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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10

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637 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:59:13.39 ID:KqnDuM4I0
――

……


ユージーン「な、なんだったんだあれは……」ガタガタ…

ジーク「……団長、ああいう格好がしたかったんだな……」

ジーク「だが、子供の俺にそんなことを聞かれても答えられるわけがないだろう……」

ユージーン「言っちゃ悪いが、あの人がエーテルちゃんの格好は無理があるわぁ……」

ジーク「ああ、疎い俺でもわかる。だから当時、俺は確か団長には皮の腰巻がいいと答えたんだが……」

マリリン「女の子……子?にそれは流石に酷いよジーク……?」

リュノ「と、とりあえず私達は連れ去られたエーテルさんを助けに行きましょう!」ワタワタ

リーチェ「そ、そうですね。せめて誤解を解かないと……」

イアン「私も行こう。ソニア殿に持ち上げられた彼女に手が届きそうなのは私ぐらいだからな……」

ミナ「イアン様が向かわれるのであれば、私も……!」

ユージーン「あのままじゃエーテルちゃん何されるかわかんねえもんな……」

マリリン「人間不信、悪化しないといいね……」


タタタタ…!



ネーロ「……お、恐ろしい人でした」ブルブル…

セレスティア「……想いは時に秘めるべきだということを教えられたような気がします///」

ユリーカ「でも、エーテルさんの格好が可愛いというのは私もよくわかります!」ピョン!

クリス「し、しかしあれは少女らしい可愛さというべきで……」

クリス「ソニア殿には少し……げふんげふん!」

クリス「……少し衝撃的でしたが、ソニア殿の仰ることも最もだ」

クリス「我々も公国内の要所を照らし合わせ、ジーク殿のお役に立てるよう策を練ります」

クリス「ジーク殿は、どうかごゆっくりと」

ジーク「あ、ああ……」


……


ジーク「……相変わらず団長は嵐のような人だ」

ジーク「色々と考えを吹き飛ばされてしまった気がする……」ハァ…


リアローズ「あ、あの……!」


ジーク「っと、どうしたリアローズ?」

リアローズ「ジ、ジークさん、この後の予定……ある?」

638 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 00:04:13.57 ID:JD4EqYD10
リアローズとの語らいまで到達していませんが今日はここまで
……とりあえずエーテルからの評価は酷いものの、突き抜けたソニアの好感度なので
森国防衛に配置した場合、エーテルの死亡判定は無くなります(元々相当強い+マリリン親衛隊もいるので大丈夫だったとは思いますが)

リアローズとの語らい、ジークの過去はかつての傭兵時代をコンマを交えて語る感じを予定しています
本日もありがとうございました!
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:06:35.77 ID:U54nrBvPO
おつおつ
ソニア団長の鬱クラッシャー感半端ない
あとしれっと示唆されたけどネーロを前線に連れてく場合はしっかり罠警戒せんとな
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:09:00.31 ID:v8CfmwFk0
おつおつ
傭兵団二人のキャラシ確認してきたけどイリアスの方ジークのお兄ちゃん見たいな存在っぽいか敵対したらジークのメンタルにダメージが入りそうで少し心配かも
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:12:30.62 ID:xzkWRx9TO
おつー
団長(イアン)は結婚一気に近づいたけど団長(ソニア)は道のり遠そうやね
エーテルちゃんの見た目全体的に最高なのは同意だけど
『イリアス』と『マイラ』の能力気になるけど釘刺されてるし警戒はしておこう
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:15:11.09 ID:2qWos4SX0
乙です
まだ最終的にどうなるか分からないけど個人的にはリアローズとジーク結ばれて欲しい
(最初からメインヒロインとして登場してるのもあるけど、リアローズみたいなタイプがメインヒロインの作品はR板では珍しかったりするから)
643 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:15:24.65 ID:JD4EqYD10
こんばんはー
遅くなりましたが少しだけ再開
判定その1まで行ければ
644 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:16:22.25 ID:JD4EqYD10
――

……


ジーク「しかし、よかったのかリアローズ?」

リアローズ「な、何が……?」

ジーク「おそらく、近いうちに公国に向かうことになる」

ジーク「クリス達の協力があれば、公国内でも休める場所は見つかるとは思うが……」

ジーク「この拠点のような絶対性があるとは限らない」

ジーク「ここでなくとも、鉄国に戻ってバレット達と会うこともできた」

ジーク「そんな貴重な時間を、俺の昔話を聞くことに使うなど……」

ジーク「別段、面白い話はないと思うぞ? そして俺は詩人のように話を盛り上げることもできん」

リアローズ「いいの。私が、ジークさんの昔のことが気になったから……」

リアローズ「もっと、ジークさんのことを知りたいって思ったから……」

ジーク「そ、そうか」

リアローズ「駄目、かな……?」

ジーク「いや、俺の昔話など特に隠すようなものでもないが……」

ジーク(しかし、本当にリアローズが好むような内容を語れるとは思えん)

ジーク(退屈で眠ってしまわないだろうか……)ムムム…

ジーク「……どうやって話したものか。道端で話すのもなんとも……」

リアローズ「あ、それなら私の借りているお部屋に……」

ジーク(……流石に何度も俺が姫の部屋に入るというのもなぁ)

ジーク(傭兵を頻繁に自室に招く姫の噂が流れるのはまずい)

ジーク(ただでさえ今の鉄国は傭兵に溢れている。勘違いする輩も――」


リアローズ「私が作ったものでよければ、焼き菓子とかも――」


ジーク「すぐに行こう」


……

――
645 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:17:28.59 ID:JD4EqYD10
――

……

【森国・リアローズの部屋】


ジーク「……」

リアローズ「……」ダラダラ…



ゴチャァ…



ジーク「リアローズ……」

リアローズ「ご、ごめんなさい! 昨日の夜はフラネッタのお手入れしてて……///」

ジーク「そして夕食をまた干し肉で済ませたな……」ハァ…

リアローズ「うぅ……///」

ジーク「ここまで念入りかつ大々的に手入れをされればフラネッタも満足だとは思うが……」


フラネッタ「……」


ジーク「……こころなしか、シェリルと似た視線を感じないでもない」

リアローズ「つ、次! 次はちゃんとお片付けします……!///」プルプル…

ジーク「まあ、俺も人の事を言えるほど片づけられるわけでもないんだがな」

ジーク「とりあえず、椅子と机が使えればいいか。これはこっちに置いておこう」ドン

リアローズ「それじゃあこれもここに……」ドン


グラグラ…


リアローズ「……」

ジーク「……」

リアローズ「こういうことがいけないって、わかってはいるんだけど……」

ジーク「つい、な……」

リアローズ「また後ですぐに使うと思うと……」

ジーク「……まだ倒れる程じゃない。今日はこれでよしとしておこう」


……
646 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:19:01.58 ID:JD4EqYD10
リアローズ「お待たせ、ジークさん」コト…


焼き菓子盛り「……」ジャーン!


ジーク「おぉ……!」

リアローズ「紅茶も淹れてみたんだけど……」カチャ…

ジーク「いただこう」

リアローズ「……」ドキドキ…

ジーク「……美味い」ホワ…

リアローズ「よかったぁ……」ホッ…

ジーク「リアローズの腕なら、失敗もないだろうに」サクサク…

ジーク「うん、やはりこれも美味い」サクサク

リアローズ「私より上手い人もいるし、頑張らないと……」

リアローズ(ジークさん、美味しい物を食べる時に嬉しそうな顔するから……)

ジーク「向上心があることはいいことだとは思うが、自信を持っていいと思うぞ?」サク…

ジーク「っと、食べてばかりで本来の目的を見失いそうだった。俺の昔話でよかったか?」

リアローズ「う、うん」

リアローズ「久しぶりにソニアさんと再会して昔のジークさんのこと、気になったから……」

リアローズ「ソニアさんがエーテルさんを持ち上げちゃったのにもびっくりしたけど……」

ジーク「あれは流石に俺も驚いたな……」

ジーク「団長は普段は頼りがいのあるいい人だが、たまに変なこともするような人だとわかってはいるんだがな」

リアローズ「変なこと?」

ジーク「ああ」


647 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:20:14.44 ID:JD4EqYD10
ジーク「……最たる例は、俺を拾ったことだと思うがな」

