【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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543 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/02(日) 21:57:39.29 ID:gRZ9l2aA0
>>542
ロイ「ゴッゴッゴッ・・・プハッ えぇいしんどいなぁ・・・おい 俺にも投げさせろ」
水筒の中身を干すロイ リュックから梅干しと氷砂糖を取り出して口に放り込みバリバリと租借する
糖分塩分クエン酸 食べ合わせは微妙だが必要な栄養素が詰まってる

鈴虫「ガツガツむしゃむしゃ」
鈴虫も先ほどの残りのおにぎりを腹に納める作業に忙しかった
腹が減っては戦ができないからね しかたないね

ロイ「ヘリの到着予定は? あと俺にも爆弾投げさせろ」
と α-12に問いかけた
544 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/02(日) 22:05:01.22 ID:4FBhjYVl0
>>542
「気圧差考えろ!しもやけになっちゃう」
バサバサとコートの裾を靡かせ、吹き込む風に負けぬよう怒鳴る。
屋上を一度見渡し、一行がちゃんと来たことを確認すると、切り開かれた壁に何かを打ち込む。

「バリケードだ。無いよりはマシだろ多分。 壊されたら音もなるから分かりやすいゼ」
足止め用の簡易バリケードをバシバシと貼り付けながら叫ぶ。本当はトラップも仕掛けておきたかったが、生憎持ち合わせがない。


「無駄に広いな。スペースの無駄だろうこんなの」
ようやっと一息つくと、懐から煙草を取り出して咥えるソーマタージ。揺蕩う紫煙を眺め、生の実感をひしひしと感じる。
「すぐに囲まれることは無いだろうが、持ちこたえるのも面倒だな、壁になるには広すぎる」

「ヘリに一秒でも早く来るよう言っとけ。 こいつは…ハードな仕事になるぞ。」
吸殻を名残惜し気に地上に向けて放ると、刀を抜いて入ってきた穴を睨む。いつ来るとも知れぬ助けまで凌げるかどうか。
545 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/02(日) 22:05:04.95 ID:vNI7SbYe0
>>542
「リソースを完全にPSIへ割いた今、やれることは限られてしまいました。
 元々不慣れな形態変化なども微妙なところでしょうか…」

アイドル姿なメイドが自らの状態を確認する。

「PKは兎も角EPSに関しても効果範囲の狭い透視や遠見、
 今や無効化されつつあるテレパシーが使える程度。
 んー…テレポートが使えれば便利だったでしょうに」

ウォルターが転じたマイクを宙に浮かしながら使える能力を上げていく。

「こうなると念力で何処まで対処ができるか、になりますか」
546 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/02(日) 22:11:35.61 ID:MXKopTKMo
>>543

「到着予定は300秒後デス。はいはい爆弾追加オーダーデス」

 ステイシス圧縮フィールドが解凍され、光と共に爆弾ボックスが形をとって出現する。
 ハイテクの極みたる技術の一種だ。もっとも、要領の問題もあり、青タヌキの四次元ポケットほど万能ではない。

【なお、便利そうだと以前ロイに使わせたら、解凍に失敗していろんな物質が混ざりこんだ意味不明物質になったと記述しておく】

>>544

「デスデス。何とか急いでもらってはいるデスけど」

 何しろ、完全包囲下から突っ込んでの救助だ。
 完全なタイミングで為さねば最悪、空中迎撃されかねない状況である以上、
 不確定要因は可能な限り排除する必要がある。しかして、この時間が悩ましいのも事実であった。

>>545

「ぶっちゃけ猫の手も〜な状況デス。期待しますデスよサイカー」

 SF的世界においてサイカーは必要悪かつ強力な戦力となりえる。
 問題は、この世界は極端に非物質世界との帳が薄いため、
 制御に失敗すると、最悪、デモニックポゼッション/インカーション(ディーモンの憑依/侵略)を誘発しかねないことだが。

【次レスに続く↓↓↓】
547 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/02(日) 22:19:59.30 ID:MXKopTKMo
【全員対象】

 ソーマタージが構築した簡易バリケードの隙間から、
 α-12とロイが爆弾を投げつけながら敵の突破を阻止する。

 実際、敵はテレパス共有の連携と兵器の質に比べ、身体能力的にはさほど脅威ではない。
 ただ、爆弾の爆風に弾き飛ばされるばかりで、状況としては優位に推移できている。

【いっそ階段の崩落を起こせれば話は早いがあいにく、施設は頑丈な上に爆弾もそこまでの破壊力は見込めなかったが】

「なんとか・・・なりそうデスかね?」

 汗を拭いながら言うα-12。残り250秒。まだ一分しかたっていないが途方も無く長く感じる。
 無機質な殺気に囲まれての戦闘状況。神経の細い者なら失神しかねない極限状況下だ。

【ゴールが見えてきた・・・が・・・】
【(>>545)ロッテのサイキック感知に反応あり。階下に何かが出現したテレポート使用=z

 そして急に爆弾の爆発に変化が生じる。投げども投げども爆弾が爆発しなくなった。
 一発なら不発弾だろう。しかし、幾ら投げても…階下で爆発音がしない。

 バキン!!・・・と金属がへしゃげる音が鳴ったのは同時。
 眼前のバリケードが歪み、今にも砕け散ろうとしている。
 まだ、爆弾の噴煙により、階下から向かってくる何か≠ヘ見えないが―――

「・・・離れるデスよ。金男=サン」

 歪みゆくバリケードから後退するα-12。
548 :長剣ギガース>541 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/02(日) 22:25:10.86 ID:gRZ9l2aA0
>>546
相変わらずのハイテク音痴である そうだハイテクなのが悪いんだ(責任転嫁

鈴虫「オイ おもしれーモンが来るぞ」
掌についた飯粒をなめていた鈴虫の口角が上がる こいつのおもしれーモン つまりはそういうこと

ロイ「あぁ確かにろくでもないのが来るな・・・さがれ!! 下がれ!! 避難民の近衛に付け!! 上空と足元にも注意を払え!!」
いくらなんでも爆弾が急に炸裂しなくなるなんて異常事態以外の何物でもない

己が最上級の警戒心をもって この現象を引き起こした原因を探ろうとする
それに構わず鈴虫は仕込み杖を手に早く敵よ来いといわんばかりであったという
549 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/02(日) 22:27:10.98 ID:vNI7SbYe0
>>547
「まさか自身ばかりか他者まで転移出来るとかではないでしょうね…?」

相手が現れた方法と爆弾が爆発した様子がない事からそう思い
自身より優れたサイカーの出現を予見し顔をしかめるサイキックアイドルメイド。
属性の多さだけなら他者の追従は許さないのだが…今は何の意味もない。

「ええい、PKも完備ですかそうでしょうとも。
 思いもよらない場所から来るかもしれませんよ!各自周囲に気を付けて!!」
550 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/02(日) 22:28:58.39 ID:4FBhjYVl0
>>546-547
「世界の財産がちょいピンチだぞ。死んでも来いって言っとけ。
 玉投げみたいで楽しそーだネ。残りまだあんのか?俺っちもやりたい」

響いてくる爆音に眉を顰め、二本目の煙草に手を伸ばそうとして…やめた。
なんとなく嫌な予感がする。戦士として培ったシックスセンスじみた勘が、けたたましく警鐘を鳴らす!


「───離れろ」
バリケードから離れた地点だが、その違和感は彼にも分かった。
爆発音がしなくなった。不発でも、端子の故障でも無い。 何らかのジャミングか、或いは異能か。

憂慮する間もなく、バリケードが歪むのが見えた。元より簡素な物、こんなものでは障子戸に等しいだろう。
「オルフェノクみたいな出方しやがって…」
恨み言混じりの軽口を叩くと、刀をそっと上段に構える。極東の片田舎の剣術、『蜻蛉』と呼ばれる一撃必殺の構え。
551 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/02(日) 22:41:53.06 ID:MXKopTKMo
【全員対象】

 バキリ!!遂にはバリケードが中心に向けてグシャグシャに潰れて、小さい球になって地面に落ちた。
 ヴァッと噴煙が舞って、階下よりそれは歩み姿を表す。

「――こういう事態も当然考慮してたデスけど…」

 現れたのは文字通りの異形である。
 全身のいたる所を紫と緑が混じった艶のあるキチン質で覆われ、
 頭部はタンパク質髪の変わりに髪を模した黒茶色の節のあるキチン質で長髪を形成し、
 背中からは骨組みだけの翼のような幾つモノ触手を生やしている。

【そして顔はα-12と同じ・・・いや、少女の幼さを残すα-12とは違い、タェンティースやニアに近いか】

「アラズァヘッド…シリーズ9999(フォーナイン)。しっかり回収されていたって訳デスか」

 これは越境者達も本来の任務≠ニしてブリーフィングで聞いている内容だ。
 シリーズ9999(フォーナイン)…いわゆる失敗作。それなり以上でも以下でもない特徴の無いクローン兵士群。
 しかし、眼前のそれは外観そのものが全く異なる上に…感じ取れるプレッシャーはそれなりなんてレベルではない。

≪勧告する。抵抗は無意味だ≫

 無機質な声。が、鼓膜に響いた声ではない。脳裏に直接…テレパスによる意思伝達。

≪同化せよ。貴様等の遺伝子・能力は共に貴重だ。我等は遺伝子資源として貴様等を歓迎する≫

 ご丁寧にも貴重な警告をしてくださるというわけだ。
 ゆえに奇襲めいた行動はとらなかったのだろう。どうやら、階下の兵士達よりよほどエイリアンの根幹に近しい処置をされたと見える。
552 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/02(日) 22:51:04.09 ID:gRZ9l2aA0
>>551
ロイ「オイα-12 お前の親戚だろ何とか言って来いよ」
げんなりとガスマスク美少女()をけしかけんとする

ロイ「え〜俺もう性転換したくねぇし パイロキネシス程度なら自前で使えるし 
   悪いけどノーサンキュー 勧誘失敗 さぁドア締めて回れ右してかけあーしすすめー」

相手は失敗作なんて生易しい相手ではない バリケードの破壊からしてこいつらが爆弾も何とかした相手だ
油断なく相手の出方をうかがうロイ

鈴虫「・・・・・・・ッ!!!!」
なお鈴虫ちゃんは失敗作とは思えない存在感に嬉しさ爆発 仕込み杖を抜刀するや キチン性処女ドモに突撃を仕掛けるのであった
553 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/02(日) 22:55:06.34 ID:vNI7SbYe0
>>551
「サイキックゥゥゥ」

語りかけに耳、この場合は意思?をかさず。
駆け寄ると同時に天に向かって拳を突き出すかのように真向念力出力勝負!

「パァァァアンチッ!!」

念力によって光すら屈折し可視化された巨大な拳を敵へと叩き付ける。
此方が劣っているのは承知の上で相手の力量を図るための一撃。
だが全てに後れを取っているなどとは露とも考えていない。
先ずは小手調べ、これ以外の意図はなし!!
554 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/02(日) 23:00:00.86 ID:4FBhjYVl0
>>551
「あーあ、高かったのに…」
ぐしゃりと文字通り丸められるバリケードだったモノに溜息。サイコキネシスの類だろうか?
現れた異形の姿に目を細め、チラリと護衛対象たる家族を窺う。発狂していないだろうか?

「ジョシュやんがいなくてよかったな、本当。 ナーバスになりそう」


「お優しいね。その寛大な心でそういうのはまたの機会にしてくれないかな」
放たれる圧は不意打ちでどうにかなるものではない。オマケに対話までしてくるほどの知能持ちだ。ここは抑える事を選んだ。
再びチラチラと家族を見る。彼等にもこの念話は聞こえているのだろうか。

「もうちょっとだけ考えさせてくれ。いきなりすぎて…思考が、な。
 マジイケてるなその身体。イケア? ギーガーのよりいいと思うよ、マジで」
ジリジリと油断なく距離を取りながら軽口を飛ばす。
勝利条件は敵の排除ではない。対象と共に生きて帰る事だ。 故に、時間稼ぎを図る。

「一つ聞いときたいんだけど、同化ってどんな事されんの?もしエッチなのだったら俺様ちゃん色々と拙いと思う」
555 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/02(日) 23:06:46.34 ID:MXKopTKMo
>>552-553

 ※フォーナインは単独である。

≪では、死体より遺伝子を回収することにする≫

 一瞥、瞬間、問答無用で斬りかかろうとしたα-12と鈴虫の疾走が鈍化。

「デス!!?」

 まるで周りの空気が急に密度を増し、まるで水中にでもいるかのような違和感!!

【そしてクン!とフォーナインが掌を上にあげた瞬間!α-12と鈴虫は空に放り出される!!】
【遥か後方の地面に激突すれば十中八九死ぬ!また万一生き残れても兵士達に嬲り殺しにされるのがオチだ!!】

「デス!!」

 α-12は放り出された中空でアンカーを射出!!

【唯一、ロッテンマイヤーはサイキックによる鈍化を突破し、フォーナインに迫った、が】

 直前にサイキックの拳が解れ、ただの拳と化し、それはフォーナインに容易く受けとめられる。
 互いのサイキックを打ち消しあった状態であるが、敵がα-12と鈴虫を弾き飛ばしたのを見る分、一手かそれ以上は多いと見做すべき!!

≪サイカーを確認。遺伝子…何だ?≫

 触れた部分からロッテンマイヤーに何かしらのスキャニング!!
 同時に触れた部分より、何か≠流し込もうとしている!触れ続けているのは拙い!!

>>554

「………?」

 救助対象たちは怪訝な顔で一方的に言葉する越境者達を見ている。
 どうやら、彼等は通告外…つまりは貴重でもなんでもないただの有機資源扱いなのだろう。

【その間にも他の越境者達による攻撃…が、容易く捌かれているのが現状!!】

≪遺伝子回収プールにて、融けた肉体を吸い出し、マサーシップにて回収。
 遺伝子を用いて新たな進化に使わせてもらう≫

 どうやら扱いは最悪もいいところ。要するに無抵抗に死ねと言われているのと変わらぬようだ。
 というより、戦闘行動を行いながら、テレパスで交渉継続!サイキックリソースの高さが伺える。

≪どうやら、降伏の意思は無いようだ≫

 瞬間、屋内への入り口付近から、幾つモノ黒い塊がソーマタージに飛来!
 それは、爆発しそこなった爆弾の群!テレキネシスで操作し、飛ばしたか!!

【ただの飛来する礫と見做すべきか、あるいは不発が制御されている結果に過ぎないとしたならば!!】
556 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/02(日) 23:12:46.76 ID:vNI7SbYe0
>>555
「このっ!?」

此方の解析か、はたまた侵食か。
何にせよロクなものではないのは明白。
迷わず空いた手にウォルターを収める。

「私達に触れるなッ!!」

そのまま相手へとウォルターを振るう。
振るわれながらマイクから剣へとその姿が変わっていく。
ウォルターソード、その切れ味は現状諸々の状況からあまりよくない!
557 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/02(日) 23:13:33.69 ID:gRZ9l2aA0
>>555
鈴虫「お?」
突然重たくなる体 次の瞬間重力が逆になったのかと錯覚するように宙へとほっぽりだされる

鈴虫「おもしれぇことすんじゃねぇかオイ!! もっとやって見せてくれよ!!」
空中でアンカーを射出するα-12の足首をつかんで遥か下に落っこちるのを回避!! なお帰還はα-12任せ がんばれα-12

ロイ「チッ!! カノッサってのは本当にろくなことをしやがらねぇ!!」
とにかく前に出なければならない ハルバート片手に突撃を慣行

先ほど2人が飛ばされていたところを視なかったわけではない
だが投石程度では爆弾を無力化した力場を突破することができないため こうするのが最適解だと思ったのだ
558 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/02(日) 23:29:54.63 ID:4FBhjYVl0
>>555
「ちょっと待てよ、まだ言いたい事が…」
瞬間、壁の穴から飛び出るいくつもの物体。先程投げられていた爆弾だ。
思考は一瞬で終わる。地を蹴り電光石火の速度で飛び掛かるのが返答だ。


「ディイイイイイイヤアアアアアアアアアッッッ!!!!」
激しい咆哮!赤い眼の光が微かな光の軌跡を残し、上段に構えたままサイボーグの脚力で一気に接近!
仮にテレキネシスの類で爆発を止められているとしても、本体たる9999のすぐ側での起爆は行わないと踏んだのだ!

猿叫と共に稲妻めいて振り下ろされる刃。武芸に多少でも通じているならば分かるだろうが、一撃で屠る為のその攻撃に、基本的には二の太刀は無い。
559 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/02(日) 23:37:49.44 ID:MXKopTKMo
>>556

≪群体…いや、少し違うか≫

 ウォルターソードが空を切る。そこには何も無い!
 短距離テレポート。敵は既に別の地点に。

【しかして、ロッテンマイヤーから幾つかの情報が吸い出されたのと同様にロッテも――】

 敵は…エイリアンは遺伝子を取り込み、進化するという本能を持つ異星種。
 遥かな年月をこうして宇宙を侵食してきた。それは貪欲で凡そ生産性とは皆無。
 彼等の侵食を受けた惑星は、資源を…有機体から空気に到るまであらゆる資源を吸い出され、
 宇宙にただ、侘しく浮かぶ岩石に一塊になりえるのみ。

【エイリアンの情報の一部を取得。さらに未解析の因子がロッテに残留し、時間があればより多くの情報を獲得できるかもしれないが】
 【→残念ながら、この場においてはこの情報は無価値だろう。現状は、生き延びて始めて意味あるものに出来る可能性にすぎない】

 チチチ…テレポート直後、ロッテの足元には不発爆弾が一つ転がっている。
 それはサイキックにより起爆を抑えられた爆弾であり、そしてその制御は最早――

【起爆まで間もなし!!】

>>557

「デス!?体勢不安定デス!ちょっと放すデス!穀潰し!!」

 鈴虫にギャースカ喚きながらも、屋上の床面に突き刺したアンカーを引き戻し、鈴虫を伴いながら難を逃れるα-12。
 眼下では兵士達が粒子銃斉射しているが、それに容易く捕まるほどα-12の空中機動はヤワではない。

【その間にも屋上では事態は推移しており――↓↓】

>>557-559

 ソーマタージの後方まで飛んだ爆弾群が炸裂。
 致死範囲から既に脱していた彼の背中を爆風が押して、さらなる加速を促す!

【が、しかし、ロッテを掴んでいたフォーナインはその刃が届く前に消失!!】
 【→ロッテも切りかかろうとしていたタイミングから、それはテレポートである可能性が濃厚!!】

 到達してみれば、敵の姿は消失し、さらに足元には置き土産といわんばかりに爆弾が一個転がっているという状況!
 ならば、一体、フォーナインは何処に――!!

【フォーナインは転移し、ロッテとソーマタージの足元に爆弾!起爆まで間もなし!!】

 突撃しようとしたロイであったがそれは果たせなかった。ハルバートに急に感じる重み。
 それはサイキックではない。物理的に石突きをつかまれているゆえ。当然、掴んでいるのは――

≪聖遺物?マテリアル…特殊な≫

 ロイの後方に転移したフォーナインの琥珀の眼光が光る。
 同時にロイの全身を覆う熱!このまま皮膚を肉から剥がされそうな威力。電子レンジに放り込まれたかのうような――

「穀潰し!!発射デス!!」

 危機を感じ取ったα-12は中空で戦闘舞踏服によるパワーアシスト。
 非力な膂力をアンカーの勢いとそれで補い、鈴虫をフォーナインに向けて放り投げる!!
560 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/02(日) 23:49:55.63 ID:4FBhjYVl0
>>559
「チィッ───!」
消え失せる異形。代わりに切っ先が向いたのは起爆寸前の爆弾。
内に秘めもしないソーマタージの殺意の焔に、薪が焚べられた。

振り下ろされた刀が手の中で半回転し、堅い峰が宙を遡る。サイボーグの強靭な肉体だからこそ可能な、カウンターの燕返しだ。
既に逃げる時間は無い。ならば、爆弾の方から離れさせるべし。ゴルフじみて遠くに弾き飛ばすつもりだ。


無論、無傷では済むまい。爆弾を斜め上空にカチ上げると同時、急ぎ飛び離れるが爆風は襲い掛かるだろう。
完全に後手に回ってしまっている。打開策を探す赤い瞳は、爆発によりあらぬ方向を向いた。
561 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/02(日) 23:50:30.51 ID:gRZ9l2aA0
>>559
鈴虫「ケチくせぇこというなさっさと戻れ」
わめくα-12にもどこ吹く風 光が体を掠る中期間を果たす鈴虫

そしてロイであるが 突撃の最中またしてもアラズモドキは姿を消し ハルバートの石突をつかまれる

振り向いたとき 見えたのは琥珀の眼光と全身を襲う熱と耐えがたき痛み そう 耐えがたき痛み・・・のはず

ロイ「動きをとめたな蟹モドキ」
怯まない 全く意に介さない まるで隙を晒しただけとしかとらえてない

熱いのには慣れている 鍛冶場の熱 己が闘志の熱 そして以前喰らった太陽の熱
ドワーフの血をわずかながらでも受け継いでいるが故に 熱いだけで動きをとめることは恥以外の何もんも出もないのだ

ハルバートを手放し 腰のスクラマサクスを抜き放つや 蚊にモドキのキチン製甲殻の隙間を縫うように切っ先を突き出すロイ

鈴虫「いいぞ!! 楽しもうぜオイ!!」
それと時を同じくして射出された鈴虫が 漆黒の炎を纏って蟹モドキに迫る

図らずとも同時攻撃となったスクラマサクスの突きと 仕込み杖の横薙ぎの一撃が 蟹モドキに迫った
562 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/02(日) 23:55:03.92 ID:vNI7SbYe0
>>559
「くぅっ…」

それは、いつ生まれたのか誰も知らない。
暗い音のない世界で、ひとつの細胞が分かれて増えていき、彼らは生まれた。
彼らは勿論人間ではない。また、動物でもない。
暗い音のない世界から垣間見える異界の温かな光を求め
彼らは世界を越えノブレッソ家と出会ったのだった…
暫し時は流れ紆余曲折の中、仕えるべき小さな少女と出会った
生まれて間もないちっぽけなシェイプシフター、それがロッテンマイヤーだった。

と言うエイリアン側からすれば多分どうでもいいエピソードが垂れ流された。

「絶対に許さない!!」

だがメイドちゃんにとっては秘めるべき大事な大事な思い出だ。
それを無遠慮に閲覧されたという事実。
怒りを露わにした時点で爆発まで間もなかった爆弾が爆発するだろう。

ただ、その爆発が青白い力場によって完全に覆われ、
ソレをロッテが大槌に転じさせられたウォルターのフルスイングで9999へと叩き飛ばしたのは
明らかに怒りによる出力増加が原因である。
怒髪天、文字通り髪の毛が天へと逆立ったロッテがそのまま大槌と共に9999へ迫る!!
563 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/03(月) 00:08:17.22 ID:QFkaWDGQo
【階下にて】

「………」

 越境者達が脱出する途上、少なくない数の汚染兵士が倒された。
 彼等は速やかにその機能を停止するか、あるいは瀕死のままに本能めいてテレパスで情報共有を行っていた。

「………」

 その中に脳を破壊されてなお、即死には到らなかった兵士も少数だが存在した。
 それらは乱れた認識のまま、出鱈目に制御されぬテレパスを振りまいていた。

【それ自体はどうという事は無い。汚染兵士のテレパスネットワークからは切断され、瑕疵を与えることもない】
 【ゆえにこれは偶然≠ナある。弱弱しいサイキックの乱れ。それがそれら≠招く可能性は万分の一以下であった】

 −−−−−−−−−−

【全員対象】

 ソーマタージこそ正鵠を射っている。現状、状況が悪すぎる。
 救助者を抱え、何時来るとのしれぬ増援を警戒しながら、救援を待って、未知数の能力を持つサイカーを相対する。
 これはマトモに戦える状況下ではない。ここは打倒ではなく突破を目指すべき状況である。

【状況判断において、ソーマタージの戦闘勘がこの場の状況をもっとも正確に捉えていた】
【転移したフォーナインはロイと鈴虫に相対!!】

 そして、ソーマタージに弾き飛ばされた爆弾は炸裂!
 少なくない爆風と破片が彼等に突き刺さると思われたが――その炸裂はロッテの力場によりさえぎられる!!

≪―――熱耐性。悪くない≫

 熱力場に耐えるロイのスマクラサクス。そして、飛びかかる鈴虫の仕込み杖。
 両者共に一流と呼んで差し支えない戦闘者である。

≪!!≫

 サイキックによる力場形勢!!二つの刃はその身体に到達する直前で止まる。
 これは容易に対処されたのか?否、フォーナインにとってもギリギリのタイミングのテレキネシスであった!!

【そしてそこにロッテンマイヤーの飛ばした爆風の力場!それは一定方向に…フォーナインのみに収斂させて炸裂!】

 フォーナインの身体を爆風が襲い掛かり、傷を負わせながら後方に弾き飛ばす!!
 そして、すぐさま体勢を整えようとしたフォーナインであったが、

【激昂するロッテ。が、それに向けて逆撃のために掌を向けるフォーナイン】
【そして、一歩引いていたソーマタージがそれの到着にいち早く気付くことになる】

 ドドドドドドドッ!!フォーナインとロッテの間に重機関銃の斉射が打ち込まれ、威力と噴煙と破片による障壁を形成する!!

