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HTML化した人:lain.
【死力を尽くし】能力者スレ【栄光を勝ちとれ】
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 00:45:48.55 ID:VA8YTHUo
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。
また、有志によって制限のない分煙所も作成されました。どうしてもあかんねん、あかんねん!というときにはご利用を。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1288987521/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/】 
分煙所【http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12877/
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 00:47:45.66 ID:lA0.jZEo
>>1乙!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 00:48:34.77 ID:VOq8fwAO
>>1乙だー
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 01:04:56.79 ID:/jMoDIUo
>>1乙〜
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 01:08:02.24 ID:UP.mA5ko
>>1
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 03:51:36.90 ID:ftaQaIAo
>>1000

…なんだろう、アンタみたいなタイプの人間にオレは一度会った覚えがあるような
そして…正面から受けて立つと思ってたのが驚きだむしろ…ッ!?

【ざくり!とスナップを利かせて放たれた斬撃が彼の腹を縦に斬ってやった事に気がつく…鋭い痛みに彼はもだえ苦しんだ】
【地面に尻から着地すると、その場で呻くように腹を抑えて膝立ちでルブハティルを見る】
【パチン、と彼はフロントガラスを開きながら…ため息をつく】

…ぐ、イテェ、クソッ、しぶとい奴だな…とどめを差せると思ったら
最後の最後で…ちょっと深手を負ったみたいだ…クソォ…!

【ゼェ、ゼェ、と苦しそうに腹を押さえながらどうなったか辺りを見回している】
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 04:05:59.22 ID:Z0DlKcE0
>>6

………お約束……『粋』と言う、ヤツだろう……。
理由として、十ぶ……ん……

【それは、騎士道と言うよりは、櫻の国の思想であるが―――女性は、言葉を終えるか終えないかで、力尽きた】
【動きだす医療班、とたんに静寂へとターン・オーバーする会場、そして…勝者の名前が、司会によって読み上げられる】

【ルブハティル=レヴィンツェンvsノビタ 勝者―――ノビタ】
【静けさの皮を破って、歓声が羽ばたいた…】


/うああ、眠気で文章が死んでいるのでここら辺で!
/お疲れさまでした!
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 04:11:24.20 ID:ftaQaIAo
>>7

……………

【言葉を失っていた…本戦で初の勝利を決めた事をどう表に出せばいいのか困惑してしまう】
【こうも連続で勝てた事は実際卑怯上等ガチ殴り上等でも能力だけはカンベンな!なノビタにしてみれば快挙も快挙】

【もしかしたら、優勝を狙えるか?】

…いや、狙えるかじゃなくて死んでも手に入れてやるってのが正解だけどな…

【倒れた戦士をスタッフが運んでいく…これにて戦闘は終了した】

【ノビタ――――――――準決勝進出】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!
/それは…俺も同じ…うおっ、おやすみ
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 17:48:33.58 ID:j9ykBNko
>>1>>1乙ゥ!


【海岸】

暗い夜の砂浜 私は歩く
暗い夜の砂浜 ひたすら歩く

あなたはだあれ 私はだあれ 誰も 誰も 教えてくれない
私はだあれ あなたはだあれ 誰か 誰か 教えてください

私は「ラダム・イデンダー」 記憶も 過去も 何も分からない
私は「ラダム・イデンダー」 私も 親も 何も分からない

だから 戦いましょう 分からないから
だから 戦いましょう あなたと私で

でも 会えない 誰とも
会いたいのに 会えない

誰もいないのかしら この世界は
誰かいないのかしら この世界に

【白いワンピースを身に纏った、一人の女性――】
【路地裏を、言葉と共に歩く】 【彼女からは、何処か――冷気を感じるだろう】
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 17:52:37.82 ID:j9ykBNko
>>9
/最後の行は【海岸を〜】です
/あと、20時頃までいます
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 18:29:57.69 ID:jsJ9VKEo
【公園】

【公園のベンチに青年が座っていた】
【白衣を羽織った色白で黒髪の青年だ。顔は幼いようにも大人のようにも見え、年齢が分かり辛い】
【すぐ隣には大きな刀が置いてある】

(あるはずのものが無い……そっから来る違和感はでかいな)

【青年は何やら観察するように刀を見つめている】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 19:38:02.28 ID:UP.mA5ko
【大会会場】

試合始まる前に適当な所ー………っと
それにしても良く続いてるねーこの大会

……ん、この辺りで良いでしょ

【ファーフードの黒のトレンチコートに黒のジーンズ、ニットの帽子にサングラスの少女が、座席を探している】
【首からは聖ユダのメダイのペンダント。両手の人差指に一つずつ、魔石の指輪を付けている】
【その内、気に入った場所を見つけたのか】

【どかっ】

【前の席の背もたれに、足を乗せて座った】


試合もそうだけど………観客席も見物だよねー

【既に或る程度以上は居る観客の顔を見て、知っている相手が居ないかを探している】
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 19:55:12.12 ID:Z0DlKcE0
>>12

【其れでも、疎らには存在する空席―――求めて、椅子と椅子の間を縫って歩き回る誰か】
【その姿を見た時、その声を聞いた時、彼女≠ヘ『誰か』では無くなって、見知った或る人物と成る】

ぁ゛−……やっぱあたしの好きな缶コーヒーが無ぇー。

【墨色の綺麗な髪を臍の裏ほどまで伸ばした、澄んだ丸い漆黒の瞳を持つ、身長160cmほどの大和撫子風の少女】
【制服ブレザーを身に纏い、校章部に配された、『魔術協会』の紋章が、彼女の所属を黙示する】
【左手に握るは、1メートルほどの戦鎚を想わせる角製鈍器―――に見えるかもしれないが、一応『ブブゼラ』という事に成っている】

……って。 ………吟雪?
………お行儀、悪い。

【無道 武美―――彼女は、既に坐している少女の姿を見ると、僅かに仰け反り、眼を丸くして】
【暫くの間、棒のように硬直―――数秒後、苦笑を浮かべつ、吟雪の隣にまで歩み寄って往くだろう】
【どさっ、あまり女の子らしく無い、奥ゆかしさに欠ける鈍い音を響かせつつ、都合良く誰の支配下にも無かった椅子に、尻を付けた】
【咎めている事は、咎めているのだろうが―――膝の上にブブゼラを載せる頃には、その笑みは恥かしげで、嬉しそうなモノに遷移している】
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:04:25.13 ID:UP.mA5ko
>>13

えーと、今日は二つくらい
今までの大会に比べるとやたら早いねー………っと

………音、匂い

【掲示板などで見た本日の日程を思い返しながらぼーっとしていた所、飛びこんで来る情報】
【その何れもが馴染みの深いもの、首をくるりと其方に向けて】

行儀より必要なのは快適性、だよ
リラックスして見られないんじゃつまらないしねー
にしても、やっぱりこの程度だとすぐばれる?

【帽子とサングラスを外し、普段の顔でニカリと笑った】

【武美が隣に座ると足を降ろし、代わりに上体を武美の側に傾けて】
【その腕に軽く寄りかかる様な姿勢になってから、首を軽く持ち上げて見上げるように】

ま、ばれるのも仕方がないかー……一緒に住んでれば、ね
貴女も、大会観戦は好きなの?
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !red_res]:2010/11/09(火) 20:11:39.34 ID:lnLpor2o
【水の国 大会会場】

只今より、準決勝を開始します。

第二試合 番天 零 VS エルネスティーネ

呼ばれた選手たちは、指定されたフィールドに入場して下さい。

【会場全体にアナウンスの音が響く】
【尚、フィールドの性質は昨日と同じ「土」である】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:15:46.49 ID:/jMoDIUo
>>15

寝て食って戦ってっつーのを繰り返してる感じだなァ・・・・
怪我も治るしメシも美味ェから文句はねェが

・・・・さァて、お次はどなたサマがお相手だァ?

【小動物の様な耳が隠れる青い髪、純朴そうな黒の眼】
【サイズの合わない灰色のパーカーを着込んだ】
【身長160cm程の青年がザッ、ザッと土を軽く蹴りながら入場する】

【彼―――番天 零の周囲には明らかに不自然な“風”が淡く渦を巻いており】
【言わずともそれが臨戦態勢であるということが分かるだろう】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 20:18:51.22 ID:Z0DlKcE0
>>14

……愚問じゃないかい?

【不敵な微笑を作って、眼を細めて、返答は最小限である】
【天井を寝床を共有し、首を絞められることすら許可する掛け替えのない相手、判らぬ筈も無いのだ、と】
【彼女なりに極限まで凝縮されたセリフが物語っていた】

好きだねぇ、割と同僚とかも出てくるから、戦力把握とかにゃあ其れなりに使える。
あと、だなぁ………単純に、血が騒ぐじゃねーか。

【緩く腕に圧し掛かる、吟雪の体重を味わいながら、顔が近付き過ぎない様に―――詰まり、普通に会話できる£度に近づけて】
【考えが有るのかと見せかけて、全く以って身も蓋も無い然し一般的では有ろう理由を口にする】

……今日まで残ってる知り合いは、一人だけだけどねぇ。
予選参加者名簿を見たら、シオンとかも出てた様だがなー、うん。

【ブブゼラの置き場に微妙に困っているのか、忙し無く動かして―――首を横に振ると、結局元の場所に帰着させた】
【「見たかったなぁ」と、吟雪に同意を求めつつ、一度だけ試合開始前の会場を睨み、また彼女に視線を戻す】
【………――――吟雪も名簿に眼を通していたのなら、若しかしたら、決勝進出者の中で、逢っても居ないのに聞いた名前が有る、やも】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:19:05.67 ID:FwfSKJEo
>>15-16

 【──ざ】

【土を踏む音を僅かにたて。フィールドに一人の少女が入ってくる】

(今更ながら気付きましたけれど──)
(試合が平行して行われると、参加者の試合を事前に見ることが出来ないのです、ね……)
(最も。「公平」という点では一番有効な進め方なのでしょうけれど)

【それは、透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女】
【そのウェーブがかった金髪はラメ入りのヘアゴムによってポニーテールに纏められている】
【喪服のような、黒の強い灰色のワンピースコートの上から同色の短いケープを羽織り】
【コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファー。背中側には上品な編み上げの飾りも見受けられ】
【ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている】
【そして彼女の胸元には、チェーン付のコインが大切そうに下がっていて──】

零様、でしたかしら──
本日はよろしくお願いいたしますわ。

【にこり、と】
【戦いの場には些か似合わぬ笑みを、少女は浮かべる】
【彼女の名はエルネスティーネ】
【今大会上位4名の中では唯一の、女性プレイヤーでもあった】

/本日は超よろしくお願いします!
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:21:05.89 ID:lnLpor2o
>>16>>18

第二試合、番天 零 VS エルネスティーネ

───試合開始!

【フィールドに、試合開始の合図が響く───】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:27:17.74 ID:dm.UIIco
【大会会場――…観客席】


【おおよそ“中程”――…ギリギリ参加者達が目で見える距離に座る人物が一人】


……、……ぅう…寒い。
『能力』は疲れるから使いたくないし……――服、どうしよう。


【長袖のブラックシャツにホワイトベスト、其の上からボロボロの灰色のファーコートを重ねた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『伊達眼鏡』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【右手は“焦げた”コートの袖から覗いておらず、どうやら『右手が無い』らしい事が判るか】


【はぁー、と両手に息を吹きかけると――今にも始まろうとしている試合へ、目を向けた】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:29:50.98 ID:/jMoDIUo
>>18>>19

ハァ・・・・どォも「礼儀正しく」ってェのはダメだな・・・・
・・・・まァ、よろしく頼むぜェ

(さァて、さて・・・・特別武器を持ってる感じじゃァねェ)
(銃でも隠し持たれてりゃァ厄介だが、能力寄りかァ・・・?)

【にぃ、といった感じでどこか恥ずかしそうに挨拶を返し】
【反面口元の三角形をした異常な歯をギラつかせながら、彼は動き始める】
【試合開始の合図と共に膝を曲げ、両手の平を地面スレスレまでに下ろして広げ】

そォだ、言い忘れてたが・・・っつーか当然の事でもあるがよォ
手加減は無しだぜェお嬢サマ――――・・・。

――――――≪“台風”≫ッ――――!

【番天の周囲に渦巻く風がその両手に収束を始める】
【風勢はまだまだ微風、エルネスティーネからすれば草をそよそよと揺らす程度だろうか】
【そして現在の所攻撃らしい動作も無し―――準備段階だ】

22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:30:17.32 ID:8XUGjbEo
【大会会場、観客席】

さって、と。
観戦ってのもなかなか楽しいねェ……?

【白いカッターにジーンズという簡素な出立ちの長身の女性が】
【観客席の中程に大きく膝を組み座っている】
【整えていない茶髪を肩まで伸ばしており、似合わないメガネをかけている】

えーっと、売り子、売り子ーっと………ヒヒッ!

【辺りをきょろきょろ見回して売り子を探している】
【まず最初にそれかよ】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:30:40.61 ID:UP.mA5ko
>>17

私の方はただ単に好きだから見に来るんだけどね、大会
戦力把握とかは考えてないけど、見れば見ないよりは分かるね
昔の試合のビデオとかも、結構面白いし

……ん、早速一つ
知らないのが一人、名前とかは知らないけど臭いに記憶が有るのが一人
確か……桜山≠ノ残ってた臭いの一つかな

【会場に響くアナウンス、少しばかり体を前に乗り出して鼻をひくつかせ】
【選手二名、うち一名には僅かに覚えが有る様で、目を細めたり瞬きをしたり】

あー、シオン確かに出てた。それから海里も居たっけね
まあ………割とぶっちゃけちゃうと、これって大会だし、仕方がないんじゃない?
私も予選残るの難しいんじゃないかなー………誰が優勝しても殺し切る自信は有るけどさ
ちゃんとしたルールが有ると、やっぱり打てる手段って限られるし
<Justice>だと……苦手な人の方が多いんじゃないかって思う

【「見たかったけど」、同意は返しておく】
【誰が実力で劣っているとも思わないが、このルールで勝ち残るにはまた違う強さが必要】
【自分の火力を適度に抑えつつ敵を打倒する、それは中々難しい事で】
【正義の組織にこう評価するのもおかしいが、実戦派集団には不得手か、とも】

………で、そーいえば何処かで聞いた様な名前も有ったけどさ
やっぱり、昨日も応援にでも来てた?

【試合の開始、視線は試合場に固定して】
【横を向かないまま、声だけで訊ねる】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:36:07.54 ID:FwfSKJEo
>>19>>21

(風を使役する能力──でしょうか)
(だとすれば……まずは火球を形成し終えるまでが第一の課題ですわね)

 【と、とん。】
【エルネスティーネ──エルは相手をじぃと観察しながら数歩だけ、後退をし】
【その直後。彼女の服飾に変化が訪れる】

【ぱぁあ、と。彼女の服が赤色を帯び始めたと思いきや】
【靴に生まれる、炎のように赤い小さな羽根。胸元に表れる、蝶々を真似たブローチ】
【左腕には炎をデフォルメしたような小型の盾が出現し──】
【刹那。彼女の足元に、彼女を中心とした直径1mほどの炎円が顕現する】

【――「装着型」のアートマン】
【名を、≪ラヴァーズ・コンチェルト≫という】


加減など──此方から願い下げと言うものでございます
全力を出しての真剣勝負。出し惜しみなど、出来ようもございません


【ぱちん!】
【唐突に、彼女の周囲に大量の火の粉が湧き上がる】
【それはまるで、彼女の戦意が燃え上がったのを示すが如く──】
【何も仕掛けてこないところを見れば、恐らく彼女も未だ攻勢に出る手札はそろっていないのだろう】

【見たところ、炎を使役する能力者であろうか】
【 「風」 対 「炎」 】
【世界を構成する4つの元素。そのうちの二つが──今宵、激突する】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:39:53.24 ID:aNu7r6SO
【水の国 大会会場】
【観客席】

……エルもノビタも準決勝上がったか……
エルも私と戦ったときと比べ強くなったな
【灰色の長い髪に緑のジャージを着て眼鏡をかけて、首に黄色いペンダントをかけ、腰に黄色い石が装飾された斬れないように刃のつぶれた西洋剣をおさめた小さなナイフの装飾のついた鞘と深緑色の簡素なフォルムをした拳銃を装備した18歳くらいの女性が】

……にしても不思議な味だな。コレ
【《753サイダー》というのを飲みながら】
【椅子に座って見学してる】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:44:07.92 ID:/jMoDIUo
>>24

(チィ・・・・まァた盾かよ、ったくやり辛ェなァ)
(・・・とァ言ったもののあの様子じゃ近付いて殴るのァ難しそうだ)
(結局ンとこ、根気と根気のぶつけ合いだなァこりゃ)

――――――≪“風盤”≫ッッ――――!

【シュルしゅる、ひゅうと収束を続ける両手の風はやがてマトモな形を持ち】
【多少の土を巻き上げながら円盤投げのソレの様に変化して】
【相手の言葉に行動で答えるかの如く―――二枚の風で出来た盤を飛ばす】

【狙いは相手の上半身、当たれば殴られる程度には痛い】
【――が、所詮は風であり小手調べと言ったところなのか耐久力は低く、破壊は容易だ】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !red_res]:2010/11/09(火) 20:45:58.93 ID:lnLpor2o
【水の国 大会会場】

第一試合 野比信太 VS 火鳥鶏治

呼ばれた選手たちは、指定されたフィールドに入場して下さい。

【会場全体にアナウンスの音が響く】
【尚、フィールドの性質は昨日と同じ「土」である】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:47:00.70 ID:97i8tJMo
【大会会場/観客席】

「ネーネー、カゲっちゃんが 負 け た のってどのヒトなのネー?」

【シグナルレッドの外ハネロングヘア/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】

……負けた、を。強調しないでください、喧嘩売ってるんです?
あの、青い髪の人ですよ

【白い髪/白い肌/灰青の瞳/黒い服/黒い靴】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】

【二人並んで、番天零VSエルネスティーネ――その試合を、見守っていた】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 20:47:00.95 ID:ftaQaIAo
>>27

【茶髪のツンツン髪を露わにして顔のうち左目のほうに黒い眼帯をつけて覆った顔に、長そで長ズボンの黒を基調としたスカルメッキ入りの…
軍人のような防弾チョッキを込みにした戦闘スーツの上下とS&W M19…リボルバー銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年が
五本の指までみごとにフィットし、指から手の甲に沿って手首にかけてしっかり覆われた堅そうな『籠手』をはめ直すところで…彼はセコンドに目線を向ける】

…何?なんか用?なぜこんなところに

「…野比信太、ようやくドラにコンタクト取れそうな人物に会えました、突然ですがいいですか?
今月に入ってからドラと連絡が取れないので出来る限り早く連絡させるようにいいなさい、アナタくらいしか彼に連絡できる人間がいませんから」

…アンタわざわざそれをオレに言うためにセコンドにまでついて来てくれたのか?そしてなんでルブハティル戦の時に来てくれなかったんだ
彼女の情報も手に入れられたかもしれないのになんて間の悪い人だ…近距離パワー型なのに感覚共有しているタイプとか知るかよ…

【そうセコンドからノビタに声をかけてくれたのは黒いフードに覆われたシルバーブロンドの短髪…ただし二束の長い前髪がはみ出している特徴的な髪型】
【黒い修道服にミニスカート、黒の二ーソックスにガーターベルトでさらにそのうえにタイツを履いている女性…教会の"異端狩り"の修道女の服装】
【両手首にそれぞれ紐で束ねたホイッスルのような物を左右4つずつぶら下げているこの女性…ドラの波紋の直接的な師にして姉弟子のテレサだった】

「…例の件でお話がありましてね、無論私が手塩にかけて鍛え上げた弟弟子ですから実力は当然信用していますが
念には念を入れてこれを渡しておきたいのです、我ら"教会"異端狩り第一班…全ての技術の粋を集結させた最新式の品です
いざという時が来てしまった時のためにこれを渡しておきたい…法儀式済み純銀製…心臓に突き刺せば一瞬で始末できます」

【そう告げてテレサが掲げるのは…表面が銀色でコーティングされ”教会”の十字のロゴが刻まれた30cm大の大きな釘…いや、『杭』だ】
【表情一つ変えず彼女はその何らかの貴重な品らしいそれをノビタの近くまで持っていき見せる】
【ノビタはつまらない物でも見るようにその杭を一瞥し…そして身体をテレサの方向に向けて彼女に近づくと】

【グイッ!と…ノビタがおもいきりテレサの修道服の胸倉を掴んで至近距離で睨みつけながら静かに、しかし荒々しく告げる】

…あんたアイツの姉弟子のくせに、散々共同修行の日々を送って来た癖にアイツの一度覚悟するときの思いの深さを知らないのか
いいか?アンタの恐れているような事はアイツが生きてる限り起きないって言ってるんだ、アイツが残りの人生賭けてでもやりとげたいって言った時は
親友ながらにうれしかったもんさ…アイツバカだけどな、人の命かかった約束平気でほっぽり出せるほど責任感浅くねーよ…服の中のサラシ見たことないのか

そんなものはドラっちに渡す必要はない持って帰れと言ったんだ…オレもアイツもあんたには感謝してるんだ、頼むから『恩人』のままでいてくれよな
こんな所まで来て空気は呼んでほしいぜ、もうすぐ大会の準決勝なのに

「…信用していますよ、私はこの世で最も人と人との『信頼』と言う物を重んじる…弟弟子として育てた事があるからこそ
私たちは彼に全てを任せる事にしたんです…ただし私は”異端狩り”、用心に越したことのない事ならばこそ徹底的に用心します…わかってください
本日まかされたからには…セコンドの役目微力ながら協力させていただきます」

【胸を大きく押すようにテレサを掴んでいた手を話すと、気に入らないとでも言ったように唾をよほどイラついたと言わんばかりに強く吐き捨てる】
【そして足元に置いてあったスカルヘルメットを拾い、被り直して会場に乗りあがる】

どうせオレの携帯壊れてるから連絡できないんだけどな…それにアイツはハロウィーンでマリオの姿で月音ちゃんの魔道書に手紙を挟みに来た時以来…音信不通だし
いい塩梅にイライラしているのも戦いにおいてのコンディションとしてはいいかもな、いい感じに今日はエンジンあったまってる、今日はよろしくな…えっと、火鳥鶏治さん

【そう告げて彼はスカルヘルメットのフロントガラス越しに向かい側の対戦相手の姿を見てそう、告げる】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 20:50:57.46 ID:Z0DlKcE0
>>23

……あの粗っぽそうな男…うーん、言われてみると、微妙に見覚えが在るぜ。
あん時は綾菊と刀のおっさん相手にして、後は誤射しない様に人影だけ確認すんので精一杯だったかんねぇ…。
事前に知ってる顔5個程度しか、正直覚えちゃあ居ないんさね………眼ぇ醒ましたらアレだし。

あーゆーの……卑怯だっ。

【武美はほぼ徹底して後方支援を担当していたが、其れでもダメージ・魔力消費は中々に重いモノであった】
【現世と幽世の境界が揺らいだ、櫻国無双の刀匠の終宴―――その事について思い出す時は、何時に無く渋く、重々しい顔だったが】
【秋の夜長の夢幻とも呼べるだろう、翁≠フ散り際を見届け、彼の太い幹に身を預けてからの事は、顔が焼け付く様に気恥かしい様で】
【意図的にぷい、と顔を背け、ライトアップのせいでぼやけた星空を蒼いで、一言言い放つ】

んーん、確かに貴女にやらしても、あたしにやらしても、殺さず=w勝つ』のは難しいかも、だな。
圧倒できるだけ圧倒する、ってぇ事があたしの攻撃術式のコンセプトだから、部位調節以外の手加減はどうにも。
………流石に、魔術よりは威力の調整の効き易い鈍器だけで、上位層をどうこう出来るとも思えないし、よ。

【この言葉を聴けば、武美がエントリーしなかった理由が判る―――根本から、『試合』に適応していないのだ】
【根本が、自分の弱さへの怒りと、テロリズムへの憎悪から誕生した研究。過剰防衛気味な護身にも、能動的な殺戮にも遣えるのだが】
【この様な場所で扱うには、些かお門違い―――開発段階では、峰打ち%凵A考慮の端にすら無く】
【或る意味では彼女の甘さを圧し殺し、或る意味では彼女の甘さとミスマッチする―――其処までは、考えていないようだが】

……………ハティの、事か。
生憎記憶は曖昧だし、アレについてもあの時話したこと以上、あたしは知らんぜ?
人柄とか、あたしとの関係に興味が在るなら、話さないでも無いけどさ…。

【沈黙―――会場の沸騰から取り残された様な其れの後に飛び出したのは、ほぼ確信した、明るくはない調子の声】
【此方は逆に、試合から一時そっぽを向いて、吟雪の横顔を、伏し目がちな視線で撫でた】
【観戦したのか、していないのか、其れについては何故か答えず、提案だけを並べて、始まった戦闘にはまだ視線も向けず】

/次、少し遅れるかもしれません!
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:52:04.06 ID:YNcHQGwo
>>22
/まだいますかっ!
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:54:40.84 ID:FwfSKJEo
>>26

【くるり、くるり】
【星屑の如き煌き、妖精の如く舞うエルの周囲の火の粉】
【それらは動きを止めることなく、何の目的があるのか只管に踊り狂い──】

【──ぽっ】

【饗宴を続ける火の粉たちの中。唐突に、複数の火球が出現する】
【現れた火球はしかし。火の玉と呼ぶにはおこがましいほどに小さい】
【大きさはビー玉であろうか】
【一見、何の役にも立たなさそうなその火球たちは──
 よく見ると、周囲の火の粉を喰らって徐々に徐々に成長していっている】

くっ────!

【最初に動いたのは、零】
【彼の打ち出してきた風盤に対し、エルはぐっと地を踏みしめる足へと力を入れ】
【風による攻撃を、左腕の盾で受け止める】
【しかし所詮は彼女も女ということか】
【左腕一本でその衝撃を殺し切れるはずもなく──】
【風盤がどのような変化を遂げようとも、彼女の左腕は力負けして後ろへ大きく弾かれる】
【それに伴って彼女の体勢も僅かに乱れてしまうが──?】

【残り火球:10】
【大きさ:ビー玉程度】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 20:56:10.26 ID:d1bStMDO
>>27>>29
いよし!!!今日も絶好調!!このまま一気に優勝してやるぜ!!
【そう、意気揚々と言いながら彼が入場してくる】
【背中に鳳凰が描かれたライダージャケットに革パン、指貫き手袋、左右を白真ん中を赤に染めたリーゼントの低身長の青年】
【火鳥鶏治は今日も元気に勝つ気でいた】

所でな!おうおうお前!!!
ながったらしい挨拶やお喋りなんてめんどくせぇのは無しにしようぜ!!!舌噛んでもしらねぇぞ!!!
【自分の拳同士をぶつけ合わせ、手に異常が無いか確認】
【そうしながら、目の前のノビタに応じる】

体あったまってんなら準備運動もいらねぇだろ!!!?だったら最初っから全力全開でいこうぜ!!!?
そして!!お前の想いと俺の想いの強さを!!!ぶつけ合わせようぜ!!!!
【豪!と勢いよく体から炎が上がり】
【両足に炎の巨大な爪が、両手に炎のグローブが装着される】

言葉はいらねぇ!!!拳で語ろうぜ!!!!
そっちの方が俺は好きだ!!!
【右足を上げるファイティングポーズを取ると、そう言って】
【楽しそうな笑みをノビタに向けた】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:01:54.49 ID:8XUGjbEo
>>31
/もちろんですよ!
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:02:40.81 ID:UP.mA5ko
>>30

卑怯で結構、あれくらいなら別に大した事無いと思うけどねー
それとも、ああいうの苦手?なら、これから毎朝、早起きして顔を見ててあげようか?
毎日続けてれば、何時かは慣れると思うよ?

【声の発される位置が僅かばかり遠ざかったのを耳が捉えて、同じ方向に顔を向けて】
【あからさまにからかいを多分に混ぜた口調、耳元に小さく告げてやる】
【その答えが返る前に、また試合場に目を向けて】

私の場合、拳や足で駄目ならいきなり爪や牙。間が無いんだよね
こういう所で上に残れるのは、その間を埋められる人だと思う
50と100の間に、60も70も80も90も有る様な、ね
要は、或る程度広い手札を持てるのが勝ち残る

………そう考えると面白いのが火鳥鶏治とエルネスティーネかな
前者は、耐久力任せ近接一本、後者は……見た感じ遠距離に傾いてる
ああいう風に何処かに特化して此処まで来れるのは、割と凄いんじゃないかと思うよ

【これでも一応、二度の新大陸渡航に加えて数々の戦線を抜けて来た身】
【武美と戯れる時の態度は半分ほど影に隠れて、冷徹な目で選手の戦力を図る】

【話題が、現在此処には居ないもう一人の方に動くと】

んー………や、別に良いかな。それを聞いても仕方がないだろうし
聞かなきゃ無いのは、寧ろこの一言。言う事はその後で

何か、進展は有った?

【その個人についての情報を得るのは、まだ早いと判断】
【それよりも、その個人が係わりそうな件について、進展の度合いを確かめる】

/あいさりょうかいー
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:06:02.11 ID:/jMoDIUo
>>32

【風盤は盾に当たると僅かな間を持って瓦解、ただの風として空気に溶ける】
【当たった時こそやや痛くも有るが消えるのも速い、対処の方法は様々だ】
【破壊、防御、回避―――どれも今の風盤程度の攻撃ならば取れる選択肢】

【―――ならば、多少趣を変えればどうなるか】

(あの火ィ・・・・成長してる、ってェ表現が合うかはしらねェが)
(長い時間ほォって置くと面倒そうではあるなァ・・・・)

お次は―――――≪“狂風”≫ッ――――!!

【ザッ、と番天は立ち上がりざまに両手を交差させる形で相手へと振るう】
【何の積もりか――――当然ながら、それは攻撃だ】

【エルネスティーネが良く番天を見ていれば気付けるだろうモノは――二つの特異な風である】
【それは青年の周囲を渦巻くモノとは違い、太刀筋のような双筋の風として彼女に吹きつけ】
【もしその風に触れる事があれば―――サクリ、刃物で切られたような傷が出来る事となるだろうか】

【これもまた狙いは胴、見えづらい風の刃物はただヒュウと音を立てて近付いていく】

【また一方で番天の周囲に吹く風は些か勢いを増しており、強風と呼べるそれに変化】
【時間経過で盛るタイプなのだろうか―――ある種、“似ている”のかもしれない】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:06:33.13 ID:YNcHQGwo
>>34
たいかいっ!!
いよいよ始まったですぅー♪


【ぐるぐると観客の中を回りながら歩く女の子が一人】
【染めたピンク色の髪の毛に、赤色の瞳】
【ピンク色のワンピースに背中にはチュロスが2つ刺さったリュックサック】
【そして右肩からはキャラメルポップコーンの入ったバケツを下げていた】

今こそっ誰かと美味しいものを食べるチャンスですッ!!

【ゆっくり女性に近づいてきた】
【その少女からは何処と無く甘いお菓子のにおい】

お菓子が食べたい人といっしょに見たい人は言ってくだちゃい!!

/それでは絡みまっせ!!
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:08:33.05 ID:fttymIDO
>>11
/まだいらっしゃったりしますか…?
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:11:33.79 ID:jsJ9VKEo
>>38
//今ちょうど食事から戻ったところで
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:12:39.83 ID:8XUGjbEo
>>37

んぅ?

【喧噪の中、甘い匂いと幼げのある声に気づき、】
【ふとそちらの方を振り返ってみる】

【果たして、そこには甘ったるい視覚効果さえ持ち合わせた一人の少女】

よう、嬢ちゃん! 売り子かい?
ヒヒッ、美味そうなもん一杯持ってんじゃん!
どうだい、オネーサンと一緒に試合観戦でもしないかい?

【世が世なら完全に変質者な発言をぶっ放しつつ】
【一つ奥の席に詰め、先程まで座っていた席をパシンと叩く】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:19:18.47 ID:YNcHQGwo
>>40
うにゅこですっ!!!売り子ですっ!!!
凄くおいちいですよっ!!

【右手を女性にびしっと向ける】

かわいいっおねーたんと一緒にみるですぅー!!

【ぐるぐる回転しながら席へと駆け出す】
【遠心力で肩のポップコーンのバケツが肩と同じくらいの高さまで上がる】

よいしょっと!!しつれいですっ!おねーたんっ!!

【そのまま席に気持ちよく座る】
【そして3秒ほど待ってから上からポップコーンのバケツが彼女の膝に落ちる】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:23:41.69 ID:FwfSKJEo
>>36

(衝撃の受け流し方が甘い──)
(また1つ、改善点が見つかりましたけれど──……)
(考察は、後ででも構いません……ッ!)

【火球は更なる成長を続ける】
【ビー玉ほどの大きさから、ピンポン球ほどの大きさへ】
【その成長は、まだまだ留まるところを知らない】

何かが──……

【──「来る」】
【そう感じた瞬間。僅かに乱れた姿勢を、わざと無理矢理に崩れさせた】
【ぐん!と。零から見て身体を大きく左へと倒し。地面に倒れかける寸前で右手で地面に触れて身体を支え】
【その後足や右手に思いきり力を入れて──彼から見て右へと跳躍】
【それと共に、彼女の周囲の火球も彼女を追うように走る】
【しかし、どうやら風刃を完全に回避しきる事は出来なかったらしい】
【ざく、と。双子の風の片割れが彼女の服の左ポケットを切り裂き。そこから、何かがかしゃりと転がり落ちる】
【何が転がり落ちたのか──少なくとも、戦いには影響しなさそうなものである】
【今はそれに意識を逸らすべきではなく──】
【更に、ポケットを切り裂いた刃が彼女を追尾する途中の火球の1つに接触】
【すると、火球はふわりとした火の粉となり、風へと溶けていった】

(リナ様の液体。太郎様の光──)
(そして、私の炎≪ラヴァーズ・コンチェルト≫──)
(恐らく零様の能力はそれらと似ていますわね……)
(即ち──「風に特性を付与する」能力)

【防御に徹しつつも、彼女の思考は冷静だった】
【相手を見据え。その能力を考察し、攻略法を練る──】
【その姿勢は、この大会の予選にて。とある人物と戦った際に身に付けたものでもある】

【残り火球:9】
【大きさ:ビー玉→ピンポン球】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:24:44.75 ID:aZ4.SQAO
【路地裏】
【大会で賑わいを見せる街中とは対照的に、薄暗闇と不気味な静けさが包み込むその場所に】

大会なんて面白いもんがあるなら、参加すれば良かったかな…
名誉と栄光が与えられるなんて、最高じゃねーか。

はぁ…
【長身の体躯に纏われた漆黒のスーツの奥に、挑発的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背まで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一したその姿は異様と呼ぶに相応しく、薄暗闇に溶け込み。気品と優美さを兼ね備えながらも、傲然たる凶暴性を秘めた射抜くような目つきを有する女性は佇みながら大きく溜め息を吐きだす】

お前らのこれは、“戦い”なんて立派なもんじゃねえよな?
まぁいいさ、それがお前らのやり方ならな。

で、誰が私を楽しませてくれるんだ…?

(ったく、流石に疲れてきた…まさかこんなにも数を揃えられるとはねぇ…)
【広場の様に開けた一角。其処には思い思いの武器を携え殺意すら漂わせる男達が数十人で女を取り囲む】
【床に倒れ伏せる男達の数と合わせても、偶然に集められたものではない事は明らかだ】


こんな人数の男に攻め寄られるなんてな…!

全く、モテる女は辛いよ。
【額に汗を滲ませ、不敵な笑みを浮かべながら】
【ナイフを逆手に飛び出してきた一人の男に向けて鋭い蹴りを放ち、壁まで蹴り飛ばすと】
【夜空を見上げてポツリと呟いた】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:26:09.76 ID:ftaQaIAo
>>33
【こくり、とヘルメットで顔を隠した頭を一つ深く頷かせると彼は4mほど近くまで近づいて】

おうよノリよさそうな兄ちゃん、前置きはこれくらいにしてとっととおっぱじめようや
そして…今の言葉でわかったがあんた拳で語り合うのが好きなタイプか…いいな、やっとそう言う奴に出くわせた

(…ああ、たまには…拳でやり合いたかったところだったんだよな)

【ぐ、と両の拳を握る…昨日ルブハティルに斬られた箇所などに異常はない事を…そしてここの医療スタッフの技術力の底知れなさを再確認すると】
【彼は駆け足による前進姿勢を取ると…ホルスターにちょっとだけ指を伸ばしてリモコン式のブーツ安全装置を解除する】

【睨みあいの中ついに彼は動く!その際…この最初の攻防においてまずノビタはこれまでのパターンと違う行動から戦闘を始めていた】

【ホッパーブーツの爆発による前方への跳躍、そして緊急接近!一歩で互いの拳が届く間合いまで詰めて来た!】
【彼は普段自慢の早撃ちを使って初撃は不意打ちという戦法を多く取ってきたが…今大会においてその成功率の低さに痺れを切らしてとっとと切り替えて来たのだ】
【ナックルのスイッチもONにする…この近距離戦用新兵器はスイッチを入れる事で彼のパンチに内蔵した機能を使って拳そのものを振動させる特徴がある】

オラテメェ歯ァくいしばれやダボがァァァァァァァァァァ―――――――――――――――――ッ!!!

【彼は前方跳躍により勢いよく接近してきた勢いをを拳に乗せてまずは右の拳を握りしめ…顔面めがけていきなり腕力任せに殴りに行くッ!】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:26:32.46 ID:8XUGjbEo
>>41

へぇ、嬉しい事言ってくれるねェ、ヒヒヒッ!

【そう言って笑いながら、少女の頭を強めにぐしぐし撫でる】

嬢ちゃんは誰かの試合見に来たのかい?
知り合いが出てるとかさ、そんなの?

【興味ありげにそう尋ねながら、一度今の試合を確認しようと】
【遠く前を見ながら若干目を細める】


そうだ、名前は何て言うんだい?
アタシはリジィ。リジィ=ザナドゥ=キールシュタイン。
ヒヒッ、長いだろ? リジィでいいよ。
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:30:21.82 ID:aNu7r6SO
>>43
すいませーん!!!そこ危ないですよ!
【その声とともに】

【赤いフォルムで、金色の瞳に、両肩にキャノン砲みたいのが一つずつついた、背中に炎のように赤き翼を背に生やし、鋭い爪を生やした両腕に、先端が30cmくらいの刃がになってる尻尾をはやした、二足歩行の翼龍みたいな姿の2mくらいの機械的なアートマンが鋭い牙を光らせ男達に突っ込んで男達数人の体を死なないように噛み付き投げようとするだろう】

【その後ろで長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が歩いてくるだろう】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:31:37.69 ID:fttymIDO
>>39
/では、参りますっ

>>11

――――くしゅんっ!

【―――それは気配とほぼ同時。突如として青年の背後から聞こえてくるであろう、控えめなくしゃみ】

【気配の主を確認しようと振り向いたのなら、そこには―――】


………浮かない顔してどーしたのかな?そこのカッコいいおにーさん

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで黒と薄い蒼が混ざり合った%オを持つ、その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、穏やかな表情を湛えながら佇んでいた】
【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】


……―――くしゅんっ!

【そう。彼の様子は依然と変わらない――まるで雨中を駆け抜けてきたかのように、何故か身に纏う衣服がびっしょりと濡れていること以外は】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 21:32:59.63 ID:Z0DlKcE0
>>35

【口を挟む時間を与えて貰えなかったが、実はその気も左程無かった】
【吟雪に遊ばれるのは楽しく悦ばしい事なのは、確かなのだから―――ただ、些かばかりの敗北感を覚えるのが、厭なだけだ】

……あたしの場合、手自体は割とたくさんある。
どいつもこいつも、上手い事加減が出来ないだけ、さね。

徹底的に特定のレンジに特化してりゃあ、足運びだの、敵の動きの観察力だのも重要になるだろうしなぁ。
流石に、詰め寄られた時の切り返しだの、遠距離での牽制程度は持ってるんだろうけど…ああ、凄ぇ。

【魔術に特化した武美の場合、手札自体は極端に多いが、一枚一枚の柔軟性は殆ど存在しない】
【また、破壊力に於いては兎も角として、各属性ごとの芸の細かさも、所謂『専門家』の其れと同じ地平には立たない】
【そんな彼女からしてみると、ほぼ単一の効果である『能力』でこうも戦闘巧者たるモノには、少なからぬ敬意と対抗意識を抱えることとなる】
【短く、嘆息―――そして、此処からは、例の件についての言及の場面だ】

…『部屋』の件についての進展は、殆ど無ぇ。
最近の聖都じゃ怪物騒ぎは聞かないし、魔術倫理の先生が死んだって話も、だんだん忘れかけられてる。

……ん、そーいや、あたしが頼りにしてる先生……「断華 花那」っちゅーんだけど、その人には一応手伝って貰ってる。
ただ、流石に巧くは往かないみたいで………探知魔道具を改良しながら作って、それらしき場所とか、未公開部分とかコソコソ調べようとはしてんだ。
もうそろそろ…確か、後1週間ぐらいで実用試験型が完成しそう、否する! …とか、なんとか。あたしも師事してんだけどねぇ。

【「なかなか言う機会が無くてさ、もっと早く言うべきだったぜ」……ばつの悪そうな表情を浮き彫りにしつつ、頭を利き手の左で掻く】
【武美が最も長く触れているマジックアイテムである、龍角喇叭ケティオコルム≠フ在り方は、術式開発班と魔道具研究班の折衷と定義できるもの】
【実際の活動も、ブブゼラに立脚していたらしく―――何はともあれ、信用の協調の為に個人名まで持ち出して、一度言葉を切って】

………ところで、最近、ここ水の国の博物館で起きた事件、知ってるか?
いやな、直接的に関係はないと思うけど。コレとは。

【――――矢継ぎ早に繋げた言葉は、些かばかり唐突で、どうにも見えない@lに思えたかもしれない】
【若し、魔術協会内部で発行されている新聞や、水の国由来の情報源があれば―――ミイラと副葬品≠フ、蒸発したかの如き『消失』に、思い至るか?】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:34:55.49 ID:d1bStMDO
>>44
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!
【ノビタが先制攻撃を仕掛ける、向かって来るノビタ、まだ動かない火鳥】
【この体制ならどうとでも迎え撃てる】
【しかし、彼は】

お゛ッ―――――――――!!!
【そのまま動かず、頬にノビタの攻撃がヒット!】
【その余りの勢い、衝撃に後方に吹っ飛んで、地面をバウンドし転がった】

【そして、地面に倒れて止まった後】
【すぐさま跳ね起き、血の塊を脇に吐き出して…】

いいパンチ持ってんじゃねえか!!!!中々効いたぜ!!!!!
【なんとノビタに向かって攻撃の称賛の言葉を言う】

こりゃあ俺も全力で答えねぇとな…!!!!
燃えてきたぜええええぇぇぇ!!!!!!
【ニヤリと笑いながら左足を後ろに、曲げた右足を大きく踏み出して地面に付ける体制】
【調度アキレス腱のストレッチのような…低い体制を取る】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:35:50.18 ID:YNcHQGwo
>>45
えへへ!!どういたましてですぅー!!

【嬉しそうに撫でられ、可愛く舌をちらっと出す】
【その後「もっとして!!」とかっ言っていたり】

おもしろそうだからですっ!!恭平おにーたんは予選に落ちたらしいですぅ!!

おねーたんはどうしてですかっ!?気になるなるですっ!!

【隣のおねーたんを笑顔で見ながら聞いてみる】

リジィザドオオゥィ!!
【言おうとしたら下が回らない上に噛んでしまったようだ】
【舌を突き出して両手で風を送ると】

リジィおねーたんですねっ!!私は赤井 美春ですっ!!
長いからなんでもいいですっ!!

/すみませんっ遅れました
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:36:16.87 ID:/jMoDIUo
>>42

(ン〜・・・・騎士サマといいお嬢サマといい、勘やら目やらやたらいいなァ)
(もっとも、殆ど溜めゼロの時点で捨て駒みてェなモンではあるが、っとォ・・・ありゃァ何だ?)

【番天からすれば“運良く”当たった風の刃、切り裂いた先のモノにはどうしても目がいってしまう】
【例えそれに害がなくとも本能的に気になるのだ―――僅かな隙になろうとも】
【だがそれが何かというのが分かれば話は別、すぐさま右手に風の収束を始め】

さァてお嬢サマ、うだうだトロ火を強めるのも結構だが――――
―――そォのまンまじゃァ痛ェ目見るぞ?

――――――≪“疾風”≫ッッ――――!!!

【風は手元で薄らとした緑色の球体を形作る】
【が、未だそれは完全でないのか打ち放たれるような事は無く】
【むしろ他に気をやっているかのような―――青年の視線、少女の“後方”に向いている事に気づけるか?】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:36:56.40 ID:jsJ9VKEo
>>47

…………

【音のした方を、身体を軽く捻って振り向く】
【無表情というか、見方によっては不機嫌とも取れる顔をしながら】
【相手を見て、誰か認識してもその表情は変わらなかった。濡れていることに疑問も抱いていないようだ】

どーした、アリエル

【だがそんな表情と反して「どうした」とは聞いた】
【あまり心配していない、興味の無さそうな声だ】
【久々に会ったにしては、聊か冷たい反応か】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:42:32.26 ID:8XUGjbEo
>>50

おう! 良く見りゃあ、嬢ちゃんもなかなか可愛いねェ、キヒヒッ!

【ぐしぐしぐしぐしぐしぐしぐしぐしぐしぐしぐし】

あー、そっかー……
いやァ、アタシも一勝一敗で予選落ちでさァ。
一応反省会っていうか、そんな感じで見に来てんのさ。

【一瞬だけ、少し諦観の表情】

うん。リジィでいいさ!
ミハル、だね。ヒヒッ、よろしくな!

―――ポップコーン貰っていいかい?

【そんな風に言葉を交わすと、少女の膝の上のバケツを指して尋ねた】

/いえいえ、全然大丈夫です!
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:44:59.16 ID:UP.mA5ko
>>48

特定の場所に特化するのは………なんていうのかな
じゃんけんで、出せる手の数を最初から決められてるようなものなんだよ
例えば私の場合、パーは一回しか使えないでチョキが何回か、グーだけが無制限
だから、チョキばかりの相手にはめっぽう強いけど、パーが無制限の相手にはとことん弱い
グーとグーなら、単純にどっちが強いかの力押し勝負だけどさ

……そう考えて、正統派で強いのが番天 零かな
どっちかと言えば近い間合いの方に傾きかけてるかもしれないけど……
そうだね、どの距離でも、調節した威力で攻撃出来るって感じがしてる
優勝候補挙げるなら、私はこれを押すかなー………

【一度没頭してしまえば、もはや生まれついての戦闘狂】
【両の瞳を真紅に光らせて、二つの試合場を睨みつけている】
【1mどころか10cmの間合いが勝負を分ける、近接を主戦場とする者の目】
【着眼点は、参加選手の間合いに向いている】

【件の進展、その報告を聞けば】
【顔を正面に固定したままうーと唸って、何やら考え込んで】

探知……魔術には魔術、って事だね
結界の無効化さえ出来れば、あとは能力者なら探知出来るのは幾らでも居そうだけど
そういう方向のアプローチは……それこそ協会か教会≠オか、出来そうにないし

………で、水の国?

【音だけ聞けばどちらがどちらか分からない二つの集団、その名前を上げて】
【続く話題には、語尾を上げて聞き返した】

いや、最近は金の国の方ばっかり見てたからさ、分からない
どんな事が有ったか、教えてくれる?
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:46:02.19 ID:fttymIDO
>>52

む……せっかく久し振りに会ったっていうのに、随分と素っ気なくない?

【久方振りに再会した友人のどことなく冷ややかな態度に、ぷくっと僅か頬を膨らませる】
【元々普段は感情の起伏が少ない彼ではあるけれど―――今の表情はポーカーフェイス≠ニ肯定的に言うには少しばかり無愛想に感じられて、アリエルはおもしろく無さそうな顔を見せた】

【それから、ベンチをぐるりと回って許可も取らずに彼の隣へ腰を落ち着けようとするだろう】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:49:56.66 ID:FwfSKJEo
>>51

【彼女のポケットから落ちたソレは──】
【この場には全くもって相応しくないほど日常的な、懐中時計、だった】
【エルが何の反応も見せないことから、恐らく彼女はその時計が落ちた事に気付いていないのだろう】
【或いは──「そもそも」ポケットに懐中時計が入っていた事を「知らなかった」か──】
【どの道、この戦いの中では気にかけるべき存在ではないのは、確かなことか】

【ひゅるり──】
【火球が踊る】
【この戦いを楽しむかのように、くるくるり】
【しかしその舞いも──唐突に終わりを迎えることとなる】
【今の大きさは、成長に成長を重ねた林檎ほど】
【ぴたりと。嵐の前の天気のように静かに、回転をやめる火球】
【──その意味、とは】

それでは──零様もご所望のようですし
私も共に踊る事に致しましょう

【ぱぁん!と】
【動きを止めた火球の1つが、弾かれるかのように射出される】
【狙いは相手の腹部】
【もしもこの火球に当たれば、火球に宿る炎が可燃性の物に燃え広がってしまうことだろう】
【彼女の様子からして、零の視線の方向性にはまだ気付いていないようだ】

【更に、エルは火球を射出すると同時。2つの火球を右手元へと引き寄せる】
【呼び寄せられた火球は互いに互いを喰らいあい──1つの炎の塊へ】

【残り火球:6】
【大きさ:ピンポン球→林檎程度】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:50:17.56 ID:aZ4.SQAO
>>46

「なっ!?なんだこいつ!!」

【何人かが壁に打ちつけられる中】
【突如として現れた要素に、男達は慌てふためき壁際に後ずさった】

また変なのが来たな…
敵か味方か…まぁ、私には関係ないわな。

不幸中の幸いってやつさ!
【そんな中、迷わず右往左往する男達に走り込んでいき】
【アートマンを視界に入れながら的確に倒していく】
【“人”ならここまでの混乱を生まなかっただろうが、アートマンが突っ込んできた事により逃げ出す者まで現れ状況は一変した】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 21:50:54.07 ID:pUuTgq20
【レイアム邸】

「レイド……具合、どうだ……?」
ご、ごほっ……なん、とか……なるわ……兄上……
≪姉貴……良かった、本当に……≫

【医療機器で取り囲まれたベッドを中心に、一つの集団がそこにいた】
【ベッドで、布団に足を突っ込み座っているのは、上着を全て脱ぎ、胸元にしっかりと包帯を巻きつけている、左目を縦に走る真新しい傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪の、左腕の肘から先が触手と化している少女】
【そばで介添えをしているのは、短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年】
【少女と同じベッドに収まっているのは、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏】

【――――少女は、胴体を貫通した凶弾から、どうにか生還を果たした】

ねぇ……それより、レイアムさんが……あたしの術式を調べたいって……言ってたのよ、ね……?
"うむ。できれば、術を調べたいと言っていた……"

【少女の質問に答えるのは、青年の左袖から顔を覗かせている蛇】
【その眼には、真剣な光が宿っている】

/予約です
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:51:13.12 ID:YNcHQGwo
>>53
ぁう!!ありがとうっ!!
おねーたんも可愛いよっ!!おねーたん大好きっ!!

【えへえへえへえへえへえへえへえへえへえへえへ】

反省会ですかぁ・・・・そんなくらい顔はノノンノーですっ!!
なんとかなるですっ!!きにすんなっ!!

【右手で女性の頭を叩こうと、振り上げる】

リジ姉えって呼んで良いですかッ?それかリジィ姐さんっ!!

美春ですッ!!えへへっ!!よろしくですっ!!

どうぞどうぞっ!!いっしょに食べよっ!!
【そう言いながらキャラメルポップコーンの入ったバケツの蓋を開け】
【キャラメルの良い香りをそこらじゅうに撒き散らしながら】

はいっ!そうぞっ!!
【ポップコーンを笑顔で差し出した】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:51:20.68 ID:ifb9X/6o
【大会会場―――の見える病院】

【本選が行われている会場から近い、病院の一室】
【その病室には名前が入れられておらず、一見すると無人のようにも見えるが明かりが灯っている】
【ついでに関係者以外立ち入り禁止、と書かれた赤い立て札】






―――暇だ

【その中に居たのは一人の女】
【顔の右半分を包帯で被い、左側の頬には眼のようなものから四方に伸びる茨のような刺青】
【頭にも包帯を巻いており、脱色した白けた金髪が包帯の隙間から出ている】

暇だ………

【病室には娯楽改め暇潰しらしい物は無く、広々とした個室】
【女はもう一度「暇だ」、とぼやく】




【病室自体は奥まった場所にあり、ある種の暇人でなければ来る事が無さそうな場所だ】
【そんな暇人が大会が行われている今、居るかどうか怪しい物だが】
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:52:01.11 ID:YNcHQGwo
>>53
/すみませんっ有難うございますっ
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:53:35.79 ID:jsJ9VKEo
>>55

気のせいだろ

【相変わらず素っ気無く返事をしつつ、少しスペースを開けるべく腰を浮かす】
【それからアリエルの格好をじーっと見て】

で、ぐしょ濡れの状態でうろつく趣味でも出来たのか?

【想定されうる質問をしてきた】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 21:54:13.49 ID:ftaQaIAo
>>49

…おーこわ、眠れる獅子を起こしちまったかなあ〜?まさかワザと初撃を受けにくるとは驚いた
ていうか自分でも驚いた、この振動は接触時に与えるダメージを増やすだけでこうして撥ね飛ばしたりするのはオレ自身の腕力って事になるし…
結構鍛えて来たんだよなあオレ…

【アキレス腱ストレッチ、彼もまたその体制を見てその単語を脳裏に浮かべた】
【ストレッチなんかやってんじゃねえよと言ってやろうとして…やめた、彼は両の拳を前に出し身構えるファイティングポーズをとって待ちかまえる】
【接近を始めるとセコンドのテレサの声が後ろから聞こえて来た】

「野比信太!何か危険です、用心して接近を…」

…無論だぜ、だが今日はちょっと…大胆に行く、なにせ相手は拳だからな
ボコリ合いなら恐れずに踏み込めるぜ…!

(振動をあげるか?いいや…相手はまだ元気だからな…『アレ』はちょっと身体動かしまくったころに効果が大きい)

【駆けだすノビタ、続いて彼が火鳥目がけて放つのは右、左の順で放たれるジャブからの右アッパーが来るだろう】
【特殊テクニックなどは特に使用していない基本中の基本的動き、その3つの打撃を顔面、胸部、そして腹部の順で狙う!】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 21:56:00.74 ID:aNu7r6SO
>>57
【アートマンはなるべく女は狙わず男だけを威嚇するように暴れまわり】

このドラゴンは人食いですよ!!速く逃げないと食べられますよ!!
【女性は叫びながらそう言う】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/09(火) 21:57:21.99 ID:mMTyqNg0
>>58
【カタカタと何かを押しているような音と共に扉を開く影】

【深い森林を思わせる緑と雨雲を思わせる灰色を基調としたローブ、マントを着用し、】
【金色の髪、灰色の穏やかそうな目をした、落ち着いた雰囲気を醸し出している】
【身長175前後、24、5歳に見える男が病院に出てくるようなそれ、まぁ栄養バランスとかが考えられた食事を台車に載せながらその場に現われる】

やれやれ・・・あれからそう大した時間は経っていないと思うのですが
全く大した生命力です、まぁ、治りかけが一番危ないのは怪我でも同じと言うことをお忘れなく

点滴ばかりで空腹でしょう・・・積もる話は食べながら、と言うことで
【食物が載せられた食器を台車から近くにある机に置きながら忠告を述べていく】

・・・で、私の用件を貴方方が今話していたように聞こえましたが・・・
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:00:05.97 ID:WEVjkuko
Shoooooot!

【夜の街に少年の叫び声が響く】
【次の瞬間】
【ビルの10階の窓が割れ、大地に向けて少年が飛び降りてくる】
【ビルの出っ張りなどに手や脚を引っ掛けながら勢いを殺し、着地】
【上からは怒声が響き、大量の人が動いている気配が有る】

にっしっしし!
スクープゲット!

【しばらく走り路地裏に逃げ込むと、ガッツポーズをした】

三日張り込んだ甲斐があったぜ……!
市議会議員の談合と、暴力団とのつながりとかマジ最高だな。

【学ランの懐からスマートフォンを取り出すと凄まじい勢いでタイプし、サイトを更新した】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:04:33.32 ID:/jMoDIUo
>>56

(懐中時計・・・・・だよなァ、アレぁやっぱり)
(少なくともお嬢サマに変化もねェし、単純に持ちモンかァ?)

っとォあぶねェ・・・≪“疾風”≫―――――≪“怒涛”≫ッッ――――!!!

【つい見てしまった懐中時計、結論としては「ただの持ち物だろう」という範疇に収まり】
【以降は別段意識を向けるでも無く―――やや焦り気味に向き直り】

【こちらへと飛来する火球に向けて右手、其処に収束する風の小玉を飛ばす】
【小玉は“高密度の風”であり、火球と触れた瞬間に膨張、擬似的表現として――爆発】
【両者間に吹く風は強いながらも影響を与えるほどでは無い――――】

【――――あくまで、直接的にはだが】

(“疾風怒涛”は“仁王”が無きゃァ使うのに少しばかり時間がかかる)
(まして使用直後じゃァ上手く風を纏めるってェのは無理がある・・・・が、まァ)
(盾持ちには死角から、なァ――――≪“風刃”≫ッ――――!!)

【ヒュウと吹く番天の風は爆発の衝撃に乗って、弱いながらもエルの下へも及ぶようになる】
【火に影響が出るかはそれこそ能力次第だが――――ある一つの違和感、気づけるだろうか】
【「しゅう」、「チ・チ・チ」、「しゅるり」――そんな妙で小さな音が番天の視線の先、彼女の背後からするのだが】

【もし振り向けば其処に有るのは徐々に収束しつつある風の刃で】
【風が弱いからか完成に時間がかかるも―――奇襲の為に用意された攻撃の一手である】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 22:05:16.79 ID:Z0DlKcE0
>>54

威力を自在に操れるなら、大会範囲内の全力も出しやすいだろうなぁ…。
あたしの場合、コイツを振りまわして戦うとなると、全身でパワーを入れられるのはいいが、超近距離にゃあ弱いんだ。
吟雪みたいに格闘ガチガチの奴は、敵に回したくない。 …ま、対策は講じてるけど、それでも…な。

【世界の表舞台に上がらない一般人や、大部分の日本人と較べれば、多少は壮絶とはいえ、武美の人生は所詮『人間』的の範疇に在る】
【覚悟と熱意だけは人一倍に在るが、結局は、互いの手で触れられるような場所での命のやり取りには、抵抗を禁じ得ないのだ】
【朔夜や吟雪に、引力めいて強く惹かれた理由も、時折劣等感を覚えるのにも、一線を越えた#゙女らへの、歪んだ憧憬が在るからかもしれない】
【尤も――――格闘戦が本来のスタイルでは無い事は、確かな事実なのではあるが。故に、吟雪の紅い双眸が、実際の距離より遠巻きに視えた】

…そう、水の国。
この会場から少し離れた所に、『協会』支部兼・あたしらの研究対象に成り得るモノを集積した博物館が有るんさねぇ。
聖都は、御世辞にも遺跡とか特殊な環境には恵まれないから、特に長期的な観察や実験、現場指導は此処でやる方がいいんだけど…其れはさておき。

……故あって此方に移されて研究されていた、櫻の国の『ミイラ』と、その副葬品が盗まれた。
ただ、状況が納得できなくてねぇ………室内を人間が有らした形跡が、恐いくらいに無かったってぇんだ。

【世界的な連絡路と、進んだ技術を兼ね備えるという点では、水の国は聖都とは別の意味で世界の中心≠ナある】
【此処までの話に、違和感は殆ど無い。只一つ―――武美が口にした、その『異常』だけが、ぽつんと御伽噺、怪盗小説染みている】
【とはいえ――――此処まで、彼女が興味を抱き、自分の家を荒らされたように深刻な顔をする理由に至るには、まだ些か情報不足か】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 22:07:57.62 ID:pUuTgq20
>>65
「おぅ、レイアムさんじゃねぇか……」
――みっともない格好……してるけど、ごめんなさいね
なんだか……やたら、汗かいちゃって……

【入ってきた人物――この家の主に声を掛ける兄妹】
【ベッドに座っている少女――レイドが、自身の格好について謝る】
【痛みの苦痛で、知らぬ間に寝汗をかき過ぎると言う事で、上着を全部脱いでいたのだ】

ありがとう……じゃ、遠慮なく……

【会釈をして礼を言うと、レイドは手ごろな品を手にとり、少しづつ口に運ぶ】
【しばらく点滴が続いていたために、消化系の働きが鈍っている場合がある――――故に、食物は少しづつ食べるのだ】

"うむ……丁度、その事についてレイドに話そうとしていたところだ……"

【展開されていた話題について、ダハルが説明する】

――――でも、エルメアから処置を受けている以上、下手にいじるのは――――
"……レイド。レイアムさんの魔術のレベルは高いのだ。そこにはいらぬ心配をしなくていい……
確かに、ヴェイス禁祭事術式伝書にあった『犠牲契約』の術……危険なのは確かだが、何も触ればすぐに爆発する爆弾と言う事ではない……"

【話を聞かされ、レイドはどうやらあまり積極的に賛成する意志は無い様だ】

≪姉貴……レイアムさんには世話になったんすよ?
そのレイアムさんの頼みっすから……≫
あ…………それはそう、だけど……

【ジェムの口聞きに、レイドもばつが悪そうな表情を浮かべる】

…………じゃあ、調べる、だけなら……

【おずおずと言った様子で、レイドは首を縦に振る】
【どうやら、術式について調べる事には、異論を挟まないようだ】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:11:14.45 ID:fttymIDO
>>62

いーや、気のせいなんかじゃないね。ここはもっと

「おお……アリエル!再びお前に会えるこの瞬間を待ち焦がれたぞ!!」

……みたいな感動的なシーンを思い描いてたんだけどな。ホント冷たいヤツだね怜司は

【あからさまに拗ねた口調で言葉を継ぐと、ムスッと気に食わなさそうな様子でベンチに座り込んだ】
【こんな軽口を叩いている辺り、本当に不機嫌になったわけでは無さそうだが――子供っぽい雰囲気はやはり出会った当初から変わり無い】


………この時期の水遊びはちょっと辛いものがあるね。ケチらないで新しい服買えばよかった……寒い

【正確に言えば、現在の格好は質の悪いイタズラの被害に遭った結果なのだが――説明するのも億劫なのか、問いかけに適当な言葉を返した】
【水分を存分に含み、ぴっしりと肌に張り付いた衣服は若干重そうで、付け加えれば彼の頬にも朱色が差している――本人は気に留めていない風を装ってはいるが、風邪を引いていることは自明であろう】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:12:24.07 ID:d1bStMDO
>>63
【彼の身体は、類い稀なる、正に恵まれた格闘に適した作りをしていた】
【まず、肉体】
【身長は低いながら程よく筋肉が鍛えられ、柔軟性のある関節を持つ】
【どんな状況でも、素早く体を動かす事が出来る】
【その筋肉を…体のバネを一気に縮ませて、彼は攻撃の準備を完了した】

【そして、バランス】
【突き抜けて高いとも言えるバランス神経は、一般人はおろか能力者の中でも高い方かもしれない】
【どれだけ無理な体制になろうが倒れる事なく、バランスを取って攻撃を繰り出せる】
【そのバランスで体をその体制のまま支え、機会を伺った】

【次に、視力】
【鳥類の鷹は視力が良く、小さな獲物も逃さず、すばやく隙をつく導体視力も持ち合わせている】
【彼の目もそれに近く、その目と導体視力で小さな隙を見付けた】

【そして、心】
【何が何でも諦めず、劣勢な程闘志が燃える…そんな勝利を掴む心を、彼は持っていた】
【その心からなる度胸で、恐れず彼はノビタへと飛び出したッ!】


…そおおおおおぉぉぉこおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉだああああああああああああああああああああぁぁ!!!!!!
【ノビタが接近し、火鳥がノビタの攻撃範囲内に入る】
【そこでノビタが初撃を繰り出す瞬間、その一瞬の隙を狙って体のバネを一気に伸ばす】
【真っ直ぐ、素早く、力強くノビタへの短い距離を飛び出して】
【その至近距離で超加速した勢いを乗せた紅蓮に燃える炎の右ストレートをノビタのボディに打ち込むッ!!】

/すいません、風呂入ってきます
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:12:56.29 ID:aZ4.SQAO
>>64

だってよ…
目に見える化け物なんかに出てこられちゃ、お前らも怖いだろ?

さっさと逃げて出直してこい。
私と数で張り合おうなんて、十年遅いぜ。
【追撃もそこそこにそんな事を口にしながら辺りを見渡すと、男達は見事なまでの総崩れで】
【悲鳴が恐怖を生み、恐怖が絶望を作って、本能からの逃走を促す】


ま、こんなもんかな…
【めでたくそこに残ったのは倒れ伏した男達と、巨大なアートマンとその主人】


で、お前は私を助けてくれたんだよな?

何にせよ、無駄な労力を使わずに済んだ訳だ。
ありがとう、助かったよ。
【そして括った黒髪を解きながら、流麗に背に落ちる髪を靡かせて】
【異様に悪い目つきを向けながら、素直な感謝の気持ちを告げた】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 22:15:08.15 ID:ve66akSO
【町外れ、寂れた公園】
【群青色の紬を纏い、銀鼠色の帯を締め、腰に帯びるは短刀を二振りと、鞘が一つ】
【黒に程近い濃藍の髪に、中性めいた涼しげな白皙の人影が。人気の無い其処で、その手に提げた抜き身を振るっている】

【逆袈裟から返す手で真一文字に払い、踵を返して振り向きながらの袈裟】
【たん、と鋭い音を立てて踏み込みざま、其処から突きを放ち。更に切り上げ、唐竹割りの一閃と繋げて】

――――そこそこ、ってトコかな。良くも悪くも……。

(ごく一般的≠ネ日常生活を送る上では、問題は無い、が)
(十全かと問われれば、程遠い。……随分と鈍ってるな、暫く休んでる間に――――)

【何が気に喰わないのか、渋い表情で一人語散れば。残心を解いて、軽く息を整える】
【――――ややあって。きん、と小気味よい音を立て、太刀は鞘へと納められた】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:17:46.42 ID:aIx2B2AO
……このクソ寒い日に僕は何をやってるんだろうなぁ……。

【裏路地の小道に、ぶつくさと呟きながら歩く男の影】
【漆黒のコートを羽織り、背には十字架を模したような長剣】
【衣服と同じ漆黒の髪を肩まで伸ばした緋色の瞳が印象的な青年の姿が其処にあった】

機関の情報なんて、そう簡単に手に入るものじゃない。
正直、僕の行動は無駄足なんじゃないか、と思うけど……。

でも、まあ、良いか。
家に居てもどうせ暇なだけなんだから。
だったら、ちょっとでも『約束』を果たせるように頑張るべきだよね。

……はぁ、それにしても寒いなぁ。
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:18:01.88 ID:aNu7r6SO
>>72
ふぅ…
【そう言いアートマンが消え】

いえ、どういたしまして
もしかしたら余計な事だったかな?と思ったんですが
無事でよかったです
【ニコリと微笑む】
【人形みたいな容姿もあってまるでどこかのお嬢様のようだ】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:18:05.49 ID:UP.mA5ko
>>68

だから、ルール上で最大限の力を、って観点で観戦するなら………
第二試合、これは参考になるんじゃないかな
火力を抑えて戦う戦法、身につけたいなら
必要ない、と思うなら……まあ、別だろうけどさ

……能力者って一口に言っても、面白いねやっぱり

【「さて、と」】
【試合を見つめていた真紅の瞳が、元の灰色に切り替わる】
【開き過ぎて乾燥気味の目を閉い、首の方向を再び武美の方へと向けて】

……ああ、そう言えばそんな話は聞いた事があるかも
海も近いし、大荷物を運ぶのにもこっちの方が向いてるだろうし
そういう場所が有って………

……………ミイラ?櫻の国の?

【今一つ、頭の中で上手く横に並んでくれない二つの単語】
【またもや、語尾を上げて聞き返し】

えーと……包帯ぐるぐるじゃなく、人間の干物の方のミイラ?
それが、副葬品と一緒に盗まれて………荒らした形跡がない
転移魔術………は、協会の専門か。そういう形跡も無し?
盗まれたのが副葬品だけで、他に荒らされたものも無し………

長期観察、実験、現場指導、『故あって移されて』
「人間が荒らした形跡がない」………ふーん……

【膝の上に乗せて居たニットの帽子を掴むと】

………面白そうじゃない、それ

【知的好奇心ならば、売って財産を築ける程に有る】
【分からない事ばかり、分かる事の方が少ない。そんな話を聞かされて】
【これまでの邂逅で何度か見せた、くるくる変わる表情の一つ】
【口が裂けたと錯覚させる様な笑みを見せた】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:18:32.62 ID:FwfSKJEo
>>67

【エルの手元に灯る炎の塊】
【それは瞬く間に変化を遂げ──棒状の炎へ】
【そこから更に、赤い赤い刀身を持つ、細見の片手剣へと変貌する】

【零に向けて放たれた火球は、そのまま儚げな火の粉と共に宙に散った】
【しかし、彼女の周囲には未だ存在する6の火球】
【それを多いと見るか少ないと見るかは彼次第であり】

(さて──矢張り真正面からでは風にかき消されてしまいますわね)
(となると……≪蜜≫を使って絡め取るのが無難な一手──)

【ぞわり──】
【火球のうち2つが、僅かな変化をきたす】
【1つが桃色に。1つが赤黒い色に】
【変色の意味を知る術は今の彼にはないであろうが──】
【決して、無意味な変化ではないはずだ】

────、ッ

【──そして聞こえた、背後からの音】
【果たしてその判断が正しかったのか。エルは思わず、自身の背後を振り向いてしまった】
【目に映ったのは、危険因子足り得る風刃】
【「いつの間に──」】
【そんな考えが彼女を支配し。ほんの僅かな瞬間ではあるが動きが止まってしまう】
【奇襲すると見せかけての、真正面からの攻撃か。それとも、完全なる風刃での奇襲が目的か】
【どちらにせよ、この数瞬の隙】
【逃すのは得策とは言えないはずだ】

【残り火球:6】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:19:50.28 ID:U61Si16o
>>66

【タン、と軽い音を立てて――一人の女性が、少年を追うようにして】
【――上空から、『降ってきた』】

……探偵ゴッコなら、冗談で済む場所でやるべきよ。
おいたが過ぎるとどうなるか……わからないの?

【目の下に隈を作った、不健康そうな面持ちを、今は不機嫌に歪めて、少年をねめつけている】
【黒いスリムパンツ、白いカットソーに薄青いブラウスを重ねた、ごく普通の出で立ち】
【灰白色のセミロングは、ゆるくウェーブがかかっていた】

……ああ、面倒だわ。
さぁ。
素直に連れて行かれるか。
首に縄で引き摺られていくか。
……選びなさい。

【恫喝するように、低いアルトでそう宣告しながら】
【パンツのポケットから、小さな瓶を取り出した】
【中には、赤い色をした錠剤が、ぎっしりと詰まっている】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:19:51.18 ID:jsJ9VKEo
>>70

そう拗ねるなよ。俺はそういうタイプじゃねえだろ

【以前の彼ならここで笑いの一つでも零すのだが、今日はそれすら無く、不自然なまでに真面目な口調で返事をするばかり】
【ここまで来ると様子がおかしいことを疑ってもいいが、元々極端な性格のため分かり辛い】
【そういえば眼鏡も無い】

水浴び、ねぇ。まぁ何だっていいが、風邪引いたら冗談じゃなく死にかねんぞ。お前の方が分かっていそうなもんだが……?

【嘘だとは分かるらしく、信用していなさそうな様子だ】
【やや眉を顰めながら軽い忠告のようなものをする。様子がおかしくとも、気をかけるのは相変わらずか】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/09(火) 22:21:26.69 ID:mMTyqNg0
>>69
うぅ・・・ゾワッとします、主に背筋が・・・私にさん付けはしないで貰いたい
【割と細かい事を気にするたちのようで、さん付けされるのが好きでないのにも事情が無いわけでは無いが語る場所でもなし】
【相手の格好について特に言及する気も素振りも無い】
【それもそうだ、彼とて長い間医業を続けている──にも拘らず、一々そんな事を気にしていては商売上がったり、だ】

そうですねぇ・・・私は術式の内容を知らぬまま弄るなんて言ってません
ただ、貴方の体に刻まれた術式を知りたい、その為にこうして物を頼んでいるのです

術式さえ知れば術式の細かな解明、逆算式などを構築することも可能

触れる、と言うよりは見る、に近い・・・
【彼の言い分としては術式を解明し、逆算式を、解呪式を作ることが目的?】
【まぁその実態、彼自身が術式を解明する気は欠片も無い──】
【あくまでも・・・此処に居ない誰かが・・・】


では・・・見させていただきましょうか
【そういい、彼は綺麗な姿勢、歩みでゆるやかに一歩、二歩と近づき────】

【彼女の前でその腕を伸ばして、掌を広げる───】
【その手からはエメラルドのような緑の線が走り───その光が彼女に触れようとする──それが術式解明のための術(すべ)なのだろう】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:24:13.24 ID:97i8tJMo
>>74

【こつん、】
【こつん、こつん、】
【こつん、こつん、こつん、――――ビダァアアアン】

【暗い路地に響き渡る靴音、一拍置いて、何かが叩きつけられるような音が響く】

――――、ぃた――――ぁ――ッ――――!

【ややあって、泣き声……声からして女性のモノ】
【それはすべて、曲がり角の向こうから。冷たい風に乗って届けられる】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:29:42.07 ID:/jMoDIUo
>>77

(変化有り・・・っつっても、オレ様にァとんと予想がつかねェが)
(どっちにしたってマトモな火じゃァねェンだろうなァ)
(他にもまだ火球は残ってるワケだし、当たり前だが油断禁物ってなァ)

(それと更に―――――≪“風刃”≫ッ――――!)

【相手の武器、力となる六つの火球―――内二つの変化には直に気づく】
【かといってどう対応するでもなく現状では様子見、頭の隅では警戒しつつ】
【手元には密かにエルの背後に有るものと同じような風の刃を作りだす】
【番天は言わば台風、その周囲では今や強風が吹き荒れ生成は容易――――】

・・・ハッ、お嬢サマに一つだけ御忠告申し上げるがよォ
風ってのァ形が無いからこそ風って言うんだぜェ?

【言い換えれば何処でも、如何様にも仕掛けられると――軽いながらも“揺さぶり”をかけ】

【タイミングは相手の振り向いたその瞬間、声と共に手元の刃をエルへと飛ばし】
【またそれにやや遅れて奇襲の刃も完成を見、エルへと襲いかかる】

【どちらも狙いは上半身―――刃の大きさはどちらも30cm程、半月型で実に鋭い】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:29:49.31 ID:ftaQaIAo
>>71

…おい避けずに来るつもりか!?

(こいつ…これしきのジャブは恐れるに足りずってか!?)

【相手の恐るべきバネとこっちのジャブを放つよりも前に攻撃を…さながら攻撃は最大の防御とでも言わんばかりに飛び込んでくる火鳥に少々たじろぐッ!】
【おそらくこの一撃…避けられないッ!腹に力を入れて歯を食いしばり打ち込まれる覚悟が彼にも出来た】
【たった今火鳥は自分の攻撃をあえて受けて測ってきたのだ…こちらもそれくらいの意地を見せなくては!と彼は思う】

「(…避けない!?この男…相手に対抗して避けないつもりだ…!全く男と言う奴は…!)
前から来てます!なにか対処法は!?」

ねぇよ!打ち込んで来い火鳥鶏治!オレも受けて立とうじゃねえかッ!
準決勝まで来ると…こういう戦い方もアリだと思うぜ全くようッ!

【腹は決めた…ボディが来る、火鳥の右手に見事命中させた手ごたえが確かに通じるだろう】
【先ほどの此方の一撃のように深々と入り、プラス炎の熱が彼の皮膚にじりじりと無理矢理皮を引きはがす様な痛みを与えるッ!】

ごォォォッ…!う、ぐぅッ!!

【渾身の勢いを込めて放った火鳥の拳もまた…ノビタの身体を拳だけで持ちあげて…空へと舞い上がり3mほど奥の地面に叩きつけられた】
【ごろごろ、と地面を這いつくばらせられたノビタは…腹を押さえながら手で自身の上体を持ち上げる】

…へん、そっちだっていいパンチしてやがんなぁ…!こりゃあ相手にとっちゃ不足はねえ…!
面白い、マジ面白いよ、この装備付けてこなかったらちょっと内臓がマジでヤバかったかもな…!

【スカルヘルメットの奥の片方だけ見える瞳は…まだ獰猛に目の前の対戦相手を捉えている…潰すために!】

/おいっすー
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:30:00.89 ID:WEVjkuko
>>78
ッ!

【音が聞こえたその瞬間に、既に少年は振り返っていた】

探偵……?
違う、俺はジャーナリストだ。

【真面目な顔で言う】
【さりげなく、腰に挿した仕込杖に手をやっている】

どれもこれも、お断りだ。
真実を伝えて何が悪い。
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:31:04.38 ID:YNcHQGwo
>>53
/まだいますかっ?
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:32:36.36 ID:aIx2B2AO
>>81
……はぁ。

【毎度の事ながら、トラブルの絶えない場所だ】
【思わず、溜め息を吐いてしまう】

【だが、青年はその声と音の響いた場所に向け、すぐに駆け出すだろう】
【自分の事を『善人』だと青年は思っていない、寧ろ『悪人』だと思っている】
【だからこそ、だろうか】
【背負った十字架を軽くする為の、償いとしてか、青年は人を決して『見捨てない』】
【仮に、それが見ず知らずの他人だとしても、だ】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:36:50.23 ID:aZ4.SQAO
>>75

余計な事なんてこの世にはねーよ。
感謝はありがたく受け取っておいても、損はないだろ。
【迷いない足取りで目の前まで歩みを進めていき】
【顔を近付けてまじまじと赤を宿す瞳で見つめようとしながら】

それとも、感謝が足りねぇか?
【妖艶さを兼ね備えた笑みを浮かべ、問い掛けた】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 22:38:20.51 ID:pUuTgq20
>>80
「んん? ……そりゃ悪かったな」
――――?

【何故『さん』づけが気になるのか】
【首をかしげながらも、アストラは悪かったと首をすぼめる】

――――分かった、わ…………あたしに掛かった術……確かめて

【真っすぐに、レイアムを見やるレイド】
【ただ知りたい、と言う言葉に、最後の決心がついたような表情だ】

でも……今は、あたしはこれを解く気は……ない
これがなかったら、あたしは無力……あっと言う間に、父様に……殺されちゃう、から……
≪姉貴……≫
「……そうだな。父上に抵抗するには、力がいる、か……」

【だが、やはり凛とした表情で、レイドは術を解く気は無いと告げる】
【理由は言うまでもない。この術によってレイドは戦う力を得たのだ】
【それを解けば――――後はそれこそ、命を狙う物達に煮るなり焼くなり好きにされるのがオチだろう】

――――……………………!

【光が触れる。瞬間、様々な情報がレイアムに届くだろう】

【レイドの現状は――――『術を行使した時点での残り半年の寿命』と『子宮』を代償に、『妖刀『恋慕色華』との同調』と『左腕の触手化』を得ている】
【それは、代償と引き換えに、何らかの形でレイドそのものを『書き換えている』様な形だ】
【それは、かなりギリギリのバランスの上で成り立っている。レイドの言うとおり、干渉の仕方を間違えば、術式は暴走するだろう】

【だが、それにはまた別の術式が施されている】
【――――エルメア=ミルフォードが、レイドの寿命を食い止めるために用いた凍結術式『frozen flower』だ】
【これによって、レイドの寿命は残り3ヶ月強と言ったところからカウントを止めている】
【本来ならば、もうレイドの寿命は残り1ヶ月と少ししか無いところなのだ】

【だが、同時に『frozen flower』は一つの弊害も生んでいた】
【『凍結』の作用によって、レイドの左腕は元に戻らなくなり、レイドの子宮もまた、不可逆的損害を受けていた】
【――――正確に言えば、『代償』としての状態もまた『維持されている』と言ったところか】
【左腕の触手は、元に戻らなくなった直接の要因が、タイムリミットによる肉体への影響。つまり、元々レイドの腕は元に戻らなくなっていたのだ】
【そこに、『frozen flower』の『凍結』が加わり、人の形態を取り戻す事が不可能になっていた】
【子宮もまた然り。そこに機能不全に陥った子宮がある事で、『犠牲契約』の術全体への『重し』となっていた】
【こちらもまた、下手にいじれば術全体――――ひいては、レイドの肉体全体――――のバランスを、大きく乱してしまうだろう】

【――――特に注目して何かを探らない限り、入ってくる情報はこれくらいのものだ】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:38:53.91 ID:U61Si16o
>>84

【強張った表情で振り向いた少年の、訂正を促す声に、興味のなさそうな声色で、告げる】

君がジャーナリストだろうと、探偵だろうと、出歯亀だろうと、どうでも良いの。
それでも感想が欲しいなら、そうね。

……君みたいな人種は、迷惑だということ。

【言葉を口にしながら、瓶のコルク栓を開け、中の錠剤を一粒、口に放り込む】
【そうして、悪びれずに――いや、事実。彼は悪事をこそ、暴きに来たのだろうが――追跡者を前にそう言ってのけた少年に、溜息をついて】

そう。
じゃあ、首に縄を引っ掛けていくわ。

【――茶色の瞳が、唐突に赤く煌めいて】
【女性の体を、その全身から吹き出した炎が覆った】

言い忘れていたけど。
……五体満足で引き摺って行ってもらえるなんて、思わないことよ。

【すっ、と女性が右腕をかざせば】
【その掌から、炎が紅蓮の奔流となって、少年に襲い掛かる!】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:39:10.77 ID:97i8tJMo
>>86

――――あーんもうッ、通行の邪魔になるモノは置いとかないで欲しいのネっ!

【シグナルレッドの外ハネロングヘア/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソという出で立ち】

【そんな少女、地べたに座って赤くなった額を擦っていた】
【彼女が履いているのは、普通に歩くにも不便そうな、7.5cmものヒールを持つ「赤いロッキンホース・バレリーナ」】
【その近くに転がる、「コーヒーの缶」】

【……とてつもなくしょうもねェ事が起きているのだ、と。馬鹿でも解る雰囲気です^o^】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:40:06.68 ID:Z0DlKcE0

>>76

【火力を抑えて戦う―――かつてのスバル≠ニの交戦を考えると、魅惑的な響きではある】
【かと言って、今から術式構成を大幅に変更した場合には、このブブゼラを使えなくなる可能性が否定できない】
【そして、何より。これも先ほど示した邂逅に依って得た考え、或いは自責だが、彼女には手を抜く℃魔ヨの恐れが沈着していたのである】
【此の場において、悟られぬように―――「ああ、本当に」と。面白そうに語尾を跳ね上げさせ、浅い角度で首を縦に振った】

……正直言って、舞台芸みてぇな話だ。
荒らさないで安全に盗む事が出来るなら、その方が却ってバレ難いようにも思えるしよぅ。
魔術使用については、夜間なもんで発見が遅れすぎて何をされた≠ゥは判って無いけど、残りカスの反応は有ったらしい。
…なんちゅーか、顕示欲が強そうと言うか、そうじゃなきゃミスリードを誘ってるのかも…。

【手口は華麗にして、総てが分厚い暗幕の彼方に――――協会≠ゥらの速報を視て寮を飛び出した彼女ですら、推測程度しか出来ない】
【誰が、何故、どうやって? 少なすぎるパズルのピースは、絵柄を見つめる視点を操作する小物の輪郭すら完成させてはくれず】
【徹頭徹尾、苦虫を噛み潰したような陰影を表情に貼り付けて、武美は一通り語っていたが】

………あたしにも、そういう見方が出来ればなぁ。協会とも博物館とも関係無きゃ、判んなくも無いんだけど………。

で、どうする?此処であたしから聴くかい詳しく? …博物館に行けばもっと正確な情報が有るかもだがさ、これについちゃあ、ねぇ?。

【吟雪の言葉に対しては、浮かない応え―――何処となく寂しげな眼で、焦点の定まらぬ、芯の通らない視線を戦場に送った】
【但し、刹那の間隙の後には。彼女は無数の分銅に沈められたような語尾を振り切って、何時も通りの明るく勝気な声紋を、がやがやと五月蠅い会場に溶かして】
【今度は、真っすぐと―――吟雪の顔をその澄んだ漆黒で見つめて、尋ねることだろう】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:42:07.74 ID:fttymIDO
>>79

………―――怜司。何かあったの?

【単刀直入―――数秒の間を置いて、同じく真剣味を帯びた声色で訊ねた】
【抑揚無く吐き出される言葉、暗い漆黒の空の下で言い知れぬ"影"を灯しているような横顔――】
【不機嫌に臍が曲がっているわけでも、気落ちしているわけでも無い―――言うなれば、それはからっぽ≠フ如く】
【心の芯が瓦解した――と判断するには未だ早いが。虚空を見つめる彼の瞳に、思うところが有った故に、訊ねずには居られなかった】
【付き合いが長いからこそ、今隣に座る友人の異変≠ェ胸の内に引っ掛かったのだ】


そう思うなら服と暖かい寝床を無償で僕に提供してほしい、かな……

【くしゅんっ!――と本日3度目のくしゃみを溢して両手でぎゅっと肩を抱き締める】
【蒼の混じった瞳はボーッ……と活力が感じられず。他者が一目見ただけでも気怠そうなオーラが全身からはびこっていた。それでも本人は具体策も講じず堪え忍ぶつもりらしいが】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:42:39.19 ID:aNu7r6SO
>>87
それもそうですね
【微笑み】

いえ、感謝は充分です
それにたまたま通り掛かっただけですし
【近づかれても動かず、相手の目を見つめ】

あ…自己紹介忘れました
私、雑誌記者見習いの紅閻寺レンです
紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)です
貴女は?
【首を傾げ】

あと…この人達が起きる前にここから出ませんか?
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:43:13.52 ID:zI3OB.SO
【路地裏】
……最近は「機関」を甘く見てる阿呆が多いナ…………

【細身で、緻密かつ意味不明な模様の、翠の男性用チャイナ服を着た、明るい赤髪オールバックで糸目、出っ歯が特徴的な優男っぽい青年と】

『…………?』

ああ、物騒な話ヨ……おかげで、良く分からない奴らに闇討ちされる事が増えたネ。

【青白い髪をツインテールの縦ロールにした、血が付着した白装束が特徴的な色白な幼女が、並んで歩いている】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:43:45.29 ID:WEVjkuko
>>89
チッ――!
問答無用かよ……!
Shoooooot!&Recoooooooooording!

【録画と録音開始。このように力で真実を隠そうとする者が存在することを報道するために、少年は動き出した】

見えてるんだよ。

【たんっ、と地面を軽く蹴る動き】
【少年が横に移動した次の瞬間に、そこを焔が通り過ぎた】
【脚は縮められ、踏み出す構え】

行くぜ――!

【地面を強く蹴り、急加速】
【動き自体は常人レベルの最高クラスと言ったレベルだが、動きから動きに移る速度が異常なまでに速い】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:45:41.11 ID:d1bStMDO
>>83
【ノビタを殴り飛ばした後も勢い余って前方に滑り】
【地面に足を踏ん張って砂煙を立てながらようやく止まる…それ程思い切り飛び出したのか】

おうおうおう!!!これで両方一発ずつ!!おあいこだ!!!
これくらいでお前はやられないだろ!!?俺もそうだ!!
むしろもっと燃えて来た!!!燃えるぜ燃えるぜ燃えるぜえええええええ!!!!
【ノビタと対峙しながら構え直し、大声でそう言う火鳥】
【その間、まだ闘志が強くなる、まだまだ炎が強くなる】
【彼の心に呼応して強くなる能力、炎は更に強く、彼の周囲の気温は更に高く、熱くなる】

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!トップギアだぜええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!!
【そして、彼が空に向かって大きく声を響かせる】
【すると、まるで爆発でも起きたかの様に彼の体から盛大に炎が噴き出して】
【背中に、炎の巨大な翼が燃え上がった】

/ただいまっす
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:46:20.44 ID:aIx2B2AO
>>90
割と本気で心配してきた僕に対する宣戦布告と判断して良いんだよね、これ。
流石に『空き缶を踏んで転びました☆』なんてオチは想像してなかったんだけどなぁ……。

【はぁー、と、長い溜め息を吐くと、その場に腰を着かんとばかりに脱力する】
【先に呟かれた言葉からは、何というか、怒気とやるせなさが混じり合ったびみょーな感情が感じられる筈だ】

……はぁ、一応聞いておくけど、大丈夫か?
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:48:11.11 ID:jsJ9VKEo
>>92

こんな世界だ。一月会わなきゃ何があったっておかしくない

【彼はすぐに答えた。意外なことに、それは遠回しな肯定だった】
【確かに事件が常に起き続けるこの世界において、一月も期間があれば人が人でなくなることすら容易だろう】
【具体的な内容を話さなかったあたり、触れてほしくは無いのかもしれない】
【──以前と比べ、装飾品が減ったのではないだろうか】

金は?

【YesともNoとも答えず、質問に質問で返した】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 22:49:33.77 ID:FwfSKJEo
>>82
【彼の言葉に答えるだけの余裕──それが、今の彼女にはなかった】
【自身の背後にいつの間にか出来ていた風刃。白く染まる思考に僅か割り込む、彼の揺さぶり】

【重なった要素は、エルの動揺を誘うには十分過ぎた】

【回避をするだけの気持ちのゆとりは、ない】
【それでも、かろうじて防御体勢に入ることは出来たのか】
【ぐ、と身を捻り、「奇襲の刃」に対して盾を構えるも──】


  【 ──ざくり 】


【零が放った手元の刃が、彼女を抉る】
【エルの背中からは、一拍遅れて赤い液体が噴出し】
【その場に溢れだす、濃厚なオイルの臭い】
【──これは。この臭いは、彼女の傷口からか?】
【更には。彼女の傷口から覗く、金属のような煌き。アレは、一体】
【人間では、なかった──?】
【それどころか。「生物」ですら、ない……?】

【構えを取っていたからか、辛うじて「奇襲の刃」は盾で受け止める事は出来た】
【だが、身体に傷を負ったという事実は変わらず──】


    ────こんな、痛み、程度……っ!


  【ばし!】
【爆ぜるように、変色した2つの火球が零へ放たれた】
【赤黒い火球の後を、僅かに遅れて桃色の火球が追うような。そんな形で】
【狙いはそれぞれ、赤黒い方は零の腹部へ。桃色の方は、零の足元へ】

【この火球には。火球たちには、それぞれ彼の風と同じく特異な性質が込められていた】

【赤黒い火球の特性は──】
【1つは「火球が何かに当たると2匹の炎蝶が生まれる」こと】
【更に「炎蝶が何かに接触すると、黒煙を伴う大きさ相応の爆発を起こす」こと】

【そして、桃色の火球の特性】
【1つは、「何かに触れたら火球が、イチゴの葉が寄生した大量の赤い縄へと変じる事」】
【更にその縄は、火球着弾地点の近くにあるものへと絡みついて動きを阻害しようとすることだ】
【加えて──縄に絡みつかれた部位には、縄が発熱しているかのように熱が集中し始める】
【もしもコレに絡まれてしまった場合。早々に抜け出さなければ拙い】
【因みに縄の強度は通常の縄とほぼ同じもの】
【刃物や魔翌翌翌力攻撃での切断は容易だが、常人が腕力などで引き裂くのは難しいだろう】
【最も、縄の一つ一つに意識を移して焦ることなく行動すれば、縄を破壊することなく縄から逃れることも可能だ】

【残り火球:4】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:50:42.45 ID:UP.mA5ko
>>91

……「反応有り」、盗まれたもの有り、何をされたかは分からない
魔術協会が調べて分からないものを、野良能力者が調べて分かる筈は無い
少なくとも、魔術に関する分野なら

………そうだねー

【帽子を被って、何故か最初に身につけて居たサングラスを掛け直して】
【既に、腰は半分ほど浮いて、立ち上がろうとしている】
【もう、目は試合場に向いていない。何故かと言えば】

……後で、録画した映像で見られる。まだ準決勝
博物館の方は………時間が経てば経つほど、余計に得られる情報は少なくなる

それに、私と武美が一緒に行動する機会が、そう多いとも限らない
最悪……今日を逃せば来年まで、なんて事も普通に有り得るよ
話さなきゃ無い事だって有る、やる事は幾らでも詰まってる

【<Justice>の組織改革に、魔術協会の周辺の出来事に】
【余りに、この二人が係わらなければならない事は多すぎる】
【大会の観戦をこのまま続ければ、きっと差し障りの無い会話で終始する事になるだろう】

ただ話しこむだけなら、部屋ですれば良い
水の国の図書館で、後でビデオ借りてみるって手も有るしね
貴女がいかないなら、私が単身で忍び込んでみるよ

【それでは、何も進まない、と】
【向けられた黒い瞳を、サングラスの奥の灰色の瞳で、ぐうと覗き込んだ】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:51:03.97 ID:97i8tJMo
>>97

は? いきなり何言ってるのネ? アナタちょっとアタマがアレな御方なのネ?

【額を押さえながらさらっと一言。一発ぐらい殴ってもいいと思います】

大丈夫じゃないのネ。
だーれかがこんな狂気の籠った凶器をここに放置したから、あたしは大怪我したのネ!
これはソショーモノなのネ! ケーサツ呼ぶのネ!

【きゃんきゃんきゃんきゃん、少女はノンストップで言葉を紡ぐ】
【……本当に、一発殴った方がいいと思います】
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:51:27.16 ID:U61Si16o
>>95

【高速で身をかわした少年から、視線を外すことは無い】
【ただ一言、その磨かれた身のこなしを見て】

……割に合わないわ、まったく。

【愚痴っぽく、そう呟いた】
【ゆっくりと、後ろへ足を動かしながら、僅かでも距離を稼ぎつつ】

【少年の動きに合わせ、右手の照準を修正、再び炎の照射攻撃を、放つ、放つ、放つ!】
【横に逃げられないように】
【少年を軸に一本、左右にも放射、合わせて三条の炎の蛇が、襲い掛かる】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/09(火) 22:57:24.58 ID:mMTyqNg0
>>88
【この力を無くす気は無い───そう聞いた彼は僅かの嘆息を漏らす】
【力?力、そんなもの】

・・・これはあくまで私の物の見方ですが・・・別にこれがあっても無くても大して変わりは無いと、私は思いますが?
力とは危険な術を用いたところで・・・本人にそれを扱えるだけの下地、技量と言い替えても良い
そう言った確かな実力と精神がこの術を抜きにして貴方には存在しますか?
【彼にはそう言った下地が彼女にあるとは到底思えない───以前山で出会ったときは酷く憔悴し】
【感情のままに動いていたようにしか見えなかった・・・いわばレイアムにとってはそれが精神の未熟として捉われ】
【彼女にこのような危険の術を活かしきる技量があるとは・・・】

それに、この家に居れば命の心配はまずない、例えこの結界が突破されようと、何処へでも逃げる術を私は持ち合わせている


【そして入ってるレイドの術式・・・】
【その身に術を篭める、刻む───身体に変化が現われているからにはそういう類でもあるのだろう──】
・・・(成る程、これは大したものだ、こういう魔術もあるのか、この世界は・・・)
(何にせよ・・・これだけ大したものならば解呪するにしても何らかの犠牲は必要になりかねない・・・)
(しかし解呪による目的はあくまで減らされた寿命を元に戻す、もしくは近い形まで戻す事・・・)
【他にも様々な思考を頭の中で繰り広げる───頭の中でこれから先の予測を何通りも】
【この術の解呪に至るプロセス・・・】
【この危うげなバランス・・・バランスが危ういならばまず立つ地盤をどうにかする必要がある───】
(・・・出来なくは、無い・・・ただ、彼がそれに至れるか?・・・彼は・・・ものに魔力を刻み、篭める魔術は得意・・・アドバンテージはそれだけか)
(・・・にしても複雑で高度、アドバンテージを殆どものにしない程度の難度はある・・・)
(ですが・・・まぁ彼なら多分やってくれるでしょう、何にせよ私が採点をするのだ・・・正しい逆算式を持ってこれるまでは不合格の印を押せばすむ・・・)

・・・もう、結構ですよ
・・・そういえば、水の国では大会、ですね
【ぽつんと漏らす一言───こんな時に娯楽に近い戦いの話を出すとは・・・何か意図があるのか】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 22:59:04.84 ID:WEVjkuko
>>102
【少年は其の炎の縄を見た】
【が、対処は出来ない】

ヤバッ……!

【うければ燃える】
【其れは当然だ、何故なら少年の能力は、超高速での情報の送受信】
【即ち、本人の身体能力や、耐久性に関わることはないのである】

だったらッ……!

【思考を加速、十分な対処時間を確保】
【たどり着いた結論は――】
【――上に逃げる】

とうっ!

【跳躍、路地裏なのが幸いであった】
【壁蹴りジャンプで、炎の蛇をかいくぐり、女に肉薄していく】
【狙いは空中飛び膝蹴り。体重を載せた右ひざが女の顔面へ近づいていく】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:00:10.63 ID:aIx2B2AO
>>101
謝れ!こんな物騒な場所で激しい物音がしたから心配して猛ダッシュで駆けつけてきた僕に謝れぇえええええッ!!

【どうやら、遂に怒りの感情を抑えられなくなったようです】

……はぁ、落ち着け、僕。
クールダウンだ、クールダウン。

うん、頭を打ったのは可哀想だと思うけどね、流石に足下不注意も良いところだと思うんだ。
それと、警察を呼んで何するのさ、空き缶被告に賠償金を払わせるとでも言うのかい?
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:04:48.63 ID:/jMoDIUo
>>99

ほォ・・・・少しばかりジャンルは違うが、オレ様と同じかァ?
能力の系統といい、偶然だろォが似たトコが多いモンだなァ・・・っとォ―――!

――――――≪“風鎧”≫ッッ――――!!!

【作り出すのは風の鎧、耐久力は無いものの一度くらいは役に立つ】
【実質鎧というよりは手甲を両手に纏わせ】

【両脚を大きく左右に開く事で体勢を極端に落として黒い火球を避け】
【触れるのは不味いと感じつつも右手で身体を支え、左手で桃色の火球を受ける】
【体勢は余りに低く――手甲によって火球自体の熱を感じる事は無いが、当然の様に縄が発生】
【左手のすぐ目の前、文字通りの場所には番天の頭部が位置していた】

ぐ、ッ・・・・・何ィ、こりゃァ・・・・・・!!

【左手と首、運悪くもとんでもない場所に縄が絡みついたもので】
【流石に縄へと変化する事は想定していなかったのだろう、明らかに彼は動揺を見せている】

【ただ、そんな状況でも風は止む気配を微塵も見せず】
【偶然か、はたまた狙ってなのか―――エルネスティーネの前方2m程の位置に小さな旋風が発生する】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:05:24.44 ID:aZ4.SQAO
>>93
【目を逸らさないのを見て、おかしそうに小さく笑いを零し】

ジャーナリストってやつか?
取材なら大会会場にでも行ってした方が良いと思うが…
まぁ、こうして此処で出会ったのも何かの縁だ。

黒岩 凌子。
冴えない名前だが、しっかりと記憶しな。
【顔を引いて、解いた髪を括り直しながらウインク混じりに告げ】

こいつらが起きても、一目散に逃げるだろうよ。
どういう状況で、どちらが不利かを考えることくらいこいつらにだってできるさ。

でも、好き好んでこんな場所に居たくないのはわかる。
仲良くこんな辛気くさい場所からおさらばしようぜ。
【唐突に、それが当たり前であるかの様に右手を伸ばして差し出す】
【それを受け取れば、街中に抜ける出口へと手を繋いだまま歩き出して行こうとするだろう】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:05:49.62 ID:ftaQaIAo
>>96
【ぐ、と起き上がって彼は両の拳を握り、再び彼に戦闘を持ちかけ始める】

おうわかっているじゃあないのさあ!なんだその燃え方…それが貴様の能力か
いいじゃねえか、しかし…派手にしてりゃあ強いってもんじゃあねえぞ…それ、オレにぶちこめるのか?

…次はオレから行くぞ、ちょっと大きく叩きのめしに行くかな!…ホッパァァァァァ――――――ッ!!!

【前進を開始してしばらくするとスイッチを押して…大きく跳躍を始めるノビタ!】
【山なりの跳躍を行うと彼は漂ってくる熱量にさえもまるでへこたれず…彼は両手の指を広げて伸ばし、力を入れて手刀の形を作る】
【落下と同時に両手の手刀を伸ばし】

ダブルチョォォォォォォ―――――――――――――――ップッ!!!!!!

【狙いは火鳥の両肩!落下の勢いを使って上半身からダメージを引き起こしに来た!】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:05:53.27 ID:97i8tJMo
>>105

え……えーと、ごめんなさい、なのネ?

【かく、と首を傾げて謝罪。ヘンなところで素直だった】

あたしは上を見て生きていくニンゲンだからネ、下なんか見ないのネ!
そりゃーケーサツ呼んだら、空き缶ほっぽった奴を探してもらって……ぶっころ。

【おいでませませマックスさーん。謎の詠唱(と呼ぶのも疑わしいコトバ)を呟くと】
【少女の右手に、赤いリボルバー。銃口にふうっと息を吹きかける】

アナタはもっとKOOLになるべきなのネ、あ、これ食べたら落ち着くのネ!

