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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録─第2幕─
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399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/23(日) 09:13:20.74 ID:yr64R8l9O
時間が悪いわ
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/23(日) 10:25:02.98 ID:8JF99OB80
>>398
というか似たようなファンタジー安価スレ新しく建って速度も速いとなりゃそっちにもっていかれるのもやむ無し
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/23(日) 18:40:12.86 ID:cH8crgQ9O
国が国だけになぁ。ただ盛り合うだけの話なら他のスレでいくらでも代わりが効くから……
402 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/23(日) 22:58:02.05 ID:09KuMjz7o
ウルスラ「すみません、一つ尋ねても良いでしょうか?」
呑んだくれ兵士「ういっ…?おお、なんだ〜?」
ウルスラ(酒くさ……相当飲んでいるなこの男、大丈夫なのか?)
ウルスラ「私はこの国に来たばかりでして…マーラについて色々と教えて欲しいのですが…」
呑んだくれ兵士「ひっく…!おお、おお〜嬢ちゃん俺に目ぇ付けるとは中々のもんだぜぇ〜、俺ぁこの国の兵士でよぉ…酌をしてくれたら何でも答えてやるよー」
ウルスラ「ふふ、それでは失礼します」
ウルスラは男のジョッキにお酒を注いでいく。
内心では目の前の男がクロウス先輩だったら良かったのにと思っていたが顔には出さなかった。
呑んだくれ兵士「ゴクッゴクッ……ぷはぁー!やっぱ美人の注いだ酒はうめぇなぁ!!」
ウルスラ「それは良かったですね、ところでこのマーラという国は何やら変わった地形をしておりますが…」
呑んだくれ兵士「そうだなぁ〜ここは山の上に造られた街だからなぁ〜、上にいけば行くほど売春宿もたくさんあるんだぜぇ、ぐっへへ」
ウルスラ(ちっ…やはりそういう所ですか、この国は)
403 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/23(日) 23:04:45.25 ID:09KuMjz7o
噂には聞いていたが改めて聞いても吐き気がする気分だとウルスラは思った。
この国は公的に女の春を売ることを認められている。
むしろそれがこの国の主な収入源と行っても過言ではなかった。
比較的建国されてまだ日の浅い国ではあるが、周辺諸国と比べても明らかにこのマーラという国は異質な存在なのである。
呑んだくれ兵士「それもこれも全て【オーナー】様のお陰ってもんだぜ」
ウルスラ「……オーナー?」ピクッ
呑んだくれ兵士「知らねぇのかい?オーナー様は簡単に言えばこの国における王様とかそういう地位の人の事だよ…あの天辺の鐘が吊るされている建物があるだろ?」
呑んだくれ兵士「あそこがオーナー様の住まいでよ、別名花散館って呼ばれているこの国一番の売春宿だぜぇ」
ウルスラ「なるほど……それは興味深いですね」
ウルスラ(この国を牛耳るオーナー……か)
呑んだくれ兵士「それよりも姉ちゃんよぉ……おめーさん中々いい顔してるじゃねーの…げっぷ!もっとこっちに近寄ってくれよぉ」ググッ
ウルスラ(うう…!汚ならしいっ!ここが酒場じゃなかったら斬って捨ててるかもしれません…!!)
呑んだくれ兵士「ふがっ…むにゃ、むにゃ……」
酔っぱらっていた兵士はテーブルから身を乗り出してウルスラに近づこうとするがウルスラが手を出す前に眠気に負けたのかテーブルに突っ伏してしまった。
ウルスラ(た、助かった…)ホッ
本当なら他国の情勢なども聞きたかったのだがあの男からこれ以上の情報を聞き出すのは難しいだろう。
ウルスラは席を経って次はキチンと話が通じる相手にしようと決めた。
404 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/23(日) 23:11:15.99 ID:09KuMjz7o
踊り子「……ん?なんだいあんた…あたいに何か用かい?」
次にウルスラは先ほどまでステージで踊っていた踊り子の女性に声をかけた。
ウルスラ「すみません休憩中に…私は旅の者なのですが貴女に聞きたいことがありまして」
踊り子「あたいに聞きたいこと?……悪いけどあたいは最近この街に連れて来られたばかりだからあんたの期待には答えられないよ」
ウルスラ「いえ、そんなにお話しではないのですが……この辺りで安全な国ってあるのかなって思いまして」
踊り子「あんた旅の人間なのにそんな事も知らないのかい?命知らずというかなんというか…」
踊り子「ただあたいも暫く他国に行ったことが無いからね……とにかく安全な所といえばやっぱ聖河教連なんじゃない?」
踊り子「最近帝国が色々と騒がしくしてるみたいらしいけど、あそこは帝国も手を出しづらい場所だからね……この大陸ならそこが安全でしょうね」
ウルスラ「なるほど…」
踊り子「けどあそこは他国の人間にわりと厳しいからね、紹介状が無いと入国するのも難しかったはずだよ」
ウルスラ「ありがとうございます、色々と教えてくださりまして助かりまし……た?」
踊り子の女性が一通り喋り終えると彼女はウルスラの顔をジッと見つめている。
踊り子「……あんた、悪いことは言わないから早めにこの街を出ていった方がいいよ」
ウルスラ「……え?」
踊り子「あんたみたいな顔の良い女はこの国では目につく、最悪拉致られて……無理やり売らされるかもしれないから…」ブルッ
そう言い終えると踊り子の女性は何かを思い出したかのように顔を青冷めさせてお店の裏の方へと下がっていった。
ウルスラ(……どうやらこの国、想像以上に闇が深そうね)
ウルスラ(それに聖河教連か……確か紹介状が必要だとか言っていたけど、それもどうにかしないといけなさそうか)
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/23(日) 23:20:17.07 ID:oU20lIA8O
時間ある時にミリア描きたいな
ツインテの長さどれくらいなんだろう?
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/23(日) 23:25:17.15 ID:p4WrN1FnO
>>405
ミリア投げた者だけど、個人的には他キャラで例えるとFE覚醒のリズぐらいのイメージで投げてた
407 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/23(日) 23:39:24.21 ID:09KuMjz7o
イケメン兵士「やぁお嬢さん、こんな夜更けの酒場に一人でいるだなんて危ないですよ」キラッ
ウルスラ「はは…ご心配頂きありがとうございます、ですが身を守るぐらいの術は心得ていますので大丈夫ですよ」
イケメン兵士「そうはいきません、下層はまだ比較的安全ですが徒党を組んで貴女を狙うとも限らない……どうでしょう?貴女がよろしければ宿まで送りましょうか?」
ウルスラ(グイグイ来ますね……こういう人苦手です)
次に話しかけたのは歳の若く、酒を飲まずに食事をしていた兵士だったが話しかけて失敗だったなと後悔した。
爽やかな顔で話しかけてくるが腰やお尻の辺りをチラチラ見ているのがウルスラにはバレバレであり下心丸見えである。
ウルスラ「あ、あの!貴で……貴方はこの国の兵士と見受けられますが、最近のラジル帝国の動きについてなにか知っていますか?」
イケメン兵士「うん?そのような事をなぜ僕に聞くのですか?」
ウルスラ「私は旅の身でして……最近は帝国の動きが激しいと風の噂で聞きました、なので旅の途中で出くわすと面倒ごとになるのではないかと心配で…」
イケメン兵士「なるほど!確かに野蛮な帝国兵の魔の手に貴女が堕ちる姿は想像したくはないですね」サラッ…
イケメン兵士「しかし安心してください、今のところ帝国がこちらの方へ来ることは無いでしょう!なにせミクトラムから出向した舞台が真っ直ぐナールの方へと向かったとの情報が入っていますからね」
408 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/24(月) 00:12:42.35 ID:ZfYLFBAqo
ウルスラ(……!やはりラジルはナール魔導帝国の方へ向かったか…!!)
悪い予想というものは当たるもので、いよいよもってウルスラはナールへ向かうことを諦めるしかないと判断する。
イケメン兵士「ただ今のところはこれぐらいの情報しかありませんし……これ以上の事は【流れの情報屋】に聞いてみるしか無さそうですね」
ウルスラ「流れの情報屋…?」
イケメン兵士「最近外の国からマーラに流れ着いたらしいんですが、周辺諸国を回っているらしくて様々な情報に精通しているだとか…」
ウルスラ(情報屋か……国々を回っているのであれば、兵士や一般市民に聞き込み回るより効率が良いかもしれませんね)
ウルスラ「その情報屋というのは今はどこに…」
イケメン兵士「それよりもお嬢さん、どうでしょうか?そろそろお店を変えて一緒にもう一杯?」グイッ
ウルスラ「いえ、結構です」スパッ
ウルスラ(そもそも私を宿に送るって最初に言っていましたよね…)
もう下心を隠しもしない兵士に手刀を一発喰らわせて寝かしつけた後、ウルスラは酒場を後にして宿へと戻るのであった。
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/24(月) 00:20:10.15 ID:+Cf38UfwO
>>398
ミリアサイドはそこまで長くしないってはじめに言ってたし
>>1
もその辺は理解した上でやってるんじゃないの
410 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/24(月) 00:28:41.64 ID:ZfYLFBAqo
翌日、ウルスラはミリアに前夜にて集めた情報を整理しながら説明をする。
無論、売春などといったそっち関係の話は濁しながら説明をした。
ミリア「ふんふん、つまり次に目指すのなら聖河教連へと向かった方が良さそうなのね」
ウルスラ「ええ、ですがそのまま真っ直ぐ向かっても恐らくは門前払いになるでしょう…どうにかして聖河へと入国するための術を知らなければいけませんね」
ミリア「……って事はまだ直ぐには出発は出来なさそうってことね」
ウルスラ「ええ、動くのなら帝国の部隊がナール方面へと行った後の方が安全でしょう………っ」フラッ
ミリア「う、ウルスラ!?大丈夫!?」
ウルスラ「…問題ありません、すこし目眩がしただけですので」
ミリア「やっぱり連日の徹夜が祟ってるんだよ、少し眠った方が良いって絶対!」
ウルスラ自身は否定したかったがさすがに寝ずの番をやり続けたツケが回ってきたらしい。
過労と眠気が一辺に襲ってきてしまい一瞬意識を失いかけたようだ。
さすがにこの体調で帝国の兵士に襲われでもしたら不覚をとってしまうかもしれない。
そう判断したウルスラは悔しながらもミリアの提案を受け入れた。
ウルスラ「……そう、ですね。さすがにこのままですと逆にミリア様に迷惑をかけてしまうかもしれません」
ウルスラ「申し訳ありませんが少し睡眠を取らせて頂きます……すみませんが夜になったら起こしてくれませんか?」
ミリア「勿論!」
ウルスラ「くれぐれも、私が寝ているからといって遠出などはしないでくださいね…!」
ミリア「わ、わわ…分かってるよぉ…!!」アタフタ
ミリアはベッドで横になるウルスラを静かに見守る。
やがてスゥ…スゥ…と規則正しい寝息が聴こえてきた所でミリアは静かに部屋の扉を開けて出ていった。
411 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/24(月) 00:53:09.98 ID:ZfYLFBAqo
ミリア(……ウルスラには悪いけど、やっぱり私だけ護られてばかりで何もしないなんて事はできない!)
