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ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47

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37 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/15(火) 02:23:47.73 ID:jUuPRgEI0
>>36

「死者の再利用か……俄然、見てみたくなったよ」
興味のある口振りではある物の、その眼、その表情には歓迎の色は無い。

「元々は人工生命体を作り出す研究だったようだけど。
 より力ある物を求めて能力者のDNAを組み込む事を考えたようだ。
 幸い、実を結ぶことは無かったようだけど……ここには居る」
数歩先に行き、尋ねられて振り返る。

「現場調査だろう? 付き合うよ」
38 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/15(火) 19:30:44.64 ID:b2vLHjSQO
>>37
「どちらにせよ、ろくでもない研究なのだけは間違いないですね」

皮肉っぽい笑みを浮かべた。

「・・・・・・そうですね。まずは現場から、そして研究所に確認に行きましょう。僕の予想が当たっていれば血液のストックのある研究所にあの人はいる筈です」

無言の思索。きっとヤリ部屋に連れ込もうか迷っただけ。
39 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/15(火) 20:34:53.02 ID:jUuPRgEI0
>>38

「それで構わないよ。道案内を頼めるかな」
伊織の後をついていくというのにわざわざ壁際に寄って道を開けた。
というより、警戒されている。それを隠さないことも警告を兼ねてのことだ。
40 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/16(水) 01:25:02.12 ID:tCt18Xnno
>>39
「とはいえ……兄さんを襲ったのは僕ってことになってるんですよね……ふっ、はっ、よっ」

嫌な音を鳴らしながら身体を動かす伊織。

「よし、こんなもんだね」

最後に両手で顔と髪を整える。背は縮み、顔は更に可愛らしく女の子っぽく。
もはや別人のような見た目になった伊織がいた。

「それじゃ、行こっか。ウルスちゃん」

声も完全に別人だ。誰も伊織と気づくことはないだろう
41 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/16(水) 03:37:19.19 ID:nATuEBu00
>>40

「驚いた。
 キミの能力、というか……技術か。それも忍者の技? 普段からその姿でいたらどうだい?」
自らの身体を弄り、完璧に姿を変えてしまった伊織に珍しく驚きの表情を見せる。
42 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/16(水) 23:07:29.66 ID:tCt18Xnn0
>>41
「うーん、ちょっとキョーレツなのとか貰っちゃうと戻っちゃうんだよねー、っと」

鈴が刀で壁に釘付けにされていた場所に到着。既に綺麗に清掃されてしまっており、
事件を物語るのは壁に空いた刀の穴だけだ。

「すみませーん、この辺りの掃除って血ぃドバドバで掃除大変じゃなかったですかー?」

清掃用具を台車に積んで帰ろうとする人物に聞き込みをする伊織。血痕はそれほどでもなかったということであった。
カルテの内容からすればもっと派手に血だまりが出来ていていいような失血量だ。やはり鈴の血液は奪われたのだろうか。


「やっぱり血の計算が合わないね……ウルスちゃん、地下いこっか」

手を振り清掃員を見送るとすこし困ったような笑顔でウルスラグナに声をかけた
43 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/17(木) 00:05:00.62 ID:6MgMz9TB0
>>42

「ふむ。やはりキミの見立てはそれほど間違っては居なさそうだね」
伊織と清掃業者の話を聞き、静かに頷く。
因みにこの間も距離をとることは欠かさない。

「ああ、行こうか……しかし、調子が狂うな」
仕草や口調まで変えてしまう演技力にため息をつく。
44 :霜月 伊織(変装) ◆f7JK9RIN.g :2019/10/17(木) 01:30:27.17 ID:evUcNxtXo
>>43
「ふふん、まあねっ☆
少しはボクのコト、見直してくれたかな?」

あざとい。そのへんのモブ男子生徒が男の娘だ……とか言いながら見てる。

「あー、そんな離れないでおくれよー!」

置いていかれそうになり飛びつく
45 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/17(木) 02:16:02.06 ID:6MgMz9TB0
>>44

「いや……うん、ああ。
 その腕については認めよう」
実に見事な変身ぶりであることは間違いない。
しかし、事情を知らないモブ生徒のことを気の毒に思ってしまうくらいに複雑だ。

「人間不信に陥りそうだよ……」
憂鬱を醸し出す息を吐きながらも、反応は素早く飛びついてきた伊織を避ける。

46 :霜月 伊織(変装) ◆f7JK9RIN.g :2019/10/17(木) 11:25:50.78 ID:evUcNxtXo
>>45
「おっとと、ひどいなー!」

かわされてよろけるが転ぶことなく持ち直す。避けられることは織り込み済みのようだ

「よっと」

校舎に入り、周りの目がないことを確認し、秘密の扉を開く。滑り台になっているようだ。

「さあ、ウルスちゃん、先がいい?後がいい?」
47 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/18(金) 05:03:01.91 ID:ubaq3z1Fo
>>46

「……先に行くよ」
少々悩んだ末の結論だった。
この行く先の状況だとかはあるが、何より先を許すと何を仕掛けられるかわかったものではないということが大きかった。

「どうしてそんなこと気にしなくちゃならないかな」
ぼんやりと独り言を口にしながら。
滑り台であることに今更疑問は無いらしく、特に伊織の静止が無ければそのまま滑り降りていく。
48 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/18(金) 14:08:42.91 ID:66NpeAVpo
>>47
たどり着いた先は研究所の書庫。

「ふふ、意外と甘いですねウルスちゃん、スライダーがエロトラップだったらどうするつもりだったんですか
もっとも……僕は僕でスライダーを利用したラッキースケベをしそこねたんですけどね」

手を当てた首を回しながらスライダーから出てくる伊織。もう生徒の目はないということで変装は解除したようだ。
あとそれはラッキースケベとは言わない。

「確かこの辺で見たんですよ……これだ」

伊織が棚から取り出した研究書。先程彼が言ったような内容が詳細に書かれている。ただしすでに凍結されているようだ。

「で、この学校は保健室と研究所に血液の貯蔵があるので……研究所の方が狙われてるんじゃないかなと」

49 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/18(金) 15:05:07.24 ID:ubaq3z1Fo
>>48