【プリーツスカートのポケットから、飴玉を一つ。取り出して――】

【――――投げた。投げやがったこいつ。御丁寧に、青年の頭に綺麗に狙いを定めて】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:06:21.61 ID:Z0DlKcE0
>>100

……確かに、どっち向いても、あたしらは抜き差しならない状況ではあるからねえ。
序に言えば、余り深い話は……人の多い処で、したかぁ無ぇ。

【然り、然り――――常に根を詰めているのは良い事とは言えないが、武美とて、最早夢見る少女では居られない訳である】
【力強さと優しさが同居した、ハキハキとして明度の高い声を、吟雪の耳元で陳列して、彼女もブブゼラを強く、潰しそうな程に握り直した】
【心の奥底までを淡く照らす灰色に、怖気づく事など無い―――全て受け容れて、武美は静かに立ち上がることだろう】

…何だか、悪いねぇ…。こんなトコにまで付き合って貰っちまって。
……いや、付き合ってるったぁ、付き合ってるけど…さ。

【ユーモアとは言い難い、素朴な羞恥心と、二人の関係に感じる誇りが混合して、妙な台詞が飛び出した】
【何はともあれ、確りとした足取りで人込みを擦り抜ける武美に追従すれば、差し当たっては最寄りの出口から会場を抜けだす】
【………博物館までの描写を省略したい場合は、れっつきんくり】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:08:31.16 ID:fttymIDO
>>98

………そっか

【それだけ呟いて、アリエルは言葉を詰まらせる――一瞬、先を促す言葉を続けようとしたものの、思わず躊躇してしまった】
【いくら親しい友人だからとはいえ、自分は彼にとって"他人"に過ぎない。踏み込んではならないラインが存在する筈なのだ】
【それでも――今の友人の様子を見れば、心配せずには居られない。"然しながら"――そう。それは他人である自分の心配≠ニいう身勝手で"他人事な"感情】
【余計な干渉は彼の心を抉る結果をもたらすかもしれない。そんなことは望んでいない】
【彼の心を著しく風化させるに足る出来事があった―――その事実を察する以上のことは、今は出来なかった】


………―――っ

【―――『心当たり』が無いわけではないのだが、それを口にする勇気がどうしても絞り出せなかった】


………あんまり

【ボソッと、答えは簡潔に。つまりは風邪≠ニいう今現在の単純な問題を解決する為の金銭すら、心許ないということだろう】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:09:02.56 ID:U61Si16o
>>104

【少年が壁を蹴って、高く跳躍する姿を、女性は冷徹な瞳で捉えていた】
【当たれば、それに越したことが無かったが】
【それでも。どうにか避けるとするならば、まず上しかなかろう、と予測はしていた】

ッ……!

【だが、その速度は想像より速く、迎撃のために右腕を差し向けるのと、少年が突撃してくるのは、ほぼ同時】
【少年を燃やすことは早々に諦め、繰り出された膝を、右手で受け止めた】

【――無論、腰の入ってないそんな体勢で、人一人の体重を支えきれるわけも無く】
【女性は、バランスを崩して、あっさりと倒れた】

くぅっ!
……ああっ、もうっ!

【だが、すぐにその場で体勢を立ちあがると、頭を振って、少年がいるであろう場所に目を向ける】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 23:10:40.66 ID:pUuTgq20
>>103
――――ッ…………
≪姉貴…………≫

【痛いところを突かれた、と言った表情を漏らすレイド】
【確かに、そう断じられても仕方がないだろう。ファーストコンタクトは、最悪と言う言葉以外で語り得ない】
【ある意味、あの時にレイドと言う人間の本性は、さらけ出されてしまったような物だ】

…………確かに、この腕があっても、色華の力があっても…………あの時みたいに、後ろから狙われたりすれば……そこまで……

【いかな実力者でも、確実に葬る方法】
【それは、不意を突く事だ。息もつかせぬ一撃で息の根を止める】
【それが決まれば、実力の差など関係なしに、敵を一撃で死に至らしめる事が出来る】
【最も、それをさせないのも実力のうちと言う事も出来るだろうが――――その議論は、今は棚に上げておく】

でも……あたしは、立ち止まらない……。この力、最初よりは……使いこなせてる……
自惚れかも知れないけど……まだ、立ち止まるには、早い……
――――それに、あたしには、まだ……やるべき、事が……

【しかし、レイドのくぐった修羅場は、決して少なくは無いのだ】
【その中で、レイドは確かな成長も見せた。それは、時間と共にレイドの得た、かけがえのない財産だろう】
【そして、この危険な状況に置かれてなお、レイドには立ち止まれない理由があった】
【そのためにも、この術の成果は必要なのだろう】

"…………レイアム、その事なんだが……我ら、そろそろお暇をしようと思っている……
他の仲間たちとも、連絡を取り合わなければならないので、な……"

【ぽつり、術式の解析を邪魔しないように、小声でダハルが告げる】
【見れば、レイドの脱ぎ捨てた服も整頓されており、元々少ない荷物もしっかりまとめられている】

「大会……そうだなぁ……
ま、俺たちにとっちゃそれどころじゃない話だがな……」

【真意を掴めず――――と言うよりも、本当にそれはただの話のネタ振りと捉えたアストラが、生返事を返す】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:12:32.23 ID:WEVjkuko
>>112
お、当たった。

【壁際のパイプを引っつかみ、壁に捕まっていた】
【空中を狙われれば飛び降りるつもりだ】

(さて……どうやって逃げるかな……)

【脳内で考えるのはどうやって勝つかでは無く、どうやって逃げるか、であった】

(このまま逃げても追いかけられるだろうしな……、脚潰しておくのが定石か)

【うかつに近づいて、高速反射でも避けきれない攻撃をされると困るので、相手の出方を待っている】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:13:59.64 ID:aIx2B2AO
>>109

うん、素直で宜しい。

【もっとなんか色々言われると思っていたから少し拍子抜けだった、と、後に青年は語ったとかなんとか】

上を向きすぎて目の前の電柱に頭をぶつけて涙目になる姿が容易に想像出来るんだけど、何故だろうね。
それと、ぶっころしないであげなさい。
犯人もきっとこんなのを踏む人が居るなんて想定してなかったと思うよ。

【ぶっ飛んだ詠唱を聴き『いいのかよ魔術ってこんなアバウトで……』とか呟いたが、多分聞こえないだろう】

良いんだね?KOOLで良いんだね?
木製バットを返り血で赤バットに変えるような事をやらかしていいんだね―――って、あ痛っ!?

【ツッコミに必死で回避出来なかったようです】
【飴玉が眉間にクリーンヒット】


……で、何の為に銃を取り出したのさ。
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:14:00.69 ID:jsJ9VKEo
>>111

……はぁ

【呆れたようなため息をつく。心底呆れ返っている】
【そんな反応だが、今までの淡白さと比べれば、幾分かマシかもしれない】
【ため息をついた後、刀を掴んでゆっくりと立ち上がった】

来いよ。風呂と飯と寝床ぐらいは提供してやる

【淡々とした口調でそう告げて、返事も聞かずに歩き出してしまった】
【どんなことがあれ、どれだけ表面が変わろうとも、やはり根はお人好し。知り合いが困っているのを黙って見過ごせる性格をしていないのだ】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:15:48.98 ID:UP.mA5ko
>>110

内緒話と愉しい遊びは、人の目を避けて
それが一番、だと思うね私は
まあ………図書館とか、あそこはあそこで愉しいけど

……って、言ってる場合でも無い、か

【互いの意思が一致した、後は実際に動くばかり】
【するすると人の群れをすり抜けて、吟雪は武美について行く】
【暫く歩けば、博物館まで到着するのだろう】

【が、消し飛ばすのは飽く迄『描写』のみ】
【その時間に、一つばかり差しはさむ話題が有った】

……移動中に、ちゃちゃっと伝えておくね
<Justice>の今の組織構成、正直結構脆いんじゃないかって、何人かが思ってる
だから、それを如何にかしようって案が出てるの

具体的には、織守の代わりに、対外交渉とか独断で出来る立場のを何人か用意
それをリーダーにした小隊みたいな感じで、メンバーを色々配置したりして
小回りが利く、能動的に動けるようにしよう、ってね

現時点でそのリーダーの位置に当てるのが、エルメアとノビタ
最初期メンバー一人、対ネルナハト後半のメンバー一人
それで、残り一人………

【足は止めない、余り声も大きくしない】
【この話題はとりあえず伝えれば良いだけと、あまり事細かくも言わないが】

私か、貴女か。そのどちらか、が良いと私は思ってるんだよね
貴女が引きうけてくれるなら……多分、人当たりの面でそっちが良いかな、と
配置するのは、私とシオンと……あと、これ以降加わる人が居た場合、回されるかも

【唐突だとか、脈絡がないとか】
【そんな事も考えず前置きも用意せず一度に話してしまう辺りは、やや急ぎ足の印象も有る】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:15:53.99 ID:d1bStMDO
>>108
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!いくぜいくぜいくぜええええええええええええぇぇぇ!!!!!!
【燃え上がる翼を羽ばたかせ、雄叫びを高らかに上げながらノビタの動きを目で追う】
【飛び上がり、空中から向かって来るノビタに対して彼は―――】

らあああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!
【その場の地面に両手を着き、足を広げた逆立ちになって】

螺旋焔旋風!!!!
【そのまま高速回転、体中から吹き出る炎が体を包み、自分自身が炎の竜巻となり】
【その炎の螺旋の打撃で攻撃を迎え撃つ!!】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:17:46.30 ID:aNu7r6SO
>>107
まあそんな感じですね……って私なんか可笑しい事しましたか?
【頷き、相手が小さく笑ったのを見て慌て】

まあ、大会の取材もありますけど。路地裏で事件がないか探してたんですよ
(……殺し屋の仕事が終わって帰る時に来たとは言えないね)
【紅閻寺レン……表の顔は雑誌《世界の眼》の見習い雑誌記者。裏の顔は殺し屋《紅蜥蜴》】

凌子(スイマセン読みがわからないですOTL)ですね
よろしくお願いします

はい!いきましょう
【手を繋ぎついていくだろう】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 23:18:02.73 ID:TAic3m.0
【――大会会場】
【其のスタンドの、最上段――通路にぽつりと立っている人影が、ひとつ】


……うぅん。
さて、此処からどういう風に戦況が変わっていくかな――。

【短めのフェアブロンドの髪と、大きめの灰色のキャスケット帽、蒼色の澄んだ瞳が特徴的な】
【ファーの付いた黒のコートとタイトなジーンズを着た、18歳程度の外見の少年である】
【其の澄んだ声、其の華奢な体付きと顔立ちは、何処か中性的にも感じられるような其れだ】

【――大会参加者なら、或いは見たことがあるかもしれない。参加者の一人、エリオットだ】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:20:49.17 ID:FwfSKJEo
>>106

【赤黒い火球はそのまま彼の遥か後方の地面に着弾し、生まれる炎蝶】
【それらはそのまま零へ向かうかと思いきや、まるで目標を見失ったかのようにふらふらと羽ばたきを続けていた】
【このまま何もなければ、2匹の蝶はこの世を惜しむかのように火の粉となって消えていき──】

(あ────……)

【ふと、彼女の脳裏を掠める光景があった】
【ぶちまけられた脳漿。どす黒い血。妖艶な笑み。──未だ夢に見る、殺人の、感覚】
【思いだしたのは、彼女の一番最初の殺人】
【第二の、始まりの風景】

【「縄」が急所とも言える部分に絡みついたがための、連想】
【ぐるりぐるり。頭の中で、当時の記憶がそのまま再生され──】


      ≪絞めろ≫ ────ッッ!!


【口をついて出たその指令は。彼女にヒトゴロシの味を教えたモノと、酷くよく似ていた】
【前方の旋風は、確かに視界の中にあった】
【だがそれよりも。他のものが、思考を赤黒く染めていく】

【そして】
【彼女の言葉に従うかのように──】
【零の首や左手に絡みついた縄が、蛇の如くきつく締め付けてくることだろう】
【早く対処をしなくては、最悪──意識を失うことすら考えられる】

【残り火球:4】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:21:05.65 ID:yWGK8r.o
【路地裏】

んー……大分復っ活!

【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【無難な半袖無地のシャツに迷彩柄のチョッキを羽織り、手には指穴の空いた黒い手袋】
【膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【鞘に収めたナイフをズボンのベルトに掛けた少年が乱雑に捨てられた木箱の上に座っている】

やっぱ自由に動かせるのは良いな、本当簡単な言葉しか思い浮かばないけど……
「自由」って感じだ、日常生活にも支障がないしな

【右手の指をくねくねと動かしてみたり、左手と噛みあわせて伸ばしてみたり】
【どうやら怪我か何かで右手が不自由していたのだろう】

で、その自由になった右手で何をすれば良いのやら……

【はふぅ……と溜息を立てて狭い暗い空を見上げる】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:22:28.60 ID:97i8tJMo
>>115

新ジャンル・素直電波を目指してるのネ。だからあたしは何時でも素直ネ!

【あっひゃひゃひゃ、といまいち可愛らしさに欠けた笑い声】

……なーんであたしの日常を知ってるのネ? アナタ、超能力者さんネ?
想定するしないの前に、ポイ捨てはよくないのネ、だからぶっころ!

【くるくるくるくるくるくる】
【リボルバーが少女の手の中で踊るように回転、】

あっひゃひゃひゃ、オヤシロ様のタタリはマジ勘弁なのネ!
んで、「何故銃を出した?」。その問いに対しては、

【ちゃっ】

【――――たぁん】

…………あたしたちの逢瀬を邪魔しようとしてたフトドキモノが居たから、なのネー。なんちて。

【青年の左脇を通り抜けるように、銃口が向けられて】
【発砲。銃弾は、曲がり角の辺りの地面に埋まって――ややあって、逃げるように離れて行く足音が響いた】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/09(火) 23:24:00.63 ID:mMTyqNg0
>>113
【唐突に、だが同時にこれらの話に関係なくも無い話を始める】

・・・仮に、リイロさんを取り戻す事が出来たのならば
話をしたくありませんか?・・・大体の事情はアストラさんからお聞きしました

貴方にとって・・・きっと誰よりも大切な人、今は話したくても話せない、二重の意味で
ですが・・・もし、話せる道があるとしたら、貴方はそれに縋りますか?
【射し込ませようとする光───恐らくだがきっとレイドにとっても魅力的な──】
【あるとしたら、だなどと抜かしているがこの言い方ではその道があると言っているような物】
【貴方のその体は・・・大事な妹に誇れるか・・・?】

それは残念、私に引き止めることを強制する権利は無いのですからその件に如何こう文句を言う気はありません
ですが、私は何時でも扉を開いていますよ?この家の扉を、貴方方に
【言葉とは裏腹にその顔は全く残念そうでは無い、かと言い嬉しそうでもない──要は社交辞令みたいなもの】
【後者の言葉は事実、彼らに死なれては困るのだ──レイアムの友のために─】

ああ、そういえば襲ってきたスーツの男は私の友人の名前を出していましたねぇ?どういうことか知ってますか?
【予測などとっくの昔についている、だが訊いた───彼らにとって憎い人物の名前】
【今は───それが精一杯の嫌がらせなのかもしれない──】

・・・貴方方が仮に大会の本選に出る、などと言う目立った真似をすれば・・・
やはりあの私兵部隊は襲いますかね?
【水の国での大会本選、目立つと言えばこれ以上なく目立つ】
【だが・・・本当にそう言った私兵部隊を誘うため、目立つために出た男がいる】
【だから全てを口にはしないけど───こういったことをすれば効果はあるのか?・・・一つの意見でしかないがその意見を聞きたいと───】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:25:19.70 ID:U61Si16o
>>114

【器用に壁に張り付いている少年を苦々しげに見つめながら】

……君みたいな、安っぽい正義漢は、少し、勘違いしがちよね

【下らない三文芝居でも見るかのように、隈の深い目を細めて、そう吐き捨てる】
【右のポケットから、再び瓶を取り出して――今度の中身は、薄黄色の液体だ――コルク栓を開く】

割に合わないし、面倒だけど。
勘違いされたままってワケには……。

【それほど多くは無い中身を、一気にあおって、飲み干した】

……行かないのよね。

【空になった小さな瓶を、放り投げると同時、赤かった瞳が、今度は銀色に変異する】
【――周囲の空気に、紫電が弾ける】
【――オゾンの刺激臭が、鼻を刺す】

……踊りなさい。

【両手を左右に広げ、女性がその言葉を発すると同時、女性の前に閃光が生まれて】
【次の瞬間には、矢と化した雷撃が、少年に向けて、放たれる!】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:25:24.42 ID:fttymIDO
>>116

………っ、あ…ありがとう……わざわざごめん

【救いの手を差し伸べてくれた友人に、恥ずかし気に感謝の言を述べた】
【今の状況を改めて振り返ってみると、どうしようもなく情けなく思える。自分の体調管理ひとつままならず、かといって友人の厚意を遠慮することも出来ず、結局甘えてしまう】

【彼が呆れている以上に、自分で自分の間抜けさと浅はかさを憎んでしまうのだった――】

【それから何も言わず、黙って彼の背中に着いていくだろう】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:28:19.77 ID:jsJ9VKEo
>>126

【移動中、彼は徹底的に無言だった】
【今までどうしてたとか、前に言ってた好きなやつとはどうだとか、全く言わない】
【ただ黙って歩き続ける】

【途中から気づくだろうか】
【進む方向が、以前住んでいたはずの場所とは別方向だということに】
【明らかに「魔術協会」という施設を目指していることに】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:29:51.55 ID:ftaQaIAo
>>118

…か、カウンターッ!!

【地面に手をついて高速回転からの炎の発射に流石のノビタも少々ビビった!】
【空中からの攻撃に対するカウンターには対応できていない、まともに食らうしかなく…炎に激突!】

ぐぉあッ!!

(や、野郎格闘センスはオレより上か…!だがッ!オレの戦闘スタイルは格闘だけじゃあないんだ
ここッ!ここでこそオレの本領発揮の瞬間が来るッ!)

…この様子ならうまく着地できそうだが…その前にッ!

【両のホルスターから拳銃を引き抜き…火鳥の胴体と喉目がけて引き金を引いた…!】
【これまでにも何度か特殊弾を使ってきたノビタ、今回使用したのは…】

(2発とも『電撃弾』ッ!まず呼吸と内臓機能から攻撃して…もう一度殴りに行くかッ!!)

【ノビタは吹っ飛ばされたものの足から着地、そのちょっと前のタイミングでその二発を自慢の『早撃ち』を持って彼の不意を突くように放つッ!】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:30:40.06 ID:aIx2B2AO
>>123
そのジャンル、シュールと大差無い気がするんだけど……まあ本人が満足してるなら何も言わないよ。

【はぁ、と、何度目になるか解らない溜め息】
【だが、何となく目の前の人間の性格が掴めてきたからか、先程の溜め息と比べて、そう不快感は込められていなかった】

……あぁ、本当にそんな毎日を送ってるんだ。
悪い事は言わないからせめて前を見ようよ、何時かしょうもない理由で事故死しそうで怖いよ。

そうだね、僕も勘弁だ。
無駄に血を流すのは僕の主義じゃない―――――

【反射、といっても問題無いだろう】
【青年の背後を狙い向けられた拳銃なのだが、青年の視点から見れば、自身に向けられたのと大差無い】
【それを視界に収めた瞬間には、たん、と大地を蹴り、瞬時に射線上から逃れ】

―――っ、成る程ね、覗かれてたのか。
気付けないなんて……僕としたことが、油断し過ぎたね、反省しないと。
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:30:59.06 ID:WEVjkuko
>>125
正義……?まあ、俺は正しくあろうとしてるけどさ――。
正しいってのは、善とは限らないんだぜ?

【そう言い、相手が電撃を放つと同時に、手を離し飛び降りる】
【が、流石に電撃を避けるほどの身体能力は無いのか、左肩に掠り、しびれる感覚が突き抜ける】

――ッ!!

【顔をしかめるも、着地】
【思考を加速、五感を最大強化】
【究極の逃げの一手を見つけるがために、少年は女に向けて全力で駆けていく】

オオオオオオオオオッ!沈めやァッ!!

【スライディングしながらの足払い】
【動きは速く尖い。しかも、靴には特殊金属性の鉄板が仕込まれていた】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:36:39.20 ID:/jMoDIUo
>>121

【ギリギリと、当初自身が言ったように手加減無しで縄が締まる】
【熱い、苦しい、痛い―――いくつもの感情が興っては消えていく】
【視界が白くなっていくのは、遂に脳への酸素供給が滞ったからか―――?】

【いいや、ガリガリと縄や首を掻き毟る右手の御陰で何とか意識は保つことが出来ている】

(なァんだ・・・・何やってンだァオレ様、負けそうじゃねェの)
(もし負けたりしたら、今まで勝ったやつに何言われるか――――・・・・)

【“ドクン”―――番天の動きが止まり、旋風が周囲の風、その全てを吸い込んでいく】
【大きさはそう、「160cm」少々までにサイズを改め密度も濃く】
【だが動く事は無しにただその場所に佇み続けて――――ふと番天を見れば、異変に気付くはず】

(もし・・・・もし、じゃァ・・・・・ねェぞオレ様・・・ッ!)
(負けねェ、オレ様は“最強”の番天 零サマだぞこの腑抜け―――!!!)

“ヵ”―――“み”――――――・・・・・。

【番天の姿が透けてゆく、それはまるで彼の攻撃が空気に溶けていったかのようで】
【まさか、まさかだが――――風を弄るワケではなく、“風”そのものが能力であったのなら―――?】

【―――依然として、番天自身は動いておらず、攻撃のチャンスで有る事は間違いない】
【問題は彼自身の異変と前方の旋風―――さて、どうなるか―――――】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:36:42.44 ID:d1bStMDO
>>128
【ノビタの放った二発の雷撃弾、その弾はノビタの技能によって回転していた火鳥の胴体と喉に綺麗にヒット】
【体に痺れる感覚が走り、弾けるように手を滑らせてその場に倒れた】

うぐっ…!……げほっ!!……!
なんか……ビリビリすんぞ…!?
【その電流に少し驚きながらも、立ち上がりノビタを見る】
【見た所そこまでダメージを負っているようには見えない】
【その上、戸惑ってはいるものの痺れによる動作障害は今の所出ていない】

【なんとも、タフである】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:38:41.70 ID:18.ulASO
>>129

む、確かにそうなのネ……さらなる調整が必要ネ!

【ぴっこぴっこ、アホ毛を左右に。メトロノームみたいに規則正しく揺らして、考える】

確かに前を向くのも大切かもネ、覚えておいてやるネ!

【謎の上から目線】
【右手を一振り、リボルバーが夜闇に溶けて消え失せた】

あーん、多分殺意とかそーいうヨコシマな気を発してなかったから気付かなかったのネ。
気にしない気にしない、っと

【ひゃひゃっと笑って見せた】
【……因みに、見ていたのは。空き缶を捨てた「犯人」だったりしたのだが、まあ置いておこう】

/携帯に移動しましたっ
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/09(火) 23:41:09.86 ID:pUuTgq20
>>124
――――仮に、よね…………

【まず、それが大前提】
【レイドもまた、意識を取り戻した時に、アストラから全てを聞いている】
【父親の手に渡ってしまったリイロを、本当に取り戻せるとは、微塵も思っていないのだろう】
【だが、今は『取り戻せるか』を云々する話ではない。レイドはそこに突っ込まれる前に話を進めた】

多分だけど……あたしは、すがると思う……
何より、あたしはリイロにも……謝りたい……結局、姉らしい事なんて、何も、してあげられなかった、から……

【再び、汗がにじんでくる。レイドは、それを異形の左腕で拭う】

……………………ぁ
――――でも、もしかしたら、今のあたしは、リイロにとって……化け物なのかも、しれない……わね

【気付かなかった。レイアムの質問の真意に】
【だが、自分の腕を見やってようやく気付いた。今の自分は、おぞましい物を身体に括り付けている】
【表情に、明らかに苦いものが混じる。レイドの中で、葛藤が始まってしまったようだ】

"……身勝手で、本当に申し訳ない……。世話になるだけなって、こうして立ち去ろうと言うのだから……"
≪……本当に、ありがとうございやした≫

【使い魔たちが、それぞれの言葉で感謝の意を伝える】
【やはり、レイドを救われた。その意味は非常に大きいのだろう】

「…………父上、動き出したんだよな…………」
――――ちょっと待って。レイアムさん、まさか…………あなた…………!

【レイドは、その言葉に一つの危惧を抱いた】
【もしや、レイアムもまた、標的としてカウントされているのではないか、と】

「ほれ、レイド……」
う、うん…………?
――――多分、おおっぴらには、襲わないと思う……
でも、確実にロックオンして……外堀を、埋めるかも……
父様は、そうやって闇に葬ると…………思う

【アストラの助けを受け、レイドは服を着こんでいく】
【その過程で、レイアムの質問に答える】

ただ…………ライク・ヴェルトゥスとあたし……狙いが二手にずれてるから……何か、もっと別な視点で見てくるかもしれない……

【最後に一言。レイドは不明瞭な言葉を呟く】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:41:41.55 ID:Z0DlKcE0
>>117

【大会の会場に集約されているせいか、何時も以上に夜の街の人口密度は低い】
【ぽかりと開いた空白の時間、無明の小路―――武美は、念には念を入れて、ブブゼラを持った儘に歩いていた】

……確かに、夜行決戦の時も、織守は戦闘疲れだけじゃなく、なーんか妙に切羽詰まった感じだったっけ。
うちらの場合…言いたくも無ぇけど、トップが何らかの形でブッ壊れちゃったら、直ぐにでも指令系統がイカれて、士気も低下するはず。
何も、殺さなくたって。ほんの少し冴えなくなるだけで、気が折れるだけで……。

…ふーん、小隊制。好いんじゃないかねぇ…少なくとも今よりは、あたしに其れ以上の案は出せねぇ。
………で、サブリーダー…か。

【地下封印室の話をした時以来、彼女は学術関係以外の、言うなれば闘争≠フ為の書物も読み漁っている――本棚を視たならば、気付いているかも知れない】
【床を棚が踏み抜いてしまうのではないか、と思いたくなるほどに所狭しとスペースを奪い合う魔道書・博物書の中に混ざる、場違いな統治論や、騙し合いのデータ】
【直ぐに効果が出るわけでは無いとはいえ、此れまで深く話を煮詰めた何時の時よりも、彼女の思考は鋭敏になっている】
【少しだけ気まずそうに、最悪の。然し、今にも組織の喉元を狙っている危険に触れてから、自分の話に踏みいる―――前に、黙して星で視界を満たす】
【急な言葉、入らぬ間髪、何処となく察していたか驚きはしなかったが、決断には短く無い思考、静謐が伴い、足音だけが牽制し合って】

考えたけど……組織の為、織守の為、吟雪の為、それに……自分の心の為にも。
あたしは、その提案を受け入れたい。あたしが、Justiceの頭を守り、その印象を強め轟かす『角』に成るさ。

……だから、貴女は。
Justiceの『牙』になって、あたしを支えてくれって言うのは……―――ちょっと、我儘過ぎるかい?

【組織の性質を考えたときに、『らしい』―――或る種の象徴、アイドルと成り易いのは、吟雪と較べれば武美なのかもしれない】
【薄々は、そう考えているようで……重い唇の門が開かれた時、冷えた大気の道を行進して往ったのは、揺るぎない肯定の言葉であった】
【小さな胸を張って、些か気どった印象のある言葉で、自分を鼓舞して――――最後に、吟雪の瞳に視線を集束し、確認を取ることだろう】

【その答えにかかわらず―――十数分歩いたか。二人の眼の前に、大理石に似た白と、土煙に覆われた歴史を思わせる茶の、豪壮な門構えが現れる筈だ】
【二人は門を潜り、本館の側面に回ると、懐から一枚の『カード』を取り出し、関係者以外立ち入り禁止≠ニ刻まれたプレートを頂くドアの前に立つ】
【其処からごく近い壁に描かれた協会の紋章≠ノ、ひらりと其の札を翳せば―――かちゃり。軽快な音を残して、勝手に扉が押し開かれるだろう】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:44:02.72 ID:aZ4.SQAO
>>119

ん?
あぁ、他の奴とは違う反応だったからよ…
他とは違うってのは、何にしても楽しいもんさ。

ただの趣味、人間観察の一環だ。
気にすんな。
【説明をしているようで、あまり意味を解さない言葉で説明しながら】
【握った手をしっかりと繋ぎながら、威風堂々とした歩みで愉しげに進みつつ】

路地裏で事件?
そんなもんあるわけないだろ?
こんな所にまともな事件なんかありはしねーよ。
そんなもん、記者やってるお前が一番わかってるだろ?

事件ってやつは普段起こらない物事のことを言うんだよな。
なら此処には誰かが知りたいような事件なんてものはないぜ。

目を背けたい惨状なんてのは毎日起こって…
事件にすらならない。

嫌な世だよ、ったく…
【悪態をつくように最後に呟いた】
【因みに名前は黒岩凌子(クロイワ・リョウコ)】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:44:25.66 ID:U61Si16o
>>130

……なんだ、人の秘密を暴きたいだけ?
真実を伝えて何が悪い、だなんて。
ジャーナリストが、聞いて呆れるわ。ただの出歯亀じゃないの。

【鼻を鳴らして、正義論を口にした少年に向けて毒づくと】
【雷を直撃させられなかったことに、小さく舌打ちをして、そのシルエットを追う】

(……速……ッ!)

【滑り込んでくる少年のあまりの速度に、彼の渾身の一撃からは、逃れ得ないことを悟る】
【――ならば、『本来の』目的を、遂行するのみ】

【全身に雷を纏い、周囲を帯電させる。動くことは間に合わずとも】
【少年の全身に、雷撃を浴びせることはできるはず】

(当然……持ってるんでしょう?)
(カメラとか、レコーダーを、ね)

【おそらく、どこかに隠し持っているであろう録画・録音機の類を】
【この雷撃で――破壊する】
【大事なことは、情報の漏洩を、極力防ぐこと】
【少年を仕留められないならば――せめて、その程度は果たそうではないか】

ほんと、割に合わないわね……。

【その言葉は、正しく少年の耳に届いただろうか】
【バチバチと、酷く耳障りな音を立てる空気を纏って】
【女性は、少年の蹴りは素直に受け止めるに甘んじ、吹き飛んだ】

【派手な音を立てて、壁に叩きつけられ、そして、動かなくなる】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:44:33.16 ID:fttymIDO
>>127

…………

【両者とも口を開かず、ひたすら静寂が二人を包み込む―――時折吹き抜ける涼しげな夜風が冷えた身体を震えさせる】

【何か会話を始めようとするとしても、結果は目に見えている――今の彼にはどんな話題も音となって鼓膜を震わせるのみ、なのだろう】
【然程時間は経っていない筈なのに―――流れる無言の時間が永遠であるかのような錯覚を覚える。それが一種の"恐怖"となって、背筋をひんやりと駆け抜けていく】

【ふと周囲を見渡せば、見に覚えの無い道を歩いていることに気付いて――然し行き先を訊ねることもしない。二人の間に流れる空気が言葉を発するのを封じているようで】
【そのまま目的地に着くまでは、この状態が続くだろう―――】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:47:57.31 ID:aIx2B2AO
>>133
調整って……いや、良いか、僕にはどうにも出来ないし、好きにすれば良いと思うよ。

【諦めて投げた感があるのは、絶対気の所為では無いだろう】

うわぁ、吃驚する程偉そうだ、酷すぎて逆に苛立たない、不思議!

……というか、なんか僕の扱い酷くない?
さっきはいきなりアタマの変な奴扱いされたしさ。



む、殺気が当てられないと気付けないんじゃ、まだまだだよね。
暗殺者とかに対処出来ないもん。
まあ、そもそもそんなのに狙われる理由が無いんだけどさ。
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:51:59.82 ID:UP.mA5ko
>>135

私に、このアイデアを寄こした奴の言ってた台詞なんだけど……
「組織は、ヒュドラの様に有れば良い」だってさ
幾つかの頭がそれぞれに物を見て、それぞれに考えて噛みついて
一本の頭が斬り落とされても残りが戦ってる間に、落とされた一本がより強く蘇る
だから、絶対に負けない。死なない。滅びない
一本の頭が絶対に落とされないなら兎も角、そうはいかないからね

……『角』なんて、小さなパーツじゃ困るよ
『頭』は織守だけど、貴女もまた別な『頭』になってもらわないと
私は………『牙』にも『目』にも、なんでもなってあげるからさ

【主観的に客観的に、どちらから見たとしても】
【どちらを象徴としてどちらを凶器とするかは、両者を知っていれば直ぐにでも出る結論】
【自分は飽く迄支える側、上下関係にするならば下の側として】
【誰の真似やら、右手の拳を左手で包む、妙に古風な軍礼を行った】

………此処、ね。此処が、その話題の場所
一体何が起こったのか…………
魔術協会でも、調べられない事…………

……まあ、やりようは有るだろうし、ね

【到着した門を潜り、押し開かれた扉を潜り】
【夜間の暗さに十分に慣れた目で、そのまま内部を覗き込もうとする】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:52:15.18 ID:WEVjkuko
>>137
真実ってなぁよ!何よりも正しいんだよ!
善じゃねえが、其れは正だ!

【蹴りは相手に直撃、相手を吹き飛ばすに至る】

――、ッ。

【全身を電流が走り、一瞬視界と、耳の鼓膜に取り付けた機械にも其れが伝わる】
【並の電磁波では壊れず、戦場においても使用できる其れは、かなりの耐久性を誇っていた】
【が、それでも】

チッ……、ノイズが……。

【機械は復旧、データは残ったものの、一部のデータが壊れ、肝心の会談の部分がノイズで聞き取りにくくなっていた】
【これではソースとしての信用度は大きく下がるだろう】
【信用できないソースは挙げない――、其れが少年のポリシーの一つであった】
【しびれる体にムチ打ち、無理やり立ち上がると、壁に手を突きながら、ゆっくりと歩き去っていく】

又、ソース集め、か。

【地元の政治家の不正と汚職に関しては少年は大分深く入り込んでいるのであった】
【匿名で更新しているサイトも、各所からサイバーアタックを受けている】
【それでも彼を突き動かすのは、『真実』を求める心だけであった】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:53:21.09 ID:aNu7r6SO
>>136
そうですか?
【首を傾げ】

え?けど毎日事件が………あ、そういう意味ですか…
確かにそうですね…本当に嫌な世の中ですよ
【顔をしかめながら】

【凌子さん把握】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:53:20.05 ID:ftaQaIAo
>>132

【すたんッ!と軽快な音を立てて着地すると同時に彼はホルスターに両方しまい…一切の制止を行わずそのまま突進へと繋げていた】
【彼はナックルの振動モードを今度は先ほどの2倍に設定して…この状態の拳について考える】

(奴はずいぶんハイテンションのようだがその分消費も激しそうだな…!ならばオレの新しい武器は相性がいい
このレベルの振動になって来ると顎とかをうまく…こう、押しこむように打撃すればボクシングのグローブより効率的に直接脳だって揺らせる!
あの電撃弾を喰らってほとんど動作障害を起こしているあたり相当タフなようだが…それでもめまいくらいは起きる!)

【少しづつ、じわりじわりと相手のパワーを削り取っていく攻撃手段に切り替えるノビタ…今回の振動ナックルはそのための武器のようだ】
【他にも銃を打つ際の手ぶれ補正と手の周りに現れるサブ照準、打撃においては発電、発熱などのモードチェンジなども可能のようだが…】

【この殴り合いなら相手には振動がいける、と彼は読んだのだ】

ビリビリするくらいでイチイチ喚いてんじゃねーよッ!!
今度のパンチはちぃとばかし響くぜ!覚悟しなッ!!オラァッ!!

【放つ!今度は左の拳…!思い切り拳を握りしめて…直線的な軌道を書き鼻っ柱を腕力でへし折ろうと言わんばかりに拳が迫る!】

【…かのように見せる事がこのノビタの狙いだったッ!彼は鼻めがけて殴り砕こうとしてくるはずだった左手が接触するよりもずっと前の所で止まり…むしろさがっているように見えた】
【フェイント、彼はフェイントで左手に注意を向けた所で本命の右の拳を叩き込むためのテクニックをここで使用したのだ!】
【むしろ後ろにさがっているように見えたのは右の拳を放つ反動で身体が逆方向に傾いたから…その0・5秒後に右の拳を入れ替わりで火鳥の顎めがけて打ちぬくために!】

/ちょっと風呂入ってきます!
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:53:57.11 ID:jsJ9VKEo
>>138

【到着したのは『魔術協会』の敷地内にある、研究者用の寮だった】

【魔術師の寮とはいえ、外見は普通。よくあるマンションと変わらない】
【エントランスを抜け、エレベーターで上の階へ行き、廊下を進む】
【部屋の前に到着した怜司はドアノブを捻り、そのまま扉を開けた。鍵をかけていないのだろうか】

とりあえず風呂が先だ。すぐ右の扉が風呂場。服脱いで洗濯機の中に放り込んどけ。着替えはお前が入ってる間に用意する

【扉を開けてすぐにアリエルにそう指示をする】
【手で先に入るよう促す】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/09(火) 23:54:34.63 ID:FwfSKJEo
>>131


   ≪絡め≫ ────


   ──── ≪絞めろ≫ ッ!


【その言葉を発するごとに。縄はきつくきつく、容赦なく締め付けていく】
【だが、縄の動きに比例してエルの心も苦しくなり、決して声にはならぬ悲鳴が体内で軋む】
【それも当然の事といえようか──】
【なにせ己の心的外傷(トラウマ)を抉っての攻撃だ】
【彼女にかかる精神的負担は、並の物ではない】

【エルにも。背負うものがあった】
【大会予選。リナと、メリナ。彼女たちの分まで、勝たなければ】
【≪I was born≫──「向こう側」にいる少年は、彼女のためにバッジを譲ってくれた】
【海里。本戦では見える事がなかったが、大切な事を教えてくれた人だ。彼女のためにも、負ける事は出来ない】
【大会本戦。太郎──眩いばかりの光の渦の中。彼もまた、前に進めと言ってくれた】


【零もまた、きっと同じような数だけ背負うものがあったのだろう】
【身体にかかる重みは、恐らく同じ】
【勝敗の行方は、まだ霧の中】


【ばちん!】
【縄の締め付けに加え。彼女は全ての火球を前方の旋風へと解き放つ】
【可燃性のものに引火する火球──多分、そこまで良き役割は果たしてくれないだろう】
【しかし、彼女の目的はそこではない】


      “ EL ”  ────────


【轟──!】
【彼女の周囲に。大量の火の粉が、溢れかえる】


【残り火球:0】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/09(火) 23:55:21.07 ID:18.ulASO
>>139

……ちょっとしたツンとか付けてみるべきかネ? いやここは逆に病みを付ける……

【ぶつぶつ】
【あざとい萌えキャラとはこうして量産されるのだ(萌えないけど)】

じゃ、どう扱って欲しいのネ?
優しく? それとも激しく? それでいて繊細に? それでも優雅さは損わず?

アンサツシャ、て、そんなんに狙われる「可能性」はあるのネ?
その言い方じゃあ、そんな感じがするのネー

【ようやく立ち上がろうとして……ずるり】
【あれっ、と声を上げてもう一度……ずるり】

……おかしいネー、左のあんよが痛くて力入んないネ……

【それは 捻挫 です】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/09(火) 23:56:28.53 ID:mMTyqNg0
>>134
えぇ、仮に────
【だが仮に、と言う割にはやたらと自信があるような感じが見受けられる】
【彼の目には映っているのかも知れない──・・・ヴェイスの家長を打ち破る日が・・・】
【誰が打ち破るか、ただ、それが愉しみの一つ───】

・・・(貴方がそう思うように、また、誰かもそう思っているのですよ・・・)
【微笑む、何処か───雄大な太陽を思わせる温かみのある微笑み】
【ただ、彼女もまた妹に謝ると言う力強い意志があることに、賞賛を───】

・・・────貴方は・・・それほど、軽視すべきではありませんよ、繋がりと言うものを
──大丈夫、繋がっていますから──
【変わらぬ微笑で語り続ける───】
【貴方の妹はそんな事を思っていないと──会った事も無いのに確証を得ているかのように】
【だが・・・化け物と思っている相手の寿命が残り少ない事を知った程度で───意識不明になるほどのショックを受けますか?──】

構いませんよ、ただ、何かあればすぐにうちを頼ってくれればね


そうですねぇ、私の予測ではもうディオル、あの時私と一緒に闘った男も私もライクもみーんな標的に入ってると思いますよ
いやー困った困ったぁ、三人の中で一番私戦闘と言うものを知らないですからねぇ
【これまた軽いノリでおどけたように言う───】
【此処まで馬鹿みたいに振るえると言うことは逃げ切る自信があり、また、他の二人も殺されないと信用している───】


いえねぇ?・・・私も最近会って無いんですが・・・これは前に言いましたか
貴方方が憎んでいるライクが大会の本選に重々しい顔つきで出場してましてねぇ?
あぁ、私の予測、狙われていると言う予測はディオルを通じてライクには入らせましたが・・・
それを知って尚、ああいう大会に出るとは勇気あると思いませんか?
【何を・・・考えている?レイアムも、ライクも・・・】
【わざわざ・・・】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:01:55.93 ID:JGS9rYAo
>>141

頑丈な子ね……。

【首だけをめぐらせ、去っていく少年の背中を見つめる】
【いま、体が万全ならば、それこそ首に縄をかけてでも引き摺っていけるだろうに】

……言っても、詮無い事ね。

【背を壁に預け、四肢を投げ出した姿勢で、投げやりに小さくそう呟いて】

【他の幹部があの子を見つければいいわよね、だとか】
【ちゃんと証拠品は潰せたのかしら、だとか】
【潰せてなくても、それ以上は責任持てないわ、だとか】

【酷く利己的な事をつらつらと考えつつ、女性は、胸のポケットから煙草を取り出して】

……ふぅ。

【一本を銜え、ライターで火をつけ、紫煙を燻らせた】
【彼女が動けるようになるまでは、もうしばらく時間がかかる事だろう】


/おつかれさまでした!
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:04:00.33 ID:SpPjtwDO
>>143
…っ!よし!!まだいける!!
【頭を右手でバシバシと叩き気付けを起こす】
【燃える手で頭叩いて大丈夫なのか気になるが、そこはまぁ勢いで】

舐めてんじゃねえええええええええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!
これくらいなんともねぇんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
【雄叫びで更に自分を奮い立たせ、ノビタへと構え、走る】
【顔面へ向かって来るノビタの左拳、それをまた彼は真っ向から受け止めんとした】

うおおおおおおおおおぉぉぉ!!!くらえええええええええええええええええ!!!!!!
【拳は顔面を狙っている、ならばと彼は頭を思い切り突き出した】
【頭突きで拳を受け、あわよくば石頭で拳を砕こうと――――】

【したのが、間違いだった】

えっ!!?
【雄叫びが途中で切れ、空を切る頭】
【体がつんのめり、「しまった」と思った時にはもう遅い】
【すでにノビタの攻撃圏内で、かわせない体制となっていた】

/把握っす
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:04:12.15 ID:MRl2REAO
>>146
下手にありきたりな属性を付けるのは僕としては反対したくなるんだけどね。
何でもツンツンさせたり病ませたりすれば良いと思ってんじゃねーよ、と。

【何故かこんな話題に食いついとる】

ごく普通に、って選択肢が無い理由を聞きたいんだけどなぁ……。

それは、ねえ。
やっぱり在り来たりな言い方だけれど『絶対』なんて有り得ない訳だしさ。
他の人との約束とかもある以上、何が何でも生き延びたいし、その為には必要な技術かな、ってね。

【誤魔化すような言い方を敢えてしたが、言葉は、間違い無く本心からの言葉】
【相手側から信頼されているかすら怪しい『約束』だが、約束は、約束だ】
【何が何でも、守りたい】

――……あー、足を挫いちゃったのかな?
こうやって無駄話に興じたのも何かの縁だし、望むなら病院までなら肩を貸すけど、どうする?
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:05:21.14 ID:0YCJm2DO
>>144

【『魔術協会』―――以前とは全く違った住まいにも特に驚きは示さない】
【着いて行った先が例えば『カノッサ機関』だったり、はたまた『R.I.P』であったのならば流石にそうはいかなかったのだろうが―――】
【組織の下で生活しているということも、数ヶ月の間の彼の"変化"のひとつなのであろう】


ん……分かった。ありがとう

【自室を施錠していない無用心さがどこか彼らしくなく、意外に思えたが――】
【言われた通り中へ入り、脱衣場の方へと向かうだろう】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:08:30.96 ID:5mjmgZUo
>>145

【―――脳裏に浮かぶのは、幾人もの好敵手たち】
【「本選で会おう」、「絶対に勝て」、何故だか感謝の言葉を言われた相手も居た】
【何より自身のプライド――――それが“現状”を許さなかった】

【負けと、ソレを打開する力を使いこなせない自身に嫌気が差した】
【そんな時か、旋風へと残った火球の全てが巻き込まれていったのは】

【規模は比較にもならない、旋風は砕け散る際に爆発が起きたような強烈な風を巻き起こし】
【ほぼ同時、番天の姿が――――文字通りに、消えた】
【爆発で見えないのでも舞い上がる土煙が邪魔なのでもなく、消えた】


――――――≪“カミカゼ”≫ェッッ――――!!!!


【では行き先は――――エルネスティーネの前方、2m】
【爆煙の中、立ち上がる人影は正しく番天 零―――縄は外れ、首には獣の爪跡と多量の血が在った】

【ヒュウ、風は消え去ろうとも再度吹く―――自らが最強であると、風であると信じる限りは】
【歪な三角形の歯、小さいながらも確かに獣のソレである耳、そして硬く伸びた両手の爪】
【全身に風を纏う小さな獣はギラリと眼光を細め―――体勢は低く、構える】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 00:12:50.03 ID:5Dlp9Qw0
>>147
そう……あたしがした事と言えば……3年前まで一緒にいて……兄上から、かばっただけ……
「…………それを言えば、俺だって兄らしい事は、何一つしてやれて無ぇんだ……すまなかったよ、レイド……」
……もう、良いのよ、兄上……今は、あたしたち『兄妹に戻った』ん……でしょ?

【レイドの記憶の中に、どれほどリイロに対して姉らしい事をしてやれただろう】
【3年前の『事件』以来……兄妹の絆も希薄なものになり、尻すぼみになってしまった】

――――つなが、り…………
……………………

【その言葉は、レイドにどのように響いたのだろうか】
【じっと、自分の左腕を睨みつけるレイド】

――――くっ……父様…………!!
「…………敵に回して、初めて分かるぜ…………父上のやってる事が、どんなに残酷なのか、ってよ…………」

【自分たちが要らぬ騒ぎを立てたから、巻きこんでしまった】
【明らかに、二人の表情はそう訴えて、きつく目を閉じている】
【敵に回ったのならば、善意も悪意も関係なしに、全てを排除する】
【自分たちの父親のやっている事は、言ってしまえばそういう事なのだ】

「なに……ライクが!?」
――――無茶も良いところよ……何を考えてんの、あの単純馬鹿……!
一人で、父様とでも戦う、つもりなの……!?
今の『暴蜂(バウフェン)』に……どんな人間が、何人いるのか……分からないって言うのに……!
「全くだ……父上のお抱えの能力者、あの実力主義の父上が認めた面々を敵に回すって……
その意味分かってんのかあいつは……!?」

【過剰な反応を見せるレイドとアストラ】
【憎い敵だとかそういう感情の前に、まず父親への恐怖が頭をもたげるのだろう】
【彼らの印象の中では、ライクの行いは他の何物でもない、自殺行為と認識されているのだろう】
【あるいは、事の重大性を理解していない愚行か――――――――】

「ほれ、レイド……立てるか?」
う……ぐ、ぅ……なんと、か……

【アストラが肩を貸し、レイドがそれに掴まって、フラフラとベッドから立ち上がる】
【確かに、1週間での回復としてはかなり早いものだろう】
【しかし、同時にそこに限界も見てとれる。アストラが支えていなければ、一人で立っている事も出来ないだろう】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:13:27.62 ID:dpjsUASO
>>150

ふむー? んー、ならいっそのこと【検閲されました】に……なるのは、やだ。

【それ以前に消されます】

だってこれがあたしの普通だもんネー?
しょーがないネ、受け入れてネ!


……ふーん。約束。破ったらハリセンボン呑まされるアレネ?
いーネ、そういう約束ができるヒト、居て。あたし、そういうのよくわかんないのネ。

【ぱちりと瞬いて、すっと細められる鮮やかな赤の瞳】
【情熱の色と言われるそれは、何故だかひどく冷ややかで。寂しげだった】

ヘンなところ触らない、って約束するなら喜んで承諾させてもらうのネっ

【 す る か 】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:15:54.46 ID:YzFClMwo
>>151

【脱衣所には洗面台や洗濯機などがあり、もう一つ奥の扉から風呂場となっている】
【風呂場にも概ね必要な道具は揃っているため不自由はしない】

【アリエルが風呂に入っている間に脱衣所に服が用意されているだろう】
【灰色の冬用のものだ。とても簡素なデザインなのは彼の趣味か】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:19:36.26 ID:3dzWNYAO
>>142
こうして手を繋いでるのが良い証拠だ。
普通しないだろ?
初対面の相手に手を預けるなんて、しかも素手であいつらとやり合ってた私に対してこの距離だ…

意味は理解できるよな?
【ふと笑みを消し、紅く染まる瞳を真っ直ぐに】
【値踏みでもするかのように――視線を向けて】

なーんてな…
お前が不用心だ、なんて言わねえよ。
起こらない事まで疑い詰めて、人を信じれなくなるより誰彼構わず信じる奴の方がマシだ。

それにそっちの方が私は好きだね。

私を真っ向から見てお前は手を繋いだんだ。
信用ならその時点で生まれてる。
お前は良い奴だと、判断してやってるって事だよ。

理解したか?
【悪戯っぽい笑顔で笑いかけながら】

世の中の事なんざ知らねえがよ…
こんな世の中なのに何もしない奴らが居るって事が私は信じられないね。
諦めるなんて言葉が、この世で一番頭にくる。
【何かを思い出したのか、不機嫌そうに明らかな誰に向けられる訳でもない悪態をついて】

何事もなく抜けられたようだな…
【いつの間にか路地裏を抜ける出口が前方に見えるだろう】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:23:48.18 ID:MRl2REAO
>>154
控えめに言うけど、さっきから君は何を言ってるんだ。
というか検閲削除―――!?

……こほん、取り敢えず君の普通は俺にとってのアブノーマルなのは把握した。

【微妙に寂しげな瞳の色を見て、しまった、と、後悔するがもう遅い】

ああ、それだよ、その約束。
でも、初対面なのにいきなり約束したから、仲の良い人が居る、ってのとはまた違う気がするけどね。

―――よし、折角だから君とも約束しようか。
病院に運ぶ為に肩を貸すけれど変な所は触らない、って。

【口調は、励ますような、というよりは、支えてやるような口調だった】
【きっと、この青年なりの気遣い、なのだろう】
【尤も、この微妙な気遣いが良い方向に作用するか悪い方向に作用するかは、彼女しだいなのだが】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:27:40.00 ID:0YCJm2DO
>>155

【中に入ってから、20分程経った頃だろうか―――】


――――どうも。本当に助かった……

【脱衣場の扉が開かれると、用意された衣服に身を包んで肩にタオルを一枚掛けた少年がほかほかと薄い湯気を立ち昇らせながら出てくるだろう】
【余程大事なものなのか――普段身に付けている橙色の宝石が付いたペンダントは、しっかりとその首に通したままだった】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:28:03.04 ID:ZkAkcI.o
>>149

【ひっかかった、してやったりというノビタの顔がフルフェイスヘルメットの奥からでも見えるかもしれない】
【…この一撃を相手に叩きこめることの意味は大きい、大きく振動した拳が顎に命中すればそのまま顎もろとも細かい振動で揺らしその振動が脳まで達する事になる】
【そうすれば…軽くてもめまいの一つは起こすはずだと期待した】

【本日ノビタは殴り合いばかりに徹して一回しか射撃を行っていない、理由はこの火鳥という男が隠すこともなく殴り合いに特化した戦士であると言う事だ】
【ノビタは自分の事を知っていた、唯一人並み外れているのは早撃ちだけ…それ以外はほとんど秀でていない】
【にもかかわらず、自分は蹴りを大技に使ったり、近距離の殴り合いをよく好んでいた…おそらくは少年時代に見ていた番組の影響でもあるかもしれない】

【しかし本能的に理解できていたのだ、彼は最も得意とするのは射撃であるとしても、彼が最も『好んでいる戦い方』は殴り合いだった】

【得意な事だけでなく、殴り合って戦う事も好きであるゆえにこの近距離戦闘の道においても対応できるようにこれまで鍛え上げて来た】
【そして現れた自分と同じ近距離戦闘を好む男、ノビタはそんな彼と二言三言会話しただけで気がついたのだ】

【彼に対してはこれまでのようにチマチマやるよりは最初から殴り合いに全身全霊を注ぎ込んで挑めば…何か自分で掴みたいと思う物が手に入るかもしれない、と】

くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――――ッ!!!!ホッパァァァァァァ――――――――――ッ!!!

【ダン!ダン!と小さな爆発音が鳴る…左足の多段制御ブースターが軸足の安定と腰の重心移動を加速させていく音だ】
【彼にこのとっておきの右拳を叩き込む事は…新しい自分を始める意味でもこの攻撃の成功は今後を考えてもかなり大きい!】

【ブン、と渾身の一撃が襲い掛かるッ!】

振動ブロォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ―――――――――――――ッ!!!!!!!

【振動の拳!顎にクリンヒットさせて…今度こそ相手の内臓機能にダメージを与えに行く!】

/戻りました
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:28:04.91 ID:FAqjTNgo
>>152


      ──────── “ Dorado ”  ッ!


【蒼い蒼い目をした、金髪の少女】
【戦意を瞳に宿した彼女の背に──炎の翼が、生まれた】
【舞い上がった火の粉を喰らい。己の力とし】
【手に持つ片手剣の刀身は文字通り炎──】
【必殺の剣は、灼熱の業火を宿す不斬不殺の剣と化す】


【少女は最強へのこだわりなど、なかった】
【今よりも強く。今よりも激しく燃え上がる炎を求めただけ】
    ラヴァーズ・コンチェルト
【≪全ては愛しい人のために≫】


【背の傷が、熱かった】
【だが今は──その痛みすら、炎へと変えてみせよう】



      恐らくこれが、最後の一太刀────

      ────互いの全てを、賭けましょう


【──音が、遠ざかる】
【会場の喧騒も。隣で行われている試合の轟音も】
【それはまるで──この世に彼らしかいないような、錯覚】


【そして彼女は──奔る】
【背の翼を、羽ばたかせ。それを強大な推進力として】
【距離は僅か。接近は刹那】

【疾────ッ!】

【エルネスティーネは、剣を振るう】
【一片の躊躇いもなく──炎を振るう】
【剣筋は素人ゆえか。見極めのつきやすい胴体への一閃】

【 人にあらざる者同士の ── 風と炎の、戦】

【 終焉は ──── もうすぐだ 】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:29:39.86 ID:dpjsUASO
>>157

こまけぇこたぁいいんだよネ!

【AA略】

やだーあたし13組に入れちゃうのネ? とまあ分からないヒトには分からないネタは置いといてネ、

約束。するなら、小指出して。

【ぴっ】
【エナメル質な赤に塗られた爪の乗った、小指】
【立てて、青年に伸ばす】

……言ったら、笑われちゃうかもしれないけどネ、
これ、やってみたかったのネ。

【俯いてぽつりと】
【彼女にしてはずいぶんと小さな声で、そう言った】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 00:30:22.13 ID:hskSoJg0
>>153
まぁ・・・私にはあまり関わりの無いことですが・・・
そのような魔術に振り回されるような繋がりならばその程度だった、と言うことでしょう
【こんな安い煽りに煽られてしまうようならば────】
【そんな魔術に振り回される以前の問題──本当、諭すようで何処か、意地の悪い──】

・・・思うんですが・・・見放されて尚、あれだけのことをされて尚、貴方は父親を上の存在と認めているのですね
・・・普通、家、普通で無い人ですらまずあれだけのことをされればそういう人間を上に見ることなどとても・・・
・・・後ついでに父親の名前聞いてよろしいですか?
【おどけて言っていただけあって・・・それとは裏腹に重く反応されてしまうと反応に困る】
【だから、前々から気になっていた事、それを口にする──何故、あの人間を上に見れる?】

・・・まぁ実力だけで言えば今の彼より上の人間など数え切れないほどいてもおかしくは無いでしょうね
ですが、実力だけが戦いを決める物では無いと言うことを知っておいた方が良い
弱い者でも強い者と闘う術を知っている者も居るし・・・何より生きる術を知っている者もいる
まぁ・・・多数の大きい戦力を保有している相手に堂々と敵対する、確かに無茶かもしれませんが
長い目で見ればそう無理な事でもありませんよ・・・貴方方が憎んでいる相手は意外と友人が多いものですから
【彼が目的に辿り着けるかどうかなど・・・解らない、だがこの男、レイアムは──】
【彼は死なないと確信している───格好つけた言い方だが要は何処までも意地汚くあいつは生きると言っているのだ】
【勝てるかどうか?・・・多分少なくとも負けはしない───多分・・・多分】
【それは自分の力だけでなく、彼の友人も色んな方面で作用するだろう・・・そう予測して──】

・・・これでもどうぞ、そこら辺の市販品よりかはマシな効果があるつもりです
【懐に手を入れて取り出すのは瓶に入ったドリンク、所謂栄養ドリンクだろう】
【それを彼は左手で彼女に差し向ける・・・ただし、凄く苦い。効果は保障するけど苦い】
【錠剤を噛んでしまった時より酷いかもしれない】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:30:52.41 ID:4ynUysSO
>>156
さあ?私はさっぱりわかりませんよ?
【ニコリと微笑み】

………もしかしたら私は貴女が何かしたら簡単に対象できる手段を持ってるかもしれませんよ?
【一瞬…一瞬だけその瞳には冷たい狂気みたいのが現れ、だがそれは気のせいかな?と思うくらいにすぐ消え】

なんてね。私はアートマンしか闘う術ありませんし
【嘘】
【表の時はアートマンのみで闘うが】
【裏の時は《ありとあらゆる場所に隠したナイフ》と磨きぬかれた殺しの技で闘う】

それに…貴女は悪い風には思えませんしね
【ニコリと】
【勘だけだが】

そうですね………私も諦めるって言葉嫌いですし
【真剣な表情で】

……それフラグのような
【苦笑いしながら】
【感覚を研ぎ澄まし、誰か隠れてないかとかを察知しようとする】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:33:54.17 ID:YzFClMwo
>>158

お前は一つ下とは思えないほど生活能力が低いからな……

【怜司は暇だったのか、リビングのソファに座って本を読んでいた】
【相変わらず呆れたような口調で返事をしつつ、本を机に置く】

その見た目なら別にヒモでもいけるだろうが、せめて保護者ぐらい見つけとけ

【世話焼きなことを言うが、何やらアリエルを見る目がじとっとしている】
【今日ばかりは本当に心底呆れているのかもしれない】

165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:35:36.80 ID:SpPjtwDO
>>159
【かわせない】
【いくらバランス神経がよくても、いくら筋力があっても、いくら強くても】
【倒れかかり、すぐ目の前に攻撃が迫っている状況から攻撃をかわすのは無理だ】
【何等かの能力を使えばそれも叶うのだろうが、彼にそんな能力は無い】
【ただ、燃え盛り、殴るだけ…純粋な力だけを追求した能力】
【故に、彼は――――】

―――――――――ッッ!!!!!!!!
【顎を殴り抜かれ、そのまま後方に吹き飛ぶ】
【振動が頭を揺らし、骨を伝い脳を揺らし、頭の中で脳が震える】
【軽い脳震盪を起こしながら彼は宙を舞い、弾丸のように吹き飛んで―――】

ッッッ!!!ッが…!!!!!
【受け身も取れず地面に落下】
【そのまま勢いのまま、地面を転がって】
【俯せになった状態で、止まった】

/おかえりっす
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:42:50.10 ID:MRl2REAO
>>161
漢らしいなあ、おい。

【あまりにもさっぱりした態度に苦笑いを隠しきれず、顔に浮かべてしまう】

ああ、入れる入れる。
フラスコ計画のメンバーに選ばれてもおかしくないレベルだよ。

……ん?
ああ、構わないよ。
その程度で良ければ幾らでも。
ゆびきりげんまん、嘘吐いたら―――

【ほ、と、安堵の息を吐く】
【妙な気遣いで逆に相手を不快にさせないか、内心ビクビクしていたのだ】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:45:38.29 ID:5mjmgZUo
>>160

【自身が人を捨てたあの時、何処かの白い部屋に感覚を占有された】
【そして今まさにその対価―――実質的な人外の感覚に目覚めた】
【先程視界に白い何かがチラついたのは、偶然か或いは必然か】

【そんな事はどうでも良い、今は相手を見据えるのみ】
【首からの流血は激しいが――――どうせコレで決まるのだ】


≪“瞬っ・・・・、・・・・――――――あァ、行くぜェお嬢サン――――!!!


【全身に纏う風は鎧に非ず、全ては己が速度の為】
【迫る炎閃には自ら進み―――斜め前方、掻い潜る様にその位置へ】

【進む過程での炎剣との接触は避けられず、脇腹に深くその熱を受けた】
【回避など念頭には無い、有るのはたった一つ――鋭く尖った爪を穂先に見立て】
【ザンッ―― 一瞬の踏み込みから打ち放つ“貫手”、ソレをエルの胸部へと突き立てる事】

【素人技、速度任せ―――全ての要因は過負荷の掛かる腕へと集約される】
【そもそも入るのか、入ったところで相手を止められるのか――――出来る限りを彼は尽くした】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:48:00.61 ID:ZkAkcI.o
>>165

「決まった…これがドラがずっと見て来た後ろ姿ですか…私に出来る事などあまりなかったようです…」

………

【ブン、と叩き込んだ右手首を振るい、関節の調子を整えてから彼は近づく】
【手ごたえはあった、この一撃が決まった事はとても大きい、ゆえに彼はこの一撃で確かな自信がついた】
【しかしこの野比信太最後まで勝敗が確認できているかどうかを確かめなくては気が済まないタイプ】

【ゆっくりとうつ伏せになった火鳥を見て質問を投げかける…ファイティングポーズをとったまま】

叩き込んだぜ…オレの拳…いいもんだな拳のぶつかり合いってのは
で、どうさアンタは…起き上がれるか?

【間合いは1m半、警戒している事を態度で示しながら彼はそう質問してきた】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:50:32.74 ID:dpjsUASO
>>166

はりせんぼん、のーますっ!

【少女は、笑っていた】
【クリスマスに欲しかった玩具を貰って喜ぶ子供のような、邪気のないそれは】
【武骨なリボルバーを手にしていたときの表情とは段違いに、やわらかな曲線を描いている】

ゆび、きっ、た!
えっへへへへ、楽しいのネ、これっ!

【ぶん、と大きく手を振って、少しだけ名残惜しげに指を離し】
【思いついたように、口を開く】

あ、まだ名前聞いてないのネ!
あたしはユヅキ。夕の月と書いてユヅキと読むのネ!
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 00:50:47.71 ID:5Dlp9Qw0
>>162
……それを決めるのは、誰でも無い……リイロだけよ……
あたしを、姉として……リイロは見てくれてたの、かしら…………

【わずか、顔を顰めるものの、レイドは昂ぶる事は無い】
【自分はどう見られているか――――その答えは、自分を見ている人間に問うしかない】
【外野がどうこう言おうと、それは無駄なだけだ】
【――――リイロを妹として大切にしながらも、この時のレイドの言葉は、その真意を探って行くと、どこか卑屈な物があるようにも思える】

――――まぁ、こればかりは……
「昔からの呼び方だ……急には変えられねぇ……
それに……あの絶対性には…………敵わねぇ……俺らが、うかがい知れる存在なんかじゃ、ねぇ…………!」

【言ってしまえば、天罰を振りかざす神を恐れる様なもの】
【例えそれが理不尽と言えるような物でも、それが神に等しい、自分たちなど及びもつかない存在であると】
【そう認識してる時点で、どれほど憎くても、卑下したり、あげつらう様な言い方は、出来ないのだろう】
【――――実の子供にすらここまで恐れられる存在だという事だ――――】

父様の、名前?
――――シュバルツ。シュバルツ=L=ヴェイス……それが父様の名前よ……

【質問に、実に的確で端的な返事を返す】
【名前を知らせても、それは小さな知識に過ぎない。小さな知識に、付け加えるべき事も見当たらなかったのだろう】

――――それは……認めるわ…………
『至弱を以って至強にあたる』……古事にも、それは現実にあるって分かる……
「だが…………10万の敵を7000で止める事はできても……100万の敵を、100で止めるのは……どんな人間でも、無理だろ……
少なくとも、俺には出来ねぇ……! そして……父上なら、本当に100万の兵に相当する戦力を、整えかねねぇ……!」

【兄妹の戦きは、流石に過大に父――――シュバルツ=L=ヴェイスを評価し過ぎている部分もあるだろう。しかし――――】

≪……俺にも、とても及びはつかないっす……御館様に、逆らうなんて……!≫
"――――大旦那の使い魔は、何か、根本的な部分で我らとは違う……!"

【――彼らよりは正当に物を評価できると思しき使い魔たちまでも、一様に表情を歪めている】
【これで分かるだろう。彼等にとって、どれだけシュバルツが『恐怖』『絶対』の象徴であるかが――――】

……あ、ありがとう…………ッ、ウッ!?
――――んぐ、んぐ……

【最初の一口、思わずレイドは噴き出しそうになるが、なんとか堪える】
【後は、味に慣れたのか、それとも無理にでも身体を回復させなければならないとの思いか、ものすごい形相でそれを飲み干した】

「――――さて、じゃあそろそろ……」

【アストラが促す。そろそろ出よう、と言う事なのだろう】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:53:10.48 ID:0YCJm2DO
>>164

ヒモって……っ、むー………
っていうかもう子供じゃないんだから、保護者なんて必要無いもん……

【怜司の発言から、なんだか子供扱いされているような気がしたらしく――今日出会った時と同じように、ムッと軽く朱色の頬を膨らませた】
【「子供と呼ばれる年齢は過ぎた」と本人は思い込んでいるようだが、どこか抜けている性格や日々の生活の危うさについて知人に呆れられるのはこれが初めてではなかった。あまり自覚が無いのであろうが――】


別に路地裏だろうが公園のベンチだろうが基本気持ち良く眠れるから問題ないしっ!

【何が無問題なのかは分からないが、自信たっぷりにそんなことを言いつつ脱衣場の前から部屋の奥へと歩いて行く】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:56:10.22 ID:FAqjTNgo
>>167


    ふ、ふ ──────


【炎剣の侵食は──途中で、止まる】
【聞こえたのは、エルネスティーネの笑い声】
【ふと見遣れば、彼女は燃え尽きたかのような。それでありながら満足したような笑みを浮かべていた】


    ──── お見、事 ……


【彼女の胸部を貫いた時】
【きっと、零には分かっただろう】
【骨が骨ではない感触。人間の、生物のものではなく。金属によって創られた骨格】
【きっと、零には感じ取れただろう】
【血が、血ではない感覚。人間の、生き物のものではなく。刺激のあるオイルの臭い】


   【 ずるり ── 】

【彼が何もしなければ、きっとエルはその場に崩れ落ちる】
【背中と、胸部】
【余りに体液を失いすぎ──】
【更には、通常時でも数瞬しか使えないはずの技を、体力を消耗した状態で使用したのだ】
【極度の疲労と、体液不足】
【そんな中でも──彼女の顔には笑みが浮かんでいた】


    【 勝敗は  決した 】

    【 番天 零 VS エルネスティーネ 】

    【 勝者は────── 番天 零 】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:57:26.23 ID:MRl2REAO
>>169
うん、楽しいかどうかは兎も角――悪い気分にはならないよね。

【笑っている少女の姿を見て、釣られるように口元に笑みを雫す】
【―――嗚呼、本当に、悪くない、と】

さて、っと。
本題って訳じゃないけど、病院に行こうか。
早く治して貰うに越した事は無いだろうし。

……ん、ああ、僕の名前か。
カレル、カレル=レナントだよ。
縁がこの先に有るか解らないけれど……宜しくね、夕月。
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 00:58:24.61 ID:Ni7.mK.o
>>59

おー、言ってくれるじゃない! 嬉しいねェ、ヒヒッ!
全く……嬢ちゃんも可愛いなァ、喰っちまいたいくらいさ!

【ぐしぐし、ぐし!】
【そして一度ぽんと頭を叩くと、普段は余り見せる事のない満面の笑みを浮かべ】
【少しだけ洒落にならない褒め言葉を口にした】

【そして軽く頭を叩かれるも、困ったような笑みを浮かべる】

……そうだねェ、やっぱり物事はいい方に考えていかなくちゃね。
やっぱり、明日は明日の風が吹く、ってことさ。

【再び普段の明るい雰囲気に戻り、】
【少女の呼びかけに軽いノリで応じる】

ヒヒッ、何でも好きなように呼びなよ!
嬢ちゃんはミハル、だから……ミー、とかでいいかい?
やっぱり呼びやすいに越したことは無いしさ、ミー。

―――ポップコーン、ありがとねェ。キヒッ!

【そう言うとポップコーンを一つまみ、口に放り込んだ】



/大変申し訳ございませんでした・・・
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:58:35.97 ID:3dzWNYAO
>>163

あと、私は嘘も嫌いだからよ。
この私にくだらない嘘なんか吐いて失望させないでくれよ?
【嘘を気取った様子などはなく】
【ただただ自分の考え方を何となく告げて】

心配なんかするだけ面倒だろ。
どんな事であれ起こってからでもどうとでもできるもんだ。
【自信満々で余裕たっぷりに言って力強く前に進んでいき】
【難なく路地裏を抜けようとする】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 00:59:03.35 ID:SpPjtwDO
>>168
……ぐ…ぅ……うううううううぅぅぅ!!!!
【立ち上がりたい、それなのに体が上手く動かない】
【意地で体を動かそうにも上手く動かず、頭を起こすのがやっと】
【無理も無い、脳震盪により上手く景色も見えないし体の自由が効かない】
【むしろ頭が動いただけでも対した物だが…これだけは根性ではどうしようもない】


【筈、だった】


【少し前、戦闘中】
【彼の炎が数度に渡り強くなった、その状況】
【そう、彼の意志…闘志に対して、その炎は強くなる】
【そして今、また】
【炎が強く、強く強く、今までにない程の上がり幅で燃え上がる】

……まだだ…!!まだいける…!!!
俺は…!!俺はまだ戦える…!!!
俺は…!!俺は…!!!
【頭を上げて、自分にそう言い聞かせながら体に力を入れる】
【未だに体が上手く動かない…しかし、体中の炎は今までの何よりも赤く、熱く、強い】

俺は…!!こんな所で…!!!諦めてらんねぇんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
【雄叫びを上げて、一度上げた頭を一気に…落とす!】
【地面が揺れる程の頭突きを地面に…頭を地面に打ち付ける】
【血迷った…?いや、違う】
【次の瞬間、彼は】

…ぅぅうううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
【額から血を流し、雄叫びを上げながら立ち上がった!】

【頭を打ち、揺れた脳を逆に揺らした?そんなまさか】
【だが、「そんなまさか」を現実にやってのけたと錯覚してしまうような芸当を、彼は今やってのけたのだ】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:01:44.60 ID:yPzydcUo
>>174
/今晩八時頃に舞台裏で呼びますねっ!
/大丈夫ですよっ、お気になさらずに!

/それではそれでは、お休みなさい!
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:02:12.99 ID:YzFClMwo
>>171

お前がいう「子供でない人間」とやらが、ホームレス同然の生活をし、自分の風邪も治せないまま、他人に衣食住を恵んでもらうような人間だとは、到底思えんが

【相変わらず子供のようなことを言うアリエルに対し、怜司はため息をついた】

まぁ、お前がどれだけ客観的意見を無視してどこで野垂れ死にしようと、俺には大して関係無いがな

【続けて、さも興味が無さそうに怜司は言った】
【他人に対して自分には関係が無いと言うのはこれが初めてではなかった。だがアリエルに向かってはっきり言うのはどうだろうか】
【これは余計なお節介を焼かないべく、自分自身に言い聞かせている言葉なのだが、少々誤解されそうでもある】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:04:55.14 ID:dpjsUASO
>>173

ん! なんかテンション上がるのネ!

【さも嬉しそうに、小指を一回撫でて】

わかったのネー、カレル、か・れ・る……カレールー?
あーなんかお腹の空く名前なのネ! どうでもいいけどネ!

【ひゃひゃ、と笑って】
【おこしてー、と腕を伸ばす。立たせてもらったなら肩を借りて、覚束なく歩き始めるだろう】

【ちゃんと約束守ってネ、と。悪戯っぽく囁いて】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:07:23.36 ID:4ynUysSO
>>175
嘘はつきませんけど秘密はありますよ?
秘密を持つのは別にいいですよね?
【首を傾げながらキョトンっと】

……それもそうですね
【無事路地裏を抜けて安堵し】

【表の方では近くの建物で何やら警察が来て野次馬が集まってる】
【声を拾う限りではどうやら《とある金持ち》が殺されたようだ】

事件ですかね?
【興味津々な様子でその群れの方を見る】

【内心では】
(時間通りに警察来てるね…)
【と思ってる】

【余談だが犯人コイツ】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:11:27.64 ID:MRl2REAO
>>179
真夜中なのにそのテンションを保てる君に吃驚だよ。
まあ、約束したのを喜んで貰えたなら嬉しいから良いんだけどさ。

……って、おーい、一応両親から貰ったマトモな名前のつもりなんだぞ?

【む、と不機嫌になったフリをちょっとの間だけするが、すぐに元に戻り】

破らないよ。
世の中、破らないつもりでも破ってしまう事が多々あるんだ。
わざわざ、自分から破ったりなんかするもんか。

【そして、少女の歩調に合わせ、ゆっくりと歩きだすだろう】
【最短ルートを通っている為、そんなに時間が掛からずに病院前に着く筈だ】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 01:11:35.71 ID:hskSoJg0
>>170
姉として見ているからこそ・・・ああまで心配して、人に頼んでまで貴方を探すように言ったのでは?
【頑固な物だ────魔術、あの魔術による負い目が大きいのであろうけど】
【リイロに対して貴方の兄と姉と仲が悪いと堂々と宣言した男に探すように頼み込んだのだ───彼女の心配は杞憂だ──】
【─────彼はただ、そう判断する───】


・・・そのようなことを言っている内では・・・近からず殺される・・・
貴方方は既に父親に負けている・・・意志が負けているものに勝利は・・・あり得ない
【警告、警鐘を鳴らす────】
【戦いは───・・・そういうものがある──敵わない、敵に対してそんな事を思っていたら何時までも勝てない】
【彼は戦いと言うものを体で知らないだけで机上の論と言う形では良く知っている、人の戦いの経験というものを知っている】
【ただ、体で知らないだけでそれ以外の形でならば知識はある、そんな男からの一つの見方】

・・・面白いじゃないですか、どういう形で・・・100万の兵を100人の兵が破るか
想像するだけで胸が躍る・・・例えどんな相手でも生きている命である以上突破口が無いなんてあり得ない
私は・・・信じていますよ?この世界には・・・貴方方が絶対に敵わないと思うものを打ち破るだけの何かが複数あると
【友人の名前を出すことは無い───何故ならば───その可能性を秘めている者が沢山居ると信じている──】
【その可能性があると思うのはライクだけに限った事ではない───レイアムやライクが会った色んな人間たち──】
【その中に・・・未知の可能性を持っている者は沢山いたのだから───………】

ああ、そういえば、リイロさんの使い魔は何をやっていた、とアストラさんが仰っていましたが・・・
あるんじゃないんですか?そう言った家系の主ならばその家系に伝わる使い魔を無力化する方法を簡単に得られるのではないですか?
【使い魔、そのキーワードを聞いて思い出した───】
【術式の逆算、それに近い何かを彼女の使い魔が受けたのではないか・・・そんな予測】

・・・(驚きました・・・流石に一度に飲み干せるとは到底思っていませんよ・・・私でも)
(良薬口に苦し・・・効果だけは自信があるからいいんですが・・・効果だけは)

え、ェェ・・・では道中気をつけて・・・何かあればこちらに来てくださいね、耳にタコが出来そうなほど言ってすみませんが

【最後の一言は何処かぎこちない、と言うか引きつっている】
【信じられない、効果だけは保障ありのあの飲料を・・・決して悪戯とかそういう気持ちはなかったが・・・しかし・・・】
【そんなぎこちない視線で見送るだろう、彼を・・・】


/お疲れ様でしたー
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:13:08.72 ID:5mjmgZUo
>>172

ッ、・・・・ハッ、冗談キツいぜ“エルネスティーネ”――――・・・
こンなの全然見事でも・・・・何でもねェ・・・・・

【流れ伝うオイルの臭い、自身の首から流れる赤い血液】
【どちらも全く違うモノで有るというのに―――今の番天には分からなかった】
【どちらも臭いが強烈に感じられて、きっとこういう臭いなのだろうと思えた】

【骨にしても、そう――――人の骨を直に触った経験は彼には無い】

【だが、先程傷口から見えたあれはきっと、と――思考が纏まらなくなってきて】

こォんな無様な勝者が居るもんか・・・きっとオレ様だけだろォよ、オイ――――ッ!

【拉げた手と、力の入らぬ無傷な手、その二つは崩れ落ちる彼女を止めようと伸ばされる】
【それは上手くいったのか行かなかったのか、なんとも言えないトコロであるが】
【止めようとして一緒に倒れた彼もまた、思いもかけずに笑みを浮かべていた】


【救護隊が二人を運ぶであろうその時に、まだ番天には意識があった】
【ここまで来てしまったら負けられないと―――「好敵手達/彼ら」の為にも】
【その一念をひたすらに心に“焼き付けて”、一匹の青年は目を閉じた――――】

/お疲れ様でした〜!
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:17:30.32 ID:ZkAkcI.o
>>176

―――――立ち上がるか

「…立ち上がった!?脳震盪を起こした状態から…!無理矢理揺れを収まらせた…!?中国ボクサーじゃないでしょう…!
そんな事をしても…吐き気や目眩などは残る…ほとんどジリ貧の戦いになるはずでしょう…野比信太の渾身の拳が…!」

【…最初に起き上がって見える景色の中に修道女が胸の前で拳を握り驚きの表情を向けてきている事か】
【もう一つは…対戦相手だ、確実に相手の消耗を狙っての攻撃を対処されながら…しかしまるで動じていない!?】

…立ち上がるかァァァ――――――――――――――――――――――ッ!!

【否、ここまでの大会の経験において…彼の経験してきた戦闘の世界とは違う展開があまりに多すぎた…】
【ゆえにもはやこれしきの衝撃では動じなくなっている、だから1m以上離れて警戒していたのだから】
【仮にここからまた立ち上がることくらい予想がつく…だからこそ、もう一度沈める用意をしていたのだ】


【ダンッ!と一歩踏み込んで拳を握る…その拳には…前に使っていた『ストライクナックル』同様…電流が流れている!?】
【暴徒鎮圧用のスタンナックル機能を継承したノビタの新装備はかつてのストライクナックルのように…バチバチ唸る】

【左ストレートを顔面めがけてはなってからの右アッパーをボディに!左右それぞれ50Vの電圧を発生させながら…また殴りに行く!】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:17:39.12 ID:0YCJm2DO
>>178

ぐっ………で、でも今回はいろいろ不運なことが重なっただけで普段はやっていけてるし、そもそも今日だって怜司に助けてなんて言った覚えはないしっ!

【一体何を否定したいのか――それよりもバッタリ出くわした馬鹿な病人をわざわざ家に上げてくれた友人に対して、何とも失礼なことを平然と言ってしまった】
【子供扱いされるのが癪に障るからといって、こうして言い返してしまう部分も実に幼いといえる】
【怜司からしてみれば、アリエルという人間が実際の年齢よりもますます年下に見えてしまうかもしれない】


べーっだ!僕だって怜司が街のど真ん中で日干しになっていようが助けてやんないんだから!

【子供みたいに舌を出して憎らしく言い放つが―――現在進行形で助けられている人間が言えるセリフではない】
【彼の言い方には若干頭にきたようだが、特に気にしてはいないようで】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:20:21.96 ID:dpjsUASO
>>181

あたしはいつでも元気なのネ。
ひゃっひゃっひゃ、じょーだん。ごめんネー?

【不機嫌そうな顔を見てやっぱり笑い】

……ありがとっ

【破らない、その言葉に。少しだけ頬を赤く染めて、礼を言う】

【キンクリッ】

やはー、着いたネー。
んでは湿布はりはりしてもらおうかネ!

【ひらり、手を振って】
【看護師に支えてもらい、外科の診察室へ。姿を消すだろう】

…………っあ、大事なことだから二回言うのネ!
ありがとっ!

【にぱっ。と、笑みを残して】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:23:50.97 ID:FAqjTNgo
>>183

【崩れ落ちようとした瞬間。抱きとめられた感触が、彼女が最後に覚えたものであった】


【エルネスティーネは、また成長する】
【戦いを経て。必ず何かを得る】
【海里との戦い。教えられたのは、眼前の敵を見据えること】
【リナとの戦い。学んだのは、敵をしかと捉えた時の戦い】
【メリナとの戦い。相手に負わせる手傷を少なくすることが可能なのだと知った】
【「向こう側」の少年。己の精神はまだまだ未熟なのだと、思い知らされた】
【太郎との戦い。全力を賭け。己の焔は更に大きくなり】
【──零との戦い。始まりの光景を彷彿とさせる風景の中。新たな戦法を見出した】


【意識が暗転したエルネスティーネ】
【その寝顔は──平和な世界に生きる、少女のものであった】


/お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:25:25.47 ID:YzFClMwo
>>185

……日干しになるなら……廃墟がいいな
誰にも知られず、誰にも救われず、誰にも殺されず……忘れられた物達と一緒に……独りでひっそりと死にたい

【アリエルの他愛の無い言葉。それに対し怜司は、独り言のように、虚ろな瞳で呟いた】
【それきり彼は黙ってしまった】
【彼に一体何があったのか。以前は決して死に様の話などしなかった。笑い話には笑い話で、拗ねた相手にはそれなりの対応しかしなかった。こんなことは、こんな内容のことは、絶対に言わない人間だった】
【彼の根は変わっていない。けれどもそれ以外が変わりすぎていた。格好から言動まで全てが】
【それだけ大きなことがあったのか。少なくとも、アリエルに話さない程度の何かが】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:27:05.58 ID:SpPjtwDO
>>184
まだ……まだ俺は諦めちゃいねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!
諦めない限り俺は…!!負けねぇんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
【猛る、叫ぶ、燃え上がる】
【とにかく、彼の全ての力が今、燃える】
【四肢の炎は更に大きく、翼は更に巨大に、熱く】
【限界を超えた力の業火…オーバーヒート】

うぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
【向かって来るノビタに対して、こちらも接近】
【ノビタの左拳による初撃を…】

【なんと、己の燃える右拳で真っ向から打ち砕きにかかるっ!!】
【それに対しノビタが攻撃を中断しなければ、続くノビタの右拳に同じように左拳を叩き付けようとするだろう】
【たった今フェイントをくらったばかりだと言うのにこの行動…度胸があると言うよりは、ただの馬鹿正直か?】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:28:55.67 ID:3dzWNYAO
>>180
秘密なら暴けば良い。

だが、嘘は違う。
面倒な事に嘘ってえのは、知られたくないとか悟られたくないとか…誰かに向けて意識的に吐くもんだ。
それを無理やり明かすのなんざ、こっちとしても気持ちが良いもんじゃねえのさ。

何を恐れてんだか、私には真剣に嘘を吐く奴の気が知れねーよ。
【心底面倒そうに、少し呆れた様子で話して】

だからな、わかりやすい嘘なんざ吐かずに――やるならとことん騙せ。
騙して信用させて嘘をつき通してみろ。

私はそれを一片の疑いもなく信じ切ってやるからよ。
【嘘偽りのない、屈託のない笑顔で告げて】

事件ならお前の仕事じゃないのか?
取材に行ってこいよ。
もし犯人探しすんなら手伝ってやるぜ?
【野次馬の方を興味なさそうに眺めつつ、手を離し】
【首を少し傾けながら尋ねる】
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 01:29:36.51 ID:5Dlp9Qw0
>>182
…………リイ、ロ…………

【表情が崩れる。落涙しそうになる】
【初対面では胡散臭かった東や、森島 京……果ては、現在では憎しみの対象でしかないライクに頼んでまで、自分の身を案じたのだ】
【レイアムの言葉で、ようやくその事実に気がついた】

「意志、か…………
(エルヴァレッタとか言う、あの≪R.I.P.≫の野郎に見せた俺の『意地』……父上にも、通じるのか……?)」

【ただ一言、アストラはポツリと漏らす】
【始めて『人のために』戦った戦いで、自分の事でも無いのに、意地を張って、押し通して、命まで賭けた】
【その頑なさがあれば、シュバルツの『絶対性』にも、届くのだろうか】

「使い魔を、無力化……?
俺の知る限りじゃ、そんなのはしらねぇが……?」
"――――まさか……『奴』が来たのか……!?"
≪……『ラグ』、が……御館様の、使い魔が……ッ!!!≫

【レイアムの言葉に、記憶をたどるも、その手の知識に当たらないアストラ】
【だが『使い魔』と言うキーワードに、ダハルとジェムは確信した】
【シュバルツの使い魔が、ファルガを抑え込んだのだと――――】

ぐ、ぅ…………うぅぅぅうぅ、ぐ…………

【その時のレイドの形相を一言で言えば『目を血走らせている』となるだろうか】
【カッと見開いた眼は、まるで般若の如し――――詰まるところ、レイドは気合で苦みをねじ伏せたのだ】

そ、それじゃ……また会いましょう、レイアムさん
「こちらこそ、しつけぁかもしれねぇが……父上には、気をつけてくれ、よ……」

【レイアムに見送られ、兄妹たちは家を後にする】



【それから数時間後――――――――酒場『八福尽星』裏口】

<ちょっとお客さん。こっちは入り口じゃないよ!>
――――アーディンに、伝えて……レイドが、来たって……
<な……へ、へい!>

【アストラの肩を借りながら、そして人目を避けながら、レイド達は唯一の『当て』へと、辿りついていた】

[……レイド…………!!]
――――悪いわね、話の詰めも終わってないのに、押しかけて…………
[……ともあれ、店が閉じるまでは休憩室で休んでいろ! ……後の話は、店が閉じてからだ……!]

【闇にまぎれ、どうにか仲間たちとコンタクトを取る】
【レイドの、安全を捨てたこの選択は、果たして成功へと繋がるのだろうか――――――――】

/乙でしたー!
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:32:46.58 ID:MRl2REAO
>>186
別に、礼なんて要らないよ。
僕が勝手に手伝っただけなんだから。

でも、素直に受け取っておくかな。
どういたしまして、ってね。

【そう言いながら、くるり、と背を向けて】

それじゃ、また何時か。
僕らの縁が上手く合う事を祈ってるよ。

【ひらり、と軽く手を振って、そのまま立ち去った】


/これで絡み終わりかな?
/ありがとうございましたー。
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:32:51.17 ID:4ynUysSO
>>190
………クスッ
【その話を聞き微笑み】

凌子。私貴女の事気に入りました
【微笑み】

取材はしますよ
けどその前に
【ちょちょいと手招きし人がいない場所に行こうとする】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:35:26.78 ID:dpjsUASO
>>192

/こちらこそありがとうございましたー!
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:39:35.62 ID:ZkAkcI.o
>>189

おいマジかッ!?

(拳に拳でぶつけにかかってきやがるッ!信じられねえ、こっちはナックル装備してるんだぞ!?)

【とはいえ…いくらナックル装備しているとはいえわずかに指の痺れと鋭い痛みが突きささる!】
【痛みにヘルメットの下で顔をゆがめるノビタ、だがそれ以上に妙な高翌揚感が彼の心の中にあった】

…いいじゃねえかッ!クソ度胸!後はその能力が炎じゃなければもっと効果があったかもしれねえのにな!
痛みだけで拳が引け気味になる奴らだったらその熱を帯びた拳でも十分だったかもしれねェッ!

―――しかし同じ事を二度も三度もやらせると思うんじゃねぇよッ!

【左拳に拳でガードしたように右拳にも同じことをやろうとするともなれば流石に読まれる…だてに探偵はやっていない】
【この男には自分とは違い小細工を完全に取り払っているのだ…そこが自分との違い】
【しかし男なら、心はヒートで頭脳はクールをモットーにしているノビタ…もっといい戦い方があればそっちを試していくタイプ!】

熱くなりすぎると…ボクシングじゃなくて、単なる強さの競い合いであることすら忘れちまうぜッ!!

【右のアッパーをもう一度フェイントとして左拳から遠ざけながら、その反動で左足を出して上段回しを火鳥の頭蓋に叩き込みに行く!】
【再びフェイント、しかも今度は腕ではなく足を思い切り叩きつける先ほどよりも大きな動作!当たればレンガを力いっぱい叩きつけるような衝撃が襲う!】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:45:54.99 ID:SpPjtwDO
>>195
【ノビタの再びのフェイント、それにまたしも引っ掛かり】
【前につんのめりバランスを崩して――――】

―――ナメんなって…言っただろおおぉぉがあああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!
【違う、技と前へと体を傾かせ、体制を低く低くする】
【それにより蹴りをかわし、ノビタの足が上を通過したのと、火鳥の両手が地面に着いたのは同時だった】


うるぁああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!
【そのまま逆立ちしながら回転し…回転連続蹴りをノビタに浴びせようとするッ!!】

【こいつ…ただ真っ直ぐで馬鹿正直…だが】
【成長している、今この状況、この瞬間も…!】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:46:10.45 ID:3dzWNYAO
>>193

そりゃあ良かった。
嫌われるよりかは最高だ。
私もお前が気に入っているよ。
【何気なく言ってみせて】

ん?何かあんのか?
【やはり先程の言葉通りに、一度信じると理由などなく疑う事すらしない】
【手招きされるままについていくだろう】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 01:49:27.87 ID:0YCJm2DO
>>188

………―――徒然と自殺願望を語られても困るんだけど……

【口では素っ気なくそう返すのみだが――その表情は非常に苦々しかった】
【やはり明らかに様子が"おかしい"―――最早看過出来る状態ではない。いつものように接すれば接するほど、会話の調子を狂わされる。彼の内に抱えられた異変≠フ瓦礫が音を立てず静かに綻びを見せていく】
【目の前に居るのは確かに「赤木怜司」本人の筈―――なのに、彼≠ヘ自分の知る赤木怜司からは到底かけ離れている気がしてならない】

【この友人はそんなにブレる人間だったか?何が彼をここまで"豹変"させたのか――??】
【笑いもせず、嘆きもせず―――心を削られ、感情を消失させ。何が彼を"人形"へと変えてしまった?】

【その瞳から光を沈み込ませてしまった友人を―――このまま見過ごしてしまうのだろうか?】

【――――――…………】


………もう寝るね

【それだけ告げると、怜司の方へは見向きもせず。俯き加減でベッドへと歩み寄るだろう】
【なるべく彼の表情を視認しないように―――そうして、一呼吸】


【―――――】


………―――先月の終わり頃。鈴音≠ノ会ったよ

【―――平淡な声色で紡いだ『事実』は―――】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 01:57:33.19 ID:4ynUysSO
>>197
【人気がない場所にいき】

……殺されたのはガルム・ロンベルム59歳
表の顔はカジノ経営者。裏の顔は違法売春の手引き、麻薬取引、人身売買、果ては自分の気に入らない相手を殺しをする。被害にあった人は数知れず
【スラスラと殺された相手の情報を言い始める】

死因はナイフで首を斬られ絶命。家族や使用人は怪我一つなし。目撃者もいない
家族は彼がそんな裏の事で稼いだお金とは知らない…だから家族は彼の悪い事をしたから殺されたとは思わず、名も姿も知らない犯人を怨む
【さっき見ただけの筈なのに喋り始める】

……さて、その怨まれてる犯人は誰でしょ?
【チョコンと座り、悲しそうな顔で笑う】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 02:01:10.48 ID:ZkAkcI.o
>>196

…てめーもッ!成長していると考えていいのかよコレはッ!
ハハーン、いいな、才能ある奴はさあ…!

【回転連続蹴りがスカルヘルメットの顔面に叩き込まれる!一発、二発、三発!…しかしその回数をここで打ち止めにしてやろうと言わんばかりに動く】
【その場合普通なら遠距離まで逃げていったん間合いを取ってから攻め直す物だが彼は逆に】

【逆に徹底的に近づいてやったッ!】

【パンチも蹴りもリーチの外では当たらないがかと言って近すぎては腕を引き溜めの動作から相手に狙いも定める事が出来ない】
【ノビタは身を低くして連続蹴りよりも頭の位置を下に持っていき密着しすぎて互いにパンチも蹴りもまともに叩き込ませることのできないほどに近い間合いまで潜り込もうとした】
【そんなことをすれば当然このノビタも殴る事は出来ない、だが】
【彼は右のホルスターから拳銃を向けて銃口を思いっきり密着させようとしてくる…これが成功すればッ!】

――――この距離では殴って反撃もまともにできないッ!喰らえッ!火鳥 鶏治!!

【至近距離で一気に引き金を5回引いて『打撃弾』で思い切り奥まで吹き飛ばそうとするだろう!】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 02:02:49.65 ID:YzFClMwo
>>198

…………

【アリエルの声に反応して、彼の方を向いた】
【その表情には何も無かった。驚きも、喜びも、怒りも、悲しみも、何も】
【彼は何と言ったか。鈴音、りんね、リンネ。人の名前か、物の名前か、何の名前か】
【それは知っている。『何か』を知っている。知っているという実感はあれど、『何か』という情報は出てこない】

(────────)

【思考は進まない。まるでそのことを忘れたかのように。それが自然であるかのように。ただ胸の奥に違和感のような得体の知れない感触が蠢くばかり】
【何も思い出せない。言葉を言葉として聞き取れない。何の意味も持たない音の羅列としてしか認識出来ない。脳が認識しない。だからそれを情報として処理出来ず、記憶にも結びつかない】
【鈴音。その言葉だけが頭の中に残り、繰り返し再生された】
【そんな特殊な自分の状態。いつもならば確実に疑問を抱く。何故自分はこんな状態なのかと】
【だが今はその疑問すら浮かばないほどに脳が動かない。動いてくれない】
【返事もせずに、ただ呆然とアリエルを見つめるだけだ】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 02:10:35.24 ID:SpPjtwDO
>>200
【まず一発】

ぐっ!!
【胸に弾が当たり、回転が止まってよろめく】

【二発】

がっ!!!
【その衝撃に、完全に体が浮く】

【三発】

ッあ!!!
【衝撃に吹き飛ばされる】

【四発、五発!】

ぐああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!
【追撃とばかりに空中の彼に連続ヒットし、衝撃で大きく吹き飛ばされ―――】

【今度は意地でも倒れず、受け身を取って地面に着地した】

……まだだ…!!まだ終わっちゃいねぇ…!!!
こんな楽しい勝負…!絶対に途中退場はしねぇ…!!!
【ペッ、と最初の様に血の塊を吐いて、ノビタを向く】
【その瞳は熱く、爛々と輝きを携えていて】

いくぜ!!!!お前に受けられるかよ!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!!!!!!
【ググッ、と力を溜め、足を一気に伸ばす!】
【炎の翼を大きく広げ、彼は高く高く跳び上がった!】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 02:22:19.59 ID:ZkAkcI.o
>>202
【どこまで殴り合ってもまだこの男は倒れないのか】
【オレにはなんとなくわかる、とノビタは思う…もはや勝ち負け以上に…自分は今この戦いをもっと長く続けていたいとすら思っているのだろう】
【最後の最後までぶつかり合う事の果てに…何があるか】

…いい度胸してるじゃないのさあ…お兄さんよう!
底意地の悪い野郎だぜッ!オレだって…絶対途中退場してたまるかってんだい!

必ず…無能力者初の優勝者になるために…てめーを潰してやるってぇ腹ァ決めたんだからなッ!

【再びホッパーブーツを起動、こちらも相手の行動に右脚のポンプがアクション開始…ガシュ、ガシュ、ガシュ、と音を立てて爆発力を溜めていく】
【足から銃の如きリボルバーが射出、全爆発力をこのリボルバーの中にリロードしていく…そして火鳥が吹っ飛んでいく事で稼がれた助走距離を爆走する】

【ダン!と一歩踏み出して左足のブーツが出力を上げて一歩の速度と勢いを上げる、ダンッ!ともう一歩踏み出してさらに上がる…急激なまでの勢いになったところで】

テメーの方こそッ!受けてみやがれェェェェェェェ――――――――ッ!!!


ト ォ ッ ! !


【火鳥の動きについて来るかのように…彼もジャンプ用の爆発を行いバッタのごとき大ジャンプを火鳥めがけて行う!】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 02:22:44.52 ID:3dzWNYAO
>>199

【腕を組んでその話しを一通り聞いた所で思考する】
【恨みをふり撒いている以上、証拠も情報も残していない犯人など現時点ではわかりはしない】
【しかし――何の事件かと聞いていたレンが、今は的確な被害者の情報を告げている矛盾】
【そこから導き出せる誰でも辿り着けるような一つの可能性】


さぁ、誰だろうな…
犯人探しの基本は情報集めだろ?
情報が少なすぎて検討がつかねえよ。

“ここは密室殺人現場です。犯人は誰でしょうか?”って言ってるようなもんじゃねーか。
反則だろそんなもん。
【きょとんとした表情のまま、答えを導き出した】
【犯人だとは考えに至らない。一度信じた相手を、気に入ってしまった相手を――疑うはずもなかった】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 02:25:09.24 ID:0YCJm2DO
>>201

でも、様子が変だった……自分の名前∴ネ外の全てのことを覚えていないんだ。自分がどんな人間だったのか、交友関係や、もちろん僕のことも……
性格や挙動も僕達の知ってる鈴音じゃ………――――怜司?

【ふと彼の方を見やれば―――そこには「赤木怜司」という"名称"の"人形"が佇んでいた】

【無表情で、無感情で、何ひとつの動作を示さない―――プログラム外の命令をされたロボットは、たちまちAIが混乱・破壊に至ってこのようになってしまうのだろうか】
【全ての動物に授けられた思考≠ニいう機能を抜き取られているかのような―――アリエルには「赤木怜司」が剥製に見えてしまった】

【自分が紡いだ彼女≠フ名前――彼≠ェ知らない筈が無い。どんなに精神が崩壊しようと、人格を破壊されようとも、彼≠ェ彼女≠フことを"忘れる"筈が無い。そんな確信が心の内に有った】
【だとすれば―――"拒絶"している?記憶の深淵に強く蓋をしたまま鎖で締め付けている、とでも?】

【――――やはり口にするべきではなかったのか】
【心を覆い始めたのは彼の様子に対する疑念ではなく、自身の失言≠ヨの後悔】
【果たして『心当たり』は的中していた―――のだろう。彼の『闇』に触れてしまった以上、言い訳は出来ない筈で――】


――――ごめん、何でもない……何でもないんだ。だから……っ

………もう寝よう。今はそうするべきなんだ。怜司
何も考えなくていいから―――


…………おやすみなさい

【逃げるような言葉を続けた後、柔らかいベッドの中へと独り身体を滑り込ませて―――瞼を閉じてしまうだろう】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 02:27:51.76 ID:4ynUysSO
>>204
……正解は彼に怨みがある者から依頼を受けた殺し屋さん。表では雑誌記者見習い。裏では殺し屋をやってる女のね
【そう言い】

……コレが私の秘密
……罪を背負い罰を与える偽善な殺し屋
…正直、内緒にして欲しいけどね
貴女が気に入ったから話した
【クルッと後ろをむき】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 02:31:01.03 ID:SpPjtwDO
>>203
【彼は――――】
【彼は今、心の奥で満足感が溢れていた】
【待っていた、待ち望んでいた、全力全開をぶつけ合う、この瞬間】
【これで全てが決まる、この後に立っていた物が勝つ】
【後先の事なんて既に考えていない、勝ったとしてもその後の後遺症等、考えていない】

【今は、ただ】
【目の前にある、もう既に見えている勝利をつかみ取る事!】

くらええええええええええええええええええええええええええええぇぇ!!!!!!!
【彼の体が炎に包まれ、真っ赤に燃えて、鳥の形を成していく】
【空に巨大な、火の鳥が羽ばたいた】

【そして、その鳥の嘴…火鳥の真っ直ぐ伸ばされた右足が、ノビタを向いて】
【勢いのまま、熱さのまま、真っ直ぐに】
【ただ真っ直ぐに、飛び出した!!】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 02:57:06.04 ID:3dzWNYAO
>>206
【突きつけられる真実は無情で、信用は脆くも崩れさり信頼は痛みに変わる事だろう】
【だがそれはあくまで普通の人間の思考】

なるほどね。
お前が犯人だって言いたいのな、それならめでたく解決だ。
辻褄だってバッチリ合う。
【あまりにも涼しげで、意に介する様子もなくただただ真実を受け止めた上で】

それで…
お前は私に蔑まれたいのか?
罵って欲しいのか?
嫌われたいのか?
同情されたいのか?
間違ってるって欲しいのか?