ミリア(夜は危ないって聞いたけど昼間なら多分大丈夫だよね?)
ミリアはマーラの街を上へと上がっていく。
やがて中層まで来た辺りでミリアは周りの雰囲気が変わっている事に気づく。
ミリア「………あれ?」
ミリア(下層の街はまだ普通にみんな生活しているようだったけど……なんか、上に上がって行くにつれてどんどん人が居なくなってるような…)
ミリア(それに……周りに人は居ないはずなのに誰かに視られてるような気がする)ゾワッ
ミリアは薄気味悪さを覚えながらもこれでは情報収集にならないなと悲嘆に暮れる。
しかし、そんなミリアの周りを数人の男たちが取り囲んでいる事に彼女はまだ気づいていなかった。
412 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/24(月) 01:01:58.44 ID:ZfYLFBAqo
いったん止めます。
仕事が終わって夜になったらまた再開します。
ちょっと安価範囲設けないでみなさんに聞いてみたいのですがミリアが護身術を会得していた場合。武術、剣術、槍術のうちどれがしっくり来るか教えて頂ければと思います。
それでは寝落ちするまえにおやすみなさいませー。
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/24(月) 01:03:08.62 ID:+Cf38UfwO
護身用の短剣持ってそうなイメージ……
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/24(月) 01:07:42.04 ID:BzQa/zMeO
おつ
同じく短剣みたいに小振りで取り回しやすそうな武器が似合いそう
剣術や槍術よりは武術寄りで
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/24(月) 01:08:57.24 ID:sH8t500WO
剣かなあ
クロウスを真似して素振りしているイメージ
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/24(月) 01:09:50.84 ID:iVcOsgV8o
オーソドックスな剣で
おつでした
417 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/25(火) 00:42:53.63 ID:om1wxArzo
お知らせです、本当は夜に更新する予定だったのですが…
・今後の展開で見直したい部分があった。
・同時に書き溜め部分の誤字脱字の直しもしたくなった。
・久しぶりに仕事でメンタルブレイクした。(たぶんこれが一番デカい)
ということもあり申し訳ありませんが更新はしないで後日にします、ごめんなさい。
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/25(火) 00:48:10.70 ID:rlGVWWU0O
報告おつ
心身ともにご自愛ください
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/25(火) 00:59:59.00 ID:hhu23evMo
ゆっくりお休みください
報告ありがとう
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/25(火) 09:04:43.15 ID:Z8NjFxdDO
おつ
とりあえず休んで好きなことやってくれ
メンタル大事
421 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 16:44:14.74 ID:BilSFS8iO
本日夜に更新致します、メンタルは無事回復しました。
少しながら安価もあったりするのでよろしければお願いします。
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 16:51:11.02 ID:wl2d/DVqo
機関に感謝
ご無理はなさらず
またよろしくお願いします
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 19:20:11.57 ID:avvAkeylO
お待ちしてました
424 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 20:52:53.52 ID:dqQiyKVUo
ゆっくり再開していきます。
425 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 20:54:15.77 ID:dqQiyKVUo
悪漢a「……ひゃはっ!」ガバッ
ミリア「な、なに……うぐっ!?」
悪漢の一人がミリアの背後を取る、気づくのが遅れたミリアは反応できずに男に羽交い締めにされる。
悪漢a「良い獲物がかかったぜぇ!面も身体もかなりの上物だぁ!」
ミリア「くぅっ…離せ!!」
悪漢b「駄目だぜ嬢ちゃん、ここは女の子が一人でうろつくような場所じゃないんだからなぁ」ニヤニヤ
悪漢達は捕らえたミリアの身体を舐め回すように見る。
価値の高そうな衣服、可憐な容姿、何よりもその実り豊かな肉体に悪漢達は興奮していた。
ミリア(この人たち……いったい何なの!?いや!なんか視線がきもちわるい!!)
悪漢c「まだまだ小便臭そうなガキだがいいおっぱいしてるじゃねぇか……へへ、こりゃあオーナー様への良い貢ぎ物になるぜ」
悪漢b「バッカおめぇそんな事よりも大事なのは処女かどうかだろうが!」
悪漢a「オーナーのとこの花散館は処女専門で謳ってるからなぁ、万が一ハズレだったら俺らが酷い目に合わされるぜ…!」
ミリア(オーナー…?しょじょ…?なにを言っているのか全然わからないけど…!!)ググッ
426 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 21:05:26.62 ID:dqQiyKVUo
とにかくこのままでは録な目に合わないだろうと予想したミリアは表情から不安を隠し悪漢たちを睨み付ける。
ミリア「あなた達…早く離さないと痛い目を見るわよ…!」
悪漢a「はぁ?状況をよく考えろよ、むしろ痛い目に遭うのは嬢ちゃんのほう…」
ドスリッ
悪漢a「はっ…?……イ"ッッてぇぇぇええ"え"ッ!!?」
ミリア「ふんっ!」ブンッ
悪漢a「は、はうぅっ!?」キー☆ーン
ミリアは隠し持っていた短剣を悪漢の太ももに容赦なく突き刺す。
そして怯んだ悪漢の隙を見逃さず踵で股間を蹴り上げ、ついでにみぞおちに肘鉄も食らわせる。
悪漢c「て、てめぇ!!」ザッ
ミリア「せいっ!やぁっ!」シュッ…キィンッ
悪漢b「ぐっ!!こ、こいつ……なにか剣術をやってやがる!?」
ナイフを取り出し襲いかかってくる悪漢達の攻撃をミリアは短剣で華麗に流していく。
そして相手の体勢が崩れた所を素早い身のこなしでいなしていき見事に包囲網を脱していく。
ミクトラム王家の人間には十二歳ぐらいになると万が一の為にと護身術を学ぶ習わしがある。
とはいえガチガチの文系インドア派であったフローリアは早々に己に武の才が無いことを自覚し、最低限の履修だけに留めていた。
427 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 21:19:00.95 ID:dqQiyKVUo
しかしそんな姉とは真逆の体育系アウトドアタイプのミリアは護身術に対して興味を示し、それだけに止まらずクロウスや他の騎士達の剣術をこっそり真似して独学で騎士団流の短剣術を会得していた。
無論キチンとした師に従事したものでは無い為、まだまだ粗削りではあるが己の身を守る程度の力は身に付けていた。
ミリア「言ったでしょ?離さないと 痛い目を見るってね!」
悪漢c「こ、このガキゃ…!!」
悪漢b「どうするよ…?他の奴ら呼んでくるか?」
悪漢達が増援を呼ぶか考えている所を見てミリアは内心よろしくないなと考える。
ミリア(うーん……これ以上数が増えたら流石にキツイよねぇ…早いとこトンズラしないと不利になるだけだね)
???「お嬢さん、目を閉じて息を止めてろ」
ミリア「えっ?」
ジリジリと滲み寄ってくる悪漢達をどうやって撒こうか考えるミリア。
そこに建物の上から声が降ってくる……と、同時に何かが地面に落ちてくると同時に煙のようなものが辺り一帯を覆い尽くした。
悪漢a「ふがっ……な、なんだぁ!?な、なんか涙が止まらねぇぞぉ!?」
悪漢b「て、てかこれ辛ぇ!!なんか喉がヒリヒリする!?」
悪漢c「ま、前が見えねぇ〜!!!」
???「こっちだ!着いてきな!」
ミリア(な、なに!?何が起きてるのよー!?)
