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HTML化した人:ヤニ▲星半分と
【新規】五大陸世界【歓迎】
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 17:47:20.00 ID:eejSFrpIo
ここは何処かの惑星そしてその物語

様々な種族、大地、そこで繰り広げられる戦争、絆、意思
キミはその世界の住人となって自由に自分だけの物語を歴史を刻んでいって欲しい

聳える山脈、怒り狂う火山、地は荒れドラゴン、トロール、他にも気性の荒い勇猛な者達が暮らす赤の大陸
沼地、枯れた樹海、瘴気が漂い陰謀が戦慄する、ヴァンパイア、サキュバス、闇夜の貴族が治める黒の大陸
大森林、木々が生い茂り生命の力強い鼓動、それと共に生きるエルフ、ジャイアント様々な獣人が暮らす緑の大陸
広大な大洋、その中の海底都市。凛々しく存在する者達、セイレーン、マーフォーク、力強くも優しき者達が集う青の大陸
天空にその姿を見せる広大な大地、平原、秩序、法を護りし天使達、自由に空をかけるバードマンが暮らす白の大陸

様々な種族による因果を思いを胸に此の世界は回っている
具体的にどう生活すればいいかって?
それはキミの自由だ、己の信念をかざし正義同士のぶつかり合い、平和を望み愛を唱える慈悲
世界の動向を影で見届ける傍観者、他にもキミの行動次第でこの世界の歴史は変わっていく

その世界を変えるのは今此処を見ているキミ達だ
勇気をもって、この世界に降り立って欲しい、貴方に信じる者の加護があらん事を

【現在の利害関係】
赤の大陸の種族と黒の大陸の種族は人口の増加によって生息可能域が限界に達し、領土を広げるために同盟を結んで緑の大陸へ侵攻。
緑の大陸は白の大陸に救援を求め結果、赤&黒vs緑&白の戦争状態となっている。
現状で中立なのは青のみ。青の大陸は全てに対して海上移動手段を提供している。

【スレのルール】
・過度なエロ描写は原則として禁止です。
 どうしても必要な場合は、【禁則事項です】や【そして数時間後──】等々、暈しての描写をお願いします。
 18歳未満も閲覧する場所だというのを考えての行動を!

・権版キャラそのままの仕様や設定は禁止とし、オリキャラで楽しむことを推奨します。
 ただし丸ぱくりではなく、参考程度であれば大丈夫です。

・ロールしている相手キャラにも中の人はちゃんといます。
 自キャラによる無双は控え、自分も楽しみ相手も楽しませれるように気配りをしましょう。

・1人で国や大陸を破壊出来るといった、強すぎるキャラクターの作成は原則として禁止です。
 どうしても使いたい場合は、空気を読んで適切な使用を心掛けましょう。

・【〜に剣を振り下ろす。剣は〜の腹部に突き刺さった】のような確定描写は禁止とします。
 ただし【〜の攻撃を防いだ】といった防御に関する確定描写は、ロールのテンポアップのため推奨とします。

・スレの流れについていくため、書き込む前にはリロードを。
 もしかしたら、あなたと相手との絡みに乱入したがっている人がいるかもしれませんよ?

・最後に。
 次スレは>>950が立ててください。
 どうしても無理な場合は、他の大陸の住人へ代行依頼をお願いします

【雑談所:http://jbbs.livedoor.jp/otaku/14875/
【Wiki:http://www38.atwiki.jp/fiveland
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/08/08(月) 17:48:15.14 ID:Ze+YS91Bo
>>1
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 17:48:42.77 ID:06NRmZEIO
いちおつ
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 17:49:10.61 ID:LzveoCwSO
新しいなりきりスレ?
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 17:50:08.32 ID:eejSFrpIo
>>4
//そうですよー。作ったばっかですけど。良ければ雑談へどうぞ
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/08/08(月) 17:50:33.10 ID:AK0+Qgtbo
>>1乙!
>>4
そうです、雑談所に行けば詳しい説明が有るとおもうよー
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 17:51:39.90 ID:uXWEvgAXo
>>1乙ー
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)2011/08/08(月) 17:52:10.91 ID:VpeEj8tio
今北
新しいなりきりか。種族ごとに国があって、戦争してたり交流してたりする感じ?
だとしたら敵対国同士の混血児とか凄い迫害されてそうだが
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 17:52:45.75 ID:eejSFrpIo
>>8
そうそう、そんな感じ
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/08/08(月) 17:53:18.82 ID:Ze+YS91Bo
>>8
大体そんな感じ
元ネタはMTGとかDMとかそんな所らしいね
詳しい事は雑談で聞くといいと思う
11 :2ちゃんねるの神 ◆rWXv4a4rM22011/08/08(月) 17:53:19.93 ID:XNT8btSFo
ギャホwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)2011/08/08(月) 17:55:55.05 ID:VpeEj8tio
>>9-10
成る程把握。MTGとかDMあんましらんのだけどね
>>1見る限りかなり最初から設定されてる感じだが、他に決める事とか何かあるけ?
思いつくのがキャラクターのテンプレくらいなんだがねぇ
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank)[saga]:2011/08/08(月) 17:56:51.43 ID:AK0+Qgtbo
>>12
いや、もうある程度話し合いで決まってるんだ
あと、此方はロールスレだから、避難所の雑談に写ってくれると有難い
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)2011/08/08(月) 17:57:23.05 ID:VpeEj8tio
>>13
ああ、おk把握スマソ
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 18:01:48.41 ID:eejSFrpIo
【青の大陸首都:海底都市アトランティス】
【海底にある巨大なドームに覆われた都市だ】

【都市の中は地上の都市と変わらない構造をしている】
【露店が立ち並ぶ商店街では人魚や魚人といった水棲生物から、バードマン(鳥人間)、コロボックル、エルフにヴァンパイアと多種多様な種族が買い物をしたり世間話をしたりと共存している】
【ある露店から大声が響いている】

いらっしゃーい!
兵器から日用品まで何でも揃えてますぜー!

【それは所謂ペンギンの見た目をしていた】
【手(翼)を口(クチバシ)の周りに置いてこれでもかと大声を張り上げている。露店の内側だと背丈が低くて見えないためか、露店の前で客引きをしている】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 18:12:06.81 ID:uXWEvgAXo
>>15

【吸い込まれそうな青空の代わりに、此処では広く深い深海が上空に広がっていて
透明度の高い海水はキラキラと輝き、マリンブルーの空を作り上げている
それは初めて訪れるモノ達に、青文明の技術力の高さを真摯に伝えるだろう】


え、えっと……露店さん、ですよね?
――――ペンギンさんの露店さんなんて、初めて見ました……です


【貴方の翼に触れるような、甘ったるいソプラノボイス、舌先で蕩けて響き渡る淡い旋律
それは言の葉の送り主が、幼い少女である、ということを伝える何よりの証拠で
視線を向けてみれば、言葉の主が、貴方へと興味を孕んだ視線を向けているだろう】

【椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【彼女は華奢な両手一杯に、もこもこに膨らんだ紙袋を抱えており、小さな額に汗の色を滲ませている
恐らくは緑文明の少女であろう、人畜無害の、調和を重んじる色を、瞳に映している】


あの、良かったら……これ、食べてみてくれませんか?
私達の土地で新しい作物が出来て、それで……商品になるかなーって持ってきたんです!
きっと、ペンギンさんだったら評価してくれる、って思ってるんですよー

あっ……か、辛口でお願いしますね!


【彼女は山羊の耳をパタパタと揺らして、元の垂れた状態にしながら
がさごそ、と紙袋を左手で漁り、中からソフトボール状の果物を取り出すだろう
掌に載せて貴方へと見せる……果物自体は薄緑の、普通の果実のようだが……?】

【くんくん、と匂いを嗅いでみればどこか酸っぱい、刺激臭がするだろうか
海光を浴びて薄緑は立体的な色合いに染まっていく
それはまるでファンタジーの禁断の果実が如く、美しい色合いであろう】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 18:16:44.03 ID:eejSFrpIo
>>16

ペンギンじゃなくてバードマンだい!

【ペンギンと呼ばれるとぷんすか、という擬音がつきそうに怒った】
【ぺったんぺったんと翼をばたつかせている】

なにこれ?

【くんくん、と匂いを嗅ぐ。クチバシを近付けたようにしか見えないだろうが】
【匂いからは分からなかったのか首を傾げて、クチバシの先端で挟んで持ち上げようとする】
【持ち上げられたなら、そのまま真上を向いて、丸呑み】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 18:24:29.44 ID:uXWEvgAXo
>>17

【彼女の表情が固まる、どうやら完全にペンギン≠ニ思い込んでいたようで
それでも、ぱたつく貴方の翼に興味津々な御様子、止めなければたぶん、左手で触れるだろう】


バードマンさん……ふぇ……でも、見たことありませんよ?ペンギンのバードマンさんなんて……
あ、良かったらお名前、教えてくれませんか?こう見えても私、せんせーみたいな事してるんです

だから、貴方みたいな珍しい方の事、いーっぱい知りたいんです!


【翡翠色の瞳は、まるで中に一杯の希望を孕んでるように、キラキラと輝いて
言葉のトーンは幼げな色を残しておきながらも、どこかしっかりとしているようで
貴方へと向ける興味は尽きることなく、ただひたすらに一直線で】


えっとですね……一応Frost=i霜メロン)って名前がついてて……
あっ!!一気に食べちゃいましたね……っ


【丸呑みすると、貴方の頭がすっごくキーンとするだろう
それは丁度、大量にカキ氷を頬張ったが、如く
要するに元からシャーベット状の食べ物なのである】

【舌先で蕩ける甘酸っぱい味は、メロンのそれに酷似していて
口を動かせばシャリシャリ、といった雪を踏むような触感が、心地よいかもしれない
流石緑文明、といったところか、自然が溢れる場所ならではの、特別の味、であろう】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 18:30:07.73 ID:eejSFrpIo
>>18

【触るとぺたっとしているというか、つるっとしているというか、そんな感触がする】

何言ってんだよー! そこら中にいるじゃないかー!

【ぷんすかぷんすか、とまだご機嫌ななめ】
【そこら中にいるじゃないかと言うがあんまり見当たらない】

な、名前?
ポーっていうんだ。ポー

【じっと見つめられるとたじろぎながらも名前を名乗った】

【丸呑みした後、目を何度かぱちくりとさせる】

冷たいなー

【感想はそれだけだった】
【あまり辛そうでないあたり冷たいものに強いのかもしれない】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 18:40:22.40 ID:uXWEvgAXo
>>19

【恐らく彼女にとっては珍しい感触だったのであろう
彼女の住む緑文明の大陸、そこにある物質の殆どは、生命を感じさせる陸生動物の感触で
貴方のような水生動物の感触は、あまり体験したことがない、もの】


そ、そうですかー……?分かりました、今度探しておきますね!

私はショコラです、ショコラ=オフィーリア
宜しくお願いします、ペンギンさんっ!


【まだぺたぺた、と左手で貴方の翼を撫でようとしながら、言の葉を紡ぐ
狙ってるのか、はたまた、そういう娘なのか、取りあえず貴方を刺激する彼女
視線を向けて、表情をほころばせる様子は、邪気の無い表情なのだが……】

【貴方の食べた反応を見て、少々がっかり、といった様子
ショボン、と下がった山羊の耳は、彼女の気持ちに、感情に連動しているのだろう
小柄な体躯もあってか、見かけどおり、まだまだ子供のように見えるだろうか】

【――――……そんな彼女であったが、ふと、何かのスイッチが入ったかのように、びくっ、と身を震わせる
彼女はキョロキョロ、と周囲を見渡す、と慌てて貴方の背後へと向かおうとするだろう
いきなりどうした、そう感じるかもしれない、が――――……寸刻で理由は分かるだろう】


「ポー!酒貰いに来たぜ!今日は祝勝記念だ、沢山必要だぜ!」


【どうやら、貴方への客だろう、大柄な男で、彼は大きな声で言葉をつむぎながら口を開く
鋭く伸びた犬歯が、灯りを煌かせ、艶やかに彩られる――――……所謂ヴァンパイア≠ニいうものだ
何度か貴方の店に来たことがあるのか、なれた様子で貴方へと喋りかけるだろう
――――彼は黒文明、彼女とは敵対≠フ位置にある】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 18:44:57.40 ID:eejSFrpIo
>>20

おー、よろしくなショコラー
それから俺はペンギンじゃないって!
どう見てもバードマンだろー!

【ペンギンと呼ばれるとまた怒り出す】
【片方の翼は撫でられてるので、もう片方の翼をぶんぶんと上下に振っている】

【がっかりした表情に下がった耳】
【ポーもちょっと申し訳なさそうな顔になる】

お、お?

【後ろに急に隠れられて困惑した表情】
【すぐに声をかけられた方向を見る】

おーう祝勝かー
いくついるんだー?

【すす、と少女を庇うようにヴァンパイアの方に身体を向けて相手をする】
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 18:54:15.29 ID:uXWEvgAXo
>>21

【もし、貴方が嗅覚に優れていれば、色濃く香る一つの匂いに気づくだろう
それは血≠フ香り、それもついさっき洗い流したような、真新しい香りで
そんな香りをさながらフレグランスのように纏ったヴァンパイアは表情を歪ませる】


「そうだなぁ……えーっと待てよ、俺と、マイク、ジョン……ジェイムズにジョーダンの五人か
取りあえず箱一杯に用意してくれよな!今日は宴だ!
なんたって敵対する緑≠フ奴等を十匹もしとめたんだしな!」


【ヴァンパイアはそれがさも、素晴らしい事であるかの如く紡ぐ
それはきっと、彼等にとっては名誉なことなのであろう、それだけの祝いを為すのだから
表情には微塵の罪悪感も無く、むしろ達成感で、満ちていた】

【――――……もし、彼女へと視線を向けることが出来ていたなら、彼女の色を見ることが出来るだろう
悔しさと、それと同時に恐ろしさを感じている、そんな色を、先ほどまで笑みで濡らしていた表情に滲ませて
でも、きっと、これがこの世界に取っては普通のこと、一々気にしてもいられない、こと】


「ところでポー、お前、店に新しくバイト入れた?
なんかさ、同属の匂いがしてなぁ……」


【ヴァンパイアはくんくん、と人のそれと違わない鼻を揺らし、貴方へと言葉を投げかける
彼の身長は190程、貴方の身長にも寄るが、微かな圧迫感を感じるかもしれない
大らかな表情を見せていた顔には真剣さが宿り、貴方へと視線を向ける】

【黒い瞳は、彼が眷属たるが所以の――――冷たい色を孕んでいる】
23 :2ちゃんねるの神 ◆rWXv4a4rM22011/08/08(月) 18:55:54.76 ID:XNT8btSFo
保守
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 19:00:26.18 ID:eejSFrpIo
>>22

ヴァンパイアの兄さんよ、ここは中立地帯だぜ
そういった言動はこっそりやってくれよ

【嬉しそうな様子の相手をポーは咎める】
【が、愛嬌のある顔のせいで怖くない】

【ちらっと後ろに目をやる】
【バレないようにすぐに視線を外して、ふーっとため息をつく】
【ここは確かに中立地帯だが、こういったことは結構ある】

バイトなんて入れるわけないだろー
俺一人で十分だってーの

【相手の言葉にポーは首を傾げる。誰かはいるが同属はいないはずだ】
【因みにポーの身長は少女よりちょっと高いぐらい。ペンg、彼特有のぷっくりとした体型がなければ少女がバレそうだ】

……そんな睨むなよー

【真正面から冷たい瞳に視線をぶつける】
【動じた様子は一切ない……と言いたいところだが、冷や汗が見える】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 19:09:44.09 ID:uXWEvgAXo
>>24

【きっと、その特徴的で愛嬌のある姿がこの店の良いところなのだろう
ヴァンパイアは意外と素直に、貴方の言葉を聴き、すまんね、と軽く答える
軽く肩をすくめると、悪びれた様子も無く、言葉を紡ぐ】


「お、丁度良い感じにあるな、コイツ貰ってって良いか?
代金は、ほら、これで十分だろ?」


【ヴァンパイアはそう言って服の内側からポーへと何かを放る
淡い光を放つ、独特の光沢、俗に言う金の塊であろう
代金としては、十分な価値があるに違いない、貴方の許しが貰えれば、彼は軽々と近くにあった箱を持ち上げるだろう】

【貴方を握る彼女の手の感触が、微かに温もりを孕んでいるのは
彼女の心音がクレッシェンドに高まっていくのを暗に示しているから、か
少なくとも、今彼女は貴方に全幅の信頼を寄せて――――……】


「……ふぅ、ジョークだよジョーク、俺の気のせいだったよ
まあ、お前さんのこった、一人でも上手くやってけるよな」


【ヴァンパイアはふぅ、とため息一つ、おっさん臭く零すとそんな言葉を付け加える
表情には苦笑の色が混じるが、決して瞳が笑っていないのが窺えるだろう】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 19:12:49.81 ID:eejSFrpIo
>>25

【ぱしっ! と金塊を受け取る。どうやってか翼で】
【受け取った後に文句を言わない。つまりは承諾だ】

おーよ
ほら、用件は終わったろ?
早く帰った帰った

【しっしっ、と翼で払うフリをする】
【演技が下手で焦っているのがバレバレだ】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 19:20:45.88 ID:uXWEvgAXo
>>26

【あいよ、と軽い様子で言葉を返しながら、酒が沢山詰まった箱を、軽く持ち上げる
彼は右肩でそれを担ぐと、別の場所へと、消えていくだろう
強靭な肉体、それこそが、彼がヴァンパイアたる所以であろう】


……あ、有難う御座います……その、かくまっていただいて
私、あんまり強くないから、もし見つかったら……って思うと、すっごく怖くて……


【彼女は貴方の後ろからぴょこ、っと顔を覗かせて、キョロキョロ、と彼が行った事を確認し
てくてく、と貴方の後方から出てきて小さくお辞儀をするだろう
微かに目じりが潤っているのは、涙のせいか】


/ごめん!ご飯食べるから返信遅れる!
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 19:24:23.18 ID:eejSFrpIo
>>27

……ふー

【翼で思わず冷や汗を拭う】
【結構疲れた様子だ】

敵対国の種族が怖いなら、ここに来るのはどうなんだー?
それに襲ってきたりはしないぞ?

【翼を胸の前で組んで首を傾げる】
【どうして来たのかが分からないようだ】

//はいな
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 19:28:29.02 ID:ucMAo7R3o
ってよく見たらさっきのキャラの設定使ったらだめじゃん
赤と黒は同盟関係にあるんだから…

今は仕事を中断しているってことでいいかな
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 19:28:49.68 ID:ucMAo7R3o
誤爆。ごめんね
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 19:38:22.87 ID:uXWEvgAXo
>>28

【確かに貴方の言葉通りであろう、少し周囲を見渡しただけでも
赤、青、緑、白、黒――――様々な色が混じっていて
彼女のような人種にとっては生き難い世界であることは、間違いない】


……でも、怖いからって……自分の国にばかり篭っていたら、見えるものも見えなくなります
私は知りたいです、他の種族の皆さんが、何を考えて、何を感じて、何をしているか

それに、緑はあまり技術的に恵まれてるとは言えないんです
だから、お金を稼ぐ為にも、技術を持って帰る意味でも……来ないといけないんですよ


【それはきっと、自分に言い聞かせるように、紡ぐ言葉は淡々と確かめるように
一つ一つ指先で辿る、音の旋律は、彼女の心をくっきりと伝えるようで
五つに分かれた世界を憂う、一人の少女の姿を映し出す】

【――――いつまでも沈んでばかりは居られない、と思っているのか
彼女はよし、と小さく声を漏らすと、数歩前にでるだろう
くる、っと身体を捻って貴方の目の前に躍り出ると、言の葉を紡ぐ】


あっ、ところでさっきの果物どうでしたか?
すっかり目的を忘れてました……美味しかったら、是非商品にどうぞ、って思ってるんです

「これで一発当ててやるー!」って農場主さん燃えてたんですよー


【ぐーっと彼女は左手を握り締め、声のトーンを変えて、少し強調
気づいてみれば、表情には微笑が戻って、屈託の無い色を滲ませて
ぱたぱたと揺れる山羊の耳は、すっかり元通り、といったところか】

【依然として右の手で紙袋を抱えており、その中には数個Frost≠烽ニい(霜メロン)が詰まっているのだろう
そして、気づくだろうか、彼女の右の手が真新しい包帯に包まれている事に
――――何か、問題でも起こしたのだろうか】


/ただいまー!
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[sage]:2011/08/08(月) 19:41:20.99 ID:Ze+YS91Bo
【森】

【そう深くない森の中。月光に照らされる樹木の中】
【むしゃむしゃと、森の獣を食べる影が一つ】
【月明かりに照らされ、顕わになるその影は―――】


【灰色を主とした青と赤の斑点交じりの背中】
【白い腹に、鋭い爪が生え並んでいる四肢】
【碧眼は射抜くように冷たく、鋭く】
【細いながらも、強靭であると分かる立派な尻尾を持っており】

【刺々しい鰓が体中に山脈のように生えた、巨大なトカゲのような生物】

あの赤の糞ガキめ…糞が…覚えてやがれよ…!

【ぺっ、とリスのような獣の骨を吐き出しては、愚痴を零し】
【見ると苛々しているらしく、―――】      【いや】

【それよりも問題は同じ色同士を食しているということだろうか】
【同じ色の別種族と言えど、仲間。それを食するという行為は他の者の目にはどう映るのか】
【声はなかなかに大きく、遠くにいても聞こえるかもしれない】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 19:44:26.23 ID:eejSFrpIo
>>31

【ショコラの言葉にポーはうーんと唸った】
【そこまで緑の大陸は切羽つまっていただろうか、と思ったのだ】

あれかー?
ダメだなー。大きいわりに冷たすぎる
大勢で食べるならいいかもしれないけど、分けれるのかー?

【翼を組んだまま反対方向に首を傾げる】
【果たしてあれで味は分かったのだろうか】

うん?

【ふと、ショコラの右手の方を見る】
【真新しい包帯が巻かれているも、瑣末なように思えて言い出すかどうか悩んでいる】

//おかえり
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 19:48:59.28 ID:/FDk90L8o
【海底都市…青の大陸首都……エルメリア】

【海の奥底にその都市は存在する、大陸、種族同士の戦争その中に一つだけ中立を保った大陸】
【その海底都市にある一つの広場】

お前達ッ……!
此処は中立を保つ青の大陸だ…
今から自由行動だが………くれぐれも…粗相の無いように!

分かったか……ッ!

【広場にいるのは複数の天使達、甲冑に身をつつみ背から見えるのは1対の小さな翼】
【その天使の並ぶ前の方、そんな大声を上げているのも一人の天使】
【2対の計4枚の巨大な翼が背から生え、ウェーブのかかった長い純白の髪をなびかせて】
【180cm程もあろうその女性が数人の天使達に向い叫ぶ】
【その身に纏う甲冑は他の天使ともまた違うもので、白銀の豪華な彫刻が施されているもの】

聞いているのか…!そこのお前!

【時折、よそ見をする者に怒号を浴びせ、暫く時間が経つとその者たちは笑みを見せながら各々散らばって行く】
【そして残ったその4枚の羽を持つその天使は額に手を当てて】

なんて奴らだ…
面倒事を起こさねばいいが……
【溜息を吐きながら、自身もそこから動くのである、辺りを一望しながら歩き出す】
【大声を上げていたのだ、その声は近くに居たら気付くのかも知れない、白の陣営の者だったら顔見知りで無いにしろ】
【同じ仲間であると気付くのかも知れない】

【今、その広場には一人の天使が居るのみで、他には誰もいない、居るとすれば大声に気づいて不思議そうに見ている者が数名か】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 19:50:41.06 ID:uXWEvgAXo
>>33

【技術的に後進、その意で彼女はそんな事を言ったのだろう
尤も、彼女が全てを知っている、というわけではない
――――ただ、少なくとも、彼女の周囲ではそういう状況にあるのだろうか】


……き、切ってみますか……?
一応商品になるかもしれないので、あの……味わって食べてくださいね?


【じぃーっと、貴方を見つめる翡翠色の瞳、少なくとも疑わしい≠フだろう
まあ、あんな食べ方をされたのだから仕方ない、と言われればそれまでだが
ごそごそ、と紙袋の中から左手で取り出して、貴方に差し出すだろう】


え、えっと……何かついてますか?


【彼女は思わず、彼女の頬っぺたに左手で触れて、ぱたぱた、と動かす
きょとん、と傾くと、彼女の椛色の髪の毛が、甘ったるい少女の香りを零した
右手に集中すれば分かるだろうが、殆ど右の手は動いていない
――――何かの、病気なのだろうか】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/08(月) 19:51:17.86 ID:F5k4FJ79o
>>32
あ゛あ゛!!? なんか聞こえんなー!
「……き……も……やせんぜ……」

【その声が届いたのか、叫び声に似た話し声が聞こえる】
【それと、それよりも少し小さな声でもう一つ】

おう!俺が見てくる!おめえらは先にこれ運んどけ!!なんか使えるだろ!多分!
「……えー………った……ぐらないで…さいよ」

【森の木々を薙ぎ倒すバキバキという音と共に、声が近付いて来る】
【どうやら一人だけでトカゲの方に向かってくるらしい】

【目をこらすなどすれば、オークの男が乱暴に歩いているのが分かるだろう】
【岩石の様な、赤茶色の肌、隆々と唸る筋肉】
【その腕の如き大きさの石包丁、腰には何かを入れてるのか袋がある】

おらー!誰じゃてめえ!! 出てこいや!!

【非常に好戦的な様だ、近くの木々に石包丁を叩きつけてへし折っている】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 19:54:40.38 ID:eejSFrpIo
>>35

うーん

【何故だか唸りながら受け取る】

いや、それどうしたのかなーって思って

【右手を指(?)差してそう言ってから、露店の後ろにぺったぺったと歩いていく】
【すぐに包丁を持って戻ってくる】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 20:01:40.37 ID:Ze+YS91Bo
>>36

【音が耳に入ったと同時】
【ぴくり、――と動きを止めて、食事を中断し】
【優れた視力でオークの姿を視認し、それと同時。鋭く生え揃った牙を顕わにし】

【分かるのは明らかな怒りだろうか、ぐるると低い声で唸りながら】

(糞…体は本調子じゃねぇが…―――殺す!)

【近くの樹木に軽い身のこなしで飛び移り】
【風の如く素早く樹の間を移動し、オークの側面の樹から、飛び掛り右の爪でオークの包丁毎、手を切り裂こうとするだろう】
【樹の動きを察知出来れば、回避は難しく無く】

【ただ、動き自体は速い為察知が出来きなければ、回避するのは些か難しいかもしれない】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 20:03:44.43 ID:uXWEvgAXo
>>37

【右手を指差され、少し表情が強張る
――――尤も、隠すことではない、と思っているのか言葉を直ぐ返すだろう】


怪我してるんです、見た通りですよね
ただ、問題なのは……私右利きなんですよー……

こんな状態じゃ字も書けないし、日常生活に不便がでてしまうので
早く治ったら良いんですけどねー


【屈託の無い笑みが、貴方へと向けられるだろう
微かに視線が揺らいで、貴方の店内の中を、自由気ままに泳ぐ
――――どうやら、何かしらのクスリか何かが無いか、と探しているようで】

【ぺたぺた、と足音を立てながらいなくなる貴方の背中へと視線を向ける
やっぱりペンギンにしか見えない貴方、その愛らしい背中には、興味の色しか沸かなくて
翡翠色の視線は、貴方を追って、その彩を滲ませていた】


(……これで売れなかったら、きっと……がっかりさせてしまいそう……
うーん……怒られるのもそうだけど、哀しまれるのはもっと嫌です……)


【戻ってきた貴方に、少しとくんと揺れる胸の奥
恐らく、貴方の包丁裁きを息を呑んで見守ることであろう
Frost≠ヘメロンのそれと変わらない堅さ、斬るのに苦労はいらないだろう】

【深海の色が深くなり、外世界が夜になったということが分かると、都市内部にも変化が訪れるだろう
点けられる照明の中には、発光する植物や鉱石、もしくは魔術によるものもあって
照明一つとっても千差万別、この世界の広さが窺える】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:04:43.34 ID:cFsrgJkDO
【緑の大陸 森林を横切る小路】

【その道の横に、赤色の基調の上にクリーム色の大きな水玉模様が施された、巨大なキノコがあった】
【キノコの大きさは直径1mほど。この緑の大陸の森林地帯ではそう珍しくない大きさだが】
【そのキノコの下からは、緑色の髪と茶色の瞳がこっそりと覗いていた】
【ドリアード──そう呼ばれる、キノコを擬人化したような種族だ】
【身体の大半は地中に埋めているのだろう】
【今はキノコの部分と、精々顔の半分ほどしか確認できない】

【そしてキノコの部分からは時折ぽふんと胞子のようなものが出ており】
【その胞子は少しばかり甘い香りがしていた】
【胞子の香りに惹かれてこの場を訪れるものがいても、不思議ではない】
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:07:43.26 ID:/FDk90L8o
>>34
/とてつもないミスを…海底都市アトランティスでしたね…
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:09:00.47 ID:eejSFrpIo
>>39

【一般的な傷薬ならば少しはある。露店なので数も種類もそこまではない】

【適当な台の上にFrostを置き、包丁をまっすぐ入れる】
【ぱかっと、わりとすんなり切れた】

そんなに硬くはないなー
味はどうかな

【真っ二つになった片割れを、更に二回真っ二つにして一口サイズにする】
【欠片の一つを摘み上げて、口(クチバシ)に放り込む】

……メロンシャーベットだな

【クチバシが動いたようには殆ど見えなかったが、どうにか味は分かったようだ】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/08(月) 20:10:04.10 ID:F5k4FJ79o
>>38
【不意をつかれ、右手に爪が食い込み、血が滲み出る】
【が、包丁はそれ自体の硬さによって傷一つつかない】

んあ゛−!?おめ゛えだれだよ!!
許せねえ、ぶっ殺してやる!

【オークの特徴、それは痛みを感じる知性も失ったと言われるまでの短絡さと頑強さ】
【この程度は、おそらく挨拶程度の傷なのだろう】
【右手に流れる自らの血を舐め、石包丁を肩に担ぐ構えを取る】

オラ゛ぁ!

【そのままトカゲに向かって駆け寄り、オークの膂力を存分に勢いに乗せた石包丁を横に一閃する】
【トカゲに当たろうとも外れようとも、何かに当たるまでそれは止まらないだろう】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 20:17:12.43 ID:uXWEvgAXo
>>42

【じぃーっと、彼女の翡翠色の瞳は、Frostに注がれている
一応商品≠ニ言った手前、食べたらいけない、と言われていたのだろう
恐らく味も知らないのか、貴方の食べる様子を見つめつつ】


……メロンシャーベット、何だかとーっても、美味しそうな響きですねー……
きっと、冷たくて……今日みたいに暑い日なんかにはピッタリなんでしょうね……

想像したら、お腹がすいてしまいます


【あはは、と表情に微笑みの色を色濃く映して、貴方へと言葉をかける
まあ恐らく他意は無い、つい、ふと、口から零れた言葉で、あまり意識はしてない筈だ
それでも、意地汚く聞こえたり、聞こえなかったり――――貴方の受け止め方によるだろう】

【どうやらメロンシャーベット≠ネるものを知らないようで、きょとん、と頭の上に?マークを宿す
少し考え込むように小首を傾げて、長い髪をはためかせながら、彼女は左手を口元に添える
考え込む彼女の表情は、少し大人っぽく捉えられるかもしれない】


え、えっと……何度も同じ事を聞くようなのですが……
どうか、店先に並べてください!お願いします!


【彼女はぺこっと、頭を下げるだろう、くるくるの羊の巻き角がやけに目立つ
ぱっと、瞼を閉じて、言葉に心を込めるのが精一杯、プレゼンすべきなのだが
彼女は口八丁手八丁で貴方に気に入られるより、貴方の判断に任せることにした】

【――――……きっと、先ほど、ヴァンパイアが来た時の、貴方の対処に心を許してるのだろう
それはつまり、貴方の判断なら、仕方ない、と思える彼女が居る、ということ】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 20:19:11.97 ID:pFo3n/Nto
>>34
[げ、隊長隊長]
…ん?
[白の奴らじゃねえですか?あれ]
あー…本当だ。
でも流石に、此処でおっぱじめる馬鹿ではないでしょ。
[そ、そうっすかねえ…]

【そこを、骸骨≠フ集団が通りかかる】
【黒の大陸――スケルトンの集団だ】
【先頭を歩く、冠とマントを身に付けたスケルトンがリーダーなのだろうか】
【他のスケルトンの言葉に返答しながら、彼女の前を通りすぎて――】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:20:31.99 ID:eejSFrpIo
>>44

【ショコラがきょとんとすると、ポーもきょとんとして首を傾げた】
【メロンシャーベットが通じてない、というのが分かってなさそうだ】

これを商品に?
いくらで?

【かくん、かくん、と二回首を傾げる】
【最初に聞いたのは値段。商品にするかどうか考えるためには必要なことだ】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 20:23:10.22 ID:Ze+YS91Bo
>>43

糞が…ただのキチガイかよ…さすが赤だよッ!

【お前が言うなにも程がある言葉】
【その言葉からは、赤に何らかの私怨があると判るかもしれない】
【オークを襲うのも、私怨が何割か混ざっている筈で――】


【包丁の一閃は、右前足の爪で受け止め――るが】

なんつー馬鹿力だよ…頭も筋肉なのかよ…ッ!

【爪は中々に鋭く、石包丁にも負けない切れ味を見せるが、本体のパワー不足が問題か】
【トカゲは押され気味で、力負けするのは目に見えてるだろう】
【だが、トカゲはそのままオークとの力比べを続ける筈だ】

【何かの予兆―――かもしれない】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 20:27:39.48 ID:uXWEvgAXo
>>46

【さっぱり考えていなかった御様子、値段の事を聞かれ、数秒硬直
うーん、と瞼を閉じて、考え込む彼女、今にも頭に手を当てて唸りそうな勢い】


一つ五百円……ぐらいじゃないんでしょうか……
えっと、その――――……どうでしょう……?


【結構緊張しているようで、胸の鼓動がやけに大きく聞こえて
それを彼女は感じているのか、左手をそっと、胸へと当てる
振動で伝わる鼓動を数えて、その速さに彼女も、微かな驚きを見せて】

【それはさながら、父親に叱られる娘のように
貴方の一挙手一投足に集中している様子が窺える】

49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:28:50.15 ID:/FDk90L8o
>>45
【辺りを眺めていた、そして歩いていた天使達は既に何処かへ行った】
【今、此処に入るのはその天使の女のみ…そして目の前に現れたのは骸骨の集団】
【女はその歩みを止めてその一人のスケルトン…冠をかぶった、マントを羽織ったスケルトンを凝視して】
【その場で腕を組みながら、不機嫌そうな表情するのであった】

【そして‥その集団が目の前を通り過ぎるその瞬間】

………此れは此れは…思いもよらぬ者に出会ったようだ
……黒の大陸の者よ、あんたらもこんな平和なところにくるんだねぇ…

【挑発するようなそんな笑いを浮かべながら、天使の女はその冠をかぶるスケルトンに向け話しかける】
【女は白の軍勢、その敵対する黒の者達の事を良くは思っていない、この場じゃなければ斬りかかっていた、といっても過言ではない】
【それが出来ぬ苛々からか憎まれっ口を叩くのであった】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:29:53.44 ID:eejSFrpIo
>>48

一つ五百円で入荷させてくれるなら、置いてもいいよ?

【入荷、とポーは言った】
【つまりこれはポーが売る値段ではなくショコラがポーに売る値段を聞いていたのだ】
【ショコラがそのつもりで答えたのであれば問題ないが、そうでなければ困るだろうか】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/08(月) 20:30:46.19 ID:F5k4FJ79o
>>47
あ゛あ゛!?誰がなんだって!?

【右手で爪と石包丁を拮抗させながら】
【空いている左手を上に掲げ、拳に握り、トカゲの頭を狙って振り下ろす】
【もし左手が止められなかった場合、二、三撃目を狙って同じことを繰り返す】

ぶっ殺してやる!挽肉にして町の奴等の顔に塗りたくってやるぞぉ!!!
それで、お前に似た奴全員皆殺しだぞぉ!覚悟じろぉ!

【力任せに攻撃を叩きつける、オークだからこそ出来る蛮行であり】
【トカゲの策略になど、一切気がついていない】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 20:31:36.64 ID:AK0+Qgtbo
【赤の大陸】【国境近くに位置する、機神の墓標という地域】
【そこの中でもひときわ有名な、「鉄屑の山」と呼ばれる所に一つの人影があった】

――くっそ、良い収穫ねぇなオイ。

【背中に大きなリュックサックを背負った、小柄な少年である】
【個々の地域の住民の多くを占める、スチームメタルという種族】
【体の一部が機械と成っているが、この少年の場合は右腕のようだ】
【肘から先の部分が応急処置的に骨組みだけで動いている事が分かるだろう】
【その手に握られているのは、壊れた機械のパーツ等だ】

‥‥もうこんな時間かよ、さっさと帰らねぇ――――――ッ!?

【帰ろうとして踵を返した直後】
【足元のネジ山が、崩れて少年はジャンクパーツで出来た山を転がり落ちていく】
【実はこの少年、先程まで戦ってやっと帰宅したところ】
【足りない腕のパーツを手に入れるために、此処に来ていたのだが】
【足に大きな傷を追っているのを、完璧に忘れていたのだ】
【故に、普段は足を踏み外さないはずなのに、盛大にすっ転んだのだった】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 20:34:50.37 ID:uXWEvgAXo
>>50

【――――どうやら何も考えていなかった様子
貴方の言葉を聴いて、左手の指を折って、勘定計算
おぉ!と小さく彼女の表情が明るく染まった】


本当ですか!有難う御座います……です!
今度一箱持ってくるので、その時は宜しくお願いします!


【ぱたぱた、とはためく山羊の耳、それはまるで、満開の彼女を示すが如く
わぁ、と小さく声をあげて喜ぶ様子は、彼女の年齢ぴったりの、少女のそれに近くて
恐らくは、一箱の売れ行きを見てから続けて買うか否かを、決めて欲しい、というわけ、か】

【彼女は貴方に向けて左手を差し出すだろう
華奢な手は、ピアニストのそれのように、白く滑らかで
羊や山羊の毛よりも白い、細雪のような肌を煌かせた】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 20:38:46.49 ID:pFo3n/Nto
>>49
【カタ、カタ、カタ】
【天使の言葉に、先頭のスケルトンが動きを止める】
【後続のスケルトン達は、前を歩く者にぶつかり、ドミノ倒しが如く転倒する。何やってんだ】
【そうして、一人立つ先頭のスケルトンは、首を傾け、眼球のない暗い暗い双眸を、相手へ向ける】

……まあ、黒にも平和主義者は少なからず居るってね。
(こ、怖ああああああああ!?ここって中立国じゃん!居てもいいじゃん別に!)

【……表情がないので、感情を読み取るのは難しいのだが】
【骸骨、内心めっちゃブルってました】
【早々に立ち去りたかったのだけど、相手に気圧されて動けないという、ヘタレスケルトンである】
【視線は相手へ向けたままなので、表情がないことが帰って反感を買うかも…しれない】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:40:29.93 ID:eejSFrpIo
>>53

え、マジで?

【ショコラの喜ぶ姿を見てぽかーんとした表情を浮かべた】
【五百円の入荷はできないと半ば決め付けていたためだ】

あ、うん。よろしく頼むよー

【こちらも左手を差し出して軽く握手】
【相変わらず不思議な感触だ】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 20:43:25.25 ID:uXWEvgAXo
>>55

【取引の成功を確認すると、彼女はまだ色々と仕事があるようで
左手を離し、ふぅ、とため息を一つついて、気合を入れなおす】


では私はこれで、次会うときを楽しみにしてますよー!


【大きく手を振ると同時に、彼女の山羊耳がやっぱり揺れる
そうして背中を向けて、走り去っていく彼女】


/ではこれで、乙でしたー!
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:45:13.86 ID:eejSFrpIo
>>56
//乙でしたー
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 20:53:06.63 ID:AK0+Qgtbo
【赤の大陸】【国境近くに位置する、機神の墓標という地域】
【国境故、他の文明の者も入り込める場所の、とくに国境どころか、境目に立つ場所】
【そこの中でもひときわ有名な、「鉄屑の山」と呼ばれる所に一つの人影があった】

――くっそ、良い収穫ねぇなオイ。

【背中に大きなリュックサックを背負った、小柄な少年である】
【個々の地域の住民の多くを占める、スチームメタルという種族】
【体の一部が機械と成っているが、この少年の場合は右腕のようだ】
【肘から先の部分が応急処置的に骨組みだけで動いている事が分かるだろう】
【その手に握られているのは、壊れた機械のパーツ等だ】

‥‥もうこんな時間かよ、さっさと帰らねぇ――――――ッ!?

【帰ろうとして踵を返した直後】
【足元のネジ山が、崩れて少年はジャンクパーツで出来た山を転がり落ちていく】
【実はこの少年、先程まで戦ってやっと帰宅したところ】
【足りない腕のパーツを手に入れるために、此処に来ていたのだが】
【足に大きな傷を追っているのを、完璧に忘れていたのだ】
【故に、普段は足を踏み外さないはずなのに、盛大にすっ転んだのだった】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 20:55:16.01 ID:/FDk90L8o
>>54
【憎まれっ口を叩いたその後、ドミノ倒しのように転倒していく骸骨の軍団を見つめながら】
【天使はフッっと一瞬笑う、失笑である、どうやら黒の大陸の者達にはいい思いは無い様で】

【そして、その冠のスケルトンの言葉を聞きながら、その双眸を何処までも続くような真っ白い純白】
【同じく眼球のないその目を相手へ向ける】

…へぇ…それは其れは結構な事だ平和主義者ねぇ

ーーーーーあんたらを見てると虫唾が走る、感情がないその声、表情がね……

【天使にとっては敵、討つべき者、それが平和主義者であったとしても、其れを全く信じていないようで】
【目の前の黒い奴は全て敵だと、頑固でありどうしようもない性格なのである】
【流れであんた『ら』と複数形を使ったのも、その女にとっては黒い奴など全部同じ、敵であると、】
【目の前のスケルトンも、他の黒い者も一括りにムカつく奴らだと認定しているらしくて】

…だいたい何だ?その兵士共は!
鍛えているのか!?こんな情け無い姿で本当間抜けだな…!

【と、その憎まれっ口は止まらない…だが思えば天使の連れていたその兵士達も実際この骸骨たちと同じようなもの】
【天使はそんな事を考えて、その言葉を言った後、何か哀愁ただよう溜息を吐くのであった】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 21:01:32.00 ID:AK0+Qgtbo
>>59>>54
//赤の文明じゃキャラ少なくて絡まれにくいから、機を見て乱入してもいいかな?
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:03:06.18 ID:/FDk90L8o
>>60
/私は大丈夫ですよーと言っておきます
/複数が慣れていないのですが頑張ります!
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 21:03:38.39 ID:AK0+Qgtbo
>>61
//じゃあ、今のうちに乱入文を書いとくぞよ!ありがとねー!
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 21:04:51.82 ID:Ze+YS91Bo
>>51

【右手に力を集中させ、必死に抵抗し】
【そして、繰り出される頭への攻撃――これを左手で受け止めるが】
【じいんと左手に痛みが奔り――】

【受け止めた瞬間――一気に腕の力を抜き、姿勢を下げ】

黙れ糞がこのキチガイ……、――――ッ!

【オークの太腿部分へ、鋭い牙での噛み付きを行うだろう】
【牙は長く、直撃すれば骨に達する可能性さえある】
【だが、もし勘付かれ、攻撃を合わされれば目も当てられない状況になるのは確かか――】

/電話が来て遅れましたごめんなさい
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 21:06:29.06 ID:pFo3n/Nto
>>59
【倒れた骸骨達は、アワアワと立ち上がって】
【冠を被った骸骨は、相手の言葉を黙って聞いている】
【自分達の見目が悪いのは事実だし、反論してもしょうがいない】
【別にスケルトンとして生命(いのち)≠受けたことを、神に恨んでもいない】
【しかし、天使が部下の事を罵った途端、驚くほど速く、しなやかな動きで、骸骨は剣を相手へ突き出すだろう】

――取り消せよ。
いくら敵同士とは言え、非戦闘地域で仲間を侮辱されるのは我慢ならない。

【装飾の施された儀礼剣――マントに隠れていたのだろう】
【反対の腰にはバックラーもぶら下がっている】
【…怒っているのだろうか、暗闇の双眸の奥が、赤く発光していた】
【だが、やがてフッと息を(肺はないが)吐くと、剣を下ろすだろう】
【腰に剣を戻して、侘びるような調子で続ける】

いや、こうするから悪化する訳だな。
うちのは傭兵じゃなくて僕の私兵だ、だから特別鍛える必要なんてない。
それに――骸骨にゃ鍛える肉もない。

【ケタ、ケタ、ケタ】
【歯を鳴らす、骸骨特有の笑い方】
【別段相手を馬鹿にしている様子ではなく、自分のジョークに自分で笑っている感じだ】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 21:06:59.04 ID:pFo3n/Nto
>>60
/構いませんのよ!
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 21:09:30.02 ID:AK0+Qgtbo
>>59>>64
あぁん、何処だここ、また道に迷っちまったじゃねーか。
とりあえず腕のパーツ買い足さねぇとなぁ‥‥。

【そんな、まだ変声期に至らぬ、ボーイソプラノの澄んだ声】
【しかしながら、どこかそこには無骨な強さと野蛮さを含むその声が響き渡るだろう】
【もしあなた達が、その声を聞き、姿を確認したとすれば】

【その声の主が小柄なスチームメタルの少年である事が分かる筈である】
【赤い髪、鋼色の目。そして真っ赤なツナギの極彩色が目に痛い】
【右腕は鉄色をしており、スチームメタルの特徴である機械であると見て分かる】
【右拳には指先から手の甲に向け五文明の色の線が伸び渦巻くデザインのグローブが装着されている】

【そんな少年が、ゆっくりとそちらに向けて歩いてきていて】
【何処か、言い争いや喧嘩の不穏な気配を赤の本能が超自然的に嗅ぎつけたのか】
【疑問の表情を浮かべながら、小走りで近づいてくるだろう】
【そして、満面の笑みを浮かべて、二人に楽しげな声を放つ】

お!?なんだなんだ喧嘩か!?
お前らだけとかずりぃから俺も混ぜろやくそったれー!

【どうやら、喧嘩を止める気など欠片もなく、むしろ混ざりに来たようだ】
【赤の文明特有の性格の典型的な感じだった】 
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 21:10:17.77 ID:AK0+Qgtbo
>>59>>64
//おおっと追記、よろしくお願いしますー!
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:13:07.96 ID:cFsrgJkDO
【緑の大陸 森林部の比較的浅い場所】

【赤色を基調として、クリーム色の大きな水玉模様の施された大きなキノコ傘を被った少女が歩いている】
【キノコは直径1mほどの円状で、肉厚。傘は土で薄汚れていた】
【髪は緑色のショートヘア。瞳の色は茶色。身長は140p程とやや小柄】
【茶色のニッカポッカと白い半袖シャツを着ていて、両手には大きな鉤爪のついた鉄製のグローブが嵌められている】
【キノコを擬人化したような彼女はドリアード──緑の大陸に住む種族だ】

お、お腹すいた……ご飯落ちてない、かな……

【お腹のあたりを大きな鉤爪で抑え、小さくため息】
【地面をきょろきょろと見回していることから、何かを探しているのだろう】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/08(月) 21:19:46.05 ID:F5k4FJ79o
>>63
あ……ウガアァ!!

【急に力を抜かれ、たたらを踏む】
【その隙をつかれ、太腿に蜥蜴の牙が突き刺さる】
【深く刺さったその牙にはオークの濁った血の味がすることだろう】

舐めるなぁーー!!
この[ピーーー]野郎ーーー!!!

【そう、牙が突き「刺さる」】
【その時点で、牙の周りにはオークの「筋肉」があることになる】
【力を込めると、当然、筋肉は収縮する】
【そう、筋肉は縮まれるのだ!】                                         ロンド
【野蛮で愚かなオークが生存競争に生き残っている理由、それはその肉体の頑強さ!筋肉!筋肉の舞踏曲】

その程度の牙でぇーーー!俺様がぁーーー!!

【咆哮、それは筋肉の働きを一瞬ながら数倍に跳ね上げるとも言われている】
【筋肉の収縮、いや、これは圧縮だろう】
【牙に纏わりつく筋肉が収縮し、収縮した事により硬化】


                   【筋肉の檻―Uma gaiola muscular―】

【筋肉で縛り付けた相手をひたすら殴りつける凶悪な暴力が、始まろうとしている】
【具体的に言うと、拳で殴る】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:23:50.63 ID:/FDk90L8o
>>64
【その暴言を吐いた後のスケルトンの行動はとても先ほどまで、同じ者の行動とは思えなくて】
【目の前に突き立てられた剣、それを凝視しながら、その右手では背中に担いだその剣の柄を握りしめていた】

【天使とて武人でありその戦闘能力は接近戦ではピカイチである、だがその相手のしなやかな動きも凄まじく】
【一瞬の遅れを取るハメになってしまったわけである】

なんだい…?やるのか?
私はどうだって構わないんだよ…

【気が強いのか何というのか、その相手の兵士を愚弄した、そんな事など気求めぬ様にその挑発に乗りそうになるが…】
【急に笑いながら、この天使から見れば気味の悪い笑いにとれるだろう】
【だがその真赤に染まった双眸も元の状態に戻っており】
【天使も何となく分かったのである、流石に私が大人げなかったのだと】

【天使はその相手の侘びに、歯がゆい何かを感じながら、頭をかきむしる】

チッ……やり難い奴だ…

【そんな言葉を一言漏らして、辺りをキョロキョロしながら何か恥ずかしそうに、照れくさそうに一言言うのであった】
【それは不器用な人間が謝る精一杯の誠意なようで】

クソがッ……悪かったな…


>>66

【その喧嘩の騒動の中、大きな声を上げて此方に駆け寄ってくる少年】
【その少年が見た時は喧嘩の真っ最中、まさに修羅場であったのかも知れない】
【だが、その空気も少年が側に来る頃には収まってくるだろう】

【4枚の大きな翼、真っ白の眼球のない双眸、それを此方に向かってくる少年に向けて】
【溜息を出す、深い溜息、黒の者の次は赤の者かと、その機械を見て判断したのかそう思うのである】

【そして少年が近づく、目の前に来ると一言喋るだろう】

……喧嘩なんかじゃないんだよ、
だいたい此処は中立、青の大陸だ…そんな物騒なことはしやしないさ

【不機嫌そうなその口調は先程の喧嘩のせいなのか、それとも敵であると思われる赤の者らしき少年を見たからかは謎ではあるが】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 21:24:22.25 ID:ucMAo7R3o
>>68

――……ここの住人、か

【少女の進行方向から何者かが浮翌遊≠オてくるのが見えるだろう】
【見た目はあまり人間の男と変わらない。ぼろ切れのような漆黒の衣服を身に纏い、】
【袖から伸びた腕は長く、肌の色は血のように濃い赤と、黒が横縞模様を作っている】
【足はなく、常時魔法で浮翌遊しているようだ】
【背中に大きな黒鎌を背負っており、少し様変わりだが死神と呼ぶに相応しい風貌だった】

【彼は少女に気付くとその場に停滞し、まじまじと彼女を見始める】
【まるで、機械でデータを取っているが如く、その眼差しは冷たく、無機質】

……お前、ここに、棲んで、いるのか?

【観察もそこそこに、死神は再度前進し、少女に近づくと】
【低く暗い声で彼女へと質問する。表情に変化はなく、感情を読み取るのは難しいか】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:29:44.16 ID:LzveoCwSO
【青の大陸/とある公園】
【そこに設置されたベンチに人影が一つあった】

……………。

【ボサボサに伸び散らかった赤髪に犬耳が生えた小柄な少年が、占領する様に眠っていた。】
【上半身は裸で身体の所々から薄茶色の毛が生えていて、】
【下には青色の半ズボンを履いており、お尻の少し上辺りに空いた穴からは尻尾が顔を出している。】

【こんな時間だから、確かに子供はもうお眠の時間だろうけれど】
【だがしかし、横たわる場所が間違いだったか言いようがない。】
【もしこれからこの公園で休もうと思う者がいるならば、その人物は正直なところ彼を邪魔としか思えないのではないだろうか……―?】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:30:19.55 ID:/FDk90L8o
|>>70
>>66
に向けた収まってくる→収まっているでした申し訳ない
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:35:35.40 ID:cFsrgJkDO
>>71

【きゅるるる、と。夜の森に小さく空腹のサインが響く】
【よく見れば、土で汚れているのはキノコだけではなく衣服や顔にも土がところどころ付いていて】
【特に両手の鉤爪には、土遊びでもしていたかのように土がこびりついていた】
【少女は死神から声をかけられるまでは相手に気付いていなかったが】
【森の獣のように低い声をかけられてやっと、地面から相手へと視線を移した】

ん……?そうだけど、って……、わ、わ、わ!?
く、黒っ!?な、なんで緑にいる、のっ……!?

【そして開口一番がそんなこと】
【相手の見た目から、一方的に死神が黒の大陸出身と決め付け】
【驚愕と怯えの混じった表情で、その場に立ち止まる】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 21:36:53.90 ID:Ze+YS91Bo
>>69

あ……ッ、…――!

【牙を動かそうとした瞬間。牙が動かせなくなったのを悟り】
【不思議と後悔の念は生まれず】

ほのふそひちがいが…!(この糞キチガイが…!)

【オークの策と呼んでいいかは定かでは無いが、策と置いて置き】
【負け犬の遠吠え、なのだろう。見苦しくもそんな言葉を吐き】
【振り上げられた手だが、自然と困惑はせず】

【背中にある山脈のように連なった棘が、硬化しているだろう】
【当たれば、刃物に切られたような傷が出来るかもしれない】
【余裕の正体はこれなのだろうが…不利な状況は解決しておらず】
【棘以外の箇所を攻撃されれば、どうなるかは―――】

【尚、筋肉の硬化が治ったのであれば、すぐさま牙を引き抜く筈だ】
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 21:39:42.66 ID:pFo3n/Nto
>>66
[げ、今度は赤だ]
《いや赤は同盟国だろ…》
[血気盛んすぎてある意味敵国より厄介なんだよ]

【ワイワイ...ガヤガヤ....】
【いつの間にやら立ち上がっていた骸骨兵達だが、ヘタレ隊長の勇姿を見るのも束の間、次のトラブルが駆け足でやって来たのを確認する】

あーいや、喧嘩じゃあないんだけど…

【困ったな、と骨の指で頭蓋をコリコリ掻き、スチームメタルの少年へ声を掛ける】
【少年も、一見しただけで声の主が黒の大陸の者である、と解ることだろう】

>>70
[という訳で隊長、俺達は事が収まるまで死んだふりしてますんで]
ちょ、おま、既に死んd……まあいいか。

【冠を被ったスケルトン以外、バラバラと音を立てながら崩れ落ち、その状態でカサコソと動いて広場の外まで行ってしまった】
【今度本格的に訓練してみようか、なんて思ったのは別のお話】
【そして、少年へ向けていた顔を、再び天使へ向ける】

…気にしてないさ、見た目が悪いのは自覚してる。
今は戦争中だし、馴れ合おうってのがまず無理なんだ。

【今のやり取りから、彼女は不器用なんだろう、そう思って】
【ふと思い出したように、骸骨は言葉を紡ぐ】

スケルトンQ、名前だよ。
一応、黒の大陸所属だけど…今は単なる旅する骸骨、かな。

【名乗り、握手を――求めようと思ったが、手はマントに隠して止めた】
【中立の国に居るとは言え、これ以上はマズイ≠ニ、判断したのだろう】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 21:42:48.30 ID:AK0+Qgtbo
>>70>>76
【白と黒の相手の言葉に、虚を疲れたような表情をした】
【まさに狐につままれたような、という形容がコレほど似合う表情はないという程に】
【感情表現が真直ぐなのは、種族的なものと彼の性格と年齢から来るものだろうか】

え、マジ?だって一応敵国だろ?
だったら、喧嘩するんじゃないのか。
‥‥ん、あれ、なんか忘れてるような‥‥?

【うーん、と首を傾げてたっぷり十秒沈黙して】

そういえばここ青の大陸じゃねーか‥‥一応喧嘩は厳禁だっけか。
‥‥しかたねぇ、喧嘩は他所でヤルとするかねちくしょー!

【頭をがりがりと掻きながら、仕方なく退くだろう】
【もし鼻が良ければ、まだ新しい血の匂いが彼からする事が分かる筈である
【その匂いの出所は右足で、巻かれた包帯が真っ赤に染まっていて、足元を僅かに朱に染めていた】
【どうやら負傷したまま、歩いていて。しかもそれを忘れて喧嘩に混ざろうとしたようだ】
【ちぃ、と舌打ちして壁を蹴った瞬間、それを思い出したようで――――】


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?


【――――顔を顰めて、悶絶するのであった】
【言動を見れば分かる、年が若く経験が無い上に頭が全力で足りていないと】

やっべ、なにこれめっちゃ痛い!

【うぐぉー、と呻きながら、しゃがみこんでいる姿が視えるだろう】
【よく見れば、傷は深く、腿を貫通していることが分かる】
【スチームメタル特有の頑強な肉体が無ければ、動くことなど不可能だったろう】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/08(月) 21:42:54.55 ID:F5k4FJ79o
>>75
【背中は広い、当たり易い】
【当然オークの思考は最高でこれだ】
【だから当然の如く狙い―――】
【―――当然の如く突き刺さる】

イッ……痛ぇぇええええええええええええええッッ!!

【拳に深々と突き刺さった上で引きぬく、拳からは血が出ない】

この野郎……なめた真似しやがって!

【筋肉を硬化させたまま右足をトカゲごと振り上げて近くの木に叩きつけようとする】
【トカゲが木にぶつかってもぶつからなくてもそこで筋肉の硬化は解ける】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 21:45:52.14 ID:ucMAo7R3o
>>74

驚く、のも、無理は、ない……か

【無意識の推測か、だがそれは的中していた。この死神は黒の大陸出身である】
【しかし敵対関係にある大陸の者を前にしているというのに、殺意はおろか、敵意すら無く】

……落ちつけ。俺は、殺し合い、に、来たのでは、ない
腹が減ってる、なら、これをやろう
――口に、合うか、どうかは、わからんが

【少女を落ち着かせるべく、ごそごそと黒衣のポケットからあるものを取り出した】
【――なんというべきか、水分を限界まで抜き取られた、真っ黒いジャガイモのような物体だ】
【食べられるかどうかすら怪しいそれを、右手で少女へと差しだしつつ】
【一足先に、左手にも持ったそれを、ひょいと口に入れ、咀嚼し始める】

【安全な食べ物だと、アピールしているのだろうか】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 21:46:44.88 ID:06NRmZEIO
【様々な種族が入り乱れる一つの土地があった。】
【ちょうどこの世界の中央付近に位置し、交易の中心地となっている。】
【その南東―――――――緑色の海を思わせる、大森林地帯がある。】

「…くっそー……案外ねえんだな…」

【そんな森の中。耐えかねたように、疲れた声が響いていた。】
【辺りの空気が澄んでいるため、予想外に反響している。】

「…売れば儲かるって聞いたんだが……日が暮れてやがる…」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の少女だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かった。】
【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】

【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「まあいい…取り敢えず帰って…ん?」

【辺りに響く重たい音。パキポキと小枝が踏みしめられる音。】
【少女の声の中、いきなり異音が鳴り始めた。そちらに目を向けると…】

「……ははあ…はぐれゴブリンか…おーお…ずいぶんとでかいじゃねえか…」

【4mくらいの巨体を誇るゴブリンである。】
【いかにも頭が悪そうに、鼻息荒く少女をを見つめていた。】
【彼女の言葉通り、この辺りにごく稀に現れる「一匹狼」である。】

「へへ…ちょうどいい。こいつをバッサリやって骨を換金―――――――――――」

【すくみ上がる様な視線を受けても、彼女は動じなかった。】
【ゆっくりと左手を伸ばすと、そこには一振りの刀が…】

「……」

【―――――――――ない。】

「……ああそうか……宿に…」

グルルルルルル

「……」

ガアアアアアア!!!

「う―――――――うわああああ!!!!だ、やっべ!!」

【ドスドスと言う重低音に背を向け、走り出す少女。】
【眠っていた鳥達が慌ただしく飛び去り始めた。】

「誰か―――――――――――助けてくれえええ!!!!」
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 21:56:29.13 ID:cFsrgJkDO
>>79

ほ、ほんと……?嘘言ったら、酷いよ?
ね、眠らせて森の獣たちに、た、食べさせちゃうんだから、ねっ?

【ドリアードの少女がどのように死神を眠らせるかどうかは定かではない】
【しかし寝ている間に獣に食わせるとは、なんともえげつない「お仕置き」だ】
【そのような選択肢が出てくるのは、自然と共に歩んできた緑の大陸の者だからだろうか】

【しかしそんなことを言っているにしては、一歩一歩、じりじりと死神の方へにじり寄っている】
【そのまま近寄れたら、ぱっと奪い取るかのように彼の右手にある芋モドキを受け取り】
【死神の方をガン見しながら、彼のくれた食べ物を一口齧ることだろう】

【怪しい食べ物ですら口にする程、空腹だったのかもしれない】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 21:56:45.24 ID:Ze+YS91Bo
>>78

へっ…ほのあふぉがぁ…!(けっ、このアホが…!)

【調子が良いらしく、まんまと嵌ったオークに対して、笑みを見せる】
【が、頭の構造はあまりよろしく無いらしく、ここを突ければ楽に倒せそうな相手なのだが】
【オークの頭だと些か難有りだろうか】

――っが…!

【樹に腹の側面部分を叩きつけられ、吐血するが、牙は外れ】
【顎を閉めたり、開けたりと、無意味な、生産性の欠片も無い行動を行いながら、近くの樹に飛び移る】

【木々の間を飛び交いながら、ダーツの如く木の枝をオーク目掛けて放つだろう】
【狙いは目。粘膜系統へのダメージならば筋肉の影響が少ないと踏んだか】
【木々を飛び移る行動はパターン化されており、見極めれば樹毎トカゲを引き摺り下ろすなんて芸当も可能だろう】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 22:00:14.83 ID:/FDk90L8o
>>76
【女は純粋な白、それ故黒の者を異常に忌み嫌う、だが此処は青の国、少なくとも今は戦争でも何でもない】
【此処でやり合おうものなら、どうなるのかさえ分からない】
【恨みは持つ、怒りは持つが此処では下手には動かない、そこまで周りを見えていないわけではない】

…そうだな、お前と私では成分自体が、存在自体が違いすぎる
慣れ合うつもりもない、此処で会ったことで…
お前を戦場で見逃すことも無い、戦場では敵だ…余計な思いなど邪魔になるだけさ

【慣れ合うことはできない、それは同意、そして馴れ合うつもりもない】
【戦場でそんな思いは邪魔になるだけだから】

スケルトンQ……
私はイスラ、名前など……

【その手を差し出され手も握手しようとは思わなかっただろう】
【名前など…その後に何かを言おうと思ったのだが、その言葉は噤まれた】
【今は単なる旅する骸骨、その言葉の意味は深くは理解できなかったが、其れを聞くこともしない】
【それは女が天使だから、黒と敵対する白の者だから、聞けぬこともある、聞いてはいけない事も】
【自分の思想が破壊されそうで】

>>77

【スケルトンとのそんな会話をしているその時に、その会話が終わった頃】
【その少年の方えと顔を向けてみれば…呆れるようなその言葉、赤の特徴的な正確というか何とやらなんとやら】
【額に手を当てて、またもや溜息を吐く天使である】
【何故そんな姿で、包帯に血を滲ませたその姿で、この少年は元気なのだろうかと】
【そんな事を思っている最中に、それは起こったのである】

【何故かその包帯の巻かれた脚で壁を蹴り上げた、その動作を見て】

なんなんだ…全くっ……
なんで今日はこんな奴らばかりと会うんだっ!

【などと、嘆くように、言葉を漏らしながら、】
>>76【そのスケルトンに向い目を向けて】


おい…お前の仲間だろ…?
助けてやれよ
見てられんぞ…この男

【と呟く姿がそこにはあった】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/08(月) 22:00:30.91 ID:49OBdyOlo
>>80
「あらあら…お嬢さん、賞金稼ぎは装備品を買い揃えてからに致しましょうか」

【少女の進行方向に、この場所とは似合わぬ赤コートを羽織った男が居た】
【金髪で紳士らしく薄い微笑を浮かべ、白手袋をした右腕を左肩のほうへとつけている】
【その姿はまるで、何処かの国の執事の様であった】

「とりあえず、左右のどちらかに避けてください!」

【強い口調でそう叫ぶ、しかしながらその顔には、相変わらずの微笑があり、余裕を伺える】
【彼の、両腰のホルスターには赤色と黒の2丁拳銃が付けられており、それらを慣れた手つきで取り出すと】
【銃を両方横に構え、さらにソレを交差させた後、ゴブリンに向けたのだった】
【普通に構えれば良いのだが、この様にしているため、この手の者には慣れているのだろうか】


【少女が左右のどちらかに避けたならば、忽ち巨漢のゴブリンは、風穴だらけの蜂の巣へと変貌するだろう】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 22:01:54.66 ID:LzveoCwSO
【青の大陸/とある公園】
【そこに設置されたベンチに人影が一つあった】

……………。

【ボサボサに伸び散らかった赤髪に犬耳が生えた小柄な少年が、占領する様に眠っていた。】
【上半身は裸で身体の所々から薄茶色の毛が生えていて、】
【下には青色の半ズボンを履いており、お尻の少し上辺りに空いた穴からは尻尾が顔を出している。】

【こんな時間だから、確かに子供はもうお眠の時間だろうけれど】
【だがしかし、横たわる場所が間違いだったか言いようがない。】
【もしこれからこの公園で休もうと思う者がいるならば、その人物は正直なところ彼を邪魔としか思えないのではないだろうか……―?】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/08(月) 22:05:19.25 ID:F5k4FJ79o
>>82
【枝から枝へ飛び移るトカゲを首まで使って目で追う】
【そのため、頭やこめかみに木の枝が刺さり、少ししてから落ちていく】

ちょろちょろちょろちょろ……
男ならガツンとぶつかってこんかい!!オラァ!!!

【そう言うと石包丁を担いで振り回し始める】
【筋肉の収縮で出血が止まった足を元気に動かしながら】
【トカゲのいる木に向かって駆けて石包丁を叩きつける】
【……恐らく、石包丁が叩きつけられた時はもう別の木に移っていると思うが】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 22:10:40.96 ID:ucMAo7R3o
>>81

【芋モドキの触感は――ひとことで例えるならば、砂】
【味は、芋を10個分固めたみたいな強烈な大地の味を堪能できるだろう】
【まあそれでも、食べられないものではないはず……】

嘘は、吐いて、いない……

【芋モドキを飲み込みながら】
【ケダモノどもに襲われた時は、来たとき同様高く浮翌遊して逃げればいいか、】
【なんて考えつつ、当初の目的を果たそうと口を開く】

……お前、ここに、棲んでいる、者、だな?
……お前の、種族は、どれくらい、この森に、いる?

それから、お前の、仲間の、気質を、教えろ……

【まるで、取り調べのように淡々と少女に質問を浴びせにかかる】
【質問の内容からするに、敵対大陸に棲む者の情報を集めているようにしか見えないが――】

【それにしても、気質――温厚だとか、荒いだとかは、必要ないように思われるが】
【この死神の目的は、何だというのだろうか】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 22:13:11.39 ID:06NRmZEIO
>>84

「くっそ!!…剣…剣……!!」

【自分がいつも持っている武器さえあれば、こんな木偶の坊…】
【少女は己の用意の悪さを胸中で呪っていた。】

【もともと体格差というか、アリが駆けっこで像に勝てないのと同じ様に、】
【どんどんゴブリンとの差が縮まってきている。】
【一度動きを止めれば、その右手の棍棒で叩き潰されてしまうことは明白であった。】

「ふざけ―――――――――――んん!?」

【肩で息をしながら足を動かす中、揺らぐ視界に唐突に人影が入り、同時に耳に三重に声が聞こえる。】
【まだその声の主を細かく観察する余裕もなく、ただ少女は声に従っていた。】
【ダンッ!と地を蹴り、体を右(相手から見て左)に転がる様に避ける。】

「……いだだだだだ…あいててて…」

【勢いを殺しきれずに、少女はそのままゴロゴロと転がった。】
【木の葉まみれになって立ち上がる頃には、森にはいつもの様に静寂が戻っており、】

(……銃術か…!?)

(……敵か見方か…)

【考えることはいろいろあった。しかし、そもそも命の危険がさったということで、少女の頭の中は精一杯。】
【ゆっくりと、そちらに歩を進めていく。】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 22:15:13.16 ID:pFo3n/Nto
>>83
【種族――その言葉が、スケルトンQの、骸骨の中で響いていた】
【もし、世界中が同じ種族だったら、争いは起きないのだろうか?】
【…いや、起きるのだろう。そもそも今の戦争は此方の陣営が住処を求めて仕掛けたものなのだから】
【きっと、一番に謝るべきは此方なのだ】
【そうは思うが、骸骨はそれを言わない】
【謝りたくないのではなく、意味≠ェないから、だ】
【けれど――】

名前は、大事だ。
相手の名前を知っていれば、種族も所属も関係ない。
スケルトン≠竍天使≠チて、呼ぶ必要がなくなるからね。
きっと、何時かは、手だって握れる。

【――舌もないのに、よく喋る】
【それは決して気休めでも、相手を馬鹿にしてる訳でもない】
【真剣な、スケルトンQの考えだった】

戦場では余計な感情だって馬鹿にしているものを捨てたら…僕らは本物の化け物≠ノなってしまう。
それだけは、絶対に嫌だね。

【だから、名前には意味≠ェある――骸骨は、そう言った】
【そして――】

>>77
………いやあ、流石は赤というか、なんというか。

【――元気なのは、良い事だよ、うん】
【そもそも失血を伴う怪我はしない骸骨】
【そういった薬を持ち合わせてはおらず…】

助けたいのは山々なんだけど、僕ら薬とか必要ないからなあ…
まあ、近くに病院とかあるでしょ、うん。

【そういって、部下に近場の薬局等を探させて、簡単な地図を少年へ渡すだろう】
【そして、一度部下を集めた後、二人へ手を振って去っていくだろう】

/ではこの辺で、お疲れ様でした!
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 22:20:00.56 ID:AK0+Qgtbo
>>83>>89
あだだだ‥‥、やべー‥‥、マジ、ヤベー‥‥。

【片足で器用にしゃがみ込みながら、壁に手を突いて呻いていた】
【総じて頭のよろしくない赤の中でも、突出した馬鹿だ】
【恐る恐ると包帯の奥の傷に興味本位で指を突っ込んでみようとしていた】
【多分ゴブリンとかと、脳味噌の大きさが大差ない】

‥‥お、なんだテメー、有難うって言ってやるぞ畜生。

【悪態を突きながらお礼を言うという器用極まりない事をして】
【骸骨から地図を受け取って】

ま、ありがとよ。
黒とは同盟だ、何時か礼してやるよ。

【そう言って、スケルトン軍団を見送って】
【それから、たっぷり数秒。沈黙、沈黙、沈黙】
【そして、少年は天使の方を見て、口を開く】

‥‥正直、歩けない。

【ぼたぼた、と血がこぼれていた】
【殺気のが切欠で一気に傷口が開いたようだった】
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 22:20:41.74 ID:Ze+YS91Bo
>>86

(もう出血が止まってやがる…マジかよ…ッ!)

【飛び移りながらも、オークの姿を捉え続け】
【次の策を脳内で巡らせながら、木々を飛び交い――】

【オークの頭上から月明かりが消え――】
【トカゲのシルエットが地面に映る筈だ】

【即ち、上空からの攻撃。正確のは、頭への尻尾を叩きつける攻撃】
【尻尾にこれといった特殊能力は無いが、それ故に強靭】
【影がある事から、予測は容易いが――】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/08(月) 22:24:45.95 ID:49OBdyOlo
>>88
【彼はいまだ煙が流れる銃口を、ふっと二息吹きかけて、煙を落す】
【そして両方を腰元へとジャグリングしながら綺麗に入れていく】
【戦いの後のなんともいえない気持ちよさに身を任せていると、目の前に先ほどの少女が現れた】

「…こんばんわお嬢さん、剣士たるもの剣を忘れてはいけないですよ?」

【そういうとコートの中からアタッシュケースを取り出し、目の前に置く】
【アタッシュケースの中を漁り、中から人が6人は座れるほどの大きさのシートを取り出し、その場に敷く】
【そして、そのシートの中心に座り、アタッシュケースの中身を開くと簡易の商売場所の完成という訳だ】

「私はジョーデス・ベルジネス、俗に言う万屋を経営しております。
 とりあえず、貴方に危害を与えませんので、此方のシートの上に来てくださいな
 見たところ、相当体力を消費してらっしゃる…サービスで回復剤を差し上げますから、どうぞどうぞ」

【ケースの中から座布団の様なものを取り出し、自分の対になるように置く】
【そして何やら血の様な色のワイングラスに入った液体を差し出した。飲めば忽ち精神と体力を回復するだろう】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 22:24:59.55 ID:cFsrgJkDO
>>87

(……な、何も食べれないよりは)

うぇ……まっず

【いくら自然の物を食べ慣れた彼女にとっても、この芋モドキは「ない」らしかった】
【それにしても、食料をわけ与えてくれた相手の目の前でその食料を不味いと抜かすとは】
【ある意味度胸がある証拠か。或いは単純に、言いたいことと思っていることが逆転してしまったのかもしれない】
【それでも空腹を満たすため、芋モドキを咀嚼し続けていた】

い、いっぱい、いるよ?
村とかもあるみたい、だけど、私は村住みじゃないから……詳しいこと、分かんない

性格も、みんな違うけど……温厚な子が多いと思うよ?
なんたって緑の住人だからね、黒や赤とは違うもん

……で、でもでも、何で、そんなこと聞く、の?

【じゃりじゃりと、口いっぱいに溢れる砂の感触を堪能しながら】
【若干相手のことを警戒しつつも、素直に問われたことを答えていく】

【身長差のせいか、ぐいとかなりの角度を付けて死神を注視するドリアード】
【頭についたキノコ傘のせいか、割とつらそうに見えるかもしれなかった】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/08(月) 22:29:41.34 ID:F5k4FJ79o
>>91
【ちょうどシルエットが映ったのは4つ目の木を薙ぎ倒した後だった】
【木を倒したときにちょうど影を視認し】

そこだ!!このドマヌケ野郎ーーー!!

【石包丁を横にして、後ろに振り抜く】
【カウンター狙いの一撃、当たれば尻尾の攻撃は回避出来るが……】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 22:33:58.12 ID:/FDk90L8o
>>89
【そのスケルトンから出る言葉はとても理にかなっていた】
【正に何かを知っている、そんな雰囲気すら感じられた】
【しかし其れを認めるわけにはいかない、認められない】
【天使であるが故、白の大陸の、その騎士団の隊長格である一人、天使イスラであるが故】
【迷ってはならない、全ては我が同胞のため、自身の信念のため】

【だけど……】

そうか、お前の考えはそうなんだな、私とは決して交じり合うことはない
スケルトンQ…お前の意見はそれで正しいと思う、それがお前の信条だからな…

だが私も一人の天使、騎士団を率いる一人として、その信念を曲げる訳にはいかないのだ
これだけは言っておく、例え今があろうと…戦場で会う時はお前を斬る…

【ーーーだけど、本心は斬りたくは無いのかも知れない】
【だからもう一度言った、戦場では会わないようにと、そんな言葉が裏にはあるようで】
【戦場でもし会ったとして、女は見逃すことはできない、剣を交えることになるだろう】
【自分がやられるかも知れない、だけど引く訳にはいかないから】
【そして会いたくない、そんな気持を心の隅にそっとしまった】

……私はもう化け物さ

【そう呟いて、去りゆく者を見るのであった】

>>90
【……正直歩けない……まさかの言葉】
【スケルトンは去った、そして今此処にいるのはその少年と…天使だけ】
【その言葉は誰に向けて言っているのであろう、いや独り言だとしても】
【その言葉を聞き取れたのはこの天使のみ】

【敵対している白の天使のみ、先程から連続の溜息、その回数はまた増える】


……なぁ……なんでお前は傷口に手を突っ込むんだ?
傷口が開くに決まっているだろ?

【はぁ…と溜息を吐きながら、その少年に向かって話しかける、敵であるその者に】
【周りには誰もいないのだ、……と、言うことはだ、自分がこの少年の面倒を見ることになる】
【女は頭をかきながら、面倒くさそうに言うのであった】

…手貸してほしいか?

【この言葉、たった一言だけの言葉、面倒そうな天使はそれだけ言った】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/08(月) 22:39:11.09 ID:B4+yXjIBo
【海底都市、アトランティス】


『ここがアトランティス、一応オレっちの故郷っスね』
『治安は……まあ、オレっちが青の眷属っスから、大丈夫なはずっス』

【ドーム内へ酸素を送り込む装置から吹き出す風が、少女の纏う純白のワンピースを閃かせる】
【鼻をつくオイルの臭い、数多の商品を取り揃えた雑多な市場の中を歩く少女と、観光案内よろしく語りを入れる、背中の機械】
【有機的なフォルムを持つそれに目を凝らせば、それは少女の背中と一体化しているのが見て取れるはずで】


「ふぅん」

【男性の声音を模した合成音が語る海底都市の特徴と歴史を、興味無しといった具合に一蹴する少女】
【直後に漏れる、機械の溜息───多色の種族が入り乱れるその地においても、妙に噛み合わないコンビは明らかに異質だった】
【挙句ムキになったのか、『いやだから』『そうじゃなくて』とアトランティスの歴史を語ろうとする、煩わしい機械
その一方でそれを気の抜けた声であしらい、ふらふらと覚束ない足取りで市場を進む、寡黙な宿主】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 22:41:05.67 ID:06NRmZEIO
>>92

【改めて見てみると、一人の男性である。】
【この場所とは似つかわしくないが、不思議と男には似合っている赤いコート、】
【金髪が月光に照らされ、純粋に「綺麗」と思えた。】

【硝煙の匂いと、相手の手の中にある得物が、ゴブリンを倒したことを物語っている。】

「…う、うるせぇな…余計なお世話だ。」

【別段、彼女は相手を見下しているとか、あまり良く思っていないとかではない。】
【むしろ「命の恩人」であり、感謝すべき対象である。】

【ところがどっこい。この剣客は、初対面の人物とはあまり穏やかに話せないと言う悪癖があった。】
【どうしても、棘のある物言いになってしまう。】

「…お、おう。…あ、私はセーラ…セーラ・エルドラージ…」

【乱れた髪を整えながら、彼女は言葉を紡いだ。】
【名乗られてから、慌ててこちらも名乗るのは心のどこかで彼に対して「感謝」しているからであり、その証拠である。】

「回復剤…?」

「……」

【ここで彼女は思考した。果たして本当か…自分にどうにも親切すぎないだろうか。】
【浮かんでは消える思考を燻らせたが、しかし答えが出るはずもない。】
【気がついたら、案内されたところに腰を下ろし、】
【ワイングラスの中の液体を飲んでいた。】

「…万屋ねえ…にしてはなかなかの使い手だな。」

「…あれか?「戦う商人」ってやつか?」

【文面だけをみるととてもわからないが、この人物は女である。】
【エルフ族の少女だ。半分ほど液体を飲み、諸々のダメージが癒える心地よさを味わいながら、質問した。】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 22:43:40.99 ID:AK0+Qgtbo
>>95
【相手の質問に、傷口をよく見ながら、答える】

いや、どうなってるか気になってな
足も機械化出来たら俺最強だし?

【その答えが色々とアレだった。命知らずで知られる赤の文明だが、ここまでは珍しいか】
【そして、強くなるためならあらゆる犠牲を厭わない。傷の具合によっては己の身を機械化するつもりだったようだ】
【しかしながら】

ま、とりあえず治りそうだから、機械化は諦めるかね。

【右手の指先はペンチとかニッパーとかドライバーとかスパナとか】
【色々と変形するが、スチームメタルの種族の特徴である機械の機能だろう】
【とりあえず、治るなら良いやということで、己の体をいじくり倒すのは辞めたようだった】
【あまりにも純粋すぎる強さと戦いへの渇望、其れがこの少年の殆ど8割くらいだった】
【しかし、その後に投げかけられた天使の言葉に、きょとんとした顔をして】
【数秒後に、満面の笑みを浮かべて口を開いた】

え、まじ?いいの?
うわ、白なのにお前良い奴だな、気に入った。
今度お前の機械壊れたら俺が見てやるよ、というわけで手を貸してくれよ。

【お礼を言いつつ、いい奴認定して、頼みごとをしたのだった】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 22:44:41.25 ID:ucMAo7R3o
>>93

これ、俺の、好物なんだが……
お前たちも、これなら、食べれると、思ったの、だが、なあ

【緑の大陸に棲む者だから、きっと芋っぽいものならお口に合うだろうと、思ったのかもしれない】
【好物を露骨に不味いと言われたからか、下から低い声のトーンが】
【さらにちょっぴり、低くなった。というか、これが好物とは、なかなかこの死神、変わっているかもしれず】

そう、か……
――トロールや、ドラゴンと、比べると、数が、多そうだな

気質も、温厚が、多い、と……

【またポケットから、今度はボロボロの黒石を取り出して】
【それに、少女から聞いた情報を、爪で掘り記録してゆく】

……敵対大陸の、者の、情報を、集めたかった、だけ、だ
この記録は、戦争が、終わって、から、使わせて、もらう

お前達の、数が、増えすぎると、世界中の、種族の、頭数を、揃える為に、
生まれすぎた、種族を、狩る

それが……俺の、仕事、だ

【戦争が終わったあと、生き残った種族の中で、総数の多いものを野放しにしてはいけない】
【数が多ければ多いほどに団結し、疲弊しきった種族に追い打ちをかけ、滅ぼす】
【その連鎖を食い止める為、奔走するのが、この死神の仕事だった】

【それはつまり、戦争が終わって、彼女の種族が多く生き残っていれば】
【――この死神が貴女たちを狩りに来ると、言っているようなものだった】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/08(月) 22:46:14.89 ID:Ze+YS91Bo
>>94

【勢いを付けた攻撃は止まらず】
【綺麗に石包丁に尻尾攻撃を合わせられ、尻尾に紅い線を描くと共に、大量に出血し】

がああああああああ!!!
糞ッ…!この糞野郎がぁああああああ!!!!

【ドスっと、音を立てて無様に地面に落ち】
【その後すぐさま飛び上がり、樹へと飛び移る筈だ】

覚えてやがれよ…この糞オークが…
次に会った時は喰らい尽くしてやるからな…!

【一度振り返り、負け犬の遠吠えとも取れる言葉を吐くと、森の深くまで消えていくだろう】

/ここらへんかなーありがとうございました!乙でしたー!
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/08(月) 22:50:36.97 ID:F5k4FJ79o
>>100
あっ、てめえ逃すか……!

【追おうとするも、右足の牙の傷のせいか転んでしまう】
【そのまま逃げていくのを悔しそうに歯噛みして見送る】

/乙でした
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 22:59:03.58 ID:/FDk90L8o
>>98
【機械化などと天使の女には訳のわからぬ事を言っていた、そんな少年】
【その強さへの執着と言ったらとてもじゃないが真似することは出来ない事で】

……私は強くなるっても自分の体を変えるのは嫌だね…
何手いうか…呆れも一周回って尊敬するよ

【その少年を見ていると、とても赤の者の敵国の者の発言だとは思えもしなくて】
【そんな事を考えている自分も馬鹿のように思えてきて】

【そんな言葉、手をかそうかと投げかけたのであった】
【まるでその笑みは戦争すら興味がない、そんな物、純粋に力を求める渇望】
【フゥーと息を吐きながら、女はその少年に向い手を投げる】

はいはい、気に入ってくれてありがとね
本当に今日は訳のわからない日だ、私が敵対してる奴らと話して今なんて手を貸している

……自分が情けなくなってくるよ…これじゃあ部下のこともいえないねぇ…

【気に入ってくれてありがとね…その言葉は完全な棒読みであったのであるが】
【その後暫く間を置いて、そんな本音も口から漏れたりしたのである】

【とにかく今はその女の手が目の前の少年に向いていて、手をつかんだのであれば其れを引っ張るであろう】
【女の身長は180、肩に担ぐにしろ色々苦労を要しそうではあるが、どうやって運ぶのやら、そして何処に行くのやら】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/08(月) 22:59:58.90 ID:49OBdyOlo
>>97

「セーラさんですか…銀髪と重なって実に可憐方ですね…」

【少女が髪の毛を整える様を見て、何やら嬉しそうな表情を浮かべる】
【銀髪の髪の毛が好きなのか、否―少女がただ可愛らしいのだろう。】

【少女が座布団にちゃんと座り、しっかり回復剤を飲んだところを確認すると】
【まるで、商品を元に戻すかのように慎重に、自らの銃をアタッシュケースの中へと仕舞い込んでいた】
【そして銃の代わりに、同じく血の色をしたワインのビンを取り出すと、自分のグラスを隣に置いた】

「あら、お褒めの言葉ありがとうございます…ええ、仕事柄ありとあらゆる種族にも狙われますからね
 それと、思想の問題で、軽く同族からも嫌われてるんですよ…あ、おかわりどうです?」

【表情は相変わらず微笑んでいるのだが、言葉は何処か哀しそうだった】
【そして気づけば、軽いお茶菓子が少女の目の前に置かれていた】

/遅くなって申し訳ない…
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/08(月) 23:01:07.70 ID:49OBdyOlo
>>97

「セーラさんですか…銀髪と重なって実に可憐方ですね…」

【少女が髪の毛を整える様を見て、何やら嬉しそうな表情を浮かべる】
【銀髪の髪の毛が好きなのか、否―少女がただ可愛らしいのだろう。】

【少女が座布団にちゃんと座り、しっかり回復剤を飲んだところを確認すると】
【まるで、商品を元に戻すかのように慎重に、自らの銃をアタッシュケースの中へと仕舞い込んでいた】
【そして銃の代わりに、同じく血の色をしたワインのビンを取り出すと、自分のグラスを隣に置いた】

「あら、お褒めの言葉ありがとうございます…ええ、仕事柄ありとあらゆる種族にも狙われますからね
 それと、思想の問題で、軽く同族からも嫌われてるんですよ…あ、おかわりどうです?」

【表情は相変わらず微笑んでいるのだが、言葉は何処か哀しそうだった】
【そして気づけば、軽いお茶菓子が少女の目の前に置かれていた】

/遅くなって申し訳ない…
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/08(月) 23:01:13.74 ID:rLE766r2o
>>96

―――ぜひ話して聞いて、そして楽しんでいって欲しいな。

【と、一人の青年が不意に二人(?)に声をかける。そちらを向けば】
【先ず目に入るのが赤い髪と金の瞳、そして青い肌と耳のヒレ、という】
【なんとも見たまま、都市の住人らしい、長身の彼が笑んでいて】

や、どうも。なんだか物珍しいんで声をかけたんだけど、邪魔かな?
もしそうじゃなくて暇なら、観光でもしながらお話とか、どう?

……あ、もちろん二人共だよ?
いや、人じゃなくて機って数え方かもしれないけど……

【ヒラヒラとした海藻か、或いは金魚辺りのヒレの様な青い服を着た彼は】
【その背に骨でできているらしい槍を背負ってこそいるが、青の住人らしく温厚そうで】
【とりあえず話す分には害もなさそうだ。ただ勿論、応じるかはお二人次第だけれども】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 23:01:18.60 ID:cFsrgJkDO
>>99

……、え、……あっ
ご、ごめん、ね……?
あの、その……なっ、なかなか、独特の味だとは思う、よ?

【自分の言ったことに今更ながら気付いたのか】
【彼女は芋モドキの最後の一欠片を口に放り込み、フォローともいえぬフォローを紡いだ】

【そして語られた死神の目的に対しては、じゃりじゃりと芋モドキを咀嚼しながら大人しく聞いていたが】
【彼の言葉が終わりを告げると、ごくりと食べ物を飲み込んで】

……やっぱり、黒は黒だ

あのねっ、自然はあなた達が思う程柔じゃないよっ!
確かにどっかの種族が増えすぎると、どっかの種族が減るかもしんない
だけどねっ、それってつまり、「減った種族」は「増えた種族」の獲物ってことなの。
獲物が減ったら、「増えた種族」は困るでしょ?
そしたら、「増えた種族」はそのうちお腹減って地面に還るの、死んじゃうのっ
そうなったら、天敵の少なくなった「減った種族」はまた増えることができる

そうやって、もしバランスが崩れても自然はゆっくりゆっくり天秤を元に戻していくの
もしそこに、他からの力が混じったら自然の輪廻はおかしくなっちゃう
数が多いことにも、数が少ないことにも理由があるの

ご飯くれたことには感謝してるけど、余計なことしないでっ!
私たちには私たちの暮らしがあるんだからっ!

【空っぽになった、芋を持っていた右手】
【そこの鉤爪を、指を差すようにずびしと相手に突き付け】
【怒ったかのように、ドリアードの少女はそう言った】
【自然には自然の理屈があり、調停する側には其方側の理屈がある】
【恐らくは噛み合わぬ両者の主張──】
【それは種族間の気質の違いが影響されていることもあるのだろう】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 23:08:49.13 ID:AK0+Qgtbo
>>102
そりゃ、俺達スチームメタルは機械の中で生き延びた人間だぜ?
生まれつき歪なんだから、今更姿形がどうかわろうとも関係ないさ。

【自己の種族というものに、この少年は誇りを持っているようで】
【俺の腕、カッコイイだろー?と鈍い鋼色をぎらつかせる右腕を見せるだろう】
【つい最近大破した後が有り、どうやら肉体を修理したようだった】
【壊れても直せる体と、機械に生まれた時から触れている性質、それらが己の変化を受け入れる下地と成っているのだ】
【そして、天使が己に手を差し出したのを見て、迷わず手を取って】

おう、俺が気に入ったんだから感謝しろよな!

‥‥別に、人助けは悪いことじゃねーと思うけどなー。
喧嘩は好きだけど、人助けも嫌いじゃねーし。

【暴力を振るい、しかし弱者にはそれを振るわず手を差し伸べるのがこの少年】
【只何も考えず戦いを求め強さを追求するだけではない】
【暴力性と純粋性、その二本の柱が、彼の精神の強さを生み出しているのだろう】
【そして、この少年の体は、腕のせいで凄く重い、100kg程ではないが70kgである】
【もつのは、少々大変だろうか?】

あー、あとさっき黒の奴に貰った地図な、病院の場所あるって。

【担がれながら、そう言って地図を差し出すだろう】
【それほど遠い場所でもなさそうである】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/08(月) 23:14:42.88 ID:06NRmZEIO
>>103

「おう。…まあ斬空≠チて言われることの方が多いがな。そっちの方が慣れてる。」

「可憐方…うまいこと言いやがって…」

【容姿を褒められたのに少しも嬉しそうではなく―――――――――いや、嬉しそうだった。】
【軽く頬に朱が指している。また、相手の微笑みを見てから、また目を反らした。】
【当人はうまくごまかしているつもりだろうが、丸わかりである。】

【銃をしまう様子を見るに、これはあくまで彼女の主観に基づいたものだが、悪い人ではないだろうと思える。】
【得物を大切に扱う辺り、また好感が持てていた。自分のものを大切にする人に、悪い人物はいない。これが彼女の持論だ。】

「やっぱりか…ふうん…思想ねえ…いろいろ難しいんだな。」

「……あ、悪いな。もらう。」

【一抹の哀しさを汲み取ったがしかし、それに自分が突っ込むのは野暮だと思ったのだろう。】
【お礼を言ってから菓子をつまみ、それを口に運んでから空のグラスを向けた。】

「同族か…種族は何なんだ…?」




/いえいえ。
/お気になさらずに!。こちらこそ遅くて申し訳ないです…
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/08(月) 23:17:38.22 ID:B4+yXjIBo
>>105

「別に良『……ナンパ、っスか?』

【首を縦に振り、あっさり肯定しようとする少女の言葉を"彼"が遮る、どこか棘を含んだ声音】
『ウチのお嬢はそんなに安くないッスよ!』【とか】『まあ、このオレっちが目の黒いうちは、お嬢には指一本触れしゃさしないっス』【等と】
【金魚のフンか、あるいは保護者のような面──とは言っても巨大な複眼を持つ昆虫面だが──をして、憤慨だと言わんばかりに】


「……だから、良いって。お願い、できますか?えっと、お兄さん」
「それと、後ろのはその……人で良いと思います、多分」『うッス、こう見えてもれっきとした自我があるっすよ!』

【今度はその口煩い機械を少女が制して──人付合いは苦手なのだろう、わざとらしくにこやかに笑んで、申し出に応じた】
【それでも初めて目にする青の世界の住人をまじまじと興味深げに見据えながらそちらへ歩み寄る。背中の得物を気にする節は無い】
【そもそも、それを言ってしまえば口煩い機械を背中に食い込ませている少女の方が、といった所】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 23:19:07.31 ID:uXWEvgAXo
【鬱蒼と茂った木々の戯れは、上空から見ても内部の様子は窺えず
息を呑むばかりに大きい森林の屋根は、最早此処が密林と呼ぶのに相応しい、と感じさせるほどに】

【此処は緑文明の中でも随一の大きさを誇る森林The Iron Sea=i深海の森)】

【それでも、森の入り口付近は広大な草原が広がっており、異種間の交流の場としてもピッタリの場所
月は、淡い色の光を注ぎ、周囲の賢獣=\―――エルフや獣人達を明るく照らしていく
そして視線を漂わせて見れば、獣達が、とある場所に集まっていて
耳を傾けてみれば、耳障りの良いソプラノボイスが潤いを滴らせて紡がれている】


っと……こうして、今みたいに各大陸同士が仲悪くなっちゃったんですよ
けれども、元々は皆仲良くできてたんだから、きーっとまた、元通り仲良くなれるはずです

私はそれを、信じてるんですよー
ですから皆さんも、争いごとをしてはいけませんのです

汝の隣人を愛せよ=\―――ですよ?


【どうやら歴史か何かを教えていたのだろうか、一人の少女が握った本をパタンと閉じる
彼女の周囲には様々な動物がわいわいがやがやしており、結構騒々しい
……子供だけでなく大人の獣も多く居り、彼女の講義を聞きにきていたのだろうか】

【椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【彼女は本へと視線を落としながら、少し、ため息を漏らした】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/08(月) 23:19:54.91 ID:B4+yXjIBo
>>105

「別に良『……ナンパ、っスか?』

【首を縦に振り、あっさり肯定しようとする少女の言葉を"彼"が遮る、どこか棘を含んだ声音】
『ウチのお嬢はそんなに安くないッスよ!』【とか】『まあ、このオレっちが目の黒いうちは、お嬢には指一本触れしゃさしないっス』【等と】
【金魚のフンか、あるいは保護者のような面──とは言っても巨大な複眼を持つ昆虫面だが──をして、憤慨だと言わんばかりに】


「……だから、良いって。お願い、できますか?えっと、お兄さん」
「それと、後ろのはその……人で良いと思います、多分」『うッス、こう見えてもれっきとした自我があるっすよ!』

【今度はその口煩い機械を少女が制して──人付合いは苦手なのだろう、わざとらしくにこやかに笑んで、申し出に応じた】
【それでも初めて目にする青の世界の住人をまじまじと興味深げに見据えながらそちらへ歩み寄る。背中の得物を気にする節は無い】
【そもそも、それを言ってしまえば口煩い機械を背中に食い込ませている少女の方が、といった所】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 23:20:39.57 ID:uXWEvgAXo
【鬱蒼と茂った木々の戯れは、上空から見ても内部の様子は窺えず
息を呑むばかりに大きい森林の屋根は、最早此処が密林と呼ぶのに相応しい、と感じさせるほどに】

【此処は緑文明の中でも随一の大きさを誇る森林The Iron Sea=i深海の森)】

【それでも、森の入り口付近は広大な草原が広がっており、異種間の交流の場としてもピッタリの場所
月は、淡い色の光を注ぎ、周囲の賢獣=\―――エルフや獣人達を明るく照らしていく
そして視線を漂わせて見れば、獣達が、とある場所に集まっていて
耳を傾けてみれば、耳障りの良いソプラノボイスが潤いを滴らせて紡がれている】


っと……こうして、今みたいに各大陸同士が仲悪くなっちゃったんですよ
けれども、元々は皆仲良くできてたんだから、きーっとまた、元通り仲良くなれるはずです

私はそれを、信じてるんですよー
ですから皆さんも、争いごとをしてはいけませんのです

汝の隣人を愛せよ=\―――ですよ?


【どうやら歴史か何かを教えていたのだろうか、一人の少女が握った本をパタンと閉じる
彼女の周囲には様々な動物がわいわいがやがやしており、結構騒々しい
……子供だけでなく大人の獣も多く居り、彼女の講義を聞きにきていたのだろうか】

【椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【彼女は本へと視線を落としながら、少し、ため息を漏らした】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 23:21:47.88 ID:uXWEvgAXo
【鬱蒼と茂った木々の戯れは、上空から見ても内部の様子は窺えず
息を呑むばかりに大きい森林の屋根は、最早此処が密林と呼ぶのに相応しい、と感じさせるほどに】

【此処は緑文明の中でも随一の大きさを誇る森林The Iron Sea=i深海の森)】

【それでも、森の入り口付近は広大な草原が広がっており、異種間の交流の場としてもピッタリの場所
月は、淡い色の光を注ぎ、周囲の賢獣=\―――エルフや獣人達を明るく照らしていく
そして視線を漂わせて見れば、獣達が、とある場所に集まっていて
耳を傾けてみれば、耳障りの良いソプラノボイスが潤いを滴らせて紡がれている】


っと……こうして、今みたいに各大陸同士が仲悪くなっちゃったんですよ
けれども、元々は皆仲良くできてたんだから、きーっとまた、元通り仲良くなれるはずです

私はそれを、信じてるんですよー
ですから皆さんも、争いごとをしてはいけませんのです

汝の隣人を愛せよ=\―――ですよ?


【どうやら歴史か何かを教えていたのだろうか、一人の少女が握った本をパタンと閉じる
彼女の周囲には様々な動物がわいわいがやがやしており、結構騒々しい
……子供だけでなく大人の獣も多く居り、彼女の講義を聞きにきていたのだろうか】

【椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【彼女は本へと視線を落としながら、少し、ため息を漏らした】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 23:24:38.97 ID:ucMAo7R3o
>>106

――だ、ろ?
黒の、大陸では、有名と、言う訳では、ないが
その、なん、だ、……俺が、栽培する、作物の、中で、最も誇れる、もの、だから、な

暗黒芋、と、言うんだ、それ。よ、よかったら、お土産に――

【苦し紛れのフォローを、この死神は真に受けて、自分が栽培した作物を少しでも広めようと】
【少女の仲間にもどうぞと言わんばかりにポケットから新たに暗黒芋≠2、3個取りだして】
【スッと差しだすだろう】

【――この陰気臭い死神が農作業をしていることも、多分にギャップを孕んでいるが】
【それは、今は置いておくとして】


――その、度に、調整し、世界の、秩序を、保ってきた、者こそ、我ら、一族の、死神
放って、置けば、天秤を、破壊、しようと、する者こそ、お前達、だ

ゆっくり、天秤を、戻す、だと? 笑わ、せる……
じっと、していれば、戻せる、ものも、破壊して、しまう、のが、お前達、なのだから
俺達が、手を、加えるしか、ないのだよ

――お前も、精々、考えて、子孫を、残す、こと、だな


【壊れた生態系を整え、秩序を守ることが、この死神の使命】
【溢れた生命の数を調節し、狩り取った魂を持ちかえるのが、この死神の、使命】

【彼は、知っていた。戦争を経て、数多の種族が絶滅したことを】
【だからこそ、放ってはおけない。一方的に蹂躙されゆく種族など、あってはならない】
【一種族が、台頭することなど許すわけにはいかないのだ】

【突き付けられた指先を、周囲すらも凍てつかせてしまいそうなほどに冷たい視線で一瞥し】
【最後に、吐き捨てるように言葉を紡いだ】

【――きっと、この死神たちの手を借りずに自分たちだけで秩序を守れると】
【その証明をしない限りは、死神の考えが変わることはないのだろう】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 23:32:38.84 ID:/FDk90L8o
>>107
【よっこらせっ、と…女らしからぬ言葉を吐きながらその差し出された腕を掴む】
【掴んでみたは良い物の物凄い思い、軽く持ち上がるものだと思っていたが甘かった】
【ん?…などと不思議そうに自分の手とスチームメタルの少年を交互に見ながら、女はもう片方の手も使うようで】
【その両手で少年を持ち上げようとする、70kgそれは十分な重量である、だがこの女は天使の中でも武における者】
【巨大な大剣を背負う者、力は在るのだ、少しばかり踏ん張りながら、その少年を起き上がらせて】
【その手を肩に通すのである、その少年の手の位置からは後ろの2対の4本の翼が触れられるであろう】
【触れたとしても何かがある訳では無いのだが】

ストームメタルねえ…珍しい種族だよ、人間が此処までの力を持つとは……
何ていうか…凄いことだね

【持ち上げながら言った言葉であるからに、その言葉は途中で途切れたりもしていたが】
【十分に聞き取れる言葉ではあったと思う、カッコイイよ等とそんな返事を返しながら、天使は笑っていたのであった】

本当あんたには調子が狂わさられるよ…
感謝しておりますよ!これでいいかい?

【棒読み、適当に投げるような返答ではあったが、質問にしっかりと答えている事から、そこまで敵意は持ってはいないようで】

人助けのためには、誰かを倒さなきゃならない時もあるのさ
こんな人助けばかりだったら、戦争もなにも起きやしないよ

【女はそう言って、少年の手から地図を取る、その地図を逆さまにしたり、横に向けたり】
【地図を真剣に睨みながら、場所を把握する】

まぁ……近いんだねぇ…
それじゃ行くとしますか…っ!

【もう一度よっこいしょ!と力を入れて歩き出す】
【その病院につくまでは様々な話をしたのだろうか、大陸の特徴、自身の事】
【らしくない、そんな事を思いながら、目の前の少年にはそう話してしまうそんな不思議な事である】

/物凄い遅くなりました!申し訳ない…
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/08(月) 23:37:49.49 ID:49OBdyOlo
>>108
「斬空=cなるほど、まるで空を切るかのように、いとも簡単に物を斬れると… 
  そう呼ばれるまでの身のこなしと剣術は、そうそう真似できませんね…」

「いえ、私は思ったことを素直に申しただけですよ、もし出来るなら、お付き合いしたいほどお綺麗だ…」

【こいつは何を言ってんだというほど恥ずかしい台詞を、相変わらず微笑みながら返す】
【彼女の反応が面白くて言っているのか、はたまた本当に本心なのか】
【少なくとも、彼女の反応は嬉しいらしく、少し口元を緩めていた】

「いえいえ、私に出来ることはこれぐらいですから…お口に合いましたか、そのお菓子?」

【そう良いながら、彼女に軽く一礼をする。礼のお返し、だろうか】

【少女に同族のことを聞かれると、少し顔を固める。ひょっとすると、少女に切りかかれるかもしれないからだ】
【だが、やはり怖い顔は性分に合わないのか、すぐさま先ほどの微笑みに戻ると】

「――セーラさん、いえ、斬空さん…私の種族についてお話しますが…私を葬り去りたいときは、ぜひ申してくださいませ
   ―――私の種族は、おそらく貴女方と対立しております、黒の大陸におおよその住処を置く、吸血鬼に御座います」

【バッグから先ほどの黒い拳銃を取り出すと、銃口を自分に向け、少女へと差し出した】
【おそらく、撃ちたければ撃て、という事だろう】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/08(月) 23:38:27.85 ID:49OBdyOlo
>>108
「斬空=cなるほど、まるで空を切るかのように、いとも簡単に物を斬れると… 
  そう呼ばれるまでの身のこなしと剣術は、そうそう真似できませんね…」

「いえ、私は思ったことを素直に申しただけですよ、もし出来るなら、お付き合いしたいほどお綺麗だ…」

【こいつは何を言ってんだというほど恥ずかしい台詞を、相変わらず微笑みながら返す】
【彼女の反応が面白くて言っているのか、はたまた本当に本心なのか】
【少なくとも、彼女の反応は嬉しいらしく、少し口元を緩めていた】

「いえいえ、私に出来ることはこれぐらいですから…お口に合いましたか、そのお菓子?」

【そう良いながら、彼女に軽く一礼をする。礼のお返し、だろうか】

【少女に同族のことを聞かれると、少し顔を固める。ひょっとすると、少女に切りかかれるかもしれないからだ】
【だが、やはり怖い顔は性分に合わないのか、すぐさま先ほどの微笑みに戻ると】

「――セーラさん、いえ、斬空さん…私の種族についてお話しますが…私を葬り去りたいときは、ぜひ申してくださいませ
   ―――私の種族は、おそらく貴女方と対立しております、黒の大陸におおよその住処を置く、吸血鬼に御座います」

【バッグから先ほどの黒い拳銃を取り出すと、銃口を自分に向け、少女へと差し出した】
【おそらく、撃ちたければ撃て、という事だろう】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/08(月) 23:41:42.48 ID:rLE766r2o
>>111

ナンパだなんてとんでもない!僕はただ、ここいらの良さを知ってほしいだけさ
戦争も無し、食べ物は美味しい、自然も綺麗……まあ、場所によるけど
ホント、良いところだからさ。そっちのキミも故郷ならこの気持ち、何となくわからない?

【なんて、水かきのある手を顔の前で振ったり、ニコリと笑ったり、目を輝かせたり】
【どうやら本気で自らの故郷が好きであり、是非知ってほしいと……そういうことらしく】

あ、僕の名前は「ラティメリア・コエラカントゥス」って言うんだ
長いし女の子っぽい気もするけど、好きに呼んでくれていいよっ

……あぁそれと、君たちって“赤”の人?
僕、青からあまり出ないから他の所の話って知らなくてさ
でも今度、行ってみようとも思ってて……良ければ、名前と一緒に聞きたいなー、とか

【続けて「それじゃ行こっか」、とアッサリ話を進め、速度緩めに歩き出す彼】
【冷たそうな肌も、耳のヒレも。何処を見られてもそうそうは気にせずに】
【寧ろやはり、少女と機械を楽しげに見返し、時折建物の紹介なんかをする】

【これは食べ物屋だとか、お土産屋だとか、あっちはホテルでこっちは………と】
【どうやらこの魚人、存外に『良い人』らしいことが分かる。随分とお気楽な観光になりそうだ】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 23:44:45.77 ID:AK0+Qgtbo
>>115
はは、重いか?

【頑張って、己を持ち上げようとする天使を見て、楽しげに笑い声を零す】
【体に触れれば、小柄ながらも引き締まり鍛えられた肉体であることが分かるだろう】
【スチームメタルは、肉体労働者の身体と職人の指先を持つ、生粋の工業組だからだ】
【そして、翼を見て、おー、かっけー。と無邪気に声を零して感心しているはずだ】

まーな。でも、そっちこそ空飛んだりして凄いじゃねーか。
俺達は魔法も使えないし、頼れるのはこの体と兵器だけ。
まあ、だからこそ俺達は強くなることを諦めないし、兵器を愛すんだが。

【ほれほれ、俺の腕変形するんだぜーと言いながら、その直後】
【がしゃり、と音がして、天使の目の前にライフルの銃身が現れるだろう】
【そして、その瞬間腕からボルトや螺子がこぼれていって】

どわ、やっべ直したばっかなのに!

【慌てて腕を元の形に戻すのだった。一部の装甲が浮いている】
【生身の暖かさを持ちながらも無機質さを合わせ持つ。彼の種族の最大の特徴だった】
【その後、天使の棒読みな言葉を受けて、ははははっは、と馬鹿笑いを響かせる】

おーおー!いいぜー!

【適当に行ってみただけだったようだ】
【あまり不快じゃない、上から目線―――だろうか?】

ま、そりゃそうなんだろうなぁ。
どうせ俺も近いうちに戦争に駆りだされる筈だし。

‥‥あー、戦争前に機神見つからねーかな、見つかりゃ俺が機神になれるのに。

【機神、この世界の神話に於ける、火の古代兵器の名称である】
【人間型をした種族と融合するように装着され、強大な力を約束するとされている】
【どうやら、強くなるために少年は機神を探しているようだった】

えいっえいっおー!!

【馬鹿っぽい掛け声を響かせて、病院まで担がれていく】
【相手の話を楽しそうに聞きながら、此方も修理の話し、機械の話し、戦いの話、修行の話】
【ひたすら自分のことばっかりを子供のように純粋に話し続けるのだった】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/08(月) 23:45:24.28 ID:AK0+Qgtbo
>>115
//気にせんでもよかですよー!
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/08(月) 23:45:26.50 ID:6GpSdUyxo
>>113

【がさり、と密林の中でも一際目立つ大木が揺れた】
【原因は太い枝に獣人が腰掛けていたからであった―――”ウォービースト”】
【その種族である獣人は少女の講義を枝に腰掛ながら長い間を観察していたようだ】


ふわぁ……難しいことを言うてんなぁ……。
隣人を愛せか……簡単な様で、難しいことや。



【欠伸。瞳が潤み視界がぼやける。手の甲でぐしぐしと目を擦り、また欠伸】
【黄金の鬣(たてがみ)を持つ獅子の獣人である青年。頭部は獅子のそれであり、爪、牙、尾以外は人型】
【筋骨隆々の巨躯を紺色の布服で包み、紅褐色の肌を指で掻きながら尾を振る】


おーい、お嬢ちゃん悩み事かぁ!


【大木の枝の上で動物達のがやがや声に負けないくらいに大声をあげた】
【動物達の中にはその声にビクッとしたものも居ただろう。軽く会釈して謝罪しながら、ニコニコと少女へと笑みを向けていた】
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/08(月) 23:45:50.46 ID:cFsrgJkDO
>>114

【差し出された暗黒芋。それらを荒々しく鉤爪で掬い取り】
【きっと相手を睨み付けてドリアードの少女は怒りの表情を顕わにする】

……そっちこそ、笑わせないで!

そもそも蹂躙を始めてきたのはあなたたち黒や赤じゃない!
私たちはただ平穏に暮らしてただけなのに、そんなの言い訳にしか聞こえない!

そんなに種の保存が大事だったら、今すぐ戦争を終わらせてよ!
種族を減らす種族を狩るんでしょ!?
だったら今すぐ黒と赤に行ってくればいいじゃない!
戦争が終わるのを待ってたら、種族なんてあっという間に滅んじゃう!

──偉そうなこと言う前に、目の前の現実見てみたらっ!?

【死神が、弱きを蹂躙する種族を狩る者なのであれば】
【何故助けてくれないのかと、彼女は叫ぶ】
【何故蹂躙される側の大陸にいるのかと、彼女は叫ぶ】

【ドラゴンやトロールに比べたら、確かにドリアードは数が多いだろう】
【しかしドラゴンやトロールを駆逐するだけの力があるかと言われれば、答えは否】
【温厚な種族であるドリアードは、そもそも戦いをする術を持たぬものが多く】
【それは恐らく、生きる上で必要最低限の争いさえすればよかった緑の大陸の種族全体にも、適用されるかもしれなかった】

【彼女の語ることは、自力で秩序を護れると言っていたことと矛盾するが──】
【それは今、赤や黒と言った外部の力が入ってきているからだろう】
【緑の種族であるドリアードの少女──】
【彼女の目には、彼が何かと理由をつけて緑の種族を駆逐しようとしているようにしか見えなかったのだ】

【そして、言いたいことを言い終えたのか】
【彼女は死神にくるりと背を向けると、足早に彼から遠ざかっていこうとする】
【このままだと彼女は、森の小路を逸れて森林の中へ立ち去ってしまうだろう】
【何か言葉をかけるなら、今しかない】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/08(月) 23:49:31.46 ID:IiK3BIJbo

────闇の中で、静かに降り立つ銀色。
弧閃≠ニ呼ばれた男は、後ろを振り向くと共に剣を引き抜き、周囲を確認する。

「──────」
(…ここまでくれば、まずは)

そして周りに気配が無い事を確認すると、一際長い息を吐き出してその場に座り込む。

────黒と、緑。
その国境を速度≠以て越えてみせた黒の男は、緑の大陸────その深い森の中で身を休める。
殆ど気絶に近い、深い睡眠。ある程度安心出来ているのは、男がこの場所に潜む事は初めてでは無いからである。
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/08(月) 23:56:49.04 ID:uXWEvgAXo
>>121

【貴方の声に動物の多くが反応する、何事か、とざわつくだろう
しかしそこは調和を重んじる緑文明のモノ達、声の主が無害な貴方である、と確認できたなら
コッチにおいでーと、誘うような声が、動物たちから聞こえるだろう】


ふぇ!?……悩み事、ですか……
そうですねー……小さな悩み事、でしたら日常でたびたび感じちゃうけど……
此処のみんなが親身になってくれるから、そこまで悩み事はないですよー


【彼女は寸刻、自身へ向けられた言葉か、と感じ目をパチクリとさせたが
直ぐに言葉の意味を理解し、自分なりの旋律を紡ぐ
貴方へと向けられた微笑は、彼女の人畜無害そうな容姿もあって、おっとりとした感じを与えるかもしれない】

【月明かりが落ちて、貴方の鬣を彩っていくだろう――――黄金は、光を孕むと、さながらイルミネーションのように艶る
それはさながら、伝説上の英雄のように、金色を纏う百獣の王の化身が如く
――――貴方を見つめていた獣達の中から、微かな歓声が上がるのも、無理は無いだろう】


……ですからライオンさんも御一緒にお話しませんか?
そんな所にいらっしゃったら、中々安心してお話できませんよ
いつライオンさんが落ちちゃうか……心配なんですよ?


【彼女は胸元で右の手と左の手を一つにまとめ、軽くお願いするような体勢に
紡がれる言葉は、心地の良いソプラノの旋律、貴方の耳元で囁くような、歌うような柔らかい音
草食動物ならではの安心感に満ちた癒し――――そんな雰囲気を、彼女はまとって】

【椛色の髪は月光を浴びて、微かな色合いを滲ませて、偏光していく
似た色合いのグラデーションは、見る角度によって色の変化を貴方に見せるだろう
見る角度によっては、親しげな彼女が、子供っぽくも、大人っぽくも見えるだろうか】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 00:01:30.60 ID:zY27VTSIO
>>117

「さあな。村のやつが勝手に言いやがるんだよ。」

「ま、斬れないもんはないぜ?オリハルコンでもヒヒイロカネでもバッサリだ。」

【そう言って可笑しそうに笑う彼女は、剣客として確かな自信がある様に見えている。】
【自身の気の強い性格も合間っているのかもしれない。】
【しかし、断言するその様子は、どこかまだ「青く」そして「井の中の蛙」であることを思わせるだろう。】

【そもそも、一流ならさっきのような状況にはならない。まだまだ彼女は未熟である。】

「は、はあ?…付き合うって…」


「…な、な…!!」

「ば、バカ…冗談でもそんなことは…!」

【比較的短絡的な彼女は、相手の言葉をとても真面目な捉えてしまった。】
【普通の人が言ったら鼻につきそうな台詞であるが、不思議と男にそのような雰囲気はない。】
【彼女が慌てるのはそのせいとも言える。ごく自然な様子に、囚われていた。】

「あ、ああ?…あ、おう。うまかったぜ。」

【菓子のかけらを放り込み、咀嚼する。正直まだ彼女の頬は赤く、あまり味を分かっていないようだ。】
【残った回復剤も飲んだ。】

「あん?…何だって…」

「!!」

【そこで、少女はハッとした表情になる。言葉を聞いてからしばらく何かを考え、】
【そして相手の銃をひったくろうとした。】

「…ヴァンパイア≠ゥ…てめえ…」

【銃を奪えたなら、それ銃口を額に向け、言葉を紡ぐ。その中には先ほどまでの穏やかさはなく、あるのは種族としての「敵意」であった。】
【「緑」の国と「黒」の国とは対立している。今ここでも、進軍と、それを阻もうとする軍の戦闘が行われているかもしれない。】

「…こんな物騒なもん渡していいのか……私が「エルフ」であることは分かってるだろ…」

「それともあれか?剣士は銃を扱えないとでも…?そんなら大間違いだぜ?」
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 00:03:00.26 ID:8iDZkRgIO
>>85
//まだ居たりしますかー?
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 00:03:49.84 ID:LYeCCGZCo
>>122

……無闇に、生者を、狩れば、それこそ、俺達が、秩序を、乱す、者になる

戦争を、終わらせる、ことが、できるならば
それが、最善の、策、なのだろうな
――だが、それが、易々と、罷り通る程、世界は、単純じゃ、ないのだよ


―――俺、だって、好きで、現実から、眼を、背けている、わけじゃ、ない……


【戦争さえなければ、自分が誰かを狩る必要もない】
【きっとうん百年に一度程度の頻度で、調整を加えるだけで済むのだろう】

【彼女の叫びが、死神にも伝わったのか】
【その力強い言葉は、死神の心の内を、僅かだがさらけ出させた】
【彼の言いぐさから、戦争を止められない理由が潜んでいることが、汲み取れるだろうか】

【そしてもしも――緑の大陸の、それこそドリアード達が絶滅した時には、彼はどうするつもりなのだろうか】
【彼は黒の大陸を、赤の大陸を、他の死神たちを、敵に回すというのだろうか】
【その答えは――未だ、語られない】


―― 一つ、だけ、最後に、答えろ
お前の、名は、何と言う?

俺は、クラヴィー・モルス。閻魔翌様に使える、地獄の、死者、だ

【彼女の名を聞くことに、何の意味があるのだろう】
【去りゆく背を見た瞬間に、名を訊いておかなければいけない気がして、思わず声をかける】
【その理由はひょっとすると――彼女の叫びに感化されたからなのかも、しれなかった】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/09(火) 00:05:10.99 ID:iquEkL88o
>>118

『大いに同意っす……やっぱり青が最高っスよ、何事も平和が一番一番』
『ホント、青に生まれて良かったと思うっスよ、お嬢には悪いっスけど』

【もし彼が人間ならば、腕を組んで首を縦に振っているのだろう、全くもって全面的に、青年に同意して】
【一方で少女、同胞である二人の会話を確かめるように周囲の景色を眺め、感嘆の符を漏らす】
【ドームの外を泳ぐ魚群。水の中を屈折し、降り注ぐ、光の筋。見るのも全てが新鮮で、幻想的で】


「え?あ、あ……えらかんと…………えっと、エラさんで良い……ですか?」

【景観に意識を奪われていた間、どうやら名前を聞き逃した様子。彼の申し出を受けて、何とか誤魔化そうとして】
【……魚人の渾名がエラさん、言い得て妙だと思ったのは、絶対に言うまい】


「あ、いえ……私は……」
『彼女は"白"の生まれで、色々あってオレっちと共生関係を築く事になったっス』

『あ、ちなみに名前はオレっちが"マイロ"でお嬢が"センリ"、』
『見かけの上じゃお嬢の方が目立つんで、話しかける時はセンリにして貰ってるっス』


「……あの、この辺りで美味しい食べ物屋さんって……ありませんか?その……お腹が」

【故郷の話が出た途端、どもる少女が口に出す筈の言葉を機械が補う】
【先のぎこちない笑顔といい、矢張りどこか自己や感情の表現が苦手な節があるらしく】

【それを誤魔化すように、会話中に幾つか巡った料理屋を見遣って、青年に問う】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/09(火) 00:05:51.86 ID:iquEkL88o
/おっと、遅れてすいません……次、もう少し遅れるかもです
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 00:10:21.23 ID:Z7lQieG+o
>>124

【動物達のざわめきに苦笑。彼らの誘いの言葉に適当に返答する】
【誰も彼もが知り合いで無けれども見かけた顔であった。故に”仲間”――警戒心などあるはずもない】


そうかい、なんや……ため息ついとったから、心配になったでお兄さん。
お話ねぇ……せやな、ゆっくり眺めとこう思ったけど声かけてもうたし、そっち行くわ。


【心配かけたら悪いし、と付け加えて軽く枝を腕でしならせて跳躍―――からの、着地】
【動物達を驚かせない様に軽い着地。風圧で落ちた葉が軽やかに舞い、ゆらゆらと落ちて行く】

【月明かりに照らされ色彩を強める自慢の鬣に微かな歓声を感じると、少しばかり照れた笑みを浮かべる】
【少女に近づく巨躯は見た目とは裏腹に柔和な雰囲気を纏う。牙が、爪が、鬣が、巨躯が雄々しい動物のそれだというのに】

【近づく度に色の変化を魅せる少女の椛色の髪に僅かに声を吐息と共に漏らす】
【耳に届くソプラノの旋律は妙に心を落ち着かせてくれる。彼女の立ち振る舞いもまた、同様に】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 00:19:10.33 ID:MiBAbgsDO
>>127

【無闇に生者を殺めることはいけないことと】
【自然の悪戯で増えてしまった種族─少なくとも彼女の視点では自然の悪戯だった─を狩ること】
【──彼女には、これらの理由の違いが分からなかった】
【彼女にとっては、増えすぎた種族を狩ることも「無闇な殺生」に見えたし】
【更には緑の大陸は侵略される者。助けを求める感情が強い者たちなのだ】
【種族を狩る「無闇な殺生」をするくせに、戦争を終わらせる「無闇な殺生」はしない】
【そんなの矛盾している──なんて考えてが、彼女の中で渦を巻いていて】
【背中で聞いた、死神の言葉】
【それに彼女は答えを返すことはなかった】
【しかし──】


────エルヴィ。ただの、エルヴィ
森と共に生きる、ドリアードの一族


【たった一度だけ、彼女──エルヴィは立ち止まって振り返り】
【木の幹と同じ茶色の視線。それをクラヴィーへと向けた後】
【短い、短い必要最低限の自己紹介を紡いで】

【そうして、そのまま】
【エルヴィはまた森へ向かい合うと、さくさくと草葉を踏んで夜の森奥深くへと去っていくのであった】

/お疲れさまでしたー!
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 00:20:49.76 ID:6Q1qaElJo
>>119
【其れは重かった、其れはもうとてつもなく】
【軽いものだと、そう思い込んでいた事も有り、その重量は尚更重く感じると言うものだ】
【見かけによらず思いよ、などとそんな事を漏らしたりもした】
【翼を褒められ、フフンと鼻で威張ったような仕草もした、いつの間にかそこには騎士団の天使】
【円卓騎士の内の隊長格である騎士イスラの姿は消えていた】
【幼い頃、全てが平和に暮らせるようにと、そんな事を思った頃の一人の天使イスラになっていた】

空が飛べるってのも良いけどさ
その分しっかり鍛えなきゃーあっと言う間に太ってしまうよ
アンタ達見たいにずっと地に脚をつけて運動している訳じゃないからね…

私も変な魔術って言うのは滅法弱くてね、全然使えないんだよ
その代わり授かったのがこの体かね、アンタと似てるさ、頼れるのは体と、この剣のみってね
だからさ、その頑丈な体も羨ましいよ、まぁ……いろんな種族で短所、長所…色々あるって訳だね

【その剣は、背に布で巻きつけて、ダランと肩にかけている、一見剣とは思わぬシルエット】
【槍とまでは行かないがその長い柄、そして其れ以上も巨大な刀身、それが女の相棒だと言う事である】

【おお、凄いんだね、便利そうだ、と笑いながらそう答える、此れには素直に関心したようで】
【その変形する手を見ながら、其れによって螺子やボルトが外れる様を見、それも可笑しくて】

本当に…ドジ…なんだねあんた
しかし見たこともない肌だね、機械なのに其れには見えないよ
不思議な種族もいたもんだ

【天使がそんな事を言うのもあれだが、この世界には様々な種族がいて、その容姿も様々で】
【そんな事から非常に驚くとはまた違う、関心としての不思議な種族だねとそんな言葉であったのだ】

【上から目線のその言葉、其れすら不快には感じられなくて、ただ、無邪気なそんな声と、笑って其れに返したり】
【そして話は終盤になり、戦争に駆り出される、機神になれる、そんな言葉を聞いて】

【天使は夢から覚めたかの様に、幼い頃の記憶からそこからはじき出されたかのように】
【その脚を止めた、その止めた場所は病院のより少しだけ離れた所】

……機神…それで戦争するってかい…?
あんた…自分が何を言ってるか分かっているのかい?
あんたは機神で強くなって……どうするつもりだい?
私たち白の大陸、緑の大陸…そこで何をするつもりだい……?

【あからさまに…その天使の態度は豹変した、先ほどまでのその笑みも…その優しい声も無くなっていた】
【そこに入るのは騎士団としてのイスラ隊長である、白の大陸を守る、その責を持つイスラ】

……いいか
私は白の国…円卓騎士団の一隊長!
済まないが、少しばかりやりすぎた……馴れ合いすぎた…
此処からは…自分で行け、そして私の前に二度と…現れるな…戦争なんてな…
甘くはないんだ、戦場で会った時は…白の国、その一人の騎士としてお前を潰す…さよならだ夢はここまでだ…

【その少年から手を離す、もし歩けない、立っていられないのであれば崩れ落ちるかも知れない】
【だけど、そこは草が茂る所、場所を選んだのか分からないが、ケガをすることも無いであろう】

【夢は終わった、最後にそんな言葉を呟いて、その表情は一瞬悲しそうに見えるかもしれない】
【そんな表情もあっという間に厳しい物えと変わって、そこから一気に飛び立つのであった、何処に言ったのかは分からない】
【ただ、少年の目の前から姿を消したのであった、そこにはその天使の羽根が舞い落ちるであろう】
【血で染まった赤い羽根、酷く黒ずむ、血の染みこむ翼、それが真っ白の純白の羽の混ざって少年へと舞落ちていくであろう】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 00:23:58.75 ID:8iDZkRgIO
緑の大陸、皓々と輝る月は
ごく普通の青年を、優しく照らしていた……いや
この場所に於いては、普通という表現は、大凡相応しくないかもしれない

「いやぁ、…此処が、緑の大陸。」

小さな溜息と、好奇心を宿す浅葱色の双眸
"透き通る様な"蒼い髪を微かに揺らしながら、
ゆっくりと大地を踏みしめ彼は、森を歩いていた
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 00:24:01.94 ID:KvpHqcgZo
>>130

【他の文明と違い、緑の文明は仲間意識が強いのが特徴であろう
調和を重んじ、協調することによって、より良い生を刻んでいく
――――だからこそ、か……赤と黒の侵略にさらされ、様々な考えが生まれるのも】


そんなー私なんかを心配しても、何も良いことなんてありませんよっ
毎日が楽しくて、楽しくて仕方ないんですよ

それが一番ですよーお話しするならやっぱり、相手さんのお顔が近い方が良いですよ
あっ……そこ詰めてあげて、ライオンさんの席を作らなきゃ


【月光を背に、夜を駆ける獅子、ファンタジーの世界でも、一、二を争うぐらいに幻想的な絵であろう
夜闇の黒いキャンパスに、一筋の金色の線が奔ると、誰も彼もが、その残光に心奪われて
微かに揺れる、葉っぱの落ちる音だけが、静かな空間に響くだろう】

【そそくさ、と彼女の前辺りに居た獣達が席を譲り、貴方の着席を待つだろう
もし、そのまま着席してくれれば、獣の内、まだ幼い数匹が、貴方の鬣をもふもふしようとする
くすぐったさを感じつつも、その王者たる温もりに触れてきっと――――獣達は満足げな表情をするだろう】


あ!そういえばお名前、聞いたことありませんでしたよね
たまにその……立派な鬣を見かけることはあったんですが……声をかける機会が無かったので

えっと、私はショコラ=オフィーリア、ショコラって言います
宜しくお願いしますね


【本を直ぐ側に置くと、待っていたかのように小さな山羊の子供が彼女の胸元に飛びつくだろう
ひゃっ、と微かに声を漏らしながらも、彼女はその子を受け入れ、よいしょと胸に抱いてお話しする
彼女の豊満な胸に抱かれる子山羊、満足げな表情である】

【子山羊はウォービーストの一種なのか、さながら子山羊の着ぐるみを着た二歳ぐらいの男の子みたい
その子をぎゅぅとした彼女は、思わず表情を綻ばせ、くしゃ、と顔に微笑を刻みながら、パッチリとした睫を靡かせる
屈託の無い満面の笑みを、惜しげもなく魅せる彼女はきっと――――この大陸が、この世界に住む皆が、大好きなのだろう】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 00:24:17.30 ID:1TEeTh3To
>>128>>129

だよねー。戦争だ啀み合いだ、なんて僕には正直理解出来ないよ
ここじゃみんなが仲良し、静かで楽しい毎日があればいいさ

(……っと、センリちゃんは青じゃない)
(あんまりこういうこと、言わないようにしないとな……)

うーん……ん、え?あ、あぁ良いよ、エラでもヒレでも好きなようにねっ

【大陸の話題、名前の話題、触れてはいけないような面もあるかも知れない】
【自分は青だから。だからって、相手は同じ環境ではないのだから】
【少しだけ黙って、同じように聞き逃したのか、呼び名は適当にOKを出してしまって】

【それと、名前に関しては「よろしくね」と改めて声をかける】
【確かめるように一度声に出す辺り、なんとも未成熟な具合だが】

食べ物屋さんかぁ……どこも美味しいけど、やっぱり海産物が一番かな
共食いっぽいけど魚や貝、海藻とか卵なんかもあるし……よしっ、なら―――行こう、センリっ!

【偽善にはとても見えない、寧ろ善人丸出しのような、その笑顔】
【それを浮かべながら、彼……“エラ”は、少女の手をパッと取ろうとしながらある店を指さす】
【店名は『魚青/ウオショウ』―――如何にも海の幸が満点な看板が目立つ、そんな料理屋だ】

/いえいえ、どうぞごゆっくり〜
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 00:25:51.43 ID:+5OEQ3Q9o
>>125
「…えぇ、ですから言うまいか迷ったんですが、言ってしまいました…」

【彼は死への恐怖というものが無いのか、先ほどまでの雑談と変わらぬ速さで言葉をつむぐ】
【その1つ1つは場の状況だけで言い放つ、言霊の無い言葉ではなく、全てに彼の意思が入っていた】
【彼はその目を彼女から、決して離そうとせず、常に彼女の目を見て話していた】

「いえ、勿論承知の上でお渡ししましたよ。
 銃は剣を使うより遥かに楽です。引き金を引けば弾丸が射出され、鍛錬無しにでも生き物を殺められる…
 それこそ、ゴブリンであろうがヴァンパイアで有ろうが関係なく…」

【少しずつ、銃口へと自分の額を近づけていく】
【それこそ彼女がトリガーを引いたら、確実に脳天をつらく抜くだろう位置まで】
【だが彼は命乞いも、焦りも見受けられない、あるのは冷静さと微笑みだけ。彼はそして次の言葉をつむぎ始めた】

「セーラさんもお分かりの通り、ヴァンパイアを初めとする黒の国、および赤の国は、貴女方緑の国と、白の国と戦争状態になっております…

  …ですが、黒の国の住人全員が、この戦争に賛同しているわけではないのです…私は殺生が嫌いなのです。その回復剤も、血液を吸わなくていいために、と製作したものです。ですが、戦争になると人を殺さなければならない…
  私は…大切な人を守る以外に、私は引き金を引きたくありません! 

ですから黒の国の上層部の連中に、私の思想をぶちまけ様と思ったのですが… 生憎、国家反逆罪とでも言いましょうか…その罪を背負ってしまいまして、こうして国々を渡り歩いているのです」

【此処で初めて微笑を崩し、少し神妙な顔つきになる。根は熱い男らしく、声を荒げるまでは行かないが、時折強い口調になったりした】
【そして、火薬の匂いがする銃口の先と、少女の顔を見上げると】

「ですが…私もヴァンパイアには変わりません…セーラさんが引き金を引きたいならば、どうぞ、引いてくださいませ。私は逃げも隠れも致しません…」

/遅れて申し訳ないです…
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 00:28:34.81 ID:LYeCCGZCo
>>131

エルヴィ――か、覚えた、ぞ

また、会おう
願わくば、血の降らない、場所で、な

【なぜか月明かりの元、浮かび上がったエルヴィの背中は】
【息をのむほどに美しく、例えようのない神秘性を纏っているかのように、輝いて見えた】
【やはり、彼女の強き心に、こちらの調子が狂わされてしまったのかもしれない】


【  「――だが、それも、たまには、悪く、ない」  】


【独り言のように呟いて、クラヴィーも踵を返す】
【やがて見えなくなる高さまで浮翌遊すると】
【黒の大陸の方へと、色のない流れ星のように、消えていった】

/お疲れ様でしたー!!
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 00:33:01.09 ID:tVFhOG/zo
>>132
まあなー、俺達ぁ、毎日鉱石運んだり鉄叩いたりしてるからな
細いヤツなんて一人としていねーぞ?

