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HTML化した人:lain.
らき☆すた SS 〜つかさです……。凸と桃色ワカメなんて怖くないとです〜
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/20(土) 15:50:03.14 ID:IartFu.0
・どんなジャンルでもどんどん投下したまへ〜 by こなた
・でも、他所からの作品の無断転載は絶対ダメよ! by かがみ
・あとね、あんまりえっちなのはちょっと恥ずかしいから遠慮してほしいな by つかさ
・メール欄に「saga」と入力するとこの板特有のフィルターを回避できます。「sage」ではありませんよ。
 代表的な例が「高翌良」です……よろしくお願いしますね by みゆき
・長編作品はタイトルをつけてもらえるとまとめるときとかに助かります! by ゆたか
・それと、できればジャンルを明記するようにしてほしいの。
 特定のジャンルが苦手な人もいると思うから…… by あやの
・パロディとかクロスオーバーとかもおっけーだけど、
 あんまり度が過ぎると他の人に引かれっから気をつけろよなー by みさお
・シラない人へのハイリョがアればgoodネー byパティ
・初めてでもよっしゃーいっちょ書いたろかって人大歓迎するでー by ななこ
・まとめてくれる人募集中です……そして、現在のまとめ人には感謝してます…… by みなみ
・お題を出せば書いてくれる職人さんもいるっス。ネタのため……
 いや、いろんなお話を読んでみたいんで、いいお題があったら書いてみてください! by ひより
・そしてそして、SSだけじゃなくて自作の絵もOK!
 投下された絵は美術室に展示されるからジャンジャン描くべしっ! by こう
・注意! 荒らしへの反応は絶対ダメ。反応する悪い子は逮捕だ! by ゆい


(避難所)
 PCから->http://jbbs.livedoor.jp/auto/5330/
 携帯から->http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/auto/5330/

(まとめサイト)
 http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/

(SSスレ用画像掲示板)
 http://www.sweetnote.com/site/luckystar/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/20(土) 20:27:25.84 ID:tV95z.AO
みゆき「泉さん、お時間よろしいですか?」
こなた「ん? どったの?」
みゆき「お見せしたいものがありまして……こちらです」



*





かがみ「二人ともいない……遅かったか……」
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/20(土) 23:05:34.31 ID:nViurYY0
かなた「そうくん…」
そうじろう「かな…た……?」
かなた「私…こんな身体になっちゃった…」

      最 終 兵 器 彼 方

そうじろう「…という夢を見た」
こなた「……へー…」
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 00:38:57.69 ID:HNCO6M.0
あれか。瀕死のそうじろうの作務衣をはだくと、そこにある

ラムちゃん(ミンキーモモか、ミンメイでも可)の入れ墨

を見て目を背けるっていう
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 00:44:38.42 ID:9lIPgWso
え、そこそうじろうがそういう役なの?w
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 10:03:10.00 ID:n1n/w.DO
前スレが埋まる前にこっちに書き込んでく意味がわからない
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 14:10:22.50 ID:UARXzpg0
ここは初めてかい?
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 17:04:23.32 ID:7PdIhAAO
ふと思ったんだが、ここって保守しなくても永遠に落ちないもんなのか?
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 17:32:44.41 ID:QGtsLkSO
10とか50スレ未満で放置されてると落ちるとか

てか前スレ埋めてから書き込もうよ皆……
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 18:59:01.96 ID:AFsPvnAo
前スレ埋まってないけどレビューこっちに書いていいかな
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 19:35:34.93 ID:7PdIhAAO
>>10

いいんじゃないでしょうか。
前スレはいずれ埋まるさ。
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 20:32:40.02 ID:7PdIhAAO
前スレ埋まった!

では凸と桃色ワカメに移ろうか
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 20:51:35.29 ID:7PdIhAAO
六巻P54のゆい姉さんのシャツに、なんか書いてあるんだがww
一番下が読めないww

KIYOTAKA

SAN

SAKILOVE……………?
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 20:53:39.80 ID:AFsPvnAo
GEKILOVEじゃね?
こんなプリントするとは恐るべしバカップル
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 21:05:51.09 ID:e94gGkU0
ゆたか「お、お姉ちゃん、そのシャツ・・・。」
ゆい姉「んー?あ、これー?いいでしょー。自分でつくったんだよ?」
ゆたか「え、うん。に、似合ってるよ?・・・いいなぁ、それ。」
ゆい姉「ゆたかが羨ましがると思ってさ、作ってきてあげたんだよー。」
ゆたか「え。・・・あ、ありがとう。」

  MINAMI
   TYAN
 MAJI☆MOE

ゆたか「お、お姉ちゃん、この文字は・・・?」
ゆい姉「お、気に入った?それ、こなたにアドバイスしてもらったんだよ?」
ゆたか「へえー・・・そうなんだ・・・へえー・・・」
ゆい姉「いやいやー、“☆”のマークのところが苦労したんだよー。」





ゆたか「こなたお姉ちゃん、ちょっといいかな?すぐ済むから。」
こなた「ん?どったの、ゆーちゃん?」
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 21:31:40.04 ID:wRAUvdE0
みゆき「ただいま〜」
ゆかり「おかえり、あら、泥だらけじゃない」
みゆき「ええ、埋め立てを行ったもので」
ゆかり「埋め立て?」
みゆき「ええ。あ、お母さん、桜の若木を植えたいのですが、3本ほど用意できますか?」
ゆかり「桜の若木?知り合いに頼んでみるけど……」
みゆき「ありがとうございます。春には、今までにないというくらいの綺麗な花が咲くと思いますよ?
     それじゃあ私、シャワーを浴びてきますね?」
ゆかり「あ、あの、みゆきちゃん?…くんくん…鉄の臭い?何かしら?」

みゆき「〜♪」
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 21:32:22.03 ID:pVmxLkDO
>>15
降臨したネ……。こなたは無事?
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 21:34:14.30 ID:pVmxLkDO
>>16
みゆきさん……一体誰を……
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 21:38:45.49 ID:0RvTmJ.0
 MISA
 CHAN
L☆O☆V☆E

MISAO「な、なあ……、あやの?そのTシャツなんだよ」
あやの「ふふふ……、これが私の、みさちゃんへの本心よ」
MISAO「は?あやの……、マジでいってのかよ!?だって、あやのには彼氏がいるんだろう?」
あやの「そんなもの、真の愛の前では無意味よ」
MISAO「いや、待てよあやの……。なあ……。
あやの「凸だなんて、私は世界に絶望したの。だから……ね♪」
MISAO「いみわかんねーってヴぁ!うんっ、あ……、パンツだけは……」
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 21:55:20.72 ID:wRAUvdE0
みゆき「みなさん、今日はコンクール投票の最終日です。今回のエントリー作品は

     No.01:喧嘩と友情と愛情とみゆきさんと
     No.02:それでもきっと、みゆきの思いは伝わる
     No.03:みゆきが受験勉強を始めるそうです。
     No.04:ミユキドロップ
     No.05:いぬがみゆきっ!
     No.06:雪蝉
     No.07:みゆきに贈る言葉
     No.08:女子高生・高翌良みゆきの華々しい成功
     No.09:Futures megane
     No.10:落し者
     No.11:たとえば、そんなみゆきの愛し方。
     No.12:みゆきのちょっとした失敗
     No.13:みなさんの血の味

     の、13作品、どれも素晴らしい作品ばかりです。
     投票の受け付けは本日までですので、まだされてない方は、清き一票を是非お願いします。
     ちなみに私のお勧めは、

     No.14:究極神・魅癒煌

     です。このお話は2分の1の確率で見られる、隠しストーリーとなっています。
     優勝間違いなしの秀作です。御覧になって、然るべき1票を、よろしくお願いします!
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/21(日) 22:02:29.61 ID:pVmxLkDO
みゆきさん……いつからそんなに黒くなってしまわれたのか……
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:06:07.56 ID:0RvTmJ.0
>>21

いつからって……、このらき☆すたSSスレが立ったと同時にかな?
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:07:16.29 ID:8RZ0mISO
>>21
このみゆき様さが出来た時から
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:08:07.84 ID:0RvTmJ.0
>>10

早くしないと投票期間が終わるぞ!

い そ げ !
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:11:03.82 ID:AFsPvnAo
急ぎました。
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:11:23.23 ID:AFsPvnAo
こう「二度あることは三度ある! 毎度おなじみ八坂こうです!」
やまと「仏の顔も三度まで。永森やまとです」
こう「何それ。このコーナー今回で終わりにしろとか言いたいわけ?」
やまと「私からすれば3回目があるのが不思議なくらいよ」
こう「なんだかんだ言ってナチュラルに自己紹介してるくせに」
やまと「そうしないと進まないから。やらなきゃいけないならさっさと終わらせるまでよ」
こう「やまとー、なんか今回手厳しいよー?」
やまと「別に。いつもと同じでしょ」
こう「ん……まあいいや。そんじゃ始めるとしますか!」


???「待ってください」

こう「!? そ、その声は……」


みゆき「八坂さん、永森さん。私にもお手伝いをさせていただけませんか?」


やまと「……」
こう「……」

みゆき「あの、お二人とも? どうかなさいましたか?」

やまと「いっ……いえ。高良さんなら大歓迎です」
こう「え」
やまと「(ギロッ)特にゲストを呼ぶ予定もなかったですし」
こう「……」
みゆき「ありがとうございます。門前払いされるのではと思っていたので……」
こう(まー……始まっちゃえばいつもどおりだろうし。別にいいか……)
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:11:32.74 ID:pVmxLkDO
違う……みゆきさんもあきら様もこんなに黒くなぁぁぁぁあぁあああぁい!!!



……宿命なのか……?
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:11:40.23 ID:AFsPvnAo
◆No.01:「喧嘩と友情と愛情と」

こう「もはやコレも恒例になりつつあるよね」
やまと「二度あることは三度ある……私たちと同じね」
みゆき「ですが、どうも『最初は叙述トリックで』というのを意識しすぎているように思えます。
    読者を騙せるものを書かなければならないプレッシャー、とでも言うのでしょうか……」
こう「『今回もきっと』ってなまじ期待されてるだけにねー」
やまと「でもストーリー自体は悪くないと思うわ。喧嘩ってすごくスタンダードな『失敗』だからトップバッターにも相応しいし」
みゆき「そうですね。短さの割に展開がきちんとまとまっていて読みやすかったです」
こう「文章量が少ないと起承転結を詰め込みにくくなる。それなのに蛇足も説明不足もないっていうのはすごいことだよ」


◆No.02:「それでもきっと思いは伝わる」

やまと「いいお父さんね」
みゆき「本当に。羨ましいです」
こう「娘のためにがんばる父親、父親のがんばりを笑顔で受け入れる娘……これぞ親子愛!」
みゆき「泉さんが仰っていた『二人暮しでも寂しくない』というのはきっと嘘でも見栄でもないんですね」
やまと「ここまでしてくれるお父さんがいるんだもの。いつだって幸せでいっぱいだったはずよ」
こう「しっかし、泉先輩にもフランス人形をねだるような時期があったんだなぁ……」


◆No.03:「かがみがダイエットを始めるそうです。」

こう「なんで失敗したんだろうね?」
やまと「それがお題だからでしょ」
こう「いや……過剰なメタ発言禁止」
みゆき「ダイエットといえば食事制限、という認識を多くの方が持っていらっしゃると思いますが、そもそもこれが最善の手段ではないんです。
    間食を禁止するのはもちろんですが、むしろ一日三食腹八分目程度を目安にしっかりと摂り、その上で運動などでカロリーを消費する。
    これを続けることで脂肪は燃焼していきます。数ヶ月単位の長期スパンで計画を立てなければ健康的にやせるのは難しいんですよ」
やまと「……なるほど。間違ったやり方でも確かに脂肪は溜まらないかもしれないけど、栄養が足りなくて代わりにストレスが溜まっていくのね」
こう「で、結果が今回のかがみ先輩と。いやあ勉強になるねっ!」
やまと「ところであの体重計、壊れてるとか目盛りがズレてるってことはない?」
みゆき「……実を言うと、私はそういうオチではないかと解釈しています」
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:11:54.00 ID:AFsPvnAo
◆No.04:「ティアドロップ」

やまと「   木冬   」
こう「不覚にも吹いた」
みゆき「え、ええと……展開が二転三転していて、つい引き込まれてしまう作品ですね」
こう「ひよりの同人誌ネタなだけにちょっぴり某所向きだけどねー」
やまと「田村さんも懲りないわね。あんな目に遭ったのにまだ友達をモデルにするのをやめないなんて」
みゆき(……まさか実は私も? いえ、さすがにそんなことはありませんよね……)

こう「にしても……地の文に歌詞が混ざってるの見るたびになんかニヤッとくるような恥ずかしくなるような」


◆No.05:「いぬがみつかさっ!」

やまと「ぞっとしたわ……」
みゆき「今回が第七回なら間違いなく上位を狙えてましたね……」
こう「これさ、面白いのは回想……いや作り話が『かがみ先輩のセリフ』で進行してるんだよ。
   普通ならこういうながーい話は地の文にやらせるもんだからさ」
みゆき「私も同感です。この点で他の作品と一線を画していますね」
やまと「そんなにすごいことなの?」
こう「すごいって言うか、斬新。それもうまく書けちゃってるからね。技術点プラスって感じ」


◆No.06:「空蝉」

こう「これは正面からクオリティで攻めてきたね」
やまと「非の打ち所が見つからないわね」
みゆき「そうですね……あとは読点の多さが目に付くですとか、そういった些細なあら捜しになってしまいます」
こう「てわけで次いこーか」
やまと「え、もう?」
こう「なんかもう完璧すぎて語ることがないんだよね」
やまと「……」
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:12:04.92 ID:AFsPvnAo
◆No.07:「贈る言葉」

やまと「前半、もはやつかささん生殺しね」
こう「後半は読んでるこっちが生殺しだよ。鳥肌立ってきたもん」
みゆき「いつかつかささんが結婚するとしたら、かがみさんなら本当にこういったビデオを作ろうとするかもしれませんね」
こう「それだけ妹さんが大好きなわけだね、かがみ先輩は」
みゆき「ええ、間違いなく。そばで見ているだけでありありと伝わります」
やまと「オチもしっかり用意してあるし、泣いて笑えるいい作品だと思うわ」


◆No.08:「高校生・泉そうじろうの失敗」

みゆき「この時間軸を書く方がいらっしゃるとは意外でした」
こう「でも自由に書けそうな気はするよね。そうじろうさんはあんな性格だし、ゆきさんは名前以外さっぱりだし」
やまと「ところどころで名前を引っ掛けてるのが面白いわ。こういうのもアリね」
こう「ここまで結構マジメな話ばっかりだったからこういうコメディチックなのは新鮮な気分で読めるね!」
みゆき「欲を言えば推敲を重ねていただきたかったのですが……作者さんのお時間がなかったようで残念です」
やまと「そうね……そこが惜しいわ」


◆No.09:「Futures eye」

こう「これまたすごいもんだね」
やまと「こういう専門的な話には読みにくさが付いて回るはずなのにそれもないし」
こう「そこはあれだ、書き手自身が専門の側じゃなかったのがうまく働いたと思うよ」
みゆき「……医療の道を目指す者として、この作品を単なる創作とは見られませんね」
やまと「心を打たれるって、こういうのを言うのかしらね……」
こう「本当だね……高良先輩、がんばってください。応援します!」
みゆき「ええ。私は、この作品の中の私に劣らないような医師になってみせます」
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:12:23.12 ID:AFsPvnAo
◆No.10:「落し物」

やまと「思い入れがある物をなくした時って、こんな風に意地でも探しちゃうわね」
こう「だね。双子の妹からもらった手作りのお守り、無下にできるわけがないよ」
みゆき「かがみさんがお守りを探すと言い張った時、きっとつかささんも嬉しかったと思います」
こう「うんうん。……私も兄貴じゃなくて双子の妹が欲しかったなぁ」
みゆき「そんなこと言わないでください。お兄さんがいらっしゃってこその八坂さんなんですから」
やまと(……なるほどね、聖人君子か……)


◆No.11:「たとえば、そんな愛し方。」

みゆき「これは……」
こう「最初さ、ギャグだと思って読んでたんだよね。そしたら途中からさー……」
やまと「こんな重い愛は勘弁してほしいわね……」
こう「しかも最後がアレでしょ」
みゆき「小神さんがどれほどのショックを受けたか、考えたくもありません……」
こう「てワケで。白石みのるよ、正しい愛をとりもどせ!!」
やまと「……あぁ、そこで新しいシングルの宣伝始めるわけ」


◆No.12:「成功者の失敗」

やまと「大人の苦悩、ね」
みゆき「今回のコンクール作品の中でも最も難しいお話かもしれませんね」
こう「作者の本心だったりするのかもね。こういうのって実際に感じてないと書けないと思うよ」
みゆき「追究するつもりはありませんが、そう言われてみると納得できます」
やまと「仕事をして生きていくために必要なのはある程度楽観できるくらいの余裕なのかしらね」
こう「答えが出ることじゃないけどね。私たちも来年は受験だし、考えさせられるなぁ」


◆No.13:「失敗の味」

こう「さて、これが今回のトリを飾った話だけど」
やまと「ゆるくて、ちょっといい話で。らき☆すたのSSコンクールとしてこれほど最後に相応しい作品はないわね」
こう「ヒントを遠まわしに伝えるって難しいよね。泉先輩グッジョブ!」
みゆき「この後No.03に続く……ということにならなければいいのですが」
やまと「否定……できない」

こう「あー、にしてもケーキ食べたくなってきちゃったなぁ」
やまと「私も」
みゆき「お恥ずかしながら私もです……」
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:12:33.29 ID:QGtsLkSO
http://vote2.ziyu.net/html/xthraki.html

投票終了は明日の23:59:59ね
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:12:57.19 ID:AFsPvnAo
こう「以上、今回は全13作品でした!」
やまと「1人1作のルールは変わってないのに投稿数が増えてるわね」
みゆき「単純に考えて、書き手が増えていると取れますね」
こう「今週末にはOVAも出るし、このままもっともっと増えることを期待! 次回の目標、15作品っ!!」
みゆき「投稿してくださった皆さんも、今回は読む側に回った皆さんも。また次回、よろしくお願いします」
こう(何が起きるかハラハラしてたけど全然普通だったなー、高良先輩)
やまと「もし減ったらすごい凹むわね、これは」
こう「黙れそこ! それでは2ヵ月後にまたお会いしましょう! せーの、」


こう「ばいにー! ……ってあれ?」
やまと「……ばいにー」
みゆき「あの、私もですか?」
こう「あったりまえじゃないですかっ!」
みゆき「え、えっと……では、ばいにーです……」


 ガタン


こう「よっし終わった! やまとも高良先輩もお疲れさま!」
やまと「お疲れさま」
みゆき「お疲れ様です」

こう「でさ、打ち上げってことでこれからケーキバイキング行かない? No.13読んでたらもう食べたくて食べたくて」
みゆき「わ、私もよろしいのですか?」
こう「もちろん!」
やまと「賛成。人数は多い方が楽しいし」
みゆき「で……では、お言葉に甘えまして」
こう「じゃ、レッツゴー!」


 ブツッ


こう(そろそろうちらメインの話とか、誰か書いてくんないかなぁ……)
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/21(日) 22:15:23.38 ID:AFsPvnAo
>>26.28-31,33
以上でした


みゆき「私は普段どおりなのになぜか過剰に怖がられるんです……」
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:21:43.60 ID:QGtsLkSO
>>34
GJ!みゆきが出てくるとわ意外だったww次回も楽しみにするぜ!

あと被っちゃって申し訳ない
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:25:27.81 ID:Ndhvq560
>>34
乙!みゆきが普通・・だと!?
毎回レビュー楽しみにしてんだぜww
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:31:16.99 ID:e94gGkU0
>>34
レビュー乙です!楽しませていただきました。

それにしても>>20とのみゆきさんの格差がスゲェww
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:48:13.84 ID:0RvTmJ.0
>>34

GJ!

今さっき投票してきたぞ!やっぱりレビューがなきゃ投票っていう気にならないな。
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 22:48:37.03 ID:AFsPvnAo
あっ投票してない
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 23:34:48.44 ID:Ia1ikJs0
>>34
乙です
コンクール作品投下終了後のお楽しみがレビューだな。
こういうの好きだ。
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 23:44:59.19 ID:GQY6XTYo
>>34
みゆきかわいいよみゆき
レビュー乙っす!
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 23:45:33.14 ID:.LNzKEI0
確かにレビューは重要だと思う。自分の作品があるときはすごく気になるし。今回も掛け合いで楽しめた。
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/21(日) 23:58:26.77 ID:AFsPvnAo
そう言ってもらえると書いた甲斐があるってものです

しかし掛け合いがマンネリ気味になっているのは否めない
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 00:02:35.72 ID:OPd37FI0
今回は何が優勝するのか予想できなかったな。
そういう意味では、いい作品が多いんだろうな、今回。

さてさて、何が優勝だ?
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 00:06:43.75 ID:ui17mwDO
なんで投票期間一日伸びたんだ?
wktkして待ってたのに意味ねぇwwwww
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 00:17:58.16 ID:ftg8zUAo
日曜で投稿期間終わって1日空けて投票開始だよ?
月曜日に終わるのが当たり前でしょ
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/22(月) 00:28:01.70 ID:.NNpusDO
良いみゆきさん
悪いみゆきさん
普通のみゆきさん
…すまん、ちょっと思いついただけだ
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 00:41:03.23 ID:fDnCBMAO
こなた「かがみーん、これやらないかー」
かがみ「ん?」
こなた「これこれ、地球防衛軍2」
かがみ「ほ う。いいわよ」
こなた「そう来なくちゃ。EDFへとうこそー」
かがみ「私陸戦。陸戦やるから」
こなた「は……はい」


こなた「そんじゃまずはHARDあたりからいってm」
かがみ「は? 何言ってんのよ。INFからいくわよ」
こなた「へ……いや、これ初期ステ……」
かがみ「1面戦車で抑えれば武器も出るし楽勝じゃない。ほらスタート」
こなた「かがみ……なんか目が怖いよかがみ……」
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/22(月) 07:11:53.80 ID:UTR6tIDO
>>48
ごめん、わかんないや……
 
 
 
前にあった『さしいものやきいれ』ネタは良かった。あれと似たようなネタないかなぁ……
ちょっと考えてみるか
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 10:12:33.84 ID:KiuVqXo0
>>47
こなた「良いみゆきさん!?」
かがみ「普通のみゆきよりさらに聖人君子なのか・・・。全然想像つかん。」
つかさ「あはは。悪いゆきちゃんだったら、簡単に想像できるのにね〜。」
こなた「・・・つかさ、何か黒いよ?」

>>48
みさお「ぷぷーっ。“とうこそ”だって。ちびっ子かんでやんの。」
あやの「みさちゃん。泉ちゃんは間違ってないよ。あれが正しいの。」
かがみ「そんなことも知らないなんて、ホントに恥ずかしいヤツだな。」
みさお「・・・いや、普通は知らないってヴぁ。」

>>49
ひより「頑張ってくださいッス!私は何も思いつかなかったっスけど。」
つかさ「へえ〜。何も思いつかなかったんだ〜。困っちゃったね。」
ひより(こ、この流れはやばいッス!早くネタを出さないと・・・!?)
つかさ「えっとね、このりんごの皮の話とかおススメなんだ〜。」
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 12:18:04.97 ID:ScWavUSO
>>47
こなた「善いみゆきさん♪悪いみゆきさん♪普通のみゆきさん♪妻のきょうちゃーん♪」
かがみ「きょうちゃんってわたしかっ!?ってか妻ってなんだ!?誰のだ!?」



歌えたらオッサン。
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/22(月) 12:29:18.84 ID:UTR6tIDO
〜ゲームプレイ中〜

こなた「またコイツか……」
かがみ「どうしたの?」
こなた「この敵、石化攻撃がウザイんだよ。しかも逃げられないし」
かがみ「へ〜。確かに石化は嫌よね。死亡と同じ扱いだし」
こなた「そうそう。HPは高くないからソッコーで殺らなくちゃ」
かがみ「って言ってるけど、最強キャラが石化したりね」
こなた「そうそう。それがウザイんだよ――」
かがみ「あ」
こなた「うあああ! 石が石化したぁぁ!!」
かがみ「石が石化?」
こなた「あ……」
かがみ「ぷっ……石が石化って……もともと石だっつーの……」
こなた「うっ、うるさーい! 言い間違えただけじゃんかぁ!!/////」
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 12:45:18.59 ID:BR4vcgAO
石が石化ーって何を言い間違えたー?
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 12:51:41.77 ID:ScWavUSO
>>53
「頭痛が痛い」
と同じタイプと思われる。
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 13:00:45.56 ID:UTR6tIDO
友達が言ったんだそうだ。
俺はかつて素で『白紙の紙』って言ったことあるなぁ
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 13:29:16.09 ID:BR4vcgAO
>>54-55のタイプなら「石に石化した」の方が適切なような……?
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 13:55:41.50 ID:P0K3Nok0
>>33
レビュー乙です!
最後のこうの心のつぶやきに答えてこうメインのSSを勢いで作ったんで投下します。
58 :challenger's spirit2008/09/22(月) 13:56:57.71 ID:P0K3Nok0
「あ〜あ、退屈だよな〜」
私は誰にでもなく小さくつぶやいた。
今、私がいるのは地元のゲームセンター。
その一角にあるこの格闘ゲームの筐体は私の指定席になっている。
かつては一日ここにいろと言われてもおそらく喜んでいられたであろうこの席に最近あまり魅力を感じなくなってきていた。
ここ数日、連戦連勝。確かに気持ちいいと言えば気持ちいいが何か物足りない。

退屈だ…
憂さ晴らしにCPUをボコボコにしていると画面に『challenger come』の文字が表示される。
しかし、それもあっけなく終わる。
第一ラウンドで相手が素人だとわかる。瞬殺。
第二ラウンドは手加減してそこそこの勝負にしてあげる。そしてぎりぎり勝つ。

違うんだよなー、私がしたい勝負は。
もっとひりつく様な手に汗を握るような勝負がしたいんだ。
よし、今度はどっかほかのゲームセンターに行こう。
59 :challenger's spirit2008/09/22(月) 13:59:02.16 ID:P0K3Nok0
次の日私が来たのは通っている高校の近くにあるゲームセンターだった。
今までは格げーで負けているのを高校の人に見られたくないという理由でここにはあまり来なかった。
まあ今の実力ならそうそう負けることはないだろうと思ってここに来たのだった。
実際に最初にきた数人には楽勝だった。
あー、やっぱ、強くなりすぎたかな。そろそろ潮時かな。
そう思った時、数日前のひよりとの会話を思い出した。

「先輩、ホントこのゲーム強いっすよね」
「まあねー、このシリーズがきっかけで格げーにはまったから」
「ゲーセンとかでもよくやってるって言ってましたけど、先輩に勝てる人いるんですか?」
「んー、前までは勝ったり負けたりだったけど最近は負けないねー。だからちょっと張り合いないんだよね」
「先輩、極めすぎですよ。大会とか出たらいいんじゃないですか?」
「わかってないなー、確かに大会に行けば強いやつにはいくらでも会えるけど、ゲーセンでふと向かいに座ったやつが同じくらいの腕を持っててしのぎを削るのが楽しいんだよ」
「あれですね。同人で自分の好きなマイナーカップリングを見つけたときみたいな感覚ですかね」
「いや、ぜんぜん違う」

あれ?負けた?
考え事をしていたらいつの間にかKOされていた。
いかんいかん、次は集中しないと。

へー、なかなかやるじゃん…
……ってちょっとやばいかも…
…くそっ、こうなりゃ本気だして…
ちょ、調子乗りやがって…もう許さん…


………負けた…
60 :challenger's spirit2008/09/22(月) 13:59:57.48 ID:P0K3Nok0
あれ?負けた?
そっか。やっぱ考え事してると負けるんだな、ちょっと油断してた部分もあるし、次は本気で行こう。


……また負けた…


これはやばいな、と思い始める。
同じ相手に二度負けるなんて地元で自称最強を名乗っていたプライドが許せない。
袖をまくって気合いを入れてからコインを投入する。
次こそは絶対勝つ…


数十分後…

突如として目の前にあらわれた敵は思いのほか強敵だった。
何回闘っても1ラウンドもとれない。こんなのは初めてだ。
なんとか一矢報いたいと思って迎えた数戦目にチャンスが巡ってきた。

よし…これはうまくすれば勝てるかも…っとあぶねぇ
ちっくしょ、なかなか隙がないな…
ってか速!…こっちの攻撃はことごとくかわすし…
ってあれ?ミスか?
よし、スキあり…この間にコンボを…

いつの間にかレバーを握る手に汗がにじんでいた。

61 :challenger's spirit2008/09/22(月) 14:01:43.52 ID:P0K3Nok0
「へ〜、先輩あのゲームで負けたんですか?」
「あー、めちゃくちゃ強いやつで…何回もやったけど一回も勝てなかったよ。しかもそいつうちの高校の制服着てたな」
「マジっすか?うちの高校に先輩以上のゲーマーがいたんですね」
「私もまさか同じ高校内に私よりうまいやつがいるとは思ってなかったわ。あー、話してたら悔しくなってきた」
「その割には先輩嬉しそうっすね」
「そうか?」

言われてみるとこれほどまたゲーセンに行きたいと思っているのも久しぶりかもしれない。
早くあのちっさいやつに借りを返さなくては。

放課後、私は昨日行ったゲーセンに直行していた。
あのゲーム機は、っと…あ、いた!
昨日座っていたちっさいやつがまた座っている。今日は友達も一緒に連れてきてるようだ。

「さすがこなちゃん、強いねー」
そうか、あいつはこなちゃんというのか。
今日は絶対に勝ってやる…
久しぶりの高翌揚感を感じながら私は向かいのゲーム機に座る。
はやる気持ちを抑えながら私はゲーム機にコインを入れた。



62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 14:03:13.82 ID:UTR6tIDO
多分「○○が石化した」と言いたかったんだと。
 
 
 
かがみ「そういや今日、従弟が四歳の誕生日なのよね」
こなた「そうなんだ。言ってくれてたらお祝い持ってきたのに」
つかさ「そこまでしてくれなくてもいいよ〜」
こなた「ふむ……ちょっと待ってて。家に行ってなにか捜してくる」
かがみ「あ、ちょ……行っちゃった」
つかさ「こなちゃん、なんか張り切ってたような気がしたなぁ」
かがみ(……自分にも従妹がいるから、かしら……?)



こなた「持ってきたよー」
かがみ「ホントに持ってこなくてもいいのに」
つかさ「ありがとね。何が入ってるの?」
こなた「美少女フィギュア。私色に染めてあげ――」

――コキっ

かがみ「さて、丁重にお帰り願おうかしら」
こなた「…………」
つかさ「こなちゃ〜ん、生きてるー?」
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 14:06:06.75 ID:P0K3Nok0
以上です。

こうを書くのは初めてだったんで難しかったです。
キャラのイメージと違ってたらごめんなさい。
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/22(月) 14:06:32.70 ID:UTR6tIDO
>>61
ごめん! 割り込んでしまった!
 
 
 
何気にどっちもひよりんいるのにこう気付いてねぇww
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 14:41:13.62 ID:KiuVqXo0
>>63
乙でした。
こうのイメージだけど、ど真ん中ストライクだと思ふ。


やまと「こうが出たっていう事は、次は私の番よね・・・?」
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 18:02:31.50 ID:pUhsicSO
>>63
GJ!
これは面白い!こうちゃんの心境が上手かった!


関係ないけど6巻の表紙のこうちゃんはなんか良い
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 19:01:25.45 ID:Q/UWMz.0
>>63
こなた強ええ
こうも真剣勝負できて良かったな。
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 19:05:06.99 ID:ScWavUSO
−それぞれの秋−

みさお「やっぱ運動の秋だぜ!な?」
みゆき「読書の秋でしょうか」
みなみ「…芸術の秋…です」
かがみ「しょ、食欲の秋…な、なによ!いいでしょ別に!つーか読書の秋って言いたかったんだけど、みゆきに言われちゃったから!ホントだってば!そんな目でみるな!」
こなた「いや、あのさかがみ…まだ、何も言ってないんだけど…」
かがみ「ふぇ?……あ、あぅ…うぅ……」
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 19:14:13.94 ID:pUhsicSO
こなた「宇宙t――」
つかさ「戦艦」
かがみ「やぁー!」
みゆき「まぁー!」
こなた(あれ? よく分かんないけど、まいっか)

こなた「とぉー!」
つかさ「パッパラー」
みゆき「パッパラー」
かがみ「パパパパー、パパパパーテー」
こなた「ジャン!」

やまと「…………」

つかさ「うわ、あの人こっち凄い睨んでる」
こなた「友達居ないんじゃない? 羨ましいんだよ」
かがみ「おま、失礼にも程があるぞ」


―意外な組合せ―

みさお「味の素と森永ってなんか似てね?」
やまと「……全然似てませんが」

みさお「そっかー? なぁ森なg」
やまと「私は永森です」


―自重しない人―

ひより「森永乳業……ピコーン! これは!」
こう 「どうしたー、ひよりん」

ひより「先輩の友達に永森って言う女の子いますよね?」
こう 「ん? やまとの事か」

ひより「それでその、永森さんの永森乳業――」

ガシッ

やまと「こう、この一年生ちょっと借りてくね」
こう 「いいよー」
ひより「あれ……? いつ転校して来たんスかー!!」


軽く説教……


やまとってどんなキャラかよく分かんないけど書いてみた
違ったらスマンorz
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 19:41:46.76 ID:BR4vcgAO
>>69

多分違うけど、細かい事きにすんなww
宇宙戦艦やまと吹いたww
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 20:11:07.61 ID:FUDfhxY0
>>69
これはGJ!こうもやまとも出番が大幅増ですね〜。

つまり、ますます凸の背景化が・・・おや、誰か来たようだ。
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 20:59:52.22 ID:LttZdLs0
まとめwikiの今日更新に変なのがあったけど
何だろうあれ?
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/22(月) 21:13:11.16 ID:fr1.k6M0
前もあったね〜。荒らしかなんかじゃね?
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 21:53:56.76 ID:Q/UWMz.0
やっぱあれ、関係ないよな。消していいよな?
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 22:01:37.11 ID:BR4vcgAO
>>74

削除よろしく!
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 23:29:32.08 ID:pUhsicSO
あと30分弱で投票終了

>>70
そう言って貰えると助かるww

>>71
凸は必ずみさおと共に出て、みさおに出番取られまくるからね……
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 23:40:53.86 ID:Q/UWMz.0
すまん、削除の仕方がわからない。
だれかできる人頼む。
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/22(月) 23:43:38.15 ID:fr1.k6M0
あれ、削除てWikiの管理人じゃないとできないんじゃなかったか?
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/22(月) 23:45:57.37 ID:pUhsicSO
管理人しか出来ないよ
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 00:03:20.84 ID:Acvz/kDO
大賞は空蝉になったか
まぁ、普通にいい作品だったからな
実際他のどれが来ても納得だったけど
81 :コンクール結果[saga]:2008/09/23(火) 00:04:59.84 ID:IWVpn720
第十回コンクール結果発表
http://vote2.ziyu.net/html/xthraki.html
大賞はエントリーNo.06の「ID:kMHlbj20氏:空蝉」に決まりました。
投票時に感想を書いて下さった皆様、ありがとうございました。

※期間中にパソコンが壊れていて、終了日付が間違ったまま直せない時期があったことをお詫びします。
次回も手伝うことがあれば、その時にはこのような事がないように努力します……。
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 00:08:15.88 ID:F.Xk4Oso
「それでは、第十回コンクール、お題は『失敗』。第一位は、ID:kMHlbj20さん作『空蝉』です」


「「「「おめでとうございます!!」」」」


「いやー今回も色々あったねぇ」
「そうね〜。お題が『失敗』だもんね。あんな失敗やこんな失敗。恥ずかしかったわ」
「かがみは特にね。ぷふー」
「何か言ったか……?」
「なな、何も言ってませぇ〜ん」
「ふふ。はい。今回は泉さんも言ったように色々ありました。
 どういうわけか、作品内に留まらず、このSSスレへの書き込みに失敗がよくありましたよね」
「それはね、ゆきちゃん。呪いなんだよ〜」
「……呪いですか?」
「そうだよ! ピンク」
「ばか! なんでもないのよ。みゆき」
「そうそう。みゆきさん続けて続けて」
「そうですか? ……。えー、そんな中、たくさんの作品を投下し、楽しませていただきました作者の方々、」


「「「「ありがとうございます!」」」」


「それと同時に、まとめて下さっている方々、作品を読んでくださる読者の方々にも感謝が絶えません。
 どうか末永く、よろしくお願いしたします。皆様!」


「「「「お疲れ様でした!」」」」


「では、次回、お題は『高翌良み」
「バルサミコ酢!」
「……」

「柊つかさ……恐ろしい子っ」
「やめぃ……」
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 00:17:54.23 ID:qwvL04Y0
>>82
バルサミコ酢wwwwそしてみゆきがやっぱり黒いwwww

で、これで呪いは解けるんだな?
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 00:21:51.39 ID:F.Xk4Oso
秀作揃いで投票かなり迷ったな〜

>>83
解けて……なかったみたいだ……
saga入れ忘れた上に、いたします。がしたします。に……\(^o^)/
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 00:26:28.16 ID:COQhEJAo
票は違う作品に入れたがやはり空蝉が鉄板だったか
大賞おめでとう!
86 :空蝉作者2008/09/23(火) 00:32:12.21 ID:5nDKa2SO
 あの…これは?
こなた「賞品の『桃色ワカメのパルサミコ酢漬け』」
 食べ物…なんだよ…ね?
かがみ「残さず食べてね」
い、いただきます(なんだこの食感…モニュッと言うかモフッと言うか…味が分からん…俺の味覚が感じる事を拒否している…)
つかさ「あれ、ゆきちゃん髪切った?」
みゆき「はい、今回は少々短めに」
…………え?
こなた「ニヤリッ」
かがみ「ニヤリッ」
ウソダヨネ?


こんな俺が大賞でスイマセン。
感想をくれた方、投票してくれた方、ありがとうございました。
そしてコンクールにかかわった全ての皆様、お疲れ様でした。




………えっと、今日は四月一日じゃ無いですよね?
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/23(火) 01:02:23.30 ID:87sH1cAO
>>86
おめでとうございます!
いやはや、完敗っス…
88 :かがみダイエットの作者2008/09/23(火) 01:11:45.76 ID:qwvL04Y0
>>86
おめでと、最下位の俺涙目です

賞品がひどいww
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 01:20:53.27 ID:COQhEJAo
あやの「……色々言われてるけど、私はあんまり不遇とか、そういうのじゃないのよ?
     今は固定でネタを書いてくれる人がいるし、そもそもそんなに出番を渇望してるわけじゃないし」

 ピコーン

ひかる「嘘発見器が反応しているが」
あやの「う……」
ひかる「まあ、出番は多いにこしたことはないしな。気持ちはわからんでもない」
あやの「……先生は現状で満足してるんですか?」
ひかる「別に目立ちたいとは思っていないからな」

 ピコーン


ふゆき「桜庭先生……むなしくなりませんか?」
ひかる「……」
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 01:49:46.21 ID:NCdjRd20
>>86
乙でした。そして、心からおめでとう。


あ、そうそう。あなたが食べた賞品は間違いなく海草ですよ。
だから、安心して―

 ピコーン

おっと、>>89の嘘発見器がこんなところに。
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 06:05:33.02 ID:YvTGSkDO
>>86
おめでとうございます。俺の作品なんか足元にも及びませんでしたね。
今回は秀作揃いでしたので0票も覚悟してましたが……
 
 
 
今まで五回参加して五回とも撃沈か……。やっぱり技量や経験の差かな。精進しないと。
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 06:45:15.52 ID:.noRNIAO
>>86

おめでと〜〜〜っ!
違う作品に投票させてもらったけど、あなたが優勝したことには納得です。

しかし俺はほぼ徹夜で作品を書いたのに一票って……。
いやいやこの一票こそ最高の贈り物に違いない!

次のコンクールでは桃色ワカメのパルサミコス漬けをいただく!
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 07:14:40.95 ID:ksnxAESO
>>86
大賞おめでとう!


今回はみんな票が入ってるね。人が増えて良いことだ
94 :そうじろう失敗の作者[sage]:2008/09/23(火) 08:34:10.54 ID:DFNvPgAO
>>86

大賞おめでとうございます。あなたの作品に感服していました。
私も精進しないとな…。
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 11:35:55.16 ID:YvTGSkDO
〜なんだかんだ言って友達〜
 
 
こなた「いらっしゃー。……あれ、みさきちに峰岸さん」
かがみ「途中で会ったから連れてきたわ」
こなた「ま、いっか。上がってー」
あやの「泉さんの家って初めてね」
みさお「どんな家なのか楽しみだゼ」

・・・

こなた「そういえばみさきち、今日はスカートなんだね」
みさお「ああ。まあな」
こなた「ぷぷぷ、みさきちも女らしさを気にする時期が……」
みさお「ちげーってーの!」
かがみ「そしてお前が言うことじゃねえよ。あんたも確か女だったはずだが?」
あやの「まあまあ三人とも……」
みさお「これは母さんが着てけって無理やり着させたんだよ。スカートなんて柄じゃねえのに……」
あやの「いいじゃない。せめて格好だけでも女らしくっていう親心でしょ?」
みさお「てゆーか無理やり着させるって、そこまでガキなのか? あたしは」
かがみ「あんたが男勝りすぎて女として見られない、とか思ったんじゃない?」
みさお「正直余計なお世話だっての。ちびっこもそう思わねぇか?」
かがみ「おっ、おい!」
あやの「みさちゃん!!」
みさお「へ? あ……」
こなた「……」
みさお「悪い、ちびっこ! お前のこと、何も考えないで……」
こなた「いや、いいよ。それよりもみさきち、『親孝行したい時に親はなし』っていうし、ちゃんと期待には応えてあげなよ?」
みさお「おっ、おう……」
かがみ(さすがというか……なんというか……)
あやの(すごく……重みのある言葉ね……)
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 17:43:37.16 ID:246OqGYo
そうじろう「ゆーちゃん、こなたのヤツ知らないか?」
ゆたか「お姉ちゃんならさっきお墓参りに行くって言って出かけましたよ?」
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 18:31:41.29 ID:0EK2MjM0
ゆたか「というか埋めてきました」
そうじろう「今なんて?」
ゆたか「何も」
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 18:42:40.86 ID:YvTGSkDO
ゆーちゃんまで黒くwwwwww
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 18:56:38.57 ID:OQpq36DO
‐こんな本当あったらいいのに‐
こなた「……(ネムー あぁもう2時半か、明日てか今日テストだっけ…寝るか その前にちょっとトイレ」


「たは元気?」
そうじろう「あぁ元気元気」

こなた「あれ?こんな時間にお客さん?(ソローリ」

かなた「そう、それはなにより でもそうくんはあんまり元気なさそう」
そうじろう「そうか?」
かなた「ちゃんとご飯食べてる?インスタントラーメンばかり食べてない?」


こなた「Σっ!?おっおかあさん!(ガタン」

かなた&そうじろう「Σっ!?こなた!」
こなた「お母さん!(抱きっ」
かなた「わっ、ちょっとこなた、いきなり」
こなた「お母さん?お母さんだよね?」
かなた「え、えぇ」
こなた「…(うるっ わぁぁぁぁぁ(泣」
かなた「こなた…」



そうじろう「泣き終わったか?」
こなた「(グスッ うん…でもなんでお母さんが?死んだはずじゃ」
そうじろう「いや、その…実は…」

こなた「別居中だった!?」
かなた「ごめんね?こなた、寂しかったでしょ?」
こなた「うんうん、そんなことなかった、それに会えたからそんなのもう忘れたよ」
そうじろう「つい今までわーわー泣いてたくせに」
こなた「うっうるさいなー」
かなた「もぅそうくん、こなたをいじめないの」



こなた「(むにゃ… はっ!」
ななこ「泉〜テスト用紙にでっかい湖作ってるなんて余裕やな〜」
こなた「……すいません」
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 19:17:05.60 ID:YvTGSkDO
そういや、宮川家の両親は……?
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 19:28:43.84 ID:RARNsGg0
死んでるんじゃなかったっけ
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 19:38:21.45 ID:YvTGSkDO
>>101
それって公式設定?
同じ作品に同じ境遇の人が二人(正確には三人)もいるとは……意外に意気投合しそうなんだけどなぁ。
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 19:48:55.74 ID:.noRNIAO
>>102

イヤイヤ!二人の両親について、公式にはまだ何も言われてないんじゃないか?
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 19:55:47.56 ID:ksnxAESO
勝手に[ピーーー]な!
っていうツッコミが来るぞww原作者から
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 20:12:06.73 ID:YvTGSkDO
すまん、早とちりしたみたいだ……
 
しっかし、>>99のこなたは切ないな……。俺なら黒井先生に泣き付いてそうだ。
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 20:14:35.47 ID:38Ph1YE0
確かに。黒井先生もわかってくれそうだし。
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 20:42:21.08 ID:246OqGYo
こななな?
新しいな…
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 20:59:09.29 ID:NCdjRd20
こなた「先生、私・・・寂しいんですっ」
ななこ「甘いで泉、寂しさやったらウチは泉に負ける気がせぇへん」
こなた「いや、そういう反応を期待したんじゃなくてですね・・・」
ななこ「ネタに本気で反応できるかいな。はぁ〜、どっかにいい男おらへんかなぁ」
こなた(ネタじゃなかったんだけどな・・・)

黒井先生わかってくれないver.
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 21:06:31.23 ID:ksnxAESO
こなななななな!
 〜史上最強のチビ〜
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 21:13:21.24 ID:5nDKa2SO
−仲良く喧嘩しな−

こなた「うぅぅぅぅ…」
かがみ「がるるるる…」

みゆき「あ、あの、どうなさったのですか?」
つかさ「あ、ゆきちゃん…詳しい事は省略するけど、お姉ちゃんとこなちゃんが睨み合ってて…な、なんとかできない?」
みゆき「なんとかって…えっと…その…ファ、ファイ!!」
こなた「かがみぃぃぃぃぃっ!」
かがみ「こなたぁぁぁぁぁっ!」
ポカポカポカポカポカポカポカポカ……
つかさ「煽ってどうするのゆきちゃぁぁぁぁん」
みゆき「す、すいません!…つい…つい!」

111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 21:23:07.59 ID:RARNsGg0
宮川さんちの、どっかで「事故にあって(?)死亡」て聞いてたから、てっきりそうなのかと。
存命でしたか。

そんなわけで件の二人の話を考えてみた。

吹雪が視界を完全に塞いでいた。支給された安物の防寒具はまるで役に立たず、
暗視ゴーグルは逐一ノイズに侵され、確認すべき物など何も見えてはいなかった。
機械が使えぬ以上、あとは己の力、それだけが頼り、男は極寒の中、
目的の施設を目指し1人足を進めていた。
腕で覆った僅かな隙間から、朧気な光を見ることが出来た。道を違えていなければ
遂に目的地に到着した事になる。無線は使えない。招かれざる客である彼は、
のこのことそこに聞きに行くことなど許される筈もなく、全ては勘と運が頼りだった。
そしてその二つの要素は、彼が幾多の修羅場で身につけた力でもあった。
氷点下の氷原にも関わらず、彼は身体の芯が火照ってくるのを感じていた。
「ひより、ひかげ、お父さん、でっかい熊倒して、すぐ会いに行くからな」
勝利を確信し、不意に口元がゆるむ。それは作戦開始の合図であたった。

翌朝
『〜犯人はまだ見つかっておりません。次のニュースです。メルトダウンを起こした西海村の〜』
「まぁ、ロ○アの軍事施設で大規模な爆破ですって。物騒ねぇ」
「お姉ちゃん、同人誌読みながらご飯食べるの、やめてくんない?」
その時、宮川家のチャイムが鳴った。
玄関先には包帯まみれの男性と、彼を支える女性の姿があった。
男性は溢れんばかりの花束を掲げ、その時をまっていた。
「は〜い」
ひなたの声と携帯の着メロが重なった。今だけは聞きたくない、仕事用のメロディーであった。

「は〜い、どちら様でしょう?あら?」
ひなたが出た時、そこに二人の姿はなかった。
「これは……」
代わりに、無数の花々が彼女の目の前で咲き乱れていた。

ある国道を、二人を乗せたハマーが走っていた。
「次はどこへ?」
助手席の女性は問う。
「アフガン」
男は悔しそうに吐き捨てた。
包帯の隙間から流れる涙を、彼女は見逃さなかった。
「次こそは会えるわよ」
「ああ!次こそは、な!」
次には会える、期待を込め、涙を拭うことも忘れ、男はアクセルを踏み込んだ。

出てこないて事はこんな感じじゃね?宮川夫妻。
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 21:29:56.54 ID:RARNsGg0
一カ所だけ、ひなたがひよりになってる……orz
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/23(火) 21:36:32.96 ID:YvTGSkDO
そうじろう「なあ、こなた」
こなた「ん?」
そうじろう「……お母さんいなくて、寂しいか?」
こなた「んーん、お父さんで十分賑やかだし」
そうじろう「本当か?」
こなた「や、まあ……うんって言ったら嘘になるのかな。でもそんなに気にならないよ」
そうじろう「そうか」
こなた「?」



そうじろう「ってわけでだな、こなたのためにも再婚した方がいい気がするんだが……」
ゆい「んー、確かにこなたが寂しがってるなら、そういう選択もありですね。でも」
そうじろう「でも?」
ゆい「おじさん、再婚する気ないですよね。したとしても、その人を本気で愛せるとは思いませんし」
そうじろう「……だな。俺の中で、妻はかなたしかいないわけだから」
ゆい「こなたも同じですよ。こなたのお母さんは、かなたおばさんしかいませんもん。再婚するって言ったら、こなた怒りそうですし」
そうじろう「…………」
ゆい「例え再婚したとしても、おじさんもこなたも、幸せにはなれませんよ」
そうじろう「……そう、かな。ゴメンな、変な相談しちゃって」
ゆい「いえいえ」


そうじろう(……本気で愛せる人、か……)


ゆい「だからって、うちのゆたかを愛しちゃったら承知しませんからね?」
そうじろう「わーお、なんか怖いオーラ出てるよ?」
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 21:44:28.32 ID:NCdjRd20
>>110
こういうの好きだわww
タイトルがまた懐かしくて、思わず喧嘩の一部始終を妄想してもーた。

みゆき「お2人とも、すみませんでした」
かがみ「だいたいつかさが“詳しい事は省略するけど”って無茶振りするからいけないのよ」
つかさ「はぅぅ〜、ごめんね」
こなた「ちょっと、みんな〜。それはもういいからさ〜、私をなんとかしてよ〜」
つかさ「・・・こなちゃんの体、ぺらぺらだねー」
かがみ「・・・さすがにちょっとやり過ぎたかしら」
みゆき「わ、私、空気入れ取って来ますね!」


>>111
なんてハードなww本編に出れないわけだ。

>>113
ちょ、ゆたかて。その発想はなかったわww
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 22:56:05.97 ID:38Ph1YE0
>>113
そうじろうの再婚ネタ考えてる最中だったから被ったかと思った。
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 23:04:46.90 ID:246OqGYo
過去に書いたSSに結構大規模な加筆修正を加えようと思ってるんだけど、
修正しましたよーってここで報告するだけでいいのかな?
全然違う話になるわけじゃないから改めて投下し直すなんてのは必要ないよね
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 23:27:43.99 ID:.noRNIAO
>>116

超個人的な要望だけど、加筆前のものもとって置いてほしい……。
ビフォアーアフターがわかりやすいから。

いやでもただ加筆するだけなら、ただ増量しただけなんだから、そんなことする必要もないわけで……
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/23(火) 23:47:49.65 ID:246OqGYo
>>117
メインはボキャブラリーの補完というか…
いま改めて読み直してみると説明不足だったり表現のセンスがなかったりで見るに耐えなくて
んで手を加える箇所が結構多いからどうなのかなーって思ったんだ
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 00:27:26.13 ID:s8v5QwSO
>>113
確かに怒りそうだよね
赤ちゃんと僕の拓也みたいに
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 00:48:22.15 ID:A3iCMQI0
◎ナベアツ

こなた「3の倍数の時だけアホになります
     1,2,さぁん!,4,5,ろぉく!」
かがみ「ああ、あるわね」

つかさ「えっと、素数の時だけアホになります
     1,2,さぁん!4,・・・」
かがみ「2個目で早速間違えてるわよ」

みゆき「メルセンヌ数の時だけアホになります
     1,・・・」
かがみ「多分、そんなの知ってる時点でアホじゃないと思う」
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 01:02:50.87 ID:Fk9uraso
>>120
秀逸ww
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 08:01:32.98 ID:1A/cUwSO
無理してネタを振るうみゆき可愛い
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/24(水) 12:45:49.73 ID:RePStgDO
‐いちゃいちゃランチタイムを演じて見ました‐
本日の演技担当:峰岸あやの

あやの「……。」
廊下でお弁当を抱え教室を覗く
そんな彼女とふと目が合う

あやの「(にこっ」

目が合った瞬間、片手をひらひらと振り笑顔をみせた
机の上を急いで片付け彼女の待つ廊下へ

あやの「今日は天気もいいし、屋上で食べようか?」

〜屋上〜

あやの「はい、これ」

手渡されたパステルカラーのお弁当箱、中身はなんだろうか

あやの「じゃーん」

満面の笑みで、こちらが手にしたお弁当箱の蓋を開けられた

あやの「今日はね、これと…」

なにやらおかずの説明を始めたようだ、けれど耳に入らない、彼女のチャームポイントがすぐ近くに来ていたから…

あやの「で、これはみさちゃんに作った余りね?…ちゃんと聞いてた?」

軽く頷くと彼女は箸を取出し食事を始めた

あやの「ん、卵焼きおいしい どうしたの?食べないの?はい、あーん」

なんと、かじりかけの卵焼きをこちらの口へと差し出してきた

こなた「カット!間接禁止!」
あやの「あちゃーダメ?」
こなた「ダメ、いちゃいちゃ以上ラブラブ未満だから」
かがみ「てか、峰岸、一部始終見たけど手慣れてたわね」
あやの「普段どおりより少し控えめに演じたんだけどなぁ」
こなかが「……。けっ!」
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 18:26:34.74 ID:T3waSVoo
かがみ「こうなったら私も峰岸に負けないくらいこなたと!」
こなた(まただ……もう*ねばいいのに……)
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 18:55:08.23 ID:MX8uOsSO
−みさちゃんと柊ちゃんと髪型とワタシ−

あやの(凸って言われるのは、この髪型が原因よね…ちょっと見にくくなるけど、前髪下ろしてみようかな)


みさお「おーっすひぃらぎぃ」
あやの「おはよう、柊ちゃん」
かがみ「うーっす日下部……と、えーっと…ご、ごめん…誰だっけ?」
あやの「だ、誰かに言われるとは思ってたけど、よりによって柊ちゃん…」
みさお「……はれ?」
あやの「どうしたの、みさちゃん?」
みさお「ずっとあやのだと思って馴れ馴れしくしてたけど、お前誰だ!?」
あやの「今頃っ!?っていうかあやので合ってるよ!」
かがみさ「「あー、言われてみればそんな気が」」
あやの「言われないでも分かってよ…」
かがみさ「「だって凸が無かったし」」
あやの「ワタシはソコだけで識別されてるの!?っていうか、こんな時だけ普段見せないようなシンクロしないでよ!」

126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/24(水) 19:05:46.94 ID:mAKMNHo0
みさお「凸凸にしてあげる。で人気取ればよくね?」
あやの「本気で・・・言ってるの・・・かしら・・・」
みさお「う、嘘だよ本気にすんなって!(所々の沈黙が怖いってヴぁ!)」
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 19:18:32.65 ID:EmAUZgAO
かがみ「何前髪上げてんの? 峰岸のマネ?」
みさお「凸凸にされたってヴぁ……」
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 20:12:02.03 ID:A3iCMQI0
◎散歩

こなた「かがみー散歩行こうー」
かがみ「んーまあそうしよっか」
こなた「はい。1、2、3歩!ねーどう今の?」
かがみ「子供かあんたは」
こなた「・・・進んで2歩下がるー・・・」
かがみ「いや、もういいから」
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 22:51:02.33 ID:1A/cUwSO
>>126-127
なにこのコンボww
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/24(水) 23:09:01.11 ID:T3waSVoo
スレタイ入りした時のあやのの人気は異常
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 00:41:57.23 ID:GNdPVbY0
◎オカルト

こなた「よくさ、金縛りとかドッペルゲンガーって聞くじゃん」
かがみ「うん」
こなた「あれホントにあるのかなー?」
かがみ「さあ・・・ドッペルゲンガーはともかく
     金縛りは遭ったことがあるって言う人はいたけどね」
こなた「え?嘘、誰?」
かがみ「別にあんたの知らない人よ。私の中学の時の友達」
こなた「ふーん、でも本当なのかなあ?それ」
かがみ「さあ、テキトーに受け流しといたけどね」
こなた「・・・もしさ、金縛りに遭ったらどうすればいいんだろ」
かがみ「さあ・・・まあ何とかなるんじゃない」
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 08:36:49.88 ID:GHbndvUo
まとめの『そこにいた彼方』、加筆修正しました

と宣伝だけ
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 13:49:12.77 ID:NF2IkJ6o
明日OVAなの?
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 15:52:47.93 ID:zX7B0UAO
そうだよ
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 17:26:39.01 ID:juikyUAO
>>134

え……、どうしよう。買おうかな、レンタルしようかな……。
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 17:42:56.17 ID:uvRDrqI0
只今某大宮ギガストアにてOVAのフライング販売を確認。
近隣地域の住人、通勤通学途中に寄れる者は持ち金の有無に関わらず直ちに確保をお勧めする。
また、figma高翌良みゆきの予約は終了したと思われる。
予約分のみ販売→希望者に行き渡らず、予約者のみゆきさんがプレ値で販売するシナリオと断定。
みゆきさん必死だなw
なお、ジャケット裏にはあやのが…あやのが…
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 18:03:31.93 ID:NF2IkJ6o
誰がみゆきさんなんて買うんだ
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 18:23:01.56 ID:I1GBzwoo
>>131
身体的な疲労が理由の場合もあるよねー。なったことないけどww

>>137
は? 俺が買うけど?


ムービックで頼んだら今日届いた。けど、金入るの明日で明日にしてもらったorz
置いとけばよかった\(^o^)/ 
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/25(木) 18:32:34.16 ID:UySQi0M0
雑談も程ほどに名
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 18:40:14.66 ID:uvRDrqI0
かがみ「ネタくらいネタで返しなさいよ、まったく」
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 18:42:48.22 ID:uvRDrqI0
みゆき「金縛りは『身体が寝ているのに脳が起きている』、そういった状態で起きていると言われていますね。
     目が覚めている、辺りが見えていると言うのは、起きている時の記憶を脳が見せていると言う事らしいです。
     また、金縛りにかかっている間は感覚が冴えると言われ、希望した夢や、その、快楽等が普段に増してて得られるとも言います。
     みなさん、よい就寝を」

みなみ「(……ゆたかとの素敵なlifeを……)」
かがみ「(こなたとの甘々な夢を)」
ひより「(ネタになるような百合百合で薔薇薔薇な夢をですね…フヒヒ)」

「「「見る!!!」」」

みなみ「チェリーに噛まれる夢を(ry」
かがみ「こなたに酷い言葉でふられる夢を(ry」
ひより「兄2人が…裸…ベッドの上で…うぇっぷ」

みゆき「申し忘れましたが、金縛りの際見る夢は、悪夢などの嫌な夢が多いそうです。
     発症時の胸の圧迫感などが関係あるのかも知れませんね。では、良い夢を」
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 18:45:11.73 ID:QcxtcQDO
>>131
かがみ「そういえばこなた。なんで昨日は私を無視したの?」
こなた「へ?」
かがみ「いや、秋葉原であんたを見かけて声掛けたんだけど、無視して行ったじゃない」
こなた「いや、私昨日は一日中ネトゲしてたけど?」
かがみ「え? じゃあ昨日見たこなたは?」
こなた「………………」
かがみ「なーんて。冗談よ冗談! なに本気で恐がってんのよ!」
こなた「む、むー……私だって怖がる時はあるよ」
かがみ「やー、なんか新鮮だったわ。みるみるうちに顔が青ざめてくんだもん」
こなた「うっ、うるさいな……////」
 
 
同時刻――

みゆき「……あら? あれは泉さん? 泉さーーん! ……あ、行ってしまいました……。聞こえなかったんでしょうか……」
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 19:11:58.36 ID:uTI0FMSO
前スレの「条件クリアー」の続きを今更書いてみた

−条件フルクリアー−

ひかる「と言うわけだから、どのような人物かを見に、今日は泉の家にいくからな」
こなた「いや、いいんですけどね…お父さんとはちょっと無理かと…」
ひかる「何故だ」
こなた「いまだにお母さんのこと『世界で一番愛してる』なんて、娘の前で堂々と言える人ですから…再婚なんて考えた事も無いんじゃないかな」
ひかる「そういう事は問題にならんな。生活の保証をしてくれて、今の仕事を続けさせてくれるなら、愛などなくても大丈夫だ」
こなた(それは、結婚じゃなく寄生なんじゃ…)

−泉家−

こなた「ただいま〜」
そうじろう「おかえり、こなた…っとその人は?」
こなた「えっと、学校で生物を教えてくれてる桜庭ひかる先生」
そうじろう「あ、これはこれは…娘がお世話になっています」
ひかる「…………」
こなた「先生?」
ひかる「スマン、帰る」
こなた「えっ?なんで急に…先生!ちょっと待って先生ー!」
そうじろう「…なんだったんだ?」


こなた「せ、先生どうしたんですか?」
ひかる「泉」
こなた「はい?」
ひかる「やはり愛は必要だ」
こなた「…は?」
ひかる「惚れた」
こなた「嘘ぉっ!?」

144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 20:47:07.67 ID:GNdPVbY0
>>143
早すぎるよひかる先生wwww
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 20:58:05.01 ID:GNdPVbY0
さて、長編投下しようと思います
15レス消費予定
146 :こなたの冒険 1/152008/09/25(木) 20:59:30.38 ID:GNdPVbY0
今、私はコントローラを握り、テレビの画面と向き合っている。
ゲームの中の私は『こなた』。
他に3人の仲間を連れており、名前は『かがみ』『つかさ』『みゆき』である。
もっとも、グラフィックは全く関係のないキャラクターのドット絵であるが。

ゲームのタイトルは、『こなたの冒険』。

現在、最初の城『グビラテス城』の2階、巨大迷路をさまよっている。
執拗なほど複雑に構成されている上に、エンカウント率も高く、
おまけに出現するモンスターもイジメレベルに強い。
このマップだけで、既に5回もゲームオーバーを経験している。
城の前にセーブポイントがあるのが唯一の救いだ。

正直、投げ出したいほどの気持ちなのだが、そうもいかない。
道が鬱陶しく分岐する迷路にうんざりしながら、私は昨日の、事の成り行きを思い出していた。


その日は土曜日ということで、昼間からこなたが私の家に遊びに来ていた。
まずは私とつかさとこなたの3人で勉強会、少し疲れたところでゲームという、
いつも通りの流れである。
ゲームの時は、格ゲーだのシューティングゲーだの、私とこなたがお互いの得意ゲームで勝敗を決しあい、
それをつかさが傍観しているという形をとるのが普通である。
しかし、その日のゲームは少々趣向が違っていた。
こなたが今日のためにと持ってきた、RPGをやることになったのである。
147 :こなたの冒険 2/152008/09/25(木) 21:00:02.80 ID:GNdPVbY0
そのRPGというのは、どこぞの会社が一から百まで作り上げて市販しているものではなく、
ゲームの購入者が、RPGを自由に作成できるというもの。
すなわち『RPGツクール』である。
こなたが持ってきたのは、その4代目。
随分と古いソフトであるが、これにハマってRPGを作った時期が
そのぐらい昔だったからとのことである。
そして、最近それを少し作り直して、私にプレイさせようと計らったのだそうだ。

私はそれを2枚のメモリーカードと一緒に渡され、言われるままにそのゲームを起動した。

さてそのゲームの内容なのだが、
まだ中学生になったばかりの時に作った代物ということもあり、全体的に幼稚な雰囲気を帯びていた。
例えばストーリーは、魔王が世界を荒らし、それを主人公が救うために旅に出る、という
いわゆる児童マンガにありがちな展開。
また、モンスターの名前も、『ギョラギロス』『バラムース』『ファソターク』といった、
言葉の響きだけで決めたような、意味不明な物ばかり。
そして戦闘バランスも滅茶苦茶。

私はゲームを進めながら、色々な箇所に突っ込みを入れていった。
こなたは苦笑いしていた。
『グビラテス城』の入り口、セーブポイントまで到達した所で、
ゲームを中断し、ついでにこなたも帰ることになった。
RPGツクールとメモリーカード一式は、私がゲームをクリアするまで貸し出すことにされた。

こなたは
「それ絶対クリアしてねー」
と、冗談か本気かわからない口調で、私に告げて帰った。
148 :こなたの冒険 3/152008/09/25(木) 21:01:14.09 ID:GNdPVbY0
さて話は今に戻る。

ようやく、迷路の出口が見つかった。
階段を上がると、城の屋上に出た。
主人公が映るが、なぜか今上ったはずの階段は見当たらなかった。設計ミスだろうか。
その代わり、セーブポイントが置かれていた。
そしてそのすぐ隣にボスと思しきモンスターがいた。

『スペシャルス』とかいう回復アイテムでパーティ全体のステータスを回復し、
セーブデータを上書きすると、すぐさまボスに挑んだ。

ボスのグラフィックはドラゴンで赤色をしており、『ドーガラー』という名前だった。
火属性の魔法攻撃『ホーナー』をよく使い、それが脅威である。
最初にその攻撃を食らった『つかさ』が一撃で倒れた。
その反面、3ターンに1回くらいの割合で繰り出してくる『パンチ』は非常に弱く、
Lv.16『こなた』の最大HPである2546に対して、ほんの3ダメージしか与えられない。
おそらくテストプレイの段階で、『ホーナー』があまりに強力で、なかなか勝てなかったので、
それを補正するために追加した技なのだろう。
『パンチ』のおかげで、比較的余裕で『ドーガラー』を倒すことが出来た。

さて、これで一段落。自動的には場所移動をしないようなので、手動で城を出ようとする。
そのためには、先ほどの面倒な迷路を戻らなければならない・・・
が、その前に思い出した。
そもそも、ここから下りるための階段が無かったのだった。
これでは、城から出ることが出来ない。
ストーリーも進まないし、城の屋上に閉じ込められたも同然だ。
念のため、どこかに階段が無いか屋上を歩いて探し回ってみるが、やはり見当たらない。
私はどうしようもなくなり、とりあえずセーブをしてから、ゲーム機の電源を切った。
149 :こなたの冒険 4/152008/09/25(木) 21:01:43.78 ID:GNdPVbY0
次の日、学校でこなたに聞いた。
「あのさ、最初の城の屋上から出られないんだけど」
聞くというより、クレームをつけるという感じで。
するとこなたは、
「えーそうだっけ?確か出られたと思うんだけど・・・」
「でも階段が無いのよ?どうやって出るのよ」
「うーんどうやったっけ・・・」
そう言うとしばらく考え込む仕草をした。すると、
「あ、思い出した!飛び降りるんだよ」
「はあ!?」
「いやいや、城の右端からね、飛び降りれるんだよ」
「・・・右端に行けばいいわけ?」
「うん、そうそう」

なんとわかり辛い仕様だろうか。
放課後帰宅すると、それを確かめるために、まずゲームを立ち上げた。
昨日のセーブデータを選び、ロードが完了するまでしばらく待つ。
15秒程度すると、前回セーブしたときの画面が表示された。
城の屋上である。
早速、右に行って確かめる。
その右端は、特に変わったところは無く、凹凸のある石の壁が続いているだけである。
また、この城は丁度正方形のような形をしており、一辺およそ20セルである。
ここで1セルとは、マップ上のキャラクター1人分の大きさのことである。

さて右端に着いた。
とりあえず縦に関して中央にあたる位置に立ち、右を向き、○ボタンを押してみる。

何も反応は無い。ここではないらしい。

続いて、その1セル下に移動し、右を調べてみる。

またしても反応は無い。

さらに1セル下に移動し、同様のことをする。

すると、今度はヒュウ、という音とともに画面が暗転した。
どうやら飛び降りたらしい。
20mはあるであろう城の屋上から、無言・無表情で、
何のためらいも無く地面へと飛び降りる勇者たちを想像すると、シュールで笑える。
150 :こなたの冒険 5/152008/09/25(木) 21:03:03.19 ID:GNdPVbY0
画面が元の明度に戻っていく。
主人公パーティーは、どこかの小さな村の入り口付近にいた。
怪我は無いのだろうか。
村の住人が3人歩いているので話しかけてみる。

「魔王におそわれたんです!助けてください!」
ここも魔王の被害に遭ったらしい。
しかしその割には、建物が壊された跡も無いし、BGMもとても長閑(のどか)である。

「この村は、昔からとても平和で、みんなが仲良く墓らしておったのに・・・・・・」
誤字だ。「暮」が正しい。

「ここはアディオスの村です。」
このネーミングはウケ狙いか何かだろうか。

続いて武器屋を探す。それらしき絵の描かれた看板のある建物を見つけたので、入ってみる。
室内、正面にいる商人であろう人物に話しかけてみる。
「いらっしゃいませ。宿泊は100ギルとなります。泊まりますか?」

宿屋だった。ちなみに、ベッドは置かれていない。

一泊して、村を後にした。フィールドに出た。
現在地から北に3セルと西に4セルの所に、先ほどの『グビラテス城』が見える。
間に障害物はなく、いつでも行けるようになっているようだ。
それとは反対の方向に向かい、次の地を目指す。何も無い平原が続く。
途中何度かエンカウントが発生した。
ここで出てくるモンスターも強かった。
151 :こなたの冒険 6/152008/09/25(木) 21:03:34.58 ID:GNdPVbY0
しばらく歩くと、町が見えた。
さらに町に近づいた所で、その向こう側に城があるのも確認した。
さっきとは別のものである。

まずは町に入ってみる。ここも先ほどの『アディオスの村』と
同じような物があるだけだったので、説明は省く。
名前だけいうと、『アデューの町』。意味的にデジャヴである。
ここでは宿屋に泊まり、250ギル払ってステータスを回復しておいた。
ついでにセーブポイントがあったので、セーブもしておいた。

そしていよいよ、2つ目の城へ踏み入る。
マップに移動してすぐ表示されるテロップで、ここは『シュラプック城』とわかった。
この手のネーミングにはそろそろうんざりしている頃である。

今度の城は、迷路にはなっておらず、開けた感じの大きな部屋だった。
また、エンカウントも殆ど無く、進むのが非常に楽だった。敵は強かったが。
3回階段を上がると、屋上に出た。

これもデジャヴ、という感じで、セーブポイントとボス敵が隣り合わせになっていた。
ただ一つ前回と違うのは、ちゃんと下り階段があることである。
前と同じように、体力を回復し、セーブをして、ボス戦に挑んだ。
152 :こなたの冒険 7/152008/09/25(木) 21:04:12.67 ID:GNdPVbY0
ボスの名前は『カルパッチェ』。意図は不明である。
巨大な人型の化け物で、色は白っぽい。
雷属性の魔法攻撃『ガンガリン』をよく使ってくる。
強力な技だが、『ドーガラー』の『ホーナー』に比べれば、若干威力は抑えられていた。
前に出てきたボス敵の方が強力な技を出すというのもどうかと思うが。

また、こいつは5ターンに一度くらい、『キック』という技を繰り出してきた。
先ほどの『パンチ』とほぼ同じ性能の技である。
そのため、この戦いもあっさりと勝ててしまった。
ボス戦が終了し、マップ画面に戻ると、『カルパッチェ』が何か意味深な言葉を残し、消えた。
多分、その言葉に意味は無いと思うが。

階段を下り、元来た道を戻っていく。
いくら開けていて楽に進めるといえど、3階建ての城を下るのは少々面倒な作業である。
2分くらいかかって、ようやく城の外に出ることが出来た。

その辺で今日はここまでにしようと区切りをつけたかったので、
先ほどの『アデューの町』に戻り、セーブをしてゲーム機の電源を切った。


そこから先は、これまでと同じように町、城、町、城が繰り返されていた。
時々村や森もあった。
名前は相変わらずのノリであり、
町や村は城と城の間の中継地点と、店・宿屋以外の役割を担っていなかった。
また、町や村の住人は、グラフィックこそ変えてあるが、どこも言うことは似通っていた。
森には、主に宝箱が置いてあった。中身は大抵そこらへんの町で買えるような武器だったが。
153 :こなたの冒険 8/152008/09/25(木) 21:04:47.74 ID:GNdPVbY0
ゲームを始めて一週間後の土曜日、ゲーム進行度のチェックと称して再びこなたが私の家に遊びに来た。
その頃、私は5つ目の城『ディパブルカ城』の手前にある町、『フィーリングの町』の宿屋にいた。
いつものようにメモリーカード2枚を挿し込んだゲーム機の電源を入れ、
前回のセーブデータを選び、ロードを待つ。
「おお、7時間かあ」
こなたがセーブデータの選択画面に表示されているプレイ時間を見て言った。
一日大体1時間になるように遊んでいたので、結果もその通りになっている。

画面が明るくなる。宿屋の中、セーブポイントの前に立った主人公が映る。
町を出て、『ディパブルカ城』に向かった。
城の名前のテロップが表示されたところで、改めて質問してみる。
「あのさあ、こういう城の名前ってどういう風につけたわけ?」
「そー言われてもなあ・・・うーん、テキトーだね」
やはりそうらしい。

「また迷路ー?」
「そーだね、迷路とか好きだったし」
「はあ・・・」
ここは1階から既に迷路になっていた。最初の城の2階と同じような感じである。
出口に続いていそうな道を選び、その道に沿って進んでいく。
「あっ行き止まり」
「あーあ、引っかかっちゃったね」
「うわーメンド・・・」
仕方なく分岐点まで引き返す。
途中モンスターにも出くわす。
「あ、確かこいつ強いよー」
「なんか敵全部強いから、そう言われてもなー」
「昔苦戦した記憶あるからさ」
「ふーん」
何とか倒し、削られたHPをアイテムで回復する。

30分ほど後、ようやく階段にたどり着く。ゲームオーバーはとりあえず免れた。
「おっほー、おめでとうかがみ!」
「はいはい」
階段を上る。
154 :こなたの冒険 9/152008/09/25(木) 21:05:15.00 ID:GNdPVbY0
・・・何かの冗談だと思いたかった。それは間違いなく悪夢だった。
「何よこれ・・・」
「いんやー、難しくしようと思ったんだろーね、あたし」
2階も迷路だった。
さっき、やっとの思いで過酷な迷路を脱出したところなのに。
流石に、2度目に挑戦するほどの気力は残っていなかった。
「もうやだわ、これ・・・」
「うーん流石にひどいね、じゃあたしやろっかな」
「そうして、うん・・・」

2階の攻略はこなたに託し、私は見る立場に回った。

「んっと確かこっちだったっけなー」
「うーん」
「あ、出たこいつ。でもあんま強くなかったかな」
「そうねー」
『ストーンバーナー』なる敵と戦うこなた。
「うし、倒した」
「おー良かったわねー」
「いやいや、雑魚だし」
そうして先へと進んでいく。
私は暇になったのでその辺のラノベを読み始めた。
一度読みきった物である。

・・・

「おーい、かがみん」
「何」
「着いたって。屋上だよ」
「あ、そう」
「代わってよー」
「あ、そっか、うん」

いつの間にか、こなたが城の屋上まで進めたらしい。
まだ、ラノベは最初の6ページしか読めてないのだが。
155 :こなたの冒険 10/152008/09/25(木) 21:05:41.47 ID:GNdPVbY0
屋上は、相も変わらずセーブポイントとボス敵。2つでワンセットだ。
いつも通り体力を回復し、セーブをし、ボスに戦いを挑む。

ここで、今回は戦いに入る前のボスとの会話を紹介させていただこう。

???「よく来たな・・・・・・」
こなた「当たり前だ!」
???「そうか。ククク・・・・・・」
かがみ「お前は世界を滅ぼして何がやりたいんだ!」

「あれ?もしかしてラスボス?」
「うーん、あえて言わないどくよ」
ゲーム中の会話の痛々しさからか、こなたは少々赤面して見える。

???「さあな・・・・・・」
つかさ「さらった人たちを返しなさい!」
???「嫌だね」
みゆき「それなら・・・・・・お前を倒す!」
???「かかってきな・・・・・・」

ちなみに、これまでの4つの城にいたボスとの会話も、大体似たような感じであった。
さて、今回のボスは・・・

!?
私は不意を突かれた。
まず、グラフィックがスライム(青)である。
そして名前は『キタザワ』。
思わず噴き出した。
「あ、あんた何これ?意味分かんないわー!」
156 :こなたの冒険 11/152008/09/25(木) 21:06:15.34 ID:GNdPVbY0
このとき私はこなたのことを全く考えておらずに笑っていた。
こいつも笑うだろうと思って。
ところが、こなたは険しい顔つきで黙り込んだ。
それを見て、さっきまで笑っていた私の顔からも急に笑顔が引いた。