428 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 21:55:01.76 ID:i6ya/nUEO
目を閉じたままミリアは何者かの誘導に従いひたすらに走った。
少しして目を開けると下層の街まで戻ってこれたようで悪漢達は追って来ては無さそうだ。
そして目の前には一人の青年がいた。
???「全く……女の子が一人であんな危ない所に一人でいるなんて危機感が足りなさ過ぎだ」
???「この街は昼間は普通そうに見えるけど実際は人拐い何かが普通にうろついてるんですよ?」
ミリア「うっ……ご、ごめんなさい。それと助けてくれてありがとうございます!」
???「気にしなくて良いですよ、あっしもこの街には最近来たばかりですし…見て見ぬふりというのも気分が悪いですからね」
ミリア「ですけど……うぅ、流石に勝手に路銀を使うのはウルスラに怒られるかなぁ…」
ミリアは青年に助けてくれた御礼を渡したかったが今のミリア達にとっても旅の資金は貴重なものなので迷ってしまう。
そんなミリアを尻目に青年はスタスタと歩いていきとある建物の前で立ち止まる。
そこはミリアとウルスラが宿泊しているボロボロの宿屋であった。
???「はい、着きましたよ」
ミリア「へ…? ここ、確かに私たちが泊まっている宿屋だけど……な、なんでここに宿泊してるって知っているの!?」
???「そりゃあこんな小さな新興国なら外から来た旅人の情報なんてすぐ入ってきますからね」
ミリア「じょ、情報って……」
ミリア(そういえば、さっきウルスラが言ってたような……もしかして)
ミリア「あなたが……噂の情報屋さん?」
429 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 22:03:33.22 ID:i6ya/nUEO
ウルスラ「申し訳ございません、先ほどは"お嬢様"がご迷惑をお掛けしていたようで…」
情報屋「いえいえ、困ったときはお互い様ということですから。それにわざわざお昼の食事まで奢ってもらえるなんて思いませんでしたよ」ニコニコ
ウルスラ「お嬢様をお助け頂いたのです、本来ならこれでも足りないくらいなんですけどね…」チラッ
ミリア「あうう……ま、まだ足が痺れる…」シビビビ
あの後、宿に戻るや否やミリアが居なくなった事に気づいたウルスラと鉢合わせしてしまい結局ミリアはウルスラに正座でお説教をくらわせられた。
その際に件の情報屋に助けられたことをミリアが自白してその御礼にと三人は街角の食事処でお昼を食べることになった。
ちなみにウルスラとミリアは事前に身分を紹介することになったら、【外の大陸の貴族のお嬢様とその従者】という設定で話す事に決めていた。
ウルスラ「それに私たちとしてお食事の為だけに貴方様をお誘いした訳ではありません」
情報屋「ほう…情報屋のあっしに交渉とは、いったいどんな情報をご所望で?」
情報屋の男が眼を細めてこちらを品定めするような瞳で見てくる。
ここから先は商談の話という事もあり二人の間に若干張り詰めた空気が流れる、しかしそんな事もお構い無しにミリアはその場に削ぐ和ぬ和やかなトーンで話しかける。
430 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/30(日) 22:09:15.20 ID:i6ya/nUEO
ミリア「そういえばさ、情報屋さんって名前はなんなの?」
情報屋「あっしの名前ですか?」
ミリア「うん、わざわざ情報屋さんって何度も呼ぶのも変な感じがするし……」
ウルスラ「それは確かにそうですね…」
情報屋「ふむ、街中で連呼されて目立つのもあれですし……しかしどうしたものですかね。情報屋のあっしにとっては自分の名前も商売道具の一つあまり人には教えたくないのですが………あぁそうだ」ポンッ
情報屋「なんなら貴女たちの好きなように読んでもらって構いませんよ、それをあっしの仮の名前にしましょう」
ミリア「えっ、そんなのでいいの?」
情報屋「あっしは一向に構いませんよ」ニコ−
ミリア「……変な名前にしても怒らない?」ゴクリッ
情報屋「変な名前にするつもりがあるんですかい」
ミリアと情報屋のやりとりに今度はとぼけた空気が流れ始め、ウルスラは頭を抱えながらため息をついた。
情報屋のことを何て名前で呼ぶか。
↓1〜3で一番コンマの高い名前。
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 22:11:15.52 ID:uPe5NpM+0
ボナペティ
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 22:12:11.10 ID:avvAkeylO
ピーマン
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 22:12:32.07 ID:r8VbiUA6O
エデン
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 22:12:33.84 ID:wl2d/DVqo
ロイ
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/30(日) 22:12:56.89 ID:nN/U+McIO
アノニム(匿名者・名無し)
436 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/31(月) 00:37:18.94 ID:uL/oavEKO
ミリア「ボナペティ…ならあなたの事はボナペティって呼ぶことにするわ!」
ウルスラ「ぼ、ボナ…?お嬢様……それは本当に人名なのですか?」
ミリア「さぁ?とりあえず思い付いたのを言ってみただけなんだけど…」
情報屋「ぷっ……あはは!お嬢さんは面白い娘だねぇ!」
ウルスラ「も、申し訳ありません…!気を悪くさせたのなら謝りますのでご勘弁を…!!」ハラハラ
情報屋→ボナペティ「いいよ、面白い子は好きなんだ。ひとまず俺の事はボナペティと呼んでくれ!」
ミリア「うん!よろしくね、ボナペティ!」
ウルスラ「……ほっ」
437 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/31(月) 00:38:37.33 ID:uL/oavEKO
ボナペティ「……さて、それじゃあそろそろ本題に移りますか」
ボナペティ「貴女方はいったい何の情報をあっしにお求め何ですかい?頂く報酬はその時その場その情報次第で変わりますので先に聞きますよ」
ウルスラ「……私たちはこれから聖河教連に向かうつもりでした、しかし調べてみると入国するのには紹介状が必要だと聞いたのですがどうすれば手に入るのでしょうか?」
ボナペティ「ふむふむ、聖河教連ですか……確かにあそこは他国の介入をやたらと嫌う国ですからねぇ。まぁ外の大陸の【神聖国】のお膝元ですから分からなくもないですが…」
ボナペティ「確かにあそこへ行くのなら紹介状、正式には入国許可証が必要ですね。そしてそれは聖河教連に認められた極一部の人間にしか発行されていないと聞きます」
ボナペティ「しかも今はラジル帝国が派手にドンパチしてる最中です、正直に言って正規のルートでの入手は限りなく難しいでしょうね」
ミリア「って事は聖河教連に入国することはとても難しいってことなの…?」
ボナペティ「不法入国なんてしようものなら最悪、処刑もありえますね」
ミリアは盛大に肩を落とすが情報屋は気にせず話を続ける。
ボナペティ「しかし裏を返せば入国許可証さえあればすんなりと入国できる筈ですよ」
ウルスラ「しかし正規ルートでの入手は厳しいのでは?」
ボナペティ「……実はこの街に、たった一人だけ聖河教連への入国許可証を所持している人がいます」
438 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/01/31(月) 00:50:32.66 ID:nXc8JtoOo
ウルスラ「このような街に……あの宗教国家に入れる者がいるのですか!?」
ウルスラ(王国の人間でさえ聖河教連へ入国できる者はいないというのに…)
ミリア「つまりその人から許可証を譲ってもらうか、借りれば良いってことね」
ボナペティ「もしくはくすねたり強奪したりするかですね」
ウルスラ「その方法は……あまり取りたくありませんね…」
ウルスラ(流石に力ずくで取り上げるとなると悪目立ちが過ぎますし、出来れば穏便な手段で許可証を手に入れられると良いのですが)
ウルスラ「して…その人物とはいったいどなたなのでしょうか?」
ボナペティ「この国を牛耳る王様【オーナー】と呼ばれる男だよ」
マーラ国の王、オーナーと呼ばれる男(悪役)
↓1から↓3の間で募集
【名前】
【性別】男性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ち
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/31(月) 01:11:42.52 ID:m4JXQ6StO
【名前】ダーンコ
【性別】男性
【年齢】43
【見た目】恰幅の良い、常に人の良さそうな笑顔を絶やさない中年男性。頭はやや禿げかかっており常に身なりの良いスーツ姿
【性格】礼儀正しく物腰柔らかだが、その実は女を牝奴隷や孕み袋、商品としか思っていない外道
【その他】マーラ国を治めるオーナー。国のありとあらゆる店に網を張り巡らせている。
常に部下達に良い女の情報を集めさせており、狙った獲物はじわじわと追い詰めて確実に堕とす。
規格外の巨根と絶倫の精力、そして女を堕とすあらゆる術をマスターしている
しかし彼の調教を受けた女はそのほとんどが耐えられずに壊れて孕み袋になってしまうために普段は調教を部下に任せている
だが余程気に入った女はそのリスクを度外視してでも自らの手で調教し手元に置こうとする
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/31(月) 01:14:38.06 ID:Zcn5FVIFo
【名前】リンガル
【性別】男性で固定
【年齢】44
【見た目】茶髪のオールバックに結構鍛えられた肢体。ナニは正に槍
【性格】物腰やわらかだが話術に長け、相手が気づかぬ内にこちらの要求を通させることが得意。
【その他】元々は移民。幼い頃より強烈に性をタブー視された教育を受け、この国に流れ着いてから爆発した。男女とも快楽に身を委ねる事こそが至高との思想。その為の才能は凄まじく、マーラ国製のアレな道具、薬の8割は自分が生み出したり開発に関わっている。
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/01/31(月) 01:20:24.98 ID:bIgMdVyLO
【名前】シュタイナー
【性別】男性
【年齢】 33
【見た目】見た目は柔和な優男で美しい白銀の長髪をうなじ辺りで纏めている。格好も黒のタキシードなどを愛用し身嗜みは欠かさない
しかしその見た目に反して肉体は鍛え抜かれ、下半身のブツも非常に凶悪な代物
【性格】表向きは紳士。内面は性欲のバケモノであり、狙った相手は絶対に逃さない執念深さも備える
【その他】見た目からは想像もつかない、国の支配者
鍛え抜かれた身体と技もさる事ながら、駆け引きについても頭が回る
四六時中性交かそれに関する何かを考えており、昂ると男でもやりかねない性豪
気に入った女性は手元に置き生涯愛で続ける愛の深さもあるが、逆に気に入らない女性の末路は凄惨の一言につきる
各国に彼に心酔する信者がおり密偵のようなことをしているというがその真偽は不明
442 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/04(金) 12:47:51.18 ID:cmyhH5rDO
間が開いてしまってすみません。
敵役の安価は
>>439
でいかせて頂きます。
それと今日は15~16時の間ぐらいから再開致します。
443 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/04(金) 15:28:58.18 ID:9AmHD4Rgo