お、なんだ仲間かー、なんか親近感だな、白の奴なのに
飛べる羽も俺としちゃ羨ましいけどなー、だははは!

【只々、たのしく。そして、背の大剣を見て、目を丸くして】
【俺の腕も弄らないとなー、と意識を新たにしたりして】

【壊れても治るからなー、俺達の強みだぜ?】
【そんな事を笑いながら。継戦能力が極めて高いことを語る】

ドジっつーか‥‥うーん、兄貴≠ノも昔からそう言われてたなぁ。
そりゃ、機械だけど俺達の体だぜ?普通に見えて当然だろ。

【己の体の鋼を一部として生まれた時から生き続ける】
【その様は、強かで、そして力強い】

【しかし、無邪気に破壊の力を求め、戦争に出向くという己の言葉】
【それがどの勢力の者に放ったかを、少年はよく考えていなかった】

‥‥ぇ‥‥?

【唐突の、豹変に、呆然とした表情で】
【手を離されて、地面に落ちて。足の痛みに顔を顰めて】
【先程まで触れていた暖かさが無くなって、残ったぬくもりが余計冷たさを感じさせて】
【そして、何も言い返せぬまま、天使は消えていった】


―――俺は、負けたくない=B
強くなりたいんじゃない、勝ちたいんじゃない。

俺は負けたくない≠だ――――。
もう、負け続けるのは、嫌だから――、だから俺は、機神になる――ッ!

覚えとけ、天使ッ!もっかいテメェに有ってその鼻っ面に俺の鉄拳ぶち込んでやらぁ!

そしてその後――テメェにタップリとお礼≠してやらァ――――ッ!


【びりびりと、そんな声を響かせて、無様に病院まで這っていこうとする】
【そして、次の瞬間、視界に入った羽が、眼に入る】
【火の赤ではない、血の赤だ。それが、どうしても気になってしまって】
【思わずそれを手にとって、懐にしまい込むのだった】

//乙でしたー! 
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 00:40:08.43 ID:Z7lQieG+o
>>134

【得てして平和である場所は狙われる。避けられない厄災であろう】
【他文明よりも調和を重んじ、平和を愛し、自然と暮らす―――だからこそ】

【そんな考えが長きに渡る闘争を見て、感じて来た自分の脳内に過る】
【ふっ、と笑いながら奥底へ静める思考。この平和な情景にその様な考えはあまりにも無粋だ】


毎日が楽しいか、それやったらええんや。毎日こうやって皆と触れ合うのが楽しくてしゃーないもんな。

そりゃ正論。会話する時は顔を合わせなあかんかったわ……おぉ、有難う。


【ひしひしと伝わる平和の情景に思わず顔が綻ぶ。席を譲ってくれた獣達の頭を一様に撫で、礼を言う】
【巨躯を腰掛けて一息ついたところで、鬣にくすぐったい感覚。幼い数匹がじゃれてきていた】
【軽く笑い、そのまま触らせる事にする。くすぐったいが、悪い気もしない――――鬣は凛々しく、温かい】


こうやって直接話しするのは初めてやな……っと、俺の鬣は目立つからな。
お嬢ちゃんの巻き角も立派――――……いや、可愛いで。

俺の名前はライオネルや。よろしくやで、ショコラ。

……えらい懐かれてるやん。なんていうか、流石やね。


【少女の胸元で抱きしめられる子山羊を見て微笑。この大陸でも中々の懐かれ具合だろう】
【基本的には同文明では仲が良いにしても、子供にそうまで懐かれるというのは―――ある種、尊敬とともに羨望も湧く】

【相変わらず自分の鬣をもふる子供たちを、ひょいと数匹抱きかかえて胸元に抱く】
【そこからは”お返しだ”と楽しげに笑い子供たちの脇腹を擽る――――あどけない嬉々とした声が木霊する】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/09(火) 00:45:32.58 ID:iquEkL88o
>>135

【気を使わせてしまっただろうか、ほんの少し、少女の面持ちが暗くなる】
【絶妙な調整が施された空調による気温が、異物である自分を拒む感覚──そんな、被害妄想】


「え?あ、あの───ひゃぁあっ!」

【やっぱり、断ろうか──そう思った矢先、青年に手を引かれて、少女の身体が前へと傾く】


       ────────────────────────────



「……蟹が、動いています。何の意味があるのでしょうか」


【──周囲は飲食街なのだろう、あちこちで看板代わりに動く蟹や河豚といった、魚介類のハリボテ達】
【極限まで効率化された様式美や、緻密で繊細な美術的美しさ────
そういったものを良しとする白を出自とする少女には考えられない雑多な看板群を前に、思わず目を見開いてそれらを眺める。】

「あ、ここ……ですか?」

【その一角、これまた多種多様な海産物のイラストを背景に、『魚青』の二文字を掲げる一件の料理屋】
【現地の住民のお勧めなのだ、美味いに決まっている──生唾を飲み込み、腹の虫を鳴らして──何も無ければ、彼に続いて店の中へ入る筈だ】


/うう……すいません
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 00:45:48.86 ID:zY27VTSIO
>>136

「…ちっ……どういう神経してやがる…少しは隠したりだな…」

【少女は舌打ちを響かせ、顔をしかめた。こちらは相手と違い、動揺している。】
【ついさっきまで自分を救ってくれた恩人であり、少なくとも「良い人」であったのだが、それが一転。】
【種族的に決して仲良くできることの無い「悪い人」になったのだ。】
【彼女としても、まだ心の中に迷いがあり、そのせいか、銃口がぶれている。】

「…ならなんでそんなに淡々としていやがるんだ。私はお前を殺すぞ?緑≠フ国に属している限りヴァンパイアとはあいいれん。」

【男の額が、自身の持つ凶器の入り口に近づいた。この段階で彼女が引き金を引けば、もう相手は殺害できる。】
【緑の大陸の人員が、また一つ、国のために「敵」を滅ぼしたことになる。】

「なにい!?」

「…国家反逆……大陸から捨てられたってわけか…?」

「…そうまでして…」

【しかし、彼女にしてみれば、目の前の男性は「味方」だ。話を聞く少女の瞳には動揺が色濃く現れる、心の中は葛藤していた。】
【「種族」として交戦中の勤めを果たすか、「個人」として自身に正直になるか。様々な理由が飛び交っては、それらが砕けて脳内に散る。そして、】
【少女は躊躇ってから、背ける様に目をつむり、そっと引き金を引いた―――――――――――】





















「………できるか…」


【―――――――――――のではなく、】

【拳銃を取り落とし、疲れた様にため息をついたのだった。】


/自分も遅くてすいませぬ…
/そして…ちょいと名前に問題があったので「セーラ」と「斬空」と名乗っただけにしてください。後から申し訳ない…
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 00:55:38.76 ID:KvpHqcgZo
>>139

【どうやら貴方の姿が物珍しいのか森の中から色んな動物が出てくる
子供のエルフにドリアード……どの子もみんな、貴方や周囲の皆に好意を持って
あどけない瞳には好奇心の色をなみなみ注いで、今にもあふれ出しそうなぐらいに】


ええ、全くですよー皆元気一杯で、次から次へと新しい発見をさせてくれるんですよー
この前だってエルフの子が何か珍しい植物を見つけたって言って見せてくれたんです

何かなーって調べてみたら、絶滅したって思われていた植物でして……世紀の大発見に立ち会っちゃいました
やっぱりこの森は格別です、色んな不思議と、優しさが詰まっています、です


【彼女は静かに、後方へと視線を向けるだろう――――後方に広がる森
きっと内部はあまり光が届かないのだろう、それでも、沢山の生命が存在していることには変わりない
彼女が森を眺める視線は、どこか懐かしさを感じさせつつも――――どこか、儚げで】

【そんな様子を僅かも滴らせず、ぱっと、彼女が視線を戻すと、あらら、すっかり仲良しになった貴方がいて
どうやら鬣の暖かさが気に入ったのか、数匹の獣の子が、おやすみモードに入りかけている
彼女は山羊を抱いたまま、慌てて立ち上がり、その子達を下ろそうとするだろう】


……はわ……え、えっと……褒めても、ミルクしか出ませんよ――――……!!

宜しくお願いしますねっ!ライオネルさんっ
懐かれてるって、言うよりかは遊ばれてる、って言うほうが正しいんですけどねー
ひゃっ……もう、そんなトコ触らないでくらさっ――――……!!


【彼女の特徴として、博愛の文字が挙げられるだろう、誰に対しても等しく、親しく、ふんわりと包み込んで
貴方の言葉に、思わず表情が紅くなる、細雪の如く、きめ細やかな白肌が、じゅぅ、と紅く染まって
目をまんまるにして慌てる様子は、テレやさんである証拠か】

【……どうやら悪戯っ子も多い様子、貴方にこちょこちょされて、鈴の鳴るような声を漏らしながらも
懲りた様子もなく貴方の鬣にダイブしていくチャレンジャー達
子山羊君は色々とませてるようで、彼女に色々とちょっかいをかけている様子
彼女の山羊耳がびくぅ、と揺れると、彼女の表情に、艶やかな桃色が混じり始めてくる】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 00:58:01.49 ID:8iDZkRgIO
>>123

「……ん。」

掻き分けた茂みの先
青年は、座り込み眠る、銀髪の男を発見した
浅葱色の双眸に、透き通る様な青い髪
それが彼の外見だった。人間の姿としては、ごくごくありふれている

「……うーむ」

青年は、悩んでいた
この男、起こすべきか、否か
何故この様な処で寝ているのか、それとも緑の大陸に住むものにとっては常識なのか
それすら、青より放浪した青年には判然とせず。そもそも目の前の彼が黒出身とは、思いもよらない

(……ま、死にゃあしないか)

そろそろと、男に向かい、手を伸ばす
気づかれなければその額に、触れるはずだ
青年の指はひんやりと冷たい。驚くほどに。それは、能力の無駄遣い
どうせ死んだりはしないとたかをくくっての、悪戯半分だった。
…戦争中の大陸で、なんと楽観的なことだろう
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 01:02:18.71 ID:1TEeTh3To
>>140

うーん……「うちのは活きがいいよ」ってアピールかな?
あとはお店ごとに、こんなものが食べられるよ、とか
普段から見てるけど、言われてみるとなんでかなー……ねえマイロ?

【「キミ知らない?」と彼に問いかけ、少女には料理屋の前で頷いて】
【ひんやりと冷たいラティメリアの手は、その店内で座る前まで少女を引っ張り続け】

【それから、彼は多少顔なじみらしい店員になにかの注文をする】
【さて少し時間が経ち、コトリと少女の前に置かれるのはカニだったり、牡蠣だったり】
【他にも様々な魚介が少しずつ盛られた『本物の魚介サラダ』の皿で】

……ここはさ、僕の捕った魚なんかも使ってくれてる所なんだ
色んな所から新鮮なものばっかりが届けられるから、何を頼んでも美味しいってワケさ

けど、先ずはオススメの逸品だね。これで、君が海を好きになってくれると嬉しいな

【さあどうぞ、と彼は推める。どの品もずっしりと身が詰まり、口にすればとろけるよう】
【味と品の豊富さから、確かに海のような印象もあるが……さて、どうだろうか。】

/いーえいえイエ、ホント気にしないでくださいな
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 01:06:25.66 ID:+5OEQ3Q9o
>>141


「…すみません、聞かれたことには答えてしまう性でして…」

【恥ずかしそうに彼は微笑んだ。一歩踏み込めば自分の命が散り果てそうなこの時間でも、彼は相変わらずだった】
【自分の種族を拒絶し、そして受け入れ、全ての判断を少女に委ねようとしていた。この丁寧な言葉遣いは、どんなときでも、客のことを考えてしまう商人としての何かか】
【しかしながら彼も、心の奥底で、まだ少女と仲良く慣れるかもしれないという希望も抱いていた】

「…私は無益な殺傷と美しいものを汚すのが嫌いなのです。私は貴方を殺したくない…ならば、貴方に殺されることを選びましょう
 国同士、どちらか片方が死ななければならないのならば……私は喜んで死にに行きましょう…」

【相変わらず、その顔には微笑が浮かべられていた】
【彼女に自分と同じく、国の同じ種から後ろ指を差されることはしたく無い。そう思ったんだろう】

【そして、彼は静かに目を瞑ると――銃声が脳裏に―】
            【――――響かなかった。】



「………どうしましたか? 貴方は緑の国だ、敵であるヴァンパイアは倒さなければならないんですよ?」
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 01:07:57.36 ID:oYE/W808o
>>143


「どぅあはっ!?」


どの種族にも通じないであろう、謎の言語を発して飛び起きる男。
──ばっ、と飛び起きて周囲の力≠確認。呪術でない事を確認すると同時に、先程の悪戯の主に殺気立った刃の色の瞳を向ける。

「────お前、何がしたい…っ」

不機嫌な声色。相手に悪意が無い事を悟っているから、であろうか。
同盟を結んでいる地の種族同士でも、このような事は特に珍しくない────この状況から黒の人間と察する事はほぼ出来ないであろう。
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 01:08:54.52 ID:oYE/W808o
>>146
//おっと、良く考えたら人間じゃないから別の表現を脳内補完宜しく!
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 01:12:49.97 ID:Z7lQieG+o
>>142

【徐々に集まる多様な動物達を見て少し困り顔――珍しいのだろうか、自分は】
【とはいっても好意の視線は悪い気はせず、にこりと彼らに笑いかけるのであった】


うっは、そら世紀の大発見や!いやぁ、この森はまだまだ俺らの知らんもんがあるんやろな。
不思議と優しさか……ずっとこの森でのんびり暮らしたいなぁ。いつまでも、ずっとな。


【少女の視線の先に広がる森を背後に感じる。生命の息吹を肌で感じる―――嗚呼、居心地が良い】
【永久の時をのんびりと。それこそ生命が終わるその時まで日常を送りたいと強く望む】

【だが、自分はそれを望めど成る事は無い。今、この場にいる全ての獣人、エルフ達の為にも自分は――――】

【鬣に包まれたままうとうとしだした子供たちを彼女に手渡し、苦笑する。気持よさは良く分かる】
【幼少の頃、父の鬣に埋もれ心地良い眠りについた思い出を重ねて―――にこり、と子供たちに微笑む】


はっはっは、せやったら褒めた倒さなあかんなぁ―――俺、ミルク好きやし。

よろしく……こらこら、お前らどこ触ってんねん……お姉ちゃん困らせたらあかんでぇ。


【褒め言葉に頬を朱に染める少女を見て、すこしばかり悪戯な笑み。案外、男は悪戯好きでもあるのだ】
【しかしながら、子供ほどの悪戯は出来かねるが。特に、未だに鬣にダイブしてくる彼ら―――擽りとダイブの合戦が始まる】

【ませた子山羊の悪戯に艶やかな桃色を魅せる少女を見て困り顔。子供たちの悪戯を向かい打つ自分には口頭での注意程度しかできない】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 01:12:53.93 ID:+5OEQ3Q9o
>>141
/うぉっと、了解です
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/09(火) 01:17:43.14 ID:iquEkL88o
>>144

『知らねっス、オレっち達は寄生して養分を頂く種族で、飯もまともに食べた事が無いっス』
『まあ、アレじゃないッスか?オレっちはエラの何が食べられるか説を支持するっス』

【声音から察するに、感情に変化は見られない。以前男性にしては高めと言える合成音声で、
複眼越しに捉えた多様な魚介類の看板を見て、率直な意見を漏らした】
【少女も二人の推論を聞いて最も適切な答えを導き出そうとしているのか、手を引かれている間、ぶつぶつと】
【耳に挟めばその考察の一部を聞き取れる筈。生真面目な性格らしく、席に付くまでそれは止まりそうにない】


「……エラさんって漁師……なんですか?」『無職のお嬢とはえらい違いでやんスね』

【相方の要らぬ突っ込みにだんまりを決め込んで一口、海老を口へ運んで──咀嚼し、嚥下】
【言葉による感想は──無い。ただ感極まっているのか、何故か瞳に涙を浮かべて、潤んだ瞳で青年を見詰める】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 01:20:59.16 ID:8iDZkRgIO
>>146-147

「あ、……くくっ、起きた起きた」

企みーーと言うと大袈裟だがーーは、成功し
驚いた様に飛び起きた男。…言葉の意味は、よく分からなかったけど
青年はからかい半分に、機嫌のいい笑い声を漏らした
視線が怖いけど、襲って来やしないだろうと、緊張も皆無

「いやあ、こんな所で寝てたからさ。風邪でもひいたら、大変だろー?」

悪びれもせずにぺらぺらと、言葉を紡ぐ
その中に、相手を探ろうとする様な気配は無く。…当然だろう、疑ってすらいないのだから
…尤も、何色だろうが青年の接し方は、変わらないのだろうが

「あ、それとも宿無しか?」

終いにはそんな、失礼な憶測さえも思考の枠をはみ出し、音としてしまう
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 01:22:39.76 ID:zY27VTSIO
>>145

「………」

「…返す。…やっぱり私は剣がいい。」

【少女はそっと拳銃を相手の膝下に置いた。】
【相変わらず、男は笑っている。微笑みは、言葉と共に「死」に恐怖していないように映る。】

【通常、黒の大陸は瘴気に満ち、事実上最も「死」という概念そのものに近い。】
【黒魔術も発達しているし、屍術も盛んだ。】
【死者を蘇られせる術が蔓延している。しかし、少女は男はそのようなもののせいで死に慣れているのではないと感じた。】
【自分の意思のもと、明確な信念に置いて死を覚悟しているように思える。】
【不殺の志、といえばいいか…そういうものをヒシヒシと感じることができた。】

「…んなことは分かってる…でも…無理だ。」

「…お前こそ…黒の国ならエルフは殺害の対象の筈だろ?なのに殺さなかった。無駄な殺生は好まないんだよな。」

「…同じだ。」

「…戦いを放棄したやつの命を取るのは……あんまりいい気持ちがしない。」

【肉体的な疲れは癒えたが、精神的な疲れはどっと出ていた。】
【はぁ、とため息をつき、少女は言葉を紡ぐ。】
【そこにはもう毒はなく、少し前の粗暴な、しかしどこか温かみのある人の声に戻っていた。】

「………」

「…それに…」

「…それに、嬉しかったからな……助けてくれて…」

【小さな声で付け足すその言葉は、相手に伝わるだろうか。】
【本音をいえば、こちらがより少女を動かした理由である。】
【自分の命を助けてくれた人を殺すのは、それこそ気が引けた。】
【「種族」ではなく「個人」を優先したのだ。】

「……私は…もう行くよ。」

「…エルフとヴァンパイア…あんまり会わないほうがいいだろ?」

【疲れたように言う少女の微笑みは、確かに謝罪の意を含んでいた。】
【やがて彼女は立ち上がり、回復と菓子のお礼を言って踵を返す。】
【このまま何もなかったら、やがてその小さな後ろ姿をを消すだろう。】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 01:24:59.89 ID:KvpHqcgZo
>>148

【ウォービースト自体が多数存在しても、それぞれの動物に応じた種があるため、珍しい種は珍しくもなる
彼女もまた、稀有なウォービーストらしき面も持っており、それもまた、衆目の注意を集める原因にあるのだろうか
笑いかけられると獣達は、嬉しさを隠さずに、その顔に浮かべる】


だからThe Iron Sea=i深海の森)って言うんでしょうねー……
あ、そうです、此処で過ごしてみたくなったらいつでも言ってくださいね

何を隠そう、私は此処に住んでるので、一晩の宿ぐらいでしたらいつでもお貸しできますよー


【えっへん、と胸を張るような口調で、そんな言葉を述べる――――表情に刻まれた笑みが、より一層ブライトに滲んで
彼女もきっと、貴方の境遇に――――貴方という存在の意味を、理解してはいるようだ
だからこそ、この一瞬の団欒を、一時のオアシスを、貴方に味わっていただこうと、思うのだろうか】

【……寝かしつける時にすっごく便利ですねーと、不穏な事をこぼしつつ、彼女は眠った子達を下ろしていく
周囲では親が親同士で団欒しているようで、その事に気づくと、眠った子達を抱えて、連れて行くだろう
有難う御座います、貴方に向けられる言葉は、ハッキリと聞き取れて、舌先で甘く甘く、蕩けていくだろうか】


あ……っ……えっ……でしたら、飲んでみますか……?
一応山羊と羊の娘ですので、ミルクを出すのは得意なんですよ?

山羊のミルクは身体にも良くて……少し恥ずかしいですけど、ライオネルさんの為なら……っ


【彼女はそう紡ぐと、左手でぐいっと、ドレスの襟元を握るだろう
彼女の豊満な胸が、きゅぅ、と布地に押し当てられて、その谷間を深く協調する
顔を紅くしつつも、その行動に迷いは無い、止めないとマズイ、すっごくマズイ!】

【擽りとダイブの合戦は、死屍累々が刻まれ終結、子供たちは寝る時間、ということもあり大分数は減るだろう
静かになる反面、どこか淋しく感じるかもしれない――――……
悪戯っ子も寝たようで、お母さんに連れられて、家路に着くのだろう】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 01:38:05.50 ID:1TEeTh3To
>>150

えぇー……夢が無いなぁ、マイロは……ん、寄生?
ってことは誰かに張り付いてる生き物だよね?……今も、勿論?
………あ、いや、やっぱり今のナシで。

【あまり、真面目ではない……というより、難しいことが苦手なんだろう】
【やっぱり口を閉じててくれと、そんな具合のことをサクッと言ったり】

うんっ、そりゃもう魚取りしかやったことない位の生粋の漁師さ
っていっても、これから暫くは色々見て回りたいから休業、だけどね
センリの“白”も勿論、機会があれば行こうと思ってたり、ねっ

……おぉ?そんな反応は始めてだなぁ……いいよいいよ、食べちゃってっ!
折角だからさ、遠慮しないで青の良さを堪能してってよ

【突っ込みにはあはは、と笑ったり、少女の反応に目を丸くしたり】
【感情の表現は実に豊か。最終的には、笑いながらもどんどん推めて】
【料理を故郷の良さに例え、ただそれを好いてほしいな、と――当然、食事の邪魔は入らない。】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 01:38:28.60 ID:oYE/W808o
>>151

(…コイツ、俺の事は知らないか…)
相手の姿を頭の頂点から足元まで見回しつつ、静かに状況を分析する。

「…もし風邪を引いたらお前のせいだっての、ボケ」

口が悪い事自体は、彼が存在≠オてから続いている事。もっとも、このような憎まれ口は、黒の中では特に珍しくもない事であるのだが────
はあ、と隠そうともしない溜め息を吐いて、近くの木に寄り掛かる。
彼にとっては計算外の事故=B即時帰還を選択肢に入れながら思考を続ける。

「──放っとけ、その辺の事情はお前には関係ない。それよりも────お前は何故こんな場所に来た…?」

ギロ、と一睨み。これだけで萎縮してしまう者も居るであろう、そんな気迫を纏っていた。
──誰も寄り付かない場所。その経験≠ゥら彼はこの場所を潜伏地点に決めたのだが、たまにでも誰かが来る事があるのならば、話は別。
早急に新しい場所を探す必要性まで、感じていた。
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 01:38:39.33 ID:Z7lQieG+o
>>153

【ぐるり、と見回してもやはり同種はいないようだ。だからこそ珍しいのか】
【ウォービーストの中でも獅子という個体は草食獣類と比べても圧倒的に少ない】


へぇ、そんな名前やったんか。知らんかったなぁ……ぴったりやな。
そうなん?此処に住んでるんか。俺の寝床は無いねん……まぁ、旅人みたいな感じやから。

今日はまた他の森を見まわったりするから、また此処に来た時に頼もうかな。


【特定の居住を持たない意味は賢い彼女なら分かるのだろうか。意味を言葉で告げる気は無かった】
【しかしながら彼女の言葉から自分という存在の意味を感じ取って貰えた―――と、思うばかりであった】
【子供たちには何も関わりの無い事。争いとは無縁に生きるべきである。厄介事は、雄々しき獣人に任せれば良い】

【寝かしつける時に便利と言われて困り顔。確かに便利だ。確かに便利なのだが―――なんとも言えなかった】
【お礼の言葉を受けて、会釈し返す。彼女の一挙一動が安らぎを与えてくれる。本気でこのまま定住したい願望が胸を締め付ける】


えっ……あ、いや、ちょっと待って、ミルクは好きやけど、そっ、それはあかん!
飲みたいよ?そりゃ飲みたいけど、またの機会でええから、うん、またの機会でなっ!


【ドレスの襟元を握り、豊満な胸が強調される。直ぐにこのままではどうなるかを理解し、慌てて静止を求める】
【天然なのだろうか。それとも誂われているのだろうか。なんにせよ紅潮した頬はお互い様である】

【少しずつ眠りにつき親に連れられ家路に着く子供達。あんなにもいた彼らはもう数えるばかり】
【静かになり、風の音色が響き木々が謳う。寂しくもあるが―――それもまた、この森の魅力なのでは無いだろうか】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 01:46:04.15 ID:+5OEQ3Q9o
>>152
「やっぱり、剣士ですかね…今度は、しっかり持ってきてくださいよ?」

【相変わらず何も考えて居なさそうな微笑と、場に合わない寒いほどのジョーク】
【おそらく少女と彼の間に漂う距離感とこの空気が嫌いなのだろう、ちょっと和ませようとした】
【丁寧におかれた銃を握り、銃身を優しく撫でながら少女を見る】

「そうですか……武士道、ってヤツですかね? 
 私は貴方みたいな純粋な人に狂って欲しくは無いんですよ、戦争という事を正論に、無駄な殺生を繰り返すようには…」

【小さな声で、優しく呟いた】
【精神的に、ダメージは来ているようだが、全然そういうことを感じさせないほど、気丈に、ただ微笑んでいた】
【その声には、人の心を癒せるような、独特の感触を持つ声でもあった】

「いえいえ…可愛い可憐な女の子を見かけたら、誰でも助けたくなりますよ…」

【そう言い返すと、バッグの中を再び探り始める】
【中から出てきたのはナイフ辺りの大きさの短刀と、先ほどの回復剤だった】

「…私はそうは思いませんよ…お互い国はあっても、セイラさん自身は国じゃない。
 別にエルフとヴァンパイアでも、お互いあって話すことも、恋愛をすることも許されると思うんですけどね…」

【そういって、短刀を渡そうとすると、彼女は帰ろうとしてしまう。慌てて呼び止めようと】

「セイラさん! ちょっと待っててください!!」

【そう言いながら彼女の元へと走り出した】
/遅れて申し訳ないです
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 01:49:57.45 ID:8iDZkRgIO
>>155

「はは、それもそうかもな」

観察されている事を感じながら、それでも笑顔で、青年は答える
…観察されても、都合の悪いことはない筈だ。多分

相手が座っているのに、何時までも立ちっぱなしというのもあれなので
男に倣って近くの木に身体を預ける

「…散歩してただけさ。この大陸に来るのは始めてだからな」

む、と小さく漏らした後に、青年は答える
その威圧感、フレンドリーな感じはとてもしない
こんな問答は、性に合わないんだけどな…少し困った様に、髪を乱暴に掻く
されど、瞳は真っ直ぐ目の前の男に。…跳ね除けられた自らの問いと、この様子。そろそろ、ただの住民とは、信じられなくなって来た
それでもまだ、小さな疑いという段階なのだが。
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 01:53:18.36 ID:KvpHqcgZo
>>156

【彼女もまた、ある種イレギュラーな存在であろう一つの身体に二つの特徴を持って
だからこそ、少しは貴方の事を、分かっているつもりだ、貴方が何を喜びにして、何を悲しみにするか、を】


ええ、私も気に入ってるんですよー綺麗な響きですしね

……あっ、はい!楽しみに待ってますよ、約束、ですからね
はい、約束の印です


【貴方の言葉を聴いて、寸刻の間が空いた、その意味を推し量るのは十分に可能で
だからこそ、か、その言葉に返すべき言葉が分からなくて
貴方にエスコートしてもらうかの如く、貴方の言葉にもたれかかって、そっと彼女は甘えを見せる】

【すっと伸ばした左腕、小柄な彼女は華奢な腕を斜め上へと曲げる形で貴方へと向けて
ぴんと小指を立てて、指きりげんまんをしよう、と姿勢で伝えるだろう
貴方の方向を向く彼女の表情は、単純な微笑みじゃなくて、どこか真剣な、少し背伸びをした表情で
――――それはきっと、貴方の居場所≠ェ、明日も定かではない、不安定な場所であるから、だろう】

【貴方に頼ると同時に、貴方に頼らざるを得ない自分に、微かな苦しさを覚えて
胸を締める自責の念を、彼女は静かに感じていた】


ふぇ、えっと……ま、またの機会ですか……
でしたら、良いミルクができるように、体調を整えますね!

毎日搾るんじゃなく、少し置いて一気に搾った方が濃厚でまろやかなミルクができますから


【紅潮した肌はそのままに、彼女は表情に、満面の笑みを染める
白い純白の絹糸に、淡い桃色の染色をなしたかのような表情の色
天然のその色合いはきっと、あくまでもナチュラルな、彼女のものであろう】

【耳を傾けると、木々の囁きの音が聞こえる、それはまるで、先ほどま騒いでいた子供の代わりに
今度は木々が、今日の振り返りを、そして明日への希望を語り合うような、そんな雰囲気
目を閉じれば、木々の表情までがくっきりと浮かび上がるぐらいに、この森の植物は――――生きている】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/09(火) 01:55:30.86 ID:iquEkL88o
>>154

『……寄生といっても、全うな契約でやんすよ?』
『まあ、変な事を考えないんであれば、オレっちは何も言わないっスけど』

【心外だったのか、また溜息を漏らす機械。拳大もあろう青い複眼が力無く明滅する】
【少女は彼を擁護するように首を縦に振り、その言葉を肯定する。寄生とは名ばかりの、信頼から成り立っている関係のようで】


「じゃあ、まだ……青の外にも出た事が無かったり?」
「白も良い所ですよ、何というか……味気ない場所もありますけど」


「……でも、ご飯は青の方が美味しいです」

【一口、今度は烏賊だろうか。何時の間にやら、大半が少女の胃の中へと消えた海鮮サラダ】
【そろそろ、頃合いだろうか──あっと言う間に具材が消失したそれを前に、腹をさする少女】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 02:06:26.48 ID:zY27VTSIO
>>157

「…お、おう。…」

【ぶっちゃけ迂闊であった。まさかあんなでかいゴブリンと相対するとは思わなかったのだ。】
【前述の通り、彼がいなかったら彼女は今「この世にいない」。】

【相手の言葉は、どこか自分を安心させる様な雰囲気があり、彼女はそれに不思議と懐かしさの様なものを覚えていた。】
【冗談にも、自然と口元が綻ぶ。】

「……でも…戦いは続く」

「戦いに目的はいらないからな…私は…戦いそのものが目的になってるように思えるんだ。」

【終わることの無い闘争に、彼女ももちろん参加している。その中で、戦争の真意を掴みかねていた。】
【黒・赤の軍勢は、本当に国土を広げたいのだろうか。緑の軍勢は、それを迎撃したいだけなのだろうか。】
【答えの無い問いを、少女は考えている。そうして言葉を紡いだ。】

「疫病が広がるとき、野火が燃えるとき…私達ははなぜと問うことはないだろう?それと同じ。戦う意味を問うな 」

「…こう思えて仕方が無ねえな。」

【マントが軽く風にはためいた。月光に絹のような表面が光る。】
【男性は自分よりずっと「強い」な…少女はこう思わずに入られなかった。強い信念を宿し、国から反逆者とされようとも、敵に殺されかけてもなおそれを貫こうとしていたのだ。】
【自分だったら、銃を突きつけられたら醜く抵抗していたに違いない。】

「…また可愛いなんて…」

「……どうだろうな……私もそうであって欲しいさ…おっと、恋愛っていう意味じゃないぞ?…」

「いや、そりゃあお前はかっこいいが…その…会ってまだ少ししか立ってないからな。」

【何かよくわからないことを言ってから踵を返したわけだが、】

「ん、んー?」

「…なんだ?」

【と、歩みを止める。】


/自分も遅いので、本当に気になさらなくていいですよー
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 02:08:25.51 ID:1TEeTh3To
>>160

へぇー……そうなら、僕も何も言わないさ
センリとマイロはどうみたって特別な間柄っぽいし
そういう関係に首をつっこむのは良くないからね、きっと。

【「光るとちょっと怖いね」と、今までと変わらない声色で小さく笑う】
【言葉の通り、なのだ。妙な態度を取る理由もなく、会話は何事も無く続いて】

あはは……実はそうなんだよ、今日はとりあえずここに来たって感じでさ
ほら、やっぱり栄えてるから他の国の事も分かりそうだし、ね?

で、君とマイロに会えた。白の大陸、最初に行ってみようかな
味気ないんだったら、僕が味付けしちゃうからさ。今度は君が案内してくれない?
あ、もちろんこれはナンパじゃなくて、あくまでお願い、だよ?

【語り口は尚も軽く、少女の言葉への笑顔もそのまま。青い肌と冷たさは、寧ろ印象が逆転しそうで】
【ちょっとした約束をかわそうとしながら、彼女の様子を見てお勘定――尚、「安いからさ」と奢り――。】

【そうして店を出る時間になると、魚人は入った時と同じように、少女へと手を差し出して】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 02:10:06.55 ID:Z7lQieG+o
>>159

【珍しい種でも受け入れるのが緑の文明。だからこそ平和で調和のある大陸だ】
【獅子が如何に珍しかろうと好意を以て接する。それが少女の様な亜種であろうと】

【その事実は明日を走る糧となり希望となり―――獅子の力へと成るのであった】


あぁ、約束や。のんびり過ごしててや……子供らと、な。


【少女の言葉の間。それだけで彼女が”理解した”事が分かった。頷き、微笑む】
【微笑みは力強く、凛々しく、それでいて暖かな―――森林を抱きしめる陽光の如く】

【小柄な彼女の腕がふと伸ばされる。立てた小指は約束の印であり、他愛も無い事】
【それに応える様に少女とは対照的に逞しい腕を差し出し、小指をそっと絡ませる】

【言葉は要らない。行為だけで伝わるのだろう。約束は此処に交わされる】
【少女の心を感じる。恐らくは、思う通りの事を想うのだろうが――この場の安らぎは、自分では作れないのだ】


あ、あぁ……またの機会でお願いします……。
そうか、なんや……ちょっと……あぁ、いや、なんでもない。楽しみにしてるで。


【満面の笑みでミルクについて語る彼女を見て照れ笑い。言い淀んだ言葉は寸前で喉奥へ仕舞い込む】
【誰が口に出せようか、少し艶かしいな、などと。ミルクの製造過程を思い浮かべてしまったのは、正に不覚】

【木々の囁きは優しく二人を包む。既にこの場には子供らは居らず、いつの間にかふたりきりであった】
【言葉の合間に聞こえる木々の謳は生命の躍動を感じさせる。生きている森―――何人も侵略出来ぬ調和の領域だ】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 02:10:34.16 ID:oYE/W808o
>>158

「…初めて────か」

────暫くの、黙考。
(…相手を消せば、恐らく問題は無い)
(但し、その後に確実に処理をしなければならない。だが、何より──)

「──俺も、初めてだ」
────嘘。だが、この辺りの地名を知っている訳では無い。
相手を納得させる為には、圧倒的に情報量が少なすぎる。
だが、彼が次に告げる言葉は────



「──なんせ、黒≠セからな」
────気付いてはならない事実。

──獰猛な笑みを浮かべ、言い放つ。
無論、正体を明かす事は彼にとっての利益にはならない。


…彼は、消す、つもりなのだろうか。彼の武器は──剣一本。
だが、たったそれだけでここから少し遠い国境≠越えて来ているのだ。

危険度は────言うまでもない。
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)[sage]:2011/08/09(火) 02:18:46.77 ID:iquEkL88o
>>162

「……うん、わかりました」『おいおい、良いんスか?お嬢』

【共生関係、一蓮托生の間柄にある以上──相棒の動向はどうしても気にかかる】
【あっさり承諾してしまう少女にうんざり、といった具合に、また複眼を明滅させた。青年の言葉を受けて、何度も】


「良いの、今日は良いお店──紹介して貰えたし、ね、マイロ?」
「本当に、色々とありがとうございます……ここにはもう少し居ると思うんで、機会があれば、また」

【むむむと唸る相棒を尻目に青年へ小さくお辞儀をして、少女はまたぎこちなく──
それでも、先よりは幾分か自然な笑顔を見せて青年の手を取り、店を後にしようとする】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 02:21:28.93 ID:KvpHqcgZo
>>163

【――――他者を受け入れることができる、それは他者の違った所を、認めることができること
それはきっと、素晴らしいことなのだろう、違う形、違う言葉、それらを排除するのでなく受け入れる
だから彼女はこの大陸を愛している、この素晴らしさを広めたく、思ってるぐらいに】


……あ、あの――――その……私にも何か、お手伝いできること、って無いのかな……
正直言って、私は戦いも苦手で、それに……できれば、誰も戦って欲しくないって思ってるから

それでも、貴方の役に立ちたい、って思ってるから――――


【絡んだ小指は、心を絡ませる、踏み出すための一歩のようで
言葉の残響をそっと、指先に孕んで、貴方へと向ける
小指を絡めたまま、そっと、掌を開いて、貴方の手を、包み込もうとするだろう
華奢で小さな手は、貴方を包むにはきっと――――小さすぎて】

【注がれる翡翠色の輝きは、仄かな潤いを、瞳一杯にためて
――――今にも泣き出しそうな、そんな彼女の心を、示すが如く
きっと……貴方が先刻感じたとおりのことを、彼女は感じている】


……ですが、最近大きくなったのか、自分では少し……搾りにくくなったんですよー
やっぱり他人に搾ってもらうというのが一番良いんですが……

その……恥ずかしいです、すーっごく……


【ぼんっ、と彼女はほっぺたを紅くして、自分の言った言葉に悶えている
意識してるのだろうか、少なくとも貴方を、異性として……だとしたら、レベルが高い、否、高すぎる……
なら何の計算なしに、言ってるのだろうか、真相は、藪の中】

【月の傾きが鋭さを増し、夜が薄く明けていく
夜明けまでには少し遠いが、季節的なものもあり、随分と夜は短い
――――だからこそ、木々のお喋りは激しさを増して、奏でる音が重なって、協奏曲を響かせる】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 02:24:40.15 ID:8iDZkRgIO
>>164

此方の言葉を反芻したきり、男は黙り込んでしまった
何を考えているのやら、無論分かる筈も無く。実に厭な沈黙であった

「………っ」

口を、開く
その内容に、ふーん、…などと、適当な相槌を打つ積りであった
併し続く言葉はその青年の言葉を、喉元で撃墜するに不足ない、驚くべきもの
先程まで、へらへらと笑みを浮かべていた青年の眼が、俄かに見開かれた

「……俺を、[ピーーー]つもりかい」

緊張した青年の声音は、男の獰猛な笑みに依って
小さく、ぽつりと漏れた。真顔の彼は、それでもなんとか男に視線を併せる

彼はひとつ、誤解をしている。
青年はそう思っていた。きっと自分を、緑の民だ、…と。
ただ、自分が青だと、そう宣言して信じてもらえるかどうか。非常に怪しく感じる

だから、尋ねた。
今はそれ以上の事はしない、出来ない
早く、この緊迫した時間な終わってくれればいいのだが
小さく零したため息は、相手に聞こえたろうか?
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 02:28:41.73 ID:+5OEQ3Q9o
>>161
「えぇ、確かにそう思ってしまいますね…戦う為に目的があり、戦う為に抑止力がある。
 戦いをやめることも、人を殺めることを亡くすことは出来ません。 ですが、無くす命を、殺める命を減らすことはできると思うのです…」

【終わりなど見えず、見えるのは死か壊滅のどちらか】
【敵同士が目を合わせれば、残るのは、どちらかの正義と生き物では無くなった別の物】
【魂が入っていない空の入れ物しか作ることが出来ない戦争に、彼らは疑問を投げかけた】

「何も考えずに、目の前の敵を[ピーーー]ほど嫌なことは無いと思いますよ
 だけど、問うことを辞めたらタダの殺戮兵器になってしまう…それだけは避けたいんです」

【月光にワイングラスの血の色が反射して、美しく靡いている】
【マントにこびり付いた血の匂いは、彼も相当の返り血を浴びている証拠で、決して強くなかった】

「・・…?」

【少女の呟きは上手く聞き取れなかったようだ】


「…私も貴方の傍に四六時中入れたら良いのですが、そうとは限らないので…今回ばかりのサービスですよ?
 今日みたいなことが無いように、持ち運びできるタイプの短刀と、回復剤です…どうぞ」

【そう言いながら鞘に入った短刀と、先ほどの回復剤をペットボトルの様なものに入れたものを差し出す】
【短刀はベルトにさせそうなほど小さいが、切れ味は高く扱いやすいので、少女ならば直ぐに使えるだろう】

/めちゃっくちゃ遅れた…本当にすみません
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 02:35:20.60 ID:Z7lQieG+o
>>166

【五大陸全てがこの大陸のような場所だったら世界はきっと美しく、素晴らしい】
【だがそれは叶わぬ願い。自分たちにとってこの大陸が居心地が良いように、彼らもまたそうだから】
【だから境界線を引いて棲み分ける。しかしそれを破る者もいる―――だから、悲しむ者が生まれる】

【どうしようもないジレンマを抱えて自分たちは大陸同士で啀み合う。それが間違っていると知りながら】


そうやな……ひとつ、お願いがあるな。それはな、毎日此処で笑ってて欲しいんや。
子供らといっつも、笑顔を絶やさずにな?そんで、俺らが此処に来たらこう言ってくれたらええねん。

――――おかえりなさい、ってな。

いやぁ、ショコラ達にしかでけへん事やで。俺ら、それだけで疲れも吹っ飛ぶわ。


【小指を絡められたまま、包み込まれる手。大きな自分の手を包むには、あまりにも小さい】
【それをそっと片手で包んで笑顔で語りかける。少女達にしか出来ない役割を願うのであった】
【誰も戦わない世界が訪れるのは、せめてこの大陸が争わなくて良い世界が訪れるのは―――何時の日だろう】

【金色の双眸は仄かに潤う彼女の瞳を見つめる。優しく細めた瞳は、”大丈夫だから”と語りかけるようで】


おっけー、おっけーや……それ以上言うたらあかんっ!俺、もう、無理っ!
そやな、恥ずかしいな。うん、分かるで……分かるけど、分かるけどなぁ……俺、雄な!?君、雌な!?


【やめてくれ、と狼狽し始める。想像が掻き立てられる―――それはもう、否応なしに】
【これ以上の彼女の言葉は非常に身体に悪いと実感する。それなりに免疫はあるのだが、その範疇を遥かに超えていた】

【木々の隙間から漏れる月明かりが金色と椛色を煌びやかに照らす。夜の暗闇で仄かに浮かぶ二つの色は幻想的か】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 02:36:14.32 ID:1TEeTh3To
>>165

うんうん、これは期待しないなんて難しそうだっ
建物とか文化とか……なによりご飯だね、楽しみにしちゃうよ
ほーら、マイロだって愉しそうに……うん?何とか信号みたいだねソレ

【あはは、というあの笑いを見せて、それから彼女の手を取り、店の外へ】
【自然な笑顔を見ると、彼の目元も嬉しげであり】

どういたしまして、やっぱり生き物は助け合わなくちゃね
それじゃあ、うん。また今度、その時まで元気で、身体に気をつけてね―――。

【と、言葉を返したのが店の外。恐らく何処かへ向かうのだろう、手を離し】
【少しばかり温かみの増したその手を、小さく振って。そして彼は街の一角に姿を消した】

/いやぁ楽しかったです〜、お疲れ様でしたっ!
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 02:36:55.01 ID:oYE/W808o
>>167

「『迂闊に話し掛けるな』──────って事だ、分かったらとっとと逃げろ、アホ」

────目線を逸らして、小さく溜め息。
先程の笑みは、わざと作った物であるようだ。
何故このような事を言うのかは、分からない。

だが、彼の言葉には優しさじみた物まで────
「────言っておくが、価値が無いと判断しただけだ、勘違いはするな」

──。
この場に居ても、特に襲われないような気はするが、逃げるかどうかは自由である。
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 02:48:17.79 ID:zY27VTSIO
>>168

「だろう?戦争の士気だけが先走ってるんだよ」

「……平和が一番だよなあ…平和で……大陸同士何の支障もなく行き来できる…」

「…そんな世界がいいよ。そしたら私ももっといろんなところを旅ができる。」

【事実、永世中立を保っているここの土地にくるのも、様々な支障を要した。】
【途中で赤の大陸を迂回したり、その過程で敵の残党を斬り伏せたりなど、あまり芳しいとは言えない状況に陥っている。】

「…だよな…」

「…自分の本当に思うときだけ剣を抜く…そんな剣士に私はなりたい…」

「…何も斬らない剣≠ェどれほど強いか…」

【もっとも、それはまだ分からない。彼女は未熟だ。】
【まだ若いその存在にとって、現状、どうすべきか答えが出るはずもなかった。】

「…い、いやあ!…何でもないんだ。」

【相手がかすかに疑問の意を呈したら、少女は首を振る。】
【今更ながら聞かれていなくて良かった、と思った。】

「!」

「…くれるのか……はは…こいつは悪いなあ…」

【「いいのか?」と言いながらもそれを受け取り、ペットボトルは懐へ。そして短剣を慎重な手つきで抜き去る。】
【真新しい刀身は、彼女の期待のこもった顔を映していた。】

「それじゃあ……ええと…お返しがしたいな…」

【剣をしまってから少し考える。思えば助けてもらったりと、世話になりっぱなしだ。】
【これでは何かと悪い気がしたため、彼女も懸命に思考した。しかし、あいにくと譲渡できそうなものがない。】

「…そうだ!」

「…こんなもんで悪いが…」

「……ミスリル≠チて知ってるか?純度の高いそれでできてるんだ。」

「売れば金になる。作るものによっちゃあ素材にもできるかもな。お返しだ。やるよ。」

【後頭部に手をやり、2、3捻るように「何か」を外した。それに伴って、パラっと彼女の銀髪が散る。】
【相手に渡す輪状の髪留めは青く美しく光り、表面には雌飛龍を催した複雑な紋様が彫り込まれていた。】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 02:49:09.87 ID:KvpHqcgZo
>>169

【彼女はいつか元通りに戻れると信じてる、だからこそ、先ほどもそう言っていた
例えそれが叶わぬ願いでも、願わなければどのような願いも叶うはずもなくて】


……分かりました、ぜーったいに、どんな時でも……その言葉を忘れません
だから、ライオネルさんも一つ約束してくださいね

どんな事があっても――――……帰ってきてくださることを
おかえりなさい≠ヘただいま≠ェあって初めて、意味を持つんですから


【手を包み込まれたまま、彼女はじぃ、と貴方へと視線を向けるだろう
身長の低い彼女、やや上目遣いに向けられる瞳、真剣な表情のカタチ
それは背伸びをしてるように、彼女の表情が、少し大人びた色に満ちていて】

【イントネーションは感情的で、だけど選ぶ言葉は、どこか理性的で
子供のように、甘えることもできる――――甘えたい、そんな感情は確かに強い
けれども、それも、貴方の瞳から零れる金色に溶かされて、消えていく
掌に感じる、貴方の温もり、今はただそれで――――それだけで、十分】


……っ――――……わかりまひ……はぁ……
ぅ……くーくー……


【ずっと彼女の話を聞いていたなら分かるだろう、彼女はずっと、子供たちに勉強を教えたり
今までのような楽しいけれども疲れる、そのような事を行っていたのだ
きっと――――今の今まで、貴方と話したいが為、おきていたのだろう】

【けれども、安心しちゃって、貴方の瞳に酔わされて、意識をようやく手放した
静かな寝息を立てて、眠りに落ちる彼女、パッチリとした瞳を失った顔は、まさしく少女のそれで
月光が雪景色の如く白い彼女の肌に触れると、微かな色を、そこに滲ませた】


/眠気が限界……お先に失礼するねー
/お疲れ様!楽しかったよー
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 02:52:12.61 ID:8iDZkRgIO
>>171

「な、なんだよー…っ」

なんだか、緊迫した空気が、どっと抜けた気がする
男の真意は判然としなかったけれど、おそらく、警戒心の無い自分に、警告をしてくれたのだろう
そんな気持ちを汲み取りつつも青年は、「緊張した俺が馬鹿みてぇじゃねえか、」と、恨みがましそうなじとりとした視線を向けながら、呟くのだった

「…へいへい……」

気の抜けた返事を返しながらも、逡巡
言われたとおりに立ち去ろうか、どうしようか。……少し、間が空くだろうか

「それじゃ、俺もカミングアウトしておくと、だな……俺は、"青"だ」

沈黙を破ったのは微かな笑みと共に紡がれた、青年の言葉
このタイミングである事が事実だと、説得力を持たせてくれる事に期待して
どうやら彼は、もう少し会話を続けてみる気になったらしい。ちら、と、相手の反応を伺う

そして、そののちに
ポケットから小さなメモ帳を取り出した。右手には既に鉛筆
さらさらと、音がして。青年は慣れた手つきと共に、男と紙、交互に視線を動かす
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 02:59:08.85 ID:Z7lQieG+o
>>173

【願いはきっと叶う、という言葉もあるから―――いつかきっと】


……もちろん、”おかえり”って言って貰う為に俺は”ただいま”を言いに来るで。


【確証は無い。根拠も無い。いつ生命を落とすかも分からない―――が、今この瞬間だけは断言できる】
【自分は絶対に死なないし、此処にまた戻って来る。何度も、何度でも”ただいま”と言うのだ】

【ふと気づけば幼いと感じていた彼女の表情は大人びていた。否、背伸びした子供だ】
【内心は甘えたいのだろうか。しかし、誰よりも彼女がそれを許さないのだろう―――強い子だと、想う】

【今はただ言葉をかけず、手と手を伝い温もりを与えるだけで】


……あぁ、えーっと……おやすみな……って寝るんかーいっ!?
ったく、どうすんねん……まぁ、表札くらいかけてるやんな。お疲れさん、ええ夢みぃ。


【無理させてしまったか、と思いながらも苦笑。眠りに落ちた彼女をひょいと両手で抱える】
【寝息を立て深淵に落ちて行く彼女を起こさないよう、ゆっくりとした足取りで彼女の家を探す】

【こうして夜は更け、朝方には少女は自宅で目を覚ますだろう。その頃には獅子はまた戦いへ向かう―――】


/はい、ちょうどこっちも……限界!
/お疲れ様でした。自分も楽しかったですます
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 03:02:32.58 ID:+5OEQ3Q9o
>>172

「そうですねぇ…どの種族だからどうだとか、そういうのも無い平和な世界になれたら良いんですけどね…
 セーラさんはどんな時でも、その考えを忘れないでください…お願いしますよ」

【平和はどう崩れるか、中立が何時、何処の勢力に入るかも判らない】
【予想外のことしか起きない世界では、最終的に祈るしか手段が無くなるのだ。だから願う】

「銃も全てが観賞用に廻せたら良いんですけどね…
 私たち商人も、血を流す発端になってしまうので、誰も傷つけない商売も同じように大変ですよ…】

【彼らはこれからゆっくりと答えを出すのだろう。それが自分の死になっても】
【答えを探し続けて生きるのだ。探し続けて戦うことになるのだ。それが修行というものかもしれない】

「そうですか…はて…」

【相変わらず気になるようで首をかしげる】

「あ、すみません、お返しだなんて…お心遣い感謝します…ん?
 ミスリルの髪飾りですか…凄い手が入っていますね・・・・この様なものを何時か作りたいです…

 いえいえ、金や素材にはしませんよ、大切な思い出の品として取って置きますね! それと、長い髪の毛の貴方もお綺麗だ」

【恥ずかしい台詞を言って、丁寧に布で髪留めを包んで、懐の中に入れる】
【バッグよりも安全なのだろうか】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 03:12:40.50 ID:oYE/W808o
>>174

「実際にバカな事には変わりない。仮にも、戦争中だ」
「────殺そうと思えば、殺せる。恐らく、が付くが」

腰に差した剣───黒が使うにしても、特に禍々しいものを感じさせる訳でも無いそれに手を掛けながら彼は続ける。
因みに、禍々しいものとは呪術系の道具などが放つ気配の事を言う。

「──中立=Aか。まあいい、関係ないな」

特に疑うところも無かったのだろう。不機嫌そうな顔はそのままに、相手の動作に目を向けた。
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 03:16:52.18 ID:zY27VTSIO
>>176

「まかせろ。…言っただろ?自分の思うときだけ剣を抜くさ。」

【言っては見たものの、それはなかなか難しい。現に彼女も戦争の切り込み隊として、前線で戦っている。】
【背いたら村八分になることが容易く予想できた。「緑」の団結力は硬いが、その逆も然りだ。】

「新品じゃないのが勿体無いな…私が長く使ってるから。」

「…それでも、まあその辺のより高く売れるだろうよ。」

【純度の差が中古であろうと物を言うのだ。髪留めの価値には自信があった。】

「なんだよ…それじゃあ意味がないじゃねえか。」

「っ!!…ま、またそんなことを…!今度言ったら斬るぞ…」

【微笑みから一転。天光を指したかのように頬を赤く染めてから、少女はしかめ面。】
【それからマントの位置をただし、短剣の具合を確かめた。微かな沈黙ののち彼女は、】

「それじゃあな……あんたに会えてよかったよ。」

「……また、会えるといいな…ジョーデンス…」

「……」

「…―――――――――――ありがと」



【去る足音は、遠く、徐々に小さくなり、】
【深緑のマントを宿した背中は、やがて夜の闇に消えた。】



/寝落ちの可能性が出てきたのでこの辺で!
/お疲れさまでした!とても楽しかったです!ありがとうございました!!
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/09(火) 03:22:24.96 ID:+5OEQ3Q9o
>>178
/お疲れ様でした!途中遅くなってすみません!
/ありがとうございました!!
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 03:28:36.17 ID:8iDZkRgIO
>>177

「それは、そうだったかもなぁ…」

そういわれると、反論のしようがない
男の言葉に、珍しく反省を覚えるのだった。…然し

「そりゃあ無理だったと、言っておくぜ」

それなら試してやろうかと、言われると困ってしまうが
言われっぱなしも、なんか嫌だ。顔を上げるとちらと腰の剣を一瞥し、その後相手の顔をみて挑発的にニッ、と、笑って見せた

「そうそう。だから、仲良くしようぜ……よし、出来た」

青年の心配は杞憂に終り
鉛筆走らせながら、青年は軽い調子で言葉を発す。大抵、こんな調子なのである

そして、ふと、出来たと満足げな声を上げ、持ち上げるメモ帳
それを目の前の男と見比べながら、笑みを深くして行く
「見るか?」得意げに輝く浅葱色の眸が、尋ねる

もし肯定の意を示せば、くるりとメモ帳を反転
即興鉛筆書きのため、そこそこ荒い所はあるものの
それでも十分に熟達を窺わせる男の絵が出来上がっていた。辺りの植物ごと描かれたそれは、何処か優し気な雰囲気だ
それが、青年が男に感じたものなのだろうか。判然としない
判然としないが、青年は自慢気だった。たとえ絵で、人が殺せなくとも
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 03:40:14.75 ID:oYE/W808o
>>180

「────安心しろ、秒殺を目指す」
無表情でのその言葉は、軽い冗談が含まれているのだろう。
相手方のように明るく笑いはしないものの、時折見せる表情には、微かな笑みが混じっている────ようにも見える。判別は殆ど出来ない。

「見せないつもりか」なんてぞんざいな言葉を返して、数秒。見入るかのようにじっと見つめて、別の方向を向く。

「上手いな────意味も無く」
──意味はあるのだろうが、相変わらずの調子。
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 03:57:43.84 ID:8iDZkRgIO
>>181

「…やれるもんなら、やってみやがれ」

男のその言葉は、きっとジョークなのだろう。表情見ても、確信は出来ないけれど
きっとそうなのだと青年には思えた。というかそうじゃなかったらちょっと怒る
それに、さっきまで馬鹿だの言ってきたり睨んできた男が笑みとともに冗談を放ったのかと考えると、嬉しくなった言葉は否定出来ない
だから青年は、口角を緩めながらーー本当にやられたらこまるけれどーー、減らず口を叩いた

「意味も無くとはなんだ、意味も無くとは。…これで結構、役に立つんだぜ」

まったく、この男は素直に人を褒めることが出来ないのか
…まあ、褒められたことは満更でもなかったが、それで素直に喜べる程こっちも素直じゃない
期待を裏切られ、少しだけむっとしながら、負けじと反論した。…何に役立つかは、敢えて言わないのであって、思いつかないわけじゃ無い。本当だ。

「んー…っ、そろそろ、俺も行くとするかな」

不意に、大きな欠伸
空を見上げてみれば、月は随分と移動している気がする。
元々相手の眠りを妨げた事から会話が始まったのを思い出して
青年はそう、告げた
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 10:38:42.17 ID:8iDZkRgIO
緑の大陸、鬱蒼とした森林を擁する、此処
独りの青年が、仰向けになって眠り込んでいた
朝陽に顔を照らされて、居心地悪気に顔を顰めたりしながら

まだ、意識は無いようである。早起きは苦手らしい
この、緑の大陸に於いて人間の姿は、珍しいものになりうるのではないのか
よく分かっていない。併し、あっさりとっつかまりそうな程に、彼は無防備だ

//レスポンスの時間が不定期になりそうですが、それでもよろしければ。今日中には、終わります
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 10:39:37.97 ID:ps2REgMIO
【様々な種族が入り乱れる一つの土地があった。】
【この世界のちょうど中央に位置し、交易の中心地となっている。】
【色々な物資が運ばれ、売り買いされ、互いの勢力の利益になっていた。】

「……さて…こんなもんかな…」

【その大都市の、大通り。麻の買い物袋を抱えた一人の人物は、辺りを見回して呟く。】
【大小様々な店が立ち並ぶここで、他に買い忘れたものが無いか探していた。】

「…なかなか来れないからなあ……砥石は買ったし…」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した真っ直ぐな長剣は、彼女の身の程もあり、銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にはこの地方では珍しい倭刀…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「…ま、大丈夫そうだな。…」

【一通り確認して、歩き出す。財布を落としたことにも気付かず、】
【陽光照りゆく街並み、それを眺めながらぼんやりと歩を進めていた。】



/なんでも対応
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 10:51:18.48 ID:tVFhOG/zo
【赤の大陸】【国境近くに位置する、機神の墓標という地域】
【国境故、他の文明の者も入り込める場所の、とくに国境どころか、境目に立つ場所】
【そこの中でもひときわ有名な、「鉄屑の山」と呼ばれる所に一つの人影があった】
【がしゃり、がしゃりと鉄屑の中から古い機械等を掘り出しているのがやかましい】

――おっ、コレはなかなか。
お、この銃は‥‥使えそうだな。

【背中に大きなリュックサックを背負った、小柄な少年である】
【個々の地域の住民の多くを占める、スチームメタルという種族】
【また、右耳には白文明の天使の赤い羽根がピアスにして付けられていた】
【体の一部が機械と成っているが、この少年の場合は右腕のようだ】
【生体的かつ、マッシブなその腕は、赤の力強さを表すようである】
【拳には、指先から五文明の色が手の甲に伸び、甲で渦を巻くデザインのグローブが付けられている】
【その手に握られているのは、壊れた機械のパーツ等だ】

‥‥あー、くっそ。さすがに暑い‥‥っどるわああああああああああああ!?

【帰ろうとして踵を返した直後】
【足元のネジ山が、崩れて少年はジャンクパーツで出来た山を転がり落ちていく】
【実はこの少年、先程まで戦ってやっと帰宅したところ】
【足りない腕のパーツを手に入れるために、此処に来ていたのだが】
【足に大きな傷を追っているのを、完璧に忘れていたのだ】
【故に、普段は足を踏み外さないはずなのに、盛大にすっ転んだのだった】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 10:54:25.82 ID:ps2REgMIO
>>184取り消しっ!
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 11:10:56.42 ID:vwJOqSh70
>>185

【光沢の無い黒い長衣が、滑るように空中を進み行く】
【目的は材料=\―この地に於ける一般的な其れとは、少々意味合いが異なるだろう】

【目深にフードを被った彼の物の貌は、光の加減による物か、或いは何か別の理由か影の様な漆黒で】
【ただ眼光だけが、徒に鋭利に光っていた】

【ガラガラという異音、この場所では珍しくもあるまい――】
【そう考えながらも、黒衣の魔はその場に赴いた】

(…材料≠ノは適さんな。まあいい、得られるものは手に入れるのが当然だ)

…何をしているんだ?ガラクタの山に宝石でも見つけたか?

【スチームパンクの少年を視界に捉え、思考の後に会話を選択した】
【情報収集もまた黒衣の魔の望みの一つであり、目的は其れにシフトされた】

【自分の利用できる物が有れば、確実に入手し利用する――】
【黒の大陸の策略家は、その様な行動原理から少年に問う。此処で何をしているのか、何を見つけたのか、と。】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 11:13:32.41 ID:aelBKCgSo
>>185

【その鉄屑の山周辺を、一人の青年が歩いていた】
【肌は青く、耳はヒレと化し、その一方で赤髪金眼という外見で】
【ヒラヒラとした服を着た彼は当初、誰も居ないのかなと思っていたのだが】

(白に行こうと思ったら赤に着ていたー……なんて、笑えないかな)
(海があるから何時でも戻れるけど、地理は苦手―――)

―――って何なに!?戦争?……いや、大丈夫?

【山が崩れるような音、それに少年が転がり落ちる音を聞いて、彼は駆けつけた】
【背には骨で出来た槍を背負ってなんかもいるが――存外、その表情は心配そうに少年に向けられている】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 11:18:00.19 ID:tVFhOG/zo
>>187>>188
っててて‥‥。

【ホコリまみれの尻を扣きながら、ゆっくりと立ち上がって】
【ふと、前を見ると、黒の文明の者であろう黒衣が居て】
【話しかけられると、右腕の調子を見ながら答え始めるのだった】

あー?いや、今探してるのは宝石よりもスッゲェもんだよ。

しらね?ほら、機神がここに眠るっていう噂をさ。

【眉唾ものと言われて、誰も信じようとはしない】
【しかし、いつからかスチームメタルの少年たちには、機神がここに居ると信じられてきた】
【少年から青年にまたがる過渡期の少年は、未だ純粋にその夢物語を追っているようだった】

【魚人の青年の言葉には、足を少しさすりながら】

生きてる生きてる‥‥ったく、足治りかけだったからな。

【と、答えるのだった】
【粗暴で頭が足りないように見えるが、割と友好的な少年である】
【背のリュックサックには、大量のジャンク品や旧式兵器が積み込まれているのが視えるだろう】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 11:31:24.46 ID:8iDZkRgIO
>>183
//一度だけ再募集…三時間くらいならふつうに返せそうです
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 11:43:56.59 ID:vwJOqSh70
>>188

これはこれは中立者殿…こんな土地で何をしておいでかな?
此のスクラップの山と淀んだ空気、汚染された水は貴君らには堪えると思うのだが…

何か目的が有ってのことか?

【まあ、お人好しそうな此の男にそんな大層なモノは無いだろう――】
【少しはそうも思いつつ、外面で判断するのは危険であると思考して問いを投げ掛ける】

【場≠ェ不自然であればあるほど、潜むものも大きくなる傾向が強い、とも魔物は考えた】

>>189

(クク、古代文明の遺産、機神――か。下僕共に捜させたことも有ったが…)

さて、実際に此処に機神とやらが有るとして…其れをどうやって掘り当てるつもりなんだ?
優れた耐久力を持つ物ならば、辺り一帯を爆破して掘り出すのが手っ取り早いが…

【破壊=\―黒と赤が共有し、白と緑が嫌悪する其れ】
【其の大規模かつ単純な実行が有効であると思考し提言したのだった】

【目的の為なら、手段も代償も他者の犠牲も一切構うな=z
【黒の種族らしい其のリスキーな此の考え方を、少年はどう判断するのだろうか】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 11:59:36.27 ID:aelBKCgSo
(赤と黒の人、かな……確かどっちも仲は悪くなかったハズ……)
(うーん……なら多分、普通に話くらいは出来るよね。土地のこととか―――)

>>189

無事なら良かった。噂通り、割と頑丈なんだね……ん、機神?
そっちの噂は聞いたことないかな、僕が青の生き物だからかも知れないけど
……でもさ。その、ここっていわゆる「スクラップ場」ってヤツじゃないの?

【だとしたら、此処には無いんじゃ―――と言った所で、口を噤む】
【他の文明やらなんやらを、なんでもかんでも否定するのは好ましくないからだ】

【ただ、その事と……それから、彼が少年のリュックを見る目から、分かることが有る】
【それはこの魚人が、結構なお人好しらしいこと。ジャンクも兵器も、珍しそうに眺めていて】
【まるで争いというものには縁のなさそうな、青の生き物らしい大らかさがあるのだ】

>>191

何を、と言われると答えられません。なにせ迷っていた所ですからねっ
海なら潮や魚が道を教えてくれますが、私は鉄とは話せないもので……
……あ、水や空気は大丈夫です。この服を着ている間は、ですけど

【にこりとした友好的な表情、態度で魚人は彼に対応する】
【まるで、迷っているのも楽しみの一つとして――服というのは、ひらひらとした青のそれなのだが】

あの、ところで……あなたは黒の大陸の方、ですよねっ?
もしよければ、その大陸での注意とかそういうのを教えてもらったりは……?

【どうやら、旅行者。見方によってはスパイじみているが、このお人好しにそれは無理】
【それに、あくまで友好的なのは魚人だけで、魔物が同じ対応とは考えにくく】
【―――つまりの所、教えてもいいし教えなくてもいい。当たり前だが、対応なんてものは自由なのだ】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 12:05:03.18 ID:tVFhOG/zo
>>191
いや、さっき多分機神が居る場所見つけたんだよ。

俺のグローブが反応してるしな。

【右手を、少年は相手に見せるはずだ】
【そのグローブの五色の線の紅い色の線が、発光している】

兄貴‥‥つっても血は繋がってないんだけど。
そいつの形見でよ、コレ。話によると、各文明の兵器と共鳴する、って。

【赤の線が光っているのは、要するに赤文明の兵器が近くにあると言うことと一処だった】

‥‥それに、爆破はやだね。
折角俺の探す機神なんだ、傷つけちゃ兵器に失礼だろうが。

【破壊を好む戦士でありながら、物を作り上げる職人であるスチームメタル】
【故にこそ、破壊の強き力を持つ兵器には、一種の敬意を払っている】
【信念と挟持無き破壊ではなく、信念と挟持有ってこその破壊なのだ、少なくとも彼に取っては】

>>192
なめんなよー、此処は500年以上前からある、由緒正しいスクラップ場なんだ!
絶対此処にあるね、俺のグローブも反応してるし!

【グローブの赤の線が光っていて、何か不穏な気配を感じさせる】
【その後、神話に着いて少々嬉々として語るだろう】
【此処の大量のスクラップは、嘗て光と自然の軍勢に対して戦った機人のパーツだと言う事】
【そして、その中で最後まで戦い抜いた英雄の機神が、ここに眠っていること】
【何時か時が来れば、その機神は目覚めて機身の者に力を与えるということ】
【それらは全て伝承で、噂めいていて。少々眉唾と言わざるをえないだろう】

なんだ、俺の兵器に興味あるのか?
まだこいつらは使えねーよ、俺が直さねーと動かねーかんな。
なんなら武器売ってやってもいいぞ、之でも俺腕いいからな

【彼は、戦士にして兵器の修理屋を営んでいる】
【故に、武器に興味を持つなら、武器を買ってくれるかと思ったようだ】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 12:32:13.45 ID:vwJOqSh70
>>192

(害が無いなら問題も無し、迷った理由はガイドの不在…か。)
(クク、良い情報を齎してくれた物だ。仮に戦争になろうがこれで此方に敗北は無い…!)

…防護服によって身を守っているのか。理解したよ。

【策略家は心の内で大いに笑う。中立を保つ青も、何時反逆するか解らない――】
【自分自身の性質から来た其の思考を質問にして、結果は非常に有益なものとなった】

いかにも、私は黒の大陸を出自とする者だ。
そうだな…その服が有れば問題は無いだろうが、瘴気には気を付けた方がいい。アレは我々にさえ害に為り得る…。

【信用には信用を、情報には情報を。真実は、時として最大の武器となる――】

>>193

(…機神といえど無敵ではない、か。)
(火の民は優れた破壊者であると同時に優れた芸術家でもある――正しくその通りだな)

【代償≠覚悟して行動≠キるという黒の信念と、時に敬意≠竍友愛≠破壊に優先する赤の信念】
【大破壊の不要さが、その正面衝突を回避した。故に黒衣の魔はそれ以上の主張はしない】

【赤いラインを視認し、有用性を判断して行く。量産すれば極めて有効だろうが――】
【形見かつ少年の職業の道具であり、売る可能性は無いだろうと考えた。一点モノは売るまい、と】

掘り出すのか。私の協力は必要か?

【協力を申し出た。尤も、其れを遂行するのが本人かどうかは解らないが――】
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 12:49:19.90 ID:aelBKCgSo
>>193

500年……ぁ、えっと、ゴメン。まさかそんなに古いものとは……
でも、確かにそれだけの歴史が有るならもしかしたらってことも―――。

【グローブを見て、話を聞いて、それから物語へと耳を傾ける】
【こういった類の話は好きらしく、一々頷いたりスクラップの山を見たり】

【また脳裏には沈没船、という存在が浮かび上がる】
【海にいるわけだから、時たま見るのだが―――時折、実に古い物もある】
【過去の遺物というのは、別の形では残っているのだからもしかしたら、と彼は語って返し】

あ、うん。他の青の人はわからないけど、僕は田舎の方の出でさ
あんまりそういうものを見る機会が無い、っていうか見たのは始めてなんだ

……もし売ってくれるなら、そりゃもう簡単に扱えるヤツがいいかなー

【と。売るのなら買うよなんて言い、どうやらその準備――つまりは対価――もあるらしく】

>>194

ええ。水がなくても渇きに苦しむこともないですし、病気なんかにも耐性が付くんです
ちょっと珍しいのが難点ですけど……無いと陸上じゃ厳しいですね、正直。

【そういって尚もにこり。内で何を考えるでもなく、服の説明をして】
【丁度その時、彼が背に負っていた骨槍の先端が鈍く、そして蒼く光った】
【果たして偶然か、否か―――どことなく、槍そのものが警告を与えるかのようで】

瘴気、ですか?……分かりました、なるべく気を付けますねっ
実は僕、今世界を見てまわろうと思っているので……助かります

ところで、お名前なんかは聞いても?
僕は「ラティメリア・コエラカントゥス」……って、名前なんですけど

【ペコリと、与えられた情報に頭を下げる。純粋な感謝の気持ちである】
【そして次には、感謝の代わりに好奇心が首をもたげ―――魔物の名前を、聞こうとする】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 12:55:24.86 ID:tVFhOG/zo
>>194>>195
【黒衣の魔の、強力の申し出を聞いて、満面の笑みを浮かべる】

おうっ!多分この反応だと100m以内に有る筈なんだよ。
いやあ、アレだぜ?10年以上ずっと探してきてるんだ、此処で出会えりゃ最高だな。

というわけで、協力してくれ。
俺のグローブで見つけて、彫り出すの手伝ってくれるだけでいいからよ。

【使うものは使うというよりは、善意には全力で答えるのが彼の流儀】
【故に、きっとコレは借り≠ナ、何時かその借りを返しに来るだろう】
【赤の民は、基本的に粗暴ではあるが約束を違えることは少ないのだから】

だろ!だろ!?

【腕を組んで、自分のことでも無いのに、胸を張って喜んでいた】
【そして、商談の件になると、少年の顔から、職人の表情に写って】

うーん、だったら手で持てる系か。
機神掘り出したら店で幾つか見せてやるよだからちょっと舞ってろー!!

【そう言うと、駆け出してグローブの反応を見始めた】
【そうして、数分ほどそこら中を駆けまわって、何かの反応を見つけたようで】

‥‥お!?ここか、ここなのかー!?

【そう言うと、腕を変形させて、巨大な砲塔が邪魔をしていたのを無理やり引っ張り出し、そこらに放った】
【そうして、そこら辺のガラクタを少し払いのけると―――】


―――見つけ‥‥っ、たああああああああああああああああああ!?


【黒地に赤の複雑な文様が入った、何かの機械の端っこがみえていた】
【長く埋れているにもかかわらず、汚れても居ないそれは、特別な者だと予想できるだろう】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 13:16:44.82 ID:oYE/W808o
>>182

「──別に特に深い感想は、抱かない」

ぶっきらぼうな、一言。
明るい性格──では無さそうだが、特に暗い訳でもない。
そして、単なる気紛れ、でも無さそうだ。思考にはある程度の指針があり、それに基づいて行動しているような印象を受ける。

「精々、背後には気をつけておけ。精々、な」

受け取り方によっては、明確な殺意を持っているという事を示す────が、今回はそれでは無さそうだ。
そういった言葉しか選択出来ないのは、少し難儀な性格だからなのかも、しれない。

//宣言通りに爆睡してました、ごめんなさいー。
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 13:25:51.06 ID:vwJOqSh70
>>195

便利なものだな。一体どんな原理でそう為っているのだろうか…。

【さらなる情報を、不自然さも無く魔物は探す。純粋に知りたいと願う者であるかのように】
【骨槍の蒼い光に気付きながらも目線は動かない。実に自然に、会話を続けている】

【続く言葉を聞き終えて、黒衣がひとつ依頼する。それは――】

…世界を見て回るのか。中立の青ならではだな。一つ依頼したいのだが、頼まれてくれるか?

知っての通り、この世界は今まさに戦争中だ。私としても同胞達へのリスクは最小限に抑えたい。
そこで、だ。世界を旅する君は必然的に多くの情報を得る。その中で、重要度の高い物を私に伝えて欲しい。

ここに、ひとつのアーティファクトが有る。私の使い魔は間違いなくその所有者の下に直行できる。あとは解るだろう?
…受け取ってはくれないか?

【――情報の伝達。中立色たる青の民にしか出来ない事であり、黒の大陸の民を救うために役立てる――】
【そのような内容を、黒曜石と黄金の指輪を差し出しながら伝えたのだった。真実か否かは定かでない――】

>>196

【その後、何れにせよ魔物は探索を開始する。肉体で実行したのは二体の使い魔ではあったが。】
【使い魔への指示を行いながら、自身も幾つかの術式を行使して探索を行い】

【少年の歓喜の声が響いた。見つかるのは機神とは別の兵器であろう、と考えていた魔物は視線を向ける】

(…よほど良い物なのだろう。機神かどうかは別として…)

【強力なアーティファクトは、汚れを寄せ付けないことも多い。何にせよ、価値ある品が見つかった――】
【そのように判断しながらも、少年から其れを奪おうとは考えない。巨大な力を、自ら操る必要は無い】

良し。一気に掘り出すか?

【提案。其処に高性能アーティファクトへの興味が含まれているのも確実であった。】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北)[sage]:2011/08/09(火) 13:31:29.22 ID:UQnNgLAAO
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 13:31:39.84 ID:vwJOqSh70
>>195

便利なものだな。一体どんな原理でそう為っているのだろうか…。

【さらなる情報を、不自然さも無く魔物は探す。純粋に知りたいと願う者であるかのように】
【骨槍の蒼い光に気付きながらも目線は動かない。実に自然に、会話を続けている】

【続く言葉を聞き終えて、黒衣がひとつ依頼する。それは――】

…世界を見て回るのか。中立の青ならではだな。一つ依頼したいのだが、頼まれてくれるか?

知っての通り、この世界は今まさに戦争中だ。私としても同胞達へのリスクは最小限に抑えたい。
そこで、だ。世界を旅する君は必然的に多くの情報を得る。その中で、重要度の高い物を私に伝えて欲しい。

ここに、ひとつのアーティファクトが有る。私の使い魔は間違いなくその所有者の下に直行できる。
あとは解るだろう?我が名はヴェルゼイガズ。その名の下に、ラティメリア・コエラカントゥスに依頼する。
…受け取ってはくれないか?

【――情報の伝達。中立色たる青の民にしか出来ない事であり、黒の大陸の民を救うために役立てる――】
【そのような内容を、黒曜石と黄金の指輪を差し出しながら伝えたのだった。真実か否かは定かでない――】


/すみません、>>195の方へのレスを以上のように修正します。
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 13:42:46.77 ID:aelBKCgSo
>>196

ああ、手で持てるのでも身に付けるのでも……使い方が簡単ならいいかな
あんまり大きいのだと、下手に他の大陸を回れなさそうだし……

(ホント……すごい力だなぁ、流石はスチームメタルって感じだ)

【巨大な砲塔を放っぽるその様子を、魚人の彼はポケーっと眺める】
【種族という巨大な壁が見たような、そんな気がしたからなのだが】
【すぐに、興味は移って……何かの機械らしい、それをじっと見つめ】

(っ……あれが機神?……あれ、僕ってもしかして結構凄い場面に立ち会ってる?)

え、ちょ……ソレ本物の機神ってやつかい!?
名前先に聞いとくべきだったかな……どうなんだい、キミ!

【キミ、とは勿論スチームメタルの彼のこと――声を挙げて、尋ねかけ】
【やがて赤と黒の両者によって彫り出されるだろうそれを、魚人は楽しげに待ち続ける】
【例の、好奇心だろう。この自体に少なからず楽しみを覚えているようで】

>>198>>200

さあ……多分、海で採れる希少な素材を、魔法を使いながら織ったんじゃないかと
正直僕はこれを受け取っただけなので、作った人や手段は分からないんです……、――――?

【その割には、大まかでこそ有るが手順を知っている。その辺り、青の知識か】
【また槍だが、この光はどうやらラティメリアの意思によるものではないらしく】
【あくまで相手と同じような自然さで、彼は話を続け頼みを聞いて】

(うーん……そりゃまあ、戦争をするなら確かに情報は要るんだろうな)
(中立の青だって、何時巻き込まれるか分からない……戦争は、嫌だけど)

……黒の大陸の事も聞かせてもらいましたし、いいですよヴェルゼイガズさん
ただ、僕は所詮普通の青の民……大陸に関わるようなことは、分からないとは思います

それでも良い、ってことなら……受け取ります、勿論。

【恩は返すべきもの。少なくともこのお人好し、情報は交換でなく齎された物と思っているらしい】
【青い手を伸ばして、差し出された2つの品を受け取り―――そして一度、相手に頷いて見せる】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 13:48:28.67 ID:tVFhOG/zo
>>201
おうー、分かったーッ!

【どうっ!と砲塔や戦車等を動かしずらして】
【種族の性質を全力で振るうその在り方は、一種清々しい有様だ】
【そして、現れたおそらく機神の其れを見て、わくわくしながら、魚人の言葉を聞き】

おう、多分そうだ!俺の手袋めっちゃ光ってるし!!
あと、俺はブライアン!ブライアン=ブレイクヴァルドだ!

【自己紹介をしつつ、これでもかというほどにキラキラした瞳で】
【機神が彫り出されるのを、待っていたのだった】
>>198
おう、任せたー!
こりゃ、一人で掘り出すのは骨だったな、手伝いが居て良かったよ。

【にはは、と快活に笑い声を零していた】
【使い魔たちが、掘り出していけば、そのアーティファクトの姿が顕になっていくだろう】
【其れは、黒地に赤の文様の刻まれた、強大な熱を持つ、一本のランスであった】
【機械的な物を感じさせず、なぜかどくんどくんと鼓動を返してくるような気配すらも持つ】
【形状自体は、特に特別なものでもなんでもない、只の槍である】
【だが、他の武器とはその性質を異とする別格≠フ気配を其れは感じさせる、機神で無くとも、コレは高レベルのアーティファクトだ】

‥‥こ、之が‥‥!機神‥‥!?

【彫り出されれば、駆け寄りながら、そのランスを手にとろうとするだろう】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 13:58:12.28 ID:MiBAbgsDO
【緑の大陸 森林の比較的浅い場所】

【森の緑が溢れる中──鮮烈とまでは行かずとも、目立つ赤色があった】
【色の正体は大きなキノコ。直径は1mほどあろう肉厚のキノコは】
【傘の部分にこれまた大きめの、クリーム色の水玉模様がいくつも施されていた】

【奇妙なのは、キノコが時折動いていることと、地面と直接触れていないこと】
【そのことに疑問を持って近づけば、キノコの下にひとりの少女がいることが分かるだろう】
【緑色のショートヘアに茶色の瞳をした、身長140p程の小柄な彼女は】
【茶色のニッカポッカに白い半袖シャツを身につけ】
【その両手には大きな鉤爪のついた鉄製のグローブを嵌めていた】

あっ、木の実みっけ

【大きなキノコ傘を被った彼女はそう言って、地面に落ちている木の実を拾い上げ】
【その堅い殻を器用に鉤爪で砕きはじめる】
【俗にドリアードと呼ばれる種族のこの少女。今はお食事時のようだ】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 14:02:38.56 ID:8iDZkRgIO
>>197

「そーかよ。…ま、いいけど」

相変わらず歯に衣を着せないというか、良くも悪くも正直な奴だ
それでも、不思議と相手に嫌な印象を抱く事が無いのは、その言葉に確固とした意思が感じられるからだろうか

「お、心配してくれるのかい? わかった、気をつけるよ」

その言葉の裏は掴み取れなかったようだ。この場合は、或は好都合だろうか

言葉遣いは悪いが性格は其処まで、悪くない
そんな印象を抱きつつ、警告を素直に受け取って

「それじゃ、また合う機会があれば、よろしくな」

メモ帳を仕舞い、挨拶を一言
快活な笑みと共に片手を軽く振って、青年はこの場を後にした

/お気になさらず、長引かせたのは此方ですし
/そして、絡みありがとうございました、乙でした!
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 14:08:09.23 ID:ps2REgMIO
>>203

「……」

(…何だあのデカイキノコは…)

【遠巻きにそれを眺める一人の人物がいた。】
【相手の背中側から、訝しげな視線を送っている。】

「……食えるかな…」

【ゆっくりと近づいていくのは、その足音からわかり、】
【振り向けばそこには一人の少女がいる。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した真っ直ぐな長剣は、彼女の身の程もあり、銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にはこの地方では珍しい倭刀…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

【ゆっくりゆっくり近づき、ちょんとカサに触れようとした。】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)2011/08/09(火) 14:10:09.86 ID:Y9RN0sBAO
ん?
MTGスレって訳ではないのかな?
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 14:14:37.36 ID:MMUJumnX0
>>201

――それだけで十二分だとも。本当にありがたい、何と言って良いのか…。

【些か感動したように、真昼の漆黒は語る。その心は何処に向かっているのだろう】
【決して一般的な善人ではない其の者は、双方の利益になるような助言を試みる】

だが注意してくれ。君に白や緑の大陸の者が攻撃を仕掛けてくる可能性もある…
白は秩序とやらのために進んで虐殺を行うし、緑は知っての通り白に強烈に協調している。
水の大陸に身分証明による保護を頼むのも一つの手ではあるだろうが…済まないな、こんなリスクを負わせてしまって。
まあ、私としてもやり方には気を使うつもりだが。

【そう言ってこの話題を締めくくる。策略家は情報を最大限に活用する――】
【僅かな其れすら、巨大な動きを産むことがあるのだ】

>>202

(機神…か?仮にそうだったとして、此れをどう装着すると言うのだ?)

【嘗て得た情報によれば、ヒューマノイド型種族が鎧のように装着することにより機神はその力を最大限に発揮する】
【変形・変質によるものなのか、そもそも此れは機神ではないのか――】

【判断を保留しながら黒衣の魔は槍を観察していく。どのような性質を持つのか、どう利用できるのか】
【確実に強大な力を秘めたアーティファクト。その所有者は完全な味方である方が都合が良い】

ところで、其れは誰が所有する?ラティメリア、君には既に槍が有るし、何よりあれは君を害しそうだな。
私としては、彼に所有する権利があるように思うし、そうするのが適切だとも考えているが…君の意見が聞きたい。

【自分が所有する、という事は主張しない。槍の状態で扱い切れるかどうかすら定かではない】
【故に、この場で最も適切≠ネ対象による所有を魔物は望んでいた】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/09(火) 14:15:28.80 ID:TvpDeaFSo
>>206
MTGやDMの種族を改変してなりきろうというスレです
詳しい事はテンプレにある雑談スレへどうぞ
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 14:22:01.39 ID:MiBAbgsDO
>>205

【赤い赤いキノコ傘。自然に生きる者であれば、その色に毒々しさを感じるかもしれなかったが】
【この大きなキノコと下に付随する少女は、何故か所々が土で汚れていた】
【故に、目に悪い赤色も少しばかりは刺激控えめに見えるかもしれなかった】

【がり、ばり、ぼきん】
【なんとも硬質な音を立て、キノコ少女もといドリアードは楽々と爪で木の実の殻を剥いていく】
【目の前の食事に夢中なのか、最初は藍色の相手に気付かなかったが】
【流石にかなり接近されて気付かぬ程鈍いというわけではないらしい】
【さく、と木の葉を踏む音でぱっと振り返り。木の幹と同じ色の瞳に、相手を写し出した】

……、エルフ?

【恐らくキノコ傘を触れられることには抵抗がなく。嫌がる素振りは見せなかったが】
【もし触れれば、キノコ傘についた土が相手の指にも付着するかもしれなかった】
【ドリアードは、何故相手が自分に近付いてきたのか分からないらしく】
【細い首で支えるには些か大きすぎるキノコ傘ごと、くいと首を傾げるのであった】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 14:29:51.47 ID:aelBKCgSo
>>202

【相手の名乗りを聞いて「よろしくなー!」とラティメリアは言う】
【随分淡白にも思えるが――それもそのはず、ランスが見えたのだ】
【機神と思って見ていた彼の意識は、完全にそちらに吸われているというわけで】

(ランス……イメージ、って感じじゃないけど、でも確かに強い力を持ってる……?)
(……熱そうだ。とりあえず、僕が触るべきものじゃない、かな)

って、あ……何かもわかってないんだから気を付けろよー、ブライっ!

【ブライというのは、多分ブライアンを略したもので、気を付けろというのは既に遅いのだろう】
【果たして手に取ることがどんな結果を生むのか―――魚人は嬉々として見守るのみ】

>>207

いえ、こうして他の大陸の人と関係が持てたのは嬉しいですから
白には知り合いも居ますし、緑の人々だって話して分からないことも無いでしょう

……まあ、全部多分ですけど。大丈夫です、きっと

【だから気にしないでくれと、自ら望んだのだからと言葉を続ける】
【楽天的で、お人好し。青の住人全てがそうでは無いだろうが、やはり彼はそれらしい】
【この協調性があれば、様々な情報も舞い込むだろうが―――】

所有は……やっぱり、ブライが一番だと思います
僕が持ったら焼き魚の出来上がりですし、ヴェルさんも槍って感じじゃない

それに、スチームメタルの彼なら持つのはうってつけ……要は同じ意見です、僕も。

【うんうん、と自分の意見を再確認するように頷いて、同意を示す】
【持つべきはブライアン、彼であるのが良いと―――視線は、尚もランスに向けたまま】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 14:31:58.63 ID:ps2REgMIO
>>209

【よくよく見てみると、どうにもキノコ傘は赤く、多少それが土で中和されているとはいえ、なかなかに毒々しい。】
【また、少女は以外と抜けていて、話せる距離になるまでそれが「少女」であるということに気がつかなかった。】
【大きなキノコが、風かなんかに揺れているかと思っていたらしい。】

「っとと…」

「……ありゃりゃ……ドリアード≠セったのか。」

【自己がエルフ≠ナあるということは否定せず、驚いたように言葉を紡いだ。】
【それは、「言うまでもない」ということであり、肯定せずに自分がエルフであると認めている。】

【彼女にしても、相手のことは知っていた。】
【だからこそ、気づいてからは「食べよう」なんて不届きな考えは捨てている。】

「…食事中だったのか。…あ、邪魔したな…。」

「……」

「…食えるのか…?それ…。」

【指を服の袖でぬぐいながら、少女は相手の爪の中の木の実を指差した。】
【なるほど殻を割る様子は手馴れており、それで少女が相手は「食事中」と判断したらしい。】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 14:36:09.68 ID:tVFhOG/zo
>>207
【槍を眺め眇めつして、軽く振ったり、じっ、と見つめたりしている】

‥‥んー、うんともすんとも言わねぇ。

【そう言いつつ、右手の手袋の手で、その槍の表面を撫でた、直後】
【がしゃり】

ッ、う‥‥ぉ―――――!?

【槍の表面に継ぎ目が無かったというのに、唐突に槍が展開され、少年の体にまとわりついていく】
【明らかに槍のサイズを無視した、全身への装甲の展開である】
【機械的でありながら生体的。背にはブースターのような物が生まれ、そこから紅い光の翼が小さく発生している】
【竜の様な攻撃的な外見をしていながらも、その姿は機能美の極致にあると言える】
【この少年のためにあつらえたかのような装甲は、うっすらと赤銅色に発光しているのが分かる】


な、なんかバーッ!ってなって!ぐわーっ!!ってなってなんか着いたー!?


【そんな、強力な装備が展開された状態で、わたわたとパニック状態に入っているのだった】
【しばらく、そこら辺を走り回っていたが、ふと素に戻って】

‥‥あ、装備出来てる‥‥って事は――やっぱり、これ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥っ


機神だァ――――――――!!

>>210
おい、やっべぇよ!?ラティー!
これ、絶対機神だ機神!変形したし、くっついたし!


【そう言って、装甲のまま、近づいてくるだろう】
【ラティとは、どうやら、ラティメリアの略称なのだろう】
【魔力の類で動くものではなく、機械兵器であるようだが】
【魔法ではない、なにか特別な力を感じさせる、それがこのアーティファクトの特徴か】
【そうして、しばらく騒いでいると、突然装甲が外れ、またランスの姿に戻った】

‥‥うぉ、もどった。
装備とか、どうすりゃいいか分かんねーけど‥‥ッ!よっしゃー!!
今日は最ッ高だ!武器一個只で譲ってやるよー!

【そんな、太っ腹なことを槍を振り回しながら言うのであった】
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 14:46:13.56 ID:MiBAbgsDO
>>211

……?うん、そうだよっ
もしかして、目、悪いの?
地面に隠れてたわけでもないのに、そんなこと言われるの、滅多にないよ?

【まるでついさっきまで自分がドリアードと気付いていなかったような、そんな相手の台詞に】
【ドリアードの少女は若干訝しげな表情を浮かべ、今度は首を反対方向に傾げる】
【しかしそうしている間にも、手の中の木の実は殻を剥かれていき】
【やがてはピーナッツ色の可食部が、ころりと姿を現した】

【ドリアードの少女の台詞。そこから、彼女が頻繁に地面に隠れてたキノコに擬態することが伺えるか】
【服やキノコ傘、更には両手の鉤爪に土がこびりついていたのは恐らくそのせいだろう】

……、食べる?

【そしてエルフの問いかけを聞き、ドリアードは相手が空腹だと判断したのだろう】
【剥いたばかりの木の実を、ひょいと相手に差し出した】
【口に含めば、ナッツ類独特の歯応えや甘味を感じることだろう】
【──尤も、喉の乾きそうな食感ではあるが】
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 15:00:30.59 ID:MMUJumnX0
>>210

そうか…無理はするなよ。

【白の大陸の知り合いというのも気にはなったが、あえて追及はしない】
【自らの意志――黒の民が重視する其れを意味する言葉が、彼の口から出たことを】
【魔物は多少は喜ばしく思ったのかも知れない】

【槍の所有者についてのラティメリアの同意を聞き、ブライアンに向き直り】
…だ、そうだ――――

>>212

【――そう言った瞬間に、それは起こった。】
【伝承にある通りの形を取ったそのアーティファクトを確認して、黒衣の魔は――】

(このレベルの、同型の類似アーティファクトが偶然此処に有ったとも考え難い――)
(機神そのものだろうな。全く――実に、良い、一日だ。)

【そう思うと、音の無い、思念だけの凄まじい哄笑を上げた。何物にも届かぬ其れは、ただその身体の内に消えて行く】
…今日は我々全員にとっての祝うべき日だな。さて、どうする?

【両者に向けてそう問うと、使い魔二体を回収した】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 15:02:52.90 ID:ps2REgMIO
>>213

「う、うるせぇ…いいだろ、別に…」

【言葉だけ聞いたらとても分からないが、これでもこの声の主はれっきとした「女」でった。】
【粗暴な物言いと態度は昔からの悪癖であり、一向に改善される気配が無い。】

【少女は呟き、そして一度だけ目を逸らした。】
【もっとも、相手の言うことは大変的を得ており、】
【その通りであったため、彼女にしてみれば上手い言い訳が思いつかずに悔しいのだろう。】

「地面に隠れる…ははあ擬態か。」

【言いながら、彼女は相手の左隣に座った。】
【長剣は長すぎため器用に外し、傍らに置く。小さな金属音が鳴った。】

【相手の言葉を聞くと、流石の彼女でもそれは分かったようだ。】
【本物のキノコに似せるための擬態…用途はどうなのかまでは分からないが、】
【しかしそういうことを行っているのは少女の知識の中にある。】

「は…?」

「ああ…いいのか?…お前のだろ?」

【と言いつつも、好奇心に負けたのかそれを口に入れる。】
【予想していたよりも結構口に合った。少々喉が渇くのが難点であるが。】

「…結構うまいな。」

「あ…泥ついてるぞ…」

【そうして、パタパタと、ドリアードの服についた土を払おうとした。】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 15:09:52.95 ID:aelBKCgSo
>>212

お、おぉ……ん?いやまてまてブライっ、あんまり近付くなって!
いくらこの「潮騒の服」でもあっついのはダメだって!

それにホラ、槍っ、機神!あんまり振り回すと危ないだろ!?
いや別に熱くないなら近付いてもいいけどだなぁ……ん、今タダって言った?
あはは、タダかぁ……うんうん、やっぱり施し合いが重要だよねっ!

【というわけでよろしくっ!―――なんて感じで、ラティメリアは答えた】
【簡単に使えて小さめな物。確か、彼が求めるのはそんなものだったか】

>>214

いやぁ、ホント……噂だけの存在を見れちゃったワケだしね
しかもブライがその持ち主にまでなっちゃったみたいだし目出鯛、だ

……あ、僕はこの後「タダで」一つ、武器か何かを譲ってもらって
そのあとは早速、他の大陸や地方を回ってみようかな、と
まあ要は暇だしご飯でも食べるならアトランティスに美味しいお店が―――。

【妙にタダを強調するのはちょっとした意地悪か、遊びなのだろう】
【どうする、という質問には今後の予定なんかを話して、他の二人の言葉を待つ】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 15:16:06.49 ID:tVFhOG/zo
>>214>>216
‥‥ん、つってもまだコイツの効果も使い方もわからねぇ。
これからコイツと向き合っていかなきゃな、折角見つけたんだし。

【ランスを持ち上げて、キラキラした瞳で其れを見上げた】

そうだなー、どうするかね。
ちょっとまてよー、考えるからー!

【そんなことを行って首を傾げ始めた】
【そして、ラティの言葉を聞いて】

おーう、任せとけ、さって、どうするかねー!?

【そう呟いた数秒後、何かをひらめいた様子だ】

‥‥んー、うっし、今日はこれから家で宴会しようぜ!ラティ!ウェル!
ついでにヴェルにも武器か道具一個やるよ!

【と、宴会&二人に道具をただで提供を申し込んだのだった】
【二人が了承すれば、上機嫌でブライは麓まで二人を案内していくだろうか】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 15:18:13.55 ID:MiBAbgsDO
>>215

……それに、ちょっぴり口が悪いんだね。
武器っぽいの持ってるし──もしかして、エルフの女戦士だったりするのっ?
大変じゃない?戦士で目が悪いのって

【相手のその返答を、肯定だと受け取ったのだろう】
【ドリアードは悪戯っぽく笑うと、相手の機嫌を悪くさせてしまうような一言をずばり】
【「がさつ」と言わなかっただけマシなのだろうが──初対面にしては失礼な物言いであった】

うん、難しい言葉だと擬態っていうらしいねっ
ちっちゃいキノコがいっぱい生えてるドリアードだとちょっと難しいけど、
私みたいにおっきなのがどーんって生えてると簡単なんだ!

【何のために擬態するのか。その目的までは語らなかったものの──】
【擬態の目的としては主に2つ】
【敵の目を欺くか、或いは獲物の目を欺くかだ】
【このドリアードは木の実を食べているため、恐らくは前者の意味合いが強いのだろう】

だって、同じ森に住む民だもん!助け合わなきゃ、ねっ
流石に、頭のキノコ食べさせてって言ったら断るけどさ

それにその木の実、この辺りにはいっぱい落ちてると思うの。
実があるってことは、近くに実をならす樹があるってことでしょ?

【同じ森に暮らす民だから。そんな、仲間意識にも似た何かが、ドリアードの行動理由らしい】
【座ったエルフを見て彼女もまた地面へと座り】
【手持ちぶさたなのか。大地へ落ちた木の実の殻をかりかりと鉤爪で弄りはじめた】

【土を払ってくれたことに対しては、嬉しそうに「ありがとう」と礼を告げる】
【普段は自分でも気にしないことを相手に気遣われると、なんとなく嬉しいものだ】

/っと、すいませんちょっと用事ができてしまいました
/絡みを継続したいところですが、置きレス形式になりそうです
/待ちきれないという場合は、ここで切ってくださってかまいません。ごめんなさい
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 15:34:36.52 ID:MMUJumnX0
>>216>>217

タダ、か。慣れぬ言葉だ――だが、悪くはない。
【奪うことも、代償も謀略との関わりも無しに何かを与える/与えられる経験は、此の魔者にそう多くは無い】
【しかしその思想に反する物でもなく、故に黒衣の魔は了承した】

【その相手が同盟関係にあり、自分のような黒の民との幾つかの共通点を持つ存在――】
【自分と違って策略の類を嫌う、赤の民である事も関係しているのだろうか】

アトランティスの店でもブライアンの自宅でも、何れにせよ私は問題ない。
長射程と強力な貫通力を持った火砲が有れば、是非とも受け取りたい所だ。腐食に強ければ尚良い。

【複数の運用法が既に彼の者の思考の中では構築されている。破壊の力の、執行が。】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 15:39:40.18 ID:ps2REgMIO
>>218

「剣士だよ、余計なお世話だ。…目は別に悪く無い。」

【が、】
【頭が悪い。】

【自分でも自覚しているが、しかしそれを言うのは癪に触った。】
【しかも彼女が知っている同族のエルフにはそれはそれは皆頭が良く、微妙に負い目を感じていたところである。】
【ぷい、と横を向き、言葉を紡いだ。】

「ふうん…確かに潜ったら分からないよな。」

「おまけにお前のそれ…何か毒キノコみたいだ。食べようなんて考えるやつはゴブリンくらいしかいないだろ。」

【頭の傘を見つめた。先ほどまで自分が食べれるかどうか思案していた記憶は消したらしい。】
【物事をまっすぐに考えてしまうのは、良く言えば純粋、悪く言えば単純である。思ったことをすぐ口に出すのも特徴の一つであった。】

「…そうか…まあそうかもな…こんな世の中じゃ…」

「…大陸内でくらい団結しなきゃなあ…」

【そう呟き、立ち上がる。お礼を言われ、「気にすんな」と言葉を紡いだ。】
【キョロキョロとあたりを見つめているのは、木の実を探しているからである。】


/お待ちしてますのでごゆっくり!
/また、自分も5時以降はしばらくレスが遅れる可能性がありますので、そちらこそ切ってしまいたいときはどうぞっ
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 15:51:51.78 ID:aelBKCgSo
>>217>>219

分かれるか、アトランティスか、ブライの家で宴会か……
……宴会しかないねっ!というわけで是非行こう、お邪魔させてもらうよっ
ブライ、君の家もくれる物も、勿論期待しちゃっていんだよね?

【お気楽な性格、というのはこれまでにも何度か分かったことだが】
【宴会と聞いてこの魚人は、また一層楽しげな様子を見せていた】

【まあ何せ、異文化の家庭というものに触れるのだから、好奇心もざわつくし】
【それにそもそも好きらしい宴会、ただ美味しいだけのご飯などは選択肢から一蹴して】


【やがて、三人はブライアンの家に場を移し、どのような形でか一時を楽しむのだろう】
【その時は、ラティメリアも背の骨槍を魔法かなにかでギターにし、演奏するような事もして】
【たけなわともなれば、道具か武器か―――それを受け取り、魚人の彼はその場を後にするはずだ】

/っと、続きも楽しみたいのですが用事もあったりするのでこの辺りで〜
/お二方とも絡んでいて楽しかったです!お疲れ様でしたー
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/09(火) 15:56:18.49 ID:tVFhOG/zo
>>219>>221
恩には礼を、さ。

【にっ、と人情を重んじる、職人特有の思考をしつつ笑をうかべた】
【同盟にあっても、之ほど違うのだ。これ以上の違いがある等、戦争が起こっても仕方が無いのかも知れない】

っは、いいぜ、火力と威力は俺らのロマンだ。
黒のお前、ヴェルなら、きっとたくさん使ってくれるだろ?

【兵器職人としては、折角作った兵器を活躍させてくれる者に使ってほしい】
【目の前の黒の者。ヴェルならば、きっと活躍させてくれると、思い。故に、迷わず大火力を提供することにした】
【赤の考えなしと、純粋さと粗暴さ、ソレラの形となったのが、赤の兵器なのだから】

―――おーっ!!まかせとけいっ!

【そう、ラティにどんと、胸を張って、3人で家で宴会をするのだった】
【ブライの家は、その性格に反して案外整っており、本棚には古代文字の本などがあった】
【その本には、古代兵器の伝承が書かれているようで‥‥。何処か、波乱の気配を感じさせていた】
【なぜか、此処は赤の国なのに、グローブの他の4色が、うっすらと光っていたのだから】
【しかし、その波乱の気配など、知るよりもなく、ラティの演奏に顔を輝かせ、ブライは下手な歌を歌い、メシを食い酒を飲んだのだろう‥‥】

【なお、ヴェルには火砲を、ラティには一つの篭手を、それぞれ渡したのだった】

//乙でしたー!!
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 16:22:15.60 ID:MiBAbgsDO
>>220

すごいね、剣士って
私は剣持って戦うことできないから、かっこいいと思うよっ
戦いもあんまり好きじゃないから、キノコ使って逃げるか敵をやり過ごすこと多いし……
勇敢だと思うな、うん

それに、あなたの言うとおりこのキノコを食べようって生き物は少ないからね
いい敵避けにもなるから、あんまり戦う理由もないんだ
するとしたら、生きるには必要最低限のちょっとした喧嘩くらいかな

【──ドリアードは、そんなエルフのことを単純だとか馬鹿だとは思わなかったらしい】
【今までのやり取りで、このドリアードもまた言いたいことははっきりと言う性格なのが伺えるが】
【今回はエルフに対して、「勇敢」という感想を抱いたらしい】

【元より武器の類を持たぬこのドリアード。攻撃できるとすれば、両手の鉤爪くらいか】
【しかし鉤爪程度では、ひっかくくらいしか出来ないのもまた事実】
【必要最低限の戦いしかしないというのは、偽りなき言葉なのだろう】
【更には敵に襲われた時の選択肢は、基本的に逃げの一手】
【──悪くいえば臆病な性格なのでもあるのか】
【そんな自分に欠けた、「戦うための勇気」】
【それを持ち合わせたエルフは、彼女にとっては尊敬すべき相手だったのだ】

それにさっ、森の中にも怖い捕食者はいるもん
ご飯食べれる時に食べて、しっかり体力を保つのが長生きの秘訣!
そのためにはやっぱり、助け合いが必要だと思うんだ
知らない森じゃ、どこに木の実が落ちてるかも分からないでしょ?

【敵に襲われた時、空腹ならば逃げることにも戦うことにも支障を来す】
【それを防ぐには、矢張り助け合って食料をしっかり確保して腹を満たさなければならぬとドリアードは言う】
【戦士の思考とはまた違うそれは、森に生きる民だからこそか】

【少しばかり周囲に視線を巡らせれば、少女が弄っている殻と同じものに覆われた木の実がいくつも落ちていることに気付くだろう】
【このあたりに集中して落ちているということは、真上にでも実がなる樹があるのだろう】

/了解しました!
/では引き続きよろしくお願いします!
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/09(火) 16:44:23.30 ID:MMUJumnX0
>>221>>222

我々は火の民同様、価値の有る破壊を理解する種族だ。
死と業火の厄災を以て、守護者共を退屈もろとも灼くとしようか――

【秩序と平和を騙る白と緑の連合軍を、破壊を本懐とする赤と黒が燃やし尽くす】
【その未来を実現し、且つ己の望む総てを為し遂げる――其れが実現する事を、黒衣の魔は確信していた】

【演奏と歌に耳を傾けながら、黒衣の策略家は一刻の安息に身を預ける】
【骨槍がギターになった事は以外でもあった。故に、魔物は己の技で応える事にした】

【白銀と漆黒、二体の使い魔を構成する術式を繰り時に稲妻の如く、時に爆炎の如くそれら二つの形を変えて行く】
【常に策謀を巡らす彼の物が、珍しく己の魔技を顕示したのだった】

【さりとて魔物は魔物である。己が望みのために、この瞬間も行動しているのだ】

【火砲を受け取ると、従僕二体に運ばせるだろう。そして、未だ高い陽光の下に飛び立った】
【始まりと同様に、終わりもまた滑空する黒衣――行き先は何処か、知る者は其の者のみ。】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 17:27:27.91 ID:ps2REgMIO
>>223

「そうか…?…へへっ…」

【少女は大変分かりやすく、嬉しそうに頬を緩めた。】
【剣客たるもの、自分の剣に関することを褒められて嬉しくないはずは無い。】
【特に彼女も、自身の得物とそれを使った戦い方に誇りを持っているらしかった。】

「だろうなー…見るからに毒がありそうだし。牽制に役に立つよな。」

「戦わない…か。物によっちゃあそっちの方が懸命かもしれないぜ?バカみたいに突っ込んでいって死ぬよりはさ。」

「それに……ここもいつ戦場になってもおかしくないからな…今の段階じゃ…」

「そう考えると、私も隠れる練習をしといたほうがいいかもなぁ…」

【自分は単純だ。いつでも、剣を片手に戦場に赴くだけ。】
【旅の過程でも、向かってくるのは全て迎撃し、怪我を負っている。】
【「逃げる」や「かわす」といった言葉をその辞書に持っていかなかった。】

【だからこそ、相手を見て思う。敵に襲われたとき、その戦況を見極めてじっと耐える。】
【交戦を避け、逃げる。これらも十二分に戦術的に有効であり、何より「賢く」「賢明」だ。】
【彼女の言葉の通り、無謀に敵に突っ込んで死んではなんの意味もない。】
【戦うも、戦わないも同じ選択肢の一つであり、優劣などつけることができなかった。】

「そうだな…食べたいときに食べたいもん食って…」

「助け合う…それが重要だな…というわけで―――――――――――」

【ヒュヒュン】
【少女が言葉を切り、続くのは乾いた空気を斬る音。】
【無数の閃光のような「太刀筋」が、木漏れ日に光った。】

「――――――――はいよっ!これで食えるだろ?」

【キン】
【と腰の鞘に刀を収めると、相手の目の前にパラパラと無数の木の実の「可食部のみ」が落ちてくるはずだ。】
【木の実を集め、そして投げ、「殻だけを正確に斬った」彼女は再び隣に座る。】



/遅れてすいません…了解ですー
/が…申し訳ない…言ったようにおそらく自分次のレス遅れて、具体的には20時ごろになると思います…
/ですので、あれでしたら切っちゃってください。すいませぬ…
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 17:29:12.29 ID:1iih2BGSO
【青の大陸/首都:海底都市アトランティス】

【中立の立場であるこの大陸では対立関係は何の意味をもたない】
【つまり、祖国なんかにいるよりも遥かに身の安全性が保証されていてくれてる訳で】
【その点にに魅せられ、この都にやって来る者もいるはずだ。】
【例えば―――…】


……―――――戦争戦争戦争戦争…、あぁどいつもこいつも
もうマジでウンザリだよ。

【蒼色の髪のショートヘアの女性、新聞を読みながらそんな事を呟き歩く彼女がそうであるように】
【さらしに下は黒のスパッツという中々露出度は高いが、とても動きやすそうな格好をしてる。】
【また彼女は左腕から左手にかけて機械となっていた。】

【因みに彼女の服装といい、機械の足といい中々目立つ格好は、道行く通行人の目をそれなりに引いている。】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 17:30:51.85 ID:1iih2BGSO
>>226
/訂正
/機械の足→機械の手
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 17:54:33.56 ID:gAC4LCJSo
>>226
【そこへ、骸骨の集団が通りがかる】
【先頭を歩くのは冠とマントを身に付けたスケルトン】
【背後には、思い思いの武器を抱えたスケルトンがぞろぞろと続いている】

[隊長、隊長。あの機械付けた奴、赤の奴じゃないですかい?]
ん、本当だ…それにしては大人しい感じだけど。

【その内の一体が、先頭のスケルトンへそう言うと、冠を被ったスケルトンは、女性へ視線を移す】
【女性の持つ機械の腕を見て、スケルトンは昨日出会ったスチームメタルの少年を回顧していた】

昨日の子と…同じ種族か。
[…アレ程気性が荒そうには見えませんが、居るんすねえ、赤にもああいうの]

【女性の身形も目立つかもしれないが、人目を引くことにかけては、この集団も中々、だろうか】

/まだいらっしゃるかー!
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 18:01:48.41 ID:1iih2BGSO
>>228
/居ますけどすいません、少し返信遅くなりそうです。
構いませんか?
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 18:02:15.94 ID:gAC4LCJSo
>>229
/大丈夫ですよー
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 18:35:15.72 ID:8iDZkRgIO
緑の大陸、爽やかな風の吹き抜ける、碧い大草原
燦々たる太陽の元、覚束ない足取りで大地を踏む青年が独り
浅葱色の眸は苛立ちと焦燥を宿し、微かに揺れる青い髪からは何故か、煙がたっている

「ど、どこまで続くんだよ、これ…っ」

愚痴っぽく小さなつぶやきを零しながら、歩みを進める。どうやら、すっかり熱気に参ってしまったらしい
それも、当然だろうか。彼は青出身、身体が水と優しさ(自称)で出来ている様な人間なのだから
息を乱しながらオアシス目指し、彼は歩く
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 18:47:05.93 ID:oYE/W808o

銀灰色の髪に、同色の瞳を持つ────悪魔。
黒の大陸に於いては≪孤閃≫と呼ばれるそれが立っていたのは敵地────緑の大陸、その古戦場。
かつての侵攻≠ナ荒野となり、生命の気配が消えたそこで、彼は小さく息を吐く。

(────流石に、何も変わっていない)
(色も、匂いも、空も────いや、音だけは違う、か)


(次の戦い────白の戦力は厄介だが、ここで退けば何も掴めはしない──)

──無表情で見据えるのは、今は何も無いただの岩場。
かつて白の者と戦い、敗北を喫した苦い°L憶のある場所────
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:03:35.98 ID:6Q1qaElJo
>>231
【大草原……辺りに其の視界を阻むものは無い、その景色全てが一望できる所】
【その空の上から何かが男の前えと降り立った】
【白銀に輝く甲冑、背には布で隠す様に巻かれた剣が横に向かってぶら下がる】
【その柄は槍とまでは行かないが非常に長く其れ以上の刀身を持つ物】
【そんな大剣を背負う一人の天使】

緑の者か…?そうには見えないが…此処で何をしている‥?

【強大な2対の翼、計四枚の大きな羽を大きく靡かせて、真っ白の長いウェーブヘアー】
【男を見る瞳孔の無い、2つの白目、180程の背丈もあろう女の天使が目の前に舞い降りる】

何者かはわからんが…一人で出歩いていると何があるか分からんぞ?

【と、言葉を付け足し、青い髪の男に問いかける、】
【此の様な場所で何をしているのか、戦時中であるにもかかわらず、緊迫した雰囲気であるにもかかわらず】
【何故、一人で、そこにいるのかと、疑問を持ちながら問いかけた】

/まだいらっしゃいますか?
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:07:12.23 ID:6Q1qaElJo
>>233
/強大な翼→巨大な…
/申し訳ありません訂正です…
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:20:59.97 ID:8iDZkRgIO
>>233-234

「……ん?」

気のせい、だろうか
羽撃きの音が、朦朧とした意識の間に、割り込んできたような
ついに、幻聴が始まったのか。然しそんな懸念は、数秒後、解消された

「……うお」

自体が好転したかと言えば、微妙だけども。
巨大翼と、巨大な剣。色々とスケールの違う女性が降り立つのを、半ば某然と見守っていた
外見から推測するならば、天使だろうか。もしそうならば、始めて見るがーー…

「…そういうあんたも、緑には見えねえな。」

驚きを鎮め自分のペースとするため、女性の反応を面白半分伺うため
答にならない様な台詞を、青年は第一声とした…身長的に見下ろされる形になったのが、悔しかったのもある

「ああ、それは分かってる積もりだよ……ここで何をしているかっつったら…歩いてた、としか」

この前男にもそんな事を言われた。耳が痛い
少々、苦々しい表情で分かっている、そう言うと
答にならない様な答えを、これまた少し巫山戯たように
口角を僅かに釣り上げ意味を浮かべながら、言うのであった
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:25:45.40 ID:hZ+d9z8do
>>225

【かり、かり、ぴんっ】
【鉤爪で引っ掛けた殻を引っ掻いたり爪と爪の間に通し。最終的には遠くへ弾き飛ばす】
【まるで子供のような遊びを手の中で繰り返しているものの】
【それでも相手の話はしっかりと聞いているらしい】
【嬉しそうなエルフの表情を見て、このドリアードもまた楽しげににっこりと笑うのであった】

でしょ?このキノコを持っててよかったー、っていつも思うよ
私にとっては、自慢のキノコなんだ。他のドリアードたちも、自分のキノコが好きな子は多いと思う

……でもね、樹が大地でしか根付けないように、人には出来る事と出来ないことがちゃあんとあるの
得意不得意、っていうのかなぁ?
鳥は空を飛べるけど、地面は上手く歩けない。
獣は地を駆ける事が出来るけど、空は自由に走れない。

私は戦うことが苦手だから、頑張って逃げるの。
頑張って戦ったところで、苦手なことだからどうしても上手くできないと思う。
エルフのお姉さんはきっと、戦うことが得意なんじゃないかな。
だったら、練習しなきゃできないことをするんじゃなくて、しっかり戦ってもいいと思う。

あなたみたいに勇敢な人は、かっこよくてすごいとは思う
だけど──私は、あなたみたいになろうとは思わないしなれないと思う

……なんて。ちょっと偉そうなこと言ってみたけど、結局は考え方次第だよねっ
隠れたり逃げたりしながら戦うのも、立派な戦い方のひとつだし

【このドリアードは、どちらかといえば保守的な考えの持ち主かもしれなかった】
【人には出来る事と出来ないことがあって、出来ない事は挑戦せずに「やらない」タイプの性格】
【だからこそ、出来る事はしっかりと「やる」タイプなのだろう】
【「戦いが苦手だからこそ、戦える種族を凄いとは思うがそうなろうとは思わない──」】
【それは彼女の性格を、主張を一番的確に現す一言なのかもはしれず】
【結局はこの会話の最後で、相手の行動がどうなろうと相手次第だと無責任に丸投げをするのであった】

【そして、突如響いた風斬音へは目を真ん丸くさせ】
【煌いた太刀筋を見てぱちくりと瞬き】
【最後に落ちてきた、木の実の可食部を数秒後にようやく認識して──】

……わ、わ、わ、わっ!
す、すごいっ、あなた本当に強いんだねっ!

【興奮したように、金属製のグローブを嵌めたまま彼女はめいいっぱいの拍手を相手へ送る】
【金属製ゆえに少々煩く聞こえるかもはしれないが】
【それでも。ドリアードの興奮や喜びは伝わるはずだ】

/こちらこそ遅くなってごめんなさい。そして了解しましたー
/それじゃ、20時くらいまで待ってますね。後、PCに移りましたがまたどっかで携帯に変わるかもしれません
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:34:12.68 ID:1iih2BGSO
>>228

…………んぅ?

【自分に向けられた視線に気がついたのだろう】
【ふとこちらもスケルトンの方を向く。】
【もし未だスケルトン達がこちらを見ているのならば二人(?)の目と目が合うだろう。といっても骨だけに目玉が未だついているままなのかはわからないが】
【そして暫くしてようやく彼女は口を開くのだった】


―――――………と……トリック・オア・トリート

【けれど、勘違いと間違いだらけの挨拶だった。】

/お待たせしました!よろしくお願いします
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:38:00.16 ID:6Q1qaElJo
>>235
【天使はその目を男に向ける何処を見ているのか、何が写っているのか】
【奇妙であり不気味であり不思議な目、その呆然と立ち尽くした男の言葉を聞いて】

様子からして疲労がきているようだな…
私は白の大陸の者、この大陸にいて‥なんら可笑しい事では無いだろう?
そういうお前は…何処なんだ?

【緑、白其々は今のところはお互いは友好、天使はその緑の大陸のパトロール、警備をしていたと思って良いだろう】
【目的があって天使は此処に居た、その男の問にもハッキリと答えられる、普通の態度で、冷静な表情で】

【もしかするとその天使の言葉も気に食わない対象になるかも知れない、上から見下ろされ、偉そうな言葉】
【天使としてはなんら普通の素の言葉であるのだが、それを嫌う者もいるから】


【歩いていた、とそう答える男から一度女は視線を外す、空を眺め何かを考える】
【そしてその視線をまた戻して、その巫山戯た表情をして天使を見つめる男に向かって】

巫山戯ているのか…?分かっているのに何故歩いているのだ…自分が襲われないとでも思っているのか?

ーーーいや……青か?それだったら納得がいく、自分は安全だとそう思ってる事に納得がいくな

【襲われないかと?その言葉のあと暫く間が開いて、自分の中で答えを見つけたのか、その言葉】
【まるで挑発するかのような言葉である、少なくとも…そんな中立の立場の青にたいして余り良い思いを抱いていないようで】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 19:43:18.06 ID:gAC4LCJSo
>>237
……ハイ?
[まあ、中立国とは言え俺らがゾロゾロ歩いてるのは目立ちますわなあ…]
《ハロウィンですねわかりません》

【背後の骸骨達が野次を飛ばす中、冠を頂いた骸骨は、キョトンとした(しているのは声の調子だけ)様子で、聞き返すように返答する】
【ちなみに眼窩は落ち窪んで眼球は無い】
【というか肉なんざ付いてない、完全なホネっ子である】
【故に表情といったものが無いに等しい】
【が、双眸の奥で僅かに明滅するものがあり、それが一応の感情表現なのだろうか】

ああ、こんにちは≠ニか言いたかったのかな…
やあ、赤の人。
昨日キミと同じ種族を見たけど、キミほど落ち着いてはいなかったなあ。

/いきなりですいません、次レスに結構かかってしまうかも…
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 19:59:31.94 ID:8iDZkRgIO
>>238

「あぁ、やっぱりな…俺だって、ここにいて咎められる謂れは無いぞ」

予想は取り敢えずの的中となり、益々天使という仮定は確信に近づいた。…変わった眼をしている
こんなコンディションでもなければ、是非記しておきたい処なのだが。小さなため息の真意が、女性に伝わるだろうか
高圧的ともとれる女の言動を、気にしているきらいはなかった
特に気にしないような質なのか、それどころじゃない体調なのか
或はーー…

「……当たりだよ。別に、襲われないと高を括ってる訳じゃあないがな」

空を眺め、思慮する女
そういえば白の故郷は、其処にあるんだったかな
黙して次の言葉を待つ間も、青年の体力は、じりじりと陽に射られ蒸発していった
呑気な思考と裏腹に、このままのんびり会話も続けてられないという焦りも有り

「……なぁ、その翼で、俺を休める処まで運んでいってくれねえか? そしたら、訳も話してやるよ」

少しの逡巡、沈黙ののちに
青年は切り出す、乱暴に青の髪を掻きながら、心なし早口で
相手がなんらいい印象を此方に抱いていないのは、分かっていた。
それも当然かと思ってしまう様な思考回路の青年は、殊更言い出し辛そうだった
然しまあ、こうしていてもいい事はない。鳥に変化する労力も最早無い
だからそんな提案を、女にしてみるのだった

//支離滅裂な文で申し訳ない…しかも次遅れそうです、本当にごめんなさい
//もしあれだったら断って飛び去ってくれてもOKですので…
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 20:01:04.03 ID:ps2REgMIO
>>236

「分かる分かる。自分のものを誇りに思うことはいいことだと思うぜ。」

【相手のキノコ傘に当たる部分は、少女にとっては「得物」であった。】
【相手と同じように、彼女もまた刀剣は自身の相棒であり、自慢である。】
【飛ばされる殻を無意識の内に目で追っていた。】

「ん…んー…」

「……」

「ま、まあ難しいことはいいんだ!とにかく…」

【この少女、言動に違わずやはり頭の回転はあまり良くない。】
【相手の話を真剣に聞いていたのだが、しかしそれを自分なりに咀嚼する段階で、脳細胞が耐えきれずにショートしてしまった。】

「戦うも、逃げるも個人の自由!」

「で、――――――――絶対死ぬな!!死んだらぶっ[ピーーー]!!こういうこったろ?」

【ガリガリとしかめ面で頭を掻いた後、ドリアードに人差し指をズビシッ、と向けて言う。】
【彼女なりに頑張って要約した結果である。もっとも、これは本心であり、つまりは「死んだら元も子もない」と言うことだ。】

【戦争真っ只中で、他者の死を見てきた彼女らしい。】

「お、おう。まあこれくらい大したこと…」

「う、うるさい!いいからさっさと食ったらどうだっ!」

【照れ隠しであるのはあまりに分かりやすく、少女はそのあまり相手から視線を外し、身体ごと横を向いた。】
【それから暫くしてから、】

「…私、セーラ。セーラ・エルドラーゼ。…人からは斬空≠チて呼ばれてる。」

「お前、名前なんて言うんだ?」

【と質問した。】


/お待たせしましたー
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 20:09:48.99 ID:xzTzVpXwo
【周囲へと視線を投げかけてみれば、多種多様な色が交じり合って
一見すると、黒にしかならない無秩序のような混沌に思えるかもしれない
けれども、そこには薄い透明な、潤滑剤があって、くっきりと色と色との境目を目立たせる
海底都市アトランティス≠ヘ今日も、中立の色をハッキリと映し出して】

【――――……が、どうやら、全ての問題を無くす、というわけにはいかないようで】


だ、駄目ですよっ!……この子達はお洋服屋さんに行って散髪してもらうんですから……!
だからぜーったいに売りませんっ!食べられるために生まれたんじゃないですよ……っ


【視線を傾けてみれば、少女の声が響くだろか
耳障りの良いソプラノボイスは、彼女の幼さをハッキリと伝えると共に
鈴蘭が零す淡い旋律のように、透明な潤いを孕んだ言の葉をマリンブルーの空に透かして魅せた】

【椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【彼女は、華奢な両手をばっと広げて、微かに足元を震わせながら立ち尽くす
彼女の後方には賢獣=\―――……羊の獣人であろうか、もふもふとした毛皮に包まれた幼女達数人
震えるように身を寄せ合いながら、彼女の後方に隠れようとしている】


「だーかーら、こんだけだして買ってやる、って言ってんだろ?
そんな毛皮売りにいくよりか高い値段で買い取るんだから、さっさと売れよ
大体、緑の奴等と同じ空間にいるだけで不快なのによぉ……!!」


【面倒そうに声を張り上げるのはがっしりとした体躯の長身の男、紡ぐ旋律はラウドボイス
頭を掻きながら、眷属の印たる、鋭く尖った犬歯を見せ付けるが如く――――口を開く
月光に煌く鋭い刃は、今にも彼女の細い咽喉を食い破らん、と言いたげに煌いて】

【じりじり、と彼と、後方の仲間数人が、彼女へと間合いを詰めていく
中立、とはいえど、小さな対立はどこでも起きているようで
被虐者たる彼女達は、暴虐に怯えながらも、最後まで自身の意思を貫き通そうと為す】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:14:49.10 ID:1iih2BGSO
>>239

え……?何だ、ハロウィンの仮装パレードかなんかだと思ったが違うのか、
そうかならば、普通に言い直すとしよう…では改めて“こんにちは”

【期待が外れて少しがっかりした風にしてから女性はそう言葉を訂正する。】

……私は確かに赤だが…ちょっと心外だねぇ
赤の全員が全員、気性が荒くて喧嘩早いとは限らない確かに数にすればそっちが多いけど、
あたしらは一部は機械だけど、人間だよ。個性ぐらいあるさ

それに私は女性として当然の姿勢をとったまで

【それからスケルトンの体をもう一度見つめる】
【そして、】

であんたは……―――もしかして黒の人間?

【今度はこっちがそう尋ねた。】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:15:56.76 ID:1iih2BGSO
>>243
/追記
/了解しました!
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/09(火) 20:20:55.01 ID:ZQ3YjSM0o
>>242
がーっはっはっはっは!!次はあっちの店じゃー!!

「おやぶーん、そろそろ帰るでやんすよー、飲み過ぎでやんすー」

ああ!?お前双子だったのか!?二人に見えるぞ!?

「親分……皆待ってるし帰った方が……」

【恐喝の現場近くの道を、腰に石包丁と小さな袋をぶら下げた赤茶けた肌色の筋骨隆々のオークと】
【小柄で小狡そうな顔をして、短槍を背中に差したゴブリンの二人組が歩いている】
【二人とも顔が赤く、酔っている様だ】

うるせー!!まだ俺はいけ……んん??

【オークの方が>>242が行われている現場に気付き】

おい!!見てみろ!!カツアゲだカツアゲ!!
あいかわらず黒の奴等はせこいな!!!青白い面によく似合うぜ!!

「親分……誰彼構わず喧嘩売るのはやめて欲しいでやんす」

【オークは男達を指さして馬鹿笑いをあげる】
【ゴブリンはそれを呆れた声で見守る】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 20:27:09.37 ID:gAC4LCJSo
>>243>>244
/意外と早く戻ってこれたぜ!

まあ、僕らはスケルトン≠セからね、これがデフォルトさ。
[脳味噌もスッカスカですしね、骨だけに]
……上手くないからね?それ。

【部下に軽く突っ込みを入れてから、冠を被った骸骨は相手へ改めて挨拶をする】

ああ、こんにちは。
スケルトン族のスケルトンQさ、よろしく。

【名乗り、マントから骨の右手を出して、握手を求める】
【一応同盟国であるし、問題はないだろう】
【受けるか否かは相手次第、だが】

ごめんごめん。
昨日の子が印象強い分、ついね。
まあ確かに、気性の荒い奴ばかりだったら今頃赤の大陸は内紛で滅んでるだろうし。

【ケタ、ケタ、ケタ】
【上顎と下顎を鳴らした、骸骨特有の笑い声】
【そして、質問を聞き、笑いを止める】

その通り。
……どっちかと言うと、こんな形(なり)で黒以外の所属だったら怖いって。

【まあ、居ないとも言い切れないけど…と、スケルトンQは少しだけ骨身を震わせた】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:27:21.52 ID:6Q1qaElJo
>>240
【フン、と天使は言葉を笑い飛ばしたかのように吐き捨てて】
【それもそうだ、と呟きながらも男の様子を見る、先程天使が見と通り】
【その溜息、その表情、仕草それ等から疲労が溜まっているようだと、その思いは確信に近づいた】

【高を括ってる訳じゃない、そんな言葉も固定概念で一杯のその天使にとっては中立だからこそそんな事が言えるのだ】
【そんな呑気な事が言えるのだと、思うばかりであり頑固者、とでも言うべきであろうか】
【どうしようもない女なのである】

………訳?
フンーーーーーまぁ…良いだろう、お前達を見捨てたとなると白の名が廃るからな、運んでやろう

【頭を掻きながら、何か言いにくそうな言葉を早く言ってしまいたいと少しの早い言葉でいった提案を天使は了承したようだ】
【個人としては青も赤も黒も、そして緑でさえ気に食わない、純粋に白だけのために働く者、使えるもの】
【だが敵対していない以上、それを無闇に断るのもその仲間の印象が悪くなる、それを考慮してのYESの返事】
【女は黙って男の後ろへと脚を運びその空へと舞い上がる、大きな四枚翼は風を起こし草を靡かせる】
【そして後方えと飛び立つ、遥か遠くえと、置いて行かれた、話が違うと思うかも知れない】
【どんな事を思っていようと其れは次の瞬間解決されるであろう】
【飛び立った方向から男経向かって急接近する影、その天使、あっと言う間に男は持ち上げられる】
【流石に人を運ぶのだ、ある程度スピードが乗らないと無理だったようで、その為の行為であったのだ】

【そして暫くその飛行は続いて一つのオアシスに着くであろう、木々に囲まれた、湧き水が沸く】
【そんな日陰、森のオアシス、そこで男を降ろして、自身も降り立つ、男より少し離れたところに背を向けて】

【首を振り、そのウェーブヘアーを揺らしながらその青髪の男へと目を向けるのであった】

/いえ、全然そんな事ないですよ
/寧ろ私がおかしな事を多発している気がします
/そして何故か最初からの喧嘩腰、お許し下さい…
/ごゆっくりどうぞです。

248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 20:35:08.94 ID:xzTzVpXwo
>>245

【薄氷の如く危うい堅さの硝子を砕くが如く
貴方の怒号に近き笑い声は、綺麗に響いていくことだろう
彼女へと向けた歩みを止めて、男たちは貴方へと視線を向ける】


『やべっ……!!おいっ、ウルグハ盗賊団の奴等じゃねぇのか……?
赤の大陸でも相当なゴロツキって有名だぜっ……!!』


【男の内一人が、彼女へと言い寄っていた男の一人に声をかける
どうやら、その彼は、貴方達の正体を知っているようで、表情に焦りの色を浮かべる
――――しかしながら、リーダー格の男――――もとい、ヴァンパイアは、その言葉を一蹴する】


「はん、ウルグハだかウハウハだか知らねぇがよぉ……うちの大陸のこと馬鹿にされちゃぁ、黙ってらんねぇな
今なら……そーだな、その袋の中身置いてったら許してやるよ
それにオークってことは赤≠フ奴だろ?一緒にそこの緑≠フ小娘ボコボコにするの、参加させてやるぜぇ」


【彼はそう声を張り上げながら、貴方の――――リーダー格の男の元にまで近寄ろうとするだろう
彼もかなり鍛えられた身体をしているのだが、それでも貴方のただただ力≠セけを磨き上げた身体には及ばない
月光に照らされて、無骨な輪郭をくっきりと蒼の世界に浮かび上げられて、貴方のその姿が強調される
限界にまで尖れた力は、さながらカッティングされたダイアモンドが如く、金剛石の煌きを宿していて】

【緑の小娘の――――羊の巻き角と山羊の耳の彼女は、その言葉を聴いて、耳をびくぅ、と立たせ反応するだろう
じりじり、と後方する彼女の細腕を掴もうとするのは、ヴァンパイアの一味の一人
四面楚歌とはまさにこういう状況であろう、翡翠色には恐怖の色がしんしんと刻まれて……】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:36:19.91 ID:1CjIhUbSO
「うり、っと」
生い茂る大樹。聞こえてくる鳥の泣き声。
此処は緑の世界、その名の通り緑が溢れる自然の世界。

「なんだコレ? やけに甘いな。……前はこんな感じじゃなかったんだけど。」
そこに居るのは白衣の翼人。少しだけ浮いているのは違う世界の住人だからだろうか?
「この暑さか……んでもここまで変わるもんかな? なんか、ちょっとでかいし。
ま、いっか。多分効果は同じもんだろ」
彼は白の世界の住人。耳に乗せていたペンをとると手帳をめくり何かを書き込んでゆく。
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:42:51.68 ID:hZ+d9z8do
>>241

うん、そうだよねっ
あなたが話の分かるひとで助かるよ

【手の中に握っていた殻を、全て飛ばし終わってしまったのか】
【今度はかりかりと、自分の爪と爪を擦り合わせ始める】
【どうやら割と、落ち着きの無い性格なのかもしれなかった】
【一方手の動きとは全く別に、会話の中で己の意見を賛同されたからか】
【表情としては嬉しそうな笑みをにぱりと浮かべていた】

……ふふっ、うん、そういうことでいいと思うよ
死んじゃったら、元も子もないからねっ

【言葉を簡単にまとめる事が出来ず、いろんな例え話を交えてしまう自分には出来ないこと】
【それを、意図も簡単に相手はやってのけた】
【そのことをすごいな、だなんてまた思いつつ。ドリアードの少女はまた小さく笑みを浮かべるのであった】

【そして、相手に促されたせいか。やっぱり楽しげに笑いながら落ちている木の実へ手を伸ばし】
【やや掴みにくそうな手の形状ではあったが、器用に爪先を使って実を掴んでから口へと運ぶ】
【ぽり、ぽり、ぽりという、木の実を食む小気味良い音が小さく響いた】

自分で剥くのもいいけど、誰かに剥いてもらったのはすっごく美味しいや
あっ、この場合は剥いてもらったんじゃなくて、割ってもらったのかなっ?

