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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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356 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 23:03:40.71 ID:UG10MSaC0
>>353
ロイ「なぁに対したことはやらん」
白玉粉と水をまぜまぜネリネリ いい感じの硬さになったので

ロイ「こいつを均一の大きさになるようにちぎって丸める それだけだ あとの茹でたりは俺がやるから」
さぁ 家事力とかは全く関係のないことのようだ 試されるは人並みな手先の器用さ 果たして?

>>354
ロイ「・・・確かそれはハロウィンのヤツか?」
さすがにそれは知っていたロイ であるが

ロイ「日本って国は他所の文化をまぜると聞いたが まさしくその通りだな よし待ってろ」
白玉づくりはリーアちゃんに任せて自分はカボチャの顔づくりである

まさしくいわれるがままに笹も短冊も用意しだすぞ 誰かとめろ(人任せ

>>355
アキレス「何かつける四五六タン」
味気ないきうりに味のバリエーションを 待望のつけるもの登場

【バ ー ニ ャ カ ウ ダ ソ ー ス 】

ロイ「え? なに違うの?」
カボチャに顔を掘りながらロイが問う まるっきり違う文化が流れてきているようだぞ!!

と ここで足元にこっそり近づく影

ベティちゃんがイリーの足元にきうりを一本置き

―――ギィ!!
イリーの注意を引くかのようにハサミを振り上げた

さて 元猫人のイリーちゃん 足元にはきうり 果たして猫時代の感覚はもう抜けたであろうか?
357 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 23:11:55.25 ID:FH08vjvg0
>>356
「そうそう、はろうぃんでゴザル!
 O・BONとは東洋のはろうぃんである、と聞いた事があったでゴザルよ!
 拙者、やはり間違ってない!!」

ウンウンと己の知識が正しいことを再認識するロボ。
お客様の中に突っ込みの方はいらっしゃいませんかー

「後は一年の抱負をしたためた札を括り付けた笹を突き立ててれば準備万端でゴザルな!」

無病息災、と札へ達筆にしたためた其れを掲げるロボ。
358 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/13(月) 23:12:42.24 ID:ue3Yxa2n0
>>356
「……違……いや、違くはないんだよ?」
「……美味し……けどね、なんかこう……違くない?風流じゃなくない?」

抗えずちょん付けして頂きます
実際美味しいから仕方ないね、バーニャカウダいいよね

『……それも違う時期に見た気がする……軒先に干物でも飾るか?(追加要素)』
『ん?……なんだ、くれるのか?ありがとう』

おっと、フツーに屈んで手に取ったぞ、面白味のないヤツめ
そのままベティの甲殻を撫でようと手を伸ばす、かつて肉球の柔らかな感触であったそれは今は人肌である
359 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/13(月) 23:15:11.95 ID:WJip0zz10
>>356
「Wow!それなら私にもなんとかできそうです!」

電気細工で鍛えた手先の器用さ。ご覧あれ。
……ご覧あれ。

「ムムム……なかなか難しいものですね〜」

テヘヘ、と笑いながら作り出すは拳サイズからピンポン球サイズまで大小様々な白玉粉の玉。
大きくなったり小さくなったりはしているものの徐々にまともなサイズに近づいている。不思議なことに。
形?まあなんとか球の範囲内だと認めてもらえれば嬉しいが!!

「あ!思い出しました!ボンってキョクトーの行事ですよね?
 だったら、ナナクサガユを飲むのでは?」

知識だけはあるが故に混信が始まった。
異界の門は開くのか否か。それは誰かの常識に委ねられた!
360 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 23:32:46.10 ID:UG10MSaC0
>>357
なにやらどんどん違う方向に向かっているが きっと問題ないでしょう

アキレス「え? 今度は笹?」

枯れてないススキを取ってきたアキレス君 またも植物採取に向かうの図

落雁とホオズキのとなりにカボチャの顔が並び 笹と共に願い事の短冊が下がる

実にお盆らしい光景だね!!

ロイ「よし・・・こんなもんか?」
だいたい出来上がったのでしょうか?

>>358
アキレス「なに? ちがうのがいい? 全くわがままなんだから」
笹を持ってきたアキレス君 四五六の言葉に口を尖らせ風流なつけるヤツを持ってくる

【 マ ヨ ネ ー ズ 】

アキレス「チッ」
スマートデバイスを片手に イリーのリアクションを見守っていたアキレス君 悔しそうである
ベティちゃんの行動はこいつの入れ知恵だったらしい

アキレス「あ イリーたん気を付けt」
甲羅をなでようとするイリーであるが ベティちゃんの漆黒ボデーは夏の日差しを存分に吸い込んであっつあつである
おててを火傷しないように気を付けてください

ロイ「団子もうすぐできるから待ってろよー」
とロイの言葉も飛んできました

>>359
とりあえず白玉づくりをまかせたものの できたのは中々に大小様々かつ形もちょっといびつ

ロイ「まんまるよりも多少潰した方がいいらしいし これでもいいか」

大きさによって入れるタイミングをずらし すべての白玉団子をゆで上げる

後は水で絞めれば完成です

ロイ「よくやったぞリーア ほれ」
と 作っておいたみたらし餡をたっぷりつけて 小さな白玉団子をリーアの口に放り込んだ

ロイ「なにナナクサガユ? なんだそれは どうやって作るんだ?」
そしてリーアの言葉にメモを片手に質問するロイ 誰かストップせねばまた珍妙なメニューが増えてしまうぞ!!
361 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/13(月) 23:38:55.48 ID:ue3Yxa2n0
>>360
「……ワオ、ゼン」

これも違う!でも美味しい!悔しい!

「あー、向こうの丘に大文字でもやる?」
「こう……火を焼べてさ、魔法でも異能でもいいんだけど」

おっと、ここでようやくお盆らしい行事が!
実際実行するのは暗くなってからにはなりそうですが

『ん?……あッッッ……つぅぅぅいなぁ!?』

触れてビックリ!じゅうっ!と焼けて膨れ上がる手!飛び上がるイリー!
すっかりギャグムーブで手を振っているとお団子の呼び掛け

『……どれ、みんなにも分けてやるか……』

この世界に眠るみんなに、こののどかなひと時のお裾分けだ
362 :ハンゾー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/13(月) 23:40:59.65 ID:FH08vjvg0
>>360
「後は霊を迎え入れればよいのでゴザル。
 迎え入れる為には…やはり魔術でゴザル。
 霊をなんやかんやするのは、ねくろまんしー、とか言う黒魔術でゴザろう?
 …ん?その為に必要なものは本来御禁制のものでは?
 ハッ!?ロイ殿!O・BONとは禁術の一種なのでは!?
 これは即刻中止すべきと拙者思うのでゴザルが!!」

混沌が極まり禁術に見える、あると思います。
だって今、まともな景観してねーもん、此処。
363 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/13(月) 23:43:09.10 ID:WJip0zz10
>>360
色々申し訳なさを感じながら歪な白玉を量産していたリーア。
それも一段落すればじーっとロイの手つきを物珍しげに見つめるのであった。

そして、完成した白玉団子を口に放り込まれ、

「Wow……!甘いソースとあっさりしたお団子?がいいバランスで、美味しいです!」

舌は肥えているのか感想の文字数は多めだ。

「ええーっと、確か健康にいい七つのお野菜を入れたおかゆだったっけ……」

作り方はよくわからないが、知識はおぼろげにある。
おぼろげに、あまりにもおぼろげに。

その曖昧さが何を生み出すかは、リーアは知らないのであった。
364 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/13(月) 23:58:37.31 ID:UG10MSaC0
>>361
どうやら分かってくれたようだ(違

ロイ「おーい 団子できた奴持って行ってくれー」
手が離せないロイは誰かにお願いすることにしました

>>362
ロイ「・・・さすがにそれは違うだろう」
そこまでトンチキじゃなりませんでした 冷静な声でそう伝えるのであった

>>363
ロイ「それじゃリーア できた団子をもって言ってくれ
   そして体にいい野菜で作ったおかゆか・・・そもそも体に悪い野菜なんぞあるのか?」

まぁいいでしょう とりあえず体によさげなのを選びましょう

ロイ「まず玉ねぎ 血をサラサラにする ニンジンは目にいい 生姜は体を温める・・・」

まぁ色々おかしいがまだわかる

ロイ「食物繊維がいいと聞く キャベツを入れよう さっきカボチャを使ったな アレの身を淹れよう」

まだわかる

ロイ「そうだ ニンニクを淹れてスタミナをつけよう」

・・・?

ロイ「青汁って体にいいらしいな ケールもまぜて・・・」

どうやらトンデモおかゆが決定したようです


>>全員対象
そんなこんなで顔す極まるお盆の夏は過ぎるスクラップヤード

宿の軒先につるされた風鈴がちりーんと涼やかな音を放ち

鈴虫「ぐがーごー」

鈴虫は大股開いてふんどしチラリズムしながら大いびきをかいていましたとさ

//〆
365 :リーア・V・ストロベル  ◆8CzRpFh86s [sage saga]:2018/08/14(火) 00:06:30.01 ID:DNlFA/2F0
>>364
「はーい
 ロイさん、ナナクサガユづくり頑張ってください!」

純粋な善意の応援をして団子が盛られたお皿を運ぶ。
リーアは知らない。己の発言が生み出すものの姿を。
リーアは見ていない。その製造過程を。

そうこうして、越境者としての初めてのお盆が過ぎる。
やっぱり、ずっと楽しいなぁ。と呑気な感想であった。


//おつありでした!!
366 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/14(火) 22:32:13.06 ID:MWLqML48o
【とあるファンタジー世界にて】

「ようやっとマトモに動くかな」

 ファンタジー世界の医療院にて、トントンと小さく跳ねて調子を確かめるのはイムカ・グリムナー。
 銀河帝国の政治将校にして、境界線世界探索の密使である。

【イムカは先の偉大なる上位者との戦いで重傷を負った】
【片足が千切れ、奇跡の酷使により白髪になるほどに衰弱するほどだった】

 しかして、功労者たる彼女への惜しみない治療魔術(イムカ本人は魔術を嫌がっていたが)と、
 遺伝子的に強化されたネファレムとしての生命力により、ようやっと復調したところだ。

【本来は豪奢なプラチナブロンドの髪は未だややくすんだ色ではあったが、それは時間が解決するだろう】

 水を浴び、服を着替え、ホロクロークにより衣装を投影。
 ホルスターに粒子短銃(境界線の帳が復帰したのか不調気味だ)を叩き込む。

【旅立ちの時である。彼女自身にはまだランダム越境の気配は無い】
367 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/14(火) 22:44:54.97 ID:RcWbx8oI0
>>366
ロイ「よぅ 大分調子よさそうだな」
色々と戦後の雑務を手伝っていたロイがその様子を見に来た

ロイ「どこに行くんだい? 出かけるならオトモするぜ」
―――ギィ!!

