう……」
カタリナ「それじゃあその内の一人が、あなたなのですね――転移の才に恵まれた子」
ネーロ「……!」
カタリナ「……無事でよかった。敵の攻撃範囲外に逃がす為とはいえ、枝で拘束してしまってごめんなさいね?」
ネーロ「い、いえ! あの時、カタリナ様が戦ってくださらなければ、私は……」
カタリナ「確かにあの片眼鏡の将軍は、あなたに並々ならぬ殺意を持っていましたね……」
カタリナ「でも、あなたが協力してくれたからこそ、私は助かったのよ?」
カタリナ「最初の時も、そしてあそこから脱出する時も、ね?」
ネーロ「カタリナ様……」
ネーロ「私は、そんな優しい言葉を頂く資格はありません」
ネーロ「私の名はネーロ。エルクラッド様に仕える公国六将の一人」
ネーロ「そして多くの公国兵を各国へ飛ばし、戦乱を加速させた者です……」
エーテル「……」ジワァ…
ネーロ「う……」
エーテル「……!」フルフル!
カタリナ「……気にしなくていいの」
ネーロ「で、ですが!」
カタリナ「あなたの力は驚異的。私があと何十年の魔法を練り続けても到達できない境地にいる」
カタリナ「そしてこの子の感知でも対応しきれない程の数の兵士を送り込んできたのも、事実なのでしょう」
カタリナ「――それでも、あなたが私を助ける為に一度ならず二度も動いてくれたことも揺るがない事実なのです」
カタリナ「――私をまた家族と会わせてくれて、ありがとうネーロ」ニコリ
ネーロ「っ、カタリナ、様……」ジワ…
カタリナ「大丈夫……あなたもアッシュと同じ。優しくて澄んだ瞳をしているもの……」ナデナデ…
- 421 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 00:09:27.86 ID:8xdWke8D0
- イベント途中ですが、今日はここまで
この後セレスティアとも会話後、カタリナに聞きたいことしたいことの自由安価選択を出す流れを予定しています
(方式を変えて安価選択↓3まででコンマの高い二つを採用しようかと思います)
おそらく明日の再開あとはやめに安価を出すことになると思いますので、あらかじめ考えておいて頂けると幸いです
本日もありがとうございました!
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 00:10:23.05 ID:lYO8waP+0
- 乙です
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 00:11:38.09 ID:EVfD04b4O
- おつおつ
- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 00:17:49.64 ID:c1+cHR5LO
- おつー。ポイント的にリアローズ独走状態、そしてエーテルもまさかのレース参加の流れ?
カタリナママンはとりあえず元気になっててよかった
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 00:42:55.03 ID:Njob8r7DO
- 乙
- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 00:53:46.03 ID:I+DLmZ850
- おつおつ
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 12:30:52.55 ID:mCUUMHv+0
- レイプされても都合よく回復、か…
なんてできたお話なんだろうね?ニコリ
- 428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 18:59:16.15 ID:UurD8MtxO
- RPGだと終盤とか決戦前に王族のみが使える専用装備が手に入るパターンあるけど、森国にはそういうの物ってあるのかな?
カタリナが身に付けてた場合はベルゲに没収されてるかもだけど、ベルゲ確かカタリナの魔翌力にしか興味示してなかったからそこ不明なんよね
- 429 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 22:37:26.08 ID:8xdWke8D0
- こんばんはー
>>424
現在の補正値はリアローズ>リーチェ>リュノ=セレスティア
ですね。若干リアローズ有利ですがコンマ次第で覆る範囲です
あとエーテル参戦はないです。ただ懐いた感じ
>>428
森国も鉄国も公国もそういったものはないですね。あえていうなら公国の宝物庫に優秀な装備があるくらいです
カタリナは自前の魔力で全て補っていた為、装備品はリュノ達と大差なかったりしますので、
奪われても問題ありません(ベリィ装備は流石に補正が入ります)
仮に専用装備があってもよくある裏ダン、隠しボス装備の方が強いということになっていたと思います
正直リアローズの能力が高すぎるのもありますが
ぼちぼち再開していきます
- 430 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 22:38:42.35 ID:8xdWke8D0
- セレスティア「……」
カタリナ「そしてあなたが、公国の姫セレスティアですね?」
セレスティア「は、はい……」