「・・・あ、ごめんかがみ、何でもないから」
「・・・そう?いいけどさ・・・」

少しこなたの事が気になりながらも、私は『キタザワ』と戦うことにした。
『こなた』の攻撃。『キタザワ』に3492のダメージを与える。

「え?」
『キタザワ』は倒れた。何ともあっけなく。

「これいいわけ?」
「うん、・・・わざと弱くしたし」
「そんなんでいいのか・・・」
「・・・」

やはり気になる。
画面が城の屋上に戻り、倒れた『キタザワ』との会話が始まる。
○ボタンを押せば、その会話が続く。
私はわざと○ボタンを押さず、つまり会話を止めて、こなたに聞いてみた。

「何かあるの?気になるから話してよ」
「うん・・・その、・・・・・・いじめ」
「え?」
「キタザワってのがさ・・・中学んとき・・・その」
「そっか・・・」

話は分かった。
どうやらこなたは、中学の時いじめにあっていたらしい。
キタザワという名前の人間に。
その腹いせに、わざと簡単に倒せるように設定して、
『キタザワ』を敵として登場させたわけだ。

現実では敵わないから、こうやって仮想世界で勝った気分に浸ろうとする。
何だかこなたが可哀想になった。
157 :こなたの冒険 12/152008/09/25(木) 21:06:41.16 ID:GNdPVbY0
「まあ、もう平気だからさ、会話続けてよ」
「・・・そうね」

ゲームの中の会話を続けるために、私はコントローラの○ボタンを押した。

キタザワ「ぐう・・・・・・」
こなた「これで終わったな!」
かがみ「もう、2度とこんなことをするなよ!」
キタザワ「そうだな・・・・・・」
つかさ「速く、いい人になってね!」
みゆき「約束だからな!」
キタザワ「ああ・・・・・・約束しよう」

途中誤字があったが、気にしないことにした。
この会話に込められた中学時代のこなたの気持ちが、痛いほど伝わってきた気がしたから。


「・・・あんた、何赤くなってんの」
こなたの顔色の変化に、私はすぐに気がついた。
「い、いや!なってな・・・いよ」
勢いよく発した言葉だったが、語尾で急に力を無くした。

まあ、こなたが赤面するのも無理はない。
このRPGは色々な意味でこなたの『黒歴史』なんだから。
158 :こなたの冒険 13/152008/09/25(木) 21:07:06.13 ID:GNdPVbY0
『キタザワ』を倒すと、ゲームはエンディングへと移行した。
色々な町や村で、人々が喜び合う姿が映し出されている。
そして、
「こうして世界に平和は戻った・・・・・・」
の一言で全てが締めくくられた。
続いて、画面は黒くなり、その上に白文字でゲーム製作者の名前とその役割分担が、
下から上へとテロップで流れていく。
スタッフロールという物だ。

長い道のりではなかったが、一つのRPGをクリアしたという達成感で、私は胸をなでおろした。

ゆっくりと流れるスタッフロールを眺めつつ、私は少し気になっていたことを聞いてみた。
「そういえば、タイトルは最初からあれにしてたの?」
「いんや、それは最近直した」
「そっか。それと、主人公の名前も最近作り直したときに変えたのよね?」
「うーん、そうだね。でもあたしだけは最初から」
「え?あ、つまり『こなた』は最初に作ったときからそういう名前にしてたってことね」
「うん、で他の3人はテキトーだったよ」
「他の友達の名前とかじゃなくて?」
「だって・・・いなかったし」
「そっか・・・」
再びこなたの顔が影を帯びる。
「あ・・・いやごめん、それで、まあよくできてるわね、これ」
「無理に言わなくてもいいよ、あたしでも下手な作品ってわかるし」
「そう・・・」
「あ、エンディング終わってからもちょっと増えてる要素あるからやってね」
「へえー、それは最近作り直した時に追加したやつ?」
「うんそうそう」
「うん、まあわかったわ」
「よーし。そんにしても、スタッフロール長いね」
「そうねえ・・・」

5分くらいしてやっと長いスタッフロールが終わった。
画面が切り替わると、主人公はいつの間にか最初の町に戻っていた。
こなたはそろそろ時間だといって帰っていった。
私はこなたを見送ってから、部屋に戻り、
早速その追加された要素を探しに行くことにした。
159 :こなたの冒険 14/152008/09/25(木) 21:07:38.08 ID:GNdPVbY0

今、私はコントローラを握り、テレビの画面と向き合っている。
マップはデフォルトの物を使い、労力と容量を削減。
主人公のグラフィックは、オリジナルにしようと頑張って描いてはみたが、
他人に見せられないほど下手だったので、仕方なくデフォルトの物を使用した。

大まかな設定はこうだ。
主人公は『こなた』。舞台となるここ埼玉県で、ネットとマンガを趣味に生活している。
そこから、祭りなどのイベントを通して私と出会い、つかさと出会い、そしてみゆきに出会う。
戦い等はなく、4人ともを仲間にしてから、あるイベントを達成すればクリアだ。
クリアしたときは、盛大な歓声とともに「おめでとう!」の文字が表示される・・・

そんな空想を楽しみながら、イベントを一つ一つ作成していく。


あの日、追加された要素はすぐ見つかった。
町の真ん中に、最初は無かったはずの掲示板が立っていたのがそれだった。
その掲示板にはこう書かれていた。
『全クリおつかれさん、さて私から次の課題を出そう。
  私、かがみが作ったRPGやってみたいんだよね。
  だから、何か作るべし。絶対ね!』

呆れるような注文だった。
もちろん、私もそれほど素直に言うことを聞く気は無かった。
しかし、電話で抗議したときの、あいつの泣きそうな声を聞いて、
仕方なく作らなくてはならないハメになったのだった。
160 :こなたの冒険 15/152008/09/25(木) 21:08:05.46 ID:GNdPVbY0
とはいえ、実際に作ってみると、これは結構面白いものだ。
特に、完成したイベントをテストプレイで実行してみたとき、
思い通りにキャラクターが動くと嬉しい。
私はテキパキと作成を進めていき、気がついたら一ヶ月でRPGは完成していた。


最後に、タイトルを決めなくては。
少し悩んで、こうつけてみる。

『真・こなたの冒険』

これでいいか。
明日は土曜日なので、泉家にお邪魔して、こなたにこれを遊ばせるつもりである。


fin
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 21:09:37.51 ID:GNdPVbY0
以上です

シリーズが4なのは自分自身3と4しかやったことないからです

そういや友人が最新版のVXが欲しいとか言ってました
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 21:23:50.80 ID:bUy6eeoo
ツクール4懐かしいな…システムだけひたすら作りまくってはシナリオの面倒さに挫折してたな
しかし出来のいいSSだ
コンクールだったら票を入れてたところだ

>>143
この後こなたが必死でそうじろうのダメ人間な部分を並べるもひかる先生は耳を貸そうともしないんですね、わかります
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/25(木) 21:59:44.35 ID:eCQS5wDO
‐キュートが我が家にやってきた‐

今日はおじさんのお友達がたくさんお姉ちゃんちに泊まるんだって
だから私とお姉ちゃんは邪魔しないようにここに一晩だけお泊り

こなた「やふー」
かがみ「お、来たわね」
ゆたか「お、お邪魔します」
つかさ「いらっしゃいゆたかちゃん」
かがみ「とりあえず荷物部屋に置きなさいよ」
こなた「ん」
かがみ「なによ?」
こなた「あれ?一流のホテルや旅館ならお客さまの荷物は部屋まで持っていってくれるんじゃ?」
かがみ「悪いがウチは一般家庭だ、さっさと部屋に行ってくれ!」
こなた「かがみんには接客は向いてないね(ブーブー」

お泊り道具を入れた荷物を手にして私たちは部屋へ

かがみ「えっと部屋には2人ずつしか寝れないからこなたは私と、ゆたかちゃんはつかさとね?」
こなた「やだっ変なことしないでよ?」
かがみ「するかっ!ナヨナヨすなっ」
つかさ「よろしくね?ゆたかちゃん」
ゆたか「はい、こちらこそ」

まつり「おーい!ご飯できたぞー!」
かがみ「今行くー!んじゃ、荷物も置いたし晩ご飯にしましょ?」


「いただきまーす」
こなた「(あむ ん、おいしい!ね?ゆーちゃん」
ゆたか「うん、おいしい!」
みき「そう?よかったわ、お口にあって」
まつり「にしても、ゆたかちゃんはこなたちゃんよりもさらにちっこいね」
いのり「ほんと、すっごくかわいい」
まつり「かがみたちが妹よりもゆたかちゃんのがよかったなぁなんて」
かがみ「悪かったわね」
いのり「そうでなくてもゆたかちゃんはウチにいないタイプだよね」
みき「今度からゆたかちゃんウチに泊まる?」
ゆたか「え?」
いのり「いいね、欲しいよねゆたかちゃんのキュート」
まつり「うん、欲しいよね」
みき&いのり&まつり「一家に一台!」
ゆたか「Σっ!」
かがみ「ちょっと、ゆたかちゃん引いてるわよ…ったく恥ずかしい、ごめんねゆたかちゃん」
ゆたか「いっいえ」
こなた「あ、つかさ醤油とって」
つかさ「はい、こなちゃん」
こなた「さんきゅっ」
かがみ「…アンタたちは少しくらい話に参加する意志はないのか」
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/25(木) 23:19:34.55 ID:iGXJXMSO
>>161
俺は2000と2003だな。しかも未だ作成中

SSの内容はかなり良かった。最初の方はツクール初心者のよくあるネタだなーと親近感が湧いたりしたし、かがみの語りも面白かった。
後半のラスボスの名前が出たときは直ぐにピンと来た。
自分もこーゆー事やった事あるからww

GJ!面白かったよ。
後、弟の作ったRPGツクールを実況なんたらって言うスレ思い出したww
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 12:34:57.79 ID:0o8FwESO
−告白−

かがみ「何?こんな所に呼び出して」
こなた「う、うん…どうしてもかがみに言いたい事があって…その…あの…すごく恥ずかしいんだけど…」
かがみ(ちょ、な、何!?なんで顔赤くしてもじもじしてるのよ!…ちょ、ちょっとかわいい…じゃなくて!これってアレなの!?シチュエーション的にアレよね!?わ、わたしまだ心の準備が…じゃなくて!こなたってノンケじゃなかったっけ!?い、いや恋愛は個人の自由だからそういうのが悪いとは思ってないっていうかむしろこなたがそっち寄りの方がうれし…じゃなくて!あーもー!落ち着けわたし!!)
こなた「かがみ!」
かがみ「は、はい!」
こなた「あの…わたし…わたしね!」
かがみ「う、うん…」



こなた「『スガシカオ』のことずっと『スカシガオ』だと思ってたの!」
かがみ「しらねーよ」



ファンの方ゴメンナサイ







かがみ「しまった、あそこで共感しておけば何かフラグが立ってたかも」

166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 16:53:01.75 ID:hSKcGhg0
こなた「・・・っていうことがあったんだけどさ」
ゆたか「へえー。スガシカオっていったら私ね、最初『スガシ カオ』かと思ってて、
     すがすがしい顔の人って感じかと思ってたんだよねー。
     後で『スガ シカオ』っていう名前だって知ったんだけど・・・」
こなた「まあ、わかりにくいよね、色々」
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/26(金) 17:36:03.14 ID:0Wh3gME0
つかさ「酢が…いえ、なんでもないです」
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/26(金) 18:44:55.28 ID:H5D4QIDO
こなた「もういいっ!馬鹿!」
かなた「っ!?馬鹿…親にむかってなんてこと言ってるの!」
こなた「私の言うこと聞いてくれないお母さんなんて親なんかじゃない!」
かなた「このっ!」
パシーン!!
こなた「っ!?」
かなた「あっ…ごめん、その違うのよ?そんなつもりじゃ」
こなた「……お母さんの子供になんか生まれたくなかった!(ダッ!」
かなた「あ!待ちなさい!こなた!待っ…」


こなた「なぁんて喧嘩してみたいよねぇ」
かがみ「つっこみたいけれど話が色んな意味で重くてつっこめない…」
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 18:50:44.18 ID:0Dy5EYAO
せつねぇ…
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/26(金) 18:57:06.22 ID:cIB41lI0
こういうネタ嫌いだな・・・
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 19:12:49.42 ID:O37DDAAO
>>170

好き嫌いは別として、こなたは本当に母親に会いたいと思っているのか疑問だ。
なにせに過去の人だし。
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 19:39:50.41 ID:CnbqDAMo
こなた「あのお父さんに『世界で一番愛してる』とまで言わせしめるひとだよ?
     そりゃ会ってみたくないって言ったらウソになるよ」
かがみ「動機が不純だ」
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 19:42:14.44 ID:BV51s0g0
何々は嫌い、んな事ぁこのスレには意味がない。
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 20:30:13.93 ID:O37DDAAO
うん、でも無いもの欲しさというか、みんなはいるのに自分には母親がいないとなると、憧れを持ったりもするかも知れない……
と思った。

俺は、こなたの言った「賑やかだから寂しくない」を信じていく!
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 20:45:02.43 ID:DMN8t6SO
>>174
俺も。
こなたはそんなに弱くないと信じる
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 21:03:06.70 ID:ckMyywDO
こなたは『家族』を大切にしてそうだよな。普段はそうじろうにああ言ってるけど、愛情の裏返しってやつだと思う。
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 21:23:58.54 ID:hSKcGhg0
◎もしも陵桜学園が学力底辺校だったとしら

かがみ「おーっすww」
こなた「おす、んでさ、マジパなくね?wwww」
つかさ「やっばwwwwwwチョー受けるんですけどwwwwww」
みゆき「お前天才やしwwww」
かがみ「は?ウチのが頭いいしwwww」
みゆき「お前この前数学20点やったろーがってwwww」
かがみ「ちげーしwwww30点やしwwww」
こなた「やべ、すげえwwwwウチ6点wwwwww」
つかさ「それマジやばくね?wwww」
こなた「やべえwwwwお前何点?」
つかさ「17点やしwwww」
かがみ「うわこいつらマジレベルひきいwwwwマジウケるwwww」
みゆき「ウチもウケるwwwwww」


◎もしも陵桜学園が学力トップ校だったとしたら

かがみ「おーっす」
こなた「おーかがみん」
みゆき「・・・で、つかささん、答出ましたか?」
つかさ「うん、えっとh(t)=√(2ct/π)で、いっぱいになるのはt=πa^2/(2c)」
かがみ「えー何々、何の問題?」
こなた「x^2+y^2<=z<=aの領域をね、一定量cの水で満たすのにかかる時間はって問題」
かがみ「一定量って一定の割合ってこと?」
みゆき「そうですね。それと時刻tにおける水の高さh(t)を求めよ、です。
     あ、つかささん、正解です」
つかさ「やったー」
かがみ「へー、私も考えてみよ」
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 21:46:17.79 ID:CnbqDAMo
そういや陵桜って結構いいとこの学校なんだっけ
3年約3名のせいで全っ然そうは見えないけど


こなたや他の人たちの心中なんて書く人によって違うじゃない
自分がこうだと思ってればそれでいいでしょ

柔軟さがなさ過ぎて他人の考えを否定するようになったらおしまいだけどまあそんなことはあるまい
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/26(金) 22:20:54.84 ID:NbmASng0
つかさは裏口だろうな
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 22:30:05.26 ID:O37DDAAO
>>178

こなた、つかさ、みさお
俺の学力、この三人よりも低いのかと思うと……


>柔軟さがなさ過ぎて他人の考えを否定するようになったらおしまい

そうそう。
全てを受け入れながらも、信念みたいな最低限のアイデンティティを貫けられるのが理想だな。
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/26(金) 22:56:29.38 ID:DMN8t6SO
こなた→一夜漬けでなんとか頑張り合格。
一夜漬けと言ってもかなり大変であり、その努力は認めてもいいだろう。

つかさ→「私と同じとこ行くならちゃんと勉強しなさいよね」と言われ、地道にコツコツと勉強し合格。
一番の努力家だ。

みさお→「う〜ん、わかんねーな〜。そだ」と、鉛筆を転がし答えは運任せで合格。
最強のラッキースターであり、影の主役である。



※この設定はフィクションです。たぶん。
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:28:13.10 ID:hNjG4Swo
SS投下します
王国カルテットのキャラをまだつかめていない人が自分含め少なからずいると思いますが気合いで読んでやってください

タイトルやべえかな…
183 :Fly Day[saga]:2008/09/27(土) 00:28:45.79 ID:hNjG4Swo
「あーあーあー……やっちゃったよ……」

 広く名の知れた写真週刊誌の表紙を睨みながら率直な感想を漏らす。
 少女の顔色はフグの毒にでも当たったかと思うほどに真っ青だった。

「っ……」

 数年ぶりの貧血に体が揺らぐが、辛うじて踏みとどまる。

 ――どうしよう。どうすればいい?

 答えはすぐに出る。
 速やかに問題を解決することは不可能、まずは全容を把握するのが最善であると。
 そうと決まったらさっさと記事を読み終えなければ。表紙にでかでかと名前まで書かれている以上、買って帰ることもできない。

 今後、外出する時は帽子を肌身離さず持ち歩くよう心がけるか――
 心の中で舌打ちし、小神あきらはひたすらに文章を追い続けるのだった。


184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:29:17.70 ID:hNjG4Swo
「きらっち! スキャンダルってマジぶっ」

 週が明けた月曜。
 大声を張り上げながら教室に駆け込んできた少女をあきらは顔面狙いのラリアットで迎え撃ち、そのまま廊下の窓際へと追いやった。

「りっ、りんちゃん大丈夫!?」
「きゅう……」

 鼻と口を押さえる音無りんこの身を案じたのは後から現れた大原。二人ともあきらの親友である。

「ったぁ……いきなり何すんだよー」
「あんなの大声で言うことじゃないだろがっ!」

 唾が顔にかかりそうな剣幕であきらは怒鳴る。
 この反応を見て、音無はようやく自分が地雷を踏んだのだということに気が付いた。

「む。悪かったよぅ」

 反省のそぶりは全くと言っていいほど見られないが、一応の詫びは口にした。
 あきらは矛先を納め、はあっとため息をついてから壁にもたれかかる。

 よもやああいった雑誌には微塵も興味を示さないはずの音無がいの一番に声をかけてくるとは。
 彼女でこうならヤツはどれだけ陰湿にからかってくるのか――
 
「……音無、それ誰から聞いたの?」
「お? くるっちだけどー?」
「――やっぱりか」

 そう、これは彼女が自ら進んで調べようとする話題ではない。
 つまり入れ知恵をした「誰か」がいるのだ。そしてその人物とはまさしく――
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:29:51.14 ID:hNjG4Swo

「おはよう。朝から元気ね」
「白々しい! 音無に教えたのあんたでしょ!?」

 中谷あくる。やはり大原らと同じく王国カルテットの一人に数えられるあきらの親友だ。

「前に盛り上がってたわね。アイドルはスキャンダルを経てより大きくなる、だとか」
「う、うん……そういう話はしてたけど」
「よかったじゃない。あきらに一定の知名度があることも証明されたし、これを踏み台に躍進していけるんでしょう」
「ぐ……そうは言うけどさ……」

 ばっさりと切り伏せるような中谷の言葉に、あきらですらもたじろぐ。
 彼女はいつも少々暴力的なくらいに意見を投げつける人間なのだ。

「今回は事情が違うっつーか――」
「なーくるっち、それで? お相手って誰なのさ?」

 呟きは元気を象徴するかのような音無の声にかき消される。
 中谷はどこから取り出したのか、いつの間にやら件の写真週刊誌を持っている。
 迷いなくページをめくっていき、やがて手を止めるとその記事を彼女の目の前に突き出した。

「知ってるでしょ。らっきー☆ちゃんねるの白石みのる」


 小神あきらと白石みのる、二人が夜の住宅街を並んで歩いている写真。
 後方から撮られたものばかりではっきりと顔が写っているわけではないが、それでも彼女たちに違いないと断定するには充分すぎる材料だった。
 何より、あきら自身このシチュエーションに覚えがあるのだ。たとえ口で否定しても認めざるを得ない。
 ヘタな盗撮よりも数段タチが悪い――とはよく言ったものである。

186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:30:47.87 ID:hNjG4Swo
「おーっ! へえぇ……きらっち案外イロモノ好きだにゃー」
「でも、こういう雑誌で取り上げられるのって大抵ガセネタだよね?」
「そうね……だからこそ踏み台にできるんだと思うわ」
「なるほど! ともかくよかったじゃんきらっち!」

 ――人の気も知らず。

「そーいやその白石みのるのことよく知らないや。らきちゃんは聴いてるんだけどさー」
「あ、この間バラエティに出てるの見たよ」
「私も……」
「ほほぉ。どんなヤツなん?」
「イジられキャラって言うの? 面白い人だよ」
「タレントより芸人って呼んだ方がしっくり来るわね……女の子と仲良くなっても友達以上になれない、典型的な『いい人』タイプよ」

 気の置けない友人だからこそ、悪意のない言葉が重い。
 耳を塞ぎたくなる衝動を抑えながら、あきらは俯きくっと唇を噛む。

「ふむふむ。んでこのスキャンダル? あっりえねーなー!」
「あきらにだって男を選ぶ権利くらいあるわ……」
「……やめて」
「あ、あっちゃん……さすがに白石さんに失礼だよ」
「そうかしら」
「きらっちだって毎週こんな感じでイジってんじゃんなー」
「向こうも何を考えてるかわかったものじゃないわ。今回の件であきらに迷惑がかかるようなことを思いついたり――」

「やめろって言ってんでしょおがッ!!」

 そして、苛立ちは頂点に達した。

 音だけが消失したかのようにしんと静まり返り、皆が四人に注目する。教室から顔を覗かせる生徒も少なからずいた。
 予想だにしなかった怒声に、音無と中谷はぽかんと口をあけている。

「……あきらちゃん」

 大原が伏し目がちに、小さな声で尋ねる。

「もしかして、白石さんのこと――」


 長い静寂。

 やがて廊下が喧騒を取り戻し始めた頃、あきらはぽつりと呟いた。

「……好きになって、何が悪いのよ」


187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:32:04.49 ID:hNjG4Swo
 いつもならとっくに終わっているはずの収録が二十三時近くまでずれ込んでいた。
 そもそも集合時間からして普段よりも遅かったのだ。スタッフ側に何か事情があったのは間違いない。
 この業界では別に珍しいことでもない。口先では文句を並べ立てていたものの、あきらはそういうものだと割り切っている。

 近頃、真白学園の周辺にしばしば変質者が出没するらしい。
 あきら自身が目撃したわけではないものの遭遇例は多いようだったし、新聞やニュース番組で取沙汰されている。
 もっとも、だからと言って何がどうなることもない。そういったモノに出くわす確率など限りなく低いのだし。

 そして、あきらはこの日やや寝不足だった。
 待ち時間に居眠りをしてしまったり、収録中に大あくびが出てNGになってしまったり。
 早く家に帰って眠りたい――と、白石にも何度か愚痴をこぼしていた。


「あきら様。送っていきますよ」

 ようやく仕事から解放されたあきらに白石がそう声をかけてきたのは、きっとそれらの要因が積み重なったせいなのだろう。


 実のところ、彼女は以前から白石みのるという異性を意識していた。
 明確なきっかけがあったわけではない。共に仕事をしているうちに抱いた、純粋な恋心というやつだ。
 もっとも、不器用な彼女にはアプローチをかける勇気もなく、二人の関係はこの一年間「仕事仲間」でしかなかった。
 だからこそ今日、彼の口から出たその言葉があきらにはたまらなく嬉しかった。

「……でも、あんた帰りの電車なくなるかもしれないじゃん」

 その時はタクシーでも拾いますよ。白石はそう笑う。

188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:32:55.33 ID:hNjG4Swo
 二人は寝静まりつつある住宅街を並んで歩く。
 交わされる会話は決して多くはないが、彼女たちの間にある空気はいたって穏やか。
 そんな心地良い世界に少しだけ酔いながら、あきらは口を開く。

「白石」
「はい?」
「なんで送ってくれてるの?」
「へ?」

 質問の内容が変だったか。
 白石は目をぱちくりさせ、もしかして余計なお世話でしたか――などと聞き返してくる。

「そんなことないわよ。急に言われて……びっくりしたってわけじゃないけど」

 なぜ今日になって唐突に声をかけてきたのか。それが気になっていたのだ。

「最近、この辺物騒らしいじゃないですか。だからなんて言うか……何かあったら嫌ですし」

 とどのつまり純粋な善意。
 下心もあるのかもしれない。それでも、終電に乗り遅れる可能性が多分にあるこの時間まで自分の身を案じて付き添ってくれているのだ。
 もし小神あきらをなんとも思っていないのなら白石は今ここにはいない。彼女はそう解釈する。

189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:33:12.54 ID:hNjG4Swo
 やがて二人は明かりの消えた一軒屋の前で立ち止まった。
 正確にはあきらが先に足を止め、白石がそれにつられた形だったのだが。

「ここなんですか」
「うん」

 女の子に夜道を一人で歩かせるのは忍びないので家まで送った。白石にとってはそれだけのこと。
 だから次に彼がこう別れを告げるのも当然の流れなのだ。

「それじゃあきら様、今日はお疲れ様でした。また来週スタジオで」
「あのさ」

 彼女にはどうしても言いたいことがあった。
 タイミングよし、シチュエーションよし。たぶん今この瞬間はまたとない機会のはず。

「……あの、さ」
「はい」

 固唾を呑み込んだ後、意を決して少女は精一杯を伝える。

「オフでは『様』とか付けなくていい、っつーか付けないで!」
「え――でも」
「いいから!」
「……わかりました」
「敬語もなし!」
「えぇ!?」

190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:33:33.67 ID:hNjG4Swo
 白石はしばらくの間仰天していた。上下関係に厳しい小神あきらにまさかこんなことを言われるなど想像もしなかったからだ。

「あ、あきら様……」
「だーかーら!」
「ああっと……参ったな。いきなり言われてもなんて呼べばいいのか……」
「……呼び捨てで、いいから」

 だが、気付く。
 ちらちらと逸らしがちな瞳の奥に垣間見える不安。彼女の「気持ち」に。 

「あきら様、それって」
「――!」
「あ、っと、すいません……」

 いや、もはやあきらの胸の内などたやすく見て取れてしまう。
 顔はこれ以上ないほどに赤面しているし、するなと言ったのに様付けを続けられたのが原因か涙目にすらなってしまっている。

「……ごめん。いきなりこんなこと言われても困るか」

 ならばここで応えねば男とは呼べるまい、と彼は決意する。
 そもそも、これまで口に出すことはしなかったが白石みのるもまたあきらを意識していたのだ。

「そんなことないです。大丈夫ですよ」
「え、」

 かきむしりたくなるほどに頭が痒くなってきたが、この際無視することにした。

「……あきら」
「白石――」
「……や、やっぱ譲歩してくれませんか。呼び捨てはさすがに慣れそうにないんで――」

 白石が苦笑いし、同時にあきらも満面の笑みを浮かべ――

「白石っ!」
「おあぁ!? ちょ、まっ!」

 少女は少年の胸に飛び込み、少年は少女が取った予想外の行動にたじろぐ。
 そんな二人を、街灯がさながらスポットライトのようにぱあっと照らし出していた。


 この夜あったことはそれだけ。
 小神あきらにとってみればスキャンダルでも何でもなく、写真週刊誌ごときに邪魔をされる筋合いもなかったのだ。
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:34:50.11 ID:hNjG4Swo



「……ごめん」「ごめん!」

 涙があきらの目に溜まっているのを見て、音無と中谷がほぼ同時に頭を下げる。
 馬に蹴り殺されても文句は言えないわね、と中谷は続けて呟いた。

「いいよ。こっちこそ、怒鳴ってごめん」


 各々が非を認め謝った。だからこれで終わりだ。
 これ以上責め立てるような性格の悪さなど四人の誰も持ち合わせてはいない。

「……さ、チャイム鳴るよ。教室入ろう?」

 そして大原の一声が固まった空気を元に戻す。
 あきらはふうっと息をつき、ばつが悪そうに頬をかいた。

「ま、そんなだからさ。この際だし公言しちゃってもいいかなあって」
「白石さんもそれでいいって?」
「ん。別にやましいことしてるわけじゃないしさ」
「確かに、下手に火消しに走らない方が調子付かせなくて済むわね……」
「いつかお話してみたいなぁ。どうかな、あきらちゃん」
「白石と?」
「うん。あきらちゃんの彼氏がどんなひとかもっとよく知りたいから」
「お、いいねー! きらっちの相手にふさわしいかどうかウチらが審査しちゃる!」
「そうね……あきらと気心が知れているとは言え、心の底でどう思っているかはまだわからないものね」
「よっ、余計なことすんなっ! 絶対連れてこないっ!」



 こうして今日もまた、騒がしくも平穏な一日が始まりを告げる。





 ちなみにあの夜、カメラを所持していた不審者が付近を歩いていた少年の通報によって逮捕された――というのはあまり関係のないお話。



   完
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/27(土) 00:38:13.06 ID:hNjG4Swo
>>183-191
以上です


コンクール用に書いてたけど他のことに時間を取られて間に合わなくなってしまったのでした…
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 00:43:30.14 ID:o8NwUXg0
>>192
乙です
純粋に恋したいのに立場ゆえ邪魔されるって辛そうだなー。
喧嘩収まってよかったよかった。
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 04:19:14.12 ID:o8NwUXg0
前スレ一覧から消えたなー
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 08:38:19.18 ID:/KOt1YAO
>>192

確かに純粋だな……。うっとりする。
アニメじゃ黒いけど原作だとそこまで黒くないから、これは原作型かな
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/27(土) 09:48:38.75 ID:Ctt1NgAO
>>192
朝からほわほわした。
両想いなのに片想いなのも、この2人らしいな…
197 :こなたとつかさの珍回答集2008/09/27(土) 11:28:43.44 ID:efjFngDO
〜英語のテスト〜

こなた(あ〜も〜時間ない〜〜〜!!)

こなた(こうなったらわかるとこだけ埋めよう!)

こなた(“voice exercise”? あっ、これは覚えてる! 発声練習……ってチャイムがぁああ!! ええい、勢いで書ききる!!)
 
 
 
〜次の休み時間〜

こなた「お……終わった……」
かがみ「ど、どうしたのよ。強敵だーって言ってた英語のテストも終わったっていうのに」
こなた「最後さぁ……“発声練習”って答えのとこあったでしょ……?」
かがみ「ふむふむ」
こなた「時間なくて……勢いで書いたら“発生練習”に……」
かがみ「うわぁ……」

※実話
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 17:07:19.79 ID:o8NwUXg0
>>197
あるあるwwww

こなた「いやー、物は計画的にやんないとダメだね」
かがみ「お、あんたがそんなこと言うとは珍しいわね」
こなた「ふっふーん、でね、今日スレにたまってた長編をまとめサイトにまとめたんだけど」
かがみ「へえ」
こなた「5本も6本もたまっててさ、一気にやるの面倒で大変だった」
かがみ「ああね」
こなた「だから、長編とか投下された時点でこまめにまとめとくべきなのかなーって」
かがみ「そうねえ、というか投稿した本人がまとめればいいんじゃ?」
こなた「それもそうなんだけど、なかなかそうしてくれないんだよねー・・・」
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 18:40:38.43 ID:efjFngDO
>>198
まとめ人さんが減ってるっぽいんだよな〜。
俺も一応まとめしてるんだけど、今まとめ人さんどのくらいいるのかな?
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 20:02:39.24 ID:yIXAuxoo
>>198
すいませんマジすいません
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/27(土) 21:37:33.88 ID:Plo3.IDO
ω・)ノ
元まとめ人…はお呼びじゃないですかそうですか

過去ログあさりしない分VIPにスレ立てしてた時よりはまとめが楽なんだけど時間がなくてねorz
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 21:54:40.51 ID:o8NwUXg0
もうこの際、「まとめ人」かそうじゃないかにかかわらず
気が向いた人がまとめるっていう方針でいいんじゃないかと思う。
というかそもそも「まとめ人」って誰かから任命された人たちなのか?
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 22:21:28.45 ID:YMgy42SO
そうではないね
俺は気が向いたらまとめてるよ。最近は忙しくてやってられないが
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/27(土) 23:20:29.34 ID:o8NwUXg0
>>203
サンクス、わかった
俺も気が向いたらまとめるって感じだけど10月から忙しくなるし手が回らなくなるな。

こなた「と、いうわけで長編・短編・小ネタまとめてくれる人大・大・大募集!!」
かがみ「本当に1つの作品をまとめページに載せてくれるだけでもいいので、よろしくお願いします」
つかさ「特にこの頃小ネタ・1レス物・レスっぽい物のまとめが停滞してるからピンチです・・・」
みゆき「あと、長編を投下された方は、まとめていただけると嬉しいです」

4人「それでは改めて、よろしくお願いします!!」

・・・

つかさ「あの、ちょっと言ってて気になったんだけど」
かがみ「何?」
つかさ「1レス物(ネタ系)と小ネタって分類迷わない?」
かがみ「・・・まあ、わかんなかったら何となくでいいんじゃない」
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/27(土) 23:53:54.00 ID:hJ74fzko
自分でまとめるなんてありえない!
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 00:05:36.27 ID:TUdQmlQ0
みさお「まとめたらどこまでまとめたのか、タイトル付きなら何をまとめたのか、
     避難所のまとめ報告スレ に報告してくれると解りやすくて助かるんだぜ。
     私は面倒くせーから…(あやのが拳を固めてやがる…)き、気が向いたらやってやるぜ」
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 01:15:31.17 ID:2Af0NIAO
▼世界の中心にチェリーはいる



ゆたか「チェリーちゃーん」ナデナデ
チェリー「……」
パティ「チェリー! get up!」
チェリー「……」
ひより「……」ソロソロ
チェリー「……」
ひより「お? 起きてこない」
みなみ「チェリー……」


つかさ「チェリーちゃん見てると私も眠くなってきちゃうかも〜」
かがみ「あー、まあね。こうものんびりされるとつられちゃうわね」
こなた「しかしでっかいねー。寝る子は育つってのはまさにこのことだねみゆきさん」
みゆき「いえ、チェリーちゃんは大型犬なのでこれでもおそらく平均的な体長だと……」
こなた「期待してたのはそういう反応じゃないんだけどネ……」
チェリー「……」


みさお「お手!」
チェリー「……」
みさお「ふせ!」
チェリー「……」
みさお「くそー、手強いじゃねーか……」
あやの「みさちゃん、むりやり芸させるのはチェリーちゃんにも岩崎ちゃんにも迷惑だよ……」
チェリー「……」


やまと「本当におとなしいわね」ナデナデ
こう「大型犬っていいよね。なんつーかさ、包容力があるみたいな」ナデナデ
やまと「そうね」ナデナデ
チェリー「……」
みなみ「八坂先輩、なぜ私の家に……」


ひかる
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 01:22:13.66 ID:2Af0NIAO
…あり?
途中で切れてるじゃん…


*


ひかる「でかいな……」
ふゆき「大きいですね……」ナデナデ
ななこ「こんだけデカいとひかるセンセなんか乗り回せそうやな」
ひかる「ああ……憧れていた時期もありましたな」
チェリー「……」
みなみ「……先生方まで……」


オチなし
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 02:13:26.72 ID:0YqDyYAO
>>208

なんというほのぼのなんだ、癒やしてくれてありがとう
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 02:20:13.64 ID:0YqDyYAO
>>208

そうそう。
携帯で書き込む場合、
長い文章(半角512文字?)を書き込む→投稿する前に一回戻る→もう一度書き込む
すると途中(半角512文字?)から先が消えている、という現象が発声する。いや、発生する。
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/28(日) 06:31:42.30 ID:EFZGHoDO
こなた「ふぅ……」
かがみ「どうしたのよ、溜め息なんかついて」
こなた「いやね?昔を思い出しちゃってさ」
みゆき「昔……ですか?」
こなた「うん。昔は、一人だったから」
かがみ「一人って……友達がいたんじゃないの?」
こなた「そりゃいたさ。オタク友達が一人。でもその頃はオタクだってことを隠してた時期でもあるんだ」
つかさ「ふんふん……」
かがみ「あ、わかった。あんたのことだから、普通の……あんた達の言う“一般人”に馴染めなかったんでしょ」
こなた「その通り、だよ。あの子は私ほどオタクじゃなかったから、すぐに人の輪に入れたんだよ。私と違ってね」
みゆき「では泉さんは、学校ではずっと独りぼっちだったのですか……?」
こなた「まあ、ね。その子とかお父さんとゲームしてる時意外は、ずっと孤独だったね。ネトゲなら友達はかなりいるんだけど」
つかさ「こなちゃん……」
こなた「でも、高校に入って、初めて素の自分を出せる友達ができた」
かがみ「それが私達、か……」
こなた「勉強だって一人でやってたし、わかんないところは自力で調べて……その工程が面倒だったから勉強が苦手なのかもね」
かがみ「もしかして、それが言いたくて……」
こなた「うんにゃ。ただ純粋に、みんなに感謝してるんだよ。だって、みんながいてくれなきゃ、私は今も独りぼっちだったから。
    今の私があるのは、みんながいてくれたおかげ。もう私は、一人じゃないんだ……ってね」
みゆき「泉さん……」
こなた「……みゆきさん、そんな泣きそうな顔しないでよ。私まで泣けてきちゃうじゃん……」
かがみ「こなた……」
つかさ「こなちゃん……」
こなた「ねえ、みんな。私達、ずーっと友達だよね?」
かがみ「……当たり前じゃないのよ」
つかさ「私達、今まで一緒に仲良くしてきたじゃない。それがいきなり、仲が悪くなるわけないよ」
みゆき「例え離ればなれになっても、私達は永遠に友達です。……うふふ、ちょっとクサかったでしょうか?」
こなた「……ううん……そんなこと……ない、よ……」
かがみ「……我慢しなくていいのよ、こなた」
こなた「う……ひっぐ……うぁぁぁあああ……!!!」
かがみ「よしよし、いっぱい泣け泣け」
つかさ「こなちゃん、今まで怖かったんだね」
みゆき「みたいですね。でも、もう大丈夫でしょう」





こなた「でさ、今度のコミケなんだけど」
かがみ「断固拒否! てかそれが本当の目的かぁ!!」





かがみ(……でも、目が赤くなってる……。“そういうことにしといて”ってことなのね……)
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 08:38:28.25 ID:7iGU8MSO
「かがみぃ、放課後にこんなところに呼び出して……もしかして私、フラグ建てちゃったのかな〜?」
 こなたはニヤニヤと私を見ている。
 フラグ……そうよ、その通りよ。私はあんたに惚れたのよ。
 普通ならこんなこと有り得ないことよね。きっとこんな気持ち迷惑だと思う。でも、こなたなら理解してくれる。そう思ったから、今私はここでこうしている訳で……。
「かがみ? どった――」
「こなたっ」
「う、うん」
 言うのよ。ここまで来て後戻りしたら、次にいつこんな機会が来るかも分からないんだから。
 神様、私に勇気を……くださいっ!
「私っ、こなたの事が好きなの! だから私と付き合ってくださいっ!」

 私はおもいっきり目をつむる。
 言った、ついに言ってしまった。これでもう後戻りは出来ない。
 お願い、こなた……。
「…………」
 長い沈黙が訪れる。目を開けるのが恐い。今こなたはどんな顔をしているのかしら。
 こなたの返事を待つこと数秒、こなたが何か伝えようと息を吸う音が聞こえた。
「本気で言ってるの?」
 それはとても残酷な言葉だった。
 私は恐る恐る目を開け、こなたを見る。
 ……あはは、何だ、やっぱりダメだったか。あはは、失敗失敗。
「かがみ、泣いて――」
 私はその場から逃げた。
 何も考えず、ただ走って走って……走って走って……。
「はぁ、はぁ……」
 言うんじゃなかった。
 こなたのあんな顔見たくなかった……。
 やり直したい。今日を無かった事にしたい。

「はぁ……はぁ……」
 息も絶え絶えになり、ふらふらと走っている。
 その時だった。
「え……?」
 ┣¨┣¨┣¨┣¨ド、とまるで忍者が音を出して地を蹴ってるかの様に、遠く後ろの方から凄く早い足音が聞こえてきた。
「きゃ!?」
 その青い物体は、物凄い勢いで私の横を通り過ぎ、突風を巻き起こした。反射的に目を閉じる。
 今のって、こなた……なの? 私を追い掛けて……。
 そう思い、目を開けると、そいつは私の数歩先で止まっていた。
 視界に入った青い後ろ姿に私は緊張した。
 どうしよう、何て言えば良いの?
 そんな事を思っていると、先に向こうから話し掛けてきた。
 そいつはこちらを振り向き、素早く足踏みをしながら言った。

「遅すぎだぜ」

 それだけ言うと、そいつは再び前を向き、音速と言っても良いくらいの勢いで走り去って行った。

 ……何? 針ネズミ?

213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 08:41:34.88 ID:7iGU8MSO
>>212
オチを書きたかっただけなんだ。スマンかがみ
それにしても「ド」もパー速仕様とは……
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 08:53:06.52 ID:jmGpvpMo
┣¨┣¨┣¨┣¨wwwwwwwwww
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 09:05:49.10 ID:BZy5llg0
おwwそwwすwwぎwwだwwぜww
┣¨┣¨┣¨┣¨
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 10:11:17.58 ID:2D7V.MSO
>>205
お前…みwiki様に殺されるぞ

>>211
僕の経験上かがみ達みたいな人間は少ないから大切にしろよといいたいね

>>212
ソwwニwwッwwクww
なんでお前がwwwwww
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 11:24:44.48 ID:XNLJcm.0
◎二度寝

こなた「今日朝6時に起きたんだよ」
かがみ「へえー早いじゃない、どうしたのよ?」
こなた「まあたまたま昨日眠くなったから早く寝ただけなんだけどね」
かがみ「へえー」
こなた「それで何か新鮮な感じしてさ、せっかくだから何かやってみよう!
     って意気込んだわけよ」
かがみ「うん」
こなた「でも結局やること見つかんなくてネトゲやってたらさ、
     いつの間にか寝ちゃってて」
かがみ「おいおい」
こなた「気付いたら昼の1時・・・何かもったいなかったよ」
かがみ「まあ、いきなりは変われないってことね」
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 12:59:08.47 ID:EFZGHoDO
こなた「めちゃくちゃ季節外れだけどさ、『きれいな桜の下には死体が埋まってる』っていうよね」
かがみ「本当に季節外れだな」
みゆき「ありましたね、そんな話」
つかさ「せっかくきれいな桜なのに、可哀想だよね」
こなた「うんうん。考えただけでぞっとするよね〜」
かがみ「ほう、こなたにしてはずいぶんとしおらしい発言ね」
こなた「そう? ほら、春のあそこの公園を思い出してよ」
みゆき「ああ、この辺りで一番有名なお花見スポットですね」
こなた「……あの数だけ人が埋まってるって考えると……」
かがみ「うわ……そりゃぞっとするわな……」
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/28(日) 13:17:42.95 ID:pc0imWc0
>>217
>>こなた「でも結局やること見つかんなくてネトゲやってたらさ

これは悲しすぎるww
でも、よくわかるww


>>218
恐っ。つかさとか、二度とお花見に行けなくなりそうだな。
これ読んで>>16を思い出した。
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 14:48:00.27 ID:c.XlhgSO
−早口言葉−

こなた「かがみってさ、早口言葉得意そうだよね」
かがみ「そう?」
こなた「ちょっとやってみようよ『なまむぎなまごめなまたまご』はいっ」
かがみ「なまむぎなまごめなまたまご」
こなた「むぅ…簡単すぎたか」
みゆき「ではこれはどうでしょう『あかまきがみあおまきがみきまきがみ』」
かがみ「あかまきがみあおまきがみきまきがみ」
みゆき「なかなかですね…」
こなた「ならそれの発展系で『あかぱじゃまあおぱじゃまきぱじゃま』」
かがみ「あかぱじゃまあおぱじゃまきぱじゃま」
こなた「詰まりすらしないね…」
みゆき「ではとっておきを『たけがきにたけたてかけたのはたけたてかけたかったからたけたてかけた』」
かがみ「たけがきにたけたてかけたのはたけたてかけたかったからたけたてかけた」
みゆき「お見事です…」
こなた「さすがかがみと言ったところか…」


つかさ(全然噛まずに出題できてる、こなちゃんやゆきちゃんも凄いと思うのわたしだけかな…)
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 15:01:44.92 ID:EFZGHoDO
>>220
俺もつかさに共感したwwwwww
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/28(日) 18:58:01.30 ID:ugNsBRE0
>>220
 SSならではってところだよね。
 アニメ化したら、声優さんがNG連発で泣きそう。
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/28(日) 19:41:40.20 ID:ugNsBRE0
魔天ぱとりしあ外務大臣辞任

 「確信的に言いマシタ」「国民の関心を引きたかったのデス」。28日午前、外務大臣の辞表を首相官邸で提出後、魔天ぱとりしあ氏は外務省で開かれた会見で、ジャス○ック批判を連発した。
 発言への反省の弁はほとんどなく、著作権論をぶつ際には笑みも。約1時間の会見の終わりに「国会審議の障害になるなら退きマス」と辞任理由を繰り返し、記者から「もう障害になっている」と指摘され、一言だけ「すみませんデシタ」と述べた。
 外務省の会見場に姿を見せた魔天ぱとりしあ外務大臣は視線が定まらず、落ち着かない様子。百人を超える報道陣を前に「臨時国会での緊急ニート対策の審議に支障があるのであれば本意ではアリマセン」と切り出した。辞任の心境を問われ、「本当に悩みマシタ。胸の張り裂ける思いデシタ」と語った。
 しかしジャス○ック発言について問われると一転、滑らかな口調で「ごく一部の金の亡者が日本を駄目にしてマス」と持論を展開。「なぜポストを投げ出してまで発言したのか」と問われ「オタクや腐女子たちのことを考えマシタ」と強調した。

 野党側は臨時国会で首相の任命責任を追及する構えで、小早川ゆたか政権の衆院解散・総選挙戦略に大きな打撃を与えそうだ。

 魔天ぱとりしあ外務大臣の後任には、前内閣総辞職後に政界を去った前内閣官房長官柊かがみ氏の名前が挙がっているが、関係筋の話では、本人は固辞している模様。
 当面は高良みゆき内閣官房長官が外務大臣を兼務することになりそうだ。
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 19:56:48.85 ID:XNLJcm.0
>>223
VIPで「パトリシアよく言った」みたいなスレが立つに違いない
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/28(日) 20:13:13.37 ID:XNLJcm.0
◎アナグラム

あきら「およよ〜;もうお別れの時間ですぅ〜;
     さぁ〜て、今日は番組の最後になんと〜!
     クイズを用意しちゃいましたぁ〜☆」
みのる「えー、はい!こちらですね!」


7・6来い!
かわや、床、たばこ
ささみ置く壁
ま、尻パンティアート
水ないタコ
弓射るな
無理よ、平田
右から被害
岬見ないわ
次から被災
君ら、浴衣?
姉、闇の技師


あきら「これが全員誰だかわかるかなぁ〜?それではまた来週〜☆ばいにー☆」
みのる「ばいにー☆」

ガタン

あきら「・・・あのさあ」
みのる「はい、何でしょうか」
あきら「4番目は何なの?」
みのる「え、ええ、考えたんですけど、その・・・どう、してもですね、こうなって・・・」
あきら「あんたねーおかしなネタも大概にしなさいよね・・・ま、それはいいんだけどさ
     ・・・見たところ私入ってないじゃん」
みのる「あ、ええ」
あきら「何で?」
みのる「いえその・・・あ、あきら様の名前で遊ぶのは失礼かと思いまして・・・」
あきら「ふぅ〜ん・・・そ」

みのる(『君がコアラ』なんて書いてたら絶対やばかったよなー・・・)
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 00:14:35.54 ID:NkBkfhU0
1ななたん
2ゆーちゃん
3ヴぁ
4パティ
5こなたん
6ゆい姉さん
7ひよりん
8かがみん
9みなみん
10つかさ
11Wiki
12彼氏持ち
かな?
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 12:32:05.41 ID:MVAaBQSO
−急に寒くなりました−

みさお「ヴァっくしょい!!…ちくしょー出オチみたいなくしゃみ出たー」
あやの「あ、みさちゃん鼻水垂れてるよ。ほら、ちーんてして」
みさお「ちーん」


ひかる「うえっくしょい!…冷えるなぁ」
ふゆき「ひかるさん、鼻水が垂れてますよ。ほら、ちーんてしてください」
ひかる「ちーん」


こなた「はーっくしょん!」
かがみ「手くらいあてろよ…鼻水垂れてるわよ。ほら、ティッシュ」
こなた「………」
かがみ「どうしたの?早くかまないと、床に落ちるわよ?」
こなた「…う…ぐすっ…ひっく…」
かがみ「ええっ!?なんで泣くの!?ってか鼻水出っぱなしだってば!」
こなた「うわぁぁぁぁぁん!かがみのばかぁぁぁぁぁぁっ!!」
かがみ「えええっ!?なに!?なんなの!?鼻水垂らしながら何処いくのこなたぁ!?」
つかさ「お姉ちゃんのKY〜」
みゆき「かがみさんの人で無し〜」
かがみ「わ、わたしのせいなの?一体何を期待されてたの?」

228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 12:36:05.36 ID:YKSiAMSO
ちーんしてほしかったのか?ww
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/09/29(月) 12:44:30.30 ID:LBXpB6DO
みき「詰まっちゃうでしょ?だから口で吸ってあげるのよ?相手は赤ちゃんだから優しくね」
かがみ「ええー汚くない?」
みき「汚くなんかないわよ、だって自分の子よ?愛があればこそなんだから」
かがみ「愛ねぇ…」

こなた「かがみんのばかぁぁぁぁっ!」

かがみ「…。はっ、まさか!いや、んなわけないか…」
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 16:25:10.74 ID:4BewVQAO
らっきー☆ちゃんねる収録待ち中。
あきら様はテレビをみている。
白石は台本確認中。

「あははっ…あぁ寒いっ」
「そんな格好してるからだぞっ、えいっ、つかまえたぞ〜」
「ばかぁ、なにしてんのよぉっ」
「もう、君の事は、離さない…」
「ば、ばかっ…恥ずかしいでしょっ!」
「あはははっ」
「あははははっ」

あきら(…………。)

あきら「ねー白石ぃ」
みのる「なんでしょう」
あきら「寒い」
みのる「…風邪引かないように毛布ドゾ」
あきら「………むぅ」

みのる(俺なんかした?!)
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 19:19:24.70 ID:/K6pH4Uo
あーもうかわいいなぁ
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/29(月) 20:59:08.53 ID:6wwwNLA0
ー検索ー
つかさ「泉かがみ、柊こなたで検索すると『こな×かが』とか『かが×こな』とかすぐでてくるのに、
    泉つかさだと宝ジェンヌばかりでてくるのは、何でだろう……」
みゆき「あの、私が何か?」
つかさ「うーうん?ゆきちゃんには関係ないよ?」
みゆき「そうですか……」

みゆき「高良こなた の検索結果 約 60 件中 1 - 10 件目 (0.18 秒)
     高良かがみの検索結果 7 件中 1 - 7 件目 (0.22 秒)
     高良つかさ の検索結果 約 19 件中 1 - 10 件目 (0.52 秒)

     それでは、泉さんやかがみさんの場合は……

     泉かがみ の検索結果 約 650 件中 1 - 10 件目 (0.14 秒)
     柊こなた の検索結果 約 271,000 件中 1 - 10 件目 (0.21 秒)

     圧倒的ですね。ちなみにつかささんは……

     泉つかさ の検索結果 約 1,030 件中 1 - 10 件目 (0.16 秒)

     ですか……。

     では、私は……泉みゆき、と、柊みゆき……いえ、止めにしましょう。きっと寂しくなるだけです」

みゆきさんは……
泉みゆき の検索結果 約 2,970 件中 1 - 10 件目 (0.17 秒)
柊みゆき の検索結果 約 324,000 件中 1 - 10 件目 (0.31 秒)
ですた……

みのる「白石かな……(最後の一文字だけは入れてはいけない気がする……)」
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 21:31:22.46 ID:zLWLiIAO
>>232

白石かなしい

柊みゆきが極端に多いのは何?
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/09/29(月) 21:38:58.62 ID:/K6pH4Uo
なんかCD関連で異様に引っかかってるね


▼「ネタわかんねえよ!」と叩かれそうな


こなた「どぞ、入ってー。ポーズ解除ポチッとな」
かがみ「そんじゃお言葉に甘えて……うわ何これ、ゲーム?」
こなた「東方って同人ゲームだよ。弾幕 シ ュ ー テ ィ ン グ」
かがみ「シュー……(ゴクリ)」
こなた「やってみる? 対戦型のもあるんだよコレ」
かがみ「そ……うね。試しにやってみようかな」
こなた「ほんじゃこのパッド使って。まあ初めてだし、手加減はしたげるから安心しなよ。難易度はEasyっと」
かがみ「操作は?」
こなた「ん。このボタンでショットで……」

 *

こなた「ってな感じね」
かがみ「オッケー」
こなた「まずは練習ってことでいってみよー」

 *

かがみ「ってなんじゃこの弾あああああ!?」
こなた「言ったじゃん、弾幕シューティングだって。判定見た目より全然小さいから大丈夫だよ」
かがみ「あ、ホント。これなら大したことないわね」

 *

こなた「……ってなんで負けてますかね私は」
かがみ「ん? 手加減してくれたんでしょ?」
こなた「いや……途中から本気だった……」
かがみ「あ、そうなの? シューティングはいろいろやってるからすぐ慣れちゃったみたいね」
こなた「うぐ……そんなら次はイキナリLunaticだ! ルナシューターの意地を見せてくれるわっ!!」



 *



こなた「……OTL」
かがみ「落ち込むなよ。……にしても面白いわねこれ」
こなた「あー……貸したげるよ」
かがみ「いいの? ありがと」
こなた「うう……連邦のモビルスーツは化け物か……」
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/29(月) 23:13:44.92 ID:YKSiAMSO
流石シューティングマニアかがみんww
東方は有名だが、全く知らないぜ
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 00:29:09.54 ID:AL910cAO
まあこれぐらいなら…
かがみ「悪いが何言ってるかまったくわからん」
ってわけでもないし
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 02:46:02.90 ID:JMIAYEAO
>>234
音楽経由で一週間前から東方にハマってる俺が通りますよ
ちなみに妖をイージーをノーコンティニューでクリアする程度の能力です
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 04:14:59.19 ID:mWRNTqo0
久しぶりにSS書いてみたんで投下します。
239 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:18:11.19 ID:mWRNTqo0
「あー、こんなのわかんねーよ」

私は柊の家にあやのと勉強会に来ていた。
まったく大会前の大事な時期だって言うのに宿題なんか出すなよな。

大会が近いのに最近調子が上がらず、タイムが伸び悩んでいる私はいつも以上にイライラしていた。

「あら、何かいいにおいがするわね」
「ああ、つかさがクッキー焼いてるのよ」
そういえばさっきから食欲をそそる香りが階下から漂ってくる。

コンコン…
「お姉ちゃん、入っていい?」
「いいわよ〜」
「クッキー焼いたからよかったら食べてね」
「ちょうど良いから休憩にしましょうか。妹ちゃん、ありがとうね」

柊の妹が持ってきたクッキーと紅茶で一息入れることになった。
240 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:20:12.72 ID:mWRNTqo0
私は紅茶を飲みながらクッキーには手をつけなかった。
「日下部、クッキー食べないの?」
「うん、今大会前で体重には気をつけてんだ」
「そうなんだ」
そう言いながら3人はクッキーを食べている。
自分が食べられないのに3人がおいしそうに食べてるのを見ると恨めしくなってきた。
「食べたいんでしょ?一枚くらいならいいんじゃない?」
そう言って柊がクッキーを持ちながら食べさせようとしてくる。
別に柊に悪気があったわけじゃないのはわかってる。
でもその時の私には柊の言葉が大会に向けて体調管理に気をつけている私を馬鹿にしてるように聞こえた。
多分、相当イライラしてたと思う…
「だからいらないってヴぁ」
思わず柊の手を払いのけてしまった。
「あっ…」
柊のもっていたクッキーがフローリングの上に落ちた。
場に何とも言えない気まずい空気が流れる…
「あ、その…」
本当ならすぐ謝るべきだった。
でも言葉が出てこなかった。
「だ、大丈夫だって…ほら、日下部が言ってた3秒ルール、3秒ルール…」
無理やり明るい声を出して、柊が落ちたクッキーを食べる…

悲しそうな顔をして落ちたクッキーを見つめている柊の妹の顔が忘れられなかった。
241 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:22:05.31 ID:mWRNTqo0
翌日

「みさちゃん、昨日のこと、やっぱり謝った方がいいと思うな」
「うん、わかってる」
結局あのとき謝る機会を逃してしまった。
そのあとの勉強会は重苦しい雰囲気の中で行われ、誰からともなくすぐにお開きになってしまった。

教室の扉を開けるとすでに柊が自分の席に座っていた。
「あのさ、柊。昨日はゴメンな」
「あ〜、いいわよ。私も気が利かないっていうか悪かったし」
「ありがとう。で、妹の方にも謝りたいんだけど…せっかくクッキー焼いてくれたのに食べなかったし」
「そうね。じゃあ昼休みにでも謝りに行こっか」

しかし結局それが実現することはなかった。
今日に限って柊は委員会の仕事があるとかで先生に駆り出されてしまったからだ。
やばっ…どうしよ…一人で行くのもビミョーだしなぁ…
「みさちゃん、謝るんだったら早い方がいいよ」
そう言ってくれるあやのの言葉をもっともだと思いながらも謝りに行く勇気は持てなかった。

午後の授業も終え、部活の時間がやってきた。
とりあえず柊に謝れたことで憂鬱の種は一つ減っていたものの根本的な原因は全く解決していない。
「日下部、またタイム落ちてるぞ」
言われなくても自分の体の感覚でわかる。

あ〜なんで苦しい思いしてこんなことしてるんだろう。
もーやめちゃおうかな。
242 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:23:50.29 ID:mWRNTqo0

そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。
「日下部ー、お前に話があるって人がいるんだけど」
話?練習中に?誰だろ?
「ほーい。今行くぜ」

呼び出された先にいた人物は柊の妹だった。
「えっ!!」
予想外の人物の登場に思わず声が出てしまう。
というか一番2人きりで会ったら気まずい人物だ…
話ってなんだろう…もしかして昨日のこと怒ってんのかな…
柊の妹はおとなしいイメージで切れるとかは想像できないけど切れたら姉より怖かったりして…
それはマズイ…!早く謝んなきゃ…えと…え〜
「あの…ごめん。練習中迷惑だった?」
私の動揺は柊の妹には別な風に映ったようだ。
ふう…とりあえず怒ってないようでホッとする。
「あの…話って?もし時間あるようならもうちょっと待っててくんね?あと少しで部活終わるから」
クッキーのこと謝んないといけないし、そのためにもゆっくり話したかった。
「あ、じゃあ待ってます」
243 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:24:37.80 ID:mWRNTqo0
部活が終わった後、待っていた柊の妹と二人学校を出る。
あやの以外とこうやって帰るのは想像してなかった。しかも柊の妹と…
「日下部さんってホントに速いんだね。見ててびっくりしちゃったよ〜」
感激した様子で目を輝かせて言う。
本音なんだろうけどタイムが落ちている今の私からすれば素直に喜べなかった。
「それで話ってなんだったの?」
「そうそう。これを渡そうと思って」
妹が出してきたのはかわいくラッピングされたチョコレートだった。
「その…お菓子食べないようにしてるのは知ってたけど、これなら小さいし、調べたらチョコレートには集中力とか高める効果があるっていうからこれならいいかなって」
「わざわざ、私のために…?」
「うん!」
といって天使のような笑顔を浮かべる柊の妹。
柊が妹を可愛がる理由が少しわかった気がした。
「これ食べてみてもいい?」
「うん、もちろん」
袋から一つチョコを取り出し口に入れる。
甘い…けど決して甘すぎず絶妙に加減された味が口の中に広がっていく。
「うま…すげーな!柊妹」
今まであやのより料理のうまいやつなんていないと思ってたけど認識を改めなくちゃいけないようだ。
「えへへ、ありがとー」
そういってさっきより輝いた笑顔を見せる柊妹。
いつの間にか憂鬱な気分は晴れ、私も自然に笑顔になっていた。
244 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:25:50.45 ID:mWRNTqo0
しばらく談笑しているとふいに柊の妹が言った。
「でもよかった。日下部さん元気そうで」
「え?」
「お姉ちゃん、よく心配してたもん。最近元気なさそうだって」
柊にも心配かけてたのか…確かに最近柊やあやのと話していても心の底から笑ってなかった気がする。
その原因は…それに思い当たったとき思わず一つの疑問が口に出た。
「なぁ、なんで柊妹は調理師になりたいんだ?」
唐突な質問だったと思う。それはどちらかというと私自身に対する問いかけであった。

なんで私は陸上をやっているんだろう…

「うーん、自分が作ったものを誰かが食べてくれて「おいしい!」って言ってくれるのがうれしかったり…」
あー、確かに。私も記録更新したり、入賞したとき「おめでとう」って言われるとうれしい。
「でも…」
んっ?
「一番はやっぱり私自身がお料理好きだから…」
そうだ…
「好きなことをやりたいって思うのに理由はいらないかなって」

風が吹いて私の髪をかきあげた。

245 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:26:55.32 ID:mWRNTqo0

小さい頃走るのが好きだった。
見渡す限りの広い草原を息が切れても走り続けた。
走っているときの風と一体化したような疾走感が好きだった。

「みさちゃ〜ん、待ってよ」
「遅いぞー、あやの」

よく夕日が沈むまであやのを連れまわして親に怒られた。
そうだ…私は走るのが好きだから陸上をやってるんだ。


「日下部さん、どうしたの?」
「いや…なんかもやもやが晴れたっていうか、出口が見えたっていうか…ありがとな、柊妹!」
「え?何が?」
頭に?マークを浮かべている柊の妹。
そうだ。それよりももっと前に言わなきゃいけないことがあった。
「あの〜、クッキーのことごめんな。あんときは、私もイライラしてて」
「ううん、全然いいよ!」
「お詫びに何か一つ言うこと聞くよ」
「え…そんな、悪いよ」
「でも私の気が晴れないからさ」
そういうと柊の妹は難しい顔をしてしばらく考えてから笑顔になりこう言った。
「じゃあ、迷惑じゃなかったら…峰岸さんみたいに日下部さんのこと『みさちゃん』って呼んでもいい?」
そういえば中学の時から顔見知りなのにお互いずっと他人行儀な呼び方だったなー。
というか柊の妹ってずっと呼んでる私って失礼じゃね?
「全然いいぜ。私も柊やちびっこみたいに『つかさ』って呼んでいいか?」
「うん」
そうやって話しているうちに分かれ道にきた。
「じゃあ私こっちだからバイバイ、みさちゃん!」
「おぅ、じゃあなー、ひぃ…、つかさ!」

246 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:27:39.64 ID:mWRNTqo0
翌日

「あら?みさちゃん何かいいことあったの?」
朝、出会いがしらにあやのに言われる。
鋭い…あやのにかかるとすぐに私の精神状態は見透かされてしまう。
「なんですぐそんなのわかるんだよー」
「何年付き合ってると思ってるの?それにみさちゃんはわかりやすいわよ」
なんか単純な人間といわれているようで面白くない。

「おはよー、柊」
「おはよう、あれ?なんかいいことでもあったの?」
柊、お前もか…って私そんなにわかりやすいのかな。
「まあなんにしてもみさちゃんが元気になってくれたみたいでよかったわ」
「昨日はごめんね。今日の昼休みつかさのところ謝りに行こうか」
「あっ、そのことなんだけどな…」
その先の言葉は始業のチャイムでかき消されてしまった。

呪文のような数学の公式を聞かされ、眠気と格闘しながらなんとか2時間目が終わった。
「あんた、何寝そうになってるのよ」
「げー、柊。見てたのかよ。しょうがないじゃん。眠いんだから」
「集中力が足りないのよ、あんたの場合」
「あれ?あれ妹ちゃんじゃない?」
「ほんとだ」
あやのに言われて扉の方を見るとつかさがもじもじしながら立っている。
「つかさ〜、入ってきなよ」
姉に言われてつかさが申し訳なさげに入ってくる。
「何?今日はどうしたのよ」
「あの、世界史の教科書忘れちゃって」
「え、また?でも私のはさっきこなたが借りてっちゃったよ。いつもは置き勉してるのに小テストに勉強とかで珍しく持って帰ったら今日忘れたんだって」
「え、どうしよう」
247 :日下部さんと柊の妹2008/09/30(火) 04:30:46.09 ID:mWRNTqo0

「つかさ、私のでよければ貸してやるぜ〜」
私が『つかさ』と呼んだことに2人が「えっ?」という反応をする。
「ほんと?ありがと〜、みさちゃん」
それに対して、あたかも以前からそう呼び合っていたかのように自然に受け答えるつかさ。
そんな私たちをみてあやのと柊はキョトンとしていた。
「ちょっとあんたたち、いつの間に…」

そんなあやのと柊を横目に私はつかさに目配せをして笑った。
つかさも私の笑みに対して笑顔で返してくれた。
昨日見せてくれたのと同じ、天使を思わせるような笑顔だった。



248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 04:35:00.90 ID:mWRNTqo0
以上です。
みさおの一人称難しい…

あんまり絡みのないところで書こうかなと思って、この二人で書いていたらOVAで思わぬ絡みがあってうれしかったです。(あの話は大好きです)
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 05:10:46.85 ID:bd9wk1M0
>>248
乙ー いやーいい友情だ。
OVA見たんだなー羨ましい。自分はまだなんだ。

お互い様だけどこんな時間に不摂生だなww
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 07:01:27.14 ID:xyIPWgAO
>>248

俺もOVAまだ見てないな。
険悪な雰囲気の発端も、仲直りのきっかけも、ストーリー全体が陸上でまとまってる感じで良かった。
GJ
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 07:13:39.92 ID:QZMY4sSO
>>248
みさおが、かがみよりもつかさと仲良くなってる気がするww
GJ

俺は最後の話が好きだなOVA
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 07:44:48.79 ID:JMUzw.SO
>>234
かがみん強いww
デススマイルズとかをノーダメクリアしそうww

>>248
僕も似たような作品を書いたことありますがこれには敵いません!
後かがみ涙目ww
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 08:49:08.30 ID:tuB585wo
これはいいなぁ、ニヤニヤしちゃう

バレー編良かったよね
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 12:21:02.91 ID:2pbPwgSO
−みさちゃんと柊ちゃんと呼び方とワタシ−

かがみ「妹、ちびっ子、眼鏡ちゃん…」
あやの「どうしたの、柊ちゃん?」
かがみ「いや、日下部に名字で呼ばれてるのって、わたしだけかなと思って」
あやの「ああ、それはね…柊ちゃんだけ、良いあだ名が思い付かなかったんだって」
かがみ「…へー…あだ名だったんだ…」

数日後

みさお「おーいツンデレー」
かがみ「…そっち方面できたか」


みさお「ちびっ子ー…ちびっ子に教えてもらったの使ったら柊にどつかれたー」
こなた「うん…わたしもさっきかがみに思いきり怒られたヨ」

255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 16:25:01.05 ID:bd9wk1M0
>>254
おーいツンデレwwww
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 19:52:56.81 ID:bd9wk1M0
◎四季の歌?

1. こなた愛する人は 心清き人
  ヨモギの草のような 僕のともだち

2. かがみ愛する人は 心強き人
  街を砕くゴジラのような 僕の父親

3. つかさ愛する人は 心深き人
  味を語るワイルのような 僕の恋人

4. みゆき愛する人は 心広き人
  疑問を解かす辞典のような 僕の母親
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 19:59:00.11 ID:xyIPWgAO
>>256

かがみヒドスwwww
それで、ゆーちゃんを愛する人は?
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 21:02:16.27 ID:sfQTvbUo
>>234

こなた「あ、かがみから電話だ……もしもし?」
かがみ『もしもし、こなた?』
こなた「どーしたの?」
かがみ『なんか物足りないんだけど、難易度ルナティックの上ってないの?』
こなた「きめぇ……」
かがみ『え……』
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 23:15:24.71 ID:QZMY4sSO
〜狂ってゆく人〜

つかさ「ねぇ、お姉ちゃん」
かがみ「んー?」
つかさ「こなちゃんの事どう思う? 好き? 嫌い?」

かがみ「き、急に何よ」
つかさ「ねぇ、どっち?」

かがみ「……嫌いじゃないわよ」
つかさ「じゃあ好きなんだね♪」
かがみ「まぁ、好きよ。好きに決まってるじゃないっ。言っとくけど、友達としてだからね」
つかさ「え? 最初からそのつもりで聞いたんだけど」

かがみ「し、知ってるわよ! 念のために言っただけでしょ!」
つかさ「そっかー」


―翌日

つかさ「ねねぇ、こここなちゃん」
こなた「な……何? つかさ?」

つかさ「最近、おおお姉ちゃんがががかぁいいのぉぉぉぉ〜〜〜〜♪♪」
こなた(つかさがヤバイ……)
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 23:34:45.64 ID:xyIPWgAO
>>259

レナかwwてか声優ネタかwwww
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 23:34:54.86 ID:JMUzw.SO
>>258
こなたにきめぇといわせるやつは相当やばいとおもうwwwwww

>>259
つかさ終了のお知らせwwwwww(人間的な意味で)
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/09/30(火) 23:47:40.57 ID:bd9wk1M0
まとめてくれた人乙です
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 00:20:26.84 ID:CDFd.QAO
お、マジだ
まとめ乙!

>>259
ムムーーンンササイイドドへへよよううここそそ
的なクレイジーさが見えたような…
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 01:11:00.76 ID:K.WB4ASO
−ほわっとゆあねーむ−

こなた「ふと思ったんだけどさ」
かがみ「うん」
こなた「みさきちのお兄さんの名前って『まさお』とかなんかな」
かがみ「…突っ込みたいところだが…なんだろう、妙に納得できる…」
つかさ「じゃあみなみちゃんのお母さんは『まなみ』なのかな?」
かがみ「いやそれは…なんでだろう…否定しきれない…」
こなた「ま、こういうのは知ってそうな人に聞くのが一番だね…という訳でみゆきさーん」
みゆき「はい、なんでしょうか泉さん?」
こなた「みなみちゃんのお母さんってなんて名前なの?」
みゆき「え…みなみさんの…お母様…ですか…」
こなた「うん」
みゆき「そ、それは…その…あの…す、すいません!急に用事ができました!わたしはこれで失礼します!皆さんまた来週!」
つかさ「えぇ!?また来週って今日はまだ水曜………行っちゃった…」
こなた「トップシークレットだったのかな…」
かがみ「いやいやいや、ただの名前でなんでそんな大袈裟な…」
みさお「おーい、三人揃ってなにやってんだー?」
かがみ「あ、日下部、調度いいところに。ちょっと聞きたい事があるんだけど」
みさお「ん、なんだ?」
かがみ「あんたのお兄さんって名前何て言うの?」
みさお「アニキ?アニキはアニキだぜ?」
かがみ「いや、だからそのアニキさんの名前を聞いてるの」
みさお「?…だからアニキだってば」
かがみ「…質問の意味分かってる?」
みさお「アニキの名前だろ?だからアニキだって…えーとフルネームでいうと『日下部あにき』」
かがみ「いやいやいやいや」
こなた「ないないないない」
つかさ「どんだけー…」

265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 06:25:38.18 ID:RgJ0bsAO
>>264

アニキ……。なんだか知らないがヤオイ方向にイメージしてしまった俺は末期
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 07:59:06.74 ID:YnyjCUDO
>>259
同じ家にいるからお持ちかえられる心配はないが……

>>263
懐いwwwwMOTHER2wwwwww

>>264
マジで違和感ねぇなぁ……

>>265
やらないか……なんちて
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 08:14:54.45 ID:CDFd.QAO
名前がアニキといえばFF10じゃあないか…

みさきちの母さんはみさえだなんてネタもあったなぁ
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/01(水) 10:55:15.80 ID:xO7AIYAO
某球団の大ファンな俺としては、アニキと言えばフルイニング連続出場世界記録を今だ継続中のあの人しか思いつかないんだぜw
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 12:22:30.75 ID:K.WB4ASO
−遺伝−

みき「ねえかがみ。今日こなたちゃんが遊びに来てたじゃない」
かがみ「うん。こなたがどうかしたの?」
みき「あのね…どうしてこなたちゃんは、お手洗いのドアを開けっ放しで用を足してたのかしら」
かがみ「……え」



かがみ「〜てな事を昨日言われたんだけど」
こなた「あーゴメンゴメン。かがみんちにすっかり慣れちゃったから、つい自分の家での癖がね」
かがみ「いや、自分の家でもやるなよ…」

270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 12:37:47.90 ID:wQqxDQSO
みきに見られたのか、ただおに見られたのか……

まぁ、前者だなwwどちらにせよ恥ずかしかっただろうなww
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/01(水) 12:45:23.95 ID:SBHWpkDO
ゆたか「みなみちゃん、おトイレ借りてもいいかな?」
みなみ「うん、廊下出て右」
ゆたか「ありがとう」

みなみ「あ…そうだトイレットペーパー切らしてたんだ、ゆたかーちょっと待って」
みなみ「Σっ!?」
ゆたか「あ…」
みなみ「……。」

今まさに下着をおろして腰かけようとするゆたかと目があって、お互いに数秒間固まるわけですね
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/01(水) 12:56:11.83 ID:u1Da4rk0
みなみ「ゆたか…ごめん…」
バタム!…ガチャ!
ゆたか「え、あ、みなみちゃんもおトイレ?あ、あの、何で鍵かけちゃうの?」
みなみ「ゆたか…ごめん…」
ゆたか「みなみちゃん?目が怖…あ、あ…アッーーー!!!」

みなみはどうしょもないな……
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 14:17:21.95 ID:wQqxDQSO
>>272
ごめん。じゃねーよwwwwww
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 17:37:46.06 ID:3Yxoouko
>>271
すごく気まずいなww

>>272
……おいww


書くか書かないかは別として、ここってR-15までならおkかな?
275 :小ネタ投入2008/10/01(水) 17:42:13.54 ID:4xeAdaA0
らき☆すたソウ〜ル♪

ひかげ、やまと、そして、かがみ。
らき☆すた合体。ツンの心とデレの心を合わせ持つ王、ツンデレオー。

さらに、
ヒンニュウオー(こなた、みなみ、ゆたか)、テンネンオー(つかさ、みゆき、ゆかり)と合体!ヒンニューオーL9!!降臨!!!

らき☆すた萌え萌えシリーズ、史上最強。









え〜と・・・、元ネタわかりますか?
ちなみに、“L9”の“L”はらき☆すたの“L”です。

276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 17:51:09.90 ID:wQqxDQSO
>>274
バトロワが投下されたくらいだし良いんじゃないか?
それともピンク寄り?