リアローズ「え?」

ジーク「考えてみてくれ。俺は自分の故郷も親の顔も知らない男だぞ?」

リアローズ「……」

ジーク「そして物心がついた頃には、団長の傭兵団で戦い方を仕込まれていた」

ジーク「危険と隣り合わせの傭兵団が、わざわざそんな小さな俺を拾っているんだ」

ジーク「傭兵団の生活は決して裕福とは言えない。それなのにどうして俺を拾ったのか……」ムムム…

リアローズ「……ふふ、それはソニアさんが変なんじゃなくて、優しいからじゃないかな……?」

ジーク「団長が?」

リアローズ「うん。きっとジークさんを放っておけなかったんだと思う……」

リアローズ「ソニアさん、見た目や言葉遣いは荒々しいけど……困っている人を見捨てられない、そんな優しい人だと思う」

リアローズ「ジークさんも、そうだしね」ニコリ

ジーク「お、俺は別に……」

リアローズ「……私もセレスティアさんも、子供時代のジークさんに助けられたから今こうしていられるんだよ?」

ジーク「むぅ……」

ジーク「……まあ確かに、俺も団長に拾われていなければ、こうしてはいられなかっただろうな」

ジーク「優しい……と言いきれるかは別にして、俺は団長に……いや、傭兵団のみんなに感謝はしているよ」

ジーク「俺にとっての、家族だったからな……」

リアローズ「ジークさん……」

ジーク「あの頃は俺は本当に子供で、周りの奴らも色々と世話をしてくれた。団長はいつも厳しかったけどな」

ジーク「俺は普通の家庭というものを知らないが、世の父親にあれより恐ろしい者が存在するのだろうか……?」ブル…

リアローズ「あ、ソニアさんお父さんなんだ……」

ジーク「父か母かで言えば父だな……色々な意味で」
648 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:21:55.44 ID:JD4EqYD10
ジーク「……とはいえ、団長も一応生物としての分類は女になる」

リアローズ「ジ、ジークさん。それは怒られちゃいそうだよ……?」アセアセ

ジーク「そ、そうだな。聞かなかったことにしてくれ」

リアローズ「でも、それってソニアさんにも女性らしい一面があったっていうこと……?」

ジーク「そもそも俺自身が、何を持って女性らしいというのかを理解していない問題もあるが……そうだな」

ジーク「物心ついた頃の俺が見た団長の姿は……今のリアローズと同じくらいの歳でな」

リアローズ「え!? あ、そうか……そうだよね」

ジーク「今よりも……細身だった気がするな。それに少し肌の露出も多かった気がするが……」

リアローズ「私と同じくらいのソニアさん……その頃は大人しかったりしたのかな?」

ジーク「ああ、今と比べるとだいぶ大人しいな」



ジーク「――村娘の身代わりとして攫われて、山賊の根城を内部から壊滅させた時も敵が原型は保っていたからな」



リアローズ「」

リアローズ「――え!? ソニアさんその頃からそんなに強かったの……!?」

ジーク「俺が物心つく前から傭兵団の長をやっているような人だしな……」

リアローズ「ずっと団長だったんだ……」

ジーク「嘘か本当かはわからないが、傭兵団の創成期の団員は団長を襲って返り討ちにされた賊らしい」

リアローズ「す、すごい」

ジーク「まあ、酒で酔った連中の言葉だ。実際のところはわからない」

ジーク「ただ俺にとってはあいつらも……大切な仲間だったよ」
649 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:26:45.73 ID:JD4EqYD10
ジーク「ただ、傭兵という職の性なのか……どいつもこいつも酒が好きでな。騒がしすぎることも多々あった」

リアローズ「ジークさんも、お酒好きだもんね……」

リアローズ「わ、私もいつかは……!」グッ!

ジーク「俺があいつらから学んだのは、好きでも酒は程々にということだ」

ジーク「酒に強い奴でも、考え無しに飲めば大変なことになるからな。ついでに金も余計にかかる」

リアローズ「うん。私もちょっとだけ……ジークさんと一緒に軽く飲めるだけでいいんだけどなぁ……」

ジーク「無理をしない約束であれば、また、な……」

リアローズ「うん……!」パァ!

リアローズ「……でも、傭兵の人ってお酒以外にも好きなものあるの?」

ジーク「ん? ああ……」

ジーク「俺は美味い物を食うことだが……他の連中は」

ジーク(……流石に女を抱く、などとはリアローズには言えん……)

ジーク「他の連中は、そうだな……賭け事、博奕が好きな奴もいれば」

ジーク「……そうだ、団長もよく応援していたが身内での恋愛も多かった気がする」

リアローズ「……え!?///」

ジーク「ソニア傭兵団は団長自身もだが、比較的女性傭兵も多かったからな」

ジーク「それにみんなでまとまって各地を旅し続ければ……いつの間にか仲が深まっているということも多かったようだ」

リアローズ「そ、そうなんだ……」ドキドキ…

ジーク「やれ誰と誰がつきあう、つきあっているだのという話題は酒の席でも多かったな。賭けられている奴もいた」

ジーク「そして団長は……よくその後押しをしていた」

リアローズ「後押し……?」

ジーク「ああ。噂の二人を一緒に買い出しに行かせたり、それとなく仲を取り持ったり……」

ジーク「最後はよく二人を同じ天幕に押し込んだりもしていたな」

リアローズ(そ、それって……もしかして……///)ドキドキ…

ジーク「そんな団長のおかげもあってか、傭兵団の中では結構仲間どうして結婚するということも多かったんだ」

リアローズ「……!」ドキドキ…

ジーク「……ただ、その後になって団長はよく『また先を越されちまった……』って複雑な顔をしていたが」

リアローズ(ソニアさん……)

650 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:33:35.26 ID:JD4EqYD10
ジーク「……」

リアローズ「ジークさん?」

ジーク「……ただ、そうして団長の後押しもあって円満さのあったあの傭兵団でも」

ジーク「昔、恋愛絡みで嫌な事件はあった」

リアローズ「っ……!?」

リアローズ「も、もしかしてジークさんかソニアさんが……?」オソルオソル…

ジーク「いや、俺はあまり興味が持てなかったし……団長は高望みが過ぎたから大丈夫だ」

リアローズ「そ、そうなんだ?」

リアローズ(よかった……のかな?)

ジーク「……事件とはいうが、然程珍しいものでもない」

ジーク「……傭兵団の仲間の一人が、恋人に裏切られ……薬を盛られたんだ」

リアローズ「……!?」

ジーク「どうやら正気を失わせる薬だったらしい。そいつを操って傭兵団の情報を手に入れる算段だったようだ」

リアローズ「そ、それじゃあその恋人は……」

ジーク「偽りだ。情報の為だけに仲間に近づいて好意があるふりをして……最後には始末しようとさえ考えていた」ギリ…

ジーク「その罠に嵌められた仲間が……」


ジーク「――俺にとって、兄のような存在だった男……『イリアス』だ」


リアローズ「……!!」


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 23:34:26.15 ID:dcgzqBqDO
はい
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 23:34:30.86 ID:2qWos4SX0
653 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:55:35.32 ID:JD4EqYD10
傭兵イリアスとジーク

1当時のレベル(キャラシート最弱よりコンマ1/2、傭兵補正無し)

コンマ15×1/2

=8(……大丈夫か、イリアス!?)

※おそらく虚弱体質。現代で遭遇した場合、接近できたら無条件勝利確定

2ジークの信頼度(キャラシート兄的補正+30)

コンマ86+30

=1 0 0 (傭兵団の中で団長ソニアを除けば最も信頼する存在)

※ジーク、イリアスと遭遇時に『???』……

――


ジーク「……イリアスは、俺よりも一つか二つ年上の子供だった」

ジーク「それでも、俺の方がずっと強かったんだがな」

リアローズ「ジークさんなら仕方がないんじゃないかな……?」

ジーク「いや、俺以外の誰であっても……」

ジーク「それこそ、同年代の女の子相手にもまるで歯が立たないほど……イリアスは弱かったんだ」

ジーク「……そう考えるとユリーカは恐ろしい才の持ち主な気がするな……」ブル…

リアローズ「クリスさんとセレスティアさんの影響もあるだろうし……」アセアセ

リアローズ「でも、イリアスさんってさっき……」

ジーク「ああ。あいつはとにかく戦いは苦手で弱い存在だったが……」

ジーク「その気配を消すのが抜群に上手かったんだ。誰も、あいつの接近に気がつかない」

ジーク「それに手先も器用でな。リアローズともいい勝負ができたと思う」

ジーク「だからあいつは、ひっそりと敵の罠を外したり逆に俺達を守るために罠を張り巡らせたり……」

ジーク「戦いは力だけが全てじゃない。それを体現してくれるような男だったんだ」

ジーク「いつも冷静で慎重で……俺も、色々なことを教えられた」

ジーク「……そんなイリアスに、恋人ができたって報せがあった時は、傭兵団全員が驚いて……そして祝ったんだ」

リアローズ「っ……」

ジーク「いつも茶化すような連中さえ、やったなって。ようやくお前にも人並みの春がきたかって……自分のことのように、喜んで……」

ジーク「それを……」ギリ…

ジーク「それを、あの女は裏切った。あのイリアスが寄せた『信頼』を、踏み躙ったんだ……!」

ジーク「……イリアスはそれ以来、食事がまともにできなくなった。誰の料理も食べられなくなった」

リアローズ「酷い……っ!」

ジーク「ああ……もっと早くに、奴の目論みに気がつけていればな……」

リアローズ「その……女の人は?」

ジーク「団長を筆頭に傭兵団全員の怒りを受けた、とだけ言っておこう」
654 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:59:32.40 ID:JD4EqYD10
イベント途中ですが今日はここまで
随分と極端な兄貴分になってしまいましたが、まだどうなるかはわかりません
この後はもう少しジークの昔話のあとにリアローズの昔話予定ですが……
ほぼほぼお人形弄りだけになってしまうかも?(白目)

本日もありがとうございました!