カタリナ「ちょっと驚いたけど、お兄さんと妹さんには森国も随分助けられたみたいで……」
セレスティア「お兄様とユリーカは、元々争い事は好まない性格でしたから」
カタリナ「私も外は……公国は野蛮な人の集まりだと思っていました」
カタリナ「おそらく、森国の民達もです」
カタリナ「そんな中で、あなた達は周りの目を気にせずに森国を助けてくれた……」
カタリナ「とても容易にできることではありませんよ〜?」
セレスティア「っ……ですが、私は何も――」
カタリナ「……」フルフル
カタリナ「……妖精達が、非道な爆弾にされて送られていた話も聞きました」
カタリナ「そしてジークが、リーチェを庇って大怪我をしてしまったことも」
リーチェ「……」ギュ…
カタリナ「誰もが頭が真っ白になるなか……あなただけは、的確な指示を出せていたそうですね?」
セレスティア「あ……」
カタリナ「もし全員が混乱したままで、治療が遅れていたらジークが死んでしまっていたかもしれない」
カタリナ「そうなればリーチェもきっと一生消えない傷を背負っていたでしょう」
カタリナ「あなたの揺らがない意志の力も、誰かを助けているんですよ〜?」ニコリ
セレスティア「そう、だといいのですが……」
リーチェ「いえ、その通りです。私が森国兵の皆さんに声を荒げられたのも、セレスティアさんの姿を見ていたからですし」
カタリナ「ほら」
セレスティア「……///」
カタリナ「……身体がもう少し良くなったら、私の方からも説得してみるわ」
カタリナ「だからどうか、森国を嫌いにならないで……いいお付き合い続けられたら嬉しいな〜」
セレスティア「……それは私達公国が言うべき言葉な気がしますの」
ネーロ「確かに……」
……
- 431 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 22:40:07.52 ID:8xdWke8D0
-
カタリナ「んー……折角色々お見舞いの品を持ってきてくれて嬉しいんだけど〜……」ドッチャリ
カタリナ「まだあまり食欲が無くて。果物は後日頂くことにするわ〜」
リュノ「お見舞いといえばやっぱりお花ですよね! と言いたいところですが……」
花冠「……」チョコン
リュノ「お母さんの頭の上に乗っているそれは……」
カタリナ「エーテルが作ってくれたの。お揃いよ〜?」
エーテル「……元気の、おまじない」
リュノ「むぅ、私もそうしておけばよかったですかねぇ?」
ジーク「冠を大量につければ横になって眠れないんじゃないか……?」
カタリナ「大丈夫大丈夫〜。エーテルの冠はご両親から贈られた宝物で、強力な防御魔法がかけられているの」
カタリナ「この冠もそれに倣って月の加護が宿っているから、寝ても崩れないの」
リュノ「私の冠は潰れちゃうわけですね!?」ガーン!
カタリナ「ふふ、張り合わないのリュノ」
リーチェ「お母様も思ったよりも元気そうでよかったです!」
カタリナ「ありがとうリーチェ。もう少ししたら大丈夫だと思うから……」
カタリナ「本当なら私も何か手伝えたらよかったんだけど……」
カタリナ「今の状態の私でも、何かできることはあるかしら?」
ジーク「……」
――
※カタリナに聞きたいこと、したいこと
自由安価コンマ(コンマ高値二つを採用。特になければ会話後次の自由行動へ)
↓1〜3コンマ二桁
- 432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 22:43:31.50 ID:tUU90Q5NO
- リュノとリーチェでカタリナの両手を握って回復のための魔翌力を送る
魔翌力の素養があるネーロやエーテルも手伝えるなら手伝う
治療というより、回復のためのおまじないや精神的な励ましの方が主目的な感じ
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 22:49:30.71 ID:O9MBL3T4O
- 無理かもしれないけど、フラネッタへの魔翌力補充とか
確か核の雷魔翌力はカタリナ由来で消費したらそのままだろうし
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 22:55:57.83 ID:lYO8waP+0
- むしろカタリアが何かして欲しい事は無いかというか、こういう時には甘えたり頼ったりして欲しいと行ってみる
- 435 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 23:04:48.00 ID:8xdWke8D0
- コンマにより
・フラネッタ雷補充
・カタリナがして欲しいこと
ですね。少々お待ちください
- 436 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 23:15:51.80 ID:8xdWke8D0
- フラネッタ雷補充
――
ジーク「いや、大丈夫だ。今はゆっくりと休んで――」
カタリナ「あ、そういえばリアローズ?」
リアローズ「は、はい!?」
カタリナ「あの時は急いでいたから大した説明もしないで私の魔力を込めた石を渡しちゃったけど……」
カタリナ「あれは今も使ってくれているかしら?」
リアローズ「は、はい! 今もフラネッタの大事な部分で……」ゴソゴソ…
リアローズ「ほらフラネッタ、カタリナ様に御挨拶」
フラネッタ「……!」ガシーン!