>>275
全然わからんなー
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/01(水) 18:05:18.43 ID:P3uWI6AO
昼間の話。
あきら「あ、もしもし白石?収録のことなんだけど」
みのる「あれ?……あきら様、今日学校ですよね?もう終わったんですか?」
あきら「へ?今日都民の日だから学校休みだけど。って、白石もそうなの?」
みのる「え?いや、僕の高校は私立ですから、関係ありませんよ?」
あきら「そなの?うちも私立だよ?」
みのる「でも休みなんですよね?」
あきら「うん」
みのる「創立記念日かなにかですかね…」
あきら「で、白石、あんた学校は?」
みのる「が…っこ…?」
あきら「いや、さっき今日学校って言ったわよね?」
みのる「………」
あきら「言ったわよね?」
みのる「………」
あきら「まさかサボター」
ぶちっ
あきら「ちょ、白石?!もう!!」
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 18:06:32.39 ID:3Yxoouko
>>275
俺もわからんww

>>276
あ、そうそうピンク方面の。テンプレにあんまりえっちなのは〜ってあるから
R-18はダメだろうけど、R-15ぐらいはどうなのかなーと
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 18:14:28.87 ID:EECvMhM0
ピンク方面のR-15・・・

みゆき「つまり私の出番でしょうか」
かがみ「そういう意味のピンクじゃない」
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 18:19:35.94 ID:wQqxDQSO
>>278
エロゲーみたいな展開にならなければ良いのかな
凸を凹にとかさ

パンチラ〜とか見られた〜とかなら良いかもしれん
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 18:55:41.33 ID:K.WB4ASO
>>280
あやの「えーっと、それはワタシがみさちゃんに…とか?」
かがみ「いやいやいや」
みさお(あたしのどこに凹要素が…?)
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/01(水) 19:01:16.19 ID:AcDbrrko
>>275
ゴーオンジャーかいwwww
あのCMの音で聞こえてしまったじゃないかwww
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 19:05:15.05 ID:3Yxoouko
>>280
そうかー。B、というか
「ちょ……ダメだって」
「よいではないか〜」
「あっ、や……やめんか!」
ぐらいは想定してたんだがwwww

>>279
その発想はなかったw ピンク……じゃねぇみゆきで何か考えよう
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 19:40:02.79 ID:wQqxDQSO
>>283
>>280というか…
トラブる、とか
流されて藍乱闘みたいなかんじなら大丈夫だと思うぞww

分かんなかったらめんご
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 19:51:09.60 ID:YnyjCUDO
>>284
ああ、それなら大丈夫だろう。ただ小説だし……まあ大丈夫か。
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 20:21:31.08 ID:3Yxoouko
>>284
あんな感じ、といっても文章だからなんともしがたいけど、大体の境界線は分かった。
サンクス!
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/01(水) 21:18:19.52 ID:y/CN3.k0
『天然冒険隊ツカサー5』

1.お酢の世界へ ツカサー5 お酢を求めて ツカサー5
 姉とこなたに 何かが見える
 病気か 天然か ツカサー5

 今はかすかな疑問でも そこにピンクの藻がゆれる

 高く高く スカイツカサー 遠く遠く ランドツカサー
 深く深く アクアツカサー ツカサー5
 お酢に挑んで ツカサー5

2.お酢の問屋へ ツカサー5 お酢をたずねて ツカサー5
 愛とうにょ〜んの すべてをかけて
 今日も飛んでゆく ツカサー5

 たとえ世界の果てまでも そこにバルスがある限り

 高く高く スカイツカサー 遠く遠く ランドツカサー
 深く深く アクアツカサー ツカサー5
 Wikiと戦う ツカサー5
 
 高く高く スカイツカサー 遠く遠く ランドツカサー
 深く深く アクアツカサー ツカサー5

 「ツカサー5!」 「うにょーん…スカイツカサー!」
 「どんだけー!?ランドツカサー!」 「ツカサー5!」

 「なぁにぃー!?アクアツカサー!」 「ランドツカサー!」
 「はいそれまでよー…」

こなた「…むぅ、タンサー5とはまたマイナーな曲を…」
つかさ「ノリがいい曲だから、ついやっちゃったよ〜」
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 21:51:43.81 ID:RgJ0bsAO
>>287

うーん、さっぱりわかんねえ
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 21:57:09.17 ID:TDhCDCw0
>>287
マイナーっつうか古っww
見たことはないけど曲だけ知ってる。おかげで脳内でイイ声が熱唱中だ

つかさ「ツカサー5〜、ツカサー5〜、今日も誰かがお酢を飲む〜♪」
かがみ「つかさがそんな曲を知ってるなんて・・・割りきれねぇ〜・・・」
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 22:15:16.72 ID:wQqxDQSO
>>281
今更だが……

凸と書いたら来ると思ってたぜww
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/01(水) 22:36:24.24 ID:wQqxDQSO
〜狂ってゆく人2〜

つかさ「お姉ちゃん早く早くっ」
かがみ「分かったから、そんなに引っ張らないでよ」

つかさ「こなちゃーん」
こなた「!? やぁ、つかさ……」

つかさ「み見て見てて! 私のお姉ちゃちゃんん!」
かがみ「へ?」
こなた「うん、知って――」

つかさ「かぁいいでしょ!」
こなた「え……」
つかさ「見ててて?」
かがみ(な、なんなの……)

つかさ「お姉ちゃんはこなちゃんのこと愛してるんだよねっ!?」
こなた「!!」

かがみ「ち、違う! そーじゃなくて友達として――」
つかさ「なら普通、そんな慌ててわざわざ言い訳みたいな事言わないよね?」
かがみ「いや、それは……そのぅ」

つかさ「ね? かぁいいでしょ?」
こなた「え、と……」
つかさ「かぁいいでしょっ?」
こなた「か、かぁいいなぁ〜」

つかさ「でしょ〜? こなちゃんにはあげないよぉぉおぉぉぉ〜っ」
かがみ「こらつかさ……目が……まわ……る……」

こなた(つかさが真面目にヤバイ……)


つかさ「あ! ゆきちゃん! 見て見てて! これ私のお姉ちゃんん!」
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 22:41:49.56 ID:puhjwkMo
▼こんな泉家は……普通にありそうな


ゆたか「お姉ちゃん、なんでかスレに書き込めなくなってるよ><」
こなた「え? ……あっちゃー、規制されてる」
ゆたか「規制?」
こなた「たまにとばっちりで喰らうんだよね。解除いつになるかな……」
ゆたか「困ったなぁ……」
こなた「んー、ここは困ったときのお父さん頼みか」
ゆたか「伯父さん?」


こなた「お父さーん」
そうじろう「ん?」
こなた「ゆーちゃんがスレにレスしようとしてたみたいなんだけど規制くらっててさ、●使わせてくれない?」
そうじろう「おう、いいぞ」
ゆたか「すみません、ありがとうございます><」
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 22:43:38.40 ID:puhjwkMo
>>291
薄ら怖い…
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 23:19:47.51 ID:CriDUcSO
>>292
ありそうな日常だね
しかしゆーちゃんが2ちゃんとはww
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 23:37:00.29 ID:RgJ0bsAO
>>291

なぜだか異様につかさがかわいく思えるんだが。


>>292

規制は喰らった事無いからなあ
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/01(水) 23:48:58.83 ID:CDFd.QAO
こなた「ゆい姉さん、ゆーちゃん知らない?」
ゆい「ゆたかならウチの台所の排水口で芽出してるよ?」





こなた「ごめんよく聞こえなかった」
ゆい「だから、ゆたかは峠のガードレール埋めてるってば」



こなた「いや……ゆい姉さん?」
ゆい「どしたのこなた、こんなトコで。早く引かないと風邪寝るよ?」
こなた(意味わかんない……なんか怖いよ……)
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 00:59:07.09 ID:B3abFoSO
−秋といえば−

???「い〜しや〜きいも〜」
かがみ(…もうそんな季節なんだ…いい匂い…ってダメダメ。今食べたら…)
???「おいしい〜おいしい〜おいもだよ〜」
かがみ(ホントに美味しそう…ってだからダメだっての…うぅ早く通りすぎて……それにしても、どこかで聞いたことある声よね)
そうじろう「よう、かがみちゃんじゃないか」
かがみ「おじさん!?なにやってるんですか!?」
そうじろう「なにって、見ての通り焼き芋を売ってるんだよ」
かがみ「はあ…まあ、そりゃそうなんですけど…」
そうじろう「よかったら買ってくかい?焼きたてのあるよ」
かがみ「う…」


かがみ「〜ってな事が昨日あったんだけど…おじさん何であんなことを?」
こなた「あーなんか、次書く小説の資料がどうとか言ってたよ」
かがみ「どんな小説なんだ…」
こなた「で、結局何個買ったの?」
かがみ「…さ、三個」
こなた「うわー…」
かがみ「ち、違うのよ!ホントは一個しか買ってないのよ!後の二個はおじさんが娘の友達だからってオマケしてくれたのよ!断るのも悪いかなって持って帰って家族の誰かにあげようと思ったのよ!でも冷めたら美味しく無くなるだろうし一個食べてみたら美味しかったしそれで」
こなた「…食べたんだ…三つとも一人で…」
かがみ「ええそうよ!食べたわよ一人で!しょうがないでしょ美味しかったんだから!あんなの我慢できる訳無いじゃない!もうなんとでも言いなさいよ!太るとでもなんでも好きに言えばいいじゃない!」
こなた「逆ギレないでよ、もー…」
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 01:55:29.84 ID:6zoeS.DO
>>296
そのうちゆいさんが
「らりるれろ!らりるれろ!」
とか言いそうで怖い
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 06:39:01.66 ID:Gw7kFsSO
>>297
いちいち言わなきゃ良いのにねw
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 07:27:21.20 ID:nT/iyUSO
>>299
そこがかがみのかわいい所だろww
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 12:29:44.99 ID:B3abFoSO
−どこかのだれかへ−

わたしがしってることはなしても
だれもほめてくれないんだ
みんなへんなかおしてだまっちゃうんだ
みんなのしりたいことってわたしはしらないんだ
わたしのしってることなかにはなかったんだよ
でもだいじょうぶだよ
おとうさんはちゃんとほめてくれたから


かがみ(〜ってな事書かれた古いノートを、こなたの部屋で偶然見ちゃった訳なんだけど)
こなた「どったの?わたしの顔になんかついてる?」
かがみ(この子にも『みんなに合わせたい』『みんなに褒められたい』って思ってた頃があったって事なのかな)
こなた「おーいかがみー?」
かがみ(…あのメッセージは誰に向けて書いたんだろう)
こなた「ねえ、大丈夫?生きてるかー?」
かがみ「……」ナデナデ
こなた「ちょ!なに?なんでいきなりわたしの頭なでるの!?」
かがみ「…なんでもないわよ」
こなた「なんでもないって…なんなんだよもー…恥ずかしいなー」
かがみ(向いてる方向は全然おかしいんだけど…よくここまでいろんな事覚えたね…こなた)
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 12:51:43.17 ID:pbzfosAO
>>301

うあぁ、切ない……。
これを本格的にSS化したら、そこそこなものが書けそうだ
とりあえず君にGJを与える
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 18:43:42.64 ID:9WfR5VY0
◎クイズだぜ

みさお「あやの、クイズだぜ!」
あやの「うん、何?」
みさお「んっとまず・・・ココナッツの汁を原料に作られるゲル状?の食べ物は?」
あやの「うーん・・・ナタデココ?」
みさお「正解ー!次ぃー。万能香水とも言われるフランスの芳香品といえば?」
あやの「んー・・・オーデコロン?」
みさお「おっけぇー。ケーキとかメールの飾りのことを何という?」
あやの「デコレー・・・ション?」
みさお「おー。じゃ最後、エンコード?の反対は?」
あやの「うーん・・・わかんないなー」
みさお「残念、答はデコードでしたー。」
あやの「ふーん。で・・・みさちゃん、どういう意味かしら?」ピキッ
みさお(やヴぁ!気付かれてる!目怖えぇ!)
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 19:27:21.26 ID:KiUMunco
[非ログインでの編集投稿には、下の画像で表示された文字列を入力する必要があります。]

 666gg3s



みゆき「……」
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 21:56:01.33 ID:Z4SkbIDO
ネタがなんも浮かばねぇや……スランプかな……
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 22:16:48.98 ID:eR24EWg0
>>304
こなた「みゆきさんの額に666が!」

あやの「(額といったら私なのに…)」
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/02(木) 22:47:42.45 ID:Gw7kFsSO
〜狂ってゆく人3〜


かがみ「こなた、最近つかさの様子が変なのよ……」
こなた「言われなくても分かるよ」

かがみ「よく分かんないけど、私の事かぁいい、かぁいいって……」
こなた「知ってる」

かがみ「それで私疲れちゃったのかな……最近足跡がね……一つ余計に聞こえてくるのよ……」
こなた「あー、かがみ。それは間違いなくつかさだよ。後ろ」
かがみ「へ?」

つかさ「えへへへへ♪ やっと気付いたよお姉ちゃん」
かがみ「ひっ、つかさ!?」

つかさ「ずぅ〜っと、くっついてるのに気付かないなんてお姉ちゃんてばかぁいいねぇぇぇ! もうだぁぁぁい好きぃぃぃぃぃっ!!」
かがみ「ちょ、つかさ! そんなに強く……抱きしめ、ないで……」


こなた(なんか羨ましくなってきた)
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 22:57:21.22 ID:KiUMunco
みゆき「……ふぅ。こんなところでしょうか」


ゆかり「あらみゆき、ずっと部屋にこもってたけど何してたの?」
みゆき「まとめを少々……そういえば、私が部屋に戻ったのは何時頃でしたでしょうか?」
ゆかり「え? そうねぇ……17時くらいかしら?」
みゆき「え゙」
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/02(木) 23:08:07.83 ID:pbzfosAO
>>308

17:00から今までっ!?
お疲れ様です。

つまらないものですが、良かったら。
体に良いですよ?

つ桃色ワカメ
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/02(木) 23:12:19.96 ID:VFwMtDko
>>307
抱きしめられるのがうらやましいのか、抱きしめるのがうらやましいのか

>>309
共食(ry

>>308
お疲れ様です!
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 00:10:20.34 ID:yB.RdZg0
>>307
というかかがみやばいところまで行っているな。
H見沢の診療所の人に見てもらう必要があるな。
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 00:16:17.65 ID:F/7fQ6AO
>>307

今気がついたが、足"音"ではなく足"跡"なのかwwww
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 00:17:07.35 ID:CDu9UkSO
−いそがしすぎて−

かがみさんいそがしいですか?
かがみ「いそがしいいそがしい、いそがしすぎてお菓子を食べてる暇がない」
つかささんいそがしいですか?
つかさ「いそがしいいそがしい、いそがしすぎてお料理してる暇がない」
みゆきさんいそがしいですか?
みゆき「いそがしいいそがしい、いそがしすぎて読書をしてる暇がない」
こなたさんいそがしいですか?
こなた「いそがしいいそがしい、いそがしすぎて勉強してる暇がない」
かがみ「いや、やれよ受験生」



元ネタはパタ○ロ
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/03(金) 00:33:29.92 ID:3O12srA0
TV「・・なお、表示される時刻は日本の標準時・・・」

かがみ「何観てんの?」
みさお「おぉ柊ー、これか?犯人当てたら50万くれるっていう番組」
かがみ「あんたはまたそーゆーのに・・・」
みさお「50万だぜ、50万」
かがみ「犯人がわかってから言いなさいよそーゆーのは」
みさお「任せとけって、一週間以内にわかりゃいいんだから」
あやの(みさちゃん・・・それ再放送だから無駄じゃ・・・)


安楽椅子探偵が明日 放送みたいなんで勢いで書いてみた・・・
以前に推理物書くよ〜みたいな事を言ってた方はいずこに?
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 00:58:16.81 ID:2JfiCAAO
>>309
みゆき「まとめのお仕事、お疲れ様です」


みゆき「それで、まとめてくださったお礼と言うのは変なのですが……」


みゆき「あの……あの、っ、……わ、私を、どうぞ……」



とか妄想して不覚にもタッタ


待って落ち着いてこーちゃんこれはただのネt
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 01:07:32.14 ID:TEm/qvw0
>>308
超乙です。
小ネタのページが一気に増えたな。
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 07:10:43.35 ID:T/QPykSO
>>308
避難所にも書いたが超乙です。17時からって……お疲れ様でした。

>>312
普通に間違えたww足音であってます

>>314
みさおらしいww

みゆきさんで書くって言ってた人?
それとも殺人事件書くって言ってた人?

>>315
これは萌えるw
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 12:22:16.22 ID:CDu9UkSO
−何も無い日−

かがみ「ういーす、遊びに来たよー」
こなた「いらさーい」
かがみ「何やってるの?」
こなた「積んでたギャルゲ」
かがみ「ふーん」パラッ
こなた「それは?」
かがみ「来る時に買った新刊」パラッ
こなた「ふーん」
かがみ「……」パラッ
こなた「……」
かがみ「……」パラッ
こなた「……」

(同じ描写が続くので中略)

かがみ「…あ、もうこんな時間。そろそろ帰るわね」
こなた「うん、またね」



かがみ「ただいま」
つかさ「お帰りー、何処行ってたの?」
かがみ「こなたんちに遊びに行ってた」
つかさ「ふーん」


みゆき「平和ですねー」
チェリー「わんっ」
みなみ(…いつの間にか…わたしよりみゆきさんに懐いてる…)

319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/03(金) 12:30:38.53 ID:LdDzeIDO
あきら「・・・」
みのる「どうかしましたかあきら様?」
あきら「あれ」
みのる「あぁまとめ人さんですか?いやぁ大量のまとめお疲れ様ですよね」
デュクシッ
みのる「いっ!なんで殴るんですかあきら様」
あきら「私がまとめ人やってた頃はさ労いの言葉なんてこれぽっちもなかったのよ、ま、今ではそんな事態を起こさないように積極的に感謝してるみたいだからいいけどさ」
みのる「・・・」
あきら「んじゃ私次の仕事あるから」



あきら「あきら今日はとっても楽しかったよ☆皆、今日はありがとー」

あきら「はぁ・・・アイドルって疲れるわ〜だるいったらありゃしないし、ん?」
『お疲れさまです、お弁当作っておきました、温かい内に食べてください みのる』

あきら「・・・」



あきら「おいしい・・・」
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/03(金) 14:35:33.97 ID:BC1qcQg0
みゆき「お願い…ですか!?」
かがみ「そうよ、この図面のとおりにお願い」
みゆき「しかしそれでは、かがみさんは…」
かがみ「そんなのどうだっていいのよ!私はこなたが喜んでくれさえすればそれでいいの!」
みゆき「…後悔しませんね?」

数日後…。
そうじろう「こなたー?お前宛に荷物が届いてるぞー」
こなた「はーい」

こなた「誰からだろ…なんかやけに箱が大きい気がするけど…私等身大フィギュアなんか頼んでないのに…」

こなた「ま、せっかく届いたんだし中身をチェックチェック」
ガサゴソガサ
こなた「うおぉ!?…何これ!かがみ…いや、かがみそっくりのフィギュア?…にしては関節の継ぎ目が目立つし、肌もちょっとメタリック調だし、なんか充電キットついてるし…ってことは、これ…かがみそっくりのロボット?…なんかいやな予感するけどとりあえず充電してあげるかー」

ウィーン…
こなた「OS入ってるのかなこれ…」
ピーッ!
ロボかがみ「充電完了、OSヲ起動シマス」
こなた「……動いた…って、のわ!?」
ドサッ
ロボかがみ「こなたぁっ!」
こなた「ちょっ、おまっ!って、性格までかがみそっくり!?」
ロボかがみ「みゆきに無理言った甲斐があったわ!私はこなただけのロボットになりたかったの!!」
こなた「え…ということは……かがみ本人!?」
ロボかがみ「さぁこなた様、なんなりとお申し付けくださいにゃん♪」
こなた(……気持ち悪い…こんなの私が知ってるかがみじゃない…!)

こなた「うわぁぁあぁあぁぁっ!!!」
ガバッ
こなた「ハァ、ハァ…ゆ、夢…か、全く気持ち悪い夢を…」
チラッ
ロボかがみ「ピピッ、好きにして…い・い・の・よ☆」
こなた「わぁぁぁああああああっ!!!」
ガンガンガンガンガン(←バールのようなものでかがみを叩き壊す音)
ロボかがみ「あぁ…こなたに…ガピ…壊されるなら……ギュピィ…ほほほ本モモモモ」
こなた「気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…」
ガンガンガンガンガンガン
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 15:21:31.78 ID:TEm/qvw0
>>320
色々な意味でかがみが崩壊している・・・
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 15:23:20.11 ID:SbAQRM20
逆のパターンがまとめにあったな
どっちにしてもかがみが壊れてる・・・
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 17:32:42.82 ID:T/QPykSO
本当に壊れてるなww
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 18:11:18.33 ID:T/QPykSO
つかさ「でさ〜」
こなた「へ〜」

ムチ

つかさ「ひゃあぁ〜っ、毛虫踏んじゃったよ〜ぅ……」
こなた「あ〜、どんまいつかさ。最近多いよね毛む――」

ムチ

こなた「…………」
つかさ「これからは下も見て歩こうね」
こなた「そうだね……」
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/03(金) 18:34:53.95 ID:LdDzeIDO
>>324
つかさ「あ、また毛虫」
こなた「ほんとだ、今度は踏まないようにしなきゃね」
つかさ「うん、下見て歩いててよかっ・・・!」
こなた「どったの?つかさ」
つかさ「きゃぁぁぁぁぁ!毛虫!背中!入った入った!こなちゃんとってとって」
こなた「あちゃー上から降ってきたんだねーはい、もうだいじょぶ」
つかさ「うぅ〜下ばっかり見てたら今度は上からなんて〜」

って続きが浮かんだ
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 18:56:35.15 ID:CDu9UkSO
−お昼時に−

みさお「もぐもぐもぐ」
あやの「あ、みさちゃんちょっとストップ」
みさお「んえ?」
あやの「…よしとれた。ほっぺにご飯粒ついてたよ」パクッ
みさお「あんがと」


ひかる「むぐむぐむぐ」
ふゆき「あ、ひかるさんそのまま少し止まって下さい」
ひかる「ん?」
ふゆき「…はい取れました。頬にご飯粒が付いてましたよ」パクッ
ひかる「すまんな」


こなた「はむはむはむ」
かがみ「あ、こなたちょっと待って」
こなた「ふえ?」
かがみ「頬っぺたにチョコついてるわよ、ほらティッシュ」
こなた「………」
かがみ「(嫌な予感…)ほ、ほらチョコつけっぱなしってのもアレだから、ちゃんと拭かないと…ね?」
こなた「…う…ぐす…ひっく…」
かがみ「やっぱり!?だからなんでそこで泣くの!?チョコ拭いた方がいいって言っただけ…」
こなた「うわぁぁぁぁん!かがみのあほんだらぁぁぁぁ!!」
かがみ「また逃走!?チョコは拭いていきなさいよ…行っちゃったか…」
つかさ「お姉ちゃんのFC〜」
みゆき「かがみさんのろくでなし〜」
かがみ「あーもー…どうすりゃいいっていうのよぉ…」

327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 19:07:47.56 ID:F/7fQ6AO
>>324
効果音が気に入ったww

>>326
>>320のかがみなら、迷わずこなたにしゃぶり付くんだろうな。
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 19:39:13.64 ID:SGotv8.0
FCてなんぞ?ファッキンチキン?
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 19:46:08.94 ID:CDu9UkSO
>>328
FC=フラグクラッシャー
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 20:49:40.11 ID:TEm/qvw0
フラグクラッシャーがFCなら
エアークラッシャーはACだな

こなた「あのさ、かがみ」
かがみ「どうした?」
こなた「ちょっとさ・・・真面目な話していい?」
かがみ「ん・・・うん」
こなた「あのね・・・私将来さ・・・」

みwiki「私は医者になりますよ?」

かがみ「黙れAC」
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/03(金) 21:01:40.76 ID:BC1qcQg0
みWiki「ACとはalternating current、の略で交流電気もしくは交流電源を指し…」
こなた「もしもしパティ、AC持ってきて」

後日、みWikiが消し炭になったのは言うまでもない。
※ちなみにこなたがパティに持ってこさせたのはAttacker Cargo=輸送攻撃機。
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 21:25:28.27 ID:TEm/qvw0
かがみ「あっリビングの電気がつきっぱなし」

カチッ


ゆい「おっとエンジンが無駄に動いてるね」

パチッ


ななこ「テレビつけとってもおもろないな、消そ」

ピッ


・・・あなたのできる、ちょっとのエコ。
皆でやれば、とってもエコ。

A・C〜♪ 公共広告機構
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 21:31:46.62 ID:T/QPykSO
>>325
俺としたことが、毛虫inつかさをやりわすれるとは……
こなた素手でとったのかww

>>329
ファミコンだと思ったよ

>>330
みゆきKYすぐるww
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/03(金) 21:44:31.29 ID:PQo9x2DO
>>333
俺はファンクションかと。

>>332
ななこ先生wwwwwwwwwwエコちゃうやんwwwwwwww
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/03(金) 23:43:05.13 ID:T/QPykSO
〜狂ってゆく人4〜


かがみ「こなた、今日あんたの家に泊めてくれない? てゆーかあんたに拒否権はない」
こなた「痛い痛いっ、分かったから! ミシミシいってるから!」

かがみ「ありがとう。たまにはゆっくり寝たいの……」
こなた「普段何されてるの?」



かがみ「おかえり」
こなた「何で私より先に居るのさ」
かがみ「早退したのよ。つかさに付いて来られないために」
こなた「ご苦労様です」



つかさ「ただいまぁ〜、お姉ちゃんは〜?」
まつり「か、かがみならこ……日下部さん家に泊まりに行ったわよ」
つかさ「日下部さん? まったくお姉ちゃんはぁ〜♪ 素直にこなちゃん家って言えば良いのにね♪ かぁいいなぁ」

まつり(ごめんかがみ、姉さんは何の役にも立たなかったわ)

つかさ「じゃあ今日はお姉ちゃんの部屋で寝よっと♪」



かがみ「ひっ!」
こなた「どしたの?」
かがみ「今そこで物音が……きっとつかさよ!」

こなた「大丈夫だってば、つかさが居る訳無いでしょ」
ゆたか「お姉ちゃーん」

かがみ「きゃあぁぁぁっ!」
ゆたか「ひぇっ」
こなた「かがみ落ち着いて! ただのゆーちゃんだから!」
ゆたか(ただの……)

かがみ「つかさ怖いつかさ怖いつかさ怖い……」
こなた「かがみ! 私を見て!」
かがみ「こなた……」

こなた「目を閉じて、リラックス、リラックスだよ」
かがみ「……」
こなた「大丈夫だよかがみ、今ここには私しか居ないから」
かがみ「うん……うん、ありがと、こなた」

ゆたか「ごゆっくりぃっ」
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/03(金) 23:43:44.55 ID:T/QPykSO
>>335




みき 「あら? つかさは?」
いのり「上に居るんじゃない?」
みき 「そう。まつり、ご飯だから呼んで来てくれる?」
まつり「え、やだよ。お母さん行ってきてよ」

みき 「もう、しょうがないわね」


みき 「つかさ〜、ごは――」
つかさ「はぅぅぅ、お姉ちゃんかぁいいよぉぉ、気持ちいいよぉぉ、このベッドお姉ちゃんの臭いがするよぉぉ!!」


まつり「お帰り。つかさは?」
みき 「……私の可愛いつかさが……」


翌日

かがみ「こなた昨日はありがとね。久し振りにゆっくり寝れたわ」
こなた「どーいたしまして。あ、つかさ」

つかさ「お姉ちゃぁぁぁん!」
かがみ「お、おはよつかざぇっ」
つかさ「はぁ、一日振りの生お姉ちゃん……」
かがみ「つかさ、加減して……」

つかさ「ねぇ見て見てぇ〜、じゃじゃーん! 今日はお姉ちゃんの縞々パンツ穿いて来ちゃった♪」

かがみ「…………目眩が」
こなた「かがみ、しっかり!」

つかさ「これを穿いてるだけで胸がキュンってなるんだよ? これってなんだろう? そーだ、ゆきちゃーん!」

かがみ「私、家に居なきゃダメみたい……」
こなた「かがみん……」

337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/03(金) 23:45:34.18 ID:T/QPykSO
改行しすぎて1レスに収まらなかったですorz
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 00:09:24.89 ID:hgv644s0
駄目だつかさ・・・早く何とかしないと
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 00:33:43.27 ID:ZzfU9wAO
狂ってゆく4人と言うのは、つかさ、かがみ……と誰と誰?
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 10:20:00.18 ID:SxxpRgSO
>>339
4人ではなくて4回目って事ですよ
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 19:09:02.28 ID:R.5CmYSO
>>337
つかさ完全崩壊wwwwww
このつかさに攻撃したらどうなるんだろう?
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 19:54:19.34 ID:pzY7MPk0
出遅れてしまいましたが、
CMです。

ななこ「あの人、困ってるねん。うち、婚約者やし、うちが助けるのは当然やん?
     安い額やないけど、うちは公務員や。心配する事ない。
     あの人の借金をチャラにして、うちはあの人と幸せになるんや!
     うちは、うちは負け組やない」

結婚詐欺にご注意。
結婚詐欺は、あなたの賢明な判断で防げます。

A・C 
公共広告機構です

ーー

×○△「おじさ、いえ、お父さん、く、車で事故起こしちゃって」
そうじろう「え?ゆーちゃん、事故に会った?今どこにいるんだい?無事なのかい!?ゆーちゃん!?」
ゆたか「え、あ、あ、あの、ご、ごめんなさい><」

振り込み詐欺は犯罪です。
家族の声、どんな時も忘れずに。

A・C 
公共広告機構です

ーー

最近、こなたを棄てる人が増えています。

かがみ「ごめんね、こなた。もうこなたを飼えないの。許してね、こなた。…あ、あの、お願いします」
職員「(こくり)……」
こなた「こなー!こなー!」
かがみ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

いくら謝っても、消される命を救うことはできません。

A・C 
公共広告機構です

「こなー!こなー!こなー!!!こ………」

消えた命は、二度と戻ってはきません。
命を大切に。

公共広告機構でした。
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/04(土) 20:02:09.26 ID:pzY7MPk0
伏せ字にすんの忘れてたorz
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 21:12:03.76 ID:SxxpRgSO
こなた拾っておきますね^^

何処が伏せ字?
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/04(土) 21:21:15.31 ID:.OBvifQ0
A・C 公共広告機構
を伏せ字にしようかと思ってますた…
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 21:23:25.08 ID:OPpP6Z20
>>257のネタ見たらこんなの思いついた

らき☆すたソウ〜ル♪

セット!

こなこなこなーたー♪

チェンジ!

こなこな ロボになーるー♪
こなこなこなーたー♪

こなーたーGT♪
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 22:44:39.56 ID:aIGgVWQ0
>>346
間違えた
>>275
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/04(土) 23:25:45.45 ID:SxxpRgSO
〜狂ってゆく人5〜


こなた「おはよ、かが……み」
かがみ「あぁ、こなたか……」
こなた「目が生きてないよ、かがみ」

かがみ「……昨日はつかさが私のベッドに潜り込んで来て、朝まで抱き着かれてたわ」
こなた「へ?」

かがみ「一昨日はつかさのベッドに押し倒されて、離してくれないのよあの子」
こなた「……」

かがみ「その前の日は無理矢理お風呂に入らされて身体の隅々まで洗われたわ……」
こなた「かがみ?」

かがみ「つかさが悪気があってやってるんじゃないことは分かってる。けど、もう限界なの……」
こなた「かがみ……」

かがみ「お願いこなた、私を助けて……」
こなた「……つかさを何とか出来れば良いわけだよね?」
かがみ「何とか、出来るの?」

こなた「多分ね。だけどこれは賭けだよ」
かがみ「賭け?」
こなた「うん。もし失敗したら取り返しの付かない事になっちゃうかも知れないから」

かがみ「……その賭けの内容は?」
こなた「あのね……」


かがみ「それを……私にやれと?」
こなた「やるかやらないかはかがみが決めて。でも成功すれば逆転できる……つまりはかがみとつかさの立場が元通りになるんだよ」

かがみ「…………分かった。私やってみるわ。僅かな希望に賭けてやろうじゃない! 何もしないでうじうじ生きてるよりマシよ!」
こなた(目に生気が戻ったね)

こなた「ファイトだよ、かがみん!」



つかさ「見てみてー、これが歯を磨いてるお姉ちゃんでぇ、こっちが着替えてるお姉ちゃんでぇ……」
みゆき「はぁ……」

つかさ「えへへ♪ どれもかぁいいでしょー?」
みゆき「か、かぁいいですねー♪ (これって盗撮なんでしょうか……)」
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/04(土) 23:27:23.66 ID:SxxpRgSO
後少しだけ続くのです
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/05(日) 00:25:27.07 ID:Lqn3cgSO
−雨が降ってきた−

みさお「雨かぁ…あ、傘持ってきてねぇ」
あやの「みさちゃん、ワタシの傘に入る?ちょっと濡れるかもしれないけど」
みさお「おーさんきゅ」
あやの「ちゃんと天気予報見ないとダメだよ?」
みさお「へーい」


ひかる「ん、雨か…傘が無いな」
ふゆき「私の傘に入りますか?少し濡れると思いますけど」
ひかる「すまんな、助かる」
ふゆき「ちゃんと天気予報見ないと駄目ですよ?」
ひかる「気がむいたらな」


こなた「あ、雨だ…あちゃー傘持ってないよ」
かがみ「…少し濡れてもいいんだったらわたしの傘に入る?」
こなた「………」
かがみ「(も、もしかしてまた?)あ、あんたの事だから天気予報とか全然見てなかったんでしょ?こういう時に困るんだから、もっとちゃんと……えーっと…こなたさん?」
こなた「うぉぉぉっ!かがみぃぃぃぃんっ!!」
かがみ「うわぁっ!?急に抱き着くな!なんなのよ!?」
こなた「こうやって密着すれば、二人とも濡れないよ」
かがみ「そ、そりゃそうなんだけど…まあ、泣いて逃げ出されるよりはマシなのかな…」
つかさ「………」
みゆき「………」
かがみ「ん?どうしたの二人とも?」
つかさ「上手くいった時の台詞なんて用意してなかったんだよ!お姉ちゃんのアッチョンブリケェェェェッ!!」
みゆき「右に同じくです!かがみさんの鬼畜無双ぉぉぉっ!!」
かがみ「なんじゃそりゃ!?ちょっと待てぇっ!……あー行っちゃった…どのみち罵られるのか、わたしは…」
こなた「♪〜」
かがみ「…ま、いいか」
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/05(日) 00:52:22.63 ID:5Ipq1IAO
こなた「とお」だきっ
みゆき「ふぇ!? いっ、泉さん!?」

こなた「なんかみゆきさんには衝動的に甘えたくなっちゃうんだよね〜♪」
みゆき「そ、そう言っていただけるのは嬉しいのですが……」
こなた「だめ? (・ω・`.)」
みゆき「あ……いえ、唐突に抱き付かれて驚いてしまったので……」
こなた「んー、私も唐突に抱き付きたくなっちゃってさぁ」



みゆき(あんな表情、反則ですよ……)
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/05(日) 11:13:37.22 ID:lemiUaM0
(某盛りすぎコピペをこなたとかがみでやってみた)
かがみ「もういいもういい、もうそんなに盛らなくていいわよ」
こなた「ちょっと待ってよ、もう少し盛るからさ〜」

かがみ「味噌汁もうないんでしょ。つまっちゃうからいいわよ。…だからそんなに食えないって!」
こなた「またまた、食べられるくせに〜」

かがみ「ねえ、もういいっていってんでしょ。食べるからよこしなさいよ。ほら。なんで盛るのよ。盛らなくていいって。盛るなよ」
こなた「はい、はい、じゃああと少しだけ盛るね〜」

かがみ「食えねえよ、盛り過ぎだって。盛るなって。よこせよほら」
こなた「食べられるって。ぜったい食べられるよ」

かがみ「おい、おい、なんでまだ盛るんだアンタは。すごいことなってるって。何盛りだそれ。やめろって。食えるかって」
こなた「ふつう盛りだって。いいじゃん。食べられるよ」

かがみ「聞いてんのかよ盛るなって。なんで盛るの。やめろよ、やめろって」
こなた「かがみんは食欲旺盛だからね〜。もっと盛っちゃおっと」

かがみ「誰が食うんだよその盛りを。もういいから。いいからさ」
こなた「残したらあたしが食べるから。もう少し盛らせて。もう少しだけ。食べられるよ。盛り過ぎてないって。ふつうだよ」

かがみ「おい、ほんとに食えないって。つーか聞いてんの。ねえ」
こなた「はい。聞いてますよ。ぜったい食べられるよ。大丈夫だって」

かがみ「もうやめて、盛らないで。やめてって。盛らなくていいって」
こなた「いやだ、やめない。盛っちゃう。やめないよ。盛っちゃう」

かがみ「やめろって。おいやめろよ。やめろ、盛るのやめろ。盛るな。盛るな」
こなた「いやだって。ちょっとやめてよ。やめてって。盛るよ。盛る」

かがみ「おまえ何してんだよ。盛るとか盛らないとかの話じゃなくて何やってんだって」
こなた「なんなのさ。盛る盛らないはあたしがきめるの。ご飯つくってんだから」

かがみ「おい、ほんとなにしてんだよ、盛り切れてないって。汚いって」
こなた「なに。む〜、かがみんは注文が多いなあ。十分盛り切れてるよ。汚くないって」

かがみ「もうやめろよ。やめろよ。やーめーろーよ」
こなた「わかったよ。やめるよ。はい、どーぞ」
353 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:43:23.35 ID:.w3ILe20
第4話 理由

再び3次元に戻ったこなたたち一行。
自分たちの世界、2次元を元に戻すために原作者を探すことになった。
しかし、そうは言ってもこなたたちは原作者のことをまったく知らないのだ。

「私たちの世界を作って、私たちを作り出した人のことを私たちが知らないっていうのも何か変な話よね」
「まあそだね。(=ω=.)そう考えると不思議な感じだよ」

夜のアキバの街を歩く。
私たちは一応放置しっぱなしになっているらきすたの単行本を回収しに行くことになった。

「んー、でも何でその原作者さんは私たちの世界をオカシくしたんだろう・・・」
「今までこんなことなかったしね・・・やっぱり原作者に何か起こったんじゃないかな」

頭上に?を浮かべているつかさに、私が答えた。

「何かって何よ。それに何で私たちがいちいち3次元に来てまで・・・」
「それはやはり、”私たちにしか”解決できないようなことだから、とかですか?」
「んー、謎が謎を呼ぶ・・・これぞゲームだ!!」
「ゲームじゃねーよ。もっと真剣に考えなさいよね!」

そんな会話をしながら、放置されたままのらきすた単行本を見つける。

「おお、まだ無事だった!」
「良かったねぇ〜」

私とつかさがそれぞれ拾い上げる。
354 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:44:03.59 ID:.w3ILe20
「これがあれば何かあったときすぐ2次元に戻れるね」
「今の状況じゃ戻らない方がいいと思うけどな」
「そうですね。それより、原作者という方の情報収集から始めませんと・・・」
みゆきさんの言葉に頷いてまじまじと単行本に目を落とす。
「えーと・・・原作者は・・・(=ω=.)・・・煤i=ω=.;)」

「・・・何で私を見るのよ」
「いや、だって・・・(=ω=.;)」
かがみが私から単行本をひったくる。
そして表紙の原作者の名前を見て顔をしかめる。

「・・・みみずかがみ?」
「いえ、こちらにローマ字で書いてあります。よしみずかがみさんですね」
「何でお姉ちゃんの名前なのかなぁ?( ゚ω゚)」
「まさか・・・かがみが実は原作者ってオチ!?」
「なワケないでしょーがっ!!」

結局分かった原作者の情報はペンネームだけだった。

「ねえねえ、見て見てすごいよ〜。これ、あのときの!わ〜懐かしいなぁ」
いつの間にかつかさはらきすたの熟読を始めていた。
「何か私たちの私生活丸見えでなんかもうプライバシーの侵害って感じね」
「原作者は私たちにとっては神な存在だからそんなこと言えないよ」

私たちはまたアニメイトに向かっていた。
1番最近のらきすたの情報を得るため、雑誌を買いに行くことにしたのだった。

「でも、大丈夫か?またオタクの人たちがいたらどーする・・・」
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。オタクの人たち、けっこういい人たちなんだよ〜ちょっと怖いけどねっ」
不安そうに歩くかがみとニコニコするつかさ。
「まあ、いい人もいれば嫌な人もいる。一般人にも言えることだネ。でも追いかけられるのは勘弁(=ω=.;)気持ちは分かるけど・・・」
「分かんのかよ」
「私、まだ追いかけられたりしてないんですが・・・」
みゆきさんが1人苦笑した。
355 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:44:36.22 ID:.w3ILe20
そんなこんなでアニメイトに到着した。

「今度はみんなで行こうよー」
私がみんなを見て言った。
「うん、そうだねぇ」
「私は別にいいけど・・・」
「私も構いませんよ」
と、おめでたくみんな賛同。
「はい、決まりー!」

こなたたちが店内に入ろうとしたとき、店の前にいた人たちが叫んだ。

「あ、またこなたんだー!」
「今日1日でこなたんに2回も逢えるとはwwww」

「あれ?(=ω=.)あー、昼間の・・・」
そこにいたオタクの集団は昼間にアニメイト内で見かけた人たちだった。

「こなたんが俺のことを覚えていてくれた・・・だと!?」
「やばい・・・俺嬉しすぎて死ぬ・・・」
「俺ももう死んでイイや・・・」

(=ω=.;)・・・・。

「こなた、いきましょ」
「う、うん・・・」
嬉しさのあまりガタガタ震え始めたオタクの人たちを置いて店内に入った。

「あった、あった。これだ」
雑誌を手にとって購入。
「これで1番最近の私たちの世界の様子が3次元側から分かるのね」
「そだね。どんな風にオカシく映ってんのかなぁ〜っとワクテカww」
356 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:44:59.45 ID:.w3ILe20
店を出て、すぐ雑誌を読もうとしていた矢先である。

「へぁ!?」
店の外で待機していたらしい男の人に買った雑誌を奪われた。
そして奪うやいなやダーッと逃げ出した。
「え、ちょっと・・・」
突然のことでポカーンとする一行。
「・・・何してんのよ、追いかけるわよ!」
かがみの一声で我に返り、私は勢いよく飛び出した。
全力疾走!!
「わわっ、みんな待ってぇ〜っ」
つかさの声が後ろから聞こえる。

「こなたんの買ったありがたい雑誌を奪うとはけしからん!!」
「俺たちも追おうぜwwwwなんか楽しそうwwwwww」
「おまえ楽しみたいだけだろww」
「ちょww待てwwスレ立てるwwww」
そんな様子を見ていた先ほどのオタクたちもこなたたちの後を追い始めた。

「待てぇ〜っ!!」
雑誌を奪った人と並んだ。足の速さだけなら負けない。
けど雑誌を奪った人は慌てて、遠くに雑誌を放り投げた。
「ちょっ・・・」
しかし雑誌は地面に落ちる前に誰かに受け止められた。
別の男の人が待機していたようだった。
予想外の出来事に急停止。ぽかーんとまた逃げる男を眺めた。
「ちょっと、どうゆうこと!?」
かがみが私に追いついた。
ばかまわしの如く、仲間にパスしてまで雑誌を私たちから遠ざけようとしているのだ。
そこからちょっと考えて私は発言した。
「・・・何故だか私たちに雑誌を読ませまいとしているみたい。多分だけど」
「何で!?」
「それは・・・」
私は言葉に詰まってしまった。
それはやっぱり私たちに雑誌を読まれては困るからだろう。でもそれは何で?
私たちが読んで、あの人たちが困ることって何?
3次元の人たちは2次元の異変なんかどうでもいいものなんじゃないの?
ダメだ。全然分からないよ。でも2次元を元に戻すのを妨害してるってこと・・・だよね。

不審感を抱きながらも私たちはしばらく鬼ごっこのように雑誌を追いかけた。
357 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:45:38.65 ID:.w3ILe20
男の人はある廃ビルの前で止まると中に入って行った。
私たちも止まり、廃ビルを見上げる。
「・・・ビル?」
「何であいつらこんなところに・・・?」
「わかんない・・・入ってみる?」
何の気なしに私は提案してみる。
そこにちょっと遅れてつかさとみゆきさんが到着した。
「こ、怖いよ〜・・・やめよ、ね、やめよっ」

「むー・・・でも、でもさあ、じゃあ何であいつらはそこまでして雑誌を見せまいとすんのさ!」
「私たちに見られたら何かマズいことでもあるのかしら・・・」
「それがわかんないんじゃん!・・・やっぱり行ってみるしかないって!」
「ええっ、やだよっ」
「だって、そうしないと・・・何にも分からないじゃん」

「珍しいわね、ケンカ?」

廃ビルの方から聞き覚えのある声が聞こえる。
急いで振り向くと・・・そこには、見覚えのある、私たちの世界の住人がいた。

「こんばんは、みんな」

「峰岸さん・・・!?」

何で?どうして?
何で2次元にいるはずの峰岸さんがココにいるの!?
他3人も驚愕のあまり固まっていた。
358 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:46:18.00 ID:.w3ILe20
「あら、みんなそこまで驚かなくても・・・」

「何・・・で?」

搾り出せた言葉がこれだった。

「何で?私がココにいちゃおかしいかしら?あなたたちだって何故こんなところにいるの?」
「え?だ、だって私たちは気がついたら3次元に居て・・・」
「・・・やっぱり原作者の言ったことは本当だったのね」
「へ?」
峰岸さんの言葉にぽかんとなる。
原作者が・・・なんだって?やっぱり私たちがここにいることと原作者は関係しているのか。
それに、峰岸さんが普通にこの世界にいる?それが何故だか分からない。2次元から逃げてきたとか?
ぐるぐると私が思考を巡らせている中、かがみが言った。
「峰岸、あんた・・・何か知ってるでしょ?」
「何かって・・・?」

「私たちがこの3次元に来てしまった理由」

「ふふ、まあね」
峰岸さんがにこっと笑う。
「ほんとっ!?教えてっ!」
それに対しつかさが食いつく。

「んー・・・まあいいわよ」
少し考えてから峰岸さんが笑った。

ちょ、こんなあっさりとそんなの教えてもらっちゃっていいの!?
いや、待て待て・・・怪しいぞ。
「あの雑誌。何で隠そうとしたの?」
私は静かに聞いた。
「ん?あー、あれはあなたたちをちょっと驚かそうとしただけ。今なら見ていいわよ」
また峰岸さんが笑うと廃ビルからさっきの男が出てきて峰岸さんに雑誌を渡した。
「ほら、泉ちゃん」
そう言って雑誌を差し出す。
確かに私たちが買ったあの雑誌だった。
359 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:46:45.56 ID:.w3ILe20
さっきまで雑誌を奪って逃走しておいて、今度はあっさり返したり・・・
本当に何なんだろう。峰岸さんは私たちをここに誘導したいだけだったのかな。
頭上を旋回する?の数が増えてきた。
とにもかくにも、雑誌を峰岸さんから受け取る。
他3人も私の周りに集まり、一緒に雑誌の中身を覗く。

「ちょっと・・・これ・・・」
「ど、どういう・・こと?何で・・・?」
「これ・・・は・・・」

声を漏らす私たち。

「お、こなたんがらきすた読んでる・・・」
「こなたんがらきすたを読んでいるだと!?」
先ほどのオタクたちがこちらを見てきた。
私たちに追いついたのだろう。

その雑誌のらきすたには・・・
峰岸さんばかりが映っていたのだ。
他のキャラは皆無。
流石にこれは・・・どうしたの原作者と言わざるを得ない・・・。
これじゃ「峰岸さんの日常」だよっ!

「ふふ、驚いた?」
峰岸さんがまた笑った。
「どうゆうことよ?」
かがみの鋭い視線が峰岸さんに刺さる。
それに臆することなく峰岸さんが答える。
「らきすたは私のものなの。他の邪魔な奴らはいない。私だけの世界」
その顔には笑いは既にない。
「私だけの世界って・・・あんた・・・」
360 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:47:06.31 ID:.w3ILe20
「らきすたでは私はホントに出番のない・・・名前のあるただのモブキャラ。そんな扱いに私は嫌気がさしたの」
峰岸さんは一拍置いて話し出した。
「だから私は考えた。他のキャラを潰せばいい、と。でも2次元でそれを行うのは難しい。だから私はここ、3次元にやって
来たの。そして私は原作者の人との接触に成功したの。ふふ、後は私のファンの人たちによって・・・」
私はその話を聞いて、峰岸さんを睨みつけた。
「原作者を・・・どうしたの?そのせいで2次元のみんながあんな風に・・・?」
「他キャラの存在を封印させたの。そして、私だけを描くようにした」
「酷い・・・原作者をそんな風にして・・・私たちは原作者が居たからこうやって存在できるんだよ!?」
久しぶりに怒りが湧いてきた。隣に居たかがみも叫ぶ。
「そうよ!あんたは原作者に対して何も思わないわけ!?」
「原作者は私だけを描けばいいの。そのためだけにいる」
峰岸さんが暗い瞳で私たちをみつめる。
「違うよっ!そんなの間違ってるよ!みんながいない世界なんて・・・私嫌だよ・・みんながいるからいいんじゃないの!?」
つかさも目に涙をためて訴えた。それでも峰岸さんは動じない。

「どういう意向か、原作者は私以外のキャラを封印するとき、あなたたちだけは封印できず、3次元に逃がした」

「逃がした・・・?」

「あなたたちには原作者的にも思い入れがあったんじゃない?」

それで私たちは3次元に来たってことか・・・。
よくよく考えればそうだ・・・自分が愛を込めに込めて作り上げた私たちの存在を封印するなんて・・・
それを無理矢理にやらせた峰岸さん・・・自分の出番がないからって・・・それだけの理由で。
そして浮かんできたもう1つの考え。私たちの原作者に対する感謝の気持ちが峰岸さんに対する怒りと混じる。

原作者は私たちに・・・2次元を託した。そうだ、私たちに賭けたんだ。
361 :こなたん達が3次元に来てしまったようです2008/10/05(日) 12:48:34.37 ID:.w3ILe20
以上です。
だいぶ間が開いた気がするけど気にしないww
なかなか進まんorz
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/05(日) 19:27:14.70 ID:vwsRYUSO
>>361
おぉ、久しぶりww

黒幕お前かよww恨みすぎだろ
そしてみゆき……、この三次元にはみゆきファンが居ないのかww
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 07:16:51.31 ID:KDj3v6SO
こなた「でさ〜……あれ?」

こなた「かがみ?」

こなた「つかさ……みゆきさん!」

こなた「さっきまで居たのに……どこに……」

こなた「みんなどこに行ったの?」

こなた「…………」

こなた「やだよ、一人はやだよ! 私も皆の所に行きたい!」

こなた「誰かー! 居ないのー? かがみぃー! つかさぁー! みゆきさぁぁん!」



こなた「うわあぁぁぁん!」
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 08:09:56.01 ID:RAGApASO
>>361
久しぶりだな
あやのwwwwww自分だけじゃつまらんだろ…

>>363
ちっぽけな勇気の最初の歌詞思い出した
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 08:16:05.60 ID:4q1qL2DO
>>361
お久しぶりです。

黒幕あやのかいwwwwwwみさきちはどうしたwwwwwwww

>>363
友達がいるからこそ明るく振る舞えてた……ってことか? なかなか考えさせられる1レスだ……
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 11:35:45.50 ID:xm7VT8E0
>>363

数百年後…

こなた「ここにも…ここにも誰もいない…」

こなた「……人間だ…」

こなた「……人間だ!人間だ、人間だーッ!!」

こなた「はは……」

こなた「私ひとりか……結局……」


こなた「だれでもいい!人間の話し相手をくれーっ!!」
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 12:16:44.32 ID:KDj3v6SO
>>366
誰も居なくなっちまったか……

それって火の鳥、未来編?
どっかで見た台詞だ
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 12:30:35.94 ID:4Ick2kSO
−ネトゲにて−

Konakona「さて、今日はのんびり合成でもっと…」
ピローン
Kagami『こんばんは、お暇なら一緒にLV上げしませんか?』
Konakona「かがみ!?…ってまあ、かがみがこのゲームやってるわけ無いんだけど……これはいかざるをえまい。『はい、お願いします。すぐそちらに向かいますね』っと」



こなた「…で、喜び勇んで狩場にいったんだけど」
かがみ「うん」
こなた「待っていたのはヒゲのオッサンでしたよ…」
かがみ「……うん、まあわたしじゃないし」
こなた「わたしの嫁を汚すなぁ…」
かがみ「……うん、まあそういう名前の男の人もいるだろうし」
こなた「分かってはいるんだけど、なんか割り切れないんだよね…」
かがみ「……まあね」

369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/06(月) 12:36:44.93 ID:4q1qL2DO
>>368
嫁発言にはスルーかいwwww
 
俺も同じだったな……。「ゆたか」って名前が女子にも使えるって知らんかったからてっきりシ(以下自重)
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 12:37:24.35 ID:vkbFOEQ0
そんなにあやのが不憫ならランティスにあやののキャラソンを出してくれと要望の電話を入れろ
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 14:40:17.43 ID:0.dw0zs0
>>361
あやのを推理ものの犯人役にするなら間違いなくそういう動機だな
とりあえず殺されるのはこなた(主役だし確定)
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 14:58:28.78 ID:KDj3v6SO
ななこ「はぁ、どーせ私はネトゲでも現実でも結婚できへんよー」
かがみ「あはは……」

こなた「なら私と結婚します?」
ななこ「ホンマか!? こんなこともあろうかと調度ここに婚約届けがあるんや」
こなた「えーと、じゃあ式は……」

かがみ「……ネトゲの話しだよな?」
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 15:46:24.61 ID:qQ7Et.Y0
>>372
先生なら有り得そうだなwwww

◎サハラ砂漠的な

かがみ「おーっす」
こなた「やほー」カチャカチャ
かがみ「ん、それドラクエ?」
こなた「うん」
かがみ「ふーん」
こなた「今レベル上げ中」
かがみ「そっかー。・・・あ、戦闘バトルが始まった」
こなた「え?」
かがみ「あ」
こなた「・・・ごめぇん、もう一回言って?」ニヤ
かがみ「・・・・・・」
こなた「ねぇー、もう一回、もう一回」ニヤニヤ
かがみ「ぐー・・・」
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 16:28:42.29 ID:xm7VT8E0
>>369

ゆたか「〜♪」
こなた「へぇ、ゆーちゃんは何を楽しそうに描いてるのかな〜」
ゆたか「できたー!」

ジャーン
ゆたか「…νガンダムの設定画稿ができたよ!早速バンダイに持っていかなきゃっ」
こなた「ちょwwwwゆーちゃん何しとんwwwwwww」

………出渕ゆたか。
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 17:12:08.87 ID:1piGmrM0
171.90 KB Speed:24.2 [ Elec 電子レンジ ¥ 7,890 (税込) Amazonで発売中!]

パティ「電子レンジト言エバ、猫をチン♪デスヨネ?」
ひより「はは、よく聞くっすよね」
ゆたか「猫を、チン?」
みなみ「…都市伝説でね、猫を…」
パティ「ヘィ!ユタカ!Rotten.comでググルデス!」
ひより「ちょ!?」
ゆたか「?ありがとう、パティちゃん。帰ったら検索してみるよ」

翌日、ゆたかは学校を休んだのでした。
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/06(月) 17:12:38.48 ID:AtDR9Ao0
魔翌力
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/06(月) 17:18:24.80 ID:JBQ1z2AO
某洋服屋でのアルバイト

店員A「あ、白石さん、店内放送しといて」
みのる「あ、はい、わかりました。」

原稿とにらめっこする白石。

(本日はご来店いただきましてありがとうございます…この夏は浴衣を着て出掛けて…ぶつぶつ…)

(浴衣か…あ、泉の従妹は…ゆたかか…)

(あれっ?ゆ…ゆ…)

みのる「本日はご来店いただきましてありがとうございます!」

(ゆかたゆかた…)
(ゆたかゆたか…)

みのる「この夏は…」

(ちげぇぇぇぇ)

みのる「ゆかたを着て(以下略)」

みのる「そのあとしっかりルビをふりました」
あきら「余計なことを考えるからよ」

実話ですww
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 17:42:51.09 ID:xm7VT8E0
>>377
みなみ(ゆかたを着て…ゆかた…ゆかた…ゆたか……ゆたかってどんな着心地なんだろう?)

数日後
みなみ(ゆたかの背中に…何か付いてる…)
ジー
ゆたか「ど、どうしたのみなみちゃん…」
みなみ「モウガマンデキナイ!」
ビッ(←ファスナーをあける音)
ゆたか「アッー!!」

みなみ(これがゆたかの中身…綿だらけ……)
ゆたか「だっ、ダメだよみなみちゃん、みな…っ!?」
みなみ(綿が邪魔…ゆたかの中には私が入るんだから…)ポイポイ
ゆたか「やっ、やめて!何するのみなみちゃん、やめっ…!」
みなみ(これで…全部……)
ゆたか(あぁ…私の中身が…綿が…全部……)
みなみ(あとは私が中に入れば…)モゾモゾ
ゆたか「ひゃっ!く、くすぐったいよぅ〜」

さらに数十分後
みなみ(これがゆたかの温もり…ゆたかの着心地……私とゆたかは一つなんだ…)
ゆたか「…うう…皮が張っちゃって動きづらいよう〜><」
ひより(小早川さん…着ぐるみだったんスね…)
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 18:15:48.06 ID:qQ7Et.Y0
>>370

小鳥のさえずる声がする
天の明かりに街が鮮やかな 色彩を作り出した頃
光を集め少女は目覚める

でこ 神聖なるその光輝は
でこ 弱き僕をめまいさせる
でこ 景色が包み込まれる
ここは彼女の世界


あやの「・・・」
みさお「どぉ?1番だけだけど」
あやの「・・・」
みさお(うん、ヤヴェえなこれ、逃げるか)
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 19:23:14.85 ID:KDj3v6SO
>>378
みなみ、かがみよりやばい気がするww

>>379
分かっててやってるだろみさおww
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 20:47:26.53 ID:KDj3v6SO
〜狂ってゆく人6〜
 The end of Kagamin

かがみ「変なサブタイ付けるな」
こなた「誰に言ってるの?」
かがみ「別に」
こなた「あ、つかさが来たよ。かがみ、やれるね?」
かがみ「はぁ……やって見せるわよ」


つかさ「あ、お姉ちゃぁぁん! やぁっと見つけ――」
かがみ「つかさぁぁぁぁん!」
つかさ「へ? わ!」

かがみ「つかさつかさつかさぁぁぁん! なんて可愛い妹かしら! 柔らかいわねぇぇぇ♪♪」
つかさ「お、お姉ちゃん……苦し、息……」

こなた「うわーぉ、かがみんノリノリー……」

かがみ「顔をよく見せてね? どうしたの? 怯えてるの? かぁいいねぇぇぇっ♪」

こなた(あれ? かがみ……?)

かがみ「あ、こなた! 見て見てて! これ私の妹!」
こなた(なんかデジャヴ……)


―翌日―

つかさ「こなちゃんにお願いがあるんだけど……」
こなた「な、何かな?」

つかさ「お姉ちゃんが急におかしくなっちゃってね? 可愛くないの……」
こなた(つかさ落ち着いてきたね)
つかさ「でね? 昨日の夜が凄くてね? 明日も楽しみね〜ってお姉ちゃん言うんだよ」
こなた「うん、それで?」

つかさ「だから今日はこなちゃん家にお泊りしても良い……かな?」
こなた(はい、デジャヴ。私の家は避難所かぁ! しかしこの上目使いは反則だね。まぁ私にも責任はあるし)

こなた「うん、良いよ」
つかさ「ありがとぉ〜、こなちゃ〜ん」
こなた「よしよし」

こなた(やっぱりつかさはいつものつかさが良いね。後はかがみか……う〜ん、どうやって戻そう……)

382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 20:48:53.52 ID:KDj3v6SO
>>381

つかさ「じゃ今から行くね」
こなた「え? 学校は?」
つかさ「お姉ちゃんにバレたくないから……」
こなた(なんか可哀相になってきた)



つかさ「おかえり」
こなた「ただいま。つかさしか居ないの?」
つかさ「うん。おじさんはさっきどっか行っちゃった」
こなた「そっか、じゃとりあえず私の部屋に行こうか、着替えたいし」



ゆたか「お姉ちゃんただいまー。あ、つかさ先ぱ――」
つかさ「ひぁぁっ! ツインテー……ってなんだぁ、ただのゆたかちゃんかー」
こなた「ツインテールに反応するんだ……」

つかさ「うん……でもホント、ゆたかちゃん見てビックリしちゃったよ〜。驚かせてごめ――」
ゆたか「かかったな小物め!!」バリバリ

かがみ「つかさがこなたん家に行くなんて読めてたわよ!」
つかさ「ひっ、お姉ちゃん!?」
こなた「ちょちょちょ! ゆーちゃんは!?」

かがみ「ゆたかちゃん? あぁ……結構良かったわよ?」
こなた「何が!?」

383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 20:49:26.30 ID:KDj3v6SO
>>382

つかさ「ひぇぇぇ」
かがみ「そんなベッド端に行っちゃって♪ つかさってば、かぁいいんだからん♪」

こなた(私の部屋で何するつもりかね……仕方ない一か八か)
つかさ「ま、まま待ってお姉ちゃん! ほら、こなちゃんだよ!」
こなた「へ?」

つかさ「こなちゃんって可愛いよね? 小さくてこう守ってあげたいっていうか……母性本能くすぐられるじゃない? お姉ちゃん確か私なんかよりこなちゃんの方が好きなはずだよ!!」
こなた「ちょ、つかさ何を――」
かがみ「こなた……そうよ、こなたよ! こなたに勝る可愛さを持つ人間なんて存在しないわ!」
こなた「え……(ヤバイ、この展開ヤバイ!)」

つかさ「そそうだよよよ! こなちゃんはかぁいいんだよ? 抱きしめたいねぇぇぇっ」
こなた(つかさがまた!)

かがみ「こなたぁ……」
つかさ「こなちゃぁん」

こなた「待って、落ち着いて! 大きく息を吸ってみてんあ!?」
かがみ「つかさ、猿轡なんて持ってたの? グッジョブ!」
つかさ「えへへ♪ お姉ちゃんこそ手錠なんて準備が良いねぇぇ」

こなた「んー! んー!」

かがみ「外を見て何を期待しているのかしら? 言っておくけど、おじさんなら帰ってこないわよ?」
こなた「!?」

かがみ「え? どういう意味かって? ふふ、そのまんまの意味よ♪」

こなた「んー!! んー!!」

かがみ「たっぷり時間もあることだし♪」
つかさ「たぁっぷり可愛がってあげるからねぇぇ♪」


こなた(なんでこうなるのさぁぁ!!)


おしまい
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 20:52:05.25 ID:KDj3v6SO
以上、狂ってゆく人でした。

1日1レスという特殊なSSを書いてみましたが、昨日忘れてた&1レスに収まってないっていう……

全体的に暴走しすぎてごめんなさい
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 21:03:25.89 ID:1gobHIAo
>>384
乙gjw
解決方法の予想は当たってたが……堕ちたかかがみwwww
こなた、成仏しろよ……
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 21:35:54.77 ID:qQ7Et.Y0
やっつけで>>379に音程をつけてみた、自分のだけど

http://sugar310.dip.jp/cgi/upload/source/up13759.mp3
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/06(月) 21:54:49.82 ID:xm7VT8E0
>>384
結局はこなたが襲われるのかよwwwwだめだこの姉妹wwwwww
おい、誰か病院持ってこいよ!!wwwww
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 21:59:46.78 ID:2WkAeJY0
>>375
露天ってもう過去のサイトになっちゃったよな…
小栗も無くなったし
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 23:48:46.71 ID:4Ick2kSO
−ネトゲにて2−

Konakona「さて、今日こそは腰を据えて合成をっと…」
ピローン
Miyuki『オイwwwそこオレの定位置wwwwwwとっととどけよチビwwwwwwwww』
Konakona「………『除草剤やるから失せろ。あとその名前はてめぇには荷が重いんださっさとキャラ消してしまえこの <以下聞くに耐えない罵詈雑言のためカット>』」



こなた「…ってなこと言ったらGM呼ばれてアカウント停止喰らいましたとさ…」
かがみ「なにやってんだあんたは…」
こなた「だって許せなかったんだよー…みゆきさんはあんなこと言わない…言わないんだぁ…」
みゆき「あの…この場合わたしはどういったリアクションを…」
かがみ「いや、無理に返さなくていいから」
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/06(月) 23:56:02.25 ID:W2e6OQQo
やべ、ちょっとキュンと来た
やっぱりこな×ゆきは素晴らしいな…
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 07:37:28.93 ID:181wCoAO
>>389

みゆきwwこなたフラグを逃したなww
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 07:38:16.72 ID:0PQfMcDO
こなた「う〜ん、やっぱりみゆきさんは格別だ〜♪」
みゆき「あ、あの、あんまりくっつかれると……」
かがみ「あんたねぇ、みゆきが嫌がってるじゃない」
みゆき「い、いえ、決して嫌なわけではなくて……」
こなた「じゃあ、もう少しこうしてていいかな?」
みゆき「……はい、構いませんよ」
かがみ「まったく……。……それにしてもあんた、みゆきと私達だとスキンシップの度合いがだいぶ違うわよねぇ?」
こなた「んー? あ〜……そだね」
かがみ「やっぱりあれか? みゆきの胸が目当てか?」
こなた「んーん。多分、みゆきさんがお母さんみたいだからだと思う」
みゆき「えっ……」
こなた「ほら、私達のグループでも、みゆきさんって大人びてるじゃん? だから、無意識に甘えたくなるんじゃないかなー」


みゆき(…………)


かがみ「自分で言ってちゃ説得力ないな」
こなた「むぅ……かがみひどい……って、みゆきさん? なんで私の頭を撫でてるの?」
みゆき「いえ……なんでもないですよ。なんでも」
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/07(火) 07:51:14.43 ID:0PQfMcDO
俺はみゆきさんとこなたの間には友情を超えた絆があると思ってる。
まあ、殺人事件じゃこなたにみゆきさん殺させちゃったけど……それでもこんな仲だとは思う。
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/07(火) 09:17:24.71 ID:m9MgHAko
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 こなゆき!こなゆき!
 ⊂彡
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 09:40:42.78 ID:m9MgHAko
ゆい「はあ……誕生日だってのにきよたかさんはいないし雨の中パトロールだし……」

 ……

ゆい「ツッコんでくれる同僚もいないしやんなっちゃうねもう……おろ? あれはゆたか?
    学校休み……なワケないしなぁ。なんでこんなトコにいるんだろ」

 ピッピッピッ

ゆい「はーい成実です」
*『鷹宮で衝突事故だ。現場に向かってくれ』
ゆい「あ、了解しました。……ま、あとで聞いてみればいーか」
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 10:03:27.67 ID:20QGkISO
みゆき「こなぁぁぁゆきぃぃぃぃ! ねぇ」

かがみ「みゆきがこれを歌うなんて意外ね」
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 12:29:17.95 ID:ci7BngSO
−ネトゲにて3−

Konakona「やっと停止期間が終わったよ…今日は大人しくソロ狩りでもしとこ…」

Konakona「ソ〜ロ狩りでっしょでっしょ♪っと…あ、あれ?こんな奴ここにいたっけ?やっばリンクした!」
Tukasa『助太刀します!』
Konakona「へ?」
Tukasa『リンクした分は私が引き受けます!あなたは自分の相手に集中して下さい!』
Konakona「え、えっと『了解しました』っと」

〜戦闘終了

Konakona「『ありがとう、助かりました』っと」
Tukasa『いえ、間に合って良かったです。この辺りモンスターの配置が変更されたらしいんで、気をつけて下さいね。では、私はこれで失礼しますね』
Konakona「…何、この敗北感…」



つかさ「あ、こなちゃんおはよー」
こなた「………」
つかさ「ど、どうしたの?」
こなた「つかさのくせにー!!」
つかさ「えぇ!?な、なに!?」
こなた「あんなのわたし一人でもどうにかできたんだからね!」
つかさ「え?え?」
こなた「今度は絶対わたしの方が助けてやるー!!」
つかさ「なんのことか全然分からないよこなちゃん…」

398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 12:40:47.81 ID:jo49HmU0
あやのってそれなりに人気もあるみたいだしキャラソン出してもいいんじゃないですか?
みんなであやののキャラソンのネタについて話し合いたいのですが・・・・・
時間の無駄だと思う方はスルーしていただいて結構です

つ「みさおと一緒に過ごす毎日」
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 18:06:20.97 ID:m9MgHAko
>>398
あやの乙
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 18:21:10.94 ID:20QGkISO
こなた「お腹すいたな……」


―かがみの場合―

こなた「ねぇ、かがみん。おなかすいた」
かがみ「は? 知らないわよそんなの」
こなた「むぅ」


―つかさの場合―

こなた「つかさー、おなかすいた」
つかさ「え? うーん、あ、そだクッキーがあるよ」
こなた「ちょうだいちょうだい」

つかさ「あ、でも一つしかないや。ちょっと待っててね? ポケットに入れて増やすから」
こなた「ちょ、それはやめてー!」


―みゆきの場合―

こなた「みゆきさん、おなかすいたよー」
みゆき「え? そ、そうですねぇ……」

こなた「じー」
みゆき「!? そんなに見つめられても出ませんよ///」

こなた「その反応でお腹一杯だよ。ありがと、みゆきさん」
みゆき「はぁ、どういたしましてで良いのでしょうか……?」

401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 18:39:02.83 ID:0PQfMcDO
誰かの誕生日は毎回毎回『誰も気付かないまま日が暮れ、それからレスする』計画を立ててるんだが……
 
 
 
というわけで、HappyBirthDayゆい姉さん!!!
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 19:03:12.56 ID:s8uLS9wo
>>397
頼れるつかさか……想像できんww

>>400
こなゆきは正義

>>401
みゆきの誕生日ばっかり気にしてて全然気づいてなかったわww


ゆい姉さんごめん。そしておめでとう!
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 19:05:39.88 ID:m9MgHAko
>>395

ゆい「おっじゃまー! いやー今日も疲れた疲れた!」
ゆたか「いらっしゃいお姉ちゃん、お疲れさま」

ゆい「って、そうそう。ゆたかさ、昼間外歩いてたよね?」
ゆたか「うん」
ゆい「学校どうしたの? おねーさんサボリは許さないよ」
ゆたか「今日はお休みだったの。宿泊研修の振り替えで」
ゆい「あ、そだったの」
ゆたか「それで……(ドサ)これ買ってきたんだ」
ゆい「何? これ」
ゆたか「えっとね……」

 パァン!

ゆい「うおうッ!?」
ゆたか「お姉ちゃん、お誕生日おめでとう!」
こなた「おめでとー!」
そうじろう「おめでとう、ゆいちゃん」
ゆい「……おねーさんびっくりだ……。2人ともいないと思ったら隠れてたの!?」
ゆたか「で、これお姉ちゃんにプレゼント!」
ゆい「あ……ありがとゆたかー!」(だきっ)
ゆたか「ひゃっ!? お、お姉ちゃん重い……」

こなた「姉さん落ち着いて落ち着いて。私たちからもプレゼントあるんだよ?」
ゆい「こなたもありがとー! 伯父さんもありがとうございます!」
そうじろう「いやいや。料理も今日は腕によりをかけて作ったからたくさん食べておくれよー」
こなた「お父さん、配膳手伝うよ」
ゆい「よーっし! 今日は飲んで騒ぐぞォー!」



 そんな感じで泉家の夜は更けるのでしょう。
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 19:09:50.91 ID:20QGkISO
>>403
ゆたかに萌えた
てか、きー兄さんは相変わらずですか……
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 19:30:56.21 ID:mIh1M8s0
ーあやのキャラソンプロジェクトー
みさお「そんなわけで!」
こなた「あやきち!選んでくれたまへ!」
あやの「選んでって?あ、あやきち?」
かがみ「みんなで考えたのよ。峰岸のキャラソン」
みゆき「徹夜して打ち込みました♪」
つかさ「私も頑張ったんだよ?」
みさお「これ、リストな」
あやの「え?え?何?」
かがみ「今のとこあんただけでしょ?出してないの」
つかさ「セバスチャンだって出してるのに、峰岸さんだけ出してないなんて変だもん」
こなた「そういうわけだからさ、ね、みねきち」
あやの「み、みね?」

1・こなた作 「マジカルガールフレンド」
2・かがみ作 「Shooting Doreams」
3・つかさ作 「優しいクッキーの作り方」
4・みゆき作 「オレンジ色の風」
5・みさお作 「白いカチューシャ」

みさお「みんなには内緒だったけど、これは兄貴の作な」

6・「Platinum bride」

かがみ「これって…」
こなた「プロポーズかも知れんね…」
つかさ「どんだけ…」
みゆき「素敵ですね♪」

あやの「も、もう、恥ずかしいじゃない!///」

みさお「で、どれを選ぶんだ?あやの」
あやの「…ろ…///、あ、明日までに考えとくね!」
つかさ「行っちゃった」
こなた「恋する乙女ですな〜かわゆすな〜、あやのんは」
かがみ「あだ名ころころ変わるな、あんた」
みゆき「素敵ですね♪」
みさお「6に確定…っと」

あやの声可愛いし、ぴんで聞きたいな〜
ゴッツゥザ様の声にちと似てるけど
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 19:49:24.05 ID:m9MgHAko
ゴトゥーザ式あやのんは破壊力がすごいぞ
あれはマジで萌えるぞ
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 20:17:52.82 ID:20QGkISO
5分待って投下します
408 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:24:35.18 ID:20QGkISO
―ここまでのあらすじ―

 萌え死に……それは、特定の人種が何かしら行動を起こす際、そのあまりの可愛さに失神して死亡してしまう恐ろしい奇病である。
 しかし、萌え死にした人間は数時間後には何事も無かったかのように蘇り、自分が死んだことにも気付かない。気付くことが出来るのは萌え死にの存在を知る者だけである。
 今現在、萌え死にの存在を理解している者は……つかさ・みゆき・みなみの三人である。その中のみなみは、萌え死にを利用して何かを企んでいる様子。そしてそれを止めるべく、つかさとみゆきは行動を起こそうとしていた。

 萌え☆死にストーリー
   最終萌・中編

―異世界・萌え死に帝王の間―

かなた「いけないわ、このままあの娘を放っておいたら……」

 大きな鏡からつかさ達の世界を見ている女性が一人。
 彼女は萌え死にの帝王カナタン。つかさの夢に介入し、萌え死にの存在を教えた人物だ。
 名前表記三文字規制なので細かい事は気にしちゃいけない。

???「あら? 帝王ともあろうお方が何を慌てているのかしら?」

 どこからともなく声が聞こえ、やがて鏡に映っていた映像が消え、自分とよく似た人物がそこに映し出されて来た。

かなた「やはり、出て来てしまうのですね……」
???「まだ完全ではないけれどね」
かなた「萌え死にヘルカイザー……」
カナタ「ふふ、もうすぐよ……もうすぐ私は復活するわ」

 ヘルカイザーと呼ばれた女性は、何か悪戯を思い付いた子供の様に、ニシシと笑う。

409 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:25:19.72 ID:20QGkISO
かなた「復活なんてさせません。そのためにあの娘に、つかさちゃんに託したのですから」
カナタ「あのおっとりした子? 残念だけど、みなみちゃんの敵じゃないわね」

かなた「つかさちゃんを甘く見てはいけませんよ。あーゆー子はやるときはやるんですから」
カナタ「そうかも知れないわね」

かなた「それに、みなみちゃんがあなたの復活を望んでいるとは思いません。あなたの存在はあちら側には知られていないのですから」
カナタ「確かに、あの娘がどんな理由で萌え死にカウントをしているかは分かりません。でも、そんなのは私には関係ないの」

カナタ「カウントが最大になったとき、あの娘の意識を乗っ取ることで私は復活する事が出来るのよ」
かなた「酷いわ……あの娘を利用しているのね」

 酷い、という言葉を聞いて、ヘルカイザーは少しムスッとする。

カナタ「酷い? 私をこんな鏡に封印したあなたが言う台詞かしら?」
かなた「それは……確かに悪いと思っているわ。だけど……」

カナタ「もういい、それ以上は言わないで。私も封印されて当たり前の事をしてきた訳だから」
かなた「……」

カナタ「とにかく、私は自力でここから出るの。自力で出られれば誰も文句は言わない……そういう決まりだった筈よ」
かなた「……そうね。でもね、ヘルカイザー」
カナタ「?」

かなた「封印されているのに、どうやってみなみちゃんの意識を乗っ取るつもりなのかしら?」
カナタ「…………あ><」

かなた「なんていうか……やっぱりあなたは私の分身ね……」
カナタ「うぅ、それって自虐してるわよ……。もぅ! いつか自力で出てやりますからね!」

 そういって、ヘルカイザーは鏡の奥に消えていく。

カナタ(なんちゃって。私が何もしていないと思っているのかしら? 既に策は打ってあるわ……私はあなたとは違うのよ帝王カナタン! せいぜい安心してなさい)

かなた(さてと、念のためもう一度つかさちゃんに会っておきましょうか……)


410 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:26:08.07 ID:20QGkISO
―つかさ達の世界・1年生組―

みなみ「え!?」
先生Ω「ん? どうした岩崎?」
みなみ「いえ、なんでもないです……」
先生Ω「ですよね」

みなみ(萌え率が上昇している……一体誰が……?)


―3年B組―

こなた「ねぇ、この絆創膏、剥がしても良いかな?」
つかさ「え、一応貼ったままにしておいた方が……こなちゃん下に何も着てないわけだし」
こなた「うーん、なんか変な違和感があって嫌なんだけどなぁ〜」

 そう言って、胸をペタペタ触るこなた。それを見てしまった教室の一部の人は昇天してしまう。

つかさ(もし絆創膏を剥がしてお水を被った所をお姉ちゃんが見たら間違いなく死んじゃうし……それだけは阻止しないと!)

