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【安価】チート従者を連れて異世界転生【コンマ】
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59 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 21:44:12.62 ID:goPM06ly0
>>58
上限は+50
下限は−50
大きく変動する選択肢もある感じ
初期値は全て±0
60 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 21:46:31.93 ID:goPM06ly0
//分かりやすいように定期的にこんなん出しときます。
//ステータスは後から増えるかも。増えないかも。
主人公
倫理 ±0 「法律は大事だけど、車が一切通らない深夜の信号無視くらいはまぁ別に」
善性 ±0 「余裕がある時は人助けはする方がいい」
自立 ±0 「他人にそれなりに頼りつつ、自分で出来る事は自分でやろう」
性欲 ±1 「興味は人並みにある」
対錬金
独占 ±0 「本人の気持ちを尊重したい」
好感 ±1 「おたがい気持ち良く付き合っていけたらいいね」
61 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 21:48:32.66 ID:goPM06ly0
「あ、いや……な、なんでもないよ」
などと、言いつつ。
出来るだけ自然な動きを心がけて俺は錬金の隣に座った。
正直、不自然さが100%だったとは思う。
緊張から手足の関節はガチガチだったし、声も少し上ずっていた気がする。
当然ながら錬金がそれを見逃すわけもない。
「……へー?」
愛らしい顔がニヤニヤと歪むにはほんの少しもかからなかった。
62 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 21:59:55.58 ID:goPM06ly0
そして次の瞬間には、俺の右肩に重みがかかった。
「っ!」
思わずびくりと体を震わせる。
犯人はもちろん錬金だ。
頬を「にぃっ」と持ち上げて、目をじっとりと細めて、体どころか頭まで俺に預けてもたれかかっている。
「そうですよねー。
こういう事したいから私をこういう風にしたんですもんねー?」
俺の考えはまるっきり見透かされていた。
からかいを乗せた甘ったるい囁き声。
超至近距離からのそれは吐息さえ感じられる。
もちろん俺にとっては初めての体験だ。
63 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 22:07:18.06 ID:goPM06ly0
「しょうがないですねー、ご主人様は。
ふふ、手とか、繋いじゃいます?」
錬金の攻勢は止まらない。
触れあっていた腕が動いて、俺の右手に絡みついた。
小さく柔らかい体温が掌をゆるゆると這う。
しかし、それはゆっくりとだ。
緊張で汗ばみ固まった手に握られる感触はまだない。
心臓が期待に早鐘を打つ中、まだかまだかとその時を待つ。
「あれー?
したくないんですかー?」
が、錬金の動きはそこまでだった。
64 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 22:22:25.26 ID:goPM06ly0
「え?」
軽く困惑する。
錬金もその気になって、そういう流れだと思ったのに、と。
掌同士は向かい合ったまま、触れるか触れないかギリギリのところで止まってしまった。
その答えは、なんでとすがるように見やった錬金のニマニマ顔から返される。
「もちろんご主人様からしてくれるんですよね?
だってぇ、私をこーんな気持ちにさせたくせに自分からは何もできないなんて……。
そんな情けないことあるわけないですよねぇ?」
「……うっ」
言葉に詰まった。
今まさに受け身になろうとしていたのだから何も返せる言葉がない。
顔面の熱が上がっているのを感じる。
少しどころじゃなく恥ずかしい。
錬金の言う通り、それは情けないにもほどがあった。
65 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 22:34:45.86 ID:goPM06ly0
「いや、そんなことはない、よ。
……い、いいかな?」
「どうでしょー。
ダメだと思います?」
自分で錬金の感情を設定した以上、そうは思わない。
思わないが、確信を持つのは難しい。
恋愛経験値ゼロの男にそこを踏み切れというのは中々の難題だ。
けれど流石に情けないとまで言われてこのままというのは男としてどうかと思う。
ので、なけなしの勇気を振り絞って錬金の手を握りしめた。
「あっ」
という、小さく細い声にまた少し身を固くして。
「ふふ、ご主人様の手、おっきいね」
それに続いての嬉しそうな感想に、ドキリとしつつホッとする。
ただ、安心もほんのつかの間のこと。
「そういう目的」で握った初めての異性の手は童貞には大変刺激的だった。
66 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 22:47:13.76 ID:goPM06ly0
小さい。
柔らかい。
温かい。
すべすべで、滑らかで、壊れそうなほど細い。
そして何より、触れているだけで心地良い。
「骨、ごつごつしてる……男の人の手って感じだね」
そんなものがこちらの手を隅々まで探るように撫でていくのだからたまらない。
指同士がこすれ合い、絡まっていく。
錬金の人差し指、その爪が甲をつぅと撫でた瞬間なんて、声が漏れるのを我慢しなければならなかった。
「そ、そっか。
錬金の手も、その、女の子の手って感じだ」
「うん、女の子だもん。
ご主人様好みのね。
……こういうの、好きなんですよねー?」
覗き込むようにそう聞かれれば、はいと答えるしかない。
やりすぎなほどに性癖を詰め込んだ自覚は間違いなくある。
「はい、よくできました。
じゃあ好きなだけ握ってていいですよ?