フラネッタ「……」ペコリ
カタリナ「」
カタリナ(思っていた絡繰り人形と違う……)
カタリナ「ず、随分とがっしりしたお人形になったのね〜……」
リアローズ「ジークさんとリーチェさんと一緒に作ったんです……!」
カタリナ「リ、リーチェがこの外見に?」ビックリ
リーチェ「あ、いえ。私は魔力部分を担当したのです。外殻部分はジークさんが……」チラ…
カタリナ「……」チラ…
ジーク「……何も言わないでくれ///」
リアローズ「ううん、ジークさんは凄いんです……!」
リアローズ「この堂々として無骨な感じ……今じゃこれ以外の見た目のフラネッタは考えられないくらい」
リアローズ「ね、フラネッタ?」
フラネッタ「……」コクリ
ジーク「……ありがとうリアローズ、フラネッタ」
カタリナ(……あら? 今頷く時……リアローズは糸を動かしていたかしら……?)ハテ…
カタリナ「その立派な子の役に立ったなら、私もあの石を用意した甲斐があるわ〜」
- 437 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 23:25:37.34 ID:8xdWke8D0
- カタリナ「でも、長いこと動かしているのでしょう?」
カタリナ「多分、あの日からそう遠くない日からずっと……」
リアローズ「は、はい……」
カタリナ「あれは一応かなり力を込めたつもりだったけど……」
カタリナ「もしかしたら、かなり消耗しちゃっているかも」
カタリナ「よければ、魔力を再補充しておこうと思うんだけど〜……」
リアローズ「だ、大丈夫なんですか……!?」
カタリナ「大丈夫大丈夫〜。なんの為に休んでいると思っているの〜?」
ジーク「できればその魔力は自分の為に使って欲しいんだが……」
ネーロ「右に同じです。カタリナ様は……」
カタリナ「……本来、一緒に戦うつもりだったのに、できなくなっちゃったから」
カタリナ「だから、今の私でもできる精一杯のことがしたいの」
カタリナ「私を助けると思って、ね?」
リアローズ「……」
リアローズ「わかり、ました……。フラネッタ!」
フラネッタ「……」パカン
カタリナ「あ、中身はこんな感じなのね? 私の石は――」
四姫想魔力「……」ズゴゴゴ…
カタリナ「!?」ビク!
カタリナ(な、なんだか限界ギリギリまでもの凄い魔力が内包されているわ……)
カタリナ(いざと言う時の、切り札かしら?)
カタリナ(慎重にいかないと……)バチバチ…
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 23:26:04.59 ID:Njob8r7DO
- はい
- 439 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 23:37:26.72 ID:8xdWke8D0
- カタリナの魔力補充
59>50
※基準値を上回った為、成功!
※フラネッタの性能強化により、リアローズのレベルに+10
リアローズ:レベル268
――
カタリナ「ん……!」バチバチ!
カタリナ(やっぱり私の魔力は減っているけど……)
カタリナ(こっちの魔力の混合体があるし、大きな影響は出なかったかしら?)
カタリナ(それなら無理に核に全て注ぐのではなく……鎧全体に巡らせる感じにすれば……!)キィィィン!
キィン!
カタリナ「……ふぅ。これで大丈夫」
フラネッタ「……!」ガッキョンガッキョン!
カタリナ「見ての通り、フラネッタを覆う感じで流してみたわ」
カタリナ「これでこれまでよりも機動性が上がったと思うわ〜」
リアローズ「ほ、本当だ……! カタリナ様、ありがとうございます!」
カタリナ「お役に立てたなら何より」
カタリナ「他に何かあるかしら〜?」
ジーク「……」
ジーク「なあカタリナ、本当に無茶はしないでくれ」
ジーク「カタリナが消耗していることは、もう誰もがわかっていることだ」
ジーク「上手く言えないが……こういう時ぐらいは、甘えたり誰かに頼っても許さると思うぞ」
カタリナ「私が、甘えさせるんじゃなくて……甘えるの?」
ジーク「ああ」
リュノ「そうですねぇ。お母さんはつい甘えたくなる雰囲気を放っていますけど……」
エーテル「……うん///」ホクホク
リーチェ「お母様も、たまにはお休みにならないと……」
カタリナ「そう……?」
カタリナ「……」
――
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 23:39:12.79 ID:u14vHmdcO
- どら
- 441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 23:39:45.94 ID:BQqQ816lO
- 面白コンマこい
- 442 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/15(金) 23:52:39.01 ID:8xdWke8D0
- カタリナの甘えと頼り
1ジーク
79>75
2リュノ
94>75
※双方基準値を超えた為……?