「到着しました。α-09デス」

 ステルスフィールドで半ば風景に溶け込んでいるソレは、
 潜行モードを解き、凄まじい轟音を振りまきながら、扉を開け放ち、回収フィールドを屋上に向ける。
 怯えるばかりだった救助対象者達がソレに吸い出されるようにヘリに回収されていく。

「乗ってください!重機でもアレを倒せる保証はありません!!」

 急を要する状況。この中で何人が、空が急に真っ赤に染まり、鳥が逆に向けて飛んでゆき、
 そして、フォーナインの動きが止まったことを認識できただろうか。
564 :ロッテンマイヤー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/03(月) 00:16:59.79 ID:5yhJh3t10
>>563
ロッテ
「このっ…このままにして退避なんてッ
 ……分かってますよ!ああ、やっぱり意識覚醒までするんじゃなかった!」

ウォルター
「馬鹿言え!テメーは直ぐに頭に血が昇るんだから
 普段通りお嬢の側で大人しくしてりゃあ良かったんだよ!
 怒りに任せて無茶しやがって、肉体の構成弱ってんぞ、自覚してんのか!?」

ロッテ
「はぁ!?そのくらい把握して…っ……!?
 ええい、周囲も妙なことになっていますし退きます、退けばいいのでしょう!」

踵を返しヘリに向かうメイドと大槌。
途中でロッテの左腕が崩れてボトリと落ちて瞬く間に塵と化して消えた。
565 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/03(月) 00:21:28.44 ID:Sn25dosE0
>>563
ロイ「糞が!!」
鈴虫「っははあ!!」

仕留めきれなかった ロイが痛みに顔をしかめ 鈴虫が嬉しそうに破顔する
ソーマタージとロッテの攻撃に弾き飛ばされた蟹モドキに・・・何かが降り注ぐ

ロイ「ッ…お迎えか!!」
鈴虫「よーしもういちgオイ離せ!!」

避難民に紛れて下がる こらえてはいるが 痛いことは痛いし損傷もしているのだ
鈴虫の首根っこを突かんでなおも下がる

ロイは痛みがゆえに 鈴虫は目の前の蟹モドキに集中しているがゆえに

気付かなかった 何かとんでもない異変が起きていることに
566 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/03(月) 00:28:48.35 ID:L0cZQGmH0
>>563
「遅ェぞクソ…ッ!」
目の前に降り注ぐ弾雨に悪態を付き、痛む身体を無理矢理に起こす。
視界は霞み、過去の憧憬が張り付いていく───否、湧き上がる本能が現実を引き戻した。

「エンドタイムズってか…」
朱に染まる空。奇怪な軌道を見せる鳥。この光景には覚えがある。終末の時だ。


「撤退!撤退だ馬鹿ども!共倒れしてえなら一人でやってやがれ!」
口汚く怒鳴り、重機関車めいて駆け出すソーマタージ。進行方向のフォーナイン、その頭部を赤い瞳が捉える。
勢いをつけて跳び上がり、重いブーツの底がその頭を踏み台にしようとする!攻撃というより、ただの嫌がらせだ。

「クソ、余計なモンまで引きずり出しやがって!危険手当マシマシだ!」
飛び移りよじよじと機体に潜り込みながら、赤い空に舌打ちを漏らす。
異星人との干渉が遠い神との接触を果たしたのか。どの道この世界はもう駄目だろう。

「お前ら万年スターウォーズやってんだよな?こんなの日常茶飯事?」
567 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/03(月) 00:33:55.46 ID:QFkaWDGQo
【???】

 それらは非物質世界を渦巻く、想念の渦である。
 それらは感情を糧とし、発生した現象である。
 それらは悪意と悪夢そのものである。

 それらは偶然に見つけた。ちっぽけな、ともすれば気にも留めない乱れし灯篭。
 瞬く間に消え行くソレに群がったのも――やはり偶然に過ぎないのだろう。

 −−−−−−−−

【全員対象】

「デスデスデス!脱出脱兎、ミッションコンプリートデス!!」

 回収フィールドに飛び込みながらフォーナインを一瞥。

「…アラズァヘッドって、こんなのばっかデスね。姉妹」

 同情でも哀れみでも敵意でもない。当人も説明不能な感情をα-12は吐露した。

【越境者達はヘリに乗り込み、緊急脱出!目標達成である】

≪―――≫

 フォーナインは、飛び去るヘリに対してサイキックを向ける…ことは無かった。
 事態が劇的に変容したのだ。今、彼女に…正確にはエイリアンの統合意識は別の対応を強いられていた。

【そして、それは起こる】

 ヘリで脱出する越境者達が見た光景。空が焔羅に染まり、真紅の稲妻が大地に落ちる。
 虐殺により滴る流血が、その質量を増し、まるで河のように、動脈にように地面を洗い流す。
 いたるところで隆起する髑髏の丘。それは都市のもっとも高い塔よりも尚高く聳える。

 あるいは壊れた戦車から洩れたオイルが酸性となり、やがては疫病塗れの沼となった。
 多くの打ち捨てられた死体が膨張し、風船のように低く空に浮かび、すぐさま炸裂した。
 撒き散らされた臓物が一人でに集まり、三つ葉の紋章のような形のオブジェと化した。

【(>>565)レンジャー知識:願望機が都市のいたるところに多数出現/それはディーモン降臨の触媒である】

 警戒していた空中迎撃はその一切が為されなかった。
 都市を占領する汚染兵士群はその全てが…新たに出現した敵の対処に追われていた。
 怒りを体現する真っ赤な肌の異形の魔物たち。あるいは疫病塗れの粘液を垂れ流しながす醜悪なる群。

【降臨したレッサーディーモンの群が汚染兵士たちに猛然と襲い掛かり、都市の全ての地点が戦場と化す】
 【→そしてそれは人類の味方ではない。都市に残された僅かな生存者達は正に地獄そのものを味わうこととなろう】

「いや、しょっちゅうあったら身が持たないデス」

 ソーマタージに突っ込みを入れつつ、α-12は嘆息。

「ディーモンの出現を確認…デスね」

 最悪の事態から、さらに下に堕ちた。第三勢力。ディーモンの降臨である。
568 :メイドと執事 ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/09/03(月) 00:42:35.90 ID:5yhJh3t10
>>567
ロッテ「中々に混沌として…コレどう処理をするのですか?」
ウォルター「完全放置って訳でもねえんだろ?星ごと爆破とかのレベルでの対処しかなさそうだが」

しれっと元の目つきの悪い執事姿に戻っているウォルターと
対照的に黒いゼリー状の球体になったロッテが誰ともなしに質問を投げる。

ウォルター「星間レベルで割と近くにお嬢も居るんだろ?とっとと退避してもらわにゃ」
ロッテ「…あー……連絡手段、ないです」
ウォルター「…はぁ!?」

愉快な迷子が又増えた瞬間だった。
569 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/09/03(月) 00:43:27.14 ID:Sn25dosE0
>>567
ロイ「い・・・・つ・・・・つぅ・・・・くそ・・・・ッ!!」
激痛にさいなまれるロイ 鈴虫? お口に酒ねじ込んで無力化完了であった

ふと何の気なしに外を見る その時目に飛び込んできたのは
嗚呼 飛び込んできたのは二度と視たくない光景

ロイ「黄昏の眷属・・・どうやったか知らんが この世界に介入してきやがった・・・!」

まさに地獄だ エイリアンだけでもおなか一杯な戦局に 特大のお代わりが降ってわいた

ロイ「・・・・・・・・・クソ過ぎて笑えてきやがる」
船内の壁に寄りかかり ずり落ちるように座り込む

とにかく今は サイキックでやられた傷が痛かった
570 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/09/03(月) 00:48:54.61 ID:L0cZQGmH0
>>567
ヘリから半身を乗り出し、マッポーカリプスの時来たりし世界を見下ろす。
道を悪魔たちが歩いていく。殺すために。狂ってしまった世界の中、只殺すために。
遠くに見えるのは髑髏の山。皮肉としか言いようのない願望機───。

「もう十分だ。もう十分だろう。ハイやめやめ。閉店ガラガラ」
気分のいいものでは無い。早々にドアを閉めてしまった。


「下の下、それ以下だな。これからどうする?帰るアテあんのか」
幾らなんでもここまでは想定外だ。こうなっては護衛対象の安否も些細な問題だろう。


「こんな映画あったな。なんだっけ、金持ちが飛行機で逃げるの」
571 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/09/03(月) 00:51:15.10 ID:QFkaWDGQo
>>568

「ぶっちゃけ、この惑星に対してやれることはネーデスよ。対処能力超過デス。
 あとはこの世界のアレな人たちが究極浄化でもかますんじゃねーデショウかね。間に合えばデスけど」

 この惑星が一個の岩石と化すか、悪夢の体現であるディーモンワールド(悪魔の惑星)となるか、
 もしくは完全破壊されるか。どのみち、破滅は確約されている。あとはその破滅に飲まれるか否かの勝負だ。

「また、不可思議生物が増えたデス。あ、あとオハヨ、くらげ執事=サン」

 ゼリーなロッテを一瞥し、嘆息つくα-12であった。

>>569

「ここに豊満=サンはいないデスよ??」

 いっそ嘆きたくなる状況に思わず口にするα-12である。
 トラブル吸引機不在なのにナンデ?と、非現実的な悲観もしたくなる。

「たしかに、ここまでくれば笑えるデスね」

 もっとも、それは苦笑とかあるいはそれ以下の感情によるものでしかなかったが。

>>570

「スペースポートを奪還できれば惑星脱出可能デス。
 というより、それができなきゃ生き延びられないデスよ。この状況」

 なお、カネモチがヘリで逃げる映画はありすぎて該当するものが逆にわからない。


【全員対象】

 カノッサテクノロジー社はこうして技術継承者達を回収。
 こうして、ミッションプランの第一段階は終了した。

 が、ディーモンの降臨は元々破滅が確定していた惑星に
 さらに、僅かにあったはずの時間的余裕すら消失したことを如実に知らせた。

 カノッサ簡易基地ではβユニットの収拾情報を確認したγユニットの作戦準備が急ピッチで進められる。
 エイリアン汚染兵士のみならずディーモンが簡易基地に押し寄せれば敗北は必至。

 不安定ゲートの破壊と惑星脱出。この困難な試練に打ち勝たねば未来は無い。

【生き延びたくば、戦い続けるしかないのだ】

//おちまい
572 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 21:23:51.74 ID:qEC/UI980
――とある世界の越境者たちの集まる酒場にて

さて、このところ姿を消していた、騒がしい幽霊がまたふわりと滲み出たのだとか。
ゴシックホラーの如く、どこぞの哀れな令嬢といった見た目のその少女の霊は相変わらず、何か面白いものがないかと酒場を飛び回る。
それから、客の内に見知った顔を見つけたのか、目を輝かせながらその人物に纏わりついた。

「まぁ、まぁ、あなた、越境できるヒトだとは知らなかったわ。お久しぶりね、歩く春画さん」

「意味わかっていってんのかこいつ」

――その幽霊は、片耳の欠けた兎耳の獣人の女性にまとわりつき、何事かはしゃいでいる。
女性はといえば、鬱陶しそうに、煙草の煙でも振り払うように手をぱたぱた振る。
573 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 21:33:25.96 ID:632G4vsk0
>>572
フード付きマントを目深に確りと着込んで
宙に漂う顔の見えない照る照る坊主の様な存在が
ふよふよと湧いて出た。

「よくよく考えるとゲートから出てくることが殆どないな私」

今宵も湧いて出たので当然ゲートは不使用であった。
574 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 21:42:35.43 ID:qEC/UI980
>>573

「あら、お仲間さんかしらね?」

ゴースト仲間かと俄かに勢い立つ幽霊の少女。
タゲが兎耳の女性からアインに移る。(そう、移ってしまったのだ)

「あなたはお化け? それともまた違う存在かしら?」

「いえね、考えても見れば、私も随分と旅をしているけれど、同種のお友達は、そうはいないと思ってね?」

ぐーるぐーるとアインの少し上を周回飛行。
575 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 21:46:41.84 ID:632G4vsk0
>>574
「おそらく精霊の類では無い筈だ…
 いやすまない、実の所、自身が何者かはよく分かっていないんだ。
 あまり気にしたこともなかったんだが、普通、そういうものだろう?」

暗黒テルテル坊主は見上げながら淡々と。

「不思議と今日は疑問の浮かぶ日ではあるが、何時もはもっとシンプルなんだ私は」
576 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 21:51:05.95 ID:qEC/UI980
>>575

「自分が何者かわからない? あら、あらあら。それはそれは」

「大事(オオゴト)の予感ね? それなら、わからないのまま放っておいていいのかしら? 女神様は、そういうとき、自分を見つける人をこそ喜ぶものよ」

何やら急にはしゃぎだす。
これは一大アドベンチャーを抱えた存在がいるもんだと喜んでいるらしい。

「確かに、ミステリアスな見た目はしているけれど」

「フードを取ったらどうなってしまうのかしら?」
577 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 21:58:03.47 ID:632G4vsk0
>>576
「そうなのか?…んー…そういうものなのか」

いまいち自分とは!を確立する事に重要性を見出しきれない謎フード。

「フードをとるとこうなるんだ」

ぺろん、とフードをまくり上げれば、そこに存在するのは黒い無数の粒子が
絶え間なく動き回りながらヒトの形をした影法師のような存在に。
正確には手足は触手状になっているため完全なヒトガタではない。

「何でもナノマシン的なダークマター的な暗黒謎物質の集合体であるらしいぞ、私は」
578 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 22:08:51.82 ID:qEC/UI980
>>577

「……!?」

予想と理解を超えていた結果らしく、困惑した様子を見せる。
今までにいないタイプであった。

「あら、あらあら。それは、そういう認識にも、なるわよねえ?」

「困ったわ。見たことない手合いだもの。確かな個がないなら、あなたは何に喜び、何を目的として存在しているの?」

「そういうのがない人と、私、おしゃべりしたことないのよ」

はしゃいでいた先ほどまでと打って変わり、見た目も極めて透明で希薄に。
困り顔でふわふわと高度を下げていく。
579 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 22:13:49.24 ID:632G4vsk0
>>578
「目的、か。ふーむ、今日は今までにした事がない思考ばかりする日だな」

フードをかぶり直し謎物質は考えているようなポーズをとる。

「少なくとも身体を動かす事は好きだ。
 重くて硬い相手を打ん殴ってぶっ壊すとスカッとする。
 あと、小さな子供は好きだ。元気な姿を見るとほっこりする。
 でも一緒になって遊ぶのは苦手だな、一歩引いて見ているのが落ち着く」

自己分析をしだしましたが、今の所、乱暴でロリコンという結論になりそうです。
580 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 22:40:56.57 ID:qEC/UI980
>>579

「あら、好みはあるのね。いいことだわ」

手を合わせ、よかったよかったと頷く。僅かに存在感も増した。
それから、ふんふんと興味深そうな様子を見せ。

「……うん? 殴る? 壊す?」

「あら、あら。粉でできてるのにそんなことができるものなのかしら? いえ、お化けが言うことではないかもしれないけれど」

はてな、と首を傾げて。
どうにも、粒子状の存在というものがよくわからないらしい。
581 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 22:47:12.34 ID:632G4vsk0
>>580
「ああ、殴るときはな、頑張ると」

そう言ってアインが拳を固める。
その姿は黒い粒子からどんどんと移ろい、
やがては金髪碧眼で長耳細身な女性の姿に変わるだろう。

「こう、形態が変わるんだ」

何をどう頑張るのか具体的には答えられない。
全ては感覚の上で行っているのだから。
582 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 22:58:37.94 ID:qEC/UI980
>>581

「」

またも言葉を失う。
いや、予想できてしかるべきだったかもしれない。不定形であるからには変化自在のはずだ。
それにしても、と言いたくなるような変わりようではあるが。

「というより、あなた女の子だったの?」

「……っていう質問は変かしら。あんまり意味とかなさそうだものね。性別なんていう括りで括れないでしょうし」
583 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 23:03:42.51 ID:632G4vsk0
>>582
「あー、うん、多分そうなんじゃあないかな?
 …いや、どうなのだろう?
 容姿はエルフのそれに似通っているらしいのだが、別にエルフではないし…」

ふむむ、と頬に手を当て考える。

「そもそも嗜好として雄より雌を目で追うことが多くないだろうか?
 いやいや、それだったらヒトよりも異形の容姿に興味をそそられる…
 いや、存外刀剣に大きく惹かれるのだから無機物にこそ……」

やばい発言が飛び交っていますが自己確立が出来ていないので大目に見てあげてください。
584 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 23:17:18.94 ID:qEC/UI980
>>583

「……定まってはいないのねぇ。それはそうなんでしょうけど」

興味深げにその様子を眺めて、ふんふん頷く。

「まぁ、人当たりのよさはその姿の方がいいと思うけれど。というよりあなた、その口ぶりだと目立ちたいように思えるけれど」

「人に注目されたいっていう思いがあるのかしらね?」

アインの自身も理解していない願望が見えたのでは? と少しわくわくした様子。
585 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 23:22:35.02 ID:632G4vsk0
>>584
「ん?そうなのか?私は目立ちたいのか…」

ふーむ、と腕を組むアイン。

「…いや、ホントにそうだろうか?
 まあ、考えたことがなかったからなあ。
 仮にそうだとして私は何をすべきだろうか?」
586 :エルダ ◆9vmr0jXsek [sage]:2019/01/13(日) 23:34:29.85 ID:qEC/UI980
>>585

「まあ、何かと曖昧で定まらないあなたには本当にそうか、そうでないのか、なんて論は無意味なような気もするけれど」

「それでも、あなたが個としてあることを望むであるからには、自己の核が必要になるでしょうね」

床を蹴り、再び中空やや高めの位置に浮かび上がり。

「ええ。あなたは自己の核を見つけるべきよ。今のままじゃ曖昧で雲か霧のようだもの。あなたが先ほど好きって言ったことは、明日も同じかしら?」

「どうしたら見つかるのか、どうやればいいのかはあなたが見つけるしかないけれどね」

「うん。私が言えるのはそんなところかしら。何かの参考になるかしら、それともただの亡霊の戯言かしら。あなた次第ってところね」

ふよふよと浮かびながら、クスクスと笑ってそう言う。
確かに自分好みではなかったが、まるきり訳のわからないというわけでもなく少し安心したらしい。

「私は幽霊のエルダ。ふふ、あなたがもう少し確り形を得たら、そうしたら恋の話をしましょうね。きっとよ」

それじゃあ、ばいばい、と手を振ってどこぞへ飛んでいった。
587 :アイン ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/01/13(日) 23:36:37.83 ID:632G4vsk0
>>586
「恋の話…ああ、知識にはあるが一番訳が分からなそうだなそれは」

手を振りエルダを見送るアイン。

「了解した。まあ、当面の目標として形を得るのはアリかもだな」
588 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/08(水) 22:14:44.89 ID:902OZbzYo
【前回までのあらすじ!!】

 最近またもブッソーになってきたスプロール。
 ランカーズギルドはしっちゃかめっちゃかで、大企業はしらんぷり。
 そんな中、越境者達に息抜きめいた指名依頼が舞い込んだ!!

 −−−−−−−−−−−

 デスデス、前略ユカイな皆さまへデス。

 昨今お疲れと聞いたデス。

 α-12はいまスゲーヒマ、もとい皆さまをいたわる重点したくなったので、

 ぜひともカノテクのアーコロジーまでいらっしゃいデス まる

 −−−−−−−−−−−−

「何故か、報酬(昼飯代)は出ているのだが…依頼かコレ?」

 ナムサン!ランナーズギルドシステムの悪質利用だ!

【さあ、この依頼と称したいたいけな少女の心遣いをありがたくうけとりドゲザするのだ】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2019/05/08(水) 22:18:11.54 ID:902OZbzYo
【又=サン決断的移植!!】

>>588
動乱のギルド内。我関せずといった態度で切り抜けたいがそうもいかない。
ため息を零し、今日も端末を操作、キャビネットに届いた依頼を虚空にホログラフィック投影し、確認する。
強襲、略奪、簒奪、潜入、暗殺、使命依頼。最後のは努めてガン無視。

「飯代しか出ねーのかよ。子守でもさせられるのか?」
依頼文を確認し、露骨に嫌そうな顔。文章でまでその口調なのか!?
重なった心労も妹猫カフェで大分癒されたと聞いたが、癒されすぎたらしい。適当な理由を付けて閉店させるべきだろうか。

「……死ぬような目か、クソ映画に遭わなきゃいいケド」
どっちもあり得そうなのが嫌なところ。ホログラムディスプレイを閉じ、本日何度目かのため息をつくと、丸いサイバーグラスを掛けて立ち上がった。
590 :ウイング ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/05/08(水) 22:20:35.48 ID:KFglVTIK0
>>588
「…」

耳の部分と背の辺りから小さな羽が生え、
風もないのにゆったりうねる金の長髪と赤の瞳を持つ少女、
誘われたんだからいいんじゃね?という上の判断で登場である。

「……ごはん!」

内部のポンコツ具合が露呈した辺りから腹ペコ属性が強化されつつある!
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2019/05/08(水) 22:30:05.92 ID:mrfPtv310
ロイ「しゃあない 少し出かけてくるか・・・」
舎弟「お疲れ様です 兄貴!!」

舎弟さんたちのオジギを背に いやいや出向く『カタギ』のロイ・ゴールドマンであった

ロイ「おぅ邪魔するで」
のっしのっしとカノテクアーコロジーにやってくる『カタギ』のロイ・ゴールドマン
なぜか道行くとびとがアイエエエなんぞ悲鳴を上げて避けていくが イッタイナニガアッタンデショウネー
592 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/08(水) 22:32:19.01 ID:902OZbzYo
>>589-591

 さてさてそんでもって?

【カノッサ・テクノロジー社:アーコロジー】

 そもアーコロジーとは何か?それは生活と消費が一都市で完結する環境都市の呼び名だ。
 特にメガコーポが支配するアーコロジーはそのものが社屋であり社会なり法律もまたカイシャが管理運営している。

【当然ながらスプロールにおいてはホワイトエリア/グリーンエリアに属し、マケグミの猥雑なるレッドエリアとは無縁だ】

 アーコロジーへの来訪は当然ながら高い市民ランクを必要とし、
 招待客という体で無ければ、出自怪しき者達が入ることなど許されない。

【高層ビル立ち並ぶ区画は不自然なまでに整然としている。無秩序の増殖を繰り返す都市下層とは別世界】

 重金属酸性雨もレーザーをはじめとしたさまざまな技術で晴らしており、
 スプロールのメガプレックスにおいては貴重な太陽すら拝めるのだ。

【ただし、肉眼で周囲を見ればやや殺風景なまでに味気なくも見えるかもしれない】
 【ハイスクール帰りの少女たちが一見して何もない建物に入っていくのも奇妙に映ることだろう】

 ただし、拡張現実(AR=オーグ)の眼を持っている場合には全く話は別だ。
 カラフルな広告と案内標識、平凡な恰好に見えた若者たちは電磁的データを着込み派手な服装や髪形を愉しむ。
 何もない店が電磁データの服やアクセサリーを販売し、それを電子マネーで購入する姿などだ。

【1つ10新円のトーフカルデッドで糊口凌いでいる階層の者達とは縁遠い光景がそこにある】

 賢明なる企業による節度ある資源の再分配。
 下層民は糧食を得るための労働に従事し、ピラミッドの上層の位置するカチグミは当然の権利として人生を満喫するのだ。
593 :ウイング ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/05/08(水) 22:37:18.53 ID:KFglVTIK0
>>592
装備品の一つとしてAR内蔵のバイザーもあるにはある。
しかし今日の培養少女は御飯を食べに来たので態々身に着けるという選択が頭にない!

「…?」

ので、殺風景だなーという認識で終わり、
果たしてこんなところで美味しいご飯が出てくるのか、そればかりが心配であった!
594 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/08(水) 22:42:19.71 ID:mrfPtv310
>>592
拡張現実?

なにそれおいしいの?

ロイ「しっかしいつ来ても殺風景な場所だよなぁ」
THE・ウェットのロイ・ゴールドマン そんな煌びやかな世界とは無縁な存在であった
シンプルな服装の人々が 何もない場所を指示してキャイキャイ騒いだりしているのを

何してんのこいつら? みたいなけげんな表情で見ていたりと

まぁなんだ 原始人にハイテクは難しいのだ

ロイ「さぁて α-12はどこにいるんだ?」
595 :ソーマタージ [saga]:2019/05/08(水) 22:43:59.59 ID:U4yY1Zbv0
>>592
「多分、もう二度と拝めねーゼ。目ン玉カッ開いてよく見とけ」
黒いサイバーストライプスーツに身を包んだソーマタージは、同行者の方をチラリと向いて言う。ドレスコートのつもりだったが、却って浮いてしまったか。
殺風景な空間も、サイバーグラスを通して見れば歓楽街もかくやと言う煌めきに包まれる。鬱陶しいので彼は電源を落とした。
下層とは正に天と地ほどの差のある世界。招いた者は、果たして一体何をするつもりなのだろうか。

「それとも、ショッピングでもするかい?時間に間に合うかも、金が足りるかも知らんけど」
596 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/08(水) 22:48:44.54 ID:902OZbzYo
>>593-595

「デースデスデスデスデスデス」

 と、道路をにゅるーんと走るセグウェイめいた二輪ビークルで走っているのは、
 皆さまおなじみ、トンチキトルーパーのα-12である。お出迎え!!

「ジュワッチ!!」

 びょーんと飛んで、越境者達の前でビシっと着地!10点!

【いつものガスマスクにど田舎ものご来訪≠ニ書かれた胡乱Tシャツ!!
 こいつばかりはARがあろうがなかろうがアレな恰好であった!!!】

「ヒマツブシに付き合ってほしくて、もとい忙しそうな皆さんをいたわりに参上デス!
 さあ、女子力マックスなα-12の心遣いにむせび泣くといいデスよ?」

 いちいち寝言言いながらポーズをキメていますです。

「ではまず、人体じっけ…の前に、お昼デスね」

 と、明らかにぐーぐるぎゅーモードなウイングを見て一言。
 何か、今、不穏なこと言いかけた?みたいな妄想にかられる方は雛見沢症候群の危険があるので信じる心を養うべし。

「ではレッツラゴーデス」

 α-12が呼び寄せたのは、道路に自動でセグウェイっぽいビークルが人数分やってくる。

【判定:乗り物操縦得意デスか?】

「ちなみにコレ、時速120kmまで加速するデス」
597 :ウイング ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/05/08(水) 22:54:23.29 ID:KFglVTIK0
>>596
「送迎用のバスを用意したほうがリスクが少なかったように思う」

周りのメンツを見て呟く培養少女。
ロイはそもそも運転の前に身体が規格に合うのだろうかとも思う。
ソーマタージはちゃんと運転できるのに悪ふざけで暴走しそう。
そして自身は…まあ運転はできるだろう、一応戦闘車両の操作も収めている。
たぶん、まあ、初めてだが…

果たしてどうなったのやら
598 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/08(水) 22:57:09.16 ID:mrfPtv310
>>596
ロイ「あぁはいはいすごいすごい」
実にやる気のない称賛をα-12に送る

ロイ「あぁはいはいよかったよかった」
これまたやる気のない称賛をα-12に送る

んでまぁセグウェイっぽい何かがやってくるので乗ってみましょう

1どっこいせと短足をよっこらあげて台座に上る
2電源が落ちます
3そこにはうんともすんとも言わないセグウェイっぽい何かの上で直立するオッサンの姿

ロイ「動かないんだが?」
こまったね
599 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/08(水) 22:59:18.95 ID:U4yY1Zbv0
>>596
サイバーグラスを額に上げ、また掛け直し、また上げて三度見。眉間を押さえて何かを言いたくなる気持ちを抑え込む。
自分が浮いてる心配はなさそうだ。こんなのがいる以上。

「お前ギャグキャラから倫理観無くしたらただのサイコだぞ?」
不穏な事を言った(ような気がする)ので、ジトーッとした目で自分の事は棚に上げまくって注意。
ともあれ、ご飯には賛成だ。わざわざ一食抜いてきたらしい。手を擦り合わせ、謎ビークルにサイボーグまっしぐら。

「120kmだろうが第120宇宙速度だろうが、そんなに出さねーからいいよ」
これでも愛車は魔改造を施した大型スポーツバイク。乗ってる描写は全く無いが。 この程度の乗り物の操作はお手の物だ。
600 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/08(水) 23:06:37.69 ID:902OZbzYo
>>597-599

【乗り物が操縦できない場合はズッコケたり、その場でグルグルしたりとブザマを晒すことになるだろう】

「だー!相変わらずの原始人デス!」

 仕方ないのでロイに関しては縄でグルグル巻きにして西部劇めいて引っ張った(マテ!