その足元にはベティの姿が

アキレスはすべてを掻き終え 糸の切れた人形のように眠りこけていた
全てを後回しにした結果 頭はボサボサ 髭ぼうぼう 汗まみれで悪臭を放つ体のまま泥のように眠っていた
368 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/14(火) 22:47:41.33 ID:WVi/rq2L0
「へいへーい アナタ ハ カミ 二 興味 アリマスカー?」

胡散臭いイントネーションで医療院をうろつく不審者一名。

凹凸が少なく厚みもない色彩の乏しい隠密性に優れたボディ(本人談)を
赤フレームの眼鏡とフード付き黒革コート(萌袖仕様)に身を包んだ大分背の低いアルビノ娘。

「今入信すると リファインしますよー リブートできますよー」

勧誘文句は相変らず意味不明!!
369 :ウルリック【牙狼】>>582 [saga]:2018/08/14(火) 23:00:41.23 ID:MWLqML48o
>>367-368

「我が神は皇帝陛下のみだ」

 突然現れたマキナ(もう慣れた)に無表情で塩対応をしながらも、
 イムカはそのままにアレな状態のアキレスを指差す。

「入信はしないが、さしあたりアレ(アキレス)をリファインなりリブートなりさせてくれ。
 流石に淑女の視界に入るのにあの状態はいただけん」

 淑女って誰?そりゃ今、その言葉を口にしている人ですよ。はい。

【疲れ果てたアキレスを怪しさMAXの伝道者に委ねる無慈悲っぷりである】

 と、まあ、阿呆なやり取りはさておいてロイに向き直り、

「ちょっとした後始末だ。ほら」

 腰の革袋に目をやる。これは先の戦いで犠牲になった勇士の遺品などが入っている。

「エルフの森まで行こうと思う。君のところの使者は森に入れもしなかったというしな」

 金属の王国そのものは如何ながらあまりエルフと相性は良くないというのが定説だ。
 ドワーフとの種族的兼ね合い(個々人としては鉱人と森人が友誼を結ぶのは珍しく無いが種族単位となると…って奴だ)もあれば、
 主要産業たる採掘はどうしても、森を切り開き、水を汚すという負の一面がある。
370 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/14(火) 23:00:58.53 ID:MWLqML48o
>>369
//なまえなまえ
371 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/14(火) 23:10:40.38 ID:WVi/rq2L0
>>369
「うん 知ってた!」

塩対応にも笑顔で答える我らが宣教師。

「んー… 時が解決することも結構ありますよねえ?」

アキレスを見て面倒そうだと思ったのか放置を進言する。

「あー…最近起こってた奇々怪々の後始末ですか?
 何か色々あったそうで、まあ、噂話程度の情報しか私知りませんけど!」

ロイとのやり取りに遠慮なく踏み込んでくる厚顔無恥。

「ほっほう、エルフの森…ご一緒しても?」

布教の時間だ!と口に出しては言わないが、目は口ほどにモノを言うのだ。
372 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/14(火) 23:10:42.66 ID:RcWbx8oI0
>>368
ロイ「ベティ こいつの相手を任せた」
―――ギィ!?

マキナをベティに任せて渾身のスルー


―――ギィ!!ギィ!!
ベティちゃんはマキナに何かを訴えかけている が ベティ語が分からなければ理解不能である

>>369
ロイ「エルフか・・・そうなると俺も手伝えるか分からんな まぁ森の入口までならついていってやるよ」
アキレスちゃんは夢の中だし 鈴虫はα‐⒓が連れて行ってしまいました

ロイ「しかしあの2人は元気にしてっかね?」

あの2人とは 神官ちゃんと重戦士君である
切った張ったの大立ち回りの末 神官ちゃんを連れて出奔した重戦士君の活躍はいまだ市井の話題を浚っている

ロイ「それじゃいくべ」
いつものリュックを背にする
373 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/14(火) 23:15:00.08 ID:WVi/rq2L0
>>372
「成程、分かりました!相互理解不能ということが!!」

残念、ベティ語が分からない宣教師。

「仕方ないのでレトルトミートパスタを進呈しましょう。
 何と袋からひょろりと出ているこの糸を引くと一瞬でほかほかミートパスタが食えるってえ品です」

袋にFMMの教義も小さく記されている布教用の品らしきものを差し出す宣教師。
ジェットシュウマイのやり方でパスタが食えるのかは超技術の無駄遣いと言う事で。
374 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/14(火) 23:26:10.18 ID:MWLqML48o
>>371-372

「何とも迂遠なことだ」

 ベティの訴えは不明であるが、結局アキレスは放置プレイをかますことに相成った。無情!
 既にこの一連の戦役は吟遊詩人などによる誇張や曲解が微妙にブレンドされつつ、
 多くの芸術家がそれを題材とした芸術活動に勤しんでいる。

【アキレスのアートがそこに埋もれるか、一際目を引く花を咲かせるかは誰にも解らない】

 と、アキレスの質問に。

「ああ、彼等なら王国が非常に消極的に追いかけているらしいな。
 見かけたら拘束…という通達が途中ですげかわって目撃したら報告をする事を推奨と命令文ですらなくなっている。
 そもそも冒険者ギルドに対して殆ど手付かずって時点で察するところだな」

 なにこのとんでもないやる気の無さ。
 そして命令通達をナチュラルに把握しているイムカのアレ加減。
 まあ、どうやら上手くやっているようである。

【実際、聖教会も歓呼を以って聖遺物帰還の祝典を行っており、それで概ね妥協点を見出しているようだ】

「ああ、二人とも来るか?別にかまわんが…」

 ふと、どっからか現れたマキナにダメ元で、

「そういえばだ。君、何か黒い槍めいた物が空を横切って何処かに飛び去るのを見なかったか?
 もしくは、メイドを連れたあーぱーなお嬢様めいた何かとか」

 自分で言っていてもワケワカラン質問だなと思いながらもマキナに質問。
375 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/14(火) 23:37:25.59 ID:RcWbx8oI0
―――ギィ♪
おいしそうなご飯をいただきベティちゃん ご機嫌そうである
早速アキレスのところに持っていく

寝る間も惜しんで頑張ったアキレスと一緒に食べるんだって 良かったね

>>374
未来は誰にも分からない アキレスの絵も吟遊詩人の詩もどうなるか
なおしばらくしてアキレスの絵もまた市井に公開されたとのことである

ロイ「あっちはうまくいってそうで何より これで破局なんぞしたら地の果てまで追いかけてぶん殴ってやらぁ
   それじゃベティ 俺たち言ってくるから留守番よろしく」

―――ギィ!!
いってらっしゃーいといわんばかりにハサミを振り上げるベティをよそに外に出て旅路へGO

と マキナに何か質問しているのをみて

ロイ「イムカ・・・お前何言って・・・あぁ」
合点がいったらしい さて 見覚えがあるのやら
376 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/14(火) 23:41:59.51 ID:WVi/rq2L0
>>374>>375
「何ですかその僕が考えた最強兵器やら奇天烈お金持ち、みたいなのは」

訝しげにイムカとロイを見るソウル的に同類の宣教師。

「きっと敵の一味か何かですね?成程、後始末には物騒な事案も含まれている…と。
 探し物なら一応気には止めておきましょう、なんせ私は世界をまたにかける宣教師!
 行く先々で奇跡を起こし、FMMの偉大さを知らしめる為に遣わされた神の使途!!」

くっそドヤ顔してます。実績を伴わない確固たる自信!

「エルフの森へ行きつくまでにFMMの偉大さが天元突破し探し物も発見となるやもしれません。
 ええ、ええ、ついて行きますとも、今回の目的が果たされるその時まで!!」
377 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/14(火) 23:58:43.51 ID:MWLqML48o
>>375

 回復したイムカが旅に出る。これに際し、ロイ・ゴールドマンには密命あり!!

「功労者であることに代わりはないし、彼女自身の背景がややこしいものあえて不問にするが…解っているな?」

 上官様が眉間にシワを寄せながら言った言葉である。
 まず、イムカったら事あるごとに「神なりし皇帝陛下云々〜」って言うものだから、
 何故か市井では、この世界の帝国≠ェ陰働きにより、金属の王国に助力したってデマ流れてます。
 なお、まったく身に覚えの無いこの世界の帝国≠燗ェに?マーク点灯させているそうな。

【何かコトの大きさが大きさだっただけに外交的にちょっとややっこしくなっているらしいですよ奥様!】

 さらにである。歩けばトラブルの方から全速力でヘッドスライディングかましてくるイムカの惨劇っぷりであるが、
 この糞ややっこしい時期にはとってもヤヴァイ状況になりかねぬ。何か起こったら最小限の被害で収めろってこった。

【問答無用のムチャ振りである。宮仕えの悲しさNE】

>>376

「話にならんというのだけは解った。全く、彼も苦労しそうだな」

 一足先に越境してしまった、くらげ執事の今後と金策に幸あらんことをってトコだ。

「FMMはともかく君の見せる奇跡は力技とトンチキ以外に見た覚えは無いがな」

 ドヤ顔に対して、非情に冷静なツッコミのイムカである。
 彼女にとってあくまで神なりし皇帝陛下以外は神を僭称する上位存在めいた何かである。

「まあスパゲッティなりミートソースなり好きにしてくれ。布教もトラブルにならない範囲なら好きにすればいい」

 なお、他神を頭ごなしに否定するほど、イムカは融通の利かない性格ではない。

「…ところで身体の諸機能は大丈夫なのか?世界修正力が復活しているのもある」

 ぶっちゃけ本調子なの?と一応質問である。
378 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 00:08:35.09 ID:Bf//NAM+0
>>377
イムカに見えぬ位置でこっそり溜息を一つ

戦後処理で恩を売りたい帝国が現地に派遣された際 
そのことを現地で聞き 誰が抜け駆けしたのかとかなりのすったもんだがあったのは秘密だ

『ま・・・任せてください・・・』
上司の命令に従うロイは若干震え声でしたとさ

「そういえばアキレスの絵画を手伝っていた盗賊・・・というかスカウトマンはどうしたんだ?」

あの戦いの数少ない生き残り 確かロイにこの世界の絵画について助言をしていたはずだが
379 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 00:14:29.74 ID:8eLqjkEe0
>>377
「まあまあ、私達基本物騒な場所でしか顔合わせてませんからそう思うのも仕方がないってもんです」

機能的にイムカが見たもの以外引き出しがないのだが、
根拠のない自信を持つモノにそんなツッコミが通用すると?したらよかったのに!!

「許可いただきましたー…あ、それ聞いちゃいます?」

何かめんどくさそうな雰囲気をかもす鋳造少女。

「なんかですねー 一時期足も欠損してましてねー
 ホワイトネス?とかウイング?とか言う子にですねー
 主兵装かっぱらわれたり主動力炉を引っこ抜かれたり散々な目にあいましてねー
 いやー 乱世乱世…」

苦労してるんですよアピールタイム!
尚、時期的にFMM遺跡探索から結構経過していると思いねえ。

「ま、今は見た通り足はあります、身体も丈夫ですし、行けますよ!」

そういや首から所々に赤や青い線が入っている黒く煌く直径10cm程度のほぼ球形の多面結晶体をぶら下げている。
今までは(といっても頻繁に顔を合わせているわけではないだろうが…)所持していなかったものだ。
380 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/15(水) 00:19:07.41 ID:9aIUhsORo
>>378

「奴なら名が売れすぎた盗賊は云々〜っと冒険者引退だ。多額のマネーが入ったので故郷で商売始めるんだとさ」

 冒険者の結末としてはおよそ最上級である。名をあげて、多額の報酬を得て、故郷に凱旋。
 多くの冒険者がそこには到れず、身体を壊して引退するか、路傍で屍を晒す末路であることを考えれば尚の事。
 彼の道行きに幸多からんことを、って奴だ。

>>379

「何か珍妙な改造を施していそうだな。自爆スイッチがあったら貸してくれ。適切の使用する」

 嘆息をつきながらも、まあ同行者として(戦力面だけ)は問題なさそうだと判断。

 −−−−−−−−

「それじゃあ、行くとしようか」

 こうして、十分な休息をとったイムカは再び、旅路に出るのであった。

//いじょ!
381 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 22:14:55.41 ID:8eLqjkEe0
その世界は20世紀の地球に似た惑星にあった。

差異と言えばある日、5m級の巨大ロボット等が襲来し、
地球のエネルギーは自分たちのモノだとか言い出した事ぐらいだろうか。

当然国連がそれを許すわけもなく人類VSロボの構図は即座に構築され現在に至る。

そういえばもう一つ大きな違いがあった。
国連が越境者の存在を認知し、対ロボ戦闘に彼らの助力を得ている点だ。
一体破壊する毎に危険性を鑑みても中々の報酬額が提示されているので、
一部の越境者の間ではロボ狩りとしてブームになりつつあるらしい。

