小説を書いてみたんだが評価頼む
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29:名無しGEPPER
2015/03/18(水) 19:58:58.59 ID:BYtScqVM0
「ちぃ・・・次から次へとうじゃうじゃ湧いて、これじゃあキリがないわね」

そうボヤく少女の前にワラワラと魔物が湧いた。その少し先に魔王が居城とする城がついに見えた。禍々しい殺気が充満しているのが離れていても分かった。

────────私には戦ってくれている仲間がいる。

「だから、私は一刻も早く着かなきゃいけないの。くたばりなさい、魔物ども!
…破壊の放流、怒りの豪火。大地に刃向かう愚かさを、その身を以って無駄と知れ。
砕けろ『天地熔災の流焰≪ヴォーゲン・ヴルカーン≫』」

呪文を唱え終えると魔法陣が少女の足元に展開された。魔法陣が光を発し、少女が胸に手を置くと光は一気に強さを増し広がりながら消えていった。
直後、魔物達の下から火柱が上がり、彼らの身体を焼き払った。わずかに生き残った魔物の悲鳴を、降ってきた大量の隕石が掻き消す。爆ぜる地面に波紋のように広がる衝撃波は、荒れ狂う暴風に見えた。

大小様々なクレーターが出来上がり、周辺の家屋は衝撃波によって軒並み倒壊していた。少女は大刀を構えて魔物が生き残っていないか確認すると、きっと前を向きまた走り出した。

走り始めてからおよそ10分が経過した頃、少女はついに魔王の城の門まで到達した。


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