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HTML化した人:ヤニ▲星半分と
男「後部座席に違和感が…」パー速道路走行3日目
1 :立てると来てくれるんかね?[sage]:2010/01/01(金) 19:53:28.63 ID:5ibGwUo0

厨二病っぽい男
超能力者っぽい女の子
相当な距離を走っているはずなのに未だに燃料補給の描写が無い超低燃費カー

大体この方々でお送りしております

……だそうです
実質5スレ目

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261634198/

前々スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1260027619/

前々々スレ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1259540853/

誰か前々々々スレのうらるを……

7xまとめ
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/otoko_koubuzasekini_iwakanga.html
2 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 22:38:39.27 ID:vIGFF2DO
スレ立て乙
>>1
とりあえず待ってるよ〜
3 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 22:47:22.38 ID:5ibGwUo0
>>2
私も待ってる立場なんだからね///
勘違いしないでよね///
4 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 23:01:20.70 ID:vIGFF2DO
>>3
そ、そんなの解ってるわよっ///
ID見れば一発なんだからっ///
寧ろ前スレ立てたのあたしなんだから気持ちは良く分かるわよっ///

書いてる奴が気付くようにageてあげるわよっ///
5 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/01(金) 23:47:17.36 ID:xTzWfUDO
バイトしてる間に何が(ry


スレ立てありがとうございます、書いてる奴です…


ちょっと前スレ見てから書きます…
6 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 01:49:37.32 ID:qxZyLsDO
確認してたら限界が来た…書いてる奴は寝ます…申し訳無いです…






寝てる間に雑談スレになってるといや何でもない…
7 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:18:29.28 ID:qxZyLsDO
最近女の子より書いてる奴の方が過去を忘れてる気がする…


いっそ過去スレを見ない方がいいかもしれないいやそんな事は無いはずだ…はずだ…


最近他の板見て勉強した結果他の板1000行くの早いですね…


書き溜め無いし遅いけど今日も書こう…
8 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:26:18.11 ID:qxZyLsDO
注意しなくていい注意事項…


独り言をたまにつぶやきます…読まなくてもいいレベルです


改行ミス、誤字が多い…スルーしてあげると喜びます


最近いろいろあって時々何を書いてるかわからなくなる…これもスルーすると喜びます


突然書かなくなる…書いてる奴が寝ました、叱ると気をつけます…
9 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:34:51.18 ID:qxZyLsDO
前回までのあらすじ
少女泥酔コスプレ中…


女の子「やってきましたあらすじコーナー♪」

男「ここでも酔ってるのか!?つかコーナー!?」

女の子「酔ってませんよ?」

男「あー、うん…そうだったね…」

女の子「それでは思い出話しましょう♪」

男「…大丈夫なんだろうか」
10 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:37:01.59 ID:qxZyLsDO
男「前回はー…何かあったか?」

女の子「クリスマス一緒に過ごしたじゃないですかー♪」

男「未収録だ」

女の子「え?」

男「無かった事になっている」

女の子「…いきなり心が折れそうです」
11 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:40:58.73 ID:qxZyLsDO
女の子「バザー行きましたね♪」

男「あー…そんな事もあったな」

女の子「そういえば、あの時の売上金はどうなったんですか?」

男「もう半分くらいしか無いけど貯金してるよ、そのうちお前の為に使うと思う」

女の子「楽しみです♪」
12 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:45:40.96 ID:qxZyLsDO
女の子「お菓子専門店とかも行きましたね♪」

男「お前、相当買ってたな…」

女の子「あれくらい普通ですよ♪」

男「あの時のお菓子、まだあるのか?」

女の子「もう全部食べました♪」

男「…ありえねぇ」
13 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:48:51.68 ID:qxZyLsDO
女の子「ケーキバイキングにも行きました♪」

男「あぁ…何で行ったんだろうな」

女の子「私が食べたかったからです♪」

男「…そうですか」
14 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 11:54:11.72 ID:qxZyLsDO
女の子「そういえば妙な人にも出会いましたね」

男「俺は忘れた」

女の子「え?」

男「ケーキを食べた、紅茶とジュースを飲んだ、それ以外は何も無かった」

女の子「そ、そうですか♪」

男「うむ」
15 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:00:31.23 ID:qxZyLsDO
男「映画見たよな」

女の子「はい、大画面でしたね♪」

男「また見たいなー」

女の子「…」

男「ん?どうした?」
16 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:05:40.55 ID:qxZyLsDO
女の子「前回のあらすじでカラオケ行く約束しましたよね?」

男「そ、そういえばそんな事言ってたな」

女の子「行ってないです」

男「そ、そうだな」

女の子「約束…」

男「今回!!今回こそ行くから!!」

女の子「約束ですよ?」

男「あ、あぁ」
17 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:08:18.28 ID:qxZyLsDO
男「それを言うなら野球拳の約束もしたぞ!!」

女の子「そういえばそうでしたね♪」

男「やってないぞ!!どうなってる!!」

女の子「うーん…」
18 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:10:14.77 ID:qxZyLsDO
女の子「今すぐやってもいいですよ♪」

男「いや、今はやめておくわ」

女の子「何でですか?」

男「ここでやっても本編では無かった事になるじゃないか」

女の子「どういう意味ですか?」

男「深く考えるな」
19 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:11:46.11 ID:qxZyLsDO
男「話を戻そう」

女の子「はい♪」

男「えーっと…他に何かあったか?」

女の子「私の大冒険の話がまだです♪」

男「大冒険?」

女の子「ゾンビとの戦いです♪」

男「…」
20 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:13:37.14 ID:qxZyLsDO
男「あれは妄想だろ?」

女の子「いえ、現実ですよ♪」

男「…」

女の子「近日続編公開予定です♪」

男「…やらなくていいだろ」
21 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:21:34.90 ID:qxZyLsDO
男「こんなもんか?」

女の子「他にも細かい事はいろいろありましたけど♪」

男「なんだそれ?」

女の子「秘密です♪」

男「…?」
22 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:37:27.56 ID:qxZyLsDO
男「とりあえずこれくらいでいいよな?」

女の子「そうですね♪」

男「それじゃ本編ー…」

女の子「それでは番組の最後に質問コーナーの募集でーす♪」

男「…は?」
23 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:45:47.83 ID:qxZyLsDO
男「お前、急に何を!?」

女の子「こういうコーナーは大事なんですよー♪」

男「いらないよ!!というか番組じゃ無いよ!!」

女の子「それでは下の宛先までー♪」

男「テロップなんて出ないぞ!!」
24 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:49:29.27 ID:qxZyLsDO
女の子「さて、番組も終わりなので本編行きましょう♪」

男「あっちでもこいつの相手…俺、自信が無いよ…」

女の子「頑張ってください♪応援してます♪」

男「お前が言うなあああああああああ!!」
25 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:54:35.97 ID:qxZyLsDO
結局何も思いつかなかった…いつもの事だキニシナイ…


本編…行きます…
26 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:56:40.02 ID:qxZyLsDO
男「ここ空いてるぞ」

女の子「結びました♪」

男「…ところで、何を書いたんだ?」

女の子「え?さっき見ましたよね?」

男「いや、確認の為だ、確認」
27 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 12:57:50.41 ID:qxZyLsDO
女の子「んー、どうしましょうか♪」

男「?」

女の子「やっぱり秘密にしておきます♪」

男「またそれか」

女の子「恥ずかしいので♪」

男「恥ずかしい?」
28 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:01:22.25 ID:qxZyLsDO
女の子「ちなみにあなたにはどう見えます?」

男「え!?」

女の子「教えてください♪」

男「お、俺も秘密だ!!」
29 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:04:48.66 ID:qxZyLsDO
おせち、お雑煮、蟹もウマー


男「もうやる事は無いな!!車に行こう!!」

女の子「そうですね♪」

男「それじゃ降りよう」

女の子「はーい♪」
30 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:07:05.52 ID:qxZyLsDO
男「人減ってきたな」

女の子「そーですねー…」

男「ん?」

女の子「何だか…急に道がぐにゃぐにゃにー…」

男「まさか…」

女の子「あーうー…がくっ!!」

男「今がくって言った!?」
31 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:10:25.00 ID:qxZyLsDO
男「くっ!!またこいつ急に寝やがって…」

女の子「…」スー、スー

男「仕方ない、また抱えて行くか…」

男「新年からこんなんで大丈夫なのか…?」
32 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:21:48.06 ID:qxZyLsDO
男「人が少なくなってて助かった」

男「流石に人混みでこいつ抱えてると危ないからな…」

男「…しかし今、別の意味で危ないんじゃないか?」

男「…まぁ、酔い潰れた巫女さん運んでる事にしよう、それしかない」
33 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:29:51.18 ID:qxZyLsDO
男「やっと出口か…ん?」

巫女さん1「おや」

巫女さん2「また会いましたね…あら?」

男「…?」
34 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:33:33.31 ID:qxZyLsDO
巫女さん1「その子は…」

巫女さん2「まさか…」

男「あ、いや、これは寝てしまって…」

女の子「おーそーわーれーるー…がくっ」

巫女さん1・2「!?」

男「は、話を…」
35 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:36:26.62 ID:qxZyLsDO
巫女さん1「警察に電話を…」

巫女さん2「はい、姉さん」

男「お、落ち着け、電話しちゃだめだ」

女の子「そうです、これからがお楽しみー…がくっ」

男「お前さっきから起きてるのか寝てるのかどっちなんだよおおおおおおおおおお!!」
36 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:38:42.81 ID:qxZyLsDO
男「はぁ…はぁ…」

巫女さん1「相当な興奮状態ですね」

巫女さん2「このままでは何をするかわかりません」

男「何もしないよ!!車に戻るだけだ!!」

巫女さん1「車で…」

巫女さん2「またマニアックな事を」

男「もう何を言ってもダメじゃねぇかよおおおおおおおおおお!!」
37 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:40:27.36 ID:qxZyLsDO
巫女さん1「冷静になってください」

巫女さん2「まだやり直せますよ」

男「もうやっちゃったみたいな空気になってるよ…」

女の子「大丈夫…まだ平気です…でももうすぐ…」

男「…もう諦めるべきなのか?」
38 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:47:27.81 ID:qxZyLsDO
巫女さん1「あまり犯人を刺激してはいけません」

巫女さん2「そうですね…このままでは何をするかわかりません」

男「何もしないって言ってるだろ!!」

先輩巫女さん「また騒がしいと思ったら、やっぱりあなた達ですか…」

巫女さん1「!?」

巫女さん2「まずいです!!」
39 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 13:49:15.66 ID:qxZyLsDO
先輩巫女さん「あなた達、またサボってるの?」

巫女さん1「いえ、そういう訳では無いです」

巫女さん2「これは世界平和の為です」

男「俺、世界級の犯人ですか…」
40 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 14:27:09.53 ID:qxZyLsDO
先輩巫女さん「何があったか説明しなさい」

巫女さん1「私達は先輩に言われた通り入り口の掃除をしてたんですよ」

巫女さん2「そしたらあの男が眠っている女の子を抱えて歩いて来たんですよ」

先輩巫女さん「なるほど、わかりました…早くその方に謝りなさい」

男「…理解してくれて助かった」
41 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 14:55:31.08 ID:qxZyLsDO
先輩巫女さん「すみません、本当にこの二人が迷惑かけました」

巫女さん1「ごめんなさい」

巫女さん2「次から気をつけます」

男「い、いや、俺は大丈夫ですから…」

先輩巫女さん「そう言っていただけると助かります…」
42 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 14:58:31.33 ID:qxZyLsDO
男「それでは俺達はこれで…」

先輩巫女さん「はい」

巫女さん1「また来年も来て下さい」

巫女さん2「待ってますって伝えておいてください」

男「あー…それは無理かな?」

先輩巫女さん「?」
43 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:02:24.03 ID:qxZyLsDO
男「俺達旅をしてまして」

先輩巫女さん「旅?」

男「えぇ、それでこいつは一つの所に留まったり戻ったりするのは嫌いみたいなんで」

先輩巫女さん「…そうですか」

男「あー…でも一つだけ戻ってくる方法があるかも」

先輩巫女さん「?」

男「世界一周すれば嫌でも戻ってきますよ」

先輩巫女さん「…それは楽しみですね」
44 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:04:50.30 ID:qxZyLsDO
男「それじゃ今度こそ、さようならー」

先輩巫女さん「よい旅を」

巫女さん1・2「よい旅をー」

女の子「さようならー…がくっ」

男「…お前は最後までそれか」
45 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:08:35.23 ID:qxZyLsDO
男「変な巫女さん達だったなぁ」

男「まぁ、向こうから見たら俺達の方が変だったと思うけど…」

男「…世界一周か」

男「どれくらいで出来るんだろうな」

男「こいつとなら…出来るのかな?」

女の子「…」スー、スー
46 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:10:54.75 ID:qxZyLsDO
男「やっと車に着いた…」

男「…心配だし、助手席を倒して寝かせておくか」

男「シートベルトしておけば大丈夫だよな?」

男「さて、それじゃぁ次の街に行きますか」

女の子「おー…がくっ」

男「…そのがくって言うの必要なのか?」
47 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:24:53.43 ID:qxZyLsDO
男「んー…素晴らしいレベルの渋滞だ」

男「…俺、大吉だったよな?」

男「もうくじなんか信じない…」

男「…まぁ、事故は無いからいつか着くだろう」

男「あいつから貰ったお守りならご利益ありそうだしな」
48 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:36:59.26 ID:qxZyLsDO
男「暇だなー…」

男「そういえば神社に行く前も暇とか言ってたなー…」

男「そういえばあの時何の話してたっけ?」

男「まぁいいや、どうせこいつが起きないと話も出来ないし」

男「…早く起きないかな」
49 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:40:22.07 ID:qxZyLsDO
女の子「ん…」

男「お?」

女の子「ここは…?」

男「車だよ、寝たから運んだ」

女の子「それは迷惑かけましたね…ごめんなさい」
50 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:43:33.05 ID:qxZyLsDO
女の子「うー…また頭が痛いです…」

男「ほれ、頭痛薬出しといたぞ」

女の子「…またですか」

男「それは俺の台詞だ」
51 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 15:52:10.54 ID:qxZyLsDO
男「りんごジュース買っておいたから我慢して飲め」

女の子「でも…」

男「躊躇うと辛くなるぞ、こういう時は勢いだ」

女の子「勢いですか…それもそうですね」

男「よし、行け!!」

女の子「…心の準備を」

男「…」
52 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:06:51.30 ID:qxZyLsDO
女の子「飲みます…飲めばいいのでしょう…?」

男「何かまた俺が悪い事したみたいになってるな…」

女の子「…」サラサラー

男「お…今回はあっさり」

女の子「!?」

男「…いかないか」
53 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:11:12.87 ID:qxZyLsDO
女の子「じゅ、ジュースを…早く…」

男「ほれ」

女の子「!?」

男「どうした?」

女の子「フタが開きません…!?」

男「どんだけ焦ってるんだ…」
54 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:13:06.40 ID:qxZyLsDO
男「ほら、開いたぞ」

女の子「ありがとうございます…」コクコク

男「まったく、逆に回すとは…おかげで固かったぞ」

女の子「仕方ないじゃないですか…」

男「まぁ、そうだけどな…」
55 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:19:13.08 ID:qxZyLsDO
女の子「それにしても寒いですね…」

男「暖房入れてるぞ?」

女の子「いえ、長袖のはずなんですが肩の辺りから…」

男「あー…そりゃ服のせいだ」

女の子「服…?」
56 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:20:49.40 ID:qxZyLsDO
女の子「!?」

男「今更気がついたのか」

女の子「な、何で私がこんな格好を…」

男「お前が自分から着に行ったんだけどな…」

女の子「ま、まさかまたあなたが?」

男「俺は無実だ!!」
57 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:22:11.31 ID:qxZyLsDO
女の子「うー…何で巫女さんなんですかー…」

男「いいじゃないか、弾幕とか撃てそうだぞ」

女の子「撃ってもいいんですか?」

男「俺以外で頼む」
58 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:24:16.17 ID:qxZyLsDO
女の子「早く着替えたいです…」

男「この道しばらく何も無さそうだぞ」

女の子「そのようですね…」

男「諦めて我慢しな」

女の子「…はい」
59 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:29:15.71 ID:qxZyLsDO
女の子「そういえばあの飲み物を飲んでから記憶が無いのですが」

男「完全に無いのか?」

女の子「はい…前にも似たような事があったのですが」

男「その時も記憶無いのか?」

女の子「な、無いです」
60 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:32:37.95 ID:qxZyLsDO
女の子「私は何をしていたのでしょうか?」

男「お参りして羽子板やって絵馬書いたぞ」

女の子「まったく記憶に無いです…」

男「無い方が幸せだと思うぞ…」

女の子「?」
61 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 16:36:28.86 ID:qxZyLsDO
女の子「お参り…残念です…」

男「また来年行けばいいだろ?」

女の子「連れていってくれますか?」

男「もちろん」

女の子「それじゃ…約束です」

男「おう」
62 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 17:38:58.38 ID:qxZyLsDO
女の子「ところで」

男「なんだ?」

女の子「何で私は助手席に?」

男「あぁ、暴れてもすぐに対処出来るように、な」

女の子「失礼ですね、暴れませんよ」

男「そうだといいんだけどな…」

女の子「?」
63 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 17:43:26.75 ID:qxZyLsDO
男「お前の記憶が飛んでる間に面白い巫女さん達に会ったんだよ」

女の子「巫女さんですか」

男「お前も意気投合して話してたのになぁ」

女の子「お話までしてたのに、何で記憶がないのでしょうか…」

男「まぁ、深く考えるなよ」
64 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 17:45:47.41 ID:qxZyLsDO
男「そういえば、巫女さんがまた来て下さいって言ってたぞ」

女の子「それは難しいですね」

男「やっぱり…そうなると本当に世界一周しかないか」

女の子「世界一周?」
65 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 17:49:14.85 ID:qxZyLsDO
女の子「世界一周ですか…それは素敵ですね」

男「まぁ、何年かかるんだって話だけどな」

女の子「それでも、いつかそうなりますよ」

男「そうだなー…途中でやめるって事も無さそうだしな」

女の子「もちろんです」
66 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 17:52:03.81 ID:qxZyLsDO
女の子「あら?」

男「どうした?」

女の子「あそこの掲示板…」

男「掲示板?」

女の子「渋滞30kmって書いてあります」

男「なん…だと?」
67 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/02(土) 17:53:25.88 ID:qxZyLsDO
バイトイッテキマス…
68 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:36:44.09 ID:AW67lsDO
やっと帰ってこれた…


寝るまで書こう…
69 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:40:50.69 ID:AW67lsDO
英語禁止ボウリングオモシロ


男「30km…30km…」

女の子「が、頑張ってください」

男「無理だ…長い…」

女の子「あれだけ渋滞に巻き込まれてるのにまだ慣れないんですか?」

男「運転してればわかるよ…」
70 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:46:11.43 ID:AW67lsDO
男「両車線とも車で一杯だな」

女の子「そうですね」

男「これじゃ別の道を探しても無駄か…」

女の子「諦めて流されましょう」

男「くっ…」
71 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:48:55.63 ID:AW67lsDO
男「さて、こうなってくると暇だな」

女の子「いつも通り暇潰しは無いですよ」

男「何か無いかなー…」

女の子「思い付きませんねー…」

男「うーん…」
72 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:50:34.30 ID:AW67lsDO
男「そういえばお前、訓練はどうなったんだ?」

女の子「え?何の訓練ですか?」

男「超能力だよ」

女の子「それですか」

男「もうコントロール出来るのか?」

女の子「完璧ですよ」

男「ほぅ…そうか」
73 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:52:36.31 ID:AW67lsDO
男「では訓練の成果を見せてくれ」

女の子「いいですよ、なぜか今、エネルギーも満タンなので」

男(駄菓子あれだけ食ってたからな)

女の子「ではスプーンを」

男「いや、たまには趣向を変えてみよう」

女の子「?」
74 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 00:57:50.98 ID:AW67lsDO
男「今回はカードを飛ばしてみてくれ」

女の子「カードですか、これなら簡単です」

男「やった事あるのか?」

女の子「えぇ、軽ければ軽い程簡単です」

男「それじゃぁ束で飛ばしてくれ」

女の子「…え?」
75 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:02:25.06 ID:AW67lsDO
女の子「えと、私一つの物しか飛ばせないので…」

男「それなら一番下のカードを浮かせればいいんじゃないか?」

女の子「それは…そうかもしれませんが」

男「やってみようぜ」

女の子「…いいですけど」
76 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:17:08.27 ID:AW67lsDO
女の子「ではとりあえず半分くらいでやってみます」

男「そうだな、練習は大事だ」

女の子「いきますよー…」

男「おう」
77 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:19:26.21 ID:AW67lsDO
女の子「たぁっ!!」

男「おぉ、浮いたぞ」

女の子「思いの外余裕ですね」

男「これなら全部乗せても大丈夫じゃないか?」

女の子「そうですね…出来る気がしてきました!!」

男(本当に簡単に乗るよなー)
78 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:28:34.54 ID:AW67lsDO
男「54枚か…こうして見ると太いな」

女の子「今ならいける気がします」

男「凄い自信だな」

女の子「えぇ、そうね」

男「よし、それじゃやってみよう」

女の子「はい」
79 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:30:30.34 ID:AW67lsDO
女の子「むー…」

男「わくわくしてきたぜ」

女の子「…」

男「溜め長いな…これはきついか?」

女の子「…いきます」

男「…おう」
80 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:32:19.95 ID:AW67lsDO
女の子「てぃっ!!」フワッ

男「浮いた!?」

女の子「むぅー…」フヨフヨ

男「でも、何か頼りない浮き方だな…」

女の子「…もう限界です」バサッ

男「!?」
81 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 01:34:39.57 ID:AW67lsDO
男「散らばった!!」

女の子「す、すみません、すぐに拾います」

男「ちょ、こっちは運転席…」

女の子「後…少しなんですが…」

男「ま、待て!!落ち着け!!」
82 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/03(日) 02:11:16.30 ID:w.Vef.DO
世界一周か……
海外進出の日も近いな
83 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 08:33:37.67 ID:AW67lsDO
女の子「これで全部です」

男「危なかったぞ…事故るかと思った…」

女の子「結果はともかく浮きましたね」

男「それじゃ次はー…」

女の子「…まだやるんですか」
84 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 08:40:08.58 ID:AW67lsDO
女の子(最近力が強くなっているような気がします)

女の子(昔はスプーンを浮かせるのも危うかったのに…)

女の子(私が成長したからでしょうか?それとも…)

女の子(これならもう、失敗しなくても済むのかしら?)

女の子(…昔に戻る気は無いですけど)
85 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 08:49:18.25 ID:AW67lsDO
男「そういえば昔、カードをブーメランみたいに飛ばすのを見た事あるんだが」

女の子「プラスチックのカードでやるやつですね」

男「今思えばあいつは超能力者だったのかもしれん」

女の子「あれなら誰でも出来ると思いますが」

男「何!?」
86 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 08:55:34.18 ID:AW67lsDO
女の子「こう…指三本で挟んで…」

男「ふむふむ…」

女の子「捻って…飛ばすとー」

男「飛んでる!?」

女の子「これなら出来ますよね?」

男「やれるぞ…出来る!!超能力!!」

女の子「いえ、これは違うんですが…」
87 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 08:59:28.92 ID:AW67lsDO
男「面白いな!!」

女の子「それはよかったです」

男「凄い飛ぶぞこれー」

女の子(何か、新しい玩具を買ってもらった子供みたいですね)
88 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:03:49.23 ID:AW67lsDO
男「ついに俺も超能力者に…」

女の子「いえ、ですからそれは超能力じゃ無いですよ…」

男「次はどんな超能力を教えてくれるんですか先生!!」

女の子「…え?」
89 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:12:59.05 ID:AW67lsDO
男「常々俺は超能力を使ってみたいと思っていてな」

女の子「はぁ…」

男「お前を先生にすれば使えるようになると思うんだ!!」

女の子「たぶん無理だと思いますけど…」

男「という訳でよろしくお願いします先生!!」

女の子「…」
90 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:16:41.46 ID:AW67lsDO
女の子(仕方ないです、ここは適当な手品でも教えてやり過ごしましょう)

男「教えてくれよー」

女の子「いいですよ」

男「本当か!?やったー!!」

女の子「では再びカードを…」
91 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:27:56.27 ID:AW67lsDO
女の子「まずカードを整えます」

男「おう」

女の子「次に適当なカードを選びます」

男「ふむふむ」

女の子「この時カードをひっくり返してー…」

男「…」
92 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:30:27.79 ID:AW67lsDO
女の子「最後に一番上をひっくり返すと」

男「選んだカードだ!!」

女の子「これは初心者用です」

男「俺にも出来るかな!?」

女の子「練習すれば出来ますよ」

男「やるぜ…やってやるぜ!!」

女の子(案の定、超能力使ってない事に気がついてませんね…)
93 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:50:25.27 ID:AW67lsDO
男「よし、今日から俺は超能力者と名乗ろう」

女の子「絶対に変な目で見られると思いますが」

男「いや、きっと人気者だぜ!!」

女の子(このままでは本当にやりかねませんね…どうにかしなければ)
94 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:52:29.75 ID:AW67lsDO
女の子「先生の言う事が聞けないんですか?」

男「!?」

女の子「聞けないと言うならお仕置きですよ?」

男「是非お願いします!!」

女の子「…え?」

男「…はっ!?俺はいったい何を!?」
95 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:54:12.16 ID:AW67lsDO
男「そうか、先生か…そういうキャラもありだな…」

女の子「あの…何の話ですか?」

男「いや、しかし見た目が…むしろ逆にいいのか?」

女の子「…近寄らない方がいいのかもしれません」
96 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:56:04.80 ID:AW67lsDO
男「そういえば今助手席にお前が乗ってる訳だが」

女の子「そうですね」

男「つまり、ミラー越しにお前を見る必要が無い訳だ」

女の子「どういう意味ですか?」

男「ついにこの時が来たか…」

女の子「?」
97 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 09:57:35.15 ID:AW67lsDO
男「第二次野球拳大会を開催する!!」

女の子「…」

男「ん?どうした?」

女の子「第二次…?」

男「そうだよなー…お前が覚えてるはず無いよなー…」
98 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:00:32.36 ID:AW67lsDO
男「思い出すんだ!!あの時の事を!!」

女の子「思い出す?」

男「あの一進一退の熱い戦いを!!」

女の子「…ますます記憶に無いですね」

男「…」
99 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:02:57.00 ID:AW67lsDO
男「やっただろ!!お前が乗ったばかりの頃に!!」

女の子「…そういえばやりましたね、思い出しました」

男「そうか」

女の子「でも一進一退では無かったと思いますが」

男「…そうだね、俺フルボッコゲームだったね」
100 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:08:23.78 ID:AW67lsDO
女の子「もういいじゃないですか、私の勝ちで」

男「いやダメだ!!全然ダメだ!!」

女の子「どこかで聞いた台詞ですね」

男「とにかく、やるぞ!!」

女の子「…別にいいですけど」
101 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:15:22.09 ID:AW67lsDO
男「もちろん超能力は禁止だぞ!!」

女の子「必死ですね…」

男「俺は勝つ為なら何でもする男だ」

女の子「…裸見たいだけじゃないですか」

男「…違う!!俺は負けたままが嫌なだけだ!!」

女の子「説得力ゼロですね…」
102 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:21:50.34 ID:AW67lsDO
男(これは心理戦だ…相手を上回った方が勝つ!!)

男「俺はグーを出そうと思う」

女の子「そうですか、私はグー以外を出そうと思います」

男「グー以外、か」

女の子「えぇ」
103 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:25:48.73 ID:AW67lsDO
男(グー以外…つまりチョキかパー)

男(この二つの場合チョキを出せば負ける事は無い…が)

男(あいこでは意味が無い…ここは宣言通りグーで)

男(いや…あいつもここまでは予測出来るはず…その上を行ってパーを出すだろう)

男(ならば俺は…チョキだ!!)

女の子(まだですかね?)
104 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 10:27:20.92 ID:AW67lsDO
男「いくぞ!!」

女の子「あ、はい」

男「ジャンケンポン!!」

女の子「…」

男「なっ…グー…だと?」
105 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:26:28.61 ID:AW67lsDO
男「くっ…俺の更に上を行くとは…つかお前、グー以外って言ったじゃん!!」

女の子「そういえばそんな事言いましたね」

男「え?」

女の子「出す頃には忘れてました、ごめんなさい」

男「…もう心理戦でも何でも無いな」
106 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:29:10.09 ID:AW67lsDO
男「こうなったら勘だけが頼りだ…」

女の子「どうでもいいですけど、負けたので脱いでください」

男「俺が脱いで、何か得があるのか?」

女の子「そうしないと終わらないと思いますが…」
107 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:30:55.61 ID:AW67lsDO
男「わかったよ、ほれ」

女の子「え、アクセサリー外すだけですか?」

男「身につけてる物を外せばいいんだよ」

女の子「それって…後何回勝てばいいんでしょうか?」

男「お前が負けた方が終わるの早いぞ」

女の子「…負けません」
108 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:34:28.86 ID:AW67lsDO
女の子「長くなりそうですね…」

男「長くなればなるほどお前が不利だな」

女の子「卑怯です…」

男「これは戦術だ、緑色の甲羅ずっと踏んで人数増やすのと同じだ」

女の子「それは違うと思います…」
109 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:39:41.89 ID:AW67lsDO
男「この勝負、始まる前から結果は見えていたのだ!!」

女の子「それはどうでしょうか?」

男「え?」

女の子「私が一回も負けなければいい…ただそれだけの事です」

男「…こいつなら本当にやりそうで怖いんだが」
110 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:44:26.96 ID:AW67lsDO
男「それじゃ二回目行くぞ!!」

女の子「どうぞ」

男「ジャンケンポン!!」

女の子「また私の勝ちですね」

男(負けた…が、いい作戦を思い付いたぞ)
111 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:48:41.25 ID:AW67lsDO
男(こいつはまたグーを出した…二回連続だ)

男(しかしずっとグーを出し続ける事は無いはずだ、必ず他の手を出す)

男(そして残機は俺が圧倒的に有利…つまり!!)

男(何も考えずにチョキだけを出す!!そうすればいつか必ず勝てる!!)

男(これだ!!この作戦しかない!!)
112 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:50:34.59 ID:AW67lsDO
男「よし、次だ」

女の子(さっきまでと雰囲気違いますね)

女の子(またくだらない作戦を立てているのでしょう…)

女の子(…これは見極める必要がありますね)

女の子(私の予想通りなら、次に取るべき行動はー…)
113 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:51:59.51 ID:AW67lsDO
男「ジャンケンポン!!」

女の子「あいこです」

男(やはり!!手を変えてきた…予想通り!!)

