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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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263 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 23:36:53.66 ID:U1Cf7OBR0
>>261
「久しぶりにクソみたいな状況だな。帰りたい」
頭上から降りてくる影。木の上に昇り、追撃が来ないか確かめていたのだ。
休憩代わりにスキットルから酒を呷り、お気に入りの煙草に火を点ける。残り一箱しかない。

「いつだって現実は予測以上に悪いモノさ」
この分では使えそうなゲートも多くはあるまい。空になったスキットルを顔も向けずに背後に放り捨てると、地図の点を見て溜息。


「異論は無し。少し休んだらさっさと行こう。 こんなところで共倒れなんざ俺はゴメンだ」
「先は長くなりそうだ。お前らも食うモン食ってよく休んでおけ。俺様みたいに24時間戦えないだろ」
264 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 23:38:17.04 ID:yZdwGRYX0
>>261
「はぁ、はぁっ……、っ……」
「どな、どなたか……すみません、みずをすこし、わけてはいただけませんか……?」

荒い呼吸、上下する肩、落ちる汗と血ともオイルともつかぬ液体……
喉がカラカラに乾いている、通常ならば不要であるはずの現象が半人の体に生まれていた
基本活動とイムエトでの水分消費が、内部での生産を上回っているのだ

「……隠密行動はニガテではありますが……」

ロイとソーマの案に頷き、BBの案にもふむと頭を捻る
しかしイマヒトツその手の対応策が浮かばぬ様子ではあった
265 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:47:27.35 ID:Yf6+z8xv0
>>262
ロイ「正直何が効くか分からん 闇雲に攻撃を仕掛けて本気にさせたら後が怖い
   とりあえず対策を講じる程度はしておこう だが今す仕掛けに行くなんてことはやめてくれよ」

>>263
アキレス「ねー 俺も帰りたい かえってクーラーの効いた部屋でアイス食べるんだ」
―――ギィ!!

ベティちゃんもソーマタージに謎石遊びで勝つまでは死ねるか!といきり立っている

>>264
ロイ「ほれ」
キャンティーンの水を差し出す

ロイ「おあつらえ向きにヤマの中だ 水源なら少し探せば見つけられる」

>>全員対象
ロイ「タェンティースの体力回復を待って移動を再開する いいな」
ということで次のゲートを目指す一行であった・・・・・


//〆
266 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 22:46:10.83 ID:lusU2HN70
「ぐぬぬ……、うぬぬ……!」

狭間のスクラップヤード、だだっ広いグラウンドめいた広場
重いコンダラ(アレである)をずーりずーりと引っ張っているのはジャージ姿で何時もよりちょっとスポーティなルシオラであった
何やら先日ユノとランダムジャンプした先の世界でちょっとした騒動に巻き込まれ、ルシオラのモヤシっぷりが原因でユノに庇われ彼女がケガをしてしまった事があったと言う
そこから帰って来たルシオラは、ちょっとでも足手纏いから脱却するためにトレーニングに励むのであった
267 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:01:01.20 ID:93pnKZvZ0
>>266
ロイ「ギガースの★を目指せってか?」
炎天下の中でのトレーニングということなので ぶっ倒れない様付き添いしているロイ

ギガースはきっとタェンティースと激しくいちゃついていることでしょう

アキレス「倒れない様に気をつけなよ〜?」
ビーチパラソルに扇風機 冷たいドリンクと 鍛える気0のアキレス

―――ギィ!!
ちなベティちゃんはコンダラのうえでルシオラにエールを送るべくハサミを振り上げていた

ロイ「汗には塩分が含まれている つまり体の中の塩分が絶え間なく流れているということ なのでしっかりと塩分も補給しましょう
   ということでルッシー ホレ」

踏ん張るルシオラの口にポイと放り込まれたのは 昔ながらの塩と紫蘇と梅だけで作られた 激烈にスッパしょっぱい梅干しであった
268 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:07:08.16 ID:lusU2HN70
>>267
『……!!』

向こうから風に乗って聞こえてくる金属音
実剣での模擬戦激しくみっちりな巨人と半人でありましたとさ

「うぅ、お、重い〜……!」
「……あ、どーも……ッッッ!?!?」

しかし実際このコンダラ、メチャメチャ重い!
ルシオラの進む速度はカタツムリといい勝負であり、目的地の旗まではまだまだあった
そんでもって塩飴か何かと思って頂けばもうとってもスッパイ!
飛び上がって悶絶!その勢いでコンダラも少し進んだ!ヤッタ!

「み、みず!みずっ!!」

ただしお口の中がゴゥトゥヘルなのは問題だ!
269 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:22:15.05 ID:93pnKZvZ0
>>268
ロイ「ヘイ」
アキレス「ヘイ」

ロイが合図 アキレスがクーラーボックスからひえっひえのペットボトルを投擲 ロイがキャッチしてルッシーにパス

酸っぱい梅干しの後の水は甘くておいしいぞ!!

ロイ「しかし中々筋肉が付かないな・・・元々付きづらい体質なのか?」
などと言ってルシオラの筋肉の突き具合を視るべくルシオラの腕なり脚なりを無造作に撫でて確かめようとするロイ
セクハラ? 性別詐称する方が悪い
270 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:29:40.82 ID:lusU2HN70
>>269
「へーいっ!ありがとうございますっ!」

パシッ!ナイスキャッチ!
コンダラの取っ手の中で、本体に寄り掛かって一休み
一気に半分くらいの水を飲み干した、ぷはぁと大きく爽やかな吐息が漏れる

「……うーん、どうなんでしひゃぁっ!?」
「ななななナンデスカッ!?ダイジョブデスカ!?」

突然の接触に大慌てで跳び退くもコンダラの引っ張る部分の中故に大した距離ではない
実際ルシオラの体は鍛えているのに細っこい、性別詐称の他にも確かに元々筋肉が多くないのであろう
多分世界的に、宇宙での無重力生活が基本の為進化の過程で筋肉が衰えているのだ
271 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:41:07.20 ID:93pnKZvZ0
>>270
ロイ「何オメェそんな飛びのいてんだ」

怪訝そうな顔をするロイ 男だと思ってるからね 仕方ないね

ロイ「う〜ん タンパク質主体の食事に差せてるし・・・ザバい飲み物は欠かしてないし・・・」

Q.タンパク質主体の食事って?
A.焼肉定食

ロイ「もっと低負荷のトレーニングからじっくりやる方がいいか・・・? よしルシオラ コンダラは中断だ
   軽い重しを付けたインターバル走から始めるぞ」

そういってルシオラからコンダラを代わってグラウンドの端にゴロゴロゴロゴロ・・・あっという間に移動させてしまいました

ロイ「さぁて 重しはなにがいいかなぁ・・・よし」
重しとなる物をさがして・・・いいものを見つけたようです

ルシオラを指さすロイ

―――ギィ!!

がってんだーといわんばかりにハサミを振り上げるベティ ルシオラの背に上る
なおベティちゃんの体重は大型犬と中型剣の中間ぐらいの重さだ

おおよそ10s強ぐらい?

ロイ「よーしはしるぞー」
といってルシオラを追いかけ始めた
272 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:50:59.03 ID:lusU2HN70
>>271
「く、くすぐったくて!」

必死の誤魔化し!
嘘を塗り固める為に更なる嘘を重ねる、悪循環だ
いっその事打ち明けた方がいいとも思うが、しかし勇気が出ない

「え?あ、は、はい」
「……うえっ!?う、ぐぐ……!」

背に感じるベティちゃんのズッシリ!
そこまでヘヴィではないのだがジワジワ効いてくるタイプだこれは

「えぇっ!?こ、この状態で……!?」

よたよたと走り出すルシオラ、元々遅い足が更に鈍足に

『あれ、ホントにやってるんっすね』
『七八に聞いたっす、気にしないでいいのになぁっす』

さて、リラックスタイムのアキレスのパラソルの日陰にはユノの姿がいつの間にか
ルシオラを庇ってケガしたとの事だがそこまでの大ごとではなかったようだ、現にフツーに歩いて来ているし
273 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:57:26.25 ID:93pnKZvZ0
>>272
ロイ「俺に捕まったら焼き肉丼大盛りな!!」
ハッハッハと笑い声を上げながら追いかけまわすロイ

―――ギィ!!ギィ!!
ベティちゃんはルシオラの背中で応援するようにハサミを振り上げていた

アキレス「まぁ鉄火場に出る以上 鍛えておいて損はないってね」
クーラーボックスから取り出した冷たいラムネを差し出しながらアキレスが言う

アキレス「暑いのによくやるよ・・・」


〜そのころ 止まり木同盟の宿〜

鈴虫「ぐがーごー」

チリーンと風鈴が涼し気な音を立てる中

扇風機一つ占領し 大股開いてふんどしちらりズさせながら大いびきをかいている何とか虫もいますが 気にしないであげてください

//そろそろいい時間なのでお先にノシ
274 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 22:10:30.16 ID:QYssC4SNo
【エルムV・技術聖堂(研究所)にて】

「デースデス…もちっと…!」

 ナイフを小器用に使い、タェンティースの傷口を抉っているのはα-12。
 一応、断っておくと、これは応急治療行為である。

【前回>>237にて卵管を打ち込まれたタェンティースの内部に異物が混入された可能性が高いためだ】

「……デタ!キモいデス!」

 おぞましい粘着音と共にナイフの先端に突き刺さって現れたのは、
 鋭い牙を持つ眼球も無ければ手足も無いという奇怪な生物である。

【えんがちょと、奇怪生物をナイフごとウォルターの方へポーン】

「ポンコツ=サンの無機部分が上手くガードになっていたから良かったデスが、
 コレ、生身の生物が食らうと、ワリとヤバイシロモノみたいデス」

 有機体に癒着・同化し、遺伝子構造を書き換え、独特のテレパス器官を脳に構築する。
 このエイリアン幼生の持つ能力である。そして、今、相対している敵兵士は全てそうなってしまった人間の成れの果て≠ネのであろう。

【エイリアン幼生はナイフを抜けてウォルターに襲い掛かろうもがいている】
 【→もっとも、遺伝子も糞もない相手ではどのみち意味はないのだろうが】
275 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/08/05(日) 22:21:07.24 ID:GmJgCMO8O
>>274
「なるほど、これが……」
「……うぇー、気持ち悪ー……」

さてはて、平然とした風を装ってはいたものの実際キモい!
ビチビチ新鮮さアピール重点なエイリアンを一瞥、眉間にしわを寄せる
施術中は処置として痛覚を遮断していたので痛くなかった、便利

「……しかし、と言うことは」
「トゥエルブ達は、有機体です……?」

敵兵は恐らくそうだ、寄生された成れの果て
そしてアラズァヘッドの最新鋭たる彼女らは果たして?
276 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 22:24:09.53 ID:nlL8Nze20
>>274
「ももも…」

刃を備えた黒き宇宙海月が放り出されたエイリアンを知覚し、
その触手でもって獲物を痛めつけると自らの身体の中心へと持っていく。
其処には烏賊やら蛸やらが持っていそうな嘴のような口があるのだが…
その数はやけに多く、密集していて、しかも突き刺して相手のエネルギーを吸い取るのに使う。

エネルギーを吸い取られた生命体は純粋に生命エネルギーだけを失う。
結果、体組織は崩壊、エネルギーを吸い尽くされた物体は塵となって消えるだろう。

「も」

所で壮年であるが無差別に味方を襲うことはないがまともに喋らんしヒトの姿に戻る気配もない。
意思疎通はかろうじてできているかも知れない、犬猫並みには。
277 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 22:40:21.94 ID:QYssC4SNo
>>275