そんなもん期待してんじゃねえよ。
後悔したいなら勝手にしてろ。
私を巻き込むな。
【至って冷静な口調で、しかし怒りを含んだ言葉を口にし】

自分の行為に疑問を持つのが許されるのは、思春期の餓鬼だけだろうが。
自分の事は自分で決めろ。
少しでも後悔してるなら今すぐそんなことやめちまえ。
【その背を真っ直ぐに射抜くように見つめ】

お前がどこの誰で何をしててどんな風に思ってようが――私は変わってなんかやらねえよ。

この手を取った瞬間から、お前と私は他人なんかじゃない。
まぁ、それだけの話しだよな…こんなもん。

終わらせたいのなら、いつでも言いな。

手伝ってやるよ。
【不敵な笑みは崩れずに、揺らがない信念をもって言い放った】
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 02:59:28.51 ID:ZkAkcI.o
>>207

(アイツも…決めワザは蹴りなのか!)

【真っすぐに飛び出していく彼の蹴りを…彼もまた蹴りを持って対抗しようとしていた】
【爆発の蹴りを持って…もはや彼もまた避けるつもりもない…】

(コイツの本領発揮を超えるには…海里さんとの戦いでやった時のような…連続蹴りを出すしかない…それもあのときよりもより局部的に、もっと早く跳ねる!
ここではまだ姿勢を崩すな…接触の瞬間に…全スタミナぶっこんで動くッ!)

ホッパァァァァァァァァァァァ――――――――――――――ッ!!!!!!!

【跳躍の勢いにより彼は…ついに火の鳥の蹴りへと激突する寸前…距離にして1mを切ったところで…彼の動きが変わる】
【がむしゃらに、バタ足とも違う、連続でバネを伸ばし縮みさせ何度も何度もたたきつけるように…さながらガトリングガンのごときその蹴りで対抗しようとする!】


ガトリングガンッ!キィィィィィ――――――ックァッ―――――――――――ッ!!!!!

【火鳥の飛び出していく右脚が接触するとするならば…それは空中から連続で叩きつけに行くその蹴りのラッシュだろう】
【炎に包まれる右脚の蹴りに何度も何度もぶつけていくだろう!触れ続ければ当然熱の痛みはノビタの足を焼き苦しみを与え…攻撃を鈍らせるはずだ】
【だがいつまでたっても蹴りの勢いは収まらない、そして最後の充填爆発エネルギーを込めたブーツを彼は大きく振るい】


ぐ…ああ…うあああ…くらえ…くらい…やがれッ!
ツァァァァァァァァァァァ―――――――ッ!!!!


【振り落とすと同時に爆発させる!火鳥のエネルギーを飲みこみ…空に大きな火の花を咲かせるだろう…!】
【そのパワーを持って…両者を弾き飛ばしてしまうだろう…!】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 03:00:20.91 ID:3dzWNYAO
>>208
×間違ってるって欲しいのか?
○間違ってるって言って欲しいのか?
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 03:07:40.12 ID:YzFClMwo
>>205

──他人の空似だろ

【ぽつりと、アリエルがベッドに潜り込んだ後、既に遅い返事を呟いていた】
【アリエルが話した情報だけはしっかりと耳に入り、脳が認識したらしい】
【しかし『記憶を失って生きていた』なんて夢物語が信じられるわけはない】
【何故信じられないのか】
【それはあまりに非現実的だから。実際に見ていないから。論理的に考えて空似の方が正しいから】
【──そのどれでも無い】
【これらは全て理屈だ。本当にどうして信じられないのかは、今の彼に分かりはしない】
【それこそ、彼自身が徹底して情報を否認し、自分を欺いてまで記憶の奥底に沈めようとした感情に他ならない】
【そう、本当は────】

(………………)

【アリエルがベッドに入ってからしばらくは何かする物音が続き、数時間後にその音が止まった】
【寝付いた頃合を見計らって、彼はそっと部屋を抜け出した。白衣を羽織り、刀を持って】
【アリエルが起きた頃には誰も居ない。机の上には簡素な食事だけが置いてあるだろう】
【また家の鍵は開いているが、アリエルが家から出て扉を閉めれば、何故か自動的に鍵がかかるだろう】

//お疲れさーん
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 03:09:31.34 ID:4ynUysSO
>>208
貴女がいったどれでもないよ
ただ貴女が気に入ったから話しただけ
だって嘘嫌いなんでしょ?
【残念ながら彼女は別に後悔もなんもしてない】
【嘘が嫌いな相手だから…気に入った相手だから真実を話した】
【ただそれだけの理由である】

だから私と友達になって欲しいだけなの
【振り向き嘘偽りのない笑顔で言う】

それに私は後悔してない
私は私の道を行くだけ
復讐に始まり復讐で終わる。拾われた命で他人の代わりに復讐をするために
だから私が終わるのは誰かが私に復讐するか
……私の復讐相手と同士討ちするか…その二択よ
【殺し屋の冷たい瞳で】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 03:37:26.42 ID:3dzWNYAO
>>212
友達な…
よくよく考えたら友達ってなんなのか良くわかんねえよな。
何をもって、何をしてこそ友達なのか…

まぁ良いさ。
お前と私の関係を言葉にしたいっつうなら、それが最良なんじゃねえの。
なってやるよ、友達ってやつに。
【宣言するように、やけに大声で告げて】
【ニッと豪快な笑みを浮かべると】

それなら問題ねーよな。
そこまで単純で割り切った考え方してるなら、いっそ清々しいもんだ。
説教の手間が省ける。

でも勘違いすんな?
お前が私の前で人殺しなんて真似をしてる所を見かけたら、ぶん殴って全力で阻止してやる。
それからその絶望感丸出しの考え方も、じっくりとゆっくりと矯正してやるよ。
嫌というほど、生ぬるい人並み以上の幸福を味あわせてまるっきり世界を変えてやる。


お前が後悔すべきなのは、私と出会っちまったってことだろうな。
【自信たっぷりに告げると踵を返し】


今度会ったら飯でも食いながらたっぷり語り合おうぜ。
またな。
【そう言うと、まるで約束でも取り付けたかのように】
【名残惜しさのかけらもなく、暗闇に溶け込むように立ち去っていった】

/こんな時間までお付き合いありがとうだよっ!
/お疲れ様でしたなのです!!!
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 03:44:15.37 ID:4ynUysSO
>>213
ありがとう
【ニコリと微笑み】

……眩しいね。貴女は…
だから私は気に入ったのかな?
【ふふふと笑い】

楽しみにしてるよ。凌子
次会う時は雑誌記者見習いの私である事を願って
【手を振りこちらも去っていった】

/乙でしたー
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 17:44:41.03 ID:9Peg1J6o
【路地裏】

【シックなバッジが数個ついた赤いニット帽を被っている14、5歳ほどの少女がいる】
【ぴょろんと外ハネしている黒髪は胸元に届くか届かないかといったところ】
【少しぶかぶかな紺色のプルオーバーパーカーの胸元には赤と青でKNと縫われた刺繍があり】
【プリーツのついたミニスカートは落ち着いたベージュ色】
【ニット帽と同じ赤のハイソックスの上からは茶色のおしゃれなワークブーツをはいていて】

む、むぅ……ひなちゃん超どこですかー?
たまに超行方不明になるんですから……ひなちゃーん?

【どういうわけかその少女は掃除機に乗っており】
【更にその掃除機は地面から2mほど浮遊して移動していた】
【彼女の周囲には数体ほどの人形が浮いていて──その全てが、どこか歪な容姿のものである】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 17:46:41.73 ID:YzFClMwo
>>215

【曲がり角の先に人影が二つ見える】
【それと一緒に、何かを叩く音がする】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 17:49:58.43 ID:9Peg1J6o
>>216

路地裏って超怖い所って超聞きますし……
なんだか超ホラーって感じで──

【周囲をどこか警戒した様子で進む少女であったが──】
【見えた人影と物音を聞きつけ。びくんと肩を震わせ】

……ほらー

【それはギャグなのか何なのか】
【兎も角、泣きそうな表情を浮かべつつも興味はあるのかないのか】
【そろそろと、その人影の方に進んで行く】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 17:57:41.00 ID:YzFClMwo
>>217

【曲がり角の先に居たのは二人の人間】
【片方はぱっと見不良だ。片手にナイフを持ち、怯えきった表情で地面に座り込んでもう一人を見上げている】
【もう片方は座り込んでいる不良の首筋に刀を突きつけている。酷く蔑んだような冷たい瞳で不良を見ていた】

【よく見れば近くに誰かが倒れている。動かないそれは腹あたりから血を流していた】
【不良の持っているナイフに血がついているところを見ると、恐らく刺したのだろう】

人を傷つけるのがそんなに楽しいか?

「ひぃ……っ!」

【刀を持っている青年の言葉一つに不良は竦み上がっていた】
【青年はこの場に似つかわしくない白衣を羽織っている。日に焼けてない色白の顔。刀を持っている手は非常に細い】
【大きな刀に白衣。色白の肌に細身。この人物には見覚えがあるはずだ】

──お前も逝け

【切っ先を首筋から離し、刀を振り上げた】
【このままでは──】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 18:06:43.62 ID:9Peg1J6o
>>218

────、ぅ、え……?

【白衣の青年】
【確かに少女は、彼に見覚えがあった】
【少し前に喧嘩別れのような状態になった、数少ない友人の1人──】
【依然彼はこう聞いた】
【「犯罪者を友達に欲しいか?」】
【そうか、その意味は──】

【物事を深く考える前に、言葉が口に出ていた】

「4人のインディアンが海へ出かけた」
「ひとりが燻製のニシンに飲まれ3人になった」────ッ!

【動いたのは、少女の周囲に浮かんでいた人形の1つ】
【不自然に口の大きな人形であった】
【ぶわりと】
【その人形の口から、突風があふれ出て白衣の青年へと向かう】
【「ニシンの燻製」──裏の意味は、「注意を逸らすもの」】
【白衣の彼が突風を受けて戸惑っている隙に、不良を逃がすつもりなのだろう】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 18:13:00.29 ID:YzFClMwo
>>219

──!

【声に気づいて相手の方を振り向く。その表情は驚愕】
【突風に対して咄嗟に両腕を向けて簡易的な防御をした】
【不良はというと、最初こそぽかんとしていたが、すぐに立ち上がってその場を逃げ出した】

……利織

【彼は呟いた。友人の名を】
【表面こそ冷静を装っているが、目が泳いでいて困惑しているのが見て取れる。見られたくない状況なのは確かだろう】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 18:20:05.74 ID:9Peg1J6o
>>220

【少女のもくろみは成功し】
【この場にいた人間は、歌の通り4人から3人になる】
【燻製のニシンに飲まれたのは、果たして白衣の青年か。或いは不良か】

【突風を吐き出し終えた人形は、力尽きたかのようにぽてりと堕ちて彼女の手の中に納まる】
【恐らくこの人形たちは彼女の所持/開発された魔導具なのだろう】
【そうでなければ、ただの人形が突風などだしたりしない】

怜、司……

【少女──南雲利織もまた、困惑したような表情を浮かべる】
【このような状況でどのような言葉をかけるべきなのか】
【それを知るほど、彼女の人生は危険に満ちてはいなかった】

/ちょっと次の返信遅れます。申し訳ない
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 18:28:41.64 ID:YzFClMwo
>>221

【目を泳がせながら言い訳を考えていた】
【だがそんなものは一つも思い浮かばない。自分からしても殺そうとしていたのは明白であり、正当な理由など無いのだから】
【見られた時点で逃げ道など無い】
【なら】

驚いたか? 所詮こんなもんなんだよ。俺っていう人間はな

【諦めるしかない。そう思った】
【例えここでどうなろうと、最悪でも自分が死ぬだけ。最早自分の命はどうだって良かった】
【彼女に人を殺す度胸が無く、そうならなかったとしても、その場合は友人が一人減るだけ。たったそれだけ】
【そう言い聞かせて、一つしか残っていない選択肢を選んだ】

(あぁ、意外だな)

(まだ、心の痛みが分かるだなんて)

【状況とは反対に冷めていく頭が、そんなことを思い浮かべていた】

//おっけー
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 19:17:27.23 ID:GAHGiI6o
【砂浜】

私は「ラダム・イデンダー」 記憶も 過去も 何も分からない
私は「ラダム・イデンダー」 私も 親も 何も分からない

だから 戦う 誰かと
だから 戦う あなたと

・・・ ・・・・・・
・・・ ・・・・・・

【白いワンピースを身に纏った、一人の女性――】
【砂浜を、言葉と共に歩く】 【彼女からは、何処か――冷気を感じるだろう】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 20:08:23.29 ID:CweTaiMo
>>223
//まだ居ますか?
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 20:19:39.91 ID:BI5sIzg0
>>140

【何となく疑問に思った事と言えば、「アイデアを寄越した奴=vと言う、親愛も糞も無い表現】
【とはいえ、気に入らない人間からでも学ぶことは有るのだし、今はより重要な話題が有る――だから、胸の内に留めておいた】
【吟雪の言葉を噛み締めて、耳殻一杯に吸い込んで、脳髄の奥にまで沁み込ませて、意識しない内に、両手が強く握り締められていて】

………ありが、と。

【アレは拱手抱拳礼というヤツか、だの、此処までして貰わなくても好いのに、だの思いつつも、言葉に出すのは野暮ったく思えて】
【今度は、僅かに4文字の、然し確かな信頼と深い情念を籠めて、紅潮した頬を微笑みに綻ばせて、そう告げた】

【そして――――場面転換、幕が下りて、また開く】
【解放された扉の向こう、照明は清潔感、或いは外部からの疎外感が漂う強めの白で、慣れるまでには時間がかかるかもしれない】
【入り口から直ぐに繋がっている場所は、広大なロビーと受付―――どうやら、研究員や協会員向けの集会所のようである】
【人影は精々、案内カウンターで眠そうに顔をこすっていたが、幾分醒めた様子で入り込んだ二人を眼で追う、特に印象の無い女性学芸員程度のもの】
【然し、片割れの顔が「無道 武美」であることを認識すると、なんだ、と言った体で軽く頷いて―――顔をそらす序に、小さく欠伸したらしかった】

…うぉっ、まぶし……。
此の手の研究所って、「展示室」は抑えめのライトなんだけどなぁ…。 

【案の定、足を踏み入れた瞬間に手で眼の前を覆う武美―――例の受け付けの方に歩いて行って、先程のカードを差し出す筈だ】
【それを一通り見聞すると、学芸員は「断華先生の紹介ですね、どうぞ」と、商品化されたにこやかな声と表情で言って、武美も適当に返し、カードを受け取る】

…よし、往こうぜ。
念のため聞いとくけど、干物とか埃臭い雰囲気とか、イケるクチかい?

【その後は、他の道や、種種の設備には眼もくれず―――……部屋の奥、角の方へと早歩き気味に進んで、ボタンを押すことでエレベータを呼びつけた】
【数秒後、雰囲気も危なげもなく、エレベーターは大口を横に開いて。武美は、その中にずかずかと入り込んでいくだろう】
【なお、此処までで博物館の描写が割と適当なのは、後々使うかもしれないという考慮と、上手に描写できそうにないというブブゼリックな理由のせいである】

/今宵もよろしくお願いします!
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 20:24:59.17 ID:SpPjtwDO
>>209
うううううううううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
【連続で攻撃するノビタの蹴りに対して、こちらは全力を込めた一撃で迎え撃つ】
【正に全てを賭けた一撃…とでも言うようなその蹴りは、いくら攻撃を受けようとも勢いが衰えない】

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
【その目は真っ直ぐに、その攻撃は真っ直ぐに、その心は真っ直ぐに】
【ただただ、真っ直ぐ純粋に強さを求める彼の一撃は、衰える所か勢いが増しているようにも見えるかもしれない】

【そしてノビタの繰り出す、最後の蹴り】
【その瞬間、蹴りと蹴りがぶつかった地点で爆発が起こり、盛大な光と爆音、火花が空中で弾けた】
【当たりに舞う砂埃の中、何かが地面に落ちた音がノビタには聞こえたかもしれない】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 20:29:39.60 ID:D2cgc3go
>>225
【親しき仲にも、とは言うが、当てはまる者当てはまらない者有り】
【この場合の奴≠ニいう呼称が、果たして敵意や嫌悪から来たものなのか】
【これ以上は、言葉で探るより他に有るまい】

【博物館の内装の白は、サングラスの黒を透して見ていた】
【一般客用とはまた違う入口、これまで見て来た類とは違う作り】
【修学旅行の学生の様に、視線を落ちつかせずに居る】
【然しながら、まだ見る物も無いこの場所、直ぐにその行動には飽きが来て】

干物は食べない、埃臭いのは其処まで気にならない
……と言うかね?私に言わせれば魔術協会の図書館だって埃臭いって
どれだけの頻度で掃除しても、本に積もったり部屋の隅に残ったりは避けられない
だから、そういうのは割と慣れてる方なんじゃないかなーと思うよ

…………寧ろ、平和で良いじゃない、埃の臭いなら
あんまり平和じゃない事件について身に来たんだからさ

【エレベーターの中は、やはり金属の臭いが強いか】
【それとは別に、残る人の臭いも記憶して行く】
【浮翌遊感を味わうのか、それとも圧迫感を味わうのか。上下どちらのボタンを押したかを見逃して】

……下?上?ミイラって聞いたら下ってイメージが有るけど

【両手をコートのポケットから抜いて、身体の横にぶら下げて】
【軽く拳を作る程度にしながら、内壁に寄りかかった】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 20:36:11.83 ID:9Peg1J6o
>>222

……っ、

【違う、とも】
【そんなことない、とも】
【兎も角、彼女は彼の言葉を否定しようとした】
【だが──そんな台詞を投げかけても現状は変わらない】
【所詮はただ。彼女の持つ「赤木怜司」という人間像を壊したくないがための偽りの言葉】

【この、息苦しさはなんだろう】
【折角得た友人が自分から離れていく寂しさなのか】
【自分とは違う世界にいた事に対する、恐れなのか】

……、それでも、怜司は、怜司、です
色白で超細っこい──もやしじゃない、ですか

【ぽつりと呟かれた、その言葉は】
【彼女の幻想を保つための、最後の砦】

/申し訳ない、予想以上に時間かかった!
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 20:36:56.26 ID:ZkAkcI.o
>>226

【空中できりもみ回転するようにくるりくるりと…さながら落ち葉のような華麗さすら身体で表現しながらノビタは落ちていく】
【力の抜けた体制のまま…やがてドサッ!と音を立てて腹を下にした状態でノビタの身体は地面に激突した】
【ガクガク、と痛みで彼の身体が震えるが…やがて、その指先がピクリと動いて】

…う、ゲホッ!ゲホッ!…クソッタレ…至近距離で熱い空気吸い過ぎて…肺がなんか痛え…
そして…どうやら相当足を酷使しすぎたみたいだな…大火傷まで負っちまってよ…

【ぐ、と両腕で上体のみ身体で支えている状態になっているが、膝立ち状態になっている彼の足は…痛みと疲労でだいぶ使えない状態になっていた】
【おまけに熱い空気は彼の肺には合わなかったらしく大きくせき込む事が多くなっている】

【勝負はどうなった?互いの蹴りのぶつかり合いは一体どうなったのだ?この自分の技を叩き込んでやった…対戦相手はどうなった?】

(どうなったんだ…え?オレは相当な蹴りを叩き込んでやったつもりだが…)

【彼は疲れ切った右目で砂埃の向こうに視線を送ろうとする】

230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 20:40:19.23 ID:5Dlp9Qw0
【雷の国 湿地帯】

そぉら、よ!

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【杖を振り回し、光の矢尻の様な物を打ち出す】
【その矢尻は、少し離れた所にいた鹿を、一撃で打ち倒した】

――――よっし、ありゃいい晩飯になるぞ……!

【ニヤニヤと笑みを浮かべながら、倒した鹿に歩み寄る】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 20:45:53.15 ID:SpPjtwDO
>>229
【風が吹き、辺りの砂埃を吹き飛ばしていく】
【視界を覆うそれが消えた後、ノビタの前の火鳥は―――】

…………ぜっ……は……………!!
【膝立ちの状態で、ノビタを強く睨みつけていた】
【体はボロボロ、所々から出血し、いくらタフであろうと最早無茶な状態で】
【体中から燃え上がっていた炎は消え、焦げ臭い黒い煙だけが体から細く上がっている】

……おい…お前……!!
…まだ…!元気はあるかよ…!!
【そして、火鳥はノビタに問う】
【その言葉は、ノビタの答えにどう繋がるのか】
【そして、固く握ったままの右拳は、何を意味するのか】

【何にせよ、これが正真正銘のクライマックス…?】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 20:51:06.85 ID:BI5sIzg0
>>227

…ふーん、良かった。まー埃っぽいっつっても、雰囲気の問題なんだけどさ。
そーいや、吟雪が苦手なモノって、中々出逢わねぇなぁ…。

……下だよ、普通はその方が持ち出しにくいし。
因みにあたしはミイラって嫌いじゃない、生存の証が…

【少しばかり感慨深げに、強調した言い方をすれば、安堵感らしいモノを声に滲ませて】
【この博物館には何度も来た事が在る事の裏返しか、吟雪の問いに、驚いたように軽く眼を見開いてから、答えた】
【幾つか並んだボタンの中、最下段に近い『B2』を圧すと、オレンジ色に発光して、扉が閉じた】
【降下速度は、予想以上―――武美としては、何となく嫌いな特有の感覚を味わう時間が短くて有り難い】
【昔の彼女であれば、恋愛対象≠ニ二人きりの部屋など耐えられなかったかもしれないが―――今は、違う】

【人の匂いについては、定期的に洗浄が行われているのか然程多くはなく、混在する比較的少数の中にも、特有と言えるモノは少ない】
【なお、このエレベーター、やたらに広く、高さも中々―――大量の人に加えて、場合によっては展示品や機材等も運搬するからだろう】
【例えば、ミイラはその典型か。大人のものであれば小さい筈はないし、棺桶やその他副葬品を載せる台も含めて考えれば、尚更】

…あ、着いた。

【前述の通りのハイスピード、そして其処まで深くはない地下。武美が言葉を終える前に、エレベーターは開いて】
【吟雪に追及される事が無ければ、台詞を連ねる事も無く、地下二階との境界を踏み越える筈だ】
【左方向に通路が続くが―――恐らく、最初に見るモノは「協会員向け常設展:死者が語る世界史」と刻まれた、飾り気のない黒プレートである】
【慣れた足取りで、但し癖なのか、足音は極力殺して。滑るように、武美は歩を進めていくことだろう】

/構造を考えながらなので、微妙にレスが手間取るかもです! 基本的には25分以内で片づける心算なのでご容赦を。
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 20:55:13.14 ID:YzFClMwo
>>228

【「怜司は怜司」】
【その言葉を遥か前に聞けていればどれだけ違っていたか】
【それを言ってくれる人間に会っていればどれだけ救われたか】
【けれどもう遅い】

……もう駄目さ。駄目なんだ

【うわ言のように彼は呟いた】
【本当に失望したのは彼女なんかじゃない。本当に恐れていたのは他人に失望されることじゃない】
【本当に彼が恐れていたのは、彼自身が『したくないと思うこと』をすること。彼が誇りに思っていることを自ら捨てること】
【──自分自身に失望することだった】

【カタカタ、と持っている刀が震える。その刀身に、紫や黒を混ざり合わせたような色の魔翌力が纏わりつく】

//おかえりー
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 20:58:17.89 ID:ZkAkcI.o
>>231
【相手のいる距離はだいたいどれくらいか、ノビタはボロボロの状態でも冷静に今の状態を量る】
【相手は遠くない、しかし近くもない、か?そして彼の拳は今…堅く握られている】

【…なるほど、今のでは決定打にはならなかったか…その簡単だが少々信じがたい事実をノビタはようやく飲み込んだ】

…ハハハ、互いに…互いにだいぶボロボロのようだなあ…
オレもあんたもたいがいタフだな…というか…ずいぶん無茶やってるじゃねえか
やるつもりか?あんたとんでもねえケンカ馬鹿だ、その点に関してはオレをも超えるかもしれない

…そんなあんたと戦う上で心の中でいつの間にか決めていたよ…この戦いリロードはすまいと

【ガシッ、と右の足を前に出し…膝立ちの状態からガシッ、!と踏み込んだ彼はだらりと両腕の力を一旦抜くと】
【す、と手のひらを上に出した状態で右腕を軽く前に出す】

【…そしてちょい、ちょい、と指を動かし挑発…この最後の勝負、乗ったと暗に伝えている】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:02:57.28 ID:JGS9rYAo
【古びた教会】

……今日で、何日目、だろ……。

【無人の聖堂の中、長椅子の一つに横たわった少女が、うわ言のように呟いている】

……風邪、引いちゃったのかな……。

【そう口にしている少女の姿は、胴体に大きな布を巻きつけただけの、みっともない格好をしており】
【この季節にそんな薄着では、風邪を引いたとしても、確かに不思議は無い】

もう、廃棄された教会、なのかなぁ……。
人、来ないなぁ……。

【小さな声と共に吐き出される吐息は荒く、その白磁のような肌も、今は赤みがかっている】
【金色の絹糸のような、腰ほどまでの長髪を、今は椅子の上に絨毯のようにぶちまけて】
【少女は、壇上の遥か上に設えられた、大きな十字架を、ぼんやりと見上げるばかりだった】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:03:58.28 ID:9Peg1J6o
>>233

ち、違う──そんなこと、超、ない、です
ダメなんかじゃ──

【震える声で、答えを返す利織】
【違う、違うと呟き続けるその姿はまるで子供のようでもあった】
【彼女は、彼に何があったかを知らない。知る術も持たないし、知る事を彼が拒んだためだ】

【だが、今何が起ころうとしているのかの予想は、ついた】
【刀の変化を見て──利織の顔色がさっと青ざめる】

────、怜、司

【呼んだのは、彼の名前】
【賢さを司れと付けられたであろう、その名前】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:05:55.04 ID:D2cgc3go
>>232
まあ、基本苦手は少ないと思う、嫌いなのは多いけど
……いや、苦手幾つか。変な方向に酔っぱらった人間とか

………って、おー……何か浮いてる感じがする

【下り特有の浮翌遊感、あまり楽しむ事も無く】
【扉が開いて直ぐ、通路に躍り出た】

【まずは、深く息を吸いこみ、周囲の空気に鼻を慣らす】
【それから、目を数秒程閉じて開くと、瞳の色が金色に変化】
【周囲の環境に自分を適応させて】

……常設なんだ。企画ものかと思ってたけど
此処で研究するにしても、何時も表に出しておくつもりだったのかな
まあ………上の考える事は、今はどーでも良いか

【黒プレートの文字は、視力検査より更に遠い位置から読み上げた】
【武美の後を追いかけて、吟雪は歩き続ける】

【現時点では、特に何かを見つける事も、思い付く事も無い】
【ただ、得られた情報―――臭いの種類、濃度、数―――を記憶する】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:06:34.65 ID:SpPjtwDO
>>234
……これで…最後だ…!
もう…体も上手く動かねぇ…!
…この一撃で…!俺とお前…どっちが強いか決まる…!!
【固く握った拳を、地面に一度打ち付けて】
【膝立ちの状態から力を溜める】

【既に、能力のエネルギーは切れた】
【それでも、まだ最後の一撃が残っている】
【それだけの為に…自分自身の意地の為だけに、彼は立ち上がる】
【そして――――】

いくぞおらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!
【真っ直ぐノビタへと走り出す!】
【最早疲弊しきった足を気力で動かし】
【傷付いた拳を、それでも固く握り】
【能力が無くとも、それを補い余り有らんとする気合いでカバーして】
【最後の一撃を、叩き込みに!】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:14:54.79 ID:3dzWNYAO
【路地裏】

女の子の服を脱がせる時には、もっと優しくしなければいけないぞ。
【路地裏に透き通るような少女の声が木霊する】

私は乱暴なのも、まんざらではないのだがな…
【声の元を辿れば――活動的な印象を強めるようなショートカットの黒髪を夜風に靡かせ、乱れた制服のボタンをとめながら、スカートの下にレギンスを穿きピンクのマフラーを首に巻く少女が薄暗闇の中に笑顔で佇む】
【その両腕から手にかけて赤黒く汚れた包帯が巻かれ、その足下には二人の男が砕けた壁を背に動かなくなっていた】

240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:15:27.84 ID:YzFClMwo
>>236

(──あぁ、『そこ』に居たのか)

【怜司は自分が持つ刀が謎の魔翌力に包まれたのを見て悟った】
【ここ最近、声が聞こえず存在も感じ取れなかった『悪魔』がどこに居たのかを】
【禍々しい色合いの魔翌力は刀身を包み込むと、ゆるかな速度で柄や手へと移っていく】
【まるでゆっくりと侵食していくように】

(だが彼女だけは駄目だ)

利織、今すぐここを離れろ

【彼は魔翌力の推移をぼんやりと見つめながらそう言った】
【異常事態にも見える状況の中、彼の言葉は不自然なほど静かなものだ】
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:18:18.13 ID:YzFClMwo
>>240
//追記、飯食ってきやす
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:22:41.86 ID:ZkAkcI.o
>>238
【ふう、とため息をついて彼は走って来る火鳥をじっと見る】

…やれやれだ、オレもよくついてきたなあ…これがずっとジャイアンに腕っ節で叶わなかった弱虫のび太の到達点かよ
それ一つに絞ればまだまだアンタのような生粋のケンカ馬鹿にはちょいと及ばないが…それでもガンマンのオレがたった7発しか撃たず
あとは殴り蹴りばかりというのがこれまでになかった事だぜ…

―――そう、ガンマンのくせにオレはリロードもせずにこの最後の最後の激突までに7発しか撃ってないんだ

【そう、それが彼が今回ほとんど銃を撃たないと言う戦法をこの戦場で取る事を試してみたもう一つの大きな理由】
【彼の好みと同じくらい単純な話、腰の拳銃の弾丸をほとんど撃たないと言う事はその分弾丸が余ると言う事】
【彼は両腰の二挺拳銃がメインウエポンであり装填可能弾数は合計12発】

【ヒュン!と唸るは彼の最大の特技…左のホルスターからの神速の抜き撃ち!そしてまだ弾丸は5発残っている】
【そう、殴り合うと言う事は!これまでほとんど撃ってないと言う事は…!】
【その分この最後の最後でのぶつかり合いの局面で…撃たなかった分の弾薬を…今最後の場で叩きこめると言う事!!】

ウウウウウウリャアアアアアアアアアア――――――――――ッ!!!!!!!


【引き金を連続で5発引く…!4発は打撃弾…最後の一撃は『電撃弾』…!4発の打撃と10Vの電撃が彼の胸を貫かんと発射される…!】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:23:36.90 ID:ALrIlBIo
【公園】

・・・・ん、くぁ

【大きな欠伸が、既に日も落ちた其処へ木霊する】

よく、寝たでござるなあ

【寂しい独り言と】
【がしゃりがしゃり。】
【重い金属の擦れる音、それに混じった小さな足音】
【ソレらを響かせながら、公園をグルグルと周っていたが】

・・・・・・さて、此処は何処でござろうか

【ぴたり、足音も、その他の音も……声以外が止んだ】
【呟いたのは無精髭を生やした男。】
【嫌でも目立つ、兜の無い赤い具足に身を包み、腰に三本の人切り包丁を帯びており】
【乱雑に切られた黒い髪をボリボリと掻いている】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 21:24:49.92 ID:9Peg1J6o
>>240

れ、怜司──?
超……何が起きているん、ですか……?

【彼女は、その場から動こうとしない】
【正確には、動けなかった】
【何が起きているかも分からぬ不安】
【明らかに常軌を逸している色の魔力への恐怖】
【加えて──怜司にそのようなことを言われたら動こうにも動けない】

  【そのようなことを言われたら】
  【「何かがある」と言っているようなものではないか】

【ぎゅぅ、と】
【手の中に在る「お口の大きなお人形」へと、力を込めて魔力を流し込む】
【最悪の事態に備え──今のうちから、カードを揃えておこうというのだ】


/いってらっしゃーい
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:24:52.44 ID:yPzydcUo
>>174
おねーたんなら食べられても良いですよっ!!
可愛いなぁ・・・・おねーたんっ!!

私と付き合ってくだちゃい!!キャッ!!

【叩かれても相変わらずの満面の笑みを浮かべる彼女】
【両足をバタバタさせて、なんだかとっても嬉しそう】

そうですっ!!トゥモローはトゥモローのサイクロンが吹くんですッ!!
気にしたら負けっ!!雑草のようにど根性ですっ!!

【返すように一段と明るくなる】

ありがとうぅです!!リジ姉たんっ!!
ミーですか・・・・・?いいれすっ!!ミーがいいれすっ!!

【そう言うとバケツの中からポップコーンを右手でつまみ】

リジ姉たんっ!!アーーン!!

【右手のポップコーンを彼女の口目掛けて伸ばす】

/改めて宜しくお願いしますっ!!
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:30:43.54 ID:BI5sIzg0
>>237

……何で盗まれたのか、何で其れだけなのか、そこから先ず問題なんさね。
一応、記録を漁ったり、色々聞いてみたら、微妙にピンと来る@v素は有ったんだけど…ま、説明はも少し後で。

【頭を軽く右手で押さえながら、未だに抜き放ったままのブブゼラを、軽く揺らす】
【恐らくは背後か隣に居るであろう吟雪に振り向きつつも、吸い込まれる様に彼女は順路を進んでいく】
【出て来たのは、ガラスケースに挟まれた、黒い床の道の上。照明の具合はロビーと大体同じ程度で、隅々まで物事を確認できる】
【空気を調整する術式が働いていたのか、過ごし易い温度に、ほぼ零の湿度。どうやら、埃っぽいのはイメージだけの様だ】

…小さい時。初めて来た時は、如何にも受け付けなかったんだ。
ま、今でもデート向きの場所たぁ思えないけどねぇ……。

【それ故に、眼に飛び込んでくるのは、無造作とも取れるほどに敷き詰められた、日本風では無いスタイルで並ぶ展示の数々】
【左右両側面のガラスケースには、錆び付いた儀礼用の刃物やら、壺やら、家具のミニチュアやら。華美な装飾品に、巻物に小像】
【「これは、可愛いと思う」と。赤子を模した様な形状だが、頭が河馬に似た動物のモノとして造られている神像を指さし、微妙なセンスを披露した】
【事件解決の意思や、細やかな視点を瞳の奥に秘めつつも、この場所に居る事を武美は何処か楽しんでいる様子で】
【カメレオンか何かの様に、眼をくるくると回して、彼方此方に眼を遣るのと並行して、進んでいく】

【人の匂い≠笆品の匂いは何種類も残留しているが、此の場に於いては、特に目ぼしいと思えるモノは無いだろう】
【寧ろ、展示物本来の匂い。ガラスケース越しに僅かに漂う、熟成と言うには少々遅すぎた感のある其れらのミックスが、気に成るやも】

……本当なら、手を繋いで肩ぁ寄せて…やっぱ、恥かしいから良いや。
それで、多分こっからが本題さね…。

【此処までの展示は、頭蓋骨や傷病・犠牲の形跡がみられる骨格などは所々に有ったが、ミイラは無かった】
【そんな二人の前に現れるのは、二股に分かれ、其々が大部屋に繋がる道―――武美は、迷うことなく『左』を選択するのだろう】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:33:31.94 ID:ngCrtEgo
>>235

わっとと、あ、開いてるっ!?

【キィ…と年季の入った扉が錆びた音を立てて、外の風が入り込む】
【その外界の景色と共に教会の内へ転がるように入るのは】
【司祭でも神父でもなければイエスでも無い】

…わー、廃教会って奴ですかね?

何にせよ、素敵な感じですねっ
これはいい場所を見つけたかも知れません!

【雪のように真っ白なワンピースに、対照的な黒いカーディガン】
【翡翠色のすらっと伸びたロングヘアに、同じく翡翠色のくりくりした瞳】
【栗色のマフラーを首に巻いていて、おまけにバレーボールぐらいの球体を両手で抱えている】
【彼女の視線は同じく十字架に向けられ、どうやら少女の存在には気づいていない様だ】

/まだおられますか?
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:33:55.33 ID:Ni7.mK.o
>>245

へェ、言ったね?
本当に喰われそうになってから後悔しない事だよ、ヒヒッ!

【と、冗談半分に言って少女にデコピン】

おう、いいぜ! ヒヒッ、嬢ちゃんといると楽しそうだしなァ
オネーサンが付き合ってやるよ、よろしくねェ!

【負けじと声を張り上げ、少女と顔を突き合わせるようにしながら】
【まさかのプロポーズ承諾^q^】
【本人がどのように捉えてそう言ったかは不明だが】

はい、ああァん!

【差し出されたポップコーンに、大きく口を開ける】
【何だかやたらと歯が鋭い】

/こちらこそよろしくお願いします!
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:36:05.86 ID:SpPjtwDO
>>242
【最初にも言ったが、彼の導体視力はかなりの物だ】
【それに着いていく身体能力も十分にある…今はどうかは解らないが】

【その目は、しっかりと銃弾を捕らえていた】
【捕らえて…かわしながらノビタへ向かうルートまでもが、本能で見えた】
【そして彼は今、意図せず己に課していた枷を外す】

ああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!
【走りながら、上半身をスウェー】
【一つ、二つ、三つ四つ!】
【放たれた打撃弾を全て、かわしきって】

―――がっ!!!
【残った雷撃弾が胸に当たる】
【かわせなかった?違う、これだけはかわさなかった、かわす訳にはいかなかった】
【攻撃をかわさず、そのまま前進した事で―――!】
【無理矢理ノビタを完全に攻撃圏内に入れた―――!】


おらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁッッッッッッッ!!!!!!!!!!
【そしてノビタの顔面に放たれる、意地の右拳】
【彼の全て、意地と想いが詰まったその拳は、今までの何よりも】
【炎が全力全開の時よりも、遥かに強い、強い心が篭っている】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:41:02.17 ID:D2cgc3go
>>246

…………ミイラも、やっぱり生もの扱いなのかな
イメージはからっからの干物なんだけど……

【空調、人間なら余り長居したがらないのだろうなと考えつつ】
【展示品は今は無関係と、特に目を向ける事なく進んで行く】
【帽子を取り、サングラスを外し、何れもコートのポケットに押し込んで】

……本題、ようやく?
思ったより随分と遠い道のりだったねー……博物館内で遭難するかと思った
さ、どんな感じになってるのか見せてもらおうかな………

【何も知らぬ場所、行動を違える事もない】
【武美が向かう先、左に、同じようについて行く】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:44:12.85 ID:1weZgyIo
【公園】

――――――さむひ。

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【温かココアの缶を両手で包むように持ったまま、ベンチにぽつりと座っている】
【如何考えても格好の問題だが、本人はそれに気付いているのか居ないのか】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:44:13.92 ID:JGS9rYAo
>>247

ん……。

【扉の音に気付いて、気怠げにそちらの方へと視線を向ける】
【そこに立っている少女を目にすると、緩慢な動作で、椅子の上に上体を起こした】
【さらり、と金の髪が、起き上がった少女の背に流れる】

……こんばん、は。

【はしゃいでいる様子の少女の声が、頭蓋を揺さぶる】
【右手を額に当てながら、小さい声で、そう挨拶をした】

……礼拝者の方ですか?

【目の前の幼い少女が、教会の関係者であるとは、とてもではないが思えない】
【迷い込んできただけの可能性もあったが、ひとまずは、一番ありそうな線を、少女に問いかける】

/おりました。 お待たせです。
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:44:38.75 ID:yPzydcUo
>>248
大丈夫ですッ!!
おねーたんの体の一部になれたら幸せですぅっ!!って痛いっ!!

【べこっと後ろに首が倒れながら叫ぶ】

ホントッ!?おねーたんっ!!これでカップルだねっ!!
よろしくっおねーたん!とりあえずキスッ!!

【そのまま女性に唇を近づける幼女】
【因みに口づけすると甘いリンゴの香りが広がります】

はぁい!どうぞぉ!!

【そのまま口の中にポップコーンをつまんだ右手を入れようとする】

/遅れましたっすみませんっ!!
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 21:46:12.97 ID:ALrIlBIo
【公園】

・・・・ん、くぁ

【大きな欠伸が、既に日も落ちた其処へ木霊する】

よく、寝たでござるなあ

【寂しい独り言と】
【がしゃりがしゃり。】
【重い金属の擦れる音、それに混じった小さな足音】
【ソレらを響かせながら、公園をグルグルと周っていたが】

・・・・・・さて、此処は何処でござろうか

【ぴたり、足音も、その他の音も……声以外が止んだ】
【呟いたのは無精髭を生やした男。】
【嫌でも目立つ、兜の無い赤い具足に身を包み、腰に三本の人切り包丁を帯びており】
【乱雑に切られた黒い髪をボリボリと掻いている】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:49:49.52 ID:ZkAkcI.o
>>249

…一発当たったッ!

【恐るべし動体視力…この回避速度、番天 零と戦った時以来か、とノビタはふと思い出す】
【だが一発…この一発の『電撃弾』は当たった…しかしノビタは思った、だから何だと!】
【この男には全弾命中させてようやく致死量のダメージだと彼は思っていたのだ…だから膝立ちではなく右脚の裏を地に付けての射撃から最後の攻防を始めたのだから!】

【かちり、と右の親指で人差し指の着け根についたスイッチを入れて右の拳を振動開始させる…そこからはもう迷わなかった】
【全て撃ち尽くした左手の拳銃を地面に力いっぱい投げ捨てて痛みがまだ残る右脚にぐ、と力を入れて跳ねあがるように一気に立ち上がり…!】


ツェエエエエエエエイヤァアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!


【彼の体力的に考え…正真正銘最後の攻撃となるであろう必殺の『振動ブロー』を!カウンターパンチのように顔面へとねじ込むように放って行った!】
【拳を完全に握りしめ、火鳥の左頬だか顎だかの辺りを力いっぱい殴るため…思い切り近くまで引き寄せて思い切り放つ!…なお、これが成功しようが避けられようが】

【ガキン!と…火鳥の拳は顔面のスカルヘルメットのフロントグラスを砕き…そのまま肉を撃つ感触が彼の手ごたえとして帰って来るだろう】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 21:50:50.65 ID:jX6abLw0
【夜:街角――】

……ふむ。最近≪R.I.P.≫の動きを聞かないね……
単純に活動を縮小しつつあるのなら大いに構わないが、恐らくそれは無いだろう……
『嵐の前の静けさ』でなければ……良いのだが……

【かなり特殊な剃り込みを頭部のほぼ全体、襟足以外に入れた】
【切れ長の眼と二叉に分かれた眉毛が特徴的な男が立っていた】
【交叉した金糸雀色の襷のような装身具を肩から掛け、やや厳つく見える黒い服を纏っており】
【十字架を象ったような腰飾り、黄金で縁取られた肩鎧から垂れる、同じく金糸雀色の装飾品】
【主に黒と金をベースにした風貌が、重厚かつ威厳ある様相を呈している】
【その片手には漆黒の装丁が施された、分厚い魔導書が在る――常に持ち歩いているのか】

【彼は、その威厳溢れる様子で、空いている片手を自分の顎に持ってゆき――】

……そんなことより――――


――うむ……目移りするな……

【目の前にある、≪芋ようかん専門店≫のショー・ウインドウを、輝ける瞳で覗き込んでいた】

ほう……新作入荷……『白ワインによくあう洋風芋ようかん』……
惜しいな……赤ワインならば即☆買いだったのだけどね……

【※突っ込みどころなど無い】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:51:27.90 ID:Ni7.mK.o
>>253

ヒヒッ、嬢ちゃん何か変な趣味でもあるのかい?
そういう奴、別に嫌いじゃないけどねェ!

【いつになく上機嫌なご様子】

キス? ―――はいはい、ほらよッ!

【キュッと少女の顔を寄せるようにして軽く唇を重ねる】
【仄かな甘い香りが周囲に僅かながら拡散していく】

―――ッは。嬢ちゃん、何か香水でも付けてるかい?
ん? おう、サンキュ!

【そして顔を離すと、少女が差し出してきたポップコーンを】
【舌で器用に受け取った】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:53:02.11 ID:/Zp6Pdgo
>>243

【その公園の入り口付近、街路樹に身を隠した少年がいた。】

【決して悪いわけではないし、むしろ整った部類なのだが、どこかメリハリに欠ける、そんな顔の男子。】
【着ているのは、汚れの無い綺麗な黒を保った学生服。知識のある者が校章のところを見れば、魔術教会≠フ生徒なのが分かる。】

わー、明らかに危ない人だよ… どうしよう?

【声は、あまり隠すつもりの見えない音量である。自分に話しかける、にしては大きく。しかし相手に向けたものでないのも明らか。】

/まだ居りますでしょうか?
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 21:56:18.46 ID:5Dlp9Qw0
>>256
もし……
少し、よろしいですか?

【背後から、唐突に男に声を掛けるものがあった】
【その声は、ひどく平坦な、小さな少女の様な声である】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 21:59:50.56 ID:hskSoJg0
>>251

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が】

・・・これが・・・こうなってて・・・だから此処をこう変換して・・・

【険しい顔でその左手に見るからに中身の詰まった重そうな紙袋】
【右手に一枚の髪を持ってそれを凝視しながらその眼前を歩いている】
【その表情は・・・・前会った時よりも遥かに重々しい】

【仮にその凝視している紙の中身が見えたなら、それには円の中に図式が色々かかれたもの】
【魔術式が書かれていることが解る】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 21:59:57.25 ID:PHPnTmIo
【街中】

【シグナルレッドの外ハネロングヘア/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】

……さ、っみぃ。コート、欲しいのネ……

【かたかたと小刻みに震えながら、明るい光の灯ったショウウィンドウをちらりちらり】
【前など殆ど見ていない、誰かにぶつかってしまう、やも】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:00:04.85 ID:6BES5.Yo
【街中】


【とことこと、女性は街を歩く】
【黒い髪の毛は夜の闇を映し、白い肌は街灯を照らしている】
【左目だけをカバーする薄いモノクルをかけた女性は、なぜか紳士服を身にまとっていた】
【ワイシャツの見え隠れする、すらりと体の線を――良くも悪くも起伏の無いその体の線を形作っている】

良い、夜ね

【誰に言うでもなく、女性はそんな言葉をつぶやく】
【キュッとみずからのネクタイの結び目をもてあそびながら、女性は空を見上げながら歩き続ける】
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:00:05.51 ID:ngCrtEgo
>>252

あひゃあっ!?

【まさか人が居るとは思わず、非常に情けない声を上げた】
【二人しか居ない聖堂を、澄んだ声が反響する】

わ、えと…こんばんわ
ごめんなさい、誰かいるとは思ってなくて…はしたない声をしてしまいました

【恥ずかしそうに頬を赤らめ、俯いて、明らかに声のトーンが落ちた】
【それから、謝罪の一礼を深々と】

いえ、そうではなくて、ただ単に興味本位です
まぁ、懺悔したいことがあるといえばありますが…

そういう貴方は…?シスターの方ですか?
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:00:56.22 ID:yPzydcUo
>>257
う〜んと・・・よくわからないですっ!!
嫌いじゃなくて良かったですっ!!!!

【顔を上下に激しく振りながら答える】

【そのまま瞳を閉じて唇を重なる彼女たち】
【傍では血みどろの戦いを繰り広げているこの大会会場で極めて異質な光景であった】

――――ふぅ!・・・・ふぇ?リンゴを毎月3キロほど食べてるだけですぅ!!

うふふっ美味しいですか?リジ姉え?
【そう言いながらリュックのチュロスを取り出そうと、リュックをガサゴソ】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:00:54.92 ID:ALrIlBIo
>>258

ん・・・・・・・・・・・・・・・?

【視線に気づいたか、それとも声に気づいたか――男が振り返った】
【じぃ………黒の瞳が男子を映したまま…暫く動かない】
【眼が合ったと―――理解するには充分な間で有る】

【用意されたコマンドは4つ】
【逃げる 逃げる 逃げる アイテム】
【たったそれだけである】

【男子が選ぶのが速いかそれとも――――】

【ダッ―――!!!】
【たった今から鎧武者が駆け寄るのが速いか!!!】

/まだ居ました。
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:01:27.48 ID:SpPjtwDO
>>255
【またもや、攻撃のぶつかり合い】
【火鳥の拳がノビタの顔面を殴り、ノビタの拳もまた火鳥の顔面を殴る】

【素手だと言うのにメットを砕いただけでも大した物だ】
【しかし、それだけでは終わらず、彼の意地はまだ爆発する】
【殴られながらもその右腕に力を込め、そのまま殴り抜いて思い切りノビタを吹き飛ばそうとした】

【その成否に関わらず、火鳥の体は後方に吹き飛び、地面に仰向けに倒れる事になる】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:05:07.63 ID:jX6abLw0
>>259

む、新感覚触感こんにゃく芋ようかん……とろろ芋ようかん、さと芋ようかんか……

【などと、ショー・ウインドウを見ながら呟いていたが】

……おや?
このわたしに何か用かね?

【声をかけられると、顎から手を離し。首だけ、其方に振向いた】
【片手に持った黒い魔導書が、かすかに街灯に照らし出される】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:06:59.15 ID:Ni7.mK.o
>>264

ん、まぁいいさ。
人の趣味なんてそんなもんだしねェ?

【頷く少女を見て、少し考えるようにしてそう答えた】

3キロ……? それはまた随分だねェ、ヒヒッ!
リンゴ屋さんか何かかい、嬢ちゃん?

【なんとなく鋭い】
【まあ偶然ではあるのだが、そうあっけらかんとした表情で尋ねる】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:08:46.56 ID:5Dlp9Qw0
>>267

一つ、聞きたい事があります

【振り向いた先には】
【黒のボディースーツを着込み、目元をバイザーで覆っている、小学生ほどの3人の少女が】
【じっと、人形のような無表情な顔を男に向け、直立不動で佇んでいた】

【少女達の額には、それぞれα、β、ξという文字が刻まれており】
【αの少女は金の、βの少女は水色の、ξの少女は漆黒のショートカットをしている】
【なにより、髪の色と額の文字を除けば、彼女らの容姿は瓜二つである】

【そして、その容姿はもしかしたら、一人の少女に繋がるかもしれない】

赤いジャケットに、青く長い髪をした、レイド=E=ヴェイスと言う人物……
ご存じありませんか?

【ξの少女が、一歩前に進み、そう問いかける】
【恐らく、このグループの中でイニシアチブを握っているのがξの少女なのだろう】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:09:57.78 ID:JGS9rYAo
>>263

つ……。

【少女が唐突に上げた悲鳴に、蚊ほどの呻き声をもらして、眉をひそめる】
【右手で額を押さえた格好のまま、長椅子の背もたれに、寄りかかった】

いえ、お気になさらず……。

【シスターか? との問いに答えるまでは、しばしの間があった】

……俺も、貴方と似たようなものです。
……この教会の、関係、者では、ありません。

【多少は説法の心得もあるし、また、かつては修道士でもあったのだが】
【異世界のここが、かつての所属組織と、全く同じ宗教形態であるとは思えず、否の答え】

あなたは……この教会のこと、何か、ご存知ですか?

【この教会について、何か目新しい情報でも手に入れば、そちらへ向かえるだろうに】
【ムダだとは思いつつも、一縷の望みを託して、聞いておくことにする】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:10:18.48 ID:1weZgyIo
>>260

ぅー……そいえば大会なんてもんもあったねぇ……。

さむさむ―――ん、あれは……?

【何かを思い出した様にぽつり】
【一人寂しく虚空と話しながら、ホットな缶をその手で弄ぶ】
【ほ、と息を吐き出せば、宙に浮かぶ白い靄】

【そうこうしている内に、視界に映った顔見知り】
【遠巻きにも何やら深刻そうな表情は伺えるものの】
【互いが互いに信用もしていない状態。声を掛けるような事はしない】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:11:34.23 ID:BI5sIzg0
>>250

【通り抜けていく道、低くなった天井は、明確にコーナーの切り替え≠示している】
【ごく短いと言うのに、何処となくトンネルすら想わせる其処を抜けた先には―――ヒトだったモノが、幾つも陳列されていた】
【とはいっても、其れはミイラであり、人形のように動かず唖のように語らず、或るモノはケースの中で直立し、或るモノは永遠に寝ていて】
【一歩踏み込めば判るだろうが、空気の調整の塩梅は、此処までとは少し違い、遺体の保存と快適な観覧に、上手く折り合いを付けた感じ】

……んっんー、御自慢のミイラ室だ。どうして水の国に有るのかは知らないけど。
本当なら二日ぐらい寝泊まりしても飽きないと思うけど、今はそれどころじゃあ無いってね…。

【武美の視線に恐怖心は無く、たじろぐ様子も見られず――――吟雪とは別の方向で、こんな光景には慣れているらしい】
【国家や時代ごとの区切りは在るが、どちらかと言えば、可能なだけの展示品≠詰め込む事に特化した印象のある此処】
【高貴な身分の人間や、特別な死に方をした遺体の傍には、先程のルートと同じように、無機物も色々と並べてあった】
【一人一人、今に連なる蒼穹に見守られて生き、古代の風の中で命を散らせた彼らには、文章化すれば溢れ出してしまう程のドラマが有る】
【然し、今日ばかりは、ゆったりと落ち窪んだ眼窩と見つめ合い、『対話』する暇は無し―――静止することなく、武美は往く】

…此処、だ。
ぽっかり、此処だけ。ケースの中から、展示品が消えた。

【彼女が初めて脚を止める場所は、櫻の国≠フコーナー。大会会場で伝えられていた通りの国名が、眼に飛び込む】
【神代と呼べる昔から、近代までを追体験できるその構造の中程、大凡1200年ぐらい前の遺体が、陳列されてある筈の場所の一つ】
【飾り気の無い、ただ外界との接触を拒絶するだけのケースの中に、空気と展示番号が刻まれた札だけが閉じ込められていた】

【道中、矢張り臭いは博物館特有≠ニ呼べる其れらだけ、なのだが】
【此処に来て―――ほんの僅かに、人間や人狼、或いは知的生物≠フ其れとはかけ離れた魔翌力と、ぼんやりとした臭いの残滓】
【加えて、血の匂いに通じる部分が無いでも無い臭気―――『鉄』に近い其れが、ほんの僅かに此の空間にこびり付いている】

【武美は、其れが判らない様子だが、魔翌力については或る程度感じる様で―――微かに、顔をしかめた】
【また、吟雪がこのミイラと副葬品群が、一体何だったのか気になるのなら、武美に訊いてみたり、解説を読んでみても良いだろう】
【その行動を選んだ場合、【】内を使う形で、判る限りの情報が開示される】

/うわ、文章消えて遅れてしまいました! 申し訳ないのです
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:11:50.20 ID:yPzydcUo
>>268
趣味は趣味で趣味なのですっ!!
因みにおねーたんの趣味はなんでござるか?

【左手の人差し指を突きたて、右手を左手の後ろに持ってきて】
【「ニンニン」と一声。別に何も替わらない】

そうですっ!!恭平おにーたんが林檎屋さんですっ!!
因みに「赤井林檎や」さんですっ!!お見かけのときはぜひっ!!

・・・・というか凄いですっ!!推理力とか予知能力がっ!!
流石おねーたんっ!!尊敬するですぅ!!

【上下運動を激しく繰り返しながら嬉しそうな表情で答える】

リジ姉えっ!!チュロス食べますぅ?

【チュロスを右手で差し出しながら尋ねる】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:12:27.88 ID:/Zp6Pdgo
>>265

ほ、ほら やばいよっ! 辻斬りさんだよっ!?
いつかのマグロのおっさんとは危険指数の桁が違うよ

「何を言ってるのかしら?ただの良い男じゃない」

【ふっと、まるで初めから其処に居たような自然さで――彼の右肩に、小さな小さな女性が現れる。】
【相手の見た目からすれば、「竹取物語」の彼女に喩えるのが丁度良いか。】
【色彩豊かな十二単、白粉を塗ったような鮮烈な白の肌。手の平大の、お姫様。】

「今週の命令は――彼と遊ぶことにしましょう」

【じりじりと後退していた少年の足が、その一言で止まる。】
【大きく溜め息を吐き出して、左手を月に向かって掲げた。】

まったく、姫様の趣味は分からないよ 僕が死んだらどうするのさ
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:14:00.77 ID:ZkAkcI.o
>>266

グェアッ!!

【バタン、バタン、と彼の身体は縦に回転し後ろに大きく撥ね飛ばされ…最後にうつぶせのまま胸を抑えて苦しんでいた】
【もはや打撃の痛みや火傷の痛みで頭がおかしくなりそうだ、そんな中意識を失わずにいられたのは…】

(…クソッ…タレ…!スカルヘルメット…ごと…ブッ潰して…きやがって…でもまあ…ボディ食らって…
何も分からないまま気を失って…目が覚めたら…医務室よりはましか…)

【最後の最後、最後の役目を遂げたスカルヘルメットによる衝撃の吸収が大きかったか…】
【それが大きな差として彼の意識を繋ぎとめていた…彼は必死に最後まだ動かせる左手を使ってぐい、ぐい、と身体を起き上がらせようとするが】

(…なんてこったい、身体の他の部分は全部木偶の坊の役立たずになってやがらあ…ハハ、ここまで消耗したケンカはいつ以来だ…
クソ、これしきで動けないとは情けねえ…最後しこたま叩き込んでやったのまでは覚えてるが…アレでKOできてないならもう万策尽きたな…)

【せめて顔だけでも前に向けるように左腕で引っ張り…火鳥の様子を見ようとする】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:15:04.06 ID:YzFClMwo
>>244

『あんまり説明してる時間は無いんだ』

【唐突に、怜司の声が響いて聞こえるようになった。この聞こえ方は本来なら有り得ないが、利織も聞き覚えがあるはずだ】
【以前は怜司が持っている刀から聞こえていたはずの響く声】
【魔翌力はもう既に肩まで覆っていた。まるで強引に動かされているかのように、かたかたと腕全体を震わせながら、その切っ先を利織へと向ける】
【怜司の顔にはどこか苦悶の表情が浮かんでいた】

『頼む』

【彼は短く言った。とても簡潔に】

//ただいま
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:17:17.66 ID:jX6abLw0
>>269

【男は、先ず視界だけに少女を捉えたが――】
【ちらりと見える影は3つ、そしてその、まるで『人間コピー機』にでもかけたかのような、瓜二つの容姿】
【加えて、額に在る文字を認めると、今度は身体全体で振向いた】

(……『三つ子』?いや……髪の色が殆ど全く違う……染めているわけではない、のか?
 加えてあの額に刻まれた文字は……『ルーン』の一種かね?いや、亜種か……それともただのファッションか)

【と、小さく思考を廻らせる――それは一瞬。卓越した思考処理能力と思考速度】
【そして、違和感を感じさせぬ「間」で、にこやかに微笑んで】

ふむ、人探しかね?
赤いジャケットに、青い長い髪……『レイド=E=ヴェイス』か……
むぅ……残念だが、わたしの記憶には――――……

【聞きながら、今迄出会った人物の姿を思い浮かべていたのだろう】
【そうして、それは一致しなかった。ゆえに、すまなさそうな顔をして、小さく謝ろうとした――その時だった】
【――今まで見たどんな些細な人物の姿をも思い浮かべていた時、3つ並ぶ不可解な容姿が、ちくりと脳裏を刺すように『符合』した】

……うん?

【その疑念は小さな唸りとなって漏れ、改めて少女らの姿――特に、顔を見据えようとする】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 22:19:28.09 ID:hskSoJg0
>>271
【※大会本選出て一発で負けた人】

【歩いていたこの男、紙袋に入ってるのは重そうな感じ】
【紙袋はさして強度が無い──・・・つまり】

・・・面倒臭いなぁ
【バサバサと音を立てて紙袋から中身が零れ落ちる】
【その中からは大量の正方形の紙、そしてこれまた同じく大量の鉛筆】
【あー、やってしまった、と言わんばかりに面倒臭そうな顔をして辺りに散らばった物の回収をするもののすぐには終わるまい】

【彼女が興味を持っているかは知らないが、集積情報にのせられたヴェイスの兄妹の危険な状況に置かれているという事】
【その詳細を・・・彼ならば知っている可能性があるかもしれない──かの兄妹の恨みを買っている彼ならば】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:20:16.88 ID:Ni7.mK.o
>>273

趣味……ねェ。
散歩とか、食事とか……かなァ?

【おうふ^q^】
【趣味とも呼べない「趣味」を、呟くように答える】

【突然くのいちな少女に再び黙ってデコピン】

え? あ、おう。そっか、リンゴ屋さんかー。覚えとくよ。
安くて美味かったら買い占めに走るかもしんねぇからよろしく言っといてくれな、ヒヒッ!

【レッツ迷惑。】

おう! いいのかい、さっきからこんなに貰っちゃってさ?
アタシは今そんなに持ってるものが無くてさ……

【受け取って早速頬張りつつも、若干申し訳なさそうに頭を掻く】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:20:36.78 ID:ALrIlBIo
>>274

失礼其処の方ぁぁぁぁぁぁ!!!

【駆け出すと共に、ご近所の方々に怒られそうなほど大きな声を張り上げて】
【具足に身を包んで居るのに無駄に足は速くて―――逃げない少年の目の前へ向け、一直線である】

此処は何処でござろうかぁぁぁぁ!?

【叫び、問う……だがそれは相手を敵として観て無い様で―――】
【―――攻撃を仕掛ければいとも容易く当たりそうである】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:20:45.33 ID:SpPjtwDO
>>275

【綺麗だ】

【彼が見た空は、それ程までに綺麗で、清々しい空だった】

【死力を尽くして戦った、意地になって攻撃を繰り出した】
【もう体は動かないが、例えこれで負けたとしても後悔なんてない】
【全力を出して、ぶつけ合って、本気で戦って、負けた】
【これ程までに清々しい負け方なんてあるだろうか】


…ああ……………
【薄れ行く意識の中、彼は空に右手を伸ばして口を開く】
【目指してた一番にはなれなかったけど、まだチャンスはある】
【だったら、一番になれるまで諦めないで戦えばいい】
【とにかく、今は――――】

……疲れた………な…………………
【それだけ小さく呟いて】
【右手を伸ばしたまま彼の意識は闇に沈んだ】

【その表情はとても満足そうで、幸せに満ち溢れていた】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:23:30.45 ID:ngCrtEgo
>>270

…あ、やっぱり
しつれいですが顔色があまりよくないですよ?
季節の変わり目ですから風邪もひきやすいですし…

【初対面の相手に心底、心配そうに顔を覗き込む】
【次に瞳は寒そうな格好を見て、5秒ほど思案して】
【巻いていたマフラーを外すと差し出した】

…残念ながら
この世界のことはあまり詳しくは無いのですよ

………それを聞く、ということは何かあるのですか?

【帰ってきた答えは首を左右に振ることだった】
【しかし余計な物まで食いつきてきた】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:23:35.74 ID:D2cgc3go
>>272
【立ち並ぶ元人間―――こういう表現は、人権問題に触れるのかも知れないが】
【そんな物を眺めていては、空腹も起きず涎も出ない】
【「うわ、不味そう。」、あんまりと言えばあんまりな感想が口を突く】

【歩いて歩いて、辿り着いた場所】
【此処が死体ばかり並ぶ博物館でなければ、きっと目を輝かせていたのだろうが】
【今の目の光は、非常に低温で保たれている】

………ここ、ね……確かに、おかしな場所だね
個室みたいな場所に一体だけ、って想像してたんだけど……違う
他にも幾らでも物が有って、これだけが被害に遭ってるんだ………

………オーケー、武美
まず、ピンとくる所が何か、教えてくれないかな?
知ってる人の話を聞くのが、まずは一番早いだろうし

あと、それから………

【魔翌力の探知は、出来ない事もないが得手とは言わない】
【周囲の臭い、その種類をまずは大雑把に把握しつつ】

………これ、ちょっと持っててくれる?
なんなら着てても良いけど

【コートを脱いで、籠手を身に付けた両腕を完全に露わにした上で】
【更にシャツまで脱いで、セットで武美に渡そうとした】
【シャツの下の肌は、完全に灰色の体毛に覆われている】
【既に、人の形態から、狼の比重が高い姿に変身し始めているのだ】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:24:02.06 ID:9Peg1J6o
>>276

【侵食されるが如くその身を包んでいく魔力】
【以前は刀が発していたものと同じ響きを持つ、彼の声】
【提示された条件は二つ。それだけで──彼の状況は、分かる】

(入れ替わられて……?)

【たどり着いた答えの正否を検証している暇など、なかった】
【そして彼の表情を見て、彼の要望を聞き入れる気など──ない】
【逃げると言う選択肢を真っ先に切り捨ててしまうほどには、彼女は甘かった】
【少なくともこの世界で生きるには、痺れるほどに甘い選択】


    ────ここで逃げたら。私はきっと、超後悔する


【周囲に浮かぶ人形たちから、それぞれ違う色の魔力が溢れだす】
【止める気なのだ。彼を。赤木怜司を】

/おかえりー
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:25:53.74 ID:5Dlp9Qw0
>>277

…………そうですか
失礼しました……

【覚えは無い。その返事に、ξの少女はすっと会釈をする】
【特に、情報が手に入らなかった事に残念がる様子は無い】

「クレバーミッドナイト、これから、どうする?」
地道に聞いて回るしかあるまい。行方が分からなくなってもう1週間は経つ
時間が経てば、それだけ情報は手に入りにくくなる
[……確かに、その通り]

【αの少女とβの少女が、ξの少女に問いかけ、3人は今後の行動について検討を始めたようだ】
【その小会議の口調は、ひどく機械的であった】

[――――なに、か……?]

【男が何か、妙なリアクションを取った事に気付いたβの少女が、じっと正面からその顔を覗かせる】
【αの少女とξの少女は、未だ何事かを話し続けている】

【――――その顔は、記憶の中にあったとしても、ほんの些細なものだったろう】
【だが、その記憶の糸を最後まで辿る事が出来れば――――病院で、心配そうな顔をしていた、オレンジ色の髪の少女に繋がるだろう】
【最も、その少女には目元のバイザーも、額の文字も無く、所作も人間らしいものだったが――――】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:28:38.63 ID:yPzydcUo
>>279
お散歩とご飯じゃぁ・・・・・食べ歩きですかっ!!!

憧れるですっ!!
こんふぉ連れて行ってください!!!

【にーと笑いながら嬉しそうに答える】
【彼女が騒ぐたびに、ピンクの髪の毛がふさふさと揺れていた】

痛いですっ!!リジ姉さんっ!!

【痛そうにおでこを抑えながら、顔だけ後ろ向き】

いくらでも無料で尚且つおいちいですっ!!
色々言っとくから大丈夫ですぅー!!

【ぐっと右手でサムズアップをしながら歯を輝かせる彼女】

いいですよっ!!「彼女」なら当然じゃないですかッ! リジ姉さんっ!!

【強く元気に公言すると、急に頬を赤らめ、もじもじ縮こまり】

・・・・できたら、リジ姉さんの胸の肉まんをもみたいのですが・・・・・?

【小さな声でぼそぼそと】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:31:18.91 ID:ZkAkcI.o
>>281

(なんて安らかな死に顔…いや殺してませんけどね
アイツもアイツで…満たされたようだな…ともあれ)

【ダンッ!と音を立てて彼は左手を地面に叩きつけその衝撃で仰向けに身体を傾けると】
【すう、と息を吸い…どこにそんな力が残っていたのかわからないほどに、会場中に轟くような勢いで】
【高らかに左のサムズアップを空高く掲げて…一気に吐き出すように】

…決着ゥゥゥゥゥゥゥ―――――――――――――――――――――!!!!!!!


【叫んだ、意気揚々と叫んだ、死力を尽くしたぶつかりあい、もはや決勝戦のようなノリで最後のぶつかり合いを制した】
【わあっ、とノビタ側の観客が、特に近所の子供たちがすごく嬉しそうに喚起している】
【そんな中、セコンドのシスターが会場に立ちあがり…彼に肩を貸し、左腕を自らの背中に回して持ち上げる】

「…全く、最後の方完全に私の声など届いてなかったですね?トコトン無茶する辺りがドラとよく似ている
長年の悪友コンビの評判に…嘘偽りはなかったと言う事でしょうか…少しは、実物は噂と比べて礼儀正しいくらいの相違点を用意しなさい」

…うるさいよ、それより…早くベッドにつれて行ってくれ…頭の中がガンガン痛い

【ずる、ずる、とテレサに引きずられて…彼は去っていく】
【準決勝でありながら彼らの戦いはこの会場を大きく湧かせてくれた…そして彼らは期待しているのだ、決勝まで勝ち進んだ二人の男、どちらが勝つのか】
【賭けなども行われるのだろうか、などと途切れそうな意識の中で彼は輝かしき事実を胸にして…笑みをこぼした】

【野比信太――――決勝進出!】
【念願の無能力者初の優勝は…成るのか?】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:31:20.58 ID:YzFClMwo
>>284

(ああ、クソ……!)

【利織の短い言葉。それだけで怜司は逃げろと言うのをやめた】
【同じ状況に立たされたら、自分は死んでも逃げないだろう。逃げるぐらいなら死を選ぶだろう】
【そう思ったからだ。そう理解出来たからだ】

手加減も何も無いぞ……お前に向かうのは死だ
来るなら殺す気できてくれよ

【歯軋りをしてから怜司は最後の忠告をした】
【その直後に彼の全身を魔力が包み込み、その目が伏せられる】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:32:24.92 ID:JGS9rYAo
>>282

……お気遣い、ありがとうございます。
どうも、ここ数日、体調が優れなくて……。

【心配をかけまい、と笑顔を浮かべて、差し出されたマフラーを、少女の手元に押し戻す】

お気持ちだけ、頂いておきます。

【受け取らない、というその態度は、柔らかでありながら、頑としたモノで】
【どれだけ強く勧めたところで、受け取りはしないだろう】

……そうですか。
いえ、つまらないことを聞いて、すみません。

【落胆を外に出さないようには努めたのだろが、傍から見ればそれは明らかに見て取れる】
【続けられた事情を問う言葉に、少しの間、どう説明した者か、と考えて】

……ちょっと、事情が込み入っていまして。
この、教会の、信徒の方に、お話を、聞きたかったのですが。
どうやら、ここは廃教会、だった、みたいで……。

【前後の事情は説明することなく、簡単に要件だけをかいつまんで、話した】
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:33:08.02 ID:SpPjtwDO
>>287
/長々と乙でしたー
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:34:27.10 ID:ZkAkcI.o
>>290
/おいすー、乙でした―
/もっと早く返せていたら寝オチさせずにすんだのに…あと2分だったのに
/まだスピードアップが足りないか
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:35:08.65 ID:/Zp6Pdgo
>>280

【少年が相手に対して仕掛けた攻撃は――】
【その大声のために開かれた口に対して、鷹の爪を投擲することだった。】

【何も持って居なかったはずの左手から、あの辛味に定評のある鷹の爪が放たれる。】
【全身を使った流麗なフォームは、過たず彼の口へと其れを送る。肩の動きにあわせて、姫は少年の頭の上へと飛んだ。以外に身軽なのか。】
【口を閉じるにしろ、そのままにするにしろ、避けなければ言葉は中断されることになるだろう。到達は「失礼其処の方ぁぁ!此処…」くらいの時だ。】

ねえ、姫様 凄い早いよ? 僕じゃ敵わないよ…

「見た目で判断するなんて愚の骨頂よ。外観なんていくらでも誤魔化せるの!その証拠に、道端で歩いてる美人の化粧剥いでみなさい
ああ、私は勿論素で美しいわけですよ?分かってるとは思いますが一応付け足して置きます。そのままもう一つ追加させてもらいますと
オムライスの出来は、卵に切れ込みを入れてみるまで分からない…!――すなはちケチャップに頼ると平坦で子供っぽい味になるということ。
一つに依存するよりも調和を目指すべきなのよ。というわけであの素敵な殿方とも調和を目指しましょう。」

【もの凄い勢いで捲くし立てている。声量は見た目相応だが、加速度は武者の疾走よりも高いやもしれない。】
【慣れているのか、少年は彼女の言葉の最後だけを聞いて意図を読み取る術を心得ている様子。】
【少しふざけた攻撃の結果を見届けるために相手をぼんやりと見ている。】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:35:52.19 ID:1weZgyIo
>>278

【すりすりと、悴む手を缶で暖め】
【折角のココアなのに、飲む様子は微塵も無い】

…………………あーあー。

【紙袋から何かが零れ落ちる音を聞いて】
【思わず口に出た言葉。何やってるんだか、と呆れたように】
【ベンチから立ち上がり、鉛筆や紙を拾い集めている青年の方へ】

――――何してるの、ライクさん?

【歩み寄って掛けられた声は、簡単な疑問】
【青年とレイド家族をイコールで結びつけていない少女は】
【声を掛けはしたものの、拾い物を手伝いもしない】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:37:52.05 ID:jX6abLw0
>>285

【そんな些細な彼女らの会話にも、男は静かに聞き耳を立て――】

(クレバーミッドナイト……少なくとも真名ではあるまい。コード・ネームと考えるのが自然だ。 
 加えてあのバイザーに、装い……『軍』や『組織』めいたものを感じさせる。殆ど間違いは無いだろう。
 「一週間」……『一週間』かけて『レイド=E=ヴェイス』を追っているわけだ)

【ぐるぐると加速する思考――情報処理能力、演算能力――すべてがフル動員され、常人以上の速度で推察を展開する】

(何かの『集団』が『レイド=E=ヴェイス』を……そう、『追っている』確率が高い。
 もし彼女らが『レイド』の家族や知人であれば……『自警団』や『六王教団』に『協力要請』することが出来る。
 単なる『行方不明』や『失踪』であるならば、な……しかし見る限り、それもない。
 加えて『時間が経てば経つほど情報が入りにくくなる』ということは……通常探せば探すほど近付いていけるパターンとは違う。
 以上のことから察するに……最も確率的に高い結論は……『レイド=E=ヴェイスは何らかの理由で“逃走”している』……

 ……どちらが「クロ」か分からない今は……『教会=xとして協力の意を示すのは控えるべき、か)

【この速度――たったそれだけの会話で、ここまでの結論を弾き出してしまった】
【只者ではあるまい――そう、何時も何時もまそっぷまそっぷして芋羊羹と赤ワインを貪っているだけの人物ではないのだ】
【やる時はやる。案外凄い人物だったりするのだ。ネタ要員では決して無いのだぞ!……閑話休題】

……ああ、いや……残念ながら『レイド』のことは、わたしは知ることはない。
だが、きみたちの『顔』の方に、少々見覚えがあってね……こう見えても、記憶力は良いほうなのだよ

【男は、空いている方の手で、とんとんと自らの特殊な剃り込みを入れた頭を指し】

『3つ子』かね……?それとも『4つ子』か?
きみたちと全くそっくりな、橙色に近い髪色の子を、ちらりとだけ見たことがあってね。
なに……単純な好奇心だよ。ここまで顔が似ている姉妹なんて、珍しいだろう?

【そうして、ふっと柔らかく微笑んでみせる――】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:38:18.51 ID:Ni7.mK.o
>>286

あー……まぁ、そうかも……?
連れて行くのはもちろん構わないけどさ、ヒヒッ!

【何故か、ほんの少し考え込む】
【目の色は光が反射するメガネに隠れて見えない】

へェ、タダなのかい?
こりゃあ探しに行くっきゃないねェ……!

【無料と聞き、俄然やる気。現金なものである】

ん、胸?
―――あー、ま、いいけどよ……

【別に断るような事でもない、という表情で】
【しかし少しだけ視線を逸らしながら承諾した】
【C】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:39:55.56 ID:9Peg1J6o
>>288

【彼が目を閉じた直後】
【物影から一体の小さな人形が現れて、とととっ、と利織へと向かう】
【それは赤いドレスを着た、「髪の長いお人形」】
【利織の使役する魔導具のうちの1体──「ひなちゃん」と名づけられたもので】

【人形は彼女のすぐ傍まで駆け寄ると、ぽぉんと跳ねて利織の乗る掃除機の上へ落ち着いた】
【術者の危機を察して現れたのか、それとも──】

死ぬのは超勘弁、ですね
頼まれた仕事、まだまだ超残ってますし

【──にまり】
【浮かべたのは、いつもの。悪戯な笑み】
【笑顔の裏にあるのは自信の表れか。不安の裏返しか】

【かちり、と。腰に下げていた懐中電灯を右手に持つ】
【そして懐中電灯のスイッチをONにし──懐中電灯は、光の剣と化す】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:41:54.31 ID:ALrIlBIo
>>292

ぁぐ!!?

【ぱくんちょ】
【案の定、男の口内へ真っ赤な鷹の爪団が侵入し】
【咄嗟に男は口を閉じる―――閉じてしまった!】
【無論、鷹の爪は噛みつぶされ、溢れ出る――辛み成分!】

かっらぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!

【かぁぁぁぁ!!と、顔を真っ赤にして口から火でも吐きそうになりながら叫んだ】
【寧ろそれは辛いを通り越して痛い筈なのに―――】

――――が!美味い!!

【てーれってれー♪】
【どうやら好き嫌いはしない性質らしい。しなさすぎだが】
【しかし突進は止まり、今は少年と有る程度距離を保った状態で鷹の爪をもっじょもじょと食べている】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:43:52.28 ID:ngCrtEgo
>>289

本当に大丈夫ですか?
重くなる前に一度診察とか受けたほうがよろしいと思います

【自分が医者だったらこの場で診てあげれるのに、とぼんやり思いながら】

…むぅ、暖かいですのに…
この教会に暖房なんか無さそうですし、できるだけ暖かくしたほうがいいですよ?
言ってくれたら、いつでも貸しますからっ

【受け取られなければ、それでも押し付けるというタイプではなく】
【返されたマフラーをそのまま元に巻き戻して】
【無理せず言ってくださいね、とにっこり微笑んだ】

いえいえ、構いませんよ
お力になれなくてすみません…

【申し訳なさそうな表情をしながら、口篭る】

そうなのですか…
でも見た目からして、廃れて1年やそこらではないですよね…

【天井や椅子、壁を一通り眺めてぼんやりとつぶやいた】
【あまり深入りや詮索はしない子です】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:47:57.93 ID:5Dlp9Qw0
>>294

「……先の報告を考えるに、そうそう動きは無いと言う事だが?」
動きがないからこそ、どこかに定住している可能性が高い、との事だ……
あるいは、人目を避けて籠城している可能性もある……
なら、人づてに聞いて回るのは早い方がいい……

【男の思考など露知らず、少女達の会議は続く】
【男が相当のキレ者であるとも、また普段はどこか目の抜けたところがあるとも分からない彼女らは】
【精々が、魔導所を手にしているところから、その方面に長けている人物としか、考えなかった】

[……そっくりな、橙の髪の……]
「――――!」
…………失礼、それは本当か?

【βの少女は、それを聞いて始めて大きなリアクションを返す】
【さっと、弾かれた様に顔を上げ、男を見上げた】
【それを聞き咎めてか、αの少女とξの少女もさっと男に視線を向ける】

…………『我々のオリジナル』との接触のある人物……
――――これは、想定外だった……

【わずかに口元をひきつらせながら、ξの少女は呟く】
【そこに、焦っている様子を見出す事が出来るかもしれない】

…………その少女、何時頃、どこで見たのか……それは覚えていないだろうか?

【再び、ξの少女が質問を飛ばす】
【想定外、との言葉通り、何か放ってはおけない事情が、そこにはあったのだろう】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 22:48:36.42 ID:hskSoJg0
>>293
【へくし、と軽いくしゃみ】
【大会と言うキーワードに一テンポ遅れて何かに反応したのだろう、多分】
・・・誰かが大会に出て敗戦した奴の噂でもしてるのか?そんなわけないか
あの野郎、俺が退場した跡にぶっ倒れたとかなんとか・・・あと少しあの場に立ち尽くしていたらなぁ・・・
まぁ・・・大会の本選の雰囲気がつかめただけで良いか・・・?

【そう、大会と言う点でしか合っていない、ましてや・・・】
【そして今更言ったところでどうしようもない愚痴】
【その愚痴を聞いて推測をすれば彼も大会の本選に出ていたことが予想できるか?】

【と、其処でかけられる声にふと、首をそちらに傾けると】

………見ての通り落っこちた鉛筆拾ってます
これから・・・大量に必要になりそうだからな・・・ん・・・

・・ぅいや・・・確か・・・ェイスの・・・も・ち・・ったか?
【その人間が誰であるかをはっきりと認識するとそちらを向いたまま】
【物を拾う手を止めて、何か考えに浸りながら最後の方、小声で何かを喋っている──眉間にしわを僅かに寄せながら──】
【彼が口にしたのは「そういや、確かヴェイスの・・・リイロとレイドの友達だったか?」である】
【距離や耳の良さによっては聞こえないほどではないが・・・?】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:50:38.78 ID:/Zp6Pdgo
>>297

え、えぇー…………

【閉じられた男の口と、呼応するかのように開く少年の口。】
【彼を象徴するかのような微妙な開き具合で、言葉にならない思いを垂れ流す。】

「ほら、辛いのも大丈夫な、良いお客様じゃない。今度は青汁でも投げてみたらどう?」

【呆然とする少年はそのままに、頭に乗っている乙女が、男に話しかける。】
【人気の消えた、寂しい公園。雑音―少年の声―が無い今、彼女の繊細にして淡い声も十分届くだろう。】

「それで何の御用なのかしら?せっかく恵まれた体躯を持っているのだから、夜食は控えた方がいいわよ」】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:51:16.35 ID:YzFClMwo
>>296

(他人に自分の運命を委ねるときが来るとはね……)

【彼は薄れ行く意識の中、不思議な感覚を掴んでいた】
【今まで自分の行動は全て自分で決め、その責任を全て自分で取ってきた。「他人に言われたから」「誰かが言っていたから」などという軟弱な言い訳はしたことがない】
【それらの言葉は全て他人への責任転嫁に他ならず、彼の最も嫌っている行動だった】
【故に自然と、彼は自分の道を自分で決め続けてきた。彼はこの歳で既に、誰にも頼らない生き方をしていたのだ】
【そういった意味で、彼は早くにして大人になってしまっていた】
【だから今の状況を、不思議な感覚だと思う】
【今まで誰かに自分の全てを委ねたことなど無いのだから】

【ふ、と怜司を包んでいた魔翌力が一瞬消える】
【次の瞬間、彼の全身を蒼い炎ともいえる魔翌力が包み込んだ】
【開かれた瞳はそれと対照的に赤い光を灯している】
【そして──】

『ふははははははは!!』

【怜司の背後に上半身だけの巨大な『何か』が笑い声と共に現れた】
【怜司を包んでいるものと同じ蒼い炎のようなもの。『それ』はその中に居た】
【巨大な腕に髑髏のようなおぞましい顔。骨しかない身体を鎧のようなもので覆っている】
【──これが刀の中に居た『悪魔』なのだろう】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:53:42.44 ID:6BES5.Yo
【街中――建物の屋根】

〜♪
〜〜〜♪〜♪〜〜♪
〜♪〜♪♪

【透き通るような声で、女性は歌を歌う】
【顔いっぱいに笑みを浮かべ、左手に銀色の拳銃を持ち、女性は歌う】
【やがて女性は屋根に寝そべると、星空に銃口を向け、引き金を引いた】
【パン、という火薬の炸裂音とともに、目にもとまらぬ速度で銃弾は星空のかなたへと消え去る】
【女性は後に残された硝煙の匂いを、夕飯の香りでも嗅ぐかのように肺いっぱいに吸い込んでいた】

こんなに良い夜なんですもの。許してくれるわよね
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:54:44.42 ID:ALrIlBIo
>>301

んぐ………?

【ちょっと待て。】
【そう言いたげに掌を相手に向けて腕を突き出し……】

【もっじょもっじょもっじょもっじょもっじょもっじょもっじょもっじょ……】
【唾液が溢れる、だが呑み込むのは案外辛くて―――】
【数分後――漸くごくりと喉を鳴らして鷹の爪を呑み込むと】

…………ふぅ

【細く短く息を吐き出すと、改めて少年と漢女(一発変換)の方へ向き直ると】

あいや失礼。
少々道を尋ねたいのだが宜しいでござろうか少年と……………

【視線が、漢女の方へ向くと同時…固まってしまった】
【どうやら漸く気づいた様で……】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 22:55:13.28 ID:JGS9rYAo
>>298

……大丈夫ですよ。
本当に、大丈夫ですから。

【その言葉に根拠は無かったが、確信に満ちた声であった】

ええ、ありがとうございます。

【かけられる優しい言葉に、微笑んで】
【せめてこの会話の間くらいは、見栄を張っていよう、と】
【頭に当てていた右手を下ろし、だらしなく背もたれに寄りかかっていた体を伸ばし、居住まいを正す】

……鍵も、掛かっていませんでしたしね。

でも、その割には中が荒らされた様子もありませんし、埃もそんなに、積もってないですから。
……まだ、管理している人が、いるかもしれません。

【我ながら、苦しい推論だとは思う】
【だが、それならば誰かをここで待つ意味はあるだろう、と思ってはや数日】
【その望みも、もはや薄いか、と考え出していた頃だ】

……だから、待ちますよ。

【かと言って、他に手がかりがあるわけでもなく、また街中で情報を収集して回るのも気が重い】
【だから、もう少しの間は、ここで待つつもりだった】

……貴方は、どうしますか?
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 22:55:25.86 ID:jX6abLw0
>>299

【少女らのそんな様子を視界の端に入れながら、男は静かに思考する】

(ふむ、これほど分かりやすい会話もなかなかあるまい……まだ慣れていないのかな?
 人目を避けて籠城、か……どうやら……先刻のわたしの推測は……
 最早……「十中八九!」……『BINGO』とみて……よいか……)

【心中で怪訝そうな表情を浮かべるが、然しそこはポーカー・フェイス……微笑みだ】
【文字通り、迷える子羊をも救う神父のような、慈悲に溢れたすべてを受け入れる微笑】
【その裏にどれほどの推測、思考量が内在しているかなど、どうして推し量れようか】

【そして、その大袈裟とも取れるほどのリアクションに――】

(――――『オリジナル?』)

【流石の彼も、やや眉を顰めざるを得なかった】
【が――あえて、一旦思考することをストップし】

まさか……今ここでわたしがきみたちに嘘をついて、何かメリットがあるのかね?
そうだな……何時頃……随分と昔のことになる。数ヶ月前……あれは夏だったね。7月ごろかな?
わたしはこう見えても、無償で『病院』や『介護施設』に入院している怪我人や病人の『治療』を行っている。
その一環として……或る海沿いの病院を訪れた時のことだ……。
わたしの知人を治療した時、どうやらその見舞い客らしい中に、君たちにそっくりなオレンジの髪の子を見たとも。

【――ここは、あえて偽らない。『事実』は普遍的だ。それは偽っても、必ずやいつかボロが出るもの】
【偽るのは『思考』と『表情』のみ。この男――『駆け引き』に関しても、秀でていた】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 22:56:36.66 ID:BI5sIzg0
>>283

えーと、此処のミイラはだ、な……?
…………ッ!!
………ぬ!
……っふぅ。

………おっ、けい。 ……毛、出来るだけ落さない様に。 

【事前に与えられた言葉だけを拾って、脳内の情報を紐解きながら、出力しようとした瞬間―――ブッ飛んできたのは、提案と光景】
【僅かによろけて、空の右手で急激に朱が流れ込んだ顔を隠して、然し眼を逸らす事が出来ず、膨らんだ様な色は尚も広がる】
【変な声を出したり、おろおろしたり、死者への冒涜にも取られかねない行為の後に、覚悟を決めたかブブゼラを背中の器具に固定した】
【両手を出し、音を立てずに、服をふわりと丁寧に抱き込もうとするだろう―――博物館好きの性として、投げかける注意には無理が在る】

……こほん。では、改めて。
此処に展示されてたのは「櫻の国の古い時代に、生贄に捧げられた少女のミイラ」なんさ。
趣味の悪い事に、体の各所には太い縄らしきモノ≠ナ絞めた跡が有って、骨折の形跡まで有った。解説視りゃあ判るだろうけど、あたしは覚えてる。
そんでもって、着せられてた服は当時基準では相当高級な一点物で、副葬品も王侯貴族じゃあ無いにしては相当に豪華。
その他の外傷、もとい加工の痕跡は無く、不思議な事に人為的ではなく√Y麗に乾燥したのだろう、だってさ。

【武美の話した情報は総て正確かつ、見るからに重要だと思われる場所には、一通り触れている】
【他に、展示品の説明文にしか書いていない特有の情報を挙げるとするならば、二つ】
【先ず一つは、発掘された神殿墓地は、「蛇」や「精力」を象徴し、水神や祟り神の性質も持つ地元の武神を信仰するものだった、と言うこと】
【二つ目は、当時の信仰では、神に捧げられる生贄の中には「霊媒」や「神への使い」の役割を与えられて死ぬ者が多く、多くは少年少女だった、ということ】

で、「ピンと来た」ってのはだな。
よくよく調べたら、供えられていた大昔の薄い石板と木の板には、「古い時代の魔術書」であるという説が有るって話を聞いたのさ。
所謂、桜の国の「古語」よりも古くて不可解な文字が刻まれてて、発音方とかも詳細が明らかじゃ無ぇせいで、あくまでも仮説なんだけど、さ。

【掻い摘んだ説明に対して、さらに突っ込まれる可能性は考慮して、喋り終えてもなお思考はまとめて】
【この時点で―――時折見せていた、微妙な方向への進化のおかげか―――寧ろ愉しむように、吟雪の状態を見つめるはずだ】
【尤も、心の奥底では、博物館を荒らされたことへの悔しさやいら立ちが、今も焼けた木の様に燻っているようだが…。】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:00:20.35 ID:1weZgyIo
>>300

【声を掛ける前に聞こえた呟き】
【“大会”という単語に、「へぇ、大会出てたんだ」という感情を得るも】
【それ以上は無い。元より少女は大会に大した興味を持っていなかった】

……まぁ、見れば判るけど……。

【何に使うんだろう、とは思うも尋ねたりはせず】
【鉛筆を拾い集める青年の様子をぼんやりと見詰めて】

【なにやら聞こえた呟きは、ハッキリと耳に届かなかったらしく】
【? と疑問符を浮かべて、首を傾げる】
【そんな仕草も、此方に視線を向けなければ見えないだろう】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 23:01:20.89 ID:9Peg1J6o
>>302

【利織は、彼の刀に取り憑いていたモノの正体を知らない】
【彼が『悪魔』の正体を、隠したから】
【だが、顕現した悪魔の姿を見て──本能的に、「良くないもの」だと悟る】

──おーけー、“インディアンズ”
超初めての実戦です。稼動実験とはまた、超違いますからね
丁度「ひなちゃん」も超帰ってきました
思う存分──アレをぼこしましょう

【宙に浮く人形たち。それらがまるで意思のあるものであるかのように、利織は人形に声をかける】
【その言葉に対する返事は当然の如くなかったが──】
【唯一。「ひなちゃん」と呼ばれた髪の長いお人形だけが、こくこくと頷いたように見えた】

【彼女の目を彩るは──憎しみと後悔】
【大切な友達を操り人形にしてしまった『悪魔』への憎悪と】
【こうなってしまう前に何も出来なかった自身への恨み、だった】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:04:33.32 ID:5Dlp9Qw0
>>306

「『病院』……『介護施設』……」
[……状況から鑑みるに、これは本当なのだろう……]
うむ……

【男の口にする内容に、少女たちは頷いて見せる】
【どうやら、男の語る真実が『真実であると判断する材料』は、少女たちが持ち合わせていたようだ】

…………7月、か……
オリジナルが『機能停止』したのは?
「8月14日……その日に、標的Aと交戦し、植物状態になったという記録がある……」

【少女達の会話に、またも不穏な単語が混ざる】
【『標的Aと交戦し、植物状態』……あの少女の事を指しているのなら、その橙色の髪の少女は――――】

【そして、この少女たちの、先ほどからのどこか無機質な立ち振る舞いに『機能停止』と言う単語】
【この少女たちの正体の一端を掴む、重要なキーである】

[クレバーミッドナイト……この人物、どうしたものか?]
――――交渉を、進言する……
「保留。まだ関係性には不明な点が多い」

【3人の少女は、再び内輪で何事かを相談し始める】
【それは、間違いなく、男に関係する事――と言うよりも、男への対応を協議しているようだ】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:08:01.52 ID:/Zp6Pdgo
>>304

【数分の間、姫が例の繋がりのよく分からない文連を高らかに詠み続けていた。】
【簡単に要約すると、艱難辛苦に耐え抜いた経験は確かに人を強くする、といった内容。】
【鷹の爪が唐辛子の素であることから始まり、辛味が痛覚であることやら、キムチと御飯が正義だとか回り道してそこに行き着く。】


えと、オオゲツヒメ……様、のことは気にしなくていいです
っと、ここら辺の地理は分かるけど説明は苦手で… 行きたいところがあるなら案内しましょうか?

【頭上から何かを感じて、様付け。上下関係がはっきりと分かることだろう。】

「人生の道でも、料理の道でも、私が手取り足取り導いてあげるわ。安心なさい」

【好意と、僅かな威圧感のブレンド。恐らく身長差から見上げる形で、相手の眼を見つめて言った。】
【純粋な黒。烏羽色の髪。2人―片方は人ではないが―の容姿は、櫻の國系統のもの。】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:11:12.98 ID:YzFClMwo
>>309

『実に久しい……何百年ぶりかの外か』

【『悪魔』は利織など眼中に無く空や周りを見渡している】
【それを終えると今度は感覚を確かめるように手を閉じたり開いたりした】
【その次は怜司の方が刀を素振りする。剣を振るうような力任せな振り方だ】

『この小僧にしてやられなければ、あのとき自由を手にしていたのだがな……まぁいい』

【目の前にある『人形』を操り、切っ先を利織へと向ける】

『幸いにもこの小僧には精神を具現化する力が備わっていた。久方ぶりの自由、存分に楽しませてもらうぞ』

『まずは貴様からだ、小娘』

【明確な宣戦布告】
【既に怜司の意識は無く、完全に乗っ取られているようだ】
【そんな状態で】
【切っ先を向けている彼の腕は、かたかたと震えていた。まるで恐れるように】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:11:27.60 ID:D2cgc3go
>>307

ちょっと……不気味というのも違うけど
目を離してたら誰だか分からなくなるくらいには変わるから
……まあ、抜け毛は多分大丈夫だと思う

【シャツを手渡して、首を2、3度コキリと鳴らし】
【両手を床に向かって降ろして行くと、吟雪の骨格が変化を始める】
【両肩、両腕、骨が肥大化し延長し、二回り以上も大柄に】
【上半身の筋肉までが肥大化、体格だけならば男性のそれにすら近くなる】
【更には、二足歩行時に正面を向く筈の首は、四五度ほど上を向いた形で自然体となり】
【人の形だった筈の顔は、頭蓋骨ごと狼のそれに変わる】

【普段の、人に紛れて人に馴染む為の姿ではない】
【獣の性能を十分に発揮する為の、或る意味では本来の姿に変わった】

生贄のミイラ、少女……王侯貴族じゃないけど豪華な副葬品
綺麗に感想してた、びっくりだね
骨を折るのは趣味悪い、縄で折るのは………捩じるあれかな?
流石にそれはやってみたいと思わないね、首折れたら困るし

【骨格の変化に伴い、ソプラノの声も数段階低くなる】
【狼の唸り声にテノールの声を足して二で割った様な、そんな声で】
【武美が並べた事実を、そのまま繰り返した】

………それじゃ、まずは一番可能性がある方法から
魔術協会が探知のプロでも………言葉を使える狼までは、持ち出さないでしょ

……板の話は、次に聞かせてもらうかな
流石に情報量が多くて、中々把握しきれないから

【人から何桁も外れた嗅覚、それを更に普段より鋭敏にして】
【向かう先は、ミイラが収まっていたというケース】
【その臭いを嗅ぎながら、展示説明の文章を読み始めた】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:11:42.97 ID:jX6abLw0
>>310

(……――――ほう、どんどんキナくさくなってきたではないかね。
 巻き込まれ体質なのか、それとも……)

……何?

【――思わず、思考が中断した。そして、声をかけてしまった】
【当然、反応したキーワードは『機能停止』『植物状態』という衝撃的な其れである】
【これに反応しない方が逆に不自然、ということもあるが、今の彼は其処まで思考を廻らせていなかった】
【ただ単純に――教会≠ニしての正義感だろう】

(……『植物状態?』『8月14日』……あの『病院』は後に≪R.I.P.≫に襲撃されたと聞く。
 そして……『植物状態』は……このわたしが誇る無数の術式――
 『グリモア:カーヴルヌース』に記された数多の回復術でも、治癒は殆ど絶望的か……)

【顎に手をあて――思索する。同時に進められる、少女間での協議】
【男は――】

ふむ……何やら理由があるらしいね。
よければ、話していただけはしないかな?

【――ざ、と。ひとつ、歩み寄って】

わたしの名は『メルフュレル・ファーザー』。
皆は『メルフ導師』と呼ぶ……『教会=xに所属する神父だよ。
良ければ、お力になりたいのだが?

【文字通り――『踏み込んだ』】
【それは意図的か――『術式解析部・枢機卿』というその身分は、明かすことはなかったが】
【偽ってはいない……神父(導師)であることに、偽りはない】

/ちょっとパソコン再起動するんで、次遅れるかもしれません
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 23:12:25.15 ID:hskSoJg0
>>308
【思索する───】
【あまりはっきりとは覚えていないが・・・彼女らの友人】
【その彼女らの近況はこの少女に伝えるべきなのだろうか────リスクは高い】
【下手をすれば───この少女にレイドたちの近況を伝えれば・・・伝えた相手だけでなく伝えた相手が所属する組織も巻き込みかねない】

【目の前の相手は首を傾げてはいる・・・だが此方の事情に気付いた様子は無い──】
【この件はあまり係わり合いになる人間は増やすべきではない、係わり合いにさえならなければ直接的な害は無い】
【だから───感づかれる前に別の話題を用意しなくては───】
【まぁこう長く相手を見ながら思索に耽っている時点で感づかれる危険性もあるだろう、以前会った時の話のメインはヴェイス家に関することだったのだから】

【だがそんな事を気にする余裕が今の彼には無い】
【そんな余裕の無い彼が硬直する事しばらく、ようやくひねり出した話題は】

・・・お前らの懐に忍び込もうとした女狐・・・カリナトゥスの件は如何した?
確か、対機関連合と協力関係にあるjusticeの貴宝院織守がその件に頭を悩ましていると聞いたが・・・
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 23:13:00.54 ID:ALrIlBIo
>>311

……オオゲツヒメ、
まさか拙者は御伽噺の世界にでも迷ったのか…南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏

【未だ小さな人と言うモノが信じられないのか、両手を合わせて必死に呪文を唱えて】
【だが残念。コイツにMPなんて無かった】
【特に何も無い儘、話を聞くと】

では人の道について教えてほしいでござる

【 ま じ で 聞 き や が っ た 】
【しかも普通に聞きました。順応速い】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:13:06.92 ID:ngCrtEgo
>>305

…う〜ん
まぁ、本人が大丈夫だと言っているのならきっと大丈夫ですね

【あまり言うのも逆に気を使わせてしまうのでは、と踏み】
【そこでそれ以上言うのを止めた】
【それでも感情を隠せない子らしく心配している表情は崩せなかった】

【見栄を張っていることに気づいたか気づいていないのか】
【瞳の奥まで覗き込まれそうなほどまっすぐな視線を数秒ぶつけ、視線を戻した】

…そうですね
諦めたら全てが水の泡になりますもんね
頑張り続けるのはとてもいいことです…っと失礼しますね

すぐに、神様がその頑張りに応じて助けてくれますよ!

【隣に座り、十字架を眺めながら無責任とも取れるかも知れない励ましをする】
【しかしどこか暖かく、説得力のあるような不思議な声色だ】

私、ですか?
…ずっとは出来ませんが、少しぐらいなら一緒に待ってあげますです
一人は、寂しいですから
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:24:37.72 ID:9Peg1J6o
>>312

うっだうだ超五月蝿いですね──

来るんなら超きやがれ
そんな超もやし程度を操って喜んでいる超腑抜けの大馬鹿野郎
腕が超震えてますよ。そんな大層な成りをしてる割にまだまだ超お子様のよーですね

【ぐ、と】
【サムズアップの形をした右拳の親指を、そのまま下へと向ける】
【宣戦布告に対しての、挑発】
【普段より何割増しでか口調が悪いのは、怒りの現れか】

【ヒィイイン──】
【利織の横に控えていた人形の1体──「首の途中がくびれているお人形」】
【その人形の身体から、白色の魔力が先ほどよりも強く溢れだした】

【彼女の周囲には合計10体の人形が浮いている】
【手数は明らかに多い──】
【道具を介してでしか魔術を発動できない魔術師・南雲利織】
【その戦い。とくとご覧あれ】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:25:22.48 ID:/Zp6Pdgo
>>316

【オオゲツヒメ――食べ物を司る神さま。古事記に出てきてあっと言う間に死んだ。】
【彼の出身次第では、記憶の片隅に残っているかもしれない。マイナーな神さまの名前だ。】


「こっちに阿弥陀はいるのかしら?祈るならアーメンだと思うわ」

【完全に、オオゲツヒメの土台としてしか意味を成さない少年。ただぼけーとしている。】
【実に平和な表情であり、ある種涅槃寂静の境地ととれなくも……やっぱりとれない。】

「ふむ。目の前ことより、本当に大事なことを聞いてくるとは素晴らしいわ。
第一段階、歩む意思は十分なようね。信者にしてあげてもいいくらいよ。
でもね……貴方にはまだ圧倒的に欠けている物があるの。それは…、それは…、

                 あぐりかるちゅあ         ……よ

この言葉の本当の意味が分かった時、あなたは一人前になれるの」

【電波と、天然。この世にこれほど相性の良い―あるいは悪い―組み合わせがあるだろうか!】

【空気と化していた少年が、くすりと笑った。】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:25:30.91 ID:5Dlp9Qw0
>>314

…………『教会』、『メルフ導士』……
「『教会』……」
[『教会』、か……]

【3人の少女の顔に、苦いものが混じる】
【踏み込まれたその領域は――――少女たちにとって、歓迎できるものではなかったのだろう】

(……『教会』ともなれば、こちらの事情を明かす事は悪手になる……
これは、無難に場を切り抜けるが得策、か……)

【ξの少女、クレバーミッドナイトが思考する】
【自分たちの目的など、もし『教会』の人間に知られれば、今後の行動に支障をきたす恐れがある】
【故に、少女は当たり障りなくお茶を濁し、『逃げ』に走る事を選択する】

いや……お心遣いはありがたいが、その少女は、既に我らの病院に保護してある……
今のところ、お手を煩わせるような事は、ない……

【さっと顔を上げ、そう返事を返すξの少女】
【これは、単純に遠慮したと言う姿勢を見せているだけではなく、干渉を避けると言う態度を、それとなく表に出す意図がある】

/了解ですー
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:29:03.58 ID:YzFClMwo
>>318

『確かに震えておるな。”誰の震え”かは知らぬが』

【ニタリ】
【表情の作れ無さそうな顔が、確かに笑った】
【その直後にダッ、と駆け出す】
【怜司の動きに合わせて『悪魔』も移動している。どうやら真後ろが定位置らしく、くっつくように離れていない】
【怜司の動きそのものはかなり早まっている。恐らく魔翌力による何かしらの援助を受けているのだろう】
【接近に成功したならば、力任せな振り下ろしを行う。刀の切れ味はかなりのものだ】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 23:30:32.61 ID:ALrIlBIo
>>319

何を隠そう拙者、無神論者にござる

【えっ】

【乙女の有難い言葉を聞いて、ふんふんと頷いていたが】

ほほ〜……………

【と、感心した様に息を漏らして】
【小さく、頸を傾げると】

なんでござるか、それ?