斬空、ってかっこいい名前だね、セーラ。セーラ・エルドラーゼ、覚えたよっ
私はエルヴィ。ただの、エルヴィ

【片方の頬に、まるでリスのように木の実を頬張りながら彼女はエルフ──セーラの問いかけに答える】
【二つ名も無く、苗字も無い少女エルヴィ】
【それは或いは、必要最低限の名前しか必要としない森の民を表す事象なのかもしれなかった】

/っと、遅れてごめんなさい。おかえりなさい
/これからは多分安定してレスが返せると思います
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/09(火) 20:44:34.32 ID:ZQ3YjSM0o
>>248
「あっしらも随分有名になったでやんすね、親分、どうするでやんす?」

ああ!!?「許してやる」だああぁあぁ!??!
誰がてめえらみたいな辛気臭い奴等と一緒に喧嘩するかぁー!!

「そうでやんすー!!」

弱い者いじめってのはなぁあ!!
一人でやるから楽しいんだよぉーーー!!

「そうでやんすー!!」

大体てめえらは前々から気に入ら……うっぷ

「親分?」

おげぇえええええええええええ!!!

【ヴァンパイアの提案を真っ向から跳ねつけ、ヴァンパイアとの距離を極限まで縮め】
【啖呵を切っている最中に、酔っぱらい特有の突然ゲロを放つ】
【大柄な体躯故に、ヴァンパイアの上から吐瀉物が降り注ぐ形になるかもしれない】

「だから30瓶目は止めとけって言ったでやんすのに……」

【ゴブリンはそう言いつつも拳を構え戦闘態勢に入り、ヴァンパイア以外の男達に向かう】
【街中で得物は振り回さない、そういう心構えだ】
【ただし、気迫からして弱そうだが】

おえっぷ……あれ?俺様は一体何してたんだ!!??
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 20:45:27.39 ID:mZcAL+Fk0
>>249
【そこに通りかかる一人の少年】
【忍者のように木に登ってジャンプして渡っていた】

あ、白い人じゃん

にーさんにーさん、なにやってんの?

【木の上から白衣の翼人を見つけると飛び降りて話しかけた】
【黒いボロマントに紫のバンダナと、緑の同属ではない限り黒に間違えられそうな姿だ】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/09(火) 20:48:32.22 ID:wGgprlSB0

【中立国(?)――青の大陸】
【中立の地だけあり、その街にも多種多様な種族が見える】
【中にはもちろん、その平和に不似合いな雰囲気を持つ者もいて―――】

うぅん、いろんなのがいるなぁ?♪
ここなら退屈せずにいれそうだ……♪

【その男、細いつり目に高い鼻、長い黒髪】
【死人のような白い肌に、裾がボロボロの漆黒の布を纏う】
【異様な雰囲気を持つそいつは歩いている――というより、漂っている、と表現するのが正しい】
【ちょっと浮いてる】

でも、今だに面白そうなのは見つからない……
もうちょっと散策してみようかな――♪

【またふらふらと漂い始める】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:55:26.42 ID:1CjIhUbSO
>>252
「あ? ナニって……」
パン。っと少し大袈裟に手帳を閉じる音を鳴らしながら、声のする方向へ首を曲げる。

「別に、俺は葉っぱ拾ってただけだけど」
薬草拾い。緑の世界はとにかく他の世界に比べて植物の数も種類も桁が違う。
他の世界から見るとそれは非常に魅力的だ。

「お前は、なんだ?」
見た目は緑っぽくないが、赤か黒のやつが中立地帯以外で『白い人』などと声をかけてくるとは思えない。
敵かそうでないか。敵じゃないならなんなねか興味もある。
「ここのやつだよな?」
こちらにも敵意はない。その点は自分を白と認識していることから理解しているだろうか?
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 20:57:26.92 ID:ps2REgMIO
>>250

「へんっ…誰がやったって同じだ。」

【ちら、と目を向けたが、しかしやはりまだ気恥ずかしいらしく、また目を逸らし、背中を向ける。】
【いつも一人で行動しているため、剣術を人のために扱ったことのない彼女は感謝されることなど皆無であり、】
【従って照れ隠しのぶっきらぼうな物言いはより強くなるのであった。】

「剥いた……うーん…どうだろうな…割った…でもないし…」

「斬った≠セな。こっちのほうがしっくりくる。うん。」

【頬の赤みを散らしてから振り返る。相手の微笑みは、自然とこちらの表情を柔らかくした。】
【少なくとも、今この場では、領土拡大の進行も、それを迎撃する戦闘もどこか別な次元の話に聞こえる。】

「エルヴィか。よし。私も覚えたぜ。いい名前じゃねえか。」

【そう言って、よっこらせと立ち上がる。】
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 20:57:44.04 ID:xzTzVpXwo
>>251

【恐らく彼等と貴方達で雰囲気はかなりの差がある様子
ヴァンパイアのお供は皆、貴方達の正体に恐怖を抱き、戦意を殆ど持っていない
それでも、一人――――リーダー格の男だけは、そんなこと表情の一片にも見せず、言葉を揺らす】


「ふーん……有名な盗賊団って言うから、さぞかし頭が切れるんだろうって思ってたが
やっぱりオークはオークだな!脳みその末端の末端まで筋肉で出来てると来た!
そんな醜い下等生物が、俺たちのような高等種族に――――ぃぃいいいいいいい!!!??」


【まず彼が感じたのは、刺激臭、ヴァンパイアの五感はかなり優れていて
その為か、鼻腔が捉える、吐瀉物に混じる胃酸の鋭い刺激臭は、きっと――――苦痛の色を塗り替えていく
生暖かい液体に犯されたヴァンパイアは空しく鼻を押さえ、オークを怒りの篭った瞳で睨みつける】

【何より匂いもそうだが、景色も酷い、見てるだけで食事を遠慮したくなるぐらいに
軽く少女達にとってはトラウマだろう、巻き角の少女はばっと、自身の身体で羊娘達の視線を覆い
彼女自身もバッと、目を閉じて、目の前の光景から飛び立とうとする】


「ちくしょう……ちくしょう!!!やっちまうぞっ!!」


【最早理性の判断もつかない御様子、戦いにおける主導権を握られたヴァンパイア
有利不利の判断もつかず、オーク相手に素手で、力比べを挑むだろう
大きく振りかぶられた右腕の拳、酔いの醒めた貴方にはさながら、後味を消毒する美酒が如く
格好の得物が必死に搾り出す、闘志という名の液体に、意地という名のエッセンスを加え、貴方へと差し出される】

【子分たちも、自身の前に来たゴブリンたちへ戦闘を挑むだろう
数はゴブリン達より一人多い、残った一人は少女の腕を荒々しく掴み、逃げられないようにしてるのだろう
本来なら、子分たちもある程度の実力があるのだろうが、勝負に飲まれて、か、繰り出す攻撃は些か精彩が掛ける】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 20:58:25.85 ID:1iih2BGSO
>>246

分かればいいよ。アタシはミルコ
スチームメタルのミルコだ。

よろしくね、スケルトンQ

【女性―――ミルコはそう差し出された手に自分の手を重ねて握手を交わすだろう。】
【因みにミルコは敵対だとか、同盟だとかをそんなのはあまり気にはしない。】
【それに何よりそもそもここは中立の場所だ。だから元から気にする事でもないのである】


黒は吸血鬼やら幽霊やら、化物ばかりだとは聞いていたがどうやら本当だったみたいだな。


/お帰りなさい!
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 21:06:33.77 ID:mZcAL+Fk0
>>254
あ、薬草拾ってたんだ、面白くは無いね
何かの研究?それか軍事的な利用でも?

【知ったからといってどうすることもないが、疑問に思って聞く】

あ、俺?俺はただのエルフ。見た目怪しいのは分かってるけどね

【聞かれたり間違えられたりするのはよくあることのようで、エルフの証明である長耳を見せる】

にーさんは白い人でしょ?格好からして分かる。俺と違って

【軽く笑いながら言う。そもそも緑の土地で薬草を拾っていることからして白だということは分かるようだ】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/09(火) 21:06:50.57 ID:ZQ3YjSM0o
>>256
ん〜……おお!!喧嘩か!!よっしゃ!

【ヴァンパイアから繰り出された拳が顎に入り、より酔が醒めてきた様だ】
【首をバキボキと鳴らし、笑顔で両手の平を合わて上に掲げ、祈る様な形を作り、】
【それを上から一気にヴァンパイアの頭に向けて振り下ろす】
【オークの筋力から繰り出される一撃、恐らく手加減という概念すら知らない】

「うう……足元が覚束ないでやんす」
「しかも何人もいるように見えるでやんす、あっしも酔ってるでやんすよ」

【ゴブリンは一人で子分たちを相手取る】
【攻撃を躱しつつカウンターを繰り出すが、それは酒のせいで出来た幻覚が殆ど】
【たまに運良く子分に命中するかもしれない】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 21:09:03.91 ID:gAC4LCJSo
>>257
【握手を交わし、右手をマント内へ戻して】
【ミルコの言葉に、後ろの部下一同、肩を竦めてみせた】

見た目が悪いのは自覚してるけどね…
[真正面から化物≠ヘ凹むっすわ…]
まあ、他の種族はだいたい肉付いてるし、僕らが異色すぎるだけかもね。

【第一、元が死体だし…とは思っても口にしない】
【黒の大陸にはこういった手合いが多いには多いのだろうが】
【自分達のようにそのまんまホネっ子=Aと言うのは少ないだろう】

…で、なんかさっきブツブツ言ってたけど、何か問題でも?

【マントの中で腕を組みながら、そうミルコに尋ねた】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:09:23.99 ID:hZ+d9z8do
>>255

【そんな気恥ずかしさなどいざ知らず。「そうかなぁ?」だなんてひとり呟いた】
【森の実りに感謝し、森と共に生きている彼女にとっては、誰かに感謝する事は当然の事】
【だからこそ、改めて「ありがとね」だなんて──更に相手を恥ずかしくさせるような言葉を告げるのであった】

あっ、そうだね。斬った、が一番だね、剣で斬ったわけだし

【「斬った」との言葉へは、キノコごと頭をこくこくと振ってまた笑みを零す】
【平和だな、という言葉は──どうしてか今は思い浮かばなかった】
【これが、本来緑の大陸に流れているべき空気だったから。当然の雰囲気で、あるべきだったから】
【だからこそ──当たり前のことを指し示す言葉など、出てこなかったのだ】

【一方エルヴィは座りこんだまま、立ち上がったセーラをぐいと見上げる】
【元より小柄なエルヴィだ。見上げる首の角度はかなり急になっていて】
【頭の大きなキノコ傘のせいか、今にも後ろにひっくり返りそうな様子すらあった】

もう帰るの、セーラ?

【そして、立ち上がった相手に対してはぱちくりと目を瞬かせてそう尋ねる】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:12:22.99 ID:P0jubZu70
http://jbbs.livedoor.jp/sports/38820/


お待ちかねのものだ
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:13:50.71 ID:1CjIhUbSO
>>258
「面白くない? 俺はかなり好きでやってるんだけどね」
とは言うが、未だにかごは空の様である。
思うようには行っていないらしい。

「一応、俺も軍人になるだろうから、結果的には軍事利用につながるのかな?
やっぱりそういうの嫌なもんか? えっと……エルフさん。」

「白い人って……まあ確かに白い服着てるけどさ。」
目の前で笑うエルフに薄く笑い返し。
「緑の土地にはいつもお世話になってます。……エルフさんに言うことでもないか」
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 21:24:23.78 ID:xzTzVpXwo
>>259

【それはまさに、一瞬の出来事、爆ぜるような風の音が響いたか、と思うと
視界が歪み、何かが潰れるような、軽く、それでいて後に尾を引く――――不思議な音が中≠ゥら響く
――――それが、自身の頭蓋骨が軋む音だと、気づくこともできずに】


「はっ……ぐぁ――――……!!な、なんだテメェ……っ!!
や、やべぇ、ずらかるぞ!!」


【一寸刻意識を失い、再び意識が戻ると、くらくらと、脳が痛む感触
意思と関係なしに身体が震える、氷細工の牢獄に繋がれた、哀れな眷属のように
言葉と裏腹に身体は容易に動こうともせず、ようやく動いた足がもつれ、地面に倒れこむ】

【漏れる声は、言葉にならず、ただただ恐怖の音色を滲ませる音にすぎなくて
カタカタ、と震える彼の様子は、末期患者の哀れみを向けられるソレに等しく
ようやく翼を広げ飛び去ろうとする頃には、部下たちも皆、逃げているだろう】

【――――……余談では在るが、子分たちは殆どゴブリンの攻撃を受けていない
つまりオークは、一撃で、彼だけでなく、彼の子分たちをも追い払った
それはきっと、オークだけが持つ、圧倒的な全てを凌駕する、力の為せる技
遺伝子の中で研ぎ澄まされた刃は、最強の矛と呼ぶに相応しいもの、なのであろうか】


っ……あ、あっ……助けていただいて、有難う……ございました……
その、一つだけ、ほんの一つだけ、お願いがありまして……

――――虐める≠フは、私一人だけにしてくださいっ!
ですから、どうか……他の皆には手を出さないで、欲しいんです……


【貴方の力に、感謝を示すと同時に、その後の事を考え、彼女は言葉を紡ぐ
彼女は緑≠フ者――――だから、貴方達のようなオークと敵対する関係にあって
そして何より、貴方達を盗賊団である、と認識してしまったから、か】

【彼女は震える手を止めるように、ぎゅぅ、と胸の前で華奢な手を一つに合わせ
お願いをするように、頭を下げ、瞼を閉じて、鼓動の音だけを、拍動のリズムだけを確かめる
――――……圧倒的な力には常に、敬意と恐れが付き纏う、その言葉は、どこまでも、正しい】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 21:27:32.45 ID:ps2REgMIO
>>261

「そうだ。木の実は木の実だろ。」

「お、おう。別に礼を言われるようなことはしてない。」

【ぽりぽりと頬を掻きながら、言葉を紡ぐ少女。】
【慣れないことはするもんじゃないと思ったが、やはりそれでもどこか嬉しかった。】
【お礼を言われて嬉しくないなんてことはあるはずがないため、当然と言えば当然だ。】

「だろ?…殻だけバッサリやったんだよ。」

【微かに乱れた銀髪を耳にかけ、少女は服とマントの小枝や落ち葉を払った。】
【戦いの中で生きてき、常に警戒したり剣を振ったり、おおよそ「穏やか」というには程遠い生活に慣れていた彼女にとっては、】
【この雰囲気はなかなか新鮮だ。無論悪い気はせず、そればかりかどこか「懐かしい」というような感覚すら覚えている。】

「帰る…うーん…ちょっと違うな…帰る場所はないんだよ。」

「私さ…旅をしてるんだ。だから次の村に行く。」

【放浪を続けている彼女にとって、故郷は同じ大陸内だが、】
【それでもここからは彼方の距離にあり、「帰る」という言葉はどこか自分には遠く聞こえた。】

「そいじゃーな。エルヴィ…久しぶりに肩の力が抜けたような気がするよ。」

「…またどっかで会おうぜ。な?」

【最後ににやっと笑い、少女は傍らに転がしていた剣を拾う。】
【別れの挨拶の後、新緑のマントを揺らしながら踵を返した。】

【このまま何もなかったら、やがてその姿を消すだろう。】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 21:29:43.92 ID:mZcAL+Fk0
>>263
そう?俺は地味なことはあんまり好きじゃないからなー
…つーか好きって言う割には空なんだね

【怒られそうだが気になって空のかごについて触れる】

あ、やっぱ軍人なんだ、白衣だから研究者って気もしたからさ
軍事利用は嫌ではないけど…あ、俺はブライス、よろしく。にーさんは?

【ずっとにーさんだとアレなため名前を聞く】

あいやにーさん、俺昔からこれで慣れてるから青の人とか白の人って感じで呼んじゃうんだよ
服の色とかじゃないんだ

【少し失礼な感じがして慌てて言う】
いや、俺に言うことでもないよホント、俺は軍人じゃないからよく分からんだけど頑張ってね
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/09(火) 21:37:41.64 ID:ZQ3YjSM0o
>>264
ケッ!!つまんねー奴等だ!!

【ヴァンパイアの逃げる様を大笑いしながら見送る】
【動き足りないのか威嚇の様に石を拾っては投げつける】

「やれやれ、あっしの気迫の前に手も足も出なかった様でやんすね」

【オークの横に並び、やり遂げた顔をするゴブリン】

……ん?

【ヴァンパイア達が逃げ去った後、少女の声に振り向く】

……おいドー、こいつ誰だ!?

「親分……たまには人の顔を覚えておくでやんすよ……
 あいつらに絡まれてた獣人の女でやんすよ」

なるほど!!で、なんでお前はここにいるんだ!!?

【説明を聞いても理解出来なかった様で、少女の方に問いかける】
【声が意識せずとも大きいため、威圧的に見えるかもしれない】

「……」

【ゴブリンの方は少女の後ろにいる子供達と少女を見て少女が何者かを見極めようとしているようだ】
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:40:41.29 ID:A8A/zIWA0
【多くの種族、勢力が交流の場として訪れる、中立地帯青の海底都市】
【商売盛んな中心部から若干離れた、いわゆる休憩所のような場所】
【神経を集中させなければ見えないほど細く、透明で、どこかへ繋がっている無数の糸を体中から垂らして、漂うジェル状の情報屋】
【人間の中では、10歳ほどの少年のような、少女のような外見】
【目的も無く漂い、しかし何かを探しているようにきょろきょろとしたのち】

(う〜ん、今日も、やっぱり平和だねぇ)

【つまらなそうな表情で、おもむろにその場で座り込み、指で、砂に何かの図を書き出した】
【参謀の経験があるものなら、それが戦争時の、若干特殊な形をした、兵士の配置であることが分かるだろう】
【近日行われる戦闘の結果など、予想を行っているらしい】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:43:24.98 ID:hZ+d9z8do
>>265

うーん、でも、やっぱりひとりで食べる木の実とも、自分で剥いた木の実とも少しだけ味が違うかも
気持ちのせいかもねっ。多分、皆で食べると楽しいものだから

【──キノコとは、基本的には単体で生えるものではなく群生するもの】
【だからなのだろう。ひとりよりは、大勢となんて考えが浮かぶのは】
【そんな彼女が、同じドリアードと群れぬのは何らかの理由があるのかもしれなかった】

殻だけってのは、すごいな。私が同じことやったら、木の実が真っ二つになっちゃいそう
あ、でもでも。もしかしたら最初から斬れもしない、かな?

【なんて、冗談めいた言葉を投げかけて】
【別れの雰囲気を感じ取ったのか。エルヴィもまた、立ち上がる】
【ズボンについた土は、払い落とす事はしなかった】
【払ってもどうせ、また勝手につくだろうから】

帰る場所はない、か……そっかぁ。
気を付けてね。今度会った時は、またいっぱいお話しよう

【「帰る」──その言葉を聞いたとき】
【いままで明るい表情を浮かべていたエルヴィに、少しだけ悲しそうな色が滲んだ】
【だがそれもほんの一瞬。相手へ労わりの言葉を掛けるときには、既に彼女はまた笑顔になっており】

じゃあね、セーラっ!
森の加護が、あなたにありますように!

【お守りも何も持たぬエルヴィにとって、セーラに渡すものは何も無かった】
【だが、せめて旅の無事を祈ろうと──神ではなく森に対して、セーラを護ってと言葉を投げかけた】
【そしてそのまま。エルヴィはセーラの姿が消えるまで、はたはたと手を振って彼女を見送るのであった】

/お疲れ様でしたー!
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:44:05.70 ID:1CjIhUbSO
>>266
「実は俺もだ。地味なことは全然好きじゃない。
ただ、派手な事をするためには地味で緻密な作業がどうしても必要らしくてな……ま、新しい薬を作るため、って考えるとこの作業も楽しい訳だ。」
薬積み自体はそれ程好んでいない訳だ。
「痛いところつかるたな……なんつーか、何をしても新しい世界だからな。歩いてるだけで楽しくてな。仕事が進まん。」
苦笑を浮かべる。

「ブライス、ああOK。覚えておくよ……」
手帳を再び開く。おそらく名前を書き記すのだろう。
「俺はミッシェル。って名前で呼ばれてる。本当の名前は長いからこれでいい」

「まあ、いいんじゃないか? 別に色で呼んでも。俺は気にならなかったよ。」

新たな人との出会い
何気ない会話。
――こういうものを守るために戦士になったのだ
「All Light、頑張るよ。thank you」
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:44:54.54 ID:1iih2BGSO
>>260

【スケルトンQの問いに、ミルコは一瞬新聞に視線を戻してから】

あぁ、新聞みたらどこもかしこも大陸同士の戦争の話題ばかりじゃないって話。
もっとこうセンスのある記事を載せられないのかねぇ、こりゃいつか購読者が離れて居なくなるね。

【そう答えるのだった。】
【その表情は本当にもうウンザリだというのが表れていて】

だいたい、いつまでこんな喧嘩を繰り返すつもりなんだろう。
アタシはそれが嫌で中立のここまで逃げてきたのに、それでもここでも未だ 「戦争」の二文字は付き纏ってくんのよ。

赤と黒の同盟だの、緑と白かの同盟だの、
アタシからすればさ面倒なのよ。
そんなの関係無しに、色々なところの色々な人達と仲良くなりたいわ。

【そしてまさかの戦争を大否定である。】
【もしスケルトンQが戦争を正当なものと見ているのならば、この女のこの発言は反逆者としか思えない程の暴言だろうが――――………さて彼はどちらなのだろうか?】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 21:45:29.21 ID:ps2REgMIO
>>269
/お疲れ様でした!
/ありがとうございました!
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 21:51:24.80 ID:xzTzVpXwo
>>267

【響き渡る笑い声、少なくともそれは、汚らしい黒色の滲んだ笑みの音色ではなくて
手段はどうであれ、結果はどうであれ、すっと、胸の中に染み込んで来る、柔らかい旋律
とくん、と音を立てて溶ける貴方の声に、微かに胸躍る、彼女が居て】


ふぇっ!!……え、えっと……

実はこの先の衣服屋さんへ、この子達を連れて行こうとしてたんです
毛皮が伸びてきたので、散髪にもなりますし……何より、外の大陸へ行ってみたい、と言われたので……


【彼女は貴方の言葉に気おされて、一瞬ビクッと大きく反応した色を魅せる
彼女の山羊耳は、彼女の感情や心情に明確にリンクしているようで……一瞬大きく、耳も硬直する
けれども、メンタルはそこまで弱くないのか、一呼吸おいて、しっかりした言葉で紡ぐ
聞き心地の良い淡い桃色の音色、涼しげな夜風に滲んで、貴方に届くだろうか】

【彼女はチラリ、と後方の羊娘達へ、微かな視線を寄せる、胸元で握った両手を、更にぎゅっとする形で
羊の娘達は、もふもふの毛皮を羽織った幼女達の姿、と言って差し支えなく
どこか怯えた様子で、ゴブリンやオーク達へ興味の視線を注いでいるだろう】


……そうしていたら、急に黒の大陸のヴァンパイアさん達が現れて……
お腹が空いたから、この子達を買うって、言うんです

……そんなこと、絶対に違います、お金とか、そういうものじゃなくて……
皆、生きているんです、明日はどんなことして遊ぼう、って考えて、それで、楽しみにしているんです
そんな命を、好き勝手に摘むのは絶対――――……間違ってます


【恐らく彼女は緑文明のものであろう、言葉と姿から、容易に想像がつく
それはつまり被捕食者≠スる存在である――――だから、か、紡ぐ言葉は、決して、作り物ではなくて
じぃ、と貴方へと注がれる翡翠色の瞳には、明確な意思が篭っていて】

【気がつけば、彼女の手や脚の震えは止まって、貴方達へ凛とした視線を紡いでいる
スケープゴートとして、彼女が犠牲になる覚悟はできている、といった具合か
それでも、この子達は助けてください、と言葉の代わりに瞳が明確に、伝えてくる】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 21:54:27.07 ID:mZcAL+Fk0
>>270
まあ確かにそうだよね
つまり楽しいことのためにあんまり楽しくないことをするのか、うん

だよね、知らない場所に行くと歩いてるだけで楽しいよね
緑の土地は木ばっかりだから初めて青の土地に行った時は歩いてるだけで楽しかった

【共感する。気が合うようで少し嬉しい】

ミッシェルね、俺も覚えておくよ
うん、じゃあ俺はもう行くよ。じゃあまたー

【軽く手を振った後木に登って去っていった】

/強引ですけどすいません…
/乙でした!
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 21:58:19.29 ID:1CjIhUbSO
>>274
「おう、またな。」

「折角だから道案内ぐらいしてもらえば良かったかな……?」
不慣れな緑の世界。色々と大変だ……

//お疲れ様でした
//色々と足りない面ばかりで申し訳ないです
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 22:01:25.11 ID:8iDZkRgIO
>>247

自らの言葉に、返ってきたのは
笑いとばす様な声…とてもとても、納得したようにも見えない。そんなに、嫌いか
力ない苦笑が浮かんだ

「…お、そりゃ助かるぜ…よろしく」

望み薄かにも思われた頼みは、一応了承され、青年は心中でほっと息をついた
然し、心配に思ったからとかそういうことではなく、飽くまで白のため、らしい
其処に嘘の様な雰囲気は見られず、頑固な意思だけが窺える。…ツンデレという訳でもなさそうだ

まあ、そんな事は些細なこと。運んでさえもらえれば……あれ
前向きに考えながら小さく頷いた青年から、天使はみるみるうちに遠ざかっていった。
少し、いや大分不安な気持ちに襲われながら、去りゆく背中を見つめていた
……が、そんなことはなかったようだ
女に持ち上げられ移動しながら、今日最大の、溜息をついた。


「ーーー…おぉ、着いた着いた」

途中でいきなり振り落とされることもなく、無事に到達することが出来た。礼も言わないといけないが、まずは…

青年の身体が、ぐにゃりと曲がった
みるみるうちに身体が透き通った半透明の蒼になったかと思うと、あっという間に四足歩行へと変貌

頭部に赤い核を持った、半透明の大型犬の姿が、其処にあった

「……♪」

犬は、女性の視線を背後に感じながら、とことこと賭け、オアシスに向け跳躍
どぼん、と、飛び込んだ。…距離が距離なら、水飛沫を受けるかもしれない

約束を破るつもりは無かったが、早く蒸発した身体を取り戻したかったのだ
気持ち良さげに尻尾を振り振り犬は、水に浸かったまま女性に向け振り向いた


//それはよかったです
//いえ、其方に問題はないと思いますよ、楽しくやらせていただいてるので起きになさらず
//そしてお待たせいたしました…ありがとうございます
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 22:02:10.48 ID:gAC4LCJSo
>>271
へえ…
[こりゃ本当に珍しい…]

【ミルコの言葉に、骸骨は無い眉を顰めて、意外そうな声を出す】
【スケルトンQ、及びに彼の部下達は、戦争なんてどうでもいい<^イプである】
【だが……】

僕も、気持ちは解るんだけどね。
そもそも此方から仕掛けた戦争だ、簡単に解決出来る事じゃあない。
[事実、黒と赤の大陸で住める場所は減ってますからねえ…]
《俺達みたいな死者≠フ集団でもない限り、衣食住は重要だしな》

【そう、簡単じゃあない】
【種族間、勢力間に出来た溝は、そう簡単に埋まらない】
【スケルトンQ自身、この前出会った天使との会話で、それを痛感している】

――けど「勢力なんて関係なしに仲良くなりたい」ってのには、賛成かな。
その気持ちを忘れた時、僕らは戻れなくなる≠ゥら。

【おどろおどろしい見た目に反して、骸骨の思考は平和なもので】
【表情があれば、微笑んでさえいるのだろう】

さてと…そろそろ行かせてもらうよ。

【冠の位置を直しながら、踵を返して】
【手を振りながら、スケルトン達は去って行く】

/この辺で失礼させていただきます
/お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/09(火) 22:08:11.86 ID:ZQ3YjSM0o
>>273
何!!?そいつら食いもんだったのか!!

「親分、きちんと話を聞いてるんでやんすか?」

おう!!ところでいふくってなんだ!はらわたの新しい部分か?!

「たまに親分は頭がおかしいんじゃないかって思う時があるでやんす」

【恐らく話を半分以上理解していないオークと、それにため息をついているゴブリン】
【ゴブリンが少女の言わんとしている事を察したのか】

「親分は殴り合うのが好きで、抵抗しない奴を殴るのは機嫌が悪い時だけでやんす
よかったでやんすね、親分の機嫌が良くて」

おう!!お前らみたいな痩せた奴等は殴る気も抱く気もしねえ!!

【と言って、少女に危害を加えるつもりはない事を宣言し】

「というわけで、お礼は殴られ屋じゃなくて、物がいいでやんす
 銀貨でも金貨でもいいでやんすよ?」

なんならそいつらの一匹か二匹でもいいぞ!!育てりゃ食えるだろ!!たぶん!!

【と言ってオークは少女達を指差し】
【ゴブリンはもらえる物はもらおうと両手を器にして差し出す】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 22:16:19.11 ID:A8A/zIWA0
>>268
依然、募集中です。
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 22:19:13.57 ID:6Q1qaElJo
>>276
【その場へ降り立ち、男に向けていた背を男の方へと向ける】
【目に飛び込んできた光景、それはとても不可思議な物、初めて見るその者】
【スライムか?いや何かは分からない、天使は思考していたが、何者なのかを考えていたが答えは見つからず】
【その異様な光景をただ呆然と見ていた】


【そして何かが、湖に飛び込んでゆく、天使がいた場所、それは湖のすぐ近く】
【その水しぶきを自身の腕を掲げるのであった、それは自然に起きた行動反射行動】
【腕を顔に被せるように、顔を横に向け腕に隠れる様に】
【そしてその飛沫が腕に滴り、その手を戻す、目の前に飛び込んできた光景は……】

犬……?
いや…何だ?
【気持よさそうにその湖の中に浸かるその何か、元より約束などどうでもよかった】
【どうせ青の者が言ったことだ、なんでも良かった元よりそう思っていたこともあり】
【その件に関しては怒りもしなし苛々した表情も見せなかった】

………そういう事か、お前の頭から出ていた煙
そういう事か、おい……お前は何者だ?

そして何故此処にいたのか…教えてもらおうか…

【どうでも良い事、だが何故そこに居たのか、其れは聞いておく、何故か、そういう話の流れだったから】
【約束などではなく、着いたら話すと、その何かが言ったから、それを問うことは自然な行為であるのかも知れない】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 22:20:15.76 ID:xzTzVpXwo
>>278

【目の前で繰り広げられるテンポの良い会話、思わずクスリ、と微笑が零れそうになる
それほどまでに、種族の壁を、感じなくなるぐらいに、貴方の会話はどこか、人情味に溢れていて
――――きっと、彼女の勘違いなのかもしれない、それでも、そう感じた事は確か、で】


食べ物じゃないですよ!みーんな、私の大切な友達です!

ほ、本当ですか……!?有難う御座います!優しいオークさんとゴブリンさん!
えーっと、物ですか……衣服屋さんに渡そうっておもってたんですが……


【貴方の言葉に敏感に反応する、左手を腰に付けて、右手を広げ、羊娘達へと腕を向ける
そこは譲れないのであろう、紡ぐ言葉にはハッキリとした意思を感じさせて、貴方へとしっかりとたたきつける
言葉が内包する思いの強さ、少なくとも彼女は、言葉では一歩も譲りたくない、と感じているのか】

【少し、こわばっていた彼女の表情が綻んで、はにかむような笑顔が僅かに零れた
少なくとも、貴方達に対しては、少なからず気を許しかけているのだろう、表情に浮かぶ微笑は、彼女の幼さを色濃く映し
彼女はそう言葉を述べると、どこからともなく、500mlぐらいのコルク栓のされた瓶を取り出した】


どうぞ、100%、私のミルクです!
すっきり喉越し爽やか、栄養たっぷり、二日酔いには持って来いの高級品なんですよー


【彼女は取り出した瓶を両手で抱えると、てくてく、とゴブリンの元へと歩み寄り手渡そうとするだろう
瓶の中になみなみと注がれたミルクは、透明度が高く、一見すると天然水のように見えるかもしれない
それでも、コルク越しに香る、芳醇な薫りは、くっきりと、その中のミルクの味を伝えてくるようで
純粋に食物として、飲料水として、かなりの位置にあるもの、であろうか】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 22:27:37.48 ID:1iih2BGSO
>>277

あぁ、いつか…―――来るといいな、

【彼女はいつかきっと五大陸が仲良くできる日は来るのを願う。】
【その願いはいつか叶うだろうか?】
【今は未だ、どちらとも言う事はできないけれど】
【それでも彼女は叶う事を信じて、願い続けるだろう】


あぁ、じゃあね。
また何処かで会えたら会おう。

【ミルコはそう去っていくスケルトン達を見送るのだった。】

/お疲れ様でした!
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/09(火) 22:33:06.82 ID:ZQ3YjSM0o
>>281
なんだこりゃ?!

「へぇ〜……獣人のミルクでやんすか」

【二人は瓶を軽く揺すったりして中身を珍しそうに眺める】
【どうやらゴブリンは価値が分かる様だが、オークの方は「濁った水」位しか分からない様だ】
【説明を聞いて「なんとなく美味そう」と思ったのか、オークはゴブリンから瓶をひったくり】

よし、そんじゃ早速飲むか!よこせ!

「ま、待った待った!!待つでやんすよ親分!」

あ!?誰がお前にやるか!!

「飲むよりも、帰ってそいつを他の誰かに見せびらかすでやんすよ
獣人のミルクなんて珍しい物持ってる親分を皆羨ましがるでやんすから」

おお!!それもそうだな、よしお前持て!

「(しめしめ、これは後であっしが売り払っておくでやんすよ)」

【ゴブリンがニヤニヤと笑いながらミルクを受け取り】

よし!!それじゃさっさと帰るか!!じゃあな!!!

「貰える物も貰ったし、あっし達はこれにてドロンさせてもらうでやんすよ」

【そう言ってオークは豪快に笑いながら大股で道の中央を歩き出そうとし】
【ゴブリンはその後についていこうとする】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/09(火) 22:37:29.68 ID:xzTzVpXwo
>>283

【恐らくは彼女にとって、唯一自給で生産できるモノなのだろう
少し自信を持って彼女はそのミルクを差し出した】


あ、最後に一つだけ……お名前を聞いても宜しいですか?

私はショコラです、ショコラ=オフィーリア!
今日は本当に、有難う御座いましたー!


【彼女は引きとめることはしない、助けてもらえただけで十分恩を頂いたから
きっと、貴方達の背中が雑踏に消えていくまで、彼女は手を振り続けるだろう】


/一足早いけど乙でしたー!楽しかったよー
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 22:39:07.20 ID:8iDZkRgIO
>>280

振り向けば女性は、多少なりとも驚いているようだった
先程の頑固な意思とは違う素直な反応に、少しだけ嬉しくなった。…水飛沫が相手に飛んでいることに気づいたのは、その後である

「流石、察しがいいな…、俺は、ディープアーティストっつう種族だ。
まぁ、スライムの一種みたいなもんだよ、多分な」

扇風機で喋るような、そんな声音で犬は、言葉を語る
先程よりもはっきりと確かに、元気を取り戻したことは瞭然か
アバウトな答えではあるが、そんな認識でも充分だろうと
そう思っての事であった

「此処にいた理由は、観光ってのがひとつ。題材も見つかるだろうしな」

一度潜水して、身体中に水を浴びると、もう一つの答えを話し始めた
青年自身の好奇心と、画家としての好奇心
そんなところだろうか。刺激的な外の世界は、中々に魅力的に感じられたのだ

「もうひとつは、商売のためだな。…万屋。あんたは恩人だからな、安くしておくぜ?」

これが、一番の理由
流体でも食事はしたい、だから金儲け…というのもあるが、
他に、どうしても金が必要な理由があるのだ。だからこうして、歩いている
犬は、そう言って、楽しそうに笑っている。…ように見えるかもしれない
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/09(火) 22:49:03.78 ID:ZQ3YjSM0o
>>284
俺様はウルグハだ!!じゃあな!!!

「ドー・ドーニナムでやんすよ、覚えておくでやんす、ショコラ」

【そう言ってのっしのっしと歩いていく】
【彼らの行き先は酒場か鉄火場か】

/お疲れ様でした
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/09(火) 22:54:07.24 ID:g2n2QT8+0
【黒の大陸】
【そこは常闇の聖域と呼ばれる黒の民が崇拝する邪神を崇めている聖域】
【しかし聖域とは名ばかりで、遺跡内は荒れ果て、大理石は黒く、汚らしく淀みきっている】
【そこに降り立つ白銀の物体が一つ、ゆったりと優雅に、遺跡の床を踏みしめた】

なんと醜悪な………黒の民の信仰など所詮はと、思ってはいたが、これほどとはな
奴らに見つかると面倒だ、早々に黒の石碑≠回収し、元老院へと届けなければ…

この腐敗しきった大地も、いつかは救われねばならぬのだ



【銀色の何重もの装甲が折り重なり、胸の部分に赤いコアが存在する鎧を全身に纏った騎士】
【背中には白いマントを携え、右腕全体が大口径のブラスターとなっている】
【右腰部には半透明のセイバーが鞘に納められて刺されている】
【顔面も同じく銀色の装甲が付けられ、赤いモノアイだけが輝きを放っている】

【騎士は侮蔑の言葉を口にして一通り辺りを眺めると、ゆっくりと神殿の奥へと踏み込んでいく】
【その佇まい、威厳はこの大陸には似つかわしくないモノであり、一つのイレギュラーだ】

【黒の民の畏怖べき敵であり、駆逐すべき対象のそれを、発見する者はいるのか】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 23:03:12.26 ID:ps2REgMIO
【緑の大陸=z
【森林の比較的浅い場所。月光が木々の間から木漏れ、幻想的な雰囲気を宿したその場所を、彼女は歩いていた。】

「…へへ。」

「…いーい奴だったなぁ…」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した身の程もある大きな剣は、『大太刀』と呼ばれるもので、この世界では珍しい。】
【それは彼女の身の程もあり、銀色の鞘に収められられていた。】
【その上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にもこの地方では珍しい形の長剣…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「ほんと。旅はいいぜ。人脈が広がるし、そして何より自由=I」

【機嫌良く歩くエルフ。その周りには「今はまだ」彼女しかいない。】
【夜で空気が澄んでいるためか、彼女の足音はいつもより広く反響していた。】


/なんでも対応
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 23:06:03.34 ID:6Q1qaElJo
>>285
【スライムの一種、彼はそう言った、多分と付け加えたと言うことは本人も詳しくは分からない】
【と、言う事なのだろうか…まぁいい、ディープアーティストそう言う種族だと…言うことだ】

そんなもの…見れば分かる。
只の犬では無い事ぐらいな…‥

【そう言って、天使は彼の言葉、目的を一つ一つ聞いて行った】
【観光……題材……これだけの大草原、生い茂る木々、それは良いインスピレーションを与えてくれるだろう】
【画家であれば、いやアーティストであれば誰もが一度は来てみたい、そう思う場所であろう】
【だが…この天使、その思いは違うものであった…】

…観光…題材を見つけるためにか…
まぁ良い、こんな危険な場所に一人で来るなど余程脳天気だと、危機感がない奴だと
そう思ってたが…自分の身は自分で守れるようだな…

【此れが力の無いものであったとしたら怒号を浴びせていただろう】
【何を考えているのだと、説教混じりのそんな言葉を浴びせていたであろう】
【だが彼を見るに天使は思ったのだ、一人で何とかできる奴だと、その理由は分からないが…、まぁ…所謂‥勘と言うやつか】

【だがその怯える緑の大地の者を差し置いて、悠々と自由に大地を歩む、そんな青の者を許したわけではない】
【天使のその言葉からは、やはり不満そうな、そんな思いが読み取れるかも知れない】
【偏見的な考え、自分が中心の考え、それはどうも消えることはないようだ】

フン…商売か…
流石…青の大陸の者といったところか…
【女に取ってのその偏見は詳しく語る事ではないが、兎に角色々と不満はあるようで】
【しかし利用できるものはしておく、其れがこの天使、白の為になる、自分の為になる事ならば何でもする】
【白が壊滅においやられてもし他者に救いを求める事になったとしたら…土下座してもその思いを伝えるであろう】
【高圧的に見えるその態度もその白の為、いや白しか頭に無いため…だけどどれだけ頼もうとその高圧的態度、その普段の態度が仇となる時が来るかも知れない】

【だがそんな思いの天使であるからこそ分かることもある、無用に人を批判するのは良くないこと】
【偏見に溢れている天使であるが、其れは分かっているつもりである…ただ言葉に出てしまうだけ、不器用な人、そうは見えないとは思うが】

まぁ…個人は個人だ…此れ以上は何も言うまい…


……ところで万屋と言ったな…何でも扱っているのか?
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 23:15:38.40 ID:A8A/zIWA0
>>288
「いたっ! いたい、これ痛いです。 本当無理ですって。 もう帰りたいです」
「頑張れジェルジェル、後もうたったの二時間だよ」
「結構あるじゃないですか・・・あいたっ!」

【ふよふよ、と、その森林に漂う、浮翌遊した巨大なクラゲ】
【そして、そのクラゲの傘の中で、ころころ転がっている、少年のような、少女のような姿をした、ジェル状の生き物】
【その大きさからか動くたびに木々に何度も衝突しており、今にも地面に落下しそうだ】
【森の上を行けばこれほど苦労せずにすむのだが、周囲から丸見えになるのは不都合】
【青の領域の外であるため、目的地に到達するまで、できる限り、望まない遭遇は避けたいのである、が】

「「あ」」

【クラゲとジェルは同時に声を上げた】
【なぜなら、よりによって、刀を背負ったエルフに遭遇してしまったからである】
【つまり、エルフ側からは、なぜか陸上で浮翌遊する、大きくてひしゃげたクラゲが見えるはずだ】
【しかも、二体とも、糸を使用する意外に会話の手段を持たない】
【これはピンチ】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 23:28:55.38 ID:8iDZkRgIO
>>289

「…まあ、逃げるくらいの事なら、な」

そんな風に思われていたのか……なんと無く、予想はついていたけれど
やれやれと心中で苦笑しながら、陸へと上がり、その場に丸まった。身体から滴る水は皆無だ
見れば、まあいいとは言うが、まだ完全に納得した訳ではなさそうだ
然しそれも、自分の信念ならば、仕方ないのかなとも思う
自分だって旅をやめろと言われたら、どんな合理的な理由があっても釈然としないだろうし

実直で真っ直ぐだけど、すこしとっつきづらいひと
女性に抱いた印象は、そんなところ。話していて、悪い気はしなかった

「くくっ、まあそう言うなよ」

実際、女性の言葉は的を得ていた
青年にとっての中立は、都合の良い言葉でしかない。
金さえ貰えれば諜報だってやるし、商売もしやすくなる
それは、中立だからできる事だろう。よって、否定はしなかった

何時しか犬の姿は、青年の姿はへと戻っていた。大の字に寝そべり、空を見上げている
ぐでーっ、としながら、満足気で
こんな些細な事も、青年が旅を続ける立派な理由のひとつ。「お前もやってみろよ」、などと、軽い調子で呼びかけた

「あぁ、俺に出来る範囲ならな。」

脈有り、だろうか
少なからず期待して、次の言葉を待つ
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/09(火) 23:30:20.79 ID:ps2REgMIO
>>290

「ま、戦争があちこちで起こっていやがるが、さっきみたいな優しい奴もいるし、」

「ほんと、世の中わかんねえよなぁ。」

【〜♪と、鼻歌でも歌いながら月夜の下。エルフの少女は歩いていた。】
【先ほどのドリアードとの会話の余韻に浸り、大変機嫌がいい。】

【月夜と、どこかで無く夜行性の鳥の声も、それに拍車をかけていた。】
【幻想的な雰囲気は、一種の「酔い」のようなものを与えている。】
【吹く風も肌を涼しく撫ぜ、気持ちいい。突き当たるように大きな大木があり、】
【そこを左に曲がると、】

「あ」

「…………」

【…クラゲだ。】
【潰れた(?)クラゲが、滞空している。】
【相手が声を発すると同時に、こちらもまた同じように、間の抜けたような呟きを発した。】

【暫くぼんやりとしているのは、あまり良くない頭を回転させているからである。】

「な、な、なんだお前は!!…クラゲ…?」

【サッと素早い身のこなしで、彼女は後ろに飛びのき、そして腰の太刀に手をかけた。】
【まだ抜いてはいないが、その鋭い語気からは色濃く警戒の意が見て取れる。】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/09(火) 23:32:59.79 ID:oYE/W808o
>>287


東の空からこちらに向かって、突如として飛来する≪閃光≫。
────その先端には刃。明確な殺意が、襲い来る。
回避しなければ無論、そのエネルギーによって破砕されてもおかしくはない。




「────ハジメマシテ、鎧君」

獰猛な笑みを浮かべて、話し掛ける人型≠フ影。
癖のある銀灰色の髪、それと同色の翼を持つ人型=B
バードマンにも酷似した姿を持つ、黒の兵士の一人。



「戦場で何人屠ったかは知らないが。まさか、ここまで来るなんて────なあ?」

「ふ…ッ」

「────はははは…ッ」


「…はははははははははははははははははははははははははははははッッ!!!!」

────悪魔≠ヘ、嘲笑う。

此処まで来る事に苦心したであろう相手に。


残念でした、と。


哀れむ。

//時間的にはあまり長く絡めませんが、絡んでも宜しいでしょーか。
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/09(火) 23:44:26.80 ID:g2n2QT8+0
>>293

来たか…………何、簡単だったよ、君たちが目指せる天など我らの舞う天には遠く及ばない
君はここの守護者か?それともただの通りすがりか?こちらは争いはしたくはないが…

【ダンッと床に足跡のくぼみが出来る程強く踏み込んで横に跳び回避、柱の陰に隠れる】
【ここは既に敵地である、襲撃はむしろあって当然だろう、なので別段驚く様子もない】
【ジャリッと腐敗しコケだらけの床を踏みしめ、そちらを向きながらブラスターを構える】

所詮は下劣な黒の民、言葉が通じるとは思ってはいない………

さぁ……始めようか、コスモ・ソルジャーの力をご覧に入れよう、醜悪なるモノよ

【キュウゥゥゥゥゥと光がブラスターの銃口へと集まっていき、次第に増大していく】
【そして赤いモノアイを細め、目標たる悪魔へと狙いを定める】

【そして―――発射、バレーボール程の光弾が悪魔へと一直線に駆ける】
【機動は至って単純で直線的、さらに発射までの予備動作が長いため、十分に回避行動は可能だろう】

//了解ですー!
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/09(火) 23:45:20.72 ID:A8A/zIWA0
>>292
「困りましたね」
「だね、どうしようか?」
「逃げましょう、全力で」
「無理だよ、僕はジェルジェルが木々に当たりすぎて凹んだ形のまま元に戻らない滑稽な・・・あいや悲惨な姿を見たくないなぁ」
「傘から酸素抜きますよ」

【何やら言い争いを始めたクラゲと少年型ジェル状生物だが、それは”糸”を通していないエルフに聞こえることは無く】
【当然大変警戒しているようなので、ひとまず、相手との接触を図る必要がある】
【いきなり切りかかってくるやからでなくてよかった、とジェル状生物は胸を撫で下ろし】
【覚悟を決めた】

「ジェルジェル、麻痺毒だ、痺れさせよう」
「えぇぇ!? 絶対私の足100本は持ってかれますよ!?」
「いや、大半は僕の神経糸を混ぜるから、どっちが当たっても大丈夫」
「全部避けられたら?」
「あはは、遺言を残して置けばよかったね」
「もういやぁ・・・!」

【幾本かのクラゲの足と、無数の神経糸が、エルフへ迫る】
【しかし、なんというかとてつもなく遅い】
【クラゲが、足をエルフに向けるその動作すら、のんびりとしていた】
【生態形状、そして、地上だし、仕方ないのだ】
【いや、逆に功をそうして、エルフには攻撃、というより、相手の情報を探ろうとしているように見えるかも・・・・しれない】
【だったらいいな】


296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/09(火) 23:57:23.64 ID:Z7lQieG+o

【咆哮が暗雲を揺らした―――森に響くそれは獰猛な雄叫び】
【木々の囀りは不安に怯え、眠りについていた動物達は何事かと飛び起きるだろう】

【緑の大陸の国境。森を抜けた先にある海辺で機械鳥と一匹の獣人が対峙していた】


―――――――――――――ッ!!!!!


【金色の鬣(たてがみ)を有する獅子の獣人。人型である巨躯を震わせ、咆哮を再度】
【紅褐色の肌は幾分か切り傷に塗れており、出血は紺色の布服をじわりと濡らしていた】

【対峙する機械鳥もまた機械の翼から煙を漂わせていた―――侵入者、なのだろう】
【獅子は当然、緑の大陸のウォービーストであり、機械鳥は推測するに赤の大陸の種族といったところか】

【機械鳥に向かって叫ばされた咆哮は空を歪ませ、機械鳥へと炸裂する―――咆哮の衝撃波】
【獅子のウォービーストの二つ名は”獅子の咆哮”である事から、それが彼の能力と理解するには容易だろう】


おととい来いやッ!次来たら海ン中沈めたらァーッ!

………クソが、割と強かったやんけ……。


【直撃した衝撃波は機械鳥を退散させる事に成功した。ふらふらと煙を上げながら来た道を引き返す、赤の大陸からの侵入者】
【獅子は僅かに負った傷口から流れる血を手で拭う。全身の切り傷からは砂浜に染みを作る―――生命が零れていく】

【どかっ、とその場に座り込み衣服を破り腕、足、と布服を巻いて止血を試みる。名誉の負傷は軽症ながらも放っておけば洒落にならないから】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 00:00:46.39 ID:UTDKbzAMo
>>291
水を吸って生命を保つ者か…
青の者らしいな…

【余計なお世話だったようだな、とそう呟いてからその言葉を口にした】
【少なくとも少しは言いすぎたかも知れないと、本人も思っているようで、その自分のそんな所もわかっている】
【しかし仕方が無いこと、それだけのシンプルな理由な訳である】

隠すより言いだろう、
何を思っているか分からない奴こそ怖い者は無いんだ、
私は青は嫌いだ、黒もな、緑でさえ良くは思わん白を守れればそれで良い

そういうモノだ気にするな

【真正面から嫌いと言われて良く思う者が入るだろうかと、】
【自然に出た言葉、少なくとも全く知らない相手にはこんな話もしないであろう】
【その言葉がでた、天使がそんな意見をいったと言うことは、少なくとも男と同じ、悪い気はしないその会話の中で自然に出た言葉であろう】

【そして目の前で気持よさそうに寝そべる男の問の答えはNOであったのだ、いや私は良いと、】
【その場から動かず、男を見つめるのみ、であったのだ】

……まぁ良い、辞めておこう

何かあった時に頼むとするよ、特に今は…大丈夫だ

【何を言おうとしたのか、何かを言いかけて天使の言葉はそこで止まる】
【なにか重要なことを言おうとしたのか、それともどうでもいいことなのか、それは紡がれた言葉】
【天使にしか分からない、少なくとも、なにか言いかけたそれだけであり其れがおこった事】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/10(水) 00:01:30.48 ID:xhn1Ppbso
>>294

「寝言は終わったか?」

此方に対する言葉を、小さな欠伸と共に返す。
手に握る魔剣を、ウォーミングアップでもするかのように軽く振り回して、相手の攻撃を待つと。

「────なら、逝け」

翼の展開≠ニ共に、前に一歩。
────それだけで、彼には十分なのである。
≪閃光≫の名を持つ、彼には。


キィィィンッ!!

一歩で加速。翼の力で更に加速。
光弾の軌道から大きく逸れて、相手の横に回り込むように────跳ぶ=B
方向転換に数秒を要して、今度は相手に向かって飛来=B横一線の斬撃を初手とした、剣による連続攻撃を叩き込もうとする。
軌道を読む事自体は容易なものの、翼を利用した加速によって、どんどん押し込む≠謔、な攻撃に変化していく。
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 00:03:11.34 ID:tjEVUO1IO
>>295

「……なんで森の中にクラゲなんか…」

【クラゲ。漢字にすると海月≠ニいう字の通り、普通は海上や深海にいるものじゃないのだろうか。】
【頭のあまり良くない少女であったが、しかしこのくらいはいくらなんでもわかる。】
【違う生命体かと思おうが、どこからどう見てもクラゲだ。形の変わり、潰れたようになっているクラゲである。】

【こちらの話がわかっているのか分かっていないのか定かではないため、どうにも行動しずらかった。】
【斬りかかろうにも、ひょっとしたら「いい人」、ではなく「いいクラゲ」かもしらないのだ。】

「お、おおっと。…何かよく分からんが…」

【スラ】
【抜き去られる太刀、月光に白銀の刀身を嬉々として光らせ、微弱な冷たい水蒸気を耐えず発していた。】
【相手が手と神経糸を伸ばすのをみて、誠な不幸なことに少女はそれを「攻撃」の予備動作が、あるいはそのものと取ったようだ。】

「売られた喧嘩は買うぜ―――――――――――おらあっ!!」

【ダアンッ!!】
【こちらに向かう無数の「攻撃」を横に避け、そのまま駆け出すエルフ。】
【風のように早く、速く、疾く、一陣の光のように真っ直ぐ接近しようとし、】

「おっとと――――――あららら???」

「って!!」

【そして突き出した木の根に躓き、海月の目の前で盛大にすっ転んだ。】
【太刀が在らぬ方向に飛んで行き、少女は地に身体を打ち付ける。】

【当然発する「隙」は多大で、それは相手の糸と手の速度の遅さを打ち消すのは充分である。】
【どの糸が、またどの手が当たるか…そもそも当たらないかもしれないが、】
【それは少女には分からないが、しかし当然海月には分かるだろう。】
【もし当たった場合、それによって付随する効果にも、やはり影響を受けることになる。】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 00:13:00.44 ID:xmPO0Vtn0
>>298

ふ、……やはり――――

     黒の民に言葉は通じないようだなッ!!!!!!!!!!!!

(速いッ!!!どうやら口だけの小物ではないようだ、今の動力値でいけるか――?)

【一撃目の横一線の斬撃はなんとか身を後方に半歩分倒す事で回避はした】
【しかし続けざまの攻撃で徐々に鎧の装甲に傷が付いていき、オイルのような液体が零れだす】
【だが、この騎士もただ押されていくだけではない――――ブラスターの付いていない手で半透明のセイバーを引き抜き】

好きにはさせんッッ!!!!!!!

【ズッっと逆に相手に向かって踏み込むような形をとって、セイバーを左から右へ一閃に振る】
【速い踏込みからの卓越した剣術、単調な一撃とはいえ、速度、狙いは中々のモノだ】

【それを放った後に、10Mほど後方へ跳躍し、一度距離を放そうとするだろう】
【ブラスターへは再び光のエネルギーが集まっている】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 00:18:32.51 ID:V4FSHwd10
>>299
「うわぁ、避けられました!?避けられましたよパルミラ!?」
「うん、そりゃ避けるよあの遅さじゃ」

【刀を抜き、足を切り裂くならまだしも本体を直接狙いに来たエルフに、クラゲは涙声であたふたと動揺する】
【実際は、ゼリーか何かのようにぷるぷると振動するだけだが】
【パルミラ、と呼ばれた中のジェル状生物といえば、目を瞑り、すっかり諦めたご様子】

「切られる! 真っ二つにされる!!食べられる!」
「運よく僕だけ避けられないかなぁ」
「本当に最低ですね!?・・・ってあれ」

【目を瞑って(擬人化表現です)エルフの刀に怯えていたクラゲが再び目を開ける(擬人化表現です)と、そこには、なぜか転倒したエルフの姿】
【これはどうしたものか、運がよかったの・・・か?とクラゲが頭を捻らせていると、ここぞとばかりに伸びる神経糸】
【それは、エルフへ、先ほどの、数倍ほどの速度で向かう】
【クラゲの足に合わせて伸ばしていたため、あれほど鈍くなったのだが、実際はこの程度の速さは出せる】
【エルフが、何かしら素早く抵抗しなければ、神経糸はエルフの頭に届き、会話が聞き取れるだろう】
【続いて伸びるクラゲの足、これは、もしエルフが戦闘を続けようとした際、麻痺毒を浴びせるためのもの】
【実際に接触してはいないが、エルフの肌のすぐ横でひらひらとしている】

「さぁ、て、聞こえていたら、返事をして欲しいかな?」

【もし、糸が接触していたならば、おそらく、とぼけたような、しかし敵意の感じられない声が、聞こえる、正しくは脳に響くはずだ】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中国四国)[sage]:2011/08/10(水) 00:19:25.25 ID:5bHklFkSo
>>296

「なんかでかい音がしたよな…こっちの方角で合ってるか?」

【木々の生い茂る森を駆け抜け、苔むす岩岩を蹴り、緑の大陸を疾駆する影が一つ】
【国境付近の海辺に到着するや一旦足を止め、少々荒い呼吸の内に呟く】
【辺りを軽く見渡しながら、両手に短剣を携えたその影は、所々に白色と黒色が混ざった灰色の体毛に覆われ】
【ジャッカルを彷彿とさせる顔立ちのウォービースト…獣人である】

【警戒しながら砂浜を歩く内、視界に入ったのは座り込む影。目を凝らし、警戒しつつそれを注視してみれば】
【それが獣人であると判断するには容易であった。警戒を少し解いて、座り込む影にドンドン近づいて】

「なぁアンタ、ここらでデカイ音がしたらしいんだが、何か知らないか―――…ってアンタ、それ…!」

【軽く声を掛けた、直後、気付いてしまった。その影が少ないと言えない怪我を負っていると】
【滴り落ちる真紅にその顔がみるみる青ざめ、口調は戦慄に染まった声へ】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 00:22:05.31 ID:8dlFUo9IO
>>297

「そういうあんたは、何者だい。話してくれよ、俺も話したんだからさ」

見た事の無い外見、予想こそつけど矢張りその正体も、聞いてみたいものだ
女性自身へと水を向ける青年の眸には、好奇心が宿っていて。それを見れば女の物言いに怒ったりなどしていない事が、判るだろう

「それは、同意だな。得体の知れねえ奴と、考えない奴は嫌いだ。…だからといって、他人の前でそんな事道道と言うなよ。友達出来ねえぞ?」

移ろわせた視線、女性へと向けながら
小さな笑みと共に、言葉を紡ぐ。大凡肯定的な、少し警告じみた

青年も、だいたい彼女と考えは似ていた部分もあったのだが
やっぱり、本人の前で嫌いなんて宣言するのは、やめておいた方が良い気がする。
自分は気にしないけれど、そういう人ばかりではないから。からかう様な口調ではあるが、真面目な忠告でもあった

誘いへの答はノー。まあ、そんなものだろう
もとからそんなには期待していなかったので、返答を聞いても青年は、からからと小さく笑い声をあげるだけだった

「……なんだよ、焦らさずに教えろよー…っ」

大丈夫だ、とはいうけれど
口からだそうとしていた言葉はある訳で、依頼は喉まででかかっていたという事だろうから
青年は、しつこく食い下がった。依頼を受けたい訳ではない。依頼に依って、金を儲けたいのだ

そんなことをしながら青年は、唐突にポケットへと手を伸ばす
出てきたのは、小型のメモ帳。
彼は鉛筆右手に女性と紙を交互にみやり、鉛筆を奔らせた
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/10(水) 00:27:25.19 ID:xhn1Ppbso
>>300

──相手の攻撃を見た瞬間に、回避出来ないと見たか横に逸れるように飛翔。
結果として腹を斬られるが、余裕の表情。

致命的な損傷では、まず無さそうだ。

「────よし、法律≠制定するとしようか」

旋回して、相手の正面に距離を空けて降り立つと、悪意のある笑みを浮かべて呟く。



「従え。それが出来なくば、抗え────!」

再びの、一歩。────来る。

真正面より──────!
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 00:28:39.69 ID:UHv7qQqio
>>302

【止血すれども紺色は紅色に染まっていく。死にはしないが、面倒だ】
【僅かにため息を漏らして深呼吸し、夜空を見上げる―――満天の星々が傷を癒してくれるような気がした】

【ざり、と砂浜を踏む足音。先の戦闘もり、未だに警戒心は解けていなかった。故に、振り向く速度は疾く】
【振り返れば目に入るのはジャッカルを彷彿とさせるウォービースト―――同種であり、同志であった】

【闇に馴染む灰色の体毛を見てほっと胸を撫で下ろすばかりである】


おぉ、すまん……ちょっと赤の阿呆を蹴散らしとってん。うるさかったな……すまんすまん。
あ、大丈夫やで。傷は浅いから死ぬ様な怪我ちゃうから。まぁ、血も放っときゃ止まるやろ。


【心配無い、と片手を軽く振り笑顔で応える。金色の双眸を細めてくしゃっと柔和な笑みを漏らす】
【月明かりに煌く黄金色の鬣を纏う姿は雄々しいが、今は穏やかな雰囲気を醸しだしていた】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 00:30:15.29 ID:tjEVUO1IO
>>301

「いだだだだだ……毎回毎回…」

【すっ転んだのは二回目であり、何とも情けない声を出した。】
【剣筋を自ら破壊したようなものだ。物の見事に迎撃(少女から見れば)は失敗した。】

【これが戦争なら、赤の大陸のゴブリンに頭を叩き潰されるか、】
【黒の国のヴァンパイアに吸血されるかであるだろう。どの道「命は無い。」】

「……ん…?」

「おう。聞こえる―――――――――――って…」


「な、何なんだてめぇらは!!クラゲが森に何のようだっ!」

「…で、その中身=Iお前も何者だ!」

【額を抑えながらゆっくりと起き上がった。】
【当然、糸はエルフの頭を的確に捉えている。】
【相手を指差し、彼女は早口で質問をぶつけた。】
【その中身≠ニは、海月の中に存在しているジェルのような生命体を指している。】

【とっさに背中の大太刀…あらゆる物を葬ってきたその劔を抜こうとしたが、】
【しかしすぐ隣に伸びている海月の足がそれを許さない。】
【戦闘慣れしてる彼女は本能的に「ヤバイ」と悟ることができる。】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 00:36:10.21 ID:xmPO0Vtn0
>>304

(やはり速い、こちらの手を見てからの行動でも対応しきれている)

成程、少し見くびっていたようだ黒の民よ、だが――――

【ブラスターを前面に構え、何時でも行動が出来るように身構え、様子を見る】
【そして相手に対しての称賛の意思を伝えるとこちらも相手に向かって一閃に駆け】

汝の法には従わんッッ!!!!!!!屈するのは貴様の方だッ!


おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!

【まず顔面を狙った素早い突きをセイバーで放つ、加速によって力を加えた一撃だ】
【そして相手がその突きに対して何らかのアクションを起こしても、起こさなくても】
【相手の腹部へ至近距離から、先ほどよりさらにチャージしたエネルギー弾を解放するだろう】

【さて、常闇の悪魔はこれに対してどのような反撃、反応を取るのだろうか―――?】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中国四国)[sage]:2011/08/10(水) 00:38:06.73 ID:5bHklFkSo
>>305

「赤の阿呆…ああ、あれね」

【少し視線を周囲に配れば、微かに確認できる何かの残骸。多分、緑の大陸には無いキカイと呼ばれる奴なんだろうと】
【まるで他人ごとのように思いながら、楽観的な答えを返す、穏やかな中に確かな強さを垣間見れる相手を眺めていて――】

【――ふと気づく。もしかして目の前の彼は…】


「…なぁ、まさかとは思うが、アンタ『獅子の咆哮』か…?」


【緑の大陸、特にウォービーストの中では名の知れた存在、『獅子の咆哮』。それ本人ではないのか、と懐疑。】
【短剣を仕舞うと、一つ指を鳴らして尋ねた。まさか、彼に会えるとは。思ってもみなかった喜事である】
【いい歳しながら少年のように目を輝かせ、興奮したように尻尾を左右に振り回して】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 00:46:35.14 ID:V4FSHwd10
>>306
「あぁ、よかったよかった。 どうやらうまく刺さったみたいだねぇ」
「九死どころか、十二死に一生を得た気がします・・・」

【神経糸から流れ出る電波は精密に設定されており、機械的なものではなく、生物的な声を相手に届ける】
【消え入りそうな、震えた声の主がクラゲ、とぼけたような声の主がジェル状の生物、パルミラだとは、おそらく伝わるだろう】
【クラゲの足は、依然ひらひら漂うだけで、刺そうとはしていない】
【平和主義者、非戦闘主義ではないかもしれないが、相手の命を奪うことにそこまで執着していないのだ】

「クラゲは森に、ちょっと用があるんですよ」
「うん、でもま、僕の独断行動だから、ばれても、ここでやられても、誰も悲しんじゃくれないけどね」

【くすくす、と笑うパルミラ、クラゲは溜息をつき、呆れたように首を垂らす】
【緑の住人にとっては、あまり友好的な話ではない、適当に逸らして、どうやらごまかそうとしているようだ】

「あぁ、僕はパルミラ。 このクラゲはジェルジェル」
「正しくはジェリーです」

【簡単に名乗ってしまうあたり、極秘行動らしさは皆無だが】
【これでも上層部にばれたら、陸上に上がることを禁止される、すなわち謹慎間違いなしである】
【己のやっていることの重大さを理解しているのかいないのか】

「あぁ、大丈夫ですよ。 その毒死にはしませんから。 て、抵抗するのなら、ちょっと眠ってもらうだけで」
「うん、僕もばっさりきられるのは嫌だからねぇ」

【相手の緊張をとく、つもりなのだろうが、なんだか逆効果にもなりえない言葉である】
【とりあえず、クラゲとパルミラにしてみれば、援軍が着たらたまらないので、とりあえずこの場を去りたいわけである】


310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 00:46:34.80 ID:UHv7qQqio
>>308

そや、あれや……ほんま、空飛べるからてなぁ……?

【赤の侵入者が飛び去った方角を見てため息。吐息には不安も混じっていた】
【アレが大群で来たら一人ではどうにも出来ない―――とはいえ、一人でどうするつもりもないが】

【直ぐに吐息は大胆不敵なモノへと変わる。そして、少年じみた視線にふと気づく】


なんや、俺の事知ってるんか?せやせや、俺が”獅子の咆哮”やでっ!
いやぁ、お兄さんも有名になったもんやなぁ♪ ははっ、サインいるか?


【陽気に不敵に鬣を揺らして快活な笑顔を浮かべる。自身が名の知られた存在、というのは驚くべきところだが】
【軽いノリをやってのけるのは偏に傷口への話題を出させない為だろう。不安を与えるのは好ましくないから】


俺の名前はライオネル言うねん。キミの名前はなんや?ジャッカルのウォービーストくん。


【立ち上がり、衣服についた砂を手で払う。2m間近の巨躯と鍛え抜かれた鋼の肉体が壁の様に聳える】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 00:48:54.64 ID:UTDKbzAMo
>>303
…私か?予想は出来ているんじゃないのか?天使…見たままの天使さ

【天使、だと答える、人によってだとは思うが天使は優しく、慈悲に溢れ、微笑みを浮かばせて】
【輝く翼を持つ、だが目の前の天使のその格好は、姿は、行動は…天使らしからぬとそう思う者もいるかも知れない】
【だが、天使とて人格がある、それは様々なようである、大きな4枚の翼には戦での返り血なのかどす黒く、赤く、所々が染まっていて】

…いや…友など必要ない…
例えばだ…今は中立だ青とはな…
しかし何が起きるか分からない、その時は誰であろうと斬る、白に敵対した者は全てな

その間にその者と何があってもだ…くだらん思いなど戦場では邪魔なだけ、戦場にそのような思いなどいらん、慈悲は不要だ

【その忠告もこの天使には無用の者、その思いは一直線、白の為だけに存在する、そして己の信念のみに存在する】
【その男の正しい忠告も…天使の為を思っての忠告も、残念ではあるがこの者には何も届くことは無い】
【敵対者は全て斬る、個々まで話した目の前の男で有ろうとも、そんな状態になったときは迷わず斬りかかる…そんな天使なのである】

いや…まぁいい…

【自身がいくら探しまわっても見つけることが出来ない物なのだ】
【そして他人にもこれだけは明かしたくない秘密、あえて伏せてと置くことにする、誰かを探して欲しいその様な何でもない話である】

【しかしその依頼を聞きたそうに、その男は眺めてくる…そして女は口をあけ声を、言葉を出す】

……強いて言うなら武器が欲しいと言ったところか…
【その言いたいこと、初めに言おうとしたこととは違う依頼、天使を見ればわかると思うがその腰に背、肩に巨大な大剣が存在する】
【その姿を見ても必要なのかと思うが、ある事に越したことはないと、その言葉を口にしたのだった】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中国四国)[sage]:2011/08/10(水) 00:56:20.70 ID:5bHklFkSo
>>310

「赤の野郎どもは卑怯だよな、空なんか飛んじゃってさあ」

【空を飛ぶと聞けば、誇り高き地を這う者の彼としては許しがたい戦法である。しかし】
【同時に、それを撃退したという事実から、「獅子の咆哮」の戦闘力の高さを伺い知り】
【噂だけではない、現実の強さを目の前に、やはり二つ名は伊達ではないのだなと、感じて】


「いや、僕らの内じゃ知らないほうがおかしいよ!いやぁまさか本物だとは…
 失敬失敬、僕はランクス、ただのしがない底辺ウォービーストさ」

【少し自嘲するような、自虐するようなニュアンスを含ませながら名乗って】

「あぁー…大きいね、ウワサ通りだ
 帰ったらダチになんて言ってやろうかな。ふふっ」

【目の前に立ちはだかったそれは、自分へと落とされるはずであった日光を軽く遮ってしまう体格】
【細身のランクスからすれば脅威さえ感じ得ないほどであり、慄くのだが、同時、非常に頼もしく見えるのだった】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 01:00:30.61 ID:tjEVUO1IO
>>309

「っ…頭に直接入ってきやがるな。」

「あん…?…ああ。この怖がってるのが海月か。」

【なるほどテレパシーというものだろうか。少女はあまりよくわかっていないが、取り敢えず会話できるようになったため、比較的落ち着いた。】
【また、いきなり刺されたり、毒を差し込まれたりしなかったため、少なくとも自分たちの「敵」では無い可能性が高い。】

「用事だとぉ?」

「…お前らは青≠フ奴らだよな?中立が一体なんで…」

「あ、ああ。私はセーラだ。斬空≠チて呼ばれてる。」

【さらに問いかけようとしたが、その前に自己紹介。】
【相手が名乗ったら、自分も取り敢えず名乗る。】
【無意識の内にだが、エルフはこれを徹底していた。】

「ち、面倒なことを…」

【手際が良く、用意周到だ。少女は唸った。完全にペースを相手に取られてしまっている。】
【それだけ向こうが頭脳的な面で一回りも二回りも圧倒した証拠かもしれなかった。】

【やがて、硬い音ともに大太刀と太刀…転んだ時に飛んだそれを拾い、そして二振りを海月の目の前に置いた。】

「ほら。これで満足だろ?…糸を外せ。刺さないと分かっててもあんまり気持ちのいいもんじゃない。」

【微かに下がる。これで、自分が瞬時に刀を取ろうと思っても時間がかかる。】
【武装を解除してから、少女はクラゲに問いかけた。】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 01:07:35.15 ID:UHv7qQqio
>>312

卑怯ねぇ……まぁ、ええんちゃうか。俺ぁ文明自体は否定せんから。
人の領土奪いに来る阿呆臭い根性は気に入らんけどなぁ……っていうか、空飛べるのに負けたら阿呆やん?

【空を飛べるとは制空権を手にするという事。制空権は戦闘において地を這う者達よりも優位に立てるという事】
【にもかかわらず、敗北したという事は―――阿呆である。そう笑い飛ばす獅子であった】


へぇ、そうなんか。あんま俺はそういうの気にせんから知らんかったで……ふむ。
ランクス言うんか、よろしくや……って、なに?底辺とか決めつけてるんか、どこの黒の貴族階級やねんって!


【わっはっは、と笑いながら彼の肩をポンポンと叩こうとする。力強くも安心感を与える様な衝撃】


この大陸の全種、全生物が同等やないか。俺がピラミッドの上にふんぞり返ってるわけちゃうし。
底辺なんかあらへん……ランクスはランクスで俺の隣に並んでるモノ、あるんちゃうかねぇ?

帰ったらダチに言っとき、今度酒盛りしようやって。


【緑の文明は平和と調和を重んじる。故に格差などは無いと獅子は想う。憧れ―――羨望はあれども、皆が同じ大地を踏みしめている】
【だから獅子は彼に笑いかける。これが綺麗事と言われればそれまでであるが、獅子は綺麗事を真正面から望むのであった】

【軽く、ランクスの友人達も巻き込み酒盛りを開こうと誘い出す獅子は―――非常に酒が好きである。それこそ樽いっぱいの葡萄酒を飲み干す程に】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/10(水) 01:07:56.51 ID:xhn1Ppbso
>>307


「────沈めてやるよ、永遠にな────ッ!!!」


──加速、加速、加速。まだ加速。
短い距離を最大限に利用し、≪閃光≫の如き速さを目指して、何処までも加速する。
そして、この距離に於ける最大速度に達した途端。
魔剣を強く握りしめると同時に───向かって左方からセイバー諸共叩き込むようにして斬り掛かり──────


──────そして、エネルギー弾が衝突した途端に、その姿は崩壊≠オた。



しかしながら、視界から完全に消失して数秒後。


「────はははははははははははははははははははははははははッッ!!!成る程、面白い────ッッ!!」

微かな静寂を切り裂いたのは、彼の耳障りな笑い声。
姿は消え去ったにも関わらず、声だけが反響する。

「────時間稼ぎ≠ヘ、終わりだ」
「もうすぐお前の下に、俺が召集した隊≠ェ到着する────」

────恐らく、彼が気付いたのは、騎士がこの場所に到着するよりも前の事だったのだろう。
彼はその機動力を以て真っ先に騎士≠フ下に到着。暫く時間稼ぎをする事で包囲を完成させ、標的を確実に討滅する心算であった。



「────ゲームオーバーだ、騎士」

────何処に潜んでいるのか、それとも魔のチカラによって声だけを伝えているのか。
この声が事実だとすれば、急がなくてはならなくなるだろう────
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 01:10:33.06 ID:tjEVUO1IO
>>313
/すいません…

「…足を外せ、」

でした。申し訳ない…
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 01:18:18.71 ID:xmPO0Vtn0
>>315

【相手の斬撃により、右肩部分の装甲が大きく損傷し、ひび割れてしまった】
【さらに相手の消失により、辺りをゆっくりと見渡した後、セイバーを鞘に納め】

失敗か―――……今部隊を相手にする力は残ってはいない…
ここは回収を放棄し、一度体勢を整える事が先決だな

だが覚えておけよ悪魔=\――キサマ達はあってはならぬ存在なのだ…!

【ダンッと強く地面を踏みしめると、天空へと舞い上がる】
【状況をしっかりと判断し、時には退くという判断が出来る事もまた優秀な戦士たる証なのだ】
【黒の大陸の瘴気が晴れ、美しい夜空へと出た後、自らの領地へと光の線を描きながら撤退した――…】

//こんなところですかね、お疲れ様でしたー!
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 01:19:40.89 ID:8dlFUo9IO
>>311

「ふーん、見た目通り、だな」

予想通りの答え、女性は天使であると明かし
さして衝撃を受けるでもなかったが、明確に相手の種族が分かったとなると新たな疑問も湧いてくる
それは、自分の想像していた天使とのギャップとか。…例えばそれは、続く女性の言葉自体

「…お前はどうして其処まで、白に拘るんだ。その人生は、楽しいか?」

眼の前の女性は確固とした意思を持ち、それでいて、無慈悲だ。其処に調和を齎す慈愛の笑みなど、在りはしない
そんな生き方を、否定する積りはなかった

ただ、尋ねる。
それで楽しいのか、と。それで満足か…と

「俺は、青なんかよりも、自分の生き方を尊重するね。…例えば、だ」

気付けば青年は、上体を起こし
半ば夢中になって、喋っていた。…何故だろうか

「俺がお前と友達になったとする。そしたら俺は、白が危なくなった時、無償で助けに行ってやれる。青の事なんて、気にするか」

勿体無い
そんな風に、思ったのかも知れなかった。ただ忠誠を尽くし生ようとする、女性に対して
知って欲しかったのかも知れない。
人と人との繋がりは、そう悪いものでもない、と

「ほらな、そう考えると…案外、悪いもんでもないだろ」

会ったばかりの他人に、何を本気になっているのか
そうも思うけれど然し、言いたかった事を言っただけなのだから、悪いことでは無いはずだ
そんな、青年の生き方


「いや、俺が良くねえんだけど。…」

結局その口から垣間見得た言葉を、聞く事は出来なかった。もやもや
それでも、恨めしそうに女性を見ていたら、代わりと言った風な、依頼が飛び出した

「武器か…うーむ。生憎、手持ちにはねーな…時間掛かってもいいなら、こんくらいで買ってきてやるがな」

武器、流体の青年にはなかなか縁のないものだった
それでも折角の依頼なのだから…と、交渉し始めた。土に指で書いたのは、そこそこ高めのお値段

そんな事をしながらも、青年は鉛筆を片手に持ち直し
メモ帳にさらさらと、絵を書き続けて行く
モデルは、いうまでもなく
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中国四国)[sage]:2011/08/10(水) 01:22:44.56 ID:5bHklFkSo
>>314

「僕は彼らの考えてることがよく分からないよ。何だって僕達の大陸に手出しなんか…ねえ。
 勝つために手段を選ばないなんて、彼らも相当状況が苦しいみたいで?」

【少なくとも文明の利器をフル活用してまで攻め入ると考えれば、かなり厳しい状況であると考えるのは妥当なことで】
【侵入者たちに少なからず敵意や、憎悪の念を抱きつつ、しかしそれと悟られぬよう、冷静さの仮面を被ったように静かに言って】

「ランクスって呼んでくれるのはありがたいんだけど、僕はアンタのこと、何て呼んだらいいか…
 …ほら、だってアンタは『獅子の咆哮』で、僕は名もないただのウォービーストと同じようなもんさ、格が違うよ。
 だから失礼とかは出来ないわけで…」

【輝かしい戦績も無ければ栄光もない、これだけは紛れも無い事実。相対する「獅子の咆哮」とはどうしても、壁を感じてしまい】
【少し滅入ったような、気負いしてしまったような、萎縮した感じで答えて】


「僕にアンタと並ぶものがあるか、どうかねぇ…今は分からないよ」

【酒盛りへの誘いには軽く、親指を立てると同時、首を微かに傾げて承諾の意を示してみせた。あまり酒は得意ではない方であるが。】
【なおも謙遜するような態度を続けてはいるが心の底、「獅子の咆哮」の心の器のデカさにも気づき始める頃だった】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 01:23:31.70 ID:V4FSHwd10
>>313
「セーラ、そして”斬空”か。 うん、良い名前だと思わない? 怖がってるクラゲちゃん」
「もう!そんなに潰されたいんですか!」

【あっはっは、と笑ってからかうパルミラに、物騒な突込みをするクラゲ】
【いまだセーラがこちらを警戒しているのも知れず、緊張感の欠片も無い】
【まぁそれは、クラゲの足がしっかり相手の行動を制限しているのを理解しているからなのだが】

「うん、その通り”青”だよ。 いや、中立にもやらなけゃいけない事はあってね。
別に喧嘩しようってわけじゃないさ。 僕のせいで戦争が始まっちゃったりしたら・・・それはそれで面白いかもね」
「間違いなくまっさきに八つ裂きですけどね」

【相手領地のほぼど真ん中、引き金を引いたのが自分なら、最初の標的も自分だ】
【それを分からないパルミラではなく、たんなる冗談である】
【あまりに安楽的な台詞ではあるが】
【そして、こちらへ投げられた二刀の太刀を、クラゲは自らの足で拾い上げ、巻き取る】
【すると、パルミラから伸びる神経糸もそれにまとわりつき、自らに蓄えられた情報を元に解析を開始】

「へぇ、すごいや。 希少金属の大太刀に、氷属性の太刀。 参ったね」
「で、どうしますか?」
「うん、あ、でも悪いけど足はどけられないかな。 見ての通り柔らかくってさ。 たとえば君が実は魔法かなにかを使える、とか、隠し武器を持っている、だとか、そんな可能性もなくは無いじゃないか」

【かといっても、それでは話が進まない】
【いつまでも拮抗状態が続けば、不利になるのは完全にこっちのほうであり】

「そうだね、しばらく目を閉じててよ。 僕はその間に頑張ってどこかに行くから」
「がんばるのは私なんですけどね・・・」
「いやならそのまま目を開けてくれてても言い。 きっと朝にはすがすがしく起きられるんじゃないかな? 刀はここに置いておくし」

盗まれちゃったり、君が夜盗に襲われちゃったりしても、僕は、知らないけどね。

【冷めた口調でそう付け加える】
【脅しに近い形になってしまい、クラゲはなんだか居た堪れなさそうだが、パルミラにしてみれば頭脳ゲームかなにかと思っているようだ】


321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/10(水) 01:32:00.31 ID:xhn1Ppbso
>>317

──騎士が去って数刻。再び柱に現れた影は嗤う=B

「あってはならない存在、ねえ。────ははははは、相変わらず笑わせてくれる」

(──ついでに、実力は確かだ。その辺も相変わらず、だな)

暫く、沈黙。そして、徐に腹に手を伸ばす。

「────」
(まさか、風穴≠プレゼントしてくれるとは想定外だ──アレみたいな鎧≠ノ俺もなるべきだったか…?)

「────面白い」


────獰猛な笑みを。
戦慄を振り撒く壮絶な笑みを浮かべて、悪魔≠ヘ暫くその場に佇んでいた。
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 01:33:33.57 ID:UHv7qQqio
>>319

羨ましいんちゃうか、此処は平和で居心地ええからな。
俺としては貸したるくらいやったらええねんけどなぁ、やり方が気に食わんな。

【敵意や憎悪が無いわけではない。獅子もまた憤りを感じている。されど、それに蝕まれる事はなかった】
【憎しみは連鎖する―――それを理解している。だからこそ最低限の敵意で、最低限の戦意で退かせる】

【獅子の笑みはランクスの心内を見透かしている様な、それこそ陽光の様に包みこむ笑顔であった】


水くさいなぁ……仲間やん?同志やん?ウォービーストやん?普通にライオネルって呼びんさい。
俺はそういう格とかちっさい事を気にするのは嫌いやで。失礼ってなんや、どんと来いや。

俺かて出来た獣人でも無いからなぁ……失礼はしてまう事もあるんやで。


【弱ったなぁ、と頭を掻きながら萎縮させないように務めるばかり。事実、壁などこちらは感じてもいないのに】
【誰かが自分を英雄だのと呼ぼうと一匹の獣人である。誰とでも平等に接したいというのが本音なのだが……】


もっと色んなモノを見たら見えてくるんちゃうか。俺かてまだまだ若造やし……な。
色んなヤツと触れ合って、色んな場所を見て、色んな事を実践してみたらそのうちにでっかなるぞォ?


【普通に生きれば長生きすれば成長する。それを増長するならば、進んで様々な事に挑む事だと獅子は語る】
【齢二十五――彼もまた、そうやって色々な事に首を突っ込んだ結果が、今の獅子なのであろう】

【酒盛りの誘いの承諾にニッコリと笑う。彼にとって酒盛りは親身になれる場でもある。楽しみだ、と心底に想う】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 01:43:06.03 ID:tjEVUO1IO
>>320

「中立が一番儲かる≠チてか…?食えねえ野郎だな。」

【なるほど相手は「掴めない」。少女はそんな印象を抱いた。】
【蜘蛛の糸のように緻密な策略と、それを相手に悟らせない話術。】
【知識と頭脳で戦況を掌握することにも似た小さな交戦に、少女は負けてしまったようで、】
【相手の手のひらの上で踊らされているような錯覚に陥る。】

「っ!」

「おい…丁寧に扱えよ…。」

【刀を探られるのをみて、少女はハラハラした様子で言葉を紡いでいた。】
【思わず腰を浮かしかけるのは、並々ならぬ誇りと愛着、そして信念を二振りに注いでいるからだ。】

「なんだと…?」

【抗議しようとするが、しかしその言葉は消える。】
【やはり、傍の「足」が気になった。致死させないにしても、】
【意識を飛ばすくらいの力はあるらしい。】

「んなら刀を返せ。それが手元にないと目なんてつぶってられるか。」

「置いていくならいいだろ?私の手の届かないところに置けばこっちは攻撃しない。」

「それに…あれだ。私は「警戒」してるだけでお前たちが攻撃しない限り危害は加えないぞ。中立と揉めてもいいことないからな。」

【放浪を続けているが、所属的には彼女も「緑」である。】
【ここでクラゲに攻撃して、それが引き金で「青」の大陸との軍事的関係が悪化したら、目も当てられない。】

【油断の無い藍色の双眸を海月に向け、少女は言葉を紡いだ。】
【刀が手元にないと落ち着かないらしく、どこかそわそわしている。】

【また、相手が刀を置いたり、返したりすれば、彼女はきちんと目をつむるだろう。】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中国四国)[sage]:2011/08/10(水) 01:46:13.82 ID:5bHklFkSo
>>322

「確かに、彼らだってもう少し懸命な手段を選択すればこんな事にはならなかっただろうに
 貸すだなんて…彼らのことだ、何を考えてるか分かったもんじゃない。僕は信用出来ないよ」

【戦闘状態に陥るような初手を打ってきたのは違う事無き赤の大陸の連中からだ。ランクスは彼らが信用できなくて】
【貸す、という意見にはそういう手もあったか、と正直に言えば舌を巻いたが、しかし不信感を超え得ることは出来ず】
【眉間に皺を寄せ、手をプラプラと振りながらやんわりと否定的な言葉を返すに留まった。それは笑顔を否定しているわけではないのだが…】

「そ、そうか…じゃあライオネル、って呼ばせてもらうよ、よろしくね
 楽観的なヤツかと思ってたけど、どうやら違うらしいね。なんていうか、器がデカイ感じがするよ
 きっとそこらへんが…僕と一番違う所なんだろう。憧れちゃうよ」

【和らいだ表情、浮かべるかすかな笑みは「獅子の咆哮」ではなく「ライオネル」と呼べたことを喜んでいるようだ】
【自らを同士、仲間、同格、そういう捉え方をしてくれていることにも起因しているらしいが、どちらにせよ良い気分であるのに違いなく】


「いろんな事ねぇ…そうだね、僕も色々やってみることにするよ。
 酒盛りは今度、ダチを連れて行かせてもらうよ。っていうのも、そろそろ帰らないと上官が煩い頃かなー、って」

【小さく苦笑しながらタイムリミットが近い、そういうニュアンスの言葉を発す。というのも、実は訓練をサボって此処へ来ていたりするのだ】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 01:58:24.62 ID:UHv7qQqio
>>324

それを分からせてやらな、この戦争は終わらんなぁ……。
友好的やねんやったら受け入れたるって話や。まぁ、今のままやったら信用なんてあらへんけどな。

【当然、今の状態なら信頼など皆無。信頼とは築きあげるのに時間がかかるものである】
【だからこそ、戦争は自分達が優位な形で終結しなくてはならない―――といっても、彼らに最悪の形ではなく】

【否定的な言葉に”そうかい”と笑いながら頷く。否定も肯定も出来しないのは、考えがあってのことか】


おう、改めてよろしくやぞランクス。

楽観的なんは当たってる。器がでかいのは細かい事を気にせぇへんからやって。
人それぞれってヤツやけど……憧れられんのは、悪い気はせんな。


【憧れられるのは、嫌いじゃなかった。その感情を抱かれるだけで、自分は強く大地を踏みしめられる気がしたから】
【頼られれば、望まれれば、尊敬されれば―――獅子の心は躍動し、より豊かになって行くのであった】


おうおう、色々やってみ。若い内は何事も経験ってな――――……いや、俺も若いけどな!
酒盛り楽しみにしてるわ、また宜しく……って、サボりかい!悪い子やなぁ。


【咎める気はしないが、誂う様に悪戯な笑みを浮かべた。そうしてひとつ咳払いして】


じゃ、訓練頑張りや。俺も色々と頑張ってくるからな――――ほなっ!


【紅褐色の豪腕を振り上げて手を振る。獅子は去る。方角は大陸の国境沿い―――どうやら見回りに赴いたらしい】


/お疲れ様ですっ ありがとうございました!
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 01:59:52.34 ID:V4FSHwd10
>>323
「うぅん、本当に丁寧に使ってあるねぇ。 あぁ、ごめんごめん、安心してよ、すぐ返すさ。 ジェルジェル、置いてやって」
「あ、はい」

【クラゲは、自らの足をゆっくり紐解き、真下の地面にそっと置く】
【刀の扱いで相手を挑発する気はないようで、だがしかし、自らの傘の下においたのは、依然警戒しているから】
【クラゲの足が切り札のこちらとしては、ふとした選択のミスで、たやすく命が落ちる】
【向こうは、どうやら攻撃する敵意は持っていないようだが】

「悪いけど、僕性格悪くてさ。 君の言葉だけじゃ信じられないんだ。 実際僕がここで切り刻まれても、それは無断で敵地に入った僕が悪いのであって、戦争は起きないと思うな」
「ややこしいことになりましたね」
「あはは、まったくだよ」

【言葉と裏腹に、どこか楽しそうなパルミラ】
【しかし、刀を奪っても自分には使用できないわけで、情報以外の商売は得意なほうではない】
【再びエルフが目を開けたとき、そこには、しっかりと二本の刀がそこにあるであろう】

「さぁ、目を瞑ってくれるかい? 大丈夫、僕は約束は守るんだ。 刺したりはしないよ」

【クラゲは、どこの口がそれを言う、と突っ込みそうになったが、黙っておいた】
【そろそろ、本格的に深夜だ】
【青には、あまりに危険で、怖い時間帯】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 02:02:00.33 ID:UTDKbzAMo
>>311
【ああ、そうだ…と見た目通りだとその言葉に頷くように返事をして】
【男の次の質問、それは自分自身を聞く内容、種族ではない、この天使自身の中身を問う質問】
【天使はその問に、少しばかりの間を置いて…】

ーー楽しい?私にとっては大事な物だ、白の大陸も文明も、仲間も…

守りたいんだ、拘って何が悪い、私の生まれた地、其れを守りたい
私は守りたい、だから行動する…私の存在意義は、審判、粛清、執行
秩序を乱すものを潰す、裏切り者を潰す…ソレで白の大陸が平和であれば良い、白の皆が笑顔で生活できればいい…それは私にとっては…楽しい

白以外はどうでも良い、今緑を守るのも白のためだ…それが白の意思だからだ
危機と隣合わせでなにが楽しい…それならコチラから危機を払いのければいい

人の繋がりもそういうモノだ、白でも平気で裏切る奴もいる、そんな者に慈悲などいらん、
人の繋がりなど所詮は偽物…信じるだけで馬鹿を見るのは此方の方だ、だから…私は要らない、そんなモノは最初から要らない
邪魔になるだけだ


【其の考えは、全てが白のため、其れ以上でも其れ以下でもない】
【誰かが背負わなければいけない、守るために非常にならなければいけない、それを全て背負った天使】
【その生き方に後悔は無い、ただ白を守れれば良い、と…其れしか頭に無いのである、この大げさな拒否の行動も、その為であるのかも知れない】

まぁ…そんな所だ…
馴れ合いは不要だ…客として、白の化け物として私を見ろ、今はお前とは中立、それだけだ

【武器は何時でもいいと、その差された金額は払うであろう、女のその役職、白の軍勢の一つ円卓の騎士団…その一人の隊長格、その責を背負っているから尚更】
【天使をそうさせるのかもしれない、そしてそのお金は其れであるからこそ、出せると言う者である】

【そのメモ帳に書かれた絵を見つめながら、天使は言うであろう、】

分からん奴だ…まぁそれがお前なのだろうがね

【何をしているのかも分からない、普通だったら有難うの一言でもあっては良い物】
【しかし、それは…その言葉は無いのである、だが、その男の意見は否定するでもなく、それも良いものだなと頷き】

お前はお前、私は私だ…
【と付け加えるのであった】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 02:03:28.05 ID:UTDKbzAMo
/>>327>>318宛です、申し訳ありません…
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中国四国)[sage]:2011/08/10(水) 02:03:55.34 ID:5bHklFkSo
>>325

「じゃ、また今度ってことで。
 あばよゥ、ライオネル!」

【ランクスは細い右手を伸ばし、軽く振った。さようならの挨拶らしい】
【にっこりと温和に笑んで、数回振った後、振り返ってそのまま森へと疾駆していった】

/乙です、ありがとうございました!
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 02:12:22.25 ID:tjEVUO1IO
>>326

「ったく…」

【脳に直接響く声は、刀を置いてくれるらしい。】
【少女はやはり安心を隠せずに、小さく息を吐いた。】
【それならどうして最初に刀を投げたと言われるかもしれないが、】
【そこはご愛嬌だ。後先考えずに行動するのは、まだ実践経験が足りないから。】

「…抜け目無い野郎だな。」

「……どうかな?お前が私を信用しない様に私だってお前の話は信用できない。」

「無断で敵地に入ったと認識させといて、実際は戦争を誘発させようとする媒体になってるのかもしれないだろ?」

【悔し紛れの言い返しは、彼女にして見ればよく考えたらほうで、】
【ゆっくりと目を開けると、そこには確かに彼女の相棒があった。】

「……」

「おらよ。これで満足か。」

【言葉に従い、グッと目を瞑り、腕を組んだ。】
【そろそろ本格的に深夜である。】
【緑には、優しく、明日への活力を担う「庭」の時間であった。】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 02:26:56.39 ID:V4FSHwd10
>>330
「うん、満足だよ。 じゃ、行こうかジェルジェル」
「わ、分かりました」

【クラゲの足は、依然エルフの付近にあるが、どこかへ向かって少しずつ移動しているのが感覚でわかるかもしれない】
【ごすん、ごすん、と木々に衝突する音と、その度にあがる声で、クラゲが進んでいるのも伝わるだろう】
【どうやら時間を食いすぎて、急いでいるようだ】

「あ、そうだ。 最後に一つ。 僕は戦争をしにきたんじゃなくて。 誘発させにきたんでもない。 情報を知りにきたんだ」

【セーラの真横まで来て、パルミラは、気まぐれに語りだす】

「青だけじゃ物足りない。 緑のことも知りたくなったんだ。 黒と赤よりは安全だよ。 白はそもそも追い返されそうだしね」

【そして、通り過ぎ、そのまま、浮翌遊したクラゲはどこかへと向かう】

「僕は情報屋パルミラ。 次に合ったときは、もっと安心しておしゃべりしたいかな?」

【ブツン、と何かが切れる音】
【セーラの頭から、神経糸が抜かれたのである。おそらく、頭が、一瞬だけ、眠気のようにぼんやりとするであろう】
【そして、目を開けると、そこにはクラゲの姿は無く】
【残された二刀の刀に、もろさゆえ契れた数本の神経糸が絡まって、残されているだろう】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 02:28:54.44 ID:V4FSHwd10
>>330
//遅くまで乙でした!!
神経糸は、えぇ、特に意味は無いです。
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 02:29:33.28 ID:8dlFUo9IO
>>327

「……そっか」

語る天使の言葉に、青年は暫し眼を閉じて
その信念考えを聞き取ると、小さなつぶやきと共に、女性へと視線を向けた

「それであんたがいいなら、良いんじゃないか。…俺は、寂しいと思うけどね」

身を全て、白の大陸へと捧げ、それで良いと言える天使
その意思に尊敬こそすれ、青年にはどうしても、憧れる事は出来ない
其処に埋めようのない溝を見た気がして、青年は少し哀し気に、呟きを零した
仲良くする事は、出来ないのだろう。きっと彼女が、此方に振り向く事はないのだから
それでも、応援してやりたい。そうも思った。頑なな天使に、その意思を突き通して貰いたいと。或いはそんな感情も、迷惑なのだろうか

首を振って、考えを振り切る。
白の化物と、中立の自分。きっとそれで、それしか道はないのだから

「…おーけい。それじゃあ武器、揃えてきてやるよ。」

気を取り直して青年は、半ば無理矢理明るい声を絞った
金は頂くが武器は揃える。これが自分に課せられた、繋がりだ

「…まあ、そういう事だ。俺は自由に生きさせてもらう」

鉛筆を奔らせる手が止まる。
ふぅと息をついて其れを見渡した後、ポケットに仕舞い込むと、ぐにゃり
その瞬間またしても、青年の姿が揺れて

「俺は俺、お前はお前、ね。…覚えとくぜ。またな」

鷹へと姿を買えた青年は、最後にそう行って
オアシスを後にした。羽撃き、振り向かず
出会いに別れを告げた


//時間もあれなので、此処で!
絡みありがとうございました、楽しかったです
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 02:34:28.53 ID:UTDKbzAMo
>>333
【思想が違う、仕方がない、生まれが違う、其れだけでその思いも違う】
【男が悲しい表情を見せた…どうだっていい、】
【只の客、そして中立である青と白の関係】

【大空へ飛び立つその鷹を眺めて、その男が去った後…】
【天使は呟いたそうだ…】


……そう
此れでいい…此れでいいんだ…
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 02:43:54.34 ID:tjEVUO1IO
>>331

「この森はさっさと出たほうがいいぜ。ジャイアントの枕になりたくないならな。」

【目をつむったまま、少女は付け加えた。】
【その二つの瞼はガッチリと降ろされており、開く気配がない。】
【相手が刀を置いたので、彼女もまた律儀に約束を守っている。】
【薄目すらしておらず、完全に相手の動向を把握しかなていた。】
【木々にぶつかる鈍い音と、その度に微かに耳に響く声で、】
【その存在だけは見て取ることができる。】

「……!」

「……」

「…いいから、さっさと行け。」

【その言葉を最後に、互いの声を送る手段はこと切れた。】
【微睡むようなぼんやりとした感覚に身を委ねていると、遠下がる音と声。】
【そしてやがて訪れる絶対的な静寂。】

「…………」

【沈黙ののち、ゆっくりと目を開けると、そこにはもう自分以外の動く生物はいなかった。】
【彼女は立ち上がり、辺りを見回してから刀の元へ。】
【太刀を腰に差し込み、大太刀を持つ。慣れた重みが広がり、安堵のため息が漏れた。】

「…情報屋パルミラ=c」

「…緑の情報を知りに来ただとぉ…?」

【どうして?――――――何のために?】
【浮かんでは消える様々な疑問は、しかし答えが出るはずもない。】
【明確な結論を見出せないまま、少女は大太刀を一度振り、糸を払い落とした。低い風斬音が響く。】

「……」

「…青の大陸=cか…」

【歩き出すそのずっと先には、先程の海月の出身地。】
【中立地域にして、海上を主体とする青の大陸≠ェある。】


【それは偶然か、それとも―――――――――――】



/お疲れ様でした!
/ありがとうございましたー!
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 11:34:22.96 ID:tjEVUO1IO
【緑の大陸=z
【その森。比較的浅い森だ。彼女は日向を避け、できるだけ木陰を歩くようにしていた。】

「……青の大陸か…こっちでいいんだろうな…」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した大きな剣は、『大太刀』と呼ばれるもので、この世界では珍しい。緩やかに湾曲し、鍔が多角形だ。】
【それは彼女の身の程もあり、複雑な龍の紋様を彫り込んだ銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にもこの地方では珍しい形の長剣…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】


/なんでも対応
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 12:14:55.73 ID:LbzjwM9Vo
>>336
//まだいらっしゃいますか?
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 12:18:18.69 ID:tjEVUO1IO
>>337
/います!
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 12:19:39.55 ID:LbzjwM9Vo
>>336>>338
【そんなあなたに接近する、奇妙な足音】
【擬音として書くと、ぽてふぽてふという、気の抜けるような軽いものだ】

うぅむむ、海ってどっちだったっけ。わかんなくなっちゃった……。
……はっ、気配がする。

【頭の側面についた大きな耳が数度動く】
【あなたの正面から現れるその人影は、遭遇前に帽子を目深にかぶり直した】

【その風貌は、『緑』の特徴が色濃い獣人少女といえる】
【発色鮮やかなエメラルドグリーンの毛皮に、前面からでも見える豊かな毛並みの巨大な尻尾。細くなった先端が歩調にあわせ揺れる】
【ウサギ脚と人に近い上半身の組み合わせ、目深なテンガロンハットのリボンが二筋、風にはためく】
【帽子から漏れた、薄いブロンドのショートヘアと、宝石のように真っ赤な眼】
【これで肩に担いだ巨大な鉄塊がなければ、かなりファンシーな外見をしていた】

こほ、こほん。
あー、君。そこ行く君よ。

【鉄塊は、その獣人少女の身長ほどもあるごつごつした岩、のような剣、のような物体】
【しかし武器であるという証拠に、もち手や峰と思しき部分に、人の手が入ったパーツが組み込まれている】
【少々華奢なこの少女は、それを片手で持ち、尻尾と反対の肩の二点で支えている。見た目に似合わず力自慢、なのかも】

【鉢合わせ前に咳払いを二つ。自分に暗示をかけるようにキリッとした顔つきになる】
【それから鉄塊が織り成す暴力的雰囲気を潰すように、薄い胸を張り、少しばかり気取った言葉遣いで話しかけ始めた】

青の大陸に行きたいのだが、道はこっちでよかったのかな?

【………えっ】
【青の大陸をあなたが目指していたことは知らないだろう。わかっていてそんな事を言うなら阿呆の所業だ】
【だがウサギっぽいこの少女は大真面目であり、貴女の方向感覚が正しいのであれば】
【真正面から対面するようにやってきたこの少女は――――】

//初参戦ですが、お手柔らかによろしくおねがいしまーす
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 12:32:30.76 ID:tjEVUO1IO
>>339

「ん、…んんー…?」

【おかしい。少女は足を止めた。ぼんやりとした考え事をやめ、辺りに気を配る。】
【木々の葉擦れの音、小鳥のさえずりの中に確かに「異音」が聞こえたような気がした。】

【気のせいとタカをくくることもできるが、昨日のことがある。】
【油断したばっかりに痛い先手を取られた彼女は、必要以上に過敏になっていた。】

「…どこかにいやがるな……」

【利き腕は自然と得物に伸び…そっと左手が大太刀の柄を握っていた。】
【その気になればすぐさま剣を抜き、斬撃。】
【「殺やれるまえに」「殺る」。唯一無二の一太刀をすぐさま浴びせられるように警戒していた。】
【辺りをキョロキョロとして、ちょうど相手に背中を向けていると、】

「は…?」

「………」

【なるほどやはりカンは正しかった。気のせいではない。】
【そちらを振り向き、一瞬だけ左手に力をいれていたが、しかし、次の瞬間には手を離す。】
【「同大陸」の「異種族」と分かり、ホッと安心した。取り敢えず、明確な敵ではないのだ。…多分。】

「あ、ちょうどいい。聞きたいことがある。」



「青の大陸に行くにはこっちでいいのか?」



【相手の言葉と全く同じタイミング、その言葉に重ねるように、】
【少女もまた質問した。二人の異なる声色の、同じ意味の問いかけが森にこだまする。】


/こちらこそよろしくお願いします!
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 12:42:42.32 ID:LbzjwM9Vo
>>340
………えっ。

【重なる声、まったく同じ意味の質問】
【何とか纏っていた仮面が剥がれ落ち、暫し呆然とする少女。頭上にはてなマークが乱舞していた】
【ぱちくりと、紅玉のような眼が瞬いて、少し間を置いて硬直から復帰した】

…ひょっとして、君も、道がわからないのか?
私は先ほどまで、この先にある山の中にある小さな集落に滞在していたのだが……。

【なんとなくまずいことになりそうなのはわかる】
【しかし先ほど一瞬閃いた敵意が、今は消えていた。だから警戒しない】
【塊を担いでいないほうの指であなたを指し、それから後方に流しつつ親指で自分がいた場所を指した】

【ちなみに知識があるのであれば、その集落は実は指差した方向から90度折れなければたどり着かない】

……弱ったな、港には何度も行っているのに、そのつど迷うとは…。

【もしかしなくても:方向音痴】
【凛とした仮面を纏う緑の少女は、どうしたものかと頭を掻いた】

【そのとき、ふと風が吹き、かぶっていた帽子を吹き飛ばそうとしたが】
【ごとんと鉄塊を取り落としてまで、少女は帽子を優先し死守しようとした。スカートを抑える婦女子のように、である】
【鉄塊が落っこちた地面は少しめり込む。その重さを雄弁に物語っていた】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 12:57:50.35 ID:tjEVUO1IO
>>341

「…は?」

【(・・?)←こんな顔になる少女。相手が数秒呆然とするのと同じように、こちらもまた頭上に無数のクエスチョンマークを浮かべていた。】
【その数は相手のそれと全く同じだろう。「?」が踊り狂っている。実に楽しそうに。】

「…君も=cって…」

「おいおい。お前もかよ。弱ったなこりゃあ…二人揃っても何の意味もないじゃねえか…冗談きついぜ!」

「小さな集落?……あああそこか……え…その方向じゃ…」

【口調だけを聞くととても信じられないが、この人物、れっきとした「女性」である。】
【粗暴な物言いと言動は、おおよそエルフらしく無く、しかし彼女にしてみればそんなことどうでもいいと見え、治すようすは全くないようだ。】
【相手の指す集落。彼女はそこを知っていた。旅人である彼女は、各地を点々としている。宿を求めて滞在したことがあった。そのときに会わなかったのは、単なる偶然としか言えない。】

「…何だ、お前行ったことあるのか。」

「その度に迷う?おいおい!しっかりしろよ。道くらい覚えてないのかよ。」

【自分は一度も言ったことない。それを武器に、彼女は相手に言葉を紡いだ。通常なら彼女の性格からして罵倒の一言でも浴びせそうだが、】
【それを許さないのが相手の纏う凛とした、どこか鋭い雰囲気か。一陣の風は、彼女の長い銀髪を揺らす。それを煩わしそうに左手で抑え、】

「うおっ!?」

「な、何だこいつは……お前、これ扱えんのか…?」

【鉄塊…地面に微かにめり込むそれに驚き、そして指差した。】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 13:15:02.04 ID:LbzjwM9Vo
>>342
…し、仕方ないだろう。地図とか道を覚えるのは苦手なんだっ!!
大体、国柄問わず道というのは同じ景色が連続しすぎているんだっ!!
見渡す限り緑・緑・緑のこの国だってそうだ、
ここは私の故郷だが、少し外出するとそのたび帰り道を見失い…って貴様ァーーーッ!!
そうやって私の恥ずかしい過去を抉り出そうとは不届きな奴じゃないかっ!

【自身の方向音痴をつまびらかに露呈させつつ、過去まで自爆】
【それを相手のせいに仕立て上げ、擦り付ける有様。既に鍍金はぼろぼろである】
【毛皮まで真っ赤にして起こりつつ、ずびしぃっと指を突きつけ威嚇した】

【ただ、会話の中には拾えるワードが含まれていて】
【真実であるとするならば、この少女は既に国外に出て旅行、ないしは冒険したことがある、とも】
【指摘できるかどうかはあなた次第といえよう】


……落ち着け、落ち着くんだ、スフィア=ハルベルトはうろたえない……。
素数を数えて落ち着こう、素数が一つ、素数が二つ、素数が三つ…ふぅ落ち着いた。

【語るに落ちるとはこの事か、問われてないのに自分の名前まで晒し挙げる】
【冷静を装ってはいるが慌てているのはバレバレで、発言内容は大体頭が悪い】

【しかしその名前が真実であるとすれば、ひょっとすると】
【緑出身の放浪騎士として、少々耳にした事はあるかもしれない】
【自らを騎士と名乗る傭兵のような人物で、性格に問題があるが戦闘経験は豊富で、護衛力には定評がある、と】

君も、そのように粗暴な口調はやめたまえ。
品性を疑われるぞ、『森の人』。
……道を覚えるのは苦手なんだよ、案内人がいればどうとでもなるが……。

【自身がそんな風に気取った言葉遣いのためか、相手の口調を聞きとがめて警告する】
【紅玉の双眸が細められ、その出自をさらり言い咎めながら】
【そしてその仮面は口を開くたびに剥がれ落ちる。ぶち壊しもいいところだ】


ん、ああ、無論だとも。使えない武器を持っていてもしょうがないからな。
これは私の相棒……数多の戦場を駆け抜けた頼れる戦友だ。

【自分の武器に圧倒される相手が、面白くて、その鉄塊を拾い上げる】
【ごつごつした岩のような表面は、スフィアの言葉を裏付けるように無数の傷がついている】
【地面に突き立てるようにしてその姿勢を変えると、愛しげに塊を撫でた】
【愛着は本物らしい】

…ところで、君のそれも中々いい武器と見受ける。
ひょっとして、君も名のある剣士か戦士なのかな?

【少しばかり状況が変わってきたからと、再び仮面を纏い始めるスフィア】
【気取った仕草に身が入って、眼がきらりとあなたの武器を伺い動く】
【経験の一端が顔をのぞかせ、その名の価値を僅かに裏付ける…かもしれない】
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 13:41:04.83 ID:tjEVUO1IO
>>343

「う、うるせえな!だいたい、帰り道も分からなくなるお前にその言い訳はできないだろ!」

「いいか。お前は道に迷いすぎ≠セ!!方向音痴だろうがっ!!」

「だからうるせえ!!お前が勝手にしゃべったんだろ!」

【自分も人のことを言えたものでは無いのだが、】
【そこまで頭が回らないのは彼女があまり脳の回転が良くないからであり。】
【相手が指差すのを真似するかのようにこちらもビシッと指を突きつける。】

【とはいえ、相手のその言葉の中で、少なくともこの人物も自分のように、】
【過去に異国の地を放浪したことがあるのだろうと見受けられた。】

「 へっ…余計なお世話だ。お前だって道を覚えやがれ。何回も行ったことある場所に一人で行けないなんて非効率じゃねえか。」

【ダンッ、と足を鳴らし少女は言葉を紡ぐ。】
【相手の口調は気取ってはいるが、しかしそれには不思議といやらしさや鼻に付く感じがしない。】
【ごく自然に、当たり前の様に言われており、紅の双眸や、雰囲気と大変合っていた。】

「案内人が入れば誰だって行けるだろ…ったく………」

「…ん、ちょっと待て…ちょっと待てよ…」

「…スフィア…?、お前今「スフィア」って言ったな。」

「!!まさか…お前、エメラルドブレイズ≠ゥ!?」

【その二つ名は、彼女も当然聞いたことがあり、】
【同じ戦士として彼女も既知であった。高い戦闘能力と、豊富な実践知識で戦況を掌握し、ズバ抜けた護衛力を誇る。】
【旅先で何回か聞いたこともあったので、印象に残っていた。】

「ははあ…やっぱりか…」

「ん?…いや、私は無名だ。ただの剣客だ。」

「…こいつか?…大太刀≠チてやつだな。珍しいだろ?」

【鞘ごと背中から抜き、それを相手に見せる。】
【この世界に広く蔓延している刀剣類とは一味も二味も違う形が、その姿を露わにした。】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 14:04:43.09 ID:LbzjwM9Vo
>>344
迷うものは迷っちゃうんだから仕方ないじゃんっ、うちのせいじゃないっ!
ほーこーおんち、っ、…!! 皆してうちのことそーよぶんだっ、酷い、もーしらな………はっ!!!??

……ひ、人を方向音痴呼ばわりは、よくないんじゃ、ないかなぁ…?

【今すっごいキャラ崩壊を起こしたような気がする】
【一人称から口調から何もかも子供に退行したような『地』が漏れる。どうも『方向音痴』のワードは禁句らしい】
【気付いて訂正したが、後の祭り。ダメだこいつ、もうどうにもならない。視線を背けてプルプル震えていた】


……そ、そういう時は発想の転換だ。
一期一会という奴、それで運命の出会いというものもあるかもしれない。
うん、迷った末に新たな発見があれば、それでいいのだ、うん。

【しこたまぶちのめされてもう触れられたくないのか、話題を逸らそうとする】
【腕を組んで訳知り顔に頷くが、毛皮の下に汗が浮き、巨大な尻尾が左右に揺れた】
【強がって見せる姿は、確かに騎士という言葉には程遠いが、人間味がある、といえるか】

…それは口さがない連中が勝手につけたあだ名だよ。
だがご存知頂いているとは、光栄だ。実力はまだまだ、研鑽の余地があるがね。

【名が知れてるとはいっても、地元の緑で少々、外の大陸でたまに流れる噂程度だ(//この辺はこちらの手落ちですごめんなさい…)】
【その自覚は在るのか、浮かべたのは薄い謙遜。名声を疎うような様子も】
【喧伝を嫌い、帽子を手で押さえながら顔を隠した。これは恥らいというより、渇望が裏に浮いている】
【まだ、自分がその名で呼ばれるに相応しいと思っていないようだ】


ああ、確かに武器としては攻撃偏重が過ぎて、戦場ではあまり見かけないな。
取り回しが悪く防御にも向かないとされているが、結局のところ使い手の実力が素直に出るじゃじゃ馬だ。
防御性能が低いのを、使い手の先読みや歩法といった技術でカバーし、回避する事でいなす。
熟練の使い手は、縮地の歩法で懐に飛び込み、一振りで鎌鼬すら纏い戦場を蹂躙する、というが……。

……それをわざわざ帯刀しているのだ、無名であっても、実力がないわけではあるまい?

【帽子にやった右手を上げて、視線を再び露出させる。その顔色を穿ち、真実を見極めようとする紅を】
【なるほど、鉄塊の傷は嘘偽りではないらしい、珍しい武器の知識も仕入れているようで】
【人となりは武器を見ろという。彼女が見せた武器から、実力を隠しているんじゃないかと疑っていた】

それに、売れていなくとも名がないわけではないだろう。
こうして逢った縁だ、君の名前も教えてもらえないだろうか?

【興味がわいたのだろう、眼が輝き】
【滑るように回る舌は、いつの間にか相手の名を問うていた】
【少しばかり危険なものも、眼光に携えて】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 14:07:03.51 ID:++v6Cgve0

【黒の大陸――――シヴィルザード】
【闇夜の者達が集う黒の大陸の首都】

相変わらず辛気くさい場所だ――
ホームグラウンドは落ち着くんだけどな――
暇だし適当な奴――殺しちゃおうかな♪

【細いつり目、高い鼻、長い黒髪】
【死人のような白い肌に裾がボロボロの漆黒の布を纏う】
【異様な雰囲気を持つそいつは、言うことも中々におかしい】
【行動を起こす様子はなく、ふらふらふわふわと漂ってはいるが】
【もし誰かに聞こえてしまえばどうなることやら――】
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 14:20:46.08 ID:tjEVUO1IO
>>345

「あらら…?」

【間の抜けた声。鉢合わせしたときの様な、ぽかんとした表情に再び戻ってしまう少女。】
【これはあれだろうか…いや、しかしそれは…どっちが相手の「真」なのだろう。】
【浮かんでは消える様々な思考は、明確な答えが出るはずもない。】

「ぷっ……ま、まあいい。見なかったことにしてやる。…くくっ…」

【記憶から消した。】
【が、根幹ではやはり印象的であり、その証拠に少女は今にも吹き出しそうになるのを必死にこらえている。】
【流石に面と向かって大笑いするのはマズイと思っていた。】

「ははあ…本物か。…へーえ…」

「ふん…世の連中はこいつを見たとき大体使いにくそうだの、斬りにくいそうだのいいやがるな。…そういえば」

「でも私には一番こいつが合ってる。本質を知ったら病みつきになるぜ。」

【一目でここまで分析されたのは始めてであり、少女は内心舌を巻いていた。】
【やはり、相手は確かな実力と知識を持っている様だ。】

「ん?…おう。セーラだ。セーラ・エルドラーゼ。」

「ま、人からは斬空≠チて呼ばれてるよ。そっちのほうがしっくりくるな。」

【手馴れた様子で刀をクルクルと回し、それで肩をトントン、と叩く。】
【それから暫くあって、相手の内に眠るどこか危険そうな眼光を捉える。】

「…なんだぁ?…一戦交えようってか?」

「冗談じゃない。私はさっさと青の大陸に行きたいんだ。道も分からないからモタモタしてると日がくれちまう。」
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 14:33:13.91 ID:LbzjwM9Vo
>>347
……な、何が可笑しい……っ!!

【よせばいいのに、帽子で表情を隠しながら尋ねてしまうスフィア】
【戦闘は真面目なレベルで思考が出来るのに、日常の、特に自分の汚点になるとてんでダメダメ】
【スフィアはそういう少女だった。また一つ黒歴史が増えてしまう】


いや、総じて切れ味は良い傾向にある。
切り方にコツがあり、それを習得するのが大変で使い手を選ぶというだけで。

なるほど、それが馴染むということは、君は剣に選ばれたのだろうな。
今後ともよろしく、『斬空』セーラ・エルドラーゼ。

【あまりの美しさに魅せられる事もあるというが、彼女の様子を見れば、なるほどとも思う】
【その真価に気付いたこの少女だって、きっと強いのだろうと、評価しながら】
【この出会いを刻むように、名を復唱し握手を求めて手を差し出すだろう】
【なお、ウサギの手には肉球がない】


…そうは言っていない。私は鍛錬には興味があるが戦闘狂ではない。
それに私もさっさと青に渡りたいのだ…、一通り回った土地ではあるが、私は早く私の主を探したいのだ……。

【戦闘を求めていたと、『見抜かれて』、訂正する】
【目的はあくまで自己研鑽であり、闘いそのものではないのだと】
【港を探したいという目的も一致していて、ふと小さく漏らしたのは、自分の目的】
【騎士である自分が守るべき、従うべき人物を探しているのだと】

【エメラルドの似合う主を、探して渇く『騎士』のような少女】

……なんなら、一緒に探すか?
一人より二人のほうが早く見つかるかもしれない

【えっ】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 14:44:01.46 ID:tjEVUO1IO
>>348

「いやいや何でもねえよ…方向音痴…じゃなかった。ちょっと道がわかんないだけだよな?うん。」

【ケホケホと咳で表情の綻びを誤魔化し、少女はニヤニヤと相手を見つめていた。】
【なかなか相手は表情豊かで人間的であり、エルフはそれに好感を覚えている。】
【再び一陣の風が吹いた。それは木々を揺らし、葉擦れの音を増幅させる。】
【少女の絹の様になめらかなマントと、銀髪を柔らかく揺らした。】

「だろ?こいつの斬れ味を体感したら他の剣は使えなくなっちまってよ。高価な剣もこいつからすれば鈍(なまくら)に見えるぜ。」

「っと、よろしくな。私もお前に会えて光栄だ。」

【その手をギュッと握り、彼女は握手に応じた。】
【同じ緑の大陸出身、戦争が勃発しているさなか、これはいわゆる同胞の発見であり、頼りになると思う。】
【戦場に積極的に赴いているわけではないエルフだったが、自分の大陸のことは気になるのだ。】

「ああそうか。…それなら良かった。」

「は?…一緒に?、いやいやちょっと待て、いいかスフィア、よく考えろよ。」

「私たちは二人とも道が分からないんだぜ?ゴブリンが二人集まったからって割り算ができるか?つまりそういうことだ。」

【「どうするかなあ…」】
【間延びした声でそう呟き、辺りを見回すエルフ。適当に歩いてみようかとも思う。】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 14:58:34.00 ID:LbzjwM9Vo
>>349
……私は君のことが嫌いになりそうだよ……。

【言い直されて、まず自己を恥じながら、結局幼稚な反論しか出来なかった。反論にすらなってないが】
【恥ずかしいからと帽子で視線をさえぎり、視界を覆って誤魔化そうとする癖も、子供そのもので】
【しかし、緑の住人だけあって木の葉のすれる音と風の感触には、顔色を綻ばせた】
【帽子の下に隠された薄いブロンドの髪が揺れ、尻尾の先端が押されてふらついた】
【対照的に、地面に突き刺した塊は微動だにせず。極端な二面性をもつスフィアのように】


鋭すぎる刀の扱いには、気をつけるといい。
太刀には時として持ち主を裂き、命を落とすという魔性があるとか、ないとか聞くぞ。

【握り締めるスフィアの手は、薄くついた肉の下、しっかりした骨格の指で】
【戦場を駆け続けたその手は、歴戦のタコが浮いた、少女らしからぬ手だったけれど、体温は高めで、きっと以前と変わらず】
【騎士として防衛任務を得意とするスフィアの目標は、今は主を探し転進する事であり】
【根無し草の身分でも、攻性の剣客にこうして出会えたのは、非常に運がいいと思う。組めばきっと、相性がいいペアになるだろう】


何を言う、私と君で眼は四つ。片方が左を、片方が右を見ていれば倍の範囲を探れるのだ。
割り算などする必要はない、足せばいいのだよ。一人より二人、だ。

【単純な思考はきっと、スフィアの内面に潜む子供っぽさが生み出すポジティブ】
【迷うセーラの手をとろうとして、開いた手で鉄塊を肩に担ぐ】
【もし果たされたなら、その言葉通りあちらこちらを見ながら、道をずんずん進んで行くことになるだろうか】
【迷っている暇があるなら、動こうと。行動力を発揮しながら】

青につかなくても、迷った末に誰かにであったり、知らない場所にたどり着いたりするかもしれない。
それはきっと、無価値ではない。何か意味があることなのだ…と、私は思うよ。

【道に迷う悪癖を持つからこそ、スフィアはそれを前向きに捉える】
【行きたいところにいけないのは困るが、迷う事にも意味があるのだと信じて】

【―――――だって、貴女と出会えたから】
【子供のようにまっすぐな紅玉で、貴女を見つめながら】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 15:10:02.31 ID:tjEVUO1IO
>>350

「ま、まぁあんまり気にすんな。方向――――――いやなんでもない。」

【自分が言ったのに気にすんなとは何事か。少女はそう言ってから、】
【マントについた木の葉を丁寧に払って行く。】
【よく見れば深緑のそれは、几帳面に手入れされており、ほつれや綻びが一切なかった。】
【少し彼女には大きいが、それを当人は何とも思っていない様だ。】

「ん、…ああ、おう。確かにな…よく切れる」

【ぶっちゃけ自分でも怖い。近づいただけでバサッと切れそうだ。】
【握手を解いてから、彼女は言葉を紡ぐ。やはり、というべきか、相手の手は力強く、逞しい。】

「ば、バカ。そもそもこの森を抜けなきゃ……っとと!おいおい!」

【森の中であったが、彼女は種族的な「カン」で、直感的に方角を感じ取れた。】
【長年森の中で生きてきただけあり、その土地に置ける空間把握力は健在だ。】
【だからと言って行く先がどの方角に位置しているか分からないため意味が無いのだが…】

【相手に連れられ、彼女もまた歩いて行く。】
【キョロキョロと辺りを見回が、当然、まだまだ森が広がっていた。】

「…難しいことは私は分からんがな…」

「ま、お前結構いいやつだな。気に入ったぜ!」

【2、3大太刀を振り、それを器用に背中に戻し、真っ直ぐに視線を送り返した。】
【右腰に太刀、背中に大太刀、そしてマント。】
【これが彼女のいつもの格好だった。慣れた重みが伝わる。】

「主ねえ…やっぱり騎士だから仕える対象を探してるのか?」
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 15:24:28.12 ID:LbzjwM9Vo
>>351
【歩き始めた方向は、セーラを信じて自分の進行方向の逆】
【散々突っつかれたので拗ねているのだろう、ささやかな反抗、迷ったら君のせいだと言わんばかり】
【でも、その歩調には迷いがない。たどり着ければ君のおかげだとも、その手の力強さは語る】

……私をおだてて機嫌をとろうとしないほうがいい。
まあ、取り立てて嫌うほどでもないがな…。

【気に入ったと言われて、スフィアは唇を尖らせ、素直じゃない言葉を吐いた】
【風の音に隠した後半は、もごもごと口篭っていて聞き取りづらく】
【まあ、その腕を握る手の力が、瞬間強まったのが全ての証拠。両手がふさがっているので帽子を押さえられないのがつらそうだった】

ああ、そうとも。騎士は主に仕えてこそ本分。
…幼き頃であった騎士様は、そう仰っていた……かっこよかったなぁ、こう、えらい人の警護についてきててね、
うちの町に査察に来たとき、文句がある人が掴みかかろうとしたんだけど、ぐっとやってばっときてずばばーっと…はっ!?

【………。】
【途中まではよかったの、だが、ここに来て再び本性を露呈】
【騎士という言葉というか、その原体験の『騎士様』について(自分で)触れてもスイッチが入るらしい】
【真っ赤になって咳払いして、邪念を首から追い出すように振るった】
【その間何故か早歩きになっていて、何故か軌道が折れ曲がって林の中に突っ込んでおり】
【きっとセーラが何を言っても耳に入っていない。帽子を被り直した】

…いや失礼、とにかく、誰かを守ろうとする気高き意思にあこがれて、私は騎士になるべくまい進しているのだ。

【否、今スフィアがまい進しているのは藪の中だ、軌道補正をしないままずんずん奥へ奥へ】
【…これは迷う】

君こそ、何故青へ? 戦争絡みか、い……?

【思い出して欲しい、先ほどスフィアは一度、帽子を被りなおした】
【反対側の手は鉄塊を握っていたので、自動的にセーラを掴んでいた手になるだろう】
【そのまま恥ずかしさを隠すため帽子を押さえっぱなしだったので、質問のため立ち止まり振り返ったとき追従していなければ……】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 15:39:48.99 ID:tjEVUO1IO
>>352

「けっ…嬉しいくせしやがって」

【こっちの方でいいのだろうか。青の大陸の場所は分からないため、】
【彼女にしてもまた不安である。迷いそうな気しかしない。】

「へえー…かっこいいんだな…って、おいおい。素が出てるぞ…」

「こっちでいいのか?おーい!…聞こえてないなこりゃ…」

【林を進む相手に声をかけるが、帽子をかぶり直す様子を見てそう呟いていた。】
【まあ、いろいろ思うことがあるのだろう。深くは突っ込まない。】

「気高い意思か……私もそういうの好きだぜ。自分の信念を貫く剣士になりたいね。」

【それから暫く歩いていたが、やがてどうにも迷いそうであったため、少女は考える。】
【さてどうするか…自分もあんまり道には詳しくない…】

「ん?…私が青の大陸に行く理由か……その前に…」

「スフィア、ちょいストップ!!止まれ、」

「キリがねえよなぁ…そもそももうすぐ日がくれるし…」

「夜はこの辺はハイドラやらジャイアントやらが出るからさっさと抜けたいな…」

【手を離し、立ち止まり悩む少女。このままでは日がくれてしまい、】
【それこそ帰り道すら分からなくなりそうだ。】
【森に生きてきたのはすなわち森の「怖さ」も知っている。自然は唐突に牙を剥くこともあった。】

「おいスフィア!作戦変更だ。この先にでかい街がある。そこに行こうぜ。通過しようと思ったがあまりにも道が分からん。」

「そこで情報を集める。そうすれば青の大陸にも行けるかもしれん。ほらほら、こっちだ。」

【そうして、今度は彼女が相手の手を取ろうとした。】
【手を取れたなら、慣れた手つきで大きな大木の根を避け、泉を迂回し、すいすい進んでいくだろう。】
【前述の通り、エルフの「カン」だ。】






「…よし。着いた。はぁ…やれやれ。」

【唐突に開けた場所に出るそこは、切り開いた森林の隙間を縫って作られたような様々な建物、立ち並ぶ店、】
【そして大通りを歩く緑の大陸の様々な種族の人物。】

【その街は…緑の大陸、最も人の往来が多い活気に溢れた都市。首都―――――――――――ラクシュル=z
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 15:48:29.05 ID:++v6Cgve0
>>346
/まだまだ募集中のです
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 15:50:26.52 ID:LbzjwM9Vo
>>353
……ここは…?

【ようやく冷静になりあたりを見渡すと、既に林の中】
【まさか自分が先導していて迷ったとは思いたくないというか、思考が止まっているらしく無防備】
【幸い、セーラは正面にいた。だからきっとその腕を掴み直すのも簡単で】

お、おいセーラ、本当か? 本当にそっちに行けばいいのか?

【そのままされるがまま、街まで引っ張られて】
【帽子が落ちそうになるたび、塊の重量を耐えながら尻尾で補正した】
【彼女の手の感触を振り払おうとしなかったのは、結局―――――】

【そしてまた、幸いなことにスフィアも、形は違えど森の民】
【すいすい森を進む彼女についていくだけの脚力や慣れはあった】


【エルフのセーラは息を切らしていたようだが、スフィアは鉄塊を担いでなお平然としていた】
【獣の体力差、だろうか】

……君はひょっとして凄いのか?

【すばらしい勘だと思った。内心では】
【しかし口をついて出たのは、ほめているのか貶しているのか良くわからないお言葉】

【たどり着いた首都を眺める。大きな町だ、どうして最初からここを目指さなかったのかと思うほど、いろんなものが揃っている】
【元々山の中の集落に滞在していて、そこで道を聞いたはずなのに、結局スフィアの方向音痴は筋金入りである】
【多分、自覚はあんまりない。ぽけーっと口を半開きにして感心していた】

エルフは伊達じゃないな、お仲間かと思ったのに……。

【ぶつぶつ文句を垂れるスフィアは、いよいよ持って子供だった】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 16:01:28.07 ID:tjEVUO1IO
>>355

「任せな。森は私の庭だ。」

【少女は肩で息をしており、内心めっさきつかった。】
【相手は鉄塊を抱えながらも微塵も息切れしていないのは流石といったところ。スタミナの量に羨ましくもなる。】

「…私がすごいんじゃない…お前があまりに道を知らないだけだ。」

【ビシッ】
【さばけた性格の彼女は思うことをそのまま口にした。】
【もっとも、これは彼女が相手を「友人」や「仲間」と認めたからであり、彼女からしてみれば冗談の一つである。】

「何ブツクサ言ってんだ!おら!しっかりしろ!そんなんだと主を守れねぇぞ!」

【ばんっ、と相手の背中を叩こうとする少女。とりあえず、スタミナは無いが元気はあるようで、】
【この街に一度来たことあるのか、それほど驚いていなかった。】

「で、だ。…お前に話したいことがある。」

「…いいか。青の大陸≠フやつをあんまり信用するなよ。」

「昨日も会ったんだ。情報屋<pルミラって言ってたな。青の大陸の海月≠セ。」

「緑の大陸の情報が欲しいんだとよ。どうも一癖ありそうだぜ。」

【少女は昨日のことを話した。頭脳で対象を飄々と手玉に取る掴めない「クラゲ」。】
【彼の名前と特徴を明かしていく。相手は同じ大陸に位置している「仲間」である以上、】
【自分の知っていることはできるだけ話し、情報を共有しておこうと思ったのだ。】
【それに、彼女が青の国に行こうと思った理由はその情報屋≠ニの出会いからである。】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 16:11:27.62 ID:p+0RaP5+0
>>346

【光沢の無い黒衣が、空中を滑るように飛行している】
【音も無くはためく長衣を纏う彼の者は、フードに隠され貌が見えない――】
【如何なる理由による物か、眼光だけが徒に光っている】

【黒衣の魔が、シヴィルザードを故郷とする他者の呟きを捉えた】
【黒の民らしい自分本位の思考――魔物は、特に気には留めていない】
【当然過ぎるが故に何の感慨も湧かない。この策略家は、謀略と破壊を呼吸するように実行してきた】

【モノクロの彼/彼女かもしれない――は、滑空する漆黒の魔物に気付くだろうか】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 16:15:48.71 ID:LbzjwM9Vo
>>356
……そーかそーか、そうだよな、うん。
流石だよセーラ、うん。青の国まで行く道は知らないけど、ここへの道は良くご存知だもんなぁ?

