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【安価・コンマ】Cランク神獣「Sランクまでよじ登る」(その3)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]:2021/12/06(月) 14:15:35.18 ID:+3lKDUP00
ウォルフ「いっやったぁぁぁぁぁぁっ!」
ナガレ「はぁ、はぁ.........やりましたぁ......!」
キノ「すごーい! ウォルフ、ナガレ、おつかれさま!」
鉄陸雲丹「ウン......タン......ッ!」
ひっくり返ったウニはなんとか起き上がろうとトゲをもにょもにょと動かしていた。
ウォルフ「これが、ぎんいろとげとげのうら......」
ナガレ「やっぱり思った通りありましたね、弱点」
キノ「とげとげ、ない!」
ナガレ「ではウォルフさん、トドメをお願いします」
ウォルフ「わかった! ......えいっ......!」
ウォルフは牙でウニの裏に噛みつくと、そのままその裏の甲殻をまとめて引きはがした。
バギバギバギィッ!
鉄陸雲丹「ウ゛ダッ」
甲殻にくっついていく形で内臓が引き出されたウニは、まだしばらくトゲをもにょもにょと動かしていたが、しばらくして静かになった。
中の黄色い肉は柔らかそうで、美味しそうな匂いを漂わせていた。
ウォルフ「やったー! ぼくたちでごはんを手にいれた!」
ナガレ「やりましたね!」
キノ「わーい!」
そうしてウォルフ一行は、寝床に持ち帰るためにウニの甲羅を解体して身を抱えて持って帰ったのだった。
ウォルフ「.........ごめんねちょっとまって。どうやってバラバラにしたんだっけ」
ナガレ「僕の水で切りましたね」
ウォルフ「さいしょっからそれでよかったんじゃないの」
ナガレ「......あ」
キノ「ナガレー?」
ウォルフ「ナガレってあたまいいのに、なんだかあたまわるいね......」
◆
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