【バカンス1…ロイで<香[ピングを遊ぼう!かわいいね!】

 −−−−−−−−

 実はこのカノッサ・テクノロジー社のアーコロジー。
 過去にエーカー社という敵対存在との戦いで結構破壊されたりもしたのだが、
 どうにかこうにかご覧のように復興を遂げております。

「実は最近、ウチのアーコロジーではファンタジー的メシがブームになっているデス。
 ニューフード(オキアミを元にする合成食)部門も頑張っているんデス」

【α-12が案内した店は無理矢理に中世期ファンタジーの酒場を模したデザインである】

 しかして、メニューがARだったりもするし、「西洋な」「魔物的味わい」「電話王子」という奇妙なカンバンに加え、
 正直言うと、外人から見たニホンみたいな珍妙さに溢れた外観になっていたりする。

【メニュー:
 ヘビ肉の煮込み、オニオンスープ、ニンジンのソテー、カタツムリのローストなど、
 味気ない安物ニューフードで暮らす人々には中々にお目にかかれない料理が並んだ】

「もっしゃもっしゃ、デスデス。実は今からは本題でデス。といっても遊び感覚でおkなんデスけど」

 と、やっぱり何か目的おありなα-12が言う。

「実は新製品のモニターに付き合ってほしーデス。
 最近、アウトキャストのアーマーギア(パワーアーマーの都市簡略版)にシェア圧されているデス。
 こちらも新しいコンテンツで対抗したいデス。もっしゃもっしゃ」

601 :ウイング ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/05/08(水) 23:12:51.73 ID:KFglVTIK0
>>600
「了解した、で、メニューは右から左まで全部頼んで良い?」

他企業の先兵にやらしていい内容か微妙な依頼だが、
そもそも時系列無視すると似たような事を現場間で相互にやっているのでトントンという判断。

そんなことよりどれだけ食べていいかが問題なのである!
最終的にはドギーバッグも使用する腹積もり!
602 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/08(水) 23:16:56.86 ID:U4yY1Zbv0
>>598>>600
「キャホーケラケラ」
ウイングの懸念は少し当たっていた。暴走こそしていないが、悪ふざけでロイの周りをグルグルと走り、なぜか付いていたホーン的な何かをテロテロパフパフと鳴らして煽っている。
持つ者と持たざる者。溝が埋まる事はおそらく無いのだろう。 と言うか埋まる気がしない。

「電脳化の次はファンタジー、よくある話だな。人はいつでも目に見えないものに想いを馳せる」
案内された店を見上げ、鼻で笑う。大まかな外見だけは、ファンタジー世界にも訪れた事のある彼からすれば馴染み深いもの。
しかし中身は違った。やはり想像の産物でしかない。 というか想像にしてもトンチキすぎるような。


「モニター?なんで俺らがそんな事しなきゃいけねーんだよ」
モソモソとヘビ肉を咀嚼し、口の中を水で洗い流して質問で返す。
態度はともかく、言ってる事は本音も混ざっている。越境者は一騎当千の強者が多いとは言え、彼女らクローントルーパーもそれなり以上の戦闘力を有するはずだ。
テスト役、ダメ出し係としては彼女らでも十分に事足りるはず。そこが引っかかったらしい。 面倒臭いのもそれ以上にあるが。

「その新兵器。プレゼン中に役員を撃ち殺したりデスゲームに放り込んだら超一流のスナイパーに無力化させられてたりしないよな?」
603 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/08(水) 23:18:18.64 ID:mrfPtv310
>>600
ロイ「あ ちょ おま・・・!」
ズベベベベベベベベベと引きずられる原始人 まるで西部劇みたいだ(白目

ロイ「あぁ実にうまいなドチクショウ」
砂まみれ土塗れボロッボロとなったロイが 凶悪度マシマシになった目つきをα-12に向けつつ
蛇肉をむっしゃむっしゃ食べていた

ロイ「ゲプッ そういえばウチのミスリルは あのクソエーカーのギアの何にどうつかわれているんだ?
   これでもミスリル生産国なんだ もしかしたらミスリル関連からギアの無力化が可能かもしれん
   俺はその辺の知識が無いが 故郷に帰ったときに ミスリルメイカーに聞いてきてもいいぞ」
604 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/08(水) 23:28:53.05 ID:902OZbzYo
>>601-603

「タ、タッパーはどうかとデス…」

 一応、おごりではあるのだが、それはそれとしてどうよ?なα-12であった。
 あお、メニューは右から左までオールオッケーだぜ。ウイング=サン!!

「デスデス、又=サンの言う事ももっともデス。理由はちゃーんとあるデス」

 ホロディスプレイを開く…生体装甲。

「α-12達のディープメイカーからヒントを得たコンテンツデス。
 ナノマシンと外皮細胞からなる生きた装甲を着込んで戦闘力の強化を図るというものデス」

 そこで、ロイの言葉が来たので、関連付けで補足する。

「エーカーのアーマーギアとパワーアーマーの制御系にミスリルとかいろいろ組み込まれているデス。
 これまでのアーマーと比べて反応速度と追従性が30%以上向上デス。都市戦闘対応が可能になった理由デス」

 つまるところ、そのカウンターもかねて、機械以上の追従性が期待できる生きた装甲に眼を付けたわけだが、

「と、こ、ろ、が、ひとつ、問題が出たのデス」

 ここで先程のソーマタージの疑問に戻り、一度ウイングを見てまあいいか≠ニか思いながら、

「実は起動実験で一度失敗しちまったんデス。それ以来、姉妹たちが皆、テストにNOと言うデス。ストライキ一歩手前デス」

 おろろーんといったポーズである。さて、クローントルーパーと言えば任務のためならば死をも厭わぬ者達。
 それなのに皆が皆、断固拒否とはなんぞ?である。

【ちなみに死人が出てたらα-12は他の姉妹と異なり真っ先にストライキかましそうな類である。なんだかんだで根っこは姉妹好き好きなので】
605 :ウイング ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/05/08(水) 23:35:32.34 ID:KFglVTIK0
>>604
「…残念」

相変わらずの投薬で感情抑制されている筈であるが、心底残念そうに見えるのだ。

「起動失敗?
 生成過程の問題でドロドロに腐った状態で起動した。
 意図せぬ形状変化を起こして用途不明の器官が生じた。
 そんなところ?」

何か見た事があるような具体例を出して問う。
まあ答えなくてもいいのだろうが…
606 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/08(水) 23:39:07.86 ID:U4yY1Zbv0
>>604
「生体装甲?…ああ、強化外骨格みてーなのか。若先生の方の」
ディスプレイを覗き込み、一人納得。合ってるかどうかは知らん。
似たような事は、ナノマシンの活性化剤で彼もやっている。αの言うのよりかはかなり乱暴で、無駄な要素も多いものだが。
なのでその辺りは結構すんなり受け入れた。ミスリル仕込みの高性能アーマーと、生きた兵器。自分が関わらないのなら胸が熱くなるような戦いだ。


「何だ、アーマーの方から弾かれたのか?エッチな目にでも遭ったか?」
皿を傾けてソテーをダバダバと口に流し込み、当たり前のようにセクハラ発言。気にする様子はない。
咀嚼を終えて飲み込めば、口元をハンケチで拭いた。何だかんだマナーは分かっているのだ。やる気が無いだけで。

「───いいぜ、見てやるよ。たまには、殺し以外で金を稼ぐのも悪くない。
 そいつらの主張を纏めてこい。同系統の“姉妹”なら、話ぐらい聞けるだろ」
血みどろの生活にも倦んできたというもの。気晴らしにはなるかと、二つ返事で了承した。
ただし、と指を立てて条件を付け加えるのは忘れないが。得体の知れない、しかも断固拒否されるようなものに、何の情報もなく接する気はない。
607 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/08(水) 23:39:53.81 ID:mrfPtv310
>>604
とりあえずメニューは右から左までおいしくいただきました
兵士たるもの食える時に食うものである

んでまぁ色々と聞いてみて

ロイ「制御か・・・ミスリルの性質を変えちまえば・・・?
   確か魔法触媒化させるときに使用する薬品があったはずだが・・・うまくいくかな…?」

などと顎をひねるが なにやら話が出てきた

ロイ「生体装甲? あの類は危険だぞ 制御に失敗して鎧に呑まれた輩は何人もいる
   できることならもっと別の道を模索してもらいたいところだが・・・」

と テストに難色を示すロイであった
608 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/08(水) 23:50:50.68 ID:902OZbzYo
>>605-607

「と、いうわけでガンジョーな越境者の皆さんに遊びがてらに着込んでみてほしーなと、デス」

 肝心なところをいろいろと抜かして目をそらしながら説明するα-12。

「安全性はちゃーんと確保しているはず<fス。少なくとも生命にベツジョーはないデス。ではレッツラ――」

【が、やはり説明を求められた!!!ナムサンポ!!!!】

「デ…デス、先ずはやってみてからのお楽しみデデ…」

 しかして、ユカイな仲間達のみーんなから説明汁な圧力!逃げ場無し!!

「危険はないデスよ?危険は…VTRスタートデス」

 −−−−−−−−−−−−−−−
【ホロディスプレイ】

 α-22が生体装甲を着装する。着込むというのも正確な表現ではない。
 特殊な外皮細胞は正に着装者と細胞レベルで融合するのだ。もちろん不可逆の融合では話にならぬので、
 分離に関しては服の如く当然に行える段階まで様々なテストが行われている。

【五感そのものの強化、銃器を取り込むことによる高度なマンアンドマシン&重火力化】

 しかし、である。ここで問題が出た!!

≪ゲヘヘ、ちっぱいとの融合。おなごと一体化、サイコーでヤンス≫

 生体装甲の意思がダイレクトで伝播!マイクで外部に聞こえた!!

【涙目になったα-22は即刻脱いで、生体装甲に銃を斉射!ひょいひょい避ける生体装甲!】

 優秀な男の職員も試してみた!

≪アーン!逞しい上腕二頭筋!ビクンビクンと伝わるわあ!カ・イ・カ・ン!(野太いおかまヴォイスで≫

【クローントルーパーの皆さんは速攻で溶鉱炉に放り込むべきだとストライキを起こした!!】

 −−−−−−−−−−−−−−

「どう頑張っても、糞たわけの疑似意識を持っちまうデス!おかげで性能テストもままならない!!」

 クーっと、涙目になるα-12。そんなものと同化だ。文字通りの一体化。
 疑似意識は仕舞いには体液循環重点とか言い始めるしまつ!!

「で、せめて性能テストはやりたいので、これまで様々な困難に打ち勝って、精神力マシマシな越境者に白羽の矢が――」
609 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/08(水) 23:55:10.90 ID:mrfPtv310
>>608
ロイ「ごちそうさまでした」
決断的に席を立ち アーコロジーを後にせんと歩き出すロイ・ゴールドマン
その行動は素早かった 逃げきれるかどうかは別として
610 :ウイング ◆AaNrqSY5ys [sage]:2019/05/08(水) 23:55:55.15 ID:KFglVTIK0
>>608
「ご馳走様でした」

ただ飯食らって退席、はい回れ右ッ!

「プランそのものの見直しを強く強く推奨する」

それだけ言うとさっさと帰ろうと。
流石の培養少女にも出来ねえことがある!
611 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/08(水) 23:59:17.10 ID:U4yY1Zbv0
>>608
「やらせる側はちゃんと説明する義務があるんだぞ」
やるとは言ったが説明は必要だ。ロクな予感がしないが。
「そういうって事は、危険以外はあるんだな」

そして、表示された映像。眺める表情は完全なる無。感情を持つ事自体が煩わしいかの様な虚無!
擬似人格はしたたかで、しかも折檻も効かなさそう。見ただけでそこまで判断出来る。これはダメなやつだ。
睨みつけるかの様な目でαを見て、ファックサインを一つ。スーツの袖を捲って腕時計を確かめ、帰ろうと席を立った。
「しまった、これからミーティングがあるんだ。アジェンダアジェンダ」


「こんなのに金かけるぐらいだったら、巨砲でも作ってる方がマシだろう」
涙目のα-12に、死神の鎌めいて容赦なく振るわれるのはおっきなハリセン!突っ込むべき技術者がいないので、その分も上乗せしてある。
こういうのには弱い。蛙が蛇に勝てない様に、彼にも太刀打ち出来ないものがあるのだ。
「俺が魚雷ガールだったらなぁ」
612 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2019/05/09(木) 00:01:34.61 ID:u1QrraDco
>>609-611

「は、はくじょーものーデス!!!」

 あっさり逃げを打ちやがった酷薄なる越境者達への恨みぶし!!
 理由が理由なだけに追随の手をとっても緩く、
 ニューロンの無駄づかい的なアホエピソードとして記憶されるのだった。

//めでたしめでたし
613 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/09(木) 22:47:55.55 ID:u1QrraDco
【神話世界エリュシオンにて――】

 水の都――

 水の精霊信仰からなる都市国家であり政策は評議会と自治組織が行っているという。
 教義のひとつに「自ら他を害そうとするなかれ。常に流れの中で己を保ち続けよ」とあり、
 専守都市国家として存続しているようだ。

【教義ゆえか人々の間で明確なる社会階級差は存在せず、人間とエルフとその他の種族が1;1;1の割合で暮らしている】

「まあ、そんなところだからか、迫害から逃げてきた者も多いらしい。
 私達のような社会的地位が曖昧な輩にも足を踏み入れやすくはあるな」

 と、言うのはイムカ・グリムナー。
 なんやかんやで≪惨劇≫の二つ名を貰い、出禁を食らった都市も日に日に増加中という
 ちょっぴり厄介な御仁である。
614 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/05/09(木) 22:58:22.86 ID:KqMIPCQH0
>>613
「成る程、成る程」
「ここ(エリュシオン)へは幾度か来てはいますが……」

その辺の教義だとか、信仰、宗教だとか
半人からすればイマイチ理解し難い部分に触れる機会は少なく、故に新鮮味は増している

「……色々と便利そうですね、わたし達からしてみれば」

精一杯言葉を選びオブラートに包み包み、苦笑ながらに隣を歩く
615 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/09(木) 23:08:41.90 ID:u1QrraDco
>>614

「全くだ、前の街など酷かったからな。
 私達を見た瞬間にいろんな門やら戸が閉まるとか酷い話だ」

 越境者という根無し草に偏見があるに違いないと憮然としたポーズのイムカである。
 なお、当の本人は自分に脅えの視線が集中していたことに気付いていません。

【すでに問題が起こっている村々には歓迎されたりもするのでウィッチャーっぽいの嫌われ様であった】

 この都市の閑静な街並みは色々なトラブルに巻き込まれがちな越境者には丁度よかった。
 モザイク模様のタイルで舗装された地面、水路のかかる石橋と彫像。一枚の絵画のような景観だ。

【この都市は観光都市としても知られており、さらに街は湖で囲われており、渡し船のみが行き来の手段となる】

 水の精霊神の聖地ともされ街には巡礼ボンズの姿も多く見受けられた。

「エリュシオンも大概に広いからな。君も全てを回っているわけではないだろう」

 越境者といえども案外にそういうものだ。
 数多くの世界を巡ることと、数多くの世界を識っているということはイコールではない。

(私達からすれば便利そうか。なるほどな、確かに私達≠ヘ何かとトラブルに巻き込まれがちだからな)

 と、うんうんと頷くイムカである。そしてトラブルを吸いやすいと思うタェンティースにちょっと同情の視線!
616 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/05/09(木) 23:18:55.01 ID:KqMIPCQH0
>>615
「……なんでしたら、入都拒否も珍しくないですよね」

査定の時点でノーサンキューを突き付けられる事もなくはないだろう、きっと多分メイビー

「不思議と、落ち着きますね」
「偶にはのんびりとこう、観光をするって言うのも悪くはないかなーなんて……」

美麗なる水都市のせせらぎに耳を傾けてほうと吐息
年がら年中慌ただしいトラブルに巻き込まれている越境者達としては、このような瞬間というのは存外希少だ

「……?」
「ふふ、イムカさま、如何致しましたか?」

実際半人はトラブルに巻き込まれやすい系の体質ではある
しかしてそれ以上に、己からそれを引き起こしたりなんなら首を突っ込むタチではあるのだ
最もそれも、イムカの程では決してはないであろうが
そんな彼女の意図を感じる事は叶わず、視線には微笑んで応じる
617 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/09(木) 23:29:38.50 ID:u1QrraDco
>>616

「何故か丁度、門が閉まっていて開けてくれなかったことはあったがな」

 これはむろん皮肉である。あんまりな話ではないか。
 なお、それをされる直前には結構アブナイなクエストに首を突っ込んでいたと記しておく。

【水産業が盛んで魚が美味いらしい。とくにスシなんてイケる…スシ?】

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【と、言う訳で路銀稼ぎの情報集めがてらにスシ屋で食事だ】

 ファンタジーの外見なのにスシ?などという無粋な事を考えてはいけない。
 世界には世界それぞれの在り様があり、先入観で型にハメるのよくあっりません!!

「もぐもぐ、調べてみたらちょっとした問題が発生しているらしいぞ」

 マグロスシを食べながらのイムカである。
 スシはニンジャにとっても完全栄養食。味に意はないイムカも栄養なら実際歓迎。
618 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/05/09(木) 23:43:12.79 ID:KqMIPCQH0
>>617
「……」
「……門が、故障してたんでしょうね」

この手の会話においてウィットに富んだ返答をユーモアたっぷり返す事が出来ない事を半人は悔やむ
今もそうだ、取り敢えず苦笑いと共に誤魔化すしかないのだから

んでもってスシ屋なう

「もぐもぐ……問題ですか?」
「……見た所、平和そのものに伺えましたが……」

順応性の高さは実際折り紙付きである半人
正常性をゴリゴリ削ってくるようなこの場においても問題は皆無

「え、あ、次、握るもの……?……えっと、あー……じゃあ、お任せで……お願いします……」

ただ、カウンター越しの職人との会話は無論弾まないが
619 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/09(木) 23:50:22.99 ID:u1QrraDco
>>618

「なんというかな。タコ害が発生中らしい?こう、うねうねっと?」

 手でうねうねゼスチャーをするイムカ。
 なお、何故かニアが脳裏に浮かんでしまったが酷い冤罪である。
 おバカな連想にイムカも首をちょっと振ってかき消す努力!!

「やたらと増えてしまっていい迷惑らしい。生態系にも影響が出るし、
 小舟を転覆させにもかかっているようで随分悪質だ」

【やっぱり何故かタイドメイカーが小舟に貼り付いている絵が浮かんでしまいもう一度首を振る】

「おかげで下水道退治ばりに似たような依頼が盛況だそうだ」

 と、捨て値同然のタコスシを頬張る。美味くて安い。
 旅人にはありがたいが都市としては看過できぬのだろう。

「このケースは大抵、突然変異種の発生というのが定番だろうな。
 何かの間違いでランクアップしすぎてクラーケンあたりにでもなっているのだろう」
620 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [sage]:2019/05/09(木) 23:57:41.78 ID:KqMIPCQH0
>>619
「……はい?タコ?」

思わず鸚鵡返して想像するのは無論だってんです
丁度スシを食べる寸前だ、そのまま固まり二度瞬き

「……それは、その……」
「……大変、ですね……?」

実際クラーケンとならば被害は恐ろしいものであろう
しかし半人の脳内ではニア顔のちっちゃいタコがわらわら大挙するイメージしか出来ずに同じく首を振り払拭を試みる

「まぁ、大きくなりすぎるのはアブナイですからね」
「……近々、美味しいたこ焼きを振る舞えそうです」

621 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 00:01:33.97 ID:5gjYjLuCo
>>620

「だ、な。当面の指針にするとしようか」

 と、イムカもタコスシをもぐもぐ食べながら頷くのであったとさ。

//いじょ!
622 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 22:02:17.87 ID:bNpxujls0
ヒトの感情がエネルギーとなる世界。
その世界では感情エネルギーを制御する術を魔法と呼称している。
魔法への適性は女性の方が高く、それ故世界は女性優位である。
稀に生まれる適性の高い男性は勇者と冠され将来を有望視された。

ヒトの栄と共に魔法技術は栄えて幾千年。
時に魔法は戦争にも利用され、果ては魔物と称される兵器を作り出し世に放ってしまう。
放たれた魔物もまた滅びる事無く、ヒトの脅威としてあり続けている。

某国中央都市に構えられた国立学園アヴァロン。
未来のエリート魔法使いを育む為に設立された全寮制の広大な学園の外でも物語はある。

BB「此処に来るのも久しぶりだ」
メアリー「ふうん、来た事があるの?」
BB「コレの改良で何度か」

無難な服装の美丈夫然とした金髪碧眼の青年が
黄色い襤褸を纏った青長髪の色白裸足少女を伴い
一見すると矢鱈メカメカしい懐中電灯を腰にぶら下げ
周囲に田んぼが広がる田舎道を行く。

某所の田舎であるが、此処には知る人ぞ知る魔道具の名工が住んでいる。
故にこうして稀に越境者が出向くこともある。
まあそんなこと知らずに何かの縁で越境してくるモノもいるのだが。

さて、周囲にいる越境者はどんな事情で此処にいるのだろう?
623 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 22:09:35.23 ID:KxNjYD67o
>>622

≪0001111010101≫

 とりあえずBBの頭にヌタっと鎮座しますはサーボスカル。
 人間の頭蓋骨そのまんま使っているドローンゆえ、ある意味でゴス・ファッションぽくもあるよーなないよーな。

≪00001111110101≫

 何故ここに居る?的な説明も必要っぽいので己の言葉でちゃーんと語る礼儀正しさだ!

≪00001111100011≫

 とりまメアリーの皺をのばそうとホカホカアイロンを取りだしつつ、
 マニュピレイターをうみょーんと伸ばしてB5サイズハードカバーを懐からごそごそ。
624 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 22:21:16.84 ID:bNpxujls0
>>623
メアリー「いやーん」

楽しそうにサーボスカルに捕らわれるB5サイズ。

BB「…何で連れてるんでしたっけ、ま、いいか」

考えて分からない事は考えない、切り替え上手のBB君の処世術である…処世術?

一行は田舎道を只管進む。
偶に羽の生えた蛇やら目から石化ビームを放つヒト以上の大きさの鶏とかが湧くが
「魔物だ」「魔物だわ!」とB&Mがワンパンでのしていくので描写の余地がない。

そうして一行は都会では洋式の建物でごった返す世界で
ザ・日本家屋、みたいなそこそこ大きめの一軒家の前についた。
表札には『びびあん』と達筆な平仮名が掲げられていた。
625 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 22:27:41.56 ID:KxNjYD67o
>>624

≪000111110011≫

 紙が痛まぬよう細心かつ迅速なるアイロンさばきを見よ!
 ページに折り目・皺ひとつないピッカピカやで!!

≪0001111100101≫

 そしてBBにも改めてこれまでの経緯を口頭で説明する律儀なるサーボスカル!

 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−−
 −−−−−−

 B&Mというカラフルなチョコレート菓子みたいな名前の同行者たちの活躍もあり
 快適なる旅路が約束された道中、サーボスカルも負けじと縦回転ぐるんぐるんに余念なし。
 と、まあ、そうこうしているうちにびびあん≠ネる表札のおうちにたどり着き、

「んっ?遅かったな」

 と、軒先でおーいお茶を飲んでいたイムカとも合流!!
626 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 22:40:37.52 ID:bNpxujls0
>>625
BB「コンビニが片道30分圏内にないもので…お待たせしました」

BBなりのジョークを飛ばし、とりあえず何故居るとかそういう突込みは封印する流浪の騎士。

メアリー
「おかげでピカピカよ!
 …あれ?魔導書って少し小汚い方がらしいんじゃないかしら?」

魔導書ファッションなんて共感できるものがマイノリティな疑問を呈すB5少女。

「で、綾鷹あった?」
BB「…生茶なら」

軒先にはイムカの他に甚平を纏う黒長髪のネーチャン。
若く見えるが中身はBBA、名工と一部では称される『びびあん』である。

びびあん「しょうがない、我慢するかー。あ、クラウソラス改良費は前回の二割増しなー」
BB「許されなかった!」
びびあん「で、イムカちゃんは何をご所望だっけ?オネーサンど忘れしちった、てへ」
BB「…」
びびあん「三割増しな」
BB「何も言ってないのに!?」
627 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 22:48:47.43 ID:KxNjYD67o
>>626

 何故イムカがいやがる?人間むやみに深淵には手を突っ込まない方がいいという好例であった。

「魔導書を名乗るなら人の皮のハードカバーとか人面ぽい装飾とかそっち方面になると思うが?」

 なんとも不気味な例ばかり出しやがるイムカである。
 なお、レプリカントめいた白の書は魔導書としてはサイコーだと思う。

【ちなみにびびあん殿と同様にイムカも大概アレだ!平均年齢が理不尽なる急上昇をはたす!!!】

「リ・エグザイルの調整だ。私ではメンテナンスもままならないのでな」

 イムカが片腕に着けている霊銀の腕輪。
 よく見ればマスタールーンがビッシリと彫られたミスリル製のブツだ。

【出自が聖剣(破損)と聖鞭(破損)の混合物というワケのワカラン代物】
 【→エネルギーを増幅・軌道変更・転送機能を持つ破邪属性のアイテムである】
628 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 22:59:02.79 ID:bNpxujls0
>>627
メアリー「!」
BB「いやその手があったかみたいな顔をされても…」

B5少女は乗り気であるが、そんな禍々しいブツを
態々専用の収納までこさえた懐に持ち歩きたくない青年。

びびあん「あ、そーだった、そーだった、任してお代は其処の坊主持ちで良いし」
BB「特に理由のない出費が財布を襲う!?」
びびあん「甲斐性見せろ、男だろー」
BB「あ゛ー…」

一切の抵抗を諦め手を上げる青年。
慣れたやり取りなのか別に気にする様子もなく。

びびあん「んじゃちょっと待っててなー、すーぐ終わらせるから」

そう言って離れの作業場に向かう名工。
ちな立ち入り禁止である。
一度名工の手腕を拝もうと某黒服集団が押入った所、
一瞬にして全員のサングラスが割れスーツが弾け飛んだ。
629 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 23:03:51.10 ID:KxNjYD67o
>>628

「ふむ、BBの心遣いをありがたく受け取っておこう」

 ナムサン!イムカもびびあん殿に乗った!!
 これにてBBの懐はマッポーめいた時代を迎える!!

【そうして、なにやら秘密な工程を始める匠。
 一時期悪乗りしてデザイナーを騙る素人にやらせた
 ビフォーアフターな悲劇が起きぬことを祈るばかりである】

≪00001111010101≫

 元々偵察・観測ドローンであるサーボスカルは
 その赤裸々なるヒミーツを白日の下にさらさんと色んなレーダーやらカメラをズーッム!!!

【帝国の密使としては色んな技術を収拾しているからNE!!】
630 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 23:09:30.06 ID:bNpxujls0
>>629
ズームしたカメラの先に移る映像は真っ黒だ。
別に映像が映っていない訳ではない、ちょっと引きで撮ってみようか?

……

………うん、これ誰かの目だわ。いきなりドアップだったんで黒かったんだなー
で、何故未だに一つの目しか映ってないんだろうか瞳孔めっちゃ開いてて怖いんだけど。

「み る な」

ブツン、映像はそこで途切れた。

メアリー「あーあ」

何かを察したのかB5少女がサーボスカルを憐れむ。
631 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 23:13:20.34 ID:KxNjYD67o
>>630

≪001111101010101≫

 途端、サーボスカルはけもの友達の熱烈な1期ファンが、
 2期を見てしまったのと同様の反応を起こし、激しく横回転を始めた!!