――
カタリナ「……特にそういう考えはないですね〜」ポヤン
一同「「え?」」
カタリナ「これでも女王ですからね〜。頼りたいことがあれば自分でやっちゃいますし〜」
カタリナ「一番やりたいことはもう、ジークに依頼という形で出しちゃっていますからね〜……」
カタリナ「あと甘えるのは、みんなに見えないところであの人に沢山しているから大丈夫〜♪」
ネーロ「……ソウキ様も、すごく心配なされていましたからね」
セレスティア「愛する人に甘える……確かに、普通に考えればそれが一番ですね」
カタリナ「そういうこと〜」
カタリナ「だから心配しなくても大丈夫。今日はお見舞いに来てくれて嬉しかったわ〜」
カタリナ「落ち着いたら、また来てくれると嬉しいな〜」
エーテル「……勿論、です」
セレスティア「ええ、必ず」
リアローズ「今度は、食べ物以外のお見舞い持って来ますね……!」
リーチェ「ではお母様、どうかごゆっくりとお休みください」
ゾロゾロ…
カタリナ「あ、ジークとリュノはちょっとだけ待って〜?」
ジーク&リュノ「「?」」クル
カタリナ「リュノにはちょっと言いたいことがあったし……」
カタリナ「やりすぎないように、ジークにも立ち会って欲しいかな〜って」
リュノ「え゛!? 私一体何を……心当たりが多いのが困りものです」ダラダラ…
リーチェ「お姉様……」
カタリナ「大丈夫大丈夫〜。すぐに済みますよ〜」
カタリナ「他の子達は、気をつけて戻ってね〜?」
ジーク(……?)
……
- 443 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 00:05:27.14 ID:BSz+eLr20
- ……
リュノ「……」カタカタ…
ジーク「お、落ち着けリュノ」
リュノ「な、何をされるのか怖くて……」
カタリナ「……ごめんなさい。さっきはちょっと、嘘をつきました」
ジーク&リュノ「「嘘……?」」
カタリナ「私は、森国の女王だから。どんな時も、毅然としていなきゃいけないから……」
カタリナ「……私も、頼りたいことが、譲れない想いはあるのです」
カタリナ「――そしてそれを叶えてくれるかもしれないのは、リュノ。あなただけ」
リュノ「わ、私が!? お母さんが譲れない想いって一体……」
カタリナ「……私は、氷の三つ首龍……氷帝龍に為すすべなく敗れてしまいました」
カタリナ「特性は氷の結界を瞬時に展開し、魔力製を含めて増援の妨害……結界内での孤独な戦いの強要です」
ジーク「……」ゴクリ…
カタリナ「……悔しかったです。一手遅れればあの龍一体に私と一緒に戦ってくれていた部隊は全滅していたでしょう」
カタリナ「私自身も何も出来ずに深手を負わされ……逃げました」
リュノ「それは仕方がないことですよ。龍を相手に一人で立ち向かうなんて土台が無茶なんですよ……」
カタリナ「……もし、あれが森国に最初に来ていたら?」
リュノ「っ……」ゾク…
カタリナ「……森で魔力を取り戻しながら、私はあの戦いの反省をしていました」
カタリナ「そして対抗策を考えたところで……別の相手の襲撃を許してしまい、それを完璧な形にする前に戦えなくなってしまった……!」
カタリナ「だからリュノ、お願い……」ギュ…
カタリナ「あの無慈悲な『氷帝龍だけは、絶対に倒してみせて』……!」
カタリナ「あなたなら、きっと閃ける筈だから……!」コオオォォ!
リュノ「……!!!」ブワ!
――
※カタリナ敗北後のゾロ目奮起ボーナスの権利がリュノへと移されました
※鍛錬時、リュノのスキルがさらに追加されます
――
- 444 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 00:07:49.49 ID:BSz+eLr20
- イベント途中ですが、今日はここまで
譲渡がリュノ固定なのは、氷を使えるのが彼女だけだからです
この後はジーク側のイベントも行い、その後二回目の自由行動となります
本日もありがとうございました!