「……」
言葉には一切出なかったがかなりの苛立ちが含まれている目をしていた。

「しかし……いきなりこんな場所に出てくるとはね」
少しだけ首を降ると無理やりいまの状況に集中する為に疑問を口にした。
それなりに長い間滑り降りた気がするし、途中は暗闇だった。どれくらいの距離だったのかは覚えていない。
「何れにせよ、他にも使い道のありそうな場所だね。覚えておいた方が良さそうだ」
他にもなにか有益な資料があるかもしれない。また後で一通り触れて見るとするか……などと思案して。

「そうだね……。
 保健室は狙うには条件が悪い。であれば、素早く行こうか」
50 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/19(土) 01:23:35.20 ID:6ynamIz9O
>>49
「おおこわいこわい」

ニコニコ笑いながらの台詞には説得力がない。

「……ふう、じゃあ万全の状態で行きましょうか。いつ出くわすかわかりませんからね」

深呼吸をひとつ。装備を確認すると本棚用の梯子を動かす。登り切れば本棚の上からダクトに入れそうだ。できるだけ見つからないよう隠れながら行くのが狙いだろう。

「さあ、お先にどうぞ。血液の保管してあるのはまっすぐ行って二つ隣の部屋です」

先程先に行くことを選んだのでまた先を譲ったのだろうか。それとも……

51 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/19(土) 04:14:25.98 ID:4q5iGq/Zo
>>50

「勿論だ」
とは言いつつもカリカリしたままで冷静さに欠けた様子が見て取れる。
普段から着用している専用の衣装らしいものは布の遊びが少なく、腰に引っ掛けられた、空の砂時計以外に持ち物は無さそうだ。

「解ったよ」
やはり冷静さを取り戻せてないのか、疑うことなく。
勧められるがままにダクトに進み、突っかかりのない身体のお陰ですんなりと入り込む。
52 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/19(土) 10:31:22.35 ID:dw115h7Ro
>>51
「一応人の反応はありませんが……気をつけてくださいね。
 前回出会った時は気配もなく現れましたし特殊な人ですからね……ひょっとするとセンサーに反応しないかもしれない」

携帯端末を確認、ウルスラグナにも画面を見せる。表示されたマップには伊織たち二人の反応しか出ていない。

「……(計 画 通 り)」

先に登ったウルスラグナに続きはしごを登りダクトに入る伊織。彼の顔のすぐ前には進むたびに動くウルスラグナの尻。
残念ながらダクトに入る際にウルスラグナは補助を必要としなかったので手を貸すついでに身体に触れることは出来なかったが、彼にとっては十分な収穫だった。

忍者的行動に優れた二人はすぐに目的の部屋の直上に到着する。
通風口から見える室内は特に荒らされた様子もなく、冷蔵庫のような機械の音だけが静かに響いている。
53 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/20(日) 04:11:15.15 ID:faeOjJe60
>>52

「気を付けるよ」
ダクトの中という環境は案外クールダウンに適していたのかもしれない。
比較的安全で周囲に気を配る必要が薄く、特に何も起きそうの無いここで、冷静さを取り戻しつつあった。
その内、伊織に対し「少々大人げなかったかな」と自省するくらいには余裕が出ていた。

真っすぐ言って二つ隣の部屋。どうやらここが目的地らしい。
周囲を探るため、ダクトから覗けそうな範囲を一通り、細かく見ていく。
ウルスラグナは潜入に集中しているようだが伊織の目の前には尻。
身体は見るからに華奢で脚も細いが、蹴り技を主体にして瞬発力も長所としているせいか、下半身は意外としっかりしている。
さらに、外装としてチャップスを選択しているせいで股ぐりはくりぬかれていて、その下は薄手のインナースーツのみで肝心のヒップラインは殆ど筒抜けだった。
「……降りられそうだ」
手際よくダクトを外すと素早く降りていく。
流石の身のこなしと言ったところか、物音は殆どなかった。
54 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 01:41:27.07 ID:WAgwEGECo
>>53
「気付かれると回避もしづらいですからね」

真剣な表情で尻や太ももを凝視しながら答える。多分振り返られても気づかれないだろう。

「ふう……大丈夫そうですね。僕は念のためバリケードをするのでそっちの確認お願いしますね」

ウルスラグナに続いてこちらも音もなく着地。すぐに廊下に続く壁に聴診器の仲間のような器具を当てて廊下の気配を探り、施錠確認。周りの机やらなんやらを戸の前に運び始めた。
伊織の示す箇所にはちょっとした物置サイズの大型冷蔵庫のようなものがあった。
55 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/22(火) 03:36:02.41 ID:VhUe+Y/Q0
>>54

「さて……」
気持ちの切り替えは上手くいったようで、今は大真面目である。
伊織の視線に気づいている様子は無さそうだ。

冷蔵庫の中はハッキリ言って不穏である。
しかし、伊織はバリケード作りを行い、腕力的にそれを変わるのは無理そうだ。
即ち、冷蔵庫のトビラを開けるのはウルスラグナの仕事だ。
「見てみよう」
静かに日呼吸し、整えたあと扉に手をかけた。
56 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 17:28:10.20 ID:WAgwEGECo
>>55
外からしか鍵のできない扉を開けばきれいに棚に並べられた
57 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 17:33:26.31 ID:WAgwEGECo
>>55
外からしか鍵のできないタイプの扉を開けば冷気が吹き出してくる。内部はさらにコンビニの飲料冷蔵庫のような棚になっているが特に血液が持ち出された様子は無い。

「どうですか?」

ウルスラグナがだいたいの確認を終えた頃、ワイヤーやらウインチやらも駆使してバリケードを築き終えた伊織が入り口から尋ねた。

また途中送信したけどmateのポップアップ良くないね今まで通りの全画面に設定戻した
58 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/22(火) 20:56:43.63 ID:VhUe+Y/Qo
>>57

「……いや、特に可笑しなところは」
ざっと見ていただけでは可笑しい箇所は見つからなかったことを伝える。
59 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 21:58:48.69 ID:WAgwEGECo
>>58
「なるほど……どうやら奴が来る前に先回りできたようですね……よし、ドアを溶接しておこう」