≪000011111010101010≫

 ヤサシイセカイヲカエシテクレー!カバンチャーン!!めいて、ついには墜落!
 地面にゴロリと横たわった!ショッギョムッジョ!

「BB、ドローンとかマスコットってどれもこれもアレなのだろうか?」

 メアリーを一瞥しつつ頭を抱えるイムカである。
 アキレス付きのベティもどっちか主人でどっちがペットめいているし、
 なんかふつーに忠実な我がサーヴァントとは無縁なご近所事情である!!
632 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 23:21:53.00 ID:bNpxujls0
>>631
メアリー「好奇心猫をコロコロ。安心して私もコロコロされそうな時があった」

なので今回は自重しただけで、サーボスカルがいなかったら自分がこうなってたなーとか思うB5。
転がるスカルを抱き上げ赤子をあやすようにゆらゆら左右に振った。

BB「さあ如何なんでしょうか?メアリーは割といい相棒してくれていますよ?」
メアリー「どやぁ」

ドヤ顔決めてメカしゃれこうべを抱く少女。

BB「しかしまあ何でこんな所に住んでるんでしょうか?腕はいいのに」

それこそ新進気鋭の学園の教授として迎えても良い位にはびびあんの名は知られている。
本人がそんな話をしたことはないが…
633 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 23:25:49.19 ID:KxNjYD67o
>>632

「月並みな憶測だが世俗がどうとかややこしくなるからじゃあないか?」

 地位には責任が伴うし、どんどん不純になっていく心地を味わう羽目にもなる。
 そこはまあ、実際経験者としてイムカも避けて通れなかったところだ。

【卓越した才能だけで好きに生きられるほど、世界は優しくも甘くもない】

「それに私も他人のことは言えないが外見はともかく中身は結構な年齢だろうに。
 楽隠居を決め込んでもさしておかしくはあるまい」
634 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 23:33:01.88 ID:bNpxujls0
>>633
びびあん
「しっつれーな、まだまだ現役でスウィーティーですー
 都会だと煩いのが一匹、四六時中付きまとって鬱陶しかったんだよなー」

作業を終えて品物を手に戻ってきた名工。
大丈夫、腕輪の外見は変わってない!!

BB「え、ストーカーですか?」

びびあん
「ある意味そうかもなー、マギカギア開発時期に何処から聞きつけたのか
 『モット良いモノに出来る』って、自分を売り込んでくるんだよ…はぁ」

BB「あー…それは又、で今は?」
びびあん「此処に来てからは一切見てないし気配も感じないな、そいつの事は」
BB「厄介なヒトもいたもんですね」
びびあん「いやマジ何なのアノ獣」
BB「ん?」

縁側に座り込み、煎餅と茶を飲み食いし始める名工。
635 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 23:41:45.70 ID:KxNjYD67o
>>634

「私も現役だぞ。こちらはスイートどころか枯れているがな。かんっぺきに婚期も逃した」

 びびあんの隣で茶を飲むイムカ。
 BBはかくと見るべし。あまり荒事やら才能にばかり引っ張られるとこんな人生になっちゃうよ!!
 悪い見本を見て、よりよい生き方を模索したまへ若人よ!!

【とりあえず、返ってきたリ・エグザイルを改めて吟味】

「知恵、生命、信頼、勇気、秩序、至誠、創造、厳格、理性、節度、
 調和、結合、解放、変化、幸運、意思、制約、寛容、公式」

 ルーンの起動状況を一つ一つチェック。
 実際、ちゃーんと正常動作してくれるのかしらコレ。

(獣か。まあ、私には関係のない話だな)

 別段、突っ込んで聞く必然もあるまいと割り切るイムカであった。
636 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/10(金) 23:48:30.64 ID:bNpxujls0
>>635
びびあん「駄目だよイムカちゃん。子供産めるうちは現役!」
BB「…」
びびあん「4割」
BB「尚産めるかどうかは別問題とか思ってませんけど!」
びびあん「4割増しぃッ!」
BB「理不尽!」

尚、腕輪はちゃーんと正常動作してくれました。
ただ、1g程重くなっております。気づくかどうか。

メアリー「概念いっぱいね、舌噛みそう!」

イムカのチェックを興味深げに見やるB5。
637 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/10(金) 23:57:19.03 ID:KxNjYD67o
>>636

「遺伝種子受領時に生殖能力も無くなっているのだが…」

 ナムサン!びびあん殿はイムカにトドメを刺した!!!
 そしてBBの受難についてはスルー!別に根に持っているわけじゃあないぞ!!

【なんたるグッダグダか!!ケムリクサ生えるレベルのアレである】

「おい、少し重いぞ。何かやったか?」

 とーぜんながら気づくイムカである。
 装備の変化が生死に直結しかねないから当たり前であった。

「実際、無駄に多くて好かんがな。よくこれで吹っ飛ばないものだとは思う」

 ルーンも多ければいいというものでもない。
 複雑な絡繰り細工めいて、概念と概念が入り組んでいる様は戦場暮らしが長いイムカ的には不本意だ。
 基本的にシンプルな方が強いというのがイムカの考えゆえ。
638 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/11(土) 00:11:27.65 ID:hheSJ4GI0
>>637
びびあん「そいつぁノンスウィーティーだ…」
BB「…」

こうなってはフォローもできやしねえ!

びびあん
「おっと、説明忘れてたよ。
 それは君が言ったように複雑怪奇な代物だ。
 んで持論だけど兵器に必要なのは安定性。
 この世界でソレを使うかどうかは神のみぞ知るって所だろうけど、
 いざ使うってなった時に思ったように動かないじゃあ困るだろ?
 てな訳でチョイと付け足し。つっても表面に作動が安定する
 概念コーティング施しただけだから要らないなら元に戻すけど?」

BB「ええと、コッチは?」
びびあん「考えるな感じろ」
BB「ふわっふわだぁ…」
639 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/11(土) 00:21:23.24 ID:w7Ei1mEIo
>>638

「まあ、多少は安定してくれるなら言うことはない」

 何せ使い手のイムカ自身が魔力を保有していない上に
 ルーン刻印が複雑すぎるのもあって、安定性は酷い有様なのだ。
 さほど期待はしていないがマシになっているならそれに越したことはなし。

【とりあえずガントレットの上から茨のような形状の腕輪を改めて装着】

≪00011110110101≫

 復活したサーボスカルがチェーック!!
 バランスを担う調和(サガス)/正位置(マルクト)のルーンの力が強化されたようだ。

「まあ、来た甲斐はあったかな」

 と、BBのほうも見やればあまりにもふわふわな返答と来た!!

「あー、一応はそちらも説明してくれ。同じ仕事をされたものとして気が気ではない」

 自分のもほんとーに大丈夫?的な不安を感じるアレねアレ。
640 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/11(土) 00:31:45.60 ID:hheSJ4GI0
>>639
びびあん「えぇ?いやこっちは完全に趣味で中身入れ替えちゃったからなあ」
BB「うっわ、前々からバラす度に説明書の内容変わってると思ったら」
びびあん「ご所望の品にするのに段階が必要なんですー」
BB「はぁ、前にせつめいありましたね、そういえば…完成したんですよね今回で?」
びびあん「そいつはもう、完璧に。付属の説明書にも完成品って書いたし」

BBはクラウソラスを振るう。
BBがそれを振るう姿をイムカがまじまじ見たことはなかろうが、
見るものが見れば変化は一目瞭然。
照射部分からは光芒が発せられ刀身を形成するのだが、
起動直後は松明の炎程度のサイズであった刀身が振るった瞬間に大きく伸びる。

BB「…負担が減りましたね」
びびあん「省エネに加えて最大出力も上がってる筈、まあそこは使い手次第」
641 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/11(土) 00:35:58.41 ID:w7Ei1mEIo
>>640

≪0001111010101≫

 とりあえず付属の説明書に100円ライターでシュボしているサーボスカルを尻目に、

「基本的に効率化重点ということか。なるほど腕は確かなようだ」

 ここで人格はともかくと口を滑らさないやさしさがイムカにも存在した。

「んっ、助かった礼を言う。代金はBBから受け取ってくれ」

 なお、4割強マシマシの奢りであった「。ナムアミダブツ!!!
642 :魔法少女世界 [sage]:2019/05/11(土) 00:40:42.14 ID:hheSJ4GI0
>>641
BB「やめてっ!」

説明書大事、尚デジタル他別媒体もある模様、製作者は言わないが。

びびあん「毎度ー。仕事ぶりが気に入ったら今度は私の商品も買ってほしいなー」

通販はしていない模様。

こうして越境者は只で装備品のふんわりなアップグレードを果たしたのだった!
尚皆の財布ことBBは暫く鬼気迫る仕事っぷりを果たした、果たさざるを得なかった!

//おしまい!
643 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 21:48:30.76 ID:wAy9r51v0
日常生活とは、毎日繰り返される生活のこと。
具体的には、日々の生活の中で繰り返される出来事や習慣的動作、
そこで用いられる物の考え方や知識、接する物品などから構成される。

シュヴァイン「…」

例えば2mを超える筋骨隆々な体躯と身体のバランスから言えばやや長く太い腕が特徴的であるが、
そもそも突き出た下顎から覗く左右の太い牙や膨れた腹、豚鼻を有しながら
全体的に悪くない顔立ちが悪目立ちしている緑色の肌に獣の様な目を有する男の場合、
矢鱈とデカいフライパンに独自ブレンドのペーストをしいてから米をぶっこむだけの炒飯を
場所こそ問わないが朝食として作ったりする。

ドン、ドン、ドン

例えば耳の部分と背の辺りから小さな羽が生え、
風もないのにゆったりうねる金の長髪と赤の瞳を持つ少女は
そういう時に決まってカラの皿をテーブルに置き椅子に座ってスプーン片手にテーブルを打ち鳴らす。

例えば稲穂色な板状の地面に着きそうな程長い大量の触手っぽくウネる髪に
小麦肌で燃えるような赤い瞳で不敵な笑みを絶やさぬヒトの容をしたモノも
それにならい同じことをしていたりする。

何時からか正確な日時も思い出せないが、
大男が独自炒飯を作り出すと何処からともなくこの二名が湧くようになった。

シュヴァイン「…エンゲル係数がヤバタニエンなんだが?」

誰か助けて、大男は声にこそださないがこの状況を解決したい。
こういう時にこそ優秀で頼りになる越境者が通りかかるのだ、俺は詳しいんだ。
644 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/15(水) 21:58:56.47 ID:wiKJf3Ud0
>>643
「何してんのオメーら」
呆れた。心底呆れ果てたような、それでいて困惑も若干混じったような声音で、ソーマタージは尋ねる。
煙草を咥えるその恰好は、背中に力強いミンチョ体で『摩天楼』と書かれたパーカーとスウェットという、シンプルなもの。
傭兵は不定休だ。特に越境者となれば。今日も明日も休みなのでのんびり過ごそうとした矢先にこれである。

「別の物作る試みはしたのか?お前のその粗末な…焼き飯?に釣られてるだけだろ?」
彼女らに倣い、空いてる皿とスプーンを取ってくれば、テーブル席について皿をチンチンと打ち鳴らす。お下品!

「何だよ?腹減ってんだ、同じシチュに居合わせた者同士コミュニケーション取ろうよ!」
645 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 22:07:28.31 ID:wAy9r51v0
>>644
シュヴァイン「おい、大人」

きっと二人を諫めるのだろうと話を聞いていた大男。
しかしその幻想は儚く消えた。

シュヴァイン
「俺が食いたいものを俺が自分で稼いだ金で作ってんだ、そこに何の落ち度があるよ?
 そんで毎度目の前には腹の虫鳴かすガキ2名がモノ欲しそうに炒飯見てんだよ。
 普通作るだろ?誰だってそーする、俺だってそーする。普通じゃない奴の意見は聞かねえ」

そう言いながらフライパンの炒飯を3つ並んだ皿に盛る大男。

シュヴァイン「…俺の分ねえじゃねえか!」

尚盛られた炒飯は山盛りのもよう。
646 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/15(水) 22:16:37.85 ID:wiKJf3Ud0
>>645
「おっと心はティーンエイジだぞ」
チッチッと指振り。儚く霧散する幻想を後目に、盛られた炒飯をいただく。
「中身が無いのはお前の儲けの表れだろうからいいけど、もうちょっと塩強い方が俺好きかな」

「オラ作んねぇだ」
普通じゃない男の彼的には普通な意見。赤の他人のガキの分までいちいち作るから悪いのだ。
「そこで作るからお前さンは舐められんだよ。大人だろ?
 お前に食わせる炒飯はねぇの一言ぐらい言えねーのか?話はそれからだ」

彼の提案は心を鬼にしろというもの。野生動物にしろ他人のガキにしろ、何も考えない施しは何も生まない。
後から返せと言われないよう、皿を持ち上げガーッと一気に食べ尽くし、食後のお茶を啜りながら言うのであった。
647 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 22:25:10.33 ID:wAy9r51v0
>>646
シュヴァイン
「情けは人の為ならずって言うだろうが。
 後、その心理状態を世間一般ではマダオと表するんだぞ」

がっしゃがっしゃ、大男自分の炒飯を作りながら。

ウイング「…ご馳走様でした」
パッパルデッレ「ごちそうさまでした、ミシュランもびっくり、萬國驚天掌」
シュヴァイン「おう、文句言わず食って礼が言えるだけマダオよりましだな」

げふっとガキ二名は満足した様子。
ふぃー、と息を吐き椅子にもたれかかっている。
648 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/15(水) 22:39:23.64 ID:wiKJf3Ud0
>>647
「その言葉、回り回って自分のためになるって意味らしいぞ。そいつらはお前に何かしてくれたか?
 …つーか、お前がそれでいいんだったら、それこそ俺が何か言うまでもねーじゃねーか!」
自分の分を作るその様子を眺め、食後の一服。紫煙を窓の外に吐くぐらいの常識はある。
何かに気づいたように指差し、どっちかにしろと怒る!
「エンゲル係数マシマシだ、やったね」

「今時飯をうまそーに食うヤツはモテるぞ。よかったな」
マダオと言われても開き直る、所謂無敵の人状態。言われ慣れているのでつよい。
満足したガキ二人にヒラヒラと手を振れば、一応言われた側としては動いてやるかと姿勢を正した。

「なんでわざわざこんなヤツにたかるんだ?もっと別のところあるだろ。
 特にお前。お前スパゲッティ側だろ。小麦製品食え小麦」
649 :ヘイズ :2019/05/15(水) 22:40:51.08 ID:AFn+AYLZ0
>>646-647
ガロガロと耳をつんざくようなV6エンジンの凶暴な排気音が響く。
一度やかましく吹け上がって止まるそれは、新顔の越境者がやってくる訪れだ。
ジョシュアの生き別れた弟であるヘイズは、凄腕の越境ドライバーである。

「おいすー、あんたらもメシ?」

愛車のマスタングから降りると、後ろにゾロゾロとお供を連れて紙袋片手にやってくる。
巨大な鎖斧を砂の上で引きずる女と、若いゴールデンレトリバーと。
食料や日用品を買い出しに行っていたようで、床に置いた袋からはぽろりとトマトが溢れる。

「兄貴もチャイニーズ好きだけど、俺はタコベルの方がいーな」
「――うゥ」

テーブルの上のチャーハンを見つめて目を細める。炭水化物なら断然メキシカンなのだ。
彼に付き添う相棒のナルも同じようで、チャーハンを眺めながら小さく唸った。
650 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 22:51:39.82 ID:wAy9r51v0
>>648
シュヴァイン「あ?そうだな…いや、思いつかねえ」

遠い未来では何かしてくれる可能性も微粒子レベルで存在しているかもしれないが
今現在までで考えれば一切そういった事はない。

シュヴァイン「それとこれとは話が別だ。エンゲル係数の問題は解決せにゃならん」

大男、お仕事はそれなりにやっている模様、実際に見かけた事は数度しかないだろうが。

ウイング「ふーん」
パッパルデッレ「じゃあもっと食べるべき、でも食べすぎはレッツピグレッツ」

モテに興味なさそうなガキ。花より団子。色気より食い気。

ウイング「美味しいから」
パッパルデッレ「小麦は別腹」

理由はいたってシンプルだった、パスタはおかしいだけだった。

>>649
シュヴァイン「悪いが今日はもう米が尽きた…今から炊いたら中途半端な時間になるしな」

自身の分の炒飯をかきこみながら大男。

ウイング「たこべる?」
パッパルデッレ「蛸に鈴?」

タコベル知らぬガキンチョ、首をかしげる。
651 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/15(水) 23:01:23.11 ID:wiKJf3Ud0
>>649-650
喧しいエンジン音。首を回してみれば、ジョシュアの弟。
兄弟揃って越境者というのも中々珍しいのですぐ覚えた。手を軽く挙げて挨拶。
「そんなところだ。 アレない?あのアメリカの警官が勤務中にマズそうに食ってる中華詰まった箱」

「じゃあ、やる事は決まったな」
親指を外に向け、叩き出せとジェスチャー。正直言って二人とも恩を返すタイプには見えない。
可愛げのないヤツら、とウンザリした顔で一瞥するのだった。

「な?作るだけ損だぞ。 お前女騎士に殺せって言われそうなツラなんだし、自分の分だけ作ったって誰も文句言わねーと思うぞ」
652 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 23:14:24.41 ID:wAy9r51v0
>>651
シュヴァイン「損得だけで判断できたら苦労しねえんだよなぁ…」

がりがりと頭をかく大男。
見た目に反しお人よし、後ガキに甘い。

だが対象のガキに至っては1人は企業の兵器。
1人は……これは何なんだろうな?
確かに恩を返すどころか仇になる可能性すらある。

シュヴァイン「女騎士…くっころ……はぁ、田舎帰るかな」

何か嫌なことを思い出したようで、突然のホームシック。
653 :ヘイズ [saga]:2019/05/15(水) 23:14:57.16 ID:AFn+AYLZ0
>>650
「タコベルはタコベルだよ、メキシカンは魔法のメシだ」
「小麦でできた生地の中に同じ種類の具材を挟むだけで20種類の料理が出来るんだ」

本人の言葉通り、中華はあまり好みではなく、チャーハンは元より食べるつもりではなかったようだ。
ヘイズの分がないことについては、あまり残念そうなリアクションも見せなかった。

「タコス、ブリトー、チミチャンガ……」

指折り数えて似たようなメキシコ料理の名前を羅列し始める。
10あたりを過ぎた所で止めないと、そのままレパートリーがなくなるまで聞かされ続けることになるだろう。

>>651
「ねーよ、チャイニーズは苦手だっての!」

「……!、あー……」

代わりに取り出したのは噂のタコベルの袋だ。
匂いを嗅ぎつけてそわそわしだすのは犬のレックスと、もう一匹の犬であるナルだ。
包帯の隙間からギザ歯を覗かせ、ヘイズの腕にしがみついている。

「タコベルの話題を出したのも、さっき実際に買ってきたからだしね」

足元をレックス、腕をナルと二匹の"犬"にまとわりつかれながら、ヘイズはそのままタコスを口へと運んだ。
ヤツらは既に我慢できず、車の中でたらふく食っているのである。
654 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 23:17:48.64 ID:wAy9r51v0
>>653
ウイング「ほう」
パッパルデッレ「ほうほう」

興味津々のガキ二名。
食に関心は高く、嫌な顔せずに話に耳を傾けるだろう!

シュヴァイン「…」

もっしゃもっしゃ、大男は無視してソーマタージとだべりつつ飯を食っているが
655 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/15(水) 23:25:22.03 ID:wiKJf3Ud0
>>652-653
「ま、思う存分悩めばいい。俺の事じゃねーし。
 人間性を抱いて溺れ死ぬか、捨てて焼け死ぬか。お前の勝手さね」
特によく分からない方を見ながらの言葉。情けをかけていい事があるとは思えない。

「何かコンプレックスを刺激したみたいでゴメン」

「知ってる。承知の上で聞いた」
あっけらかんとヘイズには言い放つ。性格が悪い!
彼の腕にしがみつく少女を見て一瞬ギョッとした顔。何か思うところがあるのか、懐から出した角砂糖を撮んで差し出してみるテスト。
「…お前も? いや、やっぱいい」
尚、砂糖をあげるつもりは無い。ヒュッと戻しては差し出すのを繰り返すだろう。
656 :ヘイズ [saga]:2019/05/15(水) 23:40:38.71 ID:AFn+AYLZ0
>>654
「味は激甘からピリ辛まで、ソース次第で何にでもなれる変幻自在、食品界の魔術師だ」
「中でも兄貴が作る激辛ミートタコは……うまい。ほっぺたが落ちそうなくらいうまい」

ヘイズは最近兄であるジョシュアと再会したが、永いブランクを挟んでもなお兄弟関係はギクシャクしていないようで。
メキシカン好きが高じてかよくジョシュアにテクス・メクスを作ってもらっているようだ。
声高らかにメキシコ料理への愛情を語りつつも、素知らぬ顔の大男の反応には少し寂しかったり。

「あのオッサンは聞いてないフリをしてるから、きっと中華党なんだ」

それから声をひそめると、ちびっ子二人に耳打ち。

>>655
「う、うおお……っ」

角砂糖を見るなり眼を輝かせるナル。謎の甘味を凝視する彼女をヘイズは物珍しそうに眺めていた。

「珍しいな、ナルが俺以外の人間に懐くなんて」

「こいつは……脚を無くして、素っ裸で死に掛けてるのを拾ったんだ」
「喋れないし、すぐに人を襲うし、ヨダレも垂らすけど……悪いヤツじゃない、俺には分かる」

一見して分かるかもしれないが、ナルは明らかに異能の作用と外部からの手術の果てにこのような状態へと変貌している。
元が人間だったのか、それとも初めから対異能生体兵器として設計された素体なのかは分からない。
しかし様々な修羅場を潜り抜けた上で、今安らぎに満ちた生活を送っている彼女の表情は、とても幸せそうなものだ。
657 :日常世界 [sage]:2019/05/15(水) 23:46:41.56 ID:wAy9r51v0
>>655
シュヴァイン
「いや、一度出直すのもありやもしれん。
 少なくとも今の暮らしを続けてたら素寒貧間違いなしだからな…」

盛大に溜息を吐くと炒飯をかっこむ大男。

>>656
ウイング「ほうほうほう…そうなの?」
パッパルデッレ「ほーほー……食に貴賎なし、おっさん金なし」
W&P「「でも美味い飯作るから良いやつ」」

餌付けは人知れず完了していた。

>>655>>656
シュヴァイン「よし、そうと決まったら荷物まとめるか、ほれ散った散った」

マジで帰郷するつもりらしい。
私物は少ないので半日程度で越境するだろう。
658 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/15(水) 23:58:31.95 ID:wiKJf3Ud0
>>656-657
「ネーこれ本当に懐いてるの?」
サファリパークを思い出す様子に思わず聞き返す。差し出しては引っ込めるなんてイジワルしてるくせして。
飽きれば梱包を解き、ちゃんと与えるが。無事でいられたらだけど。

「見たところ、どっかで実験台に使われて棄てられたか。よくある話だな」
人を襲うのはどうかと思うぞ、と付け足しながらも様子を見る。全身の包帯は怪我を隠す目的には見えない、一部はまだしも殆どファッションか何かか。
非人道的な所業を怒る資格は無いが、安らぎを感じている様子に安心する事ぐらいはいいだろう。友人の弟の仲間ならそれはもう実質ギリギリ友人。静かに笑ってその様子を眺めた。
スクラップヤードに置いてきたリビングデッドの少女の事を思い、どこか憂慮の混じった笑いだった。

「ナルステイ!ダメナルダメ!」
角砂糖をダシに、指でバッテンを作ったり小さく叱ったりして思いっきり躾けようとしている!それはそれ、これはこれなのだ!
「いや、やっといた方がいいかなって…」


「行動力の化身」
そして大男の方は、荷物を纏める様子に閉口。いい事なのか悪い事なのかは知らないが、本人がいいならそれでいいのだろう。
食休みを済ませる間も無く、追い出されるのであった。

「土産は香水とか香木でいいよ」
659 :ヘイズ [saga]:2019/05/16(木) 00:11:52.97 ID:OcjU5hjL0
>>657
「胃袋掴まれてんのはウチもそっちも同じだなぁ……」

大男に懐く二人を眺め、自らと連れの犬たちとの関係を重ねてしまう。
まぁ関係性としては、どちらも間違ってはいないのだろう。
しかしヘイズとしては、ファミリーのつながりが『うまい飯』だけに留まらないものであってほしいものだと。
物言わぬ二匹へ振り返ってそう思うのであった。

>>658
「おい、あんまナメた振る舞いは……」
「……むぅ」

角砂糖を貰えた直後は嬉しそうにそれを舌の上で転がすナルである。
しかしソーマの扱いが躾めいたものであると悟れば徐々に態度が変わってきた。
お世辞にも知能が高いとは言えないが、ベースは人間。社交性はそれなりに高い。
故に、ソーマの振る舞いが敬意に欠けたものであるということくらいは彼女にも分かるのだ。

「んが」

つまり態度を改めねば、数秒後には鋭いギザ歯が、ソーマの指に食らいついていることになるだろう。
ナルは単純だがプライドが高い。まるで猟犬の如き性格の持ち主である。
660 :日常世界 [sage]:2019/05/16(木) 00:17:22.99 ID:VA6PDAGA0
>>658
因みに…ガキ二人も角砂糖の動きに合わせて目が動いていた。
まったくもって意地汚いね!