そう、流行になってしまう位には敵の数は多く、そして深刻度は低い。
最早ロボ共の駆逐は時間の問題と思われていた頃に我らが越境者たちはやって来た。

それぞれの理由を抱えて。
382 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 22:21:08.56 ID:Bf//NAM+0
身の丈3mと少し 鍛え上げられた筋骨隆々の体にいくつも刻まれる大小さまざまな傷
簡素な麻のズボンと竜の骨で出来た大剣

彼は人間ではない 名は捨てた 今の彼は種族名を表す『ギガース』


多額の報酬とか ブームとか そんなものはどうでもよかった
全身を金属で固めたロボット 彼等を斬ることで何か見えてくるもんゴア有るのかも という考えしかなかった

アキレス「なんか怪獣とロボットが殴り合う映画みたいな世界だね」
たまたま居合わせたアキレスはそんなことをのたまっている

さて 次の依頼はどこだろうか? 次なる闘争を心待ちにするかのように少し落ち着きのないギガースでした
383 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/15(水) 22:32:58.00 ID:42byR4on0
>>381-382
「ほへー……」
「こんな世界もあるんっすねぇ……」

さてはて、その事情を知って小柄なユノは興味深そうに頷いた
その瞳は爛々と、猛禽の輝きを宿し内なる闘志を照らし出している
ユノもまた闘争に身を委ねる人物のひとりなのだ、故にこの世界に対しての事前評価は上々である
384 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 22:37:56.67 ID:8eLqjkEe0
>>382>>383
男「成程、今回は極東の島国か。国土の7割が森林?ド田舎か?」

依頼によって用意された移送用ヘリに集まってきたのは
耳の部分と背の辺りから小さな羽が生え、風もないのにゆったりうねる金の長髪と赤の瞳を持つ少女と
無骨な全身鎧型強化服の上からフード付黒革長コートを羽織った存在を伴った
スーツにグラサンの男だった。

男「如何やら今回の同乗…デカいな!?」

ギガースを見上げたじろぐグラサン男。
伴った少女も見上げてはいるがノーリアクション。
強化服もまじまじと見上げてはいるが男ほどのアクションはない。

如何やら極東の島国が戦場らしい。
因みにギガースが居る為か、オスプレイっぽい移送ヘリは随分と大きめだ。


「あー…自己紹介をしておこう。俺はボブ、エージェントだ。
 こっちの小さいのがウイング、そっちのアンタほどじゃあないがデカいのはジョンと言う。
 取りあえず全員集まったんだろ?サッサと移動して狩りを楽しもう」

越境者等にフランクに話しかけるエージェント・ボブ。
知っている奴は知っているだろう、そのスーツには軍需企業ホワイトネスの印章が付けてあった。
385 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/15(水) 22:47:41.78 ID:42byR4on0
>>384
「はーい、ユノっす、よろしくっすー」

お口をワの字にして元気よく挨拶、ユノはいい子なのだ
実際チミっこい、やたら外套だけが異質めいている見てくれだが異能を持つモノが多い越境者に関してはその外見で判断するのは愚であると言えよう

「……島国」
「田舎の島国っていいっすねぇ、海も楽しそうっす!」

ルンルンで観光気分!
最も、それより何より闘争を求めているのは言うまでもないが!
386 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 22:51:33.65 ID:Bf//NAM+0
>>383-384
さて 越境者の中でも特にちっちゃいのと特にでっかいのが揃いました
ギガースは中でぎゅうぎゅう詰めになることも覚悟していましたが そんなことはなかったぜ

アキレス「いってらっさーい」
―――ギィ!!

なお今回この2人の出番はこれで終了である

『ギガース・・・・トダケ呼ベ』
超簡単な自己紹介

「・・・・・。」
狩りを楽しむ その言葉に油断と慢心を覚えながらも あえて言葉にはしないギガースであった

今は一路 極東を目指すのみ
387 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 22:58:02.63 ID:8eLqjkEe0
>>385
ボブ
「おいおい、今からやりに行くのは一応命の危険があるハンティングだぜ?
 バカンス気分は勘弁してくれよ!まあ、そんくらい肝が据わってる方が安心できるけどな」

はっはっは、とボブが笑いながらユノの相手をしている間も、
ウイングとジョンは黙って椅子に座ったまま目的地に着くのを待っていた。

>>386
ボブ
「しっかしデケえなあ?アンタ何食ってそんなに大きくなったんだい?
 うちの坊主、俺もカミさんもタッパはある方なんだがチビッ子でよお〜
 成長期だってのに伸び悩んでるのさ!参考までに、な!」

移動中エージェントと名乗った陽気な男は臆することなく話しかけてくる。
陽気な奴なのだろうがヒトによっては鬱陶しいと思える感じだ。

>>385>>386
ともあれボブが喋くっている間に目的地へと近づいてきたようだ。
外部映像を垂れ流しているモニターが木々生い茂る陸地をとらえ見る見る近づいていく。
予定では数分後に大きく開けた海岸に着地することになっている。
388 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/15(水) 23:02:49.40 ID:42byR4on0
>>386-387
「あれ、アキレス達はお留守番なんっすね」
「いってきまーす、お土産買ってくるっすからねー」

軽く手をフリフリ、2人に挨拶してヘリは飛び立つ

「もちろんっす」
「……でもほら、終わったら少しくらいご褒美タイムがあってもー……」

真剣!からのフニャけた物言い!
ともあれモニターを見てはしゃぐ様子は何というかアレである
389 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 23:05:45.15 ID:Bf//NAM+0
>>387
『・・・ソモソモ俺ハ人間デハナイ』

忘れられがちであるが 彼はギガースという種族であり異世界人なのだ
人の理からは外れているが故にここまででかくなったわけである

巨人と言う身体的特徴のほかに 白目の部分が確認できないほどに大きな虹彩などが特徴として挙げられている

さて 到着したようだ 窓の中から着地地点と その周辺を確認 敵が仕掛けてくるとしたらおあつらえ向きだ 辺りを油断なく警戒しているが 果たして?
390 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 23:14:54.25 ID:8eLqjkEe0
>>388
ボブ「流石にハント終了してから長居するのはなぁ…ま、おいおい考えようぜ?」

>>389
ボブ「いやそーかもしれねーけど、そーかもだけど!」

>>388>>389
ギガースの懸念は杞憂に終わる。
ヘリは問題なく目的地に降り立つと、それぞれの必要な荷を降ろし、一時的に離脱する。
ハントの成否に関わらず依頼の刻限に又戻ってくるし、
勿論連絡さえあれば直ぐにでも越境者たちを乗せて帰ってくれるだろう。
その為の通信機器は全員が所持しているものとする。

ボブ
「さってと、依頼内容からするとこの周辺にロボがいる訳で。
 連中、前は相当数いたようだが今じゃ徒党を組むほどの数は居ないって話だ。
 一体ないし多くて三体?その位だろうって話だが…さてさて」

越境者たちの目の前に広がるのは鬱蒼とした森林だ。
起伏もあるようで馬鹿でかいロボが身を隠すには悪くない場所といえる。
391 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 23:22:48.61 ID:Bf//NAM+0
>>390
なんか食い下がる男にため息を一つ

『肉』
だそうです 実際栄養バランスなんて考えたこともありませんからね しかたないね

さて 何事もなく着地 骨剣と頭陀袋だけを背負い 戦闘区域に入り込む

あたりはうっそうと茂る森 奇襲にはうってつけである 頭陀袋はどこか適当なところに捨て置いて 骨剣を油断なく構え 進む
392 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/15(水) 23:24:44.60 ID:42byR4on0
>>390-391
「三体っすか……」

ふぅむ、と唸り臨戦のユノ
そこに先程までのフニャさは皆無、戦士たるモノの気配のみを纏っている

「散開して探すのは……キケンっすかね?」

しかし敵の数が未知数な以上囲まれる可能性もある
一応提案してはみたものの、どちらかと言えば本人もその危険性を考慮はしている模様であった
無論反対意見があれば頷き、ギガースの後ろをカバーするカタチで進むであろう
393 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 23:30:14.96 ID:8eLqjkEe0
>>391>>392
さて如何動こうかとユノが考えボブが何かを言おうとし、
ギガースがいち早く森へと歩みを進めた時である。

ガキーン!と金属同士がぶつかる大きな音が響き渡る。

ボブ「何だあ!?」

音の出どころは近い。
ガキンやらジャキンやら兎に角金属同士の激しいぶつかり合いが発する音が響いている!

ボブ「ウイング!空から確認できるか!?」
ウイング「飛行は可能ですが森林の密度から考えて上空からの視認は無理です」
ボブ「んじゃ歩きで行くしかねえな!」

ボブと愉快な仲間たちは音のする方へ進みだす。
越境者らはどうするだろうか。
394 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/15(水) 23:36:20.89 ID:42byR4on0
>>393
「……!」
「お先にっす!」

その轟音を聞くや否や、ユノの体は素早くあたかもそれが本能として身についているが如くに跳んだ!
森の木々の枝を掴み、幹を蹴り飛び、ターザンやモンキーめいた野生さの所作で音もなくその場へと急行!
近くまで辿り着けば気配を殺し呼吸すらか細く、低い姿勢で寄って覗き見るであろう
395 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 23:36:53.47 ID:Bf//NAM+0
>>393
「!」
金属がぶつかり合う音がしたと同時 足に力を込めてギガースは駆けだした
そこに闘争があり その先に自らが目指す道があるがゆえに ただ前へ 前へと進む
396 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 23:45:12.14 ID:8eLqjkEe0
>>394>>395
白「ヲヲヲヲヲッ!」
黒「ガアッ!!」

ボブ一行を置き去りにユノとギガースが辿り着いた場所は
木々が空を覆い天然のドームとでも言えそうな広場だった。
そこで火花を散らして白と黒、二体のロボが斬りあっている。

越境者らに気づくこともなく、目の前の相手を切り捨てんと、
互いに手にした巨大な剣を振るい、時に空いた手から放たれる光弾。
周囲に被害をまき散らしながら巨体同士の斬りあいは続く。
397 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/15(水) 23:48:46.73 ID:42byR4on0
>>395-396
「むっ……」
「……」

斬り合う鉄の巨人、響く轟音散る火花!
ユノはその場を不動、ただ闘いの行く末を見守る事を選んだ
狩人としては失格であろう、しかし彼女はそれである以前に戦士、闘士なのだ
決闘に水を差し漁夫の利を得る?冗談ではない!