- 445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 00:22:24.13 ID:K9XTnlgeO
- おつおつ
- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 00:33:52.66 ID:fr7ga49WO
- 乙ー
親子の敵討イベか
ジークの方はなんだろう
- 447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 00:35:07.52 ID:EN0Gt9eO0
- 乙乙
- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 00:36:29.80 ID:h81g+RRDo
- おつ
- 449 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 22:34:35.38 ID:BSz+eLr20
- こんばんはー
それではぼちぼち再開です。次の自由行動を決めるくらいまでは進みたいところ
- 450 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 22:36:56.49 ID:BSz+eLr20
- ――
リュノ「この力は……」
カタリナ「あなたは、樹だけでなく氷の才にも恵まれていた……」
カタリナ「すぐには使えないかもしれないけれど、あなたなら……」
リュノ「お母さん……」
リュノ「……わかりました! お母さんの頼みごと、絶対に果たしてみせます!」
カタリナ「ふふ、ありがとうリュノ」
カタリナ「でも、一人では絶対に倒せません。倒して欲しいけれど、無茶は駄目ですよ?」
リュノ「わ、わかっていますって!」
カタリナ「あなたは、すぐに周りが見えなくことが多いから……」
カタリナ「それにざっと見た感じだと、あなたはお見舞いに来てくれた子達の中では最も戦い慣れしていないでしょう?」
リュノ「うっ……」
カタリナ「それを責める気はありません。本当なら、それが一番なんだから」
カタリナ「……ジーク」
ジーク「ああ、わかっている。リュノと共に、必ず全員無事に氷帝龍を倒してみせよう」
カタリナ「ありがとう……」
ジーク「どの道、残る帝龍は公国の防衛に回されるだろう。戦いを避けることはできない」
カタリナ「……リュノ、ジーク。もう一つ大事なことを覚えておいて?」
カタリナ「もし公国深部の防衛で帝龍に遭遇した時は周りに気をつけて」
カタリナ「『二体以上の帝龍に挟撃されたら、あなた達に幸運が訪れない限り勝ち目はありません』」
カタリナ「逃走……『帝龍の初撃を耐えて、ネーロの転移か何かで退くべき』です」
ジーク「公国に敵襲を完全に察知されることを覚悟の上で、か」
カタリナ「はい。あれは確実に、一体一体相手にするべき相手です」
リュノ「確かに、風帝龍もかなりの強さでしたからね……」
- 451 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 22:37:38.57 ID:BSz+eLr20
- リュノ「実物の龍を見た時、好奇心や喜び以上に……恐怖を感じました」
リュノ「本に書いてあったことが、全て現実のことなんだって……」
リュノ「それどころか、どの本にも乗っていない黄金の龍まで控えていることがわかりましたし」
リュノ「油断せず、私の持てる知識を活かして皆さんと頑張りますよ」
リュノ「……絶対に、お母さんを悲しませるようなことはしませんから」グッ!
カタリナ「いい返事です、リュノ」
リュノ「お母さんに酷いことしたであろう公国兵の顔も、ぶん殴ってやりますからね!」フンス!
カタリナ「……ジーク、いざという時は」
ジーク「ああ、止めよう。リーチェ達も止めるとは思うが」
カタリナ「お願いね〜……」ペコリ
カタリナ「それじゃあリュノ、引き留めてごめんなさい」
カタリナ「急な魔力譲渡は疲労しやすいから、ゆっくり休んでね?」
リュノ「お母さんの方こそですよ! フラネッタに続いて私にまで魔力を割いて……」
リュノ「本当に、絶対にしっかり休んでくださいよ!?」
リュノ「それじゃあジークさん、お母さんの頼みごとも終わったようなので戻りましょうか」
カタリナ「あ、ジークはもう少し待って〜?」
ジーク「ん?」
カタリナ「やっぱりちょっとお腹が空いちゃったから、林檎を剥いて貰おうかな〜って」
リュノ「なんだ、そういう頼みごともあったんですか。それなら私が――」
カタリナ「ジークの方が包丁捌きが上手いから〜」
リュノ「うわあああぁぁぁぁん! 地味に気にしていることをお母さんに言われるなんて……!」
リュノ「わ、私だっていつかもっと……!」タタタタ!
パタン…
カタリナ「ご、ごめんねリュノ……」
ジーク「リュノもかなりの腕を持っているし、林檎は普通に剥けると思うんだがな」
- 452 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 22:38:40.89 ID:BSz+eLr20
- ジーク「それじゃあ、この林檎でいいかカタリナ?」
ジーク「道具はいつも持ち歩いているからな。この程度ならすぐに――」
カタリナ「……ごめんなさい。本当はまだ食べれそうにないの」
カタリナ「……リュノに私の我儘を頼みたかった。けど、もう一つ頼みごと……甘えたいことはあったから……」
ジーク「なっ……なら、リュノも」
カタリナ「……あなたにしか、話せない」
ジーク「っ……!?」
カタリナ「……私は、女王だから。誰の前でも、相応しく振る舞わなければいけません」
カタリナ「でも私も、一人のエルフに過ぎない……人の目がないところでまで、そうは振る舞えない」
ジーク「……この場に俺がいるが」
カタリナ「甘えてもいいと言ってきたのは、ジークの方ですよ……?」
ジーク「リュノやリーチェでなく俺個人に甘えるというのは考えていなかったな……」
カタリナ「無理です。それに……ソウキにすら、甘えられない……」トッ…
ジーク「お、おいカタリナ!?///」ギュ!