【このガキは例によって譜面どおり受け取った】
【ピシリ、同じように額に青筋を浮かせて硬い笑みを浮かべる】
【ただまあ、『敵』に対する反応ではない。素を見せる割合が増えているということは、気を許した証拠でもあるのだろう】

いった!? か、関係ないだろそれは!

【背中をぶったたかれて跳ねる。ウサギ脚のおかげでぴょんと一メートルは跳躍した】
【鉄塊は地面に落ちる。鈍い音と振動で道行く人がそれなりに振り返り、視線を集めてしまう】
【また少し恥らい帽子で顔を隠すと、鉄塊を拾い上げてそ知らぬ顔をした】

【が、セーラの話が始まるとちらりと帽子を上げ、視線を端から覗かせる】
【もう子供のそれではない、戦士の目だ。この程度のTPOはわきまえられるらしい】

……緑の情報を探る青の情報屋、か。
クラゲのパルミラね、覚えておこう。

…しかしセーラ、それで青全体を敵と見定めるのは早計だ。

【立ち話もなんだからと、近くのオープンテラス付きのカフェへとセーラを誘う】
【首都の入り口付近だけあって、掻きいれ時なのだろう。さっさと席を確保しなければ、埋まってしまう】
【唯一つ、奥まった場所の一箇所が開いてたので、スフィアはそこへと急いだ】
【途中誰かがそちらへ脚を運びかけたが、鉄塊をちらつかせにらむと退散した】

【そうしてスフィアは、鉄塊を傍らに立てかけ座る】
【注文をとりに来たウサギ獣人にハーブティを注文した。何故か帽子を脱ごうとしなかった】

あそこは中立だが、表立ってどちらにも敵対していないというだけあって、水面下で何かを仕掛けてくる可能性はある。
だが逆もまた然り、だ。見識を広く持て、セーラ。偏狭はエルフの悪癖だぞ。

【そうして注文を待つ間、あくまで冷静に嗜める】
【要は青を敵とする前に、緑に有利に働く相手を探せといっているのだが、果たして】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 16:17:32.09 ID:p+0RaP5+0
>>346
/追記。恐らくは途中で夕食が入りますが、それでも宜しければ…。
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 16:30:39.93 ID:tjEVUO1IO
>>358

「ば、ばか!そんなでかいのをポンポン落とすな!」

【ビラビリとした質量のある振動が足元に伝わり、少女は慌てた。】
【周りの人にすいません、と頭を下げる。】

「あ、ああ?…あ、おう。そうだな。」

【相手に習い、こちらも店内へ。店員が彼女の刀を物珍しそうに見るが、】
【そんな物は無視していた。鉄塊で牽制する様子、なるほど「うまい」という思考。】

「んー……この熟成ハチミツ入りコーヒー≠チてのをくれ。」

【店員が去るのを待って、彼女は話を聞いた。刀はそれぞれ外し、傍らに立てかける。】
【相手の鉄塊と合間って、妙に怖い。】

「あ、あー…?」

「…んなこと言ってもよ…気になるじゃねえか。情報を集めてるなんてよ。でかいのをしかけてくるかもしれん。」

「逆か…ううむ…」

【そこで、店員が注文を持ってくる。木のマグカップが二人の前にそれぞれ置かれた。】
【少女は暫く話を中断し…】

「…有効的なのは白≠セよな…ま、あいつらは少し頭が固くて上から目線だが…」

「…お前まさか…」

「青にも友好的なのがいるって言いたいのか?」

【コーヒーに、備え付けの砂糖を「全部」入れながら質問する。】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 16:32:13.03 ID:++v6Cgve0
>>357
――――えいっ♪

【黒い布の隙間から、干からびたような細く白い手が伸びる】
【握っていた鎌をすぅっと出して魔物の動きを止める】

【気付いた――というより】
【“適当に近くにいた者の動きを制止した“】
【しかし、彼は実力も見抜けないほど未熟な男でもない】
【つまりは、近くにいて尚且つ“戦って面白そうな奴“と判断して接触したのだ】

【当然こう問いかける】

―――僕と遊ばない?♪
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 16:44:57.51 ID:LbzjwM9Vo
>>360
【セーラが背中叩くからだろ、とは突っ込まなかった】
【むくれてそっぽを向き、知らん振り。尋常じゃない幼さを発揮する】

【そして面白いのが、そんな振る舞いの後にやってきたハーブティを口にする仕草には、気品すら感じられたことだ】
【やはり自称騎士、腐ってもテーブルマナーは気を使っているのかもしれない】
【一口口にすると、鼻腔を抜ける香りに心が安らぐ】
【味も決して悪くないなと、瞑目して頷く。帽子は押さえ、額が隠れるように被りなおした】

いや、一人を見て判断すべきじゃない、って事さ。

例えば、こう考えてみろ。
青が中立を保っている理由は、そうしておけばどの国からも平等に利益が得られるからだ。
何処の国にも等しく益になり、害を与えない。害にならないから攻められる筋合いがない。
ここで片方に肩入れすると敵を作るからこそ、誰に対してもいい顔をする。
日和見主義とは言うけれど、ある意味全うな思考だ。

ということは、自国民が平和を受け入れている以上均衡を崩すべきではない、と考えるのが正しい。
敵対して得られる利益とリスクがつりあわないから、まともな思考を持つ水の住人は考えない。

…つまり、この場合敵とすべき相手がいるとしたら、現行統治に反感を抱く高位の貴族か、
青を封鎖してこちらの戦力を削ぎたい黒・赤が、裏で手を引いている可能性があるって事だ。
そして脳筋の赤にそんな策謀を回す頭はないから…

と、考えるのが自然じゃないか?

【性根は子供だが、思考は一部完成しているらしく】
【ひとしきりしゃべり終えると、再びハーブティに口をつけ、一息を付く】

そのプライドをくすぐってやれば使えるよ。「あんなのに負けてて悔しくないんですか」、とかね。
ただ、最後の手段だ。それをやると焦って被害が出かねない。
もっと人脈を作って高位の相手に対し交渉できれば穏便だろうさ。

だから青にいくって言うセーラの考え方は正しい。
思い込みで相手を判別せず、直接会って話し、しっかり敵と味方を見極めろ、って事だ。

【あくまで、断定はしない。とにかく動くことこそ重要なのだと、先ほどの持論は一貫していて】
【青に行くなら、ただ突撃するだけではダメだと、諭してみる】
【無駄に血気がはやると、結果として誰かが無駄に傷つくのだからと】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 16:52:28.54 ID:p+0RaP5+0
>>359

【遊ぶ=\―その意味する所は一つだろう。戦闘と、それに付随する血の舞踏】
【この手合いは、独特な行動論理を持つ場合が多い――】
【そう考えた黒衣の魔は、相手の戦意を削いで戦闘を回避しようとは考えない】

【彼の者は、闘争を嫌う存在ではない。他者を喜ばせる事への興味も無かったが。】
【何より…自分の歩みを止める存在を許す積りは毛頭無かった。慈悲も容赦も存在しない】

【魂喰らいの魔物が、使い魔の一体――白銀の半実体を解放する】
【先制攻撃で首を撃ち貫こうとする。長衣の内部から銀色の2mほどの刃が飛び出すのが見えるだろうか】

【強大な魔力に術式で形を与え、其れを使役している。蛇のように、稲妻のようにくねりながら空中を銀色の閃光が駆ける】
【物理・非物理的存在の両方から干渉を受ける其れは、同時にそのどちらにも干渉する存在だ】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 16:54:52.40 ID:tjEVUO1IO
>>362

【ははあ流石は騎士である。少女はあんまり細いマナーなどは分からなかったが、相手の様子は様になっていた。】
【優雅で上品であり、あんまり頭の良くない彼女はモテるだろうな、とか思ってしまう。】

「はあ?…だって青は中r…―――――――――――」

「………」


「…お前、それ全部一人で考えたのか…」

【思わず、というか、】
【的を得た意見に言葉を失う少女。なるほど考えてみればその通りかもしれない。】
【尊敬というか、回転の早さというか、そう言う物に尊敬の視線を向けずには入られなかった。】

「……しかしなあ…」

【あのクラゲにはしてやられた。どうも青は一癖も二癖もある種族ばかりな気がする。】
【まだあんまりあったことないが、そもそも「中立」というのも怪しい。などと、勝手な思考をくゆらせていた。】

「と、とにかく、私は青の大陸に情報≠ニ人脈≠求めて行ってみる。探られっぱなしは悔しいだろ?」

【ゴリゴリゴリ】
【コーヒーをスプーンで混ぜながら少女は力強く言う。角砂糖のケースは空になっていた。】

【一口啜り、ふう、と息を吐く。】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟・東北)[sage]:2011/08/10(水) 16:56:02.48 ID:ZzeOim9AO
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 16:56:07.55 ID:p+0RaP5+0
/ミス。>>363>>361へのレス。
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 17:04:05.36 ID:LbzjwM9Vo
>>364
防衛ってのは頭脳労働なんだよ。
これでも、私の裏をかかれるなんて日常茶飯事だが。

【とんとんと、帽子の上から額を指で叩くスフィア】
【少しばかり自信の浮いた眼で、セーラを見る。それこそが、彼女をエメラルドブレイズとして成り立たせている武器の一つなのだ、と】
【だがしかし、まだ不完全なのだと、首を振った】
【そして少しばかり、セーラの純真さが羨ましい。考えることが多くなると、時々疲れたりもするのだ】

わかった、君は君の思うまま行動してみるといい。
私も同行しようかと思ったが…動くと面倒なことになるんでね、しばらく緑を漫遊してみようと思う。
そこで味方でも作れれば上々…少しでもこちらの防衛意識を高めるよう、尽力しよう。

【やはり、攻めに打って出られる彼女のフットワークは好ましい】
【自分は篭城に向いた、動くべきではない思考。騎士としては、その頑強な鎖が頼もしくも恨めしいのだ】
【気分転換に砂糖でも混ぜるかと手を伸ばした先、ケースの中が空になっていて、ジロリとセーラをにらんだ】

私はこの町で宿を探して滞在する。君は何かあったら、伝書鳩で私宛に手紙を寄越すといい。
そのときは力になるよ、斬空の友よ。

【なんだかんだで、この出会いは好ましいと思っているらしい】
【にぃと二つ名を呼んで、伝票を取った】

よき出会いに感謝し、今日はおごるよ。
もし納得行かないなら、今度吉報で返したまえ。

【そのままさっさとカウンターへ行き会計を済ませると、鉄塊を回収して肩に担ぐ】
【何か言っておきたいことはないかと、セーラの傍らで言葉を待っていた】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 17:14:33.35 ID:++v6Cgve0
>>363

うふふ♪ それっ♪
(先手を取られちゃった♪)

【この至近距離、避けるのは難しい】
【鎌を相手へ切り上げながら後方へ跳んだ】
【縦となった鎌の柄を歪ませながら攻撃を受け後方へ加速】
【しながら、トランプのジョーカーを放り相手の上方に設置する】

ぅうん、効くぅ♪
(まずいなぁ♪ この距離はまずい♪)

【もちろん、柄で受けたくらいでダメージが消えるはずもなく】
【元々耐久力も高くない彼の手に反動が、しばらく遠距離の攻撃は遠隔操作可能なジョーカーのみ】
【しかしその表情は、可笑しく歪んだ】

【直後、空中に設置した切れ味抜群のジョーカーが相手へと落ちる】
【同時に男が相手への接近を試みる】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 17:21:00.18 ID:tjEVUO1IO
>>367

「…あの情報屋≠ニいいお前といいキレる連中の思考にはついて行けんなぁ…」

【感嘆のため息を吐く少女。現に先ほど言われた内容を咀嚼するのも、少女は一苦労であった。】
【相手の説明が分かりやすかったので、まだすんなり頭に入って行くのだが。】

「おう。緑の大陸の人間≠ニしてじゃなく一人の剣士≠ニしてな。」

【砂糖のことは素知らぬ風に装い、乱れた髪を整え、少女は言葉を紡ぐ。時間と暇だけはたくさんあるため、】
【それに物を言わせてしらみつぶしに青の大陸に乗り込んでみようと思ったのだ。】
【青は中立の色。足を踏み入れるのは容易い。】

「おっ!そりゃあいいや。仲間が増えたら嬉しいぜ!伝書鳩だな…よしよし。」

【嬉しそうに言葉を紡いだ。旅の醍醐味は、】
【自由と交友関係の増加である。】

「…てなわけで、私もそろそろ行くよ。宿とったり装備整えたりしなきゃ行けないからな。」

「また会おうぜ。そのときは私の剣の練習に付き合ってくれよ。」

【ニヤッと笑い、少女は相手にそう言葉を紡いだ。】
【これから雑多な物を買ったり、相棒の刀を研いだりと、】
【旅の中継地点でのやることは結構たくさんある。】
【それに相手を付き合わせては悪いと思ったのだ。】

「あ、奢ってくれるのか。こいつは悪いな。」

「借りは必ず返すぜ!エルフは義理堅いからな。」

【やがて別れの言葉を述べてから、彼女は自分の剣を取り、店から出ていく、名残惜しそうに、一度振り返った。】
【立ち止まり、じっと相手を見つめる。言おうか言うまいか迷っているようで、しかし最後に一言。】

「スフィア……」




「―――――――――――死ぬなよ。」




【緑の大陸にいると言っても、いつ敵大陸が攻めてくるか分からない。】
【少女はそれだけを呟くと、マントを翻し、今度こそ出ていく。】

【静かな呟きは、友人に聞こえただろうか。それは、エルフの剣客は知る由も無かった。】


/お疲れ様でしたー!
/ありがとうございました!
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 17:24:39.55 ID:LaKBfyO/o
【緑の大陸:深部】

【日光の届かぬ、じめじめと湿気臭く、暗い為か非常に迷いやすいこの地域】
【森に入ったのが最後。二度と帰ってこない――なんて事件も多発しており】
【何か≠ノ遭遇した者は語る。「あの時あの場所には居たんだ――」と】

【さて、前置きはこの程度。此度の場面は深い森の中】
【生い茂る樹木の枝に乗り、巨大な幹に体重を預ける影一つ。その細かな描写はと言うと】

【灰色を主とした青と赤の斑点交じりの背中】
【白い腹に、鋭い爪が生え並んでいる四肢】
【碧眼は射抜くように冷たく、鋭く―――】
【細いながらも、強靭であると分かる立派な尻尾を持っており】

【刺々しい鰓が体中に山脈のように生えた、巨大なトカゲのような生物】  

(あー糞がよぉ…赤のガキとあの馬鹿みてぇに強かった奴…オークか…)
(腹は減ってねぇがよぉ…イライラするぜ…)

【巨大なトカゲは全身の感覚を研ぎ澄まし、何かを見つけようとする筈だ】
【足音、―――匂い、―――声、―――】

【その内のどれかを発生させる者。もしこの森の中に居るのであれば―――】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 17:29:44.26 ID:LbzjwM9Vo
>>369
誰しも向き不向きというのがあるのさ。
……そうさ、私が道に迷うのもその才がないだけであってだな……。

【フォローをしようとして自爆するのは、結局その本性の幼稚さから、だろうか】
【拗ねたように眼を伏せて、スフィアはぶつくさ文句を垂れていた】

それが良い。「セーラ」の目を、私は信じるよ。

【騎士もまた、忠節を重んじる傍ら、義侠心に厚い存在】
【それを目指すため、スフィアもまた日々研鑽を積むのだ。礼節は、見せ付けるためのものではない】
【自分に出来ぬことを出来る友を、スフィアはあくまで丁寧に扱う。……バカにされてむくれるのは、友としての対応、だが】

ああ、吉報を期待する。
そのときは私の鍛錬にも付き合ってもらおう。加減はしないぞ。

【それはお互い様だと、小さく笑った】
【攻めの剣士、斬空のセーラは、果たして自分の防御を貫けるのか…楽しみだった】


―――――――君もな、セーラ。


【同じく笑って、獣人は歩き始めた】
【後に彼女は述懐する―――――このとき、全ての歯車が回り始めたのだと。】


【―――――そう、例えば。】

「おや騎士様、港に行かれたのでなかったのですか?」

【先ほどセーラに告げた集落の入り口で、笑い泣きの表情で突っ立ちながら】
【町の中の宿に向かったはずが、気が付けば先ほどセーラとであった街道で、そして何とか戻ろうと試行錯誤して、ここまで『戻って』しまって】


―――――――セーラぁ、うちを街までつれてってぇ〜〜〜〜!!!


【どっとはらい。】


//お疲れ様でしたー!!
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 17:31:34.59 ID:p+0RaP5+0
>>368

【鎌での斬り上げは受ける。黒衣の一部と、物理的肉体の一部が切り裂かれる】
【元々肉体の損傷は大した意味を持たない。行動不能になる程ならば別なのだが】

【同時攻撃への対処を一瞬で決断、正体不明のカード/トランプのジョーカーへの対処を優先】
【銀色の使い魔が迎撃を狙う。丸鋸状に形を変え、正面からジョーカーを両断しようと高速回転しながら突撃する】

【男の突撃に対しては、ふわりと言うには些か急な勢いでの地上への降下と着地を試みる】
【この行動の、回避としての有効性に関しては疑問が残るが――魔物はもう一体の従僕を待機状態にしてゆく】

【漆黒の使い魔は多重拘束術式に己の形態を変えながら、黒衣の内で密かに敵の接近と主の命令を待つ】
【移動する対象の捕縛には向かないが――其の術式を有効に使う策が、彼の者には有った】

【着地を許せば確実に其れは早まるが――闘争を楽しむ彼は、どう行動するのだろうか。】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 17:41:31.70 ID:LbzjwM9Vo
>>370
【――――がさがさ、がさがさ】
【近づいてくる木の葉ズレの音、誰かが森に侵入し、無警戒にもそこに脚を突っ込んだ証】
【自殺行為であろうが、その音源はトカゲに気付く事はなく】

…ひっぐ、ぐすっ、セェラァアアアアアっ…! セーラぁあああああああ!!

【……泣き喚きながら、誰かを呼んでいた】
【その風貌は、『緑』の特徴が色濃い獣人少女といえる】
【発色鮮やかなエメラルドグリーンの毛皮に、前面からでも見える豊かな毛並みの巨大な尻尾。細くなった先端が歩調にあわせ揺れる】
【ウサギ脚と人に近い上半身の組み合わせ、目深なテンガロンハットのリボンが二筋、風にはためく】
【帽子から漏れた、薄いブロンドのショートヘアと、宝石のように真っ赤な眼】
【これで肩に担いだ巨大な鉄塊がなければ、かなりファンシーな外見をしていた】

ここ、どこだよぉおおっ…うち、今何処にいるのぉ〜?

【鉄塊は、その獣人少女の身長ほどもあるごつごつした岩、のような剣、のような物体】
【しかし武器であるという証拠に、もち手や峰と思しき部分に、人の手が入ったパーツが組み込まれている】
【少々華奢なこの少女は、それを片手で持ち、尻尾と反対の肩の二点で支えている。見た目に似合わず力自慢、なのかも】

【そんなわけで、いろいろ悪目立ちする少女が森を歩いているのだが】
【担いでいる塊から、その実力の一端は垣間見えるやもしれず――――】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 17:53:21.33 ID:++v6Cgve0
>>368

だめだめ♪僕の友達を壊しちゃ♪

【遠距離の要をここで潰すわけにはいかない】
【前述した通り、トランプのジョーカーは遠隔操作が可能なのだ】
【落下していたジョーカーはまるで風に流されるように】
【方向転換し、元の持ち主へ戻っていくのだった】

うるさいのが注意逸らしたし
いっくよぉーっ♪

【一方男は接近スピードを少し緩めた】
【遠隔操作にはそれなりの集中力を要するためだ】
【それもつかの間、ジョーカーを手元に戻すと、それを従え再度接近を試みる】
【緩めたことにより、おそらく容易に着地ができるだろう】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 17:56:45.29 ID:LaKBfyO/o
>>373

――ッ!?

【聴覚をフル稼働させている時に泣き喚かれるというのは、耳にとって優しく無く】
【反射的に耳を塞ぎ、その代償としてか、枝から落ちそうになるが、そこは森に住む種族】
【何とかバランスを取り、落ちるのを防ぐ――が】


ギャーギャー喚くんじゃねー!糞ガキがよぉ!

【その後やる行動といえば、こうなった原因に文句を付ける――】
【巨体から繰り出される荒くれのような叫び声】
【枝を見上げれば、棘棘しい顔の巨大なトカゲ。割とホラーな構図である】

【知的とは言い難い行為をしている辺り頭の良い種では無いのだろう】

(重そうなの持ってやがるな…何だ?鉄みてーだがよ…襲うのは止めるか…)

【鉄塊を視認すると、少女への認識を改め】

【どうやらこの巨大なトカゲのような生物が噂の元凶らしく】
【喰われる――との発想に至っても全然不思議では無い】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 18:04:05.22 ID:LbzjwM9Vo
>>375
【耳の横に伸びる大きな声が、それを聞きとがめて跳ねた】
【ひぃと小さな悲鳴を出すが、発生源を上に見ると――――表情が、一変】

――――貴様、ドラゴニュートか?

【警戒の色を前面に押し出し、涙も一瞬にして消し飛ぶ】
【鉄塊を片手で下ろし、下げるように保持。先端は地面に設置させてバランスをとるが、接触と同時に地面が揺れた。かなりの重量だ】
【紅玉のような視線は刺々しさを増し、つい数秒前まで泣き喚いていたのと同じ人物とは、思えない】

何故赤の貴様がここにいるのだ、答えろ。
さもなくば―――――。

【ぎり、とグリップを握り締め、力を込める】
【重苦しい質量、鉄塊が土を落としつつ浮き上がり、再び肩に担がれる】
【脚を開き、腰を捻り力を溜めはじめる。……溜める、溜める】
【両手で握った長大なグリップをフルスイングする、前準備のようなそれは、刻一刻と身体が練りあがっており】
【変わらず鋭い紅の視線は、脅しではないと告げていた】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 18:10:20.84 ID:p+0RaP5+0
>>374

(クク、ハハハハハ…。貴様の終わりは決まったな…!)

【着地を済ませた魔物は、銀色の使い魔を空中に待機させる――】
【白銀は少し形を変え、刻印と高速回転による代行詠唱により輪廻の蛇の如く己の力を高めてゆく】
【黒の魔力が指数関数的に増大して行くのが、突撃する彼にも解るかもしれない】

【並行作業で漆黒の使い魔を自分の脚を伝って足元に潜伏させ、秘匿性の高い罠を完成させる】
【黒衣の魔は、楽しむ男を待ち受ける。黒い短剣が黒衣の内から出現し魔物の右手に収まった】

【一見して隙だらけだが…彼の判断や如何に――?】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 18:16:36.60 ID:LbzjwM9Vo
>>376
//すみません遅れました
//以下のように訂正します

【耳の横に伸びる〜】

【頭の横に伸びる大きな耳が〜】】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 18:18:03.44 ID:LaKBfyO/o
>>376

【少女の纏う雰囲気が変わると、目を細めて】
【だが、決して縮こまったりはしない。何故なら?自分の方が強いと確信しているから】
【実際、どうなるかは露知らずだが、相手を見下す癖があるしく】

あ―――?
なんで俺が赤の連中と勘違いされなくちゃならねーんだ

【トカゲの碧眼は、より強く少女を射抜き――】
【牙を見せて、嫌悪感を顕現させた】
【赤の生物も毛嫌いしてるらしい為、赤の種族では無いらしいが……】


俺はこの森生まれのこの森育ち
誰が何と言おうがこれだけ変わらねーんだよ……!


謝れよ糞ガキが……、―――!


【嫌いな赤と勘違いされるというのは、トカゲの青筋を絶たせるには十分な効果を発揮し】
【喉を唸らし、今にも襲い出しそうな雰囲気を纏い】   

【巨大トカゲは謝罪を促し――】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 18:25:07.48 ID:LbzjwM9Vo
>>379
―――――。

【怜悧な赤と紺碧が交差し、彼の怒りの真意を覗く】
【あくまで敵意には警戒をするが…どうも、早合点だったらしい】
【それを認めると構えを解除、鉄の塊を地面に突き立てると、地に正座のような型を作り座る】

―――――すまなかった。

【促されるまま、頭を下げた】
【帽子はそれでも脱ぐことはない。土下座の姿勢で帽子だけは常に押さえている】
【それは貴方の神経を逆なでする可能性すらあったが、それでも頭は下げ続ける。許しを得るまで】

…赤が黒と共謀し、暗躍している可能性があった。
それを警戒し、少々過敏になってしまったようだ。まったくこちらの非礼だ、許して欲しい。

【その豊かな毛並みの尻尾すら地に寝かし、ひたすらひたすらに平伏】
【外見で判断するなと、つい先ほど出来た友に告げたばかりなのに、この失態――――】
【まったく返す言葉もないと、頭を下げ続けるだろう】
【口調こそ硬質、微動だにせず、ひたすら、ひたすら】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 18:31:42.44 ID:++v6Cgve0
>>377

(むむぅ……?)

【動きを、止めた】
【理由は単純、この状況で迎撃体勢が簡略すぎる】
【トランプ一枚に、使い魔を当てていたほどの用心深い相手だ】
【それがこのトランプ、鎌、フル装備時に限り、黒い剣のみ】
【逆に「向かってこい」と言われている気がしてならないのだ】

ふふっ♪

【そろそろ手も大丈夫なはず】
【懐から、トランプの束を取り出した】
【どれもジョーカーと変わらない切れ味わ持っている】
【違うのは操作不可能なところだけだ】
【その束から一枚を引き相手へと飛ばした】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 18:42:27.94 ID:LaKBfyO/o
>>380

【少女が頭を下げるのと同時。碧眼は少女を捉えるのを止め】

――チッ…!
早く頭上げろアホガキ…

【そわそわと忙しなく体を動かしながら、顔を上げろと催促し】
【許した――のだろう。棘棘しい言葉とイライラが収まっていない様子ではあるが】
【真剣な言辞は、言葉が真実である事の裏返し】

【複雑というか、面倒臭い生物なのかも?】

【枝から軽い身のこなしで降り、少女の前方2m程前に華麗に着地し】
【その様子からは、長い間森で生きた経験を感じ取れるかもしれない】

侘び代わりに聞かせろ…
その…赤と黒が云々ってあたりだ…特に赤の情報を重点的にな
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 18:48:51.11 ID:egxz+rtx0
>>381

(クク、少しは頭も回る様だな。まあ良い、結局何も変わらない――貴様は今此処で死ぬのだ)

【飛来するトランプと黒衣の魔との間に、静止していた白銀が割り込んで行く】
【先ほどに比べ大幅に速度も切断能力も上昇した其れは、再び円刃に形を変え――】
【再度の連続空中移動、迅雷の如き苛烈さと速度で複雑な軌道を描く】
【トランプを切断することに成功したならば、彼への追撃を図るだろう】

【ふたつの漆黒は、相変わらずその場に留まっている。】
【相手が向かって来ないのならば、突撃するしか無い状況に相手を引きずり込む――】

【支配者を自認する魔物は、己の領域に敵を引き込む事を得意としていた】
【恐ろしい速度と破壊力を秘めた刃は、己が主の意志のみを遂行する――】
【狩り立てる白銀に、一切の容赦は無いのだ】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 18:51:05.92 ID:LbzjwM9Vo
>>382
……寛大なる心遣い、感謝する。

【振ってきた許しの言葉に、少女は礼を述べつつ頭を上げた】
【何はともあれ、まず帽子の土だけは払った。他は誠意を見せるべくそのままにしているにもかかわらず、だ】
【本来低頭姿勢を作るとき脱ぐはずのそれを、少女は後生大事に、額を隠すように押さえつける】

【――――もし観察力があるなら、帽子を押さえる手が震えているのに、気付くかもしれない】
【視線を隠すように力を込め、でも帽子を握りつぶさないギリギリの力加減】
【唯一露出した口元は、真一文字に結ばれていた。耳も力なく、平伏し垂れたままで】

――――詳しい情報が、あるわけではない。
青に動きがあったそうだ。こちらの情報を探る情報屋と、私の友が接触した。
しかし、青の国柄から考えて国家的に動く可能性は考えにくいから、
赤と黒が、裏で糸を引いている可能性があるのではないか…そういう推測だ。

【硬質の色を防御用迷彩として纏う少女は、少なからず恐れを抱いているようにも見えた】
【震えが言葉ににじみ、問われて吐き出したのは知る限り全て】
【…武器に手を伸ばそうと開いた手が動くが、悪いのは自分だからと、必死に押さえ込まれていた】

……それだけだ、私の手持ちは。

【それでも、帽子だけは取らない】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 18:53:14.52 ID:egxz+rtx0
>>381
/夕食を食べて来ます。出来るだけ早く戻ります。
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 19:00:33.14 ID:W7VlG7HQ0

ふぇっくしょん!

【鍾乳洞に響き渡る盛大なくしゃみ。反響し木霊するそれはかなり騒々しい】
【避暑地として最適な温度の”草原の鍾乳洞”で眠っていた動物達は一様に飛び起きたそうな】

【鍾乳洞の少し入ったところで鼻を啜るのは獅子のウォービーストである獣人】
【獅子の頭部と金色の鬣、金色の双眸と紅褐色の肌を持つ筋骨隆々の人型が特徴的であった】


汗ひくのはええけど寒いな……厚着したらよかった……。


【2m近い巨躯を揺らし、進んで行く。目指すは再奥なのだろうか】
【潤いのある内部は辺りから水の滴る音が聞こえる。仄暗いが特殊な鉱石類の発光でぼんやりと煌いていて】
【その光景は神秘的であり、何かが”ある”と感じさせるのは十分な程であった――――はたして、何があるのか】


なんやろなぁ……なんか、あるんやろな……。


【ぽつり、と呟く。肌に直に感じるのは冷気だけで無く、強い生命の胎動であった】
【鼓動か、産声か、呼び声か――――獅子はそれを頼りに歩いて行く】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 19:09:28.27 ID:egxz+rtx0
>>381
/夕食食べ終えました。
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 19:10:05.03 ID:++v6Cgve0
>>383

ふぅむ……ちょっと強引にいこうかな……

【表情から笑みが消える】
【たかがトランプ、されどトランプ】
【54枚の内の一枚だが、何枚も使えるものじゃない】
【これ以上トランプを犠牲にするわけにはいかない】
【男が放ったのは、ジョーカーだった】
【直後に男は跳躍、ジョーカーが回り込むように真横から使い魔を襲う】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 19:11:25.69 ID:IeNqybMSo
>>386
【奥へと向かう獅子の後ろを一人のマキナスエルフの男が尾行していた】
【闇に溶け込む様な黒髪とそれとは対照的な陶器の様な白い肌が特徴なその男は】
【獣人に気付かれぬ様少し距離を空けながら歩いていた】

【彼の目的は、恐らく獣人と似た様な物――】
【この洞窟に眠る、何か――】

……

【気配を殺しながら、背中にショートボウを担ぎ、シミターを握り歩くその姿は、暗殺者と言っても差し支えない物だ】
【ここまでは上手く気配を殺して尾行出来ていたが――】

……ッ!!

【獣人のくしゃみの後、驚いて逃げて来た蝙蝠が男にまとわりつき、耳につく羽音と鳴き声が辺りに響く――】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 19:14:15.79 ID:LaKBfyO/o
>>384

青か…奇妙な奴等だとは思ってたがよぉ……
表で良い子面しといて裏で何かされるってのは気に喰わねぇ…!

【青か…チッ…と舌打ちから始まる言葉。礼も無しに】
【赤黒、白緑と対立関係にある最中、中立関係を貫く色に何らかの不信感を抱くのは、仕方の無い事かもしれない】
【ましてや、優れた文明だというのであれば尚更。悪巧みをしてると考えるのが、普通では無いのだろうが】


怯えてるのか?お前?
チッ…喧嘩吹っ掛けたのはお前の癖によぉ…
強面ってのも行き過ぎると辛いもんだ…

【手の震えを察知し、自らを嘲笑うかのように、ふっと笑みを零し】
【最初の言葉は疑問系だったのにも関わらず、紡がれる言葉の数々】
【言ってる内容は、独り言とそう違わない愚痴というか、弱音のようなものだが】

というかよ…お前そんな帽子が大切なのか?

【ナイフなんかより、よっぽど鋭そうな爪と帽子へと指差し】
【ちょっとした、好奇心を抑えきれなくなった末の言葉なのだが、少女にとっては、それ以外の意味を持つかも知れず】

【そして、帽子を指差すという行為は、爪の事もあってか、帽子を突き刺されるのと勘違いされてもおかしく無いとだけ】

/遅れてごめんなさい…申し訳ないですけど、ご飯いってきます
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 19:18:34.55 ID:W7VlG7HQ0
>>389

…………………誰や、コラ?

【むすっとした表情で振り返る獅子は、酷く気分が悪そうだった】
【くしゃみの後に背後で気配を感じた―――蝙蝠のお陰であるが】

【逆に言えばそのままだと気配に気づかないままだったのだろう。それが少し腹立たしい】


エルフ……ちゃうな、マキナスのほうか。
気配消して、武器片手になんや。暗殺でもする気かいな。


【腕を組み対峙する。気分が悪いな、と言わんばかりに陽気さは怒気の中に消えていた】
【殺気とまではいかなくとも、明らかな敵意はキミに突き刺さるだろう。重く鋭い、狩人の金色眼が】


ついてきたかったら言わんかい、こそこそするなってッ!


【……怒っていたのはそっちらしい】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 19:27:47.23 ID:LbzjwM9Vo
>>390
……け、軽率に青全体を敵とするには、情報が不足している。
国民性は基本的に穏やかだから…例えば、現行支配に反発する独立勢力である可能性も……っ

【木を見て森を見ず、という言葉がある】
【もっと巨視的な視線を持てという警句だが、この場合は逆に視野狭窄といえるのではなかろうか】

【確かに少女は恐れていた。だがそれは貴方の強面を、ではない】
【思考と性格が分離しているこの少女は、まだ許してもらったと思っていないのだ】
【それが怖い。自分が彼の気を侵害してしまったということが、目指すものと懸け離れているから】
【言葉では冷静な意見を述べ嗜めながら、それでも少女は薄く震えていた】


……っ、わ、私は、震えてなどっ……!!

【人相書きが流行るほど、名が売れているわけではない】
【ただ、帽子を被っている姿はウサギの獣人に見えるというから、便利であって】
【エメラルドブレイズは、自身への背信を…他者を無碍に害することを極端に嫌う、ただの小娘であった】

【彼の自嘲を自分への皮肉と受け取った少女は、つい帽子を跳ね上げて睨み付ける】
【歪められた眉間の皺は、未だに騎士の誇りを保つ威嚇を描き出していたが】
【涙で潤む紅玉二つが重なると、ただの強がりにしか見えない】

……ぼ、帽子に触るなっ!!

【その強がりも、タイミングが悪かった。眼前に迫る爪を認めて、パニック気味に後ずさってしまう】
【冷静に保たれているはずの思考が白み、消し飛ぶほどの過剰動作。指摘どおり、帽子は少女にとって重要なものなのだろう】

【しかしそれがあだとなり、帽子を掴んだまま振り払ってしまい】
【指の制御が途中で消えて、空を舞い遠くに落ちた】

【大きく目を見開いた少女は、次の瞬間額をその手で押さえ、小さく縮こまってしまう】


み、見るな、うちを見るなっっっ!!


【両掌でも隠しきれない額】
【指の隙間から、第三のルビーが覗き、強く輝いていた】


//はーい、ごゆっくりー
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/10(水) 19:29:47.87 ID:IeNqybMSo
>>391
……

【自らにたかる蝙蝠をシミターで切り払ってから、獣人に向き直り】

それは有難いな、ではついていかせてもらおう
声をかけようとは思ってはいたが、何せ僕は”混じり”だ。

短絡的なウォービーストだったら、誤解で殺されかねない
君が思慮分別あるウォービーストで助かったよ。

【そう言ってシミターを振り、蝙蝠の血を払い】

僕はオリヴァー、オリヴァー・バーナードだ
君もここにある「例のアレ」を取りに来たのかい?

【そう言って獣人の反応を伺う】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 19:32:27.13 ID:egxz+rtx0
>>388

(さて、どうする?其れで逃れた積りなのか…?)

【高速回転する円刃に死角は無く、其れ自体の強度も高い】
【増幅された魔力が、半実体化した魔力の塊である使い魔を更に強化している――】
【其れはまさに、荒れ狂う白銀の暴風であった】

【――だが、切断は刃部による物である。それ故にジョーカーを破壊する事は無く】
【僅かに乱れた軌道を修正、ジョーカーの破壊を狙い凄まじい速度で接近、幾何学的な軌道を描いて行く】
【ジョーカーを取り囲む様に描かれる其れは、放出される魔力の帯で軌道上に黒い輝きを残している――】

【跳躍した彼は捕捉を外れた。距離を詰めるのに苦労はしないだろう】
【黒衣の魔は、静かに佇んでいる。トランプを投擲するのも良いのかも知れないが…】

【この策略家が、複数の戦術を同時に狙っている可能性も有る。そして――】
【ジョーカーの破壊の可能性は、彼の決定にどう作用するのだろうか。状況は未だ不確定的であった】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 19:38:22.11 ID:W7VlG7HQ0
>>393

感じ悪いなぁ……ウォービーストやったら短絡的っちゅうんか。
混じりやからなんやねん、わけわからんわ。この大陸で赤や黒相手以外にそんな物騒な事せんわ。

【やれやれ、と大きな両腕を広げて阿呆らしいとため息をつく】
【獅子としては緑の大陸の種族とは全員が同等と感じているのだが―――やはり、綺麗言だろうか】


俺の名前はライオネル。まぁ、よろしくやオリヴァー!
例のアレ?いやぁ、知らんで。なんや気になる反応があったから、興味本位でな。

何があるか知ってんか?俺の予想やと古代のなんかやと思うけど。


【ほぼ直感的に最奥へ進もうとしているのだ、この獣人は。待ち受けているモノなど知るはずもない】
【しかしながら彼の予想は正しい―――古代の遺産は最奥で二人を待ち受けているのだろう】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 19:46:39.55 ID:++v6Cgve0
>>394

【ジョーカーのカードはまあ破壊されても仕方ない】
【それにより、どれだけ動きを緩められたかが肝心】
【鎌の柄に両足を乗っけ、切っ先を下に向けて重力に逆らわず使い魔に落ちた】

邪魔だから壊れちゃえっ♪
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 19:52:07.52 ID:IeNqybMSo
>>395
未だに僕達は黒扱いされてるんでね、君が優しい人で安心したよ。

僕も詳しい事はよく知らないんだ、遺物の中でも妙な物らしいのだけれど……

【そう言って肩を竦め】

けど、ウォービーストの勘は鋭いと聞く、君の探している物が僕も探している物かもしれない。
さあ、先に進もう、穴蔵の中に長くいたくないしね。

【そう言って先を促す】
【一つだけ注意しておくべき事がある】

(ハッ……小汚い毛虱まみれの獣人風情が)

【エルフ至上主義――緑の大陸の中で不穏な流れが生まれている】
【彼も、その流れの内の一つだ……表面上はそう見えないが】

こういった暗闇の中でも普通に見えるけれど、やはり岩を退けたりとかは一人じゃ疲れる
君が先に行ってくれてて、助かったよ
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 19:53:00.55 ID:LaKBfyO/o
>>392

強がっても後々苦しくなるだけだぜ…
自分に正直になれよ糞ガキ

【はぁ、と溜め息を一つ零し、先ほどの自嘲とは違って、これは少女へと向けられた物】
【もっと、自分を出せ――感情の露出を抑える節のある少女へ】
【尤も、世間体的に言うと、理性で感情を押さえ込むという行為の方が正しいのだろうだけれど】

【「睨むのは良いけど、相手を選べ」】
【と、最後にどうでもよさそうな事を付言し。睨むという行為。涙目というアイテムが付いても然程効かなかったようで】


触ろうなんてしてね―――…は?


【誤解させたのだと気付き、爪を下げるが、―――】
【一瞬、素に戻り、疑問符と共に抜けた声を零す。完全に兎の獣人と思っていたのだろう】
【口をだらしなく開け、目を開くその様子は中々人間臭く】

ああ…なるほどな…
で、糞ガキ。お前何の種族だ?

/ただいまえぬけーおー!遅れてごめんなさい
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 19:57:39.74 ID:UTDKbzAMo
【緑の大陸…其の外れ】

【辺りは草原…絨毯の様に、その風で緑を靡かせて】
【ザワザワと草と風の擦れる音…そして何かが空を斬るような…そんな音】
【その風の音とは違ったその音に近くにいれば気付くであろうか】

【何度も、その空を切り裂くようなその音がして、その後に聞こえてくるその叫び声に】

【近くにいれば何が起こっているか確認することが出来るであろう】
【その声、音に、気づいて近くに寄れば、何が起こったのか、それが分かるであろう】

【白銀に輝く甲冑、そして両手で持った巨大な大剣】
【その柄は槍とまでは行かないが非常に長く其れ以上の刀身を持つ物】
【そんな大剣をもつ天使がいて、その刃には赤い液体が滴るその状況を】
【そして天使の目の前には、『何か』が倒れている、そんな状況を】

【巨大な2対の翼、計四枚の大きな翼その翼は純白…では無く、所々が赤く染まる、どす黒く赤く染まる】
【それを大きく靡かせて、真っ白の長いウェーブヘアーも風に揺らぐ】
【そして其の倒れた者を見る瞳孔の無い、2つの白目、その目に映る物を見て、天使は何を思うのだろうか】

ーーーーフン……
つまらん事をやろうとするからだ…運が悪かった…そうでも思っておけ…

【既に喋らぬ、動かぬ、その者にそう、言葉を吐き捨てて】
【辺りを間渡すのであった】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/08/10(水) 20:01:42.39 ID:YoSlcP1AO
【海底都市アトランティス】

ふむ、悪くない、悪くはないのだがっ!
海底と言う場所のせいか、湿気が凄いような気がしないでもない!
だが私は進む!物資調達へと!いざ行かん!

【先ほどから、やたらとテンションと声を張り上げて歩く一人の人物】
【頭全体を覆うヘルム、指先から肩まで覆うガントレット】
【爪先から股まで覆うグリーブ、それらをつなぎ止める様に存在するメイル】
【腰には、煌びやかな装飾の施された鞘に収まった剣を吊っていた】
【それら全ては銀色で構成されていて、鈍く輝いていて】
【俗に言う、フルプレートアーマーを身に纏った人物だ】
【軽快な歩きを見せながら、陽気に歩いている、のだが】

おおっ!こんな物まであるのか!流石は中立国!
戦争の続く地上とは違い、人も活気に溢れている!
むむっ!あれは……

【何かを見つけては足を止め、感嘆の言葉を投げかけ】
【また何かを見つけては、と言った具合で】
【非常に、やかましかった】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 20:01:47.08 ID:W7VlG7HQ0
>>397

あー?誰やそいつ、呼んでこい。俺が説教したるわ……まったく。
エルフはエルフちゃうんかねぇ……大体、黒も赤も侵略せんかったら仲良くなれるってのに。

【真面目な顔で憤りを見せる獅子。憤りは自分のためではなく他人の為で】
【誰とでも仲良くしたい、と思っているからだろうが――――当然、キミの思惑などに気づく訳もない】


やっぱ珍しいもんなんかなぁ……ま、いこか。止まっててもしゃあないわな。


【くるり、と踵を返し最奥へ向けて再び歩き出す。会って間もないが、相手を信じきった背中だった】
【元より疑うという事を嫌う性分。相手が緑の大陸に住むものならば当然だろう】

【水音が滴り落ちる音と足音が交互に響く。ぼんやり輝く鉱石の灯りを頼りに進んで行く】


はっはっは、適材適所ってヤツやな。後ろは頼むわ――――む、でっかい岩や……よっと。


【進んで間もない場所で半径1m程の岩が道を塞いでいた。それを両手で掴み、衝撃の無い用に道の端へと寄せる】
【一匹が通れる程度の道を切り開き、獅子は更に奥へと進む――――中間地点、といったところだろうか】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 20:03:33.45 ID:LbzjwM9Vo
>>398
……う、うちは、私は……わたしはっ!

【自分を出しにくいのは、未だ見えぬ紅玉の奥に秘めた傷みのせいか】
【第三の目にも似た額の紅は、瞳孔に似た暗闇がそのど真ん中に浮かんでいる】
【彼の気遣いは、そこまでは到達しなかった。既にもう、がちがちに身が固められていたのだ】


【見られた、見られた、見られた。】
【その問いかけは、少女に全てを理解させるに足る。もう隠せない】
【震えすら消えた、深い絶望。もう手も足も、人形のようにだらんと垂らして、俯いた】

……カーバンクル。

【宝石獣と呼称されるケースもある、幻獣であった】
【額に宝石が付いたウサギに似た生物で、その宝石の価値が高いため乱獲されるケースが多い】
【それそのものは基本的に無害で攻撃性を持たないケースが多く、コロボックルや座敷わらし同様、見つけられれば加護をくれる】

【ただ、やはりこの世界においても幻獣は稀少】
【ましてその獣人ともなれば、総数は更に激減し―――――結果、少数派は弾圧される事となる】
【そこまでして必死に出自を隠したがった理由も、推察できるだろうか】

………どうする? サーカスにでも売り飛ばす?
見世物小屋? 市?

【力なくあげた首、三つの紅玉。そのうち下二つは、奥から奥から死んでゆくように輝きが消えていた】
【やけっぱちな言葉選びは、それを明かした結果どういう目にあったかという少女の経験を、ありありと物語るだろう】
【帽子は多分、貴方のすぐ近くの地面に力なく転がっていた】


//それ以上いけない、おかえりなさいましー!
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 20:11:17.77 ID:egxz+rtx0
>>396

(クク、馬鹿め!!!貴様は自ら罠に堕ちたのだ!!)

【ジョーカーの破壊の後、垂直に降下する彼の刃が白銀の円刃に到達する】
【直後に白銀が炸裂し、指向性を持った巨大な魔力の塊に還元される】

【ジョーカーの破壊の過程で、銀の使い魔により空中に描かれていた魔力の帯――】
【其の幾何学模様が、使い魔であった魔力塊を吸収、爆発的に影響力を増大する】

【起動された術式は召喚=\―黒衣の魔の所有する下僕の一人が呼び出される】
【嘗て緑の大陸の戦士であった奴隷に、重力加速を得た大鎌が突き立った】

【同時に魔物は奴隷の体内の呪的起爆術式を起動、無数の呪いが連鎖的に炸裂し炸裂し炸裂した!!】
【ゲラゲラと鮮血を吹き出しながら嗤う奴隷が、生ける呪いの爆弾と化し甚だしく爆裂――】

【無数の肉片と血糊が空中に散布され、空中の彼目掛け撒き散らされようとするだろう】
【錯乱≠ニ衝撃≠ニ切断=\―大きく分けて以上のように分類される莫大な量の呪いが凄まじい勢いで殺到する!!】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/10(水) 20:12:17.04 ID:JoKhOJhAO
【黒の大陸】

【……の、端。第Б地区国境防衛支部】
【見渡しても枯れ木が散らばっている程度の、今は戦闘も起きていない閑静な場所】

……

【“彼”はその枯れ木にぶら下がって、否、引っ付いていた】

【灰と虹を足してごちゃ混ぜにした様な色をした、歪な円形のゲル状の身体】
【血溜まりが浮いてる様に赤い核を内部で上下動させる、外耳も、口も、目すら無い生物】

【スライムと呼ばれる、一部を除く基本的な雑兵種族だ】

自分で引き受けたとは言え、国境の警備は些か暇を弄ぶな……

【その外部からは見分けの付かない目で国境を見つめ、口で独り言をぼやく】
【周辺には、味方を含め生物の気配は“まだ”無い】

【今、ここにいるのは彼一人のようだ】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 20:13:49.04 ID:IeNqybMSo
>>401
皆が皆、君みたいな考え方だったらいいんだけどね。
世の中そう上手くいかないみたいだ。

【ライオネルの開いた道を通り、更に奥へと進む】

しかし、君は遺物を探し出して何に使うつもりなんだい?
見付けたら見付けっぱなし、って訳じゃあないだろう?

【歩いてる背中に油断無く注意を注ぎ】
【そんな質問を向ける】

406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 20:15:50.94 ID:++v6Cgve0
>>4
すんません、夕飯なんで返事おくれませ
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 20:18:10.95 ID:egxz+rtx0
>>406
/了解しました。ごゆっくりどうぞ。
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 20:20:50.30 ID:W7VlG7HQ0
>>405

やからって諦めたら終わりやろ。上手く行くには時間がかかるもんやし。

【前を歩きながら返答。自分の様な考え方は奇特なのだろうか】
【世の中は難しい―――そう心内で呟きながらどんどん進んでいく】


んー……見つけてから考えるな。大体、正体もわかってないからどう使えってなぁ。
とりあえずは必要なもんやったら有難く頂戴はしとくかなぁ……。


【完全なる好奇心で此処までやってきているのだ。見つけた後の事は考えていないらしい】
【心の片隅で、幻の蒸留酒とかならいいのに―――なんて事は思っていたりなかったり】


ん、そろそろ最深部ちゃうか……どっと冷えてきたわ。


【肌を冷やす冷気がより一層強まった。おそらくはあと数十メートルで最深部へとたどり着くのだろう】
【感じる力も強くなってきている。心なしか、周囲の鉱石の発光も強まっている気がした】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/10(水) 20:23:48.21 ID:HZz7ihGfo
>>400

(やっぱりちょくちょく戻りたくなるよね、我らが故郷アトランティス)
(まあ僕はアトランティス出身じゃないけどさ……ん、青の人じゃない、よな?)

……もしもーし。そこの鎧着た兄さんだか姉さん、旅行?
青の大陸ってさ、ご飯も美味しいし平和だしで結構良い所でしょ?
もし良かったら暮らしてみない?案内とかなら手伝うからさー

………あ、僕は「ラティメリア・コエラカントゥス」。暇なお魚さんなんだけど、さ

【と、捲くし立てる訳でもなく口を噤むでもない明るい声の生き物が近付いてくる】
【見れば、そこに居るのはヒラヒラとした青い服を着た長身の魚人で】

【先ず赤い髪、それと金の瞳が目立つ。それから、背には骨の槍を背負っていて】
【指を見れば黒曜石の宝飾がある黄金の指輪をはめていたりと――なんだか自由。】
【ただ、笑顔は快活。どうやら単に面白そうだから、と近づいてきたようだ】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 20:29:31.16 ID:IeNqybMSo
>>408
なんだいそれは。
君は生粋の冒険家なのかい?

【周りの鉱石の様子を手にとって確かめる】
【主に鉱石に含まれる呪術的な力の割合を調べている様だ】

かなり深いし純度も高いと来ている、”神話”級は無理でも”伝説”級の物があるかもしれないね。

そういう物の周りには、力に惹かれた奴等や守護者がいるって言うけれど……今回はどうかな?

【シミターを改めて構え直し、周囲をより注意深く警戒する】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 20:30:10.37 ID:LaKBfyO/o
>>402

【「カーバンクル」その単語を聞くと、しばらく考え込むような仕草を見せ】
【すぐさまその単語の意味する所が出ないのは、森に住む他の種族との接触はあまり無い証かもしれない】

あー…聞いたことはあるが…実物を見るのはこれが始めてだなぁ……
なんだってか…?高く売れるみたいな話だったな……

【詳しくは無いが、噂程度にカーバンクルの事を思い出したらしく】
【出てくる呟きはまるで、他人事というか、傍観者の如く、奇妙なもので】
【返って、恐怖を煽る結果になるのかもしれないが】

【ひょい、と落ちた帽子を長く、鋭利な爪で器用に拾い上げる】
【帽子が切り裂かれるような事は無く、絶妙な力加減を保っているらしい】
【そうだなぁ…と何処か考え事のしてるような表情で、一歩一歩近づくと】

【もし、少女がずるずると下がるとしても、そんな事気にも掛けず、その距離を詰めるように近づくだろう】


そうだな…ただでは帰さん――――


毎週で良い。俺の所に飯を届けろ。なるべく旨い物が良いがよ、何でも良い

【墓場までこの事は持っててやる――なんて格好良い事は言えないが】
【出された条件は、毎週俺の所に食べ物を持って来いと言うもので、然程難しくは無いだろう】
【この状況下でそんな条件を出すということは、食べ物関連は相当切羽詰っているのか】
【もしくは――食べ物を取るのが面倒臭いだとか、そんな単純な理由だったりして】

誰かにチクったりなんて卑怯くせぇ真似はしねぇからよ、安心しろ―――

【何処か暖かい言葉を紡ぎ、ぽん、と少女の頭に帽子を被せようとするだろう】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 20:32:12.00 ID:++v6Cgve0
>>403

あらら――っ♪

【なすすべなし】
【なぜなら身を守る手段がないから】
【それすべての攻撃を受ければ、最悪死に至るが――】
【そこで男は、笑顔を見せた】

――――――

【すべてが晴れれば、息も絶え絶えなそいつが見られるだろう】
【放っておけば勝手にしんでしまいそうだ】

//ただいまでーす
//見殺しにしていいですよぅ
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/08/10(水) 20:39:39.39 ID:YoSlcP1AO
>>409

む、魚人殿、確かに良い所ではあるが私には用事があるのだ
私がここへ来た理由は物資の調達に他ならない!
戦争の早期終結を目指す為にも、前線で戦う者たちの士気を高めるのだ!

【声音は男、だが鎧を着ているにも関わらず、声はくぐもっておらず】
【非常にはっきりと、このやかましい声が聞こえる】
【こうは言っているが、寄り道しまくりだ、こいつ】

……では魚人殿……いや、ラティメリア殿
この海底都市アトランティス、案内しては頂けないだろうか?
目的のためここへ住む事こそ出来ぬが、少し見て回りたいのだ

【反応を見ていれば分かるかも知れないが、ここへ来るのは初めてらしい】
【そこでご都合よく詳しそうな人に出会えた】
【武人、の様なイメージだが、好奇心は強いようだ】

/ 開始早々申し訳ないですが、風呂行ってきます
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 20:40:25.74 ID:LbzjwM9Vo
>>411
【高く売れる、そう、突き出し晒しあげれば、一躍時の人】
【しばらくは遊んで暮らせる金が手に入るだろう。そしてそれが、俗世で多少なりとも名を売り始めているエメラルドブレイズであるとすれば、なおさら】
【それを聞いた少女に浮いた顔は、力ない笑み。全てを捨てた暗い微笑だった】

【それでも、帽子に手をかけた貴方の姿に、声を上げそうになった】
【正体がばれてなお、帽子は特別な存在らしく、思わず立ち上がりそうになった】
【――――でも結局、『そう』なるなら意味がないと諦めて、俯いて、審判を待ち、】


【目を閉じて、恐れのあまりきゅっと目を閉じて】


―――――え、?


【告げられた判決に、顔を上げた】
【何を言っているのかわからないという顔をして、一度だけ瞬きをする】
【見開かれた双眸には徐々に輝きが戻ってきて…そして一度潤み、】
【帰ってきた帽子の感触が、嬉しくて、絶句して、】

【―――――帽子で顔を隠し、言葉にならない嗚咽を垂れ流しながら、頷いた】
【何度も、何度も何度も。】

【かすれ声が、意味を成さない音が続く】
【搾り出すような、酷いものだ。単音の連続で、もはや泣き声≒鳴き声というべきだったけれど】
【時々、同じ文字列が繰り返される。たった五音】

【ありがとうと、何度も、何度も。】

【……そうしてしばらくなき続けると、ぐしぐし鼻を鳴らしながら】
【尻尾の折れた部分をごそごそ探り、ハンカチを取り出して顔を拭き始める】

……あの、その。

【ようやく意味がある言葉を吐いたかと思えば、顔をやっぱり帽子で隠しながら】

……あなたの、名前を教えて、欲しい

【表情は硬さが取れていたが、その全ての溶解には至らなかったのだろう】
【でも、硬さの中に自然体が混じる声で、そんな質問を投げかけた】
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 20:41:43.09 ID:W7VlG7HQ0
>>410

まぁ、そりゃ男の浪漫やからなぁ……案外、俺は冒険家かも。

【はは、と快活な笑いを浮かべていた。オリヴァー同様に鉱石に触れてみる】
【呪術的な力なんてものはわからない。しかしながら大地の力を感じる事は出来るようで】
【手の平から伝わるそこらの鉱石よりも強い力に少し喉を唸らせた】


そんな凄いもんがあるんかねぇ……まぁ、多分一つや二つちゃうと思うけど。


【直感で感じられる力は複数。最深部といっても一本道ではなかったのだから当然だろう】
【自分達が辿り着いた最深部には―――どうやら、二つほどの生命の鼓動を感じる】

【オリヴァーの言葉に”まさか”と笑うがそれは直ぐに掻き消えた。足を止めれば、見えるのは聳え立つ壁】
【壁には人型の何かが描かれており、その生き物の両手にはガントレットの様なものと盾が壁に埋め込まれていたのだ】
【発光するその二つは古代鉱石で造られた遺産である事が分かる。素手でも十分に採掘は可能、なのだろうが】


おるな……守護者、って……でっかいわぁ……。


【壁の真下に岩石が。それは良く眼を凝らせば直ぐに生物であると理解できるだろう】
【ジャイアント―――それも屈強な鉱石類。今は丸まって停止しているが、近づけば直ぐに起きると予想できる】
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/10(水) 20:49:30.23 ID:HZz7ihGfo
>>413

ははあ、物資の調達ですか……戦争、大変なんですね
僕は中立の人間ですからなんとも言えないですけど、お手伝いは出来ますよ
食べ物・装備・機材とか、何を探してるのかにもよりますけどねっ

【にこりと笑って、ひくひくと耳(エラ)を動かしてみせる】
【青い肌と服は冷血に見えるかも知れないが、その性格は至って温厚らしく】

それじゃあ……ぁ、ええっと鎧の……お兄さん?
とりあえず街の中心の方に行ってみます?やっぱり品と人の数ですしね

あ、それと種族とかどこの大陸の人とか、聞いてもいいですか?
実は僕、これでも世界中を回るのが夢で―――。

【色んな場所に、知り合いを作っておきたいのだという】
【なんでも、今は白・黒・赤にそれぞれ知り合いが居て――あなたも知り合いに、と言うのだ】
【そういう話をしながら、ラティメリアは鎧の人物を手招きして、中心街へと歩き出すだろう】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/10(水) 20:49:54.14 ID:egxz+rtx0
>>412

≪ククククククハハハハハハハハハハハハハッッッ!!!!!!≫

【己の策が完成した喜びに、黒衣の魔物は激烈な思考波を以て哄笑し――】
【策に嵌めた相手が、相変わらず笑っている事にも気が付いた】

【魂を喰らいつくして損耗分を補おうと考えていたが――】
【魔物は、男の純粋なる闘争への意志/喜びに利用価値を見出した】

クク、遊び≠するのは楽しいか?
ならば、いずれ私が貴様に最高の遊び場≠与えてやろう――

受け取れ、いずれ其れを目印にした連絡をくれてやる。
その時に――最高の、闘争をくれてやる。

【そう言うと、『橄欖石と青銅の指輪』を投げて渡すだろう。】
【そして音も無く飛翔し、高速で滑空して行く――此れで死ぬなら用は無い。】

【そのように思考を結論付けて、策略家は飛び去った】
【黒衣の魔は、名を尋ねることも名乗ることも無かった。この場での其れに、意味を見出さなかったのだ。】


/お疲れ様でしたー。
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/10(水) 20:49:58.80 ID:HZz7ihGfo
>>413
/あっと、了解です!どうぞごゆっくり〜
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)2011/08/10(水) 20:52:50.28 ID:++v6Cgve0
>>417

【それを傍らに、男は息絶えたようだった】

お疲れさまでした
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 20:54:33.59 ID:IeNqybMSo
>>415
岩石の巨人か……これは、倒せるかな?

【その巨大さから、剣技では役に立たないと判断したのか、ショートボウに持ち替える】
【矢筒をかけ、遠距離戦に備える】

……採掘してる間どちらかが引きつけて、取ったら逃げるなんてのも、無理そうだね。

【この洞窟の広さを考え、すぐに否定する】

話が通じるのを願って話してみるかい?
それとも、いい物拝んだって言って帰る?

(ジャイアントか、ちょうどいい)
(あんなデカブツなら、埋もれさせる事も……)

【冗談を飛ばしながらも考えるのは策謀】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/10(水) 20:59:59.80 ID:JoKhOJhAO
/>>404まだ募集してます
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 21:01:07.67 ID:W7VlG7HQ0
>>420

まぁ、そこは話をしてみるのが一番や!多分ほら、物分り良いジャイアントかもしれんしな。

【頷いて一歩、足を踏み出した―――カッと眼を見開き動き出すジャイアント】
【鍾乳洞が揺れ、亀裂の入る音が何処からか聞こえた。3mを超える背丈のジャイアントは、二人を見下す】


《サンカイ マデ ダ》

三回までぇ……?なんのこっちゃ!


【岩石のジャイアントは巨大な三本指を二人に突きつけて異形の声色を響かせた】
【獅子はというと流石に虚を突かれたのか引きつった笑みでジャイアントを見上げるばかり】


《オマエ タチ ノ ゼンリョク ヲ ワレ ノ ハラ ヘ ウチコメ》

………なんや、試練って事か……おい、オリヴァー!どっちからやる?


【直ぐに試練の内容を理解したのかくるりと振り返って提案。どうやら引き返すか試練を受けるかの道しかないようだ】
【獅子はといえば既に試練を受けるという道を選んだようだが―――はたして、この試練の真意とは如何に】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 21:01:43.56 ID:YTUlItm9o
【緑の大陸 海側の森】
【川沿いの林を黒いローブの男が進む】
【だが速度はそれほど速くない】
【林の枝を折らぬようにして進むからだ】

―斬って進みゃあいいのによう―
 (…お前は黙っていろ)

【心の中で会話するのは男が腰にさしている赤黒い鞘】
【彼が『師』と敬うものから譲られたものだ】
【他にも背中には2本の鉈が鞘に収まっている】
【そうこうする内に人気の無い海岸に出た】

―おお!やっとか!―
 (…すごいな)

【深青と言った表現が似合う海に感動する男】
【黒の大陸から旅を続けたヴァンパイア】
【海を見るのはこれが始めてである】

 (…だが、港はどこだ?)

【現状はあくまで迷子である】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 21:06:49.32 ID:LaKBfyO/o
>>414

…なんだ俺。そんなずれた事言ってたのかよ……

【向けられた、少女の紅い双眸。何でかよく分からなかったけど、嬉しいって思った】
【それが小恥ずかしくなったのか、片目を瞑り、悩ましげに唸り声を上げ】
【「礼言われるのは慣れてねぇんだよ…止せ」と、届くかどうかは判らないけど、紡ぎ】
【それ以上は泣くのを止めさせる事も、礼を言うのも止めるような事はせず】
【言葉はただ、恥ずかしさを誤魔化す為だったのだろう】


名前か?今日は慣れないことばっかりする日だ…
クアアグナスだ。

【「糞ガキ、お前の名前も教えろよ」】
【なんて、荒々しく名前を求める。これも恥ずかしさを隠す行為の一種だろうか】
【にしては、気が遣えないにも程がある気がするけど】

/oh…PCが重い…遅くなりましたごめんなさい
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 21:07:09.71 ID:IeNqybMSo
>>422
……挑戦されたとあっては、引き下がれないね。

君からどうぞ、僕の全力には時間がかかる。

【矢筒から矢を一本取り、自分の前に掲げて集中し始める】
【試練を受ける方を選んだ様だ】

(ジャイアント相手にわざわざ力比べ……?)
(そんな単純な物が本当に守護者なのか?)

【矢に呪文を唱えながら、そんな疑念が頭をもたげる】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/08/10(水) 21:14:09.13 ID:YoSlcP1AO
>>416

前線に出たかったのだが志願した所、物資が足りないと言うことでな
戦争終結のため、私自ら赴いたと言うわけだ!
うむ、必要とされているのは、食料!そして装備!戦争には不可欠な物だな!

【表情こそ読み取れないものの、非常に感情を汲み取りやすい人物だ】
【がしゃがしゃ、と音を立て後に続く】

そうさせて貰おう!私もこの街の中心を見てみたかったのだ!

うむ、種族はマテリアガイスト!生まれは、恐らく黒の大陸!
所属は今こそ黒だが、頼まれたならどこにでも加勢するつもりだ!
ラティメリア殿は旅の人か!世界を知ろうとするのは良いことだ!

【種族こそはっきりと言ったが、生まれははっきり覚えていないらしい】
【マテリアガイストと言う種族の性質上、場所を問わず発生しうるのが原因か】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 21:16:52.94 ID:W7VlG7HQ0
>>425

そうかい、ほなまぁ……いっくでぇ……ッ!

【腹を丸出しにする岩石のジャイアントめがけて跳躍――ウォービーストらしい身体能力】
【拳を振りかぶり、岩さえ砕く様な豪腕を以ってジャイアントの腹を殴り抜ける】


それとこっちもや――――――――ッ!!!


【拳が腹に突き刺さるのとほぼ同タイミングで獅子の咆哮が放たれる】
【二つ名にも由来する”獅子の咆哮”は衝撃波となりジャイアントに直撃】
【紛う事なき全力を獅子はやってのけた。獅子は試練達成を確信する――――が】


《ソレ ハ ゼンリョク デ ナイ》

んなっ―――――――がっ、おぉァ!?


【びくともしないジャイアント。獅子の一撃は間違いなく岩石程度なら粉砕する程であったというのにだ】
【それどころか獅子は逆に吹き飛ばされてしまった。オリヴァーの背後の壁に激突し、ずるりと落ちる獅子】

【どうやら試練は予想以上に過酷なもの、と思われる】


あ、あいたた……おいおい、殴ったら殴っただけ自分に帰ってくんぞ、これ……先言えやぁ!

《アト ニカイ マデ ダ》


【ぱんぱん、と衣服についた砂埃を払いながら立ち上がりジャイアントを批判するも無視されてしまう】
【傷はないが、自分の力を自分で受けただけあってそれなりのダメージを受けていたようだった】

【次の順番を任せるようにオリヴァーの後ろで待機する。獅子はなにやら考え込む様に腕組みし思案していた……】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 21:18:18.66 ID:LbzjwM9Vo
>>424
…いくらか、楽になった。
今まであんまり、良い事なかったから。

【ぐしぐしと顔を拭う姿は、子供に似ていたけれど】
【少しばかり堅苦しい、片言めいた言葉遣いで今までのことを振り返る】
【そうして一度、帽子を顔の前へ。表情を隠すように持ってゆくと、やっぱり額のルビーを隠すように被りなおす】

【顔色は、一度目の変容時。『騎士』の顔に戻っていた】

私はスフィア=ハルベルト。主を探して流浪する騎士。

【名乗りはまるで、自分に向けた暗示のように、また堅苦しい言葉だったけれど】
【告げた後に浮かべた笑みは、子供のように明るかった】

……なんて、ね。まだまだその境地には至らないけれどな。

【きっとその気安さと硬さのアンバランスは、スフィアなりに気を許した証左】
【騎士口調は、いくらかナチュラルになっていた】

クアアグナス、殿。
私は、約束は果たす。定期的にここを訪れ、食べ物を届けると約束しよう。
しかし平行して、青の、ひいては世界に何が起こっているのかを探る。緑が戦場になることは避けたい。
…そのために、もし何かあったら、そのとき私に教えて欲しい。

【双眸であなたを見つめ、礼節を弁え約束を復唱し】
【同時に、不躾とわかっていながら一つの頼みを言付ける。…やはり、スフィアは簡単には止まれないようだ】
【親愛を薄く混ぜた騎士の顔をして、鉄塊を地面から引き抜き、肩に担ぐ】
【そろそろ行かなければと、歩き出そうとするだろう】

……世話に、……お世話になりましたっ。

【最後に一度、子供のような言葉遣いで、微笑みかける】
【少しだけ間が開いた。声をかけるなら、きっと今】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 21:25:17.83 ID:OLL0uqYj0
【緑の大陸西部 / 森林地帯】

【この国はどこを探しても緑ばかり、だが同じ緑が広がるでも無く】
【木々の息づいて素朴ながらに華やぐ街もあれば、歴戦の旅人をも喰らう樹海もあり】
【そして今日の舞台のように、然程深くも密生している訳でもないが】
【大きな川を縦に渡して、住民と海を潤わす様な森もある】

ねぇ、フォルネ……
ああいう名目で来てるのに、まともに情報を貰えてないってどういう訳?

「ワナ――じゃあ無いねぇ、あれは『純粋』だったみたいだもの
 恐らくは、わかってないこそあっしらが呼ばれたんじゃないかねー?
 ……それに、最悪あっしに考えが有るのさ」

【そんな森。さらりと擦れる木々の隙から垂れる、一縷の月光】
【その下で、ひそひそとした会話が行われていた】
【誰によるものかは分からないけども――察するに、少女と好々爺風の声であり】
【原住民 / 侵入者がこれに気付いたならば、茂みの中を探り】
【果たしてそこに誰が居るのか、確かめる事も出来そうで】

【或いは、極端に知能の低い獣なら、交渉の段を飛ばして襲撃して来るかも知れない】
【または。若しくは――と、可能性は無限に近い有限ではあった】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 21:27:55.84 ID:IeNqybMSo
>>427
それじゃあ僕の番か。

【呪文を唱え終えて、矢をショートボウにつがえる】
【矢にこめた呪文は死霊術】
【死んだ者達の魂を矢にこめ、爆散させる邪悪なる秘術】

(……にしても、あの穢らわしいウォービーストの力でもダメとは)
(これは多分純粋な威力の話ではない……なら?)

冥府への盟約に依りて、汝、我に従え――


――死せる者共この矢に集い――


―――――――――――塵と為せ!


【引き絞り、矢を放つ】
【狙いはジャイアントの頭部】
【命中すれば、その矢は死霊の魂と共に爆発するはずだ】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/10(水) 21:28:13.40 ID:HZz7ihGfo
>>426

(う〜ん、元気な人だな……話しやすそうで良い人だから、好きだけど。)

へえ……偉いんですね、前線希望でもこっちに来るなんて
それとも、それだけ自分たちの種族や大陸が好きとか……?
だったら分かるなあ。僕も青の大陸や人々が大好きなんです、そりゃもう、ねえ?

【陽気な者同士、どうやら馬は合いそうだ――と、魚人は思う】
【話は通じるし、隠す所もないし、友好的にいけそうな感じだろうか】

マテリアガイスト……っていうと、鎧の中はスッカラカン?
見た目はイイ感じですし、僕はどっちにしたって貴方のことは好みですけどっ。

あはは。いやあ、旅の人だなんて恥ずかしいな
でも、こうして知り合いを増やして土地を見て回るのは楽しいし勉強になります
貴方が傭兵としてやっていくなら、行く先々で宣伝でもしちゃいます?―――っと、この辺りかな

【時折冗談か、それとも本気が曖昧な言葉を連ねたりしながら彼らは進む】

【そして、ふと足を止めれば―――多種多様な種族と、品と、声色の飛び交う広場に出た】
【食べ物、何かの素材、武具、或いは服やアクセサリー。大抵の物なら売っているようだが】
【なにせ広いし、ゴミゴミとしている。小人でも居れば粒されてしまいそうだ――最も、鎧の彼なら無事だろうが】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 21:35:33.80 ID:W7VlG7HQ0
>>430

【紡がれる詠唱、放たれる死霊の魂の一撃。その邪悪なる秘術は一直線にジャイアントの頭部へ向かう】
【直撃し、爆散し洞窟内を揺らしたその一撃は獅子も感嘆を漏らす程の全力だった―――のだが】


《アト イッカイ マデ ダ》


【煙が晴れた頃、まったくの無傷の状態で姿を現したジャイアント。直後、衝撃がオリヴァーの身体へと伝わるのだろう】
【致死には至らないまでも、全力のパワーの分、跳ね返ってくる至難の試練。やはり困難であるが……】


やっぱ無理かぁ……あっ、そうかっ!


【はた、と気づいた様に組んだままの腕を解いた―――なるほど、そうだったのか】
【獅子は最後のチャンスを大胆不敵な笑顔で挑む事を決意する。無論、それは―――】


全力っちゅうんは、俺ら二人の全力って事や……つまり、一緒にアレの腹に攻撃したったらええねん。
ラストチャンスや、これに賭けてめぇへんか?俺は絶対これで通ると思うぞっ!


【自信満々にそう提案する獅子は既にやる気モード。どの道、後は引き返すか無謀にも挑むかしかないのだ】
【ジャイアントは二人で、とは言っていないが一人でとも言っていない。ならばこの考えは妥当と思われるのだった】

【ジャイアントは何も言葉を発さない。彼の後ろで、ぼんやりと煌く二つの古代鉱石が震えていた】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 21:44:35.27 ID:V4FSHwd10
>>429
【茂みの中から、少女と老人の様子をこっそり伺っているのは、ほっそりとした、しかし人ほどの大きさのある巨大クラゲ】
【とあるエルフと出会った後、進む際木々に衝突しないため、じゃっかんしぼむ事にしたようだ】
【そのクラゲの傘の中で狭そうに転がるのは、少女のような少年のような姿をしたジェル状の生物】

「あの、やっぱり止めませんか?」
「何でさ、話の分かりそうな相手だと思うけれど」

【ジェル状の生物は視力を酷使しなければ見えないほどの糸を数本、茂みの中からその老人と少女の声をたよりに、ほぼ手探りで、ゆっくりと静かにのばしていた】
【それが、会話手段であり、どうやら交渉についての話を聞こうとしているようだが】

「だって、このまま帰ったら、危険を冒してわざわざここまで来た意味も無いしね。 せっかくだから、情報もらっておかないと」
「もう、切り刻まれそうになるのは嫌なんですけれど」
「だからこうやってこっそり・・・ん?」

【クラゲの苦悩を無視して、知識欲のままに、好奇心で行動をするジェル状生物】
【糸は、おそらく、不規則な動きをしながら、少女と老人の頭に近づいていくだろう】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/10(水) 21:44:49.98 ID:YoSlcP1AO
>>431

むぅ、好きとかそういうのではなく、手伝いたいだけなのだろう
困っていれば助ける、ただそれだけの事なのだ

【趣味は?と聞かれれば、手伝いと答えそうな人種だ】
【世界に参加している理由も恐らくはそれだろうか】

その通り!中身こそ無いが、これがたまに便利でな
む、あまりそのような事を言うな、少し恥ずかしい

傭兵と言うよりは手伝いだ!食事と手入れの道具さえ
貰う事が出来るなら、私は構わない……と、ここか!

【辺りを見渡しては、時折おぉ、と感嘆の声を上げたり】
【目を凝らす様な動作をしては驚いたりしてた】

うむ、やはり活気のある場所とは良いものだな!

【そう短い感想を言って、その中を歩いていく】
【行く場所ははっきりとはわからないが、恐らく食品を買いに行くのだろう】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/10(水) 21:45:19.62 ID:IeNqybMSo
>>432
(……願ってもいない!)

【心の中で不適に笑い】

いいよ、構わない……全力で行こう。
二人で、やってみようじゃないか。

【そう言って再び矢を掲げる】

(馬鹿め!馬鹿め!獣風情からの成り上がりが!!自分から死にに行く算段をして!!)
(二人で解決してやろうじゃないか、その後遺物を手に入れるのは……一人だ!!)

僕はさっきのをやる、君も全力を出して殴ってくれ。

【そう言って矢を弓につがえる】
【狙いはジャイアント、だがそこに仕込まれた呪術は――】
【ライオネルの攻撃に合わせて、矢を放つだろう】

【――爆発がより拡散し、ライオネルを巻き込むつもりの、死霊の矢が】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県)[saga]:2011/08/10(水) 21:49:02.64 ID:LaKBfyO/o
>>428

流浪か…俺もたまには森を出てみるかね……

【「小さいのに、偉いじゃねぇかよ―――」】
【目尻に皺を寄せ、頬が緩み――笑った。のだろうか。少なくとも硬い表情では無い】
【言葉の事もあってか、きっと笑って見えるはず】

ああ、頼む。俺がいない時はそこらへんにでも置いといてくれれば大丈夫だ
森からはほとんど出ねぇけどよ、異変があれば伝えとく――

【飲み込まれそうな錯覚に陥る中。碧を紅を照らし合わせ】
【条件を快く承諾し、森の事なら俺に任せろとでも言わんばかり】


じゃあな、逞しく生きろ『スフィア』―――


【笑みが見えた瞬間。助言のような言の葉を口に出し―――】
【スフィアが前を向いた瞬間。木々がざわめくのが聞こえるだろう】

【振り返っても、トカゲは居ない。だが不可思議な事に、街まで道標のような物が出来ていた】

/PC重てえええええええ俺レス遅せえええええ
楽しかったですありがとうございました、乙でしたー!
ちょっと再起してきます
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/10(水) 21:53:24.45 ID:HZz7ihGfo
>>434

(黒の大陸の人って、基本的に悪人の印象だったけど……)

………、……イイ人だなぁ

【この魚人も割と善人寄りでこそあるが、相手の答えに本音が漏れた】
【そもそも有った黒の大陸のイメージも相乗して、その好感度はかなり高いらしい】

荷物とかたくさん持てそうですよね、今度一緒に漁師やってみません?
僕、家業はそっちの方だったりして……あ、でも錆びちゃうか
……あれあれ、意外と鎧さんはシャイガイだったりします?

【陽気な性格、見方によってはそれこそ「ウザイ」かもしれない、が】
【人混みを掻き分け進む彼を、後ろから静かに追従する姿は礼を知っている風で】
【また食品を買う際は、こっちが安いとか量が多いとか、そういう助言もすることだろう】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 21:56:41.78 ID:LbzjwM9Vo
>>436
……帰る家が、……守るべき人が、なくなっただけさ。

【流浪とは根無し草、風の如く止まれない生き物】
【偉いんじゃないよと、自嘲気味に笑った】
【そして「あなたは私の歳を知っているのか?」と、冗談めかして笑う】
【幻獣種の寿命は、中々に長いのだ】

了解した、確実に。
……私は、この国を、或いは人を、護りたいのだ……。

【森の守護者たるあなたの協力があれば、百人力だと、スフィアは頷いた】
【一箇所に根付くべき性質なのに、それが出来ない自分の性(さが)を、時には怨みもするけれど】
【それでもいいと思える一瞬は、ここにあった】


クアアグナス殿も、次会うときまで、お元気で。


【――――――目視の必要はない。ここにいなくとも、理解は出来る】
【迷いなく振り返ったスフィアは、導のおかげで街まで迷わず帰れたという】
【……そして時々、ここを基点として何処かへ行くときだけは、迷わずにたどり着けるようになったという】



//お疲れ様でしたー!!!
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 21:57:56.92 ID:W7VlG7HQ0
>>435

おう―――――じゃ、行くでぇッ!!

【気合十分、と言った具合にジャイアントに駆け出す獅子】
【オリヴァーの思惑になどは気づいていない。そのまま再び跳躍し、全力の拳を振りかぶる】

【此度は咆哮も無かった。ただ、全神経を右拳に注いで振りぬく。常識を逸したウォービーストの一撃であった】

【拳が腹に命中―――数瞬遅れてオリヴァーの矢が放たれる。その命中する頃には爆発の圏内を逃れており、安全かと思われた】
【それが先ほどまでの爆発ならば獅子に被害が及ぶ事は無かっただろう―――が、此度のオリヴァーの一撃は彼をも巻き込む】


なっ――――オリヴァーッ!?


【爆発。衝撃。そして何かが”壁”に叩きつけられる音。砂埃が晴れた後には、ジャイアントの姿しか確認できないだろう】
【それも僅かの間。ジャイアントは砕け散り散乱する。残ったのは壁の古代鉱石と、瓦礫に塗れた獅子の姿】

【獅子は瓦礫の下でピクリとも動かなかった。死んだか、あるいは気絶か。それは瓦礫を退ければ分かる話ではあるが】
【恐らくその試みは実行されないだろう。ジャイアントが砕け散ったのとほぼ同時、洞窟内が崩壊を始めたからだ】

【どうやら”この最深部”は試練を突破したら閉ざされる事になっていたようだ。崩れる前に古代鉱石を取り出すのが賢明だろう】
【しかしながら古代鉱石は一つしか壁に埋め込まれていなかった―――円形の左腕用の小ぶりの盾。その隣にあったガントレットは消失していた】

【ガントレットがあった更に横……その部位の壁が”何かが激突したような跡”が残っていた】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 22:03:56.95 ID:OLL0uqYj0
>>433

「……と、誰かお越しなすったようだ
 アルテナ嬢、ゆるぅりとお迎えしてやれば良いんじゃないかい?」

【視力を酷使した――かは、定かでは無いのだけど】
【何らかの気配と翁の声により振り向いた「人影」は】
【本来の瞳の光に加えて、額に帯状の電光を宿していた】
【まるで――機械のセンサーか、何かのような】

何これ……、糸?
それであんたは――見るに、クラゲかしら

【明るみになったその者の第一印象は、『昏い青』であろう】
【人型で、稚(いとけな)さの残る少女の姿をしているが、水着めいたボディスーツを纏い】
【肩や脛や背筋、股間など、要所要所は装甲で固めている】
【その何れもが海の蒼色、ただ深さが変わっていくだけだけれども】

 【瞳孔に髪は――敢えて言うなら赤に近い、暁の空に似た色で】
 【ホルスターと充電器を合わせた様な、太ももの部品には】
 【異形の銃ともトンファーとも付かない異相の武具が鎮座する、奇妙な風体】

【彼女は伸びた「糸」を、何らかの方法で見切っているらしく】
【それを示すかのように――ぴかり。ヘルメットの装飾が、光を明滅させている】
【これが帯状の電光の正体だ / まるで第三第四の目みたいに】

【そして勿論、「糸」は警戒しているらしく】
【文明の分りづらい彼女は三歩ほど後ろに下がり、緩く構えるが】
【そこに、「老人」らしい影は無く――】

……私と『一緒』で、あんた達青いわよね
それでいきなり頭に来るって、ちょっと失礼じゃない?
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[sage]:2011/08/10(水) 22:05:27.93 ID:YoSlcP1AO
>>437

むぅ、悪い奴ばかりでは無いのだがな
どうも容姿がな、あまり受け入れられんようだ

【何となく、比べられている事を感づいたらしい】
【スケルトンにグール、あまり万人受けする容姿とは思えない】
【彼は比較的受け入れられやすい方だろうか】

全くその通り!なま物を入れるのは不味いが
それ以外ならかなり持てる便利な体質なのだ!
……照れてなどいない!ただ慣れてないだけだ!

【そんな事を言って、買い物に移る】
【買い物する際の助言に従って、安くそして多くの買い物をする事が出来た】
【その八割ほどを鎧の中に仕舞い込んで】

有意義な買い物が出来た!感謝する!
装備に関しては、私だけで探す事とさせて頂く!
流石に、そこまで手を借りるのは申し訳ないのでな!

【今回の買い物に関する謝礼と、残りの買い物の事】
【装備の良し悪しは見抜けるのか、そう伝えた】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 22:05:37.68 ID:IeNqybMSo
>>439
……さて、どんな物か……

【目的を果たし、眉一つ動かさずに盾の方に向かって走りだし】
【そして小ぶりな盾を手にしようと手を伸ばす】

……ん?

【その最中、”何かが激突したような跡”を見て】

……まさか、そんな都合がいい事、あるわけがない
(奴がたまたま生き残り―――)
(――あまつさえ”遺物”の守護を受けるなんて)

【軽く首を振って疑念を頭から振り払い、盾を手に取る】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 22:10:59.90 ID:W7VlG7HQ0
>>442

【盾を手に取れば、洞窟内は崩壊を更に激しくする】
【直ぐにでもこの最深部から脱出しなければ閉じ込められてしまうのは自明の理】

【獅子を埋める瓦礫はピクリともしなかった―――このままでは、脱出も不可能だろう】
【たとえ生きていたとしても生き埋めになる事は間違い無い。唯一の気がかりは一つの遺産を抱いて眠っている可能性か】


【崩落が始まる。天井からは巨大な岩が地面に落ち、水流がどこかか流れ始めた】
【冷気の風圧が辺りを飛び回り異常なまでの冷気を醸し出す―――崩落まで、あと少しか】

【数十秒後には最深部から来た道を戻る通路への出入り口が巨大な岩で塞がれてしまうだろう……】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 22:13:36.20 ID:IeNqybMSo
>>443
……迷ってる暇はないな

【一瞬ライオネルの埋まってるらしき瓦礫を見て逡巡するも、入ってきた出口に向かって走り出す】
【その手には、裏切りを以って手にした盾を抱えて――】

【何も問題が発生しなかったのなら、洞窟の入り口までずっと走り通すだろう】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/10(水) 22:17:24.98 ID:HZz7ihGfo
>>441

うーん……まあ確かに、そういう所が大きいんですかね……
って言っても、僕はあなたと話せて良いイメージを持てましたよー

【いっそ、今度悪いイメージを持つ人が居たら良く宣伝してやろうか】
【そんな事を考えながら、ラティメリアはくすりと笑う】
【何でかといえば、それは鎧の彼がどことなく面白いからであり】

いやあ、僕も有意義なご案内が出来て楽しかったです
っと……そうですか?なら、僕はそろそろお邪魔しようかな
それじゃあまた、世界の何処かで合うことがあれば……アレですけど戦争、頑張って。

【相手の言葉に首を縦に振って、中立故の悩んだ声で最後を告げ】
【長身の、特別目立つ温和な魚人はやがて人混み紛れて消えていった】

/こんな感じかな?お疲れ様でしたっ、楽しかったですー!
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 22:19:48.73 ID:xmPO0Vtn0
【緑の大陸】
【フォレストヴィレッジ】
【ひたすらに広大な自然が広がる緑の大陸の端の方に位置する小さな集落】
【木々の枝の間に板や梯子を掛け、通路とし、さらにその上に家屋や神事の際に使う祭壇を祀ってある】
【穏やかな森の住民達が住まう穏やかな場所―――そこはそうであるはずだった】

【ザザザザザザザザザザッ!!何かが木々の間を通り過ぎるような物音が響く】
【それは集落を囲むように響き、無数の葉が地面へとヒラヒラと降下していく】

【異変を感じ取った住民達が家屋から出てくると―――ザシュッ!!!一人が“何か”に斬りつけられ、倒れる】
【ザシュッザシュッ!!!!一人、また一人と斬り伏せられていく住民達】
【彼らに抗う術はない、なぜなら彼らは温厚かつ非力なプランツ・ビースト達だ】

他愛のない、ここから緑の大陸への侵攻の足掛かりにしてくれようぞ…ヒハハハハハ
そうれどうしたどうした自然の民よ、森の民よッ!!!!!我を捕えてみせよッ!!!!

このアサシン・リザードきっての俊敏さを持つ死音のゲルクをッ!!!!

【トンッと軽快に両足を揃えて集落全体が見渡せる枝に着地し、哂う影】

【紫に染まったごつごつとしたヒトガタの肉体にマントのような翼】
【両手には強靭な鋭い爪が伸びており、右手の甲からは黒い刃が伸びている】
【顔はドラゴンのそれに似ている仮面を付けており、螺旋を描く二本の角が頭上へ伸びている】

【このままでは黒の襲撃によりこの村落は壊滅させられてしまう―――】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/08/10(水) 22:20:09.30 ID:W7VlG7HQ0
>>444

【オリヴァーが出口を抜けたあと、鍾乳洞の最深部は完全に崩壊した】
【地響きと共に二人がいた最深部とそこに繋がる通路は閉鎖される事に】

【この地響きで他の最深部、通路が崩壊する事はなかった―――これも遺物の力なのだろうか】


【オリヴァーが鍾乳洞を抜けて草原へと躍り出た頃、瓦礫の下で獅子は覚醒する】
【瓦礫を片手で打ち破り、まともに立つのも窮屈になった最深部で自身の安否を確認する】


くっそ……あいつ、マジか……洒落にならん事してくれたで、マジで……。


【外傷は深刻だった。爆発による傷と壁に衝突した傷で衣服は血に染まっていた】
【黄金の鬣もまた、紅く塗れて。肋骨の一本か二本は折れた、と思ってもいいだろう】




【そんな状態の彼が生存していたとしても、あの最深部から抜け出たはずは無いだろう】
【それでも獅子は数刻後にはなんとか鍾乳洞を脱出した――――緑黄色に光る、右手のガントレットを片手に】


/お疲れ様でした!ふふ、裏切られたよ!
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 22:20:54.28 ID:V4FSHwd10
>>440
「ば、ばれましたよパルミラ!? ま、また八つ裂きで、焼かれて煮られてキクラゲとしてサラダ行きに・・・ひぇぇ!」
「落ち着こうよジェリー、どうやらお仲間さんだ」

【キクラゲは茸です】
【それはさておき、ジェル状の生物はアルテナ嬢と呼ばれた少女の姿に、味方、いや少なくとも青であることを認識する】
【最悪逃亡しようかと思っていたが、どうやらその必要はなさそうだ】
【そこに声がしたはずの老人の姿が無いこと、そして、青でありつつどうして緑の森林にいるのか、など聞きたいことはあるのだが、まずは会話ができなければ意味が無い】

「ジェルジェル、とりあえず」
「あ、あぁ・・・はい」

【クラゲは、力を失ったようにがっくりと頭を垂れて、それにあわせ、傘の中のパルミラも、丁寧に頭を下げる】
【相手に対しての敵意の無いことの証明と、相手が青であると理解していなかったとしても、その無礼に対する謝礼をこめて】
【そして、握手を求めるように、赤く強く光る瞳、少女の手の位置まで、ゆっくりと伸ばす】
【青の領域ではある程度名の通った情報屋である、同じ青であるなら、もしかしたら、糸のなす意味を知っているのかもしれない】

449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 22:26:26.13 ID:LbzjwM9Vo
>>446
―――――そこまでだ、黒の者よ。

【高所より飛来するは鉄塊と、緑】
【上空高く、森の人の領域を超えた跳躍を持って木々を駆け上り、そこからの重力攻撃だ】
【圧倒的質量、直撃すれば頭をかち割られて終わるのだが、そうも行かない】

【着地点は、おそらくその足元付近】
【湿った大地の渇いた砂埃を巻き上げ、降ってきたのは――――】

【その風貌は、名実ともに『緑』の特徴が色濃い獣人少女といえる】
【発色鮮やかなエメラルドグリーンの毛皮に、前面からでも見える豊かな毛並みの巨大な尻尾。細くなった先端が歩調にあわせ揺れる】
【ウサギ脚と人に近い上半身の組み合わせ、目深なテンガロンハットのリボンが二筋、風にはためく】
【帽子から漏れた、薄いブロンドのショートヘアと、宝石のように真っ赤な眼】
【これで振り下ろした鉄塊がなければ、かなりファンシーな外見といえたのだが

私が応じよう、来るといい

【鉄塊は、その獣人少女の身長ほどもあるごつごつした岩、のような剣、のような物体】
【しかし武器であるという証拠に、もち手や峰と思しき部分に、人の手が入ったパーツが組み込まれている】
【少々華奢なこの少女は、それを片手で持ち、えぐれた地面から片手で持ち上げトカゲへと突きつける。見た目に似合わず力自慢、なのかも】

【騎士然とした振る舞い、挑発的であり】
【晴れた砂塵の中、鉄塊を突きつける緑の少女は、その紅玉の双眸を赤く赤く滾らせて―――――】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)[saga]:2011/08/10(水) 22:28:19.51 ID:YoSlcP1AO
>>445

もし我らが同胞に会えた時にはあまり悪いイメージを持たないでやってくれ
奴らも容姿こそ受け入れられないが悪い奴では無いのだ

【グールだったとしても、中身は陽気な奴かも知れないのだ】

うむ、こちらこそ案内してくれる者が来てくれるとは思わなかった!
ではラティメリア殿!またいつか会おう!

【最後にも、少しやかましい別れの挨拶を交わして】
【ふと、彼は気付いた】

私の名を名乗っておらんではないかーッ!!

【そんな海底都市アトランティス】

/お疲れ様したー、予想以上に濃いキャラになりました
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/10(水) 22:28:40.95 ID:IeNqybMSo
>>447
【鍾乳洞から抜け出た後、彼はある所へ向かう】

【”エルフ評議会”】
【一般的には、有志のエルフが知恵を出しあってより良い生き方を模索する場所――】
【そこに彼は向かい、老いたエルフ達の前に立つ】

《遺物の回収に成功したか―――》

?――遺物の力は我等エルフが使ってこその物?

【そう、実態はエルフのみを是とする、エルフ至上主義者の集まり――】

《貴公もこのまま我等に貢献し続ければ――》

?純潔の者として認められるだろう――?

【老人達の声の中、オリヴァーは一人哂っていた】

/お疲れ様でした
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 22:36:41.59 ID:OLL0uqYj0
>>448

【少女は『青』を主張するが、髪や瞳の色は赤に近似】
【そして、メカニカルデザインの『趣味』は――青と赤を、折衷したようなもの】
【確かに、同族と思わせるに足る物は身に付けていたけど】
【どこか――余計なものも、感じさせかねない姿で】

【そして何より印象的なのは、そのヘルメットのデザインで】
【巨大な鮫に頭を呑まれる寸前を模し、輪郭を覆って『顎』や『牙』の意匠を持つ】
【青らしさと、それに反する暴虐の色を帯びた形状だった】

……ん、分かってくれて嬉しいわ
あんたみたいなの――シーブレイン、だっけ
わざわざこんな虎穴に出っ張って来るって事は、よっぽど情報日照りなのかな

かく言う私も、そんな感じなんだけど?

【先ず示すのは敵愾心を収めたことと、対象の存在への理解】
【少女らしさは留めるが、どこかドライでぶっきらぼうな口調ながらも】
【視線には剣呑さは乗せず、少女はそう尋ねるだろう】

【そして伸びた糸に対しては、右手を覆う「手甲部分」を自分から宛てがい】
【淡い営業スマイルを浮かべると、相手の声を待つ】
【依然――先の老人の声は、二度響かず。】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 22:42:50.12 ID:xmPO0Vtn0
>>449

ふぅむ、やはり来たか……何、あまりに簡単過ぎてもつまらぬからな

【ヒュンッと腕を組み、脚を揃えたままの体勢でさらに二つ奥の枝に移動する】
【その速度、まさに疾風、ただ残るのは移動による旋風による木々の揺れる音と舞い散る木の葉のみである】

【相手の姿を目視し、組んだ腕をゆっくりと下へ降ろしていく】

ホッ何かと思えばただの獣人の女子かッカカカカカカカッ!!
…………その身なり、ウォービーストか?、ならば女子とて確かに腹の足しにはなる…、か

我は死音のゲルグ=I黒の先兵であり暗殺者ッ!!!!アサシン・リザードだッ!!!!
無礼であろう?そちらも名を名乗るのだ………ヒハハハハハ!!!!


でないと…………終わってしまうぞッ!!!!!!!!!

【シュッっと再び疾風の如く枝を飛び移り、少女の後方へと回りこもうとするだろう】
【後ろを取ったのならば、そのまま右手の黒き凶刃で背中から突き刺そうとするだろう】

【辺りにはゲルグの翼に触れた風の音か、超音波のような高音が鳴り響いている】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 22:52:04.00 ID:LbzjwM9Vo
>>453
礼、ね。なるほど、普通ならそれもそうかというところだが……。

【ごとん、振動交じりに地面に下ろした鉄の塊】
【地面が揺れた錯覚、きっととんでもない質量なのだろうが、】

【少女はそれを手放し跳躍、柄を踏み越え軽やかな足技で塊の向こう側へと着地する】
【塊を持てばパワーファイター、放せばトリックスターという、スタイルシフトを用いる少女】
【背中刺す刃は、その塊が弾き飛ばす。超振動ブレードだろうが、その塊の表面を傷つけることしか出来ない】

……弱者を蹂躙する貴様は、死者への礼を失している。

【ブレードの峰、柄に取り付けられたカバーのような金属を先端へ向けシフト】
【がしゃんと、音を立てて現れたのは…グリップ?】
【少女は引き抜き、披露するのみ】


―――――貴様に名乗る名はない。


【塊から抜刀したのは、薄刃のブレード】
【防御に耐えうる質量を持つ塊そのものを鞘として、その攻勢を劇的にシフトさせる鋭い刃】
【見た目はブロードソードに似ていたが、塊を盾として蹴り上げ、先ほどの逆回しの動作を行い飛び掛り、唐竹を試みるだろう】
【ウォービースト特有の高い身体能力を生かしたアクロバット…それを備えた騎士の剣】
【…アサシンには、速度では及ばないにせよ、ひたすらまっすぐ振り下ろす】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 22:57:50.21 ID:V4FSHwd10
>>452
【少女の手甲に、糸は、静かに、そして探るように、丁寧にまとわりつく】
【そして、二、三回転ほどしたところで、その動きは止まり、少女の脳に直接、幼く思える、軽い口調だが改まった声が響くだろう】

「どういたしまして。 先ほどは失礼したよ。 君の言うとおり、ここは虎穴もいいところだから、ふらりと姿を現すわけには行かなくてね」
「ふぅぅ・・・」

【安堵したように、抜けた声を漏らしへなへな地面に落ちるのはクラゲ。 こちらは女性的で、震えがかかった声】
【しかしいまだに、ジェル状の生物は、少女の姿に覚える違和感を拭えずにいた】
【青だけではない、どこか赤とも感じるその外見と雰囲気】
【パルミラ自身の情報にも、わずかに話には聞いたことがあるが、実際には目にしたことの無い、色の混ざった種族であるのだろうか?】

「うん、いや、やっぱり、青にいるだけじゃ確信の無いものも多いからね。 こうして散歩がてらに出てきたのさ。 ところで」

【あまりに危険な散歩ではあるが、それが真実で、それ以上の返答はできない】
【そして、少女の表情に、少なくとも敵意が無いことを感じ】

「君はいったい、何ものなのかな? 今見た所、すっごく興味があるんだ。
そして、この辺りにお爺さんはいなかったかい?」

【腰が抜けてしまったのか依然浮かぼうとしないクラゲに呆れながら質問した】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 23:07:55.10 ID:xmPO0Vtn0
>>454

弱者を蹂躙んんッ?種族間の覇権をかけた闘争に対して甘っちょろいことをッ!!!
弱肉強食ッ!!!!!それこそが貴様らの文明の象徴でありアイデンティティだろうがッ!

所詮は童、自らの世が美しくなければ気がすまんかッ!!!!若いなッ!

【ガキィンっと盾と刃が衝突し、火花が散り、弾かれた刃によりアサシンの身体が後方へ流れる】
【そのまま唐竹割を受け、胴が一刀両断――――と易々はいかないようだ】
【アサシンは後方へ仰け反った反動をそのまま利用し逆立ちの体勢を取り、そのまま腕の力で空中で舞う】

【だが完全に回避は出来ておらず、背からは血液が流れ出る】


ホーウ、中々器用な真似をするな小娘よ、流石はウォービースト、童でも高い対応力を持っている
反応もいい……だがッまだまだこれからよッ!!!!!!

【空中で回転しながら手で背中の血を拭い、その血液を相手の顔面、特に眼の辺りに向けて飛ばす】
【同時に近くの藪に飛び込み、再び姿を消してしまう】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 23:16:46.42 ID:LbzjwM9Vo
>>456
気付かないか…貴様は食っているのではなく『食い散らかして』いるのだよ。
摂理を盾にして欲求を満たしているに過ぎん、作法のない食い方なのだ。

―――――自身の取り分で満足できないから侵略し、他の秩序を食らう、など。
その渇きが貴様らの限界だと知れ。

【着地、開いた手で帽子を押さえる少女の目は、戦士を越えて騎士】
【その位置を小さく直し額を隠しながら、決して退かない芯を心に指して暗殺者へと対峙する】
【目を動かし、周囲の状況を判断する。藪の中に消えた敵はさておき、避難状況をうかがうべく】

プランツ・ビースト諸君、ここは私が引き受ける。私が彼奴ををひきつける間に逃げたまえ。

暗殺者よりも弁者に向きそうだな、転職をおススメするよ。

【あえて、声を出しまわりへと知らせた緑の騎士は、地面に刺した塊に剣を納刀、大地から引き抜く】
【肩に担ぐことなく腕を下ろし、低い構え。すぐにでも動かせるよう筋肉に力を通しておく】

(…さて、まさか向こうにもこちらにも援軍など期待できまい)
(時間を稼ぐが……誘いに、乗るか?)

【少女らしからぬ思索の色を、その目の中に湛えて待つ】
【敵はアサシン、暗殺者。速度において騎士が追いつけるはずもなし、ただただ待つ】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/10(水) 23:17:51.81 ID:OLL0uqYj0
>>455

【知識があるからには、驚く事はない】
【寧ろそうされている間に、少女は左で軽く頬を掻いてみせる】
【「癖で利き手を出した」と後悔するも、口にはせず】

そうね、緑の連中はとてもとても聖域主義・保守傾向が強い
それでいて頭が回らない力に任せて前しか見えないの、ついでに土豪劣紳の輩が多いから……
或る意味だけど――白より『面倒くさい』わ

そんなところに散歩がてらなんて、飛んだ皮肉ね
青らしくて――ふふ、安心した

【水の冷たく冴えた頭脳に幾らかの攻撃性を添加した印象】
【本気の侮蔑を僅かに滲ませた、呆れた様子の声からはそれが読み取れた】
【眸の色さえも、理性でコーティングされて紫を帯びたよう】

……私は、アルテナ
自叙伝の出版を計画してないでもない冒険家気取り
でも駄目ね、この辺りを探すのはお勧めしない、“なんでか知りたい?”

それで、お爺さん――ってのは、
もしかしなくてもこれの事かしらね……フォルネ、そろそろご挨拶。

「……ふぇっふぇっふぇ、あっしはフォルネ。
 本来は赤の種族が創り出した、『ウェポノーツ』なんだけどねぇ
 バカどもには見切りを付けてもうちょい見切りのありそうな子に使って貰ってるさねー?」

【アルテナが気だるげに呼び出すと、先と寸分違わぬ声が聞こえた】
【それは彼女のヘルメットが奏でていて、抑揚の度に「光」が明滅して】
【人間で言う瞬きを――その鮫の顔が、しているように見えるか】

 【ウェポノーツ。無機の種族の中でも、支配種の道具という色が濃いもの】
 【赤の種族が作るからには荒々しい色彩が多いらしいが、塗り替えは効く】
 【寧ろ――「装甲型は珍しい」という知識が】
 【パルミラの頭にあるなら、疑問として引き出されそう】

【青と赤のシグナルが混淆するのは、その為だろうか】
【陸上である此処では、どちらがどちらの反応か分析は出来ないかも知れず】
【その場合――今は、とりあえず彼らの言葉を飲み込むしか無い】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 23:34:50.90 ID:xmPO0Vtn0
>>457

口だけは達者だなぁ少女よ、何、我らの大地は荒れ果て、腐敗し、民は飢えているのでな
豊かな隣の芝へ分けてもらいにきたのだ、赦してくれぞ…キハハハハハハ


【相手を挑発するように詭弁を垂れる、声は森の中を木霊し、場所を特定はさせない】
【プランツ・ビーストの民達はせっせと準備をして木々をツルのロープで移動しながら遠ざかっていく】

【と、一体のプランツ・ビーストが何かを少女へ投げてから一礼し、去っていく】
【その物体は発光石、その名の通り、力強く握れば一瞬強く発行し、近辺を明るく照らす】

【この暗闇の中、姿の見えないハンターと戦うには心強いアイテムだ】
【しかし個数はわずかに二つ、使うタイミングを誤れば逆に大きな隙となってしまう】

シャアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!

【ドッ!っと素早い動きで少女の左側面の藪から飛び出す黒のハンター】
【少女との間合いに入ると大きく足を後方に逸らしてから大地を蹴り上げる】
【蹴り上げられた土砂は少女の顔面を中心に迫ってくる、ようは目つぶしだ】

【さらに少女のとのお互いの刃が触れ合うぎりぎりで再び横に跳ねて藪に飛び込む】
【そして今度は反対側から、さらにスピードを上げて現れ、凶刃を少女の腰の右側面へ突き刺そうと放つッ!】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/10(水) 23:39:28.18 ID:V4FSHwd10
>>458
「へぇ・・・」

【少女の口から、皮肉交じりに語られる言葉】
【自己解釈を含めた、現在の、そしてこれまでの緑の状況】
【否定する気も無い、する必要が無い、パルミラが思うのは、緑が”面倒くさい”という言葉に対するこの上ない共感と、理性と侮蔑の入り混じる紫の瞳に対する興味】

「アルテナ。 うん、なるほど。 僕はパルミラ、ここでへばってるクラゲはジェルジェル」
「正しくはジェリーです」

【相手の名前、という情報を記憶し、そして自らのと、その相棒の名前という情報を相手に与える】
【やっとのこと呼吸を整えたクラゲは、言葉を訂正して泡のようにやんわりと浮かび上がる】

「自叙伝か・・・自らの存在を残そうとする概念を与えられてない僕には、理解できない目標だね」

【クラゲの傘の中でころころと身を弾ませながら】
【冒険者”きどり”、なんて、君も十分皮肉屋じゃないか、という言葉は、胸のうちにとどめて置いた】
【そして、光と共に、先ほど聞いた、老人の言葉を発する、鮫のヘルメット】
【なるほど、赤と青の混同した個体、ではなく、それぞれがほぼ共存に近い形でそこにいるわけだ】
【新たな情報、既存から発展した情報、それが自らの視界に溢れている】
【ちんぷんかんぷんで目を白黒させているクラゲと、敵地の森の中などとは忘れ去ったかのように、パルミラは声を弾ませて】

「”うん、知りたい”な。 君の旅をする理由も。 どうして青である君が、その装備、フォルネ、というんだね? を手に入れたのかも。 全部知りたい。 是非、教えてよ。 それが僕の生きる意味だ」

【矢継ぎ早に、欲しいおもちゃを目の前にして興奮する子供のように、ジェル生物は問いかける】
【知識欲、情報を手に入れること、それが生きがいであり、使命であり、誕生と同時に植えつけられた最高である】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/10(水) 23:46:56.83 ID:LbzjwM9Vo
>>459
……確かに、無辜の民に罪はあるまい。
追い詰められれば腐肉とて馳走となるだろうが……腐らせたのは、誰だ?
摂理を超え、地を汚し、今こうして餓えさせているのは……誰だ?

(すまない、感謝する)

【開いたほうの手で二つの石を受け取り、軽く上げて礼を返す】
【とりあえず今は帽子の中に隠し持ち、再びその位置を直す】

――――そっち、なにっ!?

【と、いきなり左方からの急襲】
【来たかと身体をむきなおすと、その真っ赤な目に巻き上げられた砂が入る】
【敵を探るべく感覚器を尖らせていたので、これは痛い。視界が完全につぶれ、しかも痛みで他への集中が切れる】
【その間敵は闇の中、藪の中に紛れ消えたが…痛みは、意志力で握りつぶし、】
【両手で塊のグリップを握り締め、腰に溜める】

そこかっ!?

【―――――静寂に潜む異音を、その鋭敏な聴覚で探り、位置だけは特定。塊を振りぬいた】
【しかし反応が早い、野生の感覚を持つ少女すら超える刹那の交錯】
【重みゆえ動作は鈍く、きっと跳ねたトカゲの頭を打ち据えることなく、重心移動で僅かに位置を変換するのみ】

【身体が反転したことで左脇腹を掠める刃。赤い血が毛皮を切り裂き、重力で下に落ちるように滴っていく】

【しかし身体の自浄作用、涙によって右目はかろうじて開き始めている】
【今度は外さないと、塊を少し持ち上げて、平面を肩に当てる】
【固まりそのものを盾とする構えだが、同時に、塊と自身の身体で、帽子から取り出した石を手の中に隠した】

流石に早いが……軽いな、暗殺者。
それでは私の髄には通らんぞ、もっと打ち込んでくるといい……!!
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/10(水) 23:58:39.21 ID:xmPO0Vtn0
>>461

フッ安い挑発には乗らんぞ小娘、アサシンにはアサシンのタイミング、呼吸がある…
全てはそれが起点、冷静さをもってこその暗殺者なのだよッ!!!!!!

【再び森に響き渡るトカゲの低い声、それに加えてザザザザザザザと藪を移動する音がが聞こえる】
【不意に――――音が止んだ………――】


           【―――来る―――】


(その首頂いたッ!!!!!!!!!!)

【血に飢えた黒き狩人は藪から大木へと飛び移っていた、音もなく上へ上へと昇っていた】
【そして絶好機とみたタイミングで枝から少女の頭上へと降下していく】
【これなら音もほとんど出ず、現在耳を頼りにしている少女に感知される可能性もさらに低下できる】
【右手に備え付けられた凶刃を、少女の首を切り落とさんと着地際に一閃するッッ!!!!!!!!!】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/10(水) 23:59:47.73 ID:R4fNXu9AO
【緑の大陸:入り口に当たる森の中】

【まだ空が見える程度に浅い、森の中】
【月明かりを頼りに行進するのは、骸骨≠フ集団】
【銀色の冠と漆黒のマントを装備したスケルトンを先頭に、整然と森を歩いている】
【スケルトン達は各々武器を担いでいる為、黒が緑へ攻め込んで来た=Aと見るのが普通だろうか】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 00:02:34.71 ID:SEt3kBan0
>>460

【告げられた二者の名を、小さな声で復唱すると】
【「その程度の長さならば、覚えられるし忘れないでしょうね」と】
【事務的という程でもないが、淡白に返した】

自己顕示欲とか性欲に欠ける、って事かしら
私はそういう概念を欲望として知っているわ、どうなの?

【名前も、存在も、行動も、総て情報として解釈しているのだろうか?】
【思えばシーブレイン族と野良の邂逅は初めてに近く】
【人工生物であるフォルネとの生活も、全く参考にはならない】
【初めての体験に――幾ばくかの、危機感と好奇心を覚えていた】

 【知の記録者に対し、現在進行形で『嘘』を食わせている自分】
 【相手がその味に気付いたとき、どんな対応をされるのか】

【まだ明かさないが――願わくば、乾いた反応が欲しい】
【少女の『憧れた』青とは、揺蕩う大らかさでなく、氷の乾燥と厳然さ故に――】

……強いて止める理由も無いんだけど、長くなり過ぎるわよ
さっき言ったでしょ、『緑は面倒』だし、お勧めしないってね

この近くに、巨大な虫を崇める獣人族の集落があるのよ
とびきり分からず屋で、とびきり閉鎖的な連中たち――
そこの「情報」を取って来ようと私は思ってたんだけどね

私はどこまでも行ける力が欲しいから、フォルネを手に入れて、使ってる
だけどあんたは――お世辞にも、戦闘特化のタイプには見えないわ
曲がりなりにも敵地……直に面倒なことになるかも知れない

【バツの悪そうな顔を貼っつけて、そう述べる】
【その間フォルネは大口を開けたままだが、無言で】

 【まず。断片的な情報や、相手を押し留める意思を見せて】
 【極めて小出しに餌を撒く事で、相手の好奇心を飼い太らせる気だ】
 【育てて――慣らす事が出来るかまでは分からないけど】

……根が深すぎて、光の綺甲どもも普通は立ち入らない場所よ
ちょっとつつけば爆発する、そんな所の事を知ってしまったら……

【そして今度は一転、少し硬いが楽しげにウインクしてみせて】
【皆まで云わず、少し膨らんだ頬を掻く】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 00:13:40.49 ID:rxgW4EFTo
>>462
―――――タイミングが読めていれば、それはそのまま私の呼吸となるのだよ。
呼吸に拘り過ぎたな、暗殺者――――――っ!!!

【峰を上にして、落下する鉄の塊】
【上空、帽子のつばで隠れた少女の顔は、笑っていた】
【初撃と回避の間、目潰しと二撃目、そしてわざとらしく音を立ててから消える一瞬。これだけ好きにさせれば充分だろう】
【これまでの攻撃は、全てのそのためのもの。そして自身の視界が復旧しないからこそ出来る誘いの一手!】


【――――来た――――】


【左手を真上へ上げる。手の中には発光石が握られており、接近=呼吸に合わせて握り締める】
【目がくらむような閃光、重力に引かれ接近してきた暗殺者の不意を付く形となるであろう一手】
【更に、少女の視界は自分のまいた目潰しと帽子によって防がれ、後は右目が薄く開きはじめていた】

【左手が突き出していた事で、おそらくタイミングも狂う】
【接触した腕で落下の瞬間を捉え塊を飛び越え、蹴飛ばすと既にブレードが射出されていた】
【グリップを掴み、引き抜く。刃渡りは普通のブロードソードだが薄く、この一手のために作られたかのように軽い】

【そしてここに来て、騎士は初めて自らの異能を発動】


深緑烈護(エメラルドブレイズ)――――――!!


【帽子の下、赤い光が充満して輝く】
【本来守護を他者へ与える能力、カーバンクルの特殊能力】
【―――――薄く軽い刃の硬度が上がり、威力が向上】
【そして反応がワンテンポ上がる。自らの一瞬を強化する強化系能力と化して、】


散れ、闇の使徒っっ!!!


【赤く輝くブロードソードを、ルビーの光で真っ赤に染めて、再び塊を飛び越え勢いをつけつつ切りかかった】
【目がつぶれていなければ、回避だって容易だろう。でなければ、これを予知していれば】
【――――防御は考えないほうがいい、威力は先ほどの薄刃の比ではない】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 00:22:40.81 ID:noMjQS7G0
>>464
「自己顕示欲や、性欲は別に僕の存在理由には必要ないからね。 だから目立ちたいとも思わないし、性的興奮もしない。 でも、頼めばくれるみたいなんだけど、今度もらってみようかな。
そうすれば、また別の観点から、知識を得られるかもしれないしね」

【感情を、まるで道具や、装備であるかのような物言い】
【事実、パルミラの核には、最低限の感情と最大限の知識欲しか組み込まれていない】
【複雑な感情を持たないゆえに、子供の用でもあり、多数の情報を、苦も無く管理することに徹底できる】
【そして、パルミラの製作者には、新たな感情を、核に追加することができる】
【しかし、情報の管理としての役割に師匠が出るようなら、すぐに”取り上げられる”だろうが】

「それは残念だ。 かなりとっても残念。 餌に食いつかされた気分だよ」

【質問の答えが返ってこず、液体化した唇をとがらせる】
【だがこのまま引き下がっては意味が無いので、再度聞きなおそうとした、のだが】
【パルミラ、の興味は、また別のものに、移ったようだ】

「へぇ、虫を信仰する獣人族の集落。 それは僕の情報にはないなぁ。 とても興味がある」

【アルテナを疑うことなく、巻かれた餌にぱくりと食いついた】
【その後、少女の会話に、餌に、導かれるように、釣り針の繋がるそれへと向かってすいすい泳ぎ】

「面白いね」

【わざとでは無いかと思うほど、たやすく掛かり、吊り上げられた】
【自らの知識に無い未開の土地に、立ち入り、調査する、それに対する衝動は、パルミラの大好物だ】
【戦闘以外にも、情報を得る方法はいくらでもある】
【何しろ、今目の前には、自らより目に見えて戦闘能力の高い存在がいる】

「いいね、是非是非同行したいよ。 どこにあるのかな?」

【この条件の中、飼いならされる以前に、痩せたまま、口に飛び込まない理由など無いのだ】


467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 00:28:31.62 ID:XWbzTiTl0
>>465

ガッ!!!??何をッ!!!!!!!このような小細工どこに隠し持ってッ!?
何たる不覚ッ!!!!

【突如現れた閃光に思わず手の甲で眼を覆ってしまう、それにより攻撃も中断】
【空中にいるため、別の行動へ移る事も不可能なため、ただ眼を覆って落下する】

【そこに待ち受ける少女異能を用いて強化された強力な一振り】

ホッ!!!些か侮り過ぎたようだなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
右腕はくれてやるッッ!!!!!!!!!

【ハンターは即座に判断し、右腕を捨てた、差し出すように剣へ向かう右腕】
【舞い上がる鮮血、回転しながら跳ね上がる右腕、それを左手でキャッチし―――】


また会おう若き英傑よッッ!!!!!戦はまだまだこれからぞッ!!!!!!!!

ヒハハハハハハハアハハハハハハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

【それをまるでダーツの矢のように少女の右肩へと刃を向けて真っ直ぐに投擲する】
【そして自らは身を翻して即座に藪の中へ消え去っていった】

【野生で生きる獣人なら分かるだろう、もう気配は消えた事に―――】

【森は静けさを取り戻してた――――…】

//お疲れ様でしたー!
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 00:38:02.27 ID:rxgW4EFTo
>>467
……ちっ、仕損じたか。
まあいい、私の本懐は防衛……。ここが護れたのであれば。

【首を狙ったであろう攻撃は、左腕に命中していた】
【左手の筋肉が裂かれ、血が出ていて、実のところ力がはいらない】
【先ほどの一閃は右腕一本ではなった事になるのだが、鉄塊を持ち上げる膂力を考えれば、無理なからぬことだろう】
【その代わり、狙いがあまったかと反省する。右腕一本でも、次は確実に脳天をぶち抜くのだ】

【…自分が防衛している間、誰かが】

【シリンダーに薄刃を戻し、押し込むと、塊に備え付けられたカバーがスライド、収納した】
【内部構造の隙間から赤い光は漏れ続けていたが、しばらくするとぼんやりと消えてゆく】
【自己解放によって脳のリミッターを解除する深緑烈護の効果が、切れたのだろう】
【帽子の下で輝きを放ち続けたルビーの光も、収まってゆく】

【そのまま少女は、鉄の塊に腰掛け項垂れる】
【一度だけ帽子を直し、重苦しい息を吐きながら】

(……さて、反動が……っ)

【そういう能力だから、対価もわかりやすい『使用後のスペックダウン』】
【どの道他者に使うためのものだ、使い方を間違えているのだからこれもやむを得まい】
【全身がだるく、眠気が襲ってくる。左脇腹と左の血も、少しずつ】

……その腕は、手厚く、埋葬してやって、欲しい。
……敵でも、戦闘が終わり、離れれば…血肉……いずれ大地へと、還るの、だか、ら……。

【プランツビーストたちが、帰ってきていないだろうか】
【いや、いい。誰かが聞いている気がしたから、それだけを言付けると、ついに少女は意識を取り落とした】

【…防衛成功】
【緑の騎士スフィア=ハルベルトはまた、誰かを護れたのだからと、ひとまず満足の中、夢の中へと沈んでゆく】


//お疲れ様でしたー!
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 00:45:14.59 ID:SEt3kBan0
>>466

そう言うと思っていた……だが、大丈夫?
天然の火薬庫、水の詰まったサボテン。迂闊に触れば傷付くわ
或いは――あんたの、中立の旨みを喪うかも

【食いつきは上々、それでいい――されど】
【最後の最後で少女は笑みを消して、斯様な事を告げた】
【下手を打てば、「青」である事の最大の利点を失くすと】

確かに、何芝居か打てば騙して戦争に持ち込めるようなバカ連中かもね
だけどそんな事を始めたと気づかれたら、あんたはお陀仏よ
シーブレインは人工生命体、管理されている個体は少なくない――て『記憶』が、正しいなら

情報の先駆者になりたい?メリットはそれしか無いと思……、
いや……あんたには、複雑な欲望は無いんだったっけ。

【管理者が居て、相手に「保身」の意識があるのなら】
【一度首を突っ込ませてしまえば、もう戻れなく出来るだろう】
【情報を隠しながら――裏の暗躍者として、活動せざるを得なくなる】
【水の支配者階級の手駒ではなく、個人として】

「ふぇっふぇっふぇ。争いは情報を増やすよぉ
 対岸の火事はどうでも良いっちゃどうでも良いが、自分に向かう刃ってぇのは
 みぃーんなみんな、大好きだからねーぇ――。」

「……おっと、然しあんさんは権限と欲求が制限されているのかい?
 だとしたら酷い製作元さね、あっしのとタメ張るくらい」

流石に、本格的な武力調査はまだ行えないわ、「まだ」勿体無いわ
まず飽くまでも情報の探索――幸いに、あの村には川が続いてる
それを伝ってけば、あんたなら観察しに行けるはず

フォルネも私も泳げるんだけど、こいつは「赤い」から向いてないの
だから――厄介が起きたら、騒ぎ起こしてフォローしてやるけど?

【どちらの方が基点なのか、それは定かでは無いが】
【フォルネとアルテナの性格は似通っていると言って良い】
【赤き出生を持つとは思えない様な、曲がった根性が台詞に浮き上がった】

【そしてアルテナは、パルミラの協力が得られるなら】
【件の村を基点に何かを起こす心算らしく――微笑】
【飽くまでも相手に判断を委ねる形で、然し力は惜しまず貸すと告げた】

【言外に示すのは、力ある「私たち」が反逆は許さないと言うことである】
【台風の目になる気が有るなら――相応の代償を、覚悟せねばなるまい】

//っと、自分から大きな流れにして申し訳ないんですが少し眠気が
//明日の夜に引き継ぐか、情報だけ入手or幾らか過程を飛ばして別れる展開にして頂きたく
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 00:48:43.07 ID:noMjQS7G0
>>469
//とても面白い展開なのでこのまま引き継がせていただけるととてもありがたいです。
おそらく9時ごろに現れるので、雑談で呼びかけてもらえれば現れます。
もしくは、9時ごろに自分から現れた方がよいでしょうか?
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 00:55:27.42 ID:SEt3kBan0
>>470
//承知しました、では適切な時間にしたらばで私が呼びます
//設定も可能なかぎりは練って来ますので、でも期待はしないでいると比較的幸せになれるかと
//では、今日のところはお疲れ様でした!
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 00:57:44.48 ID:noMjQS7G0
>>471
//お疲れ様です、お休みなさい!
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/11(木) 01:40:34.04 ID:t4Lv649AO
【緑の大陸:入り口に当たる森の中程】

【そこを行進する、骸骨≠フ集団】
【黒の勢力、スケルトン≠フ集団だ】
【各々が武器を持っていることから、傍目には緑の大陸を侵略しに来た黒の勢力≠ノ見えるだろうか】
【冠とマントを身に付けたスケルトンを先頭に、集団は森を進んで行く】
【そんな中、冠を被るスケルトンに、背後から声が掛かる】

[た、隊長…流石にヤバくないですかね?引き返しません?]
黒の所属とは言っても僕らは独立部隊みたいなもんだし、仮に誰かと出会ってもちゃんと話せば大丈夫だよ…………………………タブンネ。
[駄目じゃないっすか!やっぱ帰りましょうよおおおおおおお!!]
《ちょ、おま、うるさいっての!》
まあでも本当に大丈夫だと思うよ?
……よっぽど血気盛んな奴と鉢合わせない限りは、ね。

【わいわいがやがや....】
【……まあ、見た目のおぞましさからは想像出来ない程に、お気楽≠ネ集団であるようなのだが】
【実際、血気盛んな奴≠ニ出会った場合は、洒落にならないかもしれない】
【何事も無く通り抜けられれば、僥倖だ】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 02:01:21.06 ID:Vbs/ydmLo
/PCが重くレスが遅くなりますがよろしいですか?
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/11(木) 02:11:45.06 ID:t4Lv649AO
>>474
/人居ないかと思って寝かけてた……ッ!
/ええと、その場合だと恐らく途中で私が寝落ちしてしまう可能性が高いので、申し訳ないのですがまたの機会にお願いします……!
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 02:17:08.73 ID:Vbs/ydmLo
>>475
わかりました
では明日また雑談スレでお会いしましょう
おやすみなさいm(_ _)m
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 11:52:22.40 ID:WC/+weYKo
【青の大陸:首都アトランティス】
【露店の立ち並ぶ通り。一軒の露店に変わったバードマンがいる】
【見た目が完全なペンギンだ】

お客こないなー

【露店の中で高い椅子に座っている。暇そうだ】
【店には大体のものがそれなりに揃っている。雑貨店のようだ】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 11:58:05.86 ID:rxgW4EFTo
【緑の大陸:首都ラクシュル】
【国民性が染み出した木造の建物が多く、目にも心にも優しい都市だ】
【道行く人たちも攻撃性は薄く、都会らしさを醸し出しつつ居心地がいい雰囲気だった】

さて、昨日の今日だ。何かないとも限らない。
都市警護をしつつ、人でも集めてみるか。私一人ではやれることに限りがあるからな。

【そんな都市の入り口には、旅の疲れを癒す目的でオープンカフェが開店している】
【葉傘つきのテーブルの一つに腰掛けて、新聞に目を通しながら、サラダとハーブティを優雅に食む人物がいた】

【その風貌は、名実友に『緑』の特徴が色濃い獣人少女といえる】
【発色鮮やかなエメラルドグリーンの毛皮に、前面からでも見える豊かな毛並みの巨大な尻尾。細まった先端が歩調にあわせ揺れる】
【ウサギ脚と人に近い上半身の組み合わせ、目深なテンガロンハットのリボンが二筋、風にはためく】
【帽子から漏れた、薄いブロンドのショートヘアと、宝石のように真っ赤な眼】
【これで傍らに立てかけられた巨大な鉄塊がなければ、かなりファンシーな外見をしていた】

まずは腹ごしらえだが……ここで出入りする者達を見張っておくのも悪くない。
私は歩き回るのは向いていないようだし。

【鉄塊は、その獣人少女の身長ほどもあるごつごつした岩、のような剣、のような物体】
【しかし武器であるという証拠に、もち手や峰と思しき部分に、人の手が入ったパーツが組み込まれている】
【椅子に腰掛けた少女よりも巨大で、壁と地面が重さに悲鳴を上げつつあった。見た目に似合わず力自慢、なのかも】

クアアグナス殿の件もある、風貌だけで決め付けずよく見極めなければ。
……ここのハーブティはいい、心が落ち着く。

【ウサギ染みた外見、気品を醸し出しながら何故か憎みきれない振る舞い】
【宣言どおり見張りを行い、視界を確保しつつ顔を…否、額を隠すように、帽子の位置を直した】
【紅い瞳はその間も、ラクシュルを出入りする雑踏を観察し続ける】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/11(木) 12:18:24.08 ID:t4Lv649AO
>>478
【そんな少女の視界に、奇妙な集団が映るだろう】
【頭から全身をすっぽりと布で覆い隠し、各々が武器を持った集団だ】
【先頭を歩く者は、布越しに冠とマントまで付けているのが分かる】

[だ、大丈夫ででですすすかかかかか?ここここ此処っておもももっいきりりり中心じゃじゃじゃ]
………落ち着こうよ、とりあえず。
《しかしまあ、夜間だったせいか割とすんなり行きましたねえ》

【──注視していれば、解るだろうか】
【僅かにチラついた彼らの身体が、骨≠ナあることに】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 12:26:18.35 ID:rxgW4EFTo
>>479
ああ、漂う仄かな香りがなんとも……ぶーーーーーーっ!!!?

【茶ぁ噴いた】
【首都に堂々と侵入する骸骨の集団、白昼堂々いい度胸だと思うのだが、流石に予想外すぎた】
【空に虹を描く絶品ハーブティ。似非華人の鍍金がものすごい勢いで剥がれ落ちる】
【一部の客や通行人が何事かと振り返った。それでもまず帽子を死守して位置を調整】

げふっ、えっほっ……!!
こぉらそこーーーーーーーっっ!!!

【むせ返りながら鉄塊を手に取り、片手で肩に担ぐ】
【それまで置いてあった場所はきっちり跡になっていて、塊の重量や質量がとんでもないことをありありと示す】
【早足で骸骨達に接近する少女の目は、食事を邪魔されたやら恥をかかされたやら黒への敵意で燃え上がっており】
【塊を持っていてはあまり早く動けないのか、思い歩調がなおさら威圧感をかさましした】


所属と目的を述べろ、場合によっては強制排除も辞さない―――――!


【…先にも述べたとおり、防衛意識が高いため黒への警戒心もあったが】
【少なくとも今は半分近くが素性である。塊を両手で握り、今にも振り回せそうに構えた】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[sage]:2011/08/11(木) 12:38:48.28 ID:t4Lv649AO
>>480
[ぎゃあああああほらバレたあああああああ!]
……うわー、しかもあれ凄く怒ってない?
《まあ…多分俺らが堂々と入って来すぎなのが問題かと…》

【どうやって此処まで入って来たのか──恐らくは、その骨の身を駆使して有り得ない侵入経路を通って来たのだろう】
【叫び声をあげたスケルトンの布が捲れ、一瞬その頭蓋骨が見えるが、気付いたスケルトンはすぐにそれを戻す】
【一般の者が目撃した場合、どよめきも起こるだろうか】
【そして、威圧感たっぷりに歩み寄る少女に、冠を被ったスケルトンが、返答する】
【……近くまで寄ると、彼らが黒の大陸に生息するスケルトン≠フ集団だと、はっきり解るだろう】

一応、黒所属?
まあ僕らは独断で動いてる独立部隊って言うかなんと言うか…
[おおおお助けけけけけ]
《解ったからお前はちょっと黙っていてくれ…》
目的って聞かれるとな……観光?
少なくとも僕らは侵略や略奪に来た訳じゃあないよ。
[言っても信じる訳ないじゃないっすかァーーー!]

【わいわいがやがや...】
【おぞましい見た目とは裏腹に、一部の骸骨は正体がバレたことに身体を震わせていた】
【冠を被ったリーダー格の骸骨も、内心ではヒヤヒヤしている訳なのだが、表情というものが存在しない為、心情を察するのは困難だろう】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 12:47:42.10 ID:rxgW4EFTo
>>481
【黒所属、独立部隊】
【そこは見たままわかると、単語ごとに威圧感を高めたのだが】
【観光といわれ一瞬胡散臭げなジト目になった】
【明らかに信用してない目だ。まあ無理もない、のだが】
【(非常に失礼な言い方だが)後ろのアホ共を見ていると、戦意がないことくらいはわかる】

【白昼から一般のゲートから進入、正体を隠す気がなく、戦意もなく、そして喧しく動作から邪気を感じない】
【こんな有様を見せられたら困惑するけれど…この少女、いきなり信用できるかと殴りかからない程度には冷静だったらしい】
【とりあえず、鉄塊を下ろして地面に突き立てると、腕を組んだ】

……言い分はわかった。だがそう簡単に信用できないのも事実だ。
それにいつまでもこんな場所でたむろってるわけにも行くまい……。

【何せ見るからに黒の集団、人目につき恐怖の印象を与えており】
【いくら漫才師集団に見えても、ここにいると通行を妨げる】

【そこで少女はおもむろに、おびえていたカフェのウェイトレスを呼びつけ何事かを相談した】
【ウサギ耳がぴょこぴょこ動くウェイトレスは一瞬凍りついたが、少女が何かを渡すとしぶしぶ頷いた】
【振り返った少女が、親指でカフェの階段を指す】

二階を貸しきった、こっちに来い。

【それだけ、少しばかり強い口調で命じると塊を引き抜き、その入り口の傍らに立てかけて階段を上る】
【少女を信じる信じないは自由だが、あまりもたついていると階段を少し下りてきて「早くしろ」とせかされるだろう】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/11(木) 12:56:14.19 ID:t4Lv649AO
>>482
【少女の冷静な対応に、冠を被った骸骨は、感謝の念を声色に込めて、発言する】

……感謝するよ、殴り掛かられないだけ僥倖だ。
《俺らは黒でもぶっちぎりで見た目悪いですからね、何せまんま骨だし》
うん、余計な不安を煽る前にさっさと上がらせてもら[ぼくは わるいスケルトンじゃ ないよ!]…………おうか。
《隊長は先に上へ。コイツは俺達が》
………お願いするよ。

【そうして、冠を被った骸骨は少女に着いて二階へ上がり、少し遅れて彼の部下達が(役一名は簀巻きにされて)上がって来るだろう】
【少女と同じように武器を入り口傍に置いていったのは、敵意や戦意がないことを、示す為のものだろうか】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 13:09:01.79 ID:rxgW4EFTo
>>483
【二階は、一同が介しても十二分に座れるほど空いていた】
【四人掛けのボックステーブルが五つ、窓際のカウンター席が六つ】
【その一番奥のカウンター席、丸椅子に腰掛け腕を組んだまま、緑の少女はきぃと向きを変えて一同を睥睨する】

リーダーは私の隣に来い、他は好きに座って良いがなるべく奥に固まれ。
そこの簀巻きは……しばらくそのままになっていてもらおうか。見やすいように開いたテーブルの上に置いとけ。
注文は自由だが金は自力で出せよ。

【むごい。】
【ちなみに、メニューはテーブルやカウンターのビニールクロスの下にしかれていて、眺められるようになっている】

…で、だ。
まず、私の名はスフィア=ハルベルト。騎士見習いの傭兵、のようなものだ。

【一同の着席を確認してから、少女は名乗る】
【不可思議な称号を前置詞として、傭兵だと。町の警護としては含蓄のある肩書きであろう】
【それからしばらく、一同全員の名乗りを待つだけの間があるはずだ】

観光、といったが、このご時勢、君達がそのままの姿で歩いていたらどういうことになるか、わからなかったのか?
せめて変装位はすべきではないかと思ったのだが。

【…それを確認して告いだ二の句は、まず】
【少しばかりピントのずれた、お説教、だった……?】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 13:16:57.09 ID:BmRORswIO
【ラクシュル=z
【自然的な文明が栄える緑の大陸の首都。昼時であり、比較的人通りが多いこの場所に一人の人物がいる。】

「……っしょー…以外とみんな知らないんだな…」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した大きな剣は、『大太刀』と呼ばれるもので、この世界では珍しい。緩やかに湾曲し、鍔が多角形だ。】
【それは彼女の身の程もあり、複雑な龍の紋様を彫り込んだ銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にもこの地方では珍しい形の長剣…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「どうするかな…」

【大通りの隅の方で、取り敢えず、と見回してみる。】
【すると、彼女の藍色の目に入ったのは―――――――――――】


/なんでも対応
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/11(木) 13:25:54.13 ID:t4Lv649AO
>>484
【少女の指示を聞いて、冠を被ったスケルトンは少女の隣へ、それ以外は各々が好きな席に腰掛ける(簀巻きは適当なテーブルの上に放置である)】

[むごごごごご]
ああ、僕ら飲み食いは要らないんだ、見た目通りね。
[ぐむむむむ]

【ケタ、ケタ、ケタ】
【骸骨特有の笑い方で一頻り笑った後、相手へ向き直って名乗りを返す】

スケルトンQ。
[ぐぎぎぎぎ]
コイツらは僕の私兵部隊、スカルワンダラー。
……話すと長くなるから簡潔に言うと、僕らはスケルトン族のはぐれものさ。

【スケルトンQと名乗った、冠とマントを身に付けた骸骨は、そう言ってまた笑う】
【今までの立ち振る舞いから、彼らが攻撃的な性格でないことは伝わっているかもしれない】
【恐らくは、祖国である黒の大陸でもその関係で一悶着あったのだろう】

《騎士見習いの傭兵……って随分と変わった称号だな。ああ、俺らは一括してスケルトン≠セ。名前なんかないぞ》
スケルトン族は名前に頓着しない奴が多くてね。
僕の名前は差別化を図る為のものみたいな感じかな。

【そして、少女の些かズレた説教に、一同はポカンと、間を空けて】
【簀巻きにされていたスケルトンが、ようやく首だけを出して、発言する】

[いやいやいやいやいやもっと突っ込むとこあるでしょうに]
……確かに、布被ったけど君には一瞬でバレちゃったしなあ。
今度はもっと凝った変装にするよ、うん。
[いやいやいやいやいや.....]

