会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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13: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2017/02/22(水) 01:13:51.02 ID:iYOEJ8DFO
隣駅はそれなりに発展しているが、人通りもまばらで住みやすそうなのが特徴だ。

俺達が住む町はほぼほぼ住宅街な為、この辺りの学生は娯楽を求めてこの町に集まるだろう。

俺も子供の時は自転車でこの街へよく遊びに行っていた。

ロリ「こっちだにょ〜」

太陽の日差しがアスファルトの黒を綺麗に強調する。いつもより綺麗に見える……そうか、俺もスタジオに行くのが楽しみなのか。

ロリ「着いたにょ」

早い、3分程度しか歩いていないのにも関わらずもう着いてしまった。 

不良「まて」

不良の雰囲気が苛立ちを帯びた物に変わった。

不良「チューニングはしたか?」

ロリ「私が全部やっておいてあげたにょ」

不良「ケースをいつでも開けられるようにしろ!上着は脱げ!!」

会長・男「はっはい!」

ロリ「入るにょ〜」

カラランカララン

ドアに付いたベルが小気味よく音を鳴らす。
何人かが駄弁っていたり、静かに楽器を見ている等している。
更に付け足すと、バンドマンで本当に派手な格好をした人間を俺は今日、初めて見た。

受付「いらっしゃい」

なんとも愛想の悪い痩せたおばさんだ、目つきなんかかなり鋭い。

ロリ「学割2時間だにょ!」

受付「学割……?」

ロリ「学生証だにょ」スッ

受付「あー分かったよ、4000円ね」

ロリ先輩は皆から手際良く1000円ずつ徴収する。

受付「5分後に空くよ」

会長「き、き、き、緊張するな……」

不良「早く準備するぞ!」


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