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HTML化した人:lain.
男「後部座席に違和感が…」パー速道路走行2日目
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 14:56:38.37 ID:opa7y2DO

厨二病っぽい男
超能力者っぽい女の子
相当な距離を走っているはずなのに未だに燃料補給の描写が無い超低燃費カー

大体この方々でお送りしております

……だそうです
実質4スレ目


前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1260027619/

前々スレ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1259540853/

誰か前々々スレのうらる頼む……

ななばつまとめ(現在前々々スレ、前々スレまで)
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/otoko_koubuzasekini_iwakanga.html
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 15:01:11.83 ID:opa7y2DO
ってことで>>1カモン!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 18:25:36.89 ID:IIZssYDO
1です、学校行って帰りにガンNEXTやってる間に何があったし…


>>1 URL貼ってくださってありがとうございます


…何書いてたか忘れたので確認行ってきます
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:24:43.72 ID:IIZssYDO
このスレ見てると眠くなりますね、もう雑談スレにしよういやなんでも無い


1000行って脱力中なので何も思い付かない…やっぱり雑談にいやなんでも無い


のそのそ書いていきます…
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:30:46.77 ID:IIZssYDO
あらすじ
少女コスプレ中…


男「ここまでいろいろあったな」

女の子「そうですね」

男「お前も随分変わったな」
女の子「最初の頃の事はもう忘れてください…」

男「あらすじにならないだろ」

女の子「え?」

男「いや、何でも無い」
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:33:03.93 ID:IIZssYDO
男「そういえば最初の頃はよく野球拳やってたな」

女の子「よく覚えてますねそんな事」

男「忘れるはずが無い、後少しで…」

女の子「…」

男「またやろうぜ!!」

女の子「…機会があれば」

男「約束だぞ!!」
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:37:43.52 ID:IIZssYDO
男「景色もいろいろ見たな」
女の子「それは覚えてます…綺麗な朝日と夕日でしたね」

男「あぁ、そうだな」

女の子「また見たいです」

男「海辺はしばらく無いと思うぞ」

女の子「…」
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:41:09.77 ID:IIZssYDO
男「アトラクションセンターも行ったな」

女の子「あぁ…あの勝負ですか」

男「俺は負けだとは思っていない」

女の子「スコアで負けてますよ?」

男「内容は引き分けだろ!!」
女の子「結果が全てです」

男「…そうだな」

女の子「あ…」
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:52:50.28 ID:IIZssYDO
女の子(そういえば、この人の事がわかったのもその頃です)

女の子(私とした事が、すっかり忘れていました…)

女の子(いつもなら…)

女の子(…いえ、いつも通りでした)
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 19:57:52.55 ID:IIZssYDO
男「他は何があったかな…?」

女の子「一発芸大会がありましたね」

男「あぁ…あれか」

女の子「とても上手な歌でした」

男「ありがと」

女の子「最近はあなたの歌聞いてないですね」

男「そうだなー」

女の子「…また、聞きたいです」

男「そうか、そういえばカラオケ行くって言ったな」

女の子「…墓穴を掘りました」
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:08:18.00 ID:IIZssYDO
女の子「そういえば、その頃からホテルに敏感になりましたよね」

男「あ、あぁ、そうか?」

女の子「えぇ」

男「…俺はもう忘れる事にする」

女の子「そうですか」

男「うん…」
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:10:25.85 ID:IIZssYDO
女の子「あの後行ったホテルは大きかったですね」

男「そうだな、バイキング料理もあったし」

女の子「…そういえば、同僚さんに会ったのもあのホテルですね」

男「元、な」

女の子「そ、そうでした、ごめんなさい」
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:14:05.09 ID:IIZssYDO
男「別にいいよ」

女の子「そうですか…」

男「遊園地は楽しかったか?」

女の子「…えぇっと」

男「…忘れたのか?」

女の子「いえ…そういう訳では…」
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:17:08.46 ID:IIZssYDO
男「あぁ、そうか」

女の子「?」

男「お前、いきなりジェットコースター乗ってダウンしてたからなー」

女の子「そ、それはー…」

男「あれは傑作だったぞ」

女の子「もぅ…笑わないでください…」
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:27:29.19 ID:IIZssYDO
ケーキウマウマー


男「お化け屋敷入って出てきたらいなくなってるし」

女の子「そ、それはあなた達が遅いからです!!」

男「本当かー?」

女の子「何がですか…?」

男「本当はお化け屋敷一人で入って怖くて動けなくなったんじゃないだろうな?」

女の子「!!」

男「いってぇえええええええええ!!」
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:32:07.25 ID:IIZssYDO
男「何で急に足を…」

女の子「気にしないでください」

男「気にするだろ!!」

女の子「何でもないんです」
男「何でも無いなら足踏むな…」
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:36:48.39 ID:IIZssYDO
女の子(人の気も知らないで…)

女の子(私があの時どれ程苦労したと思ってるんですか!!)

女の子(まぁ…無駄な苦労だったんですけど)

女の子(…あの時に戻れるならやり直したいです)

女の子(やり直して、この人と…)
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:40:12.25 ID:IIZssYDO
男「あの時お前、珍しく本気で怒ってたな」

女の子「そ、そんな事あったでしょうか?」

男「覚えて無いのかよ」

女の子「忘れました!!」

男「…本当に嬉しかったのになぁ」

女の子「…」
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 20:47:27.92 ID:IIZssYDO
女の子「そんな昔の事は忘れました!!」

男「お前…あらすじで何て事を」

女の子「あらすじ?」

男「何でもない、気にするな」

女の子「?」
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 21:05:30.87 ID:IIZssYDO
男「昔のお前はもっとこう…壁があったよな」

女の子「そうかしら?」

男「うん」

女の子「あれでも頑張っていたのよ?」

男「何を?」

女の子「私って人見知りなので」

男「信じられん…」
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/24(木) 21:11:52.48 ID:wlT1PIDO
おーいーつーいーたー!
なんか引き込まれた!!
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 21:17:22.65 ID:IIZssYDO
>>21 お疲れ様です、ありがとうございます


男「人見知りなのに車に忍び込んだのか?」

女の子「そうなりますね」

男「お前凄いな…」

女の子「まぁ、後が無かったですし」

男「ん?」

女の子「何でもないです」
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 21:21:07.68 ID:IIZssYDO
男「まぁ、その辺は本編で…おっと誰か来たようだ」

女の子「え、誰も来てませんよ?」

男「俺、これが終わったら結婚するんだ…」

女の子「!?」
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 21:28:21.91 ID:IIZssYDO
女の子(結婚て…もしかして私でしょうか…?)

女の子(いえ、でも、その…)

女の子(まだ早いと言うか…)

女の子(で、でも、どうしてもすぐにしたいと言うのなら…)

女の子「か、考える時間をください!!」

男「なんの?」

女の子「え?」
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/24(木) 21:35:19.57 ID:wlT1PIDO
感想は終わってから書くぬー

じゃっ!
終わるまでROMっとく
ノシノシ
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 21:55:19.99 ID:IIZssYDO
女の子「すみません、取り乱しました」

男「いや、いいんだけどさ…」

女の子「それで、何の話でした?」

男「昔の話だよ」

女の子「あぁ、それですか」
男「…」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:00:22.93 ID:IIZssYDO
男「心霊スポットとかも行ったよな」

女の子「あぁ…あれですか…」

男「お前本気でビビってたな」

女の子「そんな事、無いですよ!!」

男「ほー…」

女の子「な、なんですか?」
男「いや、別にー」

女の子「むぅ…」
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:15:59.73 ID:IIZssYDO
女の子「本当にいろいろありましたねー…」

男「おい、その言葉は危険だ」

女の子「え?」

男「それは終了フラグだ」

女の子「何ですかそれ?」

男「気にするな」
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:18:49.35 ID:IIZssYDO
女の子「終了なんて、しませんよ」

男「ん?」

女の子「だって、まだ私は満足してません」

男「…そうか」

女の子「もっと遠くへ、連れていってくれるのでしょう?」

男「お前が、望むならな」

女の子「それじゃぁ、改めてよろしくお願いします」

男「あぁ、こちらこそ」
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:22:26.69 ID:IIZssYDO
前置き書きすぎたいやなんでも無い


本編入ります…
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:29:20.37 ID:IIZssYDO
店員「お待たせいたしました、パフェでございます」

女の子「…」

男「いただきー…どうした?」

女の子「メニューに書いてあるのと違います…」

男「え?」

女の子「ここに…チョコのプレートが無いです…」
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:53:21.94 ID:IIZssYDO
男「メニューの変更があったのかな?」

女の子「プレート…」

男「…」

女の子「き、聞いてみましょう…」ピンポーン

男「そんなに食べたいのか」
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:56:51.36 ID:IIZssYDO
店員「申し訳ございません、プレートは無くなりまして…」

女の子「そうですか…わかりました…」

男「…」

女の子「仕方ないですよね…諦めましょう…」

男「…」
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 22:59:00.85 ID:IIZssYDO
男「ほれ」

女の子「え?」

男「チョコレート、プレートじゃ無いけど我慢してくれ」

女の子「でも…」

男「調度チョコレート多いなと思ってたところだったんだよ、気にすんな」

女の子「…はい、ありがとうございます」
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 23:02:56.80 ID:IIZssYDO
女の子「いただきます」

男(幸せそうな笑顔だな…よかった)

女の子「おいしいです」

男「それは何よりで」

女の子「…お礼に私のパフェ一口どうぞ」

男「お、いいのか?」

女の子「えぇ」
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 23:10:23.45 ID:IIZssYDO
女の子「そ、それでは口を開けてください」

男「え?」

女の子「…いいから開けてください!!」

男「?、あー…」

女の子「ど、どうぞ!!」

男「!?」
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 23:39:31.69 ID:IIZssYDO
女の子「美味しいですか?」
男「…うん、美味しいよ」

女の子「そうですか」

男「ありがとな」

女の子「い、いえ…はい…」
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 23:56:43.86 ID:IIZssYDO
女の子「〜♪」

男「本当に幸せそうだな」

女の子「えぇ、幸せだわ」

男「で、ここのパフェは何点なんだ?」

女の子「そうね…90点かしら」

男「高得点だな」

女の子「そうね…こんなに美味しく感じるパフェは初めてだわ」

男「そんなにか?」

女の子「…本当に自覚無いですね」

男「?」
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 23:59:27.10 ID:IIZssYDO
男「得点の基準とかあるのか?」

女の子「そうですね…まずは見た目ですね」

男「このパフェは?」

女の子「チョコレートで得点アップです」

男「なるほど」
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:01:25.00 ID:Dkn60oDO
女の子「次は味ですね」

男「ふむ」

女の子「もちろんこれがメインです」

男「そうか」

女の子「このパフェはアイスは完璧ですけど生クリームが多過ぎですね」

男「…評論家みたいだな」
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:24:16.36 ID:Dkn60oDO
女の子「最後に…バランスが必要です」

男「バランス?」

女の子「アイス、生クリーム、フルーツ…このバランスが悪いとどんなパフェも美味しくありません」

男「こいつ…凄い語ってるな…」
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:32:03.55 ID:Dkn60oDO
女の子「どうですか?わかりましたか?」

男「あぁ」

女の子「それはよかったです」

男「お前がどれだけパフェが好きか、よくわかった」

女の子「そっちですか!?」
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:35:10.62 ID:Dkn60oDO
女の子「まったく、あなたはちゃんと聞いてたんですか?」

男「聞いてたよ、俺には辿り着けないとわかったよ」

女の子「では、何度でも説明するまでです」

男「いや、いい」

女の子「…むぅぅ」
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:37:11.22 ID:Dkn60oDO
女の子「冷たいです…」

男「アイス食べ過ぎたのか?」

女の子「違いますよー…」

男「じゃぁ何だよ?」

女の子「あなたが、です」

男「俺?ちゃんと話聞いてただろ?」

女の子「そうですけど…けど…」

男「?」
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:39:45.40 ID:Dkn60oDO
女の子「もういいです…」

男「まずいな、また機嫌を損ねた」

女の子「私にはもうパフェしか無いです…」

男「…こいつ、酔ってないよな?」

女の子「…」ピンポーン

男「またか!?」
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:41:22.86 ID:Dkn60oDO
店員「…どうぞ」

女の子「ティラミスを」

男「パフェじゃ無いのかよ!?俺はもういいや」

店員「…はい、かしこまりました」
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:43:12.93 ID:Dkn60oDO
男「おい、店員さんもう疲れてるぞ」

女の子「何時間労働なんですかね…」

男「いや、そうじゃないだろう…」

女の子「もう、何でもいいですよー…」

男「これは本気でまずいな」
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:45:30.76 ID:Dkn60oDO
男「おーい、機嫌直せよ」

女の子「別に、普通ですよ…」

男「そんな事無いだろ」

女の子「ありますよ…」

男(これは相当きてるな…)
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:47:42.39 ID:Dkn60oDO
男「さて、どうしたものか…」

女の子「…」

男「とりあえずこっち向いてくれよ」

女の子「嫌です」

男「また子供みたいな事を…」

女の子「子供じゃ無いです!!」
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:50:58.22 ID:Dkn60oDO
過去スレ見るとキャラ崩壊しすぎワロス状態…コレハダメダ…


男「悪かったって」

女の子「言葉だけじゃダメです!!」

男「お前は彼女か」

女の子「か、彼女…」

男「ん?」

女の子「…」

男「もしもーし…」
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:53:40.62 ID:Dkn60oDO
女の子(彼女…私が…)

男「またトリップしてるな…」

女の子「!?」

男「今度はなんだ?」

女の子「ぬ、脱いでは無いです!!」

男「誰もそんな事言ってねぇよ!!」
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 00:58:08.81 ID:Dkn60oDO
女の子「少し落ち着きましょう」

男「お前がな!!」

女の子「というか、何の話だったでしょうか?」

男「お前が機嫌悪いっていう…あれ?」

女の子「?」

男「…もう治ったのか」

女の子「ま、まだです!!」
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:01:21.90 ID:Dkn60oDO
女の子「あんな言葉じゃ騙されませんよ!!」

男「あんな言葉?」

女の子「さっき、彼女って…彼女…」

男「…おーい」

女の子「はい!?」

男「…お前、大丈夫か?」

女の子「私は元気ー…」

男「もうダメだこりゃ…」
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:05:09.59 ID:Dkn60oDO
男「ほれ、ジュース飲んで落ち着け」

女の子「はい…」

男(飲み方が可愛いな)

女の子「…悪かったですね、小動物みたいで」

男「しまった!!」
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:09:47.63 ID:KHqSh/Q0
>>50
遊戯王なんか最初は…
でもあれは[ピーーー]作品じゃないか?
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:10:34.45 ID:Dkn60oDO
男「どんどん状況が悪くなっていく…」

女の子「…」

男「打開策は無いのか!?」

女の子「私なんて…私なんて…」

男「まずい、俺まで暗くなりそうだ…」
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:16:45.19 ID:Dkn60oDO
>>55 遊戯王見てます面白いですよネ…ゴメンナサイ50話位で逃げました…


男「いや!!ここで負けちゃだめだ!!」

女の子「テンション高いですね…」

男「負けちゃだめだ負けちゃだめだ負けちゃだめだ!!」

女の子「…それ、ネガティブな人の台詞ですよね」

男「流石だ、こんな状態でもツッコミを忘れないとは」
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:18:32.85 ID:Dkn60oDO
男「えぇい…こうなったら…」

女の子「?」

男「〜♪」

女の子「…歌?」

男「〜♪」

女の子「ファミレスで歌う…シュールな光景です」

男「〜♪」

女の子「…」
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:21:08.54 ID:Dkn60oDO
女の子「…落ち着きます」

男「よし…状況の打開に成功したようだ」

女の子「もっと聞きたいです」

男「あぁ、また今度聞かせてやるから」

女の子「…明日です」

男「え?」

女の子「明日は、カラオケです」

男「お、おう、わかった」
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:23:16.09 ID:Dkn60oDO
店員「お待たせいたしました、ティラミスです」

女の子「美味しそうです」

男「がっつり行け!!」

女の子「それはちょっと嫌ですね」

男「じゃぁおしとやかに行け!!」

女の子「…はい」
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:26:14.81 ID:Dkn60oDO
女の子「いただきます」

男「どうだ?」

女の子「とっても美味しいです」

男「そうか」

女の子「…」

男「?」
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:29:53.96 ID:Dkn60oDO
女の子「何か…暑く無いですか…?」

男「そうか?調度いいと思うぞ」

女の子「いえ、暑いです、間違いないです!!」

男「お、おう」

女の子「…」

男「!?、お前何を!!」
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:32:59.15 ID:Dkn60oDO
女の子「え?暑いので服を…」

男「ここはファミレスだぞ!!」

女の子「じゃぁどこならいいんですか?」

男「それはー…周りに誰もいないところとか」

女の子「じゃぁいいじゃないですか」

男「いるだろ!!俺とか他の客とか店員が!!」

女の子「…?」
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:34:44.39 ID:Dkn60oDO
女の子「誰もいませんよ」

男「…え?」

女の子「かかししかいません」

男「かかし?」

女の子「ここには私とあなたとかかしだけです」

男「だからダメだって言ってんだよ!!」
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:36:40.20 ID:Dkn60oDO
女の子「…いいですよ?別に」

男「は?」

女の子「あなたになら、見られてもいいです」

男「きゅ、急に何を!?」

女の子「驚きました?」

男「そりゃ驚くだろ…」

女の子「ふふふ…」

男「?」
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:41:40.88 ID:Dkn60oDO
女の子「うっそでーす!!」

男「な…?」

女の子「ビックリしてました、楽しいです♪」

男「…俺は夢を見てるのか?」

女の子「起きたまま夢見れる訳無いじゃないですかー♪」

男「…どうなってんだ?」
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:45:05.76 ID:Dkn60oDO
男「状況を整理しなければ…」

女の子「何のですかー?」

男「お前の変化についてだよ」

女の子「私、変ですか?」

男「あぁ、かなり」

女の子「それは面白いですね♪」

男「目眩がしてきたぞ…」
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:48:27.02 ID:Dkn60oDO
男(何でこんな事になったんだ…?)

男(変化が起きたのはあいつがティラミスを食べてから…)

男(あれ?そういえばティラミスって…)

男「…やっぱり」

女の子「メニュー見てどうしたんですかー?」
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:50:25.95 ID:Dkn60oDO
男「お前、酒飲んだ事あるか?」

女の子「無いですよー?」

男「そうか…」

女の子「急にどうしたんですかー?」

男(こいつ…ティラミスに入ってる少量のアルコールだけで酔いやがった…)

女の子「?」
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:52:23.64 ID:Dkn60oDO
男「とりあえず水飲め」

女の子「嫌です!!私はりんごジュースしか飲めません!!」

男「…そうですか」

女の子「美味しいですよー?飲みますかー?」

男「自分で取ってくるよ」

女の子「うー…」
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:55:02.13 ID:Dkn60oDO
明石家サンタオモシロスギ


女の子「私のりんごジュースが飲めないって言うんですかー!!」

男「いや、そういう意味じゃ無くてだな…」

女の子「じゃぁ何ですか!!」
男「落ち着け、今のお前は酔ってるんだ」

女の子「えー?」
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:57:44.90 ID:Dkn60oDO
女の子「お酒飲んでないですよ?」

男「いや、ティラミスにだな…」

女の子「そういえばティラミス美味しかったですね、もう一つ食べたいです」ピンポーン

男「お、おい!!」
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 01:59:39.49 ID:Dkn60oDO
店員「…ご注文どうぞ」

女の子「ティラミスー」

男「…一つだそうです」

店員「かしこまりました」

女の子「まだかなー♪」

男「いや、今頼んだばかりだから…」

女の子「あ、そうでした」

男(やばい、こいつかなり面倒だぞ)
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:01:15.45 ID:Dkn60oDO
女の子「さぁ、りんごジュース飲んでください!!」

男「わかったから…近いから…」

女の子「そうですか?近いと嬉しいですか?」

男「そりゃ…まぁ」

女の子「嬉しいです♪」

男「こいつ本当に誰だよ…」
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:04:19.09 ID:Dkn60oDO
女の子「ではもっと近くに…」

男(うっ…顔が…)

女の子「どうですか?」

男「いや、近すぎる…」

女の子「…嬉しく無いですか?」

男「え…その…」
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:07:03.34 ID:Dkn60oDO
男(おおおおお、落ち着け俺!!)

男(何でこんなに緊張してるんだ!?)

男(こいつ、酔ってるからか、少し色っぽく…)

男(いやいや、考えるな!!感じろ!!)

男(感じてもダメだ!!どうすればいいんだ!?)

男(誰か俺を助けろおおおおおおおおお!!)
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:09:10.24 ID:Dkn60oDO
女の子「何か、遠く感じます」

男「凄い近いんだが…」

女の子「もっと…近く…」

男「!?」

男(今、頬が触れたぞおおおおおおおお!!)
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:11:38.37 ID:Dkn60oDO
男(やばい!!やばいぞ!!どうすれば!?)

客1「リア充かよ…無いわ…」

客2「爆発しろよ…」

男(やばい!!後ろの席もマジでやばい!!)
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:15:31.80 ID:Dkn60oDO
男「は、離れてくれ」

女の子「むぅ、嫌です!!離れたく無いです!!」

男「うはっ!?」

女の子「変な声ですね、面白いです♪」

男「ちょ、マジでやめ…ぎゃあああああああ!!」

女の子「あれ?違う声が出ました、でもこの声も好きです♪」

男「離して…ぎいいいいいいいいい!!」

女の子「〜♪」
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:21:01.51 ID:Dkn60oDO
女の子「暖かいです…」

男「お、おい」

女の子「…」スー、スー

男「おい!!」

女の子「!?」

男「急に寝るなよ」

女の子「寝てないですよー!!」

男「もう嫌だ…」
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:24:31.53 ID:Dkn60oDO
男「ちょ、ちょっとお手洗いに…」

女の子「私もついて行きます♪」

男「ダメに決まってるだろ!!」

女の子「何でですかー?」

男「俺が男でお前が女だからだ!!」

女の子「それが?」

男「…もういい、諦めるわ」
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:27:56.35 ID:Dkn60oDO
女の子「〜♪」

男「なんだこの状況は…」

女の子「なーうー♪」

男「キャラ壊しすぎだ!!正気に戻れ!!」

女の子「私はいつだって正気です〜♪」

男「どこがだ!!」

女の子「これがいつもの情景じゃないですか」

男「誤解されるわ!!」
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:30:10.33 ID:Dkn60oDO
女の子「ふふふ♪」

男(胸…胸が!!)

女の子「当ててるんです」

男「なん…だと?」

女の子「どうですか?いいですか?」

男「よ、よくない、離れてくれ」

女の子「嫌ですと言いました!!たしか!!」

男「そこまで記憶が曖昧に…」
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:32:51.92 ID:Dkn60oDO
女の子「そうだ、今なら出来る気がします!!」

男「な、何が?」

女の子「子供の頃からの憧れだったのですが…」

男「?」

女の子「キスです!!」

男「それだけはちょっと待てえええええええええ!!」
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:34:36.81 ID:Dkn60oDO
女の子「何でですか!!私じゃ不満ですか!?」

男「お前は別れ際の彼女か!!」

女の子「彼女ならいいじゃないですか!!」

男「そういう意味じゃねぇって言ってんだろおおおおおおおおお!!」
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:36:13.66 ID:Dkn60oDO
女の子「彼女なら…よかったのに…」

男「おーい…」

女の子「何で私は彼女じゃ無いんですか!!」

男「知らねぇよ!!」

女の子「何で知らないんですか!!」

男「逆ギレじゃねぇか!!」
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:40:15.98 ID:Dkn60oDO
女の子「ではしましょう」

男「ちょ、何でそうなるんだよ!!」

女の子「私が望んでるからです!!」

男「だが断る!!」

女の子「断る事を断ります!!」

男「ならばそれを更に断る!!」

女の子「じゃぁ私はー…」

男「もう言わなくていい!!」
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:42:47.19 ID:Dkn60oDO
女の子「むぅぅ…そんなに嫌ですか?」

男「少なくとも今のお前とは嫌だ!!」

女の子「それなら奥義で勝負です!!」

男「奥義!?そんなんあるの!?」
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:44:14.78 ID:Dkn60oDO
女の子「いきますよ!!覚悟してください!!」

男「よくわかんねぇけどかかって来いやぁ!!」

女の子「…」

男(ん?急におとなしく…?)

女の子「…お兄ちゃん」

男「!?」
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:46:10.55 ID:Dkn60oDO
女の子「お兄ちゃん、私…あのね…」

男「ま、待て!!落ち着け!!やめろ!!」

男(これはひどい!!)

男(妹キャラで顔を赤らめ上目遣いで攻める…何という威力!!)

男「って、そんな事考えてる場合じゃねぇええええええええ!!」
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:47:43.33 ID:Dkn60oDO
女の子「お兄ちゃん…私の事…嫌い?」

男「そんな訳無いだろ!!」

女の子「本当!?嬉しい!!」

男「しまったああああああああああ!!」
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:49:01.27 ID:Dkn60oDO
女の子「それじゃぁお兄ちゃん…」

男「や、やめろ…」

女の子「…」

男「やめてくれええええええええ!!」

女の子「…ふふふ♪」

男「!?」
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:50:37.46 ID:Dkn60oDO
女の子「あはは♪本気で戸惑ってます、もう堪えられません」

男「…え?」

女の子「やっぱり妹キャラには弱いですね、面白かったです♪」

男「た、助かった…」
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:53:32.43 ID:Dkn60oDO
男(危なかった…マジで危なかった…)

男(だめだ…このままじゃ理性が…)

客1「いい加減にしてほしい物だなぁ?」

客2「こっちは男二人で寂しく深夜のファミレスだってのに…これだからリア充は」

男(危ねぇえええええ!!わざと聞こえるように言ってる!!逃げてぇえええええええ!!)
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:55:12.19 ID:Dkn60oDO
女の子「本当に面白い人です♪」

男「あーあー、そりゃどうも!!」

女の子「何か怒ってますか?」

男「いや、その…ごめん」
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:56:41.41 ID:Dkn60oDO
女の子「やっぱり怒ってます」

男「お、怒ってないよ」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ」

女の子「よかったです♪」

男「俺はいったい何回騙されるのか…」
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 02:58:33.02 ID:Dkn60oDO
女の子「〜♪」

男「本当にどうすれば…どいてくれないし…」

女の子「どいてほしいんですか?」

男「まぁ、出来れば」

女の子「嫌です♪」

男「言うと思ったよ…」
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 03:01:16.04 ID:Dkn60oDO
男「本気で勘違いされてしまう…」

女の子「勘違いされるの、嫌なんですか?」

男「嫌というか何と言うか…」

女の子「いい方法があります!!」

男「な、なんだ?」

女の子「勘違いじゃ無くて本当にすればー…」

男「そっちの方がまずいって何度も言ってるだろおおおおおおお!!」
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 03:04:11.87 ID:Dkn60oDO
女の子「ダメだ嫌だって、わがままですね」

男「わがままじゃ無くてだな…」

女の子「まぁいいです」

男「…」

女の子「それより、ティラミス遅いです」

男(これ以上酔ったらどうなるんだ…?)
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/25(金) 09:07:05.12 ID:A5N5wQDO
ヤバいwwwwキャラ変わりすぎてるが、これもかわいい///
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:22:23.70 ID:Dkn60oDO
寝過ぎた…何でこんな展開になってるんだろ…マァイイヤソノママイコウ
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:25:23.45 ID:Dkn60oDO
女の子「ティラミスまだかな〜♪」

男「足をバタバタさせないで…あ、痛っ!!」

女の子「あ、ごめんなさい、当たっちゃいました♪」

男「お前…謝って無い…だろ…」

女の子「そんな事無いですよ?猛省中です♪」

男「嘘だ!!絶対嘘だ!!」
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:27:40.18 ID:Dkn60oDO
男「頼むからそろそろどいてくれ…」

女の子「嫌です、ずっと乗ってます!!」

男「移動の時はどうすんだよ」

女の子「もちろん、お姫様抱っこです♪」

男「出来るか!!」
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:30:14.97 ID:Dkn60oDO
女の子「それは私が重いからですか!?」

男「い、いや、そんな事無いぞ」

女の子「じゃぁ軽いですか?」

男「まぁ、軽いよ…?」

女の子「嬉しいです♪」

男「何か会話がループしてる気がしてきた…」
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:34:53.22 ID:Dkn60oDO
女の子「あ、りんごジュース無くなってしまいました」

男「!!」

女の子「どうしました?」

男「お、俺が取ってきてやるよ!!」

女の子「本当ですか?ありがとうございます♪」
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:37:52.41 ID:Dkn60oDO
男(よし、何とか席を立てたな)

男(息が詰まる…俺もジュース飲もう…)

男(えーっと…オレンジジュースでいいか)

男(はぁ…戻ると思うと気が重い…)
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:39:12.99 ID:Dkn60oDO
男(まぁいい、立ち上がればこっちのもんだ)

男(さりげなくあいつと別の席に…)

女の子「あ、おかえりなさい♪」

男「立って待ってる…だと?」
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:40:33.39 ID:Dkn60oDO
女の子「〜♪」

男「そして当たり前のように俺の上に座る…と」

女の子「当たり前なんだから当然です♪」

男「…はぁ」
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:42:08.58 ID:Dkn60oDO
女の子「りんごジュース美味しいです♪」

男「そうですか」

女の子「あ、オレンジジュース飲んでるんですか?」

男「あぁ」

女の子「一口ください♪」

男「な、お前、それ俺のストロー!?」
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:43:37.85 ID:Dkn60oDO
女の子「ダメだったですか?」

男「いや、俺は別にいいんだけど…」

女の子「じゃぁいいじゃないですか♪」

男(間接…間接!!)
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:46:59.68 ID:Dkn60oDO
男(まずい、緊張してきたぞ…)

客1「おーおー、間接キスで顔真っ赤にしてるよ」

客2「俺達なんか女の子と手を繋いだ事無いのになー」

男(こっち見んなああああああああああ!!)
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:49:18.99 ID:Dkn60oDO
女の子「どっちも美味しいです♪」

男「それはよかったな…」

女の子「何か疲れてませんか?」

男「いつもの事だ、気にすんな」

女の子「うーん…」
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:51:08.82 ID:Dkn60oDO
女の子「私が癒してあげましょう♪」

男「いや、遠慮する」

女の子「何がいいですかねー?」

男「俺の話を聞けええええええええええ!!」
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:52:52.66 ID:Dkn60oDO
女の子「そうだ、マッサージしてあげましょう♪」

男「ちょ、お前…」

女の子「まずは肩〜♪」

男「ぐはっ!!」

女の子「気持ちいいですかー?」

男「か、加減しろ!!ぐっ…いってぇえええええええ!!」
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:55:54.17 ID:Dkn60oDO
女の子「どうですか?お兄様♪」

男「お、お兄様だと!?」

女の子「はい、お兄様です♪」

男(なんという攻撃!!精神と肉体同時攻撃だと!?)

女の子「えいっ♪」

男「ぬがあああああああああああ!!」
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 11:58:57.73 ID:Dkn60oDO
男(何とか…引きはがさないと…)

女の子「あれ?どうしたんですかお兄様?」

男「も、もうそろそろやめてくれ」

女の子「まだ始めたばかりですよ〜♪」

男「に、逃げれない…」
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 12:02:33.02 ID:Dkn60oDO
男「早く…何とかしなければ…」

女の子「〜♪」

客1「…」ズー

客2「…」ズー

男(無言で空のコップストローで吸うな!!怖えぇよおおおおおおおおお!!)
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 12:04:40.64 ID:Dkn60oDO
学校行こう…そうしよう…
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 15:29:15.07 ID:Npt.OM.o
おっと次スレ立ってたのか
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:18:21.05 ID:Dkn60oDO
学校オワター

>>119 そうですね、1もびっくりです


ゆっくりですが書きます…
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/25(金) 16:26:57.99 ID:FauchgDO
カッテニタテテゴメンネ…(´・ω・`)
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:28:29.05 ID:Dkn60oDO
女の子「またジュースが無くなってしまいました」

男「お前、飲み過ぎだろ」

女の子「そんな事無いですよ〜♪」

男「はぁ、また俺が…」

女の子「いえ、大丈夫ですよ♪」

男「?」
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:33:56.70 ID:Dkn60oDO
>>121 いえ、1000行った事に驚いたので…感謝しております!!


女の子「私が行ってきます!!」

男「え、でもお前…」

女の子「大丈夫、任せてください♪」

男「ちょっ…」

女の子「じゃぁ行ってきま〜す♪」

男「限りなく不安だ…」
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:36:15.76 ID:Dkn60oDO
女の子「これ美味しそうです…」

女の子「でもこっちも捨て難いですね」

女の子「どうしましょうか?」

女の子「あ、いい事思いつきました♪」
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:39:55.05 ID:Dkn60oDO
女の子「お待たせいたしました!!隊長♪」

男「それは誰の事だ…」

女の子「これどうぞ♪」

男「あ、あぁ、ありがと…ん?」

女の子「どうしました?」

男「いや、こんな色のジュースあったか?」
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:43:59.71 ID:Dkn60oDO
男「これは…何のジュースだ?」

女の子「えっとね…コーラとメロンソーダがあったんですよ」

男「…それで?」

女の子「両方とも美味しそうじゃないですか♪」

男「あぁ、俺は好きだ」

女の子「でもコップ三つ持つのは危ないですし…そこで閃いたんです!!」

男「…何を?」

女の子「コーラとメロンソーダを一緒のコップに入れようと♪」

男「何でそうなるんだよおおおおおおお!!」
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:46:49.50 ID:Dkn60oDO
男「なんという錬金術…」

女の子「ありがとうございます♪」

男「褒めてねぇよ!!」

女の子「あれ?そうなんですか?」

男「…」
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:48:51.43 ID:Dkn60oDO
女の子「飲まないんですか?」

男「い、いや、これは流石に…」

女の子「そんな…」

男「なっ!?」
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:52:14.39 ID:Dkn60oDO
女の子「飲んで…くれないんですか…?」

男「いや、そのー…」

男(騙されん!!騙されんぞ!!)