「とーぜん、α-12達もコレを撃ち込まれるとヤバイデス」

 ウェーっという顔をするα-12。実際、遺伝子汚染を食らえば汚染兵士の仲間入りだ。
 タェンティースのような半人半機だからこそ、このような雑な応急処置でなんとかなっている。

>>276

「しっかし、奇怪生物具合なこちらも負けていないデス;」

 呆れた顔でももも生物となったウォルターを見やる。
 どっかのSAN値神話に出てきそうなアレっぷりである。

「流石にこのままだと不便デス;;」

 せめて言葉しゃべるようにならんかと、懐からウルトラデスソースを取り出してくらげ口に放り込んでみるテスト。

【そんな劇物持ってるナンデ!?トンチキ娘の行動に整合性など不要!(断言】

 −−−−−−−−−−−−

【全員対象】

 しかして、このタェンティースが受けたエイリアン幼生の発見によって、
 現在、この星に起こっている破滅の経緯がおぼろげながら見えてきた。

「たぶん、遺伝子を汚染するコレは異星種の尖兵ではないデショウかね。
 獲物と見定めた惑星に先ずは放って汚染が広がるのを待つ。たぶん数世代かけて」

 その結果が、この惑星におけるカルト教団なる連中の台頭。
 そして、戦力たる軍組織への侵食を半ば終えたところで行動に移った。
 ここまで徹底的に社会システムが壊された後ならば、この後やってくるだろう数万数億のエイリアンは、
 大した抵抗を受けることも無くなすがままに蹂躙し放題だろう。

「って、感じだったんデスね」

 言いながら、別の方を向くα-12。そこには救助対象たる数人の科学者とその家族と思わしき一般人の姿だ。
 皆、焦燥しているが、社会的地位はかなり上位なのだろう。身形や防衛体制からもそれは伺えた。
 もっとも、彼等を護っていた者達は全滅し、代わって越境者達が介入したという綱渡りめいた生存ではあったが。

「えと…カルト教団の噂は我々にも届いていましたが、まさかこんな…」

 台詞の端々からは奇妙に現実感が無いともとれた。
 おそらく、この研究所の外で行われている虐殺の惨状を把握してはおるまい。

(まあ、カノッサとしては彼等が伝承するテクノロジーが必要だから…無事でOKってとこデスね)
278 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/05(日) 22:46:07.62 ID:y2LubCEt0
>>276-277
「もももー、もももー?」

さてもももォルターの前で手を振って見てご挨拶
コミニュケーションを計っているのだ!

んでもって?

「……ふゥむ、悍ましい侵略ですね」

護衛の任に当たりながら半人、トゥエルブとのやり取りを見ていた
実際繁殖としては効率的と見ていい、巻き込まれる側は堪ったものではないが
279 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 22:48:48.87 ID:nlL8Nze20
>>277
「も」

いらん、とばかりに刃が一閃。
放られたデスソースが空中で四散、中身がα-12に降りそそぐ!

「もけ・りり…」

不便さなど何処吹く風、海月は宙をふいよふいよと舞っている。
先程から時折、思い出したかのように淡く発光するのは何なのか。

>>278
「……も?」

タェンティースのやる事が理解できていないようで、空中で身体を傾ける海月。
一応触手の一本が手を振り返してはいるが!
280 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 22:58:24.86 ID:QYssC4SNo
【全員対象】

「お目目がっ!!」

 周囲にぶちまけられたデスソースによりα-12は七転八倒!
 救助対象達からのソンケイが消えていく!!今や胡乱なアレを見る目つきだ!!

【しかして、この状況に不安そうだった救助者の家族…子供は笑っている。結果オーライか?】

「えーごほん。こちらα-12、パッケージの回収を完了。迎えをまわしてくださいデス」
≪こちら、α-09.。他のパッケージも完了済みだ。これよりヘリを回す≫

 どうやら、他の施設に向かったC.T.S.S.も上手くやっているようである。
 越境者達が宛がわれたこの技術聖堂こそ最大級にして最重要目標であったが、
 他の戦場でも戦いは繰り広げられている。αシリーズの優秀性の証左である。

「皆さん、そろそろ屋上に移動しますデス。敵がどんどん押し寄せている状況デス。速やかにトンズラこくデスよ?」

 強襲にて要救助者を抑えたα-12達であるが、危険な状況に変わりはないのだ。
281 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 23:06:17.70 ID:nlL8Nze20
>>280
「も」

愉快愉快と海月がα-12の周りを漂う。
集団が移動を始めると、それに付いて回るように海月も漂う。
淡い発光はいよいよ頻度を増していた。
282 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/08/05(日) 23:14:17.96 ID:y2LubCEt0
>>280-281
「……あ、こういう芸風なんです」

と、トゥエルブの奇行にナイスフォロー!(シツレイ!)
ともあれクラゲさんとも仲良くやれそう(一方的)である、よかったね

さて、脱出となれば実際真剣である
何せいのちが双肩にのし掛かるのだからそれはそうだ
赤刃を抜き放ちながらしんがりを進む!
283 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 23:27:25.56 ID:QYssC4SNo
【全員対象】

「ぐぬぬぬぬ…ッ」

 このくらげ野郎に対しての復讐を決意するα-12。
 とりあえず、白インクで表面に「ぬるぽ」とラクガキ。

【それを見ている救助者達のソンケイはますますストップ安であったという】

 −−−−−−−−−

【脱出地点に向かう一行――】

「「「SHAAAAAA!!」」」

 撤退の妨害を図る汚染兵士達の容貌は確実に人間と遠ざかり始めていた。
 どれもが第三の腕を生やし、赤紫色の長い舌と牙を伸ばし、肌の色も不自然な紫色に染まっている。

「もはや人間社会に溶け込む必要(擬態)も無くなったというわけデスか!!」

 そして、これは彼等の侵略が既に阻止限界点を越えたという証でもある。
 この惑星は多くの人命を飲み込んで破滅する。それは最早確定事項なのだ。

【そして、現在、性質の悪いおっかけっこの真っ最中だ!】

 BLAMBLAM!!汚染兵士達の持つ粒子銃からレーザー光が射出され、
 しんがりのタェンティースに迫る。狙いこそ甘いが、実弾よりも遥かに素直な軌道と反動に少なさが厄介だ。
 何せ、走りながらでもかなりの命中精度を期待できるのだから。

「くらげ=サン!も、役に立つデス!」

 牽制射を行いながらも、意思疎通できているのかいないのかビミョーなウォルターにも支援要請。

【汚染兵士…粒子銃の配備。軍施設の重要な武器庫を掌握されたようである】
284 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 23:34:27.20 ID:nlL8Nze20
>>283
「も」

α-12の要請に応えてかの行動かは不明だが海月は敵性体を認識したらしく無駄に漂わなくなった。
触手を高々と振り上げるとスナップを利かせ水平に振るう。

ぶちん、と音がして先端の刃が千切れ飛び、相手へと向かっていく。

じゃらりじゃらり、幾つもの触手が同じ行動を開始する。
刃が放たれるほどに触手は短くなり、飛距離も悪くなっていく。
千切っては投げ千切っては投げ、微妙にニュアンスの違う攻撃が続けられる限り続く。
285 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/08/05(日) 23:37:03.42 ID:y2LubCEt0
>>283-284
「ちっ……!」

粒子兵装の確認、舌打は派手に。実際厄介だ
月光に持ち替え斬り払う!破壊不能属性はここでも役に立つ
虚空の刃を展開、突撃させ躍らせる六振り
回避運動は最小限、ここは半人は盾となるべき場面なのだ!
286 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/05(日) 23:50:02.52 ID:QYssC4SNo
>>284-285

 肉体の頑健さと鉄壁の盾となりえる月光を持つタェンティースが、
 敵の攻撃を阻み、越境者と救助対象(パッケージ)達を護る。

「GHAAAッ!!」

 そして、ウォルターの放つ刃により敵の先鋒が切り刻まれた。

【しばらくはそれで凌げるが、ウォルターの刃は確実にその精度を落としていく】
 【→それは適応力に抜きん出ている敵には速やかに露見し―――】

「エレベーターは…ダメ!階段走るデスッ!!」

 当然ながら電源を落とされ停止しているエレベーターなど論外。
 救助者達に階段を駆けるように指示するα-12であるが――

【当然ながら一般人の、シロートを抱えての撤退は、焦燥を禁じえない程に遅い!】

「KAAAAAAッ!!」

 それを見計らったように手榴弾が投擲。ソレがタェンティースを放射状に飛び越え後方を狙おうとする。

「SYAAAA!!」
「ッ…やべーデスよ!ポンコツ=サン!くらげ=サン!」

 さらにやや距離をとっている汚染兵士たちの様子…その手に持つ粒子銃の様子がおかしい。
 各部が展開し、赤い放熱板が露出する状態に変形しているのだ。
 それは半人が別の場所で散々見てきたモードでもある。

≪ブラスターモード:エリミネーター/ピアシング≫

 射出されれば何が起こるか、自明である。
 岩を瞬時に蒸発させるような極めて高出力の貫通レーザーが放たれようとしているのだ。

【敵はこの足が鈍るだろう階段到達のタイミングを狙って「決め」にかかってきたのだ!!】
287 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/05(日) 23:56:29.19 ID:y2LubCEt0
>>286
「流石に厳しいか……!」

護衛対象を確実に守る為、半人の進軍速度は通常の半分より遥かに以下であった
それはつまりそれだけ火線に曝される時間の延長を意味する

「……くそっ!!」

ぶん!と腕を振るいイムエト射出!
魔力を帯びた粘土が飛翔、手榴弾を包み込み炸裂を防がんと!

「エリミネーターピアシング……!?」
「……こ、のぉぉぉっっ!!」

赤刃を引き抜きジェネレイター起動!
破壊的エネルギーの奔流を放ち、相殺或いはそれごと敵兵の排除が叶えば重畳!
288 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/05(日) 23:57:41.43 ID:nlL8Nze20
>>286
「!」

最早文字通り打つ手無しの海月。
そのぽよんぽよんの身体で投擲された手榴弾を上手く弾く位しか出来る事がない。

更に放たれようとしているレーザー。
これには今の身体では全く対処が出来ない。
いや、仮に別の形態であったとしても近接主体の壮年に如何程の事が出来たかは分からない。

だから出来る事はその身体を大きく広げ、盾として座する以外にない!!
身体の発光は此処に来て最高潮に達している。
289 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/08/06(月) 00:14:35.30 ID:NTxpYZOko
>>287-288

 ボヨン!と先ず、状況とは不釣合いな音と共に投擲された手榴弾が上方に弾かれた。
 ウォルターによるフォローである。そしてそれを瞬時にイエムトで包むタェンティース。

【ドン!と鈍い音と共に泥中で手榴弾が炸裂】

 洩れた爆風こそ空気を震わせ、燃焼する風が表皮を炙ったが、
 殺戮を為すであろう威力と破片の多くはイエムトに受け止められた。

【救助者…特に低威力であっても危険な子供もいたが、それは身体を広げたウォルターがケア!】

 しかして、敵の本命は次なるピアシングレーザーにあることは明白!
 それを見て取った半人は速やかにアラクレームの赤き刃を起動!
 大きくエネルギーを消耗するのを覚悟で破壊的奔流を放ち、敵の一斉排除にかかる!!