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:03:49.67 ID:sXkIOtxGO
おつおつ
接敵出来たら勝てる、ということはそのぶん罠とかでガッチガチに固めてくるんだろうか
そしてそれを掻い潜ってもジークの信頼度を考えるとジークへの精神ダメージ大きくなりそうだ
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:27:30.87 ID:Ol2knsft0

マイラの判定は果たしてどうなるか
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:58:01.64 ID:TpgS+6yDO
乙です
ジークの過去話の続きも気になるけど、黙々とお人形弄りやっていた過去リアローズも想像すると可愛い

お互いの過去の話しから二人の関係がもっと進展したりしないかな?
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 01:28:01.49 ID:hVEEp5D1O
おつおつ
イリアスについては名前こそ出してなかったけどジークがさり気なく前にも話題に出してた辺り本当に慕ってたんだろうな……
能力が味方なら心強いけど敵なら厄介なのがまた辛い
659 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/10/29(金) 02:31:07.41 ID:OZa+M+GE0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 17:03:48.80 ID:FhzODyfk0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現
661 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:53:33.04 ID:J1+PRmHF0
こんばんはー

>>657
明確な進展はありませんが、イベントの最後でリアローズの内部補正にさらに+は入ります

遅くなりましたが今日もゆったり再開
リアローズパートにまで辿りつけるといいなぁ……
662 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:54:10.02 ID:J1+PRmHF0
リアローズ「その……イリアスさんはその後……」オズオズ…

ジーク「ああ、食事に対しては強い恐怖心が植え付けられたが……」

ジーク「幸い、団長や仲間達のおかげもあって立ち直れはしたよ」

リアローズ「よかった……」ホッ…

ジーク「……あいつも、俺と同じで傭兵団には子供の頃からいたおかげもあるんだろうな」

ジーク「美味い話や急に現れた女には裏がある……前以上に疑り深い性格にはなってしまったが」

ジーク「それでも『ここは絶対に俺を裏切らないから』って言ってくれたよ」

リアローズ「イリアスさんにとって傭兵団は離れられない場所、帰る場所になってたんだね」

ジーク「ああ、だがどうしても食事だけは俺達の手のものでも食べられなくてな……」

ジーク「俺や仲間も何回か食べてもらいたくて挑戦したが、全敗した」

ジーク「その都度、あいつは凄く申し訳なさそうに謝っていた。いつかは克服したいってな……」

リアローズ「……あれ? でもイリアスさんはそれだとどうやってご飯を?」

リアローズ「材料を買って、自分で作ってたのかな……?」

ジーク「それが店先で買ったものにすら『何か仕込まれているかもしれない』と警戒する有様でな……」ハァ…

リアローズ「し、仕方がないことだけどお店の人が怒っちゃいそう……」

ジーク「ああ。だから基本あいつは買い出しには出ていないし、市販の物は口にしていなかったな」

リアローズ「え!?」

ジーク「今はどのくらい回復したかはわからないが……普通の生活ができていればいいな」

リアローズ「それじゃあ、もしかして……」

ジーク「想像通り、あいつは自分で採ったキノコや狩った動物だけを食べて暮らしていた」

ジーク「……懐かしいな」


……

――
663 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:54:46.21 ID:J1+PRmHF0
――――
―――
――




ジーク「……イリアス、これなら食べられるか?」

イリアス「……悪い、ジーク。やっぱり難しそうだ」カタカタ…

ジーク「……イリアスは悪くない。悪いのはあの女だ」

イリアス「はは、だがあいつの正体を見抜けなかった俺の落ち度から始まっている……」

イリアス「……優しくて、気配りできてよ……顔も良くて、身体つきも団長よりずっと女らしくてさぁ……」

イリアス「そんな人に、好意を寄せられて……俺、浮かれてたんだろうなぁ……」

ジーク「イリアス……」

イリアス「……なあ、ジーク」

ジーク「なんだ?」

イリアス「お前は、俺みたいになるなよ……?」

ジーク「……どうしてだ? イリアスは俺と歳もほとんど変わらないって団長は言っていた」

ジーク「でも俺の知らないことを沢山知っているし、教えてくれる。俺はイリアスみたいになりたい」

イリアス「っ、ははは! 俺なんかをそんな風に言ってくれてありがとよジーク」

イリアス「……俺はみんなと違って、身体は貧弱だからな。知恵と工夫が無ければ生き残れなかったからな」

ジーク「それだけじゃない。イリアスは罠を張るのも上手い」

ジーク「……俺は、全然できない」シュン…

イリアス「そういやジーク、意外と不器用だもんなぁ」

ジーク「……どうすればイリアスみたいになれる?」

イリアス「んー……まぁ慣れるしかないんじゃないか?」

ジーク「……」ジ…

イリアス「……わかったわかった。お前でもできそうな罠、見せてやるよ。ついてきな」スタスタ…

ジーク「……!」


……

664 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:55:25.36 ID:J1+PRmHF0
ピィン!


野兎「」ドタ…


イリアス「よしっと。この辺りはよく取れるな」

ジーク「おぉ……!」

イリアス「仕掛けは単純だろ? 後は相手が通りそうな場所に仕掛けておくだけでいい」

ジーク「……だが、これじゃあ全ての獲物はかからない」

イリアス「一つの罠で全部は無理だ。罠ってのはいくつも入念に準備するもんだからな」

イリアス「俺はこの貧弱さだ。野生の魔物は勿論、この獣にすら何匹かにたかられたら殺されかねないからな」

イリアス「念には念を入れて、使わないだろって罠も仕掛けておくんだ。生き残る為にな……」

ジーク「生き残る、為……」

イリアス「ああ。だが、いくつも罠をしかけても安心するなよジーク?」

ジーク「?」


シャッ!


パシィ!


毒蛇「!?」ジタバタ!

ジーク「!?」

イリアス「中にはこうして、罠をすり抜けつつ俺達を狙う奴もいるからな」グググ…

イリアス「ちょうどいい。こいつもいい食糧になるな」

ジーク「今の、どうやったんだ……?」

イリアス「これも慣れっていうかなぁ……敵の気配って言えばいいのか?」

イリアス「とにかく罠を張ってもそこで油断をしない。万が一の備えをするんだ」

イリアス「罠も万能じゃないし、いつでもどこでも仕掛けられるわけじゃないからな」

イリアス「罠の綻び、ここからこんな奴なら襲ってくるかもしれないって普段から警戒しておくんだ」

イリアス「そうすると、いざこういった奴が飛びだして来ても素早く反応できると思うぜ?」

ジーク「……難しそうだ」

イリアス「ジークなら大丈夫だろ。お前も、気配を察する力は優れている。俺が保証するよ」

ジーク「……!」

イリアス「なんだよぉジーク。俺のお墨付きなんだからもっと喜べよなー?」ワシャワシャ

ジーク「う、嬉しい」クシャクシャ

イリアス「へへ、だろー?」


665 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:56:21.38 ID:J1+PRmHF0
イリアス「ついでにこの蛇は食うこともできるが……」キュゥ…

毒蛇「」タラー…

イリアス「こうやって毒を採ることもできる。これも色々な罠に使えるな」

ジーク「……やっぱりイリアスは凄い」

ジーク「俺は、そいつを焼くことにしか興味が無かった」

イリアス「はは、そいつは勿体ないぜジーク。限られたもんは最大限利用しないとな」

イリアス「お前が興味を持って、かつ使えそうな知識っていうと……」キョロキョロ…

イリアス「お、ちょうどいいもんがあった」ブチッ

ジーク「なんだ、それは?」

イリアス「この特徴的な葉っぱの植物はな、ちょっと煮込むだけでお茶そっくりの味になるんだぜ?」

イリアス「それにこっちの葉っぱはいい臭み消しになる」

ジーク「……もっと教えてくれイリアス」

イリアス「ったく、お前は本当に食いもんへの反応はいいよなぁ」

イリアス「……」

イリアス「だからジーク、お前は俺みたいになるんじゃないぞ?」

ジーク「……!」

イリアス「……誰かが自分の為に作ってくれた美味い料理、食いたいだろ?」

ジーク「イリアス……」

イリアス「食いたいのに……食えない。そして俺以上に、作ってくれた人が傷ついちまう……」

イリアス「……お前はそのままでいろジーク。美味そうに色々なもんを食え」

イリアス「ただし、急に好意を振りまいてくるような女の料理にだけは気をつけろよ? 絶対だぞ!?」

ジーク「あ、ああ……」

イリアス「俺がお前に教えることができるものの中じゃ、それが一番重要って言っても過言じゃないからな」

イリアス「……家族以外、信じちゃ駄目なんだ……女は……恐ろしい……」ブツブツ…

ジーク「……イリアス!」

イリアス「ど、どうしたジーク?」

ジーク「お、俺も教える……! 肉、捌き方……! 焼き方も、塩の振り方も……!」

ジーク「イリアス一人で作るより、きっと美味くなる……!」

イリアス「……!!」

イリアス「……そうだな。悪いがジーク、教えてくれ。こいつはどう捌いたらいい? 俺は今までそのまま焼いていたんだが……」

ジーク「こいつはそうだな……」




――
―――
――――
666 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:57:07.15 ID:J1+PRmHF0
……