男(上目遣いで目をウルウルさせても…)

男「調度、この組み合わせで飲みたいと思っていた所だ!!」

女の子「本当ですか!?」

男「おう!!」
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 16:58:47.75 ID:Dkn60oDO
男(勢いというのは怖いな…)

男(さっきまで絶対無理だと思ってたのに、今なら飲める気がする…)

男(いや、別に騙された訳じゃないよ?)

男(…俺は誰に言い訳してるんだ…)
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 17:04:39.49 ID:Dkn60oDO
男「それじゃ飲むぞ…」

女の子「どうぞ♪」

男「うりゃ!!」

女の子「おぉ、いい勢いです♪」

男「!?」

女の子「?」
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 17:52:54.06 ID:Dkn60oDO
男「!!!!!」

女の子「あ、面白い顔ですね♪」

男「…ぶは!!ごほっ、ごほっ!!」

女の子「どうでしたか!?」

男「あぁ、最高の味だ!!」

女の子「本当ですか!?」

男「嘘だよおおおおおおおおおお!!」
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:17:42.85 ID:Dkn60oDO
ガンNEXTやってたら通信エラーオキタヨ…


男「一つ…聞きたいんだが…」

女の子「何でしょうか?」

男「凄い苦かったんだが、なんでだ?」

女の子「あ、コーヒー入れたの忘れてました」

男「何で入れたんだよおおおおおおお!!」
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:31:59.18 ID:Dkn60oDO
女の子「前に飲んでいたので♪」

男「何でそれは覚えてるんだよ…」

女の子「ダメ…だったでしょうか?」

男「いいよ!!俺コーヒー大好きだし!!」

女の子「本当ですか?それじゃぁもう一杯…」

男「待て、もういらない」
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:34:48.85 ID:Dkn60oDO
男「コーラ!!コーラだけでいいから!!」

女の子「本当にそれだけでいいんですか?」

男「あぁ、頼む」

女の子「わかりました、また取ってきます♪」

男「今のうちにお手洗い行こう…気持ち悪い…」
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:42:28.81 ID:Dkn60oDO
女の子「お待たせいたしました、コーラです♪」

男「あぁ、ありがと」

女の子「ティラミス来ないなぁ…」

男「本当に時間かかるよな…なんでだろう?」

店員「…お待たせいたしました」
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:43:41.52 ID:Dkn60oDO
男「あ、来た」

店員「ティラミスでございます」

女の子「わ〜い♪」

店員「!?」

男「おぉ…クールな店員さんすら驚いてる…すげぇ」
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:46:51.84 ID:Dkn60oDO
女の子「いただきます♪」

男「どうぞ…」

女の子「…」

男「ん?どうした?食べないのか?」
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:48:04.89 ID:Dkn60oDO
女の子「いえ、食べますけど…」

男「?」

女の子「あの…」

男「さっきと同じティラミスだぞ?」

女の子「え?」

男「ん?また何か足りないのかと思って」
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:49:59.95 ID:Dkn60oDO
女の子「いえ、そうでは無くて…」

男「違うのか?」

女の子「お願いが…ありまして…」

男「…なんですか?」

女の子「た、食べさせて欲しいです!!」

男「!?」
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:51:28.77 ID:Dkn60oDO
男「俺が?」

女の子「はい」

男「お前に?」

女の子「そうです!!」

男「…嫌だ!!」

女の子「え?」
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:52:28.09 ID:Dkn60oDO
女の子「な、何でですか」

男「いや、逆らってみたくて」

女の子「…それだけですか?」

男「それだけ」

女の子「…」
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:54:20.97 ID:Dkn60oDO
女の子「お願いします!!」

男「嫌だ!!」

女の子「むぅぅ…こうなったら…」

男「もうその手は効かないぞ?」

女の子「え?」
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:56:08.11 ID:Dkn60oDO
男「まぁ、いろいろ考えたんだが」

女の子「?」

男「やっぱりいつものお前が一番だわ」

女の子「!?」

男「早く元に戻って欲しいんだが…」
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 18:58:46.29 ID:Dkn60oDO
女の子(今、一番って…私が一番って言いましたか!?)

女の子(こ、これはもう…その…)

女の子「あの、式はいつでしょうか?」

男「…だめだ、完全に壊れたか」
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 19:37:28.44 ID:Dkn60oDO
女の子「…もういいです一人で食べますよ」

男「そうか、それはよかった」

女の子「…」ジー

男「そ、そんな目してもダメだぞ!!」
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 19:39:26.71 ID:Dkn60oDO
女の子「うー…」

男「うーうー言うのはやめなさい」

女の子「あれ?どこかで…?」

男「き、気にするな」

女の子「?」
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 19:42:33.96 ID:Dkn60oDO
女の子「…」

男「お前も粘るな…」

女の子「食べさせて欲しいんですもの…」

男(ん?テンション低いと普段と一緒じゃないか?)
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 19:46:29.50 ID:Dkn60oDO
女の子「うぅ…食べさせて欲しかったです…」

男(よしよし、いい感じだぞ)

女の子「仕方ありません…一人寂しく食べるとします…」

男(おぉ、ついに!!)
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 19:49:37.36 ID:Dkn60oDO
男(しかし、何だろうなこの感じ…)

男(何か悪い事してる気になってくる…)

男(いやそんな事はないぞ!!)

男(これでいいはずなんだ!!)
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 19:57:33.42 ID:Dkn60oDO
男「あれ?あまり進んで無いな、珍しい」

女の子「何か…美味しく感じないです…」

男「さっき美味しいって言ってたじゃないか」

女の子「だって…一人ですし…」

男「…」

女の子「パフェは美味しかったんです…あなたからチョコ貰いましたから…」

男「!?」
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:04:35.05 ID:Dkn60oDO
男(惑わされるな!!あれは作戦だ!!)

男(耐えろ…今は、ただ、耐えるんだ!!)

客1「あれはもう終わったな」

客2「リア充ざまぁ」

男「…」
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:05:52.48 ID:Dkn60oDO
男「…おい」

女の子「なんですか…」

男「や、やっぱり食べさせてやるよ」

女の子「…え?」

男「だから、食べさせてやるって!!」

女の子「ほ、本当ですか!?」
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:08:26.13 ID:Dkn60oDO
女の子「やったー♪」

男(やっぱりいつもと違う…でも、やっぱりこいつはこいつだ)

男(それなら、俺はこいつの望みを叶えてやるだけだ)

男(ずっとそうして、運転してきたんだからな)

女の子「それじゃぁ今そっち行きますね♪」

男「…え?」
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:11:51.89 ID:Dkn60oDO
女の子「〜♪」

男「結局こうなるのか…」

女の子「そうです、こうなります♪」

男「まぁ、いいか」

客1「…ちっ」

客2「こんな場所居てられるか、俺は帰らせてもらう!!」

男「待て!!それはフラグだ!!」

女の子「どうしたんですか?急に」

男「いや、何でも無い…」
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:18:26.56 ID:Dkn60oDO
女の子「それではお願いします♪」

男「はいはい…ほれ、口開けろ」

女の子「はい♪」

男「ほいほい…」

女の子「んー…やっぱり美味しいです♪」

男「…単純な奴」
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:26:03.10 ID:Dkn60oDO
女の子「幸せですー…」

男「ん?」

女の子「はぅー…」

男「お、おい、お前顔が異常に赤いぞ!?」

女の子「そんなー…事ー…」
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:33:17.30 ID:Dkn60oDO
男「こ、これはやばいんじゃないのか!?」

女の子「大丈夫ー…でーすよー…」

男「仕方ない…ちょっと持つぞ」

女の子「ふわふわするー…」
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:38:29.21 ID:Dkn60oDO
男「すみません、会計お願いします!!」

店員「はい」

女の子「私のお財布ー…あー…車の中ですー…」

男「俺が出してやる!!」

女の子「わーいー…」

男「いよいよ本格的に危なくなってきたな…」
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 20:48:50.26 ID:Dkn60oDO
やばいクリスマスネタやるつもりがクリスマスがもう終わる…ソウダヤメヨウ


男「ほら、寝転がれ」

女の子「座席ー…冷たいですー…」

男「我慢しろ」

女の子「無理ですー…一緒にー…」

男「運転出来ねぇよ!!」

女の子「あー…そうでしたー…」

男「…」
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:06:28.29 ID:Dkn60oDO
男「とりあえず宿を探さないと…」

女の子「宿ならそこを右ですー…」

男「え?」

女の子「そこを右に行ってー…二つ目の信号の所ですー…」

男「何で知ってるんだ?」

女の子「いえー…知らないですけどー…わかりますー…」

男「…こいつがそう言うんだ、信じてみよう」
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:08:47.91 ID:Dkn60oDO
男「本当にあった…」

女の子「凄いですー…」

男「お前がな」

女の子「ありがとー…」

男「寝たか…仕方ない、また運ぶか…」
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:11:42.06 ID:Dkn60oDO
男「よっと」

女の子「…」スー、スー

男「…このまま入ったら勘違いされるんじゃ無いか?」

男「女の子を抱えて部屋貸してください…絶対怪しいだろ」

男「…まぁいいか、その時はその時だ」
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:17:28.59 ID:Dkn60oDO
男「すみません、部屋ありますか?」

受付「あ、はい、お客様…え?」

男「あるんですか?」

受付「あの…お客様…」

男「おぉ、予想通り」
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:22:34.39 ID:Dkn60oDO
男「えっとですね、こいつ酔っ払って眠ってしまいまして」

受付「はぁ…」

男「それですぐに休ませようと…」

受付「…」

男(やばいな、完全に怪しまれてる)
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:25:31.52 ID:Dkn60oDO
男(さて、どうしたものか…)

受付「あのー、お客様、大変申し訳無いのですが…」

男(まずい!!何か言わないと!!)

女の子「兄妹!!」

受付「え?」

男「うお!?びっくりした!!」
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:30:03.79 ID:Dkn60oDO
女の子「私達兄妹なんです、ねぇお兄様」

男「あ、あぁそうなんだ」

受付「そうだったんですか、申し訳ありません」

男「い、いえ」

男(た、助かった…)

女の子「…」スー、スー

男「もう寝てるのかよ!?」
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:32:35.71 ID:Dkn60oDO
男「何とか部屋を借りられた…」

女の子「…」スー、スー

男「まったく…前も寝ながら会話したり…本当に訳わからん奴だ」

男「…俺、こいつの評価こればっかりだな」

男「まぁいいか…事実だし」
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:40:34.25 ID:Dkn60oDO
男「とりあえずベッドに寝かせて…」

男「ちょっと外に行ってくるか…」

男「ついでにあれを買ってこよう…」

女の子「…」
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:44:01.94 ID:Dkn60oDO
女の子(行ったでしょうか…?)

女の子(ど、どうしましょう!!)

女の子(何か記憶は曖昧ですけど、あんな大胆な…)

女の子(それに…キ…)

女の子(どうしましょう!!本当にどうしましょう!!)
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:48:31.32 ID:Dkn60oDO
女の子(ティラミスを食べた辺りから記憶が…)

女の子(私、おかしかったですよね!?)

女の子(何であんな行動を…)

女の子(今思い出すと本当に…)

女の子(穴があったら入りたいです!!)

女の子(…とりあえず布団で我慢です)
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:51:14.37 ID:Dkn60oDO
女の子(うぅ…どうしましょう…)

女の子(もう顔を合わせるのも恥ずかしいです…)

女の子(とりあえず気がついたらホテルにいたので寝たふりでごまかしましたけど…)

女の子(これからどうしましょう…)
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 21:53:36.17 ID:Dkn60oDO
女の子(いえ…こういう時こそ冷静にならないと)

女の子(そうですよ、あれも結局してないんです)

女の子(それなら恥ずかしがる事無いはずです!!)

女の子(でも…でも…)
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:02:58.96 ID:Dkn60oDO
女の子(ここで取れる行動は二つ…)

女の子(忘れたと言って逃げるのか…それとも…)

女の子(このまま攻めるか…です!!)

女の子(…む、無理です!!そんなの絶対無理です!!)
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:05:14.65 ID:Dkn60oDO
女の子(…忘れましょう)

女の子(そうです、忘れればいいんです)

女の子(今までだって、ずっとそうだったんですから…)

女の子(…いえ、普通に忘れてるだけですが)
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:10:57.76 ID:Dkn60oDO
女の子(そうと決まれば寝ましょう…)

女の子(んー…頭が痛いわ…)

女の子(疲れかしら…)

女の子(早く…寝て…)

女の子「…」
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:13:12.02 ID:Dkn60oDO
男「さて、こんなもんでいいか」

男「さっさと戻ろう」

男「また暴れたりされたらたまらないからな…」

男「しかし寒いな…いや、寒気、か?」
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:15:51.66 ID:Dkn60oDO
男「えーっと、3階3階っと」

男「…何か、エレベーターって変な感じするよな」

男「俺、この感じ結局慣れなかったなぁ」

男「毎日、乗ってたのになぁ…」

男「…少し、懐かしいな」
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:28:15.58 ID:Dkn60oDO
男「さてと…戻ってきた訳だが…」

男「何であいつは布団を全部被ってるんだ?」

男「…そんなに寒かったのか?」

男「結局服もそのままだしな…」
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:30:08.34 ID:Dkn60oDO
男「いや、これは流石に暑いだろ、絶対」

男「少し取ってやるか…」

男「俺の分の布団が無いしな」

男「…まぁ、後空いてるのソファーしか無いが」
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:34:05.30 ID:Dkn60oDO
男「一応確認を取っておこう」

男「後で怒られたく無いしな…」

男「という訳で…」

男「おーい、布団貰いますよー」

女の子「…ん」
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:39:17.76 ID:Dkn60oDO
男「よし、布団一枚ゲットだぜ!!」

男「それじゃソファーにー…」

女の子「んー…」

男「あ?」

女の子「そっちじゃ…無いですー…」

男「ぐえっ!?」
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:43:23.69 ID:Dkn60oDO
男「急に首絞めんな…苦し…」

女の子「んー…いい抱き心地ですー…」

男「こいつ…まだ酔ってるのかよ!?」

女の子「動かないでー…くださいー…」

男「動けないんだよおおおおおおおおお!!」
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:47:39.44 ID:Dkn60oDO
男「うおおおおおおおおおおおお!!」

女の子「うーん…」

男「負けるかああああああああああ!!」

女の子「ふみ…」

男「少しは何か言えええええええええええ!!」

女の子「…無駄な抵抗はやめて投降してください」

男「急にリアルになるなあああああああああああ!!」
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/25(金) 22:51:42.52 ID:Dkn60oDO
男「こいつ…マジでどんな力してるんだよ…」

男「本当に投降するしかないのか…?」

男「いやまだだ!!諦めるにはまだ早い!!」

男「守ったら負ける!!攻めるんだ!!」

男「…何が攻めで何が守りなんだろう」
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:15:24.21 ID:WUO3OoDO
男「まぁいいや、もう寝よう…」

男「いい加減慣れないと、ここから先やっていけないからな…」

男「無心…無心…」

男「…」

女の子(…寝入り早いです)
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:18:21.77 ID:WUO3OoDO
女の子(寝顔は相変わらずですね…)

女の子(ちょっといじってみましょう)

女の子(ここを…こうして…)

女の子(これは!?)

女の子(…こっちも引っ張って)

女の子(!!)
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:20:29.76 ID:WUO3OoDO
女の子(何か楽しくなってきました)

女の子(これは写真に撮りたいですね…)

女の子(どこにあったでしょうか?)

女の子(たぶんこの人の鞄の中ですね)

女の子(探してみましょう)
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:22:51.92 ID:WUO3OoDO
女の子(こっちの鞄でしょうか?)

女の子(何かいろいろ入ってますね…)

女の子(あ、これは…)

女の子(アルバム、ですね)
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:25:35.51 ID:WUO3OoDO
女の子(どうやら最近の写真ですね)

女の子(あ、これは消したと言っていた!?)

女の子(むぅぅ…消していなかったんですね…)

女の子(とりあえず後でお仕置きを考えておきましょう)
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:27:56.56 ID:WUO3OoDO
女の子(案外たくさん写真撮っていたんですね)

女の子(全部の街の風景があります)

女の子(これは私と勝負した時の写真でしょうか?)

女の子(打つのに集中していて気がつきませんでしたね)
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:30:34.45 ID:WUO3OoDO
女の子(これは何でしょうか?)

女の子(あ、一発芸大会の時の…)

女の子(どうやら舞台袖から撮ったようですね)

女の子(…私、変な顔してます)

女の子(笑顔が引き攣ってしまってますね)

女の子(緊張…しましたから)
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:32:05.70 ID:WUO3OoDO
女の子(これは遊園地の時の?)

女の子(まったくあの人は、他の女性と一緒だったというのに…)

女の子(…)

女の子(まぁ、これはいいです…よね?)
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:38:12.41 ID:WUO3OoDO
女の子(ここからは昔の写真ですかね?)

女の子(見た事の無い風景です)

女の子(この街は…あの人が働いていた街でしょうか?)

女の子(本当に大きな街です…)
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:40:23.04 ID:WUO3OoDO
女の子(でも、どれも似たような写真ばかりですね…)

女の子(季節毎に撮ってるのでしょうか?)

女の子(かなりの量の写真ですね)

女の子(という事は勤めて長い会社だったのかしら?)
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:41:53.18 ID:WUO3OoDO
女の子(他に何か無いでしょうか?)

女の子(ここから先は…あら?)

女の子(女の人の写真?)

女の子(見た事無い人ですね…)
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:43:27.59 ID:WUO3OoDO
女の子(見た目は高校生くらいでしょうか?)

女の子(誰なのでしょうか…?)

女の子(ま、まさか…)

女の子(昔の…恋人でしょうか!?)

女の子(…いえ、それは無いですね、たぶん)
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:46:38.74 ID:WUO3OoDO
女の子(うー…気になりますね)

女の子(どうしましょうか…)

女の子(まぁ、考えても仕方ないので保留しておきましょう)

女の子(それよりもカメラです、カメラ)
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:51:14.48 ID:WUO3OoDO
女の子(…そういえば)

女の子(この人のカメラで撮るとばれてしまうのでは?)

女の子(現像はこの人がやっていますし…)

女の子(…もしかして、これって企画倒れ?)

女の子(…ベッドに戻りましょう)
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:54:44.81 ID:WUO3OoDO
女の子(暖かいです)

女の子(…明日からはどうしましょう)

女の子(まぁ、それは明日になったら考えましょう)

女の子(きっと、この人もそう思ってるでしょう…)

女の子「…」スー、スー
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 09:57:03.05 ID:WUO3OoDO
男「んおー…朝か」

男「結構寝たな…さてと」

男「こいつはいつも通りというか…やっぱり寝てるか」

男「まぁいいや、とりあえず飲み物でも買ってくるか」
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:00:14.25 ID:WUO3OoDO
男「…思わぬトラップだ」

男「りんごジュースがあった、ここまではいい」

男「しかしニ種類…しかも果汁100%と10%か…」

男「あいつ、どっちが好きなんだろう?」

男「…いいや、両方買っていこう」
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:03:03.37 ID:WUO3OoDO
男「さて、戻ってきたのはいいんだが…」

女の子「…」

男「どうしたんだ?ベッドからずり落ちて」

女の子「いえ…その…」

男「…まぁ、大体予想出来るが」
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:08:44.52 ID:WUO3OoDO
女の子「あのですね…調度今起きたんですよ…」

男「うん」

女の子「それであなたがいなかったので探そうと思ったんですが…」

男「それで?」

女の子「頭が痛くて動けなくなりました…」

男「…はぁ」
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:12:05.01 ID:WUO3OoDO
女の子「あーうー…」

男「ここまで予想通りだとは」

女の子「何でこんなに頭痛が…」

男「二日酔いだろ」

女の子「お酒なんて飲んでないですよ…?」

男「まぁ、飲んでは無いからな」

女の子「…?」
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:16:18.72 ID:WUO3OoDO
女の子「うぅぅ…頭痛いです…」

男「…ほれ」

女の子「薬?」

男「昨日買っておいたんだよ」

女の子「…」

男「?」
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:18:03.99 ID:WUO3OoDO
男「ほれ、水」

女の子「…」

男「どうした?早く飲め」

女の子「…や」

男「え?」

女の子「苦いの、嫌です」

男「…お前」
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:20:44.52 ID:WUO3OoDO
男「飲まないと頭痛酷いぞ?」

女の子「だ、大丈夫です」

男「言ったな?」

女の子「言いました」

男「そうか…それじゃ…」

女の子「…?」

男「アッーーーーーー!!」

女の子「!?」
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:23:42.33 ID:WUO3OoDO
女の子「頭が…割れそうです…」

男「飲まないならずっと大声出してやる」

女の子「やめてください」

男「じゃぁ飲め」

女の子「うぅぅ…脅迫です…」

男「何とでも言え」
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:34:31.67 ID:WUO3OoDO
男「ほら飲め!!」

女の子「い、嫌です…」

男「抵抗するなら無理矢理飲ませるぞ!!」

女の子「そんな…」

男「ほらほら、楽になっちまえよー」

女の子「嫌ぁ…」

男「…何かあれだな」

女の子「言ったら怒りますよ」

男「ごめんなさい…」
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:36:57.18 ID:WUO3OoDO
男「大丈夫、これは苦く無いやつだから」

女の子「嘘です!!」

男「本当だよ」

女の子「ではあなたの思考に直接ー…」

男「ごめんなさい、嘘です」
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:43:38.45 ID:WUO3OoDO
男「じゃぁこうしよう」

女の子「なんですか?」

男「薬を飲んだら昨日買っといたお菓子をやろう」

女の子「飲みます」

男「早っ!?お菓子つえぇな…」

女の子「当たり前です、最強です」

男「俺が言っても聞かないのにお菓子で動くとは…少し自信無くなったわ…」
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:48:05.20 ID:WUO3OoDO
女の子「い、いきますよー…」

男「ぐいっといけ!!」

女の子「…」

男「…」

女の子「…」

男「早く飲めやああああああああああ!!」

女の子「大声出さないでください!!」

男「ごめんなさい…」
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:50:41.06 ID:WUO3OoDO
女の子「今度こそいきます!!」

男「いけいけ」

女の子「…」クイッ

男「お」

女の子「お、お水」

男「…」

女の子「あれ、お水…」

男「あぁ、はい」

女の子「…」コクコク

男「何かエロ…」

女の子「!!」

男「ぐはっ…腹…が…」
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:52:30.19 ID:WUO3OoDO
女の子「苦いです…」

男「まぁ、薬なんてそんなもんだろ」

女の子「うぅ…何か口直しを…」

男「あ、さっき買ってきたジュースあるぞ」

女の子「ください!!」

男「ほれ」

女の子「それでお菓子はまだですか?」

男「…」
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 10:54:12.65 ID:WUO3OoDO
男「はいよ」

女の子「〜♪」

男「一気に元気になったな…」

女の子「まだ少し身体がダルいですけどね…」

男「そうか、それじゃぁ少し横になってな」

女の子「そうします…」
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:29:47.79 ID:WUO3OoDO
男「さて、それじゃぁ俺は出掛けてくるよ」

女の子「え?」

男「通り道にいろいろ行ってみたい所があってな、見てくる」

女の子「それじゃぁ私もー…」

男「ダメだ」
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:32:22.92 ID:WUO3OoDO
男「調子悪いんだから寝てな」

女の子「でも…」

男「でもじゃ無い」

女の子「むぅ…」

男「たまには大人しくしてな」

女の子「いつも大人しいじゃないですか」

男「…へぇ」
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:33:30.00 ID:WUO3OoDO
男「それじゃ安静にしてるんだぞー」

女の子「うー…」

男「すぐ戻るから」

女の子「…いってらっしゃいませ」

男「行ってきます」

女の子「…」
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:36:29.44 ID:WUO3OoDO
男「一人で行動するのも久しぶりだなぁ」

男「さて、まずは写真を現像しに行かないと」

男「随分溜まってるからな…」

男「確かすぐ近くだし、たまには歩くか」
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:39:54.52 ID:WUO3OoDO
男「最近の写真屋は便利になったものだなー」

男「10分で終わったな」

男「さて次はー…お?」

男「そうだ、電気屋行ってみよう」

男「確か正面にあったな」
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:43:25.82 ID:WUO3OoDO
男「ほー、自宅でカラオケか」

男「いいな、こういうのやってみたいよな」

男「…まぁ、今は無理だけどな」

男「そういえばあいつカラオケ行きたいって言ってたな」

男「後で探しておくか」
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:46:24.67 ID:WUO3OoDO
男「これは自宅でトレーニング出来るやつか」

男「これは前に俺もやったなぁ」

男「女の子と一緒に腕立て伏せと腹筋とスクワットやるやつだよな?」

男「あれ?でもこれ画面がついてないぞ?」
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 12:56:05.27 ID:WUO3OoDO
男「これはどうやって使うんだ?」

男「ふむふむ、これの上で走ってトレーニングするのか」

男「これは俺には無理だな…」

男「俺、走るの苦手だからなぁ」

男「…というか、スポーツ全般的にダメだからな」

男「あいつも走るのとか苦手っぽいよな」

男「走ってる姿も想像出来ないからな」
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 13:00:25.88 ID:WUO3OoDO
男「お、これ凄いな」

男「着けるだけで腹筋のトレーニングが出来るのか」

男「腹筋が…割れる…」

男「…しまったあいつで想像しちまった」

男「今回は一人でよかったぜ…一緒にいたらどうなってたか…」
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 13:04:04.91 ID:WUO3OoDO
男「こっちはパソコンかな?」

男「ふむ、今は角が丸いやつが流行ってるのか?」

男「りんごか…あいつが好きそうだな」

男「あいつもパソコンくらい持ってるだろうし、きっとこれだろう」
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 13:09:39.58 ID:WUO3OoDO
女の子「…退屈ですね」

女の子「動く気にはならないですけどじっとしてるのは耐えられません」

女の子「…いえ、私は大人しい子なので耐えてみせます」

女の子「あの人に私が大人しいという事を見せつけてあげます」
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 13:56:17.88 ID:WUO3OoDO
ケーキウマス


男「むぅ…最新型のカメラか…」

男「動画も撮れるだと?」

男「でもこれだけ小さいと悪用とか…」

男「いやでもそれを言ったらケータイも…」

男「…俺は何を考えているんだろうか」

男「そろそろ次の店行くか」
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:01:46.48 ID:WUO3OoDO
男「これは…お菓子専門店?」

男「世界中のお菓子を集めた…ねぇ」

男「…ここはいいや」

男「あいつをおいてこんな所に来たってばれたら大変だからな」

男「とりあえず場所だけ覚えておこう」
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:16:32.04 ID:WUO3OoDO
男「さて、こんなもんかな…」

男「あまり遅くなるとあいつ怒るからなぁ」

男「…ん?あれは?」

男「…少し寄っていくか」
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:20:40.82 ID:WUO3OoDO
女の子「遅いですねー…」

女の子「もう夕方です」

女の子「うぅ、ご飯食べてないので元気が…」

女の子「お菓子…お菓子を…」

女の子「あ…空っぽです…」
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:23:26.49 ID:WUO3OoDO
女の子「喉渇きました…」

女の子「幸いジュースは二本あるので何とかなりそうです」

女の子「でもジュースではお腹は膨れません…」

女の子「うぅ…まだ帰って来ないのでしょうか…?」
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:26:57.61 ID:WUO3OoDO
女の子「天井見てるのも飽きてきましたね…」

女の子「何か出来る事は無いでしょうか…」

女の子「あ、あれは…」

女の子「テーブルの上にお菓子の箱発見です!!」

女の子「大丈夫…この距離なら大丈夫なはずです…」
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:30:26.09 ID:WUO3OoDO
男「うお、もう夕方か」

男「まずいな…これは怒られそうだ…」

男「急がないと…」

男「まったく…店員さんがしつこいから…」
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:35:47.16 ID:WUO3OoDO
男「やっとホテル着いた」

男「あいつ、大人しく待ってただろうな?」

男「…いや、無いな」

男「どうせまたベッドからずり落ちてるだろ、賭けてもいいな」
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:38:00.50 ID:WUO3OoDO
男「ただいまー」

女の子「お、お帰り…なさい…」

男「…」

女の子「いえ…これはですね…」

男「賭けは俺の負けだな、テーブルの下に転がってるのは予想出来なかった」

女の子「何の…話ですか…?」

男「いや、何でもない」
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:44:07.21 ID:WUO3OoDO
男「で、どうしてこうなった?」

女の子「えっとですね…まずお菓子の箱を見つけたんですよ」

男「あぁ」

女の子「それでお菓子をゲットしたまではよかったのですが」

男「?」

女の子「その箱を落としてしまって、取ろうとしたらソファーから落ちまして」

男「…」

女の子「そしたら動けなくなってしまって…」
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:50:32.46 ID:xtAB.IDO
http://regnumtria.net/friend/check.php?c=vqgqDHb66C5.Y
三国志無料オンラインゲーやろうず(・ω・)
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:52:38.14 ID:WUO3OoDO
男「どれくらい倒れてたんだ?」

女の子「一時間くらいです…」

男「そんなに!?」

女の子「…あなたが早く戻って来ないのが悪いんです」

男(しまった、自爆した)
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 14:58:16.35 ID:WUO3OoDO
>>238 オンラインゲームは苦手です、申し訳無いです…


女の子「これは厳罰ものですね」

男「あ、いや、これには理由があってだな…」

女の子「問答無用…う…」

男「!?」
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:00:33.13 ID:WUO3OoDO
男「具合悪いのに無茶しやがって…今ベッドに!!」

女の子「いえ、それより行きたい所が…」

男「どこだ!?二人の思い出の場所か!?」

女の子「どこですか、それ…」
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:03:45.28 ID:WUO3OoDO
男「えーっと…」

女の子「いえ、それはどうでもいいんですよ…」

男「じゃぁどこだ?」

女の子「しょ、食堂に…」

男「…え?」
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:11:06.66 ID:WUO3OoDO
女の子「…で、結局抱えられるんですか」

男「これが一番運びやすいんだよ」

女の子「私が恥ずかしいです!!」

男「じゃぁお姫様抱っことかにするか?」

女の子「もっと恥ずかしいじゃないですか!!」

男「何だよ、昨日は自分からやってくれって言ったくせに」

女の子「!?」
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:14:33.47 ID:WUO3OoDO
女の子(わ、私、昨日そんな事言ったんですか!?)

女の子(どうしましょう…これは一大事です!!)

男「お、おい、暴れるなよ!?」

女の子「…ごめんなさい」
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:25:00.32 ID:WUO3OoDO
男「着いたぞ」

女の子「では降ろしてください」

男「はいよ…歩けるのか?」

女の子「たぶん、大丈夫です」

男「…」
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:26:17.44 ID:WUO3OoDO
男「…ほら」

女の子「?」

男「手、出せ、引っ張ってやる」

女の子「!?」
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:29:57.63 ID:WUO3OoDO
男「早く」

女の子「その…あの…お願い、します…」

男「こっちだ」

女の子「はい…」
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:33:00.52 ID:WUO3OoDO
女の子「…」

男「どうした?下ばかり見て、危ないぞ?」

女の子「いえ…気にしないでください」

男「?」

女の子(き、緊張してしまいます…)

男「ほら、ここだよ」

女の子「うな!?」ポスッ

男「…だから危ないって」

女の子「ご、ごめんなさい」
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:35:20.91 ID:WUO3OoDO
男「何にしようかなー」

女の子「私は蕎麦を…」

男「ん?それだけでいいのか?」

女の子「あまり食欲が無いので」

男「え?」

女の子「…そうですよね、信じられませんよね」

男「あ、いや、そういう意味じゃなくてだな…」
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:38:46.93 ID:WUO3OoDO
女の子「じゃぁどういう意味ですか?」

男(何とかごまかさないと…)

男「そ、蕎麦好きなんだな!!」

女の子「それは随分前にわかってるはずです」

男「そういえばそうだったな…」
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:51:25.52 ID:WUO3OoDO
女の子「…まぁいいです、それより決まりましたか?」

男「いや、まだだけど」

女の子「そうですか」

男「珍しいな、お前が待ってくれるなんて」

女の子「ここはボタンが無いので」

男「そういう理由か…」
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 15:55:35.90 ID:WUO3OoDO
男「俺はカツ丼にしようかな」

女の子「そうですか」

男「すみませーん」

店員「はい、何でしょうか?」

男「注文を」

店員「かしこまりました、ご注文をどうぞ」
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:08:49.81 ID:WUO3OoDO
男「具合はどうだ?」

女の子「最悪です」

男「そうか…それじゃ今日も泊まっていくか」

女の子「でも…」

男「急いで無いって言っただろ、気にすんな」

女の子「…はい」
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:15:01.73 ID:WUO3OoDO
店員「お待たせいたしました」

男「早っ!?」

店員「…?」

女の子「あ、気にしないでください」

店員「はぁ…」

男「…悪い」

女の子「いえ、前に行ったファミレスがあれでしたから、当然の反応です」
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:20:58.11 ID:WUO3OoDO
女の子「いただきます」

男「いただきまーす」

女の子「あれ?おつゆが無いです」

男「あぁ、これだよ」

女の子「あ、ありがとうございます」
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:33:31.15 ID:WUO3OoDO
女の子「そういえば」

男「ん?」

女の子「ここでは兄妹で通してるんですよね」

男「そうだな」

女の子「やっぱりお兄様と呼んだ方がいいでしょうか?」

男「…いやしばらくいい」

女の子「そうですか?」

男(思い出しそうだからな…)
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:40:38.94 ID:WUO3OoDO
男(今思えばあの時俺は凄い惜しい事をしたんじゃないのか?)

