ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47

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105 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/05/04(木) 12:05:25.20 ID:XUlbJ7MZO
>>104
「んー……同じような気配……イオリがいたらわかるような感じかな?」

双子特有の感覚みたいなもので伊織の気配感知や先読みができるのでなんとなく理解したようだ。

「他にあてもないしとりあえず行ってみるか……すみませーん!」

よく通る声で家に向かって声をかけた。
106 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/06/29(木) 20:40:44.34 ID:3/se7lOq0
>>105

「ちょっと、違うような? 違わないのかな……?
 弟くんやお兄ちゃんの気配は妖気で辿るし……」
考え込んでしまった。


「……居留守ですねぇ?」
家の前まで来てみたが、待ってみても出てくる様子はない。
眉をひそめたままの彗華が裏手へ向かって歩き出した。
107 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/06/30(金) 15:25:18.01 ID:29oDXSgAo
>>106
「グイグイ行くなあ……妖怪相手だと強気だな……」

彗華を見て田舎のじいさんばあさんが他所の家にずんずん入っていくみたいだなと思いながら小声でつぶやく。
108 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/07/01(土) 00:10:58.08 ID:Krsp1kul0
>>107

まさに日本家屋といった趣の平屋。
妖怪が住まうというには似合った風貌かもしれない。

「こんにちはー」
南の方の建築物を思わせる開放的な造り。
生垣に囲まれた裏手は開かれていて、中の様子が丸見えになっていた。

「……何してるんですか?」
「なんじゃお前!? ここは妾の家じゃぞ!?」
中にいたのは脇腹にドライヤーをあてる成人女性が一人。
よくよく見れば、その黄茶色の髪を掻き分けて一対の尖った耳が生えていた。
「狐だ……」
109 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/07/02(日) 09:05:57.79 ID:8+tDd0HKo
>>108
「徒然草で出てきた『家の作りやうは、夏をむねとすべし』ってやつかな」

風通しの良さそうな和風建築。楽しそうにきょろきょろしながら彗華についていく。

「ええと……すみません、道に迷ってしまってどうしてもお話が聞きたくて……
お返事がなかったのはドライヤーされt……狐人間だ……」

変なところにドライヤー当ててるなあと思えば頭にはケモミミ。なるほど妖怪狐人間……
110 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/07/04(火) 05:07:38.67 ID:o0sRQgLB0
>>109

「お前のせいで妾の腹が凍るところじゃったぞ!」
居間と思われる場所には丸いちゃぶ台と角がはっきりした古めかしいデザインの扇風機。
その癖、手に持ったドライヤーは比較的新しく、強力な温風でおなかを温めていたところらしい。

「追い返してやろうと思ったが……気が変わった。
 少し妾に付き合わんか。そうすればここから出してやろうぞ」
そういうなり胡坐をかいて畳に腰を下ろし、ちゃぶ台をバンバンと手のひらで叩く。
「あのぅ……」
「時間のことは気にするな。たとえ三日三晩ここで過ごそうと、外では半日も経っておらんて」
111 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/07/05(水) 12:26:40.76 ID:rYCXBFPeO
>>110
「凍る……?(スイカお前先制攻撃でもした?あいつやっつけると帰れるタイプの悪い妖怪だったりするの?)」

日ごろとうってかわってあまりにも彗華がイケイケなので、よそ見をしていた自分が来るまでの一瞬の間にすでに一発入れたのかと小声で彗華に確認。
今ある情報では狐人間は閉じ込めた犯人なのか助けてくれる善良な人なのかわからない。

「……」

とりあえず彗華の出方を見て続くことにした。
112 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/07/11(火) 07:45:19.25 ID:WEJStOiK0
>>111

「してないですけど……?」
鈴の質問の意図はうまく伝わらなかったらしく、ぽかんとした表情で。

「二人して何を固まっておる?
 ここは長いことこの妾を封じていた樹の中じゃ。
 助けが要らんならそれでもかまわんが、お前たちだけでは出るのは敵わんじゃろうな」
「封印ですか?」
「うむ。桜の樹の周りに10つ程の丸い石があったろう? ……今は九つか。
 それが妾を閉じ込めるための特別なものでのう。
 どうしたものかと思っておったのじゃが、最近その内の一つが姿を消してな。余程の腕自慢でも持ち上げるのは難しいはずじゃが……」