【粒子銃が優秀な汎用一般兵装≠ナあるのに対し、赤刃…ネメシスフォースソードは太古の技術兵装≠ナある】

 奔流は速やかに敵の全てを飲み込み、同時に放たれたピアシングレーザーは四散し、
 狙いを定めぬままに一定の空間に拡散!しかしてこれはこれで厄介であったが――

「デスッ!!」

 不壊なる月光の模造品たる「陽光」を以って、散ったレーザーをなぎ払うα-12。
 さらに拡散するレーザーを盾となるウォルターが受け止めることになるだろうが、
 威力をかなり殺されているレーザー光ならば、なんとかなる公算が高い(よほどの紙防御でなければ。

「ッー、やばかったデス」

 息を吐いて、階段を見やる。屋上までの距離。
 越境者達だけならば一瞬で、そして、救助者を抱えた現状では途方も無く遠い距離。
 まだ、このディシプリン(試練)は終わりを見せないようだ。

//ここまで!
290 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 22:23:36.38 ID:ta9/rgRa0
【狭間のスクラップヤード 特設プール】
ロイ「BBQのお時間じゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

さて 連日うだるような暑さに見舞われる狭間のスクラップヤード
こう暑くちゃ食欲が落ちてくるのも仕方がないもので スクラップヤード内のそうめん消費量は増える一方

これではいかんと立ち上がったのが我らがロイ・ゴールドマン
縦に両断したドラム缶に脚をつけ 炭をたんまりぶち込んで着火 その上に鉄板を敷けば 即席のBBQコンロの出来上がり

じゅうじゅうと音を立てて焼ける肉野菜その他いろいろ プールの傍でやれば即席なレジャー気分も味わえるだろう

ロイ「スタミナは食わんとつかんのじゃ!! 肉を食え野菜を食えとにかく食え!!」

とまぁすっかり鍋奉行ならぬ鉄板奉行っぷりを発揮しているロイであるが 他のものはちゃんと参加しているだろうか?
291 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/07(火) 22:31:36.96 ID:DRMEx+pG0
>>290
「あぅ……ぼ、僕はそうめんで……」

と、矢張りそうめん消費の一翼を担っていたルシオラである
肉の焼ける匂いだけでウップなのだ

『わーい、食べる食べるー』
『食べるっすー!』

いつもの食欲魔人達はしっかりみっちり食べる気満々!
なんなら生焼けの肉まで行くだろう、アブナイ!
292 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 22:43:39.62 ID:ta9/rgRa0
>>291
ロイ「お前は強制だ」
ナムサン 鬼伍長ロイの命令が下りました

ロイ「お前なぁ ちょっと暑いぐらいで体重落としてちゃ戦場で使い物になるわきゃねぇだろ
   テメェ軍学校の生徒だったんだろ? だったらどんな状況かでも詩を食う訓練はしておけ:

とここでいつものがダブルでやってきて生焼けに手を出そうとするので

ロイ「お預け!!」
ぺしーんぺしーんと伸びる手を叩いて迎撃

ロイ「もう少しだから焼き肉のたれでも用意してまっとれよ・・・」

しばし後

ロイ「よーし焼けたやつからもっていけー …ルッシーもこのぐらい食えるようになればなぁ」
お肉と野菜が交互に刺さったバーベキュー串を四五六とユノに進呈

ついでにルシオラには牛肉オンリーのスペシャル串を押し付ける

アキレス「モグモグぐびぐび」
―――ギィ♪

アキレスはビールと一緒にいただいているし ベティもおいしそうに食べているぞ よかったね
293 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [age]:2018/08/07(火) 22:49:43.23 ID:DRMEx+pG0
>>292
「あ、やっぱり……?」

何となく察していたらしい、ナムサン!
いて、いてっ!と食魔人ふたりから上がる悲鳴!
仕方なくタレをお皿に盛って正座待機……からのお預けが解けた瞬間お目々がきらーん!
受け取った串をもっちゃもっちゃとハッピー満点なのだ!

「……あの、これ、お野菜さんの姿が……?」

一欠片の肉を食べるのに3口くらいかけて、ゆっくりゆっくりなペースで頂きます
半人とかニアとかもちゃっかり参加している辺り、消費はなかなか早いぞ!
294 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 23:05:41.34 ID:ta9/rgRa0
>>293
お皿もBBQにのっとって紙皿だぞ

ロイ「だいじょーぶ ちゃんとお野菜も用意してあるから」
つまり野菜も肉もたっぷり食え そういうことだ

ロイ「はいこれやけたぞー これもやけたぞー ホレ食えー」
ゆっくりペースなのはいいが 運ばれてくる肉野菜のペースは変わらないので溜まる一方だぞ

鈴虫「もっちゃもっちゃ・・・」

ちゃっかり鈴虫もイカ焼きをビールと共にいただいていたり

ギガース「・・・・・・。」
こちらもただただ静かに大量の肉を食べ進んでいく

ロイ「ほれルシオラ あいつぐらい食えるようになれば筋肉もすぐにつくようになるぞ」
と ギガースを指さし無茶ぶりするのであった

ロイ「ほーれ魚の登場だ!! 食べたい奴はいるか〜?」
鮭の半身とたっぷり野菜をガシガシ混ぜながら炒めたちゃんちゃん焼きが食べてほしそうにみんなを見ている!
295 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/07(火) 23:15:16.77 ID:DRMEx+pG0
>>294
「えっ……いや、あの、こう……串のバランスと言いますかなんって言いますか重い重い重い!」

紙皿がしなる程に溜まる串串串!
慌てて創作体で補強して支える、能力の無駄使い!

『……あ、これも焼けましたよー?』

なんて半人が上出来に焼けたお肉をギガースに手渡していた

「……種族が違いますってばぁ〜……」

涙目になりつつも串を頂く、しかし実際味はとっても美味しい!
問題は量なのだ、ただ純粋な物量

『いえーい、魚魚ー!』
『食べるっすー!』

はしゃぐふたり、もちろん頂きます!

『……あぁ、いい匂いがしていると思ったら』
『悪いが、ふたつくれないか?……アイツはこういった時いつのまにか来てはこっそり食べていた』

向こうからやって来るのは若草色の衣服を纏うイリー
ムガに捧(あ)げる分と合わせてご注文!
296 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 23:28:21.03 ID:ta9/rgRa0
>>295
ロイ「バランス?」
紙皿を見る 肉肉肉肉肉野菜野菜野菜野菜野菜

ロイ「・・・・・とれてるじゃん」

量は別とする 常に物量で押しつぶす先鋒というのは有効なのだ

ギガースは半人が持ってくる肉を齧り 酒で流し込んでいた
これぞまさに戦士の食べ方 その間ほとんど自分で動いてない 半人が持ってきてくれるから

食魔人共にたっぷりどさー ついでにルッシーの紙皿にもどさー

ロイ「おぅ 持っていけ」
やってきたイリーにもドササー アキレスにどさー ベティにドサー はい完売御礼である

アキレス「ついでにこれもー」
―――ギィ!!

ムガのためにちゃんちゃん焼きを持っていくイリーにアキレスがスライスチーズを ベティが飴玉を進呈
慕われてるね

ロイ「よ〜し そいじゃ焼きそばやるか!!」
アキレス「いえ〜い!!」
―――ギィ!!

ロイの言葉にテンションが上がるアキレスとベティ 直にソースの焼けるいい匂いがしてくるだろう

ロイ「ちゃんとルシオラのぶんもよういしてやるからな」
ニッコリ
297 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/07(火) 23:37:14.91 ID:DRMEx+pG0
>>296
「」

白目!
卒倒しそうになるのを堪えてなんとか押し込む!
食べ切らないと終わらないのを知っているからだ、一刻も早くカロリー消費をしなければならないし!

『……あ、お酒が……』

とまぁ半人、お酒までしっかりサービス!
この辺の気遣い所作もカンペキなのである!スゴイ!

『やったー、いっただっきまーす!』っす!』

次々とやって来る食べ物達、正にパラダイス!
食欲魔人達にしてみれば文字通りそれのはずが、

「」

泡を吹いているぞルシオラピンチ!
焼きそばまで辿り着けるか!?
298 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2018/08/07(火) 23:39:58.25 ID:DRMEx+pG0
>>296
「……ありがとう、喜ぶよ」
「ん、ベティもな」

どっさりなムガのお皿、喜ばしいモノである
屈みこんでベティの頭をナデナデ、一礼と共に共同墓所へと戻る墓守
なんだか見覚えのある乳白色の花弁がひらひ、風に遊び舞っていた
299 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/07(火) 23:48:08.47 ID:ta9/rgRa0
>>297
ロイ「そこまでショックか」
泡を吹くルシオラ 困ったもんだと渋い顔のロイ

ロイ「わーかったよ 今日はそれで勘弁してやる 焼きそばは食魔人に任せるから」
実際2人に任せておけばあっという間になくなるでしょう

鈴虫とギガースは串にしか興味を持ってないようだし アキレスはすでに飲み中心に切り替えているし
ベティちゃんは水蜘蛛ちゃんと水上遊泳としゃれこんでいる まさに宴もたけなわというやつだ

ロイ「さぁたっぷり食べて夏の暑さを乗り切ろう」
鉄板の前で汗を拭くロイ 今日も空は抜けるような青だった

//それでは〆で
300 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/08(水) 22:49:13.12 ID:WAlNnwnt0
【天空都市】
朽ち果てた石造りの街並み 朽ちたゴーレムに上る見たこともない生物 空は雲一つない快晴 周りを見れどもさえぎる物はなく 眼下には雲の海が広がっている

ロイ「やーれやれ 変な場所に越境したなぁと思ったが まさか天空都市とはなぁ・・・伝説には聞いていたが ここがどこの空にあるのか分かれば大発見なんだがなぁ」
都市の外周から崖下を見下ろすのはドワーフ混じりの冒険者

アキレス「それでどうするのさ?」
ロイ「辺りを探索するもよし 次の越境までのんびり過ごすもよしだ 現在位置が分からにゃ他の奴らに天空都市に来たと自慢しても笑われるだけさ」

とのんびりしている男2人 

―――ギィ!!
ちなベティちゃんは現地の謎生き物と交流を図っていた
301 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 22:58:03.59 ID:bGtDuZGm0
>>300
空には雲ひとつない。快晴だ。
なのだが、空にわずかな歪み。そして、そこから何かが吐き出される。
天空都市の住民からの刺客か?いいや、違う。

「わああああああああ!?!?!?」

なぜならそれは、空から落ちてくる少女は訳もわからないと言った風に悲鳴をあげているからだ。
そして、石造りの町並みに堕ちる。墜落だ。

「イタタ……はっ!?ここは!?もしかして例の異世界!?やったー!!」

金髪の、魔法少女と言った風貌の少女だった。
痛がり、辺りを見渡し、歓声を上げる。

新たな越境者の誕生の瞬間であった。
302 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:03:35.73 ID:6/HmerRo0
>>300
「こういう非科学的なのは専門外だ。グランサイファーでも通りかかったら教えてくれ」
眼下に広がる空を眺め、鼻を鳴らして辺りを見渡す。堕ちたらと思うとゾッとしない。

「現地住民は…分からんな。動体センサーは反応が無いわけじゃないが───どー見てもあのキモい生き物の反応だしな」


「俺らだけでも記憶の片隅に留めておこう。嗤われるのは当分はゴメンだね」
手ごろな場所を見つければ、ゴロリと横になって左腕のデバイスを弄るソーマタージ。中から出たのは冷えたヌカコーラ。