【…直接尋ねた。】
【聞くは一時の恥だそうな……】


ああ、そうだ少年。
聞き忘れていたでござるが…此処は何処なのだろうか?
拙者の知る―――――とは全然違う様に見えるでござるが……

【「――――」恐らく、地名が入ったであろう其処は、ノイズが入ったかのように、聞きとれなくて】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:31:07.34 ID:JGS9rYAo
>>317

……。

【どこまでも純真無垢なその話し方に、少し目を伏せる】
【ここで待っていようと思ったのは、少なくとも掴んだ手がかりを手放せない、惰性であったし】
【――既に血で染まったこの手を、主は許してくれるのだろうか?】
【――魔なる者と意思を交わし、あまつさえその力を望んで行使した自分に、その資格は、まだあるのか?】

【となりに座る少女が太陽のように明るく見えるからこそ】
【暗く沈んだ自分の、汚辱が浮き彫りにされるような気がして――正直、落ち着かない】

……ええ、祈りましょう。
今は、それしかできません、から。

【隣に座った少女から目を逸らし、大きな十字架に目を向ける】
【目を合わせないまま、気になっていたことを、ぽつり、と何の気なしに、聞いてみる】

……そういえば、懺悔したいことが、あったとか。
なにか、良くないことでも、ありましたか?

【――自分自身で、気付いているのだろうか】
【懺悔室で、神父にのみ話すべき、懺悔の内容を、不躾にも尋ねてしまっている】
【その、恥ずべき行為を】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:31:25.17 ID:1weZgyIo
>>315

……………?

【青年が思索している間、少女もまた首を傾げながら】
【何か相手が話し辛そうにしている空気は感じつつも】
【その内容を先読みする事も出来ず、ん? と首を深く傾げて】

【以前、彼と話したのはレイドちゃん達の事だったっけ】

【ふと思い出した事。集積情報によると、今の彼女等は危険な状態にある、らしい】
【情報を得てから少々だが日も経っている。今が如何なのかはわからないが――】

――――――ほぇ……?

【そんな事を考えていたため、不意に振られた話題に間の抜けた声を漏らす】
【そして数秒。ぼんやりと口を開いたまま言葉を捜すように硬直して】

……さぁ。Justice側が彼女と交渉した上で決裂したとは聞いたけど、それ以降はちょっと。
安住の地でも探してるんじゃないかな。ミーナって子の事もあるし。

―――にしてもライクさん。案外こっちの情報詳しいよね。
連合とjusticeが手を組んだって事とか、織守さんのこととか。

【返す答えは、取り留めの無いというか、反応しづらいというか】
【少女は彼女について如何考えているか、それすら見えてこない】
【さらに結構色々と此方の事情を知る青年に、少女は素直な疑問を得たようで】
【当然の様に物を拾う作業は手伝わず、ふとそんな事を呟く】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:33:38.50 ID:jX6abLw0
>>320

【その微かな表情の『変化』も――見逃さない】
【導師の眼光が鋭く光る――切れ長の眼。捉える。三者三様、或いは全く同じ、その表情を】

(そして……『断わる』……ほぼ想定済みの事態だ……
 その表情の変化……『苦々しさ』がよく伝わってくるぞ……
 つまり……『矢張り!』表沙汰には出来ないことなのか……?
 『レイド捜索』は――自警団にも六王教団にも教会≠ノも……“知られてはいけない”のか?)

ふむ……そうか、少し安心したところだ……が――
言っただろう?わたしは無償で怪我人や病人の治療をして回っている。
魔術の腕前も、常人よりは数段上だと自負しているよ。これは驕りではなく、自信と誇りだ。
良ければ容態を見せてはもらえないかね?治癒とは行かずとも、希望の光を押し広げることはできるかもしれない

【そして――簡単には引き下がらない。更に踏み込む】
【有り触れた――違和感を感じさせない理由。教会≠ニしての正義、『救済』の選択肢は当然】
【だが、その裏でも――】

(……『話しのすり替え』が……行われている
 わたしと彼女らが直接的に会話していたのは『レイド』のことだ……『あの少女』のことじゃあない
 それは無意識レベルの動き……彼女らにとっては、『あの子』よりも『レイド』関係こそが『重要』であり――
 ――そして、知られたくない『案件』なのか……)

【洞察、推察、――逃がさない】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:38:28.52 ID:9Peg1J6o
>>321

「10人のインディアンが食事に出かけた」
「ひとりが咽喉を詰まらせて9人になった」

【相手が接近してくるのを見て──利織はにまりと笑う】
【接近には成功するはずだ。少なくとも、彼女との距離が1mほどになるまでは】

【振り下ろしを行った時。その刀は見えない壁に防がれる】
【「首の途中がくびれているお人形」──そこから流れてくる魔力と同じ魔力で構成された壁だ】
【恐らくはこの人形の効果なのだろう】
【攻撃を防ぐと、人形は苦しむかのようにかくかくと痙攣を始め】

さって、超次々と行きましょう
「9人」「8人」──飛ばして「7人目」!

【キィン!】
【利織の言葉に反応を見せたのは、「片腕だけが長く太いお人形」】
【その身に纏う魔力は黄──風属性である】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 23:38:35.92 ID:BI5sIzg0
>>313

……ふふん、格好いいじゃん?
何をするかと思ったら…。

【変身を始めたときこそ驚き、その黒真珠の如き眼を見張っていたが―――直ぐに、心底からの感想が、喉元から飛び出した】
【女性の容姿に関する分野を除けば、常人の其れの斜め上を全力疾走している、としか言いようの無いセンスは、映画的な変身にも魅惑を覚える】
【更に言えば、彼女には「蜘蛛の化け物」と言う、巨躯の灰狼より数段おぞましい存在へと其の身を造り変える友人が居る。受け入れるには十分な素養だ】
【尤も、素直に状況を呑み込んだ最大の理由は、服と言う形で抱きしめた吟雪の薫りを、眼前の獣が違わず保っていた事、ではあるが―――。】

…御もっとも。吟雪以前には、あたしも眼にしたこたぁ無かったぜ。
其れと、板の話はもうそんなに無いぜ、聞きたいなら絞り出すけど、な…。

【対照的に、声はもちろん、言葉の調子や抑揚に至るまで此処までと変わらない、何時もの彼女が吟雪に応えた】
【展示説明の文章は、武美が語った事と、先ほど地の文にて綴られた内容を、より丁寧な口語体に直したモノである】
【吟雪の動きを見つめながら、武美の方は魔翌力をより強く深長に感知しようとして、全身の力を抜き瞑目するが―――得られたのは、独特の不快感だけであった】
【ふと思い出したのは、二度接触しその度に戦の火花を散らした、背徳の異界への誘惑者―――悪魔、リリセールであったが、口には出さない】
【証拠が無く、ただただ主観的な関連性しか土台の無い情報で、吟雪の作業に中断の手を入れる気にはならなかったのだ】

【腐肉とは違う、木乃伊特有の鼻を刺す異臭を防ぐため、そして周囲からの悪影響を遮るフィルターたるべくして有る、一見隙間など無いケースの中】
【それでも、今の吟雪の嗅覚なら、最早沈殿と言っても良いだろう旧い匂いを、つぶさに捉える事が可能だろう】
【其れと同時に、ミイラのケースと隣り合う小さめのケースからは、朽ちかけた木綿やら何やら、雑多な臭気が流れ込んでくるだろう】

【………―――気付く、だろうか? 二つのケース、いずれの中からも、数々の匂いと、例の金属の冷たい香りとは別に】
【片方に深く粘っこく残った、或る死体の臭いよりも、付着のし方が浅い――――木乃伊臭≠轤オきモノが、極めて微少に発散されている事に…。】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:42:32.68 ID:YzFClMwo
>>326

『盾? 小癪な』

【防がれると即座に刀を少し戻し、切り上げへと移行する】
【威力はあるのだが腕を振るっての攻撃なのであまり早くない】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:43:37.92 ID:/Zp6Pdgo
>>322

「それを言ったら意味が無いじゃないの。探す過程で成長するのよ!かるちゅあ、よ!
武士道とは死ぬことと見つけたり≠チて言葉だけでは武士道を理解できないのと同じ。
試行錯誤して、七転八倒して、醤油醸造してみたりして、貴方はその過程で大切なものを手にするの」

【常人なら意味不明。分かるようで分からないだろう言葉。】
【熱心に聴いてくれる相手に心を良くして、普段より1.5倍速。】

「つまりね、人は皆、心の奥の穂を育てる旅に出るのよ。
綺麗な水と、肥沃な土と――」

路が必要だよね…っと、ここは聖都スラウロット
世界で一二を争う知名度だと思うから、知らないなら、別の世界ってことになるかな

【間隙を縫って上手に言葉を挟みこむ。言葉の調子からして異世界からの漂流者は珍しくないのだろう。】

330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:43:43.55 ID:5Dlp9Qw0
>>325

――――残念だが、主の管轄の病院である……
外部の人間を、その様な形で受け入れるには、主に許可を得る必要があるのだ……
我々の一存では、決められない……
(――――まずい、何かを感づかれたか……?)

【権限がないという理由で、更に断る】
【確かに、それならば当たり障りなく、この件について話を棚に上げてしまう事も出来るだろう】
【しかし、内心ξの少女の焦りは、少しづつ大きい物となっていった】

(どこまでは、会話のカードとして利用できる……?
その『少女』と『我々』の関連……『主』…………
下手な事を口に出して、『主』の元まで辿られたら、アウト……)

【会話を続けながらも、ξの少女は考える】
【今の会話は、ほとんど情報戦の敗戦処理の様なもの】
【ならば、追撃を上手くかわして、最小限に抑えなければならない】

「…………」
[…………]

【ξの少女と男との会話を、ただ黙って聞くαとβの少女】
【場のイニシアチブを握っているのはξの少女、そのξの少女の会話に、今割って入る事はできない】

「(…………戦闘を仕掛けるには、まだ早計……
場を穏便に済ませる事をしなければ、『教会』を敵に回す可能性が出てくる……
これは……失策だった、か……?)」

【控えている少女のうち、αの少女の顔にも焦りが浮かび始める】
【ξの少女とは別に、αの少女もαの少女で、場の打開のための施策を練り始めていた】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 23:49:08.54 ID:hskSoJg0
>>324

【悩む、話題を振っても尚悩む───彼とて人の子──】
【掌に余裕があるときにまで自分の大事とするものだけを考え、他を一切考えない非情過ぎる人間ではない】
【だから───全ての事情を話さないまでも・・・そういえば・・・】
【そもそもレイドたちの状況は何処までがあのネットワークに広まっているのか・・・其処を考えねば仕方ない】
【彼がヴェイスに関するネットワークに載っている事で知っているのはレイドたちは自分によって加害を受けた被害者であるという事】

・・・そういえば、あのネットワークにおいて、ヴェイスに関すること、出来る限りで良いから教えてもらいたいんだが・・・

【彼は・・・まだ知らない、ネットワークに彼女らが危険な容態に置かれていると言う情報が載せられていることを】

ミーナって嬢ちゃんとは個人的に関わりがある、その件に関しては・・・
俺の方でも救済策を探している・・・もしかすれば・・・Justiceのシオンと言う人物とミーナが出会えば・・・機が見える

・・・生憎と一人身だと情報が自然と入ってくる事は少ないからな、だから情報に対して貪欲になる
そうなるとこういう情報を持っている相手に出会った際は聞ける限り情報を聞き出す癖がつくんだよ
【これは上手い具合かもしれない】
【相手のほうからも話を出してきた───ならばこのまま聞かせづらい事を回避できるかと】


【普段は陽気な面もある男だが・・・此処最近の状況はその一面を塗りつぶす暗い状況しかない】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 23:49:35.02 ID:ALrIlBIo
>>329

はぁ………御伽噺とは深いんでござるなぁ
武士道とは死ぬ事と見つけたり……滅びこそ我が喜び、死にゆくものこそ美しい。か

【いつの間に御伽噺の話になったのだろう。うんうんと納得した様に頷き】
【そして〆の部分はきっと某大魔王の台詞である】

………ホント、心の綺麗な者だけの世が観てみたいでござるなぁ

【乙女の言葉に、何か想う事が有ったか、呟いて…】

せ、性都?スラロ……?

【何処それ?と聞きたげに頸を傾げている】
【嗚呼…どうやら世界規模、いや宇宙規模の迷子らしい】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/10(水) 23:51:56.47 ID:D2cgc3go
>>327

「蛇」と「精力」の象徴、水神や祟り神……
……そういう話が大好きな何処かの誰かさんに、聞いた事は有るかも知れないね
絞めるのに手じゃなく縄を使ったのも、それが理由かな……蛇で絞め殺すの難しいだろうし
「霊媒」、「神への使い」、「少女」、「王侯貴族じゃない」……そもそも『生贄』
………古いものだってのは知ってるけど、それにしても古い信仰だね……

【吟雪が読み漁っている本のジャンルとは、この手の話はずれてはいるが】
【丁度櫻の出身者で、こういう話を好む暇人が一名】
【其処で聞いた話などを合わせて、解釈のヒントとすべく話を組み上げていく】

【臭いから得られた情報は、小さなケースもミイラとセットだったという事】
【其処までの話を総合すれば、それに副葬品が入っていたのではないかと想像はつく】
【そして、その中から「も」する木乃伊臭―――他の形容の仕方が見つからない】
【死体の臭いと別、という事が、どうにも気になった】

んー……じゃあ、板の話は良いや
そうだね、ちょっと聞きたいんだけど………ミイラって、どれくらい乾いてたの?
例えば、触ったら罅割れそうな状態だったのか、それともスルメみたいにもうかさかさカチカチだったのか

ああ、それと……そっちの小さなケース、副葬品の入ってたケース?
副葬品って何が有ったのかも、教えて欲しいかな

【鼻が向くのは、ケース周辺の床】
【人が踏み荒らした後だろうが、掃除をされていなければ、犯行時点の臭いも追える筈、と】
【人間の臭い以外≠、集中して探り始めた】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/10(水) 23:52:46.78 ID:9Peg1J6o
>>328

「7人のインディアンが薪を割っていた」
「ひとりが自分を真っ二つに割って、6人になった」

【切り上げへと移った相手を見て、相変わらず悪戯な笑みを浮かべて利織は謡う】
【まるで自分自身を鼓舞するかのように。まるで自分自身を戦いの場に縛り付けるかのように】

【早さのない攻撃。攻撃が届く前の僅かな隙】
【それを利織は利用し──内部から、壁を壊す】

【「片腕だけが長く太いお人形」が、その異様な腕を振るう】
【するとそこから風の刃が複数出現し、相手へと向かう】
【狙いは怜司の腹部と、彼の背後にいる悪魔だ】
【刃の鋭さは上々で、下手な刃物よりは切れ味が良いといった具合か】
【この攻撃によって、怜司を叩くか悪魔を叩くか。その見極めをするといったところだろう】

【切り上げがキャンセルされるかされないか。それは相手次第だが──】
【風による攻撃をすると同時。利織は掃除機を使って彼からわずかばかりの距離を置こうとする】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:55:21.21 ID:ngCrtEgo
>>323

【そんな相手の考えも、こちらにはさっぱりわからず】

そうです、ね
…神様ってどんな姿してるんでしょうか
【言葉がつまり、どうでもいい疑問をつぶやく】

【唐突な質問に少し視線をそちらに向けて、十字架に戻した】
【ぼんやりとわかっていたかのようにゆっくりと話し始める】

私は、私の意志とは無関係ですが…
…いや、それは単なる言い訳でした

とにかく、この手で人を傷つけてしまいました

【自分の掌を伸ばし、覗き込む】
【そこには何も書かれていないし、何も付着はしていない】
【しかしどうしようもない"後悔"がそこにあるような気がして】

───相応の天罰を受けました
その天罰を赦して欲しい、というわけではありませんが
…少しは気が楽になる気がしまして

【えへへ、と無理に作った笑いを浮かべる】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/10(水) 23:55:37.19 ID:jX6abLw0
>>330

ふむ、そうか……『主』。
だが、それも当然のこと。いきなりこんなことを申し出て……『信用』するのも難しいだろうね。

【メルフ導師は、うむ、と頷きながら言葉を紡ぐ】
【だが当然、その裏では目も眩むような高速思考が展開されており――】

【――会話の『間』は、今持つことは限りなく『裏手』になる】
【『追撃』……『追い討ち』……『連続』が必要】
【『焦り』は見える。その『揺らぎ』に、回復のチャンスを与えてはならない――】

【…………】

【……――――】


【――――――――】


……では……わたしの連絡先は、渡しておこう。
何かあれば、是非連絡をくれたまえ……用事さえなければ急行し、治療を試みよう。

【あろうことか――メルフ導師は、ここで『一歩下がる』という選択肢を取った】
【あまり踏み込みすぎてはいけない……その『揺らぎ』を『決壊』させてはアウトなのだ】
【『追及されている』ことを勘付かれてもダメ……あくまでも『良心的』である、そのスタイルを維持する】
【彼は――『次』に繋げる選択を取った。ここで深追いして「注意」されては、後に響くと考えたのだ】

【ゆえに彼が懐から取り出す名詞には、簡易的に教会¥椛ョを証明する旨、その住所】
【そして『メルフュレル・ファーザー』という名前が記されているだろう……『電話番号』の類は無い】

その名詞を……教会≠フ受付にでも見せればわたしのところまで直通できるはずさ。
我等が主の救いの手は、あらゆるものに平等に与えられる。
迷えるならば、その手を伸ばし、門を叩くことだ。ならば、わたしは確かにその扉を開こう。

【そして、付け足すのは柔らかな微笑みだ】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/10(水) 23:57:23.58 ID:YzFClMwo
>>334

【風の刃は全て命中。怜司には当たっただけの傷が出来、その分だけの血が流れ始めた。『悪魔』の方からも命中しただけの血は吹き出たもののそれだけ。継続的に流れるどころか傷も見当たらない。効果はあれど大きくはないといったところか】
【切り上げはキャンセルされないものの、間一髪で避けられてしまった】

【だが今度は刃を返して一歩踏み込みつつの振り下ろし】
【手首を捻るだけの動きで済むため、今度は速い】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:01:53.19 ID:IJ.F/sSO
【――街中、大通りにて】
【燕と流水模様の描かれた黒地の紬に、薄紫の帯。腰には太刀と短刀を提げ】
【臙脂色のジャケットを袖を通さず羽織った、濃藍の髪に黒い瞳、中性めいた痩躯が、一人】

――……異常無し、と。しっかし妙に静かだよな、最近。
まあ、どうせ直ぐに崩れるのが関の山だろ。嵐の前も良いとこだ。

取り敢えずは、精々今のうちにやる事やって、羽根も伸ばせるだけ伸ばしとかないと、な……。

【足でも悪くしたのか、右手に杖を突いて。今の所は何も無く、態度も概ね穏やかに】
【涼しい顔して不謹慎な独り言を吐きつつ、人の通りも少なくなった往来を見回っている】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:03:44.21 ID:Dh76E16o
>>332

「わが腕の中で息絶えるが良いー♪」

【伝わった事を考えると、オオゲツヒメと武者とは同じ世界にいたのかもしれない。】

心の綺麗な人だけだったら、人類はここまで繁栄しなかっただろうけどね…

【何か想いがあるのは少年も同じのよう。過去は思想に大きな影響を及ぼす。】
【ただし此方は、諦めての肯定――恐らく真逆に、割り切ってしまっている様子。】
【それでいて、その言葉を言う一瞬、瞳の闇が、燃えていた。】

えと、寝る所が無いなら、一日うちに泊まってもいいよ
「だそうよ。折角だから泊まりなさい。そして私の信者の超絶技術に舌を巻きなさい」

【聖都内・魔術協会。此処からそう遠くは無い。魔術の心得がある者を集めて教育、研究する機関だ。】
【見た目に反して、武者が魔法を使えたりするなら、身を寄せることも可能だろう。】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:05:21.84 ID:c2QDBSoo
>>335

主の姿は、あまり描かれませんね。
あるいは、定まった姿を持たないのかも、しれません。

【その質問は、あまり深い考えを持ったことの無いことだった】
【神の姿を想像することすら、畏れ多い――どちらかと言うと、そんな観念がある】

……そう、ですか。

【あっさりと返された答えに、言葉が詰まる】
【こんなにも純粋で、無垢な少女が誰かを傷つけてしまった?】
【話の内容と、その態度のギャップにそれなりの衝撃を受けていた】

……罰を、受けたのでは、ないのですか?
それで、終わったわけでは、無いと?

【天罰を受けた、という言葉と、その罰を赦して欲しい、という言葉に違和感】
【罰を持って、罪の贖いとなる、はずだ】
【だというのに、罰を赦して欲しい、というのは――どういうことだろう?】

【作り笑いを浮かべる少女には目を向けられず、ただその痛々しい感情だけが伝わってくる】
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:06:39.34 ID:f8MEWLc0
>>336

申し訳ない……我らも、主の命で動いているもの……
越権行為は、認められるものではない……

【ξの少女は、人知れずまた一つミスを犯した】
【主の命で動いている。主の病院に保護している】
【そこに繋がりを持たせるような語句を、使ってしまった事に気づいていない】

――――連絡先……了解した

【唐突に、身を引いたメルフ導師の態度に、思わず呆けるξの少女】
【それは、αとβの少女も、例外ではない】

「(…………状況を変えるためには、自爆も止む無しと踏んでいたが、どうにかなりそうだ……)」

【殊に、αの少女の心情は、大きく揺れていた】
【場をごまかすためには、全てを洗い流すインパクトが必要】
【αの少女は、それを齎すために自らの命を投げ出す事も覚悟したのだ】

【『決壊』を避けた事は、なるほど確かに良い結果をもたらしたのかもしれない】

…………感謝する、メルフュレル・ファーザーどの……
我らにも、与えられた役目と言うものがある……
手に余る事があり、あなたの助力を得られそうな事があれば、遠慮なく、訪ねさせてもらう……

【名刺を受取りながら、ξの少女は、感謝の言葉を紡ぐ】
【だが、その中身は半分空虚な物だ。恐らく、自分から訪ねる様な状況など、いくつもないだろう】

[……では、行こうか?]
うむ……
「了解……」

【βの少女が促すと、3人は足並みをそろえ歩きだす】
【呼びとめなければ、そのまま歩き去るだろう】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:10:30.14 ID:m1.eYwUo
>>337

(超考えろ──見たところ、もやしに対しても悪魔に対しても攻撃は超効果は薄いです)
(となると、もやしに攻撃をぶつけるのは超得策ではありません──)
(そういった意味で「ハチ」は超アウトですか……)
(ていうか超早いっ!遊んでる暇なんて──)

超出番です、「ガリ」!

【展開される思考。その内容は現状の打開策】
【出てきた結論は、怜司やその背後に攻撃を与えるのは効率的ではない、というものだけ】
【故に彼女は、時間を稼ぐ手段に出る】

【言葉に反応したのは、「頭の大きな、目のないお人形」】
【利織の様子を見るに、詠唱らしき「謡」がなくとも人形に込められた術式は発動可能ということか】

【ヒィン──僅かな冷気と共に、人形の正面に蒼い光が集まり】
【そこから、相手へ向けて洪水の如く水が放出される】
【目的は、放出された水で相手を押し流し。強制的に距離を取らせる事】
【めったな事がない限り敵が傷つく事のないこの技は、利織の優しさの現れか】

【しかしその技が発動する直前。彼の攻撃によって彼女の乗る掃除機の前部分が斬られてしまう】
【それにより、がしゃりと音を立てて掃除機は彼女ごと落下──ずしゃ、と地面に落ちてしまうも】
【水による技は刀を振り切った直後の彼へ襲いくる】
【果たして、避けられるか──?】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:12:30.28 ID:zJnPMjAo
>>339

………一瞬で解るとは……

【何だか感心してる様です……】
【しかしコイツ、ゲーム自体はやったこと無いとか】

…なれば――――

【言いかけ、口を噤んだ……】
【嗚呼、この思想は言うべきではない】
【何故なら、拙者は―――】

いや、申し出は嬉しいで御座るが…遠慮するでござるよ
拙者…悪人故

【―――そう、悪人なのだから】
【少年たちからすれば、変わった断り方だと感じるだろう】

ああ、そう言えば…名前を聞いて無かったでござるね

【と、少年に向けて言って】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:14:05.84 ID:7Y2YlFI0
>>333

【現実の神に例えれば、日本の「ミシャグジさま」や「タケミナカタ」、アステカの「トゥラロック」などに近い性質の神だろうか】
【古くから、水に祈るために、特に年若い乙女や稚児の命が、最上の捧げものとされる事は―――閑話休題】

……乾き具合? …んー、流石に触った事ぁ無いけど、保存状態は妙に良かったなぁ…。
裏を返せば、壊れにくい状態。スルメ……嗚呼、割と近いかもしれないんだぜ。

副葬品についても、其処のプレートに一覧が並んでるよ。
割と多いから、説明するとなるとまた面倒だし、忘れちまってるのも有るかもな。

………其れと、もう一つ。
此処に、普通の人間の其れとは、どう考えても違う魔翌力が残ってる。説明は出来ないんだけど…御免。

【伝えるべき事を伝えて、武美は腕を伸ばし、副葬品ケースの台部分に貼り付いた、黒い板を指さす】
【相手から言葉を乞われたことに乗って、此処はチャンスと思考。浮かない調子で、若しかすれば―――『鍵』たりうる事項を告げた】
【武美の魔翌力探知は、本人は自覚していない波の制御#\力の影響もあってか、吟雪の嗅覚と同様に、常人の其れより眼に見えて敏い】
【若しかすれば、『協会』本部から派遣された、人の範囲で、鍛えた≠セけの人間には視えなかったモノを、肌で感じたのかもしれない】

【この周囲に関しては、事件が起きてから然程時間が経っていない事が故に、未だ掃除が保留されているという様子】
【然し、地表面に残っている臭いの微粒子は、明らかに人間のモノと思われた―――人でないモノが有るとしたら、其れは吟雪自身のだ】
【犯人は、人間では無いかもしれない。そして、奴、若しくは奴らは―――少なくとも、地に足を付けていない≠フである】

【なお、副葬品は、少女自身に着せられていた上質な絹の服や、甘い木の実が詰め込まれた麻袋】
【宝石の杯に、土人形に――――中略。かなり色々と書かれているが、吟雪の感じたであろう「金属臭」と「木乃伊臭」に合致し得るモノは、無い】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:14:04.75 ID:oVSetvAo
>>331

ヴェイス……? えと、レイドちゃん達の事、かな?

【普段彼女を――他の場合でもそうだが――名前で呼ぶ少女は】
【苗字で言われても咄嗟の反応が出来なかったり】
【それでも、脳内データベースから確りと人名を拾い上げた上で】

――――レイドちゃん達は、お父さんに襲われたんだって。
リイロちゃんは拉致、レイドちゃんは危篤状態。
アストラ? って人はそのお父さんの追っ手に追われてる、とか……。

詳しくは判らないけど、謝るとか如何とか、それ所じゃないみたいだよ?

【大丈夫――じゃないよね実際、と少女は呟く】
【携帯端末を取り出して数秒。集積情報にざっと再び目を通し】
【彼女等の情報を端的に、荒削りに説明】
【必要最低限、と考えると少々足りないかもしれないが】
【細かく教える理由は無いと、そういう事なのかもしれない】

……ミーナちゃん、については、私は何ともいえない。会った事も無いしね。
カリナトゥスさん以外でも何とか出来るなら、それに越したことは無いのかも知れないけれど。

ふぅん……? まぁ、貴方の情報の入手元やら情報に対する欲は兎も角。
私はあんまり話さないよ? これでも情報管理はきっちりしてるんだから。

【取り出していた携帯端末を仕舞い、徐に其の場に座り込んで】
【手を伸ばし、未だ散らばっているだろう鉛筆や紙を拾い集め始めながら】
【組織内に流れている情報、個人的に得ている情報】
【幾ら大した事の無い情報であれ、信用しきれない相手に多くを話そうとはしない】

【本当に情報管理がきっちりしているかと言われれば、首を傾げざるを得ないが】

/遅れました、申し訳ないっ
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:14:54.46 ID:uoFE8zgo
>>342

【攻撃直後、カウンターとして放たれた水流を防ぐことは出来ず、その軽い体重も相まってあっさりと数mほど吹っ飛ばされてしまう】
【だが水圧や地面への激突によるダメージが無いかのように瞬時に起き上がった】
【ぽたぽたと水滴を落としながら歩く姿はまさしく恐怖の対象と呼べるだろう】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:16:20.41 ID:oGSGkG6o
>>295
んじゃぁ今度一緒に行きましょー!!
初デートですっ!えへへ!!

【腕組をし、はっはっと高笑いを行う】

そうですっ!!因みにリヤカーでも売ってるからお近くのときは是非是非っ!!
いくらでも食べられますよ!!

【そのまま女性の肩を叩くような形に、両肩に両手を添える】
【笑顔でぱすんと一回叩いた】

いいですかっ!!
それじゃぁ遠慮なくですっ♪

【そのまま恐る恐るといったら良いのか、ゆっくり両手を肉まんに近づけ】
【肉まんと3cmほどになった地点で両手の動きを突然やめると】

いただきますっ!!!もみもみもみっ!!

【笑顔で近づけ、もみだした】

/寝落ちすみませんでした・・・
/今日も8時ほどからいますので宜しくお願いします
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:19:25.77 ID:r7bzmWMo
>>338

/まだいらっしゃいますでしょうかー?
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:19:26.33 ID:HwdaFFw0
>>341

ああ、いつでも訪ねたまえ。歓迎しよう。
どうかきみたちの歩む先に、主の御加護の光のあらんことを。

【そう言って、メルフ導師はにこやかに別れを告げるだろう】
【3人が歩み行けば、彼もまた踵を返し】
【ふと、大通りから路地裏に折れ曲がり――】

【ト、とその背中を、壁に凭(もた)せ掛けて――】

……ふむ。どうにも“クサい”な。
『主』の命令……『主』の病院に『保護』されているという植物状態の……『同じ顔――オリジナル』……
彼女らが探しているのは『レイド=E=ヴェイス』……それも『ウラ』……「秘密裏に」……
そして、ほぼ間違いなく『追っている』……『主の命令』で――あまり穏やかでは、あるまい

【ごそ、と魔導書を腰あたりにあるホルダーに入れ】
【懐から取り出すのは――タバコと、ライターだ】
【凡そ聖職者には似つかわしくないそれを口に運ぶと、静かにライターで着火し――】
【――肺の中を紫煙で満たすと、それをゆるやかに夜空に吐き出した】
【……『術式』を施した『無毒なタバコ』だ……健康面には気を遣っているらしい】

……『スバル』に……話しを通す必要がありそうだね。
そして……あの少女と共に居た、『使い魔』を従える青年……『彼』のことも気になる――……


……『オリジナル』……『同じ顔、同じ背格好』……
『植物状態』……『額の紋様』……


……“まさか”……?


【――そう呟いて、彼は。路地裏の闇の方に、小さな焔を燻らせながら、歩み消えるだろう】
【やがて、教会≠ノて――】



……おっと、芋羊羹を忘れていた。
ローザ!ローザは居るかね?『術式解析部枢機卿』メルフ導師の名に於いてきみにやってもらいたいことがある!
今すぐこのわたしのために芋羊羹をオイちょっと待てその体勢はイカンわたしはおおMaledizioneMaledizioneMaledだぁぼぉぁぁあッ!!


【  ……きょうも きょうかいは へいわです。 】


/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:21:33.69 ID:Dh76E16o
>>343

【分からない会話は華麗にスルーする。少年の空気スキルの高さが伺える一コマ。】
【勿論、この世界で生まれ育った彼に、其れに触れる機会は無い。】

そうですか うん、僕より生命力高そうですし、余計なお節介だったかな
「……」

【素直に引き下がる少年と、何か言おうと口を開いて、けれど言葉が出ない彼女。】

菊開 綾(きくさきりょう)、です こちらは
「食保神・オオゲツヒメノミコト」

【頭に乗せている姫のために、ほんの少しだけしか下がらない頭。その分、姫が雅やかに一礼をする。】

夜も遅いですし、そろそろ僕は帰ろうかと思うのですが、何か聞いておきたいこととかあります?
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:23:00.23 ID:zDIF2Iko
>>340

…神は畏れるべき存在ですものね

なるほど、普通よりやや神に近い位置にいる私は余計に畏れ敬うべきですっ

【十字架をじっと見つめて】
【思い出したように手を合せ、少しだけ眼を閉じた】
【その数秒にありったけの懺悔と祈りを込めて】

どう言えばいいのでしょうか…?
まだ、罰が続いているんですよ
一生かけて償え、って事なのかも知れません

───あるいは死を以て、か

【崩れかけた作り笑いをこらえるようになんとか続ける】
【瞳の焦点はぼんやりと遠くにあって】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:24:18.52 ID:IJ.F/sSO
>>348
//志村、後ろ後ろ!
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:24:50.92 ID:m1.eYwUo
>>346

くっ……携帯電話、超忘れた事ですし
帰りは超、徒歩決定、ですね

【散らばる掃除機のパーツのなか、苦笑いを浮かべて利織はふらりと立ち上がる】
【戦闘時の興奮ゆえか。麻痺した正常な感覚は恐れや怯えを正しく彼女に伝えてはくれず】

(やっぱり、もやしへの攻撃は超無意味──)
(じゃあどうやっ──……)

【ふと。彼女は先ほどの悪魔の言葉を思いだす】
【『幸いにもこの小僧には精神を具現化する力が備わっていた』】
【──確かに、悪魔はそう言った】
【つまり、彼の背後に浮かぶ悪魔は単なる具現化された精神──いわば幻のようなもの】
【そう考えれば、あの悪魔に攻撃を加えても意味を成さないのも納得が行く】
【となれば。最も効率的なのは「悪魔の本体」を叩くこと】
【「悪魔の」「本体」】

(────「刀」、ですか)

【意識は僅か、彼の持つ刀へと向けられる】
【ソレは単なる推測だった。だが、試す価値は、十分過ぎた】

【キィン──】
【先ほど突風を出した、「お口の大きなお人形」】
【その身体から、魔翌力が生じる】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:27:41.44 ID:f8MEWLc0
>>349

…………キラークイーン、報告を頼む
「了解……」

【離れて後、ξの少女はαの少女に、指示を出す】
【それを受けたαの少女は、無線機を取りだすと、どこかと連絡を取り始めた】

インブレイスポーラスター……あのメルフ導師……どう見る?
[……オリジナルとの接触があると言う事は、危険に過ぎる……
我々の繋がりを見破られれば、あるいはご主人様の元まで、辿りつきかねない……
――――だが、表立って『始末』する事など、言語道断……]
そうだな……ここは、上の指示を仰ぐしかない、か……

【αの少女が報告を済ませている間、ξの少女とβの少女は先の接触の総括をしていた】
【オリジナル――リイロ=M=ヴェイスと接触があった事は、彼女たちにとって不幸なことだった】

(……あの男がオリジナルの名前を知らなくて良かった……
もし、リイロ=M=ヴェイスと、レイド=E=ヴェイスの関係性を知られれば、それこそ今後はやりづらくなる……)

【一つだけ少女たちに味方した事】
【それは、リイロとメルフの出会いが、ほんの擦れ違い程度で済んだ事だろう】
【もし、それがなければ――――】

(機密保持のために、あの場で自爆する羽目に、なっていたかもしれない……)

/乙でしたー!
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 00:27:47.27 ID:l3IshSMo
>>344

………副葬品は………また、微妙な所だね
んー……となると、色々とおかしな所が出て来る、か………
で、人間とは違う魔力………?

【まだ、情報は断片的で、パーツでしか無い】
【パーツを組み上げて一つの答えを出すには、予備知識が不足している】
【現時点で追加された知識から、推測出来るのは】

(……浮遊の魔術の類なら、協会側で分かりそうなもんだけどね)
(天井に張り付いて引きあげてとか出来るだろうし、こっちは分からない)
(で、ミイラは乾いてて壊れそうも無い、触った程度だとどうなるのかな)
(鉄に近い臭い……リストには無かった、ミイラが血は出さないだろうし)

【殆ど、ゼロ】
【バラつきすぎて、とてもではないが、答えを導けない】
【いや、導けなくもないが、確信が持てない】

……一応、聞くまでもないけど確認
ミイラは、一体で、乾燥してたんだよね?
千二百年も前のもの、なんだよね?

………だとすると、おかしいなー………

【その状況で疑問点を探すとすれば、ミイラのケースの臭い二種類】
【片方が、強く残り過ぎている。もう片方が弱いだけなのかも知れないが】
【途中から別に何かを入れたので無いかぎり―――或いは、別な何かが突然生じたので無い限り】
【この様な事になるとは思えなかった】

【そして、疑問はもう一つ】
【今度は、副葬品のケースに鼻を近づけ、その臭いを探った】
【人間人外を問わず、これに触れた者の臭いが残っているか、をだ】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:27:56.99 ID:zJnPMjAo
>>350

さっき唐辛子も喰ったでござるしな
……どうされた?

【少年には笑って返すも、オオゲツヒメには頸を傾げて見せ】

菊開殿にオオゲツのヒメ……覚えておくでござるよ

【ニッと、白い歯を見せて愛想の良い笑みを浮かべた後】

そうでござるな……用とは違うでござるが
いずれまた―――試合える事を楽しみにしておくでござるよ

【戦えるんだろう?尋ねる様に―――瞳の奥が欄と輝いた】

357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:31:38.32 ID:uoFE8zgo
>>353

【ダンッ! とまた駆け出す】
【今度はある程度接近した後、跳躍をして真上から刀を振り下ろしながら落下】
【焦って接近に対応してくればフェイントにもなるだろう】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 00:31:45.79 ID:6hsr/4c0
>>345
【大体の近況は通じているようだ───】
【だが最新、と言うほどでは無いか──尤も雲隠れを宣言していた彼女らのこれ以降の近況はこれから先知るのは彼でも難しい】

・・・そこまで知っているのならば・・・話は早い
俺がこれから言うこと、お前がレイドの友人だと言うならば一応聞いとけ、そうで無いならば聞かなかった事にしてけ

レイドならば生きている、今は意識も回復してるし一応動き回る事も出来る
今はアストラと共に何処かへと隠遁出来るあてに向かったらしい
【本当ならば話す気はなかった・・・ほとほと自分の甘さには呆れる】
【友人が危篤状態になっているというのはあまり嬉しい事では無いだろう】
【彼の手に空きがあると言う状況が、彼自身の呆れを呼ぶ行動を起こさせる───】
【この程度の情報ならば──あのヴェイス家の家長の有する私兵部隊に狙われる事もあるまい】
【だが、正直な話、ネットワークに載った情報が既にグレーに近い気がする・・・だから───】

・・・あのヴェイス家の父親、確か・・・シュバルツ、だったか。忠告だが、あれと係わり合いになるべきじゃない
お前が所属している組織ごと、危険が及ぶだろうしな・・・
【あの組織は・・・個人の私兵軍隊に係わり合いになっている暇など無い、ただでさえ敵が多い中、係わり合いにならなければ】
【無害な連中───だから係わり合いになるなと・・・ああいう組織は・・大きい組織と相手をする時に・・・一時手を組まねばならない、潰れてはいけない】

【目の前の少女、友人の危機ならば、友人を助けるために係わり合いになるんじゃないのか、それが懸念、できることなら、それは止して欲しい】

【一瞬───眉間にシワが一気に集まる──あの誰もが知るような大悪党を・・・さん付け?】
【やはり・・・危険か?・・・さん付けするという事は良い方向で、良い意味であの女と係わり合いがある?】
【いや、疑問符をつける必要は無い、これは確証だ・・・】

今さっき、教えてくれたじゃないか、ヴェイスに関する事・・・
ととっ
【相手が自分の荷を拾うのを見て、硬直して思索に耽りすぎたことに気付いた】

【自分もセッセッと拾う、自身の落とした荷物を】

359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:33:02.08 ID:r7bzmWMo
>>352

【すぐ近くの路地裏への入り口から生々しい、人間の殴打する音が響いてくる】
【周囲の薄暗さ、時間帯からしてロクでもない状態である事は確か】

【余程の暇人か、ある意味で趣味の悪い人間が興味を惹かれそうな音ではあるが】
【はたして彼ないし彼女は―――?】










【もし、惹かれ路地裏へ近付いた場合、夜目が利くのであれば入り口から覗くと4,5人の大柄な男たちが一人の人間を囲って襲い掛かっている様が見える】
【現実は襲われている人間が男どもをぶっ飛ばしているのだが】

『ぐおっ!』  『怪我人の癖して……!』  『オイ、何か得物を探して来い!』

………

【襲われているであろう人間は男たちに比べ小柄で、165ほどかもしくは以下ぐらいに見える】
【頭には包帯を巻き、暦の上では冬なのに白のタンクトップ一枚に右腕を中心に右半身が包帯で巻かれている】
【一見すると怪我人。だがその動きは戦いなれたものからすれば男たちよりも遥かに機敏で、無駄はあるものの着実に男たちにダメージを与えていっている】
【さながらその動きは試運転のようだ】


【怪我人が動くたびに、肩まである脱色した白けた金髪が揺れる】
【注視すれば近くに何処か真新しい赤みがかかった黒のコートと共に白鞘の居合刀が置かれている】


/実は用意していたけど居なかったら如何しようと思い問いかけたのだー
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:33:04.77 ID:c2QDBSoo
>>351

神に近い……?

【一見、人間にしか見えない少女が口にしたその言葉の意味が、良く、分からない】
【――獣の化生であるとか、鳥の化生であるとかは、行き会ったこともある】
【あるいは、この少女は、もっと神聖なものなのかもしれない】
【つくづく、この世界は――己のいた世界とは違うのだと、思い知らされる】

……死を以ってして、償われる罪なんて、ありませんよ。
きっと赦されます。だから……。
だから、祈りましょう。聖なる御国に、その願いが、届くように。

【少女と自分は、似ているのかも知れない――事情は何も知らないが、ふとそんな事を思う】
【もし違いがあるとすれば、そう】

【己の、死を以ってしても赦されざる罪と】
【それと向き合うことも出来ない、己の弱さ】

……ごめんなさい、俺、もう行きますね。

【そこに考えが至ってしまえば――限界だった。もう、ここに居られない。居たくない】

【少女の無垢さが、それでもそのひたむきな前向きさが】
【少女の意図しないところで、己の醜悪さを、どんどん暴いて行ってしまう】

【あたかも、太陽の下にある影が、濃く長く広がるように――】

……急用が、ありました。
すみません。

【一切の追求を拒否する、硬い声でそう告げて】
【教会の出入り口へと、ふらふらと頼りない足取りで向かっていく】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:36:24.19 ID:5uotkt2o
>>347

ん、そうだなァ! ヒヒッ、何にしろ、誰かと一緒にいるのは楽しいもんだ!

【屈託なく笑い、バシンと一度肩を叩く】

へェ、楽しみだねェ……!
もうやめろって頼まれるまで喰い尽くしてやんよ、ヒヒヒッ!

【なんかいつになく目が輝いてますよ!】
【肩を叩かれ、笑顔で返す】
【とても仲良しさんの様相である】


―――ふぁッ?! あ、ぅ……、……………………。

【余りにいきなりだったのか、少し声を上げてしまう】

……………………。

【しばらくジッと耐えていたが―――】

…………………………………。
………あ、あのさ。もう、いいだろ………? な?

【少しだけ語調を落としながら、少女の方に手を置いた】
【が、それほど能動的に拒もうとはしていない】


/はいな、了解ですー
/それではまた明日よろしくお願いしますー!
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:36:46.96 ID:Dh76E16o
>>356

【相手の問い掛け―あるいは心配、には答えず。】

【柔らかで清楚な、黙っていれば神格溢れる笑みを持って返した。】
【少年も、少しぎこちない微笑みを作ってから、背を向ける。】

あはは…、さようならー

【見た目通り、あまり好戦的な性格ではない。だが、模擬戦を申し込めばオオゲツヒメが勝手に了承してくれるだろう。】
【留まっていれば今やろう、なんて話になるかも。と考えて、少し足早に歩き出す。特に引き止められなければ、そのまま協会へと帰っていく。】

「この子、意外と強いのよ…?」

【聞き取れるかどうか、笑い声の混じった言葉を後に残して。】

/ここで終わりますよね? お疲れ様でしたー!
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:39:25.07 ID:zJnPMjAo
>>362

ふむ………振られたでござる

【少年の背を見送りながら、小さく呟いて】

ま、何れまた会えるでござろう――――

【そう言う事に関しては―――何故か鼻が効くのだ】


【彼はその日―――公園で野良犬と縄張り争いをしながら夜を明かした】

/はい、お疲れさまでした〜
/うちのキャラが全然定まって無い…orz
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 00:39:35.17 ID:m1.eYwUo
>>357

【ぐ、と】
【手に持つ、光の刃を持つ懐中電灯を握り締め】
【それを──構える】
【構えは剣道でいう中段の構え】
【足の位置もまた、どこか剣術を心得ているもののそれであり──】

ニシンに──超飲まれろ

【──接近しつつある怜司を見て、そう呟いた】
【直後に放たれるのは、最初に彼へ向けられた突風と全く同じもの】
【不良と相対していたときと違うのは、その突風に乗せられて「お腹の大きなお人形」が彼へ向かっていることだ】
【果たしてその人形は、偶然突風に巻き込まれただけなのか。それとも】

【ニシンの燻製/Red herring】
【その意味は──注意を逸らすもの/偽の手がかり】

【果たしてその攻撃は、跳躍する前に彼に届くだろうか──?】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:43:39.57 ID:uoFE8zgo
>>364

【突風を受けて跳躍は出来なかった】
【向かってくる人形に対し、強引に刀を振るって真っ二つに斬ろうとする】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:49:48.53 ID:zDIF2Iko
>>360

んあ、こう見えても龍なのですよ
今はそう呼べるのか分かりませんが…

【そう呼べるのかわからない、という言葉は何故か非常に重たく】
【彼女の周りを暗さがまとわりつくように広がる】

…あっ!
ご、ごめんなさい!

【はっと我に返り、作り笑いも暗さも元の表情に戻って】
【ここに居たのを自分が追い出してしまったかもしれないという罪悪感が襲いかかる】
【後味の悪さから立ち上がり、教会の出口へ視線を向ける】
【しかし、それ以上の行動が、追いかけるなど全く取れなかった】

あの、私が出ていきましょうか?
後から来ましたし、外は寒いですからそんな格好で…
この教会の関係者が来たときにあなたが居るべきでしょう?

【奮い立たせ、ようやく言葉を綴る】
【無駄な気がしないでも無いが、それでも責任を感じていた】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:50:29.22 ID:m1.eYwUo
>>365

【──斬】
【あまりにあっけなく斬られた、お腹の大きなお人形】
【人形はそのまま地面に落ち──】


   「大熊」──超、お仕事ご苦労様です


【落ち──?】
【しゅるり!】
【真っ二つにされた人形の内部から、唐突にあふれ出た緑色の何か】
【──ツタ、だ】
【魔力で構成された、大量のツタ】
【それらが彼の持つ刀へ真っ直ぐに伸び、絡みつこうとしている】
【一時的にでも、刀の動きを止めるのが目的か】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:53:07.70 ID:7Y2YlFI0

>>355

【ケースには、当然ながら時期がバラバラな人の匂いが付着しているが、他の匂い≠轤オきモノは無い】
【搬入や、遺体の保存状態の確認・メンテナンスでケースは開けられるし、マナーの悪い人間が、触れる事も有ったろう】
【但し、遺体は痕跡を残さず唐突に消えていて、施設自体にもダメージはなく、誰かが盗み出せば『カード』の情報など、諸々の要素で判る】
【協会%熾狽ナ関わっている者が有るとするなら、この博物館の防衛術式や、管理体制を突破できるほどの凄腕、と言う事になるだろう】
【然し、そう考えたところで思考にノイズを齎すのが、ちぐはぐな情報の数々と、武美の感じた魔力の波長】

……モチのロン、こんなケースに、2体も入れたら大事なミイラが重なってブッ壊れるだろ?
………そんな馬鹿みたいな質問が、出るってことは……何か…………ん?

【突拍子もない質問に対して、僅かに言葉を詰まらせながらも―――彼女の返答は、恙無く行われた】
【「おかしいなー」と言う台詞、自分自身感じる、異質な魔力。そして、意味を推し量るに悩まされる吟雪の問い】
【言葉を続けながらも、再度瞼のシャッターを閉じて―――明るさしか感じない視界に、魔力が、波計図の様に視覚化されるイメージを投影する】
【何故か武美が得意とする、魔力探知の常套手段、他社には絶対に理解してもらえない其れを、鮮明に克明に、浮かび上がらせようと】
【一度唇も閉じて、強く念じた数秒後――――ほんの小さなチカラの揺らぎの残響が、吟雪で言うところの残り香が、感じられた】

……『魔力』ッ!…どっちのケースの上にも、中にも良く束ねられた≠チぽい魔力が………ほんっとに、少し。
でも、用途が全然読めないねぇ……―――髪の毛の先ほども、術式の逆算が出来ないんさね。

【驚愕、興奮、疑念―――二人しか活きていない空間に、「マリョク」の四文字が、感情のうねりを内包したままに、放られた】
【束ねられた、つまり、能力とは違う、一定のロジックの許に魔力が『制御』された事が、理解できる……眼を開いた武美の額に、薄らと浮かぶ汗】
【然し、何一つとして、その先が読めない――――少なくとも、現行の協会式をベースにした魔術であれば、其れは中々あり得る事ではない】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:54:46.53 ID:oVSetvAo
>>358

……生きてる、動ける。
…………ん、貴重な情報、ありがと。
色々大変見たいだけど、手伝える事とかあるのかな……。

【当然、まだ数度しか話していない彼女等の事を友達だと思っている少女は】
【青年の言葉を飲み込むように数度繰り返し、こくりと一度頷いて】
【感謝の言葉を述べた後、ぶつぶつと独り言】

―――係わるべきじゃない、ね。わかった、と素直には言えないけど……。
そもそも、係わらずに居られるかどうかも判らないしね。

【抽象的な忠告にも確りと頷いて返す】
【もし今後彼女等と遭遇した場合、その私兵集団との遭遇も在り得なくは無い】
【そうなれば、否応無しに係わったと言う事になるだろう】
【然し、レイドを連合に誘った事もある少女だ。それだけで一歩身を引くなんて事はする積りもなく】
【判ったと頷くが、それだけ。本当に判ったかどうかはまた別問題】

いや、まぁ……どうせ知ってるだろうなぁ、と。
ライクさん、レイドちゃん達とわりと良く係わってるみたいだから?

【幾つか集める度に山を作り、小分けにして青年のそばへと置いていく】
【どれほどの量が零れ落ちたかは判らないが、時期にその地味な作業も終わるだろう】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 00:55:40.58 ID:uoFE8zgo
>>367

『──!』

【刀を蔦で絡め取られ、一旦動きが止まった】
【蔦を引っ張って引き千切ろうとしているが、少なくとも数秒はかかるだろう】
【大きな隙だ】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 00:55:52.41 ID:IJ.F/sSO
>>359

……ああ、羽根を伸ばす暇は無さそうだな。

【建造物の狭間の、薄暗闇から聞こえる音――本調子には遠いと言えど、人並み以上に耳は利く】
【当然の如く聞き取って、ちっ、と舌打ちを一つ。つかつかと其方に足を向けて】

【街灯や店の明かりに慣れた眼が、夜に適応するまでに幾秒か】
【捉えたのは、路地裏のテンプレートな光景。ぱきり、首を肩を腕を鳴らして、更に歩む】

【怯えは無く、興味も無く、瞳に宿るのは、唯、事務的な光のみ】
【成程、体を慣らすには丁度良いなと一人合点して。おもむろに、人影は左腕を振るった】

【放たれるのは、小振りのダガーが二つ。狙いは男達の内の一人、背後から両の膝裏へ】
【暗器術でも会得しているのか。動作は流れ作業のように機械的で、其れ故速い】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:01:33.16 ID:c2QDBSoo
>>366

竜……。
そう、ですか。

【突拍子も無い話だったが、以前に竜王なる人物に出会ったことも会った】
【であった、というよりは紹介された、という程度だったが、あの時、竜王を同居人、と語った】
【この世界での名を授けてくれた男性――ガシャロ。彼は、今、どうしているだろう?】
【あの時から、さほどの時間が経ったわけでも無いのに、自分は、随分変わってしまった――】

……お気になさらず。
貴方のせいじゃないんです。
急用が、あるんですよ。

【急用など、言い訳以外のなにものでも無かったが】
【この胸を押しつぶす罪悪感が、少女の罪過によるものではないことは、事実】

【背後で、居心地の悪い思いをしているであろう少女の事を思うと、胸が痛いが――】
【今、この神の目の前で、己の後ろ暗さをこれ以上晒すこともできやしない】

教会なら……別の伝手を当たります。
もう一度言いますけれど、貴方のせいじゃありませんから。

【重厚な扉に手を書けながら、ようやく振り向いて――申し訳なさそうな表情を作っている少女を見据えて】
【せめて、その罪悪感だけは解こうと、笑いかける】

それじゃ、さよなら。

【短く、しかし強く別れの言葉を口にして】
【――扉をくぐって、その扉から手を放す】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 01:02:52.72 ID:m1.eYwUo
>>370

(「ククリ」で仕留めるには、超、火力不足──)
(となると……!)


  ────っぁあぁああぁああああ!


【ダンッ!】
【強く強く、地面を蹴る】
【──ずきり、と。たったそれだけで、足に痛みが奔った】
【だが、それを気にしている余裕など、ない】
【自分の痛みなど──いくらでも、誤魔化せる!】

【彼への接近が出来たならば】
【そのまま利織は手中の光剣を振るい──】
【ぱんっ!と。彼の持つ刀を、その手から叩き落とそうとする】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 01:09:36.77 ID:l3IshSMo
>>368

………だよね、二種類は入れない
なのに、ケースの中には……二種類、臭いが残ってるんだよ
どっちも、生きてるとはとても思えない臭いがね

……で、副葬品の方にも臭いは移ってる
こっちのは……ミイラのケースの方ではちょっと薄い臭いかな
でもまさか、何処かからかミイラ持ってきて両方のケースに入れるなんて事はしないでしょ?
じゃあ、これは何なのか…………

あー、もう何が何だか………最後、これだけは調べとこ

【臭いの数が多い、それは仕方がない。だが、状況からして、予測できる事が一つ】
【それは、『副葬品ケースのミイラの臭いは、きっと盗難の日のものだろう』という事】
【ミイラの臭いは薄い、おそらくは後から加わった物と判断して】
【ならば、その臭いと同程度の濃さの、何者かの臭いが有るかを探す】
【だが、同時にこうも予測した。「それは見つからないのでは」とも】
【予想が当たるにせよ、当たらないにせよ】

………此処にしか魔力の痕跡がないなら、逃げた手段は転移術式じゃない?
この部屋以外を協会が調べてない、なんて間抜けな事は無いだろうし
この部屋出て何処かからか外に出るまで、普通なら何かに引っ掛かるだろうからね

……それと、もう一つ……これは、どうかな

【あと一つ、進展がなければおそらくはこれが最後の一手】
【ミイラのケースの「木乃伊臭」と副葬品ケースのそれ、その濃度の差異を調べる】
【年単位で差が有るか、数日単位の差か、或いは全く差がないのか】
【これで、推理を纏める筈だ】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:11:16.00 ID:zDIF2Iko
>>372
…そ、そうなのですか
それならば仕方がありませんね…

あ、それならもしここに教会の人が来たら探して、連絡しますから!
それではっ!

【急用ができた、という言葉を疑いもせずそのまま飲み込んで】
【しかし理由は分からないがあの人は私から離れたがっていると、ぼんやりと理解できて】
【追わずに長椅子へ再び腰掛けた】

【扉の閉じる音を最後にあたりを静寂が包みこむ】
【自分以外誰も居なくなった廃教会にひとつだけ声が響く】
【その声の主は視線を聖堂中に回し、最終的にはやはり十字架へと行き着く】

死を以ってして、償われる罪は無い…ですか

────ねぇ、神様
そこにいるのなら教えてください

だとしたら私は、いつ赦されますか?
それとも、何をすれば赦されますか?

【気温の低さが彼女から活動力を奪い】
【いつの間にか長椅子でそのまま眠りこけていた】

/ここいらでしょうか?ありがとうございました!
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 01:12:21.63 ID:r7bzmWMo
>>371

『は?』

【男の一人、放たれたダガー以前、路地裏への侵入者に気付いていなかった男たち】
【唐突に訪れた足、正確には膝裏への痛み。その間抜けな状態を相対していた存在が逃すはずも無く―――】

一つ

『っ……?!』

【今まで以上に鈍い音と共に相対していた存在、女が放つ左アッパー。捻りを加えて威力増し】
【足に負傷を負った男の顎を物の見事に捕らえ一発KO】

【突然の出来事に呆然とする男たち。残りは3人―――どうやら既に一人、先に地面に眠らさせられていたようだ】

『な、何だテメェは!?』

【ようやく侵入者に気付いた男の一人が無防備にも侵入者の方を向き、指差す】
【その声に釣られもう一人、向く。残る一人は眼前の敵を排除すべく視線を動かさないようだ】



【チラリ、と女が眼を動かす。視界に入れたのは侵入者の姿】
【表情は変わらなかったが、何処か嬉しそうな眼をする。理由は不明だが】

【男たちの立ち位置は女から一番距離を離している男が侵入者の方を向いており、そのすぐ側に居るのが釣られた男】
【上から見れば、このような具合か】
     男
男     女
↓男   男

【奥の方に一人先に倒されている物、右下に居るのが倒された物、である】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:14:35.31 ID:uoFE8zgo
>>373

【刀は動かせない。更にそこへ刃による攻撃】
【刀のリーチがここに来て邪魔になっている。身体への攻撃ならばまだ足があるが、流石に今は届かない】
【だが防衛手段は刀だけではなかった】
【怜司の背後に居る『悪魔』が、その巨大な腕を構えていた】
【上半身だけが浮いている状態にも関わらず、怜司の身長より遥かに大きい。その巨大さに見合った腕を持っている】
【これならば届く】
【向かってくる利織へ、その鋭利な爪を容赦なく突き出した。当たれば貫かれかねない勢いで】
【しかしその凶器が届くことはない】
【何故なら】

『き、貴様ッ!!』

【怜司が左手で、その巨大な腕を掴み、動きを阻害していたからだ】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:17:06.70 ID:c2QDBSoo
>>375

【外に出たとたん、冷たい夜の風が、肌を撫でる】
【だが、この体は、それを寒いとは感じていなかった――】

……傷の治りが早い身体。
感覚の鈍い、身体。

……風邪だなんて。
そんなわけ、ないですよね。

【悪魔は十字架を恐れ、神聖なる者の前に退くという】
【魔と同一化した、この身体は、つまり――】

【そこまで考えて、恐ろしくなって、頭を振って、その思考を追い払う】
【それは現実からの逃避でしかなかったが、今は向き合う強さを持てなかった】

……誰か、たすけて……。

【少女は、もはやあふれ出した涙を隠そうともせず】
【暗い街の中へと、消えていった】


/おつかれさまでした!
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 01:17:12.90 ID:6hsr/4c0
>>369
・・あいつらが誰かの手伝いを必要とする状況は・・・いらない
追手・・・先ほど言っていたがその通りだ、シュバルツの私兵部隊に狙われている
自分の息子娘を殺すために、な・・・だがついでに丁度良い事も起きた

暗殺部隊は・・・俺も一緒に狙っている、だから俺は大会に出て目立とうとした・・・
目立てば敵は寄る、敵が寄れば情報を奪える可能性がある
【彼のリイロに謝る、と言う目的からすれば、レイドに危害が行くのは何らかの形で良くない影響を及ぼすのだろう】
【あえて目立ち、暗殺部隊を引き寄せて逆に敵を一網打尽にし、攫われたリイロを・・・】
【そんなところか、彼の狙いは───が、これは敵が情報を護るために自害を厭わない相手にはあまり意味が無い】

…係わり合いになる気満々だな?・・・
俺に強制する権利は無い・・・が、精々回りを巻き込まないように注意しろよ?
【強制する権利が無いから実際どうしようもないのだ、実際の面では】
【最後の忠告は諸刃───個人で相手をするにしても、組織で相手をするにしても危険な相手だ】

【相手は資産家、権利と財産と言う恐ろしい武器があるのだから───】

・・・まぁ全く持ってその通りだ、な。此処で聞いた事も、直接関わったから当然知っていた
しかし・・・組織に何処までの情報が行き渡っているか、どっちかと言うと俺はこっちの方が知りたかった
組織に行っている情報によって・・・この先の予測が幾らか変わるし・・・他にも色々
【自身も回収し、ルシアの協力もあり、何とか纏め上げたようで】

【指して情報を聞いた真意、組織としての情報の伝播はどれほどか】

【正直言って不味いと思った───何分、かの組織のトップの正確を熟知とまでは言わないものの】
【どちらかと言えば、この件の詳細を知れば係わり合いになろうとするのではないか】
【そしてその詳細、詳しい事に一歩踏み出している────…あの組織には関わってもらいたくない・・・上手く・・・避けさせられるだろうか】

・・・下らん事に付き合わせて悪かったな、
・・・これは・・・レイドの寿命を減らした魔術を解呪する式を作るため・・・だ
【唐突に脈絡も無い一言───】
【だが、彼としては有益な情報を貰った、紙と鉛筆を拾ってもらった】
【それらに見合うとは到底思わないが、一応、この紙の目的を言う】

【大量の紙を使うという事は・・・それだけ難度が高く、紙に記す事が多く居るという事なのだろう】
【それを言い終えると、彼は公園の出口を目指して歩き出す───背を向けながら挨拶するように軽く手を上げながら───】


/お疲れ様でした 遅れた上に大した文章でなくてすみません
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:18:39.72 ID:uoFE8zgo
>>377
//途中送信でござる

>>377>>373

【刀はあえなく手から叩き落されてしまった】

『ぐ、ぉぉおおおおおおお!』

【それと同時に『悪魔』が苦しそうなうめき声をあげる。手から離れ影響が弱まったせいか不明だが、ともかく効果は確実にあった】
【怜司の後ろにある幻も薄れていき、すぐにでも消えそうだ。怜司を纏っている魔翌力も消えかかっている】

『まだだ小娘ぇええええ!』

【だがまだ動けた】
【怜司に止められている腕とは反対の腕を振りかぶり、利織へ振り下ろそうとする】
【単純な動き故に速い上威力も高い】
【回避するかそれとも──】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 01:28:51.87 ID:m1.eYwUo
>>377>>380

(怜司────ッ!)

【視界に捉えた、その強大な腕】
【それを見て利織は痛みに耐えるため、ぐっと唇をかみ締めるも】
【予想外の助太刀──怜司の、身体の操作権の復活】
【ほんの一瞬、彼女は嬉しそうな表情を浮かべたが──まだ状況は解決したわけではない】
【勝負の世界。それは一瞬の気の緩みで形成がひっくり返る事を彼女は知っていた】
【──利織は殺戮の世界は知らなかったのだけれども】

【ダンッ!】
【鋭い踏み込み。再度足に奔る激痛】
【それをまるで気にしないとでもいうかのように──利織は果敢にも前へと進む】
【そして、向かってくる悪魔の腕を斬り落とそうと】
【振り下ろしに合わせるような角度で、彼女は己の光剣を、斬り上げる!】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:33:38.36 ID:uoFE8zgo
>>381

『ぐぉおおおおお──ッ!?』

【ズバッ、という音と共にその巨大な腕が宙を舞った】
【切断部分から血を大量に噴き出させながら、『悪魔』の苦痛の声が響き渡る】
【今の状態ならばダメージを与えることすら可能なようだ】
【後一歩で全てが終わる】

【腕を切り落とされた直後、身体の支配権が戻ったのか、怜司の手が離れた】
【自由になった腕を振るい、平手打ちのようなものを利織へぶつけようとする】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 01:40:03.89 ID:IJ.F/sSO
>>376
【かつ、こつ。気付かれたならば、気配を隠す道理は最早無い。杖を突きながら、足音も無く歩み寄りつつ】
【生気を欠いた白皙を、切れ長の黒い双眸を、僅かばかり眠たげに顰めて、曰く】

何だ手前は、か――お前等に名乗る程、安い名は持ち合わせていない、とだけ。
……さておき、さっさと退くなり何なりしろよ。今なら見逃して遣るからさ?

【――――との事。平淡な口調だが、ともすれば挑発と取れなくも無い発言だ】
【宣いつつも接近は止めず、間合いの内に入ったならば踏み込みを一つ】
【最も手近な男の鳩尾に向けて、杖の握りを打ち込まんとするだろう】

【体重を十分に乗せた、呼吸器へのダメージ狙いの一撃だ。あわよくば、昏倒をも視野に入れている】
【今の所、被害者(?)の女性を注視する事は無い。或る程度の警戒は向けているのだろうが】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 01:40:39.25 ID:m1.eYwUo
>>382

【ばしゃり──】
【『悪魔』の返り血が、髪を、頬を、服を汚す】
【しかしそんなことを気にする余裕などなかった】

【振り上げた状態の剣】
【それを、相手の攻撃タイミングに合わせて勢いよく振り下ろす】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 01:42:11.53 ID:oVSetvAo
>>379

今の状況がどうなってるのか、詳しいことまでは判らないけど。
少人数より、複数人で動いたほうが事は簡単に済むんだよ、基本的に。
周りに悟られないような情報伝達手段も在るなら、なおさらね。

だから、私は係わらない様に努力するかもしれないけど
もし問題の方から私にぶつかってきたら――どうしようもないね?

【何故か若干楽しそうに語る少女は、確実に忠告を無視する気満々で】
【友達が困っているなら、手を貸さない訳には行かない】
【相手が誰で、何であるかは判らない。それでも、少女の意志は簡単に決まる】
【直接会って話したい人、増えてきたなぁと内心呟いて】

……私たちのほうに幾ら情報が流れてようと、変わらない気もするけど……。
兎も角、私が知ってる話はそれだけ。流れてるのも、大体そんな所だよ。

【鉛筆や紙をまとめ終わり、青年がきちんと持ったのを確認してから】
【少女はゆっくりと立ち上がって、背のマントをぱんぱんと叩き】

………………………え? ―――あ。

【別れ際、脈絡無く伝えられた紙と鉛筆の用途】
【きちんと別れの挨拶を伝え、手を振って見送る積りだったのがモーションキャンセル】
【口をぽかんと開けたまま、小さく手を振って見送るに留まってしまった】

【青年を見送った後、少女はぼんやりと眠気混じりの頭で考える】
【今後の方針。これから先、何から動いていけばいいのかを】

/お疲れ様でしたーっ
/遅いのはこっちもです、すかすかなのはこっちです、全然問題ないですよー!
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 01:44:37.30 ID:uoFE8zgo
>>384

【ガギン! と鉄同士をぶつけたような音が響く】
【腕は刃が入り、血こそ出ているが切り落とされてはいなかった】
【よく見れば腕だけは実体をしっかりと持っていて、纏っている魔力の量が多い。恐らくここに全てを傾けたのだろう】
【だが振り下ろしを強引に突破も出来なかったようだ。半ば鍔迫り合いのようになっている】
【この状況を維持すればするほど、少しずつ刃が食い込んでいっている。形勢は不利なようだ】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 01:49:08.78 ID:7Y2YlFI0
>>374

……転移術式ならば、少なくとも魔術協会式は、其れこそうちらの術の根本を作ってるような大魔術師連中にしか破れない筈さね。
教会℃ョならどうか、とも思うけど、だったらもう少しは術式構成が読めるはずだし、ハティやエルメアくらいの術師じゃ、厳しい気もする。
なんたって、この階は本当なら、転移を含めた一部の術式の構成に、或る程度のジャミングが掛る筈なんさ。
能力ならば判らないけど、転移することに特化してるってのも変だし、あの魔力はタイプは読めないけど『式』みてぇだったし…。

【転移術式は、魔術協会式では比較的習得が難しいとされていて、往ける場所にも制限がかかる】
【其れでも、博物館の様な、大きなものや多量のものが動く場面であれば、使いようによればエレベーターやトラックがお払い箱になる程役立つはずだ】
【なのに、その使用を制止するという事は、端から盗まれるような$l類の遺産を大量に蔵している事を、承知しているからである】
【運び込むことが容易であれば、出すことも容易である、其れではならぬ、と判断されたのだ】

【故に―――万全の筈の防衛網を、余りにも不可解な方法と目的を以て摺り抜けられたことは、武美を含む不特定多数が共有する衝撃であった】
【侵入から、脱出までが、謎のヴェイルに隠されている―――どこぞの狂笑医師の能力の一面は「転移」そのものだが、彼でもこうは往かないだろう】

……で、臭いか…。 変な話だよな、不手際でそうなるとは思えないし、そんな話も記録も知らん。
あたしじゃ、此れ以上は魔力は掴めそうに無ぇし……まーさか、ミイラが勝手に蘇って逃げた、ってワケでも無いだろ?

【精神を集中し、探知の為に削って費やした―――奥の奥まで踏み込む場合では、見た目以上の疲労が伴う】
【吟雪の服自体は確りと抱えたままに、ブレザーの左袖で、額から滴る雫を拭った】
【そして、吟雪の最後の調査を、真剣な眼差しで凝視することだろう―――さながら、骨董鑑定の値踏みを眺める人の様でもある】

【結論からいえば、「木乃伊臭」の付着した時期に、差はほぼ無いと視て良いだろう】
【其れについては、魔術的な加工が施された形跡もない―――武美が指摘しなかった事が、おぼろげだが証拠になり得る】
【有るとすれば、『時期』ではなく、『時間』の差。数秒とか数分の、ごく短い間髪しか無い】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 01:53:45.94 ID:m1.eYwUo
>>386

う、ぐ────

【痛みを耐えるかのように、唇をかみ締める利織】
【敵の攻撃は、ほぼ受けていない彼女だが】
【過去に受けた傷か何かが原因なのか──痛覚を刺激するものがあるようで】
【彼女にとっても、今の状況はよろしくないものらしい】
【苦しげに表情を歪め──彼女は言葉を紡ぐ】


  「いなく」 ── 「なれ」 ────ッ!

【ぱぁん!】
【弾かれたように飛び出してきた、1体の人形】
【首にロープが絡まっている、目も鼻も口もない、お人形】
【その人形の片手には、人形の大きさにはそぐわぬ大振りの包丁を持っていて】
【途中まで切れ込みの入っている敵の腕に、包丁の刃を滑らせて利織の援護にまわろうとする】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 01:55:32.93 ID:r7bzmWMo
>>383

だ、そうだか?

【女は興味なさげに男たちに提案の事について相談してみろ、という風に口を動かす】
【流石の男たちも自分たちが襲っていた敵からそんな風に言われると戸惑い、動揺する】

【思わず女から離れている二人が顔を見合わせようとし、釣られてか女と相対していた男の視線がズレる―――同時】

『ごっ』

【女の包帯に巻かれた右腕がしなり、男の側頭部にクリーンヒットする】
【完全な不意打ちに男は対応する事も出来ず、首が大きく曲がり、地面に崩れ落ちる】

【女の方から聞こえた音に驚いた二人がその方を向こうとするが、手前の男、侵入者に一番近かった男に侵入者の一撃が振るわれた】
【ぐぇ、と呻き声を漏らし、倒れる。流石に昏倒までには行かなかったようだが、戦力としては無くなったも同然だろう】

『え?あ…………く、クソォ!』

【瞬く間に一人ぼっちにされた男が何とか頭の方に理性が戻り、仲間を見捨てて路地裏の奥へと逃げ出そうとする】
【向けた背中は無防備だ。狙う、狙わないは自由だ】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 02:07:50.79 ID:uoFE8zgo
>>388

【流石に通常の物質に対しては耐性があるのか、包丁の刃はほぼ入らなかった】
【だがじりじりと腕は斬れていっている。時間が経つにつれて腕自体も薄くなっていき、纏っている魔翌力も消え始めてきた】
【後一押しが足りない。この様子だと刀に何かしただけでも崩壊しそうだ】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 02:09:19.49 ID:l3IshSMo
>>387

……エルメアくらいって簡単に言うけど、エルメアって大会優勝者だよ?
それって、単独じゃ殆ど不可能って言ってるようなものじゃない………それこそお手上げ
分かる事が少なすぎる、とてもじゃないけど考えつかないよ

………つまりは、私の結論は武美と一緒
ミイラが勝手に蘇って逃げましたー、って言いたいね
変な所もあるけどさ………

【臭いの調査をすべて終えると、ぐっと手足を大きく伸ばし】
【元の人に近い形態に戻りつつ、武美から衣類を受け取ろうとする】
【尚、上半身を見ても灰色の体毛が体を覆っているばかりである】

ひとーつ。魔術協会の人間が見つけられない+当代トップクラスの術者でも術式が破れない
この時点で、魔術でどうこうって線は有り得ない、って考えるかな

ふたーつ。だけど、この部屋にはおかしな臭いが混じってた。金属みたいな臭いが、ね
何処かから何かが持ち込まれた、それが鉄だか血だかは知らないけど
だけど、それを持ちこんだ臭いは見当つかず

みーっつ。明らかに、新しい臭いがケースに出てる
だけど、その臭いは周りには無い。突然出現したって感じだね
扉から何から色々有るのを、触れないで通る訳にはいかない。魔術説はさっきの理由で却下

……此処から考えると

【人の顔に戻り、声も普段のソプラノに。何故か、耳は狼の方だけ残し】
【ふぅ、と溜息。自分でも何を言っているのか分からない、とでも言いたげな顔で】

移動手段は、キルベルク・シルバーソードに代表される空間系能力
そうじゃなかったら、もの凄い原始的手段……天井か床下か。地下で床下ってのも難しいだろうけど
兎に角、魔術的要素は無し、って考えるかな

そのどちらにしても、見ず知らずの場所にピンポイントに現れるのは難しいと思う
侵入しようとしたなら、魔力に反応しない透明人間でもないと無理
なら、ミイラが勝手に脱走したって言いたくもなるよ

………ついでに。ミイラが生き返ったのなら、臭いが変化したのも分かる
副葬品は、ほら……自分のものが近くに有ったら持って行きたくなるじゃない?

まあ………これは、ミイラが『本当にこの部屋から無くなってる場合』だけど、さ

【とても纏まっているとは言えない、半ばやけっぱちの推理を終わらせる】
【侵入手段が無いし、脱走手段が無い。魔術的要素では無理、監視カメラの無い博物館は有るまい】
【こうも重なってしまうと、そもそもミイラ一体持ち出すのに、どの程度の力を裂くか】
【ミイラが生き返って、実はこの部屋に隠れているとでもいうオチが、最も想像に易かった】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 02:23:18.60 ID:IJ.F/sSO
>>389
【自分の傍ら、倒れ伏した男を、至極つまらなさそうに見据えて】
【意識が残っているのを見て取ると、「妙な真似してみろ、死ぬぞ」とだけ言い置いて、更に進む】
【ドスを利かせた声でなく、挨拶でもするような軽い調子。眼中に無い、態度は雄弁にそう語る】

――……然し、だ。準備運動にしても、手緩いったら無いよな。
潰してから訊くのもアレだけどさ――ひょっとしなくても、お邪魔だった?

【尻尾を巻いた相手にも、何かする様子が無い限りは、別段追い討ちを掛ける事もない】
【人影は女性から少しの距離を置いて立ち止まり、漸く彼女に視線を向けて、問うた】
【――――其れから大分有って、怪訝そうに眉が顰められる。白い首筋が僅かに傾いで】

(……そういやこいつ、何処かで見たような――――)
(ああ、そうだ。いつぞやに濡れ鼠に成ってた、あいつか)

【結構な月日が経っている上、この暗さ。雰囲気の差異も有ってか、気付かなかったようだ】
【尤も、意識が男達に取られなくなった今。顔を注視すれば、思い出す迄はそう遠くも無い】

【一人合点して、表情は常の仏頂面へ。傾げた首も同じく、元に戻された】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 02:24:52.76 ID:m1.eYwUo
>>390

(やっぱ──超、きつ……)
(≪クラック≫するには──超、精神的余裕、が……)

【かぁん!と弾かれたように包丁の刃は弾かれ】
【まるで力尽きたかのように、ぽとんと人形は地面へと落ちる】
【今の利織は腕の相手をするだけで精一杯。刀に気を回すゆとりなど、皆無であり】
【ず……と。剣に自身の体重をかけてまでもして、腕を両断しようとした】

【利織と、『悪魔』と、怜司】
【この場で動けるものはそれだけのはずなのに──ひょこりと。動くものがあった】
【それは、「髪の長いお人形」】
【赤いドレスを纏ったその人形は、まるで意思があるかのように。術者である利織の指示なしで動き出す】

【ぽぉん!と大きく大きく人形は跳ね上がり──】
【人形の正面に赤い光が集まりだし。感じるのは、火属性の魔翌力】
【そしてそのまま──上空から、真下にある刀に向け。火炎放射を、放った】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 02:28:56.22 ID:7Y2YlFI0
>>391

キルベルク……ネル・ナハトの? そう言う能力者だとは知らなかったぜ。
で、其の話…案外、辻褄は合う≠ニ思うぜ? でも、吟雪にもあたしにも判らないで、隠れてるって線は相当キツイ。
…だから、何故「ここ最近」逃げたのか、其れが問題さね。
あたしがミイラで、自意識が有ったら、何時までもこんな狭っ苦しいところに居ないっての。
何らかの外因と、ミイラ自体が秘めてる『謎』………其れが絡めば、単独じゃ無ければ、無理でも無い話なのかも、だぜ。

当代じゃないなら……古代の、魔術。案外、マジなのかもしれない。
其れを現在に伝えてる方法、其れが判らないし、あの娘が「生贄」である以上の情報も無いけど、さ。
………あたしは、後でもっと色々と文献を漁って、関連するかもしれない遺物も探してみるぜ。

【得たモノは在ったが、謎が謎を呼び続け、二人だけでは結論を出す事が出来ない】
【そんな中で、武美は意外にも、自らの記憶に基づいてではあるが――部分的に、吟雪の説を肯定した】
【何かしら、自分達の知らない大きな力が、この事件には働いているという確信――ぞわり。背筋を氷の舌で舐められる様な感覚を、隠して】
【人の姿に戻った吟雪に衣服を手渡しながら、彼女らしくも無い、鋭く長大な言葉を終えたその刹那】

……勿論、今日のところは、此れまでだけど。

【ぐぅ、とお腹が鳴って―――急激に、日常の世界に引き戻される感じがした】
【こんな空間でも空腹を認識出来るあたり、或る意味では図太いのかもしれない―――武美は、小さく伸びをして】
【吟雪に「もう、何も無さそうなんだよな?」と、にこやかな声で確認して、何も無ければ、彼女は最初のロビーにまで、真っ直ぐ戻るだろう】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 02:29:33.25 ID:uoFE8zgo
>>393

『ぐっ──!!』

【スパン! と音が響く】
【刀に火炎放射を当てた瞬間、腕の魔力が一気に減った。それとほぼ同時に腕が切り落とされたのだ】
【両腕を失い、魔力はほぼ無くなり、『悪魔』は殆ど消えかかっていた】
【最後の足掻きと言わんばかりに、怜司を操って刀へと手を伸ばす】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 02:34:14.70 ID:r7bzmWMo
>>392

【生き延びている(?)男はうんとすんとも言わなかったが精神があっさりと折れ、あっと言う間に気を失う】
【どうやら精神面では弱かったようだ。実にどうでも良い事だが】

大会に出てて自爆技をぶちかましたお陰で入院してたんだが余りにも暇だから脱走した
まぁちょっと飽きてたから助かった

【何処か楽しげに大会に出たことを報告し、男どもの懐やらズボンを漁り始める】
【―――単純に強盗目的、だったのかも…しれない……】

でまぁ、久し振りだなサクヤ
ジャケットがやけに印象的だったから見た途端分かったよ

【知り合いに会えたから、という喜びなのか楽しげに笑う】
【ちなみに、だが遠回しに色で覚えていた、というある意味酷い記憶の仕方である】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 02:36:44.76 ID:l3IshSMo
>>394

私がミイラなら、千二百年昼寝した後一カ月くらい二度寝しても平気そうだけどね
どっちにしても………まだ、足りな過ぎる。来るのが遅すぎたかな
臭いも魔力の痕跡も薄れてる、調べるにも限度が有る

……無駄に長生きしてるのが多いのも、この世界だけど

【手渡されたシャツを頭からかぶって、コートを羽織って】
【サングラスと帽子をまた身につけ直し、来た時と同じ様な姿に】
【所謂人外、古代の知識を伝えるどころか身に付けている連中の可能性も、僅かに頭を過ぎたが】
【其処まで考えていては、それこそ限が無い】

………そうだね、今日の所は此処まで
一端……って此処じゃ転移術使えないんだったっけ
素直に来た道戻ってー………かな

……夕食は、新巻鮭でも食べようか?

【この場所で空腹とは、と思わず苦笑も浮かぶ】
【やや角度を付けたボディブローの様なジョークを一つ、後は武美の横を歩く】
【ロビーにもどれば、来た時同様、周囲を眺めているだろう】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 02:47:21.38 ID:m1.eYwUo
>>395

【火を放った直後。髪の長いお人形もまた、力尽きたかのように地面へと落ちる】
【ただどういうわけか。人形はまるで利織/主の邪魔をしないかのように一度空中で跳ね】
【利織と刀を結ぶ直線上から離れた位置に、ぽとりと落ちた】


  往生際が────超悪いですよ……っ!


【腕を切り落としたと同時──利織は刀に向けて光の剣を向け】

  【その刀身が、伸びた】

【元は光である刀身】
【光を魔術により実体化させ、本来光が届く範囲よりも短い長さに刀身を設定しているのだ】
【例え威力が低くなろうとも──設定さえ切り替えれば長さ調節など簡単だった】
【何よりもこれは、彼女の作り出した魔導具】
【簡易的な術式の書き換えなど、朝飯前】
【伸びた刀身。それは、今の利織では僅かに届かぬ距離の刀へと向かい】
【怜司から刀を遠ざけようと、鋭く弾き飛ばそうとした】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 02:51:13.90 ID:7Y2YlFI0
>>397

…あ、そうそう。監視カメラの映像は、ご丁寧に「ちょっとの間」途切れたらしいぜ?
となると、「突飛な可能性」が、一番突飛じゃ無い気がするんだ。
実態は掴めないけど……逆説的に言えば、あたしたちだけで全部どうにかできる問題なら、そんな騒がれないだろうし。
……初めての共同作業としちゃあ、悪かないさ。

【「古代、どう調べるかねぇ」……小さく、区切りを付けるに似た溜息を吐いて、彼女は言葉を一度閉じる】
【無意識のうちに吐いた台詞は、何処となく冗談染みた部分もあったが―――その瞳には、確かな意思が爛々と燃えていた】

いや、敷地の外まで出ちゃえば、大丈夫。

……で。吟雪とて、血の滴る様な肉の方が好みじゃねぇの?

【微妙に『痛い』遺体ジョークに、楽しげな苦笑を浮かべて、また言葉を返した】
【「酒の肴なら、烏賊でも良いかもな」。其処から先は、きっと他愛のない会話か、微笑の無言が続くのだろう】
【如何にも、この館の雰囲気にはそぐわないが―――ロビーまで上がった武美は、またカードを見せて、学芸員に説明を付ける】
【先程の女性とは違い、痩せぼっちの生真面目そうな男だったが、話が通っていたのか、十秒ほどですんなりと終了した】

【その後、武美達は博物館の敷地を抜けだして、吟雪が転移を発動することで、寮に撤退する筈だ】
【一先ずの処、このロールは、其処で終了する事になると思われる―――二人は、しばしの甘い日常へと回帰するのだろう】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 02:51:18.74 ID:m1.eYwUo
>>398
/超訂正
×【怜司から刀を遠ざけようと、鋭く弾き飛ばそうとした】
○【鋭く伸びた光の刃を地面の刀へつきたてようとする】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 02:54:41.82 ID:uoFE8zgo
>>398>>400

【バギン!】
【惜しくも後少しで手は届かなかった】
【それよりも先に光の刃が到達し、刀身を真っ二つにした】
【その途端に、辺りを漂っていた禍々しい雰囲気や魔翌力が、まるで最初から無かったように消える】
【数秒後には、怜司がばたりと倒れてしまった】
【当然、悪魔も消滅していた。悪魔から出ていた血も、落ちた腕も、何もかも】
【唯一残ったのは二つになった刀だけだ】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 02:58:18.91 ID:l3IshSMo
>>399

……………武美、それじゃない?どう考えても
それだったら誰かさんが外から入ってきて何か仕掛けて、って考えられるよ
と言うか、協会もその路線で調べてるんじゃ………?
それと初めての共同作業だとまたなんか違う気がする、うん

【最後の最後、何処か非現実的な想像よりは、幾らか分かり易い形の情報】
【まだ其方の方が理解が及ぶと、その情報を気に留めて】

血の滴る肉も好きだけど、適度に火を通したのも好きだね
黒胡椒多め、塩は無し。ソースも無しで肉汁だけで
焼き具合はレアかミディアムレアー、丁度猪肉なら昨日狩ったのが有るよ?

【これ以降は、のんびりとした日常会話の時間】
【読んでいる本の事やら、最近始めた料理の勉強の事やら】
【敷地を抜ければ、既に何度か見ている筈の、水に依る転移術】

【然しながら、深夜でも】

……………『千二百年』………ね

【横に成りながら、中々眠ろうとしない】
【そんな気配は、感じ取れたかも知れない】

/お疲れさまでしたー
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 02:58:57.33 ID:IJ.F/sSO
>>396

……ああ、成る程。一寸前のオレと似たようなモンか。心中お察しするよ、さぞ窮屈だったろう。
さておき、確かに面白くもない相手だったな。チンピラに求める物を違えてると言えば、其れまでだけど――――。

【対して表情はそのまま、小さく欠伸を噛み殺し、次いで男達を酷評し】
【無茶→入院→脱走→無茶のループは、人影にとっても十八番である。些かの共感を覚えつつ、首肯した】
【因みに、懐を漁る女性を制する様子は微塵も見せない。其れでいいのか、Justice所属】

確かに……随分と久しいな、ペレグリー。
月並みな挨拶だけど、調子は如何だ?

【ともあれ、名前を呼ばれると。此方も口の端を僅かに曲げて、軽く左手を上げてみせる】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:00:56.77 ID:m1.eYwUo
>>401

【すぅ──】
【悪魔の消滅に伴い。利織の身体を汚していた返り血もまた、消える】

【しばらく利織は懐中電灯を握ったまま、折れた刀を呆けたように見ていたが】
【やがて、電灯のスイッチをOFFに切り替え──倒れた怜司を見て其方へふらりと歩み寄り】
【糸の切れた操り人形の如く、すとんと彼の横に座りこむ】

……、怜、司?

【疲れきった表情で、利織は怜司の名を呼んだ】
【心配そうに、不安そうに。怜司の名を、呼んだ】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 03:04:26.47 ID:uoFE8zgo
>>404

…………

【呼びかけには答えなかった】
【辺りはすっかり静かになっていた。誰も居ないし音もしない。時折風が吹くばかりだ】
【何度か風が吹いた後、ぽつりと彼は呟いた】

……斬られた腹が痛い。ずきずきする

【倒れたまま、呟いた】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:11:13.32 ID:m1.eYwUo
>>405

【染みるような静寂。凍えるような風】
【戦闘後のやや興奮した頭は急激に冷えていき】
【代わりに残るのは、不安と恐怖】
【もしこのまま返事がなかったら。もしこのまま動かなかったら。もし──】
【幾度も風が吹き。最悪の想像が利織の脳裏をよぎった時だった】
【彼の声が、聞こえたのは】

……っ、ふ、ふんっ
そんなにひょろひょろしてるのが超悪いんです!
もうちょっと超肉がついてれば、そんなダメージにならなかったでしょうに

【──咄嗟に口から出たのは、そんな憎まれ口】
【ぷぃ、とそっぽを向く彼女の表情はしかし。どこか安心したようなもので】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 03:14:12.80 ID:uoFE8zgo
>>406

……刀、回収しとかないと

【そう言って地面に手をつき、立ち上がろうとする】
【だがある程度身体が上がってからは動かず、しばらくしてからばたっとまた倒れてしまった】
【どうにも起き上がれそうに無い】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 03:16:35.09 ID:7Y2YlFI0
>>402
/乙でした〜!
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:18:17.15 ID:m1.eYwUo
>>407

……全く、これだから超もやしは

【はっ、と呆れたような声を出す利織であったが、それはあくまでも表面上の事】
【内心は彼の事を心配していた】
【そのまま彼を助け起こすために立ち上がろうとする利織であったが──】
【どうも、足が動いてくれない】
【普段掃除機に乗っている弊害か、或いは別の理由でか】
【ずきずきと痛みを訴える足は、利織の言う事を聞いてくれないようで】
【どこか困った表情で、視線を泳がせるのであった】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:19:24.76 ID:r7bzmWMo
>>403

その口振りだと似たような状況だったか。ま、ホームレスじみた生活をしていたから入院したお陰で小奇麗になったが
こいつ等に関しては単純に金を漁る為もあるがリハビリがてらだから其処まで求めていないさ

【全員の金を漁り終え、ズボンに4つの財布を押し込み、近くに置いていた上着と居合刀を拾う】
【ホームレスじみていた生活。その言葉を指し示すかのように衣類は何処と無く、と言うかハッキリ言ってボロボロで小汚い】
【尚、彼女は知り合いが正義の組織に入っているなど知っているわけではない。むしろ同類、同系統と認識している】

調子は悪くはない
大会でかち合った仮面ヒーローもどきにやられたのはまぁ痛かったが良い経験だった
前回は本選に行けたんだが……まぁ次回だな

【前回は彼女自身も思っていることだが運要素が強かった、と思っているため次は文字通りの全力全壊の戦いをしたい、と思っている】
【そういった意味では今回の戦いは最後に油断をしたために敗北した。故に良い経験と、と評した】

あ、そうだ。どうせだから何処か泊まる場所とか提供して欲しいんだが……
回収した金で服とか新調したいし

【遠回しに金を使いたくない。と言い切り、再会したばかりだというに図々しい要求をする】
【ヘラヘラと笑っている様子は色々な意味で相手を信頼している為か、それとも特に考えていないだけなのか】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 03:21:59.18 ID:uoFE8zgo
>>409

(高密度の魔力纏って無理やり動かされれば動けなくなるのも当然か……)

【ぐったりした様子で動かない】
【本来人には無いものが乗り移ったのだから当然といえば当然だった】
【それでも何とかしようと、今度は起き上がらずに這いずり始めた】
【だが遅い上に、時折止まっている】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:31:02.56 ID:m1.eYwUo
>>411

……。

(このままでは、帰るのも無様な姿を超晒しそうです)
(眠れば超回復できますけれど……こんな場所で眠るなんて、利織ちゃんには超無理です)
(となると……互いの安全を超図るためにも、≪クラック≫するしか超なさそうですね)

【疲労の溜まった四肢。その動きを一度止めてしまえば、肉体を休ませるために身体が動作を拒む】
【無理に動かせば痛みが奔り、碌に動かせそうもなくなってしまうというものだ】
【もちろん休息を取ればその疲労や痛みも徐々に取れていくのだが──如何せん、場所が悪い】
【なにしろ治安の悪さではトップレベルを誇る路地裏だ。今この瞬間に殺人鬼がふらりとやってきても不思議ではなく】
【利織もそう感じたのか。ぽんと自身の足に両手を触れさせ】

【──ふわり】
【怜司は感じれただろうか。一瞬、利織から魔翌力が放出されたのを】

……芋虫もやし。
なんかこれ、超語呂が良いですね

【そして数瞬後】
【怜司を追い越すようにして、利織が刀へと向かっていく】
【そこには先ほどの疲れや痛みを感じさせるような動きは、ない】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 03:35:47.70 ID:uoFE8zgo
>>412

何だ、元気だな……

【後ちょっとというところで利織に追い越され、べたっと地面に寝そべった状態になる】
【ぜぇぜぇと息を切らしてるあたりかなりしんどそうだ】
【刀自体は最早普通のもの。強いて言うなら若干魔翌力が感じ取れるかどうか、という程度だ】
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 03:45:17.05 ID:m1.eYwUo
>>413

もやしとは超違うんですー

【またも憎まれ口を叩く利織】
【だがやっぱりその表情は、どこか心配そうなものであった】
【先ほど利織から放出された魔力。それは今利織の両膝から僅かに漏れていたが──】
【今の怜司にとっては、もしかしたら感じ取れないかもしれなかった】

【そのまま利織は刀の前に立ってしばらくじぃと刀を見下ろしていたが】
【やがて、折れた刀を拾い上げようとする】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 03:48:31.38 ID:uoFE8zgo
>>414

【魔翌力が感じ取れないかもしれない】
【実際そうだった。それどころか】

(……感知も出来なくなった)

【魔翌力の全てが感覚として掴めなくなっていた】
【刀を拾った利織に鞘を差し出す。これに入れろということだろう】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:51:52.43 ID:m1.eYwUo
>>415

【彼の感覚の変化】
【そのことを知る術も無く。彼女はそのまま鞘を受け取りその中に折れた刀を納め】

さて……超積もる話はあるでしょうけど、この場所に長居は超無用です
利織ちゃん自身あまり路地裏にはきませんけど……超怖い場所だって、聞きますし

【にま、と。いつもの笑みを浮かべ】
【とてとてと歩きまわって周囲に散らばる人形たちの回収を始めた】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 03:54:12.62 ID:uoFE8zgo
>>416

確かにな……さっさと退散した方がいい

【壁際まで這いずり、壁伝いに何とかして起き上がった】
【そこからは動けないようで、人形を回収する利織を黙って眺める】
【魔翌力の感知が出来なくなり、修行のやり直しか、と少し落胆しつつ】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 03:55:47.21 ID:IJ.F/sSO
>>410

まあな。派手にやり合って、随分と酷い怪我をした、って所までは大体合ってる。
一応、今回は少し休んだけど――――ああ、勿論病院じゃないぞ?あんなトコに缶詰なんて、御免だ。

【事もなげに言ってのけ。余程病院が嫌いなのか、渋い顔をして付け加えつつ歩くと、路地の壁に背中を預けて】
【言葉に違わず、杖を突きながら歩調には僅かばかりのぎこちなさが感じられた。まあ、其れでも大分良くなってはいるのだろう】

なら重畳。大会に出てる仮面ヒーローもどき……ああ、あいつか。
さておき、次に出るんなら応援ぐらいはするよ。冷やかし程度に、だけどな。

【満足げに呟いてから、ふと耳に留めた言葉に、何事か考える様子を見せ――相手に覚えが有ったのだろうか――小さく呟き】
【割と律儀な性分なのはどうやら変わっていないようで、軽い調子にそう告げる】
【朔夜の血の気の多さを考えれば、応援などと言わず、寧ろ参加者側が似つかわしいだろうが――……。】

良いよ。丁度空けてる部屋が有るし、寝床と風呂位は貸せる。
ただ、あんまりはしゃいで呉れるなよ?

【これといって渋い顔もせず、即答。あっさりと要求を呑んで】
【そうと決まれば、善は急げとばかりに壁から身体を放し。路地裏の奥へ、奥へと歩き出す】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 03:58:23.20 ID:m1.eYwUo
>>417

【回収し終えた人形。それらをパーカーのポケットに無理矢理押し込め】
【更に、斬られて動かなくなった掃除機をじぃと見つめるも──】
【「これは超明日回収しましょう」】
【そんなことを思い。ようやっと立ち上がった怜司へすたすたと近付いていく】

……ったく、超無様ですね
ほら、この超利織ちゃんが肩を超貸してあげますよ

【妙に偉そうな口調でそう言うと、すっと怜司に向けて背を向ける】
【言葉をそのまま受け取ると、肩に掴まれだとか、肩に手を舞わせだとかの行動を取れということだろうか】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:00:40.66 ID:uoFE8zgo
>>419

いや……

【意外にも断って壁伝いに歩き始めた。方角は路地裏の出口だ】
【足取りはおぼつかないが、何とか歩けてはいる】
【出口に到着するまで少し時間がかかりそうだ】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:04:00.16 ID:m1.eYwUo
>>420

……。利織ちゃんの超親切な申し出を足蹴にするとは超いい度胸ですね
まぁ別に超構いませんけど……この様子だと、寮に戻るにも超時間かかりそうです

【はぁ、と呆れたような、困ったような表情を浮かべ】
【そのままとことこと。怜司の速度に合わせてゆっくりと移動していく利織】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:07:32.43 ID:r7bzmWMo
>>418

私の場合はダメージらしいダメージが自爆技とビームの後頭部直撃だったけどな。実に情けない
ところで足、大丈夫か?サービスとかで背負ったり、お姫様抱っことかしてやろうか?

【試合内容としては自爆して追い詰めたけど油断してうわー、である。しかしケラケラと笑っていることから楽しかったようではある】
【そして気になったサクヤの足に対し、気遣いなのかふざけているのかどうか分からないがそんな提案をする】

何だ知り合いだったのか。今度そいつに『会った時は真正面から殴り合おう』、と伝えてくれ。私、本名とか知らないし
良い結果が残せれば良いんだがな。ま、所詮は祭りだし、愉しんだモノ勝ちだ

【サクヤの反応から仮面ヒーローもどきが知り合いなのだと判断し、言伝を頼む。今度は卑怯なしで、と】
【所詮は祭り。ペレグリーは大会に始めて参加してからその考え方を変えては居なかった】
【前回はリベンジのつもりだったので殆どその思考は無かったものの、愉しむ祭りである、と言う大会に対しての考え方は変えるつもりはない】

雨風凌げて風呂に入れるのであればそれ以上文句は言わないさ
取りあえず暫くは路地裏生活から抜け出せるようで何より

【即答に気を良くしたのかより笑みを濃くし、まるで子供のように笑う】
【あと何か言った―――――居座るつもりか、この女は】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:09:34.06 ID:uoFE8zgo
>>421

【表通りに出た後、たっぷりと時間をかけて寮に到着した】

……悪いんだが、部屋までついてきてくれないか?

【寮の入り口に入った後、怜司が呟くように言った】
【それは珍しくお願いだった。少しそっぽを向いているため表情は見えないが】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:13:06.40 ID:m1.eYwUo
>>423

……。……へっ?

【思わず出た、そんな素っ頓狂な声】
【まさか彼がそんな言葉をかけるとは思ってもおらず】
【彼女自身、部屋までついて行こうかどうしようか考えていたところに掛けられた言葉だったからだ】

【しばらく呆けたような表情をしていた彼女ではあったが、ようやっと我に戻ったのか】
【どこか困惑しているかのようにこくりと頷きつつ】

ち、超いいです、よ?

【彼のお願いを、承諾する】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:15:51.37 ID:uoFE8zgo
>>424

……悪いな

【声からしてもかなり申し訳無さそうにしている】
【そのままのそのそと歩いていって、部屋の前に到着。鍵を使わずにがちゃっと扉を開けて、部屋の中へと入る】
【ふらふらしながらもソファまで必死に歩いていって、ぼすん、と倒れこんだ】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:22:06.75 ID:m1.eYwUo
>>425

んふー、ついにもやしがこの利織ちゃんにお願い事をする時代が超到来しましたか
今までそうならなかったのが超不思議なくらいですけれど

【どことなく、嬉しそうな声色である】
【きっと、彼に頼られたことが嬉しかったのだろう──単純な理由である】
【その割りに言っている事が超偉そうであるのだが】
【利織の発言は基本的に電波な上聞く意味も無いので、無視しても大丈夫である】

【そしてそのまま、利織も部屋の中へと入り】
【ソファに倒れこんだ怜司をぼけーっと見ていた、が】

……あ、超お水とかいります?
水道水派ですか?それとも、超冷蔵庫の中の飲み物でも?