????「ふむ、それでアナタ達はみすみす上玉の商品を逃してしまったという訳ですか」
悪漢a「す、すみません……ダーンコ様、思わぬ邪魔が入りまして…」
屋敷の広間にてミリアを誘拐しようとした男達が跪いている。男達の前には物腰の柔らかそうなスーツの男性がいた。
彼の名はダーンコ。
このマーラ国の王とも呼べる存在、通称【オーナー】と呼ばれる男だ。
ダーンコ「まぁ元よりアナタ達にはそこまで期待はしてないですがねぇ。しかし契約を守れないようなら……今なら穴を欲しがってるお客様もいますし、そちらに回してもワタシは構いませんがねぇ」
悪漢b「ひっ…!!そ、それだけはご勘弁を!!」
ダーンコ「なら分かりますよね?処女というものは貴重なものでしてねぇ、"使い回し"は出来なくもないですがやはりお客様は新鮮なものを常にご所望しているわけですよ」
ダーンコ「その上玉2名がこの国を出る前にとっとと連れてくるのです。分かりましたね…?」
悪漢c「は、はいぃぃぃ!!失礼しました!!」
昼間にミリアを襲った悪漢達は何故かお尻を抑えながら逃げるように屋敷から出ていく。
残った恰幅の良い男は廊下の隅にある花瓶の裏……そこにある小さな穴から部屋を覗き見る。
444 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/04(金) 15:58:00.31 ID:9AmHD4Rgo
部屋の中には大きなベッドが二つほど並べられており、燭台の微かな光がお香の煙を怪しく照し映していた。
そしてベッドの上にはそれぞれ二組の男女がいる。
年端も行かない未成熟な体つきの女の子は男に組み敷かれており、もう片方は逆に成熟した大人の女性で肉体の火照りが収まらぬ様相であった。
少女『い、いやぁ!!やめて…やめてください!!』
男1『ぐへへ…そうはいかんよ嬢ちゃん、君にはたかーいお金を払っているからね、ほぉら……これが君の初めてを奪うちんぽですよぉー?』
少女『ヒッ!!?い、いや…お願いします!!それだけは…それ以外なら何でもしますから!!許してくださ…あ"っ』ビクッ
男1『それじゃあ……若い生娘の初物まんこ、頂き……ますッ!!!』ズンッ
ぶちぃッ
少女『あがっ!!?ぎ、ひぃいいいいッ!!い"ッいたい!!お股、おまた裂けちゃうゥゥゥ!?!!!』
男1『おほぉ!やはり処女は悲鳴を聞きながら散らすのが良いね良いねぇ!!』グチャッグチャッ
男2『やれやれ、品のない方達だ…貴女はあんな獣達とは違いますよね?』
女性『はい……私めのご準備は出来ておられます、どうか…貴方様のおちんちんで、私の処女を散らしてください…♥』クパァ
男2『ふふ、では行きますよ…!!』ググッ
ぐにゅ……ぶつんっ
女性『い"ッ…!?…ふ、ぅううううんんんッ♥』ビクビクンッ
男2『はは……素晴らしい!!この膜を破る感覚!処女なのは確かなのにこの乱れ様!花散館の調教は最高だ!!これでは財布のヒモも緩むというものだよ…!!』ズンッズンッ
女性『は、はいぃぃ…!私は、処女膜を破られて感じる変態なんですぅ♥だ、だからお願い…もっと、もっと突いてぇ〜!!!』
二つのベッドのシーツの上にぱたぱたと破瓜の鮮血が滴り落ちていく。
苦痛と快楽の二重奏が部屋中に奏でられていき、彼女らの声の音色が止むのにはまだまだ時間がかかりそうであった。
445 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/04(金) 16:12:46.29 ID:7htm7eUDO
ダーンコ(ふむ、彼女は念入りに調教したからねぇ。破瓜の痛みをも快楽にすり代わっているみたいだ……彼女は長持ちするだろう)
ダーンコ(そしてあちらの少女はあえて軽めの調教しかさせていないのが功を奏したみたいだ、お客様も大変喜ばれておられる。しかし……おそらく数度使い回したら壊れるでしょうねぇ、残念残念)
部屋の様子を伺った後、ダーンコは覗き穴から離れて今後のビジネスについて思索にふける。
ダーンコ(最近は処女の流通も少ないので何とか変化を付けたいですねぇ、彼らがキチンと仕事をしてくれるのであれば助かるのですが…)
ダーンコ(人は欲に流されやすい生き物だ…それが一生に一度しか手に入らないものとなると目の色を変えて食いついてくる……くくっ)
ダーンコ(とはいえ"処女の使い回し"は商品の寿命を短くしてしまう……帝国の戦争が終わればまた流通ルートが開拓できるだろう)
ダーンコ(とりあえずは目先の商品……金髪の二つ結びの少女、黒髪のポニーテールの女。どちらかは仕入れておかないといけませんねぇ)ニタリッ
目先の利益に思わずダーンコは人の良さそうな笑みを崩し、欲にまみれた邪悪な笑みを浮かべるのだった。
446 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/04(金) 16:25:17.84 ID:7htm7eUDO
ミリア「……はぁ」
ウルスラ「大丈夫ですか、ミリア様?」
ミリア「うん平気、でも参ったなぁ。肝心のオーナー……ダーンコさんだっけ?会える方法が無さそうなのは困ったね」
ウルスラ「そう、ですね…」
ミリア達はボナペティとの昼食を終えた後、部屋に戻っていた。
ボナペティからこの国の【オーナー】ダーンコについて教えてもらった、しかし多忙を極める彼は人前には滅多に姿を現す事は滅多に無いらしい。
そしてウルスラはミリアには内緒でボナペティにダーンコ自身についても情報を聞いていた。
そこには口に出すのもおぞましき彼の悪行を聞かされたのだった。
ウルスラ(奴隷商からの買い取りだけでなく、自らも女性の旅行者や冒険者を拉致して娼館にして労働させるだと…?)
ウルスラ(外道が…!!!)ギリッ
ミリア「けどボナペティさんが色々とオーナーと接触する方法を調べてくれるみたいで助かったね」
あの後、ミリア達はボナペティに情報料として城から持ち出した僅かな金品を差し出そうとしたがボナペティは断ったようだ。
ボナペティ『初回はサービスという事で今日のお昼ご飯代だけで結構ですよ、ただし次からは情報に応じた報酬を頂きますがね』
ボナペティ『一応こちらでもダーンコ氏と接触できないか調べてみますんで、その時はよろしくお願いしますよ?』
ウルスラ「ええ、何か進展があればこちらに来てくれるみたいですね…」
ウルスラ(しかし私たちの事情にあまり他者を介入させるのは望ましいことではないですよね……やはり待っているだけでなく私も調べてみた方が良いのだろうか?)
もうじき夜の帳が降り、この国が活発になる時間がやって来る。
先日は下層の方で情報を集めていたがより上の階層で調べた方が良いのかもしれない。
しかしミリアを置いて外出するのはまたミリアが独断行動に移る可能性もあるという懸念もある。
この後のウルスラの行動を決めます。
↓1から先に3票入ったルートに入ります。
@ 中層に行きダーンコの情報を集めに行く(ウルスラ捕縛ルート)
A 大人しく宿屋でボナペティを待つ(ミリア捕縛ルート)
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/04(金) 16:28:54.59 ID:6o6WD5WcO
2
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/04(金) 16:30:00.89 ID:jTxIxDQG0
2
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/04(金) 16:38:12.27 ID:+lAZl4W/O
早く進めたいし2で
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 17:09:22.02 ID:VLhfiFPNO
本編こんなに放置されるんだったら妹サイドいらんわ……
とっとと二人とも捕まって調教されよう
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 17:56:26.57 ID:zFNzDgq4O
フローリア側が勝って終わってれば良い感じに区切りがついてたと思うんだけどな……やっぱりあの終わり方だと続きが気になっちゃうよな
452 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 18:42:13.97 ID:rUsTvppho
20時ぐらいに再開します。
今回の更新でまた重要な二択を選んで頂く事になりますのでご了承ください。(あと前回のルート選択で385で言っていた選択を迫られるのがミリアの予定からウルスラに変更になりました)
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 18:50:16.65 ID:Sfv4u0uSo
了解
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 18:57:38.15 ID:dTejd4HHO
ミリアサイドは「時間逆行の神器がないとこうなっちゃうんすよ」ってのを見せる意味合いがあるんじゃないかな〜と勝手に予想してる
455 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 20:06:07.90 ID:rUsTvppho
再開していきますー。
456 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 20:13:46.30 ID:rUsTvppho
ウルスラが迷っているとミリアから提案が出る。
ミリア「ねぇウルスラ、今日はあまり外に出ない方が良いんじゃないかな?」
ウルスラ「え?」
ミリア「上の階層に行くつもりなんだよね?でもさっきは私が襲われたからあそこは夜になったらきっともっと危ない所になるんでしょ?」
ミリア「そんな所にウルスラを一人で行かせるのはやっぱり駄目!ウルスラがそれでも行くっていうなら私も付き合うからね!……それが嫌なら今日のところは大人しくボナペティさんを待とう?」
ウルスラ「……ミリア様」
人の上に立つ身であられながら気がつけば臣下の心配や気遣いをしたり。
つくづくこのお姫様は王族らしくないと、いけないと思いつつもそう思う他無かった。
騎士としては失格なのかもしれない、それでもウルスラはミリアの優しさに触れられるを嬉しく思った。
ウルスラ「……そうですね、少しは息抜きをしないと普段通りの動きができないぞ!ってクロウス先輩も言ってました」
457 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 20:33:04.44 ID:rUsTvppho
ミリア「ウルスラがにやけてる!クロウスの話になるとウルスラは分かりやすいわねー」
ウルスラ「ふぇっ!?ち、違いますよ!?///私はただ先輩の言っていた通りだなって考えてただけで……!」
ミリア「またまたぁ〜、ウルスラって自分では気づいてないと思うけどクロウスと喋るときはいっつも目ぇキラキラしてるし頬っぺたも赤くなってよー?」ニヤニヤ
ウルスラ「あぁもう!からかわないでくださいミリア様!!///」
ミリア「えっへへーごめんごめん!」
きっとミリア自身も本当は不安で一杯なのだろう。
それでもそんな不安を表に出さないで明るく勤めようとするこのお姫様の側にいて護ることがウルスラにとって騎士としての誓いなのだ。
ウルスラ(そんな事も忘れかけていたなんて……やっぱり私はまだまだ未熟者ですね)
ミリア「……あっ、そういえばここにもう少しだけ滞在したいって事を宿の人に伝えなきゃいけないね」
ウルスラ「そうですね……ならば私から今伝えにいきましょう。後でまとめて宿泊費を払うことも言わなくてはいけませんね」
ミリア「うん、よろしくね!」
ウルスラは宿屋の主人に宿泊の期間を少し延長するように伝えに行った。
部屋に残されたミリアはおんぼろのベッドに横たわりながら家族や臣下達はどうしているのかと考えていく。
ミリア(お父様やお母様は無事なのかな……それにお姉さまは今は何処にいるんだろう…?)