「たまにはこういうところでのんびりするのもいいんじゃないか? 死臭に塗れて人や害獣を殺すのだけが人生ではあるまい。
 少なくとも、お前らは」

飲み干した瓶にスキットルから酒を移し、松脂を染み込ませた携帯紙に日光を当てる。
可燃物を増やしていけば、簡素なものだが焚き火の完成だ。
「マシュマロ三個だけ持ってた。お前らにはやらねーケド」
303 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:04:34.12 ID:chi75Pic0
>>300-301
「……うーん、もちろん座標データなんかも取れませんね……」

と唸る半人、一応録画も試みているが修正力によって結果は微妙に終わる可能性も高かった
つまり今は記録より記憶、この美しい光景を目に焼き付ける事が優先されるし事実半人自身としてとそれを好む

「しかしキレイな所です……あの生物はいったいってうっへぇ!?」

突然のエントリー!ニュービーの登場だ!
思わずビックリ飛び退き、しかし越境の匂いを嗅ぎつければ平静

「あ、ど、どーも、はじめましてー……?」

人語を話しているところからコミュニケーションは大丈夫だろう、取り敢えずのオズオズと挨拶
304 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/08(水) 23:18:21.51 ID:WAlNnwnt0
>>301
アキレス「ベティ!!」
―――ギィ!!
ロイ「チッ」

空がゆがむ 何かが転移してくる アキレスはベティを背中の定位置に移動させ
ロイは舌打ち一つ ハルバートを構える

何かが転移してくる その転移してきた輩が必ずしもこちらと友好的というわけではないのだ

だが吐き出されたのは魔法使いと思しき女の子だ しかも喜んでる

ロイ「・・・。」
アキレス「・・・。」

ハルバートを構えたまま固まるロイ 警戒しながらも固まるアキレス

そんな中

―――ギィ!!

ベティちゃんは2人の前に出てきて だれだおまえーといわんばかりにハサミを振り上げたのであった

>>302
ロイ「なんだその ぐらんさいふぁー ってのは?」
雲より高い標高に位置する天空都市は直射日光にさらされているというのにかなり寒い たき火を起こすのも分かる

と ソーマタージの顔の前に漂ってくる何か ふよんふよんと空を飛ぶクラゲだ

クラゲは何か考えているのか はたまた何も考えてないのか ソーマタージの顔の前でふよんふよんと漂っている

形はミズクラゲに酷似しており 触手などは短い

>>303
座標データを図ろうとするタェンティースであるが 魔力的なジャミングが張り巡らされているのか ここがこの世界のどのへんなのかはうかがい知ることはできなかった

なお録画はできそうだ

そしてベティと戯れていたのは ウリ坊のように平たい鼻を持ち ウリ坊よりもなおまん丸い四足歩行の獣だった
ウリ坊っぽい何かはてこてこタェンティースに歩み寄り タェンティースの存在を対s亀るように鼻を動かしていた
305 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:25:56.14 ID:chi75Pic0
>>302
>>304
「……」

無言でそれを見下ろしていた半人
その表情は以前凛然としており温かみのカケラも見受けられない
何故か?半人は人見知りの気があり、初対面の相手がいる場面では必要以上に格好付けるクセがあるのだ
故にそのカワイイなナマモノを前にしても一切揺らぐ事なく……

「あ、ムリですこれカワイイカワイイ……」

無理でした、カワイイには勝てませんでした
屈み込みまんまるナマモノを撫でようと腕を伸ばした!

「そ、ソーマ様!マシュマロ、マシュマロ下さい!この子にあげたいんです!」

306 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 23:26:31.81 ID:bGtDuZGm0
>>303
しばらくキョロキョロと辺りを見渡す。間違いなく、見たことのない光景だと確認をする。元の世界からは失われたものだと確認する。
そして、話しかけられる。これまた驚き。ちゃんと意味が理解できていることに驚いているようだ。

「ど、どうも!はじめまして!!えっと通じてますか!?ハロー?あわわー!外国語もっとしっかりやっとくべきだったー!」

ちゃんと人語を話しているので通じているはずだ。
>>304
一頻り騒いで、はしゃいでいるのもハルバードで一瞬落ち着く。
武器を向けられて落ち着かないほど浮かれてはいない。

「あーあーっと……わ、私別に何もしませんよー……?」

おずおずと両手を上げる。敵対の意思はない!
だが!次の瞬間!

「えーっと……それ、ハルバードって武器ですか!?かっこいいー!実物見るの、初めてなんです!」

またはしゃぎ出した。
好奇心は極めて旺盛だ。
307 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:29:06.42 ID:6/HmerRo0
>>301
「……」
天から現れ、一人で何やら満足したようにはしゃぐ少女。前時代的な格好は正に───。
「こういうところに一番詳しそうなのが来たな。見た目だけは」

「喜ぶのは勝手だが、変な動きはするなよ。お嬢ちゃん。目玉とこの溶けたマシュマロを取り換える羽目になるぞ」
腰の刀に片手を乗せ、マシュマロ刺さった串を突きつけて声をかける。警戒しているのだ。


「ここで会ったのも何かの縁だ。自己紹介から入ろう。俺ペニーワイズってんだ。本業はピエロ」


>>304
「気にするな、古いゲームの話だ。色褪せた映画、目の大きいアニメ、紛い物のゲーム…。古い話だ。
 そんな事より、お前らは暖まらなくていいのか?俺的には心地いいくらいだが、お前らはそうもいくまい」


「なんだこのクラゲ…。出る世界間違えてねーだろーな?」
ここじゃないどこかの方を向きながらボヤく。呑気と言うか逆に怪しいというか。

「あっち行けよクラゲさん。クラゲなんて食うところロクに無いし嫌いなんだよねオレ」
触手で生成した指揮棒めいた長い串を軽く振り、つつき、クラゲを追い払おうとする。直接触れるのは避けたい。
308 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 23:35:35.94 ID:bGtDuZGm0
>>307
「ペペぺぺ、ペニーワイズさん!?ハ、ハローペニーワイズ!な、何も落としてませんよー……?」

刀なんていう見慣れない、だが武器を突きつけられれば多少は焦るものだ。
外国の方だと思って外国の挨拶。何も落としていない。あえていうなら自分が落ちたのだ。

「ええっと……リーア・V・ストロベルです!こ、これで通じてるかな……?」

ドキドキを抱えながら、自己紹介。
刀というこれまた見慣れぬ、本の中でしか見たことのない武器を見てうずうずしている。

はしゃぎ出すまで、あと二秒。
309 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:42:38.85 ID:chi75Pic0
>>306
「ハロー、ハロー、ハロー」
「……大丈夫ですよ、おそらくはあなたの話す標準語でコミュニケーションが取れるはずです」

さてはて(外見だけ見れば)やや怜悧な気配を纏う半人
しかしそこから敵意や害意は発せられてはいない

「はじめまして、わたしはタェンティースと申します」

ぺこり、恭しくしかし嫌味っぽさのない所作での一礼
310 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/08(水) 23:43:40.20 ID:WAlNnwnt0
>>305
撫でようと手を伸ばすタェンティース 何の抵抗もなく手が届き
モフッと津美崎が毛皮に埋まる ふわふわもこもこの感触が伝わるだろう

ナマモノはその行動にも動じず タェンティースの膝に足をかけて顔をのぞき込もうとして・・・
残念 脚が短すぎてうまくいきませんでした あごをタェンティースの膝にかけ 前足をピロピロ動かしている

そこにはまるで警戒心と言うものがない 捕まえようとすれば簡単に捕まえられる

ロイ「さぁて 一体何があったらこんな進化のしかたしたんだ?」

>>306
視界の奥の方に ドラゴンの様な何かが飛んでいますが 気にしないであげてください

ロイとアキレスは顔を見合わせる

ロイ「・・・落ち着け 一体何だっていうんだ」
好奇心旺盛な女の子にたじたじのロイ

アキレス「あれじゃない? 越境者一年生」
ロイ「ハルバートも見たことないんじゃそれか・・・わかった そのままなにもしないでくれていい
   とりあえずここは多分お前さんの知る世界じゃない」

〜越境者についての説明と自己紹介が終わった者とする〜

ロイ「まぁ突拍子もないことになっちまったが気を落とす・・・大丈夫か」
はしゃぎまわる女の子にため息を一つついた

>>307
串でつつかれたクラゲはふよんふよんとどこかに行ってしまった 逃げたらしい

だが次は足元をつつく存在が襲来

―――ギィ!!
ベティちゃんでした マシュマロくれーといわんばかりにハサミを振り上げている コマンド?
311 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:47:40.26 ID:6/HmerRo0
>>305
「ヤダ!!」
羅刹の表情で即答!一切の迷いもない、よく通る声だ。

「下等な原生生物如きに、この俺様の唯一の食糧を───」
言いながらゴソゴソと懐をあさる。出てきたのは数本のエネルギーグリス、カチカチのクラッカー、豆の缶詰、角砂糖数個。
「───というワケでもなかったようだが、嗜好品をそんなどこの馬の骨とも知れんヤツに分けるか!」

元の場所に返してきなさい!とお説教!野生生物に人の食べ物を与えるリスクは知っているが、そんな事は彼にとってはどうでもいいのだ。
ただ自分のモノを分け与えるのがたまらなく嫌なだけだ!


>>308
「風船いるかい? いざって時の為に持ってるんだ」
デバイスから出したのは真っ赤な風船。フヨフヨと風に揺れて揺らめき
「ウソだ。やらねー」
握り潰した。パァン!!というやたらデカい音が響く。


「通じてるよ。リーア、リーア…。俺のメモが正しければ、止まり木にもカノッサにもそんな名前は無かったな」
とりあえず危険は無さそうだ。クルクルと赤い刀を回して鞘に納め、自分にしか読めない字で書いたメモ帳を開いて唸る。
また新たな越境者という訳だ。とはいっても、このラピュタじみた滅びた街に保護するための施設などあるまい。

「魔女のつもりか?お前と同じようなスケを三人は知ってる。
 とりあえずしばらくは後についてもらって…なんだその目、なんだその目は。ステイ。リーアステイ」
312 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/08(水) 23:55:49.25 ID:6/HmerRo0
>>310
「毒とかは無いみたいだな。安心してよさそうだ」
どっかに良くクラゲを見送り、タェンティースと触れ合ううり坊っぽい生き物を見やる。
「警戒心の欠片も無い生き物に、毒とかも無いクラゲ…。アイツ他の所行くときに一気に鬱にならないだろうな?
 研究機関でも科学者でもないし、詳しく調べたわけじゃないが、どうもここには外敵というものがそんなにないのかもな」

もし本当に空に浮いているのなら、外来種が来ることも無いだろう。精々渡り鳥か、チラリと見えたドラゴン程度か。
「ガラパゴスってやつか?尤も、この環境が俺らに牙を剥かないとは限らない。気を付けるんだな」


「…? ああ、お前か。 欲しいのか?虫ってこういうの食べても平気なのかな」
物思いに耽っていると足元をつつかれる感覚。視線を降ろせばベティちゃん。
手に持ったままのマシュマロと交互に見比べ、トロリとろける甘味をゆっくり近づけ───。