こなた「それにしても保健の先生、何で急に倒れちゃったんだろうね」
つかさ「え、それは……何でだろうね〜?(こなちゃんが原因だよ)」
みゆき「疲労ではないでしょうか? 先生というお仕事は見た目と違って疲れるものと聞きますよ」

 みゆきがすかさず適当な解説をする。

こなた「なるほどねー」
つかさ(ゆきちゃんグッジョブだよー)

こなた「まぁ、そんなことより一番驚いたのは……」
つかさ「ふぇ?」

 こなたがつかさのスカートをめくる。

こなた「つかさが旧スク水を持っていたことかなー?」
つかさ「ひゃぅ! も〜、こなちゃん!」
こなた「良いではないか良いではないか♪ この触り心地……Fantastic!」
つかさ「ダメだよぉ……そんな風に触られたら私……」
みゆき「ストップです、お二人とも」

 何か危険を感じたみゆきは二人の中に割って入る。

411 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:26:52.60 ID:20QGkISO
つかさ「ありがとう、ゆきちゃん。あのままだったら教室中に恥を撒き散らすとこだったよー」
みゆき(とゆーか、何人か卒倒しているんですが……つかささん、少しは自覚して下さい)
こなた「みゆきさんも実は触りたかったり――」

ななこ「こらー、お前らちゃんと自習せんかー!」

 ななこが教室に入って来て、それまでざわめいていたクラスが少し静かになった。

こなた「黒井先生ー、保健の先生は大丈夫なんですかー?」
ななこ「まぁ、な……意識が無かったんやけど暫くしたら目が覚めてな。すっかり元気になったわ。念のため今は横になってるけど……何が原因なんやろーなぁ?」

つかさ(こなちゃんです)
みゆき(泉さんです)

キーンコーンカーンコーン

ななこ「なんやもう終わりの時間やったんかい。まぁ、えぇわ……身体測定は明日に変更になったさかい忘れんよーに。特に……」

 ななこはつかさとこなたを見る。

ななこ「柊と泉はちゃんとしたもん準備してくるよーに」
つかさ「はぅっ><」
こなた「むぅ……」

 クスクスという女子の笑い声が二人の顔をより一層赤くした。


―休み時間―

かがみ「こなたとつかさ、ちょっと良い?」
つかさ「あ……お姉ちゃん」
こなた「ん、教科書貸してほしいのかな?」
かがみ「誰がっ」

 二人はかがみの待つ廊下へ行く。つかさは少し元気がなさ気だ。

412 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:28:08.06 ID:20QGkISO
つかさ「お姉ちゃん……さっきは、その……」
かがみ「その事なんだけど、私もちょっと言いすぎたわ……ごめん」

つかさ「え? ううん、こっちこそごめんね」
こなた「めんご☆」

 かがみが謝ると緊張の糸が切れたようにつかさも謝る。こなたも適当に謝る。

かがみ「あんたは……」
こなた「だってこれぐらいで私達の友情は崩れないっしょ?」
かがみ「……ふふ、そうね」

つかさ「こなちゃんもたまには良いこと言うなー」
こなた「む、たまにはってなにさー」

 こなたがつかさの肩をポカポカと叩く。良い感じの空気に戻って来ていた。

つかさ「ごめんごめん、口に出しちゃった」
こなた「つかさのくせにぃ……あっ、そだ」

 こなたは何かを思いだしたのか、頭にピコーンと電球が出てくる。

こなた「ねぇ、かがみー、見てみてー♪」

 なんとこなたはセーラー服をめくってかがみに例のアレを見せ付けた。

413 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:28:22.58 ID:20QGkISO
こなた「エロくない?」
かがみ「!?!?!?!?!?」
つかさ(えぇっ!? こんなところで何考えてるの!? 保健室の先生だって一発だったのに、こんなのお姉ちゃんが見たら……どどどどどうしよう!)

 かがみは既に目を回してクラクラ状態だ。

つかさ「わわわー! お姉ちゃんのベッドがゴキブリだらけだーっ!!」
こなた「はぇ?」

 それを聞いたかがみは暫く黙り込んだ後、ガクブルと震える。

かがみ「つ、つかさぁ〜変なこと言わないでよ〜ぅ……」
つかさ「だって……(なんとか萌え死には回避できたよー)」
こなた「ゴキブリにgkbrしてるかがみ萌え」

かがみ「あんたは怖くないのか?」
こなた「だって想像じゃん」
かがみ「くっ」

つかさ「あ、そろそろ授業始まるよ?」
かがみ「おっと、じゃ、また後でね」
こなた「ほーぃ、因みにつかさも絆創膏貼ってるんだよ♪」
つかさ「ひゃぅ! それは言わなくて良いのにぃ〜」

 そう言い残して二人は教室に戻る。

かがみ「……なんだろう、つかさが萌えの塊に見えてしまう……って、何を口走ってるんだ私は!」

 かがみも慌てて教室に戻る。

414 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:29:39.08 ID:20QGkISO
―3年B組―

みゆき「つかささん、少し宜しいでしょうか?」

 みゆきは真剣な顔だ。

つかさ「何? もう授業始まっちゃ……あ(もしかして萌え死にの……!?)」
みゆき「その……私も触っても良いでしょうか? つかささんのスク水」

 みゆきは真剣な顔だ。

つかさ(なにぃー? 本気で言ってるのかなぁ……)
みゆき「えらくマジです。その……泉さんがとても気持ち良さそうに触っているものですから……お願いします」
つかさ「どんだけー……」

 つかさは暫く迷った後、ゆきちゃんにはお世話になってるし、まぁいっかと納得した。

つかさ「変な所は触らないでよ?」

 そう言って、つかさはセーラー服を捲くり上げる。

みゆき「では失礼します。あ、気持ちいい」

こなた「いやぁ、眼福眼福♪」

 そしてこなたは、ニヤニヤしながらそれを見ていた。

女子A「柊さん、私も触って良いかしら?」
女子B「あ、私も」
女子C「ウチもー!」
「「「「「僕も、俺も、某も、我も、あたしも、あたいも!!!」」」」」

つかさ「ふぇぇぇっ!?」

こなた「…………合掌」

 授業が始まる数秒前に起きた悲劇(笑)であった。撫でたり、触ったり、引っ張ったりとやりたい放題だ。

「「「「「きんもちいぃぃぃっ!」」」」」

 キーンコーンカーンコーン……。
415 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:30:25.42 ID:20QGkISO

ななこ「はい、席つけー……って、なんやお前ら、肌テカテカやないか、って柊どないした!? 真っ白やないか!」
つかさ「もうお嫁さんにいけないよぅ……」

ななこ「……お前ら柊に何かしたんか?」
「「「「「別に何も!!!!!!」」」」」

ななこ「……まぁええわ、授業始めるんで号令」
女子A「きりーつ」

みゆき(つかささん、すみません……原因は私ですよね)


―――

ななこ「UC.195年、世界は闇に包まれた。この時活躍したのが――」
つかさ(うぅ、みんなに触られて身体が熱いよー。それに少し眠いし……)

つかさ「…………」ウトウト
ななこ「五機の……ん? 柊ぃー、まだ授業は始まったばかりやでー」
つかさ「でもそんなの関係ねぇ」
ななこ「あ?」

つかさ「先生、保健室行っても良いですか?」
ななこ「ほーぅ、寝るためにウチの授業サボるっちゅーんか……えぇ度胸やなぁ」

つかさ「じゃあ失礼します……」テクテク
ななこ「な、待たんかい! 誰が行って――」
みゆき「黒井先生、つかささんは(ry」

 責任を感じたみゆきはななこに納得のいく説明を発動した。

ななこ「そうなんか、なら仕方ないわな……」

こなた(みゆきさん? 今なんて?)


416 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:31:04.73 ID:20QGkISO
―保健室―

つかさ「失礼しまーす」
ふゆき「あら? どうしましたか?」
つかさ「ちょっと眠くて……じゃなかった、具合が悪くて」

ふゆき「そうですか。一応、熱を測っておきましょう」
つかさ(良かった、言い直したこと気付かれてないや)


ふゆき「熱は無いみたいですね。安心しました。でも油断は出来ませんので、空いてるベッドで横になっていて下さい」
つかさ「ありがとうございます……あの」

ふゆき「はい?」
つかさ「先生は大丈夫なんですか?」

 何が大丈夫かは言うまでもない。何を隠そう、先程倒れた保健室の先生とは、このふゆきであるからだ。

ふゆき「はい、大丈夫ですよ。保健室の先生がいつまでも倒れてる訳にもいきませんし」
つかさ「そうですかー」

 それだけ聞くと、つかさはベッドに向かった。

つかさ(どー見てもあの先生、萌えとは無縁に見えるのに……とてつもなく可愛い行動したんだろうね、こなちゃん)

 カーテンを開け、ベッドに座る。

つかさ(ちょっと見てみたかったかも……なんて♪)

 そしてカーテンを閉める。

つかさ(それにしても暑いなぁ。制服のまま寝るとシワになっちゃうし……誰にも見られてないし、大丈夫だよね)

 そう言って、つかさは制服を脱ぎ、スク水姿になった。因みに靴下は穿いたままだ。

417 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:31:46.64 ID:20QGkISO
つかさ(ちょっとは涼しくなったかな。ホントはこの水着も脱ぎたいけど……流石に危ないよね……汗でベタベタだけど……)

 つかさは脱いだ制服を畳んでから休もうとした。だがしかし。

つかさ「およ?」

 急に強力な眠気がやってきたのだ。

つかさ(なんじゃこりゃあ…………)

 つかさは倒れるようにベッドにダイブし、すぐに寝息を起て始めた。


―夢の世界―

つかさ(何で急にあんな眠気が……って)
つかさ「あれー? 私、意識があるよ? それにここって……」

 つかさが辺りを見渡していると、目の前に優しい光が現れた。そしてそこから……

かなた「こんにちは。つかさちゃん」

 優しい笑顔をした女性が現れた。

つかさ「あ、確か帝王かなたさん」
かなた「カナタンです。まぁそれは措いときましょう」

つかさ「もしかしてかな……タンさんが私を眠らせたんですか?」
かなた「そうですよ。……あら、もしかして授業中だったかしら?」
つかさ「いえ、授業中ではないですけど、その……」
かなた「?」

つかさ(これは今後の為にも言っておいた方が良いよね。うん)
418 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:32:35.77 ID:20QGkISO
つかさ「き、急にあんな眠気が来たら危ないですよ。どこにいるかも分からないのに」

 つかさの意見は最もだ。道路とか廊下とかでいきなり寝てしまったら、最悪死に至る事も有り得る。それに気付いたカナタンは顔を青ざめる。

かなた「ごめんなさい。私ったら何も考えないで……自分の用件を優先するなんて最低よね、私」
つかさ(えー、そんなに落ち込まないでよー)

 そんなカナタンを見て、つかさは狼狽する。

つかさ「次から気をつけてくれれば良いですからっ、今回はたまたまベッドに居たし」
かなた「……ありがとう。次からはちゃんとします」
つかさ「いえ、分かってくれればそれで……」

かなた「では本題に入りますね。今回もあまり時間が取れないの」
つかさ「え? はい」


かなた「みなみちゃんの事はもう知ってるかしら?」
つかさ(この人の口からみなみちゃんか……やっぱりゆきちゃんの予想通りって事だよね)

つかさ「何かを企んでいるとか、まだ情報が少ないですけど……」
かなた「そう、彼女が何かをしようとしているのは事実よ。だから私は彼女を野望を止めてもらうべく、あなたに情報を与えに来たの」

 カナタンは真剣な顔付きに変わる。それを見たつかさも、少し緊張して来た。

つかさ「情報……」
かなた「まず、みなみちゃんが萌え死んでる人をカウントしてる方法ですが……」
つかさ(方法? 普通に数えてるんじゃないのかな?)

かなた「あれは萌え死にスカウターと呼ばれる玩具(おもちゃ)を使っていると思うの」
419 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:33:15.22 ID:20QGkISO
つかさ「へ? 玩具?」

 玩具という超現実的な言葉にポカンとしてしまうつかさ。

かなた「そうです。私が居る世界で作られた非常に高度な玩具です。どういう経緯でみなみちゃんが手に入れたかは分からないけど」
つかさ「……その玩具って、萌え死んだ人を数える以外には何かあったりするんですか?」

かなた「時間がないから今回も簡単に説明しますね」

 カナタンはどこか疲れている様子だ。恐らく夢に介入するのは体力を消耗するのだろう。

かなた「1.スカウターのメモリが最大まで溜まると、“萌え萌え魂”が手に入る。
    2.萌え萌え魂を使うと、自分に好きな萌え要素が加えられる。
    3.それ以外に萌え萌え魂には、死んでしまった者を蘇らす、或は封印されている何かを復活させる力がある。」

かなた「こんなところね……うっ」
つかさ「わ、大丈夫ですか!?」

 倒れそうになるカナタンをつかさは間一髪で受け止める。

かなた「ありがとう。だいたいは理解してくれたかしら?」
つかさ「はい。それで萌え萌え魂の効力で、封印されている何かって何ですか?」

 カナタンはつかさに手を借りて、その場に座り込む。

420 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:34:01.61 ID:20QGkISO
かなた「私の世界はね、私ともう一人の女性で世界をまとめていたの」

 つかさもその場に座り込む。正座で。

かなた「ところがもう一人の女性が萌え死にを悪用して――う」
つかさ「大丈夫ですか!」

かなた「ごめんなさい。もう……限界……。とにかく、みなみちゃんを……」
つかさ「あ!」

 カナタンは光になり消えてしまった。決して死んだわけではない。

つかさ「もう一人の女性……萌え死にを悪用して?」
つかさ(つまりその人が封印されているってことだよね。みなみちゃんはどう考えても萌え要素云々なんて興味なさそうだし……みなみちゃんの目的は本当に封印を解くことなの?)

 段々とつかさの周りにも光の靄が出てくる。目が覚める前兆だ。

つかさ(でも、みなみちゃんがそんな悪いことをするとは思えないし……。もしかして操られてるんじゃあ!)

 つかさの視界が真っ白に染まった。カナタンの介入が終わる。

つかさ(とにかく、みなみちゃんを止めよう!)


―再び保健室―

つかさ「それで全て解決……って、え……な、きゃあぁぁっ」

 その悲鳴を聞き、ピシャっとカーテンを開けるふゆき。

ふゆき「起きてしまいましたか」
421 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:34:44.70 ID:20QGkISO
つかさ「せ、先生〜。何で私……」

 つかさは小動物の様に縮こまって、ぶるぶると震えている。顔はもうトマトだ。
 今のつかさの状況……身につけているものはリボン、靴下、それと隠すために包まっている毛布だけである。
 因みに絆創膏も取られている。

ふゆき「汗が凄かったから身体を拭いてあげたの。寝ているうちに終わらせたかったのですけど」
つかさ「はぅぅ……」

 いくら相手が女性とは言え、恥ずかしいものは恥ずかしい。つかさは毛布を頭まで被って隠れてしまう。まるでお化け。

ふゆき「それに熱も凄いですよ。水着は洗って乾燥機に入れておきましたから――」
つかさ(あれ? そういえばちょっと熱っぽい……)

 ピー、ピーと音がなる。乾燥が終わったようだ。

ふゆき「乾いたみたいですね。まったく、どうしてちゃんとした下着を着てこなかったんですか? 理由によっては怒りますよ」
つかさ「え、と……」

 つかさは毛布から顔半分だけ出している。
 そして「あの、その、う〜ん」等と呟いて、答えようとしない。

ふゆき「言いたくないなら別に構いません。明日からはちゃんとしたものを着てくるんですよ?」
つかさ「はい。ごめんなさい」

 ふゆきは乾燥機からスク水を取りだし、持ってきてつかさに渡す。
 つかさはそれを片手で毛布を抑えながら、もう片方の手で受け取った。

ふゆき「着替えたら今日は早退した方が良いですね」
つかさ「そーたい……」


 ―とにかく、みなみちゃんを……―


つかさ「っ!」

 つかさの脳裏に先程のカナタンの台詞が蘇る。

422 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:35:57.94 ID:20QGkISO
つかさ「早退は……出来ません」
ふゆき「え?」
つかさ「しなくちゃいけないことがあるんです」キリッ

ふゆき「でも熱がありますよ? 保険医として、そーゆー生徒を見過ごすわけには……」

 つかさは真剣な眼差しでふゆきを見つめる。
 毛布から顔しか出してないそれは、どこか笑える。

ふゆき「困りましたね。それは今日しないといけないのですか?」
つかさ「今日やらないと間に合わないんです」

 つかさの真剣な物言いに、ふゆきは遂に折れた。

ふゆき「分かりました。でも無茶はしないと約束してください」
つかさ「はい、約束します」

 ふゆきはその場で「ふぅ」と息を吐く。

ふゆき「若いって良いですね」
つかさ「えへへ……あの、着替えるので向こう行っててもらって良いですか?」

 向こうというのはカーテンの向こうだ。
 今更ながら説明すると、保健室のベッドはカーテンで隠れるようになっているのだ。

ふゆき「おかしいですね。急に足が動かなくなりました」
つかさ「へ?」

ふゆき「薬の用意をしなくてはいけないのに……柊さん、申し訳ありませんが、早く着替えてくれませんか?」
つかさ(なにそれー?)

 つかさは仕方なく後ろを向き、毛布の中でもぞもぞと着替えるのだった。

つかさ(これもみなみちゃんや萌え死にに関係があるのかな……)
423 :萌え☆死にストーリー[saga]:2008/10/07(火) 20:36:37.71 ID:20QGkISO
ふゆき「ところで、凄くきつい水着でしたが……わざとですか?」
つかさ「はぅっ」

 図星を突かれ茹でタコになる。しかし、どこか違和感がある台詞だった。

つかさ「(きつい水着でしたが?)何できついって分かったんですか?」
ふゆき「! それは保健室の先生ですから……」

 ふゆきも赤くなる。目も泳いでいる。

つかさ(説明になってなーい)

 なんとか着替え終わったつかさは毛布を取っ払い、制服も着てしまう。

つかさ(恥ずかしかったよ〜)

 その後つかさは、ふゆきに軽目の風邪薬と冷えピタをもらい、無理はしないよう注意を受け、保健室を後にしたのだった。


―3年B組。三時限目―

つかさ(もうすぐお昼かぁ、お昼休み中に終わるかなぁ……)

 カラカラと教室のドアを開ける。

先生ω「お、柊帰って来たか。具合は?」
こなた(眠くて寝てただけなのにね)
つかさ「少し熱がありますけど大丈夫です」
こなた(あれー?)

 つかさは自分の席に向かう。するとみゆきが小さな声で呼び止める。

みゆき「熱があるのでしたら早退した方がよろしいのでは? 後の事は私に任せて――」
つかさ「ゆきちゃんだけに任せる訳にはいかないよ」
みゆき「つかささん……」
つかさ「それに夢で頼まれたからね」
みゆき「……そうですか、無理はしないでくださいね」
つかさ「うん。それさっき先生にも言われちゃった」

つかさ「ゆきちゃん、お昼休みに……全部終わらそう」
みゆき「……そうですね」

 そして授業は終わり、物語りは昼休みへ……。
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 20:41:48.02 ID:20QGkISO
>>408-423
以上です。後編になって終わると思ってた片いたらごめんなさいorz
中編はやりたいことやったんで次こそストーリー重視で行きます。
というか次でラストです。今度は絶対!

何故、最終萌だけ前編とかあるかと言うと、話しが一日足ってないからです。

後編はただ今執筆中です。今度はあんまり間を開けないよう努力します><
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 20:46:04.28 ID:m9MgHAko
もはやみんなビョーキじゃあないか…
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 20:50:45.05 ID:20QGkISO
そして今回はちょっとしたイラストと萌え死にの設定があります。
全体的なバランスは気にしてはいけませんww


萌え死にの帝王カナタン
http://imepita.jp/20081007/729110

自然系。存在そのものが萌えてしまう。
何もしなくても萌えるが、何かすると余計に萌える。
こなたとゆたかもこのタイプ。

萌え死にヘルカイザー
http://imepita.jp/20081007/729470

直接系。見た目重視、セクシーさで攻める。
ツリ目、ツインテール、ロングヘアー、絶対領域、幼さ、この容姿でかなたとほぼ同じ性格というギャップ。
萌えの塊ですね。
萌えを勘違いしたみなみに近いタイプ。

もしかなたに妹が居たらこんな感じかなーとか思いながら描いた。

以上。
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/07(火) 21:07:56.00 ID:qRBzISE0
>>426
投下乙
ヘルカイザーと聞いてグォレンダァ!をイメージしてしまったwww
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/07(火) 21:22:33.46 ID:qRBzISE0
ついでに

題名:ヘルカイザーわかめ

つかさ「ねぇねぇ、ゆきちゃん。ヘルカイザーって何?」
みゆき「ヘルカイザーとは、元々、地獄を表す英語Hellと
帝王を表すドイツ語Kaiserとを合わせた造語ですね。
直訳すれば、地獄の皇帝みたいなものですが。」
つかさ「へぇ〜そうなんだ〜。ヘルの意味はわかるけど、
カイザーの意味がわからなくて…。」
みゆき「ですが、一説にはヘルデュエルのカイザーという意味もあるそうです。」
つかさ「へ?ヘルデュエル?」
みゆき「百聞は一見に如かず、つかささん、これ付けてデュエルです!」
つ○←衝撃増幅装置
つかさ「ゆ、ゆきちゃん…どうしたの?」
みゆき「私は…人気がほしい!私は人気に飢えている!乾いている!」
つかさ「こなちゃあぁあああん!おねぇええちゃあああん!ゆきちゃんがぁああああ!」

お姉ちゃんとこなちゃんのおかげでゆきちゃんは落ち着きましたが、私はその日、早退しました。
ゆきちゃんにあんな一面があったなんて……。
私にはゆきちゃんを心の闇から連れ戻すことはできません。
あんなゆきちゃん見せられたら、私はどうしたらいいのでしょうか…。
バルサミコ酢とマヨネーズの炭酸割りを飲んでもわかりません。

終わり
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 21:23:24.75 ID:0PQfMcDO
>>426
かなたんさんに萌えたwwwwwwwwリボン反則wwwwwwwwww
 
 
 
そういや、前に『殺人事件を継ぐ』みたいなこと言ってた人って『○○☆○○の作者』だって言ってたような……
○の数も合うし、もしかしてあなたですか?
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/07(火) 21:26:28.26 ID:qRBzISE0
補足を忘れてた。
※補足:衝撃増幅装置
遊戯王GXにて使用。デュエルでのダメージを高圧電流として流す。
そして、ダメージによって電流量が変化する。
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 21:30:23.46 ID:m9MgHAko
バルサミコ酢とマヨネーズの炭酸割り…オエー
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 21:55:03.81 ID:CM/1lww0
>>428
>>バルサミコ酢とマヨネーズの炭酸割り

かがみ「つ、つかさ、いつもそんなモノ飲んでるの?」
つかさ「ううん。いつもはロックか水割りで飲んでるよ?」
かがみ「うわぁ・・・」
つかさ「最近は寒くなってきたからお湯割りもおいしいんだよね〜
    そうだ!ストレートで飲むとダイエットにいいらしいよ?」
かがみ「!!・・・MJD?」

 ☆

こなた「やふー、お見舞いに来たよ〜・・・って、だ、大丈夫なのかがみ!?」
かがみ「ふ、ふふ・・・まさか10kgも落ちるとは思わなかったわ・・・こんな形で・・・」
こなた「毒?ねえ、誰かに毒でも飲まされたの!?」
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/07(火) 22:09:03.30 ID:20QGkISO
>>429
よく覚えてましたね。その通ですよ。
後編終わったら取り掛かるんで、もう少しお待ちを。
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/07(火) 22:09:20.26 ID:uyXrVcDO
‐ドライブ‐
こなた「ゆい姉さんラジオつけてもいい?」
ゆい「いいよ〜」
ポチッとな
「…みさんからのリクエストでもってけセーラー服、どぞ」
ゆい「ん、これこなたたちのじゃない?」
こなた「そだよ〜なんかリクされてると嬉しいね」

♪持っていけ最後に
こなた「笑っちゃうのは私のはず〜」
ゆい「セーラー服だからでぇす」
こなゆい「けーつろーん♪」
こなた「接近さ…」
『ポンッ、まもなく左折です、その先しばらく道なりです』
こなた「あぅ…ノリノリな時に限ってこのカーナビは」
ゆい「たは〜><、新米ちゃんだから許してあげてよ」
こなた「まぁ機械だしね」

余談、先日車にて信号待ちしてたら目の前の車がらき☆すたキャラの描かれた痛車だった
後ろの窓にこなたとかがみが『スピードの出しすぎいいかげんにしなさいっ!』ってあったのを見てつい制限速度意識してしまった
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/07(火) 22:25:22.07 ID:/iysDMAO
有頂天の悩み


あきら「愛がほしいいいいいいいい」
みのる「………」
あきら「愛がほしいいいいいのぉぉぉ!!」
みのる「(必死だ……!!)」
あきら「(気が付け馬鹿!!!!!!)」
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/08(水) 00:00:00.87 ID:GN7Sr5s0
誕生日なのに残念なお知らせ

★児童買春で逮捕、援助交際グループ補導

・埼玉県警察本部は7日に女子高生などに対する児童買春を行ったうえ、
 わいせつな行為を撮影したなどとして、県内の男3人を逮捕しました。
 また、援助交際などを繰返していたこの女子高生グループを補導しました。

 児童買春や県青少年健全育成条例違反などで逮捕されたのは幸手市の自称作家、泉そうじろう容疑者、
 鷹宮町の自称神主、柊ただお容疑者、住所不定無職の白石みのる容疑者の3人です。

 警察の調べによりますと3人はそれぞれ去年8月から今年2月にかけて出会い系サイトを
 通して知り合った女子高生などに対し、買春行為を行い、
 さらにその行為を携帯電話で撮影していました。

 一方、売春行為を行ってた少女たちは、調べに対し、去年の夏ぐらいから
 こづかい目的ではじめたと話しているということです。

ゆい「…もう!わかってんの!?3人とも!」
ゆたか「……くすん」
ゆい「それとあなた!何歳偽ってるんですか!?10歳もさば読んで!しかも、しかもあなたは!」
ななこ「すんまへん」
みゆき「で、ですが私達はあの方達に」
ゆい「首謀者は高良みゆきさん、あなたよね?ばっちり証拠は上がってるんだから」
みゆき「…チッ」
ゆい「ああん?」
みゆき「い、いえ、申し訳ありませんでした。深く反省しております」
ゆい「あーもう!何で身内なのよ!もう!今日は私の誕生日よ!?…ひっく、うぇっぐ…」
ゆたか「…お、お姉ちゃん。お、お誕生日、おめでとう…」
ゆい「めでたくないわよ!ゆたかのバカ!」
ゆたか「><」
ななこ「小早川に拳銃向けたで?修羅場やな」
みゆき「修羅場、ですね…。しかし何故取り調べ室にバルカン砲まで置いてあるのでしょう?」
ななこ「お、持ち上げたで?あら人の持つもんやないやろ。あんたはターミネーターかっちゅうねん」
みゆき「こちらに向けましたね。もしかしたら、私達、オワタ、と言うことでしょうか?」
ななこ「高良、こうや。人生\(^o^)/オワタ…ん?なんか臭うな?げ、小早川、お前、漏らしたんか?」
ゆたか「だ、だってぇ…」
みゆき「状況が状況です。仕方ないですよ」
ゆい「ははは…。こんな、…こんな誕生日も、悪くないかもね。
    3人とも、念仏は唱えたかな?ゆいねーさん、お誕生日おめでとー!!!」
3人「!?」

ZUDADADADA!!!!!

ゆい「あはは、あはは、あははははー!!!!」

おめ\(=ω=.)/でとー
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/08(水) 00:01:44.73 ID:GN7Sr5s0
あーくそ!間に合わなかった!orz
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 00:02:15.40 ID:jIMgb.SO
−ネトゲにて4−

Konakona「さて、ちょっとバザー放置っと」
ピローン
Konata『すいません、もう少しだけ値下げしてもらえませんか?手持ちが少し足りなくて…』
Konakona「え、わたし…?」
Konata『あれ、寝バザだったかな…』
Konakona「おっと『はい、少しくらいなら大丈夫ですよ。似たような名前なんで驚いて…何か由来でもあるんですか?』っと」
Konata『由来というほどでもないんですけど…恥ずかしい話ですが、好きなクラスメートの娘の名前をつい使ってしまって…』
Konakona「…ぇ?」



かがみ「どうしたの?朝からなんかキョロキョロして。落ち着きないわよ」
こなた「い、いや何でもないんだよ…うん、なんでもない…」
かがみ「そう?だったらいいんだけど」

439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/08(水) 00:02:50.73 ID:9ewoUXso
こなた「俺がガンダムだー!」
かがみ「ハイハイ」
みゆき「……」

 *

みゆき「(自室の鏡に向かって)……お……(フルフル)わ、私がまとめ人だ……です
     や、やっぱりいきなりは変われないですね……」

みなみ「……みゆきさん」
みゆき「ひゃうッ!? み、みなみさんいつからそこに!?」
みなみ「最初からいました。前のまとめからそれほど間が空いていませんが……」
みゆき「あ……そのことですか。そうですね、せっかくなのでこの際本格的に従事しようと思いまして。
     前回のように誰もまとめないままスレッドをまたいで何百レスも放置されているようではいけません。
     誰もやらないのでしたら私が週一くらいの間隔でまとめていこうと考えています」

みなみ「そ……うですか(微妙にそこはかとなく黒くなっているような……これは保守ネタなのか黒ネタなのか……)」
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 00:51:33.03 ID:PX9rk8U0
>>439
乙!ここはまとめ人がいてようやく成り立ってるからな、ありがたい
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 01:34:46.72 ID:3Jjk4EAO
みさお「くらえチビっ子! これが私の全力だぁーッ!!」
こなた「来いみさきちー!」

かがみ「あれは……炎!?」
みゆき「日下部さんの気迫がボールに炎を帯びさせています!」
あやの「泉ちゃん避けて! あんなの捕れない、当たったら無事じゃ済まないわ!」

みさお「フレイム……シュートォ!!」ヴァアン

つかさ「こなちゃん!」

こなた「……はあッ!」バシィッ
みさお「なっ、なにぃ!?」

あやの「うそ、捕った!?」

みさお「そんな……ヴぁかな」
こなた「ふ……はっはっはっは」
みさお「何がおかしい!」
こなた「なんだ、そのあわれなシュートは……」
みさお「っ……何だと!?」
こなた「メイドの土産に教えてやろう……」

みゆき「……!? 日下部さんの時とは比較にならない炎が……」
つかさ「やめてこなちゃん! もう充分だよぉ!」

こなた「炎とは……こうして使うものだ!」ポ―…ン
みさお「!」ザッ

あやの「ボールを蹴り上げた……」

こなた「……ネオ」クルッ

かがみ「あれは……!」

こなた「ファイヤー……」ザン

みゆき「オーバーヘッド……!」

こなた「アタァァァァァック!!!」バシィィン
みさお「うっ、うああぁぁぁ!!」


……ガシャーン


こなた「あ……」
みさお「……あー」
こなた「……逃げようか」
みさお「さんせー……」
かがみ「待てコラ」
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 07:15:13.67 ID:XDVjegSO
>>439
自分のSSと一緒に今日の夜にでもまとめようとしたんだが
ありがたいです。乙
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 10:03:21.67 ID:XDVjegSO
泉こなたの消失の作者さんはまだ居るのかな
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 12:21:21.46 ID:jIMgb.SO
☆の部分にお好きな台詞を当ててお楽しみ下さい

−まとめ人への感謝の気持ち かがみ編−

かがみ「あ、まとめてくれたんだ、おつかれ」

かがみ「別にいいでしょ?何期待してるのよ」

かがみ「はぁ!?なんでわたしがそんな事しなくちゃいけないのよ!?出来るわけないでしょ!」

かがみ「う…そ、そうじゃなくて…その……は、恥ずかしいのよ…」

かがみ「うぅ…それは…そうなんだけど………わかったわよ」

かがみ「わかったって言ったの!やるわよ!やればいいんでしょ!」

かがみ「うるさい!やって欲しいって言ったのはあんたでしょ!?…ほ、ほら、いくわよ?」


かがみ「……ど、どうだった?」

かがみ「しょうがないでしょ!こんなのやった事ないんだから!もう絶対やらないからね!」

かがみ「うるさいうるさいうるさい!やらないったらやらない!」

445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 12:27:00.19 ID:MsfUAOM0
>>426
とうとう次で最後かー
wktkwwwwつかさかわいいよつかさ><
>>441
ワロタwwwwww
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 12:35:59.82 ID:RYwBXt2o
>>444
ハハッ、俺けがれてるな…
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 12:38:21.31 ID:I44U.Yk0
ふと思ったんだがパティって動物に例えると何なんだ?
なんかパティだけ見たこと無いんだよなぁ・・やまとでさえ鹿って噂があるのに・・・
ちなみに俺はパンダだと思うんだが
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 14:09:41.53 ID:KAw60iU0
ゆたか「そう言えば、あるバラ園で薔薇カレーって言うのを食べさせてくれるんだって」
みなみ「…薔薇…カレー?」
ゆたか「うん。薔薇の花びらを使っててね、ピンク色をしたカレーなの。食べてみたいな〜」
みなみ「…私は…ゆたかの花び」
パティ「みなみ自重シテクダサイ。ソレトひよりん、イサキとか褌とか、ウルサいデス。
    そう言えば皆サン、カレー味の○○コと○○コ味のカレー、どっちが好……
    イ、痛いデス!暴力反対デス!チ、チョコ、チョコレートですよ?あ!嗚呼ッー!my!Goddessゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/08(水) 14:21:13.57 ID:1RVW20Q0
>>448
みさお「カレーかぁ…思い出といっちゃあ兄貴が良くこんなこと言ってたなぁ…」
かがみ(やな予感が…)
みさお「『○ソ食ってるときにカレーの話すんじゃねえ!』ってさ。流石にこれを聞いた瞬間食ってたカレー吐いちまったってヴぁ…うっ、思い出しただけで吐き気が…」
かがみ「衛生兵!衛生兵ー!!」
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 15:17:27.48 ID:Se.pYEDO
そろそろリレー小説の時期かな?
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 16:16:49.53 ID:I44U.Yk0
「あやののキャラソンプロジェクト」を書いて下さった方、ありがとうございます
よろしければゆたか達の案もお願いしたいのですが・・・・
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 18:25:15.34 ID:IvRHg960
きもいです
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 18:59:48.67 ID:XDVjegSO
>>450
やるなら今のうちにやった方が良いね。後にプチ祭あるし

ネタはあるのか?
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 19:29:02.61 ID:jIMgb.SO
−喧嘩はやめて 二人をとめて−

こなた「うぅぅ〜」
かがみ「うぅぅ〜」
みゆき「あ、あの…またですか?」
つかさ「うん…詳しい事はまた省くけど、またお姉ちゃん達が睨み合ってて…ゆきちゃん、今度こそとめて!」
みゆき「え、えと…その…あの…」

みゆき「わたしのために争うのはやめてください!」

こなた「………」
かがみ「………」
つかさ「………」
みゆき「……スイマセン」
かがみ「いやまあ…みゆきを取り合っては、争わないわね…」
みゆき「そうですか…ソウデスヨネ…」
こなた「そうだよ、みゆきさんなら取り合わないでみんなで愛でるよ」
みゆき「そうで…え?」
つかさ「そうそう、ゆきちゃんなら三人相手でも大丈夫だよね」
みゆき「大丈夫って…な、何が…」
こなた「じゃあさ、せっかくだし今から四人で体育倉庫にでも行こうか?」
みゆき「な、何でそのような所に…?」
かがみ「おーいいわねえ。よし、行こう行こう」
みゆき「あ、あの…話が見えません…」
つかさ「よーし、わたし頑張るよ〜」
みゆき「頑張るって…何を…何をなんですか?…みなさん…あの…説明を…あの…」

455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 19:59:06.95 ID:Se.pYEDO
>>453
でも俺、もう何回も一回目書いてるんだよな……。
他の人のネタで書いてみたいな
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 21:16:31.15 ID:XDVjegSO
じゃあリレーやってみましょうか

今回のリレーは

最長7レス。分岐は3回まで。
3日ルールなので10月11日の夜9時までです。

それでは
457 :リレーSS[saga]:2008/10/08(水) 21:18:10.16 ID:XDVjegSO
書き忘れた

連続して同じ人が投下するのは禁止です。
最低2レス待ちましょう。

↓ここからリレー↓


 穏やかな空。見事なまでの快晴。ホント、いい天気。
 そして今日は七夕。綺麗な天の川が見れそうね。
 私は今、町で買い物をしている。
 たまには一人で買い物するのも気楽で良いわね、なんて思ったり。
 勿論、一人で買い物しているのには訳がある。決して友達が居ないとかじゃないからね!
 冒頭で述べたように今日は七夕だ。つまり私たち双子の誕生日。
 ここまで言えば勘のいい人は分かるんじゃないかしら? そう、私たちはお互いに誕生日プレゼントの交換こをしようとしているの。
 誕生日プレゼントなんて相手が欲しいと言った物をあげるのが妥当だと思うけど、今回はつかさの提案で何をプレゼントするか分からないようにするみたい。
 サプライズプレゼントって事かしら? まぁ、何が貰えるか楽しみって気持ちは私にもあるけどね。つかさが欲しいものなんて、だいたい察しは付くんだけどね。
 ま、そんな訳で一人で買い物してるって訳。と言っても、駅までは一緒に来たし、つかさも何処かで買い物してるとなると、あまり一人って気にはならないけどね。

 さぁて、そろそろプレゼントでも探しますか。どこかいい店は……お? あれは?
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 21:20:57.67 ID:XDVjegSO
自分は以上です

>>だいたい察しは付くんだけどね。

“ね”を消し忘れたorz
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/08(水) 22:09:07.64 ID:Sg9s.EDO
>>452
(´_ゝ`)プッ


リレー開始に関して一人も同意者がいないのになんでリレー始まってるの?^^
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/08(水) 22:27:50.28 ID:IqUdvqoo
452涙目ですな
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/08(水) 22:34:20.93 ID:1wSBZ.DO
>>443
生きてるけど、正直な話続き書くのにかなり苦戦してる。すいません。
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/08(水) 23:18:40.44 ID:Jl1MpdQo
>>457

 長い髪、ヘアバンドによって露になったおでこ。
 見間違えようもない、洋菓子屋のドアを開けて出てきたのは同じクラスの峰岸あやのだ。

 出てきた……のだけれど、肩に提げたバッグを除けば彼女は手ぶら。
 何か買おうと思って入ってみたはいいけどこれといって食べたいものがなかったとか、そんな感じだろうか。

「峰岸ー」

 声をかけてみると彼女はぱっと振り向いた。

「柊ちゃん」

 奇遇だね、と微笑みながらこちらへ歩いてくる。

「ケーキでも買うつもりだったの?」
「お店で売ってるのを見よう見まねで作るつもりだった、かな」

 峰岸は料理が得意だ。
 特にお菓子作りに関してはつかさに勝るとも劣らない、一級品の腕を持っている。
 というか見よう見まねって。そんな簡単に再現できたら商売あがったりだろ……とも言い切れないのが峰岸の怖いところだ。

「柊ちゃんは? お買い物?」

 そうだ、プレゼントの相談でもしてみようか。

「そんなトコ。つかさとプレゼント交換しようってことになってさ、何がいいか考えてたのよ」
「あ、そっか。今日が柊ちゃんたちの誕生日だね。おめでとう」
「ありがと。それでさ、どんな物プレゼントしたら……って、つかさのことあんまり知らないか」
「うーん……そういえばあんまり話したこともないかも。料理が得意なんだっけ?」
「料理っていうか家事全般かな。端的に言えば私を鏡に映したような子なのよ」
「柊ちゃんだけに?」
「……いや、別にダジャレを意識したわけじゃないわよ」

 実にくだらない……。

 くすくすと笑った後で峰岸は少しだけ腕組みをし、やがてぱあっと顔を明るめた。

「妹ちゃんへのプレゼント、提案があるんだけど――」
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/08(水) 23:46:30.85 ID:1RVW20Q0
>>454
一瞬にしてケンカが治まったwwww流石みゆきさんwwwww
てか三人とも何を考えてるwwwwwwwww
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/08(水) 23:53:15.51 ID:Iw6d5aI0
>>459
こなた「なんで始まったんだろうね?」
つかさ「えっとね。それはたぶん、静かな魔女さんの仕業だよ、こなちゃん」
こなた「は?何言ってんの、つかさ?」
かがみ(たぶんサイレント・マジョリティって言いたかったのね・・・)

みたいな会話を思いついた。他意はない。
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 00:22:09.03 ID:QRcM3oAO
こう「ね、今度のイベントの――」
やまと「嫌」
こう「まだ何も言ってないじゃん!」
やまと「嫌ったら嫌」
こう「……仕方ない。奥の手でいくか」
やまと「どんな奥の手でも首は縦に振らないわよ」

こう「……ねーえ、そろそろ雪見だいふくが売り出される時期じゃない?」
やまと(……!)
こう「私も好きだよ雪見だいふく。食べたくなーい?」
やまと「そ……」
こう「イベント手伝ってくれたらたっくさんおごっちゃったりなんかしちゃったりして?」
やまと「そんな餌に私が釣られヤマー!」
こう「ふ、チョロい……」
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 06:32:54.55 ID:94zk4wSO
>>465
ヤマー!ってwwwwww
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 07:03:48.51 ID:fUJBFkSO
>>461
そうですか……気長に待ってるぜ!

>>462
良かった、続いた。
現れたか峰岸w

>>465
やべぇ、やまとこんなキャラなら好きになれそうw
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 12:28:04.42 ID:93L4tESO
−東方燃焼系−

こなた「ねえ、かがみ」
かがみ「ん、なに?」
こなた「ちょっと前に、わたしがかがみに東方やらせるってネタがあったじゃない?」
かがみ「あーあったわねえ…あったわねぇ……きめぇ…グスッ…きめぇって…」
こなた「ご、ごめん…なんかトラウマだったみたいだね…」

〜間

こなた「えーっと、落ち着いた?」
かがみ「うんまあ…で、そのネタがなに?」
こなた「その時のかがみの強者っぷりを見てね、これこそ東方不敗!!…って思ったんだよね〜」
かがみ「いや、全く意味が分からないんだけど」
こなた「ま〜あの爺さんもある意味ツンデレだからねぇ…どこか通じる所はあるかと」
かがみ「わたしはツンデレじゃないっての。ってか爺さんかよ」
ガッシャァァァァァン!!
兄沢「しぃぃぃぃしょぉぉぉぉぉぉ!!!」
かがみ「うわぁ!?な、なに!?」
こなた「あ、やっぱ来たか」
兄沢「生きておられましたか師匠!なんともプリチーなお姿に!」
かがみ「なんなの師匠って!?暑苦しい抱き着くなぁ!は〜な〜れ〜ろ〜!!」
こなた「朱く燃えてるな〜」
かがみ「なんで和んでるのよ!なんとかしてよこなたぁ!!」

469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 12:36:29.97 ID:JoE1B0w0
・・つうかあやの歌上手いし別にキャラソン出てもいいじゃん
ようは「彼氏持ち」をテーマにしなきゃいいんだろ?
俺ならみさおのとセットで買う予定だけどな・・・
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/09(木) 12:40:18.21 ID:4smPUMDO
こなた「正義のヒーローや大物は遅れてやってくるんだよ」
あやの「そうそう」

かがみ「そうそうって峰岸…」
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/09(木) 16:52:59.41 ID:.yVryPc0
原作6巻113ページより






原作
こなた「こーゆーのって、オタクに完全一般人の親友がいたりするけど、リアルだと、そんなのそうそうないよね。ねぇ?」
かがみ「いや……今あんたに、どんな反応すべきか、思案中なんだが……。捕らえ方多すぎて」


選択肢A
こなた「こーゆーのって、オタクに完全一般人の親友がいたりするけど、リアルだと、そんなのそうそうないよね。ねぇ?」
かがみ「いっとくが、私はオタクじゃないぞ」


選択肢B
こなた「こーゆーのって、オタクに完全一般人の親友がいたりするけど、リアルだと、そんなのそうそうないよね。ねぇ?」
かがみ(ガ〜ン。私は友達だと思われてなかったのか……?)(涙)


選択肢C
こなた「こーゆーのって、オタクに完全一般人の親友がいたりするけど、リアルだと、そんなのそうそうないよね。ねぇ?」
かがみ(友達だけど親友未満ってことか? 微妙……)


選択肢D
こなた「こーゆーのって、オタクに完全一般人の親友がいたりするけど、リアルだと、そんなのそうそうないよね。ねぇ?」
かがみ(えっ。それって、親友以上って意味? で、でも、私は女だし……)(顔真っ赤)


選択肢E
こなた「こーゆーのって、オタクに完全一般人の親友がいたりするけど、リアルだと、そんなのそうそうないよね。ねぇ?」
かがみ「まあ、なんにでも例外っていうのはあるわよ」
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 17:51:51.77 ID:0wNMO2DO
>>462

「日頃お料理を作ってくれてるお礼に、柊ちゃんもなにか作ってあげたらどうかしら?」
「ええ!?」

 確かに、お弁当などの点ではつかさにお世話になりっぱなしだ。
 けど、料理はすこぶる苦手なのよね……。スクランブルエッグを真っ黒焦げにして以来、苦手意識が付いちゃって……

「私じゃ無理よ……。つかさや峰岸みたいに美味しくできないし。第一、時間がないわよ」
「う〜ん……そうよね……」

 料理の案はあっさり却下され、結局振り出し。

「私よりも、泉ちゃんや高翌良ちゃんの方が良い案を出してくれるんじゃないかしら?」

 うん、それはもう考えてた。つかさと同じクラスだし、何か知ってそうな気もする。
 けどなぁ……あの二人だと、ちょっと……



・こなたの場合・

「つかさの誕生日? やっぱり“鉈(ナタ)”とかいいんじゃないかな? あれ持って“嘘だッ!!!”って言ってもらえば……」



 去年はToHeartの制服だし、あいつならマジでやりかねん。



・みゆきの場合・

「つかささんの好物はどうでしょう? 以前、果物が好きと言っていましたので、それなら容易に手に入りますよ」



 無難な提案を出してきそうだけど、それなら姉さん達が既にやってるだろうし、そんな“いかにも”なプレゼントは私が納得いかない。

「悪いけど、それも却下かしら……」
「そっか……。じゃあ、歩きながら探さない? 良いのが見つかるかもしれないわ」
「それもそうね。峰岸はどうするの?」
「特に予定はないわ。もう帰るつもりだったから、柊ちゃんに付き合ってあげる」
「ありがと。じゃあ行きましょ」
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 17:59:05.19 ID:HpldR2AO
あきら「おっぱいなんてただの飾りだろうに!!」
みのる「(中の人はどうなるんだ!あれは全て飾りか……?!)」
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 22:56:44.66 ID:7eG9LIAO
リレーSS見てて、この分岐をうまく生かしてノベルゲームみたいなものを書けないかな、と思ってるんだけど出来るだろうか?

らき☆すたアドベンチャー
なるタイトルで、洞窟脱出なり洋館脱出なりのシンプルなものを書いてみようかと。(かがみの一人称が書きやすい?)

掲示板への投下時は選択肢のリンクとかを

私は、幸せそうに眠っているこなたな対して、一体なにをしてやれるのだろか……。

>>500そっと毛布をかけてやる
>>501抱きついて身をよじってウマー

みたいな未来へのレスをしないといけないのかな?とちょっと思ったり、問題点がいくつかあるけど……。うまくやる方法があったら助言プリーズ☆
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 23:20:23.89 ID:fUJBFkSO
>>472

 その後、峰岸と一緒に色々店を廻ったわ。峰岸はあれが良いとか、妹ちゃんにピッタリじゃない? とか言ってたけど、私からしてみればどれも納得がいかないっていうか……。
 峰岸のセンスを疑ってる訳じゃないんだけどね。じゃあこれでいいやー、なんて気持ちであげてもつかさに悪いじゃない?
 かといってどんな物を上げれば喜んでくれるのか、つかさならどんな物でも喜びそうだけども……あぁん! 正直、プレゼントにこんなに悩むなんて思わなかったわ。

「ごめんね峰岸。さっきから選んでくれてるのに」
「うぅん、柊ちゃんの気持ち、私も凄く解るから気になんてしてないよ」
「ん、ありがと」

 そういえば峰岸には彼氏が居るんだったわね。なるほど、こーゆーのには手慣れてるって事ね。
 っと、もうこんな時間か。
 行きも一緒なら帰りも勿論一緒。つかさとの待ち合わせ時間が後30分を切っている。
 まずいわね、早くなんとか納得のいくプレゼントを買わないと……。
 そんな事を思っているときだった。峰岸が私に問い掛けた。

「柊ちゃんはプレゼントって何だと思う?」

476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 23:20:40.23 ID:L1DQn/M0
誰かが選択して、選ばれたのを>>474が書いていく、と?
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 23:22:56.50 ID:fUJBFkSO
>>476のやり方なら小ネタとして投下しようと考えていたところだ
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 23:30:11.56 ID:ppUWvIoo
リレーの分岐は所詮救済措置だからね
発展させて何か作ることはできるだろうけどスレ独占状態にならない程度にしておくれ
つっても投下来ない時は全く来ないんだけどさ
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/09(木) 23:49:58.01 ID:mHKjJMIo
考えることは同じかww 選択肢によって鬱ルートに流れるとかなー

>>474
未来安価、選択肢のレスがあったらそれにする(先着)、5レス先までにあった選択肢レスで多数決
ってとこじゃないか

>>478
そこは大丈夫だと思う。展開が住人の選択で変わるってだけで、長編の投下と変わらないはず
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 00:27:07.76 ID:sCW9rESO
>>471
選択肢Bは僕も実際に考えたww
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 01:04:53.30 ID:CJDWZ6AO
こなた「〜〜♪」
みゆき「泉さん……」


かがみ「にしても、ホントみゆきにべったりね……(何で私じゃないのよクソックソックソッ)」
つかさ「なんだか最近すごく仲良くなったよね……(こなちゃんをお持ち帰りしていいのは私だけなんだから……)」


みゆき(それにしても泉さん、改めて見てみるとかわいらしいですね……)
こなた「……? みゆきさん、私の顔に何かついてる?」
みゆき「い、いえ……(いけません……大切な友人をこんな目で見ては……)」

こなた(かがみは狂気レベルだしつかさは鉈持ち出してきそうだしで怖いんだよ……)
かがみ(イライライライラ……)
つかさ(カナカナカナカナ……)
みゆき(お二人の視線が痛いです……)
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 02:28:21.31 ID:RECXUgAO
>>476
のとおりだけど、あらかじめ全ての選択肢の場合のエンドを完璧にした、まとめなりあとで全部投下するなりして、初めて全貌が見えるくらいのものを書く。
実際にここでゲーム形式で投下するのは、誰かが選んだ選択肢のストーリーを、あらかじめ書いておいたものの中から投下していって、そね誰かが読めるのは全てのストーリーのなかの一部だけ。

って感じのものをやろうかと思ってね。
全通り書くわけだから、文章量が膨大になるわけだけどwなんとかなるかなと。
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 02:32:20.59 ID:tVGRp1I0
まとめ人さん乙、あとまとめサイトにあった『二月の雪化粧』っていう作品はこのスレのじゃないよね?
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 03:53:27.28 ID:PA9e4YQo
>>482
ここに投下するのは一つのルートだけ、wikiに行けば別の選択肢を選んだ場合のも読める
ってことだよな? それなら別にいいと思う
選択のしかたは面倒じゃなければ、なんでもいいんじゃない

>>483
またか。たまにあるけど、注意書きでもいるかな
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 04:19:38.58 ID:uLcB8wg0
>>483-484
ID省かれちゃってるけど、『二月の雪化粧』はここで投下された作品だよ。
ここつうかVIPスレだたかな。
作者が手直ししたんじゃない?
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 05:47:36.11 ID:PA9e4YQo
>>485
そうなのか。IDなしで上がってたからおもっきり勘違いしてたわ。ごめんよ
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 05:47:52.45 ID:RECXUgAO
>>483

「二月の雪化粧」は私が書いてまとめたものです。IDはもともとタイトルがない作品がほとんどだった頃に、作品や作者を区別する意味で付けていたので、自分でまてめるならIDは不要かな、と勝手に判断しました。
紛らわしいことしてすみませんでした!
粉 こな ……こならわしい?
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 06:44:24.97 ID:74bxmQDO
>>487
リアルタイムで見てたんだったかなぁ……
 
紛らわしい……粉らわしい……一瞬見分けがつかなかったwwwwww
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 07:20:08.84 ID:qNKKbQSO
リレー途中経過

>>457
>>462
>>472
>>475

後3レス。分岐はまだ3回残ってる。
今回は結構順調な希ガス
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 12:34:30.39 ID:h2lHfISO
−みさちゃんと柊ちゃんと28号とワタシ−

旧鉄人28号の主題歌のメロディーで

(前半省略)
♪ある時はみさおの味方 ある時はかがみの手先♪
♪敵に渡すな大事なカチューシャ♪
♪あやのん あやのん どこへ行く♪
♪ビューンと飛んでく あやのん凸八号♪


あやの「みさちゃん、ちょっと人の居ないところ行こうね?」
みさお「ままままままて落ち着けあやの!あたしはハメられたんだ!ちくしょーちびっ子!なにが『絶対喜んでくれるよ♪』だ!全然怒ってるじゃねぇかぁ!」
あやの「変わった遺言だね?御家族の皆さんには、何も言い残さなくて良いの?」
みさお「だからちがうんだよぉぉぉ!!」

かがみ「あんたよくあんな古い歌知ってるわねぇ」ポリポリ
こなた「ショタコンの語源が鉄人だってのは、オタク用語の基礎知識だからねー」ポリポリ
かがみ「それでも主題歌までは普通知らないだろ…にしても日下部、凸とか付いてる時点でアウトだって気付かないのかよ…」ズズー
こなた「そこがみさきちのみさきちたる由縁だよ」ズズー

みさお「おまえら!のんきに柿ピー食ってないでたすけろよー!!」
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 12:40:17.77 ID:Dk1Doek0
出っしーて↑スペクタクル

いつまで待ってりゃいいですか
流れゆく毎日の中で
もはやあやののキャラソンしか
楽しみがないのだから
そろそろ満を持して
発売をしちゃっても
悪い曲にはならないでしょう
Want a Charactersong!
ネタは「自分のポジション」が
お似合いですよね
時にもし売り上げが悪くても
後悔しないで
できるかぎりの宣伝を
してもいいでしょう
出っしーて↑


小野だいすけ「すいません・・・なんかすいません」
あやの「・・・」
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 14:40:32.47 ID:Zo04sDAo
つかさ「あ、日下部さーん」
みさお「んぁ? ……いもーとか」
つかさ「ど、どうしたの? 全然元気ない……」
みさお「口の中のアクマと共存してくことに決めたよわたしゃ……」
つかさ「うぁ……私なったことないんだけど、やっぱりしみるの?」
みさお「フ……わかんねーよな健康がとりえの妹には……」
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 16:04:52.30 ID:tVGRp1I0
>>475

突然の問いに不意を突かれたが、すぐに答を出す方向に頭を働かせる。
プレゼントとは何か。
何なんだろう。

誕生日プレゼントなんてものは、幼いときからこの七夕の日にずっともらい続けたもの。
ある年はぬいぐるみ、ある年は服、またある年はCD。
それが、何かと言われても……

「あ、ごめんね、わかり辛いよね」

黙って考え込んでいると峰岸が声をかけてきた。

「ちょっとだけ、私の話していい?」

私は首を縦に振った。すると峰岸は何かノスタルジックな表情で語り始めた。

「丁度、1年くらい前かな。
  みさちゃんのお兄さんとお付き合いを始めたばっかりの時のことなんだけど。
  その彼がお誕生日を迎えたんだけど、まだお互い好みとかはっきりしない頃だったから、
  どうしてもお誕生日のプレゼントが決まらなかったのね。
  それでプレゼントって何なのかなって、私考えてね」

私は真剣に耳を傾けた。峰岸は続ける。

「そもそもプレゼントなんていう物を渡すのは、
  その誕生日を迎えた人へのお祝いの気持ちの証なんだなって。
  例えば自分が誕生日を迎えたら、『おめでとう』って言ってくれるだけでも嬉しいんだけど、
  その上でプレゼントとして何かをもらえたら、もっと嬉しいじゃない。
  それだけ、お祝いしてくれる気持ちが強いってことだから。
  つまり、大事なのは誕生日を迎えた人、柊ちゃんの場合は妹ちゃんに対する
  お祝いの気持ちだと思うの」

……うん、なるほど。その意見は確かに納得できるものだった。

そういえば、今まで誕生日プレゼントという物を、単なる習慣のようにしか考えていなかった。
誰かが誕生日を迎えたら、何かを買ってプレゼントとして『あげなければならない』と。
それは『当たり前のこと』だと。そう考えていた。

しかし、それは違うのだ。
大切なのは気持ち。
つかさの誕生日を祝う気持ちが大事。

そう思った瞬間、何となく気が楽になった。
今まで、あんなにプレゼントに何を買うか悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しく思えた。
気持ちに素直になればいいだけだったんだ。

「そうね……言うとおりね。ありがと、何するか決まったわ」
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 16:25:31.52 ID:Dk1Doek0
らき☆すたのみんなを電王キャラで例えたら・・・


みさお    みさ王(良太郎)

あやの    アヤノス(侑斗)

こなた    ウラタロス

かがみ    モモタロス

つかさ    リュウタロス

みゆき    キンタロス

やまと    ジーク

みなみ    デネブ

ひより    ネガタロス

パティ    テディ

あきら様   ハナ

白石     オーナー


電王知らない人はすいません><  あ、ゆたかが・・・・orz
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 17:49:55.88 ID:Dk1Doek0
上の追加

ゆたか  ナオミ
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/10(金) 18:32:27.79 ID:wM3n6IDO
*トーク*
『ご乗車ありがとうございます、次は〜…』
こなた「ふぁ〜あ」
かがみ「大あくびね」
こなた「いやさぁ昨日は先生がレアアイテム手に入れてさ大はしゃぎしちゃ…」
かがみ「?どした?」
こなたの視線の先には車内で化粧をする女性が一人
こなた「思うんだけどさ、なんで電車で化粧するのかね?」
かがみ「なんでって、時間がなかったりしてしかたなく車内でしてるんじゃない?」
こなた「ここにくるまでにスッピンを見せてるんだからいまさら隠さなくてもいいと思わない?」
かがみ「まぁそうだけど…」

みゆき「…なんだそうですよ?」
つかさ「へぇ〜そっかぁさすがゆきちゃん物知りだね〜」
みゆき「いえ」
こなた「…聞いてみようよ、ねぇ、つかさやみゆきさんって化粧したことある?」
みゆき「え?お化粧ですか?お恥ずかしながらまだ一度も」
つかさ「私も〜」
かがみ「え、そうなの?」
こなた「ほら〜かがみんだけだよ〜」
かがみ「お母さんの口紅借りたりだとか、ちょっとチーク塗ってみたりだとかしない?」
3人「(ないないないない)(いいえ)(ううん)」
かがみ「うそ、軽くショック」
こなた「化粧して大人に憧れるかがみとか想像したら…ww」
かがみ「うるさいうるさいうるさーい!」
『…他のお客さまの迷惑になりますのでご遠慮願います』
つかさ「お姉ちゃん声大きいって」
かがみ「Σはっ!…(くぅ〜」
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 19:38:09.86 ID:U8eUEpI0
>>494
かがたろす「いくわよ!いくわよ!いくわよ!最初からクラ、てちょ、おま!勝手に入ってくるな!うわぁ!?」
こなたろす「相変わらずかがみは乱暴だね〜。僕に釣られてみる?そいや釣りと言えばさぁ、あ、あれ?つかさ?」
つかたろす「倒すけど良いよね?答えは聞いてな、え、あの、まだ、ゆ、ゆきちゃんのくせにー!」
ゆきたろす「あの、私の強さに貴方が泣きました!涙はこれで拭いてください!も、申し訳ありません。私はそんな」
やまたろす「降臨、満を持して?何それ?わけわかんない。てか羽根はえてるし…」

みなぶ「…先輩…そのやり方は卑怯です…それと椎茸食べてください…」
あやのす「椎茸?…な、何言ってるのよ!もう!///み、みさちゃん!邪魔よ!どいて!」
みさ○「うおっ!?あやのこえー…お?何だ?うげ!気持ちワリー!」
ゆたか盛り「あ、あれ?…ひゃあ!?か、皮が剥けたー><」

[あきら様は諸事情により、出演いたしません]

みのる「と言うわけで…」
こはげ「…(むす〜)」
かなみ「みなさん、コーヒーが入りましたよ?といっても、私の姿は誰にも見えないのよね。…少しだけ悲しい」

みさ太郎「主役なのに、全然活躍できてねー」
かがたろす「ほら。(バールの様な物を差し出す)鍛えてあげるから、かかってきなさい」
みさ太郎「柊?ひいら…ひーらぎー!!!(はぁと)」
こうして少女はひとつ大人に…

みなぶ「…あの、みなぶキャンディ(さくらんぼ味)です。これからも先輩を、よろしく…」

謎の戦士「誰かがうちを〜愛してる〜♪誰かがうち〜を〜…ひっく…うちを…ひっく…うちを…」

ゆイ「私今、無性に職質したいって、そんな顔してるでしょ?職質?何だっけ?それ。ま、いっか。今日もとばすぞ〜♪」

時の列車、デ(ry

こうですか?わかりません><
あと映画見てないのでテディとネガがよくわかりません><
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 19:44:08.44 ID:U8eUEpI0
ああ、ゆたか追加されてたんか。
まあご愛嬌て事で。
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 20:38:48.79 ID:h2lHfISO
−炭酸−


ゆたか『昨日の晩御飯に苦手なおかずがあってね、こなたお姉ちゃんに好き嫌いはダメって言われたんだ…お姉ちゃんだってもずく苦手なのに』

みなみ「…うん、好き嫌いはダメ…わたしも炭酸飲料くらいは飲めるようにならないと…」シュワシュワ
みなみ「………」シュワシュワ
みなみ「………」シュワシュワ
みなみ「………」シュワシュワ
ゆたか「………」シュワシュワ
みなみ「………」シュワシュワ
みなみ「………ペプシマ〜ン♪」シュワ〜!
ゆたか「………プッ」シュワシュワ
みなみ「!?」シュワシュワ

500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/10(金) 21:02:10.45 ID:qLOyR2o0
投下行きます。
501 :柊かがみ法律事務所──独立開業編[saga]:2008/10/10(金) 21:04:44.27 ID:qLOyR2o0
1.きっかけ

 かがみがまだとある先輩女性弁護士の事務所のイソ弁(居候弁護士の略。法律事務所に雇われる立場の弁護士)だったころの話。

 東京高裁の特別支部の位置づけになっている知的財産高等裁判所。
 その法廷で、被告弁護人柊かがみは、判決を聞いていた。
 結果は、原告勝訴。
 予想されていたこととはいえ、やはり落胆せざるをえない。
 それでも、かがみは裁判官が読み上げる判決文を聞いていた。

 依頼人たる被告は秋葉原にある同人関連中小企業の社長で、原告は著作権をにぎっている大企業。
 となれば、係争の内容はおおかた想像がつくと思う。
 東京地裁では原告が勝訴し、被告側が知財高裁に控訴。その控訴審の判決が今日だった。
 著作権を侵害する出版物等の販売差止めと、それまで販売していた分にかかる著作権使用料相当の損害賠償。それが、原告が勝ち得た判決であった。

 判決の読み上げが終われば、手続は終了。最高裁に通る上告理由は見当たらないので、裁判はこれで終わりだ。
 依頼人とともに、事務所に戻る。
 所長たるボス弁(ボス弁護士の略。法律事務所を経営する側の弁護士のトップ)とともに、依頼人と報酬について話し合った。敗訴でもそれなりの報酬はもらわねば事務所の経営が維持できないとはいえ、心苦しいのも事実であった。

「いやぁ、今回はお世話になりました」
「いえ、たいしたこともできずにすみません。結局、敗訴でしたし」
 依頼人の謝意に、かがみは恐縮しながらそう答える。
「いやいや。法律のことはあまり詳しくないですけど、大企業の尊大な顧問弁護士相手にあそこまで堂々と論陣をはってくれただけでも、溜飲がさがりましたよ」
 かがみは、相手方の論理の矛盾点や論拠不充分なところに即座に鋭く切り込む能力が非常に高い。今回の裁判でも、かがみの鋭い指摘に相手方の弁護士がややたじろぐといった場面も少なからずあった。
 その能力は親友こなたとの交友の中で磨かれたものであるが、かがみはそう指摘されても素直に認めることはないだろう。
「いえ、そんなことは……」
「それに、一部のオタクたちの間での柊先生の評判も知ってますよ。まだまだ蔑まされてるオタクたちに随分と親身だそうじゃないですか。そうだ! どうです? 秋葉原に来ませんか?」
「えっ?」
「店舗を移転して空き物件ができたんですよ。不動産屋に売り払うつもりでしたが、気が変わりました。柊先生に貸しますよ。賃貸料は安くてかまいません」
「そ、そんなことを急に言われても……」
502 :柊かがみ法律事務所──独立開業編[saga]:2008/10/10(金) 21:06:57.58 ID:qLOyR2o0
「まあ、そうですな。返事は後日でかまいません。前向きに検討してください。秋葉原には柊先生のような人を必要としている人たちがいっぱいいますよ」
 依頼人は、そういい残して、事務所を後にした。

 依頼人が去ったあと、所長が、
「かがみちゃん、すごいじゃない。これはチャンスよ」
「で、でも、いきなり独立なんて……」
 弁護士になってまだ2年ちょい。法科大学院卒業年次に一発で司法試験を通ったこともあり、まだまだ若い。今の段階で独立なんて、考えられなかった。
「かがみちゃんなら、しっかりしてるから大丈夫よ。なんなら、うちの事務員一人あげちゃうわ」
 所長は、この事務所で一番のベテラン女性事務員を手招きした。
 彼女は、事務所内では若いイソ弁なんかよりよほどの権力者で、事実上のナンバー2だ。
「いいわよね?」
「柊さんとともに秋葉原ですか。面白そうですね。行きましょう」
 彼女はあっさりそういった。
 到底ついていけないスピードで進む話に、かがみは戸惑うばかりだ。
「ちょっ、ちょっと待ってください、先輩」
「かがみちゃん。私は、別にふざけてるわけじゃないのよ」
 所長がさとすように話し始めた。
「ほかのイソ弁にこんな話が来たら、私は止めてるわ。かがみちゃんなら大丈夫だって確信するから、言ってるんだから。はっきりいって、かがみちゃんはこんな事務所で雇われてるなんてもったいなさすぎるもの」
 所長の隣で、女性事務員がうんうんとうなずいている。
「今回の案件だってそうよ。裁判所のホームページにさっそく判決文が掲載されたけど、著作権専門の大学教授や弁護士のブログじゃ早くも話題になってるわ。それだけあなたの主張に注目すべきところがあったってこと。判時や判タにも、どっかの教授の解説つきで載るわね、きっと」
 裁判所のホームページには近年の判例を載せるページがあり、注目すべき事件の最高裁判決や高裁判決などは、判決日に即日で掲載される。このお役所仕事らしからぬ速報ぶりは、業界の間では有名だった。
 判時は判例時報、判タは判例タイムズの略である。どちらも、法学界や法曹界では御用達の判例専門誌だ。この事務所でも定期購読しており、毎号送られてくる。
「それにね。秋葉原界隈の事情をちゃんと理解してる弁護士なんてなかなかいないわよ。私だってよく分からないもの。あの依頼人さんもいってたけど、かがみちゃんのことを必要としている人は、あそこにはたくさんといると思うの。かがみちゃんなら、すぐに数人は弁護士を雇わないと回らないぐらい仕事が集まるわよ」
「……」
「最終的に決めるのはかがみちゃんだけど、真剣に考えてね。こんなチャンスなんてめったにないんだから。これを逃がしたら、次の機会がいつになるかなんて分からないわよ」


2.独立開業

 結局、かがみは秋葉原に行くことにした。
503 :柊かがみ法律事務所──独立開業編[saga]:2008/10/10(金) 21:09:45.26 ID:qLOyR2o0
 彼女は、オタク界隈の法的問題にのめりこんでいた。ならば、秋葉原に拠点をもつのは願ってもないこと。その機会が降って湧いたように出てきたのだ。逃すのはもったいなさすぎた。

 まず行なったことは、所長が気前よく譲ってくれたベテラン事務員との雇用契約だった。
 続いて、例の社長さんと事務所の賃貸借契約を締結する。
 かがみは、契約書の内容をかみ締めるようにじっくりと読んだ。法律事務所が足元で法的紛争を起こしては笑い話にもならないからだ。
 とはいえ、どの分野にも標準の契約書式というのは存在しており、それを実情に合わせてちょっと修正してやれば形は整うし、それで大きな問題が生じることもない。
 社長さんはたいそう気前のいい人で、事務所の改装費用までポケットマネーで出してくれると申し出てくれた。
 さすがにそこまでしてもらうのは悪いと思ったものの、かがみの手元にはその費用をすぐに出せる金もない。話し合いの結果、出世払いで利息はつけないということでまとまった。
 ちなみに、出世払い契約における「出世」は「停止条件」ではなく「不確定期限」だという判例が民法の一般的な判例集なんかには載ってたりする(ただし、これは事例によりけりで、契約当時の事情や当事者の意思を充分に検討しないと、どっちであるかは確言できない)。
 なんてことを思い出してしまうのも、専門家ゆえのさがなのだろう。

 それはともかく、二人だけの小さな法律事務所だとしても、かがみは立派な個人事業主だ。
 賃金を払って人を雇う以上は、雇用保険と労働者災害補償保険の手続をとらねばならない(じゃっかんの適用除外を除けば、個人・法人の別を問わず、全事業所が適用対象)。
 また、納税義務者となるので、税務署に開業届出書、東京都の税務担当部署へ個人事業開始等申告書の提出も必要である。
 青色申告で納税するので、税務署に青色申告承認申請書を出して承認をもらい、ちゃんとした簿記も整備しなければならない。簿記は、専用のソフトウェアがいくらでもあるから、パソコンに入れとけばいいのだが。
 事務所の金の流れを明瞭にするためにも、当座預金口座の開設も欠かせない。
 あと、法律事務所を開設する場合には、所属弁護士会への届出も必要である。
 さらには、机、椅子、本棚、パソコン、はては鉛筆や消しゴムといったこまごまとしたものの購入。電話、電気、水道、インターネット接続等にかかる諸手続。その他もろもろの雑務。
 それらはすべて、ベテランの事務員が鼻歌交じりでこなしてくれた。
 「今月の給料には特別ボーナスをつけなきゃいけないわね」と、かがみは思った。それほどまでに、彼女の仕事振りは際立っていた。

 いよいよ事務所開設の日となった。
 ブルーシートがはがされると、そこには「柊かがみ法律事務所」の文字。
 社長さんと事務員が拍手する。彼女を快く送り出してくれた所長は、折りも悪くはずせない仕事が入って、今日は来れなかった。
 かがみは、笑みを浮かべながら礼をした。
 そこに、

「アキバの新名所一番乗り〜!」

 現れたのは、かがみの親友、泉こなたにほかならない。
504 :柊かがみ法律事務所──独立開業編[saga]:2008/10/10(金) 21:13:40.04 ID:qLOyR2o0
「誰にも言ってなかったのに、あんた、なんで……?」
「ハッハッハッ。私のアキバ情報網をなめてはいかんぜよ。社長さんとはネトゲ仲間なんだよね。店も常連だしさ」
「おやおや、お二人は知り合いだったのですか?」
「高校時代からの腐れ縁ですよ」
「さすがは、柊先生ですな。人気ラノベ作家の泉先生とご友人とは」
「というわけで、さっそく、新名所の写真を一枚」
 こなたがデジカメを取り出したところを、かがみが制した。
「おまえは、あの注意書きが見えんのか?」
 事務所にはデカデカと「写真撮影厳禁」の看板が掲げられている。
 秋葉原をよく知るかがみは、先手を打っておいたのだった。
「ここは、私の仕事場で、見世物じゃないのよ」
「いいじゃん、いいじゃ〜ん」
「だ〜め」
 ここで、事務員がこなたに助け舟を出した。
「まあまあ。ここは事務所開設記念ということで一枚どうですか? 私が撮りますよ」
 彼女にいわれては、かがみも折れざるをえなかった。


3.そして、次へ

 あれから5年がたった。
 事務所もまあまあの規模になった。事務員は4人、イソ弁も常に5、6人は雇っている。
 仕事はコンスタントに舞い込んでくるため、儲けはぼちぼち。少なくても、雇っている人間にひもじい思いをさせるようなことはなかった。
 事務所改装費用の出世払い契約は無事に履行をすませていたが、事務所賃貸料は相変わらず格安だった。
 かがみは値上げしてもいいといっているのだが、あの社長さんが頑として譲らないのだ。賃貸料が安いのは顧問料代わりだということで押し切られている。
 秋葉原界隈のいくつかの企業の顧問弁護士を引き受けてはいるが、仕事をせずに報酬をもらうのを嫌うかがみは、いわゆる顧問料はもらっていない。報酬は仕事に見合うだけの分をきっちりいただくのが彼女のポリシーだった。
 だから、顧問料代わりという名目で賃貸料を安くしてもらうのは心苦しいところだった。でも、あの社長さん相手だと、なかなか強く出られない。

 そんな日常が続く中、雇っている女性イソ弁の一人に独立開業の話が舞い込んできた。
 経緯はかがみが独立開業したときと似たようなものだ。
505 :柊かがみ法律事務所──独立開業編[saga]:2008/10/10(金) 21:18:19.03 ID:qLOyR2o0
 彼女は、池袋の乙女ロード界隈の仕事にのめりこんでいた。
 ライトなオタク層も広く取り込むようになった秋葉原とは違って、乙女ロードはディープな腐女子層向けの濃ゆい街へと変貌していた。
 かがみでさえあの界隈の仕事にとりかかるときには身構えてしまうほどなのに、彼女は物怖じせずに乗り込んでいってガンガン仕事をこなしていた。
 かがみから見ても彼女は非常に有能で、弁護士になってまだ2年弱とは思えないほどだった。それでいて乙女ロードの事情に通じていて親身に依頼を受けてくれるとなれば、池袋で開業しないかという声がかかるのは当然だろう。

 彼女から相談を受けたかがみは、こう言った。
「あなたなら大丈夫、なんていわないわよ。私だって、まだまだ若輩者だし、偉そうなこといえるような身分じゃないからね。でも、あなたがやりたいっていうなら、止めはしないわ。問題は、あなたの覚悟のほどがどれくらいなのかってこと」
「私、やりたいです」
 彼女の目は真剣だった。
「そう。なら、がんばりなさい」

 かがみは、事務所で一番のベテラン事務員を手招きした。
 彼女には開業以来ずいぶんと頼ってきた。これからもまだまだ頼りたい気持ちもある。
 でも、彼女に甘えるのはそろそろ終わりにしてもいいだろうと思った。彼女が抜けたぐらいで崩れるようなやわな体制は築いてこなかったつもりだ。
 だから、

「餞別に、彼女をあげるわ」
「物扱いは酷いですね」
「いいでしょ?」
「池袋の乙女ロードですか。面白そうですね。いいでしょう。行きましょう」
506 :柊かがみ法律事務所──独立開業編[saga]:2008/10/10(金) 21:23:34.39 ID:qLOyR2o0
 まるっきりあのときの再現だった。
 この二人にはなんの躊躇もなかった。
「えっ、そんな。いいんですか? 先輩」
「開業するときはいろいろな雑務が山ほどあるんだから。やっぱりベテランさんがついてないとね」
「ありがとうございます!」

 こうして、若い後輩が一人、独立していった。
 彼女の事務所の開設日に折り悪くはずせない仕事が入り、かがみはその門出を見送ることができなかった。
 因果は巡るというか……まあ、そんなもんなんだろうと、かがみは思った。




 改装を終えたばかりの事務所を前にかがみの両脇にこなたと社長さんが並んだ写真。
 その写真は、今でも、かがみの机の上の写真立てに収まっている。
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/10(金) 21:27:05.84 ID:qLOyR2o0
以上です。
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/10(金) 21:58:17.09 ID:V/PSipk0
>>507
GJ。おもしろかったです。

所長やかがみもかっこいいが・・・ベテラン事務員さんかっこよすぎww
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/10(金) 23:02:16.43 ID:PA9e4YQo
>>507
かがみの独り立ち、よかったっす。乙! 

何者だ事務員ww
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/11(土) 00:15:27.61 ID:pfEltXYo
>>507
思いっきり引き込まれました。
GJ!