シュヴァイン
「んな上等なもん集落にあるわけ…いや、如何だろな?
 タイミングとして荷馬車でもブン捕ってりゃワンチャンかもしれん」

背中に丸々としたデカイ風呂敷括りつけて大男。

シュヴァイン「ま、期待しないで待ってろ」

>>659
パルパデッレ「安心しろ、飯だけで靡く様な神だったら改宗していい」

何をどう安心しろというのか意味不明なことをいうモジャ髪少女。
だと言うのに不可思議珍妙極まる存在のその眼だけは真剣であったそうな。

//といった感じで失礼しますのだ お疲れさまでした
661 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 22:06:32.79 ID:Q5if+MqPo
【ひまざむらい】

 俺達はメトロで拙い酒と肉で腹を満たした後、物資を抱えてキャラバンに同行することにした。
 旧世界の地下鉄トンネルを徒歩で移動するというのはどうにも妙な気分にさせるものだ。

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

【ウェイストランドにて――】

 うんざりするような重汚染もメトロの内部ではどうにか食い止められている。
 レスピレーターとゴーグルの要らない環境というのはその薄暗さを引き換えにしても
 なかなかに快適と言えるだろう。

【キャラバンは多くが人力レールカーに荷物を積載し、その周囲を護衛役が護るという構図だ】
 【→数はおよそ12人前後、越境者達はこれに便乗して移動するということだ】

「一応、護衛も兼ねているということでキャップも貰っているからな」

 まとまった数での移動+手間賃も貰えるのだ。便乗しない手はないということで。

【当然ながらメトロトンネルは非常に暗い。自然光など差す余地はない】
 【→レールカーに備えられたランプと照明役の掲げる角灯の頼りない明かりだけが頼りだ】

 こういう時、低光量でも行動が可能な夜目スキル持ちやサイバネアイ持ちは比較的行動が容易といえるだろう。
662 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/16(木) 22:14:27.96 ID:g39cQJDD0
>>661
「暗いな、極限露出をする以外に使い道が思いつかねー土地だ」
見通しの悪い暗闇に舌打ち。手帳に何かを書く事すら覚束ない。
サイバネアイは暗視モードを備えているが、それも予算削減のために数世代古いもの。鷹の目の様に遠くまで見通すまでは叶わない。

「後どれくらいかかる計算だ?俺暗いところ来ると眠くなっちゃうんだよネ」
わざとらしい欠伸混じりの質問。腕時計を見ようとして、暗視モードでは視界が平時よりも不明瞭なのを思い出してやめた。
こういった世界でのメトロの危険性は知っている。得てして暗闇は良からぬものを引きつけ、底のない暗黒で迎え入れるのだ。

「照明弾でも買っておくんだったな」
663 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 22:33:40.31 ID:Q5if+MqPo
>>662

「いっそ脱いで見るか?スカっとするかもしれんぞ」

 と、軽口のひとつも叩いてみる。
 地下トンネルもミュータントやレイダーなどの危険が溢れているが、
 歴戦ゆえか、適度な緊張感を保ちつつも平静そのものである。

【キィ…キィ…と軋むレール音と足音の残響もあって、黙って歩いていると現実感が朧になりがちだ】

「こ…この世界は既に終末を迎え…我らは神に見捨てられ…(ブツブツ」

 もっとも、キャラバンも商人と護衛だけで構成されているわけではない。
 ブツブツと終末論者めいた事を言うばかりの半ば正気を失った者も混じっていたりした。

【と、まあ、紆余曲折あれど順調ではあったのだが――】

「このペースなら後30分もあれば…んっ?」

 前方を見れば、何やらランプをグルグル回すガード連中が何やら作業をしていた。

「おっと、ストップだ。こっちのゲートなんだが軍(公式の軍ではなく北メトロ同盟の戦力)のキャラバンが足止めくっちまっててな。
 すまないが、迂回してこっちの方に進んでくれないか?」

 と、言われてしまう。迂回ルートを通った場合、到着まで15分ロスし45分となる。

【なお、これには疑わしき点は全くない。ガードがレイダーに化けていたりとか、こちらをハメようとする意図はゼロだ】

 ただ単にたまたまヘタを掴んで、余計な手間をかけさせられることになった。それ以上でも以下でもない。

「………」

 が、そんな中、クルトは銃の重みを今一度確かめていた。
 たまたまロスが発生する。悪意もなければ何もない。が、長年の経験から良くない事は
 大抵このようなパターンから這い出てくるという半ばパラノイアめいた確信からの行動であった。

「仕方ねえな。皆、こっちの路線を通るぞ」

 と、キャラバンの仕切り役はそう言葉するのだった。
664 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/16(木) 22:44:02.91 ID:g39cQJDD0
>>663
「18の時トンネルで脱いで風邪引いた」
冗談なのか本当の事なのかは……秘密だ。
適度な緊張感が心地いい。皆が警戒しているという事は、それだけ自分が手を抜いてもバレないというもの。
ブツブツと何かを言う声を子守唄代わりに、ソーマタージとしての自我は次第に微睡みに近い状態に陥る。
「解読は期待すんなよ。俺のクレイジーとヤツのクレイジーは波長が違う」


「参ったな、文明崩壊後も交通事情で足止めかよ」
ガードの様子を見てブーたれる。見たところ怪しいものはない、普通の作業員だ。却ってそれが恨めしい。
ライトにかざして時計を確認し舌打ち。───それと同時に、ソーマタージは懐の粗製な銃の調子を確かめた。

理由はクルトと同じだ。順調にいかなくなった時、事件は起きるもの。
豆鉄砲程度の粗末なハンドメイド拳銃の他には、補給もままならない刀と匕首のみが頼れる物。溜め息をついて、打って変わって世界への警戒の色を示した。
「トレマーズみたいなの出てこねーだろうな?」
665 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 22:53:53.89 ID:Q5if+MqPo
>>664

 結論から言えば、やはりトラブルは起こった。

「GYAAAAAAAA!!」

 巨大化したトカゲとしか言いようのないゲッコーの幾つかの群れが
 影の隙間から出てきてキャラバンを直撃したのだ。

 −−−−−−−−−−−

 BANG!BANG!

 クルトのハンドガンが正確にゲッコーの一体の頭部を貫く。
 キャラバンのあちこちで怒号が飛びかい、駅を目指して前進しつつ交戦と相成った。
 しかし護衛もいれば弾丸はたっぷり。切り抜けられない脅威ではない。

【ソーマタージの喉笛をかみ切らんと、銃撃を抜けたゲッコーが跳ねて襲い掛かった】

 喧噪と銃声の中、目に見えない何か・・・不快で冷たい何かがキャラバンを覆っていた。
 人肉を求めるゲッコーの血走った眼ゆえであろうか。暗闇に誰かに視られているような違和感がソーマタージにもまとわりついた。
 しかし、目線を辿れば…何もいないし誰もいない。暗視モードにしても完全な闇である°ュ迫観念めいた錯覚であろうか。

「進め進め進め!」

 が、違和感というのは非常にか細い。ゲッコーに襲われているという現実の前にそれを察知できる人間は少ない。
666 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/16(木) 23:05:23.77 ID:g39cQJDD0
>>665
BANG!BANG!乾いた銃声とマズルフラッシュに彩られ、粗末な弾丸がバラ撒かれる。
幸いに弾はまだまだある。寄せ付けなければいいのだ。

「まあ失敗するよな!」
銃弾を潜り抜け、跳んでくるゲッコーと目が合う。銃を向ける間も、撃つ暇もない。───銃を、だが。
闇に紛れるが如き煌めき!電光石火の速度で動いた手が懐から抜いたのは、彼の持つ武器の一つ。黒い刀身のシンプルなドス・ダガー!
空中で動きを変える事は地を這う生き物には難しい。こちらに食いつく前に、その下顎と脳天を貫こうとアッパーカットじみた刃が暗闇を疾る。
「宇宙忍者は素早いぞ」


「………?」
しかし違和感が一つ、暗すぎるのだ。暗視モードの故障ではない。
感じる視線の向こうには誰もいない。───暗闇に包まれて見えていない?
「……速度上げろ!“何か”、或いは“誰か”がいる!」
煙幕のような視界封じの事を考え、銃声に負けぬよう声を張り上げる!
667 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 23:16:58.63 ID:Q5if+MqPo
>>666

「何かヤバイ…が…!!」

 ゲッコーの襲撃は脅威度からすればそれほどでもないが、
 持続的に襲い掛かってくるのが厄介であった。

【ドスダガーに頭部切断されたゲッコー死体が地面に転がる。この状況でなければゲッコーステーキ用の肉確保ともいえたが】

「ヒ…ヒィイイイイ…愚か者ども!終末だ!終末が来た!死がやってきた!
 こんなところに居られるか!俺はこっちに逃げるぅううう!」

 終末論者がパニックを起こしたのか遂にはヒステリーめいた叫びをあげて、
 キャラバンを置き去りに連絡口を開けて勝手に離脱してしまった。

【もちろんだが、死亡フラグマシマシの言動もあってこれを引き留めようとする者はゼロであった】

 むろん、ソーマタージに言われずともゲッコーをさっさと振り切りたいキャラバンは歩を速め、
 トンネルを進んでいく…そして、徐々にゲッコーの襲撃は勢いをなくしていった。

「ギャッ!!」

 ソーマタージの幾度目かの刃が走り、ゲッコーを倒した時には、
 周囲はより夜がさらにふけたのか深い闇となっていた。光源の頼りない明かりはさらに弱弱しくなっていた。

【やや視界不良発生中(サイバネアイ低光量視野/夜目無効環境発生中)】

「ふう…なんとな乗り切れたな」

 キャラバンの中でようやく弛緩した空気が流れ始めた。
668 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/16(木) 23:27:34.14 ID:g39cQJDD0
>>667
「キリが無えな、ゲッター線でも撒いてみるか」
向かってくるゲッコーには弾丸を、潜り抜けてきたゲッコーには刃を浴びせてこの世から追い払う。
食材確保と喜ぶ余裕はない。圧倒的物量を前にしてそこまで豪胆でいられる者は余程の強者か、ただの気狂いの入った馬鹿だ。

「あ、バカが。ミスト観てねーのか」
逃げ出す終末論者が、せめてゲッコーを誘き寄せる尊い犠牲とならん事を。その程度の価値しかあるまい。


「36……!」
ベットリと血に濡れたドス・ダガー。布で拭ってから鞘に収めれば、とりあえず危機は脱した模様。
辺りを見れば、矢張り変わらぬ闇。パラノイアじみた本能が警鐘を鳴らす。夜の帳を恐れるのは人の性質(サガ)なのか。
「まだだ、気を引き締めておけ。命が助かるかもしれない」
669 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 23:38:11.16 ID:Q5if+MqPo
>>668

「………」

 ソーマタージの言葉もあって、一応の警戒を維持していたキャラバンであったが――

「………」

 トンネルを進めば進むほど暗くなっていき、光源が殆ど役に立たず、
 身体は水の中を歩いているかのように重い動きとなっていく。

「どういうことだろうな」

 銃口を暗がりという暗がりにスイッチさせながら最大限の警戒をしていたクルトであったが、
 何処に銃口を向けても敵性存在は影も形も見られない。

【キャラバンに随伴しているはずが、もう輪郭すら見えない。キィ…キィ…と進むレールの音だけが頼りだ】

 いつの間にか、弛緩した話声は消えていた。が、存在感はある。皆、出口に向けて歩いている。
 パニックを起こして消えたのは、先の狂人のみ。襲撃を受けてなお、全員が無事だ。足音も減っていない。

【何かが暗闇の中にいるのを強く感じることだろう。が、そこには何もない。が、すぐ近くにいる。もはや前は殆ど見えない】
 【→ナイトビジョン:闇しか見えず。赤外線視野:真っ赤に染まるのみ−あらゆるサイバービジョンが闇のみを映す】

「………」

 クルトは警戒しながらも思った。あの狂人が実は正しかったのではないかと。
 最悪、キャラバンを見捨てて戻るか?…背後は既に黒い闇しか見えなかった。
670 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/16(木) 23:45:18.31 ID:g39cQJDD0
>>669
「どういう事でしょうね」
肩を竦めてクルトの方──音が聞こえた方向──を向く。その所作が見えているかすら怪しい。
ドブ川の底を進んでいくかのような、まとわりつく闇。自然と身体が重くなる。
先程の狂人、あながち正鵠を射っていたのかもしれない。思えば映画の方も最後に助かったのは宗教家の方だった気がする。

「ロンドールか誰かが最初の火を消しちまったらしい。こう言ってないと、気が滅入るんだよ。許せ」
こんな状況では、銃も刀も危険だ。無手のまま油断なく構え、ある種無心の境地でソーマタージはただ先を行く。
671 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/16(木) 23:54:02.29 ID:Q5if+MqPo
>>670

 トンネル内を走るパイプの亀裂から黒い霧が漏れ出でた。
 真っ暗闇の視界なのになぜそれが把握できるのか?その疑問に答えられるものはいない。

「………」

 そして、反対路線から振動が響き光が差す、ガトンゴトンと音を立てないままに走る地下鉄が映った。
 むろん、メトロを走るマトモな地下鉄車両など一両として存在しないはずである。

【それは何もせずに走り去っていった。窓からは複数の黒い人影が映ったような気がしたがクルトは凝視できなかった。
 見てしまえば終わる…という説明できぬ確信によってだ→ソーマタージは過ぎ去る車両を見ますか?】

 恐ろしい事に、正体不明の車両が走り去る間際、随伴するキャラバンの姿は見えた。
 何が、おそろしいか、走る車両を見たというのにクルト以外、ノーリアクションであったことだ。

【何かがソーマタージにささやきかけたことだろう「こいつらはもう助からない」と】

 正体不明の車両が過ぎ去れば、いよいよ闇はその粘土と暗さをどこまでも深くしていく。
 上下左右が曖昧となり、サイバネ視界のあらゆるセンサーがフラットラインとなり、
 例えようのないとてつもなく気持ちの悪い感触の何かがソーマタージの頬に触れ、しかし何もいない。

【身体が緩慢さを増してゆき、現実感が無くなるのと比例して、
 クルトとソーマタージの中である言葉が輪郭を強めていくだろう「そして俺達もおそらくここで死ぬ」と】

 戦いならば勝てる。が、これは戦闘ですらないのだ。何に牙を突き立てればよいのだろうか?

【と、ここで視界ゼロのソーマタージの指先にコンと触れたものがある。ドアノブ――トンネルの連絡口】

 無心で進むか、この垂らされた糸めいた何かに縋りつくか、の二択だった。
672 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/17(金) 00:06:00.86 ID:VvuvthhJ0
>>671
進んでいく内、漏れ出る霧が認識出来た。頭上に浮かぶ黄金の立方体のように。
何故かを考えている精神的余裕は無い。ただただ泥の中を泳ぐように進む。

射し込む光。通り過ぎたのは崩壊したメトロには似つかわしくない、マトモな電車。
サイボーグの動体視力ならば、本気を出せば走る車両に乗る乗客一人一人の顔を、車内広告の文字を捉え、覚える事すら可能だ。だが彼は敢えてそれをしなかった。
異様な恐怖があったからだ。確固たる自我が認識するものではない、脳の機能を直接弄られ、数値を押し上げられたかのような恐怖心───


網膜HUDのコントロールモードを起動。気圧、気温、湿度、マナセンサー、世界線計測、現実値、空間座標───。片隅に表示される数値は、どれもその反応を停止させていた。
頬を舐められたような気がした。数度指先は外し、触った部位には何もない。

頭の中で声がする。だが、ソーマタージはこの時をこそ待っていた。
「騙されねェぜ、黒子気取りよ。 こいつァ引っ掛け問題だ」
何者かは知らないが、それは自分達の死を望んでいる。絶望を焚べて沸き立たせようとしている。───それがどうした!

「たまには、射干玉の中を歩くのも悪くない」
先の見えぬ闇を進む事など慣れている。牙を突き立てる相手の見えぬ戦いなど常である。己の人生がそれに等しいのだから。
指先に当たったドアノブ。握ってその感触を、位置を確かめて放つのは、荒ぶる暴風じみたアルマーダ!行く手を阻む物を吹き飛ばす、この上なく分かりやすい意思表示!
「失せろ。俺の歩く道だ」
673 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/17(金) 00:13:00.26 ID:hMhrAeBJo
>>672

 バン!と蹴りで開け放たれた連絡通路からはマトモな空気≠ェ漏れ出でた。

「ソーマタージ!!」

 クルトの声。が、何処から聞こえるかもう分からない。音だけがする。

「逃げるぞ!」

【クルトは品々が入ったバックハックを捨てた。そして恥も外聞もなくキャラバンを見捨てた】

 音、クルトはソーマタージが蹴り開けた連絡通路――活路に最後の力を振り絞って駆け込んだ。
 最後の力――自覚すれば恐ろしいほどに疲弊していた自分があったからだろう。

【ソーマタージ…キャラバンを見捨てるか? トレード用の品々が突っ込まれたバックパックをどうするか?】

 連絡通路を走って先に進むほど、身体に纏わりついていた緩慢さが消えていく。
 そして、連絡通路の後方の闇はまるでこちらを追いかけてくるかのように深く、濃くなっていく。
674 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/17(金) 00:19:49.43 ID:VvuvthhJ0
>>673
「しまった、正解だったか?」
流れてくる空気に若干の安堵。クルトに言われるまでもなく、振り返らずに駆け出した!
自分の武器とキャップは手元にある、それだけで十分。欲をかいて深淵に落ちるなぞ、笑い話としては陳腐にすぎる。
クルトに続きただ駆ける!一歩踏み出すごとに身体は軽くなっていき、背後から追いすがる気配を感じる事も叶う。

「コワすぎスタッフでも呼んでこい!」
今はただ、闇から逃れるべく走り続ける。
675 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/17(金) 00:22:29.30 ID:hMhrAeBJo
>>674

 ソーマタージがバックパックを捨てた時、本来背後で鳴るはずのドサっという音は一切鳴らなかった。

【連絡通路を走り続けて、進行方向上のドアを破って反対側トンネルに飛び込んだその時――】

「アイエエエエエエエ!?狂人!!??」

 突然現れた彼等の銃口を向けた人影。それは先程キャラバンを離脱した終末論者に他ならぬ!
 実際、いきなり脇から何かが飛び出して来たら、誰だって銃口を向ける。
 むしろ、問答無用で撃たれなかっただけ幸運だったろう。

「なななな、何のようだ!なぜこちらに来た!!」

 ぶるぶると定まらぬ銃口の奥で、終末論者は叫んだ。
 その腰のカンテラの温かな光が越境者達の顔を照らし出す。

【カンテラに照らし出される歴戦の兵士であるはずのクルトの顔は恐怖によってか別人のように憔悴していた】
 【そして、連絡通路の奥から真黒い闇はもうこちらを追ってはいない。が、通路の途中で視認不能の闇は滞留したままだった】
676 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/17(金) 00:34:55.48 ID:VvuvthhJ0
>>675
闇は何もかもを飲み込む。比喩ではなく本当らしい、荷物の落ちる音もせず、漏らした舌打ちの音すら反響を飲み込み消しかねない。
走り、走り、蹴破ってその先は───

「ゲェーッ狂人!」
大体似たようなリアクションでおったまげた。手刀を突き付けたところで、先程逃げ出した者だと気付いたが。

「……癪だが、お前さんが正しかったらしい。このトンネルは終わりだ」
照らされる顔は、クルトに負けず劣らず壮絶なものだった。
人の身だったら白髪になっていたかも。ボソリと呟き、念のため蹴破ってきた戸を塞ごうと、何か瓦礫とかは無いか探す。

「やれやれ、ああいうのはぬ〜べ〜とかの役目だろ……」
677 :アズィルのオルジン ◆xkuCyb6fiI [saga]:2019/05/17(金) 00:36:19.07 ID:hMhrAeBJo
>>676

 しばし瞼を瞬かせていた終末論者もソーマタージの言を聞いて銃を降ろす。

「け、懸命は判断だ。そう、メトロの闇!現世のみならずオヒガンすらもも大崩壊を免れ得ず!
 行き場をうしなった霊魂はメトロのパイプを流れ、永劫に絶望をくりかえし、生者を引き摺り込む!!」

 返答に気をよくしたのか何なのか、終末論者は突然に奇矯な説法を始めてしまう。
 そして――

「ギャアアアアアアアアアアアッ!!」
「アアアアアアアアアッ!!」
「イヤダァアアアアアッ!!」

 分厚い壁など無いかの如く、大音量の悲鳴が向こう側から聞こえてくる。
 先程、クルトとソーマタージがやっとの事で脱出した闇の中からだ。

「これは!死の川の晩餐よ!我等を取りまくぜぜぜ絶望よ!こうべを垂れよ!ここには救いなどなし」
「――――」

 そして、フッと断末魔の叫びは止まった。不自然なまでに突然、スイッチをオフにしたかのように。残響すら残らなかった。

「…彼等が間違えた」

 先程まで喚き散らしていた終末論者は突然に平静(賢者モード)を取り戻し、

「つ、ついてきなさい。私といれば闇はそう襲ってこない」
「………」

 クルトは震える指に難儀しながらもどうにか葉巻に火をつけ、ソーマタージに顔を向けて頷いている。
678 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/17(金) 00:36:49.88 ID:hMhrAeBJo
>>677
//渾身のミス!
679 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/17(金) 00:46:30.34 ID:VvuvthhJ0
>>677
「なあ、お前さんの素晴らしい説法で感涙に咽び泣き足が進まなくなりそうだ。詳しい解説はまたの機会にしてくれ」
どうどうと両手でなだめ、強張った表情を戻そうと難儀する。冗談で言った事だが、本当に霊能力者の領分とは。
聴こえてくる叫びにビクリと肩を震わせ、その方向を向く。くわばらくわばらと唱えて歩き出そうとすると、終末論者が動いた。

「………な?俺とはクレイジーの波長が違う。神聖属性のクレイジーだ」
頷くクルトに肩を竦め、緊張をほぐそうと軽口を叩く。葉巻にライターを伸ばし、若干強張った指で火を点けようとするのだが動かない。よく見ればシャーペンの芯入れだった。
恐怖心を押し殺し、彼に着いて行くだろう。例えそれが崖に向かうレミングが如き死出の旅でも、堂々としている者を先頭にしていれば何とかなりそうだ。

「やっぱり、ミストの主人公はあの宗教ババアだ」
680 :クルト・カントール【深紅の篭手】 [saga]:2019/05/17(金) 00:47:53.93 ID:hMhrAeBJo
>>679

 こうして、九死に一生を得た越境者達は、うさんくさい終末論者と共にトンネルを行く。
 同行したキャラバンたちの行方はようとして知れない。

【これはトンネルの闇と遭遇した極めて奇怪なエピソードであった】

//おちまい
681 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/20(月) 22:46:40.19 ID:OJ/mVKC7o
【にちじょ!!――とあるセーフハウス(占領済み)にて】

 イムカ・グリムナーは基本的にあまり眠らない。
 どれくらい眠らないかというと一週間は起きっぱで活動可能なくらい眠らない。
 偉大なる遺伝種子。神なりし皇帝陛下の遺伝子学的遺産に祝福あれ。

「ZZZZzzzzz」

 そして何といえばいいのやら。このボストンのセーフハウスに来るときは
 大抵が眠りの周期…いわば珍しくばっちり寝ていることが多い。
 何でそうなのか、本人は黙して語らないわけだが。

【あたらしい朝がきたー希望の朝がー】

≪000111111010101≫

 サーボスカルが起動する。起動して部屋を一瞥――ナムサン!!

【部屋中に羊皮紙やら脱ぎ捨てた服やらよく分からんレリックやらが散乱!!まさに汚部屋!!】
 【→昨日、きっちり片付けたばかりなのである。なのに一日でコレ!!】

 で、当の本人はまだぐーすか寝ているわけで、

≪00011111010101≫

 サーボスカルはマニュピレイターを伸ばしてやれやれポーズだ。
682 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/20(月) 23:03:40.96 ID:5paCc1Pz0
>>681
「ん、んしょ……」
「ふぅ……」

ぐっすりと寝入るイムカの身体の向こうから、ひょいっと小さな手が伸びる。
肋骨の一番下辺りを掴み、そこを手掛かりに彼女の上へと乗り、覆い被さる少女の姿。
少女はそのまま寝心地の良さそうな豊満な胸に頬を埋め、よだれを垂らしながらいびきをかきはじめる。

「くかーっ」

イムカの体細胞とグリードの偶然の融合によって作られた生体兵器であるニュクスは、彼女を母と慕っている。
素体であるイムカ自身も不器用ながらその期待に応えようとしている節があるが。

「…………」

その様子を黙って見守っていたジョシュアだけは、ニュクスの将来に懐疑的な眼差しを向けている。
HEXAの庇護下にある彼女が将来的に越境者にとって大きなリスクにならないか。それが気がかりなのだ。
今となっては無垢な彼女に引き金を引く気も起きないが、初めての邂逅の場、あそこで始末してしまった方が良かったのではないか。
そんな考えさえ頭をよぎることがある。同族たるジョシュアには、彼女から底知れぬなにかを感じるのだ。
もっとも、イムカの方はHEXAからニュクスを引き離すことによってその問題を解決しようとしているようだが。

ジョシュアは二人の隣に腰掛けると、ニュクスの頬とイムカの金糸の髪を撫でようと手を伸ばす。
そのまま何事もなければ暖かな彼の手が二人を撫で、そのままするりと抜けて行くだろう。
数多の命を奪ってきたこの右手で、なにかを守れれば良いが。
683 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/20(月) 23:12:59.01 ID:OJ/mVKC7o
>>682

≪0001111010101≫

 せっせと汚部屋を片付けているサーボスカル。羊皮紙は銀河帝国の様々な案件などの処理だ。
 基本、政治的には結構綱渡りしているイムカであり、他の越境者と異なり出身世界とのつながりも強い。
 散らばったアーティファクトは透明なドクロやら戦旗の切れ端やら年期のはいったロザリオやらまあいろいろだ。

「んむ…」

 ジョシュアが絹の如き手触りのイムカの髪を無粋にも撫でていたところ、
 寝ぼけた顔でむっくり起きるイムカ。ぼーっとしていて半分寝ている状態である。

「んー…スカル、ブラシだ」

 ボーっとしたままのイムカの恰好はなんつーか男もののややサイズの大きいシャツに
 ショーツのみという結構何かがアレなアレである。

≪00011111010101≫

 せっせと片付けしていたサーボスカルは、ジョシュアのそばまで来ると、
 その頭にハリセンを振るいつつ、彼に鼈甲のブラシをポイと投げた。

【いそがしーからお前がやれってことらしい】
 【→ハリセンナンデ?内向してウジウジするのはジョシュアの悪い癖だと矯正なのだ!】
684 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/20(月) 23:26:51.99 ID:5paCc1Pz0
>>683
「お、オイ……何で俺が……」
「いでッ……いッ、分かった分かった……!」

起き上がったイムカに合わせ、上に乗っていたニュクスがずべべとズリ落ちて情けない格好になる。
ジョシュアはそんなニュクスを拾い上げて寝かし直しながら、差し出された櫛に不服そうな顔を向ける。
スパンと気持ちの良い音を立ててハリセンが再びジョシュアを殴打すれば、彼は観念したようにそれを拾い上げるだろう。

「00101010」

手慣れた動きでイムカの髪に櫛を通し、時折手で触れてしっかりと櫛が通っているかその感触を確かめる。
しかし畏れ多くも彼女の髪にブラシをかけるなど、長いこと生きてきたが初めての試みである。故にジョシュアのテンションはどこかおかしく。
その時の心地のままにジョシュアはサーボスカルを真似て2進数を口走るが、偶然か意図してか、それは生命、宇宙、そして万物についての答えであった。

「んむ……硬ぁい……」

一方その頃、ニュクスはイムカの上からソファへと移され寝心地の変化に気付いたようで。
目を瞑ったままイムカを探して両腕を右往左往させている。あ、積み上げた書類に当たった。崩れた。
685 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/20(月) 23:35:47.10 ID:OJ/mVKC7o
>>684

「うむむ…」

 イムカにしては珍しくされるがままというか隙だらけのヒドさうpしているというか、
 ボーっとしながら、時折少し気持ちよさそうに目を細めている。

【解説しよう。平常時は結構寝起きがアレなのだアレ】

「んー…スカル、いつもと少し違うな。うむむ」

 プラチナブロンドの髪は櫛の通りがとてもよく、
 戦場暮らしが長いだろうにキューティクルの祝福でも受けているかのようである。

「ん、変わった手順だったが悪くなかったぞ。あれ、なんでスカルがこっちにいる」
≪000111110101≫

【しばらくするとサーボスカルはボヘーっとしたイムカとお片付けをダイナシにしてくれているニュクスを引っ張って洗面台にゴー!】

 なお、顔を洗う+歯を磨くまで全てサーボスカル任せのイムカである。
 普段の凛々しいお姿からは想像もできないレベルで生活無能力者ぶり!!