「むーしゃむーしゃ!」
バッと自分の口まで戻して串ごと貪り食った!いやらしく!
313 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/08(水) 23:57:05.82 ID:bGtDuZGm0
>>309
「えっ?あっ!そう見たいですね!よかったー」

第一関門、言語の壁突破!
とりあえず一安心。

「タェンティースさん、初めまして!私はリーア・V・ストロベルです。」

ぺこり、とこちらも挨拶。
ちゃんと教育は受けている。仕草は丁寧だ。
>>310
ドラゴンめいた何かを見てまたきゃあきゃあとはしゃぎはじめたのは、割愛された出来事となった。
粗方のことを教えられ、こちらも改めて名乗る。

「ええっと、リーア・V・ストロベルです。私は、どっから話せばいいかなーー」

そう切り出せば、自発的に越境をすべく動いていたこと。
異世界のことは少しだけは知識はあるが実態としては何も知らないに等しいこと。
などを話す。
そして、

「あ、私科学技術が発展しきった世界の生まれなんです!だから魔法とか、金属製武器とか憧れてて……さっきはすみませんでしたっ!」

ある意味衝撃の事実を告白しながらはしゃぎすぎたことを謝る。
>>311
「なんとなく、風船に手を伸ばしちゃいけない気がする……」

知識ではない。直感だ。風船が握りつぶされたことには、なぜだか安心感。

よく分からないが、敵ではないと認めてもらえたようだ。一安心。
そして、

「それって、刀ですか!?赤い!どうやって!?!?」

好奇心は爆弾めいて炸裂した。

ロイの説明などを聞いて落ち着いたのち、魔女のつもりかというソーマの一言に反応する。

「魔女!魔女かぁ……えへへ、それっぽいですか?」

ちょっと、嬉しげだ。
314 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/08(水) 23:59:43.17 ID:chi75Pic0
>>310-311
「……!!!!」

ズキュゥゥゥーーーーーッッッゥゥン!!
そのナマモノのカワイイな所作は瞬時に半人のこころを支配した!
嗚呼なんたる悪魔的進化の突端か、こうして労せずして食糧を得ようというのだなええい浅ましい!

「……これと!これと交換しましょう!ほらほら、お酒!」

そんなナマモノの為にソーマタージ相手に必死の説得
交換条件に出したのは携帯用消毒アルコール、プシュっとやってキレイになるアレ

>>313
「……はっ!?」
「こほん、ど、どーもリーア様……お見知り置きを」

さてはて、↑でうりぼうっぽいナマモノにすっかり懐柔されていた半人
リーアとのやりとりを行う時だけ凛然の仮面を被る
……まぁ早い話が結構アレなアレであると見抜くのは容易であろう!

「え、えーっと、リーア様は……」
「……世界を渡るのが、はじめて……です?」
315 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 00:09:26.89 ID:A+DmXLQF0
>>312
ロイ「その外来種がこないってぇ環境がこの警戒心のなさを生み出したんだろうな」
刺すつもりも見せないクラゲに タェンティースにされるがままのウリ坊 つまりそういうことだ

とまぁベティちゃんにとってはそんなどうでもいいことよりも 眼前に迫る焼きマシュマロの方が重要なわけで

―――ギィギィ・・・ギィ!?
嬉しそうにマシュマロを受け取ろうとした その瞬間 ソーマタージがいけずを発動して食べてしまいました

―――ギィ!!
そんないじわるソーマタージに憤慨した といわんばかりにハサミを振り上げるのであった

>>313
ロイ「そうかい 嬉しそうで何より 俺はロイ・ゴールドマンだ」
アキレス「おれアキレス そしてベティ」
―――ギィ!!

よろしくーといわんばかりにハサミを振り上げるベティであった

ロイ「あれだ 世界を渡ってりゃ そのうち魔法全盛の世界にも行くだろう それまでテンションは抑えておけ 体がもたんぞ」
アキレス「金属製武器がないって ナイフの類もないのか・・・すごいな」

>>314
タェンティースのハートを見事に撃ち抜いたウリ坊は 前足を駆ける場所がないので膝に乗せたアゴが外せず困っていた

ロイ「あ〜ぁ こりゃ暫く使い物にはならねぇな」
アキレス「せっかくだからニアタンに送信してやろ」

呆れるロイと 動画を撮影して無料通話アプリでニアに送信するアキレスであった


そんなこんなで 越境一年生のリーアと 越境者の皆さまとの邂逅は続くのであった・・・・・

//お先にノシ
316 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/09(木) 00:12:33.34 ID:tsyzv3N60
>>313
「騒ぐな!俺は優先席に座らない老人と騒ぐガキが嫌いなんだ!」
やいのやいの騒ぐリーアにタジタジ。考えたらこういうタイプはあまり見なかった気がする。
「特別な玉鋼に一定の周波を流して…くどい!今度wikiでも見とけ!」


それからどうした。
「見た目だけなら、な。 あんまりそれらしい臭いはしないが」

ようやっと落ち着いたリーアにやれやれと首を振り、煙草に火を点ける。紫煙の向こうから覗く目は、最初に脅して来た時のと同じ目だ。
「見た目だけなら確かにそれっぽいさ。実際そんな格好してるヤツ何人か知ってる。
 ただ実際は…少なくともマナとか魔力とかそんなのがあるようには見えないがね。俺は」

「まあ面倒を起こさないなら、お前が死霊術師だろうが自分を魔女と思い込んでる精神異常者だろうが構わんさ。
 ここから出れたら、そういう連中のいるところまで案内はしてやる。もし変な格好の女がいたら後はそいつに頼め。言動はアレだと思うが」


>>314
「バカにしてんのか!失明するからみんなはやめような」
ベシーンとアルコールを地面に叩き付け更に激昂!交換条件に釣り合わないにも程がある!

「よく聞け、野生動物の餌付けは悲劇しか生まないぞ。そもそもこうやって触れ合うのも推奨されないくらいだ。
 お前は自分の一時の感情と自己満足に任せて、そのひ弱…いたいけでカワイイで不潔そ…ワイルドなキ…変わった動物の未来を奪うのか?」
口で言うだけでは決着は永遠につくまい。アプローチを変えて諦めさせる方向にシフトチェンジだ。

なお重ねて言うが、ソーマタージ自身は野生動物の保護とか環境保全とかそういうのに全く関心も無い。
317 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/09(木) 00:20:00.44 ID:F3+QxZZU0
>>314
タェンティースさんは案外と可愛いものが好き。
なんとなく、微妙にアレな方向で理解されたようだ。

「はい。ずーっと違う世界に行きたくって、ようやく叶いました!」

皆の推察通り、リーアは異世界一年生。先ほど入学式を済ませたばかりだ。
>>315
「よろしくお願いします!ベティさんも、よろしくね」

元気にハサミを振り上げるベティにも微笑み。
ベティに驚くのはもう済ませている。

「ああっと、あるにはあるんですがもう主流じゃなくて……本当に、珍しいんですっ」

リーアのいた世界では武器の9割は光学兵器に置き換わっている。本当にごく一部でまだ刀剣の類が用いられているとかなんとかという話は聞いてはいた。
ロイのハルバードやソーマの刀のように光学兵器でないものを用いている組織は既にない。一部のマニアが極めているようなものであった。

>>316
「わぁすごい……そんなことまでわかっちゃうんだ……」

ソーマの観察眼に感心。実際、リーアは魔法使いではない。
これが、異世界の、本場の魔法に触れている人。と密かに尊敬の念を覚える。
ある意味正しいが……?
318 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/09(木) 00:22:58.47 ID:epDIU+Eh0
>>315
「はふぅぅぅ……!!」

埋もれたい、このナマモノに埋もれたい
ヨチヨチな短足の一挙一動にぐでたまめいて溶かされすっかりKOなのであった!

//お疲れ様でしたっ!

>>316
「あぁっ!ヒドイ!」

ヒドイのは突き出した条件だ!自業自得、インガオホー!

「……待って待って、色々disるのやめて下さい」
「うぅ……で、でも分かりました、じゃあおやつは諦めます……」

ぐ、と堪えて半泣き!
しかしソーマタージの誠意(?)は通じた、半人はオヤツを諦めた!
しかしもっふもっふ触り続ける手は止まりそうにはなかったが

>>317
「成る程、それは……うん、夢が叶って何よりです」
「……宜しければ、色々お話致しましょう……何処か落ち着ける場所で」

周囲を探る半人、その視界は低い
うりぼうっぽいナマモノを撫で続けている為屈んでいるのだ
言動がどうにもアレなポンコツムーブ、まぁしかし越境に関する知識は経験値の高さからそれなりではあるはず
そんな出会いもまた一興、これからもどうぞ宜しくなのでありましたとさ


//私もこの辺でっ!ありがとうございました!
319 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 22:49:54.04 ID:A+DmXLQF0
【狭間のスクラップヤード】
ゲートが開く 狭間のスクラップヤードでは見慣れた光景

ロイ「よっと 無事に戻ってこれましたよっと」
アキレス「汗でベタベタだよ ベティシャワー浴びに行こうぜ」
―――ギィ!!

出てきたのは天空都市から戻ってきた一行だ あの後軽く探索したあと キャンプで一泊して戻ってきたのだ

一行が越境したところでゲートが閉じる 見慣れた光景

ロイ「さて お前らこれからどうすr・・・」

この後の予定を聞こう一行へ振り向いたロイが固まる

アキレス「どったのオッサ・・・」
―――ギィ!!

アキレスもまた振り向き固まる
ベティちゃんは挨拶するようにハサミを振り上げる

そこで見たものは

ナマモノ「ぶ・・・ぶ・・・」

あの日 とある人物の心を打ち抜いたまんまるウリ坊がてちてち一行の後をついてきていた

おめでとう ここにまた一匹 越境者が爆誕したらしい
320 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [age]:2018/08/09(木) 22:54:18.84 ID:Xfe+fdoE0
>>319
「……ふぅっ」
「ここに来るとホッとしますね……ん?」

さてシャワーでも、と半人
色々あった天空都市、保存出来た映像は後でみんなに自慢するとしよう
んでもって振り返ればそこには

「!?」
「は、はわぁぁぁぁ……!つ、付いて来ちゃったんですかぁぁぁ……!」

完全に溶け切った顔でナマモノにヘッドスライディング!
わしっと抱きしめ頬擦り頬擦り、溺愛確定であった!
321 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 23:01:35.50 ID:A+DmXLQF0
>>320
突然滑り込んでくる何か(タェンティース)に危険を感じ 逃げようとしたなまもの
逃げようとしたのは確かであった
わしっと抱きしめられ ふわっふわでもふもふな体を存分に蹂躙される

プルプルと振るわれる足がかろうじて抵抗の証と言えるだろう 多分 自信ないけど

ロイ「・・・ついてきちまったもんは仕方がない ちゃんと世話しろよ?」
アキレス「とりあえず・・・名前でも付ける?」

そんなとろけきったタェンティースにあきれる2人であった
322 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/09(木) 23:10:19.46 ID:Xfe+fdoE0
>>321
「あぁっ、もうこれは運命ですねもふろう……!」

逃がさんばかりにもうわっしゃわっしゃと撫で回したり頬擦りしたり
ナマモノにも多分なんだかんだ、害意はない事は伝わるでしょうきっと
さて、名前の件であるが半人、何やらヘンテコな呼び名で呼んではいる
もふろう、そうもふろうだ
色々アレだし勝手に呼んでるだけだし、キチンとつけてあげた方がこの子の為になるかもしれない

「もちろん、バッチリしっかりお世話しますからね!」
323 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 23:20:18.71 ID:A+DmXLQF0
>>322
もふろう「ぶ・・・ぶ・・・」
嗚呼タェンティースからは逃げられない 鼻をすぴすぴならしたりおててプルプルさせたりしているが
全て徒労に終わり タェンティースが落ち着くまで蹂躙を受ける羽目になりました

ロイ「アキレス こいつ何言ってるかわかるか?」
アキレス「哺乳類はまだきびしいかなー」

ロイの質問に肩をすくめるアキレスであった

ロイ「とりあえず家畜小屋はまだ空きがあるし そこにお引越しかな? だがこいつどこまで大きくなるんだ?」

アキレス「オッサンその辺分からないの?」

ロイ「あいにく天空都市は伝説上にしか伝わってないから そこに住む生き物の生態とかわかんないんだよね
   当面は豚と同じような飼育法を試してみるか」

さて このままいけば家畜小屋行きとなるもふろうであるが 何か異論あるだろうか?