バリケードの隙間に身体をねじ込み入り口を溶接にかかる。

「これで奴もここに入れませんね!血液の補充が出来ずに弱る姿が目に見えますよ!
あっ、ウルスちゃんは先に戻ってて下さい。ここはあとは僕だけでいけますからもう少しして奴が弱ってきたところでまた力を貸してください!」



60 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/22(火) 22:40:55.75 ID:VhUe+Y/Q0
>>59

「……」 
随分と重厚なバリケードだ。
その機材を何処から持ち出したのかは聞くだけ無駄だろう。

「不穏だな。一人で何をするつもり?
 それと。帰り道についても教えて。あの滑り台を登ってくしかないの?」
61 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/23(水) 00:48:04.37 ID:63DMk8wVo
>>60
「おっと、これは失礼。溶接の続きですよ。途中まではダクトを通らないといけないので奴が来たら逃げにくくなりますからね……
ちょっとスマホ出してください」

溶接の手を止め端末を出しながらウルスラグナの方へ
62 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/23(水) 01:55:44.28 ID:SDcHSJVL0
>>61

「そうか……それなら、問題はないか」
バリケードと扉の隙間を見つめ、小さく頷く。

「じゃあ……はい。
 大した物は入ってないから何をしてくれても構わないよ。元々、僕のでもないし」
そういうなり、抵抗なく差し出されたのは白いスマホ。
異様なシンプルさが目に付くフォルムは中身も基本機能以外の物は何もない。
63 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2019/10/23(水) 23:52:12.40 ID:63DMk8wVo
>>62
「はい、このアプリの案内通り進めば出られますよ。通る扉とエレベーターの権限も付与しときました。改札みたいにタッチすれば通れるはずです」

ケーブルを繋いで何か操作して渡した

「……よく考えたら溶接なんかするよりこの血液自体使えなくしてしまったほうが良かっ……」

激しい衝撃とともに車がブロック塀に追突したような音が伊織の言葉をかき消す。

「……っ、早く逃げましょう!」

袖からフックショットを飛ばし、ウルスラグナの腰に手を回して一緒にダクトまで上がり先にウルスラグナを押し込んだ。
64 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/24(木) 00:40:00.25 ID:ZfTMbt2Ro
>>63

「了解」
スマホをポケットに戻して。

「ふむ……」
伊織の言葉に頷く。
それもそうだ。と同様の思いを得たところで不意に衝撃が襲う。
彼女も危機感を得ていたらしく、迫る伊織を咎めることもなく黙々とダクトを引き返していく。

書庫へと引き返して少し呼吸を置いてから、
「……今のが?」
と尋ねた。
65 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2019/10/25(金) 02:21:57.21 ID:faGL/hfD0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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66 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/26(土) 21:27:25.62 ID:LxWCgBTnO
>>64
「……バリケード……ならば密室ではないか……なるほど」

蹴られるごとに順調に形を歪めていく扉はその衝撃に10回耐えることなく蹴破られた。
銀髪の人物は足元に転がるバリケードの残骸を蹴って避けながら室内を確認する。

「っ……」

保管庫から血液パックを手に取り顔をしかめながら不味いパックジュースでも飲むように容器を空にする。





「綾さんの攻撃を真っ正面から打ち返してましたからね……あの頑丈な扉を打撃でこじ開けようなんて発想になるということはまあ間違いなくそうでしょうね。」

端末を操作しながら答える。

「さあ、行きましょう。隔壁とトラップのフルコースなら流石に奴も無事では済まないでしょう」

書庫を出て血液保管庫と反対方向へ走り始めた。保管庫側の廊下ではすでに隔壁が動き始めている。
67 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/27(日) 03:10:43.27 ID:hy8IjtsR0
>>66

「やだなあ……」
いやそうな雰囲気がにじみ出た呟き。

「ところで、ここは敵中のはずだけどキミはよく色々と知っているね」
伊織と並走しながら訪ねる。
68 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/27(日) 21:57:27.13 ID:ha6oUW7yo
>>67
「見た目はキリッとしててナイスバディなお姉さんなんですけど……ターミネーターですねあれは。胸揉んだら腕を握りつぶされますよきっと」

こっちも嫌そうな雰囲気。

「えっ、ああ職業柄偵察とか潜入は得意ですから」

さらっと返したが理由はそれだけではない
69 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/28(月) 03:40:55.82 ID:lm7+WSIx0
>>68

「まともな答えが聞けるとは思ってないよ」
初めからそのつもりだったようだ。
解答があったとしても素直に信じるつもりもないらしく。

「詳しいついでに聞くとして、今、僕達は何処に向かってるんだい?」
70 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/28(月) 17:28:37.15 ID:pbt0Hd46O
>>69
「ひとつ上の階にエレベーターがあるんでそこを目指してます」

と言っている間に階段が見えてきた。
71 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/29(火) 04:28:21.84 ID:aM3bxUNt0
>>70

「随分と降りていたみたいだね、あの滑り台
 で……そのエレベータからは何処に行ける?」
校舎にはエレベータなんか無い筈だ。
実はあって、知らなかっただけという真実があっても驚きはしないが。
72 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/29(火) 12:53:14.60 ID:Of/aN2P4O
>>71
「校長室近くの廊下に扉みたいなのがありますよね?あそこに……失礼!」

前方の床に異変を感じ飛翔。
(ウルスラグナが気付いてなければお姫様抱っこで抱えてもちろん片手は胸の位置)

着地の直後に飛び越えた部分の床が崩落する。
73 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/29(火) 22:35:39.93 ID:aM3bxUNt0
>>72

「あぁ、あれが……うわっ!?」
後者の方だった。
勿論、予想できるだけ驚きは少なく、悲鳴は全く別の場所にあった。


「ありがとう、助かるよ」
伊織の肩越しに崩れていった床を見て安堵の声で礼を告げる。
お姫様抱っこそのものには異議を立てるつもりは無いようで、腕の中で大人しくしていて。
して、その白く細い身体は異様なまでに軽かった。細さもあるが、特に胸の抑揚がない。
曰く、本来ゼオラが成長した際のものらしいが……貧相の一言。
「……こら」
少しして手の意図に気づいたらしく、咎める口調を投げかける。
74 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/30(水) 01:35:54.40 ID:Pr58rXfFo
>>73
「どういたしまして。すみませんがこのまま行かせてもらいますよ」