ベテラン事務員の声が榊原良子で聞こえてきました、くじらではなく。
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 00:24:53.35 ID:jilezsSO
>>507
事務員さんすげぇww
時は流れ歴史は繰り返すか〜
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/11(土) 00:38:45.03 ID:JcV/ZCU0
>>493
「峰岸、今日はホントにありがとね」
「ううん、私も結構楽しかったから」
 私の手の中には綺麗に包装された小さな箱がひとつ。中にはつかさへのプレゼントが入っている。
 とは言ってもこれはただの道具に過ぎない。私の気持ちを伝えるための、それだけのための道具。本当のプレゼントは、つかさを大事に思うこの気持ちなのだ。
 だから私は、これを渡した後つかさにもうひとつのプレゼントを渡すつもりだ。渡すといっても、モノじゃあないんだけどね。

「プレゼントが決まったからかな?柊ちゃん、さっきまでとは違っていい顔してるわ」
「え?そ、そうかしら?」
「うん。改めて思ったけど、柊ちゃんは本当に妹ちゃんのこと大切に思ってるのね」
「そりゃ、まあ、生まれてからずっと一緒だった訳だし」 
「ふふ。ちょっと羨ましいかな、そういうのって」
「んー・・・でも、いい事ばっかりだったって訳でもないわよ?」
 峰岸と一緒につかさとの待ち合わせ場所に向かう。峰岸はいつの間にか―私がいろいろと悩んでいる間だろうけど―私達へのプレゼントを買っていた。
 こういうところは本当に侮れないヤツだと思う。たぶんこういった細かい気遣いが出来ていれば、私にも彼氏の1人や2人・・・まあ、それは置いといて。
 せっかくだからつかさにも直接プレゼントを渡したい、とのことで行動を共にしている。つかさにはお勧めの調味料のヴァ・・・なんとか・・・酢?を贈るそうだ。

 双子の悲喜こもごもについて語っているうちに駅が見えてくる。つかさは駅前広場のベンチにちょこんと腰を掛けていた。
 駅から道路一本を挟んだ位置まで近づくと、つかさがこちらの姿に気が付き笑顔で手を振り始める。
 信号待ちで周りに人がたくさんいたこともあり、何となく気恥ずかしくて、私は手を振り返さなかった。
 すると私が気付いていないと勘違いしたようで、最初は片手を大きく、そのうち両手をぶんぶん降り始めた。・・・仕方がないので小さく手を振り返す。
「妹ちゃんって、ホントにかわいいね」
「子供っぽいって言うのよ、アレは」
「うふふ。本当に柊ちゃんを鏡に映したような感じね」
「・・・かわいくなくて悪かったわね」
「あら、私は柊ちゃんも子供っぽいところがあってかわいいと思ってるわよ?」
「ちょ、変な冗談言うのはやめてよ、峰岸」
「うふふ。ごめん、ごめん。でも、60%くらいは本気よ?」
「もう。恥ずかしいから本当にやめ―うわっ!?」

 信号を渡りきる寸前、すれ違う人の荷物が私の肩に当たった。
 おしゃべりに気をとられていた私はバランスを崩すが、峰岸が咄嗟に腕をつかんで支えてくれたため転びはしなかった。
「あっ・・・」
「ダメっ!危ないよ、柊ちゃん!」
 転びはしなかったが、その代わり大切に持っていたはずの箱が私の手から飛び出し、アスファルトの上で2・3回跳ねる。
 車道の真ん中へと転がっていく箱を体は反射的に追いかけようとしたが、峰岸に腕をつかまれ阻止されてしまう。
 歩行者灯器は点滅を早め今にも赤に変わろうとしていていた。駅前の交通量を考えると、峰岸の言うとおり、あの箱をとりに行くのは極めて危険だ。

 ―あの箱はただの道具。危険を冒してまで取りに行かなくてもいいじゃないか。
 心の声、おそらくは理性を司る部分が私にそう語りかける。
 確かにそう。あれは私の気持ちを伝えるための道具に過ぎない。それだけのための道具。本当のプレゼントは、つかさを大事に思うこの気持のはず。

 ・・・でも、例えそうだとしても、あれがつかさへのプレゼントだという事実にかわりはない。
 ただの道具だからと言っても、決していいかげんに選んだわけではないのだ。つかさに笑顔で受取ってほしくて、今日一日をかけて一生懸命選んだ。
 あれには私がつかさを祝う気持ち、つかさを大事に思う気持ちが少なからず込められている。
 その気持ちの込められたものが、目の前で車に轢かれ、粉々に砕け散っていくなんて嫌だ。つかさへの気持ちが踏みにじられ、壊されてしまうようで嫌だ。

「大丈夫だった、柊ちゃん?・・・きゃっ!?」
 峰岸の手を乱暴に振り払う私の目には、路上に寂しそうに転がっている箱しか映っていなかった。
 そして、道路に向かって飛び出そうとした瞬間――声が聞こえた――
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 00:53:45.44 ID:msUYjkAO
ひええええええ
ここにきてとんでもないキラーパスがあああああ
514 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ2008/10/11(土) 01:48:14.07 ID:I.ECl1o0
2〜3レス程度の投下いきます。
6巻見てないとちょっと分かりづらいかも。
515 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ2008/10/11(土) 01:54:07.80 ID:I.ECl1o0
 私、泉かなたは写真立ての中にいます。何故、どうしてかは分かりません。ただ一つ言えることは、オヤシロ・・・・・・あー違う違う。さっきそう君が見てたアニメの台詞が混じってる。
 写真の中から見るそう君の部屋。新鮮、といえば新鮮なんでしょうか。外から見ると小さいテレビを見てるように、写真の中で私が動いているのでしょうか。本当になんだかよく分かりませんが、とりあえずしばらく様子を見てみることにします。


 ・・・同じポーズでじっとしてるのが辛いよ・・・。


  - かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ -


 んーっと大きく伸びをする。そう君が部屋から出て行ってくれたおかげで、私はやっと自由に動く事ができました。幽霊でも肩がこるんだねーなどと、妙な感慨ひたっていると、部屋のドアが不意に開きました。私は慌ててもとのポーズにもどります。
「えーっと、箪笥の下から二番目の引き出しの奥の方っと・・・」
 入ってきたのはこなたでした。どうやらそう君に頼まれて、何か取りに来たみたいです。
「お、これだ・・・・・・うわーホントにこんなの持ってたんだ」
 どうやら目的の物を見つけたようですが、それが何なのかは怖くて見れません。
「・・・あれ?」
 部屋を出て行こうとしたこなたが、不意に足を止め私のほうを見ました。眉をひそめて思い切り不審そうな顔。
「今動いた・・・?」
 う、動いてない。動いてないわよこなた。心配しないでそう君のところに戻って。頼まれごとしてたんでしょ?
「ふむ・・・にーらめっこしましょ・・・」
 へ?
「あーぷっぷぇ!」
 ・・・う・・・くくくっ・・・あははははははっ!・・・な、何その顔!?どうやったらそんなのできるの!?あははははははっ!た、助けてお腹痛い〜!
「うわぁ!写真が動いた笑った!お父さ〜〜〜〜ん!」
 し、しまったぁぁぁぁっ!

516 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ2008/10/11(土) 02:01:03.48 ID:I.ECl1o0

 しばらくして、こなたに手を引かれてそう君が部屋に入ってきました。
「ホントだって!動いたんだってこの写真が!」
「っつってもなぁ・・・信じられないぞ?」
 そう君はこなたの言う事をまったく信用していないみたいです。
「この写真がねぇ」
 真剣な顔でそう君が私を見つめてます。昔を思い出してかなり恥ずかしいのですが、ここは我慢です。ここで我慢しきればこなた妄言ということで、話は終わるはずです。多分。
「はい、お父さんそこで一言」
「かなた、愛してるよ」
 ・・・・・・・・・ぽっ。
「赤くなって照れたぁ!?」
 しまったぁぁぁっ!ってそれは反則!


「んで、どうしようかコレ?」
 実の母をコレ呼ばわりですか・・・。
「どうしようっていうか・・・なんでこんな事になってるんだ?」
 そう君、私もそれを一番知りたいよ。
「しかしまあ、アレだな」
 そう君が私の方を見る。うん、この顔はろくでもない事考えてる顔だ。
「写真だと、抱きしめられないのが心底残念だ」
 ソウデスネ。
「ああ、でもお父さん。オカズには使えるかもしれないよ?」
 トンデモないことさらっと言わないでぇぇぇぇっ!
「・・・・・・・・・」
 ホラそう君真剣に悩んでる!この人はそういう事ホンキでやりかねないからぁ!
「まあ、冗談はさておき」
 ・・・冗談でも実の母をオカズとか言わないで・・・そう君・・・絶対育て方間違えてるよ・・・。
「現状維持しかないんじゃない?どうしようとか言われても、どうしようもないし・・・こんな変な形でも、お母さんと話できるのはちょっと嬉しいかなって思うし」
 あ・・・うん、私もこなたと話せて嬉しいよ・・・内容アレだけど。
「そうか。じゃあ、とりあえずこのままでいいか。そうだな・・・普段は居間にでも置いとくか。俺の部屋だとこなた達と話しづらいだろうし」
 うん、ありがとうそう君。


 こうして私は、この家に戻ってきました。だいぶ不本意な形だとは思いますが、それは贅沢と言うものでしょう。愛した人と、愛そうとした娘と、もう一度言葉を交わせる・・・それだけでも幸せなのです、きっと。

「あーお父さん。寝るときお母さん部屋に持ってっても良いけど、変なシミつけないでね?」
「・・・あ、ああ。もちろんだとも」
 変なシミって何ぃっ!?そう君、私に何するつもりなのぉっ!?
517 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ2008/10/11(土) 02:05:09.48 ID:I.ECl1o0
以上です。
なんか重くて書き込み辛かった・・・。
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 02:12:50.74 ID:AyqTKTA0
>>517
乙ー かなたさんかわいいよかなたさん
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/11(土) 09:02:30.24 ID:Aif75g20
>>507です。

>>508 >>509 >>510 >>511
 ご感想ありがとうございます。
 これほどパーフェクトで、しかもあっさり所属事務所を転々とするような豪気な事務員さんは、実際にはめったにいないでしょうけど。 それに、それほどの事務員さんをあっさり手放すような弁護士もめったにいないでしょうね。
 まあ、そこはフィクションということで。

>ベテラン事務員の声が榊原良子で聞こえてきました、くじらではなく。
 YouTubeで検索して声を聞いてみましたが、確かに合いそう。
 ちなみに、所長さんはくじらでガチだと思う。
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 09:49:10.26 ID:qydv8QSO
>>512
『お姉ちゃん!!』
 つかさ、そうだ。ここでもし死にでもしたらそれこそ意味がない。つかさから笑顔も失くなるし、人生最悪の誕生日になってしまうだろう。
 そんなのは嫌。私だって嫌。だから、絶対に死なない!
 勢いよく飛び出した私は後戻りしたら当然危険だ。ならば勢いに任せて向こう側へ行くしかない。
 私は道路の真ん中にある小さな箱を前屈みになって拾うと、それを両腕で包み込むように抱えてそのまま前方へジャンプし、対向車線へ転がり込んだ。
 運よく対向車は来なかった事が幸いだった。私を今まさに跳ねようとしていた車は既に消えていた。止まって声を掛けるくらいの事はしなさいよね。といっても私が悪いのだが。
 私がそこでうずくまっていると私に駆け寄る足音が二つ。見なくても分かる峰岸とつかさだ。
「柊ちゃん!」「お姉ちゃん!」
 ほぼ同時に放つ二人の声を聞き、私は何かと重い身体を起こしてその場に座り込む。どうしよう、何て言おうか? などと考えていると、
「柊ちゃ、」
「お姉ちゃんの馬鹿! 何考えてるの!? 身体も傷だらけだしっ」
 峰岸、ではなくつかさに叱られてしまった。横目でチラリと峰岸を見てみると呆気に取られたのか、口を半開きにしてつかさを見ていた。
「とりあえず向こうのベンチへ」と峰岸。


 ベンチに座り込んだ私は峰岸に簡単な手当を受けていた。横ではつかさがわんわん泣いている。
「お姉ちゃんの馬鹿バカばか……プレゼントよりもお姉ちゃんの方が大事なんだよ? お姉ちゃんが死んじゃったら……私……うぅ」
「悪かったって、私もこうして無事なんだし、もう泣かないでよっつ!?」
 峰岸が私の傷口を濡れティッシュで少し強めに抑える。あぁ、峰岸もそうとう怒ってるんだなぁと思いつつ、心の中で謝罪しておく。ごめん。
「これでよし。後は家に帰ってちゃんとした手当を受けるのよ?」
「ありがと、峰岸」
 峰岸は泣いているつかさを見た後。
「柊ちゃん、これに懲りたらもうあんな無茶なことしちゃダメだからね?」
「分かってるって。反省はしてるわよ」
「絶対、絶対だよお姉ちゃん!」
「う、うん。絶対、絶対よ」
 そんな私たち姉妹を見て峰岸がクスッと笑っていた。とりあえずこの場の空気は治まった。


「ハッピーバースデー、柊ちゃんに妹ちゃん」
 あの後、峰岸から誕生日プレゼントを貰った。つかさは「みこすー」だかよく分からない単語を発していたけど、凄く喜んでいた。
 私はというと、なんともかわいらしいリボンが出てきた。嬉しいけどこれは学校では付けられないわね。休みの日にでも付けさせてもらうわ。
 ありがとう峰岸。今日一日の感謝も含めてね。

 そして時はこなた達が家に来て誕生日パーティーをして帰った後。今は夜だ。
「お姉ちゃん見て、綺麗な天の川だよ」
「そうね、ホントに綺麗」
 こんなに綺麗な天の川が見れるなんて何年振りかしら? この天の川を見れたのもあの時つかさが私を呼ばなかったら見れなかったのかもしれない。なぁんて私が余韻に浸っていると、
「じゃあお姉ちゃん、そろそろ」
「ん、そうね」
 私は後ろ手に持っていた小さな小箱をつかさに差し出す。ちょっと気恥ずかしい。つかさも顔に朱を入れながら私に小箱を差し出していた。
「お姉ちゃん」
「つかさ」

「「ハッピーバースデー」」

 こうして私の、私たち姉妹の人生最高とも言える誕生日は幕を閉じた。


fin
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 09:57:36.88 ID:qydv8QSO
リレー、ちょうど7レス。1ルートなんとか終了です。

分岐は後3回残っているので、オチを変えるなり何処か違うルートを変えるなり出来ますよ。
といっても今日の午後9時までですが。

とにかくリレーに参加してくれた人乙!
そして俺も乙。
正直、完成して感動した
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 10:11:18.21 ID:jilezsSO
>>517
うますぎるww
頑張れかなたさんww
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 10:18:10.54 ID:jilezsSO
>>521
乙キラーパスをよくぞ最高の形でこなした!
分岐はする気になれないな(^-^;
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 10:32:27.58 ID:SiN8gN60
>>517
オカズwwwかなたさん可愛い過ぎるwww

>>521
リレー乙!最初から最後までwwktkが止まらなかったぜ!GJ
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 10:40:16.42 ID:VVFFPtc0
今度は龍騎のライダーで例えてみました

龍騎   こなた「お母さんを生き返らせたい」

ナイト  かがみ「こなたと結婚したい」

シザース つかさ「バルサミコ酢一年分欲しい」

ゾルダ  みゆき「虫歯を治したい」

ライア  ゆたか「丈夫な体が欲しい」

ガイ   みなみ「胸が欲しい」

王蛇   ひより「婦女子が許される世界にしたい」

ベルデ  パティ「アメリカのアニメに萌えを普及したい」

タイガ  みさお「ミートボールたらふく食べたい」

インペラ あやの「キャラソンが欲しい」

ファム  こう「最強のゲーマーになりたい」

リュウガ やまと「特に無し」

オーディンあきら様「主役になりたい」

戦わなければ生き残れない!! 
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 11:51:17.31 ID:SiN8gN60
・パロディとかクロスオーバーとかもおっけーだけど、
 あんまり度が過ぎると他の人に引かれっから気をつけろよなー by みさお
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/11(土) 12:45:50.18 ID:BGVAGQU0
話に乗ったのに黙殺とか、悲しいよね…
byあやの
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/11(土) 13:00:14.62 ID:0gA1Jjo0
>>521
おー、完結してるよ。よかった。
リレーSS初めて参加してみたけど楽しかった。
キラーパス?
ええ、残りレス数のカウントを間違えただけですとも。

ゆかり「1、2、3・・・5。まだ2つ残ってるから大丈夫ね」
みゆき「お母さん、1番最初の1つを数え忘れてますよ?」

パスを捌いてくれた>>520に感謝だZE!乙!
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 15:31:10.28 ID:tzuSrIDO
うぐおぉ……スランプだ……リレーも結局1レスしかできんかったし……
誰か俺にお題をPLEASE……
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 15:49:35.40 ID:QVO4X6Q0
お題
死体洗いのバイト
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 15:59:36.98 ID:tzuSrIDO
>>530
ちょ……それはいくらなんでも高難易度すぎやしませんか……? 知識もないですし……
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 16:22:31.27 ID:qydv8QSO
お題
落とし穴
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 16:37:48.57 ID:tzuSrIDO
>>532
懐かしいのが浮かんできたけど、アリだな…。
落とし穴で頑張ってみます
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 17:49:32.00 ID:K7BjL2SO
こなた「ねえ、お父さん」
そうじろう「ん、なんだ?」
こなた「キラーパスって事はリレーSSの次の人は、みんな敵なんだね」
そうじろう「…い、いやまあ…そういうつもりじゃあないと思うぞ…」
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/11(土) 23:33:23.00 ID:jilezsSO
あのチビが倒せない

気がついたら同じ奴ばかり乱入
いつも同じように死ぬ
諦めずにあのチビに挑戦するけどすぐにコンボ喰らうよ

長く粘着すれば相手捨てゲーして勝てるけど

何回やっても何回やってもあのチビが倒せないよ
あのコンボが何回やっても防げない
こっちから攻めてみるけどガードされて投げられる
隠しキャラも試してみたけど振り回されてちゃ意味がない
次は絶対勝つために僕はコンボ研究をやっておく


こう「倒せないよ…」

やまと「……ご愁傷様」
536 :小ネタ投入2008/10/12(日) 00:15:41.42 ID:BrPlmh.0
らき☆すたソウ〜ル♪

独身教師、出発進行。
ひかる、ふゆき、そしてななこ。
いまこそらき☆すた合体。DXカバーシタオー!!

さらに、ヒンニュウオー、テンネンオー、ツンデレオーと 究極のらき☆すた合体。降臨!ヒンニュウオーL12!!!

らき☆すた萌え萌えシリーズ、完全制覇。







ども。“L9”を投稿したものです。せっかくなので“L12”も投稿してみました。
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/12(日) 04:52:11.39 ID:Kdz7cEQ0
そうじろう「なあこなた、小神あきらっているだろ?アイドルの」
こなた「ん〜?」
そうじろう「あの子の声ってさ、林原めぐみが吹き替えてないか?」
こなた「はぁ?林原って綾波レイとかリナ・インバースの?」
そうじろう「ああ。海モモとかヒミコの林原だ」
こなた「灰原とかかムサシの林原か…てか何で?」
そうじろう「いやな、言い回しというかな?しゃべり方がどことなく似てるんだよ。パイとからんまの林原に」
こなた「むむむ…気のせいじゃない?それよりかないみかとこおろぎさとみの声もそっくりだよね」
そうじろう「ふむ。よく聞けばわかるが、確かにな。あと最近じゃ、釘宮理恵とこやまきみこの声も似てると思うんだが」
こなた「そぉ?そいや、杉田智和のやる若本規夫の真似がさ(ry」
ゆたか「(何の事か全然わかんないよ…)」
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/12(日) 11:51:20.98 ID:8ZF3ukSO
−ボーリング場にて−

みなみ「………」カコーン
ゆたか「………」カコーン
みなみ「………」カコーン
ゆたか「………」カコーン
みなみ「……れっぷーけーん」カコーン
ゆたか「…ダブルはやっちゃダメだよ?」カコーン
みなみ「っ!?」カコーン

539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/12(日) 18:35:28.28 ID:S.M3htA0
れっぷーけんwwwwww
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/12(日) 21:58:20.85 ID:gfVcS.AO
>>538
シュール
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/13(月) 18:28:11.70 ID:TTJ7awSO
そうじろう「ゆーちゃん、ゆーちゃん」
ゆたか「え、何ですか?」

そうじろう「ちょっとした問題に付き合ってくれないかな?」
ゆたか「はい、良いですよ」

そうじろう「じゃあいくぞ。ここに3個のリンゴと2個のリンゴがあるけど、合わせて何個かは分かるよね?」
ゆたか「5個ですね」

そうじろう「なら9999個のリンゴと、」
こなた「おとーさん!」
そうじろう「うぉっ!? こ、こなた」

こなた「どうやら娘から愛の制裁が必要みたいだね?」
そうじろう「ま、待ってくれ! もうやらないからっ、疲れてたんだよ」

ゆたか「???」
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/13(月) 18:48:24.77 ID:hZU732SO
>>541
かなた(似たような事、昔よく言わされたわ…懐かしいやら恥ずかしいやら…)
こなた「いや、口に出すまえに気付こうよ…」
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/13(月) 20:11:57.49 ID:U4ERq6AO
>>541

良かったなそうじろう。あのまま言っていたらかなたさんに呪い殺される所だったなww
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/13(月) 22:19:32.50 ID:BBT4BPk0
>>543
まとめにある「ID:WvIVAVXcO氏:嘘予告」の下の方のつかさが体験したような永遠の悪夢に苛まれ苦しみながら死んでいくんですね。わかります

かなたさん、オソロシスヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/13(月) 22:33:03.82 ID:BBT4BPk0
改めて読み返してみたららどっちかというとこなたの呪いだったozr

つかさの地獄めぐりか・・・書いてみようかな・・・と思ってみるテスト
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/13(月) 22:59:58.85 ID:TTJ7awSO
>>545
読んでみたけど難しそうだな、あれは
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 00:10:39.38 ID:7/Jn5sSO
>>541
ゆたか「結局あれって、なんだったんだろう?」


意味がわからない僕に誰か解説をお願いします
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 00:20:36.28 ID:cgiAE6AO
>>547

あれに1を足すと、?個になる訳だが、それでもわからないならそれ以上は突っ込まない方が良い。
永遠の悪夢が…………………
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/14(火) 00:23:22.73 ID:qrwSMdUo
9999個+1個=・・・個?
という事だ
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/14(火) 01:14:35.78 ID:A5Q1uNE0
>>541
そwwうwwくwwwwんwwwwwww

最近ネタが浮かばないよ。誰か助けてくれorz
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 01:27:13.90 ID:.MUGwoSO
−そんな決着−

こなた「なに、みさきち?こんな所に呼び出して」
みさお「……ちびっ子。お前とは卒業までにケリつけとこうと思ってな」
こなた「ほほお…それはかがみを力づくでも奪おうとか、そういうことかね?」
みさお「…違う」
こなた「へ?」
みさお「あたしが…あたしが欲しいのは…ちびっ子!お前なんだぁ!」
こなた「……はぁ!?」
みさお「最初に一目見たときから、あたしはずっと…ずっとちびっ子の事が…」
こなた「いやいやいや…待ってちょっと待って」
みさお「柊の事だって…ちびっ子にかまって欲しくて…」
こなた「おかしい、おかしいよ…絶対なんかおかしいからソレ」
みさお「頼むちびっ子…あたしと付き合ってくれぇっ!!」



ガバッ

みさお「………ゆ…夢?…なんでちびっ子に…ハ、ハハハ…あたしたまってんのかなぁ…」
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 02:09:35.95 ID:jsb/mMAO
こなた「……って感じでさぁ、ウチのお父さんにはホント参っちゃうよ」
かがみ「あー、確かにあのおじさんの考えそうな……」
こなた「娘が認めてるとはいえそれはさすがに失礼な発言と思うよかがみん」

つかさ「9999個のリンゴがどうなるの?」
こなた「あれだよ。それに1個足したら何個? ってさ」
つかさ「1万個? だよね?」
みゆき「はい、1万個ですね」
こなた「……ホントにないよね、邪気が」
かがみ「私も汚れてるのか……orz」

つかみゆ「???」
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/14(火) 02:14:28.22 ID:qrwSMdUo
1の次から録音して百万回ループして聞いた
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/14(火) 04:27:04.11 ID:I5JZO9g0
ー諸事情より、文字を伏させていただきますー
みのる「あきら様、今度撮影で、沖縄の漫○に行くことになったんですよ」
あきら「まん…、ちょ、あんた///」
みのる「で、次の週は、フランスの○マン湖と、オマーンのオマ○ン湖」
あきら「///」
みのる「来月はバリのキンタマー○、中国のチンポ○湖、で、最後にバヌアツのスケベニンゲン○。
     どうです、すごいでしょう?あきら様。あれ?あきら様?どうしたんですか?
     顔、真っ赤ですよ?もしかして、恥ずかしいんですか?(ニヤニヤ)…はぐぁ!?!」
あきら「それ以上言ったら、あんたの胡桃、割るわよ?」
みのる「も…もぅ、…割れ…むしろ、…潰れ…あきら様…救急車を…」
スタッフ「あきらちゃ〜ん、撮影始まるよ〜」
あきら「は〜い♪今行きま〜す♪それじゃ、お・大・事・に。ばいに〜♪」
みのる「ばいに〜…って、あきら様!あき……死ぬ…マジで…リアルで…死…ぬ……」
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 06:01:59.39 ID:7/Jn5sSO
>>548-549
把握しますたありがとう!
そうくんダメだろwwwwww
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 07:59:35.95 ID:.MUGwoSO
−あえて便乗してみる−

そうじろう「かなた、9999個のリンゴに1個足すと何個になる」
かなた「何個って…一万個でしょ?」
そうじろう「…だよなぁ」
かなた「なんでそんなニヤニヤして…あー!…も、もう何言わせるのよ!子供みたいな事しないでよ!そう君のバカッ!」
そうじろう「はっはっは」


そうじろう「いやー、懐かしいなぁ…」
こなた「浸ってるところ悪いんだけど、その思い出は断じて美しくないからね」
かなた(ですよね…)
こなた「…ってか、その思い出のネタをゆーちゃんにやらせようとしてたんだね…」
かなた(…!?)


声が脳内再生された俺はもうダメかもしれない
557 :5412008/10/14(火) 08:09:46.98 ID:2JSooMSO
正直ここまで伸びるとは思ってなかったwwwwww

>>556
安心しろ俺もだ
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/14(火) 12:24:00.50 ID:v9ZhS6DO
そうじろう「なら9999個のリンゴと、」
カチャ
そうじろう「……。」
ゆい「うん、そのままゆっくり手を挙げて、ゆっくりと床に伏せようか、変な気起こしたら撃っちゃうよ〜」
ゆたか「お姉ちゃん!」
ゆい「ゆたか、伯父さんと今からちょっとお話があるから部屋から出てってくれるかな?」
そうじろう「ごめん…なさい…撃たないで…」


便乗スマソ
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 12:30:43.40 ID:.MUGwoSO
−ゆたかちゃんも慣れてるなぁ−

ゆたか「おじさん、どうしたんです?なんだか落ち着かないみたいですけど」
そうじろう「ああ、なんか位置が定まらなくてね…どうしてもずれるんだ」
ゆたか「男の人って大変ですね…」
そうじろう「ゆーちゃん、よかったらちょっと手伝ってくれないか?」
ゆたか「あ、はい…どうすればいいですか?」
そうじろう「ああ、ここのところをちょっと見」
ドガァァァァンッ!
こなた「ゆーちゃんダメェェェェッ!!」
ゆたか「うひゃぁ!?」
そうじろう「ど、どうしたんだこなた?」
こなた「お父さん!ゆーちゃんに何させようとしてるの!?」
そうじろう「何って…ネクタイが上手く絞めれないから、ちょっと見てもらおうかと思ったんだが」
こなた「…ネク…タイ?」
そうじろう「ああ、ネクタイ」
ゆたか「ネ、ネクタイって見ちゃダメなの…?」
こなた「超勘違いですー!ごめんなさいでしたー!!」
バタンッ!
こなた「まったく紛らわしいったら…」









こなた「あ、あれ?…何で着替えてる最中のお父さんの部屋に、ゆーちゃんが…?」
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 12:40:25.16 ID:O9BMPQY0
キョン子みたくそうじろうも性転換したらその恥ずかしさが分かるだろうな
身長は178cm位で胸はみゆきよりちょい大きめ
顔はやまと系で髪型は原作のみさおっぽい感じ(髪の色は少し薄め)
CVは石田ゆり子(もののけ姫のサン)

・・・ってな感じで でもかなたさんが困るよなぁ・・・
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 13:32:28.14 ID:cgiAE6AO
>>560

年齢45才 独身
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 19:56:56.61 ID:ybV8OVQo
「次のステージにいきましょう〜。もってっけー!」
「み、みゆきさん?」
「あら、泉さん。どうかしました?」
「どうか、って……何してるの」
「歌ってるんですよ? 私の歌なんです」
「や、でも歌ってるのはみゆきさんじゃないよね」
「……」
「あ、顔怖い。ごめんなさい近いまってやめてほんと」
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 20:43:22.86 ID:.MUGwoSO
−From me to me−

学生の私から大人の私へ
大切な人の背中はまだ見えていますか?
見失って泣いてたりしていませんか?
今の私はその背中を追い掛けてるだけでも幸せです
大人の私へ
あなたの今は幸せですか?


「つかさ、準備できたー?遅れるとこなたの奴がうるさいわよー?」
「うん、今いくよー…ちょっと昔のノートがでてきて、つい見ちゃってたの」
「しっかりしてよね?今日は私やみゆきよりあんたが頼りなんだから」
「うん、まかせてよ!」


大人の私から学生の私へ
今の私は大切な人の隣を一緒に歩いています
時にはその手を引くことも出来るようになりました
学生の私へ
私の今はきっとあなたよりもっと幸せです

564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 21:53:32.92 ID:2JSooMSO
>>562
ドラマCDのジャケもこなたに取られたしなww

>>563
頼られる存在になったか、つかさ
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 22:37:29.26 ID:2JSooMSO
つかさ「もぐもぐ」
こなた「お、つかさがバナナ食べてる〜エロ、」
かがみ「はぁ、どうして男って何でもかんでもそっちの発想しか出来ないのかしら!」

こなた「あ、あの……かがみ。私女の子」
かがみ「あぁ、言い方が悪かったわね。どうして中身がオッサンの人って、」
こなた「うぅ、私が悪かったよぉ……もういじめないでよぉ……」

かがみ「つかさに変な事言うからよ。次から気をつけなさい。もぅ、泣くんじゃないわよ」
こなた「うにゅぅ〜……うにゅぅ〜」
かがみ「不覚」
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/14(火) 23:30:53.00 ID:7/Jn5sSO
>>563
大きな成長を遂げたんだなつかさ
かがみやみゆきよりも優れた部分が出来るくらいに
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/15(水) 01:38:02.09 ID:8iOocnco
つかさ「ゆきちゃん、いないね……」
かがみ「また? 最近多いわね」
みなみ「たぶん、今日も自室でまとめ作業を進めているのかと……だいぶ急いでいるようでした」
こなた「なるほど、満月の夜にはワーハクタクになって溜まってたまとめ作業を猛スピードでこなすのか」
ひより「まさに狂気、ルナティックっスね!」
かがみ「満月は明日かあさってだったと思うけどな」
こなた「そんなに急いでやらなくてもゆっくりでいいさって思うんだけどね」
つかさ「あ、ゆきちゃんにお疲れさまの意味も込めてみんなで何かプレゼントしてみない?」
みなみ「それは賛成です」
かがみ「いいわね。明日までに各自で用意しとく?」
ゆたか「その頃には高良先輩も作業終えてますよね!」
こなた「んでプレゼント渡したら最後にさ、もう1つサプライズでどーんと大きいことしてみたりね」
つかさ「じゃあ私が考えておくね!」
こなた「よし、そんじゃ散開! 連絡するからあとで落ち合おー!」
全員『おーっ!!』


雑談スレで出てたプチ祭のキーワード候補無理やり全部入れてみた
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 03:05:35.10 ID:wpLxSS60
まとめ乙っす!

あー最近何も書いてないや、どうしよう
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 11:38:42.74 ID:2H0frPM0
そうじろうの性転換ネタは皆スルーですか・・・
面白いと思ったんですけどねぇ・・・ORZ

あといいかげん待てないのでランティスに電話したいと思います
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 12:09:18.40 ID:d6.tCkAO
>>569

そうじろうを性転換したらこなたになるんじゃないか?
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/15(水) 12:26:03.00 ID:dlfUz.DO
そう子「こなた、お父さんいなくてさみしい?」
こなた「ん〜そんなに…お母さんだけでもいつも騒がしくて賑やかだから」
そう子「こなた…」
こなた「ちょ、なにお母さん、いきなり抱きついて」
そう子「かーくん、こなたは立派に育ってるからね(ちょっと私の影響もあるけど…)」
こなた「お母さん、見えないって、ボス戦なんだからちょ、邪魔しないで〜」
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 12:41:09.54 ID:.sBgvl20
悪いけど性転換ネタは全然面白くないわ。元が男と分かってるからして
なんつーかマジで気持ち悪い
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 12:45:08.79 ID:2H0frPM0
あ、名前は「泉 そう」でお願いします
キョン子はともかくそう子はちょっと・・・・申し訳ありません><せっかく描いてくださったのにorz
あとかなたさんがwwwwwwwwwwwwww
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 12:52:28.59 ID:2H0frPM0
西遊記の場合(香取慎吾版)

こなた   悟空

かがみ   悟浄

つかさ   八戒

みゆき   三蔵



最遊記の場合

こなた   悟空

かがみ   三蔵

つかさ   悟浄

みゆき   八戒


おとといテレビで映画がやっててつい・・・こなたはやっぱ悟空だなwwww



575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 17:26:38.63 ID:iOIZZgSO
不幸に陥ったけどその不幸のおかげで事件を回避できたときの上手い台詞知らない?
よく見かけるんだけど思い出せなくてSSが進まない
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 17:51:56.30 ID:MPu5ZJko
塞翁が馬? 禍福のほうか
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 18:14:24.39 ID:MPu5ZJko
自分で言っておいてなんだけどよくは見かけないか。単純に、災い転じて福となす、かも
あとは知らん!
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 18:29:10.52 ID:iOIZZgSO
>>577
いや、みゆきさんの言葉としては>>576がピッタリだわw
調べてみたら正に俺が求める言葉そのものだったし
情報dクス!
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 18:46:08.74 ID:tUrBYYSO
みゆき「人間万事塞翁がクマー」
こなた「み、みゆきさん…?」

580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 18:50:27.45 ID:/ArYqcAO
やまと「人間万事塞翁がヤマー」
こう「便乗したって出番増えたりなんかしないから」
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 19:01:47.47 ID:iOIZZgSO
ちょwww

塞翁が馬だけじゃなくて人間万事って付けないとダメなのか。補足どうも
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 19:23:31.96 ID:6zJMgDgo
待て待て、別に必ず付けなきゃならないわけじゃないぞww
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 19:32:33.62 ID:tUrBYYSO
−精霊達の宴−

こなた「わたしが風、かがみが火、みゆきさんが土で、つかさが水」
かがみ「またなにを言ってるんだ」
こなた「いや、わたし達四人を四大元素に例えたらどうなるかなって」
かがみ「で、わたしはやっぱりそっち方面な訳ね…」
こなた「そこはお約束って事で」
みゆき「火にはリーダーシップや正義感といったイメージがありますから、かがみさんにはぴったりだと思いますよ」
かがみ「…それはそれでなんか恥ずかしい…」
つかさ「じゃあ、こなちゃんは足が速いから?」
みゆき「そうですね…泉さんの場合は、気まぐれで捕え所が無い、とも言えますね」
こなた「あんまり褒められてる気がしない…」
みゆき「え、えっと自由奔放といった感じも…」
かがみ「まあ、色んな意味でフリーダムな性格してるわよね」
こなた「かがみは絶対褒めてないよね…みゆきさんはやっぱこう色々大きい所が大地って感じで」
つかさ「うん、ゆきちゃん包容力ありそうだもんね」
みゆき「そ、そうでしょうか…?」
こなた「特に胸!もういかにも母なる大地といった…」
みゆき「…ぁ…ぅ…」
かがみ「セクハラはやめい!」
つかさ「えーと、じゃあわたしが水っていうのは…」
こなた「流されやすいからね」
かがみ「流されやすいわね」
みゆき「流されやすいですね」
つかさ「流されちゃう方なの!?…ってゆきちゃんまで…」
みゆき「す、すいません…つい…えーと、つかささんの水のイメージは、清らかさという所から来てるのではないでしょうか?どのような型にも入れる、素直さというのもありますが」
つかさ「そ、そうなんだ…」
こなた「身体が丈夫ってのもあるよね。水は生命の源だし」
みゆき「ふふ、そうですね」
かがみ「意外に合うところあるものねぇ…モノは言いようか」
みゆき「え、い、いやそういうつもりじゃ…」
こなた「コラかがみ」



こなた「ところでみゆきさん」
みゆき「はい、なんでしょう?」
こなた「言い出しっぺのわたしより熱く語られてマシタネ」
みゆき「だ、ダメでしたか!?」

584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/15(水) 19:50:41.00 ID:lxYDVEQ0
投下します。
政治ネタ。
書いてるうちに、なんだかみんな黒くなってしまった、なぜだ……。
585 :高良みゆき官房長官の憂鬱[sage]:2008/10/15(水) 19:51:45.79 ID:lxYDVEQ0
1.疲弊する閣僚たち

 岩崎みなみ財務大臣兼金融担当大臣は、金融庁で仕事を処理していた。
 昼間は緊急金融対策のために動き回っていたため、ルーティーンワーク系の仕事が後回しになっていたのだ。これが終わったら、今度は財務省にいって書類を処理しなければならない。そして、明日は補正予算の関係でまた駆けずり回ることになるだろう。

 そこに小早川ゆたか内閣総理大臣が心配そうな顔をしながらやってきた。
(ゆたか)「みなみちゃん、大丈夫? 無理しちゃ駄目だよ」
(みなみ)「大丈夫。心配しないで。ゆたかこそ、もう寝た方がいい」
(ゆたか)「でも、みんな頑張ってるのに、私だけが……」
 そのとき、ゆたかの背後に、黒井ななこ国土交通大臣が現れた。
(ななこ)「岩崎のいうとおりやで。国のトップは、笑顔で元気を振りまいとればいいんや。面倒事はうちらにまかせて、小早川ははよ寝とき」
(ゆたか)「は、はい……。みなみちゃん、無理しちゃ駄目だからね」
 みなみは、黙ってうなずいた。

 ゆたかが去っていったあとで、ななこは書類を差し出した。
(ななこ)「うちの分の補正予算案の概要や。官僚どもからレクチャーはあるやろけど、先に目ぇ通しといた方がいいと思うてな」
(みなみ)「ありがとうございます」
 二人とも、疲労の色は濃い。
(ななこ)「しかし、小早川も悪くはあらへんけど、この危機的状況じゃ力量不足やな」
(みなみ)「それは……」
 幸星党としては、アメリカのリ○マン破綻さえなければ、すぐに解散総選挙に打って出て、ゆたか人気で議席を確保する目論見だったのだ。
 しかし、今は選挙どころではない状態だった。金融市場の混乱状態を収束させ、景気が落ち込まないように対策を打たねばならない。
(ななこ)「まったく、泉のやつは何しとるんや。さっさと党に戻ってこんかい」
 突然辞任した泉こなた前総理は、柊かがみ前官房長官とともに離党して、今は全国鉄道制覇ツアー中である。いつ復党するのかは、全く分からない。
 しかし、この危機的状況下、党内では指導力のあるこなたの復活を待望する声が強くなっていた。
(みなみ)「泉先輩は、気まぐれな人ですからね」
(ななこ)「せめて、柊姉だけでも戻ってくれんと、岩崎だけやなくて、高翌良まで潰れてまうで」
 魔天ぱとりしあが失言問題で外相を辞任してから、高翌良みゆき官房長官が外相も兼務している。みゆきは党の幹事長も務めてるので、みなみ以上の激務だ。

586 :高良みゆき官房長官の憂鬱[sage]:2008/10/15(水) 19:52:33.78 ID:lxYDVEQ0
2.泉こなた前総理

 そのころ、こなたは、かがみとともに、寝台列車の車中にあった。
(こなた)「おのれ〜。あと少しで記録更新だったのに〜」
 携帯ゲーム機を手にそんなセリフをもらしている光景は、実にのどかであった。
 その隣で、かがみはノートパソコンとにらめっこ。ネット上のニュースを流し読みしている。世間から浮かないためには、日々の情報収集は欠かせない。
(こなた)「かがみんや。何をそんなに熱心に見ておるのだね?」
(かがみ)「金融危機対策が大変だって話よ」
(こなた)「例のサラリーマン金融がなんたらってやつかな?」
(かがみ)「リ○マンだっつーの。いい加減、覚えろ」
(こなた)「まあまあ、そんな細かいことは気にしない」
(かがみ)「まったく。いくら政界から離れたとはいっても、ちょっと気ぃ抜きすぎなんじゃないの?」
(こなた)「リフレッシュすべきときは、余計なことは考えない方がいいんだよ。かがみも肩の力抜いてさ」
(かがみ)「あんたね。そんな呑気なこといってるうちに、幸星党が野党に落ちちゃうわよ」
(こなた)「それならそれでもいいじゃん。なんだかんだいって、野党時代が一番楽しかったしね。政権党を追い落としていくあのゾクゾク感はたまらないよ」
(かがみ)「……」
 かがみは、しばらく沈黙した。
 そして、
(かがみ)「こなた。私、前から聞きたかったんだけどさ」
(こなた)「なに?」
(かがみ)「あんた、なんで政界に入ろうと思ったの?」
(こなた)「う〜ん、なんていうのかな。この世には、リアルより面白いゲームはないんだよ。その中でも、政治は一番面白いゲームなんだよね」
 こなたにとって、この日本、いや世界ですらも、でかいゲームでしかないのだ。
 かがみは、改めて思った。自分はこなたには到底かなわないのだと……。


3.悪魔の計画

 みゆきは、官房長官室で、私物のノートパソコンの画面を見ていた。
 画面に映し出されているのは、テキストファイル。暗号化処理がされており、パスワードを入れないと開けないようになっているファイルだった。
587 :高良みゆき官房長官の憂鬱[sage]:2008/10/15(水) 19:53:23.05 ID:lxYDVEQ0
 表題は「デビルプラン」
 その下には、赤文字で「コピー不可、幸星党幹部以外閲覧を禁ず」
 作成者は「柊かがみ」
 内容は、「日本のオタク文化をグローバル化から防衛するにはどうしたらよいか」という泉こなたの諮問に答えるもの。
 まず、結論として「この計画の実現可能性は著しく低い」と記されている。その上で、長々と記述が続く。
 それを簡潔にまとめると、下記のとおりだ。

 グローバル化による文化侵略から日本文化を防衛するためには、まず、日本を世界から隔離する必要がある。
 そのためには、輸出入に頼らない産業構造の確立が不可欠。
 まず、輸入資源に頼らないエネルギー体制を構築。火力発電・原子力発電等はすべて常温核融合炉発電に転換し、自動車等の内燃機関はすべて水素ガス機関等に転換する。
 また、各種資源の100%リサイクル体制を確立する必要もある。
 次に、食料自給率100%の達成が必要。そのためには、日本国人口を5000万人にまで削減することが必須。高翌齢者医療の供給停止、老齢年金その他高翌齢者福祉の全廃により、短期間での人口削減を図る。それにより浮いた予算は、産業構造の転換に必要な諸施策にまわす。
 その上で、貿易を極小化し政府直轄管理へ移行。
 続いて、インターネットその他の情報伝達手段をすべて国有化し、国外からの情報流入を政府においてコントロールする。
 さらに、出入国管理の徹底、一国の力のみで自国を守り切るための自衛隊の増強などが必要。
 以上の政策の推進は現行日本国憲法に基づく立憲民主政体下においては著しく困難であるため、幸星党一党独裁体制への移行が不可欠。そのためには、最低でも自衛隊を完全掌握する必要がある。短期間でそれを達成するため、自衛隊員に対する洗脳工作を推進する。

 まさに、デビルプランの名に恥じない内容であった。
 この忙しいときにこんな実現可能性がほぼ皆無の計画を読んでいる自分はやはり疲れているのだろうかと、みゆきは思った。
 純真でいられた高校時代が遠い昔のことのように感じられた。
 何もかも投げ出したい気分であったが、真面目な彼女にはそれもできない。
 幸星党本部に電話をつないで、とある人物に呼び出しをかけた。

 しばらくして、呼び出しを受けた人物、永森やまとがやってきた。
(やまと)「ご用件は?」
 幸星党の裏工作部門の総括責任者であるやまとは、ただ簡潔に問う。
(みゆき)「日本国民総オタク化洗脳工作計画の自衛隊パートの実行を命じます」
 そろそろ、野党に転落したあとのことを考えねばならないと、みゆきは判断していた。
 政権に復帰する最も手っ取り早い手段は、クーデターによる国家権力の簒奪だ。そのための手駒として自衛隊を支配下におさめる。
 実際にクーデターを実行するかどうかはともかくとして、少なくても選択肢の一つとして用意しておく価値はあった。
588 :高良みゆき官房長官の憂鬱[sage]:2008/10/15(水) 19:54:01.00 ID:lxYDVEQ0
(やまと)「かしこまりました。防衛大臣には?」
(みゆき)「黙っておきましょう。日下部さんには汚い仕事とは無縁でいてもらった方がいいですから」
 日下部みさおがこの事実を知ったら烈火のごとく怒るだろうが、そのときは平謝りに謝るしかあるまい。
(やまと)「了解です」
(みゆき)「あと、あなたには外務大臣に就任してもらいます」
(やまと)「表に出るのは好みではないのですが」
(みゆき)「いつまでも兼務では私の体がもちません。そして、この状況下で外相を任せられる空いてる人材はあなたぐらいしか思い浮かびません」
(やまと)「相当お疲れのようですね?」
(みゆき)「泉さんとかがみさんが抜けた穴は大きいですよ。私には荷が重すぎます。お二人には早く復党してもらいたいのですが」
(やまと)「まあ、泉さんなら、うちが野党に転落したあとで、ぬけぬけと戻ってきそうな気がしますが」
(みゆき)「そうでしょうね。泉さんにとっては、政治もしょせんはゲームでしかないのでしょうから。私のような凡人にできることは、ゲームの舞台を整えることぐらいです」
(やまと)「そのための洗脳工作の実行ですか」
(みゆき)「いざというときに選択肢が多いに越したことはありません。まあ、こういう発想自体が凡人なのかもしれませんが」
(やまと)「天才の考えることは、私たち凡人には想像もつきませんからね。それはともかく、せめて、柊かがみさんだけでも戻っていただくことはできないのですか?」
(みゆき)「かがみさんは、泉さんにべったりですからね。泉さんが戻らない限りは無理でしょう」
(やまと)「田村大臣あたりが喜びそうな話ですね」
(みゆき)「田村さんの創作意欲を掻き立てるのような事実はないと思いますよ。泉さん自身はそういう事柄からは超然とした存在ですし、かがみさんは子離れできない母親のようなものでしょう」

 やまとは、しぶしぶ外相就任を承諾して去っていった。

 ノートパソコンの電源を落とす。
 人はこうやってダークサイドに落ちていくのだろう。みゆきはそんなことを思った。
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/15(水) 19:55:13.78 ID:lxYDVEQ0
以上です。
しまった。sagaし忘れた。すみません。
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/15(水) 21:44:55.05 ID:Z2JnvUSO
>>589
このデビルプランって簡単な話鎖国じゃない?
しかしここまでしないと日本だけでは生活出来ない辺り日本は外国に頼りすぎてるって事か
591 :小ネタ投入2008/10/16(木) 00:48:26.69 ID:BlnGdgw0
583 四大元素の便乗ネタ

「風よ、水よ、共に怒り狂う『かがみ』を静めよ。『こなた』!!『つかさ』!!」
「ボケキャラカードを2枚同時に!?」




はい、元ネタ分かる人、挙〜手〜。
592 :小ネタ投入2008/10/16(木) 00:49:26.75 ID:BlnGdgw0
やべ、リンクの貼り方わかんね…。
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 06:20:39.87 ID:ja.85EAO
>>592

URL貼ればいいんでは
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/16(木) 07:38:06.55 ID:q1Ha4IAO
>>593

リンクってレスナンバーのことなんですけどね。
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/16(木) 07:40:08.00 ID:q1Ha4IAO
おお、できたできた。わーいわーい。
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 07:50:07.40 ID:ja.85EAO
>>595

おめ。

因みに>>592-595こんなのもできるよ。
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 09:58:11.27 ID:b5yWN2AO
やまと「綺麗な月ね」
こう「満月だねぇ」

やまと「……それで、なんで私たちは屋根に登って寝っ転がって月見してるの」
こう「いーじゃん、こんなに月も綺麗なんだし」
やまと「さすがに寒いわよ」
こう「寒いの苦手なのに雪見だいふくは好きってどーなの」
やまと「こたつに入ってあっまりながら窓の外の雪を見て食べるんじゃない」
こう「そ。風流だねー」
やまと「うん」

こう「あ、UFO」
やまと「え」
こう「ウソ」
やまと「……オーストラリアにでも行ってきたら?」
こう「季節が反対になってるからってエイプリルフールまで半年ズレるわけじゃないって」
やまと「知ってる」

やまと「……」
こう「寝たら死ぬよ?」
やまと「死なないし寝ない」
こう「んじゃ風邪引くよ」
やまと「こうに伝染して治すから大丈夫」
こう「なら安心だ」

こう「月の模様、うさぎに見える?」
やまと「……見えない」
こう「子供心、忘れちゃったか」
やまと「む……ならこうはどうなのよ」
こう「見えない」

こう「寝たら揉むよ?」
やまと「なら寝たふりして返り討ちにしてやるわ」

こう「明日は花火でもしよーか」
やまと「もう売ってないわよ」
こう「買い置きあるから」
やまと「なんで花火の買い置きをしなきゃならないのよ」
こう「寝かせるともっと綺麗になるんだよ?」
やまと「……へぇ」


こう「……」
やまと「……えい」モミッ
こう「!!!??」
やまと「寝てたから揉んでみた」
こう「くぅ……」
やまと「……」フッ
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 12:24:55.13 ID:A.GWcASO
−意味の無きモノ−

かがみ「こなた、あんた昨日また携帯家に置きっぱなしだったでしょ」
こなた「えー、ちゃんともってたよ…」
かがみ「じゃあなんでメール返さないのよ?」
こなた「メール?…あー…なんかマナーモードなうえに振動OFFになってたよ。こりゃ気付かないや、ハッハッハ」
かがみ「ハッハッハじゃないわよ…わざとかそれは」
こなた「まさかー…えーと内容はっと『この○○ってあんたが探してるけど見つからないって言ってたのじゃないの?』………なにぃぃぃっ!?何で教えてくれなかったの!?かがみのバカァァァァッ!!」
かがみ「いや、教えたし…自業自得だろ…」

599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 12:44:40.84 ID:1OqG6M20
ダセ出セユカイ


峰岸あやのの キャラソンを待ち続けたら
みんなで出ること信じたい
電話をしてまで 願いながら過ごしてるよ
叶えて下さいよランティス
時間の果てまで
ビューン!ワープでループなこの要望
同志たちを巻き込んでランティスに
届・け・よう!
アル晴レタ日ノコト 彼女の歌声が
店頭に立ち並ぶ 不可能じゃないわ
明日また聞くとき みんなの仲間入り
この耳に刻もうよ 簡単なんだよこ・ん・な・の!
強い願い 奇跡起こす
最後飾っ・ても いいでしょ!


出っしーて↑スペクタクルが不評だったんで・・・・
まぁこれも大概ですが・・・・
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 14:01:02.81 ID:fyeweOgo
なあに? レスが付かなかったら不評なの?
全部のネタにレス入れなきゃならないなんて決まりあったっけ?
そうやって卑屈になられる方がよっぽど嫌だね
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 14:14:14.16 ID:1OqG6M20
そいつはすまなかったな 謝るよ
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 16:04:52.35 ID:cVDX5/w0
こなた「そいや、マルチに手を出してた国会議員いたよね」
かがみ「記者会見開こうとしたら火事になったとか?」
みゆき「自作自演でしょうね。よくある話です」
こなた「だからイルファにしろとあれほど言ったのに!マルチは萌えるけどアレじゃん!」
かがみ「そっちかよ。てかセリオじゃねーのかよ!」
みゆき「……私達の知らない世界ですね、つかささん」
つかさ「え、ゆきちゃん知らないの?有名だよ?TVでもやってたし」
みゆき「え……」
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 16:32:29.87 ID:tfXNXkk0
遅ばれながら>>530に便乗して書いたSSを投下します。

こなた達が大学に入った後の話です。
604 :longing for you2008/10/16(木) 16:33:56.58 ID:tfXNXkk0
「死体洗いのバイトって本当にあるの?」

泉さんからそんな電話がかかってきたのはずいぶん久しぶりのことでした。

「そう言えば久しぶりだね。いきなりこんなこと聞いてごめんね」
「いえ、かまいませんよ。そのアルバイトの話ですが、そう言った話は大学でも聞いたことがありませんね。ただ解剖用ではないご遺体を洗うアルバイトは、湯灌(ゆかん)と言って存在するそうです」
「さすがみwikiさん、詳しいね。他にもいろいろ聞きたいことあるんだけど近々会えないかなぁ」

こうして私は泉さんと久しぶりに会うことになりました。
久しぶりに会った泉さんは、よくいえば落ち着いてるというか、少し元気のないように見えました。

「お忙しい中わざわざ私の大学近くまで来ていただいてすみません」
「いいよ。どうせ暇だしね」

泉さんとは大学の授業が終わった後に大学近くの喫茶店で落ち合いました。
その喫茶店で私たち二人は、高校の懐かしい話をして盛り上がりました。
話が一息ついたころ私は泉さんに尋ねました。

「それで、聞きたいことってなんですか?」

それを聞いたとたん、それまで饒舌だった泉さんの言葉が止まりました。
二人の間にばつの悪い沈黙が流れました。
しばらくして泉さんが口を開きました。

「ごめん…別に聞きたいことってなかったんだよね…ただ久しぶりにみゆきさんと話したくなってさ…忙しいのに呼び出してくだらない話につき合わせてごめんね」

私もう帰るね、と言って泉さんが席を立とうとしました。
605 :longing for you2008/10/16(木) 16:36:01.71 ID:tfXNXkk0
「ちょっと待ってください。私、久しぶりに泉さんとお話できて楽しかったですよ。それに今日は私も暇だったんです」
「ありがとう。みゆきさんは優しいね」
「本音ですよ……何か悩みがあるんですか?」
「なんでそんなことまで聞いてくれるの?それが将来の仕事だから?」

その言い方に少しだけカチンときました。
なんというか、しばらく会わない間に泉さんが私に対して他人行儀になったというか、距離を置いているように感じたからです。
私と泉さんは確かに付き合った年月としては3年間という短い期間だったかもしれません。
でも、そこで育んだ友情は、誰にも負けないと思っていました。
たとえつかささんや、かがみさんや、他の友人の方たちに比べても決して劣るものではない…そう思っていたからこそ少しきつい口調になってしまいました。

「仕事だからとかじゃありません。親友として心配しているだけです」

泉さんは座りなおして下を向いたまま黙ってしまいました。
しばらくしてかろうじて聞き取れるくらいの声で、

「ありがとう…」

と言うのが聞こえました。それからゆっくりと泉さんは話し始めました。

「最近…すごく不安になることがあるんだよね。つかさもかがみもみゆきさんも、ちゃんとした目標を持って大学とか専門学校に行ってて、それなのに私はただなんとなく大学に通ってて。将来やりたいこととかも見つからないし、それなのに時間はどんどん過ぎてっちゃって…みんなはどんどん先に行ってるのに私何やってんのかなって。生きてる意味あるのかなって考えちゃったり…」

私は意外の感に打たれました。
高校時代はいつも自信満々で、今が楽しければいいというか、楽観的な考えを持っていた泉さんの新たな一面を見た思いでした。
一方で、そのような悩みを私に打ち明けてくれたことに嬉しさを感じていました。

「私も…不安に思うこと、ありますよ」

そう言うと目の前の泉さんがハッと顔をあげました。
私は泉さんに笑いかけて続けました。

「将来、自分が何の科に進んで、どんな医者になるのかとか。大きな失敗をして命にかかわるようなことがあったらどうしようとか。心配で夜眠れなくなることもあるんですよ。お恥ずかしながら」
「みゆきさんもそうなんだ…」
「ええ。それにつかささんやかがみさんも多かれ少なかれ、将来に不安を抱えていると思いますよ。それに…」
「それに?」
「私は、泉さんのこと憧れというか、うらやましいと思っていましたよ」
「え…?」

少し唐突だったかもしれません。
でも今の泉さんに今日どうしてもこれだけは伝えたいという気持ちがありました。
606 :longing for you2008/10/16(木) 16:37:12.10 ID:tfXNXkk0
「高校の時、泉さんは自分の好きなアニメやゲームのことになるとすごいエネルギーを発揮されて、周りからどう見られていてもおかまいなしで。そんな風に好きなものがあるっていうことがうらやましかったんです」

かがみさんにどんなに呆れられようと、自分の思うままに進む泉さんは私の憧れでした。
好きなアニメやゲームの話をするときの笑顔はとてもまぶしくて素敵でした。
いつか私もそんな風に熱中できるものに出会いたいと思えたんです。
だから…

「だから、生きてる意味がないとか、そんな悲しいことは言わないでください」

私の言葉を聞いた泉さんは今度は下を向かずに私の目を見据えてはっきり言いました。

「うん、ありがとう」

そのあとしばらく雑談をして私たちは喫茶店を出ました。
私たちの家は最寄りの駅から同じプラットフォームの反対方向でした。
高校時代と同じだね、と泉さんが笑ってつぶやきました。
みゆきさんが上りで私が下りなのも同じだよ…

「今日は楽しかったね。ありがとう」
「私も楽しかったですよ。ありがとうございました」
「またこんな風に会おうね」
「そうですね。今度はつかささんやかがみさんともお会いしたいですね」
「そうだね」

そのとき泉さんのホームに電車が到着しました。

「じゃあまたね」
「はい、また会いましょう」

電車に乗っていく泉さんの後ろ姿は、今日はじめに会った時よりも少しだけ大きく見えました。
電車の中から泉さんが手を振り、私もそれに応えて手を振りました。
高校時代のように明るい笑顔を浮かべる泉さんが見えなくなるまで、私は手を振り続けていました。



607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 16:39:01.90 ID:tfXNXkk0
以上です。

みゆきさんの一人称は丁寧語で書かなきゃいけないので苦労しました。
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 18:11:30.11 ID:b5yWN2AO
すばらしい
やっぱりみゆきさんが絡む話は暖かいな
あえて言おう、こなゆきは正義だと
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 18:15:19.97 ID:x2pWsMSO
>>597
こうちゃん敏感すぎるwww正直萌えた

>>607
GJ!
なんだろうね、こなたとみゆきの話って暖かいんだよね。

俺も今みゆきさんに苦戦してるから、その苦労分かる気がする
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 18:27:24.29 ID:ykoyuUso
>>597
意外とかわいいなこうwwこの二人はこんな感じなんだろうな。GJ

>>607
うわー、もうGJ!
ラストシーンが自動再生される……
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 19:17:31.45 ID:A.GWcASO
−ゆーちゃんの疑問 R-15−

ゆたか「みなみちゃん、ちょっと聞きたい事があるんだけど…」
みなみ「…うん、何?」
ゆたか「バター犬って何?」
みなみ「…うちのチェリーの事」
ゆたか「そっかー」
ひより(いやいやいや!なんかおかしい!おかしいッスその会話!)

612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 20:03:27.34 ID:x2pWsMSO
確かにチェリーはあそこに突っ込むしバター犬だなww
そして便乗してしまう俺はもうだめだ

―家族で食事中―

つかさ「ねぇ、そういえば今日、バター犬とかワカメ酒って聞いたんだけどー、それって何なの?」


沈黙


かがみ「つかさ、後で私の部屋に来なさい」
つかさ「え? うん」



つかさ「死にたい……」
かがみ「明日こなたをシメなきゃね……」
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 20:22:16.29 ID:ja.85EAO
>>611
>>612

バター犬とワカメ酒と知らなかったから、電車の中で携帯からWikipediaで調べてみてたら、いつの間にか降りるべき駅を通過していた。



何してんだ俺!(´Д`)
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/16(木) 20:39:47.90 ID:uZlBg5.0
>>613
 まんまみゆきさんですな。
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/16(木) 21:42:10.91 ID:cE38/72o
>>613
なんという俺
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 22:28:52.60 ID:BspfQMDO
*知っている人は知っている*
ゆたか「(あむ お姉ちゃん、食べる?」
こなた「ん、きのこの山?食べる食べる、ありがとー(あむ」
ゆたか「皆さんもどうぞ」
つかさ「ありがとーゆたかちゃん」
かがみ「あ、ありがと…」
こなた「控えめにひとつしか食べないかがみんww(あむ」
かがみ「うるさいっ!(あむ」
つかさ「これってたけのこの里とどっちが好きってよく争うよね〜(あむ」
かがみ「そうそう、結局どっちつかずで終わるのよね〜(あむ ←なんだかんだでリミッター解除」
ゆたか「皆さんはどっち派なんですか?私はきのこ派です…(あむ」
つかさ「あ、私もきのこ派〜」
かがみ「私はたけのこ派ね(あむ」
ゆたか「お姉ちゃんは?」
こなた「ん?私はすぎのこ派だよ〜(あむあむ」
3人「すぎのこ派?」
こなた「あ、終わった」
ゆたか「Σはぅっ!?(私まだ2個しか食べてない…)」
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 22:38:53.06 ID:NkRAohI0
>>616
初めて知ったww

◎トーマスさん

かがみ「おーっす、何見てるの?」
こなた「んー、ちょっとTAS動画を」
かがみ「たす?」
こなた「うん」
かがみ「はあ。・・・え?これ人間がやってんの?」
こなた「そだねー」
かがみ「いやいやこれは・・・うわっ今の動きやばっ」
こなた「でしょー」
かがみ「これ誰がやってんの?」
こなた「(んー、ここは・・・)
     トーマスって人。TASってのはトーマス・アレキサンダー・スコットの略なんだよ」
かがみ「ふーん・・・トーマスって人随分なゲーマーねえ」
こなた「そだよねー」



かがみ「うわあ・・・調べてみたらトーマスって人めちゃくちゃ色んなゲームやってんじゃないの。
     ある意味尊敬するわ・・・」

翌日

かがみ「・・・でさあ、トーマスって人がいてすごいゲーマーで」
みさお「ふえー、ヤヴァイじゃんそいつ!ちゃんと生活してんのかあ?」
あやの「プロかな?よく分からないけど」
かがみ「うーん、多分ねー」

さらに翌日

かがみ「トーマスさんってホントすごいわよねー」
つかさ「うん、すごいねー。どうやったらこんなのできるんだろ?」

さらにさらに翌日

かがみ「・・・で、トーマスって人がTASさんってニックネームで呼ばれてるのよ」
みゆき「それは初めて知りました、ありがとうございます」
かがみ「いやいやー」



こなた「うーん、すっかりトーマスを信じ込んでるなあ・・・いつ本当の事言えばいいんだろ・・・」
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 22:48:44.85 ID:Vc/Zxlko
切り株は知ってたけどすぎのこなんてのもあるのか…
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 22:52:43.75 ID:x2pWsMSO
ネットで調べたんなら分かるだろかがみww
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/16(木) 23:44:14.05 ID:2emRa7I0
>>612
それなんて前方不注うわなにをする

つかさ地獄巡りSSを書いてたら途中でPCがフリーズしてデータ飛んだ
これは呪われているのかもしれない・・・・・
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 00:11:25.07 ID:Coa3lUco
また呪いか
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 00:17:27.11 ID:gQSMrAAO
>>617
明日調べてみる。そして>>613の悪夢が再び……

>>620
みゆきの呪いならぬつかさの(こなたの?)呪いか。くじけずに完成させるんだ!
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 00:30:29.54 ID:DqKuk6AO
こう「花火持ってきたよー」
やまと「あれ本気だったんだ……」
こう「やると決めたことはやる! それが八坂こう!」
やまと「まあ、季節外れの花火も悪くないか」
こう「でしょでしょ?」

やまと「どれどれ(ゴソゴソ)……あれ」
こう「ん?」
やまと(全部ロケット花火……)
こう「あぁそれとポケットに……ほら、ねずみ花火もあるよ」
やまと「もっと別の何かがあるでしょ? ねえ!?」
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 01:12:02.46 ID:tTHFcwSO
−茶−

こなた「まあとりあえず、わたし愛用の『平常心』湯飲みでお茶でも飲んで落ち着きたまへ〜」
かがみ「こなたが口をつけた後のならわたしが!!」
みゆき「いいえ!それはわたしが!!」
つかさ「…平常心 かけらも無いよ 二人とも」
こなた「一句出来ちゃったね〜」ズズー


なんか突然あの湯飲みが欲しくなった
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 02:27:24.58 ID:zLfvsmw0
「ぴんぽんぱんぽ〜ん♪
 来週1週間、プチ祭りやらないか?うほっ、良いパティ、といったスペサルイベントを催そうと言う企みがアリマス。
 前回ヮ『キーワード1個+500文字制限』、この様な血肉萌え滾るルールがありましたが、
 今回ハ『キーワード2個+30行制限』や、再び『文字制限で』といった案が出てますものの、未だ決定はされて有馬温泉。
 そんなこんなで、どうにかこうにか上手くいくものよ〜、そのう〜ち〜に〜♪といかせたいわけで、
 コレコレはこうした方が委員ジャマイカ?等といった意見を広く狭く募集中DEATH! 
 キーワード案、制限案、また、投票所を管理してくれる御仁、避難所にてダイダイダイダイ大募集中だー!だだっだ!
 で、あります。
 風が叫んだ嵐を呼んだ!来たれ若人!祭りの名の下に!以上、パトリシア・マーティンからのお知らせでした。
 皆サマ、参加して、みてみろりん♪」
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 07:48:39.05 ID:gQSMrAAO
>>625

そののりのりな感じがツボに入った。
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 08:08:13.74 ID:HCBgS6SO
パティらしいな、さすがアメリカ人

それにしてもみゆきさんの言葉選びは難しい。
なんという足止め……みゆきさんの作品が少ないのはその知能の高さ故、だと俺は思う
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 09:40:14.05 ID:DqKuk6AO
あきら「……」

音無「何してんだきらっちー!」
あきら「!?(バッ) なななななな何でもない何でもない!!」
音無「どー見ても何でもあるじゃん」
あきら「いや……まあ、その、……」
大原「男物の服のカタログ? 誰かにプレゼントするの?」
あきら「まっ、まーね! 今一緒に仕事やってるヤツが明日誕生日だからさ!」
音無「へえぇー……」ニマニマ
あきら「う……あ、あっち行ってろよぅ!」
音無「へーへー。行くとしますかまーちん」
大原「あ、うん……がんばってねあきらちゃん!」
あきら「別にがんばることじゃないっつの!」


中谷「仮にも女優なのに形無しね……演技力的な意味で」
あきら「で、ですよねー……」
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 12:20:10.54 ID:tTHFcwSO
−わたし達のプチ祭−

プチップチップチップチップチップチップチップチッ…

かがみ「…なあ、これはなんだ?わたし達は何をしてるんだ?」プチップチッ
こなた「何ってプチ祭」プチップチッ

プチップチップチップチップチップチップチップチッ…

つかさ「このプチプチってホントはエアクッションっていうんだっけ?」プチップチッ
みゆき「いえ、その二つは商品化された際のメーカーによる登録商標ですので、本来の名称は衝撃緩和材になりますね」プチップチッ
つかさ「へーそうなんだ」プチップチッ

プチップチップチップチップチップチップチップチッ…

かがみ「なあ、楽しいかコレ…?」プチップチッ
こなた「んー別に楽しくはないんだけど」プチップチッ
つかさ「なんか止まらないんだよね」プチップチッ
みゆき「そうですね」プチップチッ

プチップチップチップチップチップチップチップチッ…

かがみ「うがぁぁぁぁぁぁぁっ!!こんな盛り上がらん祭やってられるかぁぁぁぁぁぁっ!!」
ブチブチブチブチブチブチ!
つかさ「あ、お姉ちゃんがキレた」プチップチッ
こなた「雑巾搾りはダメだよね」プチップチッ
みゆき「もったいないですよね」プチップチッ

プチップチップチップチップチップチップチップチッ…
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/17(金) 12:30:47.37 ID:9o9dQQDO
>>628
これはまた登場回数の少ない人たちを…
白石には強いあきら様も音無たちには適わない時があるんだなww
さてと、このあきら様からもらった服でもきて出かけますか

>>629
こういうシュールさがあるネタいいww
つかさは無限プチプチを通学鞄とかにつけてそう
みゆきさんにいたっては家で母親とずっとプチプチしてそうww
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 12:45:21.16 ID:T534MMQ0
俺はレスが欲しいなんて言ってません
こないだ説教されたものです
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 13:18:36.29 ID:7PjwO9oo
無限プチプチって普通のプチプチと比べるとだいぶ感触が違うそうだね
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 14:23:57.41 ID:gQSMrAAO
>>631

待て待て、突然何の話だ
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 14:55:50.99 ID:HCBgS6SO
―いつもと逆―

ただお「ただいマンモス」
みき 「おかえリンパ腺」
まつり「お土産わんこそば」
つかさ「わーい、お寿司だっふんだ」
いのり「かがみは確かダイエット中だったわよネーブルミサイル」



かがみ「って夢見ちゃってさー、ってうーわすげぇ反応」ダカラナニ? ミタイナ
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 15:08:23.19 ID:tTHFcwSO
>>634
こなた「ネーブルミサイル♪」
みゆき「炎を呼ぶ〜ぜ〜♪」
つかさ「わ、わからないよ…」
かがみ「…なんでみゆきが知ってるのやら」
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 15:12:55.77 ID:T534MMQ0
599〜600をお読みください
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 17:49:51.81 ID:G9Mw5i60
>>635
みゆき「私は戦闘のプロですよ」
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 18:34:06.51 ID:HCBgS6SO
>>635>>637
まさかGを突っ込まれるとわwww
結構知ってるんだなw
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 20:14:04.49 ID:tTHFcwSO
−仮面の忍者赤影のメロディーで−

♪闇に走る ピンクのワカメ
それは 賢者の証
この世を乱す無知共を Wikipediaが許さない
図書館に百科事典 インターネットに雑学本
膝襲う痛みには グルコサミンがいいですよ
いつでもどこでも力の限り
熱い心で 知識を語る
その名は みゆきさん
桃色ワカメ みゆきさん
桃色ワカメ みゆきさん♪


つかさ「こなちゃん…なにこれ…」
こなた「みゆきさんを讃える歌」
かがみ「…へー…讃えたんだコレ…」
みゆき「…泉さん…グスッ…わたし…グスッ…何て言ったらいいのか…」
つかさ「ええ!?ゆきちゃん感動して泣いてるよ!?」
かがみ「しっかりしてみゆきー!?」
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 20:20:44.45 ID:gQSMrAAO
>>636

>>599-600を読んだけど、今一わからなかった。
とりあえずわかった範囲で……。


クロスオーバー(他作品のネタを使った作品。今回の場合はハルヒ)は読者によって極端に好き嫌いが別れると言うこと。
多分、>>599には合わなかったんでしょう。更に人気が無いのはお前のせいだと言う意味で受け取ったらしい。

レスが無きゃスレはなりたないと言うこと。基本的にレスは多ければ多いほど盛り上がると言うもの。
レスでせっかく盛り上げてるんだから、それを止めたらもったいない。
レスをもらうのが作者の生き甲斐だしね。

あと2chに書かれた事をいちいち強く気にする事はないと言うこと。
度が過ぎた反応をすると、どんな理由でも荒らしと見なされます。


これらを気にしてみるといいと思た。

因みに
>>636
↑これをアンカー(2ch用語で安価)と言うんだけど、これを使うとどのレスに対するものなのかわかりやすい。
逆に間違っていると新入りだと思われて舐められやすいかもしれない。
全部半角でこれを真似て書けばおk

以上です。
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 21:08:28.51 ID:G9Mw5i60
>>640
とりあえず避難所見れ
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 21:20:23.31 ID:gQSMrAAO
>>641

把握
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 21:23:56.51 ID:H67cXroo
>>639
歌は知らんけどワロタww
てか……いつからアホの子になったみゆきwwww
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 21:28:27.77 ID:HCBgS6SO
>>639
飛影なら知ってるが……
泣くんじゃねぇよみゆきww
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/17(金) 22:51:50.18 ID:GfoEDADO
>>634
お通ちゃんだらけ…
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 23:09:30.53 ID:HCBgS6SO
〜修復不可能〜

かがみ「こなたぁん♪」
こなた「やめてよぉ……」


つかさ「……ゆきちゃん、例のあれ……良い?」
みゆき「わかりました」


かがみ「こな、」
つかさ「えぇーっ!? 同性愛ぃー!?」
みゆき「きもーい」
つかさ「同性愛が許されるのはぁ、小学生までだよねーっ!」
みゆき「キャハハハハ」

かがみ「な……」
つかさ(効いてる効いてる)
みゆき(作戦はうまくいったようですね)

かがみ「なんだそうだったの!? なら小学生時代までタイムリープよっ、いっけぇぇぇぇ!!」ダッ


つかさ「うぅ、お姉ちゃん……」
みゆき「修復不可能ですね」
つかさ「私が好きだったお姉ちゃんは何処に……」

こなた(なんだか知らないけど助かった)
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 23:17:29.72 ID:DEa9Fb60
>>646
そして小学生時代のこなたを襲うんですね。わかります
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/17(金) 23:35:45.17 ID:pNh5cEQo
歴史が変わる…!
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 00:15:27.99 ID:poMtWNMo
タイムパラドックスだ!!
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 00:25:37.67 ID:P3ZWlLw0
柊つかさの地獄巡り
第1話 悪夢の始まり
(※語り手はつかさ・つかさ視点です)

それは、ある日の放課後・・・
私達4人の・・・何気ない日常・・・
それを、壊してしまったのは――――最後の日常にしてしまったのは―――

つかさ「ねえねえ、こなちゃん」
こなた「なに?つかさー」
つかさ「こなちゃんのお母さんって―――」

今、私は、とても後悔しています。
どうして、あんなこと言ってしまったんだろう・・・

私が、その言葉を続けてしまった途端、周囲の空気が凍りついた。そんな気がしました
かがみ「つ、つかさ・・・」
みゆき「つかささん・・・・」
つかさ「・・・?」
ガタッ
つかさ「こ、こなちゃん?」
こなた「帰る」
みゆき「そ、そうですね。帰りましょうか」
こなた「みゆきさんいいよ。今日は一人で帰りたいから・・・また明日ね。かがみ。みゆきさん。」
ガラガラ。パタン。

3人「・・・・・・・・。」

家に帰ってから、私はお姉ちゃんにこっぴどく叱られました。
つかさ「は・・はうう・・・・><」
かがみ「・・・ま、あの時すぐにフォローしなかった私も悪いんだけどね」
つかさ「ど、どうしよう・・こなちゃんに謝らないと・・」
かがみ「きっとあいつの事だから明日学校で謝ったら許してくれるわよ」
つかさ「そ・・・そうかな・・・」
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 00:26:18.13 ID:P3ZWlLw0
次の日
つかさ「こなちゃーん」
こなた「・・・・・。」
つかさ「こなちゃん。昨日のことだけど・・・」
こなた「・・・(プイ)」
つかさ「本当にごめ・・」
こなた「・・・・・話しかけないでよ」
つかさ「・・・・はう><」
みゆき「(・・・・・これは重症ですね・・・)」

それから何日も私は必死に謝り続けました。
でもこなちゃんは・・・許してくれるどころか・・・口も利いてくれません。
そんなこんなで一週間目に入ろうとした・・ある放課後。
つかさ「あそこにいるのは・・こなちゃんと・・お姉ちゃんとゆきちゃん・?」
私は何故か反射的に通路の影に隠れました。自分でもどうしてこういう行動をとったのかわかりません。

みゆき「お怒りのほどはわかります。ですが・・そろそろつかささんのことを許してあげてくださいませんか?」
こなた「・・・・・。」
かがみ「つかさはあの後私からもこっぴどく叱ってやったからさ。もういいでしょ?」
こなた「・・・・・・・・・つかさなんて

地 獄 へ 堕 ち れ ば い い ん だ 



その言葉を聞いた瞬間、私は視界が真っ暗になったような気がして、気がついたときには逃げるように駆け出していました。
かがみ「つかさ!」
みゆき「つかささん!!」
私の存在に気づいたお姉ちゃんとゆきちゃんが後ろから追ってきます。
何故だかわからないけど捕まるわけにはいかないと思った私は、火事場の馬鹿力的な猛スピードで靴も履かずに校門を飛び出していきました。そして・・・
みゆき「つかささん!!危ない!!」
目の前には・・・猛スピードで迫るトラックの姿が至近距離まで迫っていて・・・私の意識は・・・そこで途切れました。


To be continued
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 00:29:39.93 ID:P3ZWlLw0
というか
嘘予告には全13巻とかあったけど
13話までやるほどネタがない\(^o^)/オワタ
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 00:53:56.89 ID:40AbQkAO
ガチ鬱か…たまにはそれもまたよし



あきら「白石」
白石「はい?」
あきら「ん」
白石「何ですかこの袋」
あきら「……あんた今日誕生日でしょ」
白石「あ……これ僕に?」
あきら「じゃなかったら誰宛てなのよ! いいから受け取れっつってんの!」
白石「はっ、はい! えっと(ゴソゴソ)……服? ですか?」
あきら「ちょっとは真面目に選んだつもりなんだから大事に着なさいよね」
白石「ありがとうございます!」
あきら「去年のあのジャージはテレビのためとはいえ悪いと思ってたから、さ」
白石「そんなことないですよ。あきら様からのプレゼントってだけでご飯三杯いけます」
あきら「……! ほ、ホント!?」
白石「ウソなんかつきませんって」
あきら「あ……ありがと……」
白石「なんであきら様がお礼言うんですか……(かわいいなぁもう……)」
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 01:59:59.09 ID:mUv5SPs0
>>652
嘘予告を本当にしてしまうとは・・・GJ!続きを楽しみにしてますね。
しかし、PCフリーズでデータ吹っ飛んだりとか、うp主自身の地獄巡りも始まった予感ww

かがみ「効果があるかどうかわからないけど、一応、御祓いしとくわね。
    か、カン違いしないでよ?別にあんたの為じゃないんだからっ!
    ほ、ほらっ、SSの続きが読めなくなったら私が困るでしょ?」


>>653
この白石、幸せ者ってレベルじゃねーぞww
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 02:45:32.08 ID:iOx0cMSO
−こな×ゆき−

かがみ「なに、このタイトル?」
パティ「イマハヤリりのカップリングです。コナ×カガとはヒトアジチガうヤワらかなヤサしさがニンキのヒケツですヨ」
かがみ「ふーん」
パティ「アレ?イガイにレイセイですネ。ヘンタイチックにクいついてくるとオモったのですガ」
かがみ「まあ、恋愛は個人の自由だから。こなたがみゆきとくっついても、わたしがどうこう言う事じゃ無いわ」
パティ「ムム…セイチョウしましたネ、カガミ」
かがみ「二人ともまとめて相手すれば良いわけだし」
パティ「…ハ?」
かがみ「理想はつかさも交えて四人でくんずほぐれつの〈自主規制〉よね」
パティ「セイチョウじゃなくてシンカしてましたカ!…ニ、ニげたホウがヨさそうですネ」
かがみ「おーっと待ったパトリシアさん。何時もわたしによく分からないオタ話まくし立てておいて、ここで逃げるなんて武士道じゃないわよ」
パティ「ワタシ、アメリカンでス!ブシドーカンケーありまセーン!」
かがみ「こなたの愛くるしさをわたし一人で愛でようってのが、そもそも間違ってたのよ。ここはあの二人にもこなたを味わってもらって、そのうえでわたしが三人を…」
パティ「タスケテママ…」

656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 03:03:28.37 ID:AptNPzgo
だめだこの巫女…はやく何とかしないと……
657 :俺も嘘予告を書いてみたくなった2008/10/18(土) 06:29:25.30 ID:Y9A3eEDO
彼女は、その輪の中心に、確かに存在していたはずだった。


「え、ちょ……ねぇ……」
「あ? あ、ごめんごめん。忘れてたわ」


だが、彼女は、輪の中心から離れ、外側の人間となってしまった。

一緒に会話に参加しているのに、まるでいなかったかのような処遇……相談できる人間なんていなかった。

いつかまた、昔の生活に戻れる。それだけを信じて、彼女は耐え続けた。

だが……遂に我慢が限界に達した。


「もういい……あたし、ここにいる意味なんかないんだ……」


全てを投げ捨て、彼女は動いた。

新たな生活の場所へ。

彼女を受け入れてくれる人の元へ――





「おー、チビッ子。どした?」

「柊ちゃんなら、そっちのクラスに行ったはずだけど……」






〜泉こなた、背景になる〜


近日公開かも
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 07:24:42.47 ID:xordUMSO
>>648-649
こういうノリ好きだわwww
>>652
どんな短編でも良いから書くしかないぞ
でないと呪われる……

>>657
こなたにはその役は荷が重過ぎるwww
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 09:11:28.56 ID:xordUMSO
ななこ「そういえば、最近の土日は平日と比べると人がおらんなぁー」

ななこ「はっ、そうか……みんな彼氏や彼女と遊んでおんねんやな……」

ななこ「えぇなぁー……うちも彼氏欲しいなぁー」

ななこ「はぁ……これは今日の夜にでも成美さんと飲みに行くかな……」

ななこ「あ、もしもし黒井ですけど…………え? 用事が? なんやぁ〜あはは、ならまた今度な〜。はい、じゃ」

ななこ「はぁ……ネトゲでもするかな……」

ピンポーン

ななこ「あ〜、誰やろ? はいはーい」ガチャ

こなた「おはようござ――ってなんて格好してるんですか先生!」
ななこ「え? うわ!? ちょっと待っとれよっ」
こなた「ワイシャツのボタンくらい閉めといてくださいよ。後せめて半ズボンでも……私が男だったらどうするんですか」
ななこ「そのまま中に押し込む……って冗談や、そんな目で見んといてぇ」


ななこ「そんで? 何しに来たんや?」
こなた「いやぁね、先生どーせヒマしてると思って」
ななこ「どーせは余計や」
こなた「あは☆ で、じゃーん! 色々持って来たんですよ〜」
ななこ「泉……」
こなた「今日一日、先生のお付き合いしに来たんですが……迷惑でしたか?」
ななこ「泉ぃ、お前って奴はぁ!」
こなた「うわ、ちょ……そんなに抱き着かれても」
ななこ「先生感動や!」


660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 09:12:47.83 ID:xordUMSO
>>659

こなた「先生ご飯食べましたか?」
ななこ「まだやけど」
こなた「それじゃ、ちょっと台所借りますね」
ななこ「え? いや、いいって! さすがにそこまでは」
こなた「ダメですよー、朝はしっかり食べないとー。それにせっかく材料買ってきましたから」
ななこ「うぅ、スマンなぁ……せめて材料費くらい払わせてくれ」


ななこ「泉ぃー、うちの妹にならへんか?」
こなた「お父さんと結婚すれば娘になれますよ」
ななこ「いやぁ、生徒を娘にというのはやばい気が」
こなた(妹なら良いんですか? 先生)


こなた「ななこお姉ちゃん♪」
ななこ「うぉ、なんや急に」
こなた「さっき妹が欲しいって言ってましたから」
ななこ「ほー、えぇなぁー、もっかい言うてくれへんか?」
こなた「ななこお姉すわぁーん」
ななこ「それはやめい」


こなた「それじゃ、私そろそろ帰りますね」
ななこ「え? あぁ、そうやな。もうこんな時間やし……」
こなた「うふふ」
ななこ「な、なんや?」
こなた「そんなにしょんぼりしないでくださいよー。もー、今日だけですからね」
ななこ「え?」
こなた「泊まっていきますよ。迷惑でなければ」
ななこ「ほ、ホンマか!? 迷惑であるわけないやろ!」
こなた「お姉ちゃんの寂しがりやさん♪」
ななこ「ぐっは! 今のは効いたわ……よーし、今日は寿司でも取るかー!」
こなた「わーい、やたー!」


こうして黒井ななこの土曜の夜は更けていくのであった。


2〜3行で終わるつもりが……
朝の妄想力は半端ないです(^o^)
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 09:29:48.72 ID:p.KpSowo
ななこおねいさんwwwwwwwwww
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 09:39:09.38 ID:oRPmoPY0
いきなりですみませんが俺はななこ先生の幸せ(結婚)を願う者です
俺的にはアニメ店長と結婚してほしいです
桜藤祭でもフラグ立ってたし趣味も合いそうだしいい家庭が築けそうなんですが・・
皆さんはいかがでしょう?
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 09:45:20.47 ID:XFUBEdY0
>>646

ボカァァァァァン!(←タイムボカン風に)
かがみ「いたたたたたたぁ…こなたの小学生時代に行くつもりがタイムトンネルの中で日下部たちにぶつかるとは…それにしてもここは一体どこよ…?」

アンギャース
かがみ「ってうっわ!?サーベルタイガー!?それにマンモス!ってことは、ここって…」
???「はりゃほりゃ!」
グサッ ギャース

かがみ「うわーぁ、旧石器時代にきちゃったわ…って、あれ?」
???「?」
かがみ「あの原始人、誰かに似ているような…そうだ…あの垂れ目、あの長い髪、それにあのアホ毛…あれはこなた…?いや、この時代にこなたがいるはずない!でも…でも……!」
???「な、何だオマエはっ、来るなぁ〜!」
かがみ「こぉなぁたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
アッ―――――!!