【気を利かせたのかなんなのか】
【とてとてと台所まで歩いていこうとする】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:24:29.10 ID:uoFE8zgo
>>426

変に気ぃ遣うな。飲み物ぐらい自分で取れる……

【と言いつつも動く気配が無い】
【ここまで歩いてきたので完全にダウンしたらしい。陸に上げられた魚より大人しい】
【因みに冷蔵庫の中には水もあるがジュースもある。食料もある。色々ある】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:29:25.51 ID:m1.eYwUo
>>427

芋虫もやしはそこで超おとなしくしててください
どー見たって超無理でしょう

【にま、と悪戯っぽい笑みを浮かべ】
【そのままがちゃりと冷蔵庫を無遠慮に開け、迷うことなく水を引っ張り出す】
【コップが戸棚の奥だとかにあるのであれば兎も角。分かりやすい位置にあるのであればコップも取り出し】
【再びとてとてと歩いて、怜司の元へと戻っていく】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:33:22.26 ID:uoFE8zgo
>>428

……悪いな。ついでに寝室にある救急箱も持ってきてくれ

【もぞもぞと身体を動かして何とか身体は起こす】
【それから寝室の方を指差して一つお願いをした】

【寝室のベッドのすぐ傍に戸棚があり、その上に救急箱らしきものがある】
【そのすぐ傍に、錠剤の入った袋も置いてあった】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:38:06.38 ID:m1.eYwUo
>>429

超分かりました。
んふー、ここまで超利織ちゃんをこき使うって事はどういうことは、超分かってますよね?

【冗談だかそうでないのか分からないことを、楽しそうに言う利織】
【水とコップは、もしソファの近くにテーブルかそれに類するものがあればそこへ置き】
【無いようであれば怜司に差し出し──】
【最悪の場合床に置いてから、利織はそのまま怜司の寝室へ】

(……、錠剤?)

【救急箱はすぐに見つけるも、その傍に置いてあった錠剤にふと目が行く】
【彼女は数瞬の間、置いてあった錠剤をぼんやりと眺めていたが】
【唐突にはっと我に返ると、慌てたように救急箱を取ってから、怜司の方へとてとてと戻っていった】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:42:33.21 ID:uoFE8zgo
>>430

(どういう事なんだ……?)

【怜司は利織の言葉に首を傾げていた】
【テーブルに置かれた水をぐっと飲み干して、頭の中を少し整理する】
【不思議なことに、昨日と今日とでは頭の感覚が違った。昨日までのは言うなればもやがかかってるような、今思えばそんな状態だった】
【色々あったな。などと考える前に利織が戻ってきてしまった】

ん、ありがとよ

【利織から救急箱を受け取ろうとする。受け取れば、慣れた手つきで腹部の切り傷の治療を始めるだろう】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:47:20.03 ID:m1.eYwUo
>>431

【多分、利織が怜司に告げた言葉はただの戯言】
【要はノリとテンションとノリで言っただけのものであり──意味の無い、霞のようなもの】
【まともに受け取ってしまえば損をするのは怜司自身であることはまちがいないであろう】
【何を言いたいかというと、利織の言葉を真面目に捉えるんじゃない】

まったく、もやしは超手間がかかりますね

【手渡すとき。またもそんな言葉を吐き】
【そのまま、何もする事が無くて暇なのか。その治療の様子をぼんやりと眺めていることだろう】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 04:47:49.56 ID:IJ.F/sSO
>>422

ふぅん……あいつ、ビームなんて撃てたのか。こっちは散々感電させられたからな、死ぬかと思ったよ。
まあ、気に喰わない奴は叩き斬ってやれたし、結果としては文句なしなんだが……いや、大丈夫。

そも、リハビリがてら見回ってるのに、歩かないんじゃ意味が無いだろ?

【ふむと鼻を鳴らした後、陰も何も有ったものでは無い語り種で返した。深刻な事がまるでそう聞こえないのは、仕様である】
【提案を皆まで聞くより早く切り捨てて、軽く肩を竦めつ苦笑する。確かに、道理だ】

多分。勘違いの可能性は無きにしもあらずだが、会えたら一応は伝えとく。
確かに言い得てる。オレも出たいのは山々なんだけど、この所忙しいし、それに……。

【言伝を二つ返事で聞き入れて、大会は楽しんだ者勝ち、というペレグリーのスタンスに同意する】
【勝っても負けても、誰が死ぬ訳でも無い。強いて言うなら、意地とプライドの衝突だろうか】
【負けず嫌いな朔夜にも、そこら辺は解らないでも無いが。勝ちに拘泥る理由は、精々がその程度】
【名声にも賞品にも然したる興味は無く、何より、小さく零した「人前でそうそう手の内晒すのは、なあ」との呟きが、如実に彼女の心情を示していた】

了解。食材は好きに使って良いけど、台所で火事は起こすな。余裕が有ったら買い足しとけ。掃除はちゃんとやれ、以上。
隠れ家みたいなモンだし、見られて困るような物は置いてない。基本好きに使って呉れて構わないよ。

【悪い気はしないのか、此方も僅かに笑みを深めて。居座る事についても、これまた首肯】
【職業柄か、半ば使わずにストックしているような状態の為。寧ろ人が住んで手入れしてくれた方が良い、との事だった】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:49:16.54 ID:uoFE8zgo
>>432

……今日は悪かった

【治療の最中。ぽつりと呟くように怜司は言った】
【それは純粋な謝罪にのみならず、感謝の意味も込めてあった】
【表情こそ普通にしているが、性格からいって心中では申し訳なさでいっぱいだろう】
【これにも色々と理由があるのだが、彼はまだ分かっていない】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:53:09.61 ID:m1.eYwUo
>>434

……。……んふー、その言葉が聞けただけで超満足です。
私の方も、思いっきり遠慮なく怜司に傷つけちゃって超ごめんなさいですよ?

【その謝罪の言葉を聞いたとき。またも一瞬ぽかんとした表情を利織は浮かべ──】
【にまり。いつもの笑みで、そう答えた】
【そして利織の方もまた、腹部に傷をつけた事を謝罪するのであった】
【もし怜司に対して攻撃した時に悪魔に大ダメージがあれば、死なない範囲で怜司をぼっこぼこにするつもりだったとか】
【そんなことは、決して口に出したりしない】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 04:55:22.68 ID:uoFE8zgo
>>435

お前にだけはあれこれ説明する必要がありそうなんだが……聞きたいか?

【一旦手を止めて顔を上げ、利織を見つめる】
【どこか遠慮気味な言い方だ。疲労やら何やら、色々と気にしているのだろう】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 04:59:54.92 ID:m1.eYwUo
>>436

(稼動術式は──まだまだ、切れそうに無いですね)
(気を緩めなければ大丈夫、といったところですか)

超聞きたいところですが──怜司が超疲れているんならまた後日に回しちゃっても超良いですよ?
夜も超更けてますし……私よりも怜司の方が超お疲れなんじゃないですか?

【悪戯な笑みを浮かべたまま、そう聞き返す利織】
【どうやら彼女もまた、怜司に対して気を遣っているようだ】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 05:03:27.17 ID:uoFE8zgo
>>437

疲労は確かにある。けれど頭は酷くすっきりしてて、色々と考えが浮かんでくるんだ。出来るだけ早く……その……

【軽快に話していたが、途中で止まってしまった】
【顔を背けながら口元で何やらごにょごにょとしている。非常に珍しい。こんな状態になったのは初めてだ】
【目線もかなり迷っていて、何か言いづらいことがありそうだ】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 05:05:55.36 ID:m1.eYwUo
>>438

……?
なんか超はっきりしない態度ですねー
言いたいことあるなら超早く言ってくださいよ

【そんな怜司を見て、むっとした表情となる利織】
【きっと、はっきりしないタイプの人間は好きではないのだろう。多分】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 05:10:40.90 ID:uoFE8zgo
>>439

……

【非常に言いづらそうに口を結んでいる】
【ひとまず黙りながら包帯をぐるぐると巻き始める。ちょっとやりにくそう】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 05:12:33.42 ID:r7bzmWMo
>>433

直撃した時の感覚は丸太をぶつけられたような感覚だったな。流石にあの威力を頭に受けたら無理だ。勝てたかもしれなかったんだがなー
まぁ確かにそうだな。だけど辛かったら言ってくれ。肩ぐらい貸すよ

【包帯の巻かれている頭を撫でながら当時の状況を思い出す。が、実際はあんまり覚えておらず、おぼろげな物だ】
【リハビリ、と言う言葉に納得し、しかしサクヤの隣をまるで寄り添うように歩く。いざとなれば何時でも、という事だろう】

全くの別人だったらまぁ笑い話で良いだろう。一応言っておくがビー玉のようなものを使っていたぞ
………同類かと思っていたけど忙しいのか?

【勘違い、という可能性に対し能力(?)と思っているものを口にする】
【妙な所で反応する。”職無し”だと思っていたようだ。彼女を何だと思って居のだろうか】
【兎も角、小さく零れた声が聞こえたのかそれ以上突っ込むような事はしなかった】
【サクヤと違ってペレグリーの戦闘スタイルは余りにも単純過ぎてサクヤとは正反対とも言える】
【だが、手の内を曝け出したくない、という考え方は分からなくもない。だから必要以上に言う事もないだろう、と止める事にした】

―――考えなしの要求だったんが……まぁありがたく使わせてもらうよ
料理をするにしても最低限の栄養さえ摂取できれば問題ないかなーと思うタイプだから色々な意味で安心してもいい
使わせてもらう立場だから要求された事はこなすよ

【返答が意外だったのか笑みが消え、驚いた表情でサクヤを見る。すぐにまた緩んだ笑みになるが】
【コレまで定住などしたことが無い、と言っても良い生活を送ってきた事と過去に世話になった経験から家主の言葉にはある程度従順なようだ】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 05:14:40.44 ID:m1.eYwUo
>>440

……?

(な、なんだか超珍しいです。超女の子みたいです)

【内心そんな事を思いながら、困惑した表情でじぃと怜司を見る利織】
【なんで女の子みたいだと思ったのかは謎だが、「利織だから仕方ない」の範疇で済みそうな雰囲気ではある】
【きっと彼女はこのまま、怜司が口を開くまでは何も言わずに黙っていることだろう】

/超疲れているのは実は超中の人でした
/続きは明日っつーか今日に回してもらってもいいですか?
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 05:18:01.17 ID:uoFE8zgo
>>442

【しばらくして治療も終わった】
【そんなに動いてはいないがやはり疲れるのか、深く背凭れに体重を預ける】

(あんな状況に出くわさせて、後始末までさせて、挙句話を聞けとかどんだけ頼ってんだ……)

【未だに目線を逸らせながらどこか苦い表情をしていた】
【あまりに巻き込みすぎた罪悪感から、これ以上何かを頼むことに遠慮をしているのだ】

//おっけー
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 05:22:05.44 ID:m1.eYwUo
>>443

……。……??

【矢張り困惑した表情のまま、怜司をじぃっと見ている】
【多分その視線は怜司が何かを喋るまではずっと続くだろうし】
【更に言えば、「いや、やっぱりなんでもない」程度の言葉では納得してくれないだろう】
【要は、いつのまにか彼には事情説明をする以外の選択肢がほぼ無い状態になっているのだ】

/夕方ごろには来れると思うので、その時舞台裏で呼びかけますね
/では今日はこの辺で。超お疲れ様でした!
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 05:23:25.74 ID:uoFE8zgo
>>444

……なんでもないって言ったら怒るか?

【そんな思考を知ってか知らずか、恐る恐る尋ねてみた】

//またねー
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 06:54:54.12 ID:IJ.F/sSO
>>441

後頭部に、丸太……。何と言うか凄いな、其れ。そりゃ落ちるのも道理だろうって。
――ああ、その時が有ったら頼むよ。そうそう無いと思うけど。

【ビームの予想を超えた威力に、表情を微かに強張らせ。もし自分だったら、と浮かべていた想像を打ち切って、朔夜】
【感電、と言う事は神経系統のダメージが主か。歩く様子からは、然程痛みや疲れは見て取れなかった】
【恐らく、復調まではそう遠くないのだろう――――戦闘となれば、また話は別だが】

…………あー、ごめんそれ別人だ、うん。100パー別人だわ。
本業とは別に、フリーでちょっと黒い仕事を。このご時世だ、依頼は選り好み出来る程度には有るさ。

因みに、通り名とかも有るんだが、聞く?聞いたら厭なジンクスも付いて来るけど。
【大事な事だから二回言う。どうやら、清々しい程に勘違いだったらしい】
【続けて、唐突なカミングアウト。俗に言う裏稼業――ならば隠れ家の一つや二つ、持って居ても可笑しくは無い】
【手の内を晒したくないのも、其処に起因するのだろう。能力自体の秘匿性は高いが、注意はし過ぎるに超した事も無い、と】

宜しい。家主としてはこの上無い解答、有り難う。
ああ――――因みに、さっきの件も含めて他言は無用だぞ?
安全な住みかを失った上に、オレに殺されるか、心中するか。
はたまた蜥蜴の尻尾切りの憂き目を見るかの三択を迫られたく無いんなら、な。

………まあ、第一得が無いし、お前ならそうそうふざけた真似はしない、と信じてるけれど。

【続けて、割合真面目な顔で付け加える。わざわざペレグリーに自分の立場を告げたのは、つまりそういう事らしい】
【基本は安全だが、ひょっとするととばっちりが及ぶやも、という説明と、その他思惑が諸々】
【腕が立ち、自分への恩義をそこそこ重く見て呉れている、善悪にそう拘泥らない日陰者】

ともかくそこら辺を守ってくれれば、家賃敷金礼金電気水道ガス代の負担も基本0、だ。
嫌になるまで、居座ってくれて構わない。此方としても助かるしさ。

【或る程度の信用は置ける友人だ。それこそ下手な同僚より――どうやら其れが、今現在の朔夜の、彼女への評価らしかった】
//すみません、おもいっきり寝落ちてましたのですぜ……。
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 17:18:40.97 ID:9S.8c8.o
>>445

超。

【即答、であった】
【浮かべるのはいつもの悪戯笑顔などではなく、口元だけを弧に曲げた笑えぬ笑顔】
【相手の質問やら気持ちなど知った事ではない】
【「いいからとっとと話せこの超もやし野郎」──】
【想像力を働かせれば、そんな言葉が笑顔の裏から聞こえて来るやも知れず】

【文字に書き換えてみれば「うん」より短いその返答】
【そこがまたなんとも彼女らしいと言えば、彼女らしい】

/返しておくねー
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 18:07:04.72 ID:ddn7ecAo
【森】

私は「ラダム・イデンダー」 此処は何処?
私は「ラダム・イデンダー」 私はだあれ?

【白いワンピースを身に纏った、一人の女性――】
【森を、言葉と共に歩く】 【彼女からは、何処か――冷気を感じるだろう】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 18:16:36.62 ID:pa7AI2go
>>448
【森を歩く、和服の老人】

――、良い道じゃの。

【穏やかそうな深い瞳に、白く、伸ばされた髭】
【腰には一振りの刀が】
【かなりの老齢に見えるが、歩みにおぼつかなさは感じられない】

どうにも、寒いのう。

【ひやり、となんとなく寒気を感じた】
【特に強い冷気を感じる方へ、感覚を向けると声が聞こえる】
【口元に薄い笑みを浮かべつつ、歩いていく】

今晩はお嬢ちゃん。

【優しげな声色と、其の立ち姿は好々爺然としており、危険は感じられないだろう】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 18:16:53.01 ID:PrroCr6o
>>448

【森】

迷ってしまいましたわね

【草木をかき分け、男装した黒い長髪の女性はつぶやく】
【だが、その言葉とは裏腹に、女性は笑みを浮かべていた】
【がさがさと草木をかき分け続けると、女性は一人の女性を――白いワンピースの女性を見つけた】

もし、そこの方――

【冷気を意に返すこともなく、ひどく温和な声で女性は言葉を紡いだ】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 18:25:13.41 ID:ddn7ecAo
>>449-450

こんばんは 皆さん
こんばんは 皆さん

私は何も知らない ――だから居るの
私は何も分からない ――だから歩くの

あなたは知ってるかしら 私の事を
あなたは知ってるかしら 私について

【接近してくるだろう2人の方を交互に見て、そう、淡々と喋る彼女】
【常に、薄く笑っていてとても不気味である】

私とあなたたち 戦いましょう
あなたたちと私 戦いましょう

だって私も誰も 知らないから――
私の事を記憶を 知らないから――

【ふぅっと・・・冷気が1つ、森を駆けた】
【どうやら、彼女には――戦闘の意思があるようだ】

/御二人方、複数絡み
/大丈夫ですかー?
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 18:26:59.10 ID:pa7AI2go
>>450
【男装した女性を見て、笑う】

おや、お嬢ちゃんも、迷子かい?

【楽しげに笑っている】

>>451
【少女の其の言葉、其の気配、其の笑いを見て】

――、喧嘩かぁ

//自分はおk!
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 18:29:05.40 ID:pa7AI2go
>>450
【男装した女性を見て、笑う】

おや、お嬢ちゃんも、迷子かい?

【楽しげに笑っている】

>>451
【少女の其の言葉、其の気配、其の笑いを見て】

――、喧嘩かぁ。

【腰の刀はいつでも使えるように研いである】
【ならば――】

殺し合いは嫌いだけどなぁ、喧嘩なら喜んでやろうかの。

【口元に楽しげな笑いを浮かべたまま、言う】
【分かるだろうか、老人はただ立っているだけだというのに、隙と言うものがまるで見えないのが】

//自分はおk!
//途中投稿すいませんです
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 18:30:54.13 ID:PrroCr6o
>>452

【女性の視線は老人の腰、刀に注がれる】
【その武器に一瞬体が硬直するが、女性は努めて冷静に、笑顔を作る】

こんばんは。
私も、迷子ですの。

【にこやかに笑みを浮かべる片メガネをかけた女性からは、かすかに硝煙の臭いがするだろうか】

>>451

【女性の口元が震える】
【おびえではなく、笑みをかみ[ピーーー]ように、細かく震える】

だめよ、そんな野蛮なこと……。

【カチカチと女性の手が自らの右の腰をさする】
【おそらく、合図さえあれば彼女は抜くのだろう】
【ベルトに差し込まれた、銀の拳銃を】

/自分も大丈夫です
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 18:39:20.39 ID:ddn7ecAo
>>453-454

私は知らない 戦うこと以外
だから戦う 私は戦うの

私の能力は 「ウィンター・ツンダイス」
私の能力は 名前の通りの力

――寒い 寒い 冬の力 ――溶けぬ 溶けぬ 凍てた力
――冷えた 冷えた 氷の力 ――それが それが 能力

【ウィンター・・・――ツンドラ・・・――アイス・・・――】
【名前の通りの力と言うならば、彼女の周りの冷気にも都合がつく】

私は戦わなければならない 何故か知らないけど
私はあなた達と戦うの どうしてなのかしら

これは神の意思 戦いを望み求める神の 
これは私の意思 戦いしか知らない私の

【そして、彼女の周りに冷気が集まり――】
【それは、6つの長さ10cm程度のツララを成した】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 18:41:09.56 ID:pa7AI2go
>>454
【人生を、技の研鑽と他流死合に賭けてきたこの男】
【戦いを匂わせる気配には聡い】

かっかっか!
実は儂もでのう!

【豪快に笑うその姿からは、敵意と言うものは感ぜられない】
【危害を加えようとさえしなければ、襲われることは無いだろう】

>>455
【少女が、つららを創りだしたのを見て】

じゃ、儂も行くかの。

【抜刀】
【両手持ちの中段構え】
【其の構えに隙はなく、あたりの空気がぴりぴりとしている感覚すら感じさせる】
【老人は正しく達人であった】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 18:47:21.40 ID:PrroCr6o
>>455
【氷柱を視界に入れた瞬間、女性の口元は裂けんばかりにつりあがる】
【真っ白で鋭利な歯を外気にさらした女性は、何のためらいもなく左手で腰の銃を抜く】
【銃身の長い、スコープが付けられたメーターモーゼルM-712のカスタム品を抜き去ると、それをいつでも撃てる状態にした】

【女性はスコープを覗き込み、ガラスの向こう側に女性をとらえた】

>>456
【ほう、と息を吐き、女性は軽く首を縦に振った】
【見事なまでに、できた男だというのが彼女の感想だった】

ところで、この方、どうしますの?

【銃を構えたまま、女性は問う】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 18:50:28.64 ID:ddn7ecAo
>>456
>>457

あなたは 刀 私は凍てついた氷
あなたは 銃 私は凍てついた雪

冷えた世界に ようこそ
私の世界に ようこそ

【そして、生成したツララを方向転換し――老人と女性へ、それぞれ3本ずつ向けて】
【スパパァンッ――氷で構成されたそれを放った!】

【どちらの狙いも、それぞれ――「胴」「腹」「左腕」だ】
【生成したツララを方向転換するときに、大体の狙いもわかり、同時に回避の余地が生まれる】

私が戦うことで 何かが分かるか
私が戦うことで 分かるか知らない

でも 私は私のために戦う
そう 私はあなた達と戦う

【表情は、凍てついた様に一切変わらず、言葉を発する】
【寒い寒い日を、更に寒くするかの様に――】

【老人の構えと刀、女性の銃と狙い】
【それぞれに気を配りながら、次の攻撃の準備をしなければならないと彼女は考えているようだ】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 18:53:21.77 ID:pa7AI2go
>>457
【女性の問に】

そうだの……。
斬り合いは嫌いではないが、こんな童を殺すのは忍びない。
峰、で行かせてもらおうかの。

【刀の周囲にうっすらと力のような物が纏わりついていく】
【所謂”気”と呼ばれるものだ】
【気と剣技、双方を長年鍛え続けて60余年】
【剣士、花城六輝がそこにいた】

>>458
【迫るつららを見る】
【速度は速く、尖い其れを――】

『花之壱桜楼―――』

【気を纏わせた刀での斬撃】

『――散』

【一本を切り砕くと共に、桜の花びらの如く舞い散る気が、残るつららを砕いた】
【一部の僅かな気の花びらが、少女に向かい襲いかかっていく】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 18:56:09.99 ID:PrroCr6o
>>458
【チッと軽く舌打ちをすると、女性は照準から目を離し、氷柱とほぼ直角になるように、老人とは反対の方向に逃げた】
【念のために撃ち落とそうか、とも考えたが女性はマガジンを捨て、別のマガジンを装填する】
【できる限り、木の影に遮蔽物を作って】

>>459
(何なの!? アレ……)
【女性は大きく目を見開き、刀を見つめる】
【だが、それで戦闘に支障が出るほど、彼女はアマちゃんではない】
【ほんのわかるか、という程の硬直を残した女性は、老人と反対側に逃げ、氷柱から体を守るために木の影に陣取った】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 19:01:54.76 ID:ddn7ecAo
>>459
>>460

【ガキィン、ツララを防いだ花びらのような気――】
【それは、彼女へと襲いかかって、ワンピースを、身を裂き、白い布地を赤く染めて】

【ツララは、軌道を変えたりはしない――】
【よって、女性にツララは命中せず、そして何処かへと消えるだろう】

まだまだ 私はやるよ
まだまだ やりたりないから

ツララが 当たらないなら
その他の 攻撃を撃つのよ

【ヒュウゥゥーー――――彼女の周りに、冷気が渦巻く】
【一体、何をしようと言うのだろうか?】

【――――その冷気で、今は何をするわけでもないようだ】
【恐らく、これは攻撃の下準備――】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 19:07:36.65 ID:PrroCr6o
>>461

あまり、人を撃ちたくは無いのですけれど

【女性は木陰からスコープを覗き込み、少女の右肩口を見つめる】
【女性の銃にはまだ1発だけ、鉛の弾が装填されている】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 19:14:59.82 ID:ddn7ecAo
>>462

あなたは 何処に居るの?
あなたは そこに居るの

私を撃っても 私が撃っても
戦いの始まり 既に始まった

【そして、彼女の周りに渦巻いていた冷気が、上空へと昇り】
【女性の隠れている木の上にそれが移動すると――――】

【ヴヒュウウウ――冷気は、冷風となって――既に枯れた葉を散らせようと落下する】
【冷気の衝撃は大して強くないが、散る葉は少々邪魔かもしれない】

冷気は冷風になった それはあなたを襲った
冷風は吹雪となるの まだあなたを襲わない

ひゅうひゅう 寒い寒い夜は
びゅうびゅう もっと冷え切るの

【冷風は吹雪へとなる――】
【まだ、彼女の言葉通り・・・冷風は吹雪にならない】

【しかし、その冷風は・・・彼女の元へと戻ってゆく――何か邪魔をされない限り】
【見えないとは言え、温度変化と彼女の言葉によって、多少の予測はつくだろう――】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 19:20:12.99 ID:PrroCr6o
>>463

お馬鹿な子

【にい、口元を釣り上げた女性は、視界を遮られたのか銃弾を少女の肩口からほんの少しずれた場所へと撃った】

(とはいっても、おそらくこの後に冷気が来る……そうしたら私、何ができるの?)

【笑みを浮かべながら、女性は考える。殺しきれる銃弾じゃないから、考える】
【そして女性は、スコープを見つめずに、銃口の先を彼女がいるであろう場所に向けた】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 19:28:40.13 ID:ddn7ecAo
>>464

【シュン――弾丸が、彼女の肩の近くを通りすぎる】
【それに気を取られたのか、冷気の移動が一時的に止まる】

びっくりしたわ 弾が近くに来たから
びっくりしたけど 私は攻撃をするだけ

【彼女の元へと戻ろうとしていた途中で止まっている冷気――】
【それの移動を、再び行なおうとしていて】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 19:33:42.95 ID:PrroCr6o
>>465

【無数の火薬の炸裂音とともに、木陰から銃弾が吐きだされた】
【狙いはてんでバラバラであり、銃弾は「直撃」することはないだろう】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 19:38:20.15 ID:ddn7ecAo
>>466

【ひゅうう――冷気を、自分の周りへと引き寄せたが】
【迫り来る、無数の銃弾――】

まるで雹みたい 飛んでくる
その弾丸が 飛んでくる

【冷気――もとい、冷風は・・・雪を含み始めるッ!】
【しかし、弾丸は彼女へと命中していき、直撃ではないとしても――赤い飛沫が辺りへと飛び、白い布を染めて行き】

痛いわ痛いわ でもこれが戦い
痛いね痛いね 冷えた私が燃える
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 19:43:47.80 ID:PrroCr6o
>>467
(遅かった!)

【つう、と女性の頬に冷や汗が伝う】
【女性は葛藤をする】
【果たして、殺すのか、殺さないのか】
【だがそれは、ほんの一瞬。そう、一瞬で判決は出た】

【女性がパチンと指を鳴らすと、「放った全ての銃弾が破裂」した】
【残った弾丸も、抜けた弾丸も、全て同時に破裂し、細かい鉛の破片を周囲にばらまく】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 19:49:48.03 ID:ddn7ecAo
>>468

【シュルルルルルルルッ!――冷気が渦巻き、そして――】
【ツララ、ただし・・・長さは20cm程度のそれを、3つ生成すると】

【女性の持つ銃や、他に見えていると思われる場所を狙い】
【――それを、放つだろうッ!】

【だが、銃弾の炸裂は止められなかった】
【ツララにも、それが一部命中して、欠けさせて威力を削ぐ】

あはははは あなたは強い
あはははは わたしも強い

吹雪は驚異 冬の驚異
吹雪は凍てつき 身への驚異

【彼女の体へ、その破片が次々に命中してゆく】
【どうやら、吹雪をうまく動かして・・・一部は防いだようだが、血飛沫があちこちから発生している】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 19:55:20.16 ID:PrroCr6o
>>469

(長引けば長引くほど不利になる! こんなことになるならもっと準備してきたのに!!)

【火薬の炸裂音が響き、女性が隠れていた木には銃弾が撃ち込まれた】
【つららが来た瞬間に炸裂させ、木のかけらもろとも彼女に鉛を浴びせるつもりだ】

【同時に女性は駆け出しながらリロードを行う】
【幸いここは森、隠れる場所ならば無尽蔵に存在する】

【女性は新たな弾を装填し、木陰から再びスコープを覗く】
【狙う場所は、彼女の心臓】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 19:59:13.47 ID:STvs22go
【街中】


…………金も無ければ右手も無い、武器ストックは無くなった。
家には食材が残ってないし、素顔は見せれない……―――。



――――…………いっそ、『六無斎』なら格好も付くんだけどな。



【長袖のブラックシャツにホワイトベスト、其の上から灰色のファーコートを重ねた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『伊達眼鏡』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【右手はボロボロのコートの袖から覗いておらず、どうやら『右手が無い』らしい事が判るか】

【「あ、“働けない”を入れたら六つだ」等と、意味の分からないことを言いつつ立壁際に立つ彼】
【見れば服の所々は焼け焦げており、肌には『包帯』―――…何となく、貧乏オーラ≠ェ湧き出している】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:05:26.29 ID:ddn7ecAo
>>470

【表情は、まるでそれを失ったかのように変わらない】
【常に、薄く笑っているように見える】

【そして、炸裂する銃弾、同時に破壊されるツララ】
【木の破片と、炸裂したそれが彼女へと襲いかかる】

【その瞬間、渦巻く吹雪――】
【木の破片と、炸裂したそれを防いでゆくが、全ては防げず彼女へと一部が命中する】

豪雪豪雪 吹雪吹雪
あなたは何処に居るの 私はここに居るの

【ダメージは受けているのか?】 【是――彼女を追おうと歩く足はとても重い】
【そして、ある程度の位置を予測して――】

【ゴオオオッ!】 【彼女が居ると思われる木へと、吹雪が放たれる】
【その吹雪は・・・雹も含まれており、木に隠れていない場所に命中すればダメージをうけかねない。木も、攻撃終了時まで持つかは分からない】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 20:11:45.89 ID:PrroCr6o
>>472

きゃああっっ!?

【我ながら情けない声が出たものだ、と女性は一人考える】
【そして、笑みを浮かべた】

【まだ頬が凍りついただけだ】
【まだ右足が血まみれになっただけだ】
【だから、どうした】

【女性は「吹雪に向けて」弾丸を撃つ】
【6発の弾丸は吹雪の中に向かうが、最初に放ったはずの1発は、ほんの一瞬、空中に浮いてから吹雪の中へと向かった】

【にい、と口元を釣り上げたまま、女性は指をはじく】
【6発の弾丸は、吹雪の中で「燃え上がった」】

(根競べ、ね)
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:16:28.69 ID:Hy6NTr2o
>>473

【燃え上がる弾丸】 【凍て付いた吹雪】
【雪解けの時】 【吹雪は、熱によって勢力を失い行く】

春はまだ早いのに 溶けちゃいそう
頑張らないと でもどうしよう

【そして、彼女自身は立ち止まっている】
【次の攻撃の準備をしているのか?】 【それとも、ダメージの影響か?】

痛い痛い とても痛い
でも楽しい 戦い楽しい
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 20:20:39.51 ID:PrroCr6o
>>474

(私は、魔弾の射手)

【女性が放った1発目は、少女の心臓へと、心なしかホーミングして向かう】
【このまま何もしなければ、追尾する弾丸は心臓へ突き刺さるだろう】

476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:24:47.40 ID:Hy6NTr2o
>>475

ああ 飛んできた
ああ かわさないと

【吹雪はもう無い、冷気を呼び込まなければ】
【いや、冷気がなくともツララは撃てる】

【彼女は、長さ5cm程度のツララを3つ生成して】
【銃声と同時にそれを弾丸へと放とうとしたが】

【チュン】 【間に合わず、それは心臓へと直撃――】
【それと同時に、彼女が光の粒子へと成り行く】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 20:30:23.55 ID:PrroCr6o
>>476

ッッ――

【両手で自らの頭を抱えながら、女性は叫び声をかみ殺した】

(私はただの射手)

【木の影から飛び出し、女性をみると、女性は光に溶けている】

あ……あ……!

【ああ、私は「また……」】
【奪ってしまった】
【奪い去ってしまった】

【射手の1発は女性の心臓を打ち抜き、その1発で勝負は決した】
【射手は顔を両手で押さえて、地面に膝をついた】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 20:33:36.43 ID:FdMZvPYo
【どこかの荒れ果てた岩山】

(鉱石鉱石ー……)

【墨汁のように真っ黒な髪に同じく黒い瞳、幼げな顔立ち】
【頭には赤い鉢巻を結んで、頭の後ろには真っ赤な蝶々結びが揺れている】
【起伏の少ない身体に水色のタンクトップを着こみ、肩に被せるように白い薄手のコートを羽織り】
【同じく白い半ズボンを穿き、足には動きやすいようにとスニーカーを履いて】
【両腕に白と黒の鞘の刀を大切そうに抱いている少女が歩いてる】

(などと探し続けてから3時間、場所が場所ですから枯野で花を探すような物ですけど)
(ここまで何も見つからないとは思いませんでした……)

【はふうと溜息を紺色の空気に溶かして】
【何の特徴の無い岩肌を見て、何も価値の無い足元の小石を蹴り】
【肩を竦めて近くに座り心地の良さそうな岩に腰を降ろした】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:38:28.45 ID:Hy6NTr2o
>>477

私はどこへ行くの?
私には分かるわ

私は生まれ変わるの きっと
そして あなたを恨んでもいないのよ

私は「ラダム・イデンダー」 乱雑で不思議な者
また何処かで会いましょう 何も知らない私と

【粒子へと成り行く彼女から聞こえる声――】
【やがて、その言葉はどんどん聞きづらくなってゆく】

Thank you very much.
I can fight with you and am happy.

【そして、彼女は消えた】
【跡には、何か――小さな、古びた板切れが残される】 【加工すれば、ちょっとしたもの程度にはなるだろうか】

/乙でしたー、焼き土下座の準備をしてきます
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 20:41:11.15 ID:uoFE8zgo
>>447

……

【予想通りの返事に怜司は黙り込んだ】
【考えるための時間、というよりは踏ん切りをつけるための時間といった方が正しいだろう】
【ともかく彼は諦めるのにやや時間を要した】

虫のいい話だが、事の発端を少し愚痴らせてほしい、というところだ……

【要約すれば、本日二回目の頼みごとだった】
【この世界に来て以来、ここまで人に頼るのは恐らく初めてだろう。今回のことはそれだけ大きかったようだ】

//遅れてごめんよ。返しておくよ
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 20:43:14.18 ID:PrroCr6o
>>479

【女性は立ち上がり、彼女を見送る】
【嗚咽も、涙も見せず、ただ凛と光を見つめていた】

ラダム・イデンダー……
ええ、また、会いましょう。

【粒子が消えるほんの少し前に、女性は口を開けた】

ライシュッツ。私は、ライシュッツ。

【真っ赤な眼で行方を見つめ、女性はわずかに頬を濡らした】

板きれ……うん、ありがとう。ラダム。いただいて、いくわね。

【傷ついた足をかばいながら、女性は歩いていく】
【森の出口へと】

/乙でした―。グダグダロールですいませんでした
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 20:49:12.81 ID:f8MEWLc0
【酒場 『八福尽星』】

――――今日も今日とて店は繁盛…………か

【フード付きのマントと半ズボンを着た、顔に大きな傷があり尻尾の先が二つに分かれた、猫人間という表現がしっくりくる眼つきの鋭い二足歩行の猫が】
【店の隅のテーブルに陣取り、店内の喧噪を見回している】

【どうやら夕食を済ませた後らしく、パイプを取りだすとタバコの葉を詰め、マッチで火をつけてタバコを燻らせ始める】
【テーブルの上には、何らかのカクテルと思しき液体が入ったグラスが1つ、寂しげに置かれているのみだ】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:51:26.66 ID:KhcUDQSO
【街中】

【帰宅する人々が行き来するこの場所】

【だが…とある一帯だけ人々が避けていく】

【そこには】

んふっ♪今日もいい夜だわ〜
こんな時は……んっ♪いい出会いの予感っ!
【黒い肌で、モサッとしたアフロに、上半身裸で胸毛が生えて】
【下半身にはハート柄の海パンをはいた】
【身長170cmの男……いやオカマだ!!】

【腰をクネクネさせながら歩いている。その姿は異様だ】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:56:50.10 ID:9S.8c8.o
>>480

【その、更なる沈黙の時間も。利織は何も言わずにずっと黙っていた】
【彼の思考の邪魔をしてはいけない、と思ったのだろう】
【そして、ようやく紡がれた言葉に対してはやっぱりにまりと笑い】

んふー、超いいですよ
この際もう超遠慮なんて超不要ですしおすし

【なんだかよく分からない語尾がおまけについてきたが、それは兎も角として】
【頼みごとを断る理由など無く。彼の言葉を快諾する】

/おかえり?おかえりー
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 20:59:50.23 ID:STvs22go
>>482

【喧騒に包まれる酒場――…其処に、一人の浮いた$l物が入って来た】
【周囲の人々が発している、『陽』の雰囲気ではなく、何処か捉え難い=z
【例えるならば、『バー』にでも行った方が似合っている様な……微妙な「静かさ」を有している】


―――……スイマセン、適当に食べれる物でも持って来て下さい。


【長袖のブラックシャツにホワイトベスト、其の上から灰色のファーコートを重ねた青年だ】
【下に履いているのは真紅のベルトを通した黒のスラックス、銀縁の『サングラス』を掛けている】
【肩甲骨ほどまで伸びた後ろ髪はゴムで纏められており、前髪は双眸にかかる程を左右に分けた黒髪】
【右手はボロボロのコートの袖から覗いておらず、どうやら『右手が無い』らしい事が判るか】

【擦れ違った店員に、そう告げると――彼が向かったのは、店の奥≠フ方】
【もしカウンターが有るのならば其処に座り、無いのならばテーブルにでも座るだろうか】

【――見るからに『金が無さそう』な外見は、彼の注意を惹くかも知れない】
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:01:04.16 ID:uoFE8zgo
>>484

……ありがと

【にこりと怜司は笑った】
【こんな風に笑ったのはいつぶりだろうかと、感想を抱いた】
【そう思えるような、心からの笑みだった】

とはいえ、どこから話すかな
俺が異世界人であることから話した方がいいかな

【うーん、と悩むように唸る】
【ここから話すのは、この世界に来てからの彼の全て】
【一年間の総括だ】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:05:25.93 ID:f8MEWLc0
>>485
「いらっしゃい……?
かしこまりました、カウンターお一人様入ります!」

【どこか困惑しながらも、店員は『注文』を受け付け、準備に入る】

…………フゥー…………?
あれは…………?

【煙を満足そうに吐き出し、もう一度店内をぐるりと見回した猫人間は、青年の姿を認める】

(…………無銭飲食でもするつもりか?
だが、店の奥に陣取れば、出るのは無理があるだろう……
――――強引に出ようとでも言うつもりなら……久々に店内で『仕事』かもしれんな……
まぁ、その判断はまだ早い……)

【素早く逡巡すると、猫人間はパイプに詰まったタバコの葉を、テーブルに叩き付ける事で叩き落とす】
【そうしてパイプを仕舞うと、テーブルの上の酒を一口、口に含んだ】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:06:19.00 ID:zDIF2Iko
【公園】

ううー…っ!
う、産まれろー!

がんばれ!がんばれっ!

【真っ白なワンピースの上に対照的な黒いカーディガンを羽織った】
【翡翠色のくりくりした瞳を輝かせている身長140cm程の少女が】
【汚れるのも気にせず、瞳と同じく翡翠色のロングヘアを地面に付け寝そべっている】

ほらっ!もうちょっとだから!
もう一息ですよっ!

【顔だけは上げてあり、その視線に真っ先に写っているのは】
【斑点模様の入ったバレーボール大の楕円形の球体】
【2〜3本縦にヒビが入っており、時折左右にがたがたと揺れている】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:09:01.20 ID:9S.8c8.o
>>486

……、あ。。

【その笑みに、思わず見惚れてしまった】
【自分はこんな笑みを浮かべた事は、あっただろうか】
【浮かべたとして──最後にそんな笑みを浮かべたのは、いつだっただろうか】
【羨ましいと、思った】
【そんな笑みを浮かべられる彼の事を、羨ましいと──そう、思い】
【「ち、超どういたしましてです。超」】
【自身の感情を隠すかのように、そんなことを呟いて】

もやしが異世界人だってのは、前に超聞きましたね
まぁ、もう一度話してくれても超構いませんけど。
兎も角、超話やすいように話してくれればいいですよ?

【にま、と】
【浮かべるのは、やっぱり。チェシャ猫のような、そんな笑みで】
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:13:18.06 ID:6tcXkqoo
>>488
【そう!、と少女が振り向いたなら】

・・・えーと、こんなところで寝ていると危ないですよ?

【薄紫がかったブロンドの長いウェーブヘアを靡かせる、大人びた容姿と雰囲気の少女が立ったまま寝そべった少女を見つめている】
【カーマインとシアンのオッドアイは穏やかな目つきに似合わない眼力を持っており、左手薬指には銀の指輪が】
【白と薄緑で構成されたロングスカートのワンピースを身に纏い、濃緑色のケープを羽織っている】
【腹部に巻かれた黒いリボンが持ち前のスタイルを強調しており、羽根の形のネックレスを付けている】

卵・・・でしょうか?

【とりあえず視線を寝ころんだ少女のそれに合わせ、その先の球体に目を留める】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:15:37.01 ID:STvs22go
>>487

【左右を軽く確認し――本人は『知り合い』の有無を確認しているのだが、どう見ても怪しい=z
【次いでサングラスを外すと、現れた双眸は存外に普通……尤も、「熟練者」なら“注意を張り巡らせている”事に気付くか】
【左手に持った其れをカウンターに置くと、懐に手を突っ込み、取り出したのは――『ビニールの小袋』?】


………、……。 ――――……駄目だな、“不確定”要素が強すぎる。


【『読唇術』、或いは『獣並みの聴力』を持っていれば、彼がそう呟いたのが判ったかも知れない】
【……『小袋』の中身は見えないが、裏≠ノ通じていれば“クスリ”の取引に使われる物と酷似しているのが判るか】


【どちらにせよ、“金無さそうな人物”が「不審な行動」をしているのは明らかで――『怪しい』事この上無い】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:15:52.54 ID:uoFE8zgo
>>489

そうか、言ったか

【どうやら忘れていたらしく、納得するように呟いた】
【そんな簡単なことも忘れるぐらいの状況だったか、或いは忘れっぽいだけか】
【話を聞けば分かり易いやもしれない】
【また、少しの間黙り込んでいた。恐らく頭の中を整理して話を組み立てているのだろう】
【その間はやや俯き気味になり、微動だにしなかった】

……端的に言えば……恋人、に、別れを、告げたら……殺されそうになった。……応戦、したら、向こう、が、死んだ……というところかな

【纏まったのか、非常に短く説明をした】
【不自然なまでに区切りが入っている。無理やり言葉を搾り出しているかのようだ】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:21:53.03 ID:9S.8c8.o
>>492

……超、きっついですねそれ

【そんな、相槌のような一言】
【なんとなく想像するだけでも、キツいという言葉が出てくるのだ】
【それを経験した本人からすると、どれほど過酷なものであろう──】

【利織はそのまま、何も語らない】
【相槌は打つものの、今はただ彼の言葉を聞くことに専念するようだ】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:24:40.76 ID:f8MEWLc0
>>491

「へい、お客さん。お望みの食い物一丁!」

【カウンターから、青年の前に差し出されたのは、チキンサラダ】
【ただ『食べられるもの』としか言われなかったので、軽めのものを選んだのだろう】

(…………周囲を見回している
誰かと待ち合わせ、か――――む)

【青年の様子をつぶさに観察していた猫人間が、その言葉を聞き咎め、耳をピクリと動かす】
【そして青年が取りだしたのは、なにやら意味ありげなビニールの袋】

(『不確定要素』そして待ち合わせ、あの小物…………アレを品物と考えれば、誰かと取引と言うところか
『不確定要素』と言う事は……この場の指定に対しての意見だな……そう考える事が出来る……)

【状況証拠から、青年の素性を推察していく猫人間】
【それがあっているかどうかは、それほど意識していない。その可能性があると言うだけで、彼にとっては要注意人物となり得る】

(以前は『機関』の人間に良い様に店を荒らされたが、そうそう何度も失敗を侵す訳には行くまい……
もしそれが『ビンゴ』だったなら……)

【猫人間の目線が、自然鋭くなる】
【過去に、『卵』をネタに店で騒ぎを起こされた事が、尾を引いているのだろう】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:28:29.04 ID:uoFE8zgo
>>493

きついなんてもんじゃないさ……おかげで睡眠薬と精神安定剤が必要になったよ
刃物と血と女性も怖くなった。触れもしない
……薬飲まないと、毎晩、彼女が夢に出るんだよ。呪詛を呟きながらね
気が狂うかと思った

【そこから先はすらすらと喋っていった。驚くほど落ち着いた口調で】
【やや強引に感情を押さえ込んでいるのかもしれない。或いは余程誰かに話したかったのか】
【殺してしまった相手が夢に出る。物語などでよく言われる現象だが、実際に有り得るのだ】
【それが毎晩続く。気が狂うのも無理は無い】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:29:14.44 ID:zDIF2Iko
>>490

わわっ!?
あ、えと…ごめんなさい
もしかして邪魔でした?

【全意識を前方の物に集中していたのだろう】
【話しかけられた瞬間、すごくびくっとなった】

でも、もう少し待ってください!
あと、ほんとにあとちょっとなんです!
今動かしたら多分だめなんですよ!

早くー!早くー!

【両手のひらを球体に向けて、はんどぱわー!とか言っていたり】
【思いが通じたのか一際大きく揺れると、ぴしっと大きな縦ヒビが一本走った】
【上の方からぴしぴしと破片がこぼれていって】
【卵から顔を出したのは卵黄でもひよこでもなく】

「きゅー、きゅー。くるるる」

【小さな可愛らしい龍だった】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:33:35.82 ID:PrroCr6o
【公園】

……はふう

【女性の口からは情けない声が漏れる】
【黒の男性服を身にまとう起伏に乏しい体つきの「女性」は、崩れるようにベンチへと座る】
【右足には包帯が巻かれ、頬にはガーゼが張られている】
【左目に掛けたモノクルを取り外して拭いてから、女性は再びモノクルを装着し、空を仰いだ】

奇麗な、星空ね……
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:35:18.72 ID:STvs22go
>>494

【店員に返すのは、「有難う御座います」と云う言葉と、愛想の良い微笑】
【礼儀正しく両手を合わせると、チキンサラダを口に運び――結構な『食いっぷり』である】
【『小袋』は卓上に『サングラス』と共に放置されており、別段変わった@l子は――……】


「……オィ、ニーちゃん。 ソイツ=A何処で手に入れた?」


【――――……どうやら、彼にとっては久々の仕事≠ニなりそうな雲行きである】

【突然に立ち上がったのは、青年に程近いテーブルに座っていた其の筋≠チぽい男である】
【鼻筋に直角に、『古傷』を浮かべた男は青年と二言三言交わすと―――】


だから、『売人』なんかじゃあ…………――――――ッ!!!


【 『 青 年 の 頭 を 、 カ ウ ン タ ー へ 叩 き 付 け た 』 】


【刹那、店内の空気は凍り付き――男がギロリ、と周囲を睨むと、客達は目を逸らす】
【青年の頭を掴んだまま、もう一度其れを振り被り……どうやら、また同じ動作をする積もりか】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:36:08.80 ID:9S.8c8.o
>>495

(……さっき見た錠剤は、超そういうこと、ですか)

……、よく、超今まで耐えられましたね
もやしの癖に、超頑張りましたよ

【彼女もまた、落ち着いた口調でそう言った】
【相手を認めるかのように。相手に、これ以上我慢しなくていいよというかのように】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:36:18.30 ID:HuMNsrMo
【路地裏は、今日も冷たい風が吹く】

【シグナルレッドの外ハネロングヘア/同色のツリ目】
【白いカッターシャツ/赤チェックのネクタイと同色のプリーツスカート/ガーターベルトで固定した黒ニーソ】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】

……三日月、っちゅーにはちと、太いのネ?
まあ、うん。今日もお月さまはキレイキレイ、なの、ネッ!

【灰色の廃ビルの屋上、そこよりさらに高い場所――使われていない貯水タンクに腰かけて、空を見る】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:38:22.47 ID:6tcXkqoo
>>496
いえ、私は構わないのですが・・・偶然目に付いて気になったもので

【公園で寝転がってる女の子を見たらまぁ心配するでしょうが】
【少女が純粋な興味と心配から見ているというのが、若干曇った表情から伝わるだろうか】

【小柄で寝そべっている少女と視線を合わせるために、その場でしゃがみこんで卵の様子を一緒に見守り――】

・・・龍、ですか?

【呆気にとられた様子の声を上げ、卵から現れたそれに視線が釘付けとなった】
【もしもワンピース少女の方に視線を向けたなら、その表情からも驚いているのがわかるだろう】

502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:39:17.26 ID:KhcUDQSO
>>500
んふっ♪本当に月が綺麗わよねぇ〜
【響く野太い声】

【黒い肌で、モサッとしたアフロに、上半身裸で胸毛が生えて】
【ハート柄の海パンをはいた】
【身長170cmの男……いやオカマが】

【腰をクネクネ動かしながら近づいてくる】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:39:27.61 ID:Z40N66DO
>>497
あぁ、綺麗な星空だ…美しい
【女性の右側、真横からそんな男性の声がした】
【声の方向を見たなら、そちらには】

そして私は美しい…それ以上に…
【臍まではだけたワイシャツの上に前開きの純白スーツを着て黒い手袋を履き、左右に黄色い毛束のラインが混じった肩までの黒髪、銀縁眼鏡をかけた長身の若い男】
【が、変なポーズで立っていた】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:39:37.24 ID:uoFE8zgo
>>499

彼女を殺して以来、路地裏で不良と喧嘩をするようになったんだ
十人前後ぐらいだったら、得物もあったし楽に勝てた
喧嘩をしてる最中は、全部忘れられたんだ
自分が何をしているのか、何をしてきたのか、自分が誰なのか、何を考えるべきなのか。全部、みんな、全て

【利織の言葉が聞こえないかのように話を続けていった】
【不良との喧嘩に没頭することによって、全てを抑え込んできた】
【それは彼自身が編み出した一種の治癒行為なのだろうか】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:42:02.41 ID:f8MEWLc0
>>498

(…………運び屋か。詳細を知らせず、ただ金を握らせて物を運ばせると言うところか……)

【その様な手段を使えば、当人はそもそもの危険意識を持たないために、自然体で『事』をこなせる】
【万一仕事を失敗した場合でも、足がつきにくい。有効な手段の一つだ】

――――――――チッ

【突然、男が青年に対し暴力を振るったのを見てとった猫の行動は、早かった】
【テーブルから飛び出すと、男目掛けて一直線に飛び蹴りを放つ】
【151cmの小柄な体躯とは裏腹に、獣と人の相の子のためか、その身体能力は尋常ではない】
【まさに、『光陰矢の如き』電光石火の速度で、男へ飛び込むだろう】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:42:44.34 ID:PrroCr6o
>>503
【突然の声に、女性はゆっくりと声の発信源へと振り向く】
【と、同時に女性は首が折れるほど素早く夜空を見上げた】

(つかれてるのかな? 幻覚が見えてきたわ)

【あまりにも現実離れした状況に、女性の処理能力が追い付いていない】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:42:59.49 ID:HuMNsrMo
>>502

うむッ! きれ、い、

【だよネっ! と。いつもの調子で、ニカッと笑いながら。来訪者に向けて、そう言おうとした】
【した、のだけれど。……少しばかり(ということにしておく)予想外の来訪者の姿に、息をつめて】

……だ、ネ……お、おにぇい、さん?

【「お兄さん」と呼ぶべきか、「お姉さん」と呼ぶべきか】
【少女はそこで、迷ったのだ。その挙句に出た言葉は、なんとも曖昧――】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:45:01.89 ID:9S.8c8.o
>>504

……うん

【こく、と頷く】
【静かに。ただ、静かに】
【否定は、しなかった】
【このような時は、相手の話を静かに聞くのが一番だと知っていたから】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:48:27.35 ID:Z40N66DO
>>506
所で、その怪我はどうしたのだ?
女性がそのような格好でうろつくのは良くないぞ
【女性の行動を知ってか知らずか、男はナチュラルにマイペースに会話を続けようとする】
【一つ確かなのは、彼は幻ではない、現実だと言う事だ】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:49:09.12 ID:uoFE8zgo
>>508

けど、そんなのはいつまでも続かない
昨日ね。知り合いが、死んだ彼女の名前を出したんだ。そのとき俺は、それが誰の名前だったか思い出せなかった

【こう言った後、彼は否定するように首を振った】

ううん、思い出そうとしなかったんだ。思い出したくなかったんだ
寝ずに外に出て、路地裏を歩いていて……あの不良に出くわした
丁度、ナイフで人を刺すところにね

【あの不良。恐らく路地裏に居た利織が助けた不良のことだろう】

気づいたら刀を突きつけてた

【そこまで言い切り、怜司は一度黙り込んだ】
【「人を殺すのがそんなに楽しいか」と彼は不良に言っていた。その言葉を発したのにはこういった様々な経緯があったのだ】
【やろうとしていたことは、決して許されるようなことではないが】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:50:56.45 ID:KhcUDQSO
>>507
あらぁ?お兄さんだなんて……んっ!もう!!失礼しちゃうわぁん!
身体は男だけど……心は乙女よぉん♪
【ウィンクし】
【クネクネ腰を降りながら近づいてくる】

【なんかある意味ホラー】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 21:53:17.45 ID:PrroCr6o
>>509

……ちょっと転んだのよ。それに、そんな野蛮な輩に私は負けないもの

【ふい、と男から顔を背け、女性は言う】
【右の腰に差した銀色の銃は、きらきらと夜の光を返す】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:54:25.43 ID:zDIF2Iko
>>501
わー!わー!
やった!ずっとあたためてきた甲斐がありました!
命の誕生ってすごく感動的ですね!

【緊張していた顔が緩み、驚きと嬉しさが織り交じった表情をする】
【いつのまにか自然と涙腺が緩んで水滴が頬を伝っていた】

【卵から少女の顔の前まで、よちよちと這い出てくる】
【いわゆる刷り込みというやつだろうか】
【小さな頭を彼女のほっぺたに摺り寄せる】

はい、そうです!
とある方の忘れ形見で、もちろん私の仔では無いのですが…

あはは!くすぐったいです
…なんて名前つけようかなぁ…

【ものすごく嬉しそうである】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:55:36.64 ID:HuMNsrMo
>>511

あ、うん、じゃあお姉さんでネ。よろしくネ!

【新手の心霊現象なのかなーこれあたし何か悪いことしたのかネ? 内心そう思いながらも】
【ぺんぺん、と。タンクのてっぺん、自分の隣に位置する地点を叩く。ここにおいでよ、という意味なのだろう】

おねーさんは何しに来たのネ? お月見かネ?

【自分が何をしているのか、は言わずに。相手に問う】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:56:31.98 ID:9S.8c8.o
>>510

……超、つらかった、ですね

【ぽつ、と】
【たった一言だけ、そう呟いた】
【確かに彼がやろうとしていた事は、許されることではなかったかもしれない】
【それでも、利織は、彼を許そうとした】
【彼女が許したところで、何かが変わるわけでもないかもしれない】
【それでも、彼女は──】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:56:40.20 ID:STvs22go
>>505

「吐け、『D』ばら撒いてンのは何処の“組”だ。 」
「お蔭で天狼会≠フ評判はダダ下がぁ……!!―――〜〜〜ッ、何だテメェ!やンのかオラァ!!!」

【軽く吹き飛ばされた男は、『カウンター』に上半身を乗せる形で叩き付けられる】
【荒事≠ノは慣れているようで、即座に体勢を立て直すと――ファイティングポーズを取るが、】


                   【 ―――――バ タ ン!!! 】



 ――――……、…今のは許してあげます。 えぇ、許してあげますよ。

             よく考えたら、僕の行動も相当に怪しかった=c……―――。



【―――…カウンターを叩き、静まり返った店内に声を響かせつつ青年が立ち上がった】
【其の様子は何処か、オーラ%Iなものが見えそうな程の『怒り』が充満しており……眼光は、鋭く光る】

【「でもね」、と一言呟くと――……かつかつと、両者の間に入り、拳を構え】



                 …………食べ物の怨み=Aって知ってます?



【にっこり―――笑うと、『 神 速 の 左 ア ッ パ ー カ ッ ト 』(食べ物の怨み補正)を叩き込んだ】


【――……カウンター上を見れば、散らばっているのはチキンサラダのだった&ィ。】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 21:56:45.27 ID:FdMZvPYo
【街中】

お腹が空きました……

【身長150p程度、膝までありそうな長い黒髪に金の瞳】
【全身を髪の色と同じく黒いローブに包んだ少年が「くう」と小さく鳴る腹に手を当ながら歩いている】

(僕ばかりがこんな風です、嫌な物を全て背負っているようで)
(あっちは言う必要も無い程に幸せそうです……)

【胸中にどうしようもない思いを封じたまま】
【ただとぼとぼと歩き続けるその姿は小汚い捨て猫そのものだった】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 21:56:53.80 ID:Z40N66DO
>>512
ふむ、やけに派手な転び方をしたものだな
この世界の女性が強いのは私もよく理解している、だが
女性が顔に怪我等する物ではないぞ、美しい顔が台なしになってしまうではないか
【見てないようでよく見ている、それに何やらいい事を言っているようにも思えなくもないが】
【一々ポーズを変えまくっているのでウザい事この上ない】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:00:36.34 ID:PrroCr6o
>>518

……っふふ、あなたそれ、口説いてるの?

【口元を釣り上げ、白い歯で笑う女性。顔はほんのりと赤い】

(……ポージングをやめればそこそこ、なのにね)
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:03:00.89 ID:6tcXkqoo
>>513
可愛らしい子ですねぇ
本当、いつの時代も命の尊さというものは変わりませんね

【少女と摺り合っている龍を見てそんな感想を漏らす】
【そこはかとなく感動したした様子を見せる少女・・・言ってることがなんか年寄り臭いが】

忘れ形見、ですか
…当然それって龍の子供ですよね?

【忘れ形見、という言い回しにちょっと気になるものがあったのか、今更なことを尋ねてみる】
【名前について触れないのは、要するに自分が触れる領分ではないと思っているからだろう】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:03:53.30 ID:uoFE8zgo
>>515

……まぁ、そんなところ

【怜司は語り終えたように一言呟いた】
【これで終わりだと彼は言った。しかし本当に終わりだろうか】
【彼が話したのは事実のみ。そこに付随するべきものが足りていない】
【彼はこの話をする前に。『何を』聞いてほしいと言ったか】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:05:21.48 ID:Z40N66DO
>>519
失礼な、私は美しい物が好きなだけだ
好きな女性が出来たら口説くなど、回りくどい事はしないで美しくすぐさま求婚する
【変なポーズのまま眼鏡を上げながらそう答える】
【それはそれでどうなのか…】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:06:06.08 ID:KhcUDQSO
>>514
お姉さんだなんて……んっ♪照れちゃうわぁ〜
で・も♪
私の事は愛を込めてダンマさんと呼んでいいわよん♪
【クネクネしながら近づく】
【ついでにこのクネクネの動き……意外に隙がない…】
【恐らく武術の達人】

んふっ♪ただの散歩よん♪
貴女はぁ?
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:09:15.53 ID:9S.8c8.o
>>521

……。……うん?

【話を終えた様子である彼を見て、一瞬利織はきょとんとして】
【しばし、ぱちくりと瞬きをした後ぐいーんと首を傾げ】

……、超なんか足りない気がするんですけど?

【じーっと】
【どこか不満そうな表情で、そんなことを言った】
【具体的な事は、言わないけれど】
【遠まわしに、「その他の事を話せ」と言っているようなものだ】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:09:21.71 ID:f8MEWLc0
>>516

――――この店での狼藉、代償は血で払ってもらう事になっている……
この『仕置きの猫又』と、やる気か……!

【猫もまた、男と同様にファイティングポーズをとる】
【両手の甲の切れ込みの様な部分から、ナイフを直接植え込んだような、3本の鋭い爪が剥き出される】
【顔に傷のある風貌、ひたすらに鋭いその眼光】
【彼もまた、この様な事態に慣れた人間の一人だ。じわじわと威圧感を周囲に発散させる】

む――――!?

【しかし、そこに青年の横やりが入る】

……驚いたものだ
品物は、店でおごりにしよう……その代わり

【アッパーカットを放った青年に、ニヤリと笑みを向けて賛美の言葉を投げかける】
【そして、つかつかと男の方へと歩みよると】

人のヤサで騒ぎを起こした代償……その身に刻んでくれる……!

【そういうや否や、彼は一切の情け容赦なく、腕の爪を男の左目に突き立てる】
【勢い余って眼窩から脳に到達しないよう手加減しながら、それでも二度とその眼が使い物にならないレベルで】
【暴力沙汰を起こした事への、高い代償を払わせたのだ】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:10:35.50 ID:uoFE8zgo
>>524

何が?

【対して怜司はきょとんとしている】
【本当に分かっていなさそうな表情だ】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:11:20.07 ID:PrroCr6o
>>522

それはそれで、複雑ね……
【呆れたように、女性は言う】

ところで、そのポーズ、何か意味があって?
【指をさしながら、そう尋ねる】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:11:41.34 ID:HuMNsrMo
>>523

そ。じゃ、よろしくネーダンマさんっ!

【ひゃひゃひゃ、と軽快に笑いながら。赤い瞳がすうっと細められる】
【……路地裏うろつくヒトなら、まあ。そこそこ強いヒトは見るけれど……ふむむ?】
【まあ、置いとこうネ。少女は再び視線を空に】

なんとなくネ。お月さまを見たくなることって、ないかネ?
あたしはあるから、ここに来たのネ。ここはあたしの特等席なのネ!
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:13:46.63 ID:1jNxhkoo
ボーマンダさん?
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:16:05.61 ID:Z40N66DO
>>527
ポーズ?何、そこまで意味は無い
今は私が一番美しく見えるポージングを研究しているのだ
【そう言っている間も忙しくポーズチェンジ】
【開けた服から見える腹筋とか胸筋が若干目に毒】

そう!美しい私が最も輝くポーズを!
【と、いきなり声を大きくしながら女性に体を向け】
【「これでもか」と言わんばかりに開けた前面を見せ付けるよんな、そんなポーズを取った】

/すいません、風呂入ってきます
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:16:05.45 ID:zDIF2Iko
>>520

もちの、ろんろんです!
しかも私よりずっと上位の幻想種って種族の龍です
きっと元気いっぱいに育ちますよ!

「きゅー…!」

【いくら龍でもさすがに生まれたばかりは飛べないようで】
【両手にそっと載せてゆっくり立ち上がると、ぱたぱたと小さく翼を動かした】
【というか緊張とかで持った手がものすごいぷるぷるしてるよ!】

えへへ、持ってみます?
大丈夫です、多分噛まないと思いますよ
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:18:50.11 ID:9S.8c8.o
>>526

なーんか超いろいろ溜まってんじゃないですか?
具体的に超言うならば a complaint. 超愚痴ですね

【何故だか知らないけど、中途半端に混じった英語の発音がむちゃくちゃ流暢である】
【きょとんとしている彼に対しては、若干呆れたような。ただし後半の言葉は得意げに言葉を紡ぐ】
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:18:56.54 ID:KhcUDQSO
>>528
んふっ♪つまりお月見ねぇ〜
いい趣味してるわぁん♪貴女が男だったらキュン♪として抱きしめてベットにゴーしたくなるわぁ
【全国の男性逃げて!!!】

あら?けど、そしたら私はお邪魔かしらぁん?
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:19:55.92 ID:uoFE8zgo
>>532

は?

【反対側に首を傾げる。表情に呆れが加わった】
【「何言ってんだこいつ」的な目をしている。端的に言えば馬鹿にしている】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:20:25.81 ID:STvs22go
>>525


「テ、テメ……ひっ、おっ、おい、止め――――……あ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!!!!」


【―――……詳細な描写は省くが、見たくも聞きたくも無い′景が繰り広げられているのは間違い無い】


【男は途中までこそ、苦しみ、煉獄の釜にでも放りこまれたかの様に悶えていたが……やがて、其れも『止まる』】
【どうやら死んだのでは無く気絶≠オた様で、荒い呼吸のままにカウンターへ体が沈んだ】



…………、……。 ――…………ぇ、いや……。


【一方、青年はと言うと――…最も相応しい表現をするなら、「唖然」と言った表情か】
【何をする事も無く、其の場に立ち竦んでいて……――は、と我に戻ると】


いや、其処までする必要は無いのですよ!!!
ほら、他のお客さんも居ますし、其の辺りで―――……!!


【猫男に近付くと、背後に回り――大声を上げて、其の行動を止めさせようとする】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:22:13.80 ID:PrroCr6o
>>530

【見せつけられた女性は一瞬硬直し、その直後に言葉を紡ぐ】
あなた、服着ないと後悔することになるわよ?

【左手を右手の腰に添え、右手は首から掛かる猫の肉球を模したアクセサリに触れる】

/はいてらー
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:24:03.48 ID:HuMNsrMo
>>533

……女の子でよかったのネ。

【ほんとにね】

んーん、別にそんなこたぁないのネ。
逆にネ、いろんなヒトと同じものを見るのって、楽しいのネ。同じものを見てるのに、ぜんぜん違うように見えたりするしネー

【そうだネー、たとえば。】
【少女はそう口にして、んー、と数瞬考えて】

……ダンマさんは、お月さま。何色だと思うのネ?

【ぽつりと。問いかける】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:26:11.25 ID:9S.8c8.o
>>534

全く、数刻前の自分の発言を忘れてしまうとは、ついに脳みそまでももやしになっちゃいましたか?
それともこの場合はマメですかね、マメ
即ち今のもやしはただのもやしじゃなくて超豆もやしってことに超なっちゃいますけれど

【にま、と。悪戯よりかはどちらかというと意地の悪い笑みを浮かべる利織】
【こっちはこっちで相手の事を馬鹿にしている気がするのだが、それはさておき】

で……さっき超言ってたじゃないですか。愚痴らせてほしいって
この際ですからこの超利織ちゃんに全部言っちゃってくださいよ

【真面目なんだか、真面目じゃないんだか】
【そんな、よく分からない雰囲気で彼女は言う】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:26:39.26 ID:KhcUDQSO
>>537
んふっ♪なるほどねぇ
その考え…嫌いじゃないわぁん(はぁ〜と)

月の色?白銀かしらぁ?
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:27:35.75 ID:6tcXkqoo
>>531
幻想種の龍、ですかー
なんだか翠さんのお話を思い出します

【ぱたぱた動いている龍(とプルプルしてる少女)をみて笑みを浮かべ、、穏やかに目を細める】

いいんですか?初対面の私なんかが

【割と予想外の提案に、細めた目をパチリと丸くして驚きの表情を浮かべている】
【彼女と視線を合わせるためにこちらも腰を上げる
が、身長差があるせいで微妙に中腰気味である(こちらの身長は160強)】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:29:02.27 ID:jWc.DIAO
【公園】

飽きもせず何人も何人も私を狙いやがって…
モテすぎるのも困りもんだな。

あ―ぁ…破けちまってるじゃねえか。
【ベンチに腰掛ける長身の体躯に纏われた所々破けた漆黒のスーツの奥に、蠱惑的に胸の大きく開いたカッターを覗かせ。背ほどまで伸びる闇色の髪を一つに結いながら、右前髪の一房だけを深紅に染め上げ。その髪に縁取られた、細い輪郭に収まる顔は見れば見るほどに整っていた】
【全身を黒で統一した姿を街灯の下に晒しながら、女はベンチに深く座り込みぼやいていた】

542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:31:31.00 ID:uoFE8zgo
>>538

全部も何も事情は……──あぁ

【何かを言おうとして、それを中断し、気づいたような声を出した】
【そう、愚痴ならば付随しているはずの「感情」が抜け落ちているのだ】
【今彼が言おうとした通り、先ほどしたのは説明であり事情だ。愚痴などではない】
【それに自分で気づいたのだ】
【ふぅ、と軽いため息をつき、また何かを考えるように動かなくなった】
【素直な気持ちを吐露するのにも、手間がかかるようになってしまったのか】

……辛かったさ。生きてる心地なんてしなかった
悪魔に身体を乗っ取られようが死のうが、もうどうだって良かった。その結果、お前に傷がついたりお前が死んだりだけは嫌だったけどな

【しばらくしてからゆっくりと話し始めた】
【初めて、彼は辛かったと言った】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:31:32.65 ID:f8MEWLc0
>>535

フン……大仰に騒ぎやがって……
命があるだけ、ありがたいと思うのだな……!!

【悶絶し、気絶した男に侮蔑の視線をぶつける猫人間】
【裂かれた様に、不自然な形で2つに分かれた尻尾を、ぴしゃりと地面に叩き付ける】
【恐らく、この男も『そういう目』に遭いながらも今日の日を迎えた、ある種の『叩きあげ』の人間なのだろう】

ん――――あぁ、安心しろ。これ以上の事をする気は無い……
ただ思い知らせてやっただけだ……君がどこまで分かるかは知らんが、俺たちの世界はこう言うものだ……
落とし前は、確実につけるという……な

【血と、抉り出された視神経にまみれた爪を軽くその場で振るうと、何食わぬ顔で青年に答える】
【そして、気絶した男を小柄に似合わぬ力で背負うと、店の外へと放り出す】

――――さぁ皆さん。騒がせて申し訳なかった
詫びに店からのサービスを送らせてもらおう……おい!
「へ、へい!!」

【男を店先に放り出し、店内に戻ると、静まり返った客達、そして店員たちに指示を出す】
【店員たちは、大量のジョッキを抱えて、各テーブルに配り始める】
【――――異質なものだった店の空気が、少しづつ元に戻り出す】

君も災難だったな……この店で『被害者』となったのは、店の用心を預かる俺の責任……
詫びに、何かおごらせてくれ

【そう言いながら、カウンターの、先ほどまで青年が座っていた席の隣に腰を下ろす猫人間】
【もう既に、先ほどの男の事など頭の中から消えているのだろう】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:32:25.80 ID:HuMNsrMo
>>539

白銀、か。カゲっちゃんと似てるのかネ?
……あ、説明しとくと、カゲっちゃんってのはあたしの知り合いのひょろひょろした子供なのネ!

【ぱたぱた、手を振ってどうでもいい説明】

あたしはネー、赤かなー。あかいのネ。
はじめて見たお月さまが赤かったから、そう刷り込まれちゃったのかもしんないネ

【「はじめて見たお月さま」】
【それは、普通の暮らしを送る人間なら。記憶もしていないほどに、昔の出来事ではないのだろうか】
【けれども少女は、それを「記憶している」……はたまた……?】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:40:23.24 ID:STvs22go
>>543

――――…………、………。

【彼の言葉に、返す事は無い――…其れぐらい、判り切っている≠ゥらだ】
【むしろ、今目の前で起こった事など『生温い』とすら感じられる世界に、嘗ては身を置いて居た身】

 【―――…だが、今となっては純粋にそう云う事は嫌い≠ニいうだけである】


……、……あ、あぁ、いいえ、結構です。
痛いのは慣れてますから、別に大丈夫ですし――…食べ物の分は、十分に返しましたから。


【彼の申し出を辞去すると、先程の席――…詰まりは、彼の隣に腰掛ける】
【見ればカウンター上には、依然として『小袋』……そう言えば、男は“これ”に反応していた様だが】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:40:25.23 ID:9S.8c8.o
>>542

……、私が?

【その言葉は、あまりにも意外だった】
【ぱちくりと再び目を瞬かせ。ぽかんと口を開けて間抜け顔。なんというか、馬鹿っぽい】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:40:34.61 ID:KhcUDQSO
>>544
貴女のお友達と一緒なのねぇ?その子は男かしらぁん?それだったら運命感じちゃうわぁ♪
【クネクネしながら】

赤ねぇ?
それじゃあ、私が初めて外の月を見た時も白銀だったのかしらぁん
【ダンマは思い出す……自分が初めて《外》へ出た時を…】

………ごちゃごちゃしてたからわからねえな…
【口調が一瞬男に戻る】
【あの時蘇る記憶は赤赤赤赤紅紅紅紅朱朱朱朱】

【ただ一つ夜から輝く白銀の光……だがダンマは周りの景色しか自分では覚えてなかった】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:41:49.91 ID:zDIF2Iko
>>540

一度、真正面からその龍の方とお話をしたかったのですが…
とてもかわいそうな方でした…

【一度だけ遠くを見つめて暗い表情を見せて】
【それからまたもとの笑顔にすぐに戻った】

どうぞどうぞ!
でも乱暴はもちろんだめですからね!

…そーっと、そーっと…

【足までぷるぷるさせながら精一杯つま先立ちして手渡す】
【見た目通りの重さが手にかかる】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 22:42:54.65 ID:6hsr/4c0
>>541

【そのベンチからも見えるであろう、また別のベンチに】

【灰色のズボン、漆のように黒いロングコートを着て、明るめの青色の頭髪】
【紺色の瞳に、右手には透けるほどではないが薄く白い布地で作られた手袋】
【身長は180cm代前半ほど、腰に黒い鞘に入った剣を携えた青年が座り込み】


【ベンチの左右の傍らに積み重ねられた紙を置いて、自身の手には三枚の紙】
【その三枚の紙を凝視しながら真剣なおかつ重い雰囲気を漂わせている】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:42:57.61 ID:Z40N66DO
>>536
おや、私の体が余りに美し過ぎて遠慮しているのか?
何、遠慮する必要は無い、好きなだけ目に焼き付けるがいい!私の美しさを!!
【女性の反応をしっかり見ていないのか、更に激しく胸部装甲展開】
【どう見ても変質者です本当に(ry】

/ただいまっす
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:44:28.96 ID:uoFE8zgo
>>546

そう、お前が
お前だけは絶対に巻き込みたくなかった。それだけはずっと思ってた

【馬鹿っぽい顔をしてる利織に向けて、対照的な真面目な顔で怜司ははっきりと言った】
【その理由までは付けなかったが】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:46:55.53 ID:f8MEWLc0
>>545

ふむ、そうか…………まぁ、君がそういうのなら、それで構わん

【青年が辞去すると、彼も無理強いはしなかった】
【剥き出しにしていた爪を、手の甲の切れ込みに引っ込ませると】

君、名前は何と言う……?
俺はアーディン、アーディン=プラゴールだ……

【自ら名前を名乗った猫人間――アーディン】

そう言えば先ほど、怪しい行動をしてしまった、と言ってたが……
それはなんだ? 恥ずかしながら、俺もそれを何かの『商品』だと疑ってしまったんだがな……

【テーブルの上に置かれた袋に目をやりながら、ふと疑問を投げかけるアーディン】
【事の発端となった物である以上、気にはなるのだろう】

……マスター、済まない。シャンディガフを一つ
[おぅ……ご苦労だったな、アーディン]

【何気なしに、アーディンは店のマスターと思しき中年の男性に注文をつける】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:47:49.55 ID:9S.8c8.o
>>551

【(・Δ・)】
【なんだかもう、こんな感じである】

……。……、えと。
超、どーいうこと、ですか。超。
……超。

【馬鹿っぽい顔のまま、利織は更に質問する】
【混乱のあまり、超の位置が超迷子。超】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:48:25.76 ID:HuMNsrMo
>>547

残念ネ、女の子だネー

【友達の貞操守れた! やったね!】

……ふーん? ダンマさんのお話聞いてたら、ネ。似てる系かネ?
あたしとダンマさん、過去が、似てるのかもネ。

【ひゃっひゃっひゃ、笑って。すーっと、表情を真っ平らに】
【平らに均された少女の無表情は、少しだけ悲しげだったのかもしれない】

過去なんて、ないけど。あたしさー、キオクソーシツってヤツらしーんだネ。
気がついたらゴミ溜めに居たのネ。お月さまは赤くて、空気は寒かったネ。はじまりの記憶はそれだけ。
…………おおっと、自分だけぺらぺら喋っちゃったのネ、ダンマさんも。よかったら、聞かせてほしいのネー

【昔話ネ。そう告げる時には、笑みが戻っていた】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:49:43.67 ID:PrroCr6o
>>550

いや、私、露出狂の裸には興味ないし
【問題発言ですな】

【そして、胸部装甲は展開された】
すいませーん! 露出狂でーす!!
【大声で叫ぶ女性。どことなく危機感がない】

/おかえり
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:51:54.66 ID:uoFE8zgo
>>553

どういうことかって言われると、俺にもよく分からんのだ

【ぽりぽり、と困ったように頭を掻く】

まぁでも、そう思っていたからこそ、あいつの動きを止めれたんだろうよ

【『悪魔』が利織へと爪を突き出したとき、一時的に怜司は肉体の支配権を奪い返していた】
【それにはこういった経緯があったのだ。どれほど精神が弱っていて、乗っ取られてもまだ残るものが】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:54:05.32 ID:Z40N66DO
>>555
露出狂…私をそう呼ぶ者も少なくも無い…私はただ、自らの美を皆に伝えているだけだというのに…
しかし!私は否定もしない!何故なら私のしている行為は、一般的に見れば露出狂と呼ばれる行為かもしれないからだ!!
ならば仕方ない!私は認めよう!露出狂と!!そして私は美しい!!
【シャラ〜ンとポーズを変えながら力説、簡単に言えば開き直り】
【もう駄目だこいつ!病院逃げて!】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 22:54:39.43 ID:6tcXkqoo
>>548
龍にも色々な人生があるんですね・・・
龍なのに人生は変ですか?龍生?

【真面目な顔でボケボケな発言をしている・・・天然なのだろうか】

ええ、わかっています・・・よいしょ
きゃ、くすぐったいですっ

【両腕を差し出すようにして子龍を受け取り、そっと胸元に引き寄せる】
【少女の手の上、或いは柔らかな胸の間で龍がパタパタと身を捩らせている・・・もがいては、いない】
【重さの方はあまり気になって無いようだが――これでこの少女、力持ちなのだろうか】

559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 22:54:57.56 ID:l3IshSMo
【水の国】
【大会会場付近のバー】

………スプリッツァー、ワインの方は余り拘りは持ちません
そうね………甘く、且つ余り極端な値段にならないものを、お願いしますわ

【紫色のローブに頭まで隠れた人物が、バーテンダーにカクテルを注文している】
【安酒場などには寄らずこの様な場所に来るからには、『そういう』雰囲気を求めているのか】

……偶には、この様な機会も………良いでしょう
もしかすれば、という事も有るでしょうし……

【腰には、装飾の施された鞘に収まった一本の長剣】
【余り高級そうには見えないローブとは、少々不釣り合いかも知れない】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:57:01.48 ID:KhcUDQSO
>>554
あらぁ?……それは残念だわぁ…
【しょんぼりとしながら】
【よかったね!】

あらぁ?私みたいな体験してるなんて結構珍しいんじゃないかしらぁ
【首を傾げ】

……なるほどねぇ
私の過去なんて……もの心ついたら奴隷として暗い地下に閉じ込められて、金持ちの道楽で奴隷同士戦わせての賭け試合やらされて…生き残るのに必死だったわぁん
だから初めて月や太陽、星とか見たのはクーデター起こして脱走してからだわ……
【目をつむり昔を淡々と語る】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 22:58:04.19 ID:PrroCr6o
>>557

とにかく服を着なさいな、うん、それが一番よ
【はあ、とため息をつき、女性はいう】

そういえば、自己紹介がまだだったわね。私は、ライシュッツ。あなたは?
【半ば慣れたのか、目の前の男を気にする様子はなく】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:58:28.67 ID:9S.8c8.o
>>556

……、なんだか超珍しいですね。もやしがそんな反応するなんて

【むぅ、と。三角形だった口がアヒル口になり更に馬鹿っぽい表情に】
【「よく分からない」だなんて答えは、理論派の彼にして見れば珍しいなと。そんなことを思い】

んふー、じゃあ超お礼を言わないとですね
超ありがとうございます
モヤシ
怜司のおかげであの時は超助かりましたよ?

【にま、と。浮かべた笑みはいつものそれ】
【もやしを単体で表記することなく、ルビ付で表示されるようになったのは多分感謝の印である】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 22:59:51.83 ID:jWc.DIAO
>>549

いやぁ…冷えると人が居なくなるねぇ…
寒さは縁をも凍りつかせるのかよ。

にしても、嫌でも目についちまうよな。
【独白とも取れる呟きを零しつつ、傲然たる凶暴性を秘めた真っ赤な瞳を一直線に向けたまま】
【暫く――というのには少し語弊があるようで、刹那というには長すぎる思考の後】


私の視界の端っこで、なに難しい顔してんだよ。
ラブレターの内容なら手伝ってやろうか?
【またもや無遠慮に、馴れ馴れしさも極まり。逆に自然に近づいて横に座り込もうとしながら】
【顔を寄せてその紙を覗き込もうとする】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:00:14.36 ID:STvs22go
>>552

アーディンさん、ですか。
僕の名前は――……橋立 椿≠ニ言います。

【――矢張り、初対面の相手に対しては偽名≠ニいうスタイルは変わらない】
【おおよそ四回目、発し慣れた名を虚空に放つと、カウンター上の『小袋』に目を遣り】


『商品』……いや、間違ってはいませんよ。
何日か前に、路地裏の悪い奴等≠ゥら奪った物なんですけどね。

ええっと、知ってますかね――…此処一ヶ月でよく見かけるようになった、『D』ってクスリです。


【『商品』……其れとは、所有目的こそ違うものの、同一≠フ物であると彼は言う】
【彼が口にした固有名詞、『D』。 裏≠ノ詳しければ、話に聞いた事ぐらいは有るかも知れない】


           【 ―――――曰く、相当に『タチの悪い』クスリ 】


【依存性≠ェ極端に強く、反して効能の持続≠ヘ短い……売れば、相当に“儲かる”だろう物だ】
【巷では「能力者になれる」だとか適当なキャッチフレーズで売り捌かれているが、その様な事実は無い】

【―――…加えて此処まで知っていれば、天狼会≠ニ呼ばれる暴力団の資金源だ、と云う噂も知っているかもしれない】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:01:08.46 ID:uoFE8zgo
>>562

いや、元々は俺がこんな馬鹿なことをしなけりゃ起こらなかったことだ
悪かった

【だが怜司はその感謝を受け取らなかった】
【それどころか、謝罪の言葉と共に、座ったままだが頭を下げたのだ】
【何か言葉を発せられるまで、上げる様子は無い】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:03:12.13 ID:HuMNsrMo
>>560

んにゃ、「似てるのかもネ(キリッ」とか言っちゃったあたし超恥ずかしいんですけどwwwwwwwwww

【m9(^д^)】

……ふぅん……そっか。暗い、過去だったんだネ。
はじめて見た空って、あたしは、なんとなく「怖かった」ネ。終わりが見えなくて怖かったのネ。
ダンマさんは、どう感じたのかネ?

【なんとなく、で始めた昔話】
【それがすこしずつ広がっていく様子が、少女にとってすこしだけ。「楽しかった」】
【話の内容は、楽しくないに決まってる。でも、「ヒトのお話」を聞けるのが、楽しくて仕方ないのだ】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:05:14.01 ID:Z40N66DO
>>561
ふむ、私の美しい体は十分に見たか?
見たくなれば言うといい、何時でも見せてやろう
【でかい態度でそう言いながら胸部装甲閉鎖】
【それでもまだ開けているのだが、さっきよりは露出度が下がった】

私の名は氷酉零治(ひとりれいじ)、宜しく頼むぞ、ライシュッツ君
【サラッと髪をなびかせるあの動作をしながら自己紹介】
【何か全体的に…ナルシストです】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:06:18.79 ID:9S.8c8.o
>>565

へっ……?
え、ぁ……ちょ、あ、頭上げてくださいよぅ!
そんな、れ、怜司が謝る事なんて……

【頭を下げられ、明らかにわたわたと動揺する利織】
【どうも、他人から謝られたり頭を下げられたりすることに慣れていないらしい】
【なんとなく彼の義姉兼姉弟子にあたる某少女を思わせる反応であるが、彼女と利織とは無関係である】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:07:32.95 ID:jWvVGoDO
【街中――広場】
【もう夜中だと言うのに、ものごっつい音が鳴り響いている】


♪――眠ェェェむれッ良ォいッ子ッよォおやすみしなッグッナァーイ♪
  寝る子は育つグングン伸びるッにょきにょき身長マキシマァーム♪

♪眠ィェアッれッ良い子よォイェェおやすみの時ッ間だぜェェェ↑ンッ
  そのまま眠りもう二度と起きない永遠への誘いトライアゲーェン♪

【ツンツンの金髪、上半身裸の上から真っ赤なジャケットを羽織ったド派手な容姿の少年が】
【紫色のエレキ・ギターを掻き鳴らしながら、無茶苦茶な歌を歌いストリート・ライヴを開いている】

【少年の演奏テクはかなりのものだ――ギターに詳しくない者でもその技術は伝わる程に】
【歌唱力も悪くない……だが、惜しむらくはその作曲センスか】

【当然だが、座り込んで聴き入っているような人は、パッと見居ない】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:07:34.23 ID:PrroCr6o
>>567

よろしくね、ヒトリ
【そう言うと、女性は立ち上がる】

さて、そろそろレディでも危ない時間だわ。縁があったら、また会いましょ?
【女性は歩き出す】
【胸中は、彼女自身にしかわからない】

/寝ますー。お相手感謝でしたー
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:08:38.59 ID:igE9YsSO
【雷の国 街中】

ふぅ、やっと着いたぁ
【白のカッターシャツに青のネクタイを着けた黒髪ショートヘアの少年】
【その顔立ちは幼く「童顔」、良く言えば可愛らしい、悪く言ってしまえば女々しい。そんな顔】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いて、彼が学生なのが解る】

さて、どうしようかな・・道場の場所も探さないと行けないけど、お腹もすいたしなぁ
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:08:58.00 ID:f8MEWLc0
>>564
椿、か……よろしくな

【名前を聞いて、反芻】
【それが偽名であると見破る材料など、この状態のアーディンにあるはずがなかった】

――――『D』、か…………
どこかの馬鹿が小遣い稼ぎでばら撒き始めた、タチの悪い薬らしいな……
残念だが、不勉強故にそれ以上の事は知らんが……

【マスターの男から渡されたシャンディガフを一口煽りながら、眉間にしわを寄せるアーディン】
【それなりに、噂は流れてくるのだろう。しかし、あまり詳しい話は知らないようだ】

……最近、こちらも地回りを強化している……
俺たちの縄張りで、そんな薬の取引は許さない……見つけ次第、買い手売り手双方にヤキを入れることにしているが……
中々引っ掛からん物だ…………

【アーディンにとっても、その様な薬品が出回る事は歓迎できる事態ではないのだろう】

――――――――――――――――
……椿、君も何か困った事があったら俺を頼ると良い
こう見えて、俺には独自の、色々な人脈がある…………
極論になるが、『その腕』に関しても、どうにかできる人物を、俺は知っているぞ……?
それに、そういう方面で副業もやっていてな。頼ってくる人間はそれなりにいる……

【数瞬、何事かを思案したアーディンは、そう椿に声を掛ける】
【既に、何かの拍子に右腕についても見咎めたのだろう】
【先ほどの容赦のない姿とは逆に、それは親切な申し出だった】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:09:25.70 ID:Z40N66DO
>>570
/乙でしたー
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:10:00.54 ID:uoFE8zgo
>>568

【声をかけられてようやっと頭を上げる】

一度しっかり謝りたかった。だけどお前が謝られたいとは思ってないのも分かってる。これは自己満足だ

【怜司は今までに無いほどの罪悪感を抱いていた】
【それは彼女を傷つけたくなかった理由にも起因するのだが、怜司本人は相手が女性だからだと思っているし、理由などはどうでも良かった】
【とにかく謝りたかったのだ】

だから……ありがとう

【最後に、怜司はお礼の言葉を述べた】
【ほんの少しだけ微笑みながら。しっかりと】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:10:01.64 ID:KhcUDQSO
>>566
んふっ♪残念ね♪
【ウィンクし】

今ではいい思い出よん♪

………不思議と感情はわかなかったわぁ

ただ……
…………ああ。コレが《外》か……
そう思ったな
【動きを止め、空を――月を見上げ】
【ダンマはつぶやいた】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:10:22.93 ID:zDIF2Iko
>>558
あー、確かに言われてみれば!
どうなのでしょうね?
私は龍生に一票いれておきます!

【ぽんと手を叩いて驚いた表情をする】
【※ボケをスルーしたわけではなく素です】

うん!大丈夫そうですね!
怖がっても無いみたいですし…

【うれしそうににっこりと微笑む】

…って、あ!何を食べさせればいいんでしょう?

【間抜けな表情を浮かべ、困った、といった感じに人差し指をおでこに当てて思案する】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 23:10:46.08 ID:6hsr/4c0
>>563
・・・冷える以前の問題として、こんな真っ暗になった夜中の公園に寄る人間がまずはいないだろ
そんなところに来て寒さは縁をも凍りつかせるとか言えた物じゃない
【どちらかと言うと冷たい視線をそちらに向けて相手の独白にやや呆れ気味の声で反応】
【険しい顔をしていた作業、そちらはあまり上手く行って居ないのかもしれない】
【上手く出来ずにいるから、少し嫌になって近くにいる人間の呟きにも反応したくなった、と言う感じか】


・・・ラブじゃないにしろ、レターの代わりになる可能性を秘めた代物ではあるな
まぁ・・・魔術の心得があると言うなら手伝いと言う物はこっちから頼みたいくらいだけどな
【隣に座ろうとする相手に代わらずやや冷たい視線を送るも座ること自体を妨害するわけでも拒否するわけでもない】
【そして台詞からするに彼のやっていることは難航しているようだ】
【覗き込めば見えるであろう──その紙に書かれているのは魔術式──一枚目は既に完成されている物でインクで描かれている】

【他の二枚はそれを元に新しい術を完成させようと思考している物であろう──鉛筆で書きかけの途中であり、消しゴムで消した跡が複数見受けられる】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:12:51.46 ID:oGSGkG6o
>>361
えへへ!!私もおねーたんと一緒にいると楽しいですっ!!
・・・・おねーたん、浮気はだめですよぅ・・・・・

【両手を舌に垂れ下げ、低めの口調で】
【呟くように「うらめしやー」】

えへへ!!リジィおねーたんならいくらでもいいですよっ!!
美味しくて麻薬が入っているように止まらなくなる赤井リンゴですっ!!

【えへっと顔を横に傾けながら笑ってみせる】
【本当に仲良しさんらしい】

もみゅもみゅ・・・・・!!
【凄く嬉しそうな、快楽に浸るエロオヤジの表情で揉んでいたが】
【リジィに手を止められたのでそのまま手を肉まんから放し】

・・・・最後にディープキスをもう一度味あわせてくだちゃい!!
【リジィの両肩を抑えながら尋ねた】

/それでは今日も宜しくお願いしますッ!!
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:15:01.90 ID:9S.8c8.o
>>574

あ──、

【その言葉を聞き】
【一瞬だけまた、ぽかんとした表情となる利織であったが】

……超、どういたしまし、て

【くしゃりと、表情を歪め】
【いつもの悪戯笑いではなく。浮かべたのは、はにかんだような、そんな笑み】
【それはまるで──平和な世界に生きる、ごく平凡な学生のような笑顔だった】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:16:27.78 ID:HuMNsrMo
>>575

いー思い出か、ダンマさんは強いのネ。

……そっかー、そう思うのネ。
うんうん、ヒトそれぞれ、って。面白いネ、自分と同じもの見てるのに、全然違うものに見えちゃうんだもんネ。
だから、フシギ。で、面白いの。

【少女もまた、月を見上げてひゃひゃっと笑う】
【そして――とん。貯水タンクから飛び降りて、軽い音を立てて着地】

そろそろ帰るっ、お話、ありがとネ! 楽しかったネ!
あたしの名前はユヅキ、夕の月って書いてユヅキと読むのネ!
じゃーまた、会えたら会おうネー!

【ひらひら手を振って、楽しそうに笑いながら。少女の姿は、路地裏の闇に溶けるようにして、消え失せた】

/ありがとうございましたーっ!
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:17:47.00 ID:r7bzmWMo
>>446

頭は正面からなら大丈夫だと自負しているが後頭部は初めてだったからな。だがまぁ記憶した
生きているウチは何が起こるか分からない。頼れる時に相手に頼らないとな………今の私みたいにな

【右手で額を撫で、包帯を沿うように動かし、後頭部へ。記憶してどうにかなる問題ではないと思うのだが…】
【くすくすと笑い、遠回しに常に片意地を張る必要はない、と忠告するように………言ったと思う。恐らく、たぶん、きっと】

―――――――――――なん………だと?おかしい、あんなふざけた格好の奴が何人も居るのか?
一応は職についているのか。私なんか道のど真ん中で魔が差して殺人を犯してしまったお陰で手配されてしまったようだ

そう言われて聞いてみたい、と言うのは余程の好き者だと思うぞ?一応言うが私は違うからな

【別人という事にも驚いたが真っ先に思ってしまったのは対戦相手だった青年がしていたような格好の連中が居る、と言う事実に表情を歪める】
【ふーん、とサクヤの仕事について頷きながらもあっけらかんと殺人罪で手配されている事を告白する】
【つまりは聞くつもりはない、と返答する】


―――2ヶ月以上ホームレス且つ宿無し金欠、残飯生活、した事あるか?

無いなら衣食住が揃っている生活がとても贅沢に感じるんだぞ?


【雰囲気的にサクヤはそういう生活はしたことはないのだろう、と思い、なんか、こう、妙に重みのある口調で話す】
【顔付きなどはある意味で真剣だ。ある意味で】

【更には仮にも恩のある人物だ。其処まで恩知らずな人間ではない。一応十数年前は真っ当な人間だったのである】
【再び得た衣は兎も角、食住が揃っている生活など早々に手放したがる人間など居ない筈である】

安心しろ。真っ当に使って生活する

【サクヤの言葉に対する返答が、それを物語っている】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:20:18.89 ID:6tcXkqoo
>>576
そうですかー、なんだか変わった響きですね、龍生

【納得したのか、ほほ笑みながらそんなことをのたまう少女】
【※つっこみ が いない!】

なんだか不思議な匂いがしますね…これは卵の匂いでしょうか?それとも龍の?

【子龍に向けて鼻をくんくんと鳴らしながら言う。何やら気になるらしい】
【子龍が反応に困ったような仕草をしているが余り気にしていない。よほど気に(ry】

・・・さっき、あなたも龍みたいなことを言ってませんでしたか?
だったら、あなたの食べていたものが参考になるのではないでしょうか?

【先程の少女の発言を思い返して、そんな提案をしてみる】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:21:30.82 ID:STvs22go
>>572

【彼の言葉に、こくり、と頷きを返すも――…感じたのは、微妙な違和感】
【先程の『男』……真に受けるならば、天狼会≠フ人間であった筈である】
【「能動的にばら撒いている」のは、天狼会=c…しかし、彼の発言とは矛盾するのだ】


(………、……まさか、な。)


【浮かんだのは、一種『吹っ飛んだ』思考――「有り得ない」と、脳内から追い出して】
【『小袋』に手を伸ばすと、懐に其れを戻した。 橋立の様子を見る限り使う℃魔ヘ無いだろう】


あー……でも、お金が無いので結構ですよ。
前は『安物』付けてたんですが、ぶっ壊れちゃいまして――今度は、少し高めのを付けないと。


【金が無い=c…――正直言って、今の彼にこれ以上痛い事は無い】
【右手が無い事から必然的に『外食』に行く必要が有るし、服も頻繁に変えたい所である】
【「能力」の弱体化≠ゥら、“武器”を使用しているものの……残り≠ヘ、コートに隠したナイフが二本だけだ】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:24:55.99 ID:KhcUDQSO
>>580
んふっ♪乙女は強くないとねぇ(はぁ〜と)
【お…と…め…?】

そうね…不思議って面白いわぁ

夕月ねぇ。覚えたわん
またねぇ
【手をふり見送り】

さて……船長達は何処にいるのかしらぁん?
見つからないなんて……やっぱり……んん…皆良い漢だから死んでる筈ないわぁん
【そう言い暗い路地裏を歩きだした】

/乙でしたぁ〜〜
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:25:49.47 ID:uoFE8zgo
>>579

──!

【その表情を見て、怜司ははっとした】
【そして思わず、ふふ、と笑みを零した】

(──何だ、そういうことだったのか。だから俺は利織を傷つけたくなかったんだ)

【笑みはそのままに目を伏せる】
【ようやっと分かった。どうして利織を傷つけたくなかったのか。どうして利織を巻き込みたくなかったのか】
【精神が壊れかけた状態で尚、どうして彼女だけは友人として接し続けていたのか】
【それは酷く簡単なこと。誰もが持っていながら、彼だけは決して持っていなかったもの】
【──「平凡」】
【異世界の人間だった。今は無いが能力も持っていた。「哲学者の卵」を打ち込まれた恋人相手に精神的な戦いを続けてきた。恋人を殺してしまった。その後も独りで耐え続けてきた】
【常に独りだった。必要なときに誰かを頼ることはしながらも、必要外で甘えることは無かった。誰もが持たないような誇りを持って、全てを自分で背負ってきたつもりだった】
【いつしか自分は独りだと心のどこかで思うようになっていた。独りで立ち続けることに疲れて、誰かに全てを委ね、言いなりになりたくなったときもあった】
【そんなとき、常に欲しがっていたものを、利織は持っていたのだ。怜司はそれをどうしても壊したくなかったのだ】

……ふふ

【怜司は満足そうに笑った】
【疑問が晴れたことに。もう一度誰かの何かを大事だと思えることに】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:30:04.63 ID:f8MEWLc0
>>583

……少なくとも俺の縄張りの中で、今回の様な胡散臭いヤクと、チャイルドポルノの撮影、密売は許さん……

【ポツリと、遠い眼をしながら漏らすアーディン】
【何か、思い出した事でもあったのかもしれない】

……だが、厄介事があった時にそれでは心許ないだろう?
それに、俺の知り合いは『実験』に協力さえすれば、金など要求する様な奴じゃない……
――――まぁ、それはともかく……念のためだ。これを持って行け……

【そう言いながら、カウンターにアーディンは何かを置く】
【それは、赤と白のビー玉の様なもの】

俺の知り合いの一人が作った、使い捨てのマジックアイテムだ……『魔玉』と言う
投げつけて叩き割れば、即時効果が発動する……
赤は火炎、白は閃光を辺りにまき散らす……

【簡単に、その品物の説明をするアーディン】
【――――椿には、偽名を用いている森島には分かるだろうか】
【それは、彼とも縁の深い一人の少女の作成していた品物である――――】

この界隈を歩くなら、それくらいの備えはしておいた方がいいだろう……

【どうやら、やはり店で厄介事に巻きこんだ事への詫びの様なものが込められているらしい】
【『持って行け』と言う、やんわりながらも命令形を使ったところを見ると、先ほどとは違い、ある程度『押し付ける』意図があるようだ】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:32:29.52 ID:jWc.DIAO
>>577
こんな寒い日に真っ暗になった公園で何故か偶然にもこうして二人寄り合った訳だ、やっぱり出逢いに寒さは関係ねえのかねぇ…
ま、ただの独り言に正解なんか求めないさ。

戯れ言だよ、こんなもん。
【冷たい反応になど意に介する様子などなく、余裕たっぷりに笑ってみせて】

問題はお前の方だよ。
ちゃんと私の存在に気付いて独り言に耳を傾けてる暇があるなら、面と向かってナンパくらいしやがれ。
【顔を覗き込みながらやけに挑発的に身体を寄せようとする。その姿は所々破けた衣服に開いた胸元も相まってか誘惑しているようでもある】
【その瞳は品定めでもするかのように、その反応を伺い】


魔術?
あんな未だ答えの出ない数式みたいな複雑難解で面倒なもん。
単純さを求める私とは極対的な位置にあるよ。

【肩を竦めながら至極残念そうに告げるが、さほども残念そうには見えないだろう】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:34:15.40 ID:9S.8c8.o
>>585

……、な、、超何なんですかー
いきなり超謝ってきたかと思えば超人の顔見て笑うなんて
まったく、これだからいつまでたってももやしはもやしから超抜け出せないんです
そのうち大豆にでも超進化するんじゃないです?

【それは 退化 です】

【むぅ、とアヒル口のままそんな抗議の声をあげる利織】
【彼の心中を知ってか知らずか】
【やっぱり彼女の様子は、反応は、余りに普通過ぎるもの】
【いやまぁ電波混じってるけど、そこはきっと、利織だからしょうがない】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:35:16.60 ID:DcxJjloo
>>578

浮気、ねェ……アタシ、あんまり知り合いっつー程の知り合いいなくてさ。
心配しないでも、そんなに人と会うことも無ェから、うん。

【ふと、静かにそんな事を呟き】
【少女の顔を見ながら穏やかに笑った。珍しい事である】

言ったね? ヒヒッ、楽しみにしとけよ、リンゴ屋破産させてやっから!

【 や り か ね な い 】
【口調もその表情も実に楽しそうだ】

キス……? あ、あァ。
―――嬢ちゃん、なんかセッキョクテキだねェ……?

【ほんの少しだけたじろぎつつも、拒む姿勢は見せない】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:36:21.20 ID:zDIF2Iko
>>582

変わった響きというよりは…えーっと、あれです
…語呂が悪い?

【首をなんどもかしげてようやく出たその言葉にうんうん頷いて】

え?そうなのですか?
赤ちゃんの匂いとかそういう類の匂いではないのですか?

【流石に他人様の胸元に頭を突っ込んで匂いを嗅ぐのはいろいろと不味いので】
【推測で言うより他が無い】

おおっ、なかなか鋭いですね!
確かに私も龍なのですが…ご飯とか恐らく貴方と大差無いもの食べてるんですよね…
しばらく様子見ながらしてみるのが一番ですかね…
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:39:15.62 ID:STvs22go
>>586

【橋立――…否、森島は、魔力を流す£度までの事なら出来る】
【其れは当然、『魔力を感じることが出来る』と示しており……そして、目の前には魔玉=z


………『レイド=E=ヴェイス』……――?