それで、もーっと好きになってね♪」
からかわれて、くすぐられて、冷静さは遠のいていく。
世の中の恋人たちはよく平然としていられるものだと心の隅で少し思った。
こんな状態でまともに会話が出来るとか、一体彼らはどうなっているのだろう。
掌いっぱいの幸せな感触で茹だった頭では、俺なんて何も考えられないというのに。
67 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 22:52:24.20 ID:goPM06ly0
……さて、そろそろ話を戻そう。
まさか一日中こうしている訳にもいかない。
いい加減に火照った頭を冷やして、明日からの事について話し合う必要がある。
セーフティーエリアであるログハウスは今日しか存在しないのだ。
頭を落ち着けるためにお茶をすする。
生前から慣れ親しんだ爽やかな若葉の香りは、幾分か心臓を落ち着かせてくれた。
68 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:08:42.24 ID:goPM06ly0
錬金も湯呑をそっと持ち、ふぅふぅと吹いてから口をつけた。
「あ、おいしい」
ぱっと錬金の顔が愛らしく華やぐ。
感嘆をそのまま表に出した笑顔はなんとも輝かしい。
写真に切り取って額に入れればそれだけで何かの賞を取れそうにさえ思える。
「私の知ってるお茶の5割増しくらい美味しいかも。
ご主人様、お茶得意なの?」
「割とね。
自由に飲める飲み物は限られてたから、お茶には結構こだわってたんだ」
「なるほどー。
……うん、やっぱり美味しい。
さっぱりしてていいねー」
低温じっくり、苦味少な目で出したお茶は飲みやすくまろやかだ。
お腹からじんわりと広がる温かみに良い香りもあいまって、二人そろってまったりとする。
69 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:09:59.00 ID:goPM06ly0
と、そこで少し気になる事があった。
「あれ?
緑茶って初めてだったんじゃ?」
錬金は緑茶を目にして確かにそういう反応だった。
なのに5割増しと分かるのはなぜなのか。
「飲んだのは初めてだよ。
でも知識としてはあるんだよね」
「知識?」
「そ、インストールされてる感じ。
ご主人様と常識共有できなかったら不便でしょ?」
なるほど確かに。
頷いて、もう一度湯呑に視線を落とす。
つまり漢字まみれコレや手帳と同様のサービスなのだろう。
世の中本当に便利にできているものだ。
「例えば水墨画みたいな風景とか言われたらパッと思い浮かぶし、
夏といえば素麺だなって思うし、味も分かるよ。
あと広さで例えるなら定番は東京ドームとか」
「あぁ、あの全然ピンとこないやつ」
「そうそう!
東京なんか行った事ないもん」
生前にも何度もした、それこそ日本のどこででもされてるだろう雑談だ。
それが遠く離れた異世界でも出来るのは不思議な気分だった。
70 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:10:59.35 ID:goPM06ly0
話を続ける。
錬金にインストールされている知識は他にももちろん色々あった。
俺の生前のおおまかな来歴。
転生前に訪れたあの白い部屋、死後の世界の大体の仕組み。
従者生成チートの能力や制約。
その辺りはまぁ良いとして、大事なのはこの異世界についてだが。
「一般常識はちゃんと入ってるよ。
普通に暮らす分にはしっかり案内できるから安心していいですよー?
私がちゃーんと、なーんにもわかんないご主人様を守ってあげますからねー?