「それより、そっちのお前は……人間か。
 じゃが、気の扱いはできるのか。面白いものもいるのじゃな」
鈴の方に視線を向けると、わずかに目を細めて見つめる。
113 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/07/11(火) 09:56:52.28 ID:OfQTAoF5o
>>112
「ヒソヒソ(あのおばさんがお前のせいで腹が凍るっていうから雪女攻撃でもしたのかと思って……ほら、なんか今日のスイカイケイケだし)」

耳打ちで彗華に伝えるが、狐耳の聴覚なら聞こえるかもしれない

「フーイン……なんでそんなことに?」

大体封印されるようなやつは悪いやつだけど今のところ会話は成立してるので聞いておこう
114 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/07/23(日) 02:54:05.70 ID:uZgQWFyR0
>>113

狐耳がピクピクと動く。
「おっ、おばっ……!
 お前! 妾のことを…お、おばさんと言いおったなぁ!??
 こぉんなにもきゅーとでせくしーな妾のことを!」
やたらと息巻いているが恰好はTシャツにハーフパンツ。
彗華が困った表情で鈴の方をちらりと見た。
「別にここから出たくなければそれでも良いのじゃぞ?」
二人に背中を向けたまま床に寝そべって拗ねた。
ハーフパンツを押しのけて飛び出た太い尻尾が床にだらりと垂れている。

「それがひどい話でなぁ。
 お前らが校長と呼ぶ奴とは古くから親しかったんじゃが、
 ある日、急に妾を捕まえてこの木にふん縛りおったのじゃ。
 妾の妖力で厄介払いがしたいとか、そういう所じゃろうがのぅ……」
でも会話はしてくれるらしい。
115 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/07/25(火) 09:05:38.96 ID:q9zwAZJfO
>>114
「ん……?うわあ!?(意外と若い……?いや、やっぱおばさんぽいな)」

狐女が激昂ぶりに少し驚くがどうもしまらない彼女の態度に少し頬が緩む。
悪いやつでは無さそうな気がしてきた。
彗華にも大丈夫なんじゃない?といった態度で返した。

「えっと、失礼しました。自己紹介もまだでしたね。あた……俺がリンでこっちがスイカです。
お名前教えてもらってもいいですか?いいですよね?でないとおば……コホン、と呼ぶことになっちゃいますけど」

とりあえず名前聞いとこう。教えてくれないならもうおばさんでいいや。

「校長!あいつっ!女の人を木に縛り付けるなんて!よし!手伝いますよ!」

校長被害者なら仲間だ!
116 :以下VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2023/07/27(木) 18:30:43.09 ID:peKOAFwz0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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117 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/09/28(木) 07:20:43.76 ID:INf8E4Ft0
>>115

「そ、そうですね〜……」
イケイケだった彗華もこの女狐を前に勢いを弱めて。
ちょっと困ったような声を上げていた。

「名前・……名前のぉ〜。
 色んな所、色んな時代を行き来したから名前もあり過ぎてなあ。
 どれ、ひぃ、ふぅ、みぃ……」
寝そべったまま尻尾を揺らし、指折り数え始めた。
「なんでもよいが……月(ゲツ)と呼べ。
 おぬし立ちの名に興味などないが……ん、スイカと申したか?」
「はい?」
月(ゲツ)と名乗った女の頭から生えた黄色い狐の耳がピクリと動く。
がばっと振り返りながら胡坐を掻き、彗華(の主に胸)をまじまじと見て。
「お前、あのちんちくりんの雪女の娘か!
 はーっ! あやつは色気のないうっすい油揚げみたいな女じゃったが、娘はこんなにも……ほぅ」
「えーっと、あのぅ……」
すすすっ、と鈴の後ろに隠れ。

「今となっては別に怒っておらん。ここの居心地が意外と良くってなあ。
 若くて精に溢れた気が満ちておる。喰うに困らんというのは快適じゃ。
 それに、ここは地脈が集う場所。色んな物が見れるんじゃ。……ん。そえいえば、彗華、お前……」
「ひゃいっ!?」
何かを思い出した後、ニヤリと笑みを浮かべて彗華を再び見つめる。
背後の雪女は鈴の肩を掴み、本格的に隠れだした。
118 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/09/29(金) 07:16:29.08 ID:Qa6t0TEio
>>117
「イッパイアッテナ……げっさんね、よろしく」