ミリア(お姉さまにはクロウスが付いているからきっと大丈夫だよね…?城のメイドや大臣達もきっと無事だよね?)
一人になった途端不安がぐるぐると頭の中でループしていく、純粋で活発なミリアと言えども一人の女の子に過ぎない。
本来なら両親やフローリアにべったり甘えている彼女も王族としての義務感から無理やり自分を奮い立たせているだけだ。
ガラッ
ミリア(大丈夫……大丈夫よ、きっと聖河にいけば、お姉さまもきっと居る…)
そしてミリアは気がつかなかった。
悪漢a「………へへへ」
目を閉じて考え事をしている間に窓から入ってきた侵入者の存在に………。
458 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 20:40:56.33 ID:rUsTvppho
ウルスラ(ふぅ、すぐに終わると思ってましたが中々解放されませんでした…)
ウルスラは宿屋の主人に宿泊の延長を申し出たのだが、宿屋の主人は他の客の予約がどうだの本当に払えるのかだと難癖をつけてきて思わぬ時間を食ってしまった。
結局金さえ払ってもらえるのならと承諾し、ウルスラは自分達の部屋に戻る。
そして宿泊部屋のドアを開けると部屋には先程まで笑いながら語り合った守るべき存在、ミリアの姿はどこにもいなかった。
ウルスラ「なっ!?み、ミリア様!?何処に居られるのですか!?ミリア様!!」
部屋の中の荷物などは無くなっておらず、部屋の中も特に荒れた様子はなかった。
しかしミリアが寝転がっていたシーツが少ししわくちゃになっていた事。
先程まで開いていなかった窓が開いておりカーテンが風で揺らめいてる事。
そして昼間にミリアが悪漢達に襲われていた事。
これらの要因からウルスラは昼間ミリアを襲った男たちがミリアを誘拐したのではと判断した。
ウルスラ(くそっ!しくじりました…!ついさっき側にて護る事を決めたばかりなのに…!!)
ウルスラ(それにしても私が下に降りてから上がってくるまでの間に連れ去ったのなら余りにも手際が良すぎる!!私たちの居場所を知っているのもおかしい…)
ウルスラはまた考え込みそうになったが今はそれどころじゃないと、剣とローブを装備して宿の外へと出る。
街には夜の時間がやってきたぞと鐘楼の音が響いた。
459 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 21:08:56.32 ID:rUsTvppho
ウルスラ(賊がどれだけの人数居るのかは知りませんがそこまで遠くへは行ってはいないはず……直ぐに見つけ出さなければ…!!!)
ボナペティ「おっと……!?どうなされたんですか、そんなに急いで」
ウルスラ「……っ、ボナペティ殿…!」
ウルスラ(そういえばボナペティ殿は私たちの宿泊場所を知っている……もしや!!)
ウルスラは即座に剣を抜きボナペティの首に刃を当てる。
少しでも動けばボナペティの頸動脈から血飛沫が飛ぶだろう。
ボナペティ「わわっ、ホントにどうしたんですか!?」
ウルスラ「単刀直入に聞く!!昼間の悪漢に私たちの宿泊場所の情報を売ったのは貴殿か!?」
ボナペティ「昼間の……?」
ボナペティは何かを察したのか少し考えたのちに口を開いた。
ボナペティ「それはあっしじゃありませんよ、無論証拠はありませんから信じてくれとしか言えませんが…」
ウルスラ「……そうか、すまない。焦りすぎてたみたいだ…」
ボナペティ「その感じだとお嬢様の方に何かあったようですが何が起きたんですか?」
ウルスラ「……実は」
460 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 21:24:50.98 ID:rUsTvppho
剣を納めたウルスラは一人だと探しきれないと判断し、ボナペティに先程までの経緯を話した。
するとボナペティは顎に口を当てながら何故ウルスラ達の場所が漏れたのか答えを言う。
ボナペティ「おそらく貴女方の居場所を漏らしたのは宿屋の主人でしょうね」
ウルスラ「なっ…!?」
ボナペティ「この街は一見して殆どの店がバラバラに営業しているように見えて裏ではオーナー主導の元に外から来た人間の情報を掴むために網が張り巡らされているのでしょう」
ボナペティ「金品か女かは知りませんが…それと引き換えに宿屋の主人は貴女たちの情報を売ったのでしょうね」
ウルスラ「……まさか、不必要に私に絡んで来てたのも誘拐までの時間を稼ぐため…?」
ウルスラは自分達が知らぬ間に蜘蛛の糸で絡め捕られていた事実に戦慄が走る。
認識が甘かったのだ。国の当主だけでなく、このマーラ国の国民の殆どが犯罪を容認しているグルだという事にようやく気がついた。
青冷めた表情を浮かべながらウルスラは覚束無い足取りで動き出す。
ウルスラ「は、早く……早く姫様を見つけなければ…!!」フラッ
ボナペティ「まぁ待ってください、闇雲に探した所で無駄に時間を浪費するだけですぜ」
ウルスラ「しかし一刻も早く見つけ出さなければ何をさせられるか…!!」
ボナペティ「あっしならアイツらが何処に行ったか分かりますよ」
461 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 21:26:10.95 ID:rUsTvppho
ウルスラ「……!本当ですか!?」
ボナペティ「ええ、あの悪漢達がどこの誰に雇われているかは分かってますんで大体の目星は付きましたよ」
ウルスラ「ならその場所を…!!」
ボナペティ「ここでクエスチョン、あっしは情報を売ることを生業としている男です」
ボナペティ「そして貴女は今あっしの持っている情報を欲しがっています……ここまで言えば分かりますね?」
ボナペティは維持の悪そうな笑みを浮かべてウルスラに詰め寄る。
ウルスラもボナペティの意図に気付き、悔しそうな表情をした。
ウルスラ「……この状況で商談ですか、貴方は意外と卑怯な人だったのですね」
ボナペティ「何も不思議な話では無いでしょう?ビジネスと言うのはすべき時にしなければ直ぐに流れてしまうものですから」フッ
ウルスラ(……正直言ってこの先の事を考えるとお金が無くなるのは手痛いですが、ミリア様を救うためならば幾どのような犠牲でも構わない!!)ギュッ
ウルスラ「分かりました、いったい幾ら払えば良いのですか?」
ボナペティ「いえ、対価は金品じゃなくて結構ですよ……それ以外に欲しいものがございまして」
ウルスラ「お金意外に…?」
ボナペティ「ええ、あっしが貴方に求めるものはただ一つです……」スッ
身体と身体がくっつくぐらいの距離まで近づく、ウルスラからは見えなかったがその時のボナペティの表情は獲物を狙う鷹のように鋭い目付きであった。
ゆっくりとウルスラの耳にかかる髪をかき上げ、小さな声で囁く。
ボナペティ「貴女を抱かせてください…………ウルスラ様」
462 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 21:31:20.97 ID:rUsTvppho
ウルスラ「ッ!!?!?」ザッ!!!
一瞬で距離を離し、一度は納めた剣に再び手をかける。
恐怖と動揺でウルスラの息は荒く手つきは震えている。
ウルスラ(馬鹿な…ッ!!この男はいったい何を言って……いや!そもそも私たちはこの男に本名は名乗っていない筈だ!?)
ボナペティ「若干17歳にしてミクトラム王国の姉妹姫の片割れ、ミリア姫の護衛騎士を務めることになった異例の天才剣士。その凛とした雰囲気と立ち振舞いに憧れる人は男女問わず多くいるとか…」
ウルスラ「貴方は……初めから知っていたのですね!私たちがミクトラムから逃げてきた姫と騎士だということに…!!」
ボナペティ「つい最近、ミクトラム王国がラジル帝国に敗れて占領された事は既に周辺諸国の耳に届いていますからねぇ。それと王族の情報なんかは目立つ分結構広く知れ渡っています」
ボナペティ「それらの判断材料があれば貴女方がミクトラムからの亡命者だという事は簡単に推理できるのですよ」
ウルスラ「……っ!だ、だとしても……!!情報の対価がなぜこの私をだっ、抱くという事になるのですか…!!///ふざけないでください!」
ボナペティ「言ったでしょう?貴女に憧れる人は多くいると、かく言う私もウルスラ様の事は気に入っておられましてね」ニコッ
ウルスラ「んなっ…!///」
463 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 21:39:12.65 ID:rUsTvppho
ボナペティ「それにふざけてなんかもいませんよ、今貴女は大切な護るべき存在を見失っている状態です。このままですと貴女はミリア姫を見失ってしまい探すのも時間がかかるでしょうね」
ボナペティ「もし貴女が私の情報を買うのならばミリア姫を拉致した者の居場所。そこに到るまでの近道なんかも教えて上げますし、なんなら今後貴女がたに関する情報を誰にも売らない…というサービスも付けましょうか」
ボナペティ「さぁ決めてください、時間はあまり有りませんよ…?」
ウルスラ「…………っ!!!」
目の前の男の言うことに吐き気を感じる。
結局のところ人の弱味を握って自分の有利に進めようとしている所はこの街のクズな人間たちと変わりはない。
しかし言っている事は残酷なまでに真実だ。
適当に探し回っても今夜中に見つけられるほど小さな街ではない。
そして自分の第六感がこの誘いを断ればミリアがおぞましい目に会うだろうということを必死に伝えてくる。
………しかし、そんな彼女を迷わせる要素が一つだけあった。
ウルスラ(………クロウス、先輩…!)