【なんかズレてる、色々と】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 13:34:36.69 ID:Vbs/ydmLo
>>485

【黒いローブを身に纏った男性】
【人通りが多いとはいえ明らかに浮いた姿である】
【しかし貴方の目に止まったのは彼の腰にある赤黒く光る鞘】
【この世界に珍しい大太刀のように見える】

【彼は貴方には気付かずに進んでいく】
【このままでは見失ってしまいそうだ】

/よろしくです
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 13:37:30.81 ID:rxgW4EFTo
>>486
……そうか、失礼した。私も黒とは交流がなくてね。
一通りの国は回ったが…あそこは敵意しかないものと、思い込んでいた。

【その頭の固さは、時として自分を[ピーーー]】
【防衛のためあらゆる事態を想定しなければならない自分に、思い込みは先入観など、あってはいけないのに】
【それを自戒し、謝罪した。相手が黒のスケルトンであっても】

なるほど、はぐれものね。
……ということは、黒の大陸全体の動きを把握しているわけではなさそうだな。
…残念だ、少しばかり聞きたい事があったのだが。

【骸骨の放浪者…それのみで完結した群体】
【国家的に勅命を受けている様子もなし、状況はともするとわかっていないのかも知れない】
【黒に何かしら興味があるそぶりを残し、ちょっとだけ肩を落とした】

個性がないのは困り者だな、我々は識別に苦労する。
ただ骨であるというだけあって、私以上に敵意をぶつけ即時交戦を仕掛けてくる輩もいるだろう。
…せめて顔を、その布の下に皮膚を偽装するとかだな……。

【個性はないが特徴はあるだろうと指摘して、スフィアは呆れたような顔をした】
【黒の種族を隠すのに布一つでは不適だと、やっぱりずれた言葉を返す】
【指を振りながら指摘する様は、もはや敵意などない】

……そこの簀巻きが一番話が出来そうというのは、皮肉な話だな。
ああ、私はもう君達への敵意はない。

私の言葉に応じ、行動に習い、武器を同じくおいてきて、そして君という形で誠意を見せてくれた。
充分だよ、疑って悪かった。

【ずれたやり取りも、もしかするとカマ掛けだったのかもしれない】
【その行動から相手の真意を読み取り、スフィアは頭を下げ、武器を向けたことを詫びる】
【それから一度立ち上がって、簀巻きの彼の縄を解こうとするだろう】
【誠意への返礼として】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 13:42:38.62 ID:BmRORswIO
>>487

「なんだあいつは……陰気な―――――――――――」

【明らかに他とは異なる空気を醸し出す一人の…おそらくは男性。】
【少女は彼を見やり思わず呟いていたが、その言葉は、】
【視界に入った「得物」の存在により中途半端に消える。】
【驚きに言葉を失ったといえば適切か。】

「…あれは…」

「お、おい!!あんた!!そこのローブの男!!」

【ぽかんとしていたら、男性はドンドン歩いていく。】
【このままでは見失ってしまいそうだ。少女は考えるよりも先に、】
【好奇心と興味から身体を動かしていた。男性に駆け寄りながら声をかける。】


/こちらこそよろしくお願いしますっ
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 13:52:30.84 ID:Vbs/ydmLo
>>489

「…?」

【声に気付いたのか男が貴方の方を向く】
【遠目から判断できなかったがその背中には2本の鉈が見える】
【それと黒い髪に白い肌】
【そう、彼はヴァンパイアだ】

「…む」

【彼も貴方が持つ太刀に興味をひかれたのか足を止める】
【話すならば今だろう】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 13:59:43.97 ID:BmRORswIO
>>490

「珍しいもんもってるじゃねえか。」

【自分のことは棚においてそんなことを呟く少女。】
【色こそ違えど、相手の腰に収められているのは紛れもなく一振りの大太刀である。】
【彼女は今までいろんな土地を旅してきたのだが、】
【しかし自分以外がこのいびつな刀を使っているのを見たことがなかった。】

「ん……?」

「あっ!!…お前まさか…ヴァンパイア≠ゥ?
おいおい。緑の大陸によく堂々といやがな…」

【そこでようやく相手の種族に気づき、少し後退。】
【驚きの中に一抹の警戒心を宿した。】
【敵対している大陸であっても急に切りかからないのは彼女の思考ゆえ。】
【驚いた様に言葉を紡ぐ。】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga]:2011/08/11(木) 14:02:36.38 ID:t4Lv649AO
>>488
中には緑や白と交流を持ちたいと考えるゾンビや吸血鬼だって居る……けれど。
《高潔な貴族様達は、他の大陸に居る種族は劣等種で、黒の大陸に居る我らこそ高等種だ》
そんな建て前で、他の大陸を侵略し始めた。
国の存亡を掛けたことだから、下手な口を出せばどうなるか……
《まあ、悪循環ですな。他と仲良くしたくても、国が目を光らせてるからそれは叶わない》
[結局、他には冷たく当たるしかないし…]……中には、本気で侵略を楽しんでいる奴も居るけどね。

【殺し、殺されるのを楽しんでいる輩が居るのは、きっとどの国も同じかもしれない】
【国の存亡など関係なく、ただ戦うことに意味を見出す者達が】

んー…僕の父親がスケルトン族の親玉でね。
その時はある程度他の種族の情報は入って来たけど、ちょっとした言い争いから勘当されちゃって、今はさっぱりかな。
……役に立てず、申し訳ない。

【昔はそこそこ内部の事情を知る由があったが、今はないと言う】

うーん……僕らは互いを間違えることはないんだけどねえ。
[そりゃ同族はそうでしょうが、他の種族にはちんぷんかんぷんですよねー]
《とは言え、皮膚を張り付けるってのはな……》

【実のところ、一体一体の声色は違う為、識別は可能と言えば可能だが、スフィアの言う通り、見た目を改善しなければ意味のないことだろう】

ま、追々考えるさ…もし戦いになったら、その時だ。

【再びケタケタと顎を鳴らすと、スフィアの詫びに対して】

君の行動は正しいさ。
こんな情勢の中で、僕らを疑わない方がおかしい。
[見た目もこんなですしね]
そうそう、だからこっちは、出来る限り敵意が無いことを伝えるだけ。
君はそれに答えてくれた、ありがとう。

【簀巻きスケルトンは、素直に縄を解かれて、スフィアへ礼を言うと、空いている席へ着く】

……さて、と。
追々考えるとは言ったけど、このままじゃ街中を歩くのは骨が折れるな…骨だけに。
[スカルジョークは置いておいて、確かに問題ではありますねえ]
此処までは良かったけど、さっきので大分広まってるだろうし……

【ふぅむ…と、骸骨一同は小首を傾げるのだった】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 14:10:05.13 ID:Vbs/ydmLo
>>491

「…ある意味だがな」

【言いながら右腰の鞘をなでる】
【触らせないようにする意図が見える】

「…それはお前も」

【種族に気付かれたことに言葉を止める】
【そして警戒されたことに傷ついた顔をする】

「…俺はただの旅人だ」

【そう言って大太刀から手を離した】
【貴方の言葉を待っているようだ】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 14:21:40.34 ID:BmRORswIO
>>493

「おう、別に触ろうとは思わんから安心しろ。
私だって得物を持ってるからお前の気持ちは分かる。」

「まさか自分以外がそいつを持ってるとはな…驚いたぜ…」

【相手が腰の鞘を撫でるのを見て、少女は言葉を紡いだ。】
【こちらとしても一応は剣士。自分の剣を他人に触られるのは嫌だし、】
【それがどう言うことを意味するかもちゃんと知っていた。】

【が、視線は送っている。興味はあるのだ。あわよくば触ってみたいが、】
【初対面、しかも敵大陸同士という微妙な間柄から、それを言い出すことはできない。】

「な、なんだ?…緑の大陸の住人が警戒するのは当たり前だろ?
進軍してる大陸の種族を手放しに歓迎するほど私達は穏やかじゃないぜ。」

「へえ…旅人ねぇ……」

【依然として警戒は解かず。が、相手の「旅人」とい言葉で彼女は少しその気持ちを融解させた。】
【自分と同じ様な境遇に、少しばかり関心を抱いている。】

「…緑の大陸≠ノ何の用だ…。」

【そして質問は簡潔な物で、しかしどこか確信をつく様な物だ。】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 14:23:47.06 ID:WC/+weYKo
【青の大陸:首都アトランティス】
【露店の立ち並ぶ通り。一軒の露店に変わったバードマンがいる】
【見た目が完全なペンギンだ】

お客こないなー

【露店の中で高い椅子に座っている。暇そうだ】
【店には大体のものがそれなりに揃っている。雑貨店のようだ】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 14:26:29.26 ID:rxgW4EFTo
>>492
……位が高いか低いかなどは、自らが判断すべきことではない。
結局王や貴族は、信認の契約の元他薦であるべきなのだ。
そしてその基準は、他者を害さず尊重できるという極めて重大な資質が不可欠であると、私は思う。

…そしてそれを、国柄としては敵であるはずの私に明かしてくれた君たちは、敵ではない。
むしろ仲間なってくれるなら、非常に心強いムードメーカーとなってくれるだろう。
そのらしからぬ明るさは、国柄関係なしに私には好ましいよ。

【自らを貴種・上位種と呼ぶものは、総じて傲慢がある】
【それを知るからこそ、スフィアは一般的な貴族や王を是とせず、傭兵として諸国を漫遊し、主を探していた】
【自分が仕えるべき主を、自分で選ぶために】
【彼らの思考は、非常にスフィアのものと似通っている気がした】

……スケルトンの、王?
いや、気にするな。それよりも大変だったろう、そのような境遇から、ここまでの旅路は。
こちらこそすまなかった。

【それはやむを得ない事情であり、おそらくQ自身に責任はないと思う】
【結局のところ、喧嘩しているのは国同士。個人で攻めにくる人物はいるが、黒もまたピンきりなのだと実感した】
【…それにそのような境遇には、生まれから来る軋轢といった境遇には、覚えがある】
【その表情を悟られまいと、視線を隠しながら帽子を深く被りなおした】
【口元には自嘲が浮いていた】

シーブレインと共生し、皮膚を擬態してもらうというのはどうだろうか?
表面上はそれで補えるだろうし、中立である彼らなら話せばわかる者もいるかもしれない。
また知能が高い彼らを味方につければ、君達の指揮や作戦立案などにも、力を貸してくれるだろう。
どうかな?

【普通に貼り付けて済むものではないから、同時に仲間も増やせないかと提案してみる】
【骸骨である彼らの能力を少し甘く見ている節はあったが(遭遇時は漫才師かと思ったくらいだし)】
【中々良いと思うんだがと、Qの反応をうかがった】

……さて、近隣にいる友人にシーブレインはいないと思うな。
以前は黒以外の大陸に頻繁に出入りしていたが、ここ最近の情勢悪化で外大陸に出ることは控えている。
君達が自由に外出をするなら……そうだな、風評を何とか操作してみよう。

例えば、黒の者にかけられた呪いのせいで、見た目だけ骸骨になっている緑の民、とか。

【黒の放浪者達のため、真剣に首を捻り、何か言い手はないかと考えて】
【身元を偽る事を提案してみた。ひょっとしたら気を害するかもしれないけれど、現状スフィアにはそれ以外の策はない】
【ただ、彼らを放り出してしまうのは酷な気がしたから、案を募るべくあえて一つ、議題を提起し……】


//申し訳ない、これから出かけることになってしまいました…
//帰宅は七時から八時ごろになると思うので、それが待てないのであればきってくださっても構いません
//本当に申し訳ない…
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 14:34:55.74 ID:Vbs/ydmLo
>>494

「…お前の持つものとは違うが、な」

【何かを含ませるような言い方をする男】
【とりあえず”剣士”としては安心しているのは確かだ】

「…信じられないなら斬ればいい」

【物騒なことを口に出すがあくまでもここは大通り】
【男のなりのブラックユーモアだろう】
【現に微笑しながら言っている】

「…安心しろ俺は無所属だ」

【そう言って遠い目をする男】
【そこで貴方は気付くだろう】
【ヴァンパイアの特徴である長い犬歯が2本とも無いことに】

498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 14:47:19.47 ID:BmRORswIO
>>497

「ふん…街のど真ん中で抜けるわけないだろう。
まあでも…大陸のため≠ニか何とかいえばお前を斬ったとこで許されるかもな。へへっ…」

【冗談には冗談で返す、というつもりなのか。】
【おおよそ穏やかではないことをさらっと言ってのける。】
【しかし、それが本当でないのは彼女の纏う雰囲気と、】
【含んだ様な笑いがも物語っていた。】
【刀を抜く前の、独特の殺気の様な物がない。】

「なにい?…吸血鬼の癖に無所属≠セぁ?」

【しかし、とここで思考。あまり驚くべきことではないのかもしれない。】
【なぜなら彼女は一度、相手のような旅人の吸血鬼に会ったことがあったのだ。】
【その人物も、大陸間の戦争を嫌い、自分に攻撃しようとはしてこなかった。】
【それと同じだろうか。】

「ん…?」

「んんー……あれ?」

「…お前…歯は?…ヴァンパイアならあるはずだろ?…あれ?」

【思ったことをすぐ聞くのがこの少女の悪癖である。】
【マントを軽く揺らしながら、相手の正面に回り込み、】
【視線を太刀から顔に移した。自分の口を指差しながら言葉を投げかける。】

【そう。相手には吸血のために対象の首に突き刺す鋭い「犬歯」が無い。】
【いや、あるのかもしれないが、多くのヴァンパイアのようにそれが発達していないのかもしれない。】

「んんー?…お前本当にヴァンパイアか?…どうも分からんな…」
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/11(木) 14:51:32.78 ID:Ph7lc/+s0
>>496
僕らはスケルトンは衣食住の必要性が薄いから、こんな考えも生まれるのかもしれないけどね。
[そもそも、赤と黒は侵略じゃなくて協力を求めるべきだったんですよ、今更ですが…]
そうだね。
でも、それは叶わなかった、きっと戦争はこの先も続く。
傲慢な王と、蹂躙される民の関係が続く限り。

【自分達は、住処と言ってもそこまで困窮していない】
【だからこそ、こう言った考えが出るのかもしれない、そうスケルトンQは言う】
【一度戦争に発展してしまった今では、国勢を変えることは生半可なことではないだろう】

気にしなくていいって、僕だって王様継ぐのは嫌だったし。
冠とマント…装備だけは、貰っておいたけどね。

【入り口に立てかけた儀礼剣と儀礼用のバックラーは、彼のものなのだろう】
【装飾の施されたそれらは、正しくといった感じである】
【スフィアの表情を読み取ることは出来なかっただろうが】
【眼球の無い暗い眼窩の奥で、スケルトンQは何を見ていたのだろうか】

シーブレイン…か。
うーん、ただでさえ人数が多い現状、それが倍に膨れるのはいただけない…かなあ。
[あの…もしかして俺らって知能低めにみられてません?]
《まあ実際低いんじゃないか、脳みそないし》
[そりゃそうだけど…]

【シーブレインの案は、実現が難しい】
【現状では、協力してくれる者を探すのが難しいし、何より数も要る】
【故に、次案の方が現実的ではあった】

今はそれがベスト…かな。
それなら僕らが身体を隠していた理由にもなる。
《それでも大手を振って歩く訳にはいかんでしょうが、まあ良い案ではありますな》

【賛成のようだ】
【これなら、一応は緑の大陸を歩くことも叶うだろう――】

/oh,,,,,此方も夕方から用事があるのです
/では此処で切りましょうか
/お疲れ様でした!ありがとうございました!

500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/11(木) 14:55:22.32 ID:SbghPDRN0
【緑の大陸】

【無数の蟲類の生息する湿地帯】

【捕食者と犠牲者による食物連鎖こそあれ、静かに佇んでいる筈の灰色の湖面】
【その場所では、自然と言うには些か凄惨に過ぎる異様が繰り広げられていた】

【体長数mの牙だらけの泥蟲――】
【普段は共食いなどする事の無い二匹のそれらが、互いを貪り合っている】
【複雑に絡み合い牙を突き立てあう蟲類のぬらりとした体表に、突如湖面から現れた無数の触手が打ち込まれる】

【水底から浮上する魔獣。数え切れぬ程の触手を持つ、黒と言えるほどの暗緑色の生体】
【この湿地帯の食物連鎖の頂点の一角に属する其れが、泥蟲2匹をまとめて一呑みにする】
【小さな吸血虫同士の小競り合いから始まったこの連鎖を、これ程の大乱に仕立た物は何なのか――】

【捕食行動を完了した其の獣が、空中に静止する黒衣を視界に捉えた】
【巨体を操り魔獣は跳躍、増幅された食欲と闘争心のままに発条の様に跳び掛かる】

【ぎらりと光る白い牙。口腔に並んだそれらが、獲物を狩らんと閃く其の瞬間――】
【黒衣の内から飛び出す銀光が、魔獣の片目を切り裂いた】


【のたうつ怪物の様子を冷淡な目で確認しながら、黒衣の魔は多重拘束術式を起動】
【予め設定されていた対象目掛け、黒い魔力の奔流が放たれ半実体の檻を形成する】

【銀色の使い魔が、丸鋸状に形を変え暗緑色の獲物に傷を刻み続ける】
【先日の戦闘で失った個体と同質の存在――云わば、この策略家の創り出した従僕である】

【強大な魔力に術式で形を与えて創造された白銀の刃は、ただ主の命令を遂行し続ける】


【その光景を見つめながら魔物は回想を開始する】
【戦闘後、その場に残しておいた漆黒の使い魔は指輪を回収すると、主への報告を済ませ――】
【その後、魔物は青の大陸の友人≠ゥら齎される情報を得ながら、自らの拠点で魔力を補填したのだった】


【頃合いだ、と其れは判断した。適度に全体を破壊され、暗緑色の巨体は著しく強度を下げている】
【多重拘束術式が一気に収縮する。圧縮により混沌を思わせる球状物質が形成されて行く――】
【獣の断末魔が辺り一帯に響き渡る。其の咆哮は、果たしてどのような存在を呼び寄せるのだろうか】

【その場に居合わせた/到着した者は、空中に静止する漆黒の長衣を視るだろう】
【如何なる理由による物か、フードの内の貌は見えない。徒に眼光だけが鋭利に光っている。】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 15:09:06.36 ID:Vbs/ydmLo
>>498

「…話すと長くなるな」

【相手が驚かなかったことに内心喜んでいる男】
【”剣士”としてだけではなく”人”としても信用し始めたのか多少饒舌になる】
【更に相手が自分の歯について聞きたがるのを慈愛の目で見る】

「…歯についても話そうか」

【そうは言うがここは大通り】
【他人の目線が徐々に2人に集中し始める】

「…なんならそこで確かめるか?」

【周囲の影響を考慮してか近場の店を指差す男】
【とりあえず話す意思があることは確かなようだ】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 15:20:19.15 ID:BmRORswIO
>>501

「ふうん……まあいいや。
人にはいろいろ話したくないことがあるからな。無理には聞かないぜ。」

【微かに乱れた銀髪を髪にかける。長いと煩わしいので切ろうかと思っているところだ。】

【人には、いろいろと事情と言う物があり、そこに踏み居るのは失礼だと思っていた。】
【もちろん自分にもそのようなことはいくつか存在している。】

「ん…おう。いいのか?」

「そんなら…そうだな。聞いてみるか。黒の人間と話すなんてそうそうないからな。」

「おっと、一応は自分がヴァンパイア≠チてことは隠せよ?
私はお前に危害は加えないが緑には大陸に対して狂信的なバカがいるからな。いきなり攻撃されるかもしれん。」

【どこか偉そうで世間知らずだが、これは彼女なりに相手を気遣った結果であった。】
【取り敢えずは、彼のことを全面的に信用している。】
【それから相手の言う通り、近場の店へ。こじんまりとした喫茶店である。】
【窓際の席に座って、注文を取りにきた獣人の店員にコーヒーを注文した。】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 15:33:59.92 ID:5WYrOL5DO
【緑の大陸 森林部に存在する泉】

【その岸辺に、直径1mほどの赤いキノコがあった】
【キノコの傘にはクリーム色の、これまた大きな水玉模様が施されており】
【土でところどころ薄汚れているが、どこか毒々しい色合いだった】

【だが、よく近付いてみればそのキノコ傘の下にはひとりの少女がいることが分かるだろう】
【緑色のショートヘアに茶色の瞳。キノコを含めた身長は140p程か】
【茶色のニッカポッカと白い半袖シャツを着た彼女の両手には】
【大きな鉤爪のついた金属性のグローブが嵌められていた】

【彼女が身動きすると、赤色キノコもまた動く】
【キノコが頭にくっついた彼女は──森の民と呼ばれるドリアードという種族だろう】

んぐ……ぐ

【泉の水に直接口をつけて水を飲み。傍らには何かの種子らしきものが数個転がっている】
【食事が今しがた終わったというところなのか】
【こきゅこきゅと水を飲む度に、ゆさゆさと小さくキノコが揺れる】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 15:34:35.55 ID:Vbs/ydmLo
>>502

「…誘った手前こちらが払おう」

【彼は紅茶を注文しながら答える】

「…なに、”色白い種族”だとでも言えばいい」

【気にすることなく頭のフードを脱ぐと首をひねる】
【フードに隠されていた髪は後ろで結わえてある】

「…名乗っていなかったな」
「…私は劣等”コウモリ”のラマサだ」

【自身を皮肉った形容をして答える】
【これもまた彼なりのユーモアなのだろう】

「…お前の名はなんだ?」

【そう言って微笑を浮かべる】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/11(木) 15:45:42.86 ID:nqNGD+1lo
>>503
がーっはっはっはっは!!逃げても無駄だ!!ぶっ殺してやる!!

【森の外周付近でそんな声が聞こえたと思うと、森の中に入り込んで来る集団が分かるだろう】
【街道付近で起こる、追い剥ぎ――恐らくそれを行った一味だ】
【そして彼らが森に入り込んで来るという事は、誰かが森に逃げ込んだという事】

『ヒィっ……ヒィっ……!!』

【ドリアードの過ごしている泉に、ボロボロの商人らしき服装のエルフが逃げ込んで来る】

がーっはっはっはっは!!何処だ何処だぁー!!?

【盗賊達は、というか一人のオークは、エルフを探してか森を薙ぎ倒して進む】
【木々をその手に持った石包丁で破壊し、花を踏みにじり適当に森を捜す】
【赤茶けた肌色、唸る筋肉、それは正しくオーク――”赤”の種族の者だ】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 15:45:49.44 ID:BmRORswIO
>>504

「何気にすんな。奢ってもらうほど金には困ってねえよ。」

【嘘である。放浪を続けている彼女は思いのほか金欠であった。】
【しかし、奢ってもらう、という行為には無駄に高いプライドが許さなかったようだ。】
【懐からコインを取り出し、弄んでいる。刀二本は傍らに立てかけられており、】
【まるで主の隣の番犬の様にじっと、しかしどこか凶悪に鎮座していた。】

「ぷっ…「コウモリ」ね…なるほど。」

「ん?…ああ。私はセーラだ。セーラ・エルドラーゼ。」

「ま、人からは斬空≠チて呼ばれてるな。そっちの方がしっくりくる。」

【相手の冗談に口元を綻ばせながら彼女も名を名乗った。】
【そこで、店員が注文の品を持ってくる。二人の前にそれぞれ、木のマグカップが置かれた。】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[saga]:2011/08/11(木) 15:48:38.91 ID:feEgmZTgo
>>503

【耳を傾ければ、風鈴が奏でるような、耳障りの良い淡い旋律が聞こえるだろう
体重の軽さを感じさせる、軽い軽いその足音は、客人が幼い少女であることを伝えて
彼女はどうやら、貴女に気づいたようで、パタパタ、と足取り軽く向かってくるだろう】


あ、あの……ドリアードさんですよね、わーっ!こんな所で出会えるなんて光栄です
私の近くの森には子供のドリアードさんはいらっしゃるんですけど、同い年ぐらいの子には中々逢えないんです
だから、良かったら一緒にお話しませんか?


【声をかけるのは椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【すーっと中に流れ込んできて、頭の中で広がっていくような、桃色のソプラノボイス
甘ったるい少女の色をふんだんに孕んだその旋律は、きっと、貴女と同じくらいの年齢の少女だけが持つ、特別な楽譜
モデラートに紡がれる音を、貴女に零しながら、彼女は表情に微笑みを滲ませるだろう】

【幼い顔立ちは無垢な微笑みを浮かべると、より一層、彼女の少女らしさを強調させる
身長は150cm程度、と少し貴女より高いぐらいなのだが、そんな色もあってか、あまり感じさせないだろう
両の掌をぱたんと併せて顔の前でパタパタする様子が、妙にくすぐったく感じれるかもしれない】


あ、勿論、何も無しで、ってわけではありませんよー
一応飲み物と少しのお菓子なら持ち合わせてます、です


【その言葉の通りに、彼女が抱えている紙袋に視線が止まるかもしれない
やや膨らんだその中には瓶と、いくらかの食べ物が入っているノアdろう
表情の色は変化しない、少なくとも、貴女に対し好意的に接し四つ尾していて――――】

【泉に反射する太陽の灯りが、透明な水面に反芻していく
筆洗に滲ませた檸檬色の絵の具は、淡く淡くただただ果てもなく広がっていって
悠久の時の流れを感じさせる色が、すーっと空間に満ちていくことだろう】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[saga]:2011/08/11(木) 15:49:09.11 ID:feEgmZTgo
>>507
/しまった!な、なかったことにしてください!
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 15:56:39.42 ID:Vbs/ydmLo
>>506

「…そうか、すまなかったな」

【気付いてはいる。だが相手の面子もある】
【”あえて退く”彼の優しさである】

「…セーラ、いや斬空≠ゥ」
「…良い名だ」

【そう言ってマグのをすする】
【セーラのように2本の鉈は置いてはいる】
【しかし、その腰には未だに大太刀があった】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/11(木) 16:02:20.67 ID:SbghPDRN0
【緑の大陸】

【無数の蟲類の生息する湿地帯】

【捕食者と犠牲者による食物連鎖こそあれ、静かに佇んでいる筈の灰色の湖面】
【その場所では、自然と言うには些か凄惨に過ぎる異様が繰り広げられていた】

【体長数mの牙だらけの泥蟲――】
【普段は共食いなどする事の無い二匹のそれらが、互いを貪り合っている】
【複雑に絡み合い牙を突き立てあう蟲類のぬらりとした体表に、突如湖面から現れた無数の触手が打ち込まれる】

【水底から浮上する魔獣。数え切れぬ程の触手を持つ、黒と言えるほどの暗緑色の生体】
【この湿地帯の食物連鎖の頂点の一角に属する其れが、泥蟲2匹をまとめて一呑みにする】
【小さな吸血虫同士の小競り合いから始まったこの連鎖を、これ程の大乱に仕立た物は何なのか――】

【捕食行動を完了した其の獣が、空中に静止する黒衣を視界に捉えた】
【巨体を操り魔獣は跳躍、増幅された食欲と闘争心のままに発条の様に跳び掛かる】

【ぎらりと光る白い牙。口腔に並んだそれらが、獲物を狩らんと閃く其の瞬間――】
【黒衣の内から飛び出す銀光が、魔獣の片目を切り裂いた】


【のたうつ怪物の様子を冷淡な目で確認しながら、黒衣の魔は多重拘束術式を起動】
【予め設定されていた対象目掛け、黒い魔力の奔流が放たれ半実体の檻を形成する】

【銀色の使い魔が、丸鋸状に形を変え暗緑色の獲物に傷を刻み続ける】
【先日の戦闘で失った個体と同質の存在――云わば、この策略家の創り出した従僕である】

【強大な魔力に術式で形を与えて創造された白銀の刃は、ただ主の命令を遂行し続ける】


【その光景を見つめながら魔物は回想を開始する】
【戦闘後、その場に残しておいた漆黒の使い魔は指輪を回収すると、主への報告を済ませ――】
【その後、魔物は青の大陸の友人≠ゥら齎される情報を得ながら、自らの拠点で魔力を補填したのだった】


【頃合いだ、と其れは判断した。適度に全体を破壊され、暗緑色の巨体は著しく強度を下げている】
【多重拘束術式が一気に収縮する。圧縮により混沌を思わせる球状物質が形成されて行く――】
【獣の断末魔が辺り一帯に響き渡る。其の咆哮は、果たしてどのような存在を呼び寄せるのだろうか】

【その場に居合わせた/到着した者は、空中に静止する漆黒の長衣を視るだろう】
【如何なる理由による物か、フードの内の貌は見えない。徒に眼光だけが鋭利に光っている。】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 16:06:13.15 ID:BmRORswIO
>>509

「おう。…結構高いんだな…」

【適当に頼んだため、改めて値段表を見て思わず呟いた。】
【予想より高い。が、一度言ったことは引くことなく、コインをテーブルに置いた。】
【旅用のマントを外し、丁寧に畳む。几帳面に手入れされており、】
【それが大切な物であることは明白であった。】

「そうか?…へへ…そうかな…」

「って、私のことはいい!…何でお前には歯が無いんだ?」

【「言いたくなかったらいいぞ」】
【あくまでも相手の意思を尊重するエルフであった。】
【傍らの砂糖ケースを引き寄せ、中の角砂糖を「全部」コーヒーに入れる。】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 16:08:13.74 ID:5WYrOL5DO
>>505

……んっ?

【荒々しい物音や声を聞き取り。ドリアードはぴくんと身体を緊張で震わせる】
【水を飲むのを中断し、きょろきょろと周囲を見渡して】
【更には森で何が起きているのかを知るために、必死で耳を澄ませる】
【聞こえてきたのはオークの声だけではなく──森の木々の悲鳴】
【それを認識し、彼女はつらそうにきゅっと唇を噛み締めてざりりと鉤爪で地面を掻いた】

【そんな中、現れたのはエルフの商人】
【彼女はエルフを助けようと思ったのか。すぐに立ち上がってとことこと相手の傍へ近付いていく】

……おいで、こっちだよ

【オークには聞こえぬよう、彼女は小さな声でエルフに話しかけ】
【エルフが抵抗しなければ、エルフの手を鉤爪で傷付けぬようそっと掴み】
【オークたちの追跡から逃れるために、その場から離れようとするだろう】
【向かう先は、視界の開けた泉とは全く違う──木々に視界を遮られる森の中だ】

/気付くのに遅れた、ごめんなさい!
//そして>>507-508さん
申し訳ない、またの機会に!
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/11(木) 16:18:02.37 ID:nqNGD+1lo
>>512
『あ、ああ……ありがとう』

【ドリアードに連れられて森の中に入っていく】

『あいつらに突然襲われて、荷物は全部取られてしまったんだ、なのに奴は追いかけてくる……』
『ああ、野蛮な奴等の考える事はわからない!』

オラァッ!!どこに行きやがった!!出てこいッッ!!

【癇癪を起こしたかの様に手当たり次第に破壊を始める】
【力任せに殴り、蹴り、投げ、傍若無人に突き進む】
【感覚に優れていれば、オークの来た東、街道方面には盗賊達が群れているが、反対側の西には脅威となる存在がいない事がわかるだろう】

出てこねえんなら、この森に火ぃつけてやるぞ!!!!

【よく見るとオークの鼻に真新しい切り傷がある】
【恐らくここまでエルフを追って来た原因は、その理不尽な怒りだろう】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 16:25:59.55 ID:Vbs/ydmLo
>>512

 (…後で金を滑り込ませておくか)

【貴方の発言にそう考えるラマサ】
【面子で腹が満たされないのを彼は知っている】

「…自分で抜いたのだよ」

【さらっと衝撃発言をする】
【本人はあまり気にしない様子で紅茶をすすった】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 16:26:52.40 ID:Vbs/ydmLo
/すみません上は>>511の間違いですm(_ _)m
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 16:37:53.40 ID:5WYrOL5DO
>>513

あんな、森を傷つけるやり方……相手は赤?
同族、なんかじゃないよね。緑のみんなは、狩りはするけど森を無意味に壊したりしないもん……!

【自分の後ろで壊されていく森。それから逃げるかのように、ドリアードは森を進んでいく】
【行く先は西──オークたちから遠ざかろうと逃げているのだから、当然といえば当然か】

【しかし──森に火を付けるという声が聞こえたのだろうか】
【ドリアードの表情に、屈辱と怒りの色が浮かび】
【思わず、彼女はその場で立ち止まってしまう】

……、森に、火を付ける──?

【ドリアードは、森の民。森に対する敬愛の感情は、強く深い】
【ぎり、と奥歯を噛み締め。木の幹と同じ色の茶色の視線】
【それを、背後から聞こえるオークの声へ、向ける】

でも──戦う、なんて……

【しかし思い浮かぶのは戦いへの抵抗感】
【力がないわけではないが──自分は戦いが得意というわけではない】
【故に、怒りの表情の中に不安の色を織り交ぜて】
【ちらりと。手を繋いでいるエルフへと視線を移した】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 16:39:26.63 ID:BmRORswIO
>>514

「ま、でも良く考えると不思議じゃないかもな。
私だって少しエルフっぽくないところがあるし。」

【他のエルフが得意とする自分の身体を媒体とした魔法や呪術の類を、彼女は一つも使うことができない。】
【よくよく考えれば、種に共通するスペックや容姿はあくまでもその「特徴」の一つに過ぎず、】
【当然、例外も存在しているのかも知らなかった。】

【過剰に砂糖を入れたコーヒーをかき混ぜながら、】
【少女は相手から話を聞く短い間にそう考えている。】
【猫舌であるため湯気の出るマグカップを充分に冷まし、一口啜った。】

「ぶふっ?!」

「あちちっ!!…は、はあ!?」

【そして盛大にむせた。けほけほと気管支に入ったコーヒーに咳き込む。】 【マグカップから零れたコーヒーが微かに手にかかり、】
【火傷しそうになった。理由は言うまでもない。驚きのあまり、といったら適切である。】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/11(木) 16:43:04.28 ID:nqNGD+1lo
>>516
『なんて奴だ……早く逃げなくてはこっちの身が危ない』

【オークの声を聞いて、顔を忌々しげに歪め】

『どうした?早くこの森を出て安全な所に逃げよう』

【と、ドリアードを催促する】

ん?   んんんん?????
におうぞ!!!そこかぁ!!!!

【どうやらドリアード達のいる場所の検討がついた様だ】
【その原因は、恐らく、エルフの商人の懐】
【オークの鼻に傷をつけた、短剣】

『ヒィっ!!』

【オークは無意味な破壊を止め、有意義な破壊を始めた】
【ドリアードの所までの一直線、その道を「創りだす」】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 16:45:06.62 ID:Vbs/ydmLo
>>517

「…大丈夫か?」

【マグを置いてハンカチを差し出す】
【どこかはずれてはいるがこれも優しさであろう】

「…あんなに砂糖を入れるからだ」

【前言撤回 どこか外れている男だ】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 16:50:09.41 ID:BmRORswIO
>>519

「あつつつ…あ、悪りぃな…」

【ハンカチで手を吹いてから、それをまた相手に返した。】
【しかし、心そこにあらず。反芻すると、確かにヴァンパイアは言っていた。「自分で」「抜いた」と。】

「ば、バカ!そうじゃねえよ。」

「…抜いた…ってマジか…自分で?…自分で自分の歯を?」

【もうすでにわかっていることだが、堪らず少女は身を乗り出して聞き返す。】 【表情は意外そうなもので、何より彼女のその行動が驚きをそのまま物語っていた。】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 17:01:27.26 ID:5WYrOL5DO
>>518

……、逃げても、きっとすぐ追い付かれる。
だったら、少しだけでも時間稼ぎ、しなきゃ。

森も、あなたも。……護るよ。だから、逃げて
逃げて、助けを呼んできて。
いくら赤の連中でも、数にはきっと勝てないだろうから

【ここまで執念深く追ってきた敵なのだ。ならば、どこまで逃げても諦めはしないだろう】
【ならば、諦めるしかない状況に持ち込むしかないと思ったのだろう】
【ドリアードはエルフの手をそっと離し。相手の背中を押して逃げるのを勧めた】
【ただ逃げるのではなく──助けを求めるための、撤退】
【このドリアードは、エルフに対してそのようなことを求めているのだ】
【自分とエルフだけでは追っ手を倒すことは出来ないだろうと、そう思ったから】

【そして、エルフが離れたのを確認したならば】
【ドリアードの赤色キノコ。その真ん中付近が、涼やかな水色へ染まりだし】

──えーいっ!

【ぼふ!と。突如噴出されるは、キノコの胞子──眠気を誘う効力を持たせた粉であった】
【未だエルフが近くにいる場合、「息しないでねエルフ」なんて無茶苦茶な要求をするだろうけれど】

【このキノコの胞子は、即効性ではなく遅効性】
【加えて少々吸ったくらいでは身体が怠くなる程度かもはしれず】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 17:02:44.60 ID:Vbs/ydmLo
>>520

「・・・そうだ。同じ”コウモリ”を毛嫌いしてな」

【マグをテーブルに置くラマサ】
【その右手は何かを思い出すように大太刀をなでる】

「…俺の両親は村ごと”貴族”の訓練場にされたんだよ」

【一瞬、目に悲しみが浮かぶ】
【彼は貴方に気付かれないように紅茶をすすった】



523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 17:08:54.27 ID:BmRORswIO
>>522

「なにぃ?…ヴァンパ…コウモリをか。」

【改めてコーヒーを飲んだ。】
【物凄く甘いが、まあ彼女にはこれがあっている。】

「っ!」

「……お前…」

【何か思うことはあったのか。その話を聞くと、】
【相手に共鳴する様に、彼女の瞳にもまた一抹の悲しみが宿った。】

「…そうか…黒の大陸≠ノは貴族階級があるんだったな…」

「…両親は…死んだのか…?」
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/11(木) 17:13:44.13 ID:nqNGD+1lo
>>521
『!』
『そ、そうか、足止めになってくれるか……』

【少女の提案を聞いて、すぐに駆け出す】
【最低限自分は助かる、それを噛み締めながら】

【一方のオークは】

オラァ!!!

【進行方向が若干、ドリアードの所よりもずれて直進していた】
【エルフとドリアードが別々になった事により、エルフを追うために少しズレたのだ】
【と言っても、ドリアードの方が動けば阻むのに問題はなさそうだが】

525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 17:16:24.67 ID:Vbs/ydmLo
>>523

「…ああ」

【窓の外に目線を向けながら話す】
【セーラの瞳の悲しみが深くならないように】

「…俺も奴らに見つかってな」

【そう言ってまた一口すする】

「…『師』が助けなかったら死んでいたよ」


526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 17:21:01.74 ID:BmRORswIO
>>525

「…そうか…いやなこと聞いて悪かったな…」

【孤児である自分は相手の気持ちはとても分かった。】
【無意識のうちにテーブルの下でマントを握っているのは、母親の愛情を今でも欲しているからだ。】

「師…剣のか?」

【大太刀を一瞥してから聞いた。】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 17:24:26.84 ID:5WYrOL5DO
>>524

【このままドリアード側へオークが突っ込んできたのであれば】
【オークは恐らく、ドリアードが撒き散らした眠り粉の効果範囲内に入っていたかもしれないが──】
【生憎と彼女の目論見は外れ、オークはエルフを追って自分から離れていく】

あーっ、そっち行っちゃ──だめ、なんだからっ!

【それを見て、慌てたようにドリアードはそう言って】
【オークの気を引くためか。彼女もまた、真っ直ぐにオークの背中を追い】
【土を掻き進むことのできる大きな鉤爪でオークの背中をがりりと引っ掻くことだろう】

【もしもオークがドリアードに背を向けていなかった場合】
【彼女は相手の横っちょから飛び出して、矢張り鉤爪でオークの左腕を引っ掻くはずだ】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 17:29:06.28 ID:Vbs/ydmLo
>>526

「…いやただの独り言だ」

【そう言って微笑を浮かべる】
【生きていることこそ喜びなのだと彼は感じているのだ】

「…そう、この大太刀も彼の物だ」

【腰から抜いてテーブルに置く】
【長さは95cmぐらいであろうか?】
【鞘は本来黒かったのかまだらに赤黒い】

「…触ってもいいが抜き身にはするなよ?」

【まるでいたずらっ子をさとすような言い方である】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 17:33:41.14 ID:BmRORswIO
>>528

「お…いいのか?」

【テーブルに置かれる刀をみて、思わず視線を向けていた。】
【職業柄、というか、やはり刀剣には興味がある。】

「分かってるよ。…私のよりも少し短いな…」

【そっと鞘を撫でながら呟く。その手つきはこれ以上ないと言うほど丁寧で、】
【目はキラキラと輝いていた。】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/11(木) 17:38:05.88 ID:nqNGD+1lo
>>527
ああ!!?何だてめぇは!!

【直進していた所を、突然背中に傷をつけられ、怒りのままに振り向く】
【鉤爪が命中した背中には、少し血が流れ出る】

【オークと相対した事により、鮮明にオークの特徴がわかる】
【右手に石包丁を握り、左の腰には何かが入った袋があり】
【身体は返り血で汚れている、恐らくはエルフの仲間達のだろう】
【激昂したその姿は、彼に戦意がある事を示している】

このキノコ野郎……!!ふざけやがって!!
俺様のじゃまをした事、後悔させてやる!!

【そう言って右手を振り上げ、石包丁をドリアードに向けて振り下ろす】
【怒りに満ちたオークの膂力、それは原始的故に、圧倒的威力を誇る】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 17:43:10.92 ID:Vbs/ydmLo
>>529

「…気をつけろそいつは」

【彼が言う前にセーラの頭に直接声が響く】

≪相当な別嬪だな!斬りたいくらいだぜ!≫

【どこか狂ったような声に驚く貴方】
【彼はすまなさそうな顔をしている】

「…口の悪さは一級品だ」
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 17:46:41.26 ID:BmRORswIO
>>531

「は…?」

「な、なんだなんだ!!どこのどいつだ!?」

【いきなり自分の頭の中に響いた言葉に驚きのあまり周りをキョロキョロ。】
【しかしそこには声の主はおろか、自分をみている者すらいない。】

「……えっ…こいつが!?」

【刀を指差し、ヴァンパイアに視線を送る。】
【まさかとは思ったが、相手は冗談を言っている様子もない。】

「なんだよ…しゃべる刀…?」
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 18:00:26.31 ID:5WYrOL5DO
>>530

べー!
そっちこそ、森を傷つけたこと後悔させてあげるんだから!

【振り向いたオークから、バックステップを踏んで数歩分の距離を取るドリアード】
【粗暴な相手の傍にいるのは危険だと思ったのだろう】
【しかし離した距離はあくまでも、「ドリアードにとっての」数歩分】
【オークの体格にも寄るが──恐らくはその距離はオークの腕一本分程度だ】


(な、なんとか気はそらせた、けどっ……!)

【そこから更に大きく後ろへ跳躍し、なんとかオークの石包丁を避けるドリアード】
【しかし本当に紙一重だったのだろう】
【ドリアードにとっては自慢のキノコ傘。その端っこに、切れ目が小さくざくりとついていた】

……っ、やっ!

【そしてまた、ぼふんとキノコ傘から胞子が噴出する】
【粉の色は水色──先ほどと同じ、眠り粉だ】
【効力も先ほどのものと全く同じ。遅効性で、大量に吸わなければ意味を為さぬものだった】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 18:05:38.39 ID:Vbs/ydmLo
>>532

「…<呪装>そう『師』は言っていた」

【そう言ってため息をつく】
【彼なりに苦労しているようだ】

 ≪なあなあ!抜けよ!久しぶりに人が斬りてえんだよ!≫
「…ちなみに抜き身にするとのっとられるぞ」

【双方物騒なことを言う】
【刀を見たくないのか視線は明後日の方を向いていた】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/11(木) 18:15:32.11 ID:nqNGD+1lo
>>533
【ところで、筋肉を動かすために必要な物はなんだろうか?】
【肘を曲げて、伸ばす、これだけの運動でも筋肉は収縮する】
【それらを動かす原動力となる物、それは酸素】
【いくら体内に脂肪があろうと、酸素を使って燃やせないのであれば意味はない】
【無酸素運動という言葉はあるが、それは紛い物のエネルギーを使っているだけであって】
【純粋に筋肉を動かしている、とは言い難い】
【筋肉を動かすのは、酸素!!】
【酸素を手に入れるためには、呼吸、呼吸、呼吸!!】
【オークの膨大な筋肉はその荒々しい呼吸で支えられていると言っても過言ではない】

クソ!!!避けるんじゃねえ!!

【踏み込んでから地面を抉った石包丁を引っ張り、地面から石包丁をドリアードに向けて振り上げる】
【土を抉った事により、意図せずとも目潰しの様に土が舞い上がる】
【通常、得物を水などに付けて間合いを分からなくさせる戦法はあるが、使える場所が限られる】
【オークの筋肉こそが可能にした技である】

ウラァァッッッ!!!

【そして、その技を使うために、どんどんと眠り粉を吸っていく】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 18:20:24.39 ID:BmRORswIO
>>534

「ははあ…あの行商人も似たようなこといってたな…妖刀≠フ類か。」

【少女に刀を売ったあの怪しげな男。彼もまた言っていた。】
【この世には「話す刀」や「意思を持った刀」が存在すると。】
【その時は鼻で笑ったものだったが、しかしどうも事実だった様だ。】

「人が斬りたい…ねえ…」

【柄の方に手を伸ばそうとしてしまったのは、彼女の精神が弱いからであり、】
【刀の雰囲気に身体を乗っ取られかけていたからだ。】
【しかし、相手の言葉を聞くと慌ててその手を引っ込めた。】

「…お前も…大変だないろいろと…」

【明後日の方向をみるヴァンパイアにそう紡ぐ。】
【何となく苦労を推し量れるような気がした。それから備え付けの時計を見て、】

「おっと…もうこんな時間か。」

「じゃあなラマサ。私今から用事があるんだよ。そろそろ行くぜ。」

【刀を持ち、マントを羽織りながら言う。】
【旅の支度、宿の手配、刀の手入れなど、やることはたくさんあった。】

「…」

「あー…ラマサ…えっと…あれだ。」

【別れの言葉を述べてから立ち去ろうとするも、】
【そこでふと気づいてから振り向く。コインはテーブルに置いているため、自分の分は清算されていた。】

「その…いろいろ大変そうだが頑張れ…」

「生きてりゃ…いいことあるんだ。な?」

【照れ臭いのか、微かに視線を反らしながらそう言葉を投げかけた。】
【楽観的な彼女は、常にこの言葉を信じて生きてきている。単純で、そして純粋だった。】

「じゃ!…また会おうぜ!」

【今度こそ、振り返らずにもくもくと。】
【足を動かし、別れの言葉ののちに彼女は店から出て行った。】


/そろそろ用事なのでこのへんで!
/とても楽しかったです!お疲れさまでした!
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/11(木) 18:34:47.52 ID:Vbs/ydmLo
>>536

「…生きてりゃいいことある、か」

【居なくなった席を眺めながら微笑する】

 ≪なあ?聞いてるか?斬りたいんだよ?≫
「…安心しろその内斬れるぞ」

【コインを払い店を出る】
【向かうは緑の大陸の侵攻された場所】
【目的は少しでも犠牲を減らすため】

「…斬空<Zーラ・エルドラーゼ」

【独り言のようにつぶやく】
【その手中には彼の財布があった】
【だが、中身は2人分の金が減っている】

「…まだまだ甘いな」

【彼女はいつポケットに入れてやった代金に気づくだろうか?】
【そんなことを考えながら無所属の幽霊は森に消えた】

/こちらこそ長い間ありがとうございました!
/またお会いしましょうm(_ _)m
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 18:35:56.20 ID:5WYrOL5DO
>>535

【どうやらこのドリアード。己が振りまく粉に対しての耐性があるらしい】
【それも当然といえば当然か。自分が出した胞子に自分がやられていては話にもならないだろう】
【ぼふん、と。またもや周囲にキノコの胞子が撒き散らされた】

わ、わ、わっ……!

【地面に突き刺さった包丁を見て、恐れを感じたのだろう】
【一歩、二歩。思い出したかのように三歩めを後ろへ踏み出したところで、ぎゃん!と】
【勢いよく引き抜かれ振り上げられた石包丁。それが風を唸らせて、またも深くキノコ傘を切り裂いた】
【キノコ傘の切れ目は、今は8p程か。しかしこれがキノコではなく生身の身体であれば、かなりの痛手になっていただろう】

【そして、舞い上がった土──それによる目潰しを、もろに受けたのだろう】
【ぼふ、ぼふと胞子を出してはいるものの、そこから彼女は動くことなく】
【ぎゅっと目を閉じて、目に入った土をなんとかしようと手の甲部分で目をぐしぐしと擦っていた】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 18:41:54.24 ID:nqNGD+1lo
>>538
へっっへっへ、もう終わりか?えぇ?

【少女の動きが止まったのを良い事に、左手で少女の首をつかもうとする】
【成功すれば、少女を持ち上げて逃げ場がないようにしてしまうだろう】

【そして、オークの体内では眠り粉の成分が循環している】
【心臓を通り、血流に乗り、オークの筋肉と自然回復能力を支える新陳代謝のために】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 18:58:03.20 ID:5WYrOL5DO
>>539

う、ぇ……

【首を掴まれれば苦しいのか】
【目に入った異物を洗い出そうとする涙が頬を濡らし】
【苦しさを紛らわせるためか。じたばたと両足をばたつかせ】
【更にはなんとか相手の拘束から逃れようと、大きな鉤爪のある両手。それをオークの左手にあてがおうとする】
【成功したならば、彼女は思いっきり両の鉤爪をオークの左手へ突き刺すことだろう】

(後、少し──の、はず、だけ、ど……)

【──ぼふ】
【首を締められている故か。最後に放出した胞子は、今までのものよりも勢いはない】
【しかしある程度近距離にいるために、オークの呼吸器までは届くだろうか】
【もうそろそろ──眠り粉の効果が表れはじめても不思議ではない】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/11(木) 19:04:41.49 ID:nqNGD+1lo
>>540
【そのまま締め上げて首の骨をへし折ろうとしていたが】

い、痛ええええぇッッ!!

【少女の精一杯の抵抗に、オークの手の甲に鉤爪が刺さる】
【その痛さのあまり、左手を振り上げ、思い切り振る事で少女を振り払おうとする】
【その勢いは、かなり強い】

っててて……ん……?
なんだ……こりゃ……!!?

【そして、その動作の後、オークの身体の動きがなんとなく鈍くなる】
【効き始めてきた様だ、眠り粉の効果が】
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 19:10:47.87 ID:rxgW4EFTo
>>499
種族柄、か。そうだな、餓えた民は腐肉すら馳走とし貪り食う。
それを前にして、やはり気が急いたのだろう。自分達の取り分まで腐肉に成り下がることを恐れて。

……だが、君達の存在は救いだよ。少なくとも私にとっては、な。
先日も黒の暗殺者と対峙し、固定観念で黒を見てしまう所だった。
真実を見極めるべく、私も全力を尽くそう。そして……この国の民も、君達が護ろうとする民も、護りたい。

【余裕があるからこそ、物事を考えることが出来る。その思考は間違っていない】
【だからこそ、王や貴族達は富の使い方を考え、上に立つものとしての自覚を持たなければならなかった】
【しかし始まってしまった事でも、全てが手遅れとは限らない】
【道に迷う悪癖を持つからこそ、スフィアは…騎士を目指す少女は、迷ったことにも意味があるのだと断言した】

はは、強かだな、Q。
そうだな、生存のために使えるものは何でも使いたまえ。
王とか民とかそれ以前に、君は彼らの責任者なのだからな。

【テーブルに腰掛ける部下(?)達を見てから、Qへと視線を戻す】
【彼の行為は正しく、そしてQの人柄に惹かれているからこそ、きっと彼らは付いてきているのであって】
【気にするなといわれたから、表面上ではそれを納めた】
【でも多分、スフィアは帽子に隠した3つの赤の向こうで今なお沈んでいる】

そしてこれも、君達を軽んじているわけではないよ。
言ったろ、使えるものは使え、と。シーブレインの知能が、ともすれば突破口になるかもしれないとしただけだ。
それに人数分集める必要はなく、前に立つQ一人とセットであればほかも欺瞞できよう。

…受託した。それではここで解散としよう。
ああ、ここは私の行き着けだから、口を利いて出入り自由としておく。集会や人と話す用があるときに使いたまえ。
それに立地が良くてね、情報も人もそこそこ集まるから、情報発信源として役に立つんだ。

【つまり、情報の流布は自分に任せろと、スフィアは言う】
【これで少なくとも、ラクシュル内を歩いても奇異の視線には晒されるだろうが、住人に迫害されることはあるまい】
【そうすると立ち上がり、階段手前で振り返って彼らに一礼した】


じゃあな、黒の友よ。その心のままに。


【帽子の中身を見せない程度、ちらりと上げて、スフィアは出てゆく】
【一瞬笑って見せた表情は、彼らの行く末が明るいことを祈るようだった】
【その身に宝石の加護在れと、密かに込めて】


//ただいま帰還しましたが、了解です
//締めレス落としておきます、お疲れ様でしたー!!
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 19:18:51.34 ID:CxbQH2zAO
【白の大陸:国境付近】

【そこに多種類無数の生物が、各々武装し、行進していた】

【どれもが黒の大陸で見られる生物ばかりであり、統率良く並んでいる】
【傍目にもそれは行軍にも侵略活動にも見えるだろう】

【その先陣を切るのは、一体の……生物?】

【灰と虹を足してごちゃ混ぜにした様な色をした、歪な円形のゲル状の身体】
【血溜まりが浮いてる様に赤い核を内部で上下動させる、外耳も、口も、目すら無い生物】

【スライムと呼ばれる、一部を除く基本的な下級種族だ】

【何故スライムが先陣を切るのか甚だ疑問だろうが、問題は其処ではないだろう】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 19:25:28.97 ID:5WYrOL5DO
>>541

きゃ──っ!

【ぶん、と勢いよく振り上げられ。オークの力に対抗できるわけもなく】
【大きな悲鳴を上げ、ドリアードは高く高く放り投げられてしまう】
【その際、刺さった鉤爪がオークの手から抜けたことより、出血することは避けられないか】

【がさがさがさ!と。比較的低い場所に茂っていた樹木の葉が身体に擦れあい】
【半袖シャツから出てた両腕が、葉や枝によって傷つけられていき】
【やがては上昇はどこかで停止。そこから下への落下を始めたあたりで──】
【ひゅう、がっ、ぼすっ。途中で枝葉に引っ掛かったことで、僅かに軌道が変わったのか】
【宙に迫り出していた比較的太い木の枝に、ドリアードの身体がひっかかってしまう】
【その様子はさながら洗濯物。身体をくの字に曲げて下を見下ろす彼女の姿は、少々滑稽に見えるかもしれず】

(あ……効いてきた、みたい──?)

【だらりと四肢をぶら下げて、ドリアードはただただオークの様子を観察する】
【自分の胞子が効いた以上、これ以上の戦闘は無意味だとでも考えたのかもしれなかった】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/11(木) 19:31:10.61 ID:nqNGD+1lo
>>544
【左手の甲からだらだらと血が流れ出るが、そんな事を気にせず、オークは怒りに身を任せ】

この野郎……!!ぶっ殺してやる!!八つ裂きだ!!

【ドリアードの引っかかった木を、叩き伏せ様と右手を振りかぶり】
【そこで急に横に倒れる】

【眠り粉が脳に行き渡った様だ、鼾までかいている】

【が、「街道側」の方から足跡が聞こえてくる】
【どうやらオークを捜しに来た盗賊の仲間の様だ】
【一方の「西側」からはまだ物音が聞こえない】
【感覚が鋭敏なら、地面を伝わる馬脚の音が聞こえるかもしれない】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 19:44:30.62 ID:rxgW4EFTo
【緑の大陸、森の中】
【首都からそれほど遠くない場所に、小さな洞窟がある】
【ただし街や街道からは死角になる位置で、あまり目立たない配置なので、住民達の間でも知る人ぞ知る場所だ】

【その洞窟は、入り口から入り一本道を進むと、広めの地底湖がある】
【周りに天然の水晶が美しく、非常に幻想的なポイント】
【深さはそれほどでもなく、すり鉢状に中央に向かって深まっているので、適切なポイントを探せば誰でも肩までつかれる】
【水は何処までも何処までも透明で、底の小石一つまではっきりと見通せた】
【にもかかわらず、生物的に非常に好ましい環境にあるらしく、漬かっていると心が安らぐようでもあった】
【少しばかり暖かいこの季節、水の冷たさは癒しとなるだろう】

【ここは何かというと、水浴び場である】
【入り口に縄を張り、人が入っている事を示して入らなければならないのだが、それは掛かっておらず】
【途中水音を聞きつけたら、奥で使用中の人物が相当うっかりだった事にすぐ気付くだろう】
【ただ、音の段階ではただの子供のはしゃぎ声にしか聞こえず】


いやっほーぅ!!


【ばっしゃん。水に飛び込んだ『子供』は、そんな歓声を水しぶきと共に残響させた】
【中々の跳躍力で、淵から一気に中央付近まで飛び込んだようだ。しばらく浮かんでこないまま】
【帽子を被ったまま突撃したので、着地点にしばらくそれが浮いていて】

――――ぷはっ!
きもちーぃっ!!

【子供は浮かんでくると、まずプルプルと髪の水気を切った】
【淡いブロンドショートヘアが、水晶の輝きにも負けずキラキラと輝いている】
【いくらか水気が切れると彼女は帽子を手に取り、額に輝いていたルビーを隠すように目深にかぶった】
【その背面、同期して浮かび上がった毛玉は多分、彼女の尻尾なのだろう。後頭部で折れるほど巨大だった】

【羽根のような耳、緑の毛皮、隠したルビーに良く似る紅い双眸】
【ウサギの獣人――――ではあるまい。おそらく希少種、カーバンクルの獣人だが、帽子を被った時点では誰も視界に入っていない】
【水浴び中も帽子を手放さない、変な子供に見えるだろう】
【彼女を子供と言わしめているのは、薄い胸とか華奢な上半身、それにとってもいたいけな笑顔だったりするのだが】

【帽子に気を使いながら、一人で水場を占拠する獣人】
【その傍ら、岩の足場につきたてられた2メートル近い鉄の塊には、彼女のものと思しき布がかけられている】
【獣人少女ははしゃぎながらそれに程近く、おそらく彼女の持ち物と推測されたのだが…】
【さて、何が起こっても、不思議ではない】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 19:44:56.53 ID:WbzTiTlDO
【黒の大陸】

【荒涼とした広大な大地に広がるのは、厚い灰色の雲、瓦礫と岩と枯木が地面を彩る景色。それが何処までも広がっている】
【生物がいる気配は全くと言っていい程に無く、うめき声ばかりがどこからか聞こえて来る】
【荒れ地ばかりの何もないこの大地には、一つ噂があった】

【『ある魔術師が大量の宝を隠し持っている』と】

【その噂が嘘か誠か真偽の程は不明だが、魔術師らしき姿はあった】
【真っ黒なローブに身を包んだ、いかにもと言った感じのその魔術師は、目玉の装飾が成された黒い杖をつきながら歩いている】

はぁ…はぁ…くそ…!やはり馬でも連れて来るべきだったか…!
いざとなればこの場で召喚…最早それすらめんどくさい…

【汗を流しヒィヒィ言いながら歩くその様は、見た目こそ魔術師であれど、威厳はまったくと言っていい程に無い】

何か…いや…誰か…いない物か…
くそっ…!こんなことなら見張りの手を緩めるべきであった!
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 19:48:01.87 ID:21lZtY4Ro
>>543
【白の大陸その外れ】
【その浮翌遊する大地から、辺りを眺める者がいた、其れは一人の天使】
【白銀に輝く甲冑、背には布で隠す様に巻かれた剣が横に向かってぶら下がる】
【その柄は槍とまでは行かないが非常に長く其れ以上の刀身を持つ物】
【そんな大剣を背負う一人の天使】

【強大な2対の翼、計四枚の大きな羽を大きく靡かせて、真っ白の長いウェーブヘアー】
【男を見る瞳孔の無い、2つの白目、180程の背丈もあろう女の天使】

【国境警備であろう、何時もなら此の者が国境を警備していることなど無い】
【騎士団の隊長格の一人、その者がそこで、警備をしていることはない、だが今日は何故か今日だけはそこにいる】
【全くの偶然であり、珍しいことである、女はその軍勢を視界に入れて】

お前たちーーーーーッ!!敵襲だッ!!
とっとと出てきやがれ!

【その叫び声は怒号はその周辺に響く、そしてその声を叫んだその直後】
【相手の軍隊と同じ程の人数の、一般兵、天使が率いる部隊、その同じ天使の騎士団が女の後ろに整列した】

【そして、天使はその腰に担いだ、肩から腰に向かって垂れる大剣を握りしめ】
【その軍勢の方へと突進する、その翼を羽ばたかせ、その者たちの正面に舞い降りるであろう】

【大剣、巨大な大剣を担ぎ、その目の前に現れる、他の天使達は遅れているようで、その女の速さについて行けなかったようで】
【まだ、その場へはつけては居ない様子である】

【そして、その者達を見据えるのであった】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 19:50:06.36 ID:5WYrOL5DO
>>545

【己が引っ掛かった樹にオークが手を振りかぶったのを見て】
【またも恐怖を覚えたのか。引っ掛かっている木の枝をぎゅっと抱き締め目を閉じる】
【しかし予想していた振動がこないことに疑問を抱き、恐る恐る茶色の視線を下へと向けた】
【するとそこには、先ほどまで戦っていたオークが眠りに落ちている姿があった】

【だがほっとするのも束の間。聞こえてきた足音に、ドリアードは表情を強張らせる】
【エルフが逃げたのは西側──街道側ではない】
【ならば敵の応援だろうか。そんな思考が即座に脳裏を過り】

わ、わ、わ……は、早く隠れなきゃ──!

【彼女はすとん、と地面へ飛び降り。そしてそのまま、西側へと逃走を開始する】
【オークひとりの「足止め」ならば、自分ひとりでなんとかなると思っていたドリアードであったが──】
【増援が来るとなったら、話は別。元より目的はエルフを逃がし、森の破壊を防ぐこと】
【もう十分に時間は稼いだ今──自分がここにいる理由はすでにないだろう】
【そのような思考の元。本来戦いを好まぬ森の民は】
【少しでも味方に会える可能性の高い西側へ、ただただ走る】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 20:00:39.20 ID:nqNGD+1lo
>>549
「親分は一人にさせたらどこ行くかわからんって言ってるだろ!なんでいつもそうなんだ!」

《そんな事言ったって、親分は聞いてくれないでやんすよ……》

「まったく……いつ自警団が来るともわかんねーのに、親分も困ったもんだ」

【短槍を持ち、口元を隠す様に布を巻きつけ、頭巾をつけたゴブリンが二匹】
【どうやらこのオークを捜しに来た様だ】
【破壊の後を辿って行き、邪魔が入らなければオークを持ち上げて連れ帰るだろう】

【一方の西側】

【商人のエルフが呼んだらしき自警団が、陣形を整えている最中だった】
【馬を降り、各々の武器を構えている】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 20:02:03.51 ID:CxbQH2zAO
>>548

ッ! 鉦を鳴らせ!鶴翼だ!早くしろ!

【同じく怒号を上げる先頭のスライム】
【カン、カンと甲高い金属音が辺りに響き渡り、それと同時に行進していた軍団が両サイドに開き始める】

【鶴翼の陣。鶴の翼の様に開いた形の陣で、敵を押し潰すのに向いている】
【遅れて迎撃に来るだろう軍勢に先手を打つつもりだろう】

【形を作り始める陣から、そのスライムは飛び出した】
【おおよそスライムとは思えないスピードで駆ける。目標は、隊長格であろう一人の天使だ】

行進!

【陣を成した軍勢は、ゆっくりと前進していく】

【そして、敵軍が来てない今すべきことは、】
【一人で一軍隊の力を持つだろう、この天使を食い止めることだ】

【そのスライムは、“体格では”敵わない天使の前に立ちふさがるだろう】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 20:10:16.53 ID:hzf+NUx7o
>>546

【水晶が導く淡い灯りは、さながら、ルネサンス期の絵画が如く
独特の色使いで他を圧倒する、そんな神秘的な色を強く滲ませていて
そして水面にはその色が映りこみ、艶やかな煌きを瞬かせる】

【――――……そんな空間に入り込む人影が一つ
揺らめく影は小柄で、その影の主が少女であることをくっきりと明示する
微かな足音はきっと、貴女の戯れの音にかき消されて――――……】


……ふぇ!た、確か縄も何もありませんでしたよね……?
で、でも……すっごく楽しんでいるみたいですし……

あ、あの、そこの帽子の子ー!そのままじゃ危ないのですよー


【きっと、水に溶けるような――――透明な色に映える貴女の髪の彩り
弾ける水しぶきに、思わず彼女は寸刻、心を奪われそうになって、それを危ない、と感じつつ
自身の気づいた事を貴女に伝えようと、言の葉を導いた】

【言葉の主は椛色の長髪に耳のある位置に垂れた山羊の耳、その直ぐ上に羊の巻き角がそれぞれ一対
翠色の肩を露出したロングドレスの上に白いフリルの無いエプロンドレス
更に木樹色のショールを纏い同色の大きな帯をつけた翡翠色の瞳の巨乳で小柄な少女
右の手は服の裾に隠れた手首から包帯が巻いており、華奢な指の輪郭しか窺えない】

【彼女の紡いだソプラノの旋律は、水面よりも透明で、尚且つすーっと、洗礼されているようで
流れ込む旋律は、さながらいーっぱいのこの場所の空気を溶かし込んでいて
事の葉に煌く夜露は、水晶の灯りを浴びて、幻想的な色を纏っている】


あと――――お節介かもしれませんが、帽子を被ったままの水泳は危ないのですよー
とーっても気持ち良さそうにしてて、お邪魔をするのはすっごく……その、心苦しいのですが……


【彼女ははっきりと言葉を述べつつも、少し遠慮がちな色を滲ませて
エプロンドレスの裾を両手で握り締めて、ほんの僅かに、表情を俯き加減に紡ぐだろう
それほどまでに、貴女の水に溶ける様子は、水と戯れる様子は絵になっていて】

【……瞳に混じる色は、羨望の色が強く、感じられるだろうか
――――たぶん、彼女は泳げない、のだろう
こじんまりとした召し物を、羽織った彼女は、自身を包むショールを身に寄せて
水晶のスポットライトを一杯に浴びて、ドレスアップされた貴女へ、思慕の情を感じる】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 20:10:23.13 ID:5WYrOL5DO
>>550

はっ……、はっ……ぁっ

【ドリアードの少女はそのまま、西側へと向けてひた走る】
【自慢のキノコ傘には切れ目が出来てしまい、腕にはたくさんの擦り傷切り傷】
【更には大きな鉤爪にはオークの血が付いており】
【なんらかの戦いがあったということは、自警団の者にも一目瞭然だろう】

オークっ……!
赤の連中が、いるのっ……
多分、街道側から来て、た……っ!

【彼女はそんなことを言いながら自警団の陣形へ駆け込もうとする】
【警戒されるかもしれない、という考えは、頭から抜け墜ちてしまったようだ】
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/11(木) 20:14:07.36 ID:rJ5jkn5Jo
>>546
はいる?「入る!」みずあび「好き!」

【そんな声、無邪気な子供のような声を響かせながら、がさがさと茂みをかき分けて何かが現れる】
【そこに居たのは、一匹の獣と一匹の石でであった】

【一匹はプランツ・ビーストという種族。植物により構成された肉体を持つ種族で、この個体は60cm程】
【もう一匹は本来であれば赤の大陸に存在する、スモールロックという10cm程の石の小人だ。メタ的に言うと「」が付く】
【ロック・ビーストはカピパラのような形状をした、毬藻の様な質感の獣である】
【もこもことした藻の表面は、泥や枯れ草に塗れている】
【背に乗っかっている、スモールロックも、同じような状態であった】
【そんな、獣と小石が、ゆっくりと水辺に近づいていって】

ざば「ーん」!

【と、子供のような声を響かせて、水に飛び込んだのだった】
【ばしゃばしゃと水飛沫を散らせて】

ひと?「人だね」
「行ってみる?」うん、行く!

【そう言って、ばしゃばしゃと水音を立てて、騒がしく近づいてくるだろう】
【一匹は赤の大陸の種族だが、基本的に珍しく温和なことで知られる種族である】
【警戒を与えることはおそらく難しいだろう】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 20:15:02.52 ID:21lZtY4Ro
>>551
【金属音が辺に鳴り響く、忌まわしい音、戦場の音、その黒の軍勢は大きく別れ】
【その女では無い、上の方向えと翼の様に飛び立つ、女は上を眺めて、フン…と口から漏らし】
【その目線を目の前のスライムに向け大剣を構え、その駆けてくるスライムめがけて自身も飛び立つ、】
【一直線に、翼を羽ばたかせ、そのスピードもスライムには引けをとらず、その者めがけて刃を向ける】

白に踏み込んだ事を後悔させてやるよーーッ!!
黒の屑どもがッ!

【目の前のスライムを相手に取ろうとしたのは、その女の勘か、こいつはあの天使達では太刀打ち出来ないと、そう思ったのだろう】
【その天使達は周りの黒の軍勢の相手をさせておけばいい、守るくらいは出来るだろうと、】

【女は立ちふさがるスライム目掛け、その大剣の刃を横にして、駆ける、羽ばたく、】
【狙うはその体、真っ二つにしてやろうと、右から一直線に左に向かって払う、斬る…】

【そのゲルの様な形状だ、切れる物体であるかも分からないが、其れに向かい斬りつけるのであった、】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/11(木) 20:15:54.28 ID:rJ5jkn5Jo
>>554
//おっと、このレスは無しで
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/11(木) 20:19:50.33 ID:nqNGD+1lo
>>553
【ドリアードの鬼気迫る様子から、自警団はざわめくが】

[おいおい、落ち着いてくれよ]
[俺達はそいつらを倒しに来たんだ、安心しな]

【団長らしき犬のウォービーストが、それを窘めてドリアードに話しかける】
【団長は一応の鎧を着ているが、他の者は普通の服や、よくてなめし革を急所に当てている位だ】
【自警団らしいといえば、自警団らしい装備】


[よくそんなちっこいので持ちこたえたな、偉いぞ]

【そう言ってドリアードを労い、陣の先頭に立ち】

[よっしお前ら!こんなドリアードっ娘が頑張ったんだ!]
[俺達できちんとケリをつけてやろうぜ!]

【と、自警団に呼びかけ、森の中へ走る】
【他の自警団もそれに続いて森の中へ】
【その時にふと気になる会話が】

?聞いたか?あのエルフ?

?ああ、団長が捕まえなかったらそのまま逃げる気だったみたいだぜ?

?まったく、こんな女の子残して逃げた上に、だんまりたぁね?
【あの商人のエルフの事らしい】

【その後、風の噂だが】
【自警団は盗賊と交戦するも、本丸である大将は逃してしまったらしい】

/お疲れ様でした
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 20:24:45.10 ID:rxgW4EFTo
>>552
……うぇ? ………はぁっっ!!!???

【最初に、虚を疲れて阿呆な音が出た】
【声の主を探すと、入り口に山羊のような少女の姿。彼女が今声をかけたのかと納得する】
【ツーテンポぐらい遅れて、何故そこに少女がいるのか理解できず大きな奇声を発する】
【とっさに水の中に身体を隠し、左腕で胸を、尻尾で下半身を、そして右手で帽子ごと額を押さえ完璧にガードする】
【水音と奇声が、狭い世界でいつまでも残響する。非常に間抜けだった】

【しかし、彼女が警告した帽子を被っていた事だけは幸いといえた】
【ここは外、数多の命が生きる世界】

【だからこそ、更にワンテンポ遅れて付いたため息には、安堵の情がしみこんでいた】
【少女がいる位置は淵に比較的近く、まだ自分の足が付く程度の深さしかない】
【水に沈んではいるが、平均身長はクリアしているのではないだろうかと推測された】

……べ、別に泳いでいたわけではないっ!
これは……そう、ただの水浴びだ。
おぼれる心配など絶無、まるでないのだから、別に帽子を被っていたってよいのだ!

【挙句、見苦しくも言い訳などして、少しばかり身体を上げつつ、ない胸を張る】
【その体表は、豊かで白い胸毛と、正中線を通って少し密度が減り、鳩尾の辺りから嵩を増して腹毛となっていた】
【水でへたっているその毛から、小さな雫がいくらか落ちてゆく】

だいたい、ここは使用中の縄を張っていたはずだ。
そこに入ってくるのはルール違反ではないのか? んー?

【いきなり堅苦しい口調になって、また鬼の首を取ったぞとばかりに相手の非を捉え、指摘する】
【口調や様子の変化もだが……この少女、気付いていない】
【まるで自分が間違って居る事などありえないと、とっても堂に入ったドヤ顔だったそうな】

【この時点ではまだ動揺が残っているのか、相手の様子を指摘できず】
【その目は揺れる。水と水晶と相手の少女を反射して】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 20:25:08.14 ID:rxgW4EFTo
>>556
//申し訳ない、またの機会にっ!
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 20:27:02.34 ID:CxbQH2zAO
>>555
【翼の様に広がる軍勢は、いずれ白の軍勢と衝突をするだろう】
【数が互角というなら、円形、もしくは鏃形の陣形で太刀打ち出来るだろう】

【だが今は此方に集中する】

望むところさッ!
ならば血と後悔の雨を浴び、この地の土を持ち帰らせて貰おうか!

【核の内部が激しく興奮するのを感じる】
【それは、この天使が降りてきた時、既に生まれていた感情だ】
【喜びか、恐怖か、どちらにせよ、自分は直ぐに一騎討ちを望んだ】

【戦争の勝ちを望んだのもあるが】

【スライムの体の右腕部がL字に伸びる】
【それは形の悪い角材にも見えるが、良く見れば腕と刀剣の様になっているのが見えるだろう】

【それをスライムは同じく真一文字に振るった】
【何とつばぜり合いに持ち込もうと言うのだ】
【剣と剣(?)は、激しく火花を立ててぶつかった。力はおおよそ互角だ】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 20:31:34.47 ID:5WYrOL5DO
>>557

……ありが、と──

【肩で息をしながら。ドリアードの彼女は確かに自警団の団長へと礼を告げる】
【彼らが来ると思っていたから、今まで戦えた】
【言うならば、自分が今こうやって生きているのは自警団の存在故だろう】
【そうでなければ、あの泉の傍でエルフ共々オークに殺されていただろうから】

【だが──途中で聞こえた台詞に対しては】
【ドリアードは少しばかり、悲しそうな表情を浮かべるもすぐにふるふると首を振り】

……しょうがないよねっ
やっかいごとには、関わりたくないって思うのも、さ

【そんな、無理矢理にも思える程の思考を頭から捻りだし】
【今の戦闘で受けた傷を癒すために、森の奥へと消えていくのであった】

/お疲れさまでしたー!
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 20:42:30.74 ID:hzf+NUx7o
>>558

【包まれた空間では、存外に音が反芻されるようで、貴女の声はエコーがかかって、響き渡る
思わず彼女の表情が緩んだ、貴女のその、少々の隙を見せたような声に、和んだからか
淡い光が、最低限の隔たりを作った貴女を飾り立てていく
水に濡れた貴女の裸体は、光を孕むと、それを溶かし、彩られていくようで――――……】


あら、そうなんですか!でしたら、安心致しましたー
此処は秘境のような目立たない場所なので、もし溺れてしまいますと、きっと……酷い目にあってしまいますから……

ですがこんな心配なんて必要なかったみたいなのです
きっと、こんな暑い日の水浴びは気持ち良いんでしょうね


【胸を張る貴女の言葉をそのまま受け止めて、それが私事かのように、彼女は表情に微笑を浮かべる
垂れた山羊耳がぴんっ、と立って、パタパタと揺れて、彼女の安心の気持ちをはっきりと辿るようで
微動だにしない巻き角とあわせ、彼女の存在が、少し、奇妙に感じられるかもしれない】

【水を滴らせる貴女の身体に、仄かな艶めかしさを感じ取りつつも
その様相と引き締まった体躯のアンバランスさが、逆に貴女の色っぽさを強調するかもしれない
彼女の翡翠色の視線が捕らえる貴女、瞳に映る姿は本当よりも、少し背伸びをしているようで】

【だからこそ、か――――貴女に対し、微笑を残したまま
どこか親しげに接していた為に、貴女の言葉に、少し大きな反応を示す】


ふぇ……!……えっと……でも……私が来た時は、かかっていませんでしたよ?

だから私はビックリしたんです、誰も居ないなーって、泉さんの中に入っていったら
こーんな綺麗な獣人さんがいらっしゃったんですもの

ひょっとしたら、今日は風が強いですし、飛んでいかれたのかもしれませんね


【彼女は少々、戸惑いの色を滲ませるも、あっ、と気づいたようにぴんと、左手の人差し指を立てて
頬を綻ばせ、表情に笑みの色を再び滴らせ、人差し指を頬の横に沿え、言の葉を付け足すだろう
やや幼い顔たちは、屈託の無い澄んだ微笑と合わさって、真っ白な初雪を思わせるだろうか
実年齢もそこまではいってないだろうが、受け取る印象はきっと、貴女と変わらないぐらいの年齢か】

【強く来られても、あまり動揺した様子を見せず、考えられる状況を紡ぐ彼女
どこか落ち着いた様子も纏う彼女はどうやら、それなりに頭の回転は早いのかもしれない
全く悪戯な風さんもいらっしゃったものですよ、と言の葉を付け足して、貴女の言葉を待つだろう
それはきっとわくわく≠ニいった形容詞が相応しいぐらいに、瞳に期待の色を滲ませて――――】

563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 20:44:03.45 ID:21lZtY4Ro
>>560

【激しく衝突する、己の武器と敵の者、凄まじい金属音を立て、その剣と剣は重なる】
【体の間に挟まれる2つの武器、その隙間から、スライムの姿を見据えて】

只のスライムじゃないってかい…
フン…面白いね…殺しがいがあるってもんだ…

アンタはここで果てるんだよっ!二度と故郷の土は踏む事はできないさ…ッ!

【その言葉は力む、強く噛み締める、まさにつばぜり合い、その数センチの距離の狭間、その力と力がぶつかる】
【そのつばぜり合いは、何方も引けを取らぬ様で…】

ーーーーオラアァッ…!

【動かぬならその形を崩すまで、女は更にその力を入れる、その手に、体重をかける、】
【乗ってくるならば、直ぐ様その力を緩めるだろう、そしてバランスが崩れた所、そこで柄の部分、その異常に長い柄であるからこそ出来る技】
【その柄を思い切りその力を利用して、スライムめがけて振るう、斬撃ではな打撃、スライムには効果はあるかは分からない】

【それに…此方がその方法を取るのであれば、相手も同じように出来るわけである、】
【しかし女は其れも承知の上であり、それを理解しているからこそそうなった時の対処はあるのだ、予想もしない事が有ればまた別の話ではあるが】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/11(木) 20:50:42.34 ID:/sIo0FsLo
【青の大陸・海底都市アトランティス】

「いらっしゃいませぇ…此方は万屋となっております。 購入方法が特殊ですが、どうぞお声をかけてくださいー!」」

【今日も多くの商人が店を開き、品を仕入れ売り、ソレを買う人々で溢れる青の大陸】
【商売・経済の面では買えないものは無いというほど、多種多様な物が売買されており、ソレを目当てで今日も沢山の客と商人で溢れかえっていた】
【ありとあらゆる物が売っているという事は、ありとあらゆる、かなりの人数の商人たちが店を並べているということ】
【その為、此処で成功を掴む商人は数少ないが、成功を掴んだら、これだけの人数相手に商売できるという事になる。これこそ商人のあこがれである】

【そして、この男もその憧れを達成しに来たうちの一人。似合わぬ赤コートを羽織り、髪の毛は金髪】
【紳士らしく薄い微笑を浮かべ、目の前には黒と赤が半分ずつ塗られているアタッシュケースが置かれていた】
【黒のシートの上にこれだけというかなりの軽装だった。 執事の様な服装の彼は、道行く人々にその独特の声をかける】
【他の商人に比べて、目を引くものが置かれていないのだが、果たして客は来るのだろうか】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 20:57:07.80 ID:CxbQH2zAO
>>563

【そのゲル状の身体には表情という物は無い。無い、が、】
【もし感覚で相手の感情を読み取れるなら、不適な笑みを浮かべるのが解るだろう】

果てんよ!魂の有る限り何時までも!

【力を引く、強める、崩すは鍔迫りの基本。鍔迫り合いが試合の結果を作ると言っても過言では無い】
【通例なら、押してくるなら押す、引くなら追う。天使の行動もそれに則った物だろう】

【「ならばそれを砕いてみようじゃないか」】

【スライムはその脚……否、体を使い小さく跳躍した】
【無論、隙が生じる。空中では避けることも出来ない。だが、体重をかけていた力がが受け流される結果と成る】
【それは宙に浮き、スライムの体に回転力を加える形となった】

【それと同時に、天使を刺さんと、スライムから槍状の体が伸びてくるだろう】
【それは宙に浮いたドリルに似た形となる】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 21:00:49.01 ID:rxgW4EFTo
>>562
【落ち着いて様子を見ると、相手はかなり可愛らしい風貌をしていると思った】
【山羊の耳と角、桃色の長髪に小さな背と、少女らしい姿】
【特に胸が大きいのはいいなぁとか思ったが、首を振って邪念を払う】
【的が大きくなるのは、戦場ではマイナスに……いやまて、盾になるなら大きいほうがいいんじゃないか…?】

……ここは、初めてかい? ここはね、淵の辺りから真ん中に行くまでに深くなっていく擂鉢状なんだ。
この位置までなら私の身長だと…ほら、腰まで。
だから淵の辺りなら、君も気持ちよく水浴びが出来るだろう。
確かに、汗をかいた後ここで水浴びするのは最高だよ。

【悩みながら、しかしあくまで騎士見習いの精神を発揮】
【恥らいを捨て、興味を示している山羊?少女に、ここの地形を紹介する】
【冷静に仮面を纏いなおした緑の少女の言葉遣いは少しばかり気取っていたが、顔色は笑み】
【ここをせっかくだから楽しんでもらいたいと言う、気遣いをも混ぜ合わせていた】

【身体が軽いのは、確かに自慢だったけれど】
【よくよく考えれば、女の子らしさは、自分には欠けていると思った】
【胸然り、その愛らしい耳の動作や言葉遣いに至るまで】
【だから、自分とは対局と言える彼女の姿には、水の上からでも見蕩れてしまう】

【尻尾の大きさは、あまり自慢ではなかった。むしろ操作精度など、色気のないポイントばかりが売りになっていて】
【緑の少女は、自分の事が余り好きではなかったのだ】
【少しばかり、羨ましいなと思ってしまい、うっすら顔に出て、俯いて】


……え、え?

縄が掛かってなかったって……いや、そんな、私は、綺麗では、ないよ。
むしろ私なんかより、ずっとずっと君のほうが可憐で、花の様に綺麗だと思うよっ!


【だから、縄が掛かっていなかった事実と、綺麗だといわれたことに、二重に驚き顔を上げた】
【必死に否定して、首を振りながら一歩後ずさると、先ほどの言葉を裏付けるよう、臍が水の中に沈んだ】
【それでも後退は忘れず、肋骨が水面に接触するほど後ろへ後ろへ】

【途中、その言葉遣いは、鍍金がはがれていて】
【思わず本音を暴露していたことにも気付かず、はっきりと口にしてしまった】
【緑の毛皮が真っ赤になるほど恥ずかしがっていて、自分を嫌う感情が膨らんできて】

うわっ、おっ!!

【すてんと、足が滑って転んだ】
【後頭部が水面に叩きつけられ沈み、帽子が空を舞った】
【どぼんと、大きな音がして…少し間をおいて顔を出した緑の少女】

いったた、びっくりしたなぁ、もう。

【帽子が取れたことに気付かないまま、淵へと戻ってくるけれど】
【その拍子、淵の地面に落ちた帽子を見つけて、青ざめる】

【額の宝石が、丸裸になっていて―――――】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 21:19:19.17 ID:21lZtY4Ro
>>563
【スライムはそのつばぜり合いを跳躍と言う形で逃れる】
【強く押し合った力が底で無となる、天使の力のみがそのスライムに加えられ、スライムは空に上がる】
【力が無くなることは予想していた…その左足を大きく前えと踏み込み、バランスを崩さない為に踏ん張る、】
【しかし、その次の行動、それは予想外のこと】

チィ…ッ!小癪な真似をする…ッ!

【その大剣、巨大である、攻撃には壮絶な威力を発揮するだろう、だがしかし、一度その物が交わされるとその巨体故、】
【正常な位置、その自身の目の前に構えるのに多少の遅れが発生するのだ】

【剣ではまともに防げない、それであれば後方に飛び立つまで、天使はその巨大な4枚の翼を靡かせる、そしてそれにより発生したその力で後方へ】
【そして其の間に後ろへ下がる間に、自身を守ろうと、大剣を前にと持ってこようとするが間に合わない】
【完璧には防御できない、致命傷は避けれた、その自身の体の部分への直撃は避けられた】

【しかし、右肩をかすめる、鎧をまとって居ようともその衝撃は天使に伝わる…そしてその肩の奥にある、その翼の一つにドリルが刺さる】
【翼を閉じる暇がなかった故、その翼の一枚が犠牲となる、】

グッ…クソが…ゴミの分際で…ッ
私に…傷をつけるだと…ッ!舐めるなよ…私を…舐めるなーーッ!!

【そして刺さるドリル、その刺さった状態のまま、空中にいるスライムめがけて、飛ぶ、知を蹴りその物めがけて、】
【三枚の翼を羽ばたかせ、その力を利用して、その大剣を振りかざしスライム目掛け振り下ろす、】
【怪我を負っているその動きは少し反応が遅れている、防御できる時間は十分にあるかもしれない】

【しかし、その力は先の天使と比べ、何故か分からぬが、上がっている、その力、スピード、】
【身体能力の向上、明らかにそれが目に見える物である】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 21:21:47.45 ID:hzf+NUx7o
>>566

【水に滴る貴女の姿は、芸術品が如く、彫像が如く均整の取れた貴女の身体を
薄く滲ませて、貴女の色をそぅっと、世界に伸ばしていくように思えて
きっと、普段ならもう少し、緊張した色を滲ませたのだろうが、その壁を、取り払う手助けをしてくれた】

【そして、落ち着いて、今の状況を認識して、貴女の状況≠ノ意識が傾いた
途端、彼女の絹糸が如くきめ細やかな白い肌が紅潮して、淡い赤色を滲ませる
それはきっと、貴女の裸体に、美しさと色めかしさを、くっきりと感じたから、か】


ふぁ……と……何度か来たことは……でも、水が苦手だから、入ったことはありませんでした
あっ……でも、おねーさんが手を繋いでくれたら、少しなら……入れるかもしれません……

……っ――――ご、ごめんなさい!何か……いきなり、変な事を言い出してしまいまして……


【貴女の落ち着いた言葉の様子に、貴女のカタチが、輪郭が姿を変えていく
それはさながら、光の角度によって色を変える宝石が如く、貴女が、頼りがいのあるお姉さんのようにも思えて
優しい騎士の面倒見の良い言葉に、つい甘えたくなって、言葉が口から零れて】

【そして――――それを恥じてか、彼女の表情に滲む紅潮が、すっごく濃くなって
多分、きっと、貴女の事を好意的に捕らえているから、だろう、ほんの少しの事にも敏感に揺れる心
あたふた、と彼女の表情が乱れて、手持ち無沙汰な小さな両手は、一つに絡まって、腰のしたまで伸びる
ぎゅぅ、と腕が強調する胸は、豊かに実っていて、彼女が山羊≠ニ羊≠フ獣人≠ナある、ということを改めて実感するかもしれない】


え、ええ……縄は完全に――――ふぇ、ぅ……私が、ですか……?

そ、そんな事ありませんよ!私なんか……いっつも、皆さんの良いなーって思う所を見つけることができるだけでして……
私の良いところなんて、一つも見つけることができなくて、悩んでるんですよー?

ですから、そんな勿体無い言葉、私にかけるぐらいでしたら、他の方々に残しておいた方が良いのですよっ
この世界には沢山――――カーバンクルやユニコーンといった綺麗な方々……!!だ、大丈夫です――――……!?


【貴女の言葉にむしろ、彼女の方が大きな反応を示してみせた
多分、褒められることになれていないのだろう、瞼をパチクリとさせて、翡翠色の瞳を不安げにはためかせる
くるくる、と貴女の言葉が頭の中を巡っているようで、言葉で否定しながらも、すーっと表情に満ちた紅潮の色は消えず
その為か、貴女に対し、少しの変わった思いを抱いていたから、か、貴女が倒れた瞬間、素早く反応を見せた】


はわ……カ、カーバンクルさんの、獣人さんですか……すっごく、珍しいです……


【少なくとも、彼女は貴女の正体に、近しき存在を知っているのだろう
存外に知識量は豊富なのか、それとも、見た目以上に年齢をとっているのか
いずれにせよ、表情に浮かべるのは、驚愕と、感嘆の表情、それ以上は写らない】

【水晶が煌かせる幻想的な灯火、それは空間内で反芻されて、共有される
故に、そこに新たな媒体があれば幾重にも、そのファンタジックなイルミネーションを飾り立てる
きっと、貴女の宝石に満ちるであろう、映るであろう瞬きは
貴女のその幻想のような美しさに見合うぐらいに、この世のものとは、思えないぐらいに――――】

569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 21:26:28.02 ID:WbzTiTlDO
【黒の大陸】

【荒涼とした広大な大地に広がるのは、厚い灰色の雲、瓦礫と岩と枯木が地面を彩る景色。それが何処までも広がっている】
【生物がいる気配は全くと言っていい程に無く、うめき声ばかりがどこからか聞こえて来る】
【荒れ地ばかりの何もないこの大地には、一つ噂があった】

【『ある魔術師が大量の宝を隠し持っている』と】

【その噂が嘘か誠か真偽の程は不明だが、魔術師らしき姿はあった】
【真っ黒なローブに身を包んだ、いかにもと言った感じのその魔術師は、目玉の装飾が成された黒い杖をつきながら、今だ尚、歩いている】

…維持になっている、か…私もまだまだだな…
…本当に行き倒れになると、笑い者だな

【汗を流しヒィヒィ言いながら歩くその様は、見た目こそ魔術師であれど、威厳はまったくと言っていい程に無い】

何か…いや…誰か…いない物か…
屍すら見付からんとは…迂闊であった…!
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 21:29:46.30 ID:noMjQS7G0
>>469
「構わないよ。 爆発しようと針が散ろうと。 僕はただただ、光さえ立ち入られないその小さな世界の情報を知りたいんだ」

【中立の青であることも、造られた存在であることも、パルミラにとってはどうでもいい】
【ただ、ひたすらに知識欲に従ってたかり、食い尽くす】
【これが、多大な情報を管理するため、複雑な感情、知識欲を妨げる感情を与えなかった主の、誤算】
【もしくは、こうなることを予想はしていた、のかもしれない】

「別に戦争を起こす気も無いしね。 君の言うとおり、僕は造られて、管理されてる。 
でも、与えられた役目は、情報を入手し、管理することだけだよ。 
情報の先駆者なんて”僕にとって”はこれ以上内最高のメリットじゃないか」

【うずうず、うずうず】
【厄介ごとになりそうなのを勘付いてげんなりしているクラゲの中で、パルミラは舞う】
【あふれ出る喜びと、期待の感情が、神経糸の巻きついた腕から、伝わってくることだろう】

「そんなことないよ。 別に僕は”あの人”のことを酷いとは思わないし。 酷いと思える感情がないのかな? だから、君とは共感できないよ」

【フォルネの小言に、抑揚無く、淡々と答えつつ、アルテナの説明を情報として、核にしまいこむ】
【全て記録し終えたところで、なるほどね、と呟き】

「ふぅん、僕の単独行動になるのか・・・あ、そうだ、糸は付けたままにしといてね。
不都合があったら、すたこらっさと逃げるかもしれないから、ジェルジェル」
「えぇ、本当にやるんですかぁ・・・」
「いいから早く出して、ちょっと調整に時間がかかるんだ」

【ぶつぶつ、と文句を垂れながら、クラゲはパルミラを傘から吐き出す】
【べちゃり、と音を立て、地面にこぼれでるジェル状の物体は、人型に形どりはじめ】

「うぅん、久しぶりだし、やっぱり疲れそうだなぁ」

【おおよそ十歳ほどの、平均的な顔、平均的な身長、平均的な体格の少女の姿になる】
【耳も、尻尾も無く、毛も無い、そして、もちろん全裸ではあるが、肌の質感などは、視界に置いて違和感は感じない程度の姿】
【主に受ける光を調節して、パルミラにある、情報をもとに変身した】

「これなら、万が一ばれても、触られさえしなければ、即青だとはばれないだろうし」

【地面に、ぽたぽた、と、余った体積分の液体をたらして、ふるふると体を振る】
【ちなみに、声はもう、パルミラの体に生まれた、声帯を使っている】

「僕は戦争を起こす気は無いけれど、君が戦争を起こそうとこの情報を手に入れてるのだとしても、僕は構わない。 それはそれで、今には無い情報が手に入りそうだ。 さて、具体的に場所を教えてくれないかな?」

【少年よりだったものから、完全に少女のものとなった声で、全裸のままアルテナの前に仁王立ち】
【羞恥心? もちろん与えられて無いですとも】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 21:35:03.47 ID:9MEE3uJuo
【緑の大陸・辺境の森】

にははー、どれを採ってもおいシいでスね〜
こんな貴重な大陸、土肥臭い連中に持たセるなんてホーント馬鹿な話でス

セいぜい扱き使ってドレイにでもシた後パクパクご飯にしちゃうのがお似合いでスね!
文字通り馬車馬のように働くハズでス!……にははっ、マハは天才でスっ!

【しゃくり。木々に生る様々な果実を無邪気に齧る者がそこに居た】
【紫色の道士服を着て、髪も肌も瞳も白く、顔の前には帽子から呪符が垂れ下がる】
【つまりは『キョンシー』のような少女―――それが、周囲に“闇”を放ちながら食を貪っているのだ】

【その容姿、状態。どう考えても黒の大陸の者で、つい先程国境を越えた者も居るとか、どうとか】
【リンゴのようなモノに飽きた彼女はそれをポイと捨てると、また他の果実を物色しはじめ――――。】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 21:35:45.26 ID:CxbQH2zAO
>>567
【してやったり顔、というと語弊がある。ゲルだからだ】
【今の行動はカウンターを含め、敵の怒りを誘い出す目的もあったからだ】
【戦闘中の激昂は意味を為さない。隙を増やすだけだ】

【しかし、それは今はマイナスに働く】
【隙は確かに生まれる。だがそれ以上に力を強める作用もある】

【ドリルは引っ込める分には問題は無い】
【問題は大剣と、怒りの力だ】

【彼は体を文字通り堅くさせ、】
             【そしてそのまま地面に叩きつけられた】
【辺りにスライムの体の一部であろう、硬質化したゲルの破片が飛び散る】
【結果、彼の体が抉れた様に凹んでしまう】
【堅さには自信があったが、突然上がった力と、爆発した怒りの前には敵わないようだった】

【だが反撃を止めるつもりは無い。大剣を叩きつけた、というと、今スライムは大剣の下敷きになっているはずだ】
【彼は体を大剣に伸ばした。何と大剣にまとわりつこうとしている様だが……】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 21:38:13.99 ID:BmRORswIO
【ラクシュル=z
【自然的な文明が栄える緑の大陸の首都。夜時であるが、人口の多さからか人通りがチラホラ。そんな場所に一人の人物がいる。】

「………ヴァンパイアにクラゲねぇ…いろんなのがいるもんだ」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した大きな剣は、『大太刀』と呼ばれるもので、この世界では珍しい。緩やかに湾曲し、鍔が多角形だ。】
【それは彼女の身の程もあり、複雑な龍の紋様を彫り込んだ銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にもこの地方では珍しい形の長剣…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「どうするかな…」

「っていかんいかん!!…青の大陸≠ヨの道を…」

【大通りの隅の方で、独り言を呟き、気持ちを切り替えてと見回してみる。】
【すると、彼女の藍色の目に入ったのは―――――――――――】


/なんでも対応
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 21:38:48.17 ID:rxgW4EFTo
>>568
【芸術品。もしそれを、緑の少女に告げれば死刑宣告になるだろう】
【何度も言われた。何度も、何度も同じ事を言われた】


【檻の外から、モノを見るような目で】


【青ざめる顔、途中彼女が口にした自種族の呼称、珍しい、と】
【この少女は『知っている』。自分の種族を】
【以前であった人は、あまり自分に対して知識がなかったように見えた】
【彼が自分を見逃してくれたのは、そのせいだとすら、思い込んでいて】

―――――そう、だよ。
うちは、カーバンクルだ。珍獣、動物園の見世物、彫像や彫刻と一緒。

【もはや身体を隠すことも忘れ、よろめく足取りで淵に接近し、座り込む】
【一番淵に近い場所は、膝が半分沈む程度の水位だった】
【しなやかなウサギ脚は素性であるカーバンクル…ひいてはウサギの跳躍力の力強さを語る強いもので】
【横に寝かせた大きな尻尾は、先端だけが酷く冷たそうに、湿った岩場を弱く叩いた】
【おそらく、山羊の彼女に背を向け、少しばかりやけっぱちな言葉遣いで】


……うちがもし、普通にウサギだったなら。
帽子でこれを隠す必要も、なかったのかもしれない。
種族がばれたからって、売り飛ばされたり、迫害されたりもしなかったかもしれない
もっともっとたくさんの仲間と一緒に、面白おかしく過ごせたのかもしれない。

……珍しくて、変でしょ? これ。


【積年の、自分への憎悪。見られるたびに、刻まれる暗闇】
【受け入れてくれる人だっていたけれど、それ以上に、『酷い目』にあった事のほうが多すぎた】
【額のルビーは、奥に瞳孔のような暗い暗黒が浮かんでいて】
【そして瞳の紅も、その感情を反映してどんどんくすんで行く】

【だから、帽子を取らなかったのだ】
【水浴びの最中、誰かが来たらどうしようと恐れて】

【でももう、見られてしまった】
【自嘲気味に、少しばかり爪を立てて、額の宝石を指した】

……君が羨ましいよ。
美しくて可憐で、……可愛くて、さ。

【輝きをなくした目は、羨む様に細められて】
【幻想の色が、自分ではなく彼女ばかりを祝福しているように見えた】
【羨望が少しずつ淀み…騎士の心を押しつぶして行く】

【君のようになれたらと、感情が死につつある瞳は、声もなく泣いていた】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 21:48:43.45 ID:rxgW4EFTo
>>574
//膝だと意味が変わってきますね、【脛が半分沈む程度の推移】と訂正します
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 21:51:25.76 ID:WbzTiTlDO
>>571
ふざけるな…本当にふざけるなよ…
どうして…私が…こんな事…!

【魔術師は、歩いた。歩いて歩いて、最早引き返すのすらも無理だと感じて来たので、尚も前向きに歩いた】
【ただの散歩が遠出になってしまったと、誰かに話せば笑い者、だがそれは本人には洒落にならない事】
【気が付けば何やら木が生い茂っているではないか、どうやら国境を越えてしまったと気付くのはそう長くかからなかった】

【森があるなら生物もいる、そいつを使えば帰られる、ようやく楽に帰られる、そう考えた魔術師は森を歩いた】
【森は更に足場が悪く疲労も貯まった、だが何かに引かれるように魔術師は歩いた。そして、声と、近しい感覚を感じた】

…あ…あれは…

【目に見えた少女が同じ地の物だと理解するのも簡単だった】
【しかし、それに接触する前に、バタリと魔術師は倒れ伏す】
【少しの安堵のお陰で、疲労が最大まで貯まってしまったようだった】

577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 21:52:38.33 ID:SEt3kBan0
>>455

【パルミラの返答に、アルテナは軽い首肯を一つ返したが】
【フォルネの方は、ステップにも似たテンポで双眸を瞬かせ、口を開く】

「そうかい、そうかい、そりゃあ仕方ないねぇ
 神さんだろうと何だろうと、無い袖ぁ触れないもの」

「でもねぇ――欲望は“美味しい”って事だけは、記録しても良いんじゃないかい?
 情報商売が成り立つのも、あっしらが飽きる事が無いからさーぁ
 欲しくなったら何時でも付けて貰いんさいな」

……フォルネ、少し黙ってなさい。
あんたの頭は私より働くけど、心はよっぽど拙いわ

「ふぇっふぇっふぇ……仕様への文句はお門違いだぁよ
 制作者が健在らしい彼なら兎も角さ」

【するとアルテナの涼し気な顔に、ビターな色が混ざった】
【相棒と言うよりは、相利共生関係なのだろう、この二名は】
【彼に言葉を躱されると――今度は、唇を真一文字に結び】


【さて。パルミラが形態変化により受肉すれば】
【ほぉ、と少女は控えめながら感嘆を零して、顎に丸めた左手を当てる】

ふ……確かに、この辺りじゃ裸の方がよっぽどユニフォームかもね
私たちの勢力圏でやったら、変態まっしぐらだと思うけど

(…………、まてよ、私より僅かに胸が大きい?)
(いや、いや、忘れましょう――まったく、女に会うごと胸が痛いっての)

【――胴に視線を下ろして、妙に表情がこわばったのは】
 【ヘソ出しベスト状に装着された胸部の装甲が、明らかに胸を圧し潰しているのに】
 【特に苦しそうな様子でない先からの姿から、分かるかも知れない】
 【スタイルはなかなか良いので、そこは気にも留めないようだが。】
【尤も、これは全くの余談で――】

「ふぇふぇふぇ、ここから少しだけ東の方に向かおうねぇ
 すると村に続く川だ、あっしのスコープと現地民の情報を信じてくれるかい?」

【そして――それを言うなり、少女は歩き出すだろう】
【その間、特に大型のクリーチャーの襲撃を受けるなどは無く】
【小さな物は寧ろ、この少女の放つ殺気を嫌っている様でもあり】
【つまるところ、恙無くスタート地点に到着するはずだ】

//ちょっと呼ばれてて遅れました、御免なさい
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 21:54:57.46 ID:21lZtY4Ro
>>572
【其の大剣は見事にスライムに直撃、しかし…その感触はスライムとは思えない程の物であり】
【なにか硬い岩に当たったかのような其れ】

【その勢いのまま、スライムは地に叩きつけられ、天使は其のまま、其れを押しつぶすかの様に地へと向かう】
【完璧に凹んできる、其れはダメージを与えられたのか、その感情が読めないもの、表情が読めない物】
【しかし今はそんな事を気にしている場合じゃない、相手が動かなくなるまでその手を休めることはしない】
【過激である、過剰である事に損は無い】

【そして目の前で起るその行為、スライムが大剣に纏わり着こうと】
【からまんとする…今の状態、天使の状態はその能力により身体能力、全ての神経系があらゆるものが上がっている状態】
【其れは時を重ねる度に上昇しているようで急激に上がるというわけでは無いが、其れは少しずつ、その者の力自体を高めて行っているようだ】



【そしてその大剣ごとスライムが纏わり着いた大剣ごと持ち上げ、てそのスライムごと大剣を地面に向かって投げる、少し離れた地面】
【そこを狙い投げるのだ、大剣を投げたのはその物が大剣を伝って自身に絡み付かないようにする為】
【そして、その地面に叩きつけるその衝撃を与えるため、】

【武器が無くなる?いや……その大剣は意思を持つのだ、天使が呼べば、手元に戻ってくるというそのような剣】

【時を見計らい、その大剣を投げるであろう、その者が完全にまとわりついた時に其れは行われる】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 21:57:11.01 ID:hzf+NUx7o
>>574

【それはどこまでも、幻想的で神秘的、絵空事のように耽美的であった
囀る貴女の姿は、見惚れてしまいそうなぐらいに圧倒的で
思わず彼女は息を呑んで、貴女の言葉を辿った】

【言葉を見つけることが出来ず、貴女の言葉の残響だけが微かな尾を引いて
降り注ぐ水晶の灯りが、水面に反射して、どこまでも透明な水の色を染め上げていく
水面を覗いても、そこには多分、変わらない彼女たちが居ることであろう、か】

【――――だから、彼女は山羊≠ニ羊≠フ彼女は言葉より先に、行動が出た
ぎゅぅ、とその細い華奢な手が、貴女を背後から抱きしめようとするだろう】


……ごめんなさい、本当に……ごめんなさい、私は……何も知りませんでした……
だから、貴女の正体を知った時、綺麗だな、って……そうとしか思えなくて……
貴女がどんな事を感じて、体験したか……想像が行きませんでした――――


【それは果ての無い慟哭にも似た、ただただ真っ白な懺悔の言葉
言の葉の表面を伝う、淡い味わいの水滴はきっと、彼女の翡翠色から零れ落ちた夜露
涙を一杯に孕んだ言葉は、ふやけて、思いを溶かしすぎて、今にもあふれ出しそうに】

【恐らくは――――……彼女越しに透き通るであろう、彼女の心音
とくん、とはためく鼓動の音は大きく早く、今にも弾けてしまいそうなぐらい
それでも、彼女は……何とか喉を震わせて、言葉を振り絞る】


……でも、でも……きっと、駄目なんです……!!
この世界には、沢山の皆が居て、その皆が……

自分≠――――大好きに思わないと、誇らしく思わないと、いけないんです……
だから絶対に……正体を隠さないといけなくなる、なんて、間違ってるんです


【きっと、彼女は幼い、知識はあっても、ソレに見合うほどの精神は無いのだろう
紡ぐ言葉はどこまでも、感情的で――――真っ白な雪に、感情の色を降り注いだくらいに
だからこそ、か、彼女は透き通るような声で、彼女の心を透過して、貴女へと伝える】

【美しいと思った貴女が、幻想的だと感じた貴女が、その自分≠隠してしまうこと
そして、隠さなければならないことに、凄く、悔しさを空しさを、感じたのだろう
――――もしも、貴女が微かにでも彼女の事を感じてくれたなら
彼女の羊≠ニ山羊≠フ混じった、特殊な容姿の意味を、理解できるかもしれない】

【彼女の流す涙は、きっと、他人の為に流す涙
それは恐らく、泉の水よりも透明で、何かを溶かさないと、見えないぐらいに――――透き通っているだろう】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 21:59:56.05 ID:SEt3kBan0
//>>577は、>>570あてです
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 22:04:18.86 ID:9MEE3uJuo
>>576

つーぎーはーどーれーにー……にはっ?
……おろろ、どなたサんでス?マハはお医者さん違いまスよ?

もーしも〜し……、………ヤバくないでス?
と、とりあえずお仲間サんを見捨てるのはアレでスかね……?

【ぷち、と果実を手にしたと思ったら、魔術師が倒れていた】
【その程度の事しか、この娘にはわからない。ただ、同じ大陸の者というのは理解でき】
【おろおろとしながら果物を咥えて、魔術師の服なり手足なりを引っつかみ】

(流石にこの状況で緑虫たちにバレるのはマズイです……)
(洞窟とか無いでス?自然たっぷりがご自慢の大陸なんだからきっとあるハズ―――。)

【それからひょいと、見かけによらない力で彼を持ち上げ、走りだす】
【次に止まるのは近くの洞窟――偶然、滝壺の裏にあったのを見つけたのだが】
【そこで彼女は彼を横にさせると、『食うでス?』なんて咥えていた果物を差し出して】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/11(木) 22:07:54.41 ID:/sIo0FsLo
>>573
/まだ居たりします?
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 22:08:25.09 ID:noMjQS7G0
>>577
「へぇ、”美味しい”か・・・うん、お願いしてみようかな」

【複雑な感情の欠落したパルミラが、その比喩を正しく理解したかどうかは不明だが】
【美味しい、という感情自体には興味を持ったようで、頷いて、記録をする】
【おそらく、新たな情報を手に入れたときの歓喜、それが”美味しい”なのだろう、と】

「変態まっしぐら? そうかな? 基本結構僕等も全裸じゃないか」

【アルテナの言葉に、引っかかりを感じて首を傾げる】
【青の海に住む生物で、衣服や装備を身につけるものの割合は、それほど高かっただろうか?】
【いや、おそらくは勢力圏、というのはアルテナの住処での話なのではあろうが】
【ちなみに、アルテナの動揺が、胸囲から来ていることには、いっさい勘付いていない】
【鈍感なのだ。理由はいわずもがな】

「信じるも何も、それしか情報が無いのなら、就いていくよ」

【ぺたり、ぺたり、と警戒することなく少女の後を追っていく】
【その際、形状がぶれて肉が歪むことがしばしばあるが、どうやらまだ体、に慣れていないのだろう】
【そして、何事も起こることなく、少女と、そのヘルメットの言うスタート地点、に到着した】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 22:09:47.02 ID:CxbQH2zAO
>>578
【スライムは急速に大剣の刃にまとわりついていく】
【ゲル状の体は、押しつけるだけでは刃が切り裂く事は敵わない】

【そして、天使は大剣を投げた】
【武器を手放すのを咎めるつもりは無い。むしろ天使のこの判断は正しかったとさえ言える】
【液体が意思を持って行動している以上、身体に接触されるのは一番避けるべき事だからだ】

【投げられた大剣から、地面に刺さる部分だけを刃から引き、地面に突き刺さる】
【そして直ぐに反撃の準備に】


【入っていない】

【するり、と大剣の現在の登頂部に上り、上を見上げているのだ】

敗走、だな

【何処にも見当たらない口がそう呟く】
【天使は攻撃を止め、上を見てくれるだろうか】
【見たならば、先程より数の減った黒側の軍勢と、それを追う、同じく数が減った白の軍勢が見えるだろう】

【スライムは、隊長格との一戦、僅かな打ち合いだが、その中で負け戦であることを読み取ったのだ】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 22:16:58.79 ID:rxgW4EFTo
>>579
【背後から触れる熱は、実際の体温よりずっと高く感じた】
【不思議な二つを混ぜ合わせる少女の指が、腕が触れるたび、ピクリと恐れるように震えて】
【そして接触の時間が延びれば延びるほど、独りの少女にその言葉を掛けるごとに、かたくなさがほどけてゆく】

【想像できなかった、といわれた事には、首だけ振って答えた】
【それは仕方がないことだ、君が知り、想像する必要すらない事だと】
【考えれば考えるほど恐ろしい仕打ちの数々を、優しい貴女は一瞬でも考えるべきじゃない、と】

【そして抱きしめられていると、それを考えさせようとしたのが自分だと気付いて】
【泥沼の思考から、その心が引き上げられてゆく】
【…涙のしずく一滴は、先ほど自分が滴らせた水滴群よりも、ずっと重い】
【首だけ少し動かして、貴女のほうを見た双眸。少しずつ輝きを取り戻していた】
【鼓動が一つ届くたび、緑の少女の鼓動も高鳴る】


――――誇り、か。


【――――目を閉じて、心の中で想う】

【「それは振りかざす物ではなく、ただ在り続けることに意味がある真意の剣」】
【「剣や鎧や盾より硬く、主を護る絶対の力」】
【「剣や魔術や技術を超えて、民を救う永遠の力」】

【たった三音のその言葉こそ、騎士を騎士たらしめ、そして貴族を貴族たらしめる】
【自分に…少女自身には、その気持ちを持つことは出来なかったけど】
【目指すものになるために、今まで研磨し続けてきた、胸の奥に仕舞った一本だった】

……一つだけ、頼みがある。
私の種族、額のことを、決して誰にも言わないで欲しい。
もし聞かれても、絶対に言わないで欲しい。

【言葉は騎士、彼女の寄り辺、少しだけ硬質な、今持てる誇りの在り処を纏いながら】

……そうすれば、貴女の前では、もう自分を貶めないと誓おう。
その言葉があれば、また明日、歩いてゆけるから。

【どの道、今緑の少女は、如何なる鎧も纏っていない】
【でもちょっとだけ悪戯心を出して、後ろに抱きついた貴女のお尻か脚の下に腕を回し、おんぶの姿勢で立ち上がろうとするだろう】
【腕力は強いらしい、きっとひょいと持ち上がる】
【抵抗がなければ、そのままずぶずぶと、臍が漬かる位置まで歩いてゆき】


わたしは、スフィア。スフィア=ハルベルト。
君の名前は?


【抵抗されたならその場で、おんぶが成功していれば立ち止まり、首だけ振り返って】
【自分の名を名乗りながら、相手に問いかけるだろう】
【…もう額も隠さない。二つの目とあわせて、三つのルビーが光を反射し煌いている―――――】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 22:17:26.78 ID:WbzTiTlDO
>>581
…く…はは…やり切った…私はやり切った……!
…今度…背中に虫の羽の陣を彫ろう…!

【倒れた魔術師は、流れる汗を拭う事も、少女に話し掛けるよりも前に、自分でやり切ったという達成感に満たされていた】
【そして、今回の反省として、自分だけでも移動出来る手段を持っておこうと考えた】
【少女に運ばれている間も、ぶつぶつと愚痴だか反省だかの自分の事を、少女への礼よりも先に譫言のように呟いていた】
【余談だが、魔術師はとても軽く、細い。下手をすれば簡単に、背骨がぐにゃぐにゃに折れ曲がってしまいそうなくらいに】

【横にされた時も、流石に口にはださなかったようだが、「寝苦しい」という感情を先に抱いたようである】

…ご苦労

【果物を差し出されてから、ようやく少女に口を聞いて―といっても、短い礼だが―果物を手に持つ】
【その果物を嗅いだり、怪訝そうに見てから、またようやく口に付ける】
【…が、歯が弱いのか顎が弱いのか、噛むのにかなりの時間を要し、小さなかけらを口に入れる】

…悪くないな、よくやった…褒めてやる

【その小さなかけらを噛みながら、魔術師はやっと少女に顔を向けてちゃんとした礼をした】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 22:24:47.65 ID:21lZtY4Ro
>>548

【遠くへ飛ぶ大剣、それに巻きつくスライム、そして大剣は地面に突き刺さる】
【相手が物体としての固定された形を持っていないもの、相性が悪すぎるもの】

【その上を見上げる、スライムに釣られ、女も頭上を見上げ、そしてその表情に自然と笑みがこみ上げる】
【ニヤッとしたその一瞬の表情、追い払ったのだなと、犠牲はあった…しかし其れは仕方がない、戦争であるが為】

【自分たちはその者達を見送るのみ、生きて、覚えておく事、其れだけ、英雄として、その者たちを覚えておくこと】
【哀しい顔など見せはしない、騎士団の命、それを捧げた、それで護った…果てた者も想うだろう、最後まで騎士でいられたことを誇りに思うだろう】
【そう思うのが、この女の率いる騎士団なのだ】

【そしてーーー天使は飛び立つ、その上空へ、その者達を殲滅しようと、】
【女が選択したことは、一人の勝てぬその者の相手より、一匹でもその黒の軍勢を減らす事】


…お前との勝負はまた次だ…
覚悟していろ…私が…お前を討つ…


【そして飛び立つ、その大剣を手元に呼び、大剣はその場で、浮かび上がり、スライムを振り落とすように回転するだろう】
【そして、そのものが落とされた時、上空の天使の手元に戻ってゆくであろう】

【歌を歌い、勇ましいその戦いの歌、それを歌い、天使は飛び立った、のだ】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 22:27:51.88 ID:9MEE3uJuo
>>586

(なんでスかね、この人……めちゃんこ軽いでス)
(ちょっと気を付けないと、マハが殺人犯扱いでスよ〜……!)

【いくら力持ちでも、軽さには違和感というのを感じざるを得ない】
【この娘の気質もあって、運ぶ過程はかなり気遣ったものとなるだろう】
【また彼女は、彼を横にさせて果実を与え、食べる様子をちょっと羨ましそうに見たりもして】

【ただそこに至るまで疲れた様子を見せないのは、基礎体力の高さだろうか】
【話し方もどこか間が抜けている辺り、少し頭の弱い方らしいことがわかる】

――それおいシいです?……おぉ、ありがとうでス!
マハはでスねっ、褒められるの大好きでスよ魔術師さんっ

……はっ!じゃなくてでスね、あんなトコでソんな様子シてどうしたんでス?

【多少の無礼なんぞは気にもとめない、扱いやすそうなこの少女】
【とりあえず友好的で、従順だ。勿論質問には答えても答えなくてもいいだろう】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 22:31:27.73 ID:SEt3kBan0
>>583

【歩く度に、静謐の夜にさえ絶えず流れる音が近づく】
【そう。そこはせせらぎ、山と海を両極の果てとする河】
【深さは測れないが――種を明かせば、アルテナなら腰まで浸かる程度】
【青の種族ならば、淡水への適応さえ成れば余裕も余裕だろうか】

「歩きならそう遠くない場所に入り口がある筈だけど、向かう場所はそこじゃなし。
 この川を遡行して幾らか進んだら、あんさんは村のどっかに入るさ
 水の猛獣を防ぐことから考えると、ド真ん中じゃあきっと無いが
 そう広い村じゃあ無い――ちょっと危険を犯せば、見れる事は見れるんじゃないかねえ」

「噂によると、連中は夜は案外静かだって話さ、それと
 この辺りの部族の文化を踏襲しているなら、村長の家なんかもわかり易い筈なんよ」

……とりあえず、正確な村の地点と大まかな家屋、祭祀場の所在などが知れたら十分
ご神体になってる虫が見つかったり、私たちが思い付かない様なポイントが見つかったら
それこそ、120点ってヤツよね……あー、百点満点で。

「何かしら不味い事がありゃあ、糸で呼びんさい、声じゃなくてねぇ
 いわゆる陽動ってヤツ、あっしらがやったるよん」

“ウェポノーツ”は伊達じゃないわよ、私“だって”強くなれる
まっ――私以外にフォルネに適合できるのは、見たことが無いのですけど

それじゃあ……何か、補足説明を必要とするかしら?
その状態でも念話が出来るなら、何か有る度聞けばいいはずだけどね。

【一頻り説明し終えると、少女は左頬を掻いて】
【川を指差して、パルミラに出発を促そうとするだろう】


【幸いな事に、水生爬虫類や巨大魚、その他クリーチャーには居合わせず】
【泳ぎ出したなら軽快なペースで、暫くは進んでいけるだろう】
【だが。とある地点を過ぎた辺りで、パルミラの五感に新鮮な情報が流れこむ】

【聴覚には、水で僅かに歪んでいるが、人間の声らしきもの】
【視覚においては、群生する木々に、紅い顔料で印されている物が交じる事を】
【そしてまだ、安全を害する様な要素は見当たらない】
【逆に言うなら、本当に目ぼしい存在とも出会えていない】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 22:35:46.71 ID:CxbQH2zAO
>>587
【逃げ帰って来た者達を叱るつもりは無かった】
【良く帰ってきた、良く生きてくれた、と一人一人の肩を叩き、激励して回る】
【初めて軍を率いる立場に成ってから、一度もそれは欠かした事は無かった】

【そう、それがこのスライムの願い】
【それは形こそ違えど、天使と同じ、国を思う気持ちの現れなのだ】

【犠牲を出した両軍に責められる事も、勝ち戦を鼻にかけられることも慣れている】

【ただ】

図に乗るなよ……

【天使は、間もなく違和感を感じるだろう】
【手に手応えが、大剣の反応が帰ってこないからだ】

【もし今一度スライムに振り替えることがあれば、】
【大地を揺るがす、物言わぬ威圧を放ちながら、大剣ごと地面と接着したスライムが、】
【憤怒に満ちた一人の戦士が、其処に見えるだろう】

子童が……

【敗走した、撤退した、逃げた相手まで全滅させるなど、】
【両軍同じく助かった命を踏みにじる行為だけは許せなかったようだ】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 22:39:21.77 ID:hzf+NUx7o
>>585

【貴女と交錯する視線、彼女の翡翠色の瞳に、貴女の瞳と、その上にある宝石が映る
きっとそれを、美しいと、思うのは正しいことなのだろう、それは誰もが感じて良いこと
悪いのは、それに耽り、自身の物にしようとする行為にあろう】

【眼前に艶る、貴女の宝石、それは季節外れの狂い桜の如く――――見るものを容易に酔わせてしまいそう
涙で滲んですら、その彩りは微かな輪郭までくっきりとイメージとして伝わるだろう
それほどまでに――――美しき灯りを孕んで、瞬かせる】


……勿論です……絶対に、ぜーったいに……貴女の秘密を護り抜きます
だから、その誓いを貴女もまた、護り抜いて下さい

貴女もその約束を護っていてくださる限り、貴女の歩く道は、もう一人で歩く道ではありません
きっと、ちっぽけで汚らしい手ですが、貴女の側でそっと、私も歩いてるんですよっ!


【騎士が騎士たる所以は、心の持ち処にあろう
決して、騎士になるモノは、他者から強制されて為る事はできない
騎士となるべきモノは、既に、心に騎士としての誇りが一本、貫き通されているから】

【だから――――少なくとも彼女は、貴女が騎士に類するモノである、と伝えられたなら、納得するだろう
少なくとも彼女には、凛と咲き誇る一筋の貴女の誇りが感じ取れた、から
また同時に、それは無骨な名も無き刀ではなく
――――……女の子らしい、華やかな文様が彩られていることで、あろう】


約束、ですよー……って……ふぁっ!?あ、あの!な、何するんですかぁ!
……も、もう……あぁ……スカートとエプロンの裾が、びしょ濡れです……
でも、少し――――……んぅ……気持ち良ぃです……


【ふわり、と貴女に言葉の途中で持ち上げられ、おぶられる彼女、あたふたと揺れる彼女の色がはためく
ぱたぱた、と両脚を動かすものの、見かけどおり力は無く、容易に貴女に支配されることであろう
絹糸越しの彼女のお尻や太股の感触は、草食動物の無駄の無い肉付きで、すーっと貴女の腕にもたれかかるが如く
心地よい反発感と、包み込むような柔圧感があって、揉んだらきっと、心地よい】

【言葉は色々と言っているが、嫌な気分ではないのだろう
水に足先が沈むと表情が緩んで、はわぁ、とそんなのほほんとした言の葉を零す
貴女が振り返れば、そんなリラックスしきった彼女の表情を辿れるだろう
ほっぺたを緩めて、瞼を落として、睫を貴女の風で揺らめかされて、山羊耳が心地良さそうにゆらゆら、ぱたぱた】


ショコラです、ショコラ=オフィーリア……

――――あ、あの、スフィアさん……すっごく、申し訳なくて、迷惑かもしれませんが
この一瞬だけ、スフィアお姉ちゃんって、呼んでも……良いです……か?


【きっと、気恥ずかしさがたっぷりあるのだろう、振り向く貴女から視線を逸らすように、貴女の首筋に顔を埋め
その奥の表情は恐らく、紅潮していて、それは十分に言葉からも読み取れるはずだ
ただ、それだけの思いをしても、心のお願いには勝てない御様子】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 22:41:40.47 ID:WbzTiTlDO
>>588
…まずまずだな…味に無駄な苦みと酸味がある…所詮自生の物だが…食えなくはない…

【魔術師は果実を力一杯噛みながら考える、この少女の種族は恐らくキョンシー。死人なら扱う術は心得ていると】
【そしてどうやら様子を見るに、この少女は無邪気で、まるで仔犬のようであると】
【上手く飼い馴らせば、使い物にはなりそうだ、と】

…………………

【何故、と問われれば答えに詰まる。散歩のつもりが無駄なプライドで遠出、と正直に答えるのは絶対に無理だ】
【そうなれば嘘をつくしか無いのだが、これも下手な嘘をつく訳にはいかない、何しろ国境を越えているのだから―とは言え少女もそうだが―下手な嘘は付けない】

……動物をな、見に来たのだ…
…こっちの大陸には面白い生物がいると聞いてな

【とりあえず、当たり障りの無い嘘をつく。しかしそれでも激しく疲労していた理由は抜けているのだが】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 22:47:44.35 ID:21lZtY4Ro
>>590

【その大剣が帰ってこない、その元を眺めれば、其れは先のスライムがその大剣にしがみつき、密着し】
【其れを抑えているではないか、】

【天使は舌打ちする、その目的を邪魔する存在、其れを消すのが先であるかと】
【天使は舞い戻る、その場所えと、その最後に聞こえた言葉、其れを、図に乗るなと、発した者の場所えと】

【そして少し離れたその場所で、天使は喋り出す】

……お前…まだ足りぬか、何が図に乗るな…だ

【その雰囲気、それはいくら表情が取れぬものであったとしても、その震えから、何となく感じ取ることが出来た】
【天使の考えは戦争は戦争、その戦争自体が生命を踏みにじる行為、其れに参加する者に命の尊さを説く資格は無い】
【もちろん、怒りには震えるであろう、その徹底的に潰す行為は、しかし其の様な感情は天使にとっては邪魔なもの】
【敵は……徹底的に潰す、何をしてでも…それが戦争、それがこの女の思いなのである…】


何が言いたい…戦争を仕掛けてきたお前たちに何か言える権利などあるのか?
私にも…お前にも…何も言えぬはずだ…その身を外せ…ッ!
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 22:50:50.05 ID:nd4uenjFo

【緑の大陸上空から轟音が響き渡る。それは圧倒的な速度を感じさせる甲高い音】
【見あげれば上空にを一筋の雲が描かれていた。その先端は真紅の機影】
【あっという間に真紅の直線は掻き消えて―――たちまち彼方へと豆粒より小さくなっていく】

【数秒後、Uターンしたのか反対方向から真紅は再び現れる――――叫び声と共に】


HYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!


【彼はアンチャーテッドと呼ばれる赤の大陸に生息する種族。その型が”戦闘機”】
【真紅の戦闘機は奇声を発しながら領空を侵す―――二度目の侵犯は、大陸地表擦れ擦れ】
【とはいっても速度は先程よりも遥かに劣り、時速120kmも出ていない鈍い速度であった】


ハッハー、調子に乗って行き過ぎてしまった……赤から緑まで30秒ッ!良いタイムだッ!
あーあー、司令部聞こえますか!私です、真紅の超音速ことアルセナールですッ!任務は……え、黒の大陸?


【大声、といって良いのだろうか?スピーカーから流れる様な機械音声は誰かと通信しているようだ】
【内容を推測するに……どうやら、来る大陸を間違えたようだった。滞空したまま真紅の戦闘機は会話を続ける】


確かに敵地に派遣とか何考えてるんだこのクソ上司とか思ったりしまし……いえ、何も?
まぁまぁ、今から黒の大陸まで行くの嫌なんでこの辺でのんびりしていきますね!以上、通信を終わりますッ!


【ブチッ、と無理矢理に通信遮断。上空で滞空したまま緑の大陸に上陸せんと降下を始めるのであった……】
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 22:54:44.61 ID:noMjQS7G0
>>589
【”緑”を流れる河には、”青”の海とは違う感覚、情報が、視覚から、嗅覚から流れ込む】
【この中を泳ぐことでさらに、触角が加わるとなれば】
【しかも、この先には、自分が初となるのかもしれない情報が手に入る】
【フォルネから得た情報を核に書き込んで】

「ど真ん中に出たら僕も困るしね。 それじゃ、期待させてもらうよ、ジェルジェル」
「本当に行くんですね・・・」

【フシュルルルル、と、クラゲは自らの傘の空気を抜き、足を折りたたみ、パルミラの手に収まるほどのサイズになる】
【パルミラは、それを握って、片足からゆっくりと入水する】
【苦虫を噛んだような表情、泳ぎに大きな師匠が出るわけではないが、淡水はあまり得意なほうでは無い】

「あはは、僕も全ての情報が手に入るとは思って無いよ。 でも、80点は取りたいところだね。 60点満点で」
「うぷっ、妥協する気ないじゃないですか・・・」

【塩分の無い淡水に半ば酔いかけているクラゲは、既に何かを諦めた様子で突っ込む】
【対して、気分こそよくないものの、淡水の情報を得てさらに上機嫌のパルミラ】

「うん、敵地で声を上げるのはさすがに気が引けるね。 陽動にしろ何にしろ、見た所戦闘面では信頼しているよ。 後は随時連絡すればいいし。 それじゃ」

【ちゃぽん、と体全身を水につけると、河を遡行し、泳ぎだす】
【泳ぐ、はパルミラにとっては歩く、に等しく、すっかり喋らなくなったクラゲを他所に相応の速さで進み】
【聴覚と、視覚から、人間の声と、木々に記された印という情報を手に入れる】

「うぅん、これは当たりっぽいかなぁ」

【軽快に泳ぎながら、ふと、そんな言葉を漏らした。】



 
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 22:54:54.11 ID:9MEE3uJuo
>>592

おぉー……魔術師サん、『りぽーたー』みたいでスね……
でもやっぱり食べられるんでスか……緑の大陸は良いでスねー
そこらの森にゴロゴロお食事が転がってるでス。正直マハはうらやまシいでス

…………にはっ、動物をでス?あの土臭い野蛮人をでス?
確かに見てて面白いでスけど、あんまり近付かない方が魔術師サんには良さそうでスよっ?

【考える事の第一は食、面白いという単語の意味は見てどうかということ】
【この2つからでも――予想通りキョンシーの――娘は付け入り易いと分かるだろう】
【それに、疲労には突っ込まなかった。上辺だけで物事を見ているからなのだろうか】

【まあどちらにしても、手持ち無沙汰。することもない彼女は、相手の側へと近付いて】

あのでスね、マハは魔術師サんに出来る事は有りまスかっ?
お医者さんじゃないからお助けは無理でス。けど、ご飯は持ってこれまス、よ?