某猫の物語を思い浮かべるもぐっさんみたいな呼び方で落ち着いたようだ。

「いいのかよ!
まあ、確かにリラックスしすぎレベルでリラックスしてる気はしてたけど……」

ツッコミを入れる鈴。敬意がなくなるに従って敬語がなくなってきた。

「やめろよげっさん、イヤがってるだろ……」

ジト目で見ている。
119 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/09/29(金) 09:49:31.58 ID:Vkfua/nM0
>>118

「なんじゃそれは……まあよい」

「ここで寝ておるだけで良質な精気が吸えるのじゃ。
 それに、最近は外出もできるようになったからのぅ。
 衣食住の揃った自由の身も同然じゃ。不満などあるまい」
来ている物はTシャツにショートパンツ。古風な平屋の中は最新家電。
口調の割りに俗世に染まり切っている。堕落狐。


身体を起こすと同時にその姿が消える。
鈴の目なら、それが凄まじい速度で移動しただけなのが解るはず。
「それより、スイカ……ちょっとばかし、吸わせてくれんかのぅ?
 お前の母親から分けて貰うのは名前に違わず甘くておいしい物じゃったんじゃが、あのちっこい身体じゃろう? 味わい足りんくてなあ。
 その分、お前はよーく育っとるようじゃからな……ちょっとぐらい貰ってもようじゃろ? な?」
「ひゃわっ!? あ、あうぅ……」
鈴の後ろの彗華のさらに後ろに移動したようで、彗華のことを後ろから抱きしめ耳元で囁きかけていた。
120 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/09/30(土) 19:54:02.60 ID:CdgwRdoCO
>>119
「なにも不都合無いじゃないか……
……お金とか電気とかどうなってるの……?
あれ?電気きてるってことは異空間みたいなとこじゃない……?」

月の頭の上についている耳を見ながら葉っぱのお金やってるのかとか失礼なことを考えている。

「あっこらなにやってんだ!」

と言いながら既に手は叩きがいのありそうな月のケツをひっぱたく!
121 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/10/21(土) 08:16:49.20 ID:id4isCIJo
>>120

「これはこの家に住んで居るもう一人が買った奴じゃ。
 電気は……あー、なんじゃったかのう。
 でんきこうじし? みたいな奴を中に入れてくれと頼まれたかの」
こめかみ当たりに人差し指をつけて。
「ま、ここなら妾の力で動かすこともできるんじゃが」

「逃げるでない逃げるでない」
「ひゃー!」
鈴を中心にして二人でぐるぐると逃げて追いかけを繰り返していたが。
「ほわぁっ!?」
パンッ! と気持ちの良い音が響き飛び上がる女狐。
「な、なんで……なんでじゃ……?」
尻を抑えたまま涙目で鈴を見つめて。
122 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/10/25(水) 09:00:36.37 ID:4vN62acGo
>>121
「なるほどもう一人……」

いかにも生活能力の無さそうな月だ。世話をしてくれる人はたしかにいそうだと納得するが……

「電気……工事士……」

彗華のスマホのマップでも現在地は学校だった。
一体どういう仕組みで電気引けてるんだろう……

「電気狐……それは……便利だな」

デンキウナギとか某ストリートファイターの緑の人みたいに放電する月を思い浮かべた。

「ひとのいやがることはやめなさいって言ってるだろまったく……」

そういう鈴だが叩き心地が良かったのかちょっと満足そうだ。
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2023/10/26(木) 23:50:06.33 ID:H/BeFByo0
スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています

何故一旦停止しないのですか

何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか
20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます
因果関係の調査は?
124 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/11/08(水) 01:57:48.50 ID:vJMe2qi6o
>>122

「そうじゃ。
 といっても、居ついたのは……お前たちの時間で一月くらいじゃがのぅ。
 ぎょーしゃの人間にえいやっと術をかけて記憶を消すのも大変だったわい。
 なにせ、とびっきりのせくしぃな妾を見てしまったら、妾の術でも消せぬほどの思い出になってしまうからの」
ほほほ。と高らかに笑い。