名前? もういいんじゃね? もふろうで
324 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/08/09(木) 23:23:55.70 ID:Xfe+fdoE0
>>323
「か、家畜小屋……!?」
「だだだ大丈夫ですか!?食べちゃったりしないですか!?」

もふろう
ぎゅ、ともふろう抱きしめて慌てふためく半人
食べたら美味しいのだろうか、少なくとも今は食べれる部分が少ないね

「……」
「……あ、ミニブタの飼育のデータがあります」
「これだ!お部屋で飼えるみたいですよ、ニア達と交代でお世話しますから……!」

いつの間にか巻き込まれているニアとか
まぁ彼女等も半人の血族、そして血は争えないというか事である
お願いします、と手を合わせて2人に頭を下げる!
325 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 23:35:43.56 ID:A+DmXLQF0
>>324
ロイ「・・・・・子豚の方が肉が柔らかくて美味いと聞くがな」

地の文を読み取ったかのような物言い

―――ギィ!!

特に意味はないが もふろうを見てハサミを振り上げるベティ

ロイ「あいつらもでかくなるっちゃでかくなるんだがなぁ・・・まぁいいか お前らに任せた
   飼い切れなくなったら 俺が責任をもって肉にしてやるから安心しろ」

ニッコリ

アキレス「とりあえずシャワー浴びに行こうぜ」

そういうことになった そのあとニアに状況説明となるわけだが ニアは本当に半人と同じ感性を持っているだろうか?
326 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/08/09(木) 23:49:52.78 ID:Xfe+fdoE0
>>325
「ぜ、絶対ダメですよ!?ちゃーんと飼いますから!」

ロイから隠す様に抱き締める
若干苦しそうなもふろう、多分気のせいでしょう
さてはてそしてシャワーの後、

『えーっ……いやぁっ、可愛いは可愛いってんですけどぉ……』
『……ニアは犬猫派だってんですねぇっ……』

『アタシはパスだ、ペットロスなんて味わいたくねぇしな』

「」

ニアと偶々来ていたアラズ、反応悪し
言葉もない半人、アワレ!
327 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 23:53:21.33 ID:A+DmXLQF0
>>326
もふろう「ぶ・・・ぶ・・・」
相変わらずもふろうは両足をぷるぷるさせていた まる

〜それからどうした〜

ロイ「で どうするの?」
アキレス「家畜小屋はいつでもウェルカム」
―――ギィ!!

まぁ何だかんだで半人が飼うのでしょうきっとメイビー

そんなこんなで越境者 もふろうの奇妙な日々は始まるのであった まる

//〆
328 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/09(木) 23:53:30.33 ID:A+DmXLQF0
>>326
もふろう「ぶ・・・ぶ・・・」
相変わらずもふろうは両足をぷるぷるさせていた まる

〜それからどうした〜

ロイ「で どうするの?」
アキレス「家畜小屋はいつでもウェルカム」
―――ギィ!!

まぁ何だかんだで半人が飼うのでしょうきっとメイビー

そんなこんなで越境者 もふろうの奇妙な日々は始まるのであった まる

//〆
329 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/08/10(金) 00:00:08.64 ID:XRE8M2SA0
>>327
「せ、責任はちゃんと取ります!」
「……越境で留守にしてる間だけでも……!」

結局ニア達を押し切り、留守中のお世話をお願いする事になった
なんなら最近ここに留まる事の多いイリーも手伝ってくれるらしい
よかったねもふろう、よろしくねもふろう

//ありがとうございましたっ、またよろしくです!
330 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/12(日) 22:17:02.86 ID:x1vh2Bhc0
-前回までの雑なあらすじ‐

夢の中で泣きじゃくる幼女を不憫に思い目が覚めたら異世界でした。
そして紆余曲折の後 SOUND ONLY とだけ浮かぶテレビ画面を越境者たちは見ていた。

?「おかえり私のヒーロー」
グラディウス「シャーロット!」

画面から聞こえてきたのは女、ともすれば少女とも取れる声。

?「そしてようこそ越境者の皆様、場合が場合でなければゆっくりとしていただきたいところですが…」
クルツ「かまわねーよ、こちらも色々聞きてえし、互いに無駄は省こうや」

さて性悪女が床に胡坐をかいて質問を開始だ。
とりあえず聞きたいことを聞いてしまおう、メタ的にも情報はさっさと出すべきである進行の問題上。
331 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/12(日) 22:23:35.30 ID:YdKKcdKA0
>>330
―――ギィ!!
それはともかくとして アニメ上映会を邪魔されたベティは怒り心頭である
サウンドオンリーな画面に対し やんのかこらーといわんばかりにハサミを振り上げる

なのでアキレスはスマホの接続を解除して 小さい画面でアニメ上映を再開

―――ギィ♪

「それで? めでたいことにここにいる俺らはヴィランに対抗できるほぼ唯一の手段になっちまったわけだが
 アンタラはそれに対して一体どんな報酬をくれるわけよ?」

ソファに座り直し 画面に顔を向ける

「ソーマじゃないけどさ 犬だってご褒美がないと動かないわけよ あんな危険な奴らを相手にしろと命じるわけよ
 一体どんなご褒美がいただけるのかなーと」

有意義な質問はほかの誰かがしてくれるでしょうし 自分は俗物的な質問でもしましょう
332 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/12(日) 22:23:36.12 ID:EAvZV5Quo
【メメタァ!!】

 緊急事態が発生した。なんと中の人が前後の流れがさっぱりわからn(ry
 こういう時はどうする?――犬だ!ワンコロならなんかいつの間にかついてきたで通る!ワザマエ!

 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−−
 −−−−−−

【わうん!!】

 紆余曲折にあっていつの間にか一行の後ろをテケテケ歩いて着いてきた柴犬。
 どっから出た?何時から?――このワンコロが神出鬼没なのは何時ものことであろう。

「わうわう」

 この調子なので聞きたいことがあるのやらないのやらである。
 兎にも角にも状況に必要な説明を求む(メタ的にも知っておくべき最低限情報)くらいか。

【まあ、SOUND-ONLYから見れば毒にも薬にもならなそうなノラ犬がいる的なトコか】
333 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/12(日) 22:40:05.22 ID:x1vh2Bhc0
>>331
シャーロット「…」

沈黙する画面越しの相手。
小さく息を飲んでいる辺り、何かを言おうとしたのだが。

シュヴァイン「あー…アキレス、一つ言いたいのだが……」

大男がそれを遮るように言った。

シュヴァイン
「連中を相手にしなかった場合、困るのは俺たちも同じであって…
 お前の命が金や地位や名声で代替が効くなら其の要求はまあ、妥当だが」

クルツ
「金が欲しいのか?こいつ等より例のWDS…世界防衛連帯にでも行ったらどうだ?
 国連みたいなもんなんだろうから予算だけなら潤沢だろうよ。
 で、唯一の対抗策として丁重に持て成されて人体実験されるだろうなあ。
 金は入るが使う機会は永遠と来ないやつだなー」

けっけっけ、とチビ女も笑う。

>>332
クルツ「…サソリに続いて犬まで生えたな」
シュヴァイン「いや、最初から居たような気がする、うん、居た」

説明しよう!
何処とも分からない世界に突如として強制召喚されたらしい越境者一行は、
そこで全身真っ黒な人型と交戦、こちらの攻撃が一切通らずピンチを迎えた!
そこに登場したのが剣に転じる小さな女騎士。
アームズギアと名乗る彼女を使い七八がアキレスと共に敵、ヴィランを打ち取ったのが半日前。
アームズギアを扱うことが出来る人材は限られ、
フォーリナーと呼ばれる其れが現状アキレス、ベティ、七八だけである、と先ほど判明している!

…ではウルリックは?

グラディウス「君はモフモフだな」

赤い鎧を纏う金髪碧眼の背の低い女。
幅広長剣型アームズギアのコードネーム:グラディウスに撫でられると不思議な感じがする。
どうやらこれが適正者とギアの繋がりのようなものであるらしく…
おめでとう、ウルリックもフォーリナーだ。

現状、剣のアームズギアしかいないのに如何扱うんですかねえ…?
334 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/12(日) 22:52:46.77 ID:EAvZV5Quo
>>333

「わうわう(仔細問題なさそうであるな)」

 実は剣の心得ならばウルリックにもある。伊達に長生きしちゃいない。
 もっとも、当人の爪と牙と体躯とサイキックが強力なためのため振るう機会は無いが、
 やろうと思えば、ダークソ○ルなシフっぽくやれるだろう。たぶん。めいびー。

【もちろん、口に剣の柄を咥えてぶん回すスタイルだ】

「・・・わう?」

 あれ?よだれでベトベトにならね?女の子が転じる剣にそれって何か絵的にヤバ…考えるのをやめよう!(提案

「わうわう(拙者としては敵対存在と戦うことに異存はない)」

 最も、キョウリョクカンケイとなるこの連中も怪しさでは大差ないなとも思っていたが。

「わうん(で?拙者たちはこれから何をすればいいのだ?ミッションを提示せよ)」

 なお、ウルリックの念話はSOUND-ONLYには届かないのでシュヴァインなりクルツなりに通訳してもらう必要がある。

【そして、SOUND-ONLYからは突然犬の言葉を介し始めたように映るので、もしかしたらお脳がアレしてポンしたと誤解されるかもであった】
335 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/12(日) 22:57:06.19 ID:YdKKcdKA0
>>333
「はぁ・・・」
クソデカ溜息である やってらんね−といわんばかりである

「結局武器は何があるんだ 剣しかないとか言われたら 正直俺はどうしようもないぞ」
そう 彼は純粋な戦闘員ではない 近接戦闘はからきしなのだ 

彼が鉄火場に建てるのは ひとえに銃の存在と 囮と言う役割があってこそなのだ

「あ〜ぁ やってらんねー」

>>334
「こまったもんだよなーウルリックなー」
そしていつの間にか現れたワンコロにしなだれかかるアキレスでしたとさ

―――ギィ!!
ちなベティちゃんは顔つき機関車アニメにくぎ付けな!!
336 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/12(日) 23:02:21.20 ID:EAvZV5Quo
>>335