バラバラと爆薬やらマキビシをバラ撒きながら加速。背後では爆発による炎と煙の嵐だ。
階段を駆け抜ければ目の前には扉の開いたエレベーター。伊織がウルスラグナを庇い背中で滑り込むと扉が閉じ動き始める。遠隔操作でうまくやったのだろう。

「すみませんね。そっとおろしたかったのですが」

怒られたのは違う、そこじゃない。今もその右手が触っている位置だ。しかし其処は微妙に胸からずれているのが悲しい。

「ですが……ふふ、これでひとまず上には逃げられる筈です」

ウルスラグナが軽いこともありかなりの速度で駆け抜けた伊織。ウルスラグナに笑顔を向けるもののその顔には汗がにじみ笑顔にいつものキレはない。
エレベーターの床を見れば背面スライディングのあとにべっとりと血の跡が残されているのに気付くはずだ
75 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/30(水) 02:26:49.43 ID:mcydMABr0
>>74

「すまないね。少し、別のことを考えていた」
上昇を始めたエレベータの中で重力を感じながらも身を起こす。
考えていたことというのはこのエレベータの始点と終点だ。
件の招かれざる者が徘徊する施設へ(それなりに走りはしたが)直通のエレベータ。
企みの証拠にしては十分すぎる材料だろう。

「その傷……無茶をする。
 姉弟そろって横になるのがそんなに嬉しかったのかい?」
視線を下ろして、やっと気づく。
伊織の身体を持ち上げうつぶせにし、背中が床に触れるのを避ける。
「……助かったよ。ありがとう」
穏やかで慈しみを含んだ、純真な少女の声。
76 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/31(木) 11:51:59.16 ID:oT7Jg2Udo
>>75
「やれやれ、なかなか格好良くはいかないものですね……
ま、男ってのは女の子の前では格好つけちゃうように出来てるから仕方ないんですよ。笑ってください」

転がされると起き上がって床に座り、背中に手を伸ばす

「っ!装束を着ていなければまずかったですね……しかしあいつ、何でも使ってきますね……ヤッハしっかり戦力揃えていかないとダメですね」

顔をしかめて引き抜いたのは手裏剣。特殊素材の忍装束で軽減されていてもそこそこのダメージをもらったらしい。

「いえいえ、連れてきたのは僕ですからね。できる限りのエスコートはさせて貰わないと……」

77 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/01(金) 05:36:44.53 ID:q4oBlir+o
>>76

「確りと覚えておくから、今は黙っておいてくれ。
 今はただ寝ていてくれ。キミくらいなら楽に運んでくれるさ」
スマホを手に取り何やらメッセージを作っている指さばき。

「あぁ。ただ、彼には僕のことは喋らないでおいてくれたまえ……送信、と」
78 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/01(金) 21:04:44.25 ID:0as9nz6go
>>77
「なあにこれくらいこの紐を締めれ……かふっ!
ぐっ……これは……毒……」

装束の紐を締めようとしたところで血を吐いて倒れた。


79 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/02(土) 05:52:59.98 ID:toXi799Ao
>>78

「思った以上だな。すぐに来てくれればいいが……」
そうこうしている内にエレベータが到着。
メッセージの送信完了を見届けてから静かに姿を消す。

それから暫くした保健室。
「どっちがどっちだか解らんな」
「お前が一番長いだろ」
「興味がない」
椅子にふんぞり返りながら横に並んで眠る双子を一瞥して。
言葉を返した方も視線の先を同じにしていた。
「顔もそうだが、揃いも揃って重傷。
ここの事は聞かされていたが、ここまでとは」
さらにもう一人。
保健室に運ばれた伊織の治療結果が天井から落ちてきたようで、それに目を通しながら。
80 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/03(日) 01:17:21.95 ID:tqJ14Ayto
>>79
治療結果の紙には『伊織君の解毒は済んでいます。忍者で毒に耐性がなければ危なかったですね。少し眠って目が覚める頃には傷もふさがり体力も戻るでしょう』といった内容の文章が女性的な達筆でしたためられていた。

「うわあああああ!!なんでっ!!!どうしてっ!!!!そんなっ!!!!!」

入り口から中学生くらいの少女が大声を上げ半狂乱でそこら中にぶつかり色々なものをひっくり返しながら転がり込んできた。鈴たちの従妹の時雨だ。そのまま勢いよく鈴の横で寝ている綾にぶち当たりそうだ。
81 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/03(日) 04:01:32.37 ID:/KB7yGMF0
>>80

「そうかそうか……って、忍者? 耐性?」
保険医が存在しないはずの天井裏に住んでいるとの話は予め聴けていたが、
診断書の方にも見慣れない単語が当然のように並んでいて眉間を抑える。

「今度は何だ!?
 お嬢ちゃん、お嬢ちゃん! どうどう!」
飛び込んできた時雨を落ち着かせようと立ちはだかるのはやたらとガタイの良い男。年齢は時雨の倍以上にありそうだ。
同じ目的で立ち上がった青年も居る。こっちは鈴たちと同年代だということがわかるだろう。学生服を着用している。
逆に、無関心なのも居た。時雨は何度か見たことがあるだろう。横柄な態度の目立つ小柄な少女だ。
「……お前もいたのか。……まあ、居るか」
鈴のベッドに頭だけ乗せる形で椅子に座ったまま寝ている綾の姿に初めて気づいたらしい。
82 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/03(日) 17:00:34.16 ID:tqJ14Ayto
>>81
「きゃっ?」

最後につまずく時雨。ちょうど飛び出してきたカサギに頭から突っ込む形になる。
83 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/03(日) 18:48:20.77 ID:/KB7yGMF0
>>82