【ひょっとしなくてもサーボスカルいないと生活ままならない!!】
 
686 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/20(月) 23:51:50.07 ID:5paCc1Pz0
>>685
「…………ッ!」

まるで撃たれたあの日の如く胸に走る痛み。ジョシュアはぎゅ、と軽く下唇を噛んでイムカを見つめ固まっていた。
格好といい動作といい、余りに無防備なイムカの姿にさしものジョシュアも少々堪えたようで。
今の彼の胸中では天秤の上でコミッサーに対する忠誠とイムカに対する溢れんばかりの愛情とが拮抗しているようだった。

「…………」

しかしそんな己に喝を入れるべく、運ばれてゆくイムカとニュクスを尻目にジョシュアは拳骨を握りしめ、自らの頬に一発叩き込む。
本気のそれはまるで交通事故のような音と衝撃を伴い、無人のリビングの空気をビリビリと揺らす。

「馬鹿野郎ッ……しっかりしろ、ジョシュア……」
「よし、大丈夫……もう大丈夫だ」

何百人をも屠ってきたその拳で気合いを入れて、シャキッとし直すことに成功。
唇の端から滴る血を拭った後、どかっとソファに腰掛けると物凄い勢いで1911の分解清掃を始めた。
もはや目隠ししていても出来るほどに熟達した一連の所作は、今日に至ってはなおのこと鮮やかで、まるで滑るような手際の良さで行われてゆく。

ボトルシップで鍛えた手先は意外と器用であり、震えぬよう徹底的に訓練された指はこういう時に役立つものだ。
α-12に貰ったボトルシップの隣には、ソーマに撃沈された後新しく組み上げた船がすでに完成され、飾られていた。
687 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 00:02:50.50 ID:DLWqYz7lo
>>686

「…根性無しめ」

 顔を洗われながらイムカはぼつりとつぶやく。が、次の瞬間、自分の言葉にハッとなって頭を抱えた。
 銃が手元になくてよかった。衝動的に頭蓋骨を撃ち抜いてしまっていたやもしれぬ!!

 −−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−
 −−−−−−−

「おはよう」

 洗面所から出て来れば、糊の利いたシャツをバッチリと着こなし、シャキっとしたイムカが現れる。
 なお、先ほどまでの醜態は忘れるように。最重要機密だからだ!!

≪000111110101≫

【ニュクスを連れ立ってまたもスカルはやれやれポーズである!】

「ニュクス、朝食だ。大尉はしばらく待っているように」

 味に意は無いという信念のイムカであるが、何を血迷ったのかニュクスと何かするためにキッチンに立ったりする。
 当人曰く、極めて非効率的な気まぐれが為せるわざだとかなんとか。

「こう、じゃがいもをすりおろすのだ。手間など必要ない」

 ジャガイモをすりおろし、鉄板で焼くというお手軽料理なポテトパンケーキ。
 好みによってジャガイモは荒く千切りにしたものにしたものでもよい。

【しょっぱい味付けの生地にサワークリームとリンゴソースをそれぞれ添えれば出来上がりだ】

「別に料理が出来ないわけではないのだ。よく誤解されるが。大尉、いつまで銃弄りなどをしている」

 待っているようにといっておいてコレである。傍若無人というかごーいんぐまいうぇいというか。
688 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/21(火) 00:18:15.62 ID:QCTfu2cx0
>>687
「おはようございます、コミッサー」

いつも通りになって帰ってきたイムカには、あらゆる邪念を消し去ったかのようなさわやか笑顔で対応。
これで良い。ジョシュアも偶にはタガが外れる時もあるが、それが常であることは好まれない。上官と部下とはかくあるべきなのだ。
……などと、女に手が早いとは思えないほど、ジョシュアはイムカに対して奥手な考えを持っていた。
それほどイムカに思い入れがあるか、あるいはこれが彼の本当の姿なのか。真実を知るにはまだ些か尚早である。

「了解、すぐ向かいます」

銃を仕舞うと洗面所へと向かい、手に付着したガンオイルを落として戻ってくる。
すると食卓に用意された朝食が目に映り、ジョシュアは意外そうな表情を浮かべた。
驚いた。イムカが食材を狙った形に切れるとは。ブツ切りにしようとすればみじん切りになるような、豆腐を切ろうとして圧壊させるような女性であるイムカが。

「でもママ、ジャガイモ切れてなかったよ……?」

が、そのカラクリはどうやら同行者にあったようだ。
すっかり流暢に言葉を話すようになったニュクスもまたエプロン姿で料理を運んでいた。
食材を切る工程で難儀したイムカのバックアップに回っていたらしい。同行させられたのはこの時のためだったのだろう。

「じゃ、いただきますしよっ?」
「あー……ついでにジョシュアもね」
689 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/21(火) 00:20:14.23 ID:QCTfu2cx0
>>687(追記)
おそらくおろし金による加工も、ジャガイモの粉塵化およびドロッとしたプラズマ化を伴う惨事となったのであろう。
690 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 00:33:14.56 ID:DLWqYz7lo
>>688

「す、すりおろしは問題ないのだ」

 斬るという行程はニュクスかサーボスカル任せである。
 かくも面白特性は一体なんなのだ?皇帝陛下の(ry

「私は味とかよく分からんがな。工程と投入する調味料等など遵守すれば大概は上手くいく」

 よって、NO味見である。よくわからんし。一応分量あってりゃ大丈夫だろ的なアレ。
 手先は切るという行為を除いては器用なので無問題。

 −−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−−
 −−−−−−−−

【お食事!!】

「で、だ。このように思考実験的な例題として――」

 食卓でもジョシュアとニュクスとの話題はいまいち小難しいものになりがちなイムカ。
 そも、一般的な食卓とは全く縁がない生涯だったので致し方なし。

【思考実験…
 基本的にニュクスにイムカが勝手に行っているカリキュラムは判断力と思考力を養う類が多い。
 HEXAは当然として、イムカやジョシュアに対しても過度に判断を委ねる依存的な個性にならぬよう、
 自分で物事を考えて、自分なりの好き≠ェ見つけられるように】

(拠りかからねば生きていけないような脆さは大概ロクなことにならん)

 が、これはイムカの尺度であり、エリートとしての独立独歩精神が強すぎる彼女自身の哲学のため、
 実際に他者にどう作用するかはまったくの別問題であったのだが。

「あと、私はママではないと何度も言っているのだが…」

 実際、ニュクスにはさしてそのように接していないと自覚するイムカは、
 ため息をつきながらニュクスの髪を鼈甲のブラシでとかしてやりつつ、

「ジョシュア、この恐るべき認識の齟齬の解決法はまだ見つからんのか?」

 と、なにやら無茶ぶりするのであった。
691 :ジョシュア・アーリントン ◆4J0Z/LKX/o [saga]:2019/05/21(火) 00:53:40.79 ID:QCTfu2cx0
>>687
「いやァ、キツいですよ……グリードは特性でモノを視ますから」

初めて出会った時より、ニュクスはイムカを母親だと認識している。それは彼女を構成するに至った因子として、イムカの肉片が用いられているからだろう。
つまりニュクスとは、ある意味でイムカのクローンのようなものだ。生物ではないため、生殖ではなく捕食による模倣という形を取ってはいるが。

「逆に言えば、俺もグリードみてェなモンなのに、ニュクスが俺を肉親だと思わないのは……種族が同じだけで、完全な別個体だからでしょう」
「そんだけグリードの個体識別は、完璧だと言えます」

かつてグリードとの戦争に陥った際、個体ごとに独立した役割が与えられていたことを覚えているだろうか。
ジョシュアであれば戦士級、その他にも不定形の捕食級や大型の射手級などのさまざまな役職が存在していた。
ニュクスの素体となったのは高い学習能力を誇り、他の個体にその情報を伝達するグリード・サーバ級である。
各自を構成するグリードは種族こそ同一なれど意識は共有しておらず、ゆえにジョシュアとニュクスにも血筋的な繋がりは一切ないということだ。

「おいしいね、ママ……」

現状として、ニュクスはイムカに母性と父性のどちらをも与えられている。
ともなればイムカは実質的にニュクスの親となり師となり、彼女の発達に最も帰依してきた存在である事に違いない。
だからこそニュクスはイムカを慕っている。それこそイムカによって与えられた自主性がもたらした、彼女なりの好きな生き方なのだろう。
イムカへと向けられる屈託のないその笑顔が、何よりの証。

「まぁ、そのうち分かる時が来ますよ」
「彼女も人間ですから……でしょう…………ですよね?」

遺伝的な繋がり以外にニュクスとイムカを結びつけるものがない、すなわち本来的な意味の親子関係にはないという事実。
それはニュクスの自我が完全に成熟し、イムカの支えが必要なくなった時に自ずと理解できるようになるだろう。
ならば、甘えてくるうちに思い切り甘やかしてやった方がいい。語尾は自信なさげではあるが、ジョシュアはそう考えていた。

//そいではこの辺りで。おつありでしたん!
692 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 00:59:08.68 ID:DLWqYz7lo
>>691

「ネグレクトが関の山と再三言っているのだがな」

 と、共同で作ったポテトパンケーキを口に入れ、
 やっぱり味がよく分からないままなイムカなのであった。

//おちかりーんノシ
693 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 21:45:43.76 ID:DLWqYz7lo
【前回までのあらすじ!!】

 神話世界エリュシオンにて――

 骨休めめいて水の都という風光明媚な都市に訪れた越境者達。
 ロクでもないトラブルに巻き込まれてばっかりの彼等をもこの観光都市は暖かく迎えてくれた。

 ※イムカ曰く、越境者の中にとらぶる吸引機めいた者が混じっておりロクな目に合わず色んな都市に出禁くらっている。

 しかして、越境者の宿命といおうか、一見して平和な都市もちょっとした問題を抱えていた。

【タコ害…大量発生したタコのせいで、他の海産物は取れないわ小舟を沈めにかかるわと観光産業大ダメージ!】

 越境者にとっては観光協会が苦肉の策でやっているタコフェアのおかげで捨て値のタコでお腹いっぱい食べられたり、
 タコ退治で宿代を稼げたりと悪くない環境なのだが、まあそんな感じですごしておりました。

 −−−−−−−−−−−

「で、だ。路銀がアブナイな私達はしばらくずーっとタコ食なわけだが」

 タコ焼きを食べながらのイムカである。
 現在、この都市ではあらゆる海の幸が急騰しており、タコだけが糞安いという状況なのだ。

【観光都市なので宿代も結構高い。馬小屋でも使えば話は別かもだが】

「正直、タコ退治と宿代+食事代でカツカツだな。いつまでたってもまとまった路銀が稼げん」

 よーするに、水・食料・乾物を入れるバッグの中身はすっからかんのままだし、
 旅用の食器・ランタン・松明などの消耗品もだーいぶアブナイな状況である。

「出禁とタダ働きが続いたのが痛かったな。どうにも金の巡りが悪い」

 なお、大半が妙なトラブルに巻き込まれた挙句に物事が大げさに拡大した結果である。
 賢明なる越境者の皆さんはイムカを除いた誰のせいなのか考えてみよう。
694 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 21:50:54.06 ID:ZWuJew7D0
>>693
稲穂色な板状の地面に着きそうな程長い大量の触手っぽくウネる髪に
小麦肌で燃えるような赤い瞳で不敵な笑みを絶やさぬヒトの容をしたモノ
今日はタコを丸ごと茹でてみた。

「二度とこんなことはしないよ」

生き物を自らの手で茹で上げるのはちょっと心に暗雲立ち込めたらしい。

「んまんま」

三秒後には快晴となったが。
695 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/21(火) 21:53:47.96 ID:zQLVhB8B0
>>693
{もうそろそろ肌が赤くなっちまいそうだな」
とはたこ焼きを安物のエールで流し込むソーマタージ。不思議の国出身の彼は、こういった物も平気で食べれる。
消耗品に加え、刀の整備に使う道具だけでも割とバカにならない。皆と同じく、彼も絶賛金欠中。
「鉄腕DASH、もっとマジメに観とくんだったな」

「金は天下の回り物、そんなのは嘘っぱちだ。流れをせき止めてる野郎がどこかにいる。
 或いは………単純に、俺らが回しすぎてるか」
チラリとイムカを見ながらの推測。と言うより断定。自分はトラブルメーカーな自覚はあるが、お前程じゃない!と目線で抗議だ。
冗談は置いといて、そろそろ本格的にヤバい。こんな世界でまでワープアなぞ御免だ。

「やっぱさ、誰か金持ちでも襲うか。後腐れ無さそうな奴を」
696 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 22:01:33.17 ID:ZWuJew7D0
>>695
(後腐れなさそうな金持ち…)

目の前にバラシて売ったら一財産築けそうな義体の塊が居るなあ、と。
蛸をモグモグしつつ見つめるパスタ髪。
思ったことを言わないだけ褒めていいと思う。
697 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 22:06:40.29 ID:DLWqYz7lo
>>694

「素晴らしい適応力だな」

 ゆでだこゆでだこ。実際鮮度抜群なので美味い。
 やっぱり海産物は素材ありきである!

【金欠病のため結局三食タコになっているこの食生活。美味いけど】

>>695

「この都市は政策は評議会と自治組織が行っているが、
 水の信仰とやらのおかげか、評判はいいし闇カネモチの類は居なさそうだ。
 君には不都合かもしれないがな」

 つまるところ、多少は私腹を肥やしている者もいるかもしれないが、
 市井に悪影響を及ぼすレベルの悪漢は見当たらないということだ。

【流石にカネモチという理由だけで襲うのは憚られるってもんで】

 −−−−−−−−−−−−−

>>694-695

「問題は、だ。結構平和な街のためかあまりコレといった依頼がないのだよ。
 下水道依頼はそれこそ、タコ退治と大差ない報酬しかないしな」

 湖で囲まれた水の都。観光にも休息にも持ってこいだったが、路銀稼ぎにはやや難があった。
 まあ、骨休めも目的に入っていたからそう焦るほどでもないのだが、
 思った以上に収入のアテが無いのはちょっと計算違いだったといったところ。

【腕っぶしがいいからといって、ビンボと無縁という訳ではないというのがキビシー現実であった】

「アテか…一応はアレくらいか?」

 冒険者ギルドで唯一大きく貼り出されている依頼書。
 現状のタコタコ・クライシスの元凶とされるクラーケン討伐依頼。
 多額の報酬が約束されており、コレさえこなせば路銀はバッチリという案件なのだが――

「問題は戦闘フィールドなのだよ。小舟の上でクラーケンと戦うか?まず勝てん」

 足場ごと沈められる未来が容易に想像つく。そして水中で水棲生物と戦うなど狂気の沙汰であろう。

「足場が確かなフィールドに持ち込めればやりようはあるのだろうが」
698 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/21(火) 22:06:43.82 ID:fN9iJg4q0
>>693
ジョージ「えぇ・・・」
タコ焼きのタコ部分だけを器用にほじくり出して小麦粉部分だけを食するジョージ
後でタコをイムカに無理やり食わされるまでがセット

ジョージ「t・・・つまり何か違う依頼を受けるということですか?」
タコを喰わされ涙目になりながら質問する

なお実家に帰れば恐らく全越境者の中でもトップクラスの金持ちであることは余談である
699 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 22:12:05.39 ID:DLWqYz7lo
>>698

 ナムサン!故郷でカネモチならイムカもそうであるが見よ!
 思いっきり金回りの悪い姿を!つまりはそういうことだ!

【口にタコを投入されつつも>>697 へ】
700 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 22:13:21.19 ID:ZWuJew7D0
>>697
「?…船が駄目なら水中で戦えばいいのに」

イムカが何故揺れる上に囲いに覆われ逃げ場の少ない足場で戦うのを例に出したか分からない様子。

「!……濡れて透け透け?それとも溶ける?」

結果服が如何にかなるんじゃないかと思った。
如何わしいVの見過ぎかも知らんね。
701 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/21(火) 22:18:09.66 ID:fN9iJg4q0
>>697>>699
お口の中にタコを放り込まれて涙目のジョージ
紅茶を飲もうにもここでは緑茶しか出やしねぇ!!

んでまぁこのタコ地獄を脱出できるのなら何とかしたい

ジョージ「・・・。釣るとか?」
精いっぱい考えた結果!!
702 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/21(火) 22:18:59.18 ID:zQLVhB8B0
>>696
「そういう目線は慣れてるから言っておこう。この世界で俺様が売れると思うな」
ファンタジー世界に技術の塊を持ち込んでも仕方あるまい。身体から抽出出来るレアメタルなど知れてるし、そもそも手段も無い。
うねる髪を指差し、カメラに向かってズビシと指を突きつけ忠告。
「触れた物全てが金になる能力持ちのヤツが現れる事を祈ってる方が、有意義だと思うね」

>>697
「ウーム、市井を敵に回すのは避けたいカナ」
義賊が、私刑が許されるのは周りからの許しがあるから。庇い立てする者が大勢いるから。
ただの金持ちを仕留めた程度では、孤立して一生を追われる身となりかねない。それは流石に避けたい。

「都合よく天下一武闘会でも開かれてねーかな。片腕でも優勝出来る程度の」
串に刺したタコ足をもっちゃもっちゃと咀嚼しながらボヤく。腕っぷしが良くても金が得られなければどうしようもない。
示された依頼書を見ると、クラーケン討伐の依頼。あれをこなせば、少なくとも当分は路銀に困るまい。
この珍事も収まり賞賛と金を得られる。完璧な計画と言えよう。どうやって倒すのかという点に目を瞑れば。


「FF14だと、デカい足場を船で引っ張ってもらってたな。
 その足場を用意するだけの金とコネと時間と物資があれば、すぐにでも取り掛かれるんだがな」
鼻で笑い一蹴。小舟で戦うなど論外、陸におびき寄せる手段があるなら別だが、それも彼には無い。
「それに一番の問題として、俺泳げねンだなこれが」
水に落ちたら彼は沈んで死ぬ。水に入る事による漏電バッテリーショート電撃ビリビリも、新調したので不可能
703 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 22:29:51.60 ID:DLWqYz7lo
>>700

「泳ぎながら戦えというのか?少なくとも私は確かな足場無しに戦えるほど器用ではない」

 不可思議生物の君は別なのかもしれないがと言外に告げつつもため息。

「知らん、そんなこと。何処で覚えた」

 そして、本が薄くなる知識についてはジト目で見るばかりなのであった。

>>702

「沈むか。別に水そのものは平気なのだろうが」

 底の底まで沈んで戦えといっても論外であろう。
 天下一武闘会もやってないし、デカイ足場というのもどうにも、である。

【そして、ウームと考えていたところ、なんとジョージから恐るべき提案が!】

>>701

「ん?」

 セバスチャンの淹れた緑茶(紅茶と淹れ方違うけど味わいどうよ?)を飲んでいたイムカだが、
 ジョージの提案を聞いた瞬間、ピコーン☆とひらめきマーク点灯!

「たしか、男の君にタコが妙に群がっていたな――余計なことをひらめいたぞ!!!」

 声高らかにイムカは宣言した。イムカの将校スキルが打開策を見出した瞬間である!!!

 −−−−−−−−−−−−−−−
>>700-702

【クラーケン討伐!!】

「と、言う訳でデカいビズになる。何せクラーケン相手だ。この街の冒険者も集めてきた。
 人手もいるが、依頼料が依頼料だ。十分な稼ぎにはなる」

 ロープでグルグル巻きにされたジョージorソーマタージ。あるいはその両方に説明中!!
 協力者魔術師は息継ぎの魔術をぴろぴろぴーして、水死せぬようにエンチャント!

「作戦は単純だ。フィッシングだな。クラーケンを釣って地上戦闘に持ち込む。
 パッパルデッレ、綱引きみたいなものだが準備は万端か」

【ソーマタージは恨むならジョージを恨むのだ(決断的な責任転嫁】
 【→準備が完了すれば、ロープグルグル巻きのどっちかあるいは両方は無慈悲に湖に投げ込まれるだろう】
704 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/21(火) 22:36:04.48 ID:fN9iJg4q0
>>703
老執事セバスチャンは完璧な執事である
低温でじっくり抽出した玉露は薫り高く旨みもしっかり出し切った素晴らしい出来であったと明記しておこう
なお白磁のティーポットとカップでそれをやってのけている

ジョージ「ッ!!」
イムカの頭上に灯るひらめきマーク それを見た瞬間席を立ちしめやかに闘争重点

〜それからどうした〜
ジョージ「いやだー死にたくないー!!」
ジッタンバッタンと暴れる簀巻き紳士 逃走は失敗に終わる

ジョージ「セバスチャン!! 縄を切るナイフを セバスチャン!?」
必死に老執事の名を呼ぶジョージであるが 先ほど茶渋を取りに行くと越境したまま老執事が帰ってこない

ジョージ「セバスチャァァァあぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
どぼちょんと湖に投下完了
705 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 22:37:57.17 ID:ZWuJew7D0
>>703
「ほう?」

いまいちヒトが水中で自在に動けないことを理解していない様子。
生まれて間もないからね、仕方ないね。
後如何わしい知識はどこで覚えたのか本人にも覚えがない。
誕生時の余計なモノ以外に異物混入してたんじゃないか疑惑。

−−−
「綱引き、それは足腰のガチンコバトル。泥船に乗った気分でヨーソロー」

不敵な笑みを絶やさぬパスタ娘。
既に髪の毛を総動員し馬力だけなら参加者上位を狙える勢いである。

ジョージやソーマタージの処遇については一切気にしていない、薄情!!
706 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/21(火) 22:42:29.22 ID:zQLVhB8B0
>>703
「まーな。風呂には入れるようになったけど、脚が付かないトコはダメだな」
昔のGTAの主人公みたいなもんだ。と付け足し、お代わりのタコ足に手を伸ばしていると、何やら閃いたらしい。
話を聞かせてもらおうと足を組み、ふんぞり返った。何か嫌な旗が立った気がした。


「俺設定だと一応100kgオーバーよ?ガトリング銃より重いんだぞ?
 水に入れるなら、そっちのナイスガイの方がいいだろ。水好きそうな顔してるし」
必死の説得!泳げる泳げない以前に、釣り餌など御免被る!人の尊厳を捨ててまで金にありつこうとは思わぬ!
CHR9(自称)の嘘八百口八丁で考え直す様に嘆願するのだった。ダメなら?その時はその時だ。

「俺の身体は水溶性の発がん物質とアスベストと放射性物質を表面加工に使ってて、
 人工臓器にはバルビツール酸系の溶剤とテトロドトキシンとシアン化合物が含まれているんだぞ!やめろ!」
707 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 22:49:28.18 ID:DLWqYz7lo
>>703-705

【水の都−観光協会の方に扮した何かからのありがたい説明!】

「ええ、はい。確かに最近発生しているタコの性質から見ても確かな作戦デス。
 ここのタコはレベルの高い益荒男に惹かれる傾向あるっぽいデス。HENTAIデス。
 そして、又=サンとワトソン=サンなら…げふん、お仲間なら実際条件OK」

【善意の第三者のお墨つきもいただいたところでレッツゴー!!】
 【→おら、ソーマタージも保証付きなので沈むんだYO!】

 −−−−−−−

 まー、実際、ソーマタージのおかげで沈む沈む。重りとか余計なモノ要らないという完璧な組み合わせであった。
 無慈悲に二人まとめてどぼちょん!!

【しばらくは、ごぼぼぼぼ〜っと沈む。見る見るうちに太陽光線届かぬ推進になって暗ーくなってきて】

≪だってんです≫

 底のほうから巨大な影が筋骨たくましき偉丈夫を見つけて反応!巨木の如き触手を伸ばす!!

【上着、スボン、下着の順で脱がしにかかります!(ダメージは任意)。よーするに海上にあがった時どれだけアレな姿ってこった!】
【なお、反撃しすぎると釣り状態が解除されてしまうので塩梅がとってもムズカシー!!】

「パッパルデッレ…来たぞ!」

 ブイが思いっきり反応し、エモノがかかった事を知らせる!勇気ある二人の益荒男に敬礼!
 ぶっとい縄をいかなる手段をもってしても引っ張り上げて二人の献身(強制)に応えねばならぬ!!

【パッパルデッレにリポ〇タンDを渡しつつもイムカと他の冒険者の皆さんも綱引き全力!】
708 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/21(火) 22:58:17.05 ID:zQLVhB8B0
>>707
「DEATH!!」
ガッデム!的なノリで呪詛の言葉を残しダイブ!祝詞を逆に唱えようとも思ったが間に合わなかった。
ともあれゴボゴボと沈んでいくが、息継ぎの秘術のお陰で溺死する事は無かった。そこだけは幸い。

「海底二万マイルって読んだ事ある? ふしぎの海のナディアでもいいよ」
沈みながらジョージにうんざりしたような雑談。そろそろ暗くなってきたかな?って頃にそれは現れた。
奇妙な鳴き声(?)と共に迫りくる触腕!ガボゴボと口から空気を吐き出しながら、身体をよじってブイを揺らす!


「脱がす相手を間違えてんだろうが!」
コートとシャツをビリビリにされ、スラックスを引き抜かれる。ブーツがすっぽ抜ける。高かっただけあり重いそれらは、あっという間に海の底へ。
肌着に下着だけという無惨無惨な姿で、これ以上は規約的にもマズいと抵抗。迫る触腕を蹴っ飛ばし、綱が解けるかどうかというギリギリで凌ぐ!
「何という日だ!」
海底では、あなたの悲鳴は誰にも届かない。
709 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 23:00:00.69 ID:ZWuJew7D0
>>707
「私知ってる。こういう時は『ソイヤ!』と掛け声出しながら引っ張れば…釣れるッ!」

ぶわ、と弾ける様に髪が広がり縄に絡みつく。
そして当の本人も何故かサラシに褌姿。
羽織の背中にゃデカデカと大漁祈願と記されている。
皆の頼れる守護神見習いは形から入る!

汗は飛沫となり、漢達の歴史として染み落ちる。
比類なき肉弾。雄叫びは海を割り、轟く衝撃は彼方へと届く。
褌締めて面舵いっぱい 漢 此処に咲けッ!!
710 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage saga]:2019/05/21(火) 23:04:37.19 ID:fN9iJg4q0
>>707
ジョージ「タコは嫌だ タコは嫌だ タコは嫌だ」
涙目になりながら湖の中を沈んでいくジョージ

と いやーな声を聴いてしまう あの忌々しきタコの声

ジョージ「いやだぁぁぁぁぁやめろぉぉぉぉぉこっちにくるなぁぁぁぁぁ!!!!」
ガチ泣きでフル抵抗を試みるジョージであったが 残念 打撃はクラーケンに効かない

〜それからどうした〜
アレがいろいろどうなって 陸に上がるクラーケンと男2人

そして見よ 引き締まった体と 燦然と輝く白いブリーフ一丁のジョージ・ド・ウィッカムの姿を

最後の砦は守り切った それ以外は・・・ナムサン

なお史実の産業革命頃の下着はユニオンスーツと呼ばれる上下がつながったステテコの様な代物であり
ここでは面白くないのでブリーフと相成ったのは秘密だ
711 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 23:10:51.69 ID:DLWqYz7lo
>>709

「我々は性別:女のはずなのだが…」

 何故か漢の世界のど真ん中で漢咲きやらかすことになった
 イムカとパッパルデッレである。激しい女子力の欠乏を感じる!!!