女の子(次はー…)

男「ジャンケンポン!!」

女の子「…」

男「俺の勝ちだ!!」
114 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:53:24.13 ID:AW67lsDO
女の子「…」シュルッ

男「リボンか」

女の子「えぇ、身につけてる物ならなんでもいいのでしょう?」

男「もちろんおっけーだ」

女の子「それでは次です」

男「おう!!」
115 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 11:54:49.70 ID:AW67lsDO
バイトイテキマス
116 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:18:39.28 ID:AW67lsDO
帰り道にゲーセン見つけたらこんな時間…モウヤメヨウカナ…


とりあえずゲットしたリンちゃんフィギュアでも眺めながら書こう…
117 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:24:00.71 ID:AW67lsDO
女の子(予想通りチョキしか出しません)

女の子(それなら話は簡単です)

女の子(怪しまれない程度に負けながら進めれば大丈夫です)

女の子(ふふっ…今回は私の手の平で踊って頂くとしましょう)
118 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:25:44.59 ID:AW67lsDO
女の子「ジャンケンポン」

男「くっ…負けたか」

女の子「一個取ってください」

男「ふっ…一個くらいどうってこと無いぜ!!」

女の子「その余裕がいつまで持つか、楽しみです」

男「言ってろ!!次だ!!」
119 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:30:54.87 ID:AW67lsDO
男「くっ…」

女の子「もうアクセサリーは無いですよ」

男「まさかここまで追い込まれるとは…」

女の子「次は服ですね、準備しておいてください」

男「その必要は無いぜ!!次は勝つ!!」

女の子(作戦成功です、このまま終わらせます)
120 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:35:36.04 ID:AW67lsDO
男「ジャンケンポン!!」

女の子「ふふっ、勝ちました」

男「ば、馬鹿な…!!」

女の子「残念でしたね、後少しでしたのに」

男「…」スッ

女の子「え…上着?」
121 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:40:26.87 ID:AW67lsDO
男「こうなったら運を天に任せるしか無い…」

女の子(雰囲気が変わりましたね…)

女の子(これは次に何を出してくるかわかりません)

女の子(私の方もすでに後が無い状態…)

女の子(どうしましょう…まったく予想出来ません)
122 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 21:58:13.58 ID:AW67lsDO
男「やれる…俺ならやれるはずだ…」

男「信じろ!!自分を信じるんだ!!」

男「明日の俺にも後光が射すはずだ!!」

女の子(凄い自己暗示です…気合いが伝わってきます)
123 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 22:04:56.18 ID:AW67lsDO
男「負ける気がしないぜえええええええ!!」

女の子「この気合いを他の事に活かせないでしょうか?」

男「それは無理だな、他で出したらドン引きだ」

女の子「そうですね…私でもぎりぎりです…」
124 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 22:19:39.57 ID:AW67lsDO
女の子「これが最後でいいですか?」

男「そうだな…全部脱がせるのは可哀相だし」

女の子「もう完全に勝つ気ですね…」

男「当たり前だ!!勝てるのは勝つと思ってる奴だけだ!!」

女の子「あなたの場合は思い込んでるだけですけどね…」
125 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 22:34:38.80 ID:AW67lsDO
男「行くぞ!!ラストバトルだ!!」

女の子「禁止ですよー」

男「うおおおおお!!ジャンケンー!!」

女の子「えーっと…ポーン!!」

男「…あいこか」

女の子「ちょっと…恥ずかしいですね」
126 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 22:40:05.26 ID:AW67lsDO
男「よし、今ので見切ったぞ」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ、次で決めてやるぜ!!」

女の子「これでまたあいこだったら更に恥ずかしいですね…」
127 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 22:59:57.03 ID:AW67lsDO
男「これで最後だ!!俺のこの手が光って燃えるー!!」

女の子「混ざってます、混ざってますよ」

男「幸せ掴めと以下省略ー!!」

女の子「あなたの幸せって…」

男「ジャンケン!!」

女の子「あ、え、と…ポン!!」

男「これは…」

女の子「まさかです…私が負けるなんて…」
128 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:11:46.18 ID:AW67lsDO
イロモネアヤバスギル


男「ふははははは!!我勝利したりー!!」

女の子「そんな…私が…」

男「もはや誰も我を止められぬわー!!」

女の子「うー…そんなー…」

男「ははははははははははは…げふっ、ごほっ」

女の子「あ、大丈夫ですか?」
129 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:17:54.34 ID:AW67lsDO
男「ちょっとテンション上げすぎた…」

女の子「相当むせてましたね…」

男「ちょっと、一旦落ち着かせてくれ…」

女の子「とりあえず…ジュースどうぞ」

男「ありがと…」
130 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:22:22.94 ID:AW67lsDO
男「それじゃ気を取り直して罰ゲームだー!!」

女の子「テンションの変わり方激しいですね…」

男「そりゃ念願の勝利だからな!!」

女の子「おめでとうございます」

男「さぁ!!脱ぐんだ!!」

女の子「…まぁ、勝負ですからね」
131 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:31:05.72 ID:AW67lsDO
男「早く!!早く!!」

女の子「では…」

男「上…か」

女の子「えぇ」

男「…」

女の子「急に静かになりましたね?」

男「いや、緊張してきて…な」

女の子「さっきのテンションはどこに…?」
132 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:32:40.50 ID:AW67lsDO
女の子「えと…ここでしたか?」

男「ん?」

女の子「これを解いて…」シュルシュル

男「…あれ?」

女の子「はい、脱ぎましたよ」

男「さ、さらし…だと?」
133 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:49:02.69 ID:AW67lsDO
男「聞いてないぞ!!」

女の子「言ってませんからね」

男「巫女さんってそういうもんなのか!?どうなんだ!?」

女の子「私も知らないうちに着けていたので…」

男「くっ…あの二人、余計な事を…」

女の子「?」
134 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:55:19.61 ID:AW67lsDO
女の子「それで、いつまでこの格好でいればいいのですか?」

男「そういえばそこを決めて無かったな…」

女の子「寒いので出来るだけ早く…」

男「よし!!一時間!!」

女の子「…私の意見は無視ですか」
135 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/03(日) 23:59:02.42 ID:AW67lsDO
女の子「一時間もこの格好ですか…」

男「よく見れば素晴らしい格好ではないか」

女の子「あまり見ないでください、訴えますよ」

男「やった意味無くなるだろおおおおおおおお!!」
136 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 00:01:16.84 ID:Wr1RKIDO
男「ふっ…新年早々ツイてるな」

女の子「私は最悪ですけどね…」

男「今年は来てる…何かが来てるぞ!!」

女の子「今日で運を全部使った、とか無いですよね?」

男「不吉な事言うなって言ってるだろおおおおおおおお!!」
137 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 00:06:35.84 ID:Wr1RKIDO
いつまでこの名前なのでしょうか?


男「とにかく!!俺は今年一番ツイてる!!はず!!」

女の子「言い切れない所が寂しいですね…」

男「これは今年楽しみだ」

女の子「えぇ、私も違う意味で楽しみです」
138 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 00:14:52.93 ID:Wr1RKIDO
女の子「もう野球拳はやりません…」

男「そんな事言わずにまたやろうぜー、面白かったし」

女の子「次回はアクセサリー無しならいいですよ」

男「それは俺が不利じゃないか」

女の子「私は不利でもいいんですね…」
139 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 00:16:24.49 ID:Wr1RKIDO
男「しかし、お前も寛大だな」

女の子「寛大?」

男「普通この状況なら俺は殴られているだろう」

女の子「それじゃぁやってもいいですか?」

男「そ、そういう意味じゃ無いぞ!!」
140 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 00:20:20.03 ID:Wr1RKIDO
男「写真撮るか?」

女の子「そうなると本当に私もー…」

男「じょ、冗談だからかまえないでくれ」

女の子「怪しいです…」

男「そんな疑う目で俺を見るなああああああああ!!」
141 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 00:21:44.33 ID:Wr1RKIDO
明日あれだし…今日は早目に寝ようソウシヨウ…
142 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:07:13.64 ID:Wr1RKIDO
男「そういえば神社で写真も撮ったんだぞ?」

女の子「それは見てみたいです」

男「現像してないけど確認は出来るよ、はいカメラ」

女の子「…変な写真じゃ無いですよね?」

男「普通に俺達が写ってるだけだよ…」
143 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:10:17.45 ID:Wr1RKIDO
女の子「これが神社ですか…大きいですね」

男「そこも記憶無いのか」

女の子「えぇ、本当に不思議です」

男「まぁ、無い方が幸せだろうしな…いろいろと」

女の子「?」
144 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:14:44.44 ID:Wr1RKIDO
女の子「このくじはなんですか?」

男「あぁ、神社で引いたやつだよ、ほれ」

女の子「大吉…中見てもいいですか?」

男「そういえば俺も内容は確認してなかったな、いいよ」

女の子「では開きます」
145 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:19:49.42 ID:Wr1RKIDO
女の子「まず仕事運…今年は更なる活躍が期待出来る年、よそ見に気をつけましょう」

男「ん?どういう意味だろう?」

女の子「たぶん運転の事を言ってるのかと」

男「そうか…俺の仕事は運転だからな」
146 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:21:52.81 ID:Wr1RKIDO
女の子「後、上司は敬うと吉って書いてあります」

男「上司?」

女の子「私の事ですかね?」

男「よく俺達の力関係がわかってるくじだな…」

女の子「これはもう手遅れなのでは?」

男「…そうだな」
147 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:29:23.19 ID:Wr1RKIDO
女の子「次は金運…まったく心配する必要無し」

男「え?それだけ?」

女の子「そのようですね」

男「もうちょっと何かあってもいいんじゃ無いかな…」

女の子「例えば?」

男「大吉だし、埋蔵金掘り当てるとか」

女の子「まず、地面を掘る機会が無いと思います」

男「それもそうだな…」
148 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:31:40.19 ID:Wr1RKIDO
男「まぁ、心配無しってのは当たってるか」

女の子「そうなんですか?」

男「あぁ」

女の子(ますます資金源が気になりますね…)
149 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:34:31.47 ID:Wr1RKIDO
女の子「続いて健康運…今年は病気無し、迂闊な事をしなければ怪我も無し…」

男「迂闊な事…何となくわかる気がする」

女の子「どういう事ですか?」

男「いや、気にするな、言ったら怪我しそうだし」

女の子「?」
150 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 10:37:41.18 ID:Wr1RKIDO
女の子「勉強運…今年はあなたの知識が周りの人を助けるでしょう、知識を深めるのが吉」

男「勉強嫌い」

女の子「では今持ってる知識でどうにかするしか…」

男「コンセントの穴って左右で大きさ違うんだぜ」

女の子「それで誰を助けられると…」
151 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:38:05.11 ID:Wr1RKIDO
女の子「次は恋愛運ですね…今年はチャンス、出会いは少ないがその中に運命の相手がいます」

男「運命の相手か…」

女の子「そういうのはどうやって見分けるのでしょうか?」

男「さぁな…最終的に付き合った相手が運命の相手になるんじゃないか?」

女の子「なるほど…」
152 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:41:49.17 ID:Wr1RKIDO
男「これ、お前は含まれないのかな?」

女の子「今年出会う方限定だと思いますよ」

男「そうか…今まで出会った人達は変わった人ばかりだからな…油断出来ない」

女の子「それに私は?」

男「お前が一番変わってるに決まってる」

女の子「…」
153 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:45:40.62 ID:Wr1RKIDO
女の子「最後に総合評価が書いてあります」

男「読んでくれ」

女の子「全体的に充実する一年、将来に影響する可能性もあり、楽しい一年になるでしょう」

男「ふむ…将来か」

女の子「これは…まさか」

男「ん?」

女の子「あなたが捕まるー…」

男「違うよ!!」
154 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:49:12.66 ID:Wr1RKIDO
男「しかし、楽しい一年ってのはいいな」

女の子「そうですね」

男「これは今年期待できるな」

女の子「いい年になるといいですね」

男「あぁ、そうだな」
155 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:51:26.56 ID:Wr1RKIDO
男「んー…しかし年が変わった実感無いよな」

女の子「そうですね、私達の場合特に何かある訳でも無いですし」

男「何か正月っぽい事やりたいな…」

女の子「例えばなんですか?」

男「うーん…そうだなぁ…」
156 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:53:40.98 ID:Wr1RKIDO
男「テレビで特番見たり」

女の子「それは難しいですね」

男「それじゃぁ…お年玉とか」

女の子「まだ貰う気ですか」

男「違うよ!!俺があげるんだよ!!」
157 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:55:17.06 ID:Wr1RKIDO
男「お年玉っていいよな」

女の子「何がですか?」

男「クリスマスプレゼントでは手に入らなかった物を買える」

女の子「お年玉貯金というものがあるらしいですよ」

男「守ったら負ける!!攻めろ!!」

女の子「…全部使ってたんですね」
158 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 11:56:19.16 ID:Wr1RKIDO
今日もバイトダー
159 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/04(月) 13:04:59.25 ID:R7XGpkDO
新年の挨拶してな(ry
160 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 16:30:22.02 ID:Wr1RKIDO
休憩ダー


>>159 こ、これからー…ごめんなさい忘れてました申し訳無いです…


少しですが書きます…
161 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 16:39:05.99 ID:Wr1RKIDO
男「他に正月っぽい事…」

女の子「おせちを食べる、お雑煮を食べる、蟹を食べる…」

男「食べてばかりだな」

女の子「そ、そんな事無いですよ、他にもー…えと…」

男「…考えて無かったな」
162 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 16:44:35.18 ID:Wr1RKIDO
男「まぁ、お前は基本大食いキャラだし」

女の子「そんなイメージなんですか?」

男「あぁ、いつも何か食べてる感じ」

女の子「それはもう病気なのでは…」
163 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 16:47:20.81 ID:Wr1RKIDO
男「食べ物の話してたら腹減ったな」

女の子「そうですね」

男「しかし、周りには何も無さそうだな…」

女の子「困りましたね…この状況じゃお料理も出来ません」

男「仕方ない、我慢するか」
164 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 16:52:55.96 ID:Wr1RKIDO
男「今どれくらい進んだー?」

女の子「たぶん10kmくらいです」

男「まだ三分の一か」

女の子「まぁ、渋滞ですから」

男「つか、抜けてからもまだ距離ありそうなんだよな…大丈夫かな?」
165 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/04(月) 16:54:09.81 ID:Wr1RKIDO
休憩終了…
166 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/04(月) 17:14:55.02 ID:VUG6kcDO
>>165
ファイト!
読んでるよー
167 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 00:11:35.51 ID:875EFcDO
>>166 ありがとうございます、バイト終わりました


いつも通り日付変わってる…マァイイヤカコウ
168 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 00:20:35.26 ID:875EFcDO
男「あー…腹減った」

女の子「あ、なぜか駄菓子がありましたけど」

男「あぁ…そういえば買ってたな…くれ」

女の子「はい、こんぺいとうです」

男「星の屑成就の為ー…」

女の子「…何か不満そうですね」
169 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 00:32:57.02 ID:875EFcDO
女の子「こんぺいとう、美味しいですよ?」

男「砂糖の塊だろー…核撃たれるし」

女の子「まだそのネタ押しますか」

男「他に何か無いのか?」

女の子「むぅー…」
170 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 00:53:52.93 ID:875EFcDO
なぜかカラオケ来たじぇ


男「せんべい…は買わなかったか」

女の子「こんぺいとうどうぞ」

男「お前も押すな…」

女の子「美味しいですから」

男「んー…じゃぁ食べるよ」
171 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:02:40.56 ID:875EFcDO
男「うまい」

女の子「そうでしょう?」

男「あぁ、もう一個くれ」

女の子「どうぞ」

男「うまー」
172 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:04:52.72 ID:875EFcDO
女の子「私も食べます」

男「他は?」

女の子「何かどろどろした物がありますけど」

男「水飴…まだあったのか」
173 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:19:14.61 ID:875EFcDO
二曲アニソン歌ったけど空気が違うようだ…ヤメヨウ…


男「これは舐めるんだよ」

女の子「そうなんですか?」

男「こうやって持ってー」

女の子「なるほど」

男「ほれ、食べてみ」

女の子「…」
174 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:20:39.56 ID:875EFcDO
女の子(今、この人舐めてましたよね…)

女の子(つまりこれは…間接…)

女の子(い、意識してはいけません!!)

女の子(冷静を装って…)
175 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:27:27.90 ID:875EFcDO
女の子「…」ペロペロ

男「うまいか?」

女の子「美味しいです」

男「そりゃよかった」
176 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:29:31.12 ID:875EFcDO
女の子「あんなにどろどろしてたのに固くなるんですね」

男「俺も原理はよくわからんけどなー」

女の子「では勉強しておいてください」

男「…それは勉強に入るのだろうか」
177 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 01:43:21.55 ID:875EFcDO
女の子「あ、きなこ棒発見です」

男「また懐かしい物を…」

女の子「食べますか?当たりありですよ」

男「もう交換出来ないけどな…」
178 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 02:14:24.54 ID:875EFcDO
男「本当に懐かしいなー…これ食べてるとあの頃を思い出すな」

女の子「どの頃ですか?」

男「お花畑で蝶々を追い掛けてたあの頃」

女の子「…あったんですか?」

男「いや…やっぱり無かったかな」
179 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/05(火) 02:16:57.61 ID:4UJkhYk0
売れ残ってた黄粉棒3本全てが当たりだったのは良い思い出
180 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 02:40:38.64 ID:875EFcDO
>>179 実は駄菓子系は当たり引いた事無いんです…ガリガリ君なら…


男「カブトムシは追い掛けたな」

女の子「カブトムシですか」

男「網を片手に…な」

女の子「取れたんですか?」

男「おう、二十匹くらい」

女の子「逆に怖くないですかそれ…」
181 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 02:47:20.27 ID:875EFcDO
男「んお?」

女の子「どうしました?」

男「当たった」

女の子「本当です、先っぽ赤いです」

男「…」

女の子「?」

男「いや、何でもない」
182 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 02:53:19.91 ID:875EFcDO
男「ふっ…やはり俺の運は疑いようが無いな」

女の子「でも交換出来ないんですよね」

男「…」

女の子「残念です」

男「なぜ君はテンション下げるかね…」
183 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 02:57:26.82 ID:875EFcDO
男「あ、さては悔しいんだな?」

女の子「うっ…何の事でしょうか?」

男「まぁ、お前じゃ無理だったな」

女の子「いえ、それは変わらないと思いますが…」
184 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 03:17:05.81 ID:875EFcDO
男「まだ残ってるぞ」

女の子「そうですね」

男「食べてみろよー」

女の子「…私を試そうというのですね?」

男「その通だ」
185 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 03:20:16.25 ID:875EFcDO
さりげなく俺の順番が飛ばされてる…これが…カラオケ!!



男「さぁ、後二本だ」

女の子「こっち…」

男「本当にそっちだな?」

女の子「うっ…やっぱりこっちを…」

男「ふっ」ニヤッ

女の子「!?」
186 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 03:38:11.10 ID:875EFcDO
女の子「やはりここは自分を信じて最初に選んだ方です!!」

男「本当に、いいんだな?」

女の子「えぇ、もちろん」

男「それじゃぁ食べてもらおう」

女の子「…」
187 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 03:41:34.68 ID:875EFcDO
女の子「とても美味しいです」

男「そうか」

女の子「もう勝ち負けなんてどうでもいいですね」

男「よくない、よくないぞー」
188 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 04:04:51.89 ID:875EFcDO
女の子「あ、当たりです」

男「何だと!?」

女の子「まさか本当に当たるなんて」

男「…あ」

女の子「どうしました?」

男(…そういえばこいつも大吉って言ってたな)
189 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 04:18:38.00 ID:875EFcDO
ダメダネムイネヨウ…
190 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:16:10.85 ID:875EFcDO
Wiiヤバイ…気がついたら6時間経ってたじぇ…書かないと…
191 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:17:33.17 ID:875EFcDO
女の子「引き分けですね」

男「まだだ!!まだ最後の一本が残ってる!!」

女の子「食べますか?」

男「食べる」

女の子「ではどうぞ」
192 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:19:19.10 ID:875EFcDO
男「やれる…今なら当たりしか出ない!!」

女の子「そんな事無いと思いますけど…」

男「いや!!今の俺には何かが降りてるはず!!」

女の子「…何も見えませんけど?」

男「お前は本当に見えてそうで怖いな」
193 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:20:42.06 ID:875EFcDO
男「では、いただきます」

女の子「どうぞ」

男「むっ、これは当たりの味!!」

女の子「そういうのあるんですか?」

男「いや、無いけどなんとなく」

女の子「…」
194 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:22:22.30 ID:875EFcDO
女の子「…」

男「…」

女の子「ハズレでしたね」

男「わかってるよ!!調子乗ってたよ!!悪かったな!!」

女の子「逆ギレされましても…」
195 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:25:05.26 ID:875EFcDO
男「なぜ当たらなかったし…」

女の子「思ったのですが」

男「ん?」

女の子「やっぱり買った時は運が関係あると思いますけど食べるときは関係無いのでは」

男「…ですよねー」
196 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:27:50.11 ID:875EFcDO
男「もう駄菓子無いー?」

女の子「終わりました」

男「そうか…やっぱり足りないな…」

女の子「そうですか」

男「腹減ったー…」
197 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:31:11.62 ID:875EFcDO
女の子「我慢しましょう」

男「もう無理だー…」

女の子「限界が早いですね…」

男「三分が限界だー…」

女の子「まだタイマー鳴ってませんよ」
198 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:32:56.91 ID:875EFcDO
男「ピコーン…ピコーンー…」

女の子「相当きてますね」

男「あー…早く星に帰らなきゃー…」

女の子「あなたの生まれた星はここですよ」
199 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:36:31.26 ID:875EFcDO
男「俺が生まれた星はアンドロメダ星雲だー…」

女の子「それ何か違うのでは」

男「故郷が懐かしい…」

女の子「…是非とも思い出話が聞きたいですね」
200 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 18:46:11.93 ID:875EFcDO
男「あの星空を俺は忘れない…」

女の子「どの星空ですか」

男「天の川?」

女の子「さっきと言ってる事違うじゃ無いですか…」
201 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 19:04:08.49 ID:875EFcDO
女の子「大丈夫ですか?」

男「飯を…俺に飯をー…」

女の子「あ、そういえば」

男「どうした?」

女の子「お菓子専門店で買ったお菓子ならまだありますよ」

男「…またお菓子か」
202 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 19:14:54.44 ID:875EFcDO
女の子「クッキーと飴とチョコがありますよー」

男「じゃぁクッキーで」

女の子「好きですね」

男「まぁ、せんべいに近いし」

女の子「そこが基準ですか…」
203 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 19:29:57.54 ID:875EFcDO
男「何か、遭難した気分だな…」

女の子「車じゃ無かったら完全にそうですね」

男「遭難した事無いがどんな気分なんだろうか」

女の子「それは勉強ー…」

男「それって体験するしか無いよね!?俺に遭難しろとでも!?」
204 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 19:35:31.83 ID:875EFcDO
女の子「あなたが遭難する場合は、私も遭難するんでしょうか?」

男「当たり前だ、道連れだぜ」

女の子「やっぱり知らない方がいいですよ」

男「お前は自分に素直だな…」
205 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 19:40:21.58 ID:875EFcDO
今日はお家でガンNEXTダー


男「そろそろ渋滞も終わりそうか?」

女の子「いえ、後10kmはありそうですよ」

男「まだそんなに…」

女の子「この渋滞抜けたらとりあえずご飯ですね」

男「何かあるといいんだが…」
206 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 19:59:14.35 ID:875EFcDO
男「隊長…食料が…底を尽きました…」

女の子「しっかりしてください、気を抜くとやられますよ」

男「いや、たぶん俺がやらかす方だな…」

女の子「…本当に気をつけてくださいね」
207 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 20:15:23.89 ID:875EFcDO
男「…」

女の子「いい感じにぐだぐだですね」

男「おー…これはもうダメだー…」

女の子「もうこのパターンにも慣れましたね」
208 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 20:32:21.56 ID:875EFcDO
男「俺、この渋滞を抜けたら飯食うんだ…」

女の子「それはもう言いましたよ?」

男「…ダメだ」

女の子「え?」

男「気にしないでくれ…はぁ」

女の子「…」
209 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 20:37:00.26 ID:875EFcDO
女の子(どうやら本格的に危険なようですね)

女の子(何か状況を変えないと…)

女の子「とりあえず服着てもいいですか?」

男「ダメだ、後12分」

女の子「こういう時はしっかり時間確認してるんですね…」
210 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 20:41:49.03 ID:875EFcDO
男「渋滞のおかげで時間を長く感じる」

女の子「そうですね」

男「これは美味しい」

女の子「どういう意味ですか?場合によっては…」

男「おいおい…巫女さんなんだからステッキ構えるなよ、怖いだろ」
211 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 20:49:14.29 ID:875EFcDO
男「俺の心は満腹だー」

女の子「それじゃぁ…」

男「やっぱりまだ八分目だな、そのままで」

女の子「…」
212 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:02:29.62 ID:875EFcDO
男「そろそろかー?」

女の子「まだです」

男「嘘でも着いたと言ってくれー」

女の子「言っても落ち込みませんか?」

男「それは…難しいかな」

女の子「じゃぁ言いません」
213 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:12:33.69 ID:875EFcDO
女の子「風景がまったく動きません」

男「お前が動けばいいんだよ」

女の子「他の車からはどう見えるのでしょうか?」

男「そうだなー…間違いなく警察は呼ばれるだろうな」
214 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:17:06.73 ID:875EFcDO
男「何かこう…動けないと体を動かしたくなるな」

女の子「そうですか?」

男「あぁ…いや、やっぱり体力無いから無理だ…」

女の子「もうちょっとやる気出してください」
215 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:22:22.87 ID:875EFcDO
男「やる気か…そうだな、やる気は大事だよな!!」

女の子「そうです、大事です」

男「それじゃぁもう一回野球拳やろうぜ!!」

女の子「え、そうなるんですか?」
216 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:34:12.80 ID:875EFcDO
男「やる気を出すのに、必要な事なんだ」キリッ

女の子「顔は凄くいいのに全然かっこよく無いです」

男「ほ、褒めるなよ…照れるぜ」

女の子「…そうですか」
217 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:37:27.28 ID:875EFcDO
男「という事でやろうぜ」

女の子「もう後が無いのでやめておきます」

男「そのスリルがいいんだろー」

女の子「私はそういうのよくわからないので」

男「そうか…」
218 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:39:38.82 ID:875EFcDO
男「それじゃ超能力使っていいぞ?」

女の子「そうすると私の全勝になりますが」

男「ふっ…それはどうかな!!」

女の子「…?」
219 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:44:50.15 ID:875EFcDO
男「俺は今年一番ツイてる男だ、きっと何とかなる!!」

女の子「凄い自信ですね」

男「お前も見ただろ、俺の運を」

女の子「今の所、じゃんけんときなこ棒だけですけどね…」
220 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 21:55:37.12 ID:875EFcDO
ヤバイヨクワカラナクナッテキタ…



男「という訳でやろうぜ」

女の子「…いいですけど」

男「それじゃいくぞー!!」

女の子「あなたは今パーを出そうとしています」

男「!?」
221 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:00:10.69 ID:875EFcDO
男「そ、そんな事無いぞ」

女の子「今チョキに変更しましたね」

男「なっ…馬鹿な…」

女の子「私が本気になれば運なんて関係無いのですよ」

男「くっ…まさかここまでとは…」
222 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:04:45.55 ID:875EFcDO
男「ならば無心になるしかない!!」

女の子「無駄です、あなたには出来ませんよ」

男「な、なぜだ!?」

女の子「煩悩ばかりで…逆に酷い事になってますよ」

男「や、やめろおおおおおおおおお!!」
223 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:08:25.16 ID:875EFcDO
男「除夜の鐘でも俺の煩悩は消せなかったのか…」

女の子「そういえば聞いて無かったです」

男「お前は寝てたからな」

女の子「108回、ちゃんと聞いてましたか?」

男「うん、聞いて無かった」

女の子「…」
224 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:13:24.02 ID:875EFcDO
男「まぁいい、こうなったら当たって砕けろだ!!」

女の子「まだやる気があるんですか…」

男「当たり前だ!!諦めたら試合終了だ!!」

女の子「先生ー?」

男「いくぞおおおおおおおおお!!」

女の子「本当にやる気だけですね…」
225 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:18:39.02 ID:875EFcDO
男「今一度輝け!!俺の手よ!!」

女の子「一度も輝いて無いですけどね…」

男「いや!!演出的には輝いてるはず!!」

女の子「…演出?」

男「SEも入ってるぜ!!」

女の子「何も聞こえませんね」
226 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:27:26.22 ID:875EFcDO
男「行くぞ!!」

女の子「いつも思うんですが、始まるまでが長いですよね」

男「心の準備してるんだよ!!」

女の子「…早くやりましょう」

男「おう!!」
227 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:28:56.51 ID:875EFcDO
男「ジャンケンポン!!」

女の子「勝ちました」

男「…」

女の子「やっぱりパー…あら?どうしました?」

男「あっけない!!」

女の子「…え?」
228 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:33:21.01 ID:875EFcDO
男「あんなに引っ張ったのに!!」

女の子「あなたが勝手に引っ張っただけですけどね…」

男「それでももうちょっと…」

女の子「そんな事言われましても、私も負けられませんし…」
229 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:37:05.41 ID:875EFcDO
女の子「それでは脱いでください」

男「え?」

女の子「…え?」

男「…あぁ、そういえばそうだったな」

女の子「…」
230 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:41:44.18 ID:875EFcDO
女の子「もうやめにしますか?」

男「まだだ!!まだ終わらんよ!!」

女の子「…いいですけど」

男「緑とは違うって事を教えてやるぜ!!」

女の子「何の話ですか」

男「言ってみただけだ!!」
231 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:43:21.19 ID:875EFcDO
男「ジャンケンポン!!」

女の子「また私の勝ちですね」

男「まだまだー!!ジャンケンポン!!」

女の子「…」

男「こんな所で終われるかー!!ジャンケンポン!!」

女の子「…何か悪い気がしてきますね」
232 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:46:26.83 ID:875EFcDO
男「全敗…だと?」

女の子「予告通りです」

男「何でこうなった…」

女の子「超能力有りにしたのが間違いかと」

男「勝てると思ったのに…」
233 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:51:41.28 ID:875EFcDO
男「もう服着ようぜ…」

女の子「そうですね、二人ともこの格好では勘違いされます」

男「着てもいろいろ勘違いされそうだけどな…」

女の子「?」
234 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:55:35.08 ID:875EFcDO
男「どうやったら負けないんだろう」

女の子「やらなければいいと思います」

男「それじゃ勝てないだろー」

女の子「それでは手をこのように…」

男「俺の地方じゃピストルじゃなくてグーチョキパーが最強技だ」
235 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:57:35.47 ID:875EFcDO
女の子「それは聞いた事無いですね」

男「こう…親指と人差し指と中指を出してだな」

女の子「どこかで見た事ある形ですね」

男「子供の頃にフレミングって言われたが、子供の俺にはわからなかったぜ」

女の子「あぁ、それです」
236 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 22:59:07.89 ID:875EFcDO
男「まぁ、こういうのは使い始めると終わらないから封印だな」

女の子「そうですね」

男「…俺だけ有りとかは?」

女の子「無しです」
237 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:06:25.56 ID:875EFcDO
男「ダメか」

女の子「当たり前です」

男「でも超能力はどうにもならないしなぁ」

女の子「だからやらなければいいんですよ」

男「それは嫌だ!!」

女の子「凄い執念です…」
238 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:11:03.20 ID:875EFcDO
男「何とかしなければ」

女の子「まだ考えているんですか?」

男「うむ、当たり前だ」

女の子「…しばらくやらない事を願ってます」
239 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:22:22.07 ID:875EFcDO
男「やはり同じ手を出し続けるのが最善か…?」

女の子「まだ考えてますね…」

男「でも読まれると脆いし…」

女の子「これは放っておくしかないですね」
240 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:26:56.79 ID:875EFcDO
男「うーん…」

女の子「まとまりましたか?」

男「うむ!!やっぱり運と勘だな!!」

女の子「…結局そうなるんですね」
241 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:50:56.67 ID:875EFcDO
男「その服にはもう慣れたか?」

女の子「えぇ、動きやすくていいわね」

男「そうか…お前って順応性いいな」

女の子「そうですか?」

男「あぁ、普通ならまだパニクってると思うぞ」
242 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:53:04.86 ID:875EFcDO
男「お前、コスプレに目覚めてないか?」