「……ほへー……スゴイっすね」
「……仲間割れ……っすかねこれ?」
398 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/15(水) 23:51:25.10 ID:Bf//NAM+0
>>396
ドスドスと音を立てて駆ける巨人 幾度目かの木をよけてたどり着いた先
そこには雌雄を決さんとする鉄の巨人二体

状況が読めぬ なので手出しもできぬ

「・・・・・」
無言 なれど油断なく剣を構えながら 行く末を見守るのみ
399 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/15(水) 23:58:22.40 ID:8eLqjkEe0
>>397>>398
永遠に続くかと思われる金属同士の切りあいにも決着がつく。
黒が白の左足を切り、白がバランスを崩し地に膝をつく。
好機を逃さず黒が白に剣を振り下ろす。

しかしその剣の腹を突如飛んできたヒトの腕ほどの太さがある杭が弾く。
続いて断続的に撃ち込まれる黒い光弾。

黒「グガッ!?」

たまらず剣を手放し黒のロボが踵を返す。
そのまま一目散に森の奥へと駆け出していく。

ボブ
「追うぞウイング、ジョン!俺たちゃハントをしに来たんだ!
 スクラップの回収で任務完了なんてつまらないぜっ!!」

遅ればせながら登場した愉快なご一行が結構な勢いでそのまま黒のロボを追い森の奥へと行ってしまう。
残されたのは膝をつき至る所からオイルや火花を散らしている白いロボだった。
400 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/16(木) 00:01:33.30 ID:ZKDnASfC0
>>398-399
「あれを倒すんっすかぁ……」

気乗りしない様子のユノ、それもそうだ
決闘直後の相手を狩るなど今ひとつアレだ
しかしイリーや半人程その美学を徹底してはいない、ビジネスライクに物事を運ぶ事も必要だ

「……あ、待って下さいっすよー」

慌てて一同の後を追うユノ、チラリと白巨人の方を一度だけ振り返った

//すみません、眠気限界故にこの辺でお先に…!ありがとうございましたっ!
401 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/16(木) 00:12:56.67 ID:cDkhBKXk0
>>399
決着か? 否 飛来する杭がそれに待ったをかける
逃げる黒きロボット 追う三人

だがギガースの目はひざをつく白いロボットに向けられていた

骨剣を大きく振りかぶる 介錯仕る と言わんばかりに

何もなければ剣を振り下ろすだろう ロボットの首めがけて
402 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/16(木) 00:22:11.08 ID:Se5mJGcT0
>>400
あれよあれよという間に見えなくなる黒ロボとボブ御一行。
木々の密集具合が半端ない。
むやみやたらに動き回ると戻れなくなる可能性も…

>>401
白「やれやれ、一難去って又一難か…今日は日が悪いな」

ギガースの存在に気が付き剣を構える白いロボ。
デザインはどことなく騎士のソレを思わせる。

白「足を失った所で未だ剣を振るう事は出来る。来るがいい戦士よ」

その場で剣を構えなおす白いロボ。
動けないがそのサイズは最初に描写したように5m級。
如何に巨躯を誇るギガースでさえ本来ならば見上げるサイズだ。
膝を屈した今ではほぼ同じ位かややギガースが大きいか。
しかし腕の長さ、即ちリーチは間違いなく白いロボに軍配が上がるだろう。

と言った所で今日はここまで おつかれさまでした
403 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/17(金) 22:07:43.41 ID:2sOp1yMH0
【科学と幻想が交差する近代イギリス】
霧の都 イギリスのロンドン 一行が飛ばされた時刻は夜 空には美しい月が昇っている

目の前には男が1人いた 首に噛みつかれたのだろう 手で押さえているが 
はめられた白手袋は己の血で塗れ 仕立てのいいスーツをどす黒く染め上げている

下手人はsづぐ目の前で転がっていた 労働者風の継ぎが当てられた服 
毛髪の類は抜け落ち 肌は蒼白くこけていて 牙が異様に伸びている
頭から血がしどと流れてピクリとも動かず スーツの男の もう一方の手には拳銃が握りしめられていた

男「d・・・誰だ・・・!?」
重症だろう だが意識はしっかりしているらしく 脂汗を流し 息を荒くしながらも しっかりと一行を見やる

ロイ「あぁ・・・えと・・・」
何か言い訳を考えようとした が

男「何者かは知らんが戦士と見受ける それに邪な気配も感じぬ 我等魔狩人を欺ける化け物はいない」

魔狩人言葉の響きからこの世界は人ならざる者を狩る一団がいることを知るだろう

魔狩人「貴君らを戦士として頼む この先に私の仲間がいる 彼は動けぬ私を守るために 単身奴らと戦っている・・・
    彼の実力を疑うわけじゃないが…頼む 彼を・・・ロード・ヴィッカムを助けてやってほしい」

ロード・・・下位なれど位を持った 貴族

魔狩人は銃を地面に置き 懐から懐中時計を取り出して差し出してくる

魔狩人「これは魔狩人の身分証の様なものだ こいつを本部に持っていけば 無下にはされん それに悪用されても分かるようにもなっている
    頼む・・・どうか…!」

ロイは同行人に顔を向ける どうするといわんばかりに
404 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/17(金) 22:20:12.99 ID:yfdX6fOH0
>>403
「奴ら!」
「……行きましょうっす、行きましょうっす」

二つ返事で了承の様子のユノ
闘争の気配を察したのだ、ならば出向かぬ理由など皆無

「……詳しいお話は後でお伺いしますっすね」

ケガ人を連れて行くかどうかで悩み、しかし敵勢力の数が不明な以上キケンに曝す可能性が大きい
ならば安静にして貰って後でピックする方が少しはマシだろうとの判断だ
懐中時計を受け取れば即座に駆け出し、示された場所へ急行するであろう
405 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/17(金) 22:41:19.66 ID:2sOp1yMH0
>>404
魔狩人「私の心配は無用 出血はひどいが 毛母それほどひどくはない・・・直に薬も効いてこよう」

ロイ「そうだな 借りていくぞ」
魔狩人から懐中時計を受け取る 蓋の裏側には青く 仄かに光る文字で個人名が刻まれていた

魔狩人「相手はグールだ 吸血鬼が血を吸い尽くし殺した元人間・・・奴らの尖兵
    身体能力は高いが知能は低い そして物量で攻めてくるのが特徴だ・・・さぁ 向こうだ 行ってくれ」

そして一行は石畳の通りを走る 聞こえてくるのは獣のような叫び声と 肉を打つ音

角を曲がり いた ネイビー色のスーツを着た白人の男

爪の伸びた腕を振り下ろすグールをウィービングで躱し際に右ジャブを一撃 怯んだところに踏み込んで渾身の左ストレートをアゴに入れ その衝撃げ脊椎を損傷

その隙にピッチフォークを白人の男の顔めがけ突き出すもう一体のグールをダッキングでかいくぐりリバーブロー 動きが止まったところで側面に回り キドニーパンチ(腎臓打ち)で内臓破壊を起こす

スーツの男は善戦していた だが敵に包囲された状態であり 仕立てのいいスーツはところどころ破れ血で汚れていた

ロイ「戦闘に介入する!! 突っ込むぞ!!」
ユノに叫び ハルバートを握るロイ 

白人の男「k…君たち ここは危険だ!!」
戦っていた男もこちらに気付く だがその言葉は非戦闘民への警告だったが どうする?
406 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/17(金) 22:54:57.99 ID:yfdX6fOH0
>>405
「ふむふむ……」

グール、多くの世界で有り触れた魔物と言える
故に対処法もある程度身につけてはいるが、世界特有の能力を有するモノもいたりで無論油断は禁物

「……じゃあ、安静にしてて下さいっす」
「よぉしっ!」

そして辿り着く鉄火場!
グール相手に何と素手で渡り合う人物!それもユノのそれ(暴力)と違い極めて卓越した技術一本!

「……ほへぇー……」
「あ、はーいっす」
「……援護するっすよーーー!!」

呼びかけに対してシャウト、そしてエントリー!
こちらを気にする必要は皆無である事を伝えなければならない、そして先ずは数を減らす事を念頭において、

「……ラスボス!縮歩崩拳!!!」

駆け抜ける勢いそのままに突き出す破砕の拳!!
407 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/17(金) 23:09:28.93 ID:2sOp1yMH0
>>406
ロイ「ダァラァ!!」
ハルバートの一撃が一体のグールの顔上半分を消し飛ばし ユノの一撃はもう一体に突き刺さり 一体のグールを巻き込んで壁にたたきつけられた

白人の男「な・・・」
ロイ「呆けるな!! 拳銃持った魔狩人から言われて手伝いに来た」

非戦闘市民かと思ったら 見事なエントリーを決める2人に驚く白人の男にロイが叫ぶ

白人の男「ロード・ラッセルの・・・! 私のことはジョージと呼んでください ここを切り抜けましょう!」

ロイ「さっき見た懐中時計と名前が違うな…下手すりゃ爵位持ちか」

ロイは巻き込まれたグールにとどめを刺す

ジョージに覆い被さり玖波を突き立てんとするグール だがジョージは片手と胸倉をつかみ 頭から落とす背負い投げで頭部を破壊する

だが隙も大きい投げ技 急いで立ち上がろうとするジョージに対し スモールソード(レイピアの様な細剣)を振り下ろそうとするグールの姿が ユノの目に飛び込んでくるだろう
408 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント :2018/08/17(金) 23:18:55.34 ID:yfdX6fOH0
>>407
「……ジョージ?」

はて、と小首を傾げるユノ
教えられた名前と違うなとの事だ、爵位の関係上などは縁が無い為未知なのである
まぁアダ名みたいなものなのかななーんて軽く納得した模様

「あ、あぶな……ラスボス……!!」

直後ユノは色を帯びた疾風となりソード持ちのグールへ吹き付ける

「蓋世双按抜山砲!!」

腰を捻り半孤を描くカタチで両腕を振り抜き、超絶怒涛の双掌打!!
刺突よりも速く、その不死者の胴体を弾き飛ばさんと!
409 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/17(金) 23:29:38.30 ID:2sOp1yMH0
>>408
ロイ「あのラッセルさんが言ってたウィッカムは性でジョージが名だということだろ」

//しょっぱなでミスりました ヴィッカムではなくウィッカムということでオナシャス

ソードを振り下ろさんとするグールに飛び込むユノ グールの強化された身体能力でも その攻撃を受けきれず
上半身だけを壁にたたきつけられ 倒れ伏した

ジョージ「すごい・・・助かりました」

見たところ小娘の 信じられない膂力に目を白黒させるジョージ
だがつづいてやってきたグールに出足払い 踏み出走とした足を払って転倒させ 立ち上がろうとするグールの顔に左ストレート
首を反転させこと切れるグール

見てみればわかるだろう ジョージの戦闘スタイルの基本はボクシング 両手による打撃のスペシャリストだ
だがそれでは説明のつかぬ古めかしい動きが随所に見られる そう 武術と呼ばれる技術が

ロイ「あともう少しだ!!」
食いついてくるグールを押し戻しながら叫ぶロイ 見ればグールもあと三匹 ウチ一匹はロイが対処している

ジョージ「左のをお願いします!!」
そういいながらグールの一体に踏み込んでいくジョージ

最後に残ったグールはユノに対し 槍のようにリーチの長い ピッチフォークの切っ先をまっすぐ突き出してきた
410 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/17(金) 23:38:48.47 ID:yfdX6fOH0
>>409
「なるほどっす」

ウィッカムさん家のジョージ君、という訳だ
ふむふむと二度頷き、そしてエントリーなう

「いいえっす、気にしないで下さいっす」
「……ふぅん……?」

ジョージの礼に短く応じ、しかしその言葉と裏腹にユノとしてはその武の化身ぶりに釘付けである
ウズウズと胸の奥が燠色を帯び始め、燃え上がりそうになるのを気合いで堪える
今は目の前の敵を駆逐するのが先決なのだから

「……ふんっ!!」
「い、……よいしょぉぉぉっっっ!!!」

グールの振るうロングレンジのそれを受け止める!
肉を裂き血が溢れながらも強引に膂力を持ってして振り回し、成功するのならば思い切り地面に叩きつけるであろう!力こそパワー!
411 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/17(金) 23:57:11.57 ID:2sOp1yMH0
>>410
血が噴き出すのも厭わずフォークの先端をつかみ取り 強引に取り上げれば打ち据える 
柄が折れ たたきつけられたグールは動かなくなる

クロスレンジに飛び込まれたロイであるが 素早くハルバートを捨ててスクラマサクスを抜き放ち 体当たりするように胸を刺突

ジョージは飛び込んでくるグールに手首のスナップを聞かせたジャブを顔面に二発 目をくらませるや大きく踏み込み
先ほどの素早く鋭いパンチではない 砕くような重い突きによる中心線五段突き

そして静寂が辺りを包んだ

ジョージ「この辺は掃討できたようです 本当に助かりました 私はジョージ・ド・ウィッカム
     王室より男爵の位を受けた魔狩人 あなた方を派遣してくれたのは 同じ王室より伯爵の位を持つ ロード・ラッセルです」