……まぁ、貴族とか王族とか、そういう世界の方はあんまり分かんないけど」
そういう事だった。
錬金いわく、一般的な「錬金術師」という職業の人間が知りうる範囲のことは知っているらしい。
地理についてもそれなりに把握しているそうだ。
一安心である。
それならば街に入ってから二人でこそこそと、一般市民の生活を覗き見て常識を学ぶ必要はないだろう。
71 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:30:35.51 ID:goPM06ly0
知識についてはこれで把握できた。
ではその次。
錬金術師とはどういった事が出来る職業なのかについて。
「なんでもできるよ」
これにはそんな、あんまりに端的な言葉が返ってきた。
「なんでも……って、言葉通り?」
「うん、ほんとになんでも。
錬金術って応用の幅がすっごい広いからね。
やれる事の多さだったら一番なんだから」
戦闘から採取、探索から追跡、狩猟から建築まで。
この世界の錬金術師にできない分野は存在しないと太鼓判を押してくれた。
72 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:32:21.56 ID:goPM06ly0
「ただし、時間と素材があれば、なんだけどね。
錬金術で作った道具がないとほとんどなんにもできなくなっちゃう」
「あー、なんかちょっとわかる。
リソースをつぎ込めば最強な感じの職業なわけだ」
「大体そんな感じ。
ハイコストだとハイリターンで、ローコストだとローリターン」
とても分かりやすい。
しかしそうなると少し心配になってくる。
ゲームで経験があるが、そういった職業は序盤が大変なのだ。
安定した稼ぎを確立するまでは危険がつきまとう事になるのではなかろうか。
73 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:33:10.37 ID:goPM06ly0
「と、思うでしょ?」
「え、違うの?」
「違うのです。
違わなかったらチート手帳におすすめなんてされないんですよねー」
そんな心配を錬金はけろりと跳ねのける。
繋いだままの俺の手を引いて立ち上がって、ニヤリと笑った。
「普通の錬金術師だったら大変なんだろうけどね。
私はこの世界で最高の錬金術師ですから?」
ボリュームたっぷり。
ばるんという音が聞こえそうなほどに大きな胸を張っている。
「んふふ。
早速ご主人様に私のすごいところを見せてあげますねー?」
74 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/23(木) 23:54:06.47 ID:8nDJrLDE0
そうして向かった先はキッチンだった。
どこからガスが届いているのか不思議なコンロに火をつけて、錬金は鍋を温め始めている。
同時にベルトから何本かの試験管を抜き、ビーカーの中で少しずつ混ぜ合わせもしていた。
それを俺は後ろから眺める形だ。
錬金は俺を背にしたまま、作業と並行して説明してくれる。
……だが、どうにも落ち着かない。
「まず錬金術とはどういうものかってところからね。
簡単に言うと、物の意味を強くする術なのです」
キッチンに錬金の声が響く。
持ち前の明るさも生意気さも今は息をひそめて、真面目な新任教師といった雰囲気だ。
落ち着いた声音のそれは、当然俺の居心地の悪さには関係ない。
「人って、物に意味と目的をつけるでしょ?
包丁は切るもので、布は包むもの、みたいに。
この世界ではそういう"人の認識"が持つ力が大きいんだ」
錬金が一つ身動きする度に、ひらひらと揺れている。
スカートとか、シャツの裾とかがだ。
原因はこちらである。
袖の大きなローブは細かい作業には邪魔だったのだろう。
適当に脱ぎ捨てられてしまっていた。
大変に目の毒な、露出の激しい姿に戻ってしまっている。
視線を吸い寄せる力はそれはもうとんでもない。
お陰で言葉がなかなか耳に入ってこないのだ。
75 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/24(金) 00:04:18.78 ID:2bprQAUf0
「あ、白い部屋でご主人様も聞いたでしょ?
死後の世界は人の集合意識から生まれて運営されてるって。
こっちだとそういう力が現世の方にも影響してるって思えばいいかな」
「な、なるほどなー」
生徒の不真面目さに気付いた様子もなく錬金は説明を続けている。
これではいけないと目を閉じて深呼吸し、クールダウンを試みた。
76 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/24(金) 00:06:00.30 ID:2bprQAUf0
選択肢
@ よし、ここからはしっかり説明を聞こう (倫理+2)
A 気を紛らわすために手伝いながら聞こう (倫理+1 自立+1)
B 無理だ、どうしても目が引き寄せられる (性欲+2)
>>下1
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/12/24(金) 00:09:25.83 ID:R4aAMq+q0
2
78 :
◆Rd.6vQpPWY
[saga]:2021/12/24(金) 00:12:16.43 ID:2bprQAUf0
今日は終わりよー
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2021/12/24(金) 00:17:49.29 ID:6P8aHP0go
おつのよー
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