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HTML化した人:Kastanie
過去にあったちょっと不思議な出来事
1 :美波 ◆nh3wD55afA2014/10/12(日) 23:24:58.87 ID:fZ67Vu9k0
過去に結構不思議な体験をしました。
そんな話をマイペースに書いていきます。よかったらレスとかくれると嬉しいです。
ただ、信じるか信じないかは皆さん次第です。

ですが、これから用事があるため、本日は書けませんが、とりあえずスレだけ立てさせてください。

スペックのみ書いておきます。

私⇒当時高校一年生、現在二十五歳、女、特技は空手
今は聞こえませんが、昔は猫のみ言葉がわかりました
ややオタクではありますが、腐女子でもないし、中二病も特にありませんでした
見た目はよく深田恭子さんに似ていると言われます

では、明日から詳しく書いていきますので、お付き合いよろしくお願い致します。
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鹿児島県)[sage]:2014/10/13(月) 00:21:11.99 ID:x41UWlm8o
ノシ
3 :美波 ◆nh3wD55afA2014/10/13(月) 22:52:41.76 ID:nXl7I5930
こんばんは。早速今日から少しずつ書いていこうと思います。

まず、私の幼少期は割と変わっていました。というか、あまり恵まれていませんでした。
私が六歳の頃に両親が離婚。その後母に引き取られましたが、母は男グセが悪く、恋人をとっかえひっかえでした。
殆ど家におらず、家事もしない。私が家事を覚え、ほぼ一人暮らしをするようになったのは中学生辺りの頃です。
その頃からでしょうか…私はいつの間にか当時飼っていたわけではないのですが、家に居着いていた猫と話せるようになったのは。
最初は、猫の方から話しかけてきました。

猫「寂しい?」
私「寂しい……え!?」
猫「どうしたの?」
私「猫が人間の言葉を話すのを驚かない人はいないよ…」
猫「人間と話ができるんじゃない。僕は美波と話せるんだよ。話すっていうか…そうだな、テレパシーのようなもので」
私「そうなんだ…」
猫「案外すんなり受け入れるんだね。取り乱して叫ばれたり、お祓いでもされる覚悟だったんだけど」
私「そりゃ相当びっくりしてるよ。でも、なんとなく、有難い。私には話し相手がいないから」
猫「寂しい?」

猫はもう一度同じ質問をしましたが、私はただ苦笑を混じえ、首肯するしかできませんでした。
それから猫と話すようになり、学校で友達のいない私にはその時間が楽しみで仕方ありません。友達がいない理由は、多分私が不思議な人間だったからでしょうし、なにか反感を買ったのでしょうし、1言うと100で返す人間だったからです。
それが中学校三年生の頃の話。

なんとか必死に勉強し、母に内緒で父が私の進学資金を出してくれたので、私は無事、高校生となりました。

高校ではそこそこ友達もできて楽しんでいましたが、ある日家に帰ると、煙草のにおいがしてきます。母が、帰ってきていたんです。一ヶ月ぶりに。

母「なに!?私への当てつけなの!?」

突然母が叫びます。私はびっくりおどおどしながらもどういう事かを聞いてみると、どうやら「私みたいな頼りない、金もない親に内緒で父親に費用を出してもらうなんて嫌がらせか」という事らしいです。
ハッキリ言って「はい、そうです」と言いたかったのですが、とりあえず私は謝りました。
そこで…母がこう、漏らしました。

「子供ってめんどくさい。消えてしまえばいいのに」

と。
母の行動にショックを受けたり腹を立てたりは毎度の事ですが、さすがにその一言は衝撃が強すぎて、しばらくなにも考えられませんでした。
猫にその事を大泣きしながら話すと、ずっと私の頬を舐めてくれていた口元が、私の耳元にきました。

「ねぇ、逃げよう」



と、今日はここまで。
本当にマイペースなので、皆様にはじれったいかもしれませんが、申し訳ありません。
レスくれると励みになります。

では、おやすみなさい。
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県)[sage]:2014/10/14(火) 01:39:48.23 ID:egidaH56o
ゆっくり書いてよ。
楽しみにしてる。
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(鹿児島県)[sage]:2014/10/14(火) 02:39:00.09 ID:WyV5gNaco
猫はオスなの?メスなの?
聞こえる声は子供?大人?
6 :美波</b> ◇nh3wD55afA<b>2014/10/15(水) 02:30:09.99 ID:83Q4mKIV0
こんばんは、というのも微妙な時間になってしまいましたが…
やっと暇ができたので少しだけ話を進めようと思います。

>>4
ありがとうございます
>>5
猫はオスです。声はどちらともつかない感じですね。


では、続きを。


猫に囁かれてからの記憶は、ここでぷつりと切れています。

気付けば私は新宿にいました。雑踏、喧騒…とても賑やかで忙しなくて。私はただそんな人々の様子を眺めているだけでした。すると、ポツリポツリと雨が降ってきました。
白いワンピースしか来ておらず、バッグすらも持ってない私が当然傘を持っているはずもなく。なのに、何故か私は屋根のあるスペースに移動しようとも思わなかったのです。
そんな時、急に私に降りかかっていた雨粒が止みました。
「随分と止むのが早いものだ」と思っていると、それは誤りで、どうやら私のところにだけ雨が降っていないようでした。
その理由は、隣に立っていた男性が、そっと傘の下に私を入れてくれていたからだっだのです。