男(いや、あれでよかったはずだ)

男(でも、今こんな事を考えてるということは…)

女の子「どうしたんですか?」

男「いや…ちょっと後悔を…」

女の子「?」
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:52:40.71 ID:WUO3OoDO
男「うまいか?」

女の子「えぇ、美味しいわね」

男「そうか」

男(とりあえずいつもの調子を取り戻したようだな)

女の子「ご馳走様でした」

男「…余裕で完食してるしな」
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:56:13.38 ID:WUO3OoDO
女の子「また眠くなってきました…」

男「それじゃ戻るか」

女の子「はい」

男「よし、行こう」

女の子「…ん」スッ

男「?」

女の子「ま、まだ歩くの辛いので、手を…」

男「あぁ、そうだったな、悪い」

女の子「いえ…」
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 16:59:41.72 ID:WUO3OoDO
女の子「…」

男(また無言になったな)

男(そういえばこいつが体調を崩すのは二度目か…)

男(前の時はどうしたんだっけ?)
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:02:08.26 ID:WUO3OoDO
男(うーん…何か出来る事は無いだろうか?)

女の子「あ、あの」

男「ん?なんだ?」

女の子「やっぱり…もう、手はいいです」

男「ん?…あぁ、そういう事か」

女の子「え?」

男「よっと」ガシッ

女の子「そ、そういう意味じゃ無いですー!!」
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:04:36.75 ID:WUO3OoDO
男「到着ー」

女の子「ここ、部屋じゃ無いですよ?」

男「風呂だ、汗かいただろ?」

女の子「そういえばそうですね…」
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:10:40.97 ID:WUO3OoDO
女の子「では行ってまいります」

男「一人で大丈夫か?」

女の子「いえ、あなたはここまでしか来れないじゃないですか…」

男「せめて脱ぐのだけでも手伝おうかなって…」

女の子「私に廊下で脱げ、と?」

男「そ、そういう意味じゃ無い!!」

女の子「冗談ですよ、それでは」

男「あ、あぁ」
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:26:05.12 ID:WUO3OoDO
女の子「まったくあの人は…」

女の子(それにしても、そろそろあそこに行きたいですね…)

女の子(今まではごまかせましたけど、もう…)

女の子(明日頼んでみましょう)
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:28:25.25 ID:WUO3OoDO
男「…ん?」

女の子「お待たせいたしました」

男「おう、それじゃ部屋に戻るか」

女の子「えぇ」
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:30:36.00 ID:WUO3OoDO
女の子「お風呂に入ったらさらに眠くなりました…」

男「少し早いけど寝な」

女の子「そうします…あなたはまだ寝ないんですか?」

男「うん」

女の子「…そうですか」

男「…」
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:36:29.22 ID:WUO3OoDO
男(そうだ、そういえば前の時は…)

男「…」カタッ

女の子「?」

男「今日電気屋行ったら家でカラオケが出来る装置があってだな」

女の子「はい?」

男「それを見たら歌を歌いたくなったんだよ」

女の子「それで?」

男「今から歌おうと思う」

女の子「え?」
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:38:27.26 ID:WUO3OoDO
ピタゴラスイッチマジスゲー


男「…邪魔か?」

女の子「いえ、聞きたいです」

男「そっか、じゃぁ歌う」

女の子「えぇ、お願いします」
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:41:50.07 ID:WUO3OoDO
男「〜限界まで切り裂いて♪」

男「〜組み立てる、組み直す♪」

男「〜奇跡なんかじゃ無かったよね♪」

女の子(ん…やっぱり落ち着きます…)

女の子(寝るのがもったいないくらいに…)
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:54:40.20 ID:WUO3OoDO
ピタゴラスイッチスーパースローデモマジパネェ


男「〜大人の事情だ仕方が無い♪」

男「〜やる気、その気、大好き♪」

男「〜君が指差す夏の大三角♪」

女の子(もっと聞いていたいですけど…でも…)

女の子(もう…)

女の子「…」スー、スー
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 17:58:09.66 ID:WUO3OoDO
男「寝た、か」

男「さて、俺はどうするかな…」

男「そうだ、今日写真を現像したんだった」

男「今のうちに整理しておくか」
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:00:26.64 ID:WUO3OoDO
男「これはこっちで〜♪」

男「これはここに…っと、終わりか」

男「そろそろ一杯だな」

男「新しいのを買いに行こうかな…」

男「まぁ、明日でいいか」

男「起きた時にいなかったら、また怒られるからな」
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:02:45.26 ID:WUO3OoDO
男「このカメラとは長い付き合いだなぁ…」

男「あいつからの最後のプレゼントだからな…」

男「まだまだ使えるし…」

男「買い替えるのはまだでいいか」
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:04:43.12 ID:WUO3OoDO
桑島法子サンマジイイ声ッス


男「さて、次は何しようかな」

男「…とりあえずジュースでも買ってくるか」

男「あいつも飲み終わったみたいだしな」

男「…結局、どっちでもよかったんだな」
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:05:56.17 ID:WUO3OoDO
男「そういや風呂入るの忘れてた」

男「いいや、ついでに入ってこよう」

男「念のために置き手紙を…」

男「…これでよし」

男「それじゃ行くか」
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:07:57.57 ID:WUO3OoDO
男「ふぅー…いいお湯加減で」

男「しかし混んでるな…時間が時間だし」

男「あいつは大丈夫だったのかな?」

男「もう少し、時間をずらしてやるべきだったか…」
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:10:37.05 ID:WUO3OoDO
男「…さて、そろそろ出るか」

男「風呂上がりはやっぱり牛乳だよな」

男「こう…腰に手を当てて…」

男「…といっても、やってる人いないが」

男「一人でやるのも恥ずかしいし、諦めよう…」
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:13:44.49 ID:WUO3OoDO
男「さてと自販機は…」

男「この先だったか?」

男「ん?ここはレトロゲームのコーナーか…!?」

男「うわ、これ俺が小学生の頃の!!」

男「これはやるしかない!!」
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:19:33.03 ID:WUO3OoDO
男「シューティングゲームか…そういえば前にあいつと対戦したなぁ」

男「あの時は大人気ない事したな…」

男「でも勝負だったから仕方が無い」

男「…それに、スポーツは全敗だったからな」
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:25:31.64 ID:WUO3OoDO
男「しかし本当に古いゲームばかりだな」

男「新しいのはUFOキャッチャーの中身だけだな」

男「ま、こういう場所のゲームコーナーじゃ仕方無いか」

男「ん?あれは…?」
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:36:31.26 ID:WUO3OoDO
男「ペンギンの人形か…」

男「前にプレゼントした時に喜んでた…よな?」

男「せっかくだし取って行くか」

男「…起きてた時の保険にもなるし」
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:39:17.24 ID:WUO3OoDO
男「しかし、絶妙な位置だな」

男「まぁとりあえず紐を狙って…」

男「ここだ!!」

男「!?」

男「アームが弱くて持ち上がらない…だと?」
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:42:41.43 ID:WUO3OoDO
男「これは無理ゲーなんじゃ…?」

男「いや待てよ」

男「淵に枠は無い…か」

男「ならば最終奥義を使うしか無いな」

男「行くぜ!!」

男「…の前に換金しなければ」

男「…何で俺は肝心な時に決まらないんだろう」
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:44:56.39 ID:WUO3OoDO
男「よし、今度こそ…」

男「転がして〜、転がして〜♪」

男「少しずつ〜、少しずつ〜♪」

男「あっという間に〜♪」

男「…もう一回換金だー!!」
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:46:14.44 ID:WUO3OoDO
男「な、なんとか取れたぞ…」

男「何か疲れたな…」

男「…まぁ、いいか」

男「これで喜んでくれればいいんだが、な」
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:47:40.44 ID:WUO3OoDO
男「さて、そろそろ戻るかな」

男「あれ?何か忘れてるような気が…」

男「まぁいいか」

男「早く戻ろう…」
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:49:01.16 ID:WUO3OoDO
男「よし、まだ寝てるな」

男「もう2時間も経ったのか…早いもんだな」

男「喉が渇いたな、飲み物を…」

男「…あ」

男「…俺にもついにこいつの呪いが?」
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:51:05.45 ID:WUO3OoDO
男「仕方無い、もう一回行ってくるか」

男「このペンギンは…枕元に置いとけばいいか」

男「はぁ…面倒だ」

男「でもこいつも喉渇くだろうし…仕方ないか」
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 18:53:00.94 ID:WUO3OoDO
女の子(ん…何か寂しいです…)

女の子(あら…?誰かいるの…?)

女の子(あぁ…あの人、結局ベッドで寝たのね)

女の子(それでは遠慮無く…あら?)

女の子(感触がいつもと…え!?)
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 19:03:51.35 ID:WUO3OoDO
女の子「た、大変です!!」

女の子「あの人がペンギンになってしまいました!?」

女の子「わ、私が寝ている間にいったい何が…?」

女の子「…でも、可愛いですね」
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 19:05:31.85 ID:WUO3OoDO
女の子「こんなに可愛いのなら別にいいのでは…?」

女の子「い、いえ、この大きさでは運転が出来ません!!」

女の子「いったいどうすれば…」

男「ただいま、お?起きたのか?」

女の子「え?」
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 19:07:51.77 ID:WUO3OoDO
男「いやー、ジュース買いに行ったのに忘れててさ」

女の子「…」

男「それでもう一度買いに…あ、そのペンギンはさっきUFOキャッチャーで取ったやつ、やるよ」

女の子「…」

男「ん?どうした?」

女の子「いえ…気にしないでください…」

男「そうか?」
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 19:10:05.86 ID:WUO3OoDO
男(あれ?あんまり喜んで無い?)

男(そうだよな…UFOキャッチャーで取ったぬいぐるみじゃ流石に…)

女の子「これ、ありがとうございます、大切にします」

男「!?、お、おう」

男(そういえば普段のこいつはいつも無表情だったな…忘れてた)
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:04:44.41 ID:WUO3OoDO
男「もう起きるのか?」

女の子「いえ、まだ寝たいわね」

男「そうか」

女の子「それではお願いします」

男「ん?何を?」

女の子「歌、歌ってください」
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:06:18.84 ID:WUO3OoDO
男「また歌うのか?」

女の子「私を一人にした罰です」

男「…ジュースとペンギンで」

女の子「ダメです」

男「…わがまま姫め」

女の子「何か言いましたか?」

男「いや、何も」
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:11:51.16 ID:WUO3OoDO
女の子(まぁ、全部建前ですけど)

女の子(本当はただこの人の歌を聞きたいだけで…)

男「俺も寝たいんだけどね…」

女の子「私が寝た後どうぞ」
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:20:41.93 ID:WUO3OoDO
男「〜放課後のバトルロイヤル♪」

男「〜鉛筆はHBで♪」

男「〜溢れる涙♪」

女の子(ん…)ギュッ

男「!?」

女の子「…」スー、スー

男「…寝たのか、今回は早いな」
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:25:36.16 ID:WUO3OoDO
男「さて…俺も寝るか…」

女の子「…むぅ」スー、スー

男「!?」

女の子「…」スー、スー

男「頭が膝の上に…!?」
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:32:08.32 ID:WUO3OoDO
男「微妙な位置に頭があって動けん…」

女の子「…」スー、スー

男「足が…痺れて…」

女の子「うんー…」

男「ひっ!!」

女の子「…」スー、スー

男「こ、こいつ…わざとやってるんじゃ無いだろうな…?」
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:38:38.17 ID:WUO3OoDO
男「動いたら起きちまうよな?」

男「どうしたものか…」

男「仕方ない、こうなったらこのまま寝よう」

男「いや、俺は別にこの状況が惜しい訳じゃ無いぞ?本当だぞ?」

男「…寝よう」
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/26(土) 20:47:36.93 ID:WUO3OoDO
ちょっと書けなくなります…
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/26(土) 20:54:35.75 ID:3.O7ZoDO
>>301
ん?
まぁまたーり待ってるよー
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:17:51.12 ID:bANyMwDO
ゲーセン行ってたヨ…もう日付変わってる…


寝るまで、書きます…
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:22:25.92 ID:bANyMwDO
男「まぁ、座って寝るのにも慣れたもんだ」

男「働いてる時はネカフェで寝たりしてたからなぁ」

男「…まぁ、膝の上に頭乗っけるのは初めてだが」

男「仕方が無い、仕方が無いなら仕方が無い…」

男「よし寝るぞ!!」
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:24:52.82 ID:bANyMwDO
男「…」

女の子「…」スー、スー

男「…意識するな、意識するな」

女の子「…んっ」

男「!?」ビクッ

女の子「…」スー、スー

男「…」
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:28:14.49 ID:bANyMwDO
男「やっぱり無理だろ!!」

男「くっ…こうなったら退けるしか…」

女の子「…」スー、スー

男「やっべスゲーいい寝顔だよこれを妨げるとか俺には出来ねぇよ…」

男「いや、俺なら出来る…はずだ!!」
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:36:40.22 ID:bANyMwDO
男「出来る出来るやれるやれる!!」

男「気持ちの問題気持ちの問題!!」

男「今日からお前は…ポジティブだ!!」

男「…」

女の子「…」スー、スー

男「何か無理矢理テンション上げたけど逆に不安になってきた…」
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:39:21.62 ID:bANyMwDO
男「そーっと…そーっとだぞ…」

男「お…いい感じ…」

女の子「う…ん…」

男「げっ!?」

女の子「…」スー、スー

男「あ、あっぶねー…」
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:44:18.28 ID:bANyMwDO
男「そっと置いて…」

女の子「…」スー、スー

男「よし!!脱出成功!!」

男「素晴らしい達成感だ…しばらく動けなさそうだ」

男「…足が」
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:47:54.57 ID:bANyMwDO
男「なかなか治らんな…」

女の子「ん…」コロッ

男「んな!?」

女の子「…」スー、スー

男「馬鹿な…第二ラウンド…だと?」

男「…いいだろ、その挑戦受けてやる!!」
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:50:07.22 ID:bANyMwDO
男「あーだこーだそーだどーだ」

男「うんたらかんたらなんたらかんたら」

男「そうかこうかだめかまだだ」

男「うえうえしたしたひだりみぎひだりみぎえーびー」

男「…よし、何とかまた抜け出せたぞ」

男「足ももう大丈夫だな…ソファー行こう…」
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:52:42.69 ID:bANyMwDO
女の子「ん…もう朝?」

女の子「よく寝ました」

女の子「…あら?あの人は?」

女の子「ソファー…ですか」
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 00:56:19.90 ID:bANyMwDO
女の子「まったく…ソファーで寝るなんて」

女の子「ベッドで寝ればよかったのです」

女の子「…一緒に寝ていただければいいのに」

女の子「起きた時、少し寂しいじゃ無いですか…」
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:01:27.50 ID:bANyMwDO
女の子「さてそれでは…」

男「ん…?起きたのか?」

女の子「あら?」

男「まだ8時か…まぁいいや起きよう…」

女の子「…」

男「ん?なんだ?」

女の子「いえ、何も」
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:02:05.02 ID:SHYqi6DO
http://regnumtria.net/friend/check.php?c=vqgqDHb66C5.Y
三国志無料オンラインゲーやろうず(・ω・)
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:03:33.81 ID:bANyMwDO
男「さて…今日はどこに行くか」

女の子「あ、行きたい所があるのですが」

男「どこ?」

女の子「えと…服を、買いに」

男「そうか…それじゃ行くか」

女の子「はい」
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:06:34.68 ID:bANyMwDO
>>315 オンラインゲームは以下省略です、申し訳無いです


男「体の調子はもういいのか?」

女の子「えぇ、もう大丈夫です」

男「そうか、それはよかった」

女の子「でも、何であんなに体調悪かったのかしら?」

男「まぁ、前回の比じゃ無かったからな…」

女の子「前回?」

男「何でも無い、気にするな」
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:09:04.54 ID:bANyMwDO
男「服屋どこだー」

女の子「見当たらないですね」

男「お前の超能力で見つけられないのか?」

女の子「そんな事出来る訳無いじゃない」

男「あれ?でも…」

女の子「出来ないです」

男「…あれー?」
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:11:31.32 ID:bANyMwDO
男「んー…」

女の子「あ、あれじゃないですか?」

男「お、あったあった」

女の子「当たりです」

男「やっぱり見つけられるじゃないか」

女の子「普通に見えただけですよ」

男「…」
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:14:12.58 ID:bANyMwDO
女の子「ではここからは別行動でお願いします」

男「え?なんで?」

女の子「…察してくださいよ」

男「?」

女の子「とにかく、別行動です」

男「あ、あぁ、わかった」
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:17:16.25 ID:bANyMwDO
女の子「まったく、本当に鈍感なんですから」

女の子「さて…こっちですね」

女の子「着いて来てませんよね?」

女の子「では行きましょうか」
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 01:20:55.58 ID:bANyMwDO
男「…どうするか」

男「別に困ってないから服を見ても仕方ないし…」

男「…車に戻ってよう」

男「後で迎えに行けば大丈夫だろ、たぶん」
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/27(日) 01:26:55.31 ID:Z2NadlY0
コピペにも反応とは優しいですね
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:38:50.39 ID:bANyMwDO
某厨二病超展開アニメ見てたら寝てた…最終回オワタ


のそのそ書きます…
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:41:19.86 ID:bANyMwDO
女の子「これは…どうしましょう」

女の子「悩みますね…」

女の子「機能性か…見た目か…」

女の子「と、とりあえず着けてみましょう…」
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:42:57.82 ID:bANyMwDO
女の子「うん…やっぱり可愛いですね」

女の子「…でも、誰かに見せる訳でも無いですし」

女の子「やっぱりやめましょう」

女の子「…でも、一応…予備ということで」
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:46:12.28 ID:bANyMwDO
女の子「結局買ってしまいましたね…」

女の子「いえ、予備ですから、予備」

女の子「それではあの人の所へー…」

男「終わったのか?」

女の子「!?」
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:48:33.94 ID:bANyMwDO
男「お前…急に蹴る事は無いだろう…」

女の子「わ、私の後ろに立たないでくださいと言ったはずです!!」

男「そ、そうだったな…お前はプロだったな…」

女の子「…まぁいいです、行きましょう」

男「ちょ、ちょっと…待って…」
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:50:20.94 ID:bANyMwDO
女の子「もう大丈夫ですか?」

男「あぁ…何とか…」

女の子「では今度こそ行きましょう」

男「おう…」
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:53:27.94 ID:bANyMwDO
男「で、結局何を買ったんだ?」

女の子「…秘密です」

男「教えてくれよ、気になるだろー」

女の子「…」
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 09:56:10.51 ID:bANyMwDO
男「じゃぁヒント!!」

女の子「え?」

男「ヒントくれ」

女の子「…それで?」

男「当ててみせる!!親父の名にかけて!!」

女の子「…」
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:03:33.29 ID:bANyMwDO
男「さぁ、教えてくれ」

女の子「…成長期」

男「え?」

女の子「成長期、です」

男「背が伸びたようには見えないぞ?」

女の子「…そうなりますよね」

男「?」
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:06:16.80 ID:bANyMwDO
鳴く頃に最後までワケワカンネ…


男「はずれ?」

女の子「はずれです」

男「うーん…他は…」

女の子「もういいじゃないですか」

男「でも…うーん…」

女の子「早く行きますよ」

男「うん…」
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:12:34.94 ID:bANyMwDO
女の子「次はどこに行きましょうか」

男「そういえば昨日お菓子専門店見つけたぞ」

女の子「一人で行ったのですか?」

男「いや、行ってないよ」

女の子「そうですか」

男「一人で行ったら絶対怒るだろ」

女の子「よくわかってますね」

男「じゃぁ行くか」

女の子「えぇ」
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:23:19.04 ID:bANyMwDO
男「えーっと…確かこっちに…」

女の子「何か人気の無い道に入ってませんか?」

男「あれ…あぁここだ」

女の子「…あの」

男「ん?なんだ?」

女の子「ここにスタッフ専用って書いてありますけど」

男「…すまん、裏口だったようだ」
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:29:22.40 ID:bANyMwDO
男「こっちこっち」

女の子「まったく、一度通ったんじゃ無かったんですか?」

男「いやー、服屋の方とは逆からだったし」

女の子「まぁ、いいですけど」

男「ほら、ここだ」

女の子「!?」
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:33:30.94 ID:bANyMwDO
女の子「す、凄いです!!」

男「うおっ、驚かせるなよ…」

女の子「こんなにたくさんお菓子が…早く入りましょう!!」

男「わかったから引っ張るな!!」
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:44:29.70 ID:bANyMwDO
女の子「これ私が大好きなクッキーです!!」

男「ほー…うまそうだな」

女の子「真ん中のチョコが美味しいんです」

男「…おい、これよく食べてたのか?」

女の子「えぇ、そうですけど?」

男(おいおい…こんなん毎日食べてたのかよ…値段が…)
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:51:42.65 ID:bANyMwDO
女の子「あ、あれは何でしょうか?」

男「あいつ、相当はしゃいでるな…」

男「まったく、本当にお菓子とパフェを見ると豹変するよな」

女の子「何してるんですか?こっちですよ?」

男「あぁ、今行く」
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 10:57:57.82 ID:bANyMwDO
女の子「これです」

男「飴か?」

女の子「えぇ、美味しいんですよ」

男「詳しいな」

女の子「一度食べたお菓子はチェックしてますから」

男「お菓子もやってるのか…」
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:07:32.13 ID:bANyMwDO
女の子「これと…これとー…」

男「おい、そんなに買うのか?」

女の子「せっかくですからね」

男「せっかくって…まぁいいけど」

女の子「あ、これも買いましょう」

男「…何という衝動買い」
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:10:02.51 ID:bANyMwDO
女の子「〜♪」

男「おい、そのカゴもう入らないぞ」

女の子「では新しいカゴを…」

男「…これからこいつにはお菓子をあげれば解決するような気がする」
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:15:03.73 ID:bANyMwDO
女の子「これは見た事無いですね」

男「何か合成着色料の塊みたいな色してるぞ」

女の子「でも美味しそうです」

男「買うのか?」

女の子「えぇ、もちろん」

男「…これで二つ目のカゴも一杯か」
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:22:04.52 ID:bANyMwDO
黒子カワイイヨ


男「ほれ、新しいカゴ」

女の子「あ、ありがとうございます」

男「…それで、今度はなんだ?」

女の子「チョコレートですね」

男「それ買うのか?」

女の子「…いえ、これはいいです」

男「?」
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:31:15.36 ID:bANyMwDO
男「何で買わないんだ?」

女の子「これは…その…」

男「ん?」

女の子「ビターチョコですので」

男「…なるほどな」
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:37:56.31 ID:bANyMwDO
女の子「これ位ですかね」

男「これ位…ね」

女の子「どうしたんですか?」

男「いや別に…」

男(カゴ五つ…この量を車に積むのか…)
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 11:46:15.96 ID:bANyMwDO
女の子「それでは行きましょう」

男「そんなに持てないだろ…ほら」

女の子「ありがとうございます」

男「一番大きい袋が三つとも満杯…店員さんの顔引き攣ってたぞ」

女の子「この程度で引き攣るなんてまだまだです」

男「…俺も引き攣ってたんだがな」
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:01:18.10 ID:bANyMwDO
男「トランクに入るかな」

女の子「座席でいいですよ?」

男「え?」

女の子「すぐに食べますから」

男「…そうですか」
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:06:54.81 ID:bANyMwDO
マクドウマウマ


男「さて、他に何かあるかな?」

女の子「あそこの大きな建物は何でしょうか?」

男「あー、あれは…な!?」

女の子「どうしました?」

男「…行くぞ」

女の子「え?」
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:12:22.12 ID:bANyMwDO
女の子「結局ここは何ですか?」

男「映画館だ」

女の子「映画見れるんですか?」

男「そうだ、入った事無いのか?」

女の子「えぇ、映画はDVDで見るだけでしたので」

男「…これは楽しみだ」

女の子「?」

男「入ろう」

女の子「えぇ」
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:19:40.49 ID:bANyMwDO
女の子「すごい人多いですね」

男「今日公開日だからな」

女の子「映画のですか?」

男「あぁ」
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:21:03.77 ID:bANyMwDO
女の子「たくさんやってるんですね」

男「そうだな」

女の子「どれを見るんですか?」

男「あれだ」

女の子「…アニメですか」
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:24:22.18 ID:bANyMwDO
女の子「本当に好きですね、アニメ」

男「まぁな」

女の子「でももう一つありますよ?」

男「こっちは先着順にグッズプレゼントがあるんだよ」

女の子「…それが目当てですか」

男「まぁそうだな」
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:28:09.17 ID:bANyMwDO
男「ほい、チケット買ってきたぞ」

女の子「30分くらい余裕がありますね」

男「あっちでジュースとか買えるぞ」

女の子「そうなんですか、それでは行ってみましょう」

男「あぁ」
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:40:16.74 ID:bANyMwDO
女の子「たくさんあるんですねー」

男「どれにする?」

女の子「それじゃぁオレンジジュースとポップコーンを」

男「それじゃ待ってな」

女の子「はい」
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:42:57.05 ID:bANyMwDO
男(あれ?これってよく考えたらデートじゃね?)

男(やばい!!考えて無かった!!)

男(どうしよう…急に緊張してきたぞ…)

男(いや、あいつは気付いて無いみたいだし…気にしなければ大丈夫だ)
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:45:36.77 ID:bANyMwDO
男(大丈夫…大丈夫…)

店員「あの、お客様」

男「あ、はいっ!?」

店員「ご注文を」

男「ご、ごめんなさい…」

女の子「…何をしているのでしょうか?」
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:49:58.69 ID:bANyMwDO
男「ほ、ほら、買ってきたぞ」

女の子「ありがとうございます」

男「…」

女の子「何ですか?」

男「いや、別に」

女の子「そうですか?」

男「あぁ」
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 12:57:02.57 ID:bANyMwDO
女の子「もう入れるようですね」

男「そうだな」

女の子「それにしても凄い行列です」

男「満席だからな、俺達はギリギリだった」

女の子「こんなに大勢入れるんですか?」

男「まぁ、入ればわかる」
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 13:00:35.68 ID:bANyMwDO
女の子「凄い広いです」

男「俺達の席は上の方だな、行くぞ」

女の子「2階にも席があるんですか」

男「まぁ、一番端の席だけどな…」
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 13:02:13.56 ID:bANyMwDO
ちょっと別作業…書けないです…
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/27(日) 13:23:30.68 ID:zjHDIbIo
このSSパー速に来てたのか
がんがれ
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 22:51:37.04 ID:bANyMwDO
いつの間にかこんな時間…ヤバイキョウナニモカイテナイ…


>>362 ありがとうございます


何か発見レスが多いような…今日中に400くらい目指そう…
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 22:53:43.00 ID:bANyMwDO
男「あった、ここだ」

女の子「何かちょっと薄暗いですね…」

男「お前の席奥だから先に入って」

女の子「はい」
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 22:56:09.55 ID:bANyMwDO
女の子「本当に満席ですね…人がたくさん」

男「こう…上から見てるとあれを言いたくなるよな」

女の子「あれ?」

男「見ろ!!人がー…」

女の子「やめてください、いろいろと危険です」

男「…そうだな」
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 22:59:56.52 ID:bANyMwDO
女の子「それにしても家族連ればかりですね」

男「まぁ、子供向けの映画だからな」

女の子「私達、浮いてるかしら?」

男「あぁ…お前は特にな」

女の子「?」
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:07:39.66 ID:bANyMwDO
女の子「そろそろ始まります」

男「そうだな」

女の子「子供の声が気になりますね」

男「仕方がないな、そこは我慢するしかない」

女の子「あなたが隣にいる事は?」

男「それも我慢しろ!!」
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:19:26.28 ID:bANyMwDO
女の子「何かわくわくしてきました」

男「俺もわくわくしてきたぜ!!」

女の子「ところで、ジュースが残り少ないのですが」

男「映画館ではよくある事だ」

女の子「そうなんですか?」
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:21:38.27 ID:bANyMwDO
女の子「あら?急に照明が…?」

男「始まるぞ」

女の子「こんな暗い中で観るんですか?」

男「そうだ」

女の子「…目に悪いんじゃ?」

男「お前は本当にどうでもいい所気にするな」
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:24:09.13 ID:bANyMwDO
男「あ、言い忘れてた」

女の子「?」

男「お前、映画館初めてなんだよな?」

女の子「えぇ…そうですけど?」

男「音量注意」

女の子「え?…!?」
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:27:08.60 ID:bANyMwDO
女の子「び、びっくりしました…」

男「まぁ、ここはスピーカー近いから特に、な」

女の子「うぅ…耳が…」

男(こいつ、こんなんで最後まで見れるのか?)
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:31:02.48 ID:bANyMwDO
女の子「…」

男「…」

女の子「…宣伝、長いですね」

男「これもまた、映画館の醍醐味だ」

女の子「…」
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:34:26.79 ID:bANyMwDO
女の子「やっと本編のようですね」

男「あぁ」

女の子「どきどきします」

男「再び音量注意だ」

女の子「!!?」
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:36:39.54 ID:bANyMwDO
女の子「うぅー…耳ぃ…」

男「大丈夫か?」

女の子「この音量は慣れません…」

男「まぁ、観てれば気にならなくなるよ」

女の子「そうだといいのですが…」
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:40:22.69 ID:bANyMwDO
女の子「それにしても画面大きいですね」

男「スクリーンだからな」

女の子「こんな大きなスクリーンで映画を観るなんて…」

男「感動か?」

女の子「いえ、首が疲れるかなと」

男「…」
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:42:56.25 ID:bANyMwDO
男「そういえば入り口でマット借りてくるの忘れたな」

女の子「?」

男「いや、背が低い子供用で席に…」

女の子「…」

男「ご、ごめんなさい」

女の子「今が上映中で命拾いしましたね」

男「…本当にな」
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:45:24.13 ID:bANyMwDO
女の子「子供が走り回ってます」

男「俺にはもうスクリーンしか見えない」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ」

女の子「…あ、突然女の子が服を」

男「何!?」

女の子「…」

男「…何でもない」
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:46:39.27 ID:bANyMwDO
男「映画に集中しよう…」

女の子「そうですね」

男「…」

女の子「…」
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:50:28.74 ID:bANyMwDO
男(このシチュエーションは…)

男(さりげなく肩に頭を乗せるフラグ!!)