【――彼女の魔力≠ニ、よく似た物を感じたのだろう】
【確信に近い心情と共に、“思わず”と云った感じで言葉が出た】


―――……驚いた=c、……レイドさん、お元気ですか?


【思わず礼を言う事も忘れ、左手で『魔玉』を掴むと――…目を丸くして、彼に尋ねた】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:39:50.34 ID:uoFE8zgo
>>588

ふふ、悪かった

【怜司は笑った理由を言わなかった】
【それは少し気恥ずかしいから。正面からお前の何かが大事、なんて言うのには少し抵抗感があったのだ】

話が随分と逸れたな

【そう言うと、微笑みも消えてしまった】
【話を戻すのだろうが、やはり笑って話せることではなかった】

といっても、もう話すことなんてそんな無いんだがな
あいつを殺しちまって、忘れるために暴れてた。それだけだからな……

【悲しげなような、寂しげなような、複雑な表情をしてそう言った】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:41:35.34 ID:FdMZvPYo
>>569

(……なんですかこの騒音は)

【身長150p程度、膝までありそうな長いシルクのような白髪に金の瞳、首には銀の鈴の付いた黒いチョーカー】
【ぺったりした胸元に黒のリボン、裾にも小さなリボンのイラストが入った、子供用の白いワンピースを着て】
【更にその上に白いローブを羽織った幼げな少女がその音に誘われたのか公園に入って来る】

(今の時間を理解しているのでしょうか、ご近所迷惑です)

【音の根源を探りすぐにその少年を姿を見留め】
【迷惑だと言わんばかりにむすっとしながらかつその両手で耳を塞いで近づいていく】
【利き過ぎる耳も考えものだ、そんな事を考えながら少年の目の前で歩みを止め】

あの、貴方五月蝿いです夜中なので静かにしてください
安眠妨害罪です、通報ものですよ

【半開きのぼうっとした瞳でじとぉっと少年を睨んで】
【開口一番に少年の演奏を否定しやがった】
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/11(木) 23:44:01.96 ID:6hsr/4c0
>>587
そもそもまだそんなに寒くも無い
・・・普通に着込んでいればな、公園にいるくらいなら服買いにいけ、服
【視線を元の位置に戻し、右手にある鉛筆を二枚目の紙の一cm手前でクルクルと円を描く】
【二枚目に描かれているのは魔方陣の円以外の部分は四、五文字しか描かれていない】
【殆ど最初の部分で難航している】
【一応寒いと言う相手に簡素ではあるがアドバイス、根本的に冷たい人間と言うわけでは無いかもしれない】


うっひょー、こんな所に露出の激しいお姐さんがいるぞー、ねーねーお茶しな〜い
・・・オェッ

周りの人間に気付く余裕があってもナンパするほど暇じゃないとか、あんたが俺の眼鏡にかなっていないとかそういう考えも持つべきだ
【凄まじい棒読みの後に吐き気を催す───適当な台詞でも言葉を間違えた、と感じたらしい】
【その棒読みの後に興味を持っているとも持っていないとも判断しがたい声である程度真面目に答える】

答えの出る数式なら出来るのか?
【何だかまた少し呆れ気味で、少し首を傾けた後に質問を口にする】
【失礼な事に相手のことが余り頭の良い様には見えてないようだ】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:44:18.44 ID:oGSGkG6o
>>589
良かったですぅー!
おねーたんは私の彼女ですからねぇー

【ふぅと右手を胸の前に下ろし、肩を撫で下ろす】

でも、おねーたんっ!!いろんな人に会うことも大切ですよ・・・!!
【右手の人差し指を立てて、左右に振る】

受けてたつですっ!!フードファイターリジィに挑戦しますッ!!
・・・・・・おねーたんて食べる事好きですかっ?
それともなんかの能力とか・・・?

【鋭いのか鈍感なのか―――】

だってリジ姉えに上げたお菓子は二つです!!これでキスをすればお相子です!!
・・・あと、嬢ちゃんじゃなくてミーでいいですっ!!

・・・・・キスはリジ姉さんからしてくだちゃい!

【そのまま目を閉じると、彼女に顔を近づけた】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:44:36.64 ID:6tcXkqoo
>>590
言われてみればなんだか人の名前みたいですね、「りゅうせい」って

【今更思い至ったのか、自分の手を打つ――ことは出来ないので頷くに留めた】
【そして再び子龍に顔を寄せて匂いを確かめ―――】

赤ちゃんの匂い・・・確かに似ていますがちょっと違いますね
やっぱり龍特有の匂いが混じっているんでしょうか

【そんな結論を出しながら、ひとまず顔を龍から離す】

親がいれば、話は早かったのかもしれませんが・・・
忘れ形見、でしたか

【不意に、寂しそうな表情を浮かべて子龍を見つめた】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:44:57.47 ID:f8MEWLc0
>>591

――――む…………!?

【突然、口に出された名前に、すっと顔を上げるアーディン】
【ただ渡すだけのつもりだった魔玉から、まさか製作者の名前を当てられるとは思ってもみなかったのだ】

…………こちらこそ驚いたものだな……
レイドと知り合いだったか…………彼女も俺の得意様だ……
物のやり取り、情報のやり取り共にな……

【顔に自然と笑みが漏れる】
【恐らく、言葉通りにレイドには良い感情を持っているのだろう】

【――――――――だが】

レイドの現状、か…………
噂では、何者かから命を狙われ、行方不明であるらしい……

【端的に、さらりと嘘を口にする】
【命を狙われている事、そして重傷――――それは、重体と表現しても過言ではない――――を負っていると言う事は事実だ】
【嘘は、行方不明であると言う事。レイドは、正に彼の元に保護されているのだ】

【その嘘を見破る証拠は、無い――――――――だが、いわゆる『Staff Only』の扉の先に、その人物は――――――――】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:48:37.92 ID:9S.8c8.o
>>592

むぅ……

【アヒル口を続行させたまま、暫くは不満そうな表情であったが】
【彼の浮かべた微笑みが消えると、それにつられるようにしゅんとした表情になってしまう】

……、忘れるために、ですか

【そして、ぽつりと。その言葉を繰り返す】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:49:54.83 ID:jWvVGoDO
>>593

【暫くの間、少年は夢中でギター・プレイに勤しんでいたが】
【時に少女は気付いただろうか――通常、エレキギターはそれ単体では大きな音を出すことは出来ない】
【アンプ、エフェクター……様々な機材に繋いで初めて突き抜けるような旋律が誕生するのだ】
【なのにこの少年は――機材を一切使っていないのに、ライヴハウス顔負けの音を奏でている】

【――と、そこで注意されたのに気付いて、演奏の手を止めると】

あァ?何言ってンだ?
オレ様だってその辺は分かってッからよォーーッ、こうしてちゃんと夕方に……

夕、方に……?


……………………


……あァーーッ?!なンだこりゃあァァァッ!もう真っ暗の闇じゃねェーーかァーーッ?!
どうなってやがんだァァァァッ!?

【――と、辺りを見回しつつ叫ぶ】
【……まさかこの少年、夕方から今まで……】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:50:54.25 ID:uoFE8zgo
>>598

人が人を傷つけたり、殺したりする理由なんて、何かを忘れるためばかりさ
きっとね

【利織の呟きに対して考えを吐露した】
【けれどそれはどこか、この状況には似つかわしくない言葉。彼以外の人間への言葉】
【全て話したにも関わらず、表情は優れない】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:53:37.03 ID:9S.8c8.o
>>600

……。……他に、なにか超言いたい事、あるんじゃないですか?
超言っちゃっても──いいんですよ?
ちゃんと、超聞いてあげますから

【そんな怜司の表情を見て。利織は心配そうにそう言った】
【まだ、何かあるのだと】
【彼の表情から、察したのだろう】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/11(木) 23:53:49.19 ID:zDIF2Iko
>>596
あ、そうだ!
名前といえば、あなたのお名前聞いてもいいですか?
私、知り合った人の名前を聞くように努力してるんです
…っと先に自分からですよね、私はミーナっていいます!

【ぺこり、深々と頭を下げる】
【おまけに握手をしようかと手を伸ばしかけたが出来ないことに気付き手を止めた】

そうですねー…
あるいはこの子から聞ければよかったんですが

キューちゃんは何が好きなのですか?
…ってあれ?寝ちゃってる?

【いつの間にか名前を付けていたが、おそらく鳴き声から来てるのだろう】
【適当すぎ、と自分でも思ったのかやっぱり変えようかな?と首をかしげたり】

【そして冗談半分で好きなものを聞こうとしたら仔龍は既に寝息を立てていた】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/11(木) 23:54:01.21 ID:STvs22go
>>597


命を狙われた=\―――……?


【眉を顰め、呟く彼――嘘≠ヘ見抜ける筈も無く、考える】
【『何者か』と言っている以上、彼に見当が付く筈も無く――集積情報から、『機関では無いだろう』と考えるだけだ】
【「其の様な動きが有るのならば、正義組織の人間が掴んでいるだろう」、と彼は考えた】


――――………、……。


【かと言って、今の彼に何かが可能な訳でもなく――…片腕を組むと、黙りこくってしまった】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/11(木) 23:58:05.44 ID:f8MEWLc0
>>603

あぁ…………
実際、彼女の妹のリイロ=M=ヴェイスも、植物状態で入院していたところを、テロにさらわれてしまったとの事だ……
恐らく、両者は繋がっているのだろうな……

【横目に椿を見ながら、付け足すアーディン】
【彼は、レイド達をかくまい、外部から隠す事を頼まれている】
【不審なところを見せてはならない。あくまで知っている『噂』はそのまま口にする】

――――…………心配か?

【一言、呟くように付け足す】
【この人物が、どこまでレイドを近しい人物であるかを、図ろうと言う意図のもとに口から出た言葉だった】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 00:00:02.42 ID:pS.kMHIo
>>601

……っ

【そう言われ、苦虫を噛み潰したような表情をする】
【今言えないでいることこそが、この状況下で尚、隠したくなるほどの感情】
【全ての元凶なのだろう】
【アリエルが鈴音を見かけたと言われたとき、否定した理由はここにある。彼女を必死に忘れようとした真の理由がここにある】
【怜司は鈴音を殺した罪悪感から忘れようとしたのではない】
【鈴音を殺した理由にこそが彼が自分を今まで欺いてまで徹底的に抑え込もうとしたことなのだ】
【それを言えば、恐らく約三ヶ月前から今日までの、彼の全てが清算されるはずだ】

……死ぬほど言いづらいな。本当に誰にも言えなかったのはきっとこれだ

【その重要性も言いづらさも何もかもを怜司は自覚していた】
【それをぽつりと、利織へ漏らす】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:00:52.37 ID:OcGs.nco
>>595

うー……何だかむずっかゆい感じ……だねェ。
ま、いいけどさ。ヒヒッ!

【何だか曖昧な表情】

そうだねェ……色々と知り合いは作りたいもんだ。うん。
一人知り合いが増えるとそこから三人増えるとかなんとか、聞いたことあるしねェ。

【うんうんと頷く。知り合いを作りたくないわけではないようだ】

ヒヒッ! アタシに勝てると思ってるのかい?

―――能力というか、ほら……こんな風に、さ。

【そういうと、少女に向けて開いた右手を突きだす】
【その掌に突如として一本の切れ目が横に入り――】
【そこから大きく裂け、牙が生え、「手のひらサイズ」の口がそこに出現した】

「こんなんだよ。」
「ヒヒッ、割と便利なんだぜ?」

【声が、その口から聞こえた】


あー、そうだねェ。ミー。
ん……何だか恥ずかしいなァ……人前だし、よ。

【と言いつつも、もう一度少女の顔を引き寄せ、】
【その唇をゆっくりと、深く交わらせた】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:01:54.14 ID:G3stK2oo
>>599

(……………?)

【単純に音を音とだけ認識しているのだろう】
【加えて音響機器の仕組み等の知識は無きに等しく少女はあまりよく分かっていないようだ】

そう、それで良いのですこれで静かになりました
私の耳の負担も減ってこの近辺の方々の安眠は約束されたも同然です

【ほうっと無い胸を撫で下ろし緩慢無動作で耳に当てた手を降ろし】
【案外素直に言う事を聞いてくれた少年を変わらずじぃっと見つめる】

呆れました……人間の集中力は凄いですね周りが見えていないどころのお話では無いです
ちなみに夕方はおよそ6時間程前に終了しましたよ

【夕方から今の今まで演奏を続けていたのだろう少年の所業に驚き小さくその目を見開き、またすぐに元に戻る】
【少女の感情の振れ幅はそれほど大きく無いように見える】

時計ぐらいは視界に入れて欲しいものです、ほら……

【白色に近い肌色の指は黒塗りの少し錆びた時計台を差して】
【その2つの針はどれほどの時を消費したのかを示しているだろう】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:05:10.18 ID:LR6YlF.o
>>602
あ、名前ですか?
私は淡墨 瑠璃と言います、よろしくお願いしますね、ミーナちゃん

【名前を名乗られ、更に訊かれたので、一度顔を上げて深々と礼をしながら改めて挨拶をする】
【で、顔を上げたところで子龍――キューちゃんが眠っていることに気付き――】

――あら、眠ってしまいましたか?
それじゃあ、そろそろ・・・はい、ミーナちゃん

【声の音量を落としながらそんなことを呟き、受け取ったときの逆回しのように腕を動かしてミーナに子龍を差し出す】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:07:00.72 ID:PFJCbjEo
>>604

【アーディンが補足した、リイロの情報――キャパシティを越え始めているのか】
【意外に『薄い』反応……深呼吸するように息を吐く彼は、其れでも内面では“濃い”物が有る】


――――……『心配』……、…って、一口に言える物か分かりませんが……。
何と言いますか……――「遣り切れない」、って感じでしょうか。

ただ――……僕が『万全』で相手のアジトが判ってたら、今直ぐ突っ込む位に腹は立ってます。


【「遣り切れない」――…矢張り、彼の心情を説明するならば其れが相応しいだろう】
【色々な思いが混ざった結果の其れなのだが、彼自身にも掴み切れない物が有る】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:07:14.35 ID:lexYx0ko
>>605

……、超、話してもいいんですよ?
んと……わ、私でよければ、の話ですけど

【うぅん、と小さく唸り声をあげ、そんなこと】
【利織本人としては頼って欲しいところでもあったが──】
【彼が話しにくそうな素振りを見せているため、話すことを強要するわけにもいかなかったのだ】
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 00:10:53.59 ID:lrNKmgDO
>>607

……はッ、はッは……
メシも食わずに?飲まず食わず6時間ブッ続けで?このオレ様が演奏してたって?
ンなバカなコトがよォ〜〜……「ある」……わけ……

【少年は、ギギギギと軋むような音を立て(た気がする)】
【少女に示された時計を見やり――その焔のような朱色の瞳が見開かれて】

…………『ある』……のか……

【ぷしゅー、と何かが抜け出た気がした】
【少年は、がしっと左手で自身のツンツンの金髪を鷲掴みにすると】

マズッたなァ……これじゃあよォ〜〜ッ まッたウェインの旦那に注意食らっちまうんじゃねェか……?
折角ヴェルチェリのヤツにスカウトして貰ったッてェのに……「真逆」のコトしてンじゃねぇかオレ様はよォーー……

【……と、何やら怪しいような怪しくないような独り言を溢し】
【やがて、くるりと少女に振り向くと】

――よォ、オマエさん!迷惑かけちまったみてェだな!
いや、迷惑かけちまったのはこの近隣全員だけどよォーー……ッとに、ざまァねェ不甲斐ねェ、面目ねェ……
とりあえず、サンキューなッてトコだ。あのままだったら多分止まらなかったからよォーーーッ

【言いながら少年は、肩から掛けていたギターを外し】
【「かしゅ」と妙な音を響かせながら、傍らに停めてあった――『車イス』まで歩む】

【後部にギターケースが取り付けられた特注品らしい……見れば随所にギミックらしきものが搭載されているのが分かる】
【いや、それにしても『車イス』――?……ここで少女は気付くだろうか】

【少年の『両足』――よく見れば、黒く薄い『装甲』のような半透明のビジョンが、靄のようにかかっている】
【もし少女が魔力探知に秀でていれば、それが『身体の動きをサポートする』ような『魔力の影』だと分かるだろう】
【先刻の不可解な足音の正体は、これか】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:11:15.87 ID:pS.kMHIo
>>610

……俺は何を忘れようとしたと思う?

【利織への返事は質問だった】
【それは相手からすればきっと不可解なもの。分かりきっているはずのもの】
【この方法が一番言い易いのだろう】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 00:12:25.77 ID:biXO.sSO
>>581

――――……頼るべき時には、そうするさ。

【弱味を見せられない――有り体に言ってしまえば甘え下手なのは、朔夜の悪癖だ。忠告の内容は、正鵠を射ていた】
【だが、一朝一夕にどうにか成るものならば。人は其れを、癖とは呼ばない訳で】
【彼女は暫し、返答に困ったように口を噤んで頬を掻き。何とも曖昧な返答で、お茶を濁した】

えっ――――えっ。ふざけた格好って、……えっ?いや、どんな格好してたんだよ、そいつ……。
…………まあ良いや。そりゃ往来で派手に殺しちゃ、悪目立ちするのは明白だからな。TPOは大事だよ。

【ペレグリーの驚きように、何かがズレているような感覚を否めなかったか、思わずそう問い掛けつつ】
【その件については深く考えないように勤め、色々と脳内を整理して――殺人の告白を実にあっさりと受け止め、あまつさえ忠告すら返した】
【……彼女の職業は、殺害代行。俗に言う殺し屋であるから、そこら辺は妙に細かい。取り敢えずは、相手の決断に満足したように頷き】

……似たような経験は無きにしもあらずだけど、お前のよりは、キツい訳でも無かったからな。

だが、ああ――――昔の自分は幸せだったんだな、って実感は、少なからず有ったような気がする。

【些か程度には覚えが有るのか、そう相槌を打って。「その頃の記憶は、どうにも曖昧なんだ」と、他人事のように】
【シニカルな笑みを浮かべ、何処か遠くを見るようにして呟く】

【予想通りの人物だった事を嬉しく思ってか、くすりと小さく喉を震わせ、頷いて】
【そうこうしている内に、一棟の古びたビルに着くだろう。時の流れを示すよう、外壁には蔦が這っているが、廃墟、と言う程の損壊は見えない】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 00:12:46.67 ID:Lk4GG7s0
>>609

……………………

【アーディンは、ただ黙って椿の言葉を聞くのみだ】

(…………レイド達の事、知らせるべきか……
確かに、レイド達にはかなり近しい、味方と言える存在なのだろうが……いささか直情的すぎる……
秘密を、どこまでも守り通せる人間には、残念ながら見えない……)

【沈黙の中で、アーディンは椿にレイド達がこの店で保護されている事実を話そうかと思案していた】
【だが、結局は最後まで沈黙を守る事に決めたようだ】
【――――その代わりに】

――――…………本当なら、これはただで話していい情報ではないんだが……レイドの知り合いと言う事でサービスだ
その一味の仲間と思しき連中が、最近こそこそと動き始めているらしい
恐らく、レイドを探しているのだろう……と言う事は、まだレイドは生きていると言う事だ

【情報屋として、あまり多くの情報をただで教えるものではない】
【だが、椿と言う人物を信用したのか、わずかに手の内にあるカードを見せる】
【状況推測から考えれば、レイドは生きていると、推測では無く確証に基づいて、アドバイスする】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:13:58.59 ID:n83kSD.o
>>606
そうそうそう・・・・私と知り合った事で
恭平おにーたんとも知り合えるしねっ

たくさんの人に会ってたくさんの考え方を見る・・・これって素敵じゃないですかッ?

【胸に手をあて、目をつぶり】
【小川のせせらぎの様なゆったりとした声で話す】

おねーたんの底なし胃袋は怖いですぅ・・・・

ぬぉっ!!右手がなんとっ!!

【右手から出現した手のひらサイズの口に驚きながらも、珍しいものを見るような】
【好奇心旺盛―――のとおりのキラキラ輝いた瞳でその口を見つめていた】

うぉお!!声も出来るのですかっ!!
凄いですッ!!国宝級ですっ!!!流石おねーたんですっ!!

【ブラボーとか言いながら拍手を頑張ってする】

―――んむっ

【瞳を閉じて、つかの間の幸福を堪能する】

/バリバリ遅れました、すみません
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:14:08.83 ID:lexYx0ko
>>612

何って……彼女さんを、超殺しちゃったこと、じゃないんですか?

【困惑したかのように、返答とも疑問ともつかぬ答えを返す】
【彼が今になって何故そんな事を聞いてきたのか】
【その理由すら、まったくもって予測が付けられなかった】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:15:17.79 ID:SBHXg/Mo
>>608
瑠璃さん、ですね
よろしくお願いしますっ!

【汚れが一点もなさそうな満面の笑み】
【どこまでも真っ直ぐに輝いていそうな感じだ】

はい、っとと…
きっと瑠璃さんに抱かれて心地良かったんですよ!

…よーしよし

【今度はもう震えず、しっかりと受け取って】
【閉じた小龍のまぶたの上にそっと手を載せる】

キューちゃんも眠ってしまったことですし、
そろそろ帰っていろいろ何を食べるのかとか調べてみたいと思います
付き合ってくれてありがとうございました!

それでは失礼しますね!

【もう一度深々と頭を下げてから、ゆっくりとした足取りで公園の出口へ向かう】
【特に呼び止めなければそのまま、その場を去るだろう】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:15:25.67 ID:2rcmPcAO
>>594
別に着込むのは良いけどな、いざという時に動きが鈍ってやられたら…
寒さを防ぐ云々の問題じゃなくなるだろ?
死ぬか寒さを防ぐかなら、答えは簡単だよな…?

極論は答えが出しやすいから大好きだよ。

それにお前と違って私って熱い女だろ?主に心が…
【初対面の相手に向かって強制的な肯定を求め、尚且つ嫌みまで交えて答え】

なるほど。
お前の眼鏡に私は見えてないのか…私は眼中に無いわけだ…へぇ……

なら安心したね。
最近の男は過剰に反応するから面倒だった所でな。
――その真面目な顔、私の前で貫いてくれよ?
【不適な笑みを浮かべて唐突に身を乗り出し、顔を近づけて鼻先が当たりそうなほどの距離にまで切迫しようとする】
【周りから誰かがみれば、なんの疑いようもなくキスしているようにみえることだろう】
【そして言い終わると何事もなかったかのように身を引いて腰掛けて】


答えがありゃ誰だって辿り着けるだろうが。

魔術はまた別だろ?
ただ一つの答えを導き出すっつうよりは、無限に答えが出る問題から自分なりの答えを導き出すような作業に近いと私は思うね。

故に正解は無い。

面倒なもんだよ、魔術ってやつは…
【ため息まじりに描かれた紙を見つめながら】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:20:57.98 ID:pS.kMHIo
>>616

違うんだよ

【利織の答えを、彼はすぐに否定した】
【そこから、ほんの数秒だけ間があく】
【答えを言うのは恐ろしかった。普通であれば許されない。何より自分が許していない。全ての犠牲を払ってでも助けようと思っていた。そのために様々なものを切り払ってきた】
【そんな自分の目的を自分で裏切った。あまつさえ殺してしまった】
【踏ん切りをつけるまではたかが数秒。その数秒が随分と長く感じられた】
【否定されるのが恐ろしかった】
【けれども、】

俺はね。彼女が疎ましかった
彼女が嫌いだったんだよ

【彼は答えを言った】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:23:24.26 ID:PFJCbjEo
>>614


―――……ん、判りました。 有難う御座います。


【――彼が返した言葉は、其れだけ≠セった】

【余談になるが……『能力と性格や人間性が関連する』と云うのは、決して少なくは無い】
【飽くまでもメタ的な話を抜きとして、新世界%烽ナの話であるが――彼もまた、そうだ】

【“熱くなった”かと思えば、“直後に冷静になる”……能力との関連が有るのかは、定かでない】
【兎にも角にも重要な事≠ヘ彼が、今の段階で明らかに『切り替えた』事――】


……、………じゃあ、そろそろ遅いですし、僕は失礼します。
――……あ、そうだ。 さっきの男の人、「貰って」行っても良いですかね。


【「少し気になる事が有るんです」、と補足すると――立ち上がり、店の出口へと向かう】
【途中、カウンターの向こうの店員に「ごちそうさまでした」と告げると、札を一枚渡した……代金=Aか】
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:24:29.89 ID:lexYx0ko
>>619

……嫌いだった、ですか。

【今回も。否定はしなかった】
【彼女はただ。彼が告げた言葉を受け止めるかのように、その言葉を繰り返す】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:26:51.21 ID:OcGs.nco
>>615

―――――――、――――――――――――――――。

―――――――――ぷはっ。

【暫くそのままじっと互いの顔を突き合わせ、リンゴの甘い香りを胸に染み込ませる】
【時が流れる事数十秒、ゆっくりと顔を離した】

……この国も広いし、なにせ色んな奴がいるからねェ。
多く知り合って損は無いさ、キヒヒッ!

【何か楽しみな事を考える子供のような表情で】
【彼女なりの一旦の結論を出した】

あァ、「これでコーラスもできるんだぜ?」
ほら……♪〜♪♪〜 ♪〜♪〜〜 ♪♪、♪〜……ッてな?
      「 〜♪   ♪♪〜〜♪〜  ♪ ♪〜」

【そう言って、簡単なポップスのワンフレーズをハモってみせる】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:27:10.77 ID:LR6YlF.o
>>617
はい、こちらこそ

【ミーナに対して、穏やかな笑みを返す瑠璃】
【左右で異なる色のその瞳が持っているのは、言うなれば静寂か――】

だとしたら光栄ですが〜
大事にしないといけませんね?

【もう一度眠っている子龍の様子を見ながら、そんなことを呟く】

そうですね、私たちにも夜更かしは毒ですしね
――――それじゃあ、お休みなさい

【そう言うと、左手を振ってミーナを見送る――】
【その手に嵌めた指輪が、公園の街灯を時折反射して輝いていた―…】

/お疲れ様、でしたのよー!
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:29:33.15 ID:SBHXg/Mo
>>623
/お疲れ様でした!
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:29:35.06 ID:G3stK2oo
>>611

そうですね『ある』んですね残念ながら、お疲れ様です色んな意味で

【無表情で微妙に酷い事を言いながら指をそうっと降ろし】
【少年から少し目を逸らし「ふ――」と小さく鼻で笑った】

(ウェイン、ヴェルチェリその名に該当する人物は……無し)
(……これだけの人に会っても完全には程遠い、ですか)

【有象無象と積み上げられた少女の情報内でその2つの名を一挙に検索】
【結果何も無く、かといってこの行動にもそんなに意味は無い】
【あったとしても会話の種あ1つ増える程度なのだけど】

いえお礼は結構です、こちらも理解と理性のある方で助かりました
逆上して牙を向けられようものなら私なんて一溜まりもないですからね……

【少女的には結構危ない橋だったらしく】
【その容姿をみれば弱々しいのも頷けるだろう】

……それでもお礼をくれるというのであれば甘い物を要求します
英語で言えばギブミーチョコレートです……?

【「かしゅ」という音を耳が感知、なんだろう分からない】
【続いて視線が車椅子、そして少年の両足へと移動する】

【何の機械的な音も無く少女の金瞳がカメラのしぼりのように大きく小さく形を変える】
【それは小さな変化で暗いこの空間では瞳の非生物的運動を認識するのは難しいだろう】

(魔翌力を検知、補助の属性の物……先程の音はそれでしょうか?)
(そして車椅子――――……)

【一通りの思考を経て、仮説は容易に立てられた】
【ととと、と歩く少年に駆け寄って】

歩行補助は必要でしょうか?よろしければ車椅子までお手伝い致しますよ

【隣に並んで少年にそう言った】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:30:46.38 ID:pS.kMHIo
>>621

俺からすれば理不尽な物言い。子供っぽさ。肝心なときに塞ぎ込んで話を聞かないところ
彼女は「哲学者の卵」っていうものを埋め込まれていてね。何かは知ってるだろう?

【哲学者の卵。カノッサが作り出した特殊兵器だ】
【今更説明の必要も無いだろう】

それによって精神が不安定になっているせいだと思ってた。彼女と付き合うことになったとき、言い出したのは向こうからだがその要因は俺にあった
見捨てたくなかった。見捨てるような人間になりたくなかった。今は駄目でも卵さえ何とかすれば。そう思ってた
……けれど、駄目だった

【軽く俯いて、目を閉じる】
【端からぽろぽろと涙が流れ始めた】

結局、俺が彼女を殺してしまったのは、俺が嫌っていたからなんだよ

俺は……自分のために彼女を殺したんだ──!!

【最後の最後に、全て吐き出すような大声を出した】
【ぐっと拳を握りながら、押し[ピーーー]ように泣いている】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 00:31:31.72 ID:Lk4GG7s0
>>620

うむ…………

【端的な礼の言葉に、返すはあっさりとした返答のみ】
【その言葉を受け、アーディンはシャンディガフの残りを一気にあおる】

あぁ、帰り道には、気をつけてな…………――――?
あぁ、構わない。所詮俺たちとは別のよそ者だ。まだ残ってたら、好きにすると良い
「へい、毎度!」

【椿の意外な申し出に、首を捻りながらも頷くアーディン】
【実際、本人が意識を取り戻すまで、店先で放置する心算だったので、彼には何も困る事がない】
【代金を受け取った店員もまた、椿を見送る】



――――どうだ、レイドの容体は?
「……アーディンの旦那か。今は眠ってる……やっぱり、まだ血とか、色々と足りねぇみてぇだ……」

【数分後、店の奥でアーディンは、レイドの兄、アストラと会話をしていた】

先ほど、レイドの知り合いと思しき人物が訪ねてきた。偶然だったようだがな
「マジか……!? それで、俺たちの事は」
話すはずがなかろう…………だが、この通り、ここも完全に外と隔離された世界ではないと言う事を言いたいだけだ
「……それでも、構わねぇ。俺たちには、もう他に行き場所が無ぇんだ……家に帰れば、殺されに行くような物だしよぉ……」

【レイド達を狙うテロ――――それは、実の父親の手による者達だった】

/乙でしたー!
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 00:32:49.97 ID:EGWEV8s0
>>618
動きやすさを損なわずともそれより暖かい服装も無いわけじゃないだろう
・・・何だったらフルプレートメイルでも着てみたらどうだ?寒さも防げて命の危機も防ぎやすいぞ?
【ククッと少しからかうような笑いを発しながらの提案】
【動きを鈍らせて死ぬ可能性を減らせるという・・・寒さを防ぐに止まりそうにも無いが】
【蒸れて熱くなるのか冷える金属で体が更に寒くなるかは知らないが】

その言い方だとまるで俺が寒い男みたいだ・・・俺は単に・・・今そういう気分じゃないだけ
【相手の言い方に不満を漏らす───自分が熱い男かどうかはともかく、少なくとも冷たいとは思っていないらしい】
【普段は明るい一面もある・・・普段はぶっきら棒だが優しいと言えなくも無い性格なのだ、これでも】
【ただ、今の彼はそういう一面を覆い隠すように気分が優れていない、精神的に落ち込んでいるとでも言うか】

・・・っ!
其処まで顔を近づけられると今やっている魔術の逆算式の制作の邪魔なんだがな・・・!
【こういったことに疎いわけでも特段そう言った色事の経験が多い訳でもない】
【にも拘らず、こういう反応をすると言うのは、彼にとって今やっている作業がとても重要だから、なのだろう】

俺が今やってることは確かな答えを求めて作ってる、自分なりの答えを出すために作ってるんじゃないんだ、これは・・・
これは・・・ある意味呪いとも言える体に刻み込む魔術・・・そして俺が今作ってるのがその解呪を目指している物・・・!
【右手の鉛筆でまず一枚目を指してパンパンと髪をたたいて、次の二枚目で何をしているかを説明する際にはその鉛筆で二枚目の髪を軽く叩く】
【どうにも、この魔術にかかっている人間の解呪をするためにやっているのだろう、恐らく】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:35:11.88 ID:49ye9Qko
>>613

素直じゃないなぁ。年下が年上に甘えるのは一種の義務だ
ま、機会が来るのを楽しみにしていよう

【二十代後半へ入ったペレグリーからすれば年下のサクヤのはある意味可愛らしいもので、分からなくも無い感覚である】
【だから来るかもしれない機会にただ彼女は笑う】

確か全身タイツだったな。真っ白な。後は……ああ、そうだ、ターバンとかしてたな。いわゆる古い仮面ヒーロー
お陰さまで暇にはならなかったがお陰さまで更にホームレス化が加速した。ま、自論だが結局殺意なんて”魔が差さなきゃ”湧かないものだよ

私の”魔”は”幸せそうにしているカップル”だがね

【逆にインパクトがありすぎて記憶がやや曖昧。頭部へのダメージも影響があるか?】
【ともあれ傍から見ればふざけているようにしか見えない対戦相手の特徴を述べる】
【――――他人の幸福が憎くてやった。そうとも取れる言葉は何処か自嘲気味で、僅かな影を落としていた】

正確には十数年以上、あちこちを点々とした浮浪者生活だったよ
昔はまともに戦う力が無くてボロクソだったが最近は―――まぁ言わずとも、かな

【思春期の頃に突然病の如く罹った”呪い”】
【その影響で顔が歪み、自ら家から逃げ出し、各地を流浪、諦めと言う境地に達し数年、それらの果てが今である】
【果てとなっている彼女は何処か子供じみた笑みを浮かべる】

【辿り着いた目的地をやはり子供のように面白そうに見ている。例えるなら怪談スポットへ訪れた童子か】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:36:41.54 ID:n83kSD.o
>>622
―――――――、――――――――――――――――

――――――――――――――、んむっ

【唇と唇。二人はそれぞれの匂いや香りを互いの体に行き届かせる】
【美春の体にも十二分にリジィの魂が入ったのを五感を使って感じると、ゆっくりと唇を離した】

そうですっそうですっ!!
だからこーゆー風に大会に見学に行くのもいいですよねっ!!

私みたいに此処で運命的な出会いを果たすかもしれませんですぅ!

【キャキャッ言いながら彼女に語りかける。どうやら此処で2人とも】
【‘自分なりの‘結論が出たようである】

おぉ!!綺麗ですッ!流石ですッ!!
♪〜♪♪〜 ♪〜♪〜〜 ♪♪、♪〜

【その後、自分でもそのフレーズを歌ってみる】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 00:39:05.98 ID:lrNKmgDO
>>625

……道理でピックを繰る指先がジンジンすると思ったぜ……
しかしよォ……6時間歌い倒しても潰れねェオレ様の喉は何なんだ?能力?

【などと冗談なのか本気なのか、半ば真顔で何故か少女に問うて】

……あァ、確かにな……最近チョイと治安が悪いらしいしよォーーーッ
よくあるパターンだ……注意したら逆切れされるッてなァ、な。
だが安心しな。オレ様――いや、オレ様「たち」はよォ、むしろそういう連中たァ『真逆』で――

【と、ニヤリと笑みを湛えながら意味深な台詞を吐こうとしていたが】
【少女が歩行補助を申し出たことで、思わず中断する】
【少女の瞳の不可解な動きには、気付けなかったらしいが――】

……あァ、悪ィな。だけどな、大丈夫だぜ。
オレ様、確かに足は悪ィが……この通り、『能力』でサポートできるンでな?
制限はあるけどこの通り、一時的になら歩けるんだよ

【言った通り、少年は足取り軽く車イスまで向かい】
【イス後部に取り付けられたギターケースに、紫のエレキギターを大切そうにしまい込むと】

しかし……『アドレナリン』……ッてェのか?
幾らよォーー……『運動量』がほんのチョビッとだったとはいえ……
よくもまぁ、こんなに長いコト『立って』られたモンだぜ……

【そんなことを呟きながら、車イスに深く腰掛けるだろう】
【同時に、少年の両足を覆っていた魔力装甲が消え去ったのが見て取れるハズだ】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:39:11.25 ID:lexYx0ko
>>626

……、話には超聞きますけど……
そうだったのですか……

【卵の話を聞き、こく、こくと納得したかのように頷く利織】
【そのまま、また今までのように静かに静かに、彼の話を聞き──】

……つらかった、ですね。
確かに──超、言い辛かった、ですね。
でも……もう、大丈夫、です、よ?

【優しげな声で、そう告げる】
【勇気がいっただろう。苦しかっただろう】
【──よく、頑張ったね】
【そう言うかのように。優しく、そう告げる】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:42:13.81 ID:pS.kMHIo
>>632

う、ぁ……っ!

【利織の言葉を聞くと、堪えきれずに嗚咽を漏らしながら泣き始めてしまった】
【利織の言う通り、相当勇気が必要なのもあったが、他にも様々だ】
【その全てを出すように涙を流している】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:44:17.83 ID:lexYx0ko
>>633

……、……。

【子供のように泣く怜司】
【そんな彼を見て、そっと。彼の頭を撫でようと、利織は手を伸ばす】
【だが、先ほど彼が言っていた「女性が怖い」という発言を思いだしたのか──】
【一瞬だけ、躊躇うかのように手を止めるも】
【結局。ふわりと彼の頭に手をのせようとする】
【拒まれる事が無ければ、そのまま頭を撫でることだろう】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:44:31.90 ID:PFJCbjEo
>>627


【―――数十分後】


(―――……『クスリ』をばら撒く暴力団、兄妹≠狙うテロ組織。)
(……、…この世の中、込み入った事情≠ェ色々と多すぎる。)


【左肩に、『男』を抱え――行き着いた先は、とあるビル=z
【おおよそ五階建て、其れでも真下から見れば相当な『大きさ』が感じられる】

【心中、舌打ちをしつつ……『男』の体を、もう一度抱え直して】



  ………『D』…四番目=c…―――≪ 薬師 ≫ナルカート=リッネ=Aだったか。



【――一言そう呟くと、彼の体は『自動ドア』を通り過ぎ……――――】

/お疲れさまでしたー!
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:47:05.05 ID:pS.kMHIo
>>634

【拒まれることはなかった】
【泣いているせいなのか。それとも利織だけは特別なのか】
【それは今は分からなかったが、彼は撫でられていた】



……もう、平気。ありがと

【しばらくの間泣き続けていたが、落ち着いたらしく、そう声をかける】
【上げた顔は涙で濡れていて、目も赤くなっていた】
【どこか少し恥ずかしそうにもしている】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:51:21.02 ID:OcGs.nco
>>630

やっぱり色んな所に行ってみるのもいいかもいいかも知れないねェ……
そういうのに億劫になるのも良くないかな、ヒヒッ!

【どこか自分を納得させるようにそう呟くと、】
【少女の方にしっかりと向き直った】

おう、上手いじゃないか、ヒヒッ!
歌はいい、歌はいいねェ。まぁそんなに詳しくは無いんだけどさ。

【そう手を叩いて歌声を褒めると】
【聞きいるように目を閉じながら呟くように言葉を漏らした】


さって、アタシはそろそろ帰るとするよ。
今日は久々に楽しかった、ヒヒヒッ! またどこかで会ったらよろしくな、ミー!

【そういうと膝を叩いてスックと立ち上がった】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:51:46.47 ID:lexYx0ko
>>636

【そのまま、利織は彼が泣き止むまで頭を撫でていることだろう】
【外見は幼い彼女。時折どころか日常的に行動も幼い彼女ではあったが──】
【この時ばかりはどこか、大人っぽい表情を浮かべていて】


……んふー、超役得ですね
目の赤いうさぎもやしを見れるなんて、超貴重です

【にま、と。また浮かべるいつもの笑い】
【告げた言葉は、この場の雰囲気をぶち壊す暢気なもので】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:53:22.01 ID:pS.kMHIo
>>638

うるせぇなぁ……

【ウサギ呼ばわりが嫌なのか、ちょっとだけむすっとした】
【けれど撫でられて気分がいいのか、すぐに目を細める】

……利織は、平気みたい

【唐突にぽつりと呟いた】
【それはきっと触られることに対してなのだろう】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 00:56:49.93 ID:lexYx0ko
>>639

(超小動物みたいです……)

【その、目を細める様子を見て気分をよくしたのか】
【撫でるのを止めることなく、わしゃわしゃと頭を撫で続けている】

ん? ……んふー、それはあれですか
「超お前だけは特別なんだ(キリ」
ってことなんですか?
んふー、もやしくんかぁーっくいー!モャハハー

【ぽつりと呟かれた言葉に対しては、一瞬だけきょとんとした表情をしていた、が】
【すぐににまりと笑ってそんなこと】
【いつもよりも茶化し度が10割増しなのはきっと、照れ隠しなのだろう】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:57:47.83 ID:G3stK2oo
>>631

明日になってもまだ痛みが残るようでしたら病院に行くことをお勧めします、念のためというやつです
……いや私に聞かれても少し、いえ大分困ります

【能力そのものを完全に感知するのは難しいのか】
【答えは首を傾げることで返し】

最近というかしょっちゅうというか、まあ場所に寄りますか
(こんな公共の場でそんな事は起きないだろうししないだろうという確信はなきにしもあらずでしたけど)
(それを言う必要もないでしょうね……)

オレ様「たち」、「真逆」――――というと………

【補助の為に差し出そうとした右手を引き戻しコートの端をきゅっと掴む】

そうでしたか、こちらの思慮が足らずすいません余計なお世話でした
さてさっきの続きですが、言葉の内容からするとお兄さんは自警団或いは対機関に属する方ですか?

【労るようにギターをしまい込む姿を興味深そうに見つめ】
【改造の形が見て取れる車椅子も見つめる】

それこそ人間の集中力がなせる業ですよ
それが良いにしろ悪いにしろ、です……でも精神に身体が付いていけるとは限りません無茶は禁物ですね
(魔翌力反応消失、一応記録をしておきましょう……)

【極めて模範的な面白みも無い回答】
【そして極めて機械的に魔翌力の動きを少女は少女の中身で記録する】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 00:58:45.03 ID:pS.kMHIo
>>640

……っ!!

【おや、みるみる顔が真っ赤に】
【流石にそういう風に言われると恥ずかしいのか、ぷるぷると震えている】
【耳まで真っ赤だ。何だか余計に小動物のようになってしまった】
【利織の照れ隠しはクリティカルヒットしたようだ】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:04:29.51 ID:2rcmPcAO
>>628
鎧に好みの可愛いシール張るなんて素敵な真似する訳にもいかないじゃねえか。

つまりはな、この服装が気に入ってんだよ。
そして色々と便利なのさ。
だから多少の寒さは耐える事にしたね。
それに人が隣に居れば案外暖かいからなぁ…冬はそうしてしのいできた気がするよ。

確かに熱いかどうかは知らねえが、お前は暖かい奴だって事は認めてやるよ。
【その言葉通りに隣に座るその距離はほとんど零に等しく、半身を密着させ】
【まるで暖房器具代わりのように冷たい夜風の壁にして】


おいおい、もうちっと度胸みせろよ。
からかいがいの無い奴だな、お前は…
これからが面白い所だったんだ。
【意地悪げな、ニヤニヤとした表情でそれを見つめて】

なんだ、答えがあるのかよ。
じゃあそんなの簡単だろ?

答えのある問題が解けない理由なんて精々二つに絞られる。
一つはそれを解く為の知識が足りないという根本的なもんだ。
その場合の対処法は、一旦問題を置いといて知識を増やしていけば自ずとその答えは出るだろうよ。
【大雑把に、簡単に、果ては他人行儀にそんなアドバイスにもなりそうにない事を言って】


後一つは――“気合い”だな。
他人に力を貸して貰おうなんて考えてる内は、答えなんて見つからねえよ。
ようは答えがでるまで諦めなけりゃ、どうしたって辿り着けるようになってんだよ。
人が作った問題なんてそんなもんだ。
【最終的には気持ちの問題にすげ替えるが、その顔は真面目そのもので】
【どこから溢れ出してくるのか自信だけは満ち満ちていた】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:08:38.15 ID:lexYx0ko
>>642

(なんか超可愛いです……あれでしょうか、超ギャップ萌えというものでしょうか?)

【わちゃわちゃわちゃ、と】
【真っ赤になった怜司を見て撫でる速度アップ】
【多分これも、照れ隠しの一環なのだろう】

……超マナーモードですね

【更に雰囲気をそげぶする、そんな一言】
【空気が読めるのか読めないのか、まったくもって分からない子だ】
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:08:46.36 ID:lrNKmgDO
>>641

幾らなんでも弾きすぎたッてヤツか……なんだかどんどん痛くなって来たぜ?
アレか、精神テンションがヒートアップし過ぎて限界突破してた的な……病院行こうかな?よォーーーッ

【と、少年は自身の指を見つめながら呟き】
【なんか時間が経つにつれて指がぶるぶるガタガタ震えだしてきた気がする。気のせいだと思いたい】

余計なお世話なんてあるかよ、そのキモチはスッゲー!ありがたいってヤツだ……

【少年は車イスの肘掛に片肘を載せ、もう片方の手を横に伸ばして片を竦めてみせて】
【だが、次なる少女の問いに、ほんの僅かに身を乗り出すと】

ああ、自警団に対機関……チョイと惜しいなァ〜〜ッ “あたらずとも遠からず”だ……
さて……それじゃ、『所属』より先に『オレ様』を名乗らせてもらうぜ?

オレ様の名前は『イルゾル』……『イルゾル・ビッグスター』ッ!!
いずれ≪世界一の超ビッグ・スター≫になる男さ……覚えといて損は無ェッ!!

【と――高らかに宣言し、びし、と少女を指差すだろう】
【確かに演奏技術だけなら、数十年もしたら世界的ギタリストになれる可能性も無くは無いが……】
【とりあえず、この性格と作詞センスをどうにかしない限り、どうにもならないだろう】


で、次に『所属』ッて立場から名乗らせてもらうとだ……――


オレ様の名前はイルゾル・ビッグスター……


――――≪ 六王教団:聖都勝利王支部 ≫所属……

……――≪イルゾル・ビッグスター≫だッ


【――ビッ、と。少年は、親指で自身を指しながら、確かにそう言い切った】
【六王教団……余程世情に疎くない限りは、よく知っている名前だろう】
【とはいえ、この少年。とてもそうは見えないが――】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 01:10:23.62 ID:pS.kMHIo
>>644

ふん、だぁ……!

【拗ねたような声を出しながら涙目(さっきのと違う)でそっぽを向く】
【相当堪えたらしい。こんな風になるのも初めてだ】
【中々顔から赤色が引かない】

//おうふ、眠いでござる
//三日に渡ってしまうけど、明日に回したり出来ないかな
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 01:11:29.03 ID:iiQkHWco
【魔術協会・「地下室前」】

・・・ふん。
【魔術協会、人気の少ないその場所に、人影がいた】
【見つめる先は、壁に似せた板で作られたドア、傍目にはそう気づきはしないだろう】
【しかしいま、その仕掛けは何の意味もなしていなかった】
【なぜなら、ドアは開いていた】

かび臭い・・・いやになる。
【その人物は、不機嫌な声を出して、開かれた深部を見つめる】
【進むべきか、また置いておくべきか、思案しながら・・・】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 01:13:30.36 ID:biXO.sSO
>>629

それは……物心付いてからこっち、ずっとこちら側≠ノ居たんだ。多少なり擦れるのは道理だろう?
力になって貰う事は遠からぬ先に有るだろう、けれどお前の望みに沿えるかは解らない、とだけ。

【言葉の上では、にべも無い解答を返す。律儀ながらも、取っ付き難い性質は相変わらずのようであり】
【対して朔夜は笑みを添えずに、意図的に平淡に作った語調で付け加え】

……………あ、あー……そういうタイプ≠フヒーローか。成る程な。
まあ、オレも考えとしては近いよ。殺意は、世間一般が思うより身近な物だ……。

だけど、出来る限りの自己抑制はしろよ?

【若干ヒき気味に、ヒーローの容姿を記憶に留めると】
【概ね肯定しながらも、窘めるようにそう言い置く。深い干渉はせず、其処で話題を打ち切って】

なら――――ああ、解らないな。オレには端から力が有ったし、比較的幸運な方だったのかも知れない。

【ビルに足を踏み入れ、かつかつと階段を昇り。三階の踊り場にまで歩くと、一つのドアを指し示しつつ】
【無機質に、何処か独り言めいた呟きを零した】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:14:47.81 ID:lexYx0ko
>>646

んふー、超泣き虫もやしですね
利織ちゃん、またも超意外なもやしの一面を超発見
か〜わ〜い〜ぃ〜

【にま、と笑って髪わちゃわちゃ】
【最後に告げた「可愛い」は、あの、女子高生がよく言うような発音でのそれだ】


/おっと、超了解いたしました
/ただ、明日は大会三位決定戦があるので、ちょっと都合が悪いかもです
/余り遅くまで起きていられないですけれど、土曜日であれば再開可能です。超。
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 01:17:45.60 ID:pS.kMHIo
>>649

う……うぁあーー!!

【あ、キレた^q^】
【だっ、と立ち上がってだっ、と逃げて寝室に飛び込んでしまう】
【逃がしたらベッドの中に潜り込んでしまいそうだ】

//じゃあ土曜日で。夜にこちらから呼びますです
//おやすみなさいです。超。
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:21:46.14 ID:lexYx0ko
>>650

超必殺ぅ〜、足引っ掛けー!

【お前は小学生か^q^】
【そう突っ込みたくなるような、幼稚な発言と共に】
【走り去ろうとする怜司の足元に繰り出される、利織の右足】
【彼女の行動に気付かなければ、そのまま躓いて転んでしまうだろう】

/あいよー
/では、今日は超お疲れ様でしたー!
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 01:22:03.95 ID:yoSPTdYo
>>647
【其処へ、するすると近づいて来る影が一つ】
【足音を消すでもなく気配を消すでもなく、堂々と】
【何かが有るのを嗅ぎつけて、近づいて来たのは】

随分とちゃちな作りの隠し方
この先に置いてあるのは何ですか?書物?隠し財産?

【黒のワンピースに白いエプロンを重ねた、所謂メイド服】
【青いショートの髪を両サイドで結んだ、冷え切った雰囲気の女】
【眼鏡の向こうの黒い瞳は、濁りの欠片も無く、だが光も無い】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 01:26:35.60 ID:G3stK2oo
>>645

その様子だと行った方が良いですね
ああ、私に傷を癒す手段などありませんのであしからず

【少年の震えたその手を見て合理的な返答をし】
【微細な、不要な動きすらしない自分の手をじっと見下ろす】

(格好はアレですが……中々「良い」人のようです)

【個人の印象を適宜纏め】

イルゾルお兄さんですね、私は白妙と申します以後お見知りおきを
(個人名『イルゾル・ビッグスター』……記録)
(≪世界一の超ビッグ・スター≫の情報はどうしましょうか……記録として保存は不要)
(ただ記憶はしておきましょう面白そうな方ですしね――――)

【軽くお辞儀をしてみせて】
【少女はその中身でただ傍観者の如くに記録し、その身体で普通の人間のように記憶する】

六王教団:聖都勝利王支部……なるほどなるほどそれならば知っています
しかしそこに所属しているとはイルゾルお兄さんはそれなりにお強いのですね
(追加記録、「イルゾル・ビッグスター」、所属[六王教団:聖都勝利王支部]……完了)

【見た目と実力はある程度は関係はある、それもある程度だけだ】
【光るものが全て金では無いように……彼もまたそうだろう】
【ふ―――と小さく微笑み】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 01:26:58.18 ID:EGWEV8s0
>>643
はぁ・・・それがあんたの流儀なら文句は言わないけどな、目に毒だと思う奴も居るから上に何か着る位はして欲しいもんだな
・・・と言うか勝手に体をくっつけるな、俺はそろそろこれを中断して寝るつもりなんだ

【そう声調だけは鬱陶しそうにする彼は、自身の表情を悟られたくないと言わんばかりに無表情で】
【紙をベンチの下に置いていた袋にしまい始める、傍らに積み重ねていた物含め】


度胸も何も・・・此処で名前も知らないあんたを抱き寄せでもしたら度胸があると言うのか?
それに・・・あんたが面白くても俺が面白くない気がしてならない

【今日はこれで何度呆れただろう、こういった手合いはあまり扱い慣れていないのかもしれない】
【悩ましげに右手で頭を抑える、こんな暗いところで解るかどうか走らないが、手袋と袖の間から金属色の腕が見えるかもしれない】
【そして意外と名前を気にしている?】


・・・多分、その二つには含まれない、と思うがな
まだ未解決の定理の証明に挑んでるようなもんだ、解ってるのは答えがあるってだけだよ

答えはあるがまだ誰もその答えを見つけてないんだ、これは・・・

他人の力を借りるかどうか、それは解らないし、できるなら頼りたくないが・・・
世の中にはある数学の定理を一生考えて解らないまま死んだ奴だって居るんだ
【出来る事ならばこの件に関して他人の力は借りたくない、先ほどの発言も冗談に近い】
【が、それ以上にこれは難しいのだ───正直な話、自分だけでやる事を考えていると・・・不可能かもしれない】

・・・そういう訳で俺は此処で寝るんだ、あんまし体くっつけて邪魔してくれるな
【寝るとは言ったが此処で寝るつもりだったらしい───確かにこの男は暖かそうなコートを着ている】
【これが十分な暖を取ってくれるのかもしれない───何にせよ、れは疲れて居たらしくすぐに睡眠に入ってしまう】
【これ以上彼と話するのは無理だろう・・・】


/済みませんが眠気が酷く・・・御疲れさまでした
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:27:09.78 ID:49ye9Qko
>>648

……お前の主張は分かった
私が言えることは「思うより先に行動しておけ」。後悔先に立たず、と言う事だ

【これ以上突っついても仕方ない。後は本人の問題だろう、と感じ取り、ただ一言告げる】
【それが自分からのアドバイスであり、忠告、という事なのだろうか】

ふざけた姿だったが相対したときの私の姿もホームレスそのものだったからどっちもどっち、と言う状態だったな

まぁ”善処”はするさ

【相手もアレだが、自分もアレ。言っても仕方がない、と言う状態だったが本心はツッコミたかったのだろう】
【その時が来なければ良いけどな、と小さく呟き、締め括る】

中々良好な物件でよかった
それじゃあサクヤ、暫く借りる

【家主の後を付いていきながら興味深げに周囲を見回し、終点へ】
【ニッコリと笑いながら指し示されたドアへと進む。と、反転し、】

得た幸運は噛み締めて喜べ。出来るうちに、それが得れた事に感謝するんだ

【呟きへの返答なのか、笑みでありながらも笑っていないような表情で言う】
【言い終わると再度反転、ドアの先へと向かおうとする】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 01:32:59.77 ID:lrNKmgDO
>>653

……オレ様病院あんまりスキじゃねェんだよなァ……昔がっつり入院したことがあってよォーーーッ
あー……でも好き嫌いしてられねェよなァ、仕方ねェか……

【はぁ、と大きな溜息を吐いて】
【彼は、ぷるぷる震える腕を無理やりジャケットのポッケに突っ込んで――】

――ま、チョッと前に入ったばっかの新参、下ッパなんだけどな?
だが、イザとなりゃハンパなテロリスト程度なら制圧してやる自信はあるぜ?
オレ様見ての通りよォ、手前のオツム働かせるより手ェ出す方が得意だからよォーーッ

【少年――イルゾルは、自身の頭をトントンと指差しながら、ニヤリと笑んで見せる】
【伺わせるのは自信……それも「驕り」や「不遜」ではない。『誇り』に近いものだ】
【それは足が不自由であるということを差し引いても十二分に『輝ける意志』だろう――】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 01:38:08.13 ID:iiQkHWco
>>652

ん・・・。
【あからさまな気配に、水色の着流しをまとった人影が、首を曲げ、顔を向けた】
【その顔は、左半分が帽子から垂れ下がった単純化されたお面が描かれた布で隠されて】
【もう片方から覗く片目で、その人物を見る】
               こ  こ
・・・誰だったかな。君は魔術協会の所属だったかね?
【質問に対し、質問で返す】
【それは世間一般で「失礼」に分類される返答】
【しかし、彼はそれが気になった】
【ここは魔術協会、大衆に対し常に解放されている】
【誰かが入ってきたとしても、不思議はないはずだ。しかし、ここは例外だ】
【なぜって?時間、場所、そしてこの雰囲気。最後に発した台詞、すべてが不自然に思えた】
【偶然ではない、このメイド服をまとった女性は、意図的にここに来たのだ】
【それが、この着流しの男に『警戒』のランプを点灯させていた】
【だから、まずそれを聞いた。返答によっては、『警戒』から『敵意』に認識を変えるだろう】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 01:44:59.38 ID:yoSPTdYo
>>657

ここは、外部の人間が立ち居る事を禁止されていませんね
貴方に対して私が自己紹介する事に何の意味が有るのでしょう
名乗った所で分からないという結果が待っているだけだと思いますが

【返された質問は、「答えない」という方法で返す】
【男の内心を読める訳でもない。読む気も無いだろうが】
【自分の態度を変えることなく、ただ其処に】

で、私の質問には答えてくれないのですか?

【答えが無ければ、そのままドアの先へと進み始めるだろう】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 01:50:56.46 ID:G3stK2oo
>>656

例えそういった思い出があったとしても合理的に考えるならやはり病院に行くべきです
そうしてください、ここで止まりたくもないでしょう?

【止まるとはつまり演奏出来なくなる、ということだろう】
【ポケットの中でなおも震えているだろうその腕を見つめて】

ふふ……確かにそのようです
魔翌力も上手く使えるみたいですからね
(集中力も目を見張るものがある、精神も健全……未知数という言葉が似合います)

【と、少年を解析した所で】
【ふと思い出したように口を大きく開け「ふああ」と息を吐く】
【所謂あくび、良く見ればその目尻には涙が】

むう……もう少しお話したいですが時間も時間です
イルゾルお兄さんの睡眠を妨げるのも気が引けますしお体に障るでしょう、私はこの辺りで家に帰ります

【大分自分も疲れている、肉体的にも休息を必要としている】
【頭をふるふると左右に振れば追従するように白の髪は揺れ動き】

それではイルゾルお兄さん、またどこかでお会いしましょうね
あ、あと病院にはキチンと行って下さい?貴方の身体に不具合が起きるのは私にとって好ましくないのです

【念のためとばかりに病院に行くようにもう一度促して】
【またニコリと微笑んで見せ、ペコリとお辞儀】

【そして何もなければそのまま猫のように早くそれでいて優雅に公園から消えていくだろう】

/すいません眠気を襲ってきたのでこの辺りで!
/お疲れ様でしたー!!
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 02:00:54.72 ID:lrNKmgDO
>>659

ああ、確かにそーだ、そのとーりだ……
オレ様には≪世界一の超ビッグ・スター≫になるッてェ夢があるんだからな……
畜生、仕方ねぇか……

【どんよりとした表情を引き摺りながらも、どうやら病院に行くことは決めたらしい】
【余程ギターが好きなのか、或いはその夢に執着しているのか――】

【――と、相手の欠伸を見留めると】

ッと、そうか……確かに、もうこんな時間だしなァ。

おうよ、任せとけッ!病院にゃあちゃんと行くからよ!
じゃあな、白妙!またどっかで会おうぜ!

【と、にこやかに手を振って】
【やがて、彼も車イスを操作し、去るだろう】

/お疲れさまでした、ありがとうございました!
/正直こちらも眠気が厳しくなってきていたんで丁度良かったです。また機会があれば是非ー。
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 02:03:02.73 ID:iiQkHWco
>>658

・・・ま、老体共の手回しでないなら構わんか。
【ばりばり、と頭を掻きつつ言い】
【そしてため息一つ吐き出して】

中に何があるか、だったか?
聞いた話によると兵器がいるそうだ。
【再び、ドアに顔を向ける】
【・・・いま、こいつ「いる」と言わなかったか?】
【別に留めるつもりはないようだ】
【カツカツ、と中に入っていく】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 02:05:14.12 ID:yoSPTdYo
>>661

兵器………兵器
魔術協会に置くものとしては似合いませんね
で、何処に有るんです?

【只管奥へ進むばかり】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 02:06:36.83 ID:2rcmPcAO
>>654

そんな事したらぶん殴るに決まってるだろ?
度胸と無謀は似て異なるものだから、そのへんはわきまえておいた方が可愛げがあると思うがね。
【身が堅いのか何なのか、とにかく悪戯っぽく行動が相手を選ばない勝手過ぎる為か】
【その自信を現すかのようにあまりにも無防備である事には間違いなく】

まぁ、何にしてもだ…
事は気持ちによって簡単に変わるもんだ。

強く願えばそれは起こるんだよ。

要は主観が最後に物を言うのさ。
諦めたらどうやったって解けっこないだろ。
誰かが答えてくれるのを待つ、なんてのが他人に頼るって事だ。

だから、一人じゃ無理なら他の奴に手を借りるのも良いと思うぜ。

それとな…一生分からなくて死んじまってもさ、それは神様って奴に自慢できるほどの誇りになるんじゃねえか?
兎も角、諦めない事は何よりも尊いもんだ。

身体を壊さないように、精一杯頑張りな。
【眠ってしまう青年の耳元で、包容力があるという言葉では有り余るほどの優しげで愛おしげで母性的な言葉を囁き】


私の名前は黒岩 凌子だ。
優しくて完璧で可憐で美しくてお前が崇拝する超絶美人のお姉さんの名前だから。

ちゃんと覚えておけよ?
【洗脳するような艶めかしい声色で続けて、満足げに笑みを浮かべると】
【そっと離れて立ち上がり、一つ大きく伸びをしてから】
【意気揚々とその場から立ち去っていった】

/超絶お疲れ様でしたなのです!!!
/そして超絶遅れて申し訳ないです!!!!
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 02:12:54.35 ID:iiQkHWco
>>662

まあ、似合わんな。
魔術協会は戦争屋じゃない。

いや、私もよく知らん。
なんせ、ここの地図は手に入らなかったのでな・・・。
【暗いくらい廊下が延々続く。明かりは時々ある魔翌力式の壁ランプのみ】
【曲がったり、Uターンしたり、分かれ道だったり】
【まるで迷路だ】

・・・複雑だな、これは帰れるものか・・・む?
【男が、何か見つける】
【闇に目が慣れていれば、壁にぽつんと一つのドアがあるのが見えるだろう】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 02:16:35.65 ID:yoSPTdYo
>>664

………適当な作りですね
面倒ですから壊して新しい道を作りましょうか
天井を貫けば光も入るでしょう

【特に見るべきものの無い道、ただ進む】
【本当に、特筆すべき事も無しにただ進む】

【その内、ようやく辿り着いたドアを見て】

……で、此処ですか?

【そのドアに、壊れない程度の力で蹴りを一発】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 02:21:05.96 ID:iiQkHWco
>>665

壊すな。上には建物があるんだぞ。
生き埋めになりたいのか。私はごめんだ。
【冗談なのか、判断が出来ず】

おそらく、その一つであることには違いないだろう。
【蹴りを入れる彼女を、冷静に観察】
【まず、ドアはガン、と音を立てた。しかし、それだけである】
【罅も傷も跡もない】
【と、その時】

――・・・いまノックしたのは、誰・・・?――
【こえが、響いた】
【間違いなく、このドアの向こうから】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 02:24:47.93 ID:yoSPTdYo
>>666

全部壊せば良いでしょう、邪魔ですし

【本人としてははっきりと本気】

【蹴りを入れてみて、其処から返った声】
【それを聞いて、僅かばかり首を傾けた】

………誰か居るなら答えなさい
兵器とは?何処に置いてあるんですか?
さっさと供出しなさい、他に用は有りません

【もう2回程ドアを蹴って、手ごたえ無しと判断】
【一歩下がって、その場にいるもう一人の行動を待つ】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 02:34:50.61 ID:iiQkHWco
>>667

やめてくれ、冗談じゃすまない、本気でもすまない。
【真顔で言う】
【マダオじゃない、真顔だ】

――兵器は・・・一つは私・・・一つは高いところに・・・――
――一つは・・・どこかに消えた・・・私たちが欲しいの・・・?――
【無感情な返事が返る】
【いや、むしろそれは感情の出し方を忘れたかのような声】
【それきり、また声は途切れる】

・・・このドア、封印がかけられてるな。多重封印施錠封印式、面倒なものを。
【蹴るのをやめたときから、男はドアに張り付いていた】
【表面を引っかくように調べている】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 02:38:10.81 ID:yoSPTdYo
>>668

………ああ、成程生物兵器
じゃあ、もう一つの高い所の場所を教えなさい
それと確認。貴方の殺傷能力は?

……通路が狭いですね

【もう一度ドアを蹴ろうかと思ったが、男が居たのでそれは止めて】
【来た方向に一度振り返って一言】

数分待ちなさい、入りますから

【そう言って、ドアの周囲の壁を軽くノックし始めた】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 02:46:59.51 ID:iiQkHWco
>>669

――高いところ・・・それしか知らない・・・ここじゃないことしか――
――三つの中だと・・・私が一番弱い・・・――
【ぼそりぼそりと声が響く】

(なるほど、全員ばらばらか)
【ドアを調べながら、・・・女性に目が行く】
・・・なあおい、二つ聞かせてくれ。
あんたはなぜその場所を聞く。もう一つ、いまから何するつもりだ。
【猛烈にいやな予感を感じながら、問いかけた】
【主に後者に。いや、前者も十分重要なのだが】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 02:48:49.58 ID:biXO.sSO
>>655

――――――………。あ、ああ、うん。

【唯の一言、たった其れだけの言葉だが。ペレグリーの忠告は、予想外に心の深い所に響いたようで】
【頑なな姿勢を露にしかけていた朔夜は、目を円くして押し黙る。数拍置いて、言葉の意味を反芻し】
【再認識する――……確かに、立ち止まっている暇は無い】
【腑に落ちたとでも言うのだろうか。彼女は、言葉に表せない不定形の想いが、胸の裡で微かに輪郭を帯びたような感覚を抱く】

【そのまま思索の海に沈みかけて、半ば相手の言葉を聞き流しそうに成り。ふと、我に返って相槌を打った】
【生返事もいい所だが、全く聞いていない訳でも無いのか。「お前次第だよ」等と、口の端を微かに吊り上げ】

応。幾らでも、居てくれて良いから――――な。

【曖昧な笑みを添えた返答には、明確な言葉を寄越さないままに。短く告げて、踵を返す】
【ふわり、と。去り際に浮かべた、酷く柔らかな――――朔夜の生まれ故郷の花たる櫻≠思わす、儚い笑みのみを答として】

【かつ、かつ。杖を突く音が、遠ざかってゆく――――……。】
【因みに部屋はそこそこに広く、小綺麗な造り。生活感と共に、識槻朔夜の存在を示す物品は根こそぎ取り除かれていて】
【備え付けの家具に薄く積もった埃が、月日の流れを示しては居たが。此方は少し掃除すれば、どうにでも成るレベルだろう】
//済まねえのです……。二日間お疲れ様でした、有り難うございましたー!!
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 02:54:54.11 ID:yoSPTdYo
>>670

……使えませんね。肝心な事を知らないなんて
じゃあ良いです、兵器としての性能を見せなさい
そうですね、其処のドアを吹き飛ばすか、壁でも壊して見せなさい
そうすれば私が動く手間が省けますから

【文章にして見れば荒くも聞こえるが、棒読みにも聞こえる程単調な言葉】
【周囲の壁のチェックを終えて】

………それに、答える意味が有りますか?
答える必要が何処に有りますか?

【壁から数歩離れて、ようやく男の顔を見た】

……あら、おかしな顔

【今まで見ても居なかったのか、本音での乾燥が一言】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 02:55:40.49 ID:49ye9Qko
>>671

―――うん、思ったより綺麗だな。先に埃を片付けてからか
その後に入浴してベッドイン………うん、久し振りに一般人らしい活動だな

【さて、掃除など幾年ぶりか。まぁ少し動かせば後は身体が思い出してくれるだろう】


【などと思いながらも、】


何だかんだで子供だな
人並みの人生を経験していない分、幼い
ま、変に歳を重ねると弱味は見せたくないからな


………両親は息災だろうか

【自身の要らぬ事を思い出し、僅かに物思いにふけた】

/久し振りに絡めて良かったデース、二日間お疲れ様でしたー
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 03:02:07.98 ID:iiQkHWco
>>672

――ごめんなさい・・・後・・・それも出来ない・・・――
――この部屋には・・・月光は射し込まない・・・――
【帰ってくるのは、残念な結果のみ】
【だからこそ、封印が機能していたともいえるのだろうが・・・】

大いにある。
お前があれを連れて行くつもりなら。の話だが。
【立ち上がり、問い詰めようとして】
・・・。
【その台詞を聞き、心底呆れた顔で顔を伏せる】
【あ、頭抱え始めた】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 03:12:26.19 ID:yoSPTdYo
>>674

……あんまり約には立たないのでしょうか
ですが、月光………

……それが有れば、ドアを破壊出来ると?

【何か方策を考えたのか、再度ドアの中に確認】
【何気なく天井を見上げた後】

………これは、貴方の所有物ですか?
そうでないのなら、これを私達が持ち返る事に不都合は無いかと
生物をこの様な場所に監禁している事も……世間では犯罪行為とされる筈
宜しければ、六王教団を此処までお連れしましょうか

……手間を省いて差し上げるのです。頭を下げなさい

アラン、出なさい。天井が邪魔です

【パチン、と指を一鳴らし】
【男と女の丁度中間、床から黒い何かが沸き上がり始めた】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 03:20:53.05 ID:iiQkHWco
>>675

――たぶん・・・できると思う・・・できてないのは・・・蓄積だけだから・・・――
【つまるところ、「燃料不足」と、そう言いたいらしい】
【どれだけ偉大な魔法使いでも、魔翌力が空では何も出来ないのと同じである】

いや、そうではない。
ただ、あくまで魔術協会の管轄化であると・・・ちょっと待て、六王教団だと!?
【ここまで来て、自分が相手の正体を全く聞いていないことに気がつく】
【出てきた名詞、そしてその自信。もはや警戒どころの話ではない】

・・・頭は下げん、目を伏せていては結果が見届けられん!
【半ば意地を張るように、渋い顔で言う】
【女性から距離をとる】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 03:27:27.68 ID:yoSPTdYo
>>676

………成程

アラン、聞いての通りです
上の階層まで、天井に穴を開けなさい
其処までやれば、後は私が仕事を引き受けます

……さて、其方の方。了解していただけましたか?
宜しければ、総力を以てして力づくで、建物ごと破壊してもよろしいのですが

【六王教団の名前は出したが、その所属だとは一言足りと言っていない】
【然し、勘違いをしている相手に対して、それを教えてやる義理も無く】
【無感情の淡々とした声のまま、再び指を鳴らす】


「天井天井天上の床は敷石に黄金黄金敷き詰めて然し踏むは土に汚れた靴ばかり
靴の泥を落とせ落とせ首と合わせてごろりと落とせ落とせははははは」

【床からわき上がった黒い何かは、人の「ような」形を作る】

【形は、確かに人間だ。それだけは、保障出来る】
【然し、その両足は、巨大な獣の骨がネジで固定され、膝を曲げる事が出来なくなっている】
【両腕は異様に長く、関節は手首と肘の間にもう一つ、肘と肩の間にもう一つ】
【背中には、翼の様に、ボロボロのマントが釘でうちつけられて】
【顔の右半分は、食いちぎられた様な痕跡と、露出する頭蓋】
【右手には、190程の身長よりまだ大きい鋸】

………夜明け前に、終わらせなさい

【出現した異形は、長い両腕を振るって、ドアの上の壁に鋸の刃を喰い込ませようとした】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 03:37:56.60 ID:iiQkHWco
>>677

風穴一つで十分だ、言わなかったがおそらく今の位置はグラウンドだ。
(・・・クソ、跡で時間回収術を使わねばならん、全く・・・!)
【内心で舌打ちをしながら、その様子を見る】
【相手がでかい、その認識は早々ひっくり返ることはない】

――・・・――
【帰ってくるのは沈黙のみ】
【待っているのだ】
【力の源が、やってくるのを】

アートマン、か・・・!?いや、召喚術・・・!?
【現れた異形に対し、推測が口からこぼれる】
【壁は、鋸を食い込ませなかった。おそらく、ドアの封印術がそこまで及んでいるのだろう】
【しかし、「無効化」ではなく、「抵抗」だ。力づくで、どうにかなるものである】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 03:44:34.96 ID:yoSPTdYo
>>678

………何故、この様な道具を持った者を選んだか

槍の貫通力は高い。鎚の衝撃は比類無き物
然しそれ等の共通点は、『一度に一撃しか与えられない』という事
故に、衝撃を緩和する術式の前では……非情に、非力

鋸は違う。一度引くだけで、刃の数だけ切りつける
数十数百の衝撃を受け続けるに、その障壁は何処まで耐えられますか?

……あら、思ったより楽に行きそうですね
中の兵器。私に従うと確約するのならば、直ぐにでもドアを開けて差し上げます
アラン、やり方を変えます。蝶番を破壊しなさい

【鋸の刃を触れさせて、その結果を見て】
【女は、やはり淡々と言葉を続けるばかり】
【現れた異形は、鋸の背に片手を当てると】
【先程の位置ではなく、蝶番が固定されている位置の壁に刃を当てる】

【そして、鋸を上下に動かし始める】
【一撃一撃が抵抗されていても、それが無数に続く】
【蝶番が壁から外れれば、ドア自体も簡単に外れるのは明白だ】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 03:53:06.55 ID:iiQkHWco
>>679

(選んだ・・・アートマンではないか。
だとすれば召喚術と見るのがやはり妥当か・・・)
【女性の言葉からなんとなく理解】
【やはり見続ける】

――仲間は・・・どうするの・・・?――
――私一人で・・・満足しない・・・でしょう・・・?――
【陰鬱な声が返ってくる】
【しかし、否定の要素は一つもない】
【これ即ち、「承諾」と言う】
【ドアが、揺れて、軋み始める】

/ちょいと申し訳ない、眠気がやばいです
/続きは日が昇ってからではいけないでしょーか?
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 03:57:46.03 ID:yoSPTdYo
>>680

他の居場所を探って全て回収します。兵器なのでしょう?
兵器として利用価値が有るならば、それを利用します
価値が無いなら要りません。食費の無駄です

………アラン、時間が無駄です。急ぎなさい
それから其処の。他の兵器の収容場所は?
これ以外の場所が分かるなら、それを拾いに行きます

【壁を、斬ると言うよりはヤスリで削るかの様に、鋸の動きは続く】
【女は、ドアの声に応答しつつ、ガタつき出したドアにまた蹴りを入れる】


/日が昇って何時頃になるかにもよるけれど了解ー
/但しこちらは、午前0時から3時まで、電子機器一切使用不能な状況になりそうです
/ですので、続きはその前もしくは後、と言う事に
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 03:59:15.50 ID:iiQkHWco
>>681

/了解しました、では昼ごろにとりあえず舞台裏で呼びかけをしますー
/一時乙でしたー
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 06:47:53.12 ID:n83kSD.o
その時はまた連れて行ってくだちゃい!
いろんなとこ見て、いっぱいデートしましょう!

【再び彼女を見つめると、小さく微笑みながら】

ありがとうですっ!
私もお歌さんは大好きですぅ!

【またあのフレーズを歌いながら】
【何処かの歌手の様に瞳を閉じていた】

それではそれではっ!
また合いましょっ!リジィおねーたんっ

バイバイ!おネーたん
【立ち上がり、くるりと後ろを振り向きながら】
【そのまま右手を振り、歩み出した】

/お疲れさまでした。
/度重なる寝落ち申し訳御座いません
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 18:57:50.47 ID:GOiPMIDO
【街中/喫茶店】
【カウンター席に座り、嬉しそうに鼻歌を歌う人物が】

ふふ、久々にお金が入りましたー

大会もいよいよ決勝ですかー…
これは観戦に行かねばですね、キマイラ様

【闇夜を想わせる、前髪を切り揃えた黒の長髪】
【漆黒のワンピースに、同色のストッキング、メリージェーンシューズ】
【黒い細目、右目には黒縁のモノクル。肌は、まるで白粉でも塗ったかの様に白い】
【全身白と黒に包まれた、モノクロの少女だった。齢は、十代前半ほどである】

あ、おじさーん
セサミスコーン30個追加で

あと、バターロールは40個全部にママレードを塗って下さい
お砂糖たっぷりの、あまーいやつですよ

【恐ろしい数の注文をする少女に、カウンター向こうに立っている店員おじさんは、うんざりした様な表情を浮かべた】
【追加で卵サンドを注文した彼女にむっと眉を寄せたが、逸れでも文句は言わずに、せっせこと作り始めている】

【其の右肩では、ニヤニヤとした笑みを浮かべる、先程少女に「キマイラ様」と呼ばれた三つ目のインコが】
【少女の様子を見ながら、「げらげら」と、まるで人間の笑い声のように鳴いていた】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 19:22:57.44 ID:RYXR.CEo
>>684
【喫茶店】

【喫茶店に入るないなや、女性はある種の戸惑いを覚える】
【種類は問題ない。なんといっても女性も食するものだ】
【だが、量が違う。桁が違う】

……

【あまりの光景に、女性は閉口した】
【入店直後に硬直する女性は、腰程の長い黒髪】
【左目には淵の無いモノクルをかけ、平坦な体を黒の紳士服で包んでいた】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 19:35:17.68 ID:GOiPMIDO
>>685

【女性が入店すると、中年店員は顔を上げて、いらっしゃいと声を掛けた】
【彼女が閉口している様子に彼が苦笑すると、再び山の様な注文を淡々とこなしている】

んぐ?

【彼が苦笑した事が気になったのか、スコーンを頬いっぱいに咀嚼しながら、少女がそちらへと振り向いた】
【女性の姿を視認し、嬉しそうに微笑むと】

ほんはんは!

【と、女性に挨拶した。口にものが入っているので、良く聞き取れない】
【恐らく、「こんばんは」と挨拶していると思われる】
【スコーンの山を消費し、咀嚼と飲み込みを繰り返しながら、その細目で女性をじっと見詰めている】

【喫茶店は、カウンターの少女の分しか席が埋まっていない。つまり、客が全く居ない】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 19:41:18.79 ID:RYXR.CEo
>>686

あ……ええ、こんばんは

【ひきつった笑みを浮かべながら、女性は少女の隣へと腰掛ける】
【みているだけで胸やけしそうな光景の中、女性は必死に言葉を探す】

すいません、マスター。コーヒーを。砂糖抜きでお願いします

【てんてこ舞いの様子だが、女性は注文する】
【胸やけの耐性は、彼女は持ち合わせていない】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 19:52:47.22 ID:GOiPMIDO
>>687

【コーヒーの注文を受け、小さく頷きながら湯を沸かし始めた店員】
【逸れから、「あまりこれを見ん方が良いよ」と彼女に言い、苦笑いを浮かべた】

【挨拶を返してくれた事が嬉しかったのか、細い瞳を輝かせると】
【ごくん、と一気に飲み込んで】

おじさん、クリームソーダ!

【と元気良く注文してから、度口まわりを拭き】

お姉さんも、晩御飯ですかっ?
…あれ、でも、コーヒーだけ…

【なんか聞いてる。そしてきょとんとした首を傾げてる。なんだこいつ】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 19:58:18.71 ID:RYXR.CEo
>>688

【店員の言葉にひきつった笑みを浮かべながら、女性は少女に向き直る】
【もう、クリームソーダの注文などで驚いてはいられない】

ああ、私、今お腹すいてないから……

【本当は軽食でも、と思ってやってきたのだが、おそらく一カ月分を優に超えるスコーンを見ては食欲もうせてしまった】

ところで、あなたっていつもこんなに食べるの?

【本当に些細な疑問を、女性は尋ねる】 
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:10:36.36 ID:GOiPMIDO
>>689

【店員は豆を挽き、香りが店中に広がり始めた】

…お腹が…減って無い…!?
―――…何…故…ですか…!?

【その言葉に、恐怖漫画の様な驚愕顔を浮かべている少女】
【その反応からするに、お腹が空いていないという感覚を知らないみたいな感じだ。何だこいつ】
【そして、反応に困る感じの質問までしやがったよ!】

はい、このぐらい食べます
美味しいから、いくらでも入っちゃうんです

【「ご飯が食べれない時は、がっつり絶食なんですが…」と続けて】
【何故か頬を赤くして照れている】

【少女の肩に留まっていた三つ目のインコが、女性をじぃと見る】
【嘴の端を吊り上げ、気違いの様な、歪んだ笑顔を向けている】
【結論:インコきもい】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:15:28.90 ID:z8xNcswo
【路地裏】


【――…最早、ありふれた′景と成り下がった『路地裏に於ける戦闘』】

【今日も変わらず響くは『銃声』、漂うは『硝煙』の匂い、其れから――――】



――――……ヒッ、葉ハッハハハhじゃshじゃはjhじゃはhhsじゃはしゃhさjh
hさhsじ ゃhsじゃhs じゃhsじゃッはッはハッハハ ハはっはhhh hっはああ ああっさあ
hjj hさhがjdgはshg者じゃッは sjはjjshじゃjhskjさhかhだs kjdsjkj
jhsじゃhdじ ゃsdじゃでゃ jsjさあk jksj kdjかsjd sjさkdksdじゃsljsdk
jsh dじゃshdhsjdさjdsjkしゃjks hだhdk shだjhだshdじゃhdjshdj



【――――笑い声≠ニ云うには、余りにも「狂気」に満ちている其れ】


「――――……、…はぁ、…………。 …………、……ッ。」


【路地裏に入った者は、矢張りありふれた′景を目にするだろうか】
【壁に凭れる様にして『腹部』から血を流しているのは、ダークスーツ姿の男だ】
【既に『瀕死』……素人が見たとしても、“永くは無い”事が判るだろう「出血量」である】

【対するは細身のプレートアーマー=\――――銀の全身鎧に身を包んだ男だ】
【露出された顔の左半分はピッタリと張り付いた前髪によって覆い隠されており、】
【残り半分の顔が抱く瞳は、『狂気的』な色を宿した漆黒と純白のコントラスト】
【羽織った真紅のロングコートからは、腰の金具に縦横無尽と掛けられた銃弾ベルトが覗いている】
【其の目は大きく『見開かれて』いて……彼の異常性≠より一層増している】


はjhsjはすあふうあかははhh………――嗚呼、『中々』でしたとも。
反応速度=c…対能力者攻撃法=c…此処まで“しぶとい”の相手したのは久し振りでしたよワタクシ様。
「相当な爆音が響いた」から……助け=A来るかも知れませんねぇまぁ来てもワタクシ様[ピーーー]んですが。
そう言えば、今夜の『月』はとっても綺麗だ。ほら、上見てみなさい。多分な〜んも見えないでしょうが。
こう、死の淵≠ナエスパー開眼して『透視』位なら出来るかも知れませんよ。じゃ、五秒で開眼してくださいねー…スタート!



…………はい、残念でしたーまた次の人生でお会いしましょう〜。



【おおよそ三秒≠ナパン!と両手を叩いて笑うと――其の「右手」を、男の「頭」へと向けた】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 20:18:08.84 ID:RYXR.CEo
>>690

【肺いっぱいにコーヒーの香りを、ゆっくりと吸い込む女性】

……はい?
いや、減らないものは減らないでしょう?

【至極当然、といった様子で、女性は答える】
【若干胸やけ気味なのは、内緒だ】

よ、良く食べるのね。まあ、育ち盛りだしね、うん

【まるで母親のような言葉を紡ぎ、女性は自らを納得させた】
(それにしてもあれだけ食べてこの体型を維持!? なんてうらやましい!!)

【インコと目があった女性は、ほんの少し硬直した】
【そして、超高速で右の腰に触れ、何かに気づいたように手をゆっくりと戻した】
【ここが荒野の真っただ中であったら、まちがいなく女性は弾をうっていただろう】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:24:19.29 ID:31pTs.SO
>>591
【その時】
【鎧の男の右腕の手首の鎧の隙間と右肩の鎧の隙間を正確に狙い】
【二本のナイフが跳んで来るだろう】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:25:32.38 ID:31pTs.SO
/ぎゃぁぁぁぁぁあ!!
>>693>>691宛てです
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:34:30.26 ID:z8xNcswo
>>693

【―――…ニヤリ=c…『鎧の男』は笑うと、即座にバックステップ=z
【ヒュン、と風斬り音と共に眼前を『すんで』の所で通り過ぎるナイフを視認すると、投げられた方向へ顔を向け】


……『正義のミカタ』、或いは『殺人鬼』一名様お迎えでーす。「いらっしゃいませー」。
ちょっと誰か知りませんが常識*ウいですねぇいきなりナイフ投げるなんて当たったら痛いじゃないですかー。
こう、助けるのなら「待てェイッ!」みたいに格好よく上から落ちて来るヒーロー派≠ゥ、
「待て、警察は呼んだぞ(キリッ」みたいにリアル派≠ノ分かれると思うんですが何か中途半端ですねぇ。
せめて今からでもいいから決めましょ、うん、其れが良い―――…よーし、五秒待って上げましょう。



――――………さて、決まりましたかぁ?



【恐らく、『見える』のは笑顔=c…“狂気的”な色を宿した其れだ】
【見た所、武装≠フ類は見えないが、確かに漂う“硝煙”の匂い……『攻撃手段』は有るのだろう】

【大きく目を見開く≠ニ―――“横槍”を入れた人物を確認しようと、注意を向けた】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:35:34.32 ID:GOiPMIDO
>>692

【陶器の触れ合う音を何度か響かせてから、店員が女性にコーヒーを差し出した】
【湯気が立ち、混じりの無い純粋な黒がカップに満たされていた】

【ピーナツバターのサンドイッチにぱくつきながら、少女は】

……減らないものは、減らない……
……お腹いっぱいの状態が、ずっと続くという事ですか……?

【不思議そうな表情で、そんな事を尋ねる】
【説明しようとすると時間かかりそうなフラグ少女】
【駄目だこいつ、早くなんとかしないと】

ありがとうございます!

お姉さんは、どのぐらい食べますか…?

【嬉しそうにはにかむと、無邪気にそんな質問をする】
【細目がもっと細くなり、糸目という表現が合っている感じの表情】

【インコは女性が腰に手を添え様とした動作に、にやと笑っていたが】
【異変に気付いた少女に、「何してるの馬鹿!」と頭を指で弾かれ、鳥の悲痛な鳴き声が店内に響いた】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 20:42:49.68 ID:RYXR.CEo
>>696

【ぺこっと軽く頭を下げ、女性はまず香りをかぐ】
【ほう、と息を漏らし、まずは何も加えずに、自らの口内へと液体を運んだ】
【顔がほころぶ】

んー……そうじゃなくて……特にお腹が一杯でもないけど食べたくもない、って感じかな?

【できる限り、女性が考えれる限りの単純な表現で、そう答えた】

私?
私は……そうね、サンドイッチが一切れもあれば一食は持つわ。朝なんて食べなくてもいいくらいだし

【自らの食生活について、女性はもう一度考える】
【普段の食事はパン中心、牛乳なんて飲まない】
【女性の頭の中で、自らのコンプレックスに対する解が導かれた瞬間であった】

【女性は鳥を直視できない】
【間違いなく、今度見たら何かが起こってしまう】
【少なくても、良くない方向に】
【だから、悲痛な声は無視することにした】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:45:20.76 ID:31pTs.SO
>>695
【正義のミカタ?殺人鬼?】

……避けたか
【違う】

……やかましいな
…仕事帰りとはいえ、こうも五月蝿いと…
【黒い、フード付きマントで全身を覆い】
【顔を不気味な笑いをした仮面で隠した人物】
【仮面には紅いトカゲが描かれている】
【声は男女かわからない機械音声】

【仮面の紅いトカゲ…そしてナイフ】
【裏のモノなら聞いた事あるかもしれない】
【聖都で最近、裏で名をあげてる】

斬り裂くぞ……三下
【殺し屋…紅蜥蜴(べにとかげ)】

【そして相手が殺しの依頼にリストにはいってないか頭を巡らしながら】
【なお紅蜥蜴が殺しの依頼対象にするのは】
【救いようのない悪や外道】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 20:54:45.10 ID:GOiPMIDO
>>697

【彼女が微笑んだ様子に、店員も嬉しそうに笑うと、再び少女の注文を片付ける作業に】
【もう直ぐ全注文が終わるのか、手つきが先程より速い】
【料理の合間に、サービスなのか、数枚のクラッカーを乗せた皿を女性に差し出した】

【ついでに、少女に投げ付ける様にクリームソーダを渡して】

という事は……空腹でも、満腹でも無い状態、ですか……
……微妙な状態ですね……

【困惑した表情で、その感覚を知ろうとしているのか、何度も腹部を摩る彼女】
【クリームソーダを一気に流し込むと、バニラアイスを口元に着けながら】

サンドイッチ、一枚……!?

【目を見開いて、驚いた】

そんなに少なくて、身体持つんですか……!?
細っこいのに……もっとお肉付けなきゃ駄目ですよ!

【近所の世話焼きおばさんみたいな発言をする少女】
【心配そうに、じっと彼女の顔を見てたりする】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 20:59:29.55 ID:RYXR.CEo
>>699

あ、ありがとうございます!
【女性は皿を受け取り、クラッカーを口に運ぶ】
【サクサクとした触感に、女性は一層深く笑みを浮かべた】

えっ? えっ!?
【ほそっこい、という言葉にちょっと顔が赤くなった女性。普段寝る前にハンティングしてるのは無駄じゃなかった!と内心ガッツポーズ】

っふふ、ありがとうね
【くすくすと笑いながら、女性は感謝の言葉を口にする】

そういえば、自己紹介がまだだったわね?
ライシュッツ。私の名前は、ライシュッツ。あなたのお名前は?
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 21:00:29.12 ID:Lk4GG7s0
【水の国 風霊統主の城周辺の湖】

はぁ、はぁ……何とか、晩御飯は食べられそうだけど……
――――寒い…………

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のオッドアイを持ち、白いワンピースを着た10歳くらいの少女が】
【全身びしょ濡れになり、がくがくと震えながら、焚き火に当たっている】
【焚き火には、内蔵を抜いて串に刺してある何匹かの魚が放り込まれており、これから食べようと言うところなのだろう】

【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:01:29.42 ID:z8xNcswo
>>698

【先ず認識したのは、紅い蜥蜴=c…一瞬、『妙』な顔をした】
【うーん、と腕を組んで“脳内の検索”…――そして】


     嗚呼、噂に成ったりなって無かったりの紅蜥蜴=I


【彼にしては珍しく、『一行』に収まる分量で言葉を区切ると、笑みを浮かべる=z
【「狂気的」な笑い声を数秒響かせると、パンパン、と両手を叩き】


……で、ワタクシ様切り裂くって? 其れは困りますよ死にたく無いですもん。
そもそも、この世界で死にたくないって奴は居ない訳でしてそうなると『殺し屋』ってのは最低の仕事なんですねぇ。
だから、アナタがワタクシ様に攻撃して来るのなら必然的に反撃∞自衛≠チて図式が成り立つ訳です。


――……あ、そもそもワタクシ様も『殺し屋』の部類に入るんですかねぇ。


【「ふむふむ」、と何処か納得したような声を出す男――“反撃”の意思が有る、と示す】
【もう一度短く笑うと、「そう言う事ですから」と声を出して右手≠『紅蜥蜴』へと向け】




                 ………うるせぇよ、邪魔すんな。



【右手≠ゥら『生え出る』のは……“銃口”ッ! 掌≠ゥら“生え出して”いる――!!】


【即座にバン=Aと『破裂音』が響き、銃口から“発射”されたのは小口径の拳銃≠ノ使用される「銃弾」】
【何故か速度は見切れるほど=c“通常の銃よりは遅い”其れだが、「狙いは正確」ッ!】
【紅蜥蜴の右足≠狙い、一直線に飛来する……『初手』で有ることを考えて、“牽制”と感じるかもしれない】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:03:18.20 ID:LWvYQSso
【路地裏】

……。

【明滅する街灯が、頼りなく夜道を照らしている】
【その下を、ふらふらと頼りない足取りで歩いていく影がある】

……ここ、どこだろう……?

【なだらかな稜線が描く胸部の曲線は、幼い少女のシルエット】
【白磁のように滑らかな肌、腰ほどまで伸びた目映い金の髪】
【身長は150cmほどで、まだ15にも満たぬほどの年齢だろうか】

……どこでも、良いか……。

【その肌をきわどく覆い隠すのは、たった一枚の、白く大きな布】
【それを胴体にぐるりと巻きつけた、こんな場所を歩くにはあまりにも無防備な装いである】
【捨て鉢な感じを漂わせる、光を失った青い双眸を闇へとめぐらせて、ふらふらと歩いている】

「よォ嬢ちゃん! 誘ってんのかァ!?」
『止めとけって。あんなガキ、ヤったとこでツマンねェだろォ?』

【その美貌と、無防備さは、路地裏の中に潜む後ろ暗い人間をひきつけるようで】
【路地の傍らから、下卑た声をかけられている】
【少女は、そちらをちらりと一瞥したが、興味が湧かなかったようで、無視して歩き続ける】

「オーイ? シカトっすかァ?」
『……お前も好きだなァ……まァ、良いけどよ』

【その態度が気に食わなかったらしく、チンピラ然とした男の二人組が】
【眉間にシワを刻み、凄みを聞かせた声と共に、少女に近付いていく――】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !red_res]:2010/11/12(金) 21:05:28.13 ID:F8unCpco
【水の国 大会会場】

只今より、第九回闘技大会三位決定戦を開始します。

火鳥鶏治 VS エルネスティーネ

呼ばれた選手たちは、指定されたフィールドに入場して下さい。

【会場全体にアナウンスの音が響く───】

【少し間が空いたが、ついに大会上位入賞者同士の戦いが始まるのだ】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:08:45.35 ID:0l1S1Q6o
>>704

【ふわり──】
【会場の熱気をまるで知覚していないかのように、一人の少女がフィールドに入場する】

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女だ】
【そのウェーブがかった金髪はラメ入りのヘアゴムによってポニーテールに纏められている】
【少女は喪服を思わせる黒の強い灰色のワンピースコートの上から、同色のケープを羽織っていた】
【コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファーが。背中側には上品な編み上げの飾りも見受けられ】
【ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている】

──、三位、決定戦

【矢張り緊張は拭いきれないのだろう】
【少女はそっと。首元にあるチェーンのついたコインに触れ】
【誰にも聞こえないような声で──小さく。誰かの名を呟いた】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:15:38.33 ID:GOiPMIDO
>>700

【彼女の礼の言葉に、「お礼はいらないよ」と微笑みながら告げる店員】
【大食らい少女にマフィンの皿を出し、その小さな頭にチョップを入れ、涙目にさせた】
【少女の注文を全て終えたのか、肩を回しながら椅子に座り、新聞を読み始めた】

はい、とっても細いですよ!
羨ましい限りです…!

【えへへと笑いながら、女性の身体を見詰めたりした】
【女性のお礼に頬を染め、嬉しそうに「いえいえ!」と】

ライシュツお姉さん、ですね!

某は、リップ=ストリクスと申します
家政婦をしております、現在フリーです

【頭を下げながら、名乗る。家政婦らしい。そして要らん情報まで言いry】
【「家事が必要な時には、是非某を雇って下されば…!」と、細目を輝かせながら語っている少女】

……さて、御馳走様でした!

【最後のマフィンを平らげると、両手を合わせて言う。全て食べ終わったらしい】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:17:10.71 ID:GOiPMIDO
>>706
/打ち間違えました…すみません
/ライシュッツさんですね!に変換お願いします
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:17:28.21 ID:bZsrvISO
>>703

ちょっと!そこの人達、何してんですか!?
【ふと少年の声、振り向けばそこには】
【白のカッターシャツに青のネクタイを着けた黒髪ショートヘアの少年】
【その顔立ちは幼く「童顔」、良く言えば可愛らしい、悪く言ってしまえば女々しい。そんな顔】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いて、彼が学生なのが解る】

709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:18:12.14 ID:yX81EYDO
>>704>>705

【何かが、おかしい】
【いつもならここで、「うおぉ」だの「いくぜ」だの、雄叫びが響くはずが】
【それが、無い】

【理由は簡単、何故ならそれは】
【火鳥鶏治が会場に来ていないから】

【会場がざわつき、嫌などよめきが辺りを支配する】
【このままエルネスティーネの不戦勝となるか?と思われたその時】



――――うおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!遅刻したぜえええええええええええええええぇぇ!!!!!!!
【そんな雄叫びが、会場の外から聞こえてくる】
【それと共に聞こえる足音も、段々と会場に近付いて…】

うぉらああああああぁぁぁっ!!!!!!
【突然、観客席の端っこ、一番高い所に何者かが現れ】
【すぐさま雄叫びを上げながら会場へと飛び込んだ】

……間に合ったぜ!!!
【エルネスティーネの前に着地して、笑いながらそう叫ぶのは】
【背中に鳳凰が描かれたライダージャケットに革パン、指貫き手袋、左右を白真ん中を赤に染めたリーゼントの低身長の青年】
【火鳥鶏治、遅刻して入場】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:18:41.78 ID:31pTs.SO
>>702
……知るか
お前が五月蝿くっては……
【相手の右手から生えた銃口を認識した瞬間】

【前方斜め上へ跳び】
【回避しようとし】

人が来る
困るんだよ…私が殺した人間は後30分後に見つかる予定なんだからな…
お前のせいで……予定が狂う可能性がある…
【マントからナイフを持った左腕がでて】
【相手の右手から生えた銃口に向かいナイフを投げようとする】
【だが今回投げたナイフはギミックナイフ】
【柄のところにスイッチがあり、それをONにするとナイフの刃の部分に電流が流れる仕組みだ】
【それをONの状態にし投げたのだ……つまり刃に触れれば電流が流れるだろう】

……お互い仕事の邪魔……なら殺し屋同士がやる事は一つだ
【何事もなければ最初にいた位置より少し前の場所に着地するだろう】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !red_res]:2010/11/12(金) 21:20:42.96 ID:F8unCpco
>>705>>709

……火鳥選手。
もう一度そのような行為をした場合、即刻失格とするので注意してください。

【義務的な、淡々とした口調でそう告げ】

では、多少のハプニングはありましたが──

───三位決定戦、試合開始!

【試合開始の合図が、高らかに鳴り響いた】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 21:24:13.16 ID:RYXR.CEo
>>706

リップちゃん、ね。よろしく
【くつくつと笑いながら、女性はウィンクをしてそう言った】

家が広ければ一緒に住みたいけれど、ね。残念ながらアパート暮らしなのよ
【アパート暮らしである理由の大部分は彼女の仕事の無さにあるのだが……】

【見ていて気持ちがよいほどの食べっぷり】
【女性はコーヒーを口に運び、そんな少女の様子を眺めた】

リップちゃんって、しっかりしてるわよね。私も見習いたいわ
【心からの言葉を、何気なく女性は言う。少女の物腰や態度を、敏感に感じ取っているようだ】

/ご丁寧にどうも。了解です
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:24:31.86 ID:LWvYQSso
>>708

【凛と響いたその声に、三者は三様の反応をする】
【少女は、足を止めて、そちらを振り向いて――そちらを意思の読み取れない瞳で見つめている、だけ】

「は? ウゼぇな、なにお前?」
『何タメ語とか使ってんの? あ? ナメてんの?』

【チンピラ二人の反応は、分かり易いものだった】
【現われた闖入者が年端も行かない少年だと理解して、ドスの聞いた声でそう威圧し始める】

「怪我しねェうちに消えろよ? な?」
『まァ今更、逃げられねェけどな!』

【ゲラゲラと耳障りな笑い声を上げ、二人の男はズボンのポケットからナイフを取り出して】
【見せびらかすようにしながら、少年に近付いていく】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:26:38.99 ID:0l1S1Q6o
>>709>>711

──ここは、汝遅れたり、と言うべき所なのでしょうか
惜しむべきは、あなたが木刀をお持ちで無い事、ですけれど

【ようやく現れた対戦相手】
【それを見て、少女──エルネスティーネは小さく笑った】
【今の状況を、何処かの世界に伝わる剣豪同士の戦いになぞらえたのだろうか】
【もしも彼女が剣術使いであったのならば──洒落を効かせて鞘を投げ捨てたことだろうが】
【生憎と彼女は、能力の発動をせずして剣を持つ事はなく】

火鳥鶏治様、でしたか──
本日はよき試合となるように……。よろしく、お願いいたしますわ

【最後に一度だけ。戦場には些か似合わぬ笑みを浮かべた後──】
【彼女の服飾に、変化が訪れる】

【ぱぁあ、と。彼女の服が赤色を帯び始めたと思いきや】
【靴に生まれる、炎のように赤い小さな羽根。胸元に表れる、蝶々を真似たブローチ】
【左腕には炎をデフォルメしたような小型の盾が出現し──】
【刹那。彼女の足元に、彼女を中心とした直径1mほどの炎円が顕現する】

【――「装着型」のアートマン】
【名を、≪ラヴァーズ・コンチェルト≫という】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:29:57.40 ID:G3stK2oo
>>701

(魔翌力、それもこの量……誰か、いや何かいるのか?)
(ここは城が近い、警戒するべきか……)

【魔翌力という名の誘蛾灯に誘われるようにゆっくりと誰かが近づいてくる】
【時折カツンと金属音を鳴らして湖の周りに自生している樹の影に隠れ、魔翌力の元を辿るように視線を動かす】
【そうして見つかったのは……】

(根源はあの辺り…………ん?)

【年端もいかないような少女】
【しかもびしょ濡れで震えていて】

そこの君、一体何を……じゃないな
こういう時は何と言えば、そうだ大丈夫か見たところ震えているようだが?