「違うぞ。一時的に操っとるだけじゃ。
 ぽるたーがいすと? に近いかの」

「妾はそんな教え受けたことないぞ?
 人を驚かせ、恐れさせてこその妖怪じゃ。のう雪女?」
「ひゃー」
もう追われていないことに気づいてない彗華は家に上がり込み奥のほうへ行ってしまった。
「……アイツにはダメそうじゃな」
125 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/11/15(水) 14:06:21.34 ID:ybkFP6mFO
>>124
「………そうかやっぱ悪い妖怪変化のたぐいか……退治とはいかなくても封印されてもしかたなかったんじゃないか?
あっおい勝手にあがってくんじゃない!」

半ば呆れ顔で聞いていたが彗華が後ろにいないことに気付いて追いかける
126 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/12/07(木) 01:09:30.91 ID:2w7iA0ioo
>>125

「……どこでそう思ったんじゃ?」
こめかみに指を立てて悩み顔。

「おいっまてっ…せめて靴は脱がんかっ!」
家内に走っていった彗華を二人で追いかける。
「ひぇぇ……っ」
家の隅の物置で縮こまっていた。
127 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2023/12/21(木) 09:46:37.72 ID:rHm34qCso
>>126
「そりゃあ人を気軽にあやつって……あっ勝手に人んち上がりこんじゃダメだろ!しかも土足っ!」

ちゃんと靴を揃えて脱いで追いかける。すぐに追いついた。

「ふう、大丈夫?」

横にくっついて座った。
128 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/12/26(火) 09:40:21.00 ID:T9fwSnFUo
>>127

「お前も知っとるじゃろう、ここの入口。
 何の面倒もなく招き入れるのは操るのが手っ取り早かったんじゃ」
途中から追いかけるのをやめて並んで座っている二人の元に歩いてやってきた。
そもそも、広くない家なので慌てて追う必要もなかったようだ。

「だいじょーぶれす……ちょっと、びっくりしちゃっただけで」
幾分か落ち着いたのか声を掛けられてはにかみ。
「見た目から性格まで、お前の母親とは正反対じゃな……。
 あんなナリで肝の据わり様にも驚かされたが、お前のビビリ具合にも驚くわい。
 ほれ。これでも食っておけ。ここは気温が年中安定しとるからの。いつでも美味しく食べられるぞ」
アイスキャンディーを二本、指で下げるように摘まみながら差し出し。

「……ところで、おぬしたちは何しに来たんじゃったか??」
129 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/01/11(木) 23:32:08.02 ID:NyQ5brbEo
>>128
「いきなりワケもわからず飛ばされて入口なんて知らないんだが?
まあ……そんなんだしパニックにはなるだろうけど……もっとこう……なんかないのか……」

落ち着かせるように彗華の頭や肩をさすりながら答える。

「わあ、ありがとなっ。ちょうどノドがかわいてたんだ」

先から少しずつかじっていく。
お色気系でありがちな食べ方はしない。

「何しにって……この空間?のことなら望んで来たワケじゃないから目的なんかないし、この家なら戻る方法探しだぞ?そうだよな?スイカ」
130 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/02/15(木) 07:49:33.13 ID:w+bd3whqo
>>129

「なにぃ? そうじゃったのか?
 お前達がてっきり妾の後を追ってきたのかと……」

「なにか、って……なんでしょう?
 も、もしかして、月さんにちゃんと謝った方がいいってことですかね……」
しっかり貰ったアイスをがじがじしながら合間にひそひそ声で。
「聞こえとるぞー。
 謝らずともよい。代わりにお前の母親によろしく言っといてくれ」

「ほー、そうじゃったのか。ではさくっと返してやるか。
 朝から追い立てられるし腹も冷えるし、一人でも暇じゃし寝るところじゃったしの……」
131 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/02/18(日) 09:03:32.89 ID:Xz4bjziCo
>>130
「迷い人より追手のほうが心当たりあるとか指名手配犯か亡国の姫君かなんかかよ……」

犯罪者を見る目だ!