男(まだかなー…まだかなー…)

女の子「どうしたんですか?そわそわして」

男「い、いや、何でもないぞ!!」
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:52:50.60 ID:bANyMwDO
男(どうやらフラグは立って無かったようだ)

男(おかしいな、どこで間違えた…)

男(…だいたい間違ってるな、たぶん)

女の子「今のシーン凄いですね」

男「そ、そうだな!!」

女の子「?」
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:55:15.20 ID:bANyMwDO
男「それにしても映画だけあって凄い迫力だ」

女の子「えぇ、そうね」

男「やっぱり映画は映画館だな」

女の子「…これで後少し音量が低ければ」

男「まだ慣れないのかよ」
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/27(日) 23:57:52.18 ID:bANyMwDO
男「そろそろクライマックスだな」

女の子「…」

男(魅入ってるな)

男(こいつもやっと映画の素晴らしさに気がついたか)

女の子「…よくわかりませんね」

男「え!?」
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:00:36.46 ID:qKODRQDO
男「な、何がわからないのかな?」

女の子「この映画は悪の組織が津波で世界を洪水にしようとして、主人公が止める話ですよね」

男「まぁ、そうだな」

女の子「何でこんな大事件が起きたのに警察は動かないのでしょうか?」

男「お、大人の事情…ってやつかな…」

女の子「はぁ…そうですか」
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:04:48.03 ID:qKODRQDO
男「子供向けの映画でそんな事言っちゃダメだ!!」

女の子「そういうものなんですか?」

男「そういうもんだ」

女の子「そうですか、気をつけます」

男「おう」
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:09:21.60 ID:qKODRQDO
女の子「終わったみたいですね」

男「そうだな」

女の子「!?」

男「ん?どうした?」

女の子「いえ、何でもないです」

男「そうか?それじゃ行くぞ?」

女の子「え、えぇ」
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:14:56.90 ID:qKODRQDO
男「面白かったなー」

女の子「そうですね」

男「特にあのシーンだな」

女の子「どのシーンですか?」

男「敵の女幹部がー…」

女の子「触手攻撃受けてる所と言ったら怒ります」

男「…主人公と和解するシーンが」

女の子「今の間はなんですか?」
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:17:07.22 ID:qKODRQDO
女の子「出口が混雑してなかなか進めませんね…」

男「子供が多いから危ないしな…」

女の子「私は含まれませんよね?」

男「何故同意を求める」
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:18:58.21 ID:qKODRQDO
女の子「やっと出れましたね」

男「え?」

女の子「?」

男「あ、あぁ、そうだな、出れたな」

女の子「そう言いましたけど…」

男「ごめん何でもない…」
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:21:52.27 ID:qKODRQDO
男「さて、そろそろ次行くか」

女の子「そうですね」

男「もう昼か…お腹減ったな」

女の子「えぇ、そうね」

男「この階の下で飯が食えるみたいだな」

女の子「行ってみましょうか」

男「あぁ」
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:23:33.07 ID:qKODRQDO
男「やっぱり混んでるな」

女の子「皆さん考える事は同じようですね」

男「どうする?待つか?」

女の子「そうですね、待ちましょう」
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:25:13.87 ID:qKODRQDO
男「名前書いてきたぞ」

女の子「ありがとうございます」

男「30分待ちみたいだ」

女の子「それ位なら大丈夫そうですね」
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:30:15.39 ID:qKODRQDO
男「しかし暑苦しくな…」

女の子「暖房の上にこの人口密度ですからね…」

男「冬とはいえ、暖房効き過ぎだろ」

女の子「何か文句がー…」

男「おっと、それ以上は言うなよ…」
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:32:00.26 ID:qKODRQDO
男「後三組で俺達だな」

女の子「団体客ばかりなので時間がかかりそうですね」

男「今のうちにメニューを決めておこう」

女の子「…」

男「だから何で残念そうな顔してるんだよ!!」
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:37:02.94 ID:qKODRQDO
女の子「私はラーメンにしようかしら」

男「俺はカレーだな」

女の子「カレー好きなんですか?」

男「あぁ大好きだ、愛してるとー…」

女の子「また愛人ですか」

男「だから違うって言ってんだろおおおおおおお!!」
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:41:12.69 ID:qKODRQDO
女の子「ところで名前の所は何て書いてきたんですか?」

男「ん?なんで?」

女の子「いえ、何か嫌な予感がしまして」

店員「二名でお待ちの…えっと…」

男「あ、たぶん俺達だ」

女の子「…店員さんが躊躇う名前って」
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:43:33.10 ID:qKODRQDO
男「で、何の話だったっけ?」

女の子「いえ、それはもういいです」

男「なんで?」

女の子「聞いたらここで問題が起きそうなので」
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 00:57:41.96 ID:qKODRQDO
男「さて、決まっているし早速注文するか」

女の子「…何でそんなに勝ち誇った顔をしているんですか?」

男「さぁな、何でだろうな?」

女の子「…」
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 01:04:35.53 ID:qKODRQDO
店員「お決まりでしょうかー?」

男「カレー一つ」

女の子「ハヤシライスを一つ」

店員「かしこまりました」

男「…え!?」

店員「え!?」

男「あ、いや、何でもないです…」
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 01:07:29.60 ID:qKODRQDO
男「お前、さっき言ってたのと違うじゃないか」

女の子「通りがけに見たら美味しそうだったので」

男「…感受性が高いという事にしておこう」

女の子「今、褒められてます?」

男「あぁ、たぶんな」
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 01:14:06.89 ID:qKODRQDO
男「まだかなー」

女の子「混んでますし、遅いのは仕方ないと思います」

男「そうだな…しかし腹減った…」

女の子「付け合わせのらっきょうとかならありますけど」

男「俺は福神漬派だ」

女の子「それもありますけど食べますか?」

男「食べないよ!!」
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 01:15:09.34 ID:qKODRQDO
ウトウトシテキタ少し寝よう…
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/28(月) 01:19:57.73 ID:bqfedyo0
流石に昨日中は無理でしたね、ととりあえずいってみるテスト
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:03:57.05 ID:qKODRQDO
起きた…すぐ寝そう…

>>402 悔しい…ビクンビクン


コウナッタラカクシカナイ
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:06:13.89 ID:qKODRQDO
女の子「子供がたくさんです」

男「可愛いよなぁ」

女の子「…」

男「どうした?」

女の子「いえ、あなたが言うと犯罪なのでは」

男「何でそうなるんだよおおおおおおおおお!!」
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:09:05.62 ID:qKODRQDO
男「純粋に可愛いと思っただけだ」

女の子「危険ですね」

男「だから何でそうなるんだ!!」

女の子「今までが今までなので」

男「…確かに危険なのかも…いやそんな事は無い!!」

女の子「…」
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:11:33.98 ID:qKODRQDO
女の子「頼みますからやめてくださいね」

男「何もしないよ!!」

女の子「そう願ってます」

男「願いは叶えるものだぜ!!」

女の子「では少し眠ってもらいましょうか…」

男「昼間っから重い冗談だな、やめてくれ」
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:14:25.32 ID:qKODRQDO
女の子「あなたが変な事をすると私が困るんです」

男「なんでだよ?」

女の子「周りに私達がどのように見えてると思いますか?」

男「そ、それは…」

女の子「?」
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:15:43.45 ID:qKODRQDO
男「か、カップル…とかかな?」

女の子「…え?」

男「え?違うの?」

女の子「違いますよ、何を急に」

男「…ですよねー」
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:19:04.94 ID:qKODRQDO
女の子「兄妹ですよ」

男「あぁ…そっちか…」

女の子「当たり前です」

男「…はぁ」

女の子「落ち込んでませんか?」

男「気のせいだろ…」
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:21:48.61 ID:qKODRQDO
女の子「とにかく、そういう事なので自重してくださいね」

男「はーい…」

女の子「元気無いですね、そんなに子供と…」

男「違うって言ってんだろおおおおおおおお!!」
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:26:14.50 ID:qKODRQDO
男「カレー運んでるな…」

女の子「あれは別の席ですよ」

男「何でわかるんだ?」

女の子「なんとなくです」

男「いや!!あれは俺のだ!!間違いない!!」

女の子「あそこ曲がりますよ」

男「…本当に曲がった」
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:29:03.19 ID:qKODRQDO
男「俺のカレーはいつ来るんだ…」

女の子「知りませんよ」

男「お前の予知で当ててくれー」

女の子「では…これは勘なのですが」

男「うん」

女の子「後40分くらいですかね」

男「信じない…俺は信じないぞ!!」

女の子「自分で聞いておいてそんな…」
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:33:19.80 ID:qKODRQDO
女の子「その袋」

男「ん?」

女の子「それが今回貰ったグッズですか?」

男「いや違うよ、これは売店で買ったやつ」

女の子「いつの間に…」

男「見てみるか?」

女の子「…見たいです」
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:41:08.95 ID:qKODRQDO
男「これがパンフレット」

女の子「ちらほらとクライマックスのシーン入ってますね」

男「これがシール」

女の子「何に貼るんですか?」

男「…アルバムとか?」

女の子「…」
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:43:24.48 ID:qKODRQDO
男「キーホルダーも買ったぞ」

女の子「!?」

男「なかなか可愛いだろ」

女の子「そ、そうですね」

男「とりあえず鍵につけておこう」

女の子「あ…」

男「ん?」

女の子「いえ、何でもないです」
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:46:28.65 ID:qKODRQDO
男「こんなもんかな」

女の子「そうですか」

男「もっと買いたかったんだけどなー」

女の子「買えなかったんですか?」

男「あぁ…子供とその親が…凄くてな」

女の子「…納得です」
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:48:47.72 ID:qKODRQDO
男「やっぱり親子の力は凄いな」

女の子「何かいい話になってませんか?」

男「俺も子供を持てばわかるのかな?」

女の子「それは無理だと思います」

男「どっちの意味でだ?」

女の子「言えませんね」

男「どっちの意味だよおおおおおおお!!」
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:51:54.77 ID:qKODRQDO
男「まったく失礼な奴だ」

女の子「申し訳無いです」

男「俺は傷ついたぞー…」

女の子「いつもの事じゃないですか」

男「そういえばそうだな…最近無いから忘れてた…」
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 06:54:08.30 ID:qKODRQDO
女の子「さて、そろそろですね」

男「なにが?」

店員「お待たせ致しましたハヤシライスでございます」

男「!?」

女の子「私です」

店員「はい」
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 07:01:39.61 ID:qKODRQDO
男「な、何でお前のだけ」

女の子「カレーは大人気ですから」

男「そういえば周りの子供は全員カレー…」

女の子「いただきます」

男「ちょっと待て」

女の子「なんでしょうか?」
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 07:06:18.40 ID:qKODRQDO
家族が…俺を置いて東京に行くそうで…ナイテネェヨ…


男「一人だけ食べるのはずるいと思わないか?」

女の子「本当にあなたは子供ですね」

男「何とでも言え!!」

女の子「つまり私に食べないで待っていろ、と?」

男「そういう事だ」

女の子「…」
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 07:14:54.30 ID:qKODRQDO
女の子「それでは一つ聞きたいのですが」

男「な、なんだよ」

女の子「料理を食べないで冷ますのは作ってくださった方に失礼では?」

男「そ、それはー…そうだけど」

女の子「いただきます」

男「あ!!」
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 07:21:51.43 ID:qKODRQDO
女の子「美味しいです」

男「嫌がらせか…」

女の子「ハヤシライスを食べてるだけです」

男「それが嫌がらせなんだよー…」

女の子「それではここにいる人全員が嫌がらせしてるんですね」

男「…ダメだ、勝てる気がしない」
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 10:54:42.66 ID:qKODRQDO
女の子「あ、来ますよ」

男「マジで!?」

店員「お待たせ致しましたカレーでございます」

男「俺のー」

店員「はい」

女の子「…もう大きな子供にしか見えませんね」
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 10:57:49.93 ID:qKODRQDO
男「うまい!!」

女の子「そうですか」

男「やっぱりカレーは最高だな!!」

女の子「それはよかったですね」

男「おう!!」

女の子(…可愛い)

男「〜♪」
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 10:59:55.64 ID:qKODRQDO
女の子「何かあなたが弟のように思えてきました」

男「そうか?」

女の子「えぇ」

男「姉か…それもまた…」

女の子「撤回します」

男「え!?」
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:03:13.84 ID:qKODRQDO
女の子「ごちそうさまでした」

男「ごちそうさまー」

女の子「早いですね」

男「カレーだからな」

女の子「それ、どんな理由ですか」

男「ふっ…女にはわからないさ」

女の子「…そうですか」
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:07:14.65 ID:qKODRQDO
男「さてと、そろそろ行くか」

女の子「そうですね」

男「む!!あれは!?」

女の子「どうしました?」

男「着ぐるみが風船配ってる…」

女の子「…それで?」

男「欲しいなぁと」

女の子「…」
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:08:51.51 ID:qKODRQDO
男「どうやら子供に配ってるみたいだな」

女の子「そのようですね」

男「どうしたものか」

女の子「あなたなら子供に間違われるからセーフなんじゃないですか?」

男「見た目がアウトだろ!!」
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:10:37.03 ID:qKODRQDO
男「お願いがあるんだが」

女の子「嫌です」

男「早いよ!!まだ何も言ってないのに!!」

女の子「この場面で頼まれる事なんて一つしか無いじゃないですか」

男「わかってるなら話は早い」

女の子「いえ、断ったので進まないと思いますよ」
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:12:54.74 ID:qKODRQDO
男「いいじゃん貰ってきてよー」

女の子「嫌です、私だって恥ずかしいです」

男「頼む!!一生のお願いだ!!」

女の子「安い一生ですね」

男「ぐふっ…今のは効いたぜ…」
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:15:37.98 ID:qKODRQDO
女の子「わかりましたよ…貰ってくればいいんですね?」

男「よろしく頼む!!」

女の子「まったく、何で私が…」

男「〜♪」

女の子「…まぁ、いいですけど」
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:17:55.43 ID:qKODRQDO
女の子「すみません」

着ぐるみ「?」

女の子「風船、一つください」

着ぐるみ「…」スッ

女の子「ありがとうございます」

子供1「あのおねーちゃん、何年生かな?」

子供2「六年生じゃない?大人っぽいよねー」

女の子「!?」
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:19:17.76 ID:qKODRQDO
女の子「貰ってきました」

男「ありがとう!!」

女の子「…」

男「ん?どうした?元気無いな」

女の子「あなたのせいです!!」

男「え!?何で!?」
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:21:57.54 ID:qKODRQDO
女の子「気にしないでください…」

男「うーん…あ、そうだ」

女の子「?」

男「あっちにゲーセンあったんだが」

女の子「行きたいんですか?」

男「行きたい」

女の子「では行きましょうか」

男「おう!!」
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:23:42.33 ID:qKODRQDO
女の子「あれは?」

男「画面に向かって銃を撃って敵を倒していくんだよ」

女の子「面白そうですね」

男「やってみるか?」

女の子「えぇ」
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:24:57.77 ID:qKODRQDO
女の子「えと…これがトリガーで…こっちのボタンが…」

男「始まるぞー」

女の子「あ、はい」

男「ほら、出てきたぞ」

女の子「!?」
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:26:36.08 ID:qKODRQDO
女の子「ぞ、ゾンビです」

男「そうだな、頭が弱点だ…って、どうした?」

女の子「…」

男「…まさかこいつ」

女の子「嫌ー!!来ないでくださいー!!」

男「やっぱりか…」
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:28:48.18 ID:qKODRQDO
女の子「こ、こっちに来ます…」

男「ほれほれ、撃たないと食べられちゃうぞー」

女の子「は、そうでした!!私には銃が!!」

男「お…希望を見出だしたか?」

女の子「あ、当たらないです!!」

男「…震えて狙いが定まってないな」
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:31:20.67 ID:qKODRQDO
女の子「もう目の前ですー…」

男「仕方ないな…よっ!!」

女の子「…あ」

男「よっ、ほっ」

女の子「凄いです、一発でゾンビが…」
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:32:54.80 ID:qKODRQDO
女の子「が、頑張ってくださーい」

男「てりゃっ、とうっ」

女の子「負けないでー」

男「…」

女の子「あなたならできますー」

男「応援してないでお前も撃て!!」

女の子「あ、そうでした」

男「…」
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:34:47.87 ID:qKODRQDO
女の子「またこっちに来ましたー!!」

男「動くなよ!!」

女の子「またですー!!」

男「狙い撃つぜ!!」

女の子「またー!!」

男「何というターゲット率、ゾンビもやっぱり女の子が好きなんだな」

女の子「た、助けてくださいー!!」
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:36:50.54 ID:qKODRQDO
女の子「な、なんとかノーダメージです…」

男「よく頑張ったな」

女の子「ありがとうございます…」

男「まぁ、俺の予想が正しければ…」

女の子「?」

男「上から来るぞ!!」

女の子「え?きゃぁっ!!」

男「あー、悪い、後ろからだったか」

女の子「あ、危なかったです…」
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:39:34.12 ID:qKODRQDO
女の子「上からって言ったじゃないですかー!!」

男「いやー、一面のボスは上から降ってくるのが王道なんだがな、違うみたいだ」

女の子「?」

男「ほら、今度こそ降ってくるぞー」

女の子「!?」
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:41:51.86 ID:qKODRQDO
女の子「お、大きいですね…」

男「まさしく王道なボスだな」

女の子「…」

男「ん?どうした?」

女の子「もうダメです…世界の終わりです…」

男「…こっちはこっちで王道なキャラだな」
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:45:51.65 ID:qKODRQDO
男「仕方ない、その辺隠れてろ」

女の子「ひ、一人じゃ無理ですよー…」

男「まぁ見てろって」

女の子「そ、それではお願いします」

男「不吉を届けてやるぜー!!」

女の子「に、にゃー」

男「いや、無理して合わせなくていいから」
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:49:42.93 ID:qKODRQDO
男「こういう奴は攻撃が大振りだからタイミングを合わせてバックステップ…」

女の子「よ、避けました」

男「そんで頭を狙い撃てば…」

女の子「凄い早さで相手の体力が減ってます!!」

男「これで終わりっと」

女の子「ノーダメージ…」
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:52:41.70 ID:qKODRQDO
女の子「凄いですね」

男「まぁな…ところで」

女の子「はい?」

男「何でお前はしゃがんでいるんだ?」

女の子「み、見つからないかなぁ…と」

男「…」
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:55:09.95 ID:qKODRQDO
女の子「スコアも出るんですね」

男「やられなければな」

女の子「あの100%ってなんですか?」

男「命中率」

女の子「え?という事は…」
男「お前は3%だな」

女の子「…」

男「前見ないで乱射してただけだからな…」
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:56:57.78 ID:qKODRQDO
女の子「お、面白かったですね」

男「何で銃を置く?」

女の子「え?」

男「まだまだ先は長いぞ」

女の子「まだあるんですか!?」
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 11:59:35.57 ID:qKODRQDO
女の子「うー…もう嫌ですー…」

男「撃たないとやられるぞー」

女の子「!?」

男「ん?」

女の子「そうです…やられればいいんです…そうすれば終わります」

男「あ、危ない」

女の子「え?」

男「うりゃうりゃ」

女の子「…敵が近付いて来る前に全部倒されてしまいます」
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 12:00:54.79 ID:qKODRQDO
女の子「完璧に頭だけを撃ち抜いてますね」

男「プロは同じ相手に二発撃たないとのさ」

女の子「え、何のプロですか?」

男「…ゲームかな」
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 12:07:06.93 ID:qKODRQDO
男「弾薬取ってー、チョコ取ってー」

女の子「手慣れてますね」

男「まぁ、こういうゲームは基本が同じだからな」

女の子「よくやるんですか?」

男「あぁ、高校の時はよく友達となー」

女の子「…友達、ですか」
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 12:11:24.16 ID:qKODRQDO
女の子「また来ました!!」

男「ほい」

女の子「今度は右です!!」

男「ほいほい」

女の子「きゃっ!!突然目の前にー!!」

男「少しは撃てや!!」
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 12:16:49.96 ID:qKODRQDO
女の子「えぃっ!!たぁっ!!」

男「撃つ時も声が出るんだな」

女の子「ち、近寄らないでー!!」

男「おぉ、当たってる」

女の子「はぁ…はぁ…」
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 12:19:20.27 ID:qKODRQDO
女の子「あれ?弾が…」

男「リロード、リロード」

女の子「そ、そうでした」

男「相当焦ってるな」

女の子「来ました!!えぃっ!!えぃっ!!」

男「…何で画面見てないのに当たってるんだ?」
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 12:20:55.45 ID:qKODRQDO
昼飯作らなければ…
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:03:49.01 ID:qKODRQDO
女の子「もうダメです…疲れました…」

男「まぁそう言うなよ、ほら犬が出てきたぞ」

女の子「あ、本当です…可愛いです」

男「グロ注意」

女の子「え?…きゃぁあああああああ!!」
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:06:08.95 ID:qKODRQDO
年内にこの板終わるかな…

女の子「い、犬が…ゾンビに…」

男「お前のリアクション最高だな」

女の子「わ、笑い事じゃ無いです!!」

男「ほーら、また来たぞ」

女の子「来ないでくださーい!!」
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:08:13.54 ID:qKODRQDO
女の子「犬なんて…犬なんて…」

男「犬は悪くないだろう」

女の子「はっ、そうです、本当に悪いのはー…」

男「敵のー…」

女の子「このゲームの製作者です!!」

男「おい、せめてゲームの中の奴にしろ」
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:11:53.80 ID:qKODRQDO
女の子「では一時的にゾンビ達の親玉という事で」

男「一時的か…」

女の子「絶対に許せません…」

男「そうだな、こんなー…」

女の子「こんなに私を怖がらせるなんて!!」

男「そっちかよ!!」
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:14:08.43 ID:qKODRQDO
女の子「あれ?女の子ですね」

男「この子を守りながら進むようだな」

女の子「そのようですね」

男「絶対に守り抜いてみせる、絶対にだ」

女の子「…私は?」

男「自分の身は自分で守れよ」

女の子「酷いです…」
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:16:54.69 ID:qKODRQDO
女の子「敵に囲まれましたー!!」

男「むっ、幼女が雑魚に襲われてる!!今助けるぞ!!」

女の子「え、あのー、私は?」

男「ここは任せた!!」

女の子「…」
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:18:29.40 ID:qKODRQDO
ゾンビ「ぎゃーぎゃー」

女の子「…邪魔です」

ゾンビ「ぐぎゃああああああああ!!」

女の子「…許せません」

女の子「私を怒らせるとどうなるか教えてあげます」

男「幼女確保ー!!」
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:20:29.52 ID:qKODRQDO
女の子「…」

男「お?追いついたか」

女の子「えぇ」

男「あれ?さっきのゾンビ達は?」

女の子「全部倒しました」

男「凄いな、流石だ」

女の子「あ、ありがとうございます」

男「幼女が助かってよかったよかった」

女の子「!?」
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:21:59.62 ID:qKODRQDO
女の子「たぁっ!!」

男「うお!?危ねぇ!!」

女の子「はずしましたか」

男「急に何するんだ!!」

女の子「いえ、人類の敵を倒そうかと」

男「…俺?」

女の子「そうです」
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:23:24.23 ID:qKODRQDO
女の子「という訳で撃たれてください」

男「そんなお願い聞けるかあああああああ!!」

女の子「お願いじゃ無いですよ?」

男「え?」

女の子「命令です」

男「更に嫌だああああああああああ!!」
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:25:08.94 ID:qKODRQDO
女の子「むっ、見失いましたか」

男(あ、危ねぇ、マジでやられる所だった…)

男(あいつ、急にどうしちまったんだ?)

女の子「こっちには…いませんね」

男(とりあえず逃げなければ…)
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:27:32.61 ID:qKODRQDO
女の子「さて、次はこっちに…」

ゾンビ「ぎぎゃー」

女の子「どいてください」

ゾンビ「ぐへえええええええええ!!」

女の子「さて、捜索再開です」

男(おいおい、あいつどんどん強くなってないか?)
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:29:26.24 ID:qKODRQDO
女の子「なかなか見つからないですね」

男(まずいな…このままじゃ追いつかれる)

男(しかしあいつを攻撃する訳には…)

男(待てよ?そういえばこの先にボスがいたな)
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:32:05.05 ID:qKODRQDO
男(よし、こうなったらボスを利用しよう)

男(あいつはこのまま進めばボスの所に辿り着くだろう)

男(流石にあいつじゃボスを倒すのは無理だろう)

男(苦戦している所に俺が助けに入る)

男(完璧だ!!)
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:34:48.38 ID:qKODRQDO
女の子「あら?広い所に出てしまいましたね」

女の子「しかし、本当にどこへ逃げたのでしょうか?」

女の子「あら?これは…」

ボスゾンビ「フフフ、ヨク来タナ、小娘ヨ」

女の子「…強そうです」

男(よし、作戦通りだ)
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:36:30.41 ID:qKODRQDO
女の子「たぁっ!!」

ボスゾンビ「グハハ!!無駄ダ!!ソノ程度ノ攻撃ナド!!」

女の子「ちょっとピンチですかね…」

男(そろそろ行くか?)

男(いや…もう少し追い込まれるまで見ていよう)
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:41:16.54 ID:qKODRQDO
ボスゾンビ「喰ラエ!!」

女の子「くっ…危なかったです」

ボスゾンビ「今ノ攻撃ヲ避ケルトハ、小娘、ナカナカヤルナ」

女の子「この程度では私を倒す事は出来ませんよ」

ボスゾンビ「面白イ!!ナラバ全力デ相手シテヤロウ!!」

女の子「姿が…変わっていく…?」
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:44:32.41 ID:qKODRQDO
ボスゾンビ「グハハハハ!!サッキカラ避ケテバカリダゾ!!」

女の子「強い…!!このぉっ!!」

ボスゾンビ「無駄ダ!!」

女の子「な!?バリアですって?」

ボスゾンビ「私ニ銃弾ナド効カン!!」

女の子「これは…少し困りましたね…」
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:47:09.51 ID:qKODRQDO
女の子「…はぁ、はぁ」

ボスゾンビ「ソコダ!!」

女の子「きゃぁっ!!」

ボスゾンビ「フン、避ケタカ、運ノイイ奴メ」

女の子「このままではやられるのも時間の問題です…どうすれば…」

男(…おい、状況にまったくついていけないぞ)
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/28(月) 14:48:25.77 ID:bqfedyo0
ところでこれ画面に向かってるんだよな…いやなんでもない
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:51:44.59 ID:qKODRQDO
ボスゾンビ「ソコカ、捕ラエタゾ!!」

女の子「しまった!!」

ボスゾンビ「ゾンビパーンチ!!」

女の子「きゃああああああああ!!」

ボスゾンビ「ドウダ!!我ガ力、思イ知ッタカ!!」

女の子「まだ…まだです…よ…」

ボスゾンビ「ホウ、立チ上ガルカ」

男(すげー!!何かすげーハイレベルな戦いになってるよ!!)

男(ていうか、ボスの攻撃がゾンビパンチってどうなんだ?適当過ぎないか?)
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 14:55:41.81 ID:qKODRQDO
>>477 3Dとか…いや何でも無いです申し訳無いです…

ボスゾンビ「モハヤ虫ノ息ダナ!!小娘!!」

女の子「…まだ戦えます」

ボスゾンビ「ソウデナクテハ面白ク無イ、サァカカッテコイ!!」

女の子「バリアだって無限じゃ無いはず…撃ち抜いてみせます!!」

男(あいつ、また混乱しすぎて壊れたのか?)
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:00:03.02 ID:qKODRQDO
女の子「てぃっ!!」

ボスゾンビ「グハハ!!ドコヲ撃ッテイル!!」

女の子「狙い通りです」

ボスゾンビ「何?…グハァ!?」

女の子「崩れた!!」

ボスゾンビ「クッ、後ロノ鉄塔ノ柱ヲ撃チ抜イタダト!?」

男(おいおい…あいつの銃どんな威力してるんだよ…)
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:02:05.26 ID:qKODRQDO
女の子「今しか無い…たぁああああああ!!」

ボスゾンビ「グギャアアアアアアアアアア!!」

女の子「た、倒したの?」

男(いや…まだ生きてる)

ボスゾンビ「フフフフフ…イイ攻撃ダッタゾ…」

女の子「!?」
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:07:11.77 ID:qKODRQDO
女の子「再生している…ですって?」

ボスゾンビ「我ハ滅ビヌ、グハハハハハハハハ!!」

女の子「くっ…どうすれば…あら?」

女の子(あれは…あいつの心臓?光っているわね…)

女の子(少し…カマをかけてみますか)
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:12:14.26 ID:qKODRQDO
女の子「どうやら攻撃した端から再生するようですね…」

ボスゾンビ「フン、絶望シタカ?」

女の子「いえ…今のであなたの弱点はわかりました」

ボスゾンビ「何ダト!?マサカ!?」

女の子「ふふっ…ビンゴのようですね」

ボスゾンビ「ナッ!?貴様ァ!!」

女の子「弱点がわかればこっちのものです、いきますよ!!」

男(もう出て行ける雰囲気じゃ無い…)
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:16:33.12 ID:qKODRQDO
女の子「たぁっ!!」

ボスゾンビ「グヌゥ!!マサカ我ガココマデ追イ込マレルダト…ソンナ事許サレルモノカァ!!」

女の子「更に大きくなった!?」

ボスゾンビ「ドウダ!!我ガ前ニ平伏セ!!」

女の子「ふっ…ついにミスを犯しましたね」

ボスゾンビ「何ダト!?」
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:20:21.49 ID:qKODRQDO
女の子「あなたが巨大化する程…あなたの弱点は大きくなるのです!!」

ボスゾンビ「シマッタ!!」

女の子「喰らいなさい!!…って、あら?弾切れ!?」

ボスゾンビ「!!」

女の子「すぐにリロードを…」

ボスゾンビ「隙アリダ!!小娘ェエエエエエエエエ!!」

女の子「きゃあああああああああ!!」

男(お…そろそろ出番か?)
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:25:26.98 ID:qKODRQDO
ボスゾンビ「フハハハハハハハ!!終ワリダ!!小娘!!」

女の子「あ…銃が」

ボスゾンビ「ソノ銃ハモウ使イ物ニハナルマイ!!我ノ勝チダァ!!」

女の子「…甘い、ですね」

ボスゾンビ「ム…ナンダト…?」

男(あれ?まだ俺の出番じゃ無いの?)
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:29:15.76 ID:qKODRQDO
女の子「私にはまだ武器が残されています…」

ボスゾンビ「ホゥ…?」

女の子「…」チャキッ

ボスゾンビ「何カト思エバタダノナイフデハ無イカ!!」

女の子「これだけあれば、楽勝です」

ボスゾンビ「小娘ガ、笑ワセテクレル!!」

女の子「そう思うなら、かかってきなさい」

ボスゾンビ「ホザイタナ!!小娘ェ!!」
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:34:20.63 ID:qKODRQDO
ボスゾンビ「喰ラエ!!ボス触手!!」

男(…おい、製作者ちょっと出てこい、このネーミングセンスは何だ)

女の子「…」スッ

ボスゾンビ「ナンダト!?」

男(ん?少し動いた?)

女の子「無駄です」キンッ

ボスゾンビ「グギャアアアアアアアアアアア!!」

男(なっ、ボスゾンビの触手が一瞬でバラバラに!?)
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:41:06.22 ID:qKODRQDO
女の子「元々、私はこっちの方が得意なんですよね」

ボスゾンビ「ソンナ…馬鹿ナ!!」

女の子「さぁ、覚悟していただきましょうか」チャキッ

ボスゾンビ「ク、クルナアアアアアアアアアア!!」ブンブン!!

女の子「少し前の私を見ているようですね…それじゃ当たりませんよ」

ボスゾンビ「!?」

女の子「では、さよならです!!」バッ

ボスゾンビ「ヌオオオオオオオオオオ!!」シュバッ

男(えーっと…ジャキーン!!…物凄い疎外感だ)
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:44:47.99 ID:qKODRQDO
キィィィィィィィン


ボスゾンビ「…」

女の子「…」

ボスゾンビ「グハァッ!!」ドサッ

女の子「何とか…勝てましたね…」

男(…最後何も見えなかったぞ)
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:47:29.21 ID:qKODRQDO
女の子「疲れました…早くあの人を…」

男(やべっ!!早く逃げないと…)

ボスゾンビ「グフハハハ…見事ダ…勇者ヨ…」

女の子「まだ話せるんですか?」

男(いや、勇者って言った事にツッコミ入れろよ!!)
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:50:32.34 ID:qKODRQDO
ボスゾンビ「ダガ、コノ程度デハマダマダダ…」

女の子「負けておいて何を言いますか」

ボスゾンビ「フン、我ハ…ボスノ中デモ下ッ端…中ボスデモ無イ、モブキャラダ…」

女の子「何ですって…?」

男(おい!!ゲームバランス崩壊してんだろ製作者!!)
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 15:55:46.49 ID:qKODRQDO
女の子「モブキャラでこの実力…それじゃぁ…」

モブゾンビ「アァ、ココカラ先我トハ比ベ物ニナラナイ程ノ強サヲ持ッタボスガ現レルダロウ」

女の子「…」

モブゾンビ「ククク、小娘…貴様ガ来ルノヲ楽シミニアノ世デ待ッテルゾ…」

女の子「…今度は完全に消滅したようですね」

女の子「…私は、まだそっちに行く訳にはいきません、やる事がありますからね」

男(…あれ?スタッフロール?)
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 16:01:20.58 ID:qKODRQDO
こうして女の子の旅は始まった、一本のナイフと共に


逃げた男との再会、豹変した幼女の、そして現れる次なるボス、小ボス!!


負けるな女の子!!頑張れ女の子!!明日を信じて!!


女の子「絶対無敵電光石火、世界は私の為にー」


女の子の次回作にご期待ください!!