仄かに抱き続けてきた恋心。凛として騎士になるための鍛練を続けてきた彼女を支えてくれた尊敬すべき上司兼師匠の存在。
時に厳しい訓練の前に折れそうになった事もある、しかしそんな彼女を勇気付けてくれた暖かい手のひらの熱を思い出す度に頑張ろう、褒められたい、側に居たいという気持ちも湧いてくる。
初めては好きな人に捧げたいという乙女チックな事も考えていた。
ウルスラ「わ、わたしは……」
そんな恋慕の情がここにきて大切な人を護るのに大きな足枷となってしまった。
──────[二度と戻らない分かれ道]──────
ウルスラはミリアを救い出す為に一人でマーラの街中を駆け回り探し出すか、ボナペティから情報を買って最短ルートでミリアを見つけるかの二択を迫られています。
情報を買わない場合、ミリアを見つけ出すのに朝まで時間が経ってしまい手遅れになってしまいます。見つけ出すあ間にミリアはダーンコの魔の手にかかり陵辱され処女を失ってしまいます。(陵辱えっち)
情報を買う場合はボナペティの宿泊先にてウルスラはボナペティに自らを売って処女を捧げてしまいますが、代わりにミリアの救出には間に合います。(NTRえっち)
そしてえっちシーンを見る方に選ばれてしまったキャラは今後、クロウス達と合流してもクロウスとのフラグが成立しなくなってしまいます。
ウルスラの決断を決めます。
本日の23時から15分間の間に自らを売るか、それとも単独で探すかを選んで頂きます。
どちらかの選択肢を書いていただいて多い方のルートへと進みます。
どちらを選ぶにせよ、ご協力して頂ければ幸いです。
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 21:48:23.22 ID:Sfv4u0uSo
たんおつ
やっぱり不可逆選択肢かぁきつい…悩む……
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 21:56:08.85 ID:9h6+JqcgO
たんおつ
情報をとる場合クロウスとのフラグが立たなくなるが、とらない場合もわだかまりができるだろうし迷う
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 21:58:26.59 ID:wbOHaoOoO
従者が取るべき行動は……まぁ抱かれる事なんだろうけど。そんなことしてる時間すら惜しい!って提案を突っぱねるのも話の流れとして筋は通るなぁ
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:00:53.87 ID:Sfv4u0uSo
悩んだ結果股間に従うわ
自分を売る
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:01:23.97 ID:/1ePa2WFO
情報を売らない
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:02:21.13 ID:7PbdzCDc0
自分を売る
を選びます
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:02:45.02 ID:wbOHaoOoO
単独で探しに行く
NTRに近いものなら合流時にクロウスが既に恋人作ってましたみたいな展開の方が衝撃でかそう()
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:05:41.57 ID:KICKMjlw0
単独で探しにいくルートに1票をお願いします
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:07:40.87 ID:/1ePa2WFO
間違えた
情報を買わないで
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/06(日) 23:08:39.89 ID:8hY4Nb3iO
情報を買わない
自分も該当する手前言い辛いけどこういうのって単発回避してからやった方が良くね?次からでも
474 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/06(日) 23:59:05.98 ID:rUsTvppho
今回は情報を買う2票、情報を買わない4票でダーンコによるミリアのわからせ陵辱調教(処女喪失)でいきたいと思います。
余談ですがフローリアとミリアは姉妹で仲も良いですが色々と逆なイメージで書いていて、繊細そうで精神面が意外と強いのがフローリア。
元気で明るいがそこまで実はメンタルが強くないのがミリアな感じにするつもりです。
要するにミリアのえっちシーンはこれから頑張って書きますので今回はここまでです。
それではまた。
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/07(月) 00:14:23.83 ID:HHewr/DQo
おつおつです
ミリアちゃんこわれる
なんてことだ……もう助からないゾ
476 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 14:46:09.57 ID:JlK85MRiO
お待たせしました。本日の18時頃にミリアの陵辱えっちシーンを投下します。
書きたいことを書いていたら過去最長の長さになってしまいました…申し訳ないです。
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 14:50:30.40 ID:7ZXEB+goO
全裸待機
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 14:52:29.12 ID:jWvFYe83O
それでメインパート疎かになるのもなぁ……
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 14:55:10.45 ID:PH7W1N9a0
多分次の投下がミリア編最後でしょ? ラストに力入れるのはおかしな事じゃない
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 14:56:20.23 ID:Ubun5B3oo
仕事じゃないんだから1のペースで書きたいように書いていいでしょ
481 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 15:11:06.95 ID:YK2sDnEKO
いいのよ
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 16:22:30.96 ID:Mc8CcTprO
スレタイを考えればミリア&ウルスラも『亡国の姫と従者』だから長くてもなんら問題ない
むしろRスレなんだからエロには存分に力入れてくれてええんやで
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 17:57:29.49 ID:OL5BFlbF0
キャラは良いけど舞台の方があまり好きになれんかったかなあ。最初から酷い目に遭うのがわかりきってるような国だし……
それでも細かい世界観の描写がちゃんとしてたからつまらなくはなかったよ
484 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:20:51.66 ID:F2QG5a+Bo
再開していきます。陵辱シーン投下後は少し間を開けるかもしれません。
485 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:22:15.66 ID:F2QG5a+Bo
ウルスラ「………っ、馬鹿に…しないでください…!!」
ウルスラは踵を返してボナペティに背を向ける。
それが商談には乗らないという彼女の答えであった。
ボナペティ「ありゃ……本当に良いんですか? どうなっても知りませんよ?」
ウルスラ「………貴方には関係ありません、姫様は必ず私が見つけ出します」
そのまま剣を握り、ウルスラはマーラの夜の闇へと消えていった。
震える声色だけで表情は伺えなかったが、彼女が内心では怒りと迷いの中で必死に絞り出した答えなのだけは理解した。
ボナペティ「……やれやれ、フラれてしまいましたか」
ボナペティ「どうなっても知りませんよ………本当に、どうなっても、ね」
486 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:30:49.37 ID:F2QG5a+Bo
ミリア「………んっ、く………」
ミリア(なに……ここ? 私は……さっきまで宿屋に居た筈じゃ…)
ミリア(………いや、違う…!そうだ、部屋で考え事をしていたらさっきの男たちが部屋に忍び込んで来て…何かを嗅がれたんだけど急に眠くなって…!)
目が覚めたミリアは周囲を見渡す。
石ブロックで出来た部屋の内壁に微かな燭台の灯りが部屋の中を照らしている。
出入口の扉と天井から垂らされているロープ以外は何も見当たらない。
そして自分が座り込んでる所は先程までの自分が寝転がっていた安宿のぼろベッドとは雲泥の差とも言えるほどの高級なダブルベッドの上であった。
そして灯りの奥の薄暗い闇の中から一人の男が現れる。
ダーンコ「おやおや、予想よりもお早いお目覚めでしたねぇ」
ミリア「あ、あなたはいったい誰……ふぅっ!?」ビクッ
ベッドから起きあがろうとしたミリアであったが全身に痺れるような感覚が走り思うように身体が動かなかった。
ダーンコ「無理はなさらない方が良い、貴女に嗅がせた睡眠薬には身体を麻痺させる効能も含まれているのです」
ダーンコ「申し遅れました、ワタシの名はダーンコ。このマーラ国でオーナーと呼ばれている者です」ペコリ
ミリア「あなたが…この国のオーナー…?」
487 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:35:44.31 ID:F2QG5a+Bo
まさかどうやって会うべきか悩んでいた男が目の前に現れるとは思ってもいなかった。
しかしこの状況からしてミリアはまともな話し合いができる様な状況では無さそうだという事には気づいている。
一見紳士的な笑いを浮かべているこのハゲかかっている男が近づいてくる。
ダーンコ「噂はかねがね聞いていたのですよ。この国に麗しい美女がお二人も来ていたという……ふっふっふ、実に美しい髪と身体をお持ちだ、これは期待できる」
ダーンコはベッドに上がってきてウルスラの髪をさらりと手のひらで愛でていく。
その姿にミリアはぞわりと生理的に悪寒が走り動かない身体で抵抗する。
ミリア「い、や…!近づかないで……!!」
ダーンコ「ふぅーむ、見た感じ15、6歳程度ながら健康的でとても良い肉付きをしておられる」
ミリア「や、やめて…気持ち悪いから!!離して…」
スパァンッ!!
ミリア「…ッあぁ!?」バタリ
突然頬をひっ叩かれ、なす統べなく再びベッドに倒れ込む。突然の出来事に何がなんだか分からずミリアは震えるしかなかった。
そしてダーンコは相変わらず優しげな笑みを崩さないまま叩いた手をハンカチで拭く。
ダーンコ「いけませんねぇ、これから商品になるものが口答えなんてね」
ミリア「しょ、しょうひん……?」
ダーンコ「そうです。ここはマーラの頂点にある花散館の鐘楼塔にある調教部屋……私の職場と言った所でしょうか」
ダーンコ「貴女はこれから私の娼館の娼婦としての訓練を受けるのです」
ミリア「ちょ、調教?…娼婦?」
ダーンコ「ふふ、ですがその前にまずは検品作業をしなくてはいけませんね?」
ミリア「い、いや!何をするの!?やめて!!」
ダーンコはミリアの衣服を無理やり脱がしにかかる。
当然ミリアは抵抗するが麻痺した身体ではぐねぐねと身体を捩る程度のことしかできなかった。
やがてダーンコは下着をも取り去りミリアの下半身がダーンコの目の前に露出される。
488 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:37:38.88 ID:F2QG5a+Bo
ミリア「やぁっ……///は、恥ずかしい…!!///」
ダーンコ「ふふ、売り場に出す前にまずは処女膜の確認をしなくてはいけませんからねぇ」
ダーンコはミリアの汚れ一つ無い秘裂に人差し指をかける。
しかしぴっちりと閉じられた入り口は侵入者を拒むように入りづらくなっている。仕方なくダーンコは秘裂をなぞるようにして刺激を与えるがミリアはくすぐったそうな声を上げる。
ダーンコ(ふぅーむ……この感じは…?)