「わうわう(腹をくくれ。気に入らない状況だろうが飛び掛る火の粉は掃わねばならぬ)」

 ここはもふもふわんころの擬態とはいえ、純然たる戦士たるウルリック。
 割り切りは早く明確である。

「わうん(己が選び取れる状況など存外に多くはないということだ)」

 何時だって選択肢は有限、時間制限あり。そして酷薄。
 そして、利用した挙句、使い捨てる意図を見せたならばしかるべき逆襲をする。それこそ戦士の道である。
337 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/12(日) 23:13:16.62 ID:x1vh2Bhc0
>>334
クルツ「なんか通訳するの面倒だな…これでも付けとけ犬っころ」

伝言ゲームを拒否る性悪。
道具ってのはこういう時にこそ使うのが正しいとか何とか言っておる。

提示されたのは耳輪のようなもの。
細長い石が嵌め込まれたそれは意識すれば念話を音として発する便利グッズ。

クルツ「名前はサイキックバウリンガル…とか思いついたが長ぇから耳輪で」

シャーロット「そうですね…と言っても現状で出来る事は……」
ボスレー「既に結社史上最悪の状況です、詰んでいるといっても差し支えありません」

ちな、この場には全体的に細いシルエットなブリキのオートマタも居る。
彼の名はボスレー。なんか執事っぽいムーヴをかもしている。ちなアームズギアではない。

クルツ「つまり何を如何したらいいか皆目見当がつかねえのか…あー……」
シュヴァイン「こういう時は、結局何をすべきかを先ず上げてみるのがいいんじゃないか?」
クルツ「ああ?すべき事ぉ?」

シュヴァイン
「色々あるだろう?
 ヴィランの撃退は勿論だが、そもそも我々がこの世界に呼ばれた原因も不明だ。
 帰還方法も分からないしなあ…」

>>335
クルツ
「そこのブリキ野郎が言ってたろ?剣のねーちゃん以外御釈迦だって。
 そーなると現状、七八が唯一の対抗策?ははッ、やってらんねえわ、確かに」

シュヴァイン
「…適性があるのだからある程度使えるんじゃあないのか?
 純粋な剣術による適正とかそういったものではないのだろう?」

シャーロット
「確かに過去のフォーリナーを見ても適正とスキルが一致していた事は稀です。
 勿論後天的な訓練である程度の使い手にはなっているようですが…」

クルツ「あー…そういう情報はあるのか………ん?」
シュヴァイン「どうした?」

何か思い至ったようでクルツが立ち上がる。

クルツ「おい、シャーロットさんよ、そのぶっ壊れたギア連中、回収はしたのか?」
シャーロット「ええ、既にこの建物の地下に…」
クルツ「よし、ブリキ!案内しろ!!…おい、アキレス!射撃武器なら文句はねえんだな!?」
338 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/12(日) 23:19:05.56 ID:YdKKcdKA0
>>336-337
しばし もたれかかったウルリックの体をモフっていたが

なにやらクルツに策ありとのこと

「え? あぁその方がましなのは確かだけど・・・」
一体何事でしょう 何事かと一緒に地下に移動しようとする
339 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/12(日) 23:27:07.86 ID:EAvZV5Quo
>>337

「わうん(便利なものだな)」

 耳輪を装着。みょうなテックが発達しているものだと思う。

「わうわう(襲い掛かる敵を挫きながら、帰還方法の調査…しかあるまい)」

 耳をへにょっとさせながら、受動的にならざるをえない現状にため息である。

「わうん(無目的にここに呼ばれた可能性も捨てきれないが、目的あらばめぐり合わせもあろう)」

 ようするにこちらが動けば何かしらの接触なり情報なりが見込めるのではないか、という程度。
 だが、実際にそれ以外に思いつかない。
340 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/12(日) 23:34:24.77 ID:x1vh2Bhc0
>>338
外観は崖上に立つコテージであったこの建物。
しかし地下へ降りるとその様相は一気に変わる。
なんかこう…SFよりである!
音もなくスッと開いたエレベーター、
高度な宇宙船の中といっても差し支えないような外観に変わった廊下を歩き続けると
ガラス越しに見えるのは作業場らしき場所。
其処には砕け散った武器の残骸が幾つも並べられていた。

クルツ「こいつらがアームズギア…の成れの果てってやつだな?」
ボスレー「はい」

クルツ
「あー…やっぱり近代武器はねぇのか、
 槍やら斧やら……魔術が盛んだった時代つってたもんなあ?
 おい、ブリキ、当時の資料とかはねえのか?
 そのものズバリ、アームズギアの作り方とか」

ボスレー「残念ながら資料はありますが其れが何を記したものかは不明なものが多く…」
クルツ「はあ?結社の資料だろ?何で不明なものが出てくるんだよ?」
ボスレー「それはですね―
クルツ「ああ、説明は後で聞く。なら今あるものでやり繰りするしかねえ」

>>339
シュヴァイン「あいつ、暇があれば修正力の限界に挑戦だーとかいって何か作っているからな」

大男が地下へと行ってしまったチビ女の代わりに応える。

シュヴァイン
「目的はあるのだろう。
 我々の共通点は少女の夢を見、彼女を不憫に思い、目が覚めたら此の場にいた、と言うものだ。
 おそらく彼女を助ける事、が目的であり、それを達成すれば帰還は叶うのだろう…経験則だが。
 となると、少女が何者か、を探るのも重要そうだな。
 フォーリナーである君らが呼ばれたのは分かる。
 おそらくヴィランを撃退する事と少女を助ける事は関係があるのだろう。
 しかしそうすると戦力外の俺は如何いった意味で呼ばれたのだろうか…?」
341 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/12(日) 23:42:49.97 ID:EAvZV5Quo
>>340

「わうわう(知らぬよ。知らぬが――)」

 ふわふわ毛並みを二三回ぶるぶる震わせて、
 コロコロとサーモンの干し肉を転がり落とすと、それを口に咥えながら。

「わうん(戦力とそれ以外が喚ばれた場合、大抵は戦力外の方が鍵となる。まあ――)」

 少女が「何か?」を探るのは悪くないと思える。
 闇雲に振舞うよりは不明瞭であっても目的があるほうがよほど良い。
342 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/12(日) 23:45:56.16 ID:YdKKcdKA0
>>340
「うーわなんだこれ アニメとかに出てきそうな秘密基地じゃん」
ついていった先 そこにはSFアニメもかくやな外見の基地である

「がんばれクルツちゃーん 銃ができたら飴ちゃんあげるからさー」
とてつもなく他人事にクルツの奮闘を見守るアキレス

―――ギィ!!
アニメを見終わったベティちゃんも合流して応援するようにハサミを振り上げるベティ

343 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/12(日) 23:56:17.44 ID:x1vh2Bhc0
>>341
シュヴァイン
「まあ、ともあれ指針は出来た。
 迎撃もする、少女も探す、忙しくなるな」

ふむ、と踏ん切りがついたような大男。

「ところでその四次元的な収納法はどうなっているんだ…?」

やる事がないので世間話に突入である。
いつの間にか画面も暗転していた。

>>342
ボスレー「初代様が資材をなげうって作り上げた結社の中核ですので」

クルツ
「ああ、んじゃ飴ちゃんはお預けだな…
 正直設計図がねえ状態じゃあ、いかな天才錬金術師クルツ様でも限界はある。
 だ が、この中から使えそうなものをかき集めて再構築くらいはな?」

スクラップからあーでもない、こーでもない、これは反応がない、これは生きてる
そんな事を言いながらパーツを吟味していくクルツ。そして。

クルツ「んじゃ、直ったら万々歳ってことで…オッラァッ!!」

見繕った残骸を一纏めにし、持参のアルケミストハンマーでぶったたき始める。
ガコン!ガコン!ガコン!とすさまじい音が鳴り響く。
344 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/13(月) 00:02:29.69 ID:YpSmDgB7o
>>343

「わうわう(記憶している顔の模写を用意するべきか。貴様の不可思議道具にそういうのはあるか?)」

 イメジをそのままアウトプットする的な便利アイテム無い?と、
 ドラ○もんばりにご都合主義なひみつ道具を要求!!あると話がスムーズやで(危険な入れ知恵

【んでもって。毛皮の秘密について聞かれたので】

「もっちゃもっちゃ…わう?」

 干し肉を齧りながら、簡潔に

「拙者のこの姿は擬態でな。実際のサイズ的には毛にモノを忍ばせるくらいは容易なのだよ」

 柴犬になるのにかなり不可思議かつ複雑なサイキックを使用している模様。
 わんころ姿からはあまりサイカーであることなど連想しづらいかもしれないが。
345 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 00:05:34.41 ID:UG10MSaC0
>>343-344
「そっかー がんばれー」

ということでクルツの邪魔をするのも悪いし 暇になってしまいました

「これはクルツが終わるまで待機か?」
ウルリックに問いかけた

とりあえず暇ですし 質問することもないのでスマートデバイスでゲームを起動し 遊び始めるアキレス

―――ギィ!!
ベティちゃんは謎石遊びの準備を始めた
346 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 00:16:04.34 ID:FH08vjvg0
>>344>>345
シュヴァイン
「不思議道具を持っているのはクルツなんだが…
 流石にそう言った大掛かりな仕掛けが必要そうなものは持ってこれなかったんじゃないか?
 せいぜい袋に詰め込んだ小物サイズのものが複数あるくらいだろう、多分。
 …まあ、戻ったら聞いてみるか」

なければ作ればいい!でも設計図はあるのか!無いなら作れるかバッキャロー!!
となったのは後日のことである。

シュヴァイン「そうなのか…そうなのか?」

説明を聞いて相槌を打つも結局理解しがたかったらしく眉をしかめる大男。

グラディウス「擬態、と言う事は私を振るうに適した姿にもなれるのか?」

女騎士も手持ち無沙汰からか会話に参加し始める。
そんな感じで時間は過ぎていった…

クルツ「おっしゃ出来たぞ愚民どもぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!」

暫くの時間をもって憔悴した感じのクルツが手にしていたのはボウガンだった。

クルツ
「いや、流石に銃は無理だった…
 下手に弄り倒してブラックボックスが機能しないんじゃギアとして使えねえからな」

グラディウス「少し姿は変わったが…ルーク、だな」

クルツ
「あ?…ああ、こいつの名前か。
 運がいいのか悪いのか、弓のコイツだけ核が無事だったんでな?
 他の連中のパーツをあれこれ試しに分析したり組み合わせたりして、
 まあなんとかアームズギアとしての機能は復元できた筈だ。
 よし、これでもって馬車馬のように働けアキレス、拒否権何ざあるわけもねえ!!」

とまあ、そんなところで今回はお終いである。 お疲れさま。
347 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 00:20:47.82 ID:UG10MSaC0
>>346
「あ 終わった?」
スマートデバイスをしまい できた武器を確認する

「クロスボウか・・・張力なんぼよ?」
とりあえず構えてみたり して触り心地 取り回しを確認する

「ご苦労さん 飴ちゃんやるよ」
といっていちごあめを差し出すアキレス

―――ギィ!!
ちなベティちゃんは謎石遊び真っ最中で会った
348 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 22:23:14.78 ID:UG10MSaC0
【お盆!!】
今日も猛暑に見舞われる狭間のスクラップヤードであるが どうもこの時期はお盆と言って先祖の霊とかいろんな死んだ魂が帰ってくるとかいう時期らしいのだ

ということで越境者一同 おもてなしの準備ということで きゅうりやナスに割りばしぶっ刺して馬みたいにしたりホオズキ飾ったりお供えしたりと すっかりお盆の装いとなりました