カタリナ「やっぱり、優しいですね。急に身体を預けても、受け止めてくれるのだもの……」
ジーク「ま、待てカタリナ。甘えるべきだとは言ったが、これは俺がソウキ様に殺されかねん……!」
カタリナ「このことは、あの人には秘密。私とあなただけ、二人だけの秘密にするから……」
ジーク「――ッ」ゴクリ…
ジーク「!!」ブンブン!
ジーク「駄目だカタリナ。ちゃんと――」
カタリナ「――私に怒りをぶつけていた兵士達が、森国の者であることは、私とあなたしか知りません」
カタリナ「――あの人にも、娘達にも、こんなことを言えるわけがないでしょう……?」ギュ…
ジーク「っ……!」
- 453 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 22:43:21.82 ID:BSz+eLr20
- カタリナ「……わかってはいるの。もっと私が結界を強固にしておくだとか、非常時の召集を徹底していれば」
カタリナ「完全にとはいかずとも、ここまで酷く森国を蹂躙されることはなかった」
カタリナ「沢山の兵士が殺され、捕虜となることもなかったの……」
ジーク「……ワイバーンも帝龍も、人智を超えた存在だ。カタリナの責任は無い」
ジーク「それどころか、公国の部隊に炎帝龍まで倒しているじゃないか」
カタリナ「それでも、出てしまった犠牲者は変わりません。死者を蘇らせる魔法も、存在しません」
ジーク(ん……? なら、あのニイハオは一体……)
カタリナ「あの槍と融合した将軍のことかしら……? あの姿は、確かに異形でおぞましいものでした」
カタリナ「でも、どんなに優れた回復魔法の使い手でも、至れる境地は洗脳が限界。死者を蘇生させることはできません」
カタリナ「……あれは恐らく、龍の血を混ぜ込まれたのでしょう。龍の持つ圧倒的な生命力による、疑似的な蘇生……」
ジーク「そ、そんなことが……」
カタリナ「勿論、必ず成功するとは思えません。……無数の実験、犠牲者が出た筈」
カタリナ「そしてそれは……戦争で囚われた捕虜達に行われていた……」
ジーク「く……!」ギリ…!
カタリナ「……あの兵士達は、みんなどこかおかしかった。もしかしたら、龍の血を混ぜられてもかろうじて無事だったのかもしれない」
カタリナ「でも、もう普通の人間ではない……自分がいつおかしくなるのかもわからない……」
カタリナ「その恐怖に加えて、皆が囚われる原因を作った私に対して怒りの感情を覚えることは……」
カタリナ「積もり積もった怒りと憎しみを私に叩きつけ、徹底的に痛めつけたいのだという気持ちは、わかるのです……」
カタリナ「っ……でも、でも……」
カタリナ「――痛かったの……! 怖かったの……!」ポロポロ…
カタリナ「――公国の兵士と戦うよりも、龍と戦うよりも、ずっと……!」ポロポロ…
カタリナ「――私の大切な人達を考え続けなければ、きっと何かが壊れていた……!」ポロポロ…
ジーク「カタリナ……」
- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:49:57.95 ID:NMfOQqn5O
- これ多分精神崩壊ロストだったら確実に苦痛からの逃避で人形化みたいな路線だったんだろうなぁ
薬効かない+性知識無い+膜治すの止めないから快感に狂って色情狂ロストとかのビジョンがどうしても見えない
- 455 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 22:50:16.97 ID:BSz+eLr20
- カタリナ「あなた達の信用を上げる為にも、これから公国に向かうあなた達を支える為にも……」
カタリナ「私は女王として、民や兵の前に堂々と立って、無事を知らさなければならない」
カタリナ「森国一丸となって、あなた達を支える為にも、そうすべき。それもわかっているのに……!」
カタリナ「怖いの……! ここの、森国の兵士も民も……!」ブル…
カタリナ「また、同じことをされるんじゃないかって……!」
ジーク「落ち着けカタリナ……!」ギュッ!