「雨、すごいね」
「そうですね。あの、私のことは大丈夫です。あなたは誰かと待ち合わせなのでしょう?」

でなければこんな雨の中ぼーっとつったっているわけもありません。しかし男性はにこっと笑うと、

「君と一緒だ」

と一言漏らしました。
私と一緒というのはどういうことか。彼も気付けばそこに立っていたというのだろうか。それなら彼にだけ傘を与えるなんて神様は不公平だ、と私は訝ります。
雨足は段々と強くなり、ほとんど人がいなくなりました。

「私、そろそろ帰りますね」
「あぁ…うん」

しかしそこで私はふと疑問に思いました。
帰るって、どこに?
それを考えると、またしても意識が途切れました。

翌日、私は新宿の同じ場所にいました。空模様は曇り。今にも降ってきそうだな。と思った途端、やはり雨が降ってきました。そして、やはりその雨粒は結局私を殆ど濡らすことができませんでした。隣を見上げると、黒い傘を持った男性が口元に笑みを携え、私を見ています。

「毎日ここにいるの?」
「…みたいですね」

すると、何故だか笑みが溢れてきて、吹き出す私を男性は不思議そうに見ました。

「どうしたの?」
「いえ、あなたは私が見えるんだな、と思って」
「え、それってホラー的な意味で?」
「さて、それはどうでしょう」
「やめてよ。僕そういう話苦手なんだからさ」
「それは失礼。いや、これだけたくさんの人がいながら、私の存在に興味を持つ人はあなただけだな、と」
「あぁ、そういうこと。それは、確かに。僕もどうして君に見入ってしまったのか分からない」

少し談笑すると、お互い自己紹介を始めました。

「僕は、高崎雅(たかさきみやび)」
「私は、園田美波です。男性で雅って珍しいですね」
「あまり気に入ってないけど、ちょっと気に入ってる」
「どっちですかww」

その後、お互い別れを告げ、私の意識も途切れました。
7 :美波</b> ◇nh3wD55afA<b>2014/10/15(水) 02:49:54.81 ID:83Q4mKIV0
翌日…と言っていますが、本当に翌日なのかは分かっていなかったのですが、とにかく、私はまた新宿のいつもの場所にいました。
相変わらず雨天。

「美波ちゃん」
「雅さん」

示し合わせたわけでも、約束をしているわけでもないのに、どうしても雅さんと会ってしまう。私は雅さんの顔を見るとなんとなく安心した気持ちになりました。

「よかった」
「え?」
「今日も美波ちゃんがいて。でも、なんでいつもここにいるの?」
「分かりません」
「分からない?」
「気付いたらここにいるんです。一体どうやってここに来たのか、どうやって帰っているのか。そもそもどこから来て、どこへ帰るのか…わからないんです」
「…そうなんだ」

一瞬暗い表情になった雅さんですが、ぽんっと手を叩くと、

「僕の家に来る?」

と一言提案しました。

「え、でも…」
「もちろん無理強いはしないし、変なこともしないよ」
「はい…」
「確かめよう。君がどこから来てどこに帰るのか。僕といればそれができるんじゃないかなって思ったんだけど」
「確かにそうですね。では…その、お願い致します」
「うん、お願いされます」

黒い傘に二人で入り、歩き出すと、道がなんだかぐにゃりと曲がったかのような立ちくらみに似た感覚に襲われました。これは今考えると、道を覚えさせないための工作だったのかもしれません。

「ところで、雅さんはお仕事はなにをされてるんですか?」
「んー。まぁ、ちょっとした表現者ってやつかな」
「へぇ…」

雅さんがあまり詳しく話したい様子ではなかったので、私は深く追求しませんでした。
彼の家は至って普通のアパート。男性の家に上がったことのない私は、酷く緊張していました。

「まぁ、適当に座って」
「はい」

小さなソファに腰掛け、部屋を見回すと、思っていた男性の部屋のイメージとはまったく違い、整理整頓がしっかりされています。
雅さんは私にコーヒーを差し出し、自分も私の隣に座ってコーヒーをすすりました。

「こんな事僕が言うのもおかしいというか矛盾してるんだけど」
「はい」
「あまり男の人にホイホイついていっちゃだめだよ」

本当に矛盾している、と私は笑ってしまいました。

「なんでだろう…雅さんだからついていく気になったというか」
「そっか。それは嬉しいな」
「軽い女だと軽蔑しますか?」
「まさか」

それからしばし、無言の時間が続きましたが、嫌な沈黙ではなかったです。なんとなく、安心できる感じがして。

では、今日も少ししか書けませんでしたが、ここまでで。
おやすみなさい。
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋)[sage]:2014/10/15(水) 12:58:30.25 ID:80IhzEmUO
なかなか面白い
今後も楽しみにしてるよー!
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越)[sage]:2014/10/16(木) 08:41:12.68 ID:6NCQFCuAO
しえん
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2014/10/18(土) 14:47:01.74 ID:WSTaU93YO
ふむふむ
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方)2014/11/11(火) 01:09:56.06 ID:3FRoBmMfo
ぼくとせっくすしてください



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