女の子「そ、そんな事無いですよ!!」

男「そうか?」

女の子「私は普通の服の方が好きです!!」

男「だがそういう服もいい、と」

女の子「…」
243 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:55:49.86 ID:875EFcDO
男「もうそういう格好だけしてればいいんじゃね?」

女の子「絶対に嫌です」

男「なんでだ?いいと思うぞ?」

女の子「目立つじゃないですか」

男「まぁ、それも目的だからな」

女の子「巫女さんは違うと思いますけど」
244 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:57:38.05 ID:875EFcDO
女の子「私はシンプルな服が好きなんです」

男「意外だな、変わってるのが好きだと思ったんだが」

女の子「そうですか?」

男「あぁ、お前の性格変わってるし」

女の子「そ、そんな事…無いと思います」

男「断定出来ないんだな…」
245 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/05(火) 23:59:55.81 ID:875EFcDO
女の子「確かに普通に生きるのは退屈ですけど服は普通がいいです」

男「いっそ変人として売っていこうぜ」

女の子「どこに売り込むんですか…」

男「んー…俺に?」

女の子「それはもう終わってる気がします」

男「それもそうだな」
246 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:01:56.45 ID:j9VCwEDO
女の子「その場合あなたの服装もコスプレで固定になるんですか?」

男「まぁ、それが普通だろうな」

女の子「変わってるのに普通…」

男「深く考えるな、感じろ」

女の子「余計にわかりません…」
247 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:05:17.94 ID:j9VCwEDO
女の子「でも、あなたの服もシンプルですよね」

男「そうか?これでも選んでるんだぜ?」

女の子「単色じゃないですか」

男「…そう言われるとそうだったな」

女の子「本当は何も考えていないのでは」

男「言っただろ?感じるんだ」

女の子「何でもそれで片付く気がしてきました…」
248 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:07:31.89 ID:j9VCwEDO
男「ほら、俺は基本スーツだったから私服は何でもよかったんだよ」

女の子「そういえばスーツ姿は見た事無いですね」

男「そうだったか?」

女の子「えぇ、出会った時も確か普通の服でした」
249 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:09:58.23 ID:j9VCwEDO
男「あの時は一回家に帰ってたからなー…片付けあったし」

女の子「片付け?」

男「あぁ、引き払いの準備が出来ててな、クビになった当日に追い出された」

女の子「そんな…」

男「あの時の事はよく覚えて無いな、気がついたら車に乗ってた」

女の子「…」
250 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:11:59.22 ID:j9VCwEDO
男「でもおかしいよなー」

女の子「何がですか?」

男「俺、その時なぜか会社に向かってたんだよ」

女の子「え?」

男「たぶん習慣だろうな…行く所なんてあそこしか無かったからな」

女の子「それは…寂しいですね」

男「あぁ、そうだな」
251 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:14:06.06 ID:j9VCwEDO
女の子「会社には行ったんですか?」

男「いや、会社の前まで行ったけど逃げたよ」

女の子「…」

男「あの時乗り込んでれば何か変わったとは思えないしな」

女の子「…そうですね、きっと皆、あの人と同じです」
252 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:16:58.48 ID:j9VCwEDO
男「あの人?」

女の子「前に出会った元同僚の人です」

男「あぁ…あの人か」

女の子「誰も…信じていないのでしょうか?あなたの事を」

男「…きっとそうだと思うよ」
253 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:19:07.32 ID:j9VCwEDO
男「まぁ、会社でも人付き合い少なかったし、仕方ないさ」

女の子「でもあなたはー…」

男「…ありがとな」

女の子「…はい、わかってます」

男「よし、流石だ」
254 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:22:02.02 ID:j9VCwEDO
女の子(今のはきっと…言わなくてもいい事だって意味です)

女の子(だけど…それでも…)

女の子(やっぱりこの人を悪く言う人は許せませんね)

女の子(それは…私の特権ですもの)

女の子(そう…それだけです)
255 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:24:27.48 ID:j9VCwEDO
女の子「その後はどうしたんですか?」

男「住んでた所には何も無い同然だったからな、全部売って…とりあえず走ってた」

女の子「そうですか…」

男「正直お前を乗せたのはヤケだな、もうどうにでもなれってやつだ」

女の子「…」
256 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:27:21.67 ID:j9VCwEDO
男「状況の変化についていけないぜ」

女の子「そのようには見えませんが」

男「こういうのは見せないのが大人だぜ」

女の子「大人?」

男「おい、何で疑問形なんだ?」
257 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:29:34.05 ID:j9VCwEDO
男「まぁ、仕事が変わったって事で納得してるが」

女の子「運転手ですか?」

男「いや、どちらかと言えば子守だな」

女の子「…」

男「あ、ごめんなさ…ぐひゃっ!?」
258 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:31:06.41 ID:j9VCwEDO
男「ま、まぁ、そういう事だ」

女の子「納得いきません」

男「?」

女の子「子守してるのは私ですよ」

男「…あぁ、そうだったな」

女の子「そうですよ」
259 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:32:30.87 ID:j9VCwEDO
男「まぁ、お前には世話になってるからな」

女の子「何もしてませんよ」

男「子守してるんじゃないのか?」

女の子「私は放任主義ですので」

男「…そうか」
260 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 00:34:35.07 ID:j9VCwEDO
うーあー…もう寝なければ…結局全然進まなかった…きっと寝てる間にどうにかなるいや無理だ
261 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 09:51:39.84 ID:j9VCwEDO
起きた眠いいや寝ちゃダメだ今日はバイトだダメだ眠い書け書くんだいや眠い


よし書こう
262 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 09:55:57.27 ID:j9VCwEDO
女の子「実家に帰ろうとは思わなかったんですか?」

男「無理だな」

女の子「何でですか?」

男「…怒られるから」

女の子「それが理由なんですか」
263 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 09:59:13.37 ID:j9VCwEDO
男「とにかく!!家には帰らない」

女の子「家出ですか」

男「お前がそれを言うか」

女の子「私はー…家出とはちょっと違いますから」

男「?」
264 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:06:00.20 ID:j9VCwEDO
女の子「家には連絡したんですか?」

男「してないよ」

女の子「気づかれないんですか?」

男「…そういえば今年の正月帰って無いからな、怪しまれてるかもしれん」

女の子「大丈夫なんですか?」

男「ばれたら大丈夫じゃ無くなるな」

女の子「…そんなにですか」
265 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:13:07.21 ID:j9VCwEDO
女の子「一応連絡だけでもしておいた方がいいのでは」

男「それも…そうなんだけどな」

女の子「ケータイもあるんですから」

男「あ、おい、勝手に…」

女の子「…これ、どうやって使うんですか?」

男「あ、使えないんだ…」
266 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:20:35.48 ID:j9VCwEDO
女の子「大丈夫です、この程度使いこなしてみせます」

男「本当に大丈夫なのか…?」

女の子「とりあえず開いて…あら?」

男「どうした?」

女の子「この待受画面、いつ撮ったんですか?」

男「…あ」
267 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:24:45.16 ID:j9VCwEDO
女の子「これは神社での写真ですか?」

男「あぁ、カメラで撮ったついでに撮ってもらってな…せっかくだから」

女の子「…残念です」

男「ん?」

女の子「何でも無いです」
268 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:29:56.73 ID:j9VCwEDO
男「しかし、こんなに早くばれるとは」

女の子「何かまずい事でもあるんですか?」

男「三週間誰にもばれないとなー…」

女の子「それ、大変な事になりますよ」

男「お、俺は大丈夫だぞ、モテないし」

女の子「…それは安心ですね」

男「否定しろよおおおおおおお!!」
269 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:38:51.68 ID:j9VCwEDO
女の子「気を取り直して」

男「そうだな…」

女の子「えと、このボタンをー…」

男「ん?あ、それは」

女の子「みゃっ!?」ヴヴヴヴヴヴ
270 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:41:55.04 ID:j9VCwEDO
女の子「びっくりしました…」

男「音量最大だったな…すまん」

女の子「これはミュージックでしたか、間違えました」

男「難しい間違え方だな」
271 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:47:35.53 ID:j9VCwEDO
女の子「今度こそ…」

男「何でそこまでムキになってるんだ?」

女の子「なってませんよ」

男「そうですか…」

女の子「あら?何で電卓に?」

男「…」
272 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 10:53:58.85 ID:j9VCwEDO
女の子「このボタンは…」

男「辞書」

女の子「これはー…」

男「テレビ」

女の子「ではこれー…」

男「…もうローラー作戦になってるな」
273 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 11:04:13.90 ID:j9VCwEDO
女の子「見極めました」

男「随分長かったな」

女の子「これです!!」

男「もうそれしか残って無いしな」

女の子「…」
274 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 11:14:12.93 ID:j9VCwEDO
ワーイバイトダー
275 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 19:34:08.44 ID:j9VCwEDO
よし、いつも通りバイト行ってゲーセンから帰宅…ボカロフィギュアに5000円が飛んでいったじぇ…モウダメポ…


もう書くしかない
276 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 19:35:19.99 ID:j9VCwEDO
男「つか、今電話しなくてもいいだろう」

女の子「何でですか?」

男「夜中だし…寝てるだろ」

女の子「…それもそうですね」
277 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 19:36:22.67 ID:j9VCwEDO
女の子「それではメールだけでも送りましょう」

男「別にいいけど」

女の子「ではどうぞ」

男「おーう」
278 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 19:39:18.23 ID:j9VCwEDO
男「えーっと…」

女の子「ちゃんと挨拶と今の状況書くんですよ?」

男「わかってるよー」

男(とりあえず、こいつの事は黙ってよう…怒られそうだし)
279 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 19:43:37.70 ID:j9VCwEDO
男「よし、送信っと」

女の子「ところで、どちらに送ったのですか?」

男「母親だよ」

女の子「そうですか」

男「…返って来ない事を祈ろう」
280 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 19:52:25.32 ID:j9VCwEDO
女の子「あら?ケータイ光ってますよ?」

男「げっ…起きてたのか…」

女の子「見ないんですか?」

男「…俺は何も見ていない、よし、おっけー」

女の子「…」
281 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:02:10.95 ID:j9VCwEDO
女の子「見ないなら私が読みましょう」

男「え!?」

女の子「えと…真ん中のボタンを…」

男「何でそこの操作はわかるんだよ!!」
282 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:10:50.15 ID:j9VCwEDO
女の子「読みますよー」

男「よし、耳栓して…と」

女の子「何でそんな物持ってるんですか?」

男「ふっ、俺のポケットには何でも入ってるのさ!!」

女の子「四次元?」

男「いや、そこまで広くは無いな…」
283 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:19:24.09 ID:j9VCwEDO
今テレビを見ていたらうちの県にガンダムが来るらしい…家から遠いケドネ


女の子「言っておきますが」

男「なんだ?」

女の子「私に耳栓は無駄ですよ」

男「ど、どういう意味だ?」

女の子「脳に直接話しかけますから」

男「なん…だと?」
284 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:20:05.81 ID:Dp04vhQ0
静岡なん?
285 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:24:08.59 ID:j9VCwEDO
>>284 もうばれてると思ってたヨ…田舎デスケド

男「本当にそんな事が出来るのか?」

女の子「えぇ、あまり遠くは無理ですけど」

男「ちょっとやってみてくれ」

女の子「いいですよ」
286 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:27:06.51 ID:j9VCwEDO
女の子(こんな感じです)

男「おぉ、聞こえるぞ」

女の子「これくらいなら体力も使わないです」

男「しかしあれだな…」

女の子「なんですか?」

男「わかりにくい」

女の子「…え?」
287 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:30:44.08 ID:j9VCwEDO
男「もうちょっとわかりやすく…擬音とか付けてくれ」

女の子「届いてるのでは無いのですか?」

男「いいからいいから」

女の子「はぁ…わかりました」
288 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:33:23.00 ID:j9VCwEDO
女の子(こ、こんな感じですか?)ピリピリ

男「うむ、おっけーだ」

女の子「これ、必要なんですか?」

男「あぁ、とても大事だ」

女の子「…よくわかりません」
289 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:35:00.42 ID:j9VCwEDO
女の子「それでは読みたいと思います」

男「結局こうなるのか…」

女の子「えと…帰ってこい、だそうです」

男「…やっぱり」
290 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:41:47.09 ID:j9VCwEDO
女の子「どうするんですか?」

男「逃げるに決まってるだろ!!」

女の子「大丈夫なんですか?」

男「いや、次会ったら恐ろしい事になるだろう」

女の子「恐ろしい事ってなんですか?」

男「聞くな!!考えるだけでも恐ろしい…」

女の子「…」
291 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/06(水) 20:45:48.71 ID:L0DEnkDO
うちの学校から見れるんだぜwwガンダム移動予定地wwww

今年で卒業だがなwwwwww
292 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:50:51.52 ID:Dp04vhQ0
>>285
そういえば地震の時にもいってたな
293 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 20:56:55.74 ID:j9VCwEDO
>>291 僕も定時じゃ無ければ卒業だったんだ…


>>292 地震の事は、もう、ワスレタ



女の子「あら?また鳴ってますよ」

男「え?」

女の子「無視した場合、命の保証は無い、だそうです」

男「なぜばれてる…」
294 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:03:47.65 ID:j9VCwEDO
男「とりあえず今は行けないと送っておこう…」

女の子「ここから遠いんですか?」

男「道路から行った事無いからな…」

女の子「え?引っ越しの時は?」

男「電車で移動」

女の子「帰省の時も?」

男「あぁ」
295 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:06:48.85 ID:j9VCwEDO
女の子「でも、やっぱり帰らないと…」

男「嫌だ!!帰らない!!」

女の子「あ、またメールが」

男「な、なんだ?」
296 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:10:18.93 ID:j9VCwEDO
女の子「えと、帰ってこないならこちらから迎えに行くと書いてあります」

男「ふん…どうやって俺の位置を知ろうと?」

女の子「このケータイ、GPS付いてるらしいですよ?」

男「え!?」
297 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:12:18.62 ID:j9VCwEDO
男「いや!!ずっと移動してるんだから大丈夫なはずだ!!」

女の子「このメールの感じですと、相当危険なのでは…」

男「それは、そうだが…」

女の子「どうにかしないといけませんね…」
298 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:13:40.08 ID:j9VCwEDO
女の子「またメールです」

男「今度は何だ…」

女の子「地図…ですか?」

男「ちょっと見せて」

女の子「はい」

男「…なんてこった」

女の子「?」
299 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:15:49.23 ID:j9VCwEDO
男「これ見てみろ」

女の子「ここは…次の街ですか?」

男「あぁ、それでこの街から30km先の街があるんだが…」

女の子「ゴールって書いてありますね…まさか?」

男「あぁ…俺の実家がある街だ」
300 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:17:06.52 ID:j9VCwEDO
女の子「まさかここまでツイていないなんて…」

男「さっきまではツイてたんだ!!さっきまで!!」

女の子「これはもうどうしようも無いですね…」

男「嫌だ…行きたくない…嫌だああああああああ!!」

女の子「…」
301 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:22:20.24 ID:j9VCwEDO
女の子「もう諦めましょう」

男「嫌だー…嫌だー…」

女の子「あ、渋滞抜けましたよ」

男「嬉しくねえええええええええええ!!」
302 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:27:50.53 ID:j9VCwEDO
男「こんなに運転したくないと思ったのは初めてだ…」

女の子「そんな事言わず、頑張りましょう」

男「嫌だ…頑張りたく無い…」

女の子「相当参ってるようですね…」
303 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:31:42.32 ID:j9VCwEDO
女の子「もうすぐ次の街ですね」

男「あぁ…」

女の子「どうします?すぐに実家目指しますか?」

男「そうだな…」

女の子「どれくらいで着きますかねー?」

男「さぁな…」

女の子「…」
304 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:42:16.73 ID:j9VCwEDO
女の子「あ、ご飯はどうしますか?」

男「そういえばそうだったな…どうするか」

女の子「お腹が減っているなら食べて行きましょうよ」

男「そうだな…それじゃ着いたら探すか…」

女の子「…」
305 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:47:55.87 ID:j9VCwEDO
女の子「えと…そういえばさっき後ろの車がですねー…」

男「…」

女の子「そしたら隣の人がー…」

男「あぁ…」

女の子「私、思わず二度見してしまいましたよ」

男「…」

女の子「…」
306 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:50:30.71 ID:j9VCwEDO
女の子「そういえばあなたのお母さんに会えるんですよね?」

男「…」

女の子「やっぱりお土産をー…」

男「…いや、お前は連れて行かない」

女の子「…え?」
307 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:52:45.44 ID:j9VCwEDO
女の子「どうしてですか?」

男「お前の事は伝えていないから」

女の子「でも…」

男「次の街で宿を取るから、お前はそこで待っててくれ」

女の子「…」
308 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:56:06.79 ID:j9VCwEDO
男「大丈夫、迎えに行くから」

女の子「…」

男「どうした?」

女の子「…嫌です」

男「え?」

女の子「嫌です!!」
309 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 21:58:45.81 ID:j9VCwEDO
女の子「私も行きます!!」

男「だからそれはー…」

女の子「あなた、また何か隠してますね?」

男「なっ…」

女の子「私にはわかりますよ…さっきから絶対に変です」

男「そんな事は…」
310 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:03:43.34 ID:j9VCwEDO
男「やっぱりダメだ、連れて行けない」

女の子「意地でも着いて行きます」

男「今回ばかりは譲れん」

女の子「それは私もです」

男「…」

女の子「…」
311 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:07:02.71 ID:j9VCwEDO
葉っぱ隊ナツカシイ…



女の子「絶対に降りません!!」

男「何でそこまでこだわるんだよ」

女の子「…何か、悪い予感がします」

男「?」
312 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:08:32.33 ID:j9VCwEDO
男「どういう意味だ?」

女の子「私にもよくわかりません」

男「…超能力的な何かか?」

女の子「そうかもしれませんが…」

男「…そうか」
313 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:11:25.24 ID:j9VCwEDO
女の子「という訳で、絶対行きます」

男「…いや、ダメだ!!」

女の子「何でダメなんですか」

男「それはー…」

女の子「やっぱり言えないんじゃないですか!!」

男「くっ…」
314 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:13:53.83 ID:j9VCwEDO
男「とにかく、ダメな物はダメだ!!」

女の子「ダメでも嫌です!!」

男「ぐっ…そんな事ばかり言うなら…もう降りろよ!!」

女の子「…!?」
315 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:17:24.32 ID:j9VCwEDO
女の子「…止めてください」

男「…え?何を」

女の子「いいから止めてください!!」

男「あ、あぁ…」

女の子「…」
316 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:19:59.68 ID:j9VCwEDO
男「あのさ…さっきのはー…」

女の子「…あなたは、そういう事言う人では無いと思ってました」ガチャッ

男「なっ!?」

女の子「今までありがとうございました…さようなら」パタンッ

男「!?」
317 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:21:46.49 ID:j9VCwEDO
男「お、追わないと!!」

後ろの車「おい!!いつまで止まってるんだー!!」プァー、プァー

男「くっ!!こんな時に…」

男「早くしないと…」
318 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:23:50.80 ID:j9VCwEDO
男「…」

男「くそっ!!完全に見失っちまったか…」

男「いや…ここから行ける所はこの先の街だけだ…」

男「先回りすれば見つけられるはず…」

男「急がないと」
319 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:29:30.02 ID:j9VCwEDO
男「しかし、あいつどこに行ったんだ?」

男「走ったみたいだが…車で追いつけない訳が無いはず…」

男「まさか他の道に入ったのか?」

男「あいつなら有り得るな…」

男「そう考えるともう…」
320 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:34:29.32 ID:j9VCwEDO
男「いや、あいつが前の街に戻るとは思えない」

男「そうなると次の街か」

男「何でこんな事に…」

男「…全部、俺が悪いんだ」
321 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:40:49.00 ID:j9VCwEDO
男「俺は何であんな事を言ったんだ…」

男「俺だってあんな言葉…言いたくは…」

男「…これは、あれだな」

男「とりあえずあいつを見つけて、その後思いっきりぶん殴ってもらおう」

男「…それじゃ足りないか、蹴りもだな」
322 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:45:53.45 ID:j9VCwEDO
男「あいつが本気で怒るのは二回目か…」

男「あの時は俺の為に怒ってたんだよな?」

男「…いや、きっと今回も俺の為だろう」

男「それなのに…俺は…」

男「ダメだ、やっぱり一人になるとネガティブになるな…」
323 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:47:20.95 ID:j9VCwEDO
男「しかし、見つけてからどうすればいいんだろう?」

男「とりあえず謝るよな?」

男「その後は…」

男「…その時、わかるだろ」
324 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:50:28.39 ID:j9VCwEDO
男「やっと街か…」

男「腹減ってやばい…やばすぎる…」

男「いや、そんな事言ってる場合じゃ無いぞ!!」

男「まだあいつは着いて無いよな?」

男「とりあえずこの道を張ってよう」
325 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:56:22.73 ID:j9VCwEDO
男「大丈夫…大丈夫…」

男「話せばわかってくれるはず…」

男「…」

男「話、聞いてくれるのかな」
326 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 22:58:13.06 ID:j9VCwEDO
男「そういえばメール返して無かったな」

男「ん?入力画面?」

男「あいつ、文字打てたのか」

男「…これは」
327 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 23:04:11.56 ID:j9VCwEDO
男「お母様、変な奴連れて行きますが、御了承ください…ねぇ」

男「あいつ、こんなメール送る気だったのか?」

男「まったく…俺はこんな文章打たないぞ」

男「本当に…抜けてるよな」
328 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 23:08:50.72 ID:j9VCwEDO
男「…メール送るか」

男「今年はもう一人いる…っと」

男「あいつも、連れていくんだ」

男「俺一人じゃ、何も出来ないからな」

男「俺には、あいつが必要だろうしな」
329 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/06(水) 23:12:14.56 ID:j9VCwEDO
男「あいつ、悪い予感がするって言ってたな」

男「何で信じなかったんだろうな…」

男「あいつが言うなら、きっと本当なのに」

男「…いや、間違いないな」

男「家に帰ったら、きっと俺は…」
330 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 00:54:54.65 ID:UFAsZLc0
空気が変わっても何も言わない読者の一人の俺はワクワクしてます
331 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:10:26.44 ID:eh/fHkDO
寝てたいや違う気絶してたごめんなさい寝てました…


>>330 タブン、読者がイナイ…



書こう…
332 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:13:04.57 ID:eh/fHkDO
男「しかし来ないな…」

男「歩きでもそろそろ来るはずなんだが」

男「やっぱり他の道に行ったのか?」

男「仕方ない…とりあえず街中を探すか」
333 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:15:37.45 ID:eh/fHkDO
男「大きい通りを探せば見つかるかな?」

男「今ならあいつも目立つ格好してるし」

男「…歩いて探した方が早いな」

男「先に駐車場探そう」
334 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:18:15.57 ID:eh/fHkDO
男「ここでいいか…」

男「もう朝か」

男「急がないと人が増えて探し難くなるな」

男「よし、行こう」
335 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:20:07.37 ID:eh/fHkDO
男「しかし寒いな…」

男「あいつ、あの格好で大丈夫なのかな?」

男「一応上着は持ってきたけど」

男「そういえば、この上着も…」
336 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:25:06.12 ID:eh/fHkDO
男「この辺りにはいないのかな?」

男「うーん…他の道は…」

男「…これは一度道を聞いた方がよさそうだな」

男「あそこの交番で聞いてみよう」
337 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:28:27.54 ID:eh/fHkDO
男「すみませんー」

男「…いないのかな?」

男「どうするか…」

お巡りさん「どうしました?」

男「あ」
338 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:31:16.24 ID:eh/fHkDO
お巡りさん「すみません、巡回してまして」

男「い、いえ…」

お巡りさん「それで、ご用件は?」

男「えっと…山の方の道から入れる道をー…」
339 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:33:47.12 ID:eh/fHkDO
お巡りさん「ここと…ここと、ここですね」

男「三つか…」

お巡りさん「何かあったんですか?」

男「あー…ちょっと人とはぐれまして」
340 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:36:17.25 ID:eh/fHkDO
お巡りさん「どのような格好ですか?」

男「え?」

お巡りさん「巡回中に見掛けているかもしれないので」

男「あ、そうですね、えーっと…」
341 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:39:41.34 ID:eh/fHkDO
男「わかりにくいかもしれませんが…巫女の格好を…」

お巡りさん「巫女?」

男「はい…」

お巡りさん「それならさっき見ましたよ」

男「!?」
342 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 08:42:44.62 ID:TiEi7QDO
読者ならここにもいるんだぜwwww

343 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:46:01.87 ID:eh/fHkDO
男「本当ですか!?」

お巡りさん「えぇ」

男「ど、どこで!?」

お巡りさん「この道を歩いていましたよ」

男「ありがとうございます!!」

お巡りさん「あ、ちょっとー…」
344 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:48:34.67 ID:eh/fHkDO
>>342 なん…だと…? ありがとうございます



男「こっちか!!」

男「急がないと移動してしまうな」

男「走るか」

男「…全力で走るなんて久しぶりだが」
345 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:50:43.97 ID:eh/fHkDO
男「はぁ…はぁ…」

男「この辺りか…」

男「くっ…もう人通りが…」

男「あいつ小さいからな…慎重に探さないと…」
346 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 08:53:56.18 ID:UFAsZLc0
おはやうございます
347 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 08:55:21.11 ID:eh/fHkDO
男「いない…」

男「もう移動したのか?」

男「とりあえず、聞き込みするか」

男「これだけ人がいれば、誰か見ているだろう」
348 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 09:00:38.15 ID:eh/fHkDO
>>346 お、おはようございます



男「すみませんー」

通行人1「はい?」

男「この辺りで女の子見ませんでしたか?これくらいの身長なんですが…」

通行人1「すみません、ちょっと…」

男「そうですか…ありがとうございました」
349 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 09:13:44.10 ID:eh/fHkDO
男「すみません」

通行人2「!?」スタスタ

男「あ、ちょっ…」

男「行ってしまった…」

男「…そんなに怪しいか?俺」

男「いや、一人目は平気だったし…」
350 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 09:24:32.66 ID:eh/fHkDO
男「あのー…」

通行人3「なんですか?」

男「女の子を見ませんでしたか?巫女の格好をー…」

通行人3「あぁ、見ましたよ」

男「どこで見ましたか!?」

通行人3「あっちの道に行きましたよ」

男「ありがとうございます!!」
351 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 09:36:00.80 ID:eh/fHkDO
男「この道をー…」

男「えっと…」

男「混乱してきたな…」

男「とりあえずもう一度聞いてみるか…」
352 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 09:39:16.80 ID:eh/fHkDO
男「あのー…」

通行人4「何?朝からナンパ?」

通行人5「ありえないんですけどー」

男「ごめんなさい、何でも無いです…」
353 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 09:44:39.78 ID:eh/fHkDO
男「あの、すみません」

通行人6「ん?」

男「この辺りで女の子を見てませんか?巫女の格好してるんですが」

通行人6「それなら川の方に行ったよ」

男「ありがとうございます!!」
354 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:08:14.97 ID:eh/fHkDO
男「とりあえず川に着いたぞ…」

男「ここなら見通しもいいし、きっと…」

男「とりあえず川に沿って探せば見つかるだろう」

男「ここでも見つからないなら…もう…」
355 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:12:27.92 ID:eh/fHkDO
男「いや!!弱気になっちゃダメだ!!」

男「絶対に見つけるんだ!!」

男「見つけて、もう一度やり直すんだ…」

男「やってみせるぜ!!」

女の子「…うるさいですね、どうしたんですか」

男「え!?」
356 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:19:01.96 ID:eh/fHkDO
男「見つけたー!!」ガバッ

女の子「きゃっ!?」

男「よかった…本当に見つからないかと思った…」ギュー

女の子「く、苦しいです…離して…」

男「あ、ごめん」
357 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:20:17.43 ID:eh/fHkDO
女の子「まったく、いきなり何をするんですか!!」

男「ほ、本当に申し訳無い…」

女の子「…それで、何をしてるんですか?」

男「何って…お前を探して…」

女の子「…」
358 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:24:08.27 ID:eh/fHkDO
女の子「私の事は気にしないでください」

男「え?」

女の子「やっぱり私は迷惑をかけているようですので」

男「そ、そんな事はー…」

女の子「それ以上は言わないでください!!」

男「…」

女の子「…もう決めました」
359 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:27:08.61 ID:eh/fHkDO
女の子「私はここで降ります」

男「でも、それじゃお前が…」

女の子「大丈夫、一人でも…きっと…大丈夫ですから…」

男「…ダメだ!!」

女の子「え?」
360 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:31:30.89 ID:eh/fHkDO
男「お前は平気かもしれないが、俺は無理だ!!」

女の子「…」

男「俺は一人ではいられない…だから」

女の子「平気なはず無いじゃないですか…」

男「それなら一緒に来ればいい!!」

女の子「でも…それでも…」

男「…」
361 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:34:53.62 ID:eh/fHkDO
男「…わかった、やっぱり最後はお前が決めろ」

女の子「え?」

男「お前の願いを叶えるのが俺の仕事だ、お前がここまでと言うなら、俺の仕事もここまでだ」

女の子「…仕事、ですか」
362 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:36:41.85 ID:eh/fHkDO
女の子「…私の目的地、わかりますか?」

男「目的地?」

女の子「あなたの、行く場所です」

男「それ、最初に?」

女の子「…まだ、辿り着いていません」

男「…そうだな」
363 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 10:38:48.51 ID:eh/fHkDO
男「それなら話は簡単だ」

女の子「え?」

男「俺の行く場所なんて決まるか、知らん」

女の子「でも、実家に…」

男「そんなもん通り道だ、まだまだ先に行ってやる」

女の子「…」
364 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 11:09:00.41 ID:Ovzj5UDO
>>331
最初のスレからみてるぞ。仕事の合間にニヨニヨさせてもらってる。
365 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:36:40.72 ID:eh/fHkDO
>>364ありがとうございます、嬉しいです…デモニヨニヨテ



男「つまり、お前の目的地も未定って事だ」

女の子「…そうですね」

男「だから俺はお前を乗せていく、それじゃダメか?」

女の子「…いえ」
366 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:38:25.22 ID:eh/fHkDO
男「一度乗りかかった船だ、最後まで付き合うよ」

女の子「…」

男「だから、一緒に行こう」

女の子「…はい、よろしくお願いします」

男「おう!!」
367 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:39:34.98 ID:eh/fHkDO
男「しかし予想外だったなー」

女の子「何がですか?」

男「もっと怒ってると思ってたんだが」

女の子「今でもこれまでに無いくらい怒ってますよ?」

男「そうなのか!?」

女の子「えぇ」
368 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:41:24.42 ID:eh/fHkDO
男「お前の怒りを鎮める方法を考えてたんだが」

女の子「え?」

男「やっぱり殴ってもらおうかなって」

女の子「…変態さんですね」

男「違うよ!!殴ってほしい訳じゃ無いよ!!」
369 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:43:05.74 ID:eh/fHkDO
女の子「そんな事では私の怒りは鎮まりませんよ」

男「じゃぁどうすれば…」

女の子「そうですねー…」

男「よ、要求は何だっ」

女の子「…そこの自販機でジュース買ってください」

男「…え?」
370 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:44:46.63 ID:eh/fHkDO
女の子「もちろん、オレンジジュースですよ?」

男「わ、わかったよ…でも、本当にそれだけでいいのか?」

女の子「えぇ」

男「…まぁ、こっちの方がこいつらしいか」
371 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:46:18.19 ID:eh/fHkDO
男「ほれ、買ってきたぞ」

女の子「ありがとうございます」

男「オレンジジュース一つで本当に機嫌直るのか?」

女の子「オレンジジュースは偉大なのです」

男「…そうか」
372 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:49:59.30 ID:eh/fHkDO
女の子「オレンジジュースと言えば、最初私の話を聞かずに別のジュース買いましたよね?」