ジーク「あいつらは、正気じゃなかった。ベルゲの薬のせいで狂わされていたんだ……!」
ジーク「森国の民達は、みんながお前を慕っている。頼りにし過ぎているくらいに……!」
カタリナ「だから……余計に怖いの……」ギュ…
カタリナ「今の私は魔力のほとんどを失った無力な存在……」
カタリナ「誰かの怪我を治すくらいは大丈夫だけど、国を守るために戦うだけの力は残っていない……」
カタリナ「国も守れず壊滅させた挙句、もう戦えないって……もういらない女王だって思われたら……」
カタリナ「あの場所に居た時よりもさらに強く、沢山の怒りを向けられる……!」ブル…
カタリナ「今度は薬でもなんでもない、純然な民達の意志によって、私は……!」
カタリナ「それでもし、あの人や娘達まで同罪とされてしまったらと思うと……もう、耐えきれないの……」ポロポロ…
ジーク「カタリナ……」
カタリナ「わかっているの。こんなの駄目だって……!」
カタリナ「そんなことはないって、堂々としていなきゃいけないって……!」
カタリナ「でも……そう思っても、まだ身体が震えるの……」ブルブル…
カタリナ「……お願いジーク。みんなの前に姿を出せる様に頑張るから……」
ギュ……
カタリナ「少しだけ、甘えさせて……」ポロポロ…
カタリナ「吐き出しきれば、きっともう大丈夫、だから……」ポロポロ…
ジーク「……」グッ…
ジーク「……俺の胸程度であれば、貸そう」
ジーク「そして、このことは絶対に誰にも話さない。約束しよう……」
カタリナ「ごめんね……ごめんね……」ギュゥ…
ジーク「カタリナは何も悪くない。もし万が一、カタリナが恐れていることが現実になったなら……」
ジーク「その時は、カタリナを助けて全員でここを経つ。今度こそ、失敗はしない……!」
カタリナ「うっ……うぅぅ……」ポロポロ…
……
――
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:56:07.18 ID:bLtA76H5O
- やっぱ森国の兵士にやられたってのは相当きつかったんだな……
普段なら慰めックスとか言ってるけどこれは流石に心が痛む
- 457 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 23:00:20.97 ID:BSz+eLr20
- ――
……
ジーク(あの後、カタリナは静かに泣き続けていた)
ジーク(どんなに強い心を持つ者でも、あの仕打ちに女王としての責務……)
ジーク(それに魔力を奪われてしまったという現実を突きつけられて、全く動じずにいられるわけがない)
ジーク(カタリナは最後には礼を言って、もう大丈夫とは言っていたが……)
ジーク(まだ無理をしているのは明らかだ)
ジーク(もう少しカタリナが落ち着くまでは、森国に留まっていよう)
ジーク(言いたくはないが、エーテルとミリア以外の兵士はあまりにもカタリナに頼りすぎている)
ジーク(無いとは思いたいが……)
ジーク(とにかく、今しばらくは森国に残るということは変わらない)
ジーク(俺達は、どう動くべきだ……?)
――
※森国最終交流2/3
※ジーク傭兵団の面々、クリス、ユリーカ、ネーロ、アルテミシア、マリリン親衛隊
カタリナ、ソウキ、エーテル、アッシュとの交流が可能です
※鉄国にいる面々との交流も可能となりました
自由行動多数決コンマ
↓1〜5コンマ二桁(日付変更まで埋まらなかった場合その時点で受付終了)
- 458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 23:00:53.04 ID:NMfOQqn5O
- >>402
- 459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 23:11:18.39 ID:OAN2ql/DO
- 鉄国に戻って今後の行動についてフリーデシルト達に報告
可能ならその間に>>402みたいなイアンとミナ間のイベント
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 23:12:04.23 ID:5tBseRhMO
- なんとなく姫関連は最後のイベントに入れたいし、絵画レベルカンスト繋がりでそれを絡めてイアンとミナの関係を進めるイベント
絵画レベル+想い補正で色々盛られた絵を互いに見てしまってのハプニングで
いやほんとにカタリナ関連が怒濤の重さだからここらで甘々いちゃラブ展開ぶちこんで中和させてほしい
- 461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 23:21:25.69 ID:EN0Gt9eO0
- >>460
- 462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 23:23:48.93 ID:bLtA76H5O
- >>460で
- 463 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 23:31:40.01 ID:BSz+eLr20
- 票数によりイアンとミナの進展ですね
流れ的に>>459も混ぜれそうなので混ぜます
少々お待ちください
判定までは進めるかな?