「ああ、げっさんの電気工事の人呼ぶの、もっとマシな方法なかったのかなってな……
謝らなくていいとかエラソーに言ってるけどスイカが靴のまま来ちゃった原因もげっさんだしなんならげっさんが謝っとけって感じだぞ」

食べ終わったアイスの棒を口の端に咥えてぷらぷらさせながら答えた。

「……他人は簡単に出し入れできるんだな……
俺達をこっちに飛ばした犯人じゃないみたいだしもらいっぱなしってわけにはいかないからおなかに軟気功あてるか腹巻でも編んでやろうか?」

132 :以下、VIP にかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2024/02/20(火) 02:36:00.68 ID:oEnVjRGE0
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133 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/03/23(土) 08:20:38.54 ID:b2Cn6TGmo
>>131

「じゃが、しかしなぁ……」
腕を組んで不思議そうに二人の方をじぃっと眺めている。

「うーむ。妾もたのまれるがままじゃったからのぅ。
 何をするのかと思っておったが、こんなに便利な物があるとは。
 風呂釜を薪で炊いておったのももう昔の様じゃ……」
腕を組んだまま唸っている。
さっきから言われてることは全然気にしてないようだ。かなり図太いのかもしれない。

「封印が崩れたようじゃからの。今では出入り自由じゃ、
 その件はもうよい。久々に知らぬ者と話せて楽しかった。それでよい。
 そうと決まったら戻すとするかの……ついでに妾も散歩にでも出ようかのぅ」
ケタケタと笑いながら二人の方へ歩み寄ると妖力を込め始める。
合わせた月の掌から光りがあふれ出すと彗華が鈴にしがみ付いてきて……。


「わっ」
気づけば辺りは公園の中庭、大樹の前。元いた場所に戻ってきたようだった。
地べたに座り込んだままの二人の前には……一匹のキツネ。
「何かあったのかっ!? 悲鳴が聞こえてきたが……」
校舎の方から纏先生が駆けつけてきた。急いできたのか息を切らせている。
134 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/03/29(金) 16:31:16.37 ID:SjuFnJASO
>>133
「?(今なんですごく見られたんだろ?)」

凝視されたことに首を傾げるも特に言及はせず

「そっか、じゃあ今度逆にげっさんが俺達のほうにきたら何かおいしいもの作ってやるよ。またなっ!ひゃんっ!?」

いつものようにニッと笑って手を振ったところでしがみつかれて変な声が出た。



「お前……急に変なとこ触るなよ……
 あっ先生だ」

日頃クールな先生の焦ってるシーン。日頃なかなか見られない貴重なシーンだ。
135 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2024/03/29(金) 19:34:32.91 ID:xR9ZYdTd0
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136 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/03/30(土) 08:11:24.01 ID:XDwEjMPEo
>>134

「すす、すみませんっ。こわくって……」
全身で思い切り抱き付きに行っている。
柔らかいのと冷たい感触が思い切り押し付けられていた。

「急いできたのだが、無事ならそれに越したことはないよ。
 ……ただ、キミもそういった面があるのは意外だったかな」
知らない女子に抱き付かれている男子生徒という絵面。納得したような顔。

「……やっぱり。
 鈴さん、あっちにいた間の時間、ぜんぜん進んでないです」
纏の言動に違和感を覚えた彗華がスマホを取り出しながら画面を見せてきた。
暫くあっちに居たというのに、時計は1分も進んではいなかった。

クーン
「あっ、脱走しているな。また戻しておかなければ……」
どこかへいこうとしていたキツネだったが纏に見つかりすぐ抱えられた。
137 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/03/30(土) 23:48:46.20 ID:JZ/G657Mo
>>136
「お前冷たいからびっくりするんだよ……もういいだろ寒いからはなれなさい」

引き剥がそうと彗華のおでこをぐいぐい押すいつの間にか服装も道衣に戻っている。

「そういった面?ああ、(鍛錬は)毎日の積み重ねが大事ですからね。こう見えてけっこーやる(戦える)んですよ」

道衣を着ていることに対しての言及だと思っての返答。
誤解されていることに気づいていない。

「えっうわっホントだ……夢でも見させられた?これが狐につままれたってやつ……?」

彗華のスマホと学校の時計を見比べる。どっちも同じ時間だ。
138 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2024/03/31(日) 07:39:38.89 ID:vj9LUnCz0
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139 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/04/03(水) 02:13:59.46 ID:0pP0Pr32o
>>137