「よーしよし」
正面から受け止めるカサギ。びくともしない。

「なんだお前達。騒がしい」
暇つぶしに患者共の様子を一瞥していたレラが振り返って。
時雨の顔を見るなり顔をしかめた。
「また小うるさいのが増えたな……」
84 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/03(日) 19:48:31.93 ID:tqJ14Ayto
>>83
「はっ、すみません!どこかお怪我はありませんか?」

軽々とキャッチされ、床にそっと降ろされる。少し冷静になったようでカサギに頭を下げた。
85 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/03(日) 20:46:38.02 ID:/KB7yGMF0
>>84

「怪我をしてるように見えるか?」
丈夫さには自身があるのか自慢げに尋ねかえす。
実際に見るからに強靭な身体に不調は無さそう。

「お嬢ちゃんのほうこそどうだ?
 ここに来る前から結構派手な物音がしてたが……」
脇の下に手を取す形で抱えた時雨を降ろしながら様子をうかがう。

「……ここ、男子校じゃなかったか?」
「どうでもいい。……はぁ、お腹空いた……」
出番がないと悟り戻って、同じく戻ってきたレラに耳打ちする。
レラの方は気力が底を尽きかけているのか妙にしょげていた。
86 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/03(日) 21:24:43.54 ID:tqJ14Ayto
>>85
「ええと……大丈夫です。ありがとうございます。」

ところどころに小さなかすり傷などがあったが乱れたセーラー服を直しながら話をしている間にもすーっと消えていく。保健室リジェネ効果すごい。

「そうだ!綾さん!鈴ね……鈴さんはどうなんですか綾さん!」

鈴の横で寝ている綾を起こし前から両肩をつかみ乱暴に揺すりながら尋ねる
87 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/04(月) 04:21:06.72 ID:3o5jbImBo
>>86

「そうか。大丈夫ならいいんだ」
時雨の傷がたちどころに治っていく様子に驚きを隠せないが、その凄まじさは信頼に値するものだった。

「zzz……?」
側で手を握りながらじっとしたまま数時間。
意識は次第に下っていきやがて眠ってしまったようだ。
物音で覚めかけていたところに肩を揺さぶられてゆっくりと身体を起こす。
時雨を見つめながらどう説明したものかと思案していると、横から声がかかる。
「特殊な状態にあるようだ。
 例えるなら呪いのような感じらしい。
 原因を見極めない限り回復は見込めないそうだ」
栖狩光宗。細見で優れた見た目をした、見るからに実直な男だが、同時に堅物であることも筒抜けてしまうだろう。
今までの時間で鈴のカルテには一通り目を通していた。性別などは偽装されているため気づく余地は無いが。
「ところで、部外者だろ。
 あまり感心しないな。ここは危険だぞ」
時雨に軽い説明を施すが、その一方で堅物さを発揮してくる。
88 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/04(月) 17:30:22.37 ID:/fXYXhhVo
>>87
「呪い……!?
 うっ……わ、私は霜月の身内なので」

光宗の説明に質問をしかけたが続く警告でキャンセルされた。堅物さはこちらも似たようなものなので指摘は効果抜群だった。
89 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/09(土) 05:27:19.54 ID:35mbtB9l0
>>88

「寝たままで改善することはないだろうな」
ふむ。と同じく容体を案ずるような唸り。

「まあ、そうなる気持ちもわかる。が、余り入り浸っていい場所じゃないぞ」
今回は咎めるつもりは無いようだ。
その様子を横で見たレラには思うところがあるようでニヤついている……。
90 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/09(土) 15:55:13.72 ID:QQHc6uc7O
>>89
「……」

この世の終わりのような顔で鈴の方を見る。今にも泣きそう。レラのことは最初からまったく目に入っていない。
91 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/09(土) 17:39:54.04 ID:35mbtB9l0
>>90

「な、泣くな! ほら、これやるから!」
泣きだしそうな顔を見たレラは驚いた顔をしてすかさずポケットから出した飴玉を握らせてくる。

「戻す方法が見つかっていない訳ではない。待っていろ」
時雨に静かに言い渡すと踵を返す光宗。
「レラ、カサギ。コイツが倒れてた場所を調べるぞ。
 何かが見つかるかもしれん。お前にメッセージを送ってきた相手のことも」
「チッ……少しだけだぞ」
「そこのアンタやお嬢ちゃん、暗くならないうちに帰りなよ?」
綾と時雨を順番に見て、声を掛けてから光宗についていく形で去って行った。
92 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/10(日) 20:23:46.27 ID:SLYfR5yqo
>>91
「なっ、泣いてなんか……ちょっと目にゴミが入っただけです!あっ、ちょっと!」

置いていかれてしまった。
93 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/11(月) 04:44:40.86 ID:VjIVokFb0
>>92

「……僕も、やることをやらないと」
続いて立ち上がった綾も帰ろうとしているらしい。
帰りがけに時雨と目を合わせて。
「鈴のお父さんとお母さんには、学校が連絡してるらしい、から」
と、静かにそれだけを伝えて。
94 :霜月 時雨 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/11(月) 23:07:49.76 ID:N375ihlIo
>>93
「あっ……はい、お気をつけて」

綾も去り、保健室に残るは眠る霜月ふたりと涙目の霜月ひとり、そして天井裏のどこかは判らないが確かに気配はする保健室の先生。

「……」

保健室に飛び込んだ際にその辺りに投げ捨てていたケース型武器を拾い、本体と中身の確認整備を始めた。
95 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/11/25(月) 06:09:30.54 ID:0+i8uIQS0
>>94

保健室のドアが開き、金髪の青年が入ってきた。
「まだ居たのか」
青年は時雨が来ていたことを知っていた。
廊下を荒らしながら駆け抜けていった少女の話題は既に彼の身にも届いていた。
武器の整備をする時雨を横目に鈴の眠るベッドの元へ向かおうとしてその手前で歩みを止める。
「……なんでまた」
一時は無事だったはずだが、明らかに別な大怪我で眠る伊織を訝しむような目で見つめる。
思案も程々に、再び足を進め鈴のベッド脇にまで進むと綾が居ないことを確認し振り返った。
「時雨ちゃん、綾が何処に行ったか知ってるか?」
96 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/11/28(木) 12:32:06.48 ID:azvfhPaLo
>>95
「あっ、はい。お邪魔してます」