- 464 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 23:40:21.57 ID:BSz+eLr20
- ――
ジーク(とりあえず、フリーデシルト王には報告しておこう)
ジーク(連絡の鉄国兵が来ているとはいえ、やはりあちらの様子も気になる)
ジーク(しかし、森国の現状を考えるとここは……)
……
クリス「フリーデシルト様への報告ですか! それならば私も是非」
クリス「あの方にはいくつも詫びなければいけないことが……」キリキリ
ジーク「いや、ただの報告に行くだけだ。俺だけでいい」
ジーク「まだカタリナも、すりおろした林檎を少し食べただけで満腹というほど、体調が優れていない」
ジーク「彼女の食欲が元に戻るまでは、俺達も森国に残るべきだと思ってな」
ジーク「その間、フリーデシルト王達にはもう少し粘ってほしいということを伝える程度だ」
ジーク「森国の兵士が上手く動けない今、戦力はこちらに残しておくべきだろう」
クリス「し、しかし……」
リュノ「おやおやー? 随分粘りますねぇクリスさん?」
リュノ「もしかして本当のお目当てはフリーデシルト様ではなく、あちらに加勢しているミリアさんの方だったり?」
クリス「な、何を言うのですかリュノさん……!///」
クリス「ミリアさんは恩人であり、そのような目でみるなど……」
リュノ「そのようなって、どんな目ですかねぇ?」ニヤリ…
クリス「ぐぅ、わかりました。今は森国の為に力を尽くすべきだということですね?」
リュノ「……ごめんなさい。でも、クリスさんとユリーカさんももう森国の中ではかなりの信頼を得ているんです」
リュノ「お母さんが助かっても動けない今、私やリーチェだけでは周りきれなくて……」
クリス「……微力ですが、私にできることであればなんでもしますよリュノさん」
クリス「ジーク殿、申し訳ありませんが……」
ジーク「ああ、わかっている。すぐに済ませるよ」
- 465 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 23:50:33.22 ID:BSz+eLr20
- ……
イアン「陛下への報告か。それならば私も……」
ミナ「それならば、私もイアン様と共に……」
ジーク「いや、本当に軽い報告だけだ。イアン達は森国に残っておいて欲しい」
リアローズ「やっぱり、カタリナ様はまだ……?」
ジーク「ああ。まさに病み上がりといった状態だからな……」
ジーク「とはいえ、カタリナを助け出してからここが襲撃されることはなかった」
ジーク「少なくともベルゲはまだこの拠点に気がついていないのだろう」
ジーク「この貴重な時間は、それぞれ羽休めに使ってくれ」
ジーク「これから先の戦いはさらに激しくなる筈だ。休める時に休まないとな」
イアン「うむ……休息は確かに必要なことだ」
リアローズ「えっと、私達も……?」
ジーク「ああ、リアローズもミナもだ」
ミナ「わ、私は森国の方の為に……」ワタワタ
ジーク「無茶をするな。回復魔法でも疲労は治せない」
イアン「そうだミナ。もちろん、鍛錬も駄目だ。一番休むべきはミナなのだぞ?」
ミナ「は、はいイアン様……」
リアローズ「……じゃあ私――」
イアン「姫様もです! ああ、どうして私の周りの女性はこう、自分のことを大切になさってくださらないのか……」ガクリ…
リアローズ「ご、ごめんねイアン? うん、フラネッタを磨くくらいにしておく……」
ジーク「ここのところ、色々ありすぎた。ゆっくり休んでくれ」
……
――
- 466 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/16(土) 23:58:01.17 ID:BSz+eLr20
- ――
……
【鉄国・王城】
ガヤガヤ…
ジーク(随分と賑やかになったな……)
ジーク(鉄国兵の士気が高いのは勿論、同業者もかなり多い)
鉄国兵「これはジーク殿! お疲れ様です!」ビシ!
ジーク「ああ、ありがとう。だが俺もここに集まっている傭兵の一人だ」
ジーク「そう畏まらないでくれ」
鉄国兵「いえいえ、確かに多くの傭兵にご協力頂いている状況ではありますが……」
鉄国兵「やはり、救国の傭兵団の団長ともなればさらに敬意を払わねば!」
ジーク「やれやれ……」
ジーク「傭兵の中には金で動くものも多い。自身が評価されなければ、公国に流れる者も出てくるだろう」
ジーク「俺ばかりを贔屓していても、あまりいいことはないぞ?」
鉄国兵「わ、わかりました……」
ジーク「しかしこの様子を見る限りだと、打倒公国の士気は随分と高そうだな?」
鉄国兵「はい! 森国のミリア将軍の活躍が特に凄まじく……」
鉄国兵「それに続こうと、誰もがやる気に満ち溢れていますね」
ジーク「そうか、ミリアが」
鉄国兵「ええ。我らが鉄国騎士団の中でもどんどん評価されていて……」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 23:58:30.89 ID:7GrhetpiO
- 星5つ
- 468 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/17(日) 00:03:17.43 ID:ILfUY7Gc0
- 大活躍のミリア。鉄国全体での人気ぷり
89(民達にまで轟いたその名前と容姿。獣耳尻尾ブームの日は近い……!)>75
※基準値を超えた為、鉄国と森国そのものの友好度上昇
※滅びずにエンディングまで残れた場合、良好な関係が築けるでしょう
――
判定を取った辺りで今日はここまで
イアンとミナも多少判定は挟みますが、関係の進展は確定です
本日もありがとうございました!
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:07:51.68 ID:bI8vwkKqO
- おつおつ
どこまでか進展するかは分からないが、コンマさんいっそガンガン突き抜けてほしい
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 00:13:27.10 ID:A7eaSwZF0
- 乙
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