男「うっ…何でそんな事覚えてるんだよ」

女の子「忘れる訳がありません」

男「…お前の記憶力は本当に訳わからんな」
373 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:51:15.46 ID:eh/fHkDO
女の子「ごちそうさまでした」

男「それじゃ、車に戻るか」

女の子「はい」

男「えーっと…確か…こっちに…」

女の子「…大丈夫なんですか?」

男「お、おう!!任せとけ!!」

女の子「…不安です」
374 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 11:52:14.51 ID:eh/fHkDO
ヒャッハーバイトダー
375 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 12:01:29.84 ID:TiEi7QDO
がんがれ!
376 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 15:42:44.94 ID:Qy1HIoDO
良かった
このスレ見てニヨニヨしてたのは俺だけじゃないんだね
377 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 16:22:38.18 ID:UFAsZLc0
俺もニヨニヨしてるぜ
378 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 17:31:19.94 ID:FwX0AMDO
( ∵)ニヨニヨ
379 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 17:40:59.22 ID:eh/fHkDO
お、お、お、俺落ち着けえええええええ!!…いやなんでもない


始業式始まるから書けない…
380 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 22:55:33.66 ID:eh/fHkDO
始業式終わってから花火ヤッテタヨ…もうこんな時間か…



書かなければ…
381 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 22:56:49.00 ID:eh/fHkDO
男「こっちにー…」

女の子「そっちは明らかに裏路地ですよ」

男「…そ、そうだな!!」

女の子「…」
382 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/07(木) 22:59:07.40 ID:xeK1BYEo

再開した
383 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:01:35.15 ID:eh/fHkDO
女の子「まったく…」

男「いやー…急いでたから道をよく見てなくてな」

女の子「実家から隣街なのに道わからないんですか?」

男「ほら、俺ってインドア派だったから」

女の子「…そうですか」
384 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:03:51.77 ID:eh/fHkDO
>>382 遅い時間になって申し訳無いです…



男「それに俺が実家にいたのは中学の途中までだし…」

女の子「そうなんですか?」

男「転校したんだよ」

女の子「転校…」
385 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:08:19.68 ID:eh/fHkDO
女の子「何で転校したんですか?」

男「いやー…まぁ、いろいろあってな」

女の子「?」

男「まぁ、気にする事じゃ無いさ」

女の子「はぁ…そうですか」
386 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:11:10.57 ID:eh/fHkDO
男「あ、思い出した」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ、こっち行くと交番があるんだよ」

女の子「…それで?」

男「それだけ」

女の子「…」
387 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:13:58.68 ID:eh/fHkDO
男「むっ」

女の子「どうしました?」

男「走ったから腹減った」

女の子「…」

男「やっぱり飯食って行こう」

女の子「大丈夫なんですか?」

男「たぶん」
388 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:16:00.84 ID:eh/fHkDO
女の子「一応連絡はしておいてくださいよ?」

男「わかってるわかってる」

女の子「本当にわかってるのでしょうか…?」

男「えーっと…やっぱり明日にしますっと」

女の子「明日!?」
389 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:18:26.36 ID:eh/fHkDO
男「それじゃ早速飯食える所を探そうー」

女の子「はい」

男「とりあえずこの大通りなら何かあるだろう」

女の子「そうですね」

男「何かさっぱりした物が食べたいな」
390 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:21:58.64 ID:eh/fHkDO
男「むっ、あそこにしよう!!」

女の子「回転寿司?」

男「あぁ、最近魚食べてないし…いいか?」

女の子「いいですよ」

男「よし、それじゃ行こう」
391 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:27:41.59 ID:eh/fHkDO
店員さん「いらっしゃいませー」

男「よし、食うぞ!!」

女の子「えぇ」

男「回転寿司は来た事あるのか?」

女の子「回ってるのは初めてですが、知ってますよ」

男「…回ってるのは?」
392 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:32:04.34 ID:eh/fHkDO
いきなり接続出来ないよって言われた…何だったんだろう…



女の子「そういえば」

男「なんだ?」

女の子「お寿司は玉子に始まって玉子に終わると聞いた事があります」

男「あぁ、そういう話もあるな」
393 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:34:29.11 ID:eh/fHkDO
女の子「あ、甘エビです!!」サッ

男「え!?玉子は!?」

女の子「甘エビ、好きなんです」

男「…別に、いいけどさ」
394 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:36:32.79 ID:eh/fHkDO
男「わさびはー?」

女の子「使いません」

男「苦手なのか?」

女の子「えぇ」

男「…そうか」

女の子「?」
395 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:38:22.03 ID:eh/fHkDO
女の子「いただきます」

男「…」

女の子「…なんですか?」

男「いや、何でもないぞ」

女の子「?…!?」
396 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:40:25.11 ID:eh/fHkDO
女の子「ー!!」

男「ははははははは!!凄い慌ててるな」

女の子「わ、わさび…わさびが!!」

男「その皿の色はさび入りだぞ」

女の子「え!?」
397 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:42:34.04 ID:eh/fHkDO
女の子「知ってたんですか!?」

男「まぁな…しかしあれは…くくっ」

女の子「むぅぅー…」

男「まぁそんなに怒らず、お茶あるぞ」

女の子「…飲みます」
398 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:51:25.82 ID:eh/fHkDO
男「熱いから気をつけろよ?」

女の子「はい…」

男「さて俺はー…マグロにするか」

女の子「…」
399 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/07(木) 23:53:44.07 ID:eh/fHkDO
女の子「わさび入れますか?」

男「うん」

女の子「私が入れてあげましょー」ドサッ

男「え!?おい!!今変な音したぞ!?」
400 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:00:43.17 ID:3WUAd.DO
女の子「さぁ、どうぞ」

男「醤油がどろどろしてる…」

女の子「ふふふ…早く食べてください」

男「くっ…さっきの仕返しか…」
401 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:10:19.34 ID:3WUAd.DO
男「あ、新しい醤油をー…」

女の子「そんな事したら…わかってますね?」

男「くっ…食べるしか無いのか…?」

女の子「諦めて食べてください」
402 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:14:17.93 ID:3WUAd.DO
男「えーい…男は度胸だ!!食うぞ!!」

女の子「カッコイイですー」

男「1mmも思ってない事だろうけどありがとよ!!いただきます!!」

女の子「どうぞー」
403 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:16:27.60 ID:3WUAd.DO
男「…」

女の子「どうですか?」

男「…あれ?意外と普通に食えるぞ?」

女の子「…え?」
404 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:17:31.46 ID:3WUAd.DO
女の子「そ、そんなはず無いです!!」

男「いや、でも」

女の子「だってこんなにわさびを…」

男「あぁ、俺も正直びっくりだ」

女の子「…」
405 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:21:26.84 ID:3WUAd.DO
男「ふはははは!!残念だったな!!」

女の子「うぅぅ…何で私だけ…ずるいです!!」

男「いや、怒られても」

女の子「怒るに決まってるじゃないですかー!!」

男「…それもそうだな」
406 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:27:29.61 ID:3WUAd.DO
女の子「気を取り直して…とりあえずいかです」

男「うむ」

女の子「これはわさび入ってませんよね…?」

男「用心深いな…」

女の子「当たり前です!!あんな目にあったんですから!!」

男「そうだな…まぁそれは大丈夫だよ」
407 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:29:44.71 ID:3WUAd.DO
女の子「美味しいです」

男「むっ、鉄火巻き発見」

女の子「かっぱ巻きもありますよー」

男「両方ゲットだぜ!!」
408 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:31:52.70 ID:3WUAd.DO
女の子「その隙に私はうなぎをー」

男「な!?俺も…」

女の子「もう無いですよ」

男「なん…だと?」

女の子「美味しいですー」

男「くっ…まだだ!!俺は今流れてきたネギトロを頂くぜ!!」

女の子「…何の勝負ですか」
409 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 00:32:54.77 ID:3WUAd.DO
やばい眠いいやまだだ俺の本気はここからだいけるやれる大丈夫やっぱダメだ寝よう…よし、寝よう…
410 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 10:15:11.05 ID:3WUAd.DO
何故俺はこんな時間にカラオケにいるのだろうか…



まぁいいや書こう…
411 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 10:18:36.50 ID:3WUAd.DO
男「そうだ、コールボタン押せばいいんだ」

女の子「コール?」

男「欲しいメニュー頼めるんだよ」

女の子「それは便利です」

男「お前は何頼む?」

女の子「そうですねー…」
412 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 10:29:32.64 ID:3WUAd.DO
joysoundで炉心融解のPVが歌えない…だと?


女の子「あ、茶碗蒸し食べたいです」

男「そういえばあったな…俺も食べよう」

女の子「それと…かに食べたいです」

男「そうだな…年越ししたし」
413 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 10:38:05.63 ID:3WUAd.DO
店員さん「ご注文どうぞー」

男「えーっと…茶碗蒸しと蟹の味噌汁二つ、それとうなぎ」

店員さん「かしこまりましたー」

女の子「これは流れて来るんですか?」

男「味噌汁は持ってくるよ」

女の子「そうですか」
414 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 10:43:06.51 ID:3WUAd.DO
女の子「あ、流れて来ましたよー」

男「確保ー!!」

女の子「はい」

男「よし!!」

女の子「茶碗蒸しです」

男「…え、うなぎは?」
415 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 10:50:38.90 ID:3WUAd.DO
女の子「冗談です、取りますよ」

男「きつい冗談だぜ…」

女の子「では早速いただきましょう」

男「そうだな…いただきます」
416 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 11:04:09.20 ID:3WUAd.DO
男「暖かいな」

女の子「そうですね、美味しいです」

男「さて、それじゃうなぎを…」

女の子「あ、中トロ…」

男「え!?」
417 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 11:16:33.94 ID:3WUAd.DO
男「また…取られた…」

女の子「食べたかったですか?」

男「あぁ…まぁいいや、後で頼もう」

女の子「それではいただきます」

男「…」

女の子「…あの、そんなに見られると恥ずかしいのですが」
418 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 12:02:27.90 ID:3WUAd.DO
女の子「…はい」

男「え?」

女の子「先に食べていいですよ、私は後で注文するので」

男「そ、そうか?それじゃぁいただきます!!」
419 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 12:09:34.69 ID:3WUAd.DO
男「うまー」

女の子「それはよかったです」

男「さて次はー…」

店員さん「お待たせいたしましたー」

女の子「あ」

男「ん?」
420 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 12:26:26.05 ID:3WUAd.DO
店員さん「蟹の味噌汁ですー」

女の子「ありがとうございます」

男「…」

女の子「どうしました?」

店員さん「…あれ?もしかして」

男「…」
421 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 12:50:49.59 ID:3WUAd.DO
店員さん「あの…もしかして…」

男「なんですか?」ジッ

店員さん「ひっ…な、何でもありません!!失礼いたしました!!」

女の子「…?」
422 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 12:54:13.10 ID:3WUAd.DO
女の子「何だったのでしょうか?」

男「さぁな」

女の子「うーん…」

男「とりあえず味噌汁」

女の子「あ、そうでした」
423 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 13:04:14.19 ID:3WUAd.DO
女の子「あ、もしかして」

男「ん?」

女の子「知り合いの方だったんですか?」

男「あー…まぁ、たぶん」

女の子「たぶん?」

男「俺はよく覚えて無いからな…同級生だったのかも知れん」

女の子「そうですか」
424 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 13:06:06.35 ID:3WUAd.DO
女の子「蟹さん美味しいですね」

男「そうだなー」

女の子「握り寿司の方もあるみたいですよ」

男「何!?それは是非食べてみなければ…早速注文だ!!」

女の子「はい」
425 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 13:17:47.71 ID:3WUAd.DO
女の子「注文しましたよ」

男「その間にたこ食べよう」

女の子「では私はー…あら?」

男「どうした?」

女の子「メロンが流れてます」
426 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 13:22:07.59 ID:3WUAd.DO
男「回転寿司ではよくある光景だ」

女の子「そうなんですか」

男「食べるか?」

女の子「そうですね…せっかくですので」
427 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 13:28:36.74 ID:3WUAd.DO
男「ほい、スプーン」

女の子「ありがとうございます」

男「しかしもうデザートか…」

女の子「まだまだ食べますよ?」

男「…え?」
428 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 13:54:55.63 ID:3WUAd.DO
女の子「流れていたので取っただけです」

男「そうか…」

女の子「回転寿司ってこういうものじゃ無いのですか?」

男「いや、だいたい合ってると思うよ…たぶん」
429 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:05:22.11 ID:3WUAd.DO
男「むっ…蟹が来たぞ!!」

女の子「そのようですね」

男「ほい、お前の分」

女の子「ありがとうございます」

男「いただきます!!」
430 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:08:09.89 ID:3WUAd.DO
女の子「混んできましたね」

男「もう昼時だからな」

女の子「これでは私の分のお寿司が取られてしまいます」

男「…俺の分はどうでもいいのか」
431 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:29:21.11 ID:3WUAd.DO
男「まぁ、注文すれば取られないから」

女の子「でも遅いですよね?」

男「まぁ、そうだろうな」

女の子「ならば今のうちに…」ポチッ

男「?」
432 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:32:22.09 ID:3WUAd.DO
店員さん「ご注文どうぞ」

女の子「甘エビ、10個お願いします」

店員さん「は、はぁ…かしこまりました」

男「…え!?10!?」
433 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:44:27.74 ID:3WUAd.DO
男「そんなに食うのか?」

女の子「甘エビ、好きなんです」

男「いや、それはもう聞いたんだが…まぁお前なら食うか」

女の子「もちろんです」
434 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:57:15.14 ID:3WUAd.DO
男「最近のお前は大食いキャラ以外の何者でも無いな」

女の子「そんな事無いですよ」

男「そうか?」

女の子「えぇ」

男「…お前がそう思ってるなら別にいいんだけどさ」
435 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 14:58:55.67 ID:3WUAd.DO
女の子「まだですかね?」

男「量が量だからな…時間掛かるだろうな」

女の子「そうですか…早く食べたいです」

男「とりあえずそこ流れてる普通のエビで我慢しろ」

女の子「…はい」
436 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:06:38.85 ID:3WUAd.DO
男「そういえば」

女の子「なんですか?」

男「お前って超能力使うとカロリー使うんだよな?」

女の子「そうですね」

男「つまり…超能力使ってればずっと飯食っていられるのか?」

女の子「…とてもどうでもいい話ですね」
437 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:10:02.24 ID:3WUAd.DO
女の子「一応説明しますと、不可能です」

男「なんで?」

女の子「カロリーは消費しますが、満腹感は残りますので」

男「え?お前に満腹とかあるのか?」

女の子「当たり前じゃないですか!!」
438 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:23:17.15 ID:3WUAd.DO
女の子「まったく…私を何だと思ってるんですか」

男「…ブラックホール?」

女の子「怒りますよ」

男「冗談だ」
439 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:25:17.89 ID:3WUAd.DO
男「さて、マグロー」

女の子「今回は結構食べますね」

男「あぁ、寿司は好きだからな」

女の子「そうですか」

男「今回はお前にも負けないぜ!!」

女の子「それは楽しみです」
440 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:26:39.39 ID:3WUAd.DO
女の子「あ、来ました」

男「凄い光景だな…甘エビ10皿の大行進…」

女の子「早速取りましょう」

男「お、おう」
441 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:33:59.95 ID:3WUAd.DO
男「テーブルが甘エビに占拠された…」

女の子「大丈夫ですよ、すぐに減りますから」

男「しかし、流石にこの量は…」

女の子「いただきますー」

男「…」
442 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:46:43.23 ID:3WUAd.DO
男「さて次はー…」

女の子「終わりましたー」

男「え!?」

女の子「どうしました?」

男「ま、まだ2分…いや…まぁいいか」

女の子「そうですか」
443 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:48:17.01 ID:3WUAd.DO
女の子「次は何がいいですかね?」

男「…もう俺は驚かないぞ」

女の子「ツナサラダ…美味しそうですね」

男「俺は食った事無いぞ」

女の子「では試しに取ってみましょう」
444 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 15:51:28.45 ID:3WUAd.DO
女の子「いただきます」

男「実況よろしく」

女の子「…なるほど」

男「どうだ?」

女の子「美味しいです」

男「…それだけ?」

女の子「それだけですけど?」
445 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 16:31:48.64 ID:3WUAd.DO
男「もっと何か無いのかよー?」

女の子「急にやれと言われましても…」

男「何か一言お願いします!!」

女の子「わかりました…えと…ツナが特に、美味しいです」

男「…まぁいいか」
446 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 16:34:57.42 ID:3WUAd.DO
男「さて…そろそろ締めに入るか」

女の子「もう食べないんですか?」ポチッ

男「え?」

店員さん「ご注文どうぞ」

女の子「マグロを10皿ー」

男「!?」
447 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 17:16:37.66 ID:3WUAd.DO
男「そんな…ばかな…」

女の子「どうしました?」

男「くっ…俺も追加だ!!」ポチッ

女の子「?」
448 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/08(金) 17:20:37.68 ID:OFZ7MRY0
近所の百円回転寿司はコウイカとねぎマグロの軍艦に定評があります。
自分の家族内だけですが。
449 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 17:27:33.18 ID:3WUAd.DO
>>448 軍艦っていいですよね、実は書いてる奴はイカ食べれませんが…



男「負けられない…負けられないんだ!!」

女の子「あぁ…そういえばそんな話ありましたね」

男「とりあえず俺もエビだ!!」

女の子「頑張ってください」
450 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 17:33:45.74 ID:3WUAd.DO
学校ダー、休み時間書けたら書こう…
451 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/08(金) 18:15:59.78 ID:lzp0SwDO
スルーしてくれてかまわないけど
定時制の授業ってどんな感じに進むの?


>>1は本来なら卒業な歳だっけ……?
センターの勉強しながら応援しとるよ〜
452 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 19:29:24.70 ID:3WUAd.DO
>>451 たぶん全日制と変わらないと思います…一日4時間目までだから四年生まであるけど…(三修制は二時間多い分三年で卒業)



というか書いてる奴は工業系の学校なので普通科目はあまり…です
453 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 20:21:34.99 ID:3WUAd.DO
交通教室…


男「まだだ、まだ行ける!!」

女の子「そうですか」

男「次は…ウニにするか」

女の子「では私はイクラを…」

男「…もうマグロ食ったのか」
454 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 20:32:51.10 ID:3WUAd.DO
男「むっ…軍艦は結構重いな…」

女の子「そうですね」

男「…何食わぬ顔で食ってるくせに」

女の子「これでも徐々に満腹感をー…」

男「お前の限界どこだよ!?」
455 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 21:10:31.95 ID:3WUAd.DO
男「えぇい…玉子だ!!」

女の子「では私は納豆巻きを」

男「…納豆巻き?」

女の子「なんですか?」
456 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 21:36:47.47 ID:3WUAd.DO
学校オワター…課題間に合わなそう…


男「お前納豆食えるのか」

女の子「えぇ、美味しいですよ」

男「そうか…」

女の子「あなたは食べれないんですか?」

男「まぁ…苦手」
457 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/08(金) 21:39:58.62 ID:OFZ7MRY0
>>456
俺たし算とかけ算と微分位しか出来ないよ!
458 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 21:46:39.40 ID:3WUAd.DO
>>457 微分トカマジ天才ジャネ



女の子「好き嫌いはダメですよ?」

男「いや、食べようと思えば食べれるよ」

女の子「では今から食べてみましょう」

男「…え?」
459 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 21:48:51.63 ID:3WUAd.DO
女の子「さぁ、どうぞ」

男「ちょ、ちょっと待ってくれ」

女の子「なんですか?」

男「一応、心の準備をさせてくれ」

女の子「はぁ…わかりました」
460 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 21:51:17.40 ID:3WUAd.DO
男「よし、食うぞ」

女の子「どうぞ」

男「…」パクッ

女の子「どうですか?」

男「…ねばねばしてる」

女の子「まぁ、そういう食べ物ですから」
461 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 21:59:58.98 ID:3WUAd.DO
男「ぬあー…」

女の子「大丈夫ですか?」

男「口の中がねばねばだー…」

女の子「お茶どうぞ」

男「ありがと…」
462 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:05:38.40 ID:3WUAd.DO
男「ふぅ…」

女の子「落ち着きましたか?」

男「あぁ…なんとか…」

女の子「やっぱり嫌いなんじゃないですか」

男「でも食べたぞ!!」

女の子「ぎりぎりですけどね…」
463 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:13:51.25 ID:3WUAd.DO
男「まだ後味残ってる…」

女の子「口直しに何か食べますか?」

男「そうだな…何かあっさりした物を…」

女の子「ではツナサラダを…」

男「いや、それはいい」
464 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:19:03.62 ID:3WUAd.DO
男「よし…このイカにしよう…白いし」

女の子「色関係あるんですか?」

男「いや、特に無いけど」

女の子「つまり何でもいいんですね…」
465 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:31:40.80 ID:3WUAd.DO
男「さて…そろそろ限界が近い訳だが」

女の子「次は何がいいですかねー?」

男「まったくペースが落ちてないな、あいつ…」

女の子「それでは次は貝類を…」

男「くっ…あんな事を言ったんだ、負ける訳には…」
466 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:35:43.85 ID:3WUAd.DO
男「俺はマグロ頂くぜ!!」

女の子「マグロ多いですね」

男「まぁ、一番オーソドックスなネタだからな」

女の子「では私もマグロ食べます」

男「…さっき食べてたよな、10皿くらい」
467 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:43:28.49 ID:3WUAd.DO
男「今何皿だー…?」

女の子「えと…30くらいですかね?」

男「それプラス茶碗蒸しと味噌汁…か」

女の子「メロンもありますよー」

男「…これは無理ゲーなんじゃないか?」
468 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 22:48:55.53 ID:3WUAd.DO
男「諦めちゃダメだ!!ここから本気出す!!」ポチッ

女の子「どうしたんですか?急に」

店員さん「ご注文どうぞー」

男「マグロ…10皿!!」
469 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:01:32.36 ID:3WUAd.DO
女の子「そんなに頼んで大丈夫なんですか?」

男「あぁ、余裕だ、超余裕!!」

女の子「そうですか」

男「…さて、来る前にちょっとお手洗いに」

女の子「はい」
470 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:10:47.83 ID:3WUAd.DO
また接続出来ないよって言われた…



男「まったく、あいつ食べ過ぎだろ」

男「あそこまで食べる奴初めて見たぞ…」

男「あれはもう、勝てないだろ…」

男「いや!!まだ勝負はついていない!!」

男「ここから俺のターンで行くぜ!!」
471 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:13:06.15 ID:3WUAd.DO
もののけやってたんだ…



男「ただいま!!」

女の子「おかえりなさい…何か元気ですね?」

男「おう!!まだまだ食えるぜ!!」

女の子「そうですか」

男「…あれ?皿増えてね?」
472 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:18:00.85 ID:3WUAd.DO
女の子「あなたがいない間に5皿程食べまして」

男「…」

女の子「どうしました?」

男「いや、何でも無いぞ!!」

女の子「そうですか?」
473 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:22:58.70 ID:3WUAd.DO
女の子「マグロが来ましたよー」

男「お、おう」

女の子「取りますね」

男「ありがと…」
474 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:25:01.33 ID:3WUAd.DO
女の子「はい、どうぞ」

男「いただきます…」

女の子「何か、テンション下がってます?」

男「何か目の前にしたら食欲が…」
475 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:30:16.33 ID:3WUAd.DO
男「こうなりゃ勢いだ!!」バクッ

女の子「頑張ってくださーい」

男「もぐ!!もぐもぐ!!」

女の子「何て言ってるのかわかりませんが、必死ですね」
476 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:35:04.30 ID:3WUAd.DO
男「もぐもぐ!!」

女の子「さて、私は少し休憩しましょうか」

男「もぐもぐもぐ!!」

女の子「…凄い頬が膨れてますよ」

男「もぐー!!」

女の子「…何か可愛いですね」
477 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:40:47.46 ID:3WUAd.DO
調子に乗ってもののけED歌ったらむせた…ナニヤッテンダオレ


女の子「美味しいですか?」

男「もぐ!!」コクッ

女の子「…この喋り方の生き物をどこかで」

男「もぐぐぐぐ!!」

女の子「あ、はい、ごめんなさい、言っちゃダメでしたね」

男「もぐ!!」
478 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:42:29.65 ID:3WUAd.DO
男「よし…半分食べたぞ」

女の子「後5皿ですね」

男「お茶飲んで…行くぜ!!」

女の子「どうぞー」

男「おう!!」バクッ
479 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:43:49.76 ID:3WUAd.DO
男「もぐもぐ…」

女の子「勢いが無くなってきてますね」

男「!?」

女の子「え?まだ行ける?」

男「もぐもぐ!!」コクコク

女の子「そうですか…ではそのままどうぞ」

男「もぐー!!」
480 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:45:33.36 ID:3WUAd.DO
男「もぐもぐもぐもぐ」

女の子「そろそろ私も再開しましょうか」

男「もぐ、もぐ」

女の子「エビ発見ですー」

男「ごくんっ…はぁ…はぁ…」

女の子「お疲れのようですね」

男「まだ…まだだ…」
481 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:47:11.58 ID:3WUAd.DO
男「もぐっ!!」

女の子「ホタテですか…食べてみましょう」

男「もぐもぐ」

女の子「あ、美味しいですね…これはもう一つ食べましょう」

男「ごくっ…これ、追いつけるのか?」

女の子「頑張ってください」
482 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:49:14.47 ID:3WUAd.DO
男「もごもご…」

女の子「あら?」

男「…よし、食べたぞ!!」

女の子「お疲れ様です」

男「おう!!」

女の子「ホタテ美味しいですよ、食べますか?」

男「ちょっとは休憩させろ!!」
483 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:50:49.30 ID:3WUAd.DO
男「まずい…もう…」

女の子「ギブアップですか?」

男「…まだ食うぞ!!」

女の子「そうですか」

男「えーっと…あ、大トロ!!」

女の子「食べるんですか?」

男「もちろんだ!!」
484 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:52:21.97 ID:3WUAd.DO
男「美味しい…」

女の子「そうですね、もう一つ流れてるませんか?」

男「あそこにあるからもうすぐ…あ」

女の子「?」

男「他の席に取られた」

女の子「え?」
485 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:53:39.13 ID:3WUAd.DO
女の子「私の大トロが…」

男「回転寿司ではよくある光景その2だ」

女の子「むぅぅー…」ポチッ

男「…まさか」
486 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/08(金) 23:54:29.53 ID:3WUAd.DO
店員さん「ご注文どうぞ」

女の子「大トロお願いします」

店員さん「かしこまりましたー」

男「やっぱり…」
487 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 00:01:49.72 ID:.Gm3zkDO
ダメだ…今寝てた…寝よう…
488 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:16:42.45 ID:.Gm3zkDO
起きて積んでたゲームやってたらこんな時間…
489 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:17:49.48 ID:.Gm3zkDO
男「そんなに食べたいのか?」

女の子「もちろんです」

男「そうか…しかし時間が掛かりそうだぞ」

女の子「そうですね…他の物を食べて待ってましょう」

男「…」
490 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:19:33.25 ID:.Gm3zkDO
男「あじ発見」

女の子「私も食べたいです」

男「ほいほい」

女の子「ありがとうございます」

男「えーっと…醤油、醤油…」

女の子「どうぞ」

男「あぁ、ありがと」
491 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:21:49.80 ID:.Gm3zkDO
女の子「こっちの入れ物は何ですかね?」

男「ウナギ用のタレだな」

女の子「なるほど」

男「醤油と間違えないように注意しろよ」

女の子「流石に間違えませんよ」

男「…だよねー、普通間違えないよねー」

女の子「…まさか」
492 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:26:13.29 ID:.Gm3zkDO
男「昔な、ネギトロの軍艦を食べようとしたんだよ」

女の子「はい」

男「その時俺はウナギ用のタレを…上から…」

女の子「それは酷い…」

男「いや、食ってみたら案外うまくてだな」

女の子「え!?」
493 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:28:57.53 ID:.Gm3zkDO
男「あの時の味は今でも忘れないぜ」

女の子「今はやらないんですか?」

男「あぁ、ちょっと前にやったらそうでも無い事に気がついた」

女の子「…そうですか」
494 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:32:46.20 ID:.Gm3zkDO
女の子「子供の頃は美味しく感じた物ってありますよね」

男「お前は今でもー…」

女の子「…」ジッ

男「そうだね!!あるよね!!」

女の子「えぇ」
495 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:34:21.97 ID:.Gm3zkDO
男「俺、実は子供の頃は納豆好きだったんだよ」

女の子「そうなんですか?」

男「あぁ、しかしある事件が起きてな…」

女の子「事件?」
496 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:37:08.75 ID:.Gm3zkDO
女の子「それは是非聞いてみたいです」

男「あまり思い出したく無いんだが…」

女の子「お願いします」

男「うーん…あまり面白い話でも無いぞ?」

女の子「大丈夫です、いつも通りです」

男「絶対話さねぇ!!話さねぇぞ!!」
497 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:39:17.34 ID:.Gm3zkDO
女の子「まぁまぁ、いいじゃないですか」

男「よくないよ!!俺が!!」

女の子「話してくださいよー」

男「こ、ここまで期待されると後が怖いんだが…」

女の子「期待なんてしてませんよ?」

男「お前は俺に話をさせたいのかさせたくないのかどっちなんだ!!」
498 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:44:20.37 ID:.Gm3zkDO
女の子「さぁ、話してください」

男「…俺が中学生の時の話なんだが」

女の子「はい」

男「俺は毎朝納豆を食べて学校に行ってたんだ」

女の子「そんなに好きだったんですか?」

男「あぁ」
499 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:48:37.03 ID:.Gm3zkDO
男「それで、その日の朝も納豆を食べたんだが…手元が滑ってな」

女の子「え?」

男「制服に、納豆が…こう…ドバっと」

女の子「…」

男「とりあえず濡れたタオルで拭いて登校したんだ…他に制服無かったし」
500 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:51:03.15 ID:.Gm3zkDO
男「その時、俺は気づいて無かったんだ…納豆の真の力に」

女の子「それって…」

男「あぁ、汚れは落ちてもにおいが落ちなかったんだ」

女の子「その状態で学校に…」

男「学校に着いた俺は…クラスの奴らに…」

女の子「もういいです!!いいですから!!」
501 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:57:20.64 ID:.Gm3zkDO
女の子「これはトラウマですね…」

男「あぁ、あれ以来納豆は極力避けている」

女の子「それなのに先程私は…ごめんなさい」

男「いや、うん、いいんだけどさ…あれ?何で納豆の話でこんな空気に?」
502 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 14:58:48.59 ID:.Gm3zkDO
女の子「お詫びにこのトロ、どうぞ」

男「いや、これそこに流れてたやつだよね」

女の子「遠慮せず食べてください」

男「まぁ、食べるけど…」
503 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:04:04.64 ID:.Gm3zkDO
女の子「本格的に混んできましたね」

男「あぁ、もうほとんど満席だな」

女の子「私の大トロはいつ来るのでしょうか?」

男「三分間だけ待ってやろう」

女の子「いえ、もうちょっと待ちましょうよ」

男「…ダメか」

女の子「?」
504 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:06:08.54 ID:.Gm3zkDO
男「さて、現状の確認だが…」

女の子「私の大トロが来ません」

男「いや、そこじゃない」

女の子「じゃぁどこですか?」

男「皿についてだ」
505 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:07:08.12 ID:.Gm3zkDO
男「二倍くらい差があるな…」

女の子「そうですね」

男「お前はまだ食べるのか?」

女の子「えぇ」

男「…もう負けでいいや」
506 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:31:49.04 ID:.Gm3zkDO
男「むっ?あれじゃないか?」

女の子「あれです!!私のです!!」

男「しかし、少し遠いな」

女の子「今からわくわくです」
507 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:35:17.77 ID:.Gm3zkDO
女の子「あのコーナーを曲がれば…」