「が、何にしても二人がシリアスなピンチになる前に釣り上げねばな!」

 と、水着の上にTシャツというこれまたフェチズムに溢れた恰好のイムカは、
 ガントレットのパワーアシストにより、両腕から紫電を発しつつ最大出力!エンヤコーラ!!

 −−−−−−−−−−−
>>708-710

≪だってんです♪≫

 ソーマタージのブーツを触手の一本の先端につけてご満悦なクラーケン。
 越境者達の鍛えられ、引き締まった筋肉の軋みが発する熱いソウルにさらに服を脱がしにかかる!
 目指すはむろん、葛飾北斎のエロ絵のような光景だ!!!が、その時――!!

【バシャーン!!と遂に釣り上げられる二人とクラーケン!勢いあまって大分上空に跳ね上がったがソレはソレ!!】

≪00000111110101≫

 サーボスカルは奥ゆかしくソーマタージとジョージを撮影!!

≪だってんです≫

 ビターン!と、海岸まで打ち上げられたクラーケン!戦闘開始である!!

「「「「はいだらー!」」」」

 さっそくモブ冒険者達が銛やら魔術やら放つが、ボヨンポヨンとクラーケンに弾かれている。

≪だってんです!≫

 そして、モノスゲー勢いでタコ脚が繰り出されていろいろ吹き飛んでいく!
 もちろん、その攻撃レンジには越境者全員も含まれている!

【タコ脚乱舞…全体攻撃/物理攻撃:多数のタコ脚がすごい勢いで海岸を蹂躙中!】
712 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 23:21:29.87 ID:ZWuJew7D0
>>711
「知ってる、私達は漢女だッ!!」

繰り出されるタコ脚に真正面からぶちかますは、
寄り集まり肥大化した髪の毛による巨大な拳での正拳突き。

「ソイヤ嗚呼ぁぁぁぁぁああああああああああ!!!」

打撃技に然程の効果がないのは知っている。
だがあえて繰り出したこの一撃は周囲の被害を減らしヘイトを自身に向けるためのものである!

テンション上がっているのか思考は見事なまでの快男児。
女子力の欠乏は…まあ、うん、まだ生まれて間もないから
713 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/21(火) 23:21:34.03 ID:zQLVhB8B0
>>711
「フェミニストの屁理屈みたいな世界観やめろ!」
鉄体ぬらぬらな事を一瞬想像し、勝手に身の毛もよだつ思いとなる。見るのはまだしも自分がやられるのはノーサンキュー。
なんかどっかで見た事あるような気配に打ち震えていると身体が持ち上がり、次の瞬間には水飛沫と共に照りつく太陽に焼かれる!
「イターイ」
着地をミスったがそこはご愛敬。

「しゃらくせえ!プランBでいくぞ!」
十把一絡げに吹き渡場されるモブ達。不甲斐なし! 軽く跳ねながら頭をトントンして水を追い出せば、濡れた髪を掻き上げて駆ける。
「中身に直でダメージを与える!」
弾かれるなら、中身を潰すが如き勢いで叩けばいい。脳筋極まりない作戦で走るのは、ノースリーブの肌着とトランクス姿の、水も滴る逞しいサイボーグ。

どの道接近戦に持ち込まねば、あの触腕にヤられる。障害物走めいて跳んで、滑って、走る!
714 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/05/21(火) 23:25:05.70 ID:fN9iJg4q0
>>711
白日の下にさらされる白ブリーフ 嗚呼紳士の尊厳は地に落とされた
なんか弾んだ銛が近くに富んでくる それをノールックキャッチ

ギンと調子乗っているクラーケンに殺意のこもった視線を送る

ジョージ「うわぁぁぁああああああ[ピーーー]ぇぇええええええええ!!!!」
クラーケン神拳を掻い潜り 全体重を乗せた銛の一突きを見舞わんとする!!

そこに優雅さなんぞかけらも存在しないぞ!!
715 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/21(火) 23:33:21.06 ID:DLWqYz7lo
>>712-714

「私達とはなんだ私達≠ニは。淑女を妙な名称で呼ぶものではない」

 漢女は君だけだと否定するイムカ。なお、実情は非公開とさせてもらう!

≪だってんです!≫

 クラーケンはパッパルデッレの特大こぶしに対して、触手の壁を形成して防ぐ!
 が、これにより海岸を蹂躙する触手の本数が少なくなり路が開けた !!

【駆けるソーマタージと上空より竜騎士のジャンプめいて攻撃をしかけるジョージ】

≪だってんです!!??≫

 ぷすりと、ジョージの銛が突き刺さって痛みに悶えるクラーケン。
 反撃にと水の魔力を収斂させる。

【湖から球体の水の塊がどんどんとクラーケンの周囲にむかって群がり、それが号令と共に広範囲に拡散する!!】
 【→水牢獄…全体攻撃:水の塊に直撃した場合衝撃ダメージ&水球に閉じ込められ自由を奪われる。場合によっては呼吸できなくて致命的】

≪だってんです≫
716 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/21(火) 23:40:23.69 ID:ZWuJew7D0
>>715
「ハッハッハッ!照れてる?」

漢女は褒め言葉だと思ってる一歳児。
イムカに顔を向けサムズアップ。
で、余所見なんぞしてるから、

「わぷっ!?」

ものの見事に水球にイン。

「……ぼべろぼびゅ!」

何言ってるかわかりません!!
717 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/21(火) 23:48:14.83 ID:zQLVhB8B0
>>715
(淑女???)
ふと聞こえた言葉に、思いっきり怪訝そうな顔を受かべるのであったとさ。
それはそれとして何やら危険な気配。マナセンサーが猛烈な反応を示している。
敵の魔術だ。集束するのは水の塊。あれだけの質量をマトモに受けるのは危険。

「変身!」
走りながら腕を振って宙を切り跳び上がる、水の塊がぶち当たる!
ALAS、このまま窒息失神してしまうのか?なんかアレなタコタコに屈してしまうのか? 否、上を見よ。上空からの死を見よ!


太陽を背負い、高く高く跳んでいるのはソーマタージ。彼に当たったはずの水牢獄の中には、脱ぎ捨てられた肌着とパンツ!
「【※BEEP※】を出して勝てるなら、俺は【※BEEP※】を出すッ!」
雄々しき宣言と共に、今まさに自由落下を始めようとする引き締まった裸体。爆発的な熱波と光を放ち、次の瞬間には鉛色の怪人へと変貌を遂げる。
肉体を構成するナノマシンの強制活性化による戦闘形態。バンカーバスターめいた跳び蹴りが、斜め上からクラーケンの目と目の間を狙う!
「セイヤーッ!!」

どうやって敵の方まで突っ込んでるのかは秘密だ。
718 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/05/21(火) 23:49:08.73 ID:fN9iJg4q0
【場面転換 近場のカフェ】
湖畔が一望できることが売りのカフェに老執事がいた
紅茶の入ったカップを傾け ほぅと感嘆の声を小さく上げる 中々いい腕だ

―――うわぁぁぁああああああ[ピーーー]ぇぇええええええええ・・・

なんか聞こえてきた気がするが気にしない
湖でタコだかイカだかが暴れているが気にしない
子供の時からお世話してきた坊ちゃんがブリーフ一丁で暴れまわっているが気にしない

セバスチャンは見えないフリをしている!!

【場面転換終了】
反撃の水の魔翌力
ばしゃんと顔に水球が炸裂 息ができなくなるピンチ が 水球がどんどんとちいさくなっていく!!

ジョージ「ごくごくごく・・・」

【 飲 ん で る 】

水球なんぞ何のその 自分の紳士としても尊厳を台無しにしてくれた愚かなタコに殺意MAX
今一度銛を突き刺さんと天高くじゃーんぷ!!
719 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/22(水) 00:00:15.17 ID:a1Ws9QVto
>>716

「うわああ!」「ぎゃああああ!!」「ガボボボボボボ…」

 パッパルデッレの他にも水球に閉じこまれられたのが幾人か!!
 呼吸が出来ぬ者は不幸ならがそのまましめやかに水死!ナムアミダブツ!

【と言っても、結構な数の冒険者はクラーケン相手だと事前に息継ぎの術をエンチャントしていたのだが】

≪だってんです!≫

 クラーケンが更なる水の魔術を唱える!瞬間、おそろしい光景が広がる!
 何と、水の成分が徐々に酸に変わっていくではないか!すわ、グロ画像か!!

【ところが予想外に酸の威力はおかしく、人体を溶かすにはいたらない。が、しかし、】

「お、俺の服が」「鎧が!」「武器が!溶ける!」

 なんと、その酸は装備を溶かす≠ニいう概念が付与されており、
 閉じ込められた冒険者は次々にヌーディストビーチめいた状態となる!
 武器や鎧も溶けるので一部大赤字になりかねない深刻な状況が展開だ!!

>>717

「だってんです☆彡」

 一瞬、ソーマタージの裸体に目を奪われて無防備となってしまうクラーケン。ザッツ肉体美。
 が、次の瞬間には眉間っぽい場所にしたたかな蹴りを受けて大ダメージである!!

【連続で更なる水術を繰り出そうとしていたのが、これでキャンセルとなった!!】

「だってんですー!」

 確かなダメージを受けつつもクラーケンも必死の反撃!
 ヌメヌメする触手の大半をソーマタージに集中させて彼をいっきに仕留めんとせん!
 マトモに食らえば、新たなる世界の目覚めと同時に圧死は確実!!

【触手大乱舞(単体攻撃)…絵面的にR18とR18G突入のやっばい攻撃。穴という穴にアレで死!だが、まあその…悲惨ね。うん】

 BLAMBLAMBLAM!

 イムカが懸命に(モノスゲー嫌な予感がしたので)牽制射撃をしているので、僅かにであるが攻撃速度は遅いのが救いだ!!

>>718

 水が酸性に変えられる前(↑↑)に己が体内で飲み干したためノーダメージだ!
 が、しかし、ジャーンプの間にもあらゆる意味でド・ピンチなパッパルデッレとソーマタージの姿!
 一刻も早く討伐を成功させねば被害が広がるばかりだ!!

【幸い、ジョージには攻撃の隙間が開いている!!!!】
720 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/22(水) 00:08:14.56 ID:3voZ5BlJ0
>>719
均衡のとれた引き締まった肉体は、今や人ならざるものの特徴を存分に備えた怪人の姿。
変な色の体表でも効果ありなら…もう知らん。

空中でバク転じみて二度回転、ズザーと若干の距離を取って着地。
仮面じみた顔面の奥、鋭い牙の並ぶ歯列から熱い息を漏らすと、獣じみて身構えた。
両腕両脚のヒレじみた形状をした生体カッターが、血を求めて戦慄いた!
「早く終わらせたいだけだよ。変な描写すんな」


「オラオラオラ!」
一度ポーズを取れば、雄叫びと共に蹴りかかる、斬りかかる!硬い刃をサイボーグの怪力で振り回せば、それ即ち鉈の如き破壊力。
迫る触手の乱舞。全身を使った暗黒カポエイラ舞踏じみた動きで迎撃大切断せしめんと、手足を振るう!
「誰でもいいからとっとと終わらせろ!」
721 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/05/22(水) 00:08:51.82 ID:nuaG86oh0
>>719
人体には効果が無い酸であるがゆえに体内に入れればセーフ・・・セーフでいいんだよね?
とにかくブリーフは守られた スーツはどっかいって久しく またストックは星の数ほど存在するから実質ノーダメである

そしてソーマタージが触手に迫られている隙を狙い 銛を眉間にたたきつけんとするだろう
722 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/22(水) 00:13:19.14 ID:K8+2vLDU0
>>719
「ほう?」

溶け出す衣服。
なんだやっぱりイムカが二の足を踏んでいたのはそういうことなのかと納得。
勘違いは加速する!

「…よし」

シパンッ!と苦も無く水球を髪で切断。
更には己の髪で隠すべき事を隠せばビーチに『ヴィーナスの誕生』!

「貝が無いのが不甲斐ない。
 Yo Say 生足魅惑の…スーパーヒーローッ!」

ズバン!と砂浜大爆発。
クレーターが出来上がるほどの衝撃を繰り出して少女が空を跳ぶ。
グルングルンと三半規管が悲鳴を上げること間違いなしの高速回転を続けながら。
その回転の中で徐々に徐々に髪が螺旋を描いて収束し…

「『カヴァタッピ』!!」

岩どころか戦車だって貫く巨大ドリルが完成。
クラーケン目がけ空より堕ちる!
723 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/22(水) 00:23:12.11 ID:a1Ws9QVto
>>720-722

 恐るべき圧力でソーマタージに迫る大量の触手!!
 それはソーマタージが展開した刃で斬りかかられ次々に切り飛ばされる!

【が、しかし流石は高位モンスター!斬られる度にすぐに再生し新しい脚が生える!】

 斬られる!再生!迫る!斬られる!再生!迫る!
 恐るべきループ!周囲でビチビチする脚が増えると共に均衡が崩れれば悲惨な光景が展開されよう!!

【ソーマタージが攻撃の大半を請け負っている間に―――】

 水牢から脱出したパッパルデッレと水牢を飲み干したジョージがジャンプ。

 片や、猟師の如き勇ましさで剛力にて銛を叩きつけとし、
 片や、ファイナルベントしたナイトなライダーの如し。

≪だってんですーーー×◎×≫

 見よ!ジョージが突き刺した銛を!その直後、パッパルデッレの飛翔ざ…カヴァタッピが
 銛を体内奥深くに捻じ込むように襲いかかるのを!!

≪サヨナラ!!≫

 クラーケンは周囲一帯に美味いタコ墨を撒き散らして爆発四散!ナムアミダブツ!!

「…終わったな」

 全身真っ黒になりながらイムカは勝利宣言。
 死傷者は僅かに出たが成果は莫大。文句なしの大勝利であった!!

「皆、無事か!!」

 −−−−−−−−−−−−−
【んでもって】

「路銀はたまったし。まあ勝てばなんとやらだ」

 エビとチーズのサラダのルームサービスを食べながらスイートルームで一泊する越境者の姿があったとか。
724 :パッパルデッレ [sage]:2019/05/22(水) 00:30:29.57 ID:K8+2vLDU0
>>723
「宙を回遊するマグロっぽい魚が大量に湧いたとかいう話がある。
 それと極寒の地に山ほどの大きさの蟹が出たとか。
 あと、死者すら生き返るほど美味しい魚が近くにいるとかいないとか」

食に貪欲な皆の守護者見習い。
クラーケン退治に味をしめたか路銀はあれど漁に出たい厄介な状態に。

「イムカ大丈夫、どれも服は溶けない透けない、行ける!」

勘違いは是正されていない!!
725 :ソーマタージ ◆P2bEA4mHeU [saga]:2019/05/22(水) 00:30:45.40 ID:3voZ5BlJ0
>>723
「DIIIIIIIIEEEE、切断!」
斬!斬!ズババなバッサリ感を凌ぎ切り、最後の一本を斬り飛ばす!越境者の攻撃が突き刺さる!
振り抜いた腕の勢いに任せてその場で回転。大爆発を前に残心!
「ファイナルベント?」

「何とかな。また生き残っちまった」
周辺の空気を吸い込んでの冷却。灰色に淀んだ体は、やがて元のソーマタージの姿を取り戻す。…逞しい裸体の。
幸か不幸か、飛び散ったタコ墨でスプラなトゥーンじみて塗り潰されたので、細かい部位とかは隠れて判別が難しいだろう。股間とか。
「NIGGERS?」


「次からは、バカンス先もよく考えて選べよな」
半袖のシャツに短パンという、まー動きやすく水辺っぽい格好でエビをつまむのであった。
726 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/05/22(水) 00:36:13.81 ID:nuaG86oh0
>>723
クラーケンとの戦いは人間側に軍配が上がり 勝敗は決した
しかしその戦いは数多の犠牲の果てに得た勝利だった

そしてジョージは旅立ちの日まで割り当てられた部屋にこもったまま出てこなかったという・・・・・
727 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/05/22(水) 00:40:01.39 ID:a1Ws9QVto
>>724-726

 実際、たまに儲けたらこうやって思いっきり散財するのが問題じゃないかという
 疑問があるかもしれないが、設けたら豪遊するってメゾットは冒険者的に必須であろう。

【蓄財などそれこそ冒険者に似合わぬ!】

 すっかり海の幸に目覚めたパッパルデッレに赤裸々に墨ヌードかましたソーマタージ。
 そして、ジョージに関しては合掌といわざるをえない!

【おちまい】
728 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2019/05/24(金) 05:01:47.28 ID:OTBCDK2X0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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729 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/04(火) 22:34:59.52 ID:MplNnMQco
【サイバーパンク世界スプロールにて】

 スプロールの現状は相も変わらず混沌という言葉がよく似合う。
 人々はサイバネのパルク品を購入し、安易に生身と機械を置換し、
 サイバーサングラスを通して視るAR(拡張現実)は電子とリアルとの狭間をひどく曖昧なものにした。

【暗黒メガコーポが支配・管理する世界であらゆる行政・インフラサービスはテクノロジーと無縁ではいられない】

「よーするにだ。時に視界をジャックされたり脳みそを焼かれるリスクなんて、
 もはや大したことはないわけだ。不便か便利か。だいたいはその二択でどうにでもなってしまう」
≪0001111010101≫

 イムカは周囲に外して保持な(KEEPOUT)≠フホログラフィックを投影し、
 ガイシャの状態をサーボスカルに探らせている。

【そのガイシャというのはこれまた不思議で頭部全てをメタルスケルトンそのものに換装した、
 中々に極まったサイバーゴスであった。頭部からケムリが出ている】

 突然に頭部から黒煙を出して急死したという通報を聞いてやってきたイムカ。
 実際、さっさと来られたのは運がいい。たいていはジャンク屋にハゲタカめいて持っていかれてしまう

【舞台はとある露店街の一角である】
730 :ジョン [sage]:2019/06/04(火) 22:42:50.90 ID:xyLp2Wse0
>>729
「何とも他人事には思えん事件だ」

無骨な全身鎧型強化服の上からフード付黒革長コートを羽織った存在が
KEEPOUTのホログラフィックの外からその状況を見つめていた。

全身鎧型強化服風義体、即ち完全義体である彼にとっては興味を引く一幕だ。
731 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/06/04(火) 22:44:54.73 ID:GbeMGECc0
>>729
「ふ、ぅむ……」
「……型式とか、製造元とか……どうでしょうか……」

ガイシャの小脇に屈み込み、慎重に検分を開始する半人
これでも一応デッカーの一員である為、お仕事の内と言えよう

「他人事ではないですからね、全く恐ろしい」

しかして半人の無機的な部位はそのほぼ一切が独自性を保つ
ハード面もソフト面もであり、そういう意味ではハッキング行為に対しては極めて強固な防壁であるとも言えた
反面、複雑怪奇に絡み合う諸々を、善的な方向に扱う為に読み取ろうとしてもほぼ不可能な点も無論存在するが
732 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/06/04(火) 22:47:52.64 ID:fYUJLzxg0
>>729
ロイ「いやはや 相変わらずけったいな格好だ事」

現れたのは伝説の極道 現れた先にはぺんぺん草の一本も生えず
仁義をわきまえ 弱気を助け強きをくじく ドゴジマドラゴン

という不名誉な二つ名を頂戴する不幸な≪カタギ≫のロイ・ゴールドマンである

ロイ「で? こういった機械化した連中が毒電波で焼き殺されるなんてよくあることではあるが・・・一体何がそんなに気がかりなんだ?」
とイムカに問いかけた
733 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/04(火) 22:55:16.59 ID:MplNnMQco
>>730

「ん?君は――どこの企業の人間だ?」

 と、一瞥するなり奇妙な事を言うイムカ。というのも、

「なに、幾らお手軽にサイバネ置換ドーゾな昨今でも、
 全身義体化はなかなかに思い切った話なものでね」

 眼球などの部分的サイバネ化はもはや眼鏡と変わらないレベルの気安さだが、
 全身となるとゴーストやら自意識やら、それってもう人間?やら、
 様々な社会通念が障害となるのは致し方ないことである。なによりも、

「そこらのヨタモノではメンテナンス費用だけで青息吐息だろうからね」

>>731-732

「ん?ああ…」

 サーボスカルがタェンティースと接続しながら細かい解析をうにょうにょしているところで、
 露店街の守護神にして、レジェントの階段を駆け上るヤクザがやってきた。

≪0000111110101≫

【現在、タェンティースの視界は沢山のウィンドウと、やたらと自己主張の激しい眼鏡をかけた3Dドクロが占有中だ!!】

「偶然ならそれでいいが電子パルスめいた兵器だったり脳内ハッキングで焼かれたとかだったらコトだろう?
 特にここの守護者様ときたら、電子的攻撃には極端にダメなのだからな」

 この界隈に近づくと無作為に脳を焼かれます。なんて噂が立つだけでもマズいのは言うまでもなかろう。
 この世界はロイのようなウェット(生身)のほうがずっと少ないのだ。

≪0000111110101≫

 黙々と焼け焦げた電脳の部品をタェンティースに渡すサーボスカル。
 こうなってしまうと人格の再生も、もはや絶望的である。
734 :ジョン [sage]:2019/06/04(火) 23:07:38.45 ID:xyLp2Wse0
>>733
「別の世界の軍人だ。戦場で色々と吹っ飛んでしまってな。
 軍と提携している企業の計らいでこうして生き延びている」

イムカの問いに微動だにせず答える。

「偶然通りかかっただけなのだが…
 此処ではこういう事が頻繁に起こるのか?」
735 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/06/04(火) 23:07:39.08 ID:GbeMGECc0
>>733
「うーん、物理的にもムリそうですねこれは……」

どうも、と軽くジョンとドラゴンにご挨拶
中身が死んでいても、外見がそうでない限り少なくとも捜査の面で情報を得る事は可能だ
それすら叶わないとなると、解析班に託す以外の手段を取る事は出来ない
メガネドクロの数多のウィンドウのそれぞれに視線を走らせ情報の取捨選択
サーボスカルの狂気をは存知ではあるが、それでもこの手の解析機として半人より遥かに性能で優っているのも然りなのだ

「……兵器なりハッキングなり、どちらにせよ近辺には情報が多過ぎますね」
「あ、カメラ……ないかな、この辺……」

スプロールの街の猥雑さは言うまでもない
ネオンライトの煌々と眩しい露店街、周辺の様子から何かしらを特定するのは難しい
ライブカメラの存在を探り周囲を見渡した
736 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/04(火) 23:18:01.11 ID:MplNnMQco
>>734

「ああ、越境者か。マネーが無いならウチはいつでもアルバイト募集中だぞ」

 実際、イムカのインペリアル・エンジニアリンクはいつもアルバイト募集中だ。
 月月火水木金金のフレーズの名のもとに、ゾンビを量産することで定評がある。真っ黒!

「いや、道端で突然に焼かれるなんて早々無いと言いたいところだが、
 時折、乱暴なマッポの治安維持で毒電波が流れて通りかかりが脳を焼かれることはある」

 なんたる生命の値段が戦場並に安い大都会であることか!!

>>735

≪000011110101≫

 サーボスカルが内部にカメラを入れたところ、主要部品の製造番号は削り取られている。
 これ自体は別に珍しいことではない。管理ファック!な風潮はどこにだってあるものだ。

【裏サイバネに流れた時か、ユーザーが注文してそうしたのかまでは分からない】
 【→部品の癖などでネットワーク検索…該当なし。全てリアルタイムで半人と共有される】

≪00011110101≫

 タェンティースの言にサーボスカルは早速監視カメラの閲覧権限を都市管理コーポに申請中。

「それにしても、頭部はご覧の有様だが随分と質のいい人工皮膚だな」

 首から下の人工皮膚をつまむ。実際、一介のゴスにしては高品質な――

「まて、コイツ、何処までサイバネ化している」

 メタルスカルな頭に目が行き過ぎていたが、首の皮膚をめくるとソコもサイバネで――

【タェンティースがスキャニングすれば分かるが、実際全身サイボーグである→(>>733のジョンに無けた台詞も参考に)】
737 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/06/04(火) 23:18:05.73 ID:fYUJLzxg0
>>733
ロイ「その手の“偶然”は割と頻繁に起きているイメージなんだがなぁ」
腕を組んでフムムと唸ってしまう

場末の飯屋で突然電波で脳を焼かれて死んでたとか言うのが多すぎるイメージ?

ロイ「守護者になりたくて守護者になったわけじゃないんだがなぁ・・・まぁ仕方がない
   どういった経緯でアレ 慕ってくれる奴らの脳髄を焼かれるのは目覚めが悪いもんだ」

何かわかったか? とサーボスカルに聞いてみるテスト
738 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/04(火) 23:23:17.11 ID:MplNnMQco
>>737

≪0000111101010101≫

 ロイに懇切丁寧に説明中なサーボスカル。なお、解読は当人の努力に任せる。

「ガイシャの身元が分からん。このゴス、何処からやってきた?」

 まあ、そう言ったところで偽造市民IDやらそれ以前にノー市民IDもいたりする世界なので、
 極めて珍しいとも言い難いところではあったのだが。

「人工皮膚もよくできていてな。ほら――」

 服をめくると、大小の傷が故意に刻まれた人工皮膚がお目見えだ。
 なお、ロイもサイバーゴスと多少付き合いがあるならこれは実は結構おかしい。

【ゴスはフラットであることを是とするため、格好つけであろうと傷ファッションなんて付けるのは滅多にない】

 と、言うより、ロイはこの傷の位置やら何やらに覚えがあるはずだ。
 具体的に言ってしまうと、ロイ自身が服を脱いで鏡を見ればいつでも見える。
739 :ジョン [sage]:2019/06/04(火) 23:30:54.08 ID:xyLp2Wse0
>>736
「そうなのか?なら使ってもらおうか」

歩み寄っていく完全義体。
金欠っぽくはないが…

「…物騒だな、しかし被害者は一人。
 無差別や突発的に毒電波を流した、と言う訳ではないんだろうな。
 
 ……完全義体の上に人工皮膚まで使っていると言うのは、
 ただの金持ちの道楽で済ませていい範囲を超えていると思うのだが。
 よもや俺と同じような立場のニンゲンだったりするのか?」
740 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/06/04(火) 23:35:47.03 ID:fYUJLzxg0
>>738
ロイ「ふむふむ・・・なるほど よくわからないということがよくわかった」
相変わらずのテック音痴っぷりである

さて 色々としらべてみたら 妙に見覚えのある傷が随分と刻まれている
特に左腕が右腕と比べて傷が少ないのもそっくr

ロイ「・・・・・」
さて 節操のないスキル取得をしているロイ・ゴールドマンであるが
身元不明者の捜索のため 頭蓋骨から生前の顔を復元する 復顔法なんてのも身に着けているのだ

メタルな頭蓋骨のガワがどんな顔だったか 復元することは可能だろうか?