【そんな少女の様子を見て、監視することもやめて影から飛び出し】
【少女により近づいていく足音の方向を見たのなら】

【淡い真珠色をした髪をポニーテルに纏め、瞳は色は緋色に輝き】
【その身を銀の刺繍が入ったフード付きの紺色ローブに隠している】
【そのローブの上からでもその豊かな胸は起伏を描いて主張をして】
【袖口からは銀色の手甲が顔を覗かせ銀色の光を辺りにばら蒔いている】
【端正ではあるが無表情に近い顔立ちをした女性がそっちに来るのが分かるだろう】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:33:12.67 ID:z8xNcswo
>>710

【ヒュッ、と軽く一つ口笛を吹き……此処までは、想定内=z
【即座に左掌≠ゥら『銃口』を生やすと、「空中/逃れられない場所」に居るであろう彼に其れを向け】


まーた、まどろっこしい方法使うんですねぇ。
どうせ仮面で顔隠してんですからデリバリーしちゃえば如何です、……――っとぉ!


【――相手の身体能力の高さ=c…経験≠見誤った故の『誤算』が生じる】

【回避と反撃の並行=\―『高度な戦闘』ともなると一般的な事では有るが、】
【其れを「通常の戦闘」――路地裏での喧嘩≠ニか――のレベルで使って来る者は少ない】
【迫る『ギミックナイフ』へと、銃口≠フ“行く先”を変更すると、其れで以って「叩き落と」さんとするが――】



――――ッ!!! 『電流』……クソッ、“小賢しい”ですねぇ全くゥ!!!



【金属製の銃口=c…『伝導率』の高い其れを通って、体内へと殺到する電流】
【だが、効果は“一瞬”…―――プレートアーマー≠ェ、「排電」の役割を果したのだろうか】


【刹那の停止≠フ後、叩き落したナイフを蹴り飛ばすと――明滅する視界の中、見失った彼の姿を探す】
【一先ず銃口を向けるのは、着地点=c『着地は見えなかった』が、もし相手が刹那≠ノ移動していたとしたら、其処が基点のはずだ】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:35:21.17 ID:yX81EYDO
>>711>>714
あったりまえだ!!!もうこの後に試合は無いから遅刻なんてできねぇよ!!!
【ドヤ顔で言っているがそういう問題ではない】

お前が俺の相手だな!!女だからって容赦はしねぇぞおらぁ!!!!
【そして、ビシッとエルネスティーネに指を指しながら高らかにそう宣言】
【そうしてから両脚を踏ん張り構えて】

…コケコッッッコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォ!!!!!!
【ニワトリのような雄叫びを上げると、彼の体から炎が噴き上がり】
【両脚に炎の巨大な爪が、両手に炎のグローブが装着される】

さぁいくぜ!!!一番の代わりに三番を取ってやる!!!!
そして!!次の大会では俺が一番だ!!!!!
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:38:47.09 ID:GOiPMIDO
>>712

【リップちゃんと呼ばれて、照れ照れとした表情になりながら】

そうですか……分かりました
では、また機会がございましたら、某にご連絡下さい!

【「あと、某は住み込みじゃなくても大丈夫ですよ!」と補足して】
【電話番号等が書かれた名刺を取り出し、彼女に差し出す】

某は、しっかりしてませんよっ
よくお仕事で失敗するし……

ライシュッツさんの方が、凄く芯がある人だと思いますよ!
愚図の某と、お話して下さいましたし……

【嬉しそうに微笑みながら、なんかやたら卑下した発言】
【照れ臭そうに笑うと、少しだけ床に足が着いて無かった椅子から降りて】

では……某は、そろそろ

【札束をカウンターに置くと、彼女に頭を下げる】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 21:39:08.18 ID:Lk4GG7s0
>>715
うぅぅぅ……やっぱりこの時期になってくると、水も冷たい……
お父さんがやってた様に、釣りにすれば良かったかなぁ……――――?

【焚き火に手をかざしながら、何とか団の取ろうとしている様子の少女だったが】
【唐突に声を掛けられ、その声のする方向へと顔を向ける】

あ――――、あ、はい、大丈夫です……
晩御飯を取りに湖に潜ってた、だけですから……

【現われた人物を目にし、一瞬キョトンとした表情を見せるが】
【会話の内容に、すぐに答えて見せる】
【晩御飯と言うのは、今焚き火に翳され、パチパチと音を立てながら焼けている数匹の魚の事だろう】
【どうやら、湖に潜って魚を取っていたようである】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:42:57.65 ID:iRifG1.o
【街中】

【常盤色の髪/金の瞳/着崩した灰色の学生服/黒いコンバットブーツ/左の手には缶コーヒー】
【それだけ見れば、何処にでも居るであろう「不良染みた少年」】
【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」、それだけを除けば、の話である】

……うぁああああああぁぁあもうっ、さみィんだよクソがっ……

【どうしようもないことにいちいち苛々してしまうのは、人間の性か】
【道端に転がる空き缶を、腹立ち紛れに。蹴っ飛ばす――】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 21:43:23.48 ID:RYXR.CEo
>>718

ええ、そうさせてもらうわ
【名刺を受け取り。住み込みじゃなくても可、という言葉に本気で考えこんだのは、内緒】

自分のことを悪く言うものじゃないわ。自分で自分を悪く言うと、その通りになるんだから
【自らの経験か、言葉を借りたのか、そんなことをいって】

【下げられた頭に対して、とっさに反応はできなかったが、こちらも軽く頭を下げる】
ええ、縁があれば、また。
【にっこりとほほ笑みながら、女性は言った】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:43:51.58 ID:0l1S1Q6o
>>717

女だからといって、加減をされる故は無し──
このような場において、容赦される方が屈辱というものでございましょう

(鶏治様も戦法は炎──)
(最後の試合は同系同士、ということですか……)

【告げた言葉は、容姿にそぐわぬ凛々しきもの】
【ふわりと風に髪を揺らすその姿は、百戦錬磨の戦人のよう】
【蒼海の如き色を宿した瞳は──この場の清涼剤になるかといえばそうとも言えず】
【彼女の、その目には明確なる戦意が秘めるまでもなく在った】

    【炎と炎】

【会場の熱気を更に上回る──苛烈な勝負が今。始まる】


  【ひゅるり──】

【エルの周囲に大量の火の粉が溢れだし】
【その中に、10ほどの。ビー玉ほどの火球が見え隠れする】


【残り火球:10】
【大きさ:ビー玉ほど】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:47:58.95 ID:bZsrvISO
>>713

(さて・・戦闘は未だ未熟だからしない方がいいとは言われてはいるけど・・・)
【チラリと少女をみる】

(こんな状況、僕、一応正義組織だから立場上放って置いてちゃいけないだろうし・・)
(―――何よりそんな酷い事、僕にはできないや・・うん仕方ない仕方ないよ)
【なんて自分なりに勝手な納得をして】


―――その娘、貴女達に興味ないみたいじゃないですよ、なのにそんなに無理矢理しつこく誘ったら迷惑じゃないですかか、
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:49:26.47 ID:yX81EYDO
>>722
何だ!!お前も燃えるのか!!?
俺の炎とお前の炎!!!どっちの熱さが勝つか勝負って事か!!!!
【エルネスティーネの周囲に浮かんだ火球を見て相手が炎を使うと判断】
【「やってやるぜ」と言わんばかりに拳と拳をぶつけ合わせる】

先手必勝だ!!!コケコッコォ!!!!
【次の瞬間、一、二歩と短く素早く助走】
【それだけでほぼトップスピードまで加速し、その勢いのまま前にジャンプ】
【エルネスティーネに向けて、右足で素早い飛び蹴りを放った】

/すいません、風呂入ってきます
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:51:29.71 ID:G3stK2oo
>>719

そうか、しかしこの時期に潜水はお勧め出来ないな……
と……迷惑でなければ隣に座っても良いかな?

【呆れとような声色でその瞳には少しの心配が浮かんでいる】
【少女の隣で軽く屈んで敵対の意思は無いと示すように微笑んで隣に座って良いか尋ねる】

(魔翌力の根源はこの少女……・ふむ)
そのままだと風邪を引く、私のローブで良ければ着るかい?

【銀色に包まれたその右手でローブの端を掴んで少女に見せる】
【紺色の生地は月明かりを微かに反射して、揺れて輝く水面のようだ】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:53:02.71 ID:31pTs.SO
>>716
(……相手の隙…うまくつけるか)
【紅蜥蜴はゆっくりしなかった】
【相手は銃…こちらはナイフ】
【その場に留まってはいい的だ】
【だから動く】
【まずは速さで撹乱させ、相手の機動を奪おう】
【そう思考し】

【的を絞らせない為に、相手の腰くらいまで体制を低くし前へ速く跳ぶように移動し一気に距離をつめようとする】

【もし相手に接近できたら、マントからナイフを逆手もちした右手をだし】

【柄で相手の顎を打ち上げようとするだろう】

/スイマセン…次遅れます…
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:55:34.78 ID:GOiPMIDO
>>721

逸れでも、某は

【彼女の言葉に、軽く俯きながら、何か反論しようとしたが】
【我に帰り、首を一度横に振ると】

……いえ、すみません
お気遣いの言葉、ありがとうございます

【微笑みを浮かべながら、言った】

はい……!

【笑顔で頷くと、球児の様にばっと頭を下げながら】

では、ライシュッツさんっ
またの機会に、お会いしましょう

【と、告げて―――闇に塗れた外見の家政婦は、喫茶店の出口へと向かった】
【ベルを鳴らしながらドアを開け、翼の羽ばたく音がすると、彼女の姿は消えた】

/お疲れ様でした!ありがとうございました!
/ぎこちなかったり、遅かったりでごめんなさい…
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 21:55:37.26 ID:LWvYQSso
>>723

「はァ?」
『うるせーよ、何様だテメェ』

【少年の忠告は、実に正鵠を射たものだったが】
【だからと言って、論理的な説得に応じる人種では無いようだ】

……。

【少年から、チンピラ二人を挟んだ向こう側。少女は、目を伏せてその成り行きを見守っている】

「イーから[ピーーー]。さっさと[ピーーー]」
『カッコイーと思っちゃったんだよな? ……ウゼーんだわ、そういうの』

【二人組みは、刃渡り20pほどの大振りなナイフを、右手に握りこんで】
【少年の目の前、その手が届く位置に入れば】
【説得を行おうという少年に向け、容赦なくその凶刃を振り下ろす――!】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 21:56:38.25 ID:Lk4GG7s0
>>725
あ……はは、大丈夫です
私、変身できるから……
あ――――いい、ですよ?

【呆れた様な声でたしなめられ、少し困ったような笑顔を覗かせながら、平気だとアピールする】
【変身するとの事だったが、それがこの魔力に起因しているのだろうか?】
【隣に座っても良いか、との問いには、再びキョトンとした表情を見せながら答える】

あ……すいません、ありがとうございます……
お礼って言ったら変だけど……良かったら……一緒に食べます?

【女性の気遣いに感謝の意を示しながら、少女は焚き火の中の魚を指さす】
【どうやら、ちょうど良い具合に焼けてきたようだ】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 21:59:16.67 ID:0l1S1Q6o
>>724

──ッ!

(近距離特化型──?)

【行われた僅かな初動】
【それだけで相手が接近してくると踏んだのだろうか】
【慌ててエルはたんっ!と軽くステップを取り。火鳥から見て左へと跳躍】

(……接近されては、厄介ですわ、ね)

【ゴ──!と】
【跳躍した直後に己の横を過ぎていく鋭い蹴りを感じて、思わず彼女はつらい表情となる】
【それもそのはずであろう──】
【彼女は遠距離も近距離もある程度はこなせるも、本来は遠距離特化型なのだ】
【近距離特化型であると予測される彼とは──最悪に、相性が悪い】

【サイドステップを取った後、すぐに彼女は身を捻って火鳥へと向きなおり】
【た、た、たんっ、と今度は後方への跳躍。それを幾度か繰り返し】
【まずは己の得意な距離へ持っていくために相手から距離を取ろうとする】

【くるり──】
【彼女の周囲に浮かんだビー玉ほどの火球が、突如成長を始め】
【蹴りの回避から後方への跳躍】
【その僅かな時間で早くもピンポン球より一回りほど大きなものになりつつある】

【残り火球:10】
【大きさ:ピンポン球大】

/あいおー
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 22:02:13.20 ID:RYXR.CEo
>>727

【まるで台風のような少女に笑みを浮かべ、女性は少女を、送った】
【女性にとっては、ひどく楽しい時間であった】

【女性は自らの会計を済ますと、ゆっくりと歩きだした】
【外の暗がりに向けて】

/こちらこそありがとうです!お疲れ様でした―!
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:04:21.50 ID:ZZG2hawo
【火の国・ブレイザーシティ周辺】

【どこか乾燥した、夜の風に乗せて――――人々の心も掻きたてられる、が如く
辺りに広がるピリピリとした言葉に出来ない、不安感や焦燥感――――そして、募る、不快感
何もかもが灰色に澱んだ街に壱つ、周りの視線を惹く女性がいる】


あまり遊んでるばかりもいきませんし、たまにはお仕事に勤しみませんと
――――……少しずつでも、強くなっていきませんと、皆さんに笑われてしまいますわ


【白紫色の長髪に肩を大きく露出した黒のレースのドレスにオーガンジーショール
同じく黒レースのロンググローブ
黒のニーソックスがかえって妖艶さを際立たせる巨乳の女性
透き通るような誘うような紫陽花色の瞳が美しい】

【歩くたびに、潤んだ涙のような――――淡い芳香を零し、周りになじませていきながら
砂塵が舞うメインロードを、ゆらりと、まるで――――モデルが如く、彼女のプロポーションを強調しながら、歩く
僅かに上半身が揺れるたびに、ショール越しに、たゆん、と揺れ――――……ふわり、と髪の毛が弄ばれる】

【足音が聞こえてきそうなほど、くっきりとした、歩き方は、まるで強制されているが如く
キョロキョロ、と辺りを見渡しながら、彼女は進んでいく】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:07:40.16 ID:G3stK2oo
>>729

へ、変身……?
それが風邪を引かない理由になるのなら納得はするが、本当に大丈夫?

【話の脈絡からは想像もしない言葉が出て彼女は素っ頓狂な声を上げる】
【しかしその表情にこれといった変化は無く、あるとするならその瞳が大きく見開かれた事だろう】

そうか、良かったそれじゃあ隣失礼するよ?

【ありがとうと小さく呟き地面の汚れも気にする事無く腰を降ろす】

む、じゃあ折角だからいただk……
……いや君の食べる量が減るだろうし遠慮しておくかな、私は帰れば普通に食べ物はあるし

【手甲に包まれた掌を向けてやんわりと断った】
【目の前の震えている少女の栄養分を盗るのは気が引けたのだろう】

そうだ君は……この辺りに住んでいるのか?

【直ぐにでも魔翌力の事を聞きたい所だったが】
【まずは些細な所から質問をしていく】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 22:08:17.79 ID:z8xNcswo
>>726

【着地点……――「嗚呼、見つけた」と男は笑う】
【恐らくエモノはナイフ=B 『経験』が接近≠ヨの警鐘を鳴らし……】


(接近して……まぁ、狙うとしたら『顔』でしょうねぇ他のところ狙いにくい≠ナすし。)
(と、なると軌道は――……あ、ナイフ出したナイフ出した。 『ビンゴ』!って所でしょうか。)


【全身は『鎧』に包まれ、両手には『銃口』…――其れ等を材料とし、狙いは顔≠ニ判断】
【「読み」は当たり、紅蜥蜴は顔≠狙って来た――「認識」と共に、攻撃を自分から見て左≠ノ避けて】


……銃身=Aって結構痛いんですよねぇ。 殴られた事有りますか?
ワタクシ様なんかは“よく殴られた”から判るんですが、結構「響く」物ですよ、アレ。
本気出せば子供の骨なんか数回で居る事が出来ますしぃ、頭蓋骨割るのも簡単です。
そう言うわけで、銃≠チてのは結構『近接格闘』でも使えるわけですねぇ――そもそも、金属のカタマリ≠ナすか……ラアァァッ!!!!


【避けた勢い其のままに、右に一回転=\―勢いを突け、振り被られた“右手の銃身”が狙うのは『後頭部』ッ!】
【相当に戦い慣れた=c…『流れる』かのような動きで、正確に金属のカタマリ≠ぶつけようとする―――!!】

/了解しましたー
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 22:16:57.12 ID:Lk4GG7s0
>>733

いやぁ……ただ水中で自由に動けるってだけ……ですね
水から上がったら、思ってたより寒くて……――――っくしゅん!

【潜水に関しては、何も心配はいらないのだろうが、水から上がってしまえば彼女もただの少女】
【どうやら寒さはそれなりに答えているらしく、最後に控えめにくしゃみをしてしまう】

うん、どうぞ……

【心もち焚き火の正面からずれ、女性にも火が当たる様にする】

そう、ですか……?
それじゃ、失礼して……――――ん、おいしい…………

【女性が断るのを、無理強いするつもりは無いらしく】
【適当に魚のうち一つを手に取ると、腹の部分にかぶりつく】

私、ですか?
この近くの…………あのお城にお邪魔してるんです……

【少女はあっさりと自分の住む場所を口にする】
【どうやら、『お城』というのは風霊統主の城の事を指しているらしい】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:24:00.41 ID:bZsrvISO
>>728

っ!?―――《抜刀》!!
【少年がそう唱える―――それは能力の発動の為の永昌】
【それとほぼ同時に、少年を護る様に、チンピラ二人のナイフが振り下ろされる先に「気」が集まり始まり】
【そしてそれは刀の形へ成していく】

【―――だが「タイムラグ」】
【この形が完全な物になるのは次レス、少し時間がかかる】
【つまり、もしこのままチンピラが動揺する事もなくナイフを振り下ろす手を止めなければその刃は―――少年の身体へ突き刺さるだろう】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:25:18.78 ID:iiQkHWco
>>681

――・・・わかった・・・――
【それだけ、呟いた】
【後の声は、聞こえない】

・・・いいだろう、しかし『今すぐには』不可能だ。
場所は分かっていても、タイミングというものがある。
いまは、そのときではない。
【苦虫をつぶしたような顔で、呟く】
【ドアが苦しむような軋みをあげる】
【じき、封印術式はその役割を終えるだろう】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:27:24.69 ID:G3stK2oo
>>735

大丈夫じゃないじゃないか、くしゃみもしているし……
ほらこれ羽織って良いから、ね?

【いよいよ少女の状態に我慢が出来なくなったのかゴソゴソとローブを脱ぎ】
【少女の肩の上にのせようとするだろう】

(気遣いが出来る子なんだな……)

【ふ……と暖かな表情を浮かべながら焼き魚を頬張る少女を見つめ】

城……なんだ同じところに住んでいたのか、といっても私は居候みたいなものだけど
城で会わなかったのは私がしょっちゅう外に出ているからかな……
まあこれも何かの偶然か、私の名はエルヴィアという君の名は?

【首を下げ気味に見上げるようにして少女の名を尋ねる】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 22:32:08.55 ID:yoSPTdYo
>>737
【十分に壁の破壊を終えると、異形は扉に手を掛けて】
【ドアノブを回すのではなく、掴んでそのまま後方に引っ張る】
【破損した部分から被害を拡大して、力任せに破壊を狙う】


役に立ちませんね、全く
ですが、それなら別な誰かに聞く事にしましょう
教員全部に聞いて回れば、何人かは知っている筈

……知らないならそれは不用品。役に立つ様に変えて差し上げますが

【女は、異形にその作業を任せて、元来た道の方向に視線を置いていた】

………生物兵器、名前を呼ぶのに不便です
個体としての名前が有るならば名乗りなさい
無いならば、此方が一方的に命名します
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 22:34:58.69 ID:Lk4GG7s0
>>738

あ…………ありがとう……ございます……

【されるがままにローブを掛けられ、へこりとお辞儀をする】
【そのローブのおかげで、それなりに防寒の効果は上がったようだ。少女の表情が、少しばかり緩む】

え、あなたも、お城にいたんですか?
――――私は、ラベンダァイス=カエデ=キャニドップって言います……
『justice』の、ラギデュース=キャニドップが、お父さんなんですけど……

【同じく城に住んでいたと言う女性――エルヴィアの言葉に驚きながら、少女――ラベンダァイスは自分の名前を名乗る】
【ただし、自分が人間ではない特別な存在――――ケツァル・コアトルである事は伏せた】

――――お父さん、機関との戦闘中に行方不明になっちゃって…………
ここ最近、ずっと外で探し続けてたんです……

【焚き火の火を見つめながら、ラベンダァイスはぼそぼそと語る】
【いささか特殊な能力こそあるものの、年端もいかない少女でしかない少女が、自分で食糧を獲り、こうして一人で食事をしていると言うのは、それに起因するのだろう】
【ラベンダァイスの目には、父親を心配する様子がありありと見てとれる】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 22:37:06.01 ID:yX81EYDO
>>730
おっとぉ!!!
【蹴りをかわされてエルの横を通り過ぎ、勢いのまま少し行き過ぎてから着地】
【すぐさまエルに振り向くも既に距離を離されていて】

中々やるな!!だが!!!
それだけじゃ俺には勝てないぜ!!!?
【ざ、と砂を蹴って右足を高く振り上げ】

うおおおおおおおおおおおおぉ!!!!!
【雄叫びを上げながら右足を振り下ろして、地面を思い切り踏み付ける】

噴火脚!!!
【すると、右足の前方の地面から炎が噴き出して】
【波のようになりながら真っ直ぐエルに向かっていく】

/ただいまっす
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:42:53.60 ID:LWvYQSso
>>736

【状況を認識するだけの眼力を持っていないことが、今回ばかりは彼らの助けとなった】
【その手に気が集まり、刃を形成していくことにすら、男たちは気付けず】
【なんのためらいも無く、男たちはナイフを、その肌に突き立てんとして――】

「ぐあッ!!」
『うがッ!!』

【――その寸でのところで、男たちの手からナイフを叩き落したモノがあった】
【飛来したのは、銀の短剣。その柄頭が、男たちの手を強く打ち据えたのだ】

……。
消えてください。
次は、当てますよ。

【今までやりとりを静観していた、少女が】
【感情の無い声で、そう警告している】
【青い双眸は深海のような暗さを湛えて、男たちに向けられており】
【その剥き出しの白い両肩のすぐ傍、主に従う忠犬のように、二本の銀の短剣が、浮翌遊していた】

「の、能力者……!?」
『こ、こっちのガキも!? オ、オイ、ばっくれんぞ!』

「ヒッ! すっ、すいませんした!!」

【少女の方を振り返り、その異様を目にした男たちは、動転して見せた】
【さらに、刃を形成しつつある少年の手にも気付いて、さすがに分が悪いと悟ったのか】
【慌てた様子で、あっさりと路地裏から姿を消した】

……。

【少女は、溜息と共に、両肩に浮翌遊させていた。二本の短剣に触れる】
【すると、短剣はガラスの砕けるような甲高い音を発して、粉々に砕け散った】

……大丈夫でしたか?

【少女は、抑揚のない声で、少年にそう尋ねた】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:45:41.98 ID:lbizTmIo
>>990
サイクロプスって人に絡ませる場合の話題をどうすればいいか困る時がある

…そして絡まれないのがサイクロプスだけだったらそれでよかったのだけど
そもそもオレのキャラ全部が最近誰からも絡まれない、俺の絡み最近の大会系統を除くと8割くらいは
誰かに絡みに行って成立しているから…余裕すらない

>>992
マジ悪かった…これ以上は何も言えないしどうしようもない

最近何をしていても予定とは違う事ばかり起きてしまってパ二くってた事がちょっと多かったんで
イベントまで気を回す事ができなかったのは本当だ…謝る事しかできない
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:46:39.61 ID:G3stK2oo
>>740

礼はいらないよ、どうだい少しはマシになったかな?

【ローブは中々に手触りが良く、保温性も良い】
【着ていれば震えも収まる事だろう】

私は家無しだからね、知り合いに泊めてもらっているという訳さ
ラベンダァイス=カエデ=キャニドップ……ラヴェンダァイスとカエデどちらで呼べば良いだろうか

【エルヴィア自身もフルネームを教えていないからお相子だろう】
【教えないというよりはフルネームを言うのが面倒臭かったというどうしようもない理由ではあるが……】

ああ、あの城はjusticeの人間が多いから……成程
しかし……戦闘中に行方不明、寂しいだろうに

【ゆっくりと右手を持ち上げて】
【そのゴツゴツした装甲に包まれた手でラヴェンダァイスの頭を軽く撫でようとする】
【エルヴィアの瞳には慈愛と少しの共感が複雑に入り交じっていた】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 22:49:02.43 ID:31pTs.SO
>>734
ちっ!…
(読まれたか……当たり前か…ナイフで攻撃できる場所が限られてるからな)
【仮面の奥で苦々しそうにし】
【ギリギリしゃがみかわそうとするも頭に当たり、フードからわからないが血が流れ顔が歪む】
【だが離れようとせず】
【飛びそうな意識の中…思考する】

(この距離なら……だが通じるかわからないが)

【相手を《倒す手段》…それを考え、すぐに実行に移す】
【殺し屋の奥義を】


【すぐさま相手の方を向き、右肘を曲げ右手で逆手に持ったナイフを相手の腹部に向けた状態で左脇あたりに移動させ、左手て柄の底を押さえるようにそえ】
【上半身を後ろに下げ】
【勢いよく――全身の筋肉のバネをつかい前へ押し出し】
【左手でナイフの柄の底を押し出すように掌底を放ち――前へ押し出し】
【ナイフを逆手持ちした右手を右肘を伸ばす力を利用し――前へ押し出し】
【その3つの押す力を利用した突きを相手の硬い鎧を打ち砕き吹き飛ばそうと放つ】

【《宝月流殺刃術》】
【《伍の型》】
【《仏撃一打》】

【ナイフで切れない硬い鎧に纏った相手を《[ピーーー]/倒す》為に編み出された技】

/ただいまー
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 22:53:34.12 ID:iiQkHWco
>>739

・・・ふん。
お前に役に立つつもりはあんまりない。
そして教員ではおそらく私しか知る者はいない、なんせ、自力で探し出したからな。
【苦い顔から仏頂面に変える】
【一つ目が見据える】
【結論から言うと、半分はうそだ】
【その手がかりは断片的とはいえ掴んでいたからだ】
【縛り上げて、だが】

【メキメキと音を立て、扉が軋み、罅が入っていき】
【そして、ついに扉が壁から分離し、その分類をドアから板に変える】
【おくの、部屋・・・と言うより、空洞に近い空間の中心に、小柄な影が居座っていた】

・・・カルティル・・・それが私の・・・名称・・・。
【小柄な影は、そう言った】
【やはり、無感情な声だった】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 22:55:53.24 ID:0l1S1Q6o
>>741

くっ……

(技の出が速い──!)

【波の如き炎】
【横に逃げるにしても。その幅広の炎を避けるには時間が足りず】
【かといって後ろに避けても何れ波に追いつかれる】
【前に進むなど、自ら取った距離を[ピーーー]ようなもので──】

   ( ≪フェアリー・スター≫ × ≪ダミー・デイジー≫ ──── )


        ≪ スター・デイジー ≫ ── !


【それは一瞬の変化】
【彼女の周囲を舞っていた火の粉が、赤いものから蒼いものへと変わり】
【炎の変わりに彼女から溢れだすは──冷気】

  【ず──】

【炎の波が彼女を飲み込もうとした、その刹那の事だった】
【蒼く変色したその火の粉が、彼女を護るかのように。エルのいる部分だけ、炎の波が“割れる”】
【その原因は、彼女から発せられた冷気】
【「冷気を発する」という特性を持たされた火の粉が彼女の周囲に溢れかえる事で】
【熱気を持った炎が冷気を伴う彼女を避けて通る結果となったのだ】

【更に彼女の周囲の火球は成長を続け】
【今の大きさはもう林檎ほどの大きさ、である】


/おかえりー
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 22:56:58.79 ID:Lk4GG7s0
>>744

――――はい
暖かく、なりました……
でも、ごめんなさい……このまま着てたら、ローブが濡れちゃいます……

【嬉しさと困ったような表情とを半々に湛えてラベンダァイスは答える】
【濡れている上からローブを羽織ったために、ローブが濡れてしまうとラベンダァイスは言いたいのだ】

そういえば……色んな人が泊ってますもんね、あのお城……

【実際、一度も顔を合わせていない住人と言うのも多い】
【巨大な城にふさわしい、大所帯に成りつつあるのだ】

えと、お父さんは『カエデ』って呼んでくれてました……でも、普段は『ラベンダー』って呼ばれる事が、多かったです……

【どうやら、ファーストネームの『ラベンダァイス』を縮めて『ラベンダー』と呼ばれるのが普段のラベンダァイスらしい】
【だが、特に「こう呼んでくれ」とは言わない。好きに呼んで構わないのだろう】

はい……私も、『justice』の仕事のお手伝いをさせてもらったりしてますけど……最近はお父さんを探してばっかりで……
――――っ、あ…………

【父親と共に、どうやらラベンダァイスも戦場に立つ事が多いらしい】
【なるほど、その身に込められている魔力を鑑みるに、ラベンダァイスも素人ではないのだろう】
【しかし、やはり少女は少女。流石にそこで見せる寂しそうな表情は、隠し切れなかった】

【頭に触れられた時、思わずラベンダァイスはエルヴィアの方を向くが】
【そのまま、大人しく撫でられる――――気持ちよさそうに、わずかに目を細めた】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 22:59:38.61 ID:yoSPTdYo
>>746

知らない………では、他の教員は不用品ですね
宜しければ回収致しましょうか?一人につき三万頂きます
若い男性ならば三割引き、老人でしたら五割増し
どうせ役立たず、捨ててしまっても構わないのでしょう?

【嘘なのか、そうでないのか、きっと見破れては居ない】
【だが、その言葉が本当だとしたら、どうするか】
【この女は、殆ど考える時間も無しに言い放った】
【考えている訳では無い、これが素なのだ】

……カルティル。魚類の様な名前ですね
さっさと出てきなさい、魚。水の変わりに月光が外に有ります
それを浴びたら早速力を見せなさい………

……そうですね、適当な的が近くに有りました
確か、この建物を出て直ぐの場所に

【小柄な影を女の目が捉えると、女は直ぐにそれに背を向け、元来た道を戻り始めた】
【その後方を異形が追いかける】
【どちらも、カルティルの行動を待とうとしない】
【目的が兵器の力、だからとは言え、不親切というにもまだ足りない】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:00:48.68 ID:bZsrvISO
>>742

・・・―――?!
【刺される?!とそう顔を伏せたばかりに次には何が起こったのか】
【訳も分からずキョトンとした顔をして】

あ・・はい、有難うございます。
【立場逆転】
【何故か助けようとしたはずが助けられて少年が礼を言う】
【なお形を成しえつつあった刃はそのまま】
【刀身が紅黒い、まるで血の様な巨大な刀へとなり、少年の手へ】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:02:51.58 ID:yX81EYDO
>>747
おらおらおらおら!!!一度二度防いだくらいで安心してんじゃねぇぞ!!!!
【炎の波が防がれた時には、既に彼はエルへと走り出していた】
【炎が防がれた事に関して余り深くは考えていないらしく、何も警戒している様子は無い】

うおらああぁぁ!!!!!
【そして、すぐさま飛び上がり真っ直ぐにエルに飛び蹴りを放つ】
【エルの周囲の火球も警戒していないらしく、とりあえず離れられたから突っ込んで攻撃、という思考回路のようだ】

【なんとも単純で解りやすい、だがそれだけにやりにくいかもしれない】
【深く物事を考えず力任せに突っ込むだけの彼には、それができるだけの戦闘スキルがある】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:05:15.57 ID:z8xNcswo
>>745

【頭を打った時点で体の回転を停止させ、銃口が向けられるのは紅蜥蜴の頭】
【「撃てば終わりだ」、と――ニヤリ、笑みを浮かべて『装填』し……】


(――――……? ……、…待て、『沈んでない』………ッ!)


 【―――…感じたのは、熟練者′フの確かな『予感』】


【「やられる」、と確かに実感は有るが、同時に「避けれない」とも実感している】
【逃げろ≠ニ叫ぶ心と、逃げられない≠ニ悟る体。 脳髄は脱出口を探して廻る】

【両者が折り合いを付けたのは、『刹那』の後――!】


…………コイツで『沈んで』呉れれば、相当に楽なんですがねぇ―――ッ!!!!


【攻撃が直撃する“直前”、銃口から『紅蜥蜴の腹部』へ発射されたのはライフル弾=z
【彼の能力――『銃弾が大きくなるにつれて遅くなる』と云う特性が有るのだが、この距離では余り関係あるまい】


               【――――――――ドン<b!】


【バン!と破裂音が響き渡ると同時、彼の体は吹き飛び――路地裏の壁に、叩き付けられた】
【紅蜥蜴の手には、確かにプレートアーマーを貫いた♀エ触が残っただろう】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:09:20.29 ID:iiQkHWco
>>749

遠慮しておく、生憎と懐は寒い。
【返答は素っ気無い】
【むしろ、淡白だ】
【表情が動かない】

「魚・・・?」
【小首をかしげ、空間から出てくる】
【小柄な影は、透き通るような銀色の長髪に、ボロのような服を着た少女だった】
【そして、男と目が合う】

・・・『小僧』のことは、知ってるか?
「いないことぐらいしか・・・」
そうか。
【小声というにも怪しいほどに、薄い声】
【そんな会話を交わした後、男も女のあとを追う】
【とてとて、と足音を立てて、少女も歩き出す】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:12:13.88 ID:31pTs.SO
>>752
………
【ライフル弾が腹を貫き】
【マントで見えない腹部から血が流れ、左膝が地面につく】

【だが意識は保ってる】
【吹き飛んだ相手の様子を見つめ】

【そして紅蜥蜴が持ってたナイフの刃は奥義を放った影響で刃がなかった】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:12:24.56 ID:0l1S1Q6o
>>751

(≪テンカラット・アクセサリ≫──生成完了……)

戦いの最中に安心など──致しませんわ

【た、たんっ!】
【炎波を防いだ直後。走り出した彼を見てするすると後退を始めるエル】
【近距離戦闘には出来るだけ持ち込みたくない、というのが彼女の考えであり──】
【飛び蹴りを放とうとしている彼──空中にいるはずである彼へ向け、林檎ほどの火球を2球放つ】
【この火球。当たれば大きさ相応に痛いであろうが、それよりなにより】
【「可燃性のものに触れると炎が燃え広がる」という特性が付与されている】
【火球を放つと同時。先ほどと同じく彼女は横に跳んでから蹴り及び火鳥の落下地点を避けようとする】

【火鳥とは対照的に、ある程度戦略や相手の事を考えてから攻撃を放つエルだ】
【属性は同じと言えど、戦闘スタイルは真逆の彼ら──】
【互いの距離をどのように利用するか】
【それが、この戦いの重要なポイントともなるであろう】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:13:27.58 ID:G3stK2oo
>>748

うん、それなら良かった――――
濡れるとか汚れるとかその辺りの事は気にしなくても大丈夫、今は暖を取る事だけ考えて

ああ、でも濡れた服のままでは風がさらに冷たく感じるな
かといって乾かすような都合の良い魔法は知らないし……

【幼い頃の勉強不足を呪いながら】
【濡れたままの彼女の服装をどうするべきかと小さく唸りながら考え始める】

じゃあ私はあえてカエデと呼ぼうかな、よろしくカエデ

父親の手伝いか……私とは雲泥の差だな、カエデは偉いなあ
やっぱり寂しいか……同じ場所に住んでいるよしみだ私にならいくらでも甘えて構わないよ?

【冷たい指で髪を梳くように右に左に撫でるのを繰り返す】
【手甲からは優しげな柔らかい魔翌力が僅かながらに漏れ出しているのが分かるだろう】

そうそうそれで君の父さんの手がかりというような物は見つかったのか?
あ、いやその辺りの事を言いたくないのなら言わなくても良いよ家族間の事を他人が触れるのは余りよろしくないだろうし
……ただ君さえ、カエデさえ良ければ捜索を手伝ってあげたいのだがどうだろう?

【ゆっくりと優しくカエデを安心させるような口調で】
【父親の捜索を手伝いたいと願い出る】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 23:14:31.83 ID:yoSPTdYo
>>753

………アラン。付属品が余計です、斬り落しなさい
私はこの魚を………一応女の様ですね
とりあえずテスト運用します

……余計な事を喋る人間は、其処に置いて行きなさい

【何回目か、指をパチンと鳴らすと】
【追ってくる男の正面に、道を塞ぐように異形が立ちふさがる】
【先制の攻撃は仕掛けない。だが、通ろうとすればその前に邪魔する様に移動する】
【少女に対しては何も行動を起こさず、先へ進ませようと】

【一方、女はこのままなら、扉を潜ってさらに建物からも外に出る】
【首だけを左右に動かして、他の建物を眺め】

………あれにしましょうか

【学生寮に視線を止めて、其処で動きを完全に止めた】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:18:58.35 ID:LWvYQSso
>>750

……いえ、こちらこそありがとうございました。

【親切心から男たちを制止してくれたであろう少年に、礼を返す】
【少年の手に形成された暗赤色の刀身を見やって】

……余計なお世話でしたか?

【男たちを止める必要など無かったか、と聞く】
【その会話の間も、感情の起伏が見られることはなく、淡々とした口調だ】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:22:11.51 ID:yX81EYDO
>>755
うおぉっっ!!!?
【飛び蹴り中の彼に火球が直撃、撃墜されて地面に落ちる】
【飛び蹴りという技の性質上、攻撃中は隙が大きく攻撃の対処が出来ない】
【それを彼は解っていて攻撃したのだろうか、いや、多分解っていない】

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!!!あっちいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃ!!!!!
【当然、服に炎が燃え移り、立ち上がりながら叫ぶ】
【が】

なんのこれしきいいいいいいいいいいいいいぃぃ!!!!俺の方があっちいいいぃぃぜええええええええええええぇぇ!!!!!!
【雄叫びを上げ、自分の炎を激しく燃え上がらせ】
【気合いで炎を乗り切ろうとしている】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 23:26:20.06 ID:Lk4GG7s0
>>756

そうですか……ありがとうございます
じゃあ、魚を食べ終わるまでお借りしますね。食べ終われば、なんとでもなりますから

【最後の1匹を食べ始めながら、ラベンダァイスはそう答える】
【服装については、何とかする当てが、ラベンダァイスにあるのだろう】

うん……お父さんとは本当の親子じゃないけど……お父さんは、本当に色々と良くしてくれたから……

【先ほどから『父』の話ばかりで『母』の話が全く出てこないのは、そういう経緯があった】
【本当の親子じゃない、と言う言葉から、その事情を察するのはたやすいだろう。要するに血のつながりは無い親子なのだ】

…………いいん、です、か……?

【どこか遠慮がちに聞き返すラベンダァイス。1つだけ、引っ掛かる事があったのだ】
【――――前に、自分に優しくしてくれた一人の『お姉さん』が、その後機関の一員にに成り下がってしまった事がある】
【その事は、ラベンダァイスの心に思いのほか大きな傷を作っていたのだ】
【簡単に言えば、人に甘える事が怖くなり始めているのである】

手掛かりは、全く…………
あちこちの街とか、人気の少ない森の中とか、色々と探してはいるんですけど……

【ラベンダァイスは、かなりあちこちに遠出して回っているようだ】
【しかし、地道な行動も今のところは実を結んでいないらしく、手掛かりは皆無だと言う】

――――良いんですか!?
是非、お願いします……!!

【始めて、エルヴィアに昂ぶったところを見せるラベンダァイス】
【父親であるラギデュースの捜索を手伝ってくれると言うのは、願ってもない事だったのだ】

えと、お父さんは…………古い、くたびれたコートに、ツンツンした髪の毛の男の人です……
見つけたら、私の事を伝えてください……『心配してる』って……!!

【興奮気味に、父親の簡単な容姿を伝えて行くラベンダァイス】
【よほど父の事が心配なのだろう。その表情は真剣そのものだ】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:26:40.92 ID:z8xNcswo
>>754

【壁に叩き付けられた体は、ズルズルと降下し――…ずさり、と音を鳴らして『座る』形に】
【奇しくも彼が“殺そうとしていた”男と同じ体勢、腹からの出血まで『御誂え向き』だ】



――――………、……フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフはははっはっははは!!!



             【――――其れでも、男は笑った】



アハhhhさh差うhさhgsdskjぁfはsjだjdかjdkfhkfhskjfjf!――!!!!!
jfsjjgさだぢあぢエcふぃエ兵wwhf米fhねぎえぎえjhぎえjげjげjごえじょげ――!!!!!!
亜h負はf負はふぁおfklぺだせじえgじあひあふぃあhfはlひsぁsfはhflhぁh――!!!!
者かjだじだぁslklkslkjdfさj化skswwsf化sjfksjかじゃkさ・sj――!!!!!
アハハうはdlじゃjぃ者うh差ィじゃ居hlshsh者すhすhhかhkjhsじゃkl;さk――!!!!!
lf;l個麻じゃ祖jjさjsj祖亜jj祖s所jふぁjそさじゃそjsじゃおjふぁ;じゃ;――!!!!!
ksfじゃjss時fじゃしj氏j氏jf歳fじゃ居jjf氏j氏j氏jsじあjふぃじゃささあはははっはh――!!!!!


……嗚呼、嗚呼、痛い痛い痛い痛い……言ったじゃないですかワタクシ様痛いの嫌い≠チてぇ!!!
ほら、腹から血が出てるし口からもほんはひ…――ゴホッ!! ……こんなに¥oているッ!!!
≪薬師≫に診て貰わないと『死ぬ』ッ!!――……嗚呼、そうだ、“死にそう”だッ!!
ワタクシ様は今、死にそう≠ネんだ!! フッ、ハハハッハハハハハハハハッハハハハ!!!死にそう<b!!




              嗚呼――――生きている事は素晴らしい



【『刹那』……もしかしたら、髑髏≠フ虚像が彼の背後に見えたかも知れない】
【嬉しそうに笑う『髑髏』――けらけら、けらけら、“タノシソウ”二ワラウドクロ=c………】


【まるで、死にかけ≠楽しむような彼が身を動かすと――リアルかどうかも判らない、髑髏は消え去って】
【震える『銃口』を虚空へ向けると、沈黙した彼はニヤリと笑い】


                     【――――……カッ!!】


【発射されたのは閃光弾=c…光に光に包まれた路地を、一つの足音が去るのが聞こえるだろうか】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:29:18.35 ID:0l1S1Q6o
>>759

(……それにしても賑やかな方、ですこと)
(──最も、あの方と比較するのが誤り、なのでしょうけれど)

【ひゅるり──】
【エルの周囲にあった火球。その2つが彼女の手元に引き寄せられ】
【更に他の2つが、桃色へと変色する】
【手元に引き寄せられた火球は、瞬時に1つの炎の塊へと変化し】
【そこから、徐々に棒状の炎へと姿を変えつつあった】

【彼の服に移った炎──】
【それはしばしの間激しく燃え上がっていたが】
【彼自身の炎には負けてしまったのだろう──】
【燃焼する火鳥の炎とエルの放った炎が混ざり合い──やがて、どちらがどちらのものか分からぬようになってしまう】

【残り火球:4】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:32:59.65 ID:bZsrvISO
>>758

いえっ、余計なお世話だなんて・・
【現にもし、少女が止めなければ】
【今頃少年はその凶刃に身を貫かれていただろうか?】

/ただでさえ遅いのにすいません、風呂落ちします
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:33:19.64 ID:31pTs.SO
>>761
………黙れ…
…頭に響く…
【そう言い、右手の壊れたナイフを捨て】

【そしてその髑髏を見て】
貴様…悪魔憑きか!?
【そう叫び、身体を無理に動かそうとし】

なっ!?
【光により視界を塞がれてしまう】

(……逃げられたか………)
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:34:04.33 ID:iiQkHWco
>>757

【数回、横に動いて、立ち塞がっているのを確認すると】
・・・やれやれ、だ。
嫌な予感が当たった、こんなことならさっさと入っておけばよかった、か・・・。
来い、『魔機神』。
【突然、天井が崩れる】
【そして、そこから黒塗りの巨大なコマのような物体が高速で回転落下してくる】
【立ち塞がっている、異形の真上に向かって】

【少女は、女についていく】
【そして、久々の外、という風に目を細めている】
【つられて、学生寮を見る】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:36:35.45 ID:yX81EYDO
>>762
うおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!いくぜいくぜいくぜえええええええええええええええええぇぇぇ!!!!!!
【気合いを入れる雄叫びを上げながらまたもエルへと走り出す】
【そしてまた、跳び上がり…と、思わせて】

うらああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!
【跳んだ瞬間すぐさま着地し、勢いのままスライディング】
【砂埃を盛大に巻き上げながらエルへと滑り、足元を狙ってスライディングキックを放つ】
【最初に跳んだのは飛び蹴りのフェイントのつもりだろうが、距離が離れた状態でそれは意味があるのかは不明だ】

【そして、やはりと言うべきか】
【彼はエルの行動、火球の変化等に何の注意も向けてないし、考えてもいない】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:38:23.50 ID:z8xNcswo
>>764

【光が晴れれば――残っているのは、男の『死体』】
【おそらく、二人が戦っている間に息絶えた≠フだろうか】


【其れをどうするも、紅蜥蜴の自由である】
【もしも、懐を探ったならば……天狼会≠ニ呼ばれる暴力団の、構成員と判るだろう】


【――――……路地裏には今夜も変わらず『銃声』が響き、『硝煙』が漂っていた】


/お疲れ様でしたー!
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:39:31.76 ID:G3stK2oo
>>760

うん?まあ了解した、急いで食べることは無いからゆっくり食べなさい
待つ程度の事で私は怒ったりしないからね

【いまいち分かっていないのか頭上に「?」浮かべ】

ふふ……そこまで君が想っているんだ本当の親子みたいなものだろう
君の父親の代わりにはなれないだろうけど、少しでも君の寂しさを消せるのなら……いつでもどうぞ

【「心配はいらないよ」とその表情で語りかけ】

委細承知した、私も気ままにあちこちと回る身だ
行く先々で探してみるもし見つけられたのなら伝えるべきことも伝えよう

【得たカエデの父親の情報を頭の中で反芻し定着させる】
【きっと今のカエデは不安定なのだろう、その心も体も】
【ならば早く父親を見つけて安心させてあげなくては、真摯な瞳でカエデを見つめ心の中で小さく誓う】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:41:53.64 ID:lbizTmIo
【公園】
【茶髪に黒のフェルトハットに左目の眼帯、黒の長そでシャツに茶の革製ジャケット
青いデニムの膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年が紅茶を飲みながら
ベンチの前のテレビを見ている】

…うわあ、ついに決勝進出かあ…スゲェ緊張してしまうぜ…
オレもずいぶんと出世したな…これで優勝できたら…まあまずオレへの仕事の依頼も多くなるだろうなあ、名も挙がるし

(…だがそれ以上に、誰もが思うはずだ…能力者は無能力者より優れていてずっと日の目を浴びられない事はないと
誰もが希望を持ってくれるはずだよなあ…)


【だとしたら、と彼は自分の傍にアールグレイの紅茶を置いて呟く】

…だとしたら、やっぱり勝ちたいもんだな、この最後の試合も…
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 23:42:11.17 ID:yoSPTdYo
>>765
【異形が位置したのは、男と女の間】
【地下道の天井を崩して、異形の頭上に攻撃を仕掛ければ?】
【当たり前のことだが、通路が塞がる】

【それを、異形も見て悟ったのだろう】
【落下してくるそれから逃げず、寧ろ一歩前進した】
【背面、釘で固定されたマントと背を削る様に命中するコマ】
【そしてそのまま、天井の瓦礫などに埋もれていくことだろう】


……あら、随分あっさりと壊れた
またパーツを集めなければなりませんね

……カルティル。今欲しいのは、女の死体が3か4
それから、男の死体が1です
女子学生寮……今灯りが付いている管理人室
あの周辺を、最大火力で破壊しなさい

これは、貴方の価値のテストです
訳に立たないなら、協会の教員に引き渡して帰ります

【女は、殆ど変わらない表情の中、ピクリと眉を動かして】
【すうと手を伸ばし、女子学生寮を指さした】
【「死体が欲しい」「破壊しろ」。兵器に求めるなら、相応しい命令か】

……あの男が出て来る前に、帰還します

【自分が出て来た道、天井の崩壊する音に振り向いて】
【首を、かくりかくりと二段階、出来の悪いフィギュアの様な動作で傾げた】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:42:35.37 ID:LWvYQSso
>>763

……。
(花を持たせてもらった、のかな)

【少女は少年を焦点のあわない眼差しで見つめながら、しばし思案した】
【あの男達は、明らかに無能力者の、それもただのチンピラでしかなかった相手だ】
【目の前の強力な気を発している、赤い剣の持ち主が、遅れを取る相手とは思えない】

……すみません。
道に迷ってしまったようなので。
どこか、大通りまで案内していただけませんか。

【思案の後、ならばこちらも花を持たせるが礼儀か、と結論付けて】
【あまり急務の事案でもなかったが、安全な場所までの道案内を、頼み出た】
【だが、その態度はあまりにも無味乾燥なもので、社交辞令と取られても、仕方の無いものだ】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:43:01.32 ID:LWvYQSso
>>763

/追記です、ごゆっくりどうぞー
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/12(金) 23:43:06.18 ID:yoSPTdYo
>>765
/追記、次から携帯に移行するからがっつり遅くなるかも
/文章量減らしたりして努力はするけど、十分以上は確実っぽいすまーん!
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:46:18.97 ID:31pTs.SO
>>767
……
【逃げられ、ユラリと動き死んだ男の方へ行き、身元を確認するため探り】

……天狼会…ヤクザか…
……なんかきな臭いな…
…表で一回接触してみるか…
【そう言いユラリと歩き去り】


【数分後そこから離れた人気のない公園】
【そのトイレから】

ぐっ……意識が飛びそう…マズイな……
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【頭と腹部から血を流し、ゆっくりと歩いていった】

/乙でしたー
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:48:07.87 ID:0l1S1Q6o
>>766

【再び走り出してきた対戦相手。火鳥鶏治】
【これに対し、彼女は再度芸もなくバックステップないしはすり足による後退をする──】
【──ことをせず】

【キィン──】
【彼女の右手に握られた棒状の炎】
【それが瞬く間に変貌を遂げ、赤い赤い刀身を持つ細身の片手剣と化した】

(──相手の土俵で戦うような事は、正直したくありませんわ)
(ですが──.一度動きを止めなくては)
(このままでは、いたちごっことなってしまいます……)

【そして、飛び蹴りをかましてくるであろう相手に備えてぐっと構えた所──】

ふぇえっ!?

【戦いの場とはかけ離れた、そんな間抜けな。エルの「素」の声が出て】
【もろにスライディングキックを喰らいびったーん!とその場に倒れこんでしまう】
【しかしこの状態。相手の体勢や位置次第では、倒れこんでくるエルの下敷きになってしまう可能性もある】
【一番喰らいたくないのは、金属骨格によって形成された彼女の、倒れ際の頭突き、であろうか】
【最も、本人が意図していない攻撃(?)であるためにエル自身にもダメージはいくのだが】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/12(金) 23:50:31.20 ID:Lk4GG7s0
>>768

はい……ありがとうございます

【魚を食べ進めながら、頭を下げる】
【大分寒さが和らいできたのか、もう寒がる様子は見られない】

うん……お父さんはお父さん、だから……
本当の親子じゃないなんて、気にするほどの事じゃ、無いですよね……

【ラベンダァイスは、本当に父の事を好いていて、尊敬していたのだろう】
【兵器として、マスターであるラギデュースに依存する、という面も無くは無いのだが】
【それを差し引いても、彼女は父として、ラギデュースに親愛の情を持っていた】

――――じゃ、じゃあ……その…………
ちょっとだけ、抱き付いても…………良いですか?

【照れくさそうに、ラベンダァイスはそんな事を口にする】
【よく、ラギデュースと共に森の中を散歩し、適当な場所で昼寝をし、その時に抱き付いて眠ってたのだ】
【ふとその事を思い出し、つい恋しくなってしまったのかもしれない】

ありがとうございます……!
お願い、しますね……!

【しっかりと頭を下げる】
【その眼には、先ほどまでとは違い希望の光が宿り始めていた】
【――――――――その『父』が、現在どうなっているか、それを知らないゆえに見せる、希望の光だった】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/12(金) 23:53:37.46 ID:iiQkHWco
>>770

・・・利口なことだ。
【崩れていく瓦礫を、冷静に見据え】
さあ、行くか。
浮け、『魔機神』。
【ゴガッ、と瓦礫から黒いコマが飛び出す】
【それに乗って天井の穴から出るつもりだろう】

了解・・・。
【月に向かって光を浴びていたが、声を聞き】
禁断術式、起動開始・・・。
【カルティルから、ィィィィン...と奇妙な音が響く】
【周囲に、光があふれて、形になっていく】
【薄い薄い、月の光を放つ円盤】

形成まで、残り12秒・・・。
【その数、およそ30枚ほど】
【まだ、増える】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/12(金) 23:55:08.05 ID:yX81EYDO
>>775
【スライディングキックによりエルを転倒させるのに成功…は、したが】
【このままでは自分にエルが倒れてくる】
【それに対して、火鳥は―――】

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!!!間に合ええええええええええええええぇぇ!!!!!!
【気合いで加速して、転ぶ瞬間のエルの足元を擦り抜けた】
【いや、本当に加速した訳ではないのだが】

【そして、エルが地面に着いたと同時に素早く立ち上がり、追撃】

くらえええええええええええええええええええええええぇぇ!!!!!!
【右肘を後ろに突き出し、体を微かに捻りながら後方へと勢いよく倒れ込む】
【燃える炎のエルボードロップを、倒れたエルの背中に叩き込もうとした】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:00:29.09 ID:6uFieRco
>>778

く、ぅ……

(背に、傷は────!)

【熱い。どこを打ったか。今は──気にするときではない】
【それよりも。問題は。背に、傷が、つく──「逃げ」の証を、作る事】
【そうなる。わけには。──負けない】

【ぐっ!】
【痛む身体を、無心に動かし】
【ぐるりと仰向けになった瞬間、迫ってくる彼の攻撃】
【その、右肘による攻撃を】
【彼女は──左腕に取り付けられている盾で、受け止める】
【否】
【その盾を思いきり突き出し──僅かでもいい。火鳥への精神的。或いは肉体的ダメージを、重ねようとする】
【恐らく強度は鉄以上である、エルの盾】
【それで肘を強打したら、きっと痛い。もしかしたら、痛いどころじゃすまない可能性もある】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:02:27.28 ID:tW7dlADO
>>777

あまり時間をかけないように
貴女以外、戦闘を行う体制は整っていません

……私は、帰還の手筈を整えます

【攻撃翌用意を進めるカルティルの横で、女は小さい巻物のようなものを広げる】
【術式を記録しておき任意に発動させる使い捨ての魔道具、協会の品だ】

さあ、貴女の唯一の価値を見せなさい
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:03:48.25 ID:GUENkiAo
>>776

ん、その通りだ血の繋がりなど互いの絆の足元にも及ばないさ
(血で縛られる事は何にしも……だが、ね)

【この子は大事な事を1つ知っている、それなら私が心配する必要すらないのかもしれない】
【もしそうでも彼女が望むのならば……】

ああ、構わないよおいでカエデ……

【両腕を大きく広げこちらにおいでとカエデを招く】
【白を基調とした肩までしかない騎士服は金属板といった装飾は特になく抱きついても痛いという事は無いだろう】

(良かった少しだけど、カエデの役に立てた……かな)

【ふうわりと笑みを浮かべ、それはどこか女性にしては格好良い笑顔で】
【しかしその心中のどこかでは彼女の父が現在どのような状況に置かれているのか一抹の不安を抱きつつあった
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:06:12.06 ID:VwDs4cDO
>>779
【盾に肘が当たり、防がれる】
【生身の肘と盾のぶつかり合いなのに、ガキィン!とまるで鉄でもぶつけたかのような音が鳴って】
【結果】

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!
【彼は転がってエルから離れ、右肘を抑えて悶えながら地面を転げ回る】

【誰にでもよくあるだろう、肘を何かにぶつけた時に肘が痺れるあの現象】
【ファニーボーンと呼ばれる部位をぶつけた時にあるあの独特の痺れ…あれを最大限に激しくした物が彼を襲っていた】

【地味にこの試合初の大ダメージだが、なんともマヌケなダメージである】
【そして、惨めに見えるがこれが最大の隙である事も見逃してはいけない】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 00:10:36.05 ID:9.U.iMI0
>>781

…………お父さんも、血の繋がりの無い家族に育ててもらったって、言ってました……
本当に、血の繋がりなんて、『家族』かどうかには……関係ない、ですよね

【ラギデュースもまた、育ての親に拾われて生きてきた人間である】
【血の繋がりの無いラベンダァイスに、ひたすらに無償の愛を注げたのも、己の出自があったからだろう】
【そして、ラベンダァイスは如何無くその恩恵を受け継いだのだろう】

そ、それじゃあ……………………失礼します

【すっと手を回すと、身体を預けるラベンダァイス】
【外の温度が低いと、人の体は熱の放出を抑える機構が働き、体温が上昇する】
【今のラベンダァイスの身体も、どこか温かいものになっているだろう】

――――ふぁ、あ…………

【心底安らいだ表情を見せるラベンダァイス】
【何も言わなかったが、やはり人肌が――――自分を包み込んでくれる人が――――恋しかったのだろう】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 00:15:06.23 ID:6uFieRco
>>782

ん……、ぅ……

【盾を通して腕に伝わる、衝撃の余波】
【それが地味に辛かったのだろうが──ぐっと唇をかみ締めて痛みを耐え】

( ≪ストロベリー・ホイップ≫──! )

【すぐさま立ち上がり、地面を転げまわる火鳥へ向けて桃色の火球を2つ、解き放つ】
【放たれた火球は、弾かれたように相手の方へ真直ぐに向かっていき──】

【この火球が火鳥或いはその周囲の地面に当たった場合。火球に変化が起こるだろう】
【1つは、「何かに触れたら火球が、イチゴの葉が寄生した大量の赤い縄へと変じる事」】
【更にその縄は、火球着弾地点の近くにあるものへと絡みついて動きを阻害しようとすることだ】
【加えて──縄に絡みつかれた部位には、縄が発熱しているかのように熱が集中し始める】
【もしもコレに絡まれてしまった場合。早々に抜け出さなければ拙い】
【因みに縄の強度は通常の縄とほぼ同じもの】
【刃物や魔力攻撃での切断は容易だが、常人が腕力などで引き裂くのは難しいだろう】
【最も、縄の一つ一つに意識を移して焦ることなく行動すれば、縄を破壊することなく縄から逃れることも可能だ】

【残り火球:4】


/火球の計算間違えてました、申し訳ない……
/先ほど残り火球:4と書きましたが、今回の火球解放後の残り火球が4でした……orz
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:18:34.54 ID:rRk1iw6o
>>780

「形成・・・完了・・・」
【目を、細めて】
「術式壱、『円月』、発動」
【周囲に浮かんでいた円盤が、高速で回転を始める】
【そして、その全てが、学生寮に向かって飛んでいって】

させんよ。
【突然、横から飛んできた黒い物体にすべて阻まれた】
【黒い何かは、円盤をすべて受けきると、細切れに分解する】
・・・私の『魔機神』を、ここまでバラすとはな。
その刃は相当鋭いらしい。
【黒い何かからは、円盤を受けきる前に中から何かを飛び出していた】
【すた、と地面に降り立ったその姿は、閉じ込められていたはずの男だ】

「・・・攻撃の中断を確認、続行します・・・」
【再び、カルティルの周囲に円盤が浮かび上がる】
【それは、女を重点的に囲うようにして配置される】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:20:27.41 ID:ieXtI.SO
【街中】
【人気のない道】

……がっ!!…ああ…運が悪い……
……頭がクラクラする…
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】

【頭から後頭部を殴られたのか血を流し】
【腹部から撃たれたのか血が滲み】

……編集長に…どう言い訳しようかな………
【今にも倒れそうな足取りで歩いてる】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:21:14.10 ID:GUENkiAo
>>783

ん―――……

【カエデの体を受け入れて頭に手を乗せながら自分の胸に引き寄せる】
【大きな胸に押し付けられて少し苦しいかもしれないが、同時に柔らかい香水の香りが鼻孔をくすぐるだろう】
【そのまま先程と同じように何度も何度も撫で回し】

(大分温かいな、これなら早く帰って風呂に入れば風邪は引かないだろう)
大丈夫だ……大丈夫だから今は落ち着いて……――――

【カエデの心に言い聞かせるように声を重ねて】
【最後にキュッと抱きしめてからゆっくりと手を離すだろう】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:23:25.48 ID:VwDs4cDO
>>784
いっ………………たくない!!!全然痛くねぇぞおらあああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!
【何に対しての痩せ我慢かは解らないが、転がったままそう叫び】
【立ち上がろうとした所で、足元に火球が着弾】

うおおおぉぉっ!!!?
【足元からするすると縄が絡み付き、みるみるうちに両脚がそれぞれ拘束される】

なんだこれ!?外れねっ!!このっ!!!
【脚を引っ張り縄から逃れようとするが、地面から伸びた縄に絡まれ上手く解けず】
【そうしている間も足元から段々と縄が伸び、既に下腹部辺りまで拘束されている】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 00:29:36.04 ID:9.U.iMI0
>>787

……………………
(――――前は、こうやってお父さんの胸の中で、よくお昼寝させてもらってたなぁ……)

【目を閉じ、抱きしめられている心地よさに浸る】
【父を思い出し、淋しさが甦って来る事も無くは無いが】

――――ありがとう……エルヴィアさん…………

【今、包み込まれているこの温かさが、その淋しさを綺麗に洗い流してくれていた】
【――――兵器である、戦士であると言っても、やはり精神面では一人の少女である】
【このまま、ずっと過ごしたい思いに駆られるも、そこは弁えて】
【手を話してもらったタイミングでラベンダァイスも体を起こし、ゆっくりとエルヴィアから離れる】

――――本当に、ありがとうございました……
そろそろお城に戻ろうと思うんですけど……『乗って行きます』?

【身体を話したラベンダァイスは、礼を言いながら妙な事を口走る】
【しかし、本人は特にその言葉が不自然なものとは思ってないらしい――即ち、言葉通りの意味なのだろう】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:30:56.92 ID:tW7dlADO
>>785

……なんだ、思ったより役立たずですね、魔術師一人に止められるとは
兵器と言うからには、もう少しまともな戦力だと思っていました
はあ……協会の程度が知れますね

【相も変わらず、思考を伴わない反射的な言葉】
【予想ほどの成果を見せなかった兵器に、あからさまに溜め息をついて】

……それが最大火力なら、貴女に兵器としての価値はありませんね。大砲ほどにも役に立たない
魚、だから貴女は閉じ込められていたのですか?

………また地下に帰りたいなら、そのまま出し惜しみしなさい

【まだ、こんなものでは、ないだろうと】
【不安を煽るような言葉を並び立てた】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:32:31.12 ID:YYUmfsco
>>786

………あー。
迷った、かな……。

【女性のやや前方】
【大きなリュックサックを背負った一人の少年の小さな影が】
【地図に目を落としながら、ゆっくりと通りを進んでいる】

【鳥打帽をかぶり、古いデザインのつなぎ服を身に纏っている】
【薄暗闇の中、帽子の隙間から短い金髪がちらりと覗いていた】

そろそろ道も覚えなきゃ……
家に帰るのも遅くなっちゃうし……

【とぼとぼ、と音が聞こえてきそうな足取りで、地図をじっと見ながら歩を進める】
【女性にはまだ気づいていないようだ】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:33:08.39 ID:6uFieRco
>>788

     ────

                   ──────


【すぅ──】
【何かを決意したかのように。何かを、耐えるかのように】
【エルは大きく、息を吸い込み】
【自らの心的外傷を──解放する】


        ≪絡め≫ ≪絞めろ≫ ──── !


【ぎゅるりと】
【もし彼が何もしなければ、縄は今までよりも速く彼の上半身へ伸びていき】
【腹部や──もし到達していた場合であるが──胸部・首を強く締め付けていくことだろう】
【首を絞められた場合は言うまでもなく、最悪失神する可能性があり】
【その他の部位も、鬱血による痺れを感じるようになってしまうかもしれない】



【残り火球:4】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:35:05.47 ID:ieXtI.SO
>>791
(……あ…マズイな…人が………意識が…)
【バタン!!】
【突然、少年の前で倒れる女性】
794 :二階堂桐は俺の嫁2010/11/13(土) 00:35:13.78 ID:3wUJcJgo
/今更ですが>>683>>637宛です
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:35:38.29 ID:GUENkiAo
>>789

君の助けになれたのなら幸いだ
もし寂しさに心が擦り切れそうになったらまた抱きしめてあげるよ

【エルヴィアもエルヴィアでカエデの温かさで心も温めて】
【満たされたような満ち足りたような気持ちでいた】

お礼は言わなくても良いって、そう何度も言われるとなんだか気恥ずかしいからね
それに私だって助かっているんだから、ね?

【敢えて抽象的に「助かった」とだけ言って】

乗って行く?……何にだ?

【突然の言葉に不思議そうに首を傾げる】
【周りを観たところでは何も乗れるような物は無いように見えるが】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:40:05.38 ID:VwDs4cDO
>>792
うおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉっ!!!!!!締まる締まる締まるうううううううぅぅぅ!!!!!!
【胸部、左腕までもを絡めとった縄がきつく締まり、ギリギリと体を締め付ける】
【その痛みに吠えながら、彼は立ったまま体に力を入れて】

ぬうううううううぅぅぅぅ…!!ふん!!!!!!
【思い切り力を入れる事で縄を引き千切ろうとするも、中々上手くいかない】
【そうしている間も、縄は更に締まり体に絡もうとする】
【そんな彼が取った行動は――――】

……こんな紐ごときでやられるかあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!
俺はあああああああぁぁぁ!!!!俺の心はあああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!
魂と心と思いが詰まった一撃じゃねぇと崩れやしねぇんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!
【雄叫びを上げながら、更に力を入れる事だった】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:40:30.98 ID:rRk1iw6o
>>790

そうは言えんと思うがな。
大砲程度ではびくともせん『魔機神』があの程度で壊されるとは思っても見なかったが。
それに、それが取り柄じゃないだろう。
【なぜかいれられたフォロー】
【いらん世話というやつだ】

「・・・」
【全く反応せず、再び円盤が出揃う】
【今度は・・・100枚以上はある】
「円月」
・・・多い!
【再び、刃と化した円盤が突き進む】
(魔機神がない・・・!)うおっ!
【男がたまらず、その軌道から外れる】
【そして、その先は】

しまった・・・!

【学生寮だった】
【窓から、入り口から、隙間から、所構わず侵入し】

【悲鳴が響いた】
【円盤は、いまだ増え続ける】
【100枚、200枚、300枚、まだまだまだまだ】

・・・おのれ!
【男が魔翌力を集め始める】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 00:44:23.17 ID:9.U.iMI0
>>795

あは……その時には、お願いしますね

【あんまり何度も抱きしめてもらうのは気恥かしいのか】
【少し照れたような笑みを浮かべながら、あいまいな返事を返す】

そう……なんですか?

【不思議そうな表情を覗かせるラベンダァイス】
【自分が一方的に甘えただけなのに、それが『助かった』と言うのは、不思議だったのだろう】

えと、ちょっと待っててください……
――――『イーグル・フォース』!!

【ローブを脱いで、足元に置くと、ラベンダァイスはエルヴィアから数歩離れる】
【そこで、突然叫び声を上げ、魔力を解放する】
【一瞬の閃光の後、そこにいたのは】

【ラベンダー色の羽毛を持った、巨大な鷲】
【鋭い嘴と鉤爪を持っており、翼は片翼だけで3m近くあるだろう】

【正に『変身』を成し、人を乗せて空を飛べるような怪鳥へと変貌を遂げたラベンダァイスの姿だった】

風が冷たいかもしれませんけど……なるべく風はきつくならないように飛びますから……

【姿は変わっても、その声色は変わらない】
【鷲の顔を向けながら、そう問いかけるラベンダァイス】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:51:04.69 ID:GUENkiAo
>>798

了解s――――――――…………

【エルヴィアは少女の変身に暫く声が出ずにいた】
【戦闘時ならば直ぐにでも思考が追いつき反応を示せたのだろうけれど、そうあまりに突然の大きな変化ゆえに】
【身体と思考が上手く噛み合わずにちぐはぐでいた】

…………あ、これがさっき言っていた変身か
成程納得だ、というか事前に教えて欲しかったな間抜けな姿を見せてしまったじゃないか

【とはいうが怒っている訳では無く、冗談交じりの言葉】
【ちなみに目が点になっていたとかなんとか】

風はまあ魔翌力で障壁でも作ればなんとでもなる……多分
それよりコレは乗れ……ということなのかな?

【鷲に姿を変えたカエデに尋ね、問題ないようならその背中にゆっくりと乗るだろう】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:51:05.39 ID:6uFieRco
>>796

  ≪ 絞めろ ≫ ッ!

  【ぎちり──】


              ≪ 絞めろ ≫ ──……!

               【──ぎちり】


      ≪ 絞め ────── !

      【みちみちみちみちみち──!】


【縄が悲鳴を上げ。エルの心が血の叫びを吐く】
【無理もない──思い出したくない思い出を強制的に思いださせて、やっとこの技は発動するのだ】
【暗い暗い、廃墟。あの場で起きた、殺戮の舞踏】
【彼女の。一番最初の──殺人の、記憶。第二の、始まりの記憶】
【それを──ただ、目の前の相手を妥当するために、想起し】
【身体が。精神が。がたがたと震える】
【炎と炎のぶつかり合い──会場は熱の渦に包まれているはずなのに】
【どうしようもなく……寒く、て】


        ────── !

        【 ばちん! 】

【唐突に、縄が2方向から掛けられる力に負け──千切れる】
【だがそれと同時──彼女は残す火球4発全てを、ただがむしゃらに、でたらめに相手へと放つ】
【先ほどの、「可燃性のものに当たると炎が燃え移る」火球だ】

【そしてその火球を放ち終えた直後──】
【轟──と】
【エルネスティーネの周囲に、大量の火の粉が、渦巻いて】

【残り火球:0】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 00:51:36.77 ID:YYUmfsco
>>793

ッ! ふぇ?!

【突拍子もなく起こった鈍い音に、間抜けな声を上げながら地図から目を離す】
【―――女性が、倒れている】

え―――あ、あのっ、大丈夫ですk…………ッッ!!

【様子を見に駆け寄った所、後頭部から滲みだす赤黒い"何か"を目撃】
【瞬間、脳内に非常のアラームがけたたましく鳴り響く】

……、……………………!

【すぐさまリュックを降ろし、その大きな前面にいくつも連なるポケットの一つを漁る】
【「包帯・ガーゼ・医療用テープ三点セット(応急処置用)」】

【取り出した紙箱を手早く開け、女性の元に駆け寄り】

―――あ、あの。大丈夫ですか?

【意識確認】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:56:02.20 ID:ieXtI.SO
>>801
……
【意識はない】

【頭から血がかなり出て】
【腹部からも血が滲み出している】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:59:24.22 ID:tW7dlADO
>>797

兵器は、結果を残せなければくず鉄と同じ……
最初から全力でいてもらわなければ困ります
ですが……

……対人兵器としては有用。城攻めには向かない
やはり、複数のうちの一つですか

……こんなところですかね
カルティル、ストップ。十分です
これより、帰還します。付いてきなさい

【今回の結果には満足したのか、半分程の窓が割れた所で停止命令】
【巻物に記録した術式を起動させて、転移魔法陣を呼び出す】

其処の男が攻撃してきたら、今の火力を叩き込みなさい
其処の貴方、そういうことですので抵抗ひ無意味です
瀕死の学生が死体になる前に、喰うなり犯すなり楽しんで来ては?

【自分の命令が惨劇を生んだにも関わらず、それを理解していない風に】
【女は、不道徳極まりない言葉を、学生を預かる教員に向けた】

【そうしながら、自分が呼び出した魔法陣の上へ】
【カルティルの方に向いて、小さく手招き】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 00:59:29.38 ID:VwDs4cDO
>>800
うううううううううううううううううぅぅぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!!
【バツン!と力任せに、無理矢理縄を引き千切り雄叫びを上げる】
【そしてすぐさま、迫ってくる火球を見据え】

おら!おら!!おら!!!おらああああぁぁぁ!!!!!
【右、左、脚、脚】
【両手両脚をそれぞれ使った殴打で火球を攻撃、炎を纏う四肢でその炎を弾いた】

いくぜええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇ!!!!!!!
【空に向かって雄叫びを上げると、背中から炎が爆発するように噴き出し】
【背中に、巨大な炎の翼が出来上がる】

必ッッッッッ殺ウゥゥゥゥゥゥゥッッッッッッ!!!!!!!!!!
【体中の炎が強くなり、燃え盛り】
【熱く、激しく、明るく、盛大に燃え上がる】
【そんな中、右手人差し指を伸ばし、空に向けると】
【その右腕一本に炎が集まり、渦巻き、集束していく】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 00:59:55.64 ID:9.U.iMI0
>>799

あは、驚きました?

【悪戯っぽく尋ねるラベンダァイス】
【自分の姿を見せる事で、やや得意げになっている】

えぇ、乗ってください
お父さんも、良く乗せてましたから……それじゃ、行きますよ……?

【父親も、よくラベンダァイスの背に乗せてもらっていたらしい】
【余談だが、それはこの形態のみに限らず、バリエーションの一つ『ユニコーン・フォース』でも同様である】
【エルヴィアが背に乗った事を確認すると、ゆっくりと羽ばたき出す】

【その風圧で、焚き火の火は吹き消される】

【そして、羽ばたきが激しくなり、ひときわ強く羽ばたいたところで、ラベンダァイスの体は宙に浮かび出すだろう】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:03:59.71 ID:YYUmfsco
>>802

ぅ……………!

【いよいよ深刻な表情に。顔が青くなっているのは寒さのせいだけではないだろう】
【慌てた様子で、危なげながら出血部と思われる所にガーゼを当て、包帯を巻こうとするが】

―――――ッ?!!

【腹部からの出血にも気づき、身をたじろがせる】
【一瞬凍ったように固まったが、迷っている時間は無いとばかりに】
【女性を仰向けに寝かせ、腹部の傷を確認しようとする】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:04:43.90 ID:2HSCd6SO
>>771

(やっぱりタイムラグがあるのはキツイな・・修業で何とかしないと・・ヤバかったなぁ)
【少女の思惑とは別に】
【ただ純粋に未熟なだけだった】

迷子ですか?良いですよ。ここらへんは入り組んでるから、よく迷子は多発するんですよ
【そう道案内を了承する】

/ただいま戻りました。
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:06:28.07 ID:rRk1iw6o
>>803

・・・やはり最初にノしておくべきだったか。
【舌打ちをしつつ、立ち上がって】
【学生寮に向かって走っていく】
【憤りは見せない、ただ出来ることをやるだけだという風に】

「・・・了解しました・・・」
【円盤を浮翌遊させて待機したまま、歩み寄っていく】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:06:43.94 ID:6uFieRco
>>804

      “ EL ” ──────


【それはまるで、鏡のように】
【ぶわりと、エルの背にも巨大な炎翼が現れ──】
【彼女の持つ片手剣にも炎が纏わりつき】
【先ほどまではただの剣──「必」「殺」の剣であったそれが】
【文字通り炎の刀身と化し。不殺不斬のものとなる】
【斬られれば、相手を襲うは灼熱の炎】
【その炎ですら──相手の命は、奪わないもので】


  【戦いに、言葉は不要】
  【戦いに、雑念は不要】
  【戦いに、─────】


  【 必要なのは 】
  【 心と ── 想い 】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:08:39.74 ID:ieXtI.SO
>>806
【女性を仰向けに際気付くだろう】
【胸の隙間やYシャツの袖やズボンやベルトに上手く隠されてる沢山のナイフに】

【そして腹の傷はライフル弾で撃たれてあるのがわかるだろう】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:08:44.42 ID:GUENkiAo
>>805

驚いたの向こう側だよ、全く……
(っとローブローブ……)

【仕方ない子だ、とでも言いたげに困った表情を浮かべ】
【慌ててローブを回収】

あ、ああ……頼むぞっ――――いやでもちょっと待ったローブをキチンと羽織っ……
うわっ――――っ!!

【背中の上で「少し待って」と静止を促したかったが既に足は地を離れていた】
【それを認識するや否や、バランスを取ろうと藻掻くせいで逆に身体を揺らしてしまい】
【大きく背中に逸れるがそれでもなんとか持ち直し】

(び、びっくりした――――)

【ローブを羽織るのは諦めたのか腋の間に挟んで】
【両手をカエデの背中を軽く掴む】

よ、よし!行こうか――――!

【落ち着いた所で今度こそカエデの声に応じて】
【このまま飛び城まで進んで構わないだろう】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:12:47.87 ID:8.GNEXIo
>>807

……そうですね。
‘道’に迷った人は、多そうです。

【意味深に小さくそう呟いて、少年の方へと歩み寄る】
【傍まで近付いて、腰を折って一礼する】

では、道案内のほど、よろしくお願いします。

【改めてそう言い直し、少年の隣に立ち、歩き出すのを待っている】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:14:26.21 ID:VwDs4cDO
>>809
【前回の戦い―――】
【彼は能力が使えなくなってまで戦い、そして負けた】
【その時に放った攻撃…ただ右腕で殴るだけの攻撃は、思いもよらぬ強さを打ち出した】
【彼の『勝つ』と言う思いが、能力の無い腕に力をもたらした】

【ならば、だ】
【その右腕に、更に力を集めて殴ったらどうなる?】
【全ての力を片腕に集め、攻撃にそれを爆発させる】
【正に、全てを賭けた一撃】
【それを彼は今、繰り出そうとしていた】

…………………!!!!
【翼が、腕の炎が、炎の爪が、全て消え】
【代わりに、彼の右腕からは多大な熱気と陽炎が立ち上る】

【そして】


いくぜおらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
【今までで一番大きな声で雄叫びを上げ、真っ直ぐにエルへと走り出す】
【これが、最後の勝負となるか…!?】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 01:16:15.55 ID:9.U.iMI0
>>811

まぁ確かに……この格好は体が大きいから、びっくりしますよね?
大抵は、大人の人とそう変わらないくらいの体になりますから……

【どうやらラベンダァイスは、巨大な姿故にエルヴィアが驚いたのだと考えたらしい】
【確かに、イーグル・フォースは変身形態の中では大柄な方ではあるが、そういう問題ではないだろう】

じゃあ、しっかり掴まっててください……
行きますよ……!

【十分な高度に達したと判断し、ラベンダァイスは前進を始める】
【先ほども言った通り、あまり風当たりが激しくならないように】
【しかし、空を飛ぶと言う爽快感を演出するために少し急ぎ気味に】
【時に、空を滑る様に滑空して見せたりしながらラベンダァイスは飛んだ】

【――――ものの数分で、風霊統主の城の4階屋上部分に到着するだろう】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:21:55.84 ID:YYUmfsco
>>810

――――――――。

【状態を確認、唇を噛み、自分に出来る事を一刻も早く為そうとする】
【ナイフには気付いたようだが、差し当たって放置】

【リュックサックから替えの服を二、三着ほど出し】
【厚めに畳んで女性の首と腰の辺りに敷き、胸部を浮かせる】
【そして腹部の銃創にそっとガーゼを当ててテープで軽く固定した後、】
【大きくYシャツごと包帯を三周ほど巻いた】

【貫通はしていなさそうだが、軽くでも傷を塞いでおかなければ】
【病院に担ぎ込むまでに出血が多くなりすぎる、と判断したのだろうか】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:22:52.22 ID:tW7dlADO
>>808

五十人か百人は死んでるといいのですが
後で、死体を拾いにいきましょうか
脚のストックが欲しいですし

………転送

【カルティルが近づいてきたのを見て、パチン】
【指を鳴らして、術式を発動した】
【二人は転移術によって飛ばされ、後には灰になった巻物が残るだろう】


【転移先は、どこかの森の小さな小屋】
【ベッドの他には、大きめの机と椅子が一つずつ有り】
【そしてなぜか、大量のぬいぐるみと人形が置いてある】
【どちらも、偶に首がないものが混ざっている以外は正常だ】

……格納庫には上等過ぎるでしょう
これからは、三日に一度は必ず帰還して、生存を証明しなさい

【小学生程の大きさの熊のぬいぐるみが、ベッドの上に有る】
【それを指差して、「同居人」とだけ告げた】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:25:10.61 ID:2HSCd6SO
>>812

ここは本当に迷子さん達ばかりです。

―――じゃあ、行きましょうか
【そう少年は歩きだす】
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:28:02.85 ID:6uFieRco
>>813

(私は────、勝ち、たい……!)
(勝って。もっと、強くなって────)
(あの人を護れるくらい……強く、在りたい──!)

(逃げない──逃げたりなど、しません……)
(仮にそれが苦手なタイプだとしても)
(それは──言い訳にしか……すぎません!)

【崩れそうな己の精神に鞭打って】
【ただ只管に──前を、見る】
【強く在りたかった。勝ちたかった】
【大会本戦で目覚めた、勝利を願う気持ちに応じた──炎翼と不殺の刃】
【それを手に。想いを、胸に】
【蒼く澄み切った瞳を、彼へと向け】


      ────── “ Dorado ” !


【片手剣が──燃える】
【刀身が、爆ぜ。陽炎が湧き】
【細かったその剣は──長く。太く。彼女の手に余るほどの大剣と化す】
【だが、その重さなど気にしていないかのように彼女はそれを持ち】

  【飛翔は、刹那】
  【ただ一瞬の、交差になるであろう──】

【命を断ち切らぬその刃を、愚直にも相手の腹部目がけ真一文字に振りぬこうとするエル】
【肉も骨も、剣は斬らぬ】
【そんな剣を、彼女は振るう】
【恐らくこれが、最後の一太刀】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:29:00.25 ID:ieXtI.SO
>>815
うっ………
【応急承知をされてる途中】
【意識が戻ったのか目をウッスラと開け始める】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:31:02.51 ID:rRk1iw6o
>>816

逃がした・・・クソッ!
【転移する様子を見て、大きく舌打ち】
もう一人を探すしかないか・・・これ以上の損害は認められん。
【それだけ言うと、学生寮へ走った】

【転移した瞬間、主が消えたことにより円盤が残らず消え去る】

「了解しました・・・」
【やはり表情は変わらないまま】
【承諾の意を返す】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:35:10.72 ID:GUENkiAo
>>814

りょ、了k――――っつ!!

【加速度、それに伴って身体を襲う風が頬を撫でる】
【恐怖と爽快感、相反するような気持ちが渦巻いて】

【叫びたくもあったが年下のカエデの前ではそんな姿を見せるのは】
【やはり抵抗があって、叫び声を押し殺して静かに夜の空を楽しんだ】

……と、到着だ――――
ありがとうカエデ楽しかったよ、ウン……

【それでも結構精神にきたようです】
【両の足で着地するとほうっと息を吐いてカエデに向き直り】

なかなかに新鮮な体験だった、多分忘れないだろういや忘れられない……の方だな
ともかくお疲れ様、運んでくれてありがとうカエデ

【微妙に整っていない息でたどたどしくもう一度礼を述べた】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:38:34.14 ID:YYUmfsco
>>819

あ、気付きましたか?! 大丈夫ですか!

【女性の様子に気付いたのか、大きく声をかける】
【肩を揺するようなことはしないが、心配そうな様子】



――――えっと、えっと………!

【荒々しい応急処置を終えると、再びリュックサックを漁り】
【テントの骨組らしき伸縮可能な二本の鉄パイプを取りだす】
【シュラフの中にそれを突っ込み、即席の担架を作る】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:39:49.62 ID:8.GNEXIo
>>817

【少年の歩く速度にあわせて、少女は黙って付いていく】
【饒舌な方ではないのか、それとも単に気分が沈んでいるだけか】
【自分から話題を持ち出す様子も無い】

……。

【特に話題が無いのならば、そのまま大通りまでたどり着くだろう】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 01:41:26.80 ID:9.U.iMI0
>>821

――――フフッ、良かったです

【鷲の姿から、元の少女の姿に戻ったラベンダァイスが笑顔で答える】
【多分、暗くて表情が良く見えていないのだろう。普段ならもう少し相手を思いやれるはずなのだが…………】

歩いて戻ってくるより、ずっと早かったですよね?
……こんな感じにして、さっきは魚を取ってたんですよ

【色々と、便利な体に変身する能力を持っているらしい】
【しかし、そうなると水の中ではどのような姿になると言うのだろうか?】

それじゃあ、もう遅いですし……中に入って寝ちゃいましょうか?

【空を見上げて、夜もかなり更けてきた事に気付いたラベンダァイスが、そう声を掛ける】
【特に用事もなければ、このまま城の中へと入り、自分の部屋へと戻るのだろう】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:42:09.15 ID:VwDs4cDO
>>818
【走りながら、彼は見る】
【エルのその、信念に燃えた真っ直ぐな瞳を】

【走りながら、彼は感じる】
【エルのこの戦いに賭ける、確かな思いを】

【走りながら、彼は気付く】
【相手もまた、信念の元に戦う戦士だと言う事に】

【だったら】
【だったら、その信念の一撃】

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!
【振るわれる炎の大剣】
【臆さない、かわしも、防ぎもしない】
【ただ攻撃を受ける、それだけ】

【信念の一撃を、心の篭った攻撃を、その身に受ける】
【余りの勢いに思わず脚が止まる】
【炎の熱さに体が焦げる、燃える】
【その衝撃に、倒れそうになる】
【だが、倒れない】

【まだ、こちらの攻撃が残っている】
【魂の一撃を受けた、ならばこちらも魂の一撃を打ち込み、それに答える】
【勝負がつくのは、それからでも遅くはない!】


くううぅぅぅぅらああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁえええええええええええええええええぇぇぇ!!!!!!!!
【そして、彼はまた走り出す】
【その右腕を振りかぶって、エルへと向ける】
【全てを賭けた必殺の一撃――――】

ブンナグル
墳殴!!!!!!!!!!
【そして、その右拳を振り下ろす】
【狙いはエル…ではなく、その目の前の地面】
【しかし、それでも】
【地面を殴っただけでも、力の爆発力は凄まじく】
【爆発する熱波と衝撃波は、人等簡単に吹き飛ばしてしまいそうなくらいに強い】
【ただの衝撃波と言えども、攻撃と何等変わりは無い―――!】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:43:38.33 ID:tW7dlADO
>>820

暫くは、自分の意思で行動しなさい
但し……組織として存在するものがあれば、それが国家でない限り攻撃しなさい

有用な兵器なら、メンテナンスに費用が割かれる
食事も娯楽も与えられる
然し役に立たないなら廃棄処分になるだけ


……そうですね、最初は魔術協会辺りからやってもらいますか

【返事や反応を吟味することのない、言うだけ言うような】
【そんな、適当にもとれるかも知れない命令を与えて】

……私は用事があるので
監視がなくとも兵器は成果を上げるように

【女は、小屋を出て行こうとする】
【聞きたい事があるなら今のうちだろう】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:49:37.42 ID:rRk1iw6o
>>826

「了解しました・・・」
【馬鹿の一つ覚えのように、同じ返答を返す】
【馬鹿と違うのは、それをしっかりと認識しているということか】

「・・・」
【特に質問も無い様で】
【窓まで歩いていき、月光を浴び始める】
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 01:49:45.24 ID:GUENkiAo
>>824

確かに恐ろしく速かった……うん速かったよ……
景色が文字通り流れていってた……

【なんだか遠い目をしていたよ!】

魚……というと他にも形態があるのか
(だとすれば想像する限り魚類の何かだろうか……いや見てみないことには分からないな)

【魚類といっても数えられない程にある】
【或いは魚類でないのかもしれない、ともかくこの場で邪推するような事でもないだろう】

ああ、とカエデはまず風呂に入ってそれがだめならせめてシャワーを浴びて身体を温めるように
念には念をというヤツだ、約束だぞ

【ピシっとカエデを指差して、というよりは釘をさして】
【身体を温めるように念を押した後、エルヴィアも自分の部屋(厳密には違うが)に戻るだろう】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:55:01.75 ID:6uFieRco
>>825

  く、ぅ ────……!


【その爆発力は。その、あまりの熱は】
【完全に剣を振りぬいた彼女に、防御する術はない】
【いや──もし、防御できたとしても、していなかっただろう】

  【ず──……】
【生じた力に、背の翼が引き摺られ】
【ずずずずず、と。吹き飛んだのは数mほどであろうか】
【頬が焦げ。その傷口から血を模したオイルが漏れだしていた】
【直接熱を吸い込んだ肺は、今にも焼けそうで】
【折角本戦の前に、父親に直してもらった服も、もうあちこちがぼろぼろ、で──】
【それでも彼女は、立ち──】

  【 ふっ】
【唐突に、背の翼が消える】
【剣にまとう炎も消え、ただの片手剣と化し】
【気のせいだろうか──左手にある盾も、存在が薄れているような雰囲気を受けた】
【無理もない】
【己の精神を抉ってまで術を発動し。数瞬しか発動しなくとも体力や精神力をかなり消費する技を使ったのだ】


……、────、────…………


【ざくりと、地面に片手剣を突き刺して杖代わりとする】
【それでようやく、立っていられるような状況だ】
【戦闘の続行など──出来ようはずも、なく】
【それでも彼女は、フィールドに立つ】
【きっときっと。怖かったのだろう。嫌だったのだろう】
【戦いが終わることが。強さを知れる、一番の劇場が、終わってしまうことが】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 01:55:27.57 ID:ieXtI.SO
>>822
………
【辺りを確認し、状況を確認する】

(……そうか…気絶したのか……)

……ありがとう。悪いですが……ナイフ…預かってくれない?
病院いくなら…ナイフは危ないから……
【そう言い、ゆっくり立ち上がり大量のナイフを地面に落とすだろう】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 01:57:33.01 ID:9.U.iMI0
>>828
日のあるうちの、暖かい時に飛ぶと、本当に気持ちいいんですよ?

【活き活きとした表情で語る】
【彼女としては、空を飛ぶ事には慣れているのだろう。その魅力も良く知っているようだ】

はい。他にも6つの形態が……
と言っても、それこそ色々ですけどね

【基本的には、戦闘兵器として、戦闘に特化した形態が多いのだ】
【この『イーグル・フォース』の様に日常で力を活かせる能力と言うと、あまり多くは無いのだろう】

あ……はい、そうですね
お陰で温まりましたけど……まだ、身体濡れてますもんね

【どうやら、今の今まで、未だに身体が濡れている事を忘れていたらしい】
【ハッと思い出したように、自分の体を見回す】

それじゃあエルヴィアさん、お休みなさい!
――――お父さんの事、どうかお願いします…………

【明るい笑顔で、エルヴィアにお休みの挨拶を告げるラベンダァイス】
【――――しかしそれでも、最後にふと真剣な表情を覗かせる】
【やはり、なんだかんだと言っても、父が心配でならないのだろう】
【そうしてラベンダァイスは部屋へと戻り、入浴のためを道具をそろえて、浴場へと向かっていった】

/乙でしたー!
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:00:38.86 ID:tW7dlADO
>>827

……これで、良し
後は……動くのを待つばかり

……動かないならば、解体してしまえば良い

【同じ様な返事が繰り返されるのに、言葉も尽きたのか】
【夜の森を、ランタン一つでどこかに歩いていった】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:02:54.96 ID:YYUmfsco
>>830

あ、まだ立っちゃ危ないですよっ!
―――――――!

【慌てて止めようとするも、】
【大量に落ちるナイフに一瞬口を噤む】

【が、それでも心配そうな顔で女性を見つめる】
【ナイフを律儀に拾い集めながら、】

あ、あの、病院まで運びますから―――!
というか、その傷はどうしたんですか……?!
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:04:00.79 ID:2HSCd6SO
>>823

――――で、
【ふと少年はその僅か一文字でそう話題を切り出す】

貴女は、なんでこんな所に迷い混んだんですか?
【少女のその何とも大胆な姿を見直す】
【こんな時間でこんな場所、しかもそんな姿ならああいうチンピラの様な輩に絡まれるのは、とても必然で、分かっていたはずだ】
【ふと湧いたそんな少年の疑問―――】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:09:07.81 ID:VwDs4cDO
>>829
【地面を殴った体制のまま、暫し制止】
【暫くしてから、ゆっくりと立ち上がり】
【仁王立ちのまま、また制止】

……………………
【真っ直ぐに、エルを見詰める】
【戦闘が出来ないのに、尚も立っていようとする彼女を見て、何か自分に同じような物を感じた】
【ベクトルは違えど、戦いに賭ける思いの強さは同じ、そう思った】
【だからこそ、彼は】

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!!!!!
【雄叫びを上げて】

お前強いな!!!もう俺も体が動かねぇぜ!!!
この大会!!本当に楽しかった!!!
色んな強い奴と戦えた!!本当に色んな奴がいた!!!
色んな奴が!色んな思いを持って戦ってた!!!皆強かった!!!!
そいつらに比べりゃ、まだまだ俺は強くもないし思いもまだまだだったみてぇだ!!!!!
だから!!!!
【声を張り上げ、言ったかと思うと】
【ぐらり、後方に体が傾き、倒れて】

悔しいが!!勝ちは譲ってやる!!!
後悔はねぇ!!どうせ三番なんかにゃ興味ないし、次の大会で一番取りゃいい話だ!!!!
だから…だからよ!!!!
【ズビビ、と仰向けに寝転がったままの彼から、何かを啜る音がして】

俺の…お゛れのま゛けだ!!!!!
【よく見れば】
【鼻水を流し、涙を流し】
【声を上げず男泣きした彼が、そう宣言した】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:09:14.73 ID:rRk1iw6o
>>832

「・・・」
【おそらく月光の充填をしているのだろう】
【目を閉じて、静かに立ち尽くしている】
【が、突然目を開けて】

「・・・いないのは・・・アラストール・・・アヴェスタ・・・一人は・・・寂しい・・・」
【星を見上げて、月を見上げて】
【兵器はひたすら、何思う】

/お疲れ様、なのかな?
/二日にわたりお疲れ様でしたー!
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:10:28.37 ID:ieXtI.SO
>>833
……私、雑誌記者見習いでして…路地裏を取材に言ったらたまたま天狼会の人が殺される現場を目撃してしまって…
…口封じの為に殺されそうになったのを能力で抵抗しまして…
……なんとか逃げてきたんです
【嘘と事実をいれ混じりながら語り、横になろうとする】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:13:38.84 ID:GUENkiAo
>>831

確かに……それは良いかもしれない、風の触れる冷たさとバランスも良いだろう

【温かい日差しの中を飛ぶ自分をぼんやりと想像して】
【ふ……と小さく鼻で笑い】

それも縁があったら見せて貰うさ
もっともそれよりも、そう君の父さんを探すのが先決だな……

大丈夫だ必ず見つけ出す、任せろ――――

【カエデの真剣な表情に対するように見せたのは】
【騎士然とした鋭い目線、厳格な表情】

【任せろとエルヴィアは言った、誓った、心に決めた】
【いつ彼女の父親を見つけることが出来るかは分からないが、それを確かな目的として今後を過ごすことだろう】

【そして騎士は暫しの休息に……】

/乙かれさまでしたー!
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:14:28.23 ID:8.GNEXIo
>>834

……。

【当然問われるべきその疑問に、少女は僅かに目を伏せた】
【実際のところ、ふらふらと街中を歩いていたら、いつの間にか迷い込んでいただけだったし】
【――ふらふらと街を歩いていた理由は、口にしたくないものだった】

……散歩してたら、迷ってしまっただけです。

【取ってつけたように、それだけを口にして】
【少年の視線から目を逸らすように、あさっての方向へと視線をずらした】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:16:43.38 ID:YYUmfsco
>>837

て、てんろうかい………?
その、殺された現場、って………?!

【新しい情報に、一瞬混乱する】
【「人がどこかで死んでいる」というどうしようもない事実に、】
【しかし今だけは目を瞑る】

……………っ!
と、とにかく、こっちの担架に乗ってください!
あの、頑張って運びますから!

【二つの鉄パイプを広げ、即席担架を横たわる女性の傍に置く】
【片方だけを持って、傾斜をなだらかに手を低く持ちつつもう片方を引き摺っていくつもりのようだ】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 02:19:21.05 ID:gvMdCWco
>>836

【同日、数十分後】

はい、魔術協会からです

「――――――」

問題有りません。従う以外の行動をとれるとは思えません
不要になったならば私が解体します

「――――――――?」

当然です。名誉など役に立ちません
報酬は早々に、現金で渡して頂きたいですね

【森の何処かで、並ぶ二つの影】
【背丈はほぼ同じ、片方はローブに身を包み】
【そしてもう片方は、先程のメイド服の女】


「………―――」

あら、下らない事を要求しますね。私の誓いに意味が有るとでも?
そんなものが欲しいのなら差し上げますよ?損は無いですし
私こと『ライブラ・ユースティティア』は、今の所は貴女に逆らいません―――

【両者共、相手の顔を視界から外し】
【背中合わせの状態で、女はまた一言】


―――私の現在の主君、『ルーミア・ゴールドウィン』王女


【エルポタの森】
【まだ、始まったばかり】
【小さく小さく、始まったばかり】

/最後の最後で復旧したPCからお疲れさまでしたー!
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:22:59.50 ID:ieXtI.SO
>>840
…ヤクザですよ。簡単にいいますと……
……かなり遠くの路地裏です…
【そう言いながら担架に乗り】

……ナイフは後で渡してね……
【病院に運ばれながら】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:23:14.14 ID:6uFieRco
>>835

【「まだ、やるか──」】
【その雄たけびを聞いた時、エルはそう思った】
【ならば、最後の最後まで、あがいて見せようと】
【例え何も出来ずとも──相手の 攻撃/想い は、逃げずに受け止めて見せようと】
【そう、思って──】
【──告げられた、のは】


あなた、も……お強かっ、た……です──鶏治、さ、ま……


     ──── ありが、と、う ……


【──告げた、のは】
【勝ちを譲ってくれた礼では、なく】
【戦ってくれてありがとう、と。強さを見せてくれてありがとう、と】
【それは──強さを求める彼女の。純粋な。心からの、感謝であった】

【そして。精根尽き果てたかのように彼女はその場に膝をつく】
【がくりと。糸の切れた、人形のように】
【それでも彼女は──剣だけは、離す事はなかった】
【意識が落ちれば、能力も解除される】
【その、剣が消える瞬間まで。きっと彼女は、剣を握っていたことだろう】

.    .ラヴァーズ・コンチェルト
【≪我が剣と盾は、彼のために≫】
【それは彼女の誓い。彼女の願い。彼女の──想い】
【無力だった少女は────強さを求め、ただあがく】


  【 第9回大会本戦 三位決定戦 】
  【火鳥鶏治 VS エルネスティーネ】
  【 勝者 ──── エルネスティーネ】


/おお疲れ様dした!超!
/ありがとうございました!お疲れ様でした!超!超!超!
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:28:32.89 ID:VwDs4cDO
>>843
/乙でしたー
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:32:33.40 ID:YYUmfsco
>>842

ぅ……あの、大丈夫ですから!
静かにしていた方がいいです!

【そう、女性の声をかき消すように言うと】
【女性に負担がかからないように持ち手を低くしながら】
【しかしかなり速度を出して通りを担架で引きずっていく】

―――ナイフは、ちゃんと全部預かりました!
それより、傷の方は大丈夫ですか?

【精一杯気を使いながら女性を運びつつ】
【気付け代わりにと傷の具合を尋ねる】

【病院には、もうすぐ到着するだろう】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:37:09.33 ID:ieXtI.SO
>>845
……大丈夫です…
【ニコリと笑い】

……後、ナイフは誰にも見つからないようお願いします…私の大事な物なので…
【奇妙な事を言いながらそう頼む】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:46:15.16 ID:YYUmfsco
>>846

わ、わかりました! 纏めてきちんとリュックにしまっておきます!

【そのままガリガリと担架を引き摺り】
【暫くして病院、救急病棟に到着】
【一度入口の前にそっと担架を降ろし、建物の中にかけていく】

【もし女性にまだ意識があれば、】
【受付の前で何かを必死に訴える少年の姿を見る事が出来るだろう】

【少しの間、病棟スタッフと受け答えをした後】
【慌てた様子でもう一度入口に駆け寄ってくる】

―――もうすぐ病院の人が来るそうです!
と、とりあえず病院の中に………!

【そう言って女性を中に運び込もうとする】
【もうすぐ、病棟スタッフが女性を治療室に運び込むべくやってくるだろう】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 02:49:25.11 ID:ieXtI.SO
>>847
ありがとう……
【ニコリと微笑む】
【人形みたいな容姿もあって、何処かのお嬢様のようだ】

……私は紅閻寺レン
紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)
貴方は?
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 02:56:20.62 ID:YYUmfsco
>>848

――――――――――。
あ、いえ!そ、そんな。大したことはしてません………!

【一瞬だけその姿に見惚れ、すぐに首を振って取り消すように言葉を返す】

―――レン、さんですね。
ボクはハッピーっていいます。ハッピー・リトルピースです。
ナイフはちゃんと預かってありますから……!
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 03:00:39.93 ID:ieXtI.SO
>>849
ハッピーだね
覚えたよ
【ニコリと笑い】

ナイフは私の住んでるアパートの郵便受けにいれておいて…コレが住所だから
【懐からメモ帳を取り出し、自分の住所が書いてあるページをちぎり渡すだろう】

【そしてレンはスタッフに運ばれていくだろう】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 03:08:23.82 ID:YYUmfsco
>>850

あ―――わ、わかりました! なるべく早めに行っておきます!
また、次に会えたら何があったのかちゃんと聞かせてください!