男「釘付けだな」

女の子「…あら?」

男「ん?どした?」

女の子「…消えました」

男「…は?」
508 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:39:34.85 ID:.Gm3zkDO
男「本当だ、上に何も乗ってない」

女の子「私の大トロはどこへ…?」

男「どの辺で見失ったんだ?」

女の子「あそこを曲がった瞬間に…」

男「うーむ…」
509 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:45:19.59 ID:.Gm3zkDO
男「ちょっと見てくるよ」

女の子「え?」

男「たぶん誰かが取ったんだろ」

女の子「それならもう一度頼めば…」

男「また時間が掛かるぞ」

女の子「それも…そうですが」
510 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 15:48:19.73 ID:.Gm3zkDO
男「この辺だったか?」

客1「大トロうめー」

客2「でもそれ、他の席の注文品だろ?」

客1「いいんだよ、今注文してもいつ来るかわからないだろ」

客2「それもそうだなー」

男「…さて、どうしたもんかね」
511 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 16:10:00.89 ID:.Gm3zkDO
男「あの、すんません」

客1「あ?」

客2「なんすか?」

男「うちの席の注文品の大トロ知らないか?」

客1「知らねーよ」

客2「な、何だよ急に」

男「…また面倒な奴らだなおい」
512 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 16:13:47.98 ID:.Gm3zkDO
男「まったく…いつになったらまともな人間に出会えるんだ…」

客1「さっきから何だこいつ?」

客2「変な奴だな」

男「…何で俺が変な奴になってるんだ?」
513 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 16:37:24.71 ID:.Gm3zkDO
男「もういいや…行こう…」

客1「おい待てよ」

客2「何か言う事があるんじゃないのか?」

男「あぁ、そうだったな…もう人の物勝手に取るなよー」

客1「なっ!?」

客2「おい!!」
514 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 16:39:17.17 ID:.Gm3zkDO
男「ただいまー」

女の子「おかえりなさい…どうでした?」

男「悪い、もう食べられてた」

女の子「そうですか…」

男「まぁ、仕方ない、また頼もう」

女の子「い、いえ、いいんですよ別に」

男「え?」
515 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:05:15.70 ID:.Gm3zkDO
男「大トロ食べたいんじゃ無いのか?」

女の子「いえ、待ってる間にお腹一杯になりましたので」

男「…そうか」

女の子「えぇ」
516 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:06:50.63 ID:.Gm3zkDO
男「それじゃ行くか」

女の子「はい」

男「会計ボタンを…」ポチッ

女の子「あ」

男「ん?」

店員さん「ご注文をー…」

女の子「…」

男「…回転寿司ではよくある光景その3…だな」
517 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:09:49.09 ID:.Gm3zkDO
男「よし、車探し再開だ」

女の子「車探し?」

男「…」

女の子「…あ、あぁ、はい、そういえばそうでしたね」
518 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:12:54.44 ID:.Gm3zkDO
男「そういえば、交番と同じ通りだったような気がする」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ、たぶんこっちだ」

女の子「わかりました」
519 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:15:02.94 ID:.Gm3zkDO
男「お…あそこか?」

女の子「確かにコインパーキングがありますね」

男「あった、俺の車だ」

女の子「やっと見つかりましたね…」
520 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:16:32.94 ID:.Gm3zkDO
男「長い道程だったな」

女の子「ご飯食べてたからですけどね」

男「二度と会えないかと思ったぜ」

女の子「それは流石に大袈裟なのでは…」
521 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:20:40.36 ID:.Gm3zkDO
男「さて、明日って言っておいたから今日はこの街に泊まってから行こう」

女の子「いいのでしょうか?」

男「大丈夫だろ、きっと」

女の子「…ただ先延ばしにしたいだけでは無いでしょうね?」

男「うっ…そんな事は無いぞ?」
522 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:26:10.50 ID:.Gm3zkDO
男「んー…宿が見当たらないな」

女の子「そうですね」

男「どうするかなー…」

女の子「もう諦めて行きましょうよ」

男「それは無しで」

女の子「…」
523 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:29:39.61 ID:.Gm3zkDO
女の子「あそこ入れそうですよ」

男「本当だ」

女の子「仕方ないですから、今日は泊まっていきましょう」

男「うん…すまんな」

女の子「いえ、私は大丈夫なので」
524 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 17:30:47.54 ID:.Gm3zkDO
男「部屋取れたぞー」

女の子「どこですか?」

男「2階の奥だ」

女の子「では行きましょうか」

男「おう」
525 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 18:38:55.51 ID:.Gm3zkDO
男「ここか」

女の子「あら?この景色は…」

男「どうした?」

女の子「あそこ、今朝の川ですよ」

男「…俺達、一周してたのか」
526 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 18:41:05.41 ID:.Gm3zkDO
友達から病院見つけたよー(笑顔の絵文字)ってメールが…モウイヤダ



男「今日は一日…本当に疲れた…」

女の子「そんなに走ったんですか?」

男「おう…俺としては、かなり走った」
527 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 18:42:29.31 ID:.Gm3zkDO
女の子「…あの、ありがとうございました」

男「どうした?急に」

女の子「探していただいて…嬉しかったです」

男「…そっか」

女の子「えぇ」
528 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 18:44:16.82 ID:.Gm3zkDO
男「さて…俺は先に寝るぞー」

女の子「一緒に寝ますか?」

男「…姫初めという言葉があってだな」

女の子「何ですかそれ?」

男「いや、やっぱり何でもない、忘れてくれ」

女の子「?」
529 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/09(土) 18:45:42.18 ID:.Gm3zkDO
バイト…テンションアガンネ…
530 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/09(土) 19:28:12.40 ID:PqlykMDO
>>529
がんばれ!!
531 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/09(土) 20:43:03.09 ID:MEBijQDO
(産婦人科のある)病院見つけたよー

ってことか?
ってかそれは>>1に伝える必要あんのか……?
532 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:12:01.03 ID:FhEWG6DO
>>530 ありがとうございます

>>531 いい病院が無いって相談受けたのでその報告だと思います…


バイト終わった…けど何かご飯食べに来てしまった…イヤダカエリタイ…



のろのろ書こう…ずっと下向いてればきっと何も無い…
533 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:13:30.98 ID:FhEWG6DO
男「寝るぞー…俺は寝るぞー…」

女の子「おやすみなさい」

男「…」

女の子「…」

男「…何か寝付けないな」
534 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:15:37.48 ID:FhEWG6DO
女の子「いい方法がありますよ」

男「痛くない?」

女の子「…何でそんな事聞くんですか?」

男「いや、念のために」

女の子「…」
535 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:17:21.35 ID:FhEWG6DO
女の子「昔から私がよく使ってる方法なのですが」

男「どんな方法だ?」

女の子「羊を数えるんですよ」

男「…何と古典的な」
536 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:19:49.08 ID:FhEWG6DO
男「羊は何か普通だからアレンジしよう」

女の子「え?」

男「何がいいかな」

女の子「…何でも変わらないと思いますが」
537 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:22:19.72 ID:FhEWG6DO
男「よし、決めた」

女の子「何にしました?」

男「幼女」

女の子「…え?」

男「いや何でもない冗談だよ」

女の子「冗談に聞こえなかったのですが…」
538 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:24:46.22 ID:FhEWG6DO
男「やっぱり動物だよな、うん」

女の子「動物なら、私はペンギンがー…」

男「猫にしよう」

女の子「…」

男「ん?どうした?」

女の子「いえ、別に…」
539 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:30:53.45 ID:FhEWG6DO
男「えーっと…猫が一匹、猫が二匹…」

女の子「…」

男「猫が三匹…猫が四匹…」

女の子「…ペンギン」

男「ペンギンが五匹…ペンギンが…あれ?」
540 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:35:39.17 ID:FhEWG6DO
男「邪魔するなよー…」

女の子「すみません、黙っています」

男「んー…どこまで数えたかな?」

女の子「猫130匹まで数えましたよ」

男「あれ…そんなに数えたか?」
541 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 00:54:52.82 ID:FhEWG6DO
男「それじゃ猫が131匹ー…猫が132匹ー…」

女の子(眠くなってきましたか?)ピリピリ

男「ぬおぉ!?びっくりした!!」

女の子(黙っているのも退屈なので)ピリピリ

男「そっちの方が気が散るわ!!普通に喋れ!!」
542 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 01:14:02.05 ID:FhEWG6DO
女の子「ではお話しましょう」

男「やだ、寝る、寝かせろー…」

女の子「むぅぅー…」

男「猫がー…えーっと…」

女の子「101匹です」

男「…あれ?減ってね?」
543 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 15:28:21.01 ID:FhEWG6DO
休憩だー…バイトが7時間早出になった…眠い…



休憩そんなに無いけど書こう…
544 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 15:47:24.87 ID:FhEWG6DO
男「106ー…107ー…」

女の子「もう数字しか数えてませんね」

男「108ー…109…」

女の子「…」

男「1…1…」

女の子「あら?」
545 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 15:55:48.16 ID:FhEWG6DO
男「…」

女の子「寝ましたね」

女の子「…もう少し、お話がしたかったのですが」

女の子「でも…疲れているようですし、仕方ありませんね」
546 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 16:04:26.11 ID:FhEWG6DO
女の子「さて、私は何をしましょうか」

女の子「…着替えたいですね」

女の子「お風呂に入って着替えましょう」

女の子「流石にこの格好はまずいでしょうし…」
547 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 16:19:52.86 ID:FhEWG6DO
女の子「そうと決まれば服を決めましょう」

女の子「えと…」

女の子「…そういえばまともな服はワンピースだけでしたね」

女の子「もう少し服を買っておけばよかったですね…」
548 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 16:25:13.05 ID:FhEWG6DO
女の子「…これで大丈夫ですよね?」

女の子「せっかくあの人のお母様に会うんですから、失礼の無いようにしないと」

女の子「…まぁ、ワンピースの時点で微妙ですが」

女の子「えと…他に何か…」
549 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 16:26:49.97 ID:FhEWG6DO
女の子「あ、そういえば」

女の子「あれをまだ買ってませんね…」

女の子「いろいろあって、すっかり忘れていました…」

女の子「あの人は寝てるし…一人で買いに行きましょう」
550 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 16:35:00.03 ID:FhEWG6DO
女の子「…もしも起きた時、私がいなかったら」

女の子「この人は、また必死になって私を探してくれるのでしょうか?」

女の子「…いえ、それは怪しいですね」

女の子「今思い出しました、あの人前に私を探す途中でクレープに…」

女の子「…いい加減、クレープには勝ちたいですね」
551 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/10(日) 16:37:05.87 ID:FhEWG6DO
休憩終了…眠い…
552 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:27:22.00 ID:42jGi6DO
ぬあー、日付変わってる…



女の子「念のため、鍵はかけておきましょうか」

女の子「それでは行ってきます」

男「…」

女の子「…ぐっすりですね」

女の子「反応が無いのはやっぱり少し…」

女の子「まぁいいです、行きましょう」
553 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:29:50.58 ID:42jGi6DO
女の子「えと…確か一階に売店がありましたね」

女の子「あそこに何かあればいいのですが」

女の子「どういう物がいいのでしょうか…」

女の子「とりあえず見てみましょう」
554 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:32:01.49 ID:42jGi6DO
女の子「あった、ここです」

女の子「いろいろありますね…」

女の子「クッキー、饅頭、キーホルダー…」

女の子「基本は食べ物ですよね?」

女の子「どれにしましょうか…」
555 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:33:43.10 ID:42jGi6DO
女の子「そういえばあの人はお煎餅が好きでしたね」

女の子「お母様も好きかもしれません」

女の子「お煎餅にしましょう」

女の子「…たくさんありますが、どれがいいかしら?」
556 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:36:58.49 ID:42jGi6DO
女の子「のり煎餅…良さそうですね」

女の子「問題は何枚入りを買うかですが…」

女の子「多くて困る事は無いですよね?」

女の子「お母様以外の方もいるかも知れませんし…」

女の子「この大きい箱を買って行きましょう」
557 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:42:02.10 ID:42jGi6DO
女の子「一つでいいでしょうか?」

女の子「あまり多く持って行くと引かれますよね」

女の子「一つにしておきましょうか」

女の子「…そもそも、持って行くだけで下心あると思われそうですが」
558 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:46:17.19 ID:42jGi6DO
女の子「目的は達成出来ましたね」

女の子「それでは部屋に戻りましょうか」

女の子「…あの人、随分疲れている様子でしたね」

女の子「ジュースを買ってから戻りましょう」

女の子「…お礼なんて、どうすればいいかわかりませんし」
559 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:49:27.81 ID:42jGi6DO
女の子「えと…自販機はどこでしょうか?」

女の子「今までのパターンだと…休憩所の辺りでしょうか?」

女の子「そういえばここから部屋に戻る途中にありましたね」

女の子「無かったら…諦めて外まで買いに行けばいいかしら」
560 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:51:33.83 ID:42jGi6DO
女の子「…不思議な気分です」

女の子「私が誰かの為に動くなんて」

女の子「今までは、自分の事で精一杯でしたのに」

女の子「…きっと、あの人のせいですね」
561 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:53:38.09 ID:42jGi6DO
女の子「ありました、自販機…」

女の子「よかったです…あら?」

女の子「これは…おでん?」

女の子「これは飲み物では無いですよね…?」
562 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 00:57:25.52 ID:42jGi6DO
女の子「なぜ宿の中で食べ物の自販機を…」

女の子「期待していた分、ショックが大きいですね…」

女の子「どうしましょう…このまま戻りましょうか」

女の子「…いえ、やっぱりジュースを持って行ってあげたいです」

女の子「ジュースの自販機を探しましょう」
563 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:02:31.58 ID:42jGi6DO
女の子「入口の方に戻ってみましょう」

女の子「あちらならきっと…」

女の子「…あの人、まだ起きませんよね?」

女の子「でも、少し急いだ方がいいですね」
564 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:06:58.57 ID:42jGi6DO
女の子「この辺に…」

女の子「…一つも無いですね」

女の子「やっぱり外に買いに行きましょうか…」

女の子「でも、勝手に外に出たら怒られますかね…?」
565 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:11:40.30 ID:42jGi6DO
女の子「そうです、人に聞くという手段を忘れていました」

女の子「私とした事が…」

女の子「…あら?」

女の子「…やっぱり、ツッコミが無いと寂しいですね」
566 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:13:45.95 ID:42jGi6DO
女の子「では早速…すみません」

従業員「はい?何でしょうか?」

女の子「ジュースの自販機はどこでしょうか?」

従業員「はい、二階のエレベーター横にありますよ」

女の子「…」

従業員「どうかいたしましたか?」

女の子「いえ、ありがとうございます」
567 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:19:36.08 ID:42jGi6DO
女の子「まさか二階にあるなんて」

女の子「灯台下暗しとはこの事ですね…」

女の子「無駄な時間を使ってしまいました」

女の子「急いで戻りましょう」
568 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:23:05.30 ID:42jGi6DO
女の子「えと…エレベーター横…ここですね」

女の子「ありました!!」

女の子「長い道程でした」

女の子「…私が勝手に長くしただけですが」
569 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:29:34.91 ID:42jGi6DO
女の子「見つけるのに夢中で何を買うか考えていませんでした」

女の子「あの人、どんなジュースが好きなのでしょうか?」

女の子「とにかく、疲れている様子なので栄養がありそうなのがいいですよね?」

女の子「…野菜ジュースとかでしょうか?」
570 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:32:32.76 ID:42jGi6DO
女の子「寝起きに野菜ジュース…何か違う気がします」

女の子「やっぱり他のジュースにしましょう」

女の子「えと…困った時は…」

女の子「…オレンジジュース、オレンジジュース飲みたいです」
571 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:37:17.26 ID:42jGi6DO
女の子「やってしまいました…」

女の子「つい自分が飲みたいジュースを買ってしまいました」

女の子「…まぁ、元々買うつもりでしたし」

女の子「結果的によかったという事にしましょう」

女の子「…酷い言い訳でした」
572 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:43:02.37 ID:42jGi6DO
地元テレビ局の主題歌?適当すぎる…迷ってマヨマヨて…



女の子「気を取り直して」

女の子「どれがいいですかねー?」

女の子「…もうコーヒーでいいですかね?」

女の子「寝起きのコーヒーは目が覚めると言いますし」

女の子「…疲れが取れるかわかりませんが」
573 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:47:31.48 ID:42jGi6DO
女の子「これはミルクティー…こっちはブラックコーヒー…」

女の子「あの人、どちらが好みなのでしょうか?」

女の子「…あの人ならきっとカッコつけでブラックコーヒー飲みますね」

女の子「こっちを買って行きましょう」
574 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:50:54.52 ID:42jGi6DO
女の子「あっ…新たな問題が発生しました」

女の子「冷たいのと暖かいコーヒー…」

女の子「いえ、これは簡単でした」

女の子「この時期に冷たいコーヒー飲む人はいないでしょう」

女の子「ここは暖かいコーヒー1択ですね」
575 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:56:52.03 ID:42jGi6DO
女の子「みっしょんこんぷりーとです」

女の子「私にかかればこの程度…」

女の子「…スコアはきっとCくらいですね」

女の子「時間…時間が…」
576 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 01:59:48.10 ID:42jGi6DO
女の子「このまま奥に行けば部屋でしたね」

女の子「冷めてしまう前に早く…」

女の子「…と言っても、今寝てるんですよね?」

女の子「結局暖かいコーヒー買っても無駄だったのでは…」
577 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 02:02:09.23 ID:42jGi6DO
女の子「ただいまです」

男「…」

女の子「やっぱり寝てますか…」

女の子「このコーヒー…どうしましょう」

女の子「…とりあえず枕元に置いておきましょう」
578 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 02:04:19.74 ID:42jGi6DO
女の子「…」ソッ

男「…」

女の子「何か違いますね」

女の子「…別の場所に置いてみましょうか」

女の子「どこがいいでしょうか?」

女の子「…額なんてどうでしょうか?」
579 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 02:10:58.47 ID:42jGi6DO
女の子「えいっ」ピトッ

男「…んー」ゴロッ

女の子「あら、寝返りを」

女の子「…というか、私はいったい何をしているのでしょうか?」

女の子「…まぁ暇ですし、もう少し続けましょう」
580 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 02:13:01.26 ID:42jGi6DO
女の子「ていっ」

男「んー…」ゴロ

女の子「たぁっ」

男「ぬー…」ゴロ

女の子「とぉっ」

男「なんとぉー…」ゴロゴロ

女の子「何か楽しくなってきましたね」
581 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 02:14:37.00 ID:42jGi6DO
明日も昼からか…そろそろ寝よう…
582 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/11(月) 02:19:11.66 ID:1aN/QAYo
おつー
明日は話を進めてくれwwww
583 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 16:26:35.96 ID:42jGi6DO
バイトオワター


>>582 いつも通り何も考えて無いので、進むかは微妙です…



ご飯書きながらゆっくり食べよう…
584 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 16:29:24.99 ID:42jGi6DO
>>583 日本語ムズカシイ…ウチマチガエタ



女の子「しかし、寝返りだけでは飽きてしまいます」

女の子「他に何か…」

女の子「…服の中に入れるというのはどうでしょうか?」

女の子「これはリアクションに期待です」
585 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 16:31:12.10 ID:42jGi6DO
女の子「どの辺がいいでしょうか?」

女の子「ズボンは…流石に抵抗ありますし」

女の子「お腹…」

女の子「お腹を暖めるとどうなるのでしょうか?」
586 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 17:12:00.38 ID:42jGi6DO
女の子「周りが少し冷めてきましたね」

女の子「振って…振って…」チャポチャポ

女の子「これでおっけーです」

女の子「ではやってみましょう」
587 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/11(月) 17:30:40.20 ID:ZsnN4c2o
がんがれ
588 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 17:52:01.46 ID:42jGi6DO
>>587 ゲーセンだけどガンガル…


女の子「めくってー…」

女の子「いきますよー?」

男「…」

女の子「えいっ」ピトッ

男「…」

女の子「…あら?」
589 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 17:54:05.00 ID:42jGi6DO
女の子「おかしいですね…リアクションが無いです」

女の子「これでは面白くありません」

女の子「どうしたらいいでしょうか?」

女の子「…そういえばもうジュースもう一本ありましたね」
590 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 19:12:10.32 ID:42jGi6DO
女の子「買っておいて正解でしたね」

女の子「これなら反応するでしょう」

女の子「では…いきますよー?」

男「…」
591 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 19:20:29.69 ID:42jGi6DO
女の子「…たぁっ」ピトッ

男「ぬお!?」

女の子「…」

男「何だ!?敵襲か!?俺のマシンガンで…」

女の子「…もうちょっと欲しいですね」

男「…は?」
592 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 19:28:56.33 ID:42jGi6DO
男「で…結局何なんだ?」

女の子「面白いリアクションが見れるかと思いまして」

男「…どういう意味だ?」

女の子「ですからリアクションをー…」
593 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 20:10:01.19 ID:42jGi6DO
男「えーっと…つまりだ」

女の子「はい」

男「お前は俺が面白いリアクションをすると思った訳だ」

女の子「えぇ」

男「それだけの理由で俺を起こしたと?」

女の子「はい、それだけです」

男「…」
594 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 20:23:26.99 ID:42jGi6DO
男「…寝る」

女の子「え?もう寝るんですか?」

男「当たり前だ!!眠いんだよ!!」

女の子「もっと面白いリアクションをー…」

男「寝かせろー!!」
595 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 20:32:26.52 ID:42jGi6DO
女の子「何か面白い事やってくださいよー」

男「何でだよ!!絶対無理!!今やったら絶対すべる!!」

女の子「今じゃ無かったらすべらないネタがあるんですか?」

男「…いや、ねぇな」

女の子「…」
596 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 20:47:40.67 ID:42jGi6DO
男「とにかく!!今は明日に備えて寝るんだ!!」

女の子「でも、何だか眠くないんですよ」

男「俺は眠いんだが…まぁいいか…」

女の子「あら?」
597 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 21:18:10.57 ID:42jGi6DO
女の子「起きて大丈夫なんですか?」

男「お前が起こしたんだろ!!」

女の子「まぁ、それもそうですね」

男「…つか、今何時だ?」
598 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 21:25:07.42 ID:42jGi6DO
男「ちょうど寝てから一時間くらいか…余裕だな」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ」

女の子「…そういえば前に三分でも大丈夫とかなんとか」
599 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 21:43:37.35 ID:42jGi6DO
男「で、何をするんだ?」

女の子「え?」

男「いや、え?じゃなくてだな…」

女の子「…そういえば、何も考えてませんでした」

男「…おい」
600 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 22:09:07.41 ID:42jGi6DO
男「何も考えずに俺をおこしたのか」

女の子「すみません、寂しかったので、つい」

男「それなら…まぁ、仕方ないけど」

女の子「…ふふっ」

男「おい、今一瞬謎の笑みを」

女の子「気のせいです」
601 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 22:23:10.79 ID:42jGi6DO
男「さて、やる事無いなら俺はー…」

女の子「ま、待ってください、今考えますから」

男「40秒で考えな!!」

女の子「短いですね」

男「…そういえばこいつにこのネタはダメだったか」
602 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 22:38:38.43 ID:42jGi6DO
男「決まったか?」

女の子「はい!!」

男「では、発表です!!」

女の子「トランプを!!」

男「…お疲れ様でした」パタッ

女の子「え?」
603 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 22:50:49.03 ID:42jGi6DO
女の子「な、何で寝るんですか?」

男「…前にやったのを覚えているか?」

女の子「前に?」

男「あぁ、俺の詰みゲータイムだった」

女の子「…ありましたっけ、そんな事?」

男「覚えて無いのかよ!!」
604 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 23:24:31.26 ID:42jGi6DO
男「とにかく、トランプは嫌だ!!」

女の子「そう…ですか…残念です…」

男「…」

女の子「では他の物を考えてみます…」

男「お、おう…」
605 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 23:51:17.13 ID:42jGi6DO
女の子「という訳で次のプランを考えました」

男(落ち込んでたわりには早いな…)

男「何だ?」

女の子「これです!!」

男「俺が買ったゲーム機…?」
606 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 23:53:03.76 ID:42jGi6DO
男「それで何をするんだ?」

女の子「ゲームに決まってるじゃないですかー」

男「一人用のゲームしか無いんだが…」

女の子「二人でやりましょう!!」

男「…まぁ、いいんだけどさ」
607 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 23:56:10.52 ID:42jGi6DO
男「で、どのゲームをやるんだ?」

女の子「これです!!」

男「おにゃの子クエスト?そんなゲーム買ったかな…」

女の子「見た目も可愛いですし、やりましょう」

男「まぁいいか…おっけーだ」
608 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/11(月) 23:57:06.67 ID:42jGi6DO
女の子「それじゃぁ始めますよー」

男「おう」

女の子「スイッチオン!!」

男「テンション高いな…」

女の子「わくわくです」
609 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:01:26.76 ID:mnQMogDO
テレテレテーッテッテレー

女の子「オープニング綺麗ですね」

男「そういうゲームは釣りの可能性が非常に高い、気をつけろ!!」

女の子「いきなりやる気を削がないでくださいよ…」

男「…悪い」
610 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:06:01.80 ID:mnQMogDO
女の子「えと…冒険する…と」

男「名前選択だな」

女の子「何がいいでしょうか?」

男「定番は自分の名前とか?」

女の子「絶対に嫌です」

男「だろうな」
611 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:09:08.66 ID:mnQMogDO
女の子「悩みますね」

男「他の定番はー…好きな男子の名前とかあったな」

女の子「…わからないですね」

男「まぁ、お前はそういうのわからない感じだよな」

女の子「…そういう意味では無いのですが」

男「?」
612 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:10:20.05 ID:mnQMogDO
男「あぁ、後好きなアニメのキャラクターとかも定番だぞ」

女の子「アニメのキャラクター…そうですね」

男「決まったか?」

女の子「はい」
613 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:11:43.58 ID:mnQMogDO
女の子「テ…ス…ラっと」

男「テスラちゃんか…」

女の子「次は見た目ですねー」

男「それは俺に任せてもらおう!!」

女の子「え?」
614 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:16:02.46 ID:mnQMogDO
男「完璧なテスラちゃんを完成させてみせる!!」

女の子「ではお願いしますね」

男「おう!!まずは髪型ー」

女の子「…テンション上がってきてますね」
615 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 00:25:24.11 ID:mnQMogDO
女の子「…」

男「目元が…もっとこう…」

女の子「もう30分経過したのですが…」

男「まだだ!!後少しで完成なんだ!!」

女の子「はぁ…」
616 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 02:39:56.90 ID:mnQMogDO
電池切れたじぇ…もうこんな時間かぁ…ゲーセンもほどほどにしなければ…
617 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 02:42:14.36 ID:mnQMogDO
男「…よし、完成だ!!」

女の子「凄いです、本当にテスラさんみたいです」

男「俺にかかればこんなもんだぜ!!」

女の子「…結局45分ほどかかりましたけどね」

男「頑張った、俺超頑張った!!」

女の子「…」
618 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 02:43:26.52 ID:mnQMogDO
女の子「さて、後は…」

男「声の設定だな」

女の子「1から5まであるようですね」

男「一つずつ聞いていこう」
619 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 02:45:54.64 ID:mnQMogDO
女の子「一番は…何かお姉さんな声ですね」

男「イメージじゃ無いな、次」

女の子「二番は…おばあちゃん?」

男「論外だ、次」

女の子「…どれでもいいのでは」

男「いや、ダメだ!!これは大事な選択だ!!」

女の子「…そうですか」
620 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 02:47:31.70 ID:mnQMogDO
女の子「これが最後です」

男「むっ、この声は…」

女の子「どうですか?」

男「何か、お前の声に似てるな」

女の子「そうですか?自分ではよくわかりませんが…」

男「よし、この声にしよう」
621 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 02:49:42.24 ID:mnQMogDO
女の子「やっと冒険スタートですね」

男「始まるまで一時間くらいかかったな」

女の子「あなたが見た目に時間を…」

男「大事な事なんだ、仕方ないな」

女の子「…この調子で大丈夫なのでしょうか?」
622 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 02:52:59.65 ID:mnQMogDO
何か話が怪しい方向へ…



女の子「始まりましたよ」

男「これは…」

テスラ「んー…良く寝たー…」

女の子「どうやら自宅のようですね」

男「まさかフルボイスとは…何かサラウンドみたいで変な気分だ」
623 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 02:56:36.78 ID:mnQMogDO
テスラ「あ、いけないわ、今日は城の王様に呼び出されていました」

テスラ「急いで行きましょう」

女の子「どうやら城に行けばいいようですね」

男「タイトルのわりに王道だな」
624 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 03:00:20.28 ID:mnQMogDO
男「こういうゲームは棚とか調べるとアイテムがあったりするぞ」

女の子「なるほど…調べてみましょう」

テスラは棚を調べた!!

テスラは500ゴールドを手に入れた!!

女の子「…なぜ棚にお金が?」

男「それは言わない約束だ!!」
625 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 03:01:56.18 ID:mnQMogDO
女の子「どうやら全部調べたみたいですね」

男「それじゃぁ城に向かおう」

女の子「はい」

男「…やっぱり一人で大丈夫なんじゃね?」

女の子「ダメです」
626 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 03:04:19.32 ID:mnQMogDO
テスラ「やっと城に到着したわね」

テスラ「結構遠かったわね…疲れたわ」

テスラ「これでくだらない用事だったら、王様を…」

男「物騒な主人公だな…」

女の子「私ならこれくらい思いますよ」

男「…中身まで似てるのか」
627 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 03:12:04.16 ID:mnQMogDO
テスラ「早速王様に謁見を…」

警備兵「待て!!」

テスラ「はい?何でしょうか?」

警備兵「いきなり通ろうなど…怪しい奴め!!名を名乗れ!!」

テスラ「…えと、今日王様に呼ばれたテスラという者ですが」

警備兵「今確認を取る!!少し待っていろ!!」

テスラ「はい…」
628 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 03:23:03.76 ID:mnQMogDO
警備兵「確認した、通っていいぞ!!」

テスラ「…ありがとうございます」

女の子「何でこういう所だけはリアルなのでしょうか?」

男「本当にな…」
629 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 03:33:14.01 ID:mnQMogDO
王様「テスラよ、よく来たな!!歓迎するぞ!!」

テスラ「入口の兵士さんには歓迎されませんでしたけどね…」

王様「ど、どうした?」

テスラ「いえ、別に」

女の子「相当根に持ってますね」

男「先が不安だぜ…」
630 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 03:43:49.59 ID:mnQMogDO
王様「今日お前を呼んだのは他でも無い、最近増えてきた魔物の件だ」

テスラ「魔物?」

王様「知らんのか?」

テスラ「えぇ、基本的に町から出ないので」

王様「…」
631 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 03:50:55.41 ID:mnQMogDO
王様「では一から説明しよう」

テスラ「お願いします」

女の子「プレイヤーとしてはありがたいですね」

男「ストーリーとしてはダメだけどな…」
632 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 11:48:05.57 ID:mnQMogDO
王様「近頃近隣の町で魔物の被害報告が届いておる」

王様「今まで活発な行動をしてこなかった魔物が突然動き出したとの事だ」

王様「これは何かよからぬ事を企てておるのかも知れん」

王様「そのため王国では対策として勇者を調査に向かわせる事に決定した」

テスラ「…勇者?」
633 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 11:49:57.78 ID:mnQMogDO
テスラ「勇者って誰ですか?」

王様「お前に決まっておる」

テスラ「…またまたご冗談を」

女の子「この主人公、働きたくないって顔してますね」

男「まぁ、誰だって勇者なんて嫌だろうからな、危険だし」
634 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 11:52:23.05 ID:mnQMogDO
王様「聞く所によると、お主は魔法の才能があるそうではないか」

テスラ「まぁ、多少は使えますが…」

王様「その力を世界の為に貸してはくれぬか?」

テスラ「…」

女の子「これって勇者と言うよりは魔法使いなのでは…」

男「勇者の方が聞こえがいいんだろ」
635 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 11:54:08.23 ID:mnQMogDO
王様「どうじゃ?やってくれるか?」

女の子「選択肢がはいかイエスしか無いのですが」

男「無限ループが面倒なんだろうな」

女の子「では…イエス…と」

テスラ「嫌です!!」

女の子「え!?」

男「勝手に喋りだしたぞこいつ」
636 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 11:56:42.82 ID:mnQMogDO
テスラ「そんな危険な仕事、絶対に嫌です」

王様「しかしお前以外には…」

テスラ「とにかく、お断りします、さようなら」

テスラは逃げ出した!!