ロイ(伯爵は地方を管理する程度の役人 男爵は小さな村や町を治める程度の役人って感じ 魔狩人になると大分違うんだろうがな できうる限りで敬語使っとけよ)
こっそりユノに耳打ちするロイであった

ジョージ「ラッセル卿を本部の医務室まで連れていきましょう それと少しお話しができたらと思います」
ということになった
412 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/18(土) 00:05:03.70 ID:Q5UKPqyF0
>>411
「ふぅっ……!」

三者三様、背を向けたまま戦終わりの黒い風を感じて短い吐息を漏らした

「ほへぇ……はーいっす、ユノはいつも敬語っすからね!」
「えーっと、ユノっす、こっちはロイ」

その点はうん、安心だね!(欺瞞)

「わかりましたっす、大丈夫とは言ってましたっすけど急いだ方がいいっすね」

急ぎラッセルの元へ戻り、なんなら応急手当てを施すだろう
必要であればよいしょと担ぎ病院へゴー!
お話に関しても勿論、拒む理由は一切に無い
413 :ロイ・ゴールドマン>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/18(土) 00:19:09.51 ID:KzQy11FE0
>>412
その後は家屋の壁に背を預け座り込んでいたラッセル卿を回収して魔狩人の本部までやってきた

魔狩人でないのに化け物を鮮やかに倒す手腕について根掘り葉掘り聞かれたので ロイは真相を包み隠さず話す

多少・・・いやかなり怪訝な顔をされたが 魔狩人特有なのだろう バケモノとは違う気配を感じてくれたのか
とりあえず有用と判断された この世界にいる場合であるが 魔狩人として活動できるよう取り計らってくれるらしい

ロイや彼の友人である越境者としては 飯の種ができるということなので了承を受けておいた
とりあえず魔狩人は全員貴族とのことなので とりあえず貴族である 騎士の位を申請してくれるとのこと
その後は合流したジョージと談笑し 本部で一泊

そして翌日 ゲートが開いたのでロイとユノは異世界に飛んだのであった

〜ロンドン市内〜
ジョージは通りを歩きながらも 昨夜共闘した 変わった旅人のことを考えていた
彼等は越境者と名乗っていたが 越境者とはどんな生活なのだろうか?

また会えるだろうか?

とその時である 馬の嘶き 見れば制御不能になった馬車と 驚き固まる母子んも姿
助けねば なりふり構わず駆け出し 母子を突き飛ばす 自分も回避しようとした・・・が間に合わなかった

跳ね飛ばされ 通りに投げ出され地面にたたきつけ・・・られない 目が暗闇に覆われ 光が遠くなる 一体何があった
その日 馬車に轢かれ開いていたマンホールに堕ちていったジョージ・ド・ウィッカムの姿は忽然と消えた すぐに捜索隊が組まれたが 所在は分かっていない・・・・・

〜所変わって 狭間のスクラップヤード〜
ロイ「ヤレヤレ 帰ってこれたな」
越境者の楽園 狭間のスクラップヤード

ロイ「とりあえず飯かn」
と歩き出そうとして 目の前に見覚えのあるスーツ姿の男が倒れているのが目に入った

ロイ「・・・マジかよ」
ここに 新しき越境者が誕生した

//;今日はこの辺で〆 オツカレサマドスエ
414 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 [saga]:2018/08/19(日) 22:21:18.45 ID:xtVpg2h0o
【前回までのあらすじ!(という名のシチュ構築】

 越境者とキョウリョクカンケイにあるカノッサ・テクノロジー社からの依頼で、
 カノッサ機関内の内部抗争に介入することとなった越境者達。舞台はSF系世界となるらしい。
 その戦いはあくまで制御・管理された戦争≠ノ収まる規模となるはずだった。

 しかして、目的の惑星へ降下した面々を待ち受けていたのは、
 対抗勢力であったはずのカノッサ組織の壊滅と、エイリアンによる遺伝子侵略。
 遺伝子汚染を受けた惑星軍組織による虐殺が横行し、さらには7日以内には数万・数億規模のエイリアンの本隊到着する。

 既に惑星の滅亡は確約されている。ゆえに越境者とC.T.S.S.は、3つのミッションをこなす事となる。

 1、伝承されたテクノロジーを有する技術者の救助。(今回はカノッサの内部抗争はこのテクノロジーの占有権争い。
 2、惑星内に残された不安定越境ゲートの破壊。(カノッサの越境者の遺伝子を手に入れたエイリアンによる越境阻止のため。
 3、スペースポートからの惑星脱出。

 −−−−−−−−−−

【そして現在――】

「で、今は目標1の技術者の救助デス。なんとか確保はしたのデスが、脱出に手間取っているって感じデスね!!」

 メタメタすぎる説明台詞をほざきながら、後方に向けてサブマシンガン6丁を乱射するα-12。
 現在は、救助対象者達を護衛しながらの屋上までの逃避行。屋上にて兵員輸送機に乗り込み脱出するプランだ。

【なお、地上部からの脱出は論外である。遺伝子汚染を受けた惑星兵士の数は凄まじく、数ですりつぶされるのがオチである!】

「ひいいいいいい!!」

 が、問題もある。第一には、救助対象者たる技術者とその家族を連れての撤退は非常に緩慢だ。
 素人を引き連れての行動は越境者達の本来の機動力を根こそぎ奪ってしまっている!!

「SHYHAAAAA!!」

 さらには、だ!汚染兵士たちの所有する武器は粒子(レーザー/ビーム)兵装が多く、
 今やテレパスネットワークによって群体に等しい連中は戦えば戦うほど、こちらの戦力を学習していくというジリ品具合である!!

【火線飛び交う死地!!いきなりの鉄火場スタートである!】
【薄紫色の肌。鋭い牙と赤黒い舌を伸ばし、さらに背中から第三の腕を生やして射撃してくる汚染兵士はもはや人間の範疇ではない】
415 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/19(日) 22:31:14.08 ID:qjwZ1rRK0
>>414
さて こういう場合遠距離攻撃手段を持っていた方が有利な者だ
敵対勢力との距離が開いていた方が精神的にも肉体的にも余裕があるものだ

それらがない? ならしょうがない 接近戦だ

ロイ「弾を温存しろα-12!! 俺らで食い止める!!」
鈴虫「いぇぇぇぇぇえええええあ!!!!」

その言葉と共にクリーチャーと化したバケモノに切りかかるロイと鈴虫

ロイ「虎の子だが俺は空間跳躍が使える!! 俺が殿になるから先に離陸しろ 空中で合流する!!」
鈴虫「え゛〜〜〜〜〜俺が殿やるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
ロイ「この世界の戦いからしてこの戦いなんぞ序の口だぞ?」
鈴虫「ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

などと言うやり取りが合ったそうな

ロイ「あぁそうだ まさかとは思うが 輸送機が鹵獲されてたり 離陸後に空を飛ぶ兵士なんぞに追いかけまわされたりとかは・・・ないよな?」
と 突撃前に問いかけたという

416 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/19(日) 22:32:01.13 ID:MRnly2zO0
>>414
ピ、と幾筋もの切れ目が走り、次の瞬間にはズンバラリンと崩れ出来る壁の横穴。
甲高い音を立てて腰の鞘に刀を納め、目深に被ったフードを引き剥がす人影。

「ピンチかオイ」
別動隊、というより半ば捨て駒として雇われていたソーマタージだ。
「俺はピンチだ」


「荷物を屋上まで運ぶんだっけ? 悪かったな、その程度しか知らなくて」
牽制として汚染兵士から剥ぎ取ったレーザー兵器を闇雲に乱射しながら、一行に続くソーマタージ。軽口は止まらない。
「悪かったなお喋りで。 何か殺す時は話してる方が落ち着くんだよ」

「しかし…なんだな。難儀過ぎないか」
エネルギー切れだ。銃を放り捨てると、刀を抜いて接近してくる兵士がいないか警戒。
タイミングを見計らうためにこっそりダクトに隠れて聞いてた話によると、あの生物たちも学習するらしいではないか。
「いやんなっちゃうな。胃痛で死にそー」
417 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/19(日) 22:35:26.73 ID:pm7pIuE00
>>414
ぶすぶすぶす…と黒い煙を上げて地べたに這いつくばって居るモノがある。

「も」

熱線に焼かれたシェイプシフターであった。
どうも相性が悪かったらしく熱線は効果抜群だったようで容易に無力化されていた。
身体の明滅もなくなっている。
418 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 [saga]:2018/08/19(日) 22:53:30.99 ID:xtVpg2h0o
>>415

「ウチの兵員輸送機はクローク(光学迷彩)かましているから、発見されてなきゃダイジョビデス!
 そのために姉妹達がレーダー設備優先して確保しましたデスし!」

 もっとも、それでもダメな時は脱出直後に撃ち落されて塵になることも覚悟せねばならないだろうが。

【言葉と共に、牽制を中断し、マガジンを確認するα-12。既に底が見えている】

>>416

「ハロハロ叉=サン。別行動乙デス!」

 α-12達が派手に立ち回っている間にソーマタージには敵の進入路を可能な限りは潰しまわってもらっていた。
 もっとも、彼一人に出来る事は多くなく、効果は限定的であったが、今は気休めですら求められる状況だ。
 なお、依頼受領と共に目的だけ告げられ放り込まれたというアレっぷり。ナムサン!

>>417

「だー!!荷物が増えたデス!いい加減、マトモに動けデス!!」

 地べたのクラゲを引きずるα-12。こういうところが彼女の弱点である。
 とんちきの権化であり、悪態をつきながらであるが、そしてエージェントとしてはあってはならないことだが、
 α-12はここでウォルターを見捨てるという選択肢を選べないのだ。

 −−−−−−−−

【全員対象】

 状況はまさに鉄火場。しかして、ようやく屋上までの距離もわずかとなっていたのだが――

「SYHAAAAAAA!!」

 耳障りな音を発しながら射撃を繰り返す汚染兵士達だが、
 ロイと鈴虫は存外に容易に懐に飛び込めた。そのまま白兵戦を開始。剣閃と火花が飛び交う。

【ロイ/鈴虫・・・判定(戦闘慣れ/違和感)…あまりにもアッサリ飛び込めすぎた。突撃の瞬間、火線が減っていたような――】

「――――」

 回りこむ動きをしながら斬られていく汚染兵士たちの死体は積みあがり、
 それは瞬く間に後方への壁となって移動を阻害――

 −−−−−−−−−−−

 瞬間、奇しくもソーマタージが合流したのと同じ現象が起こった。
 バガン!!と、横手の壁が破砕し、そこから別働の汚染兵士達が殺到したのだ。
 敵は雲霞の如くというべき数を誇り、別働隊を抽出するには容易!そして―――

(前衛が突入するタイミングを完全に読まれた<fス!!)

 タイミングがなによりも拙い!ロイと鈴虫がまだ突撃の衝力を残しているうちに、
 横手から切り込まれたのだ!それはリロードの最中のα-12、消耗したウォルター、逃げ惑う護衛対象。
 空恐ろしいほどの完璧なタイミング。直前のソーマタージの合流が敵にとっての唯一の不確定要素か!!