ジーク「……俺が教えられることなんて、ほとんどなかった」

ジーク「それでもイリアスは俺に色々教えてくれて……時々、俺に教えてくれとせがんできたよ」

リアローズ「……ジークさんとイリアスさん、仲が良かったんだね」

ジーク「ああ。昔の俺は今以上に考え無しだったしな……」

ジーク「いつも冷静なイリアスが俺を引き止めたり宥めたり……いつの間にか、一緒にいる時間も増えていたんだ

ジーク「気がついたら、俺は何か疑問を聞きに行くのに団長と同じくらいイリアスを頼っていた」

ジーク「あの傭兵団の中でも、団長に次いで一番信頼していたと言っていいだろう……」

リアローズ「ジークさん……」

ジーク「……わかっている。団長にも言われたからな」

ジーク「俺達は傭兵。いつでもその覚悟は決めておかなければならない……」

リアローズ「……まだ、公国にいるって決まったわけじゃないよ?」

ジーク「ああ、そうだな。できれば……イリアスには、安全なところで暮らしていて欲しいと思う」

ジーク「甘いと思われるかもしれないが、それでも……」

リアローズ「……大切な友達に無事でいて欲しいのは、当然のことだよ……」

ジーク「……ありがとう、リアローズ」

ジーク(……だが、もしイリアスが敵に回って……俺達を、傷つけようとしたら。俺は……)

リアローズ「……そういえば、もう一人」

ジーク「ん?」

リアローズ「さっき、イリアスさんとは違う仲間の人の名前が……」

ジーク「……」



――

特殊判定
↓1〜3コンマ二桁
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:57:47.54 ID:7Rgs2VYDO
はい
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:58:38.94 ID:SlklQMbn0
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:02:27.66 ID:VKm+wHdxO
はい
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:04:24.04 ID:JZERAMfXO
はい
671 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 23:09:52.79 ID:J1+PRmHF0
なんで綺麗に三番でゾロってしまうのか?(白目吐血)
せめて55以下だったら……
ちょーっとこれは下手をすると後々の判定というか公国にも影響でかねませんね
少々お待ちください……
672 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 23:21:46.13 ID:J1+PRmHF0
傭兵マイラとジーク

1当時のレベル(キャラシートよりコンマ1/2、傭兵補正+15)

コンマ54×1/2+15

=42(使役動物がいなくてもそこそこ戦えるが、あくまでそこそこ)

※戦法が完全後方支援となりました

2ジークの信頼度(キャラシート会話少ない補正−20)

コンマ94−20

75>74(口数は少ないが、頼りにはしていた)

※基準値を下回った為……?


3マイラからジークへの内心の好感度(キャラシート会話少ない補正−20)

コンマ66

66

ゾロ目×2

66×2−20

=112 (…………好き///)


※!?


――


ジーク「……マイラか」

ジーク「彼女も俺と歳は近かったが……変わった傭兵だったな」

リアローズ「ジークさんと、同年代の女の人の傭兵……?」ムム…?

リアローズ「どんな人だったの……?」

ジーク「そうだな……」ウーン…

ジーク「……」

ジーク「リアローズの反対……と言えばいいのか?」

リアローズ「わ、私の反対?」

ジーク「或いは、そうだな……」

ジーク「少しだけエーテルに近いとも言えるか……?」ムムム…

リアローズ「私と反対でエーテルさんに似ている……???」

ジーク「すまない。マイラはとにかく喋らない奴だったんだ」

リアローズ「大人しい人、だったの?」

ジーク「ああ。だが、リアローズやエーテルと違って感情の起伏さえもわからない徹底した無表情でな……」

リアローズ「わ、私そんなにわかりやすい……?///」カアァァ…

ジーク「ああ、静かだがかなりわかりやすいと俺は思うぞ?」

リアローズ「///」
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:22:35.04 ID:VKm+wHdxO
(俺はどっちの意味でやらかしてしまったんだろう)
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:23:29.04 ID:VKm+wHdxO
って思ったらそこかよぉ!?
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:24:34.62 ID:JZERAMfXO
マイナス補正ありでなお突き抜けおった!?
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:28:37.44 ID:nd+umAX+0
なんで荒ぶるとまずめなところが荒ぶってるんや
677 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 23:41:22.66 ID:J1+PRmHF0
ジーク「……マイラは、森国の出身だったそうでな」

リアローズ「え? じゃあリュノさんやリーチェさんとも……?」

ジーク「いや、森国とはいえこの王都からは離れた場所……」

ジーク「ちょうど、俺達が最初に立ち寄った町があっただろう? ああいう辺境の場所の生まれだったらしい」

ジーク「何もないが、森国領の例に漏れず静かで平穏な村だと聞いた」

ジーク「……だが、ある日その村が盗賊団に襲われてな」

リアローズ「!!」

ジーク「森国も森深い場所の守りは強かったかもしれないが、当時の辺境の村ともなれば結界も何もありはしない」

ジーク「結局……その村はほぼ全てが焼き尽くされ、あとにはほとんど何も残らなかった」

リアローズ「……」

ジーク「そんな村の唯一の生き残りが、マイラだったんだ」

ジーク「盗賊団は別の村の依頼で動いていた俺達が討伐したが……マイラには、もう帰る場所もなかった」

ジーク「だが間に合わなかったことを悔いている俺達に……マイラはただ一言だけ口にしたんだ」

ジーク「……『連れて行って』とな……」

リアローズ「それで、ソニアさんが?」

ジーク「あのまま焼け跡にマイラ一人を残していても、彼女はそのまま死んでしまいそうだったからな……」

ジーク「消え入りそうに、儚い印象が強かったのを覚えている」

ジーク「その雰囲気が、エーテルとも少し似ているな。背が低く細く、病的に白い肌……」

ジーク「ただその中で、団長と同じく燃えるように赤く長い髪は目をひいた」

リアローズ「あ、だから私と反対……」

リアローズ「……わ、私細くない……太って、ますか?///」

ジーク「い、いやそんなことはないぞ!?」ブンブン!

ジーク「……リアローズの反対と言ったのは、その戦い方もあったからだ」

リアローズ「戦い方……?」
678 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 23:56:13.32 ID:J1+PRmHF0
ジーク「マイラは、火の魔法に長けていた」

ジーク「あの無口無表情な様は氷のようだと仲間内からも言われていたが、実際はそうじゃない」

リアローズ「とっても、燃え盛る……激しかったの?」

ジーク「……それ以上、だな。彼女との会話は少なかったし、俺も人の理解に長けているわけでもない」

ジーク「そんな俺でもはっきりとわかった。マイラは『嫌う者を滅する為なら容赦はしない』ということがな……」

リアローズ「……」ゴクリ…

ジーク「マイラの火はただ放つだけでなく『特殊な火種』にすることもできた」

リアローズ「火種?」

ジーク「マイラの火の魔力の塊と言えばいいか。リーチェなら上手く解説してくれるかもしれないが……」

ジーク「とにかく、その火種を虫や動物に埋め込むのがマイラの基本戦術」

ジーク「この火種を埋め込まれた者は――『マイラの意のままに動き、巨大化した上で火炎の息を吐くようになる』んだ」

リアローズ「そ、それって……!?」

ジーク「ああ。今思うと、かなり小型の龍を生み出しているに等しい魔法だな……」

ジーク「そして埋め込まれた動物はマイラに決して逆らわないまま、その命を散らしていく。公国なら悪用しそうだ……」

リアローズ「え……命を、散らす……?」

ジーク「……そうだ」

ジーク「マイラの魔法は、強力だった。頼もしかった」

ジーク「だが火種を一度埋め込まれた動物は……もう元の姿には戻れない」

ジーク「そして埋め込まれた火種が尽きると同時に、命も尽きる」

ジーク「……マイラの使役は、使い捨て。犠牲を前提としたものなんだ」

ジーク「何かを操り、共に戦うという点ではリアローズにも近しいものがある」

ジーク「だが、こうしてフラネッタや人形達を友と呼び大切にするリアローズに対して……マイラは……」

ジーク「だから俺は、リアローズとは反対だという言葉を使ったんだ」

リアローズ「……そう、だったんだ……」

ジーク「……」


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:57:55.60 ID:SlklQMbn0
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:58:48.22 ID:JZERAMfXO
はい
681 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 00:04:10.32 ID:TjP+qv5q0
……これはとりあえず、遭遇時の鬱イベが一個破壊されましたね(白目吐血)
682 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 00:16:03.76 ID:TjP+qv5q0
マイラの火種術に対して

1マイラの術の有効時間(現代にも適用)

95>60

※基準値を下回った為、例外なく埋め込まれた動物は24時間以内に死亡確定

2マイラの術に対してのリアローズの心情(正反対の為判定激化。奇数ゾロ目で……)

コンマ22

22

偶数ゾロ目:理解と受け入れ

※!?!?