女の子「…」

男「何というプレイヤー置いてきぼりゲーム…」
637 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 12:00:14.60 ID:mnQMogDO
テスラ「危ない所でした」

テスラ「危うく世界の為に戦う所でした」

テスラ「さて…せっかく町まで来たのですから、買い物でもして行きましょう」

テスラ「確か町の南側に有名な魔道具屋さんがありましたね」

女の子「もうエンディングですかね?」

男「いや、流石にそれは…」
638 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 12:02:42.54 ID:mnQMogDO
テスラ「ここを曲がれば…あら?」

テスラ「煙り…魔道具屋さんの方から上がっていますね」

テスラ「何か事件の予感がします」

テスラ「放っておく事も出来ませんし、行ってみましょう」

女の子「急展開です」

男「このままじゃ話が終わるからな…」
639 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 12:17:09.45 ID:mnQMogDO
テスラ「何があったんですか?」

通行人「わからない、突然魔物が!!」

魔物「グルアアアアアアアアアア!!」

テスラ「!?」
640 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 12:18:29.77 ID:mnQMogDO
テスラ「くっ…戦うしか無いようですね」

テレテレテー

女の子「やっと戦闘ですね」

男「あぁ、コマンド式みたいだな」

女の子「えと…とりあえずたたかう…と」
641 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 12:29:03.00 ID:mnQMogDO
テスラ「てや!!」

魔物に5のダメージ!!

魔物の攻撃!!

テスラに12のダメージ!!

女の子「な!?」

男「おい、何で初戦闘でダメージ負けしてるんだよ」
642 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 12:42:13.79 ID:mnQMogDO
女の子「このままでは二発で負けてしまいます」

男「魔法使いみたいだし、魔法使えばいいんじゃね?」

女の子「それもそうですね…魔法…これですかね?」

男「おう、いけいけ」
643 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 12:46:01.60 ID:mnQMogDO
テスラ「食らえ!!ファイアー!!」

魔物に400のダメージ!!

魔物「グギャアアアアアアア!!」バシューン

女の子「400って…」

男「明らかにゲームバランス崩壊してるな…」
644 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 13:43:48.65 ID:mnQMogDO
テレテレテッテッテー

テスラはレベルアップした!!

女の子「初戦闘でレベルアップ…」

男「昔のゲームではよくある事なんだがな…」

女の子「新しい魔法も覚えました」

男「何というインフレ…」
645 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 13:46:42.21 ID:mnQMogDO
テスラ「何とかなりましたね…」

通行人「ありがとうございました!!流石勇者様!!」

テスラ「え?いえ私はー…」

通行人「これからも世界の為によろしくお願いします!!」

テスラ「は、はぁ…」
646 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 13:48:47.69 ID:mnQMogDO
テスラ「いったい何だったのでしょうか…」

テスラ「まぁいいです、お買い物をー…」

魔道具屋さん「あぁ〜!!店の商品が全滅だー!!」

テスラ「!?」
647 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 13:53:26.89 ID:mnQMogDO
テスラ「あの、買い物をしたいのですが…」

魔道具屋さん「すみません、売り物はもう無くて…」

テスラ「そんな…!?」

テスラ「魔物…許せません!!」

女の子「ここで決心ですか…」

男「やばいぞ…間違いなくクソゲーだこれ」
648 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 13:56:34.05 ID:mnQMogDO


テスラ「王様!!」

王様「おおテスラよ!!探しておったぞ!!」

テスラ「騒がしいですね、何かあったんですか?」

王様「実はお前の家が魔物に…」

テスラ「え?私の家?」

女の子「また怪しい展開ですね…」

男「やばい、全然わくわくしないぜ」
649 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 14:25:15.60 ID:mnQMogDO
テスラの家

テスラ「わ、私の家が…炭に…」

兵士「どうやら魔物の仕業のようです!!」

テスラ「魔物…絶対に許せません!!」

女の子「やっとやる気が出たようですね」

男「…寝ていいか?」
650 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 14:27:03.85 ID:mnQMogDO


テスラ「王様!!私は旅立つ事にしました」

王様「おお!!そうかそうか!!」

テスラ「という訳で」スッ

王様「ん?どうした?手を出して」

テスラ「旅の軍資金をください、家も燃えて何も無いんですよ」

王様「…」
651 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![saga]:2010/01/12(火) 14:31:02.36 ID:mnQMogDO
テスラは10000ゴールド手に入れた!!

テスラ「ありがとうございます」

王様「ワシにお金を要求したのはお前が初めてじゃよ…」

女の子「王様、泣いてますね」

男「俺はむしろ世界を救うのにこの程度の金しかくれないのかと」

女の子「…それもそうですけどね」
652 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 15:42:10.13 ID:mnQMogDO
女の子「…んー」

男「どうした?」

女の子「このゲーム、異様に眠くなってきますね…」

男「今日はこれくらいにしておくか?」

女の子「そうですね…そうしましょう」

男「…果たしてまたやる日は来るのだろうか?」

女の子「…」
653 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 15:43:29.44 ID:mnQMogDO
女の子「それでは寝ますー…」

男「おう」

女の子「あなたはどうするんですか?」

男「目が覚めたからな…まぁ適当に暇潰しするさ」

女の子「そうですか…ではおやすみなさい」

男「あぁ、おやすみ」
654 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:25:10.93 ID:mnQMogDO
雨か…バスメンドイ…



男「今日は一緒に寝ようとは言わないんだな」

女の子「言って欲しいんですか?」

男「いや、そういう訳では無いんだが…」

女の子「では言いません」

男「そ、そうか…」
655 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:26:28.95 ID:mnQMogDO
男「…」

女の子「…」スー、スー

男「何か、言ってもらえないのも、寂しいような…」

男「い、いや!!そんな事は無いぞ!!」

男「…とりあえず、何をするかだな」
656 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:28:46.17 ID:mnQMogDO
男「そういえば、さっきからあるこのコーヒーは何なんだ?」

男「あいつは飲まないよな…」

男「という事は…俺のかな?」

男「気が利くな、喉が渇いてたんだ」

男「有り難くいただくとしよう」
657 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:30:57.97 ID:mnQMogDO
男「…」ゴクゴクッ

男「!?」ビクッ

男「…」プルプル

男「…ぷはっ!?」

男「何でブラックコーヒーなんだよ、マジで焦ったぞ…」
658 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:33:11.75 ID:mnQMogDO
男「まったく…飲めない事は無いけど…」

男「…飲み干さないと失礼だよな?」

男「仕方ない…飲むか…」

男「…何でこんな時に限ってお菓子が無いんだ」
659 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:34:40.48 ID:mnQMogDO
男「ん?あの箱は何だ?」

男「…どうやら煎餅のようだな」

男「俺が寝てる間にあいつが買ったのかな?」

男「…うまそうだなー」
660 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:36:00.89 ID:mnQMogDO
男「いや!!あいつが買った物を勝手に食べるのは…」

男「でも、本当にうまそうだな…」

男「ぐっ…どうすればいいと言うのだ!?」

男「食べたいけど…でもなぁ…」
661 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:37:55.95 ID:mnQMogDO
男「そうだ、いい作戦を思いついた」

男「これを食べて、新しいのを明日買えばいいんだ」

男「見た感じここで買った物みたいだし」

男「問題無いな、よし食べよう」
662 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:39:37.68 ID:mnQMogDO
男「という訳でー」ビリビリ

男「いただきます!!」

男「…」ボリボリ

男「うむ!!うまい!!」

女の子「…」スー、スー
663 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:41:13.42 ID:mnQMogDO
男「本当にうまいなー」

男「これなら何枚でも行けそうだぜ!!」

男「次、次ー」

女の子「…何をしているんですか?」

男「…!?」
664 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:45:07.37 ID:mnQMogDO
男「お、お前、寝たんじゃ…?」

女の子「良からぬ気配を感じて目が覚めました」

男「何という第六感…こいつ、恐ろしい子」

女の子「ごまかして無いで答えてください」

男「…」
665 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 16:49:41.88 ID:mnQMogDO
やばいバスにシカトされた…走らないと間に合わない…
666 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/12(火) 17:59:51.85 ID:Z7hpQIDO
>>665
バスひでぇ('A`)
667 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/12(火) 19:22:40.34 ID:x/m4SMDO
きっと>>1は色素薄子さんなんだ
668 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 21:51:11.18 ID:mnQMogDO
居残りでバス逃した…学校から駅まで遠い…歩きながら書こう…
669 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 21:56:00.66 ID:mnQMogDO
男「いや、コーヒー飲んでたんだがブラックコーヒーでな」

女の子「えぇ、私が買いましたからね」

男「とにかく、別の味が欲しかった訳だ」

女の子「それで食べた、と?」

男「あぁ」

女の子「…」
670 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 22:09:31.97 ID:mnQMogDO
女の子「まぁ、ブラックコーヒーを買ってきた私の責任でもありますね」

男「わかってくれたか」

女の子「えぇ」

男「それは良かった」

女の子「新しいの買ってきてください」

男「…はい」
671 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 22:27:03.59 ID:mnQMogDO
女の子「…やっぱり出る時に買えばいいですよね」

男「それもそうだな」

女の子「ではもう一度寝ようと思います」

男「あぁ、おやすみ」

女の子「…おやすみなさい」
672 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 22:37:43.14 ID:mnQMogDO
男「さて…俺も着替えるかな」

男「どの服にするか…」

男「…スーツしか無いか」

男「それ以外は流石に…なぁ」
673 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 22:40:56.89 ID:mnQMogDO
男「よし、これでおっけーだ」

男「しかし、久し振りに着たな…」

男「それ程時間は経ってないと思っていたが…」

男「…まぁ、ここ最近の内容は濃かったからな」
674 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 23:24:31.41 ID:mnQMogDO
男「さて、後は…」

男「いつも通り写真の整理でもするか」

男「終わる頃には朝になってるだろう」

男「…朝になったら帰るんだよな」

男「…」
675 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/12(火) 23:59:27.69 ID:mnQMogDO
男「これはー…ここだな」

女の子「ん…」

男「お?」

女の子「…おはようございます」

男「おはよう、起きたか」
676 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 00:01:04.82 ID:5dHQQUDO
女の子「その格好…」

男「あぁ、私服ってのもあれだし、スーツにした」

女の子「そうですか」

男「どうだ?似合ってるか?」

女の子「えぇ、いつもの私服より全然」

男「…俺、そんなに服のセンス無いの?」
677 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 00:05:53.33 ID:5dHQQUDO
女の子「いえ、いつもの私服が悪い訳では…」

男「いいよフォローしなくても…薄々気がついてたし…」

女の子「気がついていたのに着てたんですか?」

男「やっぱりフォローしろおおおおおおおおお!!」
678 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 00:08:30.66 ID:5dHQQUDO
女の子「ではフォローしたいと思います」

男「手遅れだと思うけど頼む…」

女の子「えと…あの…いつも素敵ですよ」

男「よっしゃあああああああああ!!」

女の子「…」

男「きたあああああああああああ!!」

女の子「…果てしなく単純ですね」
679 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 00:11:32.22 ID:5dHQQUDO
男「よし!!何かやる気出てきたぞ!!」

女の子「それは良かったです」

男「とりあえず荷物整理して、朝食だな」

女の子「手伝います」

男「おう、ありがと」
680 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 00:19:32.48 ID:5dHQQUDO
男「よし…まとまったな」

女の子「えぇ」

男「それじゃ飯食べに行くか」

女の子「はい」
681 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 00:50:12.41 ID:5dHQQUDO
男「えーっと…食堂は…」

女の子「一階の突き当たりにありますよ」

男「よく知ってるな」

女の子「昨日歩き回りましたから…」

男「…?」
682 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 01:09:27.56 ID:5dHQQUDO
男「…今思ったんだが」

女の子「なんですか?」

男「俺の実家で飯が出るかもしれない」

女の子「それもそうですね…どうしましょうか?」

男「うーん…」
683 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 01:10:51.93 ID:5dHQQUDO
男「…飯はいいか」

女の子「そうですか」

男「それより早く家に向かおう」

女の子「は、はい」

男「さて…その前に売店だったな」
684 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 01:12:45.43 ID:5dHQQUDO
女の子(急に実家に戻る事に乗り気ですね)

女の子(何かあったのでしょうか?)

女の子(…いえ、余計な事は考えないようにしましょう)

女の子(考えても…結局また喧嘩になりそうですし)

女の子(…あんな思い、もう嫌ですし)
685 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 01:31:48.55 ID:5dHQQUDO
男「えーっと…どれだっけ?」

女の子「…」

男「これだったか?」

女の子「…」

男「…おーい、もしもーし?」

女の子「あ、はい、なんですか?」

男「…」
686 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 01:38:59.28 ID:5dHQQUDO
男「これだよな?」

女の子「えぇ、それです」

男「それじゃ買ってくるから待っててくれ」

女の子「はい」
687 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:08:55.81 ID:5dHQQUDO
男「買ってきたぞー」

女の子「ありがとうございます」

男「で、これは何なんだ?」

女の子「…え?」
688 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:10:52.79 ID:5dHQQUDO
男「お前が煎餅なんて珍しいな」

女の子「…」

男「こっちのクッキーとかの方が好きだろ?」

女の子「…それ、私のじゃ無いですよ」

男「ん?じゃぁ誰のだ?まさか俺ー…」

女の子「そうだったら買い直ししませんよ」

男「…それもそうだな」
689 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:12:02.00 ID:5dHQQUDO
女の子「それはあなたのお母様に持っていく物です」

男「俺の母さんに?」

女の子「えぇ、何も持って行かないのは失礼ですし」

男「…うーん」

女の子「どうしました?」
690 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:13:18.38 ID:5dHQQUDO
男「俺の母さん、煎餅とかあまり食べないぞ」

女の子「え?そうなんですか?」

男「あぁ」

女の子「あなたは好きなのに…?」

男「俺は関係無いだろう…」
691 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:15:58.37 ID:5dHQQUDO
男「昔は一緒に食べてたんだが…」

女の子「昔は?」

男「あぁ、でもある時急に食べなくなってなー」

女の子「何で急に食べなくなったんですか?」

男「んー…素晴らしくくだらない理由なんだが」

女の子「?」
692 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:18:10.57 ID:5dHQQUDO
男「急に母さん、お煎餅っておばさんみたいよね…とか言い出してな」

女の子「…」

男「それからクッキーとか洋菓子にチェンジしたんだよ」

女の子「…くだらない事は無いと思いますが」
693 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 02:19:32.86 ID:fKsiv62o
おー
話が進み始めてるwwww
694 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:19:36.68 ID:5dHQQUDO
男「でも、そのせいで俺の家から煎餅が消えてだな…」

女の子「まぁ、そうなるでしょうね」

男「俺はとんだとばっちりを喰らった訳だ」

女の子「クッキー食べなかったんですか?」

男「食ったよ、うまいよ」

女の子「…それならいいじゃないですか」
695 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:23:11.96 ID:5dHQQUDO
>>693 書いてる奴は進むか不安です…



男「とにかく、煎餅は食べないと思うぞ?」

女の子「そうですか…それでは他の物にしましょうか」

男「じゃぁこの煎餅は俺が…」

女の子「ダメです、私が食べます」

男「…一枚くらいいいだろ?」

女の子「ダメ」

男「…」
696 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:24:22.36 ID:5dHQQUDO
女の子「どんな物が好みなのでしょうか?」

男「前にチョコのクッキーが美味しいって言ってたな」

女の子「チョコクッキー…ありますか?」

男「うーん…ここには無いな」

女の子「そうですか…残念です」
697 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 02:24:31.44 ID:fKsiv62o
とりあえずC
698 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:26:14.89 ID:5dHQQUDO
男「あぁ、そういえば」

女の子「?」

男「俺の実家の近くに洋菓子売ってる店あるからそこで買えるぞ」

女の子「それはいい案です、そうしましょう」

男「…結局ここでやる事無かったな」

女の子「…そうですね」
699 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:27:37.77 ID:5dHQQUDO
女の子「それでは行きましょうか」

男「おう!!」

女の子「ついにこの人の実家へ行くのですね…」

男「ん?どした?」

女の子「いえ、別に何でも」

男「そうか?」
700 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 02:31:08.49 ID:5dHQQUDO
>>697 ありがとうございます



女の子(あの時感じた悪い予感…)

女の子(まだ何なのかわかりませんが更に強くなっていますね)

女の子(これはやはり、あの人の家で何かあるのでは?)

女の子「…」

男「おーい、行くぞー?」

女の子「はい、行きましょう」
701 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:11:17.87 ID:5dHQQUDO
男「地図…地図っと…あった」

女の子「貸してください」

男「ん?」

女の子「運転しながら見るのは危険ですので、私が見ます」

男「…大丈夫なんだろうな?」

女の子「どういう意味ですか」
702 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:12:57.67 ID:5dHQQUDO
男「ではナビ子君、頼んだぞ」

女の子「何ですかその名前は」

男「ナビしてくれるんだろ?」

女の子「もう少しいい名前は無いんですか?」

男「じゃぁナビゲー子」

女の子「…ナビ子でいいです」
703 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:15:15.55 ID:5dHQQUDO
男「いい名前だと思ったんだがなぁ」

女の子「本当にそう思っているのならネーミングセンスを疑いますね」

男「ナビ…ナービーってのはどうだ?」

女の子「新種の宇宙生物みたいな名前ですね…」
704 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:17:28.16 ID:5dHQQUDO
男「いい名前か…」

女の子「まだ考えているんですか?」

男「俺のセンスを問われる問題だからな」

女の子「別にいいじゃないですか、今更ですし」

男「…よくない、絶対に完璧な名前をつけてやる」

女の子「…期待しています」
705 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:20:21.24 ID:5dHQQUDO
男「ナビ…ナビゲーション…ナビゲーター…」

女の子「もういいじゃないですかー」

男「待て!!今何か来そうなんだ!!ピシャーンと!!」

女の子「別に来なくていいですよ」

男「うーん…」
706 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:21:51.59 ID:5dHQQUDO
男「ナビゲーター…」

女の子「?」

男「ナタってのはどうだろうか?」

女の子「危険な感じがしますね、作者が倒れるとか」

男「え?」

女の子「いえ、何でも無いですよー」

男「…ダメかぁ」
707 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:23:26.98 ID:5dHQQUDO
男「逆に漢字でいけばいいんだな」

女の子「何が逆かわかりませんが」

男「地図…チーズ…」

女の子「その調子ですと絶対にいい名前は出ないと思います…」
708 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:25:17.69 ID:5dHQQUDO
男「諦めよう」

女の子「そうですか」

男「俺にセンスのある名前を付けるなんて無理だったんだ」

女の子「もっと早く気がついて欲しかったです」

男「お前、本当は俺の事嫌いだろ!?そうなんだろ!?」
709 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:28:26.30 ID:5dHQQUDO
男「そういえば」

女の子「はい?」

男「後ろの席に戻ったんだな」

女の子「えぇ、やっぱりこっちの方が落ち着くわ」

男「それは俺の横だと落ち着かないという意味か?」

女の子「わかりやすく言うとそうなるわね」

男「俺、そんなに嫌われる事したのかな…覚えがありすぎてわからないや!!」

女の子「開き直りましたね…」
710 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:34:55.61 ID:5dHQQUDO
女の子「嫌いとか、そういう事では無いですよ?」

男「そうなのか?」

女の子「えぇ、ずっと後ろに乗っていたので…こっちの方がいいんですよ」

男「そうか…」
711 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:37:32.93 ID:5dHQQUDO
女の子「でも、助手席は新鮮な風景でしたね」

男「一度も乗らなかったからな」

女の子「運転してるとこういう風景を見てるのかなと思いました」

男「実際は前の車と信号と白線ばかりだけどな」

女の子「…夢が無いですね」
712 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 10:40:12.94 ID:5dHQQUDO
男「俺は事故らない為に必死なんだよ!!」

女の子「まだ無事故なんですか?」

男「あぁ、7年目だぜ」

女の子「確か今25歳ですよね?」

男「おう」

女の子「という事は18歳ですぐに免許を?」

男「取ったよ」
713 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 10:56:12.05 ID:y1QCEQDO
>>712
しえーん
714 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:35:47.40 ID:5dHQQUDO
>>713 ありがとうございます



男「高校生になってすぐバイトしてお金を貯めてな」

女の子「そんなに早くから?」

男「おう、車を運転するのが俺の夢だったからな」

女の子「何でそんなに運転が好きなんですか?」

男「うーん…」
715 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:37:45.62 ID:5dHQQUDO
男「昔、交通事故に巻き込まれたんだよ」

女の子「え!?」

男「怪我人は出なかったけど、あれは怖かったぜ」

女の子「それと運転好きなのと何の関係が?逆に怖くなるんじゃ…?」

男「いや、俺もそう思ってたんだがな」
716 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:42:24.58 ID:5dHQQUDO
男「その時、車は安全運転が大事だと思ってだな」

女の子「?」

男「俺が安全運転ってものを教えてやる!!と思ったんだが」

女の子「手遅れな気がしますが…」

男「しかし残念な事に俺は免許を持ってなかったんだ」

女の子「…それで免許を取ろうと?」

男「そうだ!!」
717 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:45:16.35 ID:5dHQQUDO
女の子「よく頑張りましたね…」

男「道路の平和を守るためだ、仕方が無い」

女の子「あなたって…」

男「なんだ?」

女の子「…いえ、何でも無いです、これからも道路の平和をよろしくお願いします」

男「任せろ!!」
718 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:47:26.10 ID:5dHQQUDO
女の子「最初からこの車に乗ってたんですか?」

男「うん、そうだよ」

女の子「とても高校生に買える車では無いと思うのですが…」

男「そこはほら、全力でバイトした結果だな」

女の子「…あなたなら週7とか平気で働きそうですね」
719 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:50:18.30 ID:5dHQQUDO
男「お金を貯めるのが好きなんだよ」

女の子「意外ですね…無駄遣いばかりかと思ってました」

男「昔の特技はお年玉貯金だったぜ!!」

女の子「年に一回しか発揮されない特技…」
720 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:52:48.57 ID:5dHQQUDO
女の子(貯金…)

女の子「あの」

男「ん?」

女の子「社会人になってからも貯金してるんですか?」

男「おう、してるよー」

女の子「どれくらいのペースで?」

男「毎月の給料の半分くらいかな?生活費以外使わないし」

女の子「…なるほど」
721 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:54:27.72 ID:5dHQQUDO
男「な、なんだ?俺の貯金を狙っているのか!?」

女の子「狙いませんよ、何でそうなるんですか」

男「昔、知り合いに俺の通帳を見せたらだな…急に態度が…」

女の子「それ以上言うとまたトラウマが出てきますよ」

男「…そうだな、やめよう」
722 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 11:55:30.93 ID:5dHQQUDO
バイトだけど…二時間って…ヤルキデナイナ
723 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 12:40:07.06 ID:MvwIf8U0
センター直前の俺がやる気あげるから頑張ってくれよ
724 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 12:53:01.85 ID:y1QCEQDO
試験期間真っ最中の俺のやる気あげるからがんばれ!

俺は投げ出すww
725 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 13:30:22.24 ID:fratA86o
俺の仕事のやる気あげるからがんばれww
毎日仕事中にこのスレみるのが日課なんだおー
726 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 14:19:18.54 ID:5dHQQUDO
バイトオワター


>>723 >>724 >>725
そのやる気は返しますので頑張ってください…
727 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 14:21:31.31 ID:5dHQQUDO
女の子「まぁ、これで一つ謎は解けましたね」

男「バーロー?」

女の子「私が小学生だと言いたいんですか?」

男「いや、そうじゃなくてだな…とりあえず睨まないでくれ」
728 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 14:24:02.65 ID:5dHQQUDO
男「目の前の車…」

女の子「どうしました?」

男「何か運転がふらふらしてて怖いんだが…」

女の子「眠いんですかね?」

男「いやー…それにしては…」
729 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 14:31:20.47 ID:5dHQQUDO
女の子「あ、ここ左折ですよー」

男「うーん…気になる…」

女の子「どうしたんですか?」

男「前の車ー…」

女の子「…」
730 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 14:36:42.30 ID:5dHQQUDO
女の子「信号で止まりそうですね」

男「ちょっと見てくる」ガチャッ

女の子「え?あの…え?」

男「すみませんー」タタタッ

女の子「…」
731 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 16:09:36.55 ID:5dHQQUDO
女の子「…大丈夫でしょうか?」

女の子「口論にならなければいいのですが…」

男「ただいま」

女の子「!?」
732 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 17:45:29.17 ID:5dHQQUDO
学校ダッターワスレテター
733 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/13(水) 20:00:27.73 ID:Y5D2cgDO
>>732
ワスレルナーww
734 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 21:31:48.43 ID:5dHQQUDO
学校終わったー…後少しでゲーセンで終わる一日だった…
735 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 21:34:13.94 ID:5dHQQUDO
男「やっぱり飲んでたみたいでさー…」

女の子「大丈夫でしたか!?何もされてませんよね?」

男「ん?見ての通り何とも無いぞ?」

女の子「そ、そうですか」
736 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 21:36:48.94 ID:5dHQQUDO
男「心配性だなー」

女の子「…心配くらいしますよ」

男「心配しなくてもお前より凄い酔っ払いなんかそう居ないよ」

女の子「え?」

男「いや、何でも無い」
737 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:09:35.58 ID:5dHQQUDO
男「さて、あそこを曲がるんだったな」

女の子「えぇ」

男「その後は?」

女の子「えと…しばらく真っ直ぐですね」

男「おっけー」
738 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:19:24.69 ID:5dHQQUDO
男「んー…久し振りに何も無い道だなー」

女の子「そうですね」

男「まぁ、田舎だから仕方ないけどな」

女の子「でも、こういう雰囲気好きですよ」

男「…そうか」
739 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:26:12.02 ID:5dHQQUDO
男「まぁ、たまにはのんびり走るのもいいな」

女の子「そういえば今日はゆっくりですね」

男「それはー…法定速度がだな…」

女の子「標識より遅いですよ?」

男「…」
740 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:30:44.08 ID:5dHQQUDO
女の子「まさかとは思いますが…」

男「な、なんだよ?」

女の子「まだ行きたくないと思ってませんか?」

男「うっ…そんな事は…」

女の子「…」
741 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:37:07.65 ID:5dHQQUDO
女の子「ここまで来たのですから覚悟を決めてくださいよ」

男「わかってるけどさ…」

女の子「それなら堂々と行きましょう!!」

男「いや、それとこれとは話が違うと思うぞ…」
742 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:41:43.45 ID:5dHQQUDO
男「うー…」

女の子「まだごねますか…」

男「…なかなか覚悟が」

女の子「私もついてますから頑張りましょう」

男「…」
743 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 22:43:12.54 ID:5dHQQUDO
今日は銭湯ダー、はいってきます
744 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 23:52:02.20 ID:5dHQQUDO
温泉はいいねって前にカ○ル君が言ってたなー…最高だったじぇ



男「…お前が居るのが問題な気もするけどな」

女の子「もーまんたいですよ」

男「…意味わかって言ってるか?」

女の子「いえ、まったく」

男「やっぱダメだこいつ…」
745 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 23:54:03.85 ID:5dHQQUDO
女の子「ダメじゃ無いですよ」

男「俺は自信が無くなってきたぜ…」

女の子「それは私に失礼だと思うのですが」

男「やばい!!超自信出てきたぜ!!」

女の子「…自己暗示ですか」

男「…うん」
746 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 23:56:35.67 ID:5dHQQUDO
女の子「前から思ってましたが」

男「なんだー?」

女の子「あなたって自分に自信が無いですよね」

男「そりゃお前、俺が自信持てる所があると思うか?」

女の子「…えと、ノーコメントで」

男「それは賛成と同じ意味だよおおおおおおお!!」
747 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/13(水) 23:58:47.25 ID:5dHQQUDO
男「というか、自分に自信持ってる奴なんていないんじゃないのか?」

女の子「そうでしょうか?」

男「お前はー…いや、何かお前はありそうだな」

女の子「そう見えますか?」

男「あぁ、自信が服を着て歩いてる感じ」

女の子「さっきから本当に失礼ですね…」
748 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 00:01:51.77 ID:wVSPgIDO
男「で?実際はどうなんだ?」

女の子「もちろんありますよ」

男「どの辺に?」

女の子「それはー…」

男「ネタでも可愛い所って言ったら怒るぞ?」

女の子「…えと、今から考えます」

男「言う気だったんだな…」
749 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 00:08:42.44 ID:wVSPgIDO
女の子「ネタならいいじゃないですかー…」

男「じゃぁ、俺が自分の顔に自信があるって言ったらどうする?」

女の子「お医者さんに行きましょう」

男「想像以上の結果だ!?」
750 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 00:37:37.95 ID:wVSPgIDO
男「つ、つまりだな、お前が言ったのはそういう事なんだ」

女の子「ごめんなさい、もう言いません」

男「わかってくれたか」

女の子「あなたが一番わかったと思いますけど」

男「思い知ったって感じかな…」
751 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 00:48:05.30 ID:wVSPgIDO
男「更に自信が無くなってきたぜ…」

女の子「えと…そう落ち込まないでくださいよ」

男「いい加減慣れてきたと思ってたが全然そんな事は無かったぜ…」

女の子「…」
752 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 00:51:20.62 ID:wVSPgIDO
セブンノティラミスウマー



男「もう行くのやめようぜ…」

女の子「それはダメですよー」

男「二人で逃避行しよう、そうしよう」

女の子「逃避行…?」
753 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 00:59:22.27 ID:wVSPgIDO
女の子「逃避行と言うと…あれですよね?」

男「どれだ?」

女の子「あ、愛し合う二人が親の反対を押し切ってー…」

男「え?どこにそんな奴らが居るんだ?」

女の子「…ですよね」
754 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 01:02:11.41 ID:wVSPgIDO
女の子「とにかく、ダメですよー」

男「ふっ、お前は肝心な事を忘れてるな」

女の子「肝心な事…?」

男「車のハンドルは俺が握ってるんだぜ!!」

女の子「…」
755 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 01:06:12.24 ID:wVSPgIDO
スーパー別作業タイム…起きてたら書こう…



男「ふははははははは!!こうなったらガン逃げだ!!」

女の子「…」

男「誰も俺を止められないぜ!!」

女の子「本気で逃げるのなら無理矢理ハンドルを奪って二人一緒に…」

男「急にヤンデレ!?」
756 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:11:39.14 ID:wVSPgIDO
やっと終わった…ね、寝てなーい、寝てなーい…



女の子「冗談ですよ?」

男「笑顔で言われると怖いんだが…」

女の子「更に目をこうすると…」スッ

男「や、やめろ!!それレイ…」

女の子「ふふふっ…」
757 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/14(木) 14:13:27.26 ID:I879cAIo
無理しないで寝ろ
758 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:22:29.11 ID:wVSPgIDO
女の子「さぁ…私と一緒に…」