「うぐぅ…はぁい」
辺りが元に戻っていて落ち着いたのか大人しく離れて。

「ふむ。意外……でもないか」
浮いた話とは無縁そうに感じていたが、見た目がいいのは間違いないから。と一人納得して。

「狐?
 なにかコレが悪さでもした?」
あっさりと捕まえ抱きかかえている狐を示しながら。
わきの下に腕を通された狐は抵抗できずに不服そうにして。
140 :[AUA288U] [age]:2024/04/03(水) 11:18:51.36 ID:J0AVkXTDO
(´・ω・`)yー~~~
馬鹿みたいな香味焙煎(http://kes.5ch.net/test/read.cgi/operatex/1712088811/2
>>138
http://pug.5ch.net/test/read.cgi/siberia/1693539385/474-475
http://pug.5ch.net/test/read.cgi/editorialplus/1711612147/392-393
392: 名無しさん@お腹いっぱい。(スップSdda-PyL+ [1.72.6.57])[FR]
[sage] 2024/04/03(水) 07:01:33.68 ID:Z/qmxjlqd
393:
@香味焙煎 ★ ハンター[Lv.6](★ 99e5-dh8U [2400:4051:3be0:a800:*])
[IN][sage] 2024/04/03(水) 07:42:42.22 ID:SIggsQEX9
誤動作してる予感
68: 動け動けウゴウゴ5ちゃんねる [] 2024/04/03(水) 08:05:12.99 ID:Edw02WKl0
どんぐりって結局何?)だなw

http://agree.5ch.net/test/read.cgi/operate/1709038178/68
団栗。上記の話(>392ー393)とは無関係ならば広義にはブナ科の果実の総称だそうだw
♀こい、つかちょっときてくだちい
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1670927980/285-547

あ。悪ぃ。みたいなじゃなくて単にバカだったわww
141 :Ng=Site [sage]:2024/04/03(水) 11:19:23.77 ID:P/4Pg2x/0
>>140
こいつどこでも爪弾きにされる嘘つき^^;
142 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/04/04(木) 07:46:23.34 ID:WiI5o6cLo
>>139
「っくしっ!!」

盛大なくしゃみ。ちょっと冷えたらしい。

「?」

結構な食い違いが発生しているが、ちょっと変わったリアクションの先生だなあくらいにしか思っていない。

「いや……そのこが犯人……はんこ?(犯狐)なら今頃先生もやられてるんじゃないかなあ……
すごくイヤそーな顔してるし」

狐の不服そうに抱えられている様子がおかしくて笑いながら答える
143 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/04/17(水) 04:05:57.98 ID:tnohWVTdo
>>142

「あっ……大丈夫ですか?」
くしゃみした鈴を気遣うが元々は彗華のせい。

「ああ、安心していいよ。
 私とこれは一緒に暮らしているんだ」
片腕を前足に通し保持したまま顎の下をくすぐり。
「おっと、暴れない暴れない」
鈴が笑っているのに気づくと威嚇する狐を両手でしっかりと抱えて抑える。
144 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/04/17(水) 18:37:50.15 ID:4L0ntayqO
>>143
「大丈夫大丈夫、ちょっと身体動かせばなんともないさ」

キレッキレのムーブをしながら答える。多分空手の形だ。

「そうなんですね。
 ぜんぜんなついてない……」

心の声が完全に漏れた

145 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/04/18(木) 06:06:55.95 ID:d0VjeJo8o
>>144

「おおー」
ぱちぱちと拍手。

「ははは。この子はなかなか我儘だからね」
胴体に腕を通され唯一動く後ろ脚をばたばたさせて暴れている。
「さ、そろそろ私は戻ろう。
 朝から頑張っているようだけど授業には遅れないようにな」
キツネを抱えたまま校舎に戻っていった。

「……あれ。結局なにしに来たんでしたっけ?」
146 :霜月 鈴 ◆f7JK9RIN.g :2024/04/20(土) 21:51:02.56 ID:Ut1IuYTgo
>>145
「ふう……」

血色も良くなりほどよく温まったようだ。

「よしよし」

野良狐ではなく飼い狐なら病気の心配もないだろうと撫でにいった

「あー……朝のお風呂の時間なくなっちゃったな」

学校特有のバカでかい時計を確認してため息。

「なんだっけ……」
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