文香「文学少女は純情だと思っていましたか?」
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26:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 15:14:13.22 ID:xBx0e/OuO


「って官能小説!」

「はい……自信作です」

「……しかも自作……うっそだろ鷺沢さん」

 自作の官能小説を、オススメの本を訪ねた男友達に読ませ、自信満々に微笑む天使がそこにいた。
 どうしようもない僕にどうしようもない天使がおりてきていた。

「彼との生活で、あったかもしれないお話を綴ったものです……踏み込むことが出来ず、まだ実現はしていませんが……」

 成る程、想像と言うか妄想と言うか、要するに彼女がいつも僕にカミングアウトしているネタを文章に起こしたもの、ということか。
 言葉で話されるよりも、生々しさが半端ない。



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