男「や、やめろ!!やめてくれ!!」

女の子「ふふっ」サッ

男「にぎゃああああああああああああ!!」
759 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:26:39.28 ID:wVSPgIDO
>>757 今寝たら学校行けない…行かないとこの結線図が…



男「はぁ…はぁ…」

女の子「何も無い道で良かったですね」

男「対向車居たらやばかったぞ…」

女の子「対向車居たらやりませんよ」

男「居なくてもやるな!!」
760 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:29:34.18 ID:wVSPgIDO
男「くっ…このままでは本当に命の保証が無いぞ…」

女の子「諦めてください、あなたは包囲されてます」

男「一人で包囲だと!?」

女の子「もう逃げ場は無いですよー」

男「どうすれば…」
761 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:32:33.12 ID:wVSPgIDO
女の子「というか、逃げ道なんて無いですよ?」

男「なに?」

女の子「地図にはここから隣町まで一本道と書いてあります」

男「なん…だと…?」
762 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:36:15.81 ID:wVSPgIDO
女の子「もちろん戻るという選択肢はありません」

男「…」

女の子「つまり前に進む以外道はありません」

男「ば、ばかな…」
763 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:42:09.90 ID:wVSPgIDO
男「ぐはっ!?急に昔の古傷が!!」

女の子「え?」

男「どうやら…俺はここまでのようだ…」

女の子「どこに傷があるんですか?」

男「む、胸とか…?」
764 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:49:48.60 ID:wVSPgIDO
女の子「前に一緒にお風呂入りましたよね?」

男「そ、そんな事もあったなー…」

女の子「その時は見えなかったんですが?」

男「…お前が寝てる間に最終決戦が」

女の子「何と戦ってたんですか…」
765 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 14:55:37.51 ID:wVSPgIDO
男「姫様がさらわれて…」

女の子「それで?」

男「魔界に行ったんだが有馬って名前の敵が強くてだな…」

女の子「パンツ一枚にされて負けたと?」

男「そんな感じだ!!」

女の子「…」
766 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 15:29:42.25 ID:wVSPgIDO
女の子「そんな嘘はどうでもいいですから」

男「そんな身も蓋も無い事を…」

女の子「これ以上その話に乗っても何も生まれませんよ?」

男「…そうだけどさ」
767 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 15:38:11.56 ID:wVSPgIDO
男「しかし、本当に街に向かってるんだよな?」

女の子「えぇ、そのはずですけど?」

男「未だに見覚えある風景が無いんだが…」

女の子「え?」

男「…俺、そんなに外に出てなかったかな」
768 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 15:57:30.27 ID:wVSPgIDO
女の子「本当に何も見覚え無いんですか?」

男「おう」

女の子「でも、後5kmくらいで実家みたいですよ?」

男「うーん…」
769 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/14(木) 17:22:59.46 ID:byYKAT6o
つづきまだー?><
770 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 17:41:48.31 ID:wVSPgIDO
>>769 学校なので書くの遅くなってます…申し訳ないです…



男「俺、学生時代は自転車で行動してたんだが」

女の子「はい」

男「学校の方向しか行かなかったからさ…多分逆方向なんだな」

女の子「…なるほど」
771 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 17:48:58.17 ID:wVSPgIDO
女の子「自転車乗れるんですね」

男「お前は乗れるのか?」

女の子「わからないです」

男「わからない?」
772 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 17:50:40.69 ID:wVSPgIDO
男「自転車乗った事無いのか?」

女の子「えぇ」

男「珍しいな…」

女の子「そうですか?」

男「あぁ…」
773 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/14(木) 17:55:24.20 ID:byYKAT6o
せかすのだめってわかってるんだけど
ファンなのですいません><

学校がんばれww
774 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 18:47:53.03 ID:wVSPgIDO
男「しかし、お前って見た目の割に運動神経いいからな」

女の子「そんなに出来なさそうに見えるんですか…?」

男「案外、すんなり乗りそうだなー…想像出来ないけど」

女の子「自転車に乗る私…」
775 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 18:50:58.91 ID:wVSPgIDO
美術…これは酷い絵…



女の子「…やっぱり自転車はダメですね」

男「なんでだ?」

女の子「…サドルを一番低くするのは、何か悔しいですので」

男「…そういう理由でいいのか」
776 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 18:56:48.86 ID:wVSPgIDO
男「サドルなんて皆低くしてるだろ」

女の子「皆さん余裕があるじゃないですかー」

男「まぁ…そうだが」

女の子「…やっぱり自転車には乗りません」
777 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 19:00:02.23 ID:wVSPgIDO
男「そんなに背が低いの気にしてるのか?」

女の子「べ、別にそういう訳ではー…」

男「お前、ジェットコースター乗る時もギリギリだったからなー」

女の子「…」

男「あ、ちょっ…無言で頭を…ぎゃあああああああああ!!」
778 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 19:02:05.24 ID:wVSPgIDO
女の子「余裕で乗りましたよ」

男「あぁそうだったな俺が忘れてたわごめん」

女の子「…私の目を見て言えますか?」

男「…それは遠慮しておこう」

女の子「…」
779 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 19:06:10.99 ID:wVSPgIDO
男「まぁ、そのうち伸びるんじゃ無いのか?」

女の子「そのうちっていつですか?」

男「そのうちはー…そのうちだな」

女の子「…」

男「…」
780 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 19:07:52.19 ID:wVSPgIDO
男「俺を信じろー」

女の子「それはちょっと…」

男「じゃぁお前が信じる俺を…」

女の子「いえ、ですからー…」

男「何でそんなに信じないのかな!?」
781 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 19:16:34.90 ID:wVSPgIDO
男「最近、信頼関係を築けてると思ったんだがな…」

女の子「もちろん信頼はしてますよ?」

男「それなら!!」

女の子「でも、こっちの方が面白そうだったので」

男「…泣きそうだ」
782 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 20:57:20.11 ID:wVSPgIDO
女の子「つまり、面白い事が最優先なんですよ」

男「じゃぁ何か面白い事言えよー」

女の子「それはあなたの仕事でしょう?」

男「なんでそうなった…」
783 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:14:44.14 ID:wVSPgIDO
女の子「あなたの話が面白いのでー」

男「また持ち上げて落とす気か…?」

女の子「そんな事はもうしませんよー」

男「…本当に?」

女の子「えぇ」
784 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:16:54.19 ID:wVSPgIDO
女の子「思い出話とか聞きたいです」

男「思い出…ねぇ」

女の子「どうしました?」

男「特に無いが…そうだなぁ…」

女の子「?」
785 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:26:17.59 ID:wVSPgIDO
男「何か…無かったか…」

女の子「…」

男「あれは…いや、話す程でも無いし…」

女の子「…」

男「うーん…特に無し!!」

女の子「ここまで引っ張ったのに…?」
786 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:30:20.54 ID:wVSPgIDO
今テレビ見たらアニキがZ言ってた…最初から見たかった…



女の子「何でもいいんですよ?」

男「何でもと言われてもなぁ…」

女の子「学校の事とか、実家での事でも」

男「…」
787 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:33:22.15 ID:wVSPgIDO
男「家の事とかは着けばわかるさ…」

女の子「そうですけど…」

男「もうすぐだろ?」

女の子「えと…はい、次の信号を左折すれば街に入りますね」

男「おっけー」
788 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:35:53.28 ID:wVSPgIDO
男「さて、先に洋菓子屋に行くんだよな?」

女の子「えぇ」

男「ここからはわかりそうだし、任せてくれ」

女の子「はい、お願いします」
789 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:41:15.54 ID:wVSPgIDO
男「久し振りだなー…一年ちょっと振りか」

女の子「お正月しか帰って無いんですか?」

男「まぁ、忙しかったからな」

女の子「そうですか、それはお母様も喜び…ませんかね?」

男「たぶんな…」
790 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:44:40.94 ID:wVSPgIDO
男「えーっと…ここを右に入ってー」

女の子「景色が広い街ですね」

男「大きい建物なんか無いからなー…あ、ここも右だったか?」

女の子「…大丈夫ですか?」

男「余裕だぜ!!」
791 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:48:34.63 ID:wVSPgIDO
男「この先で間違いないはずだ!!」

女の子「…あの」

男「ん?なんだ?」

女の子「今通り過ぎた右手のお店、お菓子屋さんに見えたのですが」

男「…あれ?」

女の子「…」
792 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:51:14.55 ID:wVSPgIDO
男「ま、まぁ、こういう事もあるさ」

女の子「…」

男「とにかく到着だ!!買いに行くぞ!!」

女の子「…はい」
793 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:53:38.61 ID:wVSPgIDO
女の子「いろいろありますねー」

男「この辺じゃ有名な店だからな」

女の子「そうなんですか」

男「隣町からも買いに来る人も居るらしいぞ」

女の子「それは凄いですね…食べるのが楽しみです」

男「え?お土産買うんじゃ無かったか?」
794 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:55:47.32 ID:wVSPgIDO
男「お土産買うんだよな?」

女の子「…そうですよ、当たり前じゃないですか」

男「お前、自分の買う気満々だっただろ」

女の子「自分の分も、買う予定だったんです!!」

男「うまく逃げたな」

女の子「…」
795 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 22:58:20.49 ID:wVSPgIDO
女の子「お母様はどのお菓子が好きなんですか?」

男「んー…この辺のどれかだったと思うが」

女の子「この辺って…クッキーコーナー全体じゃないですか」

男「…クッキー好きだった事は覚えてるんだよ」
796 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:07:53.20 ID:wVSPgIDO
男「この箱は見覚えあるような気がする」

女の子「本当ですか?」

男「あぁ、昔家にあったのを勝手に食ってな…あれは怒られたなー」

女の子「…昔からそんな感じだったんですね」
797 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:16:09.38 ID:wVSPgIDO
男「これも見た事あるな…あ、これもあったぞ」

女の子「多いですね」

男「もうクッキーだったら何でもいいんじゃね?」

女の子「そんな気がしてきました…」
798 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:26:18.34 ID:wVSPgIDO
女の子「いい事を思いつきました」

男「なんだ?」

女の子「いっそ端から全部ー…」

男「いや、そんなに食えないだろ」

女の子「え?」

男「何で本気で驚いているんだよ…」
799 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:41:48.84 ID:wVSPgIDO
男「言っておくが、そんなに食うのはお前だけだぞ」

女の子「そんな事は無いですよ?」

男「どこからそんな自信が…」

女の子「女性でしたらクッキーの一箱や二箱くらい…」

男「既に単位が違うだろ!!」
800 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:46:36.65 ID:wVSPgIDO
女の子「食べませんか?」

男「食べないだろ…」

女の子「ではこの作戦はダメですね…残念です」

男「…」
801 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:48:35.61 ID:wVSPgIDO
女の子「本当にどれにすればいいのでしょうか…」

男「ん?これは…」

女の子「そのクッキーがどうしたんですか?」

男「いや…懐かしいと思ってな」

女の子「?」
802 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:50:54.00 ID:wVSPgIDO
男「俺が高校入ってから初めて帰省した時、このクッキーを買って行ったんだよ」

女の子「お母様に?」

男「あぁ、結構喜んでくれた気がしたよ」

女の子「…そうですか」
803 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/14(木) 23:55:49.06 ID:wVSPgIDO
女の子「では、これを買いましょう」

男「それでいいのか?」

女の子「えぇ、これなら大丈夫でしょう」

男「…そうだな、そうだといいな」

女の子「美味しそうですし…」

男「…やっぱりお前食う気だろ」
804 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:15:44.02 ID:l9LiGMDO
女の子「では、買ってきますね」

男「いや、ちょっと待て」

女の子「なんですか?」

男「その…俺もお金を出したいんだが…」

女の子「?」
805 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:18:38.70 ID:l9LiGMDO
女の子「どうしたんですか急に」

男「母さんに会うのも久し振りだし、たまには…な」

女の子「…」

男「だから…何と言うか」

女の子「…わかりました、それでは一緒に買いましょう」

男「お、おう!!」
806 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:22:26.71 ID:l9LiGMDO
女の子「これも美味しそうですねー」

男「…」

女の子「あ、これも食べたいです」

男「…」

女の子「これも買いですね」

男「こいつ、本気で箱単位で食う気か…」
807 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:24:02.99 ID:l9LiGMDO
女の子「お菓子も買いましたし、準備万端ですね」

男「あぁ」

女の子「では、行きましょうか」

男「おっけー」
808 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:26:38.36 ID:l9LiGMDO
男「えーっと…ここからだと…」

女の子「左に曲がって真っ直ぐみたいですね」

男「あぁ…」

女の子「ワクワクしてきましたね」

男「お前はそうだろうな…」
809 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:27:51.54 ID:l9LiGMDO
女の子「ところで、どんな家なんですか?」

男「見れば一発でわかるよ」

女の子「あなたが住んでいた家で、見ればすぐにわかる外装…」

男「?」
810 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:31:03.29 ID:l9LiGMDO
女の子「屋根や壁にアニメのキャラクターが…」

男「どんな家だよ!!俺でも嫌だぞ!!」

女の子「じゃぁ、どんな家なんですか?」

男「…今、真横を走ってるんだが」

女の子「え?」
811 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:33:08.45 ID:l9LiGMDO
女の子「横は壁ですよ」

男「壁じゃなくて、これは俺の家の塀だよ」

女の子「…かなり長いように見えますが」

男「あぁ、こんなに必要無いよな」

女の子「いえ、そういう事では無くて…」
812 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:35:05.20 ID:l9LiGMDO
男「あった、あそこが入り口だよ」

女の子「…大きい門ですね」

男「それじゃ開けてもらうから待っててくれ」

女の子「はぁ…わかりました」
813 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:37:01.70 ID:l9LiGMDO
男「…」

女の子「…どうしたんですか?固まって」

男「いや、何かインターフォン押すのが…」

女の子「では私が押しましょう」ピンポーン

男「な!?」
814 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:39:53.22 ID:l9LiGMDO
男「お、お前、もう少しくらいー…」

?「はい」

女の子「あ、ほら、出ましたよ」

男「え!?えーっと…母さん、俺だけど…」

?「俺?サギ?」

男「今そういうのいらないよ!!カメラ付いてるんだからわかるだろ!!」
815 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:42:20.79 ID:l9LiGMDO
母「ふふっ、冗談よ」

男「タチの悪い冗談はやめてくれ…」

母「今開けます…あら?」

男「ん?どうした?」

母「…いえ、何でも無いわ」

男「?」
816 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:48:03.97 ID:l9LiGMDO
男「車は…ここでいいか」

女の子「広いお庭ですね」

男「子供の時はそう思ってたんだがな、今ではそうでも無いぞ?」

女の子「…サッカー出来そうなくらい広いじゃないですか」
817 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:50:16.70 ID:l9LiGMDO
女の子「家の中はいったい…」

男「おーい、こっちだぞー?」

女の子「あ、はい」

男「ここが玄関だ」

女の子「この中に…」
818 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:52:10.87 ID:l9LiGMDO
男「お邪魔ー」

女の子「…お邪魔します」

母「おかえりなさい、あら、そちらの子は?」

男「あー…言っておいただろ?変なの連れていくって」

女の子「…変なの?」
819 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:54:34.25 ID:l9LiGMDO
女の子「変なのってなんですか」

男「いや、お前が自分で打ってただろ?」

女の子「本当にそのまま送ったんですか!?」

男「え?ダメだったの?」

女の子「もうちょっと何か無かったんですか!?」

男「えー…」
820 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:56:21.60 ID:l9LiGMDO
男「まぁ、いいじゃないか」

女の子「よくないですよ」

男「じゃぁ…小さいのとか?」

女の子「怒りますよ…」

男「もう怒ってるだろ!!」

母「何?何?お母さんも混ぜて、面白そう」

男「今話に入ってくるなああああああああ!!」
821 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 07:59:41.42 ID:l9LiGMDO
母「まぁまぁ、玄関で立ちっぱなしもあれだし、中に入りなさい」

男「そ、そうだな」

女の子「…この件は後でじっくり話し合います」

男「まだ言うか!?」

女の子「当たり前です!!」

母「ふふっ、ほら、こっちよ」

女の子「あ、はい」
822 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:02:29.29 ID:l9LiGMDO
女の子「廊下も広いですね…」

母「こっちにー…」

男「母さん、そっちは風呂じゃ無かったか?」

母「あら?…あ、本当ね」

男「リビングはそっち…つか何で20年住んでてわからないんだよ!!」

母「何でかしらねー?」

男「…」

女の子「…」
823 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:09:45.30 ID:l9LiGMDO
女の子「何か…おっとりしたお母様ですね」コソコソ

男「昔っからああなんだよ…」コソコソ

女の子「何となくそんな気がしますね」コソコソ

男「わかるか…?」コソコソ

女の子「えぇ…」コソコソ
824 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:18:20.82 ID:l9LiGMDO
母「あらあら?二人で内緒話?」

女の子「いえ、そのー…」

母「仲がいいのねー」

男「母さん!!」

母「何ー?」

男「こっち!!ここがリビング!!」

母「あらー?」

女の子「…」
825 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:23:12.46 ID:l9LiGMDO
母「お茶持ってくるからゆっくりしていてねー」

女の子「あ、手伝います」

母「あらそう?それじゃぁお願いするわね」

女の子「はい」

男「何でリビングに来るだけでこんなに疲れるんだ…」
826 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:25:15.84 ID:l9LiGMDO
女の子「コップはこれでいいですか?」

母「えぇ、ありがとう」

女の子(綺麗なお母様ですね)

女の子(この人があの人のお母様…)

母「どうかした?」

女の子「あ、いえ、何でも無いです」
827 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:27:17.69 ID:l9LiGMDO
女の子「…あの」

母「なーに?」

女の子「聞かないんですか?私の事…」

母「もう知ってるわ」

女の子「え?」

母「変な子、でしょう?」

女の子「そ、その事はもう忘れてください!!」
828 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:31:54.06 ID:l9LiGMDO
母「面白そうな子ねー」

女の子「そ、そんな事はー…」

母「これは後で是非いろいろ聞かないとー」

女の子「うぅ…」

母「それじゃ運びましょうか」

女の子「は、はい」
829 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:39:56.28 ID:l9LiGMDO
母「はい、お待たせー」

女の子「…お待たせ致しました」

男「ん?どうした?」

母「仲良くなっちゃった!!」

男「もう?」

女の子「えぇ…まぁ…」
830 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:44:40.10 ID:l9LiGMDO
母「あら、どうしましょう」

女の子「?」

母「お茶菓子切らしてたのよね」

女の子「あ、それならこれをー…」

男「来る時に買ってきたんだ」

母「これは!?」
831 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 08:52:51.37 ID:l9LiGMDO
母「近所のお店のお菓子よね!?」

男「あぁ、そうだよ」

女の子「お好きだと聞いたので」

母「やったー♪」

男「…」

女の子「…」
832 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 09:25:39.30 ID:l9LiGMDO
母「これは私の大好きな!!」

女の子「それはよかったです、ね?」

男「あ、あぁ…」

母「早速食べましょう!!」
833 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 09:29:23.14 ID:l9LiGMDO
母「美味しい〜♪」

男「すまんな…変な母で」

女の子「いえ、とても可愛いお母様です」

男「え!?」
834 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 09:33:23.91 ID:l9LiGMDO
男「お前の箱も開けたらどうだ?」

女の子「そうですね、一箱では足りないかもしれません」

母「まだあるの?」

女の子「えぇ、たくさん買いましたので」

母「わーい♪」

男「何か恥ずかしくなってきたな…」
835 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 09:43:39.30 ID:l9LiGMDO
母「そうだ、ご飯はもう食べたの?」

男「いや、まだだよ」

母「それじゃご飯にしましょうか、準備するわね」

女の子「手伝いー…」

男「いや!!お前はちょっと待て!!」
836 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 09:46:04.23 ID:l9LiGMDO
女の子「どうしてですか?」

男「お前が一緒に作ると…何と言うか…」

女の子「…料理がダメになると?」

男「うーん…わかりやすく言うとそうなるかもしれん」

女の子「…」

男「お、怒るな、落ち着け!!」

女の子「怒りませんよ!!」

男「いってええええええええええ!!」
837 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 09:48:54.86 ID:l9LiGMDO
男「俺はそのうちアクセルも踏めなくなるんじゃ無いかと思う訳で…」

女の子「自業自得です」

母「あらら?どうしたの?」

男「いや…ちょっと激しめのスキンシップを…」

母「仲がいいのはいい事ねー」

女の子「えぇ、これからもっと激しいー…」

男「や、やめろおおおおおおおお!!」
838 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:21:29.75 ID:l9LiGMDO
女の子「いいじゃないですか!!お手伝いしても!!」

男「しかしだな…」

母「あらー?お手伝いしてくれるのー?」

女の子「えぇ、是非」

母「それは嬉しいわ、それじゃお願いね」

女の子「はい!!」

男「…どうなっても俺は知らんぞ」
839 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:24:24.58 ID:l9LiGMDO
女の子「何を作るんですか?」

母「実はあの子が帰ってくるの待っていて、おせちを作ってないのよねー」

女の子「それでは?」

母「えぇ、今日はお節料理よー」

女の子「…初挑戦です」
840 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:25:33.60 ID:l9LiGMDO
母「それじゃぁ作りましょうかー」

女の子「はい」

母「まずは材料を冷蔵庫からー」

男「…」
841 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:29:09.24 ID:l9LiGMDO
男「たららたたったったー♪」

女の子「?」

男「たららたたったったー♪」

女の子「…」

男「たららたたったったーってってってってー♪」

女の子「…あの、BGMとかいらないので」

男「…邪魔しないようにしよう」
842 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:32:22.54 ID:l9LiGMDO
母「これを切ってくれるかしらー?」

女の子「はい、任せてください」

母「その間に私は煮物を」

女の子「…慎重に、慎重に」

男「絆創膏は用意してあるぜ!!」

女の子「少し黙っててください!!」

男「…はい」
843 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:37:27.54 ID:l9LiGMDO
女の子「えいっ、えいっ…」サクッ

母「上手ねー」

女の子「そ、そうですか?」

母「えぇ、いいお嫁さんになるわー♪」

女の子「お嫁さん…」

男「はははははははー!!そりゃ無理だー!!」

女の子「…」

男「無言で包丁構えるな、冗談だ」
844 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:41:51.09 ID:l9LiGMDO
女の子「気を取り直して」

母「まったく、失礼な事言っちゃダメよー?」

男「へいへーい」

女の子「全然反省してませんね…」

母「これはもうこの子だけご飯抜きねー」

男「ごめんなさい!!もう言いません!!だからご飯だけは!!」

女の子「…」
845 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:44:30.77 ID:l9LiGMDO
女の子「ていっ、たぁっ」サクサクッ

男「意外と出来てるな…」

女の子「切り終わりました」

母「ありがと、それじゃ盛りつけお願いできる?」

女の子「はい」
846 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:47:30.10 ID:l9LiGMDO
女の子「ここに…これを入れて…」

男「…」

女の子「あら?入りません、ではこっちー…もダメですか」

男「…母さん」

母「なーにー?」

男「盛りつけはやっぱり俺がやる」

女の子「!?」
847 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:51:47.19 ID:l9LiGMDO
女の子「だ、大丈夫です、出来ます!!」

男「しかしなぁ…」

女の子「この任務だけは絶対にやり遂げてみせますから!!」

男「何で料理の盛りつけでそこまで切羽詰まるんだよ…」
848 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 10:58:08.91 ID:l9LiGMDO
母「わかってないわね〜」

男「ん?」

母「私も料理が出来るのよ!!という事をアピールしたい乙女心が」

男「そんなもんこいつには無いな」

女の子「ちょっとそこで両手を広げて立ってください」

男「うむ、こいつは間違いなく乙女だな!!」

母「本当にわからない子ね〜」
849 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 11:04:42.64 ID:l9LiGMDO
女の子「とにかく!!私がやりますから!!」

男「はいはい、よろしく頼むぞー」

女の子「ここを…こう…すれば…」

母「…ふふっ♪」
850 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 11:09:08.31 ID:l9LiGMDO
母「本当に可愛い子ねー」

女の子「え!?」

母「娘に欲しいわ〜」

女の子「そうすると、私はあの人の妹という事に?」

母「そうね〜」

女の子「…遠慮しておきます」
851 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 16:31:46.53 ID:l9LiGMDO
母「あの子の妹は嫌なの〜?」

女の子「えぇ…まぁ…」

母「なんで〜?」

女の子「それがですね、あの人ー…」

男「おっと、そこまでだぜ」
852 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 16:34:10.59 ID:l9LiGMDO
女の子「あの人私にー…」

男「ちょっ!!やめい!!」ガシッ

女の子「もふっ!?」ジタバタ

男「えぇい、暴れるな!!」

母「本当に仲がいいわね〜」

男「おう!!そりゃもう仲良しだ!!」
853 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 16:40:23.28 ID:l9LiGMDO
男「おい!!お前何を言おうとしてるんだ!?」コソコソ

女の子「それはもちろんあなたの今までの行為の数々をー…」

男「声がでかい!!」ガッ

女の子「ふもーっ!!」
854 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 17:22:03.79 ID:l9LiGMDO
男「いいか?よく考えるんだ」コソコソ

女の子「?」

男「お前、あの事を母さんに言ったらどうなるか…わかるか?」コソコソ

女の子「どうなるって?」コソコソ

男「そりゃお前、更に喜ぶに決まってるだろ」コソコソ

女の子「!?」
855 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 17:33:54.76 ID:l9LiGMDO
女の子「仕方ないです、ここは譲りましょう」コソコソ

男「わかってくれたか」スッ

母「内緒話は終わったの〜?」

男「あぁ、終わったよ」

女の子「苦しかったです…」
856 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 17:45:21.73 ID:l9LiGMDO
学校カー
857 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:28:24.90 ID:l9LiGMDO
母「それで、何の話をしてたかしら?」

女の子「えと…」

男「お、うまそうな煮物が…」

女の子「まだ食べちゃダメですよ!!」

母「そうよ〜、手を洗ってからにしなさい」

女の子「そこは出来てからでは…」
858 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:31:01.34 ID:l9LiGMDO
男「手を洗ってくるか」

女の子「洗ってきてもつまみ食いはダメですよ」

男「聞こえんぞー」タタタッ

女の子「…」

母「仕方ない子ねぇ」

女の子「えぇ、そうですね…」
859 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:33:14.17 ID:l9LiGMDO
母「でもあの子、本当に楽しそうね〜」

女の子「そうですか?」

母「そうよ〜、きっとあなたのおかげね」

女の子「…そんな事は無いと思いますけど」
860 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:38:06.33 ID:l9LiGMDO
女の子「きっと久し振りに帰ってきたから…」

母「ん〜、毎年帰ってきてくれるけど、あんなに楽しそうなあの子を見るのは初めてよ?」

女の子「そうなんですか?」

母「えぇ、いつもはもっと無愛想だもの〜」

女の子「あの人が…無愛想?」
861 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:40:06.91 ID:l9LiGMDO
母「それにしても、あの子が女の子を連れてくるなんてねぇ〜」

女の子「今までそういった事は無かったんですか?」

母「無かったわね〜」

女の子「…私が、初めて」
862 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:44:36.30 ID:l9LiGMDO
母「だから私も何だか嬉しくて〜♪」

女の子「そ、そうですか」

母「今日は頑張っておもてなしするわね!!」

女の子「よ、よろしくお願いします」
863 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 21:47:15.30 ID:l9LiGMDO
男「洗ってきたぜ!!」

女の子「!?」

男「もらったぁ!!」バッ

女の子「さ、させませんよ!!」サッ

男「ぬぐぉ!?」ガスッ
864 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:19:24.69 ID:l9LiGMDO
男「ぬおー…指がぁ…」

女の子「だ、大丈夫ですか?」

男「突き指した…」

女の子「つまみ食いしようとするからですよ」

母「ほら〜、冷やしてきなさ〜い」

男「また…行かなきゃいけないのか…」
865 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:35:52.43 ID:l9LiGMDO
母「いつまで経ってもやんちゃねぇ〜」

女の子「少し違うと思いますが…」

母「さ、これを盛りつけたら完成よ〜」

女の子「任せてください!!」
866 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ![sage]:2010/01/15(金) 22:37:37.71 ID:rosZ1iko
見てるぞ
867 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:41:58.53 ID:l9LiGMDO
男「酷い目にあったぜ…」

女の子「先程も言いましたが、自業自得です」

男「ん?出来たのか?」

母「出来たわよ〜」

男「待ってましたー!!」

女の子「…本当にテンションの落差凄いですね」
868 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:47:37.66 ID:l9LiGMDO
>>866 ありがとうございます



母「はい、箸と取り皿」

女の子「どうもです」

男「いただきます!!」

母「いただきます〜」

女の子「いただきます」
869 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:49:38.60 ID:l9LiGMDO
男「うむ、うまい」

母「よかったわねぇ」

女の子「え、えぇ」

男「お前は切っただけじゃないのか?」

女の子「…」

母「この子は…本当に空気読めない子ねぇ」

男「ん?なんだ?なんだ?」
870 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:53:03.93 ID:l9LiGMDO
男「伊達巻きいただきー」

女の子「あ、早速伊達巻きが無くなってしまいました…」

母「食べ過ぎよ〜?」

男「この世の伊達巻きは全て俺の物だ」

女の子「…ではかまぼこは私がいただきますね」

男「あ!!」
871 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:55:51.15 ID:l9LiGMDO
女の子「この煮物、美味しいです」

母「そんな事言われるなんて、嬉しいわ〜」

男「母さんの煮物は昔から絶品だったな」

母「そうかしら〜?」

男「あぁ、間違いない」
872 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 22:58:27.06 ID:l9LiGMDO
女の子「お二人とも、仲のいい親子ですね」

母「そうかしら〜?」

女の子「えぇ、見ていて羨ましいくらいです」

男「うーん…自覚は無いけどな」
873 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 23:00:32.08 ID:l9LiGMDO
母「でも、やっぱり娘が欲しくなるわねぇ〜」

男「娘…ねぇ」

母「そういえば昔、あなたのー…」

男「か、母さん、その話は無しだ!!」

女の子「?」
874 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 !2010/01/15(金) 23:02:12.31 ID:l9LiGMDO
女の子「何の話ですか?」

男「何でも無いぞ!!」

母「いいじゃないお話しても〜」

男「俺が嫌だ!!」

女の子「ますます気になりますね」
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:06:36.59 ID:pKuYucDO
男「そんな事よりも、母さん」

母「なにかしら〜?」

男「後で大事な話があるんだ」

女の子「!?」

母「大事な話?」
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:08:20.89 ID:pKuYucDO
母「今は話せないの〜?」

男「あぁ」

母「ふぅん…わかったわ〜」

女の子「…」

母「楽しみだわ〜」

男「?」
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:11:24.21 ID:pKuYucDO
男「それにしても…作り過ぎじゃないか?」

母「あら〜?男の子なんだからこれくらい食べるでしょう?」

男「いや…重箱四段分も食えねぇよ…」

女の子「大丈夫です、私が食べますから」

母「あら、頼もしいわ〜」

男「…本気で食いそうだな」
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:14:14.40 ID:pKuYucDO
母「やっぱり大勢で食べるのは楽しいわね〜」

女の子「いつもはお一人なんですか?」

母「そうよ〜?」

女の子「こんな広いお家に一人…」

母「慣れれば狭いわよ〜」

男「迷子になるくせに…よく言うぜ」
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:17:14.79 ID:pKuYucDO
母「毎日冒険してるみたいで、楽しいわよ?」

男「冒険て…」

母「それに、最近は対抗策も思い付いたのよ〜」

女の子「対抗策?」

母「左手をついて〜」

男「それ、迷路とかで使うテクニックだろ!?」
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:19:39.40 ID:pKuYucDO
女の子「家政婦さんとか雇わないんですか?」