なんで自分がここである程度の時間を過ごしたのを知っているんだろうという顔でライナーの方を見ている。

「大丈夫ですよ、この人は殺しても死にませんから。ひっぱたけば目を覚ましますよ」

冷たいようだがおそらく事実だろう。

「いえ……何かやることがあるとか言われてましたけど……」
97 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/12/01(日) 20:31:01.70 ID:yQhk0eQG0
>>96

「今はゆっくり眠らせてやってくれ」
この怪我の具合だとまたなにかを企んで一仕事……と言ったところだろう。
後々、そのたくらみが何であったかハッキリとさせておけばいい話だ。

「そうか。居ないならいいんだ。
 今日は引き上げるから迎えに来ただけなんだが……。
 時雨ちゃんは何時までいるつもりだ? 気持ちは解るが、ここにずっと居るわけにもいかないだろ?」
98 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/12/02(月) 22:52:54.79 ID:5XIrSDDEo
>>97
「ご心配なく!準備は抜かりありません!」

お泊りセットだ。
99 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/12/06(金) 03:15:04.07 ID:9DtcgKsmo
>>98

「いや、そういう意味じゃないんだ……。
 両親に話すとか、学校とか……あるだろ? 他にも色々」
学校側にも許可もとってないだろうし、色々問題が思い浮かぶ。

「それに……多分だけど、先に起きるのあっち(伊織)だぞ?」
100 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/12/13(金) 13:13:06.10 ID:RWisV3j7O
>>99
「緊急時なので大丈夫です!ちゃんと先生には報……」
「時雨ちゃん!学校はちゃんと行かないといけません!成績が良くても!」
「えっあなんで」
「問答無用です!」
「そんなっ」
「それでは失礼します」

スマブラには出られなさそうな格好のお姉さんが扉を開けてつかつかと入ってきたかと思うと時雨を抱えて去っていく。彼女が部屋を出る前に一礼して扉を閉めると保健室は再び静寂に包まれた。
101 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/12/17(火) 04:57:43.26 ID:hu0x0LHT0
>>100

「……??????????」
なんだかすごい恰好の人が見えた気がする。
衝撃的すぎて一瞬頭がグラついてハッキリと覚えていない。

「まあ、いいか……」
102 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/12/17(火) 17:21:50.06 ID:Zl7Zi+5kO
>>101
「ライナーくんもああいうの好きみたいですね。紹介しましょうか?」

ニヤニヤしながら話しかける伊織。いつの間にか起きていたようだ

103 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/12/18(水) 01:29:24.88 ID:0o5t4jXE0
>>102

「……ハッ」
声を掛けられて気を持ち直した。

「お前と一緒にするなよな……もういいのか?」
104 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2019/12/18(水) 02:18:00.83 ID:9aCym0q30
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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105 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2019/12/18(水) 17:49:11.34 ID:9aCym0q30
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106 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/12/20(金) 23:10:17.20 ID:+/rVuqvco
>>103
「だらしない顔してましたけどねえ……ま、女の子の胸が揺れれば男なら誰だって仕方ないですけどね」

仲間を見る時の笑顔だ。

「体の調子はこの通りバッチリですよ。先生の治療は良く効きますからね。おかげでついつい調子に乗っちゃうんですけど……
 そういえば天井裏に気配が感じられませんね。どっか行っちゃったんでしょうか先生」

107 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/12/21(土) 05:17:48.24 ID:1HtqRhx50
>>106

「そりゃあ、まあ、な」
否定はしない。

「そりゃあいい。で、今度はどうして寝てたんだ? ん……そうなのか?」
気配を感じ取ることに関しては鈍いようだ。
「あ、そうだ。保健室を増やす話。思いのほか早く進みそうだ。
 日ごろから血の気が多いというか……備えに関しては皆協力的だよ。
 人の方も良いカンジのが見つかってな。早速、明日下見ってところだ」
108 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/12/22(日) 09:44:52.27 ID:OKvKp3bTO
>>107
「毒の手裏剣を食らいましてね……
 ええ、いつも優しい気配を感じるんですが今は……
えぇ!?随分手が早いですね!?」

流石の伊織も驚いたようだ
109 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/12/28(土) 02:41:25.11 ID:4VrYE6Bc0
>>108

「何処かに行ってるのかもな……休んでるんじゃないのか?」

「ま、速いに越したことはないだろ?
 ちょうど、理事長の方で確保してた人が今回の件で使えそうだっていうんでな。運が良かっただけだが」
辺りを見回し、誰も居ないのを確認して。
「ちょっとは……いや、結構期待してもいいぞ?」
ライナーくんも男の子だ。
110 :霜月 伊織  ◆f7JK9RIN.g :2020/01/02(木) 21:04:34.55 ID:1ulF2FRX0
>>109
「うーん……そうなんですかねえ?」

なんとなく天井裏の秘密の部屋はとても快適な感じになってそうなイメージだったが外に休みに出ないといけないような作りになっているのだろうか?

「へェ、理事長なら安し……ほう、詳しく、詳しく聞かせてもらいましょうか」

すごい食いつきだ
111 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/03(金) 09:04:00.04 ID:MuWqYfl0o
>>110

「俺も詳しいことはわかんないけど。
 職場に籠もりっきりというのもな……」


「詳しく、なぁ。
 まだ確定した訳じゃないし、話せる事にも限りが……」
予想以上の食いつきに日和る。
「そうだなぁ……だったら明日、来るか?
 お前もお世話になることが多いってのもあるし、そう言う意味じゃ戦力だ。お前にも見極めてほしい」
112 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/01/05(日) 09:53:03.13 ID:6VF0pwGlO
>>111
「写真は?スリーサイズは?ぎゃっ!」

つかみかかるようにライナーに聞きに行った伊織に大きなたらいが直撃する。当然くっついているライナー君にも当たる。保健室の先生はどうやら帰ってきたらしい。
113 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/08(水) 18:57:06.85 ID:MVUBHyHU0
>>112