――


ジーク「……火種を埋め込まれた動物は命を顧みずに戦った」

ジーク「マイラの命じるままに、敵を倒し続け……時には俺達を庇って倒れた」

リアローズ「……」

ジーク「……すまない。聞いていてあまり気持ちのいいものではないな」

ジーク「俺達は救われたが、リアローズからすれば――」

リアローズ「……マイラさんは」

ジーク「?」

リアローズ「マイラさんは、どういう風に戦っていたの……?」

ジーク「どうって……動物に火種を埋め込んで、それを使い捨てて……」

リアローズ「……きっと、マイラさんの命令で一番多かったのはこれじゃないかな?」




リアローズ「――『みんなを守って』って……」




ジーク「……!」

リアローズ「……戦いたいけど、自分じゃ上手く戦えないから……誰かに頼る……」

リアローズ「……命じれば、どうなるかはわかっている。それでも、守りたい人がいれば……命じちゃう……」

リアローズ「……私も、マイラさんと一緒だよジークさん?」

リアローズ「フラネッタを一番危ない前線で戦わせている。シェリルにみんなを守ってってお願いしちゃってる」

リアローズ「そして……お父さんを助けてって……あの子達にも、命じちゃってるから……」

リアローズ「だから、かな? 私……少し、マイラさんの気持ちもわかる気がするの……」

ジーク「リアローズ……」
683 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 00:19:28.61 ID:TjP+qv5q0
イベント途中ですが今日はここまで……
ちょっと久々にコンマが走って公国への二次災害になりかねない域になってきましたね……
次の公国ターンの計4つの判定がかなり重要になってくるかもしれません

マイラの荒ぶりでたどり着けませんでしたが、次はリアローズの過去話→現代での誓いの流れになるかと思います
本日もありがとうございました!
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 00:25:51.10 ID:5HjjhAjzO

やはり大天使リアローズ
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 00:26:25.71 ID:lRiixg5QO
おつおつ
コンマさんカタリナ救出してから公国にダメージ与えることに余念が無さすぎる
あとマイラが炎魔法ってことはゼルガーの炎魔法強化に関わってたりするかな?
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 00:27:00.65 ID:S+lzMeHB0
乙です
リアローズの心の広さが限界突破してる
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 00:40:32.30 ID:Kv1z0aUcO
イリアスもいい感じの兄貴ぶんだしマイラも好感度やリアローズの対応見る限りうまく行けば戦わなくてもすみそう?
てかマイラはまさかここからヒロインレース殴り込んでくるんだろうか
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 00:40:33.53 ID:YVy5I4+DO
乙です
ゾロ目でのマイラからジークへの内心の好感度100越えからの偶数ゾロ目でのリアローズの大天使発揮と今回もコンマが荒ぶった
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 13:18:41.79 ID:fam4ZGH80
これってもしかして奇数ゾロ目だと流石のリアローズもぶちぎれてたのかな
しかしマイラ表向きは動物は使い捨て(駒)で炎タイプで髪も赤いってなるとゼルガーから気に入られてそう
690 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 22:48:00.95 ID:TjP+qv5q0
こんばんはー

>>687
流石に参加はしません(時期+姫でもありませんし)
マイラのキャラシートでマイラがジークをどう思っているか不明という表記だったので
低かったら争う要因になるかなーと測ったらまさかの結果に……

>>689
奇数ゾロ目だったらリアローズ激怒だったのはお察しの通りです
マイラが元々リアローズの対極という位置で設定されていたキャラクターだったので
寛容なリアローズでも怒る可能性があると思い本来ならゾロ目で成功→偶数ゾロ目のみ
に判定を厳しくしたのですが、そこを綺麗に射抜かれました

今日も今日とてぼちぼち再開です
691 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 22:49:02.62 ID:TjP+qv5q0
リアローズ「動物を犠牲にするのは、私もしたくないけど……」

リアローズ「他に戦う手段が無いと……それしかなかったら」

リアローズ「……きっと私も、その魔法を使っちゃう」

ジーク「……」

リアローズ「……私は、魔法を使えない」

リアローズ「使えたらいいなって思うことはよくあるけど……」

リアローズ「魔法も万能じゃないって、リーチェさんやミナさんに教えられたの」

リアローズ「回復魔法の才能があっても、自分の命を削らなきゃいけないかもしれない……」

リアローズ「それに使える魔法も魔力総量も、産まれた時から決まっちゃってるって……」

リアローズ「マイラさんの魔法が、それしか使えなかったら……」

ジーク「……マイラが扱えるのは、火だけだと聞いたな」

リアローズ「うん。それに小さくて、接近戦も得意じゃないんだよね……?」

ジーク「……ああ。イリアスよりは動けたが、小柄で非力な少女だった」

リアローズ「それならやっぱり……使っちゃうかも」

リアローズ「ジークさん達を、守る為なら……」

ジーク「……あいつは、どういう気持ちだったんだろうな」

リアローズ「きっと、マイラさんも傭兵団のみんなが好きだったんじゃないかな……?」

リアローズ「だから今度こそ誰にも帰る場所を奪われたくないから……」

ジーク「……どんな手段を使ってでも、敵を倒しきろうとした、か」

リアローズ「うん。マイラさん、どんな人だったの……?」

ジーク「そうだな……」


……

692 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 22:49:40.03 ID:TjP+qv5q0
――――
―――
――




ジーク「……」

マイラ「……」

ジーク「マイラ」

マイラ「……」

ジーク「なんで、ここにいる?」

マイラ「……」

ジーク「団長も、みんなも、打ち上げに行ったぞ?」

マイラ「……」

ジーク「……」

マイラ「……」

ジーク「……行きたくない、のか?」

マイラ「……」コクリ

ジーク「……」

マイラ「……」

ジーク「……酒が入るとあいつら、煩いからか?」

マイラ「……」コクリ

ジーク「……悪かった。団長達には、俺から伝えておく」スッ…

マイラ「……あ……」ハシ…

ジーク「……マイラ?」

マイラ「……ジークは、大丈夫……静か、だから」

ジーク「……そうか」

マイラ「……」

ジーク「……マイラ用の食事持ってきてるけど、食べるか?」

マイラ「……うん」



――
―――
――――
693 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 22:50:23.76 ID:TjP+qv5q0
……


ジーク「……こんな風に、ほとんど喋らない奴だったからな」

リアローズ(あれ? マイラさんもしかしてジークさんのこと……?)

ジーク「とにかく、騒がしいことが嫌いでな……」

ジーク「普段は団長達にも懐いていたんだが、酒が絡むと大抵は一人で静かな場所に避難していたんだ」

ジーク「幸い俺は悪酔いもしないからか、少しはマイラに心を許されていたようだが……」

ジーク「何時の頃からか、俺がマイラを探しに行く役になっていることが多くなっていたな」

リアローズ(マイラさん、ジークさんに会いたかったんじゃ……?)

ジーク「……すまない、マイラとはそこまで深い交流はなかったからな」

リアローズ「う、ううんいいの! 私が気になっただけだから」ワタワタ

ジーク「……」

ジーク「気になる、と言えば……リアローズはどうだったんだ?」

リアローズ「え?」

ジーク「俺の幼少時代はそのまま傭兵時代」

ジーク「イリアス達との交流はともかく、普段は血生臭い戦いばかりだ」

ジーク「あまり話せるような……いや、できればリアローズには聞いて欲しくないようなものも多い」

ジーク「……だが、ふと気になってな」

ジーク「俺は今も昔もほとんど変わっていないと思うが、リアローズの過去はどうだったのかと」

リアローズ「ええっ!? わ、私も面白い話はないと思うよ……!?」アセアセ

ジーク「いや、俺の過去よりも何かありそうと言うか……」

ジーク「……俺が、個人的に気になった」ズイ

リアローズ「あ、う……///」


694 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 22:51:15.21 ID:TjP+qv5q0
ジーク「勿論、無理にとは言わないが」

ジーク「誰にでも詮索されたくない過去はあるだろうからな」

リアローズ「うぅ……」

リアローズ「で、でもジークさんが昔のことを話してくれたんだし……」

リアローズ「私もちゃんと話さないと、駄目だよね……?」

リアローズ「えっとえっと、情報には等価の情報を……だったかな?」

ジーク「……確かに、信頼できる筋なら情報交換はよくあることだが」

ジーク「リアローズは鉄国の姫だ。俺達の流儀につきあう必要はないぞ?」

ジーク「吹き込んだのはユージーンあたりだとは思うが」

リアローズ「う、うん……」

リアローズ「でも……」

リアローズ(……少し私のことも、ジークさんに知ってほしい……なんて……///)

リアローズ「……」グッ!

リアローズ「……ジークさん!」

ジーク「!?」


リアローズ「――遠慮なく、どんなことでもどうぞ!」バッ!