そして現在…
こなた「…うわぁぁぁぁっ!体中に激しい悪寒がぁ……!」
みゆき「まさか…かがみさん、泉さんのご先祖を…?このままでは宇宙の法則が乱れてしまいます!」
つかさ「あぁ……こなちゃんの髪の毛がだんだん紫に……」
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 09:52:22.37 ID:enJvnio0
嘘予告ネタに便乗


「反乱分子の粛清はすべて完了いたしました」
「ご苦労さん。やまと機関はいつも仕事が早くて助かるよ」
 帝国宰相泉こなたがそういうと、永森やまとは敬礼して退室した。


粛清者リスト
 柊ただお、柊みき、柊いのり、柊まつり、柊つかさ、小早川ゆき、小早川ゆたか、成美ゆい、成美きよたか、日下部みさお、日下部あやの、岩崎みなみ、黒井ななこ、天原ふゆき、桜庭ひかる、にゃもー、etc...


「終わったよ、かがみん」
 帝国軍事大臣柊かがみは、窓の外の夕焼け空から視線を離して、振り向いた。
「何言ってるの。これからが始まりでしょ」
「意外だね。泣くかと思ったけど」
「私はあんたについていくって決めたのよ。これぐらいで、いまさら泣いたりはしないわ」
 かがみの言葉に、こなたはうなずいた。
 この親友は、これまでずっと共に歩んできてくれた。
 そして、これからもずっと共にあるだろう。
 だから、
「では、かがみん、ともに地獄の底まで堕ちようではないか」



 〜大日本オタク帝国、全世界に宣戦布告〜

 近日公開(嘘)
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 10:17:05.86 ID:xordUMSO
>>663
こなみ誕生ww
みさおたちは何処に…ww
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 10:25:35.33 ID:mUv5SPs0
>>663
かがみのたくましさに脱帽ww

>>664
粛清リスト、なにげにあやのが結婚済みだww
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 10:25:41.97 ID:P3ZWlLw0
>>660
いや、むしろこなたはネトゲーでななこと

>>663
かがみ見境いなしかww
ニコニコの某らきすたRPGのかなみの誕生wwww
そして背景コンビ何を企んでいるww

>>664
みゆきさんが粛清者リストからすらハブられている件

今つかさ地獄巡り第2話書いてます
多分今日中には書けそう
最終的につかさがどうなるかは未定。
というか完結するかすら未定。ネタナイゼバカ>ワ<
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 10:26:37.56 ID:P3ZWlLw0
666取れなかったozr
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 10:30:07.14 ID:mUv5SPs0
>>668
かがみ「な、何がっかりしてるのよっ。私の御祓いの効果じゃない!」


うん?ということは呪いは今度は俺に・・・?
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 10:32:47.65 ID:xordUMSO
>>668
ozr……お前の身体、呪われてるぞ……!!
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 10:33:46.48 ID:enJvnio0
>>667
>みゆきさんが粛清者リストからすらハブられている件
みゆきさんは使える人材なので、粛清せずに黒みゆきに改造済。
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 10:38:11.78 ID:oRPmoPY0
三次元の話みたいにあやのの人気の無さをネタにする人は
ランティスにキャラソンを要望するくらいの優しさを見せてあげて下さい
っていうかなんであやののキャラソンだけ出てないのよ!!
きっちり全員分出しなさいよ!!    by木津千里
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 10:42:32.86 ID:xordUMSO
〜ロリ〜

ゆたか「うっ……ぐすっ、えっぐ……」
こなた「ど、どうしたのゆーちゃん!?」

ゆたか「うぅ……お姉ちゃん……うぅぅ」
こなた「何があったの? お姉ちゃんに話してごらん」

ゆたか「ぐすっ……今日学校でね? っく……変なあだ名付けられたの……うぅ」
こなた「あだ名? 一体どんな」



ゆたiタ「こんなの……」
こなた「うわーぉ(^o^)」
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 11:02:38.02 ID:mUv5SPs0
>>673
ワカメ「その程度のあだ名で嘆いてはいけませんっ!」
 凸 「そうよっ!私達と一緒にがんばりましょう!」


こなた「いや、ゆーちゃんはそっちサイドじゃないから」
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 11:15:30.53 ID:XFUBEdY0
>>665 >>667

みさお「みゅ〜、ここは一体どこだよ〜ぅ」
あやの「なんか辺り一面ジャングルね」
ズン ズン ズン
ティラノサウルス「あんぎゃーす!」
みさお・あやの「きょっ、恐竜時代に迷い込んじゃったー!?」
あやの「みさちゃん、あれ見て!?」
みさお「!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
みさお「巨大隕石?…ってことは、恐竜達が絶滅する時期か…」
あやの「早く逃げないと、私たちも恐竜さん達と一緒に死んじゃうわよ!」
みさお「…それが、さっきの衝撃でタイムマシンが壊れたんだってヴぁ」
あやの「そ、そんなぁ〜」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
みさお「こーなったら仕方がねえ!…よいしょっと」
あやの「そ、それは緊急用のミサイルランチャー!?」
みさお「コイツで隕石の軌道を変える!今いる地点の反対側に落とせば少なくともウチらが焼け死ぬ心配はねぇ!!」
あやの「そうかなぁ…」
みさお「それっ!発射ぁ!!」

バシュー ドガァァァァァァァン
あやの「…みさちゃん?隕石…粉々になっちゃったんだけど…」
みさお「…あれ?お、おかしぃな…」

そして現代…
こなた「うおぉぉぉおおおお!?なんじゃこりゃあぁぁあああ!!!」
つかさ「わ、私たちの身体…気がついたら恐竜だよ〜><」
みゆき「また…どこかで歴史が変わってしまったのですね…」

ななこ「ほーいみんな、授業始めるでー」
こなた「うわぁ!?黒井先生まで恐竜になってる!?」
ななこ「うわぁ!?泉、おまえらもか!?」

…みさおがうっかり隕石を爆破してしまったため、恐竜の絶滅がなくなり、結果的に歴史が変わってしまった…。
ちなみにこなたの髪の毛は依然紫色に変色を続けていた…。
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 11:55:05.45 ID:Y9A3eEDO
>>675
うわぁお……カオス……
 
 
 
 
ゆた×みゆ、ひよ×みゆ、パテ×みゆ、あや×みゆ、みさ×みゆ、ゆた×みさ、ゆた×あや、etc……まだ読んだことないカップリングがいろいろあるなぁ……
この中で今ゆた×みゆを鋭意執筆中だったりする。
677 :次回まとめさんに分かりやすく2008/10/18(土) 12:54:29.75 ID:p9spf7I0



-------------------------ここまでSS以外のまとめ終了-------------------------------


678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 15:50:16.70 ID:iOx0cMSO
−ポッキー−

こなた「ぽ〜っき」ポキン
かがみ「ほら、カスが飛び散るから、折りながら食べるのやめなさい」
こなた「えー、別にいいじゃん、わたしの部屋なんだし」
かがみ「それとみゆき…チョコ舐め取りながら食べるのはちょっと…」
みゆき「なにかおかしいですか?」
かがみ「いや…そのなんていうか…」
こなた「エロいから」
みゆき「エ、エロ!?」
かがみ「はっきり言うなよ…」
つかさ「わたしの周りじゃあんまりいなかったけど、先の方から細かくかじる人もいるよね」
こなた「あーいるねぇ…あれってなんつーか」
ゆたか「………」コリコリコリコリコリコリ…
こなた(リス…)
かがみ(リスね…)
つかさ(リスだね…)
みゆき(リスですね…)
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 16:51:18.75 ID:8FM0rsk0
◎カガミン

赤カガミンは火に強い
青カガミンは溺れない
黄カガミンは高く飛ぶ
紫カガミン力持ち
白カガミンには・・・毒がある
個性が色々カガミン2

ニンテンドーゲームキューブ『カガミン2』


こなた「流石に大量のかがみんについて来られたらキモい・・・」
かがみ「勝手に替え歌しといて失礼な・・・」
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 16:52:13.50 ID:8FM0rsk0
>>678
ポッキー一本にも個性色々だな
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 19:53:36.73 ID:LnorFrg0
投下いきます。
682 :かなたと味噌汁とゲーム[saga]:2008/10/18(土) 19:54:21.23 ID:LnorFrg0
 ──開始。

「ただいま〜」
「お帰りなさい。遅かったわね」
「ちょっとゲマズに寄ってきたからね」
 こなたの手には、マンガを詰め込んだ袋が握られていた。
「こなた。また、そんなに買ってきて。無駄遣いしちゃ駄目っていってるでしょ」
「お父さんに頼まれてたのもあったからね」

 食卓には、夕食が並べられていた。
 ごはんに味噌汁におかず。典型的な和食だ。

「そう君。ごはんよ〜」
「ほーい」
 そうじろうがやってきて、みんなで夕食。
 そうじろうが、味噌汁に口をつけて、一瞬固まった。
「そう君、どうしたの?」
「いや、かなたの味噌汁はいつもうまいなぁ、ってな」
 こなたは、そうじろうの目に涙が浮かびそうになっているのに気づいたが、あえて何もいわなかった。
「変なそう君」
 夕餉は続く。
「そこで、かがみんがさ……」
 こなたが高校であったことを話したり、そうじろうと一緒にアニメの話でもりあがったり。
 その様子をかなたはにこにこしながら見ている。

 ──残り1時間。

 夕食が終わり、かなたは食器洗いに取りかかった。
 一方、こなたたちは、
「お父さん、格ゲーやろう」
683 :かなたと味噌汁とゲーム[saga]:2008/10/18(土) 19:54:56.30 ID:LnorFrg0
「おう」
 二人そろって、仲良くゲームに興じる。

 食器洗いを終えたかなたが、ゲームに興じる二人の後ろに立った。
「こなた。勉強しなくてもいいの? もうすぐテストでしょ」
「一夜漬けでなんとかなるから、いいんだよ。お母さんもゲームしようよ」
「9時までよ。9時になったら、ちゃんと勉強しなさい」
「え〜、やだよぉ」
「こなた。お母さんのいうこともちゃんと聞いた方がいいぞ」
「うう〜、お父さんまで……」
 こなたは、しぶしぶかなたの言葉に従った。

 ──残り30分。

「えい、えい」
 両手で握ったコントローラーを振り回してるいるかなたの姿は、実年齢よりも幼く見えた。
 そんなかなたを、そうじろうは目を細めて眺めている。
 ゲームの方は、プロゲーマー並のこなたにかなうはずもなく、かなたの連戦連敗だ。
 こなたは、部屋の時計をちらっと見た。
 8時55分。

 ──残り5分。

 こなたは、ゲームの手を休めた。
「ねぇ、お母さん」
「なぁに?」
「前から聞きたかったんだけど、お母さんはなんでお父さんと結婚したの? どっから見ても、ダメ親父じゃん」
「こなた、お父さんは悲しいぞ」
「そうね。そう君はこんなだけど、でも……でも、私のことを世界で一番愛してくれるから」
「かなたぁー!」
684 :かなたと味噌汁とゲーム[saga]:2008/10/18(土) 19:55:43.05 ID:LnorFrg0
 そうじろうが感激のあまりかなたに抱きついた。
「もう、そう君ったら」

 ──残り1分。

 まもなくシンデラの魔法が解ける。

 こなたは、目をつぶった。
 そうじろうが、かなたにありったけの愛の言葉を叫んでいた。まるで、まもなく今生の別れだとでもいうように。

 ──10、9、8、7、6、5、4……。

 かなたは、そうじろうの尋常ではない様子に戸惑っていた。

 ──3、2、1、終了。



 暗転──



 こなたは、ゆっくりと目を開いた。
 電極コードがたくさんつながっているヘルメットのようなものを外して、リクライニングチェアのような椅子から上半身を起こす。
 現状を再認識する。
 自分は、まもなく三十路を終えようとしている独身女。断じて、高校生ではない。
 そして、隣を見れば、いくつになってもオタクな父親が、こなたと同じくヘルメットを外していた。

 スーパーリアルシミュレーションシステム、略称SRSS。
 人間の脳に五感を完全再現するシミュレーション装置だ。
685 :かなたと味噌汁とゲーム[saga]:2008/10/18(土) 19:56:39.35 ID:LnorFrg0
 主な需要は、政府や自治体である。
 自衛隊が実戦と同等の状況を再現して隊員の訓練に用いていたし、政府高官も危機管理演習に用いていた。市町村の消防隊では、火災状況などを再現して、消火やレスキューの訓練に用いている。
 使い方によっては精神病の治療にも有効で、精神病専門の病院にも設置されていた。
 ただし、危険な側面もある。
 死ぬほどの激痛を脳に再現してやれば、実際にショック死してしまう可能性はきわめて高い。また、仮想世界で飽食してても現実世界では何も食べてないわけで、満腹感で満たしつつ餓死させるといったことも可能だ。
 実際、かなり慎重に運用しているはずの自衛隊でも、2、3年に一人ぐらい訓練中の殉職者を出していた。
 また、あまりにも多用しすぎると中毒症状を起こすこともある。仮想世界にひたりきって、現実世界に適応できなくなってしまうのだ。
 そのため、SRSSの製造、販売、所有、使用には、法的規制がある。特に、民間で用いる場合には、再現する内容には多くの禁止事項が定められおり、使用者は必ず事前に適性検査を受けることになっていた。
 とはいえ、規制されればそれをかいくぐろうとする者も当然出てくる。暴力団によるSRSSの違法な製造・所有がはびこっており、警察とのいたちごっこが続いていた。暴力団がSRSSで提供する主なコンテンツは、性風俗だ。生身の人間を用意する必要もなく荒稼ぎできるのだから、暴力団としては笑いが止まらないだろう。
 しかし、この手のコンテンツは中毒性が高いため、法律で全面的に禁止されている。

 こなたたちが体験したのは、秋葉原のゲームセンターにあるSRSSだった。
 1回、2、3時間のゲームで、100万円。大人の遊びというレベルを超えている高級ゲームだった。
「どうだった、お父さん?」
「うーん、やっぱ、違和感あったかな」
「あのお母さんは、お父さんの記憶をもとに再現したはずなんだけどね」
「俺の中のかなたは、あのときのまま止まってるからな。あれから歳をとったかなたというのは、想像もできないよ」
「そんなもんかね」
 二人ともさばさばしたものだった。
 二人は、SRSSへの適性は極めて高かった。仮想と現実の区別がきっちりつくということだ。
 そうでなければ、ディープなオタクを長年続けることなど不可能だ。仮想と現実の区別がつかなくなったオタクがどのような末路をたどっていったかという実例を、二人はあまりにも多く知っていた。

 電車で帰路につく。
 あの仮想世界とは時差があって、自宅についたときには、まだ夕方だった。
 今日の夕食当番は、こなただ。
 ごはんと味噌汁。おかずは少なめだった。
 仮想世界で食事をしたせいで、あまり空腹を感じてなかったから。

 そうじろうが、味噌汁に口をつけて、一瞬固まった。
 こなたがニヤリを笑う。
686 :かなたと味噌汁とゲーム[saga]:2008/10/18(土) 19:57:26.48 ID:LnorFrg0
「どう?」
「ああ、完璧だ。完璧にかなたの味だよ、これは」
「よかった。再現度でコンピューターに負けるわけにはいかないからね」
 少ない夕食はすぐに終わった。
「お父さん、格ゲーやろう」
「おう」
 二人そろって、仲良くゲームに興じる。

 それをとがめる者は誰もいない。
 二人にとって、それこそが揺るがない現実であった。
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/18(土) 19:58:02.04 ID:LnorFrg0
以上です。
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 20:42:35.21 ID:uO746Sg0
切ないけど最後の味噌汁の再現でホッとした。
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 21:02:51.51 ID:Y9A3eEDO
切ないけど切なくない……不思議なSSだった。
 
 
 
みゆきとゆたかって原作で絡みあったっけ?
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 21:27:05.66 ID:8FM0rsk0
>>687

親子の仲良くていいなー
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/18(土) 22:19:06.37 ID:xordUMSO
ちょっと鬱だったけどシメで救われた
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/18(土) 23:30:06.61 ID:.CYyRoAO
あきら「白石ぃ〜」
みのる「な、なんでしょ?」
あきら「ていっ!(何かを投げつける)」ダダダダ…
みのる「いでっ!な、なんだ…?」

ころがりおちる
自分への誕生日プレゼント

みのる「(つ…ツンだ…!可愛い!)」
693 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ22008/10/19(日) 00:53:09.75 ID:AZjx4HY0
投下いきますね。
気がついたらなぜか続きっぽいものを書いてました。
694 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ22008/10/19(日) 00:55:39.18 ID:AZjx4HY0
 日曜日。泉家はお昼ご飯の真っ最中です。
 写真化してる私は食べる事は出来ません・・・お腹は空かないんだけど食べたいなぁ・・・そう君の作るご飯って美味しいんだよね。同棲を始めた当初、そう君の方が料理が上手いって知ったときはそれはショックでした。その時の屈辱をバネに、私も料理がそれなりに上手くなったのだから、世の中何が幸いするか分かりません。
「しかし、今は俺たちだけだからいいけど、お客が来た時とか、かなたをどうするかなぁ」
 私のことは出来るだけ内緒にしといた方が良いでしょうね。こなたのお友達とか遊びに来る事があるそうだし、その時はどこかに隠してもらうとかなんとか対策を・・・。
「あ、そうそう。今日かがみ達遊びに来るから」
 いきなり今日!?そういう事は事前に言ってぇっ!!


- かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ2 母娘の相克 -


「うーす、こなた」
「こなちゃん、こんにちはー」
「こんにちは、泉さん」
 こなたのお友達が三人、挨拶をしながら部屋の中に入ってきました。事前にこなたから名前と特徴は聞いているので、どれが誰かは大体わかります。そうです、私はこなたの部屋に据え付けられてます。お友達が来る直前にこなたに持ち出されて、こなたの机の上に置かれてます。お友達がいる間中私に耐えろと言うんでしょうかこの娘は。
「あれ?これってこなちゃんのお母さん?」
 つかさちゃんが私に気がつきました。出来れば気にしないで。観葉植物かなんかだと思って。お願い。
「うんそうだよ。ちょっと気分転換にね・・・良かったらつついてみる?」
 コラ娘。なにを言い出すか。
「つんつん」
 つかさちゃんも素直につつかないで!くすぐったい!顔はくすぐったいよ!写真立てのガラス越しだけどなんかくすぐったい!
「よしつかさ、もうちょい下をつついてみよう」
 どこつつかせるつもりなのぉぉぉぉっ!?
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「お母さん、声おっきいよ」
 しまった。
「あんたは・・・つかさに変なことさせないでよね」
 かがみちゃん冷静にスルー。何もなかったことにするみたいです。
「あ、あの・・・いま、今写真が・・・しゃべしゃべ・・・」
 みゆきちゃんはオロオロしてます。逆境に弱そうな子ね。
「みゆき。そんなことはない。あるはずないのよ」
 よく見るとかがみちゃん足とか震えてます。頑張って我慢してるんですね・・・そういえば私の声を至近距離で聞いたつかさちゃんは・・・。
「・・・・・・」
 凄い。立ったまま気絶してます。
「我が生涯に一片の悔いなーし」
 こなた。それ死に際のセリフじゃなかったかしら?

695 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ22008/10/19(日) 00:57:25.83 ID:AZjx4HY0

「えーっと、それじゃホントにこなたのお母さんなんですか・・・」
 つかさちゃんが意識を取り戻した後、とりあえず三人に事情を話しておきました。
「ちょっと・・・いえ、かなり信じ難い出来事ですが・・・」
 うん、私も未だにちょっと信じきれない部分があるんだけどね。
「お化け・・・なんですよね?・・・お化け・・・」
 うんまあそうなんだけど・・・おばさん怖くないよ?祟ったりしないから、そんなに怯えないで。
「変なお母さんでゴメンね」
 母親の写真を友達につつかせるあなたに変とか言われたくありません。
「いやー、みんながどういう反応するか見たくてねー」
 最初からバラす気満々だった訳ですね。この馬鹿娘は。
「・・・馬鹿って」
 馬鹿でなければ阿呆。
「むー・・・ていっ」
 わぶっ!・・・写真立て伏せるなー!
「さて、お母さんも静まったところで宿題の写しを」
 コラー!元に戻しなさい!あと宿題の写しって何!?そんなことのために友達呼んだの、あなたは!?
「こなた。静まるどころかボルテージ上がってるわよ・・・」
「しょうがないなー・・・よいせっと」
 ふーやっと元に・・・こらこなた!あなたって子は・・・・・・えーっと・・・そのペンはなにかしら?なにか凄く嫌な予感がするんだけど。
「だいじょぶだいじょぶ、水性だからね、洗えば取れるよ」
 いや、そういう問題じゃなくて・・・ちょ、ちょっと待って!・・・こーなーいーでー!

「なんか騒がしいと思ったら・・・」
「あ、おじさん。お邪魔してます・・・」
 うわーん!やめてー!描かないでー!
「あの、泉さんを止めなくていいんでしょうか・・・?」
「うんまあ、お互い楽しそうだからね」
「楽しそうなんだ・・・」
 びえーん!ぞうぐーん!ごなだが!ごなだがー!
「・・・奥さんマジ泣きしてません?」
「なんか母親と言うより、姉にいじめられる妹みたいだな・・・」
 なんでこんなことするのよー!こなたのばかー!

696 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ22008/10/19(日) 00:59:20.15 ID:AZjx4HY0
以上です。
もしかしたらもうちょい続くかも。
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/19(日) 01:22:05.84 ID:wNQZFlE0
かなたさん頑張れwwwマジ頑張れwwww
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 01:28:33.33 ID:.GMNCq2o
>>696
乙。かがみ現実逃避すんなww ……いや、本来現実ではありえないから逃避ともいえないのか、な
そしてこなた、やめてやれww


>>678、みゆきさん。ごめんやってしまった
http://imepita.jp/20081019/051320

おそらく俺の命はあとわずか
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 02:06:42.88 ID:qh6S7Zk0
>>696
コミカルで好きだww

>>698
ダメだ!もっとこう、頬を赤くだな!
・・・ごめん、うそ。上手いな。ポッキーの先端がチ○ポに見えるww
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 13:35:36.89 ID:tvzqkwSO
みなみ「…日曜は人がいない」

みなみ「…ぼーくらはみんないーきているー♪いきーているから………」

みなみ「…続き忘れた」

701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 15:31:49.96 ID:DI837B.0
>>696
かなたさん頑張れww
というか何故北斗の拳のセリフを・・・

>>698
みゆきさんエロイなww

>>700
つらいんだー(嘘)

これから仕事なのでつかさ地獄巡り2話目は帰ってから(明日の0時すぎ)うpします
95%完成しているので・・・
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 15:48:08.20 ID:7RLcB1c0
95%ですか。楽しみにしてます。
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 16:47:34.75 ID:lVJ9hu20
ぷち祭りキーワード投票所を以下に設置。
受付は本日23:45:00迄。
開票後、上位2個をキーワードとして選定予定。
そんなわけで、今回は希望するキーワード2個を選んで投票して下さい。
投票よろしこ。
http://vote2.ziyu.net/html/eroyu.html
ちなみにキーワード候補は
満月の夜には・その頃・最後にさ・また?・狂気・ゆっくりでいいさ
の6つです。
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/19(日) 22:03:42.64 ID:3.sPnQMo
>>699
頬は俺も思ったんだけど……あくまでポッキーと言い聞かせて、邪心を抑え込んだwwww
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 00:20:22.82 ID:njNB70k0
ーはじまるよー
「10月20日00時00分、現時刻より第2回ぷち祭りを開催する。
 今回のキーワードは『満月の夜には』と『また?』の2種、制限文字数は1レス600文字。
 尚、今回も前回と同様人気投票は行われない。
 開催期間は26日日曜23時59分迄。 
 各員、万全を期して創作活動に努めよ。以上。

 コレで良いデスか?コナタ?」
「うむ。……やや、来るな」
「暴虐と呆虐の巫女、ヒイラギエルですネ。…恐ろしいヤツラデス!」
「…流石みなみちゃん、ユーチャンゲリオンとのシンクロ率4桁突破…こいつぁスゲーゼ!」
「それでは、ユタカンゲリオン、発進デス!進め一億火の玉ダー!!!」

「あの、何の事かわかりませんが、以上の概要にてぷち祭りを開催いたします。
 キーワードにつきましては同票が3つありましたので、クジにて『また?』の選定となりました。
 ご了承下さい。 
 また、質問等ありましたら、何なりとお申し付け下さい。
 では、沢山の参加、お待ちしております」

『うぉーーーーーーー\></!!!』
「ユーチャンゲリオンが…暴走してる…」
「…ヒイラギエル、オワタ!」

「あ、あの、一応ぷち祭り開催の宣言ですので、以後宜しくお願いします!」

ー続か☆ないー
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/20(月) 01:14:28.98 ID:LkjN.Wso
>>677
これいいな、俺もマネしよ



-------------------------
   ここまでまとめ終了
-------------------------



707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 01:39:31.83 ID:BwBgSUAO
*『申し訳ありません王妃様、今朝はパンを切らしてしまっておりまして……』
*『パンがないのでしたらケーキを食べたら良いではありませんか』

こなた「これは……使える!」キュピーン


*翌日

かがみ「ウソ、箸がない!?」
つかさ「あ、私も……ああ! ごめんお姉ちゃん、朝お弁当作った時に入れ忘れちゃったよ><」
かがみ「ん……まあ、過ぎたことはどうしようもないわよ……」
こなた「2人とも」
つかさ「?」
こなた「箸がなければ素手で食べればいいじゃない」
かがみ「食堂で割り箸もらって来るわ」
こなた「ですよねー」
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 02:02:33.91 ID:TtzpKa20
仕事が長引いて、予定より遅くなりましたが、第2話です。


709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 02:03:09.08 ID:TtzpKa20
柊つかさの地獄巡り
第2話 終わらない悪夢


・・・・・・・・・。
気がつくと私は漆黒の闇の中にいました。
そこは何も見えない、何も聞こえない・・・
つかさ「あれ・・・?私・・・・どうしちゃったんだろう・・・何も思い出せない・・・」
   「・・さ」
つかさ「・・・・?」
   「・かさ」
つかさ「・・・誰?」
かがみ「つかさー、起きろー!朝よー」
つかさ「え・・・・・?なんだ、やっさいもっさいか」
かがみ「早くしないと遅刻だぞー」
つかさ「ふえええええ!?もうこんな時間!?でもなんかとても嫌な夢を見ていたような気が・・・」
かがみ「・・・・・・・・。ほら、急ぐわよ」

こなた「おはよー、つかさみゆきさん他一名」
かがみ「略すな!!」
みゆき「ふふっ。おはようございます泉さんにつかささんにかがみさん
・・・?どうしたんですかつかささん。表情が優れないようですが・・・」
つかさ「え・・・うん・・・ちょっと嫌な夢を見ちゃって・・・内容は覚えてないんだけどね・・・」
みゆき「・・・・・そういうのは気にしない方がいいですよ。」
つかさ「う・・・うん・・・」
こなた「そうだよー。つかさはいつも能天気なのがいいんだよー」
つかさ「こなちゃんのくせにー><」
キーンコーンカーンコーン・・・
ななこ「お前ら席つけー」
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 02:03:43.07 ID:TtzpKa20
そして放課後
かがみ「おーっす」
こなた「じゃあ帰ろうか」

その時――校舎から出ようとした私達の耳に飛び込んできたのは・・・校門の方から響いてくるブレーキ音のようなすごい音。
こなた「な・・何・・!?」
みゆき「事故でもあったみたいですね・・・」

なにか胸騒ぎがした私は制止しようとするお姉ちゃんやこなちゃん、ゆきちゃんを振り切って駆け出していました。
かがみ「ちょ、つかさ!!」
・・・・。
みゆき「つかささん・・・残念です・・・」
こなた「あーあ・・・やっぱりこうなっちゃうのか・・・このぬるい世界で生きていけばよかったのに・・・」
かがみ「・・・さよならね。つかさ・・・」
そして、幻のように3人の姿は消えたそうですが・・・


私が校門にたどりつくと、そこはもう人だかりになっていました。
そこには、大型トラックと血飛沫と血溜まり、さっきまで女子生徒だったもの・・・そして、血に染まった黄色いリボン・・・
つかさ「あれ・・・?これって・・・・・私と同じ・・・・・・というより・・・・私・・・?」

そう呟いた瞬間・・昨日の記憶が・・フラッシュバックのように脳を駆け巡り、私の周囲は再び闇に閉ざされました。

つかさ「そうか――――私は―――――もう――」
   「そうだよ」
驚いて振り返ると、そこにはこなちゃんがいました。でも、その表情は――
こなた「死んでも楽になんかなれると思わないでね。つかさ・・・私のお母さんを穢した罪・・・
その魂が朽ち果てようとも消えないからね・・・つかさは生まれ変わることも許されずに永遠に地獄で苦しみ続けるんだよ!!
あはははは!!

よ う こ そ 地 獄 へ  」


つかさ「い、いやぁぁぁぁぁぁ」

To be continued
711 :月見団子──プチ祭り作品[saga]:2008/10/20(月) 05:59:11.11 ID:XR3j1oM0
 満月の夜には何かか起きるというのは迷信にすぎないわけで、秋葉原に居を構える柊かがみ法律事務所は今日も平常営業だった。
 夜になってもかがみは仕事中だった。事務員も同じく残業中。さすがに二人体制ではきつい。そろそろ事務員だけでも増やす必要がある。

「やふー、かがみん」
 そこにこなたがやってきた。
「本日の営業は終了です」
「つれないな、かがみんは。ちょっと休ませてぇ〜」
 こなたはソファーにへたりこんだ。
「あんた、また? ここは法律事務所であんたの休憩所じゃないのよ」
 事務員がお茶を出す。
「ありがとさん」
「あとでお茶代請求しといて」
「了解です。あとで請求書を送付いたします」
「かがみんのケチ。ひとがせっかく月見団子を買ってきたというのに」
 今日は中秋の名月、十五夜お月様だ。すっかり忘れてた。

 かがみは席をたちこなたの前に座った。
 団子はやっぱりというべきか、アニメキャラが着色されているものだった。お月見バージョンということで、ご丁寧にすべてウサミミ付だ。
 かがみは爪楊枝で団子を刺すと口に放りこんだ。
「これでお茶代は相殺ってことにしてあげるわよ」
「太るよ、かがみん」
「頭使ってるからカロリー消費するのよ」

 もうすっかり仕事という気分ではなくなり、その後は雑談して夜を明かした。
 満月の夜には何かか起きるというのは迷信にすぎないけれども、それでもお月様は何かをもたらしてくれるのかもしれない。
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/20(月) 06:12:07.49 ID:XR3j1oM0
 600文字でも結構きつかった。
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 06:31:15.00 ID:xpge4wAO
>>710

うわあぁぁあーー!
なんだやっさいもっさいか……。
今日は良い夢を見ました。

やばいな、今の時点で十分怖い((( ゜Д ゜)))
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 07:06:10.02 ID:O24p7gSO
>>707
ですよねー☆

>>710
こなた……てめぇ!
てめぇ……
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 08:23:09.59 ID:um6cj6oo
>>710
こなたも地獄に居るのか……

>>711
また? っていつも来てるのかこなたww

月、最近見てないなぁ
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 12:26:32.12 ID:gLJfNQSO
−まとめ人への感謝の気持ち かなた編−

こなた「と、いうわけでまとめ人に感謝を込めて、この動いて喋るお母さんの写真をプレゼント!」
かなた(しないでー!)
かがみ「いやいやいや…まとめ人さんって一人じゃないでしょ?一枚だけしかないんだから、不公平にならない?」
こなた「あーそっか」
かなた(問題はそこじゃないでしょ!?)
こなた「じゃあ、まとめ人同士で闘って闘って闘い抜いて、最後に残った一人こそが『まとめ人・ザ・まとめ人』に…」
かなた(まとめ人さんを減らすつもりですか、あなたは!?)
かがみ「じゃあレンタルとか」
かなた(なんか私安っぽい!?)
こなた「かがみ…レンタル人妻ってなんかエロいよ?」
かがみ「う…そ、そう?」
かなた(そっち方面に持っていかないで!っていうか私をプレゼントってところから考え直してー!!)
こなた「お母さんでやらないか」
かなた(やらないでー!)
かがみ「続きはWebで」
かなた(続かないでー!)

みゆき「えーっと、まとめ人さんへの感謝は何処へ…」
つかさ「だよね…」


正直スンマセン。いつもご苦労様です。

717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 12:33:59.62 ID:O24p7gSO
>>716
上半身破って貰っていきますね^^
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 13:22:06.32 ID:21giQTMo
※グロ注意
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/20(月) 16:00:06.67 ID:fck8jIAO
みのる「いやー、終わりましたね!」
みさお「そだな!」
みなみ「………///」
みのる「…岩崎さん?」
みさお「どした?」
みなみ「あれを…みんなに…聞かれるのかと思うと…///」
みのる「あぁラジオなんてそんなものっすよ、楽しんだ者勝ちです!」
みさお「そだぜー!言ったもの勝ちなんだぜっ!」
みのる「言うことは選んでから言おうな?ツナとシーチキンとか変なこと言うなよ^^#」
みさお「みゅぅ〜」

あやの「ふふふ、みさちゃん…ふふふふ」

みのる「さ、コーヒーコーヒー…(いれちゃいけない気がするな…)」
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 16:40:22.34 ID:YDeoH.DO
>>719
頭文字がみんな「み」だwwwwww
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 18:00:44.11 ID:O24p7gSO
ゆたか「みなみちゃんは逆から読んでもみなみちゃんなんだね♪」
みなみ「違うよ……逆から読むと“んゃちみなみ”だよ」

ゆたか「……あ、そうだよね! 私ったら何基本的な間違いしてるんだろう、死んだ方がいいよね?」
みなみ「そうだね……」


ゆたか(これは夢、夢なんだ……みなみちゃんはこんな事言わないもん……)
722 :プチ祭参加作品 月と旅人2008/10/20(月) 19:41:34.92 ID:gLJfNQSO
−月と旅人−

 満月の夜には旅をしたくなる。
 煌々と照らされる見知らぬ土地を、目的も無くさ迷い歩く。
 きっとそれは、月明かりに誘われる、生物としての本能なのだろう。

『あ、ゆいちゃん?こなたの奴寝ぼけて、電車乗り間違えて、えらく遠くまで行っちまったみたいでさ…終電も逃したみたいだし、悪いけど迎えに行ってやってくれないかな?』
『え、また?今度は何処まで行ったんですかね、あの子は…』

 この不本意な旅も、月に引かれる生物の本能がなせる業。きっとそう。
………ぐすん。
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 19:42:25.81 ID:21giQTMo
>>719
なんちゃらのラジオかー
向こうの公式でも白石が声入れてるキャラは色なしの線画だったなぁww
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 19:43:42.57 ID:gLJfNQSO
三百字足らず
流石に短すぎたかな…
ほとんど小ネタだよこれじゃ
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 19:53:15.10 ID:gLJfNQSO
>>722
最後の行、改行しわすれてたわー…
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 20:09:58.75 ID:21giQTMo
あっ
割り込み(?)すまん

>>722
これこのままこなたとそうじろうを置き換えても違和感ないだろうなww
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 20:40:52.46 ID:ilYu.zA0
ゆたか「はぁ…」
みなみ「どうしたの?ゆたか。具合でも悪いの?」
ゆたか「ううん。みなみちゃん、コレ」
みなみ「携帯の、ニュース?
     『「アダルトゲームで青少年は心を破壊され、人間性を失う」
      アダルトゲームやアニメ、雑誌の規制を求める請願が衆議院に提出』」
ゆたか「田村さん、私達でまたいやらしい漫画描いてたの。
     もしかしたら、こういうゲームやってたからなのかな?」
みなみ「…ゆたか…」

みなみ「…田村さん、少し、いい?…」
ひより「ど、どしたんすか?そんな怖い顔して」
みなみ「…屋上…」
ひより「?」
みなみ「…屋上…前歯…」
ひより「!?」

ゆたか「あれ?田村さんいない。どうしたんだろ」
みなみ「早引きしたよ。調子悪いんだって」
ゆたか「そうなんだ。……早く良くなるといいね」
みなみ「…うん…」
728 :プチ祭参加作品『星を呼ぶ夜』[saga]:2008/10/20(月) 22:18:38.18 ID:21giQTMo
 とある夜、一軒家を訪ねる男の姿があった。
 男はその家のインターホンを鳴らし、玄関先でしばし腕を組む。
 やがてドアは開かれ、彼がよく知る女性がひょっこりと顔を覗かせた。

「兄さん。もしかしてまた?」
「……いいか?」

 女性はふうっと大げさに息をつく。

 そう、またなのだ。
 何の因果があったものか、彼女は交霊の術を会得し生業としている。口寄せというやつだ。
 雲のない満月の夜には霊的な力が最大まで満ちると言われ、男はこんな日を選んでは彼女の元を訪れていた。

「いいけど。変なことしないでよ」
「実の妹に手を出すほど落ちぶれちゃいないさ」
「どうだか」

 女性は寂しげに笑い、家の中へと消える。
 男はそれを見届け、庭の冷たいベンチに腰を下ろした。

 霊が生前に関わりの深かった「物」がこの交霊の媒体に使われる。
 彼女はそれを取りに行ったのだろう。

「お待たせ」

 やがて彼女は再び姿を現した。

「じゃあ、始めるわよ」
「ああ」


 純白の、泉かなたが着ていたワンピースをその身にまとって。
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 22:20:13.36 ID:21giQTMo
430字…もうちょっと長くてもよかったかな
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/20(月) 22:20:22.76 ID:fck8jIAO
>>723
元ネタ分かる人がいて良かった……!!

あやのとそうじろうの出番はまだですかと。
731 :プチ祭り『双子の秘密』[saga]:2008/10/20(月) 23:23:21.51 ID:zpez5ADO
「散歩に行こうよ」

珍しく妹から夜の散歩に誘われ外に出た。
ここ一週間、断続的に降り続いていた雨も昼頃には止んでいた。
月明かりの下、秋の風を楽しみながら2人で歩く。
傘をささずに歩くのは久しぶりだ。

「お姉ちゃ〜ん、どうしよ〜」

少し目を放した隙に、妹は見知らぬ男に声を掛けられていた。
嗚呼、どうして楽しい事には邪魔が入るのか。
ラノベを読んでいれば電話が鳴り、お菓子を食べていれば来客がある。
そして、散歩をしていれば妹がナンパされる。
しかも今日は2回目。…望まない時に限って獲物は何回も来るのだ。

「仕方ないわ。相手するしかないでしょ?」
「ええ〜、また?無理だよ。食べたばっかりだよ?」
「ワガママ言わないの。私だってそうよ」
「うう…わかったよ」
「はぁ〜、またダイエットしなきゃ…」



「ねえ、知ってる?満月の夜には化物がでて人を襲うんだヨ」
「漫画の見過ぎじゃないか?」
「ホントだって!ネットはその話題で持ちきりだよ?」
「TVや新聞でやってないわよ?鮫島事件みたいなもんでしょ」
「でも、実際に人が消えてるらしいし…」
「なら失踪事件を脚色しただけよ」
「かがみは夢が無いねぇ」
「うっさい。そんな事より、あんた宿題やってきたの?」
「あ。…かがみ〜、写させて〜」
「ええい、くっつくな!」

今日もこなたは私にべったりだ。
友達同士とは言え、こうもベタベタされると私も我慢が…。

嗚呼、こなた…あんたって…ホントウニ…オイシソウ…。
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/20(月) 23:29:08.71 ID:zpez5ADO
PCが調子悪くなって修理に出すハメになったので、携帯から参加。
文字数をカウントするのが実に面倒でした。
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/20(月) 23:35:50.78 ID:TtzpKa20
>>716
かなたさん安売りされすぎww

>>717
てけてけですね。わかります

>>720
あやのん涙目ww

>>721
こなた(地獄)「一名様ごあんなーい・・ってゆーちゃん!?
ま、いーか。
ゆ っ く り し て い っ て ね 」

* ゚・*:.。.:*・゜+ d(*´∀`)b うそですさーせん +.:*・゜゚・*:. *

>>722
つかさとかしゅっちゅうありそうだよな・・・

>>727
みなみ黒モード発動ww
ひよりん成仏しろよ・・・・

>>728
一瞬誰だかわからなかった
そうか、ゆきさん(ゆーちゃんの母親)か
というかかなたさんのワンピース着られるってどんだけちっさ(以下省略)

>>731
こなた逃げろwwwwww事件の犯人はかgうわなにをする亜wwせdrftgyふじこlp;@:「」
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 00:06:40.26 ID:jXZL0IAO
こう「祭といったらコミケですよね!」
こなた「そだねぇ」
ひより「じゃあこの時期のプチ祭といったら?」
こう「もちろん! らき☆すたオンリーイベント陵桜s」
かがみ「やめとけ。一応やめとけ」
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 00:16:18.70 ID:ddEKPkSO
>>717
今更こんな台詞が浮かんできた

かなた(上半身破るって…服を!?ダ、ダメ!そんなの絶対ダメよ!っていうか私のぺったんこなの見てもつまらないわよ!こんなの見て興奮するのそう君くらいよ!)
こなた「…まあ、そんなこと誰も一言も言ってないから落ち着いてお母さん」

736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 00:33:32.78 ID:jXZL0IAO
プチ祭の真っ最中ですが避難所にて第11回コンクールのお題募集を開始しました
737 :プチ祭参加作品[saga]:2008/10/21(火) 07:11:23.13 ID:ntL3QIAO
「ねえ、みゆきさん。今日って十五夜だよね」
「はい、そうですね。今夜は大きな満月が見られる筈ですよ」
「ねえねえみゆきさん。今日、みゆきさんの家に行ってもいい?」
「ええ、構いませんよ」
「やった!学校が終わったら一緒行こう」



「曇りだね」
「そうですね」
「団子だけはあるんだけどね」
「せっかく来ていただいたのに申し訳ありません」
「謝るような事じゃないよ。天気だけは仕方ないって」
「……」
「……本当はさ、別に、月なんていいんだよね」
「と、おっしゃいますと?」
「んー実はさ、本当はみゆきさんと二人でこうしてゆっくり過ごしたかったんだ」
「私とですか?つかささんやかがみさんではなくて、ですか」
「なんか違うんだよね。かがみやつかさと過ごすのも悪くないよ。家にはお父さんやゆーちゃんもいてくれてるし充実してる。
でもね、急に、寂しくなることがあるんだよ。突然みんなが遠くに感じられるようになって、気が付いたら私一人だけ、無機質な世界に放り出されたような感覚に襲われるんだ。
そんな時に、みゆきさんは、元の有機的な世界への道しるべになってるんだ」
「私が道しるべ……。泉さんは今、寂しいんですか?」
「ううん、みゆきさんといれば大丈夫」


「みゆきさんありがとう。今日はすっきりしたよ」
「いえ、何もお役にたてず」
「またね」
「あ、次の満月の夜にはまた私の家に来ませんか」
「また?」
「はい、十五夜じゃないですけど、もしよかったら」
「うん」
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 07:14:09.05 ID:ntL3QIAO
>>737

よく見たらみんなタイトル付けてるじゃん!
これのタイトルは「満月の夜に会いましょう」です。
今決めました。
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 07:14:58.42 ID:wtXSOkSO
プチ祭、前回は改行は一文字として数えなかったけど今回もそうだよね?
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 07:16:53.09 ID:wtXSOkSO
>>737
これは良いこなゆき
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 07:25:21.71 ID:ntL3QIAO
>>739
そうだと思うけどね。
俺の作品は改行抜きでピッタリ全角600文字。改行入れたら規定外に……!
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/21(火) 08:06:28.39 ID:wtXSOkSO
>>741
だよね。良かった
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 08:18:36.89 ID:ddEKPkSO
個人的なただの偏見なんだけど
>>737を見てて思った

こな×ゆきは心の絆
こな×かがは肉欲の絆

繰り返すが、あくまで個人的なただの偏見
744 :プチ祭り参加作品2008/10/21(火) 08:49:51.89 ID:RIwBcQDO
〜母の星〜


「あ、かがみん。起こしちゃった?」
「なかなか寝付けなくてね。てかあんた、また?」
「うん。また」

こなたは深夜になると、何度か外に出て空を見上げている。
少なくとも、私達が泊まり込みで遊びに行った時は毎日だ。
いつもなら注意して部屋に戻るけど、今日は隣に歩み寄って一緒に空を見上げてみる。

「あんた、毎日こんなことしてるの?」
「まあね」

表情ひとつ変えずに、ただ空を見つめている。
その反応に疑問を持った私は、聞いてみることにした。

「あんた、なんでこんなことしてんの?」
「……」

その質問に、答えがすぐに帰ってくることはなかった。
それからしばらくして、答えは唐突に帰ってきた。

「……なんかさ、お母さんの近くにいるみたいなんだよね」
「え……」

予想外の答えが帰ってきて、驚いてこなたの方を向く。
その表情には、少し陰が差していた。

「小さいころさ、お父さんに『お母さんはお星様になったんだ』って言われたんだよね」
「……」
「満月の夜にはさ、星がいっぱい見えるでしょ? だから……お母さんが見えるかなって思ったのが最初。それから満月の夜の習慣になったの」

俯いていた顔を上げ、再び空に目をやるこなた。
それを見届け、私も空を見上げる。

「……」
「……」

秋の冷たくなった風が、私達の髪を揺らしていった。




勢いで書いてみたけど意味不明かな……
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/21(火) 12:31:36.41 ID:mDhkPkDO
プチ祭り作品書いてたら最後の辺で誤って消してまった…急遽即席作品に変更

〜十字架は効きません〜
こなた「うぅ〜まただ…」
つかさ「また?ってなにかあったのこなちゃん?」
こなた「うがー!」
つかさ「きゃー!お姉ちゃんこなちゃんがこな…」
こなた「(むしゃむしゃ…」
私は満月の夜には狼になる、そう、狼女に

こなた「なわけないない、このチキンおいしいねー」
つかさ「もぅ、こなちゃんったら一気に五個も食べるんだもん」
かがみ「がっつきすぎだっつーの」
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 12:35:28.63 ID:wtXSOkSO
ゆたか「みなみなみなみなみなみなみなみなみ」
みなみ「ゆたか?」

ゆたか「さて、ここで問題です。今私が言った台詞の中にはいくつ“みなみ”と言う言葉があったでしょうかー」
みなみ「え」
ゆたか「ハズレたら罰としてくすぐっちゃうよぉー」

みなみ「えーと……八回かな」
ゆたか「……あ、当たり」

ゆたか「えへへ、まさかそんなに早く答えるなんて思わなかったよ」
みなみ「え、と……。私が当たったからゆたかをくすぐって良いんだよね?」

ゆたか「え? みなみちゃ、あははっ、み、みなみちゃん……くすぐったいよぅ。あはは」


ひより「ガッシ、ボカ。私は死んだ」
パティ「スイーツ(笑)」
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 12:38:18.36 ID:ddEKPkSO
>>744
こなた「あ〜れ〜が〜あ〜れ〜が♪ウル○ラのほ〜し〜♪」
そうじろう「俺があいつの変身を見てしまったばかりに…」
かがみ「ぇー」

ゴメンナサイ悪意はありません
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 20:14:32.77 ID:tP2PupI0
【嘘予告】
The Death Game (グロ描写注意)

東京 某所

警官A「うっ…」
警官B「こ れ は ひ ど い」
警官C「う…うぉえええええ…」
警官B「おいおい、現場汚すなよ」

その場所は…まさに地獄といってもいい光景だった。
部屋の壁と床には大量の鮮血がべったりとこびりつき、そして、ゴミのように部屋中に散らばるばらばらに切り刻まれた死体、首を切り落とされた死体、内臓を引きずり出された死体、手足を砕かれた死体……
そして、その一番奥で銃で頭を打ち抜いて死んでいる『柊かがみ』の死体…
そして、その傍らにある真っ二つに割れてしまっているCD−R…

きっかけは…こなたのこの誘いからだった…
こなた「かがみーん――このゲーム面白いからやってみなよーつかさやみゆきさんも面白いって言ってたからさ」
かがみ「ふーん…ってちょっとまて、つかさやみゆきにも押し付けたのか!?」

その時…かがみは知らなかった……そのゲームがいったいどういうものなのか……

つかさ「あはははははははは!!!誰にも私の邪魔はさせないよ!!」

みゆき「泉さん、貴方はもう用済みです」

ゆたか「みなみちゃん…ごめんね…」

みなみ「お願い……ゆたかを助けてあげて…」

ひより「私の出番はないッス!!うわチェリー何をするやめ」
パティ「私もデース!!このバカイヌー>ヮ<」

果たして彼女達は生き残れるのか!?
 lucky☆star The Death Game 2009年発売未定!!
CERO:Z(性的ではない意味で)


うそ☆です
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/21(火) 22:04:02.12 ID:QA9hPIYo
SS書いてて気になったんだけど、埼玉って雪虫飛んでる?
750 :プチ祭り参加作品[sage]:2008/10/22(水) 00:05:42.98 ID:KfHiaj60
-My period comes with full moon-

私は満月の夜が嫌いだ。
なぜなら、満月の夜には女の子の日が来るから。
その上、今日はいつも以上に痛みがひどい。

いのりとまつり、そしてかがみさえいない柊家で
生理痛で動けないつかさとその看病で家に残ったみきがつかさの部屋にいた。
つかさの部屋から綺麗な満月が見える。
「きれいな満月ね、つかさ。」
「…うん…そうだね…。」
「おなか、大丈夫?」
「…うん…なんとか…。お母さん…ごめんなさい…。」
泣きそうな声で話すつかさ。
決して体の痛みだけじゃない、心も痛いからなのだろう。
ああ見えてつかさはかがみ同様責任感は強い。
神社の夏祭りで手伝いするはずだったが、当日、重度の生理痛でダウン。
その責任がつかさの心を押しつぶそうとするのだろう。
「また?もういいのよ、つかさはお母さんに似てあの日がつらいのよね。」
寝込んでから何回謝られたのだろうか。だが、誰にも体の調子が悪い日がある。
謝る必要などないのだ。
「でも、そのせいでみんなに…。」
みきはそういうつかさの手を握った。
「気にしちゃダメ。私たちは家族なんだから。わかった?」
「…うん、わかった。…お母さんの手って…暖かいね。」
「そう?」
「お母さんの手を握ってると、なんか安心できるし、痛みも弱くなってきて…ふぁぁ…」
「あら、つかさ、寝ちゃった。」
みきには寝ながらも握るつかさから手を放すことができなかった。
そして帰ってきたいのり達に見つかり、つかさがいじられるのは先のお話…。

題名考えてたググってたら、面白いの見つけた。
英語では三日月と上下(左右?)逆の月をbalsamic moonっていうらしい。
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 00:25:29.37 ID:Y45mQgAO
こなた「生理かー」
かがみ「でかい声で話すなよ……」
こなた「まーでもつかさのつらさはわかるよ」
つかさ「ホント?」
みゆき「女性共通の悩みですからね」
こなた「私普段は軽い方なんだけど、たまにものすごい吐き気とかあってさ」
かがみ「あるわよね。調子いいと思ってたら急に来ちゃったり」
こなた「あとアレもたまにひどくなるんだよ。何だっけ……」
みゆき「何だっけ、とおっしゃられましても……」
こなた「つ……つわり?」
三人『え゙』
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/22(水) 01:21:53.79 ID:M5c1I2AO
みのる「いてて…」
あきら「どしたの?」
みのる「おなかいたくて…うぅっ(がくっ)」
あきら「ちょ、白石?うそ、生理痛?!」
みのる「僕は女の子じゃないですっ!いてて…」
あきら「だって、生理痛ってうつるって、」
みのる「あれは、それを口に出したら、その人の心理に影響を与えてそうなるって説が…」
あきら「………なんで知ってるの」
みのる「そう聞きまし…た…?!」
あきら「どし、た……!!」

みのる「うそ、血が、でてる…」

みのるの女の子化がここに?
次回、ご期待

かがみ「ねーよ」
753 :プチ祭り参加作品2008/10/22(水) 02:20:25.95 ID:tVXs3yI0
〜満月の思い出〜

うーん、疲れた…
ここのところ厄介な仕事が続いて夜遅くまで仕事場に残る日々が続いている。
今日も長時間の作業のせいか能率は落ちる一方だった。
ダメだ…休憩にして外の空気にでも当たってこよう…

ベランダに出て空を見上げると綺麗な満月が夜空を照らしていた。
こんな満月の夜にはあの時のことを思い出す。

まだ小学生のころの記憶…
「お母さ〜ん、まつりとかがみが喧嘩してるー」
「また?もういつも仲良くしなさいって言ってるでしょ」
私とまつり姉さんはその頃よく喧嘩した。
家族で喧嘩といえば八割方私とまつり姉さんだった。
「もう、せっかく旅行に来たのに喧嘩しないの」
別に来たくて来たわけじゃないもん。無理やり来させられただけだもん。
お母さんの言葉は私の怒りに拍車をかけただけだった。

私とまつり姉さんがムスッとしたままで家族の雰囲気は最悪だった。
そんな中つかさがいきなり嬌声をあげた。
「お姉ちゃん、見て見て!」
つかさは呑気でいいわね…
少しあきれながら私はつかさの指の差す方向を見上げた。

綺麗…

空には大きな丸い満月が光り輝いていた。
自分の怒りがまるでちっぽけなものに思えた。

「ごめんなさい」
素直にまつり姉さんに謝れた。
ありがとう…
心の中でつかさに呟いた。

今日もあの時のように満月は光り輝いている。
また少し頑張れそうな気がした。
よっし、やるか…
小さく伸びをして私は仕事場に戻って行った。
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 12:41:05.26 ID:NI/3ToSO
−親子−

かがみ「やっばー、結構遅くなったわね」
つかさ「うん…二人とも怒ってるかなー」
かがみ「こなたは怒りそうだけどみゆきは…うっ!?」
こなた「………」ムスー
みゆき「………」ムスー
つかさ「なんだかゆきちゃんまでご機嫌斜めだよ!?」
かがみ「そ、そんなに遅れたかな……お、おっす…ごめん、ちょっと遅れちゃって…」
こなた「…ついさっきね」

『こちらは娘さんですか?小六くらいでしょうか…かわいらしいですね』
『これだけ大きなお子さんがいらっしゃりながら、それだけの若々しさを保っているとは、羨ましいですなぁ』

こなた「…失礼だよね」
みゆき「…失礼ですよね」
つかさ(遅れたことを怒ってたんじゃなかったんだ…よかった〜)
かがみ(…まあ、この二人が並んでたらそう見えても…)
こなた「かがみ、今納得したでしょ?」
かがみ「え?い、いやそんなことは…」
みゆき「考えてみれば、お二人が遅刻しなければこういう事は無かったんですよね」
つかさ「お、お姉ちゃん…なんだか雲行きが…」
こなた「みゆきさん、お腹空いたねぇ、なんか食べに行こうよ…二人の奢りで」
みゆき「そうですね。丁度目の前に良さそうなお店もありますし」
かがみ「ちょ!その店なんか高そうなんだけど!?」
こなた「どうせ奢りだし」
みゆき「奢りですし」
つかさ「今月ピンチなの〜許して〜ゆきちゃ〜んこなちゃ〜ん」


結局、謝り倒してファストフードで許してもらいました。
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 20:43:29.04 ID:JsEeQhQo
最近のこなゆきの絡みの多さは異常
いいぞもっとやれ!
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 21:32:16.49 ID:Xdsb7mM0
平和なやりとりだなあ(笑)
757 :プチ祭作品 ―飽きない子―[saga]:2008/10/22(水) 21:47:17.33 ID:UlAj1USO
「月は出ているか」
 私がこなたとつかさの宿題の面倒を見ていると、急にこなたは席を立ち、窓の外を見ながら誰に対してでもなく言った。
 因みに今日こなたは泊に来ている。そして今は夜だ。
「急に何だ」
「いやぁ、満月の夜にはこの台詞を言わなければならない使命がね?」
「何の使命だよ……また何かのアニメかー?」
 とりあえず、適当に話を終わらせてこなたを席に着かせようとする私。それなのに奴め、疲れたから休憩しよう等と言い出してきやがった。
「また? 30分前に休憩したばっかでしょ」
「月が綺麗なんだよ。かがみと眺めたいなぁー」
「そんな理由が通用するか」
「あの、お姉ちゃん……」
 怖ず怖ずとつかさが左手を挙手していた。なんだ、まさかこいつも休憩したいなんて言うんじゃないでしょうね。
「お月見用にお団子作ってあるんだけど、食べない?」
「食べるー!」
 いの一番にこいつは……。でも、
「ねぇ良いでしょかがみっ、食べたらちゃんと宿題やるからさぁ」
 つかさが作ったお団子なんて滅多に食べられないし、良いか。
「しょうがないわね。ちゃんと約束は守のよ?」
「って何その顔ぉ〜、かがみが1番喜んでるじゃん」
 しまった、顔に出てたか。なるべく悟られないようにしていたんだけどな……。
 特にこいつには。
「やーい、かがみの食いしん坊ー♪」
 ほらきた。全くこいつと居ると退屈しないで良いわね。なんて。
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 22:54:55.66 ID:JsEeQhQo
まとめwikiの文字列入力で5ysxeとか表示されて一瞬焦った
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 23:14:54.14 ID:JsEeQhQo
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   ここまでまとめ終了
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>>757
実にらきすたらしくてなんつーか安心できるなぁ
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/22(水) 23:23:09.13 ID:sWrvloSO
>>754
すごく平和でほのぼのした感じが好きだな
761 :プチ祭り『真夜中の星達』[saga]:2008/10/22(水) 23:28:07.77 ID:ILaC72DO
満月の夜にはっきりと照らしだされた4つの影。
庶民の味方、世紀の盗人、その名はらき☆すた団。
只今、捕り方に囲まれて絶体絶命の大ピンチである。

「あちゃ〜、やっぱ罠だったかぁ」
「『罠だったかぁ』じゃ無いわよ!どーすんのよ、これ!」
「ど、どうしよう。ゆきちゃん」
「そうですね。とりあえず、屋根の上に避難しましょう」

そして4人は屋根の上へとひとっ飛び…とはいかなかった。

「かがみっ!?」
「うわっ!なにコレッ!?さすまた?」
「お姉ちゃ〜ん!!」
「これはまずいですね…」

ひとりが捕り方の餌食となってしまったのだ。

「よっし!いっぴき捕まえたぜ!」
「よくやったわ、みさちゃん」
「ちょっと、『匹』ってなによ!失礼ね!」
「お、コイツ威勢がいいな。キライじゃないぜ、そーゆーの」
「あらあら、拷問のしがいがありそうね」
「こらぁー!私の嫁に手を出すなー!」
「お姉ちゃ〜ん!」
「2人とも、落ち着いて下さい!」
「みんな、私のことはいいから早く逃げてっ!」
「泉さん、悔しいですがここは退くしか…」
「くっ…!よぉ〜く聞け!次に私達が狙うのは仲間の身柄だっ!一網打尽を狙うなら、それまで仲間を手にかけるなよぉっ!!」
「燃える展開だな!受けて立つぜっ!なぁ、あやのっ!」
「あらあら、おもしろくなってきたわね」

次回、命をかけての大捕物!
らき☆すた団よ闇夜を駆けろ!

続かないっ!!
762 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ3[saga]:2008/10/23(木) 00:32:06.10 ID:WRlTYmA0
祭り中にスイマセン、投下いきますね。
763 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ3[saga]:2008/10/23(木) 00:36:23.43 ID:WRlTYmA0
「おじゃましまーす」
 あれ?誰か入ってきた。こなた、玄関の鍵閉めずに出て行ったのかしら。とりあえず、玄関の方に移動してみましょう。
「・・・・・・かなたさん?」
 玄関に立っていたのは、こなたのお友達のかがみちゃんでした。
「なに・・・してるんです?」
 何って移動です。最近気がついたんだけど、写真の中で上手く体重をかけるとすり足みたいに移動できるの。ズリズリと。
「ちょっと・・・いや、かなり不気味な光景なんですが・・・」
 失礼な。これに気がついたからこそ、そう君に頼らずに少しは自力で家の中を動けぶぎゃっ!
「あ、こけた」
 ・・・ごめんなさい。起こして。前に倒れると自分じゃどうにもできないの・・・。
「・・・前から思ってたんですけど」
 なにかしら?
「かなたさんって頭悪いですよね」
 なんでそういうことはっきり言っちゃうのぉぉぉっ!?


- かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ3 月のように -


 かがみちゃんはこなたに呼ばれて家に来たそうなのですが、外でこなたと会い『ちょっとコンビニ行ってくるから、家に入っといて』と言われたそうです。人を呼んどいて出掛けるとは、我が娘ながら身勝手な子です。
 それにしてもかがみちゃん。いきなり人を頭悪い子呼ばわりとは、失礼じゃないですか?
「いやすいません。顔がこなたじみてるので、ついそれ用の対応を」
 それは何?私がこなたに似てるってこと?逆よ逆、こなたが私に似てるのよ。
「そうふてくされないで・・・えーっとそのこなたとは最近どうです?」
 どうといわれても。泥棒ヒゲとかドジョウヒゲとか、額に犬とか米とか中とか肉とか、よくあれだけ落書きのバリエーションがあるものだと・・・。
「あはは・・・あーっと、でもそれって写真立てのガラスの上からですよね?」
 ええ、流石のあの子も写真に直接描くほど鬼畜ではないようです。
「描かれた後にかなたさんがずれたら、落書きにならないんじゃないですか?」
 あ。
「思うんですが、かなたさんって・・・」
 言わないで。お願い。泣きそうだから。
「頭悪いですよね」
 だから言わないでってばぁぁぁぁぁっ!

764 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ3[saga]:2008/10/23(木) 00:38:08.38 ID:WRlTYmA0

「いや・・・その・・・すいません、つい・・・そろそろ機嫌直してくれません?」
 いーえ、もう知りません。なんで娘の友達にまでひどい扱い受けなきゃいけないんですか。こなたに何を頼まれたか知りませんけど、みんなで私をイジメようって事ですよね?そーですよね?
「だから謝って・・・ってあれ?今なんて?」
 みんなで私をイジメようって事ですよね?そーですよね?もう、そう君以外信じられません。
「いや、そこじゃなくてこなたにって・・・ってかさりげにのろけ追加しないでください」
 こなたに何か頼まれてたんでしょ?
「分かってたんですか・・・」
 なんとなくね。そういう勘だけは昔からよく働いてたから。
「こなたに『お母さんがわたしをどう思ってるか、少しでいいから聞いてみて欲しい』って頼まれまして」
 そう。
「あの・・・どう思ってるのか気になるなら、どうしてこなたはあんな事するんでしょう?」
 そうね・・・あの子はきっと、私に嫌われたいのか私を嫌いたいのか、どっちかね。
「・・・え」


 その夜、私はそう君に頼んで夜空を見させてもらいました。とても月が綺麗です。
「明日が満月だったかな」
 ごめんねそう君、黙ってて。
「なにを?」
 多分、明日が最後だと思う。私がここにいられるの。
「・・・そうか」
 なんだか言い出せなくて・・・ごめんなさい。
「かなた。こなたとはこのままでいいのかい?」
 ・・・伝えたい事はあるの。それが叶えば、それでいいと思う。
「・・・明日、だな」
 うん、明日。

 私は月を見上げて祈りました。この綺麗な月のように終わることが出来たら、と・・・。
765 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ3[saga]:2008/10/23(木) 00:39:59.37 ID:WRlTYmA0
以上です。
かなたさんの言葉通り、次で最後です。
766 :プチ祭参加『団子みたいな月の日に』[saga]:2008/10/23(木) 01:03:04.72 ID:pamLh2AO
それは例えば、残酷な童話のようで。
必ずしも、幸せにはなれない、二人の話。

先を歩く、ピンク色の髪の少女が、後ろに続く男に笑いかける。
「綺麗なお月様っ!あれでお団子、何個くらいかな?」
「何個でも…あきら様、前!!」
「えっ?」
青い車が、その少女を目掛けて、突っ込んでくる。
彼女は目を瞑る。
恐怖と、絶望を抱きながら。

「あ…あきら、様…」
「…白石?」
「よか…った、大丈夫、みたいです、ね…」きつく、抱き締められている。
そして、何故か、全身が痛い。
生暖かい何かが、足を濡らす。
「白石?どしたの?」
「大丈夫…ですよ…」
抱き締める力が、ふと弱くなる。
彼女は彼の顔を見上げる。
彼は弱々しく、笑っていた。

「良かった、無事、で…」
もう一度、しっかりと抱きしめ、
「あきら、様…」
口から血が零れる。
「僕は、いつも、」
聞こえないくらいの声で。
この世にないくらい、優しい声で。

「あなたの…そば、に…」



「…また?」
彼女は空を見上げる。
団子のような、白い月が、ひとつ。
満月の夜には、彼の温もりを思い出す。
もう二度と会えぬ、悲しみと共に。
自分の肩を抱く。
もう、その温もりは残っていないけれど。
「白石?…あたしの隣…いるんだよね?」
彼女はそっと笑った。
心の中の彼にしか、分からぬように。

『えぇ、僕は、いつも、貴女の側に。』
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/23(木) 01:06:41.22 ID:pamLh2AO
改行失敗したorz

どうして祭に参加しちゃー暗い話しか書けないかな(´;ω;`)
本当にすみません
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/23(木) 06:45:02.81 ID:gmGBMwSO
>>765
ひそかにかがみひでぇwwwwww
かなたさんの言葉の意味が気になる

>>766
哀しい物語だな
次は結ばれるといいね
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/23(木) 09:28:22.15 ID:WiDnMOko
白石ってなにげに死亡率トップクラスな気が…
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/23(木) 12:11:43.22 ID:OIPdUQSO
ちょっと遅れた

−まとめ人への感謝の気持ち みゆき編−

みゆき(わ、わたしの番ですか…今までの経緯からいって、ここでなにかネタっぽいことをやらかさないとダメなんですよね?)
チッチッチッチッチッチッ…
みゆき(あれ?何の音でしょう…そ、そんなことより何か考えませんと…えーっと、えーっと…前のお二人と被らないように…えーっと…)
ビィィィィィィッ!
みゆき「ふえ?」
バッシャァァァァッ!
みゆき「わひゃぁぁぁっ!?……な、何で天井から水が?」
こなた「時間切れ〜」
みゆき「じ、時間制限なんてあったんですか!?そのようなこと、一言も聞いていませんよ!?」
こなた「うん、今初めて言ったし」
みゆき「ひ、ひどいです泉さん…」
こなた「ん〜それにしてもみゆきさん」
みゆき「な、なんでしょう…」
こなた「濡れてスケスケセーラー服のみゆきさん萌え」
みゆき「ふぇぇぇぇぇっ!?」


かがみ「いやもう感謝のかの字も文章に現れてないんだけど…」
つかさ(…もしかして次辺りわたし?)


毎度スイマセン。何時もご苦労様です。
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/23(木) 22:57:58.36 ID:QFQ03oSO
>>765
この呪いの写真立て欲しいww
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/23(木) 23:41:35.58 ID:gmGBMwSO
>>769
多分そんなに出てこないのに結構死にやすいからだと思う
あきら様絡みだと死にやすいような
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/24(金) 00:32:57.09 ID:vF0WZUDO
つかさはつらいよ




いや、なんとなく思いついただけなんだ
本当にスマン
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/24(金) 02:17:39.12 ID:kXu/tKg0
かがみ「お、新しい携帯?」
みゆき「はい、これで携帯からでもPCと同じ要領でまとめ作業ができます」
かがみ「なんかすごく使いづらそうだけど」
みゆき「使いにくいです。三点リーダの出し方すらわかりませんし...」
かがみ「説明書...は読んだのよね。みゆきのことだから」
みゆき「はい...」
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/24(金) 02:20:13.41 ID:4MoyGYAO
>>773に影響されてタイトルだけ
ツンバカ日誌12 
みさきちの証明
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/24(金) 03:07:27.62 ID:x6wKh.SO
こなた「ねえかがみ、ここが分からないんだけど」
かがみ「あんたねぇ、たまには自分で考えなさいよ」
こなた「えー、いつもそんなこと言って教えてくれないじゃん…」
かがみ「うるさい。大体授業中寝てばかりだから、そんなところも分からないのよ。自業自得よ」
こなた「…ホントはかがみも分かんないんじゃないの?」
かがみ「な!?何言ってんの!そんなことあるわけ無いじゃない!あんたと一緒にしないでよ!」
つかさ(分からないんだね、お姉ちゃん…)
みゆき(分からないんですね、かがみさん…)


−ツンバカ日誌−

777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/24(金) 10:17:48.00 ID:VPmbf2AO
あきら「>>777なら有頂天は宇宙のアイドルになれる、っと…」

みのる「あ」
ぽちっ
みのる「あきら様、ひとつ疑問が…」
あきら「なによ」
みのる「それは僕と一緒にアイドルになるってことですか?」
あきら「…………はっ」

書き込み完了しました

あきら「ちょっ!今の取り消し!取り消しぃぃ!」
みのる「(可愛いなぁ…)」
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/24(金) 13:22:30.38 ID:S6Y2rr60
>>777
顔を赤くしてあたふたしているあきら様を想像して萌えたwwwwww
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/24(金) 20:30:36.77 ID:x6wKh.SO
−流行ってるようです−

つかさ(風邪流行ってるな…お姉ちゃんもこなちゃんもゆきちゃんも休んでてわたし一人…)
みさお「うおーい妹ー」
つかさ「あ、日下部さん…どうしたの?」
みさお「あやのも柊も休んでてさびしーんだよー…一緒に飯食おうぜ」
つかさ「あ、うん、いいよ」
みさお「いやーしかしあれだな…お互いこういう時は助かるよなー」
つかさ「?」
みさお「バカだと風邪ひかねーからさー」
つかさ(なんか一緒にされてるー!?)