―――ギィ!!
アキレス「ベティはこっち」
きうり食べたいとハサミを振り上げるベティに お馬さんじゃないきうりを進呈するアキレス

ロイ「あとなにやりゃいいんだ? おぼん とやらを俺は知らんのだ」
おそなえ落雁を手に指示を乞うロイ

さて 他の越境者の皆さまはご先祖様やらなにやらをお迎えする準備はできているだろうか?
349 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/13(月) 22:27:48.98 ID:ue3Yxa2n0
>>348
「お盆ってのはねー」
「……なんかこう、ご先祖様が帰って来たりするから……お供えしたり?迎えたり?」
「あとはほら、里帰り!」

純和風な感じの七八ではあるが、実際のところファンタジー世界のなんちゃって和風地域の出である
故に若干違いがあったりそもそも余り詳しくなかったり

「取り敢えずそれは多分食べちゃダメ」

落雁を頬張るロイに苦言、珍しい絵面

「共同墓地のお掃除とか……なんかしたりするといいのかなぁ?」

ふむむと腕を組み小首を傾げて
350 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 22:29:17.08 ID:FH08vjvg0
>>348
「拙者知ってるでゴザルよ。
 後は山のように団子を盛って、ススキの葉を両サイドに飾るでゴザル」

風無く棚引く黒襤褸布を纏い一本角が特徴的な
白を基調としたトリコロールカラーの人型ロボットがドヤ顔ならぬドヤ声で言う。
351 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/13(月) 22:33:39.17 ID:WJip0zz10
>>348
「オボン?それは確か、うーん!」

何処かの本で読んだような読んだことがないような。
頭を抱える魔女っ子、リーア。ついに思い出すことを放棄。

「何やればいいんですか?私、覆水盆に返らずなら知ってますよ!」

盆であるが盆でないものなら知っているリーア。博識である。
352 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 22:42:02.49 ID:UG10MSaC0
>>349
ロイ「なんだ これ食っちゃダメなのか」

ポリポリと落雁を齧るロイ 素朴な甘さ
と 落雁をしげしげと見やる 

ロイ「粉に水分含ませて固めたのか・・・中々いい材料だな
   四五六 これはどうやって作られてんだ?」

創作意欲が湧く材料 これは魔改造フラグ

―――ギィ♪
アキレス「四五六タン 余ったきうり食う?」
と 水張ったたらいに着けておいたきうりを取り出し四五六に差し出すアキレス

ロイ「そうか ならイリーのところに行ってくるか」
さて イリーちゃんも巻き込み早大にお盆モードである

>>350
そんなお盆ムードに少々似つかわしくない? ハンゾーのエントリーである

ロイ「団子とススキか・・・アキレス ススキもってこい 俺は団子を用意する」
アキレス「おっけーい」

そんな物知りハンゾーの指示に従うロイ 厨房に向かう

アキレス「ススキススキ・・・すすきはどれですかー」
アキレスは雑草畑と化した隅っこの方でススキを探していた

ロイ「団子はみたらしとあんこ どっちを用意すればいいんだ? ずんだもいるか?」

何か違う気がしますが 気にしないであげてください

>>351
―――ギィ!!
とりあえずリーアちゃんにはベティちゃんよりきうりの進呈が行われました

ロイ「暇なら厨房を手伝ってくれ 団子を用意しなきゃいけんらしい」
とのことですが 果たして?
353 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/13(月) 22:47:37.27 ID:WJip0zz10
>>352
「厨房、ですか?うーーーーん」

ここで、予備知識を一つ。リーアは貴族の娘である。
越境一年生である。

「まあ、頑張ってみます!料理というのは、初めてですが!」

なんて言いながら、厨房へ。きうりは口に咥えてる。食べ物と認識されたようだ!
さあ、人生初のお料理の時間だ!!
354 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 22:54:03.07 ID:FH08vjvg0
>>352
「んー…そこは好みでよいのでは?種類の指定はなかったような?
 …ハッ!?確かくり抜いた目鼻口を有する南瓜も必要であった気が!?」

参考にしているデータベースが明らかにとっ散らかっているが訂正する者が居ない故の混沌。
最終的に笹を突き立てて一年の抱負を書き始めかねないぞ!!
355 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/13(月) 22:58:22.13 ID:ue3Yxa2n0
>>352
「多分ね」
「作り方?粉糖に水と固粉混ぜて振るって型に詰めるだけ……じゃなかったかな?」

実際七八、作った事はない
家で作っているところをなんとなーく見た程度なのでありました

「ありがと」
「……味気ないよねこれ、お味噌とかないとなーモッシャモッシャ」

文句言いながらもしっかり食べるところを見ると、サッパリ系のこういうのも嫌いではなさそう

『……なんだ、オボン?』
『……待て、団子とススキって前に違う祭りで使ってなかったか?』

さてはてイリー、オボンを知りはしないがどうにも違う準備をしてるアトモスフィアを感じてふむと首をかしげる
356 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 23:03:40.71 ID:UG10MSaC0
>>353
ロイ「なぁに対したことはやらん」
白玉粉と水をまぜまぜネリネリ いい感じの硬さになったので

ロイ「こいつを均一の大きさになるようにちぎって丸める それだけだ あとの茹でたりは俺がやるから」
さぁ 家事力とかは全く関係のないことのようだ 試されるは人並みな手先の器用さ 果たして?

>>354
ロイ「・・・確かそれはハロウィンのヤツか?」
さすがにそれは知っていたロイ であるが

ロイ「日本って国は他所の文化をまぜると聞いたが まさしくその通りだな よし待ってろ」
白玉づくりはリーアちゃんに任せて自分はカボチャの顔づくりである

まさしくいわれるがままに笹も短冊も用意しだすぞ 誰かとめろ(人任せ

>>355
アキレス「何かつける四五六タン」
味気ないきうりに味のバリエーションを 待望のつけるもの登場

【バ ー ニ ャ カ ウ ダ ソ ー ス 】

ロイ「え? なに違うの?」
カボチャに顔を掘りながらロイが問う まるっきり違う文化が流れてきているようだぞ!!

と ここで足元にこっそり近づく影

ベティちゃんがイリーの足元にきうりを一本置き

―――ギィ!!
イリーの注意を引くかのようにハサミを振り上げた

さて 元猫人のイリーちゃん 足元にはきうり 果たして猫時代の感覚はもう抜けたであろうか?
357 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 23:11:55.25 ID:FH08vjvg0
>>356
「そうそう、はろうぃんでゴザル!
 O・BONとは東洋のはろうぃんである、と聞いた事があったでゴザルよ!
 拙者、やはり間違ってない!!」

ウンウンと己の知識が正しいことを再認識するロボ。
お客様の中に突っ込みの方はいらっしゃいませんかー

「後は一年の抱負をしたためた札を括り付けた笹を突き立ててれば準備万端でゴザルな!」

無病息災、と札へ達筆にしたためた其れを掲げるロボ。
358 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/13(月) 23:12:42.24 ID:ue3Yxa2n0
>>356
「……違……いや、違くはないんだよ?」
「……美味し……けどね、なんかこう……違くない?風流じゃなくない?」

抗えずちょん付けして頂きます
実際美味しいから仕方ないね、バーニャカウダいいよね

『……それも違う時期に見た気がする……軒先に干物でも飾るか?(追加要素)』
『ん?……なんだ、くれるのか?ありがとう』

おっと、フツーに屈んで手に取ったぞ、面白味のないヤツめ
そのままベティの甲殻を撫でようと手を伸ばす、かつて肉球の柔らかな感触であったそれは今は人肌である
359 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/13(月) 23:15:11.95 ID:WJip0zz10
>>356
「Wow!それなら私にもなんとかできそうです!」

電気細工で鍛えた手先の器用さ。ご覧あれ。
……ご覧あれ。

「ムムム……なかなか難しいものですね〜」

テヘヘ、と笑いながら作り出すは拳サイズからピンポン球サイズまで大小様々な白玉粉の玉。
大きくなったり小さくなったりはしているものの徐々にまともなサイズに近づいている。不思議なことに。
形?まあなんとか球の範囲内だと認めてもらえれば嬉しいが!!

「あ!思い出しました!ボンってキョクトーの行事ですよね?
 だったら、ナナクサガユを飲むのでは?」

知識だけはあるが故に混信が始まった。
異界の門は開くのか否か。それは誰かの常識に委ねられた!
360 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 23:32:46.10 ID:UG10MSaC0
>>357
なにやらどんどん違う方向に向かっているが きっと問題ないでしょう

アキレス「え? 今度は笹?」

枯れてないススキを取ってきたアキレス君 またも植物採取に向かうの図

落雁とホオズキのとなりにカボチャの顔が並び 笹と共に願い事の短冊が下がる

実にお盆らしい光景だね!!

ロイ「よし・・・こんなもんか?」
だいたい出来上がったのでしょうか?

>>358
アキレス「なに? ちがうのがいい? 全くわがままなんだから」
笹を持ってきたアキレス君 四五六の言葉に口を尖らせ風流なつけるヤツを持ってくる

【 マ ヨ ネ ー ズ 】

アキレス「チッ」
スマートデバイスを片手に イリーのリアクションを見守っていたアキレス君 悔しそうである
ベティちゃんの行動はこいつの入れ知恵だったらしい

アキレス「あ イリーたん気を付けt」
甲羅をなでようとするイリーであるが ベティちゃんの漆黒ボデーは夏の日差しを存分に吸い込んであっつあつである
おててを火傷しないように気を付けてください

ロイ「団子もうすぐできるから待ってろよー」
とロイの言葉も飛んできました

>>359
とりあえず白玉づくりをまかせたものの できたのは中々に大小様々かつ形もちょっといびつ

ロイ「まんまるよりも多少潰した方がいいらしいし これでもいいか」

大きさによって入れるタイミングをずらし すべての白玉団子をゆで上げる

後は水で絞めれば完成です

ロイ「よくやったぞリーア ほれ」
と 作っておいたみたらし餡をたっぷりつけて 小さな白玉団子をリーアの口に放り込んだ

ロイ「なにナナクサガユ? なんだそれは どうやって作るんだ?」
そしてリーアの言葉にメモを片手に質問するロイ 誰かストップせねばまた珍妙なメニューが増えてしまうぞ!!
361 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/13(月) 23:38:55.48 ID:ue3Yxa2n0
>>360
「……ワオ、ゼン」

これも違う!でも美味しい!悔しい!

「あー、向こうの丘に大文字でもやる?」
「こう……火を焼べてさ、魔法でも異能でもいいんだけど」

おっと、ここでようやくお盆らしい行事が!
実際実行するのは暗くなってからにはなりそうですが

『ん?……あッッッ……つぅぅぅいなぁ!?』

触れてビックリ!じゅうっ!と焼けて膨れ上がる手!飛び上がるイリー!
すっかりギャグムーブで手を振っているとお団子の呼び掛け

『……どれ、みんなにも分けてやるか……』

この世界に眠るみんなに、こののどかなひと時のお裾分けだ
362 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 23:40:59.65 ID:FH08vjvg0
>>360
「後は霊を迎え入れればよいのでゴザル。
 迎え入れる為には…やはり魔術でゴザル。
 霊をなんやかんやするのは、ねくろまんしー、とか言う黒魔術でゴザろう?
 …ん?その為に必要なものは本来御禁制のものでは?
 ハッ!?ロイ殿!O・BONとは禁術の一種なのでは!?
 これは即刻中止すべきと拙者思うのでゴザルが!!」

混沌が極まり禁術に見える、あると思います。
だって今、まともな景観してねーもん、此処。
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