ジーク「そこまで覚悟を決めなくても大丈夫だぞ!?」

ジーク「それにどんなことでもと言われてもな……」

ジーク「ただ、昔のリアローズのことが気になっただけだ」

リアローズ「……」


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 22:51:36.82 ID:YVy5I4+DO
はい
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 22:52:50.39 ID:S+lzMeHB0
またゾロ目来るかな
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 22:53:16.18 ID:iGMEtL5wO
てい
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 22:53:27.87 ID:vx8HpZyCo
はい
699 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 23:06:12.80 ID:TjP+qv5q0
幼少期のリアローズ

1鉄国民全体の当時の評価

82(口数は少ないけど、心優しいいい姫様だ)

※幼少期から現代まで、民からの支持率は高かったようです

2当時の外出具合

50>39

※基準値を下回った為、籠りがち

――


リアローズ「……昔の私も、今の私とあまり変わらないかな?」

リアローズ「誰かと話すことが苦手で……」

リアローズ「お部屋に籠って、お人形とばっかり話してて……」

ジーク「まあ、リアローズが活発に野原を走っている姿は想像できないな……」

リアローズ「ちゃ、ちゃんと偶にお外にも出てたよ?」アセアセ

リアローズ「……ほ、本当に偶にだけど……///」

ジーク「……ああ、知っている」

リアローズ「え?」

ジーク「……何でもない」フイ…

ジーク(……その顔を見に行って、会えずじまいで帰ったこともあるからな)

リアローズ「……鉄国の姫として、駄目な姿だってわかってはいるんだけど」

リアローズ「お父さんも、周りの人も、みんな優しかったから……」

リアローズ「それに、甘えちゃったというか……」

ジーク「あまり姿は見せていなくても、民達から何か言われることはなかったんだな?」

リアローズ「う、うん。声をかけられても、うまく応対できていた自信ないけど……」

ジーク(……他国の出先では鉄のような王女と蔑みの言葉もあったが)

ジーク(どうやら鉄国では昔からリアローズは評価されていたようだな)

ジーク(……当然といえば当然だが、辛い幼少期ではなさそうで良かった)
700 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 23:18:03.93 ID:TjP+qv5q0
リアローズ「でも、どうしてだろう……?」

ジーク「何がだ?」

リアローズ「わ、私こんなだから……」

リアローズ「周りの人に評価される理由とか……思いつかなくて」

リアローズ「お部屋の中でも、たまにお外にでてもやることは同じ……」

リアローズ「ずっとずーっと、お人形と一緒に遊んでいて」

リアローズ「……駄目な姫だって、思われてなかったかなぁ……」

ジーク「……」

ジーク「リアローズ、その頃は……」

ジーク「昔から、今も……変わらずに、人形と遊んでいたんだろう?」

リアローズ「う、うん。本当に今と変わってないと思う……///」

ジーク「……それなら、大丈夫だ」

ジーク「きっと鉄国の民達も、リアローズを見て安心していた筈だ」

リアローズ「ええ!?」

ジーク「何もしていなくても……周りに影響を与えることもある」

ジーク(人形と遊んでいるリアローズ……)

ジーク(その時の笑顔に惹かれた者は、きっと俺以外にも大勢いることだろう)

リアローズ「安心、できたのかなぁ……?」

ジーク「……」

ジーク「……フリーデシルト王の奔放さと、バレットの騒がしさも後押ししたかもな」

リアローズ「あ」

リアローズ「あぁー……」

ジーク「……民からすれば、落ち着いているリアローズの姿は眩しく映りそうだ」

リアローズ「なんだか色々な意味で恥ずかしい……///」
701 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 23:29:45.20 ID:TjP+qv5q0
ジーク「そういえば、バレットとは遊んでいなかったのか?」

リアローズ「お兄ちゃんは私と違って凄く活発だったから……」

リアローズ「昔からお父さんに憧れていて、子供用の銃とか持ってたし……」

リアローズ「あ、脱走するお父さんに無理についていこうとした時もあったなぁ」

ジーク「想像に容易いな……」

リアローズ「でも、お父さんって身軽でいつの間にかいなくなることも多かったから……」

ジーク「まさか……」タラ…

リアローズ「うん……お父さんとはぐれて……もの凄い泣いちゃったこともあったみたい」

ジーク「そしてその時もリアローズは黙々と人形と戯れていた、と」

リアローズ「う、うん///」

ジーク「……リアローズは、変わらずそのままでいて欲しい」

リアローズ「!?///」

ジーク「きっと、鉄国の民もそう望んでいると思うぞ……?」

リアローズ「……それでも、少しは変わらないと」

リアローズ「今も、お部屋でお人形と一緒にいることは多いけど……」

リアローズ「あの時、お兄ちゃんと一緒にもう少し外で動くこともしておけばなって……」

ジーク「リアローズ……」

リアローズ「あ、でもお兄ちゃんも私と一緒に遊んでくれることもあったんだよ!?」ワタワタ!

ジーク「一緒にって……人形遊びをか!?」

リアローズ「う、うん。機会は少なかったけど……イアンも一緒に」

ジーク「!?」
702 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 23:39:25.69 ID:TjP+qv5q0
ジーク「こちらはちょっと想像ができんぞ……?」

ジーク「リアローズがやるぶんには、その……」

ジーク「微笑ましい、というものだとは思うが」

リアローズ「///」

ジーク「あのイアンと、バレットが……?」

リアローズ「う、うん。元々はお兄ちゃんの方からの提案で……」

リアローズ「私を無理に外に連れ出して怪我させたくない」

リアローズ「でも、私と一緒の時間も過ごしたいからって……」

リアローズ「それなら俺も人形を弄ればいいじゃんって……」

ジーク「バレットらしいな」

ジーク「なんだかんだで、リアローズの安全を優先しているのも含めてな」

リアローズ「うん。お兄ちゃん……よく怒られることもあるけど」

リアローズ「私や鉄国のこと、すごく大切にしてくれているから……///」

ジーク「……そうなると、イアンも?」

リアローズ「イアンは、万が一に備えていつでも私を守れるようにって……」

ジーク「……バレットの暴走を警戒してか」

リアローズ「多分……」

ジーク「しかし理由はどうあれ……あの二人がなぁ」

ジーク「……ど、どうなったんだ?」ドキドキ…

リアローズ「実は……」


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 23:39:53.57 ID:lRiixg5QO
ほい
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 23:40:52.78 ID:iGMEtL5wO
とりゃ
705 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/31(日) 23:53:00.29 ID:TjP+qv5q0
リアローズのお人形遊び・兄と騎士と


1バレットの人形遊び

57(意外と遊べるぜ!)>50

2イアンの人形遊び

78(……手入れは、好きですので)>50

※二人揃って基準値を超えた為、リアローズは平和に楽しく過ごせていたようです

――
――――
―――
――



リアローズ「おにいちゃんが、私と……?」

バレット「おう! 遊んだことねーけど、リアローズが楽しいならきっと楽しいことだしな!」

バレット「大丈夫だ! 迷うぐらいならやってみなきゃな! 父さんもそう言ってたし!」

イアン「……姫様の身に何かあってはいけません。ここは、私も」スッ…

バレット「……ん? イアン、俺は?」

イアン「……王子は、少し痛い目を見た方がいいのかもしれないとベリィ様が……」

バレット「母さぁん!?」

リアローズ「……」オロオロ…

バレット「おっと、悪かったなリアローズ! 早速遊ぼうぜ!」

バレット「で、どうやって遊ぶんだ!?」

リアローズ「えっと……」チラ…

人形「……」

リアローズ「こ、この子達とお話ししたり……」

リアローズ「お洋服を直してあげたり、身体を磨いてあげたり……」

バレット「なるほどな、わかったぜ!」

イアン「……手入れでしたら、少しは心得があります。お任せを」

リアローズ「……」ドキドキ…

バレット「よし、まずはお前だな!」ズイ!

人形「……」ビク!

バレット「……」ジー…

人形「……」

バレット「そうか、まずは服を全部脱いですっきりしたいんだな!」バッサァ!

リアローズ「!?」

イアン「!?」


……

706 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 00:04:49.99 ID:oqnfWm0L0
……


人形「……」ジャジャーン!


バレット「おー! どうだリアローズ!」

バレット「前の服よりもよくなったんじゃないか?」

バレット「……お前も、こういう服着たらもっと可愛くなりそうだけどなぁ」



人形「……」ピッカピカ!


イアン「……ふぅ、こんなところか」

イアン「自分の鎧の手入れも欠かしませんが……」

イアン「なるほど、人形だと関節の手入れ等も増えて大変なのですね」

イアン「その分、やりがいはありましたが」


リアローズ「」ポカン…



――
―――
――――


……



リアローズ「……意外と、二人も楽しんでくれたみたいで///」

ジーク「意外過ぎるな……」

ジーク「だが、リアローズも楽しめたならよかったな」

リアローズ「うん……」

リアローズ「いつもいつもじゃなかったけど……楽しかったよ」

ジーク「やはり、家族やイアンとの時間が一番記憶に残っているのか?」

リアローズ「……」フルフル

ジーク「ん?」

リアローズ「私の子供の頃の思い出……」


リアローズ「一番記憶に残っているのは……やっぱり、ジークさんのことだよ?」チャリ…


ジーク「……!」

リアローズ「大切な、大切な……私の大事な思い出……///」ギュ…


――

特殊判定
↓1コンマ二桁
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 00:06:00.54 ID:e341LKUaO
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 00:06:06.76 ID:WBAH7TT30
それ
709 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 00:09:40.26 ID:oqnfWm0L0
思い出のお守り、再強化

85>54

※基準値を下回った為、今のまま

――

判定を取ったあたりで今日はここまで
リアローズの過去コンマは平和でしたね
(平和だった分一度国を滅ぼされたダメージも大きいわけですが)
次はキュイを交えつつ、ジークとリアローズそれぞれのとある判定も取りたいと思います