【ちょこん、と正座。ごつごつとした床の感触はなんのそのだ】
【また疲労自体は疑問にも思わないようだが、仲間意識からか手助けをかって出て】
【何もかも真っ白な首を傾げ、相手の指示をじーっと。それこそ犬のように待ち続ける】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 23:00:51.30 ID:CxbQH2zAO
>>593

足りぬ?足りん訳が無い
むしろ満ち足りた気分さ

【静かに激昂する天使とは逆に、飄々と、あくまでも快活に応答する】
【そこには“今は”さっきの大地を揺るがす気迫は無い】

確かに俺達は命を踏みにじる行為を繰り返す蛮族だ。それを否定するつもりは毛頭無い

だが、ならばその流れのまま、“物のついで”で蹂躙して良いものでもないだろう

【何時しかスライムは硬質化は解いていた】
【今ならその大剣を掠めとり、逃げ行く黒側の軍勢を殲滅させる事は容易いだろう】
【その後どうなるか責任はとれないが】

敵、と定めるのは結構。そして自国の為にその敵を潰すのも多いに結構

だが

だが、助かった命はどうなる。別に理解しろとは言わんが、半身吹き飛び息絶え絶えの奴でも生きている
確かに戦争には命を捨てに来ている。だが、失わずに拾った命はそのまま拾わしてやるべきだと思うがな

理解しろとは言わんが
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 23:01:05.26 ID:rxgW4EFTo
>>591
【貴女が宝石に感じた魔性は、おそらく本物であろう】
【だからこそ狂い、欲し、捕らえたものがいた。自覚はなく狂わせ、自分の意思を無視して欲され、幽閉され、……】
【本当に、その闇は深い。額の奥に隠された瞳孔が、未だ開いたままなのが証拠であり】
【同時に、二つの目が薄くとも輝きを取り戻したのは、貴女の言葉や体温―――ひいては存在そのものに、救済された証拠】
【例えそれを僅かと呼ぶものがいようとも、この瞬間、間違いなくスフィアは貴女に救われたのだ】


無論だとも。
騎士は契約を、約束を決して忘れず、違えない。貴女のくれた暖かさに、永遠の報復を誓う。
――――故に私は、永遠に貴女の傍にあろう。
貴女の美しく暖かい手が、心が、変らずにいる限り――――。


【そして騎士が信認によって選ばれるように、騎士もまた意思を持ち、主を選ぶ】
【如何に大仰に名乗ろうと、家系や財産・権力を盾にしようと】
【それは、あなたの言うちっぽけな手にすら劣るのだと、その体重や髪の感触、鼓動や体温息遣いに及ぶまで全てに想う】

【――――ひょっとしたら、彼女は、自分の主に相応しいかもしれない、と想った】
【けれどそれを今口にするには…そんな自分の心を押し付けるには、彼女も自分も未熟、準備不足だと思った】
【彼女の前だけでなく、世界に額を見せる覚悟が出来たとき…改めて申し込んでみようと、無言で心に刻む】

ははは、悪いね。でも、裾位で慌ててちゃ……ねぇ?

【快活に笑って見せて、向けた顔は、少しだけ子供のように純真だった】
【はしゃぐような戸惑うような貴女のソプラノを聴いていると、少しゾクゾクしてしまう】
【悪戯心が膨れ上がり、手の感触に誘われるまま指に力を込める】
【カーバンクルは草食動物だったが、食べたらおいしそうだなとよだれが滴った】
【髪の毛の雫が同時に落ちたので、判別できるはずがないとたかを括り】

君の気が済むなら、いつだって呼んでくれて構わないよ、ショコラ。

【紳士的に承諾し、頷いてみせると、首だけ動かし、再び貴女の顔を見る】

【そこにいたのは、騎士でもお姉ちゃんでもない、】


そーれっ!!!


【無邪気な悪戯に獲物が食いつくのを待つ、ただの悪ガキだった】
【156センチ、貴女と対して変わらない身長なのだが、一度水中で跳躍し、勢いをつけて肩まで浸かる】
【水が苦手といった事をちゃんと覚えていたのか、がっちりホールドした状態】
【しかし、心の準備ができていなければ冷たさが応えるだろう。死にはしないが、お姉ちゃんと呼ぶには不相応で】

(―――――さっきからあてつけてくれやがってーっ! ちょーっとからかっちゃうもんねーっ!!)

【にひひと、地を露出させて笑うスフィア】
【背中に当てられた大きな爆弾に対する報復のようだ。ガキめ】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 23:10:41.16 ID:WbzTiTlDO
>>596
黒の大陸とくらべれば食い物は有るだろうな…それこそ無駄なくらいに
少しくらい私の領地にしてもこの大陸の奴らには気付く頭もあるまい…

【少女と同じように羨ましい、とは思わず、魔術師は宝の持ち腐れと考える】
【きっと、自分が必死に歩いた荒れ地よりも何倍も広い大地がこの大陸に有るだろう。そんな大陸は、住む物には似つかわしくない土地だと】

下等な者共を見下すのも上に立つ者の特権だ、奴らのおまけに死体と魂はそれなりに使えるからな
私とて近付かれれば野蛮な者共の力は耐えられないだろうが、所詮奴らは私に触れる事も出来ん

【緑の大陸の者達の戦闘力は相応に評価しているようだが、この魔術師は自分がそれよりも下にいるとは思わない】
【所詮野蛮な獣、近付かせなければやられはしない。奴らなど所詮そんな物だ】

よし、じゃあ私をおぶれ

【少女の持ち掛けに魔術師は速答する、出来れば動物がよかったが、これはこれで乗り心地が良さそうだ】
【彼女より身長が高い男が、おんぶをねだる子供のように両手を突き出す様は、見る物によってはみっともないと感じるだろう】
【勿論魔術師にもそれを感じる感情はある。しかし相手が高い知能を持つ者ならまだしも、この少女はどちらかと言えば動物のように見ているので、そんな事は感じない】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 23:17:22.57 ID:SEt3kBan0
>595

【糸から伝わる、パルミラの好調そうな声】
【「状況は?」と。微細な喉の震えを、糸に伝わせながら】
【少女は既にホルスターから銃を抜き出し、くるりと弄んでいた】
【フォルネの枯れた声、粘っこい溜息も、伝わるかも知れず】


【パルミラがそのまま川を往き続ければ、分かる事】
【印を刻まれた木は三段階程に区別されながら、まるで玉葱の皮の様に】
【その三層が、――もはや、『ムラ』と断定して良かろうが、】
【それを一種の柵として囲み、かつ外から印が見える形で立地しているのだ】
【山を背に、上から見れば扇状に――他の部族の住む方を向いて】

 【要するに、ここから先の立ち入りを禁ずる――と言う事なのだが】
 【漁労も行う民族である以上、魚にまでは徹底出来なかったか】
 【結果、パルミラ一行に村の形を把握させる自体となったが】

【更に進んだなら、期待は確信に変わるだろう】
【川の水源向きの状態で左側に、木組みで、何かの干した繊維で葺いた屋根の家が】
【その幾らかは火の光を外に漏らしつつ、立ち並んでいる】
【数十メートル先、奥まった所には――明らかに大きく、装飾された家があり】
【恐らくそこが。この部族の族長や、神官が詰めている場所なのだろう】
【声の音源は、当地にあると見て間違い無いが】

【――川を、更に奥まで進んだところから】
【きぃきぃと何かが軋むような、形容し難い音が聞こえるのを】
【パルミラ達は、観測することが出来るであろうか】

 【村の探索と音の追跡、片方を選ぶか二兎を追おうと努力するかは自由である】
 【どちらにせよ、安全は保証できないのだから】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 23:21:05.11 ID:hzf+NUx7o
>>598

【それでも、彼女の思いは少々複雑で
今、目の前に在る貴女――――宝石までも曝け出した姿は神々しく、また同時に羨望をも抱かせて
なのに、貴女が彼女に平等なように接してくれる度に、その姿の為もあってか、凄く嬉しくも、楽しくもなって
その気持ちを、思いを、他の皆にも知って欲しかった】

【――――自分だけが知る素顔、それは多分良い特権とも言えよう、か
けれども、それは裏を返せば、己の利の為に、貴女をモノとして扱った彼等と何ら変わりの無いような気がして
胸の鼓動が一つ、飲みきれない音色を、やりきれない拍動を、刻んだ】


……えへへ、何だか……くすぐったくて、でも……とっても、暖かいお言葉ですね!
なら私も約束を絶対に忘れません、ただ……私は貴女のような、誓いの言葉を紡ぐのは慣れてないので……

この小さな手に、契ってくださいな


【そう言って彼女は、貴女の細くしなやかな首越しに、すーっと左の手を差し出そうとするだろう
小指だけがぴんっ、と立って、指きりげんまんをしよう、と仕種がくっきりと伝える
言葉ではなく、行動で、交錯するであろう、たどたどしい貴女と彼女の指は、千切れる事の無い契り
――――二人の心だけに残す、内緒の約束】

【そんな貴女の心も露知らず、彼女は貴女が近くなったようで、それだけで十分、嬉しかった
貴女の華奢な背中におんぶしてもらって、貴女と同じ視線で、世界を眺める
すると、世界はガラリ、と彩を変化させ、辿る歌声を、更なる愛で滲ませた】

【透明にしか見えなかった水面には、くっきりと二人の顔が映っていて、貴女の煌きに混じる彼女は
貴女の補色に照らされて、いつもより少し背伸びをした、そんな彩を感じさせようか
また、貴女も、彼女という幼さ≠背負い、女の子らしい可愛らしさが、騎士としての高貴さの中に満ちているはずだ】


はわわ……っ……ほ、ホントに苦手なんですよ!洗面器に顔も漬けられないんですからっ!
……でも、貴女と一緒なら……頑張ってみます……っ……

――――ほ、本当ですか!スフィアおねぇ――――――――


【慟哭は掻き消える、ぱぁ、と表情に咲いた満面の笑みが、色々な色を滲ませて
そもそも、その色にいくまでにも紅潮したり、決意したり、と千差万別に、パレット毎交換していく彼女
今の、この一瞬にも代わる代わる表情の色は、この一瞬を素直に、頑張って生きてるからなのだろう】


んぁ……くぅ……も、もう駄目で、す……上がらせてくだ……はぃっ……


【目をまんまるにして、今にもばたんきゅーと倒れそうな彼女の様相
一応身体をばたつかせるのだが、身体能力は低く、貴女のホールドから抜け出せるはずも無く
肌を、服を濡らす水の、体験したことの無い感覚に、背筋をなぞられて、思わず色んな声が漏れる】

【ほんの少し彼女の殻を剥いただけでも、貴女に対し無数の表情を向ける彼女
きっと、いくらでも剥けるのだろう、それこそ、初心な毛皮を剥がすくらいにまで
――――ただし、彼女は何とか、右の手を水面から出そうとしているだろう
右手に巻かれた包帯、それが意味をすることとは、一体――――】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 23:26:09.58 ID:21lZtY4Ro
>>597
満ち足りただと?戦争を満ち足りただと…?
物のついで…お前は私のやっていることを物のついでだと…そう言うのか…
お前との戦い、あの軍勢の戦い、それが全てで戦争だ、ついで等と言うものじゃない…

戦争は非常なもの、死ぬべきものじゃない、抵抗も出来ぬ物すら命を失う
私、お前、私達がやっていることは其れだ、非道極まりない頃…

【そのスライムの言葉に何か思うことが会ったのだろう、上空を一度見上げ、その遥か遠くへ行った物達】
【それは今更追いつくことはできないだろう、女は溜息を吐き、その手を前に掲げる】
【そして天使は、その大剣を自身の手元に戻す、何も抵抗しなければ、其れは天使の元へと戻るだろう】

助かるの問題じゃない、お前たちが攻めてきたことにより失った命はどう考えるのだ
なにも起きなければ失うことはなかった命

戦争を行うものに生命の尊さを唱える筋合いは無い、残念ながら私には理解出来ない考えだ…

そう思うなら戦争などするな、命を大事に思うのであれば、この場へそんな気持ちで戦争に介入するな
潰されたくないのなら…目の前に現れるな…

最初から、闘おうなどと思うな…

【天使の言葉、其れは怒り、悲しみ、戦のみに生きている物、その白を守るためだけに生きている天使】
【スライムの言いたいことはわかる、がそれは天使のその戦場のみで生きるその者にとっては甘く聞こえてしまうのだ】
【そんな天使だからこそそう感じてしまう】

捨てろ…そんな気持ちなど…
命を大事に思うなら…戦争を止めろ、違った方法を考えろ…
少なくとも戦場に出た時点で…命は無いものだと思え…そう思えないなら…止めろ…
生きたいのなら…必死で逃げればいい…それで命を永らえればいい…戦争はそんなモノだ…

【偏りすぎた考え、戦場においての慈悲など無用、天使はやり続けるであろう同じ事を、振りかかる者全てに、その生命が尽きるまで】
【相当熱くなっているようで、その思いは爆発している、感情のまま喋っているようで、それが思うこと、天使の思うこと】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 23:28:25.34 ID:9MEE3uJuo
>>599

ホントでスほんとでス、連中には緑の大陸は勿体無いでス!
黒の大陸はスぐにここをセめとるべきだと思うんでス
そしたらでスねー、どんなご飯も食べ放題……サイコウでスよ〜

【羨ましい。そして、緑の者たちに持たせておくのは勿体無い】
【多少の意識の違いはあるものの、どちらにしても“連中”への意識は似たような者か】

【―――ただ、やはり知能の差が出る。食か、格かだ】
【男は特権、相手を下に見て話すが、マハという少女は食べ物有りき】
【『スごいでスねっ!』とか『そうでスかねっ?』という反応にしても、やはり頭脳には差を感じざるを得なく】

ハイでスっ!……ドコに向かってダッシュ、でス?

【おぶれと言われれば、その通りに。先ほどのことも意識して、扱いは優しげだが】
【多少低い視点から感じられるのは力強さと肌の冷たさ。場所を指示すれば小股にタタタッ、と走りだすだろう】
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/11(木) 23:32:59.28 ID:ZLsm32yAO
【海底都市アトランティス】

【見上げれば星の代わりに瞬く街の明かりが、酷く鮮やかであった】
【此処までギリギリで届く月の輝きは水母のように揺らぎながら小さく掌に納まる】
【夜が更けてもなお騒がしさに包まれた都市は、冷たくはないが暖かくもなく――】

……、…………。

【――けれど、どちらかと言えば醒めている方なのかもしれなかった】

【ばったりと道に人が倒れている】
【少し奥まった場所であったせいもあるのだろう、人が通り掛かることもなく】
【ただただ暗い赤毛が風に吹かれ、妙な哀愁を醸し出しているところがあった】
【手に握られた太刀は長く、持ち主の身長以上のものだが黒い飾り紐の結ばれた鞘は錆び付いて骨董品のようだ】

【俗に言う――行き倒れである】
【一応、呼吸はしているのだが……偶然に誰かが通り掛かることはあるのだろうか】
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 23:34:55.40 ID:noMjQS7G0
>>600
「うん、問題ないね。 いや、むしろ問題なさ過ぎるのが問題なほどに」

【アルテナの声に、神経糸を利用し、答える】
【ここはもはや安全圏ではない】
【言葉では順調さを伝えただけであったが、周囲の状況の変化に、パルミラはそれを察していた】
【そして、慣れない淡水をさらに進み、扇形に、自らの地であることを示すように、刻まれた印の意味を理解すると】

「へぇ・・・」

【と、感嘆の声】
【だが、領域に印を付けることで、他に自らの存在を示すもの達がいることは、パルミラの情報の中には既にあり、例外ではない】
【これでは、もちろん満足できるはずも無く、泳ぎを止めることなくさらに奥へと】
【そして、目に入ったのは、ここに村があることの証明となる、建造物、火の光】
【手のひらで弱りきっていたクラゲも、その光景に思わず声を上げそうになる】

「あった。 当たりだよ、アルテナ」

【そして、パルミラは、アルテナの情報が虚では無かったことをすかさず、河に浸かったまま、糸を通じて報告する】
【期待の的中に、いままで以上に気分が弾んでいることが分かるだろう】
【そして、軋む様な音は、確かに耳には入ったが、たんなる雑音程度にしか、認識することは無く、村の探索を選んだ】

「それじゃ、今から陸に上がる。 万が一の時は、よろしくね」

【全裸の少女は、びしょ濡れで重たくなった体を引きづる用に、目に付いた装飾された建物に向け、ゆっくりと足を進める】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/11(木) 23:39:19.21 ID:rxgW4EFTo
>>601
【その笑顔は、自分の心を暖める太陽のよう】
【特に、三つ目のルビーに透かしてみると、独占したい気持ちにすら陥る】
【本当は視力なんかないけど、何故か今、スフィアは自分の額が貴女をずっと見つめている気がした】

【幻獣人は、希少性から持て囃されるがやはり生物】
【スフィアだって例外ではなく、他の種族とは隔絶した寿命を持っていたけれど、まだまだその基準では子供】
【貴女の奥底、隠されたささくれには気付かなかったが】
【今まで散々疎んじていた額をさらけ出していられるこの時間の尊さを、深く深く噛み締めていた】


……どんな言葉を並べたって、結局これが一番だな。


【快く、差し出された小指に、自分の右小指を絡める】
【掌まで毛皮で覆われていたが、その向こうの皮膚は硬く、骨格は意外にも頑強】
【それでいて、革の下についた肉や指先は繊細さを保っていて、水にぬれても体温は高い】
【歴戦を重ねてなお、傷のために子供であることをやめられずにいる…そんな手だった】

【透明な水面の向こう、緑と白の毛皮が揺れる】
【後方に流れるドレスの裾が目には入ると、自分には似合わないだろうなと悔しく思った】
【そしてピントを水鏡まで引き揚げると、肩から顔を出す貴女の顔が、自分と並んでいるのを見た】
【楽しいし、嬉しい。騎士でいる必要がない時間のかけがえなさを、いつまでも残す写真のように胸に刻んだ】

っはは、大丈夫だよ。
私が腕を持ってるし、ここならちゃんと、脚が付くはずだから。
いいかい、まず手を一つ、放すよー……?

…あれ、ショコラ、どうしたの、この手……?

【軽い貴女の体重など片手で支えられると、今度こそ真性のドヤ顔を浮かべる】
【そうして後ろ、水面下から必死に伸ばそうとする腕を左で掴もうと試みると、その異変に気付いた】
【それを阻むことがなければ掴んだ状態で、拒絶されたなら振り返って眺めながら】

【ただいずれにせよ、身長が近い彼女でも充分立てる浅さのはずで】
【もし掴んで成功したなら、ゆっくりと身体をホールドしている腕を緩めてゆくだろう】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/11(木) 23:41:24.40 ID:WbzTiTlDO
>>603
【少女に背負われて、魔術師は「これはいい」と思った】
【動物に乗るよりもまた違った感覚で、何より人型という事で優越感を感じられる】

よし、ならば今からこの一体を侵略しに行くか
…冗談だ、森を適当に歩き回りながら黒の大陸へ迎え

【緑の大陸を欲しがる気持ちが一致したのでそんな冗談を言ったが。流石にこの二人では難しいし、大陸の者共に付け狙われるのも面倒だ、やはり冗談に収めておく】
【そうして、右手に持った杖で前を示し、行き先を伝える】

【このまま黒の大陸に帰るのもいいがそれは味気ない、ついでだから懐かせるのも兼ねて散歩をしよう】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 23:45:08.61 ID:CxbQH2zAO
>>602

【するり、とスライムは刃から滑り降りる。天使が大剣を戻す為だ】
【音もなく落下し、水溜まりの様に広がったが、直ぐにお握り形に戻る】

それは出来んな。皆、生きるために死に来ているんだ
自国為に、民の為に、わざわざ死ぬ気で生き抜く為に、生きて死ぬんだ

そして生きたいと願い死に来た者を生きるために[ピーーー]。そんな事は皆解っている
その者が命を語らずに誰が語る。死人か?シャーマンか?違うな
  ヒトゴロシ
俺達軍人が語り継ぐしか無いだろう

【天使が言いたい事は解る】
【それを持論で塗り潰すつもりは無い】
【だが、曲がったか垂直か、モヤモヤしたそれに持論を添えていく】

【スライムは背を向けて進み出した。向かう先は黒の大陸】

命を大切にするなら、尚戦いは止められん
だが、その心まで戦いに染まれば話は別だがな
心が無事なら戦う、繁栄を願う義務がある
自身の正義を全うする義務があるんだ

聞きたくないなら、解りたくないなら、自身の正義を信じるなら、俺を斬ればいい
逃げも隠れもせん。核を斬れば一撃だ

【人型生物が歩くスピードで進むスライム。切り裂く事は安易だろう】
【斬らないならば、スライムはそのまま去っていくだろう】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 23:47:10.89 ID:CxbQH2zAO
>>602

……確かにそう捉えても仕方無いか
すまないそんなつもりは無い

【するり、とスライムは刃から滑り降りる。天使が大剣を戻す為だ】
【音もなく落下し、水溜まりの様に広がったが、直ぐにお握り形に戻る】

それは出来んな。皆、生きるために死に来ているんだ
自国の為に、民の為に、わざわざ死ぬ気で生き抜く為に、生きて死ぬんだ

そして生きたいと願い死に来た者を生きるために[ピーーー]。そんな事は皆解っている
その者が命を語らずに誰が語る。死人か?シャーマンか?違うな
  ヒトゴロシ
俺達軍人が語り継ぐしか無いだろう

【天使が言いたい事は解る】
【それを持論で塗り潰すつもりは無い】
【だが、曲がったか垂直か、モヤモヤしたそれに持論を添えていく】

【スライムは背を向けて進み出した。向かう先は黒の大陸】

命を大切にするなら、尚戦いは止められん
だが、その心まで戦いに染まれば話は別だがな
心が無事なら戦う、繁栄を願う義務がある
自身の正義を全うする義務があるんだ

聞きたくないなら、解りたくないなら、自身の正義を信じるなら、俺を斬ればいい
逃げも隠れもせん。核を斬れば一撃だ

【人型生物が歩くスピードで進むスライム。切り裂く事は安易だろう】
【斬らないならば、スライムはそのまま去っていくだろう】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/11(木) 23:48:59.01 ID:CxbQH2zAO
/連投失礼しました
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/11(木) 23:50:10.23 ID:9MEE3uJuo
>>607

おぉ、侵略でスかっ!……う、ウソでス!?
じゃ、じゃあ今度魔術師サんが大丈夫ソウな時にでスね……リョーカイ、でス!

【多分に、戦いも好きなんだろうか。食と戦、わかりやすい少女だ】
【決して背の人物を落とさないように気を使う点も、少なからず優秀なペットじみている】
【実際、良い条件でも与えれば簡単に堕ちそうなものだが】

【ともかく、彼女は魔術師の言葉に一喜一憂しながら洞窟を飛び出した】

【跳ねる水しぶきを駆け抜け、草原を真っ直ぐに踏み開くと、俄にジャンプ】
【トン、トン、という軽快な音を立てながら、木々の間を跳ぶように進んでいく】
【それは彼女で言う所の散歩であり、男で言う所の―――まあ、何かは知らないが。】

【そうして数分、かなりの距離を抜けた辺りで果実を摘む為に彼女は止まる】
【降りる降りないは自由だし、どちらにしてもマハは息も切らさず楽しそうに果物を採るだけだ】
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/11(木) 23:58:01.74 ID:hzf+NUx7o
>>606

【心は決して一筋縄ではいかず、幾重にも絡まった運命の糸のように
長い長い人生の中で少しずつ解して、伸ばしていくものであろうか
ならば、偶には、その作業を止め、今まで紡いだ糸の形を見つめるのも悪くは無い
考えがいくつも頭の中で反芻するが今≠フ貴重さを感じるのは、彼女もまた、である】


……はいっ、約束です、これでお互いに破ることはできなくなりましたね
それにしても……スフィアお姉ちゃんの手、すっごく暖かいです

もうちょっと握ってても、良いかな……?


【言葉を返されるよりも先に、彼女は小指を離すと、貴女の手を握ろうとするだろう
貴女の歴戦を辿ってきた騎士の手とは違い、彼女の手は非常に華奢で、今にも壊れそうなぐらいに
硝子細工の精巧な彼女の手は、きっと、戦いには全く向かない、弱々しい手で
せめて、思いを――――羨望の思いを馳せることだけを許して欲しい、と、伝えるようで】

【毛皮や宝石といった具合で、貴女はきっと、人より獣の方が近いのだろう
だからこそ、カーバンクルの特徴の色濃い貴女はきっと、苦しい目を見て来たのだろう、か
彼女は、と言えば、耳と巻き角以外は、人の少女とは何の代わりも無くて
――――それが逆に、互いの足りない部分を埋めているように、感じることは、多分、無理なことではない】

【ただ、彼女は緑大陸≠フ通常の獣人とは大分、違ったように見えるのも、事実かもしれない】


……わ、分かりました……でも、ぜーったいに手を離さないでくださいね……!!

っ……あ、あっ、その……実は酷い怪我をしてまして……それで、水に漬けると、すっごく染みるんです
だから気をつけないと、って思ってて……


【最初期と比べ随分と不安定な体勢、それでも支えられているのは、貴女の力のお陰であろう
安心感も、心地よさも、かなりの水準にあって、水の中で彼女がこれだけ落ち着けている、と自分でも驚きの様子
少しずつ水の涼しさを感じてか、表情から緊張が消えているようにも見えなくない】

【――――そして、右の腕を掴まれて、彼女の表情に、見果てぬ色が混じり込む
きっと、帽子の事を、貴女が尋ねられた時、彼女が、貴女に珍しい≠ニ言った時
――――恐らく、それに近い色が、滲んでいた、であろう】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/11(木) 23:59:11.64 ID:SEt3kBan0
>>605

(……首尾がいい、使えるわね)
(青を隠すなら水の中――人を隠すのは、青の中だけど)

オーケー、そのまま村の状況を観察して
データ化ってのは只の記憶とは違うんでしょうから……
もしかしたら、光景を保存する機能も付けて貰ってたりしないかしら?

「……そうでないなら、大まかに家の立ち方や重要そうな家屋の場所を覚えなさいな
 これは『下準備の下準備』なんでねぇ、ふぇふぇふぇ」

………、フォルネ?

「ふぇふぇ、まぁまぁ焦りなさんなアルテナ嬢
 あれが生きて戻ってくれれば……直に分かりまっせ」
 
【飽くまでもこれは、偵察任務だ】
【少女と老爺の声は次々にそれを告げ、更に継続的な報告を求めるが】
【彼らの、些か一方的な会話も――傍受は可能である】


【陸に上がったなら、まず水際で少し体躯を乾かす事をお勧めする】
【音が立つ様な要素は、なるべく残して置きたくはない】
【幸いにも地面は川の運んだ養分で肥え太ったらしい黒土――】
【汚れる事を恐れなければ、水切りは簡単に済み】

【家は窓が無く、しかし扉という概念も無く一面は開け放たれたようだった】
【もう深夜なので、寝静まっている家の方が多いが】
【明かりの灯っているところは、迂回して進むに越したことはない】

【慎重さを失う事がなければ、奥のほう――に、見えていたが】
【実際は、村の中心に位置するらしい大きな建築が近くに目に入るだろう】
【周りには、複眼や触覚に似た意匠を持つトーテムポールが林立して】
【いよいよこの村が、「件の地」だと言う認識を深化させ、――】


  【――――、突然、夜の鳥がほうほうと啼いた、………、…。】


【彼の視線の先は、ちょうどパルミラの右斜め前方、“上流の方”】
【もしも見遣ったなら、例の「きぃ、きぃ」の、ボリュームを上げた様な音と】
【何か――大きすぎて却って分りづらいものの輪郭が、映り込むはず】

【さく、さく、地面を掘り返すような『足音』】
【それが通る道は、彼の者を出迎える様に平らに広がっていて】
【大きな建物の中で交わされる古拙な言語の抑揚が、にわかに変わる】

【そして――そちらでも、足音】
【立ち位置を考えねば、気づかれるかも知れないが】
【幸いな事に、焦らなければ隠れ蓑になる茂みなども見つけられるだろうか】
【或いは種族の特性、糸を何かに用いられれば――それも、可】
【もしかすれば。見逃しがちな枝葉末節でさえ、中継点程度にはなるかも知れなかった――】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 00:00:31.16 ID:dC4rkiLmo
>>594
/もう一度だけ、再募集……
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 00:02:20.26 ID:5W0BtUQDO
>>611
【少女が走る間、振動や飛沫に「ぬおっ」等小さく声を上げる。少女には散歩でも、背中の魔術師には少し激しい動きのようだ】
【少女も気遣ってくれてはいるが、知らず知らずの内にしがみつく腕に力が篭る】

【…と、暫くすれば少女が止まる】
【何事か、と顔を乗り出すと、少女は果実を採っている】
【何を呑気に、と一瞬思ったが、ゆったりとした動きの今が話すチャンスと考える…が、背中からは降りない】

…おい貴様、名は何と言う?

【顔を乗り出し、横から少女の顔を見てまずは名前を聞く】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 00:03:11.71 ID:r+Zzs0Tyo
>>608

【思想のぶつかり合い、誰も同じ思いを持つものは居ない、だからこうやって口論になる】
【スライムの思いは其れ、天使の思いは其れ】
【分かる事はない、自身の信念が全てだから、立ち止まることはしない】

【そして女の思い、此れは正義ではない、自身の義、正義など、悪など一度も思うことはない】

正義、悪ではない…私の信念だ、理由など知らん、
分からぬ者がどれだけ口に出そうが無駄なのだ、私の思いも、お前の思いも

何方も義、戦場に慈悲などいらん、あるのは義と義のぶつかり合い
信念と信念のぶつかり合いだ…私は自身の其れを信じている、
そして私達のやっていることは間違えなく戦争、其れ以下でも其れ以上でもない、汚いことだ


……一つ言っておこう、
残酷だか、死ではなにも変わらんのだ、そこで自分の信念は終わる、私達がどれだけ覚えていようが本質を分かる者はその物のみだ
本当は何を思っているなど分からない、死は終わり
そこで終了だ、私は今からお前に向い剣を投げる、私の執念だ、信念だ、其れを止めることはしない

死ではなにも起こらない、その思いを伝えたいなら生きるがいい、
自身の信念を突き通したければな…

【天使は投げる、その剣を相手のその核に向い】
【距離は長い、そして避けても避けなくても、その剣は外れるだろう、その突然起こった突風によって】
【その剣は刺さることはない、なぜその異常なそれが起きたのかは分からない、が、刺さらないのだ】

【そしてその光景を見て、何もなければ女は去っていくだろう、フン、とその背を向けて】
【去っていくのである】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 00:11:59.11 ID:fVr83xcKo
>>615

【にこにこと、上手くおぶったまま果実を摘む少女――言葉だけなら、画にもなるが】
【どんなに強く掴まれようと文句を言わない、その肉体と精神】
【どちらも奴隷か余程外れた存在に違いないというのが、些か惜しい】

にはは〜、大漁たいりょ……ぅ。名前、でス?
マハはでスねっ、「マハ・ム・ドオン」って名前でスよっ!

………魔術師サんは、なんてお名前でス?

【体勢からして、顔はかなり近いはず――それ故最初、マハは目をぱちくりとさせていたが】
【直ぐに目と鼻の先、という距離に慣れ、果実の芳香を漂わせながら答えを返す】
【目も髪も肌も、ただ白い―――近くで見ようとそれは変わらないと、よくわかる距離でもあるか】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 00:15:06.47 ID:7EmdQBdYo
>>612
【毛糸のように、無数の糸が寄り集まり一本を作る】
【時間も世界も心も、そうして出来た一本を束ねて何処かへと向かうはずだ】
【こうして出会い、寄り添い始めた二つの心が行く先に、多くの幸が在らんことを】

【きんと音を立て、額の宝石が輝く】
【カーバンクルの真髄にして真価――――宝玉の守りが、接触した身体を通し貴女へとたどり着こうとする筈である】
【もし受け入れたなら一度、その輝きは身体の奥へと沈殿し…一度だけ、悪意への防御となるはずであろう】
【跳ね除けるのは簡単だが…スフィアの想いの欠片である事は、伝わるはずだ】

こちらからもお願いするよ、君の手をずっと、握らせて欲しい。

【彼女の気持ちと、自分の気持ちを交換するように握り返す】
【結局のところ、騎士としてその腕は頼もしいのだが、『スフィア』自身の感想はというと、やっぱり好きにはなれない手】
【闘いとは、必要に迫られ身に着けた手段。額さえなければと、今でも思ったけれど】
【彼女の柔らかな手に触れていると、約束を思い出し雑念が溶けた】
【ずっと触れていたい、優しくて暖かい手だった】


【思えば、山羊と羊は別種の生物】
【その特徴が同時に現出する貴女の身体を見ていると、ハーフという言葉が浮かんだが、しかし】
【『山羊』の角が酷く、気に掛かった】

…そうか、染みたりしたのなら、ちゃんと言えよ。

【右腕の感触は、それだけじゃない何かを感じるけれど、怪我だといわれたら、握る力を僅かに緩めた】
【それからゆっくり腕を放し、貴女の右手を握る左手を基準に身体を翻し、右手で貴女の左手を握ろうとするだろう】
【そうすればきっと、水の冷たさを堪能しながら、岩の地面に足をつけることが出来るはずだ】
【彼女が怖くないよう、手をしっかり握りながら、顔を見て頷く】

【…けれど、どうしても】
【瞬間、貴女の顔に浮かんだ痛ましい表情を見て、直感する】
【――――ああ、この少女も、】

それに、……言いたくなければ、無理して言わなくて良いよ、ショコラ。

【だから、こそ】
【大丈夫だからと、水を恐れるなと励ましながら】
【彼女を思う、短い言葉を付け加えた】
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 00:18:12.17 ID:7EmdQBdYo
>>618
//たびたび失礼します、【羊の角が気に掛かった】と訂正します
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/12(金) 00:22:12.87 ID:oy8qNgMAO
>>616

【スライムは振り替えることはしない】
【もし本当に切られようと本当に構わないのだ】
【ただそれが、ただ一つの、】

なら一つ知った方が良い
信念は常に幸福と不幸を産み出す。だが、
その信念に心が振り回されれば、それはもう信念では無く、只の傲慢だ

確かに死では何も変わらん。理解者は永遠に現れんし、誰かが意思を無視して勝手に弔うだろ
だが、新しい何かを生み出す為にはなる

まあ……

敢えて言うなら……

【天使の信じるそれが只一つの正義と悪、そして信念なのだろうからだ】
ゼロ         ゼロ
死は終わりではない。死があるから始まる
……不条理だがな

【そのスライムは、置き土産が如く更に言葉を続ける】
【スライムには大剣をどうこうする気も無く、天使が回収する頃にはもういなくなっているだろう】

/お疲れさまでした!
/最後の方gdgdですみません…
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 00:23:01.93 ID:vZjS9ceIO
>>582
/ほんっっとうにすいません…落ちてました…
/いらっしゃるなら是非絡みたいのですが…まだいけますか?
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 00:24:02.40 ID:r+Zzs0Tyo
>>620
/お疲れ様でした!此方こそ何か色々申し訳ない…
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 00:25:14.78 ID:dC4rkiLmo

それと、それと……あぁ、それも頼むわ。

【海底都市アトランティスにウォービーストの獅子は居た。周囲からは奇異の眼で見られていて】
【彼の金色の鬣に包まれた獅子の頭部、紅褐色の肌の人型は余りにも巨大。珍しいのも確かだろう】
【紺色の布服に包まれた巨躯を揺らしながら、商人から品物を代金と引換に受け取り次の店へ足を運ぶ】


(……慣れへんなぁ、黒も赤もおりよる。此処でケンカしたら怒られるしなぁ……)


【いつもは陽気で快活な彼も流石に中立のこの場では、その表情にも翳りがみられる】
【突き刺さる視線は黒、赤の敵意。戦闘こそ有りえはしないが、国境を出れば闇討ちされる事も考えられる】
【ウォービースト―――特に獅子の個体種である彼は緑の大陸でも赤や黒相手に勇猛を奮っていた】
【故に彼を倒し、殺害し、蹂躙し……名を挙げよう、などと考えるものも少なくも無い。率直に言えば、敵が多いのだ】


あかん……気が滅入る……とっとと帰ろか。


【片手に荷物を持って立ち止まる。次の品物は必需品でも無い―――今日のところは直ぐに帰ろうか】
【いつも以上に突き刺さる視線に嫌気が差して彼はそう考える。争い事は好かない性質でもあったから】



/>>594は取り消しですです
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 00:25:17.41 ID:/bwtRcBm0
>>613
「光景を保存? 地図化ってことかな? 建造物やなんかの間取りは完璧に情報として保存せてもらうから、実体として残したいなら、それをもとに、後で書いてもらうことになるよ」

【水際で、黒土に水分が吸収されるのを待ちつつ、無数の神経糸を、静かに地面に垂らす】
【五感から得る情報を、正確に数値として保存するには、神経糸を解する必要があり】
【細く、透明なそれは地面を這いながら、その質や地形を、核へと記憶していく】
【”下準備の下準備”、その言葉は、あくまでアルテナの、いやフォルネにとってのであり、パルミラには、何かがおき、情報として成り立たないため、何の興味も感じない】
【糸を円形に伸ばしながら、かろうじて視覚できる、封鎖された村にしてはあまりに無防備な、そその建物へ、足を進めようとしたとき】
【梟の鳴き声、耳に障る、何かが軋む音】
【あまりに巨大、曖昧な淡い輪郭】
【異様な雰囲気に怯えるクラゲ、パルミラは、くすり、と笑った】

「ジェルジェル、こう言うとき、何て言うか知ってるかい?」
「し、知りませんよ・・・!」
「危機一髪」
「ひぇぇ・・・」

【が、恐怖の概念を与えられていないパルミラは、自らの迫る未知の危険を回避する策を、自らの情報を元に、探し出す】
【そして、数秒後、下した判断は】

「アルテナ、ちょっと不味い事が起こった。 大きい奴がいるんだ。 できるだけ粘るけど、これから先は撤退を前提に考えるから」

【直にでも水に跳び込める位置から届かず、近くの茂みに隠れ、その生物の姿を捉えようとする】
【糸が、村の構造を把握するにはまだ時間がかかる】
【村全体を、視界に収めるのが一番決定的なものにはなるのだが、この状況、迂闊な行動は死を招く】
【パルミラの知識欲は、自らの命を保持する境界、その生物の情報を手に入れる、で、納得した】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 00:26:18.62 ID:5W0BtUQDO
>>617
【少女の真っ白なその全てを見る男は黒く、目は死んでいて、暗い。同じ所は肌の色くらいだ】
【このとても近い距離も魔術師からしてはどうという事もない、それはそういう感情がないからという訳ではない】
【例えば、どんなに照れ屋な人でも、犬に顔を近付けられて照れない様に、そういう風に少女を見ている】

…マハ・ム・ドオン…成る程、それで自分をマハと呼んでいたのか
私の名はエイダ、ネクロマンサーだ

…マハ、貴様、欲しい物はないか?
欲しい物じゃなくて、してほしい事でもいい、聞ける事なら私が聞こう
せめてもの礼だ、なんでも言ってみろ

【名前を聞くと、マハの望みを聞き出す】
【ただの礼、と魔術師は言うが、その旨は餌付けのような物。今のうちから懐かせておこうと言った算段だ】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/12(金) 00:32:00.69 ID:W+QiKHpHo
>>618

【彼女には、貴女の煌き≠フ正体が分からなかっただろう
けれども、流れ込んで、身体の奥底にまで染み渡るその感触は心地良いソレで
何より、貴女の断片でもある欠片、受け入れない筈が無い】


……ふふ、それなら良かったです……遠慮せずに、お姉ちゃんの手が、握れるから……
いつか、この手に護られる事が、あるのかな――――……


【温もりを舌先に溶かして感じるように、貴女の思いを汲み取ろうとしながら
零した言葉は、潤沢な彼女の思いを溶かし込んでいて、水面に音を立てて滴り落ちる
呟きにしては大きくて、言葉にしては弱々しくて、よく分からない音色】

【それは護られること≠期待しているようにも聞こえれば
頼らざるを得ない、自身へ悔しさを噛み締めているようにも聞こえるだろうか
真意は分からない、けれども、その表情は――――……どこか憂いを孕んでいて
せめて、それを貴女には知られまい、と表情に微笑を戻す、だろうか】


あっ……はい……ただ、それこそ――――……耐えられないぐらい、なので……
ごめんなさい、予め……言っておくべきでしたね、私の不注意でした

――――い、いえ、大した理由もないですよーただ、まだ治っていないので、少々……
あまり、見て気分の良いものじゃないのです……ですから……


【きっと、心配させたくないのだろう、彼女が貴女に対して抱いた感情を、貴女に抱いて欲しくないから
気を遣わせたくなくて、貴女に心配をかけたくなくて、紡ぐ言葉は、気丈に振舞う彼女のソレ
表情に微笑を刻んで、両手を開いて貴女を受け入れる、普段の彼女で、あろうとする】

【――――とくん、と大きく心臓の鼓動が響くだろう、室内に、そっと尾を伸ばすくらいに
岩の地面に確かに付く彼女の足、ふわふわ、とどこか不安定で、今にも崩れそうだった彼女の世界が、確かになって
胸の奥から、感情が溢れてくる、小さいけれども、彼女にとっては、大きな一歩だったから】

【苦痛を克服するのは、酷く難しいことである、それがある程度の年齢になれば、なるほどに
だからこそ、こんな小さなことでも、彼女の心を揺さぶるには、十分で
不安げだった表情に、明るさが戻って、そして、微笑んで魅せて
――――だから、嬉しくて、貴女に有難うって言いたくて、涙が零れた】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 00:43:33.91 ID:fVr83xcKo
>>625

ねくろまんさー……あれでス、死霊術師サん、でス?
ってコトはやっぱり頭が良いんでス……エイダさん。

……やっぱり、呼ぶのは魔術師サんで良いでス?
なんだか「エイダさん」って、呼びづらいんでス。

【「理由はわからないんでス」―――と、キョンシーの彼女】
【両者の種族などを鑑みれば、また違った関係もありそうだが】
【ともかく何故だが、マハは友好的ながらも名前で呼ぶのを躊躇って】

(……欲しいモノ、でス?食べ物、は今は有りまスし……)
(してほしいコト……分かんないでス、マハは割と物欲薄めかもしれないでス)

(―――――、――――………あ。)

 えっとでスね、マハのマスターになって欲しいでス!

【――と、いうのが望みらしい。唐突であるから、解説するとこうだ】
【「マハは独り身のキョンシーであり、生命活動にいくらかの不安がある」】
【「だから、死霊術師のエイダならその点を磐石にしてくれるんじゃないか?」】

【語った内容は、今後あるだろう危険な戦いへの保険のようでもある、が】
【この持ちかけは、様々なメリット・デメリットがある。まあ、考えるのは当のエイダなのだが】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)2011/08/12(金) 00:45:34.01 ID:7PJyx7PAO
>>623
/まだいらっしゃいますかー?
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 00:46:49.28 ID:dC4rkiLmo
>>628
/いますっ
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 00:47:48.04 ID:vZjS9ceIO
>>582
/いらっしゃらないようですね…
/ほんと申し訳ありませんでした…
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 00:52:11.67 ID:vZjS9ceIO
【ラクシュル=z
【自然的な文明が栄える緑の大陸の首都。夜時であるが、人口の多さからか人通りがチラホラ。そんな場所に一人の人物がいる。】

「………ヴァンパイアにクラゲねぇ…いろんなのがいるもんだ」

【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した大きな剣は、『大太刀』と呼ばれるもので、この世界では珍しい。緩やかに湾曲し、鍔が多角形だ。】
【それは彼女の身の程もあり、複雑な龍の紋様を彫り込んだ銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【右腰にもこの地方では珍しい形の長剣…黒塗りの鞘に収められた「太刀」が一振り。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「どうするかな…」

「っていかんいかん!!…青の大陸≠ヨの道を…」

【大通りの隅の方で、独り言を呟き、気持ちを切り替えてと見回してみる。】
【すると、彼女の藍色の目に入ったのは―――――――――――】


/なんでも対応
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 00:54:04.40 ID:7EmdQBdYo
>>626
【スフィアは出自こそ忌むべきものとしていたが、この力には、本心からの誇りを持っていた】
【自分嫌いだからこそなのか、人を護れるこの力は…自分にしか出来ないことと、認めることが出来た】
【力は一度きりだが、一瞬繋がった線は、この気持ちは、絶対に切れないと思えた】
【水晶と煌く水のステージで、痛みを持った二人は踊る】


…護るさ、私が。
この緑を、戦場なんかにしないために、私は今動いているのだからな。

私に明日を行く力をくれた、ショコラのためなら。


【闘わずに出来る防衛とは、絵空事だ】
【しかし最善手である。そもそも争いなんか起こさなければ、護る必要だってないのだから】
【でももし、もしもの事があったって――――繋がった今は、その瞬間が来たとき必ず力を貸すだろう】
【騎士は、スフィアは、約束を忘れない、違えない。決して】

【それだけではない、貴女は護られているだけではないのだと、絡めた指に力を込める】
【額を見られるたび動揺して、壊れてしまいそうになって、挫けてしまう自分】
【でも今こうしている瞬間は、君がスフィアにくれたものなのだ】
【伝わらないかもしれないけど、でも、……】
【―――――少しだけ、紅い目が曇る】
【護る力だけじゃ、足りないのかもしれない、と】


……ショコラ。


【掛ける言葉が見つからなくて、でも、気持ちだけ込めて、名前を呼んだ】
【何もしないと、この冷たい水に溶けて、消えてしまうんじゃないかと思うほど、貴女は弱弱しく見えて】
【握る手を放しながら歩み寄り、ショコラの頭をスフィアの胸に押し付けるように、抱きしめようとする】

【大草原の胸板は、指先ほどごつくはない】
【傍目には毛皮で増量されているが、華奢で柔らかな肉感がある。サイズはあくまで小さいが】
【自身が服を身に着けていないことも、もう気にならない。自分の額を見て、受け入れてくれた彼女になら】
【ただただ、その水の冷たさがショコラを奪っていかないように、少しだけきつめの力を込めて】

今日はもう、上がろうか。
ちゃんと水の中でも立てたからね、続きはまた、今度逢ったときにやろう。

【その恐れが自分の身体に現れて、彼女を凍えさせてしまう前に】
【提案して、短くも確かな言葉で褒めながら、同時に再開の約束すら取り付けようとする】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 00:57:27.17 ID:VLapGG3g0
>>624

【人々は糸には気付いて居ない。全力で伸ばせば、村を囲えるかも知れない】
【だが――それが完全に成功するかには、些かの疑問符】

製図なら任せなさい、青も赤も苦手な事じゃないよ
それとあんたの言っている事は把握――生存を最優先にどうぞ?

……幸い、村の境界線は把握してるみたいだしね
ねぇ、川の上流の方には山が見えるでしょう?

 【祭祀の為に、兵士達が中央に動員されていた事】
 【既にこの村の脅威が、周囲には認知されてしまっている事】
 【鉄壁であるべき防備が存外手薄だった事には、幾らか理由が有るが】

【最大の要因はこれだろうと、誰しも頷くだろうもの】
【足音が何節か繰り返された後、それは現れた】


【大地を掴むと言うよりは食い込んでいく、四本の巨大な足】
【合掌。顔の前で揃えられた両肢は――折り畳まれ、紅葉の朱を帯びた死神の鎌】
【森林迷彩の緑に全体が染まる中で、王者の余裕を纏う紅く艶やかな双眸】

【――目の前を通過していくのは、大袈裟が過ぎるが「蟷螂」だった】
【種族分類:“テラノバグ”。森を我が物顔で闊歩する、知性と野生を兼ね備えた蟲が】

 【風に揺れて首元まで垂れた触覚と、それぞれが射竦めるような複眼】
 【その造形は、明らかに例のトーテムと重なっている】
 【そうだ。奴は――ある人種にとって、『神』に違いなかった】

【彼を迎えようと、集落の中心から獣人達がぞろぞろと飛び出して来る】
【槍や弓や各々の武器を降ろし、額を土に塗れさせて】
【彼らが平伏すると――ちりちりと、その蟲は羽根を鳴らして】

【(……、……何かしらの、違和感を感じたのか?)】
【その者の視線はくるくると廻り、村人たちは土語でどよめき始め】


【―――やがて、パルミラ達の存在に気づいてしまう】
【のし、のし。無言の威圧を発しながら、それは茂みに迫り始め……、……!】

【そこまでが長いため、タイミングを測れば逃走は容易】
【川の流れに沿って、するすると戻って来れてしまうだろうが】
【深追いする度合いによっては、その限りでは有るまい】
【緊張が伝わったからか――少女も、少しずつ接近しているようで】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 00:58:06.35 ID:7PJyx7PAO
>>623

【帰路に着こうとする彼を阻む者があった。もっともそれは相手の考えている方向性とは真逆の形で、だが】
【伸ばされた細めの白い手は、彼が急な方向転換などをしないかぎりは危害無く脚を掴もうとするだろう】
【下を見れば其処にはいつから居たのか、己の背丈よりも長い刀を片腕に抱きかかえた姿があった】

【伏せられて顔は見えないが、林檎を煮詰めたような馬鹿らしいくらい赤い髪を持つ頭は王者の鬣を持つ彼と比べては小さい】
【臙脂のリボンタイが哀愁を誘うように首許で揺れている白いカッターシャツは、縦縞模様を違う濃さで描いた黒のジャケットの下から裾がはみ出るほど長いものだ】
【タイと同色の紐をベルト代わりにジャケットの上から結び、合わせるのはスラックスでなく昏い夜色の袴とブーツ】
【そんな和洋折衷の格好をした人物は――どうやら行き倒れというものであるらしく、力の入らない手で彼を引き止めながら】

………………たすけて

【そう、掠れた声で希う】
【何かに追われているのか――人当たりの良さそうな彼が、もしそんな風に不安に頭を染めたならば問題はない】
【追従するように鳴った腹の虫は、余りにも和やかで阿保らしく思えてしまうくらい気の抜けたものだった】

【――――見た目からは分からないものの、身体に染み込む淀んだ気配。今までの話の全てをひっくり返すカードは、コイツが黒の住人であることだ】

>>629
/わぁい、では宜しくお願いします
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 00:58:08.83 ID:xJtuPZYSO
【青の大陸/首都:海底都市アトランティス】


……さぁて、どうした物かなぁ、

【蒼色の髪のショートヘアの女性が何とも暇そうにブラブラと歩いていた。】
【さらしに下は黒のスパッツという中々露出度は高いが、とても動きやすそうな格好をしてる。】
【彼女は左腕から左手にかけて機械となっていて―それは、彼女が赤の大陸に生息している種族・スチームメタルである事を何より表していた。】


勢いでこっちに出てきたからなぁ、
正直この首都って何があるのか未だ良くわかってないのよねぇ…

…………何か、面白い事ないかなぁ、
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 01:01:45.69 ID:5W0BtUQDO
>>627
当たり前だ、緑大陸の馬鹿共や白大陸の頭が硬い低脳共とは違うのだ

【頭を褒められて、フンスと満足げな鼻息を漏らす魔術師。態度がでかい分褒められるのには弱いようだ】

…好きに呼べ、『さん』か『様』を付けていればいい

【魔術師だろうと名前だろうと、尊敬の意で名前を呼ばれればそれでいいらしい。だからと言って変な名前で呼ぶと当然怒るだろうが】

…ほう?

【マハのお願いを聞いた魔術師は、驚きと怪訝が混ざった声を上げて表情をする】
【ただの餌付けと踏んだ、段階であった持ち掛けの答えが、まさかいきなりゴールにたどり着くとは】

…ふ…くふふ……はーっはっはっは!!!
…ごほっ!ごほっ!…ふふ…これはいい…!

【こうも簡単に行くとは思わなかった。こうも簡単に知能と、感情を持つ屍を従えさせられるとは思っていなかった】
【予想外だが、悪くない予想外だ、これならば大歓迎の予想外だ。思わず笑いが込み上げて来て、悪者っぽさ抜群の三段笑いを響かせる】

いいだろう!貴様は役に立つ!私に従わせてやる!
飯もやるし住む場所もやる!ただし私に背く事は許さん!私の従者なのだからな!

【そして魔術師はとてもとても嬉しそうに、口をにんまりと曲げてそのお願いを聞いてやる】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 01:08:44.42 ID:dC4rkiLmo
>>634

ふわぁ〜……帰って寝よ……って、うぉわぁ!?

【海底都市の上空を見上げながら欠伸をひとつ。その所為か、倒れている人影に気づく事は無く】
【故にまったく油断していた所で足を掴まれ、大きく驚いた声をあげた。辺りに響き渡る声は軽く騒音】

【なんだなんだと地面を見れば自分の足を掴む長刀を手にしたあまり見ない人型であった】


おいおい、どうしてん!?誰にやられた――――って空腹かいッ!?
倒れるまで腹減るってどないやねん。おい、大丈夫か?なんか食うかァ……?


【困ったヤツだ、と笑みを浮かべて屈み込む獅子は片手で倒れる人物の肩に手をかけようとする、が】


…………む。


【ぴくっ、と肩に触れる直前で手が止まる。肌にひしと伝わる気配は淀んだ――黒の気配】
【その所為か思わず彼は手を差し出した姿勢で停止する。金色の双眸に疑いの色が交じる】

【脳内に過るのは黒と緑の対立関係。そして倒れる人物が黒であるという確証、敵である絶対的な証拠】
【ふと周囲の視線を見れば―――赤も黒も下賎な笑みを浮かべて自分を見ている事に気づく。はてさて、どうするべきか】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/12(金) 01:09:06.59 ID:W+QiKHpHo
>>632

【この温もりの正体は知らない、この気持ちの理由は分からない
それでも、貴女の力であることは間違いなく、同時に彼女は貴女の事を強く感じた
――――この感触の中には貴女の誇りがあるのだろう、と感じて】

【護る=\―――その言葉をはっきりと、彼女に向けてくれた貴女
絡んだその手は力強く、そして同時に、貴女の弱々しい部分も知っているつもりだ
だからこそ、その手に添える彼女の華奢な手は、貴女の硝子の脆い部分を覆うには十分で
彼女と貴女の二人だからこそ、護れるモノもきっと、どこかにあるのかもしれない】

【それを、今の彼女が知っているかは、甚だ疑問であるが……】


……大丈夫ですよ、私の過失ですし、他の大陸から責められたというわけでも無いので
ですから、気にしないで――――――――……っ


【言葉を途中で遮られて、貴女に抱き寄せられる
寸刻、言葉を失うも、その行動の理由は、意味は、理解できる気がした
――――駄目だ、これ以上やさしくされたら、これ以上、貴女と触れ合ったら、きっと
涙を止めることが、出来なくなる、から】

【貴女の直ぐ側にまで触れるであろう、彼女の巻き角
彼女の華奢なイメージと似合わぬ、少し無骨なそれ、ではあるものの
大きさは掌サイズより小さいぐらい、弄ぶには十分な大きさであろうか】


……分かりました……だから、次も、逢えるよね――――
約束……だから、ね……


【この世界は確かに厳しい世界であろう、五大陸の対立は日に日に悪化する一方だ
彼女は恐らく、護られる者であるから――――護る者である、貴女へと、思いを託すことしかできない
水から上がって、彼女は数刻して、その場を後にするだろう
意外と身体が弱いようで、びしょ濡れの服装が少々苦しそうでは、あったものの
表情はきっと、晴れやかで、貴女と出会えた喜びに、満ちていることであろう】

【洞窟から抜けて、夜の月の下まで出て行く
水晶に段々と月明かりが滲み始めると、それは美しいグラデーションを描いて
彼女達の歩む道は、月明かりへと続く一本道
きっと、彼女達の御伽噺は――――光の下で、完結することであろう】


/ちょっと早いけど落ちます、お疲れ様でした!
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 01:12:00.28 ID:/bwtRcBm0
>>633
「まだ・・・もう少し・・・」
「やばいですって、もう逃げましょうよ・・・!」

【テラノバグ、余りある情報の中でも、そのあまりに規格外な、虫と表現するにも違和感があるほどの存在がほぼ眼前を通り過ぎ、クラゲはあわあわと逃亡を催促する】
【パルミラも、視界に、それを収めながら、張り巡らせた糸を、ただただ伸ばす】
【そして、村の人々が、その虫を、彼等にとっての神を迎え入れようと、騒ぎ出したその瞬間】
【パルミラは、自らの体を、静かに水へと沈めた】
【そして、クラゲと共に、苦々しい淡水に流されながら、にやり、と頬を吊り上げる】

「アルテナ、街の主な間取りはあらかた分かったよ、それと、良いお土産も手に入った」
「私達が冥土の土産になりかけましたけどね・・・」

【水に少しずつ、少女の肉体はどろりと解けてゆく】
【そもそも、変身できる時間がもう限界であり、疲労した核では、情報の完全な整理は、また後になりそうだ】
【元のジェル状の姿に戻ると、ずりずり、と、伸ばしていた糸の回収を始めた】
【しばらくすれば、アルテナの元へ、クラゲに包まれたパルミナが流れ着くことだろう】


//これで、乙・・・ですかね?
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 01:17:44.36 ID:fVr83xcKo
>>636

おぉー……流石でスっ!いずれは緑も白も一掃でスっ?
………、……えっと、エイダ様?

【些か知能が低い分、相手が大きく見せようとすればそう見えるらしい】
【果物を服のドコかにしまい込みながら、表情をいくらか変えてみせ】
【けれど呼び方はやはり違和感があるのか、「魔術師サん、でス」と言い直し】

(………?魔術師サんは、嬉しい……でス?)

――ほ、ホントでス……?ご飯は食べ放題でスっ!?
お肉もお米もお魚もお野菜も貰えるでス?……あと、おウチもっ?
ぁ……も、勿論でスよっ!“踏んだり蹴ったり”なのでスっ!

【それは願ったり叶ったりだ、と突っ込みを入れるのも野暮だろうか】
【しかし、これはwin-winの関係―――この犬のような娘が、逆らおうと思うわけもなく】

あっ……その、OKならでスね、ちょっと貰いたい物があるでス
これはマハの特別な力も関係スるんでスけど……「輪っか」を、貰えないでスっ?

【ふち、また続けてそう望む。まるでこの状況、“自ら首輪を望む”ようなものだが】
【どうにも、異能――『円環を使役する力』――があり、主従の誓いの、その証として】
【何かしらの“輪っか”を貰えないかと、マハはそう望むのだ】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 01:18:05.59 ID:MS/e6shCo
>>635


「──うわ、典型的なバカ」
背後での呟き。こちらに向けた呟き。と言うか、唐突な暴言。

──それを投げ掛けたのは──銀灰色=B
その色の髪と翼を持つ、便宜上男と表現するそれは、いかにもバカにした表情でこちらを眺めている。
殴ってもいいかもしれない。だが、殴ったところで回避するのが嫌なポイントなのだが。
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 01:19:22.05 ID:7PJyx7PAO
>>637

……違う
空腹なのも、あるけど。……そうじゃなくて。……そうじゃ、なくて、だ

【途切れかけた声には疲労が混ざる】
【ひゅ、と息切れを予見させる呼吸と共に持ち上がった瞳は深海のような濃くも底の見えない色をしていた】
【右目だけが何故か瞳孔が開きっぱなしの不揃いな双眸が、ほんの少しだけ戸惑ったように揺れてから、再び伏せられて】

……何も、分からないんだ
此処……何処。なんで、こんな……、……寒い、んだ?

【――コイツの言葉を疑い無く一遍に飲み込むとするならば、記憶喪失か】
【ぽそぽそと告げられる声は彼以外に届くほど大きくはなく、肩を僅かに竦める姿は本来は味方であるはずの赤と黒、】
【そこから彼へと投げ掛けられる好戦的な視線に、ほんの僅かながら怯えているようでもあった】

【寒いと表現したのは、冷えきった敵対関係の見える現状を端的に抉っている】
【錆び付いた鞘を抱きかかえ、周囲の味方に欠片も目配せはせず蹲っていて】
【真っ白な頬とそれなりに整った顔立ちをしたこの人物が、彼を頼った理由は分からないが――】
【はたして、どうしようとも若き獅子王の自由である。一度逸らされてから戻ってきた瞳は、心細げでもあった】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 01:19:47.02 ID:fVr83xcKo
>>640
/ふちってなんやねん……下から三行目、「ふと、また続けて」ですね
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 01:23:29.18 ID:VLapGG3g0
>>639

【大鎌は、本来的を捉える為の物にもかかわらず】
【ばっさりと茂みを斬り裂いたが、そこにはもう何も無かった】
【これが只の斥候なら、追い掛けられて彼の晩餐を彩る結末を迎えただろうが】
【特異な生体と水の冷たさを宿したパルミラだからこそ】
【充分な成果を手土産に、生還する事ができたのであろう】

【とは言え、村人達には危機感の意識が生まれた】
【そしてそれを向ける矛先だけは、まだ定まっていない】
【知ったならば、フォルネはあの毒々しい笑いを響かせるはずで】

「ふぇっふぇっふぇ、ご苦労ご苦労
 そいじゃあ少し休んだら、情報をちょいと頂こうかねぇ
 見返りは――続報を伝えるという約束と、アルテナ嬢の地図でどうかい?」

……あんたがもっと欲しいなら、じきに私たちの使者が向かうわ
その時は『窓にちょっとだけ隙間を開けて』いてくれると、助かるのだけど

【流れ着いたパルミラに、彼女はそう尋ねた後】
【答えを聞いたならば――後は、フォルネの言う通りにするのだろう】

ねぇ、パルミラ
――「緑」を一番欲しがってるのって、誰だと思うかしら?

【……、…そんな言葉も、意地悪げな笑みに添え――】

//はい、そんな具合です
//こちらでイベントらしきものの計画の進行が進んだなら
//wikiのキャラページか雑談で、その「使者」の事について連絡しますね
//他に質問などあれば、したらばで宜しくお願いしまする
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 01:25:00.10 ID:7EmdQBdYo
>>638
【今はまだ、お互いに欠けているものがあるのだろう】
【でもそれは、これから育み育てていくものだ。何かの出会いで変わり、得て…力となる、足りなかったもの】
【ショコラとの出会いは、スフィアに力を与えた。護るべきヒトという、明確な形を】

【スフィアにだって、運命は見えない】
【でも、信じたいと思った。この出会いと触れ合った感触、ショコラという存在を】
【ずっと共に在る為に、尽力しようと刻みなおした】

【抱き寄せた後、彼女の言葉に頷いて】
【うん、うんと繰り返される相槌は、その身体に染みる貴女の涙から、冷たさを奪おうとしているようだった】
【それが果たされたかは、まだわからないけれど】

【彼女の巻き角、羊の角】
【触れようとした瞬間、貴女の右手が目に入ったから】
【大怪我だとしたらあまりに痛ましいが、何故かその包帯には、自分の帽子に似た強い意義を感じ】
【同時に、角と包帯がスフィアの中で結びついた気がした】
【いずれ、彼女の覚悟が出来たとき…自ら言い出せるようになるまで、いくらでも待とうと思う】


――――もちろんだよ、騎士は約束を違えない。


【今日一つ、スフィアは騎士として次の段階へと進めた気がする】
【国や民といった曖昧な概念から、明確な輪郭を持つショコラという存在へ】
【それを見定めたスフィアは、いずれ来るであろう彼女との再開が、待ち遠しくてならない】
【せめて服を脱がせてあげればよかったと、謝罪(?)しながら】

【身体を少し乾かして、前掛けとズボン、そして帽子を被り、身の丈を超える鉄の塊を肩に担ぐ】
【いつもの格好をしながら入り口までショコラを送り、その後一度、頭を撫でようとするだろうか】
【彼女の角や頭の感触を、その手の中に刻むように】


【水晶が織り成す月光の輪舞は、フィルムのように二人の邂逅を刻み付ける】
【スフィアが真の騎士になれるよう、ショコラが強く在れる様】
【閉じた幻想が描き出す光の道は、いつまでも二人が帰ってくるのを待ち続けることだろう――――】


//はい、お疲れ様でしたー!!
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 01:30:22.14 ID:vZjS9ceIO
>>631
まだ募集っ!
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 01:30:53.43 ID:xJtuPZYSO
>>641

あぁ?何か言ったかい?

【背後からの暴言に女性は振り向く。】
【振り向く瞬間、その一瞬は女性の顔はキレている表情だった様に見えるかもしれない。】
【だが、男に振り向ききったさいには元に戻っていて】


――――………えっと、今のは私に向けた物……じゃないですよね?

【女性らしい笑顔でで改めて暴言を吐いた相手に改めて問い掛けるのだた】
【いやもしかしたら、自分以外の人に言ったのかも知れない――その僅かな可能性を信じて】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 01:32:13.70 ID:dC4rkiLmo
>>642

…………寒い、か。

【疲労の混ざる掠れるような、縋る様な声に眉間に皺を寄せて見下ろす】
【この人物の言葉から予想できるのは記憶喪失。そして周囲の赤と黒が助けない事から、ハブられている】
【何も迷う事は無い。通常の獅子ならば直ぐにでも縋り付く手を取り助けを差し伸べるだろう】

【だが、脇腹が痛む】

【つい先日、彼は裏切られた。それも黒の”混じる”緑に―――マキナスエルフ】
【彼が自分を巻き込み殺害しようとした事により、黒に対する不信感は彼の中で大きく膨らんでいた】

【――――が、それでも】


〜〜〜〜〜〜ッ!来い、飯食いに行くぞッ!立てんか?おら、肩貸したるから行くぞッ!


【根本の性分は変えられ無かったのか。自分の大陸を侵す敵であろうと、助けを求められては見捨てる事は出来ない】
【ましてや味方からも迫害されている、と思わしき人物を無碍に扱う事など出来はしなかった】

【獅子はキミがそのまま動かないならひょいと片手で肩にキミを乗せる。肩を貸すの意味が少々違うと思うが】
【行き先は適当な飲食店。ちょうど腹も減っていたから、と獅子は考えながら青の経営するそれに向かう】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 01:36:22.72 ID:/bwtRcBm0
>>644
「そうだね、ちょっと核がへばってるから、もう少し時間が欲しいかな」

【流れ着いたパルミラは、クラゲとともに水に浸かりながら、人間が呼吸を整えるように、情報処理でこん詰まっている核を調整する】
【自らの体を変えて、固体化までさせるのはかなりの情報量の出し入れが頻繁に行われるため、過度に疲労するのだ】
【何しろ今回は、特に時間が長かった】

「うん、それでまた新たな情報が手に入るんなら、十分な見返りだよ。 あぁ、窓なら元より僕にはないんだ。 青で、”僕”を見つけたら、気軽に掴んでくれればいいよ」

【糸、とは、パルミラの神経糸のことであり、青に、一定の距離ごとに引かれている】
【慣れ親しんだ青でなければ視覚するのは難しい、しかも、パルミラがかならず糸の先に、青にいるとも限らない】
【そこは、運、であろう】

「あはは、さぁね。 そんなの、興味ないよ」

【アルテナの意地の悪い笑みとともに告げられた言葉】
【それに何かを悟ったのか、単純に興味が無いだけなのか、パルミラは、くすくす、と含み笑いをするだけだった】

//改めて乙でした!
なるほど、イベント楽しみにさせていただきます。
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 01:36:59.34 ID:5W0BtUQDO
>>640
馬鹿者、野心だけで生きる者達とも私は違うのだ
必要な時に必要な分だけを頂く、それが賢く、慈悲の有る私のやり方だ
私に従うなら、貴様も肝に命じておけ

【緑と白の大陸、下手をすれば自分とその従者以外全てを下に見ていそうな性格ではあるが、ただ野心家という訳でもない】
【この魔術師は薄汚く、ずる賢く、しかし図太く。大きな力を動かし、また相手にするような事は極力避ける性である】

ああ、肉も魚も野菜も倉庫にたっぷりとある。無くなれば買うか、土地ごと貰えばいい
そして、踏んだり蹴ったりではなく、願ったり叶ったりだ

【魔術師もまた、マハとは違うベクトルによろこびつつ、また突っ込む】
【どうせ屋敷にいる使用人共の感情の無い屍達には飯もやっていないし、貯蔵庫には山のように食物を保存してある。マハが大飯喰らいでも暫くは持つくらいに】

…輪?

【輪、といきなり言われても、それがどういう物か迷う】
【どんな輪でもいいのか、それならどこに付けるか。少し考えたが、とても近くに見える所に、調度良く輪を付けるのに相応しい物があるのに気付いた】

よし、解った、貴様に似合いの輪を付けてやろう
私の屋敷に行けば材料もある、いの一番に作ってやる
早く欲しいのなら急ぎ、黒の大地…私の屋敷へ迎え!

【この白く細い首に、名前を刻んだ首輪を付けてやろう。主従の証として、魔術で作った、滅多には壊れなさそうな物を。魔術師はそう考えて、まずは材料のある自分の屋敷へ向かわせる】
【マハがそれに従い黒の大地に走れば、魔術師は目印も無い荒れ地を自分の屋敷へとナビゲートするだろう】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 01:41:14.30 ID:MS/e6shCo
>>647

「──安心しろ」
にこり。にこやかな笑みでは無いが、とりあえず笑みである事は確かである。

「俺はバカな奴に対してバカと言っているんだ──バカ=v
──にこり。


──会話が、成立した。
経験値を2ポイント(?)獲得した。
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 01:41:22.13 ID:7PJyx7PAO
>>648

【覚えていない世界の中で直感的に、この人は助けてくれないかもと考えた】
【それは摂理とされるもので、恨むのもお門違いであるのだろうということも】
【それでも周囲にいる雰囲気の似た人々で無く、彼に助けを求めたのは――】

うぁ……っ!

【流石に担がれるとは思わなかったのか、驚いた声は存外に高く響く。軽く華奢な身体付きと、触れた感じの柔らかさから、】
【どうやらこの人物は雌であるらしい――慌てて引き寄せる刀の鞘は彼の背中に触れる事になるものの、】
【特に動かされる様子もなく、というか、現状にどうしたらいいか分からず固まった黒の住人はそのまま大人しく運ばれる】
【ぶらーんと成すがままの姿はどうやったって彼の隙を狙ってるようには見えず、きゅるきゅる鳴る腹の虫がやはり場違いで】

【緑の獅子が黒の人外を連れる姿は、まぁ、それなりに悪目立ちするのだろう】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 01:48:21.89 ID:fVr83xcKo
>>650

必要な時に必要なぶんだけ、でス?賢くて慈悲が有る、でス?
……にははっ、難しいけど頑張るでスよっ。肝に銘じるでス!

【よいしょ、と背の男をおぶり直し、走る準備を整える】
【果実もしまったし、話もそろそろ一段落―――とことこ、と歩き出して】
【食料の話を聞けばとにかく嬉しそうに『最高でスッ!』『一生付いて行くでスッ!』】

【―――と、まあそんな具合にしっかりと主従を確かめて】

わ、でスー。わっか、マハはイカリングも好きでス。けど食べちゃまス
だからでスね〜………ぁ、は、はいでス!掴まってて下サいです“ご主人サマ”――!

【タッ!と速度が上がり始める。木々の間を跳ね、国境を越え、黒い大地に入り】
【瘴気を越えたり、沼を飛び越えたり、ひたすらナビに従って彼女は疾駆する】
【やがて、どのくらいたったろうか――――特に迷うこともなく、無事に屋敷にたどり着いて】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 01:50:39.46 ID:dC4rkiLmo
>>652

腹なりすぎやろ……どんだけ飯食ってないんや、死ぬぞほんまに。

【肩の上でぎゅるぎゅる鳴り響く雷鳴―――思わず笑みが零れてしまう】
【思考の中ではやはり疑いも拭い去れないが、背中に当たる凶器に何も感じられないから信じる事にした】

【飲食店へと向かう途中、奇異の目は更に強くなるが獅子はそれにたじろぐ事もなかった】
【赤や黒だけではなく緑や白からも注がれる視線に威圧するような視線だけを返しすだけ】


『いらっしゃいませ……二名様でよろしいので?』

なんや、三名、四名、五名様に見えるんか。二名様や、二名様。


【平凡な何でもない、食堂の様な飲食店に入ると軽く青の店員と言葉を交わして席へ向かう】
【店員が気を利かせたのか、あまり周囲から見えない奥の席だった。椅子に半ば強引に降ろして、メニューを投げ渡す】


好きに頼めや。話はそれからや。


【机を挟んで対面に座り、机へ片肘をついて顔を支える。どうやらメニューは既に決めている様だ】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 01:59:27.14 ID:xJtuPZYSO
>>651

そうか………―――今、馬鹿な私に言ったのか、

【思わず、握り締めた拳が上がる………が、】
【同時に反対側の手が無意識に握り拳を抑えていた。】
【それから、ふぅ、すぅ―と深呼吸して】

いやいや落ちつけ私、
どんな状況でも女性らしく、女性らしさを忘れるな私。
それにここは中立の青の大陸だ、赤と違って喧嘩は駄目だ、喧嘩は駄目だ。よしっ!

【自分にそんな事を言い聞かせ始める。その姿は相手にはどう写っているのだろうか。やはり馬鹿らしいのだろうか】
【で、結局何とかギリギリの所で我を思い出した様だ。】

【ついでにストレスが1増えた。】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 02:00:59.28 ID:7PJyx7PAO
>>654

お金、無かったから……

【たどたどしく紡がれる言葉は、そういうことだ】
【向けられる視線には不安そうに俯いて、けれど記憶を失ってから初めて触れた他者の身体は、酷く頼りがいがあるように思えた】

【椅子に降ろされれば、流石に刀を抱き続ける訳にもいかず、手近な壁に掛ける】
【それから急かされるようにメニューを見るも、あまりよく分からなかったらしい】
【切れ長で、可愛らしいというよりは気が強い方に分類されそうな顔を難しそうに歪ませていたが、】
【結局は決まらず、最終的には彼と同じものを輪唱するだろう。とりあえずなんでもいいようだ】

【赤々と燃え上がる炎を彷彿とさせる髪を白い頬や鎖骨にちらばせながら、キョロキョロと周囲を見渡して】
【最後には、やはり彼の鬣にまで視線が戻り――人見知りの気があるのか、弱々しく伏せられてからもう一回見てと忙しない】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 02:06:01.75 ID:5W0BtUQDO
>>653
【着いた屋敷は、荒れ地の真ん中に立つ小さな物。崩れかけた塀で囲ってはいるがそれが意味を成している様には見えず、庭先に生えた不気味な花や植木を屍が手入れしているのが見える】
【魔術師は簡単に開くねじ曲がった外門を開き、池の怪魚に使用人の屍が食われているのを尻目に屋敷の門に手をかざす】
【力を加えずに門が開くとその中には2階まで吹き抜いた、いかにもと言ったホールが見える】

主にここは意味の無いスペースだ、ここの部屋を使いたいなら好きに使うといい

【大層な見た目の外っ面と中は、実は食事と、外の風を浴びながら読書をしたりする為の物】
【「重要な部屋は地下だ」と言って、魔術師は地下への階段に向かう】

部屋を決めるなら好きに決めろ、貴様の家だ、家主は私だがな
食事等、何か用があれば使用人が呼ぶから、それまでは私の迷惑にならない範囲で好きにすればいい
…首輪は後でやる、すぐに作りにかかるから邪魔をするなよ

【魔術師はマハにそう告げると、地下への階段を降りていく】
【部屋は3階まである地上の屋敷部分で決めてもいいし、薄暗く涼しい地下2階まで部屋もある】
【それ以下の階はどうやら客室は無いらしく、門が固く閉じられている。魔術師はそこへ向かったようである】
【マハが部屋を決めた頃には、首輪が届けられるだろう】

/こんな感じでよろしいでしょうか?お疲れ様でした
/首輪のデザインは、お好きに決めてしまってよろしいです
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 02:09:28.64 ID:MS/e6shCo
>>655

「どうしたんだ?バカ=A思考がダダ漏れだが」
一応、指摘。──バカをやけに強調した気がしない。

「────成る程そうか、自分が実にバカである事を理解し、今までのバカな人生を振り返っていたのか」
───人生、否定。
「ああ、悪かった。俺が悪かった────知らない方が良いこともあった=Aな」
わざとらしく掌で顔を覆い尽くし、俯く。
────体が震えているのは────多分、笑っているからであろう。

────超絶な悪意。思いっ切り怒らせようとしているような気が──と言うより、まさにそうなのだろう。
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 02:15:52.63 ID:dC4rkiLmo
>>656

金ねぇ……。

【黒なら貴族階級もある事だし何かしら……と、思うも記憶喪失という事も鑑みて直ぐに考えは消える】
【記憶がなくなる前に持っていたとしても、あの調子ならスられた可能性も否めないと思い】


兄ちゃん、これこれ、なんや魚介類盛り合わせみたいなん……あぁ、それや、それ!


【店員とやけに親しげに注文を交わす。その後に輪唱された同じメニュー。食べきれるのだろうか】
【体格的に獅子はよく食べる。空腹だからといって、彼女が―――と、思わなくもない獅子であった】

【料理が来るまでの間、獅子は腕を組み目を閉じていた。瞑想するように、何かを考えるように】
【ちらちらと鬣に刺さる視線に気づいてはいるものの、料理が来るまでは無言を貫き通すつもりのようだった】

【数分後、出された二つの料理は非常に豪勢、というか贅沢で量が多い】
【海老、蟹、牡蠣、刺身の下に色とりどりの野菜が敷き詰められていた。間違いなく空腹は満たされるだろう】


ほい、来た。ゆっくり食えよ―――いただきます。


【漸く出された料理に腕を解いて掌を合わせ、食物に対して敬意を払う。緑の大陸に住む故に生命の尊さは確りと重んじていた】
【自分達もまた動物達を食すから。弱肉強食とは言えど食物に対しては敬意を払わずにはいられない】


……ほんで、名前とか、どこから来たとか、その他諸々分かるか。分かるヤツだけでええから説明してくれ。
俺の名前はライオネル……まぁ、緑の大陸のウォービーストや。


【そう自己紹介してから、片手で海老を丸々一匹口内に放り込む。バリバリ、と殻を砕く音が微かに聞こえる。見かけ通り、大雑把な様だ】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 02:20:39.61 ID:fVr83xcKo
>>657

にはは、いかにもなお屋敷でスね。
……ちょっとお仲間が食べられてるのはショッキングでスけど
お部屋でス?マハが自分で決めて……良いんでスか?

【おぉー、と感嘆の声を上げたり、ウソかホントかの衝撃的な顔を作ってみたり】
【どちらにしても楽しそうなマハは、彼が戻るまで屋敷を見て周ることとなる】

【最終的に、彼女が求めた居は地下二階の奥まった部屋で】
【なんでも太陽光が怖いからと、ひどく居心地良さそうに寛いで】
【更には、受け取った首輪―――それを見て、着けてから】


 【『アリガトでス、ご主人サマ―――。』 と、白い屍は笑って見せた】

/お疲れ様でしたー!とっても楽しかったです〜
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 02:25:00.71 ID:7PJyx7PAO
>>659

【記憶喪失後、初めてちゃんとした会話をしたのが今さっきである】
【どことなくふらふらゆらゆらと水母みたいな印象があるかもしれないが、】
【それでも――あの馬鹿長い刀を扱う時の身体捌きは、かなり慣れているようでもあった】
【やはりなんであろうが黒の者だ。纏う気配も微妙に鬱暗く、ときたま無意識に彼の身体を見る右目の輝きは、】
【餌を狙う捕食者にも似て酷薄に冴え渡り、人見知り気味に怯える姿とはややギャップを生み出すものであるだろう】

【此方も、無言。人見知りの彼女がおいそれと彼に話し掛けられる訳がない】
【店内と店員と客と彼と。様々に動く視線は、やはり最終的には鬣に戻るのだった】

【――目の前に置かれた食べ物に、小さく感嘆の声が漏れる】
【何日ぶりの食事なのか本人すら分かっていなかったが、こくりと思わず生唾を飲み込んだりして】

……いただきます
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)2011/08/12(金) 02:25:35.27 ID:7PJyx7PAO
>>661
/途中投稿です……
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 02:34:04.95 ID:xJtuPZYSO
>>655

―――………あぁ、そうさ、

はいはい、私は馬鹿だよっ!

【女性は我を思い出したはず………―だったのだか】
【何故か自分で地雷を踏んでしまった。】
【あろう事か、自分でそれを認めてしまったのである。】
【やはり、相手の言葉にもう堪え切れなかった様で結果キレて、拳はでないが口から言葉が出る。】


―――だけどねっ、悪いが私は馬鹿に生まれて馬鹿に生きてきたこの人生を振り返っても、
後悔するような事は一切無いねッ!!
後悔なんて事が出来るほどの頭でもねぇし!何よりな―――…ッ

【キレたのは先程の自分の人生を否定された事が引き金となった様だ。】
【何も知らない癖に―――】
【初対面の癖に――】


アタシは今までッ、馬鹿は馬鹿らしく自分に嘘つかないで、

馬鹿正直に生きてきたつもりだぁあ!!文句あっか?!

【知った風な事を言われたのが、女性を怒らせた。】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 02:34:28.02 ID:7PJyx7PAO
>>659

【記憶喪失後、初めてちゃんとした会話をしたのが今さっきである】
【どことなくふらふらゆらゆらと水母みたいな印象があるかもしれないが、】
【それでも――あの馬鹿長い刀を扱う時の身体捌きは、かなり慣れているようでもあった】
【やはりなんであろうが黒の者だ。纏う気配も微妙に鬱暗く、ときたま無意識に彼の身体を見る右目の輝きは、】
【餌を狙う捕食者にも似て酷薄に冴え渡り、人見知り気味に怯える姿とはややギャップを生み出すものであるだろう】

【此方も、無言。人見知りの彼女がおいそれと彼に話し掛けられる訳がない】
【店内と店員と客と彼と。様々に動く視線は、やはり最終的には鬣に戻るのだった】

【――目の前に置かれた食べ物に、小さく感嘆の声が漏れる】
【何日ぶりの食事なのか本人すら分かっていなかったが、こくりと思わず生唾を飲み込んだりして】

……いただきます

【別に深い意味はなく、彼の真似をしただけの言葉ではあったし、そもそも込められた意味を覚えてはいない】
【けれども、黒の住人がするということがコントかと思われそうなほど真剣に手を合わせながら言葉を口にすると】
【まずは食べやすそうな刺身から、はくはくと口に運んでいた。美味しいのか緩む口許は分かりやすすぎるくらいだ】

……ドッペルゲンガーの、グルナ。多分、だが。覚えてないし
気付いた時には、あそこに居た。……あとは、分からない。何も

【――ドッペルゲンガー】
【他者の姿を真似し、その者を殺す種族。自身の形はなく、常に誰かの姿を借りながら生きる黒の中でも忌み嫌われる一族だ】
【今ライオネルが『グルナ』として見ている姿は記憶を失う前の彼女が殺害しようと決めた者の容貌であり、】
【はたして本人はそれを理解しているのかいないのか、海老の殻を剥くのに悪戦苦闘を開始していた。】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 02:37:59.90 ID:xJtuPZYSO
>>663
/訂正
/すいません。安価間違えました>>658です
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 02:46:09.35 ID:dC4rkiLmo
>>664

【獅子は気づかれない様に観察する。やはり黒の者―――時折感じる冷やりとする視線】
【記憶が無いのはほぼ確か。ならば、記憶を失っていなかったら一体彼女はどんな人物だったのか】
【長刀と捕食者じみた色を見せる眼光は彼女の本質を推定するに、あまりにも容易だろうか】

【しかしながら獅子は特に嫌悪感を抱く事も無かった。ちょろちょろと動き回る視線、一挙一動】
【それを鑑みても目の前の彼女から悪意なんてものは感じられなかったのだから】

ドッペルゲンガー、知らんな……まぁ黒の種族か。
グルナ……そうか、記憶喪失か。面倒臭いなぁ、それは……。


【ドッペルゲンガーを知らない。いや、知っている。種族自体は見た事なんて無かったが】
【あくまでも風の噂程度の知識。そもそも緑でない大陸の種族全てを把握するほど、博識でもない】

【それでも特性は分かる。ドッペルゲンガーという単語通りならば想像するに容易だから】


気づいた時にはか。ほな、今までの記憶は無いんかぁ……まぁ、災難やな。
青におって良かったなぁ。緑や白やったら、確実に殺されてるわ……あぁ、戦争中なんは覚えてるんか?


【グルナの手からひょいと海老を奪い去り、軽く殻を剥いて皿の上に置いた。ちまちました事が嫌いなお節介さんであった】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 02:54:48.63 ID:7PJyx7PAO
>>666

【まぁ、彼女がどうであろうとも、現時点で料理を食べる姿に悪意は欠片もない】
【美味しい。零された一言を真実とする作業でもしているのか、食べ進められる魚貝と野菜は彼女の口にあったようだ】

【知らないと言われれば少しばかり気落ちするも、どうやら彼と自分は垣根が違うようなので諦める】
【それからウォービーストとライオネルという単語を頭に刻み込み、忘れてなるものかと頷けば】
【告げられた戦争中との単語に、ゆっくりと頭は横に倒された】
【――知っていればきっと彼に声は掛けまいだろうと思うが、どうなのか】

……あ。
えと、ありがとう

【海老を剥いてもらえば、ほんの少しだけ言葉に詰まりながらも礼をこぼす】
【それからかぶりつけば美味しいのか、サラダの中から海老を漁りはじめる作業をこの食事の第一指令とする事に決めたらしかった】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 02:58:06.00 ID:MS/e6shCo
>>663

自然に、頭を上げて──

「────ああ、ある」
気圧されないのは、対応に慣れているのか、それとも黒の種族所以だろうか──

「…矜持を持つのは良いが、出す場所を考えろ。お前等≠フ特徴でもあるが」

周りからの、不安げな視線。中には強調する者も居るが、やはり大多数は戦闘等が起こる事を警戒しているのだろう。

「もう一つ────例えバカだろうと黒≠フ言う事を何もかも鵜呑みにするな」
───遠回しに冗談である事を告げる黒=B少しだけ、らしくない=B

「俺が今言いたい事は以上、だ」
「────まだ何か言い足りないなら、着いて来い」

くるりと背を向けて、向かう場所は酒場>氛氛氛沚ナも喧噪に包まれる場所の一つ。
更に言えば、最も諍いが起こりやすい場所。
着いて来るのは自由。もう良いのなら、互いの為にもこの場で別れるべきだろう。
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 03:04:35.50 ID:dC4rkiLmo
>>667

(………なーんで戦争なんかやってんやろなぁ)

【一部の阿呆の所為か、大陸全土の総意なのか。彼女を見てると馬鹿らしくなる】
【今この場で敵対する大陸同士で仲良く食事をしているというのに―――獅子は軽くため息をついた】


知らんのか。まぁ、一応俺んとこ……緑と、グルナんとこの黒は敵対中や。
赤と黒が連合組んで、緑が白に助け求めて、青が中立。要するに俺とグルナは敵同士やな。


【簡潔に敵対関係を伝える。それを伝えた上で、これからを決めるわけで】


まぁ関係無いけどな……おう、気にすんな。ちまちましてるのが嫌いなだけや。
家とか……黒んとこにあらへんのか?いや、あっても忘れてるんか……。


【お節介焼きと言われればそれまで。彼は牡蠣を片手に彼女の衣食住を心配しだしていた】
【どうにも放っておく事が出来ない。先の赤や黒の反応を見るに、味方が彼女にいない気がしたから】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 03:16:44.51 ID:7PJyx7PAO
>>669

(これ美味しい……)

【獅子が悩む間も、むひゃむひゃと魚貝を食べつづけていく彼女】
【野菜があるのもどうやら気に入った要因らしく、先程から話し掛けられるかぎりは食事と格闘状態だ】
【けれど彼女の出身地であるはずの黒の大陸、その有様を考えれば青の魚貝は本当にご馳走なのかもしれず】

…………えっ

【が、流石に敵対関係と言われれば身体が硬直する】
【僅かに引き攣った頬と丸まった瞳は、どうすればいいのか分からないらしく】
【けれども続けられた「関係無い」の言葉を鵜呑みにする程度に彼女は――頼るものが何も存在しなかった】

【家を尋ねられれば、やはり知らないと頸を振る】
【ドッペルゲンガー――下手に怨みを買えば殺されるかもしれないこの種族は、黒の中でもあまり好かれない立ち位置にある】
【蜃気楼のように実態を持たない存在ゆえ、紛らわしく諜報などには有利な種族なのだがそのせいで信頼は最初から無く、】
【なのでその一員である彼女を巻き込みたいと思う者は、あまりいないのだ。機嫌を損ねれば恨まれ、殺されるかもしれないような爆弾など――】

……ライオネル?

【食事をしてくれた。常識を教えてくれた。これだけで最早満足である彼女は、】
【何かに悩むような彼の姿に、頸を傾げるしかなかった】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 03:18:09.75 ID:xJtuPZYSO
>>668

おっと、そうみたいね。
何だか周りの視線が集まって来てしまったみたいだ。皆、済まない。変な心配をさせてしまって

【大声を上げて、自分達二人に周りから視線が集まっていたのに気がつく。】
【大声を上げたからストレスは解消されたのだろうか、怒っていた表情は元の女性らしい物に戻っていた。】

黒…――――あぁ、そうか君は黒の人なんだね。

やっぱ黒は変なのばかりだ………
ぁ、確かに何でもかんでも鵜呑みにしてしまう所に関しては、考えておく。
だから今日の所はもう別れ。お開きとしよ
これ以上は騒ぎを大きくしてしまうだけだしね。

【女性は男とは反対方向を向く。】
【そしてそれからは、じゃあねと手をヒラヒラさせて歩き出したのだった。】

/こんな夜遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
/乙でした!
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 03:23:25.47 ID:MS/e6shCo
>>671
//んにゃ、お疲れ様でした。
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 03:29:30.78 ID:dC4rkiLmo
>>670

(……美味そうに食うなぁ)

【ぼんやり、と彼女の食事姿を眺めながら思う。それほどまでにご馳走なのだろうか】
【黒の大陸の食事を知らない為か、そう感じずにはいられなかった】

【既に彼の皿の上は空っぽに近い。一口一口が圧倒的に大きい為だろう】


家、無いかぁ……無いかぁ……あー、マジもうどうしよー……。


【唸る獅子。悩む獅子。紛うこと無く目の前の彼女は敵である大陸の種族】
【そんな種族でも、きっと味方はいない。そんな彼女の事をどうしようもなく心配するお節介な獅子】
【声をかけられ、悩んだ末に――――獅子が顔を上げて言葉に出したのは】


……緑、来るか?家ないんやったら俺の家貸す。俺はほとんど帰らんし、好きに使ってくれてええ。
他に頼るあてがあるんやったら、無理強いはせんけどな。まぁ、緑……大体は話分かるヤツ多いしな。


【黒の者とバレれば恐れられる事は必至。それでも話せばわかってくれる。最悪、自分の名前を出せばなんとかなる】
【それでも危機、迫害はあるだろう。もっとも、他の大陸よりも増しなのかもしれないが――とりあえずは、返答待ち】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 03:37:55.69 ID:7PJyx7PAO
>>673

【――きらきらしていたから、彼を捕まえた】
【空腹と疲労で疲れていた視野に入った、あの鬣は太陽を見付けた感動があった】
【だから、無意識に手を伸ばした。それは間違っていなかったと、彼女は思う。】
【凄い、良い人だ。この男は――本当に、良い人すぎる】

え。……いい、のか?
――凄く、嬉しい。迷惑じゃないなら、お願いしたい……是非

【敵対してると聞いたばかりの陣営に招かれる】
【今は何か頭を働かせても意味がなく、愚直に彼を信用している彼女は】
【頼るあてなど他にある訳もなくて、二つ返事に頷くだろう】
【迫害やら何やらは、未だ分からない。けれど、ライオネルが済む土地だ】
【ならば――大丈夫だろう。空っぽな頭は簡単にそう考えて、はにかんだ】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 03:50:58.75 ID:dC4rkiLmo
>>674

【誰にでも優しい。同族でも、同大陸でも、味方でも―――敵でも】
【居場所を侵されれば戦う。でも生命は極力とらない。退かせる事に専念する】
【よく人に騙される。信じやすいから。でもあんまり怒らない。そんな獅子は此処で初めて自然な笑顔で】


自分から提案しといて迷惑って言うヤツがおったら阿呆やろ?


【軽く承諾するのであった。微かに不安もあるが、あまり細かく心配事をしても仕方がないだろう】


ほな、飯食ったら行こか……っと、ごちそうさまでした。


【彼の住む場所は森の中の村。緑の大陸でも多様な種族が住む小さな村】
【そこではきっと彼女を受け入れてくれるに違いない。彼が幼い頃から育った場所であり、彼の人格を形成した場所なのだから】

【からん、と魚介類の殻を皿の上に置いて完食。後は彼女が食べ終われば精算し、緑の大陸へと帰るだろう】
【獅子はといえば不信感も心の片隅から消え去り、心底信じた様子でグルナの食事する様子を笑顔で傍観しているのであった―――】


/割と無理矢理、かもしれませんがここでお疲れ様でしたぁ!
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 03:58:23.25 ID:7PJyx7PAO
>>675

【もう一度承諾されれば嬉しそうに笑う】
【おそらくは記憶がある頃の彼女だって見たことのない、緑の国。そこでの生活に瞳を輝かせれば】
【あとはただひたすら、たまに彼の手を煩わせたりしながらも食事を進め――その細い身体に同じだけの量を納めるだろう】

―――ごちそうさまでした

【最初と同じく真似て、愛刀を手に立ち上がる】

【もし、ライオネルに誤算がひとつだけあったとするならば。】
【ドッペルゲンガーのグルナ。彼女の本来の性格が――実はとても口が悪く、横暴なタイプであったという点くらいか】
【……それでも、思いやりがない訳ではないと付け加えてはおく】


/お疲れ様でした、遅い中ありがとうございましたー!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/12(金) 13:14:45.42 ID:CGN+hjfK0
【赤の大陸】

「ヒャッハー!!奪いまくるぜぇー!!!!」
『バンクラ――――――プト!!』

【盗賊団『オメガブラック・サンダーボルツ』――】
【様々な種族から構成される、荒々しい勢いに満ち溢れる集団である】
【ある者はバイクを駆り、ある者はキャタピラで走行している】


いいかお前ら、好きなだけ£Dい、好きなだけ<uチ殺せ!
もうやりたくねぇって程には殺るなよ?さぁ、進[一体全体ありゃ何だ!?]――何ぃ?


【黄金の頭髪、恒星を思わせる真っ赤な瞳、革質の赤黒コート】
【盗賊団の首領がまさに進撃の号令を掛けようとした瞬間、部下の一人が驚きの叫びを上げる】

【見れば、何かが巨大な砂煙を上げながら集団に驀進している――】
【その勢いたるや凄まじく、決して無視できるものでは無い】


「イャッハー!!仏締めるぜぇ――ッ!!」
『WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!』
【禿頭のスチームメタルが、望遠鏡で確認を試みる。2名のゴブリンがハンマーを振り回し、ポニー大のバイクで接近する】
【盗賊団の首領の中で、未知への期待が高まって行く】


【ある者は緊張し、ある者は欠伸をひとつ、ある者はハイテンション――十人十色、好き放題な反応である】
【高く上る砂煙は、狼煙の様に第三者を呼ぶかもしれない】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 18:37:28.95 ID:MS/e6shCo

─────緑の大陸、市街地を見下ろす丘。
そこに佇んでいたのは、癖のある銀灰色の髪を持つ悪魔>氛沚浮フ種族。
街を瞳に映して、悪意の篭もった壮絶≠ネ笑みを浮かべると──

──不意に髪と同色の翼を畳んで、小さく欠伸をすると、そのままその場に寝転んで深呼吸する。

……
(───さぁて、何処まで侵攻¥o来るのやら)

風の音を聞きつつ、数刻が経過。
「──z」

──現在、爆睡中。
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/12(金) 19:06:14.63 ID:czlqQskSo
【緑の大陸 森深くに在る通称──“癒しの泉”】
【誰がそう呼び始めたかは定かではないけれど】
【この泉の水は、傷を癒す。そう、信じられてきた】
【透き通った泉水は、浅い箇所であれば水底まで見通せそうなほど恐ろしく透明で】
【泉の中央部分。沸き水があふれ出ていると思われているその箇所はあまりに深く影が生まれていた】

【そんな泉の岸辺──水深は子供の背丈ほどの浅瀬に、ひとつのキノコがあった】
【赤い色をしたそのキノコには、クリーム色をした大きな水玉模様がいくつも施されており】
【円形で肉厚のキノコ傘。その直径は1mほどだろうか】
【よく見ればそのキノコは土でところどころ汚れており、更には8cmほどの切れ目がついている事が分かる】

【そして、キノコの下にはひとりの少女が存在していた】
【キノコと頭部がくっついているようにも見える彼女の髪の色は緑色。瞳の色は木の幹と同じ茶色】
【両の手には大きな鉤爪のついた金属製のグローブが装着されていたが──なんと身に付けているのはただそれだけ】
【岸の傍にある木の根元に、茶色や白い衣服らしきものが畳まれているのを見れば、それが少女のものだと分かるはずだ】

あいつ……私のキノコに傷つけやがって
こ、今度あったら……んっと、んっと──き、キノコまみれにしてやるんだからっ

【泉の中に座りこみ、肩のあたりまで水に使った彼女は拗ねたようにそう独り言を呟いて】
【ちゃぽん、と水を両手で掬い上げ。少女はキノコ傘の傷付いている部分へその水を掛けていく】
【その途中で何割かは手の間から零れ落ちてしまっているが、そこはご愛嬌というところだろうか】

【彼女は森の民と呼ばれる種族──ドリアード】
【どうやら今は戦闘で負った傷を癒しにきているようだった】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 19:41:00.94 ID:r+Zzs0Tyo
【緑の大陸…風靡く大草原】

【辺は薄暗くなり始める頃ーーーその月光により、緑が輝く頃】
【その場に舞い降りるシルエット、何者かが空から舞い降りる、その姿は】

【白銀に輝く鎧、ウェーブのかかった純白の髪、瞳の無い純白の双眸】
【同じく純白であったであろう背から伸びる2対の大きな翼】
【白は覗かせる物の、それは他とは対照的で所々に染み付くどす黒い赤色、そんな翼】
【そして鞘の無い汚れた白であったであろう布で巻かれた柄の長い巨大な大剣、其れを尾?骨辺にぶら下げる者】

【マルアハと言われる種族…俗にいう天使である、その姿から何処の文明の者であるかを予想するのは容易であるかも知れない】
【180程の身長、それ以上もある翼、大剣、その者がそこに舞い降りた】

‥…見失ったか…小賢しい…

【舌打ちをしながら、辺を眺めながら、呟く】
【静かなその草原だ、草と風が擦れるその音、それしか流れないその場所に、バサッっと何か羽ばたく様な音と、乱暴に空から何かが降り立ったその音は目立つのかも知れない】
【そして、その暫く前に酷く傷を負った何かがどこかえ逃げるように飛び立ち、何処変え消えた事を、それもそこにずっと居たのであれば注目を寄せる要因になっているのかも知れない】

…まぁ良い…
どうせ…長くはもたんだろう…

【と、空を見ながら、呟いて自信の頬に出来た、微かな傷、真新しい傷をそっと触る者がいた】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 20:08:45.83 ID:vWqKJ/ht0
>>679
/まだいますか?
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/12(金) 20:13:45.29 ID:czlqQskSo
>>681
/ここにー
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 20:35:52.33 ID:vWqKJ/ht0
>>679

…おお。
こりゃぁ…立派な泉を持ってなさんなぁ、緑の連中はよぉ

【太めのジーンズに白のボタンダウンシャツ──しかも半袖】
【茶色の双眸に広がる光景を見てこう呟く男の──その恰好は森を舐めていると言っても過言では無いほどの軽装で】

…写真撮っとこ。

【ポケットから小型カメラを取り出して撮影を始めるその姿は観光にでも来たのかと思わせるよう】
【茶色の短髪のその男、見た目から20半ば、もしくは前半だろうか──そして彼は赤の大陸から来た模様で】
【右腕の肘から先、そしてジーンズの裾から垣間見える両足が機械であることが彼がスチームメタル、赤の住人である証拠となった】

…ここをウチの軍がとれば相当便利になる…って上の人に伝えとこうかな

【何やら「軍」という言葉をちらつかせながらその男はカメラのレンズ越しに周りに視線を送る──と】

…?
何アレ…キノコ…?
いや、デカすぎやしねぇかキノコにしては…若干怖ぇよ…

【レンズ越しなため視界の範囲は狭いが、何やら気になる物体を見つけた模様である】
【そのキノコにレンズ越しから送られる疑いの視線──】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 20:46:09.15 ID:fVr83xcKo
【黒の大陸と白の大陸、その国境沿いに位置する山】

緑の土臭い獣と植物はドレイにシてびしばし労働でス。
白の頭スッカラカンたちは全員スクラップで肥料にスるのが良いでス。
でも、ご主人サマは必要な時に必要な分だけ、って言ってたでス。

………にははっ、それよりもおいシいでスねコレ!
流石は緑の大陸で採った果物……じゅーしーでス!

【地形柄、国境というものが有って無いような場所に声が響いていた】
【それは紫の道士服を着た、肌から髪から全部が真っ白な少女であり】
【首輪をはめ、帽子から顔に垂れ下がった呪符を見るにどうやら彼女はキョンシーらしく】

【黒の住人たる彼女は、周囲に独特の闇を放ちながら岩から岩へと跳んでいた】
【その手には一齧りされた果物もあり、微かな芳香が漂ってもいて――様々に、誘っているようでもある】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/12(金) 20:47:29.92 ID:czlqQskSo
>>683

……ん?

【なにやら妙な気配を感じたのだろう】
【ドリアードの少女はぴくんと身じろぎをしてぐるりと周囲に視線を巡らせる】
【森で生きるためには、気配に敏感にならなくてはならない──】
【少女はその事を時折忘れてしまうものの、今この時は「そう」ではなかったらしい】

【はらりと水面に落ちた一枚の木の葉が、小さな波紋を作り出す】
【しかしそれは、少女が身じろぎしたため生まれたより大きな波紋により打ち消され】
【ゆらゆらと、彼女の生み出したさざ波に逆らうことなく泉の中をただ漂っていく】

……誰か、いるの?

【そして彼女はすぅっと立ち上がり、再び周囲に茶色の視線を向けた】
【赤いキノコを彩るクリーム色の斑点と、緑色の髪。更には両手にある鉄製の鉤爪】
【それらのみが、今彼女に着色された色】
【腕の部分だけ若干日焼けして、他の部分は白い彼女の肢体がカメラ越しに見えるだろうか】
【もしも男が少女の正面にいるのであれば──】
【きっと彼は、体型は小柄ながらも胸部だけはしっかりとした発育を見せる彼女を視界に入れる事になる】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 21:09:59.61 ID:MS/e6shCo
>>680

「────っと、敵地のど真ん中で爆睡するバカが何処に居るんだよ畜生…」

少し離れた場所から、響く声。姿は視認出来ない。
男の物であると推測されるそれは、何やら不穏な言葉が含まれている。
この状況での遭遇を避けるのならば、声の反対側に移動するのが賢明であるのだが…


「なあ、そう思わないか?」

──こちらの行動に関わらず、唐突にそれは近くのものとなる。
斜め後ろ、数歩で間を詰める事が出来る程度の距離に現れる、銀色の影=B
銀灰色の髪、それと同色の翼を持つ────バードマンにも似た存在。しかし、その本質は全く異なる黒の悪魔=B


//絡んで宜しいでしょうか?
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 21:13:56.09 ID:vWqKJ/ht0
>>685

…え?

【ここには──自分以外誰もいないはず──】
【そう思っていた彼にはこの声が予想外のものであった──しかも手前のキノコから聞こえるではないか】

…え、マジで…?

【とりあえずレンズ越しにキノコを調べる】
【派手な傘に合った焦点を、まずはその下に】
【…足がある。細くて白い、2本の足が】

…おいおい…

【そのままゆっくりと視線を上げていく──その動きは胸に差し掛かった時点て軽く静止するが】

…フムフム、良い「モノ」を持っていらっしゃる──って…
完全に人型じゃね…?これ…キノコ…じゃない…?

【もう一度傘に視線を戻そうと上に向けるが──そのレンズは傘に向かう途中で彼女の顔を完全に捉えた】

…おいおいおいおい緑の大陸…色んな種族が居るんだなぁオイ…「生きるキノコ」ねぇ…

(しかも結構カワイイときた)

【そのままシャッターを切る──「カシャッ」という音が彼女をびっくりさせるかもしれないが】
【写真を撮るとカメラをしまい、敵意が無いことをアピールするためにゆっくりと彼女に近づいていくだろう】

(…視線がもし合ったら、取り敢えず笑うか 敵意が無いアピールになってくれるか?)

【金属の足で地面をゆっくりと踏みしめ、「生きるキノコ」との距離を縮めていく──】

688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 21:15:21.33 ID:7PJyx7PAO
【鬱蒼と生い茂る緑は、海のようでもあった】
【屋根でも形成しているのか、此処で生まれ育ったならば空の色を勘違いしそうなほどの鮮やかな新緑――その下に】
【広がって咲き誇る向日葵の絨毯を目にした際の興奮は、この地を初めて踏んだ者からすれば筆舌尽くしがたいものだった】

―――すっご……

【鎖骨を掠る長さの紅蓮は、その中では燃え上がる炎にも似ていてやや不吉だ】
【臙脂のリボンタイが首許で揺れる白いカッターシャツ、それは縦縞模様を違う濃さで描いた黒のジャケットの下から裾がはみ出るほど長いもの】
【タイと同色の紐をベルト代わりにジャケットの上から結び、合わせるのは昏い夜色の袴とブーツといった、】
【和洋折衷の装いの人物は、数回瞳を瞬かせた後に自分の丈を越える長さの細身の刀を抱え直してから呟いた】

【向日葵に手を伸ばすことはなく、ただただぼんやりと立ち尽くす背中】
【その気配は――この地の住人ならば敏感になるであろう、黒の淀んだ色彩を孕んでいて】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 21:17:04.53 ID:r+Zzs0Tyo
>>686
/少しばかり席を外しておりました…
/もちろん、よろしくお願いします!
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/12(金) 21:25:43.43 ID:czlqQskSo
>>687

……!

【紛れも無い、機械音。この緑溢れる自然の中には、決して存在し得ない音】
【それを聞いて、彼女は驚いたようにぴくんと肩を震わせ】
【──つぅ。ドリアードの身体についた泉の水滴が、ぽちゃりと水面に跳ね堕ちた】

【相手の独り言は未だ聞こえていなかったのだろう】
【もし聞こえていても、何を言っているか分からない。そんな距離だ】
【彼女はカメラのシャッター音が聞こえた方へ、警戒の視線を向け】
【そして、スチームメタルの姿が草陰から現れた途端】
【木の幹と同じ茶色の瞳。そこに、相手を危険視する色が混じりあった】

【ぱしゃ、ぱしゃ、ぱしゃと水を蹴り】
【彼女は近くの木の根元においてあった己の衣服をばっと手に取ると】
【きゅ、と唇をかみ締めて──自分の正面部分を隠すように、その衣服をぎゅうと抱き締める】

──、あなた、赤だよね。
ここに、何の用?

【緑の大陸の住人であるこの少女】
【言動からして、赤の住人へ良い感情を持っていないことは明らかであった】
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 21:25:47.44 ID:r+Zzs0Tyo
>>686

【降り立った者、天使の目の前に現れたのは、銀色の翼を持つ“何か”】
【その静かな、草原にその翼を羽ばたかせ、男が現れる】

【女はその何者かは分からぬその者に警戒を示すであろう、その腰の辺に下がる大剣の柄に手を添えて】

ーーー…何者だ…?

【と、そう言葉を出すであろう、その眼球のない純白がその銀の悪魔を見据えて】
【聞こえるのは風の囁き、草原の座和めき、静かなその場、そこに2つの翼が対面する】

【その声はあくまで無、であり冷静であり、その感情を読み取るのは難しいかも知れない】
【だが、その柄に手をかけている事、それから警戒はしている、という事を予想するのは容易であろう】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 21:40:13.64 ID:MS/e6shCo
>>691

「──さぁて、何者≠ナしょうか。正解者には拍手を」

──おどけたような声を出すそれは、全くこちらの事を意に介さずに、続ける。

「正解は、ある程度の悪意を持つ者=Aだ」
「──侵略者≠ニ、言い換えても構わない」

──笑み。相手の反応を楽しんでいるような、そんな印象を受ける。

「逆に聞かせて貰おうか、お前は何者だ?」
「俺の回答は白、ついでに頭がお堅いタイプ≠セ───あぁ、正直白ってそういったイメージしか無いんだが」
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 21:42:30.16 ID:VLapGG3g0
>>688
//あなたは(まだ)そこにいますか・・・?
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 21:43:22.09 ID:vWqKJ/ht0
>>690

っと!

(やっべ…シャッター音が刺激になったか…)

【被写体が撮った直後にぶれた──写真には影響のない模様】
【しかし自身の存在はばれてしまい、此方へと送られる視線には明らかに警戒の色があった】

あー…嬢ちゃん、そんなに警戒しなくていいって
確かに赤だが、この場所を荒らすなんて無粋な真似は俺はしねェ
此処に来たのは──えーと、そうそう、観光よ、観光!!
この壮大な大地を肌で受けてみたかったのさ。

【とっさに──嘘をついた】
【もともと嘘をつくのは得意ではないため、不自然な間を作ってしまったが】
【ここに来たのは「観光」目的では無い──れっきとした仕事で来たのだ、といっても戦闘では無く──偵察。】
【他大陸の偵察、視察。 それが彼の仕事であった】

…で、嬢ちゃんは、なんて種族なの? 後この場所…水が凄い綺麗だったりするけど、特別な場所…とか?

【警戒心を和らげるため、なるべく情報を聞き出すため──ゆっくりと彼女に向かって足を進めながら、軽く会話を試みる】
【この男──緑の種族に対する敵意は無いように感じるか】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)2011/08/12(金) 21:43:46.62 ID:7PJyx7PAO
>>693
//います。三人くらいいます
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 21:56:55.52 ID:r+Zzs0Tyo
>>692
【帰って来たのは、オドケタようなその返事】
【なにか小馬鹿にしたような、ソレで反応を楽しむかのような、】

【その男の自身の紹介を、侵略者と言い放つその言葉を言った、その時まで女は黙って聞いていた】
【そして、その侵略者とその言葉を聞いたその時に、その柄に添えていたその手が完全に柄を掴み】
【その大剣を抜く、抜くといっても布で巻かれた物、鞘などは無いのであるのだが…】
【その物を肩に担いで、同時に意思を持っているかのように解けていく布、その凶悪な刀身が、その姿を見せる】
【身長以上の大剣、身長以上の刀身、それを担ぎ】

お前の勝手なイメージはどうだって良い、
私が何であろうと関係ない、お前が侵略者である事実だけあればどうだってな…

【そして、女は問答無用で、その男に向い突っ込むであろう、その場から、地を蹴り、その翼を使い】
【中々のスピード、剣士である故の熟練された、警戒しているのであれば対応もできるであろう】

【右手に其れを持ち、刀身を縦にしたそのスイング】
【白であり堅物かは分からないが、その行動からはそんなイメージがあっているともとれる】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 21:58:46.08 ID:VLapGG3g0
>>688 >>695

【緑は美しい。美し過ぎるが為に、既に己を害し始めている】
【生い茂る草木と花やいだ空気を侵食する、黒い染みは】
【何も、ひとつの地点から進み出しているものでは無かった】

【己も黒の貴女。慣れ過ぎて鈍感になっていなければ、気づくだろう】
【青空知らぬ太陽の花々の外側に通る、木の根が這った自然の路を】
【些か危なっかしい足取りで――同質の穢れが、渡って来る】

綺麗なもの、頂きたいの
でも一本だけ摘みとるには、ちょっと大きすぎますわ――、……?

【白磁を通り越して、骨の色が浮いた様な不健康な肌色】
【植え付けた様な銀色の髪と、象嵌したのでは無いかと思わせる緋色の眸】
【造形は良いのに不気味な印象を与える姿を、サマードレスで包み】
【お洒落で底が厚めな、花飾り付きのサンダルを履く】

【――そんな風体の少女がやってくると】
【貴女の存在に驚いて、ぽっかり口を開け、目を丸くして】
【その後。拙いと思ったのか、裾を摘んで慌てて一礼、そして】

…………、貴女も、黒の方ですか?

【小首を傾げると――恐る恐ると言った具合に、尋ねるだろう】
【距離感は、言葉を交わすにも少々遠いものだった】

//一人だろうが三人だろうが、俺は悩まない……
//よろしくお願いします!
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 22:01:54.15 ID:iGd+v2tDO
>>694

……もし嘘だったら、あなたの身体の中からキノコ生やしちゃうんだから

【例えば血管の中に、例えば肺に、例えば内臓に】
【みしりみしりと身体中に菌糸を張り巡らせて寄生するキノコ──】
【それは目の前の少女から発せられたものとは思えぬ程にえげつない言葉であったが】
【身体の内部からキノコを生やすなんて荒技。どのように実現するかは定かではなかった】

【もっともこの少女──別に相手のことを疑っているというわけではなく】
【単純に、赤や黒の住人には同じような対応をいつもとっているというだけであった】

【じとりと細められた目は、赤という種族そのものに向けられた感情か】
【観光との言葉は信じたようだが──侵略される緑の者故か】
【相手の種族へは、あまり良い思いを抱いていないようであった】

──森と共に生きる種族、ドリアード。
ここは癒しの泉。傷を癒すことが出来るって、言い伝えられてる

【返す言葉は、少女にとっては必要最低限。男にとっては、恐らく最大限】
【少女は相手との距離を離そうとはせず。ただその場に立ち止まってスチームメタルをじぃと見つめた】

/これから携帯になるかもです
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 22:06:52.51 ID:vZjS9ceIO
【ラクシュル=z

「……青の大陸≠烽「いが…」

「…ここの霜メロンも悪くねぇなあ…」

【新緑のマントを羽織って、背中に大きな刀を帯剣した銀髪のエルフが歩いている。】
【シャクシャクと霜メロンを齧っていた。】
【たった今ポケットから財布を落としたことにも気づかずに、歩いて行く。】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 22:09:34.39 ID:7PJyx7PAO
>>697

【――すぅ、と、駆け抜けた風の色は濁っていた】
【予兆でも感じ取ったのか、振り返って何かを待つ姿は蜃気楼のように曖昧で】
【相手の造形に、右目だけ瞳孔が開きっぱなしの不揃いな双眸を静かに細めた】

【敵地に同輩、という状況は、普通ならば警戒心を解くものだというのに】
【酷薄な顔立ちをした人物が見せた行動は、所謂ところの不審であり警戒】
【一礼されても反応はなく、黙ったまま暴力の象徴たる刀を抱きとめながら】

……多分

【そう、中性的な声音は何故だか曖昧に頷いた】


/宜しくお願いしますー
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 22:22:28.33 ID:vWqKJ/ht0
>>698

…嬢ちゃん怖ぇよ。

(一応…観光目的も兼ねてるし…嘘じゃあないよな…うん。オレウソツイテナイ。)

【自分に無理にそう言い聞かし──】

ドリアード…ね。

【ジーンズのポケットに忍ばせておいたメモ帳とペンを取出し、メモを取り始める──恐らく「ドリアード」とでもメモしたのであろう】

傷を癒す──!?
マジか、そいつはスゲーな…

(ここを奪えば勝ち…みたいなモンってことか…すまない嬢ちゃん…これも仕事なんだ…俺が食っていけるための)

【すかさず、メモ。「写真にあるこの泉は──傷を癒すと言う言い伝えがあり、率先して獲得する必要アリ」】
【と、ペンを走らせる】
【罪悪感は確かにあったが、自分が生きていくために必要なことであるためにペンを止めることは無かった】

…で、ここに来るってことは何かしらの怪我をしている、そういうこと──だろ?
俺と同じ赤の大陸の奴にやられたか、それとも黒のアホ共か…? どの部分だ、ちょっと見せてみろ

【黒の大陸の輩への言い方が少々きついことから、苦手意識でも持っているのだろうか】
【怪我の部分を見せろ──と彼女に近づこうとしてから 「あ」 と言って足を止め、左の生身の手で軽く頭をかく】

…とその前に…服。 これ以上は…言わせんな

【無駄に素早く後ろを向く──少し赤くなった表情を悟られないために】

…ほら!…早く服…着ろ。 

(…見られてないよな…妙にスタイルがいいから目のやり場が…なぁ)


702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 22:26:11.17 ID:dC4rkiLmo
>>699

【緑の大陸上空から轟音が響き渡る。それは圧倒的な速度を感じさせる甲高い音】
【見あげれば上空にを一筋の雲が描かれていた。その先端は真紅の機影】
【あっという間に真紅の直線は掻き消えて―――たちまち彼方へと豆粒より小さくなっていく】

【数秒後、Uターンしたのか反対方向から真紅は再び現れる――――叫び声と共に】


HYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!


【彼はアンチャーテッドと呼ばれる赤の大陸に生息する種族。その型が”戦闘機”】
【真紅の戦闘機は奇声を発しながら領空を侵す―――二度目の侵犯は、明らかに地表擦れ擦れ】
【とはいっても速度は先程よりも遥かに劣り、時速120kmも出ていない鈍い速度であった】


ハッハー、調子に乗って行き過ぎてしまった……赤から緑まで30秒ッ!良いタイムだッ!
あーあー、司令部聞こえますか!私です、真紅の超音速ことアルセナールですッ!任務は……え、黒の大陸?


【大声、といって良いのだろうか?スピーカーから流れる様な機械音声は誰かと通信しているようだ】
【内容を推測するに……どうやら、来る大陸を間違えたようだった。滞空したまま真紅の戦闘機は会話を続ける】


確かに敵地に派遣とか何考えてるんだこのクソ上司とか思ったりしまし……いえ、何も?
まぁまぁ、今から黒の大陸まで行くの嫌なんでこの辺でのんびりしていきますね!以上、通信を終わりますッ!


【ブチッ、と無理矢理に通信遮断。上空で滞空したまま緑の大陸に上陸せんと降下を始める】
【首都ラクシュルからそう遠くない森、加えて大音量のスピーカーの所為でモロバレである。バカである】

【ざわざわとラクシュルでは侵入者に対して不穏な空気が漂い始める―――当の本人はタコ殴りされるという予想をしていないバカ】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 22:26:20.60 ID:VLapGG3g0
>>700

ほぇ………、た、“多分”?
それは一体どの様な事なのでしょう……か。

【何かおかしい――と、瘴気を身に蔵した少女は思う】
【彼女は『マテリアガイスト』と言う、亡霊が人形に憑依した様な種族で】
【黒以外の物品に宿った同胞か、或いは屍人化した敵国民か、など】
【此方側も軽快を増してしまいそうな想像を、ぐるぐると繰り広げたが】

【「仲良くしたい」と思っている限り、同属視は続く】
【今度は余り躊躇うこと無く、散大した瞳孔を自分の目でつんつんと追って】
【彼女に近づくべく、柔らかい土を踏んで歩む】
【――転びそうになると手を付く辺り、運動神経は微妙】

……あの、不興を買うような事をお聞きしたみたいですね
そうでなくても、問いを変えるべきだと今は思って居るのですけど……、その………

………、お隣は、宜しいですか?

【(「黒」と呼ばれる存在にしては、丁寧なのだろうか?)】
【ぎりぎり自分の手が届かない位置まで来ると、そう問うだろう】
【精神年齢が幼な過ぎるのか、出自特有の生命観のズレからか】
【いつ自分に向かうとも知れぬ刀には、特に畏れる様子が無かった】

【接近が許可されたなら少女は手の土を落とし、向日葵のジャングルを真正面から見据え】
【「うっわはぁ――」と。陶然と顔を綻ばせ、思わず声を漏らすので】
【美的感覚については、共有できる所が有るのかも知れず――】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 22:32:26.82 ID:vZjS9ceIO
>>702

「ぶふっ?!」

【メロンを噴き出す少女。轟音で聴覚中枢が消し飛ぶかと思った。】
【慌てて上を見上げるとそこには一つの…戦闘機…?】

「な、なんだありゃ!?…飛行機!??」

「黒の大陸!?派遣!?」

【頭に大量の?マークを讃え、少女は森の方へ足を進めた。財布云々の話ではない。】
【相手の着地地点へ向かう。】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 22:34:11.02 ID:MS/e6shCo
>>696


「────っはははははははッッ!何だ、天使なんて言っても、やる事は獣と変わらないじゃねぇか!」
──たん、と後ろへと跳ぶと同時に、消失>氛沐ロ、凄まじいスピードで回り込むようにして飛翔し回避。
地上から数メートルの地点で静止し、こちらを見下す。

「おっと、何でも良いんだったな──思考停止′N。…暴れられれば何でも良いんだろ?あ?」
「────この戦争がどのような形で終わろうとも、緑≠ヘ白≠ノ貸しを作った────正確には作らされた=v

明らかな挑発を繰り返しつつ、自らの剣を引き抜く。
純白>氛氛氛沚浮フ物とも、赤の物とも考えられないその剣の輝き。
魔剣≠ニは考えられない程の清廉な雰囲気を
放つそれを真っ直ぐに向けて、言い放つ。

「俺からすれば、お前等白も侵略者≠ニ変わらない────!」
//遅れて申し訳ないです
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 22:35:44.38 ID:7PJyx7PAO
>>703

……記憶が、無い。
だから、多分黒だと思うけど、分からない

【おそらく純粋な人見知りなのだろう】
【特有の相手を伺うような瞳は、やはりというか僅かながらの警戒が抜けない】
【記憶が無いせいで相手の種族を判別する事は出来ず、小さく悩むようにじっと】
【『ドッペルゲンガー』という憎むべき他者の姿を模倣する種族の女性は、彼女をまるで睨むように見詰めていた】
【……ただ単に、目付きが悪いだけでもある。警戒心はあれど負の感情を持っている訳ではない】

【近付いて来られれば尚更に反応し、刀を強く抱きしめる】
【とはいえ自分の背丈よりも長いそれは、即座に抜刀するようなことは出来ず】
【また――相手の運動神経があまり優れていないことからも、少しばかりの余裕はあるようであった】

【問い掛けには小さく頷き、ちょっとばかり場所を開ける】
【至近距離で広がる黄金の花は太陽をかき集めたような輝きで揺れていて、】
【ちらちらと、相手の反応を伺うように視線を揺らす女性は、彼女の感嘆にほんの少しだけ唇を綻ばせた】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 22:41:03.48 ID:dC4rkiLmo
>>704

【少女が戦闘機の着陸地点に到着すれば、既に着陸済みだろう】
【エンジンから漏れる生温い風圧で木々を揺らしながらぶつぶつと独り言を呟く戦闘機】


ハッハー、誰も私の速さを止められない、止める事は出来ないのだだっだーんッ!
そもそも私が何故、黒まで行かなくてはならないのか。資料の回収くらい自分で行けばよかろうに。


【どうやら彼の任務は黒の大陸まで何らかの資料を回収する事だったようで】
【それは割と至急を要する為に、上層部は最速の彼に任務を課した―――というのに】

【そこで少女の気配に感じたのか彼は地面から軽く浮いた状態で、少女に向き直り】


おや、キミは緑かね?お出迎えご苦労ッ!此処はいいところだね、ハッハーッ!


【わいわいがやがや。そんな音が聞こえてきそうなくらい五月蝿い。スピーカー音量をもう少し下げろと怒ってもいい】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/12(金) 22:44:55.26 ID:26WRQ4b7o
// >>684で再募集ですー。
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 22:46:43.18 ID:iGd+v2tDO
>>701

……赤や黒の方が、よっぽど怖い

【紡がれた台詞は、紛れもなく怯えを表すもの】
【相手に対する警戒も、不審も。恐らくは侵略者に対する恐怖に基づいているもの】
【しかしそれも無理のないことだろう──侵略されるというのは、己の生活を脅かされるということなのだから】


【泉に関する相手の感想へは、答えを返さず】
【相手と、紙の上を走るペンへ茶色い視線を向け続け】
【景色を見に来たのに、何かを書くだなんて変なの──そんなことを、そっと考えた】

【そして、スチームメタルからの──己を心配する言葉に対しては】
【驚くべきことに素直に従い。一歩、相手側へと足を踏み出そうとしたところで】

……、あっ

【どうやら極度の緊張状態にあったせいか。ほぼ裸であったことすら忘れていたらしい】
【スチームメタルがくるりと後ろを向くと、相手に背中を見せることが嫌だったのか】
【ドリアードは彼の方を向いたまま、いそいそと服を着始める】

【茶色のニッカポッカに、白い半袖シャツ──】
【彼女の服は、そんな。動きやすさを追及した服であった】

……ん、もういいよ

【どうも、相手の顔色の変化には気付かなかったらしい】
【割と平然とした態度で、彼女は小さくそう言った】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 22:47:14.05 ID:vZjS9ceIO
>>707

「はは…そうだろ?いいところさ……って…」

「待て待て待て待てぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

【「黒まで行かなくては」「資料」】
【この二言でだいたい相手の立ち位置、というか、そう言ったものを感じることができた。】
【少女は敵国に居ながらもどこか堂々とした態度に思わず困惑しながらも、】

「う、うるせえ!!!もうちょっとボリュームを下げろ!」

「で、何なんだお前は!!さっさとその機会から降りてきやがれ!」

【敵対の人間と分かったならこちらは警戒心を宿すのは世の常。】
【背中の大きな刀の柄を右手でそっと握りながら、相手に言う。】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 22:51:34.65 ID:VLapGG3g0
>>706

記憶がないと……御免なさい、先ほどのはやはり無礼な問いでしたね
わたしには黒に見えてしまって、ついそうなのかと

では……名前は、お持ちですかしら?
あ、自分はアリシアと言いますので、気軽にそう呼んで下さいな
皆さんからは、「マテリアガイスト」と言う種族だと言われているんですよ

【所詮は感覚による探知で――彼女は、女の正体を完全には解き明かせ無い】
【向けられた瞳や、過剰かも知れない反応。触れられる事を拒む、警告を孕んだ所作に】
【小さな震えを覚えながら、まず一番当たり障り無い問いを選んだ】
【記憶がないにしても、贋造だとしても――名は、きっと有ると】

 【種族まで教えたのもきっと、彼女なりの配慮なのだろう】
 【少しでも刺激になれば、と。刃でなく純粋な善意を少女は携えていた】


【そして、視線の揺らぎにも目敏く気付いたアリシアは】
【「この花、とても綺麗ですわ――何と言うのかしら」と】
【枯れ果てた地に生きる、涸れ果てた魂の無知を自ら暴くと共に】
【記憶喪失者に対して告げるには、些か無神経な言葉を】
【柔らかい微笑を湛え――何の気なしに、口にしてしまうはずだ】
【実にふっくらとしているが、くすんだ印象の拭えない花唇で】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 22:52:07.93 ID:r+Zzs0Tyo
>>705
【先ずは避けられた、その身のこなしから見るに強い…強敵であろことは予想される、】
【そして、その男の口から吐かれる数々の挑発的な言葉】

ーーーーフン…天使にどんなイメージを抱いているのかは知らんが…
つまらん固定概念など邪魔になるだけだ、敵対者を潰せればそれでイイ、結果はどうであろうが…なッ!

【しかし、その挑発、この天使に取っては全く、挑発にはならない者】
【白のと敵対する物は潰す、今、同盟を組んでいる、緑を犯すも者も潰す、何でも良いのだ】
【其の相手が何者であれ、その2つを侵したのであれば何だって良い、この場所は其れだけで戦場となる】

【思考停止…、そう思えば良い、他人が何を思おうが関係ない、言わせておけば良い】
【自身の思うその事を信じて突き進むのみ、白の意思に従って突き進むのみ、この天使の思考はそんなモノ】
【その思いだけで十分、他の思いなど邪魔になるだけ、そう、嫌えばいい、罵ればいい、向かってくるがいい】
【……ソチラのほうが都合が……良い】

何もしなければ私たちは何もしない、何かをするからこうなるのだ!
侵略者…何とでも呼ぶが良い!

お前にとってははそう写るなら…私は侵略者だって良いーーー!


【引かない、まだ勝負は分からない、己を力をぶつけるのみ、】
【翼を羽ばたかせ、その男に向い、再び詰め寄る、凄まじいスピード、その男程もあろう、同等ほど】
【それは先の動きとは全く違う、何か女の力によるものなのであろうか、その場に立つ、その者へと】
【その刃を持って詰め寄る、なぎ払い、その右から構え、狙うは胴体、そこに飛ぶ、】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 22:56:31.71 ID:dC4rkiLmo
>>710

あぁ、空気が綺麗で速度も良好―――って、なんだね五月蝿いな。

【自分が五月蝿いのを棚にあげて少女の静止の言葉に文句をつける戦闘機】
【全長3.5mだが堂々とした態度は100mくらいあるんじゃないだろうか】


おっと、失礼。いつもクソ上司に怒られるんだ、五月蝿いと……まったく、クソ上司め。
あーあー、これでいいかい?なんだか清楚で可憐な少女の様な囀り的音量だ、ハッハーッ!


【少女と同じくらいの音量まで下げてふざけた態度で笑う。怒っていいぞ】

【そうして、なんなんだと聞かれて疑問符を浮かべる戦闘機。表情なんて無いので分かるはずもないが】
【相手の武器を握る姿をメインカメラで確認。やはり疑問符―――全くコイツは警戒していないらしい】


降りろと言われてもこのボディが私であり、そういう種族である。無茶を言わないで欲しい―――”変形”ッ!!


【がしゃん、がしゃん、がしゃん。戦闘機頭部は折れ曲がり胸へ、尾翼は両足へ、両翼は両腕に】
【最後に一つ目カメラのスマートなフルフェイスを内部から登場させて―――人型形態へと成る】


私はアンチャーテッドと呼ばれる機械種族。もちろん、このカラーリング通り赤の種族だ。
名前はアルセナール……二つ名は”真紅の超音速”ッ!さぁ、キミの名前を教えてくれッ!!


【3mほどの人型は、片手を少女に向けて”キミの番だ”と催促する。あまりにも堂々としすぎでは無いだろうか】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 22:59:57.34 ID:xJtuPZYSO
【青の大陸】
【首都:海底都市アトランティス】

――ここ最近は、黒の所の奴らとばかり会うなぁ、

【 蒼色の髪をショートヘアにした女性がぶつぶつ呟きながら歩いている。】
【上はさらしに下には黒のスパッツという中々露出度は高いが、とても動きやすそうな格好をしていた。】
【彼女は左腕から左手にかけてが機械となっていて――それは彼女が赤に生息している種族、スチームメタルである事を何より表していた。】


せっかく、中立の青に来たんだ。
同族とか、黒とだけじゃなくて、緑とか白の方々とも話して…あわよくば、仲良くなったりしたいねぇ。

【まるで戦争中とは思っていないような、軽率とも取れるる発言をする女性】
【敵種族とも話をしてみたい。もし今この発言を耳にした物がいたならば何と思うのだろうか】
【黒か赤に所属する者なら「反逆者だ」と思うのだろうか、もしくは白か緑の者ならば「あれは罠だ」とでも思うのだろうか。】
【ともかく、当の本人は本気らしくて、周りにこの二つの大陸の者がいないかキョロキョロとし始めた。】
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 23:04:21.68 ID:7PJyx7PAO
>>711

ん……いや、大丈夫。仕方ない、から
名前は、グルナ。種族は『ドッペルゲンガー』――聞いたこと、ある?

【相手の名前と種族には小さく頷きながらも、尋ねたのは自分の情報を求める言葉】
【他者を真似、その命を奪うドッペルゲンガーは黒であろうとあまり好かれた者達ではなく、】
【そのくせ恨みを買うのは堅実ではないと、割と高位に認定されている、少しばかり外れた種族である】
【同輩の彼女であれば、種族の情報くらい知っていてもおかしくはないが――グルナという個人のことは分からないだろう】

……多分、“サンフラワー”
分からない、けど……多分……

【――けれど、意外なことに解答はしっかりと返ってきた】
【二度押しされた『多分』のせいで、あんまりにも説得力のない言葉だったが】
【向けられた笑顔に少しだけ警戒心を緩めたような、暗い青の瞳は――やはり彼女が屈託のない善意を向けつづけたから、なのだろう】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 23:06:31.22 ID:vWqKJ/ht0
>>709

…よし、振り返るぞ?

【ソーッと振り返り、服を着たことを確認すると「フゥ…」と一息つきながら彼女の正面に体を向けた】

俺から見たら面白い馬鹿ばっかだけどな、赤は。…黒ははっきり言って苦手だわ、何考えてる解んねェしよ…

でも解るぜ?…血の気の多い奴等が襲ってくるんだ、そりゃ怖ェさ、でもよ…戦争を無くすことは不可能なんだよ
できてりゃとっくの昔に収拾ついてらぁ…

【血の気の多い印象のある赤の連中だが、彼はその印象には当てはまらない考えの持ち主なのか】
【その言い方はまるで戦争を忌み嫌っているかのようであった】

…あ、ところで怪我してるんじゃなかったのか? じゃねーとこんな所に来ないだろ?
…ホレ、見せろ。何処だ?流石に泉も万能じゃねーだろ?