皆様も体調にはお気をつけて
780 :二人は2008/10/25(土) 00:18:43.57 ID:6JnLSAoo

「ん……」
 かすかに聞こえた水の音。額に広がる冷たい感覚に、彼女はそっと目を覚ます。
 見慣れない天井、ライトの明かりが、かすかに部屋を照らしていた。
「お目覚めですか?」
「みゆき、さん? ここは……」
「私の部屋ですよ」
 寝ぼけた頭で考える。どうして、私はみゆきさんの部屋で寝ているのだろう、と。
「倒れられたんですよ。泉さん」
「倒れた?」
「ええ。文化祭が終わって、気が抜けたんだと思います」
「そっか……」

 この日、文化祭でチアをやったメンバーは、打ち上げという形でみゆきの家へ遊びに来ていた。
 10人という大所帯も、みゆきの家であれば軽いもの。
 今まで、あまり話すことがなかったもの同士が、笑い合い、時間をともにしている。
 そんな楽しい時間もそろそろ終わり。そんな風に考えていた時、こなたは倒れてしまった。
 みゆきによれば、倒れたのは疲労と睡眠不足が原因で、特に心配はないらしい。
 こなたの父、そうじろうに車で迎えに来てもらおうかという話だったが、起こしてしまっては可哀相だと、みゆきは家に泊めることにした。

「ごめんね、みゆきさん。迷惑かけて」
「迷惑なんかじゃありませんよ。でも、あまり無理はしないで下さいね」
「うん……」
 静かな夜。二人はただ無言で、ゆっくりと、時間が流れていく。
 ふと、こなたはみゆきに聞いた。
「今、何時?」
「時間ですか?」

 こなたからは見えない向きになっている時計。
 背の違う二人は、その頂点で逢瀬をたのしんでいた。

「10時半ぐらいですよ」
「みゆきさんっていつも11時には寝るんだよね」
「はい。なのでもう少ししたら別の部屋で休ませていただこうかと」
「じゃあ、さ……それまで、あの」
 口ごもるこなたの顔は、心なしか赤くなっているように見える。
「何でもおっしゃってください」
「えっと、ね」
 これほどハッキリしないこなたを、みゆきは見たことがなかった。
 けれど、なんとなく。モジモジさせている左手を見て、なんとなく。
 みゆきは、その手を握ってみた。
「あ」
「お嫌ですか?」
「う、ううん。全然!」
「今はゆっくりと、おやすみになって下さい。こなたさん」
「うん、おやすみなさい……」

 こなたは目を瞑り、再び眠りに落ちていく、左手にぬくもりを感じながら。
781 :二人は2008/10/25(土) 00:19:42.38 ID:6JnLSAoo


「あれ……あ、そうか。泊めてもらったんだっけ」
 太陽の光とスズメのさえずりが朝を告げていた。 
 目を覚ましたこなたは、一つの違和感に気づく。左手が、まだ温かい。
 見ると、手をつないだまま、みゆきが眠っていた。
「もしかして、ずっと?」
 更にもう一つ。夜、目を覚ました時には気づかなかったこと。
「普通、ベッドから見えるように置くよね。時計って」
 あの時答えた時間は、たぶん。
「ありがとう。みゆき」
 スースー、と寝息を立てるみゆきの額に、自分の額を合わせつぶやく。

「ひぁ!」
 みゆきは素っ頓狂な声を上げ飛び起きた。
 当然だ。目を覚ましたら、目の前にこなたの顔があったのだから。
「ご、ごめん。起こしちゃった?」
「いえ。でも今、何を……」
「えーと。別に何もないよ。かわいいなーと思って」
「か、可愛いなんてそんな」
「寝顔がすっごく可愛かったよ」
「そ、それは泉さんだって!」
「へ?」
「あ……」
 顔を赤くし、うつむく二人。 
 形容しがたい雰囲気の中、みゆきは立ち上がり、こなたに言う。
「朝食、作ってきますね」
「あ、みゆきさん。私に作らせてくれないかな?」
「え? でも無理は」
「大丈夫だよ! しっかり寝たし、お礼もしたいし。ね」
「……わかりました。お願いします」

 
 相手を想い、想われる。

 二人は親友。
 
 笑いあうその姿は、家族のように。


「あらあら、妬けるわね。みゆき」


〜fin〜
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/25(土) 00:23:09.11 ID:SHsCqNIo
最近、こなゆきの比率が多くて嬉しい今日この頃
原作でももっと絡んでほしいな
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 00:24:36.04 ID:6JnLSAoo
>>776
分からないくせに偉そうだなww

>>777
おめでとう。二人でアイドルおめでとうww

>>779
つかさは頭の弱い子であってバカじゃないよな。たぶん


今日をずっと待ってたぜ。みゆきさん誕生日おめでとう!
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/25(土) 00:58:10.59 ID:KUrEmkSO
−プレゼント−

かがみ「みゆき、誕生日おめでとう」
つかさ「ゆきちゃんおめでとう!これ、わたし達からプレゼントだよー」
みゆき「あ、はい。ありがとうございます」
こなた「………」
つかさ「こなちゃん、どうしたの?」
かがみ「あんたまさか、みゆきの誕生日忘れてたんじゃ…」
こなた「ま、まさかー(どーしよー…素で忘れてた…色々買い過ぎてお金も無いし…そ、そうだなんでか持ってたこのリボン使って)」

こなた「プレゼントは わ・た・し(はーと」

みゆき「………」
かがみ「………」
つかさ「………」
こなた「や、やっぱダメ…?」
みゆき「泉さん、その言葉に嘘偽りはありませんね?」
こなた「え、あ、あの…みゆきさん目が怖…」


ジリリリリーンジリリリリーン
かがみ「はい、柊ですけど」
そうじろう『あ、かがみちゃん?こなたが帰って来ないんだけど…何か知らないかい?』
かがみ「あー…み、みゆきの家に居てると思います…」
そうじろう『こんな時間まで?泊まるつもりなのかな…』
かがみ「たぶん…みゆきが満足したら帰してもらえるかと…」
そうじろう『?』


俺も素でワスレテマシタ
ベタな小ネタでスミマセンがみゆきさん誕生日おめでとう!

785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 01:59:48.76 ID:le8cKk.o
誕生日おめでとう!

そして第十一回コンクールのお題投票を開始しました
26日の23:59までとなっております
ttp://vote2.ziyu.net/html/rald.html

みゆきさんも候補に入ってるよ!
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 06:41:57.65 ID:vp9NsUSO
>>781
GJ!
なんで!なんでこなゆきはこんなにも温かいの!?
そう、まるで母と子の様。

>>784
こっちは温かくねぇww


キャラの誕生日なんてこのスレ見なきゃ忘れてるっつーの!
みゆきおめでとう!
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 12:09:03.81 ID:JlrLaXQo
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   ここまでまとめ終了
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788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 12:35:40.23 ID:hsjZI6M0
あっ!今日はみゆきさんの誕生日だった!!みゆきさんおめでとう!
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 12:47:00.42 ID:vp9NsUSO
>>787
まとめお疲れ様です!!
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/25(土) 13:35:06.95 ID:bw0IJADO
ちょっと彼女等が母親になってみたのを想像してみたんだが…

かがみは厳しさ中に優しさがあるお母さん

みゆきは優しいの中に厳しさがあるお母さん

つかさは優しいけどうっかりさんなお母さん

こなたはヲタクだけど優しいお母さん

になるのかな?
きっと
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 14:32:43.55 ID:AxWtph.0
間違いなくみんな優しい母親になるだろうな
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/25(土) 14:44:27.83 ID:KUrEmkSO
−まとめ人への感謝の気持ち つかさ編−

つかさ(や、やっぱりわたしだ…ネタなんかわかんないし、ゆきちゃんの時みたいに時間制限あるかもしれないし…何か言うだけ言わないと)
つかさ「えーっと、まとめ人さんいつもありがとうございます。大変だとは思いますが、これからもよろしくお願いします」
つかさ(…こ、こんなのでいいのかな……あれ、なんにも反応が…えーっと、こなちゃん達どこかにいるんだよね?すごく静かなんだけど…)
カサッ
つかさ(これは…紙?)
『放置プレイbyこなた』
つかさ「放置ってなに!?」


こなた「いやー美味しかったねー。ここのケーキ一度食べてみたかったんだー」
かがみ「…鬼かお前は」
みゆき「…奢りに釣られたかがみさんが言える台詞じゃないと思いますが」
かがみ「…そういうみゆきも来てるじゃないの」
みゆき「来ないと写真をネットでばらまくと…」
かがみ「…悪魔かアイツは」


もうなにがなにやら分かりませんが、ネタはそろそろ尽きそうです
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/25(土) 17:16:49.59 ID:vp9NsUSO
かがみ「はぁ〜……」
みさお「柊ぃ〜、そんなため息してっと屍が逃げちゃうぞぉ」

かがみ「……は?」
みさお「ん?」

かがみ「はぁ、それを言うなら“幸せ”でしょ? 何よ屍って……」
みさお「んぁ、えーと……ほら、幸せと屍って似てるじゃん? だからさぁ、」
かがみ「確かに発音は似てるけどな、屍はないでしょ」

みさお「良いじゃーん、細かいこと気にすんなよなぁー」
かがみ「細かくねぇよ、はぁ、ったく……」

みさお「あー、だから屍がー」
かがみ「お前、学習する気ゼロだろ」

794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 19:40:37.99 ID:1YARBIAO
つかさ「今まではこなちゃんとお姉ちゃん、そして今はこなちゃんとゆきちゃん……きっと次は私の番だよね!」
795 :みゆきさん誕生日記念SS2008/10/25(土) 19:43:16.91 ID:ZaQK0Ws0
委員会の仕事を終えて帰ろうと廊下に出ると、同じクラスの女の子が歩いていました。
「委員長、お疲れ様〜」
「柊さん、今お帰りですか?」
「そうだよ〜。ちょっと調べものしてたら遅くなっちゃった」
「じゃあ駅までご一緒しませんか?ご迷惑でなかったら」
「全然迷惑なんかじゃないよ。一緒に帰ろ!」

「柊さんは、双子のお姉さんがいるんですね」
双子と言っても、外見や雰囲気が違うな、と感じたので柊さんは印象に残っていました。
「え?なんで知ってるの?」
「お姉さんのかがみさんが学級委員なのでこの前お会いしたんです」
「そっか〜、お姉ちゃんも学級委員だもんね。今日も仕事があるみたいだよ」

「それでね〜、こなちゃんがね…」
柊さんはすでに同じクラスの泉こなたさんとかなり仲良くなったようでした。
柊さんが泉さんのことをすでにこなちゃん、と呼んでいることからもそれはうかがえました。

「あの…お嫌でなければつかささんとお呼びしてもよろしいですか?」
「いいよ。柊さんじゃお姉ちゃんと被っちゃうもんね」
「ありがとうございます。つかささん」
「じゃあ私も委員長のこと名前で呼んでいい?えっと…」
「高翌良みゆきです。でも今まで下の名前やあだ名で呼ばれたことはあまりありませんね」
そう…考えてみればいつも、委員長とか高翌良さんと呼ばれていました。
「そうなの?じゃあ私があだ名つけてあげるよ」
そう言ってつかささんはマンガに出てくるような考えるポーズをしてしばらく考えていました。

「じゃあみゆき、だから『ゆきちゃん』でどうかな?」
ゆきちゃん、今までにそんな呼び方をされたことはありませんでした。
でも、その呼び方を聞いた時、ずっと昔からそう呼ばれていたような不思議な親近感を感じていました。
「はい、じゃあよろしくお願いしますね、つかささん」
「こちらこそ、ゆきちゃん」

796 :みゆきさん誕生日記念SS2008/10/25(土) 19:44:25.06 ID:ZaQK0Ws0
――――

「へ〜、そんな経緯があったんだ」
「それにしてもあのときは驚いたよ。みんなが委員長とか高翌良さんって呼んでるみゆきさんに、つかさがいきなり『ゆきちゃん』だからね」
「クラスのみんなに見られちゃって恥ずかしかったよ〜」
「あの時真っ赤になってたつかさは萌えたね〜」
「あんたは入学当初からそんなことばっか考えてたのか」
「でもそのおかげで私も泉さんと仲良くなれました」

そう…思えばあのときつかささんが『ゆきちゃん』と呼んでくれたおかげで私たちは仲良くなれたのかもしれません。
今日、私のために集まってくれた素晴らしい親友たちと…

「みゆきさん、ケーキの準備ができましたよ」
「お〜、さすがみゆきさんちのケーキはすごいね」
「あんた…今日はみゆきのためのケーキなんだからね」
「かがみだって楽しみにしてたくせに〜」
「う、うるさい!」
「まあまあ、それより…」
「そうね、気を取り直して…」

「みゆきさん」
「みゆき」
「ゆきちゃん」

「「「誕生日おめでとー!!!」」」
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 19:48:00.59 ID:ZaQK0Ws0
今日スレにきて、みゆきさんの誕生日のことを思い出してあわてて作ってみました。
みゆきさんよりもつかさのほうがおいしい役回りな気がするorz
でも自分の中では4人が仲良くなるきっかけはつかさだったんじゃないかなって思ってます。

では改めて、みゆきさん誕生日おめでとう!
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/25(土) 21:53:05.22 ID:yS1X8YAO
>>797

確かにゆきちゃんと呼んでるのはつかさだけだからな〜。GJ
そして誕生日おめでとう、ゆきちゃん
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/26(日) 04:32:51.86 ID:p6xyFUDO
みさお「あやの〜あたしのミートボールどこに行ったんだぁ?」
あやの「柊ちゃんの胃のなかよ…」
かがみ 「油断大敵っ♪もぐもぐ」

みさきちの証明―

…なんか違うかも
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/26(日) 11:36:43.34 ID:vHfPNYAO
>>776>>799
適当なタイトルなのにSSつけていただいてありがとうございます。

まとめ人の方お疲れさまでした。

一日遅れたけれどもみゆきさんおめでとう〜
801 :プチ祭参加作品 ―そんな馬鹿な―[saga]:2008/10/26(日) 12:46:34.91 ID:khIHfQSO
「あなたに力を……」
「何?」
「いや、月が綺麗だなぁって」
「そうね」
「三日月でないのが残念かな」
「何でよ」
「かがみピッタリじゃん。月に代わってぇ〜」
「はいはい」

「じゃあ暗くなってきたし、私帰るね」
「そうだね、ばいばいこなちゃん」
「うん、じゃまたね」

「また? 何言ってるのよ。あんたに帰る権利はないわ」
「へ? 痛っ」

「あんたはこれから私の部屋でたっぷりと可愛がってあげるんだから」
「何言って……離して! つかさ助けてっ」

「あ〜あ、こなちゃん、ゆきちゃんがお昼に何て言ってたか覚えてる?」
「え……」


「かがみさんって満月の夜には強暴になるらしいですよ」
「みゆき、それ以上余計な事を言ったら……」
「失礼しました」


「あれが本当だったって事……?」
「こなちゃんも悪いよ? こんなに暗くまで私達と遊んでるんだもん。いけない子♪」
「さぁ、こなた……遊ビマショウ」
「嫌だっぁ!?」
「お休みこなちゃん、次に目が覚めたときはきっと楽しいことが待ってるから……」

「つか……」
「つかさ、そっち持って。運ぶわよ」
「はぁ〜い♪」

「それ以来、泉こなたを見たものは……誰も居ないという……」
「って、起きてるのかよっ!」
「どんだけー」
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/26(日) 12:48:10.28 ID:khIHfQSO
台詞だけの構成・・・
みなの想像力だけが頼りです(`・ω・´)
803 :プチ祭参加作品2008/10/26(日) 14:35:00.30 ID:xHnbeOk0
〜約束〜

「また?今度は大丈夫って言ってたじゃない!」
「しょーがねーだろ。急に予定が入ったんだから」
まだ何か言おうとしている彼の声を聞かずに私は電話を切った。
また、喧嘩しちゃった…
最近、向こうもこっちも忙しくてすれ違い気味だ。
彼が悪くないのは分かっているのに彼に当たってしまう。
ベッドに倒れこむと自己嫌悪で泣きそうになった。

夕ごはんを食べた後、部屋で勉強していると携帯が鳴った。
メール?彼からだ…

『窓の外見て』
まさか…
急いで窓を開けると…いた。
手でこっちに来るように合図している。

「こんな時間にどうしたの?」
「いいから」
有無を言わせず私を自転車の後ろに乗せてすごいスピードで発進した。
どうやら近所の少し小高い丘を目指しているようだった。
どんどん坂を登っていく。
「約束しただろ?満月の夜にはとっておきの場所に連れてってやるって」

数十分後に自転車が止まった場所からは町が一望できた。
満月が町を優しく照らしている。

「とっておきの場所なんだ。教えたのはあやのが初めてだよ」

「ごめんね」
やっと素直になれた…
彼は返事の代わりに優しく手を握ってくれた。

帰り道、彼は一緒にいられる時間を惜しむかのようにゆっくり自転車をこいでいた。
あったかい背中にもたれながら呟いた。

「…」
「え?なに?」
「んーん、なんでもない」

聞こえなくてもよかった。今度は私から誘おうと思った。

『満月の夜には、あの場所に行こうね』

804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/26(日) 15:18:13.28 ID:PGfL/uU0
>>796
>「みゆきさん、ケーキの準備ができましたよ」←←これ誰の台詞?
>「お〜、さすがみゆきさんちのケーキはすごいね」
>「あんた…今日はみゆきのためのケーキなんだからね」
>「かがみだって楽しみにしてたくせに〜」
>「う、うるさい!」
>「まあまあ、それより…」
>「そうね、気を取り直して…」

あげ足取りみたいでスマソ
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/26(日) 17:51:19.33 ID:81Yrk.Q0
ゆかりさんかと思ってた
806 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:48:04.63 ID:dV2PKa60
ようやく、ようやく出来たよ……。
4ヶ月ぶりの新作です。
807 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:48:35.49 ID:dV2PKa60
ベッドから見下ろす町の景色は、いつになく寂れていた。
心の中にできた靄が、普段と変わらない景色をそう見せていたのかもしれない。

あぁ、なんかくたびれた。少し横になるか。
この間新調した枕に頭を預けて、溜め息を一つつく。

かなたさんに直面した「死」という運命。
お腹の中でお天道様との対面を心待ちにしている「生」の存在。
その狭間で揺れ動く心、そして苦渋の決断。

こなたがいる世界、つまり、私が昨日までいた世界では、かなたさんは自らの「生」を絶って新たな「生」を誕生させた。
しかし、この世界でかなたさんは自分の「生」を選択した。
それが誤りだとは思わないし、死ぬのが怖いと思うのも無理がないと思う。

目を閉じる。目の前に広がる闇。
これが果てしなく続く、それが「死」。どこを探しても、ただ闇が蔓延るだけ。

そんなことを考えながら天井を見つめていると、部屋のドアがノックされた。

「かがみー、ごはん」

いのり姉さんだった。昨日のまつり姉さんと比べると、落ち着いた雰囲気の声。

「今日はいいや」

いのり姉さんは「わかった」と返してきたが、直後、声を殺して密かに笑う声がした。

「……かがみ、またダイエットでしょ?」
「ばっ、違うって! とにかく今日はいいから!」
「はいはい。うふふ」

私の耳と神経は『ダイエット』という単語に過敏に反応してしまうので、
いのり姉さんに私がダイエットしてるとバラしているような態度をとってしまった。誠に遺憾である。
これからその話がまつり姉さんやら母さんやらつかさやらに伝わって……あぁ、メンドくさ。
808 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:49:08.80 ID:dV2PKa60
正直、お腹が減っていないと言ったら嘘になる。さっきから、私の腹の虫は栄養を求めて鳴いていた。
それでも今下に行ったら「ほーら、結局我慢できないで出てきた」なんて茶化されるのは目に見えている。
……しょうがない、みんなが寝たらポテチでも漁りに行こう。

部屋の冷たい空気にさらされて冷えたキャラクターの抱き枕に掴まりながら、私は目を閉じた。







助けて。

助けてよ、かがみ。

何で気付いてくれないの?

何で捜してくれないの?

何で平気にしているの?

私はずっと呼んでいるのに。

かがみはちっとも応えてくれない――



不快感を感じて、目を開ける。
暖房のタイマーが切れた部屋は冷気に包まれていて、私の体に纏わりついていた。
それとは対称に、私の体は無駄に火照っている。

額の汗をパジャマで拭い、溜め息を一つつくと、寒さがより一層増したように感じた。
このままじゃ風邪を引きかねない。私は、風呂に入ることにした。
横目で時計を見ると、午前二時を示していた。いわゆる『丑三つ時』というやつだ。
809 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:49:45.29 ID:dV2PKa60
「私はいつも丑三つ時まで起きてるからね。古典で『丑三つ時は何時のことか』とか出たら確実に点が取れるね」
「そんなもん常識だろ。みゆきはもちろん、私だって知ってるわよ。胸を張って言うことじゃないと思うけど」

予想以上に大量の汗を掻いていた。汗でベトついた肌が、温水によってみるみる滑らかさを取り戻していく。
シャワーに打たれながら、私は風呂の床を見つめていた。



さっきの夢。
こなたの声がした。
私に必死に呼びかけていた。
助けて、助けて、かがみ。そう叫んでいた。
こなたの今にも泣き出しそうな顔が頭に浮かぶ。
こなたを助けたい。でも、どうしたらいいかわからない。見当もつかない。



――畜生、私は何をすればいいのよ……!



心の中の靄が、広がっていく。それは風呂の煙たさと混ざり合って、息苦しく感じた。
私はシャワーを止め、体を拭いて部屋へと戻った。

制服のスカートのポケットから、一枚の栞を取り出す。
泉家の物置で見つけた、水色の栞。ワープロ文字で「助けてかがみ」と書かれている。
これが、何かの鍵を握っていることは間違いない。間違いないのだが、その鍵を何に合わせればいいのか分からない。
何かヒントのひとつでもないものか。

RPGだったらマップに設置された看板を調べたり、街の人に話を聞いたりすればヒントが得られるものだが、
あくまでここは現実世界でありファンタジックに満ち溢れた架空世界ではない。私が居た世界とは違う世界なのは確かだけど。
大きく息を吸い込み、なんちゃら波の一発でも出そうなほどの溜め息をつく。

栞を蛍光灯に透かせる。厚紙でできたその栞は私の顔に影を作り、黒い縁を身に纏った。
そのとき、栞にある変化が見て取れた。

一箇所だけ、まるでそこだけ紙が薄くなっているかのように透き通っていた。
対角線を一本引けばピタゴラス数の直角三角形が完成しそうな長方形である。
この形……どこかで見た覚えがある。でも思い出せない。切手か何かだろうか。
そう思って懸賞のハガキを送ろうとして用意した切手を重ねてみるが、合わない。
810 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:50:15.92 ID:dV2PKa60
「かがみに足りないのは愛だよ、愛」

懸賞がどうこうという話をしたときに、こなたに言われた覚えがある。
一度に100枚送れって言うからホントに100枚買ってみたけど……結局送らなかったなぁ。
グッズにかける愛の差ってやつかな。あいつ、その根性を何で他のところで発揮できないんだろう。
思い出しながら、なんだか可笑しくなってきて、つい笑ってしまった。

――そして、笑って気付いた。そういえばまだご飯食べてないや。

夜の間食は太る、という知識は過去の苦い経験で痛いほど身についているが、それでも食欲にはどうしても打ち勝てない。
――まぁ、ちょっとだけなら大丈夫だよね。私が体を起こすと同時に、ノックもなしに部屋の扉が静かに開いた。

人の性格って言うのはこういう時にも現れるようで、扉の開け方一つで何となく誰かわかってしまうものだ。
勢いよく開けてくるのはまつり姉さん。サバサバしてるし、図々しいし。
あんまり扉を開けずに入ってくるのがいのり姉さん。マナーを心得ている……と解釈していいのかわからないけど。
そして今回、申し訳なさそうに扉を開けてきたのは――

「お姉ちゃん、起きてる?」

大当たり。つかさだった。市販のチョコクッキーを片手に、恥ずかしそうに部屋に入ってきた。
髪の毛が少しハネてるところを見ると、寒くて目が覚めたから少し一緒に時間つぶそう、ってことだろう。

「どうしたのよ」

とはいえ、何もなく部屋に入れたんじゃつかさも焦るだろうと思い、私は尋ねた。

「怖い夢を見たの」

意外な答えが返ってきた。まぁ、過去に同じケースでつかさが入ってきたことはあったけど。
どんな夢だったのだろうか。つかさをクッションの上に座らせ、私はクッキーを一枚かじった。

「私のことを、誰かがずっと呼んでるの。つかさ、つかさ、つかさ……って」
「何よそれ。不気味な夢ね」
「でもね。その声、どこかで聞いたような気がするんだ。私が大事に思っていた人の声……みたいな」

――まさか。

「それ、女の声だった?」
「うん。そうだったよ。学校で聞いたことがあるような声……だったかな。不思議だよね、知らないのに知ってる声、なんて」
811 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:50:36.94 ID:dV2PKa60
こなただ。口に出していた。つかさはキョトンとした顔をしていたが、私は気にしなかった。
こなたが、つかさにも助けを求めていたのだろうか。クッキーの甘みでエネルギーを補給しつつ、私は脳を回転させた。

「そういえば、お姉ちゃんの事も呼んでたかなぁ」

その言葉に、心臓がドクンと鼓動を強めた。

「私のことを……?」
「うん。かがみ助けて、かがみ助けて……って、泣きそうな声で」

声が出なかった。こなたが私に人の夢を介してまで助けを求めている。
それは私に動揺と焦りを与え、風呂から上がって少し冷めてきた私の体を容易に暖めていった。
唾を飲み込む。喉が渇いていることを自覚した。

そのとき、つかさが大口を開けて、ふわぁ、と欠伸をし、体を反らした。
私の緊張の糸は、つかさの体が弛緩していくのと同時に綻んでいった。

「あんた、目が覚めたんじゃないの?」
「うーん、やっぱり眠かったのかもしれないや」
「なんじゃそら」
「えへへ、ごめんね。お姉ちゃん、おやすみ。付き合ってくれてありがとー」

つかさに軽く返事を返すと、つかさは目を擦りながら部屋を出て行った。
現時刻、午前三時。普段のつかさならこの4時間前、酷いときには5時間前にはベッドで寝息を立てている。受験生のくせに。呆れるばかりだ。
こなたも遅くまで起きてる割には勉強しないし、日下部なんか夜中に突然電話して「暇だから世間話しよーぜー」とか言ってくる。
まぁ、私も人に言えるほど勉強しているわけではないが、今の3人に比べたらヤムチャと悟空の戦闘力並みの差があると自負している。
それにしても、私の周りにはサボり癖のあるヤツばかりなのが癇に障る。チームメイト評価でも下げたいのだろうか。

……例えがいちいちゲームだったり漫画だったり、私もなかなかに染められてきてるな。大丈夫だろうか。
812 :泉こなたの消失 第六章2008/10/26(日) 21:50:56.90 ID:dV2PKa60
なんにせよ、私も眠くなってきた。特に宿題が出ているわけではないし、もう一度闇に堕ちることにしよう。







助けて、かがみ。

また、あの声だ。何を私に伝えようとしているんだろう。

私はすぐそばにいるんだよ。

すぐそばって、具体的に言ってくれないとわかる訳がないだろう。

勿忘草の咲く草原、ぽっかりと空いた空間。

勿忘草が何だって……? 一体、何が言いたいんだ。

そこに私の思い出が埋め込まれたとき、扉は開かれる。

思い出を埋める……? わけがわからない。もっとちゃんと教えてよ。

もう時間がないんだよ。私はずっと待っている。

待って、まだ消えないで。聞きたいことが沢山あるのに。

かがみ。私は、泉こなた。あなたの、親友。

そんなのわかってる。待って、待って――!



「こなたっ!」

覚醒して、気付いた。

こなたは、私じゃなければ助けることができない。

頭は、目覚めたばかりなのにスッキリしていた。



私がやらなくちゃいけない。

私は布団を跳ね飛ばし、真っ直ぐに立った。



――砂時計に残された砂は、もう、ほんの僅かなのだ。
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/26(日) 21:53:01.34 ID:dV2PKa60
以上ッス。そろそろ佳境に入ってくるかな?

まとめは1時間後ぐらいに自分でやります。
最近ハルヒっぽさが薄れてる気がするけどそこんとこはスルーでお願いします(^^;)
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/26(日) 22:11:40.99 ID:khIHfQSO
>>813
GJ!あれから四ヶ月も経つのか……

いやぁ、相変わらずの文章力で読みやすいし面白いわー
変に凝った設定も無く、キャラも崩壊してないし最高です(^o^)

もうwktkが止まらないww
乙でした!
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/27(月) 00:02:01.68 ID:rhlToJU0
ー〆ー
「うっす〜。第二回ぷち祭り、昨日の23:59をもって終了や。
 なんかえろう数投下されたみたいやな。
 みんなお疲れさん。
 次回は12月か?まあ、そん時までみんな、首洗って待っといてや。
 ほな、うちからはコレで終わりや。
 と、まだやった。
 コンクールの主催がまだ決まってないんやったな。
 来月の3日から第11回コンクールが開催されます。
 コンクールの主催、うちにまかしときー!言う勇者、
 また、どんなんか気になるもん、おったら避難所まできてや。続きはあっちでや。
 うし、これにて終了や。解散!
 あと高良、誕生日おめでとさん。別に忘れてたわけやないで?ははははは、ホンマや。なはははは」

てなわけでぷち祭り終了です。
みなさんお疲れ様でした。
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 00:45:59.44 ID:jtOOv1ko
こなた「さてさて、続けて報告タイム!」
かがみ「第11回コンクールのお題が『みゆき』に決定しました!」
つかさ「少し間が空いちゃったけど、私たち全員がお題になれて良かったよ〜」
こなた「おやおや、つかさの口からちょっぴりブラックな発言が」
つかさ「へ!? そんなつもりで言ったわけじゃないよ><」
かがみ「……えーと、コンクール作品の投稿期間は11/3〜11/16です。皆さんどしどしご応募ください!」
つかさ「く、ください!」
こなた「サイッ!」


かがみ「まともに宣伝しなさいよ……」
つかさ「うぅ……ごめんねお姉ちゃん><」
こなた「まーまー、つかさはがんばってたじゃn」
かがみ「あんただ、あんた」
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 00:58:31.46 ID:G6JLusSO
うーむ、みゆきさんがきたか…。
今回はちょっと自信がないなぁ。
…みゆきさんは小ネタ以外だと使いにくいと思ってるのは俺だけでしょうかね…。
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 01:21:22.67 ID:gSd7IO20
>>804,>>805
そのセリフはゆかりさんで合ってます。
わかりづらくてすいません
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 01:47:30.65 ID:HpL.rPY0
>>817
みゆき「少し頭を冷やせば良いアイディアを思い付けると思いますよ?^^」
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 10:35:30.06 ID:G6JLusSO
−GS−

そうじろう「はぁ…」
ゆたか「おじさん、どうしたんですか?」
そうじろう「いや、朝刊読んでてね…『ゴールドマン・サックス』が『ゴールドマン・セッ○ス』に見えたおじさんは、もう駄目かもしれんね…」
ゆたか「ああ、それよく間違えますよね!」
こなた「なに言ってるのゆーちゃん!?」


こなた「ってな事が今朝ありましてな…」
かがみ「ゆたかちゃん、慣れてると言うよりもはや汚染されてるな」
みゆき「でも、その間違いはわたしもよくしますよ」
つかさ「なに言ってるの、ゆきちゃん!?」


頭冷やしたら、こんな小ネタが湧いて出た
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 10:53:51.91 ID:xjgg3cAO
>>820の葬式の準備をしなくては……
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 12:41:35.17 ID:EYiq5U.0
かなた「さあ始まるザマスよ」
ゆかり「行くでガンス」
みなみ母「フンガー」
みき「マトモに始めなさいよ!」

全員「あ〜いま〜い3センチ♪」


一度でいいからママさん達Verのもってけ!が見てみたい・・・
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 12:53:51.15 ID:G6JLusSO
>>822
かなたさんのチア衣装は是非見てみたい
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 13:08:27.41 ID:lUZSu.DO
>>822
ゆかりさんだけ踊りがフリーダムなんですね。わかります。
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 13:29:21.06 ID:RC0dzAAO
>>823

同感です。
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 17:41:44.52 ID:TeUU73go
ID:G6JLusSO
お前の勇姿は忘れない……


もう書き始めてるかもしれないけど今のうちに注意

今回から、コンクール作品はそれ単体でと決まりました。
普段ここに投下されているSS、小ネタ、それらの設定の流用、延長となる作品は、
コンクール参加作品として扱うことは出来なくなりましたのでご了承ください。
(自身で投下したものも含みます)
※もちろん、禁止となるのは流用、延長であり、設定が被ることは全く問題ないのでご安心ください
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 17:50:30.29 ID:mwbU6.SO
>>826
言うの忘れてたよ、ありがとう。

コンクール参加規約も更新されてるので、この際だからよく読んでおこう。
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 18:16:50.75 ID:xjgg3cAO
>>826
今回からってより前々回からだけどね。
ま、肝に銘じておくよ
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 18:26:32.86 ID:23j7R6AO
話があったのはそれぐらいだが規約として追加されたのは今回からな
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 18:55:15.81 ID:ttyoPm6o
3レスいただきます
831 :冬告精[saga]:2008/10/27(月) 18:55:49.31 ID:ttyoPm6o
 自転車通学ではいよいよ風の冷たさが身に染みるようになってきたな、と永森やまとは季節の移ろいを実感していた。
 そろそろ手袋やマフラーを用意しようか。寒さを我慢して風邪を引くほど馬鹿らしいこともない。
 学校指定のコートはどこにしまってあっただろうか……などと考えながら、彼女は自宅の門をくぐる。

「ただいま」

 返事は返ってこない。
 家族を養っている父親は当然のこと、今日は母親も買い物かなにかで出かけているらしい。
 居間に入るなりそそくさとこたつの電源に手を伸ばし、キッチンで熱いお茶を淹れる。
 こうして心身の両方から暖を取るのが彼女にとっての日課でありささやかな贅沢だった。
 やまとは、寒い季節が苦手なのだ。


 みかんを食べながらテレビ番組をぼんやりと眺めていた時、不意に白い何かが目の前を舞った。

 ――雪? まさか。

 室温は二十℃、そんなものが存在できるわけがない。
 うとうとしていたせいで幻でも見たのだろう。やまとは最後のひと房を口に放り込み、天板に突っ伏す。

 と。
 今度こそ、白い何かがはっきりと視界に入った。
 制服のセーターの袖に止まった、虫。

「……虫?」

 左手の人差し指を近づけるとやがて登ってきたので、まじまじと観察を始めてみる。
 本当に小さな羽虫で、きっと下校中に制服に引っ付いてしまったのだと予想できる。
 腹には真っ白い綿のようなものが付いており、先ほどはこれを雪と勘違いしてしまったのだろう。
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/27(月) 18:56:28.98 ID:ttyoPm6o
 いつだったか、何かの本で見た記憶があった。

「ワタムシ……なんとかワタムシ、だっけ」

 北国では初雪の直前に現れることから雪虫と呼ばれているとか。
 実際に見間違えてしまったし、その呼称には納得がいく。
 こうしてじっくり見てみると、蝶のようないわゆる「かわいい虫」に分類できそうだった。

「あ、思い出した」

 雪虫を指に乗せたまま、やまとは自室へ向かう。
 本棚に並べられた漫画のうちの一冊――先日、八坂こうに貸してもらったものだ――を手に取り、パラパラとページをめくっていく。

「これで見たんだ」

 人に懐く雪虫のエピソード。
 正確にはトドノネオオワタムシという名らしい。さらに生態まで詳しく書かれていたため記憶に残っていたのだ。

「……おまえもそうなの?」

 雪虫はもちろん答えない。ただ彼女の指の上を歩いたり、止まったり、歩いたりするだけ。
 さっぱり羽虫らしく飛び回ってくれないものだから、実のところ本当に懐かれているのかもしれないなどという気分にさせられる。

「なんて、ね」

 やまとはふっと微笑み、右手で部屋の窓を開けた。

「もう行きな。うちにいてもどうしようもないんだから」

 促してみるが、雪虫は相変わらず指の上を行ったりきたりしている。
 綿のせいだろうか、秋の終わりの虫だというのに外の寒さを嘆いているようにも見えてしまった。
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/27(月) 18:56:52.00 ID:ttyoPm6o
「寒いのは私も嫌だけど。そういう季節なんだからしょうがないわよね」

 軽く息を吹きかけるとようやく翅を広げる。……が、また何事もなかったかのようにしまいこむ。
 何度かその流れを繰り返した後で雪虫は唐突にぱっと飛び立ち、灰色の空へと消えていった。
 好きなだけその場に居座ってはいつの間にやら立ち去る、まるで冬のつむじ風のような虫だった。

「……飄々としてるあたり、どっかの誰かさんみたいね」



 もうすぐ雪が降るんだな、と。



 窓を閉める直前、やまとは空を仰ぎながらそう呟いた。






「お母さん」
「うん?」
「今日雪虫見た」
「本当? 関東じゃ滅多に見かけないのに。あれって害虫なのよね」
「え゙」


834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 18:59:41.71 ID:ttyoPm6o
以上です

コンクールのお題が「冬支度」「ひとり」あたりに決まっていたらこれ使えてたからちょっと残念
次はみゆきさんの話だなぁ
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/27(月) 19:37:39.05 ID:WecudAs0
>>834
 最果ての地の道産子より、GJを送る。

 自転車通学してた高校時代を思い出したよ。
 油断して自転車で雪虫の群れに突っ込むと、鼻や口に入ったりするんだよね。ただそれだけで、こいつは害虫だといいたくなってくる。
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/27(月) 20:45:58.24 ID:ApYAYEDO
*追懐*
どこでどうなったからってのはないんだけど、ただ気が付いたら好きだったんだ
親しい友達やクラスの皆から冷やかされた、それがいやで「別にあんなやつ…好きでもないし、てか本当は嫌いだし」
クラスがシーンと静まった、誰もがたとえ嘘でも嫌いなんていうなんて最低だと思ったんだろう、そしてあの子がこの言葉を耳にしていた

その日からボクはクラスメートからハブられた、あの子はというと冷たい視線だけを向けてボクから離れていった
そんな日常が半年すぎた頃、あの子が転校すると聞きクラス中は騒めいた
日本なんだし会おうと思えば会えるだろう、けれど小学生のボク達にはとても遠くへ行ってしまうんだ、もう会えないんだ、そう思った
嫌いだし…そう言ってしまってから一度も話さずにお別れ会を迎えた
最高の思い出にと皆で盛り上がった、あっという間に会は終盤を迎える
クラスメートが一人ずつプレゼントとお別れの言葉をあの子に送る
一人ずつとか…やめてくれよ…
でも、クラスメート達は知っていたんだ、ボクをハブりながらも本当はあの子のことが好きだってことを、ボクから前に踏み出すことを待っていたんだ
だからボクの番を最後にしたんだろ?

「……。」
「……。」

プレゼントを手にし、あのこの前で固まる…何を話したらいい?
皆もさっきまで騒いでたのに、なんで静まるんだ…

「ん!」
「え?あ、あぁ」

突然に両手を差し出され、プレゼントをくれとせかされた、欲しいものはこれじゃないと言わんばかりに…
とまどうことしかできずにあたふたとプレゼントを渡した

「……。」
「……。」

再びの沈黙…
ボクはうなだれる、あの子と顔を合わせられなかったから

がんばれ!
背中をそんな言葉に押された、うなだれたままゆっくりと後ろをみる
クラスメート全員が視線を刺してきた、今言っときゃなきゃきっと後悔するよ?会えなくなったら告白も聞いてもらえないんだぞ?
そう言われたような気がした
ここまできて好きって言わなかったらボクはなんだ?
「嫌いだなんて言ってごめん!本当は…本当はボクは…ボクは…かっかなちゃんが…かなちゃんのことが…」
「私のことが?…」

なんで言わなかった?

皆期待してたのに、応援してくれてたのに、なによりあの子は待っていてくれたと思うのに…

「…むっ向こうに行っても元気でな、じゃ!」

何を言ってるんだボクは
あの子がこのあとボクになんて言ったのだろう?覚えていない、そもそもあの子は何か喋ったのだろうか?
ボクはとっさのお別れの言葉とともに土壇場で教室を飛び出したのだ
そしてこの時、ボクにはレッテルが貼られた、「意気地なし」というレッテルを…
837 :プチ祭りれびゅー2008/10/27(月) 21:41:45.42 ID:TeUU73go
「プチまっつり〜」
「れ、れびゅー!」
「恥ずかしがるみゆきさん……ぐっじょぶ!」
「泉さん! コホン。えー今回は、プチ祭りのレビュー企画です」
「正確にはリアクションメインのモドキだけどね。開催中追いつけなかったからこういう手段をとることになったのだよ〜」
「私、高翌良みゆきと泉こなたさんでお送りします」
「んではいってみよー」


 ID:XR3j1oM0氏:『月見団子』
「月見いいねぇ」
「そうですね。その美しい光が、人の心を穏やかにしてくれるんでしょうね」
(あなたの穏やかさは私の心を掻き立てる……!)


 ID:gLJfNQSO氏:『月と旅人』
「さすがにこれは……あれ、泉さん?」
「月ってさ、人を夢にいざなう魔翌力があると思うんだ」
「あるんですね」


 ID:21giQTMo氏:『星を呼ぶ夜』
「もしそれが出来たら、会いたいですか?」
「会いたくないってことはないけど、いいかな。お父さんも、みゆきさんたちもいるしね」
「泉さん……」


 ID:zpez5ADO氏:『双子の秘密』
「ちょっ! この世界の私狙われてんの!? ていうか、かがみとつかさって一体……」
「泉さん。この世には知らないほうがいいこともあるんですよ」
「え? みゆきさん何か知ってるの? ねぇー!」


 ID:ntL3QIAO氏:『満月の夜に会いましょう』
「道しるべ、ですか」
「なんか恥ずかしいね」
「ええ、でも嬉しいです」


 ID:RIwBcQDO氏:『母の星』
「無数の星の中には、あるのかもしれません」
「そうだね。星、見てみようかな」
「その時は、ご一緒させてください」


 ID:mDhkPkDO氏:『十字架は効きません』
「狼女かぁ、ないない。ねー」
「……」
「え? なんで無言?」
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 21:42:33.62 ID:TeUU73go


 ID:KfHiaj60氏:『My period comes with full moon』
「確かにつかささんも責任感強いです」
「そだね〜。つらい時は誰かに頼ってもいいんだから気にしなくていいのに」
「ええ。家族でも、友達でも同じですよね」


 ID:tVXs3yI0氏:『満月の思い出』
「やはり、月には人を穏やかに」
「あのかがみが素直に……月……恐ろしい子っ」
「怒られますよ?」


 ID:UlAj1USO氏:『飽きない子』
「泉さんといると私も楽しいです」
「それ、ほめてる?」
「ええ、もちろんですよ」


 ID:ILaC72DO氏:『真夜中の星達』
「これってあり?」
「指定された文字列が入っていれば問題ないはずですが……これは」
「なかった。この発想はなかった」


 ID:pamLh2AO氏:『団子みたいな月の日に』
「切ないですね……」
「うん……でも、一緒なんだね。ずっと」
「そう、ですね」


 ID:khIHfQSO氏:『そんな馬鹿な』
「月に不思議な力があっても、さすがにかがみを今以上強暴にするのは」
「無きにしも非ずといったところでしょうか」
「そんな馬鹿な」


 ID:xHnbeOk0氏:『約束』
「素敵ですね。憧れます」
「峰岸さん以外、相手いないもんね」
「言わないで下さい……」
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 21:43:24.87 ID:TeUU73go


「ほんとにレビューになってなかったけどいいのコレ?」
「えと……ぜ、全14作品、作者のみなさまお疲れ様でした」
(みゆきさんが逃げた……まぁ、いいや)
「キーワードが二つになって、どうなるかな〜。と思ってたけど、投下数も増えてみんな余裕があったように感じたね」
「そうですね。キーワードの相性にも寄ると思いますが、無理なくキーワードを入れることが出来ていましたね」
「もっと増やすとか!」
「難易度は上がるかもしれませんが、同じ文字制限で、キーワードを増やすと他作品と重複する結果になるのでは……」
「あーそうかもね。要は制限とキーワードのバランスが大事ってことだね」
「はい。次回の制限が気になるところですね。ともあれ、たくさんの投下ありがとうございました。改めて」
「「おつかれさまでした〜!」」



「ところで」
「はい?」
「次回コンクールのお題。みゆきさんに決まったね〜」
「お恥ずかしながら……」
「いやいや、よかったよ〜。おめでとう!」
「あ、ありがとうございます!」
「ここでみゆきさんから一言」
「え? えっと、お題に選ばれてとても嬉しいです。私のことは堅く考えず書いていただければと思います」
「みんなよろしくね〜!」
「また、黒いとか言われるんでしょうか……」

end
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 21:48:21.23 ID:TeUU73go
レビュー? 以上です。
普通の感想ですらロクに書けないのに、雑談のほうでレビュー的なの〜とか言ってぶっちゃけ後悔orz
コンクールでレビューかいてる人すげぇ……
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 22:11:43.02 ID:G6JLusSO
−コンビニにて−

みなみ(店員さんがいない…もうちょっと待ってみよう)
みなみ「………」
みなみ「………」
みなみ「………」
みなみ「………」
みなみ「…ららら、むじんくん♪ららら、むじんくん♪」
ゆたか「らららら♪」
みなみ「っ!?」

842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 22:45:50.13 ID:mwbU6.SO
>>834
とても和んだかオチにワロタww
GJ!

>>840
レビューktkr!
こうしてキャラに突っ込まれるだけでかなり救われたよ。
GJ!
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 22:50:03.59 ID:ttyoPm6o
レビュー乙!
>>761の発想力に改めて驚いたわww


-------------------------
   ここまでまとめ終了
-------------------------
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/27(月) 23:06:44.89 ID:kjjj/ps0
>>804-805 >>818
みなみかと思ってた
こなた以外に「みゆきさん」なんて呼び方するのは

>>806-813
wikiの方から全部読んできた。乙!
助けを求めるかどうかがこなたとハルヒの違いかな
ハルヒは誰かに助けを求めるなんてタマではないような

>>816
これでピンクワカメ・みwikiの呪いは解けるか否か

>>820-821
みゆき「つかささんの次は・・・あなたの番ですね>>820さん(にっこり)
どういう事かは――いずれわかりますよ」

>>822
すごく見てみたい。
よく見るとかなたさんはちょっと浮いてたり(体がという意味で)
ついでにみなみ母の名前も・・・

>>832
ググったら雪虫はアブラムシ(Gじゃ無い方)の仲間だと出てた
四国にはいない・・・

>>836
そうじろうとかなたのエピソード?
これって続く?なのか?

>>837-839
レビュー乙です

>>841
ナツカシス
そしてそれをたまたまコンビニにいたゆかりさんに目撃されるんですね。わかります

つかさ地獄巡り第3話遅れていてすいません
もうちょっと先になりそうです・・・
845 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ ふぁいなる[saga]:2008/10/28(火) 00:22:42.50 ID:QH.48qg0
投下行きます。
さして長くも無かったのですが、ようやく最後です。
エピローグ込みなので、いつもよりちょっとだけ長いです。
846 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ ふぁいなる[saga]:2008/10/28(火) 00:24:56.34 ID:QH.48qg0
「ふーん、そうなんだ」
 そっけない返事。私が今日居なくなるということを、こなたはサラッと受け流しました。
「じゃあ、わたしは部屋に戻るよ。最後の日なんだし、お父さんと居たいでしょ」
 私はこなたの話がしたいの。
「わたしは嫌。話したいことなんかない。聞きたいことも何にもないよ」
 冷たい返事。予想はしてたけど、ちょっと胸が痛い。でも、それでも私はこなたに伝えたい。こなたが聞きたくなくても、私は話したい。
「やめてよ。わたしはもう、お母さんのことこれ以上知りたくないんだよ」
 こんな時、こなたを抱きしめられたらと思う。少しでも側で、こなたの近くで話せたらと思う。神様は意地悪だ。言葉だけでは伝えきれない事もあるというのに、何故私はこんな姿なんだろう。


- かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ ふぁいなる 思い出となるために -


 私は最初、こなたは強い子だと思っていました。私を見て泣いたりするどころか、すぐにからかったり悪戯を始めたりして。私という存在を、私はいない人だという事実をしっかりと受け止めて、それでも私と自分なりに正面から向き合っているのだと、そう思っていました・・・でも、それは違っていたんです。
「これ以上知っちゃったら、明日からわたしどうなるのか分からなくなっちゃうよ・・・」
 こなたはただ知らなかっただけ。知らないから悲しまずにすんだ。知らないから羨まずにすんだ。
「お母さんいなくなって、泣きたくなったらどうすればいいんだよ・・・お母さんがいるかがみ達が羨ましくなったらどうすればいいんだよ・・・わたし、分からないよ」
 知ってしまえば、きっと今まで通りには過ごせない。
「だから・・・だからわたしは、そんなこと教えようとするお母さんが」
 だから、こなたは。そのことに気がついたこなたは。
「お母さんが大っ嫌いだ!」
 わたしを嫌おうとした。わたしに嫌われようとした。何も知らずに終わらせるために。

 こなたが居間から出て行った後、私はしばらくぼーっとしていました。すぐに追いかけたかったけど、うまく動けない自分の姿を思い出したんです。
「かなた、こなたのところに行くかい?」
 ありがとうそう君、でももう少しだけ考えたいの。この姿でどうすればこなたに伝えられるのかって・・・。
「でも、もう時間がないんだろ?」
 うん。時間はない。いい言葉も思いつかない。焦りばかりが心を埋めていく。後ほんの少しだけ想いが形になればいいのに。こなたのところに向かえる足が、こなたを抱きしめれる腕があれば。そう、こんな狭い写真の中なんか出て行きたい、こんな邪魔な写真立てのガラスなど通り抜けたい。この向こうに・・・こなたのいるこの向こうに!

 あ。

 思わず声が出た。私の足が、地面を踏む感覚。自分の手を見て、そして周りを見渡す。そう君と目が合った。これ以上はないってくらい、驚いた顔をしてる。多分、私も。
「かなた・・・お前・・・」
 奇跡と言うのか御都合主義と言うのか分からないけど、私は写真の外に出ていた。

847 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ ふぁいなる[saga]:2008/10/28(火) 00:26:28.00 ID:QH.48qg0

 私が部屋に入っても、こなたは窓の外をじっと見ていました。多分こちらに気がついていないのでしょう。こなたが見上げる空。そこには大きな満月。もう月があんなに高い・・・本当に時間がないことが分かりました。
「お父さん・・・?」
 こなたが私に気がつきました。そしてこちらを見て驚きに目を大きく開きました。
「お、お母さ・・・」
 こなたの言葉を待たず、私はこなたを抱きしめていました。私とこなたの背はあまり変わらないから、胸の中に抱きとめるということは出来ませんでしたけど。
「どういうことコレ・・・?」
 ずっと、こうしたかった。あなたを抱きしめたかった。私の全てを伝えたかった。ただそれだけを、強く願っただけ・・・。
「馬鹿だねお母さん。こんなチャンスこそ、お父さんといればいいのに・・・なんでわたしなのさ」
 そう君はいいの。そう君の中で私はちゃんと思い出になれてるから。
「思い出に?」
 うん。しっかりと思い出になれてるから、私はそう君の中で生きていける。だから、懐かしむ事はあっても、その悲しみに潰れたりはしない。
「でもわたしには・・・」
 そう、こなたに私の思い出は無い。だから私はあなたの思い出となりに来たんだと思う。あなたの思い出となって、あなたの中で生きていくために、私はこうしてあなたを抱きしめている。
「分からないよ・・・急にそんなこと言われても」
 今はわからなくてもいいの。覚えていて欲しいの。私の声も、姿も、抱きしめているこの瞬間も。月日が経てば、きっとあなたの思い出になれるから。その時まで悲しくても・・・ずっと覚えていて欲しいの。
「意外とわがままだね、お母さん」
 うん、結構ね。そう君といたから、あんまりそう見えなかったのかも。
「お母さん・・・」
 こなたがギュッと抱きしめ返してきました。月がその輝きを増しています。あと少し・・・ほんの少し。
「お母さん。お母さん。お母さん。お母さん・・・お母さん・・・」
 同じ言葉を繰り返すこなた。その言葉の中に私を刻み付けて欲しい。

 そして、月が一際大きく輝いたその時に、
「・・・・・・行かないで!」
 絞り出すようなこなたの声が、私にはっきりと聞こえた。



 ごめんねこなた。こんなお母さんで。


848 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ ふぁいなる[saga]:2008/10/28(火) 00:28:00.25 ID:QH.48qg0

- こなた いん ざ えぴろーぐ -

 その日わたしは、久しぶりにお父さんと一緒に寝た。寝付くその瞬間まで、わたしは泣き続けていた。
 それから数日間、わたしはひどく塞ぎこんでいた。学校でもひどい状態だったけど、事情を知ってるかがみ達がよくしてくれたおかげで、わたしは徐々にいつもの調子を取り戻していった。
 お父さんはあの日以来、お母さんの話をしなくなった。わたしから話を振らなくなった事もあるだろうけど、きっとお父さんはわたしを・・・そして、わたしに思い出をくれたお母さんを信頼しているのだろう。

 お母さんが思い出になるには、まだ大分時間がかかりそうだけど。いつかわたしが出会いに恵まれて子供が生まれたら、この話をしようと思う。
 信じてはくれないかと思うけど、その時こそ本当にお母さんが思い出になるんじゃないか・・・そんな気がするんだ。




 ・・・・・・ってな感じに、わたしは綺麗にまとめるつもりだったんデスケドネ。
「あ、そう君お醤油取って」
「おう」
 なんでまだいやがりますかね、この母親は。しかもなんかコツ掴んだらしくて、しょっちゅう写真からでてきやがるし。なんか飯まで食うし。
「何、こなた?また難しい顔して」
 わたしの涙を返せ。
「・・・・・・『いかないで』って言ってくれたくせに」
 多分それは一生の不覚として、あの日の日付が変わった瞬間の『あ、あれ・・・?』という、最高に間抜けな母の声と共にわたしの心に深く刻まれる事だろう。

 もしこの世に神様のようなものがいて、お母さんを失うわたしを哀れんで、このような三流の安っぽい奇跡を用意してくれたんだとすれば・・・わたしはその存在にこう言いたい。


 余計なお世話だコノヤロー。


- はっぴーえんど? -
849 :かなた いん ざ ふぉとぐらふぃ ふぁいなる[saga]:2008/10/28(火) 00:29:43.81 ID:QH.48qg0
以上です。
・・・いつも通り2レスでおさまったかもしんない。
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/28(火) 00:37:23.49 ID:U.RcdQ60
>>849

めでたしめでたし?
感動を返せバーローwwww

かなたさんはそうじろうやこなたを天から見守っている天使的存在だからいいんだとつくづく思った
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/28(火) 00:49:36.77 ID:Uy29x2Eo
>>849
ちょっと潤んだのにこんにゃろう……
乙!
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/28(火) 03:12:19.88 ID:W3rKyIAO
・・・そんな気がするんだ。まででジーンってきてて
下ボタン押しながらオチを見て「おいww」ってなった。

GJであります。
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/28(火) 07:08:03.66 ID:TuaPXYSO
これは上手いオチww
GJ!
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/28(火) 09:23:02.74 ID:/A5uCUAO
なんというオチをつけてくれたwwwwww
GJだよー
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/28(火) 12:13:57.11 ID:3VZPxMSO
どうも感想ありがとうございます。849です。

みなさんが予想以上にカックンとなったようでなによりです。
いやホントは、しんみりしたまま終わるエピローグだったはずなんですが、ついカッとなってこんな風になりました。

とりあえず、泉家万歳。
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/28(火) 12:31:27.65 ID:TuaPXYSO
〜歴史〜

テレビ「SOS団やら、ふもっふ達が……」

こなた「私達も人の事言えないけど、最近この手のアニメや漫画が増えたよねー」
そうじろう「そうだなぁ。裏は知らないけど、パロディやオマージュって代名詞打っとけば何でも出来ちゃうからなー」

そうじろう「昔の漫画雑誌なんかは他人の作品のネタを使ったときは隅に〇〇先生ごめんなさいって書かれてたんだがな」
こなた「へぇー、でもそれもさ、〇〇先生ごめんなさいって書けば何でも使えたって事じゃないの?」
そうじろう「う、確かにそうかも知れんな……」

こなそじ「ねぇ、ゆーちゃんはどー思う?」

 その時、泉家に居候している天使が悪魔に乗り移られたのか……小早川ゆたかは冷めた顔付きでこう言った。

ゆたか「シラネーヨ」

こなそじ「……ごめんなさい」

 それ以来、泉家では小早川ゆたかが居るときは変な話はしてはいけない法律が決まった。

ななこ「それがこの“小早川の統一”や。しかし泉こなたは我慢に耐え切れなくなり、小早川ゆたかをこちら側へ洗脳しようと行動をお起したんやな。じゃあこれをー、高良」

みゆき「はい、“泉こなたの反乱”です」
ななこ「正解や。流石やな。ここテストに出るさかい、マーキングしとけよー」
こなた「えっちょちょちょ、待ってくださいよ何なんですかこれ!? あまりの出来事に授業開始から今まで普通に聞いちゃったじゃないですか!」
ななこ「何って、歴史の授業やけど……なんや泉、また寝てたんか、しょーもないやっちゃなー」

 こなちゃんどうしたんだろ? 寝てはいなかったみたいだけど……。
 知能障害かなぁ?

こなた「つかさぁー! 出番欲しさにいきなり一人称にしないでよ! 知能障害じゃないし!」
つかさ「うわぁ、びっくらこいた」

かがみ「おーっす」ガララ
ななこ「なんや、今授業中やで」

こなた「意味がわからない……」

 そう、これは夢オチなんだ。そう思っていた時期が“僕”にもありました。

こなた「今度は誰だぁ!? うっ、えぐっ……うわぁぁん」
ななこ「ちょ、誰が泣かしたんや!」

かがみ「じゃあ私が」
つかさ「いやいや、ここは私が」
みゆき「何を言ってるんですか。私ですよ?」
かがつか「どーぞどーぞ」

みゆき「……泉さんごめんなさい」
こなた「もうやだこのスレ」
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/28(火) 19:50:35.68 ID:h3JPbwAO
>>849
泣きそうだったのに、泣きそうだったのに、涙を返せコノヤロー
良い話でした。GJ

>>856
何これwwww、腹筋が壊れるwwwwwwww
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/28(火) 20:37:20.38 ID:hqbu02AO
かがみ「ドラゴン、インストォォォォルッッッッ!!!!」
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/28(火) 22:17:11.27 ID:V.S9VJ.0
>>849
どはははははははhwwwwww
感動を返せぇぇぇぇぇwwwwww

>>856
なんだこのカオスwwwww腹が爆発するwwwwww

ども、ネタが浮かばずスランプに陥ってましたが、何とか完成しました。
念の為言っておきますがサイバー☆ゆーちゃんネタです。
そいではどうぞ。
860 :サイバー☆ゆーちゃん〜季節外れの雪のまき〜[saga]:2008/10/28(火) 22:18:32.09 ID:V.S9VJ.0
2012年10月、都内某所…。
「…はっ…くしゅっ!」
うぅ…流石に10月も下旬になると寒いなぁ…。吐く息も真っ白…。
そんな帰り道、みなみちゃんが心配そうに声をかけてきました。
「…ゆたか、大丈夫?」
「う、うん…大丈夫だよ、ちょっと寒いけど…」
「…あんまり無理しないで。いくらサイボーグでも、あんまり寒いのを我慢してたら身体に悪いよ」
「…大丈夫だよ、だってみなみちゃんがくれたマフラー、とっても暖かいよ〜」
「……そう、よかった」
「えへへ、ありがと……」
いつものように言葉を交わす私たち。でも、この日はちょっと、どこかが変でした…。

「…あっ」
ふと、みなみちゃんが何かに気付いたようです。
「……どうしたの、みなみちゃん?」
「……雪だ…」
そう、何故か雪がちらついていました。
札幌ではもう雪が降っているって言うのを聞いた事がありますけど、ここは関東地方…。
冬でもあまり雪が降るような場所じゃないハズなんです…。
それにしても、さっきより一段と寒くなってるような……?
861 :サイバー☆ゆーちゃん〜季節外れの雪のまき〜[saga]:2008/10/28(火) 22:19:06.12 ID:V.S9VJ.0
そんな季節外れの雪と寒さを不審がっていた私たち。すると、他の学生達が次々と叫びだしました。
「おい!なんだありゃあ!」
「怪しいヤツがいるぞ!!」
「白衣に赤い髪の男だ!!」

「…行ってみよう!みなみちゃん!」
「……うん!」
私たちは叫び声の聞こえる方向に向かって走り出しました。
人込みを掻き分けながら進んでいくと…そこには……。

なにやら怪しげな機械。そしてそれを操作している怪しげな男。
その人は赤い髪の毛で、白衣を着込んでいて…その背中には『実験命』と書いてありました…。

「ん?何だい君達は」
「あの…貴方はどちらですか?」
「…そうだね…さすらいの科学男とでも名乗っておこう」
はぁ…また変なのに出会ってしまいました…。
パトリシアさんのお父さんも変な科学者だけど、あの人とここにいる科学男さんを戦わせたら勝負がつかないんじゃないでしょうか?
そんなことよりも、あの季節外れの雪と寒さ…まさかあの装置が関係してるんじゃ…?

「あ、あの…その装置は一体…」
「よくぞ聞いてくれたね、これこそ粉雪発生装置!『いつでもどこでも粉雪を降らせたい』という願いを叶えるという…」
――ドドドドドドドド……
科学男さんがなにやら力説していると、向こうのほうから地響きが聞こえてきて、次の瞬間…。
862 :サイバー☆ゆーちゃん〜季節外れの雪のまき〜[saga]:2008/10/28(火) 22:19:30.45 ID:V.S9VJ.0
「スペシャルバストアターック!!」
「わぶっ!?」
……何やってるんですか、みゆきさん…。
そう、やってきたのはみゆきさんでした。どうやらこの科学男さんと関わりがあるようです…。

「み、みゆき!?」
「兄さん、今すぐこの装置を止めてください!」
「えぇ!?」
「兄さんがこの装置を使っているのを、みなさん不審に思われてるんですよ!?」
…確かにこんな光景、不自然以外の何物でもないですよね。
ていうか…科学男さん、みゆきさんのお兄さんだったんだ……。
「さぁ、早く装置を止めてください!」
「わかったよ、今すぐ止め…」
と、みゆきさんのお兄さんが装置を止めに行ったそのときでした。
傍で窓を拭いてた掃除屋さんが水の入ったバケツを落としてしまい、装置の上に水がかかってしまったのです。
「うわぁぁぁぁっ!!」
「に、兄さん、これは!?」
「な、何が起こったんだ!?」
「よりによってこんなときに!!」
……装置は大暴走。辺り一面大吹雪になってしまいました。
「ゆ……ゆた…か……」
大変…このままじゃ、みなみちゃんもみゆきさんも、みゆきさんのお兄さんも、みんな凍えちゃう…。
そうだ…こんなときこそ…私が何とかしなきゃ!

「チェンジ!パワーハンド!!」
私は両腕を切り替えると、装置を一気に持ち上げます。
パワーハンドなら、20人分の力が出せるので、重いものもラクに持ちあがるんです。
「えぇ〜ぃっ!!」
私は人気のない場所を狙って、思い切り装置を投げつけました。
装置は岩肌に激しくぶつかり、大爆発。その瞬間、私の周りでは盛大な拍手が起こりました…。
でも…今ので……かなりの、エネルギーを………使ッ…チゃ……タ………。
863 :サイバー☆ゆーちゃん〜季節外れの雪のまき〜[saga]:2008/10/28(火) 22:19:59.91 ID:V.S9VJ.0
「……あ…れ?」
「ゆたか、気がついた?」
…そっか…私、全部のエネルギーを使い果たして……。
「……ここまで運んでくるの、大変だったよ…」
…みなみちゃんの話によると、あのあとエネルギー切れになってしまった私は、みなみちゃんにおぶられて…そうです。今私がいるのはみなみちゃんのお家。
そう…いろいろあってすっかり日も暮れちゃったので、今日はここに泊まることになったんです。
「…みなみちゃん」
「…?」
「ごめんね…。こんな身体になっても心配かけちゃって…」
「……いいの」
「え?」

私がきょとんとしていると、みなみちゃんはちょっぴり顔を赤くして微笑んでいました。
「…私は、ゆたかの笑顔が見られればそれでいい。それに……ゆたかが私たちを助けてくれたから……」
「み、みなみちゃん……」
「ありがとう、ゆたか…」
「は、はわわわわわっ!?」
思わす、私まで顔が赤くなってきちゃいました……。なんか胸がドキドキする…。
……あれ?ドキドキ?……そうか、私にはもう心臓はないけど、『ドキドキする』って感じはちゃんとする。これも、私が生きてるって証なんだね、みなみちゃん……。

「あっ……雪だ…」
「…季節外れ………」
…何故か降ってきた季節外れの粉雪を見て笑う、みなみちゃんと私。
まさか、みゆきさんのお兄さんじゃないよね、とか言いながら…。

                        <終わり>
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/28(火) 22:21:40.03 ID:V.S9VJ.0
以上です。今回はみゆきさんのお兄さんが登場しました。
…アルフレッド博士といい、まともな人間がいねえwサーセンwwwww
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/28(火) 22:29:04.25 ID:ptQ2XcDO
>>864
GJだ
作中には出てきてないが確かいるらしいな
みゆきさんの従兄
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/28(火) 23:34:35.91 ID:jOJQqgSO
>>849
かなたさんが写真から出た所であれ?とか思ったんだが
見事にギャグで落としてくれたなwwwwwwww
GJ!

>>856
いろいろカオスだなww

>>858
こなた「ライド・ザ・ライトニング!」

>>864
ドラゴンこなたの話といいみゆきさんの従兄弟は変態科学者ばかりだなww

>>865
確か陵桜学園入学案内所に書いてあったはず
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/29(水) 12:14:11.32 ID:XjuAA.SO
>>864
スペシャルバストアタックは俺が受けたい
できれば顔面で
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/29(水) 12:48:22.29 ID:qqojTqM0
かなた いん ざ ふぉとぐらふぃの続き?的な話(勝手に書いてすいません)


かなた「こなた、お母さんね・・・もう一度あなたにやってみたいことがあるの」
こなた「え?何なのそれって?」
かなた「その年じゃちょっと恥ずかしいことなんだけど・・・いいかな?」
こなた「まあ別にいいけど・・ってうわっ!何!?」
かなた「そ〜れ高い高〜い♪」
こなた「ふええっ!やりたかったことってコレのこと!?」
かなた「・・ごめんね、やっぱり恥ずかしいよね・・」
こなた「お母さん・・・ううん!そんなことない!私うれしい!!わ〜い♪高い高〜い♪」
かなた「まあ、この子ったら♪そ〜れ高い高〜い♪」
こなた「高い高〜い♪」





そうじろう「何か上が騒がしいな・・・」
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/29(水) 16:16:34.69 ID:yB.liEAO
>>867
首痛めるぞ
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/29(水) 18:17:36.90 ID:TqYv/QAO
>>868
かなたの腕力はなかなかのものだなwwww

>>869
大丈夫、彼には覚悟が出来ている
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/29(水) 20:53:31.90 ID:h2OCNrk0
SS投下します。
6巻のつかさが可愛いすぎたので書いてみた。
反省はしていない。

872 :under the rainbow2008/10/29(水) 20:55:54.25 ID:h2OCNrk0
「今日雨だね。残念だなー」

今日はこなちゃんと遊びに行く約束をしている。
いつもなら憂鬱な雨だけど今日はちょっと嬉しい。
新しい傘をおろせるから…

「そう言ってる割に嬉しそうに見えるけどね」

お姉ちゃんには隠し事できないな。
見抜かれたのが恥ずかしかったので、えへへ…と照れ笑いをしているとお姉ちゃんの携帯電話が鳴った。

「あ〜、うん……そう、分かった」

電話を終えたお姉ちゃんは私に申し訳なさそうに言った。

「つかさ、こなたが雨降ってるから予定延期したいって言ってるんだけど…」

そうだよね…
普通こんな雨の日に出掛けたくないもんね…

結局傘さんの誕生日も延期になりそうだな。
しょうがないか…そう思って部屋でごろごろしているとお母さんが部屋に入ってきた。

「つかさ、暇だったらお父さん駅まで迎えに行ってくれる?朝、傘持っていかなかったから」

天気予報では晴れのはずだったからお父さん傘持っていかなかったんだな。

「うん、いいよ」
873 :under the rainbow2008/10/29(水) 20:57:01.79 ID:h2OCNrk0
思いがけず新しい傘の出番が来た。
新しいものを初めて使うときは少しドキドキする。
玄関を出てつぼみが開くようにぱっと傘が開く。
真新しい傘は雨を玉にしてはじく。
いつもは嫌いな、雨が傘をたたく音も今日は心地よく感じられる。
いつもより軽快な足取りで、駅まであっという間に来てしまった。

「あ、お父さん!」

お父さんが困った顔をして駅の出口で立っていた。
その向こう側によく知った顔が見えて私は驚いた。

「峰岸さん?」

お姉ちゃんのクラスメイトがそこに立っていた。
その困った様子から、傘を持っていないのは明らかだった。
天気予報の被害者がここにもいた。

「お父さん、はいこれ」
「つかさ、ありがとう」

とりあえずお父さんに持ってきたもう一本の傘を渡す。

「お父さん、友達が傘がなくて困ってるから、家まで送ってあげるから先に帰ってて」

私は思わずそんなことを言って峰岸さんのもとに駆け寄った。

「あら妹ちゃん、こんにちは」
「こ、こんにちは。あの、もしかして傘持ってないの?」
「うん、それで止むまで待とうかなって。急がないし」
「なら私と一緒に帰ろうよ。峰岸さんが嫌じゃなければ」
「そんな…嫌だなんて…でもほんとにいいの?」

峰岸さんの家と私の家は駅をはさんで反対方向。
でも雨は当分止みそうにない…

「大丈夫だよ、峰岸さんとお話ししたいし」
「実は私も妹ちゃんと二人で話してみたかったんだ。じゃあよろしくね」

新しい傘の中に二人並んで歩きだした。
874 :under the rainbow2008/10/29(水) 20:58:50.24 ID:h2OCNrk0
「この傘、新しいの?」

並んで会話をしている途中、峰岸さんが言った。

「うん!分かった?今日初めて使うんだよ」
「そうなんだ。じゃあ今日がこの傘の誕生日だね」

あ、私と同じこと思ってる。
そう思うと一気に私と峰岸さんの距離が縮まった気がする。

「峰岸さんも私みたいなこと考えるんだね。すごいしっかりして大人っぽいイメージだからなんか意外」
「そうかしら。みさちゃんにはよくおっとりし過ぎって言われるわよ」
「私はよくお姉ちゃんにしっかりしなきゃダメだって言われるよ」
「確かに柊ちゃんはすごくしっかりしてるわよね」
「うん、だから私お姉ちゃんみたいになりたいんだ」
「でも妹ちゃんには妹ちゃんのいいところがあるわよ」
「そんな…私なんか全然だめだよ〜」

「そんなことないわよ」

顔は微笑んだままだった。
でも急に峰岸さんの口調が少し真剣なものになったので私は少しびっくりした。

「柊ちゃんはしっかりしているから私もすごく頼りにしているし憧れる面もあるわ。でも同じように、妹ちゃんにも、私、うらやましいな〜って思うところいっぱいあるわよ」
「え…?」
「だから無理に柊ちゃんみたいになろうと思わなくていいんじゃないかしら」

それは…意外というか、考えもしたこともないことだった。
お姉ちゃんが憧れられるのはすごくよくわかる。
でも私なんかにそんなうらやましがられるようなところってあったっけ?

「すごく料理得意だし」
「でも峰岸さんもお菓子作ったりするのすごい上手だよね」
「とっても素直だし」
「そ、そうかな?」
「それに妹ちゃんの笑顔を見てるとすごく癒されるの。多分、みんなそう思ってるわよ」

そうなのかな。私は私でいいのかな。
いつもお姉ちゃんみたいになりたいと思ってきた。
お姉ちゃんみたいにならなきゃいけないと思ってきた。
無理にお姉ちゃんみたいにならなくてもいい…そう考えると少し心が軽くなった気がした。
875 :under the rainbow2008/10/29(水) 20:59:23.89 ID:h2OCNrk0
「あ、見て妹ちゃん」

峰岸さんが指さした方を見る。
目の前に広がる光景に目を奪われる。

「…綺麗……」

雲の切れ目から射した日の光が大空に虹を作っていた。

「虹の根本には宝物が眠ってる…」
「え?」
「そういう言い伝えがあるんだよ」

どこで聞いたのかは思い出せない。
テレビか、どこかで読んだ本か、もしかしたらお母さんに昔聞いたのかもしれない。

「そうなんだ。いつか見つけられるかな」

お姉ちゃんなら、多分「つかさはロマンチストだね」で終わってしまうだろう。
そしてそういう考えの方が現実的で正しいということも頭では分かっている。
でもそれでもいいと思った。
私は虹の根本を探し続けよう…いつか見つけられることを信じて。

もしかしたら……ここがその虹の根本なのかもしれない。
偶然、峰岸さんと出会って、ここでした会話が宝物なのかもしれない。

「ありがとう、妹ちゃん。助かったわ。また明日ね!」
「うん、じゃあね!」

峰岸さんを家に送り届けるころには雨は上がっていた。
私は傘を畳んで、家までの道を駆け足で帰った。
通り道の水たまりが太陽の光を反射してきらきら輝いていた。



876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/29(水) 21:06:16.68 ID:h2OCNrk0
以上です。
だいぶ前に書いたつかさとみさおに続いて今度はつかさとあやので書いてみました。

雑談板の方で『日下部さんと柊の妹』の批評をお願いしたのですが反応がなくて寂しいので、よかったら批評してやってください。

また絡みの少ないところで何か書こうか考えてます。
何かリクエストあったら言ってください。

では!
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/30(木) 01:36:31.52 ID:m16AHUI0
これはすばらしい
あまり絡まない人達の話って大好きだ
特につかさがメインだと楽しいんだよなぁ、新鮮味があるっつーかなんつーか
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 07:14:54.64 ID:EYwItcSO
こうして朝までメールするくらいに仲良くなる訳だなww
こういう作品好きだ
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 12:19:35.23 ID:iMODt2SO
−みさちゃんと柊ちゃんとアメリカとワタシ−


みさお「んでさーそいつが、アメリカの首都はニューヨークだって言ったんだよ」
かがみ「あはは、そりゃないわ」
みさお「だよなー、アメリカの首都はカルフォルニアだよな」
かがみ「…ここまでとは」
みさお「な、なんだよー…なんで思い切りひいてるんだよー…」


あやの「…って事が今日あってね」
みさお兄「ははは、みさおは相変わらずバカだな…アメリカの首都はカナダだよな」

かがみ「ちげーよ」
つかさ「な、なに?わたし何か間違った?」
かがみ「い、いや…なにか凄くツッコミたい衝動に駆られて…」
つかさ「変なお姉ちゃん…」
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 12:40:43.53 ID:Nvape7U0
そうじろうに似合うコスプレを見つけてしまいました・・・
それは「デビルメイクライ」のダンテ!!・・・違うかwwwwwwww

知らない人はごめんなさい PS2のデビルハンターのゲームです
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/30(木) 13:07:41.89 ID:l2TpLcA0
>>879
パティ「絶望シタ!States(合衆国)のCapital(首都)を間違って覚えてる人タチに絶望シタ!!」
こなた「…そりゃぁ、ね……さぁ、パティ!ビシっと言ったげて!!」
パティ「StatesのCapitalは…」

ガラガラガラ
みゆき「ワシントンDCですね」
パティ「ミユキ…Go Home(帰れ)」
こなた(……)
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 18:30:07.63 ID:HCFdccAO
みさお「ヴォルカニックヴぁイパー!!ヴぁンディットリヴォルヴぁー!!グランドヴぁイパー!!!!」

883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 18:45:02.01 ID:IF1DKMSO
ひかる「授業中は静かにしてくれ」
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 19:18:18.49 ID:iMODt2SO
こなた「で、ワシントンD.C.のD.C.って何?ダ・カーポ?」
つかさ「え、ディバイン・クルセイダーズじゃ…」
みゆき「ディアナ・カウンターですよね?」
かがみ「あんたらね…いくらなんでもそりゃネタだろ」
こなた「あはは、やっぱ分かるか…District of Columbia、コロンビア特別区だよね。それくらいは流石に知ってるよ」
つかさ「うんうん…あれ?ゆきちゃんどうしたの?」
みゆき「………」
こなた「み、みゆきさん…?」
かがみ「まさかあんた、知らなかったって事は…」
みゆき「………」スタスタスタスタ…
こなた「ちょ!そんな早足でどこ行くの!?みゆきさん!みゆきさーん!!」

885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/30(木) 19:41:31.08 ID:WjEbVsgo
>>882-883
wwwwwwwwwwwwww
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/30(木) 20:33:01.36 ID:sDF.t.DO
こなた「ねぇかがみん」
かがみ「ん?なによ唐突に」
こなた「トリックオアトリートってあるじゃん?」
かがみ「あぁもうそんな時期か、あるけど?」
こなた「あれってさ言う人によって悪戯の度合いがかわるよね?」
かがみ「?」
こなた「たとえばさ…」

みさきちの場合
みさお「柊ぃ〜トリックオアトリート」
かがみ「は?(ギロリッ」
みさお「とっトリックオアトリート、お菓子くれなきゃいたず…」
かがみ「忙しいから邪魔しないでくれない?今日中にやらなきゃいけないのよ!(ムカッ」
みさお「(;A;)」
あやの「はいはい、みさちゃんお菓子はこっちにあるからね〜」
みさお「うっ悪戯しようにも怖くて…怖くて…」

ゆーちゃんの場合
ゆたか「トリックオアトリート!…むぅ!お菓子くれなきゃくすぐっちゃうぞー」
みなみ「わっわwwやめwwゆたかwwwwわかったからあげるから〜」

かがみ「それは全部普段の印象にすぎないじゃない」
こなた「そう?まぁウチのお父さんが言ったら危ない発言だけどさ」
かがみ「自分の娘にそういわれるおじさんって…」
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 22:42:40.25 ID:HCFdccAO
こなた「エターナルフォースブリザードォォォ!!!!」
かがみ「シャイニングフィンガーソォォォドッッッ!!!!」
みゆき「スタァァァライトブレイカァァァ!!!!」
つかさ「オールガンズブレイジングッッッッ!!!!」
みさお「ダメだ…こいつら…」
あやの「私はいっこうに構わん!!!!」
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 22:51:22.85 ID:IF1DKMSO
こう「ひよりん、この同人誌は果てしなくつまらないよ」
ひより「分かってました」
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/30(木) 23:16:49.26 ID:a9jHSzMo
>>876
つかさとあやのの絡みいいなー。GJ!