「GISYHAAAAAAAAAAA!」

 横手より穴を開けて殺到する汚染兵士達は手にナイフと粒子短銃!
 クローズドコンバットの構え。完全に計画された行動であると疑いなし!
419 :クラゲうぉるたー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/19(日) 23:03:49.73 ID:pm7pIuE00
>>418
「…も」

引きずられるクラゲ。
刃は尽き、身体も黒煙を上げてどんどん萎んでいく。
その果てに其れは『鍵の刺さった円形の錠前』へと姿を変えた。

まるで鍵を捻って錠を開けと言わんばかりに鍵が明滅していた。
420 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/19(日) 23:07:16.40 ID:MRnly2zO0
>>418
「同行者は全員殺られた。次はもっとマシなのを雇うよう言っとけ」
途中で他のメンバーを殺され、実質彼一人で駆けずり回って指示された事を済ませたのだ。合流も遅れた。
「ヒーローは遅れて現れるってな」

「おーこわ、フフ。 みんな頑張れ頑張れー」
飛び込むロイと鈴虫に裏声で軽い声援。一応護衛対象の家族の側にはいるが、自分から道を切り開く気は今のところない。
「怖いじゃん。なんか変なビョーキ持ってそうで。 繊細だからそういうの気にしちゃう」


≪Ready≫
「───気にしちゃうって言ってんだろ」
粉砕!咆哮!そして抜刀!身を屈め、腰の鞘を操作する。抹殺の為の操作を!
「伏せろッ!!」

≪Execution.Justiφ's≫

轟ッッ!!風が空を切る音、迸る白煙、霞んだ瞬間には振り抜かれている禍々しく変異した右腕。
『射出』した刀を振り抜く腕はその速さにより肉が裂け、血が零れる。それを変異させて作った無数の触手は、一本一本が獣の爪に等しい。
横合から現れた汚染兵士たちを葬る為に振るわれたのは、神速の刃と無数の触手の針。少しでも押しとどめられればいいのだが。

「真似されたのかな?もっとバカな登場すればよかった」
421 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/19(日) 23:12:30.62 ID:qjwZ1rRK0
>>418
ロイ「オイ!!」
鈴虫「応さぁ!!」

短いやり取り だがどちらも気付いている
先ほどの戦闘でこちらは近接戦闘で優位に立ちまわった
それが分かっているのなら弾幕を張り近づかせないことが第一なはず

(先ほど奴らはどこぞに通信を行い それをもとに戦闘方法の更新をした もしもその通信で兵士間のやり取りができるのなら・・・!)

こうなるわけだ

ロイは横手より現れた強襲部隊に対処すべく方向転換
そして鈴虫は

しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く

――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い

――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた

――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き

穴をあけられたさらに奥 本来到達し 接近戦を挑むはずだった 通路より迫る相手に向けてさらなる加速
横手より迫る相手と奥から迫る敵 その二方向から挟まれる形に 自ら飛び込んでいった

ロイ「恐らくだが読まれただけじゃない!! テレパスによる意思統一でピンズドの連携をしてくるぞ!!」
もし懸念が当たっていれば大変だ まるで昆虫の様な一糸乱れぬ行動を可能とするということだ
422 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 [saga]:2018/08/19(日) 23:27:55.17 ID:xtVpg2h0o
【全員対象】

「やっべデス!?」

 ソーマタージの忠告。α-12がディープメイカーを伸ばして護衛対象者達を無理矢理に伏せさせた直後の壁破砕。
 頭上を瓦礫が飛び交い、破片が壁に次々に突き刺さる。下手をするとこれだけでゲームオーバーであった。

【押し寄せた敵の第一陣をなぎ払い、力づくで衝力を押し留めるソーマタージ】
 【しかして振るった直後には別に敵が殺到する!圧倒的物量差!!】

 そして半包囲される直前に方向転換した鈴虫であったが、
 膝抜きからの一撃の直後には別の兵士が殺到。数で揉み潰す腹か!!

【ソーマタージと鈴虫には至近で、それこそ頭部の直ぐ傍、眼球より僅か数センチというところで銃口と白刃が煌く混戦!!】
【身体が押し付けられる。牙が迫る。融けた瞳孔が無機質が殺意を以って凝視する!!】

「KAAAAAAA!!」

 そして、後方を踏ん張って押し留めていたロイであるが、
 敵が半包囲を形勢した直後に動きに変化。前にでる連中の装備が徐々に変わった。
 やたらと、手榴弾が多い。倒している敵にも―――

「デス!!自爆兵士部隊!金男=サン!」

【拡張現実(オーグ)による機能で敵の狙いにいち早く気づいたα-12が警告。直後、ロイと交戦する兵士が己の身体に貼り付けたピンを一斉に抜く!!】

 −−−−−−−−−−−

「ガチでやべーデス!」

 敵は保身が無く、そして有機的。かつ物量の優位を最大限に活かしている。
 α-12もブレードを振るい、どうにか流れ弾からパッケージ(護衛対象)を護るので精一杯だ!

「デス、流石に手にあま――デス?」

 この時、ようやく引きずっていたクラゲがさらに何か変なのになっていることに気づいて、

「だー!この不可思議生物いい加減にしろデス!?」

 なんだかよくわからんが、あからさまに主張する鍵を見つけて、
 ディープメイカー伸ばしてグイっと捻る。少なくとも、何も行動せねばジリ貧ゆえにここは行動一択であった。
423 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/19(日) 23:37:49.59 ID:MRnly2zO0
>>422
「しゃらくせェ!」
返す刀で殺到する第二陣を受け止める。飛び散る火花が目じりの側に当たる。
「数が多すぎる!手を考えろ」

「臭ェ顔近づけるんじゃあねーぞッ!腐乱死体!」
口だけは達者に動くが、先程の抜刀の反動は大きい。こうして受け止めるので今は手一杯だ。
このままではジリ貧どころかここで押し潰されるのがオチだろう。


「あ」
ガシャン!酸素供給機が縦に展開し、大きく開いた口を、鋭い牙を露わにする。
次の瞬間、自分と組み合う兵士の蕩けた瞳を頭蓋ごと噛み砕こうとソーマタージは動いた!

「ふざけるなよドサンピン!ここで死ぬつもりはねーぞ!」
無機質な殺意を塗り潰さんばかりの反骨、怒り、そして殺気!まだ心は折れていない!
424 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/19(日) 23:39:26.34 ID:pm7pIuE00
円形の錠前が勢いよく開くと同時に拡散される虹色の光。
それは精神波であった。
クリーチャー共がテレパスで行動を統一しているなら、ノイズをぶちまけたらどうなるか?
一瞬であれ動きは止められないだろうか。

更に残った虹色の光は輪となって未だ錠前と共にある。

「何処をほっつき歩いているかと思えば、越境者の真似事とは」

どろり、と光輪から声と共にタールのようなものが溢れ出る。

「成程、委細承知しましたウォルター。しかし迂闊ですね?」

ぐずりぐずり、と溢れ出たタールが一か所に集いヒトの形を成す。

「敵はテレパスで意思疎通をし、情報を共有しているのでしょう?
 それが分かっていて、そういった方向に姿を変えなかったのは愚策です」

パチン、と乾いた音がしてタールの表面が弾け飛ぶと色が付く。

「目には目を歯には歯を、テレパスにはテレパスを」

くるくるりと手にした何かを回転させて口元へ。
自らを顕現させた錠前の鍵であった筈の其れはマイクへと変わっていた。

「私の歌を聴けええええええええええええええええ!!!」

普段のシックなメイド服はさて置いて、
ふりふりでキラキラなアイドル!みたいな服装の小柄な少女が歌いだす。
テレパスによる継続的なノイズを発する為に。

さて連中が如何いった対策で来るか謎であるが…
対策するための情報共有をテレパスで行っているなら対応は遅れるはずだ!!
425 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/19(日) 23:43:13.94 ID:qjwZ1rRK0
>>422
ロイ「んぎぎぎぎぎぎぎ・・・!!」
鈴虫「いいなぁオイ!! もっと楽しませてくれよ!!」

刃を食いしばり敵の浸透を食い止めようとするロイと 逆に食い破らんとする鈴虫

だが一体を切り裂く間に敵が殺到 数ですりつぶす保身無き人海戦術
ロイにもまたその洗礼を浴びせんとする敵兵 だが

この2人には共通点があるのだ そう 生命の炎

ロイ「ッ!!」
鈴虫「ハッハァ!!」

ロイの体から噴き出す紅蓮の炎
鈴虫の体から噴き出す漆黒の炎

陰陽の違いあれど 同じ生命の炎 闘志と殺意

その二つがほぼ同時に各々の手の中に収束 圧縮 その間一秒にも満たず

ロイ「烈破掌!!」
鈴虫「豪炎掌!!」

片や爆発の衝撃と破砕片を吹き飛ばしダメージの軽減を狙わんと
片や殺到する敵兵士をまとめて飲み込まんと

性質の全く違う熱衝撃はんも奔流が放たれた
426 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 [saga]:2018/08/19(日) 23:55:33.99 ID:xtVpg2h0o
【全員対象】

 ソーマタージ(>>423)のカタナとナイフがぶつかりギリギリと軋みを上げる。
 ドン!彼の頭部のすぐ横をレーザーが白髪を炭化させながら通過した。

「!?」

 が、直後、大きく口を開いたソーマタージは敵の頭部の四分の一を噛み砕く!!
 身体を動かす脳と脊椎の一部を失えば、流石に絶命は免れぬ!!

【汚染遺伝子の兵士は元からのヘドが出る味に輪をかけてドブのような味であろう】
 【なお、サイボーグであるソーマタージは無機部分がガードとなり、遺伝子の汚染は受けない=z

 そして、直後、ウォルターだったもの(>>424)に変化。
 半ばヤケクソ気味にα-12が現れた鍵を捻った瞬間、そこには行方不明だったメイドの姿が!
 メイドは奇矯な姿で広域テレパスノイズを放射。それはこの場の誰も持っていなかったはずのスキル!

【効果は瞬時、かつ劇的!敵の動きはそれまでの冷たい統制から一変、本能に支配されたただの獣と化す!】
【武器の使い方も忘れ、有機的連携も置き去りにした、ただの獣。こちらに飛び込むだけのソレ】

 さらには、そうなる直後に一瞬だが動きを止めた。それを逃すロイと鈴虫(>>425)ではない。
 この間隙をつき、それぞれが陰陽の生命の炎を放射。瞬く間に殺到した獣どもを吹き飛ばす!

【ロイに吹き飛ばされた自爆兵士達は吹き飛ばされ、遥か後方にて爆発。破壊圏内の外ゆえロイは衝撃波を僅かに受けるだけですむ】
【鈴虫が敵を散らしたため、後は獣同然となり、連携を失った敵ならば、地力で勝るソーマタージと鈴虫に屠れぬ敵ではないだろう】

「デス…なんとかなったデス?で、なんでメイド?」

 突然登場のロッテをジト目で見るα-12。なにこの珍妙生物。である。
 しかして、ロッテンマイヤーからしたらそれどころではないだろう。瞬く間に対抗テレパス周波が形成されており、
 妨害はいたちごっこに等しく、さらにも無力化まで既にカウントダウンが始まっている状況だ。(ハイヴマイントとの存在格の差。

「皆さん!チャンスデス!とっとと脱兎デス!!」

 そして、おそらくはこの好機を逃しては生き残れまい。
427 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/20(月) 00:05:54.36 ID:0vAutv730
>>426
「ブーッ!」
数度咀嚼し、獣と化した兵士の缶面に肉片を吐きかける。毒霧といったところか。
「マズい」

「メイドだろうがバニーだろうが知るか!とっとと切り抜けるぞ!」
ゴキリゴキリと関節を鳴らし、口元を拭ってファイティングポーズ。溢れる闘志は尚衰えない。
「俺ァそこのおっかねえのとは違って殺すのが好きなだけだからな。遊びはナシだ」


「シャアッ!」
刀を振るい、蹴りを放ち、時には死体を武器にして道を拓く!
この機を逃せばもうどうしようもないだろう。だから今はただ急ぐ。急ぐ。

「道を示せ!こっちの方でだゾ」
左腕のコンピューターを軽く叩いて起動。疲労も他の面子(少なくとも焦げたクラゲ)よりはマシだ。文字通り敵を蹴散らそうとする。
428 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/20(月) 00:08:53.34 ID:x4d9xOBs0
>>426
「同族のSOS要請が届き、何処の誰かと近づけば同僚だったもので」