ダメだったら素直に傷跡が自分にそっくりだと口に出すだろう
なおいきなりもの肌脱ぐようなことはしない 多分
741 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/06/04(火) 23:39:33.36 ID:GbeMGECc0
>>736
「……ん、この方……」

全身サイバネティクス化しているのか、とポツリ呟きを漏らす
実際そういった反応を示す程度に、一般市民としてはレアな存在であるが故だ

「ありがとうございます、サーボ」
「……この皮膚も、ですし……」
「無差別殺人の被害者、新兵器の試運転……そう言うわけではないかも……?」

余りにも証拠が隠滅され過ぎている、状況として自然な風に
整然とし過ぎてスプロールらしからぬ周到さの気配が香ったと言ってもいいだろうか
ジョンとロイの検分待ちになるが、どうにも計画性の存在をぼんやりと感じている半人
742 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2019/06/04(火) 23:45:16.14 ID:GbeMGECc0
//すみません、ちと早いですが落ち…!また宜しくなのですごめんなさいっ!
743 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/04(火) 23:48:42.12 ID:MplNnMQco
>>739

「メタルスカル頭部自体はサイバーゴスのムーブメントゆえそうだと思っていたが、
 全身サイボーグとなると話は変わるな」

 より機械との一体化、生の肉体との別れを切望するサイバーゴスにとって、
 全身義体は正にドリームそのものであり、多くがその費用とコストから現実を思い知るところである。

【ドリームはドリームだからドリームなのだ!!】

「損傷は頭部に集中。他に異常は無し。脳を焼かれたか、極端な高負荷がかかったかだな」

 それこそ頭部が焼き切れるくらいに。

【さらにジョンが自ずから解析機能の持ち合わせがあれば、
 このガイシャのサイバネには構造的にかなりの遊びがある。身長や体型など思いのままだ】

>>740

≪00011110101≫

 サーボスカルが頭部のサイバネ部分を調べている。いくつかの可変機構と軟性部品が使われている。
 残念ながらロイの復顔法もサイバーテクノロジー相手では荷が重いようだ。

【かなり顔面の変更にも融通が利いてしまうというべきか】
【つまり、任意の頭部になりきることもある程度は可能…ということ】

「君にそっくりだと?背格好は随分と違うようだが、妙な共通点だな」

 ガイシャは別段、短足と呼べるような体型ではない。が、

>>741

≪000111110101≫

 焼け焦げた頭部の更に奥の奥までメスと解析機を突っ込むサーボスカル。
 マイクロマシンと高度一体化されているはずの電脳の有様は悲惨の一語に尽きる。
 膨大な過負荷がかかったことは疑いないのだが、

≪0000111110101≫

 どうにも外部からのパルス攻撃ではありえないとサーボスカルは告げた。
 死亡時にはオフライン状態であったこともギリギリ解析出来たナノマシンから見つかった。

≪0001111010101≫

 電脳断片の修復を行ったので、タェンティースと繋がるケーブルの間に防壁をかませるスカル。
 時に攻勢防壁トラップが仕掛けられて脳を焼きにかかるという事例もあるからだ。

【そうして、電脳断片のヴィジョンを閲覧すると――!!!???】

 死闘!激闘!数多の世界!数多の敵!グリーンスキン!ディーモン!オーガ!スケイヴン!
 流転する世界の光景、世界の終わりの如き有様すら幾つも!

【このガイシャが何を抱えてこの露店街までやってきたのか。
 まず断言できる、越境者≠フ疑似記憶なぞ抱えてしまえば脆弱な模倣者の脳と精神など容易く自壊する!】
744 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/04(火) 23:49:22.45 ID:MplNnMQco
>>743

//タェンティースへの情報が皆に伝えられたことにするでゴザル
745 :かぶり ◆7o2VmDCU/gqh [sage]:2019/06/04(火) 23:57:51.81 ID:fYUJLzxg0
>>743
さて こいつの頭の中が判明したらしいので見てみたら
まぁなんとも既視感のある内容であろうか

ロイ「おい そこの伍長殿 頭の中がパンクでもしたか?
   なまじ足が長いから血の巡りが悪くなるんだ 次は短足に生まれてきな」

コツンと足先で頭蓋骨を小突く

ロイ「中々愉快な物を見せてくれるじゃないか しかしウェットの俺の記憶なんぞどうやって手に入れたんだ?」

問題はそこだ ここいらの様な脳髄でネットワークにつながった連中ならともかく
自分の記憶を抜き取ってデータ化したと言うのか

ロイ「きな臭いなぁ 一体どうなってんだ?」
746 :ジョン [sage]:2019/06/04(火) 23:59:17.15 ID:xyLp2Wse0
>>743
単身、様々な任務をこなす事を期待されるジョンの義体には
当然ながら一定レベルの解析機能も存在しており…

「いっその事、流体多結晶合金製の義体にでもしろと言いたい構造だな。
 人知れず誰かに成り代わるつもりでもいたのか…
 
 ……熱心な誰かのファンという線も微粒子レベルで浮かび上がったな。
 疑似記憶の売買などは盛んか?いや、そもそも合法なのか?」

747 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/05(水) 00:09:54.50 ID:e2rUgELAo
>>745

「完全再現ではなかろうがな。ある程度は誤謬もあるだろうさ。
 要するに、君のパーソナリティを再現出来ればよかったのだろうが…」

 それをやろうとした結果、猛毒を脳に入れたままというような状態となってしまい、
 結局はここで自滅・自壊してしまったといったところか。

【越境組織ならある程度≠ヘロイの足跡を再現も可能であろうが――
 まあ、ツギハギ塗れのシロモノですらこの有様だ。経験という土壌が無い精神では砕け散るのも自明だ】

「ロイ・ゴールドマンを再現してスナッチ(乗っ取る)?随分と乱暴かつ夢見がちな話ではある」

 口の中の残骸を解析したら、暗殺用と思わしきZAPガンが発見される。
 成功確率がミジンコレベルであることをのぞけばおおよその企みも読めてくるのだが、

「君、メガコーポを特に怒らせた記憶は…越境者なら誰にでもあるな。うーん」

>>746

「疑似記憶の出来そのものはそれほど良いとは言い難いな。
 が、表層を取り繕うには十分なのだろう。そのうちボロは出るだろうし、
 脆弱な脳ではそれすらできなかったようだが」

 ジョンの言葉も重ねて、これは誰かに成り代わることに特化した全身義体であることが確認された。
 こんなものがメガコーポのアーコロジーでもない、ただの露店街で見つかるという事自体が重篤なサイコハザードになりかねぬ。
 もしかして隣人が別の誰か、などという疑心暗鬼が始まれたパニック待ったなしだ。

「解析装置の穴がある(住人が作っているともいう)レッドエリアでやるには悪質に過ぎるな。
 手段と原因は分かったが、目的と何処から来たがわからん。一度、本格的に解析したいところだな」

 後は何処かから権限に関する横槍が入らないか懸念されるが、と言ったところで
 この奇妙な事件は持ち帰りと相成ったわけだ。

//いじょ!
748 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/06(木) 21:49:42.83 ID:HwzXOsQG0
ホワイトネスが誇るサイバー技術の粋、所謂パワードスーツである人型浮翌遊戦車『パラディン』
ブレイクスルーによるバイオ技術の粋、テストモデル『ウイング』を含む人工生命体『ワルキューレ』

この二つの兵器を基軸に活動するホワイトネスは対越境者用兵器開発の必要性に迫られていた!

本社世界において並ぶものは無いとは言え既に『パラディン』は旧式兵器。
対越境者用兵器としては純粋にパワーが足りない。
虎の子の『ワルキューレ』は長期運用においてのエネルギー摂取に問題が浮上。
放っておくと弾薬代より食費が嵩む始末だ。

そう、全てはエネルギーの問題である!

強力な兵器を運用するには強力な動力源が必須。
サイバーにせよバイオにせよ新たなエネルギーの確保が次の一歩へ踏み出す鍵であった。

こうしてホワイトネスが誇る敏腕エージェント達へ一斉に指令が飛ぶ。
『新たなエネルギーラインを確保せよ!』と。
エージェント達は思い思いの方法でエネルギー確保に動く。

これは任務に従事する1人の新人エージェントと越境者達の物語…

---
「と言う訳で海です!」

腰まである長く煌めく黒髪と縦に横にデカいとしか言いようのないメリハリボデー
加えて腰に吊り下げた凡そ生身の人間が扱う事など考えられない巨大拳銃が特徴的な
サングラスに前を開けても些かパツパツで窮屈そうな黒スーツ姿の女性が
越境者を呼び出したのはとある世界の観光地の海岸である。

ワルキューレらの食費を何とかしようと新たな食材探しにやってきているのだが…
749 :アラズ :2019/06/06(木) 21:56:47.09 ID:lPckYaHP0
>>748
「あぁ?」
「……あぁ……」

ニア・シューペリオリティと同じ容貌、しかしてその表情は凶悪ちっくな少女アラズ
全くこの時期に似つかわしくない赤マフラーをたなびかせて仏頂面、右腕は月銀のガントレットで覆われている

「……何しろってんだよ、タコ漁でもすんのか?」
750 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 22:03:15.99 ID:2r3jnTIXo
>>748

「デスデス。ウチ、ごはんオーガニックたっぷりでおいしいデスよ?
 それに待遇安心デスデス。なによりごはんたたっぷり(大事な事なので二度(ry)」

 たくさんのごはんを持って遭遇する度にホワイトネスのエージェントやら
 ご自慢のワルキューレに狡猾なるヘッドハンティングをやらかしている某トンチキトルーパー(匿名希望)!

【つまり、死活問題なのだ!という状況を決断的補強!!!】

 −−−−−−−−−−−−

【んでもってそんな状況下で海!!!】

「貴様等、運用コストとか頭になかったのか?」

 赤い水着にグラサン付けてパラソルまで立てて
 ちょっと早めのバカンスくつろぎモードなのはイムカ・グリムナー。

【そのバストは豊満であった】

 聞けば聞くほどホワイトネスのホワイトは名前倒れでは?と思わざるをえない。

「うーむ…」

 そして、まっくろくろすけの上下を見やりながら、

「暑くないか?」

 と素っ頓狂な事を言うのであった。なにより、何故海なのだ!!???
751 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 22:04:49.41 ID:2r3jnTIXo
>>749

「………」

 海でマフラー。暑くないのだろうか?
 極めて真っ当かつ何かいろいろなメタに踏み込みそうなイムカの疑問であった!
752 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/06(木) 22:18:01.43 ID:HwzXOsQG0
>>749
「どこぞの海岸ではタコ大量発生らしいですが違います!」

体格だけでなく声もデカい女エージェント。
三人寄らずとも姦しい。

「私たちが狙うのは回遊魚!ちょっと特殊で大きいヤツをハントです!」

>>750
対カノッサとんちきトルーパー部門の設立も真面目に視野に入る状況。
社内外は今日も混沌極まっている!

---

「未知の技術を取り込もうとすると如何しても不測の事態は免れず!
 こうして対応は後手後手に…」

ぐぐ、と拳を握りしめ涙もハラハラと…熱血!

「社内規定ですので!」

暑くないかの返答にはなっていないが職務中はこの格好なのである。

>>749>>750
「皆様ご足労ありがとうございます!
 依頼主のホワイトネスエージェント西道橘花です!
 現在新たなエネルギーライン、即ち美味しいご飯を探索中です!
 調査の結果、この海には魚としてはグンバツの栄養価を誇る種がいるそうです!
 で・す・が!どう言う訳か専門の漁師さんがいないのです!
 新規開拓のチャンス?それともガセ?
 全ての謎を解明し、お魚を安定供給出来るようにするのが最終目的です!
 何はともあれ先ずは実際にどんなお魚なのか捕獲してみようと思います!!」

兎に角声がデカい。妙に暑苦しいパッション味も感じる。

「目的のお魚の名はカジキマグロヌス!
 成魚は最小個体でも私くらいのサイズの回遊魚です!!」
753 :アラズ [sage]:2019/06/06(木) 22:24:58.66 ID:lPckYaHP0
>>751-752
「……ほれ」

ペロン、と訝しげな視線を向けるイムカにマフラーを捲って見せる
汗ひとつかいていないではないか、しかも近づいてみれば分かるが赤マフラーの周囲の温度は明確に5度ほど下がっている!
特殊な繊維で編まれた魔法のマフラーだ、常に快適な温度を首元にお届け

「回遊魚」
「……マグロとか?……ヌスってお前、古代魚っぽいそんな……」

反芻してしかし、マシンガントークを前に反論は出ない
その辺実は割と押しに弱い性格なのだ、クローンのオリジナルであるニアに似たと言ってもいい

「船……だよな?デッカくて頑丈な奴だろうな、んな魚捕まえるって沈むぜヘタしたら」
754 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 22:28:57.98 ID:2r3jnTIXo
>>752

 というわけでも巨大企業であるカノッサ機関からもーれつなハラスメントを受けていることもあり、
 必要に迫られたホワイトネスは危急の対応に追われているということになった(モノは言いよう

 −−−−−−−−

「言いたいことは分からなくも無いが」

 何故、こうまで明後日の方向にすっ飛んでいった!?
 とまでは口にしないのはイムカのせめてもの慈悲であった。

「ふむ、最終的には遺伝子情報の取得による促成複製培養でも目指しているのか?」

 ウームと考えながらも、ちょいちょいと彼女に無色透明の固形物を差し出してみる。

「エネルギーグリスでは解決しないのか?少なくとも腹は充たせるし栄養満点」

 なお、無味無臭でおまけに味覚障害副作用もあるので食の喜びはオタッシャする。
 そーいえば、越境者の面々にも大不評である。

【よくよく考えたら、選り好みまで覚えてしまった兵器ってアレと思うがカノッサのとんちきも大分アレなので
 最早、兵器(笑)状態は越境組織の一般ジョーシキめいている。なんたる世界だ!!】

「まあ、栄養という一点には興味があるので協力もやぶさかではないが」

 実に声量が大きいものだとか思いつつ、ミッション規定はあるのか確認するテスト。

【銃禁止とか燃やしたらダメとか、グレネード放り込んでのガッチン漁はどうよ?とか】

>>753

「…マフラーとは?」

 意外な機能に感心はすれど、マフラーという存在の定義が乱れるのであった!!!
755 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/06(木) 22:41:12.61 ID:HwzXOsQG0
>>753
「そうですね!船要りますね!地元の漁師さんの協力が欲しいです!!」

そこら辺は未だ手を回していなかった!新人故のってことで!!

>>754
「美味しくないのは問題外です!ワルキューレちゃん達も生きてます!!」

両腕でバッテンをつくるエージェント。

「なるべく生け捕りがいいですね!最悪食べれる状態であれば良しとしましょう!!」

>>753>>754
とまあ、皆で打ち合わせをしていると…

どっぱーん!
海に浮かぶ誰かのヨットが水飛沫と共に空中へと舞い上がる。
ヨットは宙で真っ二つに斬られ、堕ち、海に沈んでいく。

ヨットを舞い上げ二つに斬ったた存在は未だ宙にあった。
というか宙を動いている。まるで泳ぐように。

「アレです!アレが目的の!」

胸鰭は羽のように発達し、長く伸びた嘴が船を穿ち、
その背鰭が船を斬ったのを越境者たちは見逃さなかった。

「カジキマグロヌスです!!」

カジキマグロヌス。
その嘴と背鰭は巨大タンカーの船底を穿ち切り裂き、鱗は貫通力のない砲弾を弾き飛ばす。
海どころか空すら問題なく当然のように泳ぎ山もビルも関係なく突き進む。
天災の一つとして捉えられ、繁殖力も極めて旺盛、討伐依頼が後を絶たない。
…というこの世界では当たり前の情報を新人エージェントは手にしていない。
さて、越境者たちは如何だろうか?
756 :アラズ :2019/06/06(木) 22:45:30.47 ID:lPckYaHP0
>>754
「見た目よ、見た目」
「常識に囚われるなってこった」

そのドヤ顔は渾身であった

>>755
「……」
「……」
「……うし、帰っか、あちーし海も堪能したしなー」

件のお魚が元気良く跳ね回る姿を見て表情を失う
んでもってさっさと宿へと帰ろうとするではないか、現実逃避!
一目見て理解出来るレベルにアブナイな奴を前にして、その辺の反応は常識的と言えた
757 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 22:49:12.82 ID:2r3jnTIXo
>>755

 と、まあわりかし暢気なブリーフィングをしていたその時!!

【どっぱーんと共にアワレなヨットが四散する冒涜的光景と殺人マグロめいた御姿!】

「思っていたのとだいぶ違う…というかアレは魚と既定していい生物か?」

 イムカは激しく疑問!が、まあエモノがわりかし側にいるのは分かったし、なにより、

「さっそく舟を出すぞ。レッツ討伐だ!」

 片手に銛を握って雄々しくも決断的宣言!!

【あ、なんかこの漢女のツボというかスイッチに入った感】
758 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 22:50:24.84 ID:2r3jnTIXo
>>756-757

 片方はさっさと帰ろうとして、片方は漢女のスイッチ入った。
 解説のだってんです=サン。この場合、どっちの女子力がアレとみるべきデスか?
759 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/06(木) 23:03:00.53 ID:HwzXOsQG0
>>756
「そうは問屋のおろし金!!」

アラズのマフラーを引っ掴み引きよせるエージェント。
その馬力は戦闘サイボーグに引けを取らない。

>>757
「はい、頑張りましょう!」

あの惨状を見てやる気に火が付くのはバーサーカーかアマゾネスだけである。
残念ながら此処にはその類とそれに巻き込まれるのしかいない。

>>756>>757
なお真面な漁師は全員勇気ある拒否を申し出た。当たり前である。
残念な事に討伐依頼を受けて出港する船の類は全部出払っていた。
今年は異常繁殖しているらしく、対策済みの強化船ですら数割沈没するらしく。

「困りました!仕方がないので奥の手を使いましょう!!」

エージェントが胸元から取り出したのは小瓶である。
なんでも小瓶の中の成分がカジキマグロヌスの好む匂いを出すのだとか。
何故そんなものを持っているのか…その謎は後日に解明するしかない!!

さて危険性を知らぬままに呼び寄せるアイテムを持つエージェント。
周囲が気付く前に海岸で小瓶の蓋を開ける!

どぱん!どぱん!どぱあああん!!

「!…大漁ですね!!」

漁師たちが、観光客が、皆が大騒ぎで海岸から離れていく。
視線の先で空を覆い尽くす量のカジキマグロヌスの群れ。
向かってくる。一直線に。当然ながら対策しないと一撃で串刺しにされる!!
760 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 23:10:11.15 ID:2r3jnTIXo
>>759

「大の大人が。それも猟師が随分と惰弱な話だ」

 と、ヤレヤレするイムカであるがネジぶっ飛んだ奴の罵倒など
 相手にとっては実にどーでもいいシロモノであったことだろう。

【んでもってご都合――もとい真田=サン的な奥の手発動!】

「イヤーッ!!」

 カワイイ悲鳴とは程遠い決断的シャウトと共に包囲間際に猛然と奪取。
 パワーアシストにて腕に紫電を走らせながらも銛の投擲と共にその勢いのままに滑り込み回避を図らんとせん!

【歴戦の猟師もかくやという銛の一投であった!!】
761 :アラズ :2019/06/06(木) 23:11:05.82 ID:lPckYaHP0
>>757-759
「やーだーやーだーかーえーるー!」

しかし逃げられなかった!ずーるずーると連行されるアラズ!
女子力で言えばアラズは低くはない、態度がアレだが家事全般を得意としている
だが漁、漁とあらば話は別だ、しかも獲物がなんかアレだし
まぁ……なんて言いますってんでしょう、漢女力(じょしりょく)ではイムカの勝ちだってんでしょうね

「……なんでんなピンポイントなモン持ってんの」
「って、おいおいおい!バカなんだあれファック!!」

殺到する魚……否砲弾の嵐!
ディープメイカーの触腕を精製、八のそれを巧みに素早く結界めいて操り飛来する槍を打ち落す払う去なす!
762 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/06(木) 23:19:55.06 ID:HwzXOsQG0
>>760>>761
ドカンだのボカンだの通常の漁では聞くことのない破砕音が周囲に木霊する。
湖に爆発物投げ込んでやる漁?だってここまでの音はしまい。

衝撃を受け突っ込んできた複数のカジキマグロヌスは砂浜でビタンビタン!
数度跳ねると宙に舞う!やはり鱗が硬い。致命傷には程遠い。

周囲では勢いのままに砂浜に突っ込み地面を抉って急上昇していくカジキマグロヌスの群れ!!

「とやー!」

小瓶を手にしている、
即ち絶賛ヘイト稼ぎ中の女エージェントは黒い砲弾の雨を機敏な体捌きで避ける避ける。
ただ瞬発力はあるのに異様に進みが遅い。
ぼてん、ぼてん、ぼてん。
砂浜である事を加味しても足が遅すぎである。

結果としてカジキマグロヌスの群れは一点に集中している!
763 :アラズ :2019/06/06(木) 23:30:12.61 ID:lPckYaHP0
>>762
「硬った」
「……これどうやって捌くんだ?」

若干引き気味にその魚の強度を再認識
ともあれ第一波を防ぎ切り、次の迎撃をと体勢を整えた矢先……

「いやお前それ捨てろ!」

アレなアイテムを持ったまま走り回るエージェント!
それがある限り狙われ続けるのであろう、なればいつかは限界が来るはずだ
しかして一箇所に集まる魚……一箇所に?

「……」
「……そぉい!!」

ディープメイカー八本をハエたたきめいて編み合わせ、殺到する魚目掛けてばちーん!!
エージェント?なんとか避けれたんじゃね?(他人任せ)
764 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/06(木) 23:39:17.71 ID:2r3jnTIXo
>>762-763

「なんという鈍足だ」

 しかししぶといので的には最適解めいてもいると感想。
 さてさて、役立たずのようにいつまでもつっぶしてしるわけにもいかない。

「賽印流投擲術――見せてやる」

 一瞬、天を仰いで偉大なるマスターのご尊顔を思うイムカ。
 イムカが賽印流をする度に何故か苦笑いしか浮かべていない気がするが、
 そこはアレだ。ニンジャとしての未熟さゆえ見ていられないって奴なのだろう。精進せねば。

「よし、そこがいい。スカル!」
≪0001111010101≫

 水着姿のイムカにサーボスカルがありったけのクナイダートを渡す。
 それは全て輪の部分がワイヤーで繋がれ、さながらクナイウィップめいた様相だ!

【ジャラアアアアアッと、長大なクナイウィップを巧みに(あるいはトンデモ膂力で)操り、
 ちょうど、橘花への包囲の外周にさらにクナイを半包囲させたような状況を構築!】

「賽印流投擲術――山茶花(サザンカ)!」

 そしてワイヤー――否!爆導炸が一斉に爆発!大量のクナイが爆発衝撃で四方八方に飛来!
 凄まじきはただクナイの群れがただ飛散するのではなく、所々でビリヤードめいてぶつかり、
 長時間にわたりクナイ結界を維持するという正にアンリミデッド・クナイ・ワークス状態になることだ!!

【こんなトンチキシチュで何故か大技を披露!ナムアミダブツ!これもマッポーの一側面か!!】
 【なお、フレンドリファイアを割けるべく、スカルがモノスゲー演算した!ワザマエ!!】
765 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/06(木) 23:51:27.15 ID:HwzXOsQG0
>>763>>764
アラズの一撃がカジキマグロヌスの群れにクリーンヒット!
例外なく砂浜へと叩きつけられる!!

「え、捨てるんですか!貰い物なのに!!」

正しいけど正しくないエージェント。
栄養が胸に行ってるやつは脳に栄養が行っていないとは誰の言葉だったか。

更にはイムカ渾身の大技が炸裂!
地面でビタつくカジキマグロヌスの表面をガリガリと削る!
鱗こそ強靭だが羽部分まではそうもいかず、
最終的には砂浜に打ち上げられた魚そのものと化すだろう!

「おおー…大漁でした!」

結局小瓶は蓋をして再度胸へ。
砂浜を埋め尽くすほどの人間サイズの魚の群れがビタンビタン跳ねる筆舌し難い状況の中、
カジキマグロヌスの捕獲が成った瞬間である!

アラズの懸念通りカジキマグロヌスの鱗は硬く、どう捌いたものかと悩む事数秒。
目には目を歯には歯を、カジキマグロヌスにはカジキマグロヌスを理論を実行。
女エージェントがカジキマグロヌスの背鰭でカジキマグロヌスを捌くと言う光景が広がる!!

「出来ました!カジキマグロヌスのお刺身です!!」

最終的に切り取った背鰭を包丁代わりに一匹が完全に解体される。
刺身醤油でいただくカジキマグロヌスは非常に美味であった!!
766 :アラズ :2019/06/06(木) 23:55:24.11 ID:lPckYaHP0
>>764
『なにそれ知らない』

尚、天に浮かぶ偉大なるマスターが苦無結界な賽印流を見てツッコミを入れたのはきっと気のせいではない

>>765
「……釈然としねぇな、なんか……」

美味いけどさ、とむしゃこら頂きながらのアラズ
どうにも破天荒なのが1人増えたな、とイムカとエージェントを見比べて溜息。シツレイ
ともあれそうしてこの場を終えるのでありましたとさ。しっかり報酬を貰ってから

//すみませんこの辺りで…!ありがとうなのでした、おつかれさまです!
767 :イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 [saga]:2019/06/07(金) 00:01:35.31 ID:Hdr55zG5o
>>765

「勝利だ」

 標的を見事に撃墜。ミッション達成に無表情ながら深々と頷くイムカ。
 こっちは胸以外にもちゃんと栄養言っているハズだが生憎栄養過多で何かが間違ったタイプだ。

【んでもって、極めて合理的な解体作業の後に】

「ふむ…スカル」
≪00011111010101≫

 ステイシス圧縮フィールドから酢飯を解凍するイムカ。
 さっそく、握ったスシを食べる。何故スシに?ニンジャの完全栄養食だからだ。

【なお、生憎なことに味覚がアレすぎるイムカはあまり食材の良し悪しがワカンナイのであるが】
 【今回のミッションの要諦たる栄養価についてはちゃーんとチェックだ――サーボスカルが!!】

「もぐもぐもぐ」
≪0000111110101≫

 もしかしなくても、滅茶苦茶酷使されてなくね?と自己診断プログラム(バグり済)を走らせながら、
 縦回転ぐるんぐるんしつつ栄養価チェーック!果たしてこれはホワイトネスの福音足りえるのであろーか!?
768 :ホワイトネスエネルギー問題世界 [sage]:2019/06/07(金) 00:07:25.43 ID:J00UhHwk0
>>766>>767
栄養価は抜群。確かに安定供給できれば中々にいい食材だろう。

「皆さんご苦労様でした!」

越境者に報酬を支払い解散した海岸の惨状は後日、本社の知る事となり
観光名所で騒ぎを起こし訴えが起こった為、新人はスッゲー怒られる。
カジキマグロヌスの安定供給はそのために割くコスト、
捕獲の際に使用する道具、保存の為の水槽若しくは空間の維持費等々、
あまりに高くつきすぎる為にご破算となった。

「残念です!では次行ってみましょう!!」

怒られた上に不採用だったにも拘らずめげない女エージェントの業務は続く…

//お疲れさまでした!
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