【小さめの茶色のベルトポーチを開けると中には消毒薬・虫刺され用軟膏・ガーゼ・ガーゼ止め用テープ等々…】
【意外とこまめにそろっている】
【男は治療しようと彼女に近づくであろう】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 23:07:45.59 ID:vZjS9ceIO
>>713

「私の鼓膜をぶち破る気か…ったく…」

【しかめ面で過剰に入ってくる音声を拭う。木々が軽くざわついている気がするのは、】
【きっと気のせいでは無いだろう。それだけ相手の音が大きいということだ。】

「はぁ?…何わけの分かんないことを―――――――――――お?」

「お…あらら…?」

【金属音と機会音を複合したような音を奏でながら、相手の言葉通り「変形」する飛行機。】
【その無駄のなく、そして洗練された様子に少女は思わず目を奪われ、そして、】

「かっけええ!!!何だお前!スゲえじゃねえか!」

「あ、おう!…セーラだ。セーラ・エルドラーゼ。」

「ま、斬空≠チて呼ばれてるよ。だからそっちで…………」

「………」

「………って…」

【どうにもペースを持っていかれる。少女は自己紹介を中途半端に切り、】
【2、3回ゴチゴチと自分の頭を叩いた。そして相手と再び相対し、】


「…――――――緑の大陸に何のようだ…」


【ゆっくりと抜き去られた刀身は黒く、闇のように黒く。】
【身の程もあるそれを片手で扱える辺り、少女の能力的なものを察することができそうだ。】
【相手へと向けられる視線は警戒に満ち溢れており、少しの隙もない。】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 23:08:21.91 ID:MS/e6shCo
>>712

「────そう言えば、こっちまで踏み込んで来た奴が言ってたな…『黒の民に言葉は通じない』、と」
「今なら共感出来る────話した所で無駄だと、なッッ!!」

────翼を利用し、宙を蹴り加速。加速、加速。限界まで加速する。

(相手の得物は大剣、そしてあの速度から考えると威力は────多分何度か食らったらトぶな──)
刹那の思考。持ち前の速度を以て電撃の如く間合いを詰め、魔剣の一撃を先に叩き込まんとする。
彼は凄まじい速度を持っている────が、それを凌駕した速さであった場合等には間違いなく、吹き飛ぶ=B
ある程度自分の速さを理解しているからこそ、飛び込めるのだろう。

実際、彼の速さ以外でのパラメータはあまり高いとは言えない。速さで凌駕された場合────早い話、勝ち目が無いのだ。
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 23:18:24.83 ID:dC4rkiLmo
>>717

ハッハー、凄いだろう?私の自慢のボディは凄いんだッ!
幼少の頃から戦車、ヘリコプター、ゴミ収集車などなんとまぁガサツなボディの持ち主に囲まれていた私だが。
その中でも私のこのボディは実にスマート&エクセレントッ!キミが私に目を奪われるのも――――あぁ、失礼。

【少々自分語りをする癖があるのか。そしてかなりナルシストじみているのか】
【早口言葉の様にまくし立てていたが、謝罪を交えてそれを中断する。ふざけた態度】


”斬空”のセーラ……インプットしておこうッ……ん、どうかしたかね。


【続きはどうした、とキュインと首を傾げて両手を広げ肩を竦める。表情が無い分、挙動は大きい】
【ゴチゴチと自分を叩いて我に帰る様な彼女を見てやはり首を傾げてしまう辺り、状況が理解できていない】


知りたいかねセーラ……ハッハー、しかしそれを教えてやる程、私はお人好しでは無いッ!
そもそも特に理由も無く、目的地を間違えた結果なんとなく休息でこの地に着陸したなど―――口が裂けても言えんだろうッ!!


【びしっ、と機械の黒い指を彼女に向けて断言。気づいていないのか、気づいているのか】
【自分が”うっかり”特に何も無いのに此処に来た事を吐露した事を……】

【ひしと伝わる警戒心には微塵もたじろかず。対して彼もまた隙は見えない――ふざけた態度でも、一応は”出来る”ようであった】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 23:22:17.77 ID:VLapGG3g0
>>715

【ドッペルゲンガーという語句。それを耳にして俄に少女の眼の色が変わる】
【――と言う事は無く、獄界の住民でさえ忌むという者、そのものを前にしても】
【初対面の緊張を引きずっている、という程度で】
【或る意味芯の通った彼女には、さしたる変化は見られない】
【寧ろ、相手を定義できそうな情報を得られて――口元が、吊り上がった】

聞いた事がありますわ
見たものの姿を奪う為に、生命を奪う種族である、とか……
となると、あなたのオリジナルがどこかに『居た』かも知れません

わたしはマテリアガイスト、この姿は仮初のもの
貴女方を恐れたことは有りません――けど聞いた事が無いのです、グルナの名は。

……、でも。それが本当なら、やっぱりわたし達は仲間ですね
わたし、嬉しく思っちゃいますっ

【少女の声が少しずつ弾みを帯び始め、口調の角が取れていく】
【真実の姿を探し求める者?生命の奪い手?――だから、どうしたと言うのか】
【愛の欲望と生気を貪る、“蟲毒人形”の彼女にとっては】
【どことなく重なる幾つかの点が、そのまま心の接点に見えていた】


【さて。グルナの答えを聞くと――へぇー、と目を輝かせ】

さん、ふらわー!!
確かに、すっごく良く分かるのですけど……

わたしには、寧ろ獅子の鬣に見えるんです
それもまた美しいですけどね――うんっ、『欲しい』…なぁー。

【それ自体で既に完成し、精一杯に咲き誇る事のできる花】
【誰を屠ることもなく、光と水有らば天寿を全うする事のできる彼ら】
【見つめる眸には、憎悪と羨望の両方が入り交じっていて】
【惹かれるが故に憎い、『心憎し』――と、言葉より雄弁に語っている】

【そして同意を求めるようにグルナを映すときは、また別の想い】
【どこか狂気じみた、箍の無い友愛の情が――笑みとして、その顔に宿った】
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 23:24:07.30 ID:iGd+v2tDO
>>716

……赤は、好きじゃない。
森を壊して、村を潰して、たくさんたくさん、[ピーーー]。
そんなの間違ってるよ。……森がなきゃ、何も生まれない
水も、草も、食べ物も、生き物だって。森があるから、存在できるのに


──どうして赤は、森を傷つけるの?
戦うだけじゃ……森はすぐに土に還っちゃうのに


【彼女の言葉からは、森に対する敬愛の念が伺えるだろうか】
【森に生き、森を愛する。そんな彼女が──森を壊す赤を許容するには難しかった】
【ドリアードは、暗にスチームメタルへ語り掛ける】
【赤のやり方は、間違っていると】
【土地が欲しいのであれば。何故その土地を破壊するのかと】
【そこには或いは──戦争が早く終わってほしいという。遠回しすぎるメッセージがこめられていたのかもはしれなかった】

【赤を否定した、ドリアード。俯いたその表情は、どこか悲しそうでもあり──】

【相手の接近を拒むことなく、彼女はそこにただ佇み】
【尖り尖った大きな鉤爪。その人差し指の箇所で、真っ先に切れ目の入ったキノコの部分を指差した】
【どうもドリアードにとって、キノコはかなり大事らしい】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 23:28:41.00 ID:vZjS9ceIO
>>719

「…どうしたもこうしたも…」

(…ちっ…)

(…隙がねぇな……こいつは予想以上≠ノ…)

【チャキ…刀を軽く揺らすのは戦闘に置いて考え事をしている時の彼女の癖であった。】
【理由は…と相手の言葉を待つ。どうせ相手は「赤」の種族だ。敵大陸のそれに聞いても教えて―――――――――――】

「……」

【―――――――――――くれた。】

(…何だこいつは…)

(すごいのかすごくないのかよく分からん…あれか?天然≠チてやつか…?)

「ま、まぁ。いい。」

「お前な…ここは敵の大陸だろ?」

「…少しは…こう…隠れたり隠密に行動したりしたらどうだ。」

【敵に言う台詞ではないな、と少女は言っていて吹き出しそうになった。】
【刀を背中の鞘に戻したのは、いうまでもなく相手の「理由」を聞いたからだ。】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 23:31:00.06 ID:r+Zzs0Tyo
>>718
そんな所で共感できるとは、皮肉なものだな…ッ!黒の者ッ!
所詮ーーー此れは戦争!
いくら話そうと何も解決はーーーーしないッ!

【異常な速さ、その自身の力により身体能力は上がっている物の、まだその物を凌駕するほどの速さは出せない】
【そしてその男の速さには…今の速度ではこの男にはついていく事が出来ない、男に分があるのだ】

【そのまま、男の魔剣を直撃ーーーと、通常ではそうであろう、しかし、女の能力、これは身体能力だけではない】
【その戦闘における神経系、動体視力、反射神経までもが上がっている状態】

【攻撃の軌道は読める…が、その速度に体が追いつかない】
【大剣であるが故、そのリーチは長いが動作が大きくなる、今の速度では、その大剣を振りかざす前に男の魔剣が身を裂くであろうと】

キイーーィィンーーー

【女の選んだ選択、それは大剣を振らない事、その長い柄の部分でその達を受け止める事】
【その金属音が鳴り響き、その剣の一撃を受け止める、速さはあった、だがそれ程攻撃自体の重さは無かった】
【しかし全く怯まないということはない、女は其れを柄で受け止めて、そこから反撃に出る、大剣を振りかざす行為は自殺行為であろうと、相手の速度は舐められない】

【では何を……その柄の先端、それを相手に向け、そのまま突進、所謂タックルと言う物だ、一度、加速は止められた、そこからの加速、スピードはすぐに乗らない】
【が、力は弱くはない其れを相手にねじ込ませようと、その一点に体重をかけて、の衝撃を浴びせようとするのである】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/12(金) 23:36:52.87 ID:7PJyx7PAO
>>720

……ふぅん

【――存外、言葉は淡泊だった】
【空っぽの心へと放り込まれた、自分勝手な種族の性を説明されてなお】
【どこにも定められなかった関心は、最終的には相手の種族へと向けられる】

マテリアガイスト……じゃあ、本当のキミは此処に居ないのか?
今、私が話しているキミは――誰だい

【不思議そうに問われる言葉は、少しばかり外れているのかもしれない】
【けれど中に臓器の詰まらない少女の身体を眺めてから、なにやら気になったのか】
【自分勝手な手は先程の警戒を忘れたように、あっさりと彼女の頬へ伸びるだろう】
【拒まれなければ、そのまま血色の悪い肌を撫でる。真っ白な薄い掌に温もりはなく、ひやりとした体温は心地良いか?】



【ぴくん、と女性の肩が跳ねた】
【身寄りのない彼女は今、偶然なことにとある若い獅子の家に世話になっている】
【全てを照らす絢爛な鬣は、確かにその花と似て――だからこそ、此処でそれを眺めていたのだから】

その花は別に……“どうでもいい”、けど
―――獅子は、あげられない

【紡がれた言葉は相対するような独占欲】
【ひやりとした刃を意志に宿して、嫌だと紡ぐようにその頸は横へと振られた】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 23:37:22.98 ID:xJtuPZYSO
>>714で再度募集しています。
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 23:40:10.69 ID:dC4rkiLmo
>>722

……………む、口が滑ったな。

【割と時間が経ってから気づいてしまったようで、腕を組み首を下に向けてしまった】
【その雰囲気は”やってしまった”というものだが―――数秒後には”まあいいか”に切り替わる】


そうだ、まあいいッ!この目まぐるしく流転する世界の速度に付いていくには細かい事なんてまあいいのだッ!
大体私は細かい事が大嫌いだッ!そんなものは置いていけば良い、振り切るのだッ!それが”速さ”だッ!
それを過去に囚われてちまちまと『アルセナール、お前金返せよ』などと―――嗚呼、なんと鈍重なヤツらかッ!


【早口言葉だろうか。これが画面上に流れる文字なら3秒くらいで消えてしまいそうな程に早口】
【相手の反応など全く気にしない会話速度―――反応しなくていい、つかれるだけだから】


敵?敵……あぁ、そういえば敵だった。とは言うものの敵だのなんだの言っているのは戦争を起こしたヤツらだけだ。
私は別にキミ達を敵などと思ってもいない。そもそも、戦争など”どうでもいい”……私には全く関係の無い事だ。

故に隠密行動などする意味も分からない。現にキミは私に問答無用で斬りかかってこないのだからなッ!


【全く関係無い訳ではないはずだ。上層部、クソ上司、黒の資料、その他諸々から彼が赤の大陸の軍所属である事が推測できる】
【とは言え嘘をついている風でも無い為、本気で彼は関係が無いと思っているのだろう。天然というか、バカというか】


逆に聞くぞセーラ?何故キミは私に斬りかかってこない?敵と認識しているなら私を解体したらどうかね?


【びしっ、と指を突き立てて訊ねる。挑発しているようにも取れるが、実際のところは何も考えていないだけであり】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/12(金) 23:45:40.90 ID:vWqKJ/ht0
>>721

…現在、赤は人口の増加によって生息可能域が限界に達している…そして俺等は嬢ちゃんたちとは違い…森には住めない
スチームメタルの俺らがいい例だ。俺らは機械が発達した文明の中でしか暮らしていけない…鉄鉱石なども必要になってくる
其の為に手に入れた土地を「俺ら好み」に変えるのさ──

──と、これが表向きの理由。実際は──おそらく、唯、暴れたいだけ。破壊しつくすことで自分の力に酔いしれたいだけ。
戦闘狂の巣窟──其れが俺ら、赤だよ

【実際に自分の所属する軍──軍と言っても有志により組織された小さな軍だが】
【そこの連中を幼いころから見てきた彼には裏の理由が解っていた】
【彼は野蛮な連中を見てきて育ったのだから──】

…ああ、この切れ目ね…とりあえず消毒だな。
ちょっと染みるけど耐えろよー。

【素直に傷を見せてくれたことに若干の嬉しさを感じながら、男はポーチから消毒液を取出し傷口に塗るであろう】

…ガーゼ充てるからちょっと不恰好になるけど治るまでの辛抱だ、我慢しろよ?

【次にガーゼを取出し、傷口に充てた後、ガーゼ止め用のテープで止める】
【簡素なものであるが、これで彼の治療は終わりだ】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/12(金) 23:46:46.44 ID:+YBepUSeo
>>714>>725

いや全くだねお姉さん

【女性の後ろから唐突な声】
【振り返ればそこにはエルフの青年がいる】
【ちょっと長い白髪を後ろで結んでいる。目はエルフ特有の緑色。耳はやっぱり尖っている。そして眼鏡】
【エルフにしては肌は色白。赤い薄手のコートを羽織っていて、中の服は上下共に黒。両手には白い手袋で、甲と掌に魔方陣が描いてある】

最近じゃどこも戦争戦争
中立地帯のここでもいがみ合ってやがる
全くやんなるよなぁ

【彼も女性と似た思考の持ち主なのか、うんざりした様子で文句をたれている】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/12(金) 23:50:31.80 ID:vZjS9ceIO
>>726

「わ、分かった分かった……金は返せよ。」

【なるほどだいたい相手の性格が分かったような気がした。】
【マシンガンのように紡がれる言葉は、しかし彼女は確実に全て捉えている。】

「!…どうでもいい≠ゥ。…ふむふむ…なるほど。
確かにそれなら隠密行動なんて必要ねぇな。邪魔なだけだ。」

「ん?…私がか…そうだなあ…」

【言われて見れば確かに。】
【相手の言葉に少し考えるそぶりを見せた。】

「…なんだろうな……うーん…うまく言えないが…」

「こう…何というか…お前あんまり悪いやつに見えない。こんな感じだな。」
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/12(金) 23:51:01.64 ID:MS/e6shCo
>>723

「≪閃光≫────セインだ、覚えておけ」

──微かに、笑みを浮かべて────急速加速=B
完全に速度は殺さない、殺させない=B
回避されれば自滅するが、その心配は無い────相手が自分を見くびっていないからこその行動。
加速≠以て押す、圧す。蒸気機関をひたすら熱し続けるかの如く、正面へ突っ込む。
しかし、限界であったのか一瞬圧し負けると同時に、軽く吹き飛び──────即座に体勢を立て直す。

「と、いきなりキツいな──ッ!」

隙でも狙ったのか、先程と殆ど同じ軌道での接近。
真正面から踏み込み────相手が構えた瞬間に、下方への方向転換=B
速度を緩めて数秒後、地を蹴っての突き上げ。

わざと空中戦に持ち込んだのは、相手に上下方向の対応をさせる為。
翼があるとは言え、その大剣を振るう為にはかなりのリソースが必要であると判断した為である。
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 23:56:29.41 ID:VLapGG3g0
>>724

【内心、薄味の反応に少女はほっとしていた】
【ドッペルゲンガーの事を教えて、逆鱗に触れてしまう――】
【なんて。展開を、アリシアは心配していたのだが】

【どちらかと言うと、自分の心の傷に触れられたらしい】
【頬に触れたら、それがささやかながら震えた事を理解するだろう】
【そして感触は人と遜色無いが――体温は、微温い程度に留まり】

……わたしは確かにいるんです、形の無い存在《ガイスト》として
だから、素材《マテリアル》に居着いている「だけ」ですけど

わたしが宿るのは、人に愛されるための人形
なのに今は、「生きている意味」を知らなくて――

………、綺麗なものが、欲しいんです
グルナのことも「好き」だけど――もっと、もっと。

【余りに断片的で、理解させる気の無いような言葉だが】
【現世から遊離した者の苦悩だけは、搾り出すような声から読み取れるだろう】
【何か生命あるものを愛でる事で気を紛らわしたいのか、或いは――。】
【真意はともかく、彼女は孤独な人形でもあるらしくて】


……あ、ぅ………?

【そしてグルナからも、傍からは理解し難い台詞】
【然し少女は凍結したように押し黙って、また首を傾げる】
【胸に秘めた、珠散らす氷刃には――未だ、警戒らしい警戒をせず】
【もっと見せてくれたら嬉しいのにと、切なげな顔だけを作って、短く啼いた】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/12(金) 23:58:28.88 ID:dC4rkiLmo
>>729

今更返せるわけがなかろうッ!

【利子的な意味である。既に膨れ上がった金――友人達も諦めているので問題ないが】


どうでもいいな。赤と黒が緑を奪おうとする……いやはや、それは可哀想だ。
しかしながら私は上層部が吐いた司令に従ったり従わなかったりするだけであるッ!

私は国境など関係無く飛べればいい。国境があると領空侵犯やらで五月蝿いのだよ。


【やれやれ、と肩を竦めてため息をスピーカーから”はぁ”と大きな音で出した】
【結局のところは自分本位な彼だが―――言い換えれば侵略自体には賛成派なのだろう】


ほう、キミには私が悪いヤツに見えないか。そうかそうか……ハッハー、キミにそう見えるならそれでいい。
私としては戦闘になるのは気が乗らないから、本当に良かった。あまりこの手で”殺害”するというのは、好きでない。


【意識しない所為か、彼の発言はとても本音丸出しで―――癇に障る様な言い方にもなってしまう】
【考えようによっては『直ぐに殺せる』といった発言にも言い換えられる。それを善悪無く言ってのけてしまう】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:05:40.05 ID:nf/tVwMSO
>>728

…お偉い大人達は大きな喧嘩が好きみたいだねぇ、
私も喧嘩は、多少なら好きだけどね、
アイツらが好む喧嘩と私が好きな喧嘩は次元が違い過ぎるのよ。

【彼女が好むのは、もっと普通の、くだらない喧嘩だ】
【……戦争は彼女の割にはとても合わなかった。】
【女性は、背後の気配に振り向く。】


………―――緑にも、この気持ち、わかってくれる奴はいるじゃないの
いやはや、嬉しい限りよ。
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 00:05:49.17 ID:DHj/SACIO
>>732

「お前…信用無くなるぞ…」

【とはいえ自分もあまり人のことは言えない。普通に金を借りて、】
【それを踏み倒したりしたかともあった。】

「上層部…ははあ…軍かなんかに加わってるのか。
飛ぶかぁ……気持ちいいんだろうな…」

【もちろん少女にはそんな経験などある良しも無く、】
【相手に羨望の視線を向けていた。】

「なにぃ!?」

「へえ…驚いたな。そんなにちゃっちゃと殺せるのか?武器もないのに?」

【がちゃ、と刀を揺らしながら言葉を紡いだ。】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/13(土) 00:07:04.89 ID:JQ/q47oAO
>>731

【震えた頬を、そっと撫でる】
【深い意味はない。震えたから、ただ何かしたかと表情を困惑に歪めつつも、】
【ほのかに柔らかい肌――同輩、同性、似た性質を持つ種族のそれに、温もりを寄せた】

……アリシアは、寂しいのか?
人に愛される……私はそれすらも覚えてないから、やり方は分からないけど
あと、別に綺麗ではないし。まだ、アリシアのことが好きかも、分からないけど

【なんとなく、そう解釈したらしい】
【片手は刀で埋もれているため、頬に触れた手を彼女の肩に寄せれば】
【孤独な人形を愛でるように、自分の方へ引き寄せようとするだろう】
【……女性は人形遊びを好む。抵抗されなければそのまま、ふわりと微細な『死』の香を漂わせた痩身は】

―――……私は、アリシアが『欲しい』よ

【優しい。笑ってくれる。可愛らしい】
【その程度でしかない理由は、しかしその程度で充分なのかもしれず】
【恩人の獅子のことは言葉にされないまま、静かに双眸を伏せた】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:08:26.81 ID:64QnHY6DO
>>727

……だったら、自分たちだけで戦えばいいのに。

──やっぱり赤は、嫌いだよ。
ただ壊すしか知らない人たち。……いつかきっと、赤は滅びるよ
力に酔った王獣でも、小さな鼠に倒されることがあるんだから

【自分のキノコ傘へと向けた右手。それを身体の横へと力なく垂らし】
【ぎり、と。金属の擦れあう音が相手に聞こえる程に、鉤爪の存在する両手を強く握り締める】

【相手へ投げ掛けたのは、外部への戦争ではなく内部での内戦】
【残虐な思考にも聞こえるだろうが──】
【戦火が及んでほしくないという考えからくる、侵略される側の精一杯の抵抗だろうか】

んっ……

【キノコ傘に感覚があるのかどうかは不明だが、消毒薬を塗られて一瞬ぴくりと身動ぎをする】
【もしかすると、キノコについている胞子的な何かまで消毒されているのかもしれない】
【だがそれ以降、彼女は大きな動きを見せることなく】
【治療が終われば小さな声で「ありがとう」と告げるはずだ】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 00:18:23.21 ID:wwiUPTHHo
>>734

ハッハー、その程度で私達の友情は崩れないのだッ!

【今のところは問題無い。それは単に彼という人格の理解者だからだろう】
【普通ならばっさりと切ってしまうような人格だろうが―――彼にも彼なりの良い所があるからか】


気づいたら入れられていたな……何故だ、この素晴らしいボディの所為か……。
む?空を飛びたいのかね。なんなら私に乗っても一向に構わないがッ!!


【胸部のコックピットを指さして胸を張る。無理矢理乗り込めば、なんとか入れるだろうが】
【先の上空での速度を思い出したなら遠慮するだろう―――コイツは、スピード狂なのだから】

【彼に乗り込んだ暁にはそれはもう大変な大惨事になるのは眼に見えている】


あるさ、この両腕から伸びる翼を良くみると良い。割と良く切れるダブルブレードだッ!
そして更に私の圧倒的な”速さ”を以てすれば――――大体、なんとかなるというもの……ッ!


【ヒィン、という耳鳴りに近い音。それに相次いでパンッ、と空気が弾ける音。音速を破った証拠】
【彼が両腕の翼に取り付けられたブレードを見せた後、彼の両手足につけられた噴射式加速装置が吠えたのだ】

【1秒。たったの1秒ではあったが移動するには十分。彼は目にも留まらぬ速度――音速を以て数十メートル横に移動していた】
【その証拠に彼が立って居た場所から、現在彼が立っている場所までの大地は彼の脚で削れていた】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:20:03.53 ID:FFyVcTXFo
>>730

私は白の大陸円卓騎士団が部隊長の一人ッ!ーーーーイスラ!

【いくら敵同士とは言え、その名を名乗った者に対して、自身の名を名乗らぬのは作法に反す】
【一人の騎士、その者として、その礼儀には答えるその者え抱く、それが女の道、感情は別として…ではあるが】

【競り合いのその間の中、男を見据え、そう叫ぶ、そして押す】
【両者の勢いはそこで衝突し、押しこむ、捻じ込む、その柄に力を込めて、肉体に鞭を打ち】
【そしてーーーー弾き返す、その柄を大きく振り、男は吹き飛ぶ】

【が、攻撃を凌いだまで、相手の速度は並では無い、直ぐ様体勢を立て直す相手を確認し】
【男のペースに持っていかれては不味い、…どうするーーー同対処する】

チィ…猪口才ッ……

【刹那の間、その動作は全てが一瞬で、しかしその一つ一つの行動の複雑さ】
【見る、と実際やるとでは、ここまで違う物】

【地から下から地を蹴っての加速、その攻撃、女は翼を羽ばたかせ更にその場で上に、そして旋回、それは一瞬で行われるが】
【男は早かった、その剣が大きな翼に触れる、その一枚を斬る、鈍い何かを切り裂いた音、そこからは真紅の物が垂れ、噴出す】

【クッッ……ゥその激痛に苦しむ物の、その旋回は行われる、】
【そして、翼を斬られたものの、その翼はあと三枚、その着られた一枚の翼もまだ使い物にならない訳では無い】

【女は旋回し、その男の真横、剣を上に上げた男の真横で一気にその大剣をスイング、】
【その痛みにより、力は先程より入っているわけではない、翼を着られたことでバランスも崩している】
【だけど、目の前にいるその男、其れ目掛け、何処でもいい、何処かに当たれば良い、とそのミートを上げるためにも刀身の側面でのスイング】
【その速度は早い、大剣だとは思えない速さ、何故か、それは此の女がその力を持っているから…それともう一つの秘密、その異常に長い柄、それの端と端を持ちのスイングであるから】
【それは早く振ることが出来るのである】

吹き飛べッ!!
ーーーーーーーーーオラアアッーーァ

【と怒号の如し声を張り上げ、その者めがけ振る】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:20:21.57 ID:nBbfgfsZo
>>733

赤の大陸の種族らしい言葉だな
姉さん、スチームメタルだろ?

【じーっと相手の容姿を眺めながら相手の種族名を答える】
【顔、胴体、脚、と順に視線を下ろしていって最後に顔に戻す】

姉さん露出すごいな

【と、どこか呆れ顔で呟いた】

俺はそんなに戦うのは好きじゃないんだけどな
ただ、あんまり種族で毛嫌いされるのも癪だ

【うんうん、と両腕を組んで頷いている】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:24:14.84 ID:hcjgUW+X0
赤木さんここでも女キャラとしか絡まないんですかwww
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 00:30:26.80 ID:1DRXm+OJ0
>>735

【黒のある将軍に能力を見留められ、工作員となり】
【赤とも青とも付かぬ、胡散臭い機装の戦士に命令を下す】
【――そんな立場に、曲りなりにも在りながら】
【上位の存在から与えられる愛情には、心を蕩かされてしまうらしかった】

【「寂しいか」と尋ねられて、少女は暫くの沈黙を保つも】
【我慢できなくなって――こくり、と。青白く細い首筋が倒れた】

……、………はぅ、。。

【抱き寄せられて、最初のうちは夢見るようなぐちゃぐちゃの顔ができていたけど】
【求めていた感覚を認識できた途端、熱を秘めたままに頭が覚めていく】
【唇を軽く濡らすと――片方だけ、腕を腰に回して】
【求めるならもうひとつもと、細められた視線で促す】

 【伴侶を得られない孤独なダーク・ロードが、私財を擲って作らせた人形】
 【ただ愛でるため、ただ傍に置く為に創造したのかも知れないが】
 【無意識に浮かべてしまう、蠱惑的な表情はまるで――】


【「好き」と断定して貰えないのが、少し寂しかったけど】
【それを試すような伏線は、動作として既に張っておいた。後は】

ずっと一緒は、できないかも知れませんわ、
これから、わたしはこの地――緑を「手に入れる」ために、戦わねばならないのです

……、だけど、あなたがそう言って下さるなら
空繰り/機械でお許し頂けるなら……わたしを、捧げたく存じます

せめて今宵だけでも、褥を共に――

【気取った言葉を使う、歯が浮いてそのまま喉奥に墜ちていきそうな】
【身長差からすれば、胸か腹の上の方になるだろうか】
【造り物。だがそれだけに、完璧な愛嬌を与えられた(筈の)貌を】
【グルナという海に沈みこませるように――そう、ただ、そうしたのだ】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/13(土) 00:31:02.45 ID:t94PdbMz0
>>736

…黒もほとんど赤みたいなものだぜ?
戦闘バカが赤。赤より頭が良くなった分歪んだ奴等──ってのが黒。大半の奴らはこんな感じだわな。
うん、嬢ちゃんの思うイメージそのまんま。

ちなみに──俺も、滅びると思う。滅びそうになったら青にでも逃げるさ…ほい。終わり。

【ガーゼを充て、それを固定して留めながら、自身が暮らす国が滅びるであろうと──軽い口調で言い放った】
【まるで自分には全く関係のない話のように──】

…正直、緑は危ない…。俺ら赤や黒が攻めてくることはもはや免れることは…できない。
俺の力で止められるような問題ではないから、どうしようもできない…
その鉤爪…戦う為…いや、守る為の獲物だろうが…止めておけ
嬢ちゃんじゃあ…俺じゃあ…

…無念だが…どうしようもできないんだ

【ポーチのジッパーを閉めながら、唇を噛み締める】
【1人の男でどうこうできる問題ではない──それは当たり前のことであった】

…ん? 良く聞こえんなぁ。 クククッ。
もしお礼を言っているのなら──「ありがとう コーディーお兄ちゃんっ!!」って言ってもらわないと聞こえないなぁ。

【にやにや】
【意地悪な男だ。ホントははっきりとその小さい「ありがとう」を聞こえていたはずだ】
【本当は先ほど少し暗い話になったので、それを払拭しようと仕掛けた行為なのだが】




743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 00:31:22.18 ID:DHj/SACIO
>>737

「お前に乗る…?」

【少女は思い出した。ラクシュル上空での彼の動きを。】
【動体視力がズバ抜けていたため、何とか視認できたのだが…】

「い、いや遠慮しとく。あれだ。中で吐いちまうかもしれんからな。」

【速すぎてである。どうも思考するに相手は「速さ」に誇りを持っているようで、】
【それは自分が刀にプライドをかけるのに似ていた。】

「は…?」

「お、おおっと!!」

「……これは…」

【唖然呆然。少女は目を丸くして相手を見つめる。】
【卓越した動体視力で物を終えなかったのは初めてだ。】

「なるほど…言いやがる実力は持ってるんだな…」

【それから少女は少し考える。】
【何かを思考していた。どこか真剣で、そして抜け目ない。】

「よし!!真空の超音速=I私はお前のこと気に入ったぜ!」

「よく聞けよ!この出会いは「運命」だ!!またと無い人との出会いを逃すのは勿体無いだろ?というわけで…」

【相手に近づき、そして、】

「お前―――――――――――私と友達になれ!」

【笑みと右手を差し出した。】
【純粋に光る瞳は、汚れを知らず、月夜の下爛々と輝いている。】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 00:40:51.15 ID:wwiUPTHHo
>>743

確かに以前、スモールロックを乗せたときシートを汚されたな……うむ。

【中で吐いてしまうかも、という言葉に過去の出来事を思いだした】
【詳細に言えば、彼のコックピットの中は吐瀉物と排泄物で塗れたという魔の事件である】

【速さに誇りをかけるあまり、色々な事を振り切り置いてけぼりにしている】
【乗せる者の事を配慮しない、というか出来ないのが彼であった。件のスモールロックは高速恐怖症になったとか】


速さなら誰にも負けないと自負しているよ――――最高速度は”超音速”だからなッ!


【そして”よく聞け”と言われて腕を組み毅然とした姿勢で彼女の言葉に耳を傾ける】
【近づく彼女が発したのは―――”友達”になれという、なんとも赤と緑では有り得ない言葉】

【それに彼は脚を折り、片膝をついてモノアイカメラでじっと彼女の顔を覗き込み】


既にキミは友人と思っていたが―――改めてキミと友人関係を構築しようではないかッ!!


【機械音を鳴らして黒い右手が優しく彼女の手を握る】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:41:43.65 ID:nf/tVwMSO
>>739

んぁ?あぁ、
こっちの格好の方が動きやすいからね。

でも女の体をそんなにジロジロ見るんじゃないよ!
恥ずかしいでしょがッ!!

【無茶苦茶である…】
【自分から出している様なものなのに見るなとは如何に……―――】

そうだよ。私はスチームメタル。
スチームメタルのミルコってんだだ。宜しくね

【女性――ミルコはそうエルフの青年に手を伸ばす。】
【握手を求めているようだ……が、果たしてそれに答えるかどうかは青年次第だ。】

大丈夫だよ。私は相手がどんな種族でもあんまり敵対がどうのこうのは気にしないから
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:49:22.86 ID:nBbfgfsZo
>>745

おいおい、姉さん。自分から出しておいてそりゃねーでしょ
見られたくないなら何でサラシにスパッツなんだよ

【女性の文句に呆れ顔のまま反論(?)をする】

俺はエルフのヴィルヘルム。ヴィルヘルム・ハーバート
長いからウィルとでも呼んでくれよ

【握手にはしっかりと応じて笑顔で握り返した】

で、ミルコの姉さんはアトランティスに何をしに?

【握手を終えてから、首を傾げてそんな質問をした】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/13(土) 00:49:29.08 ID:JQ/q47oAO
>>741

【――グルナには、何も存在しない】
【けれど、引っ掛かるものはあったらしい。腕を腰に廻されれば、】
【そっと手を離してから一歩ほど踵を引き、頭を撫でようと僅かに距離を取った】
【光の差し込み方で明暗を変える瞳は、そっと細められてから、愉しそうに唇を吊り上げてみせ】
【よしよしと、甘やかしたいのか優しく撫でてやろうとする小さな頭を、嗚呼、本当に『欲しい』と思ってから――】

……アリシア。
ありがとう、ひとつだけ思い出した

【不意にフラッシュバックしたものがあった】
【暗い海に沈む肢体を抱く自分。驚く程に冷えた頭はそれをあっさりと受け入れて】
 【詰まるところ、今、私がしなければいけないことは】

私――『動かない人形』が、好きなんだった

【――――紡がれた一言と共に、振られた左手は近くにある木の幹へと刀の鞘を突き立てた】
【身の丈よりも長い刀はそうやってでしか引き抜かれず、もし、彼女が此方の思うまま髪を弄ばせていたならば】
【更に半歩ほど脚を引きながら、無理矢理お辞儀でもさせるように上体を折らせようと力を込めるだろう】

【ぞろりと引き抜かれた刃は、錆び付いたようにボロボロの様を現しつつも鋭利に輝く】
【頸を差し出す形を取らせようとする手は、けれど、何故だか『愛しいもの』を扱う感情に濡れていて】

だから、そういう風に、なって

【そう囁く声は――あまりにも普遍的な、狂気に塗れていた】

【勿論、どのタイミングでも逃げることは可能だ。グルナの行動には明確な隙がない代わりに完璧とは離れている】
【けれど、どうであれ引き抜かれた刃は、彼女の血を吸おうと飢えるように光らせて――揺れるのだ】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/13(土) 00:54:32.95 ID:7EvS6lamo
>>738

「…ふッッ!!」

────咄嗟に、左手を衝突させる事での対処。
堅い皮を持っている訳では無い、が、通常重さ≠ノ任せて叩く武器であり、切り落とされる℃魔ヘ無いと判断。


──バチィッ!
僅かに紫電が迸った瞬間に、その力によって文字通り吹き飛ぶ>氛氛氛氛氓ェ、勢いのまま地に直接衝突しなかった事で、致命傷にはなってはいないだろう。
恐らく、あの速度では────再び舞い戻る事に時間は掛からない。


────そして、彼は来た。
多大な衝撃の盾となった腕は力無く垂れ下がり、地を転がったのか幾つかの傷を負いつつも────

≪閃光≫の如き素早さで、地を駆け、空を舞い──標的に対し真っ直ぐに襲い掛かる────!



「────さぁ、見てな?俺様≠フ時間を始めるぜ────!」


「この一撃で────────」

  【──── ディザスターソード ────】

「────沈め<bッ!!」

────魔翌力を高めた剣を握り、猛スピードで相手の頭上へと飛翔。
剣から解放した烈光≠ニ共に落下し────天から降り注ぐ雷霆の如く、一気にその暴力≠叩き込もうとする。
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 00:55:05.94 ID:64QnHY6DO
>>742

……あなたは、不思議だね。
赤の人なのに、まるで赤が嫌いみたい

【相手の言い方に、流石に違和感を覚えたのだろうか】
【警戒とも、不審ともまた違う──疑問と、少しばかりの笑みが混ざった表情で彼女は問い掛ける】

【緑の大陸が好きで、森が好きな彼女にとっては】
【きっと故郷のことを蔑ろにする気持ちが理解できないのだろう】
【そして同時に──赤によい感情を抱いていないと思われるスチームメタルに対する共感の気持ちも、抱いていた】

──この爪はね、生きるための鉤爪だよ
戦うことも守ることも、私には出来ないから
だから、せめて生きるために私は爪を使うの。

……臆病だって言ってもいいよ
でも──私には戦うことは出来ないから
守るものなんて、守ってくれるものなんて、もう私にはないんだから

【彼女の爪は、ただ生きるために必要なもの】
【戦争に加わるには、彼女は臆病で。更には力が足りなかったから】
【だから彼女は──与えられた爪を、ただ生きるために使うのだ】
【まだ幼さの消えない、このドリアード。そういえば──親は、どうしたのだろうか】
【親がいたのならば、そもそもこのような泉など使わずとも治療が可能なはずなのに】


……、……べ!

【そして、どうもその一言が気に食わなかったらしく】
【ありがとうの言葉どころか、舌を出してのあっかんべー】
【──やや、生意気なところもあるようだ】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 00:56:20.47 ID:DHj/SACIO
>>744

「前例があったのか…」

「超音速…その通りだな…私でも捉えられなかった。」

【いや、それほど驚くべきことでは無いのかもしれない。相手の速さは超一流と形容してもしたりないほど。】
【二つ名「真紅の超音速」。まさにその通りである。】

「おお!そうかそうか!なってくれんのか!」

「はは!ありがとよ!また一人友人が増えたぜ!!」

【嬉しくて嬉しくて、ブンブンその手を振る少女。】
【太陽のような笑みはどこか幼く、そして天真爛漫であった。】
【そしてやがて手をほどき、彼女は懐中時計を開ける。中の文字盤をみて、】

「おっと…こんな時間か…」

「そろそろ私は行かなきゃ…旅の準備があるんだよ。」

「じゃあな!アルセナール。お前とはまたどっかで会う気がするぜ!」

【運命は人を引き付ける。引きつけて、惹きつける。】
【全ての出会いが必然であるように、彼女もまた次の出会いを予感していた。】
【そうして言葉を紡ぎ、彼女は名残惜しそうに踵を返す。】
【このまま何もなかったら、やがて何処かへ行ってしまうだろう。】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 01:04:38.67 ID:wwiUPTHHo
>>750

いやはや、キミの隙の無い仕草も中々さ。

【事実、彼は彼女の隙を伺っていた。ほぼ無意識にではあるが】
【それでも彼女に隙は見えなかった―――故に、流石といったところ】


ハッハー、友は多いほど良いものだからなッ!!


【ぶんぶん、と振られる手を握り返しながら嬉しそうにボリュームをあげる。うるさい】
【やがて手が解かれ、彼女が懐中時計を確認し別れの時を告げる。それに軽く頷き】


そうか、ならお別れだ。良い休息になった……また会おうッ!


【まためぐり合うのだろう。それがどんな形であるかは、誰も知らない事だが】
【しかし例え次に会う時が敵でも、彼はあまり気にしないのだろう―――細かい事は気にしない】

【踵を返し去る彼女を軽く見送り、その場で通信を始める――――】


あーあー、聴こえるかファウストッ!私に緑の友人が出来たぞッ!ハッハー、良いだろうッ!?
この調子で白にも青にも友人を作るぞッ!なに?任務?そんなものはどうでもいい―――っと、続きは帰ってからだッ!!


【通信遮断。どうやら緑の連中がやってきた――殺気を感じるから、きっと防衛隊だろう】
【即座に彼は戦闘機へと”変形”し、来た同様に爆音を奏でて―――超音速で緑から赤へと帰るのであった】


/お疲れ様ですッ!
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 01:05:56.07 ID:DHj/SACIO
>>751
/おつでした!
/ありがとうございました!!
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 01:10:14.67 ID:1DRXm+OJ0
>>747

【肝が冷える、血の気がすっと引く、背筋が――】
【人形の少女には到底在りもしない現象、ばかりだが】
【慣用的には、確かに彼女はそう感じたようだ】
【細い芯を折られそうになり、もがく形相は必死――、必死、なのだけど】

 【どこか、彼女にさえ愉悦を浮かべた風があるのは】
 【きっと――女性の狂気が見せた、幻想のたぐいではない】


……嗚呼、主様の在った頃と同じでしたら。
グルナの愛を、余さず受け止められましたのに

【皮肉といえば皮肉であり、実際にそれは悔やむ様な想いとして結実する】
【この侭で居れば、昔の侭でいれば、ずっと二人で居られる】
【人形は腐らないし鳴かない――そこに有るだけで、価値が「あった」】

【だが『マテリアガイスト』は、そうも行かないらしい】
【悲鳴より先に漏らした嘆息と共に、彼女の弛み無い頬に「孔」が開き】
【そこから。びたびたと水音を上げながら、何かが這いでて来る】
【敢えて名状するなら、『蚯蚓みたいに見えるもの』が――ぜん動し、何匹も】

【それらはグルナの手や腕に這い上がり、噛み付こうとするだろう】
【傷は小さいが痛みが強く、常軌であればとても無反応では居られない】
【少なくとも――背を折る行動に、支障が出る程度には】

欲しいのに、愛しいのに、誰も応えて呉れない……
あなたも一緒だったなんて――わたし、ゾッとします。

【そして隙が生まれたならば。少女はグルナの拘束から抜け】
【今度は、その肩を逆に掴んで。支えとして、自分を強引に持ち上げ】


グルナ………、様。]

――わたしの我儘を、まず許して頂けませんか?


   【――――唇を重ね、相手の舌を舐ろうと試みるだろう】


【それはほんの僅かな間の交錯、どうしようも無く短い時間だが】
【少女に抱く欲望の代償のように、魂を直に吸い取られるが如き虚脱に襲われるだろう】

【すぐに回復する、グルナの生命に支障を来さないレベルだけども】
【彼女は――とにかく、恋の傷跡を刻みたかった】
【存在しない存在を証明する、二人称の認識を造りたかった】

【ここまでの行動に成功したなら、名残惜しげにグルナの目を見て】
【刹那、瞑目した後――いちど、距離を広げようと動き始めるはずだ】
【その僅かな隙を、狙われなければ良いのだが】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/13(土) 01:12:50.54 ID:t94PdbMz0
>>749

…嫌いって訳じゃ無いが…面白ェ奴いっぱいいるし…でも好きって断言は出来ないな…

【正直な所、やはり自身の生まれたその国への疑問符はあった】
【彼の親は軍に所属しており、機械の部分が通常のスチームメタルより多く生まれた彼が兵としての教育を施されるのは必然であった】
【周りの連中はほとんど戦闘狂──血に飢えた獣ばかり。彼の父もその獣に該当しており──】
【そう言った環境に反発した結果──逆に彼をこのような性格にしたのかもしれない】

…。

(守ってくれるものが無い…? …いや、やめておこう)

【──『守ってくれるものなんて、もう私にはないんだから』】
【一瞬その言葉に体が反応する】
【咄嗟に『それ──どういう意味』と尋ねたくなる欲望が湧き出るが、彼女の表情を見て──それを無理やり抑え込んだ】

おいおい、あっかんべーは無いだろあっかんべーは。
そーんな失礼なことしたらお母さんに怒られるぞ? ハハッ

【あっかんベーをする彼女をニコニコと見つめながら、彼女の反応を楽しもうとした】

755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:18:50.00 ID:nf/tVwMSO
>>746

あぁ宜しくね、ウィル


っ!…………良い事聞いてくれたね!ウィル
実に良い質問だよ!

【ここに来た理由を聞かれた途端、ミルコは子供の様に目を輝かせて】
【ビシィっ!と指をウィルに向ける。よほど聞かれたかったのか】


戦争が嫌で中立のこの青の大陸に逃げてきたってのも理由の一つだがね、
でも、そんな物はあくまで小さな理由の一つに過ぎないっ!!

私はな、大きな喧嘩にゃ興味はねぇ!!!だからそんなモンよりもっともっと大きな夢を叶えるの!!


私はこの都に夢を叶えに来たんだよッ!!
『私は自分の世界を広げる為に来た』のさッ!!色んな奴らと会って未だ未だ知らない世界の事を知りに!!

要するに、私は世界中に友達を作りに来たのさ!!!

【ミルコは高らかに夢を語る。】
【子供らしく目を輝かせて語る夢もまた子供らしい物だった】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:20:03.97 ID:FFyVcTXFo
>>748
【吹き飛ぶ男、致命傷は受けていないものの、その腕、体、それは大きな傷、を受けていると見れる】
【その舞い戻るまでの時間、其れは十分に自身の体勢を立て直す時間があった】

【この翼の傷も疼くであるが、数々の戦場を駆けて、その痛みを背負ってきたのだ、此れくらい…慣れている】
【男がその自身の頭上えと、女のその目、それは落ち着いていた、その男の動き、それはとてつもなく早い】

【が、その動きは見える、まるで歩くような速度、しかし実際はそうではない、今現に、猛スピードで突っ込んできているのだ】
【沈むわけにはいかない、敵を前に、引くわけにはいかない、その力、その体は更にその力を求める、体は其れに答える】


【その女の速度も十分にある、しかし、その剣激を完全に回避することは不可能であろう、そして防御にでは何も解決しない】
【攻撃、それが最大の防御、肉を切らせて骨を断つ、女はその大剣を片手、右に持ちつ、そしてその体その首を右にずらす、】
【衣装な速度のため、その剣激が当たるまでの間は一瞬、その剣は肩、目掛け振り下ろされる、そして女の左肩にそれは食い込むだろう】

ア"ア"ア"アアア"ーーーーァ"アアアッーーーー!

【悲鳴、それは激痛での悲鳴、しかし其れと同時にその体の筋肉が絞まる、止める、その剣を、その肉体で】
【その叫びながら上がるのは右手、その大剣、それは先程までの女では片手でふろうが、其れほどの威力は期待できなかったであろう】
【しかし、今は違う、その力、格段に上がっているのだ、その片手の振り下ろしすら、その両手での衝撃に負けない物】

【それをその目の前で剣を握る、その目掛けて振り落とす、大剣の強大な衝撃、それを振り下ろす】

【あたろうが当たるまいが、それが最後の一撃、これ以上その状態で勝負するのは危険な状態、その女の肉体に剣食い込ませる者に向い振り下ろす】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:23:56.62 ID:nBbfgfsZo
>>755

【びしっと指を向けられるとびくっと肩を震わせる】
【いきなりだったため驚いたようだ】
【だがその夢を聞くと少しずつ神妙な面持ちを浮かべ始めた】

……あぁ、いいんじゃないか
友達作るってのも、悪くねぇよ

【そう、彼は困ったような笑みを浮かべて答えた】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/13(土) 01:26:58.22 ID:JQ/q47oAO
>>753

そんなこと、私は知らない。
私の愛を受け止めれば、ただ動かなくなるだけだ

【褥で共に――それをするならば、動かないようにならなければならない】
【相手の命を愛という刃で摘み取っていく死神に似たその思考回路は、】
【けれど、ドッペルゲンガーという種族である彼女にはよく当て嵌まるものだったのかもしれなかった】

【割と厚着であった彼女だが、手だけはやはり例外だ】
【噛み付かれれば力が抜け、それでも苛立ったように刀を振り回そうと試みる】
【太刀・禍錆――遠心力を操作するその刃を、離れはしたがアリシアの頸に定めようとして】

――――――っ、な……!?

【触れ合うほどに接近すれば、リーチなど意味を無くす】
【突き飛ばそうと伸ばした手と再び振り上げた刀は、一瞬で揺らいだ】

【――グルナの存在など、あってないものだ】
【自身のカタチを持たない彼女が此処にいることを、いったい誰が証明する?】
【けれど、触れ合った唇、薄く冷たいそれの中に舌を差し入れれば】
【反射的とでもいうように、彼女の舌へと自分の歯で噛み付こうとするだろう】

【成功しようがしまいが、沸き上がる一瞬の虚脱に踏鞴を踏みかけて】
【そのうちに離れる少女を、くらりと眩暈を覚えた双眸で睥睨する】
【つぅ、と。噛み付けて、その肉を抉れていたならば。グルナの色合いの悪い唇は、それでも僅かに吊り上がって笑った】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:31:23.94 ID:64QnHY6DO
>>754

……ふぅん。いろいろ、あるんだね
でも、あなたみたいな人も赤にはいるんだって知れてよかったかも

──もしかしたら、あなたが赤を変えるのかもしれないね

【彼女にしてみれば、中途半端に聞こえた相手の言葉】
【だけれども、赤が野蛮な者ばかりでないのが理解できたのか】
【浮かべた笑みは、先ほどよりも明確なものとなり】
【紡いだ言葉はきっと──戦闘狂ばかりの赤の中で、現状に疑問を持てる思考を持った相手が】
【力ではなく知恵で何かを変えられることを、願う言葉だった】

【そして彼女は一度くるりとその場で周り】
【茶色の視線を、スチームメタルへちらりと向けて──】

残念でした!お父さんもお母さんも、もういないもん!

じゃあね、コーディー!木々の祝福があなたにありますように!

【──浮かべた表情は、笑みだった】
【悲しい顔をすれば、余計に悲しくなるから】
【つらい顔をすれば、余計につらくなるから】
【そんな子供じみた考えの元作られた笑みには──年相応では決してない「我慢」が、垣間見えるかもしれなかった】

【その後彼女は、今度は半回転分回ってスチームメタル─恐らく、名前はコーディー─へと背を向けて】
【ぱたぱたと走って、森の奥へ姿を消すことだろう】
【もし何か告げたいことがあれば、これが最後の機会だろうか】
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:39:51.74 ID:nf/tVwMSO
>>757

【夢を語れて満足げになったミルコはニヤリと微笑む】
【相手が若干引いてるのも気にしない。というかそこらへんには気づいてない様だ】

……でしょ?


で、今度はこっちが聞くとしようか
ウィルはここに、この海底都市アトランティスに一体何をしに来たんだい?

【ここまではこっちばかりが一方的に話をしてばかりだ、】
【だから今度はウィルに番を渡す。ミルコは質問をそのままに問い掛けた。】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:43:22.35 ID:nBbfgfsZo
>>760

俺は何をしに来たってわけじゃなくて、元々こっちの生まれ
といっても、最近は旅人になってて久々に帰ってきたところだけどな

【解答役を渡されると自分の所属を答える】
【エルフだが青の大陸の生まれと、少し変わり種のようだ】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/13(土) 01:44:43.13 ID:t94PdbMz0
>>759

俺に赤を変えるチカラなんて無ェと思うが…出来る限りの反抗はするかもなぁ、ハハッ

【正直、少しでも赤の大陸に影響を及ぼすには、まず自らが所属する部隊──第2偵察部隊「レッドファルコン」】
【その舞台の権力を大きくしなければならない】
【赤を変えるための道が他大陸への侵攻の補助──偵察とは何とも皮肉なものだとは思うが】

マジかっ!? …悪ぃな。 でも俺と一緒だな!!
俺はコーディー=ウィリアムス!! 嬢ちゃんの名前、教えてくれよ──

【『父も母もいない』──意表を突く返答に若干動揺するも】
【自分と同じ境遇に若干親近感も沸いていた。父は戦死、母は病死。共に5年前の出来事であった】

【そして背を向けた彼女に聞こえるように、大きな声で少女の名を尋ねた】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/13(土) 01:48:34.74 ID:7EvS6lamo
>>756

「────ッ!!」

大剣が命中し、胴体の半分を完全に切り落とされ>氛氛氛沛チ失。
彼を構成していた色≠ェ剣ごと、花弁の如く散り去った──

──のだが。
「──チッ…」

離れた場所に、右の掌で腹部を押さえて佇む男────それは今戦闘を行っている彼≠ナ間違いはない。
まさか、文字通り瞬間移動≠ナもしたと言うのだろうか────

「────次は今回のようには行かないと思え…ッ!」

そして、再びの消失>氛氛氛沚。度は、飛翔しての撤退。能力を隠している、とは考えられない。
やがてその姿は、闇に呑み込まれて消えた。
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 01:50:22.50 ID:1DRXm+OJ0
>>758

【蚯蚓(と呼称することにする)は、一連の行動で幾らか振り払われたが】
【残った数匹はまだ拳の上にあって、牙を立て続けていた】
【すぐ潰れると考えているからか――袖の下には、入り込まず】


【そして。噛まれる事を想定していたからこそ、ごく短時間とした接吻は】
【余り幻惑効果を産まなかったらしく、牙が柔らかい肉に突き立つ】
【あって無い様な物なので、裂けはしなかったが】
【「あぎぃ」とでも文字化できそうな短い悲鳴は、鼓膜を剥ぐように響いた】

 【――それだけ、痛みが有ったのだ】
 【グルナの口内にも、無機質の甘美が駆け抜けるか】

【だが怯んだとは言え、逃走という行動の結果は変わらなかった】
【危うく転びそうになりつつも――何とか堪えて、刀の圏外へ】


……動かなかったのですわ、かつては
でも《マテリアガイスト》になったから、自分の足で立つようになってから
何故でしょうね――わたしは、羨ましいのかも知れないです

生きてる愛が、緑の鼓動が……綺麗なんです
だからわたしは、それが「欲しい」

【静物と生物。どちらに価値を見出すかは、違うが】
【破壊を伴う歪んだ愛という点では、そう異なる様にも思えない】
【確かに――心が響きあった瞬間だって、きっと有ったハズで】
【それだけに彼女は、グルナに抱擁して貰えない事を、悲しんだけども】
【所詮は強欲な幽霊。生への執着に、無償の愛は敵わず】

分かってくれるって、『信じてます』
……グルナ様がわたしの事を、欲し続けて下さるなら。

いつかまた、アリシアめを抱いて下さいな
わたし……楽しみにしていますわ

【最後に、また誘惑の色を孕んだ笑みを表情に貼り付けて】
【路を阻むように。口内でグルナの生気を「食わせ」殖やした結果】
【文字通りの雲霞と化した羽蟲を頬からイジェクトし――彼女は、逃げようとするだろう】

【この虫たちに勝つことも無視する事も容易だが】
【こと、「突破」については――それなりに、骨を折りそうだ】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 01:59:45.33 ID:64QnHY6DO
>>762

【彼女がどのように両親を失ったか──それは、今は語らない】
【しかし、たった数言の言葉で分かることもあった】
【それは。彼女が悲しみやつらさを笑みに変えてしまわなければいけなかったこと】
【すなわち──悲しいと、つらいと。そんなことを言える仲間が、いなかったこと】
【もし己の心中を打ち明けられる誰かがいたのなら】
【彼女はこんな、何かを耐えるような笑みを浮かべることもなかっただろう】

【しかし、そんなことなど気にしないとでもいうかのように彼女はまたくるりと回り】
【最後に一度だけ、コーディーの方を振り返って】

──エルヴィ!ただの、エルヴィ!

【苗字のない、単純な名前を彼女は笑って紡ぎあげる】
【そしてそのまま──親無しのエルヴィは森の中へと消えていった】

【──夜の森は、この時期でも肌寒い】
【親がいないのならば、家だってないはず】
【彼女はきっと。親を失ったその日から、寒い森の中。ひとりで夜を過ごしていた】

/お疲れさまでした、ありがとうございました!
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 02:00:13.88 ID:FFyVcTXFo
>>763
【胴体が切り離された者、それを見届け、力が抜ける、散りゆく男を見て、そのまま、力を失ったかのようにゆっくりと降下】
【離れた場所のその者には気付くこともなく、天使は緑の絨毯、そこに膝をつき降り立った】

傷…が深い………か…これは少々やり過ぎたな……

【息を荒上げ大剣を地面に突き刺して、其れを背もたれにより掛かる、右手でその傷跡をさすって】
【いつの間にか天使は深い眠りにつく、後日、緑の大陸の者がそれを見つけて、その白の大陸の者に連絡を入れるだろう】

【そして白から迎えが来るだろう、そこで暫くの休憩、ボロボロになった体を癒すために、長く眠りにつくのである】
【そして目覚めたときには白の大陸、その場所で、目覚めるであろう】

/お疲れ様でした!長らくありがとう御座いました!!
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 02:04:42.59 ID:nf/tVwMSO
>>761

ん?何となく緑と思ってたけど違うんだ?

【事実を聞いて、少し驚きを見せる】
【というか、そもそもエルフだから緑っぽいというのも実はあくまで推測だったのだが】

そうか、旅人かぁ。
…世界を廻っていくのもも楽しそうだなぁ。


………さてもうこんな時間か、そろそろ私は行くよ。
有難うね、ウィル。
じゃあまた何処かで会えたら会おう。

【ミルコはそうウィルに背を向けて、歩き出すだろう】
【未だ何か声をかけるならば、次が最後になるだろう。】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県)[saga]:2011/08/13(土) 02:05:40.58 ID:t94PdbMz0
>>765

エルヴィ…じゃあな、エルヴィ!!

【精いっぱいの笑顔で彼女を送り出す】
【彼女の笑みの内側──その笑みに隠された悲しみをコーディーはある程度は理解できていたから】

…生きろよ。エルヴィ。

【彼女もいなくなり、すっかり暗くなった森の中】
【場違いな格好の男が、そう──呟いた】

//ありがとうございました!! このキャラでの初ロールなのでいけ好かない点もあると思いますが、少しでもいいロールができるように
精進したいと思います!!
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 02:06:33.33 ID:nBbfgfsZo
>>767

あぁ、またなミルコの姉さん
またどっかで会えるだろうよ

【歩き出したミルコに手を振って見送った】

//お疲れ様でした!
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/13(土) 02:07:37.10 ID:JQ/q47oAO
>>764

……邪魔だ

【リーチが有りすぎるくらいの刀を、余りにも適当に振り回して自分の手ギリギリを薙いでいく】
【痛みは感じるらしく、僅かに歪められた表情は最終的に舌を打ち、垂れ流される黒い液体は緑の大地を穢した】
【口の中で転がした他者の感覚も、今の女性にとっては初めてのものだが、】
【不快感か恍惚かも分類出来ない『何か』を必死に消化しようとする表情は気難しげだった】

生きてる愛なんて要らない
私より先に死の深淵へと落ちてくれれば、それで全部満足できる

【死が抜けたものを、愛したい】
【グルナは――まだ思い出してはいないが――死が、酷く怖かった】
【だからこそ、愛する者は先に殺しておく。そうすればいずれ襲う死を恐れることはない――】

――愛には代償が必要だと、知ってるなら

【友愛ならば受け入れようが、アリシアの望む慕情はグルナの中では愛故の死へと値するものであった】

【――カチン、と、刃が鞘に納まる音が逃亡のアリシアの路を追うように響くが、それだけだった】
【紅蓮を纏うドッペルゲンガーは、彼女の死を付け狙うように同じ姿で後を駆ける事なく向日葵を眺めていたが】
【やがて――自身が思い出した過去の性癖も、何もかもがどうでも良いもののように瞳を伏せ、獅子の家へと帰宅することにした】


/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 02:08:58.07 ID:nf/tVwMSO
>>769
/乙でしたー!
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 02:16:22.06 ID:1DRXm+OJ0
>>770

【その後、息を切らせながら緑の辺境へと戻った彼女は】
【そこで待っていた者たち――赤とも青とも付かぬ傭兵に、こう言われた】

「ふぇふぇふぇ、心なしか肌に艶が出ておりますな?
 これは大方、恋でもお覚えなすったんじゃ……ふぇっふぇっ。」

『あはっ……。
 稲作地帯を制圧したら、お赤飯を炊いて差し上げましょうか?』

【――「私語は慎みなさい、暁天機身のアルテナ、そして凶顎銘機のフォルネ」】
【居丈高に紡がれた声は、明らかな焦燥を孕んでいたらしい】

//お疲れ様でした!
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 09:16:28.84 ID:5qiGUsB0o
【緑の大陸・流れも緩く水も澄み、ある程度の深さを誇るとある大河】
【そこで朝早くから、一人の魚人がバシャバシャと水音を立てていた】

―――いやあ、さっすが緑の大陸。自然そのものが生きてる感じだね!

川魚はみんな肥えてて美味しそうだし、他の水生動物も元気いっぱい
ここらで暮らしている人たち、毎日さぞ楽しいんだろうなぁ……
……案外、川も海より良い点が多いって思い知らされるねっ、うん

【彼は独り言を川の流れに織りまぜながら、潜って跳ねてを繰り返す】
【赤い髪はその中でもよく目立ち、川岸には彼のらしい骨槍と青い服が置いてあって】
【広い草原と青空の下、こういった物事というのはよい目印となるかもしれない】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 14:34:05.19 ID:tryP9lKIO
緑の大陸、鬱蒼と茂る樹木は陽を適度に遮り伸びる
…そんななか、一本の枝に腰掛け幹に身体を預ける、ひとりの青年が居た
青色の髪が時折風に靡き、瞼は閉じられその奥を確認する事は出来ない

どうやら、眠りについている様だった
ぴちょん、ぴちょんと、時折、青年の髪の先から液体が地面へと垂れ。…案外この、青からの観光者を発見する事は容易だろう
確認出来るだろうか、青年の膝の上には《万屋 割となんでも》などと書かれたノートが置いてあった。
時折左右に揺れる首、放って置いても起きるのは直ぐか

/返信がたまに遅くなる恐れがありますが、よければ
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 14:56:20.50 ID:6Gfo/MBLo
>>774
【鬱蒼とした森の中、鋭い矢を射る音がその静寂を乱す】
【ちょうど青年の真横の枝にも、流れ矢が刺さるだろう】

【更に聞こえるは、死霊呪文】
【黒の大陸の秘術である呪文を発するのは、マキナスエルフの男】

【陶器の様な肌と対照的に暗闇の様な髪、尖った耳】
【鞘に入ったシミターに、構えているのはショートボウ、狩人の様な服装だ】
【髪色と肌色さえ違えば一般のエルフの狩人とも見間違えただろう】

……

【男は呪詛を唱えながら、青年の寝ている木の根元へ向かう】
【そこには、矢に貫かれた哀れな兎の姿があった】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 15:31:33.99 ID:tryP9lKIO
>>775

「ーー……でっ!?」

風切る音と、刺さる音
それだけで青年の意識を一瞬取り戻すには十分んであり
いきなりガバッと上体をあげた青年が木から滑り落ちたのもまた必然であった
強か身体を打ち付け痛そうにしながらも、直ぐに辺りを見回す事が出来たのはディープアーティストだからこそ、だろう

初めに目に入ったのは、口許を妖しく動かしながら接近する男
容貌から見るに、黒の住人かとあたりを付ける。それならば少し、危険か

「…よ、よお。お前、なんの用さ」

そろそろと後退しながら、引き攣った笑顔でもって呼び掛ける。
果たして言葉が通じる相手なのかどうか、それすら判然としなかったが。

/次からはもうちょい早く返せそうです…ごめんなさい
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 15:53:17.49 ID:6Gfo/MBLo
>>776
……芸術家気取りの雑魚がいたか。

【口の中でそう小さく呟く】
【声はとても小さく、余程耳がよくなければ聞こえないだろう】
【恐らく、ディープアーティストという種族そのものに対する男の評価だ】

【呪詛を途中で止め、男に顔を向ける】

ああ、僕はこの辺で少し狩りをしていたんだ。
最近は軍需で食べ物も高くなっているからね、自給出来る物はそうしないと。

【と、まるで”ここ”の住民の様な話を始める】
【”ここ”では有り得ない呪文を唱えていた事など、なかったかのように――】

とりあえず、そこ、どいてくれないかな?
僕の仕留めた獲物だから、そいつは。

【と、青年の足元を指差す】
【そこにあるのは死後間もない兎だ】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 16:05:01.35 ID:tryP9lKIO
>>777
呪詛が止み、男の口が二三動く
その内容は分からなかったが、好意的な内容ではなさそうな気がした
然し、敢えて反応するような事はせず。ぴくりと眉が動くのみであった

「狩り? へ?、……あ、ああ」

てっきり、自分を狙っていたのかと思っていた
指さされた自身の足元には、兎の死体があり。なるほど狩とはこういうことかと、小さく頷いた

「ほらよ。…お前、本当に此処に住んでるのか?」

どけと言われたものの、この方が手間がないという事だろう
青年は兎の死体を拾い上げると、目の前の男に差し出した。
その少しあと、訊ねる青年の眸には疑いの色があった
陰気なものを感じさせる呪詛、髪の色
ここの住人にしては、不信なものを感じていた。
尤もそこら辺の事情に疎い青年は、そうだと言われれば信じるしかないのだが
兎を受け取られたのなら、そこらに転がったメモ帳を再び、懐へと収めるだろう
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 16:15:30.00 ID:6Gfo/MBLo
>>778
ああ、ありがとう。

【兎の耳を持ち、死骸をぶら下げながら礼を言う】
【よく見ると、死骸を持っている左手のバックラーだけは男の装備の中で唯一量産品ではなさそうな雰囲気をしている】

そうだな……正確に言うと、この森ではないね、今日は少し遠出したから。
それに、”本当に”ってなんだい?
まるで僕が「ここに住んでますよ」って嘘を言っていたみたいな言い草じゃないか。失礼しちゃうな。

【少し気分を害したかの様な口ぶりをするが、すぐに微笑し】

まあ、君みたいな人が”混じり”を知っているのは珍しいからね、仕方ないか。

【と、一人で納得する】

それより、君はなんでわざわざこんな所に来たんだい?
最近は山賊も出たらしくて、少し物騒な所だよ?

【そして今度は青年に向けて疑う様な物言いをする】
【しかし、表情を見れば疑っていないのは明白だ、意趣返しのつもりだろうと受け取れるかもしれない】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 16:30:35.51 ID:tryP9lKIO
>>141

「ふーん、なるほどな。…悪かった」

確かに疑うような口振りから入ったのは、不適切だったのかもしれない
それでも気分を悪くする風でも無く微笑する男に、青年の猜疑心はみるみるうちに薄れていった
…混じり、と、男がさっき口にしていたように、緑にも色々あるのだろう。

「俺はーー…観光と、商売だな。

今度は、男の方から、疑うような問いが出て来た
これは先程の応酬ということなのだろうか、それにしてもこんな話から入らないといけないとは
戦争も中々面倒なものだ…そんな事を思いながら、小さく苦笑し
答えてみせた。言葉は、続く

「俺はこう見えても、万屋やってんだ。探し物でも戦争に関する事でも、金さえ貰えればやってみせるぞ」

拾い上げたメモ帳を適当にはたきつつ、ポケットに仕舞い
少々自慢気に、言葉を紡ぐのだった。

そして視線は、ふと目に付いたバックラーへと移る。
何も言いはしないものの、眸に移る好奇心は、それが安物でない事を理解しているから、だろう
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 16:31:25.24 ID:tryP9lKIO
//>>780>>779に…失礼しました
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 16:47:00.33 ID:6Gfo/MBLo
>>780
商売か、やっぱりこういう時だからこそ”青”の人達も儲かるのかな?
生憎だけど、今は特にやって欲しい事はないかな?悪いね。

【そう言いながら、視線に気付き、自分もバックラーをちらりと見るが】

……あ、そうだ、確か君達みたいな種族は絵や歌が上手かったりするって聞いたよ。
どうせなら、それを見せてくれないかな?お礼は……これでいいかい?

【と言って左手の兎を示す】
【物々交換、貨幣の流通する今でも通じる交易方法である】
【そしてバックラーの話は自分からはしない、聞かれもしない事を話すつもりはない、という事か】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 16:48:14.49 ID:tryP9lKIO
//申し訳ない、つぎも遅れるやも…
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 19:22:33.67 ID:tryP9lKIO
>>782
「ああ、その通りだな。だから青が気に食わねえって奴もよく居るんだが」

どうやら、今もらえそうな依頼はないらしい
悪いね、と言う男に頷いて見せながら、少々自嘲気味に言葉を続けた

「ま、だからといって商売を辞めるわけにもいかんのでね…」

そう言う青年の表情からは自然に笑みが消え、決意の滲んだものへと変わる
なにやら、金を貯める目的があるのかもしれないが

「おう、勿論OKだ、待っててくれよ」

一目で種族を見抜かれた事には驚いた。然しそこは、業務用の笑みで打ち消し
今日の晩飯を一瞥した後どっかりとその場にあぐらを書き、先程のメモ帳と鉛筆を取り出した

「そういえばその、左手のバックラーは何処で手に入れたんだい。売ってるものじゃあ、ないだろ?」

紙面と男の方を交互に見やりながら、えんぴつを動かし
沈黙を嫌うようにして、あらたに質問をして見た。
それは単に時間を埋めるものでなく、結構な好奇心も含有されているのだが。

/離席了解です、お待たせしました
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 19:55:30.59 ID:FFyVcTXFo
【緑の大陸、その森の奥深い所】

【日が沈みその空は暗闇に覆われる、そして輝く銀色】
【その光は樹海を照らす、そして樹海はその光を受け取り神秘的に淡く輝く】
【不思議な光景であり、神秘的な、そんな緑の森の日常的な光景である】

…‥見つかっては…
駄目…‥

【そこに一つの足音、何かに追われているかのように、何かから逃げるかのように】
【その音の間隔は短い、小さく息を乱して一人の女がその森を駆ける】

【茶色いその布、ローブを纏いその何かが駆ける】
【後ろが気になるのか時々その視線を後方に向けて、そこを駆ける】
【前方不注意、もしも急に誰かが通るのであれば…その時偶然にも後ろを向いていればその者とは衝突するのかも知れない】

…あ…そうだ…あそこで…

【目的地は、無い兎に角、何処か遠くへ逃げること、そして少し離れた前方には】
【大きな大樹が、輝く大樹がある少し開けた所、そこまでの道のり…誰とも当たることが無ければそこ木の影に隠れて】
【その大樹に背を駆けて、小さな溜息をつくであろう】

【そんなローブの女がそこを駆ける、その足音は聞こえるかも知れない、そのローブの誰かに気付くかも知れない】
【そこに女が一人、息を乱してそこにいる】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 19:57:49.77 ID:6Gfo/MBLo
>>784
ふぅん……何か夢でもあるのかい?

【そう言いながら、座っている男を眺め】
【質問された時に、左腕を前に出してバックラーを示す】

これかい?これは……まあ、特注でね。
「遺物」って知ってるかい?この大陸に眠る太古の叡智の欠片達さ。
”友達と一緒に発掘しに行って、手に入れたんだ
 その友達は道中に倒れて、今はこれは形見みたいな物さ”

【洞察力に優れていたり、嘘を見破る能力があれば””内の言葉は嘘だと見抜けるだろう】
【そのバックラーは、特殊な鉱石で出来ているらしく、量産型とは違う光沢をしている】

ところで、今は何を描いているんだい?ひょっとして僕かな?

【実際は嘘を隠すために】
【外見は嫌な事を思い出したくない様に話題を絵に戻す】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 21:01:27.40 ID:OsMe0LLjo
【緑の大陸、黒の国境から程無い距離】

【清涼な風が吹く木々の間を、タン、タン、と音を立てて進む者があった】
【どうやら樹の幹から幹へと跳んでいるらしく、結構な脚力の持ち主らしい】
【また周囲には黒の大陸の者だとすぐに分かるような“闇”を放っていて】

にははっ、マハの進みを止められるヤツなんていねーでス!
………ハッ!緑の連中はひょっとしてもう冬眠でスか……!?

【やがて、開けた場所に紫の道士服を着たキョンシーの娘が降りてくる】
【肌も髪も真っ白で、「マハ」と刻印された首輪をはめているのが特徴的だ】

【恐らく、この少女が木々の音の元。また、国境を越えてやってきた黒の住人で】
【周囲に誰かいないかと、邪魔そうな呪符を気にせずキョロキョロと辺りを見回している】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/13(土) 21:10:17.24 ID:82++2BWlo
>>785
/まだいらっしゃいますか?
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 21:10:56.87 ID:FFyVcTXFo
>>788
/いますです!
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 21:15:45.92 ID:HBo9mqIAO
>>787
【そのまま直進して程よい所】
【自身の“闇”を自覚出来るのなら、ちょっとした異変に気づくだろう】

ん?

【そこには、土嚢に入った土を近くの木の根本にばら蒔く男に似たナニカがいる】
【髪の毛は、まぁ普通の黒髪だ。顔も幼さが残っているが特筆は無い。体格は少々逞しい程度】
【服も薄汚れた以外取り分け特殊な所は無く、強いて言えば右手の甲に大きい焼き印、】
【彼がアンダー・ランナーの種族である印がある程度】

【その他、と言えば】
【その“闇”が近寄りたがらない、気持ち悪いオーラが放たれている位だろうか】

こんにちは!お久しぶりです

【通り過ぎるか立ち止まるか、解らないが】
【確かにそう声をかけた】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 21:17:40.32 ID:tryP9lKIO
>>786
「まあな。…ま、ひとに言う事でもないさ」

訊かれた青年は、曖昧に笑い返すだけであった。
理由は言葉通り、だろう。おそらく。人に話す気は、余りないらしい
どうしても話したくない、と言うわけでもなさそうだが

「遺物…。へぇ、訊かない方が良かったな、悪い」

遺物、というのは、初耳だった。この大陸には、なかなか面白い物があるらしい。
メモ帳に絵を書く一方で、その脇に遺物について、メモしておいた

嘘についても、無意識に違和感を覚えるくらいのもので、
自分からバックラーについて話さなかったのも、その友人を思い出すからなのだろう

そんな事を思いながら申し訳なさそうに、左手で乱暴に髪をかき混ぜるのだった

「ああ、その通りさ。…もうちょっと、待ってくれな」

物々交換だからということもあって、中々気合を入れて書いているらしい
どうやらもう大詰めのようで、右腕の動きも慎重になりつつあった。意識の殆どは、この作業に傾けられている
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 21:28:37.76 ID:OsMe0LLjo
>>790

………おぉ!?こ、こんにち……いや、おひサシ……ぶり、でス?

(め、メッチャびびったでスっ!……というか、前にあったコトあったでス?)
(それに、この感じ……なんだか変なヤツでスねっ……?)

【相手に気付いて、ビクッと大げさに反応しながら少女は言葉を返す】
【しかし会ったことがあったか、何故自分の“闇”が避けるのか、など疑問は多く】
【くいーっと輪のはまった首を傾げながら、取り敢えず立ち止まって相対する】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 21:31:47.62 ID:yykRlvha0

【緑の大陸の、他の森と変わらないはずの木々の風景】
【だがしかし、妙な違和感がある――】

――――【ガサッ】

【――木が、歩いている?】
【否、よく見れば木ではない、】
【しかし、パッと見、木にしかみえない】

【証拠に】

【現場にうさぎがきて】
――――ッ【一見動く木に驚き】
【ピューと一目散に逃げた】

――むぅ

【その正体は】
【逆立つ緑の髪、爬虫類のような鋭い眼 身体のあちこちから木の枝が生え 逆立つ髪には草が混じり、皮膚にはところどころに鱗が浮かび、茶の忍装束を纏った男だった
腰に短剣を差している】

【ウサギに逃げられ】
【(´・ω・`)】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 21:32:27.88 ID:AF+Dcyiko
【緑の大陸 平原地帯】

せいッ!せいッ!ハッ!トウッ!!

【青々とした草が生え揃った緑の大陸。大森林から少し離れた草原地帯にある、】
【一つの巨木に向かい気合と共に打撃を繰り出す一つの影があった】

【柴犬のような顔と毛並みをし、額に長く伸びた鉢巻を付け】
【身体には真紅の炎を彷彿とさせるハッピのような民族衣装を纏い】
【両腕・両脚に灰色の鉄甲を装備した若い獣人であった】

【拳打・蹴撃・肘鉄・突進……獣人の少年は多種多様な動きを一心不乱に繰り返している】
【口から荒い息を吐きながら、未だ拙さの残る技をただひたすらに反復する】
【それは、見る者がいれば修行の光景であると理解することも難しくないだろう】

千百四十八!千百四十九!千百……五十……!
ぜっ……はぁっ……ふぃ〜っ……
きょ、今日のノルマ達成ッス……!今日も一歩、強くなれたッスかね……?

【やがて獣人は動きを終え、片手で樹の幹を抑えて身体を支えながら息を吐く】
【蓄積された疲労はあれど、少年の眼には絶えず炎のように強い意志が宿っていた】

【少年は修行の直後のため集中力を欠いており】
【特別変わった地形でもないため何らかの接触を図ることは然程難しいことではないだろう】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 21:33:03.12 ID:O1mtdGRIO
【ラクシュル=z
【緑の大陸の首都には、もう日も暮れているというのに様々な人物が行き交っていた。】
【それなりに人口も多いため、必然的に往来も激しくなる。】

「…青の大陸≠烽「いが…そんなに急がなくてもいいかもな…」

「…ま、旅の醍醐味だ。気の向くまま…風の吹くままに…」

【そんな中、隅の方を特に目的もなくゆっくりと歩く一人の人物。】
【一人の少女である。くすんだような藍色の瞳を持つ、一人の女の子だ。】
【長い銀髪を風に流しながら、退屈そうに呟いている。】
【背中に帯剣した大きな剣は、『大太刀』と呼ばれるもので、この世界では珍しい。緩やかに湾曲し、鍔が多角形だ。】
【それは彼女の身の程もあり、複雑な龍の紋様を彫り込んだ銀色の鞘に収められられていた。】
【剣の上から羽織った深い緑色のマントは表面が絹のように滑らかで、上品に仕立て上げられていることが分かる。】
【さらにベルトには短剣が差し込まれており、彼女の格好は旅人そのものである。】

【服装は動きやすそうな格好だ。中の人が物凄く服の名前に疎いため、細かい描写はできない…じゃなくてしないが。】
【また、彼女の耳は普通のそれよりも高く尖っており、それで何の種族かは分かる物には容易に分かる。】

「…さて、今日はどんな面白いことがあるかなー…っと…」

【何が起こるかは分からないが、しかし「何か」が起こることは分かる。彼女は期待を込めて辺りを見回した。】
【好奇心旺盛なエルフの身に降りかかる「面白いこと」とは―――――――――――】



/なんでも対応
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 21:36:57.68 ID:HBo9mqIAO
>>792

ええこんにちは。これで初対面ですね

【驚かれても混乱されても構わない、と言った様子で男は軽々と嘘をついた】
【その瞳には光も闇も“無”も無い、ヨクワカラナイナニカが渦巻いている】

侵略?熱心なんだね!いやぁ尊敬するなぁ

【なのにも関わらずその顔には感情の無い微笑がある】
【それどころか、口から出る言葉には表も裏も、何も籠ってはいない】
【一応コイツは敵である緑の大陸の種族だが、そちらはどうするだろうか】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 21:46:33.14 ID:OsMe0LLjo
>>796

(………なっ、なんでス?やっぱりお初の人でス??)
(緑の連中は意味がわからんでスよ……)

も、もしかしてマハの事をバカにシてるんでス……?

【首をかしげたまま、「ガーン!」という疑問を表すような表情に】
【結構頭の作りが単純なんだろう、見事にウソに騙されたらしく】
【その後に続く相手の言葉にハッとして、ザッとババっと格闘術の構えをとり】

そうでスっ!マハはご主人サマのためにイリョクテーサツに来たんでスよ!
……あ、アンタはナニモンでスっ?緑の住人なら容赦ナシでス……!

【圧倒的違和感、底知れぬ気味の悪さ――キョンシーでも、そういう物は感じ取れるらしい】
【白い肌に僅かばかりの焦燥を浮かべながら、出方を見ることになる】
【ちなみにだが、ご主人サマという単語―――彼女が首にしているソレは、アクセサリーではないようだ】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 21:49:39.84 ID:vpjrfNMDO
>>794
【魔術師は、またこの大陸に赴いていた】
【獣臭く、歩きにくく、土臭く、気に入らないこの大陸を、なんてことないように歩いている】
【黒いローブで体を隠しながら、闇を抑えて隠し、感知されないようにしながらも、近くに寄る者はこの大陸の者ではないという直感が働くだろう。そもそもこの格好が珍しい】

【何故、わざわざそんな苦労をしてまでこの大陸まで来たのかと言うと】

…獣臭さばかりで、ろくな物が見付からんな…

【緑の大陸にしか存在しない生物を、探していた】
【見付けて生け捕り、もしくは死体にして持ち帰り研究の材料にする。至極簡単ではた迷惑なフィールドワークである】

【地形の歩きにくさに悪態を付きながら魔術師が歩いていると、へんな音が聞こえた】
【五月蝿い、としか思わなかったが、やがて魔術師は考え直し、音の元へ向かう】
【漆黒の魔術師が、木陰から男の姿を見付けた】

…変わった獣だな、ここの物か…?

【中々いい物を見付けた、が…その様子に微妙に困惑する】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/13(土) 21:51:09.29 ID:z50hJljAO
>>793

【そんな彼の元に、ザッザッと草を踏みしめて近寄る者が一つ】

む!こんな所で誰かに出会うとは珍しい!
良ければ少し話し相手になってくれないか!

【はっきりと通る男の声が、そう言った、目を向ければ】
【頭全体を覆うヘルム、指先から肩まで覆うガントレット】
【爪先から股まで覆うグリーブ、それらをつなぎ止める様に存在するメイル】
【腰には、煌びやかな装飾の施された鞘に収まった剣を吊っていた】
【それら全ては銀色で構成されていて、鈍く輝いていた】
【俗に言う、フルプレートアーマーを身に纏った人だ】
【一目見ただけでは、所属、種族ともにはっきり解りそうにはない】

少し道に迷ってしまってな!道も分からず歩き続けていた所
ようやく誰かに出会う事が出来たのだ!

【されてもいない自分の状況を説明しながら】
【やはり彼の方へ近付くだろう】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 21:56:29.38 ID:6Gfo/MBLo
>>791
なるほど、もう少しね……

(頃合いだな)

【意識が、絵に集中したのを確認すると】
【口の中で死霊術の詠唱が始まる】

冥府への盟約に依りて、汝、我に従え――


――死せる畜生この刃に集い――


―――――――――――生に仇なす一撃を!!

【左手に持っていた兎の死骸を放り捨て、右手でシミターを抜き放つ】
【呪文を唱え終わると同時に、死んだばかりの兎の魂が刃に集約】
【より鋭い刃となり】

【青年の胸元に向けて、上から突き下ろす】
【突然の豹変による不意打ち】
【死霊術の詠唱により、少し初動が遅れていた――】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/13(土) 21:56:37.11 ID:CQBMRHi4o
>>795
【犬も歩けば棒に当たるよりも、低確率なことが起こってしまうこともたまに有る】
【現実世界で言えば空飛ぶ円盤に遭遇したり、その上拉致られたりすることなのだが、この世界でもそういったことは起こるらしい】
【それも軽くそういったことを望んでいる人に来るのは、そう珍しいことでも無くて――】


「――いらっしゃいませー! 果物からペットまで色々売っております万屋ですー!
 ――緑の大陸の皆様にお奨めの商品も幾つか取り揃えていますよー! 」

【何時か出会ったことのあるだろう金髪に、赤いコートを羽織った男】
【独特のゆるさで宣伝の口上を述べている様は、本当に商人かと思えるほど飄々としており】
【黒いシートの上に座っているその顔には、相変わらずの微笑が浮かべられていた】
【そして彼の隣に黒のアタッシュケースが置かれていて、対になるように座布団が敷かれていた】
【そう、彼は―――――】

「いらっしゃいませー! いらっしゃいです!」

【たった今、頭上を鳥が通過して、その鳥が糞を自分の頭にかけたことにも気づかずに、微笑んでいた】
【おそらく彼女であれば、その一部始終を見ることが出来るだろう】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 21:57:54.36 ID:AF+Dcyiko
>>798

んん〜……修行の後はお腹ぺこぺこッス
喉も乾いたし、森に帰って魚でも獲ってくるッスかねっと……ングング

【獣人は、近くに置いておいた草で編まれたバッグを手に取ると】
【中から水筒を取り出し一気に喉を潤すと、干し肉を一つつまみ上げてアングリと口に含んだ】
【どう見ても隙だらけな、戦争中とは思えないほどに暢気な光景であった】

【未だ、魔術師の存在には気づいていない】
【しかし相手は嗅覚・聴覚に優れた獣。これ以上近づいたり、下手に行動を起こせば察せられる恐れがある】
【また、歳若いとはいえ緑の獣人が黒の魔術師を見て好意的な反応を示す可能性は低い】

【この先何らかの形で接触を持つならば、その辺りに注意していかなくてはいけないだろうか】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 21:57:59.97 ID:HBo9mqIAO
>>797

まさか、そんな訳あるわけないじゃない
ちょっとオツムの方を測定しただけなんだぜ

【両手のひらを上に向け、おどけた様なポーズを取る】
【眉毛は困った顔の様に動いたが、やはり顔は単収縮一つ起こしていない】

そうだね、君ばっかり名乗らせてもアレだし、お決まり口上の時間だよ

俺はリューゲ。何処かの言葉で「裁き」って意味だったらいいな
因みに二つ名は“フレンズィ・エッジ”だって中の人が言ってた
種族は隠しも出来ないアンダー・ランナー。如何にも此方の種族さ

【特に戦闘体制に入ることもなく飄々と……というより既に戦える様な体制なのか、身動きを取る仕草は無い】

別に明け渡しても良いけど、それだと黒の連中が喜ぶからね
スッゲェ不本意だけど防衛するよ

――来いよワン公
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:03:33.21 ID:yykRlvha0
>>799

なんと不似合いな……

【一瞥すると、場の風景に馴染みすぎた男とは対照的な銀ぎらな男性】
【上記の発言は、彼が言うにはあまりにも似合いすぎた】

つまり道を聞きたいでござるか?
ワシもあまりこの辺の地理は心得てないでござるが……
近くの村でよいなら案内できるでござるよ?

【聞いてもないことを喋ってくれて――近づいた男に用を聞く手間が省けた】
【少し困った表情をしながら、それでも少しなら力になれることを教え】

805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:07:22.13 ID:tryP9lKIO
>>800
あと、もう少し
ふうと息を付いた青年の耳に、刃物を引き抜く戛然とした音が聴こえた

「ーーッ!?」

視線をあげれば其処には、振り下ろされた刃が在った
それは、慌てて立ち上がろうとした青年の、脇腹を貫く。…然し

「………てめえ、最初から、だな?」

激痛から顔を歪めながらも、傷痕から血は流れ落ちず
青年はよろよろと、男を睥睨したまま立ち上がる。
成功すれば、相手は急に、刃の突き刺ささった感触が薄れていくだろう
身体の、軟化。性格には、元に戻しただけ、だが。青年はそのまま後退、間合いをとろうとする
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 22:10:23.13 ID:OsMe0LLjo
>>803

にはー……バカにしてるワケじゃないんでス?ならイイでス!
マハは緑の連中ほど出来損ないの頭じゃないでスからねっ!

【ほほうそうなのか、と言うような――いや、もほや何も言うまい】
【測定の方は上手くいった。実にわかりやすい結果が出たはずだ】
【当の娘はといえば、妙に得意げな表情になっていたりもして】

“フレンズィ・エッジ”のリューゲ……暗号みたいな名前でス
地底人は面倒なんでス?それとも緑の一員だから――――で、スね?


――――わんころちゃんナメるなでスよっ!

【挑発されると反応は速く、“まるで浮いた”かのようにその場で飛び上がって】
【そこから左足に“闇”を纏わせ、正面から相手に飛び蹴りをかまそうと突っ込んでいく】
【手足も首も、このキョンシーは細身だが―――その一撃、確りとした重みがある】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:11:17.97 ID:vpjrfNMDO
>>802
…野蛮な。所詮は獣か、人の形を真似ているだけに、余計に腹が立つ

【片や暢気な光景に見えるその様子を、魔術師は全く逆に、憎悪を込めた感情を以って感想を述べた】
【その気品も感じられない行動―少なくとも魔術師にはそう見えた―に、まず青年の見た目から感じた嫌悪を更に強くする】

…だが、獣人は研究材料には使えるか…
(…無駄に知能は有りそうだ、前のようには行くまい)

【さて、どうやって接触するか。と、青年を眺めて考えていると、魔術師のすぐ近くに何かが寄ってきた】
【それを見た魔術師は、思い付く】

…貴様でいい、出来れば四肢をもいで、出来なければ死体で持って来い
…喰うなよ

【その何かに魔術師が命令すると、それが木陰から飛び出して真っ直ぐ青年に向かう】
【それは狼…のようだが、体は所々腐り落ち、腹には穴が空いて肋骨が飛び出している】
【そしてなにより、その狼は、ギラギラ光る眼を四つ、頭を二つ持っている】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[saga]:2011/08/13(土) 22:19:11.93 ID:6Gfo/MBLo
>>805
【軟化していく感触に、少し眉を動かし、シミターを引き抜く】
【儀礼ぶったやり方でシミターを振り、再度構え直し】

……この森に、”青色”は必要ない
いや、この青色”も”、だな

【後退していく青年に合わせて、踏み出す】
【もし青年が描いていた絵を捨てていたなら、踏み躙る事だろう】

ありがたく思え、我が死霊術の糧にしてやる……

【先程の微笑みとは違う、残忍な笑み】
【”黒”である事を如実に示すその笑みは】
【きっと、彼が持つ性質の一つ――】

【膝を曲げ、伸ばす】
【それだけで人の頭位まで高々と飛べるのは、エルフの血筋――】
【森の中でこそ、エルフは輝ける】

死ね!!貴様の魂、使ってやる!

【跳躍してから、落下のエネルギーと共にシミターを振り下ろす】
【スライム状の物に生半可な攻撃は効かない】
【なら、分断出来る程の威力を創るまで――】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 22:19:29.20 ID:O1mtdGRIO
>>801

「……」

【辺りを見回す彼女の瞳が、ふと一点に固定される。】
【一瞬見間違いかと思い、また意識を霧散させたのだが、】
【しかし、どうにもその声にも見覚えがあった。改めて見つめると、】

「あら……あいつは…」

「……ええ!?ウソだろ!??」

【間違いない。忘れることなどできない彼女にとっては恩人である。】
【その赤いマントも、綺麗に手入れされた金髪も、】
【そして何よりその雰囲気。優しそうで、穏やかなそれは過去に彼女が見たことあるものであった。】
【飛び出す声はどこか驚きに満ちており、その通り彼女の瞳は僅かに開かれている。】

「ん…?」

「あ……!!」

【頭上の鳥から放たれた糞が、上空から重力に従って落ちて行くのをみて、】
【彼女はぽかんとした声をあげた。それは万物に平等に働く力によって落ち、そしてやがて男の頭に―――――――――――】







「……うわあ……汚いものを斬った…」

【―――――――――――落ちることなく。】
【男の左隣。いつの間に移動したのかその位置で、】
【少女は「糞のみ」を剣圧で吹き飛ばし、その抜き去った真っ黒の刀を見つめていた。】


「…っと、久しぶりだな。へへ…今度は剣はちゃんと持って来たぜ。」
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/13(土) 22:19:44.23 ID:z50hJljAO
>>804

む、確かに、緑の大陸では見る事など無い容姿であるからな!
それに比べ、木人殿は非常に馴染んでおられる!
これも大陸間での種族の違いであるな!

【木人殿……と言うのは、彼に対する第一印象の様な物だ】
【体から木を生やしてるから木人、と言う所】

む、それで構わん!案内役をして頂けるとは有り難い!
ところで木人殿、先ほどウサギを仕留め損なっていたようであるが
もしや、まだ食事を取っていないのであるか?
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 22:20:13.60 ID:AF+Dcyiko
>>807

……よし、それじゃ準備も出来たし!
早速森に向かってレッツゴーッス……って、うぇ!?

【獣人の少年は、編み草のバッグを背に担ぐと】
【魔術師のいる方に背を向けて、森へと歩き出そうとするが】

【瞬間、飛び出してきた気配を感じ振り向いた】
【獣人の基準で言えば特別敏感なわけではない】
【しかしその禍々しき気配を感じ取れぬほど、鈍感でもなかった】

お、狼!?……いや、これは――どうみても野生の動物には見えないッスよね!

【少年は向かってくる狼に向かい、腰を低く落とし素早く構える】
【荒削りながらも、状況分析と判断能力は戦う者に相応しい俊敏なものであった】

【少年の両拳に、薄い橙色のオーラのようなものが滲み出る】
【隠蔽されるでもなく容易く視認が可能なそのオーラは、魔術師からも一目で見つけることが出来るだろう】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 22:22:39.65 ID:HBo9mqIAO
>>806

うん!実にめでたい頭なんだね!
腐葉土って葉が腐って栄養になるけど、マハはそこから花畑が出来るんだね!

【誉めてない 誉めてないったら 誉めてない(字余り)】
【解析の結果がこれだよ!いやゴメンなさい】

そうだね、中の人が面倒なこだわりを持ったせいだね
でも其処は解ったフリしないと読者は満足しないぜ―――

【その時、リューゲの顔面を飛び蹴りが捉える】
【背骨は曲がり、首はのけ反り、体全体を傾かせてダメージを真っ向から受けた】

【だがそれは余裕ぶっこいてペラペラ喋ってたからでは無いようだ】
【確かに飛び蹴りのダメージは100%通った】
【通った、が、倒れない】

【その体勢から、いつの間にか両手に握られたハンドショベルが襲いかかる】
【標的は飛び蹴りをした足。ギロチンが如くだ】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:29:31.49 ID:yykRlvha0
>>810

ワシは木人ではなく、アース・ドラゴニートでござる!

【生真面目に訂正する辺り、シャレはあまり通用しないようだ】
【この調子ならつっこみセンスも0に近いだろう】
【アース・ドラゴニートは竜人のようなものだ】

や、あれは仕留め損なったのではなく……
確かに空腹ではござるが……

【実のところ、何もしてないししようとも思ってなかったのだが】
【だが歩いているだけで危険を感じさせてしまったらしい】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:31:22.00 ID:FFyVcTXFo
>>788
/いらっしゃいますか?
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 22:34:33.09 ID:OsMe0LLjo
>>812

そーでスっ、マハの頭がどれだけスバラシイかわかったみたいでスねっ!
どうやらリューゲはアホの緑連中にしては頭がイイみたいでス!

【にはは、と笑うのはそこまで。蹴りをぶち込んで、どうやら確かにあたったらしい】
【が、相手は倒れない。「イイのは頭だけじゃないみたいでスねっ!」と】
【蹴りの衝撃を全身に感じながら、真白の娘は緊張を解くことなく次に移る】

【彼女、マハはやはり最初のように浮かび上がり、俄にリューゲから距離をとる】
【といっても、ほんの1m程度だが――途中、ざっくりと左足のふくらはぎを斬りつけられて】

(う、グッ……痛いでス、けどまだまだ……止まらんでスよ!)

【紫の服を血で一気に染め上げながら、マハは少々高度を下げてさらに接近】
【今度は右足で、相手の左脇腹を思い切り蹴りつけようとするだろう】
【威力は勿論のこと、速度もまるで何かに引っ張られているかのように速く、自在な動きをする一撃だ】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:34:45.39 ID:vpjrfNMDO
>>811
(…あれは…?)
(…面白い。獣ごときが力を持つのは腹が立つが、研究には使えそうだ)

【木陰から様子を見る魔術師は、青年のオーラに注目する。黒の大陸ではお目にかかる事の無かった力だ】
【そんな珍しい力となれば余程調べてみたくなるのが性であり。視覚からの調査の意味もあり、目が離せなくなる】

【狼は青年の目の前で一旦止まり、双頭でよだれを撒き散らしながら唸り、吠え、威嚇する】
【しかしやがて、隣が五月蝿くなった片方の頭がもう片方の頭を攻撃し、やがて双頭が喧嘩を始めた】

(…チッ…!やはりあの馬鹿には荷が重いか…!)

【ふがいない下僕の様子を見て、怒りと落胆が入り混じった表情をする魔術師】
【仕方ない、と。少しばかりの間闇を解放して、それを媒介に怒りの感情を狼に伝える】

【魔術師の怒りを感じとった狼は、すぐに喧嘩を止めて当初の目的、青年に襲い掛かる】
【まずは小手調べ、と言わんばかりに体当たりを仕掛けた】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:37:05.49 ID:tryP9lKIO
>>808

「…それが本性か。お前がどう思おうが、俺を変えることは出来ないぜ」

刀を引き抜かれた途端、青年の身体が崩れ落ちていく

どろりと溶けたそれは、再び高速で形を再構成しーー…
狼の姿へと、変貌を遂げたのだった

まだ制作途上の絵は、男の歩みの前に蹂躙され。まだ、完成していなかったのに
手配書でも作ってやろうかと思ったが、それも出来なくなってしまった。グルル、と、喉を鳴らす

「…そんな物になる積もりは…無いッ!」

然しこの状態でも、会話は可能らしい。
交戦的な双眸で男を威嚇する狼は、落下と共に振り下ろされた刃を、飛び退く事によって躱す
エルフの跳躍力には舌を巻いたが、それにより生まれたラグも在った

「…今謝るなら、有り金全部で赦してやるよっ!」

男の着地際を狙って、狼は相手の脛に囓りつこうとする。
その強度こそ本物に及ばないが、牙は凄まじい高温となっていた
まともに触れれば、火傷してしまうだろう
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/13(土) 22:39:18.70 ID:CQBMRHi4o
>>809
「…あ! どうもどうも、セーラさん…はぅ!」

【少女が彼に気づいたのと同時に、彼も彼女に気づいたのだった】
【くすんだような藍色の瞳と風に揺られる長い銀髪を持つのは、間違いなく彼女。】
【とりあえず呼び込もうとしたも束の間、彼女が目の前から居なくなったように見えた――】


「―――ぬっ!」

【ふと気づけば左隣。何かが颯爽と通る感覚に見舞われる。それは横に長いものと、一人の生命が動く風】
【先ほどまで糸目と変わらないほどの微笑を浮かべていた彼も、このときばかりは驚いたからか、目を見開いている】
【それでも何処か気の抜けているのは、きっと性格の性であろう】

【まさしく風の如く、彼の髪の毛も靡くほどの風と共に、彼女が動いた後に落ちたるは、排出物などのものではなく】
【――何も、無かったのだ。 先ほどの予定調和だと、彼の真上に落ちるはずだったものは、シートの右隣】
【彼から見て5mほど右に移動して、落下していたのだった。 抜き去った真っ黒の刀から見て、助けくれたのは、紛れも無い彼女であり】

「――ありがとうございます…今回は私が助けられましたね」

【彼女が刀を抜いていなければ、糞が髪に当たっていたということを理解すると、ほっと胸をなでおろした】

「――久しぶりですセーラさん…良かった良かった。流石に今回も剣を差し上げる訳には行きませんからねぇ…
 
  刀を握った姿も美しいですねぇ。 まさしく戦場に咲く華、といった所でしょうか…」

【相変わらず性格は馬鹿であり、驚異的なマイペースであった】
【微笑みながら少女を見つめて、座布団に座ることを目で勧めた】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/13(土) 22:41:05.03 ID:z50hJljAO
>>813

む、これは失礼!では木人殿改めて竜人殿と呼ばせて頂くのである!

【何というか、いちいち騒がしい男だ】
【呼び方を訂正するだけなのにこれだ】

む、ウサギが逃げ出したから、仕留め損なったのかと思ったのである
しかし、空腹であるか!ならば恩を返す事が出来そうである!

【そう言って、彼は頭に被っていたヘルムを外すのだがその下に頭は無い】
【そして鎧の中に手を突っ込んで布に包まれた何かを取り出した】
【この調子だと、この鎧の中は空なのだろう】

元々は、私に配給された物なのだが、私は食事を取れぬ身!
ならばこれは竜人殿へ差し上げるのである!

【そう言って、その包みを差し出す】
【中身は干し肉が二つ、ボリュームはなかなかの物だ】
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/13(土) 22:42:49.89 ID:7EvS6lamo

────緑の大陸、とある湖。
もう既に日が暮れ、蒼色となったその湖面にどぱん!と音を立てて突っ込む♂e。
影はぼたぼたと水滴を滴らせて、湖畔に辿り着くと一息。くるりと体を湖の方向に向けて、仰向けに倒れる。


「────」
(勢いでやったは良いが、気持ち良いとは言い難いな────果たして自暴自棄にでもなっているのか)
銀灰色の髪を持つ悪魔は、瞳を閉じてしばし微睡む。
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)2011/08/13(土) 22:44:01.92 ID:6Gfo/MBLo
>>817
外し……ッッ!!

【追撃に移ろうとした所を、飛びつかれてしまう】

させるかッ!!

【獣の牙はそれだけで充分な強さを誇る】
【それが肉食獣の物となれば、噛み付かれただけで戦いが決まるとも言われている】
【その事を察知し、左手の円形バックラーに噛み付かせようと左腕を前に出す】

【特殊な鉱石で出来ているそれは、物理的な衝撃を八割反射する】
【もし、バックラーが攻撃し、効果を発揮した場合緑黄色に光る】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 22:45:28.18 ID:HBo9mqIAO
>>815

うん、君の頭には素晴らしい脳があるみたいだね
ちょうど家の壁が崩れてきててさ、補強に丁度良い具合のとろとろ加減さ

【もー、と言いつつ顔に付いた泥を払う】
【靴あとが少々青くなっていることから、しっかり効いているらしい】

でもダメだよ?

得体の知れない何かを相手取るときは、常に――

【体勢を戻し、迎え撃つ様に右手をマハの右足に突き出す】
【その手には、出所が非常に気になるが、なんと穴掘り用の角スコップが握られている】

【たかがスコップ、と思うだろうが、実際スコップは結構鋭いのだ】
  ダイタン
――慎重に行かないと
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 22:49:03.92 ID:AF+Dcyiko
>>816

さあ来るがいいッスよ!
何だかよく分からないスけど、やるっていうなら相手になるッス!

って、むむむ……?な、何やってるんスか?

【気合一閃。四肢に力を籠めて狼を迎え討とうとするも】
【直前で突如として喧嘩を始めた双頭の狼を見て】
【表情や声に素直な困惑を滲ませながら、その様子を探るように見つめ……】

おーい!兄弟同士喧嘩はいけないッスよ!
なんていうか喧嘩相手の俺が言うのも何スけどね!
血を分けた双子がそんなんじゃ、母ちゃんが泣いて――

(ん?……この、嫌な気配は……)

【……何故か喧嘩する狼を説得して仲直りさせようとするも】
【その最中に、解放された闇を敏感に感じ取り意識を散らす】
【出所は何処だ?どんな奴が、この闇を操っているのか】
【それを探るように、鋭敏な鼻をくんくんとさせて辺りの存在を探ろうとし】

――ッ!いきなり、危ないッスね!

【僅かに意識を割いた瞬間に襲いかかる、狼の体当たり】
【未熟な獣人は、意識を逸らしていた分反応が遅れ完全な対処が不可能となる】
【獣人の少年が取れた行動は、片足で地面を蹴ってのサイドステップ】
【それによって狼の攻撃を民族衣装の端に掠らせるようにしてギリギリのタイミングで回避した】

(黒の手合い……ッスよね、多分)
(戦うのは初めてッスけど……避けては通れない道ッス!)

【この行動の時点で阻止する動きが無かった場合】
【少年は鋭い動作で振り返り、姿勢を整える動きを取るだろう】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/13(土) 22:50:34.52 ID:82++2BWlo
/本当に申し訳ありません!
/急用でいきなり離れましていました!
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/13(土) 22:51:11.36 ID:82++2BWlo
上は>>814へです
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 22:55:31.26 ID:O1mtdGRIO
>>809

【抜き去られた刀は、その刀身は、全体が一切の光を反射しない「黒」一色であり、】
【そこに彫り込まれるようにして存在している波打った刃紋のみがギラギラと月光を反射していた。】

「ちっくしょう…汚れてないだろうな…」

【刀をいろんな角度から心配そうに見つめる彼女の瞳は剣士のそれであり、】
【得物を丁寧に扱う辺り、それが当人にとってどういった存在なのかを示唆している。】
【手入れを怠っていない様子が、傷一つない黒刀から見て取ることができた。】

「おう。これで借りは返したぜ!私はこう見えても義理堅いんだ。」

「久しぶりだなぁ。元気そうで嬉しいぜ!物売りの方は儲かってるか?」

【鞘を背中から抜き、それに刀を収める。パチン、という気味の良い音が響いた。】
【それから彼女は相手を見て目を細める。一度会った…それも親しくした人物と顔を合わせるのはいいものだ。】
【その人物が例え黒の大陸の吸血鬼であれ、何の問題も無い。】
【相手がそうであるように、彼女もまた「マイペース」そして自由気ままである。】

「まーたおだてやがって…褒めたって何も―――――――――――」

【そこで彼女は言葉を切る。ふと、思い出したことがあった。】
【鳥の糞を弾き飛ばすことのせいで忘れていたのだ。】
【座布団に座りかけた腰を浮かして、】

「ま、待て待てジョーデス…お前こんな堂々と…」

「せめて…あれだ。「歯」を隠せ、歯。」

【緑の国には、というより全大陸に共通することであるが、】
【自分のように大陸の壁無くして付き合えるような存在があるならその「逆」もまた存在する。】
【少女は国に対して狂信的な連中に相手が見つかることを危惧し、慌てて付け加えた。】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:56:01.13 ID:FFyVcTXFo
>>824
/いえ、ならば仕方が無いですよ!
/リアルを優先で!
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 22:57:50.61 ID:OsMe0LLjo
>>822

………にははっ、マハはタダの脳筋バカとは違うんでスよっ!
そぉんな甘々反撃痛くも痒くも、っ……ないんでスッ!

【ひゅん、と右足は空を切る。それだけの勢い、止められないのではないかと思われるが】
【角スコップの先端、それが刺さった辺りでピタリと動きが止まってしまった】
【まるでマハの自力ではない、何か別の物がストッパーをかけたようにである】
【勿論、いくらか刺さったわけで赤い血が肌を汚すが―――すぐさま、足を引いて】

(なんでス、コイツ……最初から奇妙でス、この攻撃も……)
(……マハはなんで、止められるような気がするんでス………?)

【そこからはぐるり、空中で前転してみせて、右足を高く上げ】
【回転の勢いを使って、その踵で相手の左肩を砕こうとするだろう】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/13(土) 22:58:47.33 ID:82++2BWlo
>>785>>814>>827
【貴方が向かうその大樹の陰から何者かが出てくる】
【黒いローブを身にまとった男だ】
【右腰には鞘のようなものが見える】

「…!」

【男は一瞬身構える】
【だが、貴方の状況を見て構えをといた】
【そして貴方に大樹の裏を無言で指差した】
【”隠れろ”そう言っているようにも見えた】

//そう言って頂けると有難いです
/その分レスは早めさせて頂きますm(_ _)m
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 22:59:00.70 ID:yykRlvha0
>>819

や、ワシにはしっかりとゲンソウという名前があるのでござる!

【どうやら間違えを正すことに妥協を許さないらしい】
【二度目の訂正だ。しかもやはり大まじめ】

いやいや……かたじけないでござる

【半笑いで断るかと思いきやお言葉に甘えるが】

ぬ……? ぬぬぬっ……!?

【鎧を取ったらない頭】
【驚き警戒し、爬虫類のような鋭い目
を細めた】
【得体の知らない生物――まるで黒の大陸にでもいそうな個体に】
【臨戦態勢を整えようとしたのだが……】

ややっ、かたじけないっ

【仄かに肉の臭いがする包みを受け取り】
【態度がもとに戻った】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:02:10.78 ID:tryP9lKIO
>>821

「……ッ! ギャンッ…!」

噛み付き捉えようとした狼の眼前、遮る様に顕れたバックラーの姿
いまさら方向転換出来るはずもなく、男に与えるはずだった衝撃のいくらかが、自分の方へと襲いかかる
悲痛な高い叫び声、黄緑色の光を見ながら吹き飛ばされ
後方3m程のところから、悔し気に男を睨みつけた

矢張りあのバックラーの話は、嘘じゃない。
警戒しつつも青年は、攻めあぐねていた
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:04:33.38 ID:vpjrfNMDO
>>823
(…感づいたか?)
(…まあいい、ここで片を付けて仕舞えばいい事だ)

【闇を抑制した後、青年が辺りを探すそぶりをしたのを見て悪態をつく】
【もし、黒の大陸の者が緑の大陸に乗り込み、しかも襲ったとあればただでは済まない。緑の大陸に目を付けられるなんて冗談じゃない、自分は戦いなぞにそれ程興味は無いのだ】
【まあ、ここで捕らえるか殺してしまえばいい、と半ば開き直りに近い結論を出したのだが】

【体当たりの勢いを四肢で踏ん張って殺し、狼が振り向こうとする。しかし双頭が両方別の方向から振り向こうとするので、それすらももたつく】
【どうやらこの狼、双頭の両方に脳はあるが知能は全く無いようで、おまけに仲が相当悪いようだ】

【そんな事をしている間に、狼は次の攻撃へ。飛び掛かって、噛み付き攻撃を仕掛ける】
【頭が二つある分、範囲が広く。片方をかわしても後にはもう片方の頭があるという嫌な追尾性能を持ち合わす攻撃だ】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/13(土) 23:09:42.58 ID:z50hJljAO
>>830

む、これは失礼!ではゲンソウ殿と呼ばせて頂くのである!

【少しデジャヴなやり取りをし、ヘルムを被り直した所で】

ただ持ち腐れていると言うのは勿体無いであるからな!
ゲンソウ殿が腹を空かせていて良かったのである!
私にこれを押し付けた同胞に感謝するのである

【彼は緑ではない、ならば残るのは赤、青、白、黒のいずれかだ】
【いずれにせよ、彼に敵意などは一切無いのだが】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 23:09:45.85 ID:6Gfo/MBLo
>>831
【狼との間合いを測りながら、再度攻撃に移ろうとするが】

「おい、こんな所に狼なんていたっけか?」

『いや、この森には大人しい動物しかいなかったはずだが……』

……!!

【「本物の」エルフの狩人らしき声が森に聞こえてくる】
【どうやら、今の鳴き声で遠くで狩りをしていた彼らに気付かれた様だ】

……命拾いしたな

【そう言うと、ショートボウの矢を投げつけて牽制し、森の中を逃げ去った】

/すみません、時間も遅いので落ちさせて頂きます
/お疲れ様でした
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:11:01.89 ID:FFyVcTXFo
>>829
【大樹は目前、此れで何とか凌げる、逃れられる…】
【その恐怖から解放された安堵感、その足取りも次第にその音の間隔を遅らせて…】

…っ

【しかし、そうも上手くは行かないようで、目の前に何者かが現れる、黒いローブ、腰には鞘】
【女は、ローブの下の其の瞳で、其れを確認、そして身を引く、腕を前に掲げ自身を守ろうとする】

【だけど次の男の行動は予想外な物であり、女は戸惑うだろう、何が起こっているのか分からない】
【しかし男は構えをといた、木影を指さした、女は一礼、コクっとうなずき、その足を木影に運ぶ】

【暫くすると何かが現れるであろう、2〜3人程の緑の大陸の者、エルフ達である、その尖った耳、その姿を見れば理解することは容易なはずだ】
【そしてそのエルフたちはそこに近づいて、男に尋ねる、】

『此処に茶色いお前みたいなローブを羽織った奴が来なかったか?』
【と、木影に居ると、其れを言うのも、逆の道をを教えるのも、はたまた追い払うのも、それは貴方の自由である】

【そして女はその木影で、その大樹に背をつけ座り込む、その手で胸を抑えながら、息をころすのであった】

/はいよろしくお願いします!
/こちら遅レスが多いかも知れないですので…気にされなくても大丈夫です!
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 23:11:04.92 ID:HBo9mqIAO
>>828

ただの脳筋じゃないって、事はバカなのは認めちゃうんだ
いやただのバカじゃなくて脳筋?

でも脳みそまで筋肉ってのも捨てたものじゃないね
反射的に足を止めれて残念だよね

【何時までもこの小馬鹿にした様な態度は治らない。しかも顔も口も何にも無いのだからタチが悪い】
【いや、正確には、この状況で微笑を浮かべているのだ】
【スコップを引いて短く持つ。先程は突きだった為気にしなかったが、短く持つ事で素早く振る事が出来るからだ】

【だが、またスコップを見ていたからか、攻撃はしっかりクリーンヒット】
【形容したくない様な音を立てて左肩が砕け、】
【体ごとグニャリと、気味悪く折れ曲がる】

【反撃はしてこないが、ふとマハの方を見て】
【口角を吊り上げている】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 23:11:18.74 ID:O1mtdGRIO
すいません>>818でした…
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/13(土) 23:16:38.10 ID:MGpl5P4Ro
【緑の大陸 辺境・森林】


【――木々が鬱蒼と茂る森の中、緩慢に歩く一つの人影が居た】
【『戦闘』に関わる者だろうか、身に着けているのは緑を基調とした迷彩服の青年】
【腰には短剣、ナイフ、拳銃……黒縁の眼鏡まで伸びた金髪は汗で濡れ、ぺたり、と張り付いている】


(……、大分と、血が流れたな。)
(何処かで休めれば良いんだけど――こんな時ばっかりは、自分の生まれが悔やまれる。)


【――、右頬には、逆十字の痣=B】
【黒の大陸について少し詳しければ、それが『キルヴェーラ』と云う種族を示す物と理解出来るだろう】
【狡猾、戦闘好き。他者を蹴落とす事を厭わない、忌み嫌われる種族だ】

【よって、村落に寄ったとしても――治療を受けられる保障は無い】
【弱っている体を更に痛めつけられるか、最悪では『敵』と見なされ殺害される虞も有る】



……駄目だ。――友軍でも、待つか。



【すとん、と――或いは力尽きたかのように、付近の木の根元に腰を下ろす】
【尤も、友軍であっても治療を施してくれる保証は無い。見捨てられる事も十分に有り得る】

【其れでも、一先ずは休まざるを得ないほど――腹部から血を流した彼は、疲弊していた】


/余り遅くまでは起きられないかもですが、宜しければお願いします
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:17:46.72 ID:tryP9lKIO
>>834

傷ついた身体を震わせながら、男と対峙して。
ーーー…不意に聴こえてくる、第三者の声

「っ…今度会ったら、覚えてろよ」

ショートボウの矢を、再度飛び退いて躱す
その間に男は森の中に消え、
狼もまた、何処かに向け、歩みを進めるのだった

/流石に遅れ過ぎでしたごめんなさい
/絡み、あり乙でした!
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:18:48.64 ID:yykRlvha0
>>833

【包みをあけ、干し肉をつまみ上げ満面の笑みの前に持ってくる】
【さらに干し肉を上げると舌を蛇のように伸ばし下から干し肉を丸のみにする】
【後一枚は袋に戻し、かたじけない、また礼を言った】

ではさっそく行くでござるよ!

【彼の愛国心は強い】
【だが、義理堅くもある】
【目の前の個体が例え黒でも赤でも】
【例え適だろうと、まずは恩を返すのが流儀】

【キビスを返し森を歩けば小さな村にたどりつくだろう】
【身体を休め、必用なものを買いそろえることができる】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 23:19:09.78 ID:AF+Dcyiko
>>832

(むむ……見つからないスね)
(離れた場所にいるのか……それとも、この狼が単独来たのか……むー……)

……あー!もう、頭を使うのは苦手ッス!
先ずはコイツを倒してから考えさせてもらうッスよ!

【嗅覚で魔術師の存在を察することが出来ず】
【色々と考えようとするが、見たまま頭を使うのは不得手なようで】
【すぐに戦闘に集中する方へと意識を修正し】

手抜きは無し!悪いけど本気で行くッスよ!
情ッ熱のおおおおおおおおおおおおおおおおッッ――

【跳びかかってくる狼を燃える闘志に満ちた両の眼で収めて】
【大地を震わせるかの如き裂帛の気合と共に、少年は狼の攻撃を真っ向から迎え撃つ】

――――ガルル、パーーンチッッ!!

【噛み付きの攻撃に合わせ腰を低く落とし、鋭い踏み込み】
【身体の位置を下にズラし、相手の攻撃座標から逃れると同時に】
【橙色のオーラを纏った右拳で、左方の狼の顎をアッパーカット気味に打ち上げようとする】

【もし直撃した場合、オーラが瞬間的に炸裂し「爆発」属性の魔翌力エフェクトが発生する】
【威力は高いものではないが、打撃のダメージに加えて衝撃と魔翌力の追加ダメージが加わることになるだろう】
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/13(土) 23:20:30.16 ID:82++2BWlo
>>835

「…知らぬな」

【あっさりと返す男】
【どうやら貴方をかばう気でいるようだ】

「…それにこんな目立つ所に来るはずもなかろう」
「…森の民にしてそんなことも知らぬのか?」

【ローブからは口しか見えない】
【だが完全にエルフ達を下に見ている】

//自分も短文レスになるのでお気になさらず
//よろしくですm(_ _)m
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/13(土) 23:22:19.56 ID:CQBMRHi4o
>>826
【完全に黒で構成された彼女の刀。剣士においてからの一部としていえるそれを大切に扱う彼女に対して】
【彼は一人のガンナーとして武器を大切にする面と、道具屋として道具のメンテナンスをしっかりしているという事を見て、嬉しそうに微笑む】
【やはり職人が作ったものを簡単に壊すのは嫌なのだろう。道具屋とて、作った職人の気持ちも共感が出来るようだ】

「埃の一つも付いていない…刀自体の性能もさることながら、セーラさんの整備の完璧さも見られますねぇ…
 大丈夫ですよ、私から見ても汚れていません」

【一見豪快な性格に見えたが、やはり実際は几帳面で、全てのことに手を抜かない、非常に剣士らしい人だなと思えた】
【それこそ剣士の鑑、否、殆どの人が彼女の様に道具を使ってくれれば良いな、と考えながら】

「武士道というものはそういうものらしいですね…流石斬空様、といったところでしょうか
 お久しぶりです。セーラさん…えぇ、元気にやっていますよ。 商売は…そーですね、ぼちぼちですかね」

【相変わらず嬉しそうな彼は、彼女に向かって右手を突き出した】
【どうやら再会の握手らしく、その行動は全てが純粋な少年の様だった。裏を返せば、何も考えていなさそうだが】
【目の前がエルフの少女でも、此処が敵の拠点でも、ゆったりしているのは、彼女を知っているからだろうか】

「いえいえ、本心ですよ…もし出来るなら付き合いたいぐらいっ…どうかしました?」

【心配そうに首を傾げる。何処と無く幼児っぽい】

「嗚呼、犬歯ですね…ちょっとまっててください…」

【そういうと胸ポケットからマウスピースの様なものを取り出して、上の鋭い犬歯に装着する】
【すると口の中の闇とマウスピースが同化して、殆ど一般の犬歯と変わらない大きさになった】

「…こんな感じでいいですか? セーラさん?」

【そしてバッグの中からお菓子とお茶を取り出しつつ】

/遅くなってすみません・・・・
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 23:24:31.83 ID:OsMe0LLjo
>>836

にはっ……?えーっと、どういう………はっ!
ま、マハをバカにしてるでス!?許さんですよこの緑虫ー!
リューゲなんてぼっこぼこのけちょんけちょんにしてやるで、ス……っ?

【確りと肩を捉え、砕く。これ以上無いダメージだ、喜ぶべきである】
【事実、マハはどことなく純真な笑いを浮かべたように見えたが】

【しかし、直ぐに消えた。未だに笑う相手を見て、屍ながら怖気が走ったのだ】
【顔に渾身の一撃を叩き込み、肩を砕いたというのに―――“なんなのか”】
【分からないからふわりと右足を浮かばせて元の位置に戻り、足の痛みに顔を歪め】

(なんでス……変でス、マハは押してるんでス……?)
(か、勝ってこのままリューゲを倒せる、のに……なんでマハは下がったん、でス?)

【それでも、ここで攻撃の波を停めてはならない――止めるような脳はない】
【恐れに対してはただ攻撃翌有るのみと地に降り、両腕での掌底を相手の胸部に打ち込もうとする】
【左足の大怪我、右足の痛みなどもあって、少しばかり足元が覚束ない―――が、どうか】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/13(土) 23:28:25.04 ID:z50hJljAO
>>840

うむ!道案内、よろしく頼むのである!

【ガシャガシャ、と鎧が動く音がよく響く】
【静かな森の中、と言えば当然の事か】

【そして着いた小さな村】

おぉ!やはり住居が大きく違うのであるな!
他の大陸と比べるのはなかなか面白いのである

【初めて見るのだろうか、そう言った所に興味を持っていた】
【このような見た目ではあるが、好奇心は強いようだ】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:31:41.36 ID:FFyVcTXFo
>>842
『チィ、何処行きやがったあの混じりッ』

【貴方の言葉を聞いてそのエルフの集団の先頭の男が呟くのだ、そして後ろに居る2人のエルフを見て】
『お前たちが役立たずだから見失うのだッ!まだ近くに居る筈だ探すぞ!』

【等々、そんな事を部下であろうその者達に吐き捨てて、向こうの道、来た道を戻って行く】
【貴方の顔を見て、なにか不満そうに舌打ちをしながら去って行くのだ】

【そして、その響く足音が消えた頃、木影の裏から女が出てくる、その茶色いローブ、その全てはその布で隠れており】

見知らぬ方…ありがとうございます、
助かりました…

【貴方に向かって言葉を零す、その声は小さくて、再び礼、その上半身を前に傾けるのであった】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:32:32.31 ID:yykRlvha0
>>845

【なかなか喜んでいるように見えて】
【満足そうな笑みを浮かべた。】

すまぬ、ワシができるのはここまででござる
それでは、そろそろ行かせてもらうでござるよ!
【そう言うと踵を返して立ち去るのだった】

//お疲れさまでした!
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:33:28.80 ID:vpjrfNMDO
>>841
(…やはり獣か、野蛮なだけで…!)
(…――!?)

【青年の発言を聞くと、先程と変わらぬ見下した反応をする…が…】
【狼の顎を打ち抜いた攻撃、気になっていたオーラの、その力を目の当たりにして表情を変える】

【それは破裂音であり、衝撃であり、炎である――爆発。であった】
【火薬も使わず、魔術を使える様には見えないあの獣が。天性の力か後付けの物か、爆発という単純で強力な力を使ったのだ】
【それは魔術師にとって、脅威であったが、それと同時に興味が湧くきっかけでもあった。あのオーラは一体、何なのか】

【魔術師が青年の力に見取れている間、忘れられた可哀相な存在もいた】
【アッパーの衝撃で吹き飛び、地面に落下した狼。その左の頭は衝撃で気が飛んでいる】
【しかしそれでは終わらないのが、双頭の利点。立ち上がった狼が、残った頭が青年を睨みつける】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国)2011/08/13(土) 23:37:05.46 ID:z50hJljAO
>>847

うむ、感謝するのである、ゲンソウ殿!
ここなら道を聞いて帰る事も出来そうなのである!

【村の人からの扱いが少しばかり怖いが、まぁ大丈夫だろう】
【そう言い、ゲンソウを見送って、それから少し後】

また私の名を名乗ってはおらんではないかぁぁ!!

【そう言って、膝をついたと言う】


/ お疲れ様したー
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 23:37:50.72 ID:O1mtdGRIO
>>843

「あ、そうか。あんた行商人なら刀の細かい手入れとかもできるんだよな。
いいよなあ。私細かい作業が苦手なんだよ。不器用だからさ。」

【相手の隣のアタッシュケースに目をやる。】
【前に会ったときに短剣をくれた。あの切れ味からして、また目の前の人物も、道具の細かい手入れに精通していると思ったのだ。】

「そかそか!そりゃあ良かった。私も何か買いたいところだが…その、金がな…」

【万年金欠である彼女は相手の商売の利益に加わることができなかった。】
【少し残念そうに頬を掻いた後、相手の握手に応じる。】
【その表情はやはり子供のようで、純粋。】
【どこまでも汚れの無い、そしてどこか「弱い」ものであった。】

「ん…あ、おう。へえ…便利なもんだな。」

【目のいい彼女がみても、違和感がない。】
【相手の行動は理にかなっており、そして完璧と言えた。】

「あ、いいのか?今仕事中だろ?終わるまで待つぜ?」

【男の行動を見て、そう提案する。仕事の邪魔をしたら悪いと思っていた。】
【しかし、それでもちゃっかり腰を下ろしているのは、菓子と茶に本能が釣られているからである。】



/いえいえ!
/全く気にしないのでゆっくりでいいですよ!
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/13(土) 23:38:27.57 ID:HBo9mqIAO
>>844

許して貰わなくてもいいよ
……慣れてるしね

【再び体勢を戻し、ダラリと垂れ下がった左腕をそのままにマハを見据える】
【その顔には一辺の感情も無いが、相も変わらず口は三日月の様に曲がっている】

駄目だってー……
   オクビョウ
もっと慎重じゃないと……

【未だ噴出する気持ち悪いオーラが彼を包んだ様に蠢く】

【実際見せられれば話は早いのだが、形容するなら】
【漫画のトーン(色の濃淡を出す点々)を複数重ねた怪奇模様が上下左右に蠢き、目と口だけが白抜きされている姿だ】

【リューゲは掌底に合わせて、横にしたスコップを叩きつける】
【簡単に言えば、真ん中を貫く棒で両手を止める様な形】
   ヤッチャウ
――死んじゃうよ?

【と、なると今は……というかさっきから接近した状態】
【そこから身を乗り出して、そう言い放った】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 23:38:30.44 ID:1DRXm+OJ0
>>838
//こちらも2時ぐらいで撤退になりそうですが、まだ居らっしゃいますか?
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/13(土) 23:39:23.11 ID:MGpl5P4Ro
>>852
/はい、居ますよー
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:39:54.27 ID:nf/tVwMSO
【青の大陸】
【首都:海底都市アトランティス】


緑か白の大陸の人は、いないもんかなぁ……

【 蒼色の髪をショートヘアにした女性がぶつぶつ呟きながら歩いている。】
【上はさらしに下には黒のスパッツという中々露出度は高いが、とても動きやすそうな格好をしていた。】
【彼女は左腕から左手にかけてが機械となっていて――それは彼女が赤に生息している種族、スチームメタルである事を何より表していた。】


大陸同士が敵対しているとはいえ、
中には話し合えばちゃんとわかりあえる人もいると思うんだよねぇ…
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/13(土) 23:41:14.94 ID:82++2BWlo
>>846

「…緑も黒も兵士は大差ないな」

【エルフ達の背中を見ながら小声でそうつぶやく男】
【そして、その後は何事もなかったかのように大樹に視線を向けた】

【貴方が出てきた時、男は視線を大樹から外した】

「…例はよい、それよりも事情を聞かせてくれ」

856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/13(土) 23:46:47.54 ID:AF+Dcyiko
>>848

【獣人の少年、ガルル・ル・ルルガの特異能力「熱血闘気」】
【体内の魔翌力をオーラ状にして顕現し、爆発を引き起こす魔法である】
【先天的に身につけたスキルであるため、後天的な「魔術」に比べ大雑把な構成ではあるが使い道は多い】

はっ……はぁ……!
ど、どうッスか!痛い目を見て懲りてくれると嬉しいんスけどね!

(何とか、練習通りに動けたッス……!)
(このまま、ペースを保てればきっと……勝てるッスよね……!)

【ガルルは、今の交錯だけで荒く息を吐き大量の発汗をしていた】
【下僕に過ぎないとはいえ、黒の民との戦闘は初めてなのだ】
【普段からしている、生きる糧を得るための「狩猟」とは違う、純粋な「殺し合い」】
【その緊張感はガルルの未熟な精神を、肉体を蝕むのだった】

まだやるっていうのなら……俺は逃げも隠れもしないッス!
逃げるのなら、今のうちッスよ……!

【己を鼓舞するように、二度ほど自身の頬を張ると】
【今度はガルルから狼に向かい動き出した】

【獣人の名に相応しい高い身体能力を生かした疾走】
【二本の脚で強く地面を蹴り、一気に狼との距離を詰めに掛かり】

白熱の……ガルル、キィィィィーーーック!!!

【狼の残る頭部に向けて、右足による中段回し蹴りを放つ】
【膝ほどまでを金属製の鉄甲で覆った脚に、更に先ほどの拳同様に橙色のオーラが纏われている】
【直撃した場合、打撃ダメージと共に小規模の爆発エフェクトが発生する】

【しかし、動き自体は直線的で軌道を読みやすいものだ】
【狼の対処能力がある程度あった場合、回避・防御・反撃などのアクションを取ることも可能だろうか】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/13(土) 23:51:02.22 ID:OsMe0LLjo
>>851

【強烈な掌底と、堅固なスコップが衝突して、ひどく鈍い音が鳴る】
【蹴りの時よりも強い痺れが、マハの全身を支配して――そんな時だ】
【ぬっ、とリューゲが身を乗り出して、その背後にオーラが見えたのは】

あ、ぁ……な、何でス“おまえ”………?
マハに、なにを……や、止め……っ!

【思わず小さな悲鳴が出た。白い肌に走るのは、最早恐怖以外の何者でもない】
【どうしてここまで相手を恐れるのか、それはマハ自身にも分からないが】

【しかし、恐れてしまったという結果は変わらない―――思わず、一歩下がってしまう】
【もちろん手も引いて、運悪く大怪我をした左足で。そして、血がぬるりとその足を掬い】
【ほんの僅かしか離れていない距離で、戦闘の距離で、少女は怯えながら座り込んでしまったのだ】

【さっさと腕なり使って離れれば、でなければ先程のように浮き上がれば】
【それをすればいいのにできないのは、本質的な恐れのせいであろうか】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/13(土) 23:52:03.89 ID:FFyVcTXFo
>>855
【事情を聞かせてくれ…それは進んで話すべき事では無い】
【しかし目の前の男は自分を助けてくれた、誰かも分からぬその女の事を】
【ーーーーーーー暫くの沈黙、そして女の口が開く、その表情はローブの影で、口元すら】
【肌の色すら分からぬ者】

……先の人達が言っていた様に…私は混じり
混血、純正なエルフじゃない…

だからあの人達は私達を嫌う…追われる…
遊びのように、私達を傷つけるだけ…

【そこで女の言葉を止まる、迫害されてきたと、其れを言って】
【言葉だけでは分からないかも知れない、その者の姿が他のエルフとは全く違うと言うことに】
【しかしそのローブは脱がない、其れを気にしているようで、その自身の姿を嫌っているようで】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 23:53:00.28 ID:1DRXm+OJ0
>>838 >>853

【この世界においては、兎角物事を色で判断するきらいがある】
【確かに大まかな特色というのは有るし、強ち愚行とも言えない事だが】

く……、流石に、連戦は堪えるわね
『黒』でも無いのに夜を良く知ってる、さすが現住者――、……ん?

(頬のターンクロス、キルヴェーラ、黒だからには同盟者か)
(傷入れただけの騙りって可能性は――ないわ、利益になるケースが限られすぎてる)

(……フォルネ、恩を売っとくべきよね?)

【そちらに気付いた様子で、近付いて来る人物】
【『彼女』については――その判断を付けるのが、難しいかも知れなかった】

【明るみになったその者の第一印象は、『昏い青』ではあった】
【人型で、稚(いとけな)さの残る少女の姿をしているが、水着めいたボディスーツを纏い】
【肩や脛や背筋、股間など、要所要所は装甲で固めているが】
【所々で損傷があり――凹んでいたり、皮膚が覗くなどしていて】

はろー、いやぐっどもーにん?まあそれはどうでも良いのだけど。
……あんた、逸れた仲間たちの主な種族は?どんな敵を相手にしてきたの?