「ぐわっ!」
いつの間に帰って来ていたのだろうか。
気配を察すえることができないのでそれすら解らなかった。
頭を抑えながら天井をぼんやりと見つめて。

「……帰るか。今日のところは……」
114 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/01/10(金) 17:17:53.81 ID:tGpU0FAoo
>>113
「そうですね……ここなら兄さんも安全でしょう。僕もしっかり準備を整えて出直すとしましょう。さあ、行きましょうかライナー君」
115 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/14(火) 12:24:11.61 ID:Zwz/QGb40
>>114

「ああ……」
ガラにもないことをしてしまった。と自省中の青年であった。


翌日:放課後:正門前

「わざわざすまないな。今日はよろしく頼む。
 もうそろそろ時間だが、これ。相手の情報だ。さらっと眺めておいてくれ」
手渡された資料には、緑間 纏という28歳の女性のことが書かれていた。
ストレートのロングヘアに気の強そうな顔立ち、今まさに写真で見た通りの人物がこちらへと向かってきていた。
116 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/01/14(火) 17:29:34.53 ID:Btc4qKGhO
>>115
「ほほう……なんというか、関節をバキバキに外しながら『フフッ、アタシは治すのも得意だけど、壊すのはもっと得意なのさ』とか言いそうなタイプのお姉さんですね……
もっとサキュバス系のお姉さんかと思ったのですが……ん?あっ。ほう……」

書類と本人らしき女性とに交互に視線を移動させる

117 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/01/16(木) 02:22:55.86 ID:8Te4SfEb0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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118 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/26(日) 01:20:58.04 ID:gJsW9gOa0
>>116

「ん? 時間丁度だな」
伊織に渡したものと同じ資料を見ていた青年は遅れて女性の存在に気付いて。

「はじめまして。
 今日は理事長に変わって案内をします。ラインハルト=アドヴァルドです」
「そうか……。
 私の名前は知っていると思うが、緑間 纏(みどりま まとい)だよ。こちらこそよろしく」
何故か最初から白衣を着ている緑間。白衣の下からは黒タイツに包まれた脚が覗く。
切れ長の鋭い目がライナーくんから伊織に向いて。
「それで、こちらは? お友達かな?」
119 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/01/27(月) 08:55:41.18 ID:5TW4RRKio
>>118
「霜月 伊織と申します。纏先生、以後お見知りおきを」

両手で纏の右手を持って握手。その表情は当然歯を輝かせながらの100点満点のイケメンスマイルだ。
120 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/29(水) 19:08:37.70 ID:xWQAtWqt0
>>119

「あぁ……どうも。よろしく」
手を取られて戸惑いを交えながらも笑みで返す。
「友達は友達ですけど、今日はアシスタント……のようなものです」
「そうか。わかったよ。
 それよりもここは寒い。早く中に入ろう」
そう言うなり正門をスルーして校舎の外周をまわっていくような足取りをとる。
恐らく、より保健室に近い裏口を目指しているのだろう。
121 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/01/30(木) 12:36:01.96 ID:wyC/N3eKO
>>120
(試してみますか……)

明らかに危険すぎる職場、そのうえ今は更に危険な状態であることがわかっていてやってきた保健教諭。
伊織は背後から忍び寄り抱きつくようにして右手を胸に、左手を股に滑り込ませようとした。
122 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/30(木) 20:02:12.56 ID:IawnZUc+0
>>121

手をすり合わせながら歩を進める纏いのハイヒールが、舗装された地面を叩くコツコツという音の感覚は短い。
背を丸め、寒さに震えている様子は無防備に見えることだろう。

「近付きすぎだよ」
しかしながら、伊織が踏み込んできたところで急激に身を翻す。
ミニスカートのスーツから伸びる脚を大胆に振り、回し蹴りを放った。ハイヒールの踵が伊織の鼻先を掠める丁度のところで。
「寒いのはわかるけどね。早く中に入ろう」
何事もなかったかのように身体を戻し、裏口から校舎へと入っていく。

「お前、気が早すぎないか?」
後から追いかけてきたライナー君が呆れた顔で。
123 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/01/30(木) 23:02:35.06 ID:mCTC9TfYo
>>122
「ははは、先生が寒そうなので温めて差し上げようかと思ったんですけどね……」

手を上げろと言われたときのような姿勢で止まる伊織。タイツに阻まれパンツは見られなかったらしく少し残念そうだ。

「やっぱり武闘派の先生でしたね」

姿勢はそのままでライナーの方に振り返りながら答えた
124 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/01/31(金) 16:46:55.13 ID:8xCkBsp30
>>123

「にしても、凄いものだな。
 全然警戒してるように見えなかったから、てっきりそのまま捕まるのかと」
繰り出された蹴りはヒールの長さも考慮したギリギリの角度だった。
少しずれていれば全く違った結果になっていたかもしれないというのは、体験した伊織が一番実感できるはず。
「おっと、もう行っちゃったぞ」
既に校舎内へ入っていた緑間を追いかけて小走りで。

「緑間先生、どこへ行くつもりで?」
「保健室じゃないのか?」
「先ずは第二の方から見てもらおうかと……」
「そうか」
真っすぐ保健室に向かおうとしていた踵を返し、戻ってくる。
そして揃って階段を歩き始めた。
「伊織、まだ話してなかったな。第二保健室の場所。
 空き教室を使うって話はしたよな。その関係で、ちょっと距離が離れてるんだ。
 ゆくゆくは近づけたいって構想はみんな持っているみたいなんだが……実現はいつになるかな」
「それで、どこに行けばいいんだ?」
「ああ、階段を上がり切った廊下の右側です。
 多分、入り口に搬入作業の残りがまだあるので、場所はわかるかと」
「わかった」
そういうなり一足先に階段を上がり先に消えていく。
回し蹴りの時に垣間見えたミニスカートなら下から覗けばあるいはというところだったが白衣に阻まれていた。
125 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/02/04(火) 20:07:19.18 ID:QZC3/2YrO
>>124
「……ライナー君は、意外と全然警戒とかしないタイプですよね」