出てきた理由が雑に説明された。
クラゲが明滅し果ては簡易召喚陣みたいなものになった経緯が其処にある。

「呼ばれ方が呼ばれ方なものでキャパシティ的に私しか来れなかったのは口惜しいところです。
 もう少し余裕をもって形態変化を実行していれば…と愚痴ったところで仕方がありません。
 如何やら次の策を練らないといけないようですし、三十六計逃げるに如かず」

マイクを素早く腰にベルトで止めると逃げに入るアイドルメイド。

「精神即ち心に響かせるならアイドルと思ったのですが…
 対応が早すぎませんか、もう少し歌に酔いしれていただきたい」

個人的にはハイライトが仕事してないアイドルじゃあ仕方がない気もする。
429 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/20(月) 00:09:03.47 ID:Fwfo6p7I0
>>426
ロイ「はっはっはーこれぞアキレスから教えてもらった技術よりヒントを得た異能式リアクティブアーマー!!」
何か違う気もしますが 本人はご満悦なので気にしないであげてください

ロイ「メイドさんとかいろいろとツッコミ入れたい気もするが時間もねぇ 逃げるぞ!!」
鈴虫「え〜〜〜〜〜〜もっと切る〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
駄々をこねる鈴虫の首根っこつかんでズールズル引きずりながら後退重点 残った敵はサーベルを使って切り飛ばしながらの逃避行だ
430 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 [saga]:2018/08/20(月) 00:15:59.98 ID:4Qcdd2Byo
【全員対象】

「まったく、了解デス」

 ここはテクノロジーサイドの強みを最大限に活かし、α-12の戦闘舞踏服のシステムがリアルタイムに更新していく戦術マップを
 そのままにソーマタージのCOMPに伝達。脱出に最適の立ち回りを行う情報を彼に与える。
 さらにはロイと、鈴虫を壁とし、この敵の弱体を奇貨とし、どうにか態勢を取り戻すことに成功。

【足の遅いパッケージ達同伴なので、幾度か交戦を繰り返すことになるが、敵が獣のうちはどうとでもなる】

「てめえらも大概群体めいた何かデスか!でもサンキュ!デス!」

 なお、敵はよほど適応能力に優れているのかテレパス免疫を次々に生成。
 凡そ、群全体に広まるまでさほどかかるまい。、なるほど、対応が早い。

 −−−−−−

【こうして、越境者達は脱出地点である屋上までたどり着く】
 【そこで待っているのは――エイリアンにより精錬されしアラズァヘッドと、帝国技術局(カルト・メカニクス)との接触である】

//ここまで!
431 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/20(月) 22:53:24.42 ID:Fwfo6p7I0
【狭間のスクラップヤード】
ジョージ「おいしい・・・!」

さて ここは越境者がいっ時の羽を休める憩いの場 狭間のスクラップヤード
その止まり木同盟の宿一階の大食堂 そこには越境者一年生となった近代イギリス出身者であるジョージが料理に舌鼓を打っていた

アキレス「オッサン 何作ったの?」
ロイ「ごく普通のポークジンジャーだけど」
ナイフとフォークによる一部の隙もないテーブルマナーでポークジンジャーを食べる姿は中々に異質なものだがそれはそれ

ジョージ「ふぅ・・・おいしかった 君 シェフを呼んできてもらえないかい」
ロイ「俺だ」

ナプキンで口を丁寧にぬぐい 割烹着の男(ロイ)に話しかける

ジョージ「おいしい料理をありがとう これからも精進していただけると嬉しい」
ロイ「・・・なんだかムズ痒いな」

そんな食事時の狭間のスクラップヤード 顔を合わせるのはどんな人だろう
432 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/20(月) 23:06:18.42 ID:9Khzzn0SO
>>431
「ほへー……」

なんだかんだでお食事をご一緒させて貰っていたユノ
圧倒的テーブルマナーを前に、いつもの暴食モードも影を潜めちょっとお上品(なつもり)に頂いているのであった

「まぁ、でも実際……」
「美味しいっすもんね、いつもこんな感じに作ってくれるんっすよ」

とはジョージに対して、ちょっと何故か自慢気に
433 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/20(月) 23:20:49.92 ID:Fwfo6p7I0
>>432
ちなみにジョージのは小洒落た洋食屋に出てきそうないわゆるポークジンジャーとパン
対してユノのは定食屋に出てきそうな生姜焼きとどんぶり飯であった

ジョージ「えぇ 特に食材がすべて新鮮で高品質 振るう腕も一流ともなれば ああ・・・おいしかった」

アキレス「そんないいヤツ使ったの?」
ロイ「肉はここの畜産だけど あとは近所のスーパーだけど」

べた褒め具合になんだか申し訳なくなっているロイ
とりあえず食後の紅茶を持ってきた

ジョージ「ありがとうございます ああ いい香り」

アキレス「なぁユノ」
ここでスマートデバイス片手にユノに声をかけるアキレス

アキレス「なんか今調べたんだけどさ 近代イギリスって食品偽装がヤバイレベルだったらしい
     パンを白くするためにミョウバンや骨粉 ソーセージの着色料にレンガ 紅茶の出がらしをゴム由来の染料で着色
     緑茶は鉛と緑青で着色・・・ビールに硫酸鉄・・・砂糖に水銀…」

なんかどんどん顔色が悪くなっている

ショージ「・・・・」
湯気たつ紅茶のアロマを堪能しているジョージをかわいそうな目で見るアキレスでした
434 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/20(月) 23:26:12.07 ID:9Khzzn0SO
>>433
「うへぇ……」
「……逆に、ほら、スーパーがきっとスゴい!って事にも……」

物流システムの完成は、畑から消費者までの距離を確かに縮めた
とは言えその恩恵が割とフツーに享受出来る身からするとまぁアレな訳で

「……でもほら、そしたらこれからたーんと美味しい物を食べれるっすよ!」
「お茶請けにこれとかどーぞっす!」

と、差し出すのは常備菓子の真空パック羊羹!
紅茶に羊羹?となるがまぁ別に渋さと合わないモノでは決してない
さてはて、和菓子に対する反応や抵抗は如何に?
435 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/20(月) 23:45:06.49 ID:Fwfo6p7I0
>>434
アキレス「そう・・・なのかな?」

ジョージ「オチャウケ・・・? ありがとうございます ミス・ダルク」
ニッコリ笑顔で受け取って・・・しばしフィルムとの格闘 

ロイ「これを・・・こうしてだな・・・」
ジョージ「なるほど…では失礼して・・・モグモグ」

しばし租借 中に入っている豆の存在に気づいたらしく

ジョージ「えぇ・・・とても・・・おいしいと思いますよ・・・」
どうやら微妙だったらしい 世界的に見て豆を甘くするのは珍しいからね 文化がちがーう

ジョージ「おいしいものをいただいたお礼に 私共の文化であるアフタヌーンティーをごちそうしようと思うのですが」
ロイ「作るのは俺だがな どうする? 甘いもんが食えるぞ」

アキレス「バッチこい!!」
―――ギィ!!

その提案に快諾の2人!!
436 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/08/20(月) 23:50:19.75 ID:xf/Nt3Fa0
>>435
「あ、あはは、どーもー……」

ミス呼ばわりなど無論不慣れ!
こそばゆい感覚を矢張りこちらも味わって苦笑、さてそして羊羹は今ひとつだったらしい

「ふふ、よかったっす」
「……え、ホントに?やったぁ、是非是非っすー」

その気遣いを看破出来ぬ程に無神経ではない、そして無駄にする程そうでも然り
アフタヌーンなティータイムには勿論飛びつく!
とある越境者がゴリ押しする為にコーヒーがメインになってはいるが、元々ユノは紅茶派なのだ
437 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/20(月) 23:55:54.67 ID:Fwfo6p7I0
>>436
そんなこんなでおやつの時間には たっぷり洋菓子が並ぶアフタヌーンティーが始まり
今日はコーヒー無用とばかりに紅茶が並ぶのであった

//〆
438 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/22(水) 22:29:55.14 ID:Jtlgvfms0
クルツによって復元された弩型アームズギア『ルーク』
それは弦と矢がエネルギーとして形成され放たれる代物だった。
しかし弦を引くための巻き上げハンドルを回す動作がオミットされていないので
速射性は普段アキレスが扱う銃器よりも遥かに悪い。

些かの難はあるものの此れで七八とアキレスによるバランスの良い戦いが展開できるはずだった。

実際、数日後に現れた対ヴィラン戦では然程の苦戦はなく快勝と言ってよかった。
問題点があるとすれば七八が『グラディウス』を扱う際に発揮される身体能力の向上が、
アキレスと『ルーク』の間では発揮されていないという点だ。
如何やら問題は『ルーク』の方にあるようで…

何はともあれヘリで帰還し、今は夜。
全員フリーな時間である。

そんな折、クルツが外へ越境者らを呼び出したのだった。
439 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/22(水) 22:34:29.72 ID:4xwy/IPL0
>>438
「……えーっと、どうなってんのかな?」

なんと七八、ちょっくら一瞬世界を渡っていたらしくどうにも状況が理解出来ていない!
ただそうなればこのお呼び出しはある意味好都合、この際だから色々聞こうではないか
連れ立ってさてはて、尋ねるのであったとさ
440 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/22(水) 22:39:25.64 ID:xPfYdIck0
>>438
「ハンドルが付いているのか…弦をそのままつかんで引っ張っちゃダメか?」
アキレスの霧 デモンアームは彼に比類なき腕力を与える もし力の奸計ならばどうにかなりそうな感じなのだが

んで戦いなわけだが

「ん〜無理にいじくりまわしたからかね? でもふつうの弓使えないしなぁ・・・痛しかゆしって感じ?
 一応自前で身体能力向上は持ってるし 一応は問題ないとおもうよ」

〜それからどうした〜

―――ギィ!!
お外で謎石遊びをしているベティは置いといて クルツに呼ばれてお外にGO

「な〜に〜話って」
シャワーを浴びてパジャマ姿のアキレスがクルツに問うた
441 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/22(水) 22:48:03.99 ID:Jtlgvfms0
>>439>>440
ルークは魔術が関わっているせいかどうもハンドルを回す行為が能力発揮のキーとなっているようだ。
無駄に力技が通用しない!