【対して髪色と眸の色は、黎明の太陽に似た独特のオレンジ色】
【ぱっと見ては――『赤』が一番近い、鮮やかな色合いを宿していて】
【装甲のデザインラインも、赤の種族好みしそうなものだった】

――正直に教えてあげたら、私が助けてあげる。

【鎌をかける、と言う程でもないけども】
【自分に敵意の無いことを告げ、相手の状況を探る言葉を】
【座った男を見下ろす、前方3メートルほどの距離に立ちながら】
【少し気だるげな声で――彼に、投げかけるだろう】

//いやっふー!!
//ではよろしくお願いしますね
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/13(土) 23:53:40.50 ID:CQBMRHi4o
>>850

「えぇ…後たまにですが刀も作りますよ…!
 ふふっ、私にはそうは思えませんよ、一寸の狂いも無いほど綺麗に整備されてます。 これほど綺麗に出来る方は早々いませんよ」

【アタッシュケースは黒と赤色の二面で構成されていて、どこと無く怪しい雰囲気を出していた】
【先ほどの剣さばきと刀の状態から見て、彼女は刀の類の整備に精通しているのだろうと感じ取った】

「いえいえ、セーラさんの様な方に金をせびるほど柔じゃないですよ…それに私は血でも代価を頂きますからねぇ…」

【前回、そして今回の様に、綺麗な女性などが相手だと、どうしても過剰にサービスしてしまうらしく、もっぱら手持ちは少ないのだが】
【売り上げなどは余り気にしないらしく、その言葉は本当だった。】
【嬉しそうな、純粋無垢な子供の様な笑みを出す彼女に釣られて、より爽やかな微笑を浮かべた】

「えぇ…本来なら切断するのが良いのですが、血を吸うときに無いと不憫なものでして…」

【恥ずかしそうに、こめかみを撫でる彼は、やはりヴァンパイア。血を吸わなければ死んでしまうかもしれないのだ】
【それに先程言ったとおり、商品の対価を血で払わせるときに、口で直接吸ったほうが早いの重宝してるらしい】
【そして目の前に座ってくれた彼女を見て、ますます嬉しそうになる】

「良いですよ、今日の仕事はこれで終わります!
 ………あ、お酒とかどうです? セーラさんが好きそうな、ほのかに甘いやつもありますけど…?」

【バッグを開けて、甘い匂いが漂うワイン瓶の様なものを取り出す】
【そして彼女の目の前には、マカロンの様な茶菓子と、ワイングラスが既に置かれていた】

/すみません、ありです
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 23:54:32.83 ID:1DRXm+OJ0
//あっ、さっそく>>859に消し忘れによる台詞ミス、申し訳ない
//最後のセリフを次の内容に変更して下さい

――正直に教えてあげたら、私が助けてあげる。

862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/13(土) 23:55:16.72 ID:1DRXm+OJ0
//違う違う、>>861をもう一度修正します
//スレ汚し御免なさい

――正直に教えてくれたら、私が助けてあげる。
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 00:04:03.08 ID:Kp0D0YjYo
>>858

(どの種族も弱いものを狙う)

【『師』の言葉が思い出される】
【自身が村ごと殺されたように】
【緑で出会った”身内”もまた苦しんでいる】

「…そうか」

【そう言って彼は】
【――――静かに彼女を抱きしめた】

「…つらかったろう」

【貴方がはねのければ彼は倒れるほど優しく】
【優しく男は貴方を抱いた】

864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/14(日) 00:06:06.15 ID:l1uWw4XAO
>>857

【右手で構えたスコップを下ろすと、リューゲは少しふらついた】
【見えぬ力を酷使したか、何かか。しかし今はそれを知る手段は無く、】

何もしてないってば
ただ君に現状を解らせて上げたいだけだって

【ここで漸く、リューゲの顔に笑顔が浮かぶ】
【だがそれはあまりにも、半紙みたいに薄っぺらいと言うと半紙が厚すぎて失礼な程に意味の無い笑みだ】

だからほら、安心してよ。これじゃ俺が悪役みたいじゃん

【リューゲはマハの方に少しずつ歩き出した。少々覚束ない様子だが、その歩みすら気持ち悪く映るかも知れない】
【その手にはまだ、スコップがしっかりと握られていて、】

だから立って、立って逃げて俺に無様な姿を見せてくれ
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 00:06:09.02 ID:WMnVulRDO
>>856
(…また、爆発か?)
(…あの犬ではどの道無理か、次に会うときの為に目に焼き付けておくか)

【仕向けはしたが、あれじゃ遂行出来ない。若しくは、最初から解っていたのかもしれない】
【折角だ、体は今回は諦めるとして、力だけは再び見ておこうと】

【一方で、青年の攻撃に対する狼は、とてもいい手を思い付いた】
【回避すれば反撃までが遅くなるし、防具も何も無い体じゃ攻撃を受けられない。ならば盾を使おうと、狡猾な狼は考えた】
【すぐ隣に盾がある、攻撃を受けて、舌を垂らしてうなだれた頭を口で掴み、盾にする】
【これで、憎き相手も潰し、戦う相手に反撃の手立てもできる。狼は、そう考えた、なんと愚かな事であろうか】

【当然ながら頭は違くても体は同じ、ダメージの蓄積は変わらない】
【そしてその上、当然それしきで防げる攻撃の筈もない。狼がそれに気付くのは、攻撃をくらった後であった】
【阿呆な狼が完全に戦闘不能になった時、魔術師は青年の力に夢中だった】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/14(日) 00:07:26.16 ID:go7W7gHSo
>>859

【――、同じく人型の彼は、双眸を上げた】
【出自を示すかの様な、『黒』の双眸。捉えたのは、青とも赤とも似つかぬ者】

(……、どっちでも同じ、か。)

【『味方』から『敵』と見なされる――どちらにせよ、そう言う立場だ】


…、…色々、だよ。
ウォービーストも居れば、ドラゴニートも。
若しかしたら他の大陸の奴も居たかも知れないけど、覚えてない。
――、寄せ集めの急造傭兵部隊だからね。


相手にしてたのは――、スケルトン。
……お得意の集団戦法に押されて、ビビって隊長が逃げ出した。
後は、お決まりさ。 …、…言わなくても大体、判るだろ?


【腰の武器に『他人の血』が付いていないのは、彼の言葉を信じるに足る材料か】
【…、…尤も、拳銃を使ったのならば話は別だが】


――君は『何色』、かな。……俺は一応、緑に雇われてる。


【「後、今はこんばんはだよ」――、そう言って、苦笑い】
【気だるげな彼女とは対照的に、何処か楽しそうな青年だった】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 00:10:32.43 ID:qwI5wL0IO
>>860

「やっぱりか。ほうほう!今度見せてくれよ!」

【職業柄…というべきか、やはり刀剣類には興味があった。】
【少女は思わず瞳をキラッと光らせる。隣のアタッシュケースに入っているかもしれないと思うと、】
【やはり視線はそちらへ。少女の刀のような黒と、そして相手のマントのような赤で構成されたそれは、どことなく怪しげで、そして禍々しい。】
【中が無限であることを思わせるような存在感を放っているように思えた。】

「血でも…?ふうん…やっぱりヴァンパイアっぽいんだな。
ま、でもいいかもな!トレードマークみたいなもんだろ?」

【思ったことを思ったときに言うのが彼女の癖である。】
【考えなしにポンポンと飛び出る言葉は全て本心であり、】
【相手へ対する気遣いというか、そう言うものがあまり無い。】
【もっとも、誰に対してもこのような接し方であるので、当人は気にする余地もなかった。】

「おう。いいのか。何か悪いな。」

「んー…酒か……飲んだことねえな。」

「…!!…甘いのか。そんなら貰うぜ!!」

【ワイングラスをさっと差し出す16歳。】
【いつもならこの通りは、自衛のためとパトロールを兼ねた獣人の傭兵が闊歩しているのだが、】
【今は時間が時間だ。人通りは少なく、この小さな宴会も目立たない。】
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 00:13:53.80 ID:NNaoUPJSO
>>854で再募集しています。
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 00:17:21.67 ID:Psme08oUo
>>863
【初めて他人から、家族以外のものから受けた優しさ】
【元は震えが止まらなかった、この人も私を傷つけるのかも知れない】
【あのエルフ達のように、元は優しく誘い、ソレでまた、私を突き落とすのかも知れない】
【震えが止まらなかったーーーーーーーその小さな、細く弱々しい体、その鼓動…でも、】

【その抱擁は優しかった、同じ匂いがした、苦しみを分かってくれる気がした、そしていつの間にか震えは止まっていた】
【だけどーーーー其れに甘えては居られない、どれだけ優しくされても、それは自分達でしか解決出来ないから】

【その女は貴方の胸に手を置く、そっと、そしてゆっくりとその手を押すだろう】

ーーーありがとう、
ーーーーーでも……甘えるだけじゃだめだから…


【その優しさは嬉しかった、でも其れにずっと浸っているわけにも居られない】
【そこで甘えてしまうと…これからずっと依存してしまう気がして、そっとその胸を押す、】
【突き放す訳ではない、その自分への厳しさ、そっと、その身を離す】

…ごめんなさい、始めた会った貴方にこんな話をして‥.
私はゾラ…貴方は…?

【と、その小さな声で、貴方に問う】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 00:18:04.44 ID:0jzI7lFso
>>865

ふぅ、ふぅ……フゥゥーーー……!
こ、これでやったッスか……?もう、ゆっくり眠っててくれッス……!

【全力で攻撃を放った為か】
【死地に於ける命の奪い合いに、勝利の手応えを覚えたためか】
【ガルルは牙を剥き出しにし、激しく息を荒らしながら狼を睨んでいた】

【手傷は負っていない。しかし、余裕の勝利とはとてもいえない】
【一歩間違えれば理不尽な死が訪れる戦いを思い返し、喉はカラカラに乾き脚は微かに震える】
【ガルルはそれらを、奥歯を噛み締めて必死に抑えると】
【周囲に視線を巡らせながら】

――隠れてる奴がいるなら大人しく出てくるッス!
こんな魔物を差し向けて、自分は高みの見物なんてやり方が汚いッスよ!!
正々堂々!姿を見せて俺と戦うッス!!

【声高らかに、吠えた】
【他に敵がいるという確信はない。ただ、いないという確証もなかった】
【一人の若い戦士燃える意志を言葉乗せながら、いるとも知れぬ黒の民に呼びかける】

【だが、未だ世界の理すらも知らぬ少年の余りにも青臭い声は】
【狡猾な者からみてば、余りにも滑稽にしか映らない……そんな代物であった】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/14(日) 00:20:29.92 ID:9OsXrFNvo
>>864

何、も……っ,ウソでス!で、でないとマハが、こんな……っ。

【怯えの走る表情に、本物かも疑わしい笑みが向けられる】
【それだけで、マハは口を噤んだ。汗が幾筋が、頬を流れて】
【そしてずるっ、と後ろに下がった所で、ようやく足の痛みから意識を持ち直し】

【タンッ、と右足で飛び起きる。その運動能力、やはり生きるもののそれではない】
【そして、髪などとと同じように真っ白な瞳をスコップに向けて―――】

(ご主人サマが、言ってたでス……『必要な時に、必要な分だけ』)
(……だったら今は、こんなみょうちきりんな緑を相手にスるのはっ)

み、見せてくれと言われたら仕方ないでスっ!言葉のとおりにしてやるでス!
……でも覚えてろでス、リューゲ。次に会ったら容赦しないでスよ――!

【ふわりと、浮かぶような跳躍。右足一本で、樹の幹から幹へと飛び移る】
【それこそつまり、逃走。リューゲの言うそれであり、惨めこの上ない行動だ】
【しかし、今は生死をかける時ではないと―――白い無垢は、今までで最も聡い行動をとった】

/と、こんな所でしょーか?楽しかったです、お疲れ様でしたー!
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 00:24:54.02 ID:Kp0D0YjYo
>>869

「…たまには甘えることも重要だ」

【ゆっくりと貴方から離れる男】
【見える口元は微笑していた】

「…驚かないでくれるか?」

【そう言ってゆっくりとローブをはいだ】
【その中から出るのは黒い髪と白い肌】
【そして、血よりも濃い紅蓮の瞳】
【――俗に言う”ヴァンパイア”】

「…”劣等種”のラマサだ」

【そう言って軽く会釈する】
【言葉からは迫害されたものの重さがにじみ出ていた】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 00:25:20.75 ID:lr5J6H5bo
>>867
「血液を流して固めて…鋼鉄すら上回るほどの能力を持った刀とかですかね…
 作るのは2分もあれば出来るのですが、肝心の血が足りなくて……今度分けてくださいね? その分いい刀作りますから」

【流石に覚えていないと思うが、かつて彼が使っていた銃も同じカラーリングだった】
【彼女が持つ素朴さとは真逆とも言える、彼の作る刀類が、彼女の体と馴染むかは別にして、そのケースの中には】
【果たして希望と呼ばれるものが入ってるのか、それとも絶望しか入ってないパンドラの箱か――】

「えぇ、セーラの長い耳と同じですよ。 私の歯が鋭いのもヴァンパイアで有る証、というヤツです
 ふふっ、有難う御座います……因みに人によって血の味も違うんですよ? 多分セーラのは美味しいと思いますが…」

【少女の雰囲気に慣れたのか、彼もさん付けを辞めたらしく、普通に呼び捨てで読んでいた】
【しかしながら彼は、そういった物に特別な感情を抱くことは無いらしく、逆に嬉しそうだ】
【ポンポン言ってくれるほうが、物静かな彼にはあっているらしい】

「酔って性格変わる人いますからね…セーラも気をつけてくださいよ?」

【そう呟きながら、まずは自分のグラスに注いで、次に彼女のグラスに注ぐ】
【ほのかなピンク色の液体は、見た感じと逆に、少しアルコール分が強そうだ】
【そしてグラスを左手で摘んで、乾杯をしようと軽く上げた】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 00:27:16.36 ID:C8h194fR0
>>866

【余りにも正直に答えられてしまった】
【自分で状況を設定した割には、少女は拍子抜けした顔をして】
【同時に――少しばかり、驚いた顔をしてみせる】

 【虚言はないか、有るにしても極めて少ない含有量だろう】
 【少女は、皮肉げに乾いた笑みを浮かべ――】

へぇ……ずいぶんとそんな多種族を集めたと感心するものだけど
この大陸は居心地がいい、故里を捨てた移民も多いのよね

でもウォービーストは「現住」だし、ドラゴニートは案外に差別されてない
意外なのはあんたよ、“キルヴェーラ”――確かに、黒の中でも嫌われてるらしいけど
外に居る者たちは、よりいっそう警戒をするものだと思うのに

【そこまで述べると、一度言葉を区切った】
【多国籍軍が烏合とは言え成立する。居心地はよかったのだろうな、と思いつつ】
【少女は、少し顔色を落として話を再開する、その前に】

【手をかけるのは――両太腿に位置している、『ホルスター』】
【銃ともトンファーとも付かない、奇妙な構造の兵器を】
【かちゃりと迅速に抜き出して、男に突きつけようとするだろう】
【形だけの虚仮威しでは無い。擁するは砲口、孕むは僅かな熱気であり――】

……青とも言えるし、赤とも言える。自由な高等遊民――いや、働いてるんだけど。
現在のクライアントは黒よ、多分あんたの肉体の故郷

言っとくけど、純粋な赤ほどバカじゃないし、真っ黒でカチカチな頭でも無い
こうするってのは、お互いが変な行動をしたら殺し合える
まあ――話を始める前の、前提ってやつよ

【物騒な行動の割には、殺気の類は発していなかった】
【口調も変わらず――舌足らずな声色だが、淡々たるリズムで】
【しかし時折冗句を混ぜながら、また暫し口を閉じ】

その様子じゃ、賃金を払ってもらえるかも分からない
それに加えて――正直、「環境保護」に思い入れがありそうにも見えないわね

……「こっち」に、舞い戻る気は無いかしら?
私の上官は多少は使えるわ、使えるバカって言うべきだけど――

(………わざわざ緑に付いてる黒、芳しい答えはどうかしらね)
(とは言え傷の度合いはあっちが上――逃げて合流するくらいは、出来るか)

【「こんばんは」――修正された挨拶は。終ぞ無視していた】
【或いは、“まだ”それを返す時で無いと、判断しているのかも知れなかった】

【鬱陶しく思うのなら、銃を向けられる段階から反抗は可能だ】
【――この少女、少なくとも神に恵まれた勇者では無いのだろうから】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 00:29:16.03 ID:WMnVulRDO
>>870
【青年の怒鳴り声を背中に、樹木に寄り掛かる魔術師は呟く】

…単純な獣が

【一瞬、無視して帰ってしまおうかと考えた、しかし、と立ち止まり考え直す】
【単純な馬鹿は、上手く刺激すると面白い科学反応が起こる】

【ゆっくりと、右手に持った黒い杖を肩に担いで木陰から出て来る】

目には目、獣には獣を…と思ったが
成る程、同じ獣にも格があるか

【言葉には罵倒を、纏う雰囲気には闇を。明らかに解る、黒の大陸の者らしい空気で、青年の前に出て来る】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東海)[sage]:2011/08/14(日) 00:30:59.82 ID:l1uWw4XAO
>>871

本当の本当に、何も、なんだぜ?

【笑顔から先程までの微笑に戻り、マハの顔を眼球に収める】
【恐怖に囚われた相手は、その目にどのように映っただろうか】

【また、実際の所はリューゲは“ナニカ”していたが、それはまた別の話】

覚えていれたら良いな、マハ

【そして、】

――よく出来ました……

【背を向け、土嚢の袋を掴んで、】
【醜く、汚く、恥じらうべき、もっとも尊い行動をとったマハに、賞賛を送るのだった】

/お疲れさまでした!
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 00:39:09.38 ID:0jzI7lFso
>>875

……素直に出てきてくれたッスね。
いい度胸ッスよ黒の民。
まさかもうここまで入り込んでるなんて、正直なところ予想外だったッスよ

【両拳の鉄甲をガチン、と打ち鳴らしながら】
【燃える意志を瞳に宿し、獣の身体で身構える】
【しかし、問答無用で襲いかかるといった反応ではない】
【その辺りは「ただの獣」とは違う。低いながらも意思の疎通が可能な生物である証明でもあった】

黒の民、お前が何をしに緑の大地に踏み込んできたかは知らないスけど
お前がこれ以上何もせず、このまま黒の大地に帰るのなら見逃してやるッス

でも、もし抵抗するなら……緑の大地を守る民として
さっきの狼みたいにボコボコにして送り返してやるッスよ。……どうするスか?

【侵略者に対して、余りにも甘い反応】
【普通の者ならば最低でも捕獲し、尋問の一つもするものだろう】
【それを帰るなら見逃してやるとまで告げているところから……ガルルという少年の気性を窺える】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 00:39:33.54 ID:Psme08oUo
>>872
【ヴァンパイアと言うと黒の大陸の者、今は私達の敵、でも目の前の彼は優しい】
【そして私の中に眠る一つの力、私の神祖、それが居た所、黒の大陸】

……黒…でも優しい黒
何故…?何故…私に緑の私に

【疑問が湧いてくる、心の奥から、緑の大陸を奪おうとする黒、でも彼はそんな様子じゃない】
【そしてその疑問は少し、次の言葉で解消される、劣等種、昔から両親に聞いていた】
【黒のものは傲慢な者が多い、誇りを持っていると、しかしその男は自分を劣等種だと言う…重い言葉…】

ラマサ……劣等種…

【そして、その場所に、その言葉を言って、其の顔を見上げた、男の顔を、その肌を、その目を見上げたその瞬間】
【風が吹く、一つの風、其れはローブをはだけさせる】

【そして布は飛ばされる、ただ、羽織っていただけの布、その者の姿が露になる】
【温度を感じさせないような、薄暗い灰色の肌、菫色の双眸、銀色に光る髪…尖った耳それが、露出される、】
【緑の者とは思えぬ其れ、先のエルフとは全く違う色】

……驚かない…私も似たような者…だから
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 00:41:32.09 ID:qwI5wL0IO
>>873

「に、2分!?……すげえな…カップ麺かよ…」

【いや、それより速い。さらっとすごいことを言う相手に目を剥いた。】
【しかも硬度が鉄以上と着ている。何気ない一言で、】
【相手の「工匠」としてのすごさを伺い知ることができた。】

「私の血でか…でも、ま、私にはこいつがいるからな。刀はこれ以上必要ないぜ。」

「自分のを作ってみたらどうだ?刀じゃなくて拳銃とかさ。」

【そっと黒刀を撫でるその姿は、やはり刀に対して敬意と愛情を持っていた。】
【まあ、剣客の性と言ったところか。呼び捨てにも特に反応しない。というか、】
【我彼の距離が縮まった気がして小気味よくすらあった。】

「はあ?…そんな奴いんのかよ。」

「ふん。アルコールで自我を飛ばしたりしねえよ。乾杯。」

【こん、とグラスを傾け、乾杯に習う。】
【強がりを言ったが、当然自分のアルコール耐性を知る良しもなかった。】
【なんせ生まれて初めて飲むのだ。いつも飲むハチミツ500倍濃縮リンゴジュースとはわけが違う。】
【グラスを引き、少し中身を見つめてから、恐る恐る一口。】


「ふむ……悪かねえ味だな…」

「……」

「……あら…何か……ひっく…」

【そして一秒で酔った。目がトロンとなり、潤み、頬に朱が差す。】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 00:43:43.42 ID:DNXsa2rAO
【生命を育む源の、その透明な雫を跳ね飛ばす音は、静かに深く緑へと馴染む】
【清廉な緑の大陸、その息吹にぽつりと落とされた黒の穢れは、滲むように周囲へ広がって】

……黒の大陸、か
一回くらい、行かないと……けど……

【サイドだけが他よりも長く、夜を切り裂く紅蓮の髪が彼女の鎖骨辺りで揺れる】
【臙脂のリボンタイが首許で揺れる白いカッターシャツ、それは縦縞模様を違う濃さで描いた黒のジャケットの下から裾がはみ出るほど長いもの】
【タイと同色の紐をベルト代わりにジャケットの上から結び、スラックスでなく昏い夜色の袴とブーツを合わせた女性は】
【己の身の丈よりも長い細身の刀を、何故だか湖に突き立てて水面を乱す作業の真っ最中であった】

【磨き上げられた鏡面を彷彿とさせる筈の水辺に佇む、淀んだ気配】
【空を見上げれば浮かび上がる月が全てを飲み込む穴のように見えたのは、やはり、この場にそぐわない者のせいなのか】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/14(日) 00:44:10.19 ID:go7W7gHSo
>>874

【――突きつけられる砲口に、寧ろ、興味深く覗き込む様な目線】
【…、…風評どおりの性格だとすれば、一連の動作も『演技』と取られるのか】


……、うん、それは当然の行動だ。
俺は今、殺されたとしても可笑しくは無い状況なんだから。


【一方、此方の方は――対して武器を取る事も無く、相手を肯定】
【「逆も然りだし」と言葉を付け足せば、彼女の続く言葉を耳に入れる】


…、…“此処”で、満足か不満足かは知らないけど生きて行けてる『キルヴェーラ』。
それが、今の身分を捨てて――、また、「生きにくい」場所に行くと思う?
――賢いやり方なら、俺は「嘘」を吐けばいいんだろうけど、ね。
参りました、降参です、どうか私めをこき使ってくださいー、……ってさ。


――、そもそも、『約束』を守らない人と同僚になるのは嫌だなー。


【『生きにくさ』と『死』――、どちらを選ぶかといえば、当然前者なのだろうが】
【だが、苦笑交じりの青年は。ともすれば『後者』を選びそうな発言をかました】
【加えての発言は、一種、「わざとらしい」様な。冗句を言うのと同じ声色で】

【――「報酬は前払いだよ」、と。如何でも良い文句を付け足した】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 00:47:26.61 ID:fdJAujSHo

―――――……………。

【月明かりの下、木々の囀りと梟の鳴き声を子守唄に樹の幹で獅子は眠る】
【ウォービーストと呼ばれる獣人の中でも一際目立つ、金色の鬣と紅褐色の肌の巨躯】
【獅子の頭部は安らかに、それこそ死んだように静かなものであった――――】

【彼の紺色の布服は微かに赤黒く濡れていて―――それが血液であることは予想するに容易だ】
【一時の休息。仮眠に入った彼を護るように様々な動物達が取り囲んでいた】

【一度、敵意や殺気を持つものが現れたなら動物達は彼に危険を教えるだろう】
【それ以外の者ならば、戦いの傷を癒す為に彼を暫くは寝かせたままにするのだろうか】


………む、ぅ……。


【大きく息を吐いて胸を上下させる。何か夢でも見ているのか、彼は少し眉間に皺を寄せる】
【彼の右手に装着された”大地の籠手”が静かに、それでいて確かに緑黄色に輝いていた】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 00:53:59.00 ID:Kp0D0YjYo
>>879

「…弱き者を助けるのに種族は関係ない」

【彼の生きる目的の一つ】

「…”強者は弱者を守るために力を使う”」
「…誰もが気付くわけでもないこの世の常識だ」

【答えるラマサはゾラを見る】
【その時に吹く風】
【はだけたローブの下にある姿を見て息をのむ】
【恐らくは感動したのだろう】

「…似てはいない。私と違いゾラは綺麗だ」

【そう言って鞘をなでた】
【瞳には一瞬悲しみが浮かぶ】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 00:54:51.08 ID:WMnVulRDO
>>877
ああ、安心するがいい、私は別に大陸の意向として攻め込む気は毛頭無い
今日は少し…研究材料を取りに来ただけだ

【空いている左手を動かしながら、青年の眼を、冷たい視線で見つめ返す】
【やはり、言葉も視線も青年を見下しているというのが見て取れる】

殊勝だな、獣。それはつまり、私が抵抗しないと有り得ない希望を抱いているのか?それとも、私を力付くで捩伏せられると、本気でそう考えているのか?
…どちらにせよ、気に入らん獣だ。己の力量も相手の力量も計らず牙を向く事は、威嚇ではなく自殺行為だと言うのに

【気に入らない、自分が下に見られる事を病的なまでに嫌う魔術師は、青年の些細な言葉にさえも突っ掛かる】
【「ここで言うことを聞かなかったとして、貴様にやられはしない」と、強く憎悪と自尊を込めて言い返す】

…言葉には気をつける事だな、私の機嫌が良くなければまた結果は違っていた。猟犬もいなければ狩りも出来ん、今回は引いてやる
次に出会った時こそ、貴様を捕らえ、その力の全てを見させて貰おう

【杖を回して、トンと地面を軽く突くと、狼が魔法陣に包まれて消える】
【それを見届け、捨て台詞とも取れる台詞を言い残すと、魔術師は歩いて森へ、元来た道を帰って行った】

/お疲れ様でした
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 01:02:46.36 ID:lr5J6H5bo
>>879
「えぇ…普通の作り方と違うので…ですが私は貴方の様に刀を使うことは出来ませんよ…
 工匠は最高の剣士に剣を作ることが至上の喜びですからねぇ…絶対に作りますよ!」

【笑いながらアタッシュケースを目の前に運び、鍵を慎重に開けていく】
【どうやら少女が持つ刀に見とれて、自分の銃も取り出したくなったらしい】
【カチャカチャ、と、アタッシュケースの金具が外れて、丁寧にアタッシュケースを折り込む】
【其処から出てきたのは、丁度いい形に仕組まれたクッション剤と、赤と黒の2丁拳銃だった】
【それをゆっくりと取り出し、軽くジャグリングすると】

「既に作ってますよ、セーラ…この相棒は私の血で作られたんです…
 後、もうちょっと砕けた感じで話しても良いですか? 友達になったと思うんで…」

【少女が反論して来ないことをいい事に、もっと砕けた感じで話そうとしている】
【彼の持つ銃は、少女ほどではないが、綺麗に整備されていて、それこそ本当の血の様に綺麗だった】
【丁寧に再び銃をアタッシュケースに戻して】

「それが居るんですよ…特にセーラとか…乾杯」

【こん、と小さくもいい音が響き渡り、小さな小さな宴会が始まった】
【ゆっくりと喉から臓器へと入れていくその液体には、少女を酔わせるには丁度いいほどのアルコールが含まれていて】
【彼は体が若干熱くなってきたのか、顔が赤く染まり、羽織っていた赤マントを脱ぎ始める】

「あれれ…セーラ酔ってる? …かわいいんだからぁ…」

【どうやらコイツも弱いらしく、彼女の頬を人差し指で突付き始めた】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 01:07:16.29 ID:Psme08oUo
>>883
【弱き者を助けるのに種族は関係ない】
【この言葉を皆が言えれば戦争など起きなかったのだろうか】
【その常識があれば、皆は平和に暮らせていたのだろうか】
【分からない、いや…無理なのだ、全部が全部そう思える人になる事など】
【必ず私欲に取り付かれる、そんな人、自身の欲求を満たす為に他人を傷つける、必ず出てくる人たち】
【儚い夢なのだ】

…貴方みたいな人が多ければ…ね

【女はそう呟いて、自身の肌を触り、貴方に瞳を向ける】

綺麗じゃない…こんな肌、こんな姿…
私だけ…こんな姿なのは私だけ…だから何時も私ばかり…

【その肌は何かで殴られたような、鞭で叩かれたような、そんな傷が多く見える】
【エルフの遊び道具、そんな所だろうか、その傷だらけの肌、そして其れとは正反対な、銀の髪、】
【黒と緑の混色、そして突然変異種、マキナスエルフと呼んでいいものかも分からない、そんな者】
【本人は、自身の体にいい思いは無いようだ、その哀しい瞳の意味をは分かるはずもなくて、】
【決して貴方が綺麗ではないなどと、そんな事は思う訳もなくて】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 01:07:22.47 ID:C8h194fR0
>>881

【予想はしていた展開、特に取り乱す事はなく】
【確かに珍しい物品だから。銃口を覗かれ、くすりとした】

【ヘルメットの額に走る、双眸の如きスリット状のランプは】
【何らかの不快感を訴える様に――ハイテンポの点滅を繰り返すが】
【それについては、特に言及することもなく】

ふふ……案外、怠惰なのね
良い上司を見つけて力を尽くせば、名を上げる事も出来るでしょうに。
――「隊長」とやらよりは、意気地が有るんでしょ。

あら?私がいつ約束を破ったかしら、まだ介抱しないなんて何時に言ったの。
それとも、本当はそのまま野垂れ死にたい――なんて、格好いい事を考えてる?

【黒は貴族主義だ。対して少女の帰属する赤は、実力主義】
【自分の言葉のピントがズレて来ている事は、自覚しているものの】
【敢えてそれを正そうとはせず――少女は、続け】

……、だったらバカでしょ
誇りや操に殉じて死んだところで、誰も覚えちゃくれないわよ

黒の方で轟く有名は、赤の方にも伝わる。
戦闘バカは多いわ。使えるって分かればキルヴェーラも軍の中なら生きてけるはず
だから、そっちに移って生きてくって手も有る――。

ええ、私は恩を売ろうとしている――これは紛れも無い事実。
だけど、あんたの「生きやすさ」に、「生き甲斐」は有るのかしら?

………緑で頑張っても、猿山を一つ貰うのがオチよ
どうせ闘うなら、せめて目標が欲しいと思わないの?

頭に苔の生えた連中とつるむよりは、きっと希望のある戦場を提供できるわ
理解しなさい「キルヴェーラ」、あんたには戦わないで得られる市民権は無いのよ!
同じ水なら、もっと甘い水を欲しいと思わない?

【すこしばかり、本気で熱くなっている所があるらしい】
【抑揚が大きくなり、グリップを強く握り、顔を幾らか近づけ】
【然しながら口を突いて出るのは、飽くまでも欲を誘う言葉】
【例の第三第四の目が、溜息を吐いたような錯覚――】

【とは言え、介抱を行う気は一応有るのだろう】
【少女の目は彼の傷を探し、その状況を確かめながら】
【「報酬を払うなら、まず治療ね」――と、ぼやいた】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 01:09:05.39 ID:0jzI7lFso
>>884

……あれが、黒の民ッスか。
凄い威圧感で……不気味な、奴だったッス

【魔術師の声と、去っていくその様子をみてガルルはそう洩らす】
【話に聞くだけであった黒の大陸の者】
【それを間近で見て、計り知れぬ存在感に胸の鼓動が激しく乱れる】

……あれが、これから俺が戦っていく相手なんスね。
緑の民がみんなみんな、笑顔で過ごせるようになるためには
アイツらと戦わなくちゃいけないんス……。

【ガルルは鉄甲の下で拳を強く、強く握りしめる】
【己の弱さは知っている。そして、今夜戦うべき敵の強大さを片鱗だが感じた】
【それを理解して尚戦うには、不屈の闘志と鉄の意志が必要となる】
【炎のように瞳を輝かせながら、ガルルは既に誰もいなくなった虚空に視線を向けて】

俺は、もっともっと強くなって!皆を守れる勇者に!正義の味方になるんス!
こんな所で止まってる時間なんて俺には無いッスよ!

よ〜し、森に着くまで全力疾走ッス!
日々修行!勇猛邁進!明日は明日のガルルがいるッス〜〜〜!!

【気合を入れるように頬を叩き、頭をワシャワシャと掻き乱すと】
【ガルルは遠くに見える森に向かって一直線に駆け出した】
【若く未熟な獣人の少年。しかし抱く夢は遥かに遠く大きなもの】

【今日もガルルは、夢を目指して走り続けるのだった】

/お疲れさまでしたー
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 01:18:28.72 ID:Kp0D0YjYo
>>887

「…残念ながら争いは確実に起こる」
「…俺のような者は彼らからすれば”異常者”なのだよ」

【そう言ってゾラの髪を優しくなでる】
【慈愛の眼差しで貴方を見ることだろう】

「…外面ではない内面の強さだ」
「…俺は同族を斬った。手は血で汚れている」
「…憎しみの連鎖を作ず逃げたゾラは俺より強い」

【言いながら遠い目で夜空を見上げる】
【静かに木陰から漏れる月明かりが2人を包んだ】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 01:22:24.02 ID:qwI5wL0IO
>>885

「く、砕けた…?お〜う…別に構わねえぜぇ…」

【物凄く間延びした声は、先ほどの彼女の言葉を正面から叩き折っている。】
【エルフという種族が酒に弱いのか、それとも少女が例外的にアルコール耐性が低いのか。】
【それは分からないが…ともかく、彼女は今は確実に酔っ払っている。】
【舌先に垂らした程度で酔うのだからすごい。】

「酔ってねえよぉ……お前も何か顔が赤いぜぇ…?ひっく…」

「だいたい、あれだぁ…こんなもん水みたいなもんだ…うい〜…」

【グラスを置く。ほとんど減っていないが、】
【彼女を見たら人はグラス数杯分呑んだと思うかもしれない。】
【ほんのりと朱に染まり蒸気した頬と、くらくらと揺れる頭がそれを想像させるのは難しくなかった。】

「あらぁ?…お前何で三人もいるんだぁ…?おっとと…」

【頬を突つかれながら、彼女は言葉を紡ぐ。】
【指を避けようとしてバランスを崩し、そのまま男の方に倒れようとした。】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/14(日) 01:29:43.05 ID:go7W7gHSo
>>887

【傷の様子は、深い“刺し傷”が一つ――】
【応急措置として襤褸布で縛っているのが見えるが、余り効果は無さそうである】


【――熱くなる彼女に対し、青年は、飽くまでも暢気だった】
【くすくす、と笑ったのは、彼女のそんな様子が面白かったのだろう】


 ……、妹≠ェね、青の大陸に居るんだよ。


【そして――、言葉に対して返されたのは、他愛も無い様な其れ】


……「生き甲斐」は無くても、「生きる目的」なら有る。
金貰って、敵殺して――で、青の大陸へ送金する、と。

――「市民権」も、「甘い水」も、俺は要らないんだ。
“誇り”も“操”も、そんな物はガキの頃に捨ててる。
でもね…、…『妹』だけは、捨てられない。捨てる気も無い。

『黒』で勇名を上げたり、『赤』で、俺みたいなのが認められようとすれば、だよ。
今よりももっと、死ぬ可能性≠ヘ高まる――。
……俺はね、わざわざ妹を捨ててしまうかも知れない、そんな賭けをしてみる気にはなれない。


【――確かに、理屈としてはそうなのだろう】
【同じ働きでは、並大抵に運が良くなければ認めて貰えない】
【…、…元々、『裏切るかも知れない』と常時思われているような種族なのだから】



……、ありがとうね。



【――生っちろい理由の為に、彼は軽く首を振って】
【それから、少しだけ申し訳無さそうに、謝罪を篭めた礼を言った】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 01:40:06.01 ID:cNSqeX6Go
>>880

────誘蛾灯に誘き寄せられた螟虫の如く、ふらふらと此方に向かって飛ぶ影が一つ。
安全地帯≠ニ見たかはさておき、不安定に突っ込む影は此方の様子等お構いなしに────真っ直ぐに墜落≠キる。

回避の猶予は存在するが、集中していれば少し気付きにくいかもしれない、そんな異変。
誘き寄せた物は────果たして。

//居ましたら、絡んでも宜しいでしょーか
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 01:47:12.79 ID:C8h194fR0
>>891

【感動的な話。涙を誘われる事など、少女には無かったが】
【『理屈』として彼の台詞を納得して、無感動に頷いた】

 【彼女の場合――家族というのは、既に亡いが】
 【去来するのは羨望では無く、いつか抱いた理不尽な感情】
 【(どうして、こんな脆弱な体に生んだのか)――と】

……つまり、死ぬ可能性が極限まで高まるか、『目的』を失えば
鞍替えの可能性も有る――なるほど、そう云う事ね

………、面白いじゃない。
そんな涙ちょちょ切れるくらい素敵な姿を見てると、なおさら――
『私の側』の楽しみを教えてしまいたいなんて、思うわよ。

(……、流石に、こう言う話にはアリシアは付き合って呉れないわね)
(一つ戦力を増やすのにアポ取って保護して……は、コストが掛かり過ぎる)
(それと黒の一般的な連中には正直無理、かしら)

【―――「どういたしまして」】
【此処までの言葉を、薄い笑いを湛えたまま紡いで】
【全く変わらない顔色のまま、少女はそう言った】

ここから2里ほどの東に、小規模な獣人の村落が有るわ。
運んで行ってあげても良いけど、嫌なら歩いていけば良い
誘いを受けてくれたらこっちの拠点に連れて行ったのに――なんなら捕虜にでもするけど?

……とりあえず、これを飲んでおくと良いわ
造血剤+回復力強化。少し眠くなるし、緑に来てから作った急拵えだけど
傷を塞ぐのって……あんたらは、溶接バーナーじゃダメなのよね?

【そして少女は銃を片方腰に戻すと――腕の「ハッチ」を展開】
【取り出して投げ渡すのは、緑色の液体が詰まったアンプル】
【これさえ有れば、とりあえず安全地帯までは逃げられる――だろうか】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 01:51:49.19 ID:Psme08oUo
>>889
【何も言わずに、黙って、その行為を受ける、その髪を触るぬくもり】
【其れは優しくて、そして女は口を開く】

私達は今や誇りも無い…ただこうやって逃げてるだけ
それは決して強くはない…

目の前の現実から逃げてるだけ…行動を起こした貴方は偉い…
それが…どんな行為であっても…


【その月光で照らされて、その髪は輝く、しかしその肌の傷を目立たせる】
【女はその傷をゆっくりと触って、その飛ばされたローブを拾い離れ、其れをまた羽織る】
【銀の髪も、その肌もその茶色いローブで包み隠して】

私にはそんな勇気もない、覚悟も無い…
ただ逃げてるだけ…

………ごめんなさい…こんな話…私はもう行かなきゃ…
お母さんが心配するから…

【その空の月を見て、その真赤な血のような瞳を眺めて】
【そして貴方の前から、女は姿を消すだろう、その暗い暗い深い森の奥に姿を消す】
【あなたは劣等種なんかじゃない、貴方は貴方……ありがとう…ラマサ…そう言い残して、その場から消えるであろう】

/OH…意識が飛びかけてました…申し訳ない…何かこれからと言う時に…
/眠気がピークに達しているようなのでこの辺りで〆させて頂ければと思います…
/遅れて申し訳ないです!
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 01:54:00.37 ID:DNXsa2rAO
>>892

―――ふ、わ……!

【深い深い、諍い絶えぬ穴の底へ。月から何かが落ちてきた】
【ふつりと瞬いた深蒼の瞳は、次に慌てた様子で長い長い刀を水から引き抜くと】
【推測出来る墜落地点からなるべく距離を取ろうとしつつ、後ろ向きに逃げていく】

【流れ星には、あまりに暴力的】
【誘われて落ちて、流れた影を眺めれば、一応警戒はしているらしく】
【鞘に巻き付けられた長めの布を握りしめ、そちらの同行を待つだろう】


/あまり長くは無理だと思いますが、是非
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/14(日) 02:05:00.23 ID:go7W7gHSo
>>893

【――「そう言う事かな?」と、寧ろ尋ねる様に、青年は返し】
【ふ、と。彼女に黒の双眸を向け、少しだけ不思議そうな表情を作ると】

…、…それにしても、君は『悪い人』じゃなさそうだ。
大抵の人は、『嘘』って決め付けて来るんだが――。

……こんな話、エルフが言ったとしても信じてくれる人は少ないと思うんだけど。

【それから、少し慌てた様に――「嘘じゃないけど」と、付け加えると】
【アンプルを受け取りつつ、顔を僅かにに歪めて立ち上がる】


溶接バーナーでも、塞げない事は無い。
ただ、恐らくは……君が装甲を一気に剥がされる程度の苦痛は有るんじゃないか。
精神的苦痛か肉体的苦痛か、どっちに分類されるのかは知らないけど。


【村落。 ――、追い返される可能性も有るが、贅沢は言えない】
【最悪、藁でも借りてその上で寝ようと。決意をすると、彼女に向き直って】


……俺はクジョー。クジョー=クラワトル=B
借りが出来たから――、そうだな、何で返すかは次の機会にでも。


【そう言い残すと、彼は軽く笑み、よろよろと示された方向へ歩いて行く――】
【返答は無かったが、「独りで大丈夫」と云う事なのだろう】
【…、…強がりなのか、軽く片手でサインを送ったりしつつ、夜の森に姿は消える筈だ】
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 02:12:06.95 ID:Kp0D0YjYo
>>894

「…自分の強さは自覚できないものだ」

【去ってゆくゾラの姿を見ながらそうつぶやいた】
【はたしてそれは届いたであろうか?】

「…さて」

【軽く言って逆に鉈を構える】
【嗅覚で戻ってくるエルフ達をとらえたのだ】

「…時間は稼がせてもらう」

【そう言って森の闇へと消えた】
【後日、気絶した状態でエルフ達が木に逆吊りされているのが見つかった】
【全員真っ裸にされていたのは彼なりのユーモアだろう】

//夜間にも関わらずありがとうございましたm(_ _)m
//こちらこそ拙い文書ですみません
//またロール出来る時を楽しみに待ってます。
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 02:15:09.65 ID:C8h194fR0
>>896

ええ、そうね
あんたの立場がバカの立場じゃなかったら、もっと追及するか……
――ただ面倒だから、この森ごと焼き払っていたかも。

……本物は、くっさい台詞を吐くと違和感が有るのよ
あんたがそうだったら、どれほど良かった事か

【嘘は多重構造を作る。素性を知らない以上、それは無限大に成り得る】
【だが少女は――青年を莫迦にしつつも、故に信用したらしく】
【幾らかの苦々しさと後悔を眼に滲ませながらも、その生存を許した】

然し、あんたの妹も良く生きていけるわね
同じ種族でしょ。疑わしい所があるとしたら、そこよ

まあ――もう、如何でも良いわ
私が思ってるのと逆に、とてもとても嘘の上手い存在があんたなら
それはそれで、警戒対象を見つけた事にはなるし……

【とは言え、彼の話をただ鵜呑みにした訳では無く】
【どちらかというと――緑につはもの有りと、覚えられた風でもあった】
【為ればそのまま殺してしまうのが、短絡的には最上ではあるのだが】

……私は、アルテナ。
期待しないでいるから、あんたも私には期待しないべきね

【つん、と澄ました顔を作ると――少女はそう答え】
【いっそ村で殺されてしまえ、と行動に反する事を考えながら】
【何も言わずに、目でその背中を少しだけ追い掛け、その場を去るだろう】
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 02:20:08.67 ID:cNSqeX6Go
>>895

────ガッ!

それは無意識の反応なのか、左手を地に向けて突き出し、地面への衝突に合わせて回転。衝撃を減らす。
予め、そうなる事が分かっていたような行動を取った。
流れるような動作でそのまま立ち上がり、辺りを見回して────相手の姿を視認。

(まだ、恐らく緑の圏内────と、すると)

「──……黒、か?」

小さな、問い掛け。──状況から前後の文章を類推する事は容易い。
お前は黒に属する者か、と問い掛けた理由は魔翌力を感知する事に優れた彼が近い°C配を感じ取った為であるが────絶対の物では無い。
ただの、思い過ごしという可能性もある。
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/14(日) 02:22:24.41 ID:go7W7gHSo
>>898

【――、彼女の声を背に受けつつ、彼は思う】
【他人と『話』をしたのは、随分久し振りだ、と】

【無論、職務上≠フ会話は有った――、だが、何と言うのだろう】
【見下される訳でもなく、怯えられるわけでも無い。『普通』の会話だった様な気もする】



……、…捜したら、もっと居るもんなのかなぁ。



【何となく、――『話し相手』と云うのは、意外に多いのかも知れない、と】
【現実に反した願望の様な、疑問の様な、そんな問いを虚空に発した】


/お疲れ様でしたー!
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 02:27:45.86 ID:C8h194fR0
>>900

【その後――緑の大陸 / 某所】
【一先ず落ち着いたアルテナは、誰かと言葉を交わしていた】
【声はあるのに、姿の見えぬ第二者と】

「まったく、スマートじゃ無いんだよねぇ
 まず黒=味方と考えて声を掛けた時点で、あんさんは馬鹿だよ。
 それに話もごたごたとして実の成らない……そう思わなかったかい?」

ん……内部工作ってやつよ、敵の信用はいざという時に役立つわ
それに――あれは黒い、問題を起こさずに生きられるとは思わない

例えば部隊が壊乱する度生き残って、死神扱いだってされるかも知れないでしょう?
或いは不満を貯めこんで……そうしたら、憎悪は抑えて抑えきれる物じゃあない
同胞じゃないの、スイッチが入れば簡単に殺せるわ、きっと

…………いざ、となったら。
――彼を利用して、名を上げて見せるわよ

「ふぇふぇふぇ……、懲りないねぇ
 確かに頭はちっと柔らかいよぉだが、それじゃあ足元を掬われる
 そう、最初からあっしに任せておけば――」

――あんたは只の道具、余程じゃなきゃ口出しは要らないわ

「……ふぇっふぇっ。気丈なこった。
 それだから『青』く染まりきれない――ねーえ、アルテナ嬢?」

………、ふん。


【――――、……、『青』を脱ぎ捨てた少女の声は、どうにも弱々しいようで、】


//お疲れ様です
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 02:29:43.28 ID:DNXsa2rAO
>>899

【捨てられた子猫が警戒し、毛を逆立てて唸る仕種を彷彿とさせる女性は、】
【相手の瞳と視線が交錯するや、驚いたように肩を跳ねさせてから僅かに黙る】
【それから、おそるおそる首肯。本来なら「多分」とか「だと思う」とか、そういった曖昧な言葉を付け加えたが、】
【なんとなく無口そうに見える彼に対して、人見知りの毛がある彼女は沢山の言葉を紡ぐことは出来なかった】

……――え、と……、……

【――それでも、同郷の者。】
【そろそろと彼に接近しようと試みる足取りは、なにか危害でも加えようとすれば】
【過剰反応で距離を取ろうとするのが簡単にイメージ出来るほど、警戒心丸出しであったが、】
【相手が気になるのは確かであるらしく、彩度を変えながら光る瞳を瞬かせて、】
【抱く刀が届かないギリギリまで――彼の近くへと、寄ろうとするだろう】

【どうであれ、二の句はない】
【幾らでも浮かぶはずの話題を、ひとつも出せない彼女は押し黙りながらも相手をちらちら窺っている】


/申し訳ない、承諾しながら眠気が……
/もしそちらが宜しければ、明日以降に回して欲しいのですが、ダメでしょうか?
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 02:34:07.78 ID:cNSqeX6Go
>>902
//あ、言葉を返すような形になりますが、そちらが宜しいのであれば構いません。
具体的な事は明日以降に回すとして、とりあえずお休みなさいませ。
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)2011/08/14(日) 02:35:15.82 ID:DNXsa2rAO
>>903
/わぁい、ならば是非お願いします
/とりあえず、一旦はお疲れ様でした。明日も宜しくお願いします、おやすみなさい
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 02:54:45.65 ID:cNSqeX6Go
>>902

──頭を切り替える為か、暫く双眸を閉じてまた開くと、相手から視線を逸らして湖面を向き、問い掛ける。

「…なら、いい────暫く、休憩地点とさせて貰うが?」

後に続く言葉は、同意を得る為に「構わないか?」等の言葉だろうが、明らかに彼には休憩しない(出来ない)という選択肢は見えていないようだ。
────例えば、翼を畳んだり、筋肉を解す為か軽くその場で運動したり、といった行動だ。
一言で表すならば、図々しいという言葉が適切だろうか。
ちなみに、受け身≠フ際の腕は結構痛かったようだ。動かしたりする度に、少し苦い表情に変わっている。
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 11:25:58.77 ID:iMcd6htio
【緑の大陸 森林部】
【ここは実をならす樹木が多い地帯なのだろうか】
【地面を見ると至るところに果実や木の実が落ちており】
【落ちて傷付いた果実には小さな昆虫達が群がっている光景があった】

【そんな場所に在ったのは、ひとつの大きな赤いキノコ】
【傘の直径は1mほどあろうか。しかしこの大きさはこと緑の大陸においては異常と言うまでもない程のもの】
【クリーム色の水玉模様が施された赤色キノコは、どこか毒々しさを感じさせるものがあるだろうが】
【傷口でも塞いでいるかのように一箇所。端の方にある白いばってんマークの傷テープが、その印象を和らげるのかもはしれなかった】

【そしてよくよく見ればこのキノコ。時折動く】
【風もないのにゆらゆらと、まるで意思があるかのように揺れてはいきなりぴょんと跳ねる】
【もしかするとお化けキノコか。いや違う】
【キノコ傘の下。本来ならば茎にあたる部分にいたのは一人の少女】
【緑色の髪に茶色の瞳。茶色のニッカポッカと白い半袖シャツを着ている女の子であった】
【身長は肉厚のキノコ傘を含めても140cmかそこら】
【彼女の両手には、大きな鉤爪のある鉄製のグローブが嵌められていた】

うん、この時期はやっぱりここが一番だねっ

【そんな独り言をいって、彼女は桃とよく似た果実を口にする】
【この少女は森の民と呼ばれる種族ドリアード】
【どうやら今は食事時のようだ】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 11:37:55.54 ID:lr5J6H5bo
>>890
「…凄い酔ってますぜ? セーラ…んぐっ」

【彼女の余りの泥酔っぷりが面白かったのか、酒を口に咥えると】
【そのまま彼女に口移しで飲ませようと、彼女の顔を近づけようとした】
【酔いが入ったお陰で、より一層変態っぷりが開花したらしい…】

「おっと……案外弱いんだねぇ…セーラは…」

【倒れてきた彼女を、しっかりと両手で抱く】
【既に彼女の体温は、平熱を遥かに上回っており、相当酔っているらしい】
【その感じが面白くて、グラスの中の酒を、彼女の頭上からかけようとした】

/昨日はすみませんでした…返信が遅くなるかもしれませんが…
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 12:03:08.82 ID:1I9C8u9IO
>>906
辺りをきょろきょろと、忙しなく
興味深げに見渡しながら歩く青年が独り

陽光に輝る髪は、透き通る様な青で
紺色のTシャツとジーンズという軽装、森を分け入るには不相応にも見える

「…ん?」

浅葱色の眸が眼前に捉えたのは大きな傘の赤いキノコ、毒々しい外見とそれを緩和する絆創膏
それは、青からの旅行者である彼の興味を惹くに、なんの不足も無かった。ゆっくりと、近づいていく

「…っ……こ、こんにちはー…?」

ゆらゆらと動くかさに気を取られていると、不意に聴こえて来た少女のものと思しき声
紛れもなく、キノコからである。ひょっとして、こんな変わった種族も居るのか。
ディープアーティストの青年は、少女の姿を視認していないまま、恐る恐る声をかけた

/まだよろしければー…
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 12:20:06.46 ID:qwI5wL0IO
>>907

「酔ってなぁい…む…んく…」

「あらぁ…お前意外とやるんだなぁ…ひっく…」

【人以上に確実に酔っ払っている彼女は、相手に口移しで酒を飲まされても特に怒ることもなく、】
【へらーっと笑っていた。火照った身体に外気心地よい。どこか夢を見ているような、そんな気持ちになった。】

「弱かねぇよぉ…お前に会えて嬉しいだけだぁ…」

「銃も見れたしなぁ…」

【先ほどの相手の、これまた自分の刀のように手入れされた拳銃と、】
【それを扱う姿を思い出す。違う武器を手馴れて扱う姿には、誰しも興味があった。】

「ひゃん…冷た………」


「な、何しやがる!!!」


【一瞬惚けたような声を出したが、次の瞬間。】
【少女は傍らの刀を左手で掴み、それを素早く振って相手のグラスを叩き割ろうとしていた。】
【酔っていても全くぶれていない太刀筋は、】
【彼女の頭ではなく「身体」が剣を振ることを覚えている。】

「あー…マントが……」

「てめぇ…やっていいことと悪いことがあるだろうがっ!!」

「しまいにゃ[ピーーー]ぞ!!ええ?」

【刀を振ったら、今度は刀に「振られる」。】
【全身の力を抜き、右横に一回転して片膝をつく。】
【それまでとは打って変って刺すような視線を向けていた。】



/すいません遅れました…了解です。自分も遅れ気味になるかもしれません…
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 12:29:56.34 ID:iMcd6htio
>>908

【この季節。実が樹木が多いこの一体は草食の種族にとっては絶好の狩場となり】
【また、それを狩る捕食者にとっても良質な餌場となる】
【今この場には危険な外敵はいなかったが──その状況がいつ変化するかは分かったものではなかった】

──んっ?

【しかし、どこか友好的な青年の声に、少女は相手の事を敵だとは思わず】
【むしろ果実を取りにきた者だと思ったのだろう】
【鉤爪のある片手で器用に軟らかそうな果実を掴んだまま、彼女は声の聞こえるほうへふと顔を向ける】

【よくよく見てみれば、赤色キノコも少女の顔も、それどころか身に纏う服ですらところどころに土が付着しており】
【それが更に彼女が緑の種族であることを彼に認識させるかもしれなかった】

んー?青の大陸の人?
こんにちはっ!道にでも迷ったの?

【森に入るには軽装の青年。それをみて少女は、彼が少なくとも緑の大陸出身ではないと考えたのだろう】
【更には髪の色──海を思わせるその色から、青の大陸を連想させたのだろう】
【彼女はキノコごと、ゆさりと細い首を傾かせ。青年へ問いを投げかけた】

/ちょっと離席していました、申し訳ない
/では、よろしくお願いします!
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 12:45:00.52 ID:1I9C8u9IO
>>910
傾いた傘の奥から覗いたのは、茶色い瞳の少女、所々土の付着した衣服
なるほど、頭にキノコの付いた少女というのが、この種族の正体らしいと認識し
青年は二三、少女に接近すべく脚を動かすと、その場に屈む様にして、傘の奥を覗き込んだ

「ああ、その通り。…迷ってるわけじゃ、ないがな」

安堵からか小さな笑みを浮かべながら、少女の問いに対して応える
黒の民に白の民、そして襲撃されたのち漸く、友好的らしい緑の民に会えたのだから、それなりに感慨もあった

「それ、美味しいのかい?」

少女の手には鉤爪らしいものがついていたが、護身用なのだろうか。それ以上の事は分からず
青年はその中、掴まれていた柔らかそうな果実に対し問いを投げかけてみた

/お気になさらず、です。
/こちらこそ宜しくお願いします
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)2011/08/14(日) 12:46:03.09 ID:lr5J6H5b0
>>909

「ぬおっ……!」

【少女の太刀筋に反撃するように、アタッシュケースで防御する】
【アタッシュケースに真新しい太刀筋が出来ただけで、グラスは割らなかった】

「…嗚呼、すみませんすみません…でも、マント見て下さいよぉ…ほとんど濡れて無いと思いますよ?
 こういうときの為に、グラス以外に濡れなようにしてるんですよぉ?」

【少女の鬼気迫る感じにも、見事にスル―して自論を展開し始める】
【相変わらずの馬鹿なのか、それともしっかり先を読んでいるのだろうか】
【彼の言った通り、酒の滴はマントに反発したように、簡単にふるい落とせる上に、濡れていなかった】

「…伊達に万屋じゃないですよ?セーラさん…?」

【相変わらず酒を口に運ぶ様は、本当に何も考えていなさそう】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 12:55:41.44 ID:iMcd6htio
>>911

【傘の裏側。そこには普通のキノコと同じく多くのヒダがあり】
【少女とキノコの接合部は、傘が少女に寄生しているかのように一体化していた】

【相手が青の民であれば、警戒は不要と考えたのか】
【ドリアードの彼女は青年の接近を拒むことなく、ぱちくりと目を瞬かせ】
【迷っているわけではないとの相手の言葉へは、「そっか」という単純な答えを返した】

うん、おいしいよ!
甘くて、水分もいっぱいあるんだよ。……食べる?

【そして、流石に食べかけ齧りかけを渡すわけにはいかないと思ったのだろう】
【少女は一度自分の足元へきょときょとと視線を向け】
【自分の持つ果実と同じ種類のものを見つけたのだろう。それを地面からひょいと拾いあげ】
【またしても首を傾げて、拾った果実を青年へと差し出した】

【差し出された果実は、そこまで傷があるわけでもなく虫も殆どついていない】
【強いていうならば少しばかり泥がついていることであるが──拭けばなんとかなるだろう】
【味としては、酸味のある桃に近いだろうか。しかし彼女が言う通り、甘みも混在している不思議な味だ】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 13:14:16.94 ID:iMcd6htio
/ディープアーティストの方へ
/申し訳ない、昼食を取ってきますので次のレス遅れます
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 13:15:27.33 ID:qwI5wL0IO
>>912

【ガキンッ】
【という硬い音が響き、一瞬だけ火花が散った。】
【とっさに防がれたにしてはなかなか反応が早い、と内心舌を巻いているのだが、】
【ここで彼女がそれを追求する余裕は無かった。】

「んん…?」

「ありゃ…ほんとだ。」

【恐る恐るマントを覗いてみるとそこには確かに。】
【深い緑色は月光を反射し、一抹の汚れもない。液体を弾いていた。】
【酔いはどこへやら。少女の顔はまだ若干赤かったが、】
【しかし口調ははっきりしていた。また元のぶっきらぼうな、】
【粗暴なエルフらしからぬ物言いに戻っている。】

「とと、とにかく!もう酒はやめだ。私は飲まんからな。
おっと、悪く思うなよ。どうにも…その…あれだ。…変な気分になる。」

【謝るのは恥ずかしいのか、少女は座り直してから少し大きな声で言う。】
【どうにも相手は読めない。何も考えていないように見えるが、】
【実際は何手も先を読んでいるように思えた。】

「…そういえば…」

「…お前、青の大陸≠チてどんな場所か知ってるか?」

【今度は菓子を口に運びながら、少女は言葉を紡いだ。】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 13:21:56.57 ID:1I9C8u9IO
>>913

「おお、それじゃ…サンキュー」

接合部、少々不思議なことになっている其処を一瞥したのち
おいしい、というその果物を食べてみる事にして、少女からゆっくりと受け取った。
そういえばここ最近、余り食べ物を摂っていなかった人間よりは融通が効くが、それでも空腹はある。
立ったまま食べるわけにもいかないので、少女の隣にあぐらを書いて座り込んだ

「…いただきまーす……」

視界の真正面、果実を捉え
いやに真剣な表情で唾を飲み込んで、小さくいただきます、と
それは日常的に果実を口にする少女には少し、可笑しな光景かもしれないが
はじめて食べるこの食べ物、青にとっては毒だったりしたらどうしようか、などなど、心配もしていたりして
果実を近づけると一口、控えめに齧りつく

「ーー…旨いな」

咀嚼しながら青年は、ほっと吐いた息とともに感想を述べた。
心配は杞憂に終わり、同じ味こそ食べたこと無かったが、水分も多く、好みに合っていた

果汁が果実から滴り、胡座をかく青年に落ちていくーー…それらは全て、身体に吸い込まれていった
それは、ディープアーティスト故の特性と言える。ひょっとすれば、気づくかもしれない

「うん、旨い。これ、なんて言うんだい?」

今度は、先程よりも豪快に
一口含むとあっという間に飲み込んでしまい、控えめな笑みと共に訪ねた

//飯落ち了解です、ごゆっくり
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 14:01:18.74 ID:iMcd6htio
>>916

【青年が座りこんだのを見て、少女もまたちょこんと座りこむ】
【元々の身長差のせいだろうか。彼の背丈にも寄るが──】
【きっと彼は、少女のキノコ傘の部分を丁度見下ろすような形になりそうである】

【自分にとっては当たり前の事が、相手にとってはそうではないということに思い至らなかったらしい】
【少女は彼の、まるで成人の儀式に臨むかのようなその表情を見てきょとんとした表情をして】
【しかし「旨い」との感想には、嬉しそうににっこりとした笑みを見せるのであった】

へへっ、そうでしょ!
ペシュベリーっていうの。この時期には、いっぱい実をならすんだ
街の方ではこれをお酒にも使うって事を聞いたことがあるよ?

【ぽたりと落ちる、甘酸っぱい果実の蜜】
【それをそっと目で追うものの、果汁が服の染みにならないことに驚いたのか】
【果実──ペシュベリーの説明を簡単にした後、少女は「ふわぁ」という妙な声を上げ】

わ、わ、わ……あなた、身体──?

【発せられた、たった二つの単語。彼にとっては何の事を示すのか分からないだろうが】
【少女にとっても、何と言えばいいのか分からなかったのかもしれない】
【兎も角彼女はそう言った後。そっと、果汁が吸い込まれた場所へ触ろうとした】

/ただいま戻りました!
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 14:14:36.43 ID:KDp5O68SO
青の大陸――海底都市。
様々な大陸の様々な種族のイキモノが行き交うこの場所の、
通りのはしっこに、小さな人だかりが出来ていた。

――――しゃりん、しゃりん。

その人だかりの中央から響く微かな音は、
小粒の鈴を幾つか纏めて揺らしたときに鳴り響く音に、よく似ている。

――――しゃりん、しゃり、しゃん。

音のした方を眺めてみれば、小柄な人影が泳ぐように踊っているのが見えるだろう。
どうやら、踊子が路銀稼ぎのために一つ芸を見せているところ、らしい。

やがて、その音も止んで。
かわりに響くのは、ちゃりんちゃりんというような、小銭が落ちる音。


「…………ん、これくらいあれば……
 今夜の夕食の分くらいは確保できた、かな。
 明日の朝御飯は……どうだろう、厳しいかな」

――人だかりの中心に居た、小銭を投げられた人影。
薄青色の衣装を纏った、金髪碧眼の――少年とも少女ともとれる人物が、その正体だ。
下げていた頭を上げた彼(若しくは彼女)は、僅かに汗ばんだ肌を腕で撫でて、ふうっと息を吐いていた。
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 14:29:23.01 ID:1I9C8u9IO
>>917
少女もまた、自身の隣へと座り込みーー…この状態だと、相手の表情を察する事は難しく
会話には些か、不便かと思うが、だからといって、今のところはどうすることも無かった

「へぇ…こんな旨いのが一杯取れんなら、住むのには苦労しなさそうだな。
ふむ、酒ーー…か。今度、飲んでみるかな」

ペシュベリーという名前と形を、記憶に叩き込んで
今度見つけたら拾って食ってやろう、そう決心するのだった
酒、という言葉を聞くと一瞬、青年の顔ににっ、という笑みが広がった
余り強くはないものの、酒は好物なのである。どんな味になっているのか、興味は尽きず

「ん…お、おい、なんだよ?……ああ」

身体、という言葉に、首を傾げる時間も置かず
触れられた腿、広がる動揺と共に聞き返して少しーー…漸く合点がいった様だ

「俺はディープアーティストっつう種族でな。…まあ、スライム見たいなもんだ。…面白いだろ?」

動揺を隠す為なのか、手にしていた果実を囓り食べ終えると
少しだけ誇りの様なものを滲ませた声音でもって、その訳やらを説明した。
触り心地は、人肌のそれよりもひんやりとしており、柔らか目となっている筈だ

そしておそらく、相手の顔が見えるように、という事だろう
ぷっ、と果物の種を飛ばすと、上体を横に腕を枕に
仰向けのままその場に寝転がった。表情は反応を窺うようで楽しげだ

/おかえりなさいー
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)2011/08/14(日) 14:32:44.36 ID:lr5J6H5bo
>>915
【少女が飲まない意向を伝えると、軽く膨れっ面になり】
【目前の少女の口内へと、再び口移しで酒を飲ませようと慣行する】

「……知ってますけど、飲んでくれないと話しませんよーだ!」

【相変わらず上機嫌に少女のグラスに酒を注いでる】
【やはりただの馬鹿らしい】

/かなり遅れました…すいません
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 14:42:43.28 ID:iMcd6htio
>>919

食べ物は、ある場所さえ知ってればあんまり苦労しないよ
でも、食べられない実をならす樹があったり、少しの間しか実を落とさない樹があったりするの
だから、完全に森の中だけで暮らすなら、たくさん森の事を知る必要があるんだ。

【「それに、森には怖い生き物もいっぱいいるから」】
【森の中だけで過ごすのは、決して楽ではないと語るこの少女】
【しかしその表情は笑みを浮かべており、つらさに対する不満はあるだろうが嫌悪感はないらしい】
【きっと森の事が大好きなのだろう。彼女の口ぶりからは、そんなことを感じ取れるだろうか】

【酒に落とした蜂蜜の如き甘く好奇な笑みが青年の表情に浮かぶと】
【ドリアードの少女もまた、嬉しそうににこりと笑う】
【森に興味を持たれる。それだけで、彼女は楽しいのだろう】

【だがその笑みも、彼の種族──ディープアーティストの説明を聞くときらきらとした目の輝きに飲まれていく】
【戦争の所為で赤や黒の種族は見かけても、森の中で青の種族は中々見ないためだろうか】
【彼女は好奇心旺盛な茶色の瞳で、相手の顔を見たり身体を見たり】

ディープ……アー、ティスト
すごい──不思議な感触がする。

【更には腿だけではなく、寝転がった相手のお腹や胸を触ろうとしている】
【鉤爪つきのグローブを嵌めたままではあるが、相手を傷つけぬよう気を遣っているらしい】
【なるべく爪──指に力を入れぬようにしているのだろうが、それがくすぐったく感じるかもしれず】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 14:57:29.13 ID:VGkWbC2DO
>>918
/まだ居ますか?
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 15:01:39.36 ID:KDp5O68SO
>>922
//ここに!
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 15:02:23.07 ID:qwI5wL0IO
>>920

「だから飲まない。飲まないって言ってるだろ!」

【両手で「×」を作り飲酒を拒否。「飲まないといったら飲まない」みたいな確固たる意思が見え隠れしていた。】
【アルコールがなければ飲むんだがなぁ…なんておおよそ意味の無いことを考えている。】

「なにぃ?…お前そう言うやつだったのかよ。」

「いや、ま、まぁいい。そんならこれだけは言っとくぜ。いいか?
青の大陸≠フ連中には気をつけろ。奴らは中立とか言ってるけどな。どうも一癖ありそうな気がするんだよ。ま、私のカンなんだけどな。」

「考えてもみろ?抗争耐えない世界でたった一つ、中立≠セぜ?なんか裏があると勘繰っちまうのが普通だ。」

【それに、少女をそうさせる理由がもう一つあった。】
【とある青の大陸の住人との出会いである。】
【あれ以降、彼女は青の大陸に興味を持っていた。】

「あ…もうこんな時間か…」

「そんじゃな、ジョーデス。私はそろそろ行くよ。
世が明けたらまた自衛のパトロール共がやって来るからな。」

【懐中時計の蓋を開け、そこの文字盤を見つめてから一言。】
【菓子と酒のお礼を言ってから立ち上がる。黒刀を掴み、それでトントンと肩を叩いた。】

【やがて、別れの言葉を述べてから彼女は踵を返す。】
【このまま何も無かったら、少しだけ覚束ない足取りで何処かに行ってしまうだろう。】


/いえいえ!
/大丈夫ですよ!
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 15:10:52.17 ID:1I9C8u9IO
>>921

「ああ、だろうな。…そんな暮らしが、いつ迄も続けられるといいんだがなぁ」

森の事を話している時の少女は、とても生き生きとして見えた
それは「怖い生き物」の話をしている時すらも例外では無く
この森が、暮らしが、侵されるなんて事が無ければいいのに
自然に、そんな事を思っていた。青が中立だとしても、それに囚われる民ばかりではない
憧憬の対象のようで、それでいて身近に感じられるような
そんな森の存在は、青年の中で少しずつ、成長していたのだった

「お前ーー…そういえば、名前なんて言うんだ?、…俺はウェイル」

お前は、森が好きなんだなぁ
そんな事を言おうとして、ふと名前が気になった。
少女の笑みに笑みを返し、穏やかな心持ちで訊ねた

「そうかい? そりゃよかっーー…た…っ!?」

きらきらと瞳を輝かせながら、自分の種族名を反芻する少女を見ていれば
誇らし気な気持も高まって、触れる事にも抵抗しなかった…のだが

絶妙な力加減の爪は、非常にくすぐったく、
触れられるたびに、ぴくぴくと肩が震えた

「あー…ちょっと? その鉤爪、くすぐったいんだが」

なんとか堪えつつ、青年は呼び掛ける…それでも声は、少し震えていたが
それに加えてやはり、少女にそういった事をされるのは照れ臭かった。ので
悪いが触れるのは遠慮してくれないか、そう呼び掛けるのだが、違う意味に取られるかも知れず
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 15:11:25.52 ID:VGkWbC2DO
>>918>>923
/ありがとうございます よろしくお願いします!

【貴方の前方から、力強い拍手と、うるさい女の声が聞こえるかもしれない】

「ぼっちゃ…いや、嬢ちゃん?とにかく、凄いなぁ!」

【人物が前方を向き目が合った時、嬉しそうに人物に小銭を渡そうとするだろう】

【鷹の頭を象った被り物をして、鼻や口元は見えるが、目元は影が落ちていて見えない】
【二十の女の外見、長い茶髪に白い肌、ポンチョを着て背中から茶色の両翼を生やしている】

「もっかい、もっかい見せてな!」

「勿論、金払うから!」

【目は見えないが、興奮し、はしゃいでいる様子なのが伝わって来るかもしれない】
【頭の中では、先程の人物の舞を再生していた】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)2011/08/14(日) 15:24:11.29 ID:lr5J6H5b0
>>924

【酒を口にしながら、一通り少女の主張を聴いている】
【5大陸の中での唯一の中立国。青の大陸。その大陸について見事に思考を貼り巡るされている彼女の思考は、実に興味深かった】
【恐らく彼女は、このまま青の大陸に向かうつもりだろう。此処で別れるのもあれだと思い】

「―――流石ですね、セーラさん…貴女の睨んだ通りかもしれませんねぇ…」

【商人たちの大国でもある青の大陸へは、彼もいくつか足を運んでいた】
【そのため、彼女よりかは青の大陸について熟知しているつもりだった】

「あ、セーラさん…良かったら別の場所で話しませんか? 私の家の様な所ですが…」

【歩き始める彼女を呼び止めて、黒シートを片づけ始める】
【どうやらヴァンパイアとしての本領を発揮し始めるらしく、背中の部分から蝙蝠の翼の様なものが出現した】
【おそらくソレで、家の様な所まで飛び立つというつもりだろう】
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 15:26:51.66 ID:iMcd6htio
>>925

……うん。
戦争なんて、早く終わっちゃえばいいのに。

【森の暮らしを脅かせるものがあるとするならば──今は、戦争のみ】
【怖い生き物も、嵐や大波といった災害ですら、きっと森の暮らしの中の一つ】
【自然災害はそのほとんどが季節によって起こる規模や時期が決まっており、対策がしやすいのだ】
【しかし戦争はそうではない。突然やってきて、森を焼いて壊していく】
【山火事などの自然の炎ではなく。兵器や異能を用いた人口の炎で燃やしていく】
【それはきっと、森が大好きな彼女にとっては耐えがたい事なのだ】
【自然の火で焼かれた森は、その灰のおかげでまた土壌が豊かになる】
【だが戦争の焔は、生まれた灰すら塵に還してしまうのだ】

【青年にとっては、何気なく紡いだ一言なのであろうが】
【彼女は少しだけ、大きなキノコ傘ごとしょぼんと俯いた】
【だけれども。種族特有の青年の皮膚感が気に入ったのだろうか】
【そうしている最中でも、ふにふにと彼を触り続けようとしていて】

──エルヴィ。森の民、ドリアードの、エルヴィ

……あっ、ご、ごめん、ねっ

【名を尋ねられ。返された笑みでようやく気が紛れたのだろうか】
【少しばかり暗くなった表情に再び笑みを宿らせて、彼女は己の名を紡ぐ】
【ドリアードとはきっと彼女の種族名なのだろう】

【そしてくすぐったいと言われると、慌てたようにぱっと手を離し】
【妙な意味には取らなかったのか。或いはその手の感情や知識に疎いのか】
【直ぐに謝罪をすると、手持ち無沙汰になったのか。まだ片手に持っていたペシュベリーを一口噛むのであった】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 15:27:28.46 ID:KDp5O68SO
>>926
「あ、……りがとう、ございます」

動いた後に残る倦怠感を吹き飛ばしてくれるような拍手の音に、一瞬だけびっくりしたけれど。
それが、自分に向けられた称賛であることを認識して、衣装の端を摘んで軽く頭を下げた。

「アンコール、ですか?
 えと……はい。承りました」

疲労感の溜まっている今、もう一度踊るのは少し厳しいか。
そうも考えたけれど、お金を出してくれるのなら構わないか、と思ったし、
何しろ、自分の芸を見て喜んでくれる女性の頼みを断ってしまうのは気が引ける、とも思った。
数瞬の思考のあと、ゆっくり一回。頭を縦に振った。

彼はうっすらと笑みを浮かべて、軽い足取りでもう一度踊り始める。
手足首に着けた青い石のアクセサリが、しゃらしゃらと鳴った。


//よろしくお願いしますーっ
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 15:35:08.15 ID:qwI5wL0IO
>>927

「あん?…」

「お前の家って……どこにあるんだ?黒の大陸≠カゃねえだろうな…」

【足を止め、振り返る。なるほど相手は確かに「ヴァンパイア」だ。】
【ここに来てまたもやそれを再認識した。視線は必然的に翼へ。】

【それから彼女は少し心配そうに言葉を紡ぐ。】
【流石に敵国に堂々と入るのは憚られるのだ。】
【特に彼女は相手のように商人でもないし、】
【そればかりか物凄く目立つ得物を背負っている。】
【戦いに来ました、と挑発しているようなものに取られられては目も当てられない。】

「話って…青のことか?ははあ…やっぱり商人なら詳しいんだなぁ…」

【幾分感心したように頷く。やっぱり経験者は強い。】
【実体験がものを言い、それは知識にも勝るのだ。】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)2011/08/14(日) 15:39:33.36 ID:lr5J6H5b0
>>930
/次数時間後になるかもしれません…すみません
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 15:46:06.98 ID:VGkWbC2DO
>>929

「お…!」

【身を包んだ麻布から覗かせた腕を組み、鑑賞する】
【感嘆の声を上げ、口元に楽しそうな笑みを浮かべていたが、】 【彼が先程の踊りから、疲労が溜まっているかもしれないと考えた】

(…無理さしたかな…)

【青の装飾から奏でられる音が心地好く、舞い踊る様子は華やかで、心が満たされる】
【止めようか迷った。しかし、踊っている彼に中断の声をかけるのも忍ばれた】

【彼が踊り終わった際、女は口を開くだろう】

「…ごめん…あんさん、疲れとるのに…」

【謝罪と共に、多くの金銭を渡そうとする】
【隠れた目元と共に、焦った表情を浮かべていた】
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 15:47:47.98 ID:1I9C8u9IO
>>928
「そう、だな。俺も襲われてばかりじゃやってられん」

軽い気持ちで放った一言は
経緯はどうあれ、陽に向いていた傘を傾け俯かせてしまった
ちくりと指す痛みは、罪悪感からなのか、共感の気持からなのか

どうあれ、この雰囲気を払拭したく
戯けた風にけらけらと笑い声を交えて、軽妙なテンポで言葉を紡いだ

「エルヴィ、か、よろしく、な、?」

ぶつ切れとなる言葉は、何かに耐える様に
再び笑ってくれた彼女に安堵して生まれた笑みも、若干引き攣っていたとか

「ああ、びっくりした…ったく。拷問みたいだったぞ」

身体が擽ったさから解放されるとふぅ、と大きく息を吐き
悪戯っぽく責めたてるような口調で、言葉を続けた。勿論本気で、怒る訳もないが
然しまあ、そういった行動にでる理由もよく分かっており、そういう意味もあるのだろう

「ーー…これで勘弁してやる」

そういうと、ペシュベリーを囓るしょの額に右腕を伸ばし
人差し指を軽く弾いてデコピン、しようとした
命中すれば先程と同じ、少し弾力のあるひんやりとした指が、小さな痛みとともに襲い来る筈
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 15:58:28.77 ID:iMcd6htio
>>933

【共感の言葉に対しては、「そうだね」なんてまたも短い一言】
【彼女自身。本当は暗い話題を好まぬのだろう】
【交えられた笑い声。それにつられるように、くすくすと小さな笑い声を漏らし】
【さやさやと、風が森に吹き渡り。そよそよと、木漏れ日が風に合わせて揺れた】

うん。よろしくね、ウェイル

【何故青年がそのような笑みを浮かべたのか。彼女にはきっと分からなかったのだろう】
【くすぐったいと言われる前だ。相手がそんな感触を受けているだなんて思わずに】
【生まれた疑問を表すかのように、ちょこんと首を傾げるのであった】

【そして、ウェイルに触るのをやめた後】
【悪戯を咎められる子供のように、少しばかり俯いて。それでもペシュベリーを口にするのは止めず】
【だからだろうか。デコピンに気付くのが遅れてしまった】

わ、わっ……!

【ぴんっ、とおでこを弾かれて思わずぎゅっと目を閉じるエルヴィ】
【でももうその表情は暗いものではなく。遊んでいる子供のようにどこかはにかんだ笑みだった】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 15:58:46.31 ID:qwI5wL0IO
>>931
/了解しました。
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 15:59:30.14 ID:KDp5O68SO
>>932
「いいえ、この程度ならまだまだ大丈夫です。
 お客さんに喜んで頂くのが、僕の仕事ですから」

そんなお顔、なさらないで。
掌を上に向けて、御辞儀をしながら銭を受け取る。
顔を上げてから、柔らかな笑みを女性に向けるのも忘れずに。

「あ、っと……お客さんは、白の人ですか?
 翼が見えますし、鳥人族の方なんでしょうか」

やや強引な話の切り替え方は、沈んでいく様子の見える女性に対する気遣いだろうか。
小首を傾げて訊ねる声は、やはり少年のものとも少女のものともとれる、曖昧な境界線上を漂っていた。
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 16:19:05.09 ID:1I9C8u9IO
>>934
交錯する二人の笑い声に、併せて靡く樹々の木の葉
この大陸に来て最も、心安らぐ時間だった
照れ臭いので心中だけで、小さく礼の言葉を零し

「お、おうーー…くっ」

悪意がないとは分かっていた。然し、或は、だからこそ
可愛らしく小首を傾げる少女を見ているとーー少し、悪戯心も芽生えて来る
デコピンでもしてやろうか、子供の様にそんな事を思いながら青年は…ついに小さく、声を漏らしていた

「くっ、はははっ、ざまーみろ、…ってな」

きゅっと眼を閉じる少女の姿に、面白そうに笑い声をあげ
宛ら悪戯っ子である。彼女と同様快活な笑みを浮かべながら、ぽんぽんと二回、彼女の頭を優しく叩いた

「…ふう、それじゃあ、俺はちょっと休憩でもするかな」

漸く落ち着いたのか、青年は小さく息を吐き
「今度は、青の食いもんを食べさせてやるよーー…」そんな事を言いながら寝返りをうち、少女に背を向ける

すっかりリラックスしたのか、少女に無防備な背中を晒し
その場で昼寝でもするつもりのようだ

特に何かされなければ数分後、すやすやと寝息を立てて意識を無くすだろう
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 16:19:56.96 ID:VGkWbC2DO
>>936

【かけられた言葉に、沈んだ思いも、徐々に晴れていく】
【彼の言葉のひとつひとつが、女にとって嬉しかった】

「…踊り子ちゃんは、優しいな」
「けど、無理はせんといてな」

【「…ええ大人になるよ!」と言葉を続け、踊り子ちゃんと勝手に呼びはじめる】
【どこまでも失礼な豪快さを、彼に向けて】
【彼が向けた柔らかな笑みが愛らしく、こちらも思わず笑顔を浮かべる】

「自分は鳥人やね、白の側やさかい」
「ライド=ランスラン言うねん、おおきに」

【名乗り、好きに呼んで欲しい旨を伝えるだろう】

「踊り子ちゃんは、何の種族なん?」
「というか、踊り子ちゃんは男の子か…女の子か…」

【人型の彼がどの様な種族か、また、中立である青大陸に居たことから、様々なことが気になり】
【彼の性別に関して、「美人さんやから、どっちか分からんで…」と、困惑した様子だった】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 16:26:45.20 ID:cSLrCc8S0
【緑の大陸、大密林地帯】


【追う者の影が一つ、追われる者の影が一つ。樹冠の下、薄暗がりの中で駆けている】

【狩人は漆黒。カラス頭の鳥人が、木々を蹴り連続で跳躍、風を纏い加速する】
【翼は見えず、しかし血濡れの鉤爪がこの者の危険性を示している】


【逃亡者はドリアード。闘う手段を持たない彼は、ただ必死に走ろうとする】
【無数の切り傷が見えるだろう。その痛みにより、途絶えそうな意識がなんとか保たれる】


クカカカ!!鈍い、やはり鈍すぎる!!退屈すぎて欠伸が出るぞ!!

【狩人の哄笑が、挑発的に響き渡る。突き刺さる音量に、近辺に潜んでいた兎が逃げ出した】
【鉤爪を構え突撃する黒に対し、ドリアードの彼は大樹の陰に隠れようと回避を試みるが――】

【空中で更に加速した鳥人が割り込み、それより速く蹴りを放った。木の幹に叩きつけられ、茸の精は沈黙する】
【衝撃と轟音が同心円状に拡散し、無数の小鳥が飛び立った。それは、森の住民の眼にどう映るのだろうか――】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2011/08/14(日) 16:36:05.12 ID:iMcd6htio
>>937

む、むーっ、ウェイルのばーかっ!

【悔しいという感情も、あるのだろう】
【しかし浮かべる笑みは、悔しさよりも楽しさの方が上である事を示しており】
【ぷくりと頬を膨らませて、少しばかり言葉で悪戯のお返しをしてみせた】

【ぽんぽんと叩かれた、頭のキノコ傘】
【するとそこからぽふぽふと、叩かれた回数と同じ分だけ小さく胞子が放出された】
【恐らくは外部からの刺激を受ければ勝手に胞子が出てしまうのだろう】
【特に害のある胞子ではない。キノコの成長を促す胞子だった】
【出された胞子はそのまま吹いてきた風に流され、霧散していくはずだ】

……ん、おやすみウェイル。
青の大陸の食べ物、期待してるからね

【そして、眠りに落ちていく青年にそっとそんな言葉をかけ】
【意識のなくなった彼が獣に襲われないように、だろうか】
【きっと彼女は、青年の目が覚めるまではその場で見張りをしているだろう】
【彼の意識が戻れば、別れの言葉を告げて森の中へと帰っていくはずであった】

/このあたりでしょうか
/ありがとうございました、お疲れ様でしたー!
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 16:36:25.11 ID:KDp5O68SO
>>938
どういたしまして、と。
くすくす囀るように笑いながら、衣装の端を摘んで軽く御辞儀をひとつ。

「そうなのですか……白のお方は、ちょっと失礼なんですけど、頭の堅い人ばかりかと思ってました。
 けど、ライドさんみたいな方もいらっしゃるんですね、ふふ」

「僕はジゼルと申します。青の、水妖族です」

どうぞお見知り置きを、と述べる彼の肌色は、生気を失ったような蒼白さをしている。
触れてみても体温らしき温かみは存在しておらず、その点が明確な違和感を示していた。

「性別に関しては――企業秘密、ということでひとつ。
 ノーコメント、ですよ」

唇の前に、立てた人差し指。
少し悪戯っぽく、口の端を吊り上げてみせた。
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 16:38:08.41 ID:Kp0D0YjYo
>>939

「…面白そうだな」

【そう言ってでてきたのは黒いローブを纏った真顔の男】
【白い肌と眼の色からヴァンパイアと思われる】
【その両手には鉈が握られている】
【鉈からは生臭い鉄の匂いがする赤い液体が垂れていた】

「…俺も混ぜてくれよ」

【言いながら静かに貴方に近寄る】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 16:42:12.50 ID:1I9C8u9IO
>>940
/はい、絡みお疲れ様&ありがとうございましたー!
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 16:49:26.07 ID:lr5J6H5bo
>>930

「丁度国境に近いところ、とでも言いましょうか……コートの中に隠れてくれれば構いませんよ、なんせ飛んで行く物で」

【微笑みながらコートのボタンを外し、
中に入る様に誘う】
【背中の黒い羽はバサバサと動き始めていて、今すぐに飛び立ちそうである】
【どうやら彼の思惑によると、空中飛ぶから良いんじゃね?みたいな感じだった】


「えぇ……先日も行ってましたからねぇ…」

945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 16:57:46.39 ID:cSLrCc8S0
>>942

…む?キサマ、ヴァンパイアだな?やらんぞ、コイツは私のモノだ。

【現れたローブの彼を視界に収め、カラス頭が言葉を紡ぐ】
【その口調は、同じ大陸を出身とする者であるからか、幾分日常的だ】


『狩り』は楽しくやるものだ。お前は…退屈しているな。
オレと同様、獲物が退屈すぎたのか?

【滴る鮮血、そして彼の放った言葉。それらが、其の判断を与えたようだ】
【無機質な瞳が、突如喜色に染まる――】


まぁ、そんな事はどうでも良い!!
お互い全く飽き足りぬ、ならば満足する≠セけよなァッッ!!!

【そう叫び風を纏い跳躍、一気にトップスピードに身体を乗せた!!】
【初撃は小手調べ、頬を狙った鉤爪の一撃。鳥人の胴体の軌道に、吸血鬼の身体は重ならない】
【かするような斬撃を、すれ違いザマに放とうとするだろう。】
【其れは、迎撃が無ければ≠フ話である。有った場合は、其れへの対処を優先するだろう】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 17:06:27.08 ID:Kp0D0YjYo
>>945

「…何か勘違いしているな」

【そう言って左手の鉈を振る】
【周囲に飛び散る液体】
【鉄の香りが周囲から漂う】
【そして、攻撃してきた鳥人の攻撃を――】

ザシュ

【――避けずに食らう】
【だが何事もなかったかのように歩いてドリアードへと向かう】
【沈黙する彼を見た後ゆっくりと貴方へと顔を向け】

「…彼に言っているんだ鳥肉」

【鼻で笑った】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 17:16:39.51 ID:VGkWbC2DO
>>941

【その言葉に恥ずかしそうに呻き、呟いた】

「いや、自分が不真面目過ぎるだけやねん…!」

【自身がアホな事を恥じ、辛うじて見える頬に、熱が宿る】
【両腕を×印に交際し、自分の顔を横に振って見せただろう】

「水妖族のジゼルちゃんかー、名前もかわええなー!」
「青の種族やから、そないな、透き通るみたいな白い肌なんか…綺麗やね!」

【ジゼルにデレデレした様子で、うるさく言葉を続ける女】
【彼が青である事を聞き、女は安堵した】
【――もし敵同士であったとしても、ジゼルの慈愛に触れた瞬間から、ジゼルを傷付けることは出来なかっただろう】

【ジゼルが見せた大人っぽい表情に、おお…と、とまどった様子の声を上げる】

「商売上手やね…」

【照れた様子で顔を逸らし、笑い声を上げると、頬を掻いた】
【その柔らかな微笑みが、眩しく映りっぱなしだった】

「…ジゼルちゃんは、自活しとるん?」

【踊り子となって稼いでいた様子、気になったのか】
【彼が、既に一人で生活しているのか、尋ねた】

/すみません、遅れました…
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 17:25:27.38 ID:cSLrCc8S0
>>946

…鶏肉?鶏肉だと?キサマはカラスを喰らうのか?
…いや、そもそも気絶したソイツに聞こえるハズも無かろう、馬鹿め、馬鹿め、馬鹿コウモリめ。
――馬鹿モノめ!!コンマ5秒で八つ裂きにして矯正してやろう!!!

【四連続の罵倒から超加速、相手が何がしたかったのかサッパリ解らなかった鳥人が飛翔する】
【先ほどと違い狙いは心臓、吸血鬼の急所を狙った絶殺の一撃だ。】

【左腕を突き出しながら高速回転、ライフル弾のように突進する】
【破壊力は左腕の先端に集中している。直線的な軌道であり、読めば回避も容易いだろう】

【先ほど同様の恐ろしい速度であり、見て#けるのは難しいかもしれないが――】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 17:33:24.93 ID:KDp5O68SO
>>947
「そうなんですか?
 でも僕は、頭でっかちの人よりもライドさんみたいな、明るい人のほうが好きですよ」

ライドの言葉どおり、このジゼルという人物は商売気質の強い性格であり、
「客」のためならばいくらでも笑えたし、綺麗な言葉を並べて煽てることも得意だ。
――けれど、この言葉だけは、幾分か素直に出せたのだった。

「ふふ、ライドさんもお上手ですね。
 ……っと、自活ですか?」

軽くはずむ会話の中に浮かんだ疑問苻に、少しだけ目を丸くしてみる。
んー、と僅かに唸って、ややあってから首を縦に振る。

「そうなりますね、一回芸を見せれば一回のご飯の分と、あと少しは稼げますから。
 たまに野宿になったりもしますけど、食べていく分には十分です」

赤とか黒とかの、ちょっと治安の悪い場所では別なんですけれど。
そんな最後の一文だけは、苦笑混じりに告げた。


//お気になさらずーっ
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 17:56:04.99 ID:NNaoUPJSO
【青の大陸】
【首都:海底都市アトランティス】


緑か白の大陸の人は、いないもんかなぁ……

【 蒼色の髪をショートヘアにした女性がぶつぶつ呟きながら歩いている。】
【上はさらしに下には黒のスパッツという中々露出度は高いが、とても動きやすそうな格好をしていた。】
【彼女は左腕から左手にかけてが機械となっていて――それは彼女が赤に生息している種族、スチームメタルである事を何より表していた。】


大陸同士が敵対しているとはいえ、
中には話し合えばちゃんとわかってくれると思うんだよねぇ…
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 17:56:26.66 ID:VGkWbC2DO
>>949

「…そない言われると、照れるで…おおきに、ジゼルちゃん」
「自分も、ジゼルちゃん優しくて好きやでー!」

【やはり慣れないのか、いますぐ踊り出しそうな、ウズウズとした様子で】
【赤くなった笑顔を見せながらも、】

【ジゼルに再び、おおきにと笑いながら返答し、】
【肯定と共に紡がれた言葉に、半分見える顔が、曇る】

【様々な大陸を周りながら、稼いでいるジゼルを、凄いと感じた。女は、未だに独り立ち出来ない面がある】
【しかし、彼の言葉通り赤や黒の大陸は危険であり、その最中で彼が傷付いてしまったらを考えた】

「…大変やな。そないな歳で、…」
「…ジゼルちゃんが怖い人に会うたら、ガツンと叩きのめして…!」

【調子に乗っている様子で、鼻をフンスと鳴らし、そんなことをのたまう。うざい女だった】
【実際、それほどの力は無い】

「――困った事があったら、何でも言うてな!」

【そう告げながら、ジゼルに連絡先の書かれた紙を渡そうとするだろう】
【おせっかいを無理矢理に押し付けようとしながら、女は笑う】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 18:13:25.60 ID:KDp5O68SO
>>951
「時々ですけどね、誰に許可を得てここで芸をやってるんだ、って。
 絡んで来る人もいるんですよねぇ……」

そりゃあ赤や黒にもいい人はいるんですけど、と付け加えておくけれど、
ジゼルはどうにも強い色をした二大陸の人間が、苦手らしかった。
異能を持った種族ではあるけれど、荒事は好きにはなれないようで。

ちょっとだけ表情が曇っていた彼だったが、ライドが差し出した紙を見て。
あ、とも、え、とも付かぬ声を上げ、驚いたような表情を浮かべた。

「……ありがとうございますっ」

……彼女は、損をするタイプのお人好しだ。
心の中で、そんな失礼なことを考えたけれど、
紙を受け取る手の動きは、上機嫌そうな軌跡を描いていた。
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 18:25:00.31 ID:cSLrCc8S0
>>946
/一応確認しておきたいのですが、レス作成中…ですよね?
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2011/08/14(日) 18:28:46.01 ID:VGkWbC2DO
>>952

「…許せんな、そないな連中。難癖つけて絡むなんて…」

「…こちらこそ、おおきに!…役に立てないかもしれへんけど…」

【彼が見せた陰りに、女は口の端を引き結び、むっとしていた】
【ジゼルは、生きる為に商売をしているのに。暫し、不穏な様子でムスッとしていたが、
【彼が用紙を受け取ったのを見て、再びコロリと表情を変える】

「…ほな、自分は行くな!」
「また会えたら、ジゼルちゃんの舞、見せて貰えたら!」

【自分は嬉しいでー!と付け加えながら、片腕を大きく振って、その場を去る】
【飛行が面倒だったのか、女は走り出す。ジゼルよりも幼い子の様に、通りを駆けて行くだろう】

/ありがとうございました、お疲れ様でした!
/初ロールの為、世界観を壊す様なことしていましたら、すみません…
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 18:35:28.53 ID:Kp0D0YjYo
>>948

【結果から言うと彼は避けられた】
【幼少期に受けた鍛錬の中に同じような状況があったのだ】
【しかし、背後にはドリアードがいる】
【避けることはできない】

【嫌な金属音が森に響く】
【彼の2本の鉈で鳥人の左腕を貴方から見て右側にそしたのだ】
【だがそんな無茶苦茶によって彼の鉈は両方とも折れた】
【手元に残っているのは柄の部分だけである】

「…!」

【(役に立たない)】
【そう判断したのか両方とも体勢のくずれた鳥人に投げつた】
【そしてバックステップでドーリアードの近くから離れた】

【貴方から見て現在、男の装備は右腰にある大太刀】
【刀に手をかけない彼は確実に無防備に見えるだろう】

//すみません!昨日の疲れから寝てまいました!
//レスが遅れてすみませぬm(_ _ ;)m
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 18:39:08.13 ID:KDp5O68SO
>>954
「ええ、またお会いしましょう」

にこやかに手を振ってライドを見送るのは、彼女の姿が見えなくなるまで。
翼の茶色が通りの向こうに消えていくのを確認して、手を下げる。


「……本当に、お人好し。
 これから先、悪い人に騙されなきゃいいんだけど」

……すうっと。
芝居がかった笑みは消え失せて、氷のような無表情が現れた。

――――けれど、彼女の連絡先が書かれた紙を持つ手は、
胸の前できゅうっと、大事そうに握り締められていたり、した。


//ありがとうございましたー!
//私も初ロールだったりしたのですが、問題はなかったと思いますよ!
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 18:53:11.46 ID:1I9C8u9IO
緑の大陸、森林部


「そろそろ、移動でもするかね…」

樹の幹に身体を預け、独り言を漏らすのは独りの青年
紺のTシャツにジーンズ、有り触れた格好ながら森林には些か不相応なそれを身に纏い
浅葱色の眸は、なにか思考を巡らせているようだった。

しゃり、音を立てて
青年が囓ったのは赤みを帯びた桃の様な形の果実
なにやら、美味しそうである。ーー…因みに
青年が座り込み脚を伸ばした其処は、茂みのすぐそばにあり
向こうから踏んづけられたり、或は転ばせてしまう事も有り得るーーーかも
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 18:54:45.78 ID:cSLrCc8S0
>955

クッカァーッ!!脆弱な武装だな!!

【鳥人は笑う。柄がどちらも当たり、胴体で跳ね返るが気にしていない】
【爪の不快感を無視、次の行動を決定した。闘争の快感が、全身を加速させる】
【ギュン、と跳躍し接近を狙う。刀使いの彼の正面、頭部付近に到達しようとする】

【その位置に到達すれば、身体を丸め、空中で独楽のように回転加速し――】
【黒い球体から飛び出したような、右脚の鉤爪で両目を横向きに、同時に引き裂こうとするだろう】

【しかし、哄笑が若干のタイムラグを作った。彼が対応するのも可能かもしれない】
【スピードにはこれまでと変わらず、凄まじいモノが有ったが。】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 19:24:12.82 ID:Kp0D0YjYo
>>958

「…クッ!」

【柄はあくまでも時間稼ぎ】
【自身の体勢をただすためのおとり】
【だが、その考えは甘すぎた】

【肉の切り裂かれる音がした】
【切り裂かれた部位は― 額】
【本能的に後ろへ下がったが間に合わなかったようだ】

「…たのむから剣を抜かせないでくれっ!」

【言いながら貴方に向かって隠し持っていた2本のナイフを投げる】
【ナイフは貴方の羽と胴体に向かって飛ばされた】

/すみませんPCの調子が悪いのかレスが遅くなってます
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 19:47:48.08 ID:sAfJZY2Y0
>>959

ホォ、今のをその程度に抑え込んだか。やる物だ!!

【上機嫌に着地。予想以上の相手の反応に、漆黒に喜色が浮かぶ】
【投擲と同時に掛けられる言葉――瞬転、ナイフを打ち払い、絶対零度の声色が響いた。】


……抜かせないでくれ≠セと?貴様は、俺を虚仮にしているのか?
全力を出してはいなかった、と。――もう良い、貴様は微塵と消えろ!!!


【黒曜の如き漆黒の両翼が、鳥人の背に生える。虚空から生じた槍を掴みとり――】


―――我が魔槍の下に息絶えよッッ!!!!


【これまでとは比較にもならぬ、文字通りの超神速の突撃を行って行く!!】
【桁違いのスピードで衝撃波を纏いながら直進、心臓目掛けて騎兵槍(ランス)を突き込まんと迫る!!!】

【形態変化のラグこそあれ、破壊力も速度も危険域の攻撃である。】
【故に、全力≠ナの対処が必要だと言えるだろうか――】


/了解しました。
/ただ、羽…無かったですよ?さっきの自キャラの状態では。
/風を纏って飛行している描写と、翼の無い描写をしていたと思うのですが…
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 19:51:28.80 ID:Kp0D0YjYo
>>960
//ぐふっつ!読解力が足りませんでしたorz
//とりあえず2本とも胴体へ投げたことにしてください
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 19:53:53.69 ID:sAfJZY2Y0
>>961
/了解です。羽もめでたく生えましたw
/今のレスで、大丈夫ですよね?
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 20:14:13.33 ID:1I9C8u9IO
>>957
まだ、募集中ー…少し、遅れるかもですが
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 20:17:56.17 ID:Kp0D0YjYo
>>959>>962
/大丈夫です

「…すまない」

【貴方にそう呟く】
【そして鞘から刃を少し見せた】
【一瞬で男の顔から汗が噴き出す】




―ころせ殺せころせ殺せコロセ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ―
―殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ―
―殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ―
―殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ―

【男の頭に響く殺意】
【一瞬固まり】


 ― 一時的だぞ―


【鞘から刀を引き抜いた】
【瞬間、男の姿が消える】
【鳥人の攻撃は男の背後の木に叩きつけられた】

【男の姿は元いた場所から右1mほどのところにいるだろう】
【左手には刀が握られている】
【違和感があるが気づくかは貴方次第であろう】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 20:22:19.09 ID:DNXsa2rAO
>>905

別に、、私の場所じゃ……ないし……

【何を言いたいかは微妙なところだか、少なくとも承諾ではあるらしい】
【中途半端な距離に立ちすくんだ女性は、興味津々で彼の翼を眺めていたが】
【痛みのせいで歪む表情に気付いたのか、更にそろそろと接近しようとするだろう】

……あの……大丈夫、か。……腕

【そのまま患部をじっと見詰め、言葉だけ心配そうに問い掛ける姿】
【表情にはさほど不安の色は乗らず、ただ唇を小さく閉じながら俯き気味に尋ねる様子は、本心がよく見えない】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2011/08/14(日) 20:23:48.52 ID:qwI5wL0IO
>>944

「ち…黒の大陸か…」

「へ?…飛んで…?」

【なるほどそういうことか、と、少女は一瞬だけ目を丸くし、後に頷いた。確かに空を行けば、緑の大陸特有の地形の壁を全ての無視することができる。】

「…ううむ…しかしな…」

「いや、やっぱそれはまずいだろう。向こうの連中も甘くないぜ。
私だけじゃなくお前にも害がかかるかも知らんからな。」

【そして、少し言うのを迷ってから彼女は付け加える。】
【「それにさ」と言葉を紡いだ。】

「まだ行ったことないところにはさ。私は自分の足で行きたいんだ。」

「お前はヴァンパイアだから飛べるかもしれないけど…私はエルフだ。羽はないだろ?」

「だからさ…きちんとしたプロセスを踏みたいんだよ。」

【「せっかく招待してくれるのにごめんな」】
【少女にしては珍しく、ぺこりと頭を下げる。銀髪がゆれ、刀が音を出した。】

「というわけで…私はもういくぜ。夜も更けて来たし眠たいからな。」

「また会おうぜ。ひょっとしたら黒の大陸で…かもな。」

【にやっと笑いながら、彼女は言う。自分も旅人で、相手もまた放浪をしている。】
【どこで会っても不思議ではなかった。やがて、彼女は別れの言葉を述べてから、踵を返す。】
【今度こそ、どこか名残惜しそうに夜の闇に消えて行ったのであった。】



/ごめんなさい…めっちゃ遅れました…
/で、重ね重ねすいません…また落ちるので、これ以上お待たせしても貴方様に悪いのでここで切ります。
/本当にすいませんでした…乙です。
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 20:35:41.11 ID:sAfJZY2Y0
>>964

クカカカカカカカ!!!それで良い!!
だが、貴様ごときが俺に勝てるとでも思ったかァ!!!

【躱された事への衝撃よりも、闘争の狂喜が鳥人に強く影響している】
【研ぎ澄まされた闘争本能。漆黒が殺意を鋭敏に感知、輝く双眸を即座に向ける】


我が翼は断ち切れぬ!!何者も、速度で俺には勝てぬのだ!!!

【槍が形を変え、白兵戦用の形態を取る】
【鳥人は、胴を狙った突きを放つだろう。躱されれば、ラグ無しで横向きの斬撃に移行するだろうか】
【狂気的とすら言える猛烈な速度――更なる加速が、鳥人の身に付随している】


【2.5mほどの槍は、リーチの差を明確に主張するかのようだ】
【大洋の暴風を人間大に凝縮したような、破壊の渦を纏い魔槍の突きが放たれる!!】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/14(日) 20:39:40.47 ID:OmxBuzN+o
/次スレ置いときますね
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1313321932/
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 20:46:57.32 ID:Kp0D0YjYo
>>967

「なカま?」

【明らかに違う声で男が左足を軸にを時計回りに振り返る】
【流れる動作で刀で槍を左にはじく】
【そして踏み込んだ右足で鳥人の懐へ入り込んだ】

「つカまエタ♪」

【貴方よりも狂気に満ちた声で呟く】
【顔はこれ以上ない笑顔、それだけでは狂気は止まらない】
【片手に持った刀を貴方に振りおろす】

【早さは無いが無駄がない動き】
【おそらく避けてもこの後に追撃がくるだろう】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 20:56:04.69 ID:Psme08oUo
【白の大陸ーそ国境付近…一つの関所】

【陽が沈む、照らす者が照らされる者へと変わる、その空の銀色】
【次第に暗くなるその空は何をその場所に誘うだろうか、闇夜の襲撃…それとも意外な訪問か】

【そしてその巨大な門の前には一人の女】
【白銀に輝く鎧、ウェーブのかかった純白の髪、瞳の無い純白の双眸】
【同じく純白であったであろう背から伸びる2対の大きな翼】
【白は覗かせる物の、それは他とは対照的で所々に染み付くどす黒い赤色、右の上の羽、其れの先が少し斬れている様なそんな翼】
【そして鞘の無い汚れた白であったであろう布で巻かれた柄の長い巨大な大剣、其れを尾?骨辺にぶら下げる者】

【松明の明かりが揺らぎ、機械の門が聳える、その奥にある砦…そこからは光がもれていて】
【他にも数人、そこに兵士が居ると言うことは推測されるであろう】

…傷が深いか……
何も…起こらなければ…良いが…

【呟いて、その銀の光のその先を奥を眺めて自身の左肩、左胸、その辺を軽く摩る】
【その箇所が何か不自由であると…想像できるかも知れない言葉】
【そんな女が一人で、その門の前に立つ】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 20:58:42.43 ID:cNSqeX6Go
>>965

初めて声に気付いたかのように、ゆったりとそちらを向いて――

「――――別に、大した傷でも無い」

自らの左腕を僅かに眺めて、視線を戻す。
大した、と言うのは強がりなのか、それとも経験による物なのか――

(流石に、あの攻撃を受け止めるのは無謀だったか――――)

受身の際の傷も多少存在するが、現在は内部的損傷の方がやや多い。
自己再生がある程度可能であるとは言え、再生には必ず時間が掛かる。

「そんな事より、だ――――どうしてお前は此処に?」
「――この状況下、緑に感化されている、とも思えない」

この状況下、攻撃を仕掛けて来るとは思えないが――彼の装備は、特殊な剣≠ェ一本。
澄み切った力の気配を発している――――恐らく魔剣の類。
後の身体能力については――飛べる、と言った事しか判断し難い。

「――っ」
――唐突に見せる、苦い表情。左腕を動かそうとして、痛みでも走ったのだろう。
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 21:01:52.50 ID:sAfJZY2Y0
>>969

カカッ!!愉しい、実に愉しいぞ吸血鬼!!

【殺意の具現、漆黒の魔槍は弾かれた。】
【食い込む刃を、左手の鉤爪を用いて自分の肉ごと強力に捕獲する!!】
【刀ごと相手を捕縛しようというのだろう。其れは、捨て身の一撃への布石】


クカカカカカカカカカカカカカカカァッッ!!!

【哄笑!!哄笑!!哄笑!!痛みよりも歓喜が勝る!!】
【吹き出す自身の鮮血が、鳥人のアドレナリンを爆発的に噴出させる!!】


【その勢いに身を任せ、器用に片手で槍を短く持つだろう】
【そして相手の心臓を狙い、穂先を内側に向け突き込んだ!!】
【加速!!加速!!加速!!一瞬とも呼べぬ、極短時間の刺突が起こる!!】

【刺さるか否かに関わらず、黒い魔槍は鋭く光を放っていた――】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 21:14:53.43 ID:DNXsa2rAO
>>971

そっか……

【信じているのか、いないのか。】
【茫とした瞳は少なくとも彼の言葉を真っ向から疑おうとはせずに、】
【けれどそれでも、何か気に掛かりはするらしく。じーっとじーっと、蒼い瞳は相手の底を見抜いてくる】

私は、その……記憶がない、から。此処の奴に、拾われた。……此処にいるのは、だから、『それだけ』
黒の大陸って……どんな場所だ?

【――記憶喪失と呟く女性】
【けれど普通ならば重要な恩義となる事を『それだけ』と言い放つ神経は、】
【やはり――黒の大陸が育んだ歪なる感性を残してはいるのだろうか】
【どことなく感情の読めず、微睡むように緩く瞬いた瞳は、何も彼に知らせようとはしない】

【が、彼が表情を変えればアイスブルーの湖面がさっと揺らいで手を伸ばした】
【細い指先が、拒まれなければそのまま彼の腕を包み込もうとするだろう】
【ギュッと握り締めるような動作。本人も何故そういった行為をしているのか分からない様子で、】
【けれども、もし彼の腕に触れられていたならば――じわりとした熱が彼女の掌から広がっていくのが分かるはずだ】
【ほんの少し、僅かだけの治癒の熱。劇的に効く訳ではないそれは、けれど彼の内部損傷≠ノ狙いを定めているようで――】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 21:24:15.31 ID:WMnVulRDO
>>970
【「何も起こらなければいい」。その願望は、きっと叶わない】
【何故なら、どうあっても、どう間違っても来てはいけないような存在が、真正面からやってきたから】
【滲み出る闇を隠す事無く向かって来るそれは、遠目から見ても黒の大陸の者と解る】

……………………

【青く燃える炎に包まれた、骨だけの馬が引く馬車に乗って、それがやって来る】
【漆黒のローブに身を包み、目玉の装飾が施された黒い杖を携えた魔術師が、真っ直ぐ門を見詰めている】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 21:26:41.06 ID:Kp0D0YjYo
>>972

「きュけツキ?」

【刃が一旦止まる】
【だが、徐々に刃がめり込む】
【そして槍は貫いた。彼の心臓―】

「ボくは」

【―の脇の肉を】
【経験から体を動かしたのだ】
【大量の出血、だが笑顔は変わらない】
【底抜けの狂気を貴方は垣間見る】

「さツジンき?」

【右手の袖に隠してあったナイフを出す】
【そして躊躇なく鳥人の首に刃を向けた】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 21:35:51.02 ID:Psme08oUo
>>974
チッ…早速お出ましか…

【女は遠くから歩み寄るその姿、どう見ても黒、赤や緑、白でも無い…紛いもなく黒の者】
【間違えなく侵入、襲撃…女はその柄に手をそっとやり…次の瞬間…其れを力強く握りしめその大剣を抜く】
【其れを構えて…肩に担ぎ、その魔術師の方へと歩みよる、白であるためどれだけ自身が傷ついていようが引くわけには行かない】

【その国境線、そのギリギリまで足を運んで貴方に喋りかけるであろう】

なに用だ?返答次第では…
やることやる…

答えたくなければ答えなくてもいい…其れならば侵入者として扱うまでだ

【その者が聞こえるであろう、その場所に着いたその時に貴方に言うであろう、その言葉を】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)2011/08/14(日) 21:37:18.73 ID:lr5J6H5bo
>>966
/乙でした。此方こそすいません……
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 21:37:52.58 ID:cNSqeX6Go
>>973

――沈黙。何かを考える様子を見せた後に、少し呆れ顔になって。

「…自分を拾った相手に、聞かなかったのか?恐らく、そいつの認識で正しいと思うが」

それが緑の者で、「緑」として育てようとしているのなら、従わせた方が良いと考えた。
もし、それこそ捨てられでもしたのなら、その限りでは無い、とも思っているのだが――

「――――て、いきなり何を…ッ」

流石に、驚いた様子。相手の無言に圧されでもしたのか、それ以上何も言えないまま、抗議の視線だけを向ける。
黒の者、と言えど身体の構成は千差万別だが、どうやら効く&には作用したようで。
やがて、耐え切れなく≠ネったのかやや強引に振り解くと、ぶん、と風を切る速度でそっぽを向いて。

「感謝は、しない――頼んでない」

ぶっきらぼうに、二言。
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 21:47:31.90 ID:sAfJZY2Y0
>>975

(…ゾンビ顔負けの鈍感さだな、クカカカ!!)

【槍から黒が右手を放す。食い込む刃を、力強く左の鉤爪が縛り――】
【鳥人が自分自身の身体、左腕以外を下向きに♂チ速させ、全身で前傾し接近する】
【――速力で自分の肉を抉り抜いて置き去りにし、その肉と諸共に刃を空中に捉えたまま!!】


――決着だッ!!!

【加速方向を相手向きの其れに変え、慣性を利用したゼロ距離の突撃を行う!!】
【ナイフの刃が鳥人の肩口に突き刺さる。噴出する血が、煙幕代わりに視界を奪おうとするだろう】

【自身の肉体を砲弾の如く突撃させ、相手の刃を相手の腕ごと強引に敵に向け――】
【嘴、相手の刃、自身の右の鉤爪――血濡れの漆黒の、告死の三重奏が殺到する!!】
【刺さったままの槍など、最早気にも留めていない。この一瞬に、魔翼の鳥人は全てを賭けた!!】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 21:51:04.27 ID:WMnVulRDO
>>976
…見張りか、やはり忍び込む方が幾分か楽だったかもしれんな

【女が魔術師を見て舌打ちをしたように、魔術師もまた女を見ていい気は起きなかった】
【あの使命に燃えた目、覚悟を身につけた身体、全てが気に入らない、嫌になる】

【女が近付いて来ると、魔術師は手綱も持っていないのに骨馬が止まる】
【ガタンと強く馬車を振り、乱暴に横付けになるように停車した】

…少しばかり大陸の見学にきた、それだけだ
安心しろ、今回は見るだけだ

【馬車から降りず、横から顔を出して、女に聞かれた事を素直に答える】
【信じるか信じないかは彼女次第だ、やけに引っ掛かる一言も余計に付いているが】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 21:51:54.28 ID:DNXsa2rAO
>>978

……聞きはしたが、詳しくは聞いていない
緑の奴らと、敵対してるということ。それだけ。だから、いつか、行かなければとは……思う、けど

【よく分からない地を踏むのは、たとえそれが“故郷”であっても恐怖が纏う】
【ただ、ずっとこの場所にいる訳にもいかないとは思っているらしい。】
【ならば――今ここで、その機会を明確にするのも構わないだろうか】
【伏せられた瞳が戻った時、尋ねかける輝きは月夜にも揺らがずしっかりしていた】

え、ぁ――……っ

【視線を向けられれば、困惑したようにさっと眼を逸らしてしまう】
【そのまま彼が振りほどくまでの、おそらくは数十秒ほどを沈黙したまま過ごしていたが】
【離れていった負傷の残る腕に対して、小さな声で「……ぁ」と呟いてから、微妙に不満の残る瞳を向けた】
【感謝とかは、どうでもいいのだ。ただ、自分に僅かでも治療の力があるのであれば、彼を癒したかっただけなので】

【だから――】

…………ん

【声と共に差し出された手と、視線】
【はやく腕を差し出せ馬鹿、なんて言いそうなそれは――やはり微妙ながらも無言故の圧迫感が残る】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/14(日) 21:58:07.09 ID:6zKnFDFMo
【黒の大陸】

【薄暗い天候、荒れた土地――そこに流れる、申し訳程度の汚れた小川に】
【ペットのような首輪をし、紫色の道士服を着たキョンシーの娘が両足をぽちゃりと浸していた】

には〜……やっぱり、傷は傷で痛いモンでス……
あの緑っ子、次に会ったらタダじゃおかねーでスよ

………、……それにシてもヒマでスねー。

【足は服が濡れないようにと太腿の辺りまで、真白な肌を晒しており】
【そして、どうやら最近の物らしい左ふくらはぎの傷には雑な縫い目が存在する】
【どうやら治療中、だろうか。汚れた川だが、“闇”を周囲に放つ彼女であれば回復もしそうである】

【またこの川だが、偶然にも大陸間の国境に近いというようなこともあって】
【出る、入る、通るなどの行為を行うものはこの少女を目にすることが出来るだろう】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 22:06:46.23 ID:Psme08oUo
>>980
【敵対している白の大陸に乗り込み此処まで冷静でいられる彼】
【余程の力を持つ者か…それとも只の間抜けか…間違えなく後者ではなさそうではあるが】
【女は彼のその言葉、態度に奇妙なもの、得体のしれない不愉快な物を感じながら】

今回は……見学か…平然と言うのだな
何を考えているか知らんが…今の状態だ
何処の大陸であるのかも分からんお前を此処から先に通すわけには行かない

ーーーーそれに今後何をするのか分からん奴の話を信じろと言うのも…難しい話だろう…?

【見た目は黒、それは黒を象徴するかのような馬車、その姿】
【しかし此処で下手に手を出して、下手な行動をして何か違う者で在ったのなら…それは白の大陸を不利な状態に追いやる可能性がある】
【そんなテンプレート通りの返答、言葉】
【今回はとその意味深な、今後が有るかのような言葉、番人として女はそう答える】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 22:11:19.40 ID:Psme08oUo
>>983
/連続でいろいろおかしな発言申し訳ないです
/不快感な物→不快感を
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 22:16:53.49 ID:Kp0D0YjYo
>>979

― 一時的だぞ―
【その瞬間、体は”刀の意識”へと変わり”男の意識”は消えた】






―『あの世で私がお前を見つけたら破門にしてやる』―

【なぜか『師』言葉が思い浮かんだ】
【瞬間、体のコントロールは男に戻る】
【足のヒビが脇腹からは出血の痛みが意識を奪おうとする】
【噴射される血で視界がふさがれる】

【それでも生きるために】
【ナイフを握っていた右手を離し】

「…か えす」

【以上に発達した嗅覚と本能で脇腹に刺さる槍をつかむと】
【真顔のままさらに腹部を刺した】
【貫通した槍はさらに伸びる】
【その先には持ち主がいた】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 22:17:34.07 ID:lr5J6H5bo
>>982
【その荒れ果てた汚川を歩く彼女の目の前に】
【背中に羽の生えた男が現れたのだった。 闇の世にも映える金髪に、微笑みがついた顔は、女性と同じほど手入れがされていた】
【紅く、血の色と同化したマントを羽織り、目の前の少女の前を上下に軽く飛んでいた】

「どうかしましたか?…治療ならこのヴァンパイアの万屋にお任せを…」

【鋭く伸びた犬歯を見せながら、少女に微笑んだ】
【白手袋をはめた右手を、左肩に忠誠のポーズの様に当てて居る様は、まるで執事の様だった】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 22:21:47.50 ID:WMnVulRDO
>>983
【返ってきた答えは、やはりと言うべきかNo。解りきっていた事であるが】
【女の解答を聞けば、呆れた様子で溜息一つ】

(…やはり、頭の固い連中か)
(無駄に知能がある分、屍共よりも面倒だ)

【しかし、だ。思った通りに口に出し、思った通りに行動してはただの阿呆】
【心を押さえ付け、もう少し理性を使う】

…呆れたな、貴様等は見た目で人を判断するのか?白の大陸は清らかな者共が住むと聞いたのだが
こんな身なりだが私は緑の大陸出身者だ、同盟大陸の様子を見学しにきた

今回は、と言ったのは――
…応援を頼みに来た訳ではない、という意味の冗談だ
【成功するとも思えないが、ばれた所でデメリットも殆ど無い、もし成功すれば儲け物だ】
【いつの間にか闇の噴出を魔術で一時的に抑え、黒の大陸との直感を気のせいだと錯覚させようとする】

988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2011/08/14(日) 22:22:14.81 ID:go7W7gHSo
【緑の大陸――とある街】


【都市とは言い難く、人口も其れほどは多くない所謂『田舎』の街】
【通りに面して、一軒の古びた、それでいて人入りの悪くは無い酒場が存在していた】


 ――、 ぃ …、……ッ!!  ――ってぇ……。


【――其処の扉から、叩き出される様にして飛び出して来る一人の人物】


【緑を基調とした迷彩服、腰には二束三文のナイフに二丁の拳銃、短剣】
【黒縁の眼鏡に軽く掛かる辺りまで金髪を伸ばした、中肉中背の青年だ】
【右頬を見遣れば――『キルヴェーラ』である事を示す、逆十字≠フ痣が存在している】


(…、…困ったな―― 一旦、首都の方に帰ろうにも腹減って仕方無い。)
(金ばっかり有っても、喰わせてくれる場所なんて賭けに成って来る……、か。)


【『キルヴェーラ』――狡猾、残忍、戦闘狂。暗いイメージの付き纏う、黒の少数種族だ】
【知名度は飛び抜けて高い、と云う訳でも無いが、知っている者は知っている】
【酒場に入ろうにも…、…一人知っていれば、悪評は周囲に伝播する、と云う事だろう】

【青年は諦めた様に、街角の壁を背にに腰を降ろすと――苦笑して】



…、……何かこう、天使みたいなお姉さんが来てくれたら、最高なんだけど。



【「この際、オッサンでも妥協しよう」――そんな、阿呆らしい一連の独り言を呟くと】
【血のこびり付いた迷彩服の袖で、額に浮かぶ汗を拭いて――】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 22:22:52.42 ID:cNSqeX6Go
>>981

「特に、面白味のある場所じゃない―――見た事は、無いだろうが」
「それに、居場所≠セとは限らない。今居る場所でも構わないように思うが」

(――今の所、特に痕跡≠ヘ見当たらない――――善意≠ノ因る物で間違いは無い、か?)

――実際、故郷であっても場所があるとは限らない。
奔放に暮らす者が多い分――――積極的に面倒を見よう、と考える者も少ないと考えている。
その為に、現在の居場所であっても特に問題は無い、と助言する。


「…別に大した傷では無いって言ってんだろ。出さねえぞ、そんな目したって出さないからなッ!」
――抵抗、割と抵抗。

//ちょっとレスが遅くて申し訳無いです…
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/14(日) 22:28:36.67 ID:6zKnFDFMo
>>986

ひーまーヒーま゛っ……おぉ!?

(な、ナニモノさんでス?最近こんな風にビビってばっかでス!)
(……あ、つーか飛んでるでス。ちょっとうらやましいでスねっ)

あー……ヴァンパイアさん、でス?ってことは、お仲間さんでス?
でもって万屋さんってコトは、なんでも出来るでス……痛いのは、消せるんでスかっ?

【肌、髪、瞳。そのいずれも真白な少女は、わりかし頭が緩いらしい】
【相手が現れれば驚き、説明を受ければ納得し、提案されればうんと頷き】
【そうして、まあ取り敢えず立ち止まる。その際負担がかかったのか、白いふくらはぎに赤い筋がつ、と伝った】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[saga sage]:2011/08/14(日) 22:32:21.49 ID:DNXsa2rAO
>>989

うん……今は、記憶に残ってない
……でも、私はそちらの生き物だ。ならば、此処に居ては、双方に不適切な気がする

【「それに……やはり、私を見る者の眼は、奇異だ」】
【ぽそぽそと呟かれる居心地の悪さ。己に住居を提供した者がお人好しだからこそ】
【どうしたってその違和感は軋轢となり、彼女の細い肩に伸し掛かってくる】
【勿論、彼の言いたい事も分かるのだろう。主張はけして積極的でなく、】
【彼があと少しでも強く言えば、頷いて取り下げるくらい弱々しいものであった】


……ん

【そんな言葉は、聞かない。】
【彼の抵抗が強くなればなるほど、無言のまま差し出される手と見詰めてくる瞳のチカラは、強まるものだ】

/気にしなくて大丈夫ですよー
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga sage]:2011/08/14(日) 22:36:53.46 ID:sAfJZY2Y0
>>985

【この闘いに於ける鳥人の最後の攻撃、其れへの反撃は成功した】
【額を切り裂く魔槍は、主の血を啜り己を染め上げる】


(まだだ…まだ、オレは終わっていないッッ!!)
【――魔翼の鳥人は止まらない。前傾姿勢を更に深め、漆黒が肉弾を叩き付けようとする】
【頭骨の一部が破断する。敵たる吸血鬼と同様に、熱く赤い液体が視界を埋め尽くす】


【それすら、翼を止められない。漆黒は、破壊的な咆哮を上げ――】
【自分自身を、押し込んだ。刀、嘴、右の鉤爪…三つの凶器は、全て敵の腹部を狙うだろう】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 22:40:50.98 ID:lr5J6H5bo
>>990

「えェ、勿論消せますとも…ですが私は少し水が苦手なモンでして…
 岸の上に出も上がってくれれば、私が手当て致しますよ?」

【西洋風の彼と、東洋風の彼女。共に対になるような存在ではあるが】
【黒の大陸の者というだけあって通じ合えるものがあるかもしれない。 少女の独特の口調と、痛ましい怪我を見て】
【嬉しそうな顔を出したり、哀しそうな顔にしたりと、表情が目めぐるしく変わっていた】

「此処まで綺麗な肌を持つ女性にはあったことが有りませんでしたね…あらあら、美しい肌が台無しだぁ…
 今回はサービスしますから、ぜひ利用してくださいよ?」

【そう思えば女性にはサービスしすぎの彼は、少女が立つ小川の右隣の陸に到着した】
【すると背中の羽がマントの中へと収納されていき、変わりに立っている場所に黒いシートが、横にアタッシュケースが置かれた】
【万屋の商売スタイルが完成したようだ】

/遅くなりました、すみません
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 22:44:03.22 ID:Psme08oUo
>>987
【頭が固い、それはとても固いそんな者達は白の大陸には山ほど居るであろう】
【そしてこの女もその中の一人……白のみに忠誠を誓う者】

【その緑の同盟すら青との中立すら、それはこの女にとってはどうでも良いこと、其れが続く物では無いと】
【信じるのは白のみ、他の大陸を簡単に信用するなと、そう思う者】
【だからーー例え同盟大陸の緑であったとしても、その大陸には簡単に足を踏み込ませない】

……残念ながら私はお前の思っている様な清らかな聖者じゃない、
それに‥私はお前の姿のことなど何も言ってはいない…

答えはこうだ…お前が緑であっても青であっても…簡単にこの先に通すわけには行かない

【固すぎる、それはその責任から来るもの、白を守る責任から】

【だが、その結界は、女の其れは次の言葉によって砕かれる】
【何処の国でも居るであろう、ただ偉いだけの者、その者の声が…後方から、その扉を開き答えるのだ】

「イスラ!お前は何をしているのだ!、同盟軍の使いを追い返そうなど何を考えておる!」
「お前…その地位に立って傲慢にでもなったのか!?」
「面倒な騎士団など最初からお前たちは気に食わなかったんだッ!」

【どうやらその会話は聞いていたらしい、そしてその男の魔術、それを感じたらしい、】
【俗に言う自身の保身、他人の弱みを握ろうとする、愚か者、欲に目の眩んだ間抜けである】

【イスラと言われた天使は舌打ちをするであろう、そして貴方をその白の大陸の中に、手招きをするであろう】
【もちろん女もついて行く、その男に「ついてこんでいい」と言われながらも「いえ、此れが努めですから…と」】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2011/08/14(日) 22:52:21.49 ID:6zKnFDFMo
>>993

おぉー……ホントでスっ?じゃあこんな川とはオサラバでス!
是非ともちりょーをお願いしたいのでスよヴァンパイアさんっ

【と、吸血鬼が岸に降りると彼女もまたそちらに向かってふわりと跳んだ】
【右足一本、浮くように。どうやら脚力もそうだが、別の種もありそうである】
【ともかくそうして陸に上がれば、太腿まで捲り上げていた服を右足だけ下ろしてしまい】

う、美しいでスっ……?そんなコトはでスね、無いと思うでスよっ??
マハは色々イケイケでスけど美しくは無いんでス……でも、嬉しいでス。

……はっ!ち、治療はどうやってやるんでスかっ?

【やっぱり、頭は首輪が示すようにペット並みか――実に単純で無垢な反応を見せ】
【それからすっ、と彼女は左足を相手に見せる。糸の雑さは、おそらく自分でやったからだろう】
【傷自体はとても深く、それでいてすっぱりと切れていて、出血自体はもう殆ど無いと言える】

【ちなみに、彼女の肌は実に白くて怖いほどだが、反面触るとひどく冷たい】
【キョンシーという種族柄、彼女は屍だ。まさに雪のような肌だが、その点ばかりが惜しく思える】

996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)[sage]:2011/08/14(日) 22:56:05.90 ID:cNSqeX6Go
>>991

(…難しい)

――と、思考。今が戦時で無ければ、考える事は無かっただろう。『気にするな』、と言って一蹴していたかもしれない。
今や、戦いは赤と黒、そして緑の物だけでは無くなってしまった。
白の介入によって戦況は大きく変化。更に、白から多くの者が緑に対し流入し始めている。
今まで戦いを静観してきた白の介入は、恐らく一重に善意の物では無いだろう。
大陸同士での貸しは、支配の切っ掛けにも成りかねない――――

(今はまだ、善意で何とかなっている。が、白が関われば――――)

「――――お前の考える通りに動け、正しいと思う方向を向け」

―――最終的な判断は、自分自身で決断した方が良いと判断。

「黒に行くなら、俺から上に幾らかの事情を話せば手助けはしてやれる」
「…だが、基本的に行けば戻って来れないと考えておけ」


「――嫌、だ。出さない」

…だがまだ抵抗。抵抗抵抗抵抗抵抗。先程の抗議の視線を交えてまだまだ抵抗。



――が、遂に折れた。


「…鬱陶しい」

ぷい、と顔を背けて腕だけを出す。出す、と言ってもちょっと前に出した程度なのだが。
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]:2011/08/14(日) 23:00:11.69 ID:Kp0D0YjYo
>>992

【反撃は相手の攻撃を止められはしない】
【かろうじて握りを弱めることで刀の攻撃は弱められるが他は弱めようがない】
【そしてすべての攻撃は腹部に命中した】

【傍目からすれば互いに抱き合っているように見えるだろう】
【だがすでに男は何をしているのかも理解できていない】
【左手が鳥人の先の何かをつかもうとするように手を開き】

【最後の隠しナイフを出した】
【そして、それを気づけば避けられるほどの速度で鳥人の後頭部に刃を振り下ろした】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 23:01:18.66 ID:Pacd6IoSO
>>988

――天使みたいなお兄さん≠ヘ、願い下げか

【青年の独り言を拾い上げたのだろうか――上空から、答える声があった。その声は徐々に下降していき、ゆっくりと地に降り立つ】

【男性、年の頃は20代後半だろうか――腰までの紫の髪に深いエメラルドの双眸、爪先には黒のマニキュアが施され】
【190に届きそうな長躯に、首元を灰色のファーで覆った黒いベルベット地のローブを纏っている】
【背には8つの細身の翼。高位の天使である事を示す其れは本来白色であるはずだが、彼の翼は煤けたように黒く穢れてしまっている――】

…黒の者が、何をこんなところで行き倒れている。キルヴェーラ
略奪行為には及んでいないようだな――それもまた、珍しいものだ

【稀少な存在にも幾らか詳しいらしい男は、言葉少なに――些か傲岸に、キルヴェーラの青年にそう問うた】

/1時までしか絡めませんが、よろしければー
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2011/08/14(日) 23:04:02.34 ID:WMnVulRDO
>>994
(…やはり、むだに頭の固い…いや、こいつが特にそうなだけか)
(…信ずる物は自国のみ…愚直だな、まるで屍と変わらん)

【女の答えを聞きながら―聞き流しながら―女に対する感想を心の中で述べる】
【もうこのまま押し問答しても無駄だろう、そう判断した魔術師は、長居する必要は無いと馬を走らせようとした】

【その時、五月蝿く響いた音と声に、嫌な表情をしながら行動を中断、音がした方向に顔を向ける】
【その男を見ただけで、そうだと解った。椅子に腰掛けて声を荒げるばかりの無能だと】

【しかし、ここは折角その無能が道を開いてくれたのだ、それを利用しない手立ては無い】
【魔術師はそこに馬車を置き、招かれるままに付いていく】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県)[sage]:2011/08/14(日) 23:05:12.33 ID:lr5J6H5bo
>>995

「いえいえ、とてもお綺麗な方ですよ…飲み物って飲めます? 精神面と肉体面、体を内から潤しますよ」

【そう言いながらアタッシュケースの中から慣れた手つきで、血の様に赤く染まった液体を取り出す】
【瓶の中に入っているソレは、月光の光でとても美しいように感じるものであった】
【そしてソレを、彼女に差し出して、飲めますか? と小さな声で尋ねた】
【どうやらキョンシーで有るが故に、飲み物等を摂取出来ないんじゃないかと睨んだためだ】

「結構簡単なものですよ? ゴブリンの血肉にヴァンパイアの血液を少々混ぜたものを使います…
 ちょっと染みるかもしれませんが、効果は絶大なので・・・」

【そういうと、アタッシュケースの中から小さな壷を取り出すと、その上蓋を開く】
【中には血と生臭い肉の香りが漂っており、好き嫌いがくっくりと判れるだろう】
【それらはクリーム上になっており、右手で軽くすくって、少女の左足に全体的に塗っていく】
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ここだけドラゴンボール。コンマ00であの世に行く @ 2011/08/14(日) 21:48:45.24 ID:6tN8utLIO
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友人にどうしてもSS書いて欲しいって頼まれたんだけど @ 2011/08/14(日) 21:27:55.31 ID:tBZIO7sT0
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