本日もありがとうございました!
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 00:11:23.91 ID:3+9y//81O
おつおつ
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 00:13:41.13 ID:e341LKUaO
乙ー
流石にそう簡単に強化はさせてくれないか
リアローズの過去は平和でむしろ安心した
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 00:16:49.72 ID:6CSAVXh60

今回はほのぼので平和だった
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 00:37:08.40 ID:ykX5gttDO
乙です
次のジークとリアローズの判定も平和になるかそれともゾロ目で波乱が起こるか
714 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:02:45.19 ID:oqnfWm0L0
こんばんはー
今日もゆったり再開
イベント最後の判定まで進めるといいな
715 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:04:10.49 ID:oqnfWm0L0
思い出のお守り、再強化

85>54

※基準値を下回った為、今のまま

――

ジーク「……ああ、俺もだ」チャリ…

リアローズ「……嬉しい///」

リアローズ「でも、そのお守り……」

リアローズ「やっぱり、昔のものだからちょっと寂しいかも……?」

ジーク「いや、俺からすれば十分な出来だと思うがな」

ジーク「俺のお守りこそ、不格好なものだろう?」

リアローズ「ジークさんとの思い出のお守りだもん。私はこのお守りが大切……///」ギュ…

ジーク「それなら、俺も同じ気持ちだ」ギュ…

ジーク「俺とリアローズの、最初の繋がりだからな……」

リアローズ「……///」

リアローズ「……」チラ…

ジーク「ん?」

リアローズ「その……他に首からぶら下げているのは……」

ジーク「ああ……」


蝶羽のお守り「……」チャリ…

紫氷のお守り「……」チャリ…


ジーク「リーチェと、リュノとセレスティアのお守りだな」

リアローズ「うう、やっぱりリーチェさん達のお守りの方が綺麗……」

リアローズ「私も、もう一度ジークさんに想いを込めて……」モジモジ…

ジーク「……」
716 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:05:09.31 ID:oqnfWm0L0
ジーク「想いの込められたものなら、もうリアローズから貰っている」

リアローズ「え?」

ジーク「……」スラッ…


覇鱗の煌剣「……」ギラン!


ジーク「リアローズが俺の為に作ってくれた剣……」

ジーク「素手でも戦えるように鍛えてはきたが、それでもこの剣があると安心感がある」

ジーク「慢心しないように注意が必要だがな」

ジーク「本当に俺の手によく馴染むし、身体への負担も無いいい剣だ」

リアローズ「よかった……初めての素材で、初めて大型の剣なんて打ったから……」

ジーク「つくづく、初めてとは思えないな……」

ジーク「このお守りもそうだが、やはりリアローズは子供の頃から才に恵まれていたんだろう」

リアローズ「お母さんのおかげな気もするけど……」

リアローズ「こうしてジークさんのお役に立てたなら、頑張ってきてよかったな……///」

ジーク「俺だけじゃないと思うぞ? セレスティアも、あのケープはお気に入りのようだしな」

リアローズ「うん、それも嬉しい……///」

リアローズ「私の作ったもので、セレスティアさんがあんなに笑顔になってくれるなんて……」

リアローズ「……」

リアローズ「…………」

ジーク「リアローズ?」

リアローズ「……ジークさんも、もっと凄いものを作ったら笑ってくれる?」

ジーク「!?」
717 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:10:29.77 ID:oqnfWm0L0
ジーク「な、なかなかそれは難しいな」

ジーク「嬉しい気持ちはあるんだが……」

ジーク「俺自身、自分の感情を上手く表現できないことも多い」

ジーク「昔と比べれば、これでも随分と感情豊かにはなったようだが」

リアローズ「うん。最初のジークさんよりもだいぶ……」

ジーク「そ、そうか。やはりむず痒いが……」

ジーク「それを言うなら、リアローズもだな。明るく、笑顔でいてくれることが増えた」

リアローズ「……うん。きっとそれも、ジークさんのおかげだよ」ボソ…

リアローズ「まだ、恥ずかしいって気持ちもかなり強いし……」

リアローズ「でも……」

リアローズ「お人形以外のお友達が出来たのは、やっぱり嬉しいな……」

リアローズ「鉄国に籠って、お人形弄りばかりしていたら……出会えなかった人達」

ジーク「……」

リアローズ「それに……」



ペチペチペチ!



ジーク「な、なんの音だ!?」

リアローズ「あ、この音は……」タタタ…


ガチャ…


キュイ「キュキューイ!」バッ!


ジーク「キュイが扉を叩いていたのか……」

ジーク(……リアローズがこの部屋にいること、そして戸を叩く礼儀を理解しているのか)

ジーク(子供だとはいうが、やはり知性はそこらの獣や魔物よりも遥かに優れているな……)
718 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:16:36.66 ID:oqnfWm0L0
キュイ「キュキュー……」

リアローズ「え? あ、もしかして……!?」バッ!


時計「……」


リアローズ「ご、ごめんねキュイ!? ジークさんとのお話しについ没頭しちゃって……」

ジーク「む……いつの間にかもうこんな時間か」

キュイ「キュイキュイ」

リアローズ「うん、ご飯すぐに用意するからね?」

ジーク「なっ……リアローズがキュイの分も作っているのか?」

リアローズ「うん。最近増えてきたかも……」

ジーク「キュイ、お前な……」ハァ…

ジーク「仮にも、帝龍の一族なんだろう?」

ジーク「自然界に君臨する者なら、自分で獲物を獲れないとまずいだろう?」

キュイ「キュイ、キュー」

リアローズ「それは大丈夫。ちゃんとキュイは自分でお魚獲れるんだけど……」

ジーク「?」

リアローズ「……前に、焼き魚を食べてからそっちの方が気にいっちゃったみたいで……」

キュイ「キュイン!」ハヤクハヤク!

ジーク「……間接的に俺のせいだというのか……」

ジーク「確かに、流石にキュイ自身で焼き魚を作るのは無理だからな……」

リアローズ「ジークさんのせいじゃないよ。でも、そういうことだから……」

ジーク「しかしやはり、本来自然界で食する機会の無い物に慣れてしまうというのは――」


グゥゥゥ…


リアローズ「……」

キュイ「……」ジー…

ジーク「……くっ!」

ジーク「……仕方がない! 俺も焼き魚が食いたくなったからな! 川に行くぞ!」バッ!

キュイ「キュキューイ♪」

リアローズ「ふふ、やっぱりジークさんを笑顔にするにはお料理の方がいいかな……?」


……

――
719 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:22:09.99 ID:oqnfWm0L0
――

……


ジーク「ほっ……!」クイ!

リアローズ「きた……!」クイ!


バシャァ!


大漁の魚「……」ピチピチ!


キュイ「キュイー♪」パチパチ!


ジーク「……いい釣り場だ。キュイは最初ここにいたんだったな?」

リアローズ「うん。私が間違って釣りあげちゃって……///」

ジーク「水が綺麗で獲物も豊富となれば、住処としては最高だな」

ジーク「……焼き魚の美味さに目覚めてしまったのは間違ったことかもしれんが、気持ちはわかる」

ジーク「これだけ釣れば十分だろう。そろそろ仕込みに入ろう」

リアローズ「うん!」



……



焼き魚「……」ジュワ…


キュイ「……!」ブンブン!

リアローズ「ふふ、キュイったら待ちきれないみたい」クスリ

ジーク「待て。まだだキュイ」

ジーク「美味い魚が食いたければ、ここはぐっと堪えろ」グウゥゥゥ…

キュイ「キュ……」グッ…


……


こんがり魚「……」ジャン!


リアローズ「……うん!」

ジーク「いい焼き具合だ……!」ゴクリ…

キュイ「キュイン!」


パン!


「「いただきます!」」

「キュイー!」


……

――
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:24:47.46 ID:6CSAVXh60
>>717から>>719で三連続ゾロ目になってる
721 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:26:00.89 ID:oqnfWm0L0
――

……


ジーク「ふぅ……」マンプク

キュイ「キュイ〜……」マンプク

リアローズ「すごい、あれだけあったのに全部食べちゃった……」

ジーク「……すまない、リアローズ」

リアローズ「え? な、何がかな……?」

ジーク「キュイに釣られ、俺まで魚を食いたくなったばかりか……」

ジーク「自然とリアローズまで巻き込んでしまっていた……」

リアローズ「ぜ、全然大丈夫だよジークさん!?」アセアセ

リアローズ「私もちょうど今日はお魚の気分だったから……!」

ジーク「そうか、それならよかった……」

リアローズ(……なんだかんだで、今日はずっとジークさんを独り占めしちゃった……///)

リアローズ(嬉しいけど、セレスティアさん達にちょっと申し訳ないかも……)

ジーク「しかし、少し食い過ぎたか……?」

ジーク「あまり、起き上がる気力がわかん……」ゴロン…

キュイ「キュー……」ゴロン…

リアローズ「ふふ、二人で張り合うように食べるからだよ……?」

ジーク「面目ない。少し休んでから戻ると……おっ……」

リアローズ「ジークさん?」

ジーク「……リアローズ、空を見てみろ」

リアローズ「……わぁっ!」


星空「……」キラキラ…


ジーク「……こうして寝ころびながら見る星空も悪くない」

リアローズ「そ、それじゃあ私も……///」ゴロン…

リアローズ「……綺麗」

ジーク「ああ……」

リアローズ「……」

ジーク「……」

リアローズ「……ねえ、ジークさん」

ジーク「なんだ?」

リアローズ「……戦争が終わったら、したいこと……ある?」

ジーク「……」


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁

※ゾロ目で……?
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:27:10.22 ID:ykX5gttDO
はい
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:27:12.19 ID:6CSAVXh60
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:27:25.97 ID:4tSgdQ9BO
ロロノア
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:30:27.85 ID:wETZBjeyO
>>722
ナイスゥ!
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:30:27.91 ID:ykX5gttDO
ゾロ目出た…!
727 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:32:29.53 ID:oqnfWm0L0
>>720
まさか自分でそんなことをやってしまうとは……(白目)
ゾロ目チケットカンスト状態の為、代わりに
『イベントチケット』(公国進軍中、クリア後等に1000代わりの自由安価と同様のイベントを起こせる)
を一枚配布しておきましょう……

そして本当にジークゾロったぁ!?(白目吐血)
これは……
728 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:43:39.48 ID:oqnfWm0L0
ジークとリアローズ、それぞれの望む未来

1ジーク

コンマ22

22

ゾロ目:???