母「一人でも家事なんて余裕よ〜」

男「母さんは掃除とか大好きだもんな…」

母「えぇ、大好きよ〜」

女の子「…」
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:22:22.91 ID:pKuYucDO
母「でも、あなたの部屋を掃除した時は驚いたわ〜」

男「!?」

女の子「この人の部屋?」

母「えぇ、本棚の二段目の裏に〜」

男「わー!!このチャーシュー美味しいなー!!」

母「あらそう?嬉しいわ〜」

女の子「…これは後で調べてみなければ」
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:24:28.90 ID:pKuYucDO
男「俺の話はしなくていいから!!」

母「え〜、面白いのに〜」

女の子「そうですよ、これから盛り上がる所じゃないですか」

母「ね〜」

女の子「はい」

男「こいつらの仲の良さが怖い…」
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:27:35.19 ID:pKuYucDO
母「もうお友達だもの〜」

男「そうなのか!?」

女の子「よくわかりませんが…」

母「えぇ〜、友達よね〜?」

女の子「は、はい!!お友達です!!」

母「ほら、お友達でしょ〜?」

男「…そうだね、お友達だね」
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:30:17.94 ID:pKuYucDO
女の子「本当に綺麗なお母様ですね〜…」

母「そうかしら〜?」

女の子「はい、尊敬します」

男「母さんを尊敬しても良い事無いと思うけどな…」
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:33:49.16 ID:pKuYucDO
母「それじゃ私は今日から師匠になるのかしら〜?」

男「なんでそうなるんだよ!?何の師匠だよ!?」

女の子「よろしくお願いします、師匠」

男「お前も乗るのかよ!?」

母「大変そうね〜?」

男「あんたらのせいですけどね!!」
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 07:37:02.39 ID:pKuYucDO
男「何か疲れた…」

女の子「お茶のおかわりどうぞ」

男「ありがと…」

母「今のはナイスよ!!プラス10点ね!!」

女の子「ありがとうございます」

男「何の得点だよ!?」
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 09:59:59.37 ID:pKuYucDO
二度寝…した…



母「わかってないわね〜、こういう細かい気配りが大事なのよ?」

男「なんだそりゃ…」

女の子「勉強になります」

母「それはよかったわ〜」

男「…もういいや」
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:05:35.86 ID:pKuYucDO
男「俺はもう食えないぞー…」

母「私も、ごちそうさま〜」

男「ごちそうさま…」

女の子「やっぱりかまぼこ美味しいですね」

男「案の定、お前は余裕で食べてるのな…」
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:07:05.81 ID:pKuYucDO
母「よく食べる子なのね〜」

女の子「そ、そんな事はー…」

男「そんな事あるだろ、聞いてくれよ母さん、こいつの今までの武勇伝を」

母「それは聞きたいわ〜」

女の子「まさかこんな反撃が…」
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:11:58.34 ID:pKuYucDO
男「焼肉食べ放題では何十人前もの焼肉を食し…」

母「焼肉…?」

男「ケーキバイキングでは店員真っ青な量のケーキを食べ…」

女の子「真っ青なんかになってませんでしたよ!!」

男「ありとあらゆる食べ物を完食してきたのさ!!」

母「それは偉いわね〜」

男「…あれ?」
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:13:36.61 ID:pKuYucDO
母「食べ物を残さない事は良い事よ〜?」

男「お、俺だって残さねぇよ!!」

母「偉いわ〜」

男「いや、そういう事じゃなくて…」

女の子「今回は私の勝ちですね」

男「くっ…」
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:21:26.13 ID:pKuYucDO
男「どうやらこの場は俺にとって完全にアウェーなようだな…」

女の子「あなたの実家ですのにね」

男「なぜだ…なぜにこうも…」

母「そんなの決まってるわ〜」

女の子「え?」
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:23:02.07 ID:pKuYucDO
母「私が可愛い女の子の味方だからよ〜」

女の子「か、可愛い…」

男「…そりゃー勝てないわー」

女の子「!?」

母「そうでしょ〜?」
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:24:57.21 ID:pKuYucDO
男「悔しいが、可愛さでは俺はお前に勝てん」

母「フルセットで負けているわね〜」

女の子「あ、あの…あの…」

母「な〜に〜?」

女の子「一番可愛いのは…お母様だと思いますが」

母「そうかしら〜♪」

男「…」
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:27:29.84 ID:pKuYucDO
マリーカワイイナァ



男「母さんは可愛いというか…天然だな」

母「天然〜?」

女の子「…そうですね、納得です」

母「なになに〜?私褒められてるの〜?」

男「…あぁ」

母「嬉しいわ〜♪」

女の子「…」
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:29:48.99 ID:pKuYucDO
男「しかし…話をしながらもガンガン減っていくな」

母「もう少しでおせち無くなってしまうわね〜」

女の子「美味しいので」

男「それにしたって…な」

母「あ、そういえば冷蔵庫に…ちょっと待っててね〜」

女の子「はい…?」
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:33:00.01 ID:pKuYucDO
女の子「ところで」

男「んー?なんだー?」

女の子「この後の予定は決まっているのですか?」

男「いつも通り未定に決まってるだろ?」

女の子「まぁ、そんな気はしてましたけどね」

男「…」
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:34:39.42 ID:pKuYucDO
母「お待たせ〜」

男「ん?」

女の子「それはー…」

母「鯛の刺身よ〜、昨日買ってきたのをすっかり忘れてたわ〜」

男「…」
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:37:21.44 ID:pKuYucDO
女の子「ど、どうしましょう、凄く高そうなー…」コソコソ

男「母さんの金銭感覚は狂ってるからな…スーパーで売ってるパックと同じ気持ちで買ってきたんだろ」

母「あら〜?食べてくれないの〜?」

女の子「えと…いただきます」

母「どうぞ〜」
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:39:09.00 ID:pKuYucDO
女の子「凄く美味しいですー…」

母「それはよかったわ〜」

女の子「こんな美味しいお魚は初めてです」

母「大袈裟ねぇ〜、でも嬉しいわ〜」

男「…たぶん大袈裟でも何でも無いけどな」
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 10:40:37.00 ID:pKuYucDO
男「…俺も少し食おう」

母「まだ食べれるの〜?」

男「うまそうな物を見ると人間腹が減るもんだぜ」

女の子「それは同感です」

男「よし、行くぜ!!」
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:01:37.71 ID:pKuYucDO
男「うまー」

母「あら?重箱の方はもう終わったのね〜」

男「え!?」

女の子「はい、とても美味しかったです」

男「…さっきまで後一段あったんだがな」
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:03:16.47 ID:pKuYucDO
男「よーし、終わったぜ」

女の子「ごちそうさまでした」

男「ごちそうさま」

母「それじゃ片付けるわね〜」

女の子「手伝います」

母「プラス10点!!」

男「…これ、何点満点なんだ?」
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:05:00.11 ID:pKuYucDO
母「それじゃぁ、私が洗うから拭いてね〜」

女の子「了解であります、教官」ピシッ

男「今度は教官か…」

母「何だかいい響きねぇ〜」

男「…」
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:06:30.08 ID:pKuYucDO
母「〜♪」

女の子「拭いてー…並べてー…」

男「何で皿拭くのにそんなに真剣なんだ?」

女の子「割ってしまうかもしれないじゃないですか!!」

男「…」
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:11:45.85 ID:pKuYucDO
男「しかし、お前の力なら本当に割りそうだな」

母「女の子にそんな力出せないわよ〜」

男「それがな母さん、こいつの力は想像を絶するんだよ」

母「え?」

男「その力は山をー…」

女の子「…」ジー

男「いや、なんでもない」
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:28:20.97 ID:pKuYucDO
母「よ〜し、終了〜」

女の子「お疲れ様です」

母「それじゃ、何をしよっか?」

女の子「え?」

母「せっかくだから私と遊びましょうよ〜」

男「…」
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:30:02.40 ID:pKuYucDO
男「これはもう、天然とかじゃ無いな」

女の子「…」

男「子供…なんだな…きっと」

母「私はいつまでも少女の心よ〜」

女の子「…す、素敵ですね」
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:32:58.93 ID:pKuYucDO
母「そうだ〜、お家の中を案内するわ〜」

男「え?」

母「この子が昔使ってた部屋とか〜」

女の子「それは是非拝見したいです」

母「こっちよ〜」

男「ちょっとまてええええええええ!!」
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:34:41.96 ID:pKuYucDO
母「まずはー…どっちだったかしら?」

女の子「どっちですか?」

男「言わないよ!!絶対に言わない!!」

母「まぁ、手当たり次第探せば見つかるでしょ〜」

女の子「そうですね」

男「…」
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:36:36.56 ID:pKuYucDO
母「あ、ここが私の部屋よ〜」

女の子「見てみたいです」

母「どうぞ〜」ガチャッ

女の子「こ、これは…」

男「…相変わらずの少女趣味で」
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:37:57.62 ID:pKuYucDO
女の子「とても可愛いお部屋です」

母「ありがとう〜」

女の子「人形もたくさんありますね」

母「趣味で集めてるのよ〜」

男「…何か俺が恥ずかしいんだが」
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:41:16.64 ID:pKuYucDO
母「次のお部屋は〜…」

男「おぉっと、ここまでだぜ」

女の子「どうやらここがあなたの部屋のようですね」

男「その通りだ、だが入らせん」

母「まぁまぁ、いいじゃない〜」

男「よくないよ!!」
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:42:39.95 ID:pKuYucDO
女の子「…仕方ないです、諦めましょう」

母「そうね〜、仕方ないわね〜」

男「そうか」

女の子「…と見せかけて」

母「どうぞ〜♪」ガチャッ

男「んな!?しまった!!」
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:45:34.67 ID:pKuYucDO
女の子「侵入成功です」

男「…」

女の子「…あら?ベッドと机以外何も無いです?」

母「最低限の物以外いらないって言うのよ〜」

女の子「…少し残念ですね」
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:46:50.29 ID:pKuYucDO
男「悪かったな、面白くない部屋で」

女の子「せっかくですから物色してみましょう」

母「そうね〜」

男「お、おい!!」
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:48:10.42 ID:pKuYucDO
女の子「こういう時はベッドの下を探すのが王道だと聞いた事があります」

男「…」

母「その下には何も無いわよ〜」

女の子「え?」
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:51:33.77 ID:pKuYucDO
母「扉を開けると隠れるけど、その横に本棚があるのよ〜」

男「!?」

女の子「あ、本当です」

母「この棚の裏に〜」

男「ストップ!!ストップ!!」
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:53:33.91 ID:pKuYucDO
男「これ以上はダメだ!!」

女の子「…まぁ、その反応でだいたいわかりましたが」

男「なっ!?」

母「残念ねぇ〜」

男「もう…嫌だ…」
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/01/16(土) 11:54:11.78 ID:e4zx5poo
紫煙

ところで、女の子は何歳設定だっけ?
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:55:18.59 ID:pKuYucDO
男「もう…出ようぜ…」

母「そうね〜」

女の子「充分楽しませていただきました」

男「そうですか!!それはよかったですね!!」
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 11:59:07.93 ID:pKuYucDO
>>920 支援感謝です…何歳なのか書いてる奴もわかりません…申し訳無いです



女の子「この家は2階もあるのですね」

男「使って無いけどな」

女の子「そうなんですか?」

母「えぇ〜」

女の子「では何の為に…?」
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:01:00.13 ID:pKuYucDO
母「目的はあったのよ〜」

男「え?そうなの?」

女の子「あなたは知らないんですか?」

男「おう、聞いた事無い」

母「あら〜、言って無かったかしら〜?」
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:04:03.08 ID:pKuYucDO
母「二世帯住宅にしようと思ってたのよ〜」

男「…え?」

女の子「それって…」

母「つまり〜、この子が早くお嫁さんを連れて来ないと使えないのよ〜」

男「…母さん、普通そういう事は本人の前で言わないものだ」

母「あら?そうなの〜?」

女の子「…」
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:06:38.92 ID:pKuYucDO
母「でも、よかったわ〜」

男「なにが?」

母「あなたがやっと彼女を家に連れてきたのだもの〜」

男「彼女!?」

女の子「…え?私?」

母「そうよ〜」
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:09:06.82 ID:pKuYucDO
男「…母さん、その辺の事についてもいろいろと話があるんだけどさ」

母「そういえばさっきもそんな事言ってたわね〜」

男「出来れば二人で話したいんだけど…」

母「ん〜…どうしよっかなぁ〜」

男「え?」
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/01/16(土) 12:16:06.64 ID:dXhUNADO
もうそろそろ、次スレを考え始めなきゃなww

しえーん!!
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:21:37.69 ID:pKuYucDO
>>927 支援ありがとうございます…次スレカ…



母「私はこの子とお話したいわ〜」

女の子「私?」

母「二人でお菓子でも食べながらお話しましょ〜」

女の子「是非しましょう」

男「ちょ、おい!!俺は!?」

母「久し振りの実家でも体感していて〜」

男「なっ…本当に置いていきやがった…」
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:23:34.70 ID:pKuYucDO
男「…まぁいいや、あいつが何とかするだろう」

男「俺は久し振りに部屋でのんびりするかなっと」

男「…暇だなー」

男「さ、寂しくなんか無いんだからね!!」

男「…」
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:24:55.13 ID:pKuYucDO
女の子「お菓子まだまだありますよー」

母「わーい♪」

女の子「本当にこのお店のお菓子が大好きなんですね」

母「えぇ、大好きよ〜」
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:26:20.27 ID:pKuYucDO
母「それで、早速なんだけど〜」

女の子「何でしょうか?」

母「二人はどこまで行ったのかしら〜?」

女の子「どこまで、ですか?」

母「えぇ、とっても気になるわぁ〜」
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:27:58.06 ID:pKuYucDO
女の子「えーっと…いろいろな所に行きましたよ?」

母「え?」

女の子「遊園地や映画など…」

母「そ、そういう意味じゃ無いわよ〜」

女の子「…やっぱり違いますか」
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:30:27.76 ID:pKuYucDO
女の子「どこまでと言われましても…何も無いですね」

母「またまた〜、カップルなんだから〜…」

女の子「…大きな誤解があるようですね」

母「誤解〜?」
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:32:01.38 ID:pKuYucDO
女の子「あれが…これで…それで…」

母「ふむふむ〜」

女の子「…という訳で、彼女でも何でも無いんですよ」

母「そんな事があったのねぇ〜」
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:33:46.11 ID:pKuYucDO
女の子「あまり驚かないのですね?」

母「驚く〜?」

女の子「普通息子が見知らぬ身元不明な人を連れてきたらもっと…」

母「う〜ん…」
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:36:34.69 ID:pKuYucDO
母「確かにそうかもしれないわね〜」

女の子「それなら…」

母「でも、こんなに可愛い子なら全然大丈夫よ〜」

女の子「…やっぱり親子ですね、何か安心しました」
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:41:02.80 ID:pKuYucDO
母「でも、やっぱり若い男女が二人で居たのだから、浮いた話の一つや二つ〜」

女の子「な、無いですよ」

母「あるんでしょ〜、正直に話なさ〜い」

女の子「うぅ…こういう話は苦手なのですが…」

母「私は大好きよ〜」

女の子「…」
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:45:23.87 ID:pKuYucDO
母「一緒に寝たりしているんでしょ〜?」

女の子「うっ…」

母「その反応…寝ている!!寝ているのね!!」

女の子「…は、はい」

母「まぁ!!まぁ!!」
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:47:13.29 ID:pKuYucDO
母「素敵ねぇ〜、若いわねぇ〜、いいわねぇ〜」

女の子「そ、そんな…」

母「でも、そこまでしても何も無いの〜?」

女の子「え、えぇ」

母「まったく、あの子もダメな子ねぇ〜」
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:49:02.29 ID:pKuYucDO
母「女の子がそこまでしたら、襲うのが礼儀ってものよねぇ〜」

女の子「お、襲うって…」

母「それはもちろん…」コソコソ

女の子「!?」
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:50:37.48 ID:pKuYucDO
女の子「こ、この話題はもう終わりにしましょう!!」

母「え〜、面白くなってきた所なのに〜」

女の子「うぅー…」

母「顔が真っ赤になってるわよ〜、可愛いわねぇ〜」

女の子「や、やめてください…」
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:53:00.50 ID:pKuYucDO
男「何か飲み物ー…」

女の子「!?」

母「あら、噂をすれば」

男「ん?なんだ?」

女の子「な、何でも無いです!!」

男「ぐぎゃっ!?」ドスッ

母「いい右だわ〜」

男「は、反応する所はそこ…なのか…?」ドサッ
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:55:33.00 ID:pKuYucDO
男「まったく…飲み物取りに来ただけで何でこんな目に…」

女の子「い、いいですから早く戻ってください!!」

男「へいへい…お邪魔しました」

母「う〜ん…」
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 12:58:09.51 ID:pKuYucDO
母「どうやらあの子だけじゃなくて、あなたにも問題があるようねぇ〜」

女の子「私に?」

母「これは何とかしないといけないわ〜」

女の子「あの…」

母「あ、気にしなくていいわよ〜?」

女の子「はぁ…そうですか」
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:00:06.08 ID:pKuYucDO
母「他には?他には何か無いの?」

女の子「無いです!!」

母「ここまで来たら全部喋りなさ〜い」

女の子「誰か助けてくださいー…」
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:01:58.12 ID:pKuYucDO
母「私も何だか嬉しくてね〜」

女の子「?」

母「あの子、こういう話とは本当に無縁なんだもの〜」

女の子「そういえばそんな事言っていましたね…」

母「だから母としてこのチャンスは逃せないのよ!!」

女の子「チャンスって…」
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:04:12.54 ID:pKuYucDO
女の子「お母様、とてもアグレッシブですね」

母「女はこれくらいじゃ無いとダメよ〜」

女の子「私には無理です…」

母「…これは楽しみね」

女の子「え?」

母「何でも無いわ〜♪」

女の子「…?」
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:06:54.56 ID:pKuYucDO
母「そういえばさっき遊園地って言ってたわねぇ〜」

女の子「はい」

母「そこではどんな事があったの〜?」

女の子「えと…遊園地の前から話さないといけないのですがー…」
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:08:50.31 ID:pKuYucDO
女の子「元同僚の方と再会しましてー…」

母「あらあら」

女の子「それで一緒に行く事になりましてー…」

母「まぁ…」

女の子「それで結局ー…」

母「…」
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:10:43.86 ID:pKuYucDO
女の子「という事があった訳です」

母「…」

女の子「ど、どうしました?」

母「後であの子にはお仕置きね」

女の子「え!?」
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:13:05.96 ID:pKuYucDO
母「だって女の子と一緒なのに他の女と一緒に遊園地よ〜?」

女の子「いえ、それは私が…」

母「私だったらその場で〜…」

女の子「…その場で?」

母「とりあえず、いじけるわね!!」

女の子「…本当にそっくりですね」
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:14:54.28 ID:pKuYucDO
母「あなたは嫌じゃ無かったの〜?」

女の子「それはー…わかりません」

母「それは嫌だったのと同義ねぇ〜」

女の子「え!?」

母「ふふふっ、本当にいい子ねぇ〜」

女の子「…」
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:16:27.66 ID:pKuYucDO
女の子「もう…やめにしましょうよー…」

母「まぁまぁ、お菓子でも食べて落ち着きましょ〜」

女の子「…そうですね、食べましょう」

母「美味しいわ〜♪」

女の子「笑顔が凄い輝いてますね…」
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:19:55.94 ID:pKuYucDO
母「私はお菓子と若い子の恋愛話で若返るのよ〜♪」

女の子「凄い体質ですね…」

母「私くらいの年齢になると楽しみがこれくらいなのよ〜」

女の子「充分若いじゃないですか…」
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:22:35.17 ID:pKuYucDO
母「若く見えるかしら〜?」

女の子「えぇ、二十代にしか見えません」

母「あら〜、それは嬉しいわね〜♪」

女の子「正直、お母様からどうやったらあのような息子が生まれるのかと…」
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:25:24.13 ID:pKuYucDO
母「あの子も子供の頃はもっと可愛い子だったのよ〜?」

女の子「子供の頃?」

母「えぇ、見てみたい?」

女の子「是非!!」

母「それじゃアルバム持ってくるわねぇ〜」

女の子「はい」
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:27:14.95 ID:pKuYucDO
母「確かここに〜…あったわ〜」

女の子「ドキドキです」

母「えーっと…子供の頃の写真は…この辺りね〜」

女の子「…え?」
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:28:32.48 ID:pKuYucDO
女の子「この子供が…あの人なんですか?」

母「えぇ、そうよ〜?」

女の子「…一つ聞いてもいいですか?」

母「なにかしら〜?」

女の子「何でスカート履いているんですか?」
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:30:37.92 ID:pKuYucDO
母「それはもちろん可愛いからよ〜」

女の子「…でも、男の子ですよね?」

母「可愛ければ何でもありよ〜」

女の子「…そうですか」

母「えぇ♪」

女の子「この辺りの性格も、遺伝ですかね…」
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/01/16(土) 13:30:43.04 ID:EGrHVP.o
追いついた 支援
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:32:51.73 ID:pKuYucDO
>>960 ありがとうございます、お疲れ様です…



女の子「でも、本当に女の子みたいですね…」

母「今では面影無いけどね〜」

女の子「正直、私より…可愛いような…」

母「それは言い過ぎよ〜」

女の子「…そうだといいのですが」
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:34:21.49 ID:pKuYucDO
女の子「何歳までこの格好だったのですか?」

母「小学校に入るまでかしら〜?」

女の子「小学校まで…この格好…」

母「もったいないわよね〜」

女の子「いえ、それでよかったと思うのですが…」
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:36:34.05 ID:pKuYucDO
母「これが小学校の時の写真よ〜」

女の子「あ、少し面影がありますね」

母「この頃から急に男らしくなってきたのよね〜…」

女の子「何か、少し残念そうですね」

母「だって…ねぇ?」

女の子「…」
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:41:08.09 ID:pKuYucDO
女の子「小学校ではどんな子供だったんですか?」

母「今とあまり変わらないわねぇ〜、泣き虫だったわぁ〜」

女の子「…確かに、今でもすぐ涙目ですね」

母「どうにかならないのかしら〜?」

女の子「…ほとんど私のせいですが」
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:44:06.71 ID:pKuYucDO
女の子「あ、この人は…」

母「?」

女の子「前にあの人が持ち歩いてるアルバムに入ってた写真の人です」

母「え?本当に?」

女の子「えぇ」
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:46:27.72 ID:pKuYucDO
母「それは嬉しいわぁ〜」

女の子「?」

母「これ、私の写真なのよ〜」

女の子「え!?」

母「家を出る前に渡した写真をまだ持ってたのねぇ〜」
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:47:49.43 ID:pKuYucDO
女の子「これ…お母様なんですか?」

母「そうよ〜?」

女の子「…ちなみに、何年前の写真ですか?」

母「10年くらい前ねぇ〜」

女の子「…」
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:50:19.01 ID:pKuYucDO
女の子「そうだったんですか…」

母「誰だと思ったのかしら〜?」

女の子「それはー…そのー…」

母「初恋の相手とかかしら〜?」

女の子「!?」

母「ふふっ、また当たりみたいねぇ〜♪」
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:53:07.18 ID:pKuYucDO
母「ライバルだと思われるなんて、光栄だわ〜」

女の子「そ、そんな事思ってません!!」

母「また顔が真っ赤よ〜?」

女の子「こ、これは…その…」

母「あーもう、本当に可愛いわ〜♪」

女の子「うぅぅー…」
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 13:54:39.84 ID:pKuYucDO
母「楽しいわねぇ〜♪」

女の子「何か、お母様と一緒にいると調子が狂います…」

母「よく言われるわぁ〜」

女の子「そんな気がします…」
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:00:52.67 ID:pKuYucDO
母「これは近くの公園で遊んだ写真で、これが〜」

女の子「写真、たくさんあるんですね」

母「私の趣味なのよ〜」

女の子「あの人もよく撮ってましたよ?」

母「私の影響かしらねぇ〜?」
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:02:30.30 ID:pKuYucDO
女の子「そういえば持っているカメラ…随分使い込まれた物でした」

母「あら?そうなの〜?」

女の子「お母様はご存知無いのですか?」

母「ん〜…」
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:03:55.12 ID:pKuYucDO
母「そういえば高校生になってから初めての帰省の時に持ってたわねぇ」

女の子「そんなに前から?」

母「えぇ、貰い物と言ってたわ〜」

女の子「貰い物…ですか」
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:06:04.06 ID:pKuYucDO
母「友達から譲ってもらったって言ってたわよ〜」

女の子「友達ですか」

母「きっと、とても大切な友達だったのねぇ〜」

女の子「…」
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:09:41.19 ID:pKuYucDO
母「ここからは中学生の頃の写真ねぇ〜」

女の子「…急激に身長が伸びてますね」

母「入学前に20cmも伸びたのよぉ〜、あの時は驚いたわぁ〜」

女の子「…羨ましい限りですね」
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:11:25.26 ID:pKuYucDO
女の子「学ラン姿がよくお似合いですね」

母「えぇ、そうなんだけどねぇ〜」

女の子「?」

母「私はカッコイイと思ったのに、なぜかモテなかったのよ〜」

女の子「…性格じゃないですかね?」

母「あぁ、なるほど〜」

女の子「納得するんですか…」
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:13:15.35 ID:pKuYucDO
男「何か、さっきから失礼な事を言われてる気がするな…」

男「母さん、変な事喋って無いだろうな…?」

男「まぁいいか」

男「もう慣れたし…慣れた…」

男「…あー、暇だー」
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:15:20.85 ID:pKuYucDO
女の子「これは入学式ですか?」

母「そうよ〜?」

女の子「この隣に居るのがお母様ですよね?」

母「私よ〜」

女の子「…同年齢にしか見えませんね」
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:17:52.57 ID:pKuYucDO
母「この時は大変だったわぁ〜」

女の子「何かあったのですか?」

母「あの子と別の学校から来た子がたくさんいたのだけれど…」

女の子「?」

母「私、ナンパされちゃった♪」

女の子「え!?」
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:20:33.26 ID:pKuYucDO
母「どうやら私をあの子のお姉さんと勘違いしたみたいでねぇ〜」

女の子「なるほど…」

母「あの子も入学した後しばらく、紹介しろーって言われてたらしいわぁ〜」

女の子「お母様、モテそうですからね…」

母「嬉しいわぁ〜♪」

女の子「…あの人も大変だったでしょうに」
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:22:21.04 ID:pKuYucDO
母「ラブレターも貰ったのよぉ〜」

女の子「お母様だって説明しなかったのですか?」

母「それは〜…」

女の子「?」

母「面白そうだったから、つい♪」

女の子「…」
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:27:56.96 ID:pKuYucDO
母「あ、これは初めての体育祭の時の写真よぉ〜」

女の子「リレーですか」

母「この時はアンカーで大活躍だったのよぉ〜」

女の子「…え?アンカー?」
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:30:04.82 ID:pKuYucDO
女の子「あの人、足速いんですか?」

母「えぇ、でも問題があってねぇ…」

女の子「…体力ですか」

母「よくあの子の事わかってるわねぇ〜」

女の子「今までを見てくれば…まぁ」
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:32:17.01 ID:pKuYucDO
母「でも、玉入れの時は酷かったわぁ〜」

女の子「玉入れ?」

母「あの子が投げた玉が私の方に…」

女の子「…凄いノーコンですね」

母「本当に運動がダメで…」
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:34:10.63 ID:pKuYucDO
女の子「この賞状を持ってるのは何ですか?」

母「合唱コンクールで入賞した時の写真よ〜」

女の子「なるほど…あの人なら納得です」

母「いえ〜、あの子は風邪で休みだったのよ〜」

女の子「…」
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:35:38.39 ID:pKuYucDO
女の子「お母様はあの人の歌声聞いた事ありますか?」

母「あるわよ〜…ただ…」

女の子「?」

母「私の知らない歌しか歌わないのよ〜」

女の子「…ですよね」
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:37:52.97 ID:pKuYucDO
母「あ、でも他の賞を貰った事があるわよ〜」

女の子「何の賞ですか?」

母「確か…作文だったかしら?」

女の子「あの人が作文を?」
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:39:27.18 ID:pKuYucDO
母「どうやら私との生活を書いたみたいでねぇ〜」

女の子「…」

母「受賞の時はなぜか相手の方が泣いていたわぁ〜」

女の子「…きっと、同情したのでしょうね」

母「?」
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:41:41.06 ID:pKuYucDO
母「これが部活の写真〜」

女の子「これが前に聞いたテニス部時代のあの人…」

母「毎日遅くまで練習していたのよ〜」

女の子「…遅くまで、やってたんですか」

母「えぇ〜」
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:44:14.51 ID:pKuYucDO
母「でも、二年生の中盤でやめちゃってねぇ〜」

女の子「何でですか?」

母「さぁ〜…自分の限界に気がついたって言ってたけど〜…」

女の子「…自分で気がついたんですね」
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:47:26.25 ID:pKuYucDO
母「写真はここまでね〜」

女の子「え?三年生の写真は無いんですか?」

母「…うん、無いのよ」

女の子「何で撮らなかったんですか?」

母「それは…」
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:48:55.79 ID:pKuYucDO
母「…私の口からは言えないわ」

女の子「何でですか?」

母「これはあの子の問題だから…ね」

女の子「…」

母「だから、どうしても知りたかったらあの子に聞いてね?」

女の子「…わかりました」
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:50:49.44 ID:pKuYucDO
男「暇だからやってきたぜ!!…って」

母「あら〜」

女の子「?」

男「な、何でアルバムが!?」

母「二人で見てたのよ〜」

男「!?」
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:52:57.19 ID:pKuYucDO
男「み、見たのか!?」

女の子「えぇ、可愛い女の子が写ってましたよー」

男「なっ!?」

女の子「本当に可愛いー…」

男「うわああああああああああん!!」ダッ

母「あらあら、走ると危ないわよ〜?」

女の子「…」
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:55:26.07 ID:pKuYucDO
男「うぅ…もうダメだ…見られてしまった」

女の子「そんなに落ち込まないでくださいよー」

男「俺の黒歴史…その一部始終が…」

母「大丈夫よ〜、この子なら今更引いたりしないわよ〜」

男「そういう問題じゃねぇよおおおおおおおおお!!」
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 14:59:21.76 ID:pKuYucDO
女の子「お菓子あげますから機嫌直してくださいよー」

男「お菓子なんかで…」

母「それじゃまた二人で食べようか〜」

女の子「そうですね」

男「…俺も食べる」

女の子「…本当に寂しがり屋ですね」
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 15:03:19.37 ID:pKuYucDO
男「うまー」

女の子「いつも通りの機嫌の直りの良さに安心です」

母「この辺りも昔から変わらないわぁ〜」

男「ふっ…昔の俺など既に超えたぜ」

女の子「そうじゃ無いと困ります」

母「そんな事言ってる時点で怪しいのよねぇ〜」

男「…」
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 15:05:05.58 ID:pKuYucDO
男「お前達!!俺をいじめるな!!」

母「いじめて無いわよ〜」

男「どこがだ…」

女の子「私はそのつもりでー…」

男「更に悪いわ!!」
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 15:07:26.26 ID:pKuYucDO
男「ちくしょう…悔しい…でも…」

女の子「それ以上は親の前でやってはいけませんよ」

母「何か一発芸でも見せてくれるの〜?」

女の子「それはいいですね、やっていただきたいです」

男「そんなもん用意してないしやらないよ!!」
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/01/16(土) 15:09:40.69 ID:pKuYucDO
1000…今回本当に何もしてない気が…



ここまで見ていただいた方、ありがとうございました


そろそろ後部座席に違和感無いんじゃね?とかいやそんな事は無いはずだ



という訳で…ありがとうございました



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