〜END〜


男「…え?終わり?」
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/28(月) 16:23:20.50 ID:VN8EYLgo
男坂ww
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 16:41:44.18 ID:qKODRQDO
女の子「いい最後でしたね」

男「…現実を見ろ」

女の子「何の事でしょうか?」

男「目の前の状況を報告しろ」

女の子「…私のキャラクターが倒れてます」

男「…お前は頑張ったよ」

女の子「ありがとうございます…」
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 16:45:57.22 ID:qKODRQDO
女の子「あなたが女の子の事ばかり気にして私を守ってくれないからです!!」

男「自分の身は自分で守れと言ったはずだけど」

女の子「というか、何で結局一人でクリアしてるんですか」

男「ダメなのか?」

女の子「自分だけ生き残るなんてずるいです!!」

男「おい、早く現実に帰って来い、それは幻想だ」
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/28(月) 16:51:59.34 ID:bqfedyo0
ああいっちゃうとネタバレに…いやなんでもない
すまん
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 16:53:24.29 ID:qKODRQDO
男「さて、次は何やるか」

女の子「まだやるんですか…?」

男「何だ、もう体力切れか?」

女の子「体力と言いますか…精神的に…」

男「そうか、それじゃぁ諦めるか…」

女の子「…」
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 16:58:21.14 ID:qKODRQDO
女の子「いえ、大丈夫なのでもう少し遊びましょう」

男「本当か?」

女の子「えぇ」

男「それじゃぁ…これやってみるか」

女の子「レースゲーム?いいですよ」
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:01:33.18 ID:qKODRQDO
女の子「あなたはこういうゲーム得意なんですよね?」

男「まぁ、毎日運転してるからな」

女の子「これは勝負にならないのでは…」

男「ふっ…俺のテクニック見せてやるぜ!!前にドリフト出来なかったし!!」

女の子「そんなにやりたかったんですか」
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:04:47.06 ID:qKODRQDO
男「よし、始めるぞー」

女の子「スタートです!!」

男「…」

女の子「あれ?どうしたんですか?」

男「…シートベルトが」

女の子「え?」

男「シートベルトが無い」
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:07:47.78 ID:qKODRQDO
女の子「無いとダメなんですか?」

男「怖いだろ!!」

女の子「まぁ、ゲームですから」

男「そうだけど…でも…」

女の子「…あの、私もう二周分差をつけたのですが」

男「落ち着いて…深呼吸を…」

女の子「…」
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:10:15.39 ID:qKODRQDO
女の子「終わりましたけど…」

男「え!?もう!?」

女の子「結局1pも進んでませんね…」

男「ダメだ!!やっぱりあの車が一番だ!!」

女の子「…他のゲーム探しましょう」

男「うん…」
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:13:40.53 ID:qKODRQDO
女の子「これはどうやって遊ぶんですか?」

男「お金を入れるとカードが出てきて、そのカードで戦うんだよ」

女の子「なるほど…面白そうですね」

男「…なぜお前はそっちの女の子向けの着せ替えカードじゃ無くてこっちのバトル系を選ぶ」

女の子「え?変ですか?」

男「いや、いいけど」
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:16:51.60 ID:qKODRQDO
男「下から来るぞ!!」

女の子「え?」

男「カード」

女の子「あ、本当です」

男「何が出た?」

女の子「よくわかりませんが…男の子ですか?」

男「一発でそれを当てるとは…なかなかやるな!!」

女の子「え?もう始まってるんですか?」
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:23:14.28 ID:qKODRQDO
ガリレオオモシロイナー


男「俺のはモンスターみたいだな」

女の子「竜の王様?」

男「では早速対戦といこうか」

女の子「今ルールの確認を…」

男「遅い!!」

女の子「あ」
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:25:59.27 ID:qKODRQDO
女の子「よくわかりませんが仕方ありません…やりましょう」

男「とりあえず炎でー」

女の子「えと…たたかう…と」

男「喰らえ!!」

女の子「え?一撃で?」
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:31:51.87 ID:qKODRQDO
女の子「このままでは勝てません…」

男「もう一回お金を入れてカード出してみれば?」

女の子「そうですね…えいっ」

男「まぁ、何が出てもー」

女の子「これは鎧ですかね?」

男「天空…だと?」
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:37:02.13 ID:qKODRQDO
女の子「凄いです、ダメージが十分の一になりました」

男「ば、馬鹿な…」

女の子「これなら楽勝ですね」

男「くっ…こいつ運良すぎだろ…」

女の子「攻撃ー」

男「会心…だと?」
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:40:54.08 ID:qKODRQDO
男「もうやめよう…」

女の子「え?」

男「こんな運ゲーやってられるかー!!」

女の子「そうですか…」

男「そういえば今何時だろ?」

女の子「…そういえば時計見てませんでした」
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:44:49.90 ID:qKODRQDO
女の子「えーっと…夜の8時ですね」

男「もうそんな時間か…」

女の子「どうしますか?」

男「うーん…もう一泊していくか」

女の子「そうですか」

男「ホテルに行こう」

女の子「はい」
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:48:35.90 ID:qKODRQDO
女の子「〜♪」

男「ご機嫌だな」

女の子「えぇ、今日はゲームで勝ちましたので」

男「ふん…あんなゲームで俺のドライブテクニックは計れん」

女の子「言い訳ですか」

男「…」
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:51:07.27 ID:qKODRQDO
男「やっぱりこの車が一番だな」

女の子「そうですか」

男「あぁ、落ち着く」

女の子「確かにそれはありますね」

男「そうだろう?」

女の子「でも勝ちは勝ちです」

男「まだ言うか…」

女の子「…嬉しいので」
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:54:08.67 ID:qKODRQDO
男「ここを曲がってー…」

女の子「あら?もう少し真っ直ぐじゃ無かったかしら?」

男「あれ…そうだっけ?」

女の子「えと…確かお菓子屋さんから見るとー」

男「そこがこの街でのお前の中心か」
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:58:03.53 ID:qKODRQDO
男「お…あった」

女の子「よかったです」

男「とりあえず着いたら荷物整理しないとなー」

女の子「かなり増えてきましたからね」

男「面倒だ…」
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 17:59:39.99 ID:qKODRQDO
男「部屋取ってきたぞー」

女の子「ありがとうございます」

男「それじゃぁ荷物運ぶか…」

女の子「手伝います」

男「その両手のお菓子袋置いてきてから頼む」

女の子「…はい」
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 18:02:51.54 ID:qKODRQDO
女の子「重いですね…」

男「いろいろ入ってるからな」

女の子「それは開けるのが楽しみです」

男「言っておくが、整理は俺が一人でやるからな」

女の子「何でですか?」

男「不安だからだよ!!」
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 18:07:13.81 ID:qKODRQDO
男「さて、俺は荷物整理してるからお前は風呂入ってこい」

女の子「そうですか、わかりました」

男「さてと…」

女の子「…」ジー

男「…早く行け」

女の子「今行く所です」
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 18:09:59.87 ID:qKODRQDO
女の子「んー…気になりますね…」

女の子「何故あそこまで隠したがるのでしょうか?」

女の子「これは後で調べてみる必要がありますね」

女の子「とりあえずお風呂に行きましょう…早く新しいあれに変えたいですし」
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/28(月) 18:11:06.40 ID:qKODRQDO
家族が帰ってきた…が、お土産が無かった…ふて寝します…
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 07:44:32.08 ID:VDR.wcDO
やばい寝過ぎた…半日って…
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 07:45:57.70 ID:VDR.wcDO
男「これはいらないだろー?」

男「これはー…まぁいらないか」

男「これも…いらないか」

男「何かいらない物ばかりだな…早く処分しないと」
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 07:51:55.82 ID:VDR.wcDO
女の子「いいお湯加減でした」

男「おー、おかえりー」

女の子「整理終わりましたか?」

男「一段落ついた感じ」

女の子「それでは休憩ついでにお風呂はどうですか」

男「そうだなー…入ってくるか」

女の子(計画通りです)
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 07:57:22.09 ID:VDR.wcDO
男「言っておくが」

女の子「何でしょうか?」

男「漁るなよ?」

女の子「わかってますよ」

男「それならいいんだが」

女の子「ではいってらっしゃいませ」

男「おう」
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:03:40.84 ID:VDR.wcDO
女の子「さて、行きましたね」

女の子「それでは始めましょうか」

女の子「大丈夫です、戻ってくるまでに元に戻せばいいのです」

女の子「それではこっちの箱から…あら?」
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:08:20.67 ID:VDR.wcDO
女の子「どうやらアニメグッズのようですね」

女の子「しかし、凄い量ですね…ダンボール二箱分ですか…」

女の子「…これはチェックしなくてもいいですかね?」

女の子「他の箱を見てみましょう」
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:11:22.89 ID:VDR.wcDO
女の子「本当にコンビニくじの商品ばかりですね」

女の子「でも一等商品が見当たりませんね?」

女の子「まさか、これだけやって当たらなかったんですかね?」

女の子「本当にツイてない人ですね…」
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:14:32.94 ID:MOLaAEDO
regnumtria〜三国志戯伝〜
http://regnumtria.net/friend/check.php?c=vqgqDHb66C5.Y
三國志無料オンラインゲーやろうず(´・ω・)
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:18:27.51 ID:VDR.wcDO
女の子「これは仕事の時に使っていたスーツですかね?」

女の子「お仕事グッズの箱ですか…」

女の子「結構いいスーツですね…高そうです」

女の子「実はお給料いいお仕事だったのでしょうか?」
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:22:29.44 ID:VDR.wcDO
>>529 宣伝お疲れ様です


女の子「いえ、あの人がそんなにいい仕事につけるとは思えませんね…」

女の子「でも、よく考えるとあの人の資金源は謎ですね…」

女の子「もしかして本当に…?」

女の子「まぁ、ここは調べる物は無いでしょう、次の箱ー」
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:26:01.83 ID:VDR.wcDO
女の子「さて次…あら?」

女の子「もう戻ってきましたか…仕方ありません、片付けましょう」

女の子「まぁ、適当にしまっておけば大丈夫ですよね?」

女の子「確かこれがここで…」

女の子「これでおっけーです!!」
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:32:15.76 ID:VDR.wcDO
男「戻ったぞー」

女の子「お帰りなさい」

男「いじって無いだろうな?」

女の子「もちろんです!!」

男「…おい」

女の子「はい?」

男「なんでダンボールがこんなに荒れてるんだ?」

女の子「え?」
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:40:36.51 ID:VDR.wcDO
男「お前、漁って無いんだよな?」

女の子「はい」

男「じゃぁ何でダンボールの中身が荒れてるんだ?」

女の子「おかしいですね、ちゃんと戻したはずなのですが」

男「漁ってんじゃねぇか!!」
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:48:09.98 ID:VDR.wcDO
男「お前、片付けも苦手なのか?」

女の子「失礼ですね、片付けくらいできます」

男「では、やってもらおうか」

女の子「?」
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 08:57:56.02 ID:VDR.wcDO
男「ここにダンボールがあります」

女の子「はい」

男「で、こっちには荷物があるんだが」

女の子「そうですね」

男「ちょっと入れてみてくれ」

女の子「いいですけどこれが何か?」

男「まぁ、いいから」

女の子「?」
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:10:23.78 ID:VDR.wcDO
女の子「これは…ここで」

男「…」

女の子「あ、あら?入りませんね…」

女の子「それじゃぁこっちを…これも入りませんね」

男(これは予想以上だな…)
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:16:22.69 ID:VDR.wcDO
男「お前本当に家事ダメだな」

女の子「そ、そんな事無いですよ!!」

男「今までお前が出来ていた事があっただろうか?」

女の子「…えと」

男「無いんですね、わかります」
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:26:34.81 ID:VDR.wcDO
女の子「こ、これは忘れてるだけで、本当は出来るんですよ?」

男「都合のいいど忘れだなおい」

女の子「私は本来の実力の半分も出してないんですよ」

男「俺は虫けらなのか」
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:35:13.83 ID:VDR.wcDO
男「まぁ、過ぎた事だからいいけど…」

女の子「よくないです」

男「え?」

女の子「私は家事出来ますよ」

男「まだ諦めないのか…」
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:37:30.39 ID:VDR.wcDO
男「じゃぁ得意な家事は何だ?」

女の子「そうですね…やっぱり料理…」

男「それは無い」

女の子「…」

男「それは無い」

女の子「二回も言わないでください!!」

男「大事な事なので」
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:41:45.59 ID:VDR.wcDO
女の子「えーっと…あ、お風呂沸かすの得意です!!」

男「小学生レベルだな」

女の子「な!?私は小学生ではありません!!」

男「じゃぁ何だ?」

女の子「そ、それは秘密です」

男「…ちっ」
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:47:56.92 ID:VDR.wcDO
男「見た目的に高校生は無いよな」

女の子「失礼な」

男「となるとやっぱり中学生…」

女の子「…」

男「で、結局何歳なんだよ?」

女の子「もう絶対に言いません…」
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:51:46.92 ID:VDR.wcDO
男「それじゃぁ家事以外の特技を」

女の子「前にも同じ質問しましたよね」

男「間が持たないんだよ」

女の子「?」

男「いや、何でもない」
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 09:54:43.91 ID:VDR.wcDO
男「じゃぁスポーツ限定にしよう」

女の子「何でスポーツなんですか?」

男「だってお前スポーツ何でも出来るだろー」

女の子「いえ、そんな事は無いですが…」
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:03:56.43 ID:VDR.wcDO
女の子「そうですねー…走るのは好きですよ」

男「なん…だと?」

女の子「なんですか?」

男「いや、予想外すぎて」

女の子「…」
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:13:42.65 ID:VDR.wcDO
男「早いのか?」

女の子「いえ、遅いですけど長距離走るの好きなんです」

男「ますますイメージと違うな」

女の子「私に何を求めてるんですか」

男「移動は全部浮翌遊してるとか」

女の子「…」
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:21:21.45 ID:VDR.wcDO
女の子「私は浮翌遊なんて出来ませんよ」

男「日常的にやってそうなイメージだけどな」

女の子「どんなイメージですか…」

男「残念だ、俺も浮翌遊体験とかしてみたかった」

女の子「…」
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:23:35.10 ID:VDR.wcDO
女の子「あなたは見た目はスポーツ得意そうなのに」

男「スポーツは苦手だ」

女の子「そっちの方が意外ですよ」

男「そうか?」

女の子「えぇ、あなたは週末に草野球とかやってそうなイメージです」

男「どんな見た目だよ」
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:25:01.56 ID:VDR.wcDO
女の子「実際にはスポーツ全部ダメなんですよね」

男「まぁ…そうなるな」

女の子「それで、勉強もダメだったと」

男「…そうだけど」

女の子「…」

男「言いたい事があるならはっきり言えよおおおおおおおおお!!」
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:38:58.69 ID:VDR.wcDO
男「鬱だ…寝よう…」

女の子「あら?もう寝るんですか?」

男「あぁ…今日は疲れたからな」

女の子「そうですか」

男「…ダンボールに触るなよ」

女の子「…わかってますよ」
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:41:05.76 ID:VDR.wcDO
女の子「さて…私はどうしましょうか」

女の子「とりあえず暇なのでホテル内の散歩でもしましょうか」

女の子「まだ行ってない階層がありますからね」

女の子「では行きましょうか」
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:43:22.24 ID:VDR.wcDO
女の子「この階はお土産売り場ですか」

女の子「いろいろありますね…あら?」

女の子「美味しそうな人形焼です」

女の子「でもお土産買っていく相手がいないですね…」

女の子「…まぁいいです、自分で食べましょう」
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:45:28.65 ID:VDR.wcDO
女の子「食べ物以外もありますね」

女の子「これはタオルでしょうか?」

女の子「この人形は…このホテルのマスコットキャラクターでしょうか?」

女の子「…あまり、可愛く無いですね」
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:50:17.62 ID:VDR.wcDO
女の子「あら、ここにもペンギンぬいぐるみがありますね」

女の子「でも何か太ってて可愛く無い…」

女の子「やっぱりペンギンはお腹に鞄をつけて赤いマフラーしてないとだめですよね」

女の子「次の場所へ行きましょうか」
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:51:32.98 ID:VDR.wcDO
女の子「こっちは食堂ですか」

女の子「24時間開いてるんですね」

女の子「…そういえば晩御飯食べてませんでした」

女の子「少し食べていきましょうか」
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:54:13.65 ID:VDR.wcDO
女の子「さて、何にしましょうか」

女の子「今回はあの人もいませんし、食べたい放題です」

女の子「あの人、いつも食べ過ぎと言いますからね」

女の子「今日は久し振りにリミッター解除です!!」
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:57:22.67 ID:VDR.wcDO
2時間後


女の子「ごちそうさまでした」

女の子「夜だからでしょうか?あまり食べれませんでしたね」

女の子「まぁそろそろいい時間ですし、部屋に戻りましょうか」

女の子「…あら?あれは?」
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 10:58:54.71 ID:VDR.wcDO
女の子「あのー」

店員「はい、何でしょうか?」

女の子「これって今から参加応募できますか?」

店員「はい、大丈夫ですよー」

女の子「それではお願いします」

店員「それではこちらの書類にー」
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:00:14.08 ID:VDR.wcDO
店員「登録終了いたしました」

女の子「ありがとうございます」

店員「明日10時からなので遅れないようにお願いします」

女の子「はい、わかりました」
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:01:47.08 ID:VDR.wcDO
店員「こちらが地図になります、赤い場所に集合となっております」

女の子「はい」

店員「それでは失礼いたします」

女の子「…勝手にやって大丈夫だったかしら?」
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:04:29.44 ID:VDR.wcDO
女の子「まぁ大丈夫でしょう」

女の子「とにかく部屋に戻りますか」

女の子「明日の準備もありますし…」

女の子「これは急がなければ」
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:07:52.48 ID:VDR.wcDO
女の子「もう日付が変わりますね」

女の子「準備は出来たので残りは明日にしましょうか」

女の子「…今日もソファーで寝てますね、この人」

女の子「流石に狭くて一緒に寝れないですね」

女の子「…まぁ、別にいいですけど」
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:12:39.36 ID:VDR.wcDO
女の子「やっぱり一人で寝るには大きいベッドですね」

女の子「これなら横に寝ても大丈夫ですね、やりませんが」

女の子「…何か独り言が増えてる気がします」

女の子「気のせいです、気のせい…」
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:15:00.29 ID:VDR.wcDO
男「…朝か」

男「よく寝たー…ん?」

男「何か昨日とダンボールの配置変わってないか?」

男「もしかして、あいつまた漁ったんじゃないだろうな…」

女の子「あ、おはようございます」

男「!?」
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:16:44.01 ID:VDR.wcDO
男「な、なんだ、起きてたのか」

女の子「はい、今日は忙しいので」

男「忙しい?」

女の子「とりあえずこっちのダンボールを車に運んでください」

男「なんで?」

女の子「いいから運んでください」

男「まぁいいけど…何なんだ?」
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:19:39.39 ID:VDR.wcDO
男「運んだぞー…って!?」

女の子「ありがとうございます」

男「お前…その格好!?」

女の子「何か変ですか?」

男「まさかお前が自分からゴス服を着るとは…夢か?」

女の子「今日はこっちの方が良さそうなので」

男「?」
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:21:33.06 ID:VDR.wcDO
女の子「全部積みましたか?」

男「おう」

女の子「それでは行きましょうか」

男「え?どこに?」

女の子「行けばわかります、今は時間が無いので」

男「わ、わかったから引っ張るな」
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:30:05.50 ID:VDR.wcDO
男「どっちに行けばいいんだ?」

女の子「これ地図です」

男「ん…裏の方か」

女の子「後一時間しか無いので急いでください」

男「これなら三分くらいで着くぞ?」

女の子「着いてからやる事があるので」

男「いよいよ訳わからんな…」
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:32:29.83 ID:VDR.wcDO
男「着いた訳だが…何だあの人混みは」

女の子「たぶん今日の参加者の方々です」

男「何をやるんだ?」

女の子「フリーマーケットです」

男「フリーマーケット…?」
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:35:16.87 ID:VDR.wcDO
女の子「昨日貼り紙を見つけまして、あのホテル主催らしいです」

男「なるほど、それで処分するくらいなら売ろうと」

女の子「そうです…ダメでしたか?」

男「いやいいよ、正直捨てるにも場所無かったからな」

女の子「それはよかったです」
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 11:38:04.80 ID:VDR.wcDO
男「それで、一つ質問なんだが」

女の子「何でしょうか?」

男「なんでその格好なんだ?」

女の子「目立ちそうなのでこれにしました」

男「まぁ、そりゃ目立つだろうけど…」

女の子「何かまずい事でも?」

男「いや、まぁいいか」
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 12:54:21.14 ID:VDR.wcDO
男「それで?俺は何をするんだ?」

女の子「とりあえず品物を並べてください、後値段もお願いします」

男「あ、あぁ」

女の子「私は少し挨拶があるそうなので行ってきます」

男「お、おう」
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:00:19.16 ID:VDR.wcDO
風邪引いた…


女の子「あ、それとこれに着替えておいてください」

男「これは?」

女の子「前に着てた執事服です」

男「え?」

女の子「では行きますのでよろしくお願いします」

男「…行っちゃったよ」
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:04:34.62 ID:VDR.wcDO
男「あいつ、やる気満々だな」

男「何であんなにやる気出してるんだ?」

男「まぁいいや…とりあえず着替えるか…」

男「…つか値段てどうやってつけるんだ?」
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:10:41.11 ID:VDR.wcDO
男「うーん…悩むなぁ」

男「…そうだ、当てるのに使った金額にしよう」

男「別に面倒だからじゃ無いからな?」

男「よし、早速やるか」
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:19:05.51 ID:VDR.wcDO
男「これが300円…これは結構かかったな…1200円っと」

女の子「戻りました」

男「おー、おかえりー」

女の子「あら?もう値段を…って、何をしてるんですか?」

男「え?」
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:23:57.97 ID:VDR.wcDO
女の子「そんな値段じゃ売れませんよ」

男「え?マジで?」

女の子「フリーマーケットは安さが勝負の鍵です」

男「じゃぁどうするか…」

女の子「私が決めるのであなたは並べるのに集中してください」

男「はい…」
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:26:29.15 ID:VDR.wcDO
男「何かこいつ急に覚醒してないか?」

女の子「これは100円くらいですかね?」

男「そ、それはプレミアついてる!?」

女の子「プレミアなんて飾りです、偉い人にはわからないんです」

男「…こいつ本当にどうしたんだ?」
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:30:09.52 ID:VDR.wcDO
女の子「これで値段はおっけーです」

男「うぅ…俺のコレクションがこんな値段に…」

女の子「そんな事より、そろそろ始まりますよ」

男「おう…」

女の子「そんな顔じゃお客様来ませんよ?」

男「そんな事言われても…」
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:32:26.56 ID:VDR.wcDO
女の子「あ、開始のようです」

男「始まったか…」

女の子「それでは私は少し見て回るのでここはお願いします」

男「え!?いきなり!?」

女の子「大丈夫です、しばらくは来ないと思いますから」

男「…?」
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:34:12.63 ID:VDR.wcDO
男「本当に行ってしまった…」

男「まぁ、接待くらいならやった事あるから大丈夫だろうけど…」

男「…接客はやっぱり別物なのかな」

女の子「何を悩んでるんですか?」

男「もう帰ってきたのか!?」
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:35:52.64 ID:VDR.wcDO
女の子「言ったじゃないですか、少し見て回るって」

男「…で?何をしてたんだ?」

女の子「宣伝です」

男「呼び込みか?」

女の子「違いますよ」

男「?」
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:37:30.85 ID:VDR.wcDO
女の子「私は歩いてるだけで宣伝になるのです」

男「それってー…」

客「すみません見てもいいですか」

女の子「はいどうぞ」

男「…マジか」
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:39:57.09 ID:VDR.wcDO
客2「ふむ、これはー…」

客3「素晴らしい…」

客4「こっちはプレミア物ですぞ!!」

女の子「いい感じにお客様が増えてきましたね」

男(しかしさっきから男…しかも怪しげな奴ばかりなのは何でだ?)
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:46:16.73 ID:VDR.wcDO
男「合計500円ですー」

女の子「ありがとうございましたー」

男「凄い速さで売れていくな…」

女の子「ここまでは計画通りです」

男「休憩をくれ…」

女の子「そんなもの無いですよ?」

男「…」
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:50:48.79 ID:VDR.wcDO
男「しかし賑わってるな」

女の子「毎週やってる恒例行事らしいですよ」

男「何で急に出店しようと思ったんだ?」

女の子「そ、それはー…」

客「これいいですか」

男「あ、ありがとうございます」

女の子「…危なかったです」
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:52:51.05 ID:VDR.wcDO
男「もうほとんどの品が売れたな」

女の子「いい感じです」

男「しかし無くなると寂しい物だなぁ」

女の子「また集めればいいんです、これから」

男「…そっか、それもそうだな」

女の子「はい」
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 13:57:03.77 ID:VDR.wcDO
女の子「ありがとうございましたー」

男「今ので最後だな…って事は」

女の子「完売です!!」

男「あー…疲れた…」

女の子「まだ片付けが残ってますよ」

男「少しくらい…休ませろ…」
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:03:55.88 ID:VDR.wcDO
男「で、結局何で参加したんだ?」

女の子「…実は人気店には賞品が出まして」

男「?」

女の子「ここから30分くらい行った所のケーキバイキング無料券が」

男「…つまり、俺はお前のケーキの為だけに働いたと?」

女の子「まぁ、そうなりますね」

男「…」
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:06:25.27 ID:VDR.wcDO
男「で?結果はどうだったんだ?」

女の子「残念ながら落選です…」

男「それは残念だな」

女の子「という訳で行きますよ」

男「え?どこに?」

女の子「ケーキバイキングです」

男「…え?」
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:09:11.96 ID:VDR.wcDO
男「だって落選したんだろ?」

女の子「しましたね」

男「なのに行く、と?」

女の子「そうなります」

男「…つまり参加してもしなくても結局行く予定だったのか?」

女の子「はい」

男「…じゃぁやらなくてよかったんじゃ」
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:11:59.08 ID:VDR.wcDO
女の子「それでは行きましょう」

男「はいはいお姫様…」

女の子「車の中もすっきりして更に快適です」

男「あぁ、後はお前のお菓子だけだからな…」

女の子「これは譲れません」
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:15:06.39 ID:VDR.wcDO
男「着替えなくていいのか?」

女の子「んー…戻るのも面倒なのでこのままで大丈夫です」

男「…そうか」

女の子「はい」

男(もう完全に普段着と扱い変わらないな…)
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:21:16.38 ID:VDR.wcDO
女の子「〜♪」

男「お前、これからケーキ食べに行くのにお菓子って…」

女の子「お菓子とケーキは別腹です」

男「お前の胃袋は何個あるんだよ…太るぞ」

女の子「これくらい大丈夫ですよ、きっと」

男「妙なフラグ立てるな」

女の子「?」
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:24:34.42 ID:VDR.wcDO
女の子「あ、そこのお店です」

男「結構大きいんだな」

女の子「この辺りでは有名なお店だそうです」

男「それは楽しみだな」

女の子「はい!!」
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:27:21.54 ID:VDR.wcDO
女の子「凄いですね、見た事無いケーキばかりです」

男「何種類あるんだこれ」

女の子「早速取りましょう!!」

男「落ち着け、落ち着いてトレーを持て」

女の子「あ、忘れてました」

男「こいつ本能だけで生きてるよな…」
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:30:12.83 ID:VDR.wcDO
女の子「これとー、これとー」

男「いつもながら凄い速さで選んでるな…」

女の子「とりあえずこれくらいでしょうか」

男「俺はとりあえずチョコケーキを…」

女の子「あ、それ美味しそうです、私もー」

男「…」
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:32:25.35 ID:VDR.wcDO
女の子「いただきます」

男「いただきます」

女の子「〜♪」

男「うまいか?」

女の子「はい、美味しいです♪」

男(…まぁ、今日はこいつの笑顔見れたって事でよしとするか)
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:34:37.37 ID:VDR.wcDO
男「それにしても女性ばかりだな」

女の子「ケーキバイキングですからね」

男「何か俺、浮いてるような気がする…」

女の子「そうですか?」

男「あぁ」

女の子「でも他にも男性の方いますよ?少ないですけど」

男(あれは全部カップルだろ…)
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 14:39:33.09 ID:VDR.wcDO
女の子「あなたはケーキとか作れるんですか?」

男「まぁ、道具と設備があれば」

女の子「凄いですね、どこで習ったんですか?」

男「昔教えてもらったんだよ…思い出したくも無い」

女の子「?」
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 15:55:53.79 ID:MOLaAEDO
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603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 17:51:50.21 ID:VDR.wcDO
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男(しかし、こういう所も何か雰囲気出るよな…)

男「な、なぁ」

女の子「なんですか?」

男「周りから見たら俺達どんな風に見えるんだろうな」

女の子「そうですねー…」

男「…」ドキドキ
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 17:53:55.35 ID:VDR.wcDO
女の子「執事とお嬢様くらいですかね?」

男「…え?」

女の子「あら?この服についてでは無かったの?」

男「あ、いや、うん、そうそう、それ」

女の子「何を慌ててるんですか?」
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 17:56:26.66 ID:VDR.wcDO
男(くっ…まさかここで着替えなかったのが裏目に出るとは!!)

男(可愛いからこのままならむしろラッキーとか思った結果がこれだよ!!)

男(何かフラグ…フラグは無いのか!?)

女の子「どうしたんですか、また挙動不審になってますよ」

男「な、何でも無いよ!!」
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:00:09.75 ID:VDR.wcDO
女の子「さて、次のケーキを取りに行きましょうか」

男「もう食ったのか…あ、俺が行ってくるよ」

女の子「え?」

男「せっかくだから執事っぽくしてみようかと」

女の子「…あなた、本当にそういうの大好きですね」

男「まぁまぁ、いいじゃないか」

女の子「別に、いいですけどね」
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:03:47.26 ID:VDR.wcDO
女の子「それじゃぁ適当にお願いします」

男「かしこまりました、お嬢様」

女の子「…」

男「えーっと…これと…これと…」

女の子(何か不安になってきましたね)
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:07:16.81 ID:VDR.wcDO
男「お待たせ致しました、お嬢様」

女の子「ありがとうございます」

男「こちらからチョコケーキ、チーズケーキ、モンブラン、ショートケーキでございます」

女の子「で、ではチーズケーキから」

男「かしこまりました」

女の子(これは何か違うのでは…)
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:12:38.27 ID:VDR.wcDO
男「いかがでしょうか?お嬢様」

女の子「美味しいです」

男「ありがとうございます」

女の子「…あの」

男「何でしょうか?」

女の子「そろそろ座ってください…」
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:18:11.43 ID:VDR.wcDO
男「あ、お嬢様」

女の子「なんですか?」

男「紅茶をお持ち致しましょうか?」

女の子「それじゃぁお願いします」

男「かしこまりました」

女の子「…どうしましょう、凄いやる気出してますね」
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:21:19.37 ID:VDR.wcDO
男「お嬢様、紅茶をお持ち致しました」

女の子「ありがとうございます」

男「少々お待ちください」

女の子「あら?上手です」

男「ありがとうございます」
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:25:10.62 ID:VDR.wcDO
男「〜♪」

女の子「どこで覚えたんですか?」

男「執事虎ノ穴です」

女の子「え?」

男「辛い訓練でした…」

女の子「あの、冗談ですよね?何で遠い目してるんですか?」
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:30:01.12 ID:VDR.wcDO
男「今にもファイトを始めようとする執事と一緒に訓練してました」

女の子「そっちですか!!」

男「もちろん借金してる方ともやりましたよ?」

女の子「ツッコミするのも疲れてきました…」
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:31:36.94 ID:VDR.wcDO
男「という訳で、紅茶どうぞ」

女の子「…」

男「どうですか?お嬢様」

女の子「…美味しいです」

男「ありがとうございます」

女の子「…もう深く考えるのはやめましょう」
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:35:32.68 ID:VDR.wcDO
女の子「どんな訓練をしたんですか?」

男「主に筋トレですね」

女の子「…成果は?」

男「俺には無理でした!!」

女の子「でしょうね…」

男「巨大ロボットとの戦いは熱かったです」

女の子「それは読んだ感想なんじゃ…」
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:38:25.34 ID:VDR.wcDO
女の子「話が危ない方向に進んでいますね…」

男「大丈夫ですか?」

女の子「とりあえずこの話題はもうやめましょう…」

男「かしこまりました」
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:41:56.88 ID:VDR.wcDO
女の子「そういえば」

男「何でしょうか?」

女の子「私以外にもこういう服着てる人いますね」

男「あぁ、あれはメー…」

女の子「それ以上は危険な気がするので言わないように」

男「はぁ…かしこまりました」
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:44:26.53 ID:VDR.wcDO
女の子「何かさっきからぎりぎりですね…」

男「大声で言えばばれないものですよ?」

女の子「絶対怒られると思うのですけど…」

男「そうですか?」

女の子「とにかく、危険な発言は自重してください」

男「はい、かしこまりました」

女の子「…本当にわかってるのでしょうか?」
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:47:36.93 ID:VDR.wcDO
男「まぁ、こういう所は雰囲気を出してくれますからね」

女の子「そういうものなんですか?」

男「えぇ」

女の子「なるほど…」

男「あ、彼女達自身はノーマルなので安心してください」

女の子「また意味深な発言ですね…」
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:52:08.80 ID:VDR.wcDO
女の子「ここならあなたもモテるんじゃないかしら?」

男「え?何でですか?」

女の子「執事って人気な気がします」

男「いやー、今のままではちょっと無理ですね」

女の子「?」
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:54:06.50 ID:VDR.wcDO
女の子「今のままでは無理ってどういう事ですか?」

男「男が俺しかいません」

女の子「それが?」

男「ああいう女子は男と男のー…」

女の子「そ、そこまでです!!」

男「え、まだ説明終わってませんよ?」

女の子「いいから終了です!!」
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 18:57:13.31 ID:VDR.wcDO
女の子「執事ってどうやってなるのかしら?」

男「借金あったり路頭に迷うのが一般的な執事になる方法ですね」

女の子「初めて聞きましたけど…」

男「後は契約とかですかね?あ、仮面をつけるというのもー…」

女の子「それは執事じゃ無いです」
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:00:24.58 ID:VDR.wcDO
男「俺に執事として足りないのは個性だと思うんですよ」

女の子「他にもいろいろあると思いますけど…」

男「完璧な執事になる為に何か個性が欲しいですね」

女の子「そうね…火の玉とか出せばいいんじゃないかしら」

男「あれは座敷童ですお嬢様」
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:04:20.31 ID:VDR.wcDO
男「という事で、一流の執事を目指そうと思う訳です」

女の子「それは私も一流を目指さないといけないのですか?」

男「一緒に目指しましょう!!」

女の子「遠慮します」

男「…あれ?」
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:09:59.80 ID:VDR.wcDO
女の子「何か…周りから視線が集まってる気がするのですが」

男「気のせいじゃないですか?」

女の子「そうだといいんですが…」

女子1「見て、あの二人ー…」

女子2「あれってやっぱりー…」
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:15:36.65 ID:VDR.wcDO
女の子「おかわりお願いします」

男「かしこまりました」

女の子「…あの人、ほとんど食べてませんね」

女の子「やっぱりこういう所は苦手なのでしょうか?」

女の子「だから無理矢理ごまかして?」

女の子「…いえ、流石にそれは考えすぎですね」
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:18:26.48 ID:VDR.wcDO
男「えーっと…チョコ二つとチーズ三つ…後はー…」

女子1「あのー…」

男「はい?」

女子2「お願いがあるんですけどー」

男「少々お待ちください、待たせるとお嬢様が怒るので」

女子1・2「!?」

男「?」
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:28:48.06 ID:VDR.wcDO
女の子「…遅いですね」

女の子「何をしているのでしょうか?」

女の子「まぁ…きっと受付が混んでいるのでしょう」

女の子「紅茶飲んで気長に待ちましょう」

女の子「…切れてました」
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:35:58.93 ID:VDR.wcDO
男「な、何でしょうか?」

女子1「お嬢様だって!!お嬢様だって!!」

女子2「私も言われてみたいー!!」

男(しまった…こっち系だったか)

女子1「もう一回言ってください!!」

女子2「お願いします!!」

男(さて…どうしたものか…)
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:41:52.67 ID:VDR.wcDO
男「あの、そろそろ行かないと本当に…」

女子1「いいじゃないですか一回くらい!!」

女子2「あの子ばかりずるい!!」

男(や、やばい…早く逃げないとどうなる事か…)
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 19:49:44.91 ID:VDR.wcDO
男(待てよ…前にも同じような事無かったか?)