クルツ
「さて、お前らがヴィラン相手に奮闘している間に色々と探ってみた。
 シャーロット一味を無条件に信じているわけじゃねーんでな。
 お前らも実際の所どうよ?」

シュヴァイン「俺は然程彼女らを嫌う理由はないんだが…」

クルツ
「へいへい、インテリゴリラは黙ってろ。
 アタイが頭抱えて解読できなかった古い記録読破したからって調子に乗ってるだろ?」

シュヴァイン
「のってない…いや、そもそもあれは暗号ではなくて
 滅茶苦茶字が下手と言う問題が先ず立ち塞がっていたのが原因でな?」

クルツ
「あー、あー、きーこーえーなーいー
 …さて、とりあえず色々情報は仕入れた。
 ヴィランとは何ぞや、とかシャーロット一味は何だとか。
 夢に出てきたガキに関しては不明だがアームズギア製造法も多少判明した」
442 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/22(水) 22:56:06.16 ID:4xwy/IPL0
>>441
「お、まーじーでー?」

やるじゃん、と上からっぽい物言いだが悪気は皆無
序でに嫌な感じを与える印象も少ないだろう、その辺は天性の才能だ

「アームズギア?が作れるようになればムテキなんじゃない?」

言うてまだ多少という事、何かしらの追加要素が必要ではあろうが
ふむふむ?と拝聴モードである
443 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/22(水) 23:03:52.47 ID:xPfYdIck0
>>441
メンドクサイ アキレスの感想でした

「つってもなぁ 情報なさ過ぎて何とも言えないってのが本音かなぁ
 あの銃くっつけたブリキ缶とここの一味は共闘してるけど 
 そのアームズギアと一般市民とのかかわり合いとかどうなってんだろうね?
 この施設は税金で賄われているのか それとも誰かが私財をなげうってるのかも分かんねぇし」

と 自分たちが寝泊まりしている場所を見る

「おっ いいね銃作ってくれ銃」
クロスボウは遠距離武器としてはいいかもしれないが いかんせん連射性に乏しいのがネックなのだ
444 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/22(水) 23:21:03.65 ID:Jtlgvfms0
>>442>>443
クルツ
「盛り上がってるところ悪いがアームズギアは未だ作れねえぞ。
 色々足りないんだ。製造法もそうだが、重要なパーツがねえ。
 ルークを完全に復活させるためにも必要そうだ。
 あと多分、銃器のアームズギアは相当面倒な工程が必要になる。
 作るにしてもアタイがハンマーで叩き続けるより
 専用の設備を作って使った方が現実的だと判明した」

シュヴァイン
「お、アキレスも気になったか、それぞれの立ち位置。
 俺も最初からそこが気になっていた。
 まあ、ある程度はデバイスでこの世界の色んなサイトにアクセスすれば把握できるが」

クルツ
「まあ、聞け聞け。
 とりあえずシャーロット一味は完全な私設組織だ。
 国が扱う対ヴィラン組織は初日に出会ったWDS、
 世界防衛連帯のドラム缶兵共らしい。
 つまり連中からしてもアームズギアは未知のモノって事になる」

シュヴァイン
「アームズギアは世間じゃ顕現したヒーローと好意的な見方も多いが、
 WDSと共闘こそすれど情報を一切明かさない不気味な連中とも言われてるな。
 理由は何だろうな…?」

クルツ
「大方、アームズギアの兵器転用を危惧してるって所だろう。
 前にシレっと解説してたがアームズギアには空間切断能力がある。
 この世界において最高峰の強度を誇る何かがあると仮定して、
 アームズギアが能力を完全開放すれば理論上『世界に存在する』という概念だけで
 その何かはあっさり破壊される。
 現状其処までの領域にはどう見ても達してねえが、中々に危険な香りがするだろ?」
445 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/22(水) 23:30:59.51 ID:4xwy/IPL0
>>443-444
「なーんだ」

残念、と七八
とは言え予測の中にその辺りの答えがなかったわけではなさそう
故にそこまで食いさがったりは無論皆無であった

「はー……」
「ヒーローにはヒーローの苦悩があるもんなんだねぇ……」

ふむふむと頷きながらアキレスに同意を求めていた
実際なかなか、安定した戦力となるには飛び越えなければならないハードルがもう少しありそうだな、と
446 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/22(水) 23:37:20.19 ID:xPfYdIck0
>>444
「えー」
現実は非常である 

さて 聞けばこの施設 完全なる個人運営だったらしい

「あれか 仮面ライダ○的なサムシングか いや X-○ンか?」
確かに強力な武器ならば軍事転用してみたくなるのが人のサガというものだろう

「ぶっちゃけヒーロー根絶を謳う活動家()とやらが出てきかねん組織だなぁ
 あまり信頼し過ぎない方向でFA?」

「とりあえずさ その作成施設ってのはどっかにあるの? それも作るの?」
447 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/22(水) 23:51:54.34 ID:Jtlgvfms0
>>445>>446
シュヴァイン
「どうなんだろうな…少なくともこの世界のことを案じて慎重に行動していると見たが」

クルツ
「まあ、判断は焦らなくてもいいだろう、現状。
 それとアームズギア製作用の施設、つーか『工房』と呼ぶべきか?魔術師的には。
 まあ、名称は個々に任せるが、それは何処かにある、らしい。
 何処にあるかはっきりしないので一から作る、ってのは現実的じゃねえな。
 魔術的な要素がふんだんに必要だ、此処にいる面子で如何にかできる気がしねえ」

シュヴァイン
「文献を漁って判明したことなんだがアームズギアも工房も
 遥か昔に此の世界に渡ってきた『賢者』なる人物が作ったようだ。
 おそらく対ヴィランに呼ばれた初の越境者じゃあないかと俺は見てる。
 文献の中にはその歴史が記されているものが幾つかあったんだが…」

クルツ
「掻い摘んで説明するとヴィランは昔から湧いてる存在で、
 とある『王』がその脅威に立ち向かおうと躍起になってたらしい。
 そこに登場するのが『賢者』。
 後はまあ、王道の展開があった後、国は滅んで『賢者』は又世界をふら付いたらしいんだが…
 面白い事にシャーロット一味はこの『賢者』とは縁も所縁もねえ集団らしい。
 だってのに嘗ての『王』のようにギアを扱ってヴィランを相手にしている」

そこら辺どう思うよ?とクルツは問う。

時間も時間なので今日は此処までお疲れさま!!
448 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/23(木) 21:36:43.10 ID:/HsZFteqo
【前回までのあらすじ!(という名のシチュ構築】

 とあるファンタジー世界にて。

 上位者との戦いの傷も癒えたイムカ・グリムナーは、野暮用と称し、エルフの森を目指す。
 今回は危機的状況でもなければ、別段、急ぎもせぬ旅。死者の遺品を届けるという義務ゆえの旅である。

 −−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−

【街道にて――】

「しかし、随分と旅がしやすくなったものだ」

 途中、購入した馬の手綱を片手で握り、水筒の水を口に含みながらのイムカ。
 彼女がこのような事を言うのには理由が在る。

【この国の大きな事件の解決に助力した越境者は、勲章やらなにやら色々と授与された】
【その中には、各施設の優待・優先権や、関所のフリーパスといった様々な特典もあった】
【本来、出自不明の冒険者という社会的ステータスでいえば底辺に近かった頃に比べれば雲泥の差である】

「まあ、ついてきては貰っているが、先も言ったように今回は平和な旅。まあ、リハビリがてらだ。
 そうそう余計なトラブルに見舞われることもあるまい(ピコーン!」

 快適でレジャー気分な旅路!どうそ!
449 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/08/23(木) 21:44:00.52 ID:MsWdjNmd0
>>448
「やめて、そういうのやめて」

さてはて道中途中で合流したのは七八である
ムガの離脱で喪失したニンジャ成分の補給になったのだ、やったね
そんな七八、イムカのセリフに完全真顔でマジツッコミ炸裂!
なんだかんだで長い付き合いだ、そして故にもう色々と手遅れな事も察している。南無三
450 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/08/23(木) 21:49:25.12 ID:YnFKP5tT0
>>448
「お前がそういう時は、九割九分嫌な事が起きる時だ」
ベストの上から纏った厚手のローブのフードの下から赤い眼を覗かせる男。
本当は万全のフル装備で臨みたかったが、あの戦いから完全に回復したわけではないので重荷は避けざるを得なかったのだ。

「水くれよ。もう全部飲んじゃった。燃費悪いんだ俺って」
空になった水稲を軽く掲げて溜息をつく。折角救国の英雄となったのにやる事はお使いか。
「良いだろ? 勲章なんか貰ってるより、俺様を救う方がよっぽど気持ちいいと思うぞ」


「目的地までどのくらいだ?紙の地図なんてナンセンスなもの、俺の時代にはもう無かったんでな。現在地がよく分からん」
バサバサと地図を広げて問う。どのルートを通っているかは分かるが、目的地までの距離はよく分からない。

「旅をしやすいと言っても、ドヴァキンはいつもこんな感じだぜ。あいつ戦時中なのに顔パスで要塞を渡り歩いてやがる。
451 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/23(木) 21:50:00.65 ID:lS0u+LYD0
>>448
「おー、じゃあ行く先々じっくりと布教が出来ますね。平和最高ぅっ!」

言葉を額面通り受け取る宣教師。
イムカのアレがアレしてどうなるとか知っているのか知らんのか。

「ラヴ&ピースの御供にFMM教はいかがっすかー!」

最早宣教なのかどうか怪しい文句を行く先々で吠える。
452 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/23(木) 22:03:41.32 ID:WvI/yZg90
>>448
「ソウダネー(棒」
馬の手綱を引きながら無表情で言い放つはロイ・ゴールドマン
ちゃんと鐙もドワーフの短足に合わせた特別仕様である

一応ランチの入ったバスケットは用意しているが 果たして堪能する暇はあるでしょうか?
453 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2018/08/23(木) 22:06:36.89 ID:/HsZFteqo
>>449

「なんだ?トラブルが好みなのか師匠(マスター)?」

 随分と物騒なことだと、やれやれな仕草のイムカである。
 相変わらず自己評価のアレっぷりは実にアレであるアレ。

(思うに越境者の女性は皆、そういう傾向にある。奥ゆかしいのは私だけなのだろうか?)

 イムカは真顔で考え込んだ。

>>450

「全く、燃費の悪いことだな」

 飲みかけの水筒をぽいっと投げつけながら(飲めば解るがワインとハチミツを混ぜてやがった!)、
 ソーマタージ同様に羊皮紙の地図を広げた。なお、デジタルはここではさして役に立たない。

「一週間以上ってところだ。あいにく、我々には都合のいいファストトラベルなどないがな」

 それにしてもこの二人。メタメタである。

>>451

「実際、人心は戦乱直後ですがるものを求めているからな。やりようによってはいけるかもな」

 結構、無責任にのたまうイムカであるが、実際、この国の国教がどうなろうと知ったことではなく、
 そして、このパッパラ宣教師ならば、概ね放っておいてもどうということもあるまい。と思っている。
 ナムサン!布教活動に対する評価が低い!!

【なお、なんかパスタ持ってきてくれる奇矯な人がいるとか珍妙な噂になっているとかいないとか】

 −−−−−−−−−−−−
【全員対象】

 実際のところ、スケイブン(鼠人)の連中がまあ何とも盛大に歪んだ魔力を国中にぶちまけやがったものだから、
 今、越境者達が暢気な旅と称している現状は、結構酷い有様となっている。邪悪な魔術師や凶暴化したモンスターの跳梁である。
 冒険者ギルドは名うての冒険者パーティーを周辺諸国よりかき集めており、依頼も大量かつ高報酬。
 もちろん、冒険者の手に余る規模の事件も各地で起こっており、国軍も傭兵団も東奔西走といったところだ。

「だがまあ、クエストなどに首を突っ込まない限りはそうそう荒事にはならないはずなのだ」

 馬から降りて、イムカは赤黒い地面を触っている。傍には倒れてた馬車。
 荷台から荷物が盛大に転がり落ち、雑貨商品が散乱している。

【死体は複数。大人の男1人女1人。子供2人。老人1人。状態は…酷い有様である】

「争った形跡なし。一方的だな。マネーの類は手付かず。足跡の痕跡無し。地面と馬車に引っかいたような傷跡多数」

【そして、大きな羽根が散乱しており、荷物の内、果物や保存野菜などの食料品はほぼ根こそぎだ。肉≠食らい野菜。随分と健康的ではある】
454 :マキナ ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/08/23(木) 22:11:34.55 ID:lS0u+LYD0
>>453
「…」

流れるように、ひょいと軽快な小走りで死体に近づくは宣教師。
あれよあれよという間に弔いを始めようと準備を始める。

「…ところで此処での一般的な弔いって土葬か火葬か、それとも鳥葬だったりします?」
455 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/23(木) 22:13:33.85 ID:WvI/yZg90
>>453
そんなこんなでお隣の同盟国から聖騎士隊と武装神官部隊が到着し かたっぱしから浄化魔法をかけて回っているのはまた別の話
なお先の大戦で戦死した聖騎士は英雄として弔ってもらったそうな

「さぁて…羽をと爪か…鳥類系統っぽいなぁ 肉肉野菜果物も・・・ハーピー・・・グリフォン・・・ロック鳥・・・はたまた別の何か・・・」
落ちていた羽や爪痕などを見て下手人の当たりを突けようとする

「そういえば 馬車引いてただろう馬はどこ行った?」
と辺りを探してみる
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