ミリア「はひっ…ひゃ!う、うう〜…こんなことをして何になるって言うのよ…///」
ダーンコ「……一つお尋ねしますが、貴女はここを一人で弄った経験はお有りですか?」
ミリア「な、なんでおしっこの出る所を弄らなくちゃいけないのよ…!そりゃお風呂に入った時とかは洗ってるけど…」
ダーンコ(……こ、この小娘、もしや……)ごくりっ
脳裏によぎった可能性にダーンコは思わず生唾を飲み込む。
ダーンコ「もしやお嬢さん……性交をご存知では無いのですか?」
ミリア「せ、成功…?な、何がなんだか分かんないけど離しなさいよー!///」
ダーンコ(や、やはり…!?こやつ既に初潮を終えていても可笑しくない年頃なのに、性知識というものを何も知らないのか!?)
ミリアもまたフローリア同様、王に過保護なまでに大切に育てられてきた。
そしてその弊害として彼女もまた性行為及びそれらにおける性知識というものを全く備えておらず、実際いまこうしてダーンコに行われている愛撫さえその意味や意図が全く解らないでいる。
489 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:44:21.92 ID:F2QG5a+Bo
ダーンコ(これは何という僥倖……!!この娘を上手く調教すれば今までで最高額の売値に……いや、違う…)
ダーンコ(このような激レア中の激レアの生娘……ワタシ自身で教育したい…!!この娘の初めてをワタシ自身の手で散らしたくなってきおったわ!!)スゥッ
ミリア(……っ?やめて、くれた…?)
ダーンコはミリアから退くと部屋の一角に垂らされているロープに手をかける。
そして掴んだロープを勢いよく引いた。
その瞬間、部屋の中に夜の合図を知らせるこの街の鐘の音が響く。
きゅんッ♥
ミリア「ーー〜〜〜ふぁっ♥!?」ビクンッ
鐘の音を聞いた瞬間、ミリアの下腹部に感じたことの無い疼きが走った。
ミリア(な、なに今の……っ、お腹の奥が……切なくなるような…)
ダーンコ「この部屋は鐘楼塔の鐘が吊り下げられてる場所の丁度真下に造られておりましてね、この引き綱は引っ張ると塔の天辺にある鐘が鳴るようになっているのですよ」クイッ
ゴオォーーーンッ…
ミリア「ひっ…!あ、は、あぁ?!あっ♥」ビクッ
ミリア(な、なんで…?ただ鐘の音を聞いただけなのに……身体が…熱いよ…!///)
ダーンコ「この鐘楼には不思議な力が込められていましてね……この鐘の音を聞いた者は己の意思とは関係なく性欲による発情を促されるのです、まぁ貴女は理解できないでしょうが」
────神器【魔淫の鐘楼】
その鐘の音を聞いた者は強制的に性欲を増幅させられる。
非常にシンプルな効果だが、至近距離で聴いてしまうと脳から発せられる強烈な快楽信号によりどんなに強靭な精神力を持つ者でもその場で身悶えてしまうといわれる。
ダーンコはこの鐘の力を利用してなるべく音が広く届く山の上にこの鐘楼を設置し、誰に気づかれる事もなく街全体に淫らになる呪いをかけ続けていた。
そうすることでマーラという国全体が売春や娼館といった商いを国全体に行き届かせていったのだ。
しかし、ダーンコ自身はこの鐘自体が【神器】という非常に希少な物体である事は理解していない…。
490 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:46:27.23 ID:F2QG5a+Bo
ダーンコ「とはいえ効果範囲はあまり広くはなくてね。街の下に行けば行くほど効力は落ちていきますが、この調教部屋は最も鐘に近い場所ゆえに最高の効力を得られるのです」クチュッ
ミリア「あっ…!///や、っ……こ、これ……私、お漏らし、しちゃってるの…?///」ビクッ
ダーンコの指先が再びミリアの秘裂をなぞる。すると先程まではぴっちりと閉じられていたヴァギナへの入り口が緩んでいき、少しずつ愛液が滲み出てくる。
性知識の乏しいミリアにはその潤滑液の正体が分からずおしっこをお漏らしをしてしまったと勘違いをする。
羞恥心で真っ赤に染まったミリアにダーンコは興奮を半ば隠しながらミリアの秘裂にぼこぼことした指をゆっくりと出し入れしていく。
ちゅぷっ ぬぷっ にゅぷっ…
にゅるっ ちゅぷっ くちゅっ
ダーンコ「何も恥ずかしがることはありません、これはおしっこなどでは無く肉体の防衛反応の一種です」
ミリア「あ、うう…ひうっ!そ、そう……なの…?あっ、やっ、はぁ…///」
ダーンコ「ええ、そうですとも。少しでも濡らしておかないと大変なことになりますからねぇ、はむっ」
ミリア「ひぃっ!?や、やだ汚い!!やめてぇ!!」
ダーンコ「ふふふ、何とも掴み応えのある大きな乳房でしょう…こちらでもそうとう楽しめそうですね、れろっレロレロッ、ちゅっちゅぱちゅぱっ!」
イボついたダーンコの両手がミリアの豊かな乳房を揉みし抱く、年齢の割りに発育が良く、揉み心地のあるミリアの大きな双丘は弄ばれながら形を変えていく。
そしてぷっくりと自己主張を始めた乳首はダーンコの舌先で転がされ、加えられ、時に甘噛みをしたりとすき放題に蹂躙されていく。
491 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:53:59.36 ID:F2QG5a+Bo
しかし拒絶の言葉とは裏腹にミリアの肢体は徐々に熱を帯びていき、秘裂から滲み出ていた愛液は今や股からお尻にかけてびしょびしょに濡れそぼっていた。
ミリア「ぐすっ…!あうっ…!やっ、だめっ……あんっ!こ、これ……変だよぉ///なんで…なんでこんなに……!あっ、ちくびっ…すごっ…♥あ、はぁあっ!///」ビクッビクンッ
ダーンコ「ちゅるぢゅるっちゅぱっ!れろれろ、じゅるるるッ……ふふふ、どうやらこちらも準備万端……といった所でしょう」クチュッ
ミリア「あっ…はぁ、はぁ…!」
ダーンコ「本来であれば商品として貴女の処女はとっておく予定でしたが…興に乗りました。貴女の処女はこのワタシが貰いましょうか」ヌギッ
ミリア「……ひっ!?」ゾッ
ダーンコのペニスは巨根であった。それを見たミリアは思わず後退りをしようとするが身体の麻痺はまだ抜けていなかった。
ミリアからすればペニスなどただ男性のくっ付いていて老体内の老廃物を排出する器官という認識しかなく、困惑と未知の恐怖に目を背けた。
しかしそんなミリアの髪を鷲掴み、ダーンコはミリアの顔の前に臭うペニスを見せつける。
ダーンコ「よく見なさい!!これが今から貴方の処女を奪うペニスです!!」ブルンッ
ミリア「ひゃうっ!?そ、そんなこと言われても…それに、私の処女を奪うって…私そんなもの持ってない…!」
ダーンコ「ふっふっふ、なら私が教えてあげましょう…」
ダーンコはミリアを押し倒し、身体を足と足の間に入れる。
そして露出したペニスをミリアの秘裂にあてがい……。
ダーンコ「これが処女を奪うという事です!!」グッ
ずにゅにゅ、にゅぶぷっ………ブチィッ!!
ミリア「…イ"っ!?ひ、ひぎィィイイイイっ!!?!?」
ミリアは何も知らぬまま、人生で一度きりのヴァージンを中年のハゲかかった男に散らされてしまった。
492 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 18:58:39.59 ID:F2QG5a+Bo
ミリア(痛い!!痛い痛い痛い!!!なんで!?なんでおちんちんを私の中に入れたの!?こ、これ……凄く痛いよぉおおお!?)
ダーンコ「ぐひっ!ふふふっ……何も知らぬ乙女の処女を散らすのはかくも快感ですねぇ…!!ワタシの巨根を喰いちぎらんとばかりに締め付けて来ますよ!!」
ミリア「なんで……こんな事に…なんでぇ……」グスッ
いままで感じたことの無い苦痛に顔をしかめながら泣きじゃくるミリアにダーンコは顔を寄せる。
ダーンコ「そろそろ教えて差し上げましょうか……これはセックスというものですよ」
ミリア「せっ………くすぅ…?」
ダーンコ「男のちんこを女のまんこに入れて出し入れする行為ですよ、そうやってお互いに昂り合い快楽を得ることができる素晴らしい行いなのです」
ミリア「こ、こんな痛いの…素晴らしくも何ともないわよぉ…!!」
ダーンコ「それは仕方ありませんよ、初めてのセックスというものは女性側にとっては非常に痛みを伴いますからね……ふんっ!」ズンッ
ミリア「ひぎっ!?ひ、ひぎゃあぁぁ!!」
ダーンコは痛がるミリアを尻目に容赦なく抽挿を始めていく。
あまりの激痛にミリア目を見開き、舌を突き出す。呼吸をするのも困難な激しい前後運動を受け息も絶え絶えの様子であった。
そんなミリアを嘲笑うかのように、ダーンコは脂ぎった唇と舌で初めての口づけすらも奪っていく。
ミリア「んぢゅっ!!?///らめっ!んにゅ!!じゅっちゅぷっ!れろちゅる!ぷはっ!あっ!!だめっ///んちゅっちゅっちゅっ、じゅるっ!」
ダーンコ「れろれろっ、ぐちゅるっ、ちゅっ!ぢゅっ…!!ぐふふ…!!素晴らしい……この舌も、乳房も…まんこの具合もとても良い…!!」
ミリア「ぢゅるぢゅちゅっ!ちゅぱっ!はぁ…!!///いや、キス…いやぁ!あかちゃん、赤ちゃんきちゃうからぁ…!!///」
ダーンコ「ぐふふ…もしや貴女、キスをすれば赤ん坊が出来るだなんて思ってないでしょうねぇ?」
ミリア「はぁ…はぁ……えっ?だ、だって……男の人と女の人が口づけをすると、コウノトリが連れてきてくれるって…」
ダーンコ「ふふ、ふははははは!!!」
ずんっ!! ぐちゃっ! ぐちゃっ!!
じゅぷっ! じゅぷっ! じゅぷっ! じゅぷっ!
ミリア「いぎゃいいっ!?や、やめれぇえ!おくっ、つかないれぇぇえ!?」
激しい前後運動にミリアは悲鳴をあげる。
そして息を荒げながらもダーンコは高笑いをやめず、ミリアの胎内に灼熱の奔流を注ぐ。
びゅるっ!! びゅぷびゅくっ!!
