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【安価コンマ】貴女は魔法女学院でふたなりを治したいようです 5日目

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643 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2022/12/23(金) 00:24:55.06 ID:trX68maH0
流石にこれ以上は不味い、途中までなんですけど投下していきます。丸一日書いてたけど、これは不味いよ。

>>641
スレ間違えてますよって言いたくなった。皆可愛いからね、しょうがないね。




――――

――



リーン「あのすみません! ユキカゼさんですよね!」

ユキカゼ「…………」

――わざわざ集団から外れた場所にいたというのに、なぜ声を掛けてくる。

全くクラリスの奴、面倒な事をしてくれたものだ。こんなことをしている暇があるなら自己鍛錬でもしておいた方が、幾分マシだ。

リーン「あ、ごめんなさい自己紹介がまだでしたね。わたくしは――」

ユキカゼ「いい、止めろ。知っている」

リーン「! 最初にやった自己紹介を覚えていてくれたんですね! ふふ、ありがとうございます!」

最初の自己紹介の時からは想像もつかないが、この王女様は随分と良い性格をしているな。一年の時のクラリスによく似ている。マリンカも確か――いや、マリンカとは少し違うな。

リーン「それで、もしまだ相手が決まっていないのでしたらわたくしとペアを――」

ユキカゼ「断る、他を当たれ」

リーン「へ!?」

誰があいつの企画したイベントに参加などするか。どいつもこいつも、仲良くなりたいだの、私のことをよく知りたいだの甘っちょろい。

私はリチュアをやりにここに来た、それなのに何故こんな馴れ合いを……。

リーン「そ、そうですか……申し訳ありません、確かに急でしたね」

ユキカゼ「……」

他の奴に比べて引き際が良いな。そうだ、私は参加するつもりなど一切ない。……コイツが他の奴の場所に行ったら、他の場所で鍛錬を――。

リーン「ユキカゼさんもわたくしと同じで剣を扱うと聞いて、その技を近くで見ることが出来ると思ったのですが……あの! でしたら、今度の休日にすこし練習にお付き合いさせて……うっ、すみませんなんでもありません」

ユキカゼ「…………」

むっ。

……それなら、少し話は変わるな。
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