【メモを受け取ると、そのまま女性を見送る】

【暫くの間呆然とその場で佇んでいたが、】
【やがて心配そうな表情を拭えないまま、病院を出て行った】


/お疲れさまでした!
/こんな夜遅くまでありがとうございます・・・・!
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 03:10:50.56 ID:ieXtI.SO
>>851
/乙でしたー
/こちらこそありがとうございます
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 10:54:47.79 ID:9.U.iMI0
【街中】

さって……今日はどこに商品を届けるんだったか…………?

【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】

【辺りをキョロキョロと見まわしながら、遅めのペースで歩いている】
【奇抜な格好が人目を引くが、本人は特に気にしている様子もない】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 13:19:33.36 ID:zYIUP/so

【路地裏】
【そこに複数の人影があった】
【老人と、それを囲む数人の不良】
【不良はナイフを老人に突きつけ、金をせびっている】

『おら、じいさん。さっさとか――オブロワァッ!!』

【脅し文句を言っている途中に突然不良が崩れ落ちた】
【何が起きたのか――】

カッカッカッ!温い温い、温いのう!

【――老人が漆塗りの刀の鞘で不良の顎を撃ちぬいていたのだ】

ほれ、仲間がやられたぞ?
かかってこんかい、童共。

【鞘から刀は抜かず、そのまま老人は不良を見据える】
【其の立ち振る舞いは隙だらけに見える上に、老人は恐らく70代は超えているのであろう高齢】
【不良たちに恐れる理由はない】

『トシちゃん殴ってんじゃねーぞ!』
『死ねやじじいッ!』
『さっさと冥土に送ってやらァ!』

【老人に飛びかかっていく不良】
【老人はそれを見て、しわくちゃの顔を笑みの形に歪めた】
【次の瞬間】

ドガガガァッ!

【3度の打撃音が響き、3人の不良は地面に倒れ伏す】
【刀を腰の帯に差し直し、笑う】

カッカッカ!弱いのう、全く弱い。
修行が足りんぞ、童共が。

【長い白ひげを蓄え、良い生地の和服に身を包んだ老人の其の立ち姿には――】
【見るものが見れば分かる、達人の風格と言うものが有る】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 13:27:26.89 ID:96sTZUQo
>>854
【路地裏】

【パチパチという拍手の音が聞こえるだろうか】
【黒の皮靴をコツコツとひびかせて、老人の背後のかなたから歩み寄るのは女性だった】
【紳士服を着込み、律儀にネクタイを締めた女性。顔には微笑を浮かべているが、視線は不良に釘づけられていた】

素晴らしい動き、ですね

【震える声で、女性は言う】
【震えの正体は、怯えか、狂喜か】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 13:34:17.27 ID:zYIUP/so
>>855
【音も無く、振り向き女性を視界に収める】

おや、お嬢ちゃん。
こんな所に何のようかの?

【笑う表情は柔和で、先ほどまで不良をぼこぼこに伸していたとは思えない程だ】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 13:40:06.27 ID:96sTZUQo
>>856

お散歩の最中に偶然見つけましたの
手助けでも、と思ったんですけど、杞憂だったみたいですわね

【女性の右の腰には、銀に輝く中心の長いメーターモーゼル】
【彼女が介入していたら、死人が出ただろう】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 13:42:30.91 ID:zYIUP/so
>>857
はは、未だ若いもんには、負けんよ。

【楽しげに笑う】
【自然体で佇んでいるにも関わらず、其の立ち姿には隙と言うものがほとんど存在しない】
【そして、細められた目で腰のモーゼルを見やる】

ほっほ、お嬢ちゃんも中々出来る質か。
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 13:49:47.25 ID:96sTZUQo
>>858

【女性は笑いながら目の前の老人をつぶさに観察する】
【物腰、姿、体制】
【どれをとっても、素人のそれではない】
【不用意に踏み込めば、間違いなく返り討ちにされる、という確信が、女性にはあった】

あくまで、護身用ですわよ

【女性はそう言うが、彼女から立ち上る硝煙の臭いは明らかに護身の為についた量ではない】
【昔から何人もい抜いてきたような、塗り固められた硝煙の香りをしていた】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 13:53:37.63 ID:zYIUP/so
>>859
【まだ刀に手はかけていない】
【だが、あたりの空気が少し重くなった様な感じがするだろう】
【殺気ですら無く、戦意】

護身か。
其れにしちゃァ、沢山撃ってるみたいだがの。

【笑みは崩れず。しかし、目線は女性を射ぬく様に尖い】
【他流――、武器の種別すら問わず戦い続けて60余年】
【銃を持つ者と戦う事もあった。嗅ぎ慣れた臭い、久々の強者か】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 13:56:15.21 ID:96sTZUQo
>>860
【空気の変化に、思わず女性は口元を引き裂けんばかりに釣り上げる】
【真っ白な歯が、外気に触れた】

ええ、ええ、そうなんですの
「向かってくる輩」が多くて

【敵が女だろうが、子供だろうが、仕掛けられたから撃ってきた】
【それが彼女の思想であり、行動力なのだ】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 13:59:48.61 ID:zYIUP/so
>>861
【女性の笑みに答えるように、笑う】

かっかっかか……!

【向かってくる輩を撃つならば】
【向かおうではないか】

儂ぁ、いつも自分からだったのう……!

【銀色が、煌く】
【抜刀】

老い先短い爺の遊びに、少々付き合ってもらうかの。

【穏やかな笑み。しかし、何処か猛獣の如き猛々しさを感じさせる】
【両手持ちの中段構え】

ほれ――「向かってくる」ぞ?

【音もなく、踏み込み】
【返した刀の峰で、袈裟切りを放つ】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 14:07:22.46 ID:96sTZUQo
>>862

【袈裟の斬りが女性の髪の毛に触れる寸前に、女性は後方へと丸まりながら逃げる】
【距離にして、およそ3メートルほど】
【決して良い方法とは言えないが、とりあえずは距離を取ったのだ】
【地面に膝をつきながら女性は左手でモーゼルを抜き、弾倉に弾を込めた】
【とびっきりご機嫌な、焼夷弾を】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 14:10:10.46 ID:zYIUP/so
>>863
【様子見とは言え久々に攻撃を避けられた。その事に喜びを覚える】

良い反応だ。

【刀を鞘に収め、右手を柄に添える】
【腰を落し、鋭い目線で相手を見据える其れは、所謂居合と言うものだ】
【しかし、相手は刀の間合いより遠い場所にいる】
【即ち、当てる手段が存在すると言うことだ】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 14:13:40.31 ID:2HSCd6SO
>>839の方へ
/昨日は申し訳ありませんでした。母の妨害が入りそのまま勝手に落ちてしまいました
/続きはしてもらっても切って貰っても構わないですので
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 14:16:08.72 ID:96sTZUQo
>>864

【女性は左目のモノクルでスコープを覗き込む】
【老人の右肩に狙いをつけ、にやりとほほ笑む】

離れてもよくて?

【完全に、女性は油断している】
【今までの固定観念がそれを助長していた】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 14:18:15.97 ID:zYIUP/so
>>866
【女性の其の問に】

離れる前に、当てようかの。

【そう呟いた次の瞬間】
【老人の右腕がブレる】
【チンッ、と言う納刀の音が短く響く】
【そして、在り得ないことに桜色の花びらを纏った斬撃が相手に向けて飛翔していく】
【居合で気の斬撃を飛ばしたのだった】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 14:28:42.04 ID:96sTZUQo
>>867

ば……ッ!!

【女性は思わず声を上げる】
【およそ彼女の「常識」では考えられない攻撃だった】

【女性は込めていた銃弾を1発、空中に放つ】
【気のせいか、銃弾は一瞬静止した後に老人の右肩へと向かう】

【右手で防御をしながら老人とは反対方向に地面に転がったが、完璧に回避するには至らずに】
【斬撃は女性の右腕を切りつけた】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 14:33:52.52 ID:zYIUP/so
>>868
【斬撃には酒精が纏わり付いている】
【老人の妖刀、鬼酔割義人の能力によるものだ】
【一撃程度では、酔うことはないが、数を重ねれば徐々に酩酊していくだろう】

月の弐――、月読。

【老人の両目が金色に染まる】
【気による五感の強化と思考加速だ】

よっ。

【弾丸は老人の右肩を掠め、和服の生地を少し持っていった程度だった】

やるもんだのう。

【嬉しそうに笑いながら老人は駆ける】
【其の速度は老人とは思えないほどに速い】
【刀身の周囲には気で出来た桜の花びらが舞っており、その様は戦闘のさなかであっても、雅である】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 14:40:01.87 ID:96sTZUQo
>>869

【女性の顔には笑みが浮かぶ】
【決して良い状況ではないのに、笑みが浮かぶ】

【ああ、これ程までに楽しい戦いはいつ振りだろう】
【常識の外の世界を見たのは、いつ以来だろう】

【女性は満面の笑みを浮かべながら、銃身を自らの足元にむける】
【無数の火薬の炸裂音とともに、油でぬれた銃弾が地面に突き刺さった】
【そして、それと同時に、女性は数歩、後ずさった】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 14:44:20.21 ID:zYIUP/so
>>870
【銃弾により足元が油で滑りやすくなる】
【いや、油の特性を考えると燃やす戦略かもしれない】
【だが】

行くぞ。

【其れを念頭に入れつつ、あえて老人は踏み込んだ】
【刀は抜く構え】
【両手で刀を確りと握り、神速の諸手突きを放つ】

花之弐――蓮華!

【突き出された刀身は、鮮やかな櫻の花びらを纏う】
【そして、その花びらが混ざり合い、一つの刺突を、十数の刺突へと変化させた】
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 14:50:36.81 ID:96sTZUQo
>>871

くっ……!
【女性は笑みを浮かべたまま、苦悶の声を上げる】
【もともと近接格闘は申し訳程度、それも武器持ちが相手では到底及ばない】

ふふっ! ふふふふっ!! あっははははは!!

【かすり傷が無数につきながらも女性は何とか直撃を避け、老人に3発の銃弾を放つ】

【油の詰まった、特性弾丸を】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 14:55:40.01 ID:zYIUP/so
>>872
【其の攻撃の一撃一撃毎に、微量ながらもアルコールが血中に流し込まれていく】
【嗅覚が敏感であれば、アルコール臭に気づくかもしれない】
【未だ瞳はうっすらと金に染まっていたが、この距離では全て避けるのは難しい】
【二発を避けたものの、左肩に着弾。油で仕立ての良い着物が染まる】

不覚じゃの。

【刀は大上段】
【刀の周囲では、風が渦巻いている】

風之壱――凩――

【大上段からの振り下ろし】
【風を纏う斬撃が飛んでいく】
【鎌鼬の様な其の斬撃はしかし、近接の其れよりは見劣りする威力だ】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 15:01:27.03 ID:96sTZUQo
>>873

【女性の嗅覚よりも早く、知覚が異常を告げた】
(思考ができない!!)
【ただでさえアルコールには耐性の無い体で、血中に直接アルコールを入れられればひとたまりもない】

【廻る視界の中、女性が確認したのは二つの事実だけだった】
【1つは、油が着弾したこと】
【もう一つは、自らに攻撃が迫ること】

【ぶるぶると震える左腕で必死に銃を支え、女性は右腕をくれてやる覚悟で攻撃の迫る方向に掲げる】
【女性の右腕が、真っ赤にぬれた】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 15:05:37.83 ID:zYIUP/so
>>874
【右腕を朱に染めた斬撃】
【刀を振り下ろした状態から、中断に戻す】

っ、と……。
やり過ぎた、かの。

【少々申し訳なさそうな呟きを漏らす】
【死合いではなく、喧嘩の範疇のつもりであったのについ、本気で攻撃を放ってしまった】
【それ程に、相手は強かったのだ】
【そして、相手が未だ左手で銃を構えるのを見て】

受けよう。

【短く言う】
【刀を構え、鋭い目で相手を見据えながら】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 15:12:19.44 ID:96sTZUQo
>>875

【攻撃を受けた右腕を力なく下ろし、女性はそれでも震える左腕で銃をもつ】

【既に朦朧とする意識の中、半ば無意識で女性は引き金を引く】

【カチン、という軽い金属音が響くが、銃弾は放たれることはなかった】

【弾切れをしらせるその音に、女性は別段驚くことなく左手をおろした】
……自分の得物の状態くらい、わかってるわよ

【銃は金属音を響かせ、地面をはねた】
【女性は老人の顔を見つめ、にこりと笑った】
ああ、楽しかった……ぁ
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 15:15:09.85 ID:zYIUP/so
>>876
【其の、金属音を聞き。老人もゆっくりと刀を収める】

儂も、楽しかった。
ありがとう、お嬢ちゃん。

【女性の笑みに、笑みで答える】

ああ、そうだ。
ケガは大丈夫かの?救急車ぐらいは呼ぶが。

【巾着から携帯――老人だというのに最新機種だ、を取り出して言う】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 15:17:12.02 ID:96sTZUQo
>>877

必要ないわ。しばらくしていれば、酔いも冷めるから

【くつくつと笑いながら、女性は言う】

【見かけほど、傷は深くないようだ】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 15:19:00.25 ID:zYIUP/so
>>878
【その言葉に、笑みを深め】

そうか、なら良かったよ。

【思いついたように、訊く】

そうだ、お嬢ちゃん――、名前は?
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 15:21:37.22 ID:96sTZUQo
>>879

ライシュッツ。私は、ライシュッツ
【自らその言葉の意味を考えるように、そう言った】

あなたの、名前は?
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 15:23:59.08 ID:zYIUP/so
>>880
ライシュッツ、いい名前だの。

【楽しげ名を口の中で転がし】
【そして自身のある声色で言う】

花城六輝――、只の爺だよ。
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 15:31:31.94 ID:96sTZUQo
>>881

【ただの爺、という言葉に、女性は笑みを浮かべる】

その強さでただの、なんて言わないでよ
【女性は、途中から明らかに殺すつもりで挑んでいたのに、それを跳ねのけてしまった】
【女性はそれが初めての体験だったし、悪くない気持ちだった】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 15:35:12.83 ID:zYIUP/so
>>882
失礼だったかの?
この年になっても女心と言う物は判らんなぁ。

【のんびりと笑い】

だったら――花鳥風月一派正統後継者、コッチの肩書きで名乗っとこう。
傷が治ったら家の道場にでも、遊びに来とくれ、最近は散歩するのも弟子が付いてくるからのう、たまに喧嘩でもしないとやってられんから。

【そう言うと、かっかっかという笑いを残して歩き去っていった】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 15:38:58.07 ID:96sTZUQo
>>883

【去っていく老人の背を見ながら、女性は裏路地の壁に背を預ける】
【冷たい壁が心地良い】

【勝ちたいなぁ。今度は、なんて言葉を吐くと、女性はゆっくりと目を閉じる】
【やがて、穏やかな寝息を、女性は立てはじめた】

/お相手ありがとうございました!
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 16:16:13.39 ID:8.GNEXIo
>>865
/ただいまそちらのレスを拝見しました。
/可能ならば、続行を希望したいです。
/続行していただけるならば、>>839へのレスをお願いします。
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 20:16:46.27 ID:ZtV1bg.o
【聖都――魔術教会寮前】


【昨夜、『何者か』の襲撃を受け、大きな被害を被った魔術教会の寮】
【流石に怪我人は既に病院に搬送され、死者は然るべき場所へ送られた様だ】


【――一夜にして変わり果てた@L様となった建物の前に佇む一人の人物】


…………、…っ…――。 ……何≠ェ有ったら『こんな事』になる……?


【髪型は鮮やかなスカイブルーの髪をリボンで括ったサイドテール、身長165cm程の少女だ】
【双眸と同色の黒を基調としたブレザー制服をきっちりと着込んでいるが、スカートは短め】
【黒色のニーソックスから少し視線を上に向けると左腰には軍刀、紅い鞘には幾何学模様が掘り込まれている】
【また、制服の襟元に目を遣れば―――“魔術教会”の紋章を模したバッジが付けられていると判るだろうか】 

【歯噛みして佇む彼女の右手には、キャリーバッグ=c…恐らくは、『留守にしていた』のだろう】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !red_res]:2010/11/13(土) 20:18:32.56 ID:3z31yc.o
【水の国 大会会場】

只今より、第九回闘技大会──"決勝戦"を開始します。

野比信太 VS 番天 零

両選手たちは、指定されたフィールドに入場して下さい。
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:18:51.70 ID:9ChZcdAo
【───路地裏】

【"2つ"の影が、そこにあった、一つは倒れている女性の影】
【───2つ目の影は、二つの人物が合わさって出来たものだ】

『う、あぁ、……あぁぁぁ………ッッ!』

【一人は男性だ、20歳程度の──何故か、ビクビクと体を震わせながら痙攣している】
【そしてもう一人は少女だった、その姿には、“普通じゃない”点が幾つも存在し、行動も普通じゃなかった】

ん……………っ。

【白いレースのゴスロリ服を身に纏い、ウェーブの入った艶がかった藍色の髪の少女】
【濁った血のような赤い瞳の下には、逆三角形の赤い模様が3つ並んでいて】
【人間のソレより『長い耳』、背中にはまるで蝙蝠のような『悪魔の羽』が生えている】

【その少女は───男性に後ろから抱き、右手と右手の指を絡ませあい────】
【首もと≠ノ、“噛み付いている”のだ─────】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:20:52.80 ID:4OMXaNoo
>>887

決勝戦・・・・言い換えるならラストバトル、ってかァ
最後の最後で下手打っちゃァざまァ無ェしなァ・・・

【素肌の上に黒いジャージを羽織り、自身の周囲には微風を靡かせ】
【青い髪に埋もれる小さな獣の耳をピンと立たせた青年】
【正しく決勝進出者である彼―――番天 零が入場を完了する】

(さァて・・・オレ様ァ“最強”だから元々負ける気はゼロだがよォ)
(負けていったヤツらの事ォ考えりゃまた尚更――――)

――――負けねェよ、探偵サン?

【奇しくも予選で出会った相手、その当時は何とか勝ちはした】
【――が、また結果がそうなるのかと言えば違う、不確定なモノだ】

【それでも尚青年は余裕たっぷりといった様子でニヤリと笑いを見せつけて】
【暇潰しか、或いは策か―――足元の土をザッ、ザッと足で削り掘っている】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:28:33.25 ID:2HSCd6SO
>>885
/ただいま戻りましたぁ
/今返レス書きますので
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:29:36.89 ID:aSbQIIAo
>>889

【茶髪のツンツン髪を露わにして顔のうち左目のほうに黒い眼帯をつけて覆った顔に、長そで長ズボンの黒を基調としたスカルメッキ入りの…
軍人のような防弾チョッキを込みにした戦闘スーツの上下、手には五本の指までみごとにフィットし、指から手の甲に沿って手首にかけてしっかり覆われた堅そうな『籠手』
最後にその両手でスカルS&W M19…リボルバー銃を収めたホルスター付きベルトに仕込みブーツの青年が…悠々と歩いてくる】

【セコンドにつけたらしいのは黒髪に白い鉢巻き、黒いシャツに赤色のベストと言う自己主張の強い色の服に左腕に輝く上物の銀色にかがやくアナログの腕時計】
【青いデニム生地を使用し、自分でダメージを入れる前にあえてファッションとしてのダメージを入れてやろうと言わんばかりの雑多なダメージパンツに
ワイルドさを出したいと相談し親友に勧められたウエスタンブーツを履いた…彼の友人らしき青年】

「…やあノビタ君、仕事を早めに切り上げてようやく会えた、君の晴れ舞台のクライマックスについに間に会ったみたいだね
ぼくが来たからにはもう安心だ、バッチリ見守ってやるから安心してくれ」

…おう、駆け付けてくれてサンキューなドラっち、本当はこんなせっぱつまった状況じゃなくてもっと互いが暇な時間を用意してほしかったんだけどよ
世の中そううまくはいかねーな…クソッ、何か嫌な予感がしてるからとっとと済ませておきたいんだが…

【ぐ、と少し歯を食いしばり、しかし顔を振って前を見る…彼の感覚から言えば…身が引き締まるような感覚が身体に走っているそうだ】
【無理もない、この決勝戦の相手は…番天 零、予選で一度敗北を体験させられた男】
【しかしこの場に来てノビタは思う、むしろあの場で一度戦っているのは自分にとって大きなアドバンテージとなった、と】

【手に持ったスカルヘルメットをすぽりと被ると…番天の視点から見て、前回戦った時と姿や装備が違っている事に気がつくだろう】
【本戦用の本気の装備、と言う事かと見ただけでなんとなくわかるかもしれない…彼は明らかにそちらを警戒している】


あいにくだがなあ番天 零、それはオレのセリフだ、絶対に負けないってのはこのオレのセリフだ
追い込んでくれた事を逆に感謝してやろうか、もう二度も同じ相手に負けてたまるかって胸の中が熱くてたまらねえ

―――オレが優勝すれば、装備だけのただの無能力者初の優勝だぜ?それはある事を証明する意味でも大きい
なんとしてでも勝たせてもらうぜ、北風さんよう

【首元を抑え、こきり、こきりと首を鳴らす】
【ザッ、と同じく一回だけ彼は土を足で蹴り鳴らし…少し姿勢を崩して目の前の対戦相手を見据える】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga !red_res]:2010/11/13(土) 20:33:27.95 ID:3z31yc.o
>>889>>891

では、第九回闘技大会決勝戦───

───試合開始!
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 20:34:38.33 ID:zYIUP/so
>>888
【路地裏に、一つの影が差し掛かった】
【その影の元に居たのは一人の少年】
【短い茶髪をツンツンに立て、学ランを着崩したあまり柄の良くなさそうな格好である】
【そしてベルトには改造した拳銃のホルスターが付けられ、そこに杖が点けられている】
【しかしながら、それでも少年は没個性】
【――あえて目立たないようにしているかのように】

はいはい、ストップストップ。

【手をパンパン叩き、歩いて行く】
【一瞬両目の瞳孔が動いた】
【両目に仕込まれたデジタルカメラ"I Shot"で撮影をしたのだ】
【これで証拠は確保】
【さらなる情報の確保のため録画と録音を開始した】
【全身は今直ぐ動けるようになっており、五感は強化されている】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:35:20.65 ID:UupKwJso
>>888

おー、初めて見た……

【その場には、聊か間抜けとも言える。そんな感嘆詞混じりの、声が響いた】

【常盤色の髪/金の瞳/着崩した灰色の学生服/黒いコンバットブーツ/左の手には缶コーヒー】
【それだけ見れば、何処にでも居るであろう「不良染みた少年」】
【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」、それだけを除けば、の話である】

――キューケツキ、ってヤツ?

【出来の悪いB級映画を、モニター越しに見ているような錯覚】
【けれどもこれは、きっと真実だ。……少年は、ふっと息を吐いて。月の色をした瞳を、そちらに向けていた】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:35:58.56 ID:UupKwJso
>>894

/oh...リロードミスっ 引きます!
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 20:36:29.49 ID:zYIUP/so
>>895
//なんかすいませんでした!
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 20:40:17.83 ID:ieXtI.SO
【魔術協会】
……怪我してる私に取材いかせるなんて…鬼でしょ…編集長は…
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【頭に包帯を巻きながら歩き】

……けど協会側は取材NG
生徒の証言じゃ何が起こったかわからないみたいで…わかるのは結界はってた生徒も結界ごと斬られた…
しかも報道制限かけられてる
………結構マズイ事態だろうな
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:41:56.68 ID:4OMXaNoo
>>891>>892

(こりゃァまた重装備・・・・下手に正面からァ突っ込めねェなァ)

ハッ・・・っつっても、ゴテゴテ着飾ったトコで勝ちが確定するわけじゃァねェ
逆に言ってやりゃァテメェにねェ“力”をオレ様は持ってるワケだ

何使って何仕掛けようが結構だがよォ、そう楽に勝てると思うなよ―――?

【試合開始―――火蓋が切り落とされればすぐさま闘志があふれ出す】

【先ずは一手、ヒュウと風を吹かせて足元の土くれを巻き上げ】
【それをノビタの頭部目掛けて飛ばし、視界を塞ごうとする】

【またソレとは関係の無いことでは有るが気付けるだろうか―――】
【番天の風、これまでは自らの周囲のみに吹いていたモノだったが】
【この試合に限ってやや弱めながらフィールド全体に吹き渡っている事に】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:48:02.38 ID:9ChZcdAo
>>893

【ちらり、と面倒臭そうに静止の言葉を放つ青年を一瞥し】

───っ…。

【と、首もとから、ゆっくり──少女の唾液で糸をひかせながら、口を離すと】
【一瞬、ちらりと見えるだろう、人間のモノとはまるで違う、彼女の鋭く尖った二本の“犬歯”が】

んー………。

【頬に手を当てながらもごもごと、目を瞑り、口元から赤い液体を僅かに垂らしながら、何やらを咀嚼する。その液体が何かに付いては】
【容易に想像出来るだろう、辺りに充満する匂い、そして男性、さらには倒れている女性の首もとに付いた2つの小さな穴】

この酸味は……A型のRH- ───うん、そう。
きっとそう。まろみが違うもん。

【口を離したのは、おそらく、青年のストップが掛かったからではないだろうという事が分かるかもしれない】
【かといえば、まるで青年の事は気にしていないという訳ではなく────じとり、と不機嫌そうな目で睨みつけ】

で、───何…?邪魔。どっか、……行って。

【と、実に澄んで綺麗だが、露骨に敵意を表すような尖った声色で】
【シンプルに、自分の青年に対する質問と要求を青年に向かって言い放つのだった】

>>894
/了解しましたー、又の機会に。
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 20:52:30.28 ID:2HSCd6SO
>>839

まぁ確かにこんな複雑な所、散歩なんかしたら普通に迷いますよね
【少年はそう返す】
【普通なら「こんな何で殺風景な所を散歩?」等と更に疑問を持っても可笑しくないのだが】
【この少年は特にそこらへんは気にせず納得してしまう】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 20:53:32.87 ID:zYIUP/so
>>899
【少女のその言葉に、舌打ちで返す】
【人の死体や、血は見慣れてるし、ここで帰るのは自分の安全の為なら仕方ないだろう】
【だが】
【少年は善では無いが、正しくはあろうとしている】
【ここで止めないのは、正しくない】
【ならば――】

止めろつったろうが。

【少年は余り強そうではなく、其の実強くはない】
【だがしかし、場慣れしているということは感ぜられるだろう】
【顔は撮った、被害者も撮った】

止めねぇと、ここらの警察にお前の事リークするぜ?

【武力に訴えず、言葉で脅す】
【小物臭いことこの上ないが、これが少年の戦い方だ】
【戦闘を回避した上で、目的を達する事が出来れば其れに越したことはない】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:03:11.60 ID:9ChZcdAo
>>901

【実に面倒くさそうで、不機嫌なジトっとした目で青年を睨みつける】
【自分の質問に相手が答えなかった事が、さらに拍車をかける】

────そう。

【さらに、はぁ…。とため息を吐く】
【警察という単語は少女にとってはまるで驚異の対象ではない様子、まるで動じていない】

善は急げって言うよね。
早く、警察にでも行けば良いんじゃないかな……♪

【と、クスリと笑い、不敵な表情で僅かに首を傾げながら】
【今にも崩れ落ちそうな男性の体を抱きかかえながら青年に言うのだった】

【ちなみに、男性は微妙に唸っていて】
【女性の体も僅かに痙攣しているが、まだ息は────ある】
【首以外に外傷はなく。つまりは、まだ生きているわけだが、状況が状況それに青年が気づくかは別の話か】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:04:45.01 ID:aSbQIIAo
>>898
【一歩一歩歩みながら…ぽつり、とノビタは呟いていた】
【スカルヘルメットのせいで表情は見えない、見えないのだが…彼は左手でスカルヘルメットの横に手を触れながら呟いていた】

…オレにない力がお前は持っている…?

【―――ハン、と鼻で笑っただけで…彼は間違いなく仮面の下で獰猛に笑っている…なぜだか…それが番天にもイメージできるかもしれない】
【引くような動作は一切ない、ただ勇猛果敢に歩みを番天めがけて進めてくる】

零、そんなことはなァ…もはや当たり前だ、オレはそれが当たり前の世界で20年間生きて来たんだぜ…
それが当たり前の中で…勝利を勝ち取って来たんだぜ…!

【右手をポケットに手を突っ込みながら…彼は考えていた、彼の身体性能的に考えれば自分の早撃ちであろうと不意を突く事は難しい】
【この大会の中でもその不意打ちを何度も選手たちに防がれて成功率は低かったのを覚えている】
【ましてや自分も相手の手の内を知っている代わりに自分の持ち味である早撃ちを知られているのだから…だから開幕は早撃ちは使わない】

【かと言って火鳥戦の時のようにいきなり距離を詰めて殴り合いに持ち込むのか?彼はそれを最初の動作の希望の一つに入れ…しかしやめた】
【では何をするのか?番天に先手を許しながら彼は行動を開始する…彼は番天の狙い通り土をスカルヘルメットのフロントガラスに受けて視界を封じられた】
【だが動じない、いや、動じようがない…彼はスカルヘルメットに手を触れてすでに『自分から視界を封じて』いた…?ヘルメットの機能で聴覚ごと!】

―――――――挨拶代わりだ、とっておきやがれ

【相手に行動を許す前に彼は右手をポケットから取り出し掴んだ物を投げた…何を投げた?最初の行動で彼は何をした?彼が最初に使った手段…それは



【―――――ルブハティル戦でも使用した、視覚と聴覚を害する鎮圧平気『スタングレネード』…!】

【ノビタと番天の間に軽く放られた道具が目もくらむ白い閃光が会場内に思い切り発生する…!まともに見たら数秒間視界を封じられるような閃光!】
【そしてキィィィィィィン!!と聴覚に悪影響を及ぼす大きな音が逆に番天へと襲い掛かる…?】

/失礼、突然ですがメシ落ちです…
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:05:10.76 ID:9ChZcdAo
>>902
/追記 お風呂行ってくるので次遅れます。申し訳ない
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 21:05:27.83 ID:HxkB0MAO
【森】
【冷たい風が木々の葉を揺らす中、その風が吹き抜ける開けた場所が存在した】


…試してみたいわね…

【ポツリとそんな言葉を零す、背の中ほどまで伸ばしたストレートロングの黒髪の一房だけを束ねる白いダッフルコートに黒いスカート姿の少女は手に持った短剣を頭上に放り投げ】
【くるくると回転する短剣を空中でキャッチすると、流れるような無駄のない動きで木の幹に向けて投擲した】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 21:08:22.15 ID:zYIUP/so
>>902
【強化された五感は、男のうめき声と女の息つく音を聞き取る】
【今のうちに助け出せれば大丈夫だろう】

悪い、潰れな。

【迷わず踏み込む】
【放たれるのは踏み込みからの足払い】
【靴は特殊金属が仕込まれており、かなりの硬さを誇る】
【そして、蹴りの速度だけで言えばかなり速い、と言う程度である】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 21:09:01.08 ID:zYIUP/so
>>904
//了解です
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:19:29.04 ID:4OMXaNoo
>>903

20年間生きて勝利を勝ち取ったァ・・・・・?
だったらどォしたよ、自慢大会開いたら勝てるワケじゃァねェぜ探偵サン
何処で勝ってよォが、ここで勝つか負けるかってェ話だろォ、あァ?

【目論見通り、まずは相手の視界を塞いでやった―――番天からはそう見える】
【その結果には満足しながら次の手の為に両腕を大きく広げる】

【風は未だ微風、だがその範囲は会場全体に及ぶモノ】
【それを徐々に強めていく―――彼の目的は、それ】
【風は味方であり、武器であり、また自身で有るとする番天にとって重要な事なのだが】

(・・・・・・なァんだありゃァ、丸っこい筒状の――――ッ!)

ッ、ガ・・ァ・・・・・テメェェェェェェェェェェェェ――――!!!

【気流が乱れる、原因は視界ではなく聴覚――特別優れたその器官】
【目は咄嗟に両腕を引き戻して庇う事が出来たが、耳に関してはそうも行かない】
【ただでさえ集音に優れた獣の耳は集中によって更に効果を増していて、ダメージは尚更に大きい】
【頭部の痛みから来る叫びも自身には聞こえず―――平衡感覚を崩し、左膝を地につける】

/ラジャーっす
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:28:44.13 ID:8.GNEXIo
>>900

……ええ、お恥ずかしい話です。

【少女は視線を逸らしたまま、上の空な様子で、そう答えて】
【少年が深入りしてこない事に、安堵を覚えていた】
【――あるいは、それは彼の気遣いの上のものだろうか】

/お風呂に入っていました。
/続けまして、よろしくお願いします
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:37:39.96 ID:9ChZcdAo
>>906

────何が?

【相手が足払いを仕掛けてくるや、ひょいっと両足を曲げる】
【それによって、足払いを回避、────────】

【さらに、男性を抱き抱えたまま、両足を曲げた状態を維持】
【一見、無理のある耐性に見えるが、背中の羽で体を浮かしているのだ】

ストップ、止めろ、とめろっつてんだろうがー。
警察がなんちゃら、───で、その次が……潰れろ。な、だっけ、……どっちでも良いかぁ。

【───そして、状況を良く考えてほしい】
【少女は、立ったまま“男性”を抱きかえているのだ】
【つまりは、男性の足の位置と少女の足の位置はほぼ同じなのだ】

めっちゃくちゃ。

【このまま行けば、力をいれる事もままならない男性の足はあっけなくへし曲がってしまうだろう】

で、結局、なにがしたいの……?
警察がどうのこうのの話はどうなったの?

人間ってほんっっと会話が出来ない生き物だよね。
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:38:12.89 ID:2HSCd6SO
>>909

僕も昔、ここらへんで毎日生活していたんですけど、よく迷子になった物ですよ、
【ふとそう昔を思いだす。】
【子供の時に、こんな路地裏で過ごしていた?】
【それはつまり、意味するのは――――】

/すいません、早速飯落ちです。
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 21:46:18.09 ID:zYIUP/so
>>910
【蹴りながら状況判断】
【因みに右手は胸元のポケットへ伸ばされている】
【伸ばした脚を地面に着け、体重移動】
【蹴り足の力を腕に伝え、顔面狙いの拳を右手で放つ】

警察?
連絡してあるさ。

【右手をポケットから引き抜く】
【最新機種のスマートフォンだ】

お前のやった事と、ここの場所の座標。
全部まとめて送信済み。

【超高速での情報の送受信】
【其れが少年の能力だ】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 21:46:52.57 ID:zYIUP/so
>>912
//うわ、ミス。拳は左手です
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:48:19.21 ID:aSbQIIAo
>>908
【頭の中で数える、スタングレネードが弱まるまでのカウントを…彼の最初の早撃ちの『引き金』を引いたその効果を待つ】
【待つ間に彼はフロントガラスの土を拭い…やがて彼は視覚と聴覚のシャットアウトを切る】

…耳をやられたっぽいな、だーから言ったんだ
オレの方が勝ち方を知ってる分…お前の間に差はないし、お前に絶対負けないって思っている気持ちは
オレの方がデカイッ!!

【メアリ、海里、ルブハティル、火鳥、そして番天…この大会に参加して多くの相対者との戦いを経験してきた】
【自分の唯一の特技だったはずの『早撃ち』さえ通用しない相手に山ほど出会った…彼のアイデンティティを失わせる事ばかりだった】

【―――だが彼の闘志はそこでは消えない、そこで止まると言う事を何度もやって後悔してきたのだから】
【だからそこでは止まらない、能力なしでも目の前の能力者にだって負けないと証明してみせると燃えていた】

【…もはやあやとり、射撃、昼寝だけが取り柄のノビタだけではない、ちょっと得意な事からかなり苦手な事まで多くの向き不向きのある野比信太】
【不完全な大人、でも…負ける事を悔しがって、もう二度と負けたくないとがむしゃらな、子供のような大人がそこにいる】


ツェェェェェェェェェェェェェェェェェ――――――――イッ!!!!!!!


【振動する彼の新しい籠手…右の拳を大きく握りしめて…腰を落として手首もひねりコークスクリュー】
【踏み込んで彼は左ひざをついた番天の平衡感覚をさらに奪いに行くため打ち込みに行く…彼の頬から顎のあたりへと右の拳の『振動ブロー』を!】

/ただいまー
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:49:24.39 ID:WR1uWZ2o
【街中】

ふぅ…吐く息がだんだん白くなってきましたね
キューちゃんも龍ですけど、寒いのは大丈夫ですか?

「きゅー…くるるる…。」

【買い物袋を手に下げて街中を歩いている少女が一人と何かが一匹】
【真っ白なワンピースに、対照的な真っ黒なカーディガンを羽織って】
【たまに吹く風に翡翠色の遠めにみてもさらさらとしたロングヘアを揺らし】
【同じく翡翠色のくりくりした瞳を、視線を上に向けている】

【そして、彼女の頭の上に乗って、きゅーきゅー鳴いているのは小さな龍】
【時折まだ飛べない翼をぱたぱたとはためかしている】

そういえば私の翼はいつ治るんでしょうかね〜?
カリナトゥスさんの方で研究が進めばいいんですが…

【ゆったりまったり、少しずつ歩を進めていく】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:55:44.74 ID:9ChZcdAo
>>912

【ひょいっと後方に移動しながら】
【男性の体を青年に向けて、のしかからせるように突き飛ばす】
【それによって拳を回避すると共にこれ以上の接近を阻害する】

警察に連絡した。うん、そう。まあ、さっきするって言ったからね。
じゃあ、それで良いじゃん。

【はあ、とため息を吐き】

で、──なんで私に襲いかかってきてるの?って話だよね。

人間の言葉、理解してる?私、ちゃんと話せてる?
意味が分からないんだけど。

【パタパタと背中の翼で飛びながら】
【とんとん、とその白く細い指先で自分の頭をつつき】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 21:56:50.22 ID:8.GNEXIo
>>911

   ・ ・ ・
……こんなところで?

【少年が軽い口調で言ってのけたその内容に、少女は怪訝そうに声を上げた】
【改めて――不躾にも――少年を値踏みするように見つめて】
【やはり、この薄暗い世界には似つかわしくない雰囲気を感じ取る】

【だが、先ほど目にした、あの血色の剣の事もある】
【――人は見かけによらぬ、ということだろうか】

……先ほどみたいなことも、日常茶飯事だったんでしょうか。

【先ほどの、と言うのは、要するにチンピラ達が絡んできた、その事だろう】

【もしかしたら、たまたま自分は、運悪く絡まれてしまっただけで】
【このあたりは、本来的には治安の良い、道が入り組んでいるだけの場所なのかもしれない、という考えに至った末の質問だ】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 21:58:13.08 ID:a4x6Qr.o
【とある国のとある場所、二人の男女が行くあてもなくさまよって居る】

「義人さん、ここって一体どこなんでしょう?」

「その質問、これで五回目だぞ」

「私達、これからどうなるんでしょう?」

「それはもう七回目だ」

「……義人さんって意外にねちねちしてるんですね」
【女の方がジト目を浮かべて男を睨みつける】

「……言っとくが、数え始めたのは今から十分前だ。それまでお前はこの三倍は同じ言葉を呟いてたんだぞ」
【男の方も負けじと女を睨みつける】

「……あーあ、やっぱり無鉄砲に飛び出るべきじゃありませんでしたね」
「しょうがねえだろ。あんだけ派手にやらかしたら出てくしかないって」
【そのまま道端で口論を始める2人組。だが、暫く口論を続けていると思うや否や、突然二人は口をつぐむ】


「……はあ、それにしても……」
「一体全体……」

「「ここは何処なん(だ)(でしょう)……」」

【この二人、所謂路頭に迷っている状況であった】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 21:59:54.92 ID:zYIUP/so
>>916
【突き飛ばされた男性を受け止め、路地に横たえる】
【そして、相手の言葉に】

いや、ね。
取り敢えず被害者の人とお前離しといた方がいいかな、と思ってな。
それに警察来るまでに逃げられちゃ堪らねぇだろ。

【靴の先で地面を軽く小突きながら】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 22:02:20.93 ID:96sTZUQo
>>915
【街中】

【両手をポケットに突っ込んで歩いていた女性は、対面から歩いてくる少女に思わず目を留めた】
【頭上の龍は、彼女はあまり知らないもの】
【そんなの光景に、目と同時に足もとまった】

【少女の数メートルほど前には、黒の紳士服に身を包み、首から猫の肉球をかたどったアクセサリーを下げている、女性】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:04:25.66 ID:4OMXaNoo
>>914

【膝を付き、目を見開き、歯を強く食いしばる彼にノビタの言葉は届かない】
【それだけにダメージは大きい――例え一時的でも、動けない程に】
【そして視覚は生きている、この一点はむしろ番天には悪影響のみを与える事となる】

(身体がフラつくッ・・・・クソッ垂れが、立てねェだと・・・・!?)
(こんな状況、冗談じゃね―――――!!?)

―――――、―――――――!!!!

【見えているのに動けない、彼のプライドはそんな自分を許さない】
【ふつふつとした闘志とは違うものを心に滾らせながら―――殴り飛ばされる】

【ノビタの拳は番天の顎に食い込み、体重の軽さや風の補助もあってか6m程横に吹っ飛び】
【うつ伏せに倒れた状態で起き上がろうと地面に手を突くが、平衡感覚が狂った状態】
【それゆえに立つ事も歩く事も儘ならず、ただ倒れたまま】

ァ、はッ・・・―――≪“禍”≫、≪“王”≫―――――ッ!

【会場を包む風は先ほどよりやや強く、草木を戦がせる程度のものへ】
【また番天の背後には薄らとした何か――ノビタには“仁王”に見えるかもしれないが――】
【歪な金剛像のような風の塊が出現する】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:04:58.90 ID:xqoOZZEo
【路地裏】

【月明かりに照らされた路地裏で、拳を紅い血に染めた男がいた】

【その男は白い包帯で素顔を覆い隠し】
【黒ジャケットを着込み胸には”93”と書かれたピンバッヂ】
【包帯の隙 間から覗かせる両眼はルビー程に紅い―――】

お前も、違う・・・

【ぽつり、呟いて立ち上がった包帯の男とは対照的に―――】
【―――足元に転がる柄の悪い男は、わずかわずかの虫の息
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:07:08.69 ID:UupKwJso
>>918

あーックソ、寒ィ寒ィ寒ィ!

【常盤色の髪/金の瞳/着崩した灰色の学生服/黒いコンバットブーツ/左の手には缶コーヒー】
【それだけ見れば、何処にでも居るであろう「不良染みた少年」】
【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」、それだけを除けば、の話である】

……で、痴話喧嘩見せられんのかよ……心まで凍えさせられンのかよ俺なんか悪いことした?
なんなの? 最近の運の悪さ一体何なの……っと?

【そんな少年、男女を見つけて睨みつけてはいたが。二人の様子がおかしいことに気付き】
【はて、と。首を傾げる】

……迷子?
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 22:07:44.72 ID:ieXtI.SO
>>918
……迷った時は…地図を…見よう…だって…人間…だもん…
【さりげなく】
【血のように真紅に輝く瞳に、闇夜に輝く月の如き長い金髪に蝙蝠みたいな耳が生えた、青いハートの髪飾りを左側につけ、首に5つのホイッスルと黒曜石のペンダントをかけ、両腕に宝石が埋め込まれたブレスレットをした少女が会話に混じりながらチョコンといる】

……あと…区別…つかないから…一人だけ…「」外しましょう……
【メタッた!?】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 22:09:50.77 ID:ieXtI.SO
/ぎゃぁぁぁあ!!!>>924は無しでOTL
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:11:46.58 ID:9ChZcdAo
>>919

────なんで?

【何で、と来たもんだ】
【何に対しての「なんで」に関しては少年には分かりかねるのかもしれないが】
【いろいろな事に付いての「なんで?」なのだ】

ん──────………。

【僅かに考えるように顎に手を当て】

まぁ……とりあえず、面倒くさいから……。
しょうがないかぁ────……ごめんね……。

【“ごめんね”───誰に対する言葉なのだろか】
【とりあえずは、目の前の少年に対するものではない事は確かだろう】

貴方、結構……美味しかったから……。
出来れば、残しておきたかったんだけど……。

【しょぼん、と項垂れながら──────】
【宙に浮きながら。ちょい、ちょい──と、手招きをする──】

【すると────周囲の空気が一変する、薄気味悪い感じだ】

【ゆっくり、───少年によって横たえられた男性と】
【最初から倒れていた女性が、“立ち上がる”意識は──まだ無いのにも、関わらず】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 22:12:02.26 ID:j7FdMao0
【公園】

……、……。

【綺麗に切り揃えられた黒髪、真っ黒な薔薇のコサージュ】
【喪服染みた黒のワンピースに、黒いロングブーツ】
【髪に大量の鈴をつけた少女にとてもよく似た、少女が】

……、……綺麗ね。

【雲のかかる三日月をじぃと見つめ、ぽつりと。呟いた】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 22:14:57.33 ID:zYIUP/so
>>926
【少年の五感は路地裏程度の空間であれば事細かに認識出来るほどには尖い】
【だからこそ、一変した空気に敏感に反応した】

ッ……!

【少しの吐き気がこみ上げた】
【其の吐き気をのみこみ、立ち上がる二人を認識する】

(なんだっけか、吸血鬼って血を吸った人間を下僕に出来るんだっけか)

【立ち上がった二人を警戒しつつ、少女を逃がさない様に警戒をしている】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:18:06.41 ID:e/lvSVEo
>>922


【壱つ、音がした】


【音の方向へと――――……路地裏の入り口へと、視線を揺らめかせれば
僅かながら月の残香に照らされた、人影が、音の数だけ――――在った】

【月明かりが薄く、シルエットでしか捕らえられないものの
――――……はらり、と揺らめく編まれた長髪の髪の毛と、小柄で細い体躯から
それが少女≠セと気づくのに時間は必要ない、か】


一度だけ、弁解の余地を挟みましょう


【それはまるで、夜の暗鬱とした湖の底のような――――エコーのように、狭い狭い路地裏で反響する、足音
冷たき音と裏腹に、紡がれた言葉は、ソプラノの、優しい旋律で――――……
そこに溶けた、貴方への不信感は、甘き死が如く――――ゆるやかに、冷たき、名もなき毒】

【――――――――月光が、彼女を照らしていく】


今すぐ、名前と所属を述べて、彼から離れなさい


【黒が溶けて、色がついていく――――……
特徴的な、紫苑色の髪の毛と、白い白い肌色】

【くっきりと浮かび上がる両の手の、白色の手袋――――そして】


さもなくば――――……実力行使で、要求を受け入れていただきます


【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】


<正義Justice=рフ名の下に


【月下に揺らめくのは、一厘の花
紡がれる言葉は、どこか、冷たく、僅かながら――――威圧も含んでる。か】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:20:42.23 ID:aSbQIIAo
>>921
【セコンドの相方、スタングレネードから逃れるように物影に隠れていたドラが興奮したように叫ぶ】

「やったッ!凄いぞノビタ君!先手はノビタ君がとったぞッ!
いいぞいいぞ、そのままやっちゃえ!」

【親友に言われなくても躊躇はしない、さらに追い込むように、相手が反撃できるところまで回復するまでにあと一発は叩き込んでおくといいだろう】
【ノビタはそう考えながら次は銃を抜く、ずっと戦いが起きるときには必ず腰に備えた6連発リボルバー銃、昨日も寝る前に、そして今日も始まる前にメンテナンスを行った】
【今日の銃も万全、コンディション・オールグリーン】

(…風が強くなってきやがったな、野郎反撃してくる気だな?
会場全体ゆらいでやがる…丸ごと包みこむとは…奴もガチで挑んできてるんだろうな)

ふッ!!

【呼気を勢いよく吐く、そして即座に両手の愛用の拳銃、その銃口を速やかに番天に向ける、彼でさえ分かるほどにはっきりと右手の銃口を向ける】
【そして引き金を引いた…打撃弾、暴徒鎮圧用の非殺傷兵器、それを発射する】

【…ただしおとりで、だ…もう片方の左手からも打撃弾を発射しようと引き金を引いた、右脚に撃ち込み少しずつ移動力を奪っていく作戦か…】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 22:21:34.85 ID:1N/lfTEo
>>923
「大体さ、地図も持たないで出て行くのはヤバすぎだろ」
「荷物に世界地図をいれたのは誰でしたっけ?」
「食糧も三日分しか持ってなかったし……」
「ジュースと間違えて醤油を持ってきた人に言われたくありませんね」

【あいかわらず口論を続ける二人】

「とにかくこのままじゃラチが……ん?」
【視線を上げると遠くに人影がいる事に気づく】

「……おい、立宮」
「なんです?」
「あれあれ、あそこ」
「あ! 人がいます!!」
「丁度いいからさ、あの人に道でも聞こうぜ」
「了解です!」

【そんなこんなで男に近づいてくる2人組】

「「あの……ちょっと良いですか? 道を聞きたいんですけど……」」
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:21:49.03 ID:2HSCd6SO
>>917

ええ、僕、物心つく前に捨てられて、
ずっとここで、姉ちゃんと二人で生活していたんです。
【とここで「姉」の存在が出てくる】

まぁ、姉といっても血の繋がりはないし、様は面倒見の良い「幼なじみ」なんですけど。いわゆる姉貴分て奴です、それでも僕には本当の家族に等しい存在だったんです。

良くいましたよ?特に僕みたいな年増もいかない子供はよく絡まれるんですよ。その度に姉ちゃんが返り討ちにしてましたけど
【淡々と少年は自分の過去を語る】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:23:09.65 ID:9ChZcdAo
>>928

【男性と、女性は、ゆらゆらと生気の無い動きで、少女の方に向かっていき──】

貴方が───悪いんだよ……。

【ぽつり、と少女は震える声で】
【じー……っと、男性の方を、真っ直ぐ見れないのか、湿気った上目遣いで見て】

───多分、魔翌力もあったよね。
幸せな生活を送ってたんだろうね……栄養もきちんと取れてて、ストレスも然程、感じられなくて───……。

折角、──折角、───……。

うぅうううっっ……。

折角、……満足できる……美味しいご飯に巡り会えたのにッッ…!!!
殺さないといけないなんてッッ!!もう……最っっ悪!

【少女は、半泣きで両手をひらいて前に出し────】
【ゆっくり、ゆっくりとそれを閉じていく───すると、男性と女性の体はガクン!と頭を垂らし、カタカタと震え出す】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:25:23.73 ID:UupKwJso
>>925

/oh...30秒差 ごめんなさい!

>>931

【内心、あ、やっぱ迷子かよダッセェ。などと物凄く失礼なことを考えたりしたのだが】
【少年はそれを口にはしなかった。当たり前だが、この世界には暴言を簡単に口に出す人間など掃いて捨てるほど居る】

おー……ん、いいです、けど。
何処までの? あんたら、見たところ旅行者? っぽいけど。どっか、適当な街に連れて行きゃあいいんスか?
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 22:26:02.07 ID:zYIUP/so
>>933
な――!

【二人が、カタカタと震えだしたのを見て、一歩を踏み出す】
【少年には魔法の知識は殆ど無い】
【だが、分かる。確実に良くないものだと】

俺のせいなら、止めさせてもらうぞ!

【地面を蹴り、加速】
【壁蹴りで高く跳躍し、男女を飛び越えて顔面めがけて飛び蹴りを放つ】
【速度は速く、体重の乗った蹴りである】
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:27:03.08 ID:WR1uWZ2o
>>920

早く飛べるようになるといいですね!
私もキューちゃんも…ってきゃあっ?!

【視線を頭上の仔龍に向けすぎたか、前のことがあまり気になっておらず】
【そのまま真正面からぶつかり、びっくりして尻餅を着いてしまう】
【孤龍はしっかりと髪にしがみついて、事無きことを得たようだ】

す、すみません!
前を見て無くて…、
えと、大丈夫ですか?怪我とかされてませんよね?

/見落としていて大幅に遅れました!ごめんなさい!
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 22:30:29.81 ID:96sTZUQo
>>936

【女性は目の前の光景に気を取られるあまりに、すこし呆けていたようだ】
【接近してくる少女をどこか客観的にとらえていた彼女は、少女にぶつかられて少々バランスを崩したが転ぶことはない】

ええ、大丈夫よ。
あなたは? 怪我とかない?

【尻もちをついた少女に手を差し伸べ、女性は言う】
【左目にモノクルをつけた、ながい黒髪の女性だ】

/大丈夫ですよー
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 22:31:37.69 ID:1N/lfTEo
>>934
「いや、それがですね。何と言うか止むに止まれぬ事情がありまして……」
「この人が故郷で色々やらかしたんで家を追い出されて、
 今は行く当てもなくさまよっているんです」

【頭を掻く男を無視して、女は淡々と答える】

「おまっ! ちょっとはビブラートに包んだ言い方ってもんがあるだろ!?」
「それを言うならオブラートです。
 あ、それで……とりあえず貴方の言うとおり、適当な町に連れて行ってくれませんか?」
【文句をいう男を無視して女は少年に話しかける】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:32:42.30 ID:8.GNEXIo
>>932

【嬉しげに姉の存在を語る少年を、少女は眩しそうな目で見やる】
【――それは、彼女自身もまたかつては孤児だった事に起因する感情】
【彼の言う姉のような存在は、なく。その大事な家族の思い出を抱える少年が、羨ましくもある】

(……羨んでいる? 妬んでいる、の間違いではなく?)

【胸中に浮かび上がる、悪意の疑問を、首を振って打ち消す】
【浮かんだそれら、様々の感情を押し込め、平然と振る舞い、少年の言葉に答えていく】

……大事な方だったのですね。
俺が聞いた浮浪児たちの社会は、もっと、悲惨な話ばかりでしたが。
……そういった方も、いらっしゃるのですね。

【そう、一般論的な例えと比較、月並みな意見を口にして】

……その方は、今も一緒に?

【件の女性と、今もまだ仲良く連れ添っているのか、と訊ねる】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:32:47.95 ID:4OMXaNoo
>>930

(足りねェ頭で考えろよ番天零・・・・!)
(あの野郎は全身道具で固めてやがる上、銃も有る)
(近距離遠距離かかって来いっつーのは厄介・・・・だがッ―――)

グッ、ォ・・・・・≪“風”≫・・・・――――-!!

【バスン、倒れ伏す番天は敢えて抵抗もせずに相手の打撃弾を受け止める】
【それにより、勿論機動力が落ちるのだが―――彼としては問題なかった】

【痛みに耐え、≪“禍”≫≪“王”≫≪“風”≫までの段階へと進んだ】
【現状彼の考える策には自身の機動力など関係が無い】
【ただ後一言、一押しの集中力があれば――――そんな状況】

ギャー、ギャアとォ・・・・うるせェぞ其処のドラ猫野郎ッ・・・!
オレ様が蚊みてェなパンチでやられるか、てェの―――!

【身体はふらつき、右足はどうにも覚束ないが―――減らず口を叩きながら番天は立ち上がる】
【口からは切ったのか血が一筋伝っており、見た目だけなら満身創痍】
【だが闘志の火は決して消えず、会場を包む風の如く勢いを増していく――――】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:35:16.78 ID:UupKwJso
>>938

……はー、まあ、御愁傷様? ってヤツで……

【ああこれが所謂「嬶天下」と言うやつか。少年は一つ学習して】
【んー、と。しばし思考、ややあって口を開く】

こっからなら、「金の国」の繁華街が近いはず。ッス。
そこでいーっすかね?

【一応、確認しておく】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:36:39.35 ID:9ChZcdAo
>>935

やっ───…。

【飛び蹴りが飛んでくるのを見るや思わず目を瞑ってしまい】

───ぎゃんっ……!

【そして、飛び蹴りを顔面に喰らって】
【空を飛んでいたのもあり、後方に勢い良く吹っ飛び───】
【ごろん、ごろんと転がってく少女は、ゆっくりと上体を起こしていき】

痛い……痛いよぉ………。

【だが、吹っ飛ばされる、それも顔面に蹴りを貰って…それによって、体が強ばってしまったのか】
【ぎゅ!と、思いっきり、両手を、閉じてしまった】

もうやだ、もう、最悪、最悪、最悪、────人間なんか。
大ッッきらい!!話が通じない人間は、大大大ッッ──嫌い!!

【うわーん!と鼻血を出しながら泣きながら叫ぶ、だが、顔面への飛び蹴りをモロに喰らっているのにも関わらずこの状態】
【見た目によらず、彼女の体はかなり丈夫な様子】

【男性と、女性は───どうなったかというと】
【両手を握りしめた瞬間、まるで体に亀裂が入ったかのように血が吹き出して】

【背中から、ぼしゅ!とバレーボールサイズの珠のようなものが出てくる】
【それは、ゆらゆらと青白い炎を纏っていて、漫画や、アニメなどを見ていれば、“なんとなく”で想像はつくかもしれない】
【───それが、“魂”なのだということが───正確には、違うのだが、とにかく“魂”のようなもの…だ、火の玉は】

943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:36:41.34 ID:xqoOZZEo
>>929
【包帯男はふん、と鼻を鳴らして相手を見据える】
【少女?こんな夜中の路地裏に?そしてなにより―――】

(Justice?あの組織の人間か・・・まさかここで会えるとは・・・)

それは失礼・・・
私の名前はR93号、所属は


≪―――public enemy:CANOSSA―――≫


分け合って貴女方の組織とは敵対する身、
どうかここで会ったも何かの縁、一つお手合わせ願いたい・・・

【立ち上がった包帯男は、ちらり足元にうずくまる男を見下ろし】
【「この男なら・・・」、と襟首を掴んで持ち上げると―――】

本部で治療でもするがいいっ!

【少女に向かい、力任せに男を投げつけて―――】

【路地裏の被害者ならば、少女は受け止めるだろうという、意図を含んだ行為は】
【相手が男を受け止めている間に隙を伺って次なる攻撃へと仕向ける狙い】

【人を人とも思わぬこの包帯男、決して許されぬ―――≪世界の敵≫】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:41:22.90 ID:WR1uWZ2o
>>937

はい、私も大丈夫です!
丈夫さが取り柄ですので!

あ、どうもすみませんっ

【差し出された手を取り立ち上がる】
【ぱんぱんっと軽く服についた土埃を払った】

っとキューちゃんも大丈夫?

【頭の上に乗っていた孤龍を両手に降ろし、胸元に持ってきた】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 22:43:00.53 ID:zYIUP/so
>>942
【渾身の蹴りを当てて、之】
【成程相手は人外で有るのが分かった】
【自分では大したダメージは与えられないだろう】

ヤバい、な。
警察が来るのは――。

【耳に仕込んだマイクで、警察無線を傍受】
【暫く掛かるようだ】

マズイ、本気でまずい。

【そして、二人の背中から火の玉が飛び出したのを見て絶句】

……!

【どう考えても死んでいるだろう】
【殺人罪、しかし――、この常識を超えた相手を警察程度でどうにか出来るのだろうか】
【だが、ここで逃げるわけにも行かない】
【ならば、倒すのみ】

ッハァッ!

【金属板の仕込まれた靴での前蹴り】
【右足を軸に放たれた其れは、常人であれば暫くまともに動けないほどのものだ】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 22:44:12.46 ID:96sTZUQo
>>944

【そんな少女の様子にほほ笑みながら、女性は少女の胸元の龍を凝視する】

ねえ、それ……龍よね?

【彼女の中での龍といえば、山脈クラスの巨大なもの】
【なにこれかわいい、などと言える代物ではないが、少女の胸元のそれは明らかに龍である】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 22:44:35.37 ID:1N/lfTEo
>>941

「金の国……ですね。わかりました、お願いします
 ……それでいいですよね、義人さん?」

【付け加えるように男に振り返って問いかける女】

「ああはいはい、いいですよ別にそれで……」

【男の方は面白くないのか、不貞腐れたままそっぽを向いている】
【だが、移動のために荷物を纏めているところを見ると、やるべきことはやっているようだ】

「……よし、荷物は纏めたぞ」
「了解です。……それでは、ご案内お願いできますか?」
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:44:41.93 ID:aSbQIIAo
>>940

「おや、ごっめんなさーい、怒っちゃったかな〜?」

…ドラっち、お前が言う必要はないぜ、ここはオレの戦場だ
さて、あの野郎一体何を考えているのかな…?

【ニヤついている相棒を諭し、彼は番天を見る…この状況から何かしてくるのが目に見えている】
【ここまでやって、おそらくこのタイミングで自分は攻撃を喰らうと思っていたのだ…だから拍子抜けしそうになって】

【―――やめる、彼は相手に対する危機感を覚えて動き始めた…番天の方向へ!】

(…大技を放つためのデカイ『溜め』か…!?わからねえがこの距離で一方的に食らうのはダメだ…
足への攻撃を喰らっても全然表情とかリアクションに変化がねえ…と言う事は、機動力を捨てても問題ない何かをやって来るッ!
奴は風の能力者!この距離が攻撃範囲なのはオレだけじゃねえんだッ!)

【銃のグリップのリモコン操作でホッパーブーツを起動、前方へ跳躍の爆発を行う事で彼は通常より遥かに超えた速度で番天へと近づいてくる!】
【同時に彼は右の銃を再び向けた…狙いは…】

(喉ッ!あいつはああやって言葉を紡ぐのが能力を起動させる条件なのかもしれねえ!
ならばあの喉に一発食らわせて少しでもアイツの攻撃を遅らせる…!それが現状最高の戦法!)

【ゆえに狙いは喉、跳躍し大きく近づいてきながら…3m当たりで喉めがけて右の銃を発射する!】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:47:46.25 ID:e/lvSVEo
>>943

【――――……その名とは、幾度刃を交えた事か
ソレは憎むべき悪であり、倒すべき敵であり、超えるべき壁であった】


っ――――……やはり、機関の人間ですか……っ!!


【思わず、一歩――――退きたくなるような、言葉も知らぬ、圧迫感
それはさながら、むき出しの白刃を見るが如く――――……それが何を為すか、本能が知っている、と告げるように
眼前に立つPublic Enemy≠セけが持つことが許される、圧倒的なカリスマのようで】

【一筋、涙のように冷たい冷たい汗が垂れる】

【刹那、眼前へと投げつけられる、男
彼女の性格も手伝い、彼を見捨てるなど――――……既に、思考の外に】


危ない――――……っ!?


【その華奢な両手で、加速してきた男を、しっかりと受け止める
彼女自体、筋力に優れている、というわけではなく、速度がついた彼を――――本来ならば、抱きかかえるなど、無謀であろう】


っ……ぐぅ――――……ぁっ……んぅ……!!


【両手にかかる、引き裂かれそうなほどの、重量感――――……下へ、下へ、と指が千切れそうなほど引っ張られる
彼女の整った表情に浮かぶ、苦痛の表情と滴る汗は、被虐される美しさを示すが如く――――零れ落ちる嬌声が、飾り立てていく】

【彼女の細い身体のどこから力が出ているのか、何とか彼を受け取った彼女は
よろよろ、と彼を彼女の側へと下ろそうとする】


【――――……ぱたん、と右ひざを地面へとついた、
初撃は成功だ、彼の目論見は正しく、更なる追撃のチャンスであろう】


950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:48:33.49 ID:WR1uWZ2o
>>946

ええ、そうですよ!
とってもかわいいですよね?

実は、昨日産まれたばかりなんです

【彼女はとても嬉しそうで、自慢したくてたまらない子供といった感じ】
【くるくると見渡し、怪我が無いことを確認してほっと一安心】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:50:14.33 ID:UupKwJso
>>947

うっし。そんじゃー案内します、けど、

【歩きだそうとして、ふと足を止める】
【……色々、そう色々と。思い出して、口を開く】

路地裏から、どんな音……たとえば、爆発音だの悲鳴だの。そういうのが聞こえても、
「面倒なことに後々関わりたくない」なら、「絶対に」「路地裏には入らないこと」。

……そんだけ。守っときゃあ、安全に生活できますよ。

【それだけ言って、踵を返し。さあ行こうか、と】
【振り返らずに、歩き出した。着いて来いと言うことなのだろう】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:52:21.16 ID:9ChZcdAo
>>945

【彼女の赤い瞳は、さらに深く、濁った血のような色になってき】

最悪、最悪っ、最悪……。
たまに、良いこと会ったと思えば、こんなのばっかっ!

【そして既に、完全に戦闘態勢─────】
【さらには、あちらがかなり好戦的な人間だと理解している故────】

えい……っ!

【単純な蹴りだけなら見切るも容易】

【前蹴りを右方向に、少年の後ろ側にすり抜ける様に回避しつつ、ふとももを、“引っ掻こう”とする───】
【爪には魔翌力を込めてあり、やや切れるといった感じで、深い傷は出来ないだろう】

【狙いは、少年に“傷”を付けつつ、後方、つまりは二人の男女に向かうこと───】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 22:52:37.80 ID:96sTZUQo
>>950

ええ、すごくかわいいわ
【心からの笑みを浮かべ、女性は言う】

昨日!? へぇ……この子がねぇ……
【目の前の龍をじっと見つめ、女性はしばし考える】
【今まで生まれた龍にも、こんな時代があったのだろうか、と】

お名前、聞かせてくれる?
あなたの名前と、この子の名前
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:55:57.20 ID:2HSCd6SO
>>939

今はもう姉ちゃんが「年が年だし独り立ちしなきゃいけないだろ」と言う事で、バラバラに生活してます。僕はこうして普通―――じゃもうないけど学生としての生活を、姉ちゃんは未だにホームレスみたいです。
【少年は自分の今の生活が「普通の学生」としての生活というのを自ら否定する】
ま、たまには連絡しろといいますけど、全く。特定の寝床も電話も持たないホームレスにどうしろって言うんですかね・・

浮浪児たちの社会は、もっと、悲惨・・ですか。でも僕、あの人達の気持ちはよく解ります。・・だって・・僕も・・もしかしたら「あっち側」に居たかもしれないから・・
【少年はそう呟く】
【その声はもう先程までの明るいものではない】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 22:56:07.52 ID:zYIUP/so
>>952
【制服のスラックスが裂け、脚に紅い線が走る】

ッ痛!

【眉を顰めるも、地面に脚を着く】
【そして男女に向かい走る相手を見て】
【そっちには火の玉があり、おそらく相手は其れを目的としていたのだろう事が分かる】
【しかし、方向転換して追いかけても、間に合わない】
【ならば】

ラァッ!

【腰の仕込杖を引っこ抜き、鞘を付けたまま相手の後頭部目がけて投擲した】
【回転投法で投げられた其れは、正確に相手の後頭部を撃ちぬかんと飛んでいく】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 22:58:35.03 ID:1N/lfTEo
>>951

「え、それってどういう……」

【少年の言葉の意味を理解しかねた女が訪ね返そうとする】
【が、男の手がそれを止めた】

「やめとけ。そういう野暮なことは聞くもんじゃねえ」
「で、でも……」
「同じなんだよ。この世界は、何処まで行っても」
「…………」
【男の言葉に女もそれ以上聞くのを辞めた】


【そのままお互い黙り込んだまま少年の後を従いていく】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 22:59:30.94 ID:4OMXaNoo
>>948

風は無形だからこそ“風”、そしてオレ様もまた風だ
何処に吹く風も全てが・・・・オレ様の味方

・・・・さっきのァ効いたぜえェオイ、探偵サン―――?

【ヒュウ、吹いたのはたった一陣の風であった】
【相手の弾丸、狙うのは自らの喉で有るらしい――視覚でわかるのはその程度】
【ならば自身の咽喉を守る方で風を吹かせて機動を逸らす】

【たったそれだけの動作だが、不敵な笑みと共に番天は動かずして弾丸を回避して退け】

≪“禍”≫≪“王”≫≪“風”≫、続く言葉はたった一つ――――

≪“禍王”≫―――――≪“風塵”≫ッッ――――!!!

【そして発動するのは“仁王”とは違う、“禍王”という存在――風の塊】
【歪な金剛像、或いは鬼の類とも取れるソレは番天の背後に大きく構え】
【ゴウ、と一際強い風を発生させて、気流を生み出す】

【―――またこの“禍王”が生み出す風には一つの効果が存在する】
【それは『風化』、物質を蝕み、徐々に劣化させていく「わざわい」の風である】
【装備品、ステージ、或いは人ならば弱い毒ともなり得る風――効果の程、それは受ける者によって大きく変わる】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 23:00:04.91 ID:HxkB0MAO
【公園】
【等間隔で脇に設置された街灯の下、人気のなくなった其処に荒々しい息遣いが響く】

…大会か――

(いかに参加することに意義があろうとも…
今の私が参加したところで、何も得る事はできぬだろうな…)

この脆弱な精神を…鍛えない限り。
何も進まない。
【艶やかな黒髪を背の中程まで伸ばし、紺色の学生制服の上から腕に『風紀委員』の腕章をつける精悍な顔立ちの少女は一定のリズムで――ランニングにしてはかなりの速度を保ったまま汗を流しつつ走っていた】
【尚且つ腰には魔翌力が微弱に宿る純白の木刀に、四尺程ある大太刀『迅雷』を下げ、小太刀を後ろ腰につけている為。その重量を抱えながらと察すれば異常なまでの速さであった】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:00:03.85 ID:xqoOZZEo
>>949
【男を抱えて、右ひざを着いた正義の使者は】

      【まさに、無防備、そのもの】


【包帯男は助走をつけて少女に飛び掛かり、】
【左足を回して、真っ直ぐ相手の首に蹴りかかり―――】
【それは第三世界における格闘技―――】

さっそく、覚悟―――


             ≪―――延髄蹴り:ScytheHighkick―――≫



【脚を回して相手の頭部を蹴り付ける禁断の蹴り技】

【少女だから遠慮、けが人を抱いているから配慮―――そんな意図は一切ない】

               【むき出しの敵意の、攻撃だ】

【しかし、首へ蹴り放たれる攻撃をそのまま受けるわけには行かない】

【能力・もしくは身体の体制を逸らして蹴りを避けられるのならば―――】
                      【―――バランスを崩したR93号への反撃の基点となる】
【しかし、万が一避けられずに蹴りが首へと放たれたのならば―――】
        【―――改造人間の”鉄足のキック”だ、文字通り”首切り”ほどのダメージが襲い掛かる】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:00:56.93 ID:WR1uWZ2o
>>953

毎日卵を暖め続けた甲斐がありました
もう産まれたときはすっごい感動しました!

あ、よかったら抱いてみます?
いろんな人と触れ合わせてあげたいんです
噛み付いたりとかはしないと思うので…

【一つ、提案して両手に乗せたまま差し出す】

名前、ですか?
私はミーナって言います!ミーナ=ヴィリクです!
それで、この子がキューちゃんです

【彼女の紹介に答えるように孤龍がきゅーきゅー鳴く】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:04:32.60 ID:UupKwJso
>>956

…………

【……重ェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!】
【そう悲鳴を上げたくなるくらい。少年はなんとなく後悔していた】
【後悔したって何の意味にもならないのは世の摂理、重苦しい沈黙を残して。少年は、コンバットブーツの底を鳴らして歩くのみ】

【キンクリ――やがて辿り着くのは、石畳で舗装された広い大通り――「プレシール通り」】
【少し遠くに、金の国の王城が見えるだろう】

……えーっと、ここら辺。まで来れば、宿屋でもなんでもあると思うんスけど……

【どうしようか。と思考して、少年はようやく足を止めた】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 23:04:56.09 ID:96sTZUQo
>>960

あなたが温めたの?
【女性は、目の前の女性を人間の少女だと思っているようだ】

本当? 良いの?
【女性の瞳には、9割の好奇心と1割の不安】
【だが、好奇心が大幅に勝っている】

ミーナちゃんとキューちゃん、ね。
私は、ライシュッツ。
【ぺこっと浅く頭を下げ】
【姿だけみたなら、間違いなく男と間違うだろう(胸的な意味で)】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:07:30.05 ID:8.GNEXIo
>>954

……ご健勝でいらっしゃるなら、それが一番ですよ。

【少年の悩みや、愚痴とも取れるその他愛の無く微笑ましい悩みに】
【平和ゆえのものなのだろう、と少年が今平穏の中にあることを察する】

……話に聞いただけの物ですし、俺が実体験をしたことがあるわけでも無いですから。
そういった子供達の悩みなど、俺には、本質のところでは理解などできて無いでしょうけど。

【沈んだ声で同情の言葉を口にする少年から】
【いくら保護者代わりがいようとも、辛かったであろう幼少時代を過ごした事を感じ取る】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:07:53.19 ID:9ChZcdAo
>>955

【“傷”を付ける事に成功し───ニヤリと微笑み、そのまま羽で羽ばたきながら二人に向かう】

【だが────この少年が安々とこちらの好きにさせてくれると思っておらず】
【二人に向かいつつ、ちらりと後方を確認すると、やはり、そうかと回転する杖がこちらに向かってくる───】

いやっっ……!!

【今、少女は飛んでいる、すなわち、ステップを踏むように方向転換することは叶わず】
【半分だけ振り向き、左腕を頭にかぶせてガードする】

うっ………。

【少女の白い肌が、じんじんと真っ赤に染まり】
【べちゃん、と地面に堕ちて転がった────】
【左腕を抑えながら、壁に背を向けて忌々しいモノを見るよな目で少年を睨む】

もう、──や……。痛いのは大嫌い…。

【だが───そこには勝ち誇るように、舌を出し、「べー」っとする】

【───べちゃり】

【べちゃり、べちゃり───水たまりを踏むような音がする】
【それは、魂のようなものを抜かれた血塗れの男女が少女に向かって歩いて来る音だ】

【アニメや漫画、ゲームのゾンビのような鈍足ではなく】
【普通の人間の駆け足のような速度で、だ】

【さらにくわえると、まだ“息はある”生気は感じられないが】

【そのまま行けば、男女は少女を守るように少年の前に立つだろう】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:12:16.67 ID:3wUJcJgo
>>前スレ717

【公園についてあたりをキョロキョロ】
【シーソーを発見して乗りたい!とか騒ぎそうになるものの、なんとかこらえる】

そうですねっ!!あのベンチがいいですわっ!!

【そのまま鼻歌交じりに3歩進んで2歩下がったりとやたらめんどくさい事をしながら】
【嫌がらせのような大声で歩き始めた】

ここ露出狂がでるらしいですよ・・・・!!
・・・・・・・まぁ私ですけど・・・

【神影の耳元でこそこそ話そうとする】

/遅れました。すみません
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 23:12:25.54 ID:zYIUP/so
>>964
【投擲すると同時に、少年は駆けていた】
【常人を遙かに超えた動体視力で宙を舞う杖の柄を認識】
【そのまま柄を右手で鷲掴みにして抜刀した】

刀はネットで使い方見た程度なんだけどなぁ。

【スマートフォンとコンタクトが接続、使用法をネットで自動検索しながら使えそうな物を抜粋していく】
【こちらに来る二人組を見て】

ごめんなさい。
俺のせいで。

【頭を軽く下げ、二人に謝る】
【そして少年は迷いなく男性に向けて刀を振った】
【横薙ぎの斬撃は、素人臭い物で有ったが、ネットでの即席学習もあってそこらの素人よりはマシ程度のものにはなっている】
【首を落とす程度ならば出来るだろう】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:13:59.43 ID:aSbQIIAo
>>957

……ッ!

【息を飲む、何なのだこの危機感は?とノビタは胸を抑えつけて妙な『恐怖』が湧きあがってくるのを感じる】
【この神々しいようにも、禍々しいようにも見えるビジョンにノビタもまた金剛像をイメージしていた】
【2m半の所で着地した時に足がわずかに止まる…】

(…なんだ…?これは…!デカイッ!いや…デカイだけなら予選の時の拳だってアレくらいあった…!
違うんだ、あれはもっと違う『脅威』…なんとなくわかっちまう!あれはただの風じゃないッ!
もっとおぞましい何かをもたらす風なんだ…!)

…これが…お前の切り札か…!?零!

【ギリ、と歯ぎしりする…最初に異能の力と相対した時と同じだ、同じ人の形をしているのに…『存在の根本から自分より優れている存在』と出くわしたような感覚】
【羨望や、嫉妬や、恐怖や、畏怖…そんなイメージを彼は久々に抱いていた】

【彼は思った、この世界にいる無能力者たちが能力者たちに抱くイメージとはこんな感じだったりするのか?と】

………クソッ!

【彼の選択はそのまま前進、今度は左足の爆発正面蹴りを叩き込もうと言わんばかりに】
【狙いは彼の胴体、彼の渾身の蹴りを叩き込みに行く…!】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 23:14:11.91 ID:e/lvSVEo
>>959

【寸刻の休息も置かず繰り出される攻撃は、激流を思わせるほど、早く
ダメージの余韻に浸る彼女にとっては、それはまさに――――……一瞬ですら不適な、音速にも勝るように思えた】

【――――――――否、いくら早かろうと、彼女には文字通り、光速の思考が在る】


Dead――――


【すぐさま肩の高さまで上がる左手のリングから奔る
壱紡ぎの白銀のワイヤー≠ェ少し低い高さまで上がった右手へと向かう
丁度、左手から右手へ、斜めに首元を庇うようにワイヤーが張られたのだ】


――――……Memories

【そして、貴方からも視認できるだろう――――彼女が呟くと同時に
白銀のワイヤーが、それはまさに灼熱が如く、紅に染まるのを】

【もし、そのまま蹴りぬけるならば、彼女の首へと触れる前に――――張られたワイヤーへと触れること、となる
張られたワイヤーは、彼女の能力により、文字通り、鉄も溶けるほどの高温、となっている
――――蹴りぬけば、彼女にもダメージを与えられる、だろうが……同時に、鉄脚へと、高熱が伝染していく】

【……裏を返せば、ここまでしなければ、防げないほど――――彼の攻撃が早い、ということの証明で
彼女にとっては、かなり精一杯なのだろう】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:15:09.60 ID:WR1uWZ2o
>>962

そうですよー
寝る時も散歩の時も肌身離さずに、ですね
ホントは体温で温める方がいいと思うんですが、やむを得ず何度か毛布を使いましたけどね
【えっへん!と自慢気に表情をしている】

ええ、もちろんですよ!
ちょっと元気が有り余ってますから、手の上で暴れたらごめんなさい!
【慎重過ぎてすっごい手をぷるぷるさせながら手渡した】
【渡される側の龍は落ち着いているようで不思議そうにきょろきょろしている】

ライシュッツさんですね
よろしくです!
【こっちも応えるように深々と頭を下げた】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 23:15:33.15 ID:1N/lfTEo
>>961

【金の国に到着】
【先程のシリアス気分は何処へやら、二人は観光客気分でキョロキョロ眺めている】

「あ、見てください義人さん! おっきいお城がありますよ!!」
「へえ、これが金の国か。教科書で見るのとはやっぱ違うもんだな」

【石畳の地面を物珍しそうに踏み鳴らしながら少年のあとに続く】


【足を止めた少年につられて二人も足を止める】
【少年の質問に男は顎に手を当てて考える】

「宿屋、か……うん、それがいいか」
「そうですね。一旦この街を拠点にお仕事をみつけることにしましょうか」

【二人はどうやらここに留まることに決めたようだ】

「ありがとうな。おかげで助かったぜ」
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 23:20:18.10 ID:96sTZUQo
>>969

はー……素直に頭が下がる思いだわ
私は生き物の世話は苦手だから本当に
【そもそも動物に寄りつかれることがない女性】
【嗅覚が鋭い生物ならば硝煙の臭いで逃げ出してしまう】

元気がないよりは、有り余ってるくらいの方がいいわよ
【慎重に龍を受け取り】
【何分初めての経験なので彼女も割とプルプル】
【そして、龍の嗅覚が敏感だと硝煙のにおいをかぎ取ってしまうだろう】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:20:27.80 ID:UupKwJso
>>970

(……うん、切り替え早くて助かった)

【少年は内心胸を撫で下ろしながら、二人の様子を見】
【……結構な、「イイトコ」の生まれなのだろうか。そう、ぼんやり考えた】

あー、いやいや。ドウイタシマシテ?
他になんか、困ったことねーッスか?

【この少年、見た目に反して意外と面倒見が良い、らしい】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:23:07.24 ID:9ChZcdAo
>>966

【バシャッ。男性の首ははあっさりと斬り下ろされる】
【しかし、頭を落とされ、血を吹き出しながらも、のそのそと青年に向かってくるソレは、まともな人間なら絶叫モノだろう】
【女性も、また吹出す血を浴びながら青年に襲いかかり、────少年の右腕に掴みかかってくる】

【女性の生気の無い瞳から溢れる血は、まるで泣いているようで─────】

…………。
(勿体無い………)

【少女もまた、別の理由で泣きながら、首を落とされる男性を見ていた】
【ガジガジと痛みを堪える様に親指を噛みながら】

【そして、少女は二人を壁にしつつ、魂(のような物)に到達することに成功する】
【少女が触れると、青白く燃えるそれらは、漆黒に染まり────────】
【ぽちゃん、と二つの魂は地面に堕ちていき、沈んでく】

私の食事を邪魔するヤツは──────………。

【そして、爪に僅かに付着した少年の血液を───】
【地面に、垂らす】

ミミズに食われて、死んじゃえば良いんだ……ッッ。

【禍々しい魔翌力が地面から吹き出し、───周囲が僅かに、プルプルと揺れる】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:23:52.87 ID:2HSCd6SO
>>963
―――僕、昔・・いやついこの間まで「あの人達」と同じだったんです。
【あのチンピラ達と同じ――つまりは「無能力」】
【無能力者だった少年は、彼等は周りからどういう扱いを受けたか】
【虐められ】
【差別され】
【血の繋がった誰からも――愛されなかった】
【きっと少年は、姉と出会わなかったら、いや出会ったからこそ心揺るがず歪まずここまでやってこれたのだろう】

――・・・本当に理不尽で酷いですよ

【――だんだん大通りが見えてくる】
【終わりが近づいてくる】

/すいません、風呂いってきます。
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:25:21.87 ID:atOmW7Eo
>>965

【あぁ、なんでこんなにこの子は元気なのか】
【やたらと辺りを気にしつつ、アイリッシュの横を歩き】

あまり、大きな声は…、夜半も過ぎましたし…、ね?

【汗が凄い】

露出…、まぁ、心配ありませんとも。そのような輩が出た暁には、この神影がたたっ切っt――

【全く頼りにならなそうな細腕を捲くり】

――って貴女ですか!

【その腕をアイリッシュに振った。公園に神影の声が響く】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 23:28:09.80 ID:1N/lfTEo
>>972

「困ったことねえ……特にはねえかな」
「あの……ちょっと」

【少年の厚意をやんわりと断ろうとした男を、女の手が止めた】

「なんだよ?」
「あの、さっき財布の中身を確認したんですけど……」

【そのままゴニョゴニョと男に何かを確認する】

「…………%'【】')$%&'!?#"&!!!!」
【男の声にならない悲鳴】

【そのままバツの悪そうな顔で少年に近づくと】

「あの……どこか、バイト募集しているところしらない……っすかね?」
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:28:30.00 ID:4OMXaNoo
>>967

【“禍王”―――その大きさは3m少々か、或いは4mにまで届くのかもしれない】
【歪な力強さを感じさせるソレはただ動かずに眦を裂いてノビタを睨み】

“風は無形”だっつってンだろォ探偵サンよォ・・・・

オレ様の“力”に限界や終局は存在しねェ、「最後の切り札」もなァ・・・
言っちまえばぜェんぶ切り札、これが強いこれが弱いなんてねェんだ
温けェ風もありゃァ冷てェ風もある・・・・それぞれに“個性”ってのがあってねェ、っとォ―――!!

【立ち上がり、味方である風に包まれて―――尚且つ自身には能力上“禍の毒”が効かない】
【とすれば先程のダメージは徐々に回復し行くのみで】

【トッ、ノビタの蹴りが番天の腹部に触れ――青年はそれを身体ごと横に捻ることで受け流す】
【勿論ダメージが無いわけではないが、軽減させることが出来るハズ】
【また位置関係を考えれば番天の背後には“禍王”がいるわけで――――】

≪“禍『“オォォォォオオォオォォォォォ―――――!!!”』

【巨大な風の塊が動き出す―――行動は左の拳を使った強力なボディブローである】
【相手を掬い上げるような形で殴りつけようと、見掛けの数倍も早い一撃が繰り出される―――!】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 23:29:27.49 ID:zYIUP/so
>>973
(――ッ!マジスプラッタ物みたいだ……!余り仏さん傷つけるのは、嫌だけど)
悪い!

【一歩引き、女性との距離を取り、下段を切り払おうとする】
【脚を落とせば動けないと判断した少年の常套手段だ】

ッ、なんだ。

【相手のやっている行為を見て、不安がこみ上げる】
【いくら喧嘩慣れしており、"普通に"強い自分であっても、魔法とかを使うよく分からない奴に太刀打ち出来るのか、と】
【一瞬、その思考が頭を過る】
【しかし、勝つ必要はないのだ、こちらが死なず、相手を無力化さえ出来ればそれでいい】
【幸い、今の警察無線を聞いているところによると、後7レスで警察が来るようだ】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:32:04.18 ID:3wUJcJgo
>>975
・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!
(訳:わかりました。これくらいの音量で良いですよね?)

【殆ど口パクにしか見えない程の小さい声量で話す】
【耳が結構良い方であったら、聞き取れるかもしれない】

貴方ですよっ!!!危ないですよっ!!

【ひょいっとバックステップを行い、細腕による攻撃を防ぐ】

今日はちゃんと下着もつけてますって!!
毎月第二水曜日と、第三木曜日にコート一枚で公園に来て、1時間ちょい全裸でいるだけですっ!!

そんなに危ない人ではありませんっ!!

【冷や汗と身振り手振りを交えながら、唾を撒き散らし話す】
【※全然危ない人です】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:32:11.79 ID:WR1uWZ2o
>>971

何事もチャレンジですよ!
この場合だとペットというよりは赤ちゃんですから余計難しいですが…
【無責任にグッと親指を立てた】

ま、確かにそうですね
食欲も旺盛で…きっとすぐに大きくなりますよ!

「…くるるるー。」

【孤龍はスンスンと臭いを嗅いで、ひとつだけくしゅんとくしゃみをすると】
【それ以上は暴れたり等する様子は無く、わりとされるがままである】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:34:26.11 ID:xqoOZZEo
>>968
【瞬時に張られた、灼熱に焼き付ける紅のワイヤーに】

(・・・熱?炎?発火能力―――パイロキネシス―――か?)

【それは思考や判断によるものではなく、条件反射による警告―――危険だと】

ちっ!

【蹴りかかろうと伸ばした足を屈めて、ワイヤーに守られた少女へは”首切り”の蹴りは届かず】
【そのまま虚空を切るように少女のガードした反対方向に降り立った】

さすがは、Justice・・・瞬時の判断により、”反撃”の意味を込めた防御陣形・・・
さながらその灼熱のワイヤーは―――超えさせてはならない≪死の境界線:DeadCrisis≫、か―――

ならば私も、全力で行かせてもらおう・・・

【包帯男は自ら包帯の覆う額に両手を掛けて爪を立て―――】
【ゆっくりと、まるで熟れた果実の薄皮を剥ぐように―――】
【包帯もろとも、肌色の顔の表皮さえも、自ら「剥がし取り」―――】


【剥ぎ取った「人間の面」の下に表れたのは】
【白髑髏のような異形のマスク、眼光鋭い両眼はルビーほどに紅い】


・・・来るがいい、正義の使者よ・・・

 
【異形のこの者、”人にあらず”】

                  【―――強化型改造人間―――】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 23:35:18.91 ID:96sTZUQo
>>980

あ、赤ちゃんかぁ……
【女性の顔が引きつる】
【もとより女性が想像だにしていないことが連続でおこっているのだ】
【動物と触れ合うことも、赤ん坊に触れることも、できないと思っていたのに――】

(あ、ヤバい。かわいい)
【軽くヘブン状態になった女性は龍を見つめる】
【マジでトリップというか、そのままお持ち帰りしそうな雰囲気でもある】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:35:44.32 ID:UupKwJso
>>976

【……露骨なまでの、アチャーな表情】

バイト、ねー……俺がやってんのは適当な店のバイト、っすけども……

【困ったように眉間に皺を寄せて思考】
【学生の小遣い稼ぎになる程度のバイトじゃあ、二人の生活を賄える気は、しないような】

あーっと。今持ってる金で、どんくらい宿に泊まれます?
無理っぽいなら、あの……狭いボロアパートでいいなら、ウチに泊めることも可能、っすけども……
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:40:13.71 ID:atOmW7Eo
>>979

――、それは小さすぎです…。

【はぁ、とため息】


【空振りに終わった腕を回し、身振り手振りで】

なるほど、今日は着けているんですね。良かった…、良くない!
いつも着けて下さい!十分に危ないです!通報レベルです!
というか、本当にアイリッシュさんなんですか!? 何してるんですか!?
なんですか、そのスケジュールみたいなのは!ノルマですか!? 誰かにやれと言われているんですか!?

【大声に押されて大声に。この2人、うるさい】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:41:21.97 ID:9ChZcdAo
>>978

【足を斬られ、べちゃり、と地面に墜ちる女性の体】
【ソレに連動するように、男性の体もまた、完全に動かなくなり、地面に堕ち。べちゃ。と嫌な音がした】

────≪強制転生≫……。

【す───と、少女は左手を垂らし、右手を開いて前に出し】
【動かなくなった男女の近くにベキ!と地面から牙が生える】

吼えよ。

【ベキ、ベキ、ベキ、ベキ!!ベキ、ベキ、ベキ!!】
【生える、生える、生える、円を描くように8本の牙が、倒れる男女を囲うように】

【ぐっ。と手を握ると】

≪ブラッディ・イーター≫────っっ!!

【牙の持ち主の正体。地面から、這いでてきたのは、鋭い8本の牙を持ち】
【細長い茶色い体を持つ─────巨大ワームだ】

『GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGLURRARARALAAAARARARARARAWWWWOOOOOOAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』

【ワームは、咆哮しながら、男女をその牙で砕き、飲み込んでいき】
【さらにはアーチを描くように少年を上から丸呑みにしてこようとしてくる】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 23:42:05.74 ID:1N/lfTEo
>>983

「あ、そっすね……どれくらい泊まれる、立宮?」
【受け答える顔は生気を失ってしまったかのように青白い】

「……」
【対する女は無言で首を振る】
【その顔からは諦観の念が滲みでていた】

「あ、そうですか……」
【泣き笑いの表情を浮かべてうなだれる】

「……すみません。今晩だけ、泊めて……もらえませんか?」
【男は少年に頭を下げた】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 23:42:12.60 ID:gvMdCWco
>>950>>980
/ミーナの人ー、次スレだぜー
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:43:11.51 ID:aSbQIIAo
>>977

「…それぞれ違う風、彼はそれを全て扱える…そう言う事らしいな!
どうするノビタ君…こいつ決勝戦に来てる事もあって、間違いなくかなり上位クラスの能力者だ…!」

【ルール上見守る事しかできないドラは歯がゆい思いで親友を見ていた…悔しそうに】
【相手は間違いなく強敵だ、これまで戦ってきた大会の参加者の中でも強い可能性がある】
【だが…彼に能力を貸してやる事もできない…なるほど苦しい仕事だセコンドとは、と彼は心底思ったらしい】

…流され…たッ!?

【左足の渾身の蹴りを避けられ…身体が伸びきった状態で攻撃をかましてくる『禍王』の拳が迫って来る】
【ヘルメットの下でひやり、と汗が流れる…避けられない】
【避ける事が出来ずこのまま叩きのめされる…それがわかってしまったがゆえの恐怖が襲いかかる!】

…お…ぐわああ―――――ッ!!!

【…ドゴォ!!と言う音が響いて…青年の身体が放物線を描くように弾き飛ばされた光景が見えるのは次の瞬間】
【彼はどさり、と地面に叩きつけられて…胸を抑えつけたまま苦しんでいた】

(…な、なんだ!?この風…!まるで…『毒』でも流されたかのような苦しみは…!?
胸が…苦しい!痛みもあるがそれと同じくらい…『苦しい』だと!?)

【ゆら、と彼は右膝を地に付けた状態で上体を上げる…そして左足を地に付けたまま…番天を睨みつけていた】

…なんなんだ、その風…
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 23:46:50.36 ID:zYIUP/so
>>985
【なんだ――】
【目の前で起きているのは、一体なんだ――】
【高速で展開される思考が一瞬停止した】
【一瞬で思考を取り戻し、目の前のワームを見る】

オイオイオイオイオイオイ!

【襲いかかるワーム、こんな物を倒せる力も技術も、有るはずがない】
【右手には、刀】
【切れ味は良いと、暮れた男は言っていた】
【ならば】

思考を加速――

【思考と、視力――特に動体視力を強化】
【ワームの動きをぎりぎりまで見極めていく】
【其の動きは、少年に取ってはスローで動いている様に視える】
【そして、撮った行動は】

おおおおッ!

【自らの動きすらもスローで認識される世界の中で、少年は滑りこむように体制を下げ、ワームに飲み込まれない様に、走る】
【刀は真上に向けられており、跳びかかるワームに突き刺さるようにしてある】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:46:58.23 ID:WR1uWZ2o
>>982

ありゃ?
何か不味いことでも言ってしまいましたか?

【引きつった顔を見て、不安気に覗き込むが】
【抱いて嬉しそうなとこを見て顔がほころぶ】

えへへ、持ってみるとますます可愛いですよね!

「きゅー。きゅー。」

【ぱたぱたと翼を小さく動かし、その場で回ってそちらの方を向くと】
【昔の某金融会社CMのごとく凛とした瞳でじっと見つめてきた!】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:47:53.79 ID:3wUJcJgo
>>984
いや・・・・うん・・・・・すみませんでしたっ!!
別に何もあれなんですけど・・・・うん

バーテンダーになるには人生経験も必要という事で・・・はいっ
今月はそーゆー事に力をいれてるわけでして・・・・

【ペコペコペコペコ礼を激しくしながら、落ち着いて声で話す】

ところで・・・ベンチ座りません?
【その姿勢を貫いたまま、尋ねる】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:48:37.91 ID:UupKwJso
>>986

……

【憐みの視線を、こんな歳で他人に向けることになるとは】
【はあ、と誰に向けているのか分からない溜息ひとつ。少年はぼりぼり、頭を掻いて】

……じゃー、俺のアパート行きましょっか。
あ、俺は天金(あまがね)ミツキ、って言います。あんたらは?
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:52:57.69 ID:e/lvSVEo
>>981

【辺りに漂う――――……彼女の、甘美な芳香に混じる、匂い
それが肉の焼ける匂いだと気づくのに、時間は必要ない】


っん……ぐぁ……――――ふぁ……


【先ほど、ワイヤーを高温にした際、長時間それを握っていたため、手袋ごと、皮膚が焼けたのだろう
事実、手のひら部分に奔る痛々しい赤は、布ごと皮膚を焼き尽くし、僅かな風が吹くたびに、彼女を刺激する
彼女の脳へと侵略する、痛いという――――……感情は、今にも泣き出してしまいそうな、ほど】

【それでも彼女は、唇の端を噛み、立ち上がる】


……私は、正義の使者なんて高尚なモノではありません――――……
本当の正義の使者≠ネら、きっと――――……こんなとき、自らの正義の為に、貴方へと刃を向けるのでしょう


【軽く垂らされた彼女の両手から、零れ落ちるワイヤー】

【それはまるで、はがし取った、彼と反目するように――――……彼女の手のひらへと撒きついていく
寸刻、ボロボロであった、彼女の白手袋が、元へと戻る
軽く手のひらを開け閉めして、感触を試しながら、彼女は視線を――――貴方へと、向ける】

【紫苑色の瞳は、一筋のにごり無く、貴方を見つめ――――……】


ですが私は――――……私の怒りの為に貴方へと刃を向ける!
Justice≠ナはなくシオンとして――――シオン・エルミオール・オルテンシアとして!!

私の全てを、貴方へと叩きつける!!

Dead Memories=I!


【右手が跳ね上がる――――……同時に右手のリングから、ワイヤーが零れ、虚空へと舞う
そして、確認できるだろうか、虚空へと上がったソレが、鎖へと、変化するのを――――】

【――――……それはさながら処刑人が、振り下ろす鎌にも似た――――……ため息交じりの断頭
しかしながら、振り下ろされる右手に沿い、上から下へ、貴方の肩へと、その鎖をたたきつけようとするだろう】

【速度自体はそれなり、ではあるが、軌道は数刻前から読めるため――――……回避に、集中すればそこまで難しくない、か
互いの距離は10mも無い、貴方の機動力ならほぼ一瞬で間合いを詰めることが可能だろう】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:54:14.25 ID:8.GNEXIo
>>974

……。

【少年の血を吐くような、万感を込めた呟きに、少女は答える言葉を持たなかった】
【翻って、自分はどうだろう?】

【――そんな事を考えることすら、億劫で】
【目の前にいる少年の眩しさに、目が眩む思いだった】

……あ、大通り、見えてきましたね。

【その思いから逃げるように、話題を無理やり打ち切って、大通りのほうへと歩き出す】

……どうも、ここまでありがとうございました。

【大通りまでたどり着けば、少年の振り返り、小さく礼をするだろう】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2010/11/13(土) 23:55:27.24 ID:96sTZUQo
>>990

【これは、いかん、というのが女性の感想だった】
【今まで花とコーヒーと銃さえあれば人生を楽しめると思っていたが、自分は浅はか過ぎたらしい】
【女性は龍の瞳に耐えながら少女の頭に乗せると、笑みを浮かべた】

ありがとうね、ミーナちゃん。すっごく楽しかった
けど、そろそろレディには敵が増える時間よ

【頭の上に乗ったキューちゃんごと頭をなで、女性は言う】
【そのまま、女性は歩きだす】
【夜闇に向かって】

/いきなりすいません! 落ちます! お相手ありがとうございました! 
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2010/11/13(土) 23:55:50.15 ID:1N/lfTEo
>>992

(嗚呼、哀れみの視線がこうも心に突き刺さるとは……)
【少年の視線から目を合わせられない】
【二人そろってシュンと項垂れながら並んで立っている】

【少年の言葉に女のほうが首を上げる】
「あ、天金さんって言うんですか。私の名前は、立宮(たつみや)リョウって言います」
「あー俺は……山臥岳義人(やまがたけよしと)。義人でいい……です」
【宿を借りる義理があるからか、付け足すように敬語表現に直す】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:56:19.37 ID:4OMXaNoo
>>988

【ノビタを殴り飛ばす―――その動作が終われば、また禍王は動きを止める】
【相手に向けた凄まじい形相と巨大な掌、威圧するだけなら十分すぎる存在感を持ったまま、だ】

ケ、ハッ・・・どォだい探偵サン、オレ様の禍王はよォ・・・・?
仁王程に強烈な風は出せねェが、代わりに“風化”ってェのを仕込んであンだ
あァんまり放っておくと辛いンじゃねェかァ、えェ?

【―――そういったところで、一度“禍の毒”、温い風が弱くなる】
【手加減ではなく制限―――いかに風が無形でもたどり着けない境地は存在する】

【言うならば禍王の休憩、毒の無い風だけは発生し続けるのは嫌味なトコロか】

(禍王の御陰でステージ全体に風が行き渡った・・・そろそろかァ?)
(禍王自体についちゃァ“嘘”織り交ぜてるトコも有るしよォ――――!)

さァさァさあッ―――――≪“凶風”≫ッッ――――!!!

【ステージを取り巻く風を掴むように、番天は未だに足元をフラつかせながら両手を空へ伸ばす】
【その結果は―――僅かでは有るが風の質が変化する、些か鋭く細やかに】

【風勢強く、質鋭く、また禍王は沈黙し―――番天は今なお健在である】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:56:43.29 ID:9ChZcdAo
>>989

【刀は、見事───ワームに突き刺さったのだが───………】
【緑色の体液を、丸呑みした男女の血液を周囲にぶちまけながら】

『GGGGGRRRRUUUUU─────LALALALALALALALALARUUUUUUUUUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAOOOOOOOOO────ッッ!!!』

【その細長く(と言ってもマンホールくらいの太さがある)ぐにょぐにょした体で───】
【暴れだしたのだ!不規則かつ、広範囲に暴力的に襲いかかる、ワームの体】

【蹴られた顔を撫で、ジンジンと痛み左腕を抑え】

──うぐ……ふぅ……。

【暴れ回るワームと、応戦する少年を眺め】
【“美味しいご飯”の命を代償に召喚したワームを見て、ため息を吐き】

────はぁ。
もう、帰る…………。

【涙目で、パタパタと翼を羽ばたかせ、飛び立っていこうとする】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2010/11/13(土) 23:56:59.03 ID:atOmW7Eo
>>991

いえ、此方こそ、つい怒鳴ってしまい…、すみません。

バーテンダーには必要ないでしょう…、その経験…。

【神影さんは割と常識人なようで】

そう…、ですね。座りましょうか…。
ほら、頭を上げてください。転びますよ?

【急なテンションの変化になんだかぐったりとしつつも、アイリッシュを促した】
【さっきのバックステップ、反射神経は中々、良かったなぁ、なんてどうでもいいことを考えつつ】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2010/11/13(土) 23:59:40.37 ID:zYIUP/so
>>998
だぁ……ッ!

【ワームが暴れたのを避ける事もできず、派手に吹き飛ばされ意識を失いかける】
【しかし、歯を食いしばり、立ち上がると、少女を睨みつける】

まて、よ……ッ!

【暴れるワームの腹?に蹴りを全力で叩き込みながら叫んだ】
1001 :1001Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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パー速@VIPService
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ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

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主にミサカ以外が全レスします と、ミサカは宣言します @ 2010/11/13(土) 23:51:15.46 ID:5CzBuJco
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眼鏡うp 中二さん… @ 2010/11/13(土) 23:27:33.87 ID:LBImsQDO
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ブレイブルーなスレ @ 2010/11/13(土) 23:06:17.56 ID:AkUv3tIo
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小萌「転校生のマリオちゃんです」マリオ「マンマミーア!」 @ 2010/11/13(土) 22:57:20.66 ID:y4amWI60
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1289656640/

【メントスは】妹に告白された!!!6【エロス】 @ 2010/11/13(土) 22:42:52.47 ID:Ew1q53s0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1289655772/


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