鈴は見た目通りだがシルバーゴテゴテだったライナーも割とそうなのは伊織にとって意外なところであった。

「おっと」

置いていかれそうになるがすぐについていった
126 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/02/12(水) 21:35:18.98 ID:GYprneHw0
>>125

「お前達と違って戦う必要に駆られちゃなかったんだよ。俺の場合はあくまでも手段だ」
廊下に出てみると、確かに搬入作業の途中なのが見て取れる箇所があった。
既に先生は中に入っているらしく、ライナー君もそれに続く。

「一通りそろってるみたいだが……中はまだ空みたいだな」
棚の中を開ける青年と教員ようの机の引き出しを確認する先生。
窓際に置いてある机からは中庭が一望でき、冬化粧の施された姿がよく見えた。
「ここ、空き教室で来る機会が無かったが、こんなにいい景色だったんだな」
「ああ、ここからだと桜の木がよく見える。いい場所だよ」
教員用の椅子に背を預け、一通り教室を見渡した後窓の外を眺め笑みを浮かべる纏。
127 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/02/13(木) 22:13:01.84 ID:mpGkgu+Xo
>>126
「僕はまあ叔父さんにうまいこと丸め込まれたというかなんというか……ま、楽しくやってますけどね。」

「ほう……これは絵になりますね」

携帯端末を取り出し纏の写真をとりながら近づいていく。
128 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/02/18(火) 17:09:29.99 ID:UyNOGqUMo
>>127

「写真、取るのはいいがSNSへの拡散なんかはしないように」
自然体でかけていた姿から、より映えるようにポージングをしてみせ。

「桜、今年はよく咲くといいですね」
「そうだな……今から待ち遠しいよ」
129 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/02/19(水) 20:24:42.02 ID:N+w0E08mO
>>128
「デュフフ個人用です」

少しずつ近付きローアングラーと化した伊織


130 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/02/20(木) 04:39:29.16 ID:ruX4rIb8o
>>129

「だったら構わないよ」
そう言いつつ目線まで投げて。
けれども脚をしっかりと閉じていて奥深くは撮れそうにない。

「俺、理事長に連絡入れます。少し、ここで待っててください」
「わかった」
ポケットからスマホを取り出し、入り口へ向かい。
「……あんまり変なことばっかりするなよ? 来てくれなくなっても困るだろ」
と、さり際に一言。


が、それからすぐ。
伊織のスマホにライナーくんからメッセージが届く。
>さっきの話、お前はどう思った?
>理事長に確認取るのは本当だが、お前も警戒しといてくれ。


「二人っきりになってしまった。
 せっかくだし話でもしようか」
ポーズは変えず、カメラ越しに目を合わせて語りかけてくる。
131 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/02/20(木) 12:49:51.21 ID:hNOIN5EKO
>>130
「ふふ、そうですね。僕ももっと纏先生のことが知りたい……」

許可を得た事で喜んでいろいろなアングルから写真を撮りまくりつつもきっちりライナー君のメッセージも読む。しかしその撮影に全く影響はない。誰もメッセージが届いたことすら気づかないだろう。
そして先生から話しかけられれば直接目を合わせ、机に手をついてイケメンスマイルで応える。近い。
132 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/02/24(月) 00:47:03.93 ID:4ZyNDwaX0
>>131

「私のことか……。
 だったら、私の役割の話でもしようか。伊織くんは知らないだろうからね」
目の前で微笑みかけられても動じる様子を見せず、微かな笑みで応え。
椅子を下げて少し距離を取ってから口を開く。

「この教室を見てくれ」
示したのは、第二保健室へと生まれ変わる途中の空き教室。
棚や机は新調されたものだが、身長計や体重計は元の保健室から持ち運んだらしく見覚えがあるだろう。
特徴的なのは纏の背後に、廊下から直接はつながっていないまた別の部屋に繋がるドアがあることだ。

「治療の腕なら彼女だけで十分だろう。
 だから、彼女の補佐として私は呼ばれているというのが一つ。
 健康測定や簡単な手当て。薬の発注なんかの雑用もだね」
立てた人差し指を伊織の目の前に持っていき、もう一本の指を立てて『二』を示しながら。

「大きな仕事がもう一つ。こっちも彼女には難しいだろうね。
 そして、私の得意分野でもある。……なんだと思う?」
133 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/02/29(土) 19:25:48.36 ID:ZsC6fcKMO
>>132
「……」

促されるまま保健室を見渡し、そしてまた纏へ視線を戻すと微笑む。

「生徒の相談相手とかでしょうか?」
134 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/03/05(木) 04:52:25.58 ID:XVC9C+P10
>>133

「正解。ちょっと簡単だったかな。
 彼女に面と向かって話をすることはできないだろうからね。
 まあ、協会の懺悔室のような物だと思ってくれればいいよ」
椅子から立ち上がると奥の部屋に足を運ぶ。
前の部屋以上に殺風景……というか、まだ何も運び込まれていない。

「悩み事ができたときにはと寄ってくれ……おろ? 穴が開いているね」
床に敷き詰められているはずのタイルが一角だけ存在しない。
上から覗きこむとどうやら真下に存在する備品管理室に直接つながっているようだった。
名前の通り、学校で使う者のストックが備えられる筈だが、あまり有効に使われておらず室物置状態になっていた部屋だ。
135 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2020/03/05(木) 12:37:46.04 ID:h4UBYsf+O
>>134
「懺悔室……」

そこは普通にカウンセリングルームとかじゃないんだ等のツッコミを入れることもなく、シスターもののエロ同人みたいな妄想をしながら纏についていく。

「便利そうですけど逆に懺悔中に下から聞かれたり入られそうなのはちょっと問題ですね」
136 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2020/03/12(木) 18:14:00.50 ID:H0ackpTW0
>>135

「迷惑なだけじゃないか?」
頭上に「?」が浮かんで見えそうなくらい疑問を示す。

「下は……備品管理室だったかな」
空き教室の穴に近づくとしゃがみ、その下を覗く。
丁度、穴の下に手頃な荷物が置かれているのがみえる。
凹みの感覚から上り下りの足場として使われていたのは間違いなさそうだ。
「困ったな。厄介な同居人がいるかもしれない」
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