2リアローズ

85>19

※基準値を下回った為、一番の願いは呑みこむ

――


ジーク「……戦争が終わったら、か……」

ジーク「そうだな……」

ジーク「それでも俺はきっと……変わらずに傭兵を続けているだろう」

ジーク「戦争が終わっても……いや、終わるからこそ起きる問題もある」

リアローズ「……」

ジーク「傭兵は道が一番分かれやすい。そのまま戻るか、賊に堕ちるか」

リアローズ「え……!?」

ジーク「……争いが増えれば、今回のように傭兵の需要は増える」

ジーク「だが争いが無くなれば、増えすぎた傭兵達は仕事が無くなることもある」

ジーク「そんな連中は、堕落して賊になることもよくある……」

ジーク「そして、仕事を続けている傭兵に討伐されることもな……」

リアローズ「そんな……」

ジーク「……だから団長は、普段から信頼できる相手には仕事を選ばず引き受けているんだ」

ジーク「それこそ、迷子になった猫の捜索、開かなくなった扉の破壊だとか色々とな……」

リアローズ「……便利屋さん?」

ジーク「その認識で間違っていないと思う……」

リアローズ「でも、それなら平和になってからもお仕事沢山ありそう」

ジーク「そうだな。傭兵の身からすれば少しは警戒すべきなんだろうが……」

ジーク「戦争が終わって……平和になる。これは誰もが望むことだろう」

ジーク「……俺も、そうあって欲しいと思うよ」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 23:54:29.49 ID:3+9y//81O
やっぱリアローズのヒロイン力やべぇ
730 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/01(月) 23:54:59.57 ID:oqnfWm0L0
リアローズ「平和な世界で、傭兵を続ける……それがジークさんのやりたいこと?」

ジーク「……いや」

ジーク「それは、このままいけば俺が辿りついていそうな……一番現実味のある話だ」

ジーク「……柄にも無い、夢見が過ぎると笑われるかもしれないが……」

ジーク「平和になった世界で……やってみたいことは別にあるんだ」

リアローズ「な、何……?」ドキドキ…

ジーク「……」

ジーク「……俺はこれまでの傭兵生活で、各地を回ってきた」

ジーク「それなりに知識は得たつもりだし、一人でもやっていけると思っていた時期もある」

ジーク「だが……ワイバーンや帝龍、未知の存在が現れた」

ジーク「イアンがいなければ、俺もあそこで死んでいた。一人では何もできなかった」

ジーク「それは今も、変わらない。傭兵生活で周りきれるほど、世界は狭くなかった」

ジーク「それどころか、海の『外』にも、別の国があることもわかった……」

ジーク「だから、な……」





ジーク「――俺は、『外』の世界も見て回りたい」

ジーク「――こんな俺の無茶にも、つきあってくれそうな人と『一緒に』な……」





リアローズ「……!!!」
731 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/02(火) 00:04:12.46 ID:8RKdxKRj0
ジーク「……無謀だとは、自覚している」

ジーク「何しろ『外』の一部だけでさえ、公国軍がまともに調査もできないんだからな」

ジーク「興味はあるが、危険性も高い。そんな俺についてきてくれる者がいるかどうかも怪しい……」

リアローズ「そ、それは……」

ジーク「だが……乗り越えれば、きっと新しい発見があると思う」

ジーク「その喜びを共有できれば……」

リアローズ「……『外』には、何があると思う?」

ジーク「……」

ジーク「……見たことも無い美味いものかな?」

リアローズ「……ふふっ、ジークさんらしい」

ジーク「ま、まず一番気になるものじゃないか……?」アセアセ…

ジーク「……まあ、俺のこの願いはまず叶うことはないだろう」

リアローズ「っ……」

ジーク「それよりも、リアローズはどうなんだ?」

リアローズ「え?」

ジーク「リアローズも、戦争が終わって平和になったら……やりたいことはないのか?」

リアローズ「わ、私は……」

リアローズ「……」グッ…

リアローズ「……私は、まずはお城からよくお散歩にでるようにしようと思うの」

ジーク「ほう?」

リアローズ「そして、鉄国だけじゃなくて……森国の人とも、公国の人ともお喋りできるように頑張って……」

リアローズ「これまでの、壁を無くせたらいいなって……」

732 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/02(火) 00:14:02.46 ID:8RKdxKRj0
ジーク「リアローズらしい、いい願いじゃないか」

リアローズ「あと、お人形の良さももっと広めたいかな……?」

リアローズ「それに……」チラ…


キュイ「キュイ……?」


リアローズ「……キュイや、他のドラゴンの子とも……仲良くできたらいいなって」ナデナデ…

ジーク「そ、それは……」

リアローズ「……甘いって、思われるかもしれないけど……」

リアローズ「争わないで済むなら、それが一番だと思うの」

リアローズ「……私、ジークさんと一緒に旅をしてきてわかったことがあるの」

リアローズ「知らない人と喋るのは怖いけど……それは、お互いのことを知らないから……」

リアローズ「リーチェさんは初めて出会った妖精……人じゃないけど、とってもいい人で」

リアローズ「セレスティアさんも最初は怖かったけど、実は私に近い人で……」

リアローズ「キュイもそう。見た目は全然違うけど、こんなに可愛い」ナデ…

リアローズ「シャリオさんも、あんなに怖い見た目だけど……平穏を望んでいたでしょう?」

ジーク「確かにな……」

リアローズ「……だから、すぐには無理でも……いつかできると思うの」

リアローズ「みんなが、仲良く暮らせる世界……」

リアローズ「それが、平和な世界だとも思うから……」

リアローズ「ご、ごめんなさい! こんなおおそれた願いなんか語っちゃって……!」ワタワタ!

ジーク「いや、いい話を聞けた。俺よりも、ずっといい願いだと思うぞ?」

ジーク「リアローズは本当に、優しいな……」

リアローズ「そ、そんなことは……///」

733 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/02(火) 00:23:42.89 ID:8RKdxKRj0
リアローズ(そんなこと、ないよジークさん……)

リアローズ(みんなが仲良く暮らせる世界。それは勿論私の望みだけど……)

リアローズ(……それは、この世界への望み)

リアローズ(私の……私自身に抱いている一番の望み。それは……)

リアローズ(……これは、言えないよ……)

ジーク「……リアローズ」

リアローズ「は、はい!?」ビク!

ジーク「……そんな未来を見る為にも」



ジーク「――必ず、生き延びて戦争を終わらそう」グッ!


リアローズ「――うん……!」グッ!


ペタ…


キュイ「キュ!」

ジーク「なんだ、キュイもか?」

リアローズ「……うん。頑張ろうね、みんなで……」

リアローズ「生きて、みんなで……!」

ジーク「ああ……!」




ジーク(そう、俺は……いや、俺達は『生きる』……!)

ジーク(この手を、離したりはしない。守り抜いてみせる……!)

ジーク(そして……)

ジーク(……)

ジーク(……俺が望む、未来か……)

ジーク(俺と一緒に……俺の傍で、喜びを分かち合える存在……)

ジーク(俺が、求めているのは……?)



……

――

※未来への展望により、ジークの結婚願望が密やかに強くなりました

※姫とのイベント時、踏み込んだ行動を取りやすくなりました

――
734 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/11/02(火) 00:27:24.14 ID:8RKdxKRj0
語らいイベントが終わったあたりで今日はここまで
ゾロ目を綺麗に出されましたが、お互いが同時じゃなかったぶんまだ助かったかも……
以後ジークは少し未来を考え始め、イアンとミナの関係が露呈するとさらに願望が強まったりします

そして未来を語らったあとの次のイベントは複数の爆弾抱え込んだ公国ターンとなります
今日でゾロ目を使い果たしたと思いたい……

本日もありがとうございました!
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 00:31:15.46 ID:jwHQoBCv0

これは結果的に他の姫達のアシストになったかな
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 00:54:08.66 ID:QiStoGGDO
果たしてリアローズが抱えている一番の望みが報われる時はくるのだろうか

乙です
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