>>879
かがみツッコミ乙ww

>>881
どっからでて来たんだよみゆき……

>>886
かがみだとアレだな百合(ry
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/30(木) 23:38:12.72 ID:OaDEYZQ0
コンクール作品がちっとも進まないので、気晴らしに>>868のリクエスト?に答えてみた。
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/30(木) 23:39:24.13 ID:OaDEYZQ0
 ねえ、こなたちょっとやってみたいことがあるんだけどいいかな?
「・・・別にいいけど」
 ありがとう。じゃ、やってみるわね。

- かなた あうと ざ ふぉとぐらふぃ 高みより落つ -

 ほーら、高い高ーい♪高い高ーい♪
「・・・・・・」
 んー、こなたが赤ん坊のころ、こうやってあやしたのを思い出すわ・・・ほーら高い高ーい♪
「・・・・・・」
 どうしたの、こなた?やっぱり恥ずかしい?
「うん、まあ恥ずかしいね・・・ちっとも高くなくて」
 えぇ!?
「・・・チビ」
 チビって!?こなたの方が小さいじゃない!?
「わたしはまだ伸びる可能性あるからねー」
 何言ってるの。高校一年のときに5ミリも伸びてなかったくせに。私は高校のときは毎年ちゃんと1センチづつ伸びてたんですからね。あなたと一緒にしないで欲しいわ。
「・・・・・・」
 あ、何その目。言っとくけど私はもう動けない写真じゃないんだからね。簡単に落書きとかされ・・・あ、ちょ、顔怖っ。待ってそれ痛そう・・・。

「はう、また始まった・・・こなちゃん、わたしたちがいる事忘れてるんじゃないかな」
「お二人とも仲がいいですよね」
「そ、そうかな・・・なんかホンキで喧嘩してるっぽいんだけど・・・あれ、お姉ちゃん?」
「・・・ちょっとシメてくるわ」
「か、かがみさん。出来れば穏便に・・・」

892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/30(木) 23:41:12.09 ID:OaDEYZQ0

 ばーかばーか!こなたのばーか!
「馬鹿って言うほうが馬鹿だから。今のはお母さんの方が三倍馬鹿だ!」
 何その理屈!?
「・・・いい加減にしなさーい!!」
 ひぃ!?
「かがみ!?」
「あんたら・・・ちょっとそこ直れ」
 直れって・・・。
「そんな怖い顔しないでよかがみ・・・」
「い・い・か・ら・す・わ・れ」
 は、はい。ごめんなさい・・・。
「すんませんした・・・」
「あんたらねぇ。客人ほっぽってなにしてるのよ?こなたといい、かなたさんといい。いつもいつも・・・」

「な、長くなりそうですね」
「うん、お姉ちゃんああなると長いよ・・・ゆきちゃん、わたしたちはちょっと外でとこっか?」
「そうですね・・・」


「かなたさんは母親とか大人の自覚ってものが・・・って聞いてるんですか!?」
 ひっ・・・ぐすっ・・・はい、聞いてます・・・すいません、ごめんなさい・・・うぐっ・・・。
「あ、あのかがみ・・・もうその辺で・・・流石にお母さん可哀相だし・・・」
「こなたもこなた!いつも変な風に茶化すからこうなるんでしょうが!」
「ひぃ!す、すみませんでした!」


 この後、説教は3時間ほど続きました・・・ぐすん。

893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/30(木) 23:42:36.40 ID:OaDEYZQ0
以上です。
正直やっつけ仕事でスイマセン。

・・・みゆきさん予想以上に難しい。
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/30(木) 23:48:47.57 ID:N9YSokAO
>>893

かがみさん、いくら何でも年上の人に説教は・・・
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/31(金) 00:01:15.13 ID:9Ily1ns0
>>893
乙!かがみん怖いwwwwww

…なんかいろんな話読んでたらこんな妄想が↓
「もしもらき☆すたSSが格ゲーになったら!?」

1.「かなた いん(あうと) ざ ふぉとぐらふぃ(KTP)」のこなたの場合
 背中にかなたさんの写真を背負い登場。特定のコマンドを使うとかなたさんが写真から出てきて攻撃(ある種飛び道具?)。しかしガードポジションになるとかなたさんは盾にされてしまうぞ!おそろしいね!
 かなた「いやあぁぁぁ!盾はやめてぇぇぇぇ!!」

2.「らき☆すた殺人事件〜嵐の夜の惨劇〜」などのみさきちの場合
 キャラ設定で、とある凶悪殺人事件の犯人を探すために…という語りが入りそう。
 みさお「…小早川ゆたかを殺したのは、お前か?」

3.「ハーフドラゴンこなた」のこなたの場合
 ブレスという飛び道具があるほか、一定の条件を満たすとアイスドラゴンに変身。
 こなた「やれやれ、人間の暮らしもラクじゃないね…」

4.「柊かがみ法律事務所」のかがみの場合
 武器として使ってくるのは分厚い本とかだったりして…。
 でも、弁護士が闘うってどうなんだろう?ww
 かがみ「…ふぅ、また事件なのね…」

5.「サイバー☆ゆーちゃん」のゆたかの場合
 文字通りの全身武器で飛び道具満載。まさに技のコンビニ。
 ゆたか「だから、ロボットじゃないですってば〜><」

…ううむ、自分でもなにが書きたいんだかorz
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 00:10:21.77 ID:9Tu72cSO
>>893
泣いてる人にも厳しいねかがみ
時と場合によっては年上でも説教していいと思うよ
今回なんかどう考えても泉親子が悪いし
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/31(金) 00:20:15.19 ID:fkVItLw0
こなた「つかさ? こんなとこに呼び出したりしてどーしたの?」
つかさ「……お姉ちゃんがね、私にかまってくれないんだ」
こなた「かがみが? なんで?」
つかさ「わからない?」
こなた「つかさ……」
つかさ「こなちゃんに出会ってからずっと……お姉ちゃんはこなちゃんばっかり気にかけてる。
私が呼んでもまるで聞こえてないみたいにこなちゃん、こなちゃんって!」
こなた「なっ、そんなことないよ……つかさの気のせいだって」
つかさ「気のせいなんかじゃない! 私は取り返すよ……こなちゃんからお姉ちゃんを! たとえこなちゃんを*してでも!!」
こなた「ちょっ、つか−−」

くろ★すた
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 00:26:45.09 ID:9Tu72cSO
>>895
それだとanother story of Lucky☆Star(うろおぼえ)のかがみとか強そうww
らきすたバトロワのみゆきさん・あきら様とか
調べてみるかww
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 01:25:38.28 ID:oGJI7cQ0
こなた「そいやこの前、つかさ、ベガの話してたじゃん?」
つかさ「ベガ?ああ、織り姫星の?」
こなた「うん。でも今時の人はベガって言ったら、真っ先に仮面ライダー思い起こすよね」
かがみ「仮面、ライダー?全然わからん」
こなた「あとバイソン将軍なんかも有名だよね。ベガって女の人の名前だから変えられたんだって」
かがみ「だから何の話よ」
こなた「最初のベガ、あんなに加藤チックだったのに、どうしてああもメタボになったのかね〜。
    かがみも気を付けないと……(わき腹をぷにっ)」
かがみ「!?こなた!!!」
こなた「ひ〜」

みさお「あれ……私がやったら絶対殴ってたぜ?……柊は差別主義者だよ?あやのぉ〜」
あやの「よしよし、よしよし……(今度の日曜日のデート、何着ていこうかしら?それにサンドイッチ作って(ry)」
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 10:29:22.90 ID:VCy44QAO
>>893

いくらかがみがしっかりしてるとは言え年下に説教されてどうするんだかなたww

>>899
俺もわからんww
みさきち、まぁがんばれ
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 12:23:02.80 ID:qekYCoSO
−納得いかない−

こなた「…」
かがみ「どしたの?難しい顔して」
こなた「コンビニでペットボトルのお茶買ったんだけど」
かがみ「うん」
こなた「なんでかストローがついてきた」
かがみ「…へー」
こなた「ペットボトルをストローで飲む人なんかいないだろうし、そもそもお茶はストローで飲まないよね…店員の意図を計りかねるよ…」
かがみ(…ストロー使わないと飲めないくらいの年齢だと思われたんじゃ…)
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/31(金) 12:29:06.41 ID:qwVCBkDO
>>901
みゆき「口紅が容器につかないため、また塗った口紅が崩れないようにするためなどで女性の中には飲み物をストローで飲むかたもいらっしゃるんですよ?」

こなた「てことは…私かがみより大人の女性に見られた?」

みゆかが「それは(ないかと(ないないない」
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 12:39:53.77 ID:FLVrW5I0
はねるの○びらのほぼ百円ショップのコーナーにママさん達4人を出してみたい
店員役はななこ先生とゆい姉さんでwwwwww
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/10/31(金) 14:18:42.17 ID:9Ily1ns0
☆視線にご注意☆

こなた「おっし、今日も気合入れて攻略行って見よ〜」

ピコピコ
こなた「…誰かに見られてるような…」
チャララーン!(←敵が出現)
こなた「…なんだろう…窓は全部締め切ってるし、カーテンも引いてあるし…」
パパパパーパーパーパッパパー♪(←勝ったらしい)
こなた「…気のせいか…」

その頃、柊家…
かがみ「ふふ…フィギュアにこっそりカメラ仕掛けといて正解だったわね。これでこなたの生活はこっちに筒抜け…無防備になった隙に襲っちゃおうっと☆」
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/10/31(金) 14:32:14.12 ID:/B9kcKco
やってるのはFFと見た。
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 14:54:20.34 ID:Vuj2nISO
パティ「パパパパーパートーリッシアー♪」
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/10/31(金) 23:35:37.44 ID:HaE0Up.0
>>901
かがみに1票ww

>>904
かがみがどんどん犯罪者じみてきている……
泉家の合鍵を作製→侵入・襲撃・拉致監禁まで脳内飛躍しているのだが
どっかの廃墟で鎖に繋がれて死んだような目をしているこなたが簡単に想像できた
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 10:00:50.12 ID:6HKzius0
みんなの将来をまとめてみました 不適切な点がありましたらご指摘ください

こなた  ラノベ作家
かがみ  弁護士
つかさ  調理師
みゆき  医師
ゆたか  絵本作家
みなみ  看護士
ひより  同人作家
パティ  アメリカのアニメ製作会社の社長
みさお  体育教師
あやの  専業主婦
こう   ゲームクリエーター
やまと  歌手
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/11/01(土) 10:54:47.51 ID:zUoCfADO
>>908
依存なし
 
 
 
ちくしょー! せっかくみゆきさんがお題なのに小説そのものを書く気力がわかねぇー!
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 10:58:18.66 ID:V8RC4ISO
>>908
いつも思うんだが、こなたが作家ってかなり無理がある気がする。受け手オンリーで作り手に回る気はなさそうだし。
あと、こなたって基本的に小説関係は嫌いじゃなかったっけ?



…でも、小説なんかまともに読んだ事ないっ言ってる奴が書いたリアル鬼ごっこが売れたりするからなあ…ありっちゃありなのか…
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 11:12:27.89 ID:sGfSkp.0
こなたは
派遣→ニート→派遣→ニート→そうじろうのつてで出版業者→ニート→?
のサイクルだろうな。
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 11:14:06.68 ID:Gw8abMso
メイト/ゲマズ店員に1票
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 11:24:30.32 ID:pTdwZ6AO
読まないことが書かない理由にはならないと思う

俺は作家に一票。ラノベピンポイントじゃなく、小説、シナリオライター、同人とか
かがみソースだがww

こなたの場合、書き手に回るというか書いてみたら当たっちゃってその道に入るみたいな
それかニート。……または三人にパラサイト
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/01(土) 11:48:52.76 ID:XQqZQJc0
かがみ「ん? こなたー、その腰につけてるのは何?」
こなた「んー? これ?」←取り外す

こなた「じゃーん。ポケットピ×チュウー!」
かがみ「うわ古っ! しかも黄色のやつかよ。てかそんなもん学校に持ってきて良いのか?」

こなた「万歩計だからOKOK♪ ほら見て見て」カシャカシャ
かがみ「ん?」

こなた「振ると『pika pika』って歩くんだよ。可愛いでしょ?」
かがみ「ふーん・・・」

こなた「・・・今かがみポケットこなチュウが欲しいとか思ったでしょ?」
かがみ「っんな!? え!? 何を言って!!」

こなた「何ヶ月このスレに居ると思ってるんだよ。顔見ればすぐ分かるよ・・・」
かがみ「ふん、別に良いもーん」

―次の日―

かがみ「〜〜♪」
こなた「・・・かがみ、その腰につけているものは、何?」
かがみ「あぁ、これ?」←取り外す

かがみ「じゃーん。ポケットこなチュウ〜!」
こなた「(何であるのさ)・・・そんなもの学校に持ってきて良いの?」

かがみ「万歩計だから良いでしょ? 聴いてなさい」←装着
こなた「聴いて・・・?」

かがみ「〜〜♪」テクテク
ポケこな「こな♪ こな♪」
こなた「!? その音声は!?」

かがみ「何ヶ月このスレに居ると思ってるのよ。音声なんてすぐ拾えるわ」テクテク
ポケこな「こな♪ こな♪」
こなた「やめて! それを付けて歩かないで!///」

かがみ「こなた! 私を追いかけて!」ダダダダダ
ポケこな「こな♪ こな♪」
こなた「待ってよかがみぃー!!」ダダダダダ


つかさ「こ、こなちゃんがお姉ちゃんを追いかけてる・・・」
みゆき「驚天動地ですね」
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 14:09:49.57 ID:4XkS7bM0
>>910-913
こなたの将来だけ妙にリアルww

>>914
平和だねえww
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/01(土) 14:12:50.62 ID:lJ9ZGug0
>>914
どうやって音声拾ったんだかがみwwwww
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 14:42:50.37 ID:pTdwZ6AO
>>914
さあかがみ、早くこなチュウを量産する作業に入るんだ

そして俺にくれ
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/01(土) 16:39:21.51 ID:lJ9ZGug0
こなた「んー!んー!!」
かがみ「さて、こなた…これから貴方は私の忠実なしもべとなるのよ」
こなた「んんー!んーっ!!」
かがみ「もう遅い!改造開始!!」

数時間後…
かがみ「どうやら改造はすんだみたいね…起きろ!こなた!」
こなた「……」
かがみ「こなた、あんたはこれから私の思うがままに…」
こなた「うおぉぉぉぉー!!」
かがみ「ちょ!?」

こなた「はぁ…はぁ…はぁ……おのれ、柊かがみめ…今に見ていろォ…」
……新たなライダーの誕生であった

かがみ「…という夢を見たのよね」
つかさ「どんだけー」
みゆき「あら?そういえば泉さんは…」

こなた「コナライダー・最終キィィィック!!」
かがみ「ちぃっ!生きていたかコナライダー!!」
つかさ・みゆき「「えええぇぇぇぇぇぇぇ!?」」
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 17:51:35.89 ID:V8RC4ISO
>>918
そうじろう「バイクの免許も持って無いのにライダー名乗っちゃいかんな」
ゆい「いやー、免許なくてもバイク乗りこなせればオッケーでしょ」
ゆたか(そういう問題なの!?)
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 20:27:08.95 ID:6HkZtvk0
>>908
俺の、俺のインスピレーションがぁぁぁぁぁぁぁ

ごめん取り乱した、何か話が浮かんできた。ちょっと書いてくる
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 22:11:24.39 ID:T1HhX.AO
明後日がコンクール投下開始日なのに、な〜んもネタが思い浮かばない……。
ちょと樹海の湧き水を汲みに行ってくる
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 22:36:54.88 ID:yDjG/.SO
まぁみゆきさんだしな……

ん?ドアからワカメの臭いが……
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/01(土) 22:38:50.59 ID:WC2s7ASO
>>908
やまとが歌手は思い付かなかったな
パティの将来がぶっ飛びすぎww

こなたに関しては
大学卒業→職に就けなくてそうじろうの手伝い→興味出て来て自分で書く→かがみやそうじろうがの奨めで投稿→大賞に入賞してそのまま作家へ
って流れを妄想ww
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 01:18:02.99 ID:AJTkaASO
そうじろう「うーん」
こなた「どしたの?」
そうじろう「コンクール作品が煮詰まっちまってな…ちっとも進まん」
こなた「ふーん、大変だね」
みゆき「泉先生、その場合は『煮詰まる』ではありませんよ?」
そうじろう「ああ、そうだったな…」
こなた「…お父さん、誰と話してるの?」
そうじろう「誰って…あ、あれ?……今みゆきちゃんがいなかったか?」
こなた「こんな時間にいるわけ無いじゃない」
そうじろう「そ、そうだよ…な…(疲れてるのかな、俺…)」
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 01:29:25.96 ID:y8uWOYSO
>>924
なにやったんだみゆきさんwwwwww
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 01:31:58.15 ID:/ySbCXo0
あーダメだ、前回も参加したから今回もって思ったけど
全く話が浮かばない、もうROMでいいや
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 01:55:19.99 ID:F1eIZRoo
構成は出来たけどなかなか書けない。そんな俺

>>924
うちにも来てくれませんかみゆきさん
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 02:03:33.65 ID:1CX9LAAO
まさかの無理難題。
みゆきさんおそるべし
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 12:51:03.91 ID:symF4Ng0
凸「高翌良ちゃん、同じ日陰者として裏切りは許さないよ……」
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 13:48:39.15 ID:AJTkaASO
>>929
ひなた「ひかげちゃん呼ばれてるわよ〜」
ひかげ「呼ばれてないよ!?」
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:12:34.67 ID:CvQXUNc0
コンクール作品ができあがりましたので、投稿を開始いたします。
様々な矛盾、また破綻等を感じられるかもしれませんが、気になされない様お願いいたします。
以下4スレほど消費いたします。
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:13:04.31 ID:CvQXUNc0
ーみWik外伝ー

ある所に、神医(カムイ)の異名を持つ医師がおりました。
いかなる病も確実に治してしまうその技は、まさに神の技、神医の名に恥じぬものだったのです。
彼女は自身の医院を持っていませんでした。
いえ、かつては持っていたのです。
都会の一角にひっそりと、敢えて過大な宣伝等することなく、影に潜むかの様に構えていたのです。
医院の評判は人づてに語り継がれ、数年もしない内にすっかり街の名医としてその地位を確実のものとしておりました。

ですが悲劇は起きてしまいました。

医療事故です。
移植する臓器を取り違え、結果患者は死亡、そういった事例が幾度となく繰り返され、
彼女の医院は閉鎖、免許も剥奪され、彼女は放浪する事を余儀なくされてしまったのです。
しかし、彼女は生まれながらの医師でした。
傷ついた者がいればすぐ様治療にあたる、例え報酬がなくとも、怪我人を放ってはおけない。
それが彼女の生きる理由であり、使命だったのです。

そんな彼女ですから、飲まず食わずの日が続く事も珍しくありませんでした。
人から施しを受ける事も間々でしたし、野草の類も口にした事だって何度もありました。
彼女は高貴な家に産まれ、医師を目指す以前は様々なお稽古事を嗜み、将来は約束されていた、
と言っても過言ではない身分に身を置いておりました。
柔らかな物腰、落ち着いた雰囲気、溢れる知性、どれも完璧なまでに彼女は身につけておりました。
 
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:14:00.22 ID:CvQXUNc0
>>932

ある街のレストランに立ち寄った時の事です。
そこで彼女は久しい医院の名を耳にしました。
金髪の若い女性と彼女と同年代に思える緑髪の女性の会話が彼女の耳に飛び込んできたのです。
「そいや知ってるか?あのタカラクリニックの件、あれ、助手の仕業らしいな?」
「え、あれ?機密情報なのに、何で知ってるんですか?」
「2ちゃむや。2ちゃむねる。あそこのVIPスレでな、関係者言う奴が話してん。まとめサイトもあるねんで?」
「本当ですか?」
「ホンマや。ああ、ググっても出てけーへんで?まあ知る人ぞ知るってヤツやからな。ちょい待ち、携帯にURL送ったる」
「……あ、来た来た。何々?タカラ疑惑まとめWiki?うわ、ホントだ!何々?看護士2名が……えー?何でこんな情報まで載ってるの?」
「ああ、スレにな、警察名乗るヤツも書き込んでたで?」
「身内のリーク……ですか。バレたら大変ですよ……もう」
今に至るまで彼女は委細についてまるで知りませんでした。
全ては身から出た錆、己の技術の未熟が生んだ悲劇、今の今までそう思っていたのです。
「とんでもない黒幕がおる話やけど、マジなん?」
「う〜ん、どうでしょう?ははははは」
「なぁなぁ、知ってるなら教えてくれてもええやん?毒女連盟に隠し事はなしやで?」
「な、何ですか?毒女連盟って?それにまだ捜査段階ですので……確定していないのにバラすのは……」
「ケチやなー、まったく。そんなんじゃ一生結婚なんてできへんで?」
「いや、ですから私は」
「ぷはぁ、おねーさん!こっちビールもう一杯や!」
(どう言う事でしょう?2名の看護士……あの頃は確か……)
彼女はいても立ってもおられず、カウンターの2人に向かって歩いていきました。
「あ、あの、申し訳ありませんが、今のお話、もう少し詳しく教えていただけませんでしょうか?」
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:14:56.16 ID:CvQXUNc0
>>933


教えてもらったURLを辿ると、そこは彼女の知らない情報で溢れておりました。
(何故この様な情報が……ですが、想像にしてはできすぎています。もしかしたら本当に……)
噂に聞く2人とは、ある医療機関から遣わされた女性2人組みでした。
(確か、あの方の恋人が機関の上役で、更にもう1人の方の実兄だという……、でも、私しか知らない情報まで……何故?)

彼女は当事者であり、また、1人の傍観者として事件を追い求めました。
まとめサイト自体闇に近いサイトでしたので、多くの人は知りませんし、事件の一件で彼女は名を名乗れない身分でもありました。
それでも彼女は数少ない人脈を通して、闇に迫っていったのです。
数年が経ったある日、彼女の電話に一報が入りました。
「やふ〜、久しぶり〜。そいやニュース見た?あの2人、ついに捕まったみたいだね。
 よそでやったのがバレちゃったらしくてさ、んで余罪追及しているうちに発覚しちゃったんだって」
「えぇ、今ニュースで見ています。まさかとは思っていましたが、本当に峰岸さんと日下部さんだったとは」
「お父さんがさ、今回の事件で本出したいって言ってるんだけど……後で連絡行くと思うけどさ、どう?」
「本、ですか?……そうですね。少し考えさせて頂けませんか?とだけお伝えして頂けますか?」
「まあいきなり聞かれても困るもんね。うん。そう言っとくよ。あ、そう言えばさ、セバスチャンがさ……」

そう言えば……、何の因果でしょう。
それから夕暮れ時街を歩いておりましたら、彼女は偶然、ある人物と出くわしてしまいました。
「あら、久しぶりね。随分痩せたんじゃない?」
「ええ。……色々、ありましたから。そちらはもう、ダイエットはなされないのですか?」
「う、煩いわね。そだ、私、あいつらの弁護受け持つ事にしたわよ」
「そう、なのですか?」
「私なりのけじめってヤツ?これで無罪とかなったら、私、あんたに殺されるかもしれないわね」
「ええ。私だけではありません。被害者や遺族達の怨念で、必ずや……」
「ちょ、マジで寒気がするわね」
「あなたの活躍と、法の正しい裁きに期待しております」
それから夕食の誘いをお受けして、旧友とのささやかな時間を過ごしたのでした。
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:15:58.50 ID:CvQXUNc0
>>934


日曜日、彼女はとある大きな公園に出かけます。
「おはようございます」
吹き出しの準備をしているボランティアに挨拶をし、青いビニールテントの方へ向かって行きます。
木陰に立ち並ぶテントの群れを一件一件周り、簡単な健康診断を行う、これが彼女の日曜日の日課でした。

今この街に、かつて神医と呼ばれた名医がいる事など誰も知りません。
全てを亡くした彼女は、この街で許される限りの技をもって人々の健康を守り続けているのです。
(明日は3件隣の方の回診、あと2丁目のあの方の手術、あ、縫合用の糸が切れていますね。
 5丁目のあの方は出産間近、ずっと喫煙を続けている様ですが、お腹の子は大丈夫でしょうか?心配です)
回診がてら、彼女は今後のスケジュールを思い返しておりました。
「おじいさん、薬はコレとコレ、食後に一錠づつ飲んでくださいね?」
「いつもすまないねぇ、ひなたさん」
「いいえ。それに私はみゆきですよ?それではおじいさん、お大事に」
「ありがとうございます、先生」
老婦人に見送られ、彼女は古いアパートを後にしました。
「あとは隣町の……確か彼女は自殺を望まれているのですよね。……医学を志す者、人を救う者として、見過ごすわけにはいきません!」
人を救う為、今日も彼女は生きています。がんばれ、みWikさん!
医師免許?そんなの関係ねー!

ーおわりー
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:16:48.95 ID:CvQXUNc0

みゆき外伝、以上にて終了です。
御拝読ありがとうございました。
しかし『がいでん』を変換いたしますと、『が遺伝』とまず出るのは嫌がらせでしょうか?
Vistは馬鹿なのでしょうか?死ぬのでしょうか?
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:19:21.58 ID:CvQXUNc0


こなた「>>936みゆきさん乙www」
かがみ「>>936明日からよ?みゆきwww」
つかさ「>>936ゆきちゃんテラワロ酢www」
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:21:17.26 ID:CvQXUNc0
以上にて終了です。
これは無論コンクール作品ではありません。
コンクール前のネタって事で。
まとめは>>931>>937まででやって下さるとありがたいです。
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/02(日) 23:49:40.01 ID:CEbiy9go
これはひどいww
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 00:03:28.25 ID:pMh/jE.0
早速ですがコンクール投下してよろしいですかな?
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:05:02.25 ID:6hXscQg0
開催宣言がないからまだでは?
私も一番手狙ってたんだけど。
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:05:25.17 ID:.OMlM4so
さてさて、本日11月3日より第十一回コンクールがスタートします。

主役4人組のトリを飾るみゆきさん。
彼女をテーマとした作品群はどのような物語になるのでしょう?
皆様の投稿を心よりお待ちしております。


開始宣言が遅れてしまい申し訳ありません。


>>940
というわけでどうぞ!
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 00:06:45.27 ID:pMh/jE.0
940です。投下します。

『高翌良みゆきの自伝』
944 :『高翌良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:07:56.86 ID:pMh/jE.0
 こんにちは。ご紹介にあずかりました、高良みゆきです。
 今日はみなさんに、今までの私の人生――何年か、は秘密ですが――の中でも特に、幼少の私が医師を志した理由についてお話しようと思います。
 決して私も話し上手ではありませんので、お聞き苦しい点はございますが、精一杯お話させていただきますので、どうか最後までご清聴のほどをよろしくお願い致します。



 高良みゆきの自伝 
 〜2038年度陵桜学園進路学習講演会記録より〜



 私の両親は、医者ではありませんでした。父は海外赴任で不在でしたし、母に至っては職業に就いた経験がまったくないという今時珍しい女性でした。
 しかし夫婦仲は円満、会えない時間は長くても、2人の間には変わらない愛があります。そんな2人のもとに、私は生を受けました。

 2月上旬の出産予定日よりも3ヶ月も早く、未熟児として。

 私は逆子だったらしく母は帝王切開でした。私も辛うじて五体満足ではありましたが、しかしこれはこれから始まる私の人生の、文字通り序章でしかなかったのです。

私は、“美しく、幸[さち]有る女性になるように”という願いをこめて、『みゆき』という名を付けられました。しかし、その名前にはもうひとつ、“雪のように美しく”という、冬に生まれる予定だったはずの私への願いも同時に、込められていたのです。
945 :『高翌良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:08:35.88 ID:pMh/jE.0
 まずは、未熟児網膜症にかかっていると診断されました。軽度なものではありましたが、普通の人よりも視力が低下しやすいのです。
 日本人は元々近視気味の傾向があるので、将来的に視力が落ちるかどうかは遺伝的な要因が意外と大きいのですが、それでも視力が普通より低下しやすいことに変わりはありません。私は生まれながらにして、将来における視力低下を約束されてしまったのです。

 しかし出産時に見つかった異常はそれだけで、その後は普通の赤ん坊と同じように私は育ってゆきました。言葉の習得も平均よりやや早かったですし――まあ、この辺りはかなり個人差によるバラつきがあるので、他と比較することに大きな意味はありませんが――、健康面での異常も特に見られませんでした。
 ただ、1歳を過ぎても掴まり立ちを始める様子はなく、また1歳半を過ぎてもその現状に変化はありませんでした。2歳を過ぎても一向に立とうともしない私に対して、楽観的な両親もとうとう心配し、私を小児科へ連れてゆきました。
 そこで小児科医は私の足首や膝や股関節の動き方を調べたあと、こう言いました。

 ――この子は恐らく、脳性小児麻痺[マヒ]でしょう。』

「日常生活に支障が出るかどうかは、もう少し成長しないと分かりません。言語の習得に今のところ異常はないですが、ひょっとすると軽度の知能障害を抱え込んでしまう可能性もあります。それも成長してみないことにはまだ分かりません。とにかく、何か様子がおかしいと思うことがあったら遠慮なく相談してください」

 小児科医は、脳性小児麻痺の原因はほぼ間違いなく未熟児出産による後遺症だろう、と両親に言いました。むしろこのケースにしてみればまだ病状は極めて軽い方だ、とも言いました。
 また、レントゲン写真を撮影したことで、臼蓋形成不全――骨盤と大腿骨をつなぐ股関節の発達が出来ていないということも判明したのです。これも未熟児として生まれたことが原因でした。
 実際、私はこと歩くこと以外においては、他の子どもたちに対して著しく劣っているなどということは一度もなかったのです。しかし、私の左足の内転・内反(足の裏、及び股関節が必要以上に内側を向いていること)は一向に治りませんでしたし、脳障害のせいで私の左足首は直角まで曲がりませんでした。
 つまり、常に左右のバランスが崩れた状態のままで歩かなければならなかったわけです。3歳を過ぎると少しずつひとりで歩けるようにはなりましたが、しかし1日に1回は必ずどこかで転んでしまい、膝小僧に傷を作って帰ってくるのが日課になっていました。

946 :『高翌良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:09:00.60 ID:pMh/jE.0
 私が4歳――年中組になった時、母は私を一般の私立幼稚園に入れました。そこは大学までのエスカレーターが完備されているところでした。
 私は障害がなまじ軽かったがために、障害者のための養護学校に入ることはしなかったのです。それが私の両親の方針であり、また決断でもありました。
 私は障害を持ちながらも、一般人に混ざりながら生きてゆくという道を歩くことになったのです。

 先に言っておきますが、私はこの両親の決断を恨んでいるわけではありません。むしろ私はこの決断に対して感謝しています。
 人によって幸せは様々ですから、必ずしも普通学級に入れとは言いません。それは医師の観点からみた私の考え方であると同時に、一個人としての私の持論でもあります。また、障害を持って生まれてきた人間としての意見でもあります。
 しかし、こと私個人という範囲にこの決断を狭めれば、私はこの決断は間違っていなかったと自信を持って言い切れます。それは、今ここにいる私自信が証明している、と言ってしまっては言い過ぎでしょうか。少し大げさだったかもしれませんね。


 幼稚園の頃の私は、室内遊びが好きな子供でした。本を読んでいたり、ブロックや人形で遊んでいたりすることが多く、自分から外で遊んだりすることはありませんでした。
 この頃の私は、自分の足が他の人と同じように動かないことを既に自覚していました。だから、外遊びがどんどん嫌いになっていったのです。

 娘が読書好きになること自体には、母は反対しませんでした。むしろ喜んでくれました。
 私が頑張って調べたことを母に懸命に話すと、母は喜び、私を褒めてくれました。私はそれが嬉しくて、どんどん知識を得ていったのです。ちょうど乾ききったスポンジのように、知識を吸収することが幼い私のアイデンティティのひとつだったのです。

 しかし母はそんな私のことが嬉しい反面それを見かねて、私にピアノを習わせてくれました。これは小学4年生まで続きましたが……最低限の音楽の素養を叩き込んでおくことで、大人になっても趣味として音楽を続けられる、というのが母の考えだったのです。母は私をピアニストに仕立て上げたかったわけではなく、一般教養と娯楽趣味としての音楽というものを得させようとしてくれたのです。
 それには、実家の方針で音楽教育を受けられなかった母の期待もこもっているように思えました。当時の私にはそこまで母の意図を汲み取ることは出来ませんでしたが、元々の性格が極端に凝り性だったので――この性格は今も変わっていませんが――、私はピアノにのめり込みました。
947 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:09:42.21 ID:pMh/jE.0
 私が幼稚園の年長組に上がった年の夏休み、私は生まれて初めての入院をしました。キリスト教の私立病院で、私はそこでアキレス腱の延長手術を受けました。
 脳に抱えている障害そのものを治すことは出来ません。むやみに脳を触ることが危険であることは、深く説明せずとも恐らくみなさんのお考え通りだと思います。
 そのリスクに比べれば、アキレス腱の延長はずいぶんと手軽なものでした。もちろん医師が手術の種類によって手を抜いたりするようなことはありませんし、あってはならないことなのですが。
 しかし、いかんせん生まれて初めての手術ですし、私はまだ5歳の子供にすぎません。その私にとっては、全身麻酔による手術と3ヶ月間の入院というのは、まったく未知の世界だったのです。
 10年に一度の暑い夏でした。私の左足は膝から下をギプスで覆われました。異様に暑かったことは今でも覚えています。入院先の保育所の子供がビニール製のプールに入って遊んでいるのが、私にはうらやましくてたまりませんでした。
 ギプスが取れると、リハビリ漬けの生活が始まりました。毎日毎日、動かない左足を相手に悪戦苦闘しました。私はリハビリにさえ、のめり込めように毎日時間を割いていたのです。それはひとえに、いつかはこの足が他の人と同じくらい動くようになるという希望があったからこそ続けられるものでした。

 3ヶ月経つと、私の足はほぼ元通りに動くようになっていました。足首は以前よりもよく動くようになり、私は人並みの形で歩けるようになりました。
 幼稚園は休園していましたから、11月に入ると同時に、私は復帰しました。これが私にとっての初めての入院生活でした。


 しばらくして、私は小学校に上がりました。外遊びも好きになり、本を読むことも続け、日頃の細かなリハビリも出来るだけ怠らないようにしました。まだまだ人並みに動く身体ではありませんでしたが、それでも私は幸せでした。

 しかし、小学校3年生の終わり頃から、徐々に足首の動きが悪くなっていったのです。
 最初はリハビリが足りないのだと思って、少し念を入れて足をケアするようにしました。しかしそれでも、私の足はどんどん悪くなっていきました。いえ、元通りになってしまったのです。

 異常を感じてから1年近く経ち、小学校4年生のクリスマス前に、私は東京女子医科大学の脳神経科に入院することになりました。当時はそこでしか受けられなかった、膝の裏の末梢神経の縮小手術を受けるためです。神経を物理的に削ることで、足首の筋肉の緊張を少しでも和らげるのが目的でした。
 入院期間自体は2週間ほどで、長くはありませんでした。
 その時のクリスマスに初めて外出許可をもらい、車椅子に乗って東京都庁に遊びに行ったことがありました。車椅子から見る街は、いつもとは全く違う街だったことを覚えています。

948 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:10:12.71 ID:pMh/jE.0
 東京女子医大を退院する時に、私はとある都立病院への紹介状をもらいました。年末に退院した私は、年が明けてすぐにその病院へと行きました。
後に知ったのですが、そこは子供の外科手術で全国的に有名な病院で、その高い医療技術を求めて日本のあちらこちらから子供たちが集まっていました。幸いにして私の家からは遠くなかったので、私は比較的容易にそこに入院することができたのです。
 そこで私が受けることになった手術もまた、今までのものとは大きく異なるものでした。
 今までの手術はすべて、左足首が曲がらないという点においての治療のみをしていたのですが、次の手術は左足全体の内転・内反を矯正するという目的がありました。
 骨盤の一部を切り取って股関節部分の外側にあてがいボルトで固定する。それによって、大きさの足りなかった関節の接合部を限りなく正常に近くする、というのが手術の方法でした。
 口頭では簡単なように思えますが、、骨をボルトで固定して自然にくっつくのを待つわけですから、その間はまったく体重をかけることが出来ません。またそれだけでなく、腰から左足の先まで全てをまたギプスで覆わなくてはなりませんでした。すなわち、その間はまったく歩けないということであり、それどころか起き上がることさえも出来ないということです。
 そう、私は寝たきりの生活というものを、この時初めて体験することになったのです。

 学年が変わって、小学5年のゴールデンウイークに、私はまた入院しました。寝たきりの生活での夏が私を待ち構えていました。
 自分の小学校には籍を残したままで、私は入院先の養護学校に編入されました。養護学校とは言っても、一般的な養護学校とはかなり違います。長期間の入院によって学習に遅れが生じないように設けられた学校でしたから、教育課程そのものは一般の小学校と変わりません。それどころか、ほぼマンツーマンに近い状態での授業でしたから、教育内容はかなり深く、また進度もかなり早いものでした。
 何人かの生徒がさまざまな都道府県から集まり、その教科書の種類も多岐にわたったため、国語教材などには全く困りませんでした。読書好きな私には幸運なことに、授業でもたくさんの物語や評論を読むことができたのです。
949 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:10:40.72 ID:pMh/jE.0
 私はその病院で、たくさん友達ができました。関西、四国、東北から来ている人もいました。
 私が最初に仲良くなったのは、福岡県から来ていた同い年の女の子でした。彼女は軟骨無形成症という染色体異常の病気で、身長が伸びないという症状を示していました。そのため、いったん下腿骨を切断してから、毎日少しずつ間隔を開けながら回復を待ち背を伸ばすイリザロフ法という難治療を受けていたのです。
 長期間痛みに耐えながら歩行器で歩く練習をするという、厳しいリハビリが彼女に課せられていました。私が入院してくるより前、彼女が手術をした次の日から、彼女は少しずつ、しかも激痛に耐えながらの歩行訓練を始めたのです。
 最初は1メートル、次は2メートル。慣れてくれば廊下の端から端まで。最後はリハビリ室から病棟まで。20分、30分、時には1時間以上もかかって、彼女は歩き続けました。

 彼女には夢がありました。それは地元の中学校の部活に入ってテニスをするということでした。そのためには、イリザロフ法によって身長を伸ばしたうえで、可能な限り今までと同じように身体が動かせるほどにまで回復しておく必要があったのです。彼女には時間がありませんでした。だからこそ彼女は彼女でまた、高い志を持ってリハビリに励んでいたのです。
 みなさんからみれば、中学校の運動部に入って競技に身を投じるというのは、至極当たり前のことかもしれません。しかし、それが夢であって、今頑張るための原動力であるという人もいるのだということを、みなさんの心の片隅に留めておいて頂きたいと思います。
 私より先に退院した彼女は、一度手紙をくれました。テニスがしたいと思った最大の理由である彼女のお姉さんに、少しずつテニスを教えてもらっているそうでした。お姉さんも彼女がテニスをすることに賛成し、また応援してくれている。手紙にはそう記されていました。

 私がゴールデンウイークに手術を受けて1ヶ月と少しが経ち、毎日毎日雨が降る中で、私のギプスは外されました。やっと起き上がることが許されたのです。
 ギプスに覆われていた私の左足は完全に筋肉を失っていました。その太さが正常な右足とは明らかに異なっていました。人間の足は、たった1ヶ月使わなかっただけで、ここまで退化してしまうのです。
 しかし、座れるようになった私の生活は、かなり元のそれに近いものになりました。今までは寝たきりで、しかも手術をした左足を下にして寝ることは許されなかったので、必然的に右手が使えませんでした。常に右側が下になっていたからです。左手で箸を使うことができず、スプーンとフォークで食事をとる生活が続いていましたから、それに比べればずいぶんと楽になりました。同時に、私の愛車はストレッチャー(移動式ベッド)から車椅子へと変わりました。
950 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:11:43.68 ID:pMh/jE.0
 ちょうどその頃、私に新しい友達ができました。1歳上で、神戸から来ている男の子でした。彼もまた私とほぼ同じ手術を受けていました。脳性麻痺ではなく、小児ペルテスという病気でしたが。
 彼はサッカーと囲碁が好きな少年でした。彼の病室の壁には、大好きなサッカー選手のポスターが飾ってありました。真っ白なユニフォームを着て躍動する選手の名前を私が問うと、ラウールというスペイン人の選手なのだと教えてくれました。
 ちょうどその頃に日韓ワールドカップが開幕し、私と彼は毎日、学校から帰るとすぐに食堂のテレビに向かいました。
 6月18日に日本がトルコに敗れた時は私も落胆しました。それまではまったくサッカーを見ることのなかった私でしたが、その時は奇跡が起こることを祈っていました。
 そして彼は、自分もスペイン人であるかのように当然に、スペイン代表を応援していました。1回戦を勝ち抜いた時はまるで自分のことのように喜びましたし、2回戦でPK戦の末に敗退した時は、ラウールさえ負傷欠場していなければ勝てたのだと言って悔しがっていました。
 彼自身もまた、ペルテス病を可能な限り克服して再びサッカーをやり直すことが目標でした。私はそれほどまでに高いモチベーションを保てる彼に影響され、惹かれました。
 私はなぜ毎日頑張れるのか。私は自分が分かりませんでした。しかし、私の出会った友人たちの高い目標意識につられるように私もまた、毎日毎日を出来る限り有意義なものにしようと思いました。

 将来の目標を持つことが、他の何よりも大きな原動力になるということ。それが彼らが私に教えてくれたことでした。


 その次の7月の半ば、私は退院しました。


951 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:12:21.83 ID:pMh/jE.0
 先ほども話しましたが、目標を持てば頑張れるというのが、私が入院した間に実感したことでした。
 しかし目標があっても、やる気があっても、頑張ろうにも頑張れないという人も日本にはまだたくさんいるのです。そういう身体に生まれてこられなかった人がたくさんいるのです。努力も希望もあるし覚悟もできている。でも肝心の身体がついてこられない。
 私は、自分の目標が見えないというのなら、せめて他の人たちが夢を叶えるための力になりたいと考えるようになりました。そしてそれを実行するためには、私は何になるべきなのかを考えました。
 確かに、看護師や医療メーカーという形でそれに関わることも可能なのですが、今の私が目指すべきものは医師なのだと、私は強く感じました。それは恐らく、私がずっとお世話になってきた小児科・外科のドクター達に対して、人並みの身体を与えてくれた恩義があったからでしょう。
 直接的な恩返しというのもなかなかできることではありませんが、私が医師になることが彼らへの間接的な恩返しなのだと、私は思いました。そして私は、医師を目指すことを決意したのです。

 1年後の小学6年生の夏休みには4回目の入院をしました。さすがにここまで来ると手術も慣れたものです。最初の手術では怖さのあまり泣き出し、強引に酸素マスクをはめられた瞬間に意識を失ったという記憶が未だに鮮明に残っていました。しかし今度の手術は、前回の手術で体内に入れたボルトの除去と、2回目のアキレス腱の延長でした。だいたい何をするのかも分かっていましたから、不安感はありませんでした。
 この入院の間、私は主治医をはじめとする医師たちの動きを注意深く観察するようにしました。これから医師を志すにあたって少しでも距離を近づけておこうと思ったからです。分からない言葉はメモを取っておきました。後に退院したときに、医学書で調べようと思ったのです。

 しかしいざ図書館で調べてみると、解説そのものが分かりませんでした。分からない言葉は芋づる式に増えてゆきます。3時間ほど書物と格闘した時点で、私は調べ事をあきらめました。後にも先にも、調べることを断念したのはこの時だけです。
 たいていのことは、時間はかかっても何らかの答えを導き出すことが出来ました。しかし、この時の私はまだ年端もゆかぬ子供でした。とても医学書を読み込めるような知識はなかったのです。
 今から思えば、それは当然のことだったのでしょう。しかし当時の私は、それが悔しくてたまりませんでした。

 つまり――至極当然ではありますが、医師になるには勉強しなくてはならないということです。大病院の御曹司であれ貧しい家の子供であれ、勉強しなければ医者になれないということに変わりはないのです。
 内部進学で中学に上がった私は、1年生の頃から勉強に没頭しました。久しぶりに凝り性の癖が出たように思いました。足は元通り以上に動くようになり、やや落ち込んでいた体力も次第に回復しましたから、体育の授業でも初めて5を取ることができたのです。
 昔の私なら考えられないことでした。足を病んだ私でも努力次第でここまでできるのだということを私は実感しました。そして、ここまで来るために今までの人生があったのだと思うと、生きていて良かったと思いました。外に出すことこそありませんでしたが、かつては他の同級生に対して、強い劣等感を抱いて――秘めていたのです。
952 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:13:07.85 ID:pMh/jE.0
 あまりいい言い方ではないかもしれませんが、私の通っていた中学校は、正直に言えばただのお嬢様学校でした。というのも、かなりの生徒が少なくとも内部の高校まで進学し、その後は系列の大学に上がるか或いは適当な私立大学に進学する、というのが現状だったのです。
 ですから、私はこのまま内部進学で高校に行くわけにはいきませんでした。医大に進学するためには、よりレベルの高い高校に進学する必要がありました。
 中学3年になってすぐ、私は担任にその旨を告げたのです。しかし学校側は、私に可能な限り一貫教育から抜けないようにプレッシャーをかけ、なおかつ特待生制度をちらつかせて自分たちに注意を向けようとしました。私と学校側は、決定的に対立しました。

 医師になりたいから陵桜に行かせてくれと私が両親に頭を下げたとき、両親は賛成してくれました。
 ただの見栄なら話は違うが、お前にしっかりとした目標があるというなら支援は惜しまない。だから手は抜かないで、というのが両親の――特に父からの言葉でした。
 陵桜に決めたのは母の母校だったからという理由もありましたが、それだけではありませんでした。
 当時の陵桜は、学園始まって以来の水準まで進学実績が上がっていました。今の陵桜がちょうど3回目のピークになりますが――私の世代までの4年間と後の3年間がちょうど始めの最盛期でした。
 私は両親の精神的な支えもあって、学校からのプレッシャーをはねのけて陵桜学園を受験しました。
 内申書などはあまり芳しくなかったはずでした。それを差し引いても合格できるようになるために、私はずっと勉学に励んでいたのです。

 3月。私は晴れて陵桜学園に合格しました。新天地糟日部で迎える新しい春に私が出会ったのが、今の教頭である黒井先生と友人たちでした。
 高校での生活は今までと全く違いました。勉学漬けの3年間になる覚悟もしていたのですが、親しい友人と常に一緒にいるようになったおかげで、精神的にはすごく余裕を持った生き方ができるようになりました。息抜きのしかたを知ったといったら分かりやすいと思います。
 頑張らなくてはならない時は頑張りますし、肩の力を抜いてもいい時は出来るだけ休むようにしました。そして、その息を抜く時間を作るための努力だけは惜しまないようにしようと決めました。
 いちばん親しい友人は3人いて、みんなそれぞれ別の道に進んだのですが、やはり私はまた、みんなが頑張っている姿に影響されました。

 この人となら頑張れるという友人と出会うことは、高校生活において必ず必要なことです。私はその3人、特に法学部に進んだ人に強く影響されました。彼女もまた夢を持つきっかけがあって、その夢を叶えるために陵桜学園にやってきていました。ちょうど、私と同じようにです。

 彼女と出会ったのは1年生の頃でしたが、初めて出会った時は衝撃的でした。彼女のリーダーシップに私は惹かれました。私は自分のことで手一杯だったのに、彼女は手際良く同級生たちを統率していたのです。同じことを私がするのは不可能でした。だから私は彼女から少しでも多くのことを学ぼうとしました。
 彼女は、人に教えるだけではなく自分の行動をもって規範を示さなければならないというストイックな考えを持っていました。私が今まで出会ったことのないタイプの人だったので最初は戸惑いもありましたが、打ち解けてゆくにつれ彼女の真意が分かるようになりました。彼女は自分のことだけを考えていただけではないのです。困っている人を見ると放っておけない性格だったのでした。
953 :『高良みゆきの自伝』 [saga]:2008/11/03(月) 00:13:51.73 ID:pMh/jE.0
 高校3年生になっても、私は特別な勉強をしたわけではありませんでした。むしろ普段の習慣に多少念を押すような形での勉強に専念しました。授業をしっかり聞いて、予習復習を入念にやり、それから過去の復習にかかるか赤本と向き合う。先生方から耳にタコができるほど言われているとは思いますが、それはやはり効果があるからなのです。

 むしろ私が伝えたいのは、勉強のやり方そのものではなく、その心構えについてです。先生の言うことを理由もなく聞くというのは、やはり無茶です。それはかえってよくないことだと思います。

 まずは目標を持つことから始めてください。必ずしもそれが何らかの職業に就くということでなければならないということはありません。他の人から見れば些細なこと、だって構わないのです。とにかく自分自身が納得できる目標であるということが大事なのですから。

 そして、質の高い友達を作ってください。友達にも質の良し悪しというものがあります。それは学校の成績とは必ずしも一致しません。お互いを高め合っていける友人との付き合いは一生続きます。私は幸福にして素晴らしい友人に恵まれました。だからこそ今の私がここにあります。
 自分が友人に恵まれていないと思うのなら話は簡単です。自分自身がしっかり者になればいいのです。そうすれば他の友達もきっとみなさんについて来ると思います。お互いに努力すれば、それは質の高い友情を手に入れるというのと同じなのです。
 ですから、友人に求められる人になってください。尊敬されるようになってください。同じ陵桜の生徒からも、他の高校の生徒からも。弟や妹や、近所の子供たちから尊敬され、感謝される人になってください。感謝されるために頑張ってください。
 それは別にやましいことではないのです。求めるものが何であれ、その目的を達成するための努力そのものを非難することは誰にもできません。

 そして3つ目に、みなさんは賢くなってください。効率のよい努力をするべきです。何も考えずに努力するだけで、気合いだけで望む未来が手に入るわけではありません。
 どうすればいちばん早く解けるか、どうすればいちばん確実に覚えられるか。常にそれを考えてください。トライ&エラーが続くかもしれませんが、常に改善策を考えてください。そういうラクのしかたは、むしろ必要なことです。
 時間を決めて休んでください。その間は羽根を思い切り伸ばして、次のステップに備えて英気を養ってください。小さな趣味を持って、1日5分でも10分でもいいからそれに興じてください。ピアノでもいいですし、ひとつ番組を決めて毎週欠かさず見るというものでも構いません。少しずつ読書するのもいいでしょう。
 睡眠時間を削ればいいなどというわけがありません。むしろしっかり寝てください。

 みなさんが必要なことは3つ。目標・友人・効率です。必ず手に入れてください。そのうえで努力すれば、おのずと大事な宝物が手に入るはずです。
 それは、ナンバーワンになったとか、お金をたくさんもらえたとか、そういった類の結果に限ったことではありません。
 その宝物は、あきらめなかった自分の心と、かけがえのない友人なのです。

 みなさんにはまだ時間があります。大学受験までの時間というよりも、人生の結論を出す時間です。
 今の人生に満足できていなくても、まだまだあきらめるのは早すぎます。これからの人生は自分次第でいくらでも変わります。変えられます。だから、人生の結論を出す時などというのは、老いて死期が迫った時であってもまだ早すぎるくらいなのです。

 長くなってしまいましたが、私の話はこれで終わります。あとはみなさんが考えるべきことです。今回の私のお話から少しでも得られるものがあったなら幸いです。
 本当に、ありがとうございました。

(2038年11月3日 陵桜学園進路学習講演会記録)
954 :『高良みゆきの自伝』 おしまい。[saga]:2008/11/03(月) 00:18:26.78 ID:pMh/jE.0
以上です。
23KBくらいかな。携帯で書いてたんですが。

設定はもちろんオリジナルですが、出来るだけ矛盾のないように……。
みゆきさんの穏やかな性格は、こういう修羅場(?)を切り抜けてきたから身についたんじゃなかろうか、という仮定ですね。
医学的な矛盾はどうだろう、可能な限り調べはしました。でも突っ込みは受付中。

みなみを出しても良かったんですが、うまく出すタイミングが見つかりませんでしたので;;。



話変わりますが、皆さんはSS書くときって何かBGMかけてます?
個人的にはリチャード・クレイダーマンのピアノなんかはすごく集中できるなーなんて思うんですが。(今流行ってる人じゃないけどね)
若い人だと意外と知らなかったりする。知ってる人は結構のめりこんでたりするww
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:22:04.45 ID:6hXscQg0
>>954
 お疲れ様です。
 SS書くときは、集中したいんでBGMはなしですね。

 では、コンクール作品投下いきます。
956 :私が文系を選んだ理由[saga]:2008/11/03(月) 00:24:01.65 ID:6hXscQg0
「はぁ〜……」

 それは、まもなく二年生になろうかという時期のことでした。
 私は、進路のことで悩んでいました。
 二年生では文系か理系かでクラス分けされるので、どちらかを選択しなければなりません。
 担任の先生からは、理系を薦められてました。理数系の教科の成績も悪くなかったですし。
 それに、将来はお医者さんになりたいと思ってましたから、将来のことを考えても当然理系に進むべきだといえます。
 でも……。

「みゆき。溜息なんかついてどうしたの?」
 机から体を起こして後ろを振り向くと、母が立ってました。
「少々悩み事がありまして……」
「あら? みゆきが悩み事なんて珍しいわね」
 私は母に悩みの内容について話しました。
 それを聞いた母は、
「みゆきの好きなようにすればいいじゃない。お父さんはお金持ちだから、みゆきがどんな進路に進んでも大丈夫よ」
 お母さん。私が悩んでいるのは、そこじゃないんですが。

 家庭の経済事情で希望の進路を断念せざるをえない人がいることは、私も知ってました。
 だから、私の悩みは贅沢なものなのでしょう。
 それでも、私にとってはそれはとても重要なことだったのです。

 同じクラスの友人全員が既に文系を選択している。

 それが私の悩みの原因でした。
 理系に進めば当然クラスが同じになることはありえません。文系に進めばまた同じクラスになる可能性があります。
 クラスが違ったからといって友人の縁が切れるということはないですが、同じクラスの方がより仲良くできることは確かです。
 親しいといえるほど仲良くなった友人は初めてだっただけに、ずっと同じクラスでいたいという思いは強かったのでした。
 でも、将来の進路のことを考えると……。
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:25:36.81 ID:9FjhJq.0
>>954
乙です。
すいませんみゆきさん。俺はその三つ何一つ持ってません・・・ orz

BGMはかけてません。静かなほうが書きやすいもので・・・。
今書いてるのが自伝っぽいのでちょっと被ってるかな・・・まぁいいか。
958 :私が文系を選んだ理由[saga]:2008/11/03(月) 00:25:47.35 ID:6hXscQg0
 そんな迷いを抱えながら学校に通う日々が続きました。
 決断すべき期限は刻々と迫ってきます。先生からもそれとなくうながされてました。
 しかし、思考は延々と堂々巡りを繰り返すばかりで、結論は出てきません。

 どうしよう、どうしよう、どうしよう……。

 結論が出ないまま、無為にすぎさる時間。
 学校の授業の内容もろくに頭に入ってきませんでした。
 友人たちにも随分と心配をかけたことは間違いなかったと思いますが、そのときはそんなことにも気が回らないほどでした。

 そんなある日のこと。
 父が単身赴任先から帰ってきました。
 単身赴任先は東京からは遠いので、父は年に数回しか帰ってきません。例年ですと、この時期に帰ってくることはないのですが、
「珍しく仕事に余裕ができたからね。有休とって帰ってくることにしたんだ」
 とのことでした。

 私は、父と母の時間を邪魔しないように、部屋で勉強してました。
 まったく身が入りませんでしたけど。
 そこに、
「みゆき。ちょっといいかな?」
 父がやってきました。
959 :私が文系を選んだ理由[saga]:2008/11/03(月) 00:26:54.58 ID:6hXscQg0
「なんでしょうか?」
「お母さんから聞いたけど、進路のことで悩んでるんだって?」
「はい……」
 私はうつむきました。
「みゆきはどうしたいんだい?」
「私はお医者さんに……」
「そうじゃない。お父さんが聞きたいのは、今どうしたいのかってことだよ」
「……」
「文系にいったって理系の勉強ができないわけじゃない。みゆきは頭がいいんだし努力家なんだから、勉強なんてどうとでもなるよ。まだ若いんだから、今できることを諦めて後悔するようなことはしてほしくないね」
 お父さんはそういうと私の答えを聞かずに部屋を出ていきました。

 お父さんのその言葉は、私にとって目から鱗とでもいうべきものでした。。
 今まで悩んでいたのが馬鹿馬鹿しく思えるほど。




960 :私が文系を選んだ理由[saga]:2008/11/03(月) 00:29:45.04 ID:6hXscQg0
 私は文系を選びました。
 そして、友人たちとまた同じクラスになれました。
 それから二年間の学校生活は大変充実したものでした。もちろん、後悔などありません。

 そして、卒業。
 友人たちは、都内の進学校や商業高校にそれぞれ進学し、私はこの陵桜学園高等部に入りました。
 今から思えば、中学の段階で文理選択でクラスを分けるのはあまり意味がなかったような気もします。確かに、理系から工業高校に、文系から商業高校に進学する生徒は少なくなかったですが、普通高校に進学するならどちらでもよかったと思われます。
 文理選択でクラス分けをするような中学校は当時は珍しかったようですが、今はどうなんでしょうか。

 それはともかくとして、今、私は陵桜学園高等部の二年生です。
 二年生に進級するときに文理選択がありましたが、今度は迷いはありませんでした。
 泉さんたちの友情は何物にも代え難いものですからね。勉強なんてどうにでもなります。

「でも、かがみはまだ大して先のコト考えてないんでしょ?」
「は? 何でよ。失礼ね」
「だって、みんなと同じ組になりたくて、文系選んだくらいだもんね?」
「!!!? つかさーっ。しゃべったなー!? よりによって、コイツにっっ」

 おや? かがみさんも私と同じだったとは意外ですね。
 私が理系を選んでいたら、もしかしたらかがみさんも泉さんやつかささんと同じクラスになれたのかもしれませんけど。

 泉さんとかがみさんがじゃれあってます。実にほほえましい光景です。
 そんな光景を見ていると、中学時代の友人たちのことを思い出します。
 会う機会もないですが、私の中学時代を充実したものにしてくれた友人たちは今も元気にしているでしょうか。
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:33:16.08 ID:6hXscQg0
 以上です。

 みゆきさんの医者志望なのに文系選択の謎に迫る、っていうほど大げさなものではありませんが。
 高校時代の彼女には、文系選択に全く迷いがなかったように見えたので、こんな感じかなと。
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:35:39.44 ID:pMh/jE.0
>961
うおお……そういう解釈もアリか!
文系から医大ってやっぱり大変なんですよねー。
でもやっちゃいそうなのがみゆきさんクオリティww
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:38:55.34 ID:9FjhJq.0
>>961
乙です。
そして割り込んでた。スイマセン orz

通ってたのがろくでもない高校だったから、文系とか理系とかよく分からない・・・授業内容とか変わったりするのかな・・・。
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:51:46.70 ID:pMh/jE.0
>>962
医大に行くなら数学さーん!(アホになって)とCは必須でしょうね。
でも俺文系だからワカンネ、みたいな。いくら陵桜でも文系で数VとCはやらんじゃろ。
UとBかな。進学校だからBはやると思う。
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 00:53:02.23 ID:pMh/jE.0
>>964

訂正:>>962じゃなくて>>963でした。
962だと自作自演になっちまうww
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/11/03(月) 00:58:19.66 ID:JxaNhsDO
コンクールやプチ祭り時しか大幅にレスが伸びないようになってきたスレに泣いた
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/11/03(月) 01:43:37.24 ID:/hEO47k0
>>954 >目標・友人・効率です。必ず手に入れてください。


オhル...orz
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 01:59:10.25 ID:D7wLpYw0
少し早いかも試練が、新スレ建てちゃった。
終わったら移動よろ。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1225644904/l50
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 03:24:10.98 ID:23V5.GQo
>>954
俺への当て付けかその三つww 普段はかけないけど、BGMからシナリオ思いついた時はかけるかな
いやしかしよくここまで……乙!

>>961
今出来ることか、いいな。乙っす!
みゆきなら大丈夫そうww

>>968
スレ立て乙〜
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 07:13:28.07 ID:4TvmV6SO
>>966
スレ落ちしないパー速だから仕方ない
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 10:33:11.89 ID:6hXscQg0
『高良みゆきの自伝』にインスパイヤされて、一本思い浮かんだので投下します。
 コンクール参加作品ではありません。
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 10:34:04.29 ID:6hXscQg0
泉こなたの与太話

2040年度 陵桜学園進路学習講演会記録

 アー、アー、テスト、テスト。
 本日は晴天なり。

 こんちわ。たいそうにもご紹介にあずかった泉こなたです。
 なんでも話に聞くところでは、一昨年はみゆきさん、昨年はかがみがここでお話をしたそうで。今の三年生は両方とも聞いてるよね。
 二人とも私の友達だったりするんだけど、みゆきさんの話は真面目すぎてちょっと疲れたんじゃないかな。
 かがみの話はたぶん面白かったと思うよ。弁護士なんかしてるといろんな経験するし、事実は小説より奇なりっていうしね。それに、かがみは話し方がうまいから。
 それに比べると、私なんかにはこんなのは場違いだと思うんだけど、恩師の黒井先生がどうしてもやれっていうんではせ参じたというわけでして。
 しかし、黒井先生が進路指導担当というのも、不適材不適所というか。
 うぉっ、先生。そんな怖い顔でにらまないでくださいよ。
 みなさん、黒井先生はいい先生ですよ。いまどきこんないい先生はめったにいません。まさに、陵桜学園の宝!

 と持ち上げておいて、本題に入りましょか。
 といっても、私が話せるのは、学生時代にどんだけぐーたらな生活を送っていたかという話だけどね。
 まあ、与太話だと思って聞いてくれたまえ。
 なんなら、寝ててもいいよ。黒井先生にばれないようにね。

 私は三年になっても、深夜アニメやネトゲ三昧の日々で、授業中は居眠りして、帰りはゲマスやアニメイトに寄って、テストは一夜漬けっていうどうしようもない生活を送っていたわけで。
 一夜漬けすらしなかったときは、テストの結果も散々なありさま。
 三年の二学期が終わっても進路すら決めてなくて、担任の黒井先生にも呆れられてたよ。
 それでもなんとか受ける大学決めて、いざ勉強と思ってもどうやったらいいのか分からない。
 そういうときに頼りになったのは、なんといっても友達だね。さっき話した二人、みゆきさんとかがみには、世話になりっぱなしだった。
 親しい友達はもう一人いて、つかさっていうんだけど、みんなには白石みのるって芸人の奥さんだっていった方が分かるかな?
 つかさは、私とどっこいの成績だったけど、やると決めたら真面目にやるいい子だったね。つかさと並んで勉強してると、自分もやらねばという気持ちになったよ。
 みんないい人だけど、特にかがみとは気が合う仲だった。今でもよくつるんでるしね。何がかみ合ったのか今でもよく分からないけど、まあ、親友なんてそんなもんだよね。理屈じゃないったやつ?
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 10:35:12.72 ID:6hXscQg0
 というわけで、やっぱり友達は大事だよ。特に、頼み込めばぶつくさいいながらも宿題を見せてくれる友達とか、どうしても勉強しなきゃいけなくなったときに付き合ってくれる友達とかがね。
 一年生諸君は、いまからそういう友達をしっかり確保しておこう。

 そうやって大学に入ったけど、やっぱり人間そう簡単には変われないというわけで、私は深夜アニメやネトゲ三昧の日々を過ごしたよ。二流の私大なんて、講義出なくても単位とれるしね。
 そうこうしてるうちにあっいう間に四年生。就職どうするよ?って、ホント成長してないよね。
 OLとかそういうのは向かないなぁとは思ってたけど、趣味をそのまま仕事にするのも抵抗があった。仕事にしちゃうと楽しめなくなっちゃうからね。大人になっても、アニメとかゲームとか楽しんでいたかったし。
 そんな感じでうんうん唸っていたところに、お父さんから話があった。
 お父さんは、私を数倍パワーアップしたようなどうしようもないオヤジだけど、娘を私立の高校や大学に通わせても余裕があるぐらいに稼ぎがある作家だった。
 そのお父さんの話は、小説書いて応募してみないかって話だった。
 なにもしないよりはなんかした方がいいだろうって思って、ラノベっぽいの書いて応募したら、大賞とっちゃった。
 それから何本か書いて、大学生活もあと二ヶ月ぐらいってときに、一本連載が決まったんだよね。
 だから、それで生活していくことに決めた。
 今は人気ラノベ作家なんていわれてるけど、きっかけなんてこんなもんだよ。

 みんなの中で、OLとかサラリーマンとか向かないって思ってる人は、何か稼げる一芸を探すことだね。
 この日本では、金さえあれば生活には困らないようになってるから、金を稼ぐ手段を持つことが何より重要だよ。
 それを探すための時間的な余裕はいくらあってもありすぎることなんてない。だから、三流のポンコツ大学でもいいから進学しといた方がいいね。
 みんなせっかく進学校の陵桜学園に入れたんだから、進学しないのはもったいないよ。

 以上、たいして参考にもならない与太話でした。



 ああ、あと、追伸。アニ研の諸君。放課後、名誉顧問たる私がそっちに行くので歓迎会の準備よろしく。
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 10:36:00.55 ID:6hXscQg0
以上です。

 こなたがやったらこんな感じだよね、たぶん。
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 11:41:13.86 ID:9FjhJq.0
誰だよこんなのに講演頼んだのは・・・。

しかし勧めたとは言え、一発で大賞ってそうじろうは複雑だろうな。アニメ番見てると小説で生計立てれるようになるまでだいぶ苦労してたみたいだし。
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/03(月) 12:29:47.72 ID:6hXscQg0
>>975

 頼んだのは黒井先生。
 真相は以下のような感じかと。

ネトゲにて
──泉。うちの学校で進路学習講演会いうのやるんやけど。
──そうなんですか。
──今度の講師は、おまえで決定や。
──ちょっと、待ってくださいよ。私は何も聞いてませんよ。
──当たり前や。話してないんやからな。
──なんか強引ですね。でも、私なんかが話せることなんてないですよ。
──おととしは高良、昨年は柊姉がしゃべったんやで。順番からしたらおまえやろが。
──だからですね。
──つべこべいわんと、母校に恩返しせんかい!
──先生、もしかして酔ってませんか?
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/11/03(月) 12:42:01.76 ID:wjJnAcAO
なんというミスキャスト!!!
こなたはいつから名誉顧問になった。まぁラノベ作家なら名誉顧問だろうけども…あと黒井先生まだ現役でしたか
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 15:29:07.43 ID:dI/1B/A0
新スレ立て乙です

またみwikiさんが…
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 21:36:17.91 ID:D7wLpYw0
ゆたか「でね、チェリーちゃんがね?」
そうじろう「ん?ゆーちゃん、チェリーちゃんってのは友達かい?初めて聞く名前だが」
ゆたか「あ、いえ、みなみちゃんの飼ってるわんちゃんです」
そうじろう「ああ、犬の名前か。その、みなみちゃんは、知世ちゃんなんて名前の動物は飼っていないのかな?」
ゆたか「知世ちゃん?さぁ……チェリーちゃんしかいないんじゃないかな……?どうしてですか?」
そうじろう「あ、いやぁ、なんとなくだよ、何となく」
こなた「…(チェリー…さくらんぼ…さくら…CC…レリーズ自重)」

ななこ「残念やったな。うちはケルベロスやないで?飲兵衛ろすや!ひっくぇ」
ゆい「わらしはぁ!首都警特機隊突入隊、通称ケルベロス隊の成美ゆいでありまふ!
   そこのカップルぅ!!あんまりイチャイチャすんなぁ!!公務執行妨害で逮捕だぁぁぁ!!」
ひかる「…はぁ、熱燗が美味い…。あぁ…ふゆきの煮物が食べたい…」
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 23:33:09.97 ID:1BhFSNoo
>>979
「ふゆきの煮物」でグロ想像をした俺は死ぬべき



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   ここまでまとめ終了
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981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/03(月) 23:49:38.65 ID:qyILnASO
−まとめ人への感謝の気持ち こなた編−

こなた「ハイッ!という訳で今回はまとめ人への感謝を込めて『スク水こなたinもずく風呂』をプレゼントォォォッ!………う…」
ニュルニュル
こなた「………う…うぇ…ふぇぇぇぇん…気持ち悪いよぉ…もずくやだぁ…ごめんなさぁい…もうしないから許してよぉ…」


かがみ「…こなたがマジ泣きするとは」
つかさ「ゆ、ゆきちゃん…こなちゃん謝ってるし、そろそろ許してあげようよ…」
みゆき「つかささん、よく聞いてみて下さい」
つかさ「へ?」

こなた「びぇぇぇぇん!もうやだぁぁぁ!お父さん助けてぇぇぇぇ!!」

みゆき「良い悲鳴ですよ、泉さん…ふふ…ふふふ…うふふふふ♪」
つかさ「ゆきちゃん、ホンキで怖いよ…」
かがみ「なんかヤな方向に目覚めたな…」


もはや目的すら見失ってるけど、いつもご苦労様です。
ネタ切れたんでこの形式はもう無いっス。
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/11/04(火) 00:08:51.41 ID:hRG/M2DO
>>979
やべぇアンタのおかげでこんな妄想を…
―埼玉のどっかの廃ビル―
男「はぁはぁ…ちくしょう!あんなのが来るなんて!」
ガシャッ
男「ひっ!うああああ!」
パン!パン!パン!カン!コン!パキン!
男「…全部弾きやがった…」
ゆい「それだけ?」
男「悪かった!悪かったよ!あの子にしたことは!償う!どんなことしても償うから!」
ゆい「…もう、遅い。」
男「へ?」
ゆい「ゆたか、あなた達に乱暴されたのを苦にして…死んじゃった…」
男 「!」
ザーガリガリッ
???『ゆいさん?ですか?こっちは片付きました。これでゆたかの敵討ちができました…』
ズーガリガリッ
???『ゆい姉さん?こいつでいいんだよね?…こいつがゆーちゃんを…とりあえず石括り付けて川に投げ込んでおくから!』
ゆい「これで残ったのはアンタだけだね?」
ガシャッ
男「ひっ!やめろぅ!お前だって人間じゃないかぁ!!」
ドガガガガガガ
ゆい「…ケダモノが。あっちでゆたかに謝ってこい…」

ゆいさんの装備
プロテクトギア&MG42
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 00:10:05.16 ID:QGdFY.AO
>>981
もずく風呂は新しいなwwww
それより>>680
肉は漬け物にしてもおいしくないだろ!
まとめ乙です
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 00:20:40.35 ID:fIncNDgo
みゆき「はー、忙しいです」バタバタ
こなた「出番だらけで主役はつらいよー」ダダダダ
つかさ「こなちゃん待ってー!」トテトテ
かがみ「2人とも! 衣装それじゃないって!」タタタタ

あやの「コンクールでみんな浮き足立ってるのね……」
みさお「あやのー、なんか私も出番あるかもしれないらしいから行ってくるぜー」
あやの「あ、うん……気をつけてね」



あやの「……いくら背景でも忘れられてないよね? 大丈夫だよね……」
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 00:38:28.35 ID:HzKQ42U0
>>984
あっ…いけね!!
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 02:01:06.13 ID:b9pGmzk0
>>979でこんな妄想…(サイバーネタでスマソorz)

(『ケルベロス』鑑賞中)
こなた「そういえばゆい姉さん、『マシンY』についてるマークってケルベロスだよね」
ゆい「そうだよー、ケルベロスは地獄の番犬。さしずめ私たち高速機動隊は道路の番犬ってとこだねー」
こなた「道路の番犬かぁ…」
ゆい「そーなのだよ。…お、プロテクトギア出てきた」
こなた「いやぁ凄い耐久力だねぇ、ダダダダダーンと来た弾がバババババーンと破裂してるよ」
ゆい「そうそう、耐久力といえばうちらの身近にもいるよね」
こなた「…あぁ、ゆーちゃんもそうだね」
ゆい「いやぁ、昨日違反車輌を懲らしめるためピストルで威嚇射撃しようとしたら誤射しちゃってさ」
こなた(ちょ、違反ってなにやったの犯人は!?)
ゆい「で、その弾がゆたかに5発ぐらい当たっちゃっt」
―バターン!(←ドアを思い切り開ける音)
ゆたか「そうなんだ…どうりで体の節々痛いと思ったら……」
こなた「ちょ、待ってよゆーちゃん、ゆい姉さんは当てるつもりなんてなかったんだよ?本当だよ!?」
ゆい「そうそう、仮に当たったとしてもサイボーグだから大丈夫…」
ゆたか「……サイボーグだから大丈夫…?へぇ…、そんな風に思ってたんだ……?」
こなた「まずいよゆい姉さん!余計に怒らせちゃった!」
ゆい「ええええぇぇぇぇぇ!?」
ゆたか「…ちょっといい?すぐ終わるから……」

(翌日、とある書店にて)
かがみ「…え、今月こなたの作品読めないの!?…何があったんだ一体」

(同じ頃、岩槻分駐)
ゆい「ひ、酷い目にあった……!」
浜田「キャップ!どうしたんですかその怪我!」
ゆい「ははは、ちょっと妹と喧嘩しちゃってね」
浜田(姉妹喧嘩で瀕死ってアンタ…)
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 07:52:30.67 ID:sDKinMSO
ちと早いかもしれないけど

−次回予告−

つかさ「迫るコンクール〆切り!深まる桃色ワカメの謎!今こそ立ち上がれ鋼の魂を持つ戦士達!世界に渦巻く闇を吹き飛ばすのだ!次回らき☆すたSSスレ『俺、こなたのおむつ替えだってやってたんだぜ?フフン』!君も一緒に…バルサミコスマッシャァァァァァッ!!」
みなみ「お楽しみにね♪」

こなた「おおー流石つかさ、やれば出来る子」
かがみ「お前はつかさを何キャラにするつもりだ…」
みゆき「あの、謎ってなんですか…?」
ゆたか「みなみちゃんまで…」


ひより「スレタイについてはツッコミ無しなんスね…」
パティ「あえてスルーがジャパニーズブシドーネ!」
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 08:18:19.34 ID:.Mq.n.SO
GONGっぽいw
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 12:11:41.11 ID:sDKinMSO
−顔−

みゆき「泉さんはもずくが苦手なんですよね?」
こなた「ええもう、顔を見るのもイヤッ!…って感じデスヨ…」
つかさ「…ふーん」


つかさ「んー」
かがみ「どうしたの、つかさ?もずくなんかじっと見て」
つかさ「うん、もずくの顔ってどこかなって」
かがみ「は?」
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 12:43:13.42 ID:Pjjzo3A0
歌、キャラソン、あやのにて(ランティスの皆様、このスレの皆様、本当にごめんなさい)


色あせた世界に
舞い降りたCharactersong

何かが作られ 何かが消される
繰り返し無駄なCDを
やめないランティス 狂ったランティス
出すべきものが分からない

永遠にでないことは ありはしないと
知ってても 待ちきれない
この思い誰かと重ねてゆく・・・

あやのにも ただ一筋
日の光射せるなら
キャラソンを願うまでさ
この命続く限り・・・

ディスクには あやのの名が
刻まれて回り出す
待たせすぎだと
思うなんて どうかしてるけれど

禁じられたナンバー
14が最後・・・
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 17:40:47.81 ID:fLvEEYAO
こなた「選べ…オタクになるか、くたばるか」
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:52:08.86 ID:vVExFOU0
つかさ「埋めにきたよ☆」
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 17:52:15.64 ID:s.qFiPoo
>>989
つかさ……お前はどこまで……どこまで純粋なんだ……っ!


ただのヴぁ○ですよね

>>991
既に(ry
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:52:49.09 ID:vVExFOU0
つかさ「1000をゲットするのが私の目的なんだ♪」
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:53:22.12 ID:vVExFOU0
かがみ「私も手伝うわ」
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:53:52.10 ID:vVExFOU0
つかさ「ありがとうお姉ちゃん^^」
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:54:26.21 ID:vVExFOU0
かがみ「埋め埋め、コレで良いかな」
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:55:07.00 ID:vVExFOU0
つかさ「よっこいしょういち! もう少しで1000が取れるよ〜」
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2008/11/04(火) 17:55:35.04 ID:vVExFOU0
かがみ「つかさがんばって!」
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/11/04(火) 17:55:43.15 ID:COqSy9.o
こなた「はい滑り込みー」
1001 :1001Over 1000 Thread

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コードギアス〜全力で反省会〜 @ 2008/11/04(火) 17:39:13.85 ID:EWYKLwko
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眼鏡うp feat.ニット帽 @ 2008/11/04(火) 17:04:44.52 ID:eBivf9Io
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【モヒカン】凄い事に気付いた @ 2008/11/04(火) 16:54:30.40
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ギョギョー!この容疑者コムロですねー!! @ 2008/11/04(火) 16:54:20.48
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【カベ太is】流石兄弟がA雑でgdgdするようです【very sexy】 @ 2008/11/04(火) 16:45:19.52 ID:FYdyjW20
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