男(あれ?どうだったかな…)

男(まぁ、今そんな事考えても仕方ない…)

男「えーっと…失礼します!!」

女子1「あ!!」

女子2「ちょっと!!」

男「…っ!!」
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:05:00.70 ID:MOLaAEDO
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633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:06:14.72 ID:VDR.wcDO
男(まずい…服を掴まれた…)

女子1「逃がしません!!」

女子2「さぁ早く!!」

男「…仕方ありませんね、言ったら離してくださいよ」

女子1「いいから早く!!」

女子2「二人に言ってください!!」

男「…」
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:08:52.80 ID:VDR.wcDO
>>632 お疲れ様です


男「えーっと…」

女子1・2「さぁ、早く!!早く!!」

男「…その」

女の子「…何をしているのかしら?」

男「!?」
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:18:24.23 ID:VDR.wcDO
女の子「まったく、あなたは本当に変な人に好かれますね」

男「お、おい…」

女子1「変な!?」

女子2「ちょっとあんたー…」

女の子「黙りなさい」

女子1・2「!?」ビクッ
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:19:51.23 ID:VDR.wcDO
女の子「さ、行きますよ」

男「お、おう…」

女子1・2「…」

女の子「失礼」

男「失礼…します」
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:30:37.20 ID:VDR.wcDO
女の子「まったく、紅茶を取りに行ったら…何をしてるんですか」

男「も、申し訳無いです…助かりました」

女の子「妙なキャラ作りしてるからこうなるんです」

男「いや、あれは単純に怖かっただけで…」

女の子「言い訳は聞きません」

男「はい…」
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:33:10.90 ID:VDR.wcDO
女子1「…」

女子2「…」

男「うぅ…まだこっち見てる」

女の子「大丈夫です、私がいれば手を出せませんよ」

男「そうだといいんだけど…」

女の子「そんな事より紅茶お願いします」

男「あ、はい」
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:49:10.91 ID:VDR.wcDO
男「入りました」

女の子「ありがとう」

男「…」

女の子「どうしたの?」

男「い、いえ、何でも無いです」

女の子「そう」

男「…」
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 20:59:59.17 ID:VDR.wcDO
女の子「やっぱり美味しいわね」

男「はい、ありがとうございます」

女の子「さて、ケーキが無くなったわけですけど」

男「!?」

女の子「…一緒に取りに行きましょうか」

男「…はい」
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:02:58.37 ID:VDR.wcDO
女の子「いちごとバナナとりんごとー…」

男(…情けない)

男(あの程度の相手に何も言えなくなってしまうなんて!!)

男(もっと強くならなければ!!)

女の子(…何かこの人、変な方向で燃えてませんか?)
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:05:48.26 ID:VDR.wcDO
男「そうだ…あいつだって親父という壁を越えたんだ!!」

男「俺もこの程度の試練、越えてみせるぜ!!」

男「見ていてください!!お嬢様!!」

女の子「どうでもいいですけど、それはゲームでお願いします」

男「…」
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:10:55.80 ID:VDR.wcDO
女の子「まったく…あなたにも困ったものです」

男「あ、お嬢様、また紅茶が!!」

女の子「お願いします」

男「かしこまりました!!」

女の子「さっきの事で更に気合いが入ってますね…」
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:29:37.32 ID:VDR.wcDO
女の子「さて、次のケーキですー」

男「まったくペースが落ちてない…流石お嬢様」

女の子「まだまだ足りません」

男「…胸やけとか無いんですか?」

女の子「そんなものなった事無いわね」

男「…流石です」
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:33:39.04 ID:VDR.wcDO
女の子「さて、ケーキのおかわりに行きましょうか」

男「はい!!お嬢様!!」

女の子(…本当に犬みたいですね)

男「〜♪」

女の子(あの人達はこういうキャラが好みなのでしょうか?よくわかりませんね)
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:35:56.31 ID:VDR.wcDO
男「あ、お嬢様!!プリンとゼリーが追加されています!!」

女の子「!?」

男「いかが致しますか?」

女の子「確保よ!!」

男「わかりました!!お任せください!!」
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 21:51:06.20 ID:VDR.wcDO
男「お嬢様、何とか手に入れてきました…」

女の子「ありがとうございます」

男「くっ…厳しい戦いだった…まさか本気を出した女子があそこまで強いとは…」

女の子「…」

男「やっぱり俺もまだまだだな…」

女の子「本当にまだまだですね…色んな意味で」
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 22:04:33.24 ID:VDR.wcDO
男「はいお嬢様、プリンです」

女の子「ありがとうございます」

男「さ、席に行きましょう」

女の子(どうやら、さっきの事は忘れたようですね)

女の子(毎回、この復活の速さには驚かされます)
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/29(火) 22:09:37.46 ID:VDR.wcDO
ハルヒチャン四巻オモシロ


女の子「あなたは食べないの?」

男「お嬢様が美味しそうに食べているのを見ているだけで満腹です!!」

女の子「…もうお腹一杯なんですね?」

男「簡潔に言うとそうなります!!」

女の子「…」
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:06:44.34 ID:7zXDtwDO
ガストって時間過ぎるの早いなぁ…もう日付変わってる…

友達の相談乗った結果がこれか…

子供出来たって何だアリエネェ


書こう…書いて忘れよう…
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:08:25.37 ID:7zXDtwDO
女の子「ではプリンを食べるとしましょう」

男「どうぞ」

女の子「…」

男「どうですか?」

女の子「に…苦いソースのやつでした…」

男「なん…だと?」
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:10:42.79 ID:7zXDtwDO
男「も、申し訳ありません!!確認していればこんな事には…」

女の子「の、飲み物…」

男「こんな事を見逃すなんて…一生の不覚!!」

女の子「いえ…そういうのいいですから飲み物を…」

男「こうなったら腹を…」

女の子「その前にー…飲み物ー…」
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:12:18.39 ID:7zXDtwDO
女の子「早く…飲み物を…ください…」

男「!?」

女の子「口の中がー…」

男「い、今用意…あ、ポットの中が空だ」

女の子「!?」

男「すぐに取ってきます!!」

女の子「なるべく早くお願いします…」
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:14:14.14 ID:7zXDtwDO
男「えーっと…あ、オレンジジュース!!」

男「これを持って行けば許してもらえるだろう…ん?」

女子1「あ」

女子2「さっきの執事様!!」

男「しまった…」
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:17:22.28 ID:7zXDtwDO
女子1「今度こそ逃がさないよ!!」

女子2「さぁさぁ…」

男(くっ…こんな時に…)

男(いや!!今こそ執事としての器が試される時!!)

男(お嬢様!!俺に力を!!)

女の子「…何か、またあの人がくだらない事考えてる気がするわ」

女の子「…口の中苦いです」
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:18:56.24 ID:7zXDtwDO
男「通してください」キリッ

女子1「きゃー!!聞いた?聞いた?」

女子2「聞いたわ!!凄いいい顔で通してくださいだって!!」

男「…あれ?おかしいな、効いてない?」
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:20:56.52 ID:7zXDtwDO
男「とにかく!!今は急いでるので!!」

女子1「えー?何でー?」

男「お嬢様が苦いプリンを食べてピンチなんです!!急いで飲み物を持って行かないとー…」

女子2「あんな奴どうでもいいじゃん、それより私達とー…」

男「あんな奴…?」
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:24:23.25 ID:7zXDtwDO
男「もういい…こんな奴ら真面目に相手してる場合じゃない…」

女子1「あれ?」

女子2「何か雰囲気が?」

男「…どけ」

女子1・2「!?」

男「…失礼致します」

女子1・2「…」
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:26:50.15 ID:7zXDtwDO
男「お待たせ致しました」

女の子「ありがとうございます…あら?どうしたんですか?」

男「?」

女の子「何か怖い顔してますよ?」

男「あ、いえ…そんな事無いですよ」

女の子「…?」
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:28:38.43 ID:7zXDtwDO
女の子(おかしいですね…さっきまでと明らかに違います)

女の子(これは絶対何かありましたね)

女の子「もしかして、さっきの人達にまた何かされたんですか?」

男「え!?いや!!」

女の子「…されたんですね」
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:30:38.15 ID:7zXDtwDO
男「だ、大丈夫ですよ、何とも無かったですから」

女の子「まぁ、そのようですね」

男「心配かけました…」

女の子「し、心配なんてしてませんよ」

男「ですよねー…」
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:32:54.95 ID:7zXDtwDO
女の子「でも、よく一人で逃げれましたね」

男「あー…快くどいてくれたので」

女の子「意外ですね…獲物は絶対逃がさない感じでしたのに」

男「獲物って…」

女の子「うーん…何があったのでしょうか?」

男「…」
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:35:39.52 ID:7zXDtwDO
男(まずいな…話をそらさなければ)

女の子「それにしてもこのオレンジジュース美味しいです」

男「あ、さっき入口の所で見つけまして」

女の子「私が気付かなかったなんて…不覚です」

男「そうですね、お嬢様は甘いものには敏感ですからね」

女の子「…馬鹿にしてませんか?」

男「気のせいです」
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:37:46.54 ID:7zXDtwDO
男(よかった…勝手に別の話になった…)

女の子「ところで」

男「は、はい!!」ビクッ

女の子「…何を驚いてるんですか?」

男「いえ…何でも無いです…」
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:41:04.10 ID:7zXDtwDO
男「それで、どうしたんですか?」

女の子「残り時間はどれくらいですか?」

男「えーっと…後40分くらいですかね」

女の子「むぅ…妙な人を相手にしていたら時間を取られましたね…」

男「そうですね…ごめんなさい」

女の子「これは急がなくては!!次のケーキを取りに行きましょう!!」

男「…あれ?ゼリーもう食べたんですか?」
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:43:57.76 ID:7zXDtwDO
女の子「ここはいい所です…食べても食べてもケーキが無くなりません」

男「まぁ、ケーキバイキングですからね」

女の子「毎日ここでケーキを食べれたら…」

男「間違いなく横に…」

女の子「…」

男「いや、何でも無いです」
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:45:33.27 ID:7zXDtwDO
女の子「〜♪」

男「美味しそうですね、そのチョコケーキ」

女の子「食べますか?」

男「いや、でももう…」

女の子「今なら食べさせてあげますよ、私が」

男「た、食べます!!」

女の子「わかりやすい人ですね」
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:46:56.27 ID:7zXDtwDO
女の子「どうですか?」

男「最高です!!」

女の子「それはよかったですね」

男「あの、もう一回…」

女の子「これ以上はダメです、食べたかったら取りに行ってください」

男「…」
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:50:38.26 ID:7zXDtwDO
女の子「む、またジュースが無くなってしまいました」

男「あ、取ってきます」

女の子「え?でも一人じゃ…」

男「大丈夫ですよ、たぶんもう話かけてこないから」

女の子「?」

男「それじゃ行ってきます」
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:52:46.23 ID:7zXDtwDO
女の子(確かにあの二人組は動く気配ありませんね)

女の子(やっぱりさっき何かしたのでしょうか?)

女の子(まさか手を出したりしてませんよね…?)

女の子(いえ、そんな度胸があれば最初から大丈夫だったはず…考えすぎですね)

女の子(しかし本当に何があったのでしょうか?)
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:56:14.29 ID:7zXDtwDO
男「しかし凄いペースですね…」

女の子「そうかしら?皆同じくらいのペースですよ?」

男「いや、周りを見る限りどう考えても早過ぎなんですが…」

女の子「逆に考えるんです、私が早いのでは無くて周りが遅いんです」

男「…」
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 01:58:38.71 ID:7zXDtwDO
女の子「きっと皆さんお話しながら食べているので遅いんです」

男「いや、俺と会話してますよね…?」

女の子「えぇ、そのせいで随分とペースが落ちてます…さて、次はモンブランを」

男「これで落ちてる…だと?」
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:00:53.16 ID:7zXDtwDO
男「ここに来て更にペースが上がってる…」

女の子「チョコケーキが足りないです」

男「い、今取ってきます」

女の子「ついでにショートケーキもお願いします」

男「…はい」
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:02:57.55 ID:7zXDtwDO
男(うーん…明らかにおかしい)

男(これだけ食べれば何かしらの変化が見られてもおかしくは無いはず)

男(それなのにペースが上がってるしお腹が膨れてる様子も無い…)

男(あのケーキはいったいどこに入ってるんだ?)
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:04:56.84 ID:7zXDtwDO
男「…」

女の子「どうしたんですか?私のお腹を見て」

男「いや…何でも無いんですが…」

女の子「…それなら見ないでください、恥ずかしいです」

男「は、はい」

女の子(何だったのでしょうか…今の視線は)
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:08:01.85 ID:7zXDtwDO
男(うーん…やっぱり謎だな)

男(あいつ、そんなに口大きく無いのになんでこんなに食べるの早いんだ?)

男(運んでる量もそんなに多くないし…)

男(少し観察してみるか)
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:09:46.27 ID:7zXDtwDO
女の子「…今度は何ですか?」

男「え?」

女の子「私の口に何かついてますか?」

男「い、いやそんな事は」

女の子(では何であんなに凝視するのでしょうか…?)

女の子(念のために拭いておきましょう…)
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:12:08.02 ID:7zXDtwDO
男(わかったぞ…)

男(こいつ、手を止めて無いんだ)

男(常に一定のリズムでケーキを口に運んでいる)

男(しかも完璧に無駄が無い完成された動きだ)

男(いったいどれ程食べればこの動きをマスター出来るんだ?)
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 02:15:15.98 ID:7zXDtwDO
女の子「…今度は手、ですか」

男「!?」

女の子「さっきから私の動きを観察してませんか?」

男「そんな事無いよ!!」

女の子「むぅ…怪しいですね」

男「き、気のせいじゃ無いですか?」
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2009/12/30(水) 02:49:02.65 ID:2nA5FQDO
>>1が定時制通いってことは友達も18以下だろ?
その友達に言っとけ

責任とれねーくせに中出しすんな
本当に相手を大事に想ってる奴ならそんなことしない
それに子供を堕ろすって言うなら理解しとけ
それは生まれてくるはずの命を奪うってことで
一言で言えば人殺しだってことをな
今後子供作る時はこういうことを踏まえて覚悟と責任を持ってやれ

以上友達が男の場合
女の場合もおんなじようなことだが
相手が未成年なら別れるのが賢明
そっちの方が友達にとって良いと思う


以上駄レスすまん
そしていつも乙
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 07:35:55.77 ID:7zXDtwDO
起きたら夢オチかと思ったけどそんな事は無かったぜ…


>>680 ありがとうございます、参考になります…ちなみに両方友達です


墮ろすなら友達ヤメルマジヤメル


愚痴っても仕方ないので書きます、申し訳無いです…
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 07:43:41.54 ID:7zXDtwDO
女の子(むぅ、やっぱり監視されてます)

女の子(私、変なことしたのでしょうか?)

女の子(心当たりがまったく無いのですが…)

女の子(しかし手を使わなければ食べれません…)

女の子(ここは我慢して食べましょう)
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 07:49:07.58 ID:7zXDtwDO
女の子「…」ジー

男(まずいな、何か怪しまれてる)

男(何とかしてごまかさないと!!)

女の子「あの…」

男「お嬢様!!俺の訓練時代の話をー…」

女の子「いえ、結構です」

男「…そうですか」
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 07:53:05.79 ID:7zXDtwDO
女の子「やっぱり聞こうと思います」

男「どっちですか!?」

女の子「いえ、話が途切れるよりはいいと思いまして」

男「そうですか…では語らせていただきます!!」

女の子「わーぱちぱち」

男「…そこはいつも通りなんですね」
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 07:57:18.76 ID:7zXDtwDO
男「まず僕は雪山育ちでして」

女の子「雪道をあんなに怖がってたのに今更その設定は無理ありすぎかと」

男「そして近所の山にはとても大きなボス熊がいまして…通称アカヨロイ!!」

女の子「…それ犬の話じゃないですよね?」

男「俺は奴に一度敗れ…その時ある人物に出会ったのです!!」

女の子(どうしましょう…想像以上に面倒です)
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:00:13.43 ID:7zXDtwDO
男「これが変な人で、肌は緑色で触覚が生えてたんですよ」

女の子「…え?」

男「その人に連れられて行った部屋で一週間訓練して…外に出たら世紀末だったんですよ」

女の子「ちょ、ちょっと待ってください」

男「なんですか?」

女の子「混乱してきました…」
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:02:34.10 ID:7zXDtwDO
女の子「まぁいいわ…続けてください」

男「それで師匠の指示で街に向かったんですが…」

女の子「胸に傷がある男に出会ったとか言いませんよね?」

男「いえ、手が改造されて銃になってる男に会ったんですよ」

女の子「地球がどんどんカオスに…」
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:04:45.72 ID:7zXDtwDO
男「その男がなかなか強くてですね」

女の子「そうでしょうね」

男「やられそうになった時に突然俺の体が光りまして」

女の子「…」

男「気がついたら俺は妄想から剣を作り出していたんです」

女の子「…え?訓練の意味は?」
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:07:07.69 ID:7zXDtwDO
男「その剣の力を使って逃げたのはいいんですが」

女の子「?」

男「今度は平行世界から来たロボット軍団と戦う事になりまして」

女の子「…」

男「そしたら俺は記憶喪失で、実はその組織の幹部だったんですよ」

女の子(まずいですね…どんどん置いて行かれてます)
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:09:20.00 ID:7zXDtwDO
男「俺は乗ってた機体を自爆させて逃げたんですが」

女の子「…いつの間にそんな物を手に入れたんですか」

男「逃げた先は紛争地帯で…もうダメだと思った時に空から光り輝くロボットが」

女の子「…もう聞き流そうかしら」
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:12:10.53 ID:7zXDtwDO
男「それで俺は信託を受けまして」

女の子「話飛びすぎじゃないですか?」

男「四つの宝石を集める旅に出る訳です!!」

女の子「SFなのかファンタジーなのか…」
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:14:38.22 ID:7zXDtwDO
男「しかし旅の途中立ち寄った街でとある情報を入手しまして」

女の子「どんな情報ですか?」

男「その世界には超能力者を育てる都市があるそうで」

女の子「…え?」

男「それでその都市を目指す事にしたんです」

女の子「…宝石は?」
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:18:58.03 ID:7zXDtwDO
男「そしてその街に着いた矢先いきなり事件に巻き込まれまして」

女の子「…」

男「俺も妄想の剣で戦おうとしたんですか相手に触れた瞬間消滅したんですよ」

女の子「まぁ、そんな気はしてました」

男「そこで負けて初めて気がついたんです…俺に足りないのは心の力だと!!」

女の子「…痛いです、痛すぎます」
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:22:00.84 ID:7zXDtwDO
男「それで再び訓練する為に某県に向かった訳です」

女の子「いつの間に地球に帰ってきたんですか」

男「そこでわがままなお嬢様に出会って無理矢理執事虎ノ穴に…」

女の子「…」

男「こんな感じですかね」

女の子「一個も理解出来ませんでした」
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:23:30.55 ID:7zXDtwDO
男(よし、呆れてさっきの事は忘れたようだな)

女の子「それで、その話はいつ考えたんですか?」

男「今です!!」

女の子「…」

男「…あ」
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:25:56.27 ID:7zXDtwDO
女の子「さて…そろそろ時間ね」

男「後10分ですね」

女の子「それでは最後はショートケーキとオレンジジュースで終わりましょうか」

男「…何か小学生の誕生日会みたいですね」

女の子「何か言いましたか?」

男「な、何も」
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:35:37.11 ID:7zXDtwDO
女の子「あら?」

男「どうしました?」

女の子「こっちにティラミスがあります」

男「!?」

女の子「そういえば食べてませんね、これをー…」

男「ダメです!!」

女の子「え?」

男「ダメ!!絶対!!」
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:38:12.56 ID:7zXDtwDO
男「とにかくティラミスはダメ!!」

女の子「…わかりましたよ、ショートケーキにします」

男(あ、危ねぇええええええええ!!)

男(またあんな事になったら…)

男(今食べられたら運転しながらあの状態のあいつ相手にしないといけないからな…)
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:40:07.95 ID:7zXDtwDO
男「はい、オレンジジュースです」

女の子「ありがとうございます」

男「…」

女の子「やっぱりこの組み合わせが最強ですね」

男(…本格的に小学生にしか見えないな)

女の子「…何か失礼な事考えてませんか?」
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 08:52:37.34 ID:7zXDtwDO
女の子「ごちそうさまでした」

男「はい」

女の子「それでは行きましょうか」

男「時間ぴったり…流石です」
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 09:02:33.81 ID:7zXDtwDO
職場行ってくる…契約更新メンド
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:31:59.58 ID:7zXDtwDO
マルハンがお年玉クレタ


男「あ、会計は俺がやっておくよ」

女の子「え?でも」

男「先に車行ってて」

女の子「はぁ…わかりました」
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:35:08.87 ID:7zXDtwDO
男「お会計お願いします」

店員「はい、ありがとうございますー」

男(ま、今日はフリーマーケットの売り上げがあるからな)

男(あいつの提案だし、このお金はあいつの為に使おう)
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:37:59.59 ID:7zXDtwDO
男「おまたせー」

女の子「ありがとうございます」

男「さて、どうするか」

女の子「そうですね…そろそろ次の街に行きませんか?」

男「そうだな…結構長居したし、行くか」

女の子「はい」
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:39:49.61 ID:7zXDtwDO
男「うーん…どの道も混んでそうだな」

女の子「年末ですからね」

男「これはどうしたものか…」

女の子「いつも通りゆっくり行けばいいんじゃないですか?」

男「それもそうだな」
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:41:33.46 ID:7zXDtwDO
男「さて、早速渋滞に捕まった訳だが」

女の子「もう慣れました」

男「俺はやっぱりスムーズに行けるのがいいな…」

女の子「そうですか?こっちの方が長く感じていいですけど」

男「そういうもんか?」

女の子「えぇ」

男「ふーん…それならいいけど」
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:44:04.28 ID:7zXDtwDO
男「まだ街から出ないのか…」

女の子「かなり広い街ですからね」

男「この街出るのにどの位かかるんだ…?」

女の子「1時間くらいかかりそうな勢いですね」

男「不吉な事言うな!!」
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:45:30.99 ID:7zXDtwDO
男「そういえばお前、着替えていかなくてよかったのか?」

女の子「はい、この服案外暖かいので」

男「…そうか」

女の子「なにか?」

男「いや、何でも無い」
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:47:29.78 ID:7zXDtwDO
男「そういえば」

女の子「なんでしょうか?」

男「お前って髪切ったりしないのか?」

女の子「そうですね、子供の頃からこの長さなので」

男「え?今もー…」

女の子「…」

男「ま、まだ何も言ってな…ぐぎゃっ!?」
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:49:37.39 ID:7zXDtwDO
男「今首がありえない方向に曲がったぞ…」

女の子「あなたは髪型変えたりしないんですか?」

男「あ、あぁ、なぜかこれ以上髪が伸びないんだよ」

女の子「それは不思議ですね」

男「あぁ、何でだろうな」
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:52:39.31 ID:7zXDtwDO
男「きっと伸びる条件があるんだよ」

女の子「条件ですか?」

男「あぁ、例えばー…」


〜四年後〜


男「ふっ…ここはあの時から変わらないな」

女の子「…」

男「こんな感じ」

女の子「難しい条件ですね」
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:55:17.43 ID:7zXDtwDO
女の子「四年間何をしてたんですか?」

男「そうだなー…子供が出来て道場引退とか?」

女の子「幕末ですか」

男「…まぁ、出来ないだろうけどな」

女の子「そうでしょうね」

男「嘘でもそんな事無いって言えよおおおおおおおおお!!」
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:57:41.11 ID:7zXDtwDO
男「お前は四年経っても見た目変わらないんだろうな」

女の子「それはどういう意味でしょうか?」

男「今日はいい天気だな」

女の子「また急に話を変えましたね…」
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 13:59:53.13 ID:7zXDtwDO
男「未来の話をしていても仕方ない」

女の子「まぁ、それもそうですね」

男「うっかり変な事言うと妙なフラグ立つからな」

女の子「何ですかそれ?」

男「気にするな…」
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:02:24.74 ID:7zXDtwDO
男「さて、そこの女の子よ」

女の子「なんですか」

男「早速飽きてきた」

女の子「前に運転大好き愛してるって言ってたじゃないですか」

男「そこまで大きく言ったか?」

女の子「あら?下り坂だったかしら?」

男「…」
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:05:50.71 ID:7zXDtwDO
女の子「残念ながら今暇を潰せる物は無いですよ」

男「何か無いのか?カード置けるディスクとか」

女の子「あれはバイクじゃないですか」

男「そうかー…それじゃダメだなー…」

女の子「…」
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:07:51.61 ID:7zXDtwDO
男「飛行機って…乗った事あるか?」

女の子「何ですか急に」

男「いや、今この車の上を飛行機が飛んでてふと思ったんだ」

女の子「そうですか…」

男「で、乗った事あるの?」
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:09:05.96 ID:7zXDtwDO
女の子「ありますよ」

男「マジで!?すげー」

女の子「いえ、今時そんなに凄い事じゃ無いと思いますけど…」

男「だって、俺乗った事無いもん」

女の子「え?」
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:10:56.43 ID:7zXDtwDO
女の子「前に外国に行ってたと言ってましたよね?」

男「あぁ」

女の子「どうやって言ってたんですか…?」

男「それが不思議でな?急に眠くなって、起きたら着いてるんだよ」

女の子「…寝ている間にいったい何が?」
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:12:08.19 ID:7zXDtwDO
男「俺、パスポート持って無いし船じゃ行けないだろ?」

女の子「まぁ、そうですね…」

男「結局どうやって行ってたんだろう…」

女の子「…」
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:14:06.85 ID:7zXDtwDO
男「そうか…お前は乗った事あるのか…」

女の子「乗ってみたいんですか?」

男「いや、怖いし乗りたく無い」

女の子「じゃぁ何でこの話題にしたんですか…」
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:22:43.55 ID:7zXDtwDO
男「そういえばー」

女の子「今度は何ですか」

男「お前が倒れてる間にいい物を買ってだな…どこに入れたかな」

女の子「いい物ですか?」

男「あった、これだ」

女の子「ネックレス?」
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:26:35.36 ID:7zXDtwDO
男「着けてみてくれ」

女の子「は、はい…」

女の子(急にどうしたのでしょうか…)

女の子(ま、まさかこれは…?)
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:28:20.32 ID:7zXDtwDO
女の子「着けました…ど、どうでしょうか?」

男「うん、やっぱり合うな」

女の子「そ、そうでしょうか?」

男「あぁ、絶対に合うと思ったんだよ、その服とそのネックレス」

女の子「…え?」
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:32:13.71 ID:7zXDtwDO
男「いやー、店頭で見た時衝撃を受けたね」

女の子「…」

男「これは絶対似合う、間違いないと思った訳だ」

女の子「…」

男「まさかこんなに早くー…って、どうした?震えてるぞ?」

女の子「いえ、恥ずかしかったので…いろいろな意味で」

男「?」
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:36:12.78 ID:7zXDtwDO
オートバックス一時間待ちとか…


男「まぁ、他の服でも違和感無いと思うから」

女の子「そうですか…ありがとうございます」

女の子(ま、まぁ、理由はともかくプレゼントはプレゼントです)

女の子(大切にしましょう)
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:38:11.95 ID:7zXDtwDO
女の子「さて、一時間経ちましたね」

男「…そうだな」

女の子「どうやら私の予想が当たったようです」

男「だから不吉な事言うなと言ったのに…」
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:41:02.94 ID:7zXDtwDO
男「本当に広い街だな…」

女の子「そうですね」

男「俺達、この街の十分の一くらいしか見てないんだな」

女の子「それより少ないかもしれませんね」

男「もう少しこの街に残ってもよかったかな?」

女の子「私は嫌です」

男「だろうな」
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:42:29.85 ID:7zXDtwDO
女の子「何度も言いますが私は遠くへ行きたいのです」

男「…思ったんだが」

女の子「何でしょうか?」

男「それはどこから見て遠くなんだ?」

女の子「…スタート地点、でしょうか?」

男「俺に聞くのか…」
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 14:46:16.59 ID:7zXDtwDO
女の子「とにかく!!見た事無い景色が見たいんです」

男「そういえばそんな事も言ってたな…」

女の子「なので、出来るだけ動いていたいのです」

男「まぁ、お前がそう言うなら俺は運転するだけだな」

女の子「…お願いします」

男「おう」
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 15:29:07.96 ID:7zXDtwDO
男「うーむ…」

女の子「どうしました?」

男「暇だ」

女の子「それはさっき聞きました」

男「何かかくし芸とか無いのかー?」

女の子「やったらかくし芸じゃ無いじゃないですか」

男「それは違うんじゃ…」
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 15:43:42.64 ID:7zXDtwDO
男「頼むよー、お前の本気を俺に見せてくれー」

女の子「そう言われましても…」

男「お前なら必殺技くらい持ってるだろー」

女の子「…必殺技?」
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 16:04:07.41 ID:7zXDtwDO
女の子「蹴りとかでもいいんですか?」

男「もっと夢があるやつでお願いします」

女の子「そうですねー…」

男「お前なら超能力関係だな」

女の子「え?」
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 16:31:35.55 ID:7zXDtwDO
男「超能力で必殺技なら炎くらい出さないとダメだよな」

女の子「前にも似たような事言ってましたね…」

男「それともあれか?あらゆる攻撃を跳ね返すー…いや、あれは白色じゃないとダメか」

女の子「…そっち限定なんですね」
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 20:53:45.87 ID:7zXDtwDO
ヤバイ今日も全然書いてない…アニメイトガイケナインダ



男「電気はダメだな」

女の子「何でですか?」

男「お前があんな力を手に入れたら…考えただけでも恐ろしい」

女の子「それってほとんどの超能力に言える事ですよね」
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 20:57:17.68 ID:7zXDtwDO
男「お前はどのくらいの重さなら浮かせる事が出来るんだ?」

女の子「時間さえいただければ何でも」

男「本当か!?じゃぁこの車とかは!?」

女の子「そうですね、2、3年くらいあれば楽勝です」

男「それは楽勝とは言わないんじゃないのか…?」
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 20:58:56.20 ID:7zXDtwDO
男「何で時間がかかるんだ?」

女の子「それはー…気合いを溜めるからですかね?」

男「つまりそれはー…」

女の子「それ以上は危険です、主にあなたが」

男「…そうだな」
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:00:50.13 ID:7zXDtwDO
男「気合いを溜めてる間は動けないのか?」

女の子「いえ、そんな事は無いですけど」

男「つまり今から溜めれば遅くても3年でこの車は浮くのか」

女の子「科学の進歩の方が早そうですけどね」
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:03:34.29 ID:7zXDtwDO
男「ところであの物を浮かせる力についてなんだが」

女の子「はい」

男「あれは浮翌力が発生しているのか?」

女の子「何を急に知的な会話にしようとしてるんですか」

男「俺がこういう会話しちゃいけないのかよおおおおおおおお!!」
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:05:20.14 ID:7zXDtwDO
男「で…結局どうなんだ…?」

女の子「息上がってますね、大丈夫ですか?」

男「誰のせいだ!!」

女の子「まぁ、そんな事どうでもいいじゃないですか」

男「…もうどうでもいいでいいよ」
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:07:21.20 ID:7zXDtwDO
男「いい加減話を進めようか」

女の子「そうですね」

男「どうなんだ?」

女の子「あ、今思ったのですが」

男「なんだ?」

女の子「そういう事考えた事無いのでやっぱりわかりませんね」

男「…またこうなるのか」
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:08:56.73 ID:7zXDtwDO
男「実践してみてくれ」

女の子「別に構いませんけど…」

男「ほれ、スプーン」

女の子「何で曲がったスプーンがあるんですか?」

男「お前が曲げた奴だよ!!それくらい覚えてろよ!!」
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:10:49.44 ID:7zXDtwDO
男「まぁいいや…やってくれ」

女の子「はい」

男「わくわくしてきたぜ!!」

女の子「毎回してませんか?」

男「そういえばそうだな」

女の子「いい加減慣れてください」

男「いや、それは無理だろう」
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:12:31.53 ID:7zXDtwDO
女の子「ではいきますよー…」

男「おう」

女の子「…ていっ」

男「ふむ、いつ見ても不思議だな」

女の子「あの…そんな事より…確認を…」

男「あぁ、そうだったな、ごめん」

女の子「…」
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:17:22.31 ID:7zXDtwDO
女の子「むぅー…」

男「ふむふむ…」

女の子「も、もう限界です…」

男「お疲れ様」

女の子「はい…それで、どうでしたか?」

男「うむ…それがだな」

女の子「?」
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:18:55.72 ID:7zXDtwDO
男「よくわからん」

女の子「…え?」

男「やっぱりこういう検証は頭のいい人の仕事だな、うん」

女の子「…私の頑張りはいったい」
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:25:35.24 ID:7zXDtwDO
男「そういえば」

女の子「何でしょうか?」

男「お前、物を浮かせられるけど、それを動かしたり出来るのか?」

女の子「その発想は無かったです」
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:27:51.16 ID:7zXDtwDO
男「やってみようぜ」

女の子「やるのも疲れるのも私なんですけどね…」

男「次パフェ食べる機会があればおごってやるから」

女の子「高みを目指すのはいい事だと思います、是非やりましょう」

男「…お前って本当に安いな」
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:31:28.29 ID:7zXDtwDO
女の子「でも、どうやって動かせばいいのでしょうか?」

男「そうだな…いつも浮かせてる時はどうやってるんだ?」

女の子「えと…気合いで」

男「もうちょっとわかりやすく頼む」

女の子「心で理解してください」

男「俺には無理かな…」
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:33:17.58 ID:7zXDtwDO
男「順を追って説明してくれ」

女の子「わかりました、まず体の中に気合いを溜めます」

男「おっけー、ちょっと待とうか」

女の子「なんですか?」

男「その気合いって結局何なんだ?」
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:35:50.56 ID:7zXDtwDO
女の子「そう言われると難しいですね…」

男「何とか説明頼む」

女の子「えと…やる気とか、覇気とか、そんな感じです」

男「お前からやる気なんて言葉が出るとは」

女の子「どういう意味ですかね?」
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:39:12.16 ID:7zXDtwDO
女の子「まぁ、そんな感じです」

男「チョップは無いだろ…頭割れそうだ…しかも結局訳わかんねぇし…」

女の子「つまり、内側から溢れ出る何かです」

男「その何かを知りたいんだけどね…もういいや…」
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:41:49.86 ID:7zXDtwDO
男「で、それを溜めた後どうするんだ?」

女の子「浮かせる事をイメージしますね」

男「その時気合いを使うのか?」

女の子「いえ、あれは意気込みみたいな物なので」

男「気合い溜める意味はなんなんだよ!!」
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:45:49.55 ID:7zXDtwDO
男「それじゃぁ気合いを溜めないでスプーン浮かしてくれ」

女の子「いいですよ…たぁっ!!」

男「…動かないぞ?」

女の子「2mmくらい浮きましたよ」

男「そんなんわかるか!!」
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:52:45.67 ID:7zXDtwDO
男「とりあえず、気合いが大事だという事はわかった」

女の子「それはよかったです」

男「つまり浮かせた後動く事をイメージすればいいんじゃないだろうか」

女の子「なるほど…それはいい作戦ですね」

男「気がつきそうな発想だけどな…」
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:54:22.59 ID:7zXDtwDO
女の子「ではやってみましょう」

男「あぁ」

女の子「…」

男「…」

女の子「…」

男(何か長くないか?)
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:56:15.00 ID:7zXDtwDO
女の子「…」

男(何か、耐えられない沈黙だな)

女の子「…」

男「…あのー」

女の子「ひゃぅっ!!」

男「なっ、びっくりしたー…」
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 21:58:57.14 ID:7zXDtwDO
女の子「びっくりしたのは私です」

男「え?」

女の子「今溜めてる所なんです、邪魔しないでください」

男「あ、あぁ、悪い」

女の子「それじゃぁ気を取り直して…」

男「…」
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:02:33.36 ID:7zXDtwDO
女の子「…」

男「…わっ!!」

女の子「きゃぅっ!?」

男「…」

女の子「な、何をするんですか」

男「いや、珍しく可愛い悲鳴だったからもう一度聞きたくて」

女の子「…それだけの理由ですか?」

男「反省はしている」
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:11:14.74 ID:7zXDtwDO
女の子「もう邪魔しないでくださいね」

男「あぁ…もうチョップは嫌だからな…痛い…」

女の子「ではいきます…」

男「お願いします」
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:15:18.13 ID:7zXDtwDO
女の子「ぬー…」

男「…」

女の子「むー…」

男「…」

女の子「にー…」

男(自分で声を出すのはいいのか)
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:21:26.51 ID:7zXDtwDO
女の子「むぅー…」

男(そろそろか?)