びゅるっ! びゅぷぷっ!! びゅるるっ!!
ミリア「ひ、ひぃ…熱っ!?あ"っ…な、中…なにか…ドクドクって出されてる…」
ずにゅりとミリアの秘裂からダーンコのペニスが抜かれていく。
どろりとした白濁液が破瓜の血と共に流れ出ており、茫然としたまま見つめる他なかった。
493 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 19:02:40.72 ID:F2QG5a+Bo
ミリア「う、うう〜……!なんで、こんなことに…っ…ぐすっ」
ダーンコ「ご心配なさらずとも、キスをした程度では子どもなんて出来ませんよ」
ミリア「ぐすっ……え、ほ…ほんとに…?」
ダーンコ「勿論、そして無知なる貴女にはワタシが正しい性教育というものをしてあげますよ」クイッ
ゴォーーーンッ…
ミリア「あっ"!? へあっ♥」ビクッ
ゴォーーーーンッ…
ミリア「あっ、あっ♥ひぐっ♥も、もう…それ、やめてぇ…♥」ビクッビクンッ
ゴォーーーンッ
ゴォーーーーーンッ…
ミリア「かはっ♥ あ"っ♥い"っ♥ふぁあああァァァッ♥♥///」ビクビクッビクンッ
リズミカルに響く鐘楼の音と共にミリアの肢体も二度、三度と跳ねていく。
やがて一際大きな声と共に身体が跳ね上がると秘裂からぶしっと潮を吹きながら絶頂してしまう。
ミリア「あ、へ……はぁー…はぁー…♥」
ダーンコ「その感覚がイクという事ですよ、女性が赤ちゃんを作る為にはその感覚が重要なのです」
ミリア「い、イ…く……?わたし……イっちゃった……てこと…?」
ダーンコ「ええ……そして」
ずぷっ……じゅぷっにゅりゅっ!
ミリア「ん"ひぃーッ♥!?ま、また…おちんちんっ、入って…♥」
ダーンコはミリアの桃尻を掴むと後ろから再びペニスを挿入する、そして遠慮の無い激しいピストン運動でミリアの身体を容赦なく突き上げていく。
494 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 19:04:33.83 ID:F2QG5a+Bo
じゅぷっ! ずぷっ! ずぷっ! ずぷっ!
ぱんっ!! ぱんっ!! ぱんっ!! ぱんっ!!
ミリア「お"ひっ!?///あ"っ♥あ"っ♥ い"っ!!にゃ、にゃんでぇ…?おちんちん、突かれて…さっきは、凄く痛かったのにぃ…///」
ぱんっ!!!
ミリア「あ "あ"あ"っ♥す、すご……これ、おちんちん♥すごいぃぃぃいいいっ♥」ギシッギシッ
鐘の力により性への目覚めを促され、激しさの中にも的確に女体の弱点を突くダーンコのペニスはミリアをどんどん快楽の渦へと堕としていった。
ダーンコ「赤子を作るのにはもう一つ必要なものがありましてね…!それは男の精液が必要になるのです!!」パンッパンッ
ミリア「い"ひっ♥あっ♥う"ぁっ♥せ、せー…えきぃ?///」ハァハァ
ダーンコ「男のおちんちんから出る白い体液ですよ、それを貴方のおまんこに注ぎ込む事で赤ん坊が出来るのです。まぁ既に貴方のおまんこにはたっぷりと注がせて貰いましたがね…」ニタァッ
ミリア「しろい……♥たい、えき……………………え?」
ここに来て初めて、ミリアは己がされてきた行為が赤ちゃんを作るための行為である事を知った。
そして先ほど、自分の身体の中に注がれた白い液体を思い出す。
取り返しのつかない行為をしてしまったと、ミリアは絶望の中で自覚した。
495 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 19:06:13.92 ID:F2QG5a+Bo
ミリア「い…イヤぁッ!!!抜いて!!おちんちん抜いてぇぇぇぇ!!!」ブンブン
ダーンコ「……ふんっ!」
ずちゅっ!!ずちゅんっ!!ずちゅっ!!ずちゅんっ!!
ぱぁんッ! ぱぁんッ! ぱぁんッ! ぱぁんッ!
ミリア「ひ、ぎゅうううぅッ♥!?にゃ、にゃんで……なんで、ぎもちいいのぉ♥」ヒクヒクッ
何度目かも分からない自問も直ぐに訪れる快楽の嵐に呑み込まれる。
最早ミリアの肉体はダーンコから与えられる快楽の虜になっていた。
そしてダーンコはミリアの二つ結びの綺麗な金のツインテールを掴み上体を無理やり上側へと起こさせる。
髪を引っ張られる痛みも、口から垂れるよだれすらも気にならなくなるほどの気持ち良さがミリアを支配していく。
ミリア「あぐっ!?いっ♥ぎひっ♥ぃぎ、ぃい♥」
ダーンコ「それは女体が子を孕む用に設計されているからです!!おなごはちんぽを挿入られると子どもを産みたくて仕方なくなるのです!!!」パンッパンッ!
ミリア「ひっ♥いぃッ♥ちがっ…!!わらひ…産みたくない♥おじさんの赤ちゃんッ♥欲しくないもん♥」
ダーンコ「そういう悪い口を言う娘にはお仕置きが必要ですねぇ!!」
496 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 19:09:10.91 ID:F2QG5a+Bo
ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!!
ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ!
じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!
ずちゅっ!ぐちゅっ!!ずちゅっ!ぐちゅっ!!
ミリア「あ"へぁァァァ♥♥ やだ、やらぁ♥おちんちんっ♥ぱんぱんしないれぇええ♥おしっこのあなに突かないれぇえええッ♥」ビクンッビクンッ
ダーンコ「おしっこの穴だなんて情緒の無い事は言わない!!ここはさっき、ワタシは何と言いましたか!?」
ミリア「は♥へぁ♥あっあ"っ♥…お、おまんこっ♥おまんこだめっ♥おちんちんからせーえき、おまんこに出さないでぇ♥」ビクビクッ
ダーンコ「ふふっ!ぐふふッ!!最高だ!何も知らぬ無知な少女に教え込むこの快感はたまりませんねぇ!まんこの締め付けも素晴らしい!!」パンッパンッ
淫らな言葉を言わされながら秘裂を突かれ続け、既に絶頂の波は何度も来ている。しかし激しさを増すペニスの抽挿に大きな波が押し寄せて来る事を感じていく。
ミリアにはもう快楽に狂う以外の道は存在していなかった。
ダーンコ「はぁ…!はぁ…!さぁイきますよッ!!思いっきりイってしまいなさいっ!!」
ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!!
ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ!
じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!
ずちゅっ!ぐちゅっ!!ずちゅっ!ぐちゅっ!!
ミリア「イっ♥あ"ンっ♥も、もうらめっ♥イグッ♥おまんこでイ"っちゃうッ♥♥だめっ♥しぬっ♥♥死んじゃうゥゥゥ♥♥♥」ビクビクッ
ミリア(助け…て……おとうさま、おかあ、さま…うるすら……くろうす…)
ミリア(ふろーりあ…お、ねぇ………ちゃん…♥)
どぷっ!!!ドピュびゅぴゅっ!!!どぷ…ドクンッ!!
びゅりびゅぷっ♥ びゅっ♥ びゅくっ♥ びゅぐんっ♥びゅぐんッ♥♥
ビューーーッ♥ びゅくんっ♥ ビューーーッ♥ビューーーッ♥♥♥
ミリア「お"ォっ♥♥お"ひぃイイイ♥♥///いぎゅッ♥♥おまんこッイぎゅウウウゥゥゥ〜〜〜〜〜っっ♥♥♥♥」ビクビクッビクンッ!ビクンッビクンッ!!
497 :
◆0SmoYhO4IU
[saga]:2022/02/16(水) 19:13:00.76 ID:F2QG5a+Bo
秘裂とペニスの隙間から入りきらない精液が溢れ出てくる。
それほどの量を胎内に注がれたミリアはガクガクとお尻を跳ねながら連続で絶頂してしまう。
ダーンコ「ぐっ…!……ふぅ!」ビュルッビュッビュッ
十分に膣内射精を堪能したダーンコはペニスを引き抜くと余った精液を呆けたままのミリアの身体にぶっかけていく。
ミリア「あつ"っ…♥♥や、らぁ……せーえき、やらぁ…♥♥あかちゃんも…らめぇ…♥」ビクンッ…ビクンッ
ダーンコ「ぐふふ……気に入りましたよ貴女、このまま商品として出すのには惜しいですね」
ダーンコはベッドの下からケースを取り出していく。
中には様々な調教道具が入っており、どれから使おうかと色々と手に取っていく。
ダーンコ「決めました。貴女は暫くワタシの性奴隷になって頂きましょう」
ダーンコ「心配する必要はありません、子を孕んでしまったら産んで育てるぐらいは許可してあげますよ」
ダーンコ(まぁ飽きたら店に出せば良いだけの話です。処女膜も専門の回復魔術師に頼めば治せますしね……いや、待てよ。いっそ孕んだ後に膜を治して処女懐胎品として出品するのもありですねぇ…!!)
ミリア「あ……ふぁ……ぁ…♥」
下劣なことを考えながら調教道具を手に取りミリアの身体を起こしていく。
肉体の麻痺は幾分か治りかけていたが度重なる絶頂と快楽の支配により体を動かす体力は残されていなかった。
なによりもうミリアにはもうこの男に抗うほどの気力も精神力も無く、ただ自分の下腹部から流れ出ている精液を茫然と見つめながらずるずると引き摺られていく。
やがて次の調教が始まってしまうことを感じたミリアは、快楽を感じる以外の感情をシャットダウンする事にした。
次に目覚めた時に、誰かが助けに来てくれている事を信じて…。
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2022/02/16(水) 19:42:21.28 ID:jUQb7qkYo
おつ
このスレのせいで鬱勃起にめざめちゃうヤバイヤバイ
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