18: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/04(日) 21:05:48.05 ID:eT+S8Zf10
それがゆるふわとどう関係があるのか。
そして、ふと彼は気づいた。
―時計を見ていなかったんです。
いつだったか藍子から聞いた言葉。
ただ時間の確認を怠っただけだと思っていた言葉。
「もちろん、スマートフォンをつければ時間はわかります。けど、私は、時計を見るのが怖いんです」
藍子の目にはハッキリと恐怖の色があった。
いつの日か見たのと同じ色。
「どうしてだか、わかりますか?」
「………………」
正直な話、理解が追い付かない。
何が怖いのか、なぜ時計が怖いのか。
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