女の子「ていっ!!」

男「お」

女の子「やぁっ!!」

男「おぉ!!飛んだ…ぐはっ!!」

女の子「あ…後頭部に…」
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:23:22.33 ID:7zXDtwDO
女の子「どうやらまだ練習する必要があるようです」

男「そうしてくれると助かる…」

女の子「では少し練習します」

男「…また無言タイムになるのか?」

女の子「コツがわかったのでいつも通りの時間で出来ます」

男「最初からそうして欲しかった…」
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:25:19.35 ID:7zXDtwDO
女の子「ていっ!!」

男「…」

女の子「たぁっ!!」

男「…」

女の子「とぉっ!!」

男(後ろが気になって運転に集中出来ない…また刺さりそうで怖いし…)
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:28:49.59 ID:7zXDtwDO
女の子「はぁ…少し疲れました…」

男「大丈夫か?」

女の子「お菓子を補充しなければいけませんね…」

男「沢山買っておいてよかったな」

女の子「…まさかこれを見越して?」

男「こいつ、疲れて思考が停止してるな…」
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:51:46.43 ID:7zXDtwDO
女の子「お菓子美味しいです」

男「その台詞を聞くのも何度目だろうな」

女の子「毎回言います」

男「別にいいんだけどさ…」
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:54:14.79 ID:7zXDtwDO
女の子「さて、回復しました」

男「今思ったんだが」

女の子「なんですか?」

男「超能力使うと体力消費するんだよな?」

女の子「そうですね、かなり消費します」

男「そうか、なるほど…謎が一つ解けた」

女の子「?」
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 22:58:40.17 ID:7zXDtwDO
男「つまり、今までお前がいくら食べても太らなかったのは超能力を使ってたからなんだ!!」

女の子「…え?」

男「順番にすると、超能力使う→お菓子食べる→また使う…と」

女の子「まぁ、そうなりますね」

男「超能力はかなり体力を使う…つまりカロリーを消費する!!」

女の子「な、なるほど」

男「という事はお前はお菓子を食べる為に超能力を使わなければならない、と」

女の子「え、何でそうなるんですか?」
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:02:18.04 ID:7zXDtwDO
男「恐らく今までは超能力で使うカロリーがお菓子のカロリーを超えていたのだろう」

女の子「はぁ…」

男「しかし超能力をやめたらどうなる?」

女の子「どうなるんですか?」

男「決まっている!!太るんだ!!」

女の子「!?」
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:06:01.48 ID:7zXDtwDO
女の子「そ、そんな…」

男「今のまま好きなだけお菓子を食べたければ超能力を使うしかないな」

女の子「なぜか信憑性がある感じがします…」

男「頑張ってくれ」

女の子「はい…」
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:08:37.70 ID:7zXDtwDO
女の子「え、えいっ!!」

男「ん?」

女の子「むー…」

男「…」

女の子「てやっ!!」

男「急にやる気出したな…まさか」

女の子「?」
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:10:03.27 ID:7zXDtwDO
男「…」

女の子「な、なんですか?その目は?」

男「お前、太ったんじゃないだろうな?」

女の子「そ、そんな事無いです!!」

男「怪しいな」
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:12:29.81 ID:7zXDtwDO
男「1kgー…」

女の子「な、なんですか急に」

男「2kgー…」

女の子「!?」

男「ビンゴのようだな」

女の子「ち、違います!!」
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:16:04.16 ID:7zXDtwDO
男「そうか2kgか…それはショックだよな」

女の子「だから違うと…」

男「でも2kgくらい変わらないだろ」

女の子「重大な問題ですよ!!」

男「今、肯定したな」

女の子「うっ…」
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/30(水) 23:17:55.71 ID:7zXDtwDO
女の子「増えたのは体重だけじゃ無くてですね…」

男「何か増えたのか?」

女の子「あの…その…いえ、何でもないです…」

男「?」
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 10:51:51.56 ID:DMhJMYDO
ヤバイコレハ終ワラナイ…

今日は秋葉原に来た都会コワイ…


暇見つけて書こう…
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 10:56:50.45 ID:DMhJMYDO
男「という訳でお前の新能力を開発したいと思う」

女の子「相変わらず訳がわかりませんね」

男「開発しないと進化しないんだぞ」

女の子「進化?」

男「いや、何でもない」
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 11:06:45.76 ID:DMhJMYDO
男「新しい能力考えようぜー」

女の子「特に必要無いですけど…」

男「そんな事言わずに、もしかしたらテレポートとか出来るかもしれないだろ」

女の子「それは流石に無理だと思います」
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/31(木) 11:16:28.81 ID:ik1yI.E0
大晦日にアキバとは素晴らしい
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 11:27:12.77 ID:DMhJMYDO
何でコウナッタ状態ですけどね…


男「今の所使えるのはー…物体浮翌遊と…雨降らせるやつ?」

女の子「え?」

男「ん?」

女の子「あ、はい、そうでした」
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 12:03:58.73 ID:DMhJMYDO
気がついたらSEGAに居た、そしてガンNEXTやってた…モウダメジャネ…


女の子(そういえばこの人信じてましたね…忘れてました)

男「どうしたんだ?」

女の子「いえ、別に」

男「そうか、それじゃ特訓だ!!」

女の子「…本当にやるんですか?」

男「当たり前だ!!」
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 12:45:46.10 ID:DMhJMYDO
SEGAからSEGAへ…


男「さっきイメージするとか言ってたよな?」

女の子「はい」

男「つまり、それを応用すればいけると思うんだ」

女の子「また話が変な方向に…」
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 13:48:18.87 ID:DMhJMYDO
女の子「私にはこれ以上能力はいらないので」

男「そうか…残念だ…」

女の子「別に使い道無いですし」

男「俺に見せるという使い道が」

女の子「それは何か嫌です」
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 14:02:22.15 ID:DMhJMYDO
男「お前はもう少し超能力者らしくならないとダメだと思うんだ」

女の子「また唐突ですね」

男「このままじゃ無理矢理キャラ立ててるみたいになるぞ」

女の子「意味がわかりません」
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 14:15:46.24 ID:DMhJMYDO
男「だからもっと超能力者っぽくなろうぜ」

女の子「それをキャラ作りと言うのでは…?」

男「とりあえず設定だな…転校生とかどうだ?」

女の子「あなたは根本的な事を勘違いしてると思います」
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 14:23:54.58 ID:DMhJMYDO
男「それじゃ走って超能力発動とか」

女の子「走らなくても出来ますけど」

男「それじゃ変身美少女とかは?」

女の子「格闘技使えないので…」

男「んー…結構難しいな」

女の子「…」
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 16:49:48.70 ID:DMhJMYDO
帰り道二時間もカカッタヨ…


女の子「私ってそんなに超能力者らしくないですかね?」

男「あぁ、一目じゃわからないレベルだ」

女の子「それってだいたいの人がそうなんじゃ…」

男「超能力者オーラが足りないんだよ!!」

女の子「何ですかそれ…」
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 16:52:29.69 ID:DMhJMYDO
女の子「というか、超能力者だと思われたく無いのですが」

男「なんで?」

女の子「まぁ、いろいろありまして…」

男「ふむ…そうか」
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:05:51.88 ID:DMhJMYDO
男「それじゃぁ真の姿を隠して敵と戦う超能力少女だな」

女の子「…え?」

男「秘密がばれるとカエルになるとか」

女の子「それは呪いか何かですか?」
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:09:47.43 ID:DMhJMYDO
女の子「とにかく、私は普通の少女がいいんです」

男「そうは言ってもなぁ」

女の子「なんですか?」

男「今の状況が普通じゃ無いから」

女の子「…あ」
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:22:45.37 ID:DMhJMYDO
男「諦めて超能力少女になるんだな」

女の子「いえ、その選択だけは無いです」

男「それじゃ超能力歌姫だな」

女の子「何でそうなるんですか!!」
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:25:31.94 ID:DMhJMYDO
男「いいじゃないか、インパクトがあって」

女の子「インパクトだけでは売れないと思います」

男「新ジャンルとして売れるかもしれないぞ?」

女の子「もうありそうですけどね…」
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:26:40.33 ID:DMhJMYDO
男「そしたら俺がマネージャーになってやるよ」

女の子「マネージャーがどういう仕事か知ってるんですか?」

男「何をすればいいの?」

女の子「自分で言っておいて…」
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:28:46.03 ID:DMhJMYDO
女の子「スケジュール管理や送迎ではないでしょうか?」

男「うーん…スケジュール管理とか難しそうだな」

女の子「そうですね、あなたには無理だと思います」

男「何か馬鹿にされてる!?」
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:30:44.72 ID:DMhJMYDO
女の子「送迎は得意ですよね?」

男「あぁ、運転大好きだからな!!」

女の子「でもそれなら他の仕事にした方がいいと思います」

男「…あれ?」
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:31:56.07 ID:DMhJMYDO
男「マネージャーは諦めよう」

女の子「それがいいと思います」

男「むしろ俺もアイドルを目指す!!」

女の子「…」

男「冗談だからそんな目をするなあああああああああ!!」
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:35:54.42 ID:DMhJMYDO
男「そうだよな…俺なんて…俺なんて…」

女の子「いえ、声はいいと思いますよ?」

男「声はってどういう事だあああああああああ!!」

女の子「久しぶりに情緒不安定な状態になりましたね…」
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:38:49.58 ID:DMhJMYDO
女の子「困りましたね…」

男「うぅ…やっぱり俺には運転しか無いんだ…」

女の子「そ、そんな事は無いと思いますよ?」

男「本当か?」

女の子「え、えぇ」
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:40:04.75 ID:DMhJMYDO
女の子「顔も悪く無いですし…」

男「じゃぁいいのか?」

女の子「…」

男「答えてくれ」

女の子「…ごめんなさい」

男「ちくしょおおおおおおおおお!!」
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:43:07.45 ID:DMhJMYDO
男「もうダメだ…心が折られた…」

女の子「大丈夫ですよ、自信を持ってください!!」

男「何が大丈夫なんだ?」

女の子「その、私はいいと思いますよ」

男「今更そんな慰め受けたって…」

女の子「…むぅー」
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:46:43.26 ID:DMhJMYDO
イケル…1時間50書けばイケルゾ!!…ムリジャネ…


女の子「慰めとかじゃ無いですよ?」

男「そうか…ありがと…」

女の子「まだネガティブですね」

男「いいじゃないか、ネガティブって何かカッコイイだろ…」

女の子「これは重傷です…」
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:49:32.08 ID:DMhJMYDO
女の子「さて…どうしましょうか」

男「…」

女の子「このままテンションが低いと…あら?」

男「どうしたー…?」

女の子「あっちの道で何かやってるみたいですよ?」
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:50:56.83 ID:DMhJMYDO
男「何だろう?」

女の子「賑やかな気がします」

男「そうだな」

女の子「行ってみませんか?」

男「あぁ、行ってみるか」
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:53:41.68 ID:DMhJMYDO
女の子「お祭りでしょうか?」

男「なるほど、年越しだからな」

女の子「え?」

男「今日、31日だぞ」
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:55:22.96 ID:DMhJMYDO
女の子「おかしくないでしょうか?」

男「何が?」

女の子「前、ファミレス行った時にクリスマスの話をー…」

男「言うな!!それはそのうちやる!!」

女の子「やる?」

男「いや、何でもない」
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:57:57.90 ID:DMhJMYDO
男「とにかく、今日が元旦だ」

女の子「そうですか…カレンダー見ないので気がつかなかったです」

男「この先に神社があるみたいだな」

女の子「神社ですか」

男「行くか?」

女の子「えぇ」

男「それじゃ駐車場探すか」
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 17:59:37.96 ID:DMhJMYDO
男「ここが臨時駐車場か」

女の子「そのようですね」

男「よし、それじゃぁ行くか」

女の子「はい」
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:01:54.21 ID:DMhJMYDO
女の子「凄い人混みですね…」

男「あの渋滞はここに来る人達だったのか」

女の子「うぅー…」

男「相変わらず人混み苦手だな…」
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:04:11.76 ID:DMhJMYDO
男「はぐれるなよ?」

女の子「大丈夫です…」

男「それじゃ適当に出店でも見て回るか」

女の子「えぇ、そうしましょう」
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:07:49.49 ID:DMhJMYDO
男「おぉ、また的屋があるぞ」

女の子「本当です」

男「やってみるか?」

女の子「はい!!」

男「頑張れよー」
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:09:59.82 ID:DMhJMYDO
女の子「当たりました!!」

男「おー…まさか一発で成功するとは」

女の子「私も成長しているのです」

男「…まぁ、そうだな」

女の子「何か言いたいという目ですね」

男「いや、次行くか」

女の子「…はい」
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:13:30.23 ID:DMhJMYDO
女の子「あ、あれは」

男「ん?」

女の子「お面です!!」

男「また買うのか?」

女の子「当然です」

男「…何でそんなにお面が好きなんだ」
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:14:34.16 ID:DMhJMYDO
女の子「どれにしましょうか…」

男「お面を買うのは超能力者じゃ無くてー…」

女の子「それ以上言ったら怒ります」

男「…はい」
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:16:44.01 ID:DMhJMYDO
男「そういえば前に買ったお面は?」

女の子「まだありますよ」

男「相当気に入ってるんだな…」

女の子「えぇ、もちろんです」

男「…」
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:20:01.39 ID:DMhJMYDO
女の子「これもいいですね…」

男「まだ悩んでるのか」

女の子「これは慎重に決めないといけない事です」

男「そうか…それじゃ思う存分やってくれ」

女の子「はい!!」
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:24:15.43 ID:DMhJMYDO
女の子「…」

男「…」

女の子「…」

男「…なぁ」

女の子「なんですか?」

男「俺…いや、やっぱり何でもない」
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:25:20.41 ID:DMhJMYDO
女の子「決めました」

男「お、どれだ?」

女の子「これかこれにしようと思います」

男「それは決まったって言わないんだよおおおおおおおお!!」
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:27:03.02 ID:DMhJMYDO
女の子「どっちが可愛いでしょうか?」

男「…虎の方じゃ無いかな?」

女の子「そうですか、それでは虎にします」

男(来年、寅年だしな)
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:28:48.94 ID:DMhJMYDO
女の子「どうですか?似合いますか?」

男「あぁ、似合ってる似合ってる」

女の子「それはよかったです」

男「それじゃ次行くか」

女の子「あなたは買わないんですか?」

男「あぁ、俺はいいよ…」
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:32:15.48 ID:DMhJMYDO
女の子「私が選んであげます」

男「お、おい」

女の子「どれがいいですかねー」

男「…」

女の子「これは…ダメですね」

男「仕方ない、終わるまで待つか…」
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:38:39.35 ID:DMhJMYDO
女の子「うーん…」

男「またこの状態か…」

女の子「これもダメですね…これは?」

男「決まったか?」

女の子「いえ、これも違います」

男「そうか…」
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:40:31.47 ID:DMhJMYDO
女の子「あ、これいいですね」

男「ん?なんだそれ?」

女の子「たぶんコウモリです」

男「…何か、イメージ悪くないか?」

女の子「そんな事無いですよ?可愛いです」

男「じゃぁそれでいいよ…」
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:41:52.62 ID:DMhJMYDO
女の子「それではどうぞ」

男「あぁ、ありがと」

女の子「さぁ、着けてみてください」

男「…やっぱりそうなるのか」
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:43:21.00 ID:DMhJMYDO
男「ほら、着けたぞ」

女の子「やっぱり可愛いです」

男「それは褒めてるのか…?」

女の子「もちろんです」

男「それならいいんだけど」
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:45:09.56 ID:DMhJMYDO
男「それじゃ次行くか」

女の子「はい!!」

男「テンション高くなったな」

女の子「お面着けましたから」

男「あぁ、なるほどな」
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:46:41.18 ID:DMhJMYDO
男「お、蕎麦があるぞ」

女の子「そうですね」

男「食べようぜ」

女の子「お腹減ってるんですか?」

男「いや、そうでも無いけど年越し蕎麦食べたいじゃん」

女の子「?」
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:48:12.68 ID:DMhJMYDO
男「年越しには蕎麦を食べるものなんだよ」

女の子「そうなんですか」

男「という訳で食べよう」

女の子「はい、是非食べましょう!!」
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:50:30.82 ID:DMhJMYDO
女の子「暖かいです」

男「外だし寒いからな」

女の子「それもそうですね、いただきます」

男「いただきまーす」
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:52:16.13 ID:DMhJMYDO
男「どうだ?」

女の子「暖かくて美味しいです」

男「そうか」

女の子「こんな美味しい蕎麦を食べられるなんて、大晦日はいい日です」

男「いや、別に今日じゃ無くても食べれると思うが…」
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 18:58:04.32 ID:DMhJMYDO
女の子「ごちそうさまでした」

男「よし、次は何があるかなー?」

女の子「あちらの方に人が進んでますね」

男「それじゃ行ってみるか」

女の子「そうですね」
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 19:01:35.53 ID:DMhJMYDO
女の子「どうやら神社を目指してるみたいですね」

男「そうだな」

女の子「でも人が多過ぎて進みが遅いです…」

男「こんな所でも渋滞に…俺、やっぱり呪われてるんじゃ」

女の子「それは考えすぎでは…」
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 19:06:13.26 ID:DMhJMYDO
女の子「何か…私達随分浮いてますね」

男「あぁ…ゴス服と執事服だからな」

女の子「振り袖の方ばかりですね」

男「ん?着てみたかったのか?」

女の子「…少し」
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 19:09:50.88 ID:DMhJMYDO
男「確かにお前は似合いそうだな」

女の子「そ、そうですかね?」

男「あぁ、間違い無いだろう」

女の子「少し…嬉しいです」
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 19:19:01.72 ID:DMhJMYDO
紅白始まった…


男「しかし寒いな」

女の子「あそこに温かそうな飲み物がありますよ」

男「ん?…げっ」

女の子「私が貰ってきますね」

男「ま、待て!!」
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/31(木) 19:29:51.25 ID:DMhJMYDO
男「まずい…あれだけはまずいぞ!!」

男「早く止めないと…って!?」

男「こんな時に人混みがー!!」

男「通してくれ!!手遅れになる前に!!」
836 :以下、2010年まであと15789秒。。。2009/12/31(木) 19:36:53.41 ID:DMhJMYDO
女の子「やっと到着です」

女の子「二つください」

巫女さん「はいどうぞー」

女の子「さて、戻りましょうか」
837 :以下、2010年まであと15457秒。。。2009/12/31(木) 19:42:25.40 ID:DMhJMYDO
名前欄が…?


女の子「取ってきましたよー」

男「の、飲んで無いな?」

女の子「はい、一緒に飲もうと思いまして」

男「そうか…よかった」

女の子「?」
838 :以下、2010年まであと14393秒。。。2009/12/31(木) 20:00:08.62 ID:DMhJMYDO
女の子「そ、そんなに一緒に飲みたかったですか?」

男「飲むな」

女の子「…え?」

男「いいか?絶対に飲むなよ!!絶対にだ!!」

女の子「…」
839 :以下、2010年まであと14005秒。。。2009/12/31(木) 20:06:36.38 ID:DMhJMYDO
男「お前は飲んじゃいけない物なんだよ」

女の子「何でですか?」

男「そ、それはー…」

女の子「…飲みます」

男「あ!?」
840 :以下、2010年まであと13910秒。。。2009/12/31(木) 20:08:11.97 ID:DMhJMYDO
女の子「…」

男「しまった…止められなかったか…」

女の子「はい、あなたの分です」

男「…え?」

女の子「飲まないんですか?」

男「あ、あぁ、ありがとう」
841 :以下、2010年まであと13747秒。。。2009/12/31(木) 20:10:54.54 ID:DMhJMYDO
男(案外普通だな…)

男(前の時みたいにキャラが変わると思ったんだが…)

女の子「何してるんですか?行きますよ?」

男「お、おう」

男(とにかくよかった…)
842 :以下、2010年まであと13573秒。。。2009/12/31(木) 20:13:49.00 ID:DMhJMYDO
女の子「…」

男「あ、チョコバナナ売ってるぞー」

女の子「本当です、買いに行きましょう」

男「おっけー」

女の子「こっち通れそうです」

男「…え」
843 :以下、2010年まであと13491秒。。。2009/12/31(木) 20:15:10.18 ID:DMhJMYDO
女の子「どうしたんですか?」

男「どうしたってお前…急に手を…」

女の子「…意識してるんですか?」

男「い、いや、そんな事はー…」

女の子「ふふふ、可愛いです♪」

男「…まさか」
844 :以下、2010年まであと13381秒。。。2009/12/31(木) 20:17:00.77 ID:DMhJMYDO
女の子「さぁ、早く行きましょう」

男「ちょ…待って…」

女の子「早く行かないと売り切れちゃいますよー♪」

男「そんな訳あるか!!」

女の子「〜♪」

男(くっ…まさか時間差で来るとは!!)
845 :以下、2010年まであと13217秒。。。2009/12/31(木) 20:19:44.11 ID:DMhJMYDO
女の子「ピンクと緑ください♪」

お兄さん「は、はい」

女の子「ゲットです〜♪」

男(まずい…どんどんテンション上がってる…)

女の子「これはあなたの分ですよー♪」

男「ありがと…」
846 :以下、2010年まであと13040秒。。。2009/12/31(木) 20:22:42.17 ID:DMhJMYDO
女の子「せっかくですので食べさせてください♪」

男「いや!!それだけは!!」

女の子「ダメなんですか…?」

男「ぐっ…騙されないぞ!!俺をからかいたいだけだろ!!」

女の子「そんな…」
847 :以下、2010年まであと12874秒。。。2009/12/31(木) 20:25:27.17 ID:DMhJMYDO
女の子「酷いです…私は親睦を深めたいだけだったのに…」

男「あ、えっと…ごめん」

女の子「いいんです…やっぱり嫌ですよね…」

男「そ、そんな事は無いんだが…そのー…」

女の子「じゃぁ、食べさせてくれますか…?」

男「…はい」
848 :以下、2010年まであと12786秒。。。2009/12/31(木) 20:26:56.39 ID:DMhJMYDO
女の子「ではお願いします♪」

男「くっ…一瞬で変わりやがって…」

女の子「何の事かわかりません♪」

男「俺はまた流されるのか…」
849 :以下、2010年まであと12639秒。。。2009/12/31(木) 20:29:22.01 ID:DMhJMYDO
男「…ほら」

女の子「ん…大きいですね…」

男「!?」

女の子「入るかしら…?」

男「喋らないで食べてくれ!!」

女の子「?」
850 :以下、2010年まであと11925秒。。。2009/12/31(木) 20:41:16.18 ID:DMhJMYDO
書き込み失敗した…?


男(まずい、想像以上の破壊力だ!!)

男(何とかしてやり過ごさなければ!!)

男(そうだ!!目を閉じればいいんだ!!)

男(目を閉じて素数を数えるんだ!!)

男(よし、えーっと…素数、素数…)
851 :以下、2010年まであと11799秒。。。2009/12/31(木) 20:43:22.36 ID:DMhJMYDO
女の子「…ん」チュッ

男(素数…素数…)

女の子「あむっ」カプッ

男(…)

女の子「むぅー…」ツゥー

男(どっちにしてもダメじゃねぇかあああああああああ!!)
852 :以下、2010年まであと11788秒。。。[sage]:2009/12/31(木) 20:43:33.62 ID:Z9teqQDO
(*´∀`*)ニヨニヨ
853 :以下、2010年まであと11656秒。。。2009/12/31(木) 20:45:45.13 ID:DMhJMYDO
ハハッ…ワラワレチマッタゼトッツァン…
重いのがいけないんだそうなのかー


男「もういいだろ!!」

女の子「あ、まだ食べ終わってませんよ!!」

男「自分で食え!!」

女の子「…ふふっ、顔が真っ赤です♪」

男「!?」
854 :以下、2010年まであと11556秒。。。2009/12/31(木) 20:47:25.85 ID:DMhJMYDO
男「赤くねぇよ!!」

女の子「耳まで赤いですよー♪」

男「くっ…」

女の子「隠してる姿も可愛いです♪」

男「か、勝てない…無理だ…」
855 :以下、2010年まであと11449秒。。。2009/12/31(木) 20:49:12.95 ID:DMhJMYDO
女の子「食べないんですか?」

男「あぁ…もう食べる気無くなった…」

女の子「それじゃぁ貰ってもいいですか?」

男「あぁ…」

女の子「それじゃぁお願いします♪」

男「あ、食べたい!!急に食べたくなったなー!!」
856 :以下、2010年まであと11370秒。。。2009/12/31(木) 20:50:32.28 ID:DMhJMYDO
女の子「それでは貸してください♪」

男「な、なんで?」

女の子「もちろん私が食べさせてあげるからです♪」

男「だが断る!!」

女の子「そうは行きませんー♪」

男「あ!!俺のチョコバナナが!!」
857 :以下、2010年まであと11147秒。。。2009/12/31(木) 20:54:14.60 ID:DMhJMYDO
男「か、返せ!!」

女の子「嫌です〜♪」

男「くっ…」

女の子「さぁさぁ、おとなしくしてください♪」

男「ち、近寄るな…げっ!!腕を!?」

女の子「捕まえました♪」

男「離せー!!」
858 :以下、2010年まであと11007秒。。。2009/12/31(木) 20:56:34.77 ID:DMhJMYDO
女の子「覚悟してください♪」

男「や、やめてくれー!!」

女の子「さぁ、口を開けてください♪」

男「嫌だ!!絶対に嫌だ!!」

女の子「開けないなら無理矢理入れますよー♪」

男「ぬあー!!」
859 :以下、2010年まであと10931秒。。。2009/12/31(木) 20:57:51.28 ID:DMhJMYDO
女の子「美味しかったですか?」

男「ほ、本当に無理矢理入れやがって…」

巫女さん1「…卑猥ね」

巫女さん2「そうね…」

男「そんな目で俺を見るなああああああああ!!」
860 :以下、2010年まであと10733秒。。。2009/12/31(木) 21:01:08.25 ID:DMhJMYDO
女の子「さぁ、食べ終わりましたし、次に行きましょう♪」

男「もう解放してくれ…」

女の子「ダメです、まだ目的地に着いてません♪」

男「まだまだ先は長そうなんだが…ずっとこの状態なのか…?」
861 :以下、2010年まであと10541秒。。。2009/12/31(木) 21:04:20.05 ID:DMhJMYDO
男「こうなったらさっさと神社へ…」

女の子「あ、タコ焼きですー♪」

男「うぐっ!?急に引っ張るな!!」

女の子「食べたいです、買いましょう♪」

男「…わかったよ」
862 :以下、2010年まであと10452秒。。。2009/12/31(木) 21:05:49.40 ID:DMhJMYDO
女の子「タコ焼き一つくださーい♪」

おじさん「あいよ!!」

女の子「待ち遠しいですね♪」

男「あぁ、本当にな…」
863 :以下、2010年まであと10347秒。。。2009/12/31(木) 21:07:34.62 ID:DMhJMYDO
おじさん「お待ち!!」

女の子「はい、あなたの分ですよー♪」

男「…それを何でお前が持ってるんだ?」

女の子「食べさせるからです♪」

男「またそれか!!」
864 :以下、2010年まであと10282秒。。。2009/12/31(木) 21:08:40.32 ID:DMhJMYDO
女の子「さぁどうぞ♪」

男「ま、待て、それ焼きたて…」

女の子「ていっ♪」

男「あっちいいいいいいいいいい!!」
865 :以下、2010年まであと10081秒。。。2009/12/31(木) 21:12:00.52 ID:DMhJMYDO
男「マジでやばかった…」

女の子「ふふっ、面白いです♪」

男「お前はな!!」

巫女さん1「あんなマニアックな…」

巫女さん2「見ちゃダメよ!!」

男「さっきから何なんだよおおおおおおお!!」
866 :以下、2010年まであと9922秒。。。2009/12/31(木) 21:14:39.30 ID:DMhJMYDO
男「今日は厄日だ…」

女の子「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ♪」

男「落ち着けるかあああああああああ!!」

女の子「そうですか、面白いです♪」

男「だからお前の面白い基準は何なんだ!!」
867 :以下、2010年まであと9538秒。。。2009/12/31(木) 21:21:03.86 ID:DMhJMYDO
女の子「面白い基準ですか?」

男「え、そこは真面目に答えるの?」

女の子「そうですねー、あなたが苦しむ顔などがとても♪」

男「やっぱり答えるなあああああああああ!!」
868 :以下、2010年まであと9355秒。。。2009/12/31(木) 21:24:06.29 ID:DMhJMYDO
男「もうツッコミ疲れたよ…」

女の子「では休憩しましょうか♪」

男「休憩?」

女の子「そこにフランクフルトがー…」

男「止まらないぞ!!買わないぞ!!」
869 :以下、2010年まであと9265秒。。。2009/12/31(木) 21:25:36.98 ID:DMhJMYDO
女の子「何でですかー?」

男「絶対危険だからだ!!」

女の子「熱いですけど冷ませば大丈夫ですよ♪」

男「そっちの意味じゃねぇよおおおおおおおお!!」
870 :以下、2010年まであと9142秒。。。2009/12/31(木) 21:27:39.47 ID:DMhJMYDO
男「さっさと行くぞすぐに行くぞ!!」

女の子「あぅ、引っ張り過ぎですー」

男(そうだ、主導権を握ればこっちのもんだ)

男(これならー…)

女の子「強引…なんだから♪」

男「ダメだったああああああああああ!!」
871 :以下、2010年まであと9022秒。。。2009/12/31(木) 21:29:39.88 ID:DMhJMYDO
女の子「〜♪」

男「階段が見えてきた…」

女の子「まだまだ長そうですね♪」

男「あぁ、凄く長く感じるよ…」
872 :以下、2010年まであと8942秒。。。2009/12/31(木) 21:30:59.15 ID:DMhJMYDO
男「…いい加減手を離さないか?」

女の子「逃げそうなのでダメです♪」

男「逃げない、誓う」

女の子「でもダメです♪」

男「どうやったら勝てるっていうんだ…」
873 :以下、2010年まであと8819秒。。。2009/12/31(木) 21:33:02.26 ID:DMhJMYDO
女の子「さて、次のお店はー?」

男「ちょっと待て」

女の子「何でしょうか?」

男「目的を忘れたのか?」

女の子「神社です♪」

男「覚えてんじゃねぇか!!」

女の子「でもお店見たいです♪」

男「暴君め…」
874 :以下、2010年まであと8457秒。。。2009/12/31(木) 21:39:04.84 ID:DMhJMYDO
女の子「フライドポテトが売ってますよー♪」

男「食べない」

女の子「あっちはじゃがバタです♪」

男「いらん」

女の子「クレープありましたよー♪」

男「食べないって!!」

女の子「そうですか、残念です♪」

男「…あれ?」
875 :以下、2010年まであと8370秒。。。2009/12/31(木) 21:40:32.16 ID:DMhJMYDO
男「嘘!!嘘だ!!」

女の子「嘘なんですか?」

男「嘘だよぉ!!」

女の子「それでは買いに行きましょう♪」

男「こいつ…確信犯のくせに…」
876 :以下、2010年まであと8226秒。。。2009/12/31(木) 21:42:55.95 ID:DMhJMYDO
コレハ間に合わない…


男「クレープで精神を回復しよう…」

女の子「バナナのやつくださーい♪」

男「俺はチョコパインで」

お姉さん「はーい」
877 :以下、2010年まであと8125秒。。。2009/12/31(木) 21:44:36.90 ID:DMhJMYDO
お姉さん「お待たせしましたー」

男「きた!!」

女の子「いただきます♪」

男「これで勝てるぞ!!」

女の子「はい、あーんですよー♪」

男「撤退だー!!」
878 :以下、2010年まであと7998秒。。。2009/12/31(木) 21:46:43.40 ID:DMhJMYDO
男「はぁ…はぁ…」

女の子「息が荒いですよ?危ない人みたいです♪」

男「追い撃ちかけるな!!クレープ食わせろ!!」

女の子「だから私が♪」

男「一人で食わせろおおおおおおおおお!!」
879 :以下、2010年まであと7661秒。。。2009/12/31(木) 21:52:20.27 ID:DMhJMYDO
男「クレープうまー」

女の子「むぅぅー…」

男「やっぱりクレープは最高だなー!!」

女の子「納得出来ません!!」

男「き、急になんだ!?」
880 :以下、2010年まであと7381秒。。。2009/12/31(木) 21:57:00.75 ID:DMhJMYDO
女の子「クレープさんばかりずるいです!!」

男「お、落ち着け」

女の子「こうなったら最終手段です!!」

男「お前はこの状態だと最終を持ってくるの好きだな」

女の子「クレープさんに勝負を挑みます!!」

男「…は?」
881 :以下、2010年まであと7287秒。。。2009/12/31(木) 21:58:35.10 ID:DMhJMYDO
男「…おい」

女の子「なんですか?」

男「お前は何を言ってるのかわかってるのか?」

女の子「もちろんです!!」

男「そうか、それを聞いて余計不安になったよ」
882 :以下、2010年まであと7054秒。。。2009/12/31(木) 22:02:27.94 ID:DMhJMYDO
女の子「私の方が甘くて美味しいって事を教えてさしあげます!!」

男「…どういう意味だ?」

女の子「私は倒した敵の幹部を見逃してあげます!!」

男「それは確かに甘いな、意味が違うけど」
883 :以下、2010年まであと6881秒。。。2009/12/31(木) 22:05:20.34 ID:DMhJMYDO
男「で?美味しいっていうのは?」

女の子「それはー…キャラクター的に?」

男「クレープにそれを求めるか」

女の子「勝負の世界は非情です」

男「まぁ、確かに勝ってるか、やっぱり意味は違うけど」
884 :以下、2010年まであと6769秒。。。2009/12/31(木) 22:07:12.73 ID:DMhJMYDO
女の子「どうですか!!」

男「いや、何が?」

女の子「私の方が上でしょう?」

男「あぁ、うん、もうお前の勝ちでいいよ」

女の子「本当ですか!?」

男「俺はお前がクレープに戦いを挑んだ事が本当ですかだけどな」
885 :以下、2010年まであと6647秒。。。2009/12/31(木) 22:09:14.22 ID:DMhJMYDO
女の子「やりました、私の勝ちです♪」

男「おめでとう」

女の子「ありがとうございます♪」

男(まぁ、こいつのこの笑顔には勝てないか、流石に)
886 :以下、2010年まであと6467秒。。。2009/12/31(木) 22:12:14.92 ID:DMhJMYDO
女の子「それではご褒美をください♪」

男「…は?」

女の子「クレープさんに勝ったので♪」

男「それはお前が勝手にやった勝負だろ!!」
887 :以下、2010年まであと6315秒。。。2009/12/31(木) 22:14:46.07 ID:DMhJMYDO
女の子「いいじゃないですか♪」

男「うーん…」

女の子「あなたの為に頑張ったんですよ?」

男「本当に俺の為を思うなら今すぐ正気に戻ってくれ」

女の子「私は正気です♪」

男「それは恐ろしい冗談だな」
888 :以下、2010年まであと6222秒。。。2009/12/31(木) 22:16:20.09 ID:DMhJMYDO
女の子「冗談じゃ無いですよー?」

男「あー、わかったわかった」

女の子「それではご褒美の話ですが♪」

男「…わかったわかった」
889 :以下、2010年まであと6126秒。。。2009/12/31(木) 22:17:55.75 ID:DMhJMYDO
男「そうだなー…」

女の子「早く早く♪」

男「焦るな…ん?」

女の子「どうしました?」

男「ちょっと、あの店行くぞ」

女の子「?」
890 :以下、2010年まであと5988秒。。。2009/12/31(木) 22:20:13.64 ID:DMhJMYDO
女の子「これは!?」

男「どうした?」

女の子「駄菓子です♪」

男「お前こういうの好きだろ?」

女の子「はい、大好きです♪」

男「いくらでも買ってやるぞー」

女の子「やったー♪」

男(一つ10円くらいだけどな)
891 :以下、2010年まであと5729秒。。。2009/12/31(木) 22:24:32.03 ID:DMhJMYDO
女の子「これと、これと、これとー♪」

男「そんなに食べるのか」

女の子「いえ、記念です♪」

男「記念?」

女の子「はい、二人で年越しのー♪」

男「嬉しいが駄菓子の為に食べてくれ」
892 :以下、2010年まであと5572秒。。。2009/12/31(木) 22:27:09.61 ID:DMhJMYDO
女の子「これくらいですかね♪」

男「うっし、それじゃ行くぞ」

女の子「はい♪」

男「それにしても…もうこんな時間か」

女の子「時間?」

男「年が変わる前に神社に着けるのかな…と」

女の子「それは心配ですね、急ぎましょう♪」

男「遅れてるのはお前のせいだけどな…」
893 :以下、2010年まであと5432秒。。。2009/12/31(木) 22:29:29.32 ID:DMhJMYDO
男「後どれくらいだー?」

女の子「三分の一くらいですね♪」

男「そうか…後ちょっとで神社か」

女の子「あ、神社の話でした?」

男「他に何の話がある」

女の子「駄菓子の話かと思いました♪」

男「もうそんなに食ったのか!?」
894 :以下、2010年まであと5354秒。。。2009/12/31(木) 22:30:48.45 ID:DMhJMYDO
女の子「買ったのはいいのですが、これは何でしょうか?」

男「ん?」

女の子「液体ですかね?」

男「あぁ、水飴だよ」

女の子「水飴?」
895 :以下、2010年まであと5249秒。。。2009/12/31(木) 22:32:32.46 ID:DMhJMYDO
男「割り箸あるだろ?」

女の子「はい、貰いました♪」

男「それで練るんだよ」

女の子「なるほど、やってみます♪」

男「頑張れよー」
896 :以下、2010年まであと5169秒。。。2009/12/31(木) 22:33:53.09 ID:DMhJMYDO
女の子「こねてー、こねてー♪」

男「よく回せよ?」

女の子「はい♪」

男「一度に取りすぎると危険だぞー」

女の子「え…あっ」

男「…遅かったか」
897 :以下、2010年まであと5064秒。。。2009/12/31(木) 22:35:37.93 ID:DMhJMYDO
女の子「うー…指がべとべとです…」

男「大丈夫か?」

女の子「ちょっと割り箸持っていてもらえますか?」

男「お、おう」
898 :以下、2010年まであと4974秒。。。2009/12/31(木) 22:37:07.39 ID:DMhJMYDO
男「どうすんだ?」

女の子「少し行儀が悪いですけど舐め取ります」

男「…それって」

女の子「…んー」チュッ

男「またこのパターン!?」
899 :以下、2010年まであと4824秒。。。2009/12/31(木) 22:39:37.86 ID:DMhJMYDO
女の子「ん…こっちも」チュッ

男(聞くな!!聞くな!!)

女の子「あ、隙間にも…」チュルッ

男(聞いちゃダメだー!!)

女の子「垂れて…きました…」チューッ

男「誰か俺を殴れええええええええ!!」
900 :以下、2010年まであと4727秒。。。2009/12/31(木) 22:41:14.10 ID:DMhJMYDO
女の子「綺麗になりました♪」

男「…」

女の子「あれ?どうしたんですか?」

男「気にしないでくれ…」

女の子「?」
901 :以下、2010年まであと4568秒。。。2009/12/31(木) 22:43:53.52 ID:DMhJMYDO
男「ほれ、割り箸」

女の子「あ、ありがとうございます♪」

男「…」

巫女さん1「言葉責めが好きみたいですね…」

巫女さん2「やっぱりあの人…」

男「来ると思ってたよ!!」
902 :以下、2010年まであと4406秒。。。2009/12/31(木) 22:46:35.34 ID:DMhJMYDO
女の子「どうしました?」

男「いや…宿敵とちょっとな」

女の子「宿敵?」

男「いや、何でもない…早く行こう…」

女の子「はい♪」
903 :以下、2010年まであと4331秒。。。2009/12/31(木) 22:47:51.20 ID:DMhJMYDO
女の子「やっと階段の前ですよー♪」

男「あぁ、本当にやっとだな…」

女の子「登る前から疲れてどうするんですかー♪」

男「悪かったな!!」
904 :以下、2010年まであと4224秒。。。2009/12/31(木) 22:49:37.06 ID:DMhJMYDO
男「しかし、この階段を登るのか…」

女の子「そうです♪」

男「近くで見ると…あれだな」

女の子「とても長いですね♪」

男「言葉にするな!!つらくなる!!」
905 :以下、2010年まであと4078秒。。。2009/12/31(木) 22:52:03.03 ID:DMhJMYDO
男「しんどいな…」

女の子「そうですか?」

男「傾いてる上に長蛇の列…これは酷い…」

女の子「頑張ってくださーい♪」

男「…おう」
906 :以下、2010年まであと4002秒。。。2009/12/31(木) 22:53:20.10 ID:DMhJMYDO
男「お前は元気だな…」

女の子「これくらい余裕です♪」

男「そうか…」

女の子「私はクレープさんにも勝ちましたから♪」

男「まだ言うか」
907 :以下、2010年まであと3862秒。。。2009/12/31(木) 22:55:39.16 ID:DMhJMYDO
男「ぜぇ…ぜぇ…」

女の子「本当に辛そうですね♪」

男「辛いな…しかし何でお前は嬉しそうなんだ?」

女の子「それはもちろんあなたがー…」

男「やっぱり今の質問は無しだ!!」
908 :以下、2010年まであと3751秒。。。2009/12/31(木) 22:57:30.35 ID:DMhJMYDO
男「ふぅ…まだ着かないのか…」

女の子「まだまだですよー♪」

男「何で俺を追い詰めるのか…いや、答えなくていいぞ」

女の子「それでは応援しましょうか♪」

男「応援?」
909 :以下、2010年まであと3669秒。。。2009/12/31(木) 22:58:53.46 ID:DMhJMYDO
女の子「頑張れー♪」

男「…」

女の子「坂道に負けないでくださいー♪」

男「…なぁ」

女の子「はい、なんでしょうか♪」

男「応援は…無しでいい」
910 :以下、2010年まであと3563秒。。。2009/12/31(木) 23:00:38.85 ID:DMhJMYDO
男「ぬー…今どの辺だ?」

女の子「真ん中にも来てません♪」

男「なん…だと?」

女の子「気合いですー♪」

男「それでどうにかなるのはお前だけだ…」
911 :以下、2010年まであと3429秒。。。2009/12/31(木) 23:02:52.61 ID:DMhJMYDO
男「道は狭いし人は多い…これは辛い…」

女の子「気持ちで負けちゃダメですよー♪」

男「ここまで来る間に削られたからな…」

女の子「何でですか?」

男「何でだろうな!!」
912 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/01(金) 00:48:57.72 ID:N209JBc0
とりあえずあけおめーって挨拶

次スレに溢れてもかまわないぜって先にいっとくわ
913 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/01(金) 02:40:05.86 ID:vIGFF2DO
明けっす

(*´∀`*)ホホエマシイカラコンナカオニナッチャウノヨーニヨニヨ
914 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:01:06.61 ID:xTzWfUDO
>>912 >>913 あけましておめでとうございます


混雑で弾かれて待ってる間に寝たらこの時間…微妙…


ゆっくり書こう…
915 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:03:29.11 ID:xTzWfUDO
男「やっと…階段が終わりそうだ…」

女の子「後ちょっとですよー♪」

男「ここまで来たら後は根性だ!!」

女の子「あなたに一番足りない物ですね♪」

男「事実だけど言うなよおおおおおおおお!!」
916 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:06:56.91 ID:xTzWfUDO
男「さて…これで階段終わりだー!!」

女の子「やりましたー♪」

男「…」

女の子「どうしました?」

男「いや…人多過ぎて…」

女の子「賽銭箱はどこでしょうね♪」
917 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:10:18.67 ID:xTzWfUDO
男「見えないから投げて入れる訳にもいかないし…」

女の子「投げて入れる?」

男「あぁ、後ろから賽銭箱に投げ込むんだよ」

女の子「それはダメです♪」

男「なんで?」

女の子「鈴鳴らしたいからです♪」

男「…」
918 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:13:02.61 ID:xTzWfUDO
男「とにかく前の方に…いてっ!!」

通行人「あ、ごめん」

女の子「どうしました?」

男「いや大丈夫…それより周りよく見てろよー」

女の子「はい、わかりました♪」
919 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:15:06.61 ID:xTzWfUDO
男「どうやらあそこの人が密集している所みたいだな」

女の子「そうとわかれば突撃ですー♪」

男「ちょっと待て」

女の子「なんですか?」

男「今行ったら確実に負ける少し様子見だ」
920 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:17:49.23 ID:xTzWfUDO
男「全然人が減らないな」

女の子「そうですねー♪」

男「これじゃ朝までかかるんじゃ無いか…?」

女の子「私はそれでも平気ですよー♪」

男「いや、俺は耐えられない…精神的に…」
921 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:19:29.56 ID:xTzWfUDO
女の子「仕方ありません、やっぱり突撃です♪」

男「弾かれそうだけどな」

女の子「大丈夫です、私に任せてください」

男「何か策があるのか?」

女の子「もちろんです♪」
922 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:22:07.86 ID:xTzWfUDO
男「で、その作戦は?」

女の子「ガンガン行きましょう♪」

男「それって…」

女の子「強行突破です♪」

男「やっぱりそうなるのか!!」
923 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 06:24:30.68 ID:xTzWfUDO
男「俺は命を大事にする方が好きなんだが」

女の子「そんな作戦じゃ敵は倒せませんよー♪」

男「敵じゃないから!!そこにいる人達は敵じゃないからな!!」
924 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:02:45.24 ID:xTzWfUDO
女の子「こっち空いてますよー♪」

男「本当だ…これなら行けそうだな」

女の子「急ぎましょー♪」

男「おう」
925 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:06:27.51 ID:xTzWfUDO
男「よし、賽銭箱見えたぞ!!」

女の子「このまま力押しですー♪」

男「勝てる!!この勝負勝てるぞ!!」

女の子「何の勝負かわかりませんけどねー♪」
926 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:08:22.48 ID:xTzWfUDO
女の子「ゴールですー♪」

男「長い道程だった…」

女の子「それでは早速ー♪」

男「いや、まだ鳴らすなよ!!」

女の子「え?」
927 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:10:39.27 ID:xTzWfUDO
女の子「ダメなんですか?」

男「おさい銭入れるのが先だ」

女の子「そういう物なんですか?」

男「…お前、まさか鳴らす為だけにここまで?」

女の子「そうです♪」

男「…」
928 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:12:25.09 ID:xTzWfUDO
男「こういう時は五円玉を入れるといいらしい」

女の子「どうしてですか?」

男「ご縁があるように…だったかな?」

女の子「なるほどー♪それではー…あ」

男「…無いのか」

女の子「はい…」
929 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:13:43.78 ID:xTzWfUDO
男「ほれ、俺のやるよ」

女の子「ありがとうございます♪」

男「入れて鳴らした後の事はわかってるな?」

女の子「はい、撤退ですね♪」

男「…なぜそうなる」

女の子「?」
930 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:14:47.96 ID:xTzWfUDO
男「手を叩いてお願いするんだよ」

女の子「お願いですか?」

男「そうすると願いが叶う…かもしれない」

女の子「それは素敵です♪」
931 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:16:13.95 ID:xTzWfUDO
男「それじゃ入れるぞ」チャリーン

女の子「はーい♪」チャリーン

男「…」パンパンッ

女の子「〜♪」パチパチッ
932 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:17:11.69 ID:xTzWfUDO
男「終わったか?」

女の子「はい♪」

男「それじゃ撤退だ!!」

女の子「了解です、隊長♪」

男「…」
933 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:22:17.96 ID:xTzWfUDO
女の子「何をお願いしたんですか?」

男「今年こそツイてますように…ってな」

女の子「それは深刻なお願いですね♪」

男「本当にな!!」
934 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:25:09.39 ID:xTzWfUDO
男「お前は何をお願いした…って決まってるか」

女の子「わかりますか♪」

男「あぁ、もっと遠くに行けますように、だろ?」

女の子「惜しいですね、違います♪」

男「え?」
935 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:26:37.04 ID:xTzWfUDO
男「それじゃ何てお願いしたんだ?」

女の子「ずっと一緒に居られますようにって♪」

男「くはっ」

女の子「どうしました?」

男「い、いや…何でもない…」
936 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:28:23.52 ID:xTzWfUDO
男「何でさっきの答えが惜しいんだ?」

女の子「だって、一緒に居ればあなたが私の願いを叶えてくれますから♪」

男「あー…なるほど」

女の子「叶えてくれますよね?」

男「…出来る限り、な」
937 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:30:33.35 ID:xTzWfUDO
女の子「それでは行きましょー♪」

男「お…おみくじがあるぞ」

女の子「引きたいです♪」

男「それじゃ運試しして行くか」

女の子「はい♪」
938 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:36:52.17 ID:xTzWfUDO
巫女さん「この中からお選びくださーい」

男「これだ!!」

女の子「これです♪」

巫女さん「少々お待ちくださーい」
939 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:40:26.18 ID:xTzWfUDO
巫女さん「こちらになります」

女の子「ありがとうございます♪」

男「さて、これに今年の運勢が書かれてる訳だが」

女の子「そうですね♪」

男「ど、同時に開けようぜ!!」

女の子「いいですよー♪」
940 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:43:54.28 ID:xTzWfUDO
男「いくぞー…」

女の子「せーのっ♪」

男「…」

女の子「見ないんですか?」

男「も、もうちょっと心の準備を…」
941 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:48:49.55 ID:xTzWfUDO
男「…」

女の子「見れないなら私が見てあげます♪」

男「や、やめろ!!自分で見る!!」

女の子「でも、目を閉じたままですよ?」

男「変な事書いてあったら嫌だろ!!」

女の子「いつ見ても変わらないと思いますよ♪」
942 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:50:49.92 ID:xTzWfUDO
男「いくぞー…」

女の子「どうぞー♪」

男「!!」

女の子「どうでした?」

男「だ、大吉だ!!」

女の子「凄いですー♪」
943 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:53:26.28 ID:xTzWfUDO
男「は、初めて大吉を取ったぞ!!」

女の子「おめでとうございます♪」

男「き、記念撮影を!!」

女の子「今ですか」
944 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 08:56:59.15 ID:xTzWfUDO
男「せっかくだから神社をバックに…」

女の子「私が撮りますよー♪」

男「いや、誰かに頼んでー…」

巫女さん1「私達が」

巫女さん2「お手伝いしましょう」

男「あんた達…いい人だったんだな!!」

巫女さん1・2(何か面白そうだし)
945 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 09:03:28.36 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「ではそちらの女の子はこちらへどうぞ」

女の子「なんですかー?」

巫女さん2「衣装チェンジです」

男「そんなサービスまで」
946 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:14:01.34 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「こちらが衣装になります」

女の子「これですか?」

巫女さん2「可愛いと思いますよ」

巫女さん1「絶対に似合います」

女の子「そうですか?それでは早速ー♪」
947 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:19:44.49 ID:xTzWfUDO
男「まだかなー…」

男「巫女さんにあいつを任せて大丈夫だったのかな…?」

男「まぁ、流石に問題は起こさないだろう」

男「しかし…酔ってると人見知りも治るのか?」
948 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:21:57.72 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「お待たせいたしました」

男「お?」

巫女さん2「ご登場です」

女の子「巫女さん三号でーす♪」

男「…そっちかよ」
949 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:24:33.89 ID:xTzWfUDO
男「巫女服か…」

女の子「どうですか?似合ってますか?」

男「あぁ、いい感じだ」

女の子「よかったです♪」

男「しかし何で脇が出てるんだ?」

女の子「それがジャスティスだって言ってました♪」

男「あの二人は何者なんだ…」
950 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:26:25.47 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「それでは撮りますよー」

巫女さん2「笑ってくださいー」

男「何か緊張するな」

女の子「〜♪」

男「こいつはこの調子だし…はぁ」

巫女さん2「今です」

巫女さん1「はい」

男「しまった!!」
951 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:28:08.44 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「完璧な一枚です」

巫女さん2「これ以上は無いくらいです」

女の子「ありがとうございます♪」

男「何でこいつらは意気投合してるんだ…?」
952 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:30:33.85 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「記念にその服は差し上げます」

女の子「いいんですか?」

巫女さん2「はい、似合ってますから」

女の子「ありがとうございます♪」

男「…また妙な服が増えたな」
953 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:32:28.68 ID:xTzWfUDO
男「しかし、本当にいいのか?」

巫女さん1「はい」

巫女さん2「売れ残りですし」

男「お前達本当に巫女なのか!?巫女なんだよな!?」
954 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:33:57.90 ID:xTzWfUDO
巫女さん1・2「よいお年をー」

女の子「さようなら〜♪」

男「妙な巫女達だったな」

女の子「いい人達でした♪」

男「お前がそれでいいならいいけどな…」
955 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:36:25.94 ID:xTzWfUDO
女の子「あっちでお守り売ってますよー♪」

男「お守りか…ご利益ありそうだな」

女の子「見ていきましょう♪」

男「…いや、あの巫女達が居る神社だ、期待できないかもしれん」

女の子「どうしました?」

男「何でもない」
956 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:39:04.21 ID:xTzWfUDO
男「種類豊富だな」

女の子「迷いますね♪」

男「お前はこれがいいんじゃないか?」

女の子「どれですか?」

男「持ってると成長するらしいぞ、縦に」

女の子「面白い冗談です♪」

男「だってお前小さい…いたたたたたたたっ!!」
957 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:40:51.63 ID:xTzWfUDO
男「さ、さて、冗談はこれくらいにして…」

女の子「そうですね♪」

男「何がいいかなー…」

女の子「あ、これにしましょう♪」

男「ん?なるほど、交通安全のお守りか」
958 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:43:15.89 ID:xTzWfUDO
女の子「これがあればこれから先安全です♪」

男「まぁ、運転以外にも危険はあるけどな」

女の子「それはなんですか?」

男「お前とか」

女の子「なるほど♪」

男「え、笑顔で足を踏むのはやめてくれ…」
959 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:45:55.85 ID:xTzWfUDO
男「ほとんど見て回ったし、そろそろ車に戻るか」

女の子「そうですね♪」

男「しかしこの状態のお前を乗せて運転か…」

女の子「何か問題ですか?」

男「あぁ、無事に次の街に着けるかな…って」

女の子「お守り買ったんですから大丈夫ですよ♪」

男「だといいんだけどな…」
960 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:47:10.86 ID:xTzWfUDO
男「ん?」

女の子「どうしました?」

男「何か音がしないか?」

女の子「そうですか?」

男「こっちかな…」

女の子「あ、待ってくださいー」
961 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:49:02.09 ID:xTzWfUDO
男「あそこか」

女の子「バドミントンですか?」

男「いや、あれは羽子板だな」

女の子「羽子板…聞いた事あります♪」

男「知ってるのか?」

女の子「負けたら墨を塗られるんですよね♪」

男「…」
962 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 11:51:10.67 ID:xTzWfUDO
女の子「やりたいです♪」

男「どうやらあそこで売ってるみたいだな」

女の子「買ってきます♪」

男「お、おい…行ってしまった」
963 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:15:22.76 ID:xTzWfUDO
女の子「羽子板くださーい♪」

お姉さん「はーい」

女の子「後、墨はありますか?」

お姉さん「ありますよー」

女の子「それもください♪」
964 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:18:09.79 ID:xTzWfUDO
女の子「買ってきましたよー♪」

男「本気でやる気だ…」

女の子「で、ルールとかあるんですか?」

男「…買ってから聞くのか」
965 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:19:42.35 ID:xTzWfUDO
男「取りあえず打って相手に返せばいいんじゃないかな」

女の子「スマッシュとかありですか?」

男「無しだと思う」

女の子「なるほど…ではミスするまで耐えればいいんですね♪」

男「たぶん…な」
966 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:21:10.60 ID:xTzWfUDO
女の子「それでは早速やってみましょー♪」

男「さっきから気になっていたんだが」

女の子「なんですか?」

男「その墨は?」

女の子「もちろん罰ゲーム用です♪」

男「やっぱりそうか…」
967 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:23:41.26 ID:xTzWfUDO
女の子「いきますよー♪」

男「かかってこい!!」

女の子「えぃっ♪」カコッ

男「!?」カッ

女の子「たぁっ♪」カコッ

男「ぬおっ!?」スカッ
968 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/01(金) 12:24:04.03 ID:8u2f8UDO
あけおめー(・ω-)b
969 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:26:46.61 ID:xTzWfUDO
男「全部スマッシュに見えたぞ…」

女の子「普通に打ってるだけですよ♪」

男「酔ってても実力は落ちないのか…」

女の子「それでは早速ー♪」
970 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:28:31.65 ID:xTzWfUDO
>>968 あけましておめでとうございます


女の子「どこにしましょうか♪」

男「くっ…」

女の子「では右目をー♪」

男「そんなに塗るのか!?」

女の子「真っ黒です♪」

男「ま、まだ始まったばかりだ!!次だ!!次!!」
971 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:30:39.03 ID:xTzWfUDO
男「うりゃ!!」カッ

女の子「甘いです♪」カコッ

男「まだまだー!!」

女の子「それー♪」カコッ

男「チャンス!!」スカッ

女の子「また私の勝ちです♪」

男「…」
972 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:32:03.68 ID:xTzWfUDO
女の子「今度は左目を♪」

男「ぐっ…」

女の子「出来ましたー♪」

男「これは…!?」

女の子「パンダさんです♪」

男「なんという屈辱…」
973 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:33:44.13 ID:xTzWfUDO
男「どうすれば勝てるというんだ…」

女の子「面白過ぎてお腹が…♪」

男「む、隙ありだ!!」ブンッ

女の子「あ」

男「…」ポトッ

女の子「サーブミスはどうなるんですか?」

男「…負け、かな」
974 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:36:59.64 ID:xTzWfUDO
男「絶好のチャンスを…」

女の子「勝ちは勝ちなので罰ゲームです♪」

男「好きにしろ!!」

女の子「では耳をー♪」

男「!?」ビクッ

女の子「動かないでください♪」

男「ちょ、くすぐった…」
975 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:39:29.68 ID:xTzWfUDO
男「何か汚された気分だ…」

女の子「もう片方もやれば完全版パンダさんです♪」

男「もう負けん!!」

女の子「いきまーす♪」カッ

男「な!?角に当たって軌道が!?」スカッ

女の子「やりましたー♪」
976 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:43:52.06 ID:xTzWfUDO
女の子「それではもう片方の耳を出してください♪」

男「い、嫌だ!!」

女の子「往生際悪いですね♪」

男「絶対に嫌だ!!」

女の子「では無理矢理にでも♪」ガシッ

男「ま、待て…あっ」ピクッ

女の子「変な反応ですね♪」

男「ほっといてくれえええええええ!!」
977 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:44:51.90 ID:xTzWfUDO
女の子「パンダさん完成です♪」

男「俺…大吉だったよな…何でこんな目に…」

女の子「あ、私も大吉だったんですよ♪」

男「なん…だと?」
978 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:47:16.63 ID:xTzWfUDO
男「こうなったら勝つまでやってやる…」

女の子「先に顔が真っ黒になると思いますよ♪」

男「だが勝ってみせる!!」

女の子「わかりました、いきますよ♪」

男「こいやー!!」
979 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 12:49:06.72 ID:xTzWfUDO
女の子「えと…ここはまだ塗れそうですね♪」

男「…あの」

女の子「はい?」

男「謝るからやめませんか?もう勝てる気しないし」

女の子「そうですね、もう塗る所も無くなってきましたからね♪」

男「…新年早々なんでこんな事に」
980 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:26:32.89 ID:xTzWfUDO
男「水道はどこだー…」

女の子「あっちにありましたよ♪」

男「おっけー、ちょっと顔洗ってくる…」

女の子「そのままの方が面白いですよ♪」

男「そこまで身体張って笑い取りたくねぇよ!!」
981 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:31:58.78 ID:xTzWfUDO
男「すっきりしたー」

女の子「残念です…」

男「しかし水で顔洗ったら寒くなってきたな…」

女の子「暖かい物でも探しに行きましょう♪」

男「そうだな…」
982 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:38:55.20 ID:xTzWfUDO
女の子「何か無いですかねー?」

男「お…豚汁配ってるぞ」

女の子「本当です!!頂きましょう♪」

男「おっけー」
983 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:44:55.68 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「あら」

巫女さん2「あなた達は」

男「またお前達か…」

女の子「お久しぶりですー♪」

巫女さん1「お久しぶりです」

巫女さん2「会えない間寂しかったです」

男「さっき会ったばかりだろ!!」
984 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:47:59.68 ID:xTzWfUDO
女の子「豚汁ください♪」

巫女さん1「豚汁もいいですけど」

巫女さん2「お雑煮もありますよ?」

女の子「あ、お雑煮いいですね、お雑煮にしましょう♪」

男「それじゃ俺もお雑煮で」
985 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:51:28.87 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「お待たせいたしました」

巫女さん2「どうぞー」

女の子「おもちー♪」

男「慌てて食べると喉に詰まるぞ」

女の子「あなたじゃ無いので大丈夫です♪」

男「どういう意味だああああああああ!!」
986 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 13:58:04.69 ID:xTzWfUDO
女の子「お餅なんて何年振りでしょうか♪」

男「毎年食べてないのか?」

女の子「あなたは食べてるんですか?」

男「あぁ、毎年正月は実家に帰ってたからなぁ」

女の子「今年は帰らなくてもいいんですか?」

男「まぁ、お前がいるからな」
987 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:04:28.15 ID:xTzWfUDO
女の子「是非ご両親に挨拶したいです♪」

男「どうやって紹介しろと…?」

女の子「もちろん結婚を前提にお付き合いー♪」

男「それは無い、絶対にだ」
988 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:14:11.36 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「酷いですね」

巫女さん2「そんな言い方は無いと思います」

男「なっ…」

女の子「そう思いますよねー?」

巫女さん1「もちろんです」

巫女さん2「あの男は女心がわかってません」

男「くっ…完全にアウェーだ!!」
989 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:16:32.14 ID:xTzWfUDO
女の子「ふふっ、ここでは私の方が有利です♪」

巫女さん1「えぇ、この子の敵は」

巫女さん2「私達の敵ですよ」

男「このままでは勝負にならない…」
990 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:20:20.22 ID:xTzWfUDO
巫女さん1「さぁ…」

巫女さん2「覚悟です」

女の子「いけいけー♪」

男「あいつ、調子に乗りやがって…しかしまずいぞ」
991 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:22:48.57 ID:xTzWfUDO
先輩巫女さん「こらー!!あんた達ー!!」

巫女さん1「ひっ!?」

巫女さん2「こ、この声は…!?」

女の子「どうしたんですか?」

男「…怯えてるな」
992 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:25:46.35 ID:xTzWfUDO
先輩巫女さん「こんな所でサボって何をしているの!?」

巫女さん1「え、えっとですね」

巫女さん2「これには深い訳がー…」

先輩巫女さん「問答無用!!さっさとこっち来なさい!!」

巫女さん1・2「はい…」
993 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:30:47.70 ID:xTzWfUDO
男「…」

女の子「…」

男「…行くか」

女の子「…そうですね」
994 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:34:29.01 ID:xTzWfUDO
女の子「あれはなんですかー?」

男「あぁ、絵馬だよ」

女の子「おかっぱ?」

男「違うよ!!急に俺みたいな事言うなよ!!」

女の子「じゃぁ何ですか」

男「祈願とかに絵を描いて吊すんだよ」

女の子「それはやってみたいです♪」

男「じゃぁやってみるかー」
995 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:36:06.85 ID:xTzWfUDO
先輩巫女さん「あら、あなた達は先程の」

女の子「ご無沙汰していますー♪」

男「さっき会ったばかりだって言ってんだろ!!」

先輩巫女さん「変わったお嬢さんですね…」

男「や、やっと理解者が…」
996 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:42:41.19 ID:xTzWfUDO
女の子「絵馬をくださーい♪」

先輩巫女さん「少しお待ちを…」

男「いい巫女さんだ」

女の子「私とどっちがいい巫女さんですか?」

男「お前じゃ勝負にならんな」

女の子「むぅぅー…」
997 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:44:59.21 ID:xTzWfUDO
先輩巫女さん「お待たせしましたー…あら?」

女の子「…」

先輩巫女さん「ど、どうしたの?」

女の子「負けませんよ!!」

先輩巫女さん「え!?何!?」

男「すみません、気にしないでください…」
998 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:46:45.98 ID:xTzWfUDO
女の子「早速描きましょう♪」

男「…しかし、時代も変わったもんだな」

女の子「何がですか?」

男「ここの絵馬…アニメキャラばかりだ…」

女の子「?」
999 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:48:42.30 ID:xTzWfUDO
女の子「描けましたー♪」

男「見せてくれ」

女の子「いいですよ、どうぞ♪」

男「…」

女の子「どうですか?」

男「あ、あぁ、いいと思うぞ、味があって」

女の子「ありがとうございます♪」

男(真っ直ぐな線が一本も無かったな…何の絵だったんだろ)
1000 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 14:52:36.24 ID:xTzWfUDO
1000だー、結局年内に終わらなかった…


どこに向かってるのかわからないいや何でもない


次がありましたらまたお会